活発で身軽すぎて失敗が多いのが心配Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイわが家は母である私・ワッシーナを筆頭に、家族全員が個性いろいろな発達凸凹タイプです。それぞれの特性をキャラクター化しており、動物の顔をしています。次女リスミーは、勉強、遊び、お家の手伝いなど、なにをやらせても身軽でハイスピードな子どもでした。リスミーは、活発に屋外で遊ぶことが好きな子どもでしたが、高いところや危ないことが好きで、洋服をよく汚したり、破いたりしていました。自宅のブロック塀をよじ登ろうとして手を滑らせ、前歯を折ったこともあります。ズボンやパンツに穴をあけることが多かったので「リスミーのお尻には歯が生えてるの?」とよく聞いたものでした。お手伝いをしてくれるのはいいのですが、私も多動なタイプなので一緒に家事をすると、いつの間にかスピード競争みたいになります。2人で餃子をつくるのにはまった時には、つい勢いあまって、毎週100個もつくってしまい、食べきれずに何度も腐らせてしまいました。Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ学習スタイルが独特。用意された机ではやらず、意外なところで勉強していた次女リスミーは、家庭学習のスタイルもユニークでした。ある日、私が台所で食事をつくっていると、頭の上のほうから「24+48は72だよね?」という声がします。声のしたほうを見ると、なんとリスミーが冷蔵庫の上に座って宿題を解いているではないですか。危ないので急いで下ろして注意しようとすると、リスミーは気配を察して、あっという間に逃げました。あまりの素早さに捕まえることも注意することもできません。宿題を済ませるのは早かったのですが、間違いや勘違いが多い子どもでした。リスミー専用の学習机は用意してあるのですが、本人はここで勉強することはなく、物置きのようにしか使いませんでした。なんとか落ち着かせる方法はないかと、いつも考えていましたが、よいアイディアが浮かびませんでした。ボールにぎにぎの工夫は卒業。集中力アップのために新しい工夫にチャレンジをUpload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ小学生の頃、授業中に走り回っていたリスミーは、担任の先生の計らいで、ボールをニギニギしながら勉強することで集中力がアップし、授業中に走り回ることはなくなりました。ところが中学に上がる頃には本人が飽きてしまったのか、ボールにぎにぎの工夫が効かなくなってきました。授業中に走り回ることはしませんでしたが、おそらく無意識のうちに椅子や机をガタガタ鳴らすことが増えるようになりました。注意すると止めることができるのですが、すぐにまた始まってしまいます。すると、成績が伸び悩むようになってきました。リスミーを含め、わが家の4人の子どもたちを通わせていたインターナショナルスクールで、私も職員として働いていましたので、リスミーの学校での様子はよく分かっていました。そこで同僚のA先生になにかよい工夫がないか相談しました。A先生は、アメリカ本土の小学校で長年勤務してきた、発達凸凹の工夫に詳しい方であり、なおかつ発達凸凹の当事者だったのです。A先生は「アメリカの学校では脚ブランコというものを使っているよ」とアドバイス。ネット通販で脚ブランコを取り寄せてくれました。アメリカから取り寄せたツールをやってみると、ドンピシャの学習効果で大変身!Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイA先生の取り寄せてくれた脚ブランコは、椅子の下に取りつけることで、脚でブランコをこぐものです。日本とアメリカの学習机とイスはサイズや構造が異なっているため、取りつけの際には金具を自作しなければなりませんでした。A先生と一緒になんとか取りつけてリスミーに試してみました。結果は大成功。リスミーは脚でブランコをこぎながら、勉強に集中することができるようになり、再び成績がぐんぐん伸び始めました。その後は成長につれて、リスミーの多動も徐々に落ち着いていったのでした。執筆/ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ(監修:室伏先生より)リスミーさんの、小中学生の頃のご様子や集中力アップのための工夫について、具体的に共有してくださりありがとうございました。ご両親からするととっても心配も多かったでしょうけれど、ズボンの穴や、餃子づくり、冷蔵庫の上での学習のエピソード、可愛らしく拝見させていただきました!脚ブランコというのは、私も存じ上げませんでしたので参考になりました。学校では導入がなかなか難しい場合もあるかと思いますが、ご家庭などでも導入してみるとハマるお子さんも多いかもしれませんね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年01月13日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。イラスト:エトラちゃんは見た!雨に濡れて帰ってきた主人公両親と兄と弟と暮らす主人公。ある台風の日、びしょ濡れになって帰りました。するとそんな主人公を見た弟が外に行きたいと騒ぎ出し…。兄を連れて外に出ていったのです。両親も出ていたため、主人公は1人で留守番することに。近所まで散歩に出る2人出典:エトラちゃんは見た!窓から見送る主人公出典:エトラちゃんは見た!鉛筆を探していると出典:エトラちゃんは見た!ここでクイズこの後何が起こるのでしょうか?ヒント!引き出しの中に予想外のものがありました。悲鳴を上げる主人公出典:エトラちゃんは見た!正解は…正解は「引き出しの中を見て悲鳴を上げて驚く」でした。宿題をやろうと思い「鉛筆は…」と引き出しを開けた主人公。するとそこに、苦手な昆虫の図鑑があったのです。驚きのあまり「ヒッ…!」と椅子ごと倒れてしまった主人公は頭を強打。そのまましばらく意識を失ってしまうのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年01月12日皆さんは、家族の行動に唖然とした経験はありますか?今回は夫と息子に唖然としたエピソードと、感想を紹介します。イラスト:ちょもす宿題を終わらせない息子と注意をしない夫夫と小学1年生の息子と3人暮らしの主人公。息子は早めに宿題を終わらせる習慣がなかなかつかず、夫もそんな息子に注意をしてくれません。主人公が早く宿題をやるように言っても、夫も息子もテレビを見ているばかり。夫に息子を見ているようお願いしてから、主人公がお風呂に入ると…。息子の報告に喜ぶも…出典:愛カツ主人公がお風呂から戻ると、息子は「パパに宿題チェックしてもらったから、動画見るね~」と明るく言います。息子を褒める主人公でしたが、後日学校から主人公に電話がかかってきて…。実は夫は息子に「一緒に寝てくれるなら、チェックしたことにしてあげるよ!」と交渉を持ちかけていたのです。本当は宿題はやっておらず、真っ白で提出したため学校から主人公へ連絡が来たようで…。こっそり交渉をしていた夫と息子を厳しく叱りつける主人公なのでした。読者の感想一緒にテレビを見て楽しむことも大切ですが、子どもに宿題をやらせることも重要ですよね。このような夫の場合は、主人公が子どもの勉強や宿題を見てあげるようにしたほうがいいんじゃないかと感じてしまいました。(30代/女性)子どものことより、自分のことばかりな夫に呆れてしまいました。夫のしたことを厳しく叱ったのであれば、今度からはこんなことはしないでほしいですね…。(20代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年01月09日こんにちは、モンズースーです。これは息子が宿題をやっていたときの話です。■うぐいすのフンの石鹸を使っていた子がいた「カメラのフィルム」も「写メ」も確かに今は使っていませんが、子どもが昔のこととして学習するレベルのものになっていたとは…。私も年を取ったのだな、と不思議な気分でした。私が子どもの頃、私の住んでいる地域よりさらに田舎に住んでいた子が、「うぐいすのフンの石鹸」というようなものを使っていました。シャンプーだったのか洗顔だったのかよく覚えていないのですが、その子の家庭では当たり前のように使われていて、小学校の高学年になるまで、ほかの子が「うぐいすのフンの石鹸」を使っていないことを知らなかったそうです。 ■美容効果もある!?フンと聞くときれいとは真逆なイメージですが、うぐいすのフンにはいろいろな美容効果があるようです。そういえば「うぐいすのフンの石鹸」を使っていた子は、思春期でも肌が荒れておらず、きれいだったかも…。とはいえ、「うぐいすのフンの石鹸」は宿題のテーマとは少し違う気がしたので、学校に提出する今は使わなくなった言葉は、「下駄箱」にしました。今の子は「くつばこ」と教わるそうです。確かに「ゲタ」は入れたことはありませんが、私の時代は「下駄箱」だったので、違和感が…どの年代で修正されたのかな。
2024年01月06日文章を読んで問題に答える、国語の文章問題。読解力を身に付ける練習として、学校の宿題にもよく出てきます。なみそ(@omochi_nam01)さんがX(Twitter)に投稿したのは、小学1年生になる息子さんの国語の宿題。文章問題の解答を見て、なみそさんは「お母さんは100億点あげるよ!」と感激の声を上げたとか。なぜなら…こちらの写真をご覧ください。「かわいいのはだれですか」という質問に対して、『お母さん』と書いていた、息子さん。問題の正解ではありませんが、素直な愛情がつづられた解答に、心が和みますね!投稿には15万件もの『いいね』が付き、「かわいい!お年玉を追加だ」「これは嬉しくて泣いちゃう」「先生がなんといおうと、100億点です」などの声が寄せられていました。息子さんの解答に、全母親のハートが打ち抜かれたことでしょう…![文・構成/grape編集部]
2024年01月05日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。イラスト:エトラちゃんは見た!帰宅後に…小学生の主人公は、台風の中、雨でびしょびしょに濡れながら家に帰ってきました。そして帰宅後、宿題をしようと机の引き出しを開けると…。引き出しを開けると…出典:エトラちゃんは見た!昆虫図鑑が引き出しの中に出典:エトラちゃんは見た!思いもよらない物に驚愕出典:エトラちゃんは見た!ここでクイズこのとき、主人公の母は何をしていたでしょうか?ヒント!この日は天気が悪い状態が続いていました。[nextpage title="k0o…"]雷の心配をする母出典:エトラちゃんは見た!正解は…正解は「雷の心配をしていた」でした。虫が苦手な主人公は、引き出しにあった昆虫図鑑に驚き、そのまま転倒して頭を打ちつけます。しかし外では雷が鳴っていたため、母は主人公が転倒したときの音に気づくことができませんでした。その後、主人公が目を覚ますと、そこはなぜか病室でした。実は頭を打った主人公は数日間、生死の狭間をさまよっていたのです。そしてこの出来事から2年後、ようやく主人公は普通の生活に戻れるようになったのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2023年12月31日580個以上の工夫をまとめた専門家監修「親子のヒント」お子さんを育てていると伝え方や関わり方に悩むことが多いですよね。そんなときにすぐ実行できる580個以上の工夫をまとめた専門家監修「親子のヒント」をご活用ください!迷っていたけれど、こうすればいいんだ!という発見がきっとあるはずです!今回は他人との距離が近い、宿題をしない、忘れ物が多いといった「小学校」についてのお悩みを解決するヒントをまとめました。他人との距離が近い、宿題しない、忘れ物ばかり、ゲームで負けると癇癪!小学生のあるあるのお悩み、どうすればいい?大きくなったのに「だっこ」をせがむ、人との距離が近い……。ほどよい距離感を身につけるにはどうしたらいいでしょうか?何度言っても宿題をやらない場合、こんな工夫を試してみてはいかがですか?忘れ物が多い理由はなんでしょうか?持っていくものを分かりやすくする方法が有効かもしれません。せっかく楽しいゲームなのに、負けてしまうと癇癪を起こしてしまうというお子さんは多いのではないでしょうか?そんな場合は、こちらを参考にしてみましょう。学校の引き出し、ランドセルの中がぐちゃぐちゃでプリントが家に届かないお悩み、よく聞きますよね。片付け上手になるヒントをご紹介します。すべての親子のヒントが読み放題!発達ナビ無料会員登録がまだの方は今すぐ登録を!その他のサービスも発達ナビでは「親子のヒント」をはじめ、共感できたりお役立ちするコラムを毎日配信中です。無料会員にご登録いただければコラム読み放題のほか、ブログ機能のあるダイアリーや、会員同士が交流できるQ&Aやコミュニティなども使えます。・発達の凸凹にも対応した、 教え方の工夫が分かる!未就学の身辺自立から、中高生の自立に向けたスキルまで580個以上の工夫 を用意しています。・全ての工夫は 指導経験の豊富な、発達の専門家が監修 !現場で用いられる考え方や視点をもとに家庭でできる工夫をご紹介!「鏡文字になってしまう」「発音が不明瞭」「一方的に話してしまう」など、具体的な困りごとに応じた工夫をご紹介しているので、どの年齢のお子さんにも参考にしていただけます。1つの困りごとに対し3つの工夫をご紹介しているので、お子さんに合った工夫のヒントになります。専門家からの実践時のアドバイスもご用意。お子さんに合わせて工夫をアレンジするときに必要な視点を、分かりやすく解説しています。ぜひご活用ください!発達が気になるお子さまが利用できる、全国の施設情報が検索できるコーナーです。お住まいの地域にある発達支援施設などを探すことができます。発達が気になるお子さんの保護者さま向けサービス『発達ナビPLUS』では、オンラインで医師・心理士など発達支援にかかわるさまざまな専門家と繋がり、個別相談やライブ配信、動画、教材などを通して、子育てをサポートします。LITALICOジュニアは、発達が気になる0~18歳のお子さま一人ひとりに最適な学び方と環境を提供し、それぞれに応じた指導を行う教室です。お子さまの未来の可能性を拡げられるようにサポートします。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年12月27日子供の頃、親に見守られながら宿題をした経験がある人も多いでしょう。「どうせなら素敵な家庭教師が隣にいてくれたらやる気が出るのに…」と思ったことがある人もいるかもしれません。Instagramでは『美脚すぎる宿題見守り隊』とつづられた動画に反響が上がっていました。話題の動画を投稿したのは、こちすたぐらむ(kochistagram2021)さん。動画には、自宅で宿題に取り組む娘さんの様子が収められています。その隣では、愛犬の、こちろうくんがジッと見つめているのですが…。※動画はInstagram上で再生できます。 この投稿をInstagramで見る こちすたぐらむ(@kochistagram2021)がシェアした投稿 すんごい美脚…!前脚をテーブルに乗せて寄りかかっていますが、スラっと伸びた後ろ脚がとっても美しいですね!きちんと脚をそろえた立ち方も、まるでモデルのようです。コメント欄にも「美脚すぎる」「私も見守られたい!」という声が集まりました。・すらっとした足がセクシー!・これはサボれませんね。・いいね!我が家にも宿題見守り隊、来てほしいな。腕を組んで真剣に勉強を見ている姿は、まるで人間の家庭教師のようで、「人間すぎて背中にチャックがあるのではと思ってしまう」という声も。飼い主さんによると、普段は構ってほしくて邪魔することもあるようですが、この動画の撮影時はそっと見守りに徹していたようです。こんなふうにこちろうくんに見守られていたら、宿題がどんどんはかどりそうですね…![文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年12月19日小学3年生の息子は、宿題が大の苦手。宿題をなかなかやろうとしない息子に対して、私は毎日イライラしています。ある日、いつものように「宿題は?」と聞くと息子は私に向かって「うるさいなー!」と反発しました。そこへ、たまたま帰宅した夫のひと言が息子の胸にささり……。 宿題嫌いの息子…どうすればいい? 小学3年生の息子は宿題が大の苦手。下校すると宿題をせずにお友だちと遊びに行ってしまいます。帰宅後も宿題をせず、次の日、授業前に慌てておこなう……なんてこともありました。 ある日、いつものように遊びに行こうとする息子に「宿題は?」と聞くと「帰ってからする!」とのこと。その後、18時前に帰宅した息子は宿題をするどころかソファに寝転びテレビを見始めました。私が「ねえ、宿題は?」と聞くと、「うるさいなー! 今からするとこ!」と反抗的な態度をとるのです。カチンときた私は、「うるさいじゃないでしょ! いつもさっさとしないから、何回も同じこと言われるんでしょ!」と叱責。そうすると、文句を言いながらでしたが、ようやく息子は宿題に取りかかりました。 すると夫が帰宅します。「お! ちゃんと宿題して偉い!」と息子を褒める夫に、イライラしていた私は「何回も言って仕方なく始めたんだよ!」と嫌みっぽく言いました。すると夫は「ママは勉強をきちんとするタイプだったのかもしれないけど、この子は苦手だから仕方ないよ」と言います。そして息子にも「ママは息子くんのためを思って言っているんだよ。宿題は学校の決まりだからね。毎日ちゃんとできると偉いぞ!」と伝えたのです。 夫の言葉を聞いた私は、きつく叱ったことを反省しました。息子に伝え方がきつかったことを謝り、以降「宿題をしなさい」と言うのをやめることに。すると不思議なことに、息子は自ら宿題をするようになったのです。今思えば、したくないことを何回も「しなさい!」と言われると誰でもやる気が削がれると思います。あまり干渉しすぎずに、息子のペースに合わせてあげるのが最善だったと学んだ出来事でした。 作画/Pappayappa著者:杉本加奈
2023年12月13日どうして宿題ができないの? メイさんは、小2の息子トールくんが何時間かけても宿題ができないことに頭を悩ませていました。トールくんはASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥・多動症)の特性を持つ発達障がいですが、学習障がいや知的な遅れはなく、宿題の内容はトールくんにとって難しいものではありません。そこでペアレントトレーニング(主に発達障がい児を持つ親が子どもの問題行動への対策を学ぶもの)で習った「観察して分析」を実践してみると、解決策が見えてきて…。メイさんが息子の特性と向き合い、試行錯誤した体験談。■前回のあらすじ息子の宿題をやる上での問題点がわかり、「スムーズに進めること」を目標に具体的な対策を考え、必要となる手助けとともに実践してみることに。すると、帰宅して1時間かからず宿題が終わるようになるのだった。■問題を解決するために…■親の課題読んでくださりありがとうございました!今回は息子トールの宿題問題に取り組むため、ペアレントトレーニング(ペアトレ)で学んだことを取り入れましたので、まとめとして少しご紹介しました。「できたときにちゃんと褒めましょう」なんてよく聞くと思いますが、案外難しいですよね。でも、それが子どもの成長につながるとしたら、自分への課題として私も取り組みたいと思ってやっています。それから、多分周りの同じ歳の子は、ここまで親が介入しなくても問題なく宿題ができていると思います。でも、トールにも同じことを要求しようとは思いません。それはトールが発達障がいだからではなく、「ひとりで宿題に取り組むことが難しいから」です。もし宿題問題やほかのことで周りと比べて悩んでいる方がいたら、いったんその考えを取り除いて、本人にとって手助けが必要かどうかを見てあげてほしいなぁと思います。
2023年11月27日小学校の宿題の定番である、音読。国語の教科書などを子供が音読し、親はそれを聞いて『音読カード』にサインをします。家庭によっては、子供が喜びそうなシールやスタンプなどを用意している親もいるでしょう。4児の父親である、@kt6666gさんは、ある日我が子の音読カードの写真をX(Twitter)に投稿。そこに記された『サイン』が反響を呼んでいます。父親が作った音読カードのサインとは?音読カードに『父』というサインを書き続けて7年目になるという、投稿者さん。今回、満を持してあるものを作ったのだとか。7年目にしてリニューアルした、投稿者さんのサインがこちらです!音読カードに押されていたのは、『父』のハンコ…!投稿者さんは、今まで手書きだったサインをハンコにしようと思い、ネットでオーダーして作ったのだといいます。新しいサインには、音読カードをチェックした先生も思わず「スゴイ!」と反応。お子さんもハンコを初めて見た時は「いいやんいいやん」と喜んだそうですが、先生から反応がもらえたことが一番嬉しそうだったといいます。簡単なサインでも、毎日手書きとなると手間に感じるもの。押すだけで『父』を量産できるハンコには、子供を持つ親から称賛の声が集まりました!・初めて見ました!これは確かにすごい。・僕も買おうと思いました!意外と『父』と書くのも面倒くさいですよね。・お父さんも素敵、先生も素敵。先生も思わず反応した、『父』のハンコ。もしかすると、投稿を見た全国の父親たちから注文が殺到するかもしれません…![文・構成/grape編集部]
2023年11月25日第3子の妊娠が判明し、夫、長男、次男と家族みんなで三男の誕生を楽しみにしていました。三男が生まれてからは毎日がバタバタ。手がかかる次男と三男の相手で私は手いっぱいで、しっかり者の長男をついつい後回しにしてしまうことも増えました。うまく時間を作ってあげることのできない日々が続いたころ、ついに長男の感情が爆発してしまうのです。 毎日バタバタ…長男をつい後回しにした結果 長男が8歳、次男が5歳のときに第3子の妊娠が判明。この妊娠の前に流産を経験していたこともあり、家族みんなで三男の誕生を楽しみにしていました。無事三男が誕生し、出産4日目にして3人の育児がスタート。2週間ほど実母が手伝いに来てくれましたが、それ以降は夫が帰宅するまではワンオペ育児で毎日がバタバタ……。手のかかる三男と次男にばかりに時間を取られ、しっかり者の長男をつい放ったらかしに。宿題の音読も集中して聞いてあげられず、長男が話したそうにしても後回しにしてしまうことが増えました。 放っておいても自分のことやお手伝いをきちんとしてくれる長男。そんな彼を頼もしく感じていたある日、最近宿題の音読を聞いていないことに気づいたのです。連絡帳を見ると、自分で「聞きましたサイン」をしていましたが、先生は気づいていない様子。私の怒りはマックス! 長男にどういうことなのか確認すると、「音読だって、俺の話だって聞いてくれないじゃん!」と泣いて反論してきたのです。その言葉にハッとした私は「ママが悪かった……。ごめんね」と謝罪。「まだまだ8歳で構ってほしかったよね。我慢させてごめんなさい」という反省と後悔が襲ってきました。長男は「ママが大変なのはわかっているよ」と理解はしてくれましたが少しいじけているようでした。 夫にこの出来事を話し、夫婦で協力しながら長男としっかり向き合うことに。夫に次男と三男のお風呂を任せ、その時間に私が長男と話したり、宿題を見てあげたりするようにしました。その結果、長男も心に余裕ができたのか、今まで以上にやさしくなったのです。まだまだ下の2人は手がかかるので、3人平等に関わることは大変ですが、できる限り息子たち一人ひとりと向き合っていきたいです。 作画/ひのっしー著者:谷 ふみ
2023年11月25日小学校に通う子供たちは、時に家でやらなければならない宿題を出されることがあります。我が子が宿題を忘れたり、サボったりしないよう、気にかけているという親も多いでしょう。息子のランドセルが開けられない理由に、17万いいね!なみそ(@omochi_nam01)さんは、小学生の息子さんに「宿題をしなくていいの?」と声をかけた日がありました。息子さんは、まだ宿題に手を付けられていない様子。しかし、サボっていたわけではなく、ある事情で宿題ができなかったのです。なみそさんに思いを訴えるように、無言でランドセルを指差す息子さん。なみそさんがそちらに視線を向けると…。これじゃ、ランドセルが開けられない…!そう、愛猫がランドセルに乗っていたため、息子さんは宿題に取り掛かれなかったのです。なみそさんも、これには「なるほど」と納得。なお猫は、この後も全然動いてくれず、しばらくずっとランドセルの上にいたといいます。なみそさんが写真をX(Twitter)に投稿したところ、17万件以上の『いいね』が寄せられ、多くの人からコメントが届きました。・あ~、これは仕方ない。納得!・「猫のせいでできなかった」といったら、先生も許してくれそう。・ランドセルの背中の部分が気持ちいいのかな。かわいいね。・お猫様には逆らえないよね…!やるべきことを後回しにすると、のちに自分自身が大変になるため、何事も早めに終わらせておくのがおすすめです。しかしこの場合は、誰もが「宿題を後回しにせざるを得ないね」と、息子さんに寄り添ってくれるでしょう…![文・構成/grape編集部]
2023年11月25日どうして宿題ができないの? メイさんは、小2の息子トールくんが何時間かけても宿題ができないことに頭を悩ませていました。トールくんはASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥・多動症)の特性を持つ発達障がいですが、学習障がいや知的な遅れはなく、宿題の内容はトールくんにとって難しいものではありません。そこでメイさんは発達障がい育児の基本となる“視覚化”を取り入れるのですが…。息子の特性と向き合い、ペアレントトレーニング(主に発達障がい児を持つ親が子どもの問題行動への対策を学ぶもの)を取り入れながら試行錯誤した体験談。■前回のあらすじ脅し系やご褒美をあげるなどの方法がうまくいかず、発達障がい児にわかりやすい視覚化で宿題を進めることにした母。しかしこの方法も失敗。さらにほったらかし作戦に出るが、それも効果が得られず…。■宿題がプレッシャーに“ペアレントトレーニング”とは、子どもの問題行動を改善するために親がどのようにすればいいのかを学ぶもので、主に発達障がい児の親向けのものではありますが、定型発達の子にも使えるなって思いました。というか、発達障がい児に向けて効果的なものは、定型発達児に向けても良いものがほとんどだと思います。■まずは観察!「宿題に時間がかかるー!」「全然やらないー!」と問題視するのではなく、具体的に何ができていないのかをまず把握するため、息子を観察することにしました。次回に続く「小学生男子、宿題の時間かかりすぎる問題」(全5話)は12時更新!
2023年11月25日どうして宿題ができないの? メイさんは、小2の息子トールくんが何時間かけても宿題ができないことに頭を悩ませていました。トールくんはASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥・多動症)の特性を持つ発達障がいですが、学習障がいや知的な遅れはなく、宿題の内容はトールくんにとって難しいものではありません。ではなぜ宿題ができないのか? いろいろな方法を試すメイさんですが、トールくんの自己肯定感が下がるばかりで…。息子の特性と向き合い、ペアレントトレーニング(主に発達障がい児を持つ親が子どもの問題行動への対策を学ぶもの)を取り入れながら試行錯誤した体験談。■前回のあらすじ小2の息子は、自閉スペクトラム症で注意欠陥多動症。学習障害や知的な遅れはないのだが、宿題が何時間かかっても終わらない。どうにかせねばと思った母はいろんな方法を試してみるが、改善されなくて…。■視覚化を宿題に取り入れると…■次は放っておく!今振り返ると「そんなんじゃダメだよー」とわかるのですが、そのときはわからなくて…。というか、やってみたことによってダメなやり方がわかっていって、だんだん正解に近づいていく感じですね。エジソンの名言でそんなのがありましたね。脅し系育児と同様、「宿題をやらないで行ったらいいじゃん」というのも、本意ではありませんでした。「それってどうなの?」と思う気持ちがあるので。だからこのとき一度試して、もうやめました…。次回に続く「小学生男子、宿題の時間かかりすぎる問題」(全5話)は12時更新!
2023年11月24日どうして宿題ができないの? メイさんは、小2の息子トールくんが何時間かけても宿題ができないことに頭を悩ませていました。トールくんはASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥・多動症)の特性を持つ発達障がいですが、学習障がいや知的な遅れはなく、宿題の内容はトールくんにとって難しいものではありません。ではなぜ宿題ができないのか? いろいろな方法を試すメイさんですが、トールくんの自己肯定感が下がるばかりで…。息子の特性と向き合い、ペアレントトレーニング(主に発達障がい児を持つ親が子どもの問題行動への対策を学ぶもの)を取り入れながら試行錯誤した体験談。こんにちは、メイです。今回は息子の「宿題の時間がかかりすぎる問題」についてです。もう本当に私もつらくてつらくて…、なぜできないのか私には理解できなくて…。でも、違う人間なので理解できなくて当たり前。そう思いながら試行錯誤した体験を描いていきたいと思います。■宿題が終わらない…■どうしたらいいの!?「子どもを怖がらせたり罰を与えることで言うことを聞かせる」というやり方が、私はどうしても好きになれません。イライラしているとつい言っちゃうこともあるのですが…、そのときは猛反省です。次回に続く「小学生男子、宿題の時間かかりすぎる問題」(全5話)は12時更新!
2023年11月23日小学校の定番の宿題である、音読。国語の教科書を声に出して読むことで、漢字の正しい読み方などを確認でき、読解力も高められるといわれています。親は子供の音読を聞くことで、国語の授業でどんなことを勉強しているのか、知ることができるでしょう。息子の音読3人の兄妹を育てる、はんまま(hanma_ma)さんは、毎日長男の音読の宿題を確認しています。ある日、長男は教科書の新しい物語を読むことになりました。しかし、読み進めるうちに、だんだんと読むことがつらくなってきて…。親子で話の内容に号泣…!長男が読んだのは『ちいちゃんのかげおくり』という戦争文学でした。1982年に発行された、あまんきみこさんの作品で、1986年頃から小学3年生の国語の教科書に掲載されているため、知っている人も多いでしょう。あらすじは、両親と兄と幸せに暮らしていた、幼いちいちゃんが戦争により家族を失い1人ぼっちになって、悲しい結果を迎えてしまうというもの。戦争を知らない子供たちに、戦争によって起こる悲劇をやさしい言葉で伝えています。長男は主人公のちいちゃんが自分や、まだ幼い妹弟に重なり、思わず感情移入をしたのかもしれませんね。はんままさんも、長男の声がだんだんとかすれていくのを聞いて、つられて涙が滝のように流れてしまったそうです。投稿には多くのコメントが寄せられていました。・小学生の時に読みました。弟がそばで黙って聞いていたのを思い出します。・この話すごく覚えてます!今でも教科書にあるのですね。娘が読む時、私も目から滝が出そうです。・分かります…!親の立場で聞くと、ちいちゃんと自分の娘を重ねてしまい、涙が止まりませんでした。平和な日本で暮らしていると、戦争がもたらす恐怖や悲しみを想像する機会はほとんどありません。物語の音読を通して戦争について考え、家族でいろいろな話をするきっかけになるのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年11月22日使ったら、そのまま。片付けられない息子(泣)机の上は散らかりがちで、いつも「あれがない、これがない」と騒いでいます。「片付けの習慣化には、モノの定位置を決めることが必須!」ということで、息子の部屋の収納に、マルチに使える 仕切り収納ボックスと、マルチに使える 3段テーブルワゴンを迎え入れました。レイアウト自由自在。どんなモノにもフィットする。まずは、散らかりがちな机の上を整理整頓。よく使う文房具類を収納してみることにしました。可動できる仕切り板が4枚付属しているので、収納するものの大きさに合わせてレイアウトを変えることが出来ます。自由度が高いので、アレンジ自在、用途も選びません。まさに"マルチ”に使うことが出来ます。▲早速、文房具類を収納。ノート類を入れる為に、1箇所仕切り板を外して大きめのスペースを確保しました。取っ手があるから、持ち運びし易い自分の部屋に自分のデスクはあるけれど、リビングまで降りてきて、宿題をしたり絵を書いたりすることも多い息子。ツールボックスには、中央にハンドルが付いているから、よく使う文房具類をまとめておけば、持ち運びができてとっても便利です。複数個使いもオススメですもう一つのツールボックスには、毎日学校に持っていく「給食セット・タオルハンカチ・マスク・手指消毒ジェル・ティッシュ」をセット。どこに何があるかパッと見れて、取り出し易いので、忘れ物が減りそうです。ワゴンと組み合わせれば、使い勝手が更にアップ。散らかりがちな子ども部屋の収納にオススメしたいのが、「マルチに使える 3段テーブルワゴン」とツールボックスと合わせ技。組み合わせて使えば、収納力と使い勝手が更にアップします。息子の部屋では、上段をランドセル置き場に。中段には、給食セット類を入れたツールボックスを。中段の空いたスペースには、学校に被っていくキャップが丁度良く収まりました。下段には、普段出かける時に使うリュックとショルダーバックを収納しました。普段は、宿題や教科書などをランドセルから取り出し易いよう、デスクの横のスペースに設置しています。が、着替えついでに身支度がし易そうと思い、クローゼットと本棚の間に移動させてみたところ、ここにもフィット。キャスター付きなので、移動もお掃除もラクラクなところも◎。どちらの位置が使い易いか試しているところです。いかがでしたか。散らかりがちな子ども部屋がスッキリと片付けば、勉強もはかどり、ママの負担も軽減されるはず。 ワゴン&ツールボックスで、子どもたちの「自分で片付ける」意欲を後押してみませんか? 【ご紹介したアイテム】こまごまとした小物をすっきり整理できる、仕切り付き収納ボックス。持ち手つきなので、そのまま丸ごと移動もでき、元の位置に戻すのも楽々です。⇒ マルチに使える 仕切り収納ボックス 卓上収納 日本製 【ご紹介したアイテム】マットなグレージュカラーはアンジェオリジナル。省スペースで効率的に収納でき、移動もらくらく。一度使ったら手放せなくなる、「効率収納の究極型」マルチワゴンです。⇒ マルチに使える 3段テーブルワゴン キャスター付き キッチンワゴン 日本製【送料無料】 伊地知智美夫と6歳差の兄妹との4人暮らし。家族で囲む毎日の食卓を大切に。丁寧で、肩の力を抜いたシンプルライフが理想です。
2023年11月22日全国の児童館を支援する一般財団法人児童健全育成推進財団(本部:東京都渋谷区、理事長:鈴木一光、以下児童健全育成推進財団)は、全国に約4,350か所ある児童館とともに、児童館を利用する子どもたちの「想い」や「願い」、「つぶやき」の声を発信する「じどうかん こどもDo(ど)まんなか キャンペーン」を2023年7月25日(火)~12月31日(日)まで実施しています。現時点で1才から18才までの子どもの声が1,225件集まりました。その分析結果を発表いたします。「子どもの声」頻出ワードランキング・子どもたちから最も多く声が出たキーワード第1位は「遊び」。「外遊びがしたい」「遊ぶ場所を増やしてほしい」など、遊びで子どもたちの健全育成を図る児童館であるからこそ、さまざまな遊びに関する子どもたちの強い希望が多く聞かれました。第2位は「友達」で、「友達がたくさんほしい」「友達にやさしくしたい」など友人関係を大事にする声が聴かれました。第3位は「サッカー」で、近年のサッカー人気の影響か「サッカーで日本代表になりたい」「サッカーゴールをつくってほしい」など、サッカーに関する関心が高まっている様子がみられました。・世代別では、小学生は「友達といっぱい遊びたい」などの声が多い一方、中高生になると「優しい保育士になる」「制服登校を無くそう」など、具体的な将来の夢や学校への要望など、より現実をとらえている声が多くみられました。・全体の声の傾向として、「家族と海外に行きたい」など個人的な願いから、「宿題をなくしてほしい」など学校への要望や「戦争が起きないように」など社会への想いなどさまざまな視野がみられました。・頻出後や特徴語を自動で抽出するAIテキストマイニングの結果として、「遊ぶ」が最も大きく出ており、「夏休み」や「プール」など夏休み中に聴いた子どもの声には季節性が表れていました。・多くの子どもが将来の夢や自分のしてみたいことを自由に表現していたことから、子どもが気兼ねなく発言できる安心できる居場所として児童館が機能していることが分かりました。◆声の内容の傾向・学校や児童館など自分の居場所で、もっと楽しく過ごすためのねがい「学校の宿題をなくしてほしい!」10才/石川県「学校でもっと遊びたい」8才/兵庫県「児童館でバスケットの大会がしたい」7才/北海道「児童館でもっと一輪車をやりたい」6才/東京都「児童館でお菓子づくりをしたい」9才/愛知県・社会課題に対しての子どものまっすぐなおもい「ウクライナの戦争おわってほしい」11才/新潟県「世界中が平和で平等になってほしい!」10才/福岡県「自殺がなくなりますように」9歳/福井県「SDGsをやっています、がんばります」7才/京都府「地球温暖化を無くしたい!」14才/愛知県「ジェンダーレスな世界へ」12才/兵庫県・将来に向けた明るいねがい「ユーチューバーになりたい」8才/群馬県「大谷しょうへいみたいになりたい」8才/愛媛県「エジソンを超える科学者になる!」7才/東京都「どうぶつのおいしゃさんになりたいです」6才/群馬県「バスケで日本一になりたい!」11才/愛媛県◆年齢別の声の傾向・小学生の声:小学生では、「友達と遊びたい」などさまざまな想いがある中で、休暇や宿題など学校への要望が多く、学校の存在を生活の中で大きくとらえている傾向がありました。「シャーペンを学校で使いたい」11才/愛知県「ランドセルがかるくなったらいいな」10才/青森県「夏休みをすくなくして、冬休みを長くしてほしい!」9才/兵庫県「宿題をなくしてほしい」8才/富山県「大人はもっと子どもの声を聞いて」10才/愛媛県・中学生の声:中学生では、まだまだ遊びたいという声や、中学校生活の中で部活や勉強を頑張りたいという声や、現代ならではのスマホやWi-Fiについての声も聴かれました。「中学生の遊ぶ場所をもっと増やしてほしい」13才/愛媛県「児童館をクラブのようにミラーボウルとスピーカーをつけておどりたい!!」13才/愛知県「キャプテンとしてチームをひっぱっていけるよう頑張る!」14才/愛媛県「僕は親にスマホを取られています」14才/愛知県「Wi-Fiがほしい!」13才/兵庫県・高校生の声:高校生になると、自身がやりたいことや将来目指したいこと、学校に対する願望について小中学生と比較しより具体的な声が聴かれました。「栄養士になっておいしい給食をつくる!」17才/愛媛県「小学校の先生になってたくさんの生徒と出会いたい!!」17才/愛媛県「校則は大人が決めるのでは無く子どもと一緒に考えませんか」16才/愛媛県「自分の好きなものを極め続けたい!」17才/兵庫県「この世に出た推しのグッズ全コンプ続ける!!」17才/兵庫県<アンケート概要>・目的:児童館を利用する子どもの声を集計し、傾向を把握する・対象:児童館利用者 (乳幼児、小学生、中高生世代)・地域:全国各地域・方法:各児童館職員が利用者の子どもにメッセージを書いてもらい、写真撮影したデータを集計・時期:2023年7月25日(火) ~ 10月31日(火)・主体:一般財団法人 児童健全育成推進財団<「じどうかん こどもDoまんなか キャンペーン」子どもの声の発信 実施概要>・期間:2023年7月25日(火)~12月31日(日)・主催:一般財団法人 児童健全育成推進財団・協力:全国児童館連絡協議会、全国児童厚生員研究協議会・内容:子どもの声の発信 『じどうかん発! こどもの声4347☆』-「おもい」「ねがい」「つぶやき」等、「こどもの声」を全国の児童館から募集-子どもたちが思っていることを写真、もしくは動画発信-4,347は全国の児童館数・URL:キャンペーン全体の内容については下記をご参照ください。 ・趣旨:児童館は児童の権利に関する条約及び児童福祉法の理念に基づき、これまでも”子ども主体の居場所”として活動を展開しています。本キャンペーンは、子どもの声を重んじる児童館の本質を「こどもDo(ど)まんなか」という言葉に込め、さまざまな取り組みと連動し、子どもの最善の利益を優先することと児童館の社会的認知の向上を目的として実施しています。・活用法:今回集まった声は、11月25日(土)の「今までも これからも こどもDoまんなか」をテーマに開催する第18回全国児童館・児童クラブ大会で紹介およびこども家庭庁への提言に活用する予定です。こどもDoまんなかキャンペーンロゴ■児童館について18歳未満の子どもが自由に無料で利用することができる児童福祉施設です。全国に約4,350か所あり、子どもが楽しく遊びや運動をすることができます。各児童館では、専門職員(児童厚生員)によりさまざまなプログラムを実施し、子どもの健全な育成を行っています。(児童館・児童クラブの情報サイト「コドモネクスト」: )■児童健全育成推進財団について子どもの健全な育成を図るため、地域で活動する児童館・放課後児童クラブ・母親クラブの活動を支援しています。また、児童館職員等の人材育成のための各種研修会等を実施し、子どもの健やかな成長・発達を推進するための育成環境づくりに貢献しています。(児童健全育成推進財団公式サイト: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月21日『サクラ大戦』シリーズの原作などで知られる広井王子が総合演出を手掛け、10代の20名から成るレビューカンパニー・少女歌劇団ミモザーヌ。12月からの冬公演で、20歳を迎えた2代目団長のいまもりまなかが卒団する。この2年、歌劇団を牽引する一方、有村架純主演で映画化された『ビリギャル』の文庫本のカバーガールに選ばれるなど活躍してきた。ちばひなの、すずきゆい、さかもとりるはの3人と共に、最後の公演を前に語ってもらった。苦手な人の良いところを探して大人の階段をひとつ上がりました――いまもりさんはミモザーヌに1期生として入ったときは、高1だったんですよね。いまもりはい。中3のときにオーディションを受けました。――中2までダンス&ボーカルグループで活動されていたそうですが、学校ではどんな子だったんですか?いまもり行事が大好きでした。体育委員をやっていて、体育祭では先頭を切って応援団をやったり、リレーも毎年出ていたり。全力で突っ走っていました。――ミモザーヌに入って団長も務めて、人間的に変わった面はありました?いまもり広井さんと出会って、ものごとの考え方が変わりました。生きていく中で苦手な人と出会うこともある。そこで嫌いと思うのでなく、良いところを探してみるように教えていただいたんです。そうすると性格的に合わない人でも、自分にない部分が素敵に思えるようになりました。大人の階段をひとつ上がった感じがします。――同期のちばさん、すずきさんから見て、いまもりさんが変わったと思うところはありますか?ちば第一印象は怖かったんですけど(笑)、一緒にいる時間が多くなるにつれ、いい意味で子どもっぽいところが見えてきました。レッスンが終わってから、テンションがバグって、ハッチャケて暴れていたり(笑)。すずき団長になってからは1人1人をよく見ていて、みんなでミモザーヌを盛り上げようという想いの強さが伝わってきました。公演前に円陣を組んで掛ける言葉も、言い方やトーンも含めてめっちゃ好きで、まなかちゃんが団長でいてくれるから頑張ろうと気が引き締まります。――いまもりさんのどんな言葉が印象に残っていますか?すずき覚えている言葉はないんですけど……。いまもりないのか(笑)。すずきでも、いつも「自分を信じて。みんなを信じて」と言ってくれるのは響きます。ちば前に立って引っ張るというより、同じ目線で仲間として一緒に考えてくれます。すずきオラーッ!という感じではないよね(笑)。ちばそれで私たちがわからなくなったときは、一歩前に出て指摘してくれたり。――3期生のさかもとさんにとっては、どんな先輩でした?さかもと自分の中で迷っていることがあると、感づいて話し掛けてくれます。顔には出していないし、迷った素振りもしてないはずなのに、わかるのがすごいなと思っています。――そこは団長として目配りをしていて?いまもりメンバーのことをよく見るようになったのは、自分でも感じています。団長になって初めの頃は、何をしたらいいのか本当にわからなくて、頼りなかったと思います。でも、団長だからというより、まずはメンバー1人1人と向き合ってみようという想いに変わりました。――悩んでいるとわかるものですか?いまもりりるはは「顔に出さない」と言ってましたけど、「とらとら」の隊長をやるときとか、本番前にカチカチになっているんです(笑)。だから「大丈夫!りるは節でいけば絶対に楽しんでもらえるよ」とか声掛けはよくしています。――いまもりさんが去年、『ビリギャル』の文庫本のカバーモデルになったときは、歌劇団内でも盛り上がりました?すずき「金髪、似合う!」って(笑)。ちば電車とかでポスターを見つけたら「まなか発見!」と写真を撮ってました(笑)。いまもりそういう連絡が来るのが嬉しかったです。――今も坪田塾のポスターなどで写真が使われていますが、自分を街で見ると、どんな感じがします?いまもり初めは誰だかわからなくて(笑)。でも、おかげでミモザーヌのこともたくさんの方に知っていただけました。私自身、ギャルになったことがなくて、金髪もかつらで初めてでしたけど、新しい自分の表情が出たのかなと思います。水着グラビアをやったら新しい自分が見つかって――すずきさんはミモザーヌに入ったときは中学生でした。すずき中3になった年ですね。私はずっとダンスをしている生活でしたけど、学校では今と同じようにイジられがちで(笑)、いつもポケーッとしていました。――ジャズ、ワック、ヒップホップ、ヴォーグとやってきて、いろいろなコンテストの受賞歴もありますが、ダンスを始めたきっかけは?すずきもともとバトントワリングをやっていて、一緒に習っていた地元のお姉さんのダンスのイベントを見にいったとき、カッコイイなと憧れて始めました。――ミモザーヌでもダンスで苦労することはなかったですか?すずきいえ、ずっと苦戦しています。それまで1人で踊ってきた分、みんなで合わせるのが大変で、「私は人のことを全然見てなかった」と思いました。それが今でも課題です。――現在高2のちばさんは、中1からミモザーヌに。ちば中学では活発で、クラス委員長になって生徒会活動をしたり、そういうことが好きでした。勉強は苦手だったんですけど(笑)、友だちは多くてワチャワチャ楽しくやっていました。――最近は水着グラビアでも活躍していますが、やりたいことだったんですか?ちば自分でもミモザーヌとしても、水着のイメージはなかったんですけど、私より先に、まなかとゆいといわむらゆきねが3人で雑誌に出たことがあって。それを見て、きれいだなと思って、グラビアのイメージが変わりました。それから自分もお話をいただいて、1人で成り立つのか不安でしたけど、撮影に行ったら、すごく楽しくて。新しい自分が見つけられたなと思えました。――他のメンバーもちばさんのグラビアは見てます?いまもりめっちゃしっかり見ました(笑)。かわいいし、きれいだし、ひなのらしい笑顔の輝きが全開で素晴らしい。これは写真を撮りたくなるし、ファンになるなと思いました。さかもと本当にかわいらしすぎます。私的にはミモザーヌではお姉さんに見えていたんですけど、こういうあどけない顔もするんだなとか、いろいろな表情が見られました。スタイルもかなり羨ましいです(笑)。――ちばさんはスタイルキープには気を配っているんですか?ちばグラビアをやるようになってから、自分磨きを研究するようになりました。筋トレをしっかりするようになって、食事にも気をつけています。――他のメンバーがお菓子を食べていても、我慢していたり?ちば逆に、みんなと一緒にお菓子やごはんを食べるときに楽しめるように、普段控えています。――さかもとさんは現在高2で、2年前に3期生になりました。さかもと入団した時は中3でした。今もですけど、学校でめちゃくちゃ目立ちたがりで、保健委員長をやっていました!――保健委員長って目立ちますか?いまもりちょっと違うような(笑)。さかもと放送委員もやりたかったんですけど、運動会で保健委員として放送していました(笑)。委員長になると、発表会のときに舞台に上がって、みんなの前でしゃべれるので、そこで目立ってやろうと。でも、保健委員の仕事もちゃんとやっていました。ケガ人が出たら、一緒に保健室に連れていったり。いまもりりるははミモザーヌに入ってきたときから、明るかったです。関東メンバーで、初めはあまり関われなかったんですけど、同期といるときの元気で楽しそうな表情は、すごく印象に残っています。新幹線の中で勉強して夏休みは宿題を最後に追い込みました――いまもりさんの卒団公演がだんだん近づいてきますが、5年間のミモザーヌでの活動で、特に感動的だったことは何ですか?いまもりひとつに絞るのは難しいですけど、コロナ禍が明けて、やっとできたお披露目公演はすごく思い出深いです。ミモザーヌに入ったときは、すぐ舞台に立てると思っていたら、1年間はみっちり基礎レッスン。公演ができる日は来ないかと思うくらいでした。そしたら、今度はコロナ禍になって、ぶっちゃけつまらないことばかりでした。――レッスンもZOOMで受けていたそうですね。いまもりそうなんです。対面レッスンができなくて、リモートで画面に向かって1人で踊るだけ。このまま続けていて意味があるのだろうかと、私だけでなくメンバー全員、気持ちがめちゃめちゃ落ちていました。会えないからこそ連絡は取り合って、電話もしていましたけど、みんな同じ想いだから、余計にどうしたらいいのかわからなくなって。――あの頃は先が見えませんでしたからね。いまもり10代は大事な時期だと思っていたので、新しいことを始めるなら早いほうがいい。だから、もうやめようかと考えたことが何度もありました。それを乗り越えられたのは、何でも相談できるメンバーがいたおかげ。今思えば、あの期間があったからこそ、自分との向き合い方や自主練の仕方を学べましたし、やっとお披露目の舞台に立てたときはめっちゃ感動しました。ようやく見てもらえた!メンバーと一緒に公演を作れた!あの嬉しさと楽しさはたぶん一生忘れません。ちば終わって号泣じゃなかった?いまもり舞台の最後に「ミモザのように」を歌っているときからウルウルきていて、幕が下りたあとは、みんなで「本当にできて良かったね。楽しかったね……」って。――あと、皆さん、勉強との両立も大変ではなかったですか?すずき私は中学も高校も公立で、普通に大学受験もしました。ミモザーヌでもやりたいこと、やらないといけないことがたくさんあって、私は関東メンバーで大阪までの移動にも時間がかかるので、新幹線でどれだけ勉強できるかが勝負だったんです。テスト前は「ヤバい!ヤバい!」と言いながらノートを広げたり、夏休みは合宿もあるので「宿題をやってない!」となって最後に追い込んだり。正直、寝ないで勉強したこともありました。さかもとやっぱりテストと公演が重なったりすると、点数が取れなければ進級できないし、ミモザーヌを疎かにすると公演に影響が出てしまう。私も新幹線の中とか普通の電車でも、できる時間にちょっとずつ勉強してました。いまもり私も中・高は公立で、周りの子は土・日に遊びに行くことが多くて。誘ってはもらうんですけど、レッスンがあるから「ごめんね」と断っていました。学校で人間関係を築くのも大事なので、正直遊びたいとも思いましたけど、ミモザーヌのレッスンがそれ以上に楽しくて。友だちも応援してくれて勉強を教え合って、テスト前は徹夜もしながら、無事に高校を卒業できました。ちば私は勉強に関しては常にピンチです(笑)。英語は今後も使うと思うので集中して頑張ったり、微妙な科目は後回しにしたり、優先順位をつけて、より自分のためになるようにしています。たくさん経験したことを活かして歌って踊れる女優を目指します――いまもりさん卒団の冬公演『Love Letter~いまもりまなか卒団公演~』は、ストーリー的に夏公演の続きなんですよね。いまもりそうなんです。夏公演では、良い子でいることを演じて悪い子に憧れを持つ少女が悩んでいましたけど、冬公演では成長して、愛について悩む物語になっています。――Z世代の皆さんだと、ラブレターを書くような文化はないのでは?ちば私の周りではないです。メッセージを携帯で打って送るより、文字を書くほうが気持ちが伝わるので、感謝のお手紙を送ったりすることはありますけど。すずき私、今思い出したんですけど、幼稚園の頃に好きな男の子がいて。バレンタインにチョコをあげたとき、下に「すきです」と書いていたと母に聞きました。それもラブレターですよね?いまもりかわいい(笑)。すずきバレンタインが2月で、私は4月が誕生日で、その子がプレゼントをくれました。幼稚園児なりに気持ちを受け取ってくれたみたいで(笑)、「ありがとう」という感じでした。――いまもりさんはひと昔前だったら、ラブレターをもらいまくりだったかと。いまもりまったくないです。私、本当にモテなくて。実は中学生のとき、自分でラブレターを書いたことはありましたけど、バツでした(笑)。――そんな男子がいましたか。いまもりいたんです(笑)。でも、手紙を書くことは大事にしています。今はLINEやメールで済んでしまいますけど、小さい頃はお父さん、お母さん、お兄ちゃんの誕生日に「おめでとう。いつもありがとう」とか、短くても文字にして渡していました。最近できてないから、また書きたいです。――ラブレターもまた書くんですか?いまもりラブレターはちょっとお休みにしておきます(笑)。――卒団しても芸能活動は続けるそうですが、ミモザーヌで学んだことをどう活かしていきますか?いまもり本当にたくさんの経験をさせていただいて、ダンスも歌も大好きなので、ここで終わりにせず、アーティスト女優になりたいと思っています。歌って踊って、お芝居もする。ミモザーヌではフラメンコや日本舞踊も習ったので、いつかどこかで「やってみて」と言われたら、できるようにしておきます。取材・文:斉藤貴志<公演情報>少女歌劇団ミモザーヌ冬公演「Love Letter~いまもりまなか 卒団公演~」【東京公演】2023年12月23日(土)~24日(日)会場:銀座博品館劇場【大阪公演】2024年1月6日(土)~7日(日)会場:YES THEATERチケット情報:公式サイト:
2023年11月16日学校のテストや宿題で出題される問題には、正解・不正解があるものです。しかし、子供の面白い解答を見ると、間違っていても丸をあげたくなる気持ちになりますね。『プロフェッショナル』の対義語Yasuko Yamada(pooh2risuyy624)さんは、息子さんの学校のプリントをInstagramに投稿しました。『マイノリティ(少数派)』、『プロフェッショナル(本職とする人)』の対義語を聞かれた、小学6年生になる息子さん。回答欄にはカタカナの言葉を書くのですが、息子さんは次のように答えていました。『メイジリティー』『ドシロウト』マイノリティの対義語は、多数派を意味する『マジョリティー』が正解ですが、もしかしたら、息子さんはネイティブの発音を意識して解答をした…のかもしれません!そしてプロフェッショナルの対義語は趣味として行う人を意味する、『アマチュア』が正解。息子さんの『ドシロウト(ど素人)』という解答は間違いにはなりますが、柔軟な発想に思わずクスッとさせられますね!投稿には「面白い!たまらん」「センスがキレッキレの解答ですね」などの声が寄せられていました。息子さんの珍解答は、「多くの人を笑顔にした」という意味で花丸に値するでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年11月14日中1発達障害娘。だんだんと反抗期が激しくなり…広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘は、中学1年生。小学4年生頃までは、親が寝る時間を決め、守らせていたのですが、反抗期が激しくなり、私の言う通りにしたくないという気持ちが芽生え始め……Upload By SAKURA半年に一回受診している発達外来の先生のアドバイスの元、「自己責任」「自己管理」という方針に変更。寝る時間も自由にしました。夜更かしすると、自分が翌日眠たい、しんどいということも体験させ、自分で寝る時間を調整してもらっていたのですが、中学生になると、部活を始めたことで帰りも遅く、宿題も多くなり……Upload By SAKURA帰宅してからやるべきことを終えた時には、時間はどうしても遅くなっていて、やるべきことをすべてを終えたあとに堪能していた自由時間は、さらに夜遅くなっていきました。寝る時間がこんなに遅くていいのかと、気にはなっていましたが……Upload By SAKURA「自己責任」ということが頭にあったので、自分で体験して、初めて気がつくこともあると思い、最初は口を出さず、様子を見ていました。しかし……寝る時間は「自己責任」にしていたある日…衝撃の事実がUpload By SAKURA特別支援学級の先生からの連絡帳で、授業中に居眠りしていることを知り、私は娘と話をしました。Upload By SAKURA「授業中眠いのは夜更かしをしているから。それなら、早く寝ればいい」と自主的に思ってほしかったのですが、娘は、授業中眠いことと、寝る時間が遅いことが結びついていないようでした。私たちは、娘にいい成績を取れとは思っていません。でも、授業はしっかり起きていてほしい。私は娘に、もう少し寝る時間を早くするように注意し、娘は「分かった」と言いました。しかし次の日も……Upload By SAKURAまた夜更かし。もう一度、注意したのですが……Upload By SAKURA「早く寝なさいって言ったでしょ?」というと、「昨日より15分早いよ?」と反論。私はあくまでも娘の自主性に任せたかったのですが、娘の特性上、抽象的な「もう少し早く」から察することは難しいようでした。ちゃんと、具体的に時間を指定したほうがいいのか……。しかしそうすると、私たちが今取り組んでいる自己責任、自己管理にならない。Upload By SAKURA一時的に寝る時間を指定することを復活させた結果…迷った私たちでしたが、勉強と体調が優先だと感じ、一時的に寝る時間を指定することを復活させ、22時半までに寝るように言いました。Upload By SAKURA寝る時間を指定している間、娘は時間を守り、22時半までにはベッドに入りました。特別支援学級の先生からも「居眠りしなくなり、集中力も上がりました」と報告もありました。Upload By SAKURA安心してまた「自己責任」に戻したのも束の間…これで分かっただろうと、ほっとした私たちはまた娘に任せることにし、自己責任に切り替えました。しかし……Upload By SAKURA娘は、また就寝時間が遅くなり、しばらくするとまた先生から「居眠りしています」と報告がありました。また私たちが指示した方がいいのか……娘に聞いてみると……Upload By SAKURA寝る時間を指定してほしくないというので、再び任せることにしたのですが、結局娘は、寝る時間を早めることはせず、自分の夜の自由時間を優先させていました。確かに自分たちが中学生の頃、夜更かししなかったか、居眠りしていなかったかと聞かれれば、「してない」とは言えません。娘と同じような生活をしていたように思います。しかし娘は、特別支援学級で一対一で数学と国語の授業を受けています。娘が居眠りすれば授業はできなくなり、先生も進められず困ります。みんなと一緒に受けている授業であれば、一人が寝ていても授業は進みますし、寝ていて授業を聞き逃しても、自分が困るだけですが、特別支援学級で受ける授業はそうはいきません。これでは、何のために特別支援学級で個別に授業をしてもらっているか分からなくなります。私たちは娘と何度も話をしました。すると娘はUpload By SAKURA自分の楽しみを優先になり、先のことを予測したり、考えたりすることは、今の娘にはまだ難しいようでした。しかし、難しいからと言ってやらせないのは成長につながりません。私たちがところどころサポートしつつ、徐々に先を想定するということをできるようになるため、続けることはやめてはいけない。今は娘がギリギリまで、自分で考えて動けるか待ち、それでも夜更かししそうになった時は、タイミングを見て声をかけるようにしています。先生から「居眠りが増えた」と報告があるたび、一時的に寝る時間を管理したりしつつ、試行錯誤しながらやっています。Upload By SAKURA執筆/SAKURA(監修:新美先生より)就寝時刻について試行錯誤のエピソードを聞かせていただきありがとうございます。中学生のお子さんの就寝時刻問題、難しいところですよね。主治医の先生のアドバイスにあるように、中学生ですから本来は自己管理、自己責任にしていきたいところです。遅刻しても居眠りしても「自己責任」と言いたいところですが、特性上、遅刻や居眠りをするとどうなるかを適切にとらえて行動を自己管理するというところにつながりにくい場合、本人任せにし過ぎると自立を促しているつもりがただの放置になってしまい、居眠りを怒られても理不尽に感じるだけで得るものがないというか、まだ自己責任をとれるような段階ではないといえることもあります。特性上、時間通りに動くことが難しい、明日の見通しをもって今夜の行動を自己管理することが難しい、この行動をとった場合のリスクやメリットデメリットに気づきにくいといった点を考慮して、本人の意思を尊重しつつも、一定のサポートが必要かもしれません。とはいえ、中学生。保護者が一方的に寝る時間を決めてうるさく言うという年齢ではないので、期間を決めて本人の申し出を試して振り返る、睡眠時間と居眠りの回数を記録して(先生にも協力してもらい)つながりを自覚してもらう、居眠りと成績の関係性について(意欲の項目で減点されるなど)学校の先生から冷静に話してもらう、余暇時間を確保するために宿題量や部活・習い事の回数などの見直しを考えたり、切り替えやすいスケジュールを一緒に考えてみる、アラームを設定したり、本人の希望に応じて声をかけるなど、さまざまな提案、手配、支援のサポートをしていく必要がまだまだあるかもしれません。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年11月08日皆さんは、義家族との関係に悩んだことはありますか?今回は「ばぁばからママを守ります」を紹介します。ばぁばからママを守ります在宅ワークの仕事を終え、夕飯を作っていた主人公。隣では娘が宿題をしていました。するとそこに、義母がアポなしで訪ねてきたのです。宿題でわからない部分があった娘が、教科書を開いて調べているのを見つけた義母は…。何かと文句を言いたい義母出典:CoordiSnapここぞとばかりに「ママに面倒をみてもらえないなんてかわいそう!」と言いました。すると娘が「パパも全然勉強みてくれないよ?」と言い返したのです。「え?」と困惑する義母。さらに娘は「聞いてもめんどくさいって教えてもらえないんだよね」と容赦ない暴露をします。義母は、娘の言葉にすっかり気まずくなってしまったのでした。娘の言葉にタジタジな義母嫁イビリをしようと文句をつけるも、娘に反撃されてしまった義母。息子大好きな義母の前で夫の欠点を話した娘に、驚く主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年11月04日私は製薬会社で化粧品の研究と開発をしている理系女子(リケジョ)です。大学時代に5歳年上の夫と出会って結婚し、幸せな日々を送っています。義両親や義兄はとてもいい人なのですが、義姉とその息子がとてもわがまで、義兄も甥の将来を心配している様子。 そんなある日、事件が起こってしまいました……。 義姉に甥っ子の宿題を押し付けられて……ある日、義姉と小3の甥が急に私の家にやって来ました。そして、「ママ友グループで旅行に行くから夏休みの宿題やっといて!」と言ってきたのです。甥も「おばちゃん、頭いいんでしょ? だったらその頭の良さが本当かどうか、こういう時に見せてよ」と挑発してきました。 宿題を押し付けられ、心底腹の立った私は、夫と義兄に連絡をして2人をギャフンと言わせるために作戦を立てました。1週間後、私はリケジョのプライドをかけ、宿題をすべて終わらせました。 宿題の逆襲!義姉と甥の大誤算私は「中身を確認してくださいね」と言って手渡したものの、甥はそのまま学校に提出した様子。私の作戦通り、2学期が始まった途端、義姉と甥が怒りながら私の家へやって来ました。 実は、小学3年生のレベルを大幅に超えて、私の知識を総動員して宿題を解いたのです。算数の解き方もわざと難しい公式を使い、読書感想文のために読んだ本は哲学書。甥が自分でやっていないことがすぐに先生にばれ、親子で叱られたそうです。 「あんたのせいで怒られた!」と怒る2人に対し、私は「全力でやれって言ったのも、中身を確認せずに提出したのもお2人ですよ?」と反論。義姉は「全部の宿題をやり直しになったんだから、もう一度ちゃんとやり直すか、私と息子に迷惑料払いなさいよねっ!」と言ってきました。 義兄に怒られてそのとき、私から連絡を受けていた義兄と夫が部屋に入ってきました。そして、義姉と甥に「お前たちはどれだけ迷惑をかければ気が済むんだ?!」「自分の宿題を自分で全部やるのは当たり前だろ!」と激怒。 義兄は「迷惑料を払えだって? ふざけるな! お前が遊んでる間、彼女は必死に宿題をやってくれたんだぞ! お前が自分で働いて迷惑料を払え! できないならもう離婚だ!」と言い渡し、義姉は大慌て! 義姉は慌ててパートを見つけて働き始めました。そして、甥は自分の力で宿題をやり直すことに。 甥っ子は勉強好きにその後、懸命に宿題をやった甥は勉強に目覚めたようで、自ら塾へ行きたがり、以前の自己中心的な態度から、真面目な男の子へと変化していきました。そして、先日甥から電話があり「おばちゃん、この前はごめんなさい。僕、勉強を教えて欲しいんだけど……」と言ってきたのです。私はその申し出に喜び、甥に勉強を教えるようになりました。 長い人生の中でたとえ失敗したとしても、気持ちを入れ替えて取り組めばやり直せるものです。これからは、家族全員で甥と義姉の再スタートを応援するつもりです。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月02日ラジオ大阪アナウンサー・和田麻実子さんが、大阪ママを代表して 日々のことを綴っていきます。兄弟ゲンカって何だろうこの連載も12回目になります。mamagirl読者の皆さんにいつも読んでいただき感謝です! さて、今回は我が家の子どもたち、長男8歳・次男3歳の5歳差兄弟について書いてみたいと思います。周りの方からは「5歳差だと、お兄ちゃんが弟のお世話をしてくれるのでは?」とか「5歳も差があったらケンカは少ないでしょ?」と言われることが多いのですが…。現実は「お世話してくれるときもあるけど、ケンカはめっちゃします!」ですね!お兄ちゃんは宿題・弟はブロック遊び、平和な時間~と思っていたら次の瞬間には「痛い~!」とか「やったな~!」という声が響くのが日常です。男の子ママの先輩から「ケンカはしょうがない。ケガもなく、家も壊れないなら様子を見ている」とアドバイスをもらうこともありますが(笑) 。皆さんのお子さんはどうですか?大根を引き抜いた瞬間の長男の様子。秋、楽しんでいます!私自身は3歳差の妹がおり、ケンカもなく、よく一緒に遊んでいました。もちろん姉妹ですから、兄弟とは違うのかもしれないですけどね。大阪・天王寺動物園のペンギン水槽前にて仲良く見学する兄弟ケンカ勃発は突然に!5歳差だと、好きな遊びは違うだろうから一緒に遊ぶのは難しいかな~、でもケンカは少ないかもしれないな~、と私自身ずっと思っていました。しかし蓋を開けてみれば…意外と5歳差兄弟は一緒に遊ぶ!そして仲良く遊ぶ微笑ましい時間は続かない(笑)。これが悩みの種でもあります。お兄ちゃんは保育園時代からブロックが大好きで、小学生になってもそれは変わりません。そんなお兄ちゃんを見ているからか、弟もブロック好きに。はじめのうちは、弟が「これ、どうやってつくるの?」と聞くと、お兄ちゃんが 「こうやって、こうする!」と一緒にブロックを組み立ててあげています。弟はうれしそうです。そうやって仲良く遊び続けられればいいのですが…。「次はこれつくって!次は…」という弟のお願い攻撃が始まると、お兄ちゃんは「もぉ~!ぼくも自分のものが作りたいから知らん!」となり、ケンカ勃発です。そうなると弟がブロックを投げてしまうこともありますし、それが当たったお兄ちゃんが怒ってしまって…という展開に。ですから、仲の良い時間は貴重です。お兄ちゃんの勉強机に陣取る弟お兄ちゃんが好きなのはわかるけど…ケンカした直後に、2人ケロッとして仲良く遊んでいることもありますから、子どもって不思議だな~と思います。もちろんケンカの理由も、かわいいものです。おもちゃを取られたとか、自分の分のおかずを食べられたとか、宿題の邪魔をしてくるとか、他愛のないことばかり。お兄ちゃんとしては、宿題をしているところに何故弟が攻めてくるのか? 弟としては、お兄ちゃんが何で遊んでくれないのか? お互いの気持ちが合わずに、ストレスなのかも? 弟がお兄ちゃんを好きだからこそ、ケンカが起こるのです。理由は何であれ、手が出たりブロックを投げたりする瞬間があれば、私も見逃せません!「叩いたり・痛いことはダメ!」と止めに入ります。 これ、いつまで続くのかな~が、私のストレスかもしれません。レゴランドでは大阪・道頓堀の賑わいが見事にレゴで再現されていました!そこで先日、兄弟それぞれと遊びに行ってみるということをしました。長男とだけ出かける日。次男とだけ出かける日。この2パターンを作って遊びに行ってきました。一緒に出かけないほうを見てもらうため、おばあちゃんにも協力してもらいました。何でこんなことをしようと思ったか…、どうも最近ケンカ多いなという時期があったんですね。私もしんどいし、子どもたちはそれ以上だろうなと。そして何より、大好きな子どもたちにイライラしている自分が嫌だったというのが大きな理由です。普段は、兄弟一緒に出かけることが当たり前だから、それぞれとゆっくり遊ぶ時間をとってみよう!と。 何の解決にもならないかもしれないけれど、思い切って実行してみました。長男とは、日帰り名古屋のレゴランド。次男とは、神戸のアンパンマンミュージアム。 それぞれの好きな場所で、親子2人だけで過ごす時間、その結果は…!?次男、初めてのアンパンマンミュージアムママの自己満足かもしれないけれど!行ってみてどうだった?と聞かれたら、兄弟関係に目立った変化はないものの、私にとってはとても良い時間になりました。ひとりひとりの「ママ、見て~!」に応えることができたこと。長男の話をゆっくり聞くことができたこと。普段は2人から「ママ、見て~!」と言われると、片方にしか応えられず、そのせいでケンカ勃発もあります。またどちらにも応えられない場合もあります(笑)。最近は、長男と話していたら次男が「ぼくも~」と仲間に入りたがる時期で、長男とゆっくり話せないな~と思うことも。今回、それぞれとゆっくりと時間をとることができて、それを解消。さらに、へぇ~!と感心したのは、長男がレゴランドのお土産店で「弟へのお土産買ってあげる」と言い、自分から選んでくれたんです。親としては、うれしいことしてくれるじゃないか!と。私自身が長男の優しい気持ちに触れることができ、5歳差兄弟とこれからもしっかり向き合おう、と改めて思えた1日でした。
2023年10月30日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。大量の宿題を前にやる気をなくすイチくんに、オニハハ。さんは宿題をすることが大学進学の後押しになると力説しますが、宿題を終えられないイチくんは「俺、ダメな大人になるよね……」と今にも泣き出しそう。それが「イチが好きなことは?」と聞くとパッと表情が明るくなり、率先して宿題を再開します。そんなイチくんを見たオニハハ。さんは「頑張っているのに私から注意され、自信をなくしている感じがする」と自分を責めてしまいます。そのことを夫に話すと「宿題に必死なお前のことも心配だ。先生に相談してみたら?」と提案され……。オニハハ。さんは先生にすがるような気持ちで、連絡帳に「宿題、終わりませんでした」と書き込んだのです。オニハハ。さんはいつもは何も書かずに提出している連絡帳のメッセージ覧に「宿題、終わりませんでした」と書き込みます。 そして、イチくんが学校から帰宅すると……。 突然、担任の先生がやって来て… ピンポーン 「お世話になっております。イチくんの担任の佐藤です」 「!?」 先生が突然の来訪、イチくんが忘れた宿題のノートを持ってきてくれたのです。 「せんせー、どしたのー?」 イチくんはうれしそうに顔を出しますが、宿題について聞かれると…… 「い……今、やってるぅ〜」 ばつが悪そうに、奥の部屋に逃げてしまいます。 「すみません。最近、全部できてなくて。あの……」 「連絡帳に書いてくれましたよね。そのことで少しお話もしたくて」 先生がわざわざ忘れ物を届けに来てくれたのは、オニハハ。さんが連絡帳に書いた「宿題、終わりませんでした」という一言を気にしてのことだったのです。 「最近も、イチくんはやりたがりませんか……?」 先生はイチくんのことを責めることなく、穏やかな表情で尋ねます。 「イヤイヤですが……でも、毎日頑張ってやっているんです。けど……」 オニハハ。さんはイチくんが頑張っていることも、母親である自分が必死に試行錯誤していることも伝えます。 「もうイチに任せて、ムリにやらせなくてもいいかなって……。毎日頑張って楽しく学校に行ってくれている。私はそれだけで、イチはすごいなと思うんです……」 静かに耳を傾ける先生に、オニハハ。さんは自分の気持ちを一気に伝えたのでした。 急な訪問には驚きますが、オニハハ。さんが自分の気持ちを伝えられたのも、先生が自宅に来てくれたからですよね。 最近は“先生の忙しさ”が話題になることも多く、相談しづらさを感じている人もいるかもしれません。そんなときはオニハハ。さんのように、連絡帳を活用するのも一つの方法。 ちなみに最近は、連絡帳をデジタル化する動きも進んでいるようです。手書きはどうしても時間がかかるため、連絡帳のデジタル化は保護者の負担軽減にもなりますよね。 その一方、デジタルでは「お互いのやり取りが機械的になり、伝えたいことが伝わらないのでは?」という懸念もあるとか。皆さんは連絡帳のデジタル化、どのように受け止めますか?著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月28日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。大量の宿題を前にやる気をなくすイチくんに、オニハハ。さんは宿題をすることが大学進学の後押しになると力説しますが、宿題を終えられないイチくんは「俺、ダメな大人になるよね……」と今にも泣き出しそう。それが「イチが好きなことは?」と聞くとパッと表情が明るくなり、率先して宿題を再開します。そんなイチくんを見たオニハハ。さんは「自分なりに頑張っているのに注意され、そのたびに萎縮しては自信をなくしている感じがする」と気づきます。そして、イチくんが自信を失ってしまうのは「私のせいなのかも……」と自分を責めてしまうのです。「一生懸命な息子の自信を失わせていたのは、自分なのかもしれない……」 オニハハ。さんは自分のことを責めてしまいます。 私が追い詰めていたとしたら… イチくんのためにも、宿題を終わらせることが親の役目だと信じていたオニハハ。さんですが……。 「イチのためになってた?」 「ただ追い詰めていただけだったら……?」 オニハハ。さんは自分を責める気持ちを止められず、涙ながらに夫に訴えます。 「本人が頑張っているなら、私はもう、終わらなくても何も言いたくないよ……」 「そうだな……。俺もお前のメンタルのほうが心配だよ……」 夫は顔を覆いながら話すオニハハ。さんを気遣います。 「イチだけ宿題を少なくするのはムリだろうから、先生に相談してみたら?」 オニハハ。さんと夫が話している間も、イチくんは宿題と格闘中です。 「終わらない……絶対ムリ……眠い……」 「……今日はもう寝よう」 「イチは十分、頑張った」と自分に言い聞かせるオニハハ。さんの頭に、夫が口にした“先生に相談”というフレーズがよぎります。 「忙しい中、時間を取ってもらうのは難しいよね……」 先生に相談したい気持ちを抑えながら、オニハハ。さんは連絡帳に向かいます。 そして、いつもは何も書かずに提出しているメッセージ覧に「宿題、終わりませんでした」とだけ記入……。 無意識ではあったものの、オニハハ。さんはその一言に、先生へのSOSを託したのでした。 夫にメンタルを心配されるほど、自分を責めてしまったオニハハ。さん。先生にすがるような気持ちで連絡帳に向かったのでしょうね。 「宿題はするべきものだから」「これは家庭の問題だから」と抱え込み続けてしまっては、本当に心の調子を崩してしまいかねません。 とはいえ、なかなか相談しづらい場合もありますよね。そんなときのため、厚生労働省では子育て相談の窓口となるLINEアカウント「親子のための相談LINE」を開設しています。すぐに利用するわけではなくても、何か困ったときのお守りとして覚えておくと安心です。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月27日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。学年が上がるにつれ、宿題は増える一方。3年生になったイチくんは、宿題を終わらせないまま登校します。それでも先生には叱られず、味を占めていたイチくんでしたが、ついに学校から電話が……。オニハハ。さんはイチくんを奮起させるべく、宿題をすることが大学進学の後押しになると力説しますが、当のオニハハ。さん夫婦は高卒。説得もむなしく、イチくんは「お父さんもお母さんも幸せそうだもん!」と笑顔を見せるのです。「お父さんお母さん、勉強しなくても、結婚して子どもがいて仕事もして、今幸せそうだもん!」「俺もそんな家族になりたいから同じが良い」——。 その言葉はうれしいものの、宿題への意欲にはつながらない。どうしたらイチくんをやる気にさせられるのか、オニハハ。さんは頭を抱えてしまいます。 やらなきゃって、わかっているのに… 「俺……ちゃんと宿題もできないで、ダメな大人になるよね……ごめんなさい……」 頭を抱えるオニハハ。さんを見て、イチくんは今にも泣き出しそうな顔で謝ります。 「ダメな大人になるワケないでしょ。イチがすごくやさしいの、お母さん、知ってるよ」 「イチは毎日頑張ってる。すごいんだよ。それにほら!! 宿題も半分は終わってる」 「でも俺、得意なこと何もないし、仕事もできないかも……」 「イチの好きなことは?」 「ゲーム。工作も好き」 「じゃあ、何か作ったりする仕事をすればいいんだよ〜」 すると、泣きそうなほどに曇っていたイチくんの表情がパッと明るくなり、さらには率先して宿題を再開したのです。 「イチは宿題をやらないんじゃなくて、できないのかもしれない」 「は?」 自分の好きなことの話になった途端、表情が明るくなったイチくん。オニハハ。さんは、宿題に必死に向き合ってきた息子の姿を思い返しながら、夫に語りかけます。 「宿題が進まない自分を責めている感じ……。やる気の問題だと思っていたけど、違うのかも」 「本人は一生懸命なんだけど、うまく進めない……みたいな……」 「じゃあ結局、終わらないのも仕方ないってことじゃん」 「ん〜……ただ……」 自分なりに頑張っているのに注意され、そのたびに萎縮しては自信もやる気も失ってしまう。そのことに気づいたオニハハ。さんは…… 「私のせいなのかも……」 イチくんの懸命さを改めて感じ、自分を責めてしまうのでした。 つらそうな子どもの姿を見て、自分のことを責めてしまう……。お子さんの年齢にかかわらず、そうした経験のあるママやパパは少なくないのでないでしょうか?子どもへの愛情があるからこそ、自分を責めてしまうのかもしれません。しかし、自己否定を繰り返すと苦しくなるばかり。心の健康を保つためにも、自分自身へのやさしさや思いやりを忘れずにいてくださいね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月26日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。学年が上がるにつれ、宿題は増える一方。3年生になったイチくんは、宿題を終わらせないまま登校します。それでも先生に叱れることはなく、味を占めたイチくんは無敵状態に。しかし、ついに先生から自宅へ電話がかかってきてしまいます。無理にでも宿題をやらせるべきか否か、オニハハ。さんは悩みますが、夫は「宿題やった覚えねぇし」と言うのです。「でも俺、子どものころに宿題やった覚えねぇし」——。 夫の意外な一言に目からウロコのオニハハさん。は、「宿題をやる意味」について考え始めます。 必死に説明してみたけれど… 「ちゃんと説明できる自信ないな……」 オニハハ。さんは「宿題をする理由」について検索。大量の宿題を前にやる気をなくしそうなイチくん本人にも、同じ質問をします。 「勉強しないとバカになるからでしょ。俺、バカだもん」 「イチはバカじゃないよー!! テストだって、いい点取れてるし!」 オニハハ。さんは沈んだ表情を浮かべるイチくんを目いっぱい励ましながら、宿題をする理由を伝えます。 しかし、イチくんの表情は曇ったまま……。 「わかった、頑張る!!」 オニハハ。さんの必死さに根負けしたのか、一度は机に向かったイチくん。しかし、やる気も長くは続かず、数分後には力尽きてしまいます。 イチくんを奮起させるべく、宿題をする理由について、オニハハ。さんは自身の後悔やイチくんの未来も交えながら説明しますが…… 「お母さんは大学行ったの? じゃあ、俺も行かない」 大学に進学していないオニハハ。さんは、完全なる図星。 それでも宿題をすることの先にあるメリットを語り続けますが…… 「勉強していなくても、お父さんもお母さんも、今、幸せそうだもん!」 オニハハ。さんの頑張りもむなしく、イチくんは満面の笑み。説得するどころか、むしろ複雑な気持ちになってしまうのでした。 宿題をする理由、大人でも戸惑ってしまう質問ですよね。 子どもに宿題をさせることは、大人にとっても大きな苦労。すると、ついつい隣の芝が青く見えそうなものですが、宿題があるのは他国も同様の様子。国際的な学力調査団体によれば、調査に参加した60以上の国と地域のすべてに宿題が課されていたとか。 宿題に取り組ませることへの親の悩みは、もしかすると万国共通なのかもしれません。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月25日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。イチくんの宿題を見るため、オニハハ。さんはフルタイムの会社勤務から在宅仕事へシフト。それでも宿題との格闘に終わりは見えず、イチくんはついに宿題を終わらせられないまま登校します。不安を抱えながらイチくんの帰宅を持つオニハハ。さんでしたが、イチくんは「怒られなかった」と笑顔。それに味を占め、無敵状態になってしまったのです。宿題を終わらせずに登校しても、怒られなかったことに味を占めたイチくん。 以来、宿題を隠したり、終わったとウソをついたり、無敵の状態です。 ついに担任の先生から電話が… 「先週のイチくん、宿題忘れが多かったのですが……」 イチくんの無敵状態が長く続くはずもなく、担任の先生から電話がかかってきてしまいます。 しかし、必死に弁解するオニハハ。さんに、先生はむしろ感謝を伝え、「お母さんが寄り添ってくれるなら安心です」と言うのです。 「もし終わらなくても、学校で先生と一緒にやりますから」 「えっ……いえ、お忙しい中、そんな……。家でやります」 忙しい先生には頼れない。でも、3年生の今つまずいたら、4年生になってから困る——。 先生がくれた言葉に一瞬、安堵するオニハハ。さんでしたが、それ以上に焦燥感が募ります。 「ただ、出された宿題をやる。これがこんなに難しいことだなんて……」 オニハハ。さんは試行錯誤の毎日を振り返ると同時に、イチくんにきつい言葉をかけたことを悔やみます。 「でも、宿題はやらないと……イチが困らないように、イチのために……」 イチくんに無理をさせたくない気持ちと、イチくんが困らないために宿題をさせたい気持ち。悶々と考えていると、そこに仕事を終えた夫が帰宅します。 「励ましても褒めてもダメで、結局は怒っちゃって、泣きながら終えました……」 今日の宿題について聞く夫に対し、オニハハ。さんはヘトヘトの表情で答えます。夫は「お疲れ」と労いますが、オニハハ。さんは言葉が止まりません。 「毎日学校に行って、授業も頑張って、それだけで本当にすごいことなのに。笑顔で帰ってきてくれるだけで十分なのに。なんで毎日、宿題で怒って……」 「俺が言えば泣く泣くやるけど、帰りが遅いから寝るまでに終わらないしな」 悩みに悩むオニハハ。さんとは裏腹に、夫は至って冷静です。そして…… 「でも俺、子どものころに宿題やった覚えねぇし」 「え……」 宿題をするのは当たり前だと思っていたオニハハ。さん。夫の思いもよらぬ一言を聞き、「宿題をする理由」について考えるのでした。 夫の意外な一言から、考える機会を得たオニハハ。さん。宿題をするのが当然だった人も、そうでなかった人も、確かに十人十色なのかもしれません。 ワンオペの育児をしていると、育児に関する考え方も一方向になりがちですよね。悩んだときこそ、まずは誰かに相談! 夫はもちろん、自分ではない誰かの一言が、何かのヒントになるのかもしれません。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月24日