アンソロジー(ANTHOLOGIE)デザイナーの小川圭司がセレクトしたアイテムを取り揃えるセレクトショップ「ART(アート)」が、2017年8月26日(土)に渋谷にオープンする。ファッションアイテムを中心に、強いこだわりを持って表現された作品を小川圭司が厳選し、「作る人、着る人の感性を表現する場」として発信。渋谷2丁目にファッションの新たな空気感を生み出すセレクトショップとして営業する。biscuithead、UNSLACKSなど、独自の世界観を表現するブランドをセレクトして取り扱う。小川圭司がコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)での経験を経て設立したブランドであるアンソロジーも販売。アンソロジーは取扱店舗を絞り、「ART」が都内唯一の展開店舗となる。店舗にはアーティストの木村浩一郎によるアート作品を内装に取り入れ、ショップ空間そのものが表現を発信する場になるように演出されている。オープンに際して、特別商品や一点ものの販売を行う。また、シーズンに捉われず、不定期で新しいブランドやアート作品を展開していく。【詳細】セレクトショップ「ART」オープン日:2017年8月26日(土)住所:渋谷区渋谷2-8-2 2F営業時間:12:00-20:00
2017年08月28日人気ジャニーズグループ『嵐』の櫻井翔さん(35)と、テレビ朝日の小川彩佳アナウンサー(32)が真剣交際していると、『スポニチアネックス』が報じました。櫻井さんと小川アナの親密交際の様子は、2月27日発売の『週刊ポスト』に掲載されるということです。なお、スポニチによると、小川アナはテレビ朝日側へ、『櫻井さんと真剣にお付き合いさせていただいています』と報告済だといいます。また、関係者の話として、二人はそれぞれの親とも会っているそうで、結婚も視野に入れているのではないかということです。櫻井さんの父親は元総務省事務次官。小川アナの父親は慶大の医学部教授で大学病院部長なのだそう。二人に共通する“エリート一家育ち”という華麗な経歴にも注目が集まっています。櫻井さんと小川アナの交際報道にファンはショックを受けているかと思いきや、同じ『嵐』メンバーの二宮和也さんと伊藤綾子アナウンサーの熱愛報道や、松本潤さんとセクシー女優の葵つかささんの交際報道が出たときとは打って変わり、祝福の声があふれていました。●ネット上では櫻井さんと小川アナの交際に祝福の声が多数!『お互いにとって申し分ないパートナー』『さすが櫻井くん。自分の立場をわきまえた上での相手だと思う』『ニノや松潤とは違う。相手に好感が持てる』『素敵なカップルだと思います。ファンだけど幸せになってほしいです』『お似合いです!結婚してほしいな』『この二人なら結婚してほしい!にしても伊藤綾子との差がすごい…』『小川アナならしっかりしたイメージだし、匂わせとかしなそうだし、いいと思います!』『小川アナなら許せる。このまま結婚してほしいな』『伊藤アナとは好感度が全然違う。この二人なら納得』『好感持てるカップル!寂しいけど、小川アナなら文句のつけようがない』など、ネット上には二人の交際を祝福するファンの声が多数あがっていました。●一方、二宮和也さん、松本潤さんの交際報道時にはファンが大激怒&軽蔑!二宮和也さんと伊藤綾子アナウンサーの熱愛が2016年7月7日に発売された『女性セブン』で報じられたときには、『結婚したらファンやめます』『ファンにとっては相手が誰でも認めたくないけど、伊藤だけは許さない』『彼女アピールのやり口が姑息。ニノ、もっといい人選んで!』などとファンは大激怒。伊藤アナとの交際を認めないと宣言する声がネット上で多数あがりました。また、女優の井上真央さんとの交際が報じられていた松本潤さんが、セクシー女優の葵つかささんとの二股交際を2016年12月28日発売の『週刊文春』で報じられたときには、『これはヒドい!もうアイドルやっていけないでしょ?』『プロ意識なさすぎ。井上真央がかわいそう。見損なった』『よりによってアイドルがセクシー女優と浮気www軽蔑するわー』『彼女を裏切って二股なんて…。松潤は一途なイメージだったんだけどな…』など、ファンからも軽蔑の声があがるほどでした。----------櫻井さんと小川アナの交際報道は、“人気アイドルと女子アナの交際報道”という点で、二宮さんと伊藤アナの場合と同じですが、ファンからの受け入れられ方や反応は大きく異なるようです。人気者になればなるほど、相手はよく選ばないといけないようですね……。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年02月27日10月29日(土)放送の「チョイ住み」は、「チョイ住み in リスボン」と題し、プロレスラー・小川直也と、俳優・竹内涼真が出演する。NHK・BSプレミアムにて放送中の「チョイ住み」は、その街にまるで引っ越したような、全く新しい旅番組。ガイドブック片手に、忙しい旅をしがちな現代の日本人に、新しい旅のスタイルを提案していく。コンセプトは「その国にちょっとだけ住んでみる」。アパートを借りて、近所の市場に出かけ、食事を作っては、その日ふと思い立った場所で気ままに過ごす。現地の人と同じ目線に立つことで、ガイドブックには載っていないその国の素顔を浮き彫りにするのだ。今回「チョイ住み」するのは、バルセロナオリンピック柔道銀メダリスト、プロの格闘家に転向後は「暴走王」の異名で人気を博す小川さんと、土屋太鳳と共演した『青空エール』や、7月期放送のドラマ「時をかける少女」の出演が記憶に新しい、いま旬の若手俳優竹内さん。第8弾を迎える今回の旅先は、ユーラシア大陸の西の果て、大航海時代の歴史と文化を残すレトロで不思議な街「ポルトガル」。テージョ川の河口に開けた首都リスボンを舞台に、初対面の2人がハプニング続出!おかしなチョイ住みを繰り広げるようだ。迷路のような路地、郷愁を駆り立てる音楽“ファド”がこぼれる下町で、2人が見い出した楽しみとは?どんな旅になるのかお楽しみに。「チョイ住み in リスボン」は10月29日(土)19時30分~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2016年10月20日NHK朝の連続テレビ小説『まれ』で、主人公の先輩パティシエを演じていた女優・柊子が、シチュエーション・コメディの主演を飾る。舞台『かすていら 兄と私の一番長い日』は、焼き鳥屋を営むヒロインと、政治の世界に飲み込まれていくその兄、そしてその周辺の人たちが繰り広げる人情喜劇だ。舞台『かすていら 兄と私の一番長い日』チケット情報あの女性はいったい誰だろう。『まれ』を観ていて、そう思った人は少なくないだろう。主人公が修行を重ねたケーキ店の、長身の先輩パティシエ「陶子さん」。ちょっと近寄りがたい彼女の存在感が、場面にアクセントを与えていた。彼女の名は「柊子」(しゅうこ)。14歳の時から舞台に立ち、女優やモデルとして活躍している。「私の所属している事務所が、年に1回舞台公演をしているんですけど、中学生の頃にその稽古を見学させていただいたんですね。そうしたら演出の嶋尾康史さんが『幕の開け閉めをやってみない?』と声をかけてくださって、実際にやってみたら『開け閉めのタイミングが上手な人は、きっとお芝居も素敵にできるよ』と言われて。そのことが純粋に嬉しくて、もっとやってみたいと思ったんです」憧れの舞台で毎年研鑽を重ね、『かすていら~』は彼女にとって、5本目の主演作品となる。「私が演じる『都子』は活発な女性。言いたいことははっきりと言うタイプの人ですね。物語に政治が絡むとなると、難しいのかなと思われる方もおられると思うんですけど、この作品はとても軽やか。たくさん笑って、ほっこりした気持ちで帰っていただけるような、そんな作品になっていると思います」シチュエーション・コメディは、演じ手側が狙って笑いを取りにいくのではなく、ただひたすらに一生懸命な姿を見せることこそが肝要だと語る彼女。『まれ』ではこんな体験をしたそうだ。「クランクインする時、監督に『(頑張らないと)埋もれちゃうからね」って言われたんです。君がはっきりと『陶子さん』としてそこに立たないと、みんなに負けてしまうからねと。ビビっている暇はなかったですね。撮影期間中はずっと、背中を叩かれ続けているような思いでした」彼女は今はっきりと、女優としての成長期にある。その成果を丁寧に磨きあげて、この舞台に乗せる覚悟だ。「去年いらしてくださったお客様には『あ、ちょっと変わったな』と思っていただきたいし、『まれ』で私を知ってくださった方には『こんな顔もあるんだ』と思っていただきたい。そして今年いらしてくださる方には、来年も観ていただきたいんです。1年ずつ、本当にこつこつと、私たちの公演をメジャーにしていきたい。今回、東京公演の本番は3日間しかないですけれど、全ステージが勝負だと思っています」東京公演は3月25日(金)から27日(日)まで、新宿シアターブラッツにて上演。チケットは発売中。取材・文:小川志津子
2016年03月22日NHK朝の連続テレビ小説『まれ』で、主人公の先輩パティシエを演じていた女優・柊子が、シチュエーション・コメディの主演を飾る。舞台『かすていら 兄と私の一番長い日』は、焼き鳥屋を営むヒロインと、政治の世界に飲み込まれていくその兄、そしてその周辺の人たちが繰り広げる人情喜劇だ。舞台『かすていら 兄と私の一番長い日』チケット情報あの女性はいったい誰だろう。『まれ』を観ていて、そう思った人は少なくないだろう。主人公が修行を重ねたケーキ店の、長身の先輩パティシエ「陶子さん」。ちょっと近寄りがたい彼女の存在感が、場面にアクセントを与えていた。彼女の名は「柊子」(しゅうこ)。14歳の時から舞台に立ち、女優やモデルとして活躍している。「私の所属している事務所が、年に1回舞台公演をしているんですけど、中学生の頃にその稽古を見学させていただいたんですね。そうしたら演出の嶋尾康史さんが『幕の開け閉めをやってみない?』と声をかけてくださって、実際にやってみたら『開け閉めのタイミングが上手な人は、きっとお芝居も素敵にできるよ』と言われて。そのことが純粋に嬉しくて、もっとやってみたいと思ったんです」憧れの舞台で毎年研鑽を重ね、『かすていら~』は彼女にとって、5本目の主演作品となる。「私が演じる『都子』は活発な女性。言いたいことははっきりと言うタイプの人ですね。物語に政治が絡むとなると、難しいのかなと思われる方もおられると思うんですけど、この作品はとても軽やか。たくさん笑って、ほっこりした気持ちで帰っていただけるような、そんな作品になっていると思います」シチュエーション・コメディは、演じ手側が狙って笑いを取りにいくのではなく、ただひたすらに一生懸命な姿を見せることこそが肝要だと語る彼女。『まれ』ではこんな体験をしたそうだ。「クランクインする時、監督に『(頑張らないと)埋もれちゃうからね」って言われたんです。君がはっきりと『陶子さん』としてそこに立たないと、みんなに負けてしまうからねと。ビビっている暇はなかったですね。撮影期間中はずっと、背中を叩かれ続けているような思いでした」彼女は今はっきりと、女優としての成長期にある。その成果を丁寧に磨きあげて、この舞台に乗せる覚悟だ。「去年いらしてくださったお客様には『あ、ちょっと変わったな』と思っていただきたいし、『まれ』で私を知ってくださった方には『こんな顔もあるんだ』と思っていただきたい。そして今年いらしてくださる方には、来年も観ていただきたいんです。1年ずつ、本当にこつこつと、私たちの公演をメジャーにしていきたい。今回、東京公演の本番は3日間しかないですけれど、全ステージが勝負だと思っています」東京公演は3月25日(金)から27日(日)まで、新宿シアターブラッツにて上演。チケットは発売中。取材・文:小川志津子
2016年03月22日映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。<前篇>では、シンプルな暮らしに目覚めたきっかけや、ものを手放すコツについて伺いました。今回は、もの、人との付き合い方や環境づくりについてです。小川さんが考える、もの、人との付き合い方小説の中でも「食」へのこだわりが垣間見られる小川さんが、食との「付き合い」で心がけていることは?「作り手がちゃんと見えて、その人が真っ当な仕事をしていることが大事。例えば醤油を買うということは、その人の生活を支えることでもあるので、1対1の関係で付き合っていきたいと思うし、これと決めたものに関しては浮気をしないで、責任を持って付き合う。私が買っているところは一人で作っていたり、小規模のところが多く、続けていってほしいから、責任を持って買い続けることも大切かなと思います」「食に関わらず、私は気に入ったものをずっと着たり、履いたり、食べたりする方が安心できて好きです。不注意で壊してしまった器も金継ぎで直して使っていますが、愛着が湧いて唯一無二のものになってくるんです。だから直して使えるような、いいものを使い続けたい。1年で手放すより、いいものを長く使ったほうが最終的に経済的だと思うし、使い続けると味が出て、それは時間が作ってくれたものだから貴重だと思います」ものを減らした結果、身軽になっただけでなく、心にもゆとりができたのだそう。40歳からは引き算 必要かどうかを吟味していく「あまり抱え込みすぎると動けなくなってしまいますよね。物理的なものも、荷物も、目に見えない人間関係も。ひとつずつ必要なのかどうかを吟味して、これはなくても生きていけると思ったら手放していく。人間関係も『狭く、深く』。ストレスを溜めるのは自分にとっても、相手にとってもよくないことだと思うので、見晴らしよく、無駄なことはしないでいいかなと思うようになりました」「もっとものを減らして、最後はものも人も、本当に大好きなものだけに囲まれて人生を終わりたい(笑)。台所も、最後は鍋一個だけあるのが理想です。自分が人生を終えたときに、なるべく周りの人が迷惑をしないで済むように、いいものがあればまた次に使ってくれる人も見つかってゴミにならずに済むと思うので、そういうことはもう考える時期かなと思います。40歳になるまでは足し算で、欲しいものを手に入れていたと思うんですけど、人生の折り返し地点を過ぎ、ここからは引き算でどんどん手放して、その分余白をいっぱい作りたいなって思うようになりましたね」自分の “五感” を大切にする強い意志を持って、規則正しい生活も心がけているという小川さん。なかなか同じようにするのは難しいかもしれませんが、最後に、もう少しシンプルに生活するためのアドバイスをいただきました。「週末はインターネットを見ない、夜中は返事を出さない、など自分の中で決めては? 自分でルールを作っても、そんなに大きな迷惑はかからないと思うんですよね。もしかしたら、誰か少しは返事を待つかもしれないけど、体調を崩す方がもっと大きな迷惑をかけるし、起き上がれなくなってしまうことの方が損失です。だから、メリハリは大事だと思いますね。ものも情報も溢れているので、自分でガードしないと溺れてしまいます。それから、自分が「これが好き、嫌い」という、すごく野生的な感情を大事にすること。頭だけで考えると、どうしてもいろいろなことを考えてしまいますが、五感だけで判断してもいいくらい。心地いい、この肌触りが好き、これに包まれていると安心する、という感性を大事にしていくと、少し楽になると思います。みんなそれぞれ感覚が違うので、人がいいと言っているからではなく、自分が感じることを大事にすると、ちょっとシンプルになるのかなと思いますね」 ▼五作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント <前編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。最新刊のエッセイ『これだけで、幸せ』(講談社)では、自身の驚くほどシンプルな暮らしと、それを実践するための29のルールを紹介し、そのライフスタイルも注目されています。そんな小川さんに、ものを手放すコツやシンプルに暮らすための方法について伺いました。シンプルな暮らしに目覚めた、モンゴルとドイツへの旅小川さんが現在のような暮らしを始めるようになったのは、6年ほど前に旅したモンゴルで、移動式の住居(ゲル)に滞在したことが大きかったのだといいます。「同じ時代なのに、全然違う生き方をしている人たちがいることは、本当に衝撃的でした。夏になると必要な荷物だけ持って移動するので、モンゴルの人たちはものを増やさないという意識が高く、鍋ひとつでお湯を沸かして、炒め物や煮物、何でも作るんです。そのやり方がシンプルで賢くて、それで十分という気がすごくしたんですよね」「自分がこれまで、いかに『お湯はやかんで沸かすもの、ごはんは炊飯器で炊くもの』という、決められた価値観に縛られていたかに気づきました。いつでも行きたいところに行けて、いろんなことができる、ものを持たない暮らしの方が本当は自由なんだって。気持ちの上では遊牧民のように、ものを持たずに身軽に生きていくというのが、自分の中のテーマになりました。もし災害にあったとき、生き残っていけるのはモンゴルの人たちの方だなと思うんです。何でも自分で直せたり、空模様で明日の天気がわかったり、ナビなしで地形を見て行きたい方向に行けたりと、知恵が豊富なんですよね。そういう人間力みたいなものを身につけたいと思いました」勇気を出して減らす。いいものは、長く使う。モンゴルの人たちは、“ものが持てないからではなく、自分の意思で持っていない”ことに気付かされ、ものを増やさないためには、自分で意識をしていかなくてはいけないと思ったのだそう。「“いらないものはいらない”と意識しないと増えてきてしまうんです。だから、断るのにはエネルギーはいりますが、自分が使わないと思ったらその時点で「結構です」とできるだけ言うように努力しています」同じように小川さんが大きな影響を受けたのが、毎年夏に過ごすようになったドイツ・ベルリン。そこでは、「いいものを長く使う」ことを学んだのだとか。「日本では、ものを安く買って壊れたら買い換える、といのうが主流。でもドイツでは最初にいいものを買って長く使い、壊れたら修理に出してまた使うというのが定着しています。いいものはそれなりにいいお値段がするので、買うときに考えるのですが、それもいいことだなと思います。自分のところに来たものに関しては、責任を持って大事に使うのがいいと思います」迷ったら保留箱へ。ものを手放すヒントそうしてものを厳選し、携帯電話すら持たなくなったという小川さん。ものを手放す秘訣は?「使わないで持っていることが、そのものにとっても、それを作った人にとっても一番悲しいことだし、失礼な気がします。やっぱり使われてこそだと思うんですね。私は相手が喜んでくれることが好き。だから値段などは考えないようにして、自分よりもっと上手く使ってくれる人がいるなら渡して、そのものがより気持ち良く使ってもらえたら幸せです。もちろん、すごく気に入って手に入れたけど使っていないもの、手放すことはできないものも結構あります。そういうものは保留にしておいて、時間をかけて別の使い方を探していくのも楽しいんです」「見立て」を待つ保留中の箱には、ここまで入れたらもう入れないというラインを決め、常にいっぱいにはせず、余白を設けるようにしているそう。そうして、小川さんが日々使う道具や生活用品は、「一生付き合いたい」ものばかりになりました。「一生付き合いたい」ものだけで、暮らすヒント「ものを選ぶときに、ゴールを決めることは必要だと思います。これでもういい、と思ったら、とことん繰り返し使うのが好き。たどり着いたものに関しては、あまり浮気はしないですね。引越をしたことも、いかに自分が無駄なものを溜め込んでいたかがわかる、いい機会でした」「来客が多く、以前は同じティーセットを6客欲しいと考えていましたが、ベルリンのカフェに行くと、ティーセットだけでなく、椅子や家具も古くてバラバラ。でもお店の人のセンスでバランスが取れていて。6人のお客さまに同じもので出さなくてもいいんだなって。年に数回のためだけに、スペースを取ることがすごく無駄だと気付くと、逆に同じもので揃えていることの方が変な感じがするようになりました」収納スペースの半分は空けるようにして、たっぷり隙間を作るという小川さん。1年に1回は見直し、全然使っていないものは場所を取るだけ、と考えて手放すのだといいます。「毎年夏は、ベルリンで普通の家を借りるのですが、すごくスッキリしているんですね。もちろん住環境がいいというのもありますが、それにしても必要なものしか置いていなくて。自分の家も、誰にでも貸せるような空間にしたいなと思います。それにはわかりやすくしておかなきゃいけないし、そうできたら理想ですね」モンゴルとドイツで目覚めた小川糸さんのシンプルな暮らし。<後編>は、もの、人との付き合い方、五感が喜ぶ環境づくりについて伺います。 ▼五感を大切に、必要なものを選ぶ作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント<後編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日幕末の乱世を疾走した新選組と、ひとりの少女との悲恋を描いた人気ゲーム『薄桜鬼』。そのスピンオフ企画として生まれた『薄桜鬼SSL~sweet school life~』は、物語の舞台をとある高校に移したラブコメディだ。これまでゲーム化、ドラマ化を果たし、来年には映画版も公開されるが、クリスマスに向けて胸キュン必至の舞台版がもうすぐ幕を開ける。舞台『薄桜鬼SSL』チケット情報「『薄桜鬼SSL』実写化のお話をいただいたのが今年の1月。そこからゲームや新選組について勉強して、春にドラマと映画を撮り、今、舞台の稽古中。1年間、全員同じメンバーで作品に取り組んできたので、意思疎通がちゃんと取れた状態で稽古をスタートできているのがうれしいですね」。そう語るのは今作で土方歳三を演じる中村優一だ。この物語における土方は、舞台となる「私立薄桜学園」の風紀の乱れを正す、厳しい教頭。もともと男子校だった学園にたったひとりの女子生徒・千鶴を入学させたキーパーソンでもある。「新選組に関する小説や映画では『鬼の副長』と呼ばれる土方ですけど、いかんせん僕がまったく怖くないらしくて(笑)。ただ、ドラマでの土方は、生徒たちを厳しく指導する教師でしたけど、舞台版はちょっと違うんですね。教師でありながら千鶴への恋心に揺れてしまう、とても繊細な人物像。教師としてはガンガン行けるんだけど、恋愛面については臆病というか、器用じゃなくて」。オリジナル版の『薄桜鬼』では壮絶な運命に飲み込まれていく土方や沖田総司や藤堂平助が、本作『薄桜鬼SSL』ではのびのびと学園生活を楽しみ、恋愛に邁進している。「(舞台版では)登場人物の性格とか感情の機微みたいなものが、ひとりひとり全員についてきめ細かく描かれているんですね。だから稽古を見ていても面白いです。千鶴の前に、ぜんぜん色の違う男たちが、目まぐるしく現れては消えるので(笑)」。だから、中村は胸を張る。1年間かけて磨きをかけてきたチームワークと作品力が、彼と仲間たちの誇りでもあるのだ。「稽古を重ねることで、ドラマや映画とはまた違った深まり方をしつつありますね。僕自身、今まではどちらかというと生徒側の役が多かったので、今回の教師役は本当にいい経験です。なので『舞台化ってどうなるの?』って思っておられる方にこそ、観に来ていただきたいですね。どれだけ進化したか、パワーアップしたかを見届けていただきたくて」。今回の舞台版では、ゲームやドラマでは謎に満ちていた「千鶴の父親」と「芹沢鴨」も登場するという新たな要素も。若者が疾走するドラマの中にあって、物語に厚みを与えるふたりの登場にも期待が高まる。公演は12月11日(金)から20日(日)まで、東京・シアターサンモールにて上演。チケットは発売中。取材・文:小川志津子
2015年12月04日京都府・中京区の京都文化博物館は、縦横無尽に生きた画家・小川千甕の特別展「小川千甕展 縦横無尽に生きる~彼は、仏画師・洋画家・漫画家・日本画家だった。」を開催する。会期は12月8日~2016年1月31日(12月28日~1月4日・月曜休館、ただし祝日の場合は開館し翌日休館)。開館時間は10:00~18:00(金曜は19:30まで)。入場料は一般1,000円、高校・大学生700円、小・中学生400円。同展は、個人コレクションを中心に、初期から晩年に至る千甕の代表作約140点、仏画、スケッチ、書簡などの資料類を展示、その芸術を紹介する回顧展。小川千甕(1882-1971 本名・多三郎)は、京都の書店「柳枝軒」の家に生まれ、15歳で仏画師に師事するかたわら、浅井忠に洋画を学び、同じ浅井門下の千種掃雲、芝千秋らと丙午画会に参加、新傾向の日本画を描いた。同時期に京都市立陶磁器試験場の絵付け技手となったことをきっかけに「千甕」(せんよう・ちかめ)と号している。その後「ホトトギス」、「太陽」誌等に挿絵や漫画を発表し、大正4年には日本画家として平福百穂、小川芋銭、森田恒友らと珊瑚会に参加、大正10年からは院展日本画部にも続けて入選を果たした。昭和期には個展も多く開催し、昭和46年に90歳で没するまで、精力的な活動を続けたという。千甕は、浅井塾での平明な鉛筆画・水彩画にはじまり、大正期には各地を旅しながら、柔らかな色調で田園風俗を日本画にした画家で、昭和期には、墨を生かした独自の風景画へと展開、戦後には自讃を配したダイナミックな文人画で知られている。これらの作品は、近代における洋画と日本画、美術と文芸などの問題を考える上で重要な位置にあるという。力みのない朗らかな作風は、個性重視の近代にあって異色であり、画壇にとらわれずに自由な立場を貫いた、千甕の独自の哲学を示すものだということだ。そのほか、関連イベントとして、レクチャー「よくわかる小川千甕入門」(12月12日10:30~12:00)、特別講演会「小川千甕の魅力」(2016年1月9日10:30~12:00)が開催される。いずれも申し込み不要、先着順となる。また、学芸員によるギャラリー・トークが開催される。開催日は12月18日、12月19日、2016年1月16日、1月22日、1月23日。金曜日は18:00から、土曜日は14:00から30分程度行われる。
2015年10月21日小川珈琲は9月1日、「小川珈琲店 有機珈琲」5品を全国で発売する。「小川珈琲店 有機珈琲 カフェインレス モカ 粉 170G」(税別980円)は、水を用いてカフェインを97%以上カットしたコーヒー豆を使用。エチオピア モカの甘い香りを生かし、調和のとれた味わいに仕上げたとのこと。「小川珈琲店 有機珈琲 オリジナルブレンド 豆 170G」(税込820円)は、ペルー、メキシコ、ブラジル、ホンジュラス、インドネシアの豆をブレンドしたコーヒー。酸味と苦味のバランスがとれた味わいになっている。1杯ずつ手軽に楽しめるドリップバッグ「小川珈琲店 有機珈琲 オリジナルブレンド ドリップコーヒー 7杯分」(税別500円)も同時発売。「小川珈琲店 有機珈琲 フェアトレードモカブレンド ドリップコーヒー 7杯分」(税別500円)は、モカのフルーティーな香りを生かして、すっきりとした味わいに仕上げている。ドリップバッグのアソートセット「小川珈琲店 有機珈琲 コレクション ドリップコーヒー 10杯分」(税別720円)には、「オリジナルブレンド」「フェアトレードモカブレンド」「バードフレンドリーブレンド」を詰め合わせた。
2015年08月27日小川珈琲はこのほど、「小川珈琲 有機リキッド」を全国で発売した。○厳選された原料をもとに仕上げた、リキッドコーヒー&ティー同社ではこれまで、コーヒーのおいしさを追求し、原料を厳選してきた。どのような環境で、どのように育てられて、どんな味わいを持っているのか、さまざまな原料を試飲しながら、素材を厳選。それら原料を栽培した農園は、日よけなどの役割を持つシェードツリーの活用や、動植物など自然の力を活用した持続可能な運用を行っているという。今回発売となった「小川珈琲 有機リキッド」はこれら厳選された原料をもとに、手軽に味わえるおいしさを持つリキッドコーヒー、リキッドティーに仕上げている。「小川珈琲 有機バードフレンドリー コーヒー 無糖/微糖500ml」は、森林の木陰で栽培され、ゆっくりと甘みとうまみが熟成されたコーヒー。スミソニアン渡り鳥センターが自然環境に配慮して栽培されたコーヒーに与える認証である、「バードフレンドリー 認証コーヒー」となる。商品の収益の一部は世界中の渡り鳥保護活動の運営資金として活用される。「微糖」は、香ばしく爽やかな香りとすっきりとした苦味、まろやかなコクとほんのりとした甘さ。「無糖」は、香ばしく爽やかな香りとすっきりとした苦味、まろやかなコクとクリアな後味が特徴だという。希望小売価格は、各450円(税別)。「小川珈琲 オーガニック紅茶 無糖 500ml」は、肥料づくりやハーブの活用など自然の力を活かした環境で栽培された紅茶。原料となる茶葉を収穫するバングラデシュ北西部に位置するカジカジ茶園では、園内での有機肥料づくりや、日よけと虫よけになるハーブ類や樹木の植栽など、自然の力を活かしながら環境に配慮した栽培を行っている。同商品は、透明感のある甘さと心地よい渋み、爽やかな苦味としっかりとしたコクが特徴となる。希望小売価格は、450円(税別)。パッケージは、京都に生まれ、鍛え育てられた伝統の味と、本物を追求し続ける同社の、その堅実さを表したデザインに仕上げた。日本の伝統文様である七宝をもとにしたオリジナルの「珈琲文様」と「紅茶文様」で、京都の伝統や品質を表現している。
2015年03月12日シェイクスピアが描いたラブコメディの中でも代表的な一篇『ヴェローナの二紳士』。1970年代、ガルト・マグダーモットの音楽によってミュージカル化され、トニー賞を獲得した本作が、宮本亜門の演出により日本版として上演される。熱気を帯びたその通し稽古を取材した。舞台『ヴェローナの二紳士』チケット情報親友同士のプロテュース(西川貴教)とヴァレンタイン(堂珍嘉邦)、プロテュースの片思いの相手・ジュリア(島袋寛子)、そして旅先でヴァレンタインとプロテュースがひと目惚れするシルヴィア(霧矢大夢)らの恋愛模様が、あちらこちらに入り乱れる恋愛ドラマだ。とにかく足を踏み入れた時点で、稽古場の明るい雰囲気に圧倒された。「あと5分で通し稽古を始めます!」「はーーい!」一同の元気な声が、最高にハッピーな恋愛劇の幕を押し開く。幕開き、永久の友情を誓い合う親友同士。言うまでもなく、演じるのはふたりのトップ・シンガーである。美しいビブラートがハーモニーを成し、聴衆からはため息が漏れる。そして、熱い熱い芝居の応酬。歌うこととは異なる「演じる」という営みを、彼らは大いに楽しんでいるようである。そして、旅先のミラノのシーン。シルヴィアを思ってでれでれのプロテュースを、男装して追ってきたジュリアがはっきりと目撃してしまう。怒りに震えながら、それでも自分は彼を愛しているのだと、無償の愛を歌い上げる島袋が切なく、愛くるしい。もう一方のヒロイン・シルヴィアを演じる霧矢は、全身から感情をあふれさせ、ノンストップで踊りまくる。そんな彼女との恋を取るか友情を取るか、大いに揺れまくるプロテュース。西川が演じる主人公の葛藤ぶりは、もはや喜劇人の域である。右へ左へ舞台上を所狭しと駆け回る姿はまるで小動物のよう。エネルギーの固まりみたいな熱演ぶりに、スタッフ席からもくすくすと笑い声が漏れる。恋をすること、幸せを求めること。現代人がとかく我慢してしまいがちなそのことを、もっと臆せずするべきだと、亜門版『ヴェローナの二紳士』は歌いあげる。歌もダンスも笑いも涙も、すべてが濃密でハッピーな舞台だ。公演は12月7日(日)から28日(日)まで東京・日生劇場にて。取材・文:小川志津子
2014年12月02日小川珈琲は10月1日にコトチカ京都にて、「吉川バリスタ世界大会優勝記念イベント」を開催する。ラテアートは、エスプレッソにスチームミルクを注ぎ入れ、ハートやリーフなどの模様を描いたもの。同イベントは、6月に行われたラテアートの技術を競う世界大会「ワールドラテアートチャンピオンシップ」で、「Ogawa Coffee The Cafe 河原町三条店」に勤務する吉川寿子バリスタが優勝したことを記念して開催する。イベントでは、吉川バリスタによる「世界一のラテアートセミナー」も開催。「ワールドラテアートチャンピオンシップ2010」で優勝した村山バリスタも登場し、本格エスプレッソマシンを用いて世界レベルのラテアートを間近で見ることができる。参加費は2,000円。また、「農園王に学ぶコーヒー教室」も開催。エルサルバドルのコーヒー農園主・アイダ・バトルさんが来日し、世界のコーヒー事情など、様々なコーヒーについてのレクチャーを受けることができる。参加費は1,500円。さらに、ヨーロッパを中心に活躍するジャズスイングバンド「Spirit of Gypsy」によるライブも開催。同志社大学JAZZ部の「JAZZ girls」も、吉川バリスタの世界一を祝い演奏を行う。時間は17時~19時30分。「世界一のラテアートセミナー」「農園王に学ぶコーヒー教室」は事前予約が必要で、予約は店舗で受け付ける。また、10月1日は「OGAWA COFFEE京都駅店」に吉川バリスタと村山バリスタが登場。店舗で両バリスタによるラテアートが楽しめる。なお、コトチカ京都で行うセミナーやイベントにも出演するため、不在となる場合もある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月27日イラストレーターの小川恵子とサイトウケイスケのインスタレーション「メルティングドリームス(Melting Dreams)」が伊勢丹新宿店2階イセタンガールギャラリーで8月26日まで開催されている。今回のテーマ「Melting Dreams」は“夏の暑さに溶けるようなドリーミーな世界”をイメージした。ピンク、オレンジ、黄色などハッピーな色合いの波打つ模様は、「イメージはテレパシー。自分の頭の中で考えていることが直接相手に伝えられたらいいな、という思いを込めて」と小川さんは話す。メインとなるピンクの3枚絵は今年3月に出版された小説『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』(紅玉いづき著、角川書店)の表紙となった作品。「I LIKE」というタイトルのキャンバス地でできた冊子状の作品は、敢えて人物メインではなく、波打つ模様のみの絵にチャレンジした作品だという。今回、コラボレーションしている作家のサイトウケイスケとは大学時代にSNSを通して知り合い、ウェブ上でお互いの作品をリスペクトし合っていた。その後、東京―山形間でお互いの絵を梱包して送り合って制作する“遠距離コラボ”を続けながら、2011年2月に2人展「キス(KKIS)展」を東京・高円寺AMP cafeで開催。今回は2年ぶりの2人展となる。「サイトウくんは全国各地のミュージシャンに自ら絵を渡してコラボしたり、海外のアーティストが来日したらウェルカムボードを作ってアプローチしたり、自分でイベントを企画したり、とてもアグレッシブな人。お互い地方出身というところで気が合うんです」展示スペースでは小川がデザインを手掛ける「スキスキダイスキ(SUKISUKIDAISUKI)」のタイツ、レギンス、キャップ、ピアス、バレッタ、ヘアゴム、ブローチなどのグッズも販売。すべて「自分が高校生のときに欲しいと思っていたものを作っている。だから高校生でも買える価格設定にしています」と説明。ブランドのネーミングについて、「響きがいいな、と思って。ポジティブなイメージのものを出したくてつけました」。舞城王太郎の小説『好き好き大好き超愛してる』は名付けた後に本を読んでファンになったとのこと。今後は、「もっと柄を増やしてテキスタイルのグッズ展開をしていきたい」と語った。熊本県出身の小川は、2006年に東京造形大学映像科を卒業。学生時代は手描きのコマ撮りアニメを制作していた。2007年よりイラストレーターとして活動を開始し、通常はアクリル絵の具でのペインティングとデジタルの制作が中心。2011年頃からテキスタイルデザインを、2012年から「スキスキダイスキ」名でタイツなどのグッズも作り始めた。
2013年08月09日京都府京都市の小川珈琲本店は12日、「ラテアート&ビュッフェイベント」を開催する。同イベントでは、同店のバリスタ、村山春奈氏(ジャパンラテアートチャンピオンシップ2010&ワールドラテアートチャンピオンシップ2010優勝)、大澤直子氏(ジャパンラテアートチャンピオンシップ2011&2012優勝)の2人がラテアートを披露、その技を間近で見ることができる。また参加者は、本格的なエスプレッソマシンで、自分好みのラテアートを体験できる。ビュッフェでは、直江和宏シェフによるイタリアンが提供される。開催日時は、12月12日18時30分~20時30分。会場は小川珈琲本店(京都府京都市右京区西京極北庄境町75番地)。料金は一人3,000円。定員は26名で、要予約となる。その他、詳細は同店Webページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日小川雅代が母、小川真由美から受けた壮絶な精神的虐待とは?大女優、小川真由美(72)を母に持つ小川雅代さん(42)が母との壮絶な愛憎40年間を明かした告白本『ポイズン・ママ 母・小川真由美との40年戦争』が話題になっている。雅代さんは名優・細川俊之と大女優・小川真由美との間に生まれ、離婚により父とは2歳で離れて暮らしている。少女時代から霊能者などが出入りする雅代さんは宗教や霊能者にのめり込む母から「精神的虐待」を受け続け、鬱病、パニック障害、自殺未遂にまで追い込まれたという。また、思春期には家に入り込んだ宗教家の男にレイプされる危険も感じていたという。今も続く母の霊能者依存小川は、ここ10年間にも霊能者とのペットビジネスに多額な資金をつぎ込み裁判沙汰になり、現在も別の霊能者に入れ込んでいるという。告白本出版の理由10年前から書こうとしたがつらかった時を思い出し、書けなかった。しかし、思いつめた自分が現実に母を殺してしまう恐ろしい妄想までするようになり告白する決心をしたという。著書には「それでも母が好きです」などの言葉は一切なく、きれい事は書けなかったとし、母と娘と関係を取り戻す最後のチャンスとして告白本を出版したという。元の記事を読む
2012年05月10日パンとお菓子のレシピ投稿サイト「キッチン」では、「nomimonoya (ノミモノヤ)」小川純一さんの特集がスタート。独自の感性で見た目にもおいしいオリジナルドリンクをケータリング中心に作ってきた、「ノミモノヤ」の小川純一さん。今年の震災以降、葉山に拠点を移し、自然の中で生活を見直し食に対する意識も大きく変わってきたという。そんな小川さんにノミモノヤを始めた経緯や食に対する思い、これからのことなど、たっぷりお話を伺っている。 今回、小川さんが提案してくれたのは「りんごの甘いスープ」と「ドライフルーツのヴァン・ショー」のレシピ。寒い冬、こんな優しいホットドリンクで身も心も温めてみてはいかがだろうか。「りんごの甘いスープ」「ドライフルーツのヴァン・ショー」 「nomimonoya (ノミモノヤ)」小川純一さんのオリジナルレシピはこちら!「キッチン」小川純一さんインタビューへ ≫ 取材/キッチン編集部
2011年12月30日蜷川幸雄の呼びかけにより、55歳以上の一般人から結成された劇団、さいたまゴールド・シアター。1200人を超える応募者の中から厳選された40名以上の劇団員たちが活動を続けて、早5年になる。つまり、ジャンルや職業を問わず、あらゆる集団が5年間で経るのと同じだけの季節を、彼らも過ごしてきている。これまでの経験が何をもたらしたのか。その答を求め、12月6日(火)に幕を開ける第5回公演『ルート99』の稽古場を取材した。さいたまゴールド・シアター『ルート99』公演情報物語の中では、様々な議論が交わされる。たとえば、舞台設定である島を広く占める基地について。その島を貫く国道「ルート99」沿いでばらまかれた「島まんじゅう」について。その事件を機に姿を消した若者と、彼周辺の恋模様について。あるいは島に公演をしにやってきた劇団員たちが交わす演劇論、社会論、そして人生論。特筆しておきたいのは、岩松了の書き下ろしによる今回の戯曲は、登場人物たちが「高齢である」との設定を排しているという点だ。一部を除いては、どんな年齢層の俳優が語っても成り立ちうるセリフだからこそ、問われるもの、際立つものがある。劇中に登場する劇団の名が「ゴールド・シアター」ということもあり、「岩松さんの台本は、わざとこんなふうに書いてるんじゃないかと思う場面がたくさん。不意なひと言に、時々泣かされちゃうんだ」と蜷川。稽古が始まった。以前は、ひと息でセリフを言い切ることも危うかった面々が、岩松独特の軽妙でテンポ良い会話の応酬を繰り広げている。思い知らされたのは、言葉と動作を同時に操るのがいかに高度なことであるかということ。たとえば、どうしても言えないセリフがひとつあるとして、何度目かのトライでうまく言えた瞬間、今度は身体の動きが違ってしまう。動きを直すとセリフがあやしくなり、セリフに集中すると動きに無理が出る。両者のバランスがとれるまで、蜷川と俳優たちは何度でも繰り返す。俳優というのは、与えられたことをその通りに果たすことが第一の職務であり、それは経験や年齢に関わらない。つまり、蜷川はまぎれもなく、彼らと、プロフェッショナルとして向き合っているのだ。だから稽古場は実にスリリング。細やかなトーンやニュアンスが、俳優たちの身に深く染みこむまで、蜷川は次に行かない。そして唐突に思いついてしまった、大がかりなアイデア。思わず一瞬フリーズしたスタッフに、蜷川は言う。「大丈夫。始めから、あきらめないで!」。不屈の世代の全力投球が胸に迫った。さいたまゴールド・シアター『ルート99』は、12月6日(火)から20日(火)まで彩の国さいたま芸術劇場 小ホールにて上演。チケット発売中。取材・文:小川志津子
2011年11月29日11月6日、東京・シアタートラムにて新作舞台『往転-オウテン』が開幕した。静謐な中に闇をはらんだ人物描写を得意とするKAKUTAの桑原裕子が脚本を、決してたやすくはない人間関係を巧みに舞台にのせる青木豪が演出を担当。深夜バスの横転事故に乗り合わせた乗客たちの、微妙に絡み合った4つの物語が紡がれる。『往転-オウテン』公演情報オムニバス、とはどうやら違う。同じバスに乗り合わせた男女の、乗り込む前と後の人間模様が、順不同で顔を出す。たとえば、かつて愛人関係にあった中年カップル。女の母親の遺骨を異父姉弟のもとへ届けようと、旅に出る。たとえば、桃農園を営む青年。双子の兄が婚約者を連れて、東京から深夜バスで帰ってくるという。たとえば、故あって地方へ逃れようとする男。中年女性のおしゃべりにつかまって、眠るに眠れず辟易している。そして、とある病院の一室。飛び降り自殺をしくじって入院中の少女に、深夜、奇妙な友人ができる。硬軟あわせ持つ実力派揃いだ。高田聖子演じる宣子も、市川実和子演じる浅子も、ひと癖ある女性像である。幸せを前にすると尻込みしてしまう、複雑な心理をさらりと好演。峯村リエと柿丸美智恵は、コミカルな演技の中にも豊かな人間味をにじませて、穂のかと安藤聖は若さゆえの輝きと葛藤を四方八方にまき散らす。男性キャラも個性豊かだ。妻でない女への想いに揺れる、腰痛持ちの50男(大石継太)。兄の婚約者と元カノを前に、これまた揺れる、桃農園主(尾上寛之)。それぞれの事情と秘密を隠し持つ男たち(仗桐安、浅利陽介)もまた独特の吸引力。そして舞台上で回されるハンディカメラとその映像が、虚構とリアルの境界線をより際立たせる。誰もが、何らかの旅の途中である。そしてどの旅もひとりで進むしかなく、いずれは必ず終わりを迎える。むしろ人生は「旅が終わってから」の方がずっと長いのだ。……というようなことを、桑原は声高に示さず、ただ、匂わせる。それが青木の緻密な演出と相まって、通奏低音のように、観客の胸に苦く残る。右往左往、七転八倒しながら、それぞれの登場人物が踏み出す大小の一歩。哀しくも切実な大人向けのエールだ。公演は11月20日(日)まで。チケット発売中。取材・文:小川志津子
2011年11月07日10月1日(土)に幕を開ける、蜷川幸雄演出のシェイクスピア劇『アントニーとクレオパトラ』の稽古場での最終通し稽古に密着した。17世紀初頭に書かれた、古代ローマを舞台に繰り広げられる悲恋物語。蜷川組常連の吉田鋼太郎、宝塚歌劇団出身で蜷川組には初参加となる安蘭けいら、百戦錬磨の実力派俳優陣が名を連ねている。『アントニーとクレオパトラ』稽古風景写真「大人が、ロミオとジュリエットのような恋愛を貫くことが、いかに難しいか」を描いた物語だと蜷川は言う。なるほど、そう言われると本作は"大人の恋愛あるある"の宝庫である。会うとそうでもないけれど、ひとたび離れると、疑念や嫉妬ばかりがふくらんでしまったり。愛する人はかけがえがないけれど、別の誰かに見つめられると、それはそれで愛おしく思えてきたり。駆け引きとしがらみ、愛撫と罵り。愛人クレオパトラと密愛中にもたらされた妻の訃報に、主人公のアントニーは言う。「あいつも、死なれてみると、いい女だった!」。重ねて言うが、シェイクスピアが手がけた高名な悲劇である。誰もがその名を知る男女の、誰もが知る結末を描いている。それなのに、と言うべきか、だからこそ、と言うべきか、舞台上の人物たちは実に人間味にあふれている。吉田演じるアントニーは、政治と恋愛、ふたつの征服欲の荒海に身を投じながら、じたばたと先を目指す。池内博之演じるオクテヴィアス・シーザーはしたたかにその采配を振るい、橋本じゅん演じるイノバーバスはアントニーの腹心の部下で、忠心と背徳に挟まれて苦しむ。そして、安蘭演じるクレオパトラ。常に凛とした鉄の女であるかのような観衆の先入観を、彼女はチャーミングに裏切ってみせる。嬉しいときは顔をくしゃくしゃにして笑い、怒りのときは身体中から火花を散らすようにして猛り狂う。クレオパトラは策略家でも魔性の女でもなく、ただ、目の前の人を全力で愛したのみなのだ、と思えてしまった時点ですでに、観客は蜷川の術中にはまったのかもしれない。それにしても蜷川を含め、全員が全力疾走の座組である。転落してゆく男女の行く末が、その全力さゆえに、痛みを伴って観る者の胸に刺さる。大人たちが渾身で紡ぐ本気の情愛を、その目に焼きつけたい。10月1日(土)から15日(土)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、10月21日(金)から23日(日)まで福岡・キャナルシティ劇場、10月28日(金)から31日(月)まで大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!で上演(チケットは発売中)。その後、蜷川作品では初めてとなる韓国公演が11月24日(木)から27日(日)までソウルのLGアートセンターにて行われる。取材・文:小川志津子
2011年09月27日国民的作家・藤沢周平の短編小説を、東山紀之を主演に迎え映画化した『小川の辺』で、菊地凛子がヒロインを演じることが明らかになった。菊地さんが演じるのは、主人公・戌井朔之助の妹、田鶴。藩から上意討ちの命を受けた朔之助は、狙う相手・佐久間森衛の妻が、実の妹・田鶴であることにより、肉親の情愛と武士としての宿命の間で苦悩することになる。実は時代劇初挑戦の菊地さん。トレードマークの金髪を黒髪に変えて、9月19日(日)の千葉県で行われた撮影に挑んだ。作品について「この作品は、脚本がすごくいい。日本人に生まれたからには、ずっと時代劇に出演したいと思っていた。自分のキャリアの中に、この作品が刻まれることは、とてもうれしい」と意欲的な一面を見せつつ喜びを語った。キャスティングの理由について製作側からは「菊地凛子さんをキャスティングしたのは、目の力、ハリウッドも認めるその演技力はもちろんですが、一番の理由は、彼女ならば、本当に実の兄を討ちそうだ、ということにつきます。役を超えてリアリティが出せる人、そんな人は菊地凛子さんしかいません」と期待を寄せる声が。本格時代劇という新たな新境地に挑む菊地さん。掟を破ってまでも愛する人を守ろうとする役どころをどう演じるのか?『小川の辺』は2011年、初夏公開。■関連作品:小川の辺 2011年、初夏公開
2010年09月29日