土田世紀の漫画『かぞく』を実写映画化。映画『かぞく』として、2023年11月3日(金・祝)に公開される。主演は、吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(登場順)。漫画家・土田世紀の“未完の絶筆”を実写映画化『かぞく』の原作者である漫画家の土田世紀は、17歳で漫画家デビューを果たし、代表作『未成年』『編集王』『雲出づるところ』をはじめとする漫画作品を世に送り出した。『同じ月を見ている』では、平成11年度文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞している。しかし、人気作家としてのキャリアを積み重ねていた中、土田世紀は2012年に突然この世を去ってしまう。漫画『かぞく』は、松本大洋をはじめ、多くの漫画家に影響をもたらした土田世紀の生き様を色濃く描く、未完の絶筆作品だ。4人の男を主人公に“現代家族”の姿を描く実写映画そんな『かぞく』を、実写映画化。監督は、澤田石和寛として映画『十三人の刺客』『るろうに剣心』シリーズやCMの衣装デザイン、キャラクターデザインを手掛けるかたわら、写真作家、映像作家としても活動し、本作が長編デビュー作となる澤寛(Kan Sawa)が務める。『かぞく』のなかで描かれた5つのエピソードをベースに、監督・澤寛自身の生い立ちや経験を織り交ぜつつ、現代家族を包括的に描く映画作品を作り上げた。映画版では、土田世紀が描いた『かぞく』の物語を、旧来続く家族構造の特徴である家父長制家族の諸問題から生まれた物語であったとして、“4人の男”の“4つの家族”を描写。それぞれの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描きながら「家族とは何か」を問いかける。旧来の家族構造から「核家族」を軸に、「婚姻関係」「親子関係」「血縁関係」「法や倫理に背いた関係」「父とは」「母とは」「子とは」といったテーマを各エピソードに振り分けて描いていく。主演は吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(登場順)実写映画版『かぞく』では、吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(※)といった4人の俳優を主演に迎える。(※)記載は登場順。主人公・マコト…吉沢亮父が失踪し、母と二人で住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。覚悟を決めたような表情で何かを海へと捨てるマコト。その選択が引き起こす未来とは?主人公・ケンジ…永瀬正敏内縁の妻・ハルカと密やかな生活を送る。劇中には、泣き叫ぶ妻・ハルカを後ろからきつく抱きしめるケンジと、その後に時効間近の指名手配犯のニュースが流れる場面も。主人公・タケオ…小栗旬妻を亡くし、男手一つで2人の子供を育てていた。主人公・ユウイチ…阿部進之介久しぶりに帰った実家で自分の名前を呼ぶ白いワンピースを着た女に出会い、森に誘われていく。独自の世界観を紡ぐ音楽と映像美音楽には舞台音楽家である棚川寛子を起用。SPAC 静岡県舞台芸術センター芸術総監督である宮城聰の協力のもと、SPACの音楽演奏と共に、映画の外から映画へ介入する「声や息の出演」という独自の表現により、映画へ音楽と息を吹き込む。サウンドデザインはアピチャッポン・ウィーラセタクンの『世紀の光』『ブンミおじさんの森』『メモリア』などに参加してきた清水宏一が担当し、独自の世界観を紡いでいく。また、撮影は山本英夫が担当し、秋田と千葉を中心としたロケーションから日本の風土を映し出す。風景の織りなす神秘的な映像美に注目だ。映画『かぞく』あらすじ父が失踪したマコトは、母と二人、住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく。【詳細】映画『かぞく』公開日:2023年11月3日(金・祝)劇場:テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷出演:吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介、鶴田真由、渡辺真起子、福島リラ、秋吉久美子、込江大牙、粟野咲莉、田代輝、根岸季衣、野口雅弘、瀧内公美、片岡礼子、山口馬木也※主演キャスト4名の記載は登場順。原作:土田世紀『かぞく』(日本文芸社刊)脚本・監督:澤寛編集・衣裳デザイン:澤寛音楽:棚川寛子演奏:SPAC音楽制作特別協力:宮城聰サウンドデザイン:清水宏一撮影:山本英夫
2023年09月28日人気漫画「からかい上手の高木さん」の実写ドラマ化が決定。2024年3月、TBSドラマストリーム枠にて放送されるほか、「Netflix」での世界配信も行われる。とある中学校、隣の席の女の子・高木さんに、何かとからかわれる男の子・西片。今日こそはからかい返そうと授業中にびっくり箱を仕込む西片だが、高木さんに見透かされ、またもからかわれてしまう。次こそはと悔しがる西片に「消しゴムを忘れたから貸してほしい」とお願いする高木さん。借りた消しゴムを眺めながら「消しゴムに好きな人の名前を書いて使い切ると、両想いになれるってやつあったよね」と言う高木さんを子どもっぽいと相手にしない西片だったが、消しゴムと西片を交互に見てニヤニヤする高木さんの反応に焦り「返してほしい」と懇願する。ようやく消しゴムを取り返し、確認する西片だったが――。月刊漫画雑誌「ゲッサン」(小学館)で連載中の「からかい上手の高木さん」。現在、コミックスが19巻まで発売されており、シリーズ累計発行部数は1,200万部を突破した、“照れたら負けのからかい青春ラブコメディ”。TVアニメや劇場版アニメも大人気となっている。監督は、『パンとバスと2度目のハツコイ』『his』『街の上で』などを手掛け、恋愛映画の旗手として映画ファンから絶大な支持を集める今泉力哉。「現在、鋭意編集中なのですが、なんだろ、すでにあたたかくてくすぐったい空気が流れていて、とってもすてきな作品になりそうです」とコメントしている。そして、西片をいつもからかって楽しんでいる高木さん役に、雑誌「Seventeen」の専属モデルを務める月島琉衣。高木さんにいつもからかわれてしまう西片役で、是枝裕和監督作『怪物』で物語の鍵を握る少年を演じた黒川想矢を抜擢。アニメの舞台として聖地となっている香川県小豆島で全編撮影が行われた。「からかい上手の高木さん」は2024年3月、毎週火曜日深夜24時58分~TBSにて放送予定(※放送日によって放送時間が異なる)。地上波放送開始に先行してNetflixにて毎週火曜日配信予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年09月27日漫画家の咲坂伊緒さんの大ヒット青春ラブストーリー『アオハライド』が実写ドラマ化。櫻井海音さんは、出口夏希さんとW主演を務める。陰りを帯びたキャラクターを丁寧に演じ切りました。「僕が中学生の頃にとても流行っていた漫画なので、オファーをいただいた時は、原作ファンの期待を裏切らないような表現が僕にできるか…とプレッシャーを感じました」蒼く切なく美しい、青春のすべてが詰まった原作の世界観を忠実に再現。櫻井さんが演じる洸(こう)は、出口さんが演じる双葉の初恋の人で、中学時代に突然転校し姿を消すが、3年ぶりに双葉の前に再び現れる。しかし、あんなに優しかったはずの洸が、なぜか別人のように冷たい印象に変わっていて…。「洸は辛い経験をしたことで殻に閉じこもってしまった、どこか陰りを帯びたキャラクター。しかし根はとても優しい子で、双葉たちと触れ合っていくことで輝きを取り戻していきます。その微妙な心の動きを表現するために、原作を何度も読み返して、自分の中で洸を作り上げていきました。洸は自分の気持ちをあまり表に出さないけれど、僕は割と素直に気持ちを伝えるタイプなので、洸の態度にじれったいと思うこともあったけど、演じていく中で洸がどんどん好きになりました。原作へのリスペクトを込めて、ワンシーンワンシーン、丁寧に演じ切りました」原作の端々から感じる光、風、蒼さ、揺らぎを最大限に表現した映像美にも思わず引き込まれる。その中で繰り広げられる双葉と洸の甘酸っぱいやり取りや、もどかしく切ない距離感も見どころのひとつ。「“アオハル”を感じられる、少女漫画らしいシーンがたくさんちりばめられているので、僕も撮影中ドキドキしました(笑)。撮休の日に現場の夢を見るほど、撮影が本当に楽しくて、共演者も同世代の方ばかりだったので、撮影自体が青春でした。原作のパワーを存分に感じられるし、現在片想い中の方などの背中を押して、一歩踏み出す勇気を与えられる作品に仕上がっているので、ぜひ見てほしいです」連続ドラマW‐30『アオハライド Season1』WOWOW初の本格青春ラブストーリー。シリーズ累計発行部数1300万部突破の咲坂伊緒さんのヒット漫画の魅力を余すところなく実写化。Season1/Season2の2部作で制作。Season1は、9月22日(金)23:00~放送・配信。WOWOWプライムにて第1話無料放送。さくらい・かいと2001年4月13日生まれ、東京都出身。俳優、アーティスト。’20年、NHK連続テレビ小説『エール』への出演で俳優デビュー。Kaito名義で、バンド「インナージャーニー」のドラマーとしても活躍。ベスト¥62,700(Blanc YM/TEENY RANCH TEL:03・6812・9341)シャツ¥38,500(TAUPE)Tシャツはスタイリスト私物※『anan』2023年9月27日号より。写真・映美スタイリスト・藤井晶子ヘア&メイク・高草木 剛(VANITES)インタビュー、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2023年09月23日シリーズ累計2,500万部突破のベストセラー漫画の実写化『ゴールデンカムイ』がついに始動。キャスト・スタッフが公開、ティザービジュアル&PV映像が一挙に公開された。気高き北の大地・北海道。時代は、激動の明治後期。日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地での鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた。そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。囚人の刺青は24人全員で一つの暗号になるという。そんな折、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。「アシリパ」という名の少女は、金塊を奪った男に父親を殺されていた。金塊を追う杉元と、父の仇を討ちたいアシリパは、行動を共にすることとなる。同じく金塊を狙うのは、大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉。日露戦争で命を懸けて戦いながらも報われなかった師団員のため、北海道征服を目論んでおり、金塊をその軍資金代わりに必要としていた。そして、もう一人、戊辰戦争で戦死したとされていた新選組の「鬼の副長」こと土方歳三が脱獄囚の中におり、かつての盟友・永倉新八と合流し、自らの野望実現のため、金塊を追い求めていた――。2014年より「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にてスタートし、約8年に及ぶ連載を終了した野田サトルによる漫画「ゴールデンカムイ」。多くの賞を受賞した本作は、主人公の元陸軍兵・杉元佐一が、アイヌの少女・アシリパと共に埋蔵金の在りかが描かれた刺青人皮(いれずみにんぴ)を求めて旅をする物語は、同じく埋蔵金を狙う大日本帝国陸軍第七師団や、戊辰戦争で死んだはずの土方歳三など歴史上の人物も登場し、歴史ロマン、狩猟、グルメ、アイヌ民族文化など様々な要素が丁寧に織り込まれた比類ない作品として熱烈な支持を獲得。TVアニメも放送された。ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)画像:amazon.co.jp昨年4月に発売された第29巻の帯にて実写映画化が解禁され、注目を集めていたが、今回ついに始動。「不死身の杉元」と呼ばれる主人公の元陸軍兵・杉元佐一を山崎賢人、ヒグマに襲われる杉元を助けたことから相棒として旅をすることになるアイヌの少女・アシリパを山田杏奈が演じるほか、凄腕スナイパー・尾形百之助役で眞栄田郷敦、天才脱獄犯・白石由竹役で矢本悠馬、第七師団軍曹で鶴見中尉の側近・月島基役で工藤阿須加、第七師団一等卒で双子の軍人・二階堂浩平/洋平役を一人二役で柳俊太郎。第七師団一等卒で東北マタギの生まれの谷垣源次郎役で大谷亮平、柔道の達人・牛山辰馬役で勝矢、元新選組二番隊組長・永倉新八役で木場勝己、アシリパの祖母・フチ役で大方斐紗子、北海道に眠る莫大な金塊の存在を杉元に伝える後藤竹千代役でマキタスポーツ、アシリパの大叔父役で秋辺デボ、金塊を同じく狙う大日本帝国陸軍第七師団の中尉・鶴見篤四郎役で玉木宏、同じく金塊を狙う元新選組鬼の副長・土方歳三役で舘ひろしが出演する。さらに、杉元佐一とアシリパがいまにも飛び出してきそうな、生命力溢れる大迫力のティザービジュアルと、北海道はもとより、全国縦断の大規模ロケを敢行したダイナミックな本編映像が見られるプロモーション映像も初公開。物語が始まる二〇三高地の激戦や、雪原での死闘では山崎さんの高い身体能力を生かしたアクションシーンも垣間見える。今作を牽引するのは、『キングダム』シリーズを手掛けた制作プロダクションCREDEUS。監督は、EXILE、安室奈美恵など有名アーティストのMVを手掛けた久保茂昭。脚本は、『キングダム』「TOKYO MER~走る緊急救命室~」シリーズの黒岩勉。音楽は『キングダム』『東京リベンジャーズ』シリーズのやまだ豊。原作・TVアニメシリーズでもアイヌ語の監修を行った千葉大学名誉教授の中川裕、キャストとしても参加する秋辺さんがアイヌ文化の監修を行う。キャストコメント●山崎賢人「ゴールデンカムイ」は大人気の原作なのでとてもプレッシャーに感じましたが、お話を伺った時に“絶対面白くなる”という確信がありました。信頼しているチームとまた一緒に新しいことへ挑戦できるということも自分の中では大きかったです。今まで成長していく役が多かったのですが、杉元という役では、乗り越えた後の失ってしまったものや忘れてしまった感覚を取り戻していく男を表現できればと考えていました。自分も年を重ねて、今まで見せたことのないものをたくさん出す事が出来たのではないかと思います。原作者の野田先生にお会いした時に「味方ですから」と言ってくださりとても嬉しく思いましたし、心強かったです。撮影は、大自然の中や豪華なセットで1つ1つ丁寧に創り上げてる達成感がありました。完成が楽しみです。●山田杏奈今回「ゴールデンカムイ」という沢山の方々に愛されている漫画の実写化に携わらせていただくことになり、本当に光栄です。同時に年齢や身長など原作と異なる部分に不安も感じましたが、自分に任せていただいたことに責任を持って演じようと覚悟しました。現場で演じるほどにアシリパの意思を持って進む姿、想いの強さに共感し彼女がより好きになりました。スタッフ、キャスト全員でもっと良いものにしようと話し合い、進めていきました。それぞれの作品に対する愛と役に対する愛に溢れた温かく幸せな現場でした。杉元役の山崎さんと長期にわたってご一緒するのは今回が初めてだったのですが、山崎さんとなら杉元とアシリパとしての、相棒としての関係性を築いていけると撮影が始まってすぐに感じました。映画を皆さまのもとに送り出せる日がとても楽しみです、どうぞよろしくお願いします!●眞栄田郷敦原作でも尾形は大好きだったので、演じられて光栄でした。漫画の魅力を活かしながら、魂を吹き込めたらなと。みなさんのリアルかつ再現度の高いキャラクター、原作にも登場するロケ地やセット、雪山などの大自然での撮影はどれも「ゴールデンカムイ」の世界観そのもので、自然と尾形として生きれていたような気がします。が、尾形百之助の魅力はまだまだこんなもんじゃない。今から続編希望です。ご期待ください。●矢本悠馬元々、原作を読んでいて、お話をいただく前から、実写化するなら自分の推しメンの白石由竹を演じたいと思っていたので、こういう巡り合わせは役者冥利につきるというか、役者をやっていて良かったなと感じました。初日は、白石が好きすぎて、勝手に自分でプレッシャーをかけ、ガチガチになっていましたが、見た目は限界があるので、白石が持っている内面をリスペクトし、模写しつつ自分の解釈とオリジナリティを混ぜられたらと演じました。体も鍛えたので、その仕上がりも観て頂きたいですし、ヌルヌルの白石の見せ場もあるので、気持ち悪いシーンになっていたら嬉しいです。「ゴールデンカムイ」ファンの皆さんに楽しんで頂ける、良い出来になっていると思います。●工藤阿須加元々原作のファンで、連載当時からずっと読み続けてきた作品だったので、お話をいただいた時は、心から嬉しく思いました。月島役が自分に務まるのかという不安、プレッシャーが正直ありましたが監督やスタッフのみなさんを信じやり切るだけだと思い、参加させていただきました。漫画の世界観やビジュアルを各部署の皆さんが細部に渡って一つ一つ丁寧に作り上げてくださっているので、 その素晴らしさに毎回驚かされていました。僕も原作ファンとして楽しみにしていますし、観てくださる方にも楽しんでいただける作品になっていると思います!●柳俊太郎元々、原作のファンだったので、お話を頂いた時は自分が「ゴールデンカムイ」という世界の中に参加できるという喜びと驚きで、率直にとても嬉しかったです。二階堂兄弟は、魅力的なキャラクターなので、その良さをどう引き出そうかという責任感と、大作なので撮影の空気感を想像してワクワクしていました。原作ファンの方々にも二階堂兄弟を楽しみにしている方が多いと思うので、期待に応えられるよう、狂気を見せるシーンは振り切って、ぶっ飛んで演じました。真冬の北海道ロケは寒さとの闘いでしたが、「ゴールデンカムイ」を撮影しているんだという実感が湧きました。これぞ「ゴールデンカムイ」という世界観で過ごせてとても幸せな現場でした。●大谷亮平多くのファンを持つ人気作品に参加できたことを大変嬉しく思っています。癖の強いキャラクターが多い中での谷垣の実直で誠実な人間性に魅力を感じたので、演じる上で現場にて湧き上がる感情を大切に、その気持ちをなるべくストレートに出すよう心掛けました。原作者の野田先生からも谷垣に関しては格別の愛情を注いでいらっしゃると伺ったので、とにかく彼の良さを消さないように私自身も役に愛情を込めて演じさせていただきました。皆さんにご覧いただける日を楽しみにしています。●勝矢「ゴールデンカムイ」が実写化されるニュースを見た時に、「牛山やらせてくれないかな」と別の現場でも話していたのですが、その直後にお話をいただき、大喜びしました。やりたいと思える役をいただき本当に光栄なので、全身全霊全力でやっていきたいと思いました。スタッフ皆さんの力ですごい牛山の外側が出来上がったので、それに負けないように内面も埋めたいと思って演じていました。日本全国から“チンポ先生”と呼ばれるような男になりたいです!●木場勝己役者になって、53年程経ちましたが、漫画原作の作品に出演させていただくのは、今回が初めてです。共演の舘さんとは、同い年ですが、36年ぶりに現場で再会し、改めて“お互い長いことやってきたんだなぁ”と、しみじみしました。40年以上前、20代の時に「カムイ」というスナックをやっていたので、不思議な縁を感じています。記念すべき作品に出会いました。原作ファンの方がたくさん見ていただくことになると思うので、その方たちの持っている印象に近づけたいと思っていましたが、是非、キャラクターの新しい一面としても観ていただけたらと思います。●大方斐紗子今回アイヌの役を初めてやらせていただきました。アイヌ民族の風習や方言が分からないので最初は苦労しましたがアイヌ語監修の中川先生をはじめとしたスタッフの皆さん、共演者の皆さんのおかげで最後までやり遂げる事が出来ました。ありがとうございました。●マキタスポーツ今回、人気作の「ゴールデンカムイ」に出演できると聞いた時は、非常に光栄でした。「ゴールデンカムイ」は奇想天外でもありますが、リアリティもあり、人間の欲望が詰め込まれたエンターテインメント作品です。加えて、歴史的な大河も物語には備わっており、色々な角度で味わえる作品に関われたことは嬉しかったです。私が演じる後藤竹千代は、物語の起点となる役です。それゆえ「原作と違うじゃない」と言われないように、でもマキタスポーツらしさは失わないように緊張感を持って演じたのを覚えています。全くの善人がいないところが面白い作品だと思いますので、皆さんも心の向くままに楽しんでください。●秋辺デボ原作の漫画は一見したところ、ハードな描写が多く、俺とは縁遠い世界だと思っていました!それが運命の悪戯か?アイヌ文化監修をすることになり、どういうわけか?大叔父(原作では叔父)に抜擢され、慌てて原作を読み、手の平返しに好きな漫画となりました(笑)やれる準備は髭を伸ばし髪の毛も伸ばしたこと。アイヌにとって髭は古来から大切なたしなみでした!撮影は一流のスタッフ、役者、監督に囲まれてアイヌ民族の一人として思いっきりやらせてもらったと実感しました。空想でありながら現実感あふれるこの映画がスクリーンいっぱいに映し出され、映画ファンの皆様に届くことを期待しております!ソンノ・イヤイライケレ!●玉木宏僕自身、「ゴールデンカムイ」のファンなので、大変な作品になるということは承知していました。それを踏まえても今作に参加できることが楽しみでした。今回いただいた鶴見中尉という役は、とてもやりがいのあるキャラクターなので、演じることができて嬉しいの一言です。原作を読んでいて感じた、先の読めない怖さや恐ろしさ、一筋縄では掴み切れない所をお芝居でも出せたらと思って演じました。原作へのリスペクトを込めて、原作ファンの皆さんにも満足していただける作品になるよう、キャストの一員として臨みました。出来上がりが楽しみです。●舘ひろし有名な原作の映像化に、参加させてもらい大変嬉しい思いです。今作は、実は土方が生きていたら…という設定ですが、土方歳三というのは、常々演じてみたいと思っていた役でした。土方は、誰よりも武士ということに憧れ、武士よりも武士らしくしたいという想いがあったのではないかと、原作漫画に加え、土方の本も読み直し、イメージを膨らませ、演じさせていただきました。漫画を読んだ時に、それぞれがイメージする世界があると思いますが、今作はそれを超えた映像を皆さんにお見せできるのではないかと、今から公開が楽しみです。是非、期待していて下さい。『ゴールデンカムイ』は2024年1月19日(金)より公開。※アシリパの「リ」は小文字が正式表記(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴールデンカムイ 2024年1月19日より全国にて公開©2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
2023年08月30日漫画『マイホームヒーロー』が実写映画化。『映画 マイホームヒーロー』として、2024年3月8日(金)に公開される。漫画『マイホームヒーロー』実写映画化『マイホームヒーロー』は、2017年に「ヤングマガジン」で連載をスタートし、累計330万部を突破している原作・山川直輝、作画・朝基まさしによる人気漫画。平凡なサラリーマン・鳥栖哲雄が、娘の彼氏を殺害してしまい、その死体を隠蔽するという衝撃的なエピソードからスタートする物語だ。2023年4月にはTVアニメ化され、話題を集めた。“平凡なサラリーマンVS半グレ組織”のノンストップファミリーサスペンスそんな『マイホームヒーロー』が2023年10月24日(火)よりスタートするドラマと、2024年3月に公開される映画にて実写化。『映画 マイホームヒーロー』ではドラマシリーズの完結編を描く。“ごく普通のお父さん”だった鳥栖哲雄はある日、娘の彼氏を殺して殺人犯になってしまう。“闇社会の半グレ組織”を相手に、ミステリー知識で培った頭脳と家族愛を武器に負けられない闘いに挑むことに。絶体絶命の状況に追い込まれながらも闘い続ける、怒涛のノンストップファミリーサスペンスだ。映画版ではドラマ最終回から7年後を描く『映画 マイホームヒーロー』で描かれるのは、ドラマ最終回から7年後。鳥栖哲雄が山中に隠したはずの死体が、土砂崩れによって発見されてしまったところから物語が始まる。警察は殺人事件と断定し、一斉捜査に。刑事となり警視庁捜査一課に配属された愛娘の鳥栖零花は、捜査が進むにつれ哲雄に疑惑の目を向け始める。一方、窪ら半グレ犯罪組織は再び哲雄に狙いを定め、動き出す。そして、かつて哲雄の罠に落ち、すべての罪を着せられて逃亡生活を送っていた恭一も再び姿を現す。佐々木蔵之介が平凡なサラリーマンにドラマシリーズ、映画で主人公・鳥栖哲雄を演じるのは佐々木蔵之介。また、高橋恭平、齋藤飛鳥、木村多江、音尾琢真、淵上泰史、神野三鈴らドラマ版キャストも出演を果たす。主人公・鳥栖哲雄…佐々木蔵之介愛する家族とただ平穏に暮らしていくことだけが生きがいだった、ごく普通のお父さん。おもちゃ会社で働くサラリーマン。趣味は推理小説を読むことと書くこと。小説投稿サイトに10年前から執筆作品を公開していて、日頃からミステリーに使えそうなトリックのメモを貯めている。47歳の誕生日、“娘を守るために”ひとり娘の彼氏を殺して殺人犯になってしまう。間島恭一…高橋恭平(なにわ男子)冷徹で残忍な闇社会の半グレ組織「間野会」のリーダー格。盗聴やピッキングなど犯罪知識を豊富に有し、冷静な判断と行動力で組織からも信頼を置かれている。哲雄を殺人犯と疑い、執拗に追及する。現在逃走中。鳥栖零花…齋藤飛鳥鳥栖家の一人娘。大学への進学を機に一人暮らしをはじめた。刑事となり警視庁捜査一課に配属。鳥栖歌仙…木村多江鳥栖哲雄の妻であり、よき理解者。実家は資産家として知られる呉服屋。家族を守るためには、時に常識では考えられない行動もこなしてしまう大胆さも持っており隠蔽工作を手伝う。窪…音尾琢真「間野会」の中心核。間島恭一や竹田らを束ねている男。体術や武器の扱いにも優れた犯罪と殺しのプロで、痕跡は一切残さない。死体とともに消えた10億円の行方を探っている。竹田…淵上泰史「間野会」の中堅メンバー。恭一とは犬猿の仲だが、心のどこかで認めていたり、後輩思いなところもある。監督は「ドラゴン桜」の青山貴洋監督は、「ドラゴン桜」「グランメゾン東京」「ユニコーンに乗って」「天国と地獄~サイコな2人~」など数々の人気ドラマの演出を手掛けた青山貴洋。青山は、『映画 マイホームヒーロー』にて劇場長編映画デビューを果たす。【作品詳細】『映画 マイホームヒーロー』公開時期:2024年3月8日(金)原作・漫画:山川直輝・朝基まさし『マイホームヒーロー』(講談社「ヤングマガジン」連載)出演:佐々木蔵之介、齋藤飛鳥、高橋恭平、木村多江、音尾琢真、淵上泰史、神野三鈴監督:青山貴洋脚本:船橋勧音楽:堤博明配給:ワーナー・ブラザース映画
2023年08月25日東野圭吾の長編小説『ある閉ざされた雪の山荘で』が、WEST.(ウエスト)の重岡大毅主演で実写映画化。2024年1月12日(金)に公開される。東野圭吾の長編小説を実写映画化『ある閉ざされた雪の山荘で』は、数々のヒット作を世に送り出してきた国民的作家の東野圭吾が1992年に発表した長編小説だ。物語に登場するのは、新作舞台の主役の座をかけたオーディションの最終選考に挑む役者たち。“大雪で外部との接触が断たれた山荘”という架空の密室空間でオーディションが行われるというユニークな設定で、書籍発売当時大きな話題を集めた。“映像化は不可能”と思われていた作品を初めて映像化ところがトリックや人物描写の複雑さから“映像化は不可能”と長年思われており、これまで一度も映像化されてこなかった。そんな『ある閉ざされた雪の山荘で』が初めて映像化されることに。新作舞台の最終オーディションのため、とある山荘に集められた劇団「水滸」の団員たちと、他の劇団から来た唯一の部外者である久我は、“「大雪で閉ざされた山荘」という架空のシチュエーションで起こる殺人事件”を描くシナリオのもと、主演の座をかけてぶつかり合う。だが、出口のない密室で1人、また1人と消えていくメンバーたち。演技だったはずの殺人事件が、本当に起きているのだろうか?「全員役者」で「全員容疑者」でもある登場人物たちが、疑心暗鬼になっていく姿に注目だ。WEST. 重岡大毅が映画単独初主演主演を務めるのは、WEST.のメンバーとして活動しながら、『禁じられた遊び』など数多くの映画やドラマに出演している重岡大毅。映画単独初主演となる『ある閉ざされた雪の山荘で』では、原作からはキャラクター性の異なる主人公を演じる。また、劇団水滸のメンバーとして中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗らが出演する。久我和幸…重岡大毅オーディションに参加する俳優の7人の中で唯一、異なる劇団から参加した“部外者”の男。中西貴子…中条あやみ役を奪われた女優。田所義雄…岡山天音こじらせ怪優。元村由梨江…西野七瀬世間知らずのお嬢様女優。笠原温子…堀田真由勝気なワガママ女優。雨宮恭介…戸塚純貴優しい劇団リーダー。麻倉雅美…森川葵圧倒的天才女優。本多雄一…間宮祥太朗劇団のトップ俳優。監督は『荒川アンダーザブリッジ』の飯塚健監督は、『荒川アンダーザブリッジ』『ステップ』『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』を手掛けてきた飯塚健。密室内で仕掛けられた複雑なトリック、疑心暗鬼に陥っていく登場人物たちの心情、後半にかけて怒涛の展開など、“映像化は不可能”と思われていた『ある閉ざされた雪の山荘で』を、原作者の東野圭吾も「トリッキーな世界観を完璧に成立させている」と言わしめるほど高いクオリティで描き切った。WEST.の楽曲「FICTION」が主題歌に映画『ある閉ざされた雪の山荘で』の主題歌は、重岡大毅が所属するWEST.の楽曲「FICTION」。本作のために書き下ろされた楽曲だ。重岡は主題歌「FICTION」のイメージについて、「何かこうハラハラドキドキする感覚も楽曲にあるし、スピード感だったりとか、深みもあるし。あとやっぱ散りばめられた歌詞が、本当にこの映画とリンクするものだから。それこそこの映画もそうだけど、飽きさせない音楽になっているなっていうのは思うかな。かっこいいっす。シンプルに。」とコメントを寄せた。映画『ある閉ざされた雪の山荘で』あらすじ劇団に所属する役者7人に、4日間の合宿で行われる最終オーディションへの招待状が届く。新作舞台の主演をかけた最終選考でメンバーが“演じる”シナリオは、【大雪で閉ざされた山荘】という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件。出口のない密室で一人、また一人とメンバーたちが消えていく……。果たしてこれは、フィクションか?それとも本当の連続殺人か?演技と嘘、そして隠された過去が交錯する“謎解き”の枠を超えた物語。衝撃の結末が訪れるサスペンス・エンターテインメントの幕が上がる。【作品詳細】映画『ある閉ざされた雪の山荘で』公開日:2024年1月12日(金)出演:重岡大毅、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗原作:東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』(講談社文庫)監督:飯塚健脚本:加藤良太、飯塚健音楽:海田庄吾
2023年08月12日尾田栄一郎原作の実写ドラマシリーズ化「ONE PIECE」、人気ラブロマンス「HEARTSTOPPER ハートストッパー」の新シーズン、ウェブトゥーン原作の韓国ドラマ「マスクガール」など注目シリーズをはじめ、ガル・ガドット主演のスパイスリラー『ハート・オブ・ストーン』、赤楚衛二主演の『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』、「梨泰院クラス」パク・ソジュンと歌手IUが共演する『ドリーム ~狙え、人生逆転ゴール!~』など話題の映画が、Netflixの8月作品として公開された。「ONE PIECE」8月31日独占配信日本を代表する世界的人気コミックが実写ドラマシリーズ化。世は大海賊時代―。海賊王を目指すモンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”は大海原へ旅立つ!原作&エグゼクティブ・プロデューサーは尾田栄一郎。「HEARTSTOPPER ハートストッパー:シーズン2」8月3日独占配信人気ラブロマンスがファン待望のシーズン2へ。試験や修学旅行、プロムを控えたニック、チャーリーと仲間たちは、人生の次なるステージに向けて一歩を踏み出す。映画『ハート・オブ・ストーン』8月11日独占配信ガル・ガドット主演のスパイスリラー。強大な平和維持組織に所属する諜報員レイチェル・ストーンは、世界の脅威となる装置「ハート」を守るべく命がけの戦いに挑む。映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』8月3日独占配信赤楚衛二主演、石田雄介監督で人気コミックを実写映画化。ブラック企業に勤め、身も心も限界になっていた天道輝は、ある日始まったゾンビの増殖をきっかけに生きる喜びを取り戻す!「LIGHTHOUSE」8月22日独占配信星野源と「オードリー」若林正恭が、1か月に1度会って悩みを打ち明ける、笑いあり、共感ありのトークバラエティ。総合演出は佐久間宣行が担当。また、星野源のライブ集「Gen Hoshino Concert Recollections 2015-2023」も8月10日より配信される。「Ladies First:ヒップホップ界の女性たち」8月9日独占配信ラッパーや作家、研究者たちがヒップホップ音楽と文化において大きな貢献を果たした女性を検証するドキュメンタリーシリーズ。【韓国作品】「ヒップタッチの女王」8月13日独占配信ハン・ジミン、イ・ミンギ、「EXO」スホら共演のコメディロマンス。超能力を持つ獣医師ポン・イェブンは刑事ムン・ジャンヨルと事件に挑む!「この恋は不可抗力」8月24日独占配信「SF9」のロウン、チョ・ボア共演のラブファンタジー。数百年前からの呪いに苦しむ弁護士チャン・シニュは公務員のイ・ホンジョと出会う。「マスクガール」8月18日独占配信コ・ヒョンジョン、アン・ジェホン、ヨム・ヘラン、ナナ(AFTER SCHOOL)ら出演のスリラー。容姿にコンプレックスを持つ会社員キム・モミはマスクで顔を隠し、ライブ配信を始めるが…。映画『ドリーム ~狙え、人生逆転ゴール!~』独占配信中「梨泰院クラス」のパク・ソジュンと歌手IUが共演。トラブルを起こしたサッカー選手ユン・ホンデは、ホームレス・ワールドカップの代表チーム監督を任される。「ゾンビバース」8月8日独占配信ソウルの街を突然襲うゾンビウイルスの脅威。難しいクエストをクリアして、無事に生還できるのは一体誰だ?注目の韓国リアリティショー。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年07月30日ジャンル不問のコミックサイト「COMIC MeDu(こみっくめづ)」に連載された漫画「コーポ・ア・コーポ」(株式会社ジーオーティー刊)を実写映画化。主人公・辰巳ユリ役で若手注目俳優・馬場ふみかが主演を務めることが発表され、馬場さんと原作者・岩浪れんじ氏からのコメント、キャラクター写真が到着した。“得体の知れぬ日常を底知れぬ生命力で渉(わた)る。そんな人たちが、ここにいる”と、「苦役列車」「無銭横町」などの私小説で知られる芥川賞作家の西村賢太氏が生前に称賛を贈った同名漫画を原作にした本作。大阪の安アパート・コーポの訳ありな住人たちを取り巻く人間模様を生々しく、飄々と、ときに温かな眼差しで描き、“今、読むべき漫画”として注目を集めている。家族のしがらみから逃げ、どこか人生を諦観しているような主人公のフリーター・辰巳ユリを演じるのは、『恋は光』で第44回ヨコハマ映画祭にて最優秀新人賞を受賞した馬場ふみか。スカジャンを羽織り、終始無気力そうな表情で原作のユリを体現する。また、ユリの住む「コーポ」の個性豊かな住人として、いつもきちんと背広を着ているサラリーマン風情だが、その素顔は女性に貢がせて生計を立てている中条紘役に東出昌大。日雇いの肉体労働をし、部屋に女性を連れ込む石田鉄平には、映画、ドラマと幅広い作品に数多く出演している注目の若手俳優・倉悠貴。当たりが良いが怪しげな商売を営む宮地友三を演じるのは、個性的な存在感を発揮している名バイプレーヤー・笹野高史。ユリの弟・カズオは前田旺志郎が演じ、女子大生・高橋を北村優衣、いつもタバコを交換したがるおばさんを藤原しおり、そして、ユリを毛嫌いする母親・信乃に片岡礼子と多彩なキャストたちが演じることも併せて発表された。ユリたち4人を中心に、彼女たちの過去や人間関係が徐々に紐解かれていく中で、しぶとく生きようとする人間たちが描かれていく。コメント到着馬場ふみか何があってもなくても、ただ生きているから今日も生きていく。ぶっきらぼうなようで、優しく繊細に他人の心を感じるユリでした。周りの環境に少しずつ影響を受けながらも、決して流されるわけではなく、淡々と日々を生きていくユリの姿はとても愛おしかったです。「どうしようもないなぁ」と思うけれど、なんだか愛せるコーポの住人たちと彼らを取り巻く様々な環境。少しずつ変化し、ゆらぎながらも暖かく存在し続ける…そんな映画になっていると思います。劇場でこの“ゆらぎ”を体感してほしいです。原作:岩浪れんじコーポ・ア・コーポは私にとって初めての連載作品なのですがまず連載が決まった時「本当か?」と思い連載が始まって「本当だった」となり単行本になると聞いて「本当に?」となり一巻が出て「本当だった」と思いましたので、映画化しますと聞いてまた「本当に?」と思い、担当さんから脚本などいただき「本当?」と思い続け、キャストさんやスケジュールなどを聞き「本当なのか?」と思い、皆さんよりちょっと先に観まして「ここまで来ると本当なのかもしれない?!」と思いまして今これを書いています。公開されるまで「本当なの?」と思い続けるんだろうなと思いますが感動が後から追ってくるタイプなので公開後自分の漫画が映画になった事がとても嬉しくなって一生の記念になるんだろうなと思うと今から楽しみです。本当だと良いな。『コーポ・ア・コーポ』は11月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コーポ・ア・コーポ 2023年11月17日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©︎ジーオーティー/岩浪れんじ
2023年07月14日近年、実写化される漫画作品が増えている。7月12日から放送が開始される『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)も、ねむようこによる『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて連載中の同名漫画が原作。元カノへの未練から10年恋をしていない赤楚英二演じる主人公が、新たな恋に向けて奮闘するストーリーだ。少女よりも年齢層の高い、ヤング・レディースに分類される女性向け漫画は、同作のように、現実社会におけるリアルな恋愛や葛藤を描いた作品が豊富。『逃げるは恥だが役に立つ』(講談社)や『東京タラレバ娘』(講談社)など、実写化作品でも人気が出るものが多い。しかしもちろん、実写化作品が必ずしも評価されるとは限らない。女性向け漫画の実写化は、どこでファンの期待を裏切るのか?今回は『少女漫画』を原作とした映画やドラマを対象に、「期待以上だった実写化作品」と「がっかりした実写化作品」についてアンケートを行った。今回は「がっかりした実写化作品」の結果を公表する。3位に選ばれたのは映画『ヘルタースケルター』。原作は岡崎京子による漫画作品。ほぼ全身美容整形をしているという秘密を抱える主人公のスターモデル・りりこが、整形の副作用と仕事のストレスで、追い詰められていく様を描く。‘12年に実写化された映画版は、沢尻エリカ(37)が主演を務めるほか大森南朋(51)、寺島しのぶ(50)、綾野剛(41)といった演技派たちが出演。さらに、写真家の蜷川実花が監督を務めることで話題になっていた。しかし、蜷川による極彩色の映像や演出は賛否を呼び、原作の世界観にあっていない、目が疲れるといった意見やリアリティに欠けるといった指摘が相次ぐ結果に。《原作の暗い部分がなかったから》《映像が派手なだけだった》《おもしろくなかった》2位に選ばれたのは『ちはやふる』。原作は紙・電子あわせた発行部数が2700万部を超える超人気作品。競技かるたを題材とした漫画で、主人公の綾瀬千早がかるた会の”クイーン”を目指して奮闘する。本作が火付け役となり、実際にかるたブームが発生。かるたの競技人口は『ちはやふる』によって3倍に増えたともいわれ、その影響力の大きさを物語っている‘16年に公開された実写映画では広瀬すず(25)がヒロインの千早を、千早の幼なじみである太一と新をそれぞれ野村周平(29)、新田真剣佑(26)が演じたのだが、人気作品ゆえにこのキャスティングに納得しない人もいたようだ。野村と新田自身も、キャスティング発表時に「二人の役は逆では?」といったネットの声を耳にしていたことを明らかにしている。《広瀬すずの演技が作品に馴染めておらず、彼女を前面に押し出した、ただのアイドル作品になってしまっていたため。》《原作が好きだったから実写化して欲しくなかった》《ちはやの役があまり合っていなかった》女性向け漫画の、がっかりした実写化作品ランキング1位に選ばれてしまったのは『のだめカンタービレ』。音大を舞台にし、ピアノ科の野田恵(のだめ)と指揮者を目指す千秋真一の成長をコミカルに描き、シリーズ累計発行部数は3900万部と超人気作品だ。‘06年にフジテレビ系で放送されたドラマ版では、のだめを上野樹里が、千秋を玉木宏が演じ、平均視聴率は18.9%と大成功を収めた。しかし今回のアンケートでは、キャラクターのイメージが違うといったもののほか、千秋がのだめの顔面を殴るギャグシーンが実写にするとキツイという感想が。また、実際に楽器を演奏している人にとっては気になってしまうのか、”演奏が素人”という手厳しい声が寄せられた。《漫画と少し内容が違った》《俳優が合っていないように感じたから》《楽器の演奏シーンでの所作があまりにも素人で興醒めしてしまう》《殴ったりとかの描写シーンが実写では嫌悪を感じた》実は本作は、「期待以上だった実写化作品ランキング」でも1位を獲得している。ファンの多さに加え、楽器を演奏することから、そもそも実写化のハードルが高かったゆえに賛否が分かれたとみられる。今後公開される実写化作品がどのような仕上がりになるかも楽しみだ。【がっかりした女性向け漫画の実写化作品】1位:のだめカンタービレ2位:ちはやふる3位:ヘルタースケルター4位:大奥4位:ホタルノヒカリ6位:海街diary7位:東京タラレバ娘8位:中学聖日記9位:カノジョは嘘を愛しすぎてる9位:逃げるは恥だが役に立つ調査日:2023年7月5日調査対象:20~60代の男女400人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
2023年07月09日映画『月』が、2023年10月13日(金)に公開される。辺見庸の小説『月』を実写映画化、実際の事件をモチーフに映画『月』は、実際に起きた障害者殺傷事件をモチーフにした、辺⾒庸による小説『⽉』を原作とする実写映画。事件を起こした個⼈を裁くのではなく、事件を⽣み出した社会的背景と⼈間存在の深部に切り込まなければならない、という思いで紡がれた『月』は、“語られたくない事実”の内部へと深く潜り込んでいくような物語だ。監督・脚本は石井裕也映画『月』の監督・脚本を務めるのは、自身も10代の頃から辺⾒庸の作品に魅せられてきたという、⽯井裕也。『茜色に焼かれる』や『愛にイナズマ』『アジアの天使』をはじめ、常に新たな境地に挑んでいく⽯井裕也が、原作小説の『月』を独⾃に再構成し、渾身の生々しい表現でスクリーンへと物語を投影する。尚、『月』は、『新聞記者』や『空⽩』を⼿掛けてきたスターサンズのプロデューサー・河村光庸が最も挑戦したかった題材でもあったという。宮沢りえ、オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみが出演キャストには、宮沢りえをはじめ、オダギリジョー、磯村勇⽃、⼆階堂ふみといった面々が参加。⽣い茂る森に囲まれた重度障害者施設を取り巻く、様々な立場の登場人物を各キャストがどのように演じているのか、期待が高まる。堂島洋子…宮沢りえ“書けなくなった”元有名作家。深い森の奥にある重度障害者施設で新たに働くことに。施設で目にした暴力と虐待の現実に、次第に疲弊していく。昌平…オダギリジョー洋子の夫。洋子のことを「師匠」と呼び、ふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。さとくん…磯村勇⽃洋子の施設職員の同僚として働く、絵の好きな青年。陽子…二階堂ふみ洋子の施設職員の同僚で、作家を目指している。映画『月』あらすじ深い森の奥にある重度障害者施設で新しく働くことになった堂島洋子は、夫の昌平とふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。施設職員の同僚には陽子や、さとくんらがいた。そして、洋子は自分と生年月日が一緒の入所者、“きーちゃん”と出会う。光の届かない部屋で、ベッドに横たわったまま動かない“きーちゃん”のことを、洋子はどこか他人に思えず親身になっていく。しかし、洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにする。そんな理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだ。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく。そして、その日はついにやってくる。【詳細】映画『月』公開日:2023年10月13日(金)出演:宮沢りえ、磯村勇⽃、⻑井恵⾥、⼤塚ヒロタ、笠原秀幸、板⾕由夏、モロ師岡、鶴⾒⾠吾、原⽇出⼦、⾼畑淳⼦、⼆階堂ふみ、オダギリジョー監督・脚本:⽯井裕也原作:辺⾒庸『⽉』(⾓川⽂庫刊)⾳楽:岩代太郎企画・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
2023年07月03日多くの期待の声が寄せられている、8月31日からNetflixで独占配信が開始される実写ドラマ版『ONE PIECE』。とはいえ、実写化される漫画は少年漫画ばかりではない。今春のドラマでは、橋本環奈(24)や山田涼介(30)が主演を務める『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)は同名の少女漫画が原作。今年3月に公開された、なにわ男子・高橋恭平(23)と畑芽育(21)が主演を務める『なのに、千輝くんが甘すぎる。』も1巻発売直後に異例のスピードで重版がかかった同名の大人気少女漫画が原作だ。こちらは、興行収入10億円を突破するヒットとなった。しかし、どんなに人気のある作品であっても、いざ実写化されると視聴者の期待する世界観が表現しきれず、酷評を受けるものも。果たして、少女漫画におけるファンの期待を超える実写化作品とはどんな作品なのか?ファンの期待を超えられなかったのはどのような作品なのか?そこで、今回は『少女漫画原作』の映画やドラマを対象に、「期待以上だった実写化作品」と「がっかりした実写化作品」についてアンケートを実施。今回は「期待以上だった実写化作品」の結果を公表する。3位に選ばれたのは、『君に届け』。’05年から「別冊マーガレット」で連載を開始し、当時10代の女の子を中心に人気を集め、’10年には「ファン待望の国民的ラブストーリー!」と大々的に銘打って実写映画が公開。原作にそったストーリー性はさることながら、主演である多部未華子と三浦春馬さんのキャスティングに好感触を持つ人は多く、本作品のために書き下ろされたflumpoolの主題歌にも心を揺さぶられたという声が多かった。《三浦春馬と多部未華子の演技がよく主題歌も大好きだから》《主役の男女どちらもイメージぴったりの配役だった》《風早くんがイメージ通り》《主題歌も良く内容もよく真剣に観てしまった》2位に選ばれたのは、『花ざかりの君たちへ』。’96年から漫画雑誌「花とゆめ」(白泉社)で連載を開始し、単行本全23巻は’07年時点で売り上げ1300万部を超える大ヒット作品だ。フジテレビの連続ドラマとして実写化され、『花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス〜2007』というタイトルで、’07年7月から9月まで放送された。日本中のイケメンが集まる全寮制男子校に、主人公である帰国子女の堀北真希(34)が性別を偽って編入する、という学園青春ラブコメディー。その他の登場人物は、小栗旬(40)や生田斗真(38)、水嶋ヒロ(39)……など。設定どおり”イケメン”ばかりを集めた本作品には、キャスティングを評価する声が多く寄せられた。《漫画より面白かったから》《堀北真希がめちゃめちゃはまり役だった》《小栗旬がピッタリだった》《生田斗真の中津が良かった》《水嶋ヒロがかっこよかったです》そして、2位に大差をつけ1位に選ばれたのが『花より男子』。少女漫画雑誌「マーガレット」で’92年に連載を開始し、単行本全37巻の累計発行部数はなんと6100万部を突破(2015年時点)。テレビドラマ以外にも、アニメや海外での実写ドラマにもなるほどの大人気作品だ。ストーリーの舞台は、お金持ちばかりが通う名門私立高校。主人公である庶民の牧野つくしは入学して早々、いじめられている友人をかばったことで、「F4」と呼ばれる学園を代表する御曹司たちと衝突してしまうことに。しかし、繰り返されるいじめに“つくし根性”で立ち向かっていく牧野の姿を見て、F4のリーダーである道明寺司は少しずつ心が惹かれていく……というラブコメディーだ。’05年に放送されたTBS版テレビドラマは、平均視聴率は19%を超える大ヒットを記録。他の作品同様にキャスティングを評価する声もあった他、あまり現実的でない世界観にもかかわらずその再現度の高さを称賛する声も多く上がった。ちなみに、本作は「がっかりした実写化映画」でも1位を獲得。それだけファンが多い作品ということなのだろう。《出演者たちがピッタリで演技も上手だった世界観を壊さずに上手く話数に収めてて最高だった!》《男優さん達が皆ピッタリのイメージだったので》《井上真央ちゃんがつくしにぴったり!》《松潤、小栗旬、がよかった》《お金持ちばかりが出てくる話でも、完全に再現されていて漫画の世界観そのままだったから》《主演の井上真央がかわいかったし、富豪の世界観もピッタリだった》今後、“花男”越えの実写化ドラマは現れるのだろうかーー。漫画の実写化から、目が離せない!【期待以上だった少女漫画の実写化作品】1位:花より男子(’05年ドラマ版)2位:花ざかりの君たちへ3位:君に届け(’10年の映画版)4位:NANA5位:俺物語!!6位:ホットロード7位:ハチミツとクローバー(映画版)8位:ひるなかの流星9位:ラブ★コン10位:アオハライド10位:青空エール10位:ヒロイン失格10位:となりの怪物くん調査日:2023年6月28日調査対象:15歳以上の男女400人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
2023年07月02日『ONE PIECE』の実写版ドラマが話題だが、近年実写化される漫画作品は増え続けている。それは少年漫画、青年漫画だけでなく少女漫画も同じ。少女漫画を原作とする作品では、今春もドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』が公開されたほか、7月クールの新ドラマではSexy Zoneの菊池風磨主演で『ウソ婚』(カンテレ・フジテレビ系)が放送される。少女漫画は、大掛かりなアクションやバトルシーンを伴わない作品が多く、比較的実写化されやすいジャンル。しかし、どんなに人気のある作品であっても、実写化作品が必ずしも評価されるとは限らない。漫画の実写化は、どこでファンの期待を裏切るのか?今回は『少女漫画』を原作とした映画やドラマを対象に、「期待以上だった実写化作品」と「がっかりした実写化作品」についてアンケートを行った。今回は「がっかりした実写化作品」の結果を公表する。3位に選ばれたのは『NANA』。原作となった矢沢あいによる同名漫画は、パンクロッカーの大崎ナナと、素敵なお嫁さんになるのが夢の小松奈々というタイプの違う二人のナナと、二つのバンドをめぐり恋愛が繰り広げられる物語。少女漫画にもかかわらず“王子様不在”のリアリティを描き、多くの読者の心をつかんで離さなかった。現在では、累計発行部数5000万部を超える伝説的人気作品なのだが、’09年に21巻が発売されて以降新刊は出ず未完のままだ。中島美嘉と宮崎あおいのW主演で実写映画化されたのは、’05年のこと。中島美嘉が歌った主題歌「GLAMOROUS SKY」はオリコン週間チャートで2週連続1位を記録、2005年度年間ランキングでもトップ10入りする大ヒットに。しかし、原作愛の強いファンからは、”漫画の雰囲気と異なる””キャストのイメージが違う”などの声が寄せられた。また、続編の『NANA2』ではキャストが大幅に変更になったこともマイナス評価に。《出演者がイメージと違った》《キャストがしっくり来なかったから》《漫画とのイメージが少し違う感じがした》2位に選ばれてしまったのは『となりの怪物くん』。単行本の累計発行部数が710万部を突破する人気作品。冷徹でよい成績をとることにしか興味がない高校生の主人公・水谷雫が、隣の席の超問題児・吉田春と心を通わせていくという物語だ。‘18年の映画では、主役の二人を土屋太鳳と菅田将暉が演じたものの、このキャスティングへの評価が厳しいものに。演技はうまいが、“高校生に見えない”というものだ。また映画内で使用されるワイヤーアクションにも不自然だとの評価が。’12年にテレビアニメが放映されていたため“これで十分”とそもそも実写化に否定的というファンもいたようだ。《マンガの空気感と大きく異なっていたため残念だった》《内容が映画の尺にあっていなかった全体的に高校生に見えない》《アニメの出来が良すぎて実写化にそもそも否定的だったため》がっかりした実写化作品1位に選ばれてしまったのは、『花より男子』。セレブ高校に入学した貧乏少女・牧野つくしが、大金持ちの男子グループ「F4」などと対決しながら持ち前の“雑草魂”で奮闘・恋愛するストーリー。原作漫画の累計発行部数は6100万部をこえており、2023年には、「最も多く発行された単一作者による少女コミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定される超絶人気作品だ。‘95年にも内田有紀主演で映画化もされているが、今回不評だったのは’05年からのテレビドラマ版。主人公の牧野つくしを井上真央が、F4のメンバーは道明寺を松本潤、花沢を小栗旬、西門総二郎を松田翔太、美作あきらを阿部力が演じるという超豪華なキャスティング。実は本作は「期待以上だった作品」でも1位に選ばれているのだが、F4のキャスティングについて、絶賛する声とがっかりする声で割れてしまった。《やはり、これは漫画だから良さがあって、実写では、しらけてしまった》《俳優がキャラにあっていなかった》《俳優がイメージと違う》《F4が安っぽい》とはいえ、「期待以上」ランキングでも1位なうえに、この’05年の実写化以降、韓国、中国、タイと海外でもドラマ化されていることから客観的な評価が高いことは事実である。全体的に得票数の差が少なかった今回のランキング。人気作品ほど、原作キャラクターをどう”実写化”するか、で意見が割れやすいのだろう。【がっかりした少女漫画の実写化作品】1位:花より男子(’05年ドラマ版)2位:となりの怪物くん3位:NANA4位:ハチミツとクローバー(映画版)4位:花ざかりの君たちへ6位:桜蘭高校ホスト部7位:君に届け(’10年の映画版)8位:アオハライド9位:俺物語!!9位:PとJK調査日:2023年6月28日調査対象:15歳以上の男女400人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
2023年07月02日週刊連載20周年を記念して初となる実写化が決定した漫画『ONE PIECE』。6月18日に公開された予告編動画は、YouTube上での再生回数が1日で100万回を突破するなど、注目が寄せられている。漫画における実写化作品は、映画やドラマを問わず、過去にも多数作られてきた。しかし、どんなに人気のある作品であっても、いざ実写化されると視聴者の期待する世界観が表現しきれず、酷評を受けるものも。果たして、ファンの期待を超える実写化作品とはどんな作品なのか?そして、ファンの期待を超えられなかったのはどのような作品なのか?そこで、今回は『少年ジャンプ』の漫画を対象に、「期待以上だった実写化作品」と「がっかりした実写化作品」についてアンケートを実施。今回は「期待以上だった実写化作品」の結果を公表する。3位に選ばれたのは、『ドラゴンボール』。『週刊少年ジャンプ』で11年間も連載を続けた国民的漫画だ。実写化映画はアメリカで制作され、『DRAGONBALL EVOLUTION』というタイトルで’09年3月に公開された。実写化された本作品は、主人公である孫悟空のキャラクターと声、さらにストーリー性も原作やアニメのイメージとあまりにも違っていたことから、公開直後から大きな波紋を呼んだ。とはいえ、ハリウッドならではの迫力満点なアクションシーンや、異星人であるピッコロ大魔王の外見など、その視覚的なクオリティに満足する人も多かったようだ。《戦闘シーンの迫力がすごいから》《ピッコロがちゃんと化け物チックだった》《意外と面白かった》2位に選ばれたのは、『DEATH NOTE』。全世界累計発行部数は3000万部を超える本作は、’06年に実写映画が前後編で公開され、いずれも大ヒットを記録。CGで再現された死神のクオリティや、俳優への評価が高かった本作品。特に、作中でも独特の雰囲気をまとうキャラクターの天才探偵L役を務めた、松山ケンイチ(38)の演技は絶賛され、’08年にはスピンオフ作品としてLを主人公にした『L change the WorLd』が公開されたほど。《松山ケンイチさんのLの再現度が素晴らしかった!藤原竜也さんの演技もよく、違和感なく見ることができた》《松山ケンイチさんのLがとても原作に合っていて、死神デュークも上手に表現されていたと思います》《Lがまるで漫画から飛び出してきたかのようにそっくりだった。死神のCG描写もとても綺麗だった》《配役も良く、世界観が再現されていたと思う》そして、1位に選ばれたのが『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。全世界シリーズ累計発行部数は7200万部を突破する超人気作品だ。主人公は幕末に最強の剣士として恐れられた緋村剣心。明治維新以降、「不殺」の誓いを立てた剣心だが、自らの意思とは裏腹に戦いに巻き込まれていく。‘12年に劇場版1作目が公開されると、剣心役を演じる佐藤健(34)を始めとした豪華キャストによる壮大なアクションシーンは瞬く間に高評価を集めた。アクションを監督するのは、香港をはじめ世界で数々のアクション映画に参加してきた谷垣健治氏。原作ファンでもある佐藤は剣心のイメージを再現しようと、練習に打ち込んだという。その後も’14年、’21年に続編が公開されている。出演する俳優の演技力やアクションに圧倒されて「想像以上」と感じた人は多かったようだ。《佐藤健のアクションが良かったし、豪華出演者に違和感がなかった》《俳優のイメージ、特に斉藤一役の江口洋介さんがぴったりだった》《佐藤健さんを中心にアクションシーンが圧巻だった。原作からはそこまでのイメージは持っていなかった》《原作通りの世界観、アクションのリアリティ》果たして『ONE PIECE』は『るろうに剣心』を超える実写化作品となるのだろうか?【期待以上だったジャンプ漫画の実写化作品】1位:るろうに剣心2位:DEATH NOTE3位:ドラゴンボール4位:こちら葛飾区亀有公園前派出所5位:ROOKIES6位:銀魂7位:シティーハンター8位:暗殺教室9位:バクマン。10位:斉木楠雄のΨ難調査日:2023年6月21~22日調査対象:20歳~69歳の男女400人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
2023年06月25日8月31日よりNetflixで配信される人気漫画『ONE PIECE』の実写化ドラマ。6月18日にティザー予告編動画が公開され、登場人物たちのビジュアルが明らかになったが“再現度が高い”と絶賛されているのだ。しかし、漫画の実写化はこのように評価される作品ばかりではない。過去には、漫画のイメージとは異なるキャスティングやストーリーの大幅な改変が非難されたうえ、興行成績が悪く“大爆死”となってしまう作品も。漫画の実写化は、どこでファンの期待を裏切るのか?今回は、『ONE PIECE』を含む数々の実写化作品を送り出してきた『週刊少年ジャンプ』漫画を対象に、「期待以上だった実写化作品」と「がっかりした実写化作品」についてアンケート調査を行った。今回は「がっかりした実写化作品」の結果を公表する。第3位にえらばれてしまったのは『約束のネバーランド』(’20年)。原作は’22年8月時点で世界累計発行部数が4100万部を超える超人気作品。孤児院「グレイス=フィールドハウス」で幸せに暮らしていた子供たちだが、ある日、12歳になると食用肉として自身らが”出荷”されることに気づいてしまい、孤児院からの脱出を目指す……というサスペンス作品だ。原作では12歳となっていた”出荷”される年齢は、映画で”16歳”に変更されている。オレンジ色の髪の主人公・エマを演じたのは浜辺美波(22)、白髪のノーマンは板垣李光人(21)が演じている。映画ではそれぞれの髪色や雰囲気がしっかりと再現されており、このキャスティングについてはイメージにぴったりという声も多い。しかし、そもそも“原作と年齢が違いすぎる”という声や、外国人のように描かれているキャラクターを日本人が演じるという時点で無理があるとの指摘も。また、映画化にあたってストーリーが改変されたことに関してもいただけないという声があがっていた。《原作と主人公たちの年齢が違いすぎるのと、外国人ぽく描かれているキャラクターを日本人が演じているため、違和感があった。》《話の原作改変がひどく、第二部以降の話も全て省略されていた》《キャラクターの年齢と役者の年齢に違和感があった。》第2位に選ばれたのはテレビドラマ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(’09年、TBS系)。秋本治の人気漫画で『週刊少年ジャンプ』で’76年から’16年まで連載されていた老若男女に愛されるギャグ漫画作品。‘09年のテレビドラマ版で主人公の両津勘吉を演じたのは、香取慎吾(46)。ヒロインの「麗子」は香里奈(39)、同僚の中川圭一は速水もこみち(38)が演じていた。当時も豪華キャストのわりに視聴率は9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低空飛行にとどまっていたが……。敗因とみられるのが、両津勘吉とあまりに異なる香取慎吾のキャスティングだ。両津勘吉は、身長152センチ、角刈りにつながった太い眉毛が特徴。作品内で顔立ちは「ゴリラ」「原始人」と評されている。身長183センチで端正な顔立ちの香取とは確かにキャラクターに差がある。シュッとした香取が、両津を演じるべく変顔をしまくる努力も、視聴者からは上滑りしたように見えてしまったようだ。《キャラクターのイメージと合ってなかった》《両津勘吉は香取慎吾では無いと思う》《香取慎吾さんがキャラクターのイメージと違うと思った》第1位に選ばれたのは“史上最悪の実写映画”とも呼ぶ人もいる、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』を実写化した『DRAGONBALL EVOLUTION』(’09年)。主人公・孫悟空が内気な高校生であるという、原作の大幅改変から始まる本作は、公開当初から、なにもかもが「ドラゴンボール」ではないとの苦情が殺到。モントリオールの映画サイトWatchMojo.comでは、2000年代最悪の映画・第8位に選ばれてしまう事態に。その結果、製作総指揮として参加していた鳥山明までがのちに本作を酷評。朝日新聞のインタビューで「脚本があまりにも世界観や特徴をとらえておらず、ありきたりで面白いとは思えない内容だった。注意や変更案を提示しても、製作側は妙な自信があるようであまり聞き入れてもらえず、出来上がったのも案の定な出来のドラゴンボールとは言えないような映画だった」と明かしているのだ。鳥山にこてんぱんにされた脚本を手掛けたベン・ラムゼイも’16年に反省の意を明かしている。当時、ドラゴンボールのファンとしてではなく大金に目がくらんでこの仕事を引受けたことを明かし、「創造的な仕事に情熱なく取り組んだ場合には、最低の結果が伴うこと、そして時として作品を薄っぺらいゴミにしてしまう副作用もあることを学びました」とファンに謝罪したのだ。キャラクターの造形から、ストーリーまであらゆる点が原作と異なっていた『ドラゴンボール』の実写映画。公開から10年以上が経つ今も辛辣なコメントが相次いだ。《ハリウッド版はドラゴンボールですらなかった。》《原作無視で低クオリティすぎてやめて欲しかった》《アニメで育った世代からはついていけなかった。》《ハリウッド版あまりにもイメージが違い過ぎて残念に思いました。》実は、この『ドラゴンボール』、「期待以上だった実写化作品」でも3位にランクインしている。これほどまでに評価が二分するほど、ファンから愛される作品であるのだろう。【がっかりしたジャンプ漫画の実写化作品】1位:ドラゴンボール2位:こちら葛飾区亀有公園前派出所3位:約束のネバーランド4位:DEATH NOTE5位:銀魂6位:テニスの王子様7位:るろうに剣心8位:ジョジョの奇妙な冒険9位:BLEACH10位:ろくでなしBLUES調査日:2023年6月21~22日調査対象:20歳~69歳の男女400人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
2023年06月25日原作者の尾田栄一郎をエグゼクティブ・プロデューサーに迎え、伝説的人気コミックを実写ドラマ化するNetflixオリジナル実写ドラマシリーズ「ONE PIECE」。ブラジルにて開催されたグローバルファンイベント「TUDUM Brazil」の中で全世界配信日が8月31日(木)と発表され、初映像と場面写真が解禁された。尾田氏による日本を代表する世界的人気コミック「ONE PIECE」は、伝説の“海賊王”ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡り、モンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が大海原へと繰り出す壮大な海洋冒険ロマン。偉大なる海賊・赤髪のシャンクス(ピーター・ガディオット)に憧れる少年ルフィは、シャンクスと海での再会を約束する。それから数年後、成長したルフィ(イニャキ・ゴドイ)は揺るがぬ夢を抱え、海賊王を目指して大海原へ!予測不能な冒険の中で、ルフィはゾロ(新田真剣佑)、ナミ(エミリー・ラッド)、ウソップ(ジェイコブ・ロメロ・ギブソン)、サンジ(タズ・スカイラー)ら仲間たちと出会っていく。解禁された映像では、少年時代のルフィへ襲い掛かる“近海の主”の巨大で威圧感あふれる姿をはじめとして、細部までこだわり抜かれた、広大でダイナミックな「ONE PIECE」の世界が表現されている。海に出たルフィは仲間集めを開始。新田真剣佑演じるゾロを勧誘するなど、2人の印象的な出会いが映し出されている。さらに、ルフィお馴染みの技“ゴムゴムの銃(ピストル)”、ゾロの剣技、ナミの棒術、ウソップのパチンコ、サンジの足技も炸裂。彼らの前に立ちはだかる敵アルビダやバギー、そして、その先に待ち受けるさらなる強敵。野望とロマンに満ちた世界で繰り広げられる大興奮のアクションにも注目。さらに映像では、ルフィら一行が絆を深めていく、熱き様子も随所で映し出されている。全世界累計発行部数5億部を突破した原作は、毎週大きな話題に。アニメはNetflixでも毎週木曜日に最新エピソードを配信中。『ONE PIECE FILM RED』の終映後、「ONE PIECE」の歴史を動かす次なる“世紀の一大プロジェクト”としてバトンを継承した本作。先日発表されたレターの中で尾田氏は、「僕の寿命を計算してもONE PIECEが世界に向けて大きく踏み出せるチャンスはこれが最後」「各国全製作陣、全キャストが作品への愛に満ちてます!!燃えてます!でも、力みすぎず、楽しい作品に!!」と力強く語っている。Netflixシリーズ「ONE PIECE」は8月31日(木)より全世界独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年06月19日小説『怪物の木こり』が実写映画化。亀梨和也主演で、2023年12月1日(金)に公開される。監督は三池崇史。「このミス大賞」受賞の超刺激サスペンス小説を実写映画化倉井眉介による原作小説『怪物の木こり』は、2019年第17回「このミステリーがすごい!大賞」の受賞作。ぶっ飛んだ設定と、意表を突くストーリーの展開が続く“超刺激サスペンス”だ。物語は、凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生するところから始まる。事件の次のターゲットとして狙われたのは、弁護士の二宮彰。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく予測不能なストーリーの驚愕の結末とは…?主演・亀梨和也が“狂気のサイコパス”に主人公の二宮彰を演じるのは、亀梨和也。映画『事故物件 恐い間取り』などにも出演してきた亀梨が、本作では目的のためには手段を選ばず、殺人すらいとわない狂気のサイコパス役に挑む。また、事件を追う刑事役として菜々緒、二宮の婚約者役として吉岡里帆も出演する。主人公・二宮彰…亀梨和也連続殺人鬼に狙われる弁護士。他者への共感能力が欠如しており、冷血非情なサイコパスの一面を持つ。戸城嵐子(としろらんこ)…菜々緒捜査本部で孤立しながらも連続殺人事件を追う警視庁のプロファイラー。荷見映美(はすみえみ)…吉岡里帆父親の不審死にふさぎ込む二宮の婚約者。杉谷九郎(すぎたにくろう)…染谷将太二宮の協力者である"真性のサイコパス”脳外科医。剣持武士(けんもちたけし)…中村獅童過去の殺人事件の容疑者。乾登人…渋川清彦正義感が強すぎる刑事。監督は三池崇史監督を務めるのは、『初恋』や『ラプラスの魔女』、『土竜の唄 FINAL』の三池崇史。亀梨和也とタッグを組むのは初となる。撮影前には、三池から亀梨に対し「自分の感性の赴くままに自由に演じてほしい」と伝えていたという。主題歌はSEKAI NO OWARIの新曲「深海魚」映画『怪物の木こり』の主題歌は、SEKAI NO OWARIの書き下ろしによる新曲「深海魚」。独特の旋律に乗せ、「化け物になれ」「生きるために」「暗闇で灯すんだ」といった“意味深”な歌詞を歌い、ストーリーとシンクロしているかのような世界観を描き出している。映画『怪物の木こり』あらすじ絵本『怪物の木こり』に登場する、連続猟奇殺人事件。次のターゲットに選ばれたのは、弁護士・二宮彰。しかし彼は、犯人をも凌駕するほどの冷血非情なサイコパスだった!警視庁の天才プロファイラー戸城、二宮の婚約者の映見、二宮の協力者であるサイコパス医師・杉谷、過去の殺人事件の容疑者・剣持ほか、様々な人物の思惑が複雑に絡み合い、捜査は混迷を極めていく。犯人はなぜ脳を奪うのか。そして、なぜ二宮が狙われるのか。事件の謎を解き、犯人の正体を暴かなければ殺される…極限状況に追い込まれた二宮の逆襲が始まる。【作品詳細】映画『怪物の木こり』公開日:2023年12月1日(金)監督:三池崇史脚本:小岩井宏悦音楽:遠藤浩二出演:亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆、柚希礼音、みのすけ、堀部圭亮、渋川清彦、染谷将太、中村獅童原作:『怪物の木こり』倉井眉介(宝島社文庫)
2023年06月10日ヤマシタトモコ原作の漫画『違国日記』の実写化映画が、2024年6月7日(金)より全国公開される。新垣結衣と早瀬憩がW主演を務める。人見知りな30代女性と姪の同居譚描く『違国日記』原作となる漫画『違国日記』は、人見知りな30代女性と縁遠い姪の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩み、10代の心情を描き出すヤマシタトモコによる作品だ。主人公の槙生と姪の朝、対照的な2人が同居を始め、なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に生活を育むうちにかけがえのない関係になっていく様子を描く。女性コミック誌『FEEL YOUNG』にて2017年7月号から掲載をスタートし、6年にわたって連載。2023年6月8日(木)発売の『FEEL YOUNG』にて最終回を迎えた。優しさの形を提示する『違国日記』のストーリーは、“心が救われる” “人生の本棚直行”と、多くの人々の心を掴み、「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得するなど話題を呼んだ。新垣結衣が主人公の小説家にそんな『違国日記』が実写映画化。主人公の高代槙生を、ドラマ「風間公親-教場0-」や映画『正欲』など話題作への出演が続く新垣結衣が演じる。また、槙生と同居することとなる姪・田汲朝役は、オーディションで選ばれた新人の早瀬憩が演じる。主人公・高代槙生(こうだいまきお)…新垣結衣極度の人見知りで不器用な小説家。35歳。両親を亡くした姪の朝が、親族からたらい回しにされるのを見かねて引き取る。田汲朝(たくみあさ)…早瀬憩槙生の姪。15歳。交通事故で両親を亡くす。葬式での一コマをきっかけに、槙生と女同士の同居生活を送ることに。醍醐奈々(だいごなな)…夏帆槙生の友人。笠町信吾(かさまちしんご)…瀬戸康史槙生の元恋人。楢えみり(ならえみり)…小宮山莉渚朝の親友。高代京子…銀粉蝶槙生の母。高代実里…中村優子槙生の姉で朝の母親。森本千世…伊礼姫奈朝のクラスメイトで秀才。三森…滝澤エリカ朝と同じく軽音部に所属。塔野和成…染谷将太弁護士。後見監督人として槙生と朝の生活を見守る。監督は瀬田なつき『違国日記』の映画化にあたり、監督・脚本を務めるのは『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』の瀬田なつき。槙生と朝のいびつな関係や、彼らをとりまく個性的なキャラクター達を魅力的に表現する。また劇伴は、細田守のアニメ映画『バケモノの子』『未来のミライ』などを手掛けた高木正勝が担当している。十明のインスパイアソング「夜明けのあなたへ」映画『違国日記』のインスパイアソングを手掛けたのは、十明(とあか)。新海誠のアニメ映画『すずめの戸締まり』では、RADWIMPSの主題歌「すずめ feat. 十明」に参加し、一躍注目の歌手となった。原作漫画『違国日記』のファンだという十明が映画を見て書き下ろした「夜明けのあなたへ」は、どこか懐かしくもあたたかい、槙生と朝の物語を優しく包み込むような楽曲になっている。『違国日記』あらすじ小説家の高代槙生は、縁遠い姪の田汲朝と、女同士の同居生活をスタートする。きっかけは、葬式での一コマ。交通事故で両親を亡くした朝に対し無神経な言葉を吐く親族たちの姿や、朝を盥回しにする様子を見かねて、槙生が「私が引き取る」と啖呵を切ったのだった。しかし、当の槙生は他人と住むことに戸惑いを隠さず、朝は困惑。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だったが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく。【作品詳細】映画『違国日記』公開日:2024年6月7日(金)原作:ヤマシタトモコ (祥伝社 フィールコミックス )監督:瀬田なつき脚本:瀬田なつき出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆、小宮山莉渚、中村優子、伊礼姫奈、滝澤エリカ、染谷将太、銀粉蝶、瀬戸康史
2023年06月09日実写映画化企画が進められている『モアナと伝説の海』の監督が、舞台「ハミルトン」の演出家トーマス・ケイルに決まったことが分かった。ケイルは舞台の「ハミルトン」で、トニー賞ミュージカル演出賞を受賞した実力派の演出家。「NYボンビー・ガール」などのテレビ作品を監督したことはあるが、長編映画は今作が初めて。私生活では、自身が監督した「フォッシー&ヴァードン ~ブロードウェイに輝く生涯~」で主演を務めたミシェル・ウィリアムズと2022年に結婚し、2人の子どもをもうけている。ミシェルは同作でエミー賞主演女優賞に輝いた。ケイルは舞台を撮影して映像化した「ハミルトン」の監督も務めた。同作はDisney+で配信されている。実写版『モアナと伝説の海』は、アニメ版でマウイの声を務めたドウェイン・ジョンソンが出演し、製作も行う。モアナの声を担当したアウリイ・クラヴァーリョは「出演はしない」と自らインスタグラムで発表。「製作総指揮として後進のモアナを探したい」と意欲を燃やしている。脚本家にはアニメ版のジャレッド・ブッシュが再起用され、デイナ・ルドゥー・ミラー(「ケイブ・レスキュー:タイ洞窟決死の救出」)と共同執筆する。(賀来比呂美)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開© 2016 Disney. All Rights Reserved.
2023年06月01日ドリームワークス・アニメーションのヒット映画『ヒックとドラゴン』の実写化作品の主演俳優が決まった。ヒックを演じるのは昨年の『ブラックフォン』に出演したメイソン・テムズ。アスティを演じるのは、ティム・バートン監督の『ダンボ』で映画デビューしたニコ・パーカーだ。監督はアニメーション版3作の監督を手がけたディーン・デュボア。製作はユニバーサル。2025年3月の北米公開が予定されている。『ヒックとドラゴン』1作目が公開されたのは、2010年。三部作合わせた全世界興収は16億ドル。文=猿渡由紀
2023年05月31日先月、2016年に公開されたディズニーのアニメ映画『モアナと伝説の海』が実写化されることが分かった。アニメ版でマウイの声を担当したドウェイン・ジョンソンが、実写版でもマウイを演じ、製作も務めると発表。しかし、モアナの声を担当したアウリイ・クラヴァーリョについては、実写版の製作総指揮に名を連ねているのみで、出演の可能性は不明だった。19日、アウリイ本人がインスタグラムの動画で実写版には出演しないことを発表。現在22歳のアウリイは「(アニメ版の)モアナにキャスティングされた時、私は14歳でした。人生が大きく変わり、私のキャリアが始まりました」と当時をふり返った。「今回の実写版では、私はモアナを再び演じることはありません。私たちが伝えたいキャラクターや物語を正確に表現するために、キャスティングはとても重要です。製作総指揮として、モアナの勇気あるスピリット、ユーモア、精神的な強さを見せてくれる次の俳優を見つけるのが待ち遠しいです」と今作では製作者としての活躍を約束した。そして、「このバトンを太平洋諸島出身の次の若い女性に渡し、モアナの物語にインスピレーションを与えてくれる素晴らしい太平洋諸島の人々、文化、コミュニティに敬意を表することができるのは、大変光栄なことです」と結んだ。(賀来比呂美)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開© 2016 Disney. All Rights Reserved.
2023年05月22日『アラジン』『美女と野獣』誕生へ続くきっかけとなった名作アニメーションを実写映画化した『リトル・マーメイド』。先日行われた本作のワールドプレミアでは、本編が初披露。“ディズニー史上最高傑作”と絶賛の声が相次いでいる。監督はアカデミー賞6部門に輝く『シカゴ』などのロブ・マーシャル監督。ライブアクションに強みを持つ監督は、実写版『リトル・マーメイド』の最大の魅力は“アリエルのキャラクター性”にあると明かした。そんな本作で描かれるのは、美しい歌声をもち、人間の世界に憧れている人魚アリエルの物語。嵐から救った王子エリックとの運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいという彼女の思いは、もはや抑えきれなくなる。そんな彼女に海の魔女アースラが近づき、恐ろしい取引を申し出る。それは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった…。監督は「嬉しいことに、この物語の主人公アリエルはもともとモダンな女性なんです。彼女は、こうするべきだと言われていることと違うことをやりたいと思っています。今いるところから浮いているように感じていて、他に違う人生があるのではないかとさえ感じているんです。新たな挑戦を恐れたりはしない点がとても現代的ですよね」と、30年以上前に描かれたアリエルと、自分らしい生き方を求めるようになった現代女性に通ずるポイントを説明する。ハリー・ベイリー&ロブ・マーシャル監督そんなアリエルを、実写版ではさらに共感性の高い存在に進化させたのだといい、「とくに恋に落ちる部分はアップデートしています。本作は、ハンサムな男の子に恋する話というより、違う世界に入っていきたいという話なんです」と監督。「相容れないものとの間に壁を作ろうという動きは、現実の世界でも起こっている。この物語では、若い女性がそのバリア、壁を壊そうとするんです。水の下の世界と、水の上の世界を阻むものをね。この作品はとてもモダンで、リアルな話なんですよ。私たちは、アンデルセンの物語にも、1989年のアニメーション版にもあったその要素を、この作品ではより強調するようにしたです」と語っている。現代女性にとって等身大の存在でもあるアリエルの冒険に期待が高まる。『リトル・マーメイド』は6月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・マーメイド(2022) 2023年6月9日より全国にて公開© 2022 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2023年05月20日川村元気の恋愛小説『四月になれば彼女は』が実写映画化。2024年3月22日(金)に公開される。佐藤健、長澤まさみ、森七菜が共演。川村元気の恋愛小説『四月になれば彼女は』実写映画化映画『君の名は。』や『すずめの戸締まり』など数々の映画を企画・プロデュースしてきた川村元気。2012年に上梓した初の小説『世界から猫が消えたなら』は、世界25ヶ国で出版され累計200万部を超えるベストセラーとなり、その後も『億男』『百花』『神曲』など数々の話題作を生み出してきた。そんな川村元気の恋愛小説『四月になれば彼女は』が映画化される。切なくも壮大な愛の物語『四月になれば彼女は』は、10年の歳月を経て初恋の相手から届いた手紙と、突然失踪した婚約者をめぐる切なくも壮大な愛の物語。東京、ボリビア、チェコ、アイスランドなど世界各国を舞台に、結婚を間近に控えた一人の男性が、愛する人の姿を探し求める姿を描いた“至極の純愛映画”だ。佐藤健×長澤まさみ×森七菜そんな壮大なスケールで描かれるラブストーリーを紡ぐのは豪華キャスト陣。佐藤健、長澤まさみ、森七菜が初共演し、愛する人を探し求める愛の物語を届ける。主人公・藤代俊(ふじしろしゅん)…佐藤健都内の大学病院に勤める精神科医。ある日、突然婚約者の弥生が姿を消す。初恋に痛い思い出を抱えている。学生時代は写真部だった。坂本弥生(さかもとやよい)…長澤まさみ動物園で多くの動物を診ている獣医。「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」と謎掛けだけを残して失踪する。その理由とは……?伊予田春(いよだはる)…森七菜藤代の初恋の相手で元恋人。写真を撮りながら、世界中を旅している。とある事情を抱え、10年ぶりにボリビア・ウユニ塩湖から藤代に手紙を送る。このウユニ塩湖の壮大な絶景も映画の見所の1つ。その後も、ウユニ、プラハ、アイスランドと世界各地から手紙を届ける。なお、映画の藤代のビジュアルは森七菜本人がカメラで撮影した写真を使用している。タスク…仲野太賀藤代が通うバーの店長。藤代の親友でもある。夜な夜な藤代と恋愛について語り合うも、自身も恋愛に悩みを抱える。繊細でどこか物憂げな雰囲気を纏っている。ペンタックス…中島歩藤代と春の大学時代の写真仲間で元写真部部長。藤代と春の過去をよく知る人物。いつもPENTAXのTシャツを着ている。坂本純…河合優実弥生の妹。パチンコ屋の従業員。弥生の独特な恋愛観を知る唯一の存在。小泉奈々…ともさかりえ藤代の務める大学病院の同僚。働きながら子供を育てるシングルマザー。失踪した弥生の事情を知る人物。伊与田衛…竹野内豊春の父親。妻を亡くし、シングルファザーとして春に深い愛情を注ぎながらも、拭いきれない深い孤独を抱える。山田智和が長編映画で初監督メガホンを取るのは、米津玄師の「Lemon」のMVを手掛けた新進気鋭の映像作家・山田智和。抜群の映像美と人間の様を生々しく描き出すセンスで注目されている山田智和が、長編映画で初めて監督を務める。撮影監督は、『余命10年』などのヒット作で監督・藤井道人とタッグを組んできた今村圭佑が担当。音楽は、サザンオールスターズ、Mr.Childrenをはじめ数々のプロデュース・作詞・作曲で名曲を送り出してきた小林武史が務める。映画『四月になれば彼女は』あらすじ四月のある日、結婚を間近に控えた藤代俊の元に、10年前に交際していた初恋の女性・伊予田春から手紙が届く。時を同じくして、藤代の婚約者である坂本弥生が突然姿を消してしまう。初恋の人はなぜ手紙を送ってきたのか?婚約者はどこに消えたのか?現在と過去、日本とウユニ、プラハ、アイスランドが交錯しながら、愛する人の真実の姿を探し求める“四月”が始まる。【作品詳細】映画『四月になれば彼女は』公開日:2024年3月22日(金)原作:川村元気「四月なれば彼女は」(文春文庫)監督:山田智和脚本:木戸雄一郎山田智和川村元気撮影:今村圭佑音楽:小林武史出演:佐藤健、長澤まさみ、森七菜、仲野太賀、中島歩、河合優実、ともさかりえ、竹野内豊制作プロダクション:AOI Pro.配給:東宝©2024「四月になれば彼女は」製作委員会
2023年05月04日累計発行部数15万部を突破した人気コミックの実写映画化『尾かしら付き。』より、可愛らしさが詰まった超特報映像が公開された。本作は、お尻に豚のような“尻尾”が生えている少年・宇津見快成と、彼をもっと知りたいと思い寄り添おうとする少女・樋山那智が出会い、傷つきながらも心を通わせ合う、切なく愛おしい愛の物語。『映画刀剣乱舞-黎明-』や「『進撃の巨人』-the Musical-」に出演する小西詠斗が宇津見くん、ユニバーサルミュージック初の女優&モデルオーディション「ニュー・ヒロインオーディション」にて最優秀賞を受賞した大平采佳が那智を演じる。超特報映像は、本作のキーとなる公園を背景に、制服姿の宇津見くんと那智がテクテク歩き、どこか優しく柔らかい印象を受ける。パステル調のイラストで描かれた豚や小鳥、葉っぱがひらひらする模様も相まって、可愛いが詰まった映像となっている。劇中音楽は、2024年にメジャーデビュー15周年を迎えるHilcrhymeが担当。本作のために、新曲3曲を書き下ろしている。なお監督は、蜷川幸雄の元で多くの舞台経験を積み、監督としてショートムービーを撮り、2014年ちちぶ映画祭では『オオカミによろしく』でグランプリを受賞した真田幹也が務める。以下、コメントも到着している。小西詠斗・小西詠斗初めてこの作品を読ませていただいた時、宇津見くんの尻尾に対しての周囲からの偏見は、何にでも置き換えられるように感じ、とても考えさせられました。他の人と同じでないと排除されてしまう感覚、よくわかります。宇津見くんと那智を応援できるような人間になりたい、そういう人が沢山居て欲しい、そんな気持ちも込めて撮影に入りました。青春も感じられる爽やかでほっこりするお話です。ぜひ見届けていただけると嬉しいです。大平采佳・大平采佳周りに受け入れてもらえないという悩みは誰にでもあると思います。物事を違う角度から見るのは勇気がいる分、一歩踏み出すと素敵な世界に出会えることをこの作品に教えてもらいました。那智はとても感情に素直でまっすぐな女の子なので、そこを表現できるよう、私なりにたくさん考えました。初の映画出演で不安もありましたが、この作品で那智として生きられてとても幸せです。心温まる作品なのでぜひ観ていただけると嬉しいです。真田幹也監督・真田幹也監督他人の個性を受け止める。他人との違いを受け入れる。誰もがそれを出来たら、世界はもっと平和だったかもしれません。少しでも他人との違いを受け入れる事が出来たら…。そんな人間の本質を可愛らしく描く、素敵な原作に出会えた事をとても嬉しく思います。個性豊かなキャストとの撮影現場は、これからの映画人生の糧となる楽しい時間でした。この作品が多くの人に愛される作品に育ちます様に。Hilcrhyme・Hilcrhyme音楽監修は自分が今、一番興味のある分野だったので、オファーはとても嬉しかったです。映像と合わせて曲を創るという作業は新鮮で楽しく、そしてとても難しいものでしたが、いい音楽を添えられたと思っています。ぜひお楽しみください。『尾かしら付き。』は2023年公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:尾かしら付き。 2023年公開予定©佐原ミズ/コアミックス ©2023 映画「尾かしら付き。」
2023年04月24日世界累計発行部数が7000万部を超える和久井健の人気コミックを実写映画化した『東京リベンジャーズ』(2021年公開)に続く、新たな2部作の前編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』が4月21日(金)、全国で公開された。東京・有楽町の丸の内ピカデリーで、初日舞台挨拶が行われ、主演を務める北村匠海をはじめ、共演する山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、高杉真宙、間宮祥太朗、吉沢亮、前作に引き続きメガホンをとった英勉監督が勢ぞろい。原作ファン屈指の人気を誇る『血のハロウィン編』の“船出”をファンとともに祝福していた。上映後の熱気を受け取った北村さんは、開口一番「後編、見たいですよね?」とファンに問いかけ、「僕らですら、そう思えるくらい、自信が持てる作品を届けられてうれしい」と誇らしげ。「これだけ第一線で活躍している“仲間たち”が揃っているので、ものすごいスケジュールだったが、目の前のことを全うしようと汗水流した作品」と改めて胸を張り、「この作品に出会えて良かったとしみじみ思う。役者人生にとっても、かけがいのない出会い」と感無量の面持ちだった。そして、「このタイミングで、仲間たちが集まって、これだけ盛り上がれるのは“運命”だと思う」と熱弁し、「最初に掲げた僕ら世代で『クローズZERO』を超えるという目標を体現できたと断言できる」と力強い挨拶。テーマは「仲間」だといい、「今日はここに来ていない虹郎(村上虹郎)や絢斗君(永山絢斗)も、ものすごい熱量でぶつかってくれました」と感謝を示し、「この作品はまだまだ羽ばたくと思うので、まずは、前編を噛みしめていただき、余韻に浸ってもられば」とアピールしていた。舞台挨拶では、劇中の好きな台詞を答える企画も行われたが、多くのキャストが後編にあたる『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』からチョイスしてしまう“失態”に、北村さんは「代表して謝ります。任せ過ぎた(笑)。みんないいこと書くかと思った」と客席に平謝りだった。吉沢さんは、北村さん演じる主人公タケミチの「右っていいよね」と挙げ、「右と左に、いい悪いの概念があるのかって(笑)。これは人類の発見」と理由を説明。すると、北村さんは「これ、アドリブだぜ?」とあきれ顔だった。『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』は公開中。『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』は6月30日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命- 2023年4月21日より全国にて公開©和久井健/講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦- 2023年6月30日より全国にて公開©和久井健/講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
2023年04月21日カプコンによるゲームシリーズ「ストリートファイター」の実写映画化が決定。アメリカのレジェンダリー・エンターテインメントが権利を獲得し、2023年4月現在制作が進行中だ。カプコン「ストリートファイター」実写映画化が決定ゲームエンタ-テインメント分野を牽引する「カプコン」の代表作の一つとして、全世界でシリーズ累計4,900万本を売り上げている人気格闘ゲーム「ストリートファイター」。2023年6月に最新作「ストリートファイター6」の発売を控えるシリーズの歴史に今回、映画ジャンルから新たな作品が加わることになる。米レジェンダリー社と共同制作カプコンと共に共同制作を担当するレジェンダリー社は、オリジナルIP原作の映画に加えて、ビデオゲームを原作とする映画も数多く世に贈り出している映画製作会社。フランク・ハーバートの大河小説を原作とするアカデミー賞6部門受賞作品『DUNE/デューン 砂の惑星』、クリストファー・ノーラン監督による「ダークナイト トリロジー」3部作、「ポケモン」を原作とする実写ミステリー『名探偵ピカチュウ』などが代表作として知られる。【作品詳細】「ストリートファイター」実写映画化公開時期:未定
2023年04月08日永井豪・石川賢原作の『ゲッターロボ』が初の実写映画化。2025年春に公開予定だ。永井豪・石川賢の“元祖”巨大ロボット作品『ゲッターロボ』『ゲッターロボ』は、永井豪と石川賢により『週刊少年サンデー』に連載された漫画であり、1974年から1975年にかけてフジテレビ系で放送されたアニメ作品。変形や合体といった要素を組み込んだ、巨大ロボット作品の“元祖”であり金字塔ともいえるシリーズだ。尚、テレビアニメ版では低年齢層も鑑賞できる、勧善懲悪のストーリーをメインとしていたが、石川賢の連載では、バイオレンスでハードな展開となっているのが特徴で、アニメ・マンガともに現在も熱狂的ファンに支持されている。漫画版をベースに初の実写映画化そんな『ゲッターロボ』が、50周年の節目に際し初の実写映画化。実写映画『ゲッターロボ』では、永井豪・石川賢が手がけた漫画版『ゲッターロボ』の持つアウトロー、バイオレンス、アクション満載のストーリーを、現代的にアレンジしたストーリーが展開される。プロデューサー・監督・脚本は『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』『キャット・シット・ワン』『ブレイブストーム』『ZVP (座頭市 VS プレデター)』等を手掛けた岡部淳也が担当する。【作品詳細】実写映画『ゲッターロボ』公開時期:2025年春 予定原作:永井豪・石川賢プロデューサー:岡部淳也監督:岡部淳也脚本:岡部淳也、太田垣康男、田畑由秋脚本協力:田畑由秋撮影:古谷巧メカデザイン&イメージボード:Skan Srisuwanサウンド:Michael Verta※パイロット映像&映画完成までの過程で、デザイン、ストーリーの方向性、スタッフは、修正、変更が行われる場合有り。
2023年04月07日ディズニーのアニメ映画『モアナと伝説の海』が実写化されることが分かった。アニメ版でマウイの声を担当したドウェイン・ジョンソンが発表した。ドウェインは実写版マウイとしてカムバックを果たすと共に、自身の製作会社「Seven Bucks Productions」を通じて製作も務める。同社からはダニー・ガルシアとハイラム・ガルシア、「Flynn Pictures Co.」からボー・フリンも製作に参加。製作総指揮にはアニメ版のモアナを演じたアウリイ・クラヴァーリョが名を連ねているが、出演の可能性は不明。脚本は、アニメ版のジャレッド・ブッシュが再起用され、デイナ・ルドゥー・ミラー(「ケイブ・レスキュー:タイ洞窟決死の救出」)と共同執筆する。ドウェインは「『モアナと伝説の海』は私の人生を変えました。(おじいちゃん、寂しいよ)。ディズニー・スタジオと組み、私たちポリネシア人の核でもあるダンスと音楽を通じて私たちの物語を伝えられることを大変光栄に思います」とSNSでつづっている。アメリカでは2016年11月、日本では2017年3月に公開された『モアナと伝説の海』。世界中で大ヒットを記録し、約6億6500万ドルの興行収入を稼ぎ出した。また、作品の質も高い評価を受け、アカデミー賞で長編アニメーション映画賞や歌曲賞(「How Far I’ll Go」)にノミネートされた。(賀来比呂美)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開© 2016 Disney. All Rights Reserved.
2023年04月04日ディズニーで『おしゃれキャット』の実写化企画が報じられてから早1年。監督がヒップホップグルーブ「ザ・ルーツ」のアミール・“クエストラヴ”・トンプソンに決まったことが分かった。クエストラヴは、2022年に監督作品『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を獲得。ほかにもグラミー賞で音楽映画賞、サンダンス映画祭で審査員大賞、観客賞など多数の賞を受賞した。ドキュメンタリー映画の監督経験はあるが、長編映画のメガホンを取るのは実写版『おしゃれキャット』が初となる。映画の音楽についても監督、製作総指揮にも名を連ねる。脚本は『ピーター・ラビット』シリーズのウィル・グラックと『2分の1の魔法』のキース・ブーニン。『おしゃれキャット』の物語の内容は、リッチな遺産相続人から遺産を受け継いだ猫と3匹の子猫が、嫉妬にかられた執事によって田舎に捨てられてしまうというもの。猫たちは音楽好きの野良猫たちの助けを借り、パリへの帰り道を探す。クエストラヴはインスタグラムで監督就任の件に触れ、「彼らは猫を追いかけるために私を選んだ…基本的に私には人生の目標は2つある。1つ目は自分の夢を忘れないこと。2つめは自分の道を切り開くこと」とコメントしており、音楽業界仲間やファンから祝福メッセージが殺到している。(賀来比呂美)
2023年03月28日佐原ミズの漫画「尾かしら付き。」の実写映画化が決定した。樋山那智は、ソフトボールに汗を流し、日焼けに憧れる中学生。彼女は同級生の宇津見君が抱える重大な秘密を知ってしまう。それは、彼に「しっぽが生えている」ということ。「みんなと違う」ことに迷い、戸惑い傷つきながらも、2人が心を通わせ合う、10年間の物語――。2004年に「ほしのこえ」で連載デビューを果たし、代表作には「マイガール」や、「バス走る。」「鉄楽レトラ」などがあり、20~30代の女性を中心に支持を集める佐原さん。尻尾が生えていることで偏見の目にさらされてきた少年と、彼に寄り添おうとする少女が出会い、傷つきながらも心を通わせ合う愛の物語「尾かしら付き。」は、累計15万部突破の人気作品だ。キャストなどは随時解禁していくという。『尾かしら付き。』は2023年公開予定。(cinemacafe.net)
2023年03月25日清水茜の人気漫画『はたらく細胞』が、実写映画化する。2024年に公開予定だ。人体ではたらく“細胞たち”が主人公、人気漫画実写化清水茜による漫画『はたらく細胞』は、人体で働く無数の細胞たちを擬人化し、彼らが病原菌と戦う姿を描く作品。個性豊かな細胞キャラたちが繰り広げるコミカルでアツいドラマや、「楽しみながら勉強にもなる」学習要素が好評を博し、幅広い年代から支持されている。漫画『はたらく細胞』は、“細胞たち”の活躍を描くという斬新かつユニークな設定が話題を呼び、『このマンガがすごい! 2016』オトコ編第7位、2017年にフランスの新聞『ル・モンド』が選ぶ「この夏推薦する図書リスト」に選出されるなど、国内外で注目を集めた。また、2018年7月にはアニメ化され、『はたらかない細胞』『はたらく細胞 BLACK』などのスピンオフ漫画や、小説化、舞台化と様々な形態で物語を展開。シリーズ累計は950万部を突破している。笑いありアクションあり、“ためになる”エンターテインメント実写映画版『はたらく細胞』では、普段見ることのできない体内世界を舞台に、映画史上最小の登場人物=細胞たちの“人々の命を守る戦い”を壮大なスケールで映し出す。笑いとアクションをふんだんに織り交ぜながら、ロマンティックで劇的な「はたらく細胞」ワールドを構築。“笑って泣けてためになる”エンターテインメントを世に送り出す。『翔んで埼玉』コンビが監督・脚本で再タッグ『はたらく細胞』実写版の監督を務めるのは、『のだめカンタービレ』前後編をはじめ、『翔んで埼玉』『テルマエ・ロマエ』などヒット作を手がける武内英樹。また、脚本家には『かぐや様は告らせたい〜 天才たちの恋愛頭脳戦〜』『カイジ ファイナルゲーム』などを手がけ、『翔んで埼玉』では武内英樹とタッグを組んだ徳永友一が担当。大ヒットコンビが再タッグを組む。〈監督・武内英樹 コメント〉「はたらく細胞」という原作を実写でというお話を聞いた時の驚きとワクワクは今でも鮮明に覚えています。普段見ることのできない体内の世界では日々一体どんなことが起こっているのか?そんな細胞たちの日常を、笑いと学びに溢れた壮大なスケールでお届けしたいと思っています。この作品を監督することが決まってからは、私自身も普段の生活で自分の体内の細胞たちのことを意識するようになりました。たくさんのはたらく仲間たちと共に全力で作品を作ってまいります。是非、ご期待ください。『はたらく細胞』実写映画化 あらすじ人間一人あたりの細胞の数は、およそ37兆個!体内には細胞の数だけ“命を守る”ための仕事とドラマがある。肺炎球菌、スギ花粉症、インフルエンザ、すり傷…次々とこの世界(体)を襲う脅威がやってくる。その時、体の中ではどんな攻防が繰り広げられているのか!?迎え撃つのは白血球、赤血球、血小板など…。24時間365日休みなく、はたらき続ける細胞たち。彼らにはそれぞれ性格と個性があり、葛藤し、成長し、友情や愛情を育んでいく。これは、細胞たちが身体を守るために様々な細菌などの脅威と戦う物語。【詳細】『はたらく細胞』実写映画化公開時期:2024年監督:武内英樹脚本:徳永友一原作:清水茜『はたらく細胞』(講談社『月刊少年シリウス』所載)
2023年03月23日