ガチで恋するのって、たぶん誰にとってもキツイことであるはずです。ガチで誰かのことを好きになってしまえば、もう四六時中その人のことで頭がいっぱいになるし、自分が立っている人生の足場がぐらぐらと揺れるし・・・・・・これがつらくないはずがないですよね。だからときどき「わたし、いつも恋していたい!」とか、「生まれ変わったらずっと誰かに恋してる人になりたい」なんて言っている人を見ると、おいマジか?と思ってしまうわけですが。■■恋愛を楽しめる人に生まれ変わることって可能らしいですさて、たとえば報われなさそうな片思いをしているときって、誰でもつらいと思いますが、でも、そういう恋愛すら楽しんでいる人もいますよね。こういうちょっとキツイ(すごくキツイ)状況下で、どんな考え方を持つのかというのは、恋愛観を超えて、もう人生観そのものじゃないかなと、先日ふと思いました。人生を「修業期間である」と言う人もいれば、「楽しむためのもの」と言う人もいますよね。こういうのって、生まれもった性格と、後天的な性格との2つによって形成される性格だと、心理学の先生が言っていました。生まれもって「人生とは修行」だと思っている人は、今から少しずつ訓練することで、「人生は楽しんだ者勝ち」と思えるらしいです。訓練の内容は・・・・・・たとえば1日5分でいいので運動することなんだそうです。運動って、スクワット100回とか、10キロマラソンみたいなしんどいことじゃなくて、1日5分歩くだけでもいいらしいのですが、軽く身体を動かしてあげると、徐々にポジティブな性格に変化していって、いろんなことを楽しみたいと思えるんだって!*失恋しても「わたし、また振られた!みんなで残念会してよ」なんて感じで、ネガティブな人が聞いたら、どこでそんなポジティブな考え方を仕入れてきたんですか?的な楽天家さんも、きっと世の中にはたくさんいて、でもすがるような思いで誰かに恋愛の相談をする人はきっと、そこまで楽天的になれないから悩んでいるわけで、人生ってもともと不平等にできてますね。■■恋愛を楽しめる考え方とは?恋愛を楽しむのがむずかしい人、というか、恋愛を含めいろんなことをすごく真剣に重たく考えがちな人は、楽しむ努力じゃなくて、楽しむ工夫をしてみるといいです。楽しむって、努力じゃないんですよね。この瞬間をどう楽しんでやろうか、という考えが自然にもたらす工夫、ここがポイントじゃないかなと思います。*先日、美味しくない定食屋さんに入ったある女子が「わたしにこのお店を任せてくれたら、すごく美味しい定食を作って繁盛店にするのにな」と言いました。この子、料理なんか1度もしたことないんですよね。しかも誰からも「あなたにこのお店を任せます」なんて言われてないのに。でもこういうことを、笑顔でしれっと言えるんですよね。その考え方、どこで教わったの?美味しくないお店に運悪く当たってしまうと、その日1日が超ブルーに思える人と、「わたいしにお店を任せてくれたら繁盛店に・・・・・・」と思える人のちがい。これってそっくりそのまま恋愛にも言えるんですよねえ。歯列矯正みたいに、自分の考え方をポジティブな方に矯正しようと意識すること――こういう「考え方」じゃなくて「ハウツー」がほしいんですよねと言いたい人もいると思うけど、でもどんな恋愛であってもそれを楽しそうにやっている人って、ベースの考え方がきちんとしています。若くてもちゃんとしています。恋愛を楽しめる考え方って、その瞬間を楽しみたい!損したくない!という、ものすごく単純なものなのかもしれません。(ひとみしょう/文筆家)【今夜はちょっと、恋の話をしよう】(ハウコレ編集部)
2018年04月23日巨匠・山田洋次監督が手掛ける『家族はつらいよ』シリーズ最新作『妻よ薔薇のように家族はつらいよIII』。この度、“主婦への讃歌”をテーマに贈る本作から、この度、恒例となっている平田家の家族会議シーンの場面写真が初公開された。3世代が同居する一家、平田家の家事を担ってきた主婦・史枝(夏川結衣)が家出をすることで、家族の暮らしが崩壊してゆく様をユーモラスに描いていく本作。今回シネマカフェにいち早く到着した写真では、そんな一家の家族会議の様子が。なにかと騒動が起こる平田家だが、その度に家族全員が揃って“家族会議”を行うのが恒例。しかし、今回解禁されたシーンでは、なぜか幸之助(西村まさ彦)と史枝の夫婦2人が不在…?史枝が家出し、てんやわんやの一行は、どうにかその打開策を思案。「憲子(蒼井優)に家族の面倒を見てもらう!」、「周造(橋爪功)と富子(吉行和子)は老人ホームへ!?」、さらには「家を売って都心のマンションを買う!」などと突拍子もない提案が。シリーズを重ねるごとに、グレードアップしていく掛け合いが見られる“家族会議”。山田監督がこのシーンの撮影現場で「つまりここは、この映画のテーマみたいなことなんです」と語っているように、まさに名場面となるこのシーンは見逃せない。『妻よ薔薇のように家族はつらいよIII』は5月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII 2018年5月25日より全国にて公開© 2018「妻よ薔薇のように家族はつらいよIII」製作委員会
2018年04月17日映画界の巨匠・山田洋次監督が描く喜劇映画『家族はつらいよ』シリーズ第3弾『妻よ薔薇のように家族はつらいよIII』。この度、本編映像初解禁となる本作の特報映像が到着した。あらすじ史枝(夏川結衣)は、育ち盛りの息子ふたりと夫・幸之助(西村まさ彦)、その両親三世代で暮らす主婦。ある日、家事の合間にうとうとしていた昼下がり、泥棒に入られ、冷蔵庫に隠しておいたへそくりを盗まれた!!夫から「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」と嫌味を言われ、余りに気遣いの無い言葉にそれまでたまっていた不満が爆発した史枝は、家を飛び出してしまう。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱!身体の具合の悪い富子(幸之助の母/吉行和子)に代わり周造(幸之助の父/橋爪功)が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦するがそんなこと続くわけがない。家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。家族会議、緊急召集!平田家崩壊の危機か!?ダメ夫を持つ全ての女性が笑って共感し、しみじみ泣けて励まされる。第1作目は「熟年離婚」、続く第2作目は「無縁社会」をテーマに描いてきた本シリーズ。山田監督が「今回は妻への賛歌です」と語っている今作では、三世代が同居する一家(平田家)の家事を担ってきた夏川結衣演じる主婦・史枝が家出をすることで、家族の暮らしが崩壊してゆく様をユーモラスに描いていく。公開された特報映像では、洗濯、料理、掃除、買い物…と家族のために“主婦の仕事”に励む史枝(夏川さん)の姿からスタート。しかしそんな史枝も我慢の限界に達し、家出!さらには、史枝の夫・幸之助(西村まさ彦)も家を飛び出す始末。ついに平田家崩壊!?この緊急事態を家族はどう乗り越えるのか…。『妻よ薔薇のように家族はつらいよIII』は5月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月15日山田洋次監督作『家族はつらいよ』シリーズの続編、『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』が、2018年5月25日(金)より全国公開される。山田洋次『家族はつらいよ』史上最大のピンチ『家族はつらいよ』は、50年以上にわたり、常にその時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次が、国民的映画「男はつらいよ」シリーズ終了後20年ぶりに製作した喜劇映画。2017年5月に公開された『家族はつらいよ2』は、「男はつらいよ」48作、「学校」4作、「虹をつかむ男」2作につづき、山田洋次16年ぶりのシリーズ化となり話題を集めた。そんな人気を受けて、決定した続編、第3弾『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』の製作。本作では、妻の反乱で、“あのドタバタ一家”に史上最大のピンチが訪れる。ことの発端は、妻・史枝のへそくりが泥棒に盗まれたことから始まる。そのことを知った夫・幸之助は、「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」という言葉を史枝に浴びせた。すると、史枝はそれまでたまっていた不満が爆発し、家を飛び出してしまう。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱。身体の具合の悪い幸之助の母・富子に代わり幸之助の父・周造が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦する。しかし、それも続かず、家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。しまいには、幸之助も「お前たち家族なんてうんざりだ!」と飛び出す始末に。果たして平田家はどうなってしまうのか……平田家の嫁・史枝に注目のストーリーシリーズを重ねるごとに、一家の家事すべてを担う平田家の嫁・史枝の存在に注目が集まり、観客から史枝への応援の声が多く寄せられるようになったという。家事という労働、奥様の存在を巡る家族の大騒動に誰もが共感し、笑い、そして涙する。これぞ日本映画、日本の笑いともいえる喜劇映画の真骨頂が、さらにパワーアップする。橋爪功、夏川結衣などおなじみのキャストキャストは、2011年の「東京家族」からおなじみの“家族”を演じた8名の実力派豪華俳優陣が4度目の結集。本作での核となる長男夫婦は、西村まさ彦と夏川結衣、橋爪功と吉行和子は熟年夫婦を演じる。そして、長女夫婦に中嶋朋子と林家正蔵、次男カップルに妻夫木聡と蒼井優らが扮する。また、シリーズでおなじみの小林稔侍、風吹ジュン、笹野高史、木場勝己、藤山扇治郎、徳永ゆうき、笑福亭鶴瓶らに加えて、新メンバーとして立川志らくが登場する。横尾忠則が手掛けたポスターポスターは、世界的なアーティストの横尾忠則の描き下ろし。山田洋次監督作品の『東京家族』を描いて以来、4度目のコラボレーションとなる。8本の薔薇に8人家族の肖像がそれぞれ描かれた、ビビッドでカラフルなポスターに仕上がっている。また、ハートが添えられたロゴデザインも横尾忠則によるものだ。ストーリー史枝(夏川結衣)は、育ち盛りの息子ふたりと夫・幸之助(西村まさ彦)、その両親3世代で暮らす主婦。ある日、家事の合間にうとうとしていた昼下がり、泥棒に入られ、冷蔵庫に隠しておいたへそくりを盗まれた!!夫から「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」と嫌味を言われ、余りに気遣いの無い言葉にそれまでたまっていた不満が爆発した史枝は、家を飛び出してしまう。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱!身体の具合の悪い富子(幸之助の母/吉行和子)に代わり周造(幸之助の父/橋爪功)が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦するがそんなこと続くわけがない。家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。家族会議、緊急召集!平田家崩壊の危機か!?『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』公開時期:2018年5月25日(金)監督:山田洋次脚本:山田洋次、平松恵美子出演:橋爪功、吉行和子、西村まさ彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優制作・配給:松竹株式会社■関連情報『家族はつらいよ2』発売日:11月3日(金・祝)・豪華版(初回限定生産)ブルーレイ&DVD(3枚組):5,800円+税・通常版ブルーレイ:4,700円+税・通常版DVD:3,800円+税発売・販売元:松竹© 2017「家族はつらいよ2」製作委員会
2017年10月13日50年以上にわたり常にその時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次監督が、国民的映画『男はつらいよ』シリーズ終了後20年ぶりに製作したファン待望の喜劇映画『家族はつらいよ』のシリーズ3作目が製作されることが決定。タイトルを新たに『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』として、来年5月に公開される。■あらすじ史枝(夏川結衣)は、育ち盛りの息子ふたりと夫・幸之助(西村まさ彦)、その両親3世代で暮らす主婦。ある日、家事の合間にうとうとしていた昼下がり、泥棒に入られ、冷蔵庫に隠しておいたへそくりを盗まれた!!夫から「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」と嫌味を言われ、余りに気遣いの無い言葉にそれまでたまっていた不満が爆発した史枝は、家を飛び出してしまう。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱!身体の具合の悪い富子(幸之助の母/吉行和子)に代わり周造(幸之助の父/橋爪功)が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦するがそんなこと続くわけがない。家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。家族会議、緊急召集!平田家崩壊の危機か――!?■山田洋次監督「今回は妻への賛歌です」『家族はつらいよ』は、2016年3月に1作目が公開されると、橋爪功×吉行和子の熟年夫婦の離婚危機とその騒動に出くわす家族の姿に人々が共感し大ヒット。続く今年5月には『家族はつらいよ2』が公開。そして公開すると同時に寄せられたファンからの続編を希望する声に背中を押される形で、この度シリーズ3作目の製作が決定した。作を重ねるごとに、夏川結衣演じる一家の家事すべてを担う平田家の嫁・史枝の存在に注目が集まり、観客から史枝への応援の声が多く寄せられるようになった本シリーズ。先日のクランクインにあたり、山田監督は「今回は妻への賛歌です。専業主婦の家事という仕事がどれだけ大変か、家族にとって主婦の存在がどれだけ重要な意味をもっているか。前回の作品は周造の友人が巻き起こす騒動で老人の貧困がテーマだったけれども、今回は内側に内在していた夫婦の問題が噴出し、それに対して家族たちがどう対応し、オロオロしながらどう乗り越えていくか、そこが前とは大きな違いです。このテーマは、ある種の重みを持っているので、そこをきちんと押さえて、楽しくも味わい深いどっしりとした喜劇をつくりたいと思います」とキャスト・スタッフに語っており、さらにパワーアップした山田ワールドが期待できそうだ。■お馴染みの豪華出演者たち出演には、『東京家族』からお馴染みの“家族”を演じた8名の実力派豪華俳優陣が、今回4度目の結集。橋爪さん×吉行さんを始め、本作での核となる長男夫婦に西村まさ彦×夏川さん、そして長女夫婦に中嶋朋子×林家正蔵、次男カップルに妻夫木聡×蒼井優らが。またシリーズお馴染みの小林稔侍、風吹ジュン、笹野高史、木場勝己、藤山扇治郎、徳永ゆうき、笑福亭鶴瓶も登場。さらに、立川志らくが山田組初参加を果たす。『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』は2018年5月、全国にて公開予定。『家族はつらいよ2』ブルーレイ&DVDは11月3日(金・祝)発売。(cinemacafe.net)
2017年10月08日矛盾を抱えていても放棄できない「家族」世の中には、自己啓発や心理、癒しなど、いろんな講座やサービスがありますね。和久井はいろいろ顔を出していて、モロ自己啓発のセミナーに行ったこともあるし、占い系の講座やビジネスセミナーにも顔を出したことがあります。これらはまったく方向性の異なるセミナーですが、意外なことに言っていることはすべて同じでした。それは「自分の心の声を聴き素直に生きること。そうすれば自然に自分と合わない人は距離ができて疎遠になる」です。ビジネスでもプライベートでも、どれほど世間体や周りの意見に流されてしまう人が多いのでしょうか。そしてそれで多くの人が悩んでいるようです。無理して誰かとつき合う必要も、自分を押し殺す必要もないんだということを、あらゆる手段で教えられないと、実行できないようなのです。自分に合わなかったり、不快な思いをさせられる人とは、距離を置けばいい。他人ならやりやすいですね。でもそれが家族だったら……? ハードルはもっとグッと高くなります。私たちは子どもの頃から「親に感謝しなさい」「親を尊敬しなさい」と教えられてきます。高校受験の模擬面接で「尊敬する人は両親」と答えるのが模範的回答でした。今はそれほど強制されないとは思いますが、それでも「家族という見返りのいらない相互労働関係」に社会はずいぶんと依存しています。子育ても介護も、家族内で完結していれば、社会保障はいりません。私たちは「家族は素晴らしいものだ」と教えられ、家族がどんなに矛盾を抱えていても、そこを放棄することは許されないプレッシャーを植え付けられています。『酔うと化け物になる父がつらい』は、毎晩のように泥酔する父親と、宗教にはまっている母親に育てられた女性のノンフィクションです。ストーリーは、幼少期、クソ男とつき合っていた青年期と、父の介護という大まかに3つのパートに分かれています。(c)︎菊池真理子(秋田書店)2017私にも将来、親を介護する時が来るかもしれません。事実、自分の子どもには自分と同じように結婚をして子どもを産んで、企業に勤めるべきだという親の期待は、今度は「自分を介護して欲しい」に変わったようです。それにはハッキリ「あなたたちの世話はしたくない」と告げました。親の飲酒に悩むわけでも、経済的に負担がかかっているわけでもありません。冷たいでしょうか。でも私はこれ以上、親の都合に振り回されたくないのです。それでも、いざというときになってすべてを否定できるかはわかりません。親を拒否しても心は晴れません。だからといって、したくない約束をする気にもなれません。どういう選択をしても、恐らく気持ちが晴れることはないのでしょう。この面倒くささこそが「家族」だと思うのです。その、家族から与えられた孤独感を埋めてくれる誰かを、私はずっと探しているんです。以前、親しかった女性から聞いた言葉を思い出します。「人間は、どうしようもなく孤独なんです。それがわからないうちは、幸せにはなれませんよ」家庭環境に関わらず、多くの人が孤独を感じているのかもしれません。過干渉でも、不干渉でも、どちらも人は満たされません。そのどうしようもないさみしさを、お酒で埋めようとする人もいれば、セックスで埋めようとする人もいる。宗教や占いに頼る人もいれば、何かのセミナーに夢中になる人もいる。「酔うと化け物になる父がつらい」に登場する人たち……父親、母親、DVの彼氏、主人公、妹と、誰もが孤独や自己肯定感と戦っています。家族がいても、ひとりでいても、孤独なのは同じかもしれません。家族に対するモヤモヤとした気持ちは親から子へ受け継がれて、輪廻のようにグルグルとめぐっているのでしょう。だから『酔うと化け物になる父がつらい』のテーマである「親の飲酒」が自分に当てはまらなくても、描かれている多くのことが胸に刺さり、共感を呼ぶのだと思います。とても、辛い作品です。家族を許しても、許さなくてもいいのだと思います。自分ができるようにしかできないのだから。Text/和久井香菜子前回記事<連載40年、既刊62巻。少女マンガの名作『王家の紋章』で自宅にいながら大冒険へ>もチェック!時間がたくさんある大型連休だからこそ、超長編の少女マンガをゆったり楽しむチャンス!
2017年09月29日『男はつらいよ』の山田洋次監督がシリーズ終了後、約20年ぶりに生み出した喜劇映画の最新作『家族はつらいよ2』。本作で山田監督作品に初出演を果たしたのが、劇団ひとり。以前より『男はつらいよ』の大ファンだと語るひとりさんが、山田監督のある演出に大感激を受けるメイキング映像がシネマカフェに到着した。平田周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年――。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを、長男夫婦(西村雅彦&夏川結衣)、長女夫婦(中嶋朋子&林家正蔵)、次男夫婦(妻夫木聡&蒼井優)でなすりつけ合ううちに、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく。そんな中、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれるが…。本作でひとりさんが演じているのは、ある事件をきっかけに平田家にやってきた敏腕刑事。以前より『男はつらいよ』シリーズの大ファンであることを公言しているひとりさんは、山田監督のこだわりあふれる演出を直に受け、大感激したという。例えば、平田家で2階に上がるシーン。映像では「『男はつらいよ』って、寅さんが階段のぼっていくときに捨て台詞をよく言うんですよ」と、ひとりさんが語りながら、もともとはセリフのなかったシーンにその場でどんどんセリフを足していく様子が映し出されていく。さらに、指先一つの動きまで、こだわる山田監督の演出に、「おそらく『男はつらいよ』の寅さんとタコ社長の喧嘩シーンも、こんな風に一手ずつ細かく決めてらしたんだな」と感激の面持ちで山田監督の演出について明かしている。その洗練された演出が、本編ではどのように仕上がっているのか。劇場中が笑いに包まれるという本作の裏側を、この映像から確かめてみて。『家族はつらいよ2』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:家族はつらいよ2 2017年5月27日より全国にて公開(C) 「家族はつらいよ2」製作委員会
2017年06月01日5月27日公開の映画『家族はつらいよ2』の公開直前イベントが15日、東京・豊洲のユナイテッドシネマ豊洲で行われ、山田洋次監督をはじめ、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、林家正蔵、中嶋朋子、妻夫木聡、蒼井優が出席した。2013年公開の『東京家族』で一家を演じた橋爪功、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャストが山田洋次監督のもとに再結集して大ヒットをした昨年公開の映画『家族はつらいよ』。本作は、その続編となるもので、お馴染みとなった平田家に新たな大事件が巻き起こる、というストーリーとなっている。公開まで2週間を切ったこの日は、女性限定の試写会が行われ、上映後に山田監督と平田家の面々を演じたキャスト陣が勢揃い。冒頭で山田監督が「いよいよ封切りが迫ってきました。今日はこのイベントのために家族全員が集まってくれました。僕も久し振りにこうしてお会いすることが出来てとってもうれしいです」とキャスト陣に感謝した。また、劇中で大きな山場でもある家族会議のシーンについて妻夫木は「映画の中では楽しい感じで進んでいますが、1つの戦いが始まるといった感じでしたね。笑いって難しくて、自分たちも冷静に監督の仰ることを一つ一つ聞き逃さずやることが大事で、特に集中を高めないといけませんでした。みんな緊張感をもってやっていましたよ」としみじみ。その妻夫木演じる庄太の妻・憲子役の蒼井は「今回も家族会議のシーンが山場だったので、終わったら美味しいご飯屋さんを橋爪さんが予約して、みんなで美味しいお酒を飲みました」と振り返っていた。イベント中には、来場者の家族会議にかけたいテーマを、登壇者が論じるコーナーがあり、平田家と同じく3世代同居が話題に。現在3世代同居中の正蔵は「大変なんだから! 母(海老名香葉子)が、嫁のいない時に嫁のことを言う。母ががいない時に、嫁が母のことを言う。すごく辛いんですよ。どっちも全部聞いてあげて、心にもないけど、どっちのことも悪く言わない。そうしないと上手く行かないと思いますよ」とリアルな言葉も。それを聞いた蒼井は「正蔵さん、お家で大変なんですね。(観客の)女性の皆さんの意見を聞けるはずが、正蔵さんの印象が強かったです」と正蔵を気にかけている様子だった。映画『家族はつらいよ2』は、5月27日より全国公開。
2017年05月15日国民的映画シリーズ『男はつらいよ』の山田洋次監督が、約20年ぶりに生み出した喜劇映画がさらにパワーアップして帰ってくる『家族はつらいよ2』。本日5月4日の「みどりの日」は「ファミリーの日」でもあることから、お馴染みとなったあの平田家から新たな“家族写真”が到着した。前作で熟年離婚の危機を乗り越えた平田周造&富子夫婦には、橋爪功・吉行和子。その長男夫婦を西村雅彦・夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子・林家正蔵、次男夫婦を妻夫木聡・蒼井優が最高のアンサンブルで演じている本作。さらに、周造の高校時代の友人・丸田役を小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役を風吹ジュンが演じるほか、劇団ひとり、笑福亭鶴瓶ら豪華キャストも加わり、前作にも増して笑いのボルテージはパワーアップしている。そして本日、中華料理店チェーン「東天紅」の公募から誕生した「ファミリーの日」に合わせ、平田家の面々が一堂に会した場面写真が一挙解禁。高齢の父・周造(橋爪功)を心配し、車の運転をやめるよう説得に実家を訪れた次男・庄太(妻夫木聡)と妻の憲子(蒼井優)。しかし当の本人は、運転をやめるどころか新車の購入を目論んでいた。そのことを嬉しそうに話す周造に、やはり運転はさせまいと長男の妻・史枝(夏川結衣)と3人総出で説得するも聞く耳なし。家族から詰め寄られた周造はふてくされ、「不愉快だ!」と激怒して、自室に入ってしまう。だが、他の家族はいえば…「いつものこと」と、周造が怒っているのもおかまいなし。憲子の手土産のケーキをみんなで食べ始めるのだった――。しょっちゅう喧嘩をするし、正直、面倒くさいなと思うこともある家族。でも、家族だからこそ、厳しいことも言い合える、誰よりも分かり合える関係なのだ。普段は意識していない、何気ないあたたかな幸せを感じさせるシーンの数々は必見だ。『家族はつらいよ2』は5月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:家族はつらいよ2 2017年5月27日より全国にて公開(C) 「家族はつらいよ2」製作委員会
2017年05月04日「ピンピンコロリ」という言葉がありますね。病気に苦しむことなく元気に過ごし、ある日突然コロリと逝くさまを表しているものです。長患いで苦しむことがなく、家族に介護などの迷惑もかけないという点から、日本では理想の最期として捉えられることが多いこの「ピンピンコロリ」。実際のところはどうなのでしょうか?本当に“いい死に方”なのでしょうか。今回は、家族を突然死で亡くした人たちの体験談をもとに考えていきましょう。●(1)苦しまずに逝けたようだった『仲間たちが長い闘病の果てに相次いで無くなり、取り残されてしまった祖父。葬儀から帰ってくるたびに「アイツあんなに恰幅良かったのに、ゲッソリ痩せこけちゃってたよ。長患いはイヤなもんだ。俺が死ぬときはコロっと逝きたいね」なんてこぼしていました。そんな祖父が亡くなったのは2月の寒い朝のことです。釣りに行くため、いつものように車に乗りに行ったのですが、いっこうに出庫しない。不審に思った母が様子を見に行くと、運転席に突っ伏して意識を失っていました。あわてて救急車を呼んだのですが間に合わず、帰らぬ人となりました。解剖の結果、死因は心筋梗塞だったそうです。祖父の携帯には、倒れる直前に仲間に送ったらしい「今から行く。いい天気でよかった!」というメールが残っていました。本人も、まさかこうなるとは思わなかったのでしょうね。死に顔は安らかだったので、苦しまずに済んだんじゃないかな と思ってます』(20代女性/会社員)東京都監察医務院によると、突然死の中で最も多いのは急性心臓死だそうです。このエピソードのように、直前まで元気でメールまで送っていたにもかかわらず、バタリと倒れてしまうというケースも見られます。突然の別れはつらいですが、本人が望んでいた通りに最期を迎えられたことは多少の救いになるかもしれません。こちらの方もお墓参りのたびに、家族とそんな話をなさっているそうです。●(2)何にもしてあげられなくてつらかった一方、いいことばかりではないと述べる人もいました。『大学でひとり暮らしとなり、そのまま就職、結婚。実家にはほとんど顔を出しませんでした。子どもが生まれて母の偉大さに気づいたものの、子育てのバタバタで帰省しないまま数年。いつか行こうと思ったまま、ずっと先送りにしていたんです。そんな折、実家の父から電話がありました。母が急に亡くなったとのことでした。急いで病院にかけつけましたが、死に目には間に合いませんでした。母は朝ふつうにお弁当を作って父を送り出し、昼にスーパーに買い出しに行き、その先で急に倒れたということです。大動脈瘤破裂という病気で、俳優の阿藤快さんが亡くなったのと同じものです。あまりにも唐突に訪れた死。話したいこと、謝りたいこともあったのに何も伝えられなかった。連れて行ってあげたい場所もたくさんあったし、子育ての話もたくさんしたかった。心の準備もお別れも何もできませんでした 。今でも後悔しています』(40代女性/主婦)元気なうちは、いつでも会える、また今度話せるという思いから、やりとりを疎かにしてしまいがち。しかし突然の死でこんなふうに引き裂かれてしまうと、それは大きな悔いとなってしまいます。もしも闘病期間を経ての別れだったのであれば、そのあいだに気持ちを整理したり、じっくり話したりすることもできるでしょう。思い出づくりにいろいろな場所をめぐることだってできるかもしれません。しかし「ピンピンコロリ」だと、どうしてもそれができないのです。そう考えると少し寂しい気もしますね。●(3)尻拭いが大変だったインタビューを重ねていくと、こんな体験談も聞けました。酒好きのおじい様を突然死で亡くした男性からのお話です。『いつまでも起きてこないので部屋を見に行ったら、布団の中で既に亡くなっていました。前の晩もいつものように飲んで大騒ぎしてたのに。ビックリしたのは、家にたくさん警察が来たこと。発見したときの状況、家族が何をしていたかなど、何人もの警官にかわるがわる何度も同じことを聞かれ、まるで取り調べを受けているようでイライラしました。こっちはショックで動転していて、うまく話せるわけもないでしょう。解剖するって持って行かれたけど、結局死因も分からずじまい。しかも、あとの処理がすごく大変でした。内容がわからない督促状や借金明細 、いくつも出てくる謎のクレジットカード。何のお金なのか、誰から借りたのか全くわからない。頼みの綱は爺ちゃんが使ってたスマホなのですが、ロックがかかっていて中を見ることができず最後まで詳細不明。わからないことだらけで途方に暮れ、家族みんなクタクタになりました』(30代男性/自営業)突然死の場合、身辺整理をしないまま亡くなってしまうことが非常に多いです。借金などがあった場合、残された家族が尻拭いをしなければなりません。時には手続きにパスワードや印鑑などが必要なこともあり、それらがわからないととても大変な思いをします。この方はご自身の経験から、「自分は家族に迷惑をかけたくない」と思い書店でエンディングノートを購入したそうです。元気なうちに情報を書き込んでおけば、万が一のときにも安心とのことでした。----------いかがでしたか?一般的には理想とされている「ピンピンコロリ」ですが、いい面ばかりではないようですね。どんなあり方であっても、生きていれば必ず最期の日は訪れます。死に方を考えるのは、生き方を考えること。あなたも一度じっくりと、“その日”の迎え方について考えてみませんか?●文/パピマミ編集部●モデル/杉村智子(まさとくん)
2017年04月20日巨匠・山田洋次監督が国民的映画『男はつらいよ』シリーズ終了後、約20年ぶりに生み出した新たな喜劇の続編『家族はつらいよ2』。本日4月4日(火)は「ピアノ調律の日」とのことで、妻夫木聡演じる平田家の二男、ピアノ調律師・庄太のお仕事カットが解禁となった。熟年離婚の危機を乗り越えた平田周造(橋爪功)と富子(吉行和子)。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく――。橋爪功×吉行和子の平田夫婦に加え、長男夫婦を西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子×林家正蔵、二男夫婦を妻夫木さん×蒼井優が演じる本作。さらに周造の高校時代の友人・丸田役の小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役の風吹ジュンほか、劇団ひとり、笑福亭鶴瓶ら豪華キャストも加わり、前作にも増して笑いのボルテージは最高潮に。そんな騒がしい一家の中、とりわけ温厚で落ち着いた性格の庄太を演じるのは、先日発表された日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞を受賞した妻夫木さん。本作では前作に引き続き、ピアノ調律師に扮している。4月4日は、4月=Aprilの頭文字がAで調律の基準音であり、A音は440Hzであることから「ピアノ調律の日」に制定されたとか。劇中では、プロ顔負けの繊細な手さばきでピアノを調律する妻夫木さんの姿は必見。また、わずかな音のずれも完璧に揃えてみせる仕事中の真剣な表情にも注目だ。もう1枚のカットでは、ピアノを試弾する姪っ子に向って義兄・泰蔵(正蔵さん)と微笑むおだやかな表情を見せ、家族の温かみを感じさせる印象的なシーンともなっている。『家族はつらいよ2』は5月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月04日『男はつらいよ』の山田洋次監督が、シリーズ終了後20年ぶりに生み出したまさに喜劇映画の決定版『家族はつらいよ』の続編『家族はつらいよ2』。この度、映画本編映像メディア初公開となる予告編が到着した。周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年――。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく…。そんな中、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれることになり、例のごとく召集された平田家の兄妹夫婦たち。だが家族会議は一転し、事態は思わ ぬ方向に――!?本作でもあのお騒がせ家族、橋爪功×吉行和子をはじめ長男夫婦の西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦の中嶋朋子×林家正蔵、次男夫婦の妻夫木聡×蒼井優といった平田家のメンバーが再集結。さらに橋爪さん演じる周造の高校時代の友人・丸田役に小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役に風吹ジュンが演じるほか、劇団ひとり、笑福亭鶴瓶ら豪華キャストが本作には出演している。すでに、山田監督自らが脚本を書き、演出をした特別予告篇が公開された本作だが、これには含まれていない映画の本編映像がこのほど到着。平田家のメンバーをはじめ、風吹さんや劇団ひとりさんらが登場する映像は、今回もはちゃめちゃな家族の大騒動に、観る人を思わずクスッとさせ、またそんな賑やかな様子に、どこか憧れるような家族の温かさを感じる予告編となっている。『家族はつらいよ2』は5月27日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年03月10日“熟年離婚”をめぐり大騒動を繰り広げる家族の姿を滑稽に、かつ温かく描いた『家族はつらいよ』の続編『家族はつらいよ2』。この度、前作に出演した“ニッポンの孫”をキャッチコピーに持つ演歌歌手・ 徳永ゆうきが本作にも出演することが明らかになった。周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか。嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、そんな家族の心を見透かした周造は「いつの間に俺の家族は言いたいことも素直に言えなくなってしまったんだ!もう崩壊しているな、この家族は!」と激怒してしまい、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく…。そんなある日、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれることになり、例のごとく召集された平田家の兄妹夫婦たち。だが家族会議は一転し、事態は思わぬ方向に。なんと、前日に周造が家に泊めていた故郷・広島の同級生・丸田(小林稔侍)が息を引き取っていたのだ。平穏な住宅街はまたたく間にサイレンとパトランプの喧騒に包まれて、救急隊は来る、警察は来る、そして鰻屋は来るわで、てんやわんやの大騒ぎに!果たして、平田家は再び平穏な日常を取り戻すことができるのか――?キャストには、熟年離婚の危機を乗り越えた夫婦橋爪功×吉行和子を始め、長男夫婦を西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子×林家正蔵、次男夫婦を妻夫木聡×蒼井優演じ、さらに小林稔侍、風吹ジュン、劇団ひとり、笑福亭鶴瓶ら豪華キャストも加わり新たな笑いを生み出している。今回徳永さんが演じるのは、前作に引き続きマイペースで調子のいい鰻屋。前作では短い出演時間にも関わらず、『男はつらいよ』のメインテーマを歌い上げるなど、大きな印象を残していった徳永さん。2014年「第56回輝く!日本レコード大賞」で新人賞受賞し注目され、映画『福福荘の福ちゃん』『アズミ・ハルコは行方不明』などで俳優としても活躍の場を広げる徳永さんが、今回はどのように登場するのか気になるところだ。さらに本作の応援ソングには、徳永さんが来年1月25日(水)にリリースするシングル「津軽の風」のカップリング曲「帰ろう我が家へ」が決定。楽曲は、力強さとしなやかさを兼ね備えたこれぞ演歌歌手・徳永ゆうきの真骨頂、といった仕上がりになっているという。『家族はつらいよ2』は2017年5月27日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年12月20日国民的映画『男はつらいよ』の山田洋次監督がシリーズ終了後20年ぶりに生み出し、大ヒットした喜劇映画『家族はつらいよ』。このほど、本作が中国の敏腕プロデューサーのもとリメイクされることが決定、中国全土で公開されることになった。“熟年離婚”をめぐって大騒動を繰り広げる家族の姿をコミカル、かつハートウォーミングに描いた本作。2016年3月に公開され、観客動員120万人、 興行収入13億円を記録するヒットとなり、橋爪功×吉行和子、西村雅彦×夏川結衣、林家正蔵×中嶋朋子、妻夫木聡×蒼井優といった平田家のメンバーが再び集結する『家族はつらいよ2』も、2017年5月に日本公開される。リメイクの話が持ち上がったのは、1作目の『家族はつらいよ』が完成した直後のこと。日本映画界とも長年精通しており、山田監督とも親交の深い中国映画プロデューサー、顧暁東(グ・シャオドン)氏が来日した際、『家族はつらいよ』を観てその面白さに舌を巻き、山田監督との会話で、家族の中で起こる騒動は万国共通なので、各国バージョンがあったら面白いのでは、という話がきっかけに。その後、6月に開催された第19回上海国際映画祭で、『家族はつらいよ』『母と暮せば』の2作品が招待上映された際にはチケットは完売し、上映後に観客から大喝采を受けた様子を見て、この企画が成功すると確信を得た顧プロデューサーは、いよいよ本格的にリメイクの実現を決意。顧プロデューサーからの申し出に山田監督も快諾し、正式にリメイク作品が始動した。中国版のタイトルは、『麻煩家族(マーファン・ジャーズー)』。日本語に訳すと「やっかいな家族」という意味になるそう。山田監督のオリジナル版を最大限に尊重した脚本作りを目指しつつ、舞台を北京市内に移し、3世代が同居する一家に巻き起こる、熟年離婚騒動を中心に描く。家族の設定や職業は基本的には原作を踏襲し、日本版で周造(橋爪さん)が行きつけにしている小料理屋が胡同の食堂になったり、家族会議で取る出前は鰻でなく北京ダックになっていたりと、中国版ならではの楽しい設定も見どころ。監督を務めるのは、チェン・カイコー監督『人生は琴の弦のように』の弟子のシートウ役や、中国版「深夜食堂」の主人公など、中国全土で知られる俳優としても活躍する傍ら、舞台演出やテレビドラマの監督なども手掛けている黄磊(ホワン・レイ)。本作が映画監督デビューとなり、俳優としても長男役(日本版では西村さん)で出演する。その他の出演者もいずれも中国の実力派俳優を揃え、魅力的なアンサンブルが期待できそうだ。また、エグゼクティブ・プロデューサーとして、チャウ・シンチーの『西遊記~はじまりのはじまり~』ほか、『グリーン・ディスティニー』『HERO』『単騎、千里を走る』、ジェット・リー主演『海洋天堂』などで知られるビル・コン(江志強)を迎え、中国国内5,000館という大規模な公開のプロジェクトとなる模様。撮影は11月14日にクランクインしており、主に北京市内で12月下旬まで行われる予定。中国での公開は、2017年4月28日を予定している(日本公開は未定)。『家族はつらいよ2』は2017年5月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月12日今年3月に公開された “熟年離婚”をめぐり大騒動を繰り広げる家族の姿を滑稽に、かつ温かく描いた映画『家族はつらいよ』。この度、その続編である『家族はつらいよ2』の予告編と、 横尾忠則がデザインしたポスタービジュアルが到着した。周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか。嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、そんな家族の心を見透かした周造は「いつの間に俺の家族は言いたいことも素直に言えなくなってしまったんだ!もう崩壊しているな、この家族は!」と激怒してしまい、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく。そんなある日、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれることになり、例のごとく召集された平田家の兄妹夫婦たち。だが、家族会議は一転し、事態は思わぬ方向に。なんと、前日に周造が家に泊めていた故郷・広島の同級生・丸田(小林稔侍)が息を引き取っていたのだ !平穏な住宅街はまたたく間にサイレンとパトランプの喧騒に包まれて、救急隊は来る、警察は来る、そして鰻屋は来るわで、てんやわんやの大騒ぎ!果たして、平田家は再び平穏な日常を取り戻すことができるのか――?『家族はつらいよ2』は、観客動員人数120万人、興行収入13億円を記録した『家族はつらいよ』の続編。国民的映画『男はつらいよ』の山田洋次監督が、シリーズ終了後20年ぶりに生み出した、まさに喜劇映画の決定版。あのお騒がせ家族、橋爪功×吉行和子ら平田家のメンバーも再集結し、さらに橋爪さん演じる周造の高校時代の友人・丸田役に小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役に風吹ジュンが演じるほか、劇団ひとりら豪華キャストも参加。さらに今回中村鷹之資、丸山歩夢、徳永ゆうきが前作に引き続き出演しているほか、笑福亭鶴瓶がまさかの役どころで特別出演していることも発表された。そしてこの度、豪華キャストの最新映像が初めて披露される、本作の予告編が解禁。今回の予告編は数々の名作を世に生み出してきた山田監督が、監督人生で初めて予告編のためだけに脚本を書き上げ、自ら演出を務めているのだ。「映画館では大いに笑って、楽しんで映画を観て欲しい」。そんな監督の映画に対する思いが詰まった、いままでに無い予告編となっている。さらに、本作のポスタービジュアルも併せて解禁。今回のポスターは、「山田洋次監督×横尾忠則」という2大巨匠の奇跡のコラボ。横尾氏が山田作品のポスターをデザインするのは、『東京家族』『家族はつらいよ』に続き3作目。映画の撮影中、横尾氏は週に2~3回ほど、山田監督とスタッフが使用するスタッフルーム内で絵を描き、ときにはセットを見に来て撮影現場を体感したり、山田監督やスタッフと創作についての様々な会話を重ね今回のポスターが完成したそう。なお、予告編とポスターは12月10日(月)より、順次全国の劇場にて展開予定。またこのポスターは、限定1,000枚しか存在せず、その全てにナンバリングが施されている超レアなポスター仕様となっている。『家族はつらいよ2』は2017年5月27日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年12月08日山田洋次監督が“熟年離婚”をめぐって大騒動を繰り広げる平田家の悲喜こもごもを描いた『家族はつらいよ』が、さらにパワーアップして帰ってくる『家族はつらいよ2』。このほど、“喜劇王”と称された藤山寛美を祖父に持ち、『団地』の藤山直美を伯母に持つ喜劇俳優・藤山扇治郎が本作で映画初出演。頼りない新米巡査となって、平田家と関わることになった。本作には、あのお騒がせ家族・平田家のメンバーがもちろん再集結。熟年離婚の危機を乗り越えた夫婦には橋爪功×吉行和子。長男夫婦を西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子×林家正蔵、次男夫婦を妻夫木聡×蒼井優が最高のアンサンブルで演じ、小林稔侍、風吹ジュンらも参戦する中、この度、扇治郎さんが初映画にして、祖父・寛美さんと『キネマの天地』(’86)などでタッグを組んだ山田監督作品に初出演。藤山さんは、周造(橋爪さん)の旧友・丸田(小林さん)が突然死を遂げてしまうことから大騒動を巻き起こす平田家に、通報を受けてやってくる頼りない新米巡査・中村役に。おっちょこちょいでひ弱な中村は、警察官としてやってきたにもかかわらず、自らも平田家で騒動を起こしてしまうという。どうも頼りない巡査と、相変わらずの“お騒がせ家族”とのアンサンブルは、まさに抱腹絶倒となりそう。藤山さんは、山田監督について、「すごい大御所と伺っていましたが、それを通り越して仏様みたいな方やなあと思っていました。私が緊張していましたら、『おじいさんの松竹新喜劇は大好きでね、僕も喜劇の映画を撮るのが好きなんだよ』とか、演技のこととか、芝居のこととか、私にも分かるお話をしてくださり、『今回は身体を使った喜劇をあなたにやってもらいたい。だからと言って変わったことをするのではなく、喜劇は日常に起こりうることをする。あなたの役の警察官はちゃんと警察学校を出て、やる気満々なんだよ』」とアドバイスがあったことを明かし、「階段落ちのシーンや失神するシーンなど、身に余る経験をさせていただきました」と謙虚に(!?)コメント。そして「雲の上を歩いているような気持ちでした」という撮影をふり返り、「ずっと大汗をかいていまして、かきっぱなしの汗を拭おうとしていると、『いいんだよ、君の役は大汗をかくくらいじゃないと』と笑って私の緊張感をほぐしてもくれました」とも語り、監督とのエピソードはたくさんあった様子。さらに、「本当の家族のように、妻夫木さんや西村さんをはじめ共演者の方々が初めての私に気を使っていただき、声をいつもかけていただけたことも嬉しく、橋爪さんからおじいさんさんの話をゆっくりと聞かせていただけたことも私にとって財産になった経験でした!」とコメントを寄せた。『家族はつらいよ2』は2017年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月30日山田洋次監督映画『家族はつらいよ2』が、2017年5月27日(土)に全国の劇場で公開される。国民的映画『男はつらいよ』をはじめ、『武士の一分』『小さいおうち』など、50年以上にわたりその時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次監督による、『男はつらいよ』シリーズ終了後20年ぶりの喜劇『家族はつらいよ』。前回は“熟年離婚”がテーマだったが、続編となる『家族はつらいよ2』テーマは、“無縁社会”。監督の山田洋次は「喜劇映画では『死』を描くことはタブーだけれども、あえてそのタブーに挑み、その『死』がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います」と映画についてコメントしている。誰もが共感し、笑い、そして涙する。そんな山田ワールド全開の喜劇映画の真骨頂が、パワーアップしてスクリーンに帰って来る。キャストはお騒がせ家族・平田家のメンバーである橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が再集結。山田洋次監督に「最高のアンサンブル」と言わしめたキャスト8名によるドタバタ劇が、再びユーモアたっぷりに描かれる。さらに新しく、周造(橋爪功)の高校時代の友人・丸田役として小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役として風吹ジュンが出演。そのほか、劇団ひとり、笑福亭鶴瓶らもスクリーンに登場する。場面写真では、平田家の面々が一堂に会した様子が映し出されている。高齢の父親・周造を演じる橋爪功を心配し、車の運転をやめるよう説得にする庄太役の妻夫木聡と妻・憲子役の蒼井優。一方周造本人は、運転をやめるどころか新車の購入を目論んでいた。そのことを嬉しそうに話す周造に、やはり運転はさせまいと史枝(夏川結衣)も説得に。スクリーンではどんな家族劇が繰り広げられるのか、公開まで待ちきれない。【ストーリー】周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年―。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく―。そんな中、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれることになり、例のごとく召集された平田家の兄妹夫婦たち。だが、家族会議は一転し、事態は思わぬ方向に!?【作品情報】映画『家族はつらいよ2』公開時期:2017年2017年5月27日(土)監督:山田洋次脚本:山田洋次、平松恵美子出演:橋爪功 吉行和子/西村雅彦 夏川結衣/中嶋朋子 林家正蔵/妻夫木聡 蒼井優/風吹ジュン/小林稔侍ほか制作・配給:松竹株式会社■「家族はつらいよ」ブルーレイ&DVD 発売中・初回限定生産 豪華版・3枚組 5,800円+税<ブルーレイ&DVD本編ディスク+特典ディスク(DVD)>・通常版ブルーレイ 4,700円+税・通常版DVD 3,800円+税発売・販売元:松竹©2017「家族はつらいよ2」製作委員会
2016年08月06日3月に公開され、119万人を動員し興収13億円を記録した山田洋次監督の喜劇映画『家族はつらいよ』の続編となる『家族はつらいよII (仮題)』が製作されることが3日、発表された。国民的人気を誇る『男はつらいよ』(69年~)をはじめ、『武士の一分』(06年)、『おとうと』(10年)、『小さいおうち』(14年)など、50年以上にわたりその時代に生きる"家族"を撮り続けてきた山田監督による、『男はつらいよ』シリーズ終了後20年ぶりの喜劇となった前作。続編にも、お騒がせ家族・平田家を演じた橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が再び集結するほか、山田組初参加となるキャストの出演も予定されている。描かれるのは、平田周造(橋爪)と妻・富子(吉行)の離婚騒動から数年後。周造は、マイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車にへこみ傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した長男・幸之助夫婦(西村と夏川)が、免許を返上させることを画策する。頑固オヤジを説得する嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合うも、周造は意地でも運転を止めようとせず、一家はまたもや不穏な空気に。そんな周造がドライブ中、故郷の同級生と偶然出くわし、彼を自宅に泊めたことから、平田家にはさらなる騒動が襲いかかる。山田監督は、「40年以上も前になるけれども、新宿の映画館で『男はつらいよ』第1作を、観客が大きな声を出して笑っていたのを昨日のことのように覚えています」と回顧。その時、「もっともっと作ってくれ、俺たちまだまだ見てやるからな」という声が聞こえた気がしたそうで、前作でも「たくさんの方から『面白かった、これはシリーズになりますね』と言っていただきました。それは『男はつらいよ』をつくった時と同じでした」と振り返り、「そんな声に後押しされるような気持ちで作ろうと思います」と続編製作への心持ちを話す。前作のテーマは熟年離婚だったが、今回は「無縁社会」。喜劇映画で「『死』を描くことはタブーだけれども」と前置きしつつ、「あえてそのタブーに挑み、その『死』がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います」と狙いを明かし、「観客は笑いながら、大笑いしながら、格差社会の重苦しさにもふと思いをはせてくれれば」と呼びかける。加えて、「笑える映画を作ることは昔からのぼくの夢です。笑って笑ってシャツのボタンがちぎれてしまうような、そんな映画こそ作りたいんです」と強い思いを語った。続編は8月6日よりクランクイン。9月下旬のクランクアップを予定している。なお、前作『家族はつらいよ』のBlu-rayおよびDVDは、きょう3日から発売される。(C)2016「家族はつらいよ」製作委員会
2016年08月03日今年3月に公開された山田洋次監督の映画『家族はつらいよ』の続編の製作が決定した。平田家の面々(橋爪功・吉行和子、西村雅彦・夏川結衣、中嶋朋子・林家正蔵、妻夫木聡・蒼井優)が再び集結するほか、山田組初参加となる豪華キャストが出演するという。その他の写真長年連れ添った妻が、突然“熟年離婚”を切り出したことで、ひとつ屋根の下に暮らす家族が右往左往する姿を描いた人情喜劇『家族はつらいよ』は、3月に公開され観客動員人数119万人、興行収入13億円を突破するヒットを記録した。山田監督は「40年以上も前になるけれども、新宿の映画館で『男はつらいよ』第1作を、観客が大きな声を出して笑っていたのを昨日のことのように覚えています。『もっともっと作ってくれ、俺たちまだまだ観てやるからな』という声がそのとき、お客さんから聞こえたような気がしました。そして前作『家族はつらいよ』を観たたくさんの方から『面白かった、これはシリーズになりますね』と言って頂きました。それは『男はつらいよ』をつくった時と同じでした。今回もそんな声に後押しされるような気持ちで作ろうと思います」と決意を明かす。さらに「前回は“熟年離婚”がテーマでしたが、今回のテーマは、“無縁社会”です」と話し、「平田家の家族はしょっちゅう喧嘩をするし、家族なんて面倒臭いなぁと思っているんだけども、ある登場人物の悲しい人生、昔は格好良くて、女の子からもモテ、一生懸命働き、順調だったはずの男が、バブルの時代を越えて、どんどん生活が苦しくなり、滑り台を滑るように最後まで行ってしまう、そんな悲しい“死”を目の当たりにすることで、自分たちの幸せに改めて気づき、家族が新たな絆を作っていく、そんなお話です」と説明。「喜劇映画では“死”を描くことはタブーだけれども、あえてそのタブーに挑み、その“死”がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います。観客は笑いながら、大笑いしながら、格差社会の重苦しさにもふと思いを馳せてくれればいいなと思います。笑える映画を作ることは昔からのぼくの夢です。笑って笑ってシャツのボタンがちぎれてしまうような、そんな映画こそ作りたいんです」と語る山田監督。本作は、8月6日(土)にクランクインし、9月下旬にクランクアップ。12月に完成し、2017年初夏に公開される予定。『家族はつらいよII(仮題)』2017年初夏全国公開予定『家族はつらいよ』ブルーレイ&DVD 発売中初回限定生産:豪華版(3枚組):5800円+税通常版ブルーレイ:4700円+税通常版DVD:3800円+税発売・販売元:松竹
2016年08月03日山田洋次監督のもと、橋爪功や吉行和子、妻夫木聡、蒼井優らが集結した『家族はつらいよ』。『男はつらいよ』シリーズ終了後、山田監督20年ぶりの喜劇で話題を呼んだ本作のさらにパワーアップした続編が、スクリーンに帰ってくることが明らかになった。平田周造(橋爪功)と妻の富子(吉行和子)との離婚騒動から数年ーー。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した長男・幸之助夫婦(西村雅彦&夏川結衣)は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!? 嫌な役回りを兄妹夫婦(林家正蔵&中嶋朋子/妻夫木聡&蒼井優)でなすりつけ合う中、周造は意地でも運転を止めようとせず、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく。そんなある日、周造は居酒屋女将のかよ(風吹ジュン)とドライブ中に、故郷・広島の同級生・丸田吟平(小林稔侍)と偶然出くわす。かよの店で40数年ぶりに酒を酌み交わしたその夜、周造が丸田を自宅に泊めたことから、平田家にはさらなる騒動が襲いかかることに!国民的映画『男はつらいよ』をはじめ、『武士の一分』『おとうと』『小さいおうち』など、50年以上にわたり、その時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田監督による『家族はつらいよ』。今年3月に公開され、観客動員人数119万人、興行収入13億円を突破し、映画館を笑顔で包んだ同作品の続編製作が早くも決定。“熟年離婚”の危機を乗り越えた平田家を、また新たな騒動が襲う!?おなじみとなったあのお騒がせ家族・平田家のメンバーには、橋爪功&吉行和子、西村雅彦&夏川結衣、中嶋朋子&林家正蔵、妻夫木聡&蒼井優が再び集結し、1作目とは別人の役で小林稔侍も続投。さらに、山田組初参加となる豪華キャストの出演も予定されているという。誰もが共感し、笑い、そして涙する…そんな山田ワールド全開の本作は、日本の喜劇映画の新シリーズとなりそうだ。<山田洋次監督コメント>40年以上も前になるけれども、新宿の映画館で『男はつらいよ』第1作を、観客が大きな声を出して笑っていたのを昨日のことのように覚えています。「もっともっと作ってくれ、俺たちまだまだ観てやるからな」という声がそのとき、お客さんから聞こえたような気がしました。そして前作『家族はつらいよ』を観たたくさんの方から、「面白かった、これはシリーズになりますね」と言っていただきました。それは『男はつらいよ』をつくった時と同じでした。今回もそんな声に後押しされるような気持ちで作ろうと思います。前回は“熟年離婚”がテーマでしたが、今回のテーマは、“無縁社会”です。平田家の家族はしょっちゅう喧嘩をするし、家族なんて面倒臭いなぁと思っているんだけども、ある登場人物の悲しい人生、昔は格好良くて、女の子からもモテ、一生懸命働き、順調だったはずの男が、バブルの時代を越えて、どんどん生活が苦しくなり、滑り台を滑るように最後まで行ってしまう、そんな悲しい「死」を目の当たりにすることで、自分たちの幸せに改めて気づき、家族が新たな絆を作っていく、そんなお話です。喜劇映画では「死」を描くことはタブーだけれども、あえてそのタブーに挑み、その「死」がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います。観客は笑いながら、大笑いしながら、格差社会の重苦しさにもふと思いを馳せてくれればいいなと思います。笑える映画を作ることは昔からのぼくの夢です。笑って笑ってシャツのボタンがちぎれてしまうような、そんな映画こそ作りたいんです。『家族はつらいよII』(仮題)は2017年初夏、全国にて公開予定。『家族はつらいよ』ブルーレイ&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月03日名匠・山田洋次監督のもと、2013年の『東京家族』のキャスト8人が再集結し、東京郊外に住む一家を通じて現代の家族の姿を描き出す『家族はつらいよ』。このほど、本作でピアノに初挑戦した“次男”妻夫木聡の劇中写真が、シネマカフェに到着。蒼井優演じる恋人にプロポーズをする直前のシーンであることが明らかとなった。50年以上にわたり、その時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田監督が、『男はつらいよ』シリーズ終了から20年の時を経て、改めていまの“家族”を喜劇で描き出した本作。橋爪功×吉行和子が“離婚危機”に瀕する熟年夫婦を演じ、絶妙なコンビネーションを見せるほか、長男夫婦に西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦に中嶋朋子×林家正蔵、次男カップルに妻夫木さん×蒼井さんと、山田監督が「最高のアンサンブル」と太鼓判を押す『東京家族』のキャストが再結集した。今回WEB初公開となったのは、妻夫木さん演じる平田家の次男、庄太が華麗にピアノを弾く姿を収めた劇中写真。平田家に突然降りかかった、まさかの“熟年離婚”騒動をコミカルに描いた本作で、別れの危機に瀕する夫婦の一方、これから夫婦となる若いカップルが、庄太と、蒼井さん演じるその恋人・憲子だ。庄太は、平田家の緩衝材のような存在として、いまだ実家暮らしを続けているピアノ調律師。どこか頼りない彼も、ついに交際を続けていた憲子へのプロポーズを決意する。今回の写真は、その庄太が一世一代のプロポーズをする直前にピアノを演奏するシーンで、仕事先のコンサートホールに憲子を呼びだし、自ら調律したピアノでショパンを弾いた彼は、ずっと言えなかった大切な言葉をこの後、伝えることに…。華麗にピアノを弾く妻夫木さんの演技が光るこの素敵なシーン、実は撮影当初、庄太の職業は“ピアノの調律師”ではなく、なんと“大道具のスタッフ”だったという。衣装合わせや本読みを行ない、庄太の出番が始まる少し前まで撮影が進んでいた最中、山田監督が家族全体のバランスを再考。全ての設定を練り直した結果、庄太の職業が“大道具のスタッフ”から“ピアノの調律師”に変更になった。さらに、ピアノ経験のない妻夫木さんに、「調律の芝居の後に、ショパンのノクターンを少し弾いてもらいたい」と山田監督からまさかのリクエストが。妻夫木さんはその要望に応えるべく、すぐさま現場にピアノを取り寄せ、練習を開始。1か月半の猛特訓の甲斐あって、本番では難しいショパンの演奏を見事に弾きこなしていたという。そんな妻夫木さんの姿に、自ら難しい課題を与えた山田監督も「大したもんだ」と絶賛。彼の役者魂を感じさせるエピソードとなっている。『家族はつらいよ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月13日山田洋次監督が約20年ぶりに喜劇に挑んだ『家族はつらいよ』の初日舞台挨拶が3月12日(土)、都内で行われ、山田監督をはじめ、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、中村鷹之資、徳永ゆうきが登壇した。熟年離婚のピンチに直面したある家族が織りなす悲喜こもごもを、山田監督が2013年に発表した『東京家族』と同じキャスティングで描く本作。山田監督は「前回、みんなが仲良くなり、ある種の心地よい協和音が生まれた。せっかくのアンサンブルが、(『東京家族』だけで)終わってしまうのは、もったいない。スタッフも含めた家族のような絆が、スクリーンから伝われば」と挨拶し、「最近は、映画館がおとなしい。上映前に『お静かに』なんてCMが流れますけど、遠慮なく笑って、しゃべって見てください」とアピールした。この日は俳優陣が、妻や恋人を演じた女優陣に花束のプレゼント。橋爪さんは、吉行さんにチューリップを贈り「花言葉は永遠の愛。僕の妻といえば、吉行さんしかいませんから」と思わず照れ笑い。一方、吉行さんは「もう、本当に口がうまいんだから。でも、やっぱり言葉はうれしいですね。心にしまっていたんじゃ、気持ちはわからないから」と喜んでいた。また、妻夫木さんは、蒼井さんに“晴れやかな魅力”の花言葉をもつ黄色いラナンキュラスを渡し、「優ちゃんは、前回も今回も黄色い衣装を着ていたから。僕にとっては、太陽のような人だし、ピュアな印象もある」。この発言に、蒼井さんは「ピュアなら白じゃない?」とすかさず、ツッコミを入れ、劇中同様の息ピッタリ。山田監督は「幸せの黄色い女」と目を細めていた。『家族はつらいよ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月12日国民的映画『男はつらいよ』シリーズ終了から20年、50年以上にわたり“家族”をテーマに撮り続けてきた山田洋次監督の最新作『家族はつらいよ』。橋爪功と吉行和子の“離婚危機”をきっかけに妻夫木聡、林家正蔵らが繰り広げる“家族会議”の撮影の裏側が明らかになるメイキング写真が解禁された。結婚50年を迎えようとする夫婦。たまには妻に誕生日のプレゼントでも買ってやろうかと夫が欲しいものを聞いてみると、妻の答えはなんと…離婚届!一家に突然降りかかる、まさかの“熟年離婚”騒動に、子どもたちは大慌て。さらに、離婚騒動を解決しようと開かれた家族会議では、全員の不満があちらこちらから噴出して――?橋爪さんと吉行さんが“離婚危機”に瀕する熟年夫婦を演じ、長男夫婦に西村雅彦と夏川結衣、長女夫婦に中嶋朋子と林家さん、次男カップルを妻夫木さんと蒼井優が務め、『東京家族』のキャスト8人が再び集結した本作。今回解禁された写真は、劇中一番の見どころとなる“家族会議”の緊張感漂う撮影の裏側を収めたメイキング写真。山田監督作品では1カット1カットを丁寧に撮影していくため、一日に台本1ページ、あるいは1カットだけしか進まないということも珍しくない中、この家族会議のシーンは台本15ページにも渡っており、山田組にとっては近年例のない分量だったよう。さらにこのシーンには、妻夫木さん演じる次男・庄太が蒼井さん演じる恋人の憲子を家族に紹介したり、吉行さん演じる富子が橋爪さん演じる夫・周造への不満を長台詞で語ったり、それにつられて兄妹・夫婦間でも不満が噴出し始め喧嘩になったりと、いくつもの見せ場が用意されている。監督は「橋爪さん、この台詞のときに笑ってくれませんか、で、夏川君は橋爪さんを睨む」「ちょっと待て!西村君、バランスボールにもたれるとどうなりますか」など、このシーンをより楽しくするために次々とアイデアを出していき、台詞ひとつひとつの抑揚や言い方を自ら言い立てて直していった。先日行なわれた完成報告記者会でも、撮影中の様子について妻夫木さんは「人間の普段の生活で起こりうる笑い、そういう喜劇ほど真剣に厳しく作らなくてはいけないんだと思いました」と話し、また蒼井さんは「喜劇ってこんなに厳しいなかで紡がれていくんだと、相当な緊張感の中で撮影に望んでいます。“家族”のみんなで励ましあいながら撮影の日々を過ごしています」とそれぞれ話しており、監督の喜劇に対する熱意とそれに全力で応えようとするキャスト達の想いが伝わってくる。そんな緊張感漂う現場だったが、一方で長男・幸之助役の西村さんがバランスボールからずり落ちるという演出には、ほかのキャストやスタッフも思わず吹き出しそうに。皆が必至で堪える中、「ハハハ」と声を出して笑ったのは山田監督で、それと同時に張り詰めていた現場の空気が変わり、セットが笑いに包まれたそう。また監督は「人間のおかしさを正直に伝え、“愚かなのは俺だけじゃないんだ”と笑い、またちょっと悲しくなる。『男はつらいよ』もそうだし、僕にとって喜劇とはそういうものだ」と語り、5日間かけて撮り上げたという家族会議のシーンは、等身大の“家族”の姿に誰もが思わず共感してしまうそんな一幕に仕上がっている。『家族はつらいよ』は3月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月18日3月12日公開の映画『家族はつらいよ』の完成報告会見が19日、都内で行われ、山田洋次監督、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が出席した。本作は、2013年公開の『東京家族』で一家を演じた橋爪功、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャストが山田洋次監督のもとに再結集。「また次は、この家族で喜劇がやれたらいいですね」と山田監督と俳優陣の間で交わされた言葉をきっかけに、全く別の家族の今を生きる姿が描かれる。そんな本作の完成報告会見で、山田監督と橋爪功らキャスト陣が約1年ぶりに再会を果たした。山田監督が「久しぶりに皆さんとお会いできて幸せな気分。一昨年の秋に出来上がった作品ですが、ついこの前に出来上がって封切りが迫っている感じで非常にうれしいです」と喜びながら、「観客は大笑いして見てくれると思います」と自信を見せた。そんな本作は熟年離婚を喜劇的に描いているが、その原案を「蒼井優にしたかった」と述べた山田監督は「彼女の知り合いにそういう話があり、その話を聞いて大笑いをしました。そこから始まる映画があるんじゃないかと思いましてね」と明かし、橋爪も「とにかく蒼井優原案ですから。さっき楽屋で蒼井優が『これから私を先生と呼んで』と言っていて、開いた口がふさがりませんでしたよ。これから先生と呼ぶようにします」と話すと、当の蒼井は「私っていうよりも私の友人が原案なので。私は伝えただけで原案ではありません!」と否定するも「じゃあ先生ということで」と満更でもない様子だった。その蒼井は、本作の撮影中に山田監督からなかなかOKがもらえなかったことを告白。「本当に監督からOKをもらうことはハードルが高いんです。やっと超えて戻ってきたら、皆さんと『お疲れ!』と励まし合っていました。あの時間がとても好きでしたね」と振り返り、相手役の妻夫木については「知り合って10年ぐらい経つんですけど、毎回違った形で共演させてもらっていて、改めてその時間を感じました。今回の婚約者同士を演じるにあたり、そんなにプライベートで会う感じではないんですが、知り合っての年月が芝居に生きていることを感じましたね」と話していた。映画『家族はつらいよ』は、3月12日より全国公開。
2016年01月20日『男はつらいよ』をはじめ、『おとうと』『母と暮せば』など、50年以上にわたりその時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次監督による、喜劇作品『家族はつらいよ』。このたび橋爪功、西村雅彦、妻夫木聡など豪華キャストが出演することでも話題の本作の予告編が公開された。結婚50年を迎えようとする夫婦。たまには妻に誕生日のプレゼントでも買ってやろうかと夫が欲しいものを聞いてみると、妻の答えはなんと「離婚届」!一家に突然降りかかる、まさかの“熟年離婚”騒動に、子どもたちは大慌て。さらに、離婚騒動を解決しようと開かれた家族会議では、全員の不満があちらこちらから噴出。一家の運命やいかに――。橋爪功×吉行和子が“離婚危機”に瀕する熟年夫婦を演じ、絶妙なコンビネーションを見せるほか、長男夫婦に西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦に中嶋朋子×林家正蔵、次男カップルを妻夫木聡×蒼井優が務める本作。「この最高のアンサンブルで、今度は現代の家族を“喜劇”で描きたい」という山田監督の想いの下、 2013年公開『東京家族』のキャスト8人が再び集結した。今回公開された予告編では、「別れたい、離婚したいと仰ってるんだって」という夏川さんが西村さんに相談するシーンから始まり、両親のまさかの“熟年離婚”騒動の解決策を見つけようと奮闘する家族が描かれる。そして、5日間かけて撮影が行われた本作の見せ場となる<家族会議>の全貌が明らかに。「お父さんと一緒にいるのが私のストレスなの」と、優しく穏やかな母・富子が長年抱え続けてきた“本音”を告白するも、「この俺は被害者なんだからな!」と、態度を一向に改めようとしない典型的な頑固親父・周造。はじめは両親が離婚を踏みとどまるよう穏やかに進めようとした<家族会議>でしたが、やがて兄妹やそれぞれの夫婦間でも、不満が噴出しはじめ、事態は思わぬ方向へ。早くも、本編でガタガタと崩れていく家族の滑稽な姿に大笑いの予感がするそんな映像となっている。山田監督に「最高のアンサンブル」と言われたキャスト8名が息の合ったテンポで、撮影スタッフも思わず吹き出す笑いを届ける本作。春の訪れと共に大きな笑いを巻き起こす本作をひと足先に堪能してみて。『家族はつらいよ』は2016年3月12日(土)より全国にて公開(cinemacafe.net)
2015年12月11日塩野義製薬はこのほど、がん患者や家族を対象にした「STOP! がんのつらさ」キャンペーンを開始した。同時に、患者・家族・医療従事者のコミュニケーションを活性化させるアプリ「つたえるアプリ」もリリースした。同キャンペーンでは、より多くの患者や家族に「がんのつらさを周囲に伝える大切さ」を知ってもらうために、YouTubeなどで啓発活動を行っていく。同時に、どんな時にでもがまんしてしまう「がまん侍」をキャラクターにしたサイトも公開。「がんのつらさとは」「つらさを伝える」「がんの痛みをとる治療」などのコンテンツや、海外クリエイターによるコンテスト受賞作品を閲覧できる。また、がん治療中の身体とこころに起こるつらさについて、患者が正しい知識を学び、医療従事者に適切につたえることをサポートするためのコミュニケーションツールアプリもリリースした。聖隷三方原病院の森田達也副院長が監修を務めている。アプリでは、毎日の「痛み」「だるさ」「眠気」などの症状の記録や「気になることのメモ」を登録でき、記録した症状とメモは、スマートフォン内でグラフや表で表示できる。グラフなどは印刷も可能なため、印刷したデータを診察時にもっていくことで医師に症状を伝えやすくなるという。アプリの価格は無料。
2015年12月08日『男はつらいよ』を始め、『おとうと』、『母と暮せば』など50年以上にわたりその時代を生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次監督の最新作『家族はつらいよ』。橋爪功、吉行和子、妻夫木聡、蒼井優ら豪華俳優陣の共演で話題の本作のポスタービジュアルが、遂に解禁となった。結婚50年を迎えようとする夫婦。たまには妻に誕生日のプレゼントでも買ってやろうかと夫が欲しいものを聞いてみると、妻の答えはなんと「離婚届」!一家に突然降りかかる、まさかの“熟年離婚”騒動に、子供たちは大慌て。さらに、離婚騒動を解決しようと開かれた家族会議では、全員の不満があちらこちらから噴出。一家の運命やいかに――。1995年の『男はつらいよ』シリーズ終了後、20年ぶりとなる、山田監督の本格的な喜劇映画となる本作では、『東京家族』で“家族”を演じた8人の実力派俳優陣が再び集結している。橋爪さん×吉行さんが“離婚危機”に瀕する熟年夫婦を演じ、絶妙なコンビネーションを見せるほか、長男夫婦に西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦に中嶋朋子×林家正蔵、次男カップルを妻夫木さん×蒼井さんが演じる。今回解禁されたポスターは、家に閉じ込められて所狭しと並ぶ一家のコミカルな表情が印象的な一枚。山田監督の想いを受けて、厄介で煩わしくても切り捨てるわけにはいかない家族という関係性をイメージし、その表情は、辛くても、笑って泣いて、喧嘩して、なんとか一つの家で生きていこうと奮闘する姿を象徴したデザインに仕上がっている。山田監督に「最高のアンサンブル」と言われたキャスト8名がどのようなドタバタ劇を繰り広げるのか、想像を駆り立てられるビジュアルとなっている。そして、クスリと笑わせるのは離婚届を口にくわえ苦い表情をした飼い犬・トト。まさに「夫婦喧嘩は犬も食わない」という一家の大騒動が目に浮かぶようだ。また、ポスター下段には『男はつらいよ』を彷彿とさせる思い切った題字があしらわれ、最新喜劇作品への期待の高さを感じさせるポスターとなっている。そして、なんといってもファンをドキリとさせたのは『男はつらいよ』を想起させるそのタイトル。山田監督は、本作の製作にあたって「男であり、女であり、人間であることは、難儀で厄介なことです。でも何とか、生きていかないといけない。そういう意味で、1969年から始まった寅さんシリーズに、『男はつらいよ』というタイトルをつけました。今回、それと全く同じ意味合いで、この映画に『家族はつらいよ』というタイトルをつけました」とタイトルに込めた想いを語り、「家族というのは、厄介で、煩わしくて、無くてもよいと思うこともあるのだけれど、やはり切り捨てるわけにはいかない。そのつらさを何とか切り抜けていかねばならない、そのためにあくせく大騒ぎする。そんな滑稽で不完全な人間を、表現したいと思いました」とテーマの大元である“家族”について語っている。かつて『男はつらいよ』シリーズで日本中に大きな笑いを届けた山田監督。まさに寅さんの精神を受け継いだ本ポスターにさらなる期待が膨らむ。『家族はつらいよ』2016年3月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月30日不倫の恋をしている女性にとって、家族や恋人と過ごす世間のイベントは、一転してつらい思い出になりがち。夏休みも同様、彼が小さい子どもを持つ人だと家族サービスに時間を取られ、いつものように会えないケースが多いのではないでしょうか。割り切っているつもりでも心が波立つ、あるいは彼との関係を見直した…などなど、既婚者とお付き合いをしている独身女性に、夏休みの不倫模様を聞いてみました。≪会う頻度は同じだけど、世間のバカンスモードが…≫◆case1:真美さん(24歳・営業)「仕事が忙しく夏休みが取れない人だし、普段から平日しか会わないので会う頻度は変わらないですね。帰省はするみたいだけど、お盆の時期の土日だけで回っているらしい。むしろ寂しいと思うのは、自分の夏休みのとき。休みに入る直前になると、同僚とは“旅行するの?”なんて話が多くなるけど、私には一緒に行く相手がいない…。一時落ち込むけど、世の中の夏休みムードが落ち着けばまた元通り。それもどうかと思いますけどね…」――いつもと同じペースで会うことはできても、身近な人の楽しそうな話は耳に入ってきますよね。真美さんは「なるべく外の情報に触れず、自分のペースで生活する」そう。2人の関係に変化はなくても、自制心は必要なんですね。≪会っていないときは“赤の他人”!?≫◆case2:かおりさん(31歳・出版)「金曜の夜に食事に行ってホテルで休憩し、終電で帰るというのがいつものパターン。今年で2回目の夏になるけど、去年の8月後半はキャンセル続きでした。理由を聞いたら、“子ども(小学生)の宿題を見てやらなきゃいけない”と気まずそうに言われました。その態度に少しイラっとしたけど、今は割り切れるようになりました。会ってるとき以外は赤の他人だと思えば、特に気にならない。夏休みだけでなく、クリスマスも年末年始もそうやって過ごしています」――不倫歴6年(その間、3人とお付き合い)というかおりさんは、完全に割り切っている様子。そのためには「SNSでつながらない」「長期休暇の予定をお互い聞かない」ことも大事だとか。これぐらい淡々と受け止められないと、既婚の彼と良好な関係を続けるのは難しいのかも…?≪Facebookで彼の父親像を見て…≫◆case3:涼子さん(32歳・デザイナー)「彼氏と別れた直後、結婚10年目の既婚男性とうっかりそういう関係になってしまい、初めて迎えた長期休暇が夏休みでした。連絡があまり来なくなったので、きっと旅行か帰省なんだろうなと思いながらFacebookを見ると、彼が家族でキャンプに行った様子をアップしていて。その無神経さに腹が立つより先に、“自分は何をしているんだろう”と我に返りましたね。次に彼から連絡が来たときに“もう会わない”と告げました。彼は“会いたい”“忘れられない”と、なかなかしつこかったけど…」――彼のほうがご執心だったのでしょうか。涼子さんにも“好き”という感情はあったものの、彼から頻繁に届くメールはすべて無視したそうです。相手の言葉に流されず、自分の決めた結論を貫き通すことは、独身同士の恋愛以上に大事なのかもしれません。≪念願の旅行が別れのきっかけに!≫◆case4:ゆりさん(29歳・事務)「付き合って4年目、私が夏季休暇を取った日に彼は出張が入ったんです。曜日の並びも良く、彼は日帰り出張を泊りがけということにして、仕事が終わった後~翌日まで初めて泊りがけの旅行に。ラブホテルじゃなくて旅館に泊まったのも新鮮だったし、あちこち観光して…と楽しかったのは確か。ただ、彼がやけに慎重で、絶対に写真を撮らせてくれないし、帰りはなんと現地解散!会えなくて寂しいことには慣れてたけど、こうやって放り出されたことが惨めで。帰りの新幹線で一人ビールを飲みながら、別れるってメールした!」――現地集合・現地解散は、バレずに不倫旅行をする方法として紹介されていたりしますが、心の準備ができていないとダメージが大きそう…。ゆりさん自身は「別れるきっかけになってむしろ良かった」と後悔はしていないとのこと。堂々と旅行が楽しめるお相手が見つかりますように!不自由な状況を淡々と受け入れ一時の恋を楽しむ人、疑問を感じながらも関係を続けてしまう人、あるいは別れを決意する人…4者4様の夏休みの不倫エピソード、いかがでしたでしょうか?独身同士なら当たり前にできることが、不倫だとできない…そんなケースってたくさんありますよね。しかも、彼の奥さんから慰謝料が請求されるリスクも含んでいます。一般的には子どもの夏休みは今月いっぱい。まだ少し、寂しい時期は続くのかもしれません。なんとなくお付き合いを続けてしまっている人は、彼と離れている時間を使い、2人の関係を見直してみてもいいかもしれませんね。(文=橘いつき)2人が生まれ持った価値観の相性【無料占い】
2015年08月20日塩野義製薬は、がん患者にのしかかるの身体的、精神・心理的、社会的などのつらさをトータルでとらえ、つらさの撲滅を目指して、患者の家族や医療従事者が連携しながら患者をサポートする緩和ケアプログラム「つらさ軽減プロジェクト」を2015年度より本格的に展開すると発表した。同プログラムの展開にあたっては、同社東京支店に創設されたがん疼痛克服推進室・疼痛治療推進グループにおいて、啓発資材(つらさを伝えるアプリなど)の開発などを通して、患者に対し 「つらさをすべて伝えて下さい」、家族に対し 「患者のつらさを理解し、家族からも伝えるサポートをして下さい」、医療従事者に対し 「つらさが起こりうることを事前説明して下さい。そして、そのつらさに対処できることを患者に伝えて下さい。」というメッセージを発信していくとする。また、同グループ内に新たな専門チーム・SWATを創設し、同社がこれまで25年にわたって取り組んできた「がんの痛みからの解放」を目指した活動を進化させるとしており、SWATが東京都を中心としたがん診療連携拠点病院を担当することで、がんと診断された時からの疼痛治療の推進をめざし、緩和ケアチームを中心とした情報提供活動を行っていくとする。なお、同プロジェクトは、すでに3月25日までの募集期間にて映像コンテストが実施されているほか、2015年4月から9月までの6カ月間にわたって、全国の拠点病院を中心とした施設での啓発ポスターの製作・掲示を行う予定。また、患者・家族・医療従事者のコミュニケーションを活性化させるためのツール「つたえるアプリ」「つたえるノート」を2015年7月から順次、PCおよびスマートフォンに向けて配信していく計画であるという。
2015年03月23日山田洋次監督にとって『男はつらいよ』以来、約20年ぶりの本格的喜劇映画となる『家族はつらいよ』(2016年3月12日公開)で、制作サイドが「挑戦のシーン」と語る場面の写真が6日、公開された。本作では、『東京家族』(2013年)で一家を演じた橋爪功、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャスト出演。「また次は、この家族で喜劇がやれたらいいですね」と山田監督と俳優陣の間で交わされた言葉をきっかけに再結集し、全く別の家族の今を生きる姿が描かれる。今回公開された場面写真は「家族会議」のシーンで、橋爪功と吉行和子の熟年夫婦と長男の妻(夏川結衣)、長女の夫(林家正蔵)、妻夫木聡と蒼井優の次男カップルが一堂に会している。この約20分にも及んだ長尺のシーンについて、制作サイドは「喜怒哀楽すべてが詰め込まれた挑戦のシーン」と説明。山田監督の「鋭い演出」により、5日間をかけて撮影されたという。結婚50年を迎えようとする夫婦を突如襲った離婚の危機。まさかの"熟年離婚"騒動に、子どもたちは大慌て。さらに、この騒動をきっかけに開かれた家族会議では全員の不満があちらこちらから噴出。果たしてこの家族はどうなってしまうのか。(C)2016「家族はつらいよ」製作委員会
2015年03月06日