さまざまな理由で起こる、子供同士のケンカ。その中でも、おもちゃやおやつなどの取り合いが原因のケンカは、幼い頃に経験したことがある人も多いのではないでしょうか。ある日、ゆる子さん(yurufuwa_fire)が育てている小学3年生の娘さんと小学1年生の息子さんは、少し変わった理由でケンカをしていました。2人が取り合っていた物は、ゆる子さんのパジャマ!「なぜ…?」というゆる子さんの問いかけに対し、娘さんと息子さんは声を合わせて「クセになる匂いだから」と回答します。匂いを嗅ぐために、ゆる子さんのパジャマの奪い合っていたのですね…!・これはちょっと嬉しいですね。・かわいいケンカ!・私も小学生の時、母親の服が欲しいとおねだりをしたことがあります!・理由がかわいくてキュンとしました。娘さんと息子さんの、ゆる子さんに対する大好きな気持ちが伝わってくるエピソード。2人はきっと、母親の匂いを嗅ぐことで、安心するのでしょう。ケンカが頻発するのは気持ちのいいことではありませんが…理由によっては、ほほ笑ましい場合もあるのですね![文・構成/grape編集部]
2023年04月25日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。週に1度、学校へケイくんをお迎えに行っている母・ふくこさん。ある日、困惑した様子の担任の先生に声をかけられました。なんと、ケイくんが小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされたというのです。ケイくんを呼び出した高校生は、同じクラスの女の子・Sさんのお兄さん。そのお兄さんと会話するうちにケイくんは泣きだしてしまい、その後Sさんとお母さんのところに連れていかれて、謝罪を強要されていたそうです。少し離れた場所から見ていたため、詳細を把握できなかった担任の先生は、「学校としては、できるだけのことをさせていただくつもり」とふくこさんに謝罪しました。ふくこさんはまず、ケイくんが学校で意地悪をしている様子があったかどうかを先生に確認。すると、「ケイくんはクラスでも穏やかで、誰かに意地悪するような様子はない」とのこと。むしろ、Sさんとは仲良しなのだそうです。 どうしてこんなことが起こってしまったのか。Sさんの兄に何を言われたのか。 ケイくんは少しずつ話してくれました。 分からないよ…!僕はやってない!! なぜSさんに謝らなければならないのか、身に覚えないのないケイくんは、正直に「分からない」と答えたそう。 そんなケイくんに対し、Sさんの兄は「それは嘘つきで、ケイくんは悪い人間になるからね?」と言い放ちます。 まだ幼い小学2年生の子どもに対し、脅しをかけるようなひどい言葉。ケイくんは、恐怖で思考停止してしまったのでした。 Sさんの兄は、「日ごろからケイくんにひどいことを言われている」とSさんから聞き、その言葉をすべて鵜呑みにしている様子。事実確認もせず、直接ケイくんに謝罪を強要したようです。 大切な家族が嫌な気持ちにさせられたら、冷静でいられないこともあるかもしれません。しかし、まず大切なのは事実かどうかを確認すること。勘違いかもしれませんし、第三者が関与している可能性も否定できません。 もしわが子が学校で同じような状況になったとき、子どもの言い分は信じて受け止めつつ、まずは先生に相談して、冷静な対応を心がけたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年04月24日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。週に1度、学校へケイくんをお迎えに行っている母・ふくこさん。ある日、困惑した様子の担任の先生に声をかけられました。なんと、ケイくんが小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされたとのこと……! 小学校になぜ高校生がいるの? どうしてケイくんが泣かされたの? 理不尽な出来事が突然降りかかります。ふくこさんが小学校へケイくんをお迎えに行くと、担任の先生の様子がなんだかいつもと違います。 ただならぬ雰囲気の中、先生の話を聞いてみると……。 なぜ息子が学校で高校生に…!? なぜか養護の先生に付き添われ、ケイくんは保健室へ。すると先生は、「ケイくんが小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出され、泣かされてしまった」と衝撃の事実を話します。 安全であるはずの小学校で、高校生の男の子に呼び出されて泣かされたケイくん。どれほど怖かったことでしょう……。 状況が何もわからないふくこさんは、「なぜ息子が高校生に?」と、とにかく驚いてしまったそう。当時のことを「何よりも、ケイの心が大丈夫か心配でした」と振り返ります。 小学2年生と高校生。小学生からすると、未成年とはいえ高校生は大人のように見えますよね。どんな理由があったとしても、小学校の敷地内で部外者が生徒を急に呼び出し、泣かせるという行為は見過ごせません。 担任の先生が目を離した一瞬の隙に起こった出来事に、先生も驚きを隠せない様子でふくこさんに謝罪しました。親の目が届かない学校で発生したトラブル。まだ若い先生で、対応に慣れていないということもあるかもしれませんが、先生もたくさんの生徒がいる中で、一人ひとりを見守り続けるのは難しい状況なのかもしれません。 皆さんは、子どもの担任の先生が、まだ経験が浅くて少し頼りないと感じたり、不安を感じたりした経験はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年04月21日小学1年生になったばかりの息子さんがいる、なみそ(@omochi_nam01)さん。朝、慌ただしく支度を済ませ、いざ学校へと行こうとすると…手強いトラップが仕掛けられていたのです。「ここを通りたかったら、アタイを抱いてからにしな」そんなセリフをアテレコしたくなる、こちらの写真をご覧ください。ここを通りたかったら、アタイを抱いてからにしな!!! pic.twitter.com/h4dE5WA7B7 — なみそ/ハンズ新宿店5/6迄 (@omochi_nam01) April 18, 2023 玄関で待ち構えていたのは、ラスボス…ではなく、猫ちゃん!まるで、学校へ行こうとする息子さんを通せんぼしているかのようですね。普段から4匹いる愛猫たちと仲のいい息子さん。以前、息子さんが小学校に1匹を連れて行こうとして、なみそさんに止められるといった出来事もありました。登校前の小学1年生に、ツッコミ続出!「待て待て待てい」「笑ってしまった」愛猫のほうも、息子さんが学校に行っている間、離れ離れになることがさびしいのでしょう。出発前に抱っこしてもらうか、はたまたあわよくば一緒に連れて行ってもらおうとしたのかもしれません。投稿には「連れて行けという意志をハッキリと感じ取れますね」「なんてうらやましいトラップ!」「ランドセルに猫を封印するしかない」などの声が上がっていました。ちなみにこの後、息子さんが靴を履いているとほかの2匹もやってきて、玄関が大渋滞になったとか。愛猫たちの熱烈な見送りによって、息子さんはその日1日を元気に過ごせるでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年04月19日「そこのピカピカの1年生、ちょっと待てい」小学1年生になったばかりの息子さんに、そうツッコんだのは、なみそ(@omochi_nam01)さん。「ランドセルを背負っていざ登校!」というタイミングで、息子さんを引き止めました。身支度や持ち物は完璧のはず。一体なぜ、息子さんを引き止めたのでしょうか。その理由は…。そこのピカピカの一年生、ちょっと待てい。 pic.twitter.com/GjvEvXw6lf — なみそ/ハンズ新宿店5/6迄 (@omochi_nam01) April 16, 2023 猫を連れて、登校しようとしていたから!普段から、自宅の猫たちと相思相愛だという息子さん。家の中であれば、猫と一緒に過ごすことができますが、学校に行っている間は、離ればなれになってしまいます。もしかしたら息子さんは、入学してしばらく経って「学校にいる時間も猫と一緒にいたい」という思いが強くなったのかもしれませんね…!息子さんのかわいらしい行動には、「癒された」という声や、ツッコミのコメントが続出しています。・待て待て待てい!・連れて行くのかーい。一緒がいいのね!・同伴は笑った!昔、弟が同じことをしようとしていたのを思い出しました。・しれっと一緒に行きそう。なんともほほ笑ましい、息子さんの行動。猫を学校へ連れて行けないのは残念ですが、猫に夢中で授業に集中できなくなることを考えると、やはりお留守番させるのが最善かもしれませんね…![文・構成/grape編集部]
2023年04月17日・まだ絶滅していないんだ!?・懐かしい。世代を超えて伝承されているとは…すごいですね!・慣れれば、もっときれいに形作れるようになるかな。2児の親である、なみそ(@omochi_nam01)さんがTwitterに投稿した写真に、そんな反響が上がっています。写っているのは、2023年に小学1年生となった次男。小学4年生の兄に正しい帽子の被り方を伝授された、後ろ姿をご覧ください!ピカピカの新1年生、今日から初登校。 既に兄(小4)から帽子の正しいかぶり方を教わってて笑った。 pic.twitter.com/y0fcYJXBO2 — なみそ/ハンズ新宿店5/6迄 (@omochi_nam01) April 12, 2023 次男が被っているのは、体育の授業で使用する、色が表裏で分けられた帽子『赤白帽(紅白帽)』。昭和世代の人たちは、つばが頭の真ん中にくるように『赤白帽』を変形させて被り、特撮番組『ウルトラマン』シリーズのキャラクターになりきるウルトラマンごっこをしてよく遊んでいました。赤組と白組のどちらかだけではなく、両方に所属しているかのような特別感がある配色も、子供心をつかんだのでしょう。令和になっても、子供たちが帽子を変形させて遊んでいることは、多くの人に衝撃を与えています。この『赤白帽』の被り方が一体どの世代まで受け継がれていくのか、気になりますね。もしかしたら、人気が廃れることのない被り方かもしれません![文・構成/grape編集部]
2023年04月15日ピカピカの小学1年生が、希望に胸をふくらませる4月。入学式当日は、親にとって子供の成長を感じる喜ばしい1日となります。しかし、その日を迎えるまでに親たちはさまざまな『就学の準備』という壁を乗り越えなければなりません…。入学式前夜の絶望「ギェエエエ!これ全部に名前を書いたり、シールを貼ったりしなきゃならないの!?」我が子の小学校入学式前夜、記名の作業を前に、思わず叫びたくなったのは、なみそ(@omochi_nam01)さんです。学校では子供が使うものすべてに記名しなくてはいけません。そう、何から何まで、すべてに…。名前を書くもの、多すぎ…!教科書やノート、体操服はもちろんのこと、お道具箱に入れる文房具、『さんすうセット』のアイテムなど、1年生は記名しなければならないものが大量にあります。ちなみに、色鉛筆やクレパス、おはじきなどは1つ1つに小さく名前を書き入れるか、シールを貼るそうです。「アイスの『雪見だいふく』の棒みたい!」となみそさんがツッコミを入れた、下の写真のアイテムは、算数教材の『数え棒』。当然、この細い棒にもすべてに記名をしていかなくてはいけません。【入学式前夜】ギェエェエエエエエエ!!!!! これに全部名前書いたり、シール貼ったりってかァァァァア!!!!!!!! 何やこの雪見だいふくのピンクの棒みたいなヤツはァァァァアァアアア!!!!!!!!! pic.twitter.com/mbh6MyROGU — なみそ/ハンズ新宿店5/6迄 (@omochi_nam01) April 11, 2023 考えるだけでも、気が遠くなるような作業ですね…。記名作業のほかにも、大量の書類に目を通し情報を整理したり、提出書類に記入をしたり、不足しているものはないかチェックをしたりなど、入学前にやることはたくさんあります。これまで多くの親が、こうした『入学準備』という関門を乗り越えてきたのかと思うと、頭が下がる想いがしますね。投稿には、コメントが多数寄せられていました。・ひと山越えても、次は81枚の九九カードに名前を書くのですよ。フフフ…。・うわー懐かしいです!目も手も疲れますよね…。応援しています!・安心してください。こんなに苦労しても、男子はすぐに紛失します!・これが噂の…。思っていた5倍多い。数え棒に絶望。これだけ準備物が多いと、抜け漏れをすることもあるでしょう。我が子のためとはいえ、『完璧』を目指すと疲弊してしまいそうですね。「1年生の親もまた、1年生」だと考えて、無理しすぎないよう心掛けるといいかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2023年04月12日両親が他界してしまい唯一頼れる大人が全く信用できなかったら…? そこで今回は、両親の遺産を叔母夫婦に取り上げられてしまった姉妹を描いた漫画「遺産を取り上げられ貧乏生活を送った結果」を紹介します!『遺産を取り上げられ貧乏生活を送った結果』出典:Youtube主人公は、高校2年生の聡美。3ヶ月前に両親を亡くし、小学2年生の妹と2人暮らしをしていました。両親は少ないながらも2人に財産を残してくれていましたが、2人は毎日廃棄弁当で食つなぐほど、貧しい生活を強いられることになります。親の遺産は叔母夫婦が管理することに出典:Youtubeその理由は、叔母夫婦が両親の遺産を全て「財産管理」の名目で2人から取り上げてしまったから。すっかり大人への信用をなくした聡美は、隣に越してきた女性とも距離をおきます。そんな中、聡美たちを心配した隣人の女性から2人に暖かい料理の差し入れが!彼女の優しさに触れた聡美は、態度を改め、協力して宅配弁当屋をやることを決めます。その後、順調に収入も増え、成人した聡美は叔母夫婦から財産も取り返し、安定した生活を送れるようになりました。本当に困っているときは両親がいなくなり、誰も頼りにできない状況の中で、身近な人の優しさに触れられた姉妹。本当に困っているときに手を差し伸べてくれる人は、案外身近にいるのかもしれません。(イラスト/進撃のミカ)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年03月27日こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言(ひとりごと)』にお付き合いください。陽光の春到来明るい春がやってまいりました。物事のスタートの春です。テレビのニュースを見ていても、小学一年生のランドセルが注目を集めています。一昔前の物とは違い、今はランドセルにパソコンを入れる為なのでしょうか、以前より容量の大きいものが、スタンダードになっているようです。小学一年生の背中に、色とりどりの大きさのランドセルが踊っています。1つ4万円〜5万円が相場だとか。これに帽子、制服、靴などもいれるとか。昔は黒一色で厚みも薄いものでしたが、今はトレンディーなママさん達が、我が息子、娘の為に、思い切った出費も覚悟の上だとか。あらためて成長した我が子の姿を見るのは、入学式があります。初めての校舎、講堂で、見知らぬ生徒(新入生)と肩を並べて校長先生の祝辞を聴く。両隣は見知らぬ生徒なのだが、最近の御子達は、初顔同志という硬い表情ではなく、むしろ女の子などは、和やかな感じで次の展開を待っているという雰囲気だったとか。俗にいう『イベント慣れ』をしているのでしょうね。カチンカチンの表情はむしろ入学式に出席したお父さんやお母さんの方だったと、その席に出席したお母さんから聴きました。「さもありなん。」と思ったことでした。携帯電話の番号のヤリトリを式の帰りにしていた女子一年生もかなりいたとか。既に、女性の進出は少なからず年少時代から始まっているようです。今後の日本は、安泰の道を歩んでいくものと、昭和人は期待をかけております。<2023年3月>フリーアナウンサー押阪 忍1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2023年現在、アナウンサー生活65年。日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。
2023年03月26日夫・健一さんと息子・正人と暮らしている美里さん。ママ友との関係も当たり障りなくこなし、育児に奮闘する日々でした。しかし、小学3年生のころになると、「中学受験」という言葉が飛び交うようになっていきます。息子の発言に、母アタフタ!?中学受験を視野に入れた周囲の動きに焦っていた、美里さん。 しかし美里さんの息子は、あまり興味がない様子でした。 そして、小学5年生になると、周囲の中学受験のムードはヒートアップし……。 美里さんが家に帰ってくると、息子・正人くんと夫は野球の録画を見ていました。 すると、正人くんが美里さんのもとに来て「俺そろそろ塾に通おうと思って」と報告。 あまりに突然のことに驚く美里さん。 「ダメ?」と聞く正人くんに「お母さんてっきり、正人は受験しないと思ってて……」と言うと、「野球部が強い中学校に行きたいな〜って」と返答。 「そんな安易な理由で、受験なんて乗り越えられるかな?」と悩んでいると、夫は「いいんじゃないか?」「お父さんは応援するぞ」と夫は賛成のよう。 そこから美里さんの息子の中学受験に向けた怒涛の日々が始まりました。 ◇◇◇ 息子・正人くんの言葉から、周囲の中学受験ムードに参入することになった、美里さん。 正人くんの「やるからには、俺頑張るよ!」という覚悟の言葉と眼差しには、応援したくなります。また美里さん夫婦の、子どもの自分で決めたことを尊重する姿は見習いたいですよね。 作画:ちゃんこ著者:ライター ぽんちゃんフォロワーから寄せられたイライラエピソードを、自身のInstagram(@ponkotu852) にて発信中。
2023年03月23日夫・健一さんと息子・正人くんと家族3人で暮らしている美里さん。美里さんはママ友との関係も当たり障りなくこなし、育児に奮闘する日々。しかし、正人くんが小学3年生のころになると、周囲が変化し始め……。 突然の周囲の変化に、焦りが募り…近年で、子育て世代の注目キーワードになっている「中学受験」。 美里さんが周りの変化を感じたのは、息子が小学校3年生のときで……。 大学進学の準備ができるからと、中間一貫校の受験を考え始める親が多くなっている近年。 小学校3年生になった息子・正人くんの周囲は、塾や習い事で大忙し。美里さんも周りのママ友となかなか予定が合わなくなっていきます。 中学受験について気になった、美里さんは夫に相談してみることに。しかし夫は「よそはよそ、うちはうち」と言って、そのまま何も変わりませんでした。 正人くんが小学校4年生になったころには、仲の良いママ友が子どもの勉強に熱を入れ始め、情報収集をし始めます。 その中でも群を抜いていたのは「お受験ママ」と化していた、トモキくんママ・潤子さんでした。 周りのママたちにアドバイスをする様子を見て、苦手意識を感じていた美里さんでしたが、トモキくんのために熱心に行動する姿は同じ子を持つ親として尊敬していました。 しかし、受験のムードが進むにつれ潤子さんは暴走していくことになり……。 ◇◇◇ 美里さんの周りで徐々にはじまっていった、中学受験の情報交換会。ママ友からの情報はありがたいことも多いですよね。 しかし、お受験でもそうなるのでしょうか。ママだけが奔走するのではなく、しっかり子どもと話し合ったうえで受験に向けて一緒に頑張っていけたら良いですよね。 作画:ちゃんこ著者:ライター ぽんちゃんフォロワーから寄せられたイライラエピソードを、自身のInstagram(@ponkotu852) にて発信中。
2023年03月19日3月は卒業シーズンですね。うちの娘達はそれぞれ「はじめての一年」を無事卒業します。長女ほぺこは小学1年生になり長い小学校生活をスタートさせました。幼稚園の頃はちょっとデリケートなところがあって、些細なことでも傷つきやすかったし、小学校では幼稚園の仲間もほとんどいなかったのでそりゃもう心配でした。年少さんの時みたいに登園拒否にならないように、…と魔法をかけるかのように言い聞かせていました。正直うざかったと思います(笑)でもほぺこはそんな私の不安を吹き飛ばしてくれるかのように毎日元気いっぱいで、男の子との絡みが増えたせいかかなりのおてんば娘に成長しました!優しい先生にも恵まれて、とてものびのびとした小学校生活をエンジョイしています。それでも時々ため息まじりに学校の愚痴をこぼすこともありドキリとすることも…。でも悩みのレベルが低過ぎて安心します(笑)2年生はもう少し自主的に宿題を終わらせるように!(ガミガミママに変身させないで〜!)そして次女のはぴちゃんは年少さんから幼稚園デビューをしました。はぴちゃんはマイペースで物おじしない性格ながら幼稚園選びの時にちょっと嫌な思いをしたので、うまく先生やおともだちと馴染めるかこれまたハラハラドキドキ。↓ その時のお話はこちら ↓ 早生まれの次女にまさかの試練! 幼稚園の入園前面接で受けた子育ての洗礼【にぃ嫁さんち 第54話】 幸いはぴちゃんはお姉ちゃんと違って登園拒否もなく楽しそうに幼稚園に通っていましたが、入園当初は家でのパワフルガールを完全封印してすごく大人しい子だったようです。(個人面談の時に聞かされてめちゃくちゃビックリしたなぁ…)それでも少しずつ自分を出せるようになり、大きな声でお歌を歌ったりおともだちとの絡みが増えたり「いつものはぴちゃん」でいられるようになりました。今では家ではぬいぐるみ達に幼稚園で覚えたことを熱心に教えています(笑)どんどんお姉ちゃんへとステップアップしている姿がうれしい反面、赤ちゃんからの卒業がちょっぴり寂しかったり。ちょっぴり複雑な気持ちです。それでもやっぱり幼稚園を嫌がることなくほぼ休みなく登園してくれたことに、ありがとうの気持ちでいっぱいです。さてさて、もうすぐ(意外と長くて厄介な)春休みが終わったらいよいよ2人とも新しいステージに上がります。一体どんなことが待っているのかな?うれしいことも大変なこともあると思うけど、どうか笑顔を絶やさずに頑張っていこうね!
2023年03月17日わが家には小学3年生の長男と年長の次男、2歳の長女の3人の子どもがいます。これは長男が小学2年生、次男が年少、長女が1歳のときのお話しです。長女が特に好きなのは、長男に絵本を読んでもらうこと。長男がふざけて大げさに読むのが長女にとっておもしろいようです。一方で長男は「自分の行動で長女が喜んでいるのがうれしい」のだそう。ある日、小学校から帰宅した長男が宿題をしていると……。机に向かう兄と遊んでほしい長女長男は下の2人よりも大きいとはいえ、まだ小学2年生。宿題を始めるのも、終わらせるのも、親のサポートが必要です。長男が宿題をしている間、次男にお絵かきや、ひらがなの練習を一緒にするように誘っています。次男とは「プリントやドリルをやりきったら、動画を見てもいい」という約束をしているので、自ら進んで机に向かってくれます。 問題は、1歳の長女です。長男のことが大好きな長女は、遊んでほしくて仕方がない様子。長女は机に向かう長男に絵本やおもちゃを持ってきては、「宿題が終わってから遊ぼうね」と言われ、そのたびに不機嫌になっていました。 私がお絵かきやシール遊びなどに誘えば、ときどきは一緒に机に向かってくれますが、すぐに飽きてしまいます。長男と次男の勉強も見たい、しかしその間、長女の相手はどうしよう……と日々悩んでいました。 とうとう長男が爆発!ある日、長女がおもちゃで遊び始めたタイミングを見計らって、長男と次男と私で机に向かいました。その日の長男の宿題は、親子で同じ文を読み、それぞれが感想文を書くというものでした。 そのうちに、長女が絵本を持って長男のもとにやってきました。いつもなら私が代わりに絵本を読んであげて時間を稼ぐのですが、その日はどうしても長男に読んでほしかったようで、泣きだしてしまう長女。 泣きわめく長女をなだめようと私が抱っこしてあやしましたが、なかなか泣き止みません。とうとう、集中して感想文を考えていた長男が「うるさい! 静かにしてよ!」と怒ってしまいました。 次男のやさしさに涙……怒りだした長男と泣きわめく長女。勉強時間のあとには夕食の準備もあるし、どうしたらいいか困っていた私は、長男に「別の部屋でひとりで集中してきたらどうか」と提案しました。しかし、ひとりで宿題をしている中、弟と妹が遊んでいるのが嫌なのか、受け入れてもらえません。 そのとき、ひらがなを書く練習をしていた次男が「僕が絵本を読むから、その間に宿題を終わらせてよ」と言いながら立ち上がったのです。 私は次男はまだひらがなを一文字ずつしか読めないと認識していたので、絵本を読んであげられるとは思っておらず、とても驚きました。長男も驚いていましたが、私に促されると、すぐに宿題に戻りました。 そして次男のまさかの申し出に、機嫌を直した長女。文章を間違えながらではありましたが、長男のまねをしながら長女に絵本を読んでいる次男の姿を見て、目が潤んでしまう私。 絵本を読み終えたあと、「明日は一緒にお絵かきしようね」と長女を誘ってくれている次男のやさしさにも心を打たれました。次男のおかげもあり、無事に宿題を終えた長男。夕食の準備をしている間に、長女には「さっきはごめんね」と言い、次男には絵本の読み方を教えてくれていました。 年が離れている子どもたちを育てているからこそ出てくる、上の子の勉強時間と下の子の対応の両立。1人が遊んでいれば「遊んでいてずるい」となってしまうので、なるべく長女を机に誘うようにして対応しています。しかし、次男のひらがなを読むという経験を育てるためにも、ときどき絵本を読んでもらうようにお願いしてみるのもいいかな、と思った出来事でした。 著者:安藤 はるか小3、年長の男の子と2歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年03月13日特性のある子ども2人連れての暗闇体験わが家には、こだわりが強い小学5年生の娘と、感覚過敏で不安になりがちな小学1年生の息子がいます。その2人の子どもとある体験に参加したときのエピソードです。私は以前、視覚障害のある方の世界を体験できる「暗闇体験」に参加しました。自分の身体すら見えない真っ暗な部屋に入り、視覚障害がある人が使う白杖をたよりに90分間のプログラムに参加します。普段当たり前に見えているものが「見えない」という状況に怖さも覚えましたが、誘導してくださるスタッフの方の声、一緒に参加している方の声が聞こえてくると少しずつ不安がなくなっていきました。そして、聞こえる音、触れる感覚を研ぎ澄ますことで、知らなかった世界を知っていき、心まで解放されていきました。帰宅後は、わが子たちにもこの体験の話をしました。娘と息子に話すと前のめりに「行ってみたい!」と言いました。怖がりな息子なので、多少の不安もありましたが、私もぜひ子どもたちに体験してほしいと思い申し込みました。申し込みから「暗闇体験」の当日までは1週間ほどありました。当日が待ちきれない子どもたちは「真っ暗な世界ってこんな感じかな?」と家の中で目をつむって歩いてみたり、イメージを膨らませていました。Upload By ユーザー体験談不安なんてない?誰よりも張りきっていた小1息子はいよいよ、「暗闇体験」当日になりました。その日参加していたのは、私と子ども2人、ほかに4人の参加者がいました。真っ暗な部屋に入る前に、アテンドを担当する視覚障害のあるスタッフが事前の説明を丁寧にしてくださいました。待ちに待ったこのときが来たので、娘も息子も真剣に話を聞いていました。特に息子は、誰よりも張りきっていました。いつもは恥ずかしがり屋なのに大きな声でその場にいるみんなに自己紹介をして、「エイ、エイ、オー!」と言いました。Upload By ユーザー体験談事前の説明が終わると、アテンドの方の指示を聞きながら暗い部屋に入ります。体験したことのない暗さ…私が初めて体験したときは「少し怖い」と思ったけど、子どもたちはどんな感想を持つだろう?そんなことを考えていたら、「むり、むり、むりだ」とさっきまで張りきっていた息子の不安そうな声が聞こえてきました。そして、泣き出してしまったのです。小学生になり、人前で泣くことがもうほとんどなかったので、「本当の真っ暗闇」が心底怖かったのでしょう。私は、手探りで息子を見つけ、息子の手を握って「ほら、お母さんここにいるよ。手もつないでるし、大丈夫だよ」と声をかけてみましたが、息子は「こわい、むり、もう出る」と何度も言いました。どんどんパニックになっているのが伝わりました。娘も、一緒に参加していた方々も、アテンドの方も「大丈夫だよ」「みんないるよ」と優しく声をかけてくれましたが、息子は「こわい、こわい、むりだ」と泣き続けました。Upload By ユーザー体験談息子のパニックに焦る母…。スタッフの方はアテンドの方は、息子と手をつないでくれ、優しく声をかけ続けてくれました。もしかしたら暗さに慣れてくれば不安を乗り越えられるかもしれない、とちょっと希望を持っていましたが、パニックは治まることはなく、どうにも難しそうでした。このままパニックが続くと、周りの方たちに迷惑をかけてしまう。せっかくの体験なのに…、一緒に参加しているみなさんも楽しみにしていたはずなのに…。しかし、同じく楽しみにしていた娘(一度決めたら止めたくない)は途中で帰るとは言わないでしょう。頭の中でいろいろなことが駆け巡ります。それに、ここで私たち親子だけが外に出るというのも、プログラムを中断してしまうことになり申し訳ない…。何が正解なんだ…と焦っているとアテンドの方が息子に「難しそうかな?ほかのスタッフのお姉さんが一緒にいてくれるからちょっとお外で待っててみる?」と聞いてくださいました。その言葉を聞き、息子は安心したのか泣くのを止めて「うん」と言いました。続けて「お母さんがいなくても大丈夫かな?」と聞くと「うん、大丈夫」という息子。真っ暗の部屋の中で、声だけでやり取りしているので、息子の表情は全く分かりません。はじめての場所で、親から離れて待っていることはできるのかな、と心配がなかった訳ではありませんでしたが、顔は見えなくとも息子がアテンドの方の問いかけにしっかりと答えているのを聞き、きっと大丈夫だと信じて、私も「よろしくお願いします」と言いました。ずっと息子に寄り添ってくれたスタッフや参加者の方々息子がほかのスタッフの方と明るい別室で待っていることになり、娘と私、4人の参加者の方と暗闇でのプログラムを再開しました。娘はどんどん暗闇に慣れていき、ほかの参加者の方と会話をしたり、楽しそうな声が聞こえました。息子の件で申し訳ないという気持ちを抱えつつも、娘だけでも参加できてよかったなぁと心の中で思っていました。プログラム終了まで残り15分になったころ、アテンドの方が「息子くんが、戻って来れるみたい」と教えてくれました。どうやら、ほかのスタッフの方と過ごすうちに元気を取り戻し「もう一回行ってみる」と自分から言ったようでした。ほかのスタッフの方と、また真っ暗な部屋に戻ってきた息子は「ただいま!もう、怖くなくなった!」とはじめに入室する前くらいに元気な声で言いました。一緒に参加していた方々も「待ってたよ」「よく戻ってきたね」と迎え入れてくれました。最後の15分は、息子も楽しそうに参加することができました。息子のパニックを見極めて、対応してくださったアテンドの方、スタッフの方、あたたかく息子の気持ちに寄り添ってくださった参加者の方々に感謝の気持ちでいっぱいでした。Upload By ユーザー体験談不安になりがちな子どもに新しい世界を見せる勇気息子はもともと、怖がりで、いつもと違う状況が苦手です。幼稚園のときは、避難訓練などのいつもと違う雰囲気と大きな音が苦手で、その度にパニックを起こしていました。加えて多動なところがあったりするので、周りに迷惑をかけてしまう心配や、本人の負担も考えてこれまでなにかを「体験する」というプログラムを極力避けてきました。新しいことを知ってほしいという思いもありつつも、親の私自身がその勇気が出なかったのです。でも、そんな息子も小学生になり、見通しが立たない状況でのパニックが起こりにくくなっており、本人も「行きたい」と言ったので今回の「暗闇体験」は、きっと息子の第一歩になる!と信じて、私は申し込んだのでした。そんな中での息子の体験中のパニック。あのときに私も娘も途中で参加を止め、帰ることになっていたら「やっぱり息子には、このような体験は無理だったんだ。新しいことに挑戦するのはまだ難しいのかもしれない」といろいろなことに対してもまた消極的な気持ちになってしまっていたかもしれません。しかし、今回、そんな息子に対してあたたかく対応してくださったアテンドはじめスタッフの方々と参加者の方々のお陰で、体験に参加することができ、息子にも乗り越える力があると知ることができました。人によって、できることできないことや、できるようになるペースは違うと思いますが、息子の気持ちを聞きながら、周りの方にも協力していただきながら、少しずつ新しいことにも挑戦してみようと思えるような経験になりました。イラスト/にれエピソード参考/カワカワ(監修:初川先生より)息子さんにとっては、想像していた暗闇よりも、もっともっと暗闇だったために混乱してしまったのかもしれませんね。混乱し怖さに打ちのめされそうになっていても、スタッフの方と外に出て待つと言えたのは、怖がりで新しいことが苦手な息子さんからするとおそらくかなりの成長だったのではないでしょうか。さて、お子さんがパニックのような保護者の方からしても予期せぬ展開を見せたとき。親子でその場を撤退するのも1つの対処法ではありますが、今回のように、スタッフの方々のお申し出やご対応に少し委ねてみる、というのも1つですね。お子さんに日頃接しているスタッフの方(こうしたイベントのスタッフのみならず、学校や地域のイベントでも同様に)ですと、さまざまな予期せぬ展開に慣れていたりうまいことご対応くださったりする場合もあります。お子さんによき体験をしてほしいという思いで運営されていると、今回のように息子さんが“よき体験”と思えるよう計らってくれる(最後、また中に戻ってこられるように安心を取り戻し、そう向けてくださる)こともあります。いつもそうなるとは限らないかもしれませんが、そうした大人は結構いらっしゃるんじゃないかなと思います。お子さんの様子によって、また周りの状況によっても変わってきますが、体験者さんが勇気をもってスタッフさんに少し委ねてみたことそれ自体も、よき体験となられたのではと思います。
2023年03月11日幼い子供は、身体に不調があってもうまくいい表せないことがあります。親としては、どこが痛いのか、どんなふうに気分が悪いのかを教えてくれるとありがたいですよね。しかし、身体の仕組みについてまだ理解できていない子供にとって、何がどう痛いのかを説明するのは難しいのでしょう。小学1年生の娘さんを育てている、きくまき(@kikumaki00)さん。ある日、娘さんが風邪を引いてしまいました。風邪の症状について、娘さんは自分なりにどこが痛むのか教えてくれたといいます。のどの痛み #育児漫画 #娘が可愛すぎるんじゃ pic.twitter.com/HTHionvivG — きくまき (@kikumaki00) March 1, 2023 ノドに4本の線があるとしたら…3本目が痛い…。具体的に教えてくれたものの、娘さん以外の人が理解するには、難易度が高めです!痛むノドを使って、症状を懸命に伝える姿が愛らしいですね。この投稿には、痛みに耐える娘さんに対する応援の声などが多く寄せられました。・頑張って伝えようとしてかわいい。お大事にね。・あらあら…早く治りますように!・具体的に伝えようとする努力、偉い!・娘ちゃんがいいたいこと、難しいけど、なんとなく理解できるよ!風邪の症状に苦しみながらも、かわいらしい発言を披露してくれた、娘さん。たくさん寝て、いっぱい食べて、早く元気になってほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月03日私には現在小学3年生の長男がいるのですが、発達障害であるADHD(注意欠陥・多動性障害)の診断が下りたのは小学校2年生のときでした。さらに3年生になった今年、自閉症スペクトラムの診断が下りたのです。私は、小学生になるまで長男の障害を見つけてあげられなかったことを後悔。乳幼児健診のとき、こうしておけばよかった! と思ったことをお話しします。 1歳半健診では育てにくさを伝えられずハイハイをし始めたころから活発な長男でしたが、1歳になるころには多動が目立ち始めていました。他の子とちょっと違うなと感じつつも、気にするほどでもないと思う中で、1歳半健診の日を迎えました。 1歳半健診の質問項目に「育てにくさを感じますか?」とあったのを見て、一瞬戸惑う私……。買い物先や支援センターでよく脱走し、かんしゃくがひどいことに悩んでいたからです。 しかし育てにくいレベルに入るのかわからず、悩みながらも「いいえ」にマルをしたのです。このとき「はい」または「わからない」にマルをしていれば、支援に繋がったのかなと思います。 3歳児健診でも育てにくさを伝えられず!その後長女が生まれ、育児に奮闘しているうちに年月が経ち、長男の3歳児健診の日を迎えました。3歳になるころにはお喋りもじょうずになり、手先も器用になってきていた長男。一方で相変わらずかんしゃくが酷く、2歳下の妹を叩いてしまうこともしばしば……。 しかし私は3歳児健診での問診票でも、「育てにくいですか」の質問に悩み、「いいえ」にマルを付けてしまったのです。さらにあらかじめ相談内容を固めていなかったため、悩みをどう伝えたらいいのかわからず健診は終了。私はまたもや悩みを伝えられないまま、健診をスルーしてしまったのです。 次男のおかげで保健師さんに相談でき…3歳児健診を過ぎると、市の乳幼児健診の場はありません。仕事が忙しくなったこともあり、日々の家事、育児をこなすだけで精一杯の私……。そして長男が小学校に入るころ、転機が訪れました。わが家に次男が生まれたのです。 育てやすい次男ですが体が小さく、4カ月健診で経過観察となってしまいました。おかげで市の保健センターから、よく電話がかかってくるようになりました。長男のかんしゃくに悩んでいた私は、すがるように保健師さんに相談することに! すぐに専門的な相談施設を紹介され、小学2年生になったころにADHDの診断が、さらに1年後に自閉症スペクトラムの診断が下りました。 長男の幼児期を振り返ると、後悔するのはやはり乳幼児健診で悩みを伝えられなかったことです。伝えるべきか迷う程度の悩みでも、困っているなら相談するべきだと思いました。今では主治医や臨床心理士さんに相談しています。次男が3歳児健診を迎えるときには事前に悩みをリストアップし、細かく相談したいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2023年03月02日好きなことを楽しめるように次女は幼少期から、工作したり絵を描いたりすることが大好きでした。Upload By まりまりただ、家で親の手伝いのもと実施するのはどうしても限界が…。2年生のときに、本人に、工作したり絵を描いたりできるようなアートスクールに行ってみてはどうかと聞いてみたところ、「行ってみたい!」とポジティブな返答がありました。そこで、次女に合っていそうな、少人数で、かつ自分のペースでできるようなところを探しました。見学・体験して長女と一緒に通うことにこのとき4年生だった長女も興味を示してくれたので、2年生の次女と一緒に見学・体験してみることに。子どもたちが10人弱で先生が2人という少ない人数だったうえ、ほとんど話さなくても何とかなる状況で、次女にとって負担が少なく楽しめた様子。Upload By まりまり長女も楽しめたようで、2人一緒に同じところに通うこととなりました。長女が辞めてしまって、次女も辞めたがった1年少し通ったころ、長女が「辞めたい」と言い始めました。最初のころのように楽しめなくなったとのことで本人の決心は固く、長女はそこで辞めることに。ただ、次女は、長女が休むときは一緒に休んで一人で行くことは全く無く、一緒だったから通えていたという部分が大きかったので、次女も辞めると言い出しそうで心配していたら、案の定「私も辞める」と言い始めました…。Upload By まりまり好きなことは続けて欲しい次女に詳しく話を聞いてみました。すると、次女は「作ったり描いたりするのは好き」「アートスクールは楽しい」けど、「先生と話ができない」「一人で行くのは不安」との話でした。Upload By まりまりせっかく好きで楽しく通えているので、長女が辞めてしまったとか話せないという環境のせいで辞めてほしくないというのが私の気持ちでした。今の次女なら一人でも行けそうきっと、通い始めのころだったら次女の不安もかなり強かったと思います。ただ、すでに通い始めてから1年以上経過しており、アートスクールの担当の先生もずっと変わらない。さらに、このときは3年生の3学期で、次女自身も成長し、学校での生活も順調に過ごせていて安定している…。今なら少し頑張ったら一人で行けそうだと思いました。次女は漠然とした不安感のことが多いので、具体的に、「今のあなたなら一人で行けそう」という上記の理由を話して、何かあったときは電話してもらえればすぐに駆けつけることを保証して少し無理やり送り出したのでした。Upload By まりまりそれから…迎えに行ったら、いつも通りに過ごせたようで、変わらない様子で帰ってきました…!行ってみて「一人でも大丈夫そう」と感じたようで、その後も一人で通っています。アートスクールに通い始めてから、今年で3年過ぎました。この習い事に関しては、「できるようになる」とか「役に立つ」と考えて始めたのではなく、「楽しめる」のを一番の目的にしたので、次女には負担が無くて継続できたのではないかと思いました。これからも、次女が楽しめる限り、続けていってくれたらいいなと思っています。執筆/まりまり(監修:新美先生より)場面緘黙のある方は、不安を抱きやすいことが多く、環境に慣れるのに時間がかかる場合もあります。話すことができないために、突発的なことが起きたときに困るかもしれないという不安もありますね。今回聞かせていただいたエピソードでは、1年間お姉ちゃんと一緒に通って場に慣れて、ご本人も安定した状態だったのでスムーズに一人で通うことができるようになったというお話でした。一人で通えることで自信もついたことでしょうね。特性によって楽しいことを楽しめる場が制限されるのは残念なので、今回伺ったエピソードでは「お姉ちゃんと一緒に1年間」ということでしたが、例えばお母さんが付き添いをして半年通って、慣れたら付き添いをやめるなどと応用できそうなエピソードかと思いました。ありがとうございました。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年02月28日どの時間帯になんの授業があるのかが分かる、時間割。生徒は時間割を見て学校に持って行くものを準備し、保護者も我が子に持参物を伝えるために使うでしょう。shinshinohara(@ShinShinohara)さんの小学4年生になる息子さんは、連絡帳にオリジナルの時間割を作りました。それは、一般的に目にするようなものではありません。息子さんは絵などを用いて、なぞなぞのように時間割を表現したのです!みなさん、この時間割わかります?暗号好きの息子(小4)が連絡帳に。 pic.twitter.com/kvZiWeC1i6 — shinshinohara (@ShinShinohara) February 20, 2023 時間割の欄に書かれている、『そうそうそうそうそう+う』『アメ○○合衆国元大統領○ン○ーン』や「行ってきます」と話している魚などなど。もし分からなかった人は、このヒントを見るとひらめくはずです。1時間目『そう』が5個+う2時間目丸の中に入るもの3時間目『コック』が54時間目『タイ』が行く5時間目『オン』が食う6時間目『スー』が3つこれで分かったのではないでしょうか。答えは上から順番に、『総合』『理科』『国語』『体育』『音楽』『算数』です!上記のヒントをそのまま解釈すると、正解の科目にたどり着くはず。shinshinoharaさんの息子さんが考えた時間割はネット上で反響を呼び、「遊び心があっていい!」「楽しい!」と好評でした。日々、子供はさまざまなことを学び、成長しています。多くのことを吸収する中で生まれた、豊かな発想力には驚かされますね![文・構成/grape編集部]
2023年02月21日女優に有村架純が主演を務めるNetflix映画『ちひろさん』(2月23日世界配信&全国劇場公開)の本編映像が16日、公開された。月刊漫画誌『Eleganceイブ』(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された傑作漫画『ちひろさん』を原作とした本作。元風俗嬢の主人公・ちひろ(有村)が、とある海辺の町の小さな弁当屋で働きながら、心に傷や悩みを抱えてうまく生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの生き方に影響を与えていく物語で、心のままに生きることの大切さ、そして孤独と向き合うことの尊さを描く。今回公開されたのは、ちひろさんが弁当屋“のこのこ”で働くシーンと、マコトの胸ぐらを掴むシーンの本編映像2点。“のこのこ”を訪れるおじさん客の絡みを、うまくあしらうちひろさん。「さすが元風俗嬢は男のあしらいが上手いね~」と嫌味ながらに言う永井(根岸季衣)にいつもの笑顔で「ありがとうございますぅ」と気にも止めない。“のこのこ“の店長・尾藤(平田満)は、勝手に気を遣って、ちひろさんが元風俗嬢であることを隠していたが、永井が知っていることに驚く。だが、ちひろさんは、永井さんだけじゃなくて街の人もけっこう知ってますよ、と言い、男性の常連客たちに「ね~」と同調を求めると、みんなも仲良く「ね~」と返す。そんな本作ならではの、あっけらかんとしたちひろさんの日常の一コマが解禁された。もう1つは、公園で本を読むちひろさんに「ねぇ、おばさん」と近づく小学3年生のマコト(嶋田鉄太)。おもちゃの蛇で脅かしてきたマコトに対して、その胸ぐらをちひろさんが掴むと「離せよ、ブス!」「ババア、死ね!」と言い放つ。そんなマコトに「大人なめるな」と一喝するちひろさん。もみくちゃになった勢いで、ちひろさんの腕をマコトがコンパスで刺してしまう。このあとちひろさんはどのような行動に出るのか。(C)2023 Asmik Ace, Inc. (C)安田弘之(秋田書店)2014
2023年02月16日いろいろ習い事へ連れて行っても長続きしないまだゆいに障害があるとは気づいていなかった幼児期から小学校低学年にかけて、私はゆいをいろいろな習い事に連れて行っていました。水泳、クラシックバレエ、体操、合唱、硬筆…。本人が興味を持ったものから親のエゴで通わせてみたものまで、いろいろな習い事に挑戦したのですがすべて続きませんでした。私のエゴで通わせたものは続かなくても当然なのですが(本当に申し訳ないことをしました)、本人が行きたいと言って習い始めたものも、1ヶ月ほど経つと嫌がるようになり辞めてしまいました。もちろんどの習い事教室のメンバーも明るく迎えてくれたのですが、本人はなかなかなじめなかったようです。今思えば、すでにできあがっているコミュニティに入っていくということが、ゆいにとってはハードルが高く、緊張してつらかったのかなと思います。しかし本人も「やってみたい」と言ってしまった手前、1ヶ月ほどは辞めたいと言い出せずに堪えていたようなので、つらかっただろうなと感じます。Upload By 吉田いらこ小学2年生で習い始めた「バイオリン」そんな中、ゆいが「バイオリンをやりたい」と言ったのは小学2年生のころでした。それまで楽器系の習い事の経験がなかったのですが、テレビで演奏する人を見て興味を持ったようでした。私自身が吹奏楽部だったこともあり、音楽の習い事に興味を持ってくれたことがとてもうれしく、近所のバイオリン教室を探して見学の申し込みをしました。バイオリン教室は先生の自宅がレッスン場所で、完全個別指導でした。今思うとこの個別指導がゆいの特性に合っていたのでは、と思います。もしかしたら今まで続けられなかったほかの習い事も、個人指導タイプだと続けることができていたのかもしれません。Upload By 吉田いらこ障害のある子どもに理解のある先生との出会い初めて先生と対面したゆいは受け答えができず、YesかNoで首を振ることしかできませんでした。当時の私はゆいのことを人見知りが強い子どもだとしか思っていなかったので「この習い事も続かないのかな…」と心配をしていたのですが、実は先生は障害のあるお子さんを何人も受け持っており、子どもの特性に理解がある方で、ゆいに合った進度で指導をしてくださいました。時間はかかりましたがゆいも先生の問いかけに単語で返せるようになり、楽しくレッスンに通うことができるようになりました。この習い事はなにより個人指導ということがゆいにとって安心できる材料だったのかなと思います。ほかに生徒がいるグループレッスンだと緊張が強く通い続けることが難しかったかもしれません。ゆいの楽器練習の進度は一般に比べるとかなりゆっくりとしたペースです。けれど、少しずつできることは増えていて、とても楽しそうです。やはり「好き」に勝るものはないなと感じました。Upload By 吉田いらこ習い事を通して娘が手に入れたものこの習い事を始めて私が一番良かったと思うのは、ゆいが自信を持てたことでした。学校の勉強は難しいし、友達をつくることも苦手なゆいが学校以外の場所でイキイキと楽しめることを見つけられたのは、親の私にとってもうれしいことでした。今、ゆいには居場所が3つあります。自宅、学校、そして習い事教室。どこかで上手くいかなくなることがあっても、ほかの居場所があれば救われることもあるのではと思います。バイオリンを習い始めたことで、音楽がゆいと私の共通の趣味になりました。ゆいは今、私と二人で合奏することをとても楽しんでくれています。これからも音楽を通じて世界を広げ、人生をより豊かにしていってくれたらと願っています。執筆/吉田いらこ(監修:井上先生より)習い事がうまくいくかどうかは、子どもの興味関心だけでなく教室の環境的な要因、例えば、人数が多い、騒がしい、先生が厳しい…なども影響します。先生と1対1で学ぶ環境というのは、ゆいさんのお母さんがおっしゃる通り、非常に安心できると思いますが、厳しく叱責したりする先生は向いていません。ゆいさんが出会われた先生のように、本人のペースを尊重したり上手にほめたりすることで、まずは楽器の演奏を楽しくして、周りの子どもができないことを自分ができるという意味で、本人が自信をつけることができるのはとても良いと思います。みんなの前でお話がしにくい子どもでも、言葉の代わりに音楽で表現できるという点も、良いのではないでしょうか。先生や家族の前で演奏ができるようになったとしても、先に述べた環境的な要因から、大きなコンサートホールや初めての場所だと一気に不安や緊張が増してしまう場合もあります。無理せずスモールステップで、演奏する喜びを感じながら進められると良いと思います。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的能力障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年02月09日言葉を覚えたての幼い子供は、さまざまないい間違いをするものです。エレベーターを『エベレーター』といったり、とうもろこしを『とうころもし』といったり…。そんなわが子のいい間違いに、癒されている親は一定数いるでしょう。しかし、子供が成長するにつれて、正しい言葉を覚えていき、いい間違いを聞く機会は減っていきます。久しぶりに聞いた、娘のいい間違い…母親が喜んでいると?きくまき(@kikumaki00)さんの娘さんは、7歳になり、いい間違いをすることが減ったそうです。かわいらしい、いい間違いを聞くことがひそかな楽しみであった、きくまきさん。「もういい間違いをすることはないのかな」とさびしく思っていたのですが…。ぽんかん #育児漫画 #娘が可愛すぎるんじゃ pic.twitter.com/d1DvhBp6hb — きくまき (@kikumaki00) February 3, 2023 ぽんかんのことを『かんぽん』といい間違えた娘さんに、きくまきさんは喜びを隠しきれません!わが子のかわいさに対し、喜びや興奮が顔に表れてしまったのでしょう。きくまきさんが指摘せずとも、娘さんは母親の表情から「もしかして、いい間違っている?」と悟ったのでした。この漫画には、きくまきさんに対する共感のほか、母親のことを理解している娘さんへの驚きの声などが寄せられています。・分かります…。息子が久しぶりにいい間違えた時、幼い頃の数々のいい間違いが一瞬で思い出されて、「くぅ~!」ってなりました。・子供のいい間違い、すべて書き記しておけばよかったと後悔しています…。あのかわいさは何物にも代えがたい。・喜びの表情だけで間違っていることを察するなんて、賢い子だ!・子供って成長すると、親がいい間違いを聞いて喜んでいることを察するのか…!親としてはちょっと照れるというか、恥ずかしい気持ちになるね。きくまきさんが、自分のいい間違いに対して喜んでいると察した娘さん。子供が親の様子をよく観察していることが分かりますね![文・構成/grape編集部]
2023年02月07日甘えん坊で寝ない赤ちゃんUpload By カタバミまちゃは赤ちゃんのころ、抱っこしているときには静かに寝てくれましたが、ベッドなどに寝かそうとするとすぐに起きて泣いて私を呼びました。2歳上のお姉ちゃんはよく寝る子どもだったので、眠っても1〜3時間で起きて、昼夜問わず泣くのは大変だなと感じました。でも、周りのママ友からはなかなか寝ない子どももいると聞いていたので、まちゃはそういう子どもなんだな、でも甘えん坊で可愛いなと思っていました。お姉ちゃんが社交的な性格で、幼児教室にも通っていたので、そのお弁当づくりや送迎、お姉ちゃんのお友達と遊ぶために公園に行ったりして毎日忙しく、このころまちゃの発達について不安になった記憶はありません。生後9ヶ月で歩き出したら一変Upload By カタバミまちゃは寝返りもハイハイも早く、歩き出したのは9ヶ月でした。お姉ちゃんは運動があまり得意ではなかったので喜んでいたら、どんどん動き回って机にも棚にも登るようになり、一日中「危ないよ」と言って抱えて下ろすようになりました。お姉ちゃんは1度注意したら同じことはやらなかったので驚きました。知り合いにアドバイスをされて、棚の上にあるまちゃが気になりそうな物を箱に入れて見えなくしたら、ピタッと棚には登らなくなりました。でも机には変わらず登り続けました。ベビーゲートもあっという間によじ登ってしまいました。活発に家じゅうを動き回っていた1歳を過ぎたころ、まちゃは目を離した隙にアイロンを足の上に落としてひどい火傷をおってしまいました。しかし、まちゃはそれほど痛がらず、皮膚科の先生に怪訝な顔をされたことを今も良く覚えています。このころは深く考えていませんでしたが、今となっては「感覚鈍麻」という特性ということが分かります。しかし、当時のママ友達からも「男の子はそんなものよ」と言われていました。1歳過ぎて実父からの指摘。2歳を過ぎて言語聴覚士からの指摘Upload By カタバミまちゃが1歳2ヶ月のとき、離れて暮らす実父と会ったときに「まだしゃべらないな。男の子は本当に言葉が遅いんだな」と言われました。そこで私は初めてハッとしましたが、2歳を越えたらしゃべり出した話も良く聞いていたので、2歳までは様子を見ようと思いました。1歳半健診で言葉の遅れを相談したら「お母さんと2人だけの時間をもっとつくってあげてください」と言われました。お姉ちゃんが親の参加が多い幼稚園に入ったので良くまちゃを連れて行きましたが、少しでも目を離すとあっという間にどこかに行ってしまうので、物分かりが良いお姉ちゃんよりもまちゃが大変だった記憶しかありません。2歳になる少し前に育児支援センターに隔月で来ていた言語聴覚士に相談に行き、そこで初めて「この年齢ならできているはずことができていません」と発達の遅れを指摘されました。まちゃは「これをお父さんに持っていって」というような行動もできなかったのです。このときに発語を促す関わり方をいくつか教わりました。夫とももっと丁寧にまちゃと関わろうと話し合い、発達センターで正式に発達検査を受ける予約を入れました。そして大好物だった「バナナ」と言う練習を始めたりして、隔月でまた言語聴覚士のところに行きました。発達センターで受診。自閉スペクトラム症と診断されるUpload By カタバミまちゃは2歳10ヶ月で発達検査を受けて自閉スペクトラム症だと診断されました。専門家が診たら一目瞭然だったようです。でもその後も育児支援センターや母子相談室では「でもまちゃくんなら大丈夫。障害の程度も重くはないと思います、きっと心配ありませんよ」と言われ続けました。しかし今、まちゃの障害は軽度ではありません。私はまちゃが大丈夫と言われ続けた原因は、まだ小さくて分からなかったということと、私の前では比較的落ち着いていたからだと思います。それから今まで私自身の身近に障害のあるお子さんがいなかったので、私がとても無知だったことも原因だと思います。障害があることが分かりやすいお子さんも、気づかれにくいお子さんもいると思いますが、療育を始めるのは早い方が良いと言われていますから、少しでも疑問を抱いたら積極的に専門の方に診てもらった方が良いのではないかと思います。執筆/カタバミ(監修:新美先生より)発達障害と診断を受けるまでのことを書いていただきありがとうございます。最初からわが子に発達障害があるのではないかと思う方は少ないので、診断を受けて発達障害についての知識が増えてから、小さいころのことを思い出すとそういえばこういうことがあったなと思い出すことは多いと思います。あとから振り返って、もっと早く気づくチャンスはあったかもしれないと思うこともあるかもしれませんが、2歳10ヶ月の診断は遅くなくて、むしろスムーズな経過だったのではないかとも思います。地域により診断時期は差もあるかもしれません。もちろん、保護者の方が心配になること、気になることがあるときはどんどん相談に行ったり、疑問が解決しない場合は専門相談を受けるというのも良いですね。
2023年02月03日進級時に学校のトイレに行けなくなる次女小学校入学時に、学校のトイレが怖くて行けなかった次女。担任の先生や、長女の協力もあって何とかトイレに行けるようになりました。ただ、その後、進級時には教室が変わり、教室が変わるとトイレも変わる…。ということで、進級時には必ずトイレに行けなくなっていました。2年生のときは、先生に協力を仰いだり、学校で私が一緒にトイレに行ってみたりしてトイレに慣れるようにすることで、何とか行けるようになっていました。こうして低学年のときのトイレ問題はなんとか解決していました。ただ、3年生になると、Upload By まりまり「恥ずかしいから(トイレに行けないことを)先生に言わないで欲しい」「自分で頑張ってみる」と言うようになりました。次女も成長してきて「自分で挑戦したい」という気持ちが出てきたようです。でも、学校の先生の協力を仰げない…。どうやったら学校のトイレに行けるようになるのかと、良いアイデアが浮かびませんでした。そんな中、次女が1年生のときの担任の先生のお話を思い出したのです。1年生のときの担任からのアドバイスUpload By まりまりUpload By まりまりという感じでアドバイスをいただいていました。1年生のときには、次女にそういう物があるか聞いてみたところ「ママが良い」ということで、ほかになかったため何かを持たせることはありませんでした。ただ、3年生になって、以前より学校という環境に慣れたということもあり、その方法が使えるかもしれない…と考えたのでした。トイレに持ち込める物を考えてみた1年生のときの先生は「何でも持ってきても良いですよ~」という感じでしたが、次女はとても真面目な一面があり、ルールから外れることを負担に感じる場合があります。そのため、学校に持って行っても良くて次女を励ませるような物は…?と考えた結果、私が絵を描いた物をキーホルダーにして持たせてみることにしました。Upload By まりまり実際に持って行った結果…最初は「本当に持って行っていいの…?」という感じでしたが、キーホルダーなら…ということで持って行ってくれました。そして、キーホルダーと共にトイレに行ってみた結果…Upload By まりまり「今日トイレ行けたよ~!」と報告があったのでした!成長に伴って難しさが出てくるその後、4年生進級時には「キーホルダーの絵新しくして~」という要望があり、5年生では慣れてきたのもあり、自分でなんとか頑張って学校のトイレに行けるようになっています。成長と共に、特にトイレの問題などでは、担任の先生の協力を得たりすることを次女が恥ずかしく思ったりと、難しくなってくることを実感しました。その都度、子どもの成長に合わせて親も考えていかなくてはいけないなと思った出来事でした。執筆/まりまり(監修:鈴木先生より)昔からトイレは家の中心にはなく、部屋から出た廊下の隅に孤立してあるのが普通です。今は明るくなっていて芳香剤もありますが、昔は薄暗く臭いもあった印象があります。そして、昔も今も「トイレ」という非日常の場所へ行く不安が強く、行けてもドアを開けっぱなしにする子どももいます。また、家のトイレは行けても、学校や外出先の連なっているトイレには行けないという子どももいます。家のトイレなら、その子どもの好きなキャラクターのポスターを貼ったり、ぬいぐるみを置いたりして安心できる工夫をするのがいいでしょう。トイレだけでなく、入学式や冠婚葬祭など初めての場所に行くときにも、今回のキーホルダーのような、ポケットに入る大きさでお子さんの好きな物を入れていくような工夫があると、不安を軽減できることがあります。
2023年01月30日学校や仕事などで疲れ果てて自宅に帰った時、迎えてくれる家族がいるとホッと心が和らぐもの。パートナーはもちろん、我が子やペットが優しく出迎えてくれると、疲れが吹っ飛びますよね。疲れ果てて帰ってきた父親に、小学6年生の娘が?小学6年生と3年生の姉妹を育てる、母親の吉田(@irakoir)さん。ある日の週末、吉田さんの夫は疲れ切って帰宅したそうです。「今週は本当にきつかった…」と、大の字で横たわる父親のそばにいた長女が、ある言動でねぎらいました。今週もお仕事お疲れ様でした! pic.twitter.com/4G2wymFN5U — 吉田▼マンガ描き (@irakoir) January 27, 2023 父親の身体の上に嬉しそうに乗りかかった長女がふた言目に放ったのは、「ふふふ、くさい」…!きっと長女は、臭くても『大好きな父親の匂い』として認識しているのでしょう。容赦ないひと言に、涙目になる父親。しかし、その言葉の奥にある娘さんの愛にも気付いたはずです!吉田さんは、親子のやり取りを漫画化し、TwitterとInstagramに投稿。「素敵」「言葉より行動が真実」「トドメのひと言!だけど、愛を感じる」などのコメントが寄せられています。辛辣ながらも父親への愛が詰まった長女の言動は、見た人に笑顔を届けました![文・構成/grape編集部]
2023年01月29日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは!我が家の長女ムスメが、自分の部屋が欲しいと言い出しました。 以前から一応ムスメの部屋はあったのですが、次女の遊び部屋と兼用だったので、この機会にムスメの部屋を整えることになりました。学習机の設置はしなかったものの、一応ムスメの持ち物ばかりとなったお部屋が完成し、嬉しそうに過ごしています。 普段からムスメにベッタリな次女オコメはとても寂しそうでした。(その後勝手に入り込んで入り浸るようになるのでご心配なく)ムスメの成長の速さに驚きと嬉しさを感じる反面、まだまだパパにベッタリ甘えるムスメをみて、ほっとしてしまいました。とはいえ今年の春、小学校も3年目となるムスメ。思った以上に成長は早いものだなと覚悟しておかなければ…とちょっと切ない今日この頃です。
2023年01月28日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。早いもので、息子も今年の春には小学2年生になります。最近知ったのですが、もっともいじめが多いのは小学2年生だそうで、いじめは低年齢化しているというのです。そこで今回は“いじめ”について書いていきたいと思います。息子が通う学校でも、いじめについて話を聞くことがありました。■悪意はないかもしれないけど…息子の通う学校は登校班がないので、学校まで子どもを送る保護者の方が多いです。子どもを学校まで送っていると、子どもたちの様子がよく分かります。そんな中で、たまたまママ友が登校中にひどいことを言っている子たちを見つけて、「そんなことを言ったらいけないよ」と注意したそうです。小学校低学年というと、まだ物事を相手側の視点に立ってとらえるという認識が育っていない時期でもありますし、しばしばこういう心ない言葉を聞くことも多いものです。ひどいことを言われた子はどんな気持ちか…。それを考えてもつらいですが…。もし言われたのが自分の子どもだったら…と考えると、やはりとてもつらい気持ちになってしまいます。1年生には、悪意はないかもしれません。遊びの延長であったり、悪気なく言いたいことを言ってしまうこともあるでしょう。しかし、相手が嫌な気持ちになってしまったら、それは“いじめ”ということになってしまうのかもしれません。息子も、同じクラスの子に何度も物を隠されたことがありました。私の知っている子だったので、私が直接その子に「息子の物を隠さないでくれるかな?」とお願いしました。それ以来、その子が息子の物を隠すことはなくなり、無事解決したのですが…。 ■3学期が始まった頃、息子に変化が!息子は、「絶対に許せない」と言っていました。さらに冬休みに入ったある日のこと…。息子が学校で一番信頼しているお友だちの話をしてくれました。思い出して目に涙を浮かべている息子を見て…。嫌なことをされた傷は、私が思うよりも深かったのではないかと思いました。そして、3学期が始まったある日のこと…。冬休みの間は、あんなに許せないと言って涙を見せることもあった息子でしたが、その子の優しい一面を見て気持ちが少しだけ和らいだ様子でした。小学校低学年、ついひどいことをしてしまったり、言ってしまうこともある年齢なのでしょう。息子が良い気持ちで学校へ通えるよう、これからも見守っていきたいと思います。
2023年01月26日つらい!産後直後から病院通いの始まりきいちゃんはダウン症という障害と共に先天性心疾患である心房中隔欠損症と動脈開存症、そして甲状腺機能低下症、小児喘息などの合併症も持って生まれてきました。ダウン症という障害の告知を受けるだけでもつらいのに、次々と判明する合併症の数々にショックを受ける日々…。(詳しくはダウン症と合併症の問題に関するコラムを参照していただければと思います。)ダウン症のある子どもを授かったママは、出産直後からつらい病院通いが始まるのです…。Upload By 星きのこそしてーー……!!ダウン症のあるお子さんをお持ちの親御さんには共感していただけると思うのですが、実はこの合併症こそが、大変なのですよね。ダウン症の合併症ではほかに、食道閉鎖、鎖肛、十二指腸閉鎖、多指症、白血病、難聴などなど本当にたくさんの合併症があります。21番目の染色体が1本多いのがそもそもダウン症という障害の原因なので、その1本多い染色体が、さまざまな身体の臓器や機能に影響を与えてしてしまうのです。軽い合併症ならまだしも、心臓疾患や鎖肛など、生まれてすぐに手術しないと命に危険が及ぶ合併症もあります。きいちゃんの心臓疾患も、1歳半には手術して心臓の穴を閉じないといけないと医師から告げられたときは、人目もはばからず大泣きしてしまいました…。ただ、合併症は、きいちゃんのように複数持って生まれる子どももいれば、全くなく生まれる子どももいます。(今だから言えるのですが、正直、全く合併症がなく生まれたダウン症のあるお子さんをうらやましく思ったこともあります…。)Upload By 星きのこ合併症の数だけ病院受診が増える!さらに療育も…合併症を多く持って生まれるとどうなるか…それだけ病院の受診が大変になってしまうのです…(泣)!!<病院の受診、きいちゃんの場合>・心臓疾患→循環器科・甲状腺機能低下症→内分泌科・便秘→便秘外来・小児喘息→呼吸器科以下はきいちゃんのほかにも大体どのダウン症のある子どもも受診します。・染色体異常→遺伝科・乱視など→眼科・難聴など→耳鼻科・偏平足など→整形外科……とまあ、これだけたくさんあるのにも関わらず!!さらに!この病院受診のほかにも療育で・PT(理学療法)・OT(作業療法)・ST(言語聴覚療法)にも通わないといけないのですよーーーー!!どんだけえぇえええっ!!泣私たち親のスケジュールもお陰で真っ黒けよぉおおぅう!!!!Upload By 星きのここのスケジュールをこなすだけでも大変ですが(精神的な疲労も含め)、お仕事をしているママさんだとさらに大変!!たとえパパと病院受診を分担していても、頻繁に会社を休まざるを得ず…大変かつ、肩身の狭い思いをしてしまうのです、うう…。そんなわけで、ダウン症のある子どもの親は、この病院通い、療育通いの多さに悩まされるのです。中には仕事を辞めてしまうママさんもいます…。私自身もきいちゃんが2歳くらいまでは全く思うように仕事ができず、このまま漫画家として復帰できないのではと絶望的になってしまったときもありました。今思い出してもあの暗黒期はツラすぎる…。肺炎で何度も入退院を繰り返す息子きいちゃんは免疫力がとても弱く、さらに心臓疾患もあるため、しょっちゅう風邪をひいては、それが肺炎に移行し、入退院を繰り返す日々でした(ダウン症児あるある…)。2週間入院して、治って退院して1週間後また肺炎になり病院に逆戻り…ということもしょっちゅう。退院して3日後にまた入院になったこともあります。その上、きいちゃんは0歳から保育園に通っていました。お子さんを保育園に通わせている親御さんなら分かると思うのですが、そう、保育園はいろんな菌の洗礼を受ける初めての場所ーー…。どうやっても、風邪をひくのは逃れられません。お陰で毎日毎日心配がつきない日々が続きました。Upload By 星きのこ仕事を辞める?悩んでいたとき、ついに恐れていたことが…きいちゃんの合併症の一つ「心房中隔欠損症」は、生まれつき心臓に穴が空いているというもので(きいちゃんの場合8ミリ)、それが原因で、今度は肺高血圧症という合併症を引き起こす恐れがありました。肺高血圧症とは、心臓から肺に血液を送る血管である“肺動脈”の血液の流れが悪くなることで、肺動脈の血圧が高くなる病気です。酷くなると酸素ボンベから鼻に酸素を送らなければならなくなります。なんとか肺高血圧まで発症するのは避けたいー…!!と、思う私の気持ちとは裏腹に、どんなに気をつけて生活していても、菌をもらってしまい、肺炎を繰り返す日々ー…。もし私が仕事を辞めて、家できいちゃんを見ればーーきいちゃんが風邪をひくことを避けられるの?でもそうなったら私の仕事はどうなるの?漫画家というフリーランスの仕事の特性上、一度休めば、二度と復帰できない可能性も大いにあります。私は悩みに悩みました。そして、恐れていたことが……。きいちゃんは肺炎を繰り返すうちに、とうとう肺高血圧症になってしまったのです。どうしよう、私のせいだーーー……!!もし、もし、きいちゃんになにかあったらーーー………!!2回目の暗黒期突入です。(1回目は告知のとき(笑))そうして悩みに悩んだ暗黒期の話は、また今度書ければと思います。Upload By 星きのこ執筆/星きのこ(監修:鈴木先生より)ダウン症児の療育や医療に関しては国や県がもっと支援しなければいけません。東京には国立小児病院(現在の成育医療研究センター)や各県には県立こども病院がありますが、全てのお子さんが通える規模ではないのが現実です。そのため、ダウン症のような発達の遅れのあるお子さんはリハビリも兼ね備えた小児医療センターや療育センターなどに流れ込むケースが多いようです。そういった療育中心のセンターでは小児科・整形外科・リハビリ科が同じ部屋で同時に診察することも可能なため、時間の節約ができ親子の負担軽減につながっていることもあります。教育に関しては医療と福祉を兼ね合わせた特別支援学校がありますが、全て病院と接続しているわけではありません。海外ではダウン症専門の学校があり、ダウン症に特化した教育指導が行われているところもあります。日本はまだ人材確保や予算の面でなかなか実現が困難な状態です。国や県の予算を増やして、病院とリハビリと教育が一体化した県立こども病院が県内に2、3ヶ所あれば、親御さんの負担も軽減できるのではないでしょうか。
2023年01月24日こんにちは!おにぎり2525です。新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。■ぬいぐるみ好きの8歳息子ぬいぐるみに話しかけたり、一緒に寝たがったり。これってうちの環境によるものなのかと不安になり…■ハムスターを飼い始めたら…!?(ちょっと自分がほしかったのもあり…笑)ぬいぐるみを可愛がるのは悪いことじゃないので、このまま見守りたいと思います!ママも自分の机にぬいぐるみ飾ってるしね!(笑)
2023年01月13日息子の偏食に気づかなかった未就園児の時期Upload By カタバミ小学1年生のまちゃは、自閉スペクトラム症と知的障害があり、偏食と睡眠障害もありますが、赤ちゃんのころは母乳もミルクもよく飲み、何も問題はないと思っていました。2歳上にいるお姉ちゃんのほうが母乳を飲むのが上手でなく苦労しました。まちゃは、離乳食になってからも柔らかく煮た野菜をよく食べていましたし、お姉ちゃん向けに出したミニトマトやきゅうりのぬか漬けも食べていました。言葉が出ないのが心配で2歳半で入れた預け合いのサークルでも、お弁当づくりにはそれほど苦労はしていませんでした。家ではカレー、納豆、シラス、お鍋のあとの雑炊などを好んで食べていましたし、食欲もあるので、心配していませんでした。あんこやチョコレートなどの甘味は比較的いつでもほしがるので食べ過ぎないように注意をしているくらいでした。就園したら偏食が加速?Upload By カタバミ食事に関して、家庭で困ることがなかったまちゃの偏食がはっきりと問題になったのは幼稚園の年少のときでした。幼稚園の最初の面談で先生から「麦茶と少しのご飯しか食べず、ごくまれにメインのおかずを少し食べる程度です」と報告されたのです。介助が必要な子どもを集めたグループで食べていたそうですが、隣の席の男の子もいつも全く食べずに器を全部よけてしまうそうで、まちゃも同じことをするので2人の間には給食が境界線のように並んでいることがよくあったのだそうです。ただ、まちゃはカレーのときだけは全く介助がいらずよく食べていると聞きました。同時期から、通っていた児童発達支援事業所に持たせるお弁当も残すことが増えました。今まで食べていたウィンナーもミートボールもハンバーグも食べなくなり、食べるものといえば、味つけが塩コショウで脂身のない肉だけ。それまでは食べていたコロコロの小さな丸いおにぎりも食べなくなり、残してくることが増えました。家では朝晩よく食べているから良いかと思っていましたが、長距離ドライブ中にコンビニに寄っても、外食しても、帰省しても、まちゃの食べる物で困りました。空腹でも食べないの?いよいよ偏食と向き合うことにUpload By カタバミ年中からは近所の児童発達支援事業所に週5で通うことにしました。そこでは給食が出ていましたが、まちゃは1ヶ月以上の間全くその給食に手をつけず、毎日廃棄する状況が続いていたので、私がつくったお弁当を持たせることになりました。これには、さすがに焦りました。まちゃは、ご飯よりもパンを食べるので栄養のある食パンを焼き、焼き芋は必ず食べるので毎日お弁当に入れました。サツマイモがあまり売っていない夏の間は焼き芋の代わりにトウモロコシを入れました。毎日同じお弁当でしたが「食べてくれれば…」と全く恥ずかしいとは思いませんでした。まちゃは家でも決まった物しか食べませんでしたが、外の世界ではさらに気難しくなりました。行動療法の本を読んで偏食が治る方法も試しました。まちゃは10分くらい大泣きで嫌がったあとで小指の先程の大きさの苦手な物を食べてくれましたが、毎回大泣きさせてまで続けることに私が疑問を感じてしまい2ヶ月ほどでやめました。年長からは給食が美味しいと評判の療育園に通いましたが、まちゃの連絡帳の今日食べた物の欄には「米3粒」や「お茶のみ」などとよく書かれていました。療育園に参観に行ったとき、まちゃ以外にも海老反りになって給食を激しく拒否するお子さんがいて、先生はその子を抱えて食べさせようとしていました。まちゃはその先生の前でいつも通り静かに全部拒否しているのを見て、私はあきらめる気持ちになりました。偏食は一進一退。それでも、大きく構えて感謝してUpload By カタバミまちゃは、小学1年生になり特別支援学級に通っていますが、なんと登校2日目で給食はほぼ完食して帰ってきました。生徒の数が少ないので、担任の先生は1人ひとりの様子をよく見て少しだけよそったり、小まめに声をかけてくれているおかげだと思います。それからこれは私の考えですが、まちゃは小学校の大きな建物や、大勢のお子さんたちと過ごすことで何か感じ取っているのではないかと思います。学校の給食は食べるようになっても、家でのまちゃの偏食は全く変わらず、毎日家族とは別のまちゃ専用のメニューです。でも今まで食べなかった豚汁は給食で大好物だと聞いたので家で出してみたら抵抗なく食べてくれるようになりました。まちゃの偏食について私が考えていることは、理屈で考えても仕方がないということと、食べてくれる物もあるのだから感謝しようということです。以前好んで食べていた物も急に食べなくなります。少し食べたら思い出すのではないかと無理に食べさせたら暴れて嫌がって吐き出しました。まちゃが見て嫌だと感じたらそれはもう無理なんだとあきらめることにして、大体必ず食べるメニュー(まちゃの場合は納豆、しらす)は冷凍庫に切らさないようにしています。何年か経ったとき、食べるメニューが増えていたらいいなと大きく構えることにしたらだいぶ楽になりましたし、一進一退ですが少しずつ食べる物は増えてきていると思います。執筆/カタバミ(監修:藤井先生より)1日3回ある食事、食べてくれないと心配になりますよね。「米3粒」という記録が、偏食の強さを物語っています。この偏食は発達外来でもよくある相談です。口腔内の触覚、味覚、嗅覚、咀嚼の音への聴覚などの感覚の過敏や、食事をとる環境が落ち着かないなどが関係していることがあります。ご自宅や、療育園や事業所などでさまざまな工夫をしても、食事が進まないときがあります。カタバミさんの表現では「あきらめる気持ちになった」とありますが、偏食はダメということから少し離れて、食べられるものがあることに感謝という視点で、大きく構えることができたのがよかったと思います。
2023年01月08日小学校入学後、次女がトイレに行けていないことに気づかなかった小学校入学後、私は次女が学校のトイレに行けていないことにしばらく気づけませんでした。保育園時代にはトイレに行けないことが問題になることはなかったので、油断していました…。当時、私たちは海外に住んでおり、子供たちは現地の日本人学校に通っていました。低学年のうちは送迎が必須だったため、私は次女を学校まで毎日送り迎えしていました。次女が学校から自宅に着いたとたんに焦ってトイレに行くことが多かったり、学校からの帰り道に「トイレに行きたいから」と早く帰りたがったりすることはあったのですが、まさか丸一日トイレに行っていないとは考えもしませんでした。ある日、学校帰りに迎えに行くとトイレに行きたがっていたので、学校のトイレに誘ったところ「ママついてきて…」という感じで、一人で行くことができませんでした。Upload By まりまりUpload By まりまりトイレに行けなくなった理由次女に、学校でトイレに行けない理由を聞いてみると「怖いから」ということでした。確かに、家のトイレでさえ一人で行けていなかったのに、学校のトイレなんて行けるわけない…。あとになって、私なりに次女が保育園ではトイレに行けていた理由を考えてみました。・保育園では、先生が時間でトイレの声掛けをしてみんなで行っていた・小さい園だったので、トイレが教室にとても近かったこれが、小学校に上がったとたんに、・自分で判断して休み時間トイレに行かなくてはならない・教室からトイレまでの距離があって行くのが大変Upload By まりまり次女の場合、ただでさえ不安が強いのに、これでは行けるわけがないよね…と納得でした。担任の先生に相談まず次女と話をしました。「トイレは怖くて行けない」ということだったので、休み時間にみんなのあとをついて行ったりすることを提案するものの、まずそういうことができない次女…。早速担任の先生に相談しました。Upload By まりまり保育園のときのトイレの状況や、次女の不安の強さをお話しして、休み時間にクラスメイトがトイレに行くタイミングを見計らって、先生のほうから次女に声を掛けていただけることになりました。長女にも協力してもらった長女にも理由を話して、少し協力してもらいました。長女と次女の教室が近かったので、休み時間にもし廊下などで出会うことがあったら声を掛けて欲しいとお願いしました。担任の先生と長女の協力の結果…担任の先生の声掛けと、長女の協力により、次女はなんとか学校のトイレに行けるようになりました!Upload By まりまりその後、時間の経過と共に、声掛けなしでも一人でトイレに行けるようになっています。次女に聞くと「トイレが怖い」というのは変わらないけれど、「慣れた」とのこと。声掛けによってトイレに行くタイミングがつかめたり、休み時間はトイレに人がいることが多いと身をもって分かったりしたことが大きかったようです。結局、私がいろいろ説明したりするよりも、怖くても自分自身で「大丈夫かも」という体験を積み重ねていくしかないんだな~と思った出来事でした。執筆/まりまり(監修:藤井先生より)「トイレが怖い」という気持ちを否定することなく、受け止めて、学校の先生や長女さんにも協力を仰いで、少しずつ慣れていったのですね。怖い気持ちはありながらも、少しずつできたという経験を積み重ねていったのは、とても良かったと思います。周囲と比べてできるはず、と説得するのではなく、気持ちを受け止めてもらったのも、安心感をうみ、少しずつやってみようという気持ちになったのだと思います。
2022年12月28日