女優の小池栄子が21日、都内で行われた「2023 美的ベストコスメ大賞『ベストビューティ』受賞者発表式」に出席した。美容誌『美的』読者が選んだ“今年最も輝いている人”に贈る「ベストビューティ」。例年の「美的ベストビューティウーマン」に加え、昨年より男性ゲストに贈る「美的ベストビューティマン」、『美的GRAND』の40~50代読者が選ぶ「美的GRAND ベストビューティウーマン」も新設された。「美的GRAND ベストビューティウーマン」に選出された小池は、「ありがとうございます。素晴らしい賞をいただきまして」と笑顔を見せ、「とにかく本当にびっくりしました。美容に詳しいわけではないですし。18歳でデビューしまして今年43歳になったんですけど、コツコツと自分を信じて頑張ってきた生き方を評価していただけたのかなと思って自信がつきました。感謝しております」と語った。美容を意識したのは最近とのことで、「40過ぎてから疲れとかがわかりやすく顔に出てきたり、テレビに映った自分を見て、自分もですが周りから指摘されることが増えて、もうちょっと意識しないといけないのかなと思って、トレーニングやったり」と変化を告白。「MEGUMIちゃんが美容に詳しくて、いろいろやったほうがいいですよってアドバイスをいただくので、MEGUMI師匠の言葉を聞いてやってみないとなと……」とMEGUMIからも刺激を受けているようだ。また、「外側もそうですが、この年になると内面の充実さが表情に現れるんじゃないかなと。自分が尊敬する夏木マリさんも『年齢はただの数字や記号』とおっしゃっていましたが、年齢とかにとらわれずに楽しく生きていることが現れるんじゃないか」と話していた。発表式には、「ベストビューティウーマン」に選出された川口春奈、「美的ベストビューティマン」を2年連続で受賞した渡辺翔太(Snow Man)も出席した。
2023年12月21日10月18日からスタートする連続ドラマ『コタツがない家』(日本テレビ系)に出演する小池栄子(42)。今作で小池は夫と息子、父の3人のダメ男を養うホームコメディの主人公を演じる。「グラビアアイドルとしてデビューした小池さんですが、女優に転身後は着実に実績を重ね、昨年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では北条政子役を熱演。『コタツが~』は小池さんにとって初めてとなるゴールデンの連ドラ主演ということもあり、注目を集めています」(スポーツ紙記者)。また小池の後輩に当たるMEGUMI(42)も絶好調だ。女優や実業家としてマルチに活躍を広げ、今年出版した美容本『キレイはこれでつくれます」が35万部を超える大ヒット。先日発覚した夫・降谷建志の不倫報道でも同情や応援する声が目立っている。そんな2人の元グラドル女優をスカウトし、育てあげたのが芸能プロ『イエローキャブ』元社長・野田義治氏だ。野田氏といえば口ひげをたくわえたコワモテの風貌で、小池やMEGUMIのほか雛形あきこや佐藤江梨子などのグラドル勢を率いて一世を風靡。“野田社長”としてテレビに出演することも多く、どちらかといえばセクシー系を売りにしてきた印象が強いが――。「意外にも野田さんはグラドルという存在には否定的。あくまでグラビアは名前を売るためのもので、その後女優やタレントとしてステップアップするための仕事としてやらせているんです」(芸能プロ関係者)野田氏の名言として知られるのが「他の事務所はだんだん脱がせていくけど、ウチは服を着させていく」というもの。「野田さんが業界入りして初めに担当したのが夏木マリさんやいしだあゆみさんといった超大物女優。そんな芸能界の“ど真ん中”を知っているだけに、この世界で売れる厳しさを骨の髄まで味わってきた。それだけに芸能人として大成するためには、人柄が大切ということを語っています」(前出・芸能プロ関係者)インタビューでも野田氏は、《結局、芸能界は現場がすべて。スタッフ、共演者などから「このコはいい」と思われないと次につながっていかないんです。だから、やはり利口で性格の良いコを自然と選んでいるのかな》と語っている。「野田さんの慧眼は小池さんやMEGUMIさんが大ブレイクしたことでも如実に表れています。あまり知られていませんが現在も女優として活躍している羽田美智子さんも野田さんが最初にスカウトしたそうで、いかに彼の発掘術が優れているか分かります」(前出・芸能プロ関係者)第二の小池、MEGUMIが現れる日は――。
2023年10月06日小池栄子が主演する、笑って泣けるネオ・ホームコメディー「コタツがない家」のポスタービジュアルとティザー映像が公開された。小池さんが、会社社長兼カリスマウェディングプランナーでありながら、夫(吉岡秀隆)・息子(作間龍斗)・父(小林薫)という、3人のダメ男を養うヒロインを演じる本作。伝説のカリスマウェディングプランナー・万里江(小池さん)の家には、廃業寸前の売れない漫画家の夫・悠作、アイドルを夢見るもオーディションで脱落し、進路に迷う息子、熟年離婚で一人になった父親も引き取り、てんやわんやしながら、時にはその温もりに涙しそうになりながら、新しい家族の形を探していく。今回公開されたポスターは、万里江が3人と愛猫のチョーさんを軽々と笑顔で背負う、ドラマの内容を表現した一枚となっている。撮影を終えた小池さんは、「楽しかったです。本当にこういう家族いそうだなと思いましたし、迫力のあるポスターになりました。私自身もますますドラマが楽しみになります。見ているだけで楽しくなる作品にしたいです」と意気込む。さらにティザー映像では、伝説のカリスマウェディングプランナーとして働く万里江と、ダメ男3人たちとの様子がコミカルに描かれている。なお、本作の放送を記念して、小池さんが出演し、脚本家・金子茂樹が向田邦子賞を受賞した「俺の話は長い」が、9月18日(月)より順次「TVer」にて配信されることも決定した。「コタツがない家」は10月18日より毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年09月17日「真っ赤なジャケットにサングラスをかけていて、かなり目立っていたのですぐに小池栄子さん(42)だと気づきました」(通行人の女性)8月下旬、東京・日本橋の宝石店で目撃された小池。10月スタートのドラマ『コタツがない家』(日本テレビ系)のロケに臨んでいた。「『コタツがない家』で小池さんは、夫、息子、父のダメ男3人を養うウエディングプランナー役を演じますが、これが小池さんにとって初めてのゴールデンプライム帯での主演です。’22年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)で北条政子を演じ、女優としての人気をさらに高めたからこその抜擢ではないでしょうか」(テレビ誌ライター)実は冒頭のロケが行われた日は、小池と夫で元プロレスラーの坂田亘(50)の16回目の結婚記念日だった。「もともと小池さんの一目惚れで交際がスタートしたそう。誕生日は必ず一緒にお祝いし合い、結婚10周年の際にはハワイに旅行し登山するなど、記念日を大切にする夫婦という印象です。ですがこの日は、宝石店でのロケ後、静岡県熱海市まで移動してかなり遅くまで撮影していたと聞いています。主演に気合が入るからこそ、“記念日より仕事優先!”と意気込んでいるのでしょう」(テレビ局関係者)しかし夫を思う気持ちは非常に深いようで、インタビューでは小池はこう語っている。《根拠のない自信で支えてくれて、どんなときも“大丈夫”といってくれる。その安心感で大概のことは乗り越えられてきたし、最悪この人がいてくれたらいいや、と思えるように。人の顔色を伺うことも一切なくなったんです》(『VOGUE JAPAN』’22年7月9日配信)前出のテレビ局関係者は言う。「ネガティブ思考だった小池さんですが、坂田さんのポジティブさにいつも励まされていると言っていました。現在坂田さんは小池さんの個人事務所の社長を務めており、公私ともに信頼し合う関係のようです」夫との絆があるからこそ、仕事最優先の小池。『鎌倉殿』を経た“豊穣の秋”に期待!
2023年09月08日10月スタートのドラマ『コタツがない家』(日本テレビ系)で小池栄子(42)が民放ゴールデンプライム帯では初めて主演を飾ることになった。小池はグラビアアイドルとしてデビューし、情報番組やバラエティなどで引っ張りだこに。並行して女優の仕事にも取り組み、徐々に評価を高めていった。近年、彼女のようにグラビアで活躍し、映画やドラマなどでも才能を発揮する女優が目立っている。そこで、演技がうまいと思うグラビア出身の女優は誰か、400人を対象に調査した。第3位に選ばれたのは今田美桜(26)。10代、20代からの得票が多かった。グラビアでは‘20年に発売した2nd写真集が7度重版し、ロングヒットとなっている。‘22年には日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。人気も実力も兼ね備えた若手女優の一人だ。彼女は現在『トリリオンゲーム』(TBS系)に出演中。同ドラマではクールで強欲な社長令嬢役を魅力的に演じており、毎回変化する個性的な衣装とスタイルの良さも話題となっている。《いつも役にはまっているし引き込まれるから》《目力がすごく、演技に迫力がある》《ヒール役が似合う》第2位は冒頭で名前を挙げた小池栄子。彼女を選んだ理由には、出演作品と役柄をあげて「〇〇〇の〇〇役がすごかった」と説明する声が多かった。それほど各作品でインパクトの残る演技をしているということだろう。《『八日目の蝉』の演技がよかった》《昨年の大河ドラマで、北条政子が御家人の前で演説するシーンでの演技が鳥肌が立つほどすごかったから》《飾らないバラエティでの発言も好感が持てるし、演技も難しい役柄や人情味溢れるキャラ、母親、独身女性など幅広く、共感できる》栄えある第1位に選ばれたのは綾瀬はるか(38)。全世代から支持されるという結果に。綾瀬は’00年にホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し、デビュー。’04年ごろまでグラビアでも活躍している。演技が自然で爽やか、感情表現が豊かという意見のほか、アクションを高く評価する声も多かった。《静かな役からアクテイブな女性役までオールラウンドにこなす演技派女優》《可愛い役もカッコいい役もこなせる。『天国と地獄』で男性と入れ替わった役は圧巻でした》《映画の中でアクション部分での体の切れは素晴らしく、これだけうごける女優さんはいないんではないかとおもったくらいです》最終結果は下記の通り。【演技がうまいと思うグラビア出身女優ランキング】1位:綾瀬はるか2位:小池栄子3位:今田美桜4位:吉岡里帆5位:倉科カナ6位:井川遥7位:雛形あきこ8位:MEGUMI9位:内田理央9位:橋本マナミ11位:泉里香11位:馬場ふみか11位:優香実施期間:’23年8月30日~9月1日調査対象:15歳~70代の男女400人調査方法:WEBでのアンケート『WEB女性自身』調べ(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
2023年09月02日日本テレビ系秋の新水曜ドラマでは、小池栄子が主演する笑って泣けるネオ・ホームコメディー「コタツがない家」を放送する。本作が、民放GP帯連続ドラマ初主演となる。向田邦子賞を受賞した金子茂樹をはじめ、「俺の話は長い」のスタッフチームが贈る本作は、小池さん演じる伝説のやり手ウェディングプランナーにして会社社長・深堀万里江が主人公。仕事はバリバリだが、家には廃業寸前の売れない漫画家の夫、アイドルを夢見るもオーディションで脱落し人間不信になってしまう息子、そして熟年離婚を言い渡され一人になった父親も来てしまい、3人のダメ男を養うハメに。ダメ男たちとの日々にてんやわんやな万里江が、時にはその温もりに涙しそうになりながら、新しい家族の形を探していく。「頑張っている世の女性たちが『わかる!わかる!』と共感し、私が演じる万里江という役を通して、ストレスを発散できるような内容です」と物語について語った小池さんは、「頑張っている女性のみなさんに、『あなただけじゃないんだよ』というエールを送れるような作品にしたいです。観ているみなさんが『この家より、我が家はマシだね』なんて盛り上がってもらえれば嬉しいです。連続ドラマの主演を任せていただき、とても光栄に思っています。緊張もしていますが、相当気合い入っていますので、ぜひご期待ください!小池、頑張ります!」と意気込んでいる。また、ウェディングドレス姿なのに、右手に仕事で使うパソコン、左手には家族のためのネギの入った買い物袋という、万里江を象徴するビジュアルも公開。撮影を終えた小池さんは、「久々にウェディングドレスを着たのでとてもテンションが上がりました!」と話し、「万里江が今後どういうことに巻き込まれていくのか、ワクワクします」と期待を寄せた。「コタツがない家」は10月、毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年07月26日お笑い芸人の出川哲朗、女優の芦田愛菜、小池栄子が出演する、ソフトバンク・ワイモバイルの新CM「卒業の日に」編、「雪合戦」編が、21日より放送される。新CMは、芦田演じるバカボンの卒業式当日がテーマ。卒業式の帰り道に満開の桜の木の下で、涙ながらに卒業をお祝いするバカボン一家の姿が描かれている。前回に引き続きCMソングは、never young beachの安部勇磨、ナレーションは日高のり子が担当する。爽やかなセーラー服姿で現場入りした芦田。桜が舞い散る中、両親への感謝を伝えるシーンでは、大人っぽい凛とした表情で引き込まれる演技を見せた。一方、バラエティー番組で共演経験のある小池と出川は、楽しそうに談笑しながら登場。出川演じるパパが大号泣するシーンで、監督から「今の表情も素晴らしいが、出川さん的に満足できますか?」と期待をかけられた出川は、「あと13パターンできますよ」と自信満々で答えてみせる。しかし、小池に「見たーい!」と言われると、すかさず「ギャグだっつーの!」と返し、笑いを誘っていた。
2023年01月19日西岸良平画業50周年記念展実行委員会は、『三丁目の夕日』や『鎌倉ものがたり』をはじめ、名作を生み出し続ける西岸良平先生の画業50周年を記念して、大規模展覧会「三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~」を11月18日(金)より、東京スカイツリータウン・ソラマチ(R) 5階 「スペース634」にて開催します。昭和の懐かしさを感じさせる素朴な絵柄と、SFミステリー漫画の名手として名高い西岸良平先生。本展覧会では、映像化もされた『三丁目の夕日』、『鎌倉ものがたり』を中心に、これまで発表された短編作品の原画展示をはじめ、西岸先生の愛用品や、昭和の街並みを感じさせるライスカレーの匂い、作中に登場するキャラクター・猫王と一緒に撮影できるフォトスポットなど西岸良平の世界観をお楽しみいただけます。物販コーナーでは貴重な直筆サイン入り複製原画をはじめ、オリジナル商品の販売や、レトロ雑貨やプロマイド写真など昭和にまつわる商品を取り扱う店舗が出店する「夕日町商店街」を併設します。また、開催に先立ち実施された関係者向け内覧会での様子を公開します。<西岸良平画業50周年記念展 三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~> <チケット販売ページ> ■西岸良平画業50周年記念展「三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~」【開催概要】催事名:西岸良平画業50周年記念展 三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~会期:2022年11月18日(金)~11月27日(日)会場:東京ソラマチ(R) 5階 スペース634住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5階「スペース634」入場時間:10:00~20:00(最終入場は閉場の30分前まで) ※最終日は18時閉場入場料金:前売券 大人1,300円 子供(小中高生)700円当日券 大人1,500円 子供(小中高生)900円・公式サイト: ・公式Twitter:@saiganryohei_50( )・お問い合わせ先:西岸良平画業50周年記念展事務局TEL:03-6260-4818(平日10:00-17:00) ※会期中のみ土日祝も対応・主催:西岸良平画業50周年記念展実行委員会・協力:小学館/双葉社【物販情報】西岸良平画業50周年記念展オリジナルグッズ、直筆サイン入り複製原画、書籍ほかレトロ雑貨をはじめとした懐かしい商品を取りそろえた出展店舗が集う「夕日町商店街」を併設。※物販スペースはどなたでもご覧いただけます。■夕日町商店街出店店舗※一部店舗は、期間限定の出店です。・昭和レトロ雑貨『小熊山雑貨店』・昭和ビンテージ洋品店『スミックス』『すみれ』・ビンテージラジカセ『DESIGN UNDERGROUND』・プロマイド写真『浅草マルベル堂』※27日(日)のみ出張プロマイド撮影実施・ホーロー風ミニプレート制作『D-CAN金澤』※11月19日(土)・20日(日)のみ出店■情報の掲載及び画像掲載の際は、下記のコピーライトの記載をお願いいたします。(C)西岸良平/小学館 (C)西岸良平/双葉社■会場の様子開催に先立ち実施された関係者向け内覧会での様子を公開します。貴重なネームと原画の比較展示や、昭和の家電・玩具などがご覧いただけます。物販コーナーでは、オリジナルグッズのほか、先着で貴重な西岸先生直筆サイン入り複製原画の販売を行います。■エントランス■西岸先生の部屋展示は、西岸良平先生の紹介から始まります。壁には50周年を迎えファンの皆様へ向けた西岸先生からのメッセージが皆様をお出迎えします。ガラスショーケースには先生が所蔵する鉄道模型や蓄音器、懐中時計やステレオカメラなど、物語にインスピレーションを与えた品々が展示されています。■三丁目の夕日原画ギャラリー夕焼けを思わせるオレンジ色の壁と、影で描かれた街並みがノスタルジックな「三丁目の夕日 夕焼けの詩」コーナー。まず目に飛び込んでくるのは、物語に出てくる架空の街「夕日町三丁目」の巨大イラスト。古き良き、作品世界を思い出させてくれます。続いて、本作の創作のプロセスに迫る「比較展示」コーナーが登場。ネーム(著者直筆)、原画、雑誌・単行本掲載と、漫画が出来上がっていく過程を楽しむことができます。貴重なカバーイラストの複製原画展示も見逃せません。■三丁目の夕日ワールド~夕日町三丁目~ここでは、昭和の夕暮れどきを連想させる「ライスカレー」の匂いを巨大イラストとともに楽しめるコーナーも。ぜひボタンをポチッと押して、鼻を近づけてみてください。また、鈴木トモエが家の前でサンマを焼くイラストにも仕掛けが。横の覗き穴を見てみると……? さらに、昭和の玩具や家電が展示されています。登場人物たちが作中でどのように使用していたか、原稿と併せてご覧ください。当時の街頭テレビを想起させるコーナーで、夕日町三丁目の人々と一緒に映像を眺めてみてはいかがでしょうか。ほかにも、懐かしのダイハツ・ミゼットに乗った鈴木則文と一平と一緒に写真が撮れるフォトスポットも用意されています。■鎌倉ものがたり原画ギャラリー暗い青色の壁に、海から顔を覗かせる妖怪の姿が描かれています。ここからは「鎌倉ものがたり」の展示が始まります。こちらのコーナーでも、鎌倉ものがたりの比較展示やカバーイラストの複製原画展示を楽しむことができます。一色先生と亜紀子の仲睦まじい様子や、ひょうきんな妖怪たちの姿に思わず頬が緩みます。■鎌倉探訪こちらでは、作品の舞台となった鎌倉の「江ノ電」の鉄道模型やジオラマ模型が並んでおり、鉄道ファンも楽しめる展示コーナーとなっています。西岸先生が紫綬褒章を受章した際の「鎌倉ものがたり号」のパネルにもご注目ください。また、一色先生と亜紀子の横に並んだり、鎌倉の猫の総大将「猫王」の隣に座って記念写真が撮れるフォトスポットも用意されています。■SFミステリー原画ギャラリーさらに、西岸先生がこれまで発表してきた、心温まるノスタルジックな作品の数々が見られるギャラリーも。特に、単行本未収録の幻の読み切り作品「ラドン」の原画を一話分まるごと展示したコーナーは必見です。他にも「ヒッパルコスの海」「地球最後の日」「たんぽぽさんの詩」など、さまざまな名作の原画や、タペストリーの展示を楽しめます。■実写映画コーナー展示のラストは、大好評を博した実写映画「ALWAYS 三丁目の夕日」と「DESTINY 鎌倉ものがたり」のコーナーです。胸を熱くさせる予告映像集を見られるほか、映画ポスター、映画グッズなどが展示されています。また、両作品の映画監督を務めた山崎貴監督が、本展示会に寄せた直筆サイン入りコメントも読むことができます。■夕日町商店街(物販コーナー)「夕日町商店街」と題した物販コーナーでは、「三丁目の夕日」と「鎌倉ものがたり」の単行本や、ポストカード、マグカップ、クリアファイルなどオリジナルグッズのほか、今流行りの「昭和レトロ」グッズの数々が販売されています。昭和ビンテージのファッションアイテムや、昭和の大スターたちのプロマイドや木製パネル、ビンテージラジカセなど、昭和レトロマニアにもたまらない物販コーナーとなっています。さらに、西岸先生の直筆サイン入り複製原画も販売。ここでしか購入できない貴重な原画なので、お見逃しなく。■プロフィール■西岸良平1972年、立教大学在学中、「夢野平四郎の青春」で第8回ビッグコミック賞佳作第一席に入選。9月、同作品で本格的に漫画家デビューを果たす。その後「三丁目の夕日」を発表。1984年2月「鎌倉ものがたり」をWeekly漫画アクション(小社刊)にて開始。同作品で2009年、第38回 日本漫画家協会賞・大賞を受賞。2010年春の叙勲で紫綬褒章を受章。2022年9月、画業50周年。郷愁的な時代の風俗だけではなく、人間の普遍的な生き方や生活をテーマとして多くの読者の共感を得る。ほのぼのとしたメルヘンチックな世界は他の追随を許さない。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月18日一般社団法人黒田育世事務所主催、近藤良平・黒田育世デュオ作品『私の恋人』が2022年11月10日 (木) ~2022年11月13日 (日)に吉祥寺シアター(東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 近藤良平と黒田育世の伝説のデュオ作品吉祥寺シアターこけら落としで上演された「私の恋人」が16年ぶりに吉祥寺シアターに登場!コメント<近藤良平>この作品にむかうには、それなりに「振り切った気分」と「無駄な体力」が必要です。どちらも今の時代なんか欠けてるなあ!と思いつつ、踊らない理由はないのでやりたい!と思います。そこそこの年齢ではありますが清く正しく「わたしの恋人」に出会えますように。「だいじょうぶよ!」と言ってください!育世さん。<黒田育世>20年近く前に良平さんときちんとせずに創った作品で、いつだって踊りたい程大好きな作品です。きちんとしなかっただけに、この作品は私を「楽」にするという現象もあります。久しぶりの再演で心底楽しみですが、ミドルエイジな二人になりまして、少々照れてもおります。が、ここは一つご愛嬌とお許し頂き、ピンクのドレスもひらひらと「楽」の向こう側まで行ってしまえ、で良いですよね?良平さん。16年前の映像を見ながら、二人で復習。「若いね〜」「こんな事やってたんだね」と盛り上がりながら絶賛稽古中です。プロフィール近藤良平(コンドウリョウヘイ)ペルー、チリ、アルゼンチン育ち。現在、豊島区在住。振付家・ダンサー、コンドルズ主宰。NHK「サラリーマンNEO」「からだであそぼ」などに振付・出演として携わるほか、連続テレビ小説「てっぱん」NHK大河ドラマ「いだてん」振付など親しみやすい人柄とダンスで幅広い層の支持を集める。第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞、第67回文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞。第67回横浜文化賞受賞。女子美術大学、立教大学などで非常勤講師としてダンスの指導にあたる。現在、子供向け観客参加型公演「コンドルズの遊育計画」や、埼玉県と組んで行う「近藤良平と障害者によるダンス公演」ハンドルズ公演など、多様なアプローチでコンテンポラリーダンスの社会貢献に取り組んでいる。22年4月1日より、彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に就任。愛犬家。黒田育世(クロダイクヨ)6歳よりクラシックバレエを始め、97年渡英、コンテンポラリーダンスを学ぶ。02年BATIKを設立。バレエテクニックを基礎に、身体を極限まで追いつめる過激でダイナミックな振付は、踊りが持つ本来的な衝動と結びつき、ジャンルを超えて支持されている。 03年トヨタコレオグラフィーアワード 「次代を担う振付家賞」「オーディエンス賞」、04年「朝日舞台芸術賞」、06年「舞踊批評家協会賞」、10年「第4回日本ダンスフォーラム賞」、15年「第9回日本ダンスフォーラム賞」を受賞。BATIKでの活動に加え、金森穣率いるNoism05、飴屋法水、古川日出男、笠井叡、野田秀樹、串田和美など様々なアーティストとのクリエーションも多い。公演概要近藤良平・黒田育世デュオ作品『私の恋人』公演期間:2022年11月10日 (木) ~2022年11月13日 (日)会場:吉祥寺シアター(東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号)■出演者演出・振付・出演:近藤良平/黒田育世■スタッフ照明:中山奈美音響:牛川紀政舞台監督:寅川英司宣伝イラスト:ハト記録映像:高橋啓介宣伝美術:横山彰乃制作:瀧本麻璃英制作アシスタント:関あゆみ■公演スケジュール11月10日(木) 19:3011月11日(金) 19:3011月12日(土) 15:0011月13日(日) 15:00※開場は開演の30分前■チケット料金前売:4,000円当日:4,500円(全席自由・税込)協力:公益財団法人武蔵野文化事業団主催:一般社団法人黒田育世事務所文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月05日女優の小池栄子が21日、都内で行われた「『アフラックの新がん保険』新商品発表会」に、嵐の櫻井翔とともに出席した。小池は、最近ハマっていて、もっとできるようになりたい趣味を聞かれると、「私は仕事を趣味にして生きているというとても幸せな人間なので、となると、もっと面白くなりたいし、もっとお芝居が上手になりたいというのは切実な悩みです。たぶんずっとですね。この仕事以外の趣味が見つからないんですよね、いろいろ手を出してみるんですけど。本当に幸せだと思っています」と答えた。そして、「面白い人になりたいです。それは常々思っています」と述べ、そのために努力していることを聞かれると、「幼少期からテレビっ子なので、空いた時間に気になっている情報番組やバラエティをくまなく見ます。こういう面白い役者になりたいとか、こういうコメントができるタレントになりたいという人は、随時チェックして勉強しています」と明かした。8月22日より発売される最新のがん治療保障とサービスを組み合わせた新商品「『生きる』を創るがん保険 WINGS」のテレビCMとWEBムービーに出演する櫻井と小池。アフラックのCMイメージキャラクターとして2011年から各商品を案内してきた櫻井が作品のナビゲーター役、同社のCM初出演の小池が「アフラックのよりそうがん相談サポーター」役を演じている。
2022年08月21日女優の小池栄子が出演する、レインズインターナショナル・牛角の新CM「罪深き黒毛和牛」編が、29日より放送される。“うまい肉を体現してくれる人”として、CMキャラクターに起用された小池。新CMでは前のめりな姿勢で焼肉を見つめ、「このうまさには、理性なんて簡単に負ける……」というモノローグとともに豪快に頬張り、「ん~!」とおいしそうな表情を浮かべる。撮影場所は、神奈川県内にある実際の店舗。小池は“焼肉に没頭する人”を演じるため、カットがかかるまで焼肉を食べ続け、合計20枚を平らげた。しかし、まだまだ余裕といった表情で「あと40枚はいける」と話していた。
2022年07月28日2022年6月29日、小池百合子東京都知事が育児休業の愛称を『育業』と発表しました。これまで『育休』の略称で知られていた育児休業。しかし、「仕事を休む」というイメージがつきまとうこともあり、後ろめたいイメージを一新するのが狙いだといいます。小池百合子東京都知事「大事な仕事である育児に取り組むとマインドチェンジ」今回の育児休業の愛称は、同日、都庁で開催された『育休取得応援サミット』で発表されたもの。産経ニュースでは、小池都知事のコメントも伝えています。小池氏は「育児のために仕事を休むのではなく、大事な仕事である育児に取り組むとマインドチェンジを進める。女性だけでなく男性にも、職場の業務と同じように育業してほしい」と述べた。産経ニュースーより引用ひと昔前に比べると、育児休業を導入する企業も増え、略称である『育休』の言葉を聞く機会も増えました。一方で、育児休業を申請した結果、「同じ会社で働く人たちからの風当たりが冷たくなった」「却下された」など、ネガティブな声を聞くことも。まだまだ、育児休業が社会に定着しているとはいえないのが、実情です。現在、子育て中の人、今後申請予定の人、そうでなくとも、同じ会社で働く人が育児休業中の人など、多くの人にとって関わりがある『育休』改め『育業』。『育業』という愛称決定は多くの人の注目を集め、さまざまな声が寄せられました。・意識改革は大切。いい方向に進んでくれるいいな。・わざわざ愛称を決定しないと変わらない世の中な時点で、どうかと思うけどな…。・どんなことでも、誰もが育児休業を取得しやすくなるのであれば賛成です。育児休業をとりまく現状が変わるのかは、結局は私たち一人ひとりの意識次第です。意識を変え、実際に行動に移さなければ、何も変わりません。しかし、愛称の変更が、そのきっかけになるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2022年06月29日埼玉・彩の国さいたま芸術劇場(以下:埼玉)の芸術監督に就任した近藤良平が構成・振付を手がける、コンドルズ埼玉公演2022新作『Starting Over』。2006年以降、ほぼ毎年埼玉で創作・発表してきた彼らにとって15作目の舞台作品となる。ジョン・レノンのラストシングル「(Just Like) Starting Over」から想を受けて冠したタイトルには、「やり直そう、新しくはじめよう」という前向きなメッセージが込められている。本作の構想をはじめ、昨年の振り返りや“コンドルズと音楽”について、近藤と若手メンバーのスズキ拓朗・黒須育海の3人に語ってもらった。「鳥のような自由」を真っ白な劇世界で体現した、2年越しの埼玉新作──昨年6月に上演された『Free as a Bird』は、コンドルズにとって2年ぶりの埼玉新作でした。「埼玉アーツシアター通信」(VOL.97 2022.2-3)に掲載されているインタビューで、プロデューサーの勝山康晴さんが「帰りの車でみんなウルっとした」とおっしゃっていましたが、どんな想いが胸に去来していたのでしょうか?近藤去年の6月って今よりコロナ禍どっぷりだったんです。2020年の埼玉新作『Golden Slumbers』が中止になって、「今年は無事にやれるかな」と不安に思いながら稽古していた気がするな。でも、ちゃんと2日間の公演期間を終えることができました。自分たちのメッセージを前面に打ち出して、まっすぐステージに立てたことに達成感があったんですよね。(前後左右を空ける)千鳥格子状の客席ではなくて、2年越しにほぼ満席の客席だったことも大きい。「フルだよ!」ってたぶん拓朗あたりが最初に泣き始めたんじゃない?スズキ僕、良平さんが芸術監督になった時も泣いて……泣きキャラみたいじゃないですか(笑)。でも、そうだったかも。バラシの時もみんなボーッとしていましたしね。黒須放心状態で、みんな頬に涙が伝ってる……みたいな。スズキリノ(リノリウム:演技面のステージ床に敷く長尺のマット)を巻くのも久しぶりで、いちいち感激しちゃってました。コンドルズ 埼玉公演チラシより、左から)中止となった2020年の公演『Golden Slumbers』、2年ぶりに彩の国さいたま芸術劇場の舞台に立った2021年の公演『Free as a Bird』黒須(公演中止になった2020年の『Golden Slumbers』チラシを手にして)これ、初めて見ました! Webに載ったのは知っているけど、手に取れる紙媒体で見るのは初めてですね。埼玉の劇場外壁に大型ポスターが出ている様子も見てたから、2020年の公演中止は寂しかったです。だから去年、『Free as a Bird』ができたのは余計に嬉しくて!近藤上演できなかった『Golden Slumbers』の構想も残しておこう、って話があってね。「いつかやれたら」と思っています。──『Free as a Bird』では、真っ白な舞台美術の中に白い学ランやカラフルなTシャツをまとったコンドルズメンバーの姿が際立ちました。タイトルに謳われている“自由”について観客の想像力をかき立てるステージだと感じたのですが、どういった想いがあってあの白い劇世界に行き着いたのでしょうか?コンドルズ埼玉公演2021『Free as a Bird』より(c)HARUコンドルズ埼玉公演2021『Free as a Bird』より(c)HARU近藤メンバーと「真っ白な世界を一度つくってみたいね」「鳥のような自由ってテーマにも合うんじゃない?」って話になって。各地を回るツアー公演には舞台美術にも制約があって、セットについてじっくり考えることは少ないんです。でもコンセプチュアルな埼玉の新作公演なら、セットを含めた創作が存分にできる。それで「お金かかるかもしれないけど挑戦だ」って。黒須実際、お金かかりましたよね!(笑)近藤めちゃくちゃ真面目に「仕方ない、電柱1本減らすか」とか考えてた(笑)スズキ良平さん、去年あの時期にパネル系の美術にハマってませんでした?近藤そうそう! 僕の娘が美術系に進学して、幾何学模様を円錐や円柱みたいな立体で形づくる課題があったんです。で、持ち帰って家に置いてある娘の作品を見たら……「こういうの、舞台でもできないかな」って。あの白い劇世界、身近なところから見つかったんだよね。白は僕たちを浄化させたし。スズキ唐突な名言どうしました(笑)黒須(爆笑)「やり直す」「新しくスタートしよう」が時代とコンドルズの空気──今回の『Starting Over』には「やり直そう、新しくはじめよう」という想いが込められているそうですね。止まっていた何かを前向きに再始動させる楽曲はこれまでいろんなアーティストが発表していますが、なぜジョン・レノンのラストシングル「(Just Like)Starting Over」だったのでしょうか?スズキジョン・レノンには我々みんな思い入れがあって。勝山さんを筆頭にビートルズも大好きだから、タイトルは彼らの楽曲から想を得て冠することが多いですよね。今回もしかり、で。近藤『Starting Over』というタイトルについては、4〜5年前くらいから勝山と温めていました。そこにコロナ禍がやって来て、「もとの生活をやり直す」「新しくスタートする」って英語の意味が「時代にフィットするのでは」と思って今回の埼玉新作タイトルに据えた。でもタイトルを決めたあと、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって。ジョン・レノンの考えていた“平和”に対する想いを受けると、いまは「やり直そう」ってニュアンスの方が大きくなっている気がします。──スズキさん・黒須さんは、近藤さんや勝山さんのコンセプトを受けて、どんな想いを観客に届けたいと考えていらっしゃいますか?黒須いま良平さんから出た「やり直す」って言葉が、いまの空気にぴったり合うなと感じていて。コロナ禍もまだ現在進行形という中で「一歩踏み出さなきゃ」って想いもあるし、深刻なウクライナ情勢も「早く終わらないかな」と感じています。そういった時代の空気を踏まえて「日々の暮らしをやり直そう」って、すごくいいメッセージだと思いました。鬱屈した何かを抱えて劇場にいらした皆さんが、コンドルズのステージを観て「明日からがんばろう」と思ってもらえたら嬉しいです。僕自身、観客としてコンドルズを観ていた時にそういう前向きな感情になれたので。コンドルズ埼玉公演2022新作『Starting Over』スズキ僕は、良平さんの芸術監督就任1年目に、この『Starting Over』を打ち出す意味は大きいと思いました。良平さんが「やり直す」というか……生まれ変わっちゃったんで!近藤芸術監督になったからって、僕自身の人間性や作品に対するスタンスは何も変わらないよ(笑)スズキというより、僕らもがんばって良平さんについていくというか、追い抜いていかないと……コンドルズが生まれ変わらない。いつも新作をつくる埼玉で、芸術監督になった良平さんと何ができるか──。僕の場合、「新しくスタートする」という文脈での『Starting Over』に使命を感じています。ジョン・レノンと同じ舞台で「共生」します──「埼玉アーツシアター通信」(VOL.98 2022.4-5)に掲載されている勝山さんの寄稿文には、「コンドルズが大切にしたいのは、ダンスと音楽が、対等かつ同価値で舞台空間に“共生”していること」といった内容が書かれています。これを受けて御三方は「コンドルズと音楽の“共生”」についてどのように考えていらっしゃいますか?近藤結成当時のコンドルズって、ロックの持っている音楽性に着目して大きな音を上げてガンガン踊っていたのね。ロックと同じように、ワールドミュージックもクラシックも扱っていて。だから勝山の大好物であるブルーハーツや僕が好きなエレカシ(エレファントカシマシの愛称)は、ベートーヴェンと同じ名盤扱いなんです。そういう音楽をかけてエネルギッシュに踊るのって、コンテンポラリーダンスの世界では当時誰もやっていなかったんだよね。名アーティストと呼ばれる人たちのつくる音楽に、正々堂々と立ち向かう──。これがコンドルズと音楽の「共生」だと思っています。──勝山さんも、寄稿文のラストで「僭越ながら言わせてください。この6月、コンドルズはジョン・レノンと同じ舞台に立ちます」と覚悟を述べていらっしゃいました。一同勝山さんらしいですね(爆笑)スズキ多くの場合、ダンスって音楽が最初にあって、メロディやリズムに対していかに振付をはめるか。これが普通なんだけど、コンドルズや良平さんはその反対を行ってるんですよね。音楽に合わせるのではなく、僕らが興味のあること・僕らがいま持っている身体が先にあるんです。だから昔、良平さんは「お前の好きな音楽で振り付けるぞ」ってCDを持って来させた。──コンドルズと音楽は「対等」なんですね。スズキまさに。音楽に追いつこうとするんじゃなくて、コンドルズと音楽が出会って何が生まれるか。これが大切で。勝山さんは、その状態が成立している様子を「共生」と呼んだのかもしれません。僕らがいきいきしていないと、音楽と一緒に生きることはできないんじゃないかな。そういう稽古場の雰囲気をいつも感じますし、コンドルズはそうやってダンスをつくっています。……だからカウントがいつも音楽とズレる(笑)黒須拓朗さんの言うこと、すごくわかります! 良平さんがつくる振付を、コンドルズのメンバーで踊る時に発されるエネルギーって不思議で。振付をつくったあと、いろんな楽曲で試していくんですが……どの曲でもメンバー全員がカッコよくポップに見えるのが不思議なんですよね。コンドルズ埼玉公演2018『18TICKET』より(c)HARU──ダンススキルやそれぞれのルーツは異なるのに、皆さんが同じようにカッコよくポップに見える瞬間、たしかにありますね!黒須そうなんですよ。すごい踊れる人から微妙な人まで(笑)コンドルズには多様なメンバーがいますけど、そういう個性豊かな踊り手が揃っているエネルギーが前面に出てくる。そういうステージを生み出している状態が、コンドルズと音楽の「共生」なんだと思います。だから、カウントはズレます(笑)一同(笑)芸術監督になったら稽古の出席率が上がった(笑)──去年のインタビューで「スズキさんが近藤さんの芸術監督就任を泣いて喜んだ」とお聞きしました。活動が本格化しているいま、スズキさんは近藤さんの横顔や後ろ姿をどんな想いで見つめていらっしゃいますか?スズキ僕、蜷川さんが埼玉の芸術監督をやっている時に師事したんですよね。そうしたら次は良平さんが……。背中を追いかけたふたりが、同じ芸術監督になるって運命感じちゃうじゃないですか。だから嬉しくて! 長塚圭史さんとの『新世界』も観に行ったし、今度やる松井周さんとの『導かれるように間違う』も拝見しようと思っています。この一年はもう、良平さんの手がけた作品はすべて目撃したい!──近藤さんの芸術監督就任って、コンドルズにどんな良い影響をもたらしていますか?黒須就任して間もないので明確な反応はわからないですが……稽古の出席率が上がっています(笑)近藤事情があってもなくても、稽古を休む人が減ったんだよね。スズキちょっとピリッとする言い方やめましょう(笑)黒須これまで稽古初日は少人数で迎えていたんですが、今回は10人以上揃っていて! 良平さんもアクセル踏んで、初日からいきなり創作が進みましたもんね。──みんなの本気度がこれまでと違った?黒須強く意識しているわけではないと思うんです。「良平さんが芸術監督になったから気合い入れよう」ってことは決してなくて(苦笑)。でも気づかぬところで、無意識下にはあるんじゃないかな。──2022年度ラインナップの記者会見で打ち出したテーマ「クロッシング!」の取り組みが、「ジャンル・クロス」シリーズで形になろうとしています。その一作目である『新世界』の上演を終えたいま、近藤さんは現時点でどんな手応えを得ていらっしゃいますか?近藤「クロッシング」というテーマを打ち出すことは簡単だけど、舞台はやっぱりナマモノですからね。自分なりに「やるべきことはできたかな」とホッとして、「次はどうしようか」って考え始めたところです。──パフォーミングアーツの世界は「点の熱狂」と見なされがちで、ダンス好きはダンス、演劇好きは演劇しか観ないなど越境しないジレンマが現状あると思います。『新世界』でその壁が薄くなるような手応えを受けることはありましたか?近藤まだコロナ禍だから、お客さんと直に触れ合う機会がないんです。舞台上で完結できる取り組みしかできないのが、もどかしい。でも「これから徐々に」かな。「クロッシング」の中には地域との交流も含まれているんだけど、『新世界』を劇場のあるさいたま市中央区の区長が観に来てくださって。──区長が舞台作品をご覧になる世界、いいですね!スズキ仲良いんでしたっけ?近藤苗字が同じ近藤なんだよ。スズキ・黒須まさかの(爆笑)近藤ワークショップにもご参加いただいて。区長が興味を持ってそういった姿勢を取ってくださると、より地域との交流が盛んになるようなきっかけが生まれるかもしれないので嬉しいです。──区長をはじめ、あらゆるエンタメファンの越境(クロッシング)に期待しつつ、最後に近藤さんからメッセージをお願いします。近藤埼玉の大ホールで上演する、フルパッケージの作品としては15作目になります。けっこうな数ですよね。贅沢な稽古場の環境もあって、舞台をつくる条件としては申し分ありません。その中で明確なメッセージを打ち出せる『Starting Over』を届けることができる幸せを噛み締めながら、いま創作しています。埼玉でしかつくれない作品を楽しんでもらえたら。取材・文=岡山朋代<公演情報>コンドルズ埼玉公演2022新作『Starting Over』2022年6月4(土) 14:00 / 19:00・5日(日) 15:00彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
2022年05月27日城田優がドラァグクイーンのローラ役を演じるブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」が10月1日(土)より上演。この度、2度目の再演となる本作から、小池徹平が3年ぶりに演じる主人公チャーリーと城田さん演じるローラの初ビジュアルがお披露目された。本国の「Kinky Boots」は2013年、トニー賞で最多13部門にノミネートされ、作品賞、主演男優賞(ビリー・ポーター:ローラ役)、オリジナル楽曲賞(シンディ・ローパー)、振付賞(ジェリー・ミッチェル)、編曲賞、衣装デザイン賞の6部門を受賞。経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程が描かれた同名イギリス映画(2005年公開)をミュージカル化。シンディ・ローパーのパワフルで最高に魅力的な書き下ろしの楽曲の数々が大きな話題を集め、この夏にはオフブロードウェイでの上演も決定している、いまなお人気を集める大ヒット作品だ。日本では、2016年に初演、2019年に再演され、チケットは全公演即日完売。連日の大盛況で、スタンディングオべーションの嵐となり、日本中を熱狂の渦へと巻きこんだ。2022年秋、2度目の再演には、経営不振に陥る靴工場の跡取り息子チャーリー役に小池さん、ドラァグクイーンのローラ役には新たに城田さんを迎えた。また、初演、再演に引き続き靴工場で働く従業員のローレン役をソニン、チャーリーのフィアンセのニコラ役を玉置成実、靴工場の現場主任ドン役を勝矢が、工場長ジョージ役をひのあらた。誰もが不安を抱える時代に、圧巻の歌唱力にダンスと様々なエンターテインメントで魅了し、世界を輝かせてくれることに違いない。3年ぶりに主人公チャーリーに変身した小池さんと、ドラァグクイーン ローラへと変身した城田さんのツーショットそしてメインキャストが勢揃いのハッピーでパワフルなビジュアルに、再演への期待が高まる。STORYイギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目として産まれたチャーリー・プライス(小池徹平)。彼は父親の意向に反してフィアンセのニコラ(玉置成実)とともにロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先、父親が急死、工場を継ぐことに。工場を継いだチャーリーは、実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、途方に暮れる。従業員のひとり、ローレン(ソニン)に倒産を待つだけでなく、新しい市場を開発するべきだとハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで出会ったドラァグクイーンのローラ(城田優)にヒントを得て、ドラァグクイーンのためのブーツ“キンキーブーツ”をつくる決意をする。チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、ふたりは試作を重ねる。型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはミラノの見本市にキンキーブーツを出して工場の命運を賭けることを決意するが…!ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」東京公演は10月1日(土)~11月3日(木・祝)東急シアターオーブにて、大阪公演は11月10日(木)~11月20日(日)オリックス劇場にて上演。(text:cinemacafe.net)
2022年05月24日今年4月、彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に就任した、近藤良平。就任後第1作となるのが、この「ジャンル・クロスⅠ 近藤良平 with 長塚圭史『新世界』」だ。かつては近藤が主宰する「コンドルズ」の舞台に立ったことがあり、近藤とは長年信頼を寄せ合う仲である長塚。昨年からは、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督を務める。そんな旧知の仲のふたりが作る、ジャンルを超えた“新世界”とは?まるでおもちゃ箱をひっくり返したような感覚――創作の起点となったことは?近藤芸術監督として今後のラインナップを考えた時、“クロッシング”って言葉をテーマにしたい、という思いがじわじわと湧いてきたんです。いろんなジャンルが混じった、クロスしたものを創作したいなと。そこで(長塚)圭史に声をかけた理由はふたつあって、まずはよく知った仲なので、なにか一緒にやれないかなってことと……。長塚使いやすさね(笑)。近藤そう(笑)。ふたつ目は、お互い芸術監督として、今後埼玉と神奈川でなにかやるためのきっかけになるかなと。まぁ理由としてはひとつ目のほうが大きいですけど(笑)。長塚良平さんから「オープニングやるよ」って連絡があって、やるよってなんだろう?と思いました(笑)。どういう関わり方かもまったくわからなかったですけど、良平さんとの関係上、僕としてはもちろんオッケーしました。なおかつ芸術監督同士、東京を挟んで埼玉と神奈川でキャッチボールをし合う。そういうことが少しずつ始められたら、なにか面白くなる可能性があるなと。あとはもう、長年のしがらみですよね(笑)。近藤しがらみってすごいね。取っても、取っても離れない(笑)。――稽古は順調に進んでいるそうですね。近藤サーカスにダンサーに音楽に切り絵と、今回本当にいろんな素材があるんですよね。今はそれをぶちまけた状態なので、結構バテバテです(笑)。長塚なんかおもちゃ箱をひっくり返した、みたいな感覚ですね。プラレールもぬいぐるみも全部が混じり合っている。近藤プラレールとぬいぐるみって相性悪いよね(笑)。長塚うん、悪い(笑)。だからといってそのふたつを離すとちょっと悲しい感じもするし、それでまた近づけると、もうぐっちゃぐちゃで。近藤圭史のことも、そのぐっちゃぐちゃの中に追い込んじゃっているのかもしれないですね。今回は“言葉”っていうのも大事なジャンルのひとつで、この遊びの中でどう同時に使えるのか。今はそこを探っている状態です。すべてを鮮やかにし、もう一度新たに発見する――近藤さんの身体的な表現に、言葉はどう絡んでいくのでしょうか?近藤ね?僕もそれを教えて欲しい(笑)。長塚シェイクスピアの『テンペスト』が、ひとつ起点にはなっています。一部の台詞を抜き出したりして、この物語を裏面に持ちつつ、近藤良平の“新世界”が進んでいく。それをどうやるかって言うと、やっぱり難しくて。ジャンルはないですし、僕が舞踊に寄せた思考で「言葉を削ろう」と提案すると、良平さんはぶんぶん頭を横に振る(笑)。言葉はなきゃダメだ!って。もうどうすればいいんだよ!みたいな(笑)。近藤ハハハ!長塚あと音楽もありますしね。近藤言葉と音楽が合わさると歌が生まれるんですけど、歌うわけでもなくて……。長塚僕は提案したんですけどね(笑)。でも出来ちゃうことはやりたくないみたいで。近藤そこで消化されちゃうからね。歌って踊ったら、完全にミュージカルだし(笑)。長塚とにかく良平さんは、言葉を発する、音楽を奏でる、切り絵で紙からなにかが生まれる、そういったものすべてを鮮やかにしたいんだと思います。しかも当たり前のことじゃなく、もう一回新たに発見したいと思っているんですよね。――長塚さんに言語化していただけると、非常にわかりやすいです。近藤本当にそう!長塚だいたいこういう取材の時、僕は通訳なんですよ(笑)。近藤やっぱり言葉って大事だよね。長塚でも言葉は直接的だから、もうちょっと体に響くようなものにしていかないといけないですよね。劇体験ってそういうものだから。普通に明るく生きることが、強く訴えるものに――これだけ多ジャンルの素材がある中で、近藤さんの中ではどんなことが指針になっているのですか?近藤指針?なんだろう、よくわかんないな。長塚近藤良平に指針とか聞いちゃダメですよ(笑)。指針というか、良平さんの頭の中にはすでに形があって。稽古初日、ひとり芝居として全部見せてくれましたから。で、これじゃないってところからスタートしている。つまり“リボーン”なんですよね。しかも今、世界がどんどん動いていっていて、そこからの“新世界”を作ろうとしているので。近藤2月以降、寝ても覚めてもプーチン、みたいな感じですからね。でもアーティストは今、みんなそうなんじゃないかな。3月にコンドルズの映像配信があったんですけど、『武器よさらば』ってタイトルに決まった途端、どんどんアイデアが出てきたんです。――それも“言葉”の力ですね。近藤うん、そう思う。長塚でも同時に言葉は、対立や揚げ足しか生まないこともありますからね。今の社会の状況を批判しようと、言葉を尽くしても尽くし切れない。言葉を失った世界でこそ訴えられるものがあって。でもそれは、言葉のある世界の中で起きなきゃいけないとも思うんです。――では最後、読者にメッセージをお願いします。長塚それでもやっぱり、今回の公演はある種祝祭的なものではあると思っています。良平さんの作り方って、すべてを鍋に入れてかき回しちゃうんですけど、そうでなければ生まれない色彩がある。そしてそれは本当に強くて、魅力的なものになると思います。近藤今って日常がすごく尊いものになってしまっただけに、普通に明るく生きるということが、ものすごく強く訴えると思うんです。とはいえ皆さんはあまり囚われず、なにか面白いことがありそう、くらいの気持ちで観に来て欲しいですね。取材・文:野上瑠美子撮影:塚田史香ジャンル・クロスⅠ<近藤良平 with 長塚圭史>『新世界』2022年4月29日(金・祝)~5月1日(日)各日15:00開演会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
2022年04月23日俳優の小池徹平が3月29日、都内で行われた主演ミュージカル『るろうに剣心 京都編』の製作発表会見に出席した。主人公の緋村剣心を演じる小池は、劇中衣装に身を包み「ようやく始まるんだとワクワクしています。予断を許さない状況が続いていますが、素晴らしい『るろうに剣心』を皆さんと一緒に作り上げていきたい」と一度は延期となった本公演の実現に背筋を伸ばした。和月伸宏氏による大人気コミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の中でも、ファンの間で特に人気が高い“京都編”をミュージカル化。日本で唯一の客席が回転するIHIステージアラウンド東京を会場に、客席の回転、スクリーンの動き、映像、音楽、照明が一体となり、これまでの舞台とも映画とも違った、疾走感と臨場感が演出される。会見には小池をはじめ、共演する黒羽麻璃央(志々雄真実役)、加藤清史郎(瀬田宗次郎役)、岐洲匠(相楽左之助役)、井頭愛海(神谷薫役)、鈴木梨央(巻町操役)、伶美うらら(駒形由美役)、山口馬木也 (斎藤一役)、加藤和樹(比古清十郎役)、脚本・演出を手掛ける小池修一郎が出席。また、原作者の和月氏からのコメントも届き、「名も実もある素晴らしい俳優陣とスタッフ、演劇好きの妻がベタ褒めする素晴らしい劇場、3回目(の舞台化)とあってますます冴えわたる小池先生の素晴らしい辣腕と、素晴らしいの揃い踏みで今では公演が待ち遠しい限りです」と期待が示された。緋村剣心の後継者として人斬り役を担っていた志々雄真実を演じる黒羽は、劇中と同様に素顔が見えない状態で会見に出席し「通気性はいいんですけど、早く包帯の暑さに慣れないと(笑)。皆さんからは分かりづらいと思いますが、この下はびちゃびちゃです。とにかく慣れて、根をあげることなく最後まで頑張りたい」と決意表明。その様子に、小池(徹平)は「僕は包帯ぐるぐる巻きじゃなくて良かった(笑)」と安どの表情を浮かべていた。2016年の宝塚大劇場・東京宝塚劇場、18年の新橋演舞場・大阪松竹座に続き、舞台版『るろうに剣心』の脚本・演出を担当する小池修一郎は、「ある人から『小池徹平さんは、いい座長になるでしょうね』という言葉をいただき、実際に謙虚で真面目、純粋な部分は剣心と共通している。迫力ある殺陣や立ち回り、歌も芝居も何でもできる小池さんですが、それ以上にその“純粋さ”が作品全体を彩る要素になっている」と“小池剣心”に全幅の信頼を寄せていた。取材・文・写真=内田涼ミュージカル『るろうに剣心 京都編』2022年5月17日(火)~6月24日(金)会場:IHIステージアラウンド東京
2022年03月29日無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、小池徹平さんが表紙・巻頭グラビアを飾る、ライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」Vol.64を3月15日に公開いたしました。■ ■小池徹平さんが登場GOODAVol.64 手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる。そんな、とっておきを紹介しているライフスタイルWEBマガジン「GOODA(グーダ)」。表紙には2019年3月号以来、2度目の登場となる小池徹平さん。自身のYouTubeチャンネルでも、たびたび釣りの模様を配信するなど「釣り」がテーマの本号の表紙を飾るにふさわしいゲストだ。インタビューでは、釣りは幼い頃、父親の影響ではじめたことだとか、ハマるきっかけにもなったブラックバスを釣り上げたときのエピソードなどを話してくれた。また、自身が父親の影響で釣りをはじめたように、息子たちとも釣りに行きたいなどと話してくれた。また、小池さんは5月からスタートするミュージカル「るろうに剣心 京都編」についても「みんなが知る剣心を演じられるなんて光栄です」と意気込みを語ってくれた。そのほか、釣り特集では、「いま、はじめるべき趣味が釣りである5つの理由」と題し、センスの良い釣りウェアが増えていること、便利な釣りギアが年々増えていること、潮風に吹かれながらの船釣りは爽快で気持ちいいこと、Afterフィッシングも続く贅沢な料理の時間のこと、DAIWAの開発担当者にロッド(竿)とリールの選び方を聞いたインタビューなど、今号も盛りだくさんでお届け。■ フォーマルな装いに機能性をプラスオン小池徹平が着こなす 春のアウトドアMix 気取り過ぎることなく、どこかに抜け感を加えるのが、いまどきの着こなしである。そこで重宝するのが、機能性に優れたアウトドアアイテムだ。とくに近年の山やキャンプ用のウェアはファッションが高まり、オシャレ度が上昇しているので、日常ウェアとして取り入れやすくなっている。フォーマルな装いに、ひとつ機能性アイテムをプラスオンする。そんなアウトドアMixが正解。■ スペシャルインタビュー / 小池徹平さんバス釣りから海釣りに。自分だけの趣味が家族が喜ぶ趣味へと変化した 見えない魚との知恵比べを制して竿がしなった瞬間の興奮は、一度体験するとやみつきになる。帰宅後のご馳走も釣りの醍醐味だ。アウトドアレジャーへの渇望と健康志向が高まる昨今において、釣り人気が広がっているのもうなずける。芸能界にも釣り好きは多いが、俳優・小池徹平さんもそのひとり。釣りとの出会いや、ハマったきっかけを聞いた。小池徹平さんのスペシャルムービー: 動画1: ■ いま、はじめるべき趣味が 釣りである5つの理由 放流したイワナやヤマメが釣れる管理釣り場や、堤防からのちょい投げ釣りなど、誰しも一度くらいは釣り竿を手にしたことがあるだろう。アウトドアレジャーのひとつとして釣り人口が急増中だが、おしゃれに進化した釣りウェアや、こだわり出すと沼にハマる選択肢の多いギアなど、さまざまな要因が考えられる。今回はその5つの理由を教えよう。いまこそ“海釣り”!■ ライフスタイルを刺激する厳選アイテム 「ファッション」「インテリア」「ライフ」「アウトドア」「グルメ」「家電」「健康・美容」「ギフト」「キッズ」の9のジャンルに分けて、こだわりアイテムをオススメしています。<電子雑誌「GOODA(グーダ)」 概要>好きなモノに囲まれて暮らしたい。そんなモノにこだわる男のためのライフスタイルマガジン。著名人のこだわりに迫るインタビューをはじめ、インテリア、ファッションなどのさまざまなアイテムのほか、ハウツーなども紹介。楽天市場から読者向きのアイテムをセレクトしているのも魅力のひとつ。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも最適な形で閲覧可能です。<株式会社ブランジスタメディア 会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者 :代表取締役社長 井上秀嗣事業内容 :電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月15日無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、小池徹平さんが表紙・巻頭グラビアを飾る、ライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」Vol.64を3月15日に公開いたしました。小池徹平さんが登場GOODA Vo l.64 手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる。そんな、とっておきを紹介しているライフスタイルWEBマガジン「GOODA(グーダ)」。表紙には2019年3月号以来、2度目の登場となる小池徹平さん。自身のYouTubeチャンネルでも、たびたび釣りの模様を配信するなど「釣り」がテーマの本号の表紙を飾るにふさわしいゲストだ。インタビューでは、釣りは幼い頃、父親の影響ではじめたことだとか、ハマるきっかけにもなったブラックバスを釣り上げたときのエピソードなどを話してくれた。また、自身が父親の影響で釣りをはじめたように、息子たちとも釣りに行きたいなどと話してくれた。また、小池さんは5月からスタートするミュージカル「るろうに剣心京都編」についても「みんなが知る剣心を演じられるなんて光栄です」と意気込みを語ってくれた。そのほか、釣り特集では、「いま、はじめるべき趣味が釣りである5つの理由」と題し、センスの良い釣りウェアが増えていること、便利な釣りギアが年々増えていること、潮風に吹かれながらの船釣りは爽快で気持ちいいこと、Afterフィッシングも続く贅沢な料理の時間のこと、DAIWAの開発担当者にロッド(竿)とリールの選び方を聞いたインタビューなど、今号も盛りだくさんでお届け。「GOODA」Vol.64表紙:小池徹平さん■ フォーマルな装いに機能性をプラスオン 小池徹平が着こなす 春のアウトドアMix 気取り過ぎることなく、どこかに抜け感を加えるのが、いまどきの着こなしである。そこで重宝するのが、機能性に優れたアウトドアアイテムだ。とくに近年の山やキャンプ用のウェアはファッションが高まり、オシャレ度が上昇しているので、日常ウェアとして取り入れやすくなっている。フォーマルな装いに、ひとつ機能性アイテムをプラスオンする。そんなアウトドアMixが正解。「GOODA」Vol.64巻頭:小池徹平さん「GOODA」Vol.64巻頭:小池徹平さん■ スペシャルインタビュー / 小池徹平さん バス釣りから海釣りに。自分だけの趣味が家族が喜ぶ趣味へと変化した 「GOODA」Vol.64インタビュー:小池徹平さん見えない魚との知恵比べを制して竿がしなった瞬間の興奮は、一度体験するとやみつきになる。帰宅後のご馳走も釣りの醍醐味だ。アウトドアレジャーへの渇望と健康志向が高まる昨今において、釣り人気が広がっているのもうなずける。芸能界にも釣り好きは多いが、俳優・小池徹平さんもそのひとり。釣りとの出会いや、ハマったきっかけを聞いた。小池徹平さんのスペシャルムービー: ■ いま、はじめるべき趣味が 釣りである5つの理由 放流したイワナやヤマメが釣れる管理釣り場や、堤防からのちょい投げ釣りなど、誰しも一度くらいは釣り竿を手にしたことがあるだろう。アウトドアレジャーのひとつとして釣り人口が急増中だが、おしゃれに進化した釣りウェアや、こだわり出すと沼にハマる選択肢の多いギアなど、さまざまな要因が考えられる。今回はその5つの理由を教えよう。いまこそ“海釣り”!■ ライフスタイルを刺激する厳選アイテム 「ファッション」「インテリア」「ライフ」「アウトドア」「グルメ」「家電」「健康・美容」「ギフト」「キッズ」の9のジャンルに分けて、こだわりアイテムをオススメしています。<電子雑誌「GOODA(グーダ)」 概要>好きなモノに囲まれて暮らしたい。そんなモノにこだわる男のためのライフスタイルマガジン。著名人のこだわりに迫るインタビューをはじめ、インテリア、ファッションなどのさまざまなアイテムのほか、ハウツーなども紹介。楽天市場から読者向きのアイテムをセレクトしているのも魅力のひとつ。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも最適な形で閲覧可能です。<株式会社ブランジスタメディア会社概要>URL: 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者:代表取締役社長井上秀嗣事業内容:電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月15日4月より「彩の国さいたま芸術劇場」の芸術監督に就任するダンサー、振付師でダンスカンパニー「コンドルズ」主宰の近藤良平が2月14日に行われた記者会見に出席。「クロッシング!」をテーマにジャンルを超えた交流を目指していく方針を掲げた。同劇場の芸術監督は作曲家・音楽評論家の故・諸井誠、演出家の故・蜷川幸雄に続く同劇場3代目となる。2016年の蜷川氏の逝去後は空席となっていたが昨年、近藤良平が時期芸術監督に就任することが発表されていた。近藤は、諸井氏、蜷川氏の名をあげつつ「遺してきたものが大きく、素敵な作品、記憶を与えてくださったので、そこはぜひ心に受け止めて、この劇場から発信していきたい」と語る。世界的な巨匠の後を引き継ぐということでの重圧について問われると「“プレッシャー”と言われても意味が分からないし、そういうことで悩みたくはないんですが、蜷川さんがやってきたこと、考えたことをつなげていこうという思いはあります」と意気込みを口にした。特に「僕はダンスが専門で、ダンスには社会を変えていく力があると真剣に向き合っています。ダンスの力で楽しい芸術文化を届けたい」と語る一方、就任にあたっては「クロッシング!」とテーマに掲げ、枠組みにとらわれずにジャンルや人々を交差させたいとも。「まずひとつには、アーティストが行き交い、考えを交流させて、そこから創作物を作っていくということ。もうひとつは、この場所。人々が出会う場所として劇場の存在を知ってほしい。それから、地域のつながり。埼玉から日本全国、さまざまな劇場や場所とつながってクロスしていきたい」と語った。彩の国さいたま芸術劇場 芸術監督就任会見の様子撮影:宮川舞子具体的なラインナップに関しては、<ジャンルクロスI>として4月の終わりから5月にかけて近藤良平with長塚圭史による『新世界』が上演される。詳細は不明ながら近藤によると「キャストはサーカスの人やダンスの人、ミュージシャンもいて、音楽の生演奏もあります。シェイクスピアの『テンペスト』も下敷きに使用している」とのこと。また7月には<ジャンルクロスII>として、松井周の脚本、近藤の演出による『導かれるように間違う』が上演される。演劇に関しては、蜷川氏の後を引き継いで、吉田鋼太郎が芸術監督を務める「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の継続を明言。2020年に公演が途中で中止となった『ヘンリー八世』が再演されるほか「吉田鋼太郎さんともいろいろ相談しています」と新たな展開についても模索中であることを明かした。10月からは、大規模な改修に伴い、約1年半の休館を挟むことになる(2022年10月3日~2024年2月29日予定)。休館中の期間を利用し、キャラバン企画「埼玉回遊」を行なうことになっており、近藤自身をはじめ、県内各地をアーティストが訪れてワークショップを行うなど、地域文化の掘り起こしやその土地の人々と一緒に作品を発表する企画などを考えているという。コロナ禍にあって、特に劇場、演劇公演が厳しい状況に置かれているが、近藤は改めて劇場という場所の重要性について強調。「人が行き交わないと劇場は存在しない。用がなくとも人々が行き交う――それくらい劇場というのは人々にとっての財産であり、日常の中で当たり前のように劇場という存在を知ってもらい、子どもたちにとっても『そんなに遠いところじゃない』という思いが生まれる場所であってほしい」と語り「みなさんの人生にアートがあるということを共有したい」と熱い思いを口にしていた。取材・文:黒豆直樹彩の国さいたま芸術劇場 ・埼玉会館2022年度ラインナップ◎ジャンル・クロスI近藤良平with長塚圭史『新世界』2022年4月29日(金・祝)~5月1日(日)◎【共催】加藤訓子『META-XENAKIS~クセナキス生誕100年を祝う』2022年5月12日(木)・13日(金)◎イレブン・クラシックスVol.5 大萩康司(ギター)&江戸聖一郎(フルート)2022年5月18日(水)◎コンドルズ埼玉公演2022新作『Starting Over』2022年6月4日(土)・5日(日)◎ディミトリス・パパイオアヌー『TRANSVERSE ORIENTATION』2022年6月30日(木)~7月3日(日)◎大塚直哉レクチャー・コンサートバッハ“平均律”前夜~月明かりのもと書き写した楽譜たち~2022年7月3日(日)◎Noism×鼓童『鬼』2022年7月8日(金)~10日(日)◎ジャンル・クロスII近藤良平×松井周『導かれるように間違う』2022年7月8日(金)~18日(月・祝)◎ピアノ・エトワール・シリーズVol.44 三浦謙司ピアノ・リサイタル2022年7月18日(月・祝)◎さいたまダンス・ラボラトリ企画Vol.62022年7月26日(火)~8月7日(日)※ワークショップ・公開リハーサルあり◎ユナイテッド・ユーロ ブラス・クインテット2022年7月30日(土)◎【共催】ピアノデュオ ドゥオール デュオ・セミナー2022年8月3日(水)~6日(土)◎オープンシアター『ダンスのある星に生まれて2022』2022年8月20日(土)・21日(日)◎さいたまダンス・ラボラトリ企画岡田利規×湯浅永麻『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』2022年9月◎【共催】マームとジプシー『cocoon』2022年9月◎彩の国シェイクスピア・シリーズ『ヘンリー八世』2022年9月16日(金)~25日(日)◎ピアノ・エトワール・シリーズVol.45松田華音ピアノ・リサイタル2022年9月17日(土)◎クロノス・クァルテット『ブラック・エンジェルズ』2022年9月30日(金)◎NHK交響楽団(埼玉会館)2022年10月2日(日)◎マギー・マラン『MayB』(埼玉会館)2022年11月19日(土)・20日(日)◎バッハ・コレギウム・ジャパン ベートーヴェン『第九』(埼玉会館)2022年12月3日(土)◎日本昔ばなしのダンス(埼玉会館)2023年3月25日(土)・26日(日)◎彩の国さいたま寄席 四季彩亭2022年4月16日(土)/8月6日(土)2022年12月4日(日)(埼玉会館)2023年2月4日(土)(埼玉会館)◎光の庭プロムナード・コンサート2022年4月23日(土) 第130回2022年5月21日(土) 第131回『ばらまつりスペシャル』2022年6月25日(土) 第132回ほか、夏休みスペシャルを予定◎埼玉会館ランチタイム・コンサート2022年6月24日(金) 第53回NHK交響楽団メンバーによるヴィオラ十重奏2022年10月26日(水)第54回佐藤采香(ユーフォニアム)2023年2月3日(金)第55回坂本彩&坂本リサ(ピアノデュオ)2023年3月30日(木)第56回春休みスペシャル 東京交響楽団メンバーによるアンサンブル※各公演の最新情報は、劇場公式サイト にてご確認ください。
2022年02月15日新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年秋に公演中止となっていた小池修一郎演出、小池徹平主演によるミュージカル『るろうに剣心京都編』の上演が5月17日(火)~6月24日(金)、IHIステージアラウンド東京で上演されることが決定した。和月伸宏原作『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』は明治時代の日本を舞台に、オリジナルのストーリーと新撰組や紀尾井坂の変、池田屋事件などの史実を絡ませた剣劇漫画。1994年から『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)にて連載、2017年からは『ジャンプスクエアSQ.』(集英社刊)にて続編『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編』が連載、シリーズ累計発行部数が7200万部を超える大ヒット作である。ミュージカル『るろうに剣心京都編』は過去にアニメや小説、実写映画など様々なメディアで展開されてきた原作の中でも特に人気の高い"京都編"を基にしたもの。会場のIHIステージアラウンド東京は、1300人以上もの観客を乗せた客席が360度回転し、その周囲を囲むステージとスクリーンで繰り広げられる作品世界を体験するという斬新かつ壮大な唯一無二の劇場だ。客席の回転やスクリーンの動き、映像、音楽、照明が一体となり、これまでの舞台とも映画とも違った、ここでしか味わえない疾走感や臨場感を体感することができるだろう。脚本 / 演出を務めるのは小池修一郎。これまでに文部科学大臣賞や読売演劇賞、千田是也賞、菊田一夫演劇大賞を受賞、そして14年には紫綬褒章を受章するなど、日本のミュージカル界を代表する演出家だ。16年には宝塚歌劇団 雪組が宝塚大劇場・東京宝塚劇場にて浪漫活劇『るろうに剣心』を上演、18年には宝塚公演で成功を納めた早霧せいなが新橋演舞場・大阪松竹座にて再度緋村剣心を演じ話題となった。主人公の緋村剣心を演じるのは今年デビュー20周年を迎える小池徹平。12年に岩松了演出の『シダの群れ 純情巡礼編』で舞台初出演を果たし、近年では『キンキーブーツ』や『1789 -バスティーユの恋人たち-』、『キレイ-神様と待ち合わせした女-』など話題作に多数出演。菊田一夫演劇賞を受賞するなど、ミュージカル界において目覚ましい活躍を見せている。質朴な役から猟奇性ある役どころまで演じ分ける小池が、原作のキャラクターにピッタリと言われている剣心の穏やかな一面と人斬りとしての過去を持つ二面性をどう演じるのかに期待が高まる。共演には、緋村剣心の後継者として人斬り役を担っていた志々雄真実役に黒羽麻璃央、幕府の御庭番衆の元御頭・四乃森蒼紫役に松下優也、志々雄一派の十本刀のひとりで超神速で移動する縮地法の使い手・瀬田宗次郎役に加藤清史郎、元赤報隊準隊士で剣心の仲間・相楽左之助役に岐洲匠。そして志々雄一派の十本刀の一人で大鎖鎌の使い手・本条鎌足役に奥野壮、神谷活心流道場師範代で剣心をそばで支える・神谷薫役に井頭愛海、剣心が京都に向かう道中で出会うくノ一の少女・巻町操役に鈴木梨央、志々雄を慕い愛している駒形由美役に伶美うらら、元・新撰組三番隊組長・斎藤一役に山口馬木也、剣心の師匠であり育ての親でもある十三代目飛天御剣流継承者・比古清十郎役に加藤和樹と、若手からベテランまで個性豊かな実力派キャストが顔を揃えた。小池徹平らキャストとスタッフからのコメントは以下の通り。<脚本 / 演出:小池修一郎>一昨年、コロナの猛威のもと上演を延期した『るろうに剣心 京都編』が、遂に上演の運びとなりました!新たに結集した豪華キャストに囲まれ、原画が動き出したような小池徹平剣心の魅力が炸裂します。師匠・比古清十郎の力を借り、剣心と仲間たちは、志々雄真実と十本刀、そして四乃森蒼紫との戦いに京都へ。多彩なキャラクターがズラリと並ぶ一大パノラマ剣劇となること必定です。血湧き肉躍る明治剣客活劇浪漫ミュージカル!乞うご期待!<小池徹平>『るろうに剣心』は、子供の頃ずっと読んでいた作品で、そのキャラクターと同じ格好をさせていただき、演じられることの喜びを感じています。個人的にもとても大好きな京都編なので楽しみです。緋村剣心のゆるい部分と、戦っている時の男らしい部分の二面性も出せたらいいなと思っているので、自分の中でメリハリをつけて演じたいです。演出の小池修一郎さんからお話をいただいた時に、「体幹を鍛えておいてください!」と言われたので、相当動くハードな舞台になるかもしれません(笑)。今回の劇場となるIHIステージアラウンド東京は、何度も観に行ったことがあり、役者さんが舞台を走りまわっているのを観ていたので、僕自身も舞台に立ちたい、走りたいと思っていました。小池先生が、あの劇場をどう使ってどんな楽曲と共に皆さんの元に届けられるのか、今からワクワクしています。原作ファンのみなさんはもちろん、演劇が好きな方、ミュージカルが好きな方にも楽しんでいただけるよう、ステージをふんだんに使った、新しくて面白いエンターテインメントを皆さんにお届けできればと思っています。前回が中止になり、キャスト、スタッフの方々だけでなく、観劇を楽しみにしてくれていた方々全員がとても悔しい思いをしましたが、諦めずにいて本当に良かったなと思います。今回こそは、剣心として最後まで走り回れることを信じて、頑張りたいです。今このタイミングだからこそ、皆さんに楽しんで観てもらう事を考えながら励んでいき、僕自身、新しいチャレンジに全力でぶつかっていきますので、楽しみにしていてください。<黒羽麻璃央>自らを「極悪人」と言い切れるほどの志々雄真実の思想、思考、技量その存在に惹かれながら原作をずっと読み続けていました。一昨年残念ながら公演中止になってはしまいましたが、1度自分の心についた志々雄真実を演じられる喜びの火は消えずにずっと燃え続けておりました。この度、再び演じさせていただけるチャンスをいただけて本当に嬉しく思っております。自分自身が稽古期間から含めてどんな悪のカリスマ志々雄真実という人間を作り込めるのか、小池先生の演出のもと、どう京都編の世界が広がっていくのか役者としても1原作のファンとしても凄く楽しみです。この初夏、1番熱い演劇をお届けできるよう頑張ります。よろしくお願い致します!<加藤和樹>子供の頃から大人になった今でも大好きな作品。そのミュージカルに出演できるなんて、昔の自分は想像もしていなかったことでしょう。IHIステージアラウンド東京は、個人的にとても思い入れのある劇場なので、今回やっと立つことができるのが本当に嬉しいです。演出の小池先生とは何作かご一緒させていただいていますが、小池先生があの空間でどのような演出をなさるのかとてもワクワクしています。きっと皆さんの想像を超えてくることでしょう。久々の殺陣、素敵な共演者の皆さんとの芝居を想像するとゾクゾクします。至高のエンターテイメントをどうぞご期待ください。■公演情報ミュージカル『るろうに剣心京都編』5月17日(火)~6月24日(金)上演会場:IHIステージアラウンド東京(※全46公演)チケット料金:全席14,500円(全席指定・税込)チケット先行受付:1月26日(水)~順次先行開始※詳細は公式HPへ。チケット一般発売3月19日(土)AM10:00~ぴあ: 梅田芸術劇場:(ネット会員) (オンラインチケット) (窓口)(※一般発売日の翌日より残席がある場合のみ)10:00~18:00
2022年01月25日俳優の小池徹平が主演を務める、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』が上演されることが25日、明らかになった。同作は漫画家・和月伸宏による、累計部数6,000万部を超える人気コミックの舞台化作。2016年に小池修一郎の脚本・演出により宝塚歌劇団が初上演し、2018年には小池の新演出で男女版が上演された。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(小池徹平)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。2020年11月より、客席が360°回転するIHIステージアラウンド東京にて開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況により全公演中止に。新たに2022年5月17日~6月24日、同会場にて上演されることになった。脚本・演出を小池修一郎が務め、16年には宝塚歌劇団 雪組が宝塚大劇場・東京宝塚劇場にて浪漫活劇『るろうに剣心』を上演、18年には宝塚公演で成功を納めた早霧せいなが新橋演舞場・大阪松竹座にて再度緋村剣心を演じ話題となった。今作では、IHIステージアラウンド東京へ劇場を移し小池徹平主演により「京都編」が繰り広げられる。緋村剣心の後継者として人斬り役を担っていた志々雄真実役に黒羽麻璃央、幕府の御庭番衆の元御頭・四乃森蒼紫役に松下優也、志々雄一派の十本刀の一人で超神速で移動する縮地法の使い手・瀬田宗次郎役に加藤清史郎、元赤報隊準隊士で剣心の仲間・相楽左之助役に岐洲匠、志々雄一派の十本刀の一人で大鎖鎌の使い手・本条鎌足役に奥野壮、神谷活心流道場師範代で剣心をそばで支える・神谷薫役に井頭愛海、剣心が京都に向かう道中で出会うくノ一の少女・巻町操役に鈴木梨央、志々雄を慕い愛している駒形由美役に伶美うらら、元・新撰組三番隊組長・斎藤一役に山口馬木也、剣心の師匠であり育ての親でもある十三代目飛天御剣流継承者・比古清十郎役に加藤和樹と、若手からベテランまで個性豊かな実力派キャストが集結。ほか、猪塚健太、郷本直也、松浦司、キャッチャー中澤、梶原颯、才川コージ、城妃美伶、阿部裕らが出演する。○脚本/演出:小池修一郎 コメント一昨年、コロナの猛威のもと上演を延期した『るろうに剣心 京都編』が、遂に上演の運びとなりました!新たに結集した豪華キャストに囲まれ、原画が動き出したような小池徹平剣心の魅力が炸裂します。師匠・比古清十郎の力を借り、剣心と仲間たちは、志々雄真実と十本刀、そして四乃森蒼紫との戦いに京都へ。多彩なキャラクターがズラリと並ぶ一大パノラマ剣劇となること必定です。血湧き肉躍る明治剣客活劇浪漫ミュージカル! 乞うご期待!○小池徹平 コメント『るろうに剣心』は、子供の頃ずっと読んでいた作品で、そのキャラクターと同じ格好をさせていただき、演じられることの喜びを感じています。個人的にもとても大好きな京都編なので楽しみです。緋村剣心のゆるい部分と、戦っている時の男らしい部分の二面性も出せたらいいなと思っているので、自分の中でメリハリをつけて演じたいです。演出の小池修一郎さんからお話をいただいた時に、「体幹を鍛えておいてください!」と言われたので、相当動くハードな舞台になるかもしれません(笑)。今回の劇場となるIHIステージアラウンド東京は、何度も観に行ったことがあり、役者さんが舞台を走りまわっているのを観ていたので、僕自身も舞台に立ちたい、走りたいと思っていました。小池先生が、あの劇場をどう使ってどんな楽曲と共に皆さんの元に届けられるのか、今からワクワクしています。原作ファンのみなさんはもちろん、演劇が好きな方、ミュージカルが好きな方にも楽しんでいただけるよう、ステージをふんだんに使った、新しくて面白いエンターテインメントを皆さんにお届けできればと思っています。前回が中止になり、キャスト、スタッフの方々だけでなく、観劇を楽しみにしてくれていた方々全員がとても悔しい思いをしましたが、諦めずにいて本当に良かったなと思います。今回こそは、剣心として最後まで走り回れることを信じて、頑張りたいです。今このタイミングだからこそ、皆さんに楽しんで観てもらう事を考えながら励んでいき、僕自身、新しいチャレンジに全力でぶつかっていきますので、楽しみにしていてください。○黒羽麻璃央 コメント自らを「極悪人」と言い切れるほどの志々雄真実の思想、思考、技量その存在に惹かれながら原作をずっと読み続けていました。一昨年残念ながら公演中止になってはしまいましたが、一度自分の心についた志々雄真実を演じられる喜びの火は消えずにずっと燃え続けておりました。この度、再び演じさせていただけるチャンスをいただけて本当に嬉しく思っております。自分自身が稽古期間から含めてどんな悪のカリスマ志々雄真実という人間を作り込めるのか、小池先生の演出のもと、どう京都編の世界が広がっていくのか役者としても1原作のファンとしても凄く楽しみです。この初夏、1番熱い演劇をお届けできるよう頑張ります。よろしくお願い致します!○加藤和樹 コメント子供の頃から大人になった今でも大好きな作品。そのミュージカルに出演できるなんて、昔の自分は想像もしていなかったことでしょう。IHIステージアラウンド東京は、個人的にとても思い入れのある劇場なので、今回やっと立つことができるのが本当に嬉しいです。演出の小池先生とは何作かご一緒させていただいていますが、小池先生があの空間でどのような演出をなさるのかとてもワクワクしています。きっと皆さんの想像を超えてくることでしょう。久々の殺陣、素敵な共演者の皆さんとの芝居を想像するとゾクゾクします。至高のエンターテイメントをどうぞご期待ください。○キャスト一覧緋村剣心:小池徹平志々雄真実:黒羽麻璃央四乃森蒼紫:松下優也瀬田宗次郎:加藤清史郎相楽左之助:岐洲匠本条鎌足:奥野壮神谷薫役:井頭愛海巻町操:鈴木梨央駒形由美:伶美うらら斎藤一:山口馬木也比古清十郎役:加藤和樹猪塚健太郷本直也松浦司キャッチャー中澤梶原颯才川コージ城妃美伶阿部裕藍実成浅川文也飯作雄太郎伊藤寛真鹿糠友和黒沼亮笹川慎一朗寒川祥吾鮫島拓馬柴原直樹清水錬楢原じゅんや西村聡彩花まり斎藤葉月七理ひなの杉浦小百合美翔かずき横関咲栄吉田繭(C)和月伸宏/集英社
2022年01月25日人気子ども番組『おかあさんといっしょ』の劇場版『映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!』が現在全国で公開されている。いつも仲良しなお兄さんお姉さんたちがケンカをしてバラバラになり、いろいろなヘンテコ世界に飛ばされて大ピンチになってしまう同作は、お兄さんお姉さん、「ガラピコぷ~」のみんなが笑顔と涙の大冒険を繰り広げる物語となっている。「参加型ファミリー映画」と題され、歌やクイズ、体操など子どもが映画館で楽しめる工夫が盛り込まれているが、実は子どもだけでなく大人たちも心打たれる内容に。今回は、同作にゲスト出演する小池徹平にインタビューし、作品への想いや現在の状況についても話を聞いた。○■自分の子どもが喜ぶ仕事がしたかった——お子さんが楽しめるように色々な試みが行われている映画なんだと驚きました。普段のドラマや映画の撮影との違いは感じましたか?脚本自体がわかりやすいですし、シンプルだからこそ、大人にもまっすぐに届く作品で、だからこそ大げさに演技するような必要も全然なかったです。『おかあさんといっしょ』は僕も子どもの頃に見ていましたし、自分が親になって子どもの見ている番組の映画に出演させていただくという嬉しさがありました。自分と同じようにお子さんがいるご家庭の皆さんに楽しんでいただける作品に関われるということも感慨深かったですし、「自分の子どもが喜ぶようなお仕事をしてみたい」ということは普段から言っていたので、言霊ってあるんだなあと思いました。僕は今回ルールに縛られて、相手に2択を迫る審査官役を演じました。ちょっと頭が固い役なんですが、演じていて僕自身も気づかせられるメッセージが込められていたので、大人の方たちにも楽しんでいただけたらなと思います。——本当に大人がハッとさせられるメッセージもたくさん詰まっていました。他にはどんなシーンが印象に残っていますか?今回、物語の中であつこお姉さんがゆういちろうお兄さんとケンカをして「今までやってきたことでいいんだろうか」「自分は何をやりたいんだろう」と、わからなくなってしまうというシーンがあって。でも、あつこお姉さんに元気いっぱいもらってる子どもたちがいるんだよ、歩んできた道は間違ってないよという一体感から歌われる「ネガイゴト」のコンボがものすごく心に響いて、熱くなりました。大人もグッとくるところだし、共感する人も多いと思うんです。壁にぶつかって立ち止まったり、顔を上げにくくなったりという時に勇気づけられる作品です。楽しいのはわかってたけど、ここまで響くものがあるなんて、僕もびっくりしました。——歌もたくさん出てきましたが、どの歌が好きですか?今回はストーリーと相まって、「ネガイゴト」がピカイチで、いつもと違うスペシャル感がずっしりきました。でもこの1曲に絞れなくて、「きみイロ」も美しかったですし、「すわって からだ☆ダンダン体操」は一体感がありました。普段から歌ってる歌ばかりで、子守歌にもしています。○■観客と同じ目線で「一緒にがんばりましょう」——逆にご自身が子どもの頃に見ていた『おかあさんといっしょ』の思い出はありますか?僕の時代は「にこにこぷん」で、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりの物語を見ていました。実は大阪で番組イベントがあった時に観に行って、放送で僕が映ったことがあったらしいんです。ビデオの時代でしたから、映像も録画したらしいのに実家にテープが残っていないんですが「そうやって親が連れて行ってくれていたんだなあ」という嬉しさがあって、自分の息子も絶対に映画館に連れて行きたいです。——もしかしたらそれが最初のテレビ出演で、その経験が今につながったとか…?全くないです! 覚えてないですから!(笑)——実際、お子さんたちも連れて行ってもらったら映画館で楽しめる作品になっていますよね。間違いないです。外に出るのも不安がある状況で、どのご家庭も疲れてらっしゃると思うんです。その中で、この作品は気持ちを上げてくれるパワーが絶対にある。帰った後も「楽しかったよね」と盛り上がれそうなぐらい、その日一日を幸せにできる映画です。僕も自分が出演していますが、もう応援する側ではなく、同じ目線で「一緒にがんばりましょう」という気持ちです。こんな世の中で、子どもが当たり前のようにアルコール消毒をしている姿も見ていて、それでも着実に成長して行く姿を見ていると、大変だけど元気や笑顔をもらえます。子どもたちが外に行けない中で、少しでも非日常を味わえる作品に関われていることが本当に嬉しい限りです。もう、自分の力だけじゃ元気を出せない状況じゃないですか。誰かからの言葉だったり、行動だったり、観たり聴いたりという楽しいインプットがないと、力が湧き出てこない。そんな時代に、すごく素敵な作品に関わらせてもらって、僕自身も元気をもらいました。■小池徹平1986年1月5日生まれ、大阪府出身。2002年にドラマ『天体観測』で俳優デビューし、音楽デュオ・WaTとしても活躍する(16年解散)。ドラマ『WATER BOYS2』(04年)、『ごくせん』(05年)、『ドラゴン桜』(05年)、『医龍』シリーズ(06年〜)など人気作に立て続けに出演し、映画『ラブ☆コン』では主演を務め、2016年には舞台『1789〜バスティーユの恋人たち〜』『キンキーブーツ』での演技が評価され第42回菊田一夫演劇賞・演劇賞を受賞する。近年の主な出演作に大河ドラマ『青天を衝け』(21年)、映画『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~「真夜中」』(21年)、舞台『魔界転生』(21年)など。10月10日スタートのドラマ『准教授・高槻彰良の推察 Season2』に出演する。
2021年09月12日今回、ご紹介するのは、『映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!』。ヘンテコ世界の審査官役でゲスト出演した、小池徹平さんにお話をうかがいました。【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 92「子どもたちがワクワクする要素が詰まっています」1959年10月に放送を開始した、NHK Eテレの人気子ども番組『おかあさんといっしょ』。2018年に初めて映画化された『映画 おかあさんといっしょはじめての大冒険』、2020年1月の『映画 おかあさんといっしょすりかえかめんをつかまえろ!』は、参加型ファミリー映画として話題を呼びました。そして、待望の新作『映画 おかあさんといっしょヘンテコ世界からの脱出!』が、ついに完成しました。本作では、『おかあさんといっしょ』始まって以来の大ピンチが描かれます。いつも仲良しなゆういちろうお兄さん、あつこお姉さん、誠お兄さん、杏月お姉さんがケンカをしてしまい、しずく星からやってきたチョロミーのモバイルワープでバラバラに飛ばされ大変なことに。ワープした先は何が起こるかわからない、いろいろなヘンテコ世界。そこで出会う楽しくも不思議な人々。さらに、あつこお姉さんにある異変が起こります。物語に参加できる仕掛けや、コロナ禍でも安心して楽しめる、映画の遊び方がたっぷり。大ピンチのお兄さんお姉さんたちを救うために指さしや拍手で答えるクイズ、座ったままで体を動かせる体操『すわって からだダンダン』、お兄さんお姉さんが歌うおなじみの人気曲など、子どもから大人まで楽しめる作品です。ーー『おかあさんといっしょ』初参加のニュースが解禁されるやいなやTwitterのトレンド入りするほどの反響がありました。出演を決めた理由を教えてください。小池さん出演オファーをいただいたとき、『おかあさんといっしょ』に支えられている、子育て世代のひとりの視聴者として、素直に嬉しいと思いました。それと同時に、子どもが好きな番組に出演できる喜びを感じました。ーーほかの現場との違いは?小池さん僕が演じたのは、二択の問いを投げかけてくるヘンテコ世界の審査官です。目の前に子どもたちがいるような気持ちで、大きな動作をしながら丁寧にわかりやすく語りかけるように心がけました。子どもたちを意識して演じるというのは、初めての経験でした。実際の撮影現場には、子どもたちがいないので、少し恥ずかしい気持ちもありましたが(笑)。ーー劇中、関西弁を披露されていましたね。小池さん監督から、動揺したときのセリフを関西弁で演じてほしいとの要望をいただいて。これまで、お芝居で関西弁と標準語を切り替えながら演じたことがなかったので、難しかったですね。ーー子どもの頃、『おかあさんといっしょ』を観ていましたか?小池さん観ていました。現在の人形劇キャラクターは、チョロミー、ムームー、ガラピコですが、僕の時代は、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりでした。当時、大阪に住んでいて、ホールのイベントを観に行ったこともあります。そのとき、子どもの頃の僕がカメラに抜かれたことがあるらしいんです。前回、実家へ帰った際にそのビデオテープを探したんですが、家族から「見つからへんねん」と言われて、「なんでやねん!」と思わず突っ込みを入れてしまいました(笑)。ビデオテープが見つかったら、ぜひ観てみたいです。ーーファンの方にとってもお宝映像ですね。最新作が公開されるタイミングで、NHKの方に発掘していただきたいです(笑)。ーー『おかあさんといっしょ』のお兄さんお姉さんたちと、お会いしたことは?小池さん僕は、横山だいすけさんとは、歌番組※1でデュエットしたことがあるんです。とても嬉しかったです。その後、災害をテーマにした番組※2でもご一緒させていただきまして。ご縁を感じています。『おかあさんといっしょ』のお兄さんお姉さんたちは、番組を通じて、子どもたちに夢を与えてきた方々です。お会いすると、心が洗われるような気持ちになります。※1『2018 FNSうたの夏まつり』で、『リトル・マーメイド』の『アンダー・ザ・シー』をデュエット。※2『今から1分後 もし大災害が起こったら?命と未来を守る50の方法』(日本テレビ系/2021年3月)ーー最後に、本作を楽しみにしているファンの方々へメッセージをお願いいたします。小池さん子どもたちをいろいろなところへ連れて行きたい、いろいろな体験をさせてあげたい、そう思う気持ちは誰しも同じだと思います。今は、窮屈な時間を過ごしていることと思いますが、もう少し辛抱して、一緒に乗り越えていきましょう。本作には、子どもたちがワクワクする要素が詰まっています。ぜひ映画館で本作を楽しんでください。インタビューのこぼれ話小池さんは、今作でお子さんの映画館デビューを考えているそう。「子どもが映画館デビューする前のタイミングで出演させていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と語る笑顔に、パパの優しさがにじみ出ていました!Information『映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!』全国公開中。9月10日(金)より、シネ・リーブル池袋、全国のイオンシネマほかにて全国公開。出演:花田ゆういちろう、小野あつこ、福尾誠、秋元杏月/小林よしひさ、横山だいすけ/小池徹平ほかチョロミームームーガラピコスキッパー声の出演:吉田仁美、冨田泰代、川島得愛、西川貴教配給:日活、ライブ・ビューイング・ジャパン©2021「映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!」製作委員会衣装協力:ブルゾン ¥26,400シャツ ¥30,800(FACTOTUMファクトタム/問い合わせ先 FACTOTUM LAB STOREファクトタム ラボ ストア03-5428-3434)そのほかのアイテムは、スタイリスト私物写真・大内香織文・田嶋真理 スタイリスト・松下洋介ヘアメイク・加藤ゆい(フリンジ)写真・大内香織 文・田嶋真理 スタイリスト・松下洋介 ヘアメイク・加藤ゆい(フリンジ)
2021年09月11日俳優の小池徹平が、小出恵介主演のABEMAオリジナルドラマ『酒癖50』(毎週木曜22:00~、全6話)の第5話と第6話に出演することが5日、明らかになった。小池と小出は約15年ぶりの共演となる。本作は、お酒によってあぶり出される人間の本当の弱さや愚かさ、現代社会の闇を描くオリジナルドラマ。小出演じる主人公・酒野聖は、とある企業の社長から、“酒癖の悪い50人”の社員を集めて更生を試みる“Hate Alcoholプログラム”の依頼を受ける。しかし、酒癖の悪い参加者は、懲りることなくお酒を飲み続ける。そんな彼らに降りかかる、衝撃の結末とは?12日配信の第5話以降では、酒癖の悪い人々を独自の方法で解決に導く謎多き主人公・酒野の過去、そして“Hate Alcoholプログラム”開催に至るまでの知られざるストーリーが明らかになっていく。ベンチャー企業を起業した酒野、そして酒野の中学の同級生で親友のBar経営者・武山は互いの門出を祝いあった仲。しかし、酒野の会社が急成長し、調子に乗った酒野は次第に酒の飲み方も傲慢な態度に変わり、ふたりの関係性にも変化が起こる。武山は「人が変わることは悪いとは思わない。だけど、格好悪く変わってると寂しい」と苦言を呈すが、酒野の酒の飲み方は悪化の一途を辿り……?酒野の親友で、どんな時も酒野を信じ思いやる、真っ直ぐなBar経営者・武山役を演じるのは、小出と『ごくせん』(日本テレビ)以来の共演となり、プライベートでも親交のある小池徹平。小池は「まるで同窓会のような気分でした。久々に会ったはずなのに落ち着く雰囲気というか、お互い大人になったなと思いました」、小出は「ごくせん2005以来約15年ぶりの共演となりますが今回のドラマの間柄上とも重なり、この上ない安心感と特別な感慨を伴った共演となりました」とコメントを寄せた。■小池徹平(武山健太役)コメントまるで同窓会のような気分でした。久々に会ったはずなのに落ち着く雰囲気というか、お互い大人になったなと思いました。色々と話したい事もあったので、お芝居を通しても、撮影の合間でも語り合えた様な気がします。5、6話では謎に包まれた酒野の過去が明らかになります。酒野の深い部分も見所ですし、親友役として出させて頂いた武山との絡みも是非楽しみにしていて下さい。■小出恵介(主人公・酒野聖役)コメント酒癖50いよいよ酒野聖の過去パートへと突入して行きます。そしてその酒野の大きな鍵を握るキャラクターとして徹平くんが登場します。ごくせん2005以来約15年ぶりの共演となりますが今回のドラマの間柄上とも重なり、この上ない安心感と特別な感慨を伴った共演となりました。彼の歩んできた15年の道のりや俳優として積み上げてきたものをひしひしと目の前で感じながら演技を交わせる事が出来たのは非常に刺激的でした。酒野の壮絶な人生を感慨深い共演と共に楽しんで頂けたらと同時にあまりに切ないラストをぜひ目撃して頂けたらと思います。(C)AbemaTV,Inc.
2021年08月05日小池百合子都知事(69)が7月30日、「五輪は視聴率20%だから、ステイホームに役立っている」と会見で豪語した。ネットでは呆れ返る声が上がっている。さかのぼること同月29日。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(72)は国会で、東京五輪が人出の増加に影響するのではと懸念していた。すると30日、小池都知事は定例会見でこう話した。「このところ、視聴率で20%を稼げるコンテンツっていうのは、なかなか無いというのがテレビ業界の方でも感じて、考えておられること。(中略)ステイホームに繋がっているということが考えられる」さらに「ですから、オリンピックはそういう意味でステイホームに一役かっているし、またそれが選手への声援にも繋がっているというふうに思います」と続けた。視聴率を持ち出し、“五輪効果”を讃えた小池都知事。しかし東京五輪の開会式から5日後となる先月28日、東京都の新規感染者数は3,177人を記録。以降5日間は毎日3,000人を突破しており、31日には4,058人もの新規感染者が確認されている。さらに『NHK NEWS』によると同月30日、東京都の人出は「オリンピックの開幕前で3回目の宣言が出ていた期間の平日の平均と比べ、日中、夜間とも増加」していたという。「東京五輪はステイホームに一役かっている」とは、言えそうにはない状況だ。それでも8月1日、小池都知事に“援軍“が登場した。東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長だ。『東スポweb』によると武藤事務総長は東京五輪と新型コロナの感染拡大に言及し「菅総理は因果関係はないと否定している。東京都の小池知事も五輪の人流増加を否定している。視聴率が上がって、むしろステイホーム率が上がっている」とコメント。そして「いろいろな意見があるが、菅総理、小池知事と同じ立場で考えている」と会見で話したという。しかし、ネットでは非難轟々の様子。「五輪は視聴率がいいからステイホームに役立っている説」に対して「根拠ゼロ」との異論が噴出している。《え、視聴率が科学的根拠なん?マジかよこんなん言ってる知事やから、東京がずっと増え続けてるんちゃうん?》《この視聴率は「世帯視聴率」で、「世帯内の各個人」がステイホームしていることは保証されていない》《視聴率が上がると在宅率が上がると同義する根拠は何か》《結局オリンピックの成功か否かは視聴率で決められるようですわ》20%の視聴率を注視する小池都知事と武藤事務総長。しかし、残りの80%は視野に入っているだろうか?
2021年08月03日小池都知事(69)の新型コロナウイルス対策を巡る発言が猛批判を浴びている。27日に東京都の新規感染者数が過去最多(当時)となる2,848人を記録したことを受け、28日に会見に応じた小池都知事。東京新聞によると、小池都知事は「若い方々の行動パターンが、鍵を握っている。自分がよければではなくて、結果として人にうつすと、医療体制が逼迫する」とし、若年層にワクチン接種を呼びかけたという。医療体制への負荷については、「基本的に、3つの柱でやっている。自宅、ホテルなどの宿泊療養施設、そして病院。この病院の病床を、いかにして効果的に効率的に生かすかが鍵になる」と強調。その上で、自宅療養者の健康状態を確認する体制も整えているとして、「特に1人暮らしの方々などは、自宅も、ある種、病床のような形でやっていただくことが、病床の確保にもつながるし、その方の健康の維持にもつながる」と主張したと報じられている。“一人暮らしの自宅を病床に”とした小池都知事。しかし、一部では重症化率の高さも指摘されているデルタ株がすでに蔓延している。そんな状況で身寄りのない単身生活者がコロナ感染、重症化などした場合、一体誰が看病をするのだろうか。さらに、27日には吉村憲彦福祉保健局長が報道各社に対して、ワクチン接種が進んでおりこれまでと状況が違うことから「いたずらに不安をあおることはしていただきたくない」と呼びかけたという。感染者が過去最多を更新し続けるなかでの、小池都知事の今回の発言にはネット上で批判が相次いだ。《孤独死を推奨》《は??容態が急変したら、どうするの?》《東京都は、医療が逼迫すれば独り暮らしの人を見捨てるということだな》《「自宅を病床に」って言ってますけど、前にコロナで孤独死した事例もありましたよね。一人で死ねと仰るんですか?》《一人暮らしで自分で救急車呼んで、這ってドアの鍵を開けたことがある人間からしたら、コロナでも放置されて自分のベッドにいろ、と言われるの我慢ならない。自宅のベッドは病床にはなりません。》「一人暮らしの自宅を病床のように」発言は果たして“都民ファースト”と言えるのだろうかーー。
2021年07月29日東京都議選の投票前日になって「都民ファーストの会」の候補者の応援に駆け付け、自民党を失速に追い込んだ小池百合子東京都知事(68)。その自己演出力の高さを、あらためて政界に印象づけた。自民党の二階俊博幹事長は7月8日、TBSのCS番組の収録現場で、こう語った。「国会に戻ってこられるならば、それも大いに歓迎だ」与党の最高実力者が送る秋波に小池都知事の“復帰”への注目が集まるが、政治評論家の有馬晴海さんはこう語る。「都知事の職を投げ出して、今秋の衆院選に出馬すれば、当選はするでしょう。しかし自民党には彼女を嫌っている人間も多く、いま国会に戻っても彼女の立ち位置は非常に難しいものです。もし彼女に初の女性総理のチャンスが巡ってくるとすれば都知事の任期をきちんと務め上げた後の衆院選、つまり4年後だと思います。都知事時代の実績を引っ提げて国政に復帰すれば、“小池旋風”が再び起こる可能性があります」小池都知事が“総理=ソウちゃん”と名付け、かわいがっていた愛犬は、6月1日に天国に旅立ったばかり。都知事の自宅近くに住む支援者の女性によれば、「ソウちゃんのお葬式は自宅で営んだそうです。ご自宅の前に見慣れないワゴン車が止まっていたのですが、それがペット葬儀社の移動火葬車だったのです。小池さんがソウちゃんの遺骨を拾い上げ、自宅の祭壇に安置しているそうで、その前で過ごすときも多いそうです」小池都知事は7月9日の定例会見で、記者から国政復帰について質問された際には「頭の片隅にもない」と、否定している。いま小池都知事が遺骨の前で思いを巡らせているのは、あくまでも“都民ファーストという理念”なのか、それとも愛犬に語り続けてきた“初の女性総理への願い”なのか。
2021年07月22日6月22日に過度の疲労で入院し、公務を休んでいる東京都の小池百合子知事(68)。各メディアによると小池氏は発熱が続いており、体調は回復していないという。小池氏の休養をめぐっては、25日に麻生太郎財務相(80)が「自分で撒いた種でしょうが」と発言し物議を醸したばかり。そんななか、前東京都知事の舛添要一氏(72)も小池氏に対して、辛辣な言葉を放ったのだ。舛添氏は28日にTwitterを更新し、《政治家は病気になると、政治生命に関わるので秘密にする。過労は病気ではない。与党が都議選で敗北すれば、不可抗力の入院での知事不在と弁解できるし、勝てば、不在で攻撃の標的になるのを避けた効果だと強弁できる》と投稿。続くツイートでは、《過労くらいで1週間も戦のときに休むのは政治家失格であり、私ならもう戦線復帰している。政治家にとっては選挙が一番大事だからだ。たとえばコロナといった病名を医者が正しく公表すれば万人が納得するのだが》とも綴った。さらに《天下分け目の関ヶ原で、徳川家康や石田三成が過労で静養するというのはありえないことは誰でも分かる》と歴史上の人物を引き合い出し、その後のツイートでは自らの経験を持ち出して小池氏をこう酷評した。《都知事時代、私は全身麻酔で股関節を切除し、人工関節に置換する手術を受けたが、手術の翌日からパソコンで病室から指示を出すなど公務を行い、また広い病室に会議スペースを作り、都の幹部を毎日集めて会議をした。リモートでも大半の公務はできる。小池都知事の動きは、私には理解不能である》■「マウント」「お前が言うな」自らの都知事時代と比較して小池氏を非難した舛添氏だが、彼の“過去の行動”は模範的だったと言えるだろうか。「都知事時代に公用車で神奈川県湯河原町の別荘に通っていたことや、多数の美術品を政治資金で購入した疑惑が発覚しました。舛添氏は“政治資金の公私混同”について釈明する一方、都議会で不信任決議案が提出された際『選挙時期がリオ五輪・パラリンピックと重なる』『次期開催都市でリオ五輪の時に選挙をやるのは、2020年大会にとってマイナスだ』と“都知事の座”に食い下がったのです。今回の一連のツイートには、小池氏に対する敵対心が滲み出ているようにも見受けられます」(全国紙記者)「過労くらいで」「政治家失格」といった言葉で小池氏を非難した舛添氏だが、ネット上ではブーメランとなって厳しい声が寄せられている。《そりゃ舛添みたいに週末ごとに公用車で湯河原の別荘で温泉に浸かってられたらねえ……。過労で倒れた小池にマウント取ったって、自分の株が一円も上がらないっての、いい加減わかれっての》《公費を私的に使うのは政治家失格理解不能お前が言うな案件でしたね》《その“過労くらい”で亡くなる方もいるのになんと無責任な。私なら、なんて自分の考えを押し付けて、まさにパワハラですね。病名がないと休んじゃいけないなんて誰が決めたんでしょうか》
2021年06月29日埼玉・彩の国さいたま芸術劇場(以下:さいたま)の次期芸術監督に就任した近藤良平が構成・映像・振付を手がける、コンドルズの新作『Free as a Bird』。2006年以降、新型コロナウイルスの影響で上演中止となった昨年を除き、毎年同劇場で創作・発表してきた彼らにとって待望のさいたま公演となる。ビートルズへのオマージュとして、ジョン・レノンの未発表曲「Free as a Bird」をタイトルに冠した本作では、“鳥のように自由に、空飛ぶ夢の続き”を届けるという。作品の構想と芸術監督就任に向き合った思いを、近藤とコンドルズプロデューサー・出演者の勝山康晴に語ってもらった。芸術監督就任で「舞台芸術の世界に明るい未来を」――彩の国さいたま芸術劇場(以下:さいたま)におけるコンドルズの新作発表は毎年恒例ながら、今回が例年と異なるのは何といっても近藤さんの次期芸術監督就任です。このトピックから話を聞かせていただきたいのですが、コンドルズとさいたまのご縁は2006年に遡るんですね。近藤2006年に蜷川(幸雄)さんがさいたまの芸術監督に就任されたのと同じタイミングでいらしたのが、プロデューサーの佐藤まいみさん。彼女がコンドルズを呼んでくれた2006年から、毎年新作をさいたまで上演しています。さいたまってピナ・バウシュやローザスといった海外のダンスカンパニーを、まいみさん経由でよく招聘していて。彼らと同じような文脈で、コンドルズも主催で上演してくださったんですよ。そんな劇場、他にありません。勝山現在もそのつもりですけど、2006年当時も、僕ら何気に「日本代表」でしたよね?近藤そうそう!当時のチラシを見直したら「日本代表」って書いてあるの。超おもしろい!勝山ドイツで開催されるサッカーW杯(FIFAワールドカップ)をイメージしたアイデアを入れましたね。近藤懐かしいね!そんな感じで、さいたまとは順調にご縁を重ねていて。去年は一度目の緊急事態宣言下でリアルな公演はできなかったんだけど、オンライン配信をやりました。全国各地の方にご覧いただいてね。「コンドルズ観るの10年ぶりで嬉しい」って方もいらっしゃって嬉しかったです。――今回の『Free as a Bird』も近藤さんの次期芸術監督就任を機に「また観に行ってみよう」って方もいらっしゃるんじゃないかなって。就任にあたってどんな役割を期待されていると感じていらっしゃいますか?近藤4月から頭に「次期」をつけて活動を始めました。来年からその冠が取れるわけですが、就任にあたってありがたいことに、ものすごい数の取材を受けたんですね。周りの皆さんがよく反応してくださって。で、いちばんおもしろいと思ったのが……僕が「新しい劇場の在り方」みたいな話をするより、周りの人がいっぱい喋ってくれるんですよ!要は「私だったらこんな劇場にしたい」みたいな期待を寄せてくださる。もしくは「こんなことしてみたら?」って提案をいただいたりして。――近藤さんご自身は、動画で3つの方針を打ち出していらっしゃいましたよね。近藤「次期」になる前に関係各所と話し合いがあったので、その場で発言した内容をまとめてみたんですよね。アートジャンルの垣根を取り払って、国内外を問わず発信して、老若男女が足を運びやすい“No Border”の考え方を「新しい劇場の在り方」として。――勝山さんをはじめ、コンドルズのメンバーは近藤さんの芸術監督就任をどのように受け止めていらっしゃいますか?勝山もうね、大応援状態ですよ!(メンバーの)スズキ拓朗なんて号泣していましたから。泣き崩れてたから!アイツはほら、蜷川さんのところ(蜷川幸雄が学長を務めていた桐朋学園大学短期大学出身、さいたまネクスト・シアターにも所属)にいたから「僕が信じてついていった蜷川さんに次いで、良平さんまで芸術監督に!」って1時間くらい嬉し泣きで。「僕はあなたについて行ってよかった〜!」って(笑)――「この人」と決めて師事したお二人が芸術監督になることは本当に喜ばしいですよね。近藤さんの芸術監督就任は、今後どんな影響を与えると感じていらっしゃいますか?勝山演劇やダンスの世界全体への余波を期待したいですね。コンテンポラリーダンス業界でも、Noismの金森くん(りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館の舞踊部門芸術監督・金森穣)や勅使河原さん(愛知県芸術劇場の芸術監督・勅使川原三郎)はいるけど、インディペンデントを貫いて、ハチャメチャな感じでやってきた、叩き上げのパンクバンドみたいなチームがこういうところに辿り着くことって今までなかったんじゃないかと。だから良平さんの事例があれば、これからダンスの世界でがんばっていこうという若手に「続けていればこういう道もあるんだ」って可能性を示すことができる。この世界をよく知らない人にとっても「コンテンポラリーダンスって芸術監督になるくらい、社会的に価値のある芸術なんだ」って思ってもらえたら嬉しいです。近藤僕もその意見とほぼ同じです。やっぱりダンス出身だから、この世界に明るい未来を見ていたいんですよ。でも舞台芸術ってやけに細分化されていて「一緒にやっていこう」って機運はあまりないですよね。――そんな舞台芸術の世界に風穴を、と近藤さんが打ち出したのが、3方針のひとつである「アートジャンルの垣根を取り払う」に繋がるんでしょうか?近藤そうですね。言葉でいうのは簡単だけど、発想をどんどん変えていかないといけないから大変だと思いますよ。でもさ、ダンス好きがダンスだけ追っている、演劇好きが演劇だけ観ている状態にこれ以上の広がりはないし、豊かじゃないよね?――そう思います。近藤さんのご采配で、どんなアートジャンルの融合が生まれるか楽しみです!さいたま新作は「独自ネタだぞ!」と思いながら創作してる――さいたまでの創作について、劇場が持つ空間の魅力や独自性をお二人はどんな点に感じていらっしゃいますか?近藤稽古場が広くて、実際のステージである大ホールと同じ舞台面を取れるんですよ。体育館の2/3くらいあって、すごく大きいの。東京ではそんな練習まずもってできないからね。その贅沢なスペースに集まって、大きいサイズのまま稽古するから……自然とダイナミックな空間や機構を積極的に利用した、大掛かりな美術セットになるんですよね。――2017年の『17’s MAP』では、舞台中央奥から下手手前まで斜めに走っている高い壁に驚きました。勝山さんは、さいたまの創作環境をどのように受け止めていらっしゃいますか?勝山都内からの距離が絶妙ですよね。東京公演の練習ってだいたい高田馬場でやるんですけど、メンバーが都の西北に集まってくる。でもさいたまって全員が同じ動線で与野本町に辿り着くでしょう?僕ね、それがみんなの気持ちをひとつにしてる気がするんですよ!(笑)――誰もが埼京線で赤羽を経由するからこそ生まれる団結力ですね。近藤わかる!いい意味で諦めがつく(笑)。移動することで「さ、やるぞ!」って吹っ切れるんだよ!勝山鉄路だったら赤羽あたりで踏ん切りつきそうですよね(笑)あと良平さんが挙げた稽古場の特徴を補足すると……いい稽古場って人を変えますよね。飲み屋でも、安いチェーンと格式高い店を比べたら会話の内容が変わる。もちろんそれぞれにいいところはあるけど、公民館とさいたまでは練習の質が変わるんです!勝山康晴(c)HARUコンドルズは公民館寄りの人間が集まったチームですが、年に一度さいたまの公演が近づくと……あの移動を通じて心が浄化されていくんです(笑)。参加するメンバーの集中力も、さいたまの方が高い気がする。都内だとノイズが多くて。近藤そうかもしれないね!――個人的に、コンドルズの東京公演は“ザ・王道”で、さいたまで創作する新作はもっとコンセプチュアルで“尖っている”イメージを抱いています。近藤まさに。東京公演は多くの人に観てもらえるから、自然と万人に刺さるネタを選ぶんですよ。それを地方ツアーにも持って行っていますし。でも、さいたまではもっと冒険してる。「さいたま独自ネタだぞ!」って思いながらつくっています(笑)勝山さいたまの新作は、より舞台芸術鑑賞に貪欲な皆さんに観てもらうイメージですよね(笑)――日ごろ感じていらっしゃるさいたまの強みを、今回の『Free as a Bird』にどう活用していかれるのでしょうか?近藤夏にやる東京公演が「王道ラインなのでは」というあなたの読みは確実で、たしかに「どういう風に見せると多くのお客さんが喜んでくださるか」ってフォーマットがあるんですね。ロックの率とか、コントのぐだぐだ率(笑)とか、僕たちが広く知られるようになったサラリーマン体操っぽい雰囲気とか。一方、さいたま公演にこうしたフォーマットは存在せず、毎回コンセプトを変えて創作しています。「じゃあ今年のさいたまはどうする?」って話し合いは僕たちにとっても重要で、毎年必ず考えることです。――「今年はどんなコンセプトの公演になりそうか」は、次にしようと思っていた質問です。近藤だよね。でも教えない!(笑)――え、そんな!今の時代に欲しい言葉をタイトルに据える――タイトルに着目すると、去年のオンライン配信もビートルズの楽曲(『I Want To Hold Your Hand』)でしたし、今年の『Free as a Bird』はジョン・レノンが1980年に亡くなったあと25年ぶりに発表された彼らの新曲ですよね。コンドルズにとって、ビートルズが今の“気分”なんでしょうか?勝山ビートルズにこだわってはいません。僕らはオリジナルの公演タイトルをあえてつけないようにしてるんです。お客さんの間口を広げて、敷居を下げて、気軽に見に来てもらいたいので。もちろん、発想元として彼らの楽曲タイトルには普遍的なパンチ力があるのを感じてますけど。たとえば密や接触を避けるコロナ禍に突入したタイミングで『I Want To Hold Your Hand』(あなたの手を握りたい)って……ジャストフィットじゃないですか?時代が欲しい言葉をつかんでるんですよ。近藤うん、今回は「Free」も「Bird」も素敵なワードだから。“鳥のように自由に”って、やっぱり移動が制限されている今このタイミングで欲しくなる言葉でしょ?どこかへ飛んでいってしまいたい。近藤良平(c)HARUこれまで僕たちは映画や音楽から、いろんなイメージを受け取って公演タイトルに反映させてきました。「Time」しかり「Open」しかり。候補としていろんなキーワードが並ぶ中で「Free」も「Bird」も生半可な気持ちじゃ付き合えないというか。大切に取っておきたい、いつ向き合おうかっていう言葉でした。公演を通じてコロナ禍の“向こう側”を見せたい――歌詞に着目すると、ビートルズは『Free as a Bird』とタイトルに掲げながらも「鳥のように自由でいられるのは、人生において“二番目”によいこと」と歌っています。彼らがこのナンバーの中で訴える人生の“ベスト”とはいったい何だとお二人は考えますか?近藤今いる居場所がいちばん素晴らしい、ってことを言いたいんだと思う。その上で二番目が「鳥のように自由であること」って僕は捉えた。勝山それ以外の回答があったら聞きたい!って感じ。歌詞もですね、今のコロナ禍にぴったりだと感じたんですよ。パフォーマンスに影響するといけないから歌詞も精査するんですが、ばっちりだと思いました。――じゃあ『Free as a Bird』の歌詞になぞらえるなら、お二人にとってこの公演の“ベスト”な着地点は何で、“二番目によいこと”って何になりますか?近藤このご時世の中で、お客さんが劇場に足を運んでくださること、リアルに上演できることがもはや“ベスト”ですよね。お客さんと時空間を共有できることが何よりも喜ばしい。勝山本当にそうですね。僕がコンドルズのプロデューサーとして今回成し遂げたいのは、とてもあたりまえですが、お客さんに「舞台芸術を観に来てよかった」と感じてもらうこと。そのあたりまえをちゃんと届けること。コロナ禍ではチケットを取ったとしても上演日に劇場へ行けるかどうか誰もわからない。埼玉県だって、いつ(まん延防止等重点措置から)緊急事態宣言に切り替わるかわかりません。もしギリギリ行けたとしても、皆さん相当な葛藤があってさいたままでいらしてくださるわけで。だからこそ「そこまでして観に行ってよかった」「自分にとって舞台芸術って、やっぱり必要なものだったんだ」って感じてもらいたいですね!どんな卑怯な手を使っても!近藤卑怯な手(笑)勝山お客さんと時間と空間を共有して「生だからこそグッときたでしょ?」って公演にしたい。だって今回やれたとしても、次にいつリアルにできるかわからないから。その一点突破ですよ。しっかり号泣させて気持ちよく帰ってもらいたい。100%、泣かす!いや、泣いてお帰りいただく!――あれ?コンドルズっていつも笑って劇場をあとにするイメージが。勝山喜びの泣きですよ。笑い泣きでもいいです。「ホント舞台芸術っていいなぁ」って泣きながら与野本町駅まで向かったお客さんたちが、ホームで「あんたも泣いてるね、わたしもよ」って無言で視線を交わし合う感じの作品にしたい。それが僕たちの使命だと思っていますから。――勝山さんに熱意をお見せいただいたところで、近藤さんが『Free as a Bird』で二番目に大切にしたいことは?近藤今って「マスク取りたい」とか「向き合って語りながらお酒を飲みたい」とか、いろんな欲求がありますよね。取材を受けていても「去年と比べて何がどう変わりましたか?」と聞かれて真面目に答えているけど、本当はもうそんな次元を超えたくて。その向こう側へ行きたい。だから僕はこの公演を境にして、“向こう側”の居心地のよさを伝えたいんですよ。またいつかマスクなしで人と向き合える日々が来ると思いますけど「今は無理だよね」って諦めて耐える精神状態から、向こう側へ飛び出せたら絶対に楽しいことが待っているってキラキラした方向へシフトしていきたい。――ご覧になったお客さんが、明るい“向こう側”を想像できるような作品に?近藤「そうなれたら」と常に考えながら創作しています。間違ってもツラい現実を投射するような作品ではない。明るいイメージを持たせることって、ダンスは比較的得意だと思うから。――たとえばその姿勢は、どんな風に今回のステージに現れるんでしょうか?近藤やっぱり僕らが必死に踊ることじゃない?勝山そう、僕らが汗をかくだけです!(笑)「自由」の意味を履き違えずに――コンドルズのトレードマークである学ランは、本作のテーマである“自由”からかけ離れたイメージがあります。近藤いや、僕たちはそう捉えていなくて。シーンごとに衣裳を考える手間から解き放たれているんです(笑)勝山僕、中学で生徒会長をやっていて、新しい校則を考える時に「制服をなくす」と打ち出したら女子から猛反発されたんですよ。「私服だと毎朝服を選ぶのに気を遣わなきゃいけないからイヤだ」って。逆に「不自由になるからやめて」って話だったんですよね。速攻で「撤回しま〜す」って(笑)近藤個性を縛られる制服によって、時間的な自由が生まれていることに気づいたわけね。勝山おもしろいですよね。あと、さっきのみんな同じ動線でさいたまに行くと心が浄化してよい意味で諦めがつく……の話じゃないけど、学ランに袖を通すことで気持ちがフッと切り替わるところはありますね。近藤たしかに。無意識のうちにシフトチェンジする。勝山アスリートもさ、試合ごとにユニフォーム変えていたら気合い入らない気がするんですよ。同じものを身につけるって大切な儀式なんじゃないかと。――制約の中に生まれる自由ならば謳歌せよ、ということでしょうか?勝山僕自身は正直、“自由”って言葉にポジティブな印象を持てないんですよ、21世紀が始まったくらいから。人類が自由にやりすぎた弊害が出ているじゃないですか、世の中に新自由主義が浸透して。格差社会も自然破壊も。だから「もうここらへんでいい加減にした方がよくない?」って思いが腹の底にはあります。『Free as a Bird』ってタイトルが絶妙だと感じるのは、僕としては「鳥ぐらいの自由でいいんじゃないの?」って想いが込められるとこですね。何の制約もない無限の自由じゃなくて。近藤歌詞の「二番目によいこと」ってそういう意味かもしれないね。制約ある中での自由。勝山そういう解釈もできますね。鳥は自由気ままに生きたって、彼らは自然環境を大きくは壊しませんよね?そういう何らかの節度がある自由に、もう一度目を向けてみたいなって思います。制約っていうより、節度かな。近藤いいね!闇雲で勝手な自由じゃないんだね。メンバーの山本光二郎が「鳥は飛んでる時が一番運動してて、大変な時間なんじゃないの」って言ってて。確かに人は鳥が飛んでると「自由」って思うけど、鳥にとっては「不自由」なのかもしれない。今回の作品でも「不自由」からシーンを着想しています。勝山そうですね、でも自然の摂理にのっとった自由って、本能が壊れている人間という生き物には無理なんですよね。それで自由を謳歌しすぎたから弊害が出て、正直ちょっと怖いんですよ。そのせいで子どもの世代が不自由を強いられる危険性が大きくて。それは未来に対して非常に失礼な話じゃないですか。だからコロナもあるし、このタイミングで「大人の皆さん、自分から率先してちょっと立ち止まってみようぜ」って。その思いは今回の公演で、僕は伝えていきたいですね。着陸を知らないコンドルズ――そういえば、グループ名は「コンドル」って鳥の名前から来てるんですか?近藤そう、コンドルは南米の鳥で、ハゲワシみたいなもんですね。2m以上羽根が広がって、ものすごく大きくて重たいの。そのぶん不器用な鳥で、地面に降り立ってしまったら二度と飛ぶことはできない。木から木に移動することしかできないんだって。勝山離陸が難しいんだ。落ちていくような飛び方はできるけど。近藤そうそう。だからカッコよく言うと、コンドルは「着陸を知らない鳥」なんだよね。――その鳥に、今も昔もこれからもご自身たちをなぞらえるんでしょうか?近藤そう、勝手にね(笑)。僕たちはそうやすやすとは着陸しませんよ!取材・文:岡山朋代コンドルズ埼玉公演2021新作『Free as a Bird』■日時:2021年6月5日(土) 14:00 / 19:00開演2021年6月6日(日) 15:00開演※開場は開演の60分前です。※本公演は出演者との距離を確保した上で通常通りの配席にて販売します。ただし、今後の新型コロナウイルス感染症の状況によっては変更となる可能性がございます。※演出の都合により、開演時間に遅れますと入場をお待ちいただく場合がございます。予めご了承ください。■会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール■チケット(全席指定・税込):S席5,000円A席3,500円U-25 S席3,000円A席2,000円※公演時25歳以下対象。入場時要身分証。■構成・映像・振付:近藤良平■出演:石渕聡オクダサトシ勝山康晴香取直登鎌倉道彦黒須育海古賀剛小林顕作(声の出演)ジントクスズキ拓朗田中たつろう橋爪利博藤田善宏安田有吾山本光二郎近藤良平■主催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団■企画制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団/ROCKSTAR有限会社■詳細: <コンドルズ東京公演予定!>■日程:2021年9月4日(土)13:00 / 17:00■会場:LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)7月上旬チケット発売予定!
2021年05月28日俳優の小池徹平が、『映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!』(9月10日公開)にゲスト出演することが決定した。同作では、いつも仲良しなお兄さんお姉さんたちがケンカをしてバラバラになり、いろいろなヘンテコ世界に飛ばされ大変なことに。お兄さんお姉さん、「ガラピコぷ~」のみんなが繰り広げる笑顔と涙の大冒険だ。「ヘンテコ世界の審査官」役として登場する小池は、自身もプライベートでは2児の父であり、今回の出演に関して「家族で見せてもらってる『おかあさんといっしょ』に出演できて、とても嬉しかったです。しかも劇場で楽しめるなんてワクワクします」とコメント。そして、「ただ見るだけではなく、座ったまま体を動かしたりできる新たな参加型映画になっています」と映画の楽しみ方に触れ、「こんな時代でも子ども達と一緒に元気に楽しく笑顔になってほしいなと、そんな思いで参加させてもらいました」と同作に対する思いを語っている。(C)2021「映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!」製作委員会
2021年05月12日