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詳細ページ : 株式会社すばる舎(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:徳留慶太郎)は小宮山利恵子氏×松下雅征先生対談“無料”オンラインイベント を3月30日(木)10時30分より開催します。”志望校が決まらない……。 将来のやりたいことが見つからない……。” 高校や大学選び、就活や仕事選び……進路を決めるあらゆる場面で、選択肢が増え続ける現代。インターネットの普及により、さまざまな情報を入手できるようになった一方で、目の前に選択肢が増えるほど、何をもとに選べばいいのか悩んでしまうもの。【講演内容】「これからの進路選びには、一つひとつの学校や仕事に関する情報だけではなく、自分にあった進路を選べる『考え⽅』が必要」と、ゼロから起業を学びながら高校卒業できる通信制オンラインスクール「サイル学院高等部」の創立者である松下氏は言います。松下氏が2月に刊行した書籍『13歳からの進路相談』は、子どもから大人まで読みやすい、ストーリー形式で話題を展開。マンガや図解を多用しながら、後悔しない進路を選ぶうえで必要な「考え方」がわかります。一方、考え方を知っているだけでは、なかなか日々の行動は変えられません。いま社会の第一線で活躍している大人たちにも、同じように進路に迷った日々があったはず。彼らはどんな学生時代を過ごし、どのように進路を選択して、今に至っているのか。彼らが持つ十人十色のヒストリーも知ることで、進路選びの考え方は届き、行動も変わるはず。そこで今回のセミナーでは、各界で活躍する方々の中から、株式会社リクルートスタディサプリ教育AI研究所 所長 小宮山 利恵子氏をお招きし、対談形式で実施します。お二人には「もし私が、13歳なら」というテーマで、これからの進路選びについてお話しいただきます。中学生・高校生を指導する先生方、中学生・高校生をお持ちの保護者の皆さまを始め、自他のキャリアに悩む多くの方にご参加いただけると幸いです。*セミナーではQ&Aコーナーを設ける予定です。質問は事前にも受け付けています(すべての質問への回答は難しい旨、ご了承ください)。【本イベント(勉強会)におすすめの人】学校選びに悩む中高生・保護者の方仕事選びに悩む大学生・社会人の方中学生・高校生を指導する先生方・・・など【概要】・日時:2023年3月30日(木)10:30~12:00(受付開始時間10:15~)・参加条件:無料・参加特典:お申込みいただいた方に本イベントの動画URLをお送りいたします。・開催形態:オンライン配信(ZOOM)・申込方法URL: より申し込み可能・主催:すばる舎【出演者プロフィール】◆小宮山 利恵子(コミヤマリエコ)【株式会社リクルートスタディサプリ教育AI研究所所長】早稲田大学大学院修了。米国 国務省IVLP、East West Center APLP修了。衆議院、ベネッセ等を経て現職。 東工大リーダーシップ教育院アドバイザー、麗澤大学客員教授等を 兼務。テクノロジー、AIと教育、 五感を活かした教育の領域を中心に国内外問わず幅広く活動◆松下 雅征(マツシタマサユキ)【サイル学院高等部 学院長】早稲田大学政治経済学部卒業。やりたいことではなく偏差値で進路を選び後悔した経験から、在学中に受験相談サービスを立ち上げ。中高生からの相談数は7万件以上。卒業後は教育系上場企業とコンサルティング会社の才流で勤務。2022年、株式会社サイルビジネス学院を設立し、代表取締役に就任。一人ひとりが自分にあった進路を選べる社会を目指して、通信制オンラインスクール「サイル学院高等部」を創立。著書「マンガと図解でわかる!13歳からの進路相談」(すばる舎)。1児の父。詳細ページ : 小宮山利恵子氏に聞く!自分にあった進路の見つけ方【13歳からの進路相談刊行特別イベント】 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月06日ホフディラン・小宮山 雄飛ミュージシャン/渋谷区観光大使1996年ホフディランのVo&Keyとしてデビュー。 食通としても知られ、“音楽界のグルメ番長”の異名を持つ。2022年より渋谷区のCEO(Chief Eat Officer)に就任。星付き店監修や洋食の名店まで全20種の中からセレクト!「ヒトサラ CHEF’S MALL」で取り扱っているカレー全20種(2022年9月現在)「ヒトサラCHEF’S MALL」の人気ランキング上位を占める名店のカレー。どれを選べばいいのかわからない、という声にお応えするべく、音楽界のグルメ番長の異名を持ち、中でもカレー好きとして知られるホフディラン・小宮山雄飛さんに、カレー全20商品をすべてご試食いただき、“小宮山推しカレー”を5つ選んでいただきました。さっそく選ばれた5つを発表します!スパイスの使い方やご飯との相性、肉の柔らかさや旨味、価格からうかがえるコストパフォーマンス……と、さまざまな角度で審査する小宮山さん小宮山さんの“推しカレー”【モルソー】秋元さくら監修『国産牛すじ赤ワイン煮込みカレー』【銀座朔月】『山形牛のレトルトカレー』【東大阪 八戒】『中華あいがけスパイスカリィ』【キッチンミルポワ】『黒毛和牛すじ煮込みのカレー』【東京美食Labo】『特選松阪牛カレー辛口【紅】』【モルソー】秋元さくら監修『牛すじ赤ワイン煮込みカレー』「ワインで煮込まれているので、ワインの風味がきいています。お米もいいですが、ワインと合わせて食べるのもおすすめです」【銀座朔月】『山形牛のレトルトカレー』(カレー+つや姫レトルトご飯付き)銀座にある和食鉄板焼きの店【銀座朔月】が、山形県産の食材にこだわってつくったカレー。お肉は実際にお店で使われている山形牛の切り落としをたっぷり贅沢に使っています。カレールーのほか、「山形県産つや姫」のレトルトパックをセットにして販売。「セット販売しているだけあって、つや姫のモチモチした食感とカレーの相性が抜群。ぜひ一緒に楽しんでみてください」【東大阪 八戒】『中華あいがけスパイスカリィ』東大阪にある大衆中華料理店のスパイスカレー。スープベースに数種類のカレー粉や香辛料を加えたスパイシーな「麻婆キーマカリィ」と、花椒と豆板醤のコク深いスパイシーな仕上がりの「中華チキンカリィ」のあいがけスタイル。アレンジで豆腐を入れ、パクチーなど野菜を添えるのもおすすめ。「1箱に2つの味が入っているのはとてもお得ですね。麻婆には豆腐を入れるなどアレンジをきかせて食べるのもおすすめです」【キッチンミルポワ】『黒毛和牛すじ煮込みのカレー』人気洋食店【キッチンミルポワ】で、お客様のリクエストによって誕生したカレー。旨味を閉じ込めるため表面をしっかりと焼き、とろとろになるまで煮込んだ牛すじの旨味がしっかりと溶け込んでいます。具材の野菜はシンプルに玉ねぎのみ。そこに数種類のスパイスと自慢のデミグラスソースを加えて仕上げています。「国産和牛の牛すじがとろとろでとにかくおいしい!どこか焼肉っぽいうまさも感じられます」【東京美食Labo】『特選松阪牛カレー辛口【紅】』凝縮された松阪牛の旨味がたっぷりと詰まった『特選松阪牛カレー』。プレーンの「白」とスパイシーに仕上げた大人の辛口「紅」がセットになったお得なカレー。肉の旨味と、赤身に繊細に溶け込んだ霜降りの脂の甘み、多様なスパイスの辛さのハーモニーが堪能できます。「油が多めですが、吹っ切れていておいしいものを贅沢に使っている感じ。全体のバランスもちゃんと考えられていると思います」「今回はたくさんのカレーが試食できて楽しかったです。いろんなレトルトカレーを食べてきたのですが、初めて知った商品もありました。レトルトカレーのクオリティはここ数年、高まってきています。ぜひご自宅でおいしいカレーをお取り寄せしてみてください!」Information『LEMON RICE』『CURRY LIFE』キット『LEMON RICE』※現在制作中!『CURRY LIFE』Vol.3~魅惑のチキンカレー~(スパイスセット)800円小宮山さんが手掛ける【レモンライス東京】そのままの味が自宅で食べられるレモンライスのキットや、本格的なカレーを簡単につくることができるスパイスキット『CURRY LIFE』が発売中!ホフディラン10枚目のアルバム『Island CD』『Island CD』発売中ホフディラン<初回限定生産盤>[CD+DVD]4,400円<通常版>[CD]3,000円ホフディラン、通算10枚目となるニューアルバム。タイトルは「無人島へ持っていきたくなるほどの名盤が完成!」という意味合いを込めて名付けたとのこと。先行配信シングル2曲と序曲、インターバルを含む全12曲を収録。初回限定版にはDVDを付属し、森七菜のカバーver.が大ヒットを記録し、現在もリバイバル・ヒット中の代表曲『スマイル』をはじめ、アーティストがベストセレクトを行った《BONUS MOVIE》2曲を含む、全16曲を収録。
2022年10月06日西野七瀬主演、テレビ朝日・ABEMA共同制作の「言霊荘」3話が10月23日放送。小宮山を演じる堀田真由のニュースを読む姿に「原稿読み上手くない?」「ほんとのアナウンサーみたい」などの声が続々、森田望智演じる麻美にも“疑惑の声”が多数寄せられている。本作はある女性限定マンションで、放った言葉が現実となり“言霊”という“人ならざる者”に住人女性たちが次々と苛まれていく、これまでにない類の恐怖が襲う地上波初のスリリングなホラードラマ。女性限定マンション「レディスコート葉鳥」に引っ越してきた底辺動画配信者の歌川言葉=コトハ役で西野さんが主演。祖母がイタコであることを売りに霊感商法をしようとするも、人の良さから上手くいかない中目零至=レイシに永山絢斗。都議の私設秘書でジャーナリストの島谷から追求を受け、彼を“消そう”とするが自らが命の危機に陥る丸山栞に中村ゆりか。フリーアナウンサーでネット報道番組のワンコーナーを担当しているが、フリーという立場につけこまれ事実と反するニュースを読むよう指示される小宮山綾子に堀田さん。思いを寄せる男性が重い肝臓疾患を患っており、彼を助けたいと考える医師の菊川麻美に森田さん。普段は生徒想いに見える小学校教師の林原早紀に石井杏奈。雑誌編集者をしている渡邊瞳に内田理央。志麻の元で働く巫女の蝶野繭に内藤理沙。女性宮司でありながら除霊師としての顔も持つ岩戸志麻に斉藤由貴といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。栞が意識不明の重体になり、コトハは「嘘は心の麻薬」「三度目の嘘は許されない」と配信で訴える。3号室に住む小宮山は、自身が担当するネット番組で事実を報道したいと報道局長に訴えるが、局長は取り合わず嘘のニュースを読むよう綾子に強要。さらにメインキャスターの座を見返りに嘘のニュースを読むよう指示され、罪悪感を覚えながらも嬉しさを隠せず従って綾子は2度目の嘘をつく。コトハは嘘のニュースを伝え続ける綾子に「嘘は慎んだ方がいい」と伝えるが…というのが3話の物語。小宮山を演じる堀田さんのアナウンサーぶりに「堀田さん原稿読み上手くない?」「堀田真由さんのニュース読みに驚き」「真由ちゃんのニュース読みがほんとのアナウンサーみたい」など驚きの声が上がる。ラストでは一度意識を取り戻し、コトハの前で事件の真相を告白した栞だったが、再びコトハが会いに行くと麻美が現れ彼女は脳死状態だと告げ、臓器移植の準備に取りかかる…。この“急展開”に視聴者からは「これ麻美が栞に何かしたな」「あ、彼が臓器移植待ちで…だから栞さんを…?」「麻美は彼を助けるために栞を犠牲にしようとしてるのか」などの反応が続々と寄せられている。(笠緒)
2021年10月24日専門家・プロ:渡邉純子(コドモット)小宮山利恵子(こみやまりえこ) リクルート次世代教育研究院院長。同研究院はリクルートマーケティングパートナーズにおける次世代の教育を考える調査研究機関で、小宮山さんは立ち上げからかかわり、未来の教育を研究している。超党派国会議員連盟「教育におけるICT利活用促進をめざす議員連盟」有識者アドバイザー。2018年8月より東京学芸大学客員准教授。第4回教育とテクノロジーの融合がひらく子どもの未来とは?渡邉:教育にテクノロジーが入ってくることで、これからの教育はどう変化していくのでしょうか。小宮山:テクノロジーのなかでも、VR(仮想現実)やAR(拡張現実、現実の風景とデジタル情報を重ね合わせて表示する)が教育に入ってくると、かなり変わってくることが予想されます。先日わたしが参加した米国の発表会では、VR・ARを使って古代エジプト史を学ぶというコンテンツが紹介されていました。ピラミッドの中に友だちといっしょに入って、壁画を見たりできるんです。医療にはすでにVR・ARが入ってきている例もあります。手術の前の子どもたちは精神的にとても不安定なので、VR・ARを使って直前に気もちを緩和してから手術室に行くと、脈拍などが安定するそうです。こういった取り組みは、運動会がいやだ、数学がいやだという子に、その前にゲーム的な取り組みで緩和するというようなかたちで、学校に応用できるかもしれません。渡邉:過去のできごとのように実際に体験できないこと、子どもの気もちや技術が理由でできないことを、できるようにするためのサポートをテクノロジーがして、子どもの世界を広げていく時代になりそうですね。小宮山:潜在的な能力を引き出すことって、カンに頼っているところが多いですよね。それは先生もそうです。いままでカンで、こういう子はこう、みたいな導きがあったと思いますが、はたしてそれが今後もそうなのかわからない。そして、テクノロジーが進展していくなかで、去年成功していたことが今年はもう陳腐化してしまうこともある。だから、学びもどんどん刷新していかないと追いつかないんです。そのなかで、昔はこうだったという話がどこまで通用するでしょう。そこにテクノロジーが役立ちます。テストの解答分析や学習者全体のデータ分析などから、潜在的な能力を引き出すためのレコメンドやアドバイスが可能ですから。もちろんそれがすべてではありませんが、選択肢の一つとして提示できる。スタディサプリはそんなふうに、教育を科学したいんです。渡邉:そうなってくると、家庭でのサポートも変わってきますね。保護者がどうサポートすると、子どもたちの未来につながるのでしょうか。スタディサプリを運営する(株)リクルートマーケティングパートナーズのオフィス。壁面いっぱいに教育に関する本が集められている小宮山:選択肢をできるだけ多く設けて、子どもがやりたいと言ったらやらせる。そのための環境を整えるのが一番重要だと考えています。子どもが大人になるころには、保護者にはわからない未来が広がっているわけですから、保護者が子どもにアドバイスするのって難しいと思うんです。それからわたしは、やりたくないものは無理してやらなくても良いと思っています。人生100年、健康寿命80年とされる一方で、企業の平均寿命が22~23年と言われています。20歳から働き始めたとして、その後の人生60年と22~23年には大きな差がありますよね。さらに、企業の終身雇用はほとんどなくなるかもしれません。そのような状況になると、兼業するか、フリーランスになるか、転職をくり返すか、しかありません。そこでは、自分の強みがなにかわかっている人が強いんです。そして、自分に足りない部分は、その分野の能力が強い人を連れてきてチームを形成する、という社会になると思います。だから、いかにその子の好きを伸ばしてあげられるかが重要なんです。そして、お母さん、お父さんも自分の好きなものを見つけましょう。親が自分の好きなものをもっていると、子どももそれがわかるんです。渡邉:スマホやタブレットを使って学習するときに、保護者が注意する点はどんなことですか?小宮山:自分の目の届くところで使うことです。わが家でも、必ずわたしがいるところでやることを徹底しています。自分の部屋ではなく、必ずわたしがいるリビングでスタディサプリの学習をやっています。また、もし不安でしたら、始めのうちは1日に30分とか1時間とか、時間制限をかけて、ルールを決めてやってみると良いと思います。その際には、必ずスマホやタブレットを渡す前にルールを決めること。渡してしまってからだと、ルールがなし崩しになりますので。ルールが破られたときのことも決めてしまい、もしルールが破られたら、必ずそれを実行する。そこまでやると、平和が保たれると思います!(笑い)小宮山:それから、お子さんには、テクノロジーに早めに触れさせておくのが良いと思います。どれだけテクノロジーに触れているかで、高校生、大学生、大人になったときに、編集能力や発信力、デジタルリテラシーや情報リテラシー※1が変わってくると思うんです。早いうちに失敗しておけば、ああ、これはネットに書いちゃいけないんだなとわかりますが、ある程度年齢がいってからだと、炎上したりして大惨事になって、就職にも影響するかもしれない。そうなってしまったら困るので、小さなころから触れさせるのがわたしは良いと思います。※1:リテラシーとは、ある事柄に関して適切な判断を下したり、ふさわしい使い方ができるような能力のこと。また、これからは世界の人たちと。外国からの労働者が増えるかもしれないし、機械翻訳の精度が上がってどんどん世界の人たちといっしょに働く。そうなったときに、テクノロジーがわからないと、自分が困ってしまうんです。ほかの国々は、発展途上国でも、テクノロジーに触れていますから。※2100%でなくて良いんです。5%でも10%でも良いから、テクノロジーに慣れるようにしていってほしいと思います。渡邉:本日はありがとうございました。※2:PISA2015年調査国際結果(OECD)などによる 第1回国内外で累計約74万人が利用している動画授業とは第2回スタディサプリで子どもの学びはどう変わるのか第3回スタディサプリで学校はどう変わるのか第4回教育とテクノロジーの融合がひらく子どもの未来とは?渡邉純子(コドモット)(わたなべじゅんこ)株式会社コドモット代表取締役社長。NTT在籍時代の2001年、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」を立ち上げ、同サイトでデジタルコンテンツグランプリ・エデュテイメント賞受賞。独立後は小学生向けのコンテンツを中心に、企業の子ども向けWebサイトや公共団体の子ども向けツールなどの企画制作を数多く手がける。一男一女の母。
2018年09月28日専門家・プロ:渡邉純子(コドモット)小宮山利恵子(こみやまりえこ) リクルート次世代教育研究院院長。同研究院はリクルートマーケティングパートナーズにおける次世代の教育を考える調査研究機関で、小宮山さんは立ち上げからかかわり、未来の教育を研究している。超党派国会議員連盟「教育におけるICT利活用促進をめざす議員連盟」有識者アドバイザー。2018年8月より東京学芸大学客員准教授。第3回スタディサプリで学校はどう変わるのか渡邉:スタディサプリは学校でも使われているのですか?スタディサプリを導入した学校のようす。右側の男性は生徒のサポートをするスタッフ小宮山:現在、全国に約5000校ある高校のうち2353校に学校向けのスタディサプリが導入されています。小学校・中学校に自治体単位で導入していただいている地域もあります。たとえば、東京都の渋谷区では公立の全小学校・中学校に、大阪府の寝屋川市では公立の全中学校でスタディサプリが導入されています。導入した学校では、宿題をスタディサプリでやる、事前の学習をスタディサプリでやる、昼時間を使った15分授業で従来のミニテストのかわりにスタディサプリを使うというように、さまざまな使い方をしていただいています。反転学習※を行なっているところもあります。※授業をオンライン等で自宅学習し、学校ではグループワークや討論などを行なう授業型式小宮山:学校と家で同じタブレットを使うようになると、テクノロジーが日々のシーンのなかにあることが当たり前になるので、学校内と学校外のつながりに断絶がなくなっていますね。ただ、スタディサプリはあくまでもサプリメント(補助栄養)で、補助教材、副教材という位置付けで、先生の授業を補強する意味合いが強いです。渡邉:学校でスタディサプリを使って、成績は上がりますか?小宮山:上がった例もあります。渋谷区内のある中学校では、スタディサプリを使って到達度テストの成績が、2カ月半で平均20点アップしたそうです。その中学校では、使い慣れた学習ノートを活用して、問題、動画、解き直しのサイクルをルール化したということです。スタディサプリを使う前と後でノートのとりかたが変わり、以前は教科書の丸写しだったのが、要点を考えながらノートにまとめるようになったそうです。渡邉:アクティブ・ラーニング※でも使われているのですか?※アクティブ・ラーニングとは、一方向的な講義形式の授業ではなく、子どもが能動的に学習する方法のこと。問題解決学習や、教室内でのグループ・ワーク、ディスカッションなども含まれる。小宮山:スタディサプリは教科教育ではない動画も用意しています。これからの正義とはなにか、哲学、経営といった、21世紀型の学びに関する内容のものです。スタディサプリを導入している奈良県の市立一条高校では、これらの動画を使って、アクティブ・ラーニングを実施しています。動画を見たうえで、グループごとに地図を1枚渡し、ハンバーガー店をどこに出店すると一番売上げが上がるか考える演習を行なっているんです。生徒のスマホを使って案をまとめ、発表します。アンケートもスマホで行ないます。渡邉:経営に詳しい先生がいないからできない、という学校間の格差の解消にもなりそうですね。先生の役割も変わってくるのでしょうか。小宮山:わたしは、一方的に教える“Teach”という言葉はもうなくなって、“学び合う”という言葉が主流になってくると考えています。テクノロジーが普及することで情報を受け取りやすくなったせいで、先生よりも子どもたちのほうがより知っている情報があるかもしれないし、たとえばプログラミングのように、子どもたちのほうができることもあるかもしれない。ですから、子どもたちから学ぶことはより多くなるのではないかと思うんです。それはテクノロジーの恩恵だと思います。当然、先生の役割も変わってくる。Teaching、つまり教えることの割合が少なくなると考えています。もちろん学校という存在は重要ですが、医学とか理科系科目以外は、100年前から教えていることがほとんど変わらないという状況だとすると、その部分はスタディサプリのようなテクノロジーでぎゅっと圧縮して学べる可能生が高い。そして、チューター、メンター、ファシリテーターの3つの役割が大きくなるのではないかと思います。チュ-ターとは、子どもに寄り添う伴走者としての役割、メンターとは、子どもの意欲を引き出し潜在的な能力を見つける役割です。ファシリテーターは、集団の議論を運営して高い成果を出していく役割ですね。授業も変わってくるのではないかと考えています。「この動画を予習として見ておいて」と宿題にして、学校ではグループ学習やアクティブ・ラーニング、課題解決型学習といった、議論などを中心にした授業を行なう、という具合です。そのときに、それぞれの子どもがどこまで理解できているのか把握し、議論を回していく力がこれからの先生には必要なのではないかと思います。小宮山:講演をすると、先生方から「わたしたちの仕事はなくなるんでしょうか」と聞かれるのですが、わたしは「なくなりませんよ」とこたえます。どこの研究所で出している発表でも、先生の職はなくならないと言っています。教材や役割の内容は変わっても、先生自体はすごく重要な存在なんです。 ――先生の役割が変わるという小宮山さんの指摘に、保護者の想像をこえた未来を子どもたちが生きていくのだと実感させられます。最終回となる次回は、教育にテクノロジーが入ることで、子どもの未来がどう変わるのか、そしてそんな時代の家庭の役割について聞きます。 第1回国内外で累計約74万人が利用している動画授業とは第2回スタディサプリで子どもの学びはどう変わるのか第3回スタディサプリで学校はどう変わるのか第4回教育とテクノロジーの融合がひらく子どもの未来とは?渡邉純子(コドモット)(わたなべじゅんこ)株式会社コドモット代表取締役社長。NTT在籍時代の2001年、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」を立ち上げ、同サイトでデジタルコンテンツグランプリ・エデュテイメント賞受賞。独立後は小学生向けのコンテンツを中心に、企業の子ども向けWebサイトや公共団体の子ども向けツールなどの企画制作を数多く手がける。一男一女の母。
2018年09月21日専門家・プロ:渡邉純子(コドモット)小宮山利恵子(こみやまりえこ) リクルート次世代教育研究院院長。同研究院はリクルートマーケティングパートナーズにおける次世代の教育を考える調査研究機関で、小宮山さんは立ち上げからかかわり、未来の教育を研究している。超党派国会議員連盟「教育におけるICT利活用促進をめざす議員連盟」有識者アドバイザー。2018年8月より東京学芸大学客員准教授。第2回スタディサプリで子どもの学びはどう変わるのか渡邉:スタディサプリで学ぶことで、子どもたちにはどんな学習効果があるのでしょうか。さきほど「つまずきの防止」(第1回参照)というキーワードがでてきましたが、そのほかにありますか?小宮山:テクノロジーが入ってくることで、楽しいという気もちがわいてくるようです。学びへの興味関心の喚起、これがすごく重要だと思います。わたしたちはスタディサプリを使って、名古屋市と協働して2017年の8月から不登校支援を行なっています。アンケートをしたところ、タブレット学習でおよそ8割の子どもが「勉強が楽しくなった」と回答しています。学ぶことが楽しいと思うようになったことが一番大きいんです。また、学ぶモチベーションを維持するため、主に小学生向けには「サプモン」といって、学習すればするほど自分のモンスターが育つという意欲を喚起する要素を取り入れています。学習すると自分のモンスターが育つ「サプモン」小宮山:小学校・中学校では、学校で使う、または家庭で保護者といっしょに使う場合が多いです。そこで、学校向けにはほかの学校でどう使っているかをまとめた事例をお伝えし、家庭向けには声かけの方法などを講演でお伝えしています。高校生向けだと、合格特訓コースといって、大学生コーチにオンラインで相談できる有料のサービスをご用意しています。渡邉:授業動画自体にもくふうをしているのでしょうか?小宮山:動画の質にはすごくこだわっています。いまの子どもたちはYouTubeなどに慣れているので、つまらないと思ったらすぐに消してしまうんです。わたしたちは動画の視聴ログをデータ分析しています。ある講義で、急に視聴率が下がるところがある、理由を検証したら先生が後ろを向いて無言で板書していた……というように、ログをとって離脱が多い要因を分析し、その都度動画の撮り直しもしているんです。視聴率が高いまま、子どもたちの集中力が続く状態の動画の質を保つよう、こだわって更新し続けています。渡邉:ICTを使ったからできることと、逆に、従来の紙の参考書だとできるけれどICTを使うと難しいことはありますか?小宮山:いままでは情報処理力が重要だった時代と言われています。もちろん、情報処理力は必要ではありますが、これからはその割合が少なくなって、情報編集力が重要になってきます。情報編集力とは、21世紀型スキルと言われている、回復力や創造力、協働などの力です※1。※1回復力とは、失敗を乗りこえる力のこと。レリジエンス。協働とは、複数の人間で目標を共有し、力を合わせて活動すること。それらの力をやしなうことに関してICTは非常に大きな効果があるのではないかと。いままでは知識としてインプットするのが学びのメインでしたが、これからはアウトプットするまでが学びという解釈ができるのではないかと、わたしは思っています。そのアウトプットにあたって、ICTは表現のための道具としてすごく良いと思うからです。小宮山:そのうえで、わたしは紙とICTの両方で学ぶのが良いと思っています。たとえばスタディサプリを導入している渋谷区のある小学校では、動画を見ながらその内容を自分のノートに書いていく取り組みをしています。そうすると手を動かすので、知識の定着率が上がるんですよ。「ふんふん」とただ動画を見るだけでわかることって、あまり多くない。頭で考えつつ、手を動かしたりして五感を使って学ぶのがとても重要だと思います。わたし自身も、子どもがスタディサプリを使うときには、紙と鉛筆を用意してから動画を見るように言っています。それに、まだ保護者のなかには紙のほうが良いという方が多いかもしれません。子どもにもICTだけでやりたいという子もいるし、紙とICTをいっしょに使いたいという子もいる。それぞれの子どもの好みに合わせて使っていったら良いのではないかと思います。渡邉:スタディサプリの利用で、どういった子どもに育ってほしいと考えていますか?小宮山:スタディサプリがすべてではないんですね。スタディサプリを使って、もし学ぶ時間が短縮できたら、そこでできた時間を使っていろいろなところに足を運んで自分で見たり聞いたりする経験をしてもらいたいと考えています。反対に、じっくりゆっくり定着するために使っていただいても良いんです。昔は、小学校5年生6年生になって、小学校4年生の算数を習いたいといっても、親が教えるしかなかった。それが教育にテクノロジーが入ってできるようになったわけです。ひとそれぞれ、で良いんです。 ――授業動画をただ見るのではなく、紙と鉛筆を用意して、ICTと紙の両方で学ぶのが良いという小宮山さん。これからはスマホやタブレットだけで勉強するんだ!と振り切ってしまうのではなくて、手を動かしながら学ぶことが大切だと知りました。次回はスタディサプリが学校に導入されることで、学校での学びがどう変わっていくのか聞きます。 第1回国内外で累計約74万人が利用している動画授業とは第2回スタディサプリで子どもの学びはどう変わるのか第3回スタディサプリで学校はどう変わるのか第4回教育とテクノロジーの融合がひらく子どもの未来とは?渡邉純子(コドモット)(わたなべじゅんこ)株式会社コドモット代表取締役社長。NTT在籍時代の2001年、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」を立ち上げ、同サイトでデジタルコンテンツグランプリ・エデュテイメント賞受賞。独立後は小学生向けのコンテンツを中心に、企業の子ども向けWebサイトや公共団体の子ども向けツールなどの企画制作を数多く手がける。一男一女の母。
2018年09月14日専門家・プロ:渡邉純子(コドモット)中学生の6割弱が使っているスマホ※1。いまスマホはコミュニケーションや遊びの場面のみならず、学びにも使われはじめています。スマホを学習に活用する先端的なサービスとして、総務省の情報通信白書にもとりあげられた「スタディサプリ」※2。スタディサプリは、株式会社リクルートマーケティングパートナーズが運営する有料の授業動画サービスです。家庭だけでなく学校でも利用が広がっているスタディサプリで、子どもたちはどんな学びを実現しているのでしょうか。スタディサプリを含め、次世代の教育を考える目的で設立されているリクルート次世代教育研究院の院長、小宮山利恵子さんに話を聞きました。※1内閣府平成29年度青少年のインターネット利用環境実態調査より※2総務省平成28年版情報通信白書小宮山利恵子(こみやまりえこ)リクルート次世代教育研究院院長。同研究院はリクルートマーケティングパートナーズにおける次世代の教育を考える調査研究機関で、小宮山さんは立ち上げからかかわり、未来の教育を研究している。超党派国会議員連盟「教育におけるICT利活用促進をめざす議員連盟」有識者アドバイザー。2018年8月より東京学芸大学客員准教授。第1回国内外で累計約74万人が利用している動画授業とは未来の学びについて研究している小宮山利恵子さん渡邉:スタディサプリとはどんなサービスなのですか?小宮山:スタディサプリは、月額980円で5教科18科目の授業動画が見放題、ドリルが解き放題というオンラインサービスです。2011年に受験サプリという名称でサービスを開始し、2016年にスタディサプリとブランド名を変えて展開しています。有料会員の数は、2017年度、国内の累計で約64万人です。Quipperというブランド名で、インドネシア、フィリピン、メキシコの3カ国でもサービスしていて、海外でも約10万人に使っていただいています。講座は小学校、中学校、高校、大学受験対策まであります。もともと受験対策として始まっているので、高校生の利用が多いのですが、小学生でも4年生から使っていただけるようになっています。渡邉:どのような背景でスタディサプリは生まれたのでしょうか。小宮山:現在の社長の山口が教育の課題を追及し全国をまわるうち、経済格差や地理的な格差が教育環境格差になってしまっている、それをどうにか改善したいという思いで事業を立ち上げました。経済的なことでいうと、塾に行けば月々1万円はかかってしまいますよね。でもご家庭によっては月1万円の支出は大きい。さらに夏休みや冬休みの講習も加わると、かなり大きな支出になってしまいます。地理的なことでいうと、たとえば、離島で人口減少がおきて、島に1校しかない高校が廃校寸前になってしまったり、塾がなく、大学受験を指導できる先生もあまりいないということもあります。こういった経済格差、地理的格差を授業動画のオンラインサービスでなくしていきたい、というところからスタディサプリは始まりました。スタディサプリは家でも、どこでも学べるので、学校に通えない子、通いたくない子たちにも学ぶ場を提供できることから、熊本地震などの被災地の学習支援や、名古屋市の不登校支援も行なっています。渡邉:一般的な使われ方の流れを、小学生、中学生を例にして教えてください。小宮山:まずタブレットやスマホを持ってきて、スタディサプリのアプリもしくはサイトを立ち上げて、自分の学年と使っている教科書を選びます。中学生向けの講座では、動画やドリルは教科書ごとの内容になっていますので、親近感をもって取り組めます。中学3年生向けの英語の授業動画小宮山:それから動画を見始めます。動画は単元ごとに基礎編、応用編にわかれています。小学生向けには、入門編もご用意があります。自分の好きなものやテスト前に受けたいものを選んで動画を見れば、その単元が受講できます。テキストも料金に含まれているので、動画の下にあるボタンでテキストのPDFをダウンロードして自宅で印刷でき、動画の要点をメモしたり、筆記で復習できるようになっています。紙のテキストがほしい方には、別途料金はかかりますが、冊子にしたものもご用意しています。テキストをダウンロードして、動画の要点をメモしたり、筆記で復習したりできる小宮山:動画は1本15分前後です。単元によって動画の本数は違いますが、動画を見たあとにオンラインで確認テストを解くという順番で取り組みます。渡邉:確認テストはその場で自動で採点されるんですね。小宮山:はい、そうです。そして、どこの単元の動画を何分見たか、確認テストの正解率がどれくらいかをまとめたものを、翌日保護者にお知らせします。ですから、「よくできていたね」とか、「昨日やってたところ、50%くらいしかできてなかったけど、なにが難しかった?」と保護者がお子さんに声かけすることができます。そして、確認テストの正解率が低くても、「確認テストは間違ったけど、もう1回動画を見直したらわかった」というように、お子さんが理解していることがわかったら、次のステップに進んでみて、ということもできます。渡邉:自分の学年の動画しか見られないのですか?小宮山:小学校4年生の講座から大学受験講座まで、約4万本すべての動画が見放題です。小宮山:わたしには小学校5年生の子どもがいて、スタディサプリを使っているのですが、先取り学習で中学1年生の数学を学習しています。小学校を卒業するころには、中学3年生までの数学が終わる予定です。でも、もし小学校4年生の算数でわからないところがあれば、そこに戻って学習することもできるわけです。これはいままでになかったことだと思います。英語とか算数、数学は積み上げ型なので、1つわからなくなると次もわからなくなってしまいます。どこでつまずいたかわからない、というのではなくて、確認テストの結果を見て、間違えた部分は再度問題に挑戦したり、すぐに講義動画に戻ることもできます。この単元のこの部分がわかっていない、ということがはっきりすれば先に進める確率が高くなる。ですから、つまずきの予防に効果的なのではないかと思います。スタディサプリは究極の個別習熟度別学習なんです。スタディサプリの良いところは、一律に問題集を解くのではなく、自分のペースで自分の習熟度に合わせて取り組めるという点です。このことが、テクノロジーを使った効果の1つだと思います。――スタディサプリは究極の個別習熟度別学習だという小宮山さん。学年のしばりにとらわれず、理解度に合わせて視聴する動画を選べる自由度の高さは魅力的です。次回はスタディサプリのような授業動画で自習することで、子どもたちの学びがどう変化していくのか聞きます。第1回国内外で累計約74万人が利用している動画授業とは第2回スタディサプリで子どもの学びはどう変わるのか第3回スタディサプリで学校はどう変わるのか第4回教育とテクノロジーの融合がひらく子どもの未来とは?渡邉純子(コドモット)(わたなべじゅんこ)株式会社コドモット代表取締役社長。NTT在籍時代の2001年、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」を立ち上げ、同サイトでデジタルコンテンツグランプリ・エデュテイメント賞受賞。独立後は小学生向けのコンテンツを中心に、企業の子ども向けWebサイトや公共団体の子ども向けツールなどの企画制作を数多く手がける。一男一女の母。
2018年09月07日