【元ホステスが語る男ゴコロの裏事情136】念願の彼氏ができ、大好きな彼の家にお呼ばれしたら…それは相手のことをもっとよく知るチャンス!そこで今回は、初めて彼の家に行ったときに確認しておきたいことをご紹介します。リビング、洗面所、寝室…などなど、さりげなくチェックしてみましょう!■デキる男の家の匂いは心地いいこの人、デキるなっていう男性の家で汚い部屋は、まず見たことがありません。もちろん男性だって、彼女が来るとなったら一生懸命、部屋を片付けるもの。でも、普段の生活臭ってなかなか消えなかったりします。常日頃から衛生的な生活をしている男性の家は、見た目もキレイですが、匂いにもそこそこ敏感だから、絶対にヘンな匂いがしないんですよね。逆に、部屋はキレイだけど、ソファーやカーテンに染み付いた匂いがくさい……って場合、もしかしたら普段は部屋が荒れているのかも。片付けができない男は出世しにくいですよ?■元カノのものを残している男は難アリ筆者の経験上、恋愛で難がある男性の大半は、家に元カノの遺留品を残していますね。だいたい、彼女ができたのに元カノものを処分しないで家に招く男性ってデリカシーに欠けてます(隠しても意味ないです。女子はすぐに見つけるから!)。元カノのものを処分できない男性は、性格的に面倒くさがり、優柔不断、彼女よりも自分の気持ちを優先させるわがままタイプのどれか、または全てに当てはまっています。こういう性格、付き合うだけならまだいいかもしれないけど、結婚となると、あなたが相当耐えなきゃいけない関係になるかもしれません。もし彼の家に初めて行ったとき、元カノの遺留品が未処分ならちょっと様子見しましょう。■本棚を見れば、今後稼げる男かわかる人の家の本棚っておもしろいもの。初めて彼の家に行ったときは、本棚に注目してみてほしいんですよね。ある程度だけど、その人が今後、出世するか否かが見えたりしますから。筆者は彼氏や男友達のほか、ホームパーティで呼ばれた社長さん(お店のお客さん)のお宅など、そこそこいろんな男性の家にお邪魔してきたのですが、稼ぎのいい人の本棚は自己啓発本、漫画、雑誌が少なかった印象です!(むしろ無い人もいました)で、小説ですが、年収数千万円レベルで稼ぐ男性ほど空想系、幻想系の小説よりも人間臭さがよく描かれてる、かつ社会問題と向き合っている、リアリティを重んじた(?)小説が多かったんですよね。例えば、山崎豊子さん、城山三郎さん、池井戸潤さんなどの作品がそっち系。宮部みゆきさんとか高野和明さんもそうかな。でも、チャラ男の家も意外とこういう多いからなんとも言えない感じですが。とはいえ、そのチャラ男たちもやっぱり稼ぐ人でした。本棚を覗いて彼の頭の中や将来象をちら見してみるのも楽しいかもしれませんね。個人的には、本をたくさん持っててもちゃんと読んでない人や、似たようなタイトルの自己啓発本がズラッと並んでいる人、筋トレの本とか買っても実践してない人は…出世しにくいかなぁと。■ゴミ箱、洗面所で女癖をチェック彼は簡単に女性を家に招き入れる男性ではない、と思いたいけど、実際、真面目そうに見えてもホイホイ家に上げている男性もいます……。彼が軽い男性じゃないか確認したいなら、トイレを借りるとき、ゴミを捨てるときに、さりげなく洗面所やゴミ箱を見てみましょう。メイク落としのシートが置かれていたり、使用済みゴムが捨ててあったり、大量の謎のティッシュの塊(←1人分じゃなくね?ってくらいの量)が出てきたら、かなり危険です。で、寝室。明らかに彼の髪の長さとは違う髪の毛を見つけた場合は、数日前に他の女子が寝ていた可能性大。あと、うっかりなのか意図的なのか、ベッドの下にピアスやネックレスを忘れていく子もいるので、ものを落としたついでなんかに見てみてもいいかも。■終わりにとはいえ、筆者の書いたことに縛られて彼を変に疑ったり、突然、不機嫌になったりしないようにしてくださいね。不安なら察してオーラを出すのではなく、ちゃんと言葉で不安を伝えましょう。じゃないと、その恋は絶対に長続きしないから。ライタープロフィール美佳元ホステス。現在いろんなサイトでちょこちょこ記事を執筆中。「そろそろ白馬に乗った王子様が迎えに来ないかなー♪」と結婚を夢見はじめたが、王子様はお姫様しか迎えに行かないことに気づいた独身アラサーです。
2017年12月02日2018年3月3日に東京・日本武道館にてライブイベント「オールナイトニッポン50周年記念 中島みゆきリスペクトライブ2018歌縁」が開催される。【チケット情報はこちら】同公演は中島みゆきの名曲を女性アーティストが歌うイベントで、2015年に東京・大阪、2017年に全国で開催された。今回はニッポン放送「オールナイトニッポン」の50周年を記念して、クミコ、研ナオコ、島津亜矢、高畑淳子、中村 中、新妻聖子、半崎美子、平原綾香の8組で行われる。なお、東京・日本武道館公演のほか、全国9か所でも開催予定。東京・日本武道館公演のチケット一般発売は10月28日(土)午前10時より。一般発売に先がけて、先行を実施中。受付は10月10日(火)午後11時59分まで。■「オールナイトニッポン50周年記念中島みゆきリスペクトライブ2018歌縁」日時:2018年3月3日(土)午後15:00 / 開演16:00会場:日本武道館(東京都)出演:クミコ / 研ナオコ / 島津亜矢 / 高畑淳子 / 中村 中 / 新妻聖子 / 半崎美子 / 平原綾香(表記:五十音順)※「半崎美子」の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記料金:全席指定8,800円(税込)※未就学児のご入場はできません。※本公演に中島みゆき本人の出演はございません
2017年10月02日歌手・中島みゆきが、テレビ朝日系ドラマ『やすらぎの郷』の主題歌として書き下ろした「慕情」が、通算45枚目のシングルとして8月23日に発売されることが12日、発表された。YouTubeの公式チャンネルには、同曲を視聴できる音源が公開されている。『北の国から』(フジテレビ系)など、数多くのドラマを手掛けてきた倉本聰氏がシニア世代に送る『やすらぎの郷』(毎週月~金12:30~12:50)。主題歌「慕情」は、人生を振り返りつつ、「あらためて愛することの大切さ」を伝える。その歌詞の内容には多くの視聴者が共感し、CD発売を望む声が多数寄せられていたという。同日公開された約2分のトレーラーでは歌詞が表示され、その世界観に触れることができる。コメント欄には、発売決定を喜ぶ声が早くも書き込まれている。なお、シングルにはカップリング曲として新曲「人生の素人(しろうと)」が収録される。中島がテレ朝ドラマの主題歌を担当するのは、2006年放送の『松本清張 けものみち』の主題歌「帰れない者たちへ」以来、約11年ぶり。倉本氏の代表作『北の国から』でも挿入歌を歌っており、今回のオファーに「倉本さんがね。ひと言ひと言を、命を削るようにして、紡いでいらっしゃるんですから。そこへ徒(あだ)や疎(おろそ)かな歌詞など書いてはならない……と思えば思うほど、もう、冷や汗がダダ流れなお仕事でした。はい」とコメントを寄せていた。
2017年06月12日全ては、原作者・伊藤計劃の“計画”だったのだろうか――?夭折の作家・伊藤計劃の小説3作を劇場アニメ化する企画「Project Itoh」。その第1弾として2015年10月に公開されるはずだった映画『虐殺器官』は、制作スタジオの倒産により制作中断…公開延期を余儀なくされた。だが、物語はそこで終わらなかった。チーフプロデューサー山本幸治が新スタジオ「ジェノスタジオ」を設立し制作を再開。劇的かつ異例ともいえる展開を経て、いよいよ公開される。アフレコから2年――念願の公開を迎えることに「感慨深いものがあります」と語るのは、主人公のクラヴィス・シェパードを演じる中村悠一。「中止した計画を再び形にすることは大変だろうし、業界的にも珍しいと思う。『どうしても形にするんだ』という制作サイドの熱量をより強く感じた」。“虐殺の王”ジョン・ポールを演じる声優・櫻井孝宏は「本当に青天の霹靂だった」と当時をふり返り、「具体的な公開日程を発表できるところまできたというのは、喜ばしい」と、公開決定を祝いだ。2人だけではない。制作スタッフ陣、そして原作ファンや「ノイタミナ」ファンも首を長くして待ち望んでいたであろう本作に、中村さんと櫻井さんは如何にして挑んだのか?その想いに迫った。原作は、「ゼロ年代最高のフィクション」と称えられ、宮部みゆきや伊坂幸太郎らも絶賛した伊藤氏の鮮烈のデビュー作「虐殺器官」。世界の紛争地を飛び回るアメリカ特殊部隊クラヴィス・シェパード大尉に、謎のアメリカ人の追跡ミッションが下る。その男ジョン・ポールは、紛争の予兆とともに現れ、紛争が泥沼化するとともに姿を消す。果たして「虐殺の王」と呼ばれるジョンの目的は…?彼に辿り着いたクラヴィスは驚くべき真実に知ることになる――。オーディションで主人公役を射止めたという中村さん。本作について「メッセージ性が強い作品だと思うので、演じるこちらとしては楽しそうな面もあるんですけど、求められるハードルも非常に高そうだな」と感じたそうで、「収録を行うまで不安は多かったです。どういう形で自分の考えたものを提示するのが、望まれてるものなのか分からないものですから。難しい作品だな、と思っていた」と率直な思いを明かす。出演するにあたり原作を読んだという櫻井さんも、本作を「難しい」と思ったそう。だが「決して現実の世界から浮世離れしているわけではなくて、どこかにリアリティがある」と解説し、「戦争映画が好きでよく観るんですけど、文字ベースの作品をアニメーションで描くときに、どんな映像になるんだろう?という好奇心が僕の中では大きく、気になっていた部分でした」とオファー時の心境を述べた。“難しい”“どんな仕上がりになるんだろう?”と思いつつ臨んだアフレコ。実際に演じてみての苦労を語ったのは中村さんだ。「僕をはじめ、軍人側を演じてる皆がそうでしたけど、“感情をコントロールされた状態で戦場にいるという感情”が分からない。まず僕らは戦場に行ってないので、戦場に行くシーンを演じるときには、自分の想像と、先輩たちがどんな風に演じてきたのかをトレースします。が、そこにさらに“感情抑制”というフィルターをかける…その加減が本当に難しいかった」。同じく軍人側の一人を演じた声優・石川界人も苦労したようで、「石川界人くんの役が痛覚をマスキングされていて、攻撃を受けても普通に喋れと言われていた。それが非常に生理に合わないみたいで『え、でもどの瞬間は苦しんでいいんですか?』と聞いたが『いや、もう苦しまないでください』と返されてて…やはり、一度想像を張り巡らせたものをカットして演じるのは難しいんだなと思いましたね」とエピソードを挙げた。一方、櫻井さんは「単純に怖いな、と思いました」と演じてみての感想を告白。「感じるものを感じなくさせることって、異常じゃないですか。でも『仕事だから、任務だから』という論理でそれを正当化するのって、程度は違うにしろ、日常生活の中でも起こりうることだなって。そこがこの作品の、突飛じゃない、何か“身近さ”を感じさせる部分ですよね」。地に足の着いたリアリティを帯びながらも、我々の想像を超える感覚が支配する難解な世界観を演じるにあたり、こだわりの演技プランやポイントがあったのかと問うと、意外な答えが2人から返ってきた。中村さんは「特になかったかな」と話し出し、「(クラヴィスは)主人公らしいと言いますか…。周りの影響で自分の主観が動いたり、気持ちに変化が起こるのが主人公だと思うんですけど、今回の劇場版においては、クラヴィスは真っ白な状態で始まって、仲間の言葉や任務の中で出会う人たちに影響されて、最終的に心が塗りつぶされていく。だから僕は、最初から“抱えたもの”みたいなのは用意せずに収録を行わせていただきました。導入部分は割りとフラットに演じれば大丈夫だな、って。周りにお任せしようと思ってました」。櫻井さんは、自身の演じたジョン・ポールについて「確実に僕より頭のいい人」と称した上で、「彼のことを1から10まで全部分かるか、といったら分からないままの部分もあるだろうなと思った」という。「もちろん、自分なりの構築はしましたけど、お芝居のアプローチとしては、アフレコ現場での実際のお芝居のやり取りの中で生まれる閃きや、熱量や、積み上げられていく気持ちを利用しながら作り上げようと考えていた」と明かす。2人に共通していたのは、何かを強固に貫く姿勢というよりは、現場でのやり取りに敏感に反応し、その場に応じて自身を変化させ、対応する“柔軟性”や“瞬発力”を大切にしているということだ。中村さんは自身のことを「そんなに執着するタイプではない」と分析し「作品の登場人物が、一つのことを達成するにあたって強い信念を持って動くのを、毎度『凄いな』って思います」と打ち明けた。それを受けた櫻井さんは「でも僕、声優さんのお仕事ってこういう感覚が必要だと思うんですよね」と話す。「(声優は)覚えて何かを披露するものではないし、監督の指示によっては、いまやったことと真逆のことをその場ですぐやらないといけない。だから、切り替えであるとか、執着しないとか、そういう“瞬発力”があったほうが良い。そこにあぐらはかかないんですけど、その感覚は僕も中村くんとは近しいものはありますね」。共通点を見出した中村さんと櫻井さん――2人が演じたのは、追い追われる構図でありながら、互いに影響し合い、強烈に惹かれ合い、最終的には共に物語を衝撃の結末へと誘う本作の“核”となる関係だ。櫻井さんは「ほかの作品でも共演してきたので信頼関係がある」と中村さんとの関係を表現した。目に見えない“信頼”で惹かれ合う2人が、互いの芝居に影響し合い生み出した渾身の一作。劇場でその熱演を感じてほしい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:屍者の帝国 2015年10月2日より全国にて公開(C) Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSESハーモニー 2015年11月13日より全国にて公開(C) Project Itoh / HARMONY虐殺器官 2017年2月3日より全国にて公開(C) Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN
2017年02月03日夭折の作家・伊藤計劃の小説3作を劇場アニメ化する「Project Itoh」の第3弾『虐殺器官』が2月3日(金)より公開されるのを記念し、第1弾『屍者の帝国』と第2弾『ハーモニー』の地上波テレビ初放送が決定。放送では、主演の中村悠一がナレーションを務める『虐殺器官』特別プロモーション映像も放送されるという。“ゼロ年代最高のフィクション”と称えられ、宮部みゆき、伊坂幸太郎からも絶賛された伊藤氏のデビュー作「虐殺器官」。当初、本プロジェクトの第1弾として公開が予定されていたが、制作スタジオが倒産。制作中止・公開延期という事態を経て、本作のために新スタジオ「ジェノスタジオ」が設立され、制作が再始動。いよいよ2月3日(金)より公開される。キャストには、主演の中村さんをはじめ、櫻井孝宏、石川界人、梶裕貴、小林沙苗、大塚明夫ら人気声優陣が集結する。本作の公開を記念し、「Project Itoh」から既に公開された2作品の地上波TV初放送が決定。細谷佳正、村瀬歩、花澤香菜らが出演し、2015年10月に公開された『屍者の帝国』。原作は、34歳の若さでこの世を去った伊藤氏が遺した30ページの序文を、盟友として知られる芥川賞作家・円城塔が書き継いで完成した小説。死者を“屍者”として蘇生させて労働力とすることが進められている19世紀末のロンドンで医学生のジョン・H・ワトソンはかねてからの約束通り、死んだ友人のフライデーを違法に屍者として蘇らせるが…。そして、彼の遺作であり、フィリップ・K・ディック賞を受賞した『ハーモニー』。「大災禍」と呼ばれる世界的な混沌から復興し、その反動から極端な健康志向と社会の調和を重んじた、超高度医療社会を舞台に、そんな世界に抵抗を試みる3人の少女たちの姿を描く。メインキャラクターには、沢城みゆき、上田麗奈、洲崎綾が配役。さらに、両作品ともに『虐殺器官』クラヴィス・シェパート役の中村さんナレーションによる『虐殺器官』特別プロモーション映像もあわせて放送決定。オンエアだけのスペシャル版となるようなので、お見逃しなく。『屍者の帝国』は1月28日(土)26時20分~フジテレビにて。『ハーモニー』は2月4日(土)より26時20分~フジテレビにて放送。『虐殺器官』は年2月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:屍者の帝国 2015年10月2日より全国にて公開(C) Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSESハーモニー 2015年11月13日より全国にて公開(C) Project Itoh / HARMONY
2017年01月17日今月からWOWOWで、宮部みゆきさん原作のドラマ『楽園』を放送しています。『楽園』は、あの大ヒット小説『模倣犯』の続編。『模倣犯』の9年後の世界で、ジャーナリスト前畑滋子が新たな事件に挑んでいくドラマです。この前畑滋子を演じているのは女優の仲間由紀恵さん。仲間さんといえば、TBS系ドラマ『SAKURA~事件を聞く女~』をご存知でしょうか。元心理カウンセラーで、並外れた「聴く力」と超人的な記憶力を持つ巡査・水沢桜役を演じました。◆「聞き上手」は好かれやすい水沢桜は人の心の奥底に潜む声を聴き取ることができますが、一般の人にはそこまでの力はありません。とはいえ、コツをつかむことで「聞き上手」になることはできます。相手の心に寄り添える「聞き上手」は、恋愛はもちろんのこと、あらゆる人間関係において受容力が高い人間になれます。「聞き上手」は、心に響くような「共感」ができる存在なのです。共感というと、とにかく相手が言っていることをオウム返しすればいい、と勘違いされがち。オウム返しも手法のひとつではありますが、例えば「いろいろプレゼントをして、料理や洗濯などの家事をして、こんなに尽くしているのに、彼に冷たくあしらわれてつらい」と言っている女性に「あなたは彼にいろいろプレゼントをして、料理や洗濯などの家事をして、尽くしているのに冷たくあしらわれてつらいのね」とそのまま繰り返してしまうと、共感どころか相手の傷をえぐることになりかねません。共感は、時と状況に応じて適切に言葉を編み出しながら行うものなのです。◆思考の理解と感情の共鳴そもそも人はどういうときに、「共感されている」という印象を抱くのでしょうか。その印象には次の2つの種類があります。・思考の理解・感情の共鳴『思考の理解』は、相手の考えに対して「実は私も同じように思っていたんですよ」という想いを、言葉や態度で伝えること。もう一方の『感情の共鳴』は、相手のものの感じ方に対して「その通り!私も同じ気持ちです」という気持ちを、強く協調して伝えることです。いずれも、相手が言った内容について「あなたはこういう状況でこう考えた(思った)のですね」と、ポイントを明確化してコンパクトに要約して伝えることが重要。ただ「わかるー!」と言うだけでは、何がどうわかったのか相手に伝わりません。相手が言った内容を簡潔にまとめて伝える、という段階を踏むことで、相手はあなたが言わんとしていることを本当にわかったうえで共感してくれているのだ、と思うでしょう。あなたに対して仲間意識を持ち、それが心の解放へとつながっていきます。ポイントを踏まえて内容を要約するには、相手の状況を整理し、なぜそのような思考や感情を抱くに至ったかを、きちんと把握する必要があります。しかし、把握したタイミングで自分にも似たような経験をしたことを思い出し、そのときの自分の感情にフォーカスする人っていますよね。「あーわかるわかる、私もさー」と、相手の話をきっかけにして、自分の話にシフトしてしまう。これでは共感できたことになりません。自分の経験を語るのであれば、理解を示すための「引用」程度にとどめるべきです。あくまで、相手中心の会話を展開するよう心がけましょう。◆まとめ共感のテクニック、ご理解いただけましたでしょうか。共感する上で一番大切なのは、敬意と受容をもって相手と向き合う意識です。相手の言葉を聞き流したり雑に扱ったりせず、ともかく一度しっかりと受け留める。そういう意識が、相手の心を解きほぐす温かい共感を作り出すのです。様々な人と会話して、上手な共感をマスターしましょう。そして、大好きな人に最高の理解者と思ってもらえるような「聞き上手」になってくださいね。ライタープロフィール黒木蜜一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
2017年01月14日WOWOWの新ドラマで宮部みゆきのベストセラーを映像化した「楽園」の完成披露試写会が1月6日(金)に開催され、主演の仲間由紀恵をはじめ、黒木瞳、夏帆らが舞台挨拶に登壇した。宮部みゆきが、名作「模倣犯」の事件の9年後を描いた本作。自宅の床下に殺害した娘の遺体を隠し続けてきた夫婦、他人の記憶が見えるという特殊能力を持つといわれる少年、ある女子高生の監禁事件――複数の家族を巡るドラマが、ひとつにつながっていく。真っ赤なドレスで登場した仲間さんは「新年あけましておめでとうございます」と挨拶。自身、WOWOWのドラマへの出演は初めてであり「(現場に)緊張して入りました」と明かす。宮部さんの原作の作品への出演も初めての経験であり、ファンの人気の高い、事件を追うライターの前畑滋子を演じるということもあって「Wの緊張で臨みました!」と語り「素敵な役をやらせていただき、難しくもありましたが、監督とお話して、ひとつひとつのシーンを丁寧に作り上げていきました」とふり返った。黒木さんは、権野元監督が助監督時代、映画『釣りバカ日誌』シリーズで、一緒に仕事をした経験があり「当時、子どもがまだ離乳食だったんですが、地方の撮影に一緒に連れて行って、監督は『女優さんって大変だな…』とおっしゃってて」と思い出を明かす。今回も「安心して監督の胸に飛び込みました!」と深い信頼関係を明かした。夏帆さんは、両親が実の姉の遺体を床下に隠しており逮捕されるという立場で、その一方で事件の真相について何も知らされていないという難しい役どころを演じた。「自分が置かれてる状況に、想像が追い付かないくらい壮絶で、悩みました」と苦労をふり返る。父親役を小林薫、母親役を松田美由紀が演じたが「ずっと家族のことを考えてる役なのに、実際にご一緒したのは1シーンだけで…」と物語の核心にも大きく関わる部分に触れ、権野監督が慌てて「なんでなんでしょうね(笑)」とフォロー。これに夏帆さんも「なんでなんでしょう…?」とニヤリ。これから見る観客の期待を煽る。新年ということで、女優陣は抱負を求められたが、仲間さんは「一昨年から昨年にかけて、大きな舞台をやらせていただいたり、女優以外の司会の仕事にもチャレンジさせていただいたりして、少し視野が広がったのかな?というのが去年でした」と充実の1年をふり返りつつ「今年もひとつひとつのお仕事を大事に、実りある1年にしたいです」と新たな1年への意気込みを語る。黒木さんは「毎年ですが、元気にひとつひとつの仕事に取り組んでいきたいです」、夏帆さんは「今年はポジティブになろうと思います(笑)。ネガティブに、悲観的に捉えがちので、明るく元気に!」と目標を掲げた。WOWOW日曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 楽園」は1月8日スタート(全6話/第1話無料)。(text:cinemacafe.net)
2017年01月07日夭折の作家・伊藤計劃の小説3作品を劇場アニメ化する「Project Itoh」。その最後を飾る『虐殺器官』から、キャラクター原案を担当したredjuiceによる描き下ろし最新ポスタービジュアルが到着。また、中村悠一と櫻井孝宏のコメント動画や、新規カット盛りだくさんの特報映像が解禁された。テロの脅威にさらされ続けたアメリカは、その恐怖に対抗すべく徹底した情報管理システムを構築していた。一方、アメリカ以外の世界各地では紛争の激化が続いていた。世界の紛争地を飛び回る米軍特殊部隊クラヴィス・シェパード大尉に、謎のアメリカ人の追跡ミッションが下る。その男、「ジョン・ポール」は、紛争の予兆とともに現れ、その紛争が泥沼化するとともに忽然と姿を消してしまう。かつて有能な元言語学者だった彼が、その地で何をしていたのか。アメリカ政府の追求をかわし、彼が企てていたこととは…?ジョンがチェコに潜伏しているという情報を元にクラヴィスは追跡行動を開始。チェコにはかつてジョンと関係のあった女性ルツィアがいた。「虐殺の王」と呼ばれるジョンの目的は一体何なのか…。クラヴィスはジョンから驚くべき真実を聞かされる。“ゼロ年代最高のフィクション”と称えられ、小島秀夫、宮部みゆき、伊坂幸太郎からも絶賛された原作「虐殺器官」。当初、「Project Itoh」の第1作目として公開予定だったが、2015年秋に起こったスタジオmanglobeの倒産により、一時は制作中止の危機に。その後、新たに設置されたジェノスタジオにより再始動。2017年2月3日(金)の公開に向け鋭意制作中だ。声優陣には中村さん、櫻井さんをはじめ、梶裕貴、石川界人、三上哲、大塚明夫、小林沙苗ら実力派が顔を並べる。今回、『虐殺器官』ほか『ハーモニー』『屍者の帝国』のキャラクター原案を担当したredjuiceによる描き下ろしの最新ポスタービジュアルが解禁。左手には、物語の主人公である、アメリカ情報軍・特殊検索群i分遣隊大尉クラヴィス・シェパードがフル装備で銃を構える姿、その右手には、そのクラヴィスが追跡する謎のアメリカ人、ジョン・ポールの姿が描かれ、2人の交錯する運命、激しい闘いを予見させるビジュアルに仕上がっている。また、これまで解禁となった映像に加え新規カットが大量に追加された最新版特報が、ノイタミナYouTubeチャンネルにて公開。物語の核となるシーンばかりが登場し、その圧倒的なクオリティがひしひしと感じ取れる内容。さらに、ノイタミナプロジェクト発表会2017」にて公開された、クラヴィス・シェパード役の中村さんと、ジョン・ポール役の櫻井さんのコメント動画も公開。映像内では、本作の見どころを語るとともに、「あったらいいなという器官は?」や、中村さんへ「もし体内に『櫻井器官』があったら?」、櫻井さんへは「もし体内に『中村器官』があったら?」という質問に答えている。『虐殺器官』は2017年2月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月15日140万部を突破した宮部みゆきのミリオンセラーを、主演に仲間由紀恵を迎えて初めて映像化するWOWOWの連続ドラマW「楽園」。本作の初回放送日が2017年1月8日(日)に決定、合わせて最新の予告動画が解禁となった。本作は、大人気作家・宮部さんの代表作「模倣犯」から9年後の世界を描いたヒューマン・サスペンス。主人公・前畑滋子(仲間由紀恵)は、9年前に起こった「死の山荘事件」のトラウマを抱えながらも、新たな事件の扉を開ける。今回届いた新たな予告編は、土井崎元(小林薫)の「骨があるはずです…」という衝撃的な言葉から幕を開ける。娘の遺体を自宅の床下に16年間隠していた土井崎夫妻。一方、土井崎夫妻の次女・誠子(夏帆)は、両親が誠子と縁を切ろうとしていることを知り、弁護士・高橋治美(黒木瞳)に詰め寄る。その事件に酷似した10歳の少年・等が描いた絵、不穏な言葉を誰かに投げかける元、「人生を取り戻したい」という誠子。緊迫の状況の中、登場人物たちが“人生”とは何かを訴えかける、見応えたっぷりの映像となっている。WOWOWでは、本作の放送に先立ち、宮部みゆき原作作品と仲間さん出演の映画計5本を一挙放送。本ドラマの前身となる『模倣犯』、そして“校内裁判”という異色の題材をテーマにし、話題をさらった『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』。また、仲間さん主演で狂言誘拐の行方を描いた『g@me.』、TVシリーズの集大成となった『大奥(2006)』の2作も登場。なお、本日11月25日(金)より全国2,000店舗の書店で、本作の特別版ポスター、ポップ、帯巻文庫本展開が順次展開される。社会の暗部を精緻なタッチで描き出した、実力派キャスト勢ぞろいの本作。“謎”のヒントが随所に隠された予告編を、こちらから確かめてみて。日曜オリジナルドラマ連続ドラマW「楽園」は、2017年1月8日(日)より毎週日曜22時~WOWOWにて放送(全6話)。※第1話無料放送(text:cinemacafe.net)
2016年11月25日夭折の作家、伊藤計劃のデビュー小説を劇場アニメ化する映画『虐殺器官』。一時は制作中断・公開延期に追い込まれながらも、現在は2017年2月3日(金)の公開に向け新スタジオ「ジェノスタジオ」にて鋭意制作中の本作から、新規映像を含む新PVがWEBにて先行公開、さらに新規カットも解禁された。『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く“ノイタミナムービー”第2弾として大きな注目を集めた「Project Itoh」。昨年、細谷佳正を主演に迎え、円城塔氏との共作を映画化した『屍者の帝国』と、遺作である「ハーモニー」を沢城みゆき・主演で映像化した『ハーモニー』が公開。本シリーズの最後を飾るのが、「ゼロ年代最高のフィクション」と称えられ、宮部みゆきや伊坂幸太郎らも絶賛した伊藤氏の鮮烈のデビュー作「虐殺器官」を映画化した本作だ。当初は3作連続公開の予定だったが、制作スタジオの倒産により公開延期。その後、本作のために設立された新スタジオ「ジェノスタジオ」により制作が続行されることとなった。この度、11月10日(木)深夜放送の「ノイタミナ」枠内にて、本作の新たなPVが解禁。そしてTVのオンエアに先駆け、公式サイトにて先行解禁&劇中の新規カットが公開されることが分かった。先日行われた「東京国際映画祭(TIFF)」のアニメーションイベント「TIFFアニ!!」にて、本編冒頭15分の映像が上映され、その映像が評判になった本作。今回解禁となるPVでも新規カットが追加され、圧倒的なクオリティが感じ取れる内容に仕上がっている。また映像では、主人公のクラヴィス・シェパードを演じる中村悠一をはじめ、“虐殺の王”ジョン・ポールを演じる櫻井孝宏、アレックス役の梶裕貴、ルツィア役の小林沙苗、ロックウェル役の大塚明夫ら豪華声優陣の熱演も伺える。『虐殺器官』は2017年2月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:屍者の帝国 2015年10月2日より全国にて公開(C) Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSESハーモニー 2015年11月13日より全国にて公開(C) Project Itoh / HARMONY
2016年11月10日人気作家・宮部みゆきが「模倣犯」から9年後の世界を描いたミステリーを、仲間由紀恵主演でWOWOWが連続ドラマ化する連続ドラマW「楽園」。このほど、そのポスタービジュアルと豪華追加キャストが一挙に解禁となった。当時15歳の娘を殺害し、遺体を自宅の床下に16年間隠していた土井崎夫妻の事件がニュースを騒がせていたある日、小さな編集プロダクションで働くライターの前畑滋子(仲間由紀恵)のもとに、主婦の萩谷敏子が訪ねてくる。敏子は、10歳の息子・等に“他人の記憶が見える”特殊能力があるかもしれないと前置きし、等が描いたという1枚の絵を差し出す。そこにはコウモリ形の風向計が特徴的な家の中で横たわる、灰色の顔をした少女が描かれており、土井崎夫妻の事件に酷似していた。滋子は半信半疑で調査を引き受けるが、等は交通事故で亡くなってしまう。一方、土井崎夫妻の次女・誠子は、父の代理という弁護士・高橋治美から、両親が誠子と縁を切ろうとしていると聞かされ戸惑う。そのころ、ある街で女子高校生が監禁されていた。ばらばらに思えた事件は、やがてひとつの“真実”へつながっていく――。先日、テレビ東京系でもドラマ化された「模倣犯」といえば、2002年に芸術選奨文部科学大臣賞文学部門などを受賞した宮部作品の代表作の1つ。本作「楽園」は、「模倣犯」での事件から9年後を描いたもので、ライター・前畑滋子が再びある殺人事件の真相へと迫っていく。主役の滋子を演じるのは、WOWOWのドラマ初出演となる仲間さん。解禁されたポスターでの、意志のある眼差しと「『模倣犯』の傷が癒えぬまま、わたしはまた深みにはまる。」というコピーがまた興味をそそるものとなっている。そんな本作への参戦が判明したのは、黒木瞳、夏帆に、金子ノブアキ、松田美由紀、石坂浩二(特別出演)、小林薫、さらに西田尚美、甲本雅裕、忍成修吾、利重剛、前野朋哉、そして「ラストコップ」で注目を集める伊藤沙莉ら、幅広い個性を放つ19名。豪華な面々が織りなす、苦悩と葛藤の中で“楽園”を求めて生きる家族の姿を描いたヒューマンミステリーに、引き続き注目していて。以下、キャストからコメントが到着した。■黒木瞳(弁護士・高橋治美役)原作は出版されたときに拝読しておりましたので、今回お話をいただき、久しぶりに自分の本棚から「楽園」を取り出しました。ドラマは、原作とは多少異なる部分もありますが、宮部先生の大事になさっている世界観が感じられる作品になっているかと思います。私が演じる高橋治美は、この物語の中で思い悩む土井崎元さんのマスコミ窓口として色々手助けをするという役柄なのですが、考え込むシーンがとても多く。また、仲間さん演じる前畑滋子さんに辛辣なセリフをぶつける場面が多々あるのですが、ひとつひとつのセリフが大変難しくもあった分、やりがいのある撮影になりました。様々な謎を繋ぎ合わせるうち、途中で見るのをやめられなくなる作品になっていますのでお楽しみに(笑)。■夏帆(土井崎夫妻の次女・誠子役)両親が姉を殺害したことが発覚し、当たり前だと思っていた日常が突然壊れていく中、どうにか自分を保つため葛藤する、土井崎誠子という女性を演じています。私の経験したことのない場面の連続で、彼女の気持ちを追いかけていくのがとても大変でした。でも、疑問に思ったことや誠子の気持ちを監督に相談すると、すぐに明確な答えを返してくださったので、混乱することなく撮影に挑むことができました。原作を拝読する前に、台本を3話までいただいて読んだのですが、私自身一気に引き込まれてしまって。話が進むにつれ事件が明らかになっていく面白さがある作品なので、ぜひご覧ください。■小林薫(土井崎元役)今回は権野監督の力をお借りしようと思って、撮影に入りました。最初の打ち合わせで「頼みます」って言ってもらったんですけど、監督のほうが僕よりも圧倒的に台本を読み込んでいるというのが分かっていたので「こうして欲しいとかっていうのは言ってください」という風にお話ししました。また、私が演じる土井崎元は非常に影のある役柄なので、現場でも休憩中に共演者の皆さんと明るく和気藹々っていうよりも、静かにしていようとは思っていました。でも、仲間さんはプライベートで親交があったり、黒木さんとは以前夫婦役で共演したり、それぞれニュアンスは違いますが「久しぶり」っていうメンバーが揃っていたので、もう少し色んな話ができても良かったかな(笑)。日曜オリジナルドラマ連続ドラマW「楽園」は、2017年1月より毎週日曜22時~WOWOWにて放送(全6話)。※第1話無料放送(text:cinemacafe.net)
2016年10月18日夭折の作家、伊藤計劃のデビュー小説を映像化した『虐殺器官』が、10月31日(月)開催の第29回東京国際映画祭特別企画「TIFFアニ!!」に正式参加が決定。イベントでは、本編冒頭約15分の映像を上映するほか、メインキャストを務めた中村悠一&櫻井孝宏を迎えトークショーを開催。さらに、中村さんと櫻井さんは10月25日(火)の東京国際映画祭初日のレッドカーペットにも登場することが決定した。「ゼロ年代最高のフィクション」と称えられ、宮部みゆきや伊坂幸太郎らも絶賛した伊藤氏の鮮烈のデビュー作「虐殺器官」を、中村さんや櫻井さんをはじめ、石川界人、梶裕貴、小林沙苗、大塚明夫ら人気声優陣を迎え映像化する本作。当初の予定では、「Project Itoh」第2作品目として公開されるはずだったが、9月末に起きた株式会社マングローブの経営破綻より、制作の中断と公開を延期。その後、本作のチーフプロデューサー山本幸治が作品の英語タイトル「GENOCIDAL ORGAN」にちなみ、新スタジオ「ジェノスタジオ」を設立。村瀬修功監督ほか、メインスタッフが再集結し、今冬公開に向け鋭意制作中だ。この度、日本のアニメーションの“いま”を取り上げ続けるスペシャルな1日として、第29回東京国際映画祭では10月31日にアニメーション特別企画「TIFFアニ!!」を開催。その第1部「イチオシ・アニメ・スペシャルステージ」にて、『虐殺器官』のイベントが開催。ファン待望の本編冒頭約15分の映像を上映するほか、主人公クラヴィス・シェパード大尉役の中村さんと、クラヴィスが追う謎の男ジョン・ポール役の櫻井さんが登壇しトークイベントを実施予定だ。また、公式ホームページにて最新の特報映像が公開。本映像は、10月14日(金)より、全国の劇場でも順次上映予定。公開が待たれる中、いち早く大スクリーンで本作の魅力をチェックしてみて。『虐殺器官』は、今冬公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:屍者の帝国 2015年10月2日より全国にて公開(C) Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSESハーモニー 2015年11月13日より全国にて公開(C) Project Itoh / HARMONY
2016年10月13日女優の仲間由紀恵が、宮部みゆき原作の連続ドラマ『楽園』(WOWOW 2017年1月放送)に主演することが21日、明らかになった。同ドラマは、宮部の代表作の一つでもある『模倣犯』での事件から9年後を描いたもの。仲間演じる主人公のライター・前畑滋子が「模倣犯事件」のトラウマを抱えながらも、再びある殺人事件の真相に迫っていくヒューマン・サスペンスだ。WOWOWドラマ初出演となる仲間は「とてもテンポ良くストーリーが展開されていきますが、 いろいろな謎が解っていくにつれ『その先は一体どうなるのだろう?』と引き込まれる内容になっています。なぜ事件は起こったのか……最終話に待ち受けている、タイトルにもある"楽園"に込められたメッセージとは? 全6話、最後まで楽しんでご覧ください」と、ドラマの見どころについて語っている。また、原作者の宮部みゆきは「仲間由紀恵さんが出演されているドラマや映画を楽しく拝見してきました。今回主人公を演じてくださることが何より嬉しいです。『楽園』は多少スーパーナチュラルな要素の入るミステリーですから、ファンタジックな部分がどのようにリアルに映像化されるのか…私が一番オンエアを心待ちにしております」と、ドラマ化に期待を寄せている。
2016年09月22日大人気作家・宮部みゆきのミリオンベストセラー「楽園」が、主演に女優・仲間由紀恵を迎え、WOWOWにて連続ドラマ化されることが決定。併せて本作の特報映像も到着した。当時15歳の娘を殺害し、遺体を自宅の床下に16年間隠していた土井崎夫妻の事件がニュースを騒がせていたある日、小さな編集プロダクションで働くライターの前畑滋子(仲間由紀恵)のもとに、主婦の萩谷敏子が訪ねてくる。敏子は、12歳の息子・等に“他人の記憶が見える”特殊能力があるかもしれないと前置きし、等が描いたという1枚の絵を差し出す。そこにはコウモリ形の風向計が特徴的な家の中で横たわる、灰色の顔をした少女が描かれており、土井崎夫妻の事件に酷似していた。滋子は半信半疑で調査を引き受けるが、等は交通事故で亡くなってしまう。一方、土井崎夫妻の次女・誠子は、父の代理という弁護士・高橋治美から、両親が誠子と縁を切ろうとしていると聞かされ戸惑う。そのころ、ある街で女子高校生が監禁されていた…。ばらばらに思える事件はやがて1つの“真実”へ――。これまで様々な作品が映像化されてきた宮部みゆき作品。今回映像化に挑戦するのは、社会の暗部を精緻なタッチで描き出したヒューマンドラマの最高峰「楽園」だ。2002年に芸術選奨文部科学大臣賞文学部門などを受賞したサスペンス「模倣犯」は宮部氏の代表作の1つであるが、「楽園」はこの「模倣犯」での事件から9年後を描いたもの。ライター前畑滋子が再び、ある殺人事件の真相へと迫っていく謎が謎を呼ぶ展開の中、単なるミステリー要素だけではなく、家族に向き合う“心”の物語が描かれている。そんな主人公の滋子を演じるのは、WOWOWドラマ初出演となる仲間さん。「模倣犯事件」の“トラウマ”を抱えながらも、新たな難事件に立ち向かう勇敢な心を持った女性を真っすぐに演じる。また、脚本は連続テレビ小説「まれ」の篠崎絵里子が務める。仲間さんは「とてもテンポ良くストーリーが展開されていきますが、色々な謎が解っていくにつれ『その先は一体どうなるのだろう?』と引き込まれる内容になっています」と本作について語り、「なぜ事件は起こったのか…最終話に待ち受けている、タイトルにもある“楽園”に込められたメッセージとは?全6話、最後まで楽しんでご覧ください」とメッセージを寄せた。また原作者の宮部氏は「今回主人公を演じてくださることが何より嬉しい」と仲間さんについて語り、「『楽園』は多少スーパーナチュラルな要素の入るミステリーですから、ファンタジックな部分がどのようにリアルに映像化されるのか…私がいちばんオンエアを心待ちにしております」と期待を寄せていた。また宮部氏の「模倣犯」は、中谷美紀主演で9月21日(水)&22日(木・祝)の2夜連続、前後篇で放送中。こちらと併せて見てみるのもいいかもしれない。日曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 楽園」は2017年1月より毎週日曜22時~WOWOWにて放送(全6話)。※第1話無料放送(cinemacafe.net)
2016年09月22日宮部みゆきの大ベストセラー小説を14年ぶりに映像化するドラマ「模倣犯」が、9月21日(水)今夜と22日(木)の2夜連続で放送される。主演には中谷美紀、そして坂口健太郎が自身初の“悪役”となる「ピース」こと網川浩一を演じる。“劇場型犯罪”を徹底的に描いた現代ミステリーの金字塔とも言われる宮部さんの原作は、2002年に映画化された際には「SMAP」の中居正広が“ピース”を熱演、大きな話題となった。今回は14年ぶりの映像化にして初TVドラマ化となり、前後篇という構成での放送となる。ドラマでは時代設定を現代に置き換え、未曽有の連続誘拐殺人事件を、被害者家族、加害者家族、警察、マスコミ、そして犯人など、多くの視点から重層的に描くという。ストーリーは史上最悪の犯罪者によって仕組まれた連続誘拐殺人事件。比類なき知能犯に挑むルポライター・前畑滋子(中谷さん)、第一発見者の少年・塚田真一(濱田龍臣)、そして孫娘を殺された有馬義雄(橋爪功)は、それぞれに苦しみながら、必死に事件に関わってゆく。そんな事態を楽しみながら、被害者宅やテレビの生放送に向け、不敵な挑発を続ける犯人…。だが、やがて事態は急転直下、交通事故死した男の自宅から、「殺人の記録」が発見される。男は本当に犯人なのか?女性ルポライターが、少年が、老人が、辿り着いた意外な結末とは…というもの。『ヒロイン失格』では学校イチのモテ男、朝ドラ「とと姉ちゃん」では“植物オタク”の学生、「重版出来!」では気の優しい出版社営業マンと、これまで“優しい”キャラクターを演じることが多かった坂口さん。「『模倣犯』も高校生の頃に読ませていただいていて、網川、ピースという物語での重要人物のことは記憶にありました」という坂口さん。ピースについて「心の闇、深さを考えていると、いままで演じてきた役の中で一番寄り添えない役でした」と明かし「ピースは色々な“悪役”の要素を沢山持っているので、色々な見え方がしていいだろうと思い、自分なりのピース、坂口健太郎の“網川”を探しながら演じました」と自身が演じたピース像について語っており、坂口さんがどんなピースを作り上げたのか、放送が楽しみだ。ドラマスペシャル宮部みゆきサスペンス「模倣犯」前篇は9月21日(水)21時~、後篇は9月22日(木・祝)21時~テレビ東京系列にて放送。(笠緒)
2016年09月21日俳優・山本裕典が14日、テレビ東京系スペシャルドラマ『模倣犯』(9月21日、22日 21時~)の製作発表記者会見に、共演の中谷美紀、坂口健太郎、清水富美加、岸部一徳とともに登場した。同作は小説家・宮部みゆきのベストセラーを原作に、中谷美紀主演でドラマ化。「第52回芸術選奨文部科学大臣賞」「第55回毎日出版文化賞特別賞」「第5回司馬遼太郎賞」「このミステリーがすごい!2002年版」などを受賞し、発行部数は420万部を突破している。2002年には、中居正広主演の映画版も公開された。坂口演じるキーパーソン・ピースと同級生役を演じる山本は「僕とカズ(満島真之介)とピースの関係性が、信用しているといいますか、BLっぽい。ボーイズ・ラブ」と表現。中谷から「ボーイズ・ラブって何ですか?」と質問が飛ぶと、山本は「男同士の愛情といいますか……」と苦笑しながら説明した。山本が「お姉ちゃんの幽霊を見て指をさすと、ピースが僕の指を優しく包んで、自分の胸に持ってきて『大丈夫だよ』というシーン」について語り、「絶対みんなモニターの前でキュンキュンしてるんじゃん! と思い、すっごい集中しづらかったです」と振り返ると、坂口は「そうなんだ」と驚いていた。更に山本は、メイクや衣装の女性も「キュンとするよね」「このシーンの撮影が楽しみだね」と話していたことを明かした。また中谷は、初共演となる坂口について「なんとなく、ゆるキャラのようなふんわりした感じのイメージ」を持っていたというが、「実はすごく情熱があって、とある映画間の年間会員になっている」と、撮影によって印象が変わったことを告白。「若い方でもこんな方がいらっしゃるんだと思って、未来に希望が持てました」と感心し、「あまりいい映画が作られなくなっているなか、わざわざいい映画を見ようと劇場まで足を運んでらして」と讃えた。そして中谷は「坂口さんのファンの方、女性の方でも男性の方でもどちらでもけっこうですので、ボーイズ・ラブ? でもいいので」と覚えたての言葉を使いつつ、「映画館に足を運んだり良質なドラマを見てくださる方が、坂口さんを通して増えたらいいなと思いました」と、期待を寄せた。一方坂口は、中谷を「一緒に共演してみて、今もまだ印象をもてていないかもしれない」とぽつり。「すごく強い女性に見える時もあれば、すごく柔らかい女性に見えることもあるし、儚く見えることもあれば、すごく愛しく見える時もある」とつかめない魅力を語った。
2016年09月14日女優・中谷美紀が14日、テレビ東京系スペシャルドラマ『模倣犯』(9月21日、22日 21時~)の製作発表記者会見に、共演の坂口健太郎、山本裕典、清水富美加、岸部一徳とともに登場した。同作は小説家・宮部みゆきのベストセラーを原作に、中谷美紀主演でドラマ化。「第52回芸術選奨文部科学大臣賞」「第55回毎日出版文化賞特別賞」「第5回司馬遼太郎賞」「このミステリーがすごい!2002年版」などを受賞し、発行部数は420万部を突破している。2002年には、中居正広主演の映画版も公開された。中谷は「かねてより憧れておりました、宮部みゆきさんの傑作」と気合いは十分。作品について「被害者にも同情を覚えますし、加害者の悲しみも描かれているというのが、本作の醍醐味」と語り、豪華共演者についても「台本読みの段階から心が震えましたし、涙が出そうになりました」と絶賛した。特に清水について「また清水富美加さんに泣かされまして、大ファンになってしまいました」としみじみ振り返ると、清水は驚いた様子で「後でグミを差し上げます」と提案。中谷は「グミはいらないです」と強めに返しながら、「好きです。ファンです」と告白していた。一方清水は、中谷との撮影中印象に残った"肩なめ"シーンのエピソードを披露。肩のアップから他の出演者の表情に近づいていくショットを撮るため、スタッフから「肩を貸してください」と言われた中谷が「なんなりと」と、応えていたという。清水は「『なんなりと』って自然におっしゃられて、かっこいいな、美しいなと思いました」と説明し、「私もいつか『なんなりと』って言う女性になりたいなと思いました」と、憧れを表した。
2016年09月14日ドラマスペシャル 宮部みゆきサスペンス「模倣犯」の製作発表記者会見が9月14日(水)、テレビ東京にて開催され、主演の中谷美紀、共演の坂口健太郎、山本裕典、清水富美加、岸部一徳が登壇。中谷さんが坂口さんを絶賛した。同ドラマは、“劇場型犯罪”を徹底的に描いた現代ミステリーの金字塔とも言われる原作(宮部みゆき)の同名小説で、初のテレビドラマ化となる。映像化は、2002年に公開された映画『模倣犯』以来、14年ぶり。ドラマでは時代設定を現代に置き換えて、未曽有の連続誘拐殺人事件を、被害者家族、加害者家族、警察、マスコミ、そして犯人など、多くの視点から重層的に描く。事件を追うフリールポライターを演じる中谷さんは、「共演者のみなさまにおんぶに抱っこで」と謙遜しながらも、撮影を「緊張感との戦い」とふり返った。そんな中谷さんは、山本さんが共演者の坂口さんや満島真之介との劇中での関係性を「BLっぽい」と表現すると、「BLって何ですか?」と素朴に質問。山本さんが「…ボーイズ・ラブ」と答えると、さらに、「ボーイズ・ラブって何ですか?」と質問を炸裂させ、山本さんをたじろがせる一幕があった。また、同作で中谷さんと坂口さんは初共演を果たした。中谷さんのことをテレビや映画を通してしか知らなかったという坂口さんは、「強い女性に見えるときもあれば、柔らかい女性に見えるときもありますし」、「はかなく見えるときもあれば、すごく愛しく見えるときもあります」と印象を明かした。「大先輩の女優さんなのですが」と恐縮しながら、カメラが回っていないときにも多彩な表情を見せることが「不思議でした」と素直な言葉で表現。中谷さんは、「嬉しいです。『こうだ!』と決めつけられるのが実は苦手なので」とほほを緩ませた。一方、中谷さんは、坂口さんの印象を「ゆるキャラのようなふんわりした感じで、いまの流行りでは“塩顔男子”というらしいのですが、“のれんに腕押し”(=のれんを手で押すように手ごたえがない、という意味)みたいな感じなのかと思ったのです」と事前の印象を告白するも、「実はすごく情熱があって、芯がしっかりしていて」と絶賛。さらに、中谷さんは、坂口さんが年間会員になって映画館にひんぱんに通っているエピソードを紹介。「若い方でもこういう方がいらっしゃるのだなと思いまして、未来に希望が持てました」と感慨深そうにコメント。「いい映画がなかなか作られなくなっているので、そんな中、いい映画を観ようとわざわざ劇場まで行かれる方がここにいらっしゃった」とも。中谷さんは、「映画館に足を運んで下ったり、良質なドラマを見て下さる方が坂口さんを通して増えたらいいなと思いました」と坂口さんのますますの活躍へ期待を寄せた。ドラマスペシャル 宮部みゆきサスペンス「模倣犯」は9月21日(水)22日(木・祝)の夜9時から2夜連続で放送。(竹内みちまろ)
2016年09月14日9月12日(月)今夜放送されるフジテレビ系バラエティ「SMAP×SMAP」は草なぎ剛が“イケメン登山部”を結成。アルピニストの野口健のサポートのもと、ゲストのイケメン俳優らと共に八ヶ岳を目指す。今年から山の日が制定されるなど世間が空前の登山ブームで賑わうなか、山の厳しさや素晴らしさなど登山の魅力を学ぶべく草なぎさんが立ち上げたイケメン登山部。今回は竹内涼真、山本裕典、竜星涼(五十音順)の3人のイケメンを部員に迎え、数々の名峰を制覇してきた野口さんのアドバイスを受けながら八ヶ岳に登ることに。このイケメン登山部だがルールはただひとつ「どんなに辛くてもどんなに苦しくてもイケメンをくずしてはいけない」ということ。登山の前夜、野口さんから登山の心得を教授された草なぎさん。楽しく会話をしながら登山するほうがよいということで様々なテーマについてトークを展開するが、世界的アルピニストの野口さんの理解を超える行動や言動に驚かされることに。さらに各自“イケメングッズ”を持ってくるよう指令を受けていたイケメン登山部員たち。部員たちが持ってきたアイテムに思わず笑ってしまう一幕も。そして草なぎさんは大きな荷物を背負ってきているのだが、何度聞いてもそれがなにかを教えてくれない。草なぎさんはいったいなにをするつもりなのか。楽しさだけでなくハードな場面も体験したイケメン登山部員たちの貴重な八ヶ岳登山。最後までお見逃しなく。今回ゲストで登場した竹内さんが出演する映画『青空エール』は現在公開中。土屋太鳳演じる小野つばさが吹奏楽部の名門・白翔高校で竹内さん演じる野球部員の山田大介と出会いお互いの夢を応援し合うというストーリー。山本さんは宮部みゆきの大ベストセラー小説をドラマ化する「模倣犯」に出演。連続誘拐殺人事件を起こした知能犯“ピース”と彼に挑むルポライターらの姿を描く作品で、山本さんはピースの同級生・栗原浩美役で出演。テレビ東京系で9月21日(水)と22日(木・祝)の2夜連続放送となる。竜星さんは志田未来と主演する映画『泣き虫ピエロの結婚式』が9月24日(土)からシネマート新宿ほか全国にて順次公開。見習いピエロの佳奈美(志田さん)と余命わずかの透析患者である陽介(竜星さん)の出会いと恋の物語が描かれる。「SMAP×SMAP」は9月12日(月)今夜22時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年09月12日声優の沢城みゆきが、この秋、完全新作で蘇る『デスノート Light up the NEW world』に新たに登場する真っ白な姿の死神・アーマの声を務めることが決定した。犯罪のない社会を目指し、デスノートで世界を変えようとしたキラこと夜神月。暴走する彼を阻止しようとした世界的名探偵・L。天才VS天才の対決から10年経ったある日、世界中のネット回線がジャックされ、キラによるメッセージが発信された「デスノートを手に入れろ―」。死神により地上にもたらされた6冊のデスノート。同時多発的に発生する大量の殺人事件。そんななか、三島(東出昌大)が率いるデスノート対策本部に、Lの後継者・竜崎(池松壮亮)が加わり、無差別殺人事件の現場で1冊のデスノートを手に入れる。一方、その現場には、キラの信奉者・紫苑(菅田将暉)の姿が。いま、それぞれの譲れない“正義”を懸けた、3人の壮絶な頭脳戦が始まる──!死神・リュークの声を、歌舞伎役者の中村獅童が続投する本作。今回、本作に新たに登場する死神の“1人”となるのが、死神・アーマだ。原作の“シドウ”をベースにデザインされ、漫画原作の小畑健監修のもと、制作が行われた。VFXアドバイザーを務めた土井淳氏は、前作映画から10年を経ていることもあり、リアリティを追求し存在感のある死神を目指したという。「色気と美しさのある死神」という佐藤信介監督からの要望もあり、その要素をどうデザインに落とし込むか、描いては壊しが繰り返された。そうしてでき上がったアーマは、死神の“友達”を持たず、むしろ人間にシンパシーを感じているようなキャラクターで、マスカットが好物。「まあね」が口癖で、仕草や話しぶりもエレガントな、“女性”の死神だ。そんな愛嬌がある死神・アーマに息を吹き込むのは、 「べるぜバブ」(ベル坊)、「HUNTER×HUNTER」(クラピカ)、「テガミバチ」(ラグ・シーイング)、「GO!プリンセスプリキュア」(紅城トワ:キュアスカーレット)ほか、ナレーション、洋画&海外ドラマ吹き替え、舞台でも活躍中の沢城さん。「週刊少年ジャンプ」作品でお馴染みの沢城さんは、「佐藤監督からお声がけいただきまして、なんとも豪華な俳優陣の中に、恐縮ながら参加させていただくことになりました」と真摯にコメント。「死神ってこういうもの、という何か共通項があるのかなと思っていたら、私たち人間同様、本当に三“神”三様だったのが印象的です」とふり返っている。果たして、沢城さんが声を務めるアーマは、誰にデスノートをもたらすのか!?先日解禁となった本予告には、“金色”の新たな死神も映りこんでおり、リュークに関しては獅童さんのフェイシャルキャプチャーが行われ、よりリアリティを追求したという本作の死神たち。フルCGによって誕生する、“演技派”な死神たちの活躍もまた見逃せない。『デスノート Light up the NEW world』は10月29日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月12日テレビ東京は6日、都内で10月改編の説明会を開催し、新番組『超かわいい映像連発!どうぶつピース!!』(9月30日スタート 毎週金曜18:55~19:56)の発表をした。同局の2016年上期の平均視聴率は、ゴールデン6.4%(前年-0.2%)、プライムは6.1%(前年-0.3%)、全日は2.8%(前年-0.1%)と、全体的にマイナスの傾向となっている。4月期には木~土を中心に大きく改編を行ったが、高野学編成局編成部長は「定着するまでじっくり育てていくべき」と見解を述べ、10月の改編率は全日で12.1%となった。金曜の19時台は前出の『超かわいい映像連発!どうぶつピース!!』を新たに放送し、「とにかくかわいい」を追求。犬猫の赤ちゃん多数が登場し、仕事に疲れた人たちを癒やす。MCとしてお笑い芸人・オードリーの2人が出演するが、テレビ東京 清水俊雄プロデューサーは「オードリーはおまけというか、オードリーを通してかわいい犬と猫を見ていただければ」と発言し、笑いを誘った。また、平日夕方は経済ニュース番組『ゆうがたサテライト』(11月7日 16:54~17:45)が新たに開始する。同局のバラエティ番組『モヤモヤさまぁ~ず2』(毎週日曜 18:30~)で人気を博した狩野恵里アナウンサーが経済キャスターに挑戦。視聴者の目線に立ち経済ニュースを分かりやすく紐解く「テレビ東京らしい」番組を制作していくという。また、同局は11月にかけて本社を現在の神谷町から六本木3丁目に移転。高野編成部長は「他局さんのような大規模な移転ではなく、視聴者にはそこまで関係ない」としながらも、「移転プロジェクトという冠をつけた大型特番ということで、今までなかなかお付き合いができなかった出演者の方々に出演いただくことができた」と発表した。21日、22日には宮部みゆき原作、中谷美紀主演の『模倣犯』、28日には湊かなえ原作、広末涼子・伊藤淳史・濱田岳主演のオムニバスドラマ『望郷』、そして10月5日には真山仁原作、玉木宏主演の『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』を3週連続で21時より放送する。4月に新設されたドラマ枠<土曜ドラマ24>は継続し、ドラマ班とバラエティ班が混合チームとなった『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』(毎週土曜24:20~24:50)を制作。また、『石川五右衛門』(毎週金曜20:00~20:54)、『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』(毎週金曜24:52~25:23)といった独自路線のドラマを展開する。さらに、<ドラマ24>枠では人気シリーズの最新作である『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(毎週金曜 24:12~24:52)を放送する。同局 小松幸敏プロデューサーは『ヨシヒコ』について、「低予算ながらCGを頑張り、いろいろハリボテを駆使して楽しめるようにしています」と意気込みを語った。
2016年09月06日俳優・坂口健太郎が、テレビ東京系スペシャルドラマ『模倣犯』(9月21日~22日 21:00~)に、ピース(網川浩一)役として出演することが23日、わかった。同作は小説家・宮部みゆきのベストセラーを原作に、中谷美紀主演でドラマ化。「第52回芸術選奨文部科学大臣賞」「第55回毎日出版文化賞特別賞」「第5回司馬遼太郎賞」「このミステリーがすごい!2002年版」などを受賞し、発行部数は420万部を突破している。2002年には、中居正広主演の映画版も公開された。坂口は、主演の中谷と初共演となり、事件の鍵をにぎる悪役を演じることになる。演じるピースについて、坂口は「心の闇、深さを考えていると、今まで演じてきた役の中で一番寄り添えない役」と語りながら、「考え方を理解できるような男ではないとも思っていたので、現場に入って感じるものや(中谷演じる)滋子さんとの空気感を大切にして演じました」と振り返った。さらに坂口は「ピースは色々な"悪役"の要素を沢山持っているので、色々な見え方がしていいだろうと思い、自分なりのピース、坂口健太郎の"網川"を探しながら演じました」と演技について語り、「僕が感じた目が離せなくなるような爽快感、スリル。それを感じてもらえると思います」と自信を見せた。宮部は同作を「私にとっては様々な意味でターニングポイントになった作品」と表現し、「思い入れもあれば後悔もあり、なかなか平らな気持ちで読み返すことができないまま年月を経てきました」と明かす。そして「今回、素晴らしいキャストとスタッフの皆さんによってドラマ化されることを心から喜んでおります」と喜びを語り、「オンエアを楽しみに、指折り数えて待っています」と、期待を寄せた。同作ではさらに、満島真之介、山本裕典、清水富美加、濱田龍臣、杉本哲太、吉田鋼太郎、室井 滋、高畑淳子、岸部一徳、橋爪功といった実力派俳優陣が出演する。
2016年08月23日宮部みゆきの大ベストセラー小説を、2002年の映画化以来、14年ぶりに映像化するドラマスペシャル宮部みゆきサスペンス「模倣犯」が、9月21日(水)&22日(木・祝)の2夜連続、前後篇で放送されることが決定。映画では「SMAP」中居正広が熱演したピースこと網川浩一役を、自身初の“悪役”となる坂口健太郎が演じることが明らかとなり、坂口さん、原作の宮部さんからもコメントが到着した。史上最悪の犯罪者によって仕組まれた連続誘拐殺人事件。比類なき知能犯に挑むルポライター・前畑滋子(中谷美紀)、第一発見者の少年・塚田真一(濱田龍臣)、そして孫娘を殺された有馬義雄(橋爪功)は、それぞれに苦しみながら、必死に事件に関わってゆく。そんな事態を楽しみながら、被害者宅やテレビの生放送に向け、不敵な挑発を続ける犯人…。だが、やがて事態は急転直下、交通事故死した男の自宅から、「殺人の記録」が発見される。男は本当に犯人なのか?女性ルポライターが、少年が、老人が、辿り着いた意外な結末とは…?14年ぶりの映像化に加え、TVドラマ化は初めてとなる本作。坂口さんは、主人公のルポライター・前畑滋子を演じる中谷美紀とは初共演。さらに自身にとって、かつてない複雑なキャラクターへの挑戦となる。『ヒロイン失格』の学校イチのモテ男や、朝ドラ「とと姉ちゃん」での“植物オタク”の学生、「重版出来!」での気の優しい出版社営業マンなど、いま最も好感度が高いといわれる坂口さんが、本作で事件最大のカギを握るピースをどのように演じるのか、いまからも期待は高まる。読書家で知られる坂口さんだけに、「以前から宮部みゆきさんの作品が好きだったので『模倣犯』も高校生の頃に読ませていただいていて、網川、ピースという物語での重要人物のことは記憶にありました」とコメント。「最初お話をいただいたときは、とても演じがいのある役だけれどその分とても難しそうで、ひと筋縄ではいかない役だなと感じ、またピースは色々な“悪役”の要素を沢山持っているので、色々な見え方がしていいだろうと思い、自分なりのピース、坂口健太郎の“網川”を探しながら演じました」と語る。そんなピースこと網川については、「心の闇、深さを考えていると、いままで演じてきた役の中で一番寄り添えない役でした」と明かす。そのため、「考え方を理解できるような男ではないとも思っていたので、現場に入って感じるものや(中谷さん演じる)滋子さんとの空気感を大切にして演じました」という。また、視聴者に対しては「台本をいただいて、僕が感じた目が離せなくなるような爽快感、スリル。それを感じてもらえると思いますし、凄まじい犯罪の傍で起こっている人々の営み、非日常の中での日常性。見る人によっていろいろな見方ができる作品になっていると思います」とメッセージを贈る。この坂口さんの起用について、テレビ東京のチーフプロデューサー・中川順平氏は、「中谷美紀さん、橋爪功さんと正面から対峙しながら作品を支える役であり、俳優として、時代を掴まえる勢いがあること。そして出来れば、まだ世間に悪役のイメージを持たれていないこと。ただ何よりも大切なのは、この魅力的な笑顔の裏側に、深い闇を抱えた怪物的な男を表現するポテンシャルがあること」とコメント。「表面は自己主張が強く押し出されることなく、良い意味で脱力した自然体。それでいて個性が薄いのではなく、確固たる存在感がある。絶対ピース役に嵌まると考えました。すでに撮影はある程度進んでいます。確実にいままで見たことのない坂口健太郎=ピース像が生まれつつあります」と手応えを覗かせる。原作者・宮部さんは、『「模倣犯」は、私にとっては様々な意味でターニングポイントになった作品です。思い入れもあれば後悔もあり、なかなか平らな気持ちで読み返すことができないまま年月を経てきましたが、今回、素晴らしいキャストとスタッフの皆さんによってドラマ化されることを心から喜んでおります。原作はなにしろ長尺で登場人物も多いので、多々ご苦労をおかけすると思いますが、オンエアを楽しみに、指折り数えて待っています』と、期待のコメントを寄せている。六本木3丁目移転プロジェクト ドラマスペシャル宮部みゆきサスペンス「模倣犯」前篇は9月21日(水)21時~、後篇は9月22日(木・祝)21時~テレビ東京系列にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日テレビ東京が新本社へ移転することを記念した「六本木3丁目移転プロジェクト」のドラマスペシャル第1弾として、中谷美紀を主演に迎えて贈る宮部みゆき原作のドラマ「模倣犯」。この度、満島真之介、山本裕典、清水富美加、吉田鋼太郎、濱田龍臣ら豪華な追加キャストが発表された。史上最悪の犯罪者によって仕組まれた連続誘拐殺人事件。比類なき知能犯に挑むルポライター・前畑滋子(中谷美紀)、第一発見者の少年、そして、孫娘を殺された老人。皆がそれぞれに苦しみながら、必死に事件に関わってゆく。そしてそんな事態を楽しみながら、被害者宅やテレビの生放送に向け、不敵な挑発を続ける犯人。が、やがて事態は急転直下。交通事故死した男の自宅から「殺人の記録」が発見される。男は本当に犯人なのか? 女性ルポライターが、少年が、老人が、辿り着いた意外な結末とは――!?いまなおミステリーファンを魅了し続ける宮部氏の代表作「模倣犯」を、初めてテレビドラマ化する本作。2002年に公開された映画『模倣犯』以来、14年ぶりの映像化となり、壮大なスケールで原作のもつ世界観を丁寧に表現するという。本作で、主人公の事件を追うルポライター前畑滋子を演じるのは、ドラマ「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」でのコミカルな役柄や、舞台での好演が記憶に新しい中谷さんだ。そして、滋子が出会うことになる、連続誘拐殺人事件の被害者の祖父・有馬義男役に、ドラマ・映画で活躍し続け、コミカルからシリアスまで幅広く演じるベテラン俳優・橋爪功が決定。橋爪さんは宮部氏の作品に出演するのは初めてだそうで「今回結構楽しみにしていたので、撮影していく中で、結構気を遣っていますよ。皆さんの演技の邪魔をしないようにね。変に芝居がかって突出するのも変だし、かといって豆腐屋のジジイ役だからといって、わざと地味に演るというのも…。そこの兼ね合いが難しいですね」と意気込みを語った。また、事件に巻き込まれる兄妹の兄・高井和明役に、テレビ東京開局50周年特別番組「永遠の0」ほか多くの舞台・映画で活躍する満島さん。和明の同級生・栗原浩美役には、ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」「桜蘭高校ホスト部」ほか映画・舞台に出演し、昨年には初めて舞台の演出家としてもデビューした山本さん。和明の妹・高井由美子役には、NHK連続テレビ小説「まれ」や映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』での好演で人気急上昇中の清水さん。滋子と共に事件を追うことになる、連続誘拐殺人事件の第一発見者・塚田真一役には、子役時代から大河ドラマ「龍馬伝」、「怪物くん」と活躍している濱田さん。さらに、滋子の夫・前畑昭二役には、数多くの連ドラでの熱演、テレビ東京「ガイアの夜明け」のナレーションなどでお馴染みの杉本哲太。義男の幼馴染みで、何かと義男を気に掛ける木田隆夫役には、ドラマ24「東京センチメンタル」での好演が記憶に新しい吉田さん。義男の娘で、自身の娘が誘拐殺人事件に巻き込まれる古川真智子役には、日本語吹き替えを担当した『ファインディング・ドリー』が絶賛公開中の室井滋。前畑滋子を叱咤激励しながら、総合雑誌「サブリナ」で事件について原稿を書かせる編集長・板垣雅子役には、大河ドラマや民放ドラマでの怪演ぶりが話題となった高畑淳子。事件を追う警視庁捜査一課・武上悦郎刑事役には独特の存在感でドラマや映画で幅広く活躍する岸部一徳がそれぞれ決定。ちなみに、本ドラマ最大のカギを握る「ピース」役については、今後発表予定。六本木3丁目移転プロジェクト ドラマスペシャル宮部みゆきサスペンス「模倣犯」は、テレビ東京系列にて、2016年放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年07月22日テレビ東京が今年、新本社へ移転することを記念した「六本木3丁目移転プロジェクト」のドラマスペシャル第1弾として宮部みゆきの「模倣犯」がドラマ化されることが決定。主演には、テレビ東京のドラマ初出演の中谷美紀が演じることが分かった。史上最悪の犯罪者によって仕組まれた連続誘拐殺人事件。比類なき知能犯に挑むルポライター・前畑滋子(中谷美紀)、第一発見者の少年、そして、孫娘を殺された老人。皆がそれぞれに苦しみながら、必死に事件に関わってゆく。そしてそんな事態を楽しみながら、被害者宅やテレビの生放送に向け、不敵な挑発を続ける犯人。が、やがて事態は急転直下。交通事故死した男の自宅から「殺人の記録」が発見される。男は本当に犯人なのか? 女性ルポライターが、少年が、老人が、辿り着いた意外な結末とは――!?「模倣犯」は、宮部みゆきの代表作のひとつで、これまでに単行本と文庫本あわせて累計420万部を突破し、「芸術選奨文部科学大臣賞」「司馬遼太郎賞」など合わせて6冠を達成している大ベストセラー。すでに2002年には、中居正広、伊東美咲、木村佳乃らで映画化がされているが、今回が14年ぶりの映像化となり、テレビドラマ化は初となる。“劇場型犯罪”を徹底的に描いた現代ミステリーの金字塔とも言われるこの作品は、未曽有の連続誘拐殺人事件をめぐり、被害者家族、加害者家族、警察、マスコミ、そして犯人などなど、多くの視点から重層的に見つめた、いまなおミステリーファンを魅了し続ける名作。テレビドラマ化にあたり、壮大なスケールで、かつ原作のもつ世界観を丁寧に表現していく。主演を務めるのは、ドラマ「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」のコミカルな役柄や、舞台での好演が記憶に新しい中谷さん。今回中谷さんが演じるのは、事件を追うルポライターの主人公・前畑滋子。滋子は連続誘拐殺人事件の第一発見者・塚田真一や、被害者家族の有馬義男と関わり、事件の全貌に迫ると同時に、自分にこの事件のルポを書く資格があるのか苦悩する…といった役だ。今回のオファーに中谷さんは「宮部みゆきさんの作品に出演することは今回が初めてで、大変光栄に思っております」と喜んだ。また「この作品のもっとも愛すべきところは、凄惨な事件が繰り広げられるけれど、その一方で、市井のこつこつと生きている人々の日常をものすごくいとおしく描いているところ。そんな日常の尊さをお伝えできたらいいなと思っています」と作品についてコメントしていた。これまでになかった大型スケールの特別番組「模倣犯」。中谷さんのほかにも、いま注目の若手からベテランまで、豪華なキャストが集結するという本作に期待していて。六本木3丁目移転プロジェクト ドラマスペシャル 宮部みゆきサスペンス「模倣犯」は2016年、テレビ東京にて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年06月29日●最初からゴールデンで行こうと決めていたテレビ局が一斉に衣替えを行う春の番組改編。今回も各局、課題の時間帯に新番組を投入したり、リニューアルを図ったりと、録画視聴が増える中でリアルタイム視聴を取り込むためのタイムテーブルを作成した。この戦略を考えるのが、"テレビ局の中枢"とも言われる「編成部」。今回は、民放キー局の「編成部長」に、春改編を総括してもらい、今後の展望についても語ってもらった。4番目に登場するのは、他局にないオリジナリティあふれる番組制作でおなじみのテレビ東京。この4月にも、終電を逃した人にフォーカスを当てる『家、ついて行ってイイですか?』という実に"テレ東らしい"番組が、深夜のレギュラー化から半年でゴールデンに進出した。この土曜夜の改革の成果は――?(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区)――今年の春改編は、木~土曜を中心に着手したと説明されていました。やはり目玉は『土曜スペシャル』を縮小させ、20時台に『家、ついて行ってイイですか?』を深夜から進出させたことだと思うのですが、ここまでの状況はいかがですか?これまで『土曜スペシャル』は良い時に視聴率10%を超えていたんですが、NHKさんで『ブラタモリ』、テレ朝さんで『池上彰のニュースそうだったのか!!』が始まるなど環境が変わって、数字がとれなくなってきたので、改編しました。『土スペ』『家ついて行って』共に同時間帯の数字はちょっと下がっていますが、『家ついて行って』は、内容的にはとても良いので、辛抱してやっていったら、徐々に認知されていくと思っています。――深夜でレギュラー化されてから半年でのゴールデン進出でした。とても迅速な決断だったように見えます。もともとゴールデンで行こうと踏んでいたんです。特番はやっていたんですが、家ついて行っていい人がどれくらいいるのか未知数で、レギュラーになってもあのスタイルで回していけるのかというのが一番不安だったので、制作体制を作ってもらうために、昨年10月に深夜でレギュラー化させ、大丈夫だったら4月からゴールデンで行こうと決めていました。深夜でやっていた時は、M2(男性20~34歳)・F2(女性20~34歳)、男女の30代・40代も非常に多くのファンが付いてくれたので、土曜なら20時台でも視聴習慣さえつけば、年配層も含め幅広い層で見てもらえると考えています。――ほかにも、『木曜8時のコンサート』を『金曜7時のコンサート』に移動させ、木曜20時台に『世界!ニッポン行きたい人応援団』をスタートさせました。こちらはいかがですか?木曜は若い層の数字もとれて上がりました。金曜は少し下がっているという状況です。総論として、4月の熊本地震で潮目が変わってきたという気がしています。東日本大震災の時も随分感じたのですが、大きな災害があると、NHKさんに大きくとられる傾向があって、中でも年配の視聴者層に支えられているテレ東が、一番影響を受けやすいんです。それに春の改編で『クローズアップ現代』が22時に移動して、19時半から娯楽番組が始まったので、19時台・20時台が食われていますね。そういうこともあるので、全日帯・ゴールデン帯を含めて視聴率は全体的に下がっていますが、今は我慢するしかないという気持ちで辛抱しています。――いろいろ騒動になりました『開運!なんでも鑑定団』も、若返りを図ってリニューアルされましたよね。こちらの効果はいかがですか?世帯視聴率でいうと、昨年の同時期からはちょっとだけ下がっていますが、今まで支えてくださった高齢層だけに頼らず、40代・50代の層を取り込むという方針を出してリニューアルして、そこの層は確実に増えています。引き続き、高齢層の方々にも見ていただきながら、40・50代も狙っていきたいと思います。――朝の情報番組は7時半スタートから、6時40分スタートに前倒しして『モーニングチャージ!』にリニューアルされました。このゾーンを開拓するのは諦めずにやっていかなければいけないので、まさに辛抱の時間帯ですね。『Newsモーニングサテライト』という経済色の強い番組を受け、男性30~40代、女性の50代を意識して経済ネタの特集を構成するようにしたのですが、数字は上がってきているので、今の時間の方が戦いやすいと考えています。もうちょっと伸ばしていきたいと思っているので、編成的にはまだまだ辛抱です。(C)テレビ東京●社屋移転でもう1回ブランド確立を――― 一方ドラマでは、土曜深夜に「土曜ドラマ24」を新設して『昼のセント酒』をスタートさせました。こちらは金曜深夜の「ドラマ24」の成功を受けて、ドラマ枠を増設したということでしょうか。もちろんそれもありますが、今回Amazonプライム・ビデオでも配信するという新しいスキームで番組を構築できることになりましたので、テレビ東京らしい話題性の高いものを出そうということでスタートしました。人気シリーズ『孤独のグルメ』の久住昌之さん原案の『昼のセント酒』は初回2%台で、最近は3.2%をマークするなど、この時間では結構いい数字がとれるようになってきて、Amazonさんでの配信も好調だと聞いています。次の7月クールも欅坂46総出演の『徳山大五郎を誰が殺したか?』と、話題になるものを提供していきます。――金曜20時台と、24時台も7月スタートの新ドラマが出そろいましたね。こちらの期待はいかがですか。「金曜8時のドラマ」は伊原剛志さん主演の『ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~』です。この秋に市場が移転する築地が舞台ということでタイムリーだと思いますし、20時台ということでドラマとしては時間帯が早いので、この枠では人情モノ、喜劇というのが求められていると思って決めました。――『三匹のおっさん』や『釣りバカ日誌』も好評でしたね。何年かやらせていただいた中での分析から、やはりその辺が当たりどころですね。共同テレビで『リーガルハイ』や『アンフェア』などを手がけてきた稲田秀樹さんが、テレビ東京に移籍して最初のプロデュース作品ということで、新しい手腕にも期待しています。――金曜24時台は生瀬勝久さん主演で『侠飯~おとこめし~』。また"夜食テロ"になりそうな予感です(笑)テレ朝さんも23時台で料理を扱ったドラマになるそうなので、ちょっとお腹いっぱいになってしまう恐れもありますが(笑)、やはり生瀬さんにやっていただくので非常に面白い作品になると期待しています。――秋には六本木3丁目に社屋を移転されますね。編成的な盛り上げ展開も行っていく予定ですか?他局さんのように自前で社屋を作って移転するということではないので、地味にやっていきたいと思います(笑)。それに、「引っ越しなんて自分たちの勝手な話だろ」ということもあるのですが、移転に引っ掛け、「六本木3丁目移転プロジェクト」と題して、力を入れた大型の特番は仕掛けていこうと思っています。第1弾は宮部みゆきさん原作の『模倣犯』を、中谷美紀さんの主演で初めてテレビドラマ化します。これを機会にもう1回テレビ東京のブランドイメージを確立したいという狙いもあります。――新社屋といえば、昨年の『テレ東音楽祭(2)』で、関ジャニ∞さんが工事中の建物内で歌っていましたね(笑)今年も『テレ東音楽祭(3)』(きょう29日18:25~22:48放送)がありますが、かなりパワーアップしています。最初は2部制で演歌・歌謡曲と若めの曲を分けていたんですが、今年が3回目になってどんどん若い方にシフトしていて、かなり多くの人気アーティストの方々に出ていただけるようになりました。――10月改編に向けての展望はいかがでしょうか。正直言って4月の改編でずば抜けて良くなったという番組は今のところありません。うちの番組は他局さんと違って、ジワジワと良くなっていくという特性がありますので、辛抱強く我慢しながら、やり続けていくしかないと思っています。その上で、木・金・土の検証をしっかりやって、辛抱できない番組もあるかもしれないですが、なるべく定着させるために頑張っていきたいとは思っています。また、演歌・歌謡番組や2時間ドラマのような年配層向けの番組はどんどんBSで見る時代になってきて、地上波では厳しいという認識もあるので、この先いろいろ考えていかなければならない時期に来ていると思いますね。特にうちは年配層を多く持っているのですが、今後のことを考えて30代・40代もとっていきたい。『YOUは何しに日本へ?』や『ありえへん∞世界』、昨年10月にスタートした『ウソのような本当の瞬間! 30秒後に絶対見られるTV』は、その層が高くなってきているので、『家、ついて行ってイイですか?』もそうしていきたいですね。(C)テレビ東京(C)「侠飯~おとこめし~」製作委員会
2016年06月29日女優・中谷美紀がテレビ東京系ドラマスペシャル 宮部みゆきサスペンス『模倣犯』(2016年放送)に主演することが28日、わかった。同作は小説家・宮部みゆきのベストセラーが原作。「第52回芸術選奨文部科学大臣賞」「第55回毎日出版文化賞特別賞」「第5回司馬遼太郎賞」「このミステリーがすごい!2002年版」などを受賞し、発行部数は420万部を突破している。2002年には、中居正広主演の映画版も公開された。事件を追うルポライター・前畑滋子を演じる中谷は、「宮部さんは、人間の美しい部分も醜い部分も見事に表現されるので、読んでいて、連続殺人事件の真相をのぞき見したくなるような自分の嫌な部分を突きつけられる気がします」と、原作の深さを讃えた。役柄については「事件が起こったときのテレビの視聴者だったり、新聞や雑誌の読者の方々に一番目線が近い存在」と表現し、「いち主婦が何かを覆してみるというところが、視聴者の皆さんも共感しやすいキャラクターではないかと…夫と共に婚家の工場に住んでいますし、思いっきり庶民派です」と、背景を説明した。そして、「この作品のもっとも愛すべきところは、凄惨な事件が繰り広げられるけれど、その一方で、市井のこつこつと生きている人々の日常をものすごくいとおしく描いているところ。そんな日常の尊さをお伝えできたらいいなと思っています」と意気込んだ。原作は14年前の作品だが、中川順平チーフプロデューサーは「時代設定も、ネットや携帯、SNSの発達した現代にアレンジ」と明言。さらに、「恐ろしい犯罪と立ち向かわざるを得なくなった時、人はいかにふるまい、どう、それを乗り越えていくのか。強烈なサスペンスはもちろん、何よりも、ごく普通の人々が持つ、勇気と希望の物語にしたいと考えます。ご期待ください」と視聴者にメッセージを送った。このドラマは、同局が今年、新本社へ移転することを記念した「六本木3丁目移転プロジェクト」のドラマスペシャル第1弾。キャスト陣に注目の若手からベテランまでを迎え、大型スケールでの特番となっている。
2016年06月28日夭折の作家・伊藤計劃の小説3作を劇場アニメ化していく企画「Project Itoh」から新情報が解禁。一時は制作中断・公開延期に追い込まれながらも、本作チーフプロデューサー山本幸治が新スタジオ「ジェノスタジオ」を設立し制作が再開された『虐殺器官』の公開日が「今冬」で決定!併せて本作の新規映像が公開された。『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く“ノイタミナムービー”第2弾として大きな注目を集め、これまでに細谷佳正主演『屍者の帝国』、沢城みゆき主演『ハーモニー』が公開され話題を呼ぶ本企画。そのシリーズ最後を飾るのが、「ゼロ年代最高のフィクション」と称えられ、宮部みゆきや伊坂幸太郎らも絶賛した伊藤氏の鮮烈のデビュー作「虐殺器官」を映画化した本作だ。声優陣には、中村悠一(「おそ松さん」カラ松役)、石川界人(「境界のRINNE」主人公・六道りんね役)、梶裕貴(「進撃の巨人」主人公・エレン・イェーガー役)、三上哲(「SHERLOCK/シャーロック」ベネディクト・カンバーバッチの吹き替え)、小林沙苗(「The O.C.」ミーシャ・バートンの吹き替え)、櫻井孝宏(「PSYCHO-PASS サイコパス」槙島聖護役)、大塚明夫ら豪華実力派声優陣がキャスティング。この度、制作スタジオの倒産により公開延期、新スタジオ「ジェノスタジオ」で制作継続発表を経て、ついに公開日が「今冬」で決定!公開に先駆けて、本作の新規カットが公開。さらに本作の新規映像が6月9日のフジテレビ「ノイタミナ」にて初放送されると、制作スタッフの気合が伝わる、圧倒的なクオリティと映像体験が感じ取れる映像の仕上がりに、放送時にはネット上で「虐殺器官やっとだ~!」「虐殺器官楽しみだなーっ そしたら虐殺ハモニ屍者で上映会してほしい」「待ってたよ!!虐殺器官公開待ってた!!」と喜びの声が上がった。只今、本作のために設立された新スタジオ「ジェノスタジオ」で鋭意制作中とのこと。公式サイトにて公開中の新規映像を見ながら本作の完成を楽しみに待ちたい。『虐殺器官』は今冬、公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:屍者の帝国 2015年10月2日より全国にて公開(C) Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSESハーモニー 2015年11月13日より全国にて公開(C) Project Itoh / HARMONY
2016年06月10日ベストセラー作家・宮部みゆきの傑作ミステリーを前後編2部作で映画化。昨年全国公開され大ヒットした『ソロモンの偽証』。20日の「前篇・事件」地上波初放送に続き「後篇・裁判」が27日(金)、「金曜ロードSHOW!」でこちらも地上波初放送される。「前篇・事件」はクリスマスの朝、ある男子生徒の遺体が雪に埋もれた校庭で見つかり、警察は自殺と断定するが“殺人”の目撃者を名乗る者からクラスメイトを告発する告発状が学校に届く。過熱するマスコミ報道に無力な学校や親を見て、もう大人たちに任せておけないと生徒たちが学校内裁判を開廷する…という展開。今夜放送の「後篇・裁判」では開廷された学校内裁判の模様が描かれていく。前代未聞の生徒だけの校内裁判の被告は告発状によってクラスメイト殺害の嫌疑がかけられた問題児。校内裁判の提案者である藤野涼子は検事として彼の有罪を立証しようとする。対するは他校生ながら裁判に参加する神原和彦。さまざまな思惑が絡み合う中、真相を究明しようと彼らは奔走。そして裁判は思いもよらぬ人物の偽証で幕を閉じる。偽証の果てに彼らが見たものとは……。監督は『聯合艦隊司令長官 山本五十六』や『八日目の蝉』の成島出。中学生キャストたちは「日本映画最大規模」と言われた約1万人のオーディションで選ばれた33名の精鋭。6月公開の映画『クリーピー 偽りの隣人』の主演も控えた藤野涼子は本作の役名を芸名とし女優デビューしている。ドラマ「精霊の守り人」などで知られる板垣瑞生、「E-girls」のメンバーでもある石井杏奈、清水尋也、富田望生、「まえだまえだ」の前田航基、望月歩らがフレッシュに熱演している。その脇を固める大人キャストには佐々木蔵之介、永作博美、尾野真千子、黒木華らこちらも実力派俳優陣が集結した。金曜ロードSHOW!『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は27日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:ソロモンの偽証前篇・事件 2015年3月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会ソロモンの偽証後篇・裁判 2015年4月11日より全国にて公開(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会
2016年05月27日第25回日本映画批評家大賞授賞式が26日、都内で開催され、作品賞に『ソロモンの偽証』が選ばれた。同賞は、映画評論家の、故・水野晴郎さんが1991年に立ち上げ、「だれにも気兼ねなく、映画批評家たちが自分たちで賞を選ぶ」ことを趣旨に、映画評論家のみが選考委員として名を連ねる。作品賞に選ばれた『ソロモンの偽証』(松竹)は、宮部みゆき原作の法廷サスペンス。脚本賞に真辺克彦、新人女優賞に藤野涼子、新人男優賞に板垣瑞生と、4冠に輝いた。選考委員の島敏光は「一人一人全員が素晴らしい。その他大勢と言っていいような若者たちも一生懸命頑張って、役者の力、監督の力、作品の力が一つになり、日本映画を代表するような作品になった」と評価した。成島出監督は「映画監督になっていなかったら、もうこの世にいなかったと思う。映画に生かされているという思いがあります」と自身について語り、「日本映画を代表する賞をいただいて、今後も頑張って日本映画のために全力で行かせていただきたいと、思いを新たにしました」と、映画への思いを強く表した。また、監督賞には『バクマン。』の大根仁監督が選出された。自分では「まだ新人の気持ち」と話しながらも、「こういう賞をいただけるのであれば、これからは自分で映画監督と名乗っていきたいと思います」と決意。主演男優賞には『岸辺の旅』で選出された浅野忠信は「カンヌでも審査員賞(第69回カンヌ国際映画祭 ある視点部門)をいただいて、帰ってきてこの賞をいただけて、嬉しいですね」と喜びの言葉を発した。主演女優賞に選ばれた多部未華子(『ピースオブケイク』)は、2005年に新人女優賞を受賞しているが「10代でしたし、普通に就職していると思っていたので、びっくりしています」と振り返った。さらに「求められなければならない仕事ですので、どんな役でも、求められ続けたいと思います」と、今後の抱負を語った。○第25回日本映画批評家大賞 受賞リスト新人男優賞(南俊子賞)…山田涼介(『グラスホッパー』)新人男優賞(南俊子賞)…板垣瑞生(『ソロモンの偽証』)新人女優賞(小森和子賞)…藤野涼子(『ソロモンの偽証』)助演女優賞…満島ひかり(『駆込み女と駆出し男』)助演男優賞…伊藤淳史(『ビリギャル』)主演女優賞…多部未華子(『ピースオブケイク』)主演男優賞…浅野忠信(『岸辺の旅』)新人監督賞…松永大司(『トイレのピエタ』)監督賞…大根仁(『バクマン。』)選考委員特別賞…濱口竜介(『ハッピーアワー』)編集賞(浦岡敬一賞)…伊藤伸行(『天空の蜂』)ドキュメンタリー賞…松本貴子(『氷の花火 山口小夜子』)映画音楽賞…池永正二(『味園ユニバース』)脚本賞…真辺克彦(『ソロモンの偽証』)撮影賞…町田博(『FOUJITA』)特別賞…中みね子(『ゆずり葉の頃』)特別賞…豊島公会堂特別賞…松永文庫作品賞…松竹『ソロモンの偽証』ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)…草村礼子ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)…仁科亜季子ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)…浜田光夫ダイヤモンド大賞(淀川長治賞)…吉永小百合ダイヤモンド大賞(淀川長治賞)…山田洋次
2016年05月27日