バスケットボール日本代表男子の富永啓生が15日、自身のインスタグラムを更新。かねてから交際していた女性との婚約を発表した。富永選手は「ご報告です」と題して「この度お付き合いしていた方と婚約をすることになりました」と報告。続けて「これからも2人で支え合い楽しい日々を過ごしていきたいと思います!応援のほどよろしくお願いします」としたためた。
2024年04月15日ミュージカル『ルームメイトと謎解きを』の公開ゲネプロが17日に東京・サンシャイン劇場にて行われ、小野塚勇人(劇団EXILE)、富永勇也、長江崚行、健人、加藤将、横山賀三、山野光、松村優、加藤良輔、陳内将、青野紗穂、鈴木壮麻、板垣恭一(演出)が取材に応じた。同作は楠谷佑氏全寮制男子校×本格ミステリのミュージカル化作。 脚本・作詞・演出を板垣恭一氏が務める。全寮制男子校で起きた不可解な殺人事件を、兎川雛太を小野塚勇人(劇団EXILE)、武藤潤(原因は自分にある。)がWキャストで主演、そして雛太役とW主演となる鷹宮絵愛を富永勇也が演じ、全寮制男子校で起きた、不可解な殺人事件に迫る。公開ゲネプロには、小野塚が出演した。○■ミュージカル『ルームメイトと謎解きを』小野塚勇人&富永勇也が公開ゲネプロ小野塚は「このメンバーと限られた時間の中で、密度の濃い稽古をしてきたので、明日からこの世界を観に来ていただける皆さんに感じてもらえると、すごく楽しみにしております」、冨永は「まずはここまで無事に辿り着けたことに安心しているのと同時に、またこれからお客さんに観てもらうということなので、今まで稽古で培ってきたことをお客さんに向けられるように頑張りたいと思います」と喜びを表す。長江は「稽古場も和気あいあいと楽しく、男子高校生ノリみたいなものが、見ているお客さんに楽しんでもらえるポイント」と語り、加藤将が「本番も、今日のゲネプロも思いっきりミスっても誰かのためにお芝居してやろうと思います」と言うと、周囲は「ミスらないで」とツッコミ。陳内は「詳しくは言えないんですけども、(本役の)大河原先生以外の感覚みたいなものを持っている瞬間がございまして。今のこの身なりからはちょっと想像がつかないかもしれないんですけども、『そうきたか』みたいなことも個人的にはあります」と含みを持たせた。大ベテランの鈴木は「僕は演出家の板垣さんと、作曲の桑原レディズ(桑原まこ、桑原あい)がタッグを組んだ作品に出たいなと思っていたので、ご縁をいただけて本当にわくわくしてから稽古に通いました。瞬発力がすごい若者たちを目の当たりにして、稽古場でどうやったらいいんだろうってずっと思ってたんですけども、彼らからいっぱい刺激を受けて、楽しい稽古期間を過ごすことができました」」と振り返る。板垣は「原作を書評サイトで偶然見つけまして、タイトルを見てパッと開いて、表紙の絵を見て『これひょっとして芝居になるんじゃないかな』という勘と共に読み始めて、読み終わって『ミュージカルにしてみたいな』と思ったのが最初でございました」と経緯を説明。「原作の面白さと音楽の良さを見どころとしてお伝えしたいのと、演劇だから足せる情報の足し方を演出的に織り込んでいるつもりでございます」と自信を見せた。最後に小野塚は「僕、今年で30歳になるんですけども、約年齢の半分の16歳に挑戦させていただいて。15〜6年くらい前の自分を思い出して、稽古場からみんなで男子校ノリみたいなことをやっています。今が1番、『自分、若いな』と思ってます」と宣言。「この作品を通して、ミステリーの謎を解くというドキドキ感と、若いみんなが舞台上ではちゃめちゃにイキイキと演じている姿を観て、パワーやエネルギーを受け取ってもらえるように、明日から1公演1公演必死にやりますのでぜひ劇場でお待ちしてます」とアピールした。公演は東京・サンシャイン劇場にて11月18日〜26日。
2023年11月17日プチバトー(PETIT BATEAU)が4月21日、第31回イエール国際モード&写真フェスティバルのファッション部門でグランプリを受賞した富永航(Wataru Tominaga)によるカプセルコレクションを、全国のプチバトーブティックとオンラインブティックにて発売する。毎年4月に南仏のリゾート地・イエールで開催される同フェスティバルは、若手ファッションデザイナーとフォトグラファーの登竜門として知られ、過去の受賞者にはヴィクター&ロルフやサンローランのクリエイティブディレクター、アンソニー・ヴァカレロらが名を連ねる。プチバトーは2013年から同フェスティバルとパートナーシップを結び、グランプリ受賞者とのコラボレーションアイテムを発表している。今回のカプセルコレクションでは、富永の持ち味である色彩に富んだウィメンズ4アイテムとユニセックス2アイテムが登場。「シンプルな要素を大胆に組み合わせることで、リズミカルで美しい旋律のデザインが生まれる」と富永が語るように、マリニエール、Tシャツ、プチキュロットといった誕生から100年ほど経つプチバトーのアイコニックなアイテムが、新しい解釈によりフレッシュなデザインへと生まれ変わった。ジャージー素材のロングドレス(2万円)は、異なるトーンのストライプを重ねて躍動感のあるスタイルに。ボートネックトップ(1万4,500円)は、全面にあしらわれたブルーの花々が赤いボーダーと交わりグラフィカルな表情を覗かせる。ユニセックスのTシャツ(8,300円)とショーツ(5,800円)は、ブルーやグリーンのストライプがチェッカーボード柄と組み合わされ、調和のとれたユニセックススタイルを生み出している。富永航は、武蔵野美術大学とヘルシンキのアールト大学でテキスタイルデザインを学んだ後、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ校を卒業。今回のフェスティバルで審査員長を務めたジュリアン・ドッセーナ氏は、富永を「若き三宅一生のようだ」と評している。
2017年03月27日プチバトー(PETIT BATEAU)が、イエール国際モード&写真フェスティバルとコラボレーション。グランプリ受賞者である富永航がデザインした、カプセルコレクションが2017年4月21日(金)より全国のプチバトーブティック、オンラインストアにて発売される。富永航は過激で大胆なスタイルを生み出すデザイナー。カプセルコレクションのためにレディースとユニセックスのアイテムをデザインした。ストライプがチェッカーボード柄と組み合わさったり、赤のストライプが一面の花とともにあしらわれたり、シンプルな要素を大胆に組み合わせたデザインに仕上がっている。さまざまな色がはじけ、ぶつかり合うこのコレクションでは、誕生から100年も経ったアイコニックなアイテムであるマリニエール、Tシャツ、プチ・キュロットが彼の新しい解釈で生まれ変わった。【詳細】プチバトー×イエール国際モード 写真フェスティバル発売日:2017年4月21日(金)アイテム:<レディース>・ロングドレス(XXS〜L) 20,000円+税・ボートネックトップ(XXS〜L) 14,500円+税・ハーフスリーブトップ(XXS〜L) 9,300円+税・ショーツ3枚組(XXS〜L) 5,800円+税<メンズ・ユニセックス>・Tシャツ(XXS〜L) 8,300円+税・トランクス(XXS〜L) 5,800円+税取り扱い店舗:全国のプチバトーブティック、オンラインストアALL IMAGES © OSMA HARVILAHTI【問い合わせ先】プチバトー・カスタマーセンターTEL:0120-190-770(9:00〜18:00)
2017年03月25日以前行った「女性が乗っていたらすてきなクルマは?」の企画では、「バリバリのスポーツカーを乗りこなしていたらほれる」というコメントもいただいた。そんなスポーツカーが似合いそうな女性有名人を、マイナビニュース会員の男女500名に聞いてみた。※敬称略Q.スポーツカーが似合いそうな女性有名人は?(複数回答)1位 黒木メイサ 9.6%2位 米倉涼子 7.2%3位 香里奈 3.6%4位 天海祐希 3.4%5位 藤原紀香 3.0%■黒木メイサ・「スタイリッシュだから」(32歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「気が強そうで速そう」(50歳男性/情報・IT/営業職)・「ポルシェのオープンカーが似合いそう」(33歳男性/情報・IT/技術職)■米倉涼子・「スポーティーなイメージ」(32歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「かっこいい女性だから」(28歳女性/食品・飲料/事務系専門職)・「活動的で情熱的なところがクルマのイメージと合ってる」(31歳男性/小売店/販売職・サービス系)■香里奈・「真っ赤なクルマが似合いそう」(23歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)・「ボーイッシュでかっこいい」(28女性/医薬品・化粧品/技術職)・「ファッションと合わせてクールに乗りこなしていそう。イメージはジャガー」(29歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)■天海祐希・「足が長く、似合いそう」(26歳女性/学校・教育関連/専門職)・「キャリアウーマンっぽいから」(30歳男性/ソフトウエア/技術職)・「男っぽくてさっそうとしているから豪快に運転しそう」(36歳女性/生保・損保/事務系専門職)■藤原紀香・「大人の女性でかっこよさもあるから」(28歳男性/情報・IT/技術職)・「レースクイーンっぽい」(27歳男性/農林・水産/技術職)・「峰不二子みたいなドレスで真っ赤な車に乗っていそう」(44歳男性/情報・IT/事務系専門職)■番外編: 6位以下はこんな顔ぶれ・「杉本彩:何歳になってもミニスカートで乗っていそう」(29歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)・「北川景子:髪をなびかせて走っていそう」(25歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「富永愛:スポーツカーからさっそうと出てくる姿が想像できる。イメージはポルシェのカイエン」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)■総評1位は「黒木メイサ」。映画やCMのクールなイメージからスポーツカーを連想したという回答が最も多く、「かっこよくてきれい」「実際に乗り回してそう」といった声が寄せられた。2位は「米倉涼子」で、こちらも1位の「黒木メイサ」同様に、クールなイメージが多くの支持を得た。また、乗っていそうな車として「フェラーリ」「ポルシェ」「フェアレディZ」など、具体的な車名を挙げるコメントが多かった。続いて3位は「香里奈」。女性からの支持が圧倒的に多く、飾らない人柄や活動的なイメージが評価される結果となった。4位は「天海祐希」で、「りんとした雰囲気」「すらりとした長身に合う」などの声が多く寄せられた。そして5位は「藤原紀香」。かっこいい大人の女性として支持する声が最も多く、こちらは男性からの支持が多数を占めた。人によって、思い描く女性有名人にかなりバラつきがあった今回のアンケート。大半の女性有名人が日本人という中、外国人では「アンジェリーナ・ジョリー」「ニコール・キッドマン」などの名前が挙がった。また、実在しない人物でありながら、「峰不二子」の名前を挙げる人も。あなたが思い描く女性有名人は誰だろうか?調査時期: 2012年10月22日~2012年10月24日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性279名 女性221名合計500名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパン発行「VOGUE JAPAN」誌はこのほど、ナイト・ショッピングイベント「FASHION’S NIGHT OUT」(ファッションズ・ナイト・アウト、以下「FNO」)の本年度アンバサダー、MC、ゲストをはじめ、恒例となったチャリティグッズの販売を発表した。今年の「FNO」は9月8日、表参道・青山・原宿エリアにて開催が決まっており、本年度もアンバサダーとして冨永愛さん、オーブニングセレモニーを進行するメインMCにクリス・ぺプラーさん、ゲストに土屋アンナさんが登場し、約460の参加店舗とともにイベントを盛り上げる。恒例のチャリティグッズの販売も決定しており、「ファッションによる社会貢献」を推進していく。収益は、東日本大震災の復興支援活動を行う「認定NPO法人 国境なき子どもたち(KnK)」と、イベント開催エリアである表参道の地域社会貢献活動を行う「ケヤキ基金」に寄付される。同イベントは、アメリカ版「VOGUE」誌の編集長、アナ・ウィンター氏の提唱によって2009年より実施され、ファッション業界の支援と景気回復のきっかけをつくるというグローバルな目的の下、本年度は同誌を発行する世界19カ国にて同時期に開催される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月06日ママ達の憧れや目標となるベストマザーをママ達の投票で選ぶ「ベストマザー賞」に、歌手・モデルの土屋アンナ(音楽部門)とモデルの冨永 愛(文化部門)が受賞し、5/10(木)都内にて授賞式が行われた。WOWOWで放送中のエンタメ情報番組『ザ・プライムショー』でMCを務める二人は、子育てに対する想いを、土屋「パワーがあって元気でちょっとやんちゃで子供らしい子供に育ってほしい」、冨永「いろんな喧嘩もしたり、悩むこともありますが、いっぱしの大人になってくれたら良いなと思います」と語った。また、土屋は、「『ザ・プライムショー』は、世界中のエンタメ情報をチェックできる番組。忙しいママにも見てほしい」と番組をPRした。なお、授賞式の模様は、本日(5/10)の『ザ・プライムショー』午後6:55~WOWOWプライムで生放送されるほか、夜11:55~『ザ・プライムショー』を15分にぎっしり凝縮した『ザ・プライムショーニュース』をWOWOWプライムで放送する。※[無料放送]BSをご覧になられる方はどなたでもご視聴いただけます。 出演:ジョン・カビラ、土屋アンナ
2012年05月11日初の日韓合同ファッションイベント「Kiss (KOREAN INTERNATIONAL STYLE SHOW)」が1月25日より3日間、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催。初日となった25日、人気K-POPアーティストのBEASTやCNBLUEらと日韓のトップモデルが記者会見を行った。CNBLUEの公演チケット情報会見には、菜々緒ら日韓のモデル14名、オープニングアクトとモデルを務める韓国のガールズグループのNine MusesとRaNia、そしてBEAST、CNBLUE、SISTARが出席。初日のMCを務めるBEASTのドゥジュンは、「韓国のファッションを日本に紹介するイベントでのMCにちょっとプレッシャーを感じていますが、意味深いイベントに参加できて光栄。BEASTメンバーのギグァンとMCを頑張ります」と意気込むと、SISTARのヒョリンは、「いつも日本のファッションを参考にしています。韓国にも素敵なブランドがあるので、これを機会に知ってもらえると嬉しい」とファッション・アイコンらしいコメント。CNBLUEのヨンファは、「12月にCNBLUEがライブをした場所で、またライブができるのは嬉しいし、特別な感じがする」と述べた。また、モデルの菜々緒は「日韓それぞれの“らしさ”を出して楽しみたい」と期待を語った。イベントは、モデルの富永愛、BEASTのドゥジュンとギグァンの司会のもと、日韓を代表するモード系5ブランドと日韓約60名のモデルによるファッションショー、そして、少女時代やCNBLUE、BEAST、SISTAR、RaNiaによるライブにより構成された。トリを飾った少女時代は、「ファッションに関心が高いので、今日は衣装に迷ってスーツにしました」と美脚を封印した乗馬服風のモードな衣装で『The Boys』など全5曲を歌った。26日(木)は冨永愛、イ・ホンギ(FTISLAND)を司会に、少女時代、FTISLAND、T-ARA、4Minuteが出演。27日(金)は蛯原友里、ギュリ(KARA)を司会に、KARA、RAINBOW、Secret、INFINITE、AFTERSCHOOLが出演。27日(金)の当日引換券チケットは、26日23時59分まで発売中。
2012年01月26日冒頭、柴咲コウの泥にまみれたひどい(でもかわいい!)顔がアップで映し出され、何やらワクワク。かと思えば、全編を通じて“ミュージカル絵本”とでも言うべきキュートな世界観が展開。おまけに物語は“食”や“いのちを食べる”といったことについて考えさせつつ、母と娘の心の絆にほっこりさせてくれたりと楽しみどころ満載のこの映画の名は『食堂かたつむり』。小川糸の同名ベストセラー小説に柴咲コウ、余貴美子、ブラザートムら強力なキャスト陣などなど、魅力的な“材料”を得て、新鋭女流監督・富永まいはどのように“調理”し、映画を作り上げていったのか?公開を前に富永監督に語ってもらった。失恋のショックで失語症になった柴咲さん演じる倫子が、故郷で食堂を開き、その料理で周囲の人々を幸せにしていくという物語。監督はまず原作を読んで、自分の頭の中に浮かんだイメージを絵として描いたという。「倫子の心象風景ですね。(倫子の故郷の村から見える)おっぱい山の景色を眺めているんだけど、おっぱい山はまさにお母さんのおっぱいで、風景がお母さんのように見えてくる、という。物語を読んで、こういう絵が見たいなという感じで浮かんだものをパッと描いた感じです。私の場合、いつも発想は絵からなんです」。失語症の倫子は当然のことながら、劇中、ほとんど言葉を発しない。言葉以外の部分で複雑な内面、感情を表現する。監督が柴咲さんに求めたのは、「倫子の芯の強さを内側に秘める」ということだった。「柴咲さんのことは会って話をして、一緒に仕事をするまで、芯が強くブレない女性というイメージを持ってたんです。実際に接してみると、そうした面ももちろん持っているんですが、同時に女性的な柔らかさも備えた人だった。倫子という子は、ちっちゃな体で言葉を使わずにとんでもないことをする役。これは相当な根性を秘めてないとできない。だから、私が元々、柴咲さんに対して抱いていた彼女のイメージ――芯の強さといった部分――を表に出さず内側にしまう演技をしてほしいとお願いしました」。冒頭に触れた泥んこのシーンは、撮影初日に撮られたものだったとか。柴咲コウが泥まみれに…さぞや楽しい(!)撮影だったのでは?「はい(笑)。早朝の本当に初っ端から、全力でぶつかってくる感じがびんびん伝わってきて。アップのカット見て『やるなぁ、柴咲コウ!』って感じで(笑)。現場もあれで凄くいい雰囲気で入れましたね」。現実と、おとぎの国の境目の場所のような…どこかメルヘンチックな世界観が本作の魅力。この部分を魅力的に感じられるのは、何より登場人物の佇まいや関係性、距離感といった部分のリアリティあってこそ!「ファンタジーって、架空の世界だから“何でもあり”ってなりがちですが、だからこそ、リアリティがないと誰にも信じてもらえない。優秀なファンタジーほど、リアルにできているものだと思います。ハリウッドと違って、全てを作りこんで世界を作ることは不可能だから、日本のどこかの風景を使うことになる。その実在の風景の中で、架空の物語が展開して、でもそこに登場する人物は生きていて、血が通ってないといけない。脚本をお願いする段階から、そこのバランスは考えてました」。では、物語の根幹を成す2つのテーマ、“食”の部分と“母と娘の関係性”という部分については?「まず、原作を読んで純粋に、“生きるということは命をもらうということ”というシンプルなメッセージが心にあった。そこに尽きるな、と。母と娘の部分に関しては、私が母親ではないので、娘の視点の方が近いというのはあります。ただ、私自身、母が自分に“無償の愛”を注いでくれたという実感を持ってる。産んだ瞬間から死ぬまで絶対に頭から離れることはない――ある意味で“かわいそう”って感じるくらい切ない思いを母親というのは背負ってるんだと思う。だから、どんなにひどいことを言っても、根っこの部分で愛があるというのは信じられます」。最後に、“食”にちなんだ質問をひとつ。監督のこれまでの人生で、最も強烈な“食体験”は?「私は基本的に好き嫌いがないんですが、中国を訪れたとき、卵の中身の半分がヒヨコで半分が卵という食べ物が出てきて…。あれは食べられなかったですね(苦笑)。普段は何でも食べるのに、あれだけは食べられなかった自分の軟弱さを感じました」。■関連作品:食堂かたつむり 2010年2月6日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2010「食堂かたつむり」フィルムパートナーズ■関連記事:柴咲コウ、楽しく1人自炊生活中?「七草がゆで心が温まりました」柴咲コウ、正月に手作りおせち3段中6個分配布、評判は「まあまあ」愛情たっぷりのご飯がもたらす奇跡『食堂かたつむり』試写会に10組20名様ご招待映画と食の新たなコラボレーション“生”の食材当たる『食堂かたつむり』前売券発売
2010年02月04日