主演に竹野内豊、脚本にバカリズムという異色タッグで贈るドラマ「素敵な選TAXI」。毎回、異なるゲストを迎える1話完結型の本作から、第6話のゲストに“クール&ビューティー”な女優・栗山千明が、人気漫画の編集者として出演していることが明らかになった。本作は、乗客を自身の望む過去まで連れていくことのできる不思議な乗り物「選TAXI」運転手の男・枝分(えだわかれ)が、人生の選択に失敗して焦る乗客に飄々とした語り口で話しかけ、時にさりげなく、時にユニークなアドバイスを送る。過去に戻ることができる不思議なタクシー運転手と様々な乗客による、人生再生エンターテインメント。今回栗山さんが演じるのは、竹野内さん扮する枝分も大ファンの漫画「お人よしトレジャー」の編集者・柴山美空。締切り間際に逃亡を図る漫画家やトラブルを抱える女友達に振り回されながら、懸命に原稿を間に合わせようとする姿を、自身も漫画・アニメ好きを公言する栗山さんが演じている。栗山さんは、本作について「タイムリープ物は個人的に好きな作品が多いのですが、私が知っているどの作品とも違う魅力があるドラマです。会話の何気ないやり取りにも笑わされたかと思うと、人間味あふれる人々がそれぞれの分岐点で葛藤していく姿にホロッときたり…。ユーモアとシリアスのバランスがとにかく面白いと感じています」と魅力を語る。また第6話では、栗原さんが悪戦苦闘する漫画の作者・虫海暗役に、俳優のほかに阿部サダヲ、宮藤官九郎のバンド「グループ魂」のメンバーとしても活躍する三宅弘城。トラブルを巻き起こす女友達・佑香役に臼田あさ美がキャスティングされている。ドラマ「素敵な選TAXI」は毎週火曜日、関西テレビ・フジテレビ系にて22時から放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月04日10月14日(火)、都内で新作歌舞伎「六本木歌舞伎」の製作発表が行なわれ、出演する市川海老蔵、中村獅童、脚本を務める宮藤官九郎、演出を務める三池崇史らが出席した。同作は2015年2月3日(火)より東京・EX THEATER ROPPONGIにて上演。元禄時代を舞台に、中村獅童扮する宇宙人の悪の親玉と、市川海老蔵扮する正義の味方の対決を描く作品。今作を製作する事になった経緯について海老蔵は「今年の1月に獅童さんと歌舞伎をする機会があったのですが、その控え室で「こんな事をしたい、あんな事をしたい」と話していて、3時間後にはやる事が決まっていました。そこから獅童さんが官九郎さんに、私が三池さんにそれぞれ電話をして、3日後には決まったという奇跡的な舞台です」と説明。内容については、生前勘三郎から海老蔵が言われていた「成田屋の家の芸は荒事なんだから、宮藤さんのような若い人と組んで、最後は地球を投げるくらいの事をして欲しい」という言葉がベースになっていると明かした。また、歌舞伎が上演されるのは今作が初めてというEX THEATER ROPPONGIを会場に決めた理由について、獅童は「歌舞伎を上演した事がない劇場を探していた所、夜中にこの劇場をテレビで見て、すぐ決めました。実は、この劇場が出来る前、ここには僕も海老蔵くんも通っていた稽古場があったんです」と場所との縁について語った。獅童が「後から大人計画の社長から怒られました(笑)」と明かすほど、ハードスケジュールの中、脚本を務める宮藤官九郎。海老蔵が言われた事と同じ構想を生前勘三郎から聞かされており、オファーを受けてすぐにOKしたとのこと。今作で歌舞伎は3作目だが「1作目の『大江戸りびんぐでっど』でオールド歌舞伎ファンから反発を受け(笑)、2作目のコクーン歌舞伎で、ファンの方から「そんな悪い奴じゃない」と認知された所での今作なんですが(笑)、伝統という事を意識しすぎて、萎縮しないようにしたい」と意気込みを語った。今作が歌舞伎の演出初挑戦の三池崇史は「歌舞伎って本当に面白いんです。ただ歌舞伎を定期的に観に行こうという習慣が周りを見ても中々ない。なので歌舞伎をもっと多くの人に見ていただきたいし、今作を見に来た方を失望させないようにしたい。そのために第一に、歌舞伎役者って凄い、って事をテーマに演出してみたいと思います。期待していただいて結構です・・・と言って自分にプレッシャーをかける事にします(笑)」とコメント。海老蔵は「最近「結婚したら丸くなった」とよく言われるのですが、もっと皆さんに「あいつ何をやるんだ」って注目を集めないといけない。そういう意味で、私も獅童さんもまだまだ甘っちょろい自分に活を入れないといけない、という想いから動き出した作品です。伝統と言うのは改革と革新。伝統は伝統で守るべきですが、改革と革新の連続が伝統であると思っています」と同作へ強い意欲を見せた。
2014年10月14日「恋文日和」など女性から絶大な支持を得ているジョージ朝倉の大人気コミックを、田口トモロヲがメガホンを取り映画化した『ピース オブ ケイク』。この度、新たに松坂桃李、木村文乃、菅田将暉ら人気俳優陣が参加していることが分かった。梅宮志乃(多部未華子)はバイト仲間との浮気がばれ、DV体質の恋人・正樹からフラれると同時にバイトも辞めることに。心気一転しようと引っ越した先で出会った隣人の男は、なんと新たな職場の店長だった!その男、菅原京志郎(綾野剛)に強く惹かれるが、京志郎には同棲中の彼女、あかりがいて…。俳優、ミュージシャン、監督と幅広く活躍する田口トモロヲが実写化する本作。独りよりましという理由で言い寄られたら簡単に付き合う主人公・志乃を演じるのは、多部未華子。そして、志乃が想いを寄せる隣人でもありバイト先の店長・京志郎を綾野剛が演じる。今回新たに発表されたのは志乃の学生時代からの親友で、バイト仲間の “おかまの天ちゃん”役に、松坂桃李。初のオネエキャラで、時には冷たく時には優しく見守る主人公・志乃の心の支えを怪演する。そして同じく学生時代からの親友、ナナコ役に木村文乃。志乃・天ちゃん・ナナコの3人で繰り広げられる“ガールズ”トークの恋バナは必見だ。そのほか、京志郎の同棲相手であり、志乃のライバルとなるあかり役に光宗薫。また、志乃に言い寄るバイト先の同僚・川谷に菅田将暉、また、志乃の心にいつまでも残っている元彼の正樹役に柄本佑。さらには、中村倫也、安藤玉恵、森岡龍ら実力派俳優陣や、宮藤官九郎、監督・廣木隆一が俳優として友情出演するなど、個性豊かなキャストが集結した。■松坂桃李(天ちゃん役)初めての田口組、台本を手にした時は何だかワクワクしました。“おかまの天ちゃん”原作に負けないくらい愛すべきキャラクターに作り上げていけるよう、丁寧に楽しんで演じていきたいと思います。■木村文乃(ナナコ役)多部さんと舞台でご一緒させていただいていたとき、今度はもっと楽しい友達の役で側にいられたらなぁと思っていたところこんなに早く実現したので、志乃の数少ない親友として(笑)撮影も楽しませていただいています。田口組については以前ご一緒しているスタッフの方が多く、田口監督とは初めてになりますがみなさんこちらの心情を細やかに察してくださるので緊張しがちな私ですが穏やかに撮影に挑むことができています。登場人物の中で一番地に足着いた役柄なので、自分の中のふわふわしてる部分はしばらく忘れて、作品のいいスパイスになれたらと思っています。■光宗薫(あかり役)以前より原作のファンだったので、今回のお話をいただいた時はとても光栄に思いました。あかりは繊細な所が多く、またその感情に至る背景が原作でしっかりと描かれている分、表現の方法も深く考える必要があり、難しく、面白かったです。撮影中は田口監督をはじめ、多部さん、綾野さん、皆さんとても演技について真摯でいて学ぶことや得るものがとても多い、濃い日々でした。この作品には恋愛の面倒くさく、恥ずかしく、切ないくらい楽しい部分が沢山詰まっていると思います。■柄本佑(正樹役)正樹役をいただいてまず漫画を読みましたが、こんなイケメンを俺でいいのかしら?と正直思いました。しかし、この作品をやりたい第一の理由は「田口監督の現場をやりたい」だったので監督がOKならと開き直りました。田口組は無理に盛り上がることなく監督の独特の色気が漂う現場です。あと、撮影1日しかないのが残念ですが、頑張ります。■菅田将暉(川谷役)田口トモロヲ監督の描くリアルな人間像が好きだったので、いつかお仕事したいと願っていました。こんなに早く実現できたことがとにかく嬉しいです。原作と脚本を読んで、こんなに共感できた作品は初めて。それをリアルに伝えていきたい。川谷の今時の隠れざるラブハンター感を楽しみたいです。『ピースオブ ケイク』は2015年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月13日俳優の松坂桃李が、多部未華子主演の映画『ピース オブ ケイク』(2015年秋公開)で初のオネエキャラを演じることが13日、明らかになった。本作は、漫画家・ジョージ朝倉の同名作品を原作に、田口トモロヲ監督が映画化。言い寄られたら簡単に付き合ってしまう主人公・志乃を多部、志乃が思いを寄せる隣人でバイト先の店長・京志郎を綾野剛が演じ、現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描いた。松坂が演じるのは、志乃の学生時代からの親友でバイト仲間"おかまの天ちゃん"。時には冷たく時には優しく見守り、主人公の心の支えとなる重要な役どころとなっている。田口組に初めて参加する松坂は「台本を手にした時は何だかワクワクしました」と当時の心境を振り返り、「"おかまの天ちゃん"原作に負けないくらい愛すべきキャラクターに作り上げていけるよう、丁寧に楽しんで演じていきたいと思います」と意気込みを語った。また、同じく学生時代からの親友・ナナコ役に木村文乃、京志郎の同棲相手で志乃のライバルとなるあかり役に光宗薫、志乃に言い寄るバイト先の同僚・川谷役に菅田将暉、志乃の元彼・正樹役に柄本佑。中村倫也、安藤玉恵、森岡龍のほか、宮藤官九郎や監督・廣木隆一が俳優として友情出演することも決まっている。撮影は10月中旬でクランクアップし、来年の完成を予定している。(C)2015 ジョージ朝倉/祥伝社/「ピース オブ ケイク」製作委員会
2014年10月13日大場つぐみ×小畑健コンビの人気漫画を原作に、佐藤健と神木隆之介をメインキャストに迎え実写化される映画『バクマン。』。このほど、宮藤官九郎、山田孝之、リリー・フランキーの3人が、変人・奇人たちが跳梁跋扈する本作の中でも、一際異才を放つ超個性派キャラクターに抜擢されたことが発表された。『モテキ』の鬼才・大根仁監督がメガホンを握る本作。主人公となるのは、「週刊少年ジャンプ」連載を目指す高校生漫画家で作画担当の真城最高(佐藤健)と、その同級生でストーリー担当の高木秋人(神木隆之介)。日本が世界に誇る“MANGA”を通して、彼らの成長・戦い・友情・恋愛と、まさに王道の青春ストーリーが展開する。今回明らかとなった新キャスト3人が演じるは、本作のキーパソンとも言うべき重要な役どころ。山田さんは最高&秋人の才能を見抜き、2人を支えるジャンプ編集部・服部哲役、リリーさんはそんな2人を陰で見守るジャンプ編集部編集長・佐々木役に、そして宮藤さんは主人公・最高が漫画家を目指すきっかけとなった、叔父で漫画家の川口たろう役に。今回の抜擢を受け、3人からはコメントも寄せられている。■山田孝之(服部哲役)「服部は、感情がとても静かに、でも大きく変化するキャラクターです。最初、作品を持ち込んできた最高と秋人の2人の作品に対して、編集者として大して思い入れもなく、そっけない冷たい感じになっていますが、そこから徐々に彼らの作品が認められていくことを自分のことのように喜ぶようになっていきます。才能を秘めた2人の漫画家と一緒に成長していく喜びに加え、自分の担当ではない天才漫画家“新妻エイジ”という存在に対するライバル心が服部にもあって、より2人と共に頑張ろうという気持ちを強くしていったんだと思います。演じるにあたっては、感情の変化を物語の序盤から終盤に掛けて表情や口調などで微妙なニュアンスをつけるよう心掛けました。また、実際にジャンプ編集部に見学に行かせてもらって、服部のイメージを持った編集部の方と喋ったり、他の方と喋っている様子を観察するなどして、編集者の目線の置き方や間などを自分なりに参考にしました。今回、面白い原作を、共演してみたかった俳優陣と大根監督と一緒に仕事ができて本当に良かったです」■リリー・フランキー(佐々木編集長役)「僕が演じた佐々木は、最高と秋人の2人が成長していく過程を、ジャンプの編集長として見守っていく役どころ。実際にジャンプの編集長や編集部の方にもお会いしたときに感じた、独特の『修羅場をくぐり抜けてきた感』というか、どこか血の気が少し抜けているような雰囲気を出せるよう心がけました。それから細かな部分ですけど、編集長だからといって偉そうにしすぎない、かといって軽すぎない、2人に対してあんまり優しすぎないようにとか、演じる上でそのあたりのバランスもなかなか難しかったですね。あと僕は編集部にいるシーンが多いので、なるべく編集会議のところが面白くなればいいなと思いましたね。みんなとワイワイやって悪ふざけが通用するようなシーンって、あそこぐらいしかないんじゃないかと思って(笑)。完成した映画は、原作の魅力をリアルに描き出している作品になっていると思います」■宮藤官九郎(川口たろう役)「僕、漫画家や作家、あと死んじゃう役が多いんですけど、そういう意味では今回、得意中の得意の役どころだったので、いかに生命力の無さの引き出しをいっぱい持っているかを見せたいなと思って演じました(笑)。漫画家役は、2度目なんですけど、漫画を描く手元は違う人がやるんだろなって思っていたんですけど、基本は自分で描くという事だったので、練習はすごくやりましたね。撮影現場では、漫画家役を演じるよりも、漫画をひたすら一生懸命描いている時の方が、きっとより漫画家に見えているんだろうなと思って、なるべく今本番だとか意識しないように心掛けて演じてました。川口たろうという人は、不器用な感じで漫画しかないままの一生だったんですけど、自分なりの美学を持って生きていた人なんだろうと思います。漫画家も作家も、物を作っていくという所では共通する部分があるので、演じていてそういうところは好きでしたし、自分でもそうありたいなって思います。映画『バクマン。』是非、ご覧ください!!」そのほかのにも、これまでに小松菜奈(ヒロイン・亜豆役)、桐谷健太(漫画家・福田真太役)、新井浩文(漫画家・平丸一也役)、皆川猿時(漫画家・中井巧朗役)らの出演が発表されている。『バクマン。』は2015年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月11日2014年もついにラストクールに突入です。あと3か月で今年も終わりだなんて…なんだか早すぎませんか(涙)!?さて、気になる10月クールのラインナップは、前回に比べ圧倒的に女性主人公の作品が多い予感がしております。中でも、シリーズ最新作を迎えるあの2作品はどちらもハラハラ・ドキドキの展開が待ち受けていそう!?まだ現段階で、どのドラマを観るか悩んでいるという皆さん!今日は【ドラマニア】おすすめの作品をいくつかピックアップして、ご紹介していきますよ。■リターンマッチは、“強くてコワイ”女の戦いになりそう!?人気ドラマの最新シリーズと言えば、米倉涼子さん主演「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第3弾が木曜21時に帰ってきました!2012年放送の第1シーズンでは平均視聴率19.1%を記録。さらに翌年2013年放送の第2シーズンでは、自己記録を上回る平均23.0%という驚異的な数字を叩き出し、大きな話題を集めた本作。群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い…。専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけを武器に医学界をなぎ倒す“強い女”の背中をとくとお楽しみくださいませ。また、もうひとつ注目のリターンドラマ「ファースト・クラス」の存在もお忘れなく。今年4月クール土曜深夜にて放送され、なんと10月は水曜10時枠にお引っ越ししての最速カムバックです!沢尻エリカさんが主演を務めるほか、夏木マリさん、余貴美子さん、木村佳乃さんなど大人度UPの悪女たちが続々登場。倉科カナさん、篠原ともえさん、市川実和子さん、小島聖さん、ともさかりえさんといった多種多様なキャストが彩りを添えています。雑誌業界からファッションブランド業界へと舞台を移し、どんな戦いを魅せてくれるのか…?■まだまだあります!恋に仕事に事件に…大忙しの女性主人公ドラマそしてその他にも、気になる作品がちらほら。中でも、何故だかイニシャルがタイトルになっている作品が2つも存在するのが面白い特徴です(笑)。武井咲さん、綾野剛さんのW主演となる「すべてがFになる」では、スーパー理系頭脳をもつ“リケジョ”の女子大生と大学の准教授の師弟コンビが、天才的犯罪者から投げかけられた猟奇的な密室殺人に挑みます。その名の通り、「F」という言葉に隠された秘密とはいったい?榮倉奈々を主演に、窪田正孝&賀来賢人らが出演する「Nのために」の「N」は、ある事件に関わる重要な人物のイニシャルを表しているということですが、それぞれの明かされ方の違いなんかを比較してみるのも面白いかも!?女性主人公で言えば、深田恭子さん&寺島しのぶさんがタッグを組んだガッツリお仕事系ドラマ「女はそれを許さない」。恋愛系だと、人気コミックス原作の水10「きょうは会社休みます。」や、石原さとみさん&松下奈緒さんの異色姉妹ドラマ「ディアシスター」あたりに期待大ですね。■男性だって負けてナイ!注目の原作モノが目白押しとは言え、もちろん男性主人公の作品もありますよ!月9では枠史上初となる時代劇「信長協奏曲」に小栗旬さんが主演することが大きな話題を呼んでいますし、あの宮藤官九郎さんのドラマに錦戸亮さん&満島ひかりさんが出演するなんて…「ごめんね!青春」、絶対お腹がよじれそうです(笑)。また、原作モノですと、丸山隆平さんが「地獄先生ぬ~べ~」をどう演じてくれるのか。そのキャラクターの行方が気になりますし、復活モノなら「MOZU」のSeason2がついに地上波で登場するほか、大人気「相棒」の13シリーズ目もどうぞお忘れなきよう。見どころがあり過ぎてどこから手を付けたら良いのか分からないという方は是非、本日(10月9日)から始まる「ドクターX」以降の全作品の初回をザッピング!私と一緒に【ドラマニア】になりませんか?次回の更新もお楽しみに~。(text:Yuki Watanabe)
2014年10月09日アップルは、iPhone 6/6 PlusのCMを日本国内向け公開した。米国でのCMはミュージシャンのジャスティン・ティンバーレイクとテレビ司会者/コメディアンのジミー・ファロンが出演(声のみ)しているが、日本版では、大人計画/グループ魂のあの二人が出演(声のみ)している。iPhone 6/6 PlusのCMは9月9日(現地時間)に開催されたAppleのスペシャルイベントで披露された。この時、CEOのティム・クックから、声の出演はジャスティン・ティンバーレイクとジミー・ファロンというアナウンスがあり、場内は大きなどよめきに包まれた。このCMはiPhone 6とiPhone 6 Plusと、それらを操作する人物の手が映っているのみで、互いの特徴について意見交換するという内容になっている。日本でも、同じCMが公開となったが、音声部分はもちろん日本語になっている。声を担当するのは大人計画/グループ魂の阿部サダヲと宮藤官九郎だ。日本のアップル広報に問い合わせたところ、出演しているのはこの二人で間違いないとのことだが、大人計画のWebサイトでは、グループ魂のライブインフォメーションや『キレイ ~神様と待ち合わせした女~』への出演情報(阿部)、ラジオへの出演情報(宮藤)が掲載されているのみで、本CMについての記載は現時点ではない。CMはTV向けにオンエアが始まっており、アップルのWebサイトでも視聴できる。米国同様、「Healthcare」と「Duo」の2本が制作された模様だ。
2014年10月02日生瀬勝久、池田成志、古田新太の3人による演劇ユニット「ねずみの三銃士」。彼らの第3回公演『万獣こわい』が東京・PARCO劇場で公演中だ。『万獣こわい』チケット情報3人が5年ぶりに企画した新作で、作・演出は過去2回の公演同様、宮藤官九郎、河原雅彦が手がける。少女時代に8年間監禁され続けた女性トキヨ(夏帆)を巡る物語。事件の7年後、彼女が自分を救ってくれた命の恩人である喫茶店のマスター(生瀬勝久)を訪ねて来たことから、ありふれた喫茶店にただならぬ暗雲がたちこめていく。3人は開幕直前に行われた会見で口々に意気込みを語っている。■生瀬勝久最近、メディアでの露出が真面目な役が多かったので、今回の舞台でははじけたいと思っております。■池田成志不安。不安。不安。不安が渦巻く世界に、我々もまた不安なものを提出いたします。どう受け止めてもらえるのかも不安ですが、我々自体が不安で不安定なものなのだという覚悟も込めているつもりです。少し下品な寓話と受け止めて頂ければ幸いです。■古田新太いつもながらの「感じの悪いお芝居」です。と、思っていましたが、この間稽古を観に来た殺陣師の人がこう言いました。「胸クソ悪いお芝居ですね。」今回は、胸クソ悪いお芝居です。乞うご期待!東京公演は4月8日(火)まで。その後、長野、新潟、愛知、大阪、宮城、福岡ほか全国で公演。
2014年03月26日盛況のうちに幕を閉じた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」において、各賞を受賞したコンペ出品作品と並び、センセーションを巻き起こしたのがフォアキャスト部門で上映された『瘡蓋譚 -カサブタタン-』。監督の上野遼平はなんと、現役の“高校生”である。『瘡蓋譚』は39分のショートフィルム。妻の傷口にできたカサブタをある夜、夫は妻が寝ている間に衝動的にはがして食べてしまう。夫は罪悪感を感じつつも妻のカサブタを食べ続け、やがて妻もそれに気づくが、彼女は夫の期待に応えることに快楽を覚え始めるという、シュールかつエロティックな世界が展開する。上野監督は1996年生まれの現役高校生。奈良在住で、同じく奈良を拠点に世界的な活躍を見せる河瀬直美監督(『萌の朱雀』『殯の森』)のワークショップで学び、本作も河瀬監督のプロデュースで完成した。本作について、上野監督は「高1のときに(脚本を)書いて、高2で撮影した」と明かすが、その世界観はとても高校生のものとは思えず、早熟の才気を感じさせる。自ら“童貞”であることを公言しているが、劇中では夫婦のセックスシーンや、主演の花岡芙喜子が演じる妻がヌードで屋外で踊りを舞うシーンも。この舞のシーンは1月の撮影初日、奈良の山奥で撮影されたそう。映画祭の舞台挨拶で上野監督は「母親の裸しか見たことなかったので、知らない女性の裸見るというのはすごかったです(笑)」と語り、会場は笑いに包まれた。若き監督は映画祭期間中、物怖じすることなく、映画祭に参加した映画関係者に積極的に話しかけていたそうで、最新作を出品していた井口昇監督や「ニューウェーブアワード」を受賞した宮藤官九郎らにも自作をアピールしていたという。クロージング作品『野のなななのか』の大林宣彦監督は現在76歳だが、クロージング作品の舞台挨拶やパーティの席でも60歳ほど年の離れた若き才能との出会いについて言及。審査員として映画祭に参加した俳優の斎藤工も、自身の初監督作品の上映時の舞台挨拶で「今年は10代の監督も参加してますが」と語るなど、大いに映画関係者の中でも話題になっていたよう。2回の映画祭での上映には一般の観客はもちろん、多くの報道陣や映画関係者の姿も見られた。舞台挨拶に上野監督は上半身裸で、ズボンのファスナーからはゴム製の男性性器のおもちゃをぶら下げた姿で登壇し、主演で夫役の加門功もなぜかパンツ一丁で出席。上野監督は「ここ(ゆうばり映画祭)に来ている人は(セックスに)飢えている人が多そうなので(笑)」と挑発的に自作のエロティックな描写をアピールし、作品について「賛否は分かれるかもしれませんが、一生懸命作りました」と語り、会場を沸かせていた。映画祭公式パンフレットや公式サイトのプロフィールには、ピースした監督の写真が掲載されており「秋元康氏を勝手に心の師と仰ぐ」との一文も。いまどきの若者の感覚と早熟した感性を同居させる若き才能が今後、どのような作品を作り上げていくのか、注目を集めそうだ。(黒豆直樹(cinema名義))
2014年03月04日生瀬勝久、池田成志、古田新太の3人による演劇ユニット「ねずみの三銃士」。彼らの第3回公演『万獣こわい』の製作発表が2月6日、都内で行われ、生瀬、池田をはじめ、キャストの小池栄子、夏帆、小松和重、そして過去2回の公演でも作・演出でコンビを組んだ、宮藤官九郎、河原雅彦が会見に顔を揃えた。ねずみの三銃士『万獣こわい』メンバーのひとり、古田はインフルエンザで急きょ欠席。生瀬がメッセージを読み上げ「インフルってしまいました。何だよ予防接種2発打ったのに、面目ない」と謝罪しながら「幸い高熱が出るわけでもなく、家でぼーっとしています。タミフルが効くことを願い、面白い作品を作るべく頑張ります。みんな、宣伝よろしく。インふるたエンザあらた」と近況を報告。生瀬は「来い!馬鹿」と一喝した。舞台は、少女時代に8年間監禁され続けた女性トキヨ(夏帆)を巡る物語。事件の7年後、彼女は自分を救ってくれた命の恩人であるカフェのマスター(生瀬勝久)を訪ねて、店を手伝いたいと申し出る。温かく彼女を迎え入れたマスターとその妻(小池栄子)。だが、しばらくすると、トキヨの里親アヤセ(古田新太)が現れ、彼らの運命が少しづつ崩れ始める……。宮藤は「3人はキャスティングまではすごく盛り上がるんですけど、キャスティングが決まると僕に丸投げという。古田さんの『とにかく、えげつないのがやりたい』という要望と、成志さんの『笑える話がやりたい』という希望と、生瀬さんの『俺はいい話が好きだ』という3つの希望を毎回かなえて、今回もかなえていこうと思っています」と話した。対して生瀬は「宮藤くんは、そう言いましたが、過去2回の作品で僕が言った「いい話」は全然入っていないじゃないですか。今回もきっといい話ではないです。ですから、えげつなくて笑える話だと思っていただければと思います」とコメント。演出の河原も「今回は今までの中で一番、地方とか回らせていただくんですが、一番とんでもないものをもっていくことになるのでは。毎回丸くおさまらない、そういう仕事ができるのは自分にとっても大切」と話すように、今回も刺激的な舞台になりそうだ。今回は長野、新潟、愛知、大阪、札幌、宮城、福岡、沖縄と地方公演が多いだけでなく、高校生以下向けの格安チケットも用意。生瀬は「若い方たちにたくさん見に来ていただけたら。演劇というのは映画やテレビドラマと違った魅力がある。もう50歳すぎたおっさんが、まだチャレンジしているところを、ぜひ見にきてください」と若者にアピールした。3月15日(土)から4月8日(火)まで東京・PARCO劇場にて。その後全国を巡演。東京公演のチケット一般発売は2月8日(土)午前10時より。
2014年02月06日セクシー女優のRioと俳優の平岡拓真が15日、都内で行なわれた、映画『中学生円山』のブルーレイ&DVD(発売中 ブルーレイは5,040円 DVDは3,990円 発売元:ポニーキャニオン)の発売記念イベントに出席した。同作は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の脚本を手掛けた宮藤官九郎の、4年ぶり3作目となる監督作品。団地に住む平凡な中学生の円山克也(平岡)は、あるエッチな目的を実現するために、体を柔らかくする努力に精を出す。そんなある日、上の階に謎のシングルファーザー・下井辰夫(草なぎ剛)が引っ越してくるが、団地の近くで殺人事件が発生して――というストーリーで、Rioは克也の妄想シーンで謎の美女を演じている。「たくさんしゃべろうと思ってたけど、緊張しちゃって。男性スタッフと一緒に後ろの方で見てた」と撮影を振り返る平岡に、劇中のセクシーな衣装で登場したRioは、「14歳のお坊ちゃまを誘惑できるとドキドキワクワクしてた。頑張ってセクシーにやらせていただきました」とにっこり。また、宮藤監督から「今日は平岡くんがどうにかなっちゃうんじゃないかと本気で心配。高校生平岡は中学生円山の6倍エロい」というメッセージが届けられると、平岡は「12倍です!」とニヤリ。イベント最後は、ケーキを食べさせてもらいはにかむ平岡に、Rioは「可愛くて一緒に帰りた~い」と微笑んでいた。イベント終了後、報道陣の取材に応じた平岡は、「Rioさんが出演すると聞いた途端にやる気が出た。うれしかったです。1回もちゃんと見れてないんですが……」と視線を泳がせながらチラ見すると、Rioは「(撮影時より)どんどん大人になっててキュンキュンする」と色っぽい笑み。もし続編が決まったら?と聞かれ、「またあのベッドでお会いしたい」と照れながら答える平岡に、妄想シーンのみの登場だったRioは「今度は大人になった克也くんと役同士で会いたい」と意欲満々。また、報道陣にRioの作品は見た? と突っ込まれた平岡が、「色々とまあ……」としどろもどろになると、Rioは「もう! おませさん!」と可愛く突っ込んでいた。
2014年01月16日宮藤官九郎の3作目となる監督作『中学生円山』のブルーレイ&DVD発売記念イベントが15日、都内で行われ、タイトルロールの“円山”を演じた平岡拓真が出席し「冷静でクールな印象だったが、実際にご一緒すると熱血で『本気出せ!』とビシビシ厳しいご指導をしてくださった」と監督としてのクドカン像を語っていた。その他の写真団地を舞台に、日々妄想にふける中学生・円山と、上の階に越して来た謎のシングルファーザー・下井辰夫(草なぎ剛)の交流をコミカルに描いた青春妄想劇。主演の草なぎをはじめ、坂井真紀、仲村トオル、遠藤賢司、韓国のヤン・イクチュンと多彩な俳優陣が出演している。平岡は「緊張することもあったが、とにかく無我夢中。他のことが考えられないほど、打ち込んだ」と撮影を振り返り、「映画を観たうちの家族は『面白いね』って苦笑い。友達は“円山”と呼んでくれるが、みんな気を使って服を脱ぐシーンには触れないでいてくれる」と周囲の反応を明かした。また、共演した草なぎについては「現場に入った時から、下井の顔をしていて近寄れないオーラを感じた」。それでも宮藤の厳しい指導を受け、落ち込んでいる平岡に対し「草なぎさんが『僕が平岡君の歳だったら、こんなことできなかったな』と言ってくださった」といい、その優しい人柄に感謝していた。イベントには円山の“妄想”に登場するセクシーな美女・RIOが駆けつけ「平岡君は主人公だから、現場ではとてもりりしくて、私に話しかけてくれなかった」と述懐。平岡本人はRIOと会話する気満々だったそうだが、「実際には全然しゃべれなかった」と頬を赤らめ、うつむいていた。『中学生円山』ブルーレイ&DVD 発売中【ブルーレイ:デラックス・エディション】価格:6700円(税抜)※2枚組:本編ブルーレイ (音声特典あり)+特典DVD※封入特典:“俺のMYノート”【DVD:デラックス・エディション】価格:5700円(税抜)※2枚組:本編DVD (音声特典あり)+特典DVD※封入特典“俺のMYノート”【ブルーレイ/DVD:スタンダード・エディション】価格:ブルーレイ4800円(税抜)/DVD3800円(税抜)※1枚組 (音声特典あり)発売・販売元:ポニーキャニオン
2014年01月15日宮藤官九郎が草なぎ剛を主演に迎え手がけた『中学生円山』で描かれた劇中劇「愛そしてチャンジャ」のフルバージョンを、DVD&Blu-ray発売前にシネマカフェが先行して緊急鑑賞!その全貌が分かった。「愛そしてチャンジャ」は、主人公・円山克也(平岡拓真)の母(坂井真紀)が夢中になっている架空の韓流ドラマのタイトル。母はDVD-BOXを買うほどの熱心なファンで最終話近辺まで到達したものの、不具合が生じて映像がストップしてしまう。劇場公開時は「愛そしてチャンジャ」の全貌が知りたいという要望が出たほど、気になるインパクトだった。このほど判明した“「愛そしてチャンジャ」フルバージョン”は、ヤン・イクチュン演じる財閥一家に解雇された使用人・ヨンス、彼のチャンジャを食べて記憶が戻った貧しい村出身の娘・ミヨン、ミヨンとの生活に未練がある財閥の車椅子の御曹司が、一堂に会す緊迫した場面だ。真実を知ったミヨンがヨンスに想いをブチまけ、その時ヨンスは…というまるで本物の韓流ドラマのような展開で、「愛そしてチャンジャ」の結末も気になってしまう。この“「愛そしてチャンジャ」フルバージョン”は、デラックス・エディション(豪華版)の特典ディスクに収録予定。本編の世界観を補完する高いクオリティーをあなたも堪能してみて。『中学生円山』DVD&Blu-rayは2014年1月15日(水)より発売。※レンタル版同時リリース『中学生円山』DVD&Blu-rayリリース情報【セル】デラックス・エディション(豪華版)DVD デラックス・エディション¥5,985(税込)【本編DVD+特典DVD】 2枚組Blu-ray デラックス・エディション¥7,035(税込)【本編Blu-ray+特典DVD】 2枚組【セル】スタンダード・エディション(通常版)DVD スタンダード・エディション¥3,990(税込)【本編DVD】 1枚組Blu-ray スタンダード・エディション¥5,040(税込)【本編Blu-ray】 1枚組発売元・販売元:ポニーキャニオン(C) 2013 『中学生円山』製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:中学生円山 2013年5月18日より全国にて公開(C) 『中学生円山』製作委員会
2014年01月07日姓名判断で知られ、多くの芸能人からの信頼も厚い開運アドバイザー・安斎勝洋さんをはじめ、人気の占い師総勢100人が占った、来年のお正月、初詣に行くべき神社6選をご紹介!一年の計は元旦にありと言いますからね。どうせならドドーンと運気アップできるご利益たっぷりの神社に行きましょう!【2014年、初詣に行くべき神社6選】1位伊勢神宮(三重県伊勢市)2位藤森神社(京都府京都市伏見区)3位浅草寺(東京都台東区)4位諏訪大社(長野県諏訪郡)5位弊立神社(熊本県上益城郡山都町)6位鹿島神宮(茨城県神栖市)1位にランキングされているのは、お伊勢さんの呼び名で親しまれている三重県伊勢市の伊勢神宮。江戸時代には数百万人が集団で参詣する「お蔭参り(お伊勢参り)」というブームが3度も起こったほど、人気の高いスポットです。このお伊勢参りに向かうゲイカップルの珍道中を描いた宮藤官九郎さん監督の映画『真夜中の弥次さん喜多さん』をご覧になった方も多いのでは?伊勢神宮はおみくじがないことも特徴なので、どうしても吉凶を占いたいのであれば、2位以降の他の神社に目を向けてみましょう。★占い師さんからのコメント伊勢神宮も様々な神様がいらっしゃるので、お正月に訪れると、とってもパワーをもらえそうですね。注意して欲しいのは、「周り方」と「時期」ですね。「周り方」は、できれば2日間ぐらいかけていただくのがおすすめです。初詣というと三が日には行かないといけない、という方も多いのですが、大勢が押し寄せるような時期よりも、むしろ7日を過ぎた頃に、ゆっくりとお参りされるのがいいかなって思います。1月中にお参りする、ぐらいの気持ちでも大丈夫なんですよ。しっかりと神様にご挨拶されてくださいね。(みよこ│愛◆府中の神みよこ)2番手に位置するのが、京都市伏見区の藤森神社。こちらは馬と勝負事の神社として有名です。受験や資格取得、仕事での大勝負や結婚など、人生の大勝負を控えている人にはうってつけかも。もちろん競馬好きならば、外すことのできない神社です。来年の干支である午年のパワースポットとしてもおすすめ!ちなみに、干支としての午の由来は「馬は人との付き合いが古い動物で、人の役に立ち、人間も馬を大事に扱った」ことだとか。3位は東京台東区の浅草寺がランクイン。雷門と参道にお店が建ち並ぶ「仲見世」が有名ですよね。アツアツの揚げ餅などをほおばりながら、今年の福をゲットしちゃうという初詣はいかがでしょう。お正月番組や報道番組のロケが来ていたりもするので、参詣ついでに全国のお茶の間にごあいさつできちゃうかも。4位に入っているのは、長野県諏訪湖周辺にある諏訪大社。その歴史は古くて、日本最古の神社のひとつとして数えられるほどです。このあたり一帯は昔からの馬の産地としても有名で、境内には神馬の像や、馬を連れた源義家の像などがあり、2位の藤森神社同様、こちらも午年にふさわしい初詣スポットと言えるでしょう。さて5位の弊立(へいたて)神社は、他の神社に比べると知らない人も多いかもしれませんね。場所は熊本県東部の山都(やまと)町というところなのですが、「やまと」の名前からしてあの卑弥呼が女王として君臨していたヤマタイ国ではないかと噂される場所にあるんです。しかも、天孫降臨の地として有名な宮崎県の高千穂にも近い。また神社そのものも神武天皇のお孫さんに由来しています。神話と古代の交差する神社…これは運気上昇に期待が湧きますよね。6位の茨城県にある鹿島神宮は、日本全国にあるおよそ600社の鹿島神社の総本社となります。また、千葉の香取神社、同じく茨城県神栖市の息栖神社と並んで、東国三社のひとつとされています。人気も高くて、初詣は全国から約60万人が参詣するほど。また、6選の中では最も東に位置するため、初日の出の順であれば鹿島神宮が1位となります。且つ海が近い(車で5分程度)ので、海から昇る初日の出を見に行くのもおすすめ!まず元旦の日の出を堪能して、それからお参りに行くというプランもいいかもしれませんね。ちなみに2006年にノーリツが集計したアンケートでは、初詣に行くと回答した70歳以上は59.1%、20代は44.4%、そして20歳未満はほとんど行かないと答えた人が75%という結果でした。つまり若いほど初詣に行かないとのこと。あれ、これって新年のお祈りで抜け駆けしやすいってことじゃない?周りが行かないなんて言ってても、あなただけはこっそり行って1年の平穏と福運をゲットしちゃいましょう!(文=総合占術研究家橘のえる)100人の占い師が2014年の運勢を大予想!「2014年cocoloni超運ランキング」
2013年12月28日神木隆之介の脳裏を予感めいた思いがよぎった。「この2人、姉弟なんじゃないか――?」それはドラマ「SPEC」の第3話で神木さん演じる“一(ニノマエ)”が「当麻!」と叫ぶシーンでのこと。「この時点で、過去に何があったのか?ニノマエと当麻がどういう関係なのか?といったことは僕自身も全く知らされてなくて、そうだったらすごいなという程度の思いだったんですが…」。だがドラマが最終盤に差し掛かった頃、神木さんは、そのときの予感が正しかったことを知る。「よし、来たか。やはりそうか!という感じでした(笑)」。“時を止める”という最強の能力に飽きたらずこの男、予知能力まで身に着けていたとは…。神木隆之介がこれまでとは全く異なる“悪”と“狂気”の一面を見せ、文字通り新境地を開いた「SPEC」が、公開中の『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』と『爻(コウ)ノ篇』で3年にわたるシリーズの幕を閉じる。神木さんにとってこの3年はどのような歳月だったのか?そして今年、20歳を迎えてその先に見据えるものとは――?『SPEC』最終章の公開を記念してロングインタビューを敢行!まずは約3年前、ドラマ「SPEC」のオファーを受け、ニノマエという役を演じることになったときの率直な心境、そしてどのように役を作り上げていったのかを聞いた。「びっくりしましたね。作品やスペック(=選ばれし人物たちが持つ様々な特殊能力)についての説明があったのですが、まず悪役であるということ。さらにニノマエは『時を止める能力を持つ』と。それまでそういう超人的な役を演じたことはなかったですし、悪役ということでどんな風に見える役にすればいいか?かなり悩みましたね」。“無垢なる悪”ともいうべき、従来の悪役像を一変するようなニノマエのキャラクターは、役者に自由を与え、可能性を引き出していく堤幸彦監督の下で神木さん自身が作り上げていったものだ。「口の片方を上げてニヤリと笑って『キサマら』と言う、いかにもって感じの悪役は嫌で、この子は味方になるのか?ずっと敵なのか?それともどちらでもないのか?という曖昧さを持った役にしたかったんです。一見、悪いヤツに見えないくらい無邪気で、逆にそれが狂気を孕んでいて怖い――特にドラマの第1話、2話あたりは笑顔ひとつ、動きひとつにも細心の注意を払っていました」。もしも彼が先述のような「いかにもな感じの悪役」を演じたとしても、それはそれでこれまでにない神木隆之介として強い印象を与えたことだろう。だが、彼がすごいのは単に極端な方向へと舵を切るのではなく、自身の容姿や従来のイメージまでも踏まえた上で、どうしたらこの作品の中で最も恐ろしい形で存在感を放ち、見る者にインパクトを与えられるかまで考えて、ニノマエというキャラクターの“スイッチ”を調整していることだ。「身近にいる友達や家族にまで『怖い』とか『何考えてるのか分からない』って言われました(笑)。ただ、ニノマエを演じるのは気持ちいいです。テンションの急な上げ下げもあり、人をおちょくるような態度を取ったり、極端な切り返しもあって…。どうしてもこれまで、感情を抑えるような役が多かったのですが、初めてエネルギーを外へ外へと発していく役で快感でしたね(笑)」。一方で、ニノマエ絡みのシーンの撮影はシリーズを通じてスタッフ、キャストのとっては最も苦労の多いシーンとも言われている。ニノマエが能力を発動し“時を止める”シーンでは、最新の撮影設備が用意され「準備だけでも2時間くらいかかることもあった」という状況で、ニノマエ以外の共演陣は実際に、同じ姿勢で止まったままいないといけない。神木さんだけがその場を悠々自適に微笑みを浮かべて動き回ることになる。「現場に行くとみなさんから『来たよ…』って言われてましたからね(苦笑)。こっちも(頭を下げつつ)『どうも、お邪魔します』という感じで(笑)。僕以上に周りのみなさんは本当に大変だったと思います。戸田さんや加瀬さんの目がだんだん、充血していくのが見えましたからね。ニノマエのような役を演じることはそうそうない事だと思いますので、そういう意味でも本当に貴重な体験をさせて頂きました」。オリジナル(?)のニノマエはドラマの最終話で死を遂げているが、その後のスペシャルドラマや劇場版でも、ニノマエは“死んだスペックホルダーを呼び戻す”という当麻の能力やクローンという形で登場。そして最終章となる『爻ノ篇』にも神木さんの名はしっかりとクレジットされている。どのような形での出演となるのかは観てのお楽しみだが、改めて、『爻ノ篇』の撮影で3年におよんだ「SPEC」に別れを告げた瞬間の気持ちは?「正直、まだ終わってないような気持ちですね。終わったの?ホントに?いやいや、まだあるでしょ!という感じで(笑)。これまでがまさにそうでしたからね。連続ドラマが終わって死んだはずなのにスペシャルドラマに呼ばれ、『おつかれさま』と言われたはずが映画にも呼ばれ…まだそのパターンが続いているような気がします。撮影を終えてしばらく経って『終わったんだな』と思っているのですが、心のどこかでまだ終わっていないような…それくらい、この3年は長く特別でしたね」。「SPEC」に携わった約3年の間、もちろん、神木さんはそれ以外の作品にも携わってきた。いや、“以外”などという言葉では片づけられない、俳優人生における大きな転機となる出会いもあり「役と一緒に成長してきた3年だった」とふり返る。ドラマでは宮藤官九郎脚本の「11人もいる!」で主演を務め、映画『桐島、部活やめるってよ』ではニノマエとはまた180度異なるスクールカーストの“底辺”に位置する主人公の高校生を好演。改めて俳優・神木隆之介の幅の広さ、ポテンシャルの高さを見せつけた3年だった。「特にこの2年ほど、高校を卒業して『桐島』のプロモーションが始まって、おこがましい言い方だけど“座長”としてしっかりしなくちゃという意識、責任感を強く感じていました。卒業して、運転免許もとったし(笑)、変化だらけですね。自分の中で成長を感じてもいますし、それを見せていけたらという気持ちはより一層、強くなりました」。神木さんの口からはたびたび「社会人」という言葉が口をついて出る。俳優にインタビューをしていて「大人」や「プロ」という言葉が出てくることはよくあるが、「社会人」という言葉を聞くことはめったにない。なるべく仕事と切り離して過ごしていたという学生時代が神木さんにとっていかに大きかったか、そして、どんなに芸歴が長くとも、世の中との繋がりを常に意識し、しっかりと地に足をつけて歩みを進めていこうとする思いが垣間見える。「高校を出たことで、この仕事で食っていかないといけないという覚悟は確実に芽生えましたね。正直、高校生の頃は『まだ学生』という気持ちがあったんだなということを、いまになって改めて実感しています。頑張らなきゃって気持ちと同じように不安もあるし、新鮮だけど、確実に“重さ”を感じています。まだそこまで年月が経ってないのに高校時代が懐かしくなりますね(笑)。この先に関して…元も子もない言い方ですが(笑)、何があるか分からないから全力で死ぬ気でやっていきたい。いまは、スーツを着て会社勤めをする役がやりたいです。上司や部下や同期の仲間がいて、ほかの部署の女の人と社内恋愛したりとか(笑)」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:劇場版 SPEC~結(クローズ)~漸(ぜん)ノ篇 2013年11月1日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会劇場版 SPEC~結(クローズ)~爻(こう)ノ篇 2013年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会
2013年11月29日宮藤官九郎が作・演出を手がける舞台「大パルコ人2 バカロックオペラバカ『高校中パニック!小激突!!』」が11月24日、東京・渋谷のPARCO劇場で開幕。初日本番前には、出演もする宮藤を筆頭に、佐藤隆太、勝地涼、永山絢斗、川島海荷、三宅弘城、皆川猿時、少路勇介、よーかいくん、坂井真紀、綾小路翔らキャストが会見を行った。大人計画とPARCO劇場が共同プロデュースする、宮藤作・演出のオリジナルロックオペラシリーズ“大パルコ人”の第2弾。向井秀徳、横山剣(クレイジーケンバンド)、上原子友康(怒髪天)ら宮藤と親交のあるミュージシャンが全楽曲を書き下ろし。近未来の渋谷を舞台に、不良高校「聖ファイヤーバード高校(通称ヤバ高)」と「グレッチ工業高校(グレ工)」の抗争を描く。派手な学ラン姿で登場した宮藤は「なめられないために、こんな格好をしているのではありません。こういう役で出ます。今回は未来の渋谷にはヤンキーしかいないというお芝居を作りました」と説明。地方公演を含めると「60回ぐらい公演するらしんですけど、今のところできる気がしません」と宮藤らしいコメントも。かつては幼なじみの親友同士で、それぞれヤバ高、グレ工に進学し敵味方に別れてしまうムカデとカゼギミ役に、宮藤作品ではおなじみ、佐藤隆太、勝地涼。「思いきりバカを演じたい。バカは風邪をひかないというので風邪は大丈夫。ケガのないよう最後まで突っ走る」(佐藤)、「僕は宮藤さんの作品ではバカな役が多いが、今回はタイトルに負けないぐらい、バカをふりきって演じたい」(勝地)と意気込みを話す。永山絢斗、川島海荷、綾小路翔は今回が初舞台。新米熱血教師の駒田、通称小回り先生を演じる永山は「初めての舞台でわからないこともたくさんあるが、間違いを怖れず思い切りできたら」、準ミスヤバ高の地下之チカを演じる川島は「舞台は映像と違って自由な部分が多いくて、毎日楽しくやらせていただいてます。60回の公演、1回1回の公演を楽しんで、毎回違うものにしていけるよう頑張りたい」とコメント。楽曲提供もしている綾小路はグレ工の不良グループ“ゴキブリ連合”のリーダー、宮益坂わたる役。「自分は以前週刊誌に偏差値39と載ったことがありますが、今回は偏差値15。これから1か月、渋谷の偏差値を下げていきたい」と気合を入れた。そのほか、ヤバ高のマドンナ・ウィスパー先生役に坂井真紀。詰め物の胸を強調しながら「私、バスト92センチ、A・B・C・D・E・F……Gカップの役でございます。できれば一生このままでいたい」と笑いを誘った。東京公演は12月29日(日)まで。その後、2014年1月4日(土)・5日(日)に宮城・仙台サンプラザホール、1月11日(土)から19日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、1月24日(金)から1月26日(日)まで愛知・ 刈谷市総合文化センター 大ホールで公演。
2013年11月25日気がつけばこの1年余りで公開作5本、うち主演作4本。堂々たる“阿部サダヲ・イヤー”である。当人は「ありがたいです。目立ちたくはないんですが…」と劇中のハイテンションがウソのように恥ずかしがるが、周囲は放っておかない。主演ラッシュの掉尾を飾る『謝罪の王様』の公開を前に話を聞いた。その他の写真ヤクザとのトラブルの示談、息子の不祥事でマスコミの矢面に立った有名俳優への助言、さらには文化の違いで生じた外交問題の解決まで“謝罪師”と呼ばれる謝罪のプロフェッショナルが事を収めるために持てる技術を駆使するさまを描いたコメディ。阿部にとって『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』に続き、脚本・宮藤官九郎×監督・水田伸生に主演・阿部といわゆる“舞妓Haaaan!!!チーム”の最新作。だが阿部が「自分たちでチームを名乗ったことはない(笑)」と語るようにチームという意識は希薄である。彼ら3人が「次はこれをやろう」「こんなものを作ろう」と話し合う様子を想像してしまうが、実際には「そういう話をしたこともない」という。「いつも水田監督と宮藤さんが脚本まで作ってくれて、僕は撮影直前まで知らないんです。この作品も最初は井上真央さんから聞きました(笑)」と驚きのエピソードを明かしてくれた。勝手知ったる宮藤脚本とはいえ今回、井上真央に竹野内豊、岡田将生ら初めてのメンバーが多く、演じながら新鮮な刺激を受けたようだ。「こっちが仕掛けるのではなく、相手にやってもらって、それに反応して怒ったりツッコんだりというのは難しくも楽しかったですね。ただ、ひとつひとつのエピソードが短くて正直、もっといろいろ試したかったという気持ちもあります。みなさん独特で『そう来るか?』『宮藤さんの本をそう読むんだ!?』という驚きがありました。岡田くんの沼田役がバカなキャラで楽しみだったんですけど、予想以上のバカできたり(笑)。竹野内さんは普段すごく落ち着いてるんですよ。『こうやって、ここで驚けばいいんですね』って。それが、カメラが回ると凄いんです。終わるとまた『いまのでいいんですかね?』って静かになる(笑)。全然、(テンションが)上がってないのに面白いのが不思議でした」。『ぱいかじ南海作戦』に『夢売るふたり』、『奇跡のリンゴ』に本作と主演作の多さのみならず、その多様な役柄に改めて驚かされる。「主役にこだわってないし、何十本もやってるわけじゃないんで何を語れるわけじゃないですが…」と断りつつ、自らが表現すべき“主役像”について、こんな言葉で語る。「いびつな感じというか、いままでの主役像とは違うイメージを持っていただけたらとは思ってますね。安心して見ていられるというより、不安になる、危険なニオイがするような感じで(笑)」。『謝罪の王様』9月28日(土)全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2013年09月27日タワーレコードは、NHKの人気ドラマ「あまちゃん」とコラボレーションしたオリジナルグッズを発売する。アイドルユニット「潮騒のメモリーズ」や劇中番組「見つけてこわそう」のTシャツ(3,150円)、「GMT6」や「まめぶう/安部そば」のTシャツ(2,730円)、「北の海女」のロゴ入りフェイスタオル(800円)、「無頼鮨」湯飲み(1,050円)、「海女カフェ(cafe)」のA4クリアファイルセット(315円)など、細部まで「あまちゃん」の世界観を表現した全11種が登場。19日より予約受け付け中を開始し、27日からタワーレコード渋谷店、新宿店など全国店舗で販売(グッズにより取扱店舗は異なる)。宮藤官九郎が脚本を手掛けたドラマ「あまちゃん」は、NHK朝の連続テレビ小説。東北・北三陸を舞台に、能年玲奈演じるヒロインのアキが海女やアイドルとして奮闘するストーリーが話題となり、高視聴率を記録。名場面パネルや番組で使用された小道具、衣装などを展示する「じぇじぇじぇ―展パート3」を、東京・渋谷のNHKスタジオパークスタジオギャラリーにて来月20日まで開催中。
2013年09月20日映画『謝罪の王様』のニューヨークプレミアが、現地時間4日に開催され、主演の阿部サダヲと共演の竹野内豊が、自由の女神の前で、物語のキーとなる“わき毛ボーボーダンスの自由の女神ポーズ”を披露した。その他の写真本作は『舞妓 Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生監督、脚本の宮藤官九郎、主演の阿部が三度顔を合わせた痛快ブラック・コメディで、阿部演じる“謝罪師”なる架空の職業を生業にする男が、さまざまなトラブルを“謝罪のテクニック”を駆使して解決していく姿が描かれる。上映後のQ&Aでは、日本とアメリカの文化の違いについての質問が飛び出すなど、日本独自といわれている“謝罪文化”にニューヨーカーは興味津々の様子で、阿部は「笑ってくれてる人が多くてうれしかった。謝ることは、トラブルの解決になることはもちろん、和やかに過ごせる道具でもあるんだと思う」と語り、スゴ腕の弁護士役を演じた竹野内は「ニューヨークに来て、謝罪文化が受け入れられるのかが心配でしたが、一体となって観れたことが本当にうれしかった」と観客の反応に手ごたえを感じたようだ。また、ふたりは自由の女神や、タイムズスクエア、ブルックリン橋で、劇中に登場する“自由の女神ポーズ”でフォトセッションを敢行し、まさかのコラボレーションを実現させた。『謝罪の王様』9月28日(土)全国ロードショー
2013年09月06日俳優の阿部サダヲが12日、主演作『謝罪の王様』の“完成披露謝罪会見”に『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』に続きタッグを組んだ脚本家の宮藤官九郎、水田伸生監督らとともに出席した。阿部らは会見に遅刻し、その場で頭を下げるという謝罪パフォーマンスを披露したが、取材陣の反応はいまひとつで「シャレで遅刻してみましたが…、誠に申し訳ありません。映画本編はもっと面白いです」と開口一番、謝罪の言葉。その後もコメントのたびに「申し訳ありません」を連発し、笑いを誘っていた。その他の画像映画は架空の職業“謝罪師”を生業とする黒島譲(阿部)が、ひと癖もふた癖もある依頼人たちが持ち込む大小さまざまなトラブルを“謝罪のテクニック”を駆使して解決していく姿を描くオリジナル作品。「そもそも『すみません』は口ぐせのようなもの」と宮藤。阿部は「2013年実写ナンバーワンを目指します! 生意気言って申し訳ありません」と再び謝罪しながらも、自信のアピール。この日の“謝罪会見”には井上真央、竹野内豊、岡田将生、荒川良々、濱田岳、松本利夫、高橋克実、松雪泰子という豪華キャスト陣がずらり。ヒロインを演じる井上は「阿部さんの舞台を拝見した後、楽屋で『疲れた』『今見るべき舞台じゃなかった』とさんざんネガティブなことを言って帰ったことを謝りたいです」と謝罪。さらに「映画の中で克実さんにハゲと言ったり…。戸惑ったが、スッキリしました」とも明かしていた。他の出演者も「監督の指示で、克実さんの後頭部を長い爪で刺してしまった」(松雪)、「難しい役どころなので、考えたところで答えも出ないと思い、テキトーに演じました」(濱田)、「ピンクのレオタード姿の井上さんに思わずドキっとしてしまった」(荒川)と謝罪したいエピソードを披露していた。『謝罪の王様』9月28日(土)全国ロードショー
2013年08月13日『舞妓Haaaan!!!』、続く『なくもんか』と大ヒット作を生み出す、脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲ、監督・水田伸生の黄金トリオ。そんな3人が4年ぶりに再結集して生み出されたコメディ映画『謝罪の王様』。このほど本作の主題歌が、「E-girls」の歌う「ごめんなさいのKissing You」に決定。さらに、映画の最後を飾る“エンドムービー”では、「EXILE」やVERBALが登場することも明らかとなった。物語は、架空の職業である“謝罪師”を生業とする黒島譲(阿部サダヲ)が主人公。ひと癖もふた癖もある依頼人たちから舞い込む、ケンカの仲裁のような小さなトラブルから、政府を巻き込んだ国家存亡の危機にいたるまで、「東京謝罪センター所長」の黒島が、謝罪のテクニックを駆使して和解へと導いていく姿を描く本作。「E-girls」が映画の主題歌を担当するのは初めてのこと。楽曲は、本作のテーマ“謝罪”に寄り添ったラブソングが書き下ろされ、一度聞けばコミカルな曲が頭から離れなくなる良作に仕上がっているとのこと。“エンドムービー”では、彼女たちに加え、主演の阿部さん、「EXILE」からMATSU、KENCHI、KEIJI、TETSUYA、NAOTO、NAOKI、さらにVERBALさんも参加。その最後の締めくくりとなる映像では、「謝罪ダンス」を踊る阿部さんたち、「謝罪ラップ」を繰り出すVERBALさんの豪華なコラボレーションが収められることになるそうだ。阿部さんはこの嬉しいコラボ決定に、「『謝罪の王様』の台本を読んで、まさかVERBALさんと共演できるとは思っていなかったので嬉しかったです!」と興奮の様子。一方の水田監督は、今回のコラボの狙いをこう語る。「究極のエンタテインメント映画を作りたい。そして、究極を目指すためのラストピース。それが、“EXILE+VERBAL+E-girls”との主題歌コラボレーションです。日本映画の常識を覆す“エンドムービー”。日本いや世界でも随一のパフォーマーによる『謝罪ダンス』は日本中を魅了することでしょう」。さらに、本編には「EXILE」のMATSUが松本利夫として、物語のキーマン“船木”役で出演し、 主題歌を歌う「E-girls」も映画のそこかしこに登場とのこと。まさに照明がつくまで目が離せない究極のコメディとなりそうだ。「E-girls」が歌う主題歌「ごめんなさいのKissing You」は2013年秋に発売予定。『謝罪の王様』は9月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:謝罪の王様 2013年9月28日より全国東宝系にて公開
2013年06月13日公開中の映画『中学生円山』主演の草なぎ剛とドラマ「幽かな彼女」に生徒役で出演している若手俳優陣による“特別授業”が6月2日、都内劇場で開催され、草なぎは学生服&セーラー服姿の後輩たちから繰り出される質問にユーモアたっぷりに回答した。その他の写真『中学生円山』は宮藤官九郎の監督第3作。10代ならではの妄想に取りつかれた中学生と彼が済む団地に越してきた謎のシングルファーザーの交流を軸に様々な人間模様が描き出される。大歓声の中迎えられた草なぎは「マスコミが入っているので今日の僕はつまらないですからね。マスコミの方がいるとハジけたトークができない自分にビックリしています」と自虐的に語りつつも、言葉と裏腹にノリノリで報道陣のカメラ、そして観客に向かってピース! すでに本作での舞台あいさつは約20回にもなるが「たくさんの方に観ていただくのはいうれしい」とニッコリ。「スマスマで楽屋が同じ」という稲垣吾郎から「『中学生』サイコーだよって言われたんですが、本当に観たのか分かんない。稲垣くんは空気読める方なので…」と猜疑心たっぷりに語り笑いを誘った。フジテレビで放送中の香取慎吾主演の「幽かな彼女」からは、草なぎの後輩であるジャニーズ事務所所属の森本慎太郎、神宮寺勇太、岩橋玄樹をはじめ、松井健太、森迫永依、山本舞香、飯豊まりえ、関柴優、田辺桃子が制服姿で登場。草なぎは教師になりきって「先生、毎週『幽かな彼女』観てますよ!」とノリノリ。生徒たちもすでに『中学生円山』を鑑賞しており「かわいい妄想かと思ってたら、結構キツイ妄想だったけど観てる内に応援したくなった」(森本)、「中学男子ってああいうこと考えてるんだ? とちょっと引きました(笑)」(山本)など様々な感想が寄せられた。本作を含め、これまで出演した数々の作品の思い出を尋ねられると草なぎは「『円山』は夏の撮影ですごく気持ちよかったし、実はこの映画が一番、苦労が少なかった作品。台本も1回しか読んでない。逆に竹内結子さんと共演した『僕と妻の1778の物語』は100回以上読んだかも。でも撮影はいつも楽しいですよ」と語った。ラブシーンを演じるときの心構えに関しては「みんな見てるから恥ずかしい(笑)。いつも緊張してます」と素直な心情を吐露。その上で芝居に関して「カメラの前でうまくやらなくていい。ある先輩に言われたのは『お前の中に芝居の神様がいてそれが芝居をするんだ』ということ。素直な自分を出せばいい。高倉健さんにもそう言われました」と大先輩からのアドバイスを交えて告白。憧れのスターの言葉に若い俳優陣は目を輝かせて聞き入っていた。『中学生円山』公開中
2013年06月03日17歳の少女はめまぐるしく表情を変えていく。朝8時にTVをつければNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、ヒロインとは対照的なアイドル志望の美少女を演じ、お茶の間でも人気沸騰中の彼女の姿を見ることができる。一方で、昨年までは「血糊が似合う顔なので…(苦笑)」と語るように、貞子役を始め数々のホラー・サスペンスに出演し、触れれば切れるようなミステリアスな美しさを見せつけたほか、『桐島、部活やめるってよ』、『ツナグ』ではいまどきの女子高生を体現。特に『ツナグ』では感情のリミッターを振り切ったような慟哭シーンで観客の心を奪った。作品ごとに観る者に強烈な印象を植え付けながらも、そのイメージに落ち着くことなく変化を続ける橋本愛。そんな彼女がまた新たな一面を見せてくれるのがまもなく公開となる映画『くちづけ』である。本作にも出演している宅間孝行が自ら率いる劇団でかつて上演し、涙なしでは見られないと話題を呼んだ舞台に堤幸彦監督が惚れ込み映画化。知的障害を抱える主人公(貫地谷しほり)とその父親(竹中直人)の深い愛情の物語が彼らの哀しい選択と共に綴られる。「商業映画でオブラートに包んでしまいそうなところを露呈させた脚本で、宅間さんの檻をぶち破るような精神が『好きだな』と思いました。叩かれにくいものを出せばダメージは少ないけど、やっぱり大胆に出さなきゃ伝えたいことは伝わらないから」と橋本さんは物語が問いかけるメッセージに共鳴した。彼女が演じたのは、知的障害者たちが暮らす自立支援ホーム「ひまわり荘」を運営する医師・国村の娘・はるか。幼い頃より住人たちと共に生活してきたため彼らへの偏見は一切なく、一緒に笑い、泣き、そして時に厳しく叱り飛ばす。橋本さんが演じる上で何より重要視したのは、障害者たちの中でごく普通の女子高生として生活するはるかの“立ち位置”だった。「はるかがひまわり荘、この物語にいる意味は何なのか?単に元気で明るい女の子ではなく、彼女のうーやん(宅間さん)たち障害者との接し方はどういう形であるべきなのか?純粋で彼らへの偏見がなくて…というのはもちろんそうなんですが、時に母親や姉のようであったり、そうかと思えば彼らと一緒に子どものようであったり。シーンごとに相手との関係性というのを意識してました」。「涙が止まらない!」という感想がクローズアップされがちの本作だが、涙と同じかそれ以上に笑いが散りばめられた作品でもある。個性的なひまわり荘の住人たちが引き起こす様々な事件がクスリとではなく、ドカンと笑いを誘うことは必至!この笑いの深さが結末へと繋がる悲しみややるせなさをより一層、浮き彫りにする。そんな笑いのシーンにおける橋本さんの貢献度は半端ではない。うーやんがボケるたびに絶妙のタイミングと勢いでツッコみ、26歳も年上の宅間さんの頭を驚くほどの強さでビシバシとどついていく。コメディにおける魅力を見事に開花させたように思えるが…。「そう言っていただけるとすごく嬉しいんですが、いまだにコメディは苦手なんですよね(苦笑)。今回の笑いのシーンに関しては、はるかは常に本気なんです。真剣に怒ってどついてる。だから私自身、ツッコミのタイミングとかどうやったら面白いか?というのを意識することなく愛情を持って本気でやってました。多分、そのスタンスがよかったんだと思います。笑わそうとするのではなく、後から笑いがついて来たというのは嬉しいです」。「あまちゃん」でもこれぞ宮藤官九郎作品!というべき笑いが随所に見られるが、本人曰く「苦戦中です…」とのこと。「脚本を読むと『これは絶対面白い!』って笑っちゃうんですが、全然自分のものにならないんです(苦笑)。共演者のみなさんが凄すぎて…見ている側がいいなぁって思いつつ…。やっぱり意識したらできないし、かと言って無意識に天然でできるほどのセンスもないので、後は自分を捨てて役になりきるしかないなって感じでやってます」。笑いに加え、『くちづけ』でも橋本さんは『ツナグ』を彷彿とさせるような号泣する姿を披露している。2時間の映画で描かれるのは、ひまわり荘におけるほんの一時期の時間だが、泣きじゃくる橋本さんの姿は、背後に存在する彼女と住人たちの長きにわたる時間、様々な思い出をしっかりと感じさせる。だがこのシーンに関しても橋本さんは「全然、うまくいかなくて…」と反省しきり。「号泣なのに、うまく涙が出てこなくて何度もリテイクを重ねました。途中で『目薬使う?』って言われて、素直に使えばいいのに『はい』と言えずに『もう1回だけやらせてください!』って繰り返して。終わってから監督に慰められて涙が出そうになりましたね(笑)」。「『ツナグ』の号泣シーンで初めて“自分がゼロになる”という感覚を知った」と語る橋本さん。その感覚を今回の現場では「見失ってしまった」とも。「『ツナグ』でできたことで、恐怖がなくなったというか…自信と言えなくもないんですが、これまでみたいに『できる、できる。大丈夫!』って自分に無理やり言い聞かせなくても、やれるようになってきてたんですね。だから今回の号泣シーンも『感情を込めて演じればやれる!』って思ってた。そしたら見事にできなくて(苦笑)。でもいまになって考えると、できなくてよかったなと。『ツナグ』で自分が“無”になる瞬間を感じられたことに意味があって、今回、それができなくなったことにも意味があると思う。『こなしたくない』という気持ちが強いので、うまくいかないのが楽しいですよ」。最後にもう一つ。インタビューや舞台挨拶で彼女が口にする言葉の一つ一つは、17歳とは思えない独特のユーモアと鋭さをもって人々の心に染み込んでくる。「新人賞」を授賞したある表彰式では、これまでの自身について「活躍しているフリをしてた」と言ってのけ、「(去年)やっと子宮から出てきた、まだ生まれて一年も経ってない赤ん坊です」と語った。この日のインタビューでもセットが与えた影響の大きさについて語る際に、こちらの「現場の空気感」という言葉に対し「空気感じゃなくて空気そのもの。撮影所の空気じゃなくてひまわり荘の酸素がそこにあって、呼吸できたんです」と鋭い言語感覚の一端を垣間見せた。「何でしょうね…(笑)?スルッと出てきたものを周りが面白がっていて、『不思議だな』と思うことは時々あります。授賞式のときは、本当に昨年、私を女優として産んでくれた方々がいて、そのときの苦しさや、やっと出てこられたという思いを含めて感謝の気持ちを伝えたいって思ったらああなりました。伝えたい感情が自分の中にあって、それをどうしたら一番伝わるのかって考えて、考えて…ポロっと出てくるような感じです。言葉って怖いし厄介だけど、でもやっぱり表現者として思いを伝えたいという意思は強く持ってます」。本作に「あまちゃん」、さらに続く様々な作品を経て1年後、数年後、彼女は自らの現状をどんな言葉で表現してくれるだろう?楽しみに待ちたい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:くちづけ 2013年5月25日より全国にて公開(C) 2013「くちづけ」製作委員会
2013年05月21日「あまちゃん」で30歳若返ったアイドル声を披露歌手で女優の小泉今日子が、現在放送中のHNK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」において、挿入歌「潮騒のメモリー」を歌うことが12日、明らかになった。この挿入歌は、13日から開始の第7週「おらのママに歴史あり」のなかで披露されるという。小泉は「あまちゃん」のなかで、能年玲奈演じるヒロイン・天野アキの母親である春子役を演じており、母の意外な一面として、ドラマに歌う姿がとり入れられるようだ。高視聴率ドラマ、後半戦のカギを握る?小泉今日子といえば、現在47歳だが、年を感じさせないキュートさもある美しさは今もなお健在。ナチュラルな路線でありながら、その美姿のキープぶりは、タイプの違った“美魔女”といっても過言ではないだろう。そんな彼女が、かつて多くのファンを熱狂させた最強のアイドル、“キョンキョン”を思わせる歌声で、アイドルソングとして熱唱するというから、注目が集まるところだ。「潮騒のメモリー」は、ドラマの脚本も手がけている宮藤官九郎が作詞を担当。1986年公開の架空のアイドル映画「潮騒のメモリー」の主題歌という設定なのだとか。曲は「あまちゃん」後半のストーリーのカギを握るものでもあるという。小泉も、楽曲の世界観を大切に「17歳のマーメイド気分」で歌いきったと語っている。自身のヒット曲「渚のはいから人魚」を連想させる仕上がりとも伝わる。この彼女の姿と歌声はぜひチェックしたい。年齢を超えたアイドルっぽい魅力に「じぇじぇ!」と驚くこと間違いなし?!高視聴率を続けている「あまちゃん」にまたひとつ見どころが加わった。元の記事を読む
2013年05月14日映画『中学生円山』の完成披露試写会が3月24日(月)に都内で開催され、宮藤官九郎監督を始め主演の草なぎ剛(SMAP)、平岡拓真、遠藤賢司、仲村トオル、坂井真紀が出席した。ある団地を舞台にした妄想と青春が交錯するヒーローアクション。家族4人で団地に暮らす中学生の円山はある目的のために“自主トレ”を繰り返していたが、ある日、団地に引っ越してきた謎のシングルファーザーの男に誰にも話していないはずの恥ずかしい自主トレについて見抜かれ…。草なぎさんは初めての宮藤作品となるが、これまでにも宮藤監督が「SMAP」の楽曲に詞を提供したり、草なぎさんが宮藤監督の舞台を見に行ったりと縁があったそうで「以前から一緒にお仕事をしたいと思ってました。心の中に引っかかりがあり、気になっていた」と明かす。改めて現場を体験してみて「琴線の触れる部分や熱くなるところとか方向性が僕と似ていると思います。新しい一面をひっぱり出してもらえました」と充実した表情を見せた。中学時代の妄想や恋の話題になると草なぎさんは「僕は中2の頃にはSMAPだったので、TVに出るのが恥ずかしかった」と述懐。さぞや学校では女子からモテていただろうと思いきや「好きな子はいましたが、かっこいい男の子と付き合っていて悔しい思いをしました。(自分よりも)カッコよくてスポーツも万能な男の子たちがいました」とほろ苦い思い出を明かしてくれた。仲村さんは小学生の頃、初恋の相手を親友によってクラス全員にばらされた経験があるそうで「中学校の林間学校でもそれがトラウマで『おれは本当に(好きな女の子が)いねえよ』と言い張ってました(苦笑)」とこれまた哀しいエピソードを明かす。だが、中学時代の思い出話でやはりというべきか際立っていたのが宮藤監督。好きだったアイドルの斉藤由貴の等身大パネルを近所の電気屋からくすねてきて「部屋に飾って朝、起きたら本物になってないかなと思ってた」。さらに「当時は好きな女の子が4人いて、自分の中で毎日ベスト4の順位を入れ替えていた」など劇中の円山に劣らない、聞くだに恥ずかしいエピソードを次々と語り、会場は笑いに包まれた。そんな大人たちの告白に、現役中学生の平岡くんは思わず「大人も大変ですね」。劇中では宮藤監督の命令でこれでもかと恥ずかしい妄想を爆発させており、さらに裸での演技も見せているが「公園でパンツ一丁で大勢の女性たちの前で踊るのは恥ずかしかったけど、そこから脱ぐことに抵抗がなくなりました」と成長(?)を明かす。だが「演じているときは気にしなかったけど、完成した映画を観たら『自分、何やってるんだろう?』って思った」と本音を漏らし笑いを誘っていた。そんな平岡くんについて草なぎさんは「この年で女の子の前で前貼り一枚。僕が彼の年だったら絶対にできなかったと思う」とその勇気と俳優魂に称賛を送っていた。『中学生円山』は5月18日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:中学生円山 2013年5月18日より全国にて公開(C) 『中学生円山』製作委員会
2013年03月25日映画『大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』が12月22日(土)に公開を迎え、都内劇場にて主演の堺雅人&菅野美穂を始め、尾野真千子、柄本佑、要潤、椿鬼奴、宮藤官九郎、西田敏行、金子文紀監督による舞台挨拶が行われた。よしながふみ原作の人気漫画を原作に、男女の役割が逆転した江戸時代を舞台にした歴史活劇で2010年の映画『大奥』、先日最終回を迎えたドラマ「大奥~誕生~[有功・家光篇]」に続く本作。なかなか子宝に恵まれぬ女将軍・綱吉と野心を胸に公家の身から大奥取締役まで上り詰めた右衛門佐の交わることのない愛の軌跡を描く。堺さんは初共演となった菅野さんの印象を聞かれ「懐の深い女優さんだと思ってましたが、思ってた以上に深くて得体のしれない人だとやっているときは思いました。全部、菅野さんの役作りだったんですが」と明かす。一方の菅野さんは、堺さんを「ニコニコと穏やかな草食系の方だと思ってましたが、マイペースな“植物系”男子でした」と分析。草食ではなく植物という言葉に堺さんが「格下げですか?エサだよね…?」と首をかしげると、すかさず西田さんが「クレソン系だね」と茶々を入れ会場は笑いに包まれた。堺さんはまた、宮藤さんについて「(役者を)やりながら裏で長い歌舞伎の台本を書かれていてすごいなと思いました」と感服した様子。綱吉の正室役ということで、宮藤さんもきらびやかな着物姿での出演となったが「あの衣裳のままパソコンで書いてたんでいつの時代の人なのか、ちょっとしたSFですね」とシュールな撮影の裏側の様子を明かした。鬼奴さんは江戸へ来る前の右衛門佐が金のために体を売る冒頭のシーンで、相手役として出演しており当然、堺さんとの濡れ場もアリ!「映画を自分で観たら笑うしかなかったです。恥ずかしかったですが、女優としての正念場と思って頑張りました!」と「女優」という言葉を連発しながら述懐。堺さんについて「これまで共演したのはオアシズや森三中だったので、初めてステキな人と…。ステキだろうと思ってましたがその上を行くステキでした」と鼻息荒く語った。これを機に女優としての本格的な活動を画策しているようで、「高いとこから飛び降りるのよりも女優としての活動を…」と訴え笑いを誘っていた。西田さんは客席からの「西やーん」という歓声に「ありがとう」と嬉しそう。対峙した堺さんについて尋ねると「ジュード・ロウだなと思いました。僕は(ロバート・)デ・ニーロの気持ちでいたんですが(笑)」とユーモアたっぷりに称賛を送る。話が来年の抱負に及ぶと「もう齢65で膝がガクガクですが、そういう状態なのにオファーがいっぱい来てるんですよ」とニンマリ。そして最後は「福島出身ですので、東日本大震災からの復興に微力ながら尽くしたい」と語るなど、まさに硬軟を巧みに取り入れた舞台挨拶で客席を沸かせていた。『大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は全国にて公開中。■関連作品:大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年12月22日映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』のプレミア試写会が12月17日(月)に都内で開催。主演の堺雅人と菅野美穂を始め、尾野真千子、柄本佑、要潤、桐山漣、郭智博、永江祐貴、三浦貴大、宮藤官九郎、西田敏行に金子文紀監督の総勢12名が和装姿で艶やかに舞台挨拶に登壇した。よしながふみの人気漫画を原作に先日、最終回を迎えた連続ドラマ「大奥 ~誕生~[有功・家光篇]」の30年後の元禄の世を舞台にした本作。謎の奇病の蔓延で男性の人口が激減し、男女の役割が逆転した日本の権力の頂点に立つ女将軍・綱吉と公家出身ながら大奥の総取締役まで上り詰めた右衛門佐の究極の愛を描き出す。『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は12月23日(土)より公開。■関連作品:大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年12月17日映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』のプレミア試写会が12月17日(月)に都内で開催され、主演の堺雅人と菅野美穂を始め、尾野真千子、柄本佑、要潤、桐山漣、郭智博、永江祐貴、三浦貴大、宮藤官九郎、西田敏行に金子文紀監督の総勢12名が和装で舞台挨拶に登壇した。よしながふみの人気漫画を原作に先日、最終回を迎えた連続ドラマ「大奥 ~誕生~[有功・家光篇]」の30年後の元禄の世を舞台にした本作。謎の奇病の蔓延で男性の人口が激減し、男女の役割が逆転した日本の権力の頂点に立つ女将軍・綱吉と公家出身ながら大奥の総取締役まで上り詰めた右衛門佐の究極の愛を描き出す。登壇陣は会場中央にせり出す形で設置されたレッドカーペットを歩き、2階席まで埋め尽くした4千人の観客の大歓声を浴びた。堺さんはドラマ版では3代将軍・家光の側室で慈愛に満ちた有功(ありこと)に扮したが、本作で演じた右衛門佐は正反対の権力への野心に満ちた謀略の男。「自分自身はあまり野心がないので、ありったけの野心を振り絞って、野心MAXでやらせていただきました!」と胸を張る。菅野さんは、魔性を感じさせたかと思えば天真爛漫なかわいらしい部分も持ち、将軍としての勇ましい一面も持つなど多面的な綱吉について「壇蜜さんみたいな役です(笑)」と説明。演じている最中も、そして映画完成後のインタビューなどでも綱吉を簡潔に説明する適切な表現がなかなか浮かばなかったそうで「今日、やっと分かりました!壇蜜さんです!」と嬉しそうに語り笑いを誘っていた。西田さんは壇蜜さんを知らなかったようで、「どういう方ですか?」と不思議そうに質問。さらに要さんが「僕の役は壇蜜さんとは真逆で…」と語るに至って、堺さんは「さっきから壇蜜さんの話しかしてないじゃないですか!」とキレ気味に抗議し会場は再び笑いに包まれた。宮藤さんは綱吉の正室を演じたが「西田さんは女性との絡みがあってエロい感じだったのに僕はそういうのがなかった…」と残念そうにふり返る。その西田さんは「僕の役者のキャリアの中で数少ない濡れ場がありました」と満面の笑み。「四十数年、役者やってきてこれまで3回くらいしかなかった。それを今回、尾野さんとやらせていただきまして」と嬉しそうに報告すると客席からは拍手が沸き起こった。さらに西田さんは三浦さんを見やり「僕は三浦さんが生まれた日にちょうどお父さんの三浦友和さんと仕事でご一緒してたんです。『今日、生まれるかもしれないんです』と仰っていたのを覚えています」と20年以上前のエピソードを明かすなど、劇中のみならず壇上でも千両役者ぶりを発揮し舞台挨拶を盛り上げた。金子監督はこの豪華俳優陣について「みんな予想を裏切ってくれる」と称賛。特に西田さんのアドリブについて「台本のト書きに『怒ってる』とあるのに、いきなりこのシーンについて『泣きたい』と仰って、みんな『えー?』っとなったんですが、素晴らしかった」とベテラン俳優の想像を超える演技に賛辞を惜しまない。堺さんも「そのシーンが西田さんとの初めてのシーンでしたが、いま思い出しても素晴らしかったです」としみじみと語った。最後に再びマイクを握った堺さんは、本作について「大きな物語ですが、そこに残るのはひとりの人間の寂しさや愛、一組の人間の結びつきだったり、人肌の温かさがメッセージとしてあると思います」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は12月23日(土)より公開。■関連作品:大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年12月17日舞台「助太刀屋助六 外伝」の初日を前に12月14日(金)、主演の市川猿之助を始め、共演の朝海光、吉沢悠、忍成修吾、石橋直也、鶴見辰吾が報道陣の取材に応じ、舞台稽古の模様を公開した。岡本喜八監督が原案となる漫画讀本「助太刀屋助六」を発表し、その後「仇討ち・助太刀屋助六」としてテレビドラマ化。2002年には真田広之、鈴木京香らが出演して映画化もされ、岡本監督の遺作となった。この原案を演劇界の奇才・G2の手で舞台化したのが本作。底抜けに明るく憎めない助太刀屋の助六が、ある武士の敵討ちを手伝いながら裏にある藩の陰謀を暴いていく。今年6月に四代目・猿之助を襲名して以来、初めての歌舞伎や舞踊以外の外部の舞台への出演となるが「こういう機会でないと鶴見さんや朝海さんとご一緒できないので」と歌舞伎以外の世界から受ける刺激を明かす。元々、石橋さんが立案し公演が決まったという本作。猿之助さんが石橋さんに言ったという「いつか一緒にやろう」という言葉が10年越しで実現したそうだが、猿之助さんは「『瓢箪から駒』ですね。社交辞令でそう言ったんだけど、得てしてそういうところから名作が生まれるもの」とうなづく。先日、亡くなった中村勘三郎さんもこの舞台を見に来るのを楽しみにしていたという。石橋さんは「帰ってきた浅草パラダイス」で勘三郎さんと共演し、その後、勘三郎さんの誘いを受けて、歌舞伎役者でないにもかかわらず20代にして「コクーン歌舞伎」や歌舞伎座さよなら公演で上演された宮藤官九郎作の「大江戸りびんぐでっど」にも出演した。石橋さんは「『浅草パラダイス』で目をかけていただき、コクーン歌舞伎でもかわいがっていただきまして…。1月にご挨拶に伺い『助太刀屋助六』が実現しますとご報告したら、『おめでとう。必ず見に行くからね』と仰って下さいました」と俳優としての“恩人”に晴れの舞台を見せることができずに残念そう。猿之助さんは改めて勘三郎さんの急逝について「悲しいけど事実だからね」と受け止めつつ、「輪廻転生があると思うから、孫の七緒八(なおや)くんの子供くらいで生まれ変わってくるときに歌舞伎がなくなっていたら大変。我々が受け継いでいかないと」と伝統を継承していく覚悟を口にした。吉沢さんは「個性的な人たちが持ち寄った演技がぶつかることなく、『高めよう』という空気感を持った仲間が集まった」と歌舞伎に宝塚、現代劇と様々なジャンルの俳優が集まっての化学反応を楽しんでいるようだ。鶴見さんは映画『助太刀屋助六』にも出演しているが、今回の舞台版について「かなり洗練されていて音楽とのマッチングもいい。ニューヨークに持っていきたい」と語る。奇しくも勘三郎さんが歌舞伎のニューヨーク公演で大成功を収めており、猿之助さんは「じゃあ、こっちはフランスあたりにしとこうか?」と海外進出に向けても意欲満々。「毎日違うことをやります。結末も変わるかも(笑)」と舞台の幕開けを待ちわびていた。「助太刀屋助六 外伝」はル テアトル銀座にて12月15日(土)より上演。公式サイト:
2012年12月14日興行収入20.8億円を記録した2007年公開の『舞妓 Haaaan!!!』で超ド級のインパクトを残し、続く『なくもんか』(’09)でも、笑える悲劇とも泣ける喜劇とも言える独特の笑いを創り出し大ヒットへと導いた宮藤官九郎、阿部サダヲ、水田伸生監督の3人が、最新作『謝罪の王様』で再びタッグを組むことが決定した。これでまでも世間をあっと言わせてきた彼らが、今回題材として選んだのはなんと「謝罪」。大小さまざまな6つの物語で構成される本作。架空の職業「謝罪師」を生業とする主人公の黒島譲(阿部サダヲ)が、ケンカの仲裁のような小さなトラブルから、政府を巻き込んだ国家存亡の危機まで、謝罪のテクニックを駆使して解決し、遂には土下座を超える究極の謝罪で日本を救うまでを描く、痛快娯楽ブラック社会風刺コメディに仕上がるという。公開の決定と同時に出演キャストも発表さとなり、東京謝罪センター所長・黒島譲役の阿部さんを始め、井上真央、岡田将生、尾野真千子、高橋克実、松雪泰子、さらには竹野内豊、荒川良々、濱田岳、小野武彦、濱田マリと宮藤官九郎ワールドに、これでもか!という超豪華・個性派俳優たちが名を連ねている。「また水田監督、宮藤さん脚本の映画に呼んで頂いて、ありがとうございます。最初から最後まで面白い人ばっかり沢山出て来る凄い台本でした!」(阿部さん)、「初めは、なんて無茶なお話なんだろうと思いましたが、想像を越える展開と笑いの中に日本人の気質や風刺が練り込まれ、これが宮藤官九郎ワールドなんだ!と度肝を抜かれました」(井上さん)と2人とも脚本家・宮藤さんの才能を手放しで絶賛。宮藤さんからは「阿部くんが役割的に“つっこみ”に徹しているのも新鮮だと思う」と見どころが明かされた。一見オムニバスのように見える6つの物語が時に人間関係、時系列、そして場面ごとに連結し合い、一つの物語として見事な「解決」へと繋がっていく本作。土下座を超える究極の謝罪「土下座の向こう側」とは!?2013年秋、また新たな笑いの旋風が日本中に巻き起こりそうだ。『謝罪の王様』は2013年9月28日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:謝罪の王様 2013年9月28日より全国東宝系にて公開
2012年12月05日