松原智恵子さん(77)。人気女優が伴侶に選んだのは、大会社の役員やイケメン俳優ではなく、長年『女性自身』にも携わってきた週刊誌記者・黒木純一郎さんだった。松原さんと黒木さんの結婚生活は50年に及ぶのに、ほとんどケンカらしいケンカはなかったという。その秘訣について松原さんはこう語る。「お互い、仕事の話は家ではしないようにしていましたから。カレンダーにスケジュールを書いていましたから、『今日はロケなんだな』とか『週末からは東北へ出張なのね』くらいはわかるようになっていて。それぐらいの距離感がよかったのでしょうね。私が『「長いお別れ」(’19年公開映画)を見てね』なんてお願いすることもあり、そういうときは純一郎さんも見てくれていたみたいですが、感想は一切言ってくれなかったです」実は黒木さん、仕事仲間には、「すごくいい作品だから、ご家族で見てくださいよ」と、松原さんが出演している映画のチケットを配ったりもしていたのだが、どうやら奥様にはナイショだったらしい。だが松原さんによれば、一度だけ黒木さんに“叱られた”ことがあるという。「私は39歳で出産しました。当時というか、いまでも高齢出産なほうですよね。私は昔からかなり丈夫なもので、病気で仕事を休んだことはなかったのですが、妊娠中に風邪をひいてしまったことがあったのです。熱があり、けっこう咳も出ていましたが、妊娠しているので風邪薬は飲めません。それでもいつもどおり撮影現場に行こうとしたら純一郎さんが、『そんなに無理をしてまで、仕事をする必要はないよ!』って。いつもは仕事に口を出さない彼が、私の体を心配して怒ってくれたのです。私も素直に、事務所に連絡をして、その日は撮影をお休みさせてもらいました。私が仕事を休んだのは、その1回だけ。純一郎さんに叱られたのも、それが最初で最後のことでしたね」■「純一郎さんのおかげ」、自宅の木にはたくさんの果実が《いままで向こうは忙しくて、あまりかまってくれなかったでしょう。それが、結婚したら、私のことをちゃんと見てくれるって約束してくれたの》これは本誌’72年9月30日号に掲載された松原さんの言葉だ。歌手・布施明(74)との対談企画で、布施の「結婚って何が楽しいのかな?」という問いかけに対して答えたもの。だがこの“約束”、残念ながらあまり守られなかった。黒木さんは70歳を過ぎても、記者として全国を飛び回っていたからだ。10年前の’12年当時、黒木さんは本誌だけでも、皇室ニュース、「シリーズ人間」、そして連載「寂聴青空説法」を担当していた。特に「青空説法」は瀬戸内寂聴さんが、岩手県・天台寺、京都府・寂庵、徳島県・ナルトサンガと、全国3カ所で法話をしていたころだ。連載の取材だけで月に3回の出張が必要になる。そのころ90歳だった寂聴さん、毎回現れる71歳の黒木記者の顔を見ると、「黒木さんも、もういい年なのに大変ね!」と、ニッコリほほ笑んだものだ。法話終了後のコーヒーを飲みながらの雑談タイムには、こんなやりとりが、すっかりお約束になっていた。「この前も、松原さんがドラマに出ているのを見たわよ。今度は奥さんも連れてきなさいね。(周囲にいる別の記者に向かって)それにしても黒木さんって昔は本当にカッコよかったのよ。体もガッチリしていて色気もあってね」「……(黒木さん、恐縮しながらうつむく)」留守にすることも多かったためか、松原さんによれば、自宅にいるときの黒木さんはマメだったという。「わが家の庭には、柿、みかん、ゆず、かぼすの木があります。柿の木は私が嫁いできたころからありました。かぼすの木は大林宣彦監督(享年82)からいただきました。秋になると、それぞれの木に実がなるのできれいですよ。コロナ禍のため一昨年も昨年もできませんでしたが、それまでは毎年“収穫祭”を行っていました。日活時代のお友達を呼んで、柿の実をみんなで落として、みんなでワイワイ食べるのです。かぼすはサンマにかけて食べますし、ゆずはお風呂に入れたり、皮をむいてマーマレードにしたりですね。たくさん実がなるのは純一郎さんのおかげなのです。みかんの皮、りんごの皮、卵の殻などをとっておいて、木の根元に埋めてくれて……。それで栄養たっぷりなのだと思います。秋の収穫祭は、にぎやかに行います」実は松原さんは一人でいることが昔から大の苦手なのだという。「なぜかダメなんですよね。誰か家にいてくれれば大丈夫なのですが、一人だと落ち着かなくて。だから純一郎さんが出張のときは、お友達とか親戚とか、付き人さんとかに泊まってもらうようにしています」3年ほど前、京都・寂庵で寂聴さんの法話を取材した後、携帯電話をチェックしていた黒木さんがソワソワしている様子を見せたことがある。「取材中のトラブルにも動じることなく、常に泰然自若としている黒木さんが珍しく慌てているのでちょっと驚きました。いつも若い私に気を使ってくださっていたのでしょうね。取材が終わると、『仕事をしたら腹が減りましたね。何か食べてから東京に帰りますか』、そんなふうに声をかけてくれるのですが、この日だけは『すみません。申し訳ありませんが、今日はすぐに帰らせてください』と……」(同行していた編集者)編集者に黒木さんはこう説明したのだ。「今日、自宅に来てくれるはずだった人が急に来られなくなってしまって。いま、あの人がウチで一人きりになってしまってるんですよ。若いころから一人でいると寂しがる人で……。だからすぐにでも帰ってあげなくちゃ」コマーシャルの撮影中に、シャワーで寒がる松原さんを心配そうに見つめていた黒木さん。その優しいまなざしは、50年たっても変わることはなかったのだ。松原さんはこう語る。「どんな話をしていて、そんな会話になったのでしょうか。実は最近も、純一郎さんはこんなことを言ってくれたのです。『あなたを一人で残していくのは本当に心配だ。だからきちんと看取って、あなたを送ってから僕もいくよ』と……」■コロナ禍後の計画も立てていたが、夫婦を悲劇が襲った女優として、そして記者として、生涯現役を目指していた松原さんと黒木さん。コロナ禍後の計画を、よく2人で話し合っていたという。「2人とも海辺でのんびりするのが好きでした。休暇には、よくタイのパタヤ・ビーチに行っていたのですが、『海外旅行に行けるようになったら、久しぶりにハワイに連れていって』と、リクエストしていました。また、今後の計画といえば、自宅のリフォームも検討していました。純一郎さんは『これからは階段の上り下りも大変になるのではないか』と言っていて、私の部屋も2階から1階に移すことを提案してくれていたのです」(松原さん)寂しがり屋の松原さんより1日でも長く生きるため……、すでに80歳をむかえていた黒木さんは体のメンテナンスにも励んだ。昨年は、検査も含めて1カ月ほど入院して脊柱管狭窄症の手術を終えたかと思うと、続けて白内障の手術も受けていた。「知り合いの医師から酸素ボンベを送ってもらいました。酸素吸入した後にウオーキングをすると、心肺機能が高まるそうです。もう少し暖かくなったらスタートしますよ!」黒木さんがいっしょに仕事をしている編集者に、電話でそんな話をしていたのは今年2月の初め。だが黒木さんが白内障手術後の視力に合わせた眼鏡を作るために出かけ、外出先で突然倒れたのはその翌日だった。救急搬送先の病院で1週間眠り続けた後、逝去したのは2月16日のこと。くしくも前日発売の『女性自身』には、長年担当していた「寂聴青空説法」の最終回が掲載されたばかり。仕事先に現れていたあの姿と同じように、ひょうひょうと旅立っていってしまったのだ。そしていま、松原智恵子さんが50年の歳月をともに過ごした夫・黒木純一郎さんに感謝状を贈る。《純一郎さん、今日出かけるときに庭を見たら、みかんの木の葉が青々と茂っていました。秋にはたくさん実をつけてくれるといいですね。取材のときに記者さんから教えてもらったのですが、私、結婚直前のインタビューで、こんなことを話していたそうです。『彼を知らなかったら、私の人生もっと違ったものとなったでしょう。女優としても、また女としても……』50年前のことですからね。自分でもすっかり忘れていました。でもあらためて考えると、やっぱりいまも、その気持ちは変わりません。私はこれまで一度も女優をやめようと思ったことはないのです。それも純一郎さんの優しいまなざしをずっと感じていたからなのでしょうか。あのサハラ砂漠も訪れた新婚旅行以来、いろいろな国に連れていってくれましたね。ときには英語でケンカをするあなたの姿に少し驚きつつ、頼もしく思ったこともあります。いったい2人でどのくらいの国を訪れたのでしょうか。数えてみたら47カ国にもなっていました。出会う前は、世の中のことをあまり知らなかった私ですが、あなたといっしょになったおかげで、いろいろな経験ができたのです。純一郎さん、私に素敵な世界をたくさん見せてくれて、本当にありがとうーー》
2022年06月02日混雑を避けたオフピークでランチ!名店の味をお得に楽しむ20食限定の『鯛茶漬け』『御菓子』と『御抹茶』に心が和らぐ名店の味をランチでお得に楽しむ! 六本木【茶寮宮坂】六本木ヒルズから橋を渡ったところにある【茶寮宮坂】。晴れていてとても気持ちがいい!六本木ヒルズから橋を渡ってすぐ、六本木駅からは徒歩8分ほどのところにある【茶寮宮坂】。ここは、表参道にある名店【御料理 宮坂】の唯一の分店です。シックで高級感のある店内夜はコース料理を提供していますが、ランチではコースのほかに限定数(日によって変動)で『鯛茶漬け』が楽しめます。今回はピークの時間を避けて、お昼にサクッと、名店のランチを味わいに行ってみました!『鯛茶漬け』3,800円(税・サ別)+1,000円で『茶寮 御菓子』と『御抹茶』がつきます。※鯛茶漬けは電話予約のみの受付ランチ限定20食の『鯛茶漬け』(左)一皿目の『煮えばな』、(右)『雁ヶ音焙じ茶』1,000円まず一皿目は、炊き上がる直前のお米『煮えばな』。お米からご飯に変わる直前の、水分をたっぷり含んだお米で、一口目はそのまま、二口目はお塩をまぶしていただきます。お米本来の味を楽しみつつ、お茶を飲みながら『鯛茶漬け』を待つ時間は至福です。『鯛茶漬け』。鯛胡麻だれ和え、御出汁、ごはん、漬けもの、じゃこ、エビフライ、海苔のセットお次はお待ちかねの『鯛茶漬け』。見た目からしてなんとも豪華なセットで、これで約3,800円で楽しめてしまうとは、とてもお得な気分です!ご飯は炊き立てで持ってきてくれます!鯛の胡麻だれ和えは、まずはこのままごはんと一緒に食べて、途中から薬味やお出汁をかけてお茶漬けにします。好きなおかずをのせてお茶漬けに。優しいお出汁が体に染みわたります。とても肉厚なエビフライ。じつは2尾を併せて揚げているので、食べ応え抜群です!ごはんはおかわり可能。最後はおこげをよそってくれます。パリパリで香ばしく、お出汁と残りの薬味をのせて、ごちそうさまでした!これだけでも大満足のランチ御前なのですが、プラス1,000円で『茶寮 御菓子』と『御抹茶』をつけられるとのことで、予約時にオーダーしました。『御抹茶』と、季節の果実が入った『大福』。この日は苺が入っていましたごはんもおかわりし、ここまで結構お腹いっぱいの状態になるのですが、いざ大福をかじるとジュワっとはじけるジューシーな苺大福がおいしすぎて、ペロリと食べて切れてしまいます! これは絶対頼むべき。とても大満足な内容のランチ限定『鯛茶漬け』。普段はなかなか贅沢するのが難しいというあなたも、こんな時期だからこそランチで、お得に、名店の味を楽しんでみてはいかがでしょうか!茶寮宮坂【エリア】六本木【ジャンル】和食【ランチ平均予算】4500円【ディナー平均予算】17500円【アクセス】六本木駅※緊急事態宣言により、営業時間が変更されている可能性があります。最新の営業時間はお店に直接お問い合わせください
2021年03月03日蒼井優と山里亮太(南海キャンディーズ)の電撃結婚を受け、『長いお別れ』で蒼井さんの両親役を演じた松原智恵子、山崎努からお祝いのメッセージが到着した。現在公開中の本作では、仕事も恋愛もうまくいかず、人生の岐路に立つ東家の次女・芙美を演じている蒼井さん。山崎さんが演じる父・昇平が認知症を発症したことで、家族と向き合い、自分の人生を見つめ直しながらも、笑って、泣いて、前に進んでいく女性を見事に体現。劇中では、認知症の症状が進み、次第に記憶を失っていく父に対して恋愛や人生の悩みを打ち明ける姿も映し出されており、本作を観た観客からは蒼井さん、山崎さんを絶賛するコメントも多く見受けられる。そんな中、報道された今回のおめでたいニュースはSNS上でも話題沸騰!直前に映画を観ていたという投稿も多く、「蒼井優ちゃん出てる『長いお別れ』観たばっかで結婚て聞いて嬉し泣きしそうだったわ」といったコメントで賑わっている。6月1日に行われたばかりの公開記念舞台挨拶では、ずっと憧れていたという大先輩・山崎さんとの初共演について、「山崎努さんの著書『俳優のノート』を10代の最後の方に買って、それに一生懸命線を引きながら読んで学んできて、こうして10年以上のときを経て大先生と共演できた感じがした」と明かし、「自分にとって意味のある作品になりました」と感激ぶりを口にしていた蒼井さん。劇中では悩みをかかえている次女・芙美を演じた蒼井さんに母・曜子役の松原さんは、「芙美ちゃんは結婚には縁遠くお母さんは心配していました でも、蒼井優さんはちゃんとご自分の幸せを手に入れてお母さんはとても安心して喜んでいます」と劇中同様、温かな愛を感じるコメント。一方、山崎さんは「偽の父として、おめでとう。『ゆ~』っとした家庭を作っておくれ。俳優業も期待しています」と劇中のセリフを用いながら、茶目っ気たっぷりの祝福メッセージ!ちなみに、長女・麻里役を演じた竹内さんも映画公開直前に結婚が報じられており、本作はおめでたいこと続きとなっている。『長いお別れ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:長いお別れ 2019年5月31日より全国にて公開(C)2019『長いお別れ』製作委員会
2019年06月06日透き通るような白い肌に、少女のように華奢なスタイル。74歳とは思えない可憐さを身にまとう松原智恵子さん。そんな松原さんに、食事、運動、美容ケア……美をキープするための秘密を聞いてみました。変わらぬ美しさの秘訣は?「気がついたときに、バランスボールに乗るようにしています。ただ座っているだけなんですけどね。それからエアロバイク。17歳のころからずっと家に置いておくようにしていて。これも好きなときに、テレビを見ながらこいでいます」(松原さん・以下同)食事やスキンケアは、特別なことではなく、基本的なことを丁寧に行うよう心がけているとか。「食べるものもやっぱり“バランス”が大事ね。主食、主菜、副菜、汁物の組み合わせを意識してメニューを考えるようにしています。スキンケアで気をつけているのは、メークをしっかり落とすこと。敏感肌だから、エステとかは逆にダメなの。刺激を与えないことが一番ですね」話を聞いていて驚いたのが、おしとやかなイメージの強い松原さんが意外にアクティブだったことだ。「運動はしょっちゅうやるわけじゃないんですよ。あえて用事を作って、散歩がてら歩いたりする程度。必死にならないことが続く秘訣かしら?ただ持久力はあるのかも。テレビの企画では、ボルダリングをやったり、インドネシアで“コモドドラゴン”を探して回ったこともありました(笑)。若いころはダイビングもやってたんですよ」映画『長いお別れ』で、認知症を患った夫を前向きに受け入れる妻を好演している松原さん。重いテーマを扱っているのに、明るく軽やかな空気が流れているのは、彼女の天真爛漫なキャラクターが生かされていることが大きい。「最初に台本を読んだときは、思わず座り込んでしまうほど苦しい気持ちになりました。でも、それを監督さんにお話ししたら“苦しみではなく、受け入れる姿を描きたい”と。認知症になったからといって、自分の夫ということに変わりはない。自分が同じ立場になったとしても、明るく話しかけてあげたいと思いました」最後に松原さんは、若々しさを保つとっておきの秘訣を教えてくれた。「私、年を取ることをあんまり気にしてないんです。もしかしたら、年齢を意識せずに生活しているのがいいのかも(笑)」
2019年06月01日映画『長いお別れ』が、蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山﨑努出演で2019年5月31日(金)に全国ロードショー。『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太が、中島京子の同名小説を映画化『長いお別れ』の原作は、直木賞受賞作家・中島京子の同名小説。認知症になった厳格な父が、日に日に記憶を失っていく昇様子に戸惑いながらも向き合うことで、娘たちが自分を見つめ直していくストーリーだ。今回の映画化では、『湯を沸かすほどの熱い愛』で、驚きと感動の詰まった家族の物語をつくりあげた中野量太が、メガホンを採り、時に泣き、笑い、悩みながら前に進んでいく愛に溢れた家族の様子を、ユーモアを交えて感動的に描いていく。“東家”を演じる蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山﨑努認知症になった父を取り巻く“東(ひがし)家”の次女・芙美役には、『彼女がその名を知らない鳥たち』で第41回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得した蒼井優。蒼井は、芙美役について「私が演じた芙美は、よしておけばいいのにと思うようなことをついやってしまう、でも笑えるほど不器用でもない、というちょっと不憫なタイプの女性です。そんな彼女が30歳を超えてもう一度家族から学ぶことの大きさが大切なのかなと思いながら演じました。」と話している。また、夫の転勤で息子とアメリカに移り住み、慣れない生活に戸惑う長女・麻里に竹内結子、専業主婦として夫と娘たちを献身的に支えてきた母親・曜子に松原智恵子が起用されている。そして、紫綬勲章、旭日小綬賞を受章した名優、山﨑努が認知症を患う父親・昇平役を演じる。麻里の息子・崇役は、オーディションで抜擢された蒲田優惟だ。主題歌にシンガーソングライターの優河 を起用映画『長いお別れ』で 主題歌を担当するのは、神秘的な歌声が魅力のシンガーソングライター優河。 本作のために書き下ろしたという「めぐる」は、作品のテーマにリンクした、穏やかでありながらもポジティブな力強さを兼ね揃えた楽曲に仕上がっている。ストーリー父、昇平の70歳の誕生日会。久しぶりに集まった娘たちに告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だった―。日に日に記憶を失っていく昇平の様子に戸惑いながらも向き合うことで、自分自身を見つめ直していく家族たち。そしてある日、家族の誰もが忘れかけていた“愛しい思い出”が昇平の中に今も息づいていることを知る・・・。【作品詳細】映画『長いお別れ』原作:中島京子『長いお別れ』(文春文庫刊)公開日:2019年5月31日(金)全国ロードショー監督:中野量太脚本:中野量太、大野敏哉出演:蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山﨑努配給・制作:アスミック・エース
2019年01月27日明石家さんまがMCを務め、強烈キャラクター評論家軍団とパネラーたちがサイエンスな爆笑トークを繰り広げる「ホンマでっか!?TV」の5月2日(水)今夜放送回に、映画『ピーターラビット』で吹き替えを務めている俳優の千葉雄大がゲスト出演する。今夜の放送では「アナタのパートナーは隠れダメ男?ホンマでっか!?密着デート診断」と題し、3人の女性評論家がゲストの千葉さんと実際にデート、“彼氏”としてのポテンシャルを暴く。女性評論家たちは千葉さんをどう診断するのか?そしてどん底の人生経験をした“どん底評論家”が唯一無二の情報を語る「人生何とかなる!?どん底ホンマでっか!?」では“バツ7男運”評論家の才木浩子先生、“ホームレスに育てられた”評論家の黒岩禅先生、“親がギャンブル依存”評論家の宮坂智恵子先生、“ホームレス短歌”評論家の関節夫先生、“大病15回へっちゃら”評論家の村串栄一先生の5人がどん底経験者しか語れない“ホンマでっか!?”な情報を教えてくれるとのこと。こちらも注目だ。“戦隊ヒーロー”から2.5次元俳優としての舞台などで活躍。その後『黒崎くんの言いなりになんてならない』の“白王子”白河タクミ役、「家売るオンナ」の甘いマスクのエリート営業マン・足立聡役などで一躍知名度を上げ、最近では映画『帝一の國』や『亜人』に連続テレビ小説「わろてんか」や月9「民衆の敵」、今年1月クールの「もみ消して冬」と大活躍中の千葉さん。千葉さんが声優として吹き替えに挑戦した映画『ピーターラビット』が5月18日(金)より全国にて公開。シリーズ累計2億5000万部の世界的大ベストセラー絵本をハリウッドで初めて実写映画化した本作。『ANNIE/アニー』のローズ・バーン、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のドーナル・グリーソン。オリジナル版ではピーターの声を『はじまりのうた』『イントゥ・ザ・ウッズ』のジェームズ・コーデンが好演。日本語吹き替え版では千葉さんがピーター役を担当する。「ホンマでっか!?TV」は5月2日(水)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年05月02日ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)のデザイナー丸山敬太は、北海道を拠点とする宮坂建設工業とコラボレーションし、作業服と制服をデザインする。花や鳥、蝶など華やかなモチーフと鮮やかな色彩で、優雅な世界を描くデザイナー丸山敬太。そんなロマンティックな世界を作り出すのを得意とする丸山が今回タッグを組むのは、異例ともいえる宮坂建設工業だ。登場するのは、建築作業服と女性用のオフィス用事務制服。男性をメインにした作業ユニフォームは、ブルゾン、長袖シャツ、半袖シャツ、パンツで構成され、女性用のオフィス用事務制服は、ジャケット、ベスト、スカート、カーディガンに加え、長袖・半袖のブラウスが揃う。デザインはシンプルでありながらも洗練された仕上り。特に、グリーンとイエローのラインは、ジャケットのラペルを縁取ったり、ベストのウエストラインに配されたりと、効果的に用いられ、アクセントとして活躍している。なおこの新ワークウェアは、2017年4月より導入されるそうだ。
2017年04月09日●長期ビジョンに立って経営ヤフーは11月26日、今年のトピックや来年の事業方針に関する説明会をプレス向けに開催した。この中で同社 宮坂社長は、2016年はスマホアプリやログイン機能に注力する意向を示した。代表取締役社長の宮坂学氏は挨拶の冒頭で、「ヤフーは来年4月に20周年を迎えるが、世の中にたくさんあるインターネットの会社の中で、20世紀に始まって、今も生き残っている会社は少ない。さらに、その中でも成長し続けている会社はもっと少ない。今後は私のいるうちに経営体制を盤石にし、組織の力を高め、3世紀にまたがって仕事ができるインターネットの会社の基礎固めをやっていきたい思う」と、今後は長期ビジョンに立って経営を行う意思を表明した。同氏は今年のヤフーについて、「会社は変化しないと生き残っていけない。今年の変化は、スマホでもYahoo!という変化を起こした点だ。パソコンは初めてマイノリティ端末になった」、と今後は利用の中心がスマホなどのモバイルが中心になるという認識を示し、「これまでYahoo!といえば、検索、ニュース、天気予報だったが、今年は『お買い物でもYahoo!』というきっかけを作ることができ、『決済でもYahoo!』という変化を起こすこともできた」と語った。そして、同氏は来年に向けて、「アプリでもYahoo!ということをやっていきたい。さきほど、スマホでもYahoo!といったが、まだブラウザを利用しているケースが多い。どうせ使ってもらえるのであれば、アプリでもYahoo!ということにしていきたい。また、ログインでもYahoo!ということもやっていく。Yahoo!はログインをしなくても使えるが、お客様がいろいろなデバイスを使う中で、お客様のことをもっと理解したいと思っている」と、利用履歴をより詳細に把握することで、自社のサービスにつなげていきたいという意向を示した。宮坂氏が語った『お買い物でもYahoo!』について、Yahoo!ショッピングを担当する執行役員 ショッピングカンパニー長 小澤隆生氏は、同ショッピングの流通総額が順調に推移していることをアピールし、「かつてはマイナス成長のこともあったが、前四半期はようやくEC業界の伸びを超え、30.2%の伸びを記録することができた」と述べた。同氏は流通総額が増えた理由として商品数が増えことと、Tポイントキャンペーンなどによりお得感が浸透してきた点を挙げた。商品数の増加は店舗数が当初の2万店から35万店に増えたことが大きいという。これにより商品数は1.9億点を超え、2016年の3月までには楽天を抑え、国内トップの商品数になる予定だという。商品の充実の以外にも売り上げに貢献している点としては、1,000万人いるプレミアム会員に5倍のポイントを付与することによる利用促進も大きいという。また、ソフトバンク会員3,900万人とTポイント会員5,500万人に対するアクセスしやすさを改善した点も効果が出ているという。そのほか、ホークス優勝セールや11月11日の「いい買い物の日」といったセールによる売り上げの伸びもあったという。今後については、シニア向けアプリ「らくらく通販」をリリースし、シニア層の取り込みを行っていくという。宮坂氏が指摘したもう1つの変化である決済について、執行役員 決済金融カンパニー長 谷田智昭氏は、「Yahoo!プレミアムの会員はついに1,000万人を超えた。これは、ソフトバンクやY!mobileとの提携が大きい。今後は、プレミアム会員であれば常にTポイントが5倍もらえるキャンペーンを実施し、Yahoo!ショッピングを使ってもらい、ECを活性化していきたい」と述べ、会員獲得施策としては、「Yahoo!のログインユーザーを増やすため今年の10月からソフトバンクのユーザーが1クリックでログインできるサービスを開始した。今後はドコモやauにも展開していきたい」と述べた。●IoTプラットフォームも提供説明会では、その他の各カンパニー長も事業内容の説明を行っている。広告ソリューションを企業向けに提供しているマーケティングソリューションカンパニーの、執行役員 マーケティングソリューションカンパニー長 荒波修氏は、「2015年はインフィード広告という新しいスマートフォン向けの広告をリリースしたが、業績にも大きく貢献できていると思う。最近は誰が日本経済を支えているかを考えている。日本は中小企業がほとんどだが、デジタル広告を使っているのは大企業と通販系企業で、都心に集中しており偏りがある。2016年はデジタルのマーケティングを使った地方の活性化、広告単価を上げるためのビデオ化の推進、データビジネスの3つに積極的に取り組んでいきたい」と語った。トップページ、ニュース、カーナビ、知恵袋、GYAO!、地図などのYahoo!の中のメディアを管理しているメディアカンパニーの執行役員 メディアカンパニー長 宮澤弦氏は、「2015年は、Yahoo!のトップページを5月にリニューアルし、スクロール形式のインタフェースを導入した。これは数年に一度の大きなリニューアルで、1年以上かけて準備した。リニューアル後は一時、ビューが下がったが7月以降は以前より増え、今では変更前の30%以上増加している。これまでYahoo!は、インターネットの入り口としてのポータルサイトであったが、今後はスマートフォンを中心に、リアルの生活の入り口のトップページとして進化していきたい」と語った。執行役員 CMO(Chief Mobile Officer) を務める村上臣氏はIoTに触れ、「今、IoTプラットフォームを実験的サービスとしてやっている。現在は、誰でもIoTデバイスを2、3つ持っており、これをどうやって使いこなすかが足りない。そこで、ハードとソフトのハブとなって、自分がほしいものを届ける『myThings』という事業を開始している。2016年はこの連携先を増やし、マネタイズ化していきたい。また、メディアもECも使うなど、Yahoo!のサービスを横ぐしでつなぎ、Yahoo!のファンを増やしていきたい」と述べた。個人向けサービスとしてメール、写真、カレンダー、クラウドのほか、課金サービスとしてYahoo! プレミアム、Yahoo! BB、Yahoo! ゲーム、Yahoo! パートナーなどのサービスを提供しているパーソナルサービスカンパニーの執行役員 パーソナルサービスカンパニー長 田中祐介氏は、「スマホアプリでは、スマホならではのユーザー体験の提供にこだわっている。Yahoo!はPCで成功した事業をスマホで行う置き換えを行っているが、最近はスマホだったらどういうものがいいのかという風に、ゼロベースで考え直している。今後はスマホならではのサービスを提供していきたい」と語った。そして、執行役員 ヤフオク!カンパニー長 梅村雄士氏は、「ヤフオク!ではアプリを中心に、より簡単に、より安心・安全に使えるようにしていく。また、これまで未開の領域であった自動車、不動産にも個人の取引の波をもってきたい」と述べた。同社では今年の5月に参加資格を18歳以上から15歳以上に引き下げたが、6-10月の18歳以下のPVが前年同期比173%を記録したという。また同社は11月4日に「Yahoo!かんたん決済」決済手数料の無料化と出品したオークションが落札されたときに、出品者に対して請求される料金落札システム利用料「5.40%(税込)」を、個人は「8.64%(税込)」に、ヤフオク!ストアは「7.56%(税込)」に改定することを発表している。決済手数料はこれまで購入者が負担していたが、これについて梅村氏は、「ヤクオフの常識だが、ECの常識ではない」と無料化した理由を説明した。2016年は、より簡単に、より安全に使えるようにしていくことを追求し、自動車、不動産を拡大していくという。
2015年11月27日