女子プロレス「スターダム」の元エグゼクティブプロデューサー・ロッシー小川氏が15日、都内で新団体「DREAM STAR FIGHTING MARIGOLD」(以下、マリーゴールド)の旗揚げ会見を行った。ロッシー氏をめぐっては、2月4日付でスターダムより「多数のスターダム所属選手・スタッフに対する引抜き行為があったことを覚知し、本契約を解除するはこびとなりましたので、ご報告いたします」と発表。さらに、3月末をもって、ジュリア、林下詩美、桜井まい、MIRAI、弓月の5人が契約満了で退団しており、動向が注目されていた。この日の会見では、林下、ジュリア、桜井(※マリーゴールドでの登録名は「桜井麻衣」)、MIRAI、弓月(※マリーゴールドでの登録名は「ビクトリア弓月」)のほか、石川奈青、高橋奈七永の所属が発表された。団体は株式会社マリーゴールドが運営。ロッシー氏が代表取締役、鈴木八郎氏が取締役、増村貴宏氏がイベントマネージャー、映像制作マネージャーにサニー・グティエレズ氏が就任した。ロッシー氏は「お久しぶりです」とあいさつした後、新団体名とロゴを掲げながら「私の約半世紀にわたる女子プロレス界での活動において、これが最後のチャレンジであり、ここで新しい歴史を作っていきたい。日本が世界に誇る女子プロレスという文化を継続していきたい」と意気込んだ。続けて「令和にできた一番新しい団体ですが、私は昭和生まれなもので、昭和の面白いエッセンスをスパイスとして注入していきたい」とし、「昭和100年。まだ昭和は終わりません!」と宣言した。旗揚げ戦として、5月20日に東京・後楽園ホールで『Marigold Fields Forever』を開催。メインカードはジュリア&X VS サリー&Xによるタッグマッチ。その後、初の主催大会『Marigold Grand Opening Wars 2024』を5月26日から行う。■旗揚げ戦『Marigold Fields Forever』日程・5月20日(土)東京・後楽園ホール■『Marigold Grand Opening Wars 2024』日程・5月26日(日)東京・新木場 1stRING・5月26日(日)東京・新木場 1stRING・6月1日(土)大阪・176BOX・6月2日(日)静岡・アクトシティ浜松・6月11日(火)東京・後楽園ホール・6月15日(土)京都・KBSホール・6月16日(日)愛知・名古屋国際会議場・6月23日(日)東京・新木場 1stRING・6月29日(土)宮城・仙台PIT
2024年04月15日タレントの小川菜摘が11日と12日に自身のアメブロを更新。タレントの榊原郁恵から貰った品で作った料理を公開した。11日のブログで、小川は自宅のテラスで花を育てていることを明かし「芽が出たり花が咲いたり実を付けたり それがとても嬉しい」と述べつつ、昨年2種類の紫陽花を植えたそうで「小さな蕾発見 どんな色の花が咲くんだろ」と楽しみにしている様子でコメント。「以前寄せ植えしたクレマチスも花が咲きました」と花の写真とともに報告し「水やりが楽しい」とつづった。12日には「スパムおにぎり」と題したブログを更新し「甘めの卵焼きを作って 五穀米に昆布を混ぜて」と調理工程の様子を写真とともに説明。「榊原郁恵さんに頂いためちゃくちゃ美味しい海苔で巻けば」と榊原から貰った品を使用したことを明かしつつ「大好き スパムおにぎり」と完成した料理の写真を公開し、ブログを締めくくった。
2024年04月13日株式会社どこでもスタディ(本社:大阪府箕面市、代表者:阿部 裕三)は、当社が運営するプログラミングスクール「箕面プログラミングキャンプ」の受講生・小川 智也さん(小学6年生)が、2024年2月25日に開催された「Tech Kids Grand Prix 2023」にて、7,391件のエントリーの中から優勝したことをお知らせいたします。■小川 智也さん優勝コメント・優勝の喜び最後の最後まで名前が呼ばれなかったので、東京まで来て受賞なしで帰るのは少し辛いなと思っていました。でも、最後に名前が呼ばれ、とにかくホッとしました。・今後の目標この大会だけで終わらせずに、Under22等の他の大会でも優勝を目指して頑張っていきたいです。・全国の小学生(プログラマー)に伝えたいこと誰が見ても使いやすいソフトの作成を目指してほしいです。他の人が使うことを前提に制作を進めていくことが素晴らしい作品を生み出し、良い結果にもつながると思います。小川 智也さんブログ: 小川 智也さん■小川 智也さんの作品「いえPay」について子どものお小遣い受け取りやスモールビジネスにおいて、キャッシュレスで金銭のやりとりが可能なアプリ「いえPay」を制作。お小遣いを受け取る子どもや店舗が利用者の二次元コードを読み取ると、WEBサーバー(Apache&PHP)にトランザクションリクエストが送信され、データが更新されることで、利用者のアプリ内でも残高・履歴が更新される仕組みとなっています。直観的に使えるようなシンプルなデザインである上、WEBアプリであるため、古いスマートフォンでも使用でき、幅広い方に使用いただけます。いえPayロゴ&操作画面■Tech Kids Grand Prix 2023概要「Tech Kids Grand Prix(テックキッズグランプリ) 」は「21世紀を創るのは、君たちだ」というスローガンのもと、Tech Kids Schoolが主催する小学生を対象としたプログラミングコンテストです。2018年に初開催以降、延べ12,000名以上の小学生が参加しており、2023年は過去最多の7,391名がオリジナル作品をエントリー。全国の各エリアで開催される予選を突破した代表選手合計10名が、東京渋谷で行われた本選考に臨みました。本選考では「ビジョン(掲げる夢や実現したい世界観)、プロダクト(夢を実現するクリエイティブなアイデアとそれを体現した作品)、プレゼンテーション(自身のビジョンやプロダクトを社会に発信していく姿勢)」の3つの観点で審査が行われ、全国No.1小学生プログラマーが決定されました。コンテスト特設サイト: コンテストの様子 : (1:13:53~小川 智也さんプレゼン)※転載元:「Tech Kids School小学生のためのプログラミングスクール(@techkidsschool)」YouTubeチャンネル『2023年度 No.1小学生決定! 小学生のためのプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2023」本選決勝プレゼンテーション』■箕面プログラミングキャンプについて当社は子どもたちの学年はもちろん、個々の興味やスキルに合わせたカリキュラムを提供。発想を形にする力やチャレンジ精神を育みながらプログラミングに取り組めます。現役エンジニアや元専門学校の教師といったプログラミングに精通した講師が在籍しており、対面授業による細やかな対応が可能。大人向けコースもご用意しており、リスキリングにも最適です。【子ども向けコース】小・中学生を対象としたコースです。ゲームやドローンなどを通じて、楽しくプログラミングを学べます。標準スケジュールを元に、個人の進み具合に合わせて授業内容を変えていきます。【大人向けコース】プログラミングの基礎から応用までを学ぶコースです。少人数授業と個別授業をご用意しており、ご自身に合ったものを選択いただけます。プログラミングを学ぶだけでなく、アプリ制作サポートや業務改善などの講習も行っています。■会社概要会社名 : 株式会社どこでもスタディ電話番号: 072-723-7667代表者 : 阿部 裕三 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月22日歌手でタレントの研ナオコの夫・野口典夫さんが28日に自身のアメブロを更新。お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功とタレントの小川菜摘夫婦からの差し入れを公開。この日、野口さんは「昨日は神戸国際会館 昼・夜2回公演」と説明し「沢山のご来場ありがとうございました」と会場の写真とともに感謝のコメント。「皆さんお疲れ様でした」と述べつつ「おかあさんもメイクを落として大阪へ移動」とメイクを落とす研の後ろ姿とともに予定を明かした。続けて「一夜明け今日は大阪」と報告し「楽屋に入ると温かいたこ焼きの差し入れが」「浜田雅功さんと小川菜摘さんから」と差し入れの写真を公開。「共演の門戸竜二さんからは大阪名物ぶたまんの差し入れ」と他の差し入れも紹介し「いつもありがとうございます」と感謝を述べ「今日も頑張りましょう」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「お疲れ様」「律儀ですね」「温かい差し入れで頑張れますね」などのコメントが寄せられている。
2024年02月29日スパイク・小川暖奈さんが、2024年春夏「モテコスメ大賞」受賞コスメから、春めきくすみネイルに挑戦!ネイルはファッションの一部。服によって塗り替えます。普段のメイクは、自身のパーソナルカラー“ウィンター”に合うピンク系を貫いている小川暖奈さん。『女芸人No.1決定戦 THE W 2023』では決勝戦進出の実力を持ちながら、洋服のデザインを手がけるなどクリエイターとしての才能も光る。「ネイルデビューは中1の頃。母の、ピンクや真っ赤の爪をいつも見ていたので、私もやりたくなったんです。それで『塗ってみたい』と言ったら母が『やっと娘にネイルできる日が来たか』って。エモい話です(笑)」ジェルネイルをすることもあるが、セルフネイルも得意なのだそう。「冬でも気分を上げるために、手も足もやっています。左右で違う色を塗ったり、模様を描いたり。服に合わせて塗り替えるのも好きで、ネイルはファッションの一部です」春めきくすみネイル1、くすみニュアンスで指先に新しい春を 賞【Celvoke】クレイヴド ネイルポリッシュ 11大人かわいいカラーはワンピを着てデートに!一度塗りならシアーに、二度塗りでミントカラーが引き立つ春カラー。圧迫感を軽減する酸素透過性処方、速乾タイプで、ローズマリー葉エキスなど天然由来成分を配合。「塗り重ねる回数で違う色みを楽しめ、手もきれいに見えます。かわいくて大人っぽい色なので、ワンピースを着てデートする日に塗りたい」。¥2,640(セルヴォーク TEL:03・5774・5565)「肌になじみつつ、個性を感じる絶妙なカラーです。年齢性別関係なく万人受けしそうだから、ヘビロテ間違いなし!」2、春気分を大満喫して気分アゲアゲ 賞【REVLON】ウルトラ HD スナップ! 002デニム合わせでカジュアルかつ個性的に、が気分。速乾&ひと塗りで高発色が叶う高機能ネイル。78%自然由来成分で爪をすこやかにケア。ヴィーガン仕様。「レブロンのネイルは速乾なところが便利で、何本か持っていますがイエローは初。春らしくて好きです。デニムパンツと白T&デニムジャケットでカジュアルに、個性的に装いたい」。¥1,100 2/29限定発売(レブロン TEL:0120・803・117)「媚びないイエローは、1色でおしゃれに仕上がる便利なカラー。重めのコートが必要な時期からでも、差し色に使えそう!」3、変化する青で表情豊かに彩る 賞【Ducato】ネイルマイン 18落ち着いた青ネイルはあえて古着合わせが。“夜空に映える”がテーマの新色で、動物由来の原料不使用のヴィーガン処方。「青のネイルが好きで、ネイビーから水色まで幅広い青を愛用中。これは青にもグレーにも見える落ち着きカラーで、ツヤっぽさも素敵。ジャージパンツにワンピを重ねてジャケットを羽織る、全身古着スタイルが似合うかも」。¥495 限定発売(シャンティ TEL:0120・56・1114)「派手すぎない色みなので、これまで青系の色が苦手だった人にもおすすめ。ステージに立つときにも塗りたいです」Haruna Ogawaお笑いコンビ・スパイクのボケ担当。相方は松浦志穂。2022年にはブランド『STOF』とのコラボでファッションデザイナーに抜擢されるなど、幅広く活躍。※『anan』2024年2月28日号より。写真・恩田はるみスタイリスト・大島有華取材、文・若山あや(by anan編集部)
2024年02月24日俳優の梅沢富美男が21日に自身のアメブロを更新。タレントの小川菜摘から貰った沢山の差し入れを公開した。この日、梅沢は「今日の渋谷公演、満員御礼を頂きました」と報告。「沢山の方からお花もありがとうございます!」と祝い花の写真を複数枚公開し「本当に嬉しい1日でした!」と感激した様子でコメントした。続けて更新したブログでは「小川菜摘さんからはお花だけじゃなく、沢山のサンドイッチの差し入れも頂きました!」と報告し、小川からの差し入れの写真を公開。「みんなで美味しく頂きました」と述べ「ありがとうございます!」と感謝をつづり、ブログを締めくくった。
2024年02月21日タレントの小川菜摘が3日に自身のアメブロを更新。昨年末から体調を崩していたことを告白した。この日、小川は「すっかりご無沙汰です」というタイトルでブログを更新。「ブログご無沙汰しちゃってました」と切り出し「純烈座長公演 明治座 新歌舞伎座と57ステージ誰1人欠ける事なく終える事が出来ました」と報告した。続けて、自身について「実は昨年末から体調を崩してしまい 年明け6日からの初日公演に間に合うのかと、ハラハラしていました」と明かしつつ「インフルエンザでもコロナでもなかったのでなんとか間に合いました!」と説明。「連日満員のお客様の応援に励まされ楽しく楽しく終える事が出来ました」と述べ「スタッフ、キャストお客様全ての皆様に感謝申し上げます」とつづった。また「今回も素敵な出会いがたくさんありました」と明かし「演劇で繋がる人の輪 これからも大切にしたいと思います」とコメント。「次の舞台は6月 詳細はまた改めてお知らせいたします」と述べ「今年も舞台が2本決まっております身体作りしなくちゃ、、、怠け過ぎてたのでね」とお茶目につづり、ブログを締めくくった。
2024年02月03日タレントの渡辺裕太が20日に自身のアメブロを更新。タレントの小川菜摘から貰ったとても美味な品を公開した。この日、渡辺は1月19日~1月21日に亀戸文化センター カメリアホールにて上演される舞台『マミィ!』について「無事二日目終わり!」と報告し「寒い中お越しくださってありがとうございました!」と感謝をコメント。「今日も、たくさん、たくさんのお気遣いをいただきまして、ありがとうございます」とつづった。続けて「小川菜摘さんからとても美味しいサンドイッチ」と小川から届いたサンドイッチの写真を公開。「テレビ岩手の宮本さんからは美味しい美味しいパンをたっくさん」とパンの写真も公開し「みんな大喜び!ほんとうにありがとうございました!」と感謝をつづった。最後に「東京公演は明日が最後!お越しの方、お待ちしております」と呼びかけ「精一杯やってきます!」と意気込みを述べ、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「素晴らしい」「嬉しいですね」「とっても楽しくステキな舞台でした」「明日も頑張ってください」などのコメントが寄せられている。
2024年01月21日お笑いコンビ・ハイヒールのモモコが17日に自身のアメブロを更新。タレントの小川菜摘らと話が尽きなかった食事会での3ショットを公開した。この日、モモコは「ポテトサラダにハマってます!!」と明かし「作りすぎぐらい作ってます」と手作りのポテトサラダの写真を複数枚公開。ハッシュタグで「#ハマってる」「#作りすぎ」とつづった。続けて更新した「なっちゃんとシルクとご飯会」と題したブログでは「なっちゃんが大阪に来てるので、2人でお買い物して、仲良し夫妻やシルクと合流してご飯食べました」と食事会での小川とお笑い芸人のシルクとの3ショットを公開。「女子の話は、つきない…」と堪能したスイーツの写真とともに述べ、ブログを締めくくった。
2024年01月18日オーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービス、Amazon オーディブルでは、4つの湊かなえ作品を配信した。いつでもどこでも気軽に音声でコンテンツを楽しむことができる、オーディオエンターテインメントサービスAudibleは、プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブックや、ニュースからお笑いまでバラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどを取り揃えている。日本向けの会員プランでは、会員特典として12万以上の対象作品を聴き放題で楽しむことができる。「少女」×稲垣吾郎2人の高校2年生の女の子が、「人が死ぬ瞬間」を見たいという欲望と願望を胸に過ごす衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー「少女」を、映画版で高雄孝夫を演じた稲垣吾郎の朗読でAudible化。親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く――死の瞬間に立ち合うために。【稲垣吾郎コメント】映画『少女』では高雄孝夫役を演じましたが、今回は主人公の「少女」も私が朗読するという新たな経験で、自分が関わった作品の中で異なる役柄を演じることがとても面白かったです。録音ブースの中で作品を朗読することでその世界に完全に没入できる素晴らしい経験でした。湊かなえ作品は毎回、ぞくぞくするような展開や予測不可能なラストシーン、そして人間の本質を巧みに捉えた心理描写に驚かされます。ぜひAudibleでお楽しみください。「境遇」×松雪泰子同じ境遇を抱えた2人の女性の運命が絡み合うストーリー「境遇」を、ドラマ化で高倉陽子を演じた松雪泰子の朗読でAudible化。デビュー作の絵本「あおぞらリボン」がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。共に幼いころ親に捨てられ児童養護施設で育った過去を持つ。ある日、「真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐された。「真実」とは一体何なのか。そして犯人は…。【松雪泰子コメント】今回の朗読で改めて作品が単なるサスペンスではなく「赦し」の物語であるということに感銘を受けました。Audibleの魅力は音声だけで広がるイマジネーションにあります。俳優の感性を通じて物語を聴くことでは自分で読むのとは異なる新たな魅力を見つけることができると思います。ぜひ俳優の表現も一緒に楽しんでください。「リバース」×藤原竜也湊さんの長編小説で初めて男性が主人公となるミステリー「リバース」が、ドラマ化された際に主人公を演じた藤原竜也の朗読でAudible化。平凡なサラリーマンの深瀬和久に、人殺しだと糾弾する告発文が送られてきて物語は始まる。深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れることだ。そんな深瀬が自宅以外でリラックスできる場所といえば、自宅近所にあるクローバーコーヒーだった。ある日、深瀬はそこで、越智美穂子という女性と出会う。その後何度か店で会ううちに、付き合うようになる。淡々とした日々が急に華やぎはじめ、未来のことも考え始めた矢先、美穂子にある告発文が届く。そこには「深瀬和久は人殺しだ」と書かれていた――。何のことかと詰め寄る美穂子。深瀬には、人には隠していたある“闇”があった。それをついに明かさねばならない時が来てしまったのかと、懊悩する。【藤原竜也コメント】また、この『リバース』、そして湊かなえ先生に一緒に関われるというのが嬉しかったです。一言一句間違えることなく、皆さんに伝えなくてはならない作業というのはここまで大変なんだという感じで、難しい挑戦でした。小説になじみのない方も、寝る前や通勤通学するときに聴いてみると、毎日の新しい楽しみが1つ増えるんじゃないかと思います。「未来」×のんデビュー作「告白」から10年の2021年に刊行された湊ワールドの集大成「未来」。ある日突然、少女に届いた一通の手紙の送り主は、未来の自分――。万感胸に迫るラスト、渾身の長編ミステリーをのんの朗読でAudible化。「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。あなたはきっと、これはだれかのイタズラではないかと思っているはず。だけど、これは本物の未来からの手紙なのです」ある日突然、少女に届いた一通の手紙。送り主は未来の自分だという。家にも学校にも居場所のない、追い詰められた子どもたちを待つ未来とは――!?【のんコメント】湊先生の10周年の作品であり、初めてあとがきを書いた作品だと知りました。そのあとがきを読んだ時に私はこの作品を伝えるという使命を果たさなければならないんだ、と衝撃を受けました。作品の中にある問題や希望について、たくさんの人に知ってもらいたいと思いましたし、すでに読んだことのある人にとっても、この朗読がいいものとなるようにしなければならないと思いました。手を差し伸べてくれる人、自分自身が声を上げなきゃいけない事。この物語に浸れば、見えてくる。たくさんの方の未来に、この物語が交わりますように。(シネマカフェ編集部)
2023年11月18日Amazon オーディブルは、11月14日(火)本日より、湊かなえの作品を4日連続で配信スタートした。第1弾は、高校2年の少女たちが、「人が死ぬ瞬間」を見たいという欲望と願望を胸に過ごす衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー「少女」。「告白」に次ぐ第2作目にして書き下ろし作品となった本作は、2016年には映画化もされた。Audibleでは、映画で高雄孝夫を演じた稲垣吾郎が朗読を担当。稲垣さんは「今回は主人公の『少女』も私が朗読するという新たな経験で、自分が関わった作品の中で異なる役柄を演じることがとても面白かったです。録音ブースの中で作品を朗読することでその世界に完全に没入できる素晴らしい経験でした」とふり返る。なお、続く第2弾は、11月15日(水)に松雪泰子朗読で「境遇」、第3弾は11月16日(木)に藤原竜也朗読で「リバース」、11月17日(金)にのん朗読で「未来」を配信する。湊かなえ「少女」親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く――死の瞬間に立ち合うために。(シネマカフェ編集部)
2023年11月14日世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazon オーディブル(以下、Audible)では、11月14日から湊かなえ氏の作品を4日連続配信スタート。第1弾として、稲垣吾郎が朗読した『少女』が配信される。『少女』(双葉社)は『告白』(双葉社)に次ぐ著者の第2作にして書き下ろし作品。2人の高校2年生の女の子が、「人が死ぬ瞬間」を見たいという欲望と願望を胸に過ごす衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。2016年には映画化され、映画で高雄孝夫を演じた稲垣吾郎がAudibleでは朗読を担当した。○■稲垣吾郎コメント映画『少女』では高雄孝夫役を演じましたが、今回は主人公の「少女」も私が朗読するという新たな経験で、自分が関わった作品の中で異なる役柄を演じることがとても面白かったです。録音ブースの中で作品を朗読することでその世界に完全に没入できる素晴らしい経験でした。湊かなえ作品は毎回、ぞくぞくするような展開や予測不可能なラストシーン、そして人間の本質を巧みに捉えた心理描写に驚かされます。ぜひAudibleでお楽しみください。【編集部MEMO】稲垣吾郎は1973年12月8日生まれ、東京都出身。1991年CDデビュー。2017年9月に草なぎ剛、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げた。映画『十三人の刺客』(10)の演技で第23回日刊スポーツ映画大賞・助演男優賞、第65回毎日映画コンクール男優助演賞、映画『半世界』(19)と映画『窓辺にて』(22)で東京国際映画祭の観客賞を受賞した。そのほか近年は、映画『ばるぼら』(20)、ドラマ『きれいのくに』(21)、『風よ あらしよ』(22)、舞台『No.9─不滅の旋律─』(15・18・20~21)、『サンソン─ルイ16世の首を刎ねた男─』(21・23)、『恋のすべて』(22)、『多重露光』(23)などに出演。また、『7.2新しい別の窓』(ABEMA)、『ワルイコあつまれ』(NHK Eテレ)などにレギュラー出演中。
2023年11月14日湊かなえが作家生活10周年の節目に書き下ろしたミステリー⻑編『落日』が連続ドラマ化され、WOWOWにて放送・配信中だ。この度、原作者の湊が撮影現場を訪問。ここではそのレポートをお届けする。新進気鋭の映画監督と新人脚本家の2人が、映画作りのために15年前に起きた一家殺害事件の真相を探る中、それぞれが抱える“ある過去”と向き合っていく姿を描く本作。映画監督・⻑谷部香役を北川景子、脚本家・甲斐真尋役を吉岡里帆が演じ、さらに事件の犯人として死刑囚となった立石力輝斗役を竹内涼真、力輝斗に殺害された妹・沙良役を久保史緒里(乃木坂46)、そして、真尋の師である大物脚本家の大畠凜子役を黑木瞳が熱演している。訪問したのは、⻑谷部と甲斐の2人がそれぞれ抱える過去や本心が語られる重要なシーンの撮影現場。湊は、「今まで自分たちを取り繕いながら接していた二人が本音で、自分たちの過去も交えて打ち明け合う場面でしたので、一番重く、大切な場面に立ち会わせていただきました。お二人から⻤気迫る雰囲気を感じながら、撮影現場を拝見させていただき、合間にはお話も伺いさせていただきました。北川さんも吉岡さんも本当にこの作品を読み込んで、自分のものにしてくださって、どう表現しようかとすごく模索されて、そして、答えを出された演技をされているなと思いました」と述懐する。さらには現場では内田監督とも話をし、「いろいろと大作も撮られておりますけれども、ミステリーは今回が初めてだということで、撮り方について工夫をされていたり、監督御自身も色々と考えて、考えて、どう見せるかというのを模索してくださったお話を伺わせていただきました。色使いや雰囲気、流れであったり、それら全てが作品の中に、観ている方を引っ張り込むような作り方をしてくださって本当に感動しましたし、感謝の気持ちでいっぱいです」と、撮影現場の訪問は興奮の連続だったようだ。ドラマは既に2話までが放送されているが、本編の出来栄えについても手ごたえを感じたようで、「本当に映画の大作を観たくらいの感動がありました。1話ずつが1本の完成作品のようであり、だけど次はどうなるんだろうと、次を待たずにはいられない気持ちになるくらい、ドラマの世界に入り込めるような作品になっています。また、オープニングシーンとなるアパートのベランダでは、自分もそこに入り込んだような気持ちになり、最終話のついにクライマックスでは、小説ではこういう続きがあったらいいな、と思っていた場面を映像ではしっかり撮っていただいていて、こういう表情でこういう場面で撮ってくださったんだと、感動がありました。『落日』というタイトルの通り、文章でこの美しい夕陽の描写を重ねても、“バンッ”と見せられるものに心をつかまれたまま泣きっぱなしで終わりました。本当に感動しました!」と、絶賛し、太鼓判を押した。なお、『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』は次回9月24日(日) 22時から第3話が放送される。第2話ラストの「私、人を殺したの」という香(北川景子)の告白後に、去ってしまう真尋(吉岡里帆)……。二人は再び映画の脚本を進められるのか?さらに、真尋の姉・千穂が残した日記から15年前の事件の真相にも関わる衝撃の事実が発覚する。WOWOW YouTube公式チャンネルでは第1話が無料配信中。『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』【第1話まるごと無料配信】<番組情報>『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』WOWOWにて毎週日曜22:00より放送・配信中(全4話)第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW 4K】無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】番組公式サイト:
2023年09月19日『告白』、『贖罪』など数々の人気ミステリーを世に送り出してきた湊かなえが作家生活10周年の節目の作品として書き下ろした長編『落日』がWOWOW 連続ドラマWにて映像化される。第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』の内田英治が監督を務め、15年前のクリスマスイブに起きた一家殺害事件に隠された“真実”を軸に展開する本作。主人公である新進気鋭の映画監督・長谷部香を演じるのは、今年でデビュー20周年を迎える北川景子。吉岡里帆演じる駆け出しの脚本家・甲斐真尋とのコンビで、事件に向き合い、真実を追いかける。――もともと、湊かなえさんのファンで、今回の『落日』も読まれていたそうですが、北川さんが感じる湊作品の魅力について教えてください。北川みなさん、よく“イヤミス”(※読後にイヤな気持ちになるミステリー)という言い方をされるんですけど、私はそんなにイヤだなと思わなくて、人間って絶対に誰しも完璧じゃないし、他人に言えないような部分を持っていたりするもので、みんな切っても切れない問題を抱えて生きてるものだと思います。湊先生の作品は、そういう部分がリアルに手に取るように描かれていて、私はそれを読んでもイヤな感じはしなくて、「こんなに大変でもこの人は生きてるんだから、私も大丈夫かな」とか、小説ではあるんですけど「実際にこういう人もたくさんいるんだろうな」と考えると、ひとりじゃないんだと頑張って前を向けるきっかけになることもあると思うんです。――その湊さんの作品に主演されることになり、現場で撮影しながら「湊作品の世界にいる!」と感じた瞬間はありましたか?北川湊先生が一度現場にいらして、ご挨拶をさせていただいたとき、「本物の湊先生だ」と思ってそこで実感しました。この作品に出てくるキャラクターは全員何かを抱えていたり、過去を消化できずに、折り合いをつけられず、時が止まったまま生きているんですよね。彼らの物語が複雑に絡み合っていくんですけど、その全てが実はひとつのことがきっかけだったというのが、すごく湊さんならではの見どころだなと思いましたし、そういうシーンを撮影するときも「湊さんの素晴らしさ」を感じていました。例えば、吉岡さんが演じる真尋ちゃんが、宮川一朗太さんが演じるお父さんと、お姉ちゃんについて会話するのを見ていて、(そこに隠された秘密に)「おぉっ!」と思ってちょっと鳥肌が立ちました。ここは原作でもびっくりしたところだったなと、小説を読んだときの気持ちがよみがえってきましたね。――現場で湊さんにお会いになって、印象はいかがでしたか?北川柔らかい穏やかな方で、こんなに有名な作家さんだけど、本当に普通でいらっしゃるというか、優しくておおらかで明るい方でした。香は知らなければ前に進めない人私もグレーのままにはしておけない――香という役作りについてお聞きします。彼女のパーソナリティ、そして“映画監督”という職業の部分に関して、どのように作り上げていったのでしょうか?北川衣装合わせで監督と少しお話したんですが、香はいろんなことを抱えていて、ツンと触れたらガラガラっと壊れるような危うさはあるんだけど、それを周りの人には見せずに社会の中で生きている人間なので、見るからに「この人、なんかあるな」というふうには演じないでほしいと言われました。人間誰しもそうですよね。悩みごとがあっても、いったん出社したら仕事しないといけないのと同じで、香という人が一見して「問題あるな」と見えないようにしてほしい、社会的に問題のある人ではないので、等身大の女性として演じてほしいと。ただ、ひとりでアトリエにこもったときに発作が起きるというシーンがあって、それは現場で生まれたんですけど、外では努めて普通を装っている――それが危うく見えたらいいと言われました。映画監督としては「女性の映画監督にある感じにしてほしい」と言われて、「え? どういう感じ?」と思ったんですけど(笑)。女性同士だからこそ、グイグイ質問できることもあると。例えば、男性がガンガンいき過ぎると相手が身構えてしまうようなときでも、女性同士だと相手も話しやすかったりして、知りたいことに対して直球でいけるところがあるので、ガンガンいく感じは見せたいということは言われました。もうちょっとで真実がつかめそうなときの攻めていく感じとか、撮りたいものに対して燃やす情熱の異常さみたいなものは激しめに持っていてほしいと。取材でも聞いていくうちにのめり込んで、距離が近くなったり、早口になったり、仕事になると加熱してしまうところが出るといいよねって話をして、シーンごとに相談しながら作っていきました。――香は、自身が抱えている葛藤や過去を作品に昇華させようとします。異常なほどの執念とも言えますが、それは映画監督としての欲求なのか?それとも彼女のパーソナルな部分から来るものなのか?何が彼女をそこまで駆り立てるのだと思いますか?北川まず、この人は「映画監督になりたい」という思いが最初にあったわけじゃなく、自分の幼い頃の記憶――つらい自分を救ってくれた掌(てのひら)が誰だったんだろう?という、自分が抱えている謎を知りたいというところから始まっていて、知らなければ前に進めないタイプの人なんじゃないかという気がしました。「知らない方がいい」というタイプの人もいると思います。(真実は)期待していた答えじゃないかもしれないし、知ってさらに傷つくこともあるので、あえてフタをするという人もいると思いますが、長谷部香という人は性格上、何でそうなったのか?というのを知らないことにはスッキリしないし、納得できない。真実を知ることで傷つくとしても、その覚悟がある、知らないことが一番怖いんじゃないかと思いました。あの手は誰?何で自分はこうなってる?なんで(一家殺害事件の犯人である)力輝斗にあんなにシンパシーを感じているのか?自分のことなのに自分が分からないというのがスッキリしない。とにかく「知りたい」と思って取材をして、画家であればそれを絵にするけど、彼女は映像にして物語に落とし込むことでしか落としどころを見つけられない人なんだなと思いました。「良い映画を作りたい」というより、これで自分が抱えている問題が解決したら、映画監督をやめてもいいという気持ちもあるのかなって思います。自分のため、自分と向き合うために映画を撮っているし、「終わらせたい」という気持ちがあるんじゃないか?納得することができれば、もしかしたら、この映画で終わりなのかなと思っていました。――そんな香の気持ちを北川さんは理解できましたか?北川分かる方かもしれません。たまに「知らない方がいいよ」とか「知ってもつらい思いをするかもしれないけど本当に聞く?」みたいなことを言われることってあるじゃないですか。私は絶対に知りたいタイプなんですよね。そこまで言ったなら言って!って(笑)。真実を知って「最悪!そうだったんだ……」となるかもしれないけど、グレーのままにはしておけないです。知って落ち込んで、まあしょうがないよねってなる方が、まだスッキリするタイプなので。傷つくかもしれないけど、知らないことが怖いんですよね。なんなら聞く前に度合いも知りたいですね(笑)。「それはどれくらい酷い話なの?」って。初めてお会いして思った「吉岡さんとならいいドラマになる」――真尋役の吉岡里帆さんと共演されてみての感想を教えてください。北川私よりも年下ですけど、年下の方と話してる感じが全然しないです。まだ10年しかこの芸能の世界にいないって聞いたのも驚きだったんですけど、何十年もやってきたような、いろんな経験をして、貫禄すら感じさせる方でした。年下の子と話してるって感じではなく、同じ目線で会話ができる方でした。本当にストイックな方で、芝居もそうですけど、きっと家でも「こう演じよう」とか、たくさん考えて、組み立てて、壊して……ということをされてるんじゃないかと思いました。食べ物にも気を遣っていらして、おそらく長くこの仕事を続けていくために、健康はもちろん、体型とか美容のことも考えているんでしょうし、私にも「どうしたらスタイルを保てるんですか?」と質問してきてくれて、すごく真面目という印象です。私はそんな全部きっちりはできないので(苦笑)、「食べたいものを食べて、ストレスを溜めない方がいいんじゃない?ただでさえストレスの溜まりやすい世界だし、まだ若いんだからそんなに考えなくても?」みたいなことばっかり言ってまして……(笑)。若いのによくこんなにたくさんのことを考えられるなとびっくりしました。(本作の)芝居の話は特にしなかったんですが、舞台がお好きで、面白かった舞台の話をしてくださったり、私が舞台をいつかやってみたいという話をしたら、演出家の方についていろいろ教えてくださったりして、年下というよりも先輩みたいでした(笑)。――本作は香と真尋というふたりの女性が互いを認め合い、協力しながら、事件の真相を追っていく作品ですが、そうした部分の魅力に関してどのようなことを感じられましたか?北川この作品の中で、真尋さんがもうひとりの主人公のように、香を動かし、引っ張っていってくれた部分がすごく大きくて、香は途中で「もう無理!」となったりすることもあるんですけど、真尋さんが背中を押してくれたからこそ、できたこと、香ひとりだったらできなかったことがたくさんあったと思います。ひとりじゃできないことでも、信じられる相手がもうひとりいることで、突き進み、乗り越えられたりできるんだということは感じました。真尋さんがいなかったらいまだに香は混沌の中にいたと思うし、真尋さんも、香が一緒にいることで能動的になった部分もあるし、自分の姉のことにも向き合うことになり、荒療治だったけど前に進めたのかなと思います。ひとりで悩んでも解決しないことはあるけど、誰かに話して一緒に考えてみることって、シンプルだけどすごく大事なんだなと感じました。その相手というのは、フィーリング――なんとなく気が合うとか、とにかく「あ、いいな」と思えたらそれで十分で、香にとって真尋さんは「この人ならいい」、「この人に賭けてみたい」と思える相手だったと思います。まあ、真尋さんは(グイグイ来る香に)最初は引いたと思うけど、でも無視もできないし、なんか気になる……。そういう目に見えない引き合わせみたいな感じで、運命的に出会ったふたりで行動を共にするというのは楽しかったし、探検しているような気分というか、今なら何でもできそうと感じられました。それは、相手役が吉岡さんじゃなかったら、そういう気持ちになれなかったと思います。初めてお会いしたときから「吉岡さんとならいいドラマになるだろうな」と思ったし、もしかしたら、香も真尋さんを見て、そう思ったのかなと気持ちが重なりました。それは、相手が男性だったらなかなかそうはならない部分もあるだろうし、女性同士だからという美しさみたいなものはあったかと思います。子どもを授かったことで親の気持ちに自分を重ねるようになった――タイトルにもある、終盤の落日を見るシーンの撮影の思い出についても聞かせてください。北川『落日』がちゃんと落日じゃなかったらどうしよう?というのは、ずっと現場のみんなの心配事でした(笑)。ロケハンのときはいつも曇っていたらしくて、雨というわけじゃないけど、霧がすごくて落日は見えなくて……という感じで、そのまま一度も落日を見れないまま、撮影本番を迎えたんです。でも、その日だけ本当にきれいな夕日が見れたんですよ。本当にまん丸で「あぁ太陽って本当に丸いんだな……」と思うくらい。カメラマンさんがいろいろとアングルを変えながら撮影してくださって、私と吉岡さんは夕日が沈むのをずっと見ていました。私は今まで、朝日や夕日を見に行くという経験がなくて、まじまじと落日の瞬間を見たのは人生で初めてのことで。地平線にちょっとずつ吸い込まれていくのが本当に神秘的できれいだったし、人生で真剣に落日を初めて見たのがこの『落日』という作品のラストシーンで本当に良かったなと思いましたし、心から感動しました。吉岡さんも「感動しましたね」「いっぱい、いろんなシーンを撮ってきたけど、これがここまできれいに撮れるなら、それで十分というか、全てはこのためのフリでしたね」とおっしゃっていて、まさに同じ気持ちでしたし、逆にこれが撮れなかったら今までの苦労は……というくらい美しい夕日でした。なんか頑張ろうって思えるんですよね、落日を見ると。「生きていたらいいことあるな」とか、自然とそういう気持ちになりました。いろいろあったことも一緒に洗い流されていくような感覚、全部許されるような感覚でした。本当に終盤での撮影で、達成感と、これを見るためにここまで4話頑張ってきたんだなという気持ちでした。――人間のいろんな部分が描かれているのが、湊さんの作品の魅力だとおっしゃっていましたが、北川さんご自身、年齢を重ねたり、ライフステージが変化する中で、登場人物の気持ちがより深く、実感をもって理解できるようになったりした部分はありますか?北川自分が子どもを授かったことで、子どもと親が出てくる作品は身近に感じるようになって、つい泣いちゃうことが多いですね。子どもが出てくると泣いちゃいます(笑)。今回も、宮川一朗太さんが演じられた真尋のお父さんの心情はすごく分かるというか、ああすることでしか自分を保てなかったんだろうなと思いました。もし自分に同じことが起きたら、どういう気持ちになってしまうのか?とすごく考えてしまったり、自分と重ねてしまうようになりましたね。子を持つ親の気持ちを考えるようになったというのはすごく大きな変化だと思います。――今後、母親役を演じることになったら、これまでとはアプローチや表現が変わってくる部分もあるかもしれませんね。北川無意識にどこかで、分かるからこそ演じやすくなっている部分もあるだろうし、私自身が子どもを授かったことで、今後巡り合わせでそういう役が来るようになるんじゃないかと想像しています。これまで、あんまり子どもを育てる役というのは私のイメージになかったと思うんですよね。お仕事を頑張っている役とかが多かったので。これから、そういう役が巡ってきたら、準備ができていると思います。子を持つまで分からなかったことがいっぱいあって「あぁ、子どもがいるとこんな気持ちになるんだ!」というのをリアルに感じながら子育てをしているところなので、今なら分かることがたくさんあると思います。これまで自分と演じる役を重ねること自体、あまりなかったんですけど、子どもの話になると、自分を重ねてしまうのかもしれないなと思うし、そういう意味でお芝居のやり方、脚本の読み込み方も変わってくるんじゃないかと思います。そういう役が来るのが楽しみです!取材・文:黒豆直樹撮影:稲澤朝博ヘアメイク:板倉タクマ(ヌーデ)スタイリスト:細見佳代(ZEN creative)<番組情報>WOWOW『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』9月10日(日)スタート(全4話)毎週日曜午後10時放送・配信【WOWOWプライム】【WOWOW4K】第1話無料放送【WOWOWオンデマンド】無料トライアル実施中出演:北川景子吉岡里帆久保史緒里(乃木坂46)高橋光臣宮川一朗太真飛聖/竹内涼真原作:湊かなえ『落日』(ハルキ文庫刊)監督:内田英治脚本:篠﨑絵里子音楽:小林洋平チーフプロデューサー:青木泰憲プロデューサー:村松亜樹八巻薫木曽貴美子協力プロデューサー:遠田孝一制作協力:MMJ製作著作:WOWOWぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント北川景子さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2023年09月08日WOWOWで9月10日(日) より放送・配信される『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の完成披露試写会が8月28日(月) に開催。主演の北川景子、吉岡里帆、竹内涼真、黒木瞳、内田英治監督が登壇した。本作は、湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目として書き下ろしたミステリー長編『落日』を原作とした連続ドラマ。新進気鋭の映画監督と新人脚本家の2人が、映画作りのために15年前に起きた一家殺害事件の真相を探る中、それぞれが抱える“ある過去”と向き合っていく姿が描かれる。物語の主人公となる映画監督・長谷部香役を演じた北川は、心の中に抱えているものがあるものの普段はそれを出さないように振舞っている香のキャラクターについて「さじ加減が難しかった」とコメント。内田監督からも「もっと抑えて」と言われる場面が多く「どれだけそぎ落とせるかという闘いだった」と振り返った。北川景子香から事件の映画化の話をもちかけられる新人脚本家・甲斐真尋役を演じた吉岡は、真尋のキャラクターを「脚本家としてプロになりたいんだけど、自分の夢を追いかけて良いのかもわからない人物」と説明。脚本家として活躍したい想いはあるものの、なかなか芽が出ない真尋だが、徐々に成長していく姿を表現するために「真実を知っていくことのつらさを乗り越えた先の成長を見せられたらいいなと思って演じました」と語った。吉岡里帆また、今回北川と吉岡は初共演となり、お互いの印象についてもコメント。北川は吉岡とは「話していて楽しかった」と言い、年下にも関わらず「同い年の友だちができた感じ」と笑顔を見せ、美容や食べ物の話などで盛り上がっていたことを明かす。一方、そのコメントを聞いた吉岡は、北川からの「友だち」との言葉に感激。「美しい」「カッコいい」「オーラがある」など、北川の印象を並べつつ、そんな北川が「目線を合わせて気さくに話しかけてくれた」と振り返る。北川とは「この人はもしかしたら運命的な出会いかもしれない」と思うほどに分かり合えたとも述べ、2人はこの関係をこれからも「育んでいきたい」と声を揃えた。香と真尋が調べる一家殺害事件の犯人とされ、死刑囚の身になった立石力輝斗役の竹内は、演じることは「きつかった」と告白。だが「大好き(笑)」と明言する内田組の現場が自身が30歳を迎えて最初の現場でもあり、「手応えはあった」と自信も見せた。竹内涼真真尋の師であり、著名な脚本家の大畠凜子役を演じた黒木は、真尋という存在に自分の経験の中で得たスキルを受け継ぐ役どころで、普段はしないものの役に自分自身を重ねることがあったと回顧。凜子の姿に「まだまだ私も未熟」「もっと頑張らないと」と気持ちを動かされたことを語った。黒木瞳本作の演出を務めた内田監督は、北川、吉岡とは初タッグだったため「クランクインする前はビビってた(笑)」と言うものの、現場に入ってみると「とてもやりやすかった」と述べ、2人からの豊富なアイディアや、お互いに共鳴しながら変わっていく姿を「見ていて楽しかった」と頬を緩めた。また竹内と内田監督は、3年前に放送されたWOWOWオリジナルドラマ『竹内涼真の撮休』以来のタッグとなったことを司会者から触れられると、まずは竹内が「嬉しかった。こういう役ができるって思ってもらえて」とにっこり。ただその「期待に応えないと」と意気込んで現場に臨んでいたことも明かす。それに対して内田は「3年前とは違う彼が現場にいてびっくりした」と竹内の成長に驚かされたことを伝え「素晴らしい俳優にどんどんなっていく」と褒めた。内田英治監督他にも、内田は北川とは現場で音楽談義に花が咲いたことや、吉岡の声が好きで、それによって吉岡の「しゃべり方がうつった」というエピソードなどを披露し、笑いの起きる和やかな雰囲気を作り出していた。そんな中、原作者の湊が大きな花束を持ってサプライズ登場。盛大な拍手と驚きの歓声で迎えられると、8月22日に誕生日を迎えた北川へ花束を渡して祝福。湊の登壇は知っていたものの、自分が祝われると思っていなかった北川は「まさか自分への花だとは思ってなかった(笑)」と驚きつつ、「(デビュー)20周年という節目に素晴らしい場所で原作者の湊先生にお花を頂けて嬉しい」と喜んだ。湊はドラマ化への大きな期待を伝えつつ、実は撮影現場を訪問して、香と真尋が互いの本音をぶつけ合う重要なシーンを見学していたことを報告。その日、北川は肝となるシーンの撮影にいつもよりは緊張して現場に入ったというが、湊の纏うほがらかな雰囲気のおかげで「現場が明るくなった」と感謝。吉岡は現場に原作者が来るということに緊張し、思わず湊に自分の演技が「合ってますか?」と「答え合わせがしたくなった(笑)」という衝動があったことも白状しつつ、北川と同様、湊の雰囲気のおかげで現場全体が和んだと伝えた。湊かなえイベントの最後に北川は「人間ってそれぞれみんな大なり小なり問題というか、人に言いたくないこととか、つらいこととか、過去とか悔いとか罪とかそういうものを背負いながら、蓋をして何とかやり過ごしながら折り合いをつけて日々を生きている生き物なんじゃないかなと思いました」と作品を通して得た想いを吐露。その上で「人はそれぞれみんな違うけれども、生きているだけで価値がある存在なんだよ、それでもいいんだよという許しというか、救いというか、そういう優しい一筋の光が差すような作品」とアピールし、「一人でも多くの方にこの作品が届いてくれることを心から願っています」とメッセージを送った。<番組情報>『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』9月10日(日) スタート(全4話)放送:毎週日曜午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW4K】配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOW オンデマンド】番組公式サイト:
2023年08月29日Amazonオーディブルにて湊かなえの著書「Nのために」が配信スタートした。Amazonオーディブルは、音声でコンテンツを楽しむことができる、世界最大級のオーディオエンターテインメントサービス。プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブックや、ニュースからお笑いまで、バラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどを扱う。本日配信がスタートしたのは、湊さんによる4作目の連作長編小説「Nのために」。タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件――その真実を、モノローグ形式で抒情的に解き明かす、湊さん初の純愛ミステリーだ。Nのために (双葉文庫)画像:amazon.co.jp朗読するのは、ドラマ版で杉下希美を演じた榮倉奈々。「湊さんの『Nのために』に向き合うことは私にとって神聖な行為であり、良い緊張をしました。本を耳からというのはかなり新しい感覚だと思います。それ以外の五感を使わない分、想像力がよりかきたてられるのではないでしょうか。ドラマを観た方がどういうふうに聴いてくださったのか感想を聞いてみたいです」とコメントしている。「Nのために」あらすじ超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は、驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか?それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか――?「Nのために」はAudibleにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月20日9月10日(日) 午後10時よりWOWOWで放送・配信される『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の本予告映像が公開された。『落日』は、湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編作品。本作のキーワードは“裁判”と“映画”で、新進気鋭の映画監督・長谷部香役を北川景子、新人脚本家・甲斐真尋役を吉岡里帆が演じ、ふたりが映画作りのために15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”の真相を探っていく。さらに、事件の犯人として死刑囚となった立石力輝斗役を竹内涼真、力輝斗に殺害された妹・沙良役を久保史緒里(乃木坂46)、そして真尋の師である大物脚本家の大畠凜子役を黒木瞳が演じる。公開された予告映像は、長谷部と甲斐の出会いから始まる。笹塚町一家殺害事件の犯人である力輝斗とその被害者となった高校三年生の妹・沙良の刺殺シーンや、放火された自宅が映し出されるなど、凄惨たる事件の一端を垣間見ることができる。さらに、本作の新たな場面写真も公開となった。『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』本予告映像<番組情報>『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』9月10日(日) スタート(全4話)放送:毎週日曜午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW4K】配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOW オンデマンド】番組公式サイト:
2023年08月19日9月10日(日) 午後10時よりWOWOWで放送・配信される『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の新キャストが発表された。『落日』は、湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編作品で、監督は『ミッドナイトスワン』『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』の内田英治。新進気鋭の映画監督で、他人に迎合することなく自分の信念で行動する主人公・長谷部香を北川景子、香と同じ町出身の脚本家で運命の輪に巻き込まれていく甲斐真尋を吉岡里帆が演じる。今回新キャストとして発表されたのは、黒木瞳、竹内涼真、久保史緒里(乃木坂46)の3名。黒木は真尋の師である大物脚本家の大畠凜子、竹内は妹の沙良を刺殺して自宅を放火し、さらに両親をも死に追いやったとして死刑囚の身になった立石力輝斗、久保は力輝斗の妹で、人気アイドルグループのオーディションに合格したと噂されるほど華があった高校生の立石沙良を演じる。併せて、本作のポスタービジュアルと特報映像が公開された。映像では、実際に起きた一家殺害事件の映画化を持ち掛けた香と、相談を受けた真尋が軸となって展開する物語の一端を垣間見ることができる。■大畠凜子役:黒木瞳 コメント・出演が決まったとき原作は出版されたときに読んでいました。からみ合った糸が次第にほどけていくラストに心が洗われました。奥深い作品に参加させて頂けることをとても嬉しく思いました。・役作りで心がけたこと、撮影現場の印象脚本家という役柄は初めてですので、衣裳やヘアをスタッフと考える時間はとても楽しかったです。内田英治監督とは2度目でしたので、安心して現場に入れたことに感謝しています。ふところの深い監督ですので、撮影はとても有意義でした。・視聴者へのメッセージ水平線に落ちていく陽は、どこかで朝の陽としてのぼっている。そんな詩的な作品がミステリーというジャンルで楽しめる作品です。初めてご一緒した北川景子さん、吉岡里帆さんとは、撮影の合い間、ずっと女子トークで盛り上がっていました。すてきな方々と共演出来た大切な作品、ぜひ多くの方にご覧頂きたいです。■立石力輝斗役:竹内涼真 コメント・出演が決まったときまずは挑戦したことのない役柄だったので、純粋に嬉しかったし、好奇心が掻き立てられました。脚本が凄く魅力的で、読み終わった時に心の奥底にある何かをがっしり掴まれたような感覚になりました。・役作りで心がけたこと、撮影現場の印象死刑囚の力輝斗を演じる上でどのような感情を伝えたいのか、そして彼が1番欲しかったものについて、繊細に演じたいと現場に臨みました。内田監督とは今回2度目、そして僕がとても信頼している監督のおひとりです。30歳を迎えたタイミングで立石力輝斗を現場で一緒に創り上げる作業はとても楽しかったです。・視聴者へのメッセージ是非たくさんの方にこの『落日』をいろんな角度から楽しんで頂きたいです。特に久保史緒里さんとの兄妹のシーンは、生々しく人間味溢れるシーンになっています!是非ご期待ください。『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』特報映像<番組情報>『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』9月10日(日) スタート(全4話)放送:毎週日曜午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW4K】配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOW オンデマンド】番組公式サイト:
2023年07月28日もちもちの色白肌に、きなこカラーの服で。わらび餅のようなみずみずしさを表現してくれた、乃木坂46、5期生のクールな妹・小川彩さん。「チーズとかお餅とか、もちもち食感のものが好きなんですけど特にわらび餅は、スーパーでも見つけたら即買うくらい大好きです」そんなわらび餅への愛が最近になって再び上昇中。きっかけは、この“飲むわらび餅”。「すごくかわいがってくれる(岡本)ひなちゃんが一緒にいるとき飲んでたことがあって『飲んでみる?』と一口くれたんです。飲んだ瞬間『なんだこのおいしいものは!?』って衝撃が走りました。今日いただいた、カップのわらび餅も(一ノ瀬)みくが『あーや、これ好きだよね!』って買ってきてくれて以来、大好きです」お姉さんメンバーの愛情を一身に浴びてすくすく育つ小川さん。「特にみくはお仕事でも私への愛を表明していますが(笑)、オフではそれ以上に愛情表現がすごくて。実際『外では控えめにしてる』って言ってました。とかいって相思相愛なんじゃないの?と言われますが、私は否定しています(笑)」愛されるってどんな気持ち?「それは、愛がなくなってみないことにはわからないかな…」と、小悪魔スマイル。半面人見知りな性格で、当初はなかなか打ち解けられなかったとか。「そこで仲良くなるにはあだ名からだ!と、最初みんなにあだ名を付けて回りました。池田瑛紗は“てれさぱん”、中西アルノは“アルル”、ひなは“なっつ”。次第にあだ名クイーンと呼ばれるようになって、いまはもう5期生みんなにかわいがってもらうように…。いいグループに入ったなあと実感してます。まあ面と向かっては言わないですけど(笑)」春のアンダーライブツアーを完走し、先輩との距離も接近中。「推しメンは阪口珠美さん。珠美さんのダンスが好きで、ステージでちらっと見るとダンスはもちろんお顔もかわいくて…つい見入ってしまう、憧れの存在です」さっぱり味と喉ごしに思わず一気飲み!小川さんが普段から大好きという『きなこととろり』のドリンク。撮影中もちゅるるんと飲んではニコニコ、うれしそうな表情に。「甘そうに見えるかもしれないけど、きなこ味でさっぱりとしているから、つい一気飲みしちゃいます(笑)。抹茶味は今日が初めてだったんですけど、ちょっとほろ苦くて甘すぎずおいしかったです!どちらも下に入っているわらび餅をもぐもぐしながら飲むのが楽しくて…この作りたてわらび餅のとろとろ感はやみつきです」もし小川さんがフレーバーをプロデュースするとしたら?「いちごみるくフレーバー希望です。ついにご卒業されてしまったけど、憧れの齋藤飛鳥さんの初期設定が『いちごみるくが大好きなあしゅりん』でいらしたので(笑)、ぜひ一緒に飲みたいです。大先輩をイジらせていただくようで大変恐縮なんですが、なかなか自分から飛鳥さんとお話をすることができなかったので、わらび餅を機に…!」きなこととろり ヨドバシAkiba店食べる直前に仕上げるわらび餅と、飲むタイプのどちらも初体験の喉ごし。京都発の“生仕立てわらび餅”の人気店。毎日お店で炊き上げる、とろりとしたたり落ちるような食感のわらび餅と、大豆の選定からとことんこだわった深煎りきなこが主役だ。なめらかな喉ごしのわらび餅は悶絶必至!宇治抹茶ラテ¥600深みきな粉ラテ¥550とろりわらび餅 おひとりさま用¥330東京都千代田区神田花岡町1‐1ヨドバシAkiba 1FTEL:03・5577・5284おがわ・あや2007年6月27日生まれ、千葉県出身。5期生最年少。愛称あーや。5期生の番組『超・乃木坂スター誕生!』内のコントでは千葉県出身のメンバーで構成される「チーム千葉魂」の総長。ニット¥7,260(リリー ブラウン/リリー ブラウン ルミネ エスト新宿店 TEL:03・6457・8555)イヤリング(2点セット)¥2,090(ゴールディ TEL:0120・390・705)セットリング¥2,420(アネモネ/サンポークリエイト TEL:082・248・6226)※『anan』2023年6月7日号より。写真・田村昌裕(FREAKS)スタイリスト・コギソマナ(io)ヘア&メイク・河嶋 希(io)フードスタイリスト・田中美奈子取材、文・大澤千穂池田祐美子(店)(by anan編集部)
2023年06月03日湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編をWOWOWで連続ドラマ化する「落日」の主演に北川景子が決定。吉岡里帆と初共演を果たす。新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川景子)は、新人脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆)に映画の脚本の相談を持ちかける。その元となるのは、15年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた「笹塚町一家殺害事件」。事件が起きた小さな町、笹塚町は真尋の生まれ故郷でもあった。判決も確定しているこの事件を、香はなぜ撮りたいのか。真尋はどう向き合うのか。事件を調べていくうちに、衝撃の真実にたどりつく…。北川さんは、WOWOWでの主演は連続ドラマW「ヒポクラテスの誓い」以来、約7年ぶり。新進気鋭の映画監督で、他人に迎合することなく自分の信念で行動する主人公・長谷部香役を演じる。北川景子また、香が幼い頃に住んでいた笹塚町出身の脚本家ということで運命の輪に巻き込まれていく甲斐真尋役には吉岡里帆。2人が演じる香と真尋は、映画を作るために15年前に起きた「笹塚町一家殺害事件」の真相を探っていくが、実はお互いにそれぞれ過去に身近な人を失ったことで、深いトラウマを抱えていた。やがて明らかになる、大切な人々の死の真相の先にあるものとは――。吉岡里帆原作は、2008年のデビュー作「告白」がミリオンセラーとなり、その後も「贖罪」「Nのために」「リバース」など途切れなくヒット作を生み、エンターテインメント小説界をけん引する湊かなえ。湊さん原作小説のWOWOWでのドラマ化は、連鎖する悲劇と登場人物たちの心の闇を描き国内外で喝采を浴びた連続ドラマW「贖罪」(2012年)、“母と娘”をテーマに毒を抱えた6人の主演女優たちが織り成す連続ドラマW「湊かなえポイズンドーター・ホーリーマザー」(2019年)に続き3作品目となる。脚本には、「宮部みゆき『ソロモンの偽証』」「インフルエンス」「坂の途中の家」などWOWOW連続ドラマWの数々のヒット作や、ドラマ「クロサギ」などを手掛けてきた篠崎絵里子。監督は、『ミッドナイトスワン』の内田英治。本格ミステリー原作の映像化を手掛けるのは初めてとなる。主演:北川景子(長谷部香役)・共演:吉岡里帆(甲斐真尋役)「湊かなえさんの作品が大好き」で原作も読んでおり、「湊さんの作品に携われることがとても嬉しかった」という北川さんは、脚本に対しても「原作のテーマが落とし込まれた脚本で惹き込まれました。タイトルの通り、落日が度々物語に出てきます」と明かす。演じるのは、新鋭映画監督というかつてない役柄。「香は“知ること”が“救い”だと言い、『なぜそうなってしまったのかが、知りたい』と言い続けます。真実を知ることで傷つくことや、かえって苦しむことになったとしても、真実に近づこうとする執念を持つ人です」とキャラクターについて語り、「香という人物は過去も含め自分という存在を赦すために知ろうとしていて、知ることでしか本当に前に進めないのだとわかりました」と理解を示した。また、吉岡さんは「北川景子さん主演作、湊かなえさん原作ということで、世に残る作品を一緒に作っていける喜びでいっぱいになりました」とオファーの喜びを語りつつ、「真尋は脚本家としての自分に自信が無く、ひねくれていてうだつが上がらない臆病な人間です。過去のトラウマから後ろ向きな性格になってしまった姿を、苦しみながらも何とか前に進んでいく主人公の香さんと対比になるよう気をつけながら演じました」と明かす。そして「どんな過去を背負っていても向き合っていこうとする映画監督の香と、現実をまだ直視出来ない脚本家の真尋が邂逅していく姿がスリリングに、かつ柔らかさも持って描かれているように思いました」と脚本についてコメントした。原作の湊さんは、「日が沈まなければ明日が来ないように、真実を知るからこそ訪れる明るい未来もあると思うのです。それを、映像で感じることができることに大きな希望を抱いています」とドラマ化にコメント。北川さん、吉岡さんには「言葉にしなくても、表情や些細な動作にそれがにじみ出る演技をしてくださるお二人だと確信し、期待が膨らみ、ドキドキしています」と信頼を寄せる。そして「この作品のスタートは『映画』と『裁判』というワードです。ここに注目して見てくださると、新しい発見があるかもしれません」と見どころを明かした。連続ドラマW「湊かなえ『落日』」は9月、WOWOWにて放送・配信(全4話/※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2023年05月31日9月にWOWOWにて放送されるドラマ『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の主演が北川景子に決定し、併せて共演者として吉岡里帆が出演することが発表された。本作は、湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編作品。湊の原作小説をWOWOWでドラマ化するのは、『連続ドラマW 贖罪』(2012年)、『連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー』(2019年)に続き3作目となる。北川が演じるのは、新進気鋭の映画監督で、他人に迎合することなく自分の信念で行動する主人公・長谷部香。北川がWOWOWで主演を務めるのは『連続ドラマW ヒポクラテスの誓い』以来、約7年ぶりとなる。吉岡は、香が幼い頃に住んでいた笹塚町出身の脚本家ということで、運命の輪に巻き込まれる甲斐真尋を演じる。北川と吉岡は本作が初共演となる。本作のキーワードとなるのは「裁判」と「映画」。香と真尋は、映画を作るために15年前に起きた「笹塚町一家殺害事件」の真相を探っていく。二人はお互いに秘密にしていたが、それぞれ過去に身近な人を失ったことで、深いトラウマを抱えていた。やがて明らかになる、大切な人々の死の真相の先にあるものとは――。脚本は、『連続ドラマW 宮部みゆき「ソロモンの偽証」』『連続ドラマW インフルエンス』などWOWOWのヒット作を手掛けた篠﨑絵里子。監督は、第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が務める。内田監督が本格ミステリー原作の映像化を手掛けるのは初でもあり、作り上げられる世界観にも期待が高まる。<キャスト・原作者・監督 コメント>●北川景子(長谷部香 役)本作のオファーを受けた際の気持ち湊かなえさんの作品が大好きで、元々たくさん読ませて頂いていた中に『落日』もありました。香と真尋が一つの事件を調査していく過程で、自分の過去や生い立ち、家族についてさまざまな真実に辿り着いていき、2人の人生がじわじわと交わっていくストーリー展開に感動した作品でした。オファーをいただいた時は驚きましたし、湊さんの作品に携われることがとても嬉しかったです。■脚本を読まれた際の感想一見接点のない登場人物たちが過去に深く関わりがあり、その真実が明らかになるにつれ、それぞれが心にしまっていた悲しみやトラウマを昇華していく展開が、原作同様、ライブ感がありました。真実とは、事実とは、そしてそれを受け入れることとは何なのか。知ることに果たして救いはあるのか。原作のテーマが落とし込まれた脚本で惹き込まれました。タイトルの通り、落日が度々物語に出てきます。日が沈むまでの短い時間に、それぞれが同じ夕日に思いを馳せていたと思うと切なかったのですが、一歩ずつ前に進んで欲しいと思いましたし、とにかく天候に恵まれ、この夕日のシーンの撮影がうまくいきますようにと願いました(笑)。■今回演じられた新鋭映画監督・長谷部香という役について役作りで心がけたことや、撮影現場の印象香は′′知ること′′が′′救い′′だと言い、「なぜそうなってしまったのかが、知りたい」と言い続けます。真実を知ることで傷つくことや、かえって苦しむことになったとしても、真実に近づこうとする執念を持つ人です。役を作るにあたり、この人は何故そんなに知りたがるのか沢山考えたのですが、香という人物は過去も含め自分という存在を赦すために知ろうとしていて、知ることでしか本当に前に進めないのだとわかりました。真実に近づくためには手段を選ばなかったり突き進んでしまうところがあり、それ故に周りを傷つけてしまい、またそのことにも傷ついてしまう香の繊細さを表現したいと思い撮影に臨んでいました。撮影現場は大変和やかで、内田監督や内田組の皆様がとても温かく迎え入れてくださり、皆様とコミュニケーションをとるのが楽しかったです。作品の真剣なムードとはまた違って、和やかで楽しい日々でした。■視聴者へのメッセージ心に悲しみや傷を抱えたまま蓋をして生きていた登場人物たちが、それぞれの救いを見つけ前に進んでいく姿に私は勇気をもらいました。日常生活を送る中で、時として私たちは普通を装い、悲しみやトラウマ、知られたくない感情が表層に浮かび上がらないよう取り繕って生きていますが、実はそれぞれに何かを抱えていて、皆救いを求めているのだと思います。この『落日』という作品が、皆様にとって一瞬でも、何かの救いや励ましになったら幸いです。●吉岡里帆(甲斐真尋 役)■本作のオファーを受けた際の気持ち北川景子さん主演作、湊かなえさん原作ということで、世に残る作品を一緒に作っていける喜びでいっぱいになりました。仲良しのヘアメイクさんがいらっしゃったり、いつか仕事をしたかった内田英治監督にカメラマンの伊藤麻樹さんも一緒で座組としても心強いなと感じました。■脚本を読まれた際の感想湊さん原作の『落日』のテーマである、苦しみからの成長・希望を忘れない精神の美しさに感動していたので読みながら大事なポイントを探りました。どんな過去を背負っていても向き合っていこうとする映画監督の香と、現実をまだ直視出来ない脚本家の真尋が邂逅していく姿がスリリングに、かつ柔らかさも持って描かれているように思いました。■今回演じられた新人脚本家・甲斐真尋という役について役作りで心がけたことや、撮影現場の印象真尋は脚本家としての自分に自信が無く、ひねくれていてうだつが上がらない臆病な人間です。過去のトラウマから後ろ向きな性格になってしまった姿を、苦しみながらも何とか前に進んでいく主人公の香さんと対比になるよう気をつけながら演じました。■視聴者へのメッセージドラマ『落日』は繊細で痛みのある切ない物語であると共に、優しいメッセージの詰まった希望を描いた作品でもあります。最後のエンディングがとても素敵なので、ぜひ4話続けて見て頂きたいです。●原作・湊かなえ■『落日』がWOWOWでドラマ化されることについての気持ち自分の都合のいいものだけを見て生きる。しかし、日が沈まなければ明日が来ないように、真実を知るからこそ訪れる明るい未来もあると思うのです。それを、映像で感じることができることに大きな希望を抱いています。文章では表現の限界のある『落日』を突き付けられ、心地よい敗北感を抱けたら、最高に幸せです。■主演の北川景子さん、共演の吉岡里帆さんについての印象や期待したいポイント、脚本を読んでドラマに期待すること北川さん、吉岡さん、どちらも大きな問題を内に抱えた役柄ですが、言葉にしなくても、表情や些細な動作にそれがにじみ出る演技をしてくださるお二人だと確信し、期待が膨らみ、ドキドキしています。脚本も作品の意図を丁寧にくみ取っていただいており、監督を中心に、皆のパワーがこもった作品になるのではないかと思います。■視聴者へのメッセージ自分と重なる人物、または、寄り添いたい人物が作中にいると思いますので、物語を楽しんだ後は、ご自分の胸の内に目を向け、明日への希望となるヒントを見出していただけるのではないでしょうか。また、この作品のスタートは「映画」と「裁判」というワードです。ここに注目して見てくださると、新しい発見があるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。●監督・内田英治■本作をWOWOWでドラマ化するにあたっての意気込みじつは私、ミステリー小説ファンなのですが。このような形で本格ミステリーの原作をはじめてやらせていただくわけで、とても緊張し、とても意気込んでおります。原作者の湊かなえさんが描いた、繊細な登場人物たちを撮影で甦らせようと四苦八苦した作品でございます。その結果をぜひ見ていただきたいと思います。■主演の北川景子さん、共演の吉岡里帆さんについての印象おふたりとも初めてご一緒させていただきましたが、おふたりともによい意味で想像ととても違っておりました。北川さんは内に秘めたものが爆発するかしないかという境界線を演じるのがとてもお上手だと感じました。吉岡さんは明るい役のイメージがあったのですが、逆に繊細で感情がふつふつと煮込まれゆく演技などをもっと見たいと現場で思いました。■視聴者へのメッセージ二人の女性が自らの歴史をたどりながら謎を解明してゆく。北川景子さん、吉岡里帆さんがそれぞれ演じるわけですが、とても刺激的な撮影の日々でした。きっとそれが画面に現れている作品だと思います。皆様ぜひ見てください!<作品情報>『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』WOWOWにて9月放送・配信スタート(全4話)第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW 4K】無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】【スタッフ】原作:湊かなえ『落日』(ハルキ文庫)監督:内田英治脚本:篠﨑絵里子音楽:小林洋平【キャスト】北川景子、吉岡里帆 ほか【ストーリー】新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川景子)は、新人脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆)に映画の脚本の相談を持ち掛ける。その元となるのは、15年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた「笹塚町一家殺害事件」。そして事件が起きた小さな町、笹塚町は真尋の生まれ故郷でもあった。判決も確定しているこの事件を、香はなぜ撮りたいのか。真尋はどう向き合うのか。事件を調べていくうちに、衝撃の真実にたどりつく......。詳細はこちら:
2023年05月31日2023年5月24日、プロサーファーの小川直久さんが、がんにより亡くなったことが分かりました。51歳でした。所属事務所である株式会社 LDH JAPANのウェブサイトによると、小川さんは2020年より大腸がんを患っていたとのことです。弊社所属のプロサーファー小川直久が、5月23日(火)に癌により永眠いたしました。数々のタイトルを獲得し、日本のサーフィン界に多大なる影響を与え続けた彼の功績に敬意を表すと共に、皆様におかれましては生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします。2020年に大腸癌が発覚した際には、本人の強い気持ちで治療を乗り越えて見事に寛解し、再びサーフィン界のためにと想いを募らせ、次回のパリオリンピックでも最年長選手として出場をと意気込んでおりました。弊社としても、その想いを叶えるべくサポートを続けておりましたので、LDH一同大きな悲しみの中に故人を追悼しております。LDHオフィシャルサイトーより引用小川さんは、1995年度の『JPSAグランドチャンピオン』の実績を持つ、日本を代表するトップライダー。小波から大波まで幅広く乗りこなし、7年連続を含む合計8回の『サーファーオブザイヤー』を受賞しました。選手としてだけでなく解説者としても活躍し、日本プロサーフィン連盟副理事長も務めていた小川さん。『日本サーフィン界のカリスマ』とも呼ばれ、多くのファンに支持されてきました。小川さんの訃報に、多くの人から悲しみの声が上がっています。・私がサーフィンを始めた頃、雑誌やDVDでよくお見掛けしました。とても人柄のよさそうな方でした。心よりお悔やみ申し上げます。・こんなに若くして亡くなるのは残念でなりません。・言葉が出ない。若すぎるって。ショックだ。小川さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年05月24日今回の「やさしいママのヒミツ」は、シンプルでどんな食卓にも合う、使いやすい器が人気の陶芸家・小川麻美さん。5歳の男の子のママです。山と湖がほど近い自然に囲まれた、まるで北欧のような雰囲気の工房とアトリエを併設したご自宅を訪ね、作品づくりや暮らし、子育てまでお話をたっぷり伺いました。小川麻美(おがわ・あさみ)さん夫の瑞木(みずき)さん、息子の桧(かい)くん(5歳)、愛猫(じん8歳、にこ2歳)の3人と2匹の家族会社勤めをしながら陶芸教室に通い、独学で作陶。2011年より本格的に活動を開始。各地のクラフトフェアや企画展、個展に参加。2017年に夫が勤務する無垢家具の専門店「ソリウッド・プロダクツ」の工房がある相模原に住居と陶工房を構える。Instagram: @asami.o_utsuwa 自然豊かな相模湖へ移住夫の瑞木(みずき)さんが勤める、無垢材を使った家具工房までは自転車で5分ほど。相模湖にほど近い自然溢れるこの地に越してきて、今年でちょうど5年めとなる麻美さん一家。自宅に併設された工房&アトリエで、日々の創作活動をしている麻美さんですが、幼い子どもがいると仕事に集中したり、リフレッシュをする時間の確保がなかなか難しいもの。どのようにバランスをとっているのでしょうか。早速、麻美さんの平日のスケジュールを見てみましょう。 5:30〜6:00 : 起床。ランニングまたはウォーキング 6:30 : 夫の弁当作り 7:00 : 夫が出勤。朝食を摂りながら、ネットでニュースを読む 7:45 : 息子を起こして登園支度 9:00 : 保育園に送る 9:20 : 帰宅。ひと息つく 10:00 : 制作開始 12:30〜13:30 : 昼休憩 13:30 : 仕事再開 17:00 : 保育園にお迎え 17:30 : 家事 18:00 : 入浴、夕食準備 21:00 : 就寝「自宅で仕事をしていると、時間に追われてなかなか運動をすることができないので、できるだけ朝早くから動きたいと思っています。気候がいいときは朝から歩いたり、ランニングをしたり。自分のための時間を確保するように心がけていますね。息子のお迎えは基本的に私が担当していますが、忙しいときは夫にお迎えをお願いすることも。夫は土日も仕事、水曜休みで子どもと時間がなかなか合わないので、夕食の時間は家族が揃う大切な時間です」ご自宅のキッチンと、扉一枚を隔てた場所に工房を持つ麻美さん。仕事と家事のメリハリはあまり意識していないのだとか。「家の3分の1が工房で、平屋にしたのは夫のアイデア。作陶をしながら家事をするのに階段の昇り降りがあると大変なので、全部が繋がっているのはいいなと思います。17時になったら仕事を切り上げるようにしていますが、本当はもう少し時間を捻出したいですね。子どもを寝かしつけてからやろうと思っても、一緒に寝てしまうことが多くて。だから朝早く起きて、時間を作るようにしています」麻美さんの工房は、キッチンに隣接。行き来しやすいつくりに。「作陶には静かな場所がいいので、私は自然がたくさんあれば移住先はどこでもいいなと思っていました。窯を置くとなると煙も出るので、住環境が一番重要。引っ越しと妊娠出産が重なったので、家はとりあえずシンプルな作りにしました。少しずつ手を加えていければと思っています」会社員をしながら始めた陶芸日常に寄り添う、普段使いの器を作りたい母の影響もあって、20代前半から器が好き。会社員として働きながら趣味で陶芸教室に通っていたという麻美さん。ある先生との出会いにより、焼きものの魅力にどんどんはまっていったのだとか。アトリエに並ぶ麻美さんの作品。自然にできた模様がかっこいい。「自分の好きなものが形になる喜びが、すごく大きかったです。だんだん自分の作りたいものができるようになって、教室の展示会で販売したら売れて。『もっとやりたい!』という私の気持ちに気づいた先生が応援してくれました。先生のプラス思考のやさしい人柄や、楽しそうにものづくりをする姿にも惹かれ、次第に“ものを作って暮らすこと”に強い憧れを抱くようになったんです。とにかく販売できる機会をたくさん探して、工房と窯を自分で構えるまでがむしゃらに突き進みました」右のポットや小皿は先生から学んだ“炭化焼成(たんかしょうせい)”という焼き方の作品。燻して焼くことで、グラデーションができ、かっこいい風合いがでるのだそう。麻美さんが作るのはシンプルで使いやすい日常の器。マットな釉薬で、素朴ながらも洗練された雰囲気があり、ほかの器とも合わせやすいおおらかさが魅力です。「もともと、シンプルで少し味わいやアクセントのあるものが好き。リムの部分に少し模様を入れています。器作りでは、ろくろの他に石膏の型を使ったりもしますが、どうしても揺らぎが出てしまう。でもそのいびつさがいいなと思っています。小さめのオーバルの器はケーキを乗せても、鮭を乗せてもいいし、卵焼きもうまく収まって、取り皿にも使えます。そんなふうに自由に気兼ねなく使える日常の器を作りたいですね」最近は、猫のフードボウルやピアスなどのアクセサリー、陶板作りにも挑戦。「焼きもので作れるものはないかなと、常に考えています」成長していく子どもにも“作り手のぬくもり”を感じて欲しいキッチンのほか、ダイニングテーブルなどは夫の瑞木さんの会社で手がけたほか、棚や小物類は麻美さんが瑞木さんにお願いして作ってもらったものも多いのだそう。瑞木さんがDIYで作った食器棚。リビングからの見え方も考えたそう。「包丁のホルダーやキッチンペーパーホルダー、オーバルボックスも欲しいと思って作ってもらいました。キッチンは扉をつけず、オープンにしていると使いやすいですね。市販の収納道具に合わせて高さを決めたり、うまく組み合わせるように考えるのも好きです」自慢のキッチン。自由に使えるように、あえてオープンなスペースも確保。「器に興味を持ち始めた頃に買ったのはカップ。自分で選んでお茶を飲んだときに空気が変わった感じがして、“器ってすごい!”と感動しました」そんな体験からか、息子のかいくんにも小さな頃からあえて陶器のお茶碗を使っていたのだとか。子どものために唯一作ったのは大好きな車を彫ったお皿。すごく喜んでくれました。「お茶碗はやはり割ってしまいましたが、割れるという経験をさせることも、ものを大切にする上で必要なことだと思います。(※もちろん怪我のないよう念入りに掃除)その後、“これママが作ったの?”と興味を持ってくれました。息子は食べることにあまり興味がないのですが、器から興味を持ってくれたらいいなと思っています」小さな子どもがいると、割れないものを…とつい無難な器選びになることも。暮らしを彩る器選びのコツは、日々使うカップや飯椀、お花が好きなら花器など身近なものから揃え、そこから必要なものを少しずつ、普段の料理を想像しながら買い揃えていくのがおすすめだそう。自然が近いからこそ感じる「地球環境」の変化広い庭では瑞木さんが畑で野菜を作り、麻美さんは庭づくりを始めようと準備中なのだとか。かいくんもパパの畑に興味津々。収穫した野菜を食べる体験を楽しんでいるそう。「田舎に来て、ここでしかできないことを楽しもうと決めました。忙しいなかで庭いじりをしたり、自然に触れることは大きな変化でした。野菜作りをしていると季節を感じられるのもいいところ。庭で育てた野菜をどうやって食べようか、いつも楽しみですね。炒めても茹でても、生でも食べられるケールは万能野菜。茎ブロッコリーは息子も大好きだし、夏は枝豆が最高においしくて枝豆だけ育てたいくらい(笑)。夫は少し珍しい野菜を育てるのが好きなようで、子どもの頃は野菜が嫌いで食べなかったのが信じられないですね」寒い季節は薪ストーブを入れて火の揺らぎに癒されたり、季節ごとに移り変わる山々の景色も楽しみだという麻美さん。自然に囲まれて暮らす日々のなかでも、最近は地球の温暖化が気になっているといいます。「以前は寝室にだけエアコンを設置。リビングの窓を開ければ風が入ってくるので、夏はそれでも過ごせていたのですが、去年の夏は暑くてとても耐えきれず… エアコンをもう一台追加しました。ここに越してきてからも、環境の変化を肌で感じています。環境のために自分たちでも無理なくできることを考えて、まずは生ゴミのコンポストをやろうと思っています。堆肥は畑にも使えるのもいいですよね」子どもたちの未来にも影響する環境問題に、どんなことから取り組めばよいのか考え始めていたという麻美さんに、“人と地球にやさしい”サラヤの「ヤシノミ」シリーズを試していただきました。無香料・無着色・植物性、“人と地球にやさしい”がコンセプトのサラヤの「ヤシノミ」シリーズ。ヤシの実由来の植物性の洗浄成分で、洗った後の排水は微生物によって水と二酸化炭素に素早く分解。地球に還ります。もともと石けん系の食器用洗剤を使っていたという麻美さんですが、仕事の忙しさから汚れ落ちに特化した洗剤に替えてしまっていたのだそう。「『ヤシノミ洗剤』は、泡切れがいいところがすごくいいですね。私は汚れがちゃんと落ちたら、必要以上に泡立たなくても全然いい、と思っています。食器用洗剤はこの2種類。通常の汚れには「ヤシノミ洗剤」(左)を、油汚れには「ヤシノミ洗剤プレミアムパワー」(右)がおすすめ。 楽天で買う | amazonで買う | 公式通販で買う とくに猫用のフードボウルを洗うときは、泡残りや匂い残りが逆に気になって、洗剤を使わず“水洗い”をしていたくらいなんです。無香料で植物性の『ヤシノミ洗剤』なら、すっきり洗えて匂いも残らず、清潔感を保てますね。普段の食器洗いは『ヤシノミ洗剤』で十分。頑固な油汚れの時は『ヤシノミ洗剤プレミアムパワー』を使っています。汚れ具合にあわせてこの2本を使い分けることで、必要以上の洗剤を排水に流さずに済む、というのも気に入っています」左:洗浄成分の濃度16%で、汚れに適した量で洗える便利なポンプ式ボトル「ヤシノミ洗剤」440円(税込) 右:洗浄成分濃度が26%、油汚れに強い「ヤシノミ洗剤プレミアムパワー」275円(税込)。どちらも「手肌へのやさしさ」と「洗浄力」の両立を実現。仕事柄、年中手が荒れがちだったという麻美さん。これまではあまり構うこともできなかったのだとか。「仕事で土を触るので、1日のなかで手を洗う回数がとても多いんです。洗浄力の高い食器用洗剤を使っていたほか、寒い冬はぬるま湯を使ってろくろを回すことも、手荒れの原因になっていたのかも。今回『ヤシノミ洗剤』と一緒に使い始めた『ヤシノミ キッチンハンドクリーム』は、つけた後に家事ができるのが心強いですね。ベタベタするとそのまま食材を触れませんが、無香料でサラッとしていてとても使いやすいです」無香料・無着色のハンドクリーム「ヤシノミ キッチンハンドクリーム」660円(税込)。ヴェールをまとうように洗剤や水、お湯の刺激から手肌を守ります。 楽天で買う | amazonで買う | 公式通販で買う 食器用と同じコンセプト、無香料・無着色・植物性の「ヤシノミ」ランドリーシリーズも麻美さんに試していただきました。左:「ヤシノミ洗たく洗剤」548円(税込)、右:「ヤシノミ柔軟剤」548円(税込)洗たく洗剤は高い洗浄力とすすぎ性に優れ、繊維に余計なものを残しません。柔軟剤も無香料でふんわりなめらかな肌触りと吸水性を両立。どちらも合成香料や着色料、抗菌剤など無添加。蛍光増白剤(蛍光剤)、漂白剤も無配合で色柄や風合いを守ります。 楽天で買う | amazonで買う | 公式通販で買う 洗濯洗剤の強い香料が苦手だという麻美さんは、以前からできるだけ無香料のものを選んでいたといいます。「環境にもやさしいものを使っていましたが、詰め替え用の洗剤がなかなか売っていなくて。子どもが生まれてからは、結局近所のドラッグストアなどで手軽に買えるものになっていました」鼻が敏感な愛猫たちのために、香りのあるものは控えたい麻美さん。「ヤシノミ洗たく洗剤」なら、安心して猫の毛布も洗えるそう。「これまで使っていた柔軟剤もそれほど香りのことは気になっていませんでしたが、無香料で植物性の『ヤシノミ柔軟剤』の方が、さっぱり感のある洗い上がりになる気がしています。特にタオルを洗ったときに感じたのですが、今まで使っていた柔軟剤はやや“しっとり感”のある仕上がりに感じて… もしかしたら必要以上に柔軟剤が残っているのかも? と。肌にはなるべく刺激が少ないほうがいいですよね。これからは吸水性が損なわれず自然なふんわり感のある『ヤシノミ柔軟剤』を選んでいきたいな、と思いました」サラヤの「ヤシノミ」シリーズの売上の1%(※メーカー出荷額)は、原材料のひとつであるパーム油(植物油)の原産国であるマレーシア・ボルネオ島で、野生動植物の保護と生息域の確保に使われる。使うことで環境保全活動に気軽に参加できる仕組み。また原料の循環サイクルにまで目を向け、原料の生産地であるマレーシア・ボルネオ島の環境保全活動に取り組んでいるサラヤの活動にも賛同したい、と麻美さん。「『ヤシノミ』シリーズの売上の一部が環境保全活動に使われていることを、今回初めて知りました。毎日の食器洗いやお洗濯で、気軽に環境保全活動に関わることができるのは嬉しいですね。子どもたちの未来のためにやれることが、またひとつ増えました」ものづくりが身近にあるのびのびとした子育て夫婦ともに穏やかで、やさしい雰囲気の麻美さん夫妻。土日が仕事のため一緒に過ごすことができない瑞木さんは、休日にはかいくんと出かけたり、麻美さんが忙しいときは学校の懇談会や授業参観に参加するなど、それぞれ確保できる時間で子どもと向き合っているのだそう。「あえて話し合う時間は作ったりしていませんが、子どもがこういうことができるようになったとか、おもしろかったことは日々話して共有しています。もちろん夫婦で意見の衝突はありますが、私は笑いながらその都度言うようにしました。冗談っぽく言うのがポイントです(笑)。土日は1人で子どもを見るのが大変なので、実家に行くことも多いですね。母には協力してもらって助かるし、息抜きにもなります」瑞木さんの仕事場、家具工房「ソリウッド・プロダクツ」には、かいくんがワクワクする木材や重機がたくさん。そんな麻美さんが、いつもやさしいママでいるために心がけているのは、「息子がやりたいことはできるだけさせてあげる」こと。「好奇心が旺盛なので、一緒にできることは時間があればやりたいなと思っています。今は車に夢中ですが、自然の中で遊んだり、暮らしの延長で畑をやったり、一緒に陶芸をしたり。そういうことをしながらのびのびと育ってくれたら。子どもには人のことを考えられるやさしい子になってほしいですね。あとは元気でいてくれたら十分。一人っ子だから甘えん坊なところはありますが、甘えさせるところは甘えさせて、怒るときは怒る、メリハリをつけたいなと思っています。朝も土日もほとんど2人でいることが多いので、やさしくするのが大変な部分もありますが(笑)。本人の言うことにはできるだけ耳を傾けていきたいと思っています」子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活を「毎日使うものだからこそ、地球のために洗剤にできること」をひたすらに考え続けて50年。昔も今も。そしてこれからも「人と地球にやさしい」をコンセプトにヤシノミシリーズはあなたの暮らしにそっと寄り添い続けます。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 サラヤのボルネオ環境保全活動とは? \ネットで買う/ Amazonで買う 楽天で買う 公式通販で買う \店舗で買う/ 「ヤシノミ」シリーズ販売店検索 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし(@asami.o_utsuwa 画像以外)[PR] サラヤ株式会社
2023年04月12日湊かなえの小説「告白」が、3月22日(水)よりAmazon オーディブルにて配信される。オーディオブックや音声コンテンツを制作 ・配信するAudible。今回配信が控える「告白」は、2008年に発売され、衝撃的なラストを巡り物議を醸し、話題となった湊さんのデビュー作。2022年には文庫版の部数が300万部突破を記録し、2010年には松たか子主演で映画化。また今月、限定特装版の発売が控えている。今回のオーディオブック化では、映画で北原美月を演じた橋本愛が朗読を担当。湊さんとの特別対談も収録している。「ただ読み上げるのではなく、橋本愛さんの解釈はちゃんと感じられるのに、演じるのともまた少し違う、朗読にしか表現できない世界がそこには広がっていました」と今作の印象を語った湊さんは、「橋本さんに新しい表現の扉を開いていただけてとても嬉しいです」と喜ぶ。一方、橋本さんは「物語をそれぞれの解釈で聴いていただきたいため、今回は自分の中で『演じない』というルールを設けて朗読していました」と明かし、「このオーディオブックによって、新たな『告白』が発見されることを楽しみにしています」とコメントしている。「告白」は3月22日(水)よりAmazon オーディブルにて配信。(cinemacafe.net)■関連作品:告白 2010年6月5日より全国東宝系にて公開© 映画「告白」フィルムパートナーズ
2023年03月19日ダウンタウンの浜田雅功(59)と、女優の小川菜摘(60)が別居していると、1月17日発売の『FLASH』が報じた。記事によると昨年12月、小川は都内の高級賃貸マンションへと帰宅。いっぽう、浜田は成城の自宅に残ったままだったという。高級マンションを生活拠点にしている理由については、「舞台活動に集中するため」といった話も。小川の所属事務所は別居を否定しなかったものの、詳細は回答しなかったという。これを受け小川はInstagramを更新。目をつぶって口を尖らせたイラストとともに、《え?(笑)んなアホな》とコメント。明言こそしなかったものの、報道を受けての発言とみられている。浜田といえば、2014年にグラビアアイドルとの別宅での不倫デートが報じられていた。その際にも小川はブログで離婚を否定し、《意気消沈ゴリラになっています》とコメント。あえてイジることで、明るく決着をつけたのだった。そこから9年。今度は妻側が別宅で生活しているようだが、興味深いのはこの“別居疑惑”報道に対して多くの人が好意的ということ。《どちらかが一緒にいると苦痛になるなら、距離をおいて別居もありだと思います》《時には、奥様も自由に自分の時間がほしいでしょう》《良い距離感だと思います》など、男女問わず“別居という選択”を支持しているのだ。この空気の変化は時代によるものなのか。恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんは「近年、“熟年夫婦のあり方”が変化しています。熟年夫婦が抱える問題も表面化してきており、こうした妻側の一歩もポジティブな解釈ながされるのでは」と話す。一体、どういうことなのか。話を聞いた。■離婚は面倒。でも一緒にはいたくない今回の報道は疑惑ということですが、浜田さんご夫婦に限らず最近は熟年夫婦のあり方が変化。「離婚や同居か」という二択ではなく、グラデーションが生まれてきているように感じます。これまで話を聞いた方のなかに、“建設的な家庭内別居”をしているご夫婦がいました。仲は良くないけれど、いがみあったり無言を貫いたりするほど不仲ではない。シンプルに今の生活や価値観が合わない2人だけど、離婚するほどのエネルギーは互いにない。離婚は面倒だけど、一緒にはいたくない。そんな2人が取った選択は、建設的な家庭内別居だそうです。具体的には食事だけ時間を決めて一緒に取るけれど(作るものは妻の都合)、それ以外はいっさい干渉しないとルールを決めているとのこと。そんな緩やかな取り決めで快適になるのか疑問でしたが、これが上手くいっているそうです。■熟年離婚の割合は増加傾向にある「熟年離婚」という言葉が当たり前になって久しいですが、近年は離婚件数全体における熟年離婚の割合は増加傾向にあります。離婚割合が増えているのであれば当然、水面下では離婚予備軍とでも呼ぶべき不満を抱えた夫婦がゴマンといるのは明らかです。また最近は「夫源病」と呼ばれる言葉がちょっとした流行です。夫が原因となって、妻側に健康不調が出る。これが夫源病の症状だといいます。タレントの上沼恵美子さん(66)もまさに同様の悩みを抱えた結果、今では「別居して週末だけ会う」という生活を公言しています。コロナ禍となり、夫が自宅にいる時間がさらに増えました。一般の方々の中にも、こうした症状を感じる方は多いのではないでしょうか。そうした問題が夫婦に起きたとき、金銭的な余裕がある夫婦ほど「前向きな別居をして、自分らしい人生を歩んでみよう」と考えるのは自然なことです。ちなみに別居をきっかけに関係が上手くいくケースと上手くいかないケースには、明確な違いがあります。それは、「ちゃんと話し合って決めている」ということ。どちらかが不満を抱いて“なし崩し”的に別居が始まるケースは大体、その後も上手くいきません。結局、離れ方にも“夫婦の質”のようなものが現れる。そう思いながら今回の報道を見ていくと真相こそ定かではないものの、少なくとも年末年始などは一緒に過ごしている様子。ですからなんだかんだ、この夫婦は上手くいってそうだなと個人的には思うのでした。(文・おおしまりえ)
2023年01月22日ベストセラー作家・湊かなえが、作家を辞す覚悟で執筆し、累計発行部数120万部を突破した小説を、戸田恵梨香と永野芽郁共演で映画化した『母性』が、2月22日(水)より先行ダウンロード販売がスタートする。母性を持てず、娘を愛せない母・ルミ子を戸田さん。母性を求め、母に愛されたい娘・清佳を永野さんと、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」で先輩・後輩の息の合った掛け合いが話題となった2人が、初の母娘役に挑戦することで注目された本作。今回、先行ダウンロード販売開始後、4月7日(金)よりデジタルレンタル、Blu-ray&DVDもリリースされる。Blu-ray&DVD豪華版には、メイキング、戸田さんと湊さんのスペシャル対談の完全版などが収録された特典DISCもセットとなっている。『母性』は2月22日(水)先行ダウンロード販売開始、 4月7日(金)Blu-ray&DVD発売、デジタルレンタル開始。(cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2023年01月13日「またあの快感が味わえます!」リサイタルに、そしてオーケストラとの協奏曲に、ソリストとして幅広く活躍する小川典子が1年ぶりに歌曲に挑む『歌曲でめぐる世界~ことばと愛~』。もちろんピアニストが歌うという意味ではない。隠岐彩夏(ソプラノ)と寺田功治(バリトン)との共演でシューマン《詩人の恋》(全曲)など世界のさまざまな歌曲を演奏する。かねてからずっと歌曲のピアノを弾きたいと考えていたという彼女だが、「器楽と声楽では住む世界が違う」と、なかなか歌との接点を見つけられずにいた。念願叶って、市原愛(ソプラノ)とともにシューマン《女の愛と生涯》を中心とする歌曲リサイタルを実現したのが1年前の2月だった。「その終演後の舞台裏で、プレトークをお願いした音楽評論家の奥田佳道先生を中心にすっかり盛り上がりまして(笑)。私のピアノが声楽との共演にすごく合っているとおっしゃってくださったんです。歌に寄り添いつつ、ピアノが主張する場面でも逸脱した表現にならずに、まずまず合格だったのかなと思います。その時すでに、次は《詩人の恋》という話が出ていたんです」《詩人の恋》は通常男声が歌う歌曲集。共演者としてまっさきに名前が浮かんだのが寺田だった。初共演ではあるが、寺田はかつて、小川が教授を務める英国ギルドホール音楽院で学んでおり、旧知の仲。「直接交流があったわけではないのですが、同じ東京音大出身ということもあり、彼の存在は当時からよく知っていました。ギルドホール音楽院のオペラ科はイギリスでものすごく有名で、学内でもオペラ科の学生が歩くとみんなが振り向くぐらい注目されているんです。寺田君はその中でも目立っていましたから」そして、ぜひ華やかな女声にも歌ってもらいたいと、目下大躍進中のソプラノ隠岐の出演が決まった。彼女はシューマンの歌曲研究で博士号を取得しているスペシャリストでもある。「そうしたら彼らはすごく仲がいいということがわかって、私もうれしかったですね(※2016年の日本音楽コンクールでは二人が競い合い、隠岐が第1位に、寺田が第2位に輝いている)。隠岐さんが加わってくださったことで選曲に広がりも出て、二重唱も歌ってもらえることになりました」「ことばと愛」という公演タイトルどおり愛の歌が並ぶプログラムは、前半が寺田の《詩人の恋》。後半に隠岐が加わり、彼女のドイツ歌曲や、寺田の歌う英国のジェラルド・フィンジとラフマニノフのロシア歌曲。さらに二人のフランス歌曲や武満のソングを含む日本歌曲。最後に歌われるシューマンやメンデルスゾーンの二重唱曲を聴く機会は案外少ないから、これは貴重だ。「プログラムを決めるのは非常に大変でした。お二人ともとても喜んでくれて、特に寺田君がたくさんの曲を候補に挙げてくれたんです。『とりあえずこんな感じですかね?』と送ってもらったのが、とりあえずどころか膨大なリストで。ものすごく削ってやっと収まりました。面白かったのは寺田君が、ソロで弾いている私のことを、『単体で弾いている人』という言い方をするんですね(笑)。その“単体ピアニスト”との共演だからこそこれが歌いたいということを考えて曲選びをしてくれたので、ピアノがチームの一人として大きな役割を担わせてもらえる選曲になっていると思います」なお、先述の小川の言葉にあるように、この歌曲シリーズ第2弾が実現するきっかけを作ったとも言えるのが奥田佳道氏。今回はプレトークだけでなくコンサート本編にも出演して、曲間に作品解説を担当する予定だ。歌曲のどんな魅力がソロ・ピアニストに“快感”をもたらしているのだろう。「やはりまず言葉ですね。器楽ではありえない、直接言葉で訴える表現。器楽奏者からすると、毎日の練習から“言葉”とともに生きているというのは、もはやひとつの感動です。そこに自分の声を吹き込んでいくのはどういう感覚なのでしょうね。その言葉の流れにピアノをつけていくのは、ピアニストにとって深い喜びを得ることができる音楽作りです。このあいだ3人でZoomで打ち合わせをした時にも、寺田君と隠岐さんが言葉や発音について、実は英語の発音を歌に乗せるのが一番難しいとか、いろんな会話で盛り上がっていらして、そういうことを聞けるのも私は楽しみ。普段は聞けない声楽家同士ならではのやりとりがとても興味深いです。そして呼吸も。もちろん器楽演奏にも通じることなのですけれども、どの言葉に重きを置いてどこでブレスするのかというのは声楽特有。特にピアノは呼吸感の少ない楽器だから、歌の呼吸はすごく勉強になります。あとは、メロディの大切さをあらためて感じますね。もちろんピアニストもみんなそれはわかっているのですけれど、ピアノを勉強していると、上級クラスの難しい曲を弾くぐらいの時期から、すべての音をしっかり、はっきり弾こうと意識するあまり、結果として全部が平板になってしまうということが多々あるんです。その時に、どこにメロディがあって、どの音が伴奏なのか、バランスよく音の優先順位を理解するのには、歌曲を経験するのが一番いい勉強になる。学生や若いピアニストの皆さんも絶対に経験したほうがいいと思います」会場のミューザ川崎シンフォニーホールは1,997席の大規模ホールだが、親密さが求められる歌曲でも歌いやすいと、歌手たちに好評なのだそう。「歌っていてとても気持ちがいいと、声楽家の方々がみなさん口を揃えておっしゃいます。ミューザ独特のフレンドリー感というか、広いけれども、お客さんを近く感じることができる、独特の雰囲気を持っていると思います。やはり音響がいいということはとても大切で、声がちゃんとお客様まで届くので、そのことはあまり心配していません。バランス的にも、私があまり萎縮して小さく弾く必要はないと思います」歌曲について、声楽との共演について語る彼女は実に楽しそう。並々ならぬ“歌曲愛”を感じる。その愛の深さゆえか、仲のいい友人であるピアニストのキャサリン・ストット(ヨーヨー・マの名共演者として知られる)がソプラノ歌手と《冬の旅》を演奏すると聞いた時には、羨ましすぎて嫉妬さえ覚えたのだと笑う。「それを本人に伝えたら、あなたもやったほうがいいわよ!と言われました(笑)」歌手たちとの共演で多くのものを受け取っているという彼女。一方で、器楽奏者の視点からの歌曲へのアプローチもまた、声楽家たちにさまざまな刺激を与えているのは間違いない。公演ではその相互の化学反応が、3人の歌となって立ち上ってくる瞬間に出会えるはず。必聴だ。2022年2月に開催された『女の愛と生涯』の模様 (c) Tomoko Hidaki『歌曲でめぐる世界~ことばと愛~』2月25日(土) 14時開演ミューザ川崎シンフォニーホールバリトン:寺田功治ソプラノ:隠岐彩夏ピアノ:小川典子奥田佳道(音楽評論家)曲目・演目<ドイツ歌曲>シューマン:詩人の恋 op. 48(寺田)シューベルト:アヴェ・マリア D. 839(隠岐)モーツァルト:すみれK. 476(隠岐)ブラームス:子守歌 op. 49-4(隠岐)<英国歌曲>フィンジ:花輪を捧げようop. 18から抜粋(寺田)<ロシア歌曲>ラフマニノフ:いや、お願いだ、行かないでop. 4-1(寺田)ラフマニノフ:美しい人よ、私のために歌わないでop. 4-4(寺田)<フランス歌曲>ドビュッシー:艶なる宴Ⅰから月の光(寺田)フォーレ:秘密op. 23-3(隠岐)<日本歌曲>村下孝蔵:初恋(隠岐)武満徹:小さな空(寺田)■チケット情報文:宮本明
2023年01月12日株式会社フーミー(本社:東京都台東区、代表取締役:鈴木 創介)は、2022年12月1日から文藝評論家で日本文化サロン主宰者・小川榮太郎氏のウェブマガジン「小川榮太郎の大放談『炎上御免!』」の配信を開始いたします。小川榮太郎氏は、文藝評論家として作品制作を行う傍ら、安倍晋三総理、菅義偉総理、岸田文雄総理と歴代総理大臣のご意見番を務めています。大放談「炎上御免!」本ウェブマガジンでは、(1) 政権中枢と日々連携して日本を正常化するディープなやり取りを、時に実名を入れつつ臨場感溢れる一次情報としてお届けします。(2) 安倍晋三元総理との思い出。お元気であれば、総理の政界引退後まで公表するつもりのなかった安倍総理との緊迫した政局上のやりとりを、現時点で差し支えない範囲で綴ってまいります。(3) 反日勢力との戦いの実況中継の場にもなります。(4) 中国、アメリカ、自衛隊などの独自な一次情報を国家安全保障上の啓蒙効果のある範囲でお届けします。(5) 全国各地で大きな反響を呼ぶ「小川榮太郎講演会」の講演草稿からエッセンスをご紹介します。(6) 時に、文藝や音楽、紀行文などのエッセーもお届けします。など、ここでしか読むことができない記事を配信していきます。■小川榮太郎の大放談「炎上御免!」(2022年12月1日創刊)月額購読料:880円(税込)配信頻度 :隔日→購読のお申し込みは ■小川榮太郎氏プロフィール文藝評論家。一般社団法人日本平和学研究所理事長。昭和42(1967)年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学院修了。専門は近代日本文学、十九世紀ドイツ音楽。著書に『約束の日 安倍晋三試論』『小林秀雄の後の二十一章』(以上幻冬舎)『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)『一気に読める戦争の昭和史』(扶桑社新書)、『平成記』(青林堂)、『フルトヴェングラーとカラヤン』(啓文堂)、『保守主義者宣言』(育鵬社)、『作家の値うち』(飛鳥新社)など多数。フジサンケイグループ主催第十八回正論新風賞、アパグループ第一回日本再興大賞特別賞などを受賞。令和3年に日本文化サロンを創設し、日本文化の維持発展にも力を注いでいる。Twitter : Facebook: ■会社概要会社名: 株式会社フーミー所在地: 110-0005 東京都台東区上野6-1-6 御徒町グリーンハイツ1005号室代表 : 代表取締役 鈴木 創介設立 : 2010年3月資本金: 10,000,000円URL : Mail : support@foomii.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月01日※編集部注:本記事はネタバレも一部含んでいます。知らない状態で映画をご覧になりたい方はご注意下さい。映画『母性』(11月23日公開)のTRIBEの舞台挨拶が23日に都内で行われ、戸田恵梨香、永野芽郁、廣木隆一監督、湊かなえ(原作)が登場した。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。原作者の湊は今作について「書いているときも映像が浮かんでいて、ルミ子(戸田)の最後の表情などが頭の中にあるんですけど、映画を見たら『あ、この台詞はこんな表情で言ってたんだ。清佳(永野)、こんな顔で聞いてたんだ』というのを2人に教えてもらったような感じがしました」と絶賛し、「全部上書きされました」という。戸田は「恐縮です」と言いつつ、「最後に『愛してる』と言いながら(清佳を)抱きしめているシーンがありましたけど、あそこの表情、間違えたなと気づいたんです」と明かし、会場を驚かせる。「湊さんがどういう意図であのシーンを書かれたのかわからないんですけど、あの時、大地真央さん演じる母を自分に投影すべきだったって気づいて。本当は笑顔で清佳を愛してるって抱きしめるべきだったんじゃないかなって思ったんです。いかがですか?」とその場で原作者に尋ねた。湊は「今それを聞いて『あ、そうか』と教えてもらってる感じなんですけど、いつもルミ子の中にある『これが正しいことなんだろうか』とか『今、最善の行動はどういうことなんだろう』というのは、全部自分の母親がいてのことで、『母だったらどうするだろう』『こうしたら母は喜んでくれるんじゃないか』というところから来ている。大地さんの笑顔をルミ子が思い浮かべて『愛してる』というのも、『あ、そうか』と思ったり」と戸田の見解を認める。さらに「でも、ルミ子はやっと『あそうだ。今はこれ愛してるなんだ』にたどり着いた感じが、映画の時の表情になったんだろうなって」と、湊が今回の戸田の表情についての見解を述べると、戸田は「そうなんですよ!」と頷く。湊が「でも私は、その『愛してる』の奥に大地さんが見えました」と太鼓判を押すと、戸田は「ありがとうございます」とほっとしていた。
2022年11月24日戸田恵梨香、永野芽郁が母娘役で共演する映画『母性』が、第41回バンクーバー国際映画祭に正式招待作品され、廣木隆一監督と原作者の湊かなえが現地での舞台挨拶に登場した。本作は『あちらにいる鬼』『月の満ち欠け』の公開も控える人間ドラマの名手・廣木隆一監督が、『告白』など数々のベストセラーを生み出してきた湊かなえの同名小説を映画化したエンタテインメント作品。繊細かつ大胆な演技で新境地を切り開いた戸田、永野をはじめ、大地真央、高畑淳子、中村ゆり、山下リオら実力派キャスト陣が集結し、ひと際キャラの濃い母娘たちを熱演している。先日、北米最大級の映画祭のひとつ、第41回バンクーバー国際映画祭にて、正式招待作品として華々しくワールドプレミアが行われ、湊かなえと共に、廣木隆一監督が現地での舞台挨拶に登場。2018年『ここは退屈迎えに来て』以来4年ぶりのバンクーバー登場とあって、新作を心待ちにしていた現地の観客から拍手喝采で出迎えられた。左から)廣木隆一監督、湊かなえ廣木監督といえば下積み時代、世界最大のインディペンデント映画祭として有名なサンダンス映画祭に見出されアメリカに留学後、2003年の『ヴァイブレータ』で国内外40以上の映画祭で大きな注目を浴びた。今ではヴェネチア、トロント、ロッテルダム、上海、釜山、香港など、世界各地の映画祭でその名を轟かせており、世界が新作を待ちわびる監督のひとりだ。今回バンクーバー国際映画祭では、観客の心に強く響くような優れた作品に焦点を当てることを目的に今年から新設され、最優秀賞を争う対象となる「ショーケース」部門からの出品となった。映画祭のプログラミングチームは「今回の最新作は、これまでの廣木監督の多くの作品と同様に、女性の心理とその複雑な感情の網目を、思いやりと細やかな感性で探っています。ワイドスクリーンで撮影され、ドールハウスのような美しさを持つこの作品は、類まれなふたりの女性の心理を分析し、母性に対する規範的な前提を覆す意欲作です」と選出理由を語っている。さらに「監督はまた、私たちが登場人物の行動を理解するのに苦しみながらも、どこかで深い共感を呼び起こさせるような、俳優の素晴らしい演技を引き出しています。勇敢で美しく、魅力的なこの作品は、悲しい物語ではありますがその中に優しさと思いやりの余地を残していると感じました」と、女性の繊細な心情を描くことに定評のある廣木監督の手腕を絶賛した。「戸田恵梨香の狂気がすごかった」第41回バンクーバー国際映画祭の様子満員御礼となった上映会場では、ところどころで笑いが起きたかと思えば、終盤にはすすり泣きが響くなど、目の肥えた観客たちからもリアクションは上々だったようで、「とても深いストーリーで心が揺さぶられた」「視点の描き方が面白かった。視点の違いで声や表情が違うのがすごかった」「主演女優さん(戸田恵梨香)の狂気がすごかった」との声が寄せられた。『母性』の制作について廣木監督は「ナレーションで全てを説明するようなことはしたくなかったので、役者さんのリアルな芝居を引き出すことに注力しました。戸田さんも永野さんも、それぞれのキャラクターの感情とリアルな芝居というものを一生懸命に追求してくれて、脚本に書かれていることを基に、毎回素晴らしいものを組み立てて撮影に臨んでくれたので、それを見るのが楽しみでした」と振り返った。また観客から「海外のことを頭に入れて映画を作るのか?」と問われた際は「海外の人たちというより、日本の人たちがどう考えて、どう行動するかを念頭に置いて作っています。それを海外の方たちがどう思うかだと思います。それが映画の個性になると思います」と自身の信念を明かした。その言葉に頷くように、湊かなえも「廣木監督はひとつの物語の中に複数の視点が存在する物語を撮るのがとてもお上手なんです。同じ出来事をルミ子・清佳の視点で見るとこんなに表情も違うんだと見て分かる、廣木監督だから撮れた奇跡の映画だと思います」と太鼓判を押した。なお『母性』は、10月24日に開幕した第35回東京国際映画祭でも、特別招待作品(ガラ・セレクション部門)としてジャパンプレミアが決定している。廣木監督の新たな代表作として、日本国内でも話題を集めそうだ。『母性』11月23日(水・祝)公開(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年10月28日