映像配信サービス・dTVは、2023年3月12日に兵庫・宝塚大劇場で宝塚歌劇 宙組ミュージカル『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』貸切公演を実施する。同公演は、2023年3月12日の兵庫・宝塚大劇場公演のほか、東京宝塚劇場公演も上演予定で詳細は後日発表される。SS席はdTV月額会員限定、S席、A席、B席はドコモのdアカウントがあればだれでも抽選販売に申し込みが可能。チケットはSS席12,500円、S席8,800円(東京宝塚劇場公演は9,500円)、A席5,500円、B席3,500円となっており、申込期間は11日(10:00)から12月5日(23:59)まで。また、同公演では特典として終演後に宙組トップスター・真風涼帆の舞台挨拶が行われるほか、来場したdTV月額会員から当選した60名に出演者のサイン入り色紙がプレゼントされる。さらに、dTVでは20日に上演される、宝塚歌劇 宙組 東京宝塚劇場公演『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』、『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』千秋楽のライブ配信チケットを購入した会員の中から抽選で10名に、2023年3月12日に兵庫・宝塚大劇場で上演されるdTV貸切公演の劇場鑑賞チケットをプレゼントするキャンペーンも実施する。応募期間は13日(10:00)から20日(14:00)まで。
2022年11月11日映像配信サービス・dTVは、宝塚歌劇団のライブ配信1周年を記念したキャンペーンを、11月から実施する。同キャンペーンでは、11月20日(13:30)に上演される宝塚歌劇 宙組 東京宝塚劇場公演『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』、『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』千秋楽のライブ配信チケットを購入した会員の中から、抽選で10名に宝塚歌劇公演 劇場鑑賞チケットをプレゼント。応募期間は11月13日(10:00~)から11月20日(~14:00)まで。劇場鑑賞チケットプレゼントの詳細は後日発表される。また、dTVライブ最新情報公式Twitterをフォローして、該当ツイートにハッシュタグ「#dTVで宝塚1周年」をつけて引用リツイートすると、抽選で30名に『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』、『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』千秋楽のライブ配信チケットをプレゼントするキャンペーンも開催。応募期間は11月1日(10:00~)から11月9日(~23:59)まで。
2022年10月21日モデルやタレントとして活動する佐藤栞里(さとう・しおり)さんが、2022年10月17日にInstagramを更新しました。同月12~13日に神奈川県横浜市のイベント会場『ぴあアリーナMM』で行われた、バラエティ番組『有吉の壁』(日本テレビ系)の音楽イベント『有吉の壁 Break Artist Live’22 2Days』に出演した、佐藤さん。イベントでは、お笑いコンビ『阿佐ヶ谷姉妹』が率いる、宝塚歌劇団…ならぬ、『おたから塚歌劇団うめ組』がパフォーマンスを披露する場面がありました。そんな中、佐藤さんは『伝説のスター』の佐藤萬之助として、劇団に加入!バッチリと宝塚風メイクを決め、白いタキシード姿で登場したのです!イベント後、佐藤さんはその際の扮装写真をInstagramに公開。本物のタカラジェンヌのような姿に、多くの人から反響が上がっています。※写真は複数枚あります。スライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 佐藤栞里(@satoshiori727)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 佐藤栞里(@satoshiori727)がシェアした投稿 佐藤さんは整った顔立ちと、抜群のスタイルを生かし、見事に宝塚の男役姿に!宝塚歌劇団といえば、派手な衣装やまぶしい照明に負けないための、派手な舞台メイクが特徴的。佐藤さんは、宝塚風メイクが完成するまでの経緯を動画で公開しています。動画は早送りされていますが、ヘアメイク担当の協力のもと、つけまつげを付けて目を強調したり、陰影が出やすいメイクが施されたりしていることが分かりますね。 この投稿をInstagramで見る 佐藤栞里(@satoshiori727)がシェアした投稿 パロディ元である宝塚歌劇団のファンからも「本物のタカラジェンヌのよう!」「オーラが半端ない」といった絶賛する声が相次いでいる、佐藤さん扮する『伝説のスター』。何も知らない人に「この人が『伝説のスター』だよ」と写真を見せたら、納得してしまうかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2022年10月17日宝塚宙組の『HiGH&LOW―THE PREQUEL-』と『Capricciosa!! ―心のままにー』の東京公演が、10月15日、東京宝塚劇場で開幕する。宝塚大劇場公演後に、トップスター真風涼帆とトップ娘役の潤花が、次の大劇場作品『カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~』での同時退団を発表したために、この東京公演はより注目されることになった。前半のTAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『HiGH&LOW―THE PREQUEL-』(原作・著作・構想HI-AX)は、今年6月、有明の東京ガーデンシアターでおこなわれた真風のリサイタル『FLY WITH ME』に続く、LDH JAPANとのコラボレーションで、その際、構成・演出を担当した野口幸作が、今回も脚本・演出を手がけている。「HiGH&LOW」シリーズは、テレビドラマや映画で絶大な人気を博し、さらに配信、コミック、SNS、音楽、ライヴ、テーマパークなど、あらゆるメディアを融合させた総合エンターテインメントで、今回は宝塚版のオリジナルストーリーとして、シリーズの前日譚が語られる。地区を統率していた伝説のチーム、ムゲンが解散し、元メンバーのコブラ(真風涼帆)は、生まれ育った街を守るために、仲間たちと山王連合会を結成。ほかにも、ROCKY(芹香斗亜)が率いるWhite Rascals、スモーキー(桜木みなと)がリーダーのRUDE BOYS、日向紀久(瑠風輝)が束ねる達磨一家、村山良樹(鷹翔千空)が番長になった鬼邪(おや)高校など、多くのチームが抗争を繰り広げていた。そんな中で、コブラは幼馴染のカナ(潤花)と再会する。しかし彼女は不治の病に侵され、余命半年と宣告されていた……。一見、宝塚とは相容れない題材のようだが、野口の演出は、コブラの知られざる過去の悲恋に、衣裳や照明、舞台機構を駆使して華やかな彩りを添え、宝塚の作品として、見応えあるものに仕上げている。後半のショー、ファッシーノ・モストラーレ『Capricciosa(カプリチョーザ)!! ―心のままに―』は、藤井大介の作・演出。真風が、大天使ミカエルの生まれ変わりの伊達男、カプリチョーザに扮し、ナポリ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ミラノ、ローマと、イタリア各地を巡るなかで出会う出来事を綴っていく。ヴェネツィアでは運河にゴンドリエーレ、フィレンツェでは画家とモデル、ミラノではスカラ座のオペラなど、その土地土地の特徴を生かした場面が繰り広げられる中で、真風の持つ大人の魅力がたっぷり描かれる。なお、11月20日の千秋楽は、全国各地の映画館でライブ中継され、タカラヅカ・オン・デマンドでは、ライブ配信がおこなわれる予定だ。ライブ配信は、10月27日18時30分開演の新人公演(亜音有星主演)でも実施されることになっている。文=原田順子
2022年10月15日宝塚月組のミュージカル『グレート・ギャツビー-F・スコット・フィッツジェラルド作“The Great Gatsby”より-』東京公演が、9月10日、東京宝塚劇場で開幕する。この作品は、20世紀のアメリカ文学を代表する傑作で、何度も映画化もされているフィッツジェラルドの原作小説を、1991年、小池修一郎の脚本・演出により、宝塚が世界で初めてミュージカル化。『華麗なるギャツビー』のタイトルで、ショーと2本立ての形で初演された。2008年には、1本物のミュージカル『グレート・ギャツビー』として、日生劇場で再演されている。宝塚では3度目の上演となる今回は、大劇場公演の1本物作品として、さらにバージョンアップが施され、2022年版『グレート・ギャツビー』として上演される。主人公のジェイ・ギャツビーを演じるのは、月組トップスターの月城かなと。愛する女性デイジーとの仲を、身分違いを理由に引き裂かれた彼は、彼女が属する上流階級にのし上がるため、裏社会で手を汚し、5年後、ついに莫大な財をなして、今は人妻となっているデイジーの前に再び現れる。演技力に定評のある月城は、端正な顔立ちに優雅な物腰で、謎めいた大富豪を余裕たっぷりに演じているが、時折見せる眼光の鋭さに、どんな手を使っても失った愛を取り戻そうという、意志の強さと覚悟が感じられ、印象的。同時に、デイジーを見つめる優しいまなざしからは、一途な愛、純粋さも伝わってくる。また、劇中で3度歌う名曲「朝日の昇る前に」(吉崎憲治作曲)では、ギャツビーの心情の変化を巧みに表現した。今回は、デイジーと歌う新曲「入り江がひとつだけ」(小澤時史作曲)も追加されている。ギャツビーが永遠の愛を捧げるデイジーを演じるトップ娘役の海乃美月も、結婚し、生まれた女の子を“きれいなおばかさん”に育てたいと言う台詞に、華やかな生活の裏にある孤独、苦悩を垣間見せ、好演だ。出演はほかに、デイジーの夫トム・ブキャナンに鳳月杏、彼女のまたいとこでギャツビーの隣人ニックに風間柚乃、デイジーの親友のプロゴルファー、ジョーダンに彩みちる、トムの愛人マートルに天紫珠李、ギャツビーの父親に専科の英真なおきら。初日前日の通し舞台稽古には、初演時の雪組トップコンビ、杜けあきと鮎ゆうきも駆けつけ、コロナ禍に負けず熱演した後輩たちにエールを送った。なお、10月9日の千秋楽には、全国各地の映画館でライブ中継が、タカラヅカ・オン・デマンドではライブ配信が行われる。またライブ配信は、9月22日の新人公演(彩海せら主演)でも実施される予定だ。文=原田順子
2022年09月10日宝塚歌劇宙組公演『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』と『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』の通し舞台稽古が8月26日、兵庫県宝塚市・宝塚大劇場で行われ、真風涼帆、EXILE HIRO、平沼紀久(原作脚本)、野口幸作(演出)が取材に応じた。『HiGH & LOW』はこれまでドラマシリーズ5作、映画シリーズは7作が制作され、累計興行収入78億円、累計観客動員556万人を突破。音楽・コミック・ゲーム・SNS・テーマパークなどあらゆるメディアを融合させた「総合エンタテインメントプロジェクト」。本作『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』では壮大なシリーズの作品群の隠された前日譚を新たに構想し、宝塚歌劇の世界観での舞台化に挑戦。時代はシリーズを通して物語の中心となる5つのグループ「SWORD」誕生前夜の物語となる。一方で同時上演の『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』は放浪の伊達男・カプリチョーザが、イタリア各地を巡る中で遭遇する様々な出来事を綴った大人の雰囲気漂うショー作品。トップスター・真風涼帆と宙組のさまざまな魅力を感じられる2作品となる。通し稽古前には真風、HIROと平沼、野口の4名が現れ、 HIROは観劇前の心境を「まさか宝塚さんとコラボさせていただけるとは思いませんでした。『HiGH&LOW』の世界がどうなってるのか、ただただ楽しみです」、平沼は「シリーズでは観られない、宝塚さんの『ロマンス』という部分が存分に入っていると思うので、ワクワクが止まりません」と語った。今年6月に開催したコンサート『FLY WITH ME』以来2度目のLDHとのコラボとなる真風は、「コンサートの時はHIROさんからとても温かいお言葉をいただき、また今回のお稽古では、平沼さんにもたくさんのアドバイスをいただきました。そして『HiGH&LOW』をこよなく愛する野口先生の指導のもと、宙組が一丸となって舞台を作って参ります」とコメント。稽古を前に緊張気味だという野口は「約1年間の構想、HIROさん、平沼さんをはじめLDHさんのさまざまな方々に協力していただいています」と感謝を述べる。さらに「LDHさんのモットーであるLoveとDreamに宝塚独自のRomanceを加え、みなさんにHappinessをシェアする『LDRH』を目標に掲げ頑張ってきました。宝塚的な演出をどう『HiGH&LOW』と融合していくのかを楽しみにしていただけたら」と語った。後にHIROは真風を「ここに登場する瞬間からエネルギーがすごかったので、相当素晴らしい作品になるだろうなと感じました。楽しんでください」と激励し、通し稽古の舞台に送り出した。通し舞台稽古終了後の囲み取材にはHIROと平沼、野口の3名が参加。見終えた感想をHIROは「刺激になりましたね。野口さんと真風さん、宙組の世界観が『HiGH&LOW』としっかりミックスしていて、作品の解釈の幅を改めて感じました」と振り返る。また出演者たちの体力にも驚いたそうで「パワーやテクニックだけじゃなくて、精神力も必要だなと改めて感じました」とコメント。さらに主人公・コブラ(山王連合会)役の真風の演技については「真風さんのコブラだなと。前のコブラを忘れるほどでした」と話した。続く平沼は「受け入れられるかと心配もありましたが、色々な方に『面白い作品だ』と言っていただけて安心しました。宝塚さんのフィルタを通した、新しいエンタテインメントだったと感じています」と作品に太鼓判。野口は「明日の初日、そして千秋楽に向けて日々ブラッシュアップできるような舞台にしていきたいと思っています。LDHさんの1年間のご協力、そしてスタッフやキャストの尽力にも感謝です。これから素晴らしい舞台を作っていきたい」と意気込んだ。記者からも作品について質問が飛ぶ。そもそも本コラボは、平沼が宝塚歌劇団の衣装デザイナー・有村淳と“買い物友達”だったことがきっかけだったという。これについて平沼は「プライベートで長らくお付き合いさせてもらっていて、HIROさんに宝塚さんとのコラボを相談したら『ぜひ』と。そこから有村先生にたくさんの方を紹介していただきました」と説明する。コラボの企画を知って「令和の宝塚、攻めてるな」と感じたという野口は、オーケストラと打ち込み音源が並存した劇伴音楽についての質問に「オリジナルのサウンドトラックのよさを損なわずに、宝塚歌劇のフルオーケストラが演奏するということで、今回は打ち込みの音に合わせながら生演奏する『同期演奏』の形を取りました」と回答。LDHサウンドをどう宝塚ファンに届けるか、という試行錯誤があったようだ。達磨一家の楽曲「VOICE OF RED」(DJ DARUMA from PKCZ feat.GS)ではオリジナルの日本っぽい質感を残しつつ、宝塚おなじみの番傘や花魁による演出を「ダルマ(宝塚用語:レオタードのような足が見える衣装)」を使って表現したり、太鼓を使ったり、KEN THE 390監修のラップを披露したりと新たな試みにチャレンジしている。武器を使う戦闘シーンが多い宝塚スタイルに対し、今回は素手での殺陣シーンにも注目となっている。上演は宝塚大劇場にて8月27日〜9月26日、東京宝塚劇場にて10月15日〜11月20日。
2022年08月27日宝塚歌劇宙組がLDH JAPANとコラボレーション。2015年に連続ドラマとして誕生し、シリーズ化された『HiGH&LOW』を、宝塚歌劇バージョンとしてオリジナル脚本で舞台化する。今年6月に東京ガーデンシアターで上演されたスペシャルリサイタル『FLY WITH ME』でもLDH JAPANとコラボレートして魅せた宙組トップスター・真風涼帆。本作にかける思いについて聞いた。「SWORD」誕生の“前日譚”を描くオリジナル作品「前回のリサイタルでコラボレートさせていただいて、すごく未知数な部分もありましたが、新たな音楽や振付など、たくさん勉強させていただくことがありました。いろんな部分で刺激をいただいたので、今作の大劇場公演でまたこうして素敵なご縁をいただけたことに感謝しています」と、LDH JAPANとのコラボレーションについて話す真風涼帆。今回上演する『HiGH&LOW』とは、5つに分かれた不良チーム「SWORD」の抗争や仲間との友情を描いたアクションシリーズ。今作『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』では、ドラマや映画では描かれていない“前日譚”として、「SWORD」誕生前夜の物語が描かれる。かつてムゲンという伝説のチームがこの一帯を支配していた。しかしある事件をきっかけに突如ムゲンは解散。無数のチームによる抗争が後を絶たなかった。そんな中、ひとりの女性が現れる。彼女と恋に落ちたのは、「山王連合会」のリーダー、コブラ。だが、ふたりには抗うことのできない運命が待っていた。やがて頭角を現す5つのチーム「山王連合会」「White Rascals」「RUDE BOYS」「鬼邪高校」「達磨一家」。その裏には、コブラを無口にさせる悲恋があった……。『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』で「山王連合会」のリーダー、コブラを演じる真風 (C)宝塚歌劇団宝塚バージョンとして作られる今作は、守るべき女性・守るべき街との間で葛藤する男たちの愛と闘いを描く。「『HiGH&LOW』シリーズは、アクションシーンの迫力や疾走感のある音楽もさることながら、チームごとに守っているものがあり、それぞれのストーリーがすごく深くて魅力的。コブラに関しては、仲間や街を守るという思いが強いと思います。今作では、コブラがどういう思いで山王連合会を作り、ムゲンの意思を継ぎながら街を守ろうとしているのか。カナという女性との出会いを経てコブラがどう変化していくのか、楽しみに観ていただきたいです」と見どころを語る真風。宙組を率いるトップスターとして通じる部分もあるが、「コブラの根底にある“怒り”という感情は、深く作り込んでいかなければいけない部分かなと思っています」。今回、初の舞台化となる『HiGH&LOW』。その世界観が舞台にどう立ち上がるのだろうか。「舞台としての魅力をどう表現していけるのか、いろいろと工夫しながら作っていけたらと思います。LDHファンの方は、“毛色が違う”という印象を持たれるかと思いますが、『HiGH&LOW』のイメージを残しつつも、私たちが上演する意味を感じていただけるようにお届けしたいです。普段挑戦しないような楽曲もありますし、アクションも多いですが、技術的な課題をしっかりと攻略しつつ、皆さまの期待を上回れるような作品をお見せしたいと思います」。常に、今できる最善のことをやりたい第2幕の「『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』-心のままに-」は、イタリアをテーマにしたショー。放浪の伊達男カプリチョーザが、イタリア各地を巡る中で遭遇する様々な出来事を綴った大人の雰囲気漂うステージだ。宙組の個性溢れるスター達が繰り広げる、パワフルでセクシーな魅惑の世界をお届けする。「暑い夏にぴったりの、日差しを感じるようなショーになっています。イタリアを一緒に旅する感覚を味わっていただければ。プロローグも男役冥利につきるシチュエーションで、お客様に喜んでいただけるような素敵な幕開きになっているのではと思います」。コロナ禍の厳しい状況の中、作品を届けることについては「一日一日を大切にしたい」と気持ちを込める。「なかなか難しい状況が続く中、常に、今できる最善のことをやりたいと感じていますし、毎日一緒に作品に取り組める仲間がいてくれることは本当にありがたいことだと思います。今回の作品も、心強い仲間がいるからこそ、挑戦できることだと思いますので、日々に感謝しながら作っていきたいです」。取材・文:黒石悦子ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★真風涼帆さんのサイン色紙を抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>宝塚歌劇団宙組TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』/ファッシーノ・モストラーレ『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』-心のままに-【兵庫公演】2022年8月27日(土)~2022年9月26日(月)会場:宝塚大劇場【東京公演】2022年10月15日(土)~2022年11月20日(日)会場:東京宝塚劇場
2022年08月27日宝塚市立文化芸術センターでは、2022年7月30日(土)~8月30日(火)の会期で、「宝塚から一番近いアーティストが生まれる場所 ―大阪芸術大学短期大学部の現在」展を開催いたします。開幕に先立ちまして、報道関係者様をお招きしての内覧会を開催いたします。開催日時:2022年7月30日(土)10:30~11:00出品アーティストに直接取材をする貴重な機会になりますので、是非ご参加下さい。※内覧会にご参加の方は、事前にセンターまでご連絡いただければ幸いです。チラシ【開催概要】名称 :「宝塚から一番近いアーティストが生まれる場所―大阪芸術大学短期大学部の現在」展 内覧会開催日時:2022年7月30(土)10:30~11:00会場 :宝塚市立文化芸術センター メインギャラリー取材料 :無料 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月22日宝塚市立文化芸術センター(所在地:兵庫県宝塚市/館長:加藤義夫)は、「宝塚から一番近いアーティストが生まれる場所 ―大阪芸術大学短期大学部の現在」展を、2022年7月30日(土)~8月30日(火)に開催いたします。詳細URL: メインチラシ【開催概要】名称 :「宝塚から一番近いアーティストが生まれる場所―大阪芸術大学短期大学部の現在」展会期 :2022年7月30日(土)~8月30日(火)休館日 :毎週水曜日開館時間:10:00~18:00 ※7月30日のみ12:00から 入場は17:30まで会場 :宝塚市立文化芸術センター 2階メインギャラリー観覧料 :一般 800円※中学生以下無料 障がい者手帳提示でご本人様、付添の方1名まで無料主催 :宝塚市立文化芸術センター(指定管理者:宝塚みらい創造ファクトリー)協力 :学校法人塚本学院 大阪芸術大学短期大学部後援 :神戸新聞社【展覧会概要】宝塚から一番近いアーティストが生まれる場所、大阪芸術大学短期大学部伊丹学舎の歴史は、初代理事長の塚本英世氏(1917~82年)が、日本の敗戦後まもなく、これからは英語が必要な時代であることを掲げ、英語塾を設立したことから始まります。開校してみると青年たちに多大な刺激を与え、大盛況となりました。1951年に浪速外国語短期大学が開学し、高度経済成長期に入ってすぐの1960年には、工業都市でのデザインの必要性を重要視し、デザイン美術科(当時)を新たに設置するなど、常に時代を見据えた開校と増設により、未来にむけて必要とされる教育が実践され続けています。今年は、大阪芸術大学短期大学部伊丹学舎のキャンパスを開設してから37年目にあたります。現在まで、さまざまな方向性を持つ教員たちが在籍し、それぞれの尺度や価値観による教育により、学生たちに自分自身で発想する力や自由な精神が育成されています。本展では、短期大学部のあゆみ、デザイン美術学科の現役教員であるアーティストの作品、そして2022年2月に完成した藤森照信氏と学生との共同制作茶室プロジェクトを紹介します。【展覧会構成】○第一章 大阪芸術大学短期大学部のあゆみ1945年、平野英学塾の創設に始まり、1960年、浪速短期大学にデザイン美術科が設置され、1986年デザイン美術科は伊丹市に移転しました。今日までの“美術デザイン教育”への足跡を辿ります。大阪芸術大学短期大学部伊丹学舎○第二章 デザイン美術学科の指導者たち[出品教員リスト(予定)] 五十音順・敬称略(計:38アーティスト)池上陽二/石橋志郎/オオゴシトモエ/大舩光洋/大山幸子/小川アリカ/柏原 剛/叶 雅夫/川島慶樹/木村幸司/桐月沙樹/黒河兼吉/小藪昭治/桜 水樹/左合ひとみ/佐藤圭太/佐藤浩二/柴田明美/澁谷克彦/高橋 睦/竹広信吾/立本倫子/谷尻 誠/凸ノ高秀/内藤あんも/中川佳宣/中西 學/ねもと章子/福田利之/藤田茂敏/北城貴子/堀野利久/松井桂三/松澤 剛/松田一聡/森岡知香/安井寿磨子/劉 相孝○第三章 藤森照信+学生 茶室プロジェクト約1年間の制作期間をかけて完成した『空飛ぶ茶室』は、地上からの高さが5.7メートル、千利休由来の3畳茶室にこだわり、柱の上に佇む丸みを帯びた茶室モニュメント。デザイン美術学科の学生らが、焼杉造りや内部の装飾デザインにも藤森氏とともに携わりました。空飛ぶ茶室 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月11日「華麗なる宝塚歌劇の世界展」が、愛知・松坂屋名古屋店で2022年6月25日(土)から7月24日(日)まで開催される。約8年振りの「宝塚歌劇展」宝塚歌劇の歴史といまを振り返る「華麗なる宝塚歌劇の世界展」が、松坂屋名古屋店で実施される。100年以上にわたってステージ上から夢と希望を与え続けている宝塚歌劇団を、文化・芸術としての“タカラヅカ”、アミューズメントとしての“タカラヅカ”の2方面からフォーカスを当て、華麗なる宝塚歌劇の世界を紹介する。なお、宝塚歌劇展が行われるのは「宝塚歌劇100年展」以来8年ぶりだ。会場は、第1章から5つのエリアで構成。各エリア異なるテーマを設けて、舞台小道具、衣装、公演ポスターなどを展示する。第1章「5組紹介」では、花・月・雪・星・宙組のトップコンビを中心に、直近に行われた公演の衣装や舞台写真を紹介。第4章では、108年に渡る歴史を公演ポスターで振り返り、現役トップスター等身大パネルと写真が撮れるフォトスポットも用意する。他にも、オリジナル動画を上映する映像コーナーなど、宝塚ファンにはたまらないコーナーも設置予定だ。【詳細】「華麗なる宝塚歌劇の世界展」開催期間:2022年6月25日(土)~7月24日(日)10:00~18:00※入館は閉館30分前まで。場所:松坂屋名古屋店 南館7階 松坂屋美術館住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1入館料:一般 1,300円(1,100円)、高・大生 1,000円(800円)、中学生以下 無料※ ( )内は前売・優待。※会場では、宝塚歌劇のオリジナル商品も販売。
2022年06月23日株式会社宝塚クリエイティブアーツ(兵庫県宝塚市、取締役社長 高(※1)田健司)は、2022年7月に同社放送事業の宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」が開局20周年を迎えることを受け、記念イベントや公開収録、生放送等、様々な特別企画を実施いたします。タカラヅカ・スカイ・ステージ開局20周年記念イベント「これからもI NEED YOU」を、7月1日(金)から10日(日)までグランフロント大阪会場で、8月12日(金)から21日(日)までKITTE丸の内会場で開催いたします。同イベント内では公開収録を実施するほか、開局日である7月1日(金)には生放送を実施予定です。タカラヅカ・スカイ・ステージ、そして宝塚歌劇の魅力を余すところなくお届けいたします。「これからもI NEED YOU」イベント詳細■TAKARAZUKA UMEKITA Night Theater ※グランフロント大阪会場限定イベントグランフロント大阪会場では、うめきた広場内・うめきたSHIPホールに巨大スクリーンを設置し、最新技術を駆使して、ここでしか見られない貴重な映像を毎晩上映。スペシャルムービーは宝塚歌劇機関誌「歌劇」の表紙&巻頭ポート撮影を2010年より担う世界的なフォトグラファー レスリー・キー氏がディレクションいたします。さらに、うめきた広場の大階段を宝塚歌劇のイメージにライトアップいたします。開放的な空間で、宝塚歌劇の華やかな世界観をご体感ください。上映時間:19:00~21:00予定(各回約15分)※天候等により、変更・中止になる場合があります。場所:グランフロント大阪 うめきた広場(大阪府大阪市北区大深町4-1)■TAKARAZUKA SKY STAGE特別展示タカラヅカ・スカイ・ステージ20年間の秘蔵映像やオフショット写真、現在のトップスター・トップ娘役のスターパネルを展示いたします。さらに、400名を超えるタカラジェンヌのサイン入り撮りおろし写真を大公開。20年間のスカイステージの歴史と現在の宝塚歌劇の魅力が詰まった空間を演出いたします。■カスタマイズフォトプリント欲しい写真をその場でプリントできるイベント会場限定の「カスタマイズフォト」を設置いたします。※カスタマイズフォトプリントは有料[1枚500円(税込)]※当日両替所はございません。場所:グランフロント大阪 北館1階・3階 (11:00~21:00)KITTE丸の内 1階 (11:00~20:00)※展示内容は変更になる可能性がございます。■会場連動企画その他、会場タイアップメニュー、ノベルティプレゼント企画も実施いたします。(画像はイメージ)◆グランフロント大阪〇詳細は、各会場のホームページをご確認ください。 (6月24日以降公開予定)「これからもI NEED YOU」開催記念 番組公開収録「これからもI NEED YOU」のイベント開催を記念して、番組公開収録を実施いたします。現役のタカラジェンヌと卒業生が出演する特別なプログラムとなっております。<グランフロント大阪会場>場所:グランフロント大阪北館1Fナレッジプラザ開催日時:2022年7月2日(土)13時~(予定)出演芹香 斗亜(せりか とあ)(宝塚歌劇団 宙組)紫藤(しどう) りゅう(宝塚歌劇団 宙組)鷹翔 千空(たかと ちあき)(宝塚歌劇団 宙組)亜音 有星(あのん ゆうせい)(宝塚歌劇団 宙組)開催日時:2022年7月3日(日)13時~(予定)出演彩風 咲奈(あやかぜ さきな)(宝塚歌劇団 雪組)朝美 絢(あさみ じゅん)(宝塚歌劇団 雪組)/早花(さはな) まこ開催日時:2022年7月5日(火)17時30分~(予定)出演春野 寿美礼(はるの すみれ)瀬奈(せな) じゅん/大鳥(おおとり) れい<KITTE丸の内会場>場所:KITTE丸の内 1Fアトリウム開催日時:2022年8月12日(金)19時~(予定)出演湖月(こづき) わたる水 夏希(みず なつき)/樹里 咲穂(じゅり さきほ)※番組公開収録は無料でご観覧いただけます。※1Fスペースでのご観覧には、事前抽選によるチケットが必要です。※事前抽選のご参加には、「タカラヅカ・スカイ・ステージ」へのご加入が条件となります。※詳細情報は、「タカラヅカ・スカイ・ステージ」20周年特設サイトをご確認ください。 開局20周年記念生放送タカラヅカ・スカイ・ステージが開局20周年を迎える2022年7月1日(金)に記念番組を生放送いたします。〇タカラヅカ・スカイ・ステージ開局記念日生放送「20周年ありがとう!! 感謝の笑顔をあなたに…」放送日時:2022年7月1日(金)20時~出演真風 涼帆(まかぜ すずほ)(宝塚歌劇団 宙組)他※ご視聴には、タカラヅカ・スカイ・ステージへのご加入が必要です。開局20周年記念 限定グッズタカラヅカ・スカイ・ステージの開局20周年を記念し、有名ブランドとコラボレーションした新商品を、宝塚歌劇オフィシャルショップ「キャトルレーヴ」にて発売いたします。〇Complex Biz(コンプレックス ビズ)バンスクリップ(2種)各13,200円 -税込(8月発売予定)〇サンリオクリアファイル 400円 / クリアケース入りメモ 650円 -各税込(7月発売予定)開局20周年記念「Thank you I NEED YOUプレゼントキャンペーン」20年のご愛顧に感謝して、タカラヅカ・スカイ・ステージ加入者の皆様から抽選で、39,120名様にオリジナルツイリーをプレゼントいたします。たくさんのご応募、お待ちしております。※タカラヅカ・スカイ・ステージのホームページまたはハガキでのご応募になります。詳しくはホームページでご確認ください。 ■タカラヅカ・スカイ・ステージとはタカラヅカ・スカイ・ステージは、2002年7月1日に放送を開始したCS放送における宝塚歌劇専門チャンネルです。「舞台作品」「オリジナル番組」「タカラヅカニュース」など多彩な番組をスカパー!及び全国86社151局のケーブルテレビ局から放送しております。華麗な宝塚歌劇の世界が、舞台を彩る憧れのスターが、さらに身近に感じられる充実のプログラムにより、あなたのタカラヅカライフをステキに演出いたします。〇視聴方法:スカパー!、J:COM、eo光テレビほか全国のケーブルテレビ局〇視聴料金:月額2,700円(税抜)※タカラヅカ・スカイ・ステージのご加入方法は、公式ホームページよりご確認ください。 「これからもI NEED YOU」開催概要<(1)グランフロント大阪会場>開催期間:2022年7月1日(金)~7月10日(日)会場:グランフロント大阪 北館(大阪府大阪市北区大深町3-1)グランフロント大阪 うめきた広場(大阪府大阪市北区大深町4-1)開催時間:11:00~21:00(観覧無料)主催:株式会社宝塚クリエイティブアーツ特別協力:グランフロント大阪<(2)KITTE丸の内会場>開催期間:2022年8月12日(金)~8月21日(日)会場:JPタワー商業施設「KITTE」 (東京都千代田区丸の内二丁目7番2号)開催時間:11:00~20:00(観覧無料)主催:株式会社宝塚クリエイティブアーツ共催:日本郵便株式会社企画・運営:日本郵政不動産株式会社、JPビルマネジメント株式会社※イベントの展示内容は、変更になる場合がございます。※新型コロナウイルス感染拡大の状況等により、本イベント内容は一部変更、または中止となる場合がございます。※イベントスタッフは新型コロナウイルス拡大を防ぐため、健康管理に配慮し、対策に取り組んでいます。<本件に関する一般の方のお問い合わせ先>タカラヅカ・スカイ・ステージ カスタマーセンター (10:00~17:00)/日休TEL: 0570-000-290(※1)高ははしごだか株式会社宝塚クリエイティブアーツ リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月01日宝塚市立文化芸術センター(所在地:兵庫県宝塚市、館長:加藤義夫)は、日本を代表するアート・ディレクター、グラフィックデザイナー松井桂三氏の個展「松井桂三展|化学反応実験」を、2022年4月14日(木)~5月14日(土)の期間、開催いたします。詳細URL: 本展は、松井桂三氏が手がけた圧巻のポスターや、平面と立体を軽快に行き交うポップアップ作品など、魅力あふれる200点以上の作品を一堂に展示します。常に新しい表現に挑戦し続ける作品の変遷からは、社会状況・時代の流れも伝わります。ぜひご覧ください。松井桂三氏は、アパレル企業や文化施設、国際的なイベントのポスターをはじめ、パッケージやロゴマークなど、さまざまなデザインを手がけてきました。2003~2015年まで、大阪芸術大学大学院での指導ならびに大学においてデザイン学科教授を務め、2015年から現在まで、大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科学科長として、後進の育成にあたっています。また、宝塚市立文化芸術センターのロゴマークの制作者でもあります。概要は以下の通りです。メイン画像▼『Made in Takarazuka』シリーズについて宝塚市立文化芸術センターは、宝塚市内の芸術家にスポットを当てることを目的に、2020年度から宝塚市ゆかりのアーティストを紹介する『Made in Takarazuka』シリーズを展開しています。(第一弾は、2020年11月14日(土)~12月20日(日)に開催した展覧会「辻司七〇年の絵路ーメアンドロの光芒ー」。第二弾は、2021年9月4日(土)~10月11日(月)に開催した企画展「中辻悦子展ーWHOISTHIS?あなたは、誰れー」。)■開催概要タイトル :Made in Takarazuka vol.3 「松井桂三展|化学反応実験」会期 :2022年4月14日(木)~5月14日(土)休館日 :毎週水曜日(5月4日は開館)開館時間 :10:00~18:00(入館は17:30まで)※開幕日(4月14日)は13:00から会場 :宝塚市立文化芸術センター2Fメインギャラリー(〒665-0844 兵庫県宝塚市武庫川町7-64)公式WEBサイト 観覧料 :一般(高校生以上)800円、中学生以下無料※障がい者手帳提示でご本人様、付添の方1名まで無料問い合わせ:宝塚市立文化芸術センターTEL 0797-62-6800主催 :宝塚市立文化芸術センター(指定管理者:宝塚みらい創造ファクトリー)協力 :大阪芸術大学短期大学部後援 :神戸新聞社■関連イベント〇パートナーズサロン対談松井桂三×加藤義夫(宝塚市立文化芸術センター 館長)開催日時:2022年4月29日(金・祝)14:00~15:30会場 :宝塚市立文化芸術センター ガーデンハウス※定員20名 要予約、パートナー(有料会員)限定。入場時に、パートナーの会員証をご提示ください。パートナー入会については、 当センター公式WEBサイトをご確認ください。※予約方法 受付開始2022年4月1日(金)10:00から公式WEBサイト専用フォームよりお申込みください。■プロフィール松井桂三Keizo MATSUI広島市出身。米国アップル社Macのパッケージデザインシステム構築をはじめ、政府広報や関西国際空港(株)のシンボルマークなど制作。プレタポルテ「ヒロココシノ」のブランディング、ロート製薬[肌研ハダラボ]のコンセプト企画、ロゴやパッケージ群のデザインなどさまざまな企業・ブランドのアートディレクションを手がけている。国内外で多数の受賞歴を重ね、MoMA(ニューヨーク近代美術館)をはじめ世界各地の美術館に作品が収蔵されている。2003~2015年まで大阪芸術大学大学院での指導ならびに大学においてデザイン学科教授を務め、2015年から現在まで、大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科学科長として、後進の育成にも貢献している。また、宝塚市立文化芸術センターロゴマークの制作者でもある。宝塚市在住。松井桂三氏▼松井桂三氏コメントデザイン、アート、立体、ガラス、陶芸、映像など、限界をつくらず、ジャンルにこだわらず、挑んできた表現活動。心のおもむくままに発信した先でさまざまな奇跡が起こり、私の世界は広がりました。見る人を戸惑わせ、驚嘆させ、共感させる、脳内遊戯がカタチとなり、人を引き寄せるチカラとなる。そんな作品を創造し続けたい。この会場で私の作品の変遷をめぐり、HAPPYな化学反応を体感していただければうれしく思います。▲ガラス作品作りの様子■作品紹介「惨劇への発令」(1980)ニューヨーク近代美術館(MoMA)永久コレクションアメリカ国立公文書館所蔵「原爆投下命令書」をモチーフとしており、被爆地である広島で育った松井氏の根底に流れる、平和への思いが伝わる作品です。「悲惨の発令」(1980)ニューヨーク近代美術館(MoMA)永久コレクション「Fete du graphisme」(2015)パリ市から参加アーティストとして招聘され、制作された本作は、パリ市街を飾りました。「The Earth was Blue」の言葉からも、環境問題へのメッセージが伝わります。「Fete du graphisme」(2015)「(株)ワールド プロモーションツール」(1986)東京アートディレクターズクラブ賞を受賞した本作は、開くと電話機や蓄音器が飛び出すポップアップ作品です。平面と立体の境界を越えた、松井氏の自由で豊かな発想力が伝わります。「(株)ワールド プロモーションツール」(1986)「【祈り】No more Hiroshimaを願って」(1995)モスクワ国際グラフィックデザインビエンナーレ(ロシア)ゴールデン・ビー賞受賞作。シルクスクリーン11版刷りで作られている。美しくも怪しげな印象が、タイトルを知ることでさらに見る者の胸に刺さります。「【祈り】No more Hiroshimaを願って」(1995)(参考)「LUMEN DIGITAL INSTALLATIONパラダイムシフト/KEIZO MATSUI+STARRYWORKS inc.」(2020)※本展では、インスタレーショ ン作品は出品されません。宝塚市立文化芸術センター開館記念展に出品された映像作品。松井氏の作品は映像、彫刻、陶、ガラスと、グラフィックにとどまらない広がりを見せています。本展では、この映像作品をのぞき型のボックスでご覧いただきます。(参考)「LUMEN DIGITAL INSTALLATIONパラダイムシフト/KEIZO MATSUI+STARRYWORKS inc.」(2020)宝塚市立文化芸術センターWEBサイトURL: ▼アクセスQRコードQRコード 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月25日平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。宝塚歌劇オフィシャルショップ「キャトルレーヴ」(株式会社宝塚クリエイティブアーツ)は、2022年5月7日(土)、東京宝塚劇場の正面に位置する商業施設「日比谷シャンテ」の3階フロアに、新店舗「キャトルレーヴ東京店」をオープンいたします。「キャトルレーヴ東京店」は、東京宝塚劇場で上演中の公演に関する商品をはじめ、宝塚歌劇団各組の新旧の映像商品(ブルーレイ、DVD)、CD、書籍、ブロマイド、オリジナルグッズ等を数多く取り揃え、宝塚歌劇のオフィシャルショップならではの充実した商品ラインアップをお届けするとともに、首都圏における旗艦店として、幅広いお客様にお立ち寄りいただき、最新の宝塚歌劇情報にも触れていただける場所となるよう努めてまいります。また、新たな店舗は、これまでキャトルレーヴが首都圏で展開してきた店舗の中で最大の売場面積となり、ゆったりとした空間で宝塚歌劇の世界観を感じていただくことを目的にデザインされた店舗です。多くのお客様のご来店をお待ちしております。詳細は次のとおりです。■店舗情報・店名 キャトルレーヴ東京店・営業開始日 2022年5月7日(土)・店舗面積 約120坪・所在地 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ3階・営業時間 11:00~20:00・休業日 施設の休業に準じる(5月は休まず営業致します。)・最寄り駅東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷駅」 地下直結東京メトロ銀座線・丸ノ内線「銀座駅」(C1 出口)JR「有楽町駅」都営地下鉄三田線「日比谷駅」(A11 出口)東京メトロ有楽町線「有楽町駅」※現在、日比谷シャンテ地下1階で営業しております「キャトルレーヴ日比谷店」は2022年5月1日(日)をもって営業を終了いたします。※宝塚歌劇オフィシャルショップ「キャトルレーヴ」は、上記東京店のほか、宝塚店(兵庫県宝塚市 宝塚大劇場内)、梅田店(大阪市北区)を展開しています。■店舗イメージ【お客様からのお問い合わせ先】宝塚クリエイティブアーツ カスタマーセンターTEL:0797-83-6000(日曜休 10:00~17:00)(株)宝塚クリエイティブアーツ リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月24日神戸ファッション美術館は、開館25周年を記念した特別展「華麗なる宝塚歌劇衣装の世界」を2022年4月16日(土)から6月12日(日)までの期間開催する。宝塚歌劇の“衣装”に特化した初の大規模展示1914年の初公演以来、多くの人々に夢と感動をあたえ続けている宝塚歌劇。神戸ファッション美術館開館25周年記念として開催する本展は、そんな宝塚歌劇の“衣装”に特化した初の大規模展示だ。宝塚歌劇の衣装は、歌劇の題材が国際色豊かで時代背景も様々なため、多様な生地素材やスタイルを使用しているのが特徴。会場では華麗な舞台を支えるプロフェッショナルな技術も紹介しながら、華やかなデザインのドレスや靴、デザイン画など約120点を展示する。「タカラヅカ衣装」の奥深さを“写真や映像”で体感展示構成は、エピローグを含めた全5章。宝塚歌劇の世界へと誘う1章では、華やかな衣装や舞台写真、映像等で宝塚歌劇を紹介。2章では、歴史の変遷を、ファッションや衣装といった切り口で辿ることができる。人気アニメや漫画、ゲーム、映画などを原作とした作品も多い宝塚歌劇。3章は、原作との衣装の圧倒的な再現性を実感できるブースに。さらに4章では、和服をはじめ、中国、インド、欧州、北・南米など、世界中の地域をテーマにした作品の中から代表的な衣装を展示する。歌劇展の締めくくりは、シアターコーナーで映像を。また、写真撮影可能スペースでは、花・月・雪・星・宙の各組紹介と、豪華な大羽衣装を背景に記念撮影を楽しめる。舞台衣装という枠にとどまらない、個性豊かで幅広いジャンルの衣装たち。この機会に、「タカラヅカの衣装」の面白さや奥深さを体感してみては。【詳細】神戸ファッション美術館開館25周年記念「華麗なる宝塚歌劇衣装の世界」開催期間:2022年4月16日(土)~6月12日(日)会場:神戸ファッション美術館住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日料金:一般 1000(800)円、大学生・65歳以上 500(400)円、高校生以下無料※神戸市在住の65歳以上の人は無料。※()内は有料入館者30人以上の団体料金。※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)で割引。※開催期間は変更になる場合あり。【問い合わせ先】神戸ファッション美術館TEL:078-858-0050
2022年03月21日宝塚歌劇雪組公演『夢介千両みやげ』、『Sensational!』が3月19日(土)より、兵庫・宝塚大劇場にて開幕する。新トップコンビ彩風咲奈・朝月希和のお披露目公演となった前作『CITY HUNTER』では、人気アニメの舞台化に挑み、好評を博した雪組。今回は一転、「日本物の雪組」としての真骨頂を見せる。トップスター・彩風咲奈に話を聞いた。金と優しさで騒動を解決する新たなヒーロー誕生!?「以前、望海(風斗)さんが『壬生義士伝』で主演されたときに、“日本物の雪組”という伝統があるから実はかなりプレッシャーだったんだというお話をされていて。いざ自分が日本物の作品で主演をと伺ったときはやはり、その伝統を崩してはいけないなと、身の引き締まる思いになりました」。そんな強い思いで挑む『夢介千両みやげ』は、『桃太郎侍』をはじめ数々の名作を生み出した山手樹一郎の代表作のひとつ。父親から“通人”となるため千両を使っての道楽修行を言い渡された夢介が、“金と優しさ”でさまざまな騒動を解決していく痛快娯楽時代劇だ。「宝塚歌劇で登場するヒーローは、大恋愛があるものや、前回の『CITY HUNTER』のように力強さで解決していくものが多いと思いますが、夢介は本当に力を使わず、お金の力と心で解決していきます。劇中では、懐いっぱいになるんじゃないかっていうくらいお金を持ち歩いていて(笑)、どんどんいろんな人にお金を渡していきます。それがただお金を渡すだけではなく、それによって何か突き動かされる人がいたり、夢介によっていろんな人の人生が変わっていく。いろんな人に焦点が当てられるので、お客様にもいろんな人の目線で楽しんでいただけたらと思います」。彩風が演じる夢介は、腕っぷしは強いが喧嘩嫌いでお人好し、お節介な心優しき青年。自然体で演じたいと語る。「夢介は、歩いているだけで女性が寄ってきてくれたり、何か一言話すだけで女性から惚れてもらえる人。自分から何かを強く発信していく役というよりは、夢介として皆さんと出会って会話して、その中で何かを感じたり、何気なく思ってとった言動がその人を救ったりするので、自然な流れで心から出てくるように演じられたらと、役を深めています」。脚本・演出の石田昌也からは具体的な役のイメージも伝えられた。「俳優さんが演じるなら鈴木亮平さんかなとアドバイスをいただいたので、お話は全然違いますが、大河ドラマの『西郷どん』で鈴木さんが演じてらっしゃる西郷さんの温かさとか人の好さ、骨格の大きさや動き方なども見ながら勉強させていただいています。宝塚歌劇の男役が演じる夢介として、しっかりと舞台上に風情を息づかせたいですし、お衣装の着こなしから素敵でありたいと思います」。お客様をびっくりさせられる役者を目指して第二幕のショー『Sensational!』は、「命」「愛」「希望」をテーマに、人々の関心を惹く“センセーショナル”な風を巻き起こすダンシング・ショー。時に情熱的に、時にクールにお届けする。「今回、作・演出を手掛けられる中村一徳先生は、これまで、私が雪組配属になった当時のトップスター、音月(桂)さんをはじめ、すべてのトップさんの時代でショーを担当され、私もずっと出演させていただいてきました。その分、先生も雪組生のことをすごく理解してくださっていて、一人一人のいいところを引き出してくださっています。中村先生のショーは、先生の温かいお心がにじみ出るようで、今回も、さまざまな場面で見たことのない組み合わせや、最下級生まで全員が銀橋を渡る場面もありますので、新鮮に感じていただけたらうれしいです。また、一場面にしっかりと時間をとっていて、じっくり堪能することができますので、私たちも振付の先生方のニュアンスをたっぷりと吸収して、場面ごとに全然印象が違うものをお届けできたらと思います」。その中でも、今作での新たな挑戦や変化を尋ねた。「初めて宝塚歌劇団の振付をされる大野幸人先生の場面に出させていただくのですが、とても刺激的で、構成も面白いですし、まさに“センセーショナル”なものをお届けできるのではと思っています。また、和希そらが組替えして初めての大劇場公演。すでに雪組に馴染みすぎて、初めてのような感覚があまりないのですが(笑)、和希とふたりで踊る場面もあり、私も彼女の新しい風を受けながら、すごく楽しく踊らせていただいています。和希のパフォーマンスは、いいように肩の力が抜けていて、自然体で踊るところが魅力的だと感じていて、雪組のみんなにもいい影響になっているように思います」。大江戸スクランブル『夢介千両みやげ』ビジュアル(C)宝塚歌劇団入団から約15年。夢介が道楽修行の旅でさまざまな人物と出会うように、自身が宝塚で過ごす日々が道楽修行と重なる。「本当に日々が修行で、舞台に立たせていただいたり、お稽古したりすることで多くの方と出会っていろんなことを感じて、いろんなお役にも出会い、自分の人生ではない人生をたくさん生きさせていただいている。宝塚にいなければ経験していないようなことばかりですし、こんなにも自分のことを思って怒ってくださったり、泣いてくださったり、心の深いところまで導いてくださる方に出会えることってなかなかないんじゃないかと感じます。それが私自身の道楽修行だと思いますし、その中で、お客様に大きな拍手をいただいたり、涙を流していらっしゃる姿を目にしたり。そういうことを感じられるのが幸せで楽しくて、人生っていいなと思います」。目指す役者像は、カメレオンのような役者だと話す。「今までもいろんなキャラクターを演じさせていただいて、今回の夢介も、前回演じさせていただいた冴羽獠から印象がガラリと変わります。もちろん、男役としての品格、タカラジェンヌとしての美しさはずっと追求していきますが、柔軟に、いろんなお役や場面に対応できる役者を目指したいと思います。王子様のような役もいつまでもできるようにいたいですし、そこからだいぶ離れた印象のお役にも挑戦していきたい。今回の夢介も、一見、トップがこのキャラクター?という印象のお役だと思いますが(笑)、そんな風に、お客様にびっくりしていただける役者でありたいです」。取材・文:黒石悦子ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント彩風咲奈さんのサイン色紙を抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!宝塚歌劇団雪組大江戸スクランブル『夢介千両みやげ』/ショー・スプレンディッド『Sensational!』【兵庫公演】2022年3月19日(土)~4月18日(月)会場:宝塚大劇場【東京公演】2022年5月7日(土)~6月12日(日)会場:東京宝塚劇場
2022年03月19日宝塚月組によるミュージカル・キネマ『今夜、ロマンス劇場で』と、ジャズ・オマージュ『FULL SWING!』の東京公演が、2月25日(金)から東京宝塚劇場で開幕する。この2作品は、昨年8月に退団した前トップコンビ、珠城りょうと美園さくらの後を受け、新トップコンビに就任した月城かなとと海乃美月の本拠地お披露目公演として、1月1日に宝塚大劇場で幕を開けた。今年に入って宝塚では、公演関係者の新型コロナウイルス陽性が相次ぎ、花組の東京宝塚劇場公演が途中3週間の間中止になり、星組のバウホール公演と雪組の東京国際フォーラム公演は全日程中止。さらには星組御園座公演、宙組大劇場公演の開幕も延期され、混乱が続いたが、この月組公演はすべて予定通りに上演された。この勢いに乗って、東京でも3月27日の千秋楽まで、無事完走できることを祈りたい。『今夜、ロマンス劇場で』は、2018年に綾瀬はるかと坂口健太郎の主演で公開された同名映画の舞台化で、脚本・演出を手がけるのは、これまでにも『フットルース』『Shall we ダンス?』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『幕末太陽傳』など、映画原作の作品を数々ヒットさせてきた小柳奈穂子。月城の主演作を担当するのは、昨年10月の博多座公演『川霧の橋』から2作連続となる。月城が演じるのは、映画監督を夢見て撮影所で助監督として働く牧野健司。彼は、ロマンス劇場という古い映画館の映写室で見つけたモノクロ映画のヒロイン美雪に思いを寄せているが、ある日、その美雪がスクリーンから突然飛び出してきた。お転婆姫の役そのままに自分をしもべ扱いし、カラフルな現実の世界に興味津々の美雪に振り回されながらも、彼女への純粋で一途な愛を貫き通す誠実な青年を、月城が好演。美雪役の海乃も、これまでになくストレートに意志や感情を表現するお姫様役を生き生きと演じている。このほか、銀幕の大スター俊藤龍之介を存在感たっぷりに演じる鳳月杏、映画の登場人物で隣国の王子大蛇丸役の暁千星、健司の助監督仲間、山中伸太郎役の風間柚乃らが、それぞれ個性を生かして、周囲をしっかり固めている。併演の『FULL SWING!』は、ベテラン三木章雄の作・演出で、お披露目公演にふさわしく、明るくバラエティ豊かなショーだ。フランク・シナトラのメドレーや、“月”に因んだナンバーなど、様々なジャズのリズムに乗せ、歌とダンスがスタイリッシュに、情熱的に繰り広げられる。月城以下、大人っぽく色気たっぷりの月組男役たちによる黒燕尾の群舞なども見逃せない。3月27日(日)の千秋楽には、全国の映画館でライブ中継が行なわれ、タカラヅカ・オン・デマンドでライブ配信も予定されている。取材・文:原田順子
2022年02月25日宝塚歌劇団月組の新トップコンビ月城かなと・海乃美月の大劇場お披露目公演が、1月1日、いよいよスタート。2022年の宝塚大劇場の幕開きを華々しく飾る。演目は、2018年公開の大ヒット映画を舞台化したロマンチックなミュージカル『今夜、ロマンス劇場で』と、第2幕では、ジャズをテーマにしたショー『FULL SWING!』を上演する。本拠地・宝塚大劇場でのお披露目公演に向けて、トップスター・月城かなとに心境を聞いた。大ヒット映画を舞台化、未来へのエネルギーを感じる作品に2009年に宝塚歌劇団に入団。雪組での約8年間では、新人公演の主演を3度務めるなど、早くから注目を集めてきた月城。2017年の月組への組替えは、自身にとって「すごく転機だった」と話す。「誰も自分のことを知らない環境に飛び込む機会があまりない中で、雪組で培ったことを持って、またなりたい自分を作ることができる環境に飛び込ませていただけたことはすごくありがたかったです」。そしてさらなる経験を積み、珠城りょうからトップスターのバトンを受け取った。「5年ほど月組で過ごしていく中で、作品ごとに自分の立場に対しての責任を感じてきたつもりではありました。でもやはり、次の主演でと言われたときはとても緊張しましたし、驚きとともに、今までに感じたことのないような責任感を感じた瞬間でした」。そう語る月城だが、一方で「何かを気負って変えたりする必要はないと感じている」とも話す。「ありがたいことに、組の皆さんもいつもと変わらず接してくださいますし、作品に対する姿勢も変わらずにいてくださるので、そこは私も甘えて、これまで通りみんなで一緒に苦しみながら作っていきたい。そういう環境でお稽古をできていることがありがたいなと思います」。今回、月城が『今夜、ロマンス劇場で』で扮するのは、映画監督を目指し、助監督として働く牧野健司。足繁く通う映画館「ロマンス劇場」で、突然モノクロ映画の世界から飛び出してきた映画のヒロイン・美雪と奇跡的な出会いを果たすという、ロマンチックで切ないラブストーリーだ。「話の内容としてはシンプルで、とても宝塚らしさのある作品だと感じます。登場人物がすごく前向きで、健司自身も何かを乗り越えてでも進んでいこうというエネルギーのある人。この舞台版では、映画のイメージはそのままに、そこに宝塚らしさがプラスされています。今この状況下でこの作品を上演する意味や、月組が新しくスタートしていくときにこの作品をやる意味、作品の内容とともに未来へのエネルギーも感じていただけるのではと思いますので、等身大で演じたいです」。2022年の幕開きにいい勢いをつけて、次の組につないでいきたい一方、ジャズをテーマにしたショー『FULL SWING!』は、「全体を通してとても大人っぽい雰囲気」と魅力を語る。「私自身もファン時代に、少し色気のある大人っぽいショーが好きでしたので、今回挑戦させていただけることがありがたく思います。また、お芝居とは全然色が違うというのが、私自身、一番楽しみなところです」。スウィングのヒーロー誕生を祝うゴージャスなプロローグをはじめ、時にスタイリッシュに、時にソウルフルに、バラエティに富んだ場面で構成される。「『ビギン・ザ・ビギン』や『フレネシー』など原曲のある楽曲も使いながら、全編通してジャズで綴る作品です。お芝居仕立ての場面が多く、場面ごとに異なるストーリー性を楽しんでいただけるのではと思います」。トップ娘役として、月城の相手役となるのは海乃美月。「とても繊細で、絶対に役を体得したいという強い気持ちを持っている人なので、これからもお互いに体当たりでやっていきたいです。この立場になって作品に向き合うというのは、以前よりも強く責任を感じて、お互いにとても緊張している状態だと思います。いつも言っているのは、私たちが一番楽しんで舞台を作っていくということ。舞台で楽しめるように、お稽古で精一杯苦しんでやろうね、と話しています」。これからどんなふうに月組を率いていくのか。理想のトップ像を尋ねると「自分でも模索しながら進んでいます」と月城。「自分だけの力でトップとして存在していけるわけではないと、今すごく感じていて。男役としてもトップとしてもまだ全然完成されていませんので、時間をかけて、みんなの中に存在するトップになりたいです。周りの方々の力でこの立場でいさせていただいているという気持ちを、ずっと忘れないようにしたいです」。そしてお披露目公演に向けて「新しい組が1月1日からスタートするというのはもちろんですが、宝塚歌劇としても2022年の幕開きの公演ですので、これからどんどん、次の組に引き継いでいけるように、いい勢いをつけたいです。全力でスタートを切りたいと思います」。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント月城かなとさんのサイン色紙を抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!取材・文・撮影:黒石悦子宝塚歌劇団月組ミュージカル・キネマ『今夜、ロマンス劇場で』/ジャズ・オマージュ『FULL SWING!』【兵庫公演】2022年1月1日(土・祝)~2022年1月31日(月)会場:宝塚大劇場【東京公演】2022年2月25日(金)~2022年3月27日(日)会場:東京宝塚劇場
2022年01月06日2021年12月30日、アイドルグループ『V6』の元メンバーである坂本昌行さんが、元宝塚歌劇団トップスターで女優の、朝海ひかるさんとの結婚を発表しました。歳末の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。私、坂本昌行は結婚いたしましたことをご報告させていただきます。これまでファンの皆様、そして、関係者の方々に支えられ素敵なお仕事をさせていただきましたことに、心より感謝申し上げます。これからも皆様のご期待に応えられるように、日々精進して参りますので、今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。Johnny’s netーより引用坂本さんは、2021年で50歳を迎え、ジャニーズ事務所所属のアーティストとしては、最年長での結婚ということも話題に。年末に届いたビッグニュースに、ファンからは「おめでとうございます!」と祝福の声も寄せられています。坂本さん、朝海さん、ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2021年12月30日LDH JAPANと宝塚歌劇団のコラボレーションが決定。2つの作品を上演することが分かった。1作品目は、国内最大の劇場型ホール「東京ガーデンシアター」で行われる、想像を超える圧巻のステージ「FLY WITH ME」(フライ ウィズ ミー)。宙組トップスター・真風涼帆を主演に、新たな歴史を刻む。LDH JAPANのライブの企画・演出を手掛けるクリエイティブチーム「TEAM GENESIS」によるプロデュース作品となっており、劇場全体を「空港」および「宙(ソラ)」に見立て、大空や銀河などをテーマにした壮大なコンセプトのもと、「Love(愛)」と「Dream(夢)」と「Romance(浪漫)」溢れる構成で、未来への希望に満ちた究極の「Happiness(幸せ)」を届ける。2作品目は、「HiGH&LOW」をオリジナル脚本で贈る「HiGH & LOW -THE PREQUEL-」。連続ドラマとして始まり、2020年までにシリーズ5作が放送。映画シリーズは7作、累計興行収入78億円、累計観客動員555万人を突破した、音楽・LIVE・コミック・ゲーム・SNS・テーマパークなどあらゆるメディアを融合させた総合エンターテインメント・プロジェクト「HiGH&LOW」。この壮大なシリーズの作品群の隠された前日譚(THE PREQUEL)を新たに構想し、宝塚歌劇の世界観での舞台化に挑戦。物語は、ムゲン解散から数か月後、「SWORD」誕生前夜の物語。ある事件をきっかけに突如、ムゲンは解散し、無数のチームによる抗争が後を絶たなかった中、ひとりの女性が現れる。彼女と恋に落ちたのは、「山王連合会」のリーダーのコブラ。だが、2人には抗うことのできない運命が待っていた。「守るべきものができると弱くなる」。それは戦うモノたちのセオリーなのか。やがて頭角を現す5つのチーム「山王連合会」「White Rascals」「RUDE BOYS」「鬼邪高校」「達磨一家」。その裏には、コブラを無口にさせる悲恋が…というあらすじ。真風さんと宙組が演じる。また本作は、3時間の公演のうちの前半1時間35分で上演され、後半に55分の宝塚オリジナルショー、ファッシーノ・モストラーレ「Capricciosa!!」(カプリチョーザ)が上演される。なお、チケットの発売日、座席料金などについては、未定となっている。SUZUHO MAKAZE SPECIAL RECITAL @TOKYO GARDEN THEATER「FLY WITH ME」Produced by TEAM GENESIS from LDH JAPANは2022年6月10日(金)~12日(日)東京ガーデンシアターにて上演。TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE「HiGH & LOW -THE PREQUEL-」は2022年8月~9月宝塚大劇場、2022年10月~11月東京宝塚劇場にて上演予定。(cinemacafe.net)
2021年12月24日EXILE、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEなど数々のアーティストを生み出したLDH JAPANが宝塚歌劇団とコラボレーションすることが発表された。コラボ1作目は「SUZUHO MAKAZE SPECIAL RECITAL @TOKYO GARDEN THEATER『FLY WITH ME(フライ ウィズ ミー)』」。国内最大の劇場型ホール「東京ガーデンシアター」の舞台に、宙組トップスター真風涼帆が登場。LDH JAPANのライブ企画・演出を手掛けるクリエイティブチーム「TEAM GENESIS」がプロデュースを担当し、劇場全体を「空港」および「宙(ソラ)」に見立て大空や銀河などをテーマにした壮大なコンセプトのもと、「Love(愛)」と「Dream(夢)」と「Romance(浪漫)」溢れるステージとなる。そして、2作目はLDH JAPANが手がける人気プロジェクト「HiGH&LOW」をオリジナル脚本にてお送りする「TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『HiGH & LOW –THE PREQUEL-』」。2015年に連続ドラマとして日本テレビ系列にて初放送された『HiGH&LOW』は、2020年までにシリーズ5作が放送され、2016年より公開された映画シリーズは全7作で累計興行収入78億円、累計観客動員555万人を突破した。今作では、『HiGH&LOW』シリーズの作品群の隠された前日譚(THE PREQUEL)を新たに構想。「SWORD」誕生前夜の物語を宝塚歌劇の世界観での舞台化に真風涼帆と宙組が挑戦する。『FLY WITH ME(フライ ウィズ ミー)』は2022年6月から東京ガーデンシアターにて公演予定。『HiGH & LOW –THE PREQUEL-』は2022年8月から宝塚大劇場、2022年10月から東京宝塚劇場にて公演予定となっている。<公演情報>宙組公演「SUZUHO MAKAZE SPECIAL RECITAL @TOKYO GARDEN THEATER『FLY WITH ME(フライ ウィズ ミー)』」Produced by TEAM GENESIS from LDH JAPAN2022年6月10日(金) ~6月12日(日) 東京ガーデンシアター※発売日、座席料金等につきましては、決まり次第、宝塚歌劇HPでご案内いたします。主演:真風涼帆構成・演出:野口幸作宙組公演「TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『HiGH & LOW –THE PREQUEL-』」■宝塚大劇場:2022年8月~9月(予定)一般前売:未定■東京宝塚劇場:2022年10月~11月(予定)一般前売:未定※詳細については、後日あらためてご案内いたします。※上記作品は、3時間の公演のうちの前半1時間35分で上演され、後半に55分の宝塚オリジナルショー、ファッシーノ・モストラーレ『Capricciosa!!(カプリチョーザ)』が上演されます。主演:真風涼帆 / 潤 花原作・著作:HI-AX構想:平沼紀久(LDH JAPAN)/ 渡辺啓(LDH JAPAN)脚本・演出:野口幸作宝塚歌劇公式ホームページ
2021年12月24日2021年に、初舞台から20周年を迎えた、元宝塚歌劇団・月組トップスターの龍 真咲(りゅう・まさき)さん。同年2月に行われるコンサートに出演することが決定し、1年9か月振りにステージに立ちます。龍さんがゲストとして出演するのは、クラシック演奏家の林 はるかさん・そよかさん姉妹のコンサート『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』です。コンサートの第1部は、はるかさんのチェロと、そよかさんのピアノによるクラシック演奏。第2部では姉妹の演奏に龍さんがヴォーカルとして参加し、龍さんがセレクトした5曲を披露します。5曲には、宝塚歌劇団時代に歌唱した楽曲など、ポップスを中心に龍さんが歌いたい曲を盛り込んだそうです。第1部と第2部の間には、龍さんとはるかさん・そよかさん姉妹で展開する音楽にちなんだトークと、そよかさんによるピアノの即興演奏も予定されています。記者会見で笑顔を見せる龍さんコンサートの決定を発表した記者会見の後に、龍さんはこのようなコメントを発表しています。久しぶりのステージとなります。どこから来るのか分からない緊張感みたいなものはまだまだありますが、本番まで歌と向き合ってはるかさんとそよかさんと一緒に、素敵なコンサートを創りたいと思います。久しぶりに沢山の報道陣の皆様にもお会いできてお話し出来たのも嬉しかったですし、なによりもこんなに注目して下さり感謝です。まだまだ不安な日々ではありますが、今出来る事を目標にしてファンの皆様をはじめご観劇下さる皆様に暖かいハートをお届けできたらと思います。龍真咲龍さんは、アニバーサリーイヤーに、歌声でパワーを届けてくれることでしょう!【はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲】日時:2022年2月19日14時開演会場:サンケイホールブリーゼ(大阪府)[文・構成/grape編集部]
2021年12月03日株式会社阪急阪神ホテルズ(本社:大阪市北区 代表取締役社長:山中 直義)では、11月29日(月)より、宝塚ホテルのロビーに、小磯 良平(こいそ りょうへい)画伯(1903年-1988年)が描いた、宝塚歌劇団出身で女優の八千草 薫さん(1931年-2019年)の肖像画複製パネルを常設展示いたします。また、この展示を記念した除幕式を同日に執り行い、あわせて八千草さんにまつわる写真や物品などを期間限定で展示します。<除幕式概要>日時 2021年11月29日(月)11:00場所 宝塚ホテル 1階ロビー登壇者山崎(※1) 晴恵(やまさき はるえ) 様 (宝塚市長)澤村 春菜(さわむら はるな) 様 (小磯画伯の曾孫 ご親族代表)岡 泰正(おか やすまさ) 様 (神戸市立小磯記念美術館 館長)原田 純一(はらだ じゅんいち) 様 (八千草さんの所属事務所代表)木場 健之(こば けんし) 様 (宝塚歌劇団 理事長)彩風 咲奈(あやかぜ さきな) 様 (宝塚歌劇団 雪組トップスター)朝月 希和(あさづき きわ) 様 (宝塚歌劇団 雪組トップ娘役)※混雑緩和のため、一般の方のご高覧は制限いたします。<写真や物品の展示についての概要>期間 2021年11月29日(月)~2022年1月31日(月)場所 宝塚ホテル1階ロビー 肖像画複製パネル周辺内容八千草さんの宝塚歌劇団現役時代やテレビドラマなどでご活躍されていた当時の写真などを展示します。■当社の安心・安全の取り組みについてはこちら [肖像画複製パネル展示にあたって]古典的な西洋絵画の技法を得て、端正な人物画を描いた小磯画伯。八千草さんが所属した「清く、正しく、美しく」という小林 一三翁の教えを受け継ぐ宝塚歌劇団。そして、阪神間モダニズムが息づく社交の場として西洋文化を広める一翼を担ったと言われる宝塚ホテル。三者に共通するのはモダンな感覚、気品あふれるスタイルです。宝塚ホテルのロビーには小磯画伯が原画を描き、宝塚大劇場で実際に使われていた緞帳(どんちょう)が飾られ、今も訪れるお客様を出迎えています。小磯画伯が描く女性像が宝塚ホテルや宝塚大劇場のお客様が抱く、憧れのイメージに、ハーモニーとなって響きあうことを願っています。[肖像画複製パネル 解説]今回展示する作品は、小磯画伯が1956年に描いた油彩画『婦人像』のうち、和装姿の八千草さんを描いた複製パネルです。『婦人像』は神戸市立小磯記念美術館が所蔵する作品のひとつです。八千草さんは、1955年上映の東宝によるイタリアと日本の合作映画『蝶々夫人』で“日本人女性の象徴”としてヒロインを演じています。小磯画伯は、この八千草さんに感銘を受け、当時の週刊誌の表紙モデルとして、和装姿の清楚な八千草さんを描きました。この時、洋装姿の八千草さんとともに、あわせて制作されたのが本作品です。昨年春、小磯画伯による、洋装姿の八千草さんの肖像画が、同美術館に寄贈されたことをきっかけに、著作権者のご了承のもと、同美術館の指導をいただきながら、本作品、『婦人像』を紹介する複製パネルの展示がかないました。(※1)崎は大が立。たつさき阪急阪神ホテルズ リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月24日宝塚歌劇団星組による、宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』と、ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』の東京公演が、11月20日(土)、東京宝塚劇場で開幕する。この公演は、礼真琴と舞空瞳のトップコンビを支え、自らも、唯一無二の存在として輝きを放ってきた人気スター、愛月ひかるの退団公演でもあり、注目度は高い。『柳生忍法帖』は、山田風太郎の同名時代小説の初の舞台化で、脚本・演出は、日本物を多く手がける大野拓史。大野は、礼が星組トップスターになる以前に主演した、『阿弖流為-ATERUI-』や全国ツアー『アルジェの男』の演出を担当しており、礼からの信頼も厚い。その礼真琴が演じるのは、小説や映画、ドラマなどでもよく描かれる柳生十兵衛。将軍家の剣術指南役、柳生宗矩の嫡男でありながら、修行のために諸国を旅している隻眼の剣豪だ。抜群の運動神経とリズム感を持つ礼が見せる激しい立ち回りは、大きな見どころのひとつだろう。物語は、会津藩のお家騒動を軸に描かれる。暴君を見限り、一族を連れて出奔した会津藩の家老が、捕えられて殺され、残った女性たちは、縁切寺として知られる鎌倉の東慶寺に逃れるが、藩主の討手が迫る。復讐を誓う彼女たちの指南役を任された十兵衛は、共に会津藩を目指すが、彼らの前には、会津七本槍(瀬央ゆりあ、綺城ひか理、天華えま、極美慎ら)が次々と立ちはだかり、さらに、藩の実権を握る芦名銅伯(愛月)と、その娘で藩主の側室ゆら(舞空瞳)が待ち受けていた……。礼が、念願の剣の達人を颯爽と余裕たっぷりに演じて頼もしい。退団が惜しまれる愛月の銅伯は、107歳という設定だが、ドクロをあしらった着物、長く垂らした白髪に赤い口紅という妖しい美しさで、観る者を魅了する。『モアー・ダンディズム!』は、作・演出の岡田敬二が長年手がけてきた“ロマンチック・レビュー”シリーズの21作目で、中でも、宝塚の男役の美学が詰まった“ダンディズム”をテーマにした作品は、1995年の『ダンディズム!』、’06年の『ネオ・ダンディズム!』に続き、第3弾となる。今作では、礼真琴の抜群の歌唱力とダンス力を生かし、現代的でシャープな要素が加えられた。これまでにないワイルドな礼も観られる。一方、愛月が、まばゆいばかりの純白の軍服姿で登場するシーンは、伝統的なレビューの華やかさ、上品さをたっぷり楽しめて、こちらも印象深い。12月26日の千秋楽には、本公演終演後、愛月のサヨナラショーが開かれ、その模様も含めて、全国各地の映画館でライブ中継、タカラヅカ・オン・デマンドでライブ配信が行なわれる。ライブ配信は、12月2日の新人公演でも実施される予定だ。文:原田順子宝塚歌劇星組 宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』 / ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』東京公演2021年11月20日(土)~2021年12月26日(日)会場:東京宝塚劇場
2021年11月20日入団9年目という宝塚歌劇団でも史上2番目の早さでトップスターに就任した、元月組の珠城りょうさん。男役芸の習得に10年といわれる世界で、若きトップスターとしての苦労も多かったはずだ。あらためて今年8月に退団するまでの約14年間の宝塚人生を振り返ってもらった。「本当に山あり谷ありで、向かい風が強かったこともありました。でもその経験をしたことによって、精神的に強くなれましたし、自分自身が人の気持ちに寄り添うことができるようにもなりました。ひとりの人間として成長させてもらえたと思います。その経験があったことで、お芝居の中で自分とは全然違う人物の人生を生きる時の役への寄り添い方が深まった気もします。そして何より、私という人間を信じてついてきてくださるファンの方がた、そして私をなんとしても支えようとしてくれていた月組のみんな…そういう存在の大きさをあらためて実感できました。周りに心配をかけたくなくて、弱さをさらけ出したりできない人間なのですが、退団された上級生が絶えず私を心配して連絡をくださったり、同期が常に気にかけてくれたり。そういうたくさんの方の愛情には、いま話していても胸がいっぱいになるほど。苦しいこともありましたが、それ以上に得たものが多く、振り返っても、やっぱり宝塚って愛に満ちた場所なんだなっていうのを感じます」もともと舞台上で大きさを感じさせる存在感のあるスターであり、心ある芝居で役柄に厚みをもたらす演技者でもあった。しかし、さまざまな経験を経てトップ5年目にして主演した『赤と黒』で、これまでよりいっそう深い役への理解と表現に胸をつかれた。スタンダールの小説を舞台化したもので、貧しい家に生まれた青年・ジュリアンが立身出世のため、あらゆる手段を使って成り上がっていく物語。ジュリアンは野心家のヒールとして捉えられがちだが、珠城さんはジュリアンを孤独を抱えた一途すぎる青年として演じた。それゆえ、その一途さが間違った方向に向かった後の破滅的な結末が、崇高で美しいものに見えたのだ。「過去にも宝塚で上演されている作品ですが、そこに頼りすぎるとどうしても真似になってしまうと思い、ジュリアンの役は原作の小説から立ち上げていきました。たしかに出世のために手段を選ばない人物ではあります。でも、家に居場所がなくて木の上で本を読んでいたり、笑いかけられた女性の美しさに感動して涙を流したりという描写もあり、自分の居場所を必死に求める彼の孤独を感じたんです。自分の存在意義を誰からも認められるような居場所が欲しかっただけの人間なんじゃないか…。自分なりの解釈ではありますけど、そうやって考えていくうちに、ジュリアンという人物がすごく腑に落ちたんです。あの作品を良かったと言ってくださる方が多く、ジュリアンとしての人生を生きられたのかなと思っています」熱っぽく、そして楽しそうに語った後に、「自分以外の誰かの人生を生きられるって、すごく楽しいんですよね」と力を込めた。「お芝居の中では、自分ではできないいろんな経験ができる。そこにすごく面白さを感じています。なので、これからも細々とでもいいから、何かお芝居ができたらいいなと思っています」ただ、退団後の進路を“俳優”と定めずに進んでいきたいとも。「今日こうして久しぶりにメイクをして、いろんな洋服を着て写真を撮っていただいて、本当に楽しいなって思ったんですよ。この先、どんなご縁に巡り合うかわからないですし、流れに身を任せて、いろんなことに挑戦していきたいと思っています。舞台なのか映像なのか、雑誌のお仕事なのか、はたまた全然違うお仕事に出合うかもしれない。フラットな気持ちで目の前のことと向き合っていけたらいいですね」たまき・りょう愛知県出身。2008年に宝塚歌劇団に入団し、月組に配属。早くから注目され、入団6年目にはバウホール公演『月雲の皇子』主演を果たす。’16年に月組トップスターに就任し、『グランドホテル』『雨に唄えば』『エリザベート』などの数々の大作ミュージカルに主演。今年8月に退団。退団公演の『桜嵐記』での情緒に溢れた深みのある演技も話題に。『Greatest Moment』が退団後1作目。来春、東京、大阪にて待望のソロコンサートが決定。ニット¥85,800パンツ¥63,800シューズ¥79,200(以上ヨウジヤマモト/ヨウジヤマモト プレスルーム TEL:03・5463・1500)リング、ベルトはスタイリスト私物宝塚歌劇 花組・月組 100th anniversary『Greatest Moment』現在、花・月・雪・星・宙の5組が存在している宝塚歌劇団。その組制度の始まりが花組と月組が誕生した1921年。組の誕生から100年を祝し、これまでの花組・月組のトップスターたちが、懐かしの名曲や名場面を披露するショー。11月13日(土)~22日(月)東京国際フォーラム ホールCにて上演。構成・演出/三木章雄有料の生配信も予定。詳しくはHPにて確認を。※『anan』2021年11月17日号より。写真・中野敬久スタイリスト・重光愛子(A.K.A.)ヘア&メイク・赤松絵利(ESPER)取材、文・望月リサ撮影協力・AWABEES(by anan編集部)
2021年11月16日宝塚歌劇雪組 東京宝塚劇場公演ミュージカル『CITY HUNTER』、ショーオルケスタ『Fire Fever!』が、dTVにて有料ライブ配信される。dTVでは今回、宝塚歌劇の新人公演としては初のライブ配信となる公演、雪組 東京宝塚劇場新人公演 ミュージカル『CITY HUNTER』を全編ライブ配信。また、雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽 ミュージカル『CITY HUNTER』、ショーオルケスタ『Fire Fever!』のライブ配信も決定した。さらに、ライブ配信に加え、「NOW ON STAGE 雪組宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演『CITY HUNTER』『Fire Fever!』」、「TAKARAZUKA NEWS Pick Up 雪組宝塚大劇場公演『CITY HUNTER』『Fire Fever!』突撃レポート ~2021年8月より~」など、宝塚歌劇の関連コンテンツを、10月以降随時dTV会員向けに期間限定で配信する。東京宝塚劇場新人公演『CITY HUNTER』は10月14日(18:30〜)にライブ配信、配信チケット(2,500円)は10月7日(10:00〜)発売。東京宝塚劇場公演千秋楽『CITY HUNTER』『Fire Fever!』は11月14日(13:30〜)にライブ配信、チケット(3,500円)は11月7日(10:00~)発売。なお、有料ライブは、dTVの契約有無にかかわらず配信チケットを個別決済で購入可能。
2021年09月30日宝塚歌劇星組公演『柳生忍法帖』、『モアー・ダンディズム!』が9月18日(土)より、兵庫・宝塚大劇場にて開幕する。前回の星組大劇場公演『ロミオとジュリエット』では、ピュアでまっすぐなロミオを情感豊かに演じて魅せたトップスター・礼真琴。今作では一転、立ち廻りも満載の『柳生忍法帖』では隻眼の天才剣士・柳生十兵衛に扮する。作品の見どころや意気込みを、取材会で聞いた。柳生十兵衛で“包容力”、レビューでは“男役の美学”を追求史実にフィクションを織り交ぜ壮大なスケールで描いた山田風太郎の傑作時代小説『柳生忍法帖』。宝塚歌劇で初の舞台化となる本作は、礼にとっても「新しいジャンルの挑戦」だ。時は江戸時代。暴政を敷く会津藩主・加藤明成は、自分を見限り出奔した家老・堀主水(ほりもんど)を断罪し、一族の女たちをも襲撃。生き残った7人の女たちは、隻眼の天才剣士・柳生十兵衛を指南役に迎え、かたき討ちを誓う……。柳生十兵衛について礼は「男らしくてカッコよくて、日本人魂が渦巻いている素敵な男性だなという印象です。かたき討ちをする7人の女性たちのことを常に気遣っていたり、ふと優しい言葉をかけてあげたり、ただ厳しくて強いだけでなく、彼の持つ優しさにすごく惹かれます。大人の余裕、包み込む大きさを表現できればと思います」。立ち廻りの場面も多いが「実際、“七本槍”という相手に対してかたきを討つのは女性たち。十兵衛が先頭に立って戦うというよりも、サポートする立場なので、指示を与えたり手助けをしたりと、また新しいポジションを楽しんでいます」。(C)宝塚歌劇団これまで数々の名優たちが映像、舞台で演じてきた柳生十兵衛。原作小説を読み返すことはもちろん、さまざまな映像を観たり、舞台『魔界転生』を観劇したりと、役のイメージを深めてきた。「特に、脚本・演出の大野(拓史)先生から『柳生十兵衛といえば千葉真一さん』と最初にお聞きしたので、千葉さんの立ち振る舞いや、片方しか見えていない目の使い方などを映像で勉強させていただきました。なかなか真似できることではないですが、そこを目指していけたらと思っています」。第二幕のレビュー『モアー・ダンディズム!』は、岡田敬二が作・演出を手掛ける“ダンディズム”シリーズ。1995年花組・真矢みき主演の『ダンディズム!』、2006年星組・湖月わたる主演の『ネオ・ダンディズム!』に続く第三弾だ。宝塚歌劇の永遠のテーマである“男役の美学”を追求する、クラシカルでロマンチックなレビューの世界を堪能できる。「第一弾の『ダンディズム!』と第二弾の『ネオ・ダンディズム!』、この二作品からも念願の場面が入っていて、夢にあふれたレビューになっています。初演から受け継がれてきた“キャリオカ”の場面や、プロローグ、ハードボイルドな場面はすごく憧れていたので、嬉しさと同時に難しさも感じています。岡田先生にも“礼真琴にしか出せないダンディズムを出してほしい”と仰っていただいているので、先輩方の見様見真似ではなく、今の自分が出せる自分らしいダンディズムとは何かと、必死に研究しています。男性がどっしりと立っているだけでも成り立つ圧倒的な存在感が出せたら素敵だなと思います」。「ダンディズムを追求する中で、「初演の真矢みきさんの映像でもたくさん勉強させていただきましたし、先日、湖月わたるさんとお話をさせていただきました。その中で、“この目線の使い方だと、あの方だったらどうされるかな?”とか、星組の歴代のトップさんをイメージしながらやりつつ、最後は自分のやりたいように自分の魅力を出せばいいと思う、というお言葉をいただきました。今、星組のこの立場でやらせていただいている以上は、これまで築いてきてくださった先輩たちの何かを盗みながら、礼真琴としてのダンディズムをお見せできたらと思っています」。観ていただいた方の一歩を踏み出す手助けになれたら本公演をもって、星組を、礼真琴を支えてきた男役スター、愛月ひかるが退団する。愛月への思いを尋ねると「一番は寂しい気持ちが大きい」と語る。「ずっと私をサポートしてくださって、気遣ってくださって、本当に支えていただいた方。私が言うのもおこがましいですが、本当に愛さんと一緒に舞台に立っていると、すごく心地よくて空気感が大好きでした。愛さんの専科時代にも共演させていただいて、星組に来てくださってからもすごく濃い時間を過ごさせていただきました。愛さんの最後の公演でご一緒させていただけるのは本当に幸せだなと思います」。上級生が退団することへの寂しさを感じるとともに、下級生の意識の変化も感じ取っている。「どれだけ上級生の皆さまに助けていただいているかというのは、毎公演すごく感じます。それと同じくらい、下級生のパワーもものすごく大きくて。上級生の方が卒業されていくたびに、下級生からも、一人ひとりが責任を持って力を出さなければと思ってくれていることが伝わってきます。こうして続いていくことがタカラヅカなんだなと、この立場になって改めて実感しています」。コロナ禍でまだまだ油断できない状況が続く中「無事に初日の幕が開いて千秋楽まで駆け抜けられるように、自分たちも最善を尽くして取り組みたい」と力を込める。「ひとりでも多くのお客様に観ていただきたい思いはありますが、劇場まで来られない方々もたくさんいらっしゃる中で、ライブ配信などの映像を通してでも、もうちょっと頑張ってみようとか、観ていただいた方の一歩を踏み出す手助けになれたらいいなと思います」。取材・文:黒石悦子ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント礼真琴さんのサイン色紙を抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!宝塚歌劇団星組宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』 / ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』【兵庫公演】2021年9月18日(土)~2021年11月1日(月)会場:宝塚大劇場【東京公演】2021年11月20日(土)~2021年12月26日(日)会場:東京宝塚劇場
2021年09月17日宝塚クリエイティブアーツでは、東京宝塚劇場リニューアル20周年を記念して「東京宝塚劇場 Reborn 20th ANNIVERSARY」ブルーレイ・2枚組CDを同時発売いたします。詳しくはこちら→ 東京宝塚劇場リニューアルオープンから20周年。2001年月組のこけら落とし公演から2020年花組公演まで、トップスターが歌う心に残る名曲37曲を貴重な東京宝塚劇場公演の映像、音源でお届けします。■商品情報価格は税込東京宝塚劇場 Reborn 20th ANNIVERSARYブルーレイ 価格¥8,800 TCAB-164CD(2枚組)価格¥4,950 TCAC-642~643■収録内容東京宝塚劇場にて2001年~2020年に上演された、花組・月組・雪組・星組・宙組の公演作品より計37曲(ブルーレイ、CDともに)■発売日2021年9月17日(金)■販売場所キャトルレーヴ各店宝塚店・東京劇場店・日比谷店・梅田店・福岡店およびキャトルレーヴオンライン その他各特約店【お問い合わせ】宝塚クリエイティブアーツ カスタマーセンターTEL.0797-83-6000(日曜休 10:00~17:00)(株)宝塚クリエイティブアーツ 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月15日宝塚宙組のMusical『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-~サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る~』と、タカラヅカ・スペクタキュラ-『Délicieux!-甘美なる巴里-』の東京公演が、8月21日(土)、東京宝塚劇場で開幕する。この公演は、トップスタ-真風涼帆と、新たにトップ娘役に就任した潤花の、新トップコンビ大劇場お披露目公演でもある。前半の『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』は、あの名探偵シャーロック・ホームズを主人公に、作・演出の生田大和が、アーサー・コナン・ドイルのホームズシリーズのうち6本ほどの短編を軸に、新たに構成した。ホームズ役の真風は、積み重ねてきた男役としてのキャリアを存分に生かし、抜群に頭が切れて観察眼も鋭く、行動力もあるが、事件以外のことには無関心で、かなりの変わり者というこの難しい人物を、宝塚歌劇の主人公らしく、ダンディでスマート、そして人間味あふれる英国紳士として作り上げた。ホームズのトレードマークのようなインバネスコートもよく似合っている。潤花が演じるのは、女嫌いのホームズが、唯一心惹かれた女性と言われるアイリーン・アドラー。ミラノ・スカラ座のオペラ歌手だが、各国要人を手玉に取ってきた女詐欺師という裏の顔も持つ。スラッとして大人の雰囲気を持つ潤は、この謎めいた女性役にはぴったりで、円熟味を増した真風の隣に立つと、絵のように決まる。ホームズの宿敵として有名なジェームズ・モリアーティ教授は芹香斗亜。明るく陽のイメージがある芹香が、恐怖で人を支配しようとする究極の悪人役に挑んでいる。舞台は1890年のロンドン。切り裂きジャック事件を解決したホームズは、ヴィクトリア女王から、紛失した英国海軍潜水艦の設計図捜しを依頼され、事件にアイリーンが関係し、その裏にはモリアーティの存在があると推理する。ほかに、ホームズの友人ワトスン博士(桜木みなと)、スコットランド・ヤードのレストレード警部(和希そら)など、ホームズファンにはお馴染みの顔ぶれも揃う。後半の『Délicieux!』は、野口幸作が作・演出を手がけた、スウィーツがテーマのレヴューで、タイトルは“とても美味しい”という意味のフランス語だ。大劇場は、今春入団した107期生の初舞台公演でもあったため、祝祭感に溢れたカラフルで華やかな舞台になっている。9月26日(日)の千秋楽には、全国各地の映画館でライブ中継が行なわれ、タカラヅカ・オン・デマンドでライブ配信も実施される予定だ。文:原田順子宝塚歌劇宙組『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』~サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る~/『Delicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』2021年8月21日(土)~2021年9月26日(日)会場:東京宝塚劇場
2021年08月21日宝塚歌劇団 宙組によるミュージカル「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」、タカラヅカ・スペクタキュラー「Delicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-」の千秋楽の模様を全国各地の映画館でライブ・ビューイングすることが決定した。ミュージカル「シャーロック・ホームズ」は、タイトル通りコナン・ドイルによる「シャーロック・ホームズ・シリーズ」を基に展開される物語となっており、名探偵シャーロックが挑む冒険活劇が描かれる。一方「Delicieux!」は、“スウィーツ”をテーマにした、絢爛華麗なパリ・レヴュー。ベルエポックからレザネフォルを始めとした古き良き時代のパリを、魅惑の音楽と共に巡るステージだ。今回の公演は、宙組新トップコンビ、真風涼帆&潤花の宝塚大劇場・東京宝塚劇場お披露目公演となっている。なお、ライブ・ビューイングのチケットは、8月14日(土)11時より先行抽選販売、9月18日(土)11時より一般発売が行われる。宝塚歌劇 宙組東京宝塚劇場公演「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」「Delicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-」千秋楽ライブ中継は9月26日(日)全国各地の映画館にて上映。(cinemacafe.net)
2021年08月13日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは宝塚、伝説のトップスターである鳳蘭さん!凛々しい立ち姿と素敵な内面にうっとりです。第1回は「宝塚の知識ゼロで音楽学校を受験!」。宝塚の知識ゼロで音楽学校を受験!歌や踊りが好きだったわけではないのですが、小さい頃から私は人を喜ばせることは大好きでした。あるとき家にお客様がいらしたので、父にまつわる自作の歌を歌ったら、お客様も父もワッと笑ってくれたんです。それが本当に嬉しくて。目の前の人に笑ってほしい、それが一番の私の幸せ。その気持ちは75歳になった今もまったく変わっていません。その気持ちがあったから宝塚を目指した…と言えたらよかったんですが、そういうことではまったくなく(笑)。中学3年のとき、友達に「どこの高校受けるの?」と聞いたら、その子が「私、宝塚音楽学校受けるの」と言うんです。実は私、遊園地の宝塚ファミリーランドは遠足で行ったことがあったんですが、宝塚歌劇団の存在を知らなかった。でもその子が受けるなら私も、と思い、7か月だけ歌と踊りのレッスンを受けて受験をしたら、受かっちゃった…!!でもこの時点でもまだ私、宝塚を観劇したことなかったんです…。初めての観劇で、一気に心を奪われて…。初めて宝塚の舞台を観たのは、音楽学校に入学してから。授業の一環として、1か月に1度、3階のてっぺんから観劇させてもらえる機会があり、そこでやっと観ることができた。そこでようやく、宝塚の華やかで素晴らしい舞台、そして当時のトップスターの魅力に圧倒されました。で、隣に座ってた子に、「私たち、2年学校で学んだらこの舞台に出られるの?」と聞いて、「え、知らなかったの?」と言われ、さらに「あの真ん中の人、誰?!」と聞いて、「え?!那智わたるさん知らないの?!」と呆れられ(笑)。そんな感じで、私の宝塚人生が始まりました。後にも先にも、私はあまり誰かに憧れたりすることはないんですが、初めて経験した宝塚観劇で見た那智わたるさんだけは別。宝塚のトップスターという存在感、そして才能に心を奪われましたね。本当に輝いていたんです。そして私もああなりたいと思い、それ以降、歌や踊りのレッスンを頑張りました。おおとり・らん1946年生まれ、兵庫県出身。’64年宝塚歌劇団入団、’70年にトップスターに。退団後は舞台を中心に活躍。9/6~29、帝国劇場にて舞台『DREAM BOYS』に出演。※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
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