発達が気になる小学生の保護者の「知りたい」を詰め込んだ本に小学校生活では、勉強や友人関係、学校のきまりや行事など、さまざまな場面で「困った!」を感じるお子さんや保護者の皆さんも多いのではないでしょうか?出版社・すばる舎は、発達が気になる小学生の家庭生活から学習まで、さまざまな「困りごと」を解決するヒントを詰め込んだ本を制作しています。この書籍の制作にあたり、発達ナビ編集部も制作協力を、発達ナビのコラムの監修をしてくださっている井上雅彦先生も総監修としてかかわることになりました。Upload By 発達ナビ編集部そこで、発達が気になるお子さんを育てる保護者の皆さんから、子育ての中で感じている不安や疑問からご家庭での工夫まで、さまざまなご意見をいただき、よりニーズに合う内容の本にしたいと考えています。勉強・友達・家庭生活…どんなことに困っている?何が知りたい?アンケートを実施Upload By 発達ナビ編集部この本では、次のような内容について、具体的な困りごととその背景にあるもの、対応方法などを紹介していきたいと考えています。●家庭生活・身辺自立●学習・運動●学校・集団生活●人間関係●お金・時間・気持ちのコントロール「わが家では特にこれが困っている」「こんな風にしたらスムーズにできるようになった」といったさまざまな声を生かした本にしたいと考えています。ぜひ皆さんの声を寄せてください!【対象】5歳~15歳のお子さんを育てる保護者※該当するお子さんが2人以上いらっしゃる場合は、まずはお一人についてご回答ください。2人目以降のお子さんについては、お手数ですが再度フォームにご回答いただければ幸いです。【回答期限】2019年5月17日(金)本アンケートは、無記名で選択式及び記述式となっており、所用時間は15分程度です。
2019年05月10日こんにちは。私はこいしさんと申します。現在4歳差の姉妹を育てている主婦です。上の姉は現在6歳、今年の春から小学校1年生になります!!物品を購入をしたり、小学校で説明会があったりと、入学に向けて、着々と準備が進んでいます。この春はいつもと違い、新生活がはじまる! という期待感が漂うわが家ですが、その中でも一番緊張しているのはこの人です。■わが家のベストオブ緊張しているパーソン(お前…?)新生活が始まる娘の気持ちを汲んでの「緊張」だと思っていたのですが、どんだけ話を聞いてみても、しっかり当事者として緊張している様子。「何にそんなに緊張するの」と聞いてみると、「え~~?なんか…保護者とうまくやっていけるかどうか、とか…?(曖昧)」と答えました。(先生なん?)■当の6歳の様子は初めての「お勉強」に期待と不安が入り混じっているよう。恥ずかしがり屋だけど、やる気と好奇心に満ちあふれている娘なので、きっと大丈夫やと母は信じています!■母の気持ち親は親なりに試練がいっぱいで戸惑っています。そうだった、学校って楽しいけどめんどくさい場所だったなぁと懐かしい気持ちにもなりました。■まず最初の試練ズバリ、小学校に必要な物品の準備です。「おけいこセットの名前付け(途方も無い」「中途半端なサイズのお道具袋の用意(多分作ることになると思う)」「やたら細かく指定される文房具を探して買う作業(ちょっとぐらいええやん)」娘が…楽しく学校生活を送れるように…親もがんばりたいと思います…。娘が、自分が経験した「小学生になる」というのは本当に不思議。中学生になっても、高校生になっても、この不思議な気持ちは続くんだろうなぁと思います。親子共に慣れない新生活が始まりますが、みんなで協力してワーワー騒ぎながら乗り越えてゆきたいと思います。
2019年03月14日来年の4月に小学校入学を控えているご家庭は、子どもと共に親も楽しみになってくる時期だと思います。既にランドセルが手元にある家庭も多いと思いますが、使う日を心待ちにしているでしょうね。入学が楽しみであるのと同時に、遊びが中心だった園から勉強中心の学校に入るのは若干の不安もあるかもしれません。入学前に出来ておいた方がよいことや慣れておいた方がよいことはどんことでしょうか。地域や学校により差はあるかもしれませんが、我が子の経験を踏まえてまとめてみました。1. 読み書きや算数は入学後で大丈夫?「勉強は小学校に入学してからで大丈夫」という声も聞きますが、入学前に入学後の生活はピンとこないと思います。実際どの程度のことが出来ていると良いのか、またその理由も知っておきましょう。 (1) 字の読み書きができるひらがなの書き方は、入学してから学校で教えてくれます。しかし明日の時間割と持ち物を連絡帳に書くことは4月から始まります。字が書けない場合は見よう見まねで書くことになりますが、家に帰ってきてから本人がその字を読めないという事態もあると聞きます。何と言っても、書けない字を毎日書くことは子ども本人のストレスにもなるでしょう。全てのひらがなとまではいかなくても、入学前にある程度は書けるようにし、少しでも字を書くことに慣れておくといいでしょう。 (2) 数を数える、数字に慣れる算数は入学してすぐは易しい内容ですが、5月になると足し算が登場します。夏休み明けには繰り上がりの足し算、引き算が出てきます。数字に慣れるということは、入学前に教室に通ったり勉強したりしないといけないというわけではありません。例えばおやつを食べる際に「これが〇個、これが〇個あるから合わせたら〇個になったね」「〇個食べたら〇個になったね」など、日々のコミュニケーションの中に数字を取り入れることで少しずつ慣れることが出来ます。また、算数でもノートをとるので、数字の1~10まで書けるようになっていると授業にスムーズに取り組むことが出来るでしょう。 (3) 机に向かう習慣をつける入学すると、1コマ45分の授業が始まります。国語、算数以外にも道徳や生活などの授業中は机に向かっていなければなりません。45分間集中して話を聞くことは、今までの生活とは全く異なり、子どもにとってハードルの高いものです。入学前から机に向かう習慣をつけておきましょう。机に向かうと言っても勉強である必要はありません。お絵描きやお友だちにお手紙を書くなど、興味のあることで構いません。まずは机に向かう習慣をつけましょう。机に向かう時間も長時間である必要はありません。1日5分で良いので机に向かうことで抵抗感を減らしておきましょう。また、日々の生活で食事中は集中する、電車などを待つ間はじっとしている、など集中力を継続させる練習を少しずつしておくと良いでしょう。 (4) 時計を読めるようにしておく時計の読み方は、入学後に算数の時間に習います。しかし、学校では授業や休み時間が時間で区切られていたり、準備や移動の際に指示として時間を伝えられたりすることもあります。時計を読むことができ、時間の感覚を分かっている方が子どもはパニックにならず落ち着いて行動することが出来ます。今は時計の絵本もありますし、家のアナログ時計を見て生活の中で慣れさせることも出来ます。おすすめ出来る方法ではないかもしれませんが、我が家ではゲームの時間を決めたことで「30分だと長い針が2までだよね」など確認しながら自然と時計の読み方を覚えていきました。2. 入学前に出来るとよい生活面でのこと勉強以外でも、入学前に出来ておくと学校生活をスムーズに送ることができるものがあります。 (1) 交通ルールを守り通学路を歩く集団下校がある学校、ない学校など様々かと思いますが、自宅から学校までの通学ルートは入学前に何度か歩いて練習しておきましょう。日頃から交通ルールについても伝え、一人で歩いても事故に遭わないように教えておく必要があります。 (2) 着替えをスムーズにできる園でも着替えることはあると思いますが、学校では限られた時間の中で1人で着替えなくてはいけません。一人で着替える練習をしておくと共に、着替えやすい服装で登校することも大切です。入学前に先輩ママに聞いていて助かったことは、安全ピンを使えるようにしておくことでした。入学当初はバッジの付け外しをすることが多くありますので、家庭で練習しておくと良いでしょう。 (3) 食事時間の管理と箸の使い方小学校の給食は、配膳や片付けなどの時間を踏まえると実際の食事時間は20分程度しかありません。家庭でも、食べ終わるまでダラダラとするのではなく時間を考えながら食事をするという癖をつけておきましょう。また、給食のメニューよっては、箸のみが用意される場合があります。箸がうまく使えないと食べるのに時間がかかってしまいます。箸でスムーズに食べれるように箸の使い方を練習をしておきましょう。入学して1ヶ月の授業のカリキュラムを見ると、勉強らしい授業はほとんどなく学校探検、掃除指導、給食指導などばかりでした。学校生活に慣れることが最優先となっているのだと思います。「1年生はゆっくりと勉強に慣れるのだな」と思った矢先、5月の連休明けには急に勉強モードが強くなり、夏休み明けには繰り上がりの足し算・漢字など内容が高度になりました。読み書きなどでつまずいて、そこで授業についていけず学校が嫌になってしまうという可能性があります。入学後の急激な変化は、子どもにとって多かれ少なかれストレスとなります。楽しい学校生活を送り勉強に集中していけるように、入学まで半年ある今の時期から少しずつ色々なことに慣れていきましょう。
2018年11月19日千代田区の番町小学校や港区の青南小学校、大田区の田園調布小学校など、“ブランド校”と呼ばれ、人気を集める公立小学校があります。これらのような公立小学校に通わせるため、わざわざ引越しをしたり、住民票を移したりする「公立小移民」が話題になることも多いですが、有名公立小学校に通うことでどんなメリットがあるのでしょうか?教育ジャーナリストの斎藤剛史さんにお話をうかがいました。教育環境や人脈など、メリットは多い有名で人気の学校とはいえ、結局は同じ公立小学校。私立ほど差別化できないような気もしますが、実際、メリットは多いようです。「まず挙げられるのは、授業料。“ブランド校”とは言っても、公立の小学校なので、家計への負担は比較的少なく済みます」(斎藤さん、以下同)また、子どもを取り巻く環境にもメリットはあるそう。「有名な公立小学校には、教育熱心な家庭で、それなりの学力を持つ子どもが集まりやすいので、教育環境はいいと思います。加えて、同窓会などの強い結びつきがあり、卒業生や保護者のなかにも有力者が多いため、人脈を築くという点でもメリットはあるでしょう。『あの有名公立小学校に子どもが通っている』といった、お金だけでは手に入らないステータスを感じられるのも、ある意味メリットかもしれませんね」“ブランド校”は保護者のイメージにすぎないでは、反対にデメリットを挙げるとしたら、どんなことが考えられるのでしょうか?「たしかに、一般的に“ブランド校”と呼ばれる公立小学校は教育環境がよく、人気もあるのですが、その“名門”というブランドは、結局保護者のイメージにすぎません。そのため、引越しなどの手間と費用を考えれば、それに見合う投資効果が本当にあるかは疑問。単に進学の有利さを求めるならば、私立のほうが確実です」また、教育熱心な保護者が多い学校ならではのデメリットも。「教育方針や指導方針などをめぐって、教員と保護者がもめるケースも意外と多いです。また、同じような経験をしてきて、同じような価値観を持った子どもが集まるというのもデメリットのひとつ。一般的な公立小学校なら、家庭環境や経済状況などが多様な子どもたちが集まり、自分とは違う価値観に接することで得られることはたくさんありますが、有名公立小学校となると、家庭環境も経済状況も似てきます」子どもの将来を考えると、できればよりよい教育環境で育っていってほしい。親として、そう思うのは当たり前かもしれません。しかし、「勉強」に重点をおいて有名公立小学校に進学しても、「心の成長」が置き去りにされてしまう可能性もあるようです。(文・明日陽樹/考務店)
2018年04月18日何事も、“初めて”のときは、なじめるか不安になるものですが、それは小学校も同じ。公立小学校に通うメリットとして、「近所に住む顔なじみの友だちと一緒」ということが挙げられますが、他にはどんなメリットが挙げられるのでしょう?(1)「登下校を一緒にできる友だちがいること」、(2)「放課後に遊べること」、(3)「親同士が顔見知りになりやすく、つながりをつくりやすいこと」。そう話すのは、教育ジャーナリストの中曽根陽子さん。公立小学校のメリット1●登下校を一緒にできる友だちがいること小学校に上がりたての頃は、まだ交通ルールにも不安があるし、不審者に遭遇することも想定できるため、何かと心配事が多いもの。中曽根さんは、「登下校を一緒にできる友だちがいること」は、メリットのひとつと言います。「小学校は、学区の中で通学路を設けており、多くは通学路ごとに縦割りの登校班を設けていて、集団登下校をする際に利用します。集団登校日以外は、それぞれで通学しますが、低学年のうちは特に、近所のお友達と一緒に登下校をする機会が多いと思います。休みの連絡も、学校に直接連絡するのではなく、連絡帳を近所の友達に預けるようにという学校もありますし、安全面からも、近所に顔見知りの友達がいると安心です」公立小学校のメリット2●放課後に遊べること続いて、2つ目のメリットである「放課後に遊べること」について解説してもらいました。「塾や習い事などで、放課後遊びができなくなってきているとはいえ、子どもにとっては遊びの時間も貴重です。子どもが自分で移動できる範囲に友だちがいるのは、親にとっても安心です」また、最近では、共働き夫婦も増えており、下校後はひとりでお留守番をする子どもも多いのではないでしょうか?そうした家庭においても、誰かと一緒にいる(ひとりではない)ということは、安心につながりそうです。公立小学校のメリット3●親同士が顔見知りになりやすく、つながりをつくりやすいこと3つ目のメリットは、「親同士が顔見知りになりやすく、つながりをつくりやすいこと」と、中曽根さん。これはどういうことでしょう?「子どもが小学生になると、少しずつ子どもの行動半径も広がり、親の目が届きにくくなります。子どもの友だちとその親も一致しにくくなるなか、一緒に登下校する友達はとりあえず、家の場所もわかりますし、親同士もコミュニケーションを取りやすいので、つながりがつくりやすいのではないでしょうか。子育ては自分だけではできないので、地域に知り合いがいて、学校や地域の情報を得たり、困った時に“お互い様”で助け合ったりすることができたら心強いでしょう」実際、2011年の東日本大震災のときには、帰宅できなくなってしまったママが、近所の友だちの家で子どもを預かってもらい助かったという話もあるとのこと。近所のつながりがなければママも子どもも途方に暮れていたかもしれません。私立の場合、電車で通ったり、仲良しだった友だちと離れ離れになったりというのは、よくあること。公立小学校ならではのメリットもたくさんあるんですね。(文・明日陽樹/考務店)
2018年02月19日たとえば私立小学校なら、校風や学力など顕著に差が出ることもあるので比較できる項目はたくさんあります。では、公立小学校の場合はどうでしょう。公立ならば、エリアにかかわらず一律の規定で教育が進められているはずですが、はたして公立小学校の学習レベルにエリア差はあるものでしょうか?『1歩先いく中学受験 成功したいなら「失敗力」を育てなさい』(晶文社)など、数々の教育関連本を手掛ける、教育ジャーナリストの中曽根陽子さんにうかがいました。「内容」に差はなくとも「習得」に差が出ることがある先述のように、公立小学校では一律の規定で教育が進められているかと思いますが、実際のところはどうなのでしょう?「日本の場合は、学習指導要領が諸外国と比べて厳密に規定されているので、全国どの学年でも学習内容が著しくちがうわけではありません」(中曽根さん、以下同)やはり、学習内容に大きな差はないようです。しかし、学習内容は同じでも、「習得」においては、差が出ることもあると中曽根さんは続けます。「特に小学校レベルですと、子どもたちの成長のレベルは個々によって違うので、学習内容の習得に関しては、個人差がでます。たまたま、ある学校は理解度の高い子どもが多い、あるいは反対に少ないといったことは起こる可能性はあるでしょう。それを学区による学習レベルの差とひとくくりにはできないと思います。とはいえ、地域によって特色はあると思うので、教育熱心な家庭が多い地域にある学校は学力が高いという評判が立つこともあります」実際、最近では公立小学校でも教科によって進度別クラスを編成して授業を行ったり、みんなとは違う教室で少人数指導をするなどの「取り出し授業」を行ったり、個別に対応するケースはあるそうです。公立小学校間の学力の差を調べる方法は?では、そういった学力の差を一般の人でも判断できる方法はあるのでしょうか?ネットで検索したり、資料に書いてあったりして、わかりやすくなっていればいいけど…。これについては、中曽根さんは以下のように話します。「地域によっては、全国学力調査の結果を公表しているところもありますが、学力レベルの差が歴然とわかるわけではありません」自分で調べてわかるものではないとなると、学力の差を見極めるには、やはりママ友や先輩ママなどとの情報共有が重要になってくるのかもしれません。また、中曽根さんは以下のようにも話します。「大切なのは、学力レベルだけではなく、それぞれの学校の置かれている状況です。例えば、都心でも少子化で1学年1クラスという学校も珍しくありません。反対に急激な人口増加で教室が足りず、プレハブ校舎になっている学校もあります。個々にメリットデメリットはあるので、学校選択制のある地域でしたら、お子さんのタイプ、家庭の考え方に照らし合わせて、選ぶことが大事でしょう」一校に絞らず、積極的に見学会に参加するなど、自分の足や目を使って、確認することが、もっとも良い手段とも言えそうです。(文・明日陽樹/考務店)
2018年02月17日子どもにとって小学校は学びの場です。もちろん、勉強を教えてもらうために通うんだけど、もうひとつ大事なことがあると思うのよ。それは、「社会生活を知る」ということ。世間というものを肌で感じる第一歩が小学校なんじゃないかしら? 自分の力ではどうにもならないことがあると知るのもこのくらいから…。社会というものを子どもながらに学んでいくんですね。この「社会性を身につける」というのは、とても大事なことなの。人は、人間社会の中でしか生きられません。どんな形であれ、必ず人と関わり合いながら生活していくことになります。社会人として、きちんと生きていけるよう訓練する場所が学校なんですね。幼稚園や保育園はあくまでもその準備段階で、本格的に社会と向き合うようになるのは小学校だと思います。そこでは当然、イヤな経験をすることもあり、子どもに強いストレスがかかることもあるでしょう。そこで重要になってくるのが家庭。たとえ小学校でイヤなことがあっても、家に居場所があれば子どもはがんばれるんですね。そのうち、自分自身の力で何とかやっていけるようになります。やはり幼稚園とは勝手が違うし、初めての経験ばかりで子どもは不安なの。でも、自分を丸ごと受け入れてくれる温かい家庭があれば安心できます。 イヤな思いを味わうことも社会勉強。避けて通ることはできません。子どもの代わりに人間関係を築いてあげるなんて、いくら親でもできっこないでしょう? 子ども自身がつまずきながら社会性を身につけていくしかないのよ。親は、そんな子どもを遠くで見守ることしかできません。特に、二黒土星のお母さんは心配性なところがあり、子どもの学校生活のすべてを知りたがります。でもね、根掘り葉掘り聞き出そうとすると、かえって子どもは口を閉ざしてしまいますよ。ほどほどにしましょうね。子どもが成長していくためには、良いことも悪いことも経験する必要があります。傷つき、悩むこともあるでしょう。そんな子どもたちに何よりも必要なのが温かい家庭です。がんばっている子どもたちが安心して戻れる場所をつくってあげてくださいね。 ※もうすぐ!※あなたの運命が動き出す◆今から準備しておくべきこと
2017年12月22日秋から始まる小学校受験は、合格を目指して1年くらい前から準備している家庭が多いようです。なかでも国立附属小学校は、学費が私立に比べて安かったり、ほとんどかからなかったりする学校もあり人気があります。しかし、だれもが国立小学校を受験できるわけではありません。そんな、意外と知られていない、国立小学校の注意点をご紹介します。■「国立」なのに受験できない?国立附属小学校は各都道府県にあり、地方在住でも受験するチャンスはあります。おもに国立大学の教育学部の附属校として位置づけられていましたが、大学直属に編成されてきています。しかし、学区はエリアや通学時間によって学校ごとに決められていて、その範囲内に住んでいないと受験資格さえ得ることができないことになります。受験のために引っ越したり、子どもが生まれる前から将来を見据えて家を決めたりするママもいるほど。学区の考え方は、学校によって異なります。国立小学校の受験を考える場合は、まずは自宅が学区内にあるかの確認が必須となります。■受験に合格しても入学できない!?国立小学校にも受験があり、試験内容は行動観察や運動試験など、学校によってさまざま。受験前に傾向を知り対策する必要があります。しかし国立小学校と私立小学校の大きな違いは、基準をクリアする能力を身につけても合格できるとは限らないことにあります。なぜなら、公平を期すため国立小学校は抽選を導入する学校が多いから。抽選を突破した子だけが試験に進む学校もあれば、試験後に抽選を行う場合もあります。これに漏れたら、どんなに考査で合格しても、不合格と同じ結末になってしまいます。試験については塾などでも対策できますが、抽選ばかりは運頼み。このため、子どものがんばりを無駄にしたくないと考え、抽選がなく努力が反映されやすい私立校を選ぶママも少なくありません。私が子どものころにも、国立小学校には抽選がありました。わが家は学区内にあったので親は受験を考えたようです。しかし、父も母もくじ引きではティッシュなどの末等しか当たらないほどくじ運がなく…。これでは入学できるはずはないと、受験をあきらめたそうです。■受験番号が早いほうがいいってホント?小学校受験では、「受験番号が早いほうが有利」という説があります。私立校の場合は、その学校に入学したいという熱意を示すためといわれますが、国立の場合はどんな理由があるのでしょうか?国立小学校の場合、よくいわれることが、行動観察などをスムーズにクリアするため。そのため、できるだけ早い番号を確保しようと、親が朝早くから並ぶ光景が見られます。このウワサは本当なのでしょうか? 実際に子どもが小学校受験を経験したママたちの体験談を紹介します。●集団行動で巻き込まれないために「国立校は塾に通う子だけでなく、家が近いからと記念受験する子が少なくないと聞きました。記念受験の場合、受験対策として集団行動の練習をしていないお子さんがいるので、もし一緒のグループになってしまっうと、巻き込まれやすいと塾で教わりました。受験番号が早いほうが本気で受験を考えている家庭が多い傾向にあると言われ、本命ではなかったけど早起きして並びました」(41歳・小学校5年生のママ)●受験番号は月齢順「受付後に受験番号を月齢順に並び変える学校もあるそうで、そんなに気にしなくていいといわれました。それでも、やっぱり気になるので早く並びましたが、抽選に漏れたのでわが子は公立通いです」(40歳・小学3年生のママ)学校によって条件が異なるようですね。志望校の情報を早めに収集して、対策したいところです。■「附属」といってもエスカレーター式ではない大学の附属学校であるならエスカレーター式を期待するところですが、国立の場合はそうではありません。中学入学時はあらたに外部生が入ってくるため、全員が進学できない場合もあります。だから日々の勉強は、とても大事です。在学中に、子どもがほかの中学校に魅力を感じることがあるかもしれません。もし外部の学校を受験をする場合は、内部進学の権利が失われる学校もあるようです。また、附属高校を設けていない学校もあり、その場合は必然的に外部受験することに。志望校がどのような仕組みになっているのか、あらかじめチェックしておきましょう。■授業中に常にだれかにみられている?多くの国立小学校は、教育研究校として位置づけられています。そのため、先生が研修などで不在になる可能性も。また、教育実習や視察なども行われるため、常にだれかに見られている状態で授業を受けることが多いようです。国立小学校出身の知人に話を聞いたところ、「教室に知らない人がいることが多かった」とのこと。最初は気になったものの、次第に慣れてきたそうです。この人に見られた環境での授業は、慣れる子と慣れない子がでるかもしれませんが、えてして子どもは順応性が高いため、あまり問題にはならないかもしれません。ちなみに前述の知人いわく「公立の高校では見学者がいないので違和感があった」とのこと。また、新しい教育を実験する場でもあるので、最新の教育を受けるチャンスがあります。これはほかの学校ではなかなか体験できないことです。国立というだけでブランド化されている現状。お受験を挑戦してみたくなるかもしれません。しかし、それだけを判断材料にするのではなく、子どもの将来を考えたうえで検討したいものですね。
2017年08月12日夏が終わり秋の風を感じるころ、年中さんや小学校3年生の子どもを持つママ達が、顔を合わせれば必ず出る話題なのが「小学校(もしくは中学校)受験をするか、しないか」。受験派は、この頃から本格的な受験準備に入る時期だからです。最近は受験準備のスタート時期もどんどん早くなり、受験塾は増え、知育教材やおもちゃの売れ行きは伸びていると聞きます。子どもが生まれた時から「自分の出身校に入学させたい!」と受験を考えている家庭であれば、迷いなく受験の準備となるのでしょう。しかし、「周囲に受験する子どもが多いから、うちも考えたほうがいいのかな」、「なんとなく公立の教育に不安を感じる」など、受験に対して興味はあっても、迷いや不安が多いという方が大多数でしょう。■「大変な受験」になりやすいのは?この時期から、親子関係の相談では受験関連のことが多くなってきます。その中でもよく聞かれるのが「受験準備は親も子どもも相当負担がかかると聞くので、それに耐えられるのか不安」というものです。わたしのところに寄せられた数々の相談から分析するに、「親子ともに辛くて大変な受験」に陥りがちなのは「子どもの適正より、まず志望校ありき」のケースだと思います。自分の母校だから、親が通いたかった学校だから、自宅から近くて通いやすいから、大学付属でもう受験をしなくてすむから、兄弟がすでに通っているからなど、子どもの適正を見ずに親が志望校を決めてしまう理由はいろいろです。親が通わせたい学校に合わせて受験準備をさせると、子どもの精神年齢(学力ではありません)が受験勉強に追いついていかない場合、親子ともにかなり気持ちが追い込まれるケースが多いように感じます。不安を払拭するために、塾の講座をたくさんとったり、かけ持ちしたり、個別の家庭教師をつけたりとのめり込んでも、かえって子どものやる気を失わせてケンカになり、ますます疲れて「受験はやはり大変だ」という感想だけが残ります。■受験はあくまで子育て方針を確認する一つのきっかけに小学校や中学校受験を考えることは、改めて「どのように子どもを育てたいか」を夫婦で話し合う良いきっかけになると思います。高校受験や大学受験になると、もはや親の介入する余地はほとんどないからです。まずは、子どもの学力を含めた現状を見極め、伸びしろを期待しつつ、子どもに合いそうな学校を探し二人三脚、三人四脚で受験準備を進めれば、結果がどうであっても、机に向かう習慣がついたり、興味の対象が広がったりと、いろいろな意味で子ども自身のプラスになるでしょう。私立校はそれぞれ教育方針や学問に対する理念がありますから、学校説明会などに参加すると、賛同できたり「ちょっと違うな」と感じたりと、親のほうも教育に対する気づきを得られます。そのまま地元の小中学校に進学できるのに、あえて受験するのであれば、親子初の共同作業ととらえましょう。結果より「頑張ったね!」と笑顔で終えられるよう、充実した時間としていただきたいと思います。
2017年07月30日息子が通う小学校の教室を初めて目にしたとき、エアコンが天井についているのを見てびっくりしました。うだるような暑さのなか勉強した自分の小学校時代と比べると、なんともうらやましい限り…。こんな風に比べてみると「昔とはだいぶ違うんだなぁ」と思うことがよくあります。そこで、小学校の今と昔で驚いたことをまとめてみました。■防災ずきんカバー、つくらなくていいの?私が子どものころ「防災ずきん」というものがありました。これは避難訓練の際に頭からかぶるもので、それを収納するカバーを親が手作りしなければなりませんでした。けれど、息子の通う小学校では市から折りたたみ式のヘルメットが支給されており、親がカバーを手作りする必要はありません。私が小学生のときには防災ずきんを椅子に敷いて座っていましたが、今はそんな光景も見られなくなっていました。■まるで大人!? 男の子も女の子も「~さん」づけ教室で先生たちは、「~くん」や「~ちゃん」など男女の区別をつけず、名前に「さん」をつけて生徒たちを呼んでいます。最初にこのことを知ったのは三者面談のときでした。先生が自分の子どもを「~さんはおしゃべりするのが大好きで…」と話している姿に大きな違和感を感じてしまいました…。まるで大人のような呼び方ですね。■給食の白衣は「アイロンがけ」で殺菌!?地味に驚いたのが、給食の白衣にアイロンをかけなければいけないことです。昔は「してもしなくてもいい」だったような気がしますが、息子の通う小学校では殺菌の意味を込めて白衣にアイロンがけをすることになっています。ちょっと面倒ですが、親以上に衛生面を考えてくれていてありがたい…!ほかのママさんに聞いてみると授業の合間にチャイムがならなかったり、1年間を2つに区切って2学期制となっている学校も。地域の不審者情報など情報がメールで一斉配信されるなどの安全対策はこの時代ならでは! 地域によってルールや方針が大きく異なる小学校事情。もうすぐわが子が小学校に入学する、というママは昔との違いをぜひ探してみてくださいね。意外とたくさんあっておもしろいかもしれません!
2017年06月10日小学生のころは忘れ物常習犯だった私が、息子の支援をするのは大変で…出典 : 私は小学生だった頃、忘れ物と宿題忘れの常習犯でした。どこかにメモを取れば良いのに、取ってこない…。メモを取ったとしても、どこに書いてあるのか分からない…。挙句の果ては連絡帳を毎日のように学校に忘れてくる…。そして家に帰ると、宿題のことなど綺麗さっぱり頭から消えているのです。翌日の授業中、先生の嫌味と怒号を聞いて「またやってしまった…明日こそは」と決意します。しかし、またその翌日には、宿題やその他の持ち物のことは綺麗さっぱり忘れてしまっているのでした。そんな私も今では母になり、発達障害の診断を受けた6歳の息子がいます。小学校時代には先生から「忘れ物大賞」をもらって泣いて帰った私が、息子の小学校の持ち物の管理をしなければならないなんて、どういうことになるかは火を見るよりも明らか…という感じでしょう。小学校からの連絡袋の中には、毎日大量のお手紙が投入されています。息子はもちろん、何がなんだか良く分かっていません。その情報を読んだだけでも、私の頭は大混乱になります。「○日までに△を持っていって」「×日までに○と△を持っていって」「宿題はこれとこれで…」と何度も何度も復唱しながら、家の中をウロウロするありさまの私。息子を登校させた後も、「今日は忘れ物ないだろうか」「あれを忘れたかも」と気になってしまい、気がそぞろになってしまいます。発達障害児の小学校生活の支援は、同じ特性を持つ私にとって、苦難の連続だったのです。気が気じゃない私をさらに追い詰めた「連絡帳」の内容とは…出典 : こんな状態で疲弊しきっていた私をさらに追い詰めたのは、連絡帳でした。息子の連絡帳には毎日、忘れ物や持ち物のミスについて必ず記載がされていました。息子が小学校でどんな風に過ごしているかのような情報は一切なく、ただひとこと、「○○を忘れていました」「××のサイズが違います」「◇◇の切り方が違いました」というような言葉だけ。これを読むたびに、私は小学校の頃に先生に叱られて、下を向いているときの気持ちが蘇ってきてしまいました。そのうちに、私は息子の連絡帳を開くのも怖くなってきてしまったのです。「また先生に叱られちゃう…」「どんなに気を付けても、いつも何か書かれている」「私はやっぱりダメな人間だ~」私の心は小学生の頃に逆戻りです。さらに、「私がこんなミスばっかりしているから、息子があんななんだって思われているかもしれない」とあらぬ方向に思考がいってしまいました。毎日連絡帳を見てはガックリとうなだれながら、自分の子を通して、自分の過去を思い出してしまう辛さに苛まれました。連絡帳に落ち込んでいた私。でも励ましてくれたのも、また連絡帳だった!出典 : 息子の連絡帳を見るたびに、過去の自分も今の自分も責められているような気がして落ち込んでいた私。しかし、私は途中で大きな励ましを得ることができたのです。それは、息子の支援級通級が始まったことがきっかけでした。支援級通級が始まると、もう一冊、支援級用の連絡帳を準備するのです。支援級は少人数なので、先生は息子の生活や学習について毎日びっしりとコメントを書いてくださっています。そして、支援級の連絡帳には、「息子くんは今日はこんなことを頑張りました」「この問題は自分で頑張って解きました」「毎日楽しそうに学校に通っています」というような、息子を褒める言葉がたくさんたくさん書かれています。息子の支援級の先生は、「通常級で頑張ってきてるんだから、支援級ではとにかく褒めるんです」とおっしゃってくださる方です。それが連絡帳のコメントにもよく表れています。私は支援級の連絡帳を読んでいるうちに、なんだか「お母さんも頑張ってますね」「息子くんは大丈夫ですから、お母さんも肩の力を抜いて」と言われているような気がして、大きな救いと癒しになりました。通常級の連絡帳を見るたびに自分を責めていた私ですが、支援級の連絡帳を読んで気持ちを取り直すことができるようになったのです。「支援」は親の心をも支えてくれる出典 : そして私は気づきました。「支援」とは、子どもだけではなく、ときに親の自信まで回復させる役割もはたしてくれるのだと。発達障害の子どもを育てていると、実は親も自信を失いがちになります。思うようにいかない育児に振り回され、周囲からの視線を気にしているうちに、どうしても「自分はダメな親だ」と自分を責めるようになります。私のように、子どもと同じ特性がある場合は困難はさらに倍々になります。自分の管理ができないのに、子どもの管理まですることは、そうたやすいことではありません。「支援」とは、「こんな風にお手伝いしたら、こんなことができるようになりましたよ!」というものでもあると思います。自分の子どもが「できましたよ」「頑張りましたね」と言われることで、日ごろ自信を失いがちな親も、活力を得ることができるのです。支援級の「連絡帳」の記録、それは親へのエールでもある。そう捉えると、困難が多い毎日を進んでゆくための新たな活力源が生まれたように感じることができました。
2017年06月01日よく聞く、「小学校は別世界」という言葉出典 : 発達障害のある子どもを育てている親にとって、小学校入学というステージはとても不安なものだと思います。それまで楽しく遊んでいれば良かった幼稚園・保育園の頃と違い、学習という活動がメインとなるのが大きな理由でしょう。また、幼稚園や保育園では手厚い支援をしてもらい、とにかく褒めて育ててもらえていた状態だったお子さんにとって、集団のルールを守ることに重きが置かれている小学校では、息苦しさを感じることが多いのです。幼稚園・保育園ではのびのび楽しくやっていたのに、小学校に入ってから急に自信を失うようになって…というようなお話を、私は幾度となく発達障害児の保護者から聞いてきました。ですから、発達障害のある息子の小学校入学は私にとって緊張感が漂うものでもあったのです。今のところ、息子は小学校の先生たちに手厚く支援していただいているおかげで、毎日楽しく通っています。けれどもやはり、小学校生活のさまざまなことで混乱をしている様子。それは、幼稚園時代にはなかったことでした。トイレに行ってはいけない!?息子の混乱例えば、小学校から帰ってきた息子が、こんな相談をしてきたことがあります。「今日ね、授業中におしっこもらしそうになって。先生にトイレ行きたいです!って言ったんだ。そしたらね…」Upload By モビゾウ「『小学校ではトイレは休み時間に済ませましょう』って先生に言われたの。それなのにね…」Upload By モビゾウ「先生は休み時間に済ませましょうって言ったのに、『はい、じゃあ行ってらっしゃい』って言われたんだよ。意味が分からないでしょう?」なるほど、先生は「本当は休み時間に済ませるのがルールだけど、今日は特別に行ってもいいよ」ということを言いたかったのでしょう。けれども息子は、この「今日は特別に」という部分が先生の言葉から読み取れないのです。先生の言葉をそのまま理解するため、「行ってはいけない」「はい、行ってらっしゃい」という言葉を同時に言われたことに混乱してしまったのでした。Upload By モビゾウさらに息子は、「小学校ではトイレは休憩時間に済ませるってことは、授業中にお腹痛くなったり気持ち悪くなったりしてもトイレに行っちゃいけないのかあ。どうしようどうしよう。お腹痛くなったらどうしよう」と悩み始めたのです。息子の発達障害の特性の一つなのですが、言外の意味を読み取るのが苦手なだけではなく、思考が0か100の両極端に偏りやすいのです。息子は「トイレは休み時間に済ませましょう」という先生の一言を、「具合が悪くても、何があっても、授業中のトイレは我慢しなければならない」という風に、極端な形で解釈してしまうのでした。無数にある集団生活のルール。それを把握することの困難さ出典 : このように、小学校には集団生活を円滑に送るための無数のルールが散らばっています。さらに、そのルールには例外や変更が沢山あるのですが、発達障害児にはそれを把握することがなかなか難しいのですのびのび遊ぶこと、褒められることがメインだった幼稚園時代に比べて、小学校に入ると「こういうルールがあるからダメ」ということが増えていきます。発達障害児は、なんとなく周りとうまくやれる程度にルールを把握するということが苦手です。小学校が別世界というのはこういうことだったんだな、と毎日混乱する息子を見ながら、私もなんとなく理解できたのでした。
2017年04月20日こんにちは。ママライターのamuです。新学期を新しいステージで迎えたお子さんも多いことと思います。特に、保育園や幼稚園から小学校にあがるときは、生活の変化が大きかったと感じるママは多いようで……。そこで今回は、小学校入学での変化あるあるをご紹介します。●(1)送り迎えがない『保育園でも幼稚園でも、たとえ園バスを使っていたとしても、玄関で見送りということは絶対なかったのに、完全に一人で行くことに、「大きくなったな」と感慨深かった』(30代/小2小4姉妹のママ)『子どもだけで約束・待ち合わせをして遊ぶようになった』(30代/小1小4姉弟のママ)女子は特に、誰かの家に遊びに行くことが増えます。おやつを持たせたり、親同士連絡を取り合ったり、遅くなったら迎えにきてもらったり家まで送ったりすることもありますが、基本的に子どもだけで自転車で行き来することが多いです。正直、とても楽ですが、何時に帰るか、どこに行くか、移動したら連絡を入れるように など家庭できちんと決めることが大切になります。また、よそのお宅で挨拶・靴を揃える・勝手にものを触らない・お礼を言うなど、マナーを教えてから送り出すことも必要です。●(2)PTAや地区の役割がある『どんな事情があろうと、すべての人が多かれ少なかれ係をする』(30代/小1小4兄妹のママ)仕事がある、小さい子がいるなどは通用しなくなります。送り迎えがないぶん、学校へ行く機会は少ないように感じますが、保護者会や学校公開、鉢植えの持ち帰りなど、平日に学校に出向くこともしばしば。4月最初の保護者会は、係を決める大事な会 なので、できるだけ参加するようにしたいところ。休むとかなり目立ってしまいます。仕事を始めるママは、幼稚園のときより増えるし、大変!という気持ちもとても共感するけれど、子どものためと思って乗り切りましょう。●(3)制服がない『公立小学校は制服がないので、洋服を選ぶ手間や出費が大きかった。1週間ローテーションでいこうとしてもうまくまわらず、偏ることも』(30代/小4女の子のママ)女の子同士では、「その服かわいいね」などという会話があるそうです。私も幼稚園のときと違い、娘と一緒に服を買いに行って、好みを聞く ようになりました。また、体育のときは膝を出す靴下でという決まりがあり(みんなそうなのでしょうか)、時間割によって選んだりもしています。●(4)お弁当がない『給食がおいしく、温かく、栄養バランスもいいので安心だし、楽になった』(30代/小2男の子のママ)保育園や幼稚園では、園内で作ることはほぼなく、冷めたお弁当が多かったり、ママが作らなければいけなかったりと、大変だったので嬉しいという声がありました。私も給食の試食会に行っておいしさに感動したので、献立表を見て同じ食材で作ってみたり、昼と夜がかぶらないように気を付けたり参考にしています。●(5)得意分野が目立つ『できる子が目立つようになる。運動会やマラソン大会では足が早い子、学校公開では積極的で頭がいい子、展覧会や掲示では絵や字がうまい子、学芸会では歌や演技がうまい子など』(30代/小4女の子のママ)昔は、賞を取るとプリントに名前が載ったり、作文が全文クラス便りに載ったり、学芸会も主役は一人など、もっと個人がクローズアップされていたように感じます。今はそういったことが控えめにはなったようですが、それでも目立つ子は出てきます。そういう意味でも、習い事はさせてあげると披露する場面があっていいな という印象があります。●(6)小さな禁止事項が増える『あだ名禁止で苗字呼びをするように言われたり、キャラものや派手なグッズも禁止』(30代/小4中1姉弟のママ)幼稚園では、クラスの体操帽にリボンをつけたり、デコって個性を出したりしているママも多かったのですが、小学校ではみんなと同じが良し なんですよね。持ち物といえば、名前を書くものが多くなります。鉛筆や下敷きなど、すべてのものに記名することになり、なかなか大変でした。●(7)プリント配布が多い『幼稚園では、一斉メール配信だったこともすべてプリント配布。また、休むときもサイトから連絡すればよかったのに、連絡帳で伝えないといけなくて大変。プリントは提出日が決まっているものや、集金もある』(20代/小1女の子のママ)GPSで登下校メール配信してくれるところもあるそうですが、基本的な連絡はプリントか電話でということが多いです。プリントの管理法は、ファイルに綴じる派、冷蔵庫に貼る派など、ママによってさまざまあるようです。私はスマホで写真を撮って、プリントは破棄してしまう派です。性格が表れるので、ママ友に聞いてみると案外面白いかもしれません。●(8)帰宅時間がまちまち幼稚園児より早く帰ってくることもあります。預かり保育もないので、学童に入っていないと帰宅するしかなく……。『放課後に一人でフラフラしている子もたまに見かける』(30代/小2男の子のママ)6時間授業かと思ってのんびりランチをしていたら、4時間で帰ってきて焦ったというような話もよく聞くので、必ずチェックするようにできたらいいですよね。●(9)持ち帰りが多い『幼稚園のときは、書いた絵を1年間分まとめてくれたり、道具も置きっぱなしでよかったりしたけど、小学生になると、お道具箱などすべてのものを学期ごとに持ち帰りしてくる』(30代/小4女の子のママ)絵の具や習字道具、鍵盤ハーモニカは、置いておいてほしいな……。学期の終わりには、手提げを持たせることを忘れずに 。また、行けるときは迎えに行ってあげるのもいいですね。●(10)キッズケータイやスマホを持つようになる小学校入学まではほぼゼロだったキッズケータイやスマホの所持率も、1年生でグッと上がります。娘のまわりは、3人に1人は持っていた印象でした。学校内では使用禁止なので、校門を出てからかけるように言うこと、音は消しておくこと、かけても気がつかず意味がないということもあるので、上着のポケットに入れて校門を出たらチェックすることなど、決まりごとを伝えておくといいと思います。むやみに人に番号を教えない ことも必ず伝えたいところ。----------以上、心当たりはありましたでしょうか?未就学児ママさんには、心の準備をしたり、ここは楽になるなとホッとしてもらえたりしたらいいなと思います。●ライター/amu(ママライター)●モデル/椎葉咲子(苺乃ちゃん、胡桃ちゃん)
2017年04月06日春にお子さんが小学校入学を控え、親子ともにワクワクドキドキしているご家族も多いかと思います。その反面、未知な小学校ワールド。「PTAって大変!?」「親の負担はどれくらい!?」と不安でいっぱいの方もいらっしゃるでしょう。■学校からたくさんのプリント。本当に参加しなければいけない行事はどれ!?小学校に入学してまず驚くのは、持ち帰ってくるプリント類の多さ。校長や学校から出されるもの、PTAから出されるもの、地域から出されるものなど重要なものも、そうでないものも玉石混合で、どっさりと子どもが持ち帰ってきます。その中には、保護者会のお知らせ、講座などのお知らせ、ボランティアのお願い、授業参観など学校への参加を呼びかけるプリントが入っています。できるだけ学校にも協力したいし、子どもの様子も知りたいけれど、働いていたり、小さなきょうだいがいたりすると難しいのが現実。年に数回ある保護者会は、毎回の出席が難しければ、係りや委員を決める最初の保護者会にはできるだけ顔を出し、それ以降のものは調整がつく範囲での出席、などと優先順位をつけるのがおすすめです。■PTAの係りや委員、あなたはどうする?加入が任意であり、加入しない保護者が出てきたことも話題になっているPTA。それでもほとんどの人が加入するのが現状です。考え方や事情によって立場は人それぞれですが、筆者は、公立小学校は学校側だけでできることにも限界があり、保護者の協力が学校生活には欠かせないと感じています。だから、「がんばりすぎず、できる範囲での協力」を心がけています。「がんばりすぎず」というのは、小学校ママ歴も5年近くなり、PTAの仕事というのはやはり「子育て観」が関わってくるもので、子育て観ほど全員一致が難しいものはない、と実感しているからです。特に公立小学校は、「この学校のここが気にいって子どもを行かせている」というわけではないので、ますます価値観はバラバラです。利益の追求という共通の目標を持って動く会社などの組織とは異なり、目標も熱意も集まってくる人もバラバラ。そこで子育て観をぶつけ合うのもなかなか大変なので、「与えられた仕事」をきっちりこなすことや、自分の得意な仕事(例えば書類作成)などで貢献するようにしています。■どうやって「できる範囲の協力」をする!?「働いているから」というのがPTAの仕事の免除の理由にはならなくなってきています。でも、現状平日の昼間をPTAの仕事に割ける人は限られています。それではどうしたらいいでしょう。係りによっては家や土日でもできることも多かったり、特定の時期だけ忙しかったりと働いていても比較的参加しやすいものと、平日の集まりが多くまず難しいものがあります。ただ、表面上はなかなかそれが見えにくく、係りを決める段階でほとんどの人がよくわかっていないのが現状です。係り決めを運任せにするのではなく、リサーチが重要。上の学年にきょうだいがいるママなどに早めに係りや委員の仕事の内容を聞いておき、どの係りや委員なら比較的できるか目星をつけておくことをおすすめします。希望者がいないと、くじ引きやじゃんけんで決められる場合もあるので、大変な係りになってしまうリスクを避けるために、事前にリサーチした比較的やりやすい係りに立候補してしまうのも作戦のひとつです。係りをやると学校の事情もよくわかったり、他学年の知り合いもできたりなど、プラスの面もあります。小学校は、子どもが自分で登下校して、親同士が知り合う機会も園時代よりぐんと減るので、知り合いを作りたい場合は、思い切ってできそうな係りに立候補してみてもいいでしょう。【まとめ:小学校PTAをのりきる 3つのコツ】1)どの係りならできそうか事前にリサーチをしておく2)学校の事情を知りたいならできそうな係りをやってみる3)PTAと仕事は違うと考え、仕事のやり方をそのままPTAに持ち込まないように注意
2017年03月06日年長さんはもうすぐ新1年生!子どもはもちろんママも新生活にドキドキしているのでは?そこで、あんふぁんWeb「小学生ママコミュニティ」に集まった先輩ママのお役立ちコメントを紹介します。準備や練習しておくと良いのは?●子ども1人で学校にたどり着けるか確認を入学後しばらくして「通学路が分からなくて、みんなに付いて行っていた」と聞いてびっくり。何度も通った道なので、覚えたと思っていました。[わんたる]●服に穴を開けない名札バッジが便利名札を安全ピンで留めると服に穴が開いてしまうので、穴を開けずに済むクリップタイプの名札バッジの購入をお勧めします![和歌山市のビッグマミィ]●和式トイレで用を足しやすい服装を公立の小学校はまだ和式トイレが主流。娘の小学校には、1フロアに1つしか洋式トイレがないんだそう。ガウチョの裾をぬらして帰ってきたことも…。[のりお♪]●給食セットは2組以上あると安心給食用のランチョンマットと袋は置きっ放しにせず、毎日取り替えることになっているので、洗濯のことを考えると最低2組は必要でした。[enfant_226314]予想外にお金が掛かったことは?●教科書は無料でも副教材費が高額…教科書は無料配布なので入学後の教材費は想定していなかったのですが、実際は学校指定の副教材や文房具代が次々に集金されました…。[じゃがいもくん35]●指定の上履き代は園時代の約3倍に…学校指定の上履きの値段に一番びっくり。幼稚園のころは通販などで1足1000円程度で買っていましたが、今は1足2900円掛かります。[makaronbanana]●こだわりの洋服代はママより高し?入学後におしゃれに興味が出てきた娘。お友達の影響もあり、店で選ぶのは1着3000円弱の服ばかり。上下と靴下までそろえると結構な値段に。[ぴっころりん]●習い事は月謝以外に用具代などがプラス子どもが気に入って始めたスポーツ教室。月謝以外にもユニホーム、靴、練習着などにお金が掛かります。しかもわが家は兄弟2人分…。[mrs_309181 ]子どもとどんな約束をしている?●その日の出来事をママとおしゃべり特に男の子は成長すると無口になり学校での様子が分からないので、なるべく話す時間をつくって会話を楽しめるよう心掛けています。[mrs_189057]●遊びに行く相手や場所を報告お友達の家に遊びに行ったときは、おやつに何をいただいたのかも報告してもらっています。後でお礼をするときに役立ちます。[makaronbanana]●遊びを後回しにして宿題のやる気アップ一度遊びだすと、勉強モードに切り替えるのに時間がかかってしまうので、自由時間は宿題をやった後のお楽しみにしています。[ぴっころりん]●ゲームは決めた時間のみテレビゲームや携帯型ゲームをしていいのは、宿題などのやるべきことを終えてから。外でも習い事への移動中か待ち時間だけと限定しています。[morimama]宿題の面倒、どうやって見てる?●どっちが早く解けるかママと勝負子どもと一緒に同じ問題を解いて、解き終わるまでのスピードを競っています。集中力はないですが、ゲーム形式にすると頑張ってくれます。[しゅうちゃんぱぱ]●毎日の音読チェックは家事をしながら毎日音読の宿題があり、夕飯の準備をしながら聞いています。ただ、新しい単元に入ったときは、一緒に教科書を見ながら聞くようにしています。[のりお♪]先生とのコミュニケーションはどうやって取る?●気になることは連絡帳で質問気になっていることを連絡帳に書いて子どもに持たせると、先生からその日のうちに連絡帳や電話で返事をもらえるので、とても安心できます。[まっき-01]●PTA役員になって先生と直接交流役員をすると、担任の先生と関わる機会が自然と多くなります。話すうちに子どもの苦手をプラスに捉えてくれる先生だと分かり、ホッとしました。[みちじゅん]●友達の個人名が出る内容はお手紙で連絡帳は誰でも見る可能性があるので、わが子以外の個人名やプライバシーに関わる用件は、手紙に書いて連絡帳の間に挟み込んでいます。[tomnatsmom]
2017年02月20日この春小学校に入るお子さんがいらっしゃるみなさん、ご入学おめでとうございます!子どもの成長が喜ばしい一方で、これから始まる新生活、ちゃんとやっていけるかな? とちょっぴりの不安があるかもしれません。小学校生活は、保育園時代からどんなことが変わり、起こりうる課題にどう対処していけばよいのでしょう。入学前に備えられることからその後まで、私の経験をもとにお伝えします。■その1:送り迎えが変わる小学校では、多くの子どもたちが親と離れて登下校するようになります。このため保育園時代の送り迎えがなくなる人も。学童に預ける場合にも、ひとりで帰る子と親が迎えに行く場合があり、それぞれの家庭の考え方や地域によっても異なります。子どもが安心して登下校できるよう、事前に準備しておきたいことをいくつかまとめてみました。●事前に通学路をチェック小学校生活が始まる前に、お子さんと一緒に予定している通学路を歩いてみましょう。<通学路チェックポイント>・歩道の状態ガードレールがあるかどうか、狭くて危険なところがないかどうかなどをチェックします。・自動車、自転車の往来日ごろ、車の往来が激しいところ、通り抜けとして利用されがちな道、大型トラックなどが通る道かどうかをチェックします。・空き家チェック空き家、視界が悪いところ、路上駐車が目立つところなどは、事故や犯罪に巻き込まれる可能性があります。気をつけたほうがよい所は、子どもと一緒に共有しましょう。一緒に歩きながら、「ここはコレが危ないね」「ここは車がスピード出す道だよ」など。そのときに、「お友だちと広がって歩かない」などの通学ルールも伝えてあげましょう。小学校から事前に道路や公園の危険度マップを渡されるところもあります。そのマップを持ちながら、一緒に確認してもいいでしょう。●一緒に登校する子を見つける集団登校の実施は学校によって異なります。6年生までずっと集団登校があるところや入学して1週間ほどで、個別登校に切り替わるところなど。いずれ個別登校に切り替わる場合には、入学までに、一緒に登校してくれる子を探しておくと安心です。同じマンション、保育園、幼稚園が一緒で近所に住んでいる、親同士が知り合いなど、いろいろなつてを使って探してみましょう。一緒に登校してくれる子が見つかったときには、欠席などのときに連絡帳を渡してもらえるよう、その子の親と連絡先を交換しておくのがおすすめです。ただ一緒に登校する子が見つからず、学校も遠距離だった場合には、たとえばゴールデンウィークまでは親も一緒に付き添うなども検討してもいいかもしれません。●学校から帰る方法を考える親が働いている場合には、自治体が運営する学童や民間の学童に預ける人が多いと思います。民間の学童の場合には、送迎を行ってくれるところもありますが、自治体の場合には送迎はありません。自治体の学童に預ける場合には、帰りをどうするかを各家庭で話し合っておく必要があります。ある程度の年齢になると、子どものタイプによっては留守番ができる場合もありますが、小学校1年生ではまだ難しい場合がほとんど。兄弟がいる場合には、上の子の役割、下の子への注意などを事前に説明しましょう。また帰宅時間が同じ子が近所にいる場合には、相手の親とも相談して一緒に帰るなどを検討します。また学童の時間にあわせて親が迎えに行くときは、帰社時間について会社と相談したり、時短勤務の延長を申請したりする必要もでてきます。いずれにしても子どもが安全に帰宅できる方法を検討しましょう。●「もしもメモ」を持たせるたとえば、カギをなくしてしまった、登下校中に地震が起きた、といった「もしも」に備えて、困ったときに見る「もしもメモ」を用意しておくのも手です。メモには、「カギをなくしたら学童に戻って先生にこのメモを見せる」など、子どもが理解できる行動方法と親の連絡先などを書いておき、ランドセルなどなくしづらい場所で子どもがすぐに取り出せるところに入れておくのがおすすめです。 ■その2:学校生活が見えづらくなる保育園時代と違い、日々の学校の様子は先生から直接ではなく「子どもを介して」知ることがほとんどになります。持ち物や行事といった事柄はプリントで、お友だち関係はさまざまな情報ルートを持つことで、ある程度カバーできます。●持ち物、行事は子どもとプリントをチェック学校の準備は、ゆくゆくは子どもが主体的に行えるのが理想ですが、しばらくは親も手を貸せると安心です。基本的に、行事や特別な持ち物は月末(または月初)に配布される学年便りの月間予定プリントにまとめられていることがほとんどです。このプリントは、忘れずに毎日きちんと目を通しておきましょう。うっかりすることも多い私は、月間予定プリントをスマホのカメラで撮って管理しています。入学後しばらくはお便りの山で、提出期限が短いものもあります。子どもは、プリント類を学校に置き忘れたり、ランドセルの中でぐちゃぐちゃになったりとプリントを渡すだけでも大混乱。そこでぱたっと開いて中にプリントを挟むタイプのクリアホルダーを用意すると、小1の子にも扱いやすくておすすめです。学校生活に慣れてきたら、「帰宅後はクリアホルダーを定位置に出す」「ひとりで学校の準備をする」など、少しずつステップアップしていくとよいと思います。また特別な持ち物については、子どもと一緒に持ち物リストを作ってはいかがでしょうか?入学直後はあまりの持ち物の多さに親も子どももてんやわんやしますが、最初から完璧でなくても大丈夫、くらいの気持ちでいると、親も子も楽かもしれません。●気になるお友だち関係を知るにはお友だち関係が広がると、親としては「お友だちの名前と顔が一致しない」ことも出てきます。よく名前が出てくるお友だちの親には、保護者会などの折にごあいさつをして顔見知りになっておくと、あとあとのやりとりがスムーズです。一方、慣れない学校生活で疲れていたり、そもそも学校のことをあまり話さないタイプの子だったりする場合には、様子を見つつ、ちょっと気がかりがあれば、周囲のママ友や子どものお友だちから話を聞いてみましょう。わが家のケースでは、学童の先生が子どもの様子をよく見てくださり、さまざまな面でサポートしてくれました。●PTAの委員会や係を引き受ける手も小学校の気がかりで必ず話題にのぼる「PTA」。考え方は人それぞれですが、学校生活の様子が見えやすくなる意味では、引き受けてみるのもありかもしれません。働くママが増えたことから、最近ではPTA業務の効率化を進める動きがみられる学校もあります。またすでに兄弟が学校にいてPTAを引き受けているママに、PTAの内容、負担についても質問してみると、様子がわかります。業務内容や集る頻度、ご自身や家族への負担も考えながら無理のない範囲で検討するとよさそうです。私の経験では、PTA活動は正直面倒な部分もありましたが、ネットワークが広がったことで思わぬところで助けあうことができ、プラスになる面も多かったです。初めての小学校生活では、子も親も戸惑いや気がかりが多いものです。ある程度の備えや心がまえをしておけば、入学早々大パニック! は避けられるかもしれません。でも、スタートダッシュから張り切りすぎると、息切れしてしまうことも。完璧を目指さず、少しずつブラッシュアップしていければよいのかな、と思います。子どもの順応性は想像以上に高いもので、いつのまにかずいぶんたくましくなったなぁと、しみじみ思う日がきっと来ます。お子さんもママも適度に息抜きしながら、新生活に慣れるまでの期間を上手に乗りきってくださいね!
2017年02月14日小学校に上がるまでに、もう1年あったら…そんな事を考えたことありませんか?出典 : 「我が子も来年は小学校へ入学…だけど、病気や障害があって体が小さく体力も十分についていない。小学校でみんなと一緒にやっていけるのか」「小学校へ上がるまでに、せめてあともう1年あったら、体力も同年代に追いついて、心配せずに入学できるのに…」お子さんの発育と、小学校入学のタイミングについて、そんな風に悩まれているご家庭もあるかもしれません。今回のコラムでご紹介するのは、発育不全や病気等を理由に、教育委員会の許可を得て主に小学校に上がる年を1年遅らせることのできる就学猶予という制度です。以下は数年前に未熟児で生まれ、発達の遅れのため就学猶予をしたお子さんを持つ方のお話です。3ヶ月早く、3月末に産まれてしまいました。早生まれになったことで学年は1つ上に、でもそのせいで発達面や学力面で余計差が開いてしまう状態でした。690グラムで産まれた我が子ですが幸い障害はなく、猶予という形を取って本来の位置に戻し可能性を伸ばしてあげたいというのが猶予を決めた一番の理由です。現在は、特別支援教育の充実とともに、就学猶予の取得は以前より難しくなっていると言われています。ですが、上記の体験談のように、お子さんが未熟児や低体重で生まれた場合、就学猶予・免除を利用できる場合もあるようです。以下では、就学猶予の制度や背景、申請・利用方法などを中心に解説していきます。就学猶予・就学免除とは?義務教育との関係は?出典 : 一般的に義務教育といわれているものは、保護者が負っている「教育を受けさせる義務」(教育義務)によって子どもが受ける教育のことをさします。保護者は、児童を小中学校などに通学するように取り計らう「就学義務」という義務を負っています。一方子どもには、基本的人権の一つである教育を受ける権利があります。国民は国家に教育を受ける権利を要求できます。憲法第26条第2項で「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。」と規定されており、また、教育基本法第5条第1項に「国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負う。」出典 : 就学猶予・免除とは、保護者が負っている就学義務に猶予を設けたり、免除を与える制度です。通常、保護者は児童が6歳になった時に所属していた学年の最初の日(つまり6歳になる年度の4/1)から、15歳になった時に所属している学年の最後(15歳になった年度の3/31)まで、児童に教育を受けさせる義務があります。就学猶予・免除を取得すると、その就学義務を負う時期を遅らせる、または場合によっては義務を放棄することができます。ただし、保護者または児童が日本国籍を持っており、かつ日本に住んでいる場合に限ります。例えば、保護者は日本国籍で日本にいるが、児童が海外で学んでいる場合や、児童が重国籍で日本外で教育を受けている場合などは、就学猶予・免除の対象外となります。ちなみに、就学猶予と就学免除の間には、明確な違いはありません。というのも、就学猶予を認められた場合でも、就学義務期間は延長されず、満15歳の時に子どもが所属していた学年の終わりで、親の就学義務は消失するからです。ですので実質、猶予された期間は免除されたことと同じことになります。Upload By 発達障害のキホン日本では明治時代の中期ごろから義務教育の基盤が出来上がり始めました。しかし、当時は障害のある児童が学校で義務教育を受けるための環境はほとんど整備されていませんでした。そのため、障害のある児童の保護者は、就学義務の猶予・免除を受けとなり、結果として児童は教育をほとんど受けませんでした。上のグラフが示すように、第二次世界大戦の直後1945年は、就学猶予者・免除者の人数はとても多くなっています。これは、障害のある児童のための学校、例えば盲、聾、知的、肢体不自由児向けの養護学校は、国が定める義務教育として扱われていなかったという背景があります。そのため保護者が障害のある児童を盲、聾、知的、肢体不自由児向けの学校に通わせる場合、就学義務を果たしたことにはならないが、就学猶予・免除を受けるという形を取っていたのです。しかし、1979年からは、養護学校が義務教育とみなされるようになり、就学猶予や免除制度を利用する必要のある家庭は急激に減っていきました。今日では、特別支援学校、支援学級の整備・充実により、障害を理由に就学義務を果たせず、就学猶予・免除を受けるという場合は非常に少なくなっています。では、現在では、どのような場合にこの制度が利用されているのでしょう。どんな理由なら就学猶予・免除が認められるの?出典 : 保護者は、児童を就学させる義務を負っていますが、例外として、その児童について以下で説明するような理由が認められた場合は、一定手続を経て就学義務の免除を市町村の教育委員会から受けることができます。学校教育法では、就学猶予・免除が認められる理由を、「病弱、発育不完全、その他やむを得ない事由のため就学困難と認められる場合」としています。病弱、発育不完全とは、治療や生命・健康の維持のために療養をしなければならず、教育を受けることが困難である場合、学校教育に耐えることができない程度の障害がある場合などを意味します。その他のやむを得ない理由とは、以下のような場合が挙げられます。1. 児童自立支援施設等に入所し、就学ができない場合2. 重国籍者で、将来外国籍を取得することを前提として、在日外国人学校等に就学を希望する場合3. 帰国子女で、日本語の能力が養われるまでの一定期間、適当な機関で日本語の教育を受ける等の措置が講じられている場合4. 低出生体重児等であって、教育上及び医学上の見地等の総合的な観点から、市町村教育委員会が就学を猶予又は免除することが適当と判断する場合一方、経済的な理由では就学猶予・免除は認められません。学校教育法では、経済的理由によって就学困難と認められる学齢児童の保護者に対しては、必要な援助を市町村が与えなければならないとされているからです。そのような場合は、就学援助制度を利用できます。就学猶予・免除を受けたい場合は教育委員会の許可が必要です出典 : 前述した理由に該当し、就学猶予・免除を受けたい場合は、在住する市区町村の教育委員会に申し出を出すことが必要です。申し出の際には、就学猶予・免除を受ける理由を証明する書類が必要です。市区町村によっては指定の医師の診断書が必要なこともあります。理由を証明する書類とを参考に、保護者の申し出を教育委員会が審議し、就学免除・免除が認められた場合は許可通知が出されます。Q&A障害のある子どもの就学事務手続の手引就学免除・猶予を利用しても、子どもは中学校を卒業できる?出典 : 就学免除・猶予を利用した場合でも、子どもは、1年または数年遅れて中学校を卒業することができます。保護者が児童に教育を受けさせる義務は、就学猶予を1年受けた場合、子どもが中学校2年生の時になくなりますが、これは保護者の就学義務がなくなるだけであって、引き続き児童は教育を受ける権利を持っています。学校に行かず、不登校やフリースクールに通っている場合は?出典 : 現在、文部科学省の見解では、厳密には不登校やフリースクールの利用では、保護者が就学義務を果たしたことにはなりません。しかし、学校長の裁量などにより、学校外の施設等における学習活動を学校への出席として扱うことができる場合もあります。また、長期の不登校により中学校卒業資格を得られなかった子どもに対する救済措置として、中学校卒業認定試験という制度が存在します。この試験に合格すれば、中学校に通って卒業することができなかった子どもも、高校へ進学することができます。まとめ出典 : 就学猶予・免除は、その制度の確立当初、重い障害がある児童が義務教育を受けられない場合に利用されてきました。その後、特別支援学校や支援学級での教育も義務教育とみなされるようになり、就学猶予・免除を利用する必要のある家庭の数は大幅に減っています。しかし、近年でも、低体重児など、病気や発育不全がある場合に、就学猶予・免除が適応されることがあります。お子さんの発育と、小学校入学のタイミングについて悩まれているご家庭は、こうした制度の活用も選択肢の一つとして参考にしてみてください。
2016年10月23日来年小学校入学を控えている長男。学校生活では友達、先生、勉強など…様々な悩みが出てくることでしょう。そんな彼に願うのが「何でも親に相談してほしい」ということ。高学年になれば秘密も出てきますが、低学年のうちや本当に困ったときには相談してほしいと願っています。「何でも相談できる親子関係」でいるには、3~5歳の頃の話の聞きかたに気を付けておくこと。ここで信頼が築ければ、その後も相談してくれるでしょう。子どもが親に相談できない聞きかた5つ子どもは「ママ・パパは私の話を聞いてくれる、私の気持ちをわかってくれる」と確信して初めて自分の悩みを相談します。そう思ってもらえるかは「話の聞きかた」によって左右されます。まずは逆に、「ママ・パパには話せない」と思わせてしまう聞きかたを知っておきましょう。次のような話の聞きかたをしていないでしょうか。(1)否定する親は自分の理想を子どもに押し付けてしまいがち。子どもの価値観を無視し「そんなんじゃダメじゃない!」と子どもの話を否定してしまうと、本当に悩んでいることほど相談できなくなります。(2)親が判断を下す子どもの話を最後まできちんと聞いていますか?話途中で「それはよかったね」「それはダメね」なんて決めていないでしょうか。子どもがどう感じるかは、子どもに聞いてみないとわかりません。最後まで話を聞かずに親が判断を下してしまうと、「何ていえば褒められるかな?」と親の顔色をうかがうようになります。(3)アレコレ聞き出す悩みや失敗した話ほど親は気になるもの。アレコレ根掘り葉掘り聞きたくなります。子どもからすればまるで尋問を受けているようで、あまり聞かれるのも苦痛です。(4)アドバイスする良かれと思ってしてしまうアドバイス。アドバイスにはすべきタイミングがあり、話を聞き始めた最初の段階でするのはお勧めできません。「アドバイスが欲しいんじゃなくて話を聞いてもらうだけで良かった」と思うのは、女性にも多いのではないでしょうか。(5)ポジティブを押し付ける子どもが弱音を打ち明けると、「このままでは子どもがダメな子になってしまう」という焦りからポジティブな言葉をかけようとしがち。「何とかなるから頑張って」など、ありきたりな応援もしがちです。しかし落ち込んでいるときほどポジティブな言葉がキツイこともありますよね。子ども自身十分頑張っていますし、これ以上頑張れないから弱音を吐くのです。ポジティブ返しでは「わかってもらえない」と思われます。オウム返しで繰り返し、共感する実は子どもに悩みを話されたりネガティブな発言を聞いても、特別なことを言う必要はありません。子どもの言うことをそのまま繰り返して共感しましょう。「悔しかったねぇ」「嫌な思いをしたねぇ」といえば、「親が自分の気持ちをわかってくれた」と安堵し、子どもはその場でもっと泣いたり弱音を吐くことができるでしょう。ネガティブ感情を出し切れれば、案外子どもは自分でその後のことを決めます。もう1回チャレンジするか、止めるか、方法を変えるか…そこでアイディア出しを親が手伝っても良いでしょう。子どもの悩みを「親が解決してやる」のではなく「ネガティブ感情を吐き出し、勇気が出るサポートをする」と考えましょう。これを意識することで、子どもも親に悩みを話そうと思えるようになります。ライター:宮野 茉莉子
2016年07月28日●連載の目次は こちら から●幼児教育研究所柊会(ひいらぎかい)代表の浅木真里さんは、「小学校受験を思い立った時点で、最初に考えていただきたいのは志望校をどこにするかということです」と言う。志望校が決まったら、いよいよ本格的な受験対策が始まる。小学校受験の「もっとも大切な対策」とは? ■「学校が求めている子」とは?「小学校受験とは、いわば学校とご家庭のお見合いのようなものです。学校が求めている子とは、端的に言えば『学校の教育方針と一致したご家庭のお子さま』です」(浅木さん)。小学校受験が親の受験といわれる所以(ゆえん)は、家庭の教育方針や雰囲気が、さまざまな考査や面接を通じて試され、合否が決定されるところにある。「ですから、志望校が決まり次第、志望校の教育理念と家庭の教育理念の一致点を明確にし、一致点を意識しながら、お子様の教育をしましょう」(浅木さん)。■家庭の教育方針を明確化させる 浅木さんが主宰する柊会では、毎月、保護者に願書・面接対策となる作文を提出してもらっているそう。入試直前ではなく、入試の数年前から家庭の教育方針を明確化することで、「こんな子どもに育ってほしいけれども、今、わが子はこういうことができていない」「わが家の教育方針では、○○を子どもにしてあげたいけれども、時間的にしてあげる余裕がない。その代わりに、△△をしてあげよう」など、さまざまな思いが出てくる。これがとても効果的な面接対策となるようだ。「志望校を決定し、家庭の教育方針を深く考える作業は、幼児教室に通うより早く始めても良いくらいで、早すぎるということはありません」(浅木さん) ■両親の教育方針のすり合わせも大切願書作成や面接対策のために考え抜いた教育方針で子どもに接することで、入試当日の子どもの言動と、面接での保護者の回答が一致する。家庭の教育方針を明確化する時には必ず、パパとママの意見のすり合わせも必須だ。両親の意見が異なると、子どもは混乱する。特別な時間をとらずとも、仕事の合間にメールでやりとりをするなどして、できるだけお互いの負担にならない工夫をしよう!次回は、「小学校受験をするならチェックしたい6つのこと」です。今回取材を受けてくださった浅木真里さんの著書『 名門小学校受験 合格する「家族力」 (浅木真理・著/エール出版社)』●浅木真里1981年、東京都生まれ。関西学院大学総合政策学部卒業。灘、ラ・サールなどの難関中学、医学部受験指導を行う学習塾の設立に携わる。名古屋在住時より、慶応幼稚舎、早実、雙葉、暁星小学校などの難関校への圧倒的な指導力の高さから指導依頼が絶えず、東京で小学受験指導を行う。その後、幼少期の母子関係の重要性を痛感し、幼児教育研究所柊会を文京区に設立。
2016年07月24日●連載の目次は こちら から●幼児教育研究所柊会(ひいらぎかい)代表の浅木真里さんは、「受験をするかどうかを決めるのはご家庭ですが、その判断をできる限り後悔のないものにしていただくために、小学校受験のメリットとデメリットを事前にお伝えしています」と言う。メリットとデメリットをしっかり把握した上で、小学校受験を決意したら最初にすべきことについてお話を伺った。■志望校により選抜形式が違う「志望校をどこにするか? これは、小学校受験を思い立った時点で、最初に考えていただきたいことです」(浅木さん)小学校受験は、学校によって入試の選抜方式が違う。選抜方式と入試傾向を知ることにより子どもにかかる負担を軽減することができるからだ。 ■志望校の選抜形式にそった対策を立てるたとえば、慶応幼稚舎を第一志望にするのであれば、行動観察と絵画制作に特に力を入れ、余力を巧緻性(こうちせい:第2回<※リンク貼る>を参照)と運動、知識補充を目的とする簡単なペーパー対策にまわす。暁星小学校が第一志望なのであれば、まずはペーパー(分量、速さに対応できるレベルまで)を徹底的に仕上げ、その後、行動観察、制作、運動に取り組む。このように効率良く対策を立てることで、子どもへの負担を軽減できる。「志望校の選抜形式にそった対策を取りつつ、様々な実体験をさせ、場をわきまえられるお子様にしてあげることが合格への近道になります」(浅木さん) ■志望校が決まらない場合はペーパー対策からとは言え、なかなか志望校が決まらない場合もあるだろう。「そんな時は、ペーパー対策から始めましょう。以前に比べ、多くの学校でペーパーテストのウェイトが低くなりました。けれども、ペーパー対策をしておくと併願校を選びやすくなります。また、入試直前の志望校変更が可能になります」(浅木さん)いよいよ小学校受験対策が始動した。次回は、「小学校受験における、もっとも大切な対策とは?」です。今回取材を受けてくださった浅木真里さんの著書『 名門小学校受験 合格する「家族力」 (浅木真理・著/エール出版社)』●浅木真里1981年、東京都生まれ。関西学院大学総合政策学部卒業。灘、ラ・サールなどの難関中学、医学部受験指導を行う学習塾の設立に携わる。名古屋在住時より、慶応幼稚舎、早実、雙葉、暁星小学校などの難関校への圧倒的な指導力の高さから指導依頼が絶えず、東京で小学受験指導を行う。その後、幼少期の母子関係の重要性を痛感し、幼児教育研究所柊会を文京区に設立。
2016年07月23日●連載の目次は こちら から●幼児教育研究所柊会(ひいらぎかい)代表の浅木真里さんが見てきた中では、小学校から高校までの一貫教育をしている90%以上の学校で、主席は小学校からの内部進学者だそう。小学校受験を「人生の糧」にしているご家庭もある一方で、小学校からの内部進学者の学業成績が平均以下となることも珍しくない。■小学校の内部進学者の成績低迷理由「内部進学者の成績低迷の理由は、ほとんどが、その子の地頭の悪さではありません。ご両親の教育熱心さが良くない影響を与え、学力が下がったケースが多く、そういうケースを相当数見るにつけ、本当に心が痛みました」(浅井さん)生まれ持った学力のポテンシャルがあるにも関わらず、学業不振に陥ってしまう。それはなぜなのだろうか?■幼少期の自己否定感は負の連鎖を引き起こす「小学校受験のリスクは、両親や講師が、指導中に望ましくない態度で子どもに接した結果、子どもに自己否定感を受け付けてしまうことです」(浅木さん)模試の結果や勉強の進み具合で親の機嫌が頻繁に変わったり、子どもが問題を間違えた時に叱責(しっせき)したり、志望校にご縁をもらえなかったときに親が落ち込んでしまったりすると、子どもは自己否定感を強めてしまう。「人格の基礎を形成する幼少期に、子どもの自己否定感を強めないよう、ご両親や指導者は、配慮をしなければいけません。ゆったりとした気持ちで子どもに接し、ご家庭は『子どもが安心できる居場所』であって欲しいと思います」(浅木さん) ■合格だけでは不十分「志望校にご縁をいただけるように指導することは当然ですが、それだけでは不十分です。幼児教育指導者は、長期的スパンで、子どもの健やかな成長により良い影響を与える必要があります」そのためには、小学校受験のリスクをきちんと伝えていくことも、幼児教育指導者の一つの仕事だと考えている。「受験をするかどうかを決めるのはご家庭ですが、その判断をできる限り後悔のないものにしていただくために、小学校受験のメリットとデメリットを事前にお伝えしています」(浅木さん)次回は、「小学校受験を決意したら最初にすること」です。今回取材を受けてくださった浅木真里さんの著書『 名門小学校受験 合格する「家族力」 (浅木真理・著/エール出版社)』●浅木真里1981年、東京都生まれ。関西学院大学総合政策学部卒業。灘、ラ・サールなどの難関中学、医学部受験指導を行う学習塾の設立に携わる。名古屋在住時より、慶応幼稚舎、早実、雙葉、暁星小学校などの難関校への圧倒的な指導力の高さから指導依頼が絶えず、東京で小学受験指導を行う。その後、幼少期の母子関係の重要性を痛感し、幼児教育研究所柊会を文京区に設立。
2016年07月22日小学校受験。そんな言葉に、あなたはどんなイメージを持ちますか? 今回は、「小学校受験って、どうなの?」という素朴な疑問について、幼児教育研究所柊会・代表の浅木真里さんにお話を伺いました。■浅木さんが幼児教室を始めた理由浅木さんは、灘、ラ・サールなどの難関私立中学受験指導や医学部受験をメインとする学習塾の教務部長、役員を経て、幼稚園・小学校受験指導を行う柊会(ひいらぎかい)を設立した。「思春期以降の子どもを指導して感じていたことは、幼少期の親子関係は、その後の人生に大きく影響するということです。ですから、少しでも多くの親子に小学校受験対策を通じて、より良い親子関係を育んで欲しいと思い、柊会を設立しました」(浅木さん)■オリジナル教材が必要だと思っていたが…小学校受験と聞くと、「お受験」という言葉で揶揄(やゆ)されるように、高額な幼児教室に通わせないと合格しないのではないか? というイメージがある。「私自身、小学校受験に携わっていなかった頃は、『合格するためには幼児教室の特殊なオリジナル教材が必要だ』と考えていた時期もありました。けれども、実際に指導に携わってみると、そのようなことはありませんでしたね」(浅木さん) ■大切なのは子どもの現状把握と正しい対策「皆さまが考えているほど、小学校受験は難しくありません。大切なのは、お子さまの現状を的確に把握し、正しい対策を行い、志望校からご縁をいただける確率を限りなくあげていくことです」(浅木さん)過去の入試情報については、大手幼児教室が毎年夏に発行する私立小学校の入試問題集にすべて掲載されているそう。また、学校の求める児童像については、学校のホームページや学校説明会で知ることができる。幼児教室の先生から聞いた、学校が求める児童像を鵜呑みにするのではなく、保護者が学校説明会、公開行事の日程を自ら調べ、足を運び、学校を知ろうという姿勢を持つことが合格につながるとのことだ。「過去の入試問題と学校が求める生徒像を正確に知ることできれば、わが子を志望校に合格させるために何をすべきか? という問いの答えは、おのずと導き出されます」(浅木さん)次回は、「小学校受験で得られるメリットとは?」です。今回取材を受けてくだ下さった浅木真里さんの著書『 名門小学校受験 合格する「家族力」 (浅木真理・著/エール出版社)』●浅木真里1981年、東京都生まれ。関西学院大学総合政策学部卒業。灘、ラ・サールなどの難関中学、医学部受験指導を行う学習塾の設立に携わる。名古屋在住時より、慶応幼稚舎、早実、雙葉、暁星小学校などの難関校への圧倒的な指導力の高さから指導依頼が絶えず、東京で小学受験指導を行う。その後、幼少期の母子関係の重要性を痛感し、幼児教育研究所柊会を文京区に設立。
2016年07月20日今では珍しくなくなりましたが、それでもまだ「キラキラネーム」については賛否両論。子どもの友だちに多いからと安心していても、小学校受験などで不利になることもあるといわれています。このキラキラネームについて、教育の現場ではどのように思われているのでしょうか。小学校の先生たちに話を聞きました。■名前を覚えるのが大変!小学1~2年生を受け持つことが多い女性教諭は、新学期を迎える前に「正しい漢字と読み方を覚えるのが大変」といいます。「とくに低学年の子どもは、名前を間違えられることをとても嫌がります。まだ漢字を覚えていないので、名簿にもひらがなで名前が書いてあると思っている子も多いんですよ。間違えてしまったときに『先生なのにひらがなが読めないの?』と指摘されてしまったこともありました」また、読み間違いからいじめやからかいに発展することもあるので、春休み中に漢字の書き取りのごとく覚えるようにしているのだとか。彼女はキラキラネームをつけることに否定的ではないものの、「覚えやすい、書きやすい名前のほうが助かる」というのが本音だそうです。 ■偏見はよくないキラキラネームの子は悪ガキといわれることもありますが、「それは偏見だ」と語るのは、教師歴20年のベテラン男性教諭。周囲の大人がこうした先入観を持つことのほうが、子どもに悪影響を及ぼすといいます。「友だちとも仲良くしている子が多いですよ。たしかに想像できないような当て字もありますが、その名前には意味があります。これを知れば自分の名前に誇りをもてるし、親の愛情を感じられていいのではないでしょうか」最近では、「●●子」といった古風な名前が「シワシワネーム」といわれることもあるほどキラキラネームは一般的になり、名前だけでその子を判断することはできないそうです。■親に問題アリ!?30代の女性教諭は、キラキラネームの子どもに対して問題を感じたことはないものの、その親に対して警戒してしまうそうです。「言い方は悪いけれど、ちょっと変わった、こだわりが強い方が多いかもしれません。学芸会での配役や、運動会の種目に対してクレームをよこす、いわゆるモンスターペアレントが目立ちます。子どもは素直でいい子でも、親に対して注意するようにしています」もちろん、キラキラネームを名づけた親すべてがこのタイプではないけれど、先輩からも注意するようにいわれることがあるのだとか。世論だけでなく、教育現場でもキラキラネームは賛否両論。しかし、名づけられた子どもに対して批判的な意見はほとんどありませんでした。子どもが大きくなるまでに状況は変わるかもしれませんが、こうした現状も把握したうえで名前を考えていきたいですね。
2016年06月04日【ママからのご相談】年長の男の子がいます。家から遠い保育園に通っているためか、息子と同じ小学校に通う知り合いがいません。このままでは小学校まで1人で登校するのか、行けるのかとかなり心配です。新1年生の登下校の様子はどんなものでしょうか。何かアドバイスをお願いします。●A. 皆さん同じ心配をしている仲間です! 積極的に自分から地域とかかわっていきましょう。ご相談ありがとうございます。男ばかりの三兄弟の母をしています、ライターりょんぺいです。子どもの小学校入学で、親が一番最初に心配するのが登下校かもしれませんね。男の子ということで、なおさら心配なお気持ち、大変よくわかります。1年生になったばかりのお子さんがいらっしゃる保護者の方に、最新の1年生登下校事情についてお話をお聞きしました。●新小学校1年生の「登下校」エピソード7選(1)『集団下校は入学式後3日間だけでした。4日目からは子どもたちがバラバラに帰宅となり、半数近い保護者の方々が自主的に下校を少し離れたところで見守っていました。子どもたちも浮ついているので保護者の目は大いに越したことはないと思いました』(40代女の子ママ)(2)『同じマンションに同じ幼稚園だった仲良しの女の子がいたので安心していたのですが、入学した途端に男子・女子という意識が強くなった ようでした。入学後一週間もたたずに一緒に登下校をしなくなってしまい、一緒に登下校できる男の子のご近所の友達を私と息子で情報共有しながら急いで探しました』(30代男の子ママ)(3)『登校は地域の子がほぼ同時間帯に重なり、高学年の子もいるので心配はすぐになくなりましたが、問題が下校……。1年生の4月は給食が始まっても午後の授業がなく下校時に高学年の子の姿はありませんでした。疲れた体に重いランドセルを背負ってヨタヨタ歩いてる姿を見て、可能な限りは下校を目の届くギリギリの距離で見守りたいと思いました』(40代女の子ママ)(4)『息子の入学と合わせて半年間、休職することにしました。時間もあるので下校時は息子にバレないように遠くから見守り 、家の近くになったら近道で急いで先回りし、インターホンを息子が押したとき対応できるようにしました。私にとっても新鮮でキラキラした小学1年生たちを見ていると元気をもらえます』(40代男の子ママ)(5)『女の子と男の子がまるで違うことに驚きました。女の子は信号待ちの間も微動だにせず落ち着いて待っていましたが男の子の集団ときたら、横断歩道の手前でふざけあったり、回りながらジャンプして待っていたり、後ろを向いていたり……誰一人として落ち着いて信号を待っていませんでした。あまりに見過ごせない状況だったので過保護と周りに思われても自分の子やその友達の安全を可能な限り見ておきたいと思いました』(30代男の子ママ)(6)『小規模の保育園を卒園したので、近所の同学年の子を知りませんでした。このままではまずいと思い、年明けくらいから町内の掲示板や区のホームページを見て子育てイベントがないかチェックしました。また、近所の公園やスーパーマーケットなどで同学年くらいの子どもを連れた家族がいたら自分から積極的に声を掛ける ようにしました。親より子どもの方が仲良くなるのがはやいものです。勇気を出して声を掛けたことがきっかけでその子と登下校を一緒にするようになったので、あのとき声を掛けて本当に良かったです』(40代女の子ママ)(7)『幼稚園からの仲良し3人組がいるので登下校も一緒で安心と思っていたら見事にバラバラのクラスになりました。登校はいいのですが、下校はクラスによって時間にバラつきがあり、他のクラスの子は待てない雰囲気があるとのことでした。結局同じクラスの同じ方向の子と帰ってくるようになりました。ただ、名前を覚えてきてねとお願いしても「忘れた!」の連続。お互い名前も薄ぼんやり ながら、仲良く帰ってくる子どもの力に脱帽です』(40代男の子ママ)いかがでしょうか。やはり新1年生の子の登下校について、保護者の皆さん誰もが心配していたということがよくわかりました。また、予期せぬ出来事も起こります。筆者の長男が小学1年生になった直後、帰宅途中におなかが痛くなったものの、トイレの場所がわからずパニック状態 で泣きながら帰ってくるということがありました。翌日、学校から家までの距離で立ち寄ることができるトイレを一緒に歩いて見て回りました。10か所近くあることがわかり、「次またおなかが痛くなっても大丈夫!」と安心した様子でした。●小学校入学前に子どもの「登下校の不安」を解消するための心得3つ先輩ママの経験を踏まえ、登下校での不安を解消する、入学前の心得として知っておくとよいと感じることは以下の通りです。●(a)心配をため込まず、ご近所との関わりを自分から積極的に持ってみる新入学時の登下校に不安を抱えているのは皆さん共通なので仲間です。子どもをフックに声を掛けてみる と悩める者同士の解決策が見えてきます。ご近所の公園、スーパーマーケット以外にも、入学前に近所の文房具店や学用品売り場では新1年生の親子に会う機会も増えますので足繁く通うと良い出会いがあります。●(b)入学してみてわかることが多いもの。考えすぎないことも大事!クラス分けや男女の意識が芽生えるなど、事前の想定と異なる関係性が子どもの間に生まれてきます。状況に応じて、臨機応変な対応 が親に求められます。子どもから毎日情報収集することが大事です。●(c)自分の子どもだけを見るのではなく、地域の子どもたちを大人の目で守るという意識が重要!大人の目線による子どもの見守り活動が大事。できる限り行動すると、子どもの安全、自分の住んでいる地域の安全につながります。新1年生の登下校姿は、自分の子どもでなくても輝いて見える良いものです。知らない子であっても積極的な目配りをする と元気いっぱいの子どもたちの姿に大人も活力をもらえます。大人の足で10分の通学路でも、入学したばかりの子どもにとってはまさに大冒険とばかりに登下校を楽しんでいるようです。新小学1年生には自分の子でなくても特別な愛情を持てる不思議な力があります。心配で仕方ないという共通認識を味方にして、自分からお住まいの地域に積極的に関わってみてください。みんなで子どもを守ろうという地域の共通認識が受け皿となり、予想以上の歓迎が待っていることと思います。●ライター/りょんぺい(ママライター)
2016年05月21日いよいよ入学・入園シーズン。わが子が新しい環境に溶け込めるか、不安でいっぱいのママも多いのでは。そこで、現役の小学校の先生による、子どもが新入学の迎える親へのアドバイスをまとめてみました。子どもの小学校入学で、ママが抱える悩みとは特に第1子が小学校入学を迎えるママにとって、子どもの学校生活は不安ばかりと言っても過言ではないでしょう。「こんなことを心配しているのは自分だけ?」と、さらに不安を覚える人もいるかもしれませんが、安心してください。不安なのは皆一緒です。4月に行われる初の懇談会では、実際に以下のようなことが話題になっています。友だち関係についてやはり一番気になるのは友だちのこと。わが子に友だちができるか、みんなと仲良くできるかが心配なママが多数いるようです。しかし、そうした大人の心配をよそに、子どもは案外なんとかうまくやっていくもの。さまざまな場面を通してクラスの友だちと関わりを持ちながら、ゆっくり人間関係を築いています。トラブルや行き違いはよくあることですので、ママは焦らず見守りましょう。たとえ子ども同士でトラブルが起きたとしても騒がず慌てず。まず担任教師に相談し、指示を待ってください。勝手に行動すると、かえって話がこじれることがあります。給食について小学校1年生の給食は、担任が時間をかけてゆっくり指導します。嫌いなものを無理に食べさせることはないので、あまり心配せずに、むしろ給食が楽しみになるような声かけをしてあげてください。なお、アレルギーがある場合は必ず担任に伝えましょう。そのほか、どうしても食べることができないものがある場合や、食の細い子どもの場合はそのことも伝えておくと安心です。PTA活動について「PTA活動は大変」というイメージが先行しているかもしれませんが、本当のところは実際に体験してみないとわかりません。フルタイムで働いている人は、そのためにお休みをとることが難しいかもしれませんが、すべての活動に参加しなくても大丈夫。自分のできる範囲で協力すればOKです。ちなみに、実際にPTA活動に参加したママによると「普段の子どもの様子を垣間見ることができる」「先生に気になることを聞くことができる」などのメリットもあるのだとか。教師の人柄や学校全体の様子を知ることで、より安心しますよね。さらにPTA活動をきっかけに、卒業しても子どもなしでママ同士の交流が続く友だちになることだってあります。できる範囲で関わるぐらいの気持ちで参加すると、肩の力を抜いて楽しめますよ。放課後の過ごし方について放課後は親の目がないところで友だちと遊ぶことが多くなります。幼稚園のときのように、ママが遊びの日にちや場所を決めることはほぼありません。友だちと待ち合わせするときのルールを子どもと話し合って決めておきましょう。特に「何時」に「どこ」で待ち合せるのかは大事です。そして、待ち合わせ場所は人気が少ないところは避けるようにします。行き違いになることもあるので最初のうちはママが確認やフォローをしてあげると安心です。もし会えなかった場合どうするかについても、事前に決めておいたほうがいいですね。入学して間もなくはわからないこともたくさんあり、大変な日々が続くでしょうが、そんなときだからこそ、ママはゆったりと構えて、子どもを温かく見守っていきましょう。<のりこ(フォークラス)>
2016年03月23日子どもの小学校入学は、ママにとっても楽しみなことのひとつですよね。けれども、同時に不安があることは否めません。特に、「小学校は幼稚園などよりも厳しいのでは?」というイメージを持っている人も少なくないでしょう。そこで、子どもが学校に楽しく通えるようになるために今からできることを、小学校教師だった経験を踏まえ、5つ考えてみました。起きる時間を早めにする小学校の登校時間は、一般的に8:00過ぎからの30分間です。登園していた頃より早くなる場合は、今から起きる時間を早めにしてあげましょう。余裕をもって起床し、朝ごはんをしっかり食べて登校させたいですね。決まった時間にトイレに行く習慣をつける小学校では、基本的に休み時間を利用してトイレに行きます。できるだけ決まった時間にトイレに行く習慣をつけておきましょう。たとえば、食事の後、遊んだ後、テレビを観た後など、何かをした後に行くようにすると、授業と授業の合間に行く習慣がつきます。とはいえ、学校では休み時間だけしかトイレに行けないかというと、そんなことはありません。行きたくなったら先生に伝えて行けばよいのです。先生に伝える方法も教えてあげてください。給食の牛乳を飲む練習をしておく牛乳は毎回メニューにある学校が多く、量は200ml位です。中には学校で出された牛乳を全部飲むことができない子もいます。それが気になるようであれば、家庭で同量の牛乳を飲む訓練をしておくこともひとつの方法です。もし、その量が本人にとって多いようであれば、事前に担任の先生に伝えておくのもよいでしょう。今は、給食を無理に全部食べさせることは基本的にしません。に好き嫌いがあっても大丈夫です。残してもよいことを子どもに伝えてあげましょう。授業の時間感覚に慣れさせる授業時間は45分間が基本です。入学してすぐに45分間の授業を開始するわけではありませんが、できるだけひとつのことに長い時間、集中できるようにしておきたいものです。そこで、家庭でテレビを観る、本を読む、絵を描く、おもちゃで遊ぶというときに、時間を決めるとよいでしょう。設定する時間の長さは子どもの集中できそうな時間で問題ありません。45分間にする必要はなく、「できた」という達成感を経験させること、これが大切です。ママ自身が不安にならないようにする小学校はいくつかの幼稚園などから集まって、ひとつの学校に通うようになります。知らない子ばかりで孤立しないかと、ママは不安になるかもしれません。そんなママの不安は子どもに伝わりやすいものです。心配せずにおおらかな気持ちでいてください。「いろいろなお友だちや、お兄さん、お姉さんがいるから楽しみだね」などと話すのもよいでしょう。そのほか、学校の広さにストレスを感じる子どもも少なくありません。幼稚園などにくらべると学校はとても大きく、広く感じる場所です。さらにいろいろな教室があるので、自分がどこにいるのかさえわからなくなる子もいます。子どもが毎日楽しく学校に通ってくれることはどのママたちも願っていることです。学校という初めての空間に入った子どもたちに「今までと違っても大丈夫だ」と思えるようサポートしながら、まずは、元気に入学式を迎えることができるようにしたいですね。(のりこ<フォークラス>)
2016年03月04日カシオ計算機は5日、電子辞書「エクスワード」シリーズとして、小学校低学年モデル「XD-SK2000」と小学校高学年モデル「XD-SK2800」を発表した。11月13日から発売し、価格はオープン、推定市場価格(税別)はXD-SK2000が22,000円前後、XD-SK2800が28,000前後。○XD-SK2000「XD-SK2000」は小学生低学年向けのモデル。本体カラーはホワイトの1色。自分で学習する習慣を身に付けられるコンテンツを厳選して収録しており、アニメで英語を学べる「リトル・チャロ2」を追加。イギリスの小学校で「国語」の教科書としても採用されている「オックスフォードリーディングツリー」も新たに収録。これらのコンテンツは、リスニングやスピーキングをアニメや絵本で楽しみながら学べるとしている。主な収録コンテンツは、「例解学習国語辞典 第十版」、「例解学習漢字辞典 第八版」、「リトル・チャロ NY編 / 2」、「小学百科大事典 きっずジャポニカ 新版」、「オックスフォードリーディングツリー」、「こどもマナーとけいご絵じてん」、「英検4級 過去6回全問題集」、「小学総合的研究 わかる国語 / 算数 / 社会 / 理科」など、40コンテンツ。主な仕様は、メイン画面に5型のカラー液晶を搭載し解像度は528×320ドット。タッチパネルを搭載し、メイン画面の左右にはクイックパレットも装備する。電源には単3形乾電池×2本を使用し、電池寿命は約130時間。本体サイズはW148×D105.5×H18.5mm(最厚部)、重量は約275g(電池込み)。○XD-SK2800「XD-SK2800」は小学校高学年向けのモデル。ホワイトとビビッドピンクの2色を用意。「高校入試中学1・2年の総復習 改訂版」など、小学校卒業後も使用できるコンテンツを収録し、長期間にわたって使用者の学習をサポートする。主な収録コンテンツは、「例解学習国語辞典 第十版」、「例解学習漢字辞典 第八版」、「リトル・チャロ NY編 / 2」、「小学百科大事典 きっずジャポニカ 新版」、「オックスフォードリーディングツリー」、「こどもマナーとけいご絵じてん」、「英検でる順パス単 3級 / 4級 / 5級」、「高校入試中学1・2年の総復習 改訂版」、「中学英単語ターゲット1800 改訂版」、「キクタン 中学英単語 高校入試レベル」など、100コンテンツ。仕様は「XD-SK2000」とほぼ共通。
2015年11月05日小学校入学の前の子どもがいるママからは、こんな声が聞こえてきます。学習机は買うべきか、勉強はどこでさせよう、教科書やいろいろなもの、どこにしまおうかしら…。小学校入学にあわせて、ママたちが考えることはたくさんあります。そこで今回は、それら疑問をどう解決していくとよいか、考えてみましょう。■「リビングで勉強」が流行り!? 「リビングで学習していた子の成績が良かった」といった説がメディアで紹介されたことをきっかけに、リビングでの勉強がずいぶん定着してきました。実際、小学校入学に合わせて、子ども用に勉強机を購入したという先輩ママからも、「自分の机で勉強しなかった」「物置きになった」という声も聞かれます。やはり、最近の主流は、リビングでの学習のようです。では、リビング学習を選ぶ場合には、どんなことを考えておけばよいでのでしょう。■リビング学習でも、机は買う? 買わない? ひとくちにリビング学習といっても、子どもに専用の机を用意するかしないかで、大きな違いが出てきます。机を用意できるスペースがあるなら、リビングの雰囲気に合っていて、なおかつ子どもの成長とともにアレンジができるような机を探して購入するのも、ひとつの手です。最近はシンプルベーシックで、アレンジの可能性もよく考えられた机がたくさん出ています。種類が多い分、価格帯や素材など、こだわりたい部分をあらかじめ絞ってから探すと良さそうです。■「学習机を買わない」派は、子どもに整理整頓の意識づけを子どもに勉強用の机を買わない場合、勉強をするのはダイニングテーブルになります。ここでポイントになるのは、勉強をした後さっと片づけられる仕組み作りです。リビングに常に子どもの勉強道具が出しっぱなしでは、ママにもストレスが溜まります。子どもには「自分の物を管理する」という意識もつけてもらいたいものですよね。それにはまず「子どもの物を置く場所」を明確に示す必要があります。たとえば、本棚や収納棚の一部分を、子どもの勉強道具用に空けましょう。新たにスペースを確保できるのであれば、カラーボックスやランドセルラックの購入を検討してもよいでしょう。■子ども用収納スペースには余裕を残しておくことそれプラス、忘れずに頭に入れておいてもらいたいのが、週末や長期休暇などで持ち帰ってくるものの置き場所。リビングで勉強させるようにしたものの、意外に子どもの物が増えて、置き場所に困ったという声はよく聞きます。普段の勉強道具+αがしまえるように、子ども用スペースには余裕を残しておきましょう。それをふまえた上で、子どもの目線や身長も考慮し、出し入れのしやすい場所を選んで、子どもにあったしまい方を考えてみてください。こういった仕組みは一度作って終わりではなく、随時バージョンアップするもの。同じ子でも、小学校低学年と高学年では、ずい分収納の仕方も変わってくるでしょう。入学や進学といった節目は、子どもさんと一緒に片付けの仕組みを作るのにちょうどよい時期です。ぜひ時間をとって考えてみてはいかがでしょうか。
2015年03月20日マイナビニュース会員の未就学児がいるパパ&ママ122名に私立小学校についてのアンケートを実施。「子どもを私立小学校に入学させたいと思いますか」と聞くと、「はい」という回答は9.8%にとどまった。それぞれ、理由を聞いていくと……??○「私立小学校に入学させたい」派の意見・「高学歴の方が将来の収入が増えると思うので」(23歳女性/その他/事務系専門職)・「一定のステータスが保証された子供が来るから」(29歳女性/医療・福祉/専門職)・「いい教育を受けさせてあげたいので」(28歳女性/建設・土木/事務系専門職)・「家庭環境が同じ人が多い」(33歳男性/金融・証券/事務系専門職)○「私立小学校に入学させたくない」派の意見・「お受験よりももっとさせたいことがあるから」(37歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「お金がかかるし、働いているので遠くの学校に行かせるのが心配」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「公立小学校に行かせて世の中にはいろんな人間がいることを体感させたほうがいいと思うから」(37歳女性/その他)・「私立に行くなら、中学から検討したいので」(31歳男性/医薬品・化粧品/技術職)・「小学校は私立でなくてもいいなと思う。私自身は私立に通っていたせいで、近所に友達がいなかった」(33歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)入学させたい派はママが多く、教育のよさや将来の保証を考えている人が目立った。パパからは、「家庭環境が同じ人が多い」という意見も。しかしながら入学させたくない派からは「公立小学校に行かせて世の中にはいろんな人間がいることを体感させたほうがいいと思うから」という回答も寄せられており、メリットデメリットの感じ方は人それぞれのようだ。また、「私立小学校に入学させたくない」派の回答には、経済的な面を理由に挙げる人が多かった。※画像は本文と関係ありません調査時期: 2014年12月3日~2014年12月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性97名 女性103名(パパ&ママ限定)調査方法: インターネットログイン式アンケート
2014年12月12日首都圏の有名私立小学校・幼稚園受験指導を中心に、幼児教室を運営するジャック幼児教育研究所は、9月20日、幼児教育のプロフェッショナルが執筆する”考える”小学校受験情報メディアサイト「JACYARD」をオープンした。同サイトでは、小学校就学前の子どもを持つ保護者に向け、同研究所が長年にわたり蓄積した有名私立小学校受験に関する知見や育児の視点を配信する。主なコンテンツは、保護者が関心・疑問を持っていることをテーマとした特集記事「働くお母さまの小学校受験」や、同研究所理事の大岡史直氏による小学校受験向けブログ「Yardage Post」、1歳から3歳向け育児ブログ「いんふぁんとぱーく」など。さらに、同じく理事の吉岡俊樹氏が新設校や注目されている学校を紹介する「学校訪問-みんなキラキラ-」も掲載されている。同研究所では、心身共に充実した子どもを育てる「幼児教育」の延長線上に「小学校受験」があると考え、そのための「正しい情報」や「教育」について知ってもらいたい内容を、同サイトを通じて積極的に発信していきたいと考えているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月01日