斜め上ゆく妄想力で世の中を斬るコラムニスト・辛酸なめ子さんと共に噂のサイキックカウンセラー・ウィリアムレーネンさんに、いろいろ聞いてみようというこの企画。前回は、一方的に批判や上から目線なアドバイスをしてくる人への対処法についてお話を伺いました。必要のない意見には、はっきりNOと伝えること。それでもダメなら、その関係をやめる勇気を持つべきという意見が心に突き刺さります…。“やめる”って、簡単なようでなかなか難しいもの。今回は“やめる”ことについて、世間をにぎわせたニュースにも触れつつレーネンさんの見解をご紹介していきます。■安室奈美恵さんの引退…その意味は?― レーネンさんは、常人には見えないオーラが見えるそう。写真を目にしただけで、相手の本性を見抜く能力を持っていると言います。直接会えない有名人の人となりや心根もわかってしまう!?ということで、9月16日に引退した安室奈美恵さんの写真を見てもらいました。レーネン:(安室さんの写真を見て)この方が引退を決めたのは、とてもいい決断だったと言えます。人気が陰っていく前のこのタイミングでやめると判断できてよかった。彼女は直感的にやめようと考えたんだと思います。なめ子:自分でやめ時を決めるのは難しそうです。レーネン:ホイットニー・ヒューストンを覚えているでしょうか?彼女はポジティブな判断ができず、世界的スターへと上り詰めた後、転落していきました。そのため、亡くなった今でも悪く言う人たちがいます。人気絶頂のときにやめることで、人々の心に美しい記憶として残る存在となるのです。きれいな思い出だけを残すのは、本人にとってもファンにとっても大事なことです。その点、安室さんはご自身のみならず、世間の人々から見てもポジティブな選択をされました。彼女があなたに何をもたらしたかを想像してみてください。みなさんの青春時代を輝かせてくれたことを思い出すでしょう?なめ子:確かに、オーラを失くした安室ちゃんの姿を見たら、ファンはもちろん、歳が近い私たちも老けたような気持ちになりそうです。― レーネンさんによると、人の記憶にポジティブな印象を残してお別れをすることで関わった人々をその記憶で励ましたり癒したりすることができるのだそうです。私たちも“やめる”決意をしたら立ち去り方にも気をつけなければいけませんね。そして、もう一人、安室ちゃんと同時期にヒット曲を連発した、音楽プロデューサーの小室哲哉さんも今年引退を発表しました。彼についてもレーネンさんの意見を伺ってみましょう。レーネン:(小室さんの写真を見て)この方は、根はいい人だと思います。誤解され続けて疲れたのでしょう。世間に騒がれる状況が続くならば、芸能界をやめたほうが楽だと考えたのではないでしょうか。なめ子:一時期は不倫騒動でかなり騒がれていましたからね…。レーネン:彼は女性とのつながり・交流を持ちたかったのだと思います。性的なものは人間誰もが必要とすることです。奥さんとの間に性的な関係がなかったのであれば、二人の事情を知らない私たちが、小室さんだけを批判することはできないでしょう。なめ子:小室さんは昔から恋愛の話題が尽きない方ですね。レーネン:特に彼は性的エネルギーが強い人のようですね。だからこそ、女性に支配されやすいのでしょう。■悪口や誹謗中傷にも意味がある!?― ここまでテレビ・ネットなどのメディアに溢れる悪口や誹謗中傷、身近にいる嫌いな人との付き合い方など、ネガティブな面にフォーカスを当ててきました。レーネンさんによると、人の気持ちを落ち込ませるこのような側面も、なくてはならないものなのだそうです。その理由は?なめ子:海外セレブの話ですが、テイラー・スィフトとケイティ・ペリーは、仲が悪いことで有名ですね。どうして二人はケンカばかりしているのですか?(インタビューのあとしばらくして和解が報じられましたが……)レーネン:私の見解では、二人は楽しんでいるんです。魂レベルではとてもいい間柄なのですから。二人の姿を見ている他の人たちの心の成長を促すために、二人は無意識で戦っているだけなのです。なめ子:他の人に見せるためというのは…?レーネン:宇宙にはネガティブな面もポジティブな面も存在しています。二人のセレブが醜く争う姿を見た人は、自分はこんな諍いを起こさないようにしようと考えるでしょう。彼女たちのケンカはそんな風に他の人の役に立っているのです。それだけではありません。どんな問題でも、多くの人たちの成長を促す役目を持っています。人の批難ばかり繰り返しているようなテレビの情報番組であっても、それは私たちが生きる世界にとって必要不可欠なこと。彼らは私たちに「他人を批難しかできないのは、いかに虚しいか」ということを教えてくれるのですから。なめ子のひとことレーネンさんのコメントを伺い、ニュースの表面的な部分ばかり見ていたことに気づきました。引退は淋しい、不倫は悪い、いさかいは良くない、など……。どんなことにもポジティブとネガティブ両面があって、学びを得ることができるんですね。テイラーとケイティの話は、本当は二人は魂レベルで仲が良いと聞いたあとに、ケイティから手紙を送って二人が和解したというニュースが出て、鳥肌が立ちました。二人とも世界的なスターなので、高次元で約束していたのかもしれませんね。そのあと今度は金正恩が核兵器を廃止するという意思を表明したり、険悪だった関係がどこも少しずつ良いほうに向かっているのを感じました。ともかくセレブ二人の和解で、世界平和に一歩近づいた気がします。【プロフィール】辛酸なめ子漫画家・コラムニスト。東京都生まれ、埼玉県育ち。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。近著は『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)『おしゃ修行』(双葉社)『魂活道場』(学研)など。ウィリアム・レーネンアメリカ生まれ。1960年代よりワールドワイドに活躍するサイキックトランスミディアムの第一人者。これまでアメリカを中心に、マスメディアや教会、企業、大学 などでのワークショップ、個人セッションを展開。数十万人の人々に、幸福に生きる方法を伝授してきた。日本でも、よしもとばなな氏、道端ジェシカ氏などの対談を収めた著書も多数。
2018年09月25日先日9月16日で芸能界を引退した安室奈美恵さんの歌手生活最後の1年に密着した「これで見納め!安室奈美恵引退スペシャル!!~最後の1年と最後の1日に独占密着~」が9月18日(火)今夜日本テレビ系でオンエアされる。1977年、沖縄県那覇市に生まれ沖縄アクターズスクールでレッスンを受けるなかでダンスに魅入られていき中学時代に「SUPER MONKEY’S」のメンバーに選出されると、1992年に「恋のキュート・ビート/ミスターU.S.A.」でCDデビュー。1995年にリリースした「TRY ME ~私を信じて~」がユーロビートブームに乗ってヒットすると、90年代を代表するヒットメーカー・小室哲哉プロデュースで「Body Feels EXIT」を発表、その後小室プロデュースでミリオンヒットを連発。彼女のファッションを真似る10代の少女が続出、ファッションリーダーとしても注目される存在となった安室さん。人気絶頂の1997年に結婚を発表、翌年出産すると歌手に復帰。2000年には九州・沖縄サミットで各国首脳を前に歌唱するなど国際的な舞台にも進出。小室プロデュースを離れるとセルフプロデュースで活動を続けこれまでシングル47枚、アルバム17枚をリリース。史上初となる10代、20代、30代、40代でのミリオン突破を達成するなど日本の音楽界に輝かしい業績を残すと、昨年、今年9月16日で引退することを発表した。本番組はアルバム『Finally』のレコーディングからPV撮影、昨年のラスト「紅白」の裏側から全国ラジオキャンペーンに、沖縄での凱旋ライブ、2月から始まった全国5大ドームツアーにアジア公演。この夏開催された安室展へのお忍び訪問まで「最後にできる限りの事を精一杯し、有意義な1年にしていきたい」と誓った彼女の「最後の1年」に密着。また人生初のドッキリ仕掛け人となった「イッテQ」の裏側なども公開されるほか、すでに伝説となりつつある沖縄ラストライブ「WE LOVE NAMIE HANABI SHOW 前夜祭 ~I LOVE OKINAWA/I LOVE MUSIC~」での模様もたっぷりお届け。そして“引退の日”の安室さんの姿にも独占密着。平成の時代を駆け抜けた安室奈美恵の25年の集大成を、日本テレビに残されている映像と独占密着でふり返る「これで見納め!安室奈美恵引退スペシャル!!~最後の1年と最後の1日に独占密着~」は9月18日(火)21時~日本テレビにて放送。(笠緒)
2018年09月18日波乱万丈なアラフォー芸能人といえば、すぐに思い浮かぶのが華原朋美。彼女を“恋愛体質”という人もいれば、“恋愛依存症”と呼ぶ人もいます。どっちも同じではないかという人もいますが、いえいえ、体質と依存症とでは随分異なります。数多くある恋愛スキャンダルを通じて、彼女を恋愛依存症というのは、あまりにも酷のような気がしますね。私は彼女を恋愛体質と恋愛依存症の中間にあると思っています。彼女のようにこのグレーンゾーンの女性は、自分の生き方や結婚に迷いが生じやすいもの。ではどうしたら、自分らしい恋愛ができるのでしょう。まず「恋愛体質」いうのは、どんな人のこと?いつも恋愛を楽しんでいる、恋をしやすい(惚れっぽい)、男性から好意をもたれるとパッチとスイッチが入って恋愛モードになりやすい、恋愛に関することを話すととまらなくなる、恋愛についてあれこれ空想するなどなど、“恋”に費やされる時間や労力、妄想が多い人が恋愛体質といえるでしょう。そして当たり前のことですが、恋愛体質と恋愛依存症とは異なります。恋愛依存症は文字通り、相手に依存することです。さらに恋愛している自分に酔ってしまうので、相手も自分も見えなくなってしまう。そのため自滅するように恋が終わってしまいます。華原が“依存症”と言われる理由もここにありますが、前述したように、私は彼女を依存症だとは思っていません。理由はのちほどね。さて恋愛体質は恋愛至上主義ともいいます。恋を優先したいという恋愛体質の特質をいかして、ちょっと味付けをするだけで最強の女になれます。ではどのようにしたらいいでしょう。その前に、華原朋美を例に、アラフォー女性のジレンマを考察してみますね。華原朋美は2018年7/6のFRIDAYによると、飯田GHD(グループホールディングス)の代表取締役会長・森和彦氏(72歳)との“不倫密会”が報じられました。私は華原朋美がこの年配男性の存在が必要だから、会っているのだと思います。でもこれを華原ではなく、一般女性に当てはめてみると、“枯れ男”とつきあっているアラフォー女性には、疲れと焦りが見え隠れします。特に華原のように若い頃にモテた経験のある女性ほど「もうちやほやされない」という寂しさが生じやすくなります。寂しさを解消するには「結婚して、女の幸せをゲットしたい」という結婚願望がむくむくと現れてきます。そこには、恋愛体質や恋愛依存症でなくても、女性としての幸せと生き方への不安が潜んでいると思います。さらに華原朋美のように、過去にきらきらした恋愛を経験していると、過去に捉われてしまいがち。過去のきらきらした自分と、現在のギャップと、どのように折り合いをつけて、前向きな気持ちにしたらいいのでしょう。華原朋美は天性というべき伸びやかな歌声と、ベビーフェイスに天真爛漫なキャラで女性たちからも「可愛い!」と称賛されてブレイク。90年代には「I BELIEVE」「I’m proud」などミリオンセラーを連発し、96年大晦日には当時恋人だった小室哲哉が演奏するピアノに合わせて、初出場の紅白で「I’m proud」を熱唱する等、まさに恋も夢も叶えたシンデレラでした。でもきらきらと輝いた日々は、永遠ではなかったのです。隆盛を極めたものの、恋人でプロデューサーの小室との破局の後、薬物依存による奇行ぶりが続発すると、あっという間に“お騒がせタレント”とレッテルを貼られてどん底に。復帰を図るものの、事務所とのトラブルなど、彼女の周囲は常にぴりぴりとした緊張感が漂い、そして遂に2007年芸能活動に休止符が打たれて「終わってしまった人」と芸能界に置き去りにされてしまいます。でも歌手・華原朋美は2013年に5年半ぶりにカンバックします。「今度こそ負けたくない。自分に勝ちたい」と、闘う相手が自分自身であることを素直に暴露しました。何度もお騒がせを繰り返していた彼女に「大丈夫かな」と半信半疑の人も多かったのですが、薬物依存症を克服するための懸命なリハビリや、一人で使用料が安価なスタジオを借りて連日ボイストレーニングに専念する姿がテレビに映し出されると、彼女の本気を感じたものです。“お騒がせタレント”時代に迷惑をかけてしまった事務所への借金問題もあって、華原朋美はなりふり構わず、それこそプライドを捨てて、がむしゃらに働きます。でもその後、華原は罠にはまってしまいます。憲法学者の竹田恒泰やプロレスラーの本間朋晃との交際に「まさか」という意外性を感じたのは私だけでしょうか。華原とは感性が合いそうにない男性たちでした。案の定、どちらも華原に積極的にアタックしていたものの、別の女性とも交際していたと二股。彼女は憔悴したまま恋が終わります。この敗因は、好きかどうかわからない男性と恋愛をしたからです。好きでもない男とつきあってしまうと結果的に自分がみじめになることを、大部分の女性は20代までに学びますが、彼女はアラフォーを過ぎても、成長がないのです。でも華原朋美は一般の女性と違って、芸能人。これが彼女の個性だと開き直り、アラフォーでも成長しない女を貫いていくのもいいと私は思っています。かなり年配の男性とつきあっているのも、中途半端な男性に二股をかけられて惨めになることもなく、また「庇護されたい」という彼女の願望をかなえてくれているのでしょう。それだけ彼女は焦っているし、不安でいっぱいなのです。恋愛体質とか恋愛依存症といえない彼女の強いジレンマを感じます。華原朋美世代のアラフォーは、「もう若くない」というジレンマがあり、それが恋愛や結婚を阻んでいるような気がします。でも若い時期が過ぎてしまったことに落ち込むことなどないのですよ。あるアラフォー女性が先日渡仏した際に、フランス男性から「どうして日本の女性は20代にちやほやされ、30代は出産や子育てであくせくし、40代以降の女性は女性終わったとみなされるの?フランスでは50代が一番モテる年代なんだよ」と言われて、目から鱗だったそうです。人生経験が豊富で熟した女性と恋愛することが、さらに人生を豊かにするというのが、フランスの文化から生まれた恋愛観。フランスでは、年上の女性が若い男性とつきあうことが多く、男性は精神的に円熟した女性から多くを学び、大人の男性になるそうです。文化が違うと、こんなにも女性は生きやすくなるものですね。でも日本も、アラフォー年上女性と20代、30代の年下男性のカップルは増えています。芸能人なら、過去に小泉今日子と亀梨和、2年ぐらい前には吉田羊とジャニーズのタレント・など。せっかく時間も手間もかけて、円熟したいい女になったのですから、年下男性に、惜しみなく与えることも、大人の女の醍醐味かもしれませんね。年下なら、背伸びすることもないし、これまで培った自分を出せばいいのです。恋愛テクもさほど必要じゃない。母性とエロスの両方で包んであげればいいのです。もし年下男性との恋愛を躊躇するなら、40代半ば以上の“枯れ男子”をターゲットしてみたらいかがですか。きっと大歓迎されますよ。こちらも恋愛テクなどあまり必要ないでしょうね。まずは「もう若くないから」という呪縛から自分を解放してあげてくださいね。そこから自分らしい恋愛が見えてきます。(夏目かをる)
2018年09月12日「関ジャニ∞」とゲストの一夜限りのセッション&トークをお届けする「関ジャム 完全燃SHOW」。9月9日(日)今夜の放送は映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』でもフィーチャーされ改めて注目を集める90年代J-POPシーンとその象徴・小室哲哉の音楽を検証する。「TM NETWORK」を結成し1984年デビュー、並行して渡辺美里をはじめ中山美穂、小泉今日子、宮沢りえ、観月ありさ、松田聖子ら当時の名だたる女性ボーカリスト、アイドルたちに楽曲提供。1994年に「TM NETWORK」改め「TMN」を終了させたのと境にプロデュース業に注力。手掛けた篠原涼子、「trf」、「globe」、華原朋美、安室奈美恵ら“小室ファミリー”はいずれもミリオンヒットを連発。90年代の音楽シーンを席巻した小室さん。最もCDが売れ、様々なジャンルの音楽が登場した1990年代、その中心にいたのが小室さん。なぜあの時代に大ヒットを連発して90年代を代表する楽曲を多数作り上げることができたのか?数々のヒットグループをプロデュースした音楽的発明やセンス、また小室さんを取り巻いた当時の世相なども含め、小室サウンドとその文化的背景に迫る。ゲストには小室ファミリーの一員でもあり『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で主演も務める篠原涼子、同作の大根仁監督、音楽プロデューサーの本間昭光、小室楽曲の数々にエンジニアとして携わった伊東俊郎を招く。小室さんのプロデュースした「恋しさと せつなさと 心強さと」が200万枚を超えるメガヒットを記録した篠原さんが語る、当時の小室さんとのエピソードやそのプロデュース力のスゴさも必見。篠原さんが広瀬すずとW主演し、大根仁監督がメガホンを取った『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は、篠原さん演じる40歳の阿部奈美が、22年ぶりに再会したガンで余命1ヶ月の友人から「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」と告げられ、高校時代の仲良し6人グループ“SUNNY(サニー)”のメンバーを探し始める――というストーリー。奈美の高校時代を広瀬さんが演じ、90年代の奈美の友人たちを池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生、大人になった彼女たちを小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、板谷由夏が演じる。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は全国公開中。「関ジャム 完全燃SHOW」は9月9日(日)23時10分~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2018年09月09日漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第17回アクマの辞典カ行【カ】▶「格差婚」(かくさこん)…した瞬間に「上手くいきっこない」の呪いをかけられる今回のテーマは「カ行」から「格差婚」である。みなさんは「格差婚」と聞いて何を思い浮かべるだろう、『永遠にともに』だろうか。このように「格差婚」というのは、女の収入が男のダブルスコア以上だったり、女はハリウッド女優のようで豹を飼っているが、男はネルシャツをパンツインしてヤモリとルームシェアしている場合だったりと「女のレベルが男より遥かに高い」時に使われているような気がする。それも「ハイスペックな女」と結婚したのだから「ハイスペック婚」と呼ばれても良いようなものだが、何故かそうは言われない。おそらくこれは「男の収入は女より上で当たり前」なる考えが残っているからだろう、よって「女がハイスペック」という部分に焦点を当てず「男が女より格下」という部分をフィーチャーした「格差」などという厳しい言葉が使われている気がする。割と女に対しても男に対しても失礼な言葉であるしかし、世間の「なんか気に入らねえと思われてる度」からすると、ハイスペック婚も、格差婚も大差はない。「ハイスペック婚」は「上手いことやりやがって地獄に落ちろ」と思われているし、格差婚は「女の下でヘラヘラしやがって恥知らず地獄に落ちろ」と思われている。つまり両方、ゴートゥーヘルを願って止まれない関係である、この辺は男女平等なので安心できる。このように、男が上だろうが女が上だろうが、お互いに差がありすぎる結婚は、妬みの対象であり好奇の目にさらされる関係である。そして決まってこう言われる「どうせ長続きしない」と。もちろん全ての格差婚が上手くいかないわけではないが、“永遠にとも”にいなかった例も多いので格差が別れを招く可能性はある。しかし「部屋が暗い時、諭吉に火をつけて灯り代わりにする」など、第一次世界大戦中の成金みたいな金銭感覚と価値観についていけねえ、という場合もあるが、格差離婚の原因は、その格差に対し「俺の嫁は稼いでいてすごい」と認められるか「こいつは稼いでいることを鼻にかけて俺を見下している」と卑屈になるかの違いだという。また稼いでいるほうも「自分がこれだけ働けるのは夫のおかげ」と感謝するか「こいつは私が食わせてやっている」と見下すかでは大きな違いがある。つまり、どっちのスペックが上だろうが下だろうが、リスペクトがなければ上手くいかないということである。また、どこを買うかも人によって違う「こいつは無職のヒモ野郎だが、野菜にすら“さん”づけするところが推せる」ということもある。それを、たかだか収入や社会的地位、容姿の差だけでお他人様の結婚を「格差」呼ばわりするのは良くない。そんな言葉で自分の妬みをオブラートに包むぐらいならドストレートに「なんか気にいらねえ婚」と言ってしまったほうがいい。【カ】▶「格差婚」(かくさこん)…した瞬間に「上手くいきっこない」の呪いをかけられる【キ】▶「聞き上手」(ききじょうず)…聞いているフリが上手い人【ク】▶「黒歴史」(くろれきし)…自分の歴史のみならず「あいつとつきあったのは黒歴史」と他人の歴史の一部になっている場合がある【ケ】▶「ケチ」(けち)…そいつはケチな男じゃない、君に金を使いたくないだけだ【コ】▶「小室哲哉」(こむろてつや)…彼の人生に文句を言うより、曲を聞いたほうがとても有意義プロフィールカレー沢薫漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。
2018年09月06日ゲストの悩みに史上最強弁護士軍団が白黒つける人気法律バラエティ「行列のできる法律相談所」。その9月2日(日)今夜放送回に女優の篠原涼子、俳優の千葉雄大、タレントの渡辺直美らがゲスト出演。「悔やんでも悔やみきれない1日SP」と題してお届けする。アイドルとしてデビュー、バラエティなどでその個性を発揮し注目されていたところに小室哲哉プロデュースでメガヒットを連発しトップアーティストの仲間入りを果たすと、2000年代に入り女優として頭角を現した篠原さん。“戦隊ヒーロー”出身、舞台などでの活躍を経て“ヌクメン”として人気に。連続テレビ小説「わろてんか」や『帝一の國』など幅広く活躍中の千葉さん。芸人としてバラエティで活躍する一方で人気インスタグラマーとしての顔も持ち、「カンナさーん!」ではゴールデンで連ドラ主演も果たすなど多方面で活動する渡辺さん。今回は3人のほか古市憲寿、東野幸治、宮迫博之、渡部建、磯野貴理子がゲストとして登場。MCを後藤輝基、アシスタントを日本テレビアナウンサー・徳島えりかが担当して進行する。かつて「ごっつええ感じ」で共演した篠原さんと東野さんが久々に再会。篠原さんが共演時に東野さんに受けたとんでもない被害を激白すれば、渡辺さんは一目惚れしたスタッフとの恋愛の結末を告白。千葉さんとケンカしたというアーティスト・Hがスタジオに登場するも…またまたケンカ、その理由とは!? 今回も様々なエピソードが語られる。篠原さんと渡辺さんは共演作となる映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が現在公開中。篠原さん演じる主人公の高校時代を広瀬すずが演じ、渡辺さんのほか小池栄子、ともさかりえ、板谷由夏らが出演。広瀬さんとともに池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生が演じるコギャル姿の女子高生と小室哲哉プロデュース楽曲の数々にも注目だ。また千葉さん出演のドラマ「高嶺の花」は毎週水曜22時から日本テレビ系で好評放送中。名門華道家・月島ももを石原さとみが、その妹役を芳根京子が演じる同作で、千葉さんは月島流の乗っ取りを企てる宇都宮龍一役で出演。いよいよ大詰めとなった物語の結末も見逃せない。「行列のできる法律相談所」は9月2日(日)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年09月02日篠原涼子と広瀬すずが主人公の現在とコギャル時代を演じる青春音楽映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。8月31日(金)からの公開を前に、劇中で使用される90年代J-POP全11曲のメドレーPVが解禁となった。CD売上累計は1,000万枚超えとなる、これらの楽曲。安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」「Don’t wanna cry」をはじめとする5曲の小室哲哉プロデュース楽曲や、サブタイトルにもなっている小沢健二「強い気持ち・強い愛」など、いまもカラオケなどで歌い継がれている名曲の数々が本作を彩る。この度、解禁となったのはその劇中で使用されている全11曲、3分30秒のメドレーPV。主人公・奈美(篠原さん)の親友たちとの再会、蘇る20年前の青春時代、憧れのルーズソックス、カラオケ、プリクラ、そして初恋――。映画の印象的なシーンも切り取られ、それぞれの楽曲に合わせて紡がれた本映像。90年代に最高の青春を過ごす“サニー”たちと、約20年のときを経てそれぞれが問題を抱える現在の“サニー”たちの姿が、「SWEET 19 BLUES」「強い気持ち・強い愛」はもちろん、「LA・LA・LA LOVE SONG」(久保田利伸)、「やさしい気持ち」(Chara)といった“あの頃”を代表するJ-POPに乗せて描かれていく。90年代が回顧されているいま、一番聞きたい名曲がギュッと詰まった超貴重なPV映像を、ここから確かめてみて。<劇中使用楽曲一覧※順不同>★小室哲哉プロデュース楽曲「SWEET 19 BLUES」/安室奈美恵 ★「Don’t wanna cry」/安室奈美恵 ★「強い気持ち・強い愛」/小沢健二「LA・LA・LA LOVE SONG」/久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL「CANDY GIRL」/hitomi ★「そばかす」/「JUDY AND MARY」「EZ DO DANCE」/「trf」★「survival dAnce ~no no cry more~」/「trf」★「やさしい気持ち」/Chara「これが私の生きる道」/「PUFFY」「ぼくたちの失敗」/森田童子『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は8月31日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年08月29日旅とグルメをテーマにしたロケバラエティ「火曜サプライズ」の8月28日(火)今夜放送回は、ゲストに女優の篠原涼子を迎え、人気の「アポなし旅」を放送する。注目の日本テレビ新人アナウンサー・市來玲奈も登場する。アイドル歌手としてデビュー、その後90年代半ばに小室哲哉プロデュースによる「恋しさと せつなさと 心強さと」が200万枚を超えるメガヒットを記録。“小室ブーム”の立役者となると2000年代に入り女優として開花。「アンフェア」シリーズや「ハケンの品格」など数々の人気作を送り出した篠原さん。最近では一人二役で親子を演じた「愛を乞うひと」や昨年秋の月9「民衆の敵」では主婦から議員になっていく女性を演じるなど、さらに演技の幅を広げている。今回は映画最新作『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の公開を控えた篠原さんをゲストに迎え、番組お馴染みの「アポなし旅」を敢行。韓流グッズにコスメと若者に人気の街となった「新大久保」を舞台に、篠原さんが歌って自撮りして、さらにSNS映えするわた菓子を作ってと“若者”気分を満喫。虹のようなチーズに激辛グルメなど最新の流行グルメも登場。さらに懐メロ熱唱まで、流行の街・新大久保のグルメをチェックしながら篠原さんの自由なトークも楽しめそう。そして京本政樹、柳沢慎吾による「都バスで飛ばすぜぃ!」には市來アナが登場。三重県四日市で2人にムチャブリを連発される市來アナは必見だ。篠原さんは主演最新作となる『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が8月31日(金)より全国東宝系にて公開。『モテキ』の大根仁が、ルーズソックスとコギャルブームに沸いた90年代に青春を謳歌した女子高生の仲良しグループを描いた作品。篠原さんは90年代に青春を謳歌し現在は40歳となった主人公の阿部奈美を演じ、奈美の高校時代を広瀬すずが演じるほか、90年代の奈美の友人たちを池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生、大人になった彼女たちを小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、板谷由夏が演じる。ガンで余命1か月の親友のために高校時代の仲良し6人グループ“SUNNY(サニー)”を探し始める奈美。当時の少女たちはそれぞれ問題を抱える大人になっていた…という物語を、90年代に流行した音楽やファッションをきらびやかに散りばめた映像で綴っていく。「火曜サプライズ」は8月28日(火)19時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年08月28日「今、事務所と話し合いを進めています。うまくいかない場合は引退も考えています」華原朋美(44)は、真剣な表情で本誌記者に語り始めたーー。華原といえば、7月6日発売の写真週刊誌『FRIDAY』で飯田グループホールディングス代表取締役会長である森和彦氏(73)との不倫疑惑が報じられた。また7月17日にはインスタグラムを更新し、《今日限りでインスタとツイッター辞めます!皆さんのコメントうれしかったです!今までありがとうございました!やっふぉーい!みんな元気でね!ばいばーい!》と投稿。突如としてSNSを閉鎖し、ファンから心配の声が上がっていた。それから1カ月後の8月17日、44歳の誕生日を迎えた華原は東京・銀座にいた。そこで記者が真相を聞くべく声を掛けたところ、冒頭の“引退宣言”が飛び出してきたのだ。実は、SNS閉鎖の影には華原の元恋人・小室哲哉(59)をめぐる“騒動”があったという。「アカウントを事務所に管理されていて、スタッフが内容を確認してから投稿するようになっていました。私の行いが招いた結果なので反省していますが、ファンにリアルな思いを伝えられないというジレンマもありました。そんななか、小室さんのアルバムが出たときにツイッターで『私も買います』とつぶやきましたそれでファンの方が『じゃあ、私も買おう』と思ってくれたらと考えただけ。でも、事務所の人に怒られてしまったんです」昨今、SNSが炎上する芸能人は後を絶たない。それを所属事務所は心配したのだろうが、華原は自分の思いが伝わらないことに失望したようだ。「彼と別れてもう何十年も経ちますし、引きずっているなんてことはいっさいありません。ただ、今でも尊敬はしています。彼もいろんなことを抱えて大変だと思ったので、少しでも応援したかった。でもそれさえもとがめられ、信用されてないと感じました。信用してもらえないのなら、続けていても意味がない。だからキッパリ辞めようと思いました。SNS全盛の時代にやめるなんて馬鹿だと思います。でも、信用されないのはもっと辛いです」そのため事務所と話し合いを進めているという華原だが、揺れる思いもあるそうだ。「これまでも私は嫌だと言っていたのに、テレビ特集などで小室さんの話をさせられてきました。なのに今回のことだけ怒られるのは、やっぱり納得いきません。信頼関係がないなかで仕事を続けていくのは難しいと思います。でもいっぽうで今の事務所の社長には本当にお世話になってきましたし、他の事務所に移籍する気はありません。そういう恩を仇で返すようなマネは絶対にしたくない。だから私も話し合いがうまくいけばいいと思います。もっと私を信じてほしい……」森和彦氏との不倫報道も閉鎖に関係しているのだろうか。記者が聞いたところ、間髪入れずに「違います」と否定。「年齢から考えても、やっぱりお父さんのような存在ですし。そういうことはまずないということを察していただけたら……」と言って笑う。「これから誕生日パーティですか?」と尋ねると、こう答えた。「いえ、ただの買い物です。今は彼氏もいないので(笑)。お祝いは昨日、スタッフを集めてやってもらいました。朝まで飲み会だったんです。でも二日酔いじゃありませんよ。一応、喉は大切にしているので!」引退宣言しつつも、やはり歌手活動は続けたいようだったーー。SNS閉鎖直前の7月15日、華原はインスタグラムで「そろそろ…私は私の幸せを考えたいな…華原朋美の幸せではなく…」とつづっていた。その幸せを、今年こそ見つけてほしい。
2018年08月21日新人監督に無名俳優ばかりながらリピーターが続出中の話題作『カメラを止めるな!』や、8月17日(金)に公開となる『銀魂2掟は破るためにこそある』など、平成最後の夏にふさわしい“お祭り映画”に沸く日本映画界。そんな中、秋は“ノスタルジー”な空気漂う、最高に“エモい”映画が続々と公開となる。今回はその中からひと足早く、注目作をピックアップ!■コギャルブームに沸いた90年代が舞台の青春ドラマ!懐かしさ漂うJ-POPの名曲が彩る『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(8月31日公開)90年代、青春を謳歌した女子高校生の仲良しグループ“サニー”。専業主婦の奈美(篠原涼子)は、ある日、高校時代の親友・芹香(板谷由夏)と再会するが、彼女が末期がんに侵されていることを知る。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」という芹香の願いを叶えるため、奈美は再び“サニー”のメンバーを呼び集めるが…。夢と刺激で溢れていた高校時代と、かつての輝きを失った現在の“2つの時代”が交差して描かれる本作。大ヒットメーカー・小室哲哉が音楽を担当しており、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」を始め90年代のヒット曲が次々と流れ、コギャルルックや彼女たちの小物に至るすべてが郷愁を誘う。“強い気持ち”と“強い愛”が巻き起こす感動のラストの行方を、ぜひスクリーンで確かめて。■映画、青春、そして恋――。危うく、きらめいていた一瞬を描く青春群像劇『止められるか、俺たちを』(10月13日公開)舞台は1969年。新宿のフーテン仲間のオバケに誘われて、"若松プロダクション"の扉をたたいた吉積めぐみ(門脇麦)、21歳。彼女の目を通し、若松孝二を始めとする映画に魅せられた若者たちの生き様や駆け抜けた時代を描く。若き日の若松監督を演じるのは、『実録・連合赤軍―あさま山荘への道程』『キャタピラー』『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』『千年の愉楽』などで長年、若松監督とタッグを組んできた井浦新。いまや日本映画界を牽引する存在となった白石和彌が監督を務め、師匠・若松孝二と共に駆け抜けた若き日を描きだす。自分は何を表現したいのか、何者になりたいのか、何も見つけられない自分への焦り…。全てから取り残されてしまうような言いようのない不安に駆られながら、“何者かになろうと夢みた”若者たちの情熱を映し出している本作。知られざる異才たちのまっすぐで、バカで、愛おしい青春の1ページの記憶は、きっと誰にとっても胸に刺さるものがあるはず!■1人の夢がみんなの夢に!その“将棋への情熱”が前人未踏の奇跡を起こす『泣き虫しょったんの奇跡』(9月7日公開)将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的作品(講談社文庫刊)を実写映画化。主演を務める松田龍平ほか、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、妻夫木聡、松たか子、國村隼といった“主役級”の豪華キャストが集結。第42回モントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門への正式出品も決定している。幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇段できないものは退会」というプロ棋士養成機関・奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会の荒波に放り出されてしまう。一度は夢破れたしょったんが、周囲の人々に支えられながら、史上初めて奨励会退会からのプロ編入という偉業を成し遂げた奇跡の実話を描き出す。大きな挫折の苦悩と絶望からの再起を図るしょったんを演じたのは、『青い春』以来16年ぶりに豊田利晃作品で単独主演を務めた松田龍平。奇しくも今年、しょったんがプロ編入の偉業を成し遂げたときの年齢と同じ“35歳”に達した松田さんは、「自分が本当にやりたいことに対して、どれだけ魂を注いでいるかという晶司の気持ちに投影する部分が多かった」とふり返る。瀬川晶司五段本人も「(松田さん演じるしょったんが)周りから“瀬川さんにしか見えない”と言われることも多かった」と語る通り、劇中ではしょったんの心情の機微や移り変わりが丁寧に表現されている。さらにそんなしょったんを支えるのは、個性豊かな人々。自信を持てなかったしょったんの背中を優しく押した恩師、奨励会時代の仲間、将棋道場の席主や、会社の同僚、そして親友…。しょったんの夢を支える人々との熱い人間ドラマは、きっと涙なしでは観られないはず。また、そんなしょったんの生き様や人間ドラマの数々は幼少期から丁寧に描かれており、劇中では、狭く古びたしょったんの部屋で仲良くこたつを囲む奨励会員たちの姿や、レトロな雰囲気漂う喫茶店など、昭和ならではのどこか懐かしさや温かみのある、独特の空気感も注目となりそう。“お祭り映画”を楽しんだら、ノスタルジーな雰囲気漂う“エモさ”満点の映画で癒されてみては?『泣き虫しょったんの奇跡』は9月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会泣き虫しょったんの奇跡 2018年9月7日より全国にて公開©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社止められるか、俺たちを 2018年10月13日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開©2018若松プロダクション
2018年08月19日2011年に韓国で大旋風を巻き起こした映画『サニー 永遠の仲間たち』の日本版として製作された『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の完成披露舞台挨拶が7月30日(月)、恵比寿ザ・ガーデンホールにて行われた。本作に出演する篠原涼子、広瀬すずら、劇中で現在・過去を演じる女性キャスト陣総勢11名と大根仁監督が、90年代のヒットチューンをバックにノリノリでレッドカーペットを歩いた。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は、珠玉の90年代J-POPで贈る、笑って泣ける青春音楽映画。日本中の女子高生がルーズソックスを履き、空前のコギャルブームに沸いた時代を共に生きた仲良しグループ「サニー」のメンバー6人は、20年以上のときがたった今、それぞれ問題を抱えたアラフォーになっていた。奈美(篠原さん/広瀬さん)は、サニーのリーダー芹香(板谷由夏/山本舞香)に卒業ぶりに再会を果たすが、末期ガンに冒されていた。「死ぬ前にもう一度皆に会いたい」という芹香の願いを叶えようと、奈美は奮闘する。篠原涼子「“広瀬すず似の整形してください”って言いに行こうと…」劇中、篠原さんと広瀬さんは現代と過去とわかれ、同じ人物の奈美を演じた。広瀬さんと同じ役を演じることについて、篠原さんは「私としては恐れ多くて…似ても似つかない。広瀬すずちゃんが過去って聞いた瞬間、“広瀬すず似の整形してください”って言いに行こうと思いました」と言うと、場内はどよめき&爆笑であふれ、隣の広瀬さんは目を大きく見開き「いえいえ」というポーズか首を左右に振った。「本当にお人形さんみたいにかわいい!でも(似ていると)洗脳させるのは大切なこと。うれしいです」と篠原さんは笑顔を見せた。広瀬さんは、「私も大人になった奈美が篠原さんって聞いて、はじけた役でもあるので、どうやったらつながるんだろうってくらいはじけてしまって…本当に反省しています」と申し訳なさそうに言うと、「何を言ってもかわいいから大丈夫です(笑)」と広瀬さんのキュートさに目じりを下げた篠原さんだった。「大人」チームが「女子高生時代」チームを抑えワイワイ!?現代パートの「大人」チームは何を話すにも皆で自由にワイワイしゃべり倒し、対する「女子高生時代」チームは、どことなく大人しい印象。小池栄子が「おばちゃんがずっとしゃべっている(笑)」と笑うと、大根監督は「5人が揃うとずっとこうなんです。小池さんが篠原さんの物真似をしたり」と振ると、小池さんも物まねを始め、ワチャワチャ。その様子を楽しそうに見つめていた「女子高生時代」チーム。しかし、現場では元気に明るく奮闘したようで、広瀬さんは、「みんな、現場に入ってまず露出多めの服に着替えて、全身を黒く塗って、その間に眉毛抜いたりしていました」と90年代の女子高生になりきったという舞台裏も明かした。篠原涼子、小室哲哉への思いを語る篠原さんといえば、1990年にデビューし、小室哲哉プロデュースの楽曲「恋しさと せつなさと 心強さと」でダブルミリオンを売り上げた。本作では90年代、数々のヒットチューンを飛ばした小室さんが音楽を担当し、全11曲中、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」ほか計5曲が流れる。22年ぶりに小室さんと共闘することになった篠原さんは、「すごく衝撃的な運命を感じました。1990年にデビューして、小室さんに出会って、歌を歌うきっかけでテレビとかメディアに出させていただいた。お返しできないままだったので、こういう形でご一緒するのは神様のお導きじゃないですけど、すごく感謝しています」と真摯に想いを紡いだ。完成披露舞台挨拶には、そのほか、ともさかりえ、渡辺直美、池田エライザ、野田美桜、田辺桃子、富田望生が出席した。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は8月31日(金)より全国東宝系にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年07月30日先日、歌手でタレントの華原朋美さん(43)がSNSアカウントをひっそり削除。事実上の引退状態か、と報じられています。華原さんといえば、今月に自身がイメージソングを歌っていた飯田ハウジングの森和彦会長(73)との逢瀬がスクープされたばかり。双方一応の恋仲は否定しましたが、世の中的には「不倫か、それともパトロンだったのか?」と意見が別れています。朋ちゃんのSNS削除はこのスクープの影響もあるのでしょう。ただ世間的には小室哲哉氏(59)と破局の過去、そしてメンタルを崩していたイメージがいまだ強いよう。今回も“また朋ちゃんが病んでしまうのでは”と心配する声が多数あがっています。もともと彼女のイメージは「不安定な女」というイメージが常にありました。休止前の彼女をみても元気そうにみえると同時に、セクシーショットやすっぴん自撮りなども豊富。「落ち着かない40代」とネガティブな印象を抱いた人も多かったと思います。ちなみにSNS削除数日前には、「そろそろ…私は私の幸せを考えたいな…華原朋美の幸せではなく…」と、周りへの感謝とあわせて投稿しています。私の幸せ一直線で生きていたように見えるのですが……いったい朋ちゃんには世界がどう見えているのか不思議でなりません。でも彼女ほど自分をアピールしていなくとも、“年齢が上がって恋愛スタイルを変えない女性”はみなさんの周りにも多いと思います。良く言えば若々しい、悪く言えば痛々しい恋愛を続ける女性。朋ちゃんはじめ、彼女たちの共通点にはどんなものがあるのでしょう。■40代になっても恋愛スタイルが変わらない20代、30代、40代。いくつになっても恋は楽しいものですし、生き生きとした人生を送るためには大切なことです。しかし恋の精神年齢も経験とともに成長させていかないと恋愛の仕方や付き合い方がまったく変わらず、結果として微笑ましさよりも痛い感じになってしまいます。20代であれば・美貌でモテる・幼さや若さをアピールにするといった、ある意味で若く幼いがゆえの特権を駆使して恋愛する人が多いでしょう。しかし40代になっても同じでは、当然難しくなります。ただ昔は自然とモテていた可愛い人ほど、これ以外のアプローチ方法がわからない。そのため同じような恋愛スタイルを続けてしまい、結果として“痛い人”になるのです。とはいえこういったテクニックは、自分よりも年上に対してであればずっと使うことができます。朋ちゃんは40代で、森さんは70代。ですから朋ちゃんは正しい相手に正しくテクニックを用いたという解釈もできるのです。■自分と他人の温度差がまったく読めない恋愛を痛いと思わせるか微笑ましいと思わせるかは、自分と他人の温度差をどれだけ度把握しているかによって変わってきます。自分が恋愛一直線のとき、周りは引いているのか応援しているのか。はたまた無関心なのかを読み取れないと「私がいいと思ったんだから、周りもいいと思っているはず」といったジャイアン的暴走につながります。朋ちゃんになぞらえると、彼女は7月15日のSNSで「そろそろ…私は私の幸せを考えたい」と発言しています。そこからも“けっこー自分本位な生き方をしている”と、他人から見られていることに気づいていない様子。実際は気遣いの塊なのかもしれませんが……。でも気遣いができて他人の目を意識している人であれば、あのような逢瀬はしないと思います。■恋愛のステージがどこまでいっても“依存”の状態年齢によって男女の付き合い方が変化するように、“恋愛”と呼ばれるものにはいくつか段階があると思います。最初は好きを利用した依存状態の恋愛。その状態を抜け出すと今度は自分の恋愛スタイルが確立され、相手に求める条件や自分のオンナとしての役割に固執する自立的な恋愛へとシフトしていきます。少なくともこの2つの段階を越えて、人は対等な恋愛へと成長していくのです。恋愛は自己肯定感とも関係している問題。年齢や数をこなせばスムーズにいい恋愛ができるようになるものではありません。先程あげた2つの共通項を成長とともに消化していければ変化があるのですが、そうでないといつまでたっても依存的な恋愛スタイルから抜け出せなくなります。朋ちゃんはいったいどんな恋愛をしていたのか。週1回の逢瀬をしていたということは、少なくとも自立した関係ではないような……。「朋ちゃんが心配だ」と、このスクープ後に各方面から心配の声が寄せられています。いつもならバッシングが起きそうなもので、かなり稀有なことです。朋ちゃんは今、「自分は大多数から責められている」と思っているかもしれません。しかし少なくとも世間一般の視聴者は「予想の範囲内」の出来事として、彼女の行動を受け止めています。これもある意味才能。いや、芸能人として最高の才能ではないですか!「元気になったら戻っておいで!」と声をかけたくなる。それこそが、朋ちゃんの底知れぬ魅力なのでした。(写真・イラスト:おおしまりえ)
2018年07月26日映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が2018年8月31日(金)より全国東宝系にて公開。篠原涼子、広瀬すずら豪華女優陣を迎え、大根仁監督が原作映画『サニー 永遠の仲間たち』を再構築する。主演は篠原涼子、高校時代を広瀬すずが演じきる主人公・奈美役には、『人魚の眠る家』『今日も嫌がらせ弁当』などの出演作が続く篠原涼子。平凡な専業主婦である・奈美が、女子高校生時代のかつての仲間、グループ「サニー」の再集結のために奮闘する。「サニー」の仲間役には、板谷由夏、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美が抜擢。20年以上の時を経て、久しぶりの親友たちとの再会がもたらすのは、それぞれが抱える問題との直面だった…。奈美の高校時代は、人気女優・広瀬すずが演じきる。映画『先生!』『ちはやふる』シリーズでフレッシュな表情を魅せた広瀬すずが、90年代の女子高生“コギャル”を熱演。また、池田エライザ、山本舞香ら若手陣が「サニー」メンバーの若き頃を担当する。安室奈美恵ら、小室哲哉プロデュース90年代J-POPが劇中楽曲にデビュー日の9月16日をもって引退を発表した安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」「Don’t wanna cry」などの小室哲哉プロデュース楽曲、JUDY AND MARYの「そばかす」、CHARAの「やさしいきもち」、そして映画サブタイトルにも使用された小沢健二の「強い気持ち・強い愛」など、90年代の日本を彩ったJ-POPを劇中楽曲として使用し、女たちの青春と再会の物語を描き出す。小室哲哉最後の映画音楽本映画のサウンドトラックを担当するのは、2018年1月に引退を表明した小室哲哉。数々の名曲を世に送り出してきた同氏最後の映画音楽となる劇伴25曲全てを完全オリジナルで制作した。また、映画の公開に先駆け、2018年8月29日(水)には25曲全てをまとめたサウンドトラックが発売される。映画と共に、最後の映画“TKサウンド”にも注目したい。『モテキ』の大根仁が人気映画を日本版に再構築原作は、カン・ヒョンチョル監督が手掛けた韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』。『モテキ』『バクマン。』など数々のヒット作を飛ばす大根仁監督が、この原作映画のファンだったことから映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』はスタートした。大根仁が監督のほか、脚本も務め、作品の舞台を日本に移し再構築している。あらすじ90年代に青春を謳歌した女子高生グループ<サニー>の6人。20年以上の時を経て、彼女たちはそれぞれ問題を抱える大人になっていた。メンバーのひとりだった専業主婦の奈美は、ある日、久しぶりにかつての親友・芹香と再会するが、彼女は末期ガンに冒されていた…。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」芹香の願いを叶えるため、止まっていた時が動き出す――【詳細】映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』公開日:2018年8月31日(金)より全国東宝系にて公開監督・脚本:大根仁音楽:小室哲哉企画・プロデュース:川村元気出演:篠原涼子、広瀬すず、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生、三浦春馬、 リリー・フランキー、板谷由夏配給:東宝■小室哲哉「SUNNY 強い気持ち・強い愛」オフィシャルサウンドトラック発売日:2018年8月29日(水)価格:2,500円+税収録楽曲:全25曲
2018年06月09日篠原涼子が主演を務める大根仁監督の最新作『SUNNY 強い気持ち・強い愛』から、この度篠原さんをはじめとした女優陣が涙を流すシーンが随所に散りばめられた、エモーショナルな予告編が公開された。本作は、『サニー 永遠の仲間たち』に心掴まれた大根監督が舞台を日本に移し、90年代の珠玉のJ-POPや流行のファッションをきらびやかに散りばめて再構築。病に侵された親友・芹香(板谷由夏)の願いを叶えるため、主人公・奈美(篠原さん)がかつての仲間“SUNNY”再集結のために奮闘する様子を描く。また、本作の音楽を担当するのは小室哲哉。自身にとって「最後の映画音楽」だと話しており、話題となっている。そんな本作から今回公開された予告編では、劇中で使用されている90年代を彩る珠玉のJ-POP11曲から2曲、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」と、サブタイトルにもなっている小沢健二の「強い気持ち・強い愛」を贅沢に使用。広瀬すずや池田エライザらが演じる、90年代のキラキラしたSUNNYたちの姿、そしてそれとは対照的な、それぞれに問題を抱える篠原さんら20年の時を経た現在のSUNNYたちが映し出され、涙を流す場面も。特報映像とはまた違った、切なさ際立つ映像になっている。なお、こちらの予告編は、6月8日(金)より全国の映画館で上映される。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は8月31日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年06月06日9月16日に引退する歌手・安室奈美恵が3日、東京ドームで最後のライブツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」の最終公演を行った。「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」最終公演を行った安室奈美恵近年最大のヒット曲「Hero」で幕を開けた最終公演。「Hide & Seek」「Do Me More」「Mint」など、ダンスナンバーが続き、キュートなピンクのワンショルダーミニワンピで披露したのは「Baby Don’t Cry」や「NEW LOOK」。そして、TBS系ドラマ『監獄のお姫さま』主題歌として話題となった「Showtime」など数々の代表曲を披露し、「SWEET 19 BLUES」「Love Story」では会場に集まった5万2,000人による大合唱となった。ライブ中盤、「TRY ME ~私を信じて~」のイントロが流れると、待ち望んだかのような歓声が上がり、続く「太陽のSEASON」や、1997年と2012年のライブ映像とシンクロするパフォーマンスを披露した「a walk in the park」、ステージの端から端まで約70mを走りきった後に即座に歌い出す「Chase the Chance」で、当時よりも研ぎ澄まされたパフォーマンスを披露。長い歴史と才能を見せつけた。「CAN YOU CELEBRATE?」では、純白のドレスで登場。静まり返ったドームに日本を代表する名曲が響いた。本編ラストに披露された「Do It For Love」では、「騒げ!東京!」と会場を盛り上げ、直後には「25 THANK YOU I(ハート)FAN」と書かれた巨大なセットがせり上がり、ファンへ感謝のメッセージを送った。アンコールでは、ワンピースの世界に安室奈美恵が紛れ込んだかのようなコラボムービーがスクリーンに映し出され、フジテレビ系アニメ『ONE PIECE』の主題歌「Hope」を歌唱。残り2曲は、彼女の最後の音楽作品となった『Finally』の最後のトラックに収録された「Finally」と、16年ぶりに再タッグを組んだ小室哲哉の楽曲提供による「How do you feel now?」で締めくくられた。最後のMCでは、「25年間を思い出」と語り、「最後は笑顔で、みんな元気でねー! バイバーイ」とステージを後にした安室。270万票以上があつまったファン投票で選ばれたナンバーと、最新曲6曲から構成される全30曲、約2時間45分はあっという間に終演した。今年2月の名古屋ドームから始まった全国5大ドームツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」は、6月のファイナル公演まで国内17公演で約75万人を動員。同時期に開催されたアジアツアー(中国、香港、台湾)を含めると約80万人を動員し、ソロアーティスト史上最多動員数となった。このプレミアチケットへの応募数は約510万という驚異的な数字に。ライブ終了後には、ラストツアーを収録したライブ映像作品(DVD/Blu-ray)の発売も発表された。
2018年06月04日本誌の直撃取材に“左耳の聴力ゼロ”という危機的状況で緊急入院していたことを明かした小室哲哉(59)。1月に“引退”を発表した小室は、マスコミの取材を受けるのは「これが本当に最後」と断りつつ、妻・KEIKO(45)との将来や日本中から声が挙がる“引退撤回”の声について率直に答えてくれた。 1月の記者会見当時、大分の実家に戻っていたKEIKOは、あの会見を見たのだろうか。 「はい。あのあと、電話で何度か話しています」 ――どんなお話をされたんでしょうか。 「簡単なコミュニケーションをとってるだけなんですよ」 ――会見では最後、“介護の大変さ”に言及されました。ご自分の体調もよくないなか、KEIKOさんとの今後についてどうお考えでしょうか。 「僕が自分勝手というのが大前提なんですけれど……。一般の方でいったら“定年”みたいな年齢で、家族や夢について、今後の道先を決めていかなければいけないんですが、どういうふうに2人でやっていけるものなのか。そして、どういう道があるのか。まだまだちゃんと決められてないんです。彼女のケアを含めて、今後どうしていくか……見守ってください」 この日、無事に退院した小室はファンからの応援の声も療養の励みになったという。本誌の直撃に短く答えて立ち去ろうとする彼に、最後の質問をぶつけた。 ――応援の声に感謝されているとのことですが、“引退”を考え直すおつもりはないでしょうか。 すると小室は記者に向かってきっぱりと言った。 「まったくありません。僕は学歴もなく、よくも悪くも自己流で音楽をやってきたんです。クラシック音楽のような作曲とかはできなくて、音楽のどこをどう切っても“小室哲哉”で。自分では最新鋭のことをやったつもりなのに、曲への評論として“小室っぽいね”と言われるのが、僕の中ではいちばんきつい。ある種、ほめていただいてはいるんですが、僕にとっては苦痛でした。それでもともと去年から身近な人たちには、音楽家としてけじめをつけて引退するということも含めて、いろいろ話していたんですよ。結果的に、(不倫疑惑報道で)自分が考えていた予定より1年ほど早くなってしまいましたが……」 騒動後、多くのメディアで論じられた“引退撤回”の可能性を、小室は少しの迷いも見せずに否定した。 本当にこのまま“私人”として表舞台から消えるつもりなのか。車に乗り込むその背中は、少しさみしそうに見えた――。
2018年05月22日「もう僕は引退した身ですから。記者会見の前から残っていた作曲のお仕事も、すべて終わりました。これから発表される楽曲はまだありますが、やり残した仕事、作らないといけない楽曲といったものは、もうゼロになりました。だから僕はもう“私人”。僕が入院していたことが変なふうに伝わるといけないので、今回だけは少しお答えしますが、今後はいっさいありません。これが本当に最後です……」 今年1月、『週刊文春』で“不倫”が報じられた小室哲哉(59)。1月19日の引退会見から4カ月が過ぎた、5月中旬のある日。都内の総合病院のエントランスに車が横付けされると、1人の男性が乗り込んだ。小室哲哉、その人だ。 最近は新曲も発表。残っていた仕事を順調にこなしていると思われた小室は、じつは5月上旬からこの病院で入院生活を送っていたのだ。車で立ち寄った都内のビルの前で記者が声をかけると、小室は冒頭のように断ったうえで、記者の質問に答えてくれた。 ――なぜ入院されていたんでしょうか? 「突発性難聴の治療です。片方の耳の聴力が聴音検査でほとんど聞き取れないくらいに悪化して。(記者会見の前より)状態は悪くなっています。音に触れないほうがいいということで急遽、入院命令が出て、2週間ほど療養していました。ちょっと情けないんですけれど」 ひとつ安心できることに、今回は耳の治療が入院の目的。体調自体も思わしくはないが、新たな病気が見つかったわけではないという。音楽家にとって耳は何よりも大事なもの。小室の聴力が“極秘入院”するほど、悪化していたとは……。 だが、直撃に答える小室の顔色は決して悪くはなかった。1月の記者会見後、小室が取材に口を開くのはこれが初めて。ならば、どうしても聞いておきたいことがある。日本中からわき起こった“応援の声”は、小室の耳にどう届いていたのか――。 「自分もいい大人ですし、(週刊文春の記事を)“ごめんね”で済ませるわけにはいかないという思いが圧倒的に強かったので、あの機会にお話させていただいたんですけれども……。僕の話したことについても、みなさんがご自分の思い出と重ね合わせて、いいほうに判断してくれたんでしょうか。温かかったと思いますし、本当に感謝しています。ありがとうございます」 そう言うと小室は笑顔を見せた――。
2018年05月22日大型連休の合間の5月2日、小室圭さん(26)は普段より30分も早い朝6時半に自宅マンションを出ようとしていた。そのすぐ後ろから姿を現したのは、小室さんの母・佳代さん(51)だった。 佳代さんは週5日ほど都内の洋菓子店でパートとして勤務しているが、最近はマスコミの取材を避けるように、タクシーを使うこともあった。しかしこの日、両手にバッグを持ちレギンスに紺のコートといういでたちの佳代さんは、変装のつもりなのかサングラスをかけていたが、堂々とした足取りが印象的だった。小室さんと警護担当の警察官に付き添われながら駅へと向かっていった。 「小室さん母子の親密さは近所でも有名ですが、昨年5月に眞子さまと小室さんのご婚約が発表されてからは、人目を気にして母子2人で外出する姿はほとんど目撃されていませんでした。この日は珍しい“母子ツーショット”を見ることができました」(皇室担当記者) 別行動を続けていた小室さん母子は、なぜ“同伴出勤”を始めたのだろうか。「実は最近になって、小室家の警備体制がかなり縮小されたのです」と語るのは宮内庁関係者。 「ご結婚が2年も延期されたことで、その間ずっと小室家に警備をつけざるをえなくなりました。毎月の警備費は500万円、はたまた700万円などと、警備の人数を数えて推計する週刊誌もあり、『国民の血税が遣われている!』といった批判的な報道が加熱しています。そうした声も無視できなくなったのか、神奈川県警は警備体制を変更しました。小室さんに付き添う警備が2人から1人に減るなど、大幅に人員が削減されたのです」 以前は佳代さんの外出時にも常に警備がついていたが、見直しが必要となり、佳代さんはタクシー出勤を始めた。 「しかし、駅まで往復2千円の出費をいつまでも続けるわけにはいきません。かといって借金トラブル報道以降は小室家への批判の声も上がっており、警備が減った状態での佳代さん1人での徒歩出勤は、小室さんにとっても、心配で仕方なかったのでしょう。そこで打開策となったのが、小室さんが佳代さんに付き添うことだったのです。警備削減に応じた苦肉の策ですが、“母子同伴出勤”は、最愛の母を守るために小室さんが下した決断だったのです」(前出・皇室担当記者) 逆風が強まるほどに、母子の絆もさらに強まっていくようだ――。
2018年05月11日小室哲哉(59)が、篠原涼子(44)主演の映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」の劇中音楽を手掛けていることが4月25日わかった。小室と篠原のタッグは「篠原涼子 with t.komuro」として94年に発表した「恋しさと せつなさと 心強さと」(94年)以来、約24年ぶり。 全24曲の劇中音楽を手掛けたという小室。90年代をテーマにした同作では安室奈美恵(40)の「SWEET 19 BLUES」を筆頭に、小室のプロデュースした楽曲が5曲使用されている。 今年1月に引退を表明した小室は「最後の僕の映画音楽になります」とし、こう語っていた。 「1本の映画で自分の音をこれほどまで多く耳にすることは中々ないだろうなと思うと同時に、締め切り間近になればなるほど最後の仕事で『映画音楽とは』を教えてもらった気がします」 また篠原について「最初に見かけたのは16歳ぐらいの頃だった」とし、「みんな輝いてくれて、良かったなあと心から思っています」と自作に協力した面々の活躍ぶりを喜んだ。 小室は撮影現場にも出向いており、篠原と再会。篠原は「お互いあの頃から風貌は変わったけど、中身は変わってないねって。変わらない小室さんとまたご一緒できて、すごくうれしいです」とコメントしている。 2人の再タッグにTwitterでは≪小室哲哉さんと、篠原涼子さんのタッグこれは楽しみだな≫≪対談組んだりできないのかなー?≫といった歓喜の声が上がっている。 小室は劇中の24曲を1年がかりで制作したという。創作意欲の衰えない小室に、改めて引退を引き留める声も。 ≪引退を撤回しても、誰も文句は言わないと思うよ≫≪このまま現役復帰すればいい≫≪需要があるんだし、いいんじゃないかなあ≫ 引退時期が曖昧な小室だが、ファンの声は届くだろうか?
2018年04月25日韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を、大根仁監督が舞台を日本に移し、90年代の珠玉のJ-POPや流行のファッションをきらびやかに散りばめて再構築した篠原涼子主演映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。この度、本作の音楽を小室哲哉が担当することが決定し、大根監督が起用した超豪華な劇中使用曲も明らかになった。主人公・奈美たちが青春時代を過ごした90年代。当時、ミュージックシーンの先頭を走り続けていた小室さん。そんな彼が今回、本作のために劇伴24曲を完全オリジナルで制作!篠原さんとは、1994年に「篠原涼子 with t.komuro」としてリリースしたシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」が大ヒット、まさにあの時代を駆け抜けた2人が約20年の時を経て、主演女優&音楽担当として再タッグが実現した。小室さんは、「僕は音楽全般を担当させて頂きましたが、最後の僕の映画音楽になります。1本の映画で自分の音をこれほどまで多く耳にする事は中々無いだろうなと思うと同時に、締め切り間近になればなるほど最後の仕事で『映画音楽とは』を教えてもらった気がします」とコメントしている。また、大根監督が起用した劇中使用曲には、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」や「Don’t wanna cry」をはじめとする5曲の小室哲哉プロデュース楽曲、本作のサブタイトルにもなっている小沢健二の「強い気持ち・強い愛」や「PUFFY」の「これが私の生きる道」など、90年代を彩る珠玉のJ-POP合計11曲が決定。劇中使用曲のCD売上累計枚数は1000万枚超えと、いまもなおカラオケなどで歌い継がれている名曲の数々だ。主演の篠原さんは、90年代をふり返り「当時は本当に忙しくて、あまり記憶が無いんですが(笑)、映画を見て音楽を聞いた瞬間、当時のことがバーっと蘇ってきて、曲の力って本当に凄いと改めて感じました。劇中に出てくる音楽は、どれも色あせない曲ばかりです。特にTRFさんは同じ小室ファミリーだったので、曲を聞くと『一緒に音楽番組出ていたなぁ~』なんてことも思い出しちゃいました(笑)」と語る。また撮影現場には小室さんも訪れたそうで、「お互いあの頃から風貌は変わったけど、中身は変わってないねって(笑)。変わらない小室さんとまたご一緒できて、すごく嬉しいです」と話し、小室さんが手掛ける劇判については「この映画に大きな力を注いでくださっていて、音楽に引きこまれる瞬間が沢山ありました。芝居だけでは伝わらないところを、小室さんの音楽に助けてもらっています」「いままでの小室さんのテイストとは少し変わって、大人っぽくて優しい雰囲気が出ていると感じます。この映画で、新しい小室サウンドが聞けると思います!」と明かしている。そして、本編映像を初めて使用した特報映像も到着。「SWEET 19 BLUES」「強い気持ち・強い愛」が使用された本映像では、篠原さん演じる主人公・奈美、広瀬すず演じる高校生時代の奈美らの姿が映し出される。さらにラストでは、篠原さんがコギャルコスプレで「Don’t wanna cry」を熱唱するシーンも登場している。<劇中使用楽曲一覧※順不同>「SWEET 19 BLUES」/安室奈美恵「Don’t wanna cry」/安室奈美恵「強い気持ち・強い愛」/小沢健二「LA・LA・LA LOVE SONG」/久保田利伸「CANDY GIRL」/hitomi「そばかす」/「JUDY AND MARY」「EZ DO DANCE」/「TRF」「survival dAnce ~no no cry more~」/「trf」「やさしい気持ち」/Chara「これが私の生きる道」/「PUFFY」「ぼくたちの失敗」/森田童子『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は8月31日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年04月25日「小室さんが、KEIKOさんとの夫婦生活を“再スタート”させるため、引っ越し準備を進めているそうです。不倫騒動後もKEIKOさんはずっと大分の実家で生活していますが、新居の準備が整い次第、小室さんは彼女を大分まで迎えに行くつもりでしょう」(音楽関係者) 1月19日の会見で“引退宣言”をした小室哲哉(59)。その直後、小室はある仕事だけひっそりとキャンセルしていた。 「1月28日に大分県で開かれた『エンジン01文化戦略会議』というイベントです。主催団体の会員である小室さんは今回、クロージング・コンサートに出演予定でした。当然、引退発表前から決まっていた仕事です。しかし突然、キャンセルになりました。KEIKOさんの実家がある大分に仕事で行けば、騒動の説明をしにKEIKOさんが滞在している実家まで出向かざるをえない。本来ならこのとき、小室さんはKEIKOさんを大分から東京に連れて帰る予定でしたが、その決心がつかずに仕事もキャンセルしたようです」(前出・音楽関係者) 不倫報道から2カ月、いまも実家にいるKEIKOには母親が付きっきりだという。小室の新居への引っ越しは、その義母から小室への“お願い”でもあった。 「小室さんと何度か電話で話した義母は、不倫疑惑については問い詰めなかったそうです。逆に、仕事をしながら献身的に娘の面倒を見てくれた彼に感謝しました。ただひとつだけ小室さんにお願いしたのが、不倫相手とされた女性の出入りもあったマンションからの“引っ越し”。娘と心機一転、夫婦として再出発してほしいという母心からでしょう」(前出・音楽関係者) 小室の現在の自宅は、家賃100万円超の豪華マンションだ。 「小室さんは今後、編曲などの裏方に回り、立場はレコード会社の“社員”ということになります。自分の名前を出しての仕事から引退する以上、収入も今までどおりとはいきません。新居も2人での生活に合ったサイズになるそうです」(事務所関係者) 春到来と同時に、試練を乗り越えた小室夫妻は再出発を期して新生活をスタートする――。
2018年03月27日小室圭さんの母・佳代さん(51)、小泉今日子(52)、斉藤由貴(51)……、昨年から今年にかけてニュースの中心となった女性たちだ。 この女性たちの共通点は1966年、60年に一度の“丙午(ひのえうま)”に生まれているということ。昔は「丙午年に生まれの女性は気性が激しく、夫の命を縮める」という迷信もあった。 “ひのえウーマン”の性格について、占術家、エミール・シェラザードさんに聞いた。 「甲・乙・丙……の十干と、子・丑・寅……の十二支を組み合わせると60種類になります。そのなかで最も激しい組み合わせが丙午なのです。この年に生まれた女性はエネルギーにあふれています。丙午の女性たちは、外見も華やかですが、心の中にも燃えたぎるものを持っているのです。言い伝えでは、恋人に会いたい一心で、自宅に放火し死刑になった八百屋お七も丙午生まれだったそうです」 小室佳代さんは昨年12月に、元婚約者の男性との金銭トラブルが浮上し、いまもその行方が注目されている。 「元婚約者男性は複数の週刊誌に対して、小室家の内部事情を暴露し続けています。眞子さまのお母さまである紀子さま(51)は、佳代さんがそういった男性と交際をしていたこと自体も問題視し、結婚に対して難色を示されるようになったそうです」(宮内庁関係者) 実は紀子さまも’66年9月生まれ。 「残念ながら、丙午生まれ同士の相性は、かなり悪いのです。それでも異性であれば緩和されるのですが、女性同士となると衝突は宿命ともいえます。不仲説の根強い鈴木保奈美さん(51)と安田成美さん(51)も丙午生まれですね」(前出・エミールさん) ’66年12月生まれの女優・伊藤かずえ(51)は本誌にこんなコメントを寄せてくれた。 「子供のころから、60年に一度の珍しい年に生まれたと聞かされていました。この年は出生数が少ないようですが、むしろ高校受験のときにはほかの学年より人数が少ないぶん『受かりやすくてラッキー!』なんて思っていました。私自身、6歳のころに憧れた俳優という仕事をほとんど休むことなく続けているので、自分で決めた道を突き進む性格は丙午の特徴なのかもしれませんね」 ’66年生まれの出生数は、前年と比べて25パーセント少なかった。’65年12月生まれで、自分と年齢が近い“ひのえウーマン”たちに注目し続けてきた元衆議院議員でジャーナリストの井戸まさえさん(52)は言う。 「’66年の出生数が少ないのは、悪い迷信による被害を子供たちが受けないように、女性たちが産むことを避けたのかもしれません。しかし逆に言えば、そういった迷信にとらわれない親のもとに生まれたのが“ひのえウーマン”です。合理的な親の教育を受けたことが、彼女たちが既成の価値観にとらわれない生き方をしていることの一因なのでしょう」 今後も、“ひのえウーマン”たちから目が離せない!
2018年03月15日元SMAPの香取慎吾(41)が2月25日、自身のInstagramを更新。東スポ映画大賞とエンターテイメント賞の授賞式に参加したことを報告した。 香取は「東スポ映画大賞とエンターテインメント賞の授賞式に行きました。エンターテインメント賞の話題賞を.たけしさんに頂きました」とというコメントとともにトロフィーを手にしている写真など2枚を投稿。 この日香取は、タレントのビートたけし(71)が審査委員長を務める「第27回東京スポーツ映画大賞」の授賞式に参加。 元SMAPの稲垣吾郎(44)、草なぎ剛(43)とともに、「ビートたけしのエンターテインメント賞」で「話題賞」を受賞。3人を代表して香取が出席した。 「東京スポーツ映画大賞」は1992年に発足した東京スポーツ新聞社主催の映画賞で、日本全国10以上の映画祭がノミネート審査に参加し、その結果を踏まえて、たけしが最終選考を行う。また第10回より「ビートたけしのエンターテインメント賞」が併設され、幅広い分野を選考対象とし表彰している。 今回は27回目の開催となり、作品賞を「アウトレイジ 最終章」、主演男優賞を西田敏行、塩見三省、主演女優賞を長澤まさみ、助演女優賞を広瀬すず、斉藤由貴が受賞。 また、たけしが選ぶエンターテインメント賞には、香取、稲垣、草なぎのほか、ブルゾンちえみ、小室哲哉ら2017年の“顔”が選ばれた。
2018年02月26日TM NETWORKの木根尚登(60)が、ミュージカル「新☆雪のプリンセス」に出演。同作の公開ゲネプロが東京都で2月21日に行われ、木根は囲み取材にも出席した。 木根は同ユニットのメンバーである、小室哲哉(59)の引退表明について初めて口を開いた。 「中でもいろいろ話したけど、ちょっとそっとしてあげたい。この先のことはゆっくり考えようという話になってるので…」 報道陣から質問を受け、こう答えた木根。“引退”を知ったタイミングは「皆さんとそんなに変わらない」と語った。さらに木根は、小室を同作に招待しようと試みたことも告白。しかし「SNSをやめちゃったみたいで、連絡を取れなくなって…」と漏らした。 木根も言うように、小室のTwitterアカウントは20日に消えた。アクセスすると「このページは存在しません」と表示される状態だ。消滅の理由は不明だが、「ついに引退の準備か……」との声も広がっている。だが木根は、これからも小室を応援することを約束した。 「今ある仕事も一生懸命、頑張ってやってますので、それをしっかりと受け止めて見守ってあげたい」 小室のTwitterアカウントは消滅したものの、Instagramはまだ残されている。ファンからは声援と共に存続を望む声も殺到しているが、果たして——。
2018年02月21日AKB48や乃木坂46などトップアイドルのプロデュースを手掛ける秋元康さんが、新たな大型アイドルグループを誕生させるべく、昨年8月にスタートした今もっとも熱いオーディション番組『ラストアイドル』。白熱のアイドルプロデュース合戦。秋元康、小室哲哉らがガチ対決!プロアマ不問、兼任可能という前代未聞の応募条件や、毎週のように参加する少女たちが号泣する、シビアなメンバー入れ替えバトルが話題のオーディション番組『ラストアイドル』。昨年末には5つのユニットが結成され、シーズン1が幕を閉じた。そして‘18年の幕開けとともに開始したシーズン2は、セカンドシングルをかけたユニット対抗戦。驚きなのが、各ユニットのプロデューサーに秋元康さん、織田哲郎さん、小室哲哉さん、指原莉乃さん、つんく♂さんという錚々たる面々が就任し、メンバーとタッグを組んでバトルを繰り広げているところ。そんな今シーズンの見どころを、番組プロデューサーの林雄一郎さんに伺った。「今までのオーディション番組は勝者にスポットが当たることが多かったと思いますが、『ラストアイドル』は敗者の涙がとにかく美しい。敗者のためのオーディション番組と言っても過言ではないですね」出演するメンバーたちの特徴は?「とにかく頑張り屋さんが多い。みんな人生をかけてやっているので、スタジオに入るのが怖いと言う子も多いんですが、勇気を振り絞ってステージに立っている。この番組は大勢の女の子たちの人生を扱っているので制作陣も命がけです。私自身も毎日、アイドルって何なんだろう?とよく考えさせられています。可愛いだけでも、歌が上手なだけでも勝ち残れない。何が一番大事な要素か、いまだに答えはわからないですね」では、シーズン2から始まった、ユニット対抗戦の見どころは?「5人のプロデューサーの方々が、それぞれ違ったアイドル像で戦っているのが面白いですね。プロデュースの手法も全く違います。つんく♂さんは姪っ子みたいな元気な子をイメージして、細かく声をかけたり気持ちの面でもメンバーを気遣い、小室さんはセレブな女子高生をコンセプトに最先端の楽曲で。指原さんはとにかくアイドルは可愛く!というイメージで、女性ならではの視点でアドバイス。織田さんは本当にロックでカッコいい感じです。秋元さんはアイドルのことを知り尽くしているので様々なアイデアを出されており、さすがと感じます。皆さん、バトル直前まで歌詞を書き換えたり、振り付けを全部やり直しにしたりと細かいところまでこだわりがすごい。音楽シーンを引っ張ってきた才能を持つプロデューサーたちが本気になって戦う姿は必見です」アンアン読者に向けてひとこと!「日本の音楽業界を代表する5人のプロデューサーたちそれぞれの個性はもちろん、何より与えられた状況で、全人生をかけて頑張る女の子たちが見られる番組。日々の忙しい生活の中で、一生懸命になる大事さを感じていただけたら嬉しいです」超豪華プロデューサー陣による、前代未聞のアイドルバトル!【ラストアイドル】Produced by 小室哲哉「才能あるアーティストの方々を手掛けてきた小室さんが、初めてのアイドルプロデュースで、“普通の少女”をどう育てるか、楽しみにしてほしいです」【Good Tears】Produced by 織田哲郎「織田さんのイメージはロック×クール×アイドル。相川七瀬さんのようなロックな女性を彷彿とさせながら、新しいアイドル像を切り開いています!」【Someday Somewhere】Produced by 指原莉乃「つんく♂さんと秋元さんが大好きな指原さんからは、その2人のDNAのせめぎ合いを感じます。現役のアイドルだからこそ書ける歌詞にも注目です」【Love Cocchi】Produced by つんく♂「アイドルプロデュースのプロだけあり、髪型や服装などビジュアルのこだわりも細かい。健康的なイメージで、姪っ子のようなスタイルに仕上げています」【シュークリームロケッツ】Produced by 秋元 康「秋元さん曰く“引っ掻き回す役”。アイドルを可愛く見せ、人の記憶に残すためのアイデアには、こういう方法があるのか!といつも驚かされます」『ラストアイドルseason2』秋元康、織田哲郎、小室哲哉、指原莉乃、つんく♂の5人がアイドルグループのプロデューサーとなり、シングル表題曲の歌唱権をかけた壮絶なバトルを展開!テレビ朝日系列にて毎週土曜24:05~24:30放送中。※『anan』2018年2月21日号より。取材、文・白武ときお(by anan編集部)
2018年02月20日「俺は“小室ファミリー”なんかな?小室さんプロデュースの初めての男性やったから、そういう意味では目立った部分もあったんかな。引退については、まだ、ちょっとどういう状況なのかわからないからね」 こう語るのは、浜田雅功(54)。実は浜ちゃん、23年前に本誌でエッセイ連載を持っていて、エッセイをまとめた著書『読め!』(現在は品切れ重版予定なし)は120万部のベストセラーになった。語られていたのは、自らの歌手デビューをプロデュースした小室哲哉について、ドラマ共演した木村拓哉について等々。 今回、8年ぶりに復活した『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系・日曜19時~)にのっかって(笑)、浜ちゃんに『読め!』1回限りの復活を提案、実現した。連載当時のことも思い出しながら、浜ちゃんが語る最近のあれこれ。 23年前の本誌連載第1回は小室哲哉さんの話題。最近話題の小室さんに“小室ファミリー”浜ちゃんが思うこと。 「『WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント』は、いま聴いても、ええ歌なんですが(笑)、あのころは、ええ歌やとは思ってなかったんです。レコーディング前に『これ覚えといて』って渡された仮歌がヤバかった。小室さんが歌うとったんやけど、なんじゃこの歌、絶対売れへんやん、って。ハハハハハ。でも何回も聴くと歌詞をちゃんと考えてるなっていうのがあって。ええ歌やったんやな、ってね。レコーディングのときは申し訳なかった。ボク、2回しか歌ってないんです。『小室さん、これ、何回歌っても一緒でっせ』って。ハハハハハ。ほんまにね、すんませんでした。時代ですよ」 連載当時、ドラマ『人生は上々だ』が放映。共演の木村拓哉について語っている回もあった。 「当時、まだ『人生は上々だ』の撮影が始まって1~2週間しかたってないころ。撮休があって、家族で出かけてたんやけど。帰宅したら家のガレージの前に車がドンって感じで止まってて、入れなくなってた。誰の車や!って思ったら、拓哉がバーッと窓を開けて『遅いよ』って。『約束してへんわ!』って(笑)。 勝手に家に遊びに来たんやけど、『来たんやったら入れや』って茶飲んで。ゴルフの話になって、拓哉がまだやったことない、って言うから『じゃあ、今から行こう』って近所の打ちっぱなしに連れていって、『打て』ってやらしたんは覚えていますね。あいつはそこからハマってずっとゴルフやってる。何回か一緒にゴルフ場にも行ったな。 最近は、ドラマやってるでしょ。『面白かったよ、最後まで頑張りや』ってLINEしたら、アイツの顔のスタンプで『ありがとうございます』って。ハハハハハ。今でもそういうやり取りはちょくちょくしてます。 拓哉は、俺らや気心の知れたスタッフとかといるときは、普通のいい兄ちゃんみたいな感じ。だけど、一人でもファンみたいな人とか、知らん人が入ってくると、キリッとして『キムタク』の顔になる。瞬間にギュッと変わるんですよ。『やめ、やめその顔!』とか『その顔すな!』とかよう言うてましたね。ハハハハハ。やっぱりさすがです。それはもう木村拓哉ですよ。再共演?そればっかりはタイミングですけどね」
2018年02月18日私たちは不倫という他人の問題にどう反応すべきか、今まさに問われている。 女優の小泉今日子さん(52)が先日、36年所属した事務所から独立。あわせて俳優の豊原功補さん(52)と公私にわたってパートナー関係にあることを公表しました。しかし豊原さんには別居中の妻子がおり、キョンキョンは不倫関係をみずから“けじめ”の意味で、発表したことになります。 今回の公表には「キョンキョンらしい!カッコイイ」との声が多いものの、「公表することで豊原さんの妻子を間接的に追いやっている」とも言われています。前代未聞の発表にみんながみんな、どう解釈していいか混乱しているようです。 不倫ニュースは音楽プロデューサーの小室哲哉さん(59)の一件から、どうあるべきか転換期にきています。芸能人といえども、色恋沙汰で社会的な制裁を受けすぎるのはどうなのか。その是非が問われているのです。小泉さんは文書で「全てをこの身で受け止める覚悟」と決意を固めていましたが、公表のタイミングは絶妙だったといえます。 隠すくらいなら公表して損害や社会的責任を負うというのは、たしかに弁明するよりも潔いとは思います。ただ、カッコイイと言ってよいのでしょうか。なぜなら2人はそれぞれの関係性について明言したものの、“今後の希望”は明言を避けているから。希望とは具体的にいえば今の関係を続けるか、離婚して一緒になるつもりなのかというスタンスです。 もちろん相手の主張と都合もあるので、希望どおり進む話ではないでしょう。しかし今現在どうなっているのかがうやむやのまま「付き合っています、責任は負います」とだけ発言するのは、発言力と決断力のある人が得をしてしまう気がしてならないのです。 もしこの「離婚もしないけど別れもしない」という“公認二股カップル”が認められたら、私たちはもう少し楽になれるのでしょうか。不倫問題を考えるうえで思うのですが、日本人はもしかしたら結婚に多くを求めすぎなのかもしれません。 恋愛関係、子育てのパートナー、心の支え、そして介護の相手。昔は“家を守る”という使命のもと、すべてを夫婦で支え合ってきました。ただ最近だとそうしたものをどんどんプロへ委託し、負担を分散させるという流れができています。だったら支え合うパートナーも、本当はそのときどきで別であったほうが健全なのかもしれません。 豊原さんが今後も今の関係を続けるなら、「都合がよいなあ」と思います。しかし公私にわたるパートナーの小泉さんも母であり妻である奥様も、どちらも完全には失いたくない。そんな発想は許したくないけれど、時代の考え方としては至極当然なリアクションなのかもしれません。 今回の報道を受けて、まずは豊原さん夫婦がどう決断していくのか。そして、社会が小泉さんの決断を受け入れていくのか。この不倫問題には今の社会が抱えるさまざまな複雑さが、隠されているのかもしれません。
2018年02月13日「小室さんは『不眠症のようで眠れないんだ……』と漏らしていたそうです。顔もかなりやつれていて、まわりが見ていられないような状態だったと聞きました」(音楽関係者) 涙の引退会見からちょうど1週間後の1月26日、小室哲哉(59)の姿はビルボードライブ東京にあった。この日、彼は浅倉大介(50)と結成したユニット『PANDORA』のライブイベントを行っていたのだ。ライブ終了後、車へ乗って向かった先は都内のマンション。待っていたのはTM NETWORK(以下、TMN)の宇都宮隆(60)と木根尚登(60)だった。 「小室さんはTMNの2人と会合をしていたんです。今年は“TMN結成35周年”の記念イヤー。実は、小室さんは年内のライブを計画していました。しかし週刊文春で不倫疑惑が報じられ、引退することに。だから2人と会って今後を話し合うことになりましたが、なかなか都合が合いませんでした。でも、彼らも小室さんのことがよほど心配だったのでしょう。急きょ集まってくれたようです」(前出・音楽関係者) 小室の苦悩を癒してくれた“盟友”たち。時計の針は、午前0時をまわっていた――。 小室が宇都宮や木根とTMNを結成したのは、83年。84年に『金曜日のライオン』でデビューすると、87年には『GET WILD』でオリコンTOP10入りを果たした。94年には突然の活動休止を宣言したが、97年に再結成。15年、充電期間に突入するまで活動してきた。 昨年4月には『GET WILD SONG MAFIA』を発売。活動再開にも期待の声が高まっていた。実際、小室はひそかに“TMN活動再開”へむけて準備を進めていたのだという。 「引退前から小室さんは作曲活動がうまくいかず、スランプに陥っていたそうです。しかしTMN活動再開の約束をしたことで、スイッチが入ったのでしょう。一時は周囲にも『今、曲を作りたくて仕方がない』と元気に語っていたんです」(芸能関係者) そんななかでの突然の引退。小室の傷心は、ことのほか大きかった。冒頭の極秘会談でも、小室は2人に“悲痛の今”を訴えていた。 「この日の小室さんは『最近、仕事がうまくいかなかった』と悩みを告白したそうです。そして『こんな精神状態では、復活ライブなんてもうできない』と“弱音”も漏らしていたそうです。そんな彼を、2人が必死に励ましていました。会談は当初1時間ほどの予定でしたが、気づけば時刻は午前3時になっていました」(前出・音楽関係者) 一足先にマンションから出てきたのは宇都宮。次に、少ししてから木根が帰っていった。その直後、小室が出てくる。そして車に乗り込むと、名残り惜しそうに帰路についた。 「結局、この日は最終決断に至りませんでした。最後は小室さんの悩み相談みたいになっていたらしく、彼は音楽活動やプライベートの本音を語っていたといいます。ただ、小室さんは帰るときもまだ話したがっていたそうです。それは、彼の中でまだ“音楽への思い”が消えていないということ。復活の望みは消えていないはずです」(前出・音楽関係者)
2018年02月06日18日発売の週刊誌『週刊文春』で看護師との不倫疑惑が報じられ、翌日に都内で会見を開いて電撃引退を発表した音楽プロデューサー・小室哲哉(59)。突然の引退を惜しむ声が業界内外で数多く上がり、音楽配信サービス・Spotifyにもその反響が現れている。小室哲哉Spotifyでは、小室が手掛けた楽曲をまとめた公式プレイリスト「TK Works」を公開。「Get Wild」「恋しさと せつなさと 心強さと」「Feel Like dance」「My Revolution」など60曲(約5時間)で構成されている。同社担当者によると、これらの楽曲は「様々な視聴データを加味しながらも、小室さんのプロデュース作品をできるだけ幅広く、どの年代のものも網羅できるよう選曲」。プレイリスト全体のフローも重視し、公開後も再生回数やスキップレートなどをふまえて継続的に微調整しているという。プロデュース作品などを包括的に紹介する「ワークス」のプレイリストは今回が初めて。同種の比較データはないが、公開後のフォロワーの増加は非常に早く、34~35歳の男女に多く聴かれているという。公開から約1週間を経ても人気は衰えず、アメリカ、イギリス、台湾でも徐々にリスナーが増えている。ちなみに、引退発表後に再生数が特に伸びている曲は、TM NETWORK「Get Wild」、篠原涼子「恋しさと せつなさと 心強さと」、渡辺美里「My Revolution」の3曲だという。
2018年01月31日音楽プロデューサーの小室哲哉さん(59)が看護師女性と不倫関係にあると、週刊文春が報じました。 小室さんは2011年にクモ膜下出血で倒れたKEIKOさんの介護をしながら、活動を続けていました。しかし今回の報道をキッカケに「自発的な音楽活動を引退する」と会見で話し、世間に衝撃を与えました。 不倫は夫婦関係においては避けるべきことです。しかしこのニュースは小室さんという存在が成し遂げたことの大きさと、会見で語られた背景が複雑であったことから、週刊誌側を避難する声が集まりました。 「週刊誌は何様だ」「小室哲哉は引退するほどだったのか?」など、さまざまな批判が飛び交った今回の報道。不倫というただの男女関係問題がここまで発展したのは、日本の不倫報道を見直す1つのキッカケになるのかもしれません。 ■不倫はダメというけれど、不倫がバランスを取る関係もある 今回の報道を受け、小室さんは会見で不倫関係を否定しています。 ただいずれにせよこの報道自体を聞いた際、個人的に「触れてはいけないタイプの不倫だ」と思いました。それは夫婦関係が特殊な場合、不倫することでバランスを取っている家族が往々にしてあるからです。 「特殊」というのは職業や立場、病気や介護など生活環境に、一般のそれとは異なった状況がある場合です。 近年では乙武洋匡さん(41)の不倫報道も、後味の悪さが残ったのを覚えています。内容はセンセーショナルでしたが、彼にも特殊な事情があることはわかっていたからです。 こんなコトを書くと“不倫を肯定している”とも聞こえるかもしれませんが、そうではありません。ただ世の中の不倫には“ただのあやまち”としての不倫と、そうではない不倫があるような気もします。もちろんどちらも発覚したからといって、当事者以外が批判する権利はないのですが……。 ■不倫報道“炎上”の背景にあるものとは…… 今回の不倫報道から引退会見までを見ていて、多くの人が「週刊誌に殺された」「日本の財産を失った」と感じているようです。 会見での小室さんのつらそうな現状を聞いていて、どちらかと言えば「糸が切れた」という印象を受けました。ずっと生みの苦しみと向き合い続け、介護も自身の体調不良ものしかかっていた。そこに不倫報道というものが乗っかったのではないでしょうか。 その真相は、小室さん自身にしかわかりえないこと。いずれ彼の口からその真相が語られる日がくることを、願うばかりです。 ただひとつ、今回の件で違和感を抱いたことがあります。それは不倫報道が出た際、「記者は死ね!」などの極端なコメントを残す人についてです。 小室さんの引退報道を受け、ネットではあまりに過剰な攻撃をしている人たちが見受けられます。しかし彼らは本当にここ数年、小室哲哉さんの作品を耳にしていたのでしょうか。 もちろん、引退自体は残念ではあります。ただ今回のような報道にのっかって安易に正義感をふりかざすことが歓迎される世の中も、逆に過剰な空気を生み出す気がして心配になってしまうのです。 まずは小室さんに、たくさんの作品をありがとうございますと言いたいです。そして体調が良くなり、再び作曲したくなる日がくることを楽しみにしています。
2018年01月25日