多くのママが「育児が大変! つらい!」と思うことについて、3児の母である小児科医がラクになる方法をアドバイス! ママ目線で「ここまでならラクしてOK」というポイントをお伝えします。授乳、おむつ替え、抱っこに寝かしつけ……赤ちゃんのお世話はやることがたくさん! 「育児を楽しむ余裕なんてない」「いつもお世話や家事に追われている」と感じたら、頑張りすぎているのかもしれません。毎日の育児を笑顔で楽しく続けられるように、ほんの少し肩の力を抜いて、ラクをしてみませんか? 多くのママたちが大変と感じているお世話のなかで「この育児はしなくて大丈夫」「ここまでならラクをしてOK」というポイントを、小児科医であり、3児の母でもあるさくらんぼこどもクリニックの三日市薫先生が紹介します。今回は母乳育児編です! 育児を完璧にこなすことよりママが笑顔でいられることが大事 こんにちは。さくらんぼこどもクリニックの三日市です。「育児でラクをする」というと、抵抗を持たれるお母さんもいるかもしれません。しかし、ママたちに余裕がなくなってイライラすると、赤ちゃんも不安になって泣いたりグズったりと、悪循環になってしまいます。家事や育児を完璧にこなすことよりも、お母さんが常に笑顔でいられるためにはどうすれば良いかを大事にしてください。 とはいえ、赤ちゃんのお世話をする以上、守るべきボーダーラインはあります。 第一は衛生面です。決して神経質になる必要はありませんが、やはり清潔を保つことは大事です。 もう1つは安全面です。赤ちゃんの手の届く範囲に危険な物を置いていないか、足がかりになるようなものを置いていないか、などです。衛生面や安全面に気を配るためにも、適度に息抜きをして疲れすぎないことが大切なのです。 ここが大変①:授乳の回数が多くてつらい! 3カ月以降なら「泣いたら授乳」は見直してみて生後3カ月を過ぎると、一度に飲む量も増えて授乳回数が減ってきます。もし生後3カ月以降で「泣いたらすぐ授乳」を続けているのであれば、そろそろ見直してみましょう。おっぱいを吸って泣き止むのは、おなかが空いている場合のほかに、赤ちゃんの原始反射の1つであり、物が口に入ると吸う「吸啜(きゅうてつ)反射」による場合もあります。 吸っている間は泣き止むので、「おっぱいが欲しかったから泣いていたんだ」とママが錯覚しているのかもしれません。おむつの濡れ具合やお部屋の温度を確認したり、抱っこやおもちゃであやすなどほかの方法を試してみましょう。 5カ月になると間隔が空くから自然とラクに!また、ちょこちょこ飲むというのは、大人にしてみると常に食べているのと同じこと。そうすると空腹感がなくなり、まとまった量を飲めなくなってしまいます。次に飲むまでの時間をきちんと空けてあげることが、赤ちゃんの生活リズムを整えるためにも大切です。生後5カ月以降になり離乳食が始まると間隔も空いてくるはずなので、焦らずに取り組みましょう。 夜は起こしてまで授乳しなくてOK夜の授乳は、赤ちゃんが寝ていたら起こしてまでおこなう必要はありません。寝ている間は、赤ちゃんにとって成長するホルモンが分泌されている大切な時間。体重の増えが悪くてしっかり飲ませてくださいとお医者さんに言われない限りは、ゆっくり寝かせてあげましょう。 ここが大変②:授乳をすると体のあちこちが痛い…たくさん密着すると授乳体勢がラクに授乳の際の抱き方を工夫してみましょう。横抱きやフットボール抱き、添い乳などさまざまな授乳の体勢がありますが、いずれもポイントは、赤ちゃんと体を密着させるように意識することです。授乳の時間は赤ちゃんの様子が気になって体が離れがちになります。皮膚と皮膚が触れ合う面積が増えるほど、赤ちゃんは温もりを感じて安心するし、お母さん自身の体勢も安定してラクになります。 神経質にならず腕全体で赤ちゃんを包み込んでみてまた、特に赤ちゃんの首がすわっていない間は、首を守ろうとしてご自身の腕や手首を痛める方が多いですが、基本的にそこまで神経質になる必要はありません。手首や腕の一部でなんとかしようとせず、腕全体で包み込むようにしましょう。 ここが大変③:母乳のために毎日栄養バランスの良い食事は無理!総菜パンやレトルト食品などに頼って自炊にこだわらず、大変なときは惣菜パンやお弁当、レトルト食品に頼りましょう。極端に偏食をする人でなければ、そこまで過敏にならなくても大丈夫です。タンパク質がとれる冷奴や納豆、野菜がとれる具だくさんのスープなど、不足している栄養分を手軽に補える一品を常備・作り置きしておけば献立がラクになります。サプリは過剰摂取による健康被害が出ているケースもあり、医師としては基本的におすすめしません。栄養は食事から補給するようにしましょう。 また、栄養のほかに大切なのは水分です。母乳の約90%は水分でできており、水分が不足すると母乳の量などにも影響します。1日に2L以上を目安に、しっかり飲むように心がけてくださいね。 まとめ月齢が低いころは頻回授乳で大変な日が続きますが、生後5カ月ごろから離乳食が始まるとだんだんと授乳の回数も減り、1歳を過ぎれば卒乳へと向けて負担も減ってきます。特に母乳育児の場合はお母さんの負担が多くなりますが、ほかの家事をお父さんや家族に協力してもらうなど、少しでもラクになる方法を探してみてくださいね。 監修者:医師 さくらんぼこどもクリニック院長 三日市 薫 先生東京女子医科大学卒業、東京大学医学部附属病院、日本赤十字社医療センター、川崎市の保健所勤務などを経て、東京・府中市にさくらんぼこどもクリニックを開院。3人のお子さんをもつ母親でもあり、地域の方々と一緒に病気を考え、子育てができる環境づくりに励んでいる。著者:ライター 大浦綾子2015年8月生まれの男児の母。出版社勤務を経てフリーの編集・ライターに。「夜の寝かしつけ後に仕事を残さない!」を目標に日々奮闘中。
2022年07月20日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、ママたちが気になることを聞ける人気企画。今回は、離乳食を始める前の赤ちゃんに麦茶を飲ませたほうがいいかどうか悩むママたちの悩みについて、解説してもらいました。こんにちは、小児科医の保田典子です。最近よく外来で乳児のママに「子どもが麦茶を飲まないんです」と相談されることが増えてきました。 暑くなってきたし、脱水になりやすいから麦茶を飲ませなきゃ!と思ってしまいますが、実は麦茶は飲ませなくて大丈夫です。今回は赤ちゃんの麦茶事情について解説します。 赤ちゃんに麦茶は、必要ありません市販の赤ちゃん用麦茶には、よく「生後1カ月から」と書いてあります。なので、1カ月健診が終わったころから麦茶をあげるのは間違いではありません。 ですが、医学的には「いつから」というのは決まっていません。それは、離乳食を始める前の赤ちゃんは、母乳か育児用ミルク以外の水分は基本的に必要ないとされているからです。白湯も同様で、離乳食前の赤ちゃんには必要ありません。なので、正しくは「生後1カ月から可能だけど、通常生後5〜6カ月から飲むことを考慮」します。生後5〜6カ月でも、離乳食と母乳か育児用ミルクだけで大丈夫なので、基本的に麦茶を飲ませなくてはいけない時期というのはありません。 夏の水分補給はどうする? 夏でも、赤ちゃんは母乳か育児用ミルクだけで大丈夫です。乳児であれば、3〜5時間おきには水分(母乳か育児用ミルク)を摂取しているので、過酷な環境にいるわけでもないときにはいつもの母乳か育児用ミルクで大丈夫です。 汗が増えるので、多少おしっこが濃いように感じても、“欲しがるときに母乳か育児用ミルク”が摂取できていれば他の水分はいりません。私の場合、家にいるときは母乳か育児用ミルクだけにしていて、外に遊びに行くときに麦茶を準備していました。水分を欲しがるたびにおっぱいや育児用ミルクの準備をするのが面倒だったからです(基本めんどくさがりなので)。 もちろん、赤ちゃんは「のど渇いた」とは言ってくれないので、こまめにあげてみて、「飲まなければいいや」という感じでした。もちろん、外出中でも授乳のほうが適切だなと思うタイミングでは授乳にしていました。 幼児は水か麦茶で水分摂取を!幼児になると母乳や育児用ミルクよりも食事からの栄養摂取がメインになり、母乳や育児用ミルク以外にも水分摂取をする必要が高くなります。水分摂取にはジュースやイオン飲料は使用しないほうがいいので、自然とお水や麦茶、牛乳などを飲むことになります。牛乳も飲み過ぎは注意なので、水や麦茶をメインに水分摂取を考えていただけるといいと思います。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年07月01日お久しぶりです! 「未知との戦い! えなりの出産奮闘レポ」のえなりです。今回は試行錯誤の末、断乳を決意するに至った奮闘記を描きました。第1話は、生後4ヶ月から始まった夜泣き対策からスタートです。■いざ!「添い乳」を試してみたところ…おっぱいが大好きな息子とラクしたいママ、まさにwin-winの結果に!!しかし、「添い乳ライフ」のせいで後に窮地に立たされるとは、全く思いもしていなかったのです。次回に続く「えなりの断乳奮闘レポ」(全10話)連載は12時更新!
2022年05月26日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんはいませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードをご紹介します!母乳とミルク母乳とミルクの混合育児で子どもを育てていたときの話です。家に遊びにきたママ友が哺乳瓶の消毒セットを見て一言。「うち完母だから一度も哺乳瓶使ったことないんだよねー。荷物少なくできるし、哺乳瓶とかミルクとか余計なお金かからないからいいよ!母乳でるなら完母目指したら?なんだったら私のあげようか??」もちろんやろうとしましたが、私には無理でした。自分の価値観を押し付けないでほしいと言いかけましたが、言葉をぐっと飲みこみ適当な返事を返しました。それからママ友が遊びに来ようと連絡がきても用事があると断るように。いつの間にか連絡が来なくなりました。(女性/無職)エジソン箸Instagramに娘がエジソン箸を使い始め、箸を使えるようになったらいいなという投稿をしました。すると、お子さんが同じ歳のママ友に「うちは早めに導入して、もう箸使えてるよ(笑)効果あるのかなと思った」と謎な張り合いとマウントをされて、主人とイラッとした覚えがあります。娘より月齢が高く、先にできていてもおかしくはないとこちらでは思っているところに、張り合われて気分悪かったです。(女性/派遣社員)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月13日「赤ちゃんは母乳で育てましょう」と、出産前から、家族、友人、さまざまな人から言われていました。免疫力を高めて感染症などにかかりにくくなるなど、母乳育児の良さを聞いていたので、私も母乳育児を頑張ろうと期待に胸をふくらませていたのですが……。思うようにはいかない母乳育児…待望の第1子の娘を出産後、口をパクパクさせながら懸命に泣く娘を見たとき、私は母乳育児を頑張ろうという気持ちが大きく湧き上がりました。出産した病院で授乳指導を受け、母乳をあげ始めましたが胸は張らず、授乳指導をしてくれた助産師さんには「母乳が生成されにくい体質かもね」と言われてしまいました。母乳が出ていないせいか娘はうまく哺乳できず、娘の泣き声で母乳が出ないことを責められているように感じてしまい、さっそく行き詰まった私。 そして、娘が生後2カ月になったときには、母乳と育児用ミルクの混合となりました。周りの友人は母乳育児が順調な人が多く、胸が張って痛いから寝ていた赤ちゃんを起こしてまで母乳を飲んでもらった話を聞いてはため息をつきそうになりました。なんで私は母乳が出ないんだろう、そんな気持ちを常に持ち続けていました。 見知らぬおばあさんに母乳育児か聞かれてその後、娘はすくすくと成長し、外にお散歩へ行くようになりました。生後4カ月になったある日、娘をベビーカーに乗せてバスに乗ったとき、隣に座っていたおばあさんが「赤ちゃんかわいいわね、この子、母乳よね?」と突然話しかけてきました。気の利いた相づちが苦手で、またバスの中で娘が泣き出さないか気を張っていたため、混合で母乳もあげていたので私は「はい」と言葉少なに返事をしたのです。 すると、そのおばあさんは「母乳が一番よ! ミルクはなるべく使わないでね。私も4人母乳で育てたから、母乳で育ってる子は見るとわかるの。母乳の子のほうが健康に育つわよ」と言い、次の停留所でバスを降りて行きました。 赤ちゃんを見て完母かわかるの?見知らぬ人から突然、母乳で育てた子のほうが健康に育つときっぱり言われ、母乳の出が良くないことがまた気になり、重たい気持ちになってしまいました。その後、私もバスから降り、ベビーカーを押して歩きながらもおばあさんの言っていたことが頭から離れずにいました。 そういえば、おばあさんが母乳かどうか見るだけでわかると言っていたけれど、それってあり得るの? あるとしたらすごい特殊能力……。けれども、その特殊能力をもって完母と思われた娘は、実は母乳と育児用ミルクの混合。つまり、4人母乳で育てた大先輩であっても結局、完母か混合かの見分けはつかないということなのです。 ベビーカーに目をやると、娘がニコッと笑顔で私を見上げていました。新生児のときから大きく成長した娘を改めて見ていたら、母乳か育児用ミルクどちらが良いと決めるのではなく、娘の成長には両方が必要だっただけ、という気持ちになった私。それからはすっきりとした気持ちで、娘の成長により一層喜びを感じるようになりました。 監修/助産師 松田玲子著者:山下かおる子13歳と10歳の2児の母。両実家は遠方、夫婦共働きの完全ワンオペ育児継続中。趣味はヨガと英会話とイラストで、現在デジタルイラストを勉強中。
2022年05月05日基本的にとてもやさしくて、夫婦関係に立ち入らないように気をつけてくれている義母ですが、悪気のない失言が時々……。不安定なメンタルの産後には、ささいな言葉に傷ついたり苛立ったりしました。そのときのことは娘が5歳になった今も忘れられません。よく泣くうえに泣き声の大きい娘第1子の娘は、生後3カ月くらいまで抱っこしている間以外、ずっと泣いているような子でした。やっとベッドに寝かせても、ちょっとした物音でびっくりして大泣きしながら起きてしまいます。里帰り中は実家の両親が娘を抱っこしてくれて、「この子は繊細な子だなぁ」と感心していたこともありました。 生後2カ月で里帰りを終えた私は、義父母と同居していることもあり、娘を泣かせてはいけないと思ってずっと抱っこをしてヘトヘトでした。だんだんと泣き声がストレスになり、泣きそうになるのを察知して泣く前に抱き上げるほどに。 偶然聞こえた義母の言葉に涙完全母乳だったこともあり、夜間もまともに眠れませんでしたが、義母を含め周りには明るく振る舞っていました。 ある日、義母とお隣さんが話している声が偶然聞こえたときのこと。義母が「すごく泣くから虐待かと思っちゃう」と言っているのを聞いてしまいました。虐待なんてするわけないのに、と涙が止まらなくなりました。 今思えばささいなことも産後の私には…義母にとっては、気心知れたお隣さんとの笑い話だったと思います。頭では本当に自分が疑われているわけではないとわかるのですが、産後の寝不足でメンタルの不安定な私にはキツい言葉でした。そのときは堪らず夫に打ち明け、夫は一緒に腹を立ててくれました。どんどん被害妄想が膨らみそうなので、ひとりで抱え込まなくてよかったです。 ただ、傷ついた思いは今でも消えていません。義父母は身近で力になってくれる存在には変わりないのですが、なんとなく距離を置くことが増えました。最近では、用があるときは夫と娘を伝書鳩のように使って間へ入ってもらうようにしています。 いつも協力的でやさしく接してくれる義父母ですが、産後眠れずに娘を抱っこし続けメンタルの弱りきった私は、義母のささいな言動に深く傷ついてしまいました。娘が5歳になってようやく、あのとき義母は悪気なく私たちを話のネタにしただけ、と受け止めることができるようになりました。 著者:コイデ フサコ娘が1歳のときから現在4歳まで正社員ワーママを頑張ったものの、心身共に限界を感じて10年勤めた会社を退職。娘にとってお母さんの代わりはいないこと、お母さんの自由時間の大切さを痛感している。
2022年04月27日赤ちゃんを育てる時に、多くの親が頭を悩ませる『母乳とミルクの問題』。母乳だけを使うか、ミルクだけを使うか、それとも両方を使うか…親と赤ちゃんの事情によって、どれを選ぶかは異なるでしょう。しかし、母親がどれかに決断したくとも、なかなか理解してくれない周囲の人たちが障壁となる場合があります。1児の母親である、くら(kuraasakura)さんは、あまり母乳が出ない体質。そんな状況でも、初めはなんとか母乳を赤ちゃんに飲ませることができないかと、右往左往していたそうです。『母乳ミルク問題』くらさんの場合、母乳を搾乳しても微々たる量しかとれず、103出ればいいほうでした。加えて、赤ちゃん自身が哺乳瓶からしか飲んでくれず、母乳を飲ませようとしてもエビ反りになって拒絶します。そんな状況を解決しようと行動してくれる、夫の姿勢がくらさんは嬉しかったのですが、限界はすぐそこまで迫っていました。あらゆる方法を試しても…!母乳マッサージの家計的な負担と、母乳とミルクの両方を用意する手間を想い、涙を流したくらさん。思い描いていた子育てをあきらめ、「母乳だけで子育てしたい」と夫に伝える決心がつきました。「母乳をやめたい」と夫に伝えてみたきっと、くらさんとしてはつらい現状を伝えた時点で、ミルクのみで育てることを夫に納得してほしかったでしょう。ですが、夫が母乳を赤ちゃんに飲ませたいと思っていたのも、我が子のためを想ってこそ。想いと、現状の認識がすれ違い、話が平行線になってしまいます。そこでくらさんは、母乳で育てる困難さを、夫に自分の目で確かめてもらうことに!現実をハッキリと理解できた夫は、ミルクでの子育てに納得したのでした。くらさんの奮闘は反響を呼び、同じような体験をした親から共感などの声が上がっています。・我が子がおっぱいを拒絶した日々を思い出し、涙が出ました…。本当に頑張りましたね!・実際に体験するのが手っ取り早いね。夫が分かってくれたようでよかった!・同じ理由で完全にミルクだけで育てています。・私も周囲の人の言葉で「母乳にしないと」って思いこんでいて、つらかったなぁ。・くらさんが、笑顔で子育てできるのが1番。便利な時代なので、存分にミルクを活用しましょう。子育ては悩むことの連続。母乳だけでなく、ほかの問題が立ち上がった時も無理はせず、自分たちに合った方法で子育てをしていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年04月19日大人気マンガシリーズ、今回はいずのすずみ(@izuno_suzumi)さんの投稿をご紹介! 「食べない娘を説得できない」第4話です。産まれた時からミルクを飲まなかった娘。体重が増えない娘に、大変なことが起こって…?ミルクを拒否する娘出典:instagram最悪のことが…!?出典:instagram娘の栄養源が…!出典:instagramミルクをあげようとしても…出典:instagram母乳が止まってからは…?出典:instagram娘が唯一飲んでいた母乳が止まってしまいました…!離乳食になっても、娘が食べないのは相変わらずだったようですね…。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@izuno_suzumi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月05日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんは居ませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友トラブルエピソード「ミルクと母乳」と「子どもの性別」をご紹介します!「ミルクと母乳」娘がまだ赤ちゃんだったとき、私は母乳の出が悪くて一生懸命出そうとしても母乳が出ず、ミルクをあげていた頃がありました。そのとき、ママ友で完全母乳の人が「何で母乳にしないの?ミルクとかかわいそう。母乳を通じて病気に強い体になるのに。ミルクだと免疫もらえないから病気に弱くなるよ、母乳あげなよ」と説教されたことで、かなりモヤモヤ…。私も諦めず一生懸命母乳をあげようと努力していましたが、どうやっても出が悪いので、当時は傷つきました…。しかし現在小5の娘は特に重い病気になることもなく、健やかに成長しています。母乳至上主義は、泣く泣くミルクをあげているママ達にとっては辛いものなので、やめてほしいです。(41歳/専業主婦)「子どもの性別」自分の子どもは女の子ですが、乗り物が大好きです。家では機関車や車のおもちゃでよく遊んでいて、近所に住むママ友にそのことを話すと「女の子なのに珍しいね。」と言われます。そのママ友は、男の子と女の子1人ずつの子どもがいるのですが「男の子は厳しく育ててる。」「女の子は家事全般できるようになって欲しい。」と言います。「あなたもそうした方がいい。」と押し付けるように言うことも…。私の家族は性別関係なく育てているので、なんだかモヤモヤしています…。各家庭、いろいろな教育方針があるのだと思いました。(33歳/専業主婦)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年03月20日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか?大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。今回は実際に募集した義実家トラブルエピソード「母乳へのプレッシャー」と「息子のお昼寝」をご紹介します!「母乳へのプレッシャー」義母は男の子2人を育てていますが、2人ともミルクは一切使わずに完全に母乳育児だったそうです。私は1人目の育児で母乳育児がうまくいかず、上の子はミルクで育てました。義母は自分の子を母乳で育てたこともあり、そのことをよく思っていないようで…。子どもが風邪をひくたびに「母乳を飲ませてないからだ」とよく言われました。2入目の妊娠が分かった時、「おめでとう」の次に言われたのは「今度こそは母乳で育てなきゃね」で、「男の子は母乳が大好きだから絶対に母乳で育てないとだめよ」でした。会うたびにそのことばかり話され、出産前からかなりのプレッシャーが…。妊娠中は義母に会う度に胃痛に悩まされるほどに…。子ども二人が幼稚園へ上がって今思うことは、結局ミルクで育てても、母乳で育てても丈夫な子になっているので、あのとき感じたストレスはいったい何だったんだ…とモヤッとしてしまいます。(30歳/パート)「息子のお昼寝」息子が生まれて半年頃の話です。義父母が自宅に遊びにきており、息子をかまうためなかなかお昼寝ができず、数時間たったころにはグズグズの息子。さすがに一度寝かせた方がいいと抱っこして寝かせようとしたところ、「無理矢理寝かされて、かわいそうに〜」と言われました。まだまだお昼寝が必要な赤ちゃんの時期で、活動限界を迎えていてグズっているのに…。まるで親の都合で寝かせようしているみたいに言われて、カチンときました。(30歳/会社員)こんな姑さんと付き合うとなると骨が折れそうですね。せめて旦那さんだけは味方でいて欲しいものです…。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年03月19日ママ小児科医の保田典子です。この4月に保育園の入園を迎えるお子さん、親御さんも多いのではないでしょうか。 今回は「やりがちだけど実はNGな親御さんの行動シリーズ」から、「保育園の入園前にやってはダメなこと」についてお話します。 NG1:入園直前に無理やり断乳すること保育園に入る前の断乳は、よく考えることですよね。「仕事中おっぱいが張るのが嫌」「夜ゆっくり寝たい」など理由は様々かと思います。 ですが、授乳と仕事は両立可能です。「みんな入園前に断乳しているからなんとなく」断乳するのは、小児科医的にはもったいないな、と思っています。 もともとおっぱいが大好きで、栄養としてだけではなく、精神的安定剤としてもおっぱいを飲んでいた子が、急におっぱいもなくなり、同時に保育園という新しい環境に入ってしまうと、ストレスコントロールができず不安定な状態が続いてしまうおそれも。完全母乳でおっぱいが大好き、ミルクを飲まない子は、ミルクを飲ませるために無理やり断乳するのは逆効果かもしれません。 生後半年以内の赤ちゃんならおっぱいを精神安定剤として飲んでいない割合が高いですが、1歳前後の赤ちゃんは周りのことが少しずつ理解できるようになってきている分、新しい環境に慣れるのにストレスがかかりやすい時期です。入園する直前に断乳して家でもグズグズで困るよりは、授乳を続けて夜のハッピータイムを作ったほうが精神的に安定することもあります。 断乳は、ママはもちろん、赤ちゃんにとってもつらく負担が大きいもの。急に思い立ってするのではなく、計画的に断乳をして、後悔のないようにしましょう。 NG2:離乳食が進んでいない0歳クラスだとそもそも月齢によって食べられるものが人それぞれなので、焦らなくても大丈夫ですが、1歳クラスで入る場合は、離乳食をしっかり進めておきましょう。 1歳クラスだとミルク栄養がほぼなくなっている園が多いので、食事で栄養をとることになります。食材の固さは1歳さんでもやわらかいものしか食べられない子も少数ながらいると思うのでいいのですが、アレルギーのあるなしをきちんと入園前に見つけるためにも、食べられる食材の数はある程度増やしておいた方がいいでしょう。 あまり食べない子でも、「何グラム食べないと次の食材に進めない!」と思わずに、ちょっとでも口をつけたら「次の食材トライしてみよう!」と進めてみてください。 お野菜やお肉はアレルギーも出にくいので、食べてOKな月齢や進み具合になったら、進めておきましょう。こうして食べたことのある食材を増やしておくことで、みんなと同じ給食を一緒に食べることができます。 詳しくは下記「離乳食の進め方」を参考にしてください。 NG3:洋服を園の説明がある前にたくさん買ってしまう保育園ではそれぞれの保育園の服装のルールがあります。1歳からロンパース禁止のところもあれば、1歳クラスはロンパース、というところもあります。フードは基本的に禁止のところが多いです。そのほかに、アップリケやレギンス付きスカートがNGなど園ごとのルールがあります。おしゃれに目覚めはじめた女の子だと、帰宅してからファッションショーが始まることもありますが、基本は園で着られないものは登園しない日しか着られません。きちんと園での服装規定を確認したうえで、おしゃれさよりも安全を第一に考えて、春以降の洋服を購入した方がいいでしょう。 ◇◇◇ 保育園では刺激がたくさんあり楽しくもありますが、ママの多くはお仕事との両立の開始、子どもは新しい環境への適応などちょっとした挑戦でもあります。どんな生活にしたいのかイメージをして生活リズムを整えたり、園の入り口まで行ってみたりなどして、保育園生活をスムーズに開始できるといいですね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年02月26日子どもが生まれたら母乳で育てたいと考えていた私。先輩ママたちから母乳のトラブルは起きやすいと聞いていたので、情報を集め、助産師さんに相談して自分で乳頭マッサージをおこなうなど、出産前から自分なりに母乳育児の準備をしていました。準備はバッチリだと思っていましたが、実際に授乳を始めると思いがけないトラブルに次々と見舞われた体験談です。 乳首が切れて授乳できない事態に初めての母乳トラブルは想像以上に早くやってきました。出産後、まだ入院中のことです。授乳する際、子どもの頭を支えて自分の乳首をくわえさせられず、子どもの吸いつきが浅くなってしまい、乳首に傷ができてしまいました。授乳するたびに傷の痛みは強くなり、私は授乳がつらくなってしまったため助産師さんに相談。 すると、馬油を乳首に塗ってラップで覆うと傷が良くなると教えてくれました。乳首の保護をおこないつつ、正しい飲ませ方を助産師さんに指導してもらいながら頑張っていると、次第にうまくできるようになり傷も回復していきました。 乳首に白斑ができる子どもが生後3カ月のころ、乳首の先に白いかたまりができました。少し痛みもあったので助産師さんに診てもらうと、白いかたまりは白斑と判明。マッサージをしてもらうと白斑は取れました。助産師さんによると、白斑が再びできないようにするには、子どもにしっかりと母乳を吸ってもらうことが一番とのこと。 また、私の乳腺は数が多いけれど1本1本が細くてつまりやすいので、もしまたつまったら自分でマッサージをして母乳を搾り出すと良いと教わりました。助産師さんに診てもらうことで自分の乳房の状態を知り、対処できるようになりました。 旅行先でおっぱいがカチカチに!子どもが1歳のころ、家族旅行に行く機会がありました。1日観光をしてホテルに戻り、私は眠りにつきました。真夜中、ふと目が覚めるとおっぱいに痛みを感じたのです。おっぱいを触ってみるとカチカチに硬くなっていました。どうやら授乳間隔が空きすぎて、おっぱいが張ってしまったようでした。 私は慌てて子どもを起こして母乳を吸ってもらおうとしましたが、その日は旅行で疲れたのか子どもはまったく起きる気配がありません。仕方がないので私は自分でマッサージをしましたが、予想以上におっぱいが張っていて搾ると激痛が走るのです。私は痛みに耐えながらマッサージをしてなんとか夜を越しました。 私の場合、授乳期間は1年ほどでしたが、度々トラブルは起きました。しかしその都度、助産師さんにマッサージをしてもらったり、アドバイスを受けたりすることでトラブルを乗り越えることができました。専門家の助けを借りながらおっぱいケアがしっかりでき、満足いく母乳育児ができたと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/Michika著者:小林 睦9歳と6歳の息子、4歳の娘の母。わんぱくな3兄妹の育児体験を元に記事を執筆中。
2022年02月21日■前回のあらすじゴッドハンドにより溢れるほどの母乳を手に入れました。すると突然先生から「母乳を飲んだことある?」と聞かれ…。■母乳は出るようになったけれど…授乳しようとしたら擦られすぎたせいか先端がピンク色に! 授乳するたびに叫ぶほどでした…。痛かったですが、母乳は出るようになったし、優しくて元気な先生で、行ったことは後悔していません。■いろいろな場面で弊害が!この状態で赤ちゃんの口に吸引されるのって叫びたくなるほど痛いんですよね…。シャツが触れるだけでも鳥肌がたつほどでした。そんな時夫からのバックハグ! ギャー! 夫は痛いところを狙ってきたわけではなかったのですが、それもで嫌で嫌でたまりませんでした。今だったらこんなに拒否されて悲しかっただろうな…と思えるのですが、当時は怒りしかありませんでした。次回に続く「夫と私の話」(全40話)は17時更新!
2022年02月18日■前回のあらすじ想像以上に力強いマッサージに耐えるも出ない母乳。先生の次なる一手はさらに力強く激痛…。「出産よりはマシ」と考え耐え続けるのでした。■宙を舞うほど飛び出す母乳気付くと母乳が宙を舞っていました。まさにゴッドハンド…!痛さと引き換えに母乳を手に入れました。■まさかの体験をすることに先生の提案に動揺を隠せませんでした。絶対飲みたくない…まではいかないけれど、なんとなく抵抗がある…。味は正直よく分かりませんでした。次回に続く「夫と私の話」(全40話)は17時更新!
2022年02月17日■前回のあらすじキラキラ見えるママたちにも悩みがあるかもしれない…。産後の痛みや辛さを共感したくなり、想像上のママ友を作り、自分を癒すのでした。■母乳の出が悪くなり…今まで出ていた母乳の出が急に悪くなりました。セルフマッサージって難しいんですよね…。プロのマッサージで母乳が出るようになるのなら…!とルンルンで向かいました。■待合室には他のママさんが待合室へ行くと、同じく母乳マッサージを受けに来たと思われるママさんがいて、産後話で盛り上がりました。赤ちゃんを誰かに預けてきたのかな? と思っていたら、赤ちゃんはいろいろあってまだ入院中とのこと。でも母乳をあげたくてマッサージに来たと…。初対面なのに、話をしながら気づけばふたりで抱き合って号泣していました。次回に続く「夫と私の話」(全40話)は17時更新!
2022年02月15日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが完全母乳についてお話ししてくれました。完全母乳のメリットとは何か、母乳の理想とは何かをまとめて解説! 母乳が赤ちゃんにとっていいことは多く知られています。ママのなかでは、完全母乳の方、さまざまな理由から育児用ミルクを足しての混合栄養や育児用ミルクのみで育児をされている方がいます。赤ちゃんにとって、完全母乳がベストなのでしょうか? 完全母乳とは?世界保健機関(WHO)では、科学的根拠に基づき、生まれ育つ国や家庭の経済的な環境にかかわらず、生後半年までは母乳だけ、そしてその後は栄養を補完する食べ物をあげながら2歳かそれ以上まで母乳育児を続けることを推奨しています。 “完全母乳”というのは、定義によっても変わりますが、本来の意味は、生まれてから一度も育児用ミルクを与えずに母乳だけで育てるということなります。産院では母乳分泌が増えてくるまで入院中に育児用ミルクを足していることが多いので、本来の意味の完全母乳で育児をされている方は少数であると思います。 完全母乳という言葉に、プレッシャーや焦りを感じてしまうママもいるかもしれませんが、そこだけを目指す必要はないかと思います。育児用ミルクを一切与えない栄養方法が最適ということではなく、ママと赤ちゃんにとって最適な栄養方法をみつけていくことが大切です。 母乳のメリットとは?母乳についてのメリットは多数知られていますが、ここでは母乳自体の成分に着目してみましょう。 産後直後や短期的なメリット初乳は、免疫物質(分泌型免疫グロブリンA)が豊富。最初に初乳を飲むことによって胃の粘膜の表面を覆い、細菌やウィルスの粘着・通過を防ぎ、感染防御機能を持つと言われています。 長期的なメリット・消化が良く、栄養の吸収も速やか。直接母乳であれば適温で飲みやすく、清潔です。搾母乳であっても、母乳中の白血球が雑菌の繁殖を抑えてくれます。 ・児の摂取カロリーの50%を占めるカロリー源として重要な脂肪は、児の脳の発達を促進し、児の成長に必要な脂溶性ビタミンの供給のサポートをしています。母乳の成分のうち、DHAなどの長鎖多価不飽和酸は、視機能が上昇し、認知能力が高くなると言われています。 ・母乳は低タンパクであるのに関わらず、豊富で適切な核酸を含んでいるため体重増加がいいと言われています。 ・母乳中のカルシウム、鉄、亜鉛は吸収率がよく、腸管に負担をかけずに必要量を摂取できます。 母乳自体の成分だけに着目すると、「母乳を飲んでいること」は児にとってメリットがあるのですが、完全母乳でなければいけないということはないと思います。育児用ミルクも母乳成分を研究してさまざまな成分を取り入れています。1番の違いはママの母乳はその赤ちゃんに合わせたオーダーメイドの栄養で、吸収率が高いと言われている点です。 母乳育児は細くても長く続けることが理想母乳だけで赤ちゃんを育てたい、母乳をできるだけ多く飲ませたいと思うママがいます。また、反対に完全母乳にできずに混合栄養になるのであれば、断乳したいという相談を受けることもあります。 1日に飲む母乳量が少なかったとしても、授乳期間が長ければ赤ちゃんが一生に飲む母乳の量が多くなり、母乳の恩恵を受けることができます。続けられる環境やママの心身の状態が整っているのであれば、母乳育児を細くても長く続けられるようにすることが理想です。 母乳育児は、一緒に支えてくれる家族の存在が必要です。相談できる助産師がそばにいればさらに心強いかもしれません。もちろん、母乳育児を続けていくことが困難であれば、今まで母乳育児をすることができたことを誇りに思って、これからの育児の自信へとつなげてほしいと思います。 完全母乳は1つの母乳育児の方法であって、母乳の分泌量、1日の授乳回数、授乳期間が違っても母乳育児に変わりはありません。1回でも母乳をあげれば母乳育児をしたことになります。完全ミルクであっても愛情は変わりませんし、栄養面では問題ありません。また、パパがママ同様に授乳ができるという点でのメリットもあります。赤ちゃんとママにとって、心身共に健康で笑顔で過ごせる最適な栄養方法を探していくことが大切です。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2022年02月13日■前回のあらすじ退院後、義両親との1ヶ月限定の同居がスタート。美味しい料理に掃除までしてくれる生活はとてもありがたいけれど、どうしても気疲れしてしまうのでした。■1ヶ月の同居が終了産後1ヶ月間、身の回りのお世話をしてくれた義両親が帰宅。なんという開放感…! トイレも遠慮なく行き放題! と思っていたのですが…。本当に勝手だなぁと思うのですが、居なくなったらなったで寂しく感じます。義両親には本当に感謝です。■母乳育児に奮闘!眠気との闘い最初出なかった母乳が徐々に出るようになってきて、ここまできたんだから完母にしよう! と意地になっていました。とにかく授乳を繰り返し、ほとんど寝ていなかったので眠くて眠くて…。自分で母乳育児を選択したものの、またもや何も制限のない夫を羨ましく思ってしまいました。このパターン、妊娠中のデジャヴ…!次回に続く「夫と私の話」(全40話)は17時更新!
2022年02月13日■前回のあらすじ突然の破水でそのまま出産へ。なんとか出産を終えたものの、疲労と痛みでボロボロ…。この状態で育児ができるのか不安になるのでした。■母乳が出ない…!母乳育児を軌道に乗せるため、できる限りミルクは与えないという方針の産院だったので、私の母乳が出ない限り息子は何も飲めない…。申し訳なくてつい泣いてしまいました。心配した助産師さんの優しい言葉に甘えて息子を預けましたが、その後8時間何も口にしていないと聞き不安になりました。■息子の成長に影響がないか不安母乳もろくに飲めていないのに嘔吐まで…。助産師さんは大丈夫と言ってくれましたが、ネットの嘘か本当かわからない情報をいろいろ目にしてしまい、不安になってしまいました。この件をきっかけに、息子の発育をかなり気にするようになっていきます。次回に続く「夫と私の話」(全40話)は17時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年02月11日里帰り出産のため、実家で生後1カ月の子どもの育児をしていたときのことです。出産したら母乳は自然に出るものだと思っていた私ですが、母乳育児はなかなか軌道に乗りませんでした。苦戦しているところに夫から届いたLINEには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」と書かれていました。このLINEがきっかけで、ミルク育児をすすめる夫と大喧嘩をした体験談です。 完母でなくても良い、母乳育児がしたい私が入院した産院は、母乳育児を推奨していました。入院中に助産師さんから授乳方法の指導を受け、懸命に練習した私。ところが、同じ時期に入院した周りのお母さんたちがうまく授乳できるようになっていく中、私はなかなかできるようになりませんでした。 結局、子どもが生後1カ月を過ぎても母乳育児は軌道に乗らず、半分ぐらいは育児用ミルクを与えていました。完母でなくても良いとは思っていましたが、可能な限り母乳育児がしたかった私。そこで私は、助産師さんや保健師さんに相談したり、インターネットや本で情報を収集したりしながら授乳の練習を重ねました。 ミルク育児派の夫と怒鳴り合いの大喧嘩に里帰り出産だったため、私と子どもは1カ月健診が終わるまで実家で過ごす予定でした。1カ月健診を終えた私と子どもは、そろそろ夫が待つ家に戻る時期に。しかし、私は産後の肥立ちが悪く産科への通院が必要だったこともあり、もう1カ月実家にいさせてほしいと夫に伝えました。 すると、深夜0時過ぎに夫から怒りのLINEが。そこには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」など、私への不満が60件ほど書き込まれていました。最初はショックを受けた私ですが、徐々に悲しみが怒りの感情へと変わっていき、ついに電話で夫と怒鳴り合いの大喧嘩に。 距離を置き、冷静になる夫と私夫との大喧嘩を機に、もうしばらく実家で過ごすことに決めた私。距離を置くことで、お互い落ち着きを取り戻すことができました。後日夫の話を聞くと、夫には「自分が育児をしたい」という気持ちが強かったことがわかりました。夫には、自分が子どもに育児用ミルクを与えている間、私に休んだり、リフレッシュしたりしてほしかったという思いもあったようです。 夫の気持ちを知った私は、ミルク育児に切り替えたほうが良いかと悩みました。しかし、できるだけ母乳で育てたいという私の気持ちは変わりませんでした。そうこうしているうちに、生後3カ月になった子どもが突然哺乳びんを拒否するように。自然と完母に移行しました。 夫には理解されなかった母乳育児。それでも、母乳育児を通じて子どもと触れ合える時間は私にとって幸せでした。夫との口論でヒートアップしそうなときは一度距離を置き、冷静になってから淡々と主張を伝え合うことで、落ち着いて話し合いができるようになりました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/そら著者:武田 ゆうか2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。
2022年01月25日「口唇口蓋裂ちゃん、育ててます」166話です。今回は、第二子のまぴこちゃんに初めて母乳を飲ませたときのお話です。じぇにこさんが”ずっと憧れていた”という母乳体験。この日念願の夢が叶って……!?「おっぱいをお願いします」の言葉に、一瞬戸惑って……まぴこを出産した翌日、久しぶりの新生児のお世話ということで、看護師さんがまぴこを病室に連れて来てくれました。 なじみがない言葉に一瞬戸惑いましたが、赤ちゃんが胸元に添えられたことでハッと気付きました。 赤ちゃんに母乳を直飲みしてもらう経験は、初めてのことだったので、目を大きくするほどビックリ!! くぴこのときは口唇口蓋裂用の哺乳瓶、そしてホッツ(当時はプラスチックの仮蓋)を使って、育児用ミルクを飲むというのが当たり前だったので、その感覚のまま赤ちゃんのお世話をするものだと自然に思っていました。 でも、まぴこがおっぱいを直接飲んでくれる姿はとても新鮮で、密かにくぴこのときから憧れていた直接母乳の夢を叶えられたので、とてもうれしかったです。 おっぱいを安定して飲ませるまでに3カ月ほどかかり、「慣れているミルク育児のほうがよかった! 」と泣きをみるほど、後々母乳育児の大変さを思い知ることになりました。 2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年01月11日2歳と生後5カ月の子どもを育てている私。2人とも完全母乳で同じように育てており、長男のときは産後9カ月ごろに生理が再開しました。今回も「生理が再開するのはまだだな」と余裕を持っていたところ、体に異変が……。その2週間後にまさかの生理が! あまりの体の変化に驚いた生理再開の体験談です。1人目のときは産後9カ月で再開長男のときはなかなか生理が再開せず、2人目を希望していた私は「いつ生理が再開するんだろう」と心配していたほど。長男は生後10カ月で断乳をするまで夜間におっぱいを欲しがり、私自身いつも不眠で相当疲れていたと思います。 生後7カ月でようやく夜間に1回の授乳で済むようになり、少し気持ちに余裕が出てきた産後9カ月ごろに生理が再開しました。「産後、生理が再開するまでとても時間がかかるんだな」と思ったことを覚えています。 2人目の産後は予想外の早さ!?長男のときの経験から、「生理なんてまだまだ関係ない」と余裕を持っていた私。ある日、次男の授乳中に両乳首の鈍痛に気づいたのです。私は「乳腺炎かな?」と少し不安になっていたころ、右下腹部痛も感じたのです。 「あれ? 排卵してる? まさか……完全母乳でこんなに早く生理が再開するはずない」と思い、知らないうちに症状が消えていたので、そのまま忘れていました。しかし、その2週間後にトイレで生理に気づきビックリ! あの症状はやはり排卵だったのかもと驚きました。 完全母乳でも生理はくる振り返ってみると、次男は生後3カ月ころには朝までぐっすり眠ることも多く、夜間授乳はほとんどしていませんでした。また、私自身一度育児を経験しているので、心身のストレスも少なかったと思います。 生理が産後4カ月で再開したことを、助産師の姉に相談してみました。姉は「産後の生理再開は個人差がすごくあるから早くても問題ないよ。ただ、もう妊娠できるから避妊はしないとね」と返答が。私は「もう妊娠する可能性があるんだ。注意しなきゃ」と改めて感じたのです。 妊娠中も長男と次男の妊娠経過や体の症状がまったく異なるように、同じように育てていても産後の体の回復も違うことを改めて学びました。私の場合は、完全母乳でも産後4カ月で生理が再開し、体が妊娠前の状態に着実に戻っていることがわかりうれしかったです。しかし、あまりの体の回復の早さに驚き、今度は妊娠しないように注意しなければ……と思いました。 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年01月10日第1子となる息子は生後6カ月ごろ夜泣きが始まり、ぐっすり眠れない日々が4カ月以上続きました。睡眠不足が引き起こすイライラで、息子にやさしく接してあげることができない自分が嫌になり、私は自暴自棄に……。そんなときに、ネットである方法を知った私は藁にもすがる思いでさっそく試してみることに。今回はそのときの経験をお話しします。 夜泣きで睡眠不足…誰か助けて!第1子となる息子は、生まれたときから完全母乳育児。生後6カ月ごろから夜泣きが始まり、夜中に泣くたびにおっぱいを飲ませていました。息子は飲んでいるというよりも、おっぱいをくわえることで安心して再び寝ていたように思います。それでも起きる回数は日ごとに増していきました。 私は睡眠不足でイライラし息子を怒鳴ったり、日中に外に出る気力がなく1日パジャマで過ごす日が多々あったり……。まともな生活ができないなんてダメな母親だと涙を流す日が続きました。現状を変えたくて、何かできることはないかとネットで検索魔になっていたときに、ある言葉と出合ったのです。 夜泣き対策には断乳がいい?検索して知った「断乳」という文字。おっぱいがないと眠れない息子から取り上げるなんて考えたこともなく、これは息子にとってかわいそうなことなのでは?と悩みました。それでも状況を変えたくて挑戦することに。私がおこなったのは、息子が夜中どんなに泣いてもおっぱいをあげずひたすら抱っこひもであやすというもの。数日は眠れないことを覚悟し、心を鬼にするつもりで試しました。初日は1時間以上あやし続けましたが、おっぱいをあげなくても再び眠りにつくことができた息子。夜間に2度ほど起きましたが、それまでひと晩に5回以上は起きていた私にとっては訳なく思えました。 断乳チャレンジの末…断乳にチャレンジしてわずか3日。私と息子は約4カ月ぶりに、夜中に1度も起きることなく朝を迎えたのです。あのときの朝の日差しのまぶしさは今でもよく覚えています。その後、夜間の授乳をすることも夜泣きに悩まされることもありませんでした。 睡眠をしっかり確保できるようになった私は、体力的にも精神的にも余裕が持てるようになり、息子を怒鳴るようなことはなくなりました。つたい歩きから歩き始めの時期の息子の成長を笑顔で見守ることができ、子育ての中でも苦労を乗り越えた印象的な出来事となっています。 「断乳」とは、赤ちゃんではなくママの意思で授乳をやめること。断乳について調べると、「かわいそう」という言葉が目につきます。実際に私もかわいそうなことなのかと思ってしまいましたが、夜間断乳をしたことで私も息子もしっかりと睡眠をとれるようになりました。それが日々の子育てへの心の余裕につながったので本当によかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/あさうえさい著者:樋山ゆり菜6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。
2022年01月09日こんにちは、宝あり子です。■前回のあらすじ母乳拒否が続く中で搾乳は続けていましたが、だんだんと搾乳にかける時間が減っていき…。母乳拒否が続き、直母で飲んでくれる可能性も低いのにこのまま搾乳を続けていくべきなのか否か。悩んだまま娘が生後2カ月をむかえたある日、新生児訪問で助産師さんが家にきました。助産師さんに今までのことを話し、「このまま搾乳を続ける」か「粉ミルク一択にする」か相談しました。そして助産師さんに直母で授乳するときの様子を見てもらいました。直母を拒否されたら、搾乳しておいた母乳を哺乳瓶で飲ませる。搾乳の量が足りない分は粉ミルク。と、授乳のルーチンを説明しました。すると助産師さんは私の母乳が出るかチェックしてくれました。助産師さんは少し悩んでいました。そして申し訳なさそうに…。そう告げました。搾乳した母乳は哺乳瓶で飲むから、おそらく母乳自体が問題ではない。でも、直母で飲ませようとすると嫌がる。つまり長女の中では「哺乳瓶=食事」。直母で飲まされそうになるのは、おなかが減っているのにごはん(哺乳瓶)を出してくれず、食事と無関係のものを出されているようなものなのかも…。そう思ったら「それは直母で飲ませようとしても嫌がるよね」と納得できました。悲しくないといえばうそですが、理由がわかり気持ちが軽くなりました。 そして助産師さんに「ハッキリ言ってもらえてスッキリしました。直母でいつか飲んでくれることを期待して搾乳してましたが、これからはミルク一択にしようと思います」と、わたしの率直な気持ちを話しました。すると助産師さんが「つらい思いをしながら搾乳を続けるより、ミルクでママの気持ちが楽になるならそっちの方がいいんじゃないかな」と言ってくれました。助産師さんのその言葉を聞いて、涙が止まりませんでした。この日をきっかけに粉ミルク一択になりました。「なんでおっぱい飲んでくれないの?」と悩むこともなくなり、気持ちが楽になりました。そんな娘は元気に成長して今年、小学生になりました。大きな病気をすることなく、今年は一度も病気にかからず、元気に日々、過ごしています!もしかしたら、私のように母乳・混合・ミルクなど、授乳方法で悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、“自分が笑顔で授乳できるのはどの方法なのか”。それを基準に考えるのも、ひとつの手かと思います!
2021年11月28日母乳ジュエリーの「Solid Love」は、クリスマスプレゼント企画として15,000円以上お買い上げの方、先着200名様へハートのネックレスをプレゼントいたします。プレゼントのハートネックレス子供を大きく育ててくれた泣いている子供を笑顔にしてくれた母としての自信と幸せをくれたそんな母乳を「形にします」Solid Love イメージあなたにとって母乳とはなんですか?「母の象徴」と言われる方が多いです。出産するまでは知りませんでした。産んだからといって、母乳は勝手に出てきません。私自身、1カ月間はあまりの痛さに涙を流して、悲鳴をあげながら授乳しました。そんな時にオーストラリア人のママ友に母乳ジュエリーを見せてもらい、感動しました。オーストラリアでは臍の緒を残す代わりに母乳ジュエリーを作ることが流行り始めていました。今から7年ほど前です。今では、文化として根付きつつあります。たくさんの想いや想いでが詰まった「母乳育児」卒乳でも断乳でも、お母さんの気持ちは寂しい・後悔・未練。それは今まで母乳を保存する方法がなく、形にして残すことが出来なかったからです。何か形に残っていれば、きっと胸をはって卒乳できる。母乳は普通に加工するとすぐに変色してまっ茶色になります。ここに当社の特殊な加工を施すことにより、一つ一つ異なる、輝くジュエリーに仕上がります。“母乳”を材料とした珍しい母乳ジュエリー。限られた時期にしかできない特別なジュエリー。自分の母乳で作る世界に一つだけのジュエリー。母乳ストーンの色は母乳によって変わります。まさに世界に一つだけのジュエリーです。長きにわたりご愛用いただけるよう、18金やプラチナ、高品質のスターリングシルバーを採用しています。Solid Loveは2020年4月開業以来、約1年半で3,000名のお母さんへ母乳ジュエリーをお届けし、沢山のお喜びの声をいただきました。アーティスト プロフィールフォト母乳と産毛のビーズお笑い芸人のキンタロー。様にご注文いただいた事をきっかけに、多くの方に「母乳ジュエリー」の存在を知っていただくこともできました。母乳ジュエリーは、お母さんの「無償の愛情」を形にしたジュエリーです。お母さんの頑張りを称えるジュエリーです。そんな母乳ジュエリーをいつも頑張っているお母さんへクリスマスプレゼントにするのはいかが? 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月26日現在3歳の娘と生後3カ月の息子を育てています。第1子である娘の1カ月健診は、娘との初めての外出でした。しかも検査などに時間がかかったために長時間の外出となったのですが、その間に必須の授乳で意外な問題に直面してしまったエピソードです。長時間かかった1カ月健診娘は生後すぐに心雑音があることを指摘されていました。すぐに手術などが必要ではなかったものの、家で経過を観察し、1カ月健診でレントゲンなどの検査を受けることになっていました。 そのため、娘の1カ月健診の日は、私の産後1カ月健診、そして娘の心臓の検査2つを受けることに。大きな病院で待ち時間もとても長く、最終的にすべてが終わるまで6時間ほどかかりました。 初めての外での授乳!アレがない!その間にどうしてもおこなわなければいけなかったのが、授乳。完全母乳で育てていたので育児用ミルクなどは持ってきていません。病院に行く前にたっぷり授乳はしてきましたが、長い待ち時間のなかで娘がおなかを空かせて泣き始めました。事前に病院の授乳室の場所は把握していたので、「ちょっと授乳してきます」と受付の方に伝え、意気揚々と授乳室へ。 これが退院後、家以外での初めての授乳です。授乳室というのも初体験で少しワクワク。たどり着いた授乳室には、広いスペースに椅子がいくつか並んでいるだけでした。思わず私は「アレ?」と思い、授乳室の外にもう一度出てあるはずの物を探しました。そこには私があると思っていた「授乳クッション」がありませんでした。 テンパりながらなんとか終えるそれまで家での授乳は授乳クッションが必須でした。当然、病院の授乳室にも授乳クッションがあるものと思い込んでいたのです。しかし私が行った病院では授乳クッションが置いてありませんでした。「え、授乳クッションなしで授乳ってどうやればいいの?」とさっきまでのワクワク感はどこへやら。 ドキドキしながらとりあえず椅子に座りました。そして、長女と同じくらいの月齢の子に授乳クッションなしでおっぱいをしているママをチラリと見ました。その授乳室は個々を隔てるカーテンなどもなく、他の人の授乳も丸見え。授乳中に盗み見るようで申し訳ないと思いながらも、そのママの授乳の仕方をまねさせてもらい、なんとか長女の授乳を終えることができました。 病院の授乳室には、当然のように授乳クッションがあると思い込んでいた私。今の私からすれば、「どんなあげ方でも赤ちゃんがおっぱいを飲めればそれでいいじゃない」と思いますが、新米ママだった当時は必須の授乳クッションがないという状況に戸惑うばかりでした。もう少し気楽に考えていればよかったなと思います。 監修/助産師REIKO著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2021年11月21日私は第2子を出産した際、持病で服薬していたため、子どもに母乳をあげられませんでした。病院の方針など身近なところで完全母乳を推奨する声を耳にするたび、母乳を飲めない子どもがふびんで仕方ありませんでした。1人目の子育て中にパニック障害を発症私は1人目の子どもが2歳のときに、仕事などのストレスからパニック障害を発症しました。服薬治療をおこなっていたのですが、2人目を考えたときに薬を中止することができず、減薬という方法で妊娠に臨みました。 そして、パニック障害の治療を続けながら不妊治療も並行しておこない、第2子を妊娠することができました。 薬の効果が切れる時間を狙って母乳をあげる産後の母乳については、心療内科の先生と産婦人科の先生の双方に相談をしました。赤ちゃんへの薬の影響を考え、薬の効果が切れる時間帯にだけ母乳をあげるという方針に決めました。 その薬の効果が切れる時間帯は、1日のうちでたった一度のみ。あとの時間はすべて育児用ミルクを与え、母乳は搾って捨てていました。1日に一度きりでしたが、母乳を飲んでいる赤ちゃんの姿が愛おしく、母乳をあげている時間は至福の時でした。 体調が悪化して母乳は完全中止に…産婦人科を退院後、パニック障害の症状が悪化してしまい、薬の量と回数を増やすことになりました。その結果、母乳をあげられる時間帯はなくなり、赤ちゃんが生後1カ月のうちに母乳をやめることになったのです。 当時は母乳をあげられない自分が悔しく、また赤ちゃんに申し訳ない気持ちから、毎日のように泣いていました。母乳をあげられない自分を“ダメな母親”だと責め、産後うつにまで陥りました。一方で、育児用ミルクでの子育ては何の問題もなく、むしろ飲んだ量がわかったり、腹持ちがよかったりといったメリットも多かったです。 育児用ミルクで育てたことに後悔はありませんが、第2子が小学生になった今でも、もっと母乳をあげたかったなぁと、ふと思うことがあります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2021年11月16日こんにちは、宝あり子です。■前回のあらすじ赤ちゃんの母乳拒否が続き、私自身を否定されているような気持ちになってしまい…。里帰り中だったので、搾乳している間は両親が娘をみてくれました。「私の母乳がしっかり出ていれば、搾乳しなくても直接飲んでくれたのかな?」そう思いながら搾乳していました。そんなある日、搾乳が終わったので娘と実父のところへ行きました。そして、ついポロっとこんな言葉がでました。母乳が出ないことに対する負い目から、自然と「ごめん」という言葉が出ていました。すると父が…。「量なんて関係ないじゃん」「ママが頑張ってくれたこと、ひよちゃん嬉しいと思うよ」そう言いました。「ひよこは私のことが嫌いなのかな?」授乳拒否でマイナス思考になっていた私は、この父の言葉に救われました。落ち込んでいた気持ちは、少し落ち着きました。その後も母乳は飲んでくれず、搾乳+粉ミルクの日々でした。しかし、生後20日目にしてついに…。初めて飲んでくれたとき、とても嬉しかったです。「これからは搾乳しなくても直接飲んでくれるかな?」という期待もありました。しかし翌日には…。 再び母乳拒否。そう思うと、搾乳をやめる決心がつきませんでした。搾乳しながら母乳を飲んでくれる日を待ち続けました。そんな中、ついに里帰りが終わりました。里帰り中は私が搾乳している間、父や母が娘をみていてくれました。しかし、里帰りが終了すると、家事育児の合間に搾乳することがむずかしい…!抱っこしないと泣いてしまう娘を膝に乗せて、なんとか搾乳をしていました。しかし、だんだんと搾乳の頻度も減っていき…。搾乳は1日に1~2回くらいになりました。抱っこしないと寝てくれないので、夜中ずっと抱っこしていることもありました。「夜中だし部屋を明るくない方がよいかも…」「テレビの音や光も刺激になってしまうかもしれない…」そう思って暗い部屋で、夜中ひたすら赤ちゃんを抱っこしていました。初めての育児でなにもかもが手探りで、力の抜き方も分かりませんでした。寝不足で疲弊していても粉ミルク一択にする決心がつかず、なんとか搾乳を続けていました。しかし、ついに粉ミルク一択にするきっかけがありました…。次回に続きます。
2021年10月28日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんがちょっと困った妊婦さんについて教えてくれました。母乳が足りないと思って、つい育児用ミルクを足してしまうことありませんか? あなたも足しすぎているかも?退院直後の新生児期に、おっぱいが足りているか不安になりますよね。なかなか眠ってくれなかったり、おっぱいをあげたあとに育児用ミルクを足すとどんどん飲んだりするとさらに不安になることもあるかもしれません。 しかし、特に1カ月健診では体重増加が多く母乳が出てきているのに、育児用ミルクを足しすぎているなと感じる場合も多いです。今回は、在胎週数37週以降に、2500g以上で生まれた病気などない健康な赤ちゃんへの育児用ミルクの補足についてのお話をします。 新生児はどれぐらい飲むの?赤ちゃんの胃の大きさは下記のように言われています。 ・生後1日の赤ちゃんの胃はアメリカンチェリーほどの大きさで、5~7mlの容量で、ティースプーンに1~1.4杯・生後3日の赤ちゃんの胃はくるみ大で、22~27ml・生後1週間の赤ちゃんの胃はアプリコットほどで、45~60ml・生後1ヶ月の赤ちゃんの胃は大きな卵ほどの大きさで、80~150ml 一般に産院で目安にされている育児用ミルク量は日数×10ccとなっていますが、上記から多いことがわかります。新生児期には、1回に飲める量が少ないので、赤ちゃんの要求にあわせて自律授乳をすると、授乳回数が1日10〜14回になることがあります。また、育児用ミルクが半分程度に消化される半減期は2時間半、母乳は1時間半程度といわれています。母乳はどれくらい飲めているかわからないので、ミルクを補足する場合は、胃の容量をミルク量の最大量という目安で補足されるといいかと思います。退院してから1カ月健診までの胃の容量を考えると、母乳の後に補足する育児用ミルク量は最大量で60〜80mlになります。家に赤ちゃん用の体重計がある場合、母乳測定をすることがあるかと思います。1回量が20〜40gであれば、赤ちゃんの欲求に合わせた自律授乳をすることで育児用ミルクの追加はしなくても大丈夫な場合が多いです。母乳分泌が多いのに赤ちゃんが少ししか飲めない場合、母乳量を増やしたい場合は搾乳を追加するといいでしょう。 おっぱいが足りてないサイン?赤ちゃんは満腹感を感じる中枢が未熟なので、たくさん飲んでもお腹がいっぱいと感じにくいといわれています。胃の容量以上に飲んでしまうことも多く、吐いて調整していることもあります。生後2カ月を過ぎるころに満腹感を感じる中枢が発達してくるので、必要量以上飲まなくなってくることが多いです。母乳のあとに足している育児用ミルクを残すようになったり、全く飲まなくなることもあります。以下はおっぱいが足りていないサインと思われがちですが、必ずしもそうでないことがあります。①授乳後に抱っこしていれば寝ているが、布団に寝かせるとすぐに泣いてしまう②授乳時間が30分以上かかる。乳首をずっと吸っていて自分から離さない。③母乳をあげたあとは落ち着くが、3時間経たずに1時間半程度で泣いてしまう③母乳をあげたあとに落ち着いたり眠るが、哺乳瓶でミルクをあげると飲む④授乳したあとに、口に指をあてるとパクパクとする また、たくさん飲んでいる赤ちゃんに多い状況は下記の3つになります。①母乳や育児用ミルクを飲んだあとに毎回吐く②おなかがパンパンでガスが溜まっている③飲ませて少し経ってから、うんちを出すようないきむ様子で泣くことがある 新生児期の体重増加の目安は?出生後、生理的体重減少というのがあります。 母乳や育児用ミルクを飲む量よりも、水分などの排泄が多くなるので体重が減ってしまいます。出生体重の10%まで(例として3000gの赤ちゃんは300gまで)は問題なく、生後3〜4日目以降に増加してきて、生後2週間までに出生体重まで戻るのが理想です。 現在、産院では出生後早期から予防的に育児用ミルクを補足することが多く、退院までにほぼ出生体重に戻っていることが多いです。1日の体重増加の目安は、18〜30gです。1カ月健診で、体重増加が1日50〜60gになっている赤ちゃんも時々います。母乳が出てきていても実感できず不安だったり、赤ちゃんも育児用ミルクを補足しても嫌がらずたくさん飲むのでわからなかったということがあります。 体重以外にチェックできる方法家に体重計がなくても大丈夫。体重以外に飲めているか確認できるポイントを教えます。 ①おしっこが1日6〜8回以上出ている。一回量の目安は、50g(鶏卵1個分)で紙おむつの場合はおしっこラインが出るまで。②うんちは1日1〜3回以上出ていて、胎便(黒緑色)から黄色の便に変化している。③母乳だけの場合、1時間〜1時間半程度授乳間隔があくようになる。※布団におくとすぐ〜30分程度で起きて泣いてしまうことはよくあります。④嚥下音(のどが動いてコクンという音)がする⑤体温が平熱(36.5〜37.4℃) 新生児期の赤ちゃんの中には、必要量以上にたくさん飲んでしまう赤ちゃんがいます。育児用ミルクの補足で飲む量が多くなっている場合は、体重増加が大きくなるだけではなく、飲ませ過ぎることで、赤ちゃんへ胃腸の負担がかかったり、お腹が張って腸が過剰に動くことで辛いこともあります。 しかし、母乳が多く出るママの場合は、赤ちゃんは飲む量を抑えることができません。母乳は消化がよく胃腸への負担がないので、母乳のみで体重増加が多い場合は問題ないといわれています。また、成長に合わせて赤ちゃんが飲む量を調整できるようになります。赤ちゃんの体重や、育児用ミルクの補足量、母乳分泌の現状などに不安がある場合は、母乳外来や地域の助産院などにできるだけ早い時期に相談するようにしましょう。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2021年10月15日お子さんの離乳食の食べ進みが悪くなり、夜間断乳を決意したママ。日程調整や子どもへの声かけ、環境づくりなど万全で夜間断乳に挑みましたが、DVDに助けられあっけないくらいに目標達成できたそうです。 ありがたいことに私のおっぱいは順調でした。私は母乳育児に強いこだわりをもっていたわけではありません。けれどせっかく出ているし、子どもが欲しがるだけあげられればいいなと思っていました。しかし子どもが生後10カ月になるころ、朝ごはんの食べ進みが悪くなったのです。このことをきっかけに夜間断乳をすることを考え始めました。 夜間断乳へのハードルは高く…朝ごはんを食べ進まないのが気になったのは、子どもが生後10カ月になったころ。そのころの授乳は3食のごはんのあとと寝る前、夜中に1~2回。朝ごはんが食べ進まないのは夜中におっぱいを飲んで、朝はおなかが空いていないせいではないかと私は考えました。しかし当時の私には夜間断乳はとてもハードルが高いものに思えました。 というのも体験談等の情報から、断乳というと全力で泣き続ける子どもを3日間はあやし続けなければいけないというイメージを持っていたのです。ただでさえ寝不足で私は気持ちに余裕が持てないでいるのに、泣き続ける子どもと対峙することはとても大変なことだと感じていました。 準備万端で挑戦断乳実行の日は3連休を選び、夫と2人体制で挑むことに。実施日の3日前からは子どもにも「夜はおっぱいも眠いんだって、寝かせてあげようね」と話しかけました。少しでも子どもの気をそらすことができればと、お気に入りのDVDも準備。 そして夜間断乳当日、いつも通り就寝4時間後に子どもは目を覚まして泣き始めました。「おっぱい欲しいんだよね。でもね、おっぱいもう寝ちゃったんだよ」と声をかけましたが、まったく効果なし。しかしお気に入りのDVDを再生するとテレビに夢中になり、泣き止んだのです。繰り返しそのDVDを見続け1時間後には子どもは寝てしまいました。 2日目以降はあっけなくDVDさえあれば泣かせなくても済むということがわかり、私はとても気がラクになりました。2日目の夜も就寝4時間後に子どもは目を覚まし泣き声をあげました。そこで子どもを寝かせたまま胸をトントンして、「まだ夜だよ、みんな寝ているよ」と声をかけると、子どもはすぐにまた眠っていったのです。 その後も起きることなく朝までぐっすり寝ていました。3日目になると一度も起きることなく朝までしっかり眠り、朝ごはんもパクパクとたくさん食べていました。 どうなることかと心配して、万全の準備で挑んだ夜間断乳は拍子抜けするくらいサラッとできてしまいました。私も子どもも、大きな負担がなくてよかったと感じています。あれこれ考えても結局はやってみなくてはわからないものだと改めて感じました。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2021年10月15日初めての妊娠、出産を経てついに授乳開始! 母乳らしきものが出始めていたので、どんと構えていれば母乳なんてすぐ出るだろうと思っていました。しかし、産後は母乳がほとんど出ていなくて、娘に「ごめんね」と謝る日々……。けれども、あるものによってそれが改善されました。 乳頭マッサージの効果あり!?妊婦健診のとある日、助産師さんからの母乳指導がありました。「初めての妊娠ではなかなか母乳は出ないだろうから、妊娠中はおなかが張らない限りしっかり乳頭マッサージしてくださいね」と言われました。それから少しずつ、入浴時にわが子を思いながらマッサージの日々。すると少しずつ、透明に近い分泌物が出始め、母乳らしいものに変わったので、母乳は出るに違いないと確信していました。 産後の授乳開始…母乳が出なくてごめんね私はバースプランで完全母乳をお願いしていたので、産後の疲労もありましたが、育児用ミルクは一切使わずに授乳を開始しました。 しかし入院中、娘の体重チェックが定期的におこなわれるのですが、2日目にして出生時より体重が激減。「この減り方はまずいね……」と助産師さんに言われ、一気に不安に。助産師さんには、「(娘の吸い方は)とてもじょうずだね」と言われていたので、私の授乳の仕方がいけないのだとひどく落ち込んでしまいました。 搾乳器の存在を知らなくてごめんねすぐに混合栄養に切り替え、育児用ミルクを足しても娘の体重が増えない→落ち込む、その繰り返し。授乳室にいる同期ママの前で体重をチェックされるのも嫌になり、部屋にこもる日々でした。 そんな私を見兼ねた助産師さんが、「授乳室の搾乳器を使ってみて」とすすめてくれました。すると、1回に推定10mlしか出ていなかった私の母乳も、搾乳器を使うと30mlくらい搾乳ができたのです。そのときは本当にすがる思いだったので感動しました。 今まで母乳が足りてなくてごめんね体重チェックもなんとか合格をもらい、無事に退院してからはとにかく搾乳器で搾乳する日々でした。徐々に母乳も増え、1カ月を過ぎたころになると1回に50~80mlを搾乳できるまでになりました。 すると、授乳の時間が楽しくなって気持ちも前向きになり、今までは「母乳が足りてなくてごめんね」と娘にマイナスな気持ちばかり伝えていたのですが、「私を母親にしてくれてありがとう」という気持ちがこみ上げてくるようになりました。 その後、搾乳器を使わなくても娘がごくごくと音を立てて飲めるようになり、「搾乳器を使用したことで母乳の出を促してくれたのかな?」と思っています。現在は「標準より少し大きめだね」と言われるぐらいにまで成長してくれていて安心しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:川口さゆり1歳の娘をもつ母。山暮らしを満喫しながら小さなお店を営んでいる。娘のめざましい成長に日々一喜一憂。
2021年10月11日