俳優の小沢仁志が21日、YouTubeチャンネル『笑う小沢と怒れる仁志』に出演。動画「【放送事故】調子に乗っている宮迫に小沢がブチギレてヤバい空気に…【ドッキリ】」内で、雨上がり決死隊の宮迫博之に“ブチギレ”ドッキリを仕掛ける。今回の動画は、宮迫のチャンネルに小沢がゲストとして出演し、宮迫の後輩芸人・響の2人にドッキリを仕掛けた後の場面からスタート。小沢が自身の楽屋を訪れた舎弟D(ディレクター)に「(ドッキリを仕掛けられた響の2人が)かわいそうになぁ」と話し、何回も響の2人にネタを振った宮迫に対して「宮迫の顔が一番ムカついた」と収録を振り返る。その後、小沢が放った「宮迫、ハメたるか」という一言から、小沢が宮迫へ“YouTube史上最凶”のドッキリを仕掛けることに。そのドッキリは、ドッキリ企画が嫌いな小沢が、宮迫とのコラボ収録前日に突然対談企画からドッキリ企画へ変更されたことに対して、楽屋でブチギレるという設定。そして、小沢の隣の部屋に用意された宮迫の楽屋に隠しカメラを仕込み、宮迫の様子を撮影するというものだ。何も知らない宮迫が自身の楽屋で響の2人とほのぼのとしたトークで和んでいるところ、突然壁の向こうから「だから言っただろ、俺ドッキリ嫌いだって」と怒る小沢の声が。宮迫の楽屋の空気が一変して凍りつく。さらに「俺は本当の対談がやりたかったんだよ」と収録への不満を漏らした後、開設して1カ月足らずで自身のYouTubeチャンネルが一時アカウント停止になったことに対して、小沢は「何だ“垢BAN”って」とスタッフに声を荒げる。そして小沢は楽屋のティッシュケースを投げつけたり、椅子を蹴り飛ばすなど、怒りの演技がヒートアップ。怒りが最高潮になった小沢が「宮迫呼べよ」「宮迫こっちへ来いよ」と大声をあげて自身の楽屋へ宮迫を呼び出す。顔面蒼白で恐る恐る小沢の楽屋へと向かった宮迫の運命はいかに……。
2021年07月21日昨年3月にミニアルバム『KDHR』でアーティストデビューを果たした工藤晴香が、自身初となるシングル『Under the Sun』を7月7日にリリースした。キャラクターとライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!(バンドリ!)』などで声優としても活躍する彼女が、今回のシングルで挑戦するのは初の胸キュンソング。「離れていても同じ太陽の下でお互いの幸せを願う」というポジティブな失恋が、工藤自身の作詞によって表現されている。また、カップリングには過去のミニアルバムからのリード曲がナユタン星人、TeddyLoidによってリビルドされたリミックストラックも収録。アーティスト工藤晴香に初めて触れるビギナーにも、そして彼女を熱心に応援するディープなファンにもアピールする濃厚なシングルに仕上がっている。今年3月には待望のワンマンライブも実現し、ソロアーティストとして着実に経験を積み重ねている工藤。このインタビューでは最新作の話題はもちろん、デビューから1年数ヶ月を経て得た自信、そして7月25日に控えたZepp Hanedaでのワンマンライブへ向けた意気込みなどたっぷり語ってもらった。──昨年3月のアーティストデビュー以降、『KDHR』『POWER CHORD』と2枚のミニアルバムを発表しましたが、現在の手応えはいかがですか?工藤晴香(以下、工藤)2020年はリリースのみで、ライブがなかなかできなくて。でも今年3月にようやくライブができて、ファンのみんなの前で曲を生で披露できたことで、「ああ、アーティストデビューしたんだな」っていう実感が湧いてきて、そこでようやく手応えみたいなものは感じられました。工藤晴香──お客さんに曲を届けることができたことで、楽曲の伝え方が明確になってきたところもあるのかなと思いますが?工藤確かにそうですね。1枚目のミニアルバムを作っていたときは世の中がこんなことになる前だったので、それこそ「ここで一緒に声を出してほしい」とか「ここはみんなで暴れてほしい」みたいな願望を込めて作ったんですけど、声出しだとかそういうことができない世の中になってしまった中で実際ライブを経験して、声は出せなくてもみんなにもっと楽しんでもらえるような曲やライブを、これから作っていきたいという創作意欲がより増しました。──では、今回のシングル『Under the Sun』にもそういった工夫が反映されているんでしょうか?工藤例えば、コール&レスポンスとかコーラスを一緒に歌ってほしいみたいな要素を極力外して、よりシンプルなアレンジというのは意識しましたね。──今作は工藤さんにとって初のシングルになります。この曲で届けたかった思い、表現したかったことはどういったものでしょう?工藤1stシングルということで、私のことを知らない人にも工藤晴香というアーティストを知っていただくとっかかりの1枚になると思うので、キャッチーさやわかりやすさを意識して制作しました。これまで、ミニアルバムのリード曲である「MY VOICE」や「KEEP THE FAITH」はわりと強めなテーマや曲調だったこともあって今回はスタッフさんから「恋愛ソングを書いてみてはどうでしょうか?」という提案があって。私としては初チャレンジのテーマですけど、誰しも経験したことがある恋愛の喜びや悲しみというエッセンスを入れることで、幅広い人に聴いてもらえるんじゃないかなというのはありました。世の恋愛ソングをたくさん聴いた──「Under the Sun」というタイトルはこれからの季節にぴったりですよね。工藤リリースが7月というのは曲を作る前から言われていましたし、(作曲&アレンジの)平地孝次さんから届いたデモも明るくてポップなサウンドだったので、「夏をテーマにしよう!」というのは歌詞を書く前から決めていました。これまでの自分の曲を振り返ると、季節曲みたいなものが1曲もなかったので、「季節曲を作るチャンスだ!」と思いっきり振り切ってみたんです。でも、夏ソングというわりに、あまり夏を感じるような言葉が入っていなくて。──確かに、具体的な言葉はないですよね。工藤夏って言葉自体も入っていませんし。でも、やっぱり“太陽=夏”と私の中では刷り込まれているので、それだけでも十分に夏を感じられるんじゃないかな。なので、最終的には夏感はあまり前面には出ていなくて。あとは、失恋がテーマのひとつでもあるので、実際に「恋愛をテーマに書いてみたらどうですか?」と言われたときに、「じゃあ恋愛ソングの研究をしよう」ということで世の恋愛ソングをたくさん聴いたんです。そうしたら、失恋ソングが異常に多いことに気づいて。「私たち幸せ、ハッピー!」という曲よりも、悲しいとか切ないとかつらいというほうが響くのかな、そういう経験をしている人が多いのかなと。「だったら私も失恋ソングにしよう!」と決めて書いたんですけど、いかんせんサウンドがポップでキャッチーなロックなので、そことのバランス感はすごく意識しました。──言われてみると、確かに日本のポップスにおいて失恋ソングはすごく多いですよね。あれは国民性なんですかね?工藤なんですかね。みんな失恋を求めているのかなあ(笑)。──「Under the Sun」は「MY VOICE」や「KEEP THE FAITH」といった過去のリード曲とは異なり、非常にストレートな楽曲です。歌に関して、工藤さんの中でこだわったポイントは?工藤今まではトリッキーな楽曲が多かったので、「ここは男の子っぽく歌う」とか「ここは大人の女性らしく歌う」とか結構演じ分けをして歌っていたんですけど、今回に関しては本当に普段の自分が喋っているような、素のトーンで歌うことを意識しました。作り込みすぎていない、等身大の自分ですね。──ちょうどソロデビューのタイミングにお話を伺ったとき、歌うことに対してより意識的になったのがソロデビューが決まって以降だとおっしゃっていましたが、この1年ちょっとで歌い手としての工藤晴香らしさって、ご自身の中で掴めてきましたか?工藤やっぱり声優のお仕事をずっとしてきているので、歌というよりは、もしかしたら演じることが近いのかもしれないですね。──その歌の中の主人公を演じるような?工藤ですね。それはより感じるようになりました。──ソロアーティストとしては、すべての楽曲をご自身で作詞していますが、となるとソロアーティストとしての活動は脚本(=作詞)と主演(=歌)を一手に引き受けているわけですよね。工藤確かにそうですね。自分でストーリーを考えて、自分で演じているわけなので、そこに対して「こういう感情だ」という正解が自分の中にあるので、それ自体はすごくやりやすいです。振り切ってて最高に面白いMV──MVも拝見しましたが、すごく面白い内容でした。歌詞の中に〈モノクロの映画〉や〈擦り切れたフィルム〉といったフレーズがありますが、それにちなんでMVの中には工藤さん主演のゾンビ映画も登場します。工藤監督さんと最初にミーティングをしたときは、「恋愛ソングだし、この歌詞に沿って物語を撮ります?」みたいな感じだったんですよ。私を主人公にして、相手役の人がいて。でも、そもそもこの曲は私の経験を歌っているわけではないので、そうすると私の物語、私の経験の曲になってしまう。「それはちょっと避けたいです。映画というアイデアは素晴らしいので、まったく別モノにしてください」とお願いしたら、その数日後に字コンテが届いて、「ゾンビと戦う工藤晴香」とすごく極端な方向に振り切っていて(笑)。でも、最高に面白いと思って、これでお願いしますということになりました。──にしても、この歌詞からゾンビにはなかなか到達しないですよね(笑)。工藤そうなんですよね。当初の予定は、歌詞に沿って私がずっと巻き戻され続けて、最後に無事成功するというストーリー設定だったんですけど、そういう要素をちょっと残してゾンビものになっていたので、びっくりしました。でも、私自身はゾンビ映画が大好きだったので、うれしかったですよ。「ゾンビと戦える、やったー!」と夢が叶いましたし(笑)。──そういえば、工藤さんがギターを弾かず、演じて魅せるという内容も新鮮ですよね。工藤それは私も思いました。今までのMVではギターを持って歩きながら歌う映像が多かったんですけど、今回は完全に映画仕様だったので、新しい自分を見せられたんじゃないかな。完成したMVを自分で観ても、「映像のお芝居をしていると、なんだか女優さんみたいだな」と思いましたから(笑)。工藤晴香「Under the Sun」Music Video──カップリング曲についても聞かせてください。今回はこれまでのミニアルバムからのリードトラック2曲を、ナユタン星人さんとTeddyLoidさんがリミックスしています。これはどういう経緯で決まったんですか?工藤シングルを出すと決まったときに、カップリング曲をどうしようかという話になりまして。短期間でミニアルバムを2枚リリースしているし、今ここで新曲を複数発表しても新鮮さに欠けるんじゃないか、だったら既存曲にいい曲がたくさんあるから、それを新しくリミックスしてみようという案が上がったんです。で、ずっと私の制作に携わっているスタッフさんがTeddyさんと何度か一緒にお仕事をしていて、1枚目のときから「一緒に何かやりたい」という話をしていたんですよ。なので、リミックスの話が出たときにはすぐ「じゃあ、Teddyさんで!」と(笑)。そこから、もうひとりは全然違うジャンルの方にしようという話になりまして、ボカロ界隈の方にオファーしようということで、メーカーの方にいろんなボカロPさんをリストアップしてもらいました。私もひととおり目を通したんですが、「この人とかこの人かなあ」と選んだときに自然と完成形が見えちゃったんですよね。となったときに、私が選んじゃいけないなと。新しいものを見たいし聴きたいし、ちょっと想像がつかないものにしたかったので、であればメーカーの方に「選んでください!」とお願いした結果、選ばれたのがナユタンさんでした。けど、すごくいいものができたので、満足しています!ライブではエンタメ要素を増やしたい──では、リミックスに関しては特に工藤さんから注文というのは?工藤してないですね。ボーカルの録り直しもしてないですし。聴いた関係者の方からもよく「録り直ししたんですか?」と聞かれるんですが、まったくしていないんですよ。それぐらい、リミックスの効果でボーカルも新鮮に感じられるんだなと思いました。2曲とももちろん知っている曲なんですけど、Teddyさんらしさ、ナユタンさんらしさもありつつも、平地さんの原曲のトリッキーな部分も活かされていて、原曲の良さとリミックスの良さがバランスよく出ているなと思いましたね。──リミックスではボーカルを素材のひとつとして遊ぶケースもよくありますが、ナユタン星人さんによる「MY VOICE」なんて完全に歌ありきのリミックスですよね。工藤そうなんですよね、びっくりしました。リミックスというアイデア自体、本当に面白いと思いましたし、これで味をしめて「またやりたい!」と思ったくらいで、なんならリミックスアルバムとか作りたいなと思っちゃいました(笑)。──それは面白そうですね!以前インタビューしたときに、工藤さんの声はしっかりした主張があると同時に、素材としての勝手の良さもあるとお話したことがあって。このリミックスって、まさにそこにつながるのかなと思いました。工藤ありがとうございます!改めて、声も楽器なんだなと実感しましたね。本当にこの声でよかったです。──このシングルを携え、7月25日にはワンマンライブも控えています。工藤今回は『PLANET SUMMER』というタイトルが付いているので、夏の惑星にみんなを招待するような、ちょっと非日常的な空間にできたらいいなと考えています。──工藤さんの中でのライブの見せ方、伝え方でのこだわりって、今どのようなものがありますか?工藤今年3月に『Road to ROCK STAR』『Adventure of My Tape』と題した2本のライブをやりましたが、そのときに大切にしていたのがストーリー性やテーマ性。『Road to ROCK STAR』は私がロックスターになるまでの道のりをみんなで歩もうというテーマで、『Adventure of My Tape』はロックスターになった私と一緒に音楽の冒険に行こうというテーマだったんですけど、やっぱりいろんな方のライブを観て研究した結果、テーマがあるほうがライブの世界に入りやすいんですよね。なおかつ、「次もまた観たいな、次はどんなことをやるんだろう?」と思えるんじゃないかなと。そこはすごく考えました。──さっきの自分で作詞をして歌うことを「脚本と主演」と例えましたが、さらにライブの演出や構成もご自身で考えているとお聞きすると、見せることや届けることへの強いこだわりが伝わってきます。工藤そうですね、こだわっているんだと思います。曲をつらつらっとやるだけというのもシンプルでいいんですけど、私はエンタメ要素を増やしたくて。今回の『PLANET SUMMER』もテーマ付けストーリー、構成はすごく練りに練ったので、みんながびっくりするようなライブになるんじゃないかなと思います。取材・文 / 西廣智一写真 / 川島彩水工藤晴香のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!応募方法ぴあ音楽編集部Twitterをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、ぴあ音楽編集部アカウントよりDMをお送りします。ぴあ音楽編集部Twitter()対象ツイート:※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。【応募締め切り】2021年7月25日(日) 23:59まで※期間中は何度でも応募可能です。<リリース情報>工藤晴香 1st Single『Under the Sun』2021年7月7日(水) リリース●初回限定盤(CD+Blu-ray+100P写真集「MUSIKDHR Memories of My Tape」):10,000円(税込)※三方背BOX仕様工藤晴香 1st Single『Under the Sun』初回限定盤ジャケット●通常盤(CD):1,200円(税込)工藤晴香 1st Single『Under the Sun』通常盤ジャケット【CD収録曲】※全形態共通01. Under the Sun(テレビ朝日系全国放送「musicるTV」 7月度 オープニングテーマ)02. MY VOICE(ナユタン星人 Remix)03. KEEP THE FAITH(TeddyLoid Remix)【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ『MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~』2021.3.14 @KT Zepp Yokohama01. GROOVY MUSIC TAPE02. MY VOICE03. IRON SOUND04. My StoryMy Life05. 君へのMHz06. それぞれのPLANET07. KEEP THE FAITH08. Thunder Beats09. ROCK STAR10. アナタがいるから11. Magic Love12. Cry for the moon13. Memory Suddenly14. MY VOICE・ライブ・ドキュメンタリー・「Under the Sun」Music Video・Music Videoメイキング映像【100P写真集】「MUSIKDHR Memories of My Tape」関連リンク工藤晴香 公式HP:(@kudoharuka910):(@kudo_a.k.a_910):
2021年07月11日“くどはる”こと声優・工藤晴香が7月7日に発売する1stシングル表題曲「Under the Sun」のMUSIC VIDEOが、7月6日(火)22:30よりYouTubeにてプレミア公開されることが決定した。「Under the Sun」は、工藤晴香本人が作詞を担当し、離れていても同じ太陽の下でお互いの幸せを願う、ポジティブな失恋をテーマにした楽曲。MVは加藤マニ監督による、ゾンビと戦う工藤晴香が描かれた映画仕立ての作品に仕上がった。フルサイズでの公開となり、その結末にも注目して欲しい。工藤晴香「Under the Sun」Music Video今作は初回限定盤、通常盤の2タイプでのリリースとなり、初回限定盤には、2021年3月14日KT Zepp Yokohamaで開催されたワンマンライブ全14曲とドキュメンタリー映像、新曲「Under the Sun」MUSIC VIDEOとメイキング映像が収録されたBlu-rayが付属。さらに100ページの写真集が付いたBOX仕様となる。また、工藤晴香直筆宛名入りサイン告知ポスターが抽選で当たるプレゼントキャンペーンが、タワーレコード秋葉原店、アニメイト全店(通販含む)、AKIHABARAゲーマーズ本店、とらのあな全店(一部店舗除く)・通信販売(ご予約者のみ)での開催も決定している。全ての購入者イベント情報は、日本クラウン(レーベル)の 工藤晴香ページ() にまとめられている。なお工藤晴香は、7月25日にリリース記念のワンマンライブ「PLANET SUMMER」をZepp Hanedaで開催する。<リリース情報>工藤晴香 1st Single『Under the Sun』2021年7月7日(水) リリース●初回限定盤(CD+Blu-ray+100P写真集「MUSIKDHR Memories of My Tape」):10,000円(税込)※三方背BOX仕様工藤晴香 1st Single『Under the Sun』初回限定盤ジャケット●通常盤(CD):1,200円(税込)工藤晴香 1st Single『Under the Sun』通常盤ジャケット【CD収録曲】※全形態共通01. Under the Sun(テレビ朝日系全国放送「musicるTV」 7月度 オープニングテーマ)02. MY VOICE(ナユタン星人 Remix)03. KEEP THE FAITH(TeddyLoid Remix)【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ『MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~』2021.3.14 @KT Zepp Yokohama01. GROOVY MUSIC TAPE02. MY VOICE03. IRON SOUND04. My StoryMy Life05. 君へのMHz06. それぞれのPLANET07. KEEP THE FAITH08. Thunder Beats09. ROCK STAR10. アナタがいるから11. Magic Love12. Cry for the moon13. Memory Suddenly14. MY VOICE・ライブ・ドキュメンタリー・「Under the Sun」Music Video・Music Videoメイキング映像【100P写真集】「MUSIKDHR Memories of My Tape」関連リンク工藤晴香 公式HP:(@kudoharuka910):(@kudo_a.k.a_910):
2021年07月05日歌手の小沢健二(53)が、人気急上昇中のバンドAwesome City Clubのボーカル・PORIN(30)とホテルで密会していたと6月30日に報じられた。近年では子煩悩ぶりも話題となっていた小沢。ネットでは、その行動を疑問視する声が相次いでいる。98年にアメリカへ移住し、09年に写真家の女性と結婚、その後2人の子宝にも恵まれている小沢。いっぽうPORINはAwesome City Clubのメンバーとして15年4月にメジャーデビューを。そして、今年1月に公開された映画『花束みたいな恋をした』の“インスパイアソング”である『勿忘』でブレイクを果たした。『文春オンライン』によると、小沢は『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でPORINと共演したのち、2人してホテルの同じ部屋へ。取材に対しPORINは一度関係を否定したものの、再度訊ねると「こういう場合はどう答えればよいのかちょっと」と返答。のちに彼女の事務所は「打ち合わせだった」と同じ部屋にいたことは認めたが、小沢側は無言を貫いているという。小沢はInstagramで子供たちの写真や彼らとのエピソードをたびたびアップ。さらに19年11月に発売されたアルバム『So kakkoii 宇宙』のジャケットや、『彗星』『ウルトラマン・ゼンブ』『泣いちゃう』といった楽曲のMVにも愛息たちを登場させている。そんな子供思いな姿を見せてきた小沢による、23歳年下の女性シンガーと“ホテル密会”。ネットでは普段のイメージとはかけ離れた行動に非難の声が上がっている。《いやいや小沢さん 子煩悩に愛妻家アピール凄かったやん》《密会なのか打ち合わせなのかは知らないけど、疑わしい行動をしたり、子供が知って嫌がることはしないで欲しかったな、、、》《オザケン最近MVで子供推しまくっててこれはなくね》《カワイイ息子だけは泣かさないでくださいね》《小沢健二、最近は説教と子煩悩でやってきているから週刊誌に撮られちゃうと説得力が薄れちゃうので大変》
2021年07月01日“くどはる”こと声優の工藤晴香が7月7日にリリースする1stシングルのタイトルが『Under the Sun』に決定し、収録内容とジャケット写真、新アーティスト写真を公開した。表題曲「Under the Sun」は、自身初の胸キュンソングに挑戦した楽曲でこれまで同様に工藤本人が作詞を担当。離れていても同じ太陽の下でお互いの幸せを願うポジティブな失恋がテーマとなっている。そのほかカップリングにはデビューミニアルバム『KDHR』収録曲「MY VOICE」のナユタン星人リミックス版、2ndミニアルバム『POWER CHORD』収録曲「KEEP THE FAITH」のTeddyLoidリミックス版の2曲が収録される。100ページの写真集が付いたBOX仕様となる初回限定盤には、3月14日にKT Zepp Yokohamaで行われたワンマンライブ『MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~』の全14曲とドキュメンタリー映像に加え、「Under the Sun」MUSIC VIDEOとメイキング映像が収録されたBlu-rayが付属。また法人別購入者特典としてブロマイド、ブロマイドフォルダ、ステッカー、ポスターなどがプレゼントされる。なお工藤晴香は、今作のリリースを記念したワンマンライブ『PLANET SUMMER』を7月25日にZepp Hanedaで開催することが決定している。<リリース情報>工藤晴香 1st Single『Under the Sun』2021年7月7日(水) リリース●初回限定盤(CD+Blu-ray+100P写真集「MUSIKDHR Memories of My Tape」):10,000円(税込)※三方背BOX仕様工藤晴香 1st Single『Under the Sun』初回限定盤ジャケット●通常盤(CD):1,200円(税込)工藤晴香 1st Single『Under the Sun』通常盤ジャケット【CD収録曲】※全形態共通01. Under the Sun02. MY VOICE(ナユタン星人 Remix)03. KEEP THE FAITH(TeddyLoid Remix)【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ『MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~』2021.3.14 @KT Zepp Yokohama01. GROOVY MUSIC TAPE02. MY VOICE03. IRON SOUND04. My StoryMy Life05. 君へのMHz06. それぞれのPLANET07. KEEP THE FAITH08. Thunder Beats09. ROCK STAR10. アナタがいるから11. Magic Love12. Cry for the moon13. Memory Suddenly14. MY VOICE・ライブ・ドキュメンタリー・「Under the Sun」Music Video・Music Videoメイキング映像関連リンク工藤晴香 公式HP:(@kudoharuka910):(@kudo_a.k.a_910):
2021年06月04日小沢健二が、26年ぶり3カ月連続シングルの第2弾「エル・フエゴ(ザ・炎)」のMUSIC VIDEOを公開した。同曲は中村倫也主演のドラマ『珈琲いかがでしょう』のオープニングテーマに起用されており、ドラマでは小沢健二が本編映像を観た上で各話の内容にマッチするパートを切り出して編集するという楽曲提供のスタイルをとっている。そのためSNS上では、放送のある毎週月曜夜にドラマの展開とシンクロする“今週のエル・フエゴ”についての感想も盛り上がりを見せている。今作のMVは前作「ウルトラマン・ゼンブ」と同様小沢健二本人が監督し、11名のグラフィック・デザイナーから成る“Ozawa Kenji Graphic Band”がデザインするGIFベースの映像となっている。もともと小沢の7歳長男の創作物語をモチーフに生まれたこの楽曲のMVは付随するエッセイ、歌詞、長男によるスケッチ、子どもらを交えた演奏風景とフォトセッションなどが複層的に織り重なった映像作品となっており、見る人は美術、デザイン、音楽、文学、写真などのさまざまなジャンルの芸術を同時に味わうことができる。また小沢は本日5月21日20時からの『ミュージックステーション』2時間スペシャルに出演し、生ギターと生チェロによる「エル・フエゴ(ザ・炎)」フルバージョンを披露する。さらに5月26日に配信リリースされる3カ月連続シングルの第3弾「泣いちゃう。」が、リリース前日の5月25日夜10時に生配信で初演されることが決定。あざやかなグリーンのパーカとマスク姿が印象的なジャケットは小沢健二と言乃田埃(Ozawa Kenji Graphic Band)がデザインし、フォトグラファーの当山礼子が撮影した。配信ライブのチケットはローソンチケットにて本日5月21日18時より発売が開始される。小沢健二「エル・フエゴ(ザ・炎)」MV<リリース情報>小沢健二 配信シングル「泣いちゃう」2021年5月26日(水) リリース小沢健二 配信シングル「泣いちゃう。」ジャケット配信シングル「エル・フエゴ(ザ・炎)」2021年4月21日(水) リリース小沢健二 配信シングル「エル・フエゴ(ザ・炎)」ジャケット関連リンク小沢健二 公式サイト:小沢健二 公式Twitter:小沢健二 公式Instagram:小沢健二 公式YouTube:小沢健二 公式TikTok:
2021年05月21日小沢健二が4月20日20時より配信ライブ『マイクロ魔法的』を開催することが急遽決定した。26年ぶり3カ月連続リリースシングルの第2弾「エル・フエゴ(ザ・炎)」のフルサイズが初披露される今回の配信ライブは、新しい曲はリスナーの目の前で、生で届けたいという小沢の強い願いから実現したショートライブで、録音や打ち込みは使わずにすべて生音で届けられる。1回目の演奏は小沢のギターのみ、2回目は読売交響楽団のソロ・チェロ奏者である遠藤真理が加わる予定で、カメラマンは前回の配信と同じくファッションフォトグラファー・守本勝英が務める。チケットはローソンチケットで本日4月12日21時より発売がスタートしている。同ライブの翌4月21日に配信リリースされる同曲は、テレビ東京系で放送されている中村倫也主演ドラマ『珈琲いかがでしょう』のオープニングテーマ。あたたかな癒しを提供するかに見えて深く苦い過去を持つ主人公を描いた同ドラマを体現したような楽曲に仕上がっている。3月にリリースされた「ウルトラマン・ゼンブ」は小沢の4歳次男の発想が元になっていたが、新曲「エル・フエゴ(ザ・炎)」は7歳の長男が考えた想像上の人物がモチーフとなっており「ゼンブ」と「フエゴ」は文字通り兄弟作となっている。さらに小沢の楽曲としては初のハイレゾ配信が行われることも決定し、高音質で同曲を楽しむことができる。なお今作のジャケット写真は「ウルトラマン・ゼンブ」MVを撮影した当山礼子による長男・凜音くんのポートレートで、合わせてトラッドな白いシャツに黒いネクタイという息子と同じスタイリング、同じ構図となる小沢の最新アーティスト写真も公開された。<ライブ情報>小沢健二 配信ライブ『マイクロ魔法的』4月20日(火) 20:00~スタート<リリース情報>小沢健二 配信シングル「エル・フエゴ(ザ・炎)」2021年4月21日(水) リリース小沢健二 配信シングル「エル・フエゴ(ザ・炎)」ジャケット関連リンク小沢健二 公式サイト:小沢健二 公式Twitter:小沢健二 公式Instagram:小沢健二 公式YouTube:小沢健二 公式TikTok:
2021年04月12日中村倫也主演の新ドラマ「珈琲いかがでしょう」にて、“オザケン”こと小沢健二の新曲「エル・フエゴ(ザ・炎)」がオープニングテーマに決定。小沢さんがドラマのテーマ曲を担当するのは、なんと25年ぶりとなる。中村さん主演、夏帆、磯村勇斗共演で“幸せを運ぶ珈琲物語”を描いたコナリミサト著の名作漫画を、『かもめ食堂』の荻上直子の監督・脚本で実写化。初回放送が目前に迫り、SNSではさらに盛り上がりを見せている本作。一方、今年に入り、予定していたアリーナツアー、日本武道館公演が中止に。その代わりとして3か月連続シングルリリースを発表し、3月9日に第1弾の「ウルトラマン・ゼンブ」が配信されたばかりの小沢さん。今回の「エル・フエゴ(ザ・炎)」は、その連続リリースの第2弾にあたる楽曲。ライブはなくなれど意欲的に創作活動する小沢さんが新たに創り上げた、物語の雰囲気にぴったりなオザケン節で、ドラマのオープニングを盛り上げる。さらには、ドラマのストーリーが進むにつれ、楽曲の使用箇所が変わっていくという情報もあり、要注目。「武道館での一人コンサートのために『エル・フエゴ(ザ・炎)』を書き終わった頃にこのドラマのお話をいただき、原作漫画を読み進むにつれて、本当に驚きました。『珈琲いかがでしょう』と『エル・フエゴ』は、怖いくらいテーマが似ていたからです」と小沢さん。「どう似ているかは、ある日ドラマを見ているあなたに『あっ!』とわかり、ドラマ終盤、あなたはきっと(ピー:機密保持のため伏字)でしょうし、僕もきっと(ピー)でしょう。考えてみると、もしドラマのために曲を作っていたら、ここまで強烈にシンクロはしなかった気がします。別々の空間で、意識せずに生まれたから、4月から一話一話共振していく『珈琲』と『フエゴ』の、美しい関係が生まれたと思っています。真実は共振する」と、意味ありげにコメント。「オープニングは今や、スキップされるもの。そこでオープニングテーマの形を(おそらく毎回)変えていこうと思っています。めっちゃめちゃな回もあったら素敵です。スキップした人は気がつかない。笑」と明かす。「7歳長男の発案から生まれた」という新曲「エル・フエゴ」は「今月始まった3ヶ月連続シングルの第一弾『ウルトラマン・ゼンブ』が4歳次男の発案であるのと、文字どおり兄弟作です(『エル・フエゴ』は第二弾)。子どもを題材にするのではなく、子どもの時空に入りこんで一緒に書く、という手法です。それがなぜ『珈琲』と共振するのか?それは(ピー)は(ピー)であり、(ピー)だからです!役者、制作陣も最高。ドラマ、一回も見逃すのはナシです。No Skip Introで!」と、念を押して(?)コメントを寄せている。「珈琲いかがでしょう」は4月5日(月)23時6分~テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送にて放送スタート(※初回~第3話は5分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2021年03月23日26年ぶりに3カ月連続シングルリリースを行う小沢健二が、第1弾『ウルトラマン・ゼンブ』発表にあたり、初監督を務めたミュージックビデオを公開した。このMVは、自らCDのジャケットデザイン等も手がける小沢が、GIF動画制作の際に用いてきた手法を進化させてつくったもの。「グラフィックデザインと音楽の融合」という、これまでにない斬新な映像表現に仕上がっている。小沢はこのMVについて、「『〇〇を真似て』とかいうネタは一切なく、作り方から自分で作りました。オリジナルでいいんだ、変な発想でいいんだ、ということを伝えたいとも思った」と語る。小沢は2月7日にInstagramを通じてプロのグラフィックデザイナーを公募。その1カ月後の現在に公開、というスピード感で『ウルトラマン・ゼンブ』のMVは完成した。グラフィックデザイナーをSNSで募った経緯について、「僕は自分のリスナーに対して絶対的に信頼しているから」と小沢は語る。リスナーに対して呼び掛ければ、きっとこの仕事にふさわしい人が来てくれる、絶対に大丈夫、と信じていたとのこと。今回、 ”Ozawa Kenji Graphic Band” として集結した11人のグラフィックデザイナーは、うち女性が4名、年齢も21歳から49歳までと幅広い。300名近い候補者の中から、今回のMVのテーマにフィットするという基準で選ばれたのは、昨年ハンドソープ「キレイキレイ」のリニューアルを手がけたグラフィックデザイナーの多嘉山ゆりあ、RADWIMPS『君の名は。オーケストラコンサート』など音楽や映画のアートワークで知られる寺澤圭太郎、Eテレ『ピタゴラスイッチ』『2355』などの映像作品を世に送り出してきた石川将也、PIZZA OF DEATH RECORDSのロゴデザインや、Hi-STANDARD「MAKING THE ROAD」のジャケットデザインでも知られ小沢と長く共作しているダイスケ・ホンゴリアン、インストバンド「neco眠る」のドラムも担うグラフィックデザイナー・三木章弘ら、プロフェッショナルの面々だ。つくり手の「多様性を確保したかった」ことが公募した理由の一つだというが「この、素晴らしい人たちが集まって力を出してくれるということ自体が、僕がこれまでやってきたことの『ゼンブ』と思っている」と、新曲の歌詞にある「ぼくの『ゼンブ』賭け」になぞらえて小沢は話している。MVでは全編にわたり、『ウルトラマン・ゼンブ』の歌詞がメロディに合わせて寸分のズレもなくグラフィックデザインで表現されている。歌詞に含まれる漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベットの文字を分解して再構築し、楽曲にシンクロさせてビジュアライズした、独自の映像世界となっている。MVには小沢のふたりの息子が登場しており、ジャケットにも彼らの写真やシルエットが採用されている。<以下、小沢健二本人へのインタビュー>――ミュージック・ビデオの構想はいつ頃生まれた?もともとSNSに載せるためによくGIF動画(以下GIF)をつくっていたんです。GIFって数枚のグラフィックを連続させて「動く絵」を作るのですが、作りながら一度インスタでコメントしたんだけど、「静止画にリズムをつける」という感じなんですよ。そう考えると現代音楽のようで、面白いんです。それでGIFを作りながら、「動画とは静止画が時系列に並んだものだ」という根源的なことがよくわかって、「じゃあ、こう作ればおもしろいのでは?」とオリジナルな方法論を思いついたんです。それを具現化したのが、このMVです。見た人には「こんなMVない」と言われるのですが、正に、ないものを作ろうとしました。この10年ほどCDジャケットなどのアートワークを自分でやってきたから、デザインと音楽の関係を、どちらも手を動かして自分で作業しながら、やっぱり考えていた。その中でGIFづくりからアイデアが生まれたんだけど、アイデアの実現にはものすごい枚数のグラフィックが必要で、しかも良いデザインじゃないといけないし。だから高いレベルのグラフィックデザイナーが何人も必要で、リスナーを信じて公募しました。そしたらやっぱりとても高いレベルの人たちからたくさんの応募があって、ものすごい数のポートフォリオを拝見しながら「こんな人たちが聴いてくれてるのか!がんばろ!」と思いました。応募してくださった方、今回はお願いしなかった方々も含め、本当に光栄で、感謝でいっぱいです。――1カ月という短期間でどのように制作したのかそれはもう今ですから、全員でZoomとSlack(ビジネスコミュニケーションツール)を駆使して(笑)。僕と11人のグラフィックデザイナーとがいて、朝6時まで作業している人がいる一方で、朝6時に起きて「おはよう」って入ってくる人とがいて、このプロジェクトは24時間ぶっ通しで動いていました。みんな東京、大阪、富山とそれぞれの拠点に散らばっていて、会わずにどんどん進んでいく。グラフィックデザインを連続させて音楽みたいな映像作品をつくる、という手法自体は僕は自信があったのですが、実際にきちんとできたのは、僕の方法論も当たっていたのだろうけど、なんせみんなのスキルと才能と、そして人間性が最高だったからです。みんなで24時間Slackで話をしながらつくっていくのは本当に楽しかった。なんか、Slackアートという感じはあります。今まで存在しないタイプの映像作品を作るのだから、Slackに雑談チャンネルを作って、そこでの雑談で技術を開発していきました。7歳長男とかも雑談に乱入してきて、そういうエネルギーが作品に影響していったなあと思います。朝起きたメンバーは通知が100とか来てる。(笑)毎日デザインのファイルを僕もふくめてみんなで回して、どんどん技術と理解を深めていきました。――デザインチーム名は ”Ozawa Kenji Graphic Band”これ、本当に「バンドやってるときと一緒だ!」と思ったんですよ。お互いに信用し合って、闇の中を進んでいく。「きっとこうやればこうなるはず」と想像図は僕の頭の中にあるわけだけど、これまで世の中にないもの、見たことないものをつくっているわけだから、手探りで闇の中を進んでいくようなんです。その闇の中で、絶対誰かがいいことを思いつく。その光で、また進んでいく。グラフィックバンド内でいくつもの「歴史的瞬間」がありました。だいたい朝4時くらいに(笑)あと、みんなプロなので、誰かがポーンと新しいものを出してきたときに、何をやってこうなっているのか、お互い即座に理解し合えるんですよね。今回のメンバーは1人を除いてGIFなんて作ったこと、ほとんどなかったんですよ。GIF動画は一般的にアマの世界で、デザイナーのみんなは普段、もっとプロの世界のデザインをしてるから。でもアニメーションやモーショングラフィックではなく、「グラフィックデザインが動く」ということを11人みんながイメージしてくれて、GIFというローテクで、DIY的で、「アマの世界」のものに興味を持つ心の広さがあったから、これだけの時間で作品ができあがった。――どのような形で指揮をとった?絵は動かすけれど、「アニメーションにならないように、コマ撮り作品にならないように、モーショングラフィックにならないように」というのは最初からお願いしていました。既視感がない、新しい「動くグラフィックデザイン」である、ということをテーマにして。そして、「しばり」をいくつもお願いしました。プロだからこそ、しばりを楽しんでもらえると思って。(笑)最終的にできた形は、僕が「こうなるはず」と想像していたものを超えていて、それは本当に、11人のデザイナーの創造力と人間性の賜物です。あと僕のライブのスタッフで、本職は映像で、僕の現場では別の仕事をしている女性がいるのですが、ライブが中止になっても、彼女といつもと違う形(編集)で仕事ができたことは最高でした。このMVのための写真撮影も、僕のライブの舞台監督にお願いしたので、ライブの代わりにMVを作っている感覚はありました。――単独ではなく複数のグラフィックデザイナーが参加した理由は?この『ウルトラマン・ゼンブ』はそもそも4歳の子どもが言い出したこと(小沢の次男が考えた、歴代ウルトラマンの特徴を「ゼンブ」兼ね備えた最強のウルトラマンのこと)からできあがった曲なので。子どもってすごく多面的な存在ですよね。不思議なほど老成したところ、残酷なところもあれば、素直さ、可愛らしさもあって。だからそこから生まれたこの曲も、多様なビジュアルでなければ、と考えたんです。だから多様なデザインができる、多様なデザイナーが必要でした。あと単純に、一人でこれだけの量のGIFは作れません!(笑)多様なバックグラウンドとかタッチが必要だったので、300人近い応募の中から、タッチが「かぶる」方は、才能・実績バリバリでも泣く泣くはずしました。お断りをするのが本当に残念でした。――若い、新しいリスナーの反応をどう受け止めているか自分と感覚の近い人が、現在の作品、そして過去につくってきたものをアンテナに引っ掛けて、応えてくれていると感じています。素晴らしい人たちに届いている。気持ちが近い、友人のような人たちに。もうずっとプロモーションらしいプロモーションはしていないにもかかわらず。これは本当にうれしい、ありがたいことですね。若い人というと、今回公募の呼びかけに応えてデザイナーとして手を挙げてくれた、21歳の言乃田埃(いいのだ・ほこり)さんや25歳の多嘉山ゆりあさんがいい例です。ライフが出た時には生まれていなかったりするのに、うれしいことに僕のリスナーで、同時に才能に溢れていて、スキルも超絶で、僕と感覚が近くて。そういう人たちと友人になって、直接やりとりしてものをつくり上げるというのは、本当にうれしい経験です。――MVのさまざまな日本語の表現について「日本語だからできることを意識する」っていうのも、最初からありました。日本語だからこそできるグラフィックデザインってなんだろう?って。日本語のリリックビデオって、何がかっこいいんだろう?と。そのお題にみんなが応えてくれた形です。あとはみんなで研究していくうちに、この映像作品は「詩」なんだなぁということは感じました。あと、大阪のモリサワフォントにうかがわなければいけない、ということも。(笑)――GIFをベースにしている理由は?GIF動画って英語圏でのネットコミュニケーションではかなりメジャーな位置にあるんですよ。日本語のネットコミュニケーションだと、みんなスタンプや絵文字を気軽に、そしてすごく繊細に使い分けてるじゃないですか。それに相当するものが英語圏だとGIFというところがあって。インターネットミームではGIFって欠かせないものだし。だから僕の英語圏の生活では、GIFはめちゃくちゃ身近なものです。だから前からGIFを作っていたのですが、今回、日本文化の優れたデザイン感覚でGIFにアプローチすると新しいGIFの世界ができるのではないか……、という話はしました。世界のGIF界に衝撃を与えるようなものがつくれた気がします。(笑)――自分の手を動かすことにこだわる理由は?僕は若い頃から自分で会社をつくって音楽活動をやってきていて、そのこと自体がDIY感覚あふれることなんだと思う。ライブの演出だとか、ジャケットやグッズのデザインだとかを自分で舵取りするのは、実は一番自分が、無理をしない形です。そして手を動かすと、理解も深まります。今回こんなに大胆に一流のグラフィックデザイナーを集めることができたのも、僕自身が一応ソフトウェアがいじれるから、みんなの共通言語で、提案ができる自信がありました。手を動かすのが好きなんです、要するに。手を動かして損はない。(笑)――26年ぶりの3カ月連続シングルリリースについて僕は日本とアメリカとを行ったり来たりする生活を送ってきて、ある意味アメリカにいる間は仕事のスイッチは切れているんです。それがコロナで行き来ができなくなって、ずっと東京にいる。だからずっと仕事しちゃう。(笑)真面目にいうと、その理由からだけじゃなくて1995年に『強い気持ち・強い愛』、『戦場のボーイズライフ』、『さよならなんて云えないよ』『痛快ウキウキ通り』とかを出していたときみたいな、「仕事しなきゃ」「つくらなきゃ」っていう気持ちがいまはある。世の中の状況も、1995年(注:阪神大震災や地下鉄サリン事件のあった年)とちょっと似ているし、その中で、つくらなくちゃ、という気持ちはあります。――コロナで制作体制が変わったという影響は?『ウルトラマン・ゼンブ』などの曲は、コロナの中で発展させた、「新しい弾き語り」と呼んでいます。これをアリーナで、一人でやるはずだった。そういう新しい弾き語りだから、新しい映像がつくのが当然と思いました。曲のつくり方自体がこれまでとは大きく変わっているので。見たことのない、新しい映像を作りたいという気持ちになったというのはあります。「新しい弾き語り」曲のつくり方とこのビデオのつくり方は、似ています。この『ウルトラマン・ゼンブ』も他にできている曲も、もともとはライブのためにつくっていた新曲だったので、(アリーナツアー中止の代わりにシングル発売を決めて)短期間でレコーディングクオリティに持っていくのは大変だったけれども。コロナになって、なるべくミニマムな人数でやらないといけないという制約の中、新しい、超少人数でできる音楽のかたちではあります。でも、30何人でやる音楽を追求してからの弾き語りだから、ただ弾き語りをするのとは、理解もアプローチもちがいます。そういう意味で「新しい弾き語り」です。このMVで何よりうれしかったのは、一緒にやってくれたグラフィックデザイナーたちが、明るい気持ちになっていくのがわかった。これは僕も含めてですけど。それが今回の制作で得た、最強に最高のものです。そういう「みんなが明るい気持ちになるような、へなちょこな作品(笑)というのは、最初の段階から強く思っていました。それがうまくできたと思っています。Ozawa Kenji Graphic Band言乃田埃石川将也大西裕二(フィヨルデザイン)小沢健二お豆腐佐藤豊ダイスケ・ホンゴリアン多嘉山ゆりあ田口陵(CIDER INC.)寺澤圭太郎三木章弘山下ともこ■リリース情報『ウルトラマン・ゼンブ』作詞・作曲:小沢健二配信日:3月9日(火)購入はこちらから
2021年03月09日俳優の小沢道成が、作・演出・美術までも手がける演劇プロジェクト「EPOCH MAN」。2019年に初演されて好評を博した舞台『夢ぞろぞろ』が2021年2月19日(金)から、下北沢・シアター711で上演される。本作は、小沢と田中穂先(柿喰う客)による二人芝居。とある駅の売店で働く60歳の夢子(小沢)と、ある日電車に乗ることができなくなった27歳の夏目(田中)の物語だ。呼吸が荒く、何やら様子がおかしい夏目。駅の売店に立ち寄って、飲み物を買おうとするが、いくら呼んでも店員はいない様子。困った彼はカウンターにお金を置いて、お茶を飲み干す。すると突然、店員の夢子が現れて、夏目が万引き犯だと騒ぎ立てる。くすりと笑わせるコメディ作品。かと思いきや、過去と現在を鮮やかに行き来して、一気に緊張感が走る場面もあって……。コロナ禍ですっかり忘れていたが、思えば、街には、見知らぬ者同士が交わす他愛もない会話であふれていた。電車で隣に居合わせた人、落とし物を拾ってくれた人、同じ空間で同じ作品を楽しんだ人。たまたま交わした会話で、心が温かくなったことも、背中をそっと押されたこともあった。本作の夢子と夏目のような会話が懐かしくも、羨ましくも、微笑ましくも思えた。脚本は初演の時から変えていないそうだが、初演をご覧になった方でも、きっと違う見え方をするのではないか。小沢が手がけた美術もいい。舞台中央に、どでんと置かれた箱型の売店。飲み物やお菓子などが所狭しと陳列されていて、壁には「カラオケ1曲30円」なんていう貼り紙も見える。精巧に作り込まれた「箱」がくるくる回転することで、過去と現在を行ったり来たりしながら、物語は加速していく。物語をより魅力的なものにさせる美術だった。なお、パンフレットも力作である。小沢自身の創作日記が書かれているほか、宮崎吐夢との対談もあって、読み応え十分。本作の「続編」で、昨年6月に本多劇場での一人芝居無観客生配信「DISTANCE」内で上演された『夢のあと』(小沢出演・脚本・演出)の脚本も併せて掲載されている。作品が生まれていった過程が垣間見えるので、観劇の際はぜひ合わせて読んでみてほしい。上演時間は約75分(“換気タイム”はあるが、休憩はない)。公演は28日(日)まで。チケット発売中。取材・文・撮影:五月女菜穂
2021年02月22日小沢道成が主宰するEPOCH MAN『夢ぞろぞろ』が2月19日、下北沢・シアター711にて開幕した。今作は2019年8月に上演し好評を得た小沢と田中穂先による2人芝居の再演で、小沢演じる駅の売店で働く60歳の女性・夢子と、田中演じる電車に乗ることができなくなってしまった青年・夏目が織り成す物語。夢子が夏目に語り聞かせる記憶は、ささやかだけれども温かみに溢れ、見ている人々にとって明日を前向きに生きていく原動力となる。過去と現在が行き来するシーン展開に合わせ、ぐるりと回転する舞台美術も小沢自身が手掛ける力作だ。さらに2021年8月13日より下北沢・駅前劇場にて新作公演『オーレリアンの兄妹』の上演も決定。出演・音楽に、ミュージシャンでありながら女優としても映画や舞台で活躍中の中村中を迎え、現代を生きる‟ヘンゼルとグレーテル“をテーマに物語を展開する。こちらも期待してほしい。小沢道成 コメント昨年6月、本多劇場グループPRESENTS『DISTANCE』で上演した『夢のあと』は、この『夢ぞろぞろ』に登場する60歳の女性の“その後”を描いた一人芝居でした。今の世界と同じ“大切な場所を無くした”女性という設定です。その女性にとって長年働いてきた駅の売店は、中学校時代からの大切な思い出がたくさんある場所でした。それが無くなったのです。2021年の今、僕の目の前には、美術である駅の売店があります。人生では、思い出の時間に戻ることは出来ないですが、お芝居では何度でも戻ることが出来るのかもしれないと稽古をしながら感じていました。昨年に感じた寂しさも苦しさも、今は、今だけは感じないのです。演劇においての“再演”の意味がやっと分かった気がします。駅の売店で働く60歳の女性と、ある日突然電車に乗れなくなった青年による、現在と過去を行ったり来たりする2人芝居。夢をもたない2人の物語に『夢ぞろぞろ』と名付けました。心がヒリヒリとする物語ですが、過去の大切な出来事を思い出した時のように、不思議と元気がでてきます。そして、この状況下で上演する新しい再演もまた、誰かにとって、いつかの、大切な思い出になることを願っています。【公演情報】●EPOCH MAN『夢ぞろぞろ』作・演出・美術:小沢道成出演:田中穂先(柿喰う客)、小沢道成音楽:オレノグラフィティ公演期間:2月19日(金)~2月28日(日)会場:下北沢・シアター711●EPOCH MAN『オーレリアンの兄妹』作・演出:小沢道成 / 音楽:中村中出演:中村中、小沢道成公演期間:8月13日(金)~8月22日(日)会場:下北沢・駅前劇場HP: 企画・製作:EPOCH MAN
2021年02月22日工藤晴香が3月6日(土)にZepp Haneda(TOKYO)、3月14日(日)にKT Zepp Yokohamaで自身のバースデーを記念したライブ「MUSIKDHR」を開催する。この度、2公演共通のキービジュアル2点が公開された。“くどはる”こと声優・工藤晴香。昨年は3月にソロとしてのミニアルバム『KDHR』、10月に『POWER CHORD』をリリースするなど、歌手としても精力的な活動を展開している。「MUSIKDHR」は彼女にとって初となるワンマンライブ。予定される両ライブとも、前掲作品からのセットリストが予定されており、工藤のソロパフォーマンスが存分に楽しめる、貴重な機会となるだろう。そしてKT Zepp Yokohamaでの「MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~」(1部)とバースデーイベント「くどはるーむ ~BIRTHDAY PARTY & MY VOICE MY LIVE~」(2部)のプレイガイド先行抽選が、2月17日(水)18時より受付スタート。また1部にRoseliaとして一緒に活動している相羽あいながゲスト参加することも発表となった。■公演情報1部:「くどはるーむ ~PLANET910へ空の旅~」2部:「MUSIKDHR ~Road to ROCK STAR~」3月6日(土)1部:開場 13:15 / 開演 14:002部:開場 17:00 / 開演 17:45会場:Zepp Haneda(TOKYO)出演:工藤晴香・大塚紗英(1部ゲスト)チケット:各部7,500円(全席指定、税込、ドリンク代別途必要)1部:「くどはるーむ ~BIRTHDAY PARTY & MY VOICE MY LIVE~」2部:「MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~」3月14日(日)1部:開場 13:15 / 開演 14:002部:開場 17:00 / 開演 17:45会場:KT Zepp Yokohama出演者:工藤晴香・相羽あいな(1部のみ)チケット:各部7,500円(全席指定、税込、ドリンク代別途必要)<プレイガイド先行抽選受付>2021年2月17日(水)18:00~2月23日(火)23:59<公演詳細・お申し込みはこちら><公演に関するお問い合わせはこちら>(受付時間:平日11:00~18:00)
2021年02月17日小沢健二が、2019年より企画していた日本武道館アリーナライブについて、新型コロナの感染拡大状況を受けて中止を決定したことを発表。その代わりとして3月9日(火)から3カ月連続シングルリリースを行うことが決定した。なお、小沢が3カ月連続でシングルをリリースするのは、1995年1月〜3月『カローラIIにのって』『強い気持ち・強い愛』『ドアをノックするのは誰だ?』のヒットチューン以来、実に16年ぶり。シングル第1弾タイトルは『ウルトラマン・ゼンブ』になるとのこと。この「ウルトラマン・ゼンブ」とは小沢の次男(4歳)による「すべてのウルトラマンの美徳や必殺技を『ゼンブ』兼ね備えた歴代最強最高のウルトラマン」という意味の造語で、円谷プロからの協力を得て、曲のタイトルに決定した。アップテンポのこの曲は、幼い子供の無敵の万能感、何かを得て何かを失いながら成長していく時間、大人になり味わう焦燥感、限界を知った上で乗り越える疾走感、3分間で終わらない変身、そんな「ゼンブ」が詰まった、期待を軽々と超えてゆくホットな楽曲となっている。「カラータイマーが点滅してからが勝負の時だ」の歌詞で始まる、ひとつの完成された小説のような一曲だ。3カ月連続でリリースされるシングルは、小沢がコロナ禍で書いた新曲ばかり。これらをファンの前で演奏し、その瞬間に初めて世に出して共有したいという本人の強い希望があったものの、ファンやスタッフの健康リスクにさらしてまでそれは「行わない」という判断を下した。そんな中で、急遽決定した3ヶ月連続シングルリリース。まずは武道館公演予定日だった3月9日に発売される第1弾「ウルトラマン・ゼンブ」を心で味わってほしい。小沢健二からのメッセージ3、4、5月と、3カ月連続でシングルをリリースします。どの新音源も、アリーナ公演中止の無念さを叩きこんで、アツアツに仕上げます。状況に合わせて、その時々の創作をするしかないです。3月9日、無念ですが武道館ではなく、それぞれの場所で、『ウルトラマン・ゼンブ』を爆音で聴きたいです。そして4月も、5月も。困難の中、一瞬でも、Tower of Good! (絵文字の「いいね」が積み上がっているような、「良いの塔」。「ウルトラマン・ゼンブ」と同じく、次男4歳の造語です)な時間を。武道館中止決定詳細いつもアーティスト・小沢健二を応援していただきまして誠にありがとうございます。3月9日の日本武道館で予定しておりましたコンサート「aルbイmイseルf 魔法的ひとりArena」に関しまして、新型コロナウイルスの感染拡大状況を日々確認しながら、開催の可否について検討して参りましたが、このたび公演中止という結論に至りました。本公演は観客数も大幅に減らし、消毒・換気・電子チケット導入など感染対策を徹底、国や東京都のガイドラインをクリアした内容ではございますが、楽しみにして下さっているお客さまには「移動」という感染リスクがあり、またスタジオでのリハーサル期間中はスタッフとその家族に健康上のリスクがあるのは事実です。現況においては、そのリスクは非常に高いとの判断で、中止という苦渋の判断に至りました。開催を心待ちにして下さっていた皆様には、誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。発売分のチケットの払い戻しにつきましては、別途ローソンチケットより発表を行い、またお客様には個別にご連絡を差し上げます。
2021年02月05日“くどはる”こと声優の工藤晴香が、3月6日(土)にZepp Hanedaにて1部『くどはるーむ ~PLANET910へ空の旅~』2部『MUSIKDHR ~Road to ROCK STAR~』と題した、初単独ライブの追加公演を開催することが決定した。現在ファンクラブでチケット先行受付中の3月14日にKT Zepp Yokohamaにて開催される、工藤晴香バースデーイベント『くどはるーむ 〜BIRTHDAY PARTY & MY VOICE MY LIVE〜』、初の単独ライブとなる工藤晴香バースデーライブ『MUSIKDHR 〜ADVENTURE OF MY TAPE〜』の振替公演がSOLD OUT必須となり、急遽追加公演の開催が決定した。両日公演とも、ソロ・メジャーデビュー・ミニアルバム『KDHR』(2020年3月25日発売)、2ndミニアルバム『POWER CHORD』(2020年10月7日発売)からのパフォーマンスが予定されており、工藤晴香のソロ・パフォーマンスが存分に楽しめる、貴重な機会となりそうだ。本日発表された追加公演のチケットは、ファンクラブ一次先行抽選受付が1月25日(月)18:00よりスタートする。公演情報2021年3月6日(土)開催1部:「くどはるーむ ~PLANET910へ空の旅~」2部:「MUSIKDHR ~Road to ROCK STAR~」1部:開場 13:15 / 開演 14:002部:開場 17:00 / 開演 17:45会場:Zepp Haneda(TOKYO)●出演者: 工藤晴香 and more…●チケット:各部 7,500円(全席指定、税込、ドリンク代別途必要)●チケット販売FC一次先行抽選受付【先行期間】1月25日(月)18:00~2021年3月14日(日)開催1部:『くどはるーむ 〜BIRTHDAY PARTY & MY VOICE MY LIVE〜』2部:『MUSIKDHR 〜ADVENTURE OF MY TAPE〜』1部:開場 13:15 / 開演 14:002部:開場 17:00 / 開演 17:45会場:KT Zepp Yokohama●出演者: 工藤晴香 and more…●チケット: 各部 税込7,500円(全席指定、ドリンク代別)●チケット販売:【FC一次先行抽選受付】2021年1月12日(火) 18:00~2021年1月24日(日) 23:59リリース情報2nd Mini Album『POWER CHORD』2020年10月7日 発売TYPE-A(CD+M-CARD): 税抜3,182円TYPE-B(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-C(CD):税抜2,273円<CD>※全タイプ共通1. GROOVY MUSIC TAPE2. ROCK STAR3. KEEP THE FAITH4. 君へのMHz5. Magic Love6. My StoryMy Life<M-CARD>TYPE-A:1. GROOVY MUSIC TAPE (Music Video)2. ROCK STAR (Music Video)3. KEEP THE FAITH (Music Video)4. 君へのMHz (Music Video)5. Magic Love (Music Video)6. My StoryMy Life (Music Video)TYPE-B:1. KEEP THE FAITH (Music Video)2. KEEP THE FAITH (Music Video Making Movie)3. Poetry Reading工藤晴香『POWER CHORD』全曲試聴トレーラー工藤晴香「KEEP THE FAITH」MUSIC VIDEO(short ver.)Major Debut Mini Album『KDHR』(読み:くどはる)2020年3月25日発売TYPE-A(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-B(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-C(CD):税抜2,273円<CD> ※全タイプ共通1. MY VOICE ※テレビ朝日系全国放送「musicるTV」3月度オープニングテーマ2. IRON SOUND3. それぞれのPLANET4. Thunder Beats5. アナタがいるから6. Memory Suddenly<M-CARD>TYPE-A:・「MY VOICE」Music Video・Music Video メイキング映像・工藤晴香バースデーライブ 「KDHA ROOM〜MY VOICE MY LIVE〜」 LIVE映像TYPE-B:・「MY VOICE」Music Video・工藤晴香バースデーライブ 「KDHA ROOM〜MY VOICE MY LIVE〜」 ドキュメント映像・ デジタル・フォトブック工藤晴香『KDHR』全曲試聴トレーラー工藤晴香「MY VOICE」MUSIC VIDEO(short ver.)関連リンク工藤晴香 公式HP(@kudoharuka910)(@kudo_a.k.a_910)
2021年01月22日“くどはる”こと声優・工藤晴香の初単独ライブが、2021年3月14日にKT Zepp Yokohamaで開催されることが決定した。工藤晴香はソロ・メジャーデビュー・ミニアルバム『KDHR』(3月25日発売)のリリースと誕生日を記念したバースデーイベント『くどはるーむ~BirthDay Party』とバースデーライブ『KDHA ROOM~MY VOICE MY LIVE』をこの春に開催予定だったが、コロナ禍の影響で延期に。本日発表されたライブは両公演の振替公演となる。【関連インタビュー】「勇気やポジティブさを伝えたい」工藤晴香、自身のルーツを昇華させた新作『POWER CHORD』を語る()本公演のチケットは、ファンクラブ一次先行抽選受付が2021年1月12日(火) 18:00からスタート。なお、ミニアルバム『KDHR』 TYPE-A付属のM-CARDには工藤晴香バースデーライブの模様が、TYPE-B付属のM-CARDには工藤晴香バースデーライブのドキュメント映像が公開される予定となっている。公演情報工藤晴香バースデーイベント『くどはるーむ~BirthDay Party』工藤晴香バースデーライブ『KDHA ROOM~MY VOICE MY LIVE』日時:2021年3月14日(日)会場:KT Zepp Yokohama●出演者: 工藤晴香 and more…●チケット: 各部 税込7,500円(全席指定、ドリンク代別)●チケット販売:【FC一次先行抽選受付】2021年1月12日(火) 18:00~2021年1月24日(日) 23:59リリース情報2nd Mini Album『POWER CHORD』2020年10月7日 発売TYPE-A(CD+M-CARD): 税抜3,182円TYPE-B(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-C(CD):税抜2,273円<CD>※全タイプ共通1. GROOVY MUSIC TAPE2. ROCK STAR3. KEEP THE FAITH4. 君へのMHz5. Magic Love6. My StoryMy Life<M-CARD>TYPE-A:1. GROOVY MUSIC TAPE (Music Video)2. ROCK STAR (Music Video)3. KEEP THE FAITH (Music Video)4. 君へのMHz (Music Video)5. Magic Love (Music Video)6. My StoryMy Life (Music Video)TYPE-B:1. KEEP THE FAITH (Music Video)2. KEEP THE FAITH (Music Video Making Movie)3. Poetry Reading工藤晴香『POWER CHORD』全曲試聴トレーラー工藤晴香「KEEP THE FAITH」MUSIC VIDEO(short ver.)Major Debut Mini Album『KDHR』(読み:くどはる)2020年3月25日発売TYPE-A(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-B(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-C(CD):税抜2,273円<CD> ※全タイプ共通1. MY VOICE ※テレビ朝日系全国放送「musicるTV」3月度オープニングテーマ2. IRON SOUND3. それぞれのPLANET4. Thunder Beats5. アナタがいるから6. Memory Suddenly<M-CARD>TYPE-A:・「MY VOICE」Music Video・Music Video メイキング映像・工藤晴香バースデーライブ 「KDHA ROOM〜MY VOICE MY LIVE〜」 LIVE映像TYPE-B:・「MY VOICE」Music Video・工藤晴香バースデーライブ 「KDHA ROOM〜MY VOICE MY LIVE〜」 ドキュメント映像・ デジタル・フォトブック工藤晴香『KDHR』全曲試聴トレーラー工藤晴香「MY VOICE」MUSIC VIDEO(short ver.)関連リンク工藤晴香 公式HP(@kudoharuka910)(@kudo_a.k.a_910)
2020年12月13日俳優の小沢道成が、作・演出・美術までも手がける演劇プロジェクト「EPOCH MAN」。2019年に好評を博した田中穂先とのふたり芝居『夢ぞろぞろ』が、2021年2月に再演される。そこで小沢と、EPOCH MANのファンだという大人計画の宮崎吐夢に話を聞いた。小劇場に足繁く通い、自ら演劇について語るイベントも開催している宮崎。そんな彼が初めてEPOCH MANを観たというのが、2018年のひとり芝居『Brand new OZAWA mermaid!』だ。本作について宮崎はこう振り返る。「僕はひとり芝居、特に演者が台本も書いているひとり芝居が好きなんです。非常に私小説的というか、書いて演じる人の想いや人となりが、強く伝わってくるので。ただ小沢くんの『~mermaid!』に関しては、ひとり芝居とかそういうことを遥かに超えて圧倒されました」初演の『夢ぞろぞろ』についても、「小沢くんはもちろん、相手役の方もすごくよかった」と語る宮崎。その言葉に「嬉しい」と微笑む小沢に、本作の創作経緯について聞いた。「僕、樹木希林さんが大好きなんです。亡くなられたとニュースで知った時、込み上げてくるなんとも言えない感情が、この作品を作るうえで一番の動機になりました。きっと樹木さんって、『私のことなんていいのよ』と言いつつも、全部自分の話にしてしまうような、面白さと愛おしさのある方だったと思うんです。そういう方をモデルに、さらに駅の売店がクルクル回る美術をやってみたいと思って作ったのが、この『夢ぞろぞろ』なんです」駅の売店で働く60歳の女性を小沢が、突然電車に乗ることが出来なくなった青年を田中が演じる本作。改訂を予定しているかと聞くと、「1文字も変えていません」と小沢は言う。「僕の『鶴かもしれない』という舞台はどんどん練って、変えていく作品だと思うんですが、『夢ぞろぞろ』は変えちゃダメな作品ではないかと思っていて。僕が期待しているのは、2019年とは状況が変わっていることで、お客さん側の捉え方が変わること。今回そこが面白いんじゃないかと思っているんです」取材前に初演の映像を見返してきたという宮崎は、メモをめくりつつ、「こんないいセリフあったっけ?って忘れてたのがいくつもあって。たとえば青年を励ます時の『とりあえずチョコレート食べよう』」。またも「嬉しい」と微笑む小沢の口調からは、そこに至った苦労もにじむ。そして宮崎はこう続ける。「演劇を語る上で『わかりやすい』『間口が広くて誰でも楽しめる』は必ずしも誉め言葉ではないのですが、小沢くんの作品は非常にわかりやすいのに、すぐには言語化できない深い感動もじわじわ味わえる。ボヤボヤしていると伝説の舞台になってしまうかもしれないので、未見の方はお早めに」EPOCH MAN『夢ぞろぞろ』のチケットは12月11日(金)10時よりチケットぴあで先着先行販売。一般発売は2021年1月9日(土)10時より開始。文:野上瑠美子
2020年12月10日小沢健二が2021年3月から日本武道館、さいたまスーパーアリーナ、大阪・丸善インテックアリーナを巡るツアー「小沢健二『aルbイmイseルf 魔法的ひとりArena』」(読み:オールバイマイセルフ魔法的ひとりアリーナ)」を開催する。90年代後半、人気絶頂の中で電撃的に音楽活動を停止しニューヨークに移住、そして2019年に17年ぶりの沈黙を破ってフルアルバム『So kakkoii 宇宙』を発表した小沢健二。近年は、あいみょんをはじめ影響を受けて育ったと公言する若手アーティストが多い。また彼自身もSEKAI NO OWARI、二階堂ふみ、吉沢亮、満島ひかり、峯田和伸、三浦大知など積極的なコラボレーションを行ってきたことも記憶に新しい。そして2020年初夏の全国ツアー「So kakkoii 宇宙 Shows」が、新型コロナ流行拡大を受けて延期。全世界がウイルスに翻弄され、これまでとは異なるニューノーマルな日常が強いられる中で、彼はつき動かされるように次々と曲を書き下ろしていた。今回のツアーは小沢がたったひとりでパフォーマンスするという内容。これは新型コロナ流行以前の2019年に企画・決定されていたものだが、社会の変化を受けて内容を再構築。2020年のコロナの日々に次々と書き下ろした曲だけでなく、今やJ-POPやJ-ROCKにおけるクラシックとも呼ぶべき“あの曲”や“あの曲”も、2021年版アレンジで奏でられるという。より豪華にバージョンアップさせた、小沢の単独演奏スタイルに期待したい。観客数は収容人数の半数未満を予定し、換気・消毒・検温など最新の医学的見地にもとづいた万全の対策をとった開催となり、チケットの枚数も限られる。1次先行予約(抽選)はローチケにて12月9日(水)19:30から12月20日(日)まで。さらに小沢自身の願いから、今回のツアーでは若者割とでも呼ぶべきU25限定プライスのチケットが用意されている(S席:5,000円、A席:4,000円)。6歳未満かつ膝上観覧であれば、入場者1名につき子供1人が無料で入場可能となっている。<小沢健二・コメント>コロナ以前の2019年の時点で、2021年の3月に一人で武道館などをやることは決まっていました。コロナの中、僕の考えも、曲の書き方も、進化しました。ばっちり感染対策をとり、換気のよいアリーナで、大幅に収容人数を減らしての公演ですが、歌を届けたいと思っています。バンドはなく、僕一人です。今までの一人演奏を、ムダに豪華にしました。帰り道に口ずさむのは、きっと聞いたばかりの新曲たちになると思います。明るい曲。気持ちが強くなる曲。ベタですが、そういうライブです。おなじみの曲も、もちろんやります。新曲のタイトル予告、第一弾は『ウルトラマン・ゼンブ』(仮題)です。笑、と思いきや、勇気と涙の一曲です。なお、延期されている『So kakkoii 宇宙ツアー』はこれまでの告知通り2021年初夏の予定です。このアリーナは、それより前の、それとは別の、2021年春の公演です。ゼッタイコイ元ツイート: ■公演情報「小沢健二『aルbイmイseルf 魔法的ひとりArena』」2021年3月5日(金) 大阪・丸善インテックスアリーナ開場17:30 / 開演19:002021年3月9日(火) 東京・日本武道館開場17:30 / 開演19:002021年3月14日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ開場16:30 / 開演18:00チケット料金(税抜)アリーナ席¥12,000 / スタンドS席¥10,000 / スタンドA席¥8,000U-25スタンドS席¥5,000 / U-25スタンドA席¥4,000U-25チケットは 25歳以下限定 / 入場時にIDチェックあり6歳以上有料(6歳未満のご入場は保護者同伴のもと、膝上観覧の場合のみ保護者1名につき、1名まで入場可。ただし、お子様のお席が必要な場合はチケット購入が必要)オフィシャル1次先行予約(抽選):12月9日(水)19:30~12月20日(日)23:59(1公演日1申し込み最大4枚)次先行は電子チケットのみの申し込みになります。
2020年12月09日筑摩書房が、三島由紀夫没後50年特別企画として、1991年に刊行した『三島由紀夫レター教室』(ちくま文庫)を、小沢健二デザインによる特別帯をつけて販売することを発表した。小沢書下ろしエッセイを両面に掲載した特別帯は、11月11日(水)頃の書店着荷分から本に巻かれて全国順次発売となる。またそれに先がけ、メモリアル・イヤーにちなんだ2020部の限定版帯付き本を、10月31日(土)より全国86店舗の協力書店にて先行発売する。小沢は雑誌『オリーブ』92年9月号で、「私が文を学んだ本」として『三島由紀夫レター教室』を紹介している。当時これをきっかけにして「突然話題沸騰どうやら小沢健二さんのお気に入り本らしい」という帯が巻かれ、大きな話題を呼んだ。小沢健二書下ろしエッセイでは、『三島由紀夫レター教室』が「なんて贅沢な行為。なんと「反社会的」な行為。なんて地下活動的な、秘密裡な行為。編集されて、冷静に、平静に進んでいく世の中の下に、トンネルを掘るような。」と表現された。2020部限定版帯は、壁を破るかのような切り抜き、袖や裏面にまでびっしりと書きこまれたエッセイ、斜めにカットされた変形帯……。文庫版の帯としてはこれまでに見たこともない、異例の仕様となっている。『仮面の告白』『潮騒』『金閣寺』など硬派な純文学作品で知られる三島だが、本作は氏のもう一つの顔、極上エンタメ作家としての代表作のひとつ。1966年に週刊誌『女性自身』に連載されたこの異色小説は、メールやラインが主流となった現代において、さらに光を増すような魅力がつまっている。新たな帯は、この時代の空気の中で新たな価値を発掘し発信するものとなっている。■2020部限定版取り扱い書店(全国86店舗)北海道 紀伊國屋書店札幌本店北海道 MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店宮城 丸善仙台アエル店群馬 ブックマンズアカデミー前橋店埼玉 BookDepot書楽千葉 丸善津田沼店東京 紀伊國屋書店新宿本店東京 ジュンク堂書店池袋本店東京 丸善丸の内本店東京 三省堂書店池袋本店東京 三省堂書店神保町本店東京 東京堂書店神田神保町店東京 丸善お茶の水店東京 丸善日本橋店東京 ブックファースト新宿店東京 八重洲ブックセンター本店東京 紀伊國屋書店国分寺店東京 ジュンク堂書店吉祥寺店東京 MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店東京 紀伊國屋書店玉川高島屋店東京 ジュンク堂書店立川高島屋店東京 ブックファーストルミネ町田店東京 有隣堂アトレ目黒店東京 八重洲ブックセンタールミネ荻窪店東京 啓文堂書店吉祥寺店東京 紀伊國屋書店西武渋谷店東京 文教堂書店二子玉川店東京 くまざわ書店調布店東京 TSUTAYA三軒茶屋店東京 大盛堂書店駅前店東京 HMV&BOOKSSHIBUYA東京 タワーレコード新宿店東京 文喫六本木東京 ヴィレッジヴァンガード下北沢東京 HMV&BOOKSSPOT新宿東京 タワーレコード渋谷店東京 スーパーブックスあおい書店春日店神奈川 有隣堂横浜駅西口店神奈川 紀伊國屋書店横浜店神奈川 丸善ラゾーナ川崎店神奈川 八重洲ブックセンター京急上大岡店神奈川 紀伊國屋書店ららぽーと横浜店神奈川 有隣堂ルミネ横浜店神奈川 ACADEMIAくまざわ書店橋本店新潟 知遊堂亀貝店富山 明文堂書店富山新庄経堂店富山 喜久屋書店高岡店富山 BOOKSなかだファボーレ店石川 金沢ビーンズ明文堂石川 うつのみや金沢香林坊店愛知 三省堂書店名古屋本店愛知 ジュンク堂書店名古屋栄店愛知 MARUZEN名古屋本店愛知 TSUTAYAウイングタウン岡崎店愛知 TSUTAYA春日井店京都 MARUZEN京都本店京都 大垣書店イオンモールKYOTO店京都 ふたば書房御池ゼスト店京都 大垣書店烏丸三条店京都 大垣書店イオンモール京都桂川店京都 ふたば書房山科駅前店大阪 紀伊國屋書店梅田本店大阪 ジュンク堂書店大阪本店大阪 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店大阪 ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店大阪 ジュンク堂書店難波店大阪 ブックファースト梅田2階店大阪 梅田蔦屋書店大阪 大垣書店高槻店大阪 田村書店千里中央店大阪 HMV&BOOKS心斎橋大阪 HMV&BOOKSSPOT伊丹空港兵庫 ジュンク堂書店三宮店兵庫 ジュンク堂書店姫路店岡山 喜久屋書店倉敷店岡山 啓文社岡山本店広島 ジュンク堂書店広島駅前店広島 啓文社西条店福岡 ジュンク堂書店福岡店福岡 丸善博多店福岡 喜久屋書店小倉店福岡 HMV&BOOKSHAKATA熊本 蔦屋書店熊本三年坂鹿児島 ブックスミスミオプシア店沖縄 ジュンク堂書店那覇店沖縄 HMV&BOOKSOKINAWA(※在庫状況、販売方法などは各書店にお問い合わせください)■小沢健二デザイン帯付き『三島由紀夫レター教室』(普及版)2020部限定版の見た目そのままに、表紙カバーの一部も印刷して再現した大型の帯(ダブルカバー仕様)となっている。2020年11月11日より全国順次発売(※地域により差があります)■書誌情報タイトル:『三島由紀夫レター教室』ちくま文庫著者:三島由紀夫体裁:文庫判/240ページ本体価格:620 円(税別)
2020年10月23日ソロ・アーティストとして今年メジャーデビューしたばかりの工藤晴香が、早くも2ndミニ・アルバム『POWER CHORD』をリリースした。今作は、デビュー作『KDHR』に続き、PassCodeのサウンド・プロデューサーとしても知られる平地孝次が作/編曲を担当。エレクトロニアを基軸に、彼女自身も初のラップや作曲に挑戦した意欲作となった。キャラクターとライブがリンクする次世代ガールズ・バンド・プロジェクト"バンドリ!"(以下、『バンドリ!』)に登場するリアル・バンド、Roseliaのメンバー(氷川紗夜役/Gt)としても注目される彼女だが、声優でもなくグループでもない“ソロ・アーティスト”としてシーンに立つことで、自身の音楽ルーツに原点回帰したという。そして、彼女自身のロックスピリットが色濃く投影された今作では、そのロックスターとしての顔つきも増した。彼女を突き動かす鮮烈な音楽、そしてエネルギーの根源とは一体何処にあるのだろうか。その理由に迫った。90年代のロックがドンビシャに来た── 2ndミニ・アルバム『POWER CHORD』が遂にリリースされました。タイトルが持つ、“純粋で力強い音”という意味どおり、等身大の作品に仕上がりましたね。工藤晴香(以下、工藤)ありがとうございます。── 改めて工藤さんの音楽ルーツを知りたいと思ったのですが、音楽に目覚めたのはいつ頃から?工藤高校生の頃に洋楽に凄くハマりまして…毎日のようにCDをレンタルしていました。学校帰りによく借りて洋楽をたくさん聴いてる中で、ギターボーカルのバンドにハマったんですよね。そこから、“ギター弾きながら歌うってかっこいいな”って思って。── ニルヴァーナのカート・コバーンにも影響を受けたそうですね。当時どんな部分に惹かれたか覚えてますか?工藤ギター・ボーカルのバンドがいくつかある中で、彼の雰囲気や佇まいが他と違ったのは覚えてますね。ライブ映像を観ていても、彼って常に気だるそうで。エネルギッシュなギター・ボーカルが多い中で、やるせなさや切なさ、怒りを感じたんですけど、そこが凄くカッコいいなって思って、どんどんハマっていったんですよ。── 当時アメリカの音楽シーンで、グランジ・ムーブメントを起こし歴史に名を残したアーティストですよね。音楽はその辺りを中心に?工藤そうですね。音楽に関しては、90年代のロックがドンビシャに来ました。70年代から80年代の音楽も遡って聴いていたんですけど。── 最初から洋楽がお好きだったんですか?工藤いえ、最初は映画が好きでDVDを毎日のように借りに行ってたんです。でも、ある時CDコーナーで当日レンタルが安いことに気がついて(笑)。そこからは邦楽をいっぱい借りました。ASIAN KUNG-FU GENERATIONさんやTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTさんだったり、日本のロックバンドを借りていく中で、“スタッフ一押し!”のコーナーがあって、そこで70〜80年代のオススメがあって洋楽ロックを聴いて惹かれました。ヒップホップも聴いてたんですけど、当時はギターサウンドが凄く好きだったんだと思います。Red Hot Chili Peppers、Green Dayとか有名どころは聴いていましたね。── そうだったんですね。工藤ニルヴァーナと同じくらいハマったのがNine Inch Nailsで、ライブも一番行っていると思います。無機質な感じとか…当時は衝撃でしたね。RAMMSTEINも聴いてましたね。暗いのが好きだったんだなって思いました!(笑)。女優になると思っていて全く描いていない未来だった── 映画もお好きなんですよね。工藤そうですね。昔は70年代の映画にめちゃめちゃハマって。あとスタンリー・キューブリック監督の作品とか。最近は『TENET テネット』も観に行ったんですけど、信じられないくらい疲れていたのか寝ちゃって!(驚)。タイムスリップものじゃないですか…だから途中で目が覚めて、自分の中で“時間が飛んだ!”って訳がわからないことになってると思ったんですけど。映画が好きなので、それがすごく幸せだったりしました(笑)。── それは、贅沢ですね(笑)。工藤昔映画館でアルバイトしていた経験もあるんですけど、その時は暇になると「ぴあ」を読んだりしてました。本当に映画は好きで、最近はジョナ・ヒル監督の『mid90s ミッドナインティーズ』も観たんですけど、とても良かったですね!── そうだったんですね。工藤さんは音楽や映画に対する探究心が深いですね。工藤子どもの頃から、テレビで放送される映画を家族で観る機会が多くて。そこから『ターミネーター』を観て、これ『エイリアン2』と同じ監督が撮ってるんだって気がついて、他の作品もって調べて観ていましたね。映画のサントラがキッカケで聴くようになった音楽も結構ありました。── それだけ映画も音楽も好きだと、幼少の頃に抱いていた夢も気になります(笑)。工藤夢は漫画家でした!── わりと内気なタイプでした?工藤(漫画家って言うと)インドアなタイプなのかなって思いますけど、幼少の頃はほとんど外で遊んでいましたね。弟がいるので、ジャンプ作品とか少年漫画を読んでました。── 業界に入るキッカケはモデルだったそうですが、今の活動に至るまでの経緯も教えてください。工藤中学生の頃はもともと芸能事務所には入らずに、サロンモデルや青文字系雑誌『Zipper』『CUTiE』の読者モデルをしていました。撮影の際に交通費をいただけるんですが、そのお金で漫画を買うのが幸せでしたね(笑)。そこでわたしが載ってる雑誌を見てくれた方が、“うちで芸能活動しませんか?”と声をかけてくれて。めったにないことだし、契約してみたんです。当時の事務所の方針は女優を目指すところで、映画のオーディションをいくつか受けていたんですが、なかなか縁がなくて。“今後どういう仕事がしたいの?”と聞かれた時にアニメや漫画が好きだから、そういう仕事がしたいとは自分でも言っていましたね。── 当時は声優という選択肢は無かった?工藤漠然としてましたね。好きなアニメや映画を紹介したいから“そういう仕事がないかな?”って思ってる中で、当時のマネージャーさんがアニメの声優オーディションを持ってきてくれました。── TVアニメ『ハチミツとクローバー』では花本はぐみ役、『それいけ!アンパンマン』のポッポちゃん役、さらに現在では『バンドリ!』でも声優アワード歌唱賞を受賞しましたが、好きを仕事にすることに対してはどう感じますか?工藤実際に声優を始めて、大変だと思いました。今でもそうなんですけど、難しくて壁にぶち当たることはいっぱいあるけれど、やり甲斐はあります。好きゆえに苦しい時もあるんですけど、それを乗り越えた時の達成感は“病みつきになるな!”って思います。今でこそギターを弾いてステージに立っていますが、始めたての頃はまさかそんな未来がくるとは思ってもみなかったので、人生って面白いですね。今は最高に楽しいけど、当時は女優になると思っていて全く描いていなかった未来だったので、“来年はどうなってるんだろう?”って楽しみではあります。── ソロ・アーティストとして活動したい気持ちが芽生えたキッカケは?工藤『バンドリ!』の声優として、ギターを弾いてステージに立つというキャラクターを演じて、また別の角度から音楽に触れる機会が増えた時ですね。“もしキャラクターではなく、工藤晴香として作品をつくってステージに立ってみたら…”って考えて、音楽が好きが故に欲が出てきて、“こういう挑戦がしたい”とか“ソロでやりたい”というふうに明確に思い始めました。自分の音楽と人生の原点を見つめ直した── 『バンドリ!』との出会いがまた一つ、大きな変化をもたらしたんですね。今作はいつ頃から制作に取りかかりましたか?工藤3月に前作をリリースして、アルバムかシングルかも定まってはいなかったんですが、次の週には“とりあえず作ろう!”と(笑)。制作期間は前作よりかなり短くて大変だったんですが、前作よりかは書き上げるのは早かったです。── 今作にも未来への希望や自身のロックスピリットがたくさん散りばめられていますよね。等身大の着飾らない歌詞が印象的で、「GROOVY MUSIC TAPE」はカセットテープならではの歌詞も面白かったです。工藤ありがとうございます。前作をリリースした際も好きな音楽について必ず聞かれたんですけど、そこで話すうちに、“初めて買ったCDはV6だった”とか“小学生の頃に皆んなでラジカセを囲んで福山雅治を聞いたな”とか、音楽に関する楽しい思い出がどんどん溢れてきたんですよ。これは誰しもが経験したことがあると思うんですけど、そういうふうな音楽との出会い方や初期衝動を曲にしたらいいんじゃないかなと思って、今思えば当時はこうだったなって振り返って作りました。小学生の頃はカセットテープ世代だったので、クリスマスにラジカセをサンタクロース…というか、親にもらったことを曲にしたいなという気持ちで書きました(笑)。未だにそのラジカセは使っています。── そうなんですね。当時はどんなふうにラジカセで音楽を楽しんでいたんですか?工藤J-POPをよく聴いていて、カセットにダビングする時はずっとラジカセの前にいなくちゃいけないから歌詞カードをめちゃくちゃ読んだり。カセットテープを知らない世代のファンの方も多いんですが、そういった方が聴いてもワクワクするようには意識しましたね。自分の音楽も、そんなふうに思い出や人生の一部になってくれてたらいいなとは思います。あと、この曲はイントロのギターもお気に入りです。── ちょうどコロナ禍の中で3月はステイホーム期間でもありましたが、今作では「ROCK STAR」をはじめ、世の中に対するメッセージも多く歌われています。工藤ステイホーム期間は世の中でいろいろなことが起こっていて、未だかつて経験したことがない時代に突入しているなと私自身感じました。人種差別や誹謗中傷、前々から問題になっていることでも、より浮き彫りになったこともあって、そういった問題に向き合う時間が多くなって思うところはありました。ずっと家にいるのに、外の情報が物凄いスピードで動いていて、SNSで発信されている方も多かったんですけど、140文字で投稿は簡単に出来てしまって、私はそこで間違って知らない人に広がっていくのも怖いと思って。── 確かに、簡単に残せてしまうからこそ、間違って伝わってしまった時の怖さはありますね。工藤前作は声優・工藤晴香として曲を発表するというような感じもあったんですが、今作はそんな中で、いち表現者として私が伝えたいこと、未来に残したいことを曲にしました。SNSで流れていってしまうのがもったいないなと思っていたので、歌詞で、曲として残せたらいいなって。自分の音楽と人生の原点を見つめ直しました。── 自身がロックスターから受け取ったものが曲にも投影されているようにも感じます。工藤親の影響でビートルズが好きだったんですけど、ジョン・レノンが残したかったものが令和の今でも私の中で生きて響いてるのは衝撃的で、私もそういうふうにアーティストとして残したかったものはあります。憧れはとても強いですし、自分もそんな人たちのように同じことがしたいし、そういう存在になりたいと思って。私にとってはジョン・レノンはロックスターで、『Revolver』が一番好きなアルバムなんですけど、各メンバーが実験的なことをしていて面白いし、未だに好きで聴いてますよ。── そんな工藤さんが表現者として未来に残したいものって?工藤進んでいく力、そして勇気ですね。過去に囚われていたり後悔とか、先が見えないことに対する恐怖は誰しもあると思うんです。でも、それを恐れずに過去を受け入れて、前に進んでいく。やっぱり今と未来は一番大事で、過去はやり直せないけれど、今のこの瞬間と未来って自分で作り上げていくものだし、未来は誰にでも平等なので、前に進む勇気やポジティブさをずっと伝えていけたらなと思います。(「KEEP THE FAITH」は)後の自分を支えてくれる曲にもなる── もとからご自身はポジティブな性格でしたか?工藤実は自分に自信が全くない時期もあって、負のオーラを出しすぎて周りの人たちを不快にさせていたこともありました。覇気がなさすぎて芝居も怒られたこともあって、自分を信じられなくなった時期もあるけれど、それを振り切って今がありますね。── 新しいことにはどんどん挑戦していく姿勢も、工藤さんが表現者として伝えたい想いに通じた部分がありますね。表題曲「KEEP THE FAITH」では、初のラップにも挑戦しています。工藤今作は前作と違うテイストにしたかったんです。1枚目と同じことをしても意味がないんじゃないかなと思って、この曲では、日本語ラップが以前から好きだったので、他の声優さんでしている方も少ないし、“ラップしたい!”とお伝えして初めて挑戦しました。発音だったり、韻を踏む歌詞を書くのも難しかったですね。工藤晴香「KEEP THE FAITH」MUSIC VIDEO(short ver.)── 日本語ラップはどんな方を聞いていたんですか?工藤昔からDragon AshさんやRIP SLYMEさんもすごく聴いていましたし、最近だとKOHHさんも好きで聴いていますね。可愛くラップするよりはカッコいい感じでやりたい気持ちはずっとあったので、今回はうまくできたかなと思います(笑)。── 《可能性に終わりなどない数字で決めつけていく世の中にspit out》という歌詞にもロックスピリットを感じました。工藤女性は年齢で決めつけられてしまうことが多くて、20代の時から自分も年齢で色々と言われてきました。私も将来のことを考えた時に、年齢で言われることが多かったので、自分でもすぐ決めつけちゃうところがあって。自分に対しても、自分と同じように感じてる人たちにも、“年齢なんか気にすんな!”と言いたかったんですよね。何をするにもやりたいことに関して、“他の人や意見は関係ないよ”って伝えたいんです。新しいことに挑戦することは悪いことではないし、いつだって人生スタートラインが切れる。この曲をずっと歌い続けるんだろうなと思った時に、後の自分を支えてくれる曲にもなるんじゃないかとも思って書きました。「Magic Love」では初の作曲に挑戦── 今作は背中を押してくれるような曲も多いけれど、「君へのMHz」も孤独に寄り添ってくれる曲でした。工藤さんにとってラジオってどんな存在?工藤もともと、趣味でよく聴いてました。ステイホーム期間中にラジオだけはいつも通りに放送していたので、すごく救われました。改めてラジオの良さを発見したんですけど、この曲の《夜明けが近づいてる》って歌詞は深夜番組の後に早朝の番組が流れる時に感じた思いというか、“夜はいつか明けるんだよ”ってことを伝えたくて。部屋で一人で聴いていても、私と同じように今ラジオを聴いている人が日本中にたくさんいるんだと思うと、“一人じゃないんだよ”って気付けたし、ラジオの暖かさみたいなものがあるなって感じます。── とても暖かくて優しい声でした。工藤そうですね。バラードなので、優しく囁くような。距離感が近いラジオの雰囲気を意識して歌いました。── 「Magic Love」では、初の作曲に挑戦しています。工藤ステイホーム期間中に、予定していたライブの延期もあって不安を感じていたときに、外で子供たちがすごく無邪気に遊んでいるのを見たんです。世の中を今の子供たちがどう思ってるかは分からないけど、自分の子供時代を思い出した時に、毎日がすごい楽しくて、公園に行っては缶蹴りを無限にしていたなって。子ども時代は、隣町の公園に行くだけでも冒険で、そういうことを思い出した時に“子供になって作ってみよう”と思ったんですよね。毎日が新しくて、毎日が冒険という、“ピュアな心になろう!”と思って書きました。── そこは自然とイメージして制作に取り掛かれましたか?工藤声優の仕事をさせて頂いているからかもしれませんが、すぐイメージできましたね。歌詞は曲を書いてる途中に思い浮かんだ言葉を書き留めて。── 実際に音楽の魔法にかかったような素敵な楽曲で、ギターソロもカッコ良く仕上がってました。工藤実際は超シンプルなパワーコードで作って、アレンジはいつもお世話になっている平地さんにお願いしたんですけど、理想の曲が返ってきたので、“さすがだな!”と思いましたね。今回はレコーディングのタイミングでここはスラップ・ベースを入れて欲しいとか、音をバキバキにして欲しいとか、イントロのギターを強くして欲しいとか色々と注文しましたね。今回は歌詞以外で曲と向き合う時間が出来たんですけど、“こういう曲が欲しいな”って思ったら自分でまた作るかもしれないです。楽しいことも悲しいこともひっくるめて、あなた自身を肯定したい── 最後の「My StoryMy Life」は歌はじまりの曲で、とても胸に響きました。工藤私、映画はもちろん好きなんですけど、読書も凄く好きで。映画は絵がある分、想像が出来ないんですけど、小説は凄い想像が出来るからそこも好きな理由で、“こういう家に住んでるのかな”とか、“こういう気持ちだからこういう表情をしてるのかな”って考えた時に、自分が主人公と同じ気持ちになれるし、その人生を生きることができる感覚があって…電車で目の前の席にいる人たちは、きっと私が経験したことないことを経験しているんだろうなと思って。この人たちの人生も一つの小説みたいなものだし、私の人生も誰かからしたら小説みたいなものなのかなと思った時に、それを曲に出来たら面白いなと小説をテーマに書きました。── インスピレーションを受けた小説はあるんですか?工藤その時ちょうど読んでた小説が、『サラバ!』や『Story Of My Life』(映画)の小説で、わりと小説から影響されることはあって、過去にも『E.T.』とかにも影響を受けましたね。── 《スローテンポな寄り道しようよ》という歌詞も、工藤晴香さんらしいですね。工藤そうですね。聴いてる方の人生の楽しいことも悲しいこともひっくるめて、あなた自身の人生なんだよっていう愛溢れる、暖かい曲にしたいというものはありました。私は否定することが嫌いで、人のことも、自分のことも、この世界も肯定したいんですよね。尚且つ、勝ち負けを絶対に曲にしたくないんです。スポーツの歌だったり試合やゴールに向かって書かれる曲は良いんだけど、人生に勝ち負けをつけるのが嫌だなと思っていて。幸せの価値観って、人それぞれで、本人はそれが幸せだったり、それを選んで進んでいる以上、そこにもいろんな過程があったんだろうなと私は想像するんです。なので、私はやっぱり相手を肯定したいなって。それは、ずっとテーマで、曲でも意識していますね。── 最後になりますが、これからの目標は?工藤まだライブができていないので、ライブがしたいですね。ダイレクトに自分の曲を人前で演奏したら、そこからまた何か変わる気がするんです。まずはZepp全制覇して、ファイナルで日本武道館が目標なんじゃないかなって思います(笑)。編集 / ぴあ編集部取材・文・写真 / 後藤千尋工藤晴香さんのサイン入りチェキを3名様にプレゼント!ぴあ音楽編集部Twitter()対象ツイート:※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。【応募締め切り】2020年10月25日(日) 23:59までリリース情報2nd Mini Album『POWER CHORD』2020年10月7日 発売TYPE-A(CD+M-CARD): CRCP-40608 / 税抜3,182円『POWER CHORD』TYPE-AジャケットTYPE-B(CD+M-CARD):CRCP-40609 / 税抜3,182円『POWER CHORD』TYPE-BジャケットTYPE-C(CD):CRCP-40610 / 税抜2,273円『POWER CHORD』TYPE-Cジャケット<CD>※全タイプ共通1. GROOVY MUSIC TAPE2. ROCK STAR3. KEEP THE FAITH4. 君へのMHz5. Magic Love6. My StoryMy Life<M-CARD>TYPE-A:1. GROOVY MUSIC TAPE (Music Video)2. ROCK STAR (Music Video)3. KEEP THE FAITH (Music Video)4. 君へのMHz (Music Video)5. Magic Love (Music Video)6. My StoryMy Life (Music Video)TYPE-B:1. KEEP THE FAITH (Music Video)2. KEEP THE FAITH (Music Video Making Movie)3. Poetry Reading工藤晴香「POWER CHORD」全曲試聴トレーラー関連リンク工藤晴香 公式HP(@kudoharuka910)(@kudo_a.k.a_910)
2020年10月11日木下晴香さんの舞台を観たのは、グランドミュージカルデビュー作となった『ロミオ&ジュリエット』。その時、その圧倒的なヒロイン力に魅了された。新人とはいえ、ミュージカルのヒロインならば、歌が歌えて当然といえば当然。しかし、この“ヒロイン力”は何かの努力や経験ではなかなか身に付くものではなく、その人の資質によるところが大きい。木下さんは、もとよりそれを持ち合わせた人だ。舞台の上にいるだけで目を引く華と、清楚で品のある立ち姿。そして一番は、可憐さとピュアさを感じさせる、その澄んだ歌声だ。『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット、『ファントム』のクリスティーヌ、『アナスタシア』のアーニャ…。どれも観客が自然と共感し、応援したくなってしまうようなヒロイン力を必要とされる役。ここではあえて挙げないけれど、ほかにも多くの大作ミュージカルにそういう役柄が存在しており、それだけでも木下さんの今後に期待が膨らんでしまう。しかも次回作は『プロデューサーズ』のウーラ役。これまでにないセクシーでコミカルな役どころ。新たな魅力を開花させ、今後のミュージカル界を牽引してほしい。取材中、「人生ってどうなるかわからないということを体験しています」と呟いた木下晴香さん。確かにそうだ。高校在学中、まったくの新人ながらミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役に大抜擢。そしてわずか3年後の今年、日本初演の『アナスタシア』で初主演も果たした。「小さい頃はすごく恥ずかしがり屋だったんです。でも当時、ダンスを習っていて、踊っている時は人前も平気だったんですよね」小学2年生からは地元のキッズミュージカルの劇団に通い、2年目には主役も経験したというのだから、当時から抜きんでたものがあったよう。でも、それ以上に勝っていたのは、うまくなりたいという情熱。なにせ、「配役決めのオーディションでも、クラス分けのオーディションでも上にいきたくて頑張りました」と言うくらい。おっとりしているようでいて、じつは相当な負けず嫌いのよう。「ものっすごい負けず嫌いだと思います(笑)。周りに対してというよりも、自分との戦いって感じなんです。普段はわりと臆病で、何か新しいことに挑戦するのも躊躇しちゃうほう。でも、いざ壁が目の前に現れちゃうと、エイッて飛び込めちゃったりする。その思い切りはすごいかもしれません」デビューのきっかけの素人参加の歌番組への出演がまさにそれ。「いまの自分の歌って、どれくらいの方々に届くんだろうなっていう、興味というか勝負だめしのようなつもりだったんです。まさか福岡の大会で優勝して決勝に進めるとは思ってなかったです」その決勝大会での歌が、『ロミオ&ジュリエット』演出家の小池修一郎さんの目に留まり、オーディションを経て役を手にした。ただ、当初は壁にぶつかりっぱなし。「稽古場では、同じシーンを何度もやってはやめての繰り返し。悔しいから泣きたくなくて、その場では必死に食らいつきましたけれど…さすがに落ち込みました」そこから稽古休みの数日間ずっと、台本と向き合い過ごしたそう。「悔しい気持ちを原動力にして、ずっとジュリエットのセリフひと言ひと言に向き合っていました。休み明けに通し稽古をしたら、みなさんから『何があったの?』と聞かれて…。自分では何か大きく変えたつもりはなかったんですけれど、少し自信になりましたね」ミュージカルの力を信じて、進んでいきたい。ここまで、「出演してきた作品すべてがターニングポイント」と言う。初めて声優を経験したディズニー実写版映画『アラジン』のジャスミン役では「声だけで感情を表現する難しさを感じた」そう。また、『ファントム』では「自分にしかない個性を考えるきっかけをいただいた」とか。「じつは稽古の最中、一回心が折れたんです。Wキャストの愛希(まなき)れいかさんのクリスティーヌがあまりに素晴らしくて、自分との差を感じてしまって…。その時、演出の城田(優)さんとお話しさせていただき、ないものねだりするより、いま自分にあるものを伸ばすことを考えるようになりました」そしてもちろん初主演作となった『アナスタシア』でも。「それまで、役の感情を自分に寄せて考えていました。でも、アーニャはパンッて怒っちゃうことが多い役で、自分のなかに怒りの感情がすぐに湧いてこなくて苦戦したんです。それである先輩に、自分にない要素の役をどう演じるか相談したら、『自分にない要素なんてない。ただ比率が違うだけだ』と言われて…すごく納得したんです。そこから少し役作りに対する発想の仕方が変わりました」そう聞くと、次に控えるミュージカル『プロデューサーズ』のセクシーだけど、ちょっとおバカな美女・ウーラ役がより楽しみに。「これまでにやったことがないタイプの役です。新しい一面を楽しみにしていただきたいです」まだ先の見えない状況にいるが、木下さんは「ミュージカルの持つ力を信じている」と語る。「高校の時、進学するか進路を迷ったことが一度あったんです。その時にちょうど『レディ・ベス』を観劇して、逆境に負けずに自分を貫くベスの姿を見て、自分の本当にやりたいことって何だろうって考えるきっかけをもらいました。あの時にエネルギーをもらったから、いまの私がいる。だからこそ、その力を信じて進みたいです」転機となった出演作葛藤しながらも自らの個性を役の魅力へと昇華させた。’19年『ファントム』のクリスティーヌ役はハマり役と評判に。「演出の城田優さんに『余計なことを考えずに周りに翻弄されろ』と言われて、雑念を捨てて役に飛び込めた作品です」念願のミュージカル初主演。役の前向きな力が励ましに。’20年、初主演の『アナスタシア』の自ら運命を切り拓くアーニャは、「新しい挑戦ができた」役。「元気をもらえたとおっしゃるお客様が多く、エンタメの力を再認識できました」きのした・はるか1999年2月5日生まれ、佐賀県出身。11月9日からミュージカル『プロデューサーズ』に出演。昨年の紅白歌合戦で『アラジン』のテーマ曲を披露。※『anan』2020年5月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・山田安莉沙ヘア&メイク・大矢朋美(eclat)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年05月26日ミュージカル『アナスタシア』でミュージカル初主演を果たした木下晴香さんに、作品や役への思いを聞きました。ミュージカル界が注目する逸材。念願の主演舞台は、あの話題作。昨年公開のディズニー実写映画『アラジン』で、ヒロイン・ジャスミンの吹き替えを担当したことで木下晴香さんを知った人も多いはず。じつは‘17年に『ロミオ&ジュリエット』のジュリエットに大抜擢されて以降、ミュージカル界を担う新しいヒロインとして注目を集める存在。「地元佐賀から上京して、ちょうど3年になるんですけれど、ここまで濃い時間を過ごさせてもらっていると思います。やりたいことをやらせていただけている今の状況に感謝もありますが、幸せすぎてときどき不安になることも…。その不安を拭うためにも、自分でこれだけ頑張っているんだからと思えるくらいの努力をしないとなって思っています」と、ピュアすぎるほどの真面目ぶり。その木下さんがついにミュージカル初主演を果たす。実在した帝政ロシアの皇女アナスタシアを題材にした『アナスタシア』だ。「この世界に入った時から憧れていた作品です。しかも、同時に日本初演の作品に携わってみたいという願いも叶えられ、今は覚悟と緊張で身の引き締まる思いでいっぱいです」今作は、幼い頃に過去の記憶を失った皇女アナスタシアが、孤児のアーニャとして成長し、自らの過去を求めて旅に出る物語。「壮大なスケールで展開される物語に素敵な衣装と映像。物語もロマンティックで、この物語の世界で生きるのがすごく楽しみなんです」そう言った後、「とくに自分を探す旅というところが、私の中ですごく響くんですよね」とも。「私はわりと受け身で、人の意見に左右されやすいタイプ。それゆえに自分ってどこにあるんだろうって悩むことが結構あるんです。アーニャは、過去の記憶を一切なくしたうえで生き抜いてきたからか、チャーミングだけど強くてとてもたくましい。そんな彼女の姿に勇気をもらいますし、彼女を演じることで私自身も強くなれたらいいなと思っています」小学校3年生から地元のキッズミュージカル団体に所属、16歳の時に全国規模の大型作品のオーディションに受かり、全国ツアーを体験。公演をしながら、「自分の実力がどこまでなのか挑戦してみたいという気持ちが湧き上がって」、各県の代表が競うテレビの歌番組に出場。そしてそこで上位に残ったことをきっかけに、現在の事務所に所属することに。おとなしい印象だけれど、夢に向かう意志の強さと熱量、そして行動に移すアグレッシブさは、アーニャ並みでは?「普段はフワフワしているってよく言われます。はっきりとした意見もなくてブレブレだし、自分に自信がないタイプ。でもそのぶん、気持ちが整理できて“私はこれをやりたいんだ”って意志が定まったら絶対に曲げない(笑)。そこはアーニャに負けないくらいの強さがあるかもしれません。ただアーニャは、穏やかなところで生きてきた私のような人間には簡単に想像できないくらい過酷な状況を生き抜いてきた人。そのたくましさや人としての厚みみたいなものを、本番までに自分の中に築いていかなくちゃと思っています」誰かの力に頼るのではなく、自らの力で運命を引き寄せていく。そんな木下さん=アーニャの姿に、勇気づけられる女性も多いはず。「女性も働いて自分の人生を掴み取っていく現代に、共感したり、心に響くものがきっとあるはず。とくに今、何かに挑戦しようと頑張る女性に観ていただけたらと思います」ミュージカル『アナスタシア』革命から逃れフランスに亡命した皇太后(麻実れい)は、行方不明の孫娘のアナスタシアを捜すため多額の賞金を懸ける。その皇女によく似たアーニャ(葵・木下/Wキャスト)を利用しようとした詐欺師が…。3月1日(日)~28日(土)/渋谷・東急シアターオーブ4月6日(月)~18日(土)/大阪・梅田芸術劇場メインホール出演/葵わかな・木下晴香(Wキャスト)ほかS席1万3500円A席9500円B席5500円*すべて税込み梅田芸術劇場(東京) TEL:0570・077・039(大阪) TEL:06・6377・3800きのした・はるか1999年2月5日生まれ。佐賀県出身。‘17年にオーディションでミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役に抜擢。その後、『モーツァルト!』『ファントム』などの大作ミュージカルのヒロインも演じた。※『anan』2020年3月4日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・岡本純子(afelia)ヘア&メイク・Nicoインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年02月26日1月9日に下北沢・駅前劇場で初日を迎えたEPOCH MAN『鶴かもしれない2020』。俳優の小沢道成が、作・演出・出演・美術を兼ねるこだわりのひとり芝居。【チケット情報はこちら】民話『鶴の恩返し』をベースに舞台を現代の東京に置きかえるが、単なる“現代版”とは言えない。喧噪の繁華街、アパートの部屋、一人の女と一人の男のある物語。それは、優しくも哀しく、儚いけれど強い。出演者はたった一人なのに騒がしく、一人芝居の可能性と挑戦を感じる60分だ。ある日、男の部屋に見知らぬ女(小沢)が訪ねてくる。道で泣いているところを優しくしてもらい「付き合ってください!」とやってきたのだ。そんなこんなで、ミュージシャン志望の冴えないが優しい男と、彼に献身的に尽くす女の、貧乏ながらも仲むつまじい同棲生活が始まる。男は基本的にラジカセから音声が流れる。録音した音声相手だが、ふたりが生き生きと会話をしているようだ。小沢の繊細な表情とラジカセの声の豊かな喜怒哀楽で、姿は見えない男の表情やしぐさまでが見えてくる。女の料理を「美味しい!」と喜ぶ男、夢を語る男、ふざけたり照れたりする男を愛しそうに見つめる女の一途な愛情が切なくも幸せだ。舞台上にいるのは小沢ひとりだからこそ強く感情移入してしまう。この女性像が魅力的で、慌てんぼうだったり、好きな男に辛らつにツッコんだり……小沢の反応と間合いが絶妙で大いに笑える。また、時に男側を演じ分けることもあり、エンターテイナーとしての小沢をたっぷり堪能できる。なにより強い存在感が、こだわった舞台美術。壁一面のアクリルは黒くて無機質だが、だからこそそこにいる人を引き立て、想像力をかきたてる。しかも様々な仕掛けが隠されていて、贅沢な舞台転換に驚かされる!物語に動きをつくる衣裳と照明が、怒濤の後半を盛り上げていく。『鶴の恩返し』とリンクしていたはずの物語は、都会の片隅に生きる女と男の孤独や幸せを浮き立たせまったく違う印象を与える1作に仕上がっていた。2014年の初演では女に焦点をあて、2016年の再演では2人の関係をより具体的にした。今回はさらに変化し、過去作を観た人にもきっと新鮮な驚きがあるだろう。ひとりの俳優がひとつの作品を何度も丁寧に手がけるからこそ、再演のたびに生まれ変わり届く。演劇の情熱と可能性と遊びの詰まった舞台だ。公演は13日(月・祝)まで。2月10日~16日には横浜で『Maybe a Crane ~鶴かもしれない~』を上演。取材・文・撮影:河野桃子
2020年01月10日ミュージカル『アナスタシア』の製作発表会見が12日に都内で行われ、葵わかな、木下晴香、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴、山本耕史、堂珍嘉邦、麻実れいが登場した。同作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカル。2017年にブロードウェイで初演を迎え、日本で初上演となる。1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースがあふれる中、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」にもとづいた物語で、記憶をなくした主人公アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描く。製作発表会見では、ディミトリ役の海宝・相葉・内海による「My Petersburg」、葵・木下による「Jorney to the Past」が披露された。葵は「晴香ちゃんとは、『ロミオとジュリエット』のジュリエット役をトリプルで演じていたので、1年また自分が次のステップに行こうという時に、切磋琢磨し合っていた晴ちゃんがいて『やってやろう』というプラスの気持ちにできた。親友でもあり同士でもありライバルでもある、本当に良い関係でいられるので、これからアナスタシア役で責任も増えてくと思うんですけど、お互い良いところ悪いところ見つけながら頑張っていきたい」と意気込む。木下も「本当に、『切磋琢磨できるってこういうことなんだな』というのを常に感じられるくらい、プライベートでもよく会うんですけど、気も合うしなんでも話せる。今回Wキャストがわかなちゃんと知った時はすごくほっとしましたし、真ん中に立つことを経験されてるので、作品全体のことを考えられる人。私も初めて主演を務めさせていただくので、そういう意味でも心強いなと思っています」と互いに良い関係の様子だった。会見後は、舞台衣装である豪華ドレスで登場した葵と木下。葵は「これもスケール感のひとつかな。日本にはなかなかない色味だったり、きらびやかさ、豪華絢爛さも見て楽しめる部分だと思うので、ぜひ楽しみにして欲しいなと思います」とアピール。木下は「着るのを楽しみにしていました。本当に全員の衣装がすごくこだわりがあって、きらびやかで。アーニャとして素敵に着こなせたら良いなと思います」と語った。
2019年11月14日女優の木下晴香が13日、東京・カレッタ汐留で行われたディズニー映画『アラジン』MovieNEX発売記念「Caretta Illumination 2019 ~ アラビアンナイト~」点灯式に出席した。木下は今年6月に公開された同作で、ヒロイン・ジャスミンの日本版吹き替え声優を担当。この日はその劇中歌「ホール・ニュー・ワールド」「スピーチレス~心の声」を披露した。同所では11月14日から翌年2月14日の間、映画『アラジン』の世界観をイメージしたイルミネーションが輝き、期間中は「ホール・ニュー・ワールド」と「スピーチレス~心の声」を使用したスペシャルイルミネーションショーが、1時間ごと楽曲を入れ替えながら、15分に一度上演される。木下は、過去に同所のイルミネーションを見たことがあると言い、点灯式に出席できたことに「不思議な気持ちですね」と感慨深そうに目を輝かせた。また、きらびやかなイルミネーションの下、美声を響かせると「ジャスミンが見ていたのかなと思うような、素敵な景色を見ながら歌っている気分」と満面の笑みを浮かべていた。なお、現在ミュージカル「ファントム」に出演し、来年には葵わかなとWキャストでミュージカル「アナスタシア」に出演する木下だが、「またジャスミンじゃない私も見にきてくれたら嬉しいです」と呼びかけていた。
2019年11月14日小沢健二が本日11月13日、ニューアルバム『So kakkoii 宇宙』をリリースする。90年代の『今夜はブギー・バック』や『カローラIIにのって』をはじめとした名曲を世に送り出した小沢健二。2010年代になってもマイペースながら、クリエイティブな活動を続けている。発売される『So kakkoii 宇宙』は、小沢にとって2006年発売のインスト作『毎日の環境学』から13年ぶり、歌唱作としては2002年の『Eclectic』以来17年ぶりのアルバム。今年の4月にYouTubeに意味深な予告動画を配信したこともニュースになった。アルバム収録曲『彗星』の2種類のミュージックビデオも公開中。1本は小松真弓監督によるフルサイズの映像で、小沢と息子の“りーりー”が出演し、さまざまな視点がめまぐるしく入れ替わる意欲作だ。もう1本はハロウィーン直前に奥山由之監督のTwitterのみでサプライズ公開され、すでに200万再生を記録しているショートサイズのビデオ。こちらでは多数の仮装キャラクターとともにユーモラスなダンスを踊る小沢の姿を見ることができる。そのほか、アルバムには既発のシングル曲に『いちごが染まる』『高い塔』『失敗がいっぱい』『薫る(労働と学業)』といった新曲4曲を加えた全10曲が収録される。アルバムのアートワークは小沢自身がAdobe Illustratorを駆使して制作しており、歌詞をすべて銀箔で型押しした独自仕様のジャケットと歌詞カードは過去に例のないユニークかつ大胆なデザイン。その仕上がりはぜひ店頭で現物を手にして確かめてもらいたい。■発売情報小沢健二『So kakkoii 宇宙』11月13日リリース<収録曲>01. 彗星02. 流動体について03. フクロウの声が聞こえる(魔法的オリジナル)04. 失敗がいっぱい05. いちごが染まる06. アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)07. 神秘的08. 高い塔09. シナモン(都市と家庭)10. 薫る(労働と学業)
2019年11月13日小沢一敬さん(お笑い芸人)が、愛するバディであるザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさん×真島昌利さんについて語ります。好きなことをして戻ってきたら、いつだってお互いがいる。芸人の小沢一敬さんが、ブルーハーツに衝撃を受けたのは中2の時。「その頃から、二人への憧れはまったく変わりません。ヒロトさんとマーシーさんは俺にとっての神様。二人の言葉にかなり影響を受けてます。たとえば『ブルーハーツっぽい曲をやって』という世間の空気に対してマーシーさんが『他人のイメージの奴隷になるのはやめたんだ』と言ったこと。『小沢らしいことを言ってほしい』と頼まれたら俺、わざと失敗してやろうと思ってますもん」二人が長きにわたり、共に音楽活動を続けてきた理由をどう思う?「ここからは、俺の想像という大前提でお話しすると、それぞれ他のバンドをやったり、好きなことしても何も言わないし、戻ってくる場所にお互いがいるからだと思う。やっぱり、一度組んだらその人としかできないというのは苦しいですよ。それと、美学としてみっともないと感じることだったり、辿り着きたい場所が同じなんじゃないかな。二人はそこに辿り着けるのか?辿り着くのが目的なら、とっくにもう『はい、お疲れさま』ってなってますよ。二人は、行きたい場所が同じなだけ。その関係は、サン=テグジュペリが言うところの『(愛は)お互いを見つめ合うことではなく、同じ方向を見ること』に近いと思ってます」年月が経つにつれて、二人にはどんな変化があったのだろう。「年取って経験値が増えると、貫禄が出ちゃうじゃないですか。でも、二人の音楽はシンプルになって、まったく深刻な感じがせず、どんどん若返ってます。僕も二人に出会ってから相当な時間を生きてきて、もう、ヒロトさんとマーシーさんという船から降りられる気がしない!降りたら、溺れて死んじゃいます(笑)」こうもと・ひろと1963年3月17日生まれ、岡山県出身。ザ・クロマニヨンズ、ボーカル担当。憂歌団の内田勘太郎とのバンド「ブギ連」が今年7月始動。ニューアルバム『PUNCH』は10月9日発売。ましま・まさとし1962 年2 月20日生まれ、東京都出身。ザ・クロマニヨンズ、ギター担当。頭に巻く幅広のバンダナがトレードマーク。10月30日より、全58公演行う全国ツアーがスタート。おざわ・かずひろ1973年10月10日生まれ、愛知県出身。井戸田潤と「スピードワゴン」を結成、‘98年活動開始。舞台『a live house~そこから星が見えますか?~』9月上演。※『anan』2019年9月4日号より。取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年09月01日近年、高い歌唱力を武器に数々の大型ミュージカルでヒロインを務める20歳の新星、木下晴香。「自分を高められるような作品を前に、奮い立つような気持ち」と、またもやオーディションを勝ち抜き、ミュージカル『ファントム』のヒロイン、クリスティーヌ役を射止めた。この冬、元宝塚歌劇団月組トップ娘役、愛希れいかとのWキャストに挑戦する。ミュージカル「ファントム」チケット情報自らを「オペラ座の怪人」と名乗り、精神世界に閉じこもる青年エリックが、父親との関係性を軸に人間性を取り戻す物語。ガストン・ルルー原作のミュージカルとしては、すでにアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲版『オペラ座の怪人』が先行していたが、作詞・作曲したモーリー・イェストンは「それでも創りたいと思ったのは、まったく新しい解釈の作品を創れると確信したから」と語っている。事実、奥深い人間心理に迫った愛と再生の物語は、1991年の初演以来世界中で親しまれ、日本でも宝塚歌劇団などが繰り返し上演するなど、人気作として定着している。今回、城田優が加藤和樹とのWキャストで主演し、同時に演出を務めることでも話題の本作。オーディションで木下は、城田から「怖がらずにすべてを出して」と背中を押されたという。「まだ頭で考えた範疇でしか表現できない自分にとって、城田さんはその考え方さえも広げてくださるような方。本作で自分の知らなかった自分が見つかるんじゃないかな」。Wキャストは役を客観視できるのが利点という。「負けず嫌いな性格なので、相手のすごさを見ることで力が沸くし、逆に自分はこうだなと演技の軸が定まりやすい」。相手役がWキャストの場合も自らの軸はぶらさず、その都度沸き起こる感情を大切にしている。「加藤さんは優しさの中にも憂いを感じる方なので、エリックの悲劇性をどう表現されるのか楽しみ。城田さんは歌の言葉がすごく心に入ってくる方なので、聞いていて力をもらったり、気づいたら泣いていたこともありました。最近表現者として、お客様に伝わったものがすべてだなと感じることが多く、城田さんには心に響く表現の仕方をいろいろと教わりたいです」。進路に迷っていた学生時代、ミュージカル『レディ・ベス』を見て進むべき道が定まった。「力強いヒロインの姿が、本来の自分を目覚めさせてくれました。ミュージカルにはそういうパワーや熱量があると思うので、今回も『こんな衝撃を受けたのは初めて!』と言っていただけるような作品にしたいなと思います」。公演は11月9日(土)から12月1日(日)まで東京・TBS赤坂ACTシアター、12月7日(土)から16日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。ともにチケットは9月7日(土)発売開始。チケットぴあでは8月26日(月)10時より2次先着先行を受付。取材・文:石橋法子
2019年08月23日今年「ロミオ&ジュリエット」でミュージカルデビューした葵わかなと、大ヒット中『アラジン』で話題の木下晴香がWキャストで主演する、ブロードウェイミュージカル「アナスタシア」。この度、新たに12人の豪華キャストと公演日程が発表された。本作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、音楽賞にノミネートされたアニメ映画「アナスタシア」に着想を得て制作されたミュージカル。1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースがあふれる中、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」に基づいた物語で、ブロードウェイ公演は2017年3月にプレビュー公演を経て、4月24日に開幕。以降、2019年3月まで2年間にも及ぶロングラン上演となっている。そのほか、2018年10月からのスペイン公演、北米ツアー、11月からのドイツ公演に続いて、本年9月にはオランダ公演の開幕も予定され、世界各国での上演も続々と決定。アメリカメディアの劇評でも絶賛されるなど、ブロードウェイで高く評価された本作を、本国クリエイティブ・スタッフと日本キャストで上演。主演のアーニャ役を葵わかなと木下晴香の2人が主演(Wキャスト)。さらに、アーニャに出会い、ともに旅をする若い詐欺師・ディミトリ役は3人の若手実力派が起用。「レ・ミゼラブル」など大作ミュージカル作品から、「アラジン」「ライオンキング」などの劇団四季ディズニーミュージカル作品にも出演する海宝直人、戦隊ドラマなどを経て近年では声優としても活動し、「レ・ミゼラブル」「ダンス オブ ヴァンパイア」などミュージカル作品に引っ張りだこの相葉裕樹、近年「テニスの王子様」「黒執事」などミュージカル作品で目覚ましく活躍し、今回グランドミュージカル初出演となる内海啓貴。ボルシェビキの将官・グレブ役は、映像作品はもちろん、ミュージカル「RENT」(日本初演)、「ロックオペラ モーツァルト」、舞台「劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season花」などに出演し、様々なジャンルで存在感抜群の演技を魅せる山本耕史、デュオ「CHEMISTRY」やソロとしても精力的な歌手活動を続ける一方、ミュージカル「RENT」などにも出演し圧倒的な歌唱力を持ち合わせる堂珍嘉邦、「モーツァルト!」「キンキーブーツ」「エリザベート」などの話題のミュージカルに出演し、注目を集める遠山裕介が務める。ディミトリの相棒、かつては宮廷にも出入りしていたヴラド役にはミュージカル出演は多数、ブロードウェイが認める振付家&ダンサーでもある大澄賢也、「レ・ミゼラブル」「エリザベート」など数々の名作ミュージカルの舞台に立ち活躍を続ける石川禅。マリア皇太后に仕え続ける伯爵夫人リリー役には宝塚歌劇団退団後もミュージカル・ストレートプレイなど、舞台を中心に活躍を続ける朝海ひかる、今年デビュー30周年を迎え、歌手、舞台、ドラマ、バラエティなど多方面で活躍するマルシア、劇団四季退団後も舞台のみならず、映画、ドラマなど様々なジャンルで名バイプレイヤーとして存在感を発揮する堀内敬子、そして、孫娘アナスタシアを探し続けるマリア皇太后役には宝塚歌劇団トップスターとして活躍し、退団後は現代演劇を中心に出演、数々の賞を受賞し、この度22年ぶりのミュージカル出演となる麻実れいと、豪華出演者が集結。記憶をなくした主人公アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描いた愛と冒険に満ちた作品となっている。ブロードウェイミュージカル「アナスタシア」は2020年3月1日(日)より東京・東急シアターオーブ、4月6日(月)より大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。(text:cinemacafe.net)
2019年07月31日6月21日(金)今夜の「ミュージックステーション」は中村倫也と木下晴香が初登場、映画『アラジン』の名曲を披露するほか、山下智久がソロとしては6年ぶりの出演を果たし人気ドラマ主題歌をパフォーマンス。「IZ*ONE」も新曲を引っさげ2度目の出演を果たす。6月7日に封切られ怒涛の快進撃を続ける映画『アラジン』で吹き替え版キャストを務める中村さんと木下さんが今回「Mステ」に初登場。アニメ版の主題歌でもあり、それ以来20年以上にわたり世界中で愛され続けてきた「ホール・ニュー・ワールド」をSPデュエットする。ジャスミン役の木下さんは昔からカラオケで同楽曲を歌っていたといい、「この曲はデュエット曲なのでいつも寂しくひとりで歌っていました。この作品に携わって、アラジンとデュエットさせてもらえることが本当にうれしいです」と感激もひとしおの様子。木下さんは「憧れ続けてきた外の世界に初めて飛び出したジャスミンのときめきや喜びを感じていただけるように、私自身も楽しんで歌うことを心がけています」とコメントしてくれた。今回の放送では「Mステ」のスタジオに駆け付けられないアラジン役の中村さんと“魔法の力”で共演する木下さんだが、中村さんについて「本当に優しくて、常にユーモアを欠かさない素敵な方。取材等の現場で、いつどんな面白い言葉と行動が出てくるかわからないので、いつも楽しみにしています」と話す木下さんは「『ミュージックステーション』でも、素敵なアラジンを思い浮かべて、心を通じ合わせて歌えるように頑張ります」と意気込む。興収100億も視野に入る大ヒット作の主人公を演じる2人による“魔法”のデュエットをお楽しみに。ソロ6年ぶりの出演となる山下さんは自身が主演のドラマ「インハンド」のOP曲「CHANGE」を、スタジオでファンを前に生パフォーマンス。今作では作詞にも挑戦しているという山下さんは「6年ぶりには感じていないですが、心を込めて作った曲なので凄く楽しみ。『CHANGE』を通して、誰かの光になるよう精一杯思いを込めたステージにしたいと思います」と出演の意気込みを語ったほか、ファンを前にしてのパフォーマンスに「人数が限られてはいますが、ファンの方々とお会いできることはとてもうれしいです」「いつも応援していただき、逆に力をもらっているので、スタジオに来られないファンの方々含め、最高のパフォーマンスを届けられる様にベストを尽くしたいです」とメッセージを寄せた。今年2月以来、今回が2回目の登場となる「IZ*ONE」は6月26日(水)発売のシングル「Buenos Aires」を披露。今作は「タンゴ調でラテンの雰囲気溢れるクールな曲」だという宮脇咲良は「私たちIZ*ONEの楽曲では今まで挑戦したことのないジャンルなので新しい一面を見ていただけると思います」と楽曲をアピール。メンバーいわく「“顔面国宝”のミンジュが初のセンター」を飾る点が見どころだという「Buenos Aires」にいまから期待が高まる。そのほか、「サカナクション」が話題のCM曲「忘れられないの」を、高嶋ちさ子は大ヒットディズニー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の劇中歌「彼こそが海賊<パイレーツ・オブ・カリビアン>」をイケメンチェリストと共に、「ゆず」は弾き語りドームツアーに向けて作られたアコギだけで奏でる最新曲「SEIMEI」をパフォーマンス。徳永英明はデビュー曲「レイニー ブルー」を特別に「Mステ」初披露する。またMステスーパーライブをふり返る「Mステ一気見せ!あの年のスーパーライブ」は、CDがもっとも売れた1998年のMステスーパーライブをフィーチャーする。「ミュージックステーション」は6月21日(金)今夜20時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2019年06月21日横関大の同名小説を連続ドラマ化した、7月スタートの木曜劇場「ルパンの娘」に渡部篤郎、小沢真珠、栗原類らが出演することが決定。深田恭子演じる主人公の家族で、泥棒一家“Lの一族”を演じる。■泥棒一家“Lの一族”に個性派キャスト集結!横関大の同名小説を原作にした本ドラマは、深田恭子さん演じる代々泥棒一家の娘・三雲華と瀬戸康史さん演じる代々警察一家の息子・桜庭和馬との決して許されない恋愛を描くラブコメディー。この度、華の家族で泥棒一家“Lの一族”のキャスト陣が決定した。華の父・三雲尊を演じるのは、渡部篤郎。尊は、美術品専門の泥棒で品のあるダンディーな男。美術品のみならず、三雲家が住んでいる高級タワーマンションのほかの住人からキャビアや高級ワインなども調達してくる。三雲家の指示系統の主軸的存在で、華が家業を継がないことをよく思っておらず、長男も引きこもりという現状に、“Lの一族”が自分たちの代で終わってしまうかもと危惧している。数々の刑事役や警察官役に定評のある渡部さんは、過去にも「白夜行」などで悪役を演じてはいるが、泥棒役は彼の長い俳優キャリアの中で本作が初。主演の深田さんとの共演は「まっすぐな男」で元恋人役を演じた以来、およそ9年ぶり。元教師と教え子との禁断の愛を描いた渡部さん主演の「First Love」では、相手役を深田さんが演じていたが、親子役は今回が初となる。なお、瀬戸さんとは「冬芽の人」で、瀬戸さんの演じた役の父親役として出演しており、およそ2年ぶりの共演にはなるが、「冬芽の人」ではすでに亡くなっている父親という設定だったため、本格的な共演は今回が初となる。華の母・三雲悦子には小沢真珠が抜擢。55歳という年齢を全く感じさせない妖艶な雰囲気を持つ宝飾品専門の泥棒を演じる。夫役の渡部さんとの共演は「バカラ 疑惑の IT 株長者に賭けた女」以来およそ13年ぶり、深田さん、瀬戸さんとは初共演となる。映画『翔んで埼玉』に引き続き、武内監督作品への参加となる。華の兄・三雲渉には、ファッションモデルとしてだけでなくタレント・俳優と活躍の場を年々広げている栗原類。三雲家の中で、唯一物を盗むわけではなく情報を巧みに盗み出す引きこもりのハッカーを演じる。深田さん、渡部さんとは初共演で、瀬戸さんとは映画『僕は友達が少ない』以来およそ5年ぶりの共演となる。華の祖母・三雲マツには、映画『カメラを止めるな!』でテレビ局のプロデューサー役を演じ、見る者に強烈な印象を残した個性派女優どんぐりが決定。どんな鍵でもいとも簡単に開けてしまう敏腕鍵師役を演じる。連続ドラマへのレギュラー出演は本作が初となる。華の祖父・三雲巌には名バイプレイヤー麿赤兒。幼い華にスリの技術を直伝した伝説のスリ師を演じる。深田さんが出演していた「山おんな壁おんな」第4話にゲスト出演していたが、深田さんとの本格的な共演は本作が初。瀬戸さんとは連続ドラマ小説「まんぷく」で同作品には出演しているが、共演自体は本作が初で、渡部さんとの共演も初となる。小沢さんと同様に映画『翔んで埼玉』に引き続き、武内監督作品への参加になる。■キャストコメント渡部篤郎(華の父・三雲尊役)本作で自身初の泥棒役に挑戦することになる渡部さんは、「泥棒がメーンになるようなドラマもなかなかないので、とてもいい試みだなと思います。『ルパンの娘』というタイトルもとてもステキですね。僕ら世代は、“ルパン”という響きだけでワクワクしますので、今から楽しみです」とコメント。9年ぶりとなる深田さんとの共演については、「お互いが、今でもしっかり仕事を続けられているのはいいことだと思いますし、すごくうれしいです。17年前の『First Love』という作品では僕が主演で彼女がヒロインだったのですが、今回、恋人役から親子役に関係性が変わったのは、お互いに頑張ってキャリアを積んできて、いい意味で年を重ねたからかもしれません。今回は彼女が主演という立ち位置なので、少しでもサポートできればうれしいです」と語っている。小沢真珠(華の母・三雲悦子役)原作、脚本を読んだ際の印象について小沢さんは、「読んですぐに“面白い!”と感じました。笑ってしまうところがたくさんあって、最初は普通に自分が出ることを忘れて楽しんで読んでいました。この面白さについていけるように頑張ります。」とコメント。また、「前回、映画『翔んで埼玉』で武内監督とご一緒させて頂いて、その時の役も結構、強烈なキャラクターでした。今回は違う役ではありますが、そのはじけかたも要素として大切に入れ込んでいきたいなと思っております」と本作への意気込みを語った。栗原類(華の兄・三雲渉役)深田さんとの初共演について栗原さんは、「今回、深田さんの兄という役柄なのではじめましてと同時に“お兄ちゃん”と呼ばれるのはなんだかドキドキしますが、良き兄になれるよう頑張ります。」とコメント。また、瀬戸さんとのおよそ5年ぶりの共演については、「本当に久しぶりの共演で、前回は敵対関係でボコボコに殴り合う役だったのですが、今回も互いに仲良くできなさそうですね(笑)。ですが、実際は仲良くさせて頂いているので、また共演できるのはうれしいです」と語っている。どんぐり(華の祖母・三雲マツ役)原作、脚本を読んだ際の印象について、「原作は、面白くて、まさかの展開があり、気持ちを揺さぶられるところもあって、気がついたら泣きながら読んでいました。脚本では、主人公の華さんと和馬さんの心の声が聞こえてきて、(原作と)同じ出来事でも、場所や展開も違っていたりするのでドキドキしました」とコメント。本作で連続ドラマレギュラー初出演が決まったことについて、「はい。本当にびっくりしています。ドッキリカメラではないかと思った時がありました(笑)。自分のキャラクターをいかせるよう、成長できるよう、精いっぱい頑張ります」と意気込みを語った。麿赤兒(華の祖父・三雲巌役)「優しい時間」以来およそ14年ぶりとなる木曜劇場への出演について、「とても感慨深いです。当時共演していたキャストさんたちをテレビでみると大きくなったなと感じます。オジサンの立場だとそんなことばかり考えますが、この作品は初めての方が多いので、新しい出会いがとてもうれしいです」とコメント。また、ドラマを楽しみにしているファンに向けて「今までに無いようなドラマだと思いますし、奇想天外で“どうなるんだろう”と楽しみにして頂けるかなと思います。ハラハラドキドキで、ありえないようでありえるリアルが出せたら面白いと思うので、監督の頭の中にある構成を、ぜひ楽しんで頂けたらと思います」とメッセージを送った。悪党しか狙わないことがモットーの“Lの一族”。果たして警察に捕まらずに、悪を持って、悪を成敗できるのか。そして華と和馬の恋愛の行方は一体…!?35年も続く木曜劇場史上、最も異質なドラマがどのように展開にしていくのか期待したい。木曜劇場「ルパンの娘」は7月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2019年06月01日