’80年代にも“沼落ち”はあった!?親衛隊に居場所を求めた少年たちを描く、高崎卓馬さんによる小説『オートリバース』。今は“沼落ち”などと表現されるが、’80年代はアイドルを熱烈に応援する“親衛隊”という集団がいた。「小泉今日子さんから親衛隊の話を聞いたのは、10年ほど前。世間からは不良と呼ばれていたけれど、本当にすごくいい子たちで、面白い話がいっぱいあるのにどこにも残っていないのが寂しい、と。だったら僕が書きたいと手を挙げたんです」口約束だったため時間は流れてしまうのだが、高崎卓馬さんは子どもの成長とともに自身の思春期を振り返り、今なら書けると思い立った。小説『オートリバース』は、千葉の中学校に同じ日に転校してきた橋本直と高階が主人公。ふたりは、校内暴力真っ盛りの学校にも家にも居場所がなかったのだが、あるとき高階が売り出し中の小泉今日子の親衛隊に入隊し、直も追いかけることに。「小泉さんや実際に親衛隊だった人に細かく取材をしたのですが、ドキュメントを書き記すことは僕にはできない。でも当時の熱や、あの時代を一生懸命生きていた人たちを肯定したいという気持ちがありました」親衛隊の特徴は、完全な縦社会であること。今では信じられないが、アイドルとお茶会をしたり、コンサート会場で警備をしたり、芸能事務所に就職する人までいたらしい。「10代の子たちが彼らなりにルールを作り、こんなに大人っぽいことをしていたのかと驚きました。周りからは不良とみなされていたとしても、別の基準だと正しい部分もあるわけで、そこをきちんと描きたかった」しかし、アイドルの人気上昇とともに親衛隊は巨大化して派閥が生まれ、暴力で支配する者も現れた。高崎さんが小説を書く際にこだわったのは、できるだけ舞台となる場所に行き、自分の足で歩いてみること。「’80年代カルチャーがたくさん出てくるのですが、当時を知っている人も知らない人も、映像が浮かぶような文章にしたかったんです。現場へ行くのはロケハンに近い感覚で、カメラの位置はどこにあるのか常に想像しながら描写していました」そして2年ほどかけて、純度を上げるようにこつこつ書き上げた。「すぐに読めたと言われると嬉しい半面、寂しい気持ちに(笑)。でも晩年の話ならともかく10代の話だから、このくらいのスピード感のほうが合っているのかもしれませんね」たかさき・たくまクリエイティブ・ディレクター、CMプランナー。国内外の受賞多数。映画『ホノカアボーイ』の脚本・プロデュースやドラマ脚本も手がける。著書に『はるかかけら』『表現の技術』など。『オートリバース』「小泉今日子を1位にする」という目標を掲げ、親衛隊の活動にのめり込んだ少年たちが、手に入れたものと失ったものとは…。中央公論新社1400円※『anan』2019年11月13日号より。写真・土佐麻理子(高崎さん)中島慶子(本)インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2019年11月09日俳優の小泉孝太郎さんが、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムではじまった展覧会『建国300年 ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展』の開幕イベントに登場! 展覧会の感想やコレクションしているモノについて、熱く語りました!どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 160この展覧会では、ヨーロッパのリヒテンシュタイン侯国から来日したルーベンスやクラーナハ(父)などの油彩画、エレガントな陶磁器などさまざまな作品を展示。会場には優美な宮廷文化の世界が広がっています!リヒテンシュタイン侯国とは、スイスとオーストリアにはさまれた場所に位置する小さな国。1719年からリヒテンシュタイン侯爵家が統治する「侯国」で、今年建国300年を迎えました。面積は宮古島と同じくらいの小国ですが、侯爵家は領地経営で成功して富を築きあげ、美術収集を積極的に行って世界屈指ともいわれる個人コレクションを形成。同展では、リヒテンシュタイン家の所蔵品からセレクトされた珠玉の約130点を紹介しています。小泉孝太郎さん、登場!この展覧会の音声ガイド・ナビゲーターを務めるのは、俳優の小泉孝太郎さんです。プレス向けに開かれた開幕イベントで、インタビューが実施されました。――会場をご覧になって、いかがでしたか?小泉さん一枚一枚絵画の前に立ち、本物を生で見られるというのはぜいたくな時間だと思いました。ほんの少しの時間で見たのですが、僕にとっては最近味わっていなかった時間で、満喫できました。――展覧会の目玉となっているヴァルトミュラーの花の作品はいかがでしたか?小泉さん実は、個人的にはヴァルトミュラーの風景画が好きでして、高原から湖を見下ろした景色を描いた作品が気になっていたのですが、実際に今回はじめて花の作品の前に立ったとき、すごく好きだと思いました。絵が持つ雰囲気がすてきで、引き込まれました。ここまで作品に魅入ってしまうのは、はじめてです。――風景画は、どこがお好きですか。小泉さん風景画は、実際に旅に行けなくても、その絵の前に立ったとき旅行しているような気分になれるので、好きですね。実家に伝わるお宝は?――『リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展』にちなみ、小泉家に代々伝わる至宝はありますか?小泉さん昔の掛け軸とか、ちょっとした絵とかはありましたけど、リヒテンシュタイン家と比べられるようなものはないと思います(笑)。――有名な政治家の方の掛け軸もありましたか?小泉さん正直、ありましたね(笑)。歴史の教科書でしか見たことがないような、歴代総理の掛け軸がありました。詳しくはいえないですけど(笑)。でも、こうやってみなさんに見てもらって、飾らなければだめと思いました。――小泉さんご自身のコレクションは?小泉さん美術館がすごく好きで、地元に帰ったときは横須賀美術館に立ち寄るのが好きなのですが、自分で所有するとなると管理の問題もありますので、やはり美術館で観るのが好きですね。自分にとっての至宝は、父と一緒に撮った写真とか仲間と撮った写真、父が色紙に書いてくれた言葉などを大事にしていますね。――何か身近なもので集めているものはありますか?小泉さんアロマオイルですね。10種類くらいもっていて、季節によって変えています。毎日家に帰ったら、リビング、トイレ、寝室それぞれにあったものを使っています。基本かんきつ系が好きですが、最近はヒノキの香りにハマっています。年齢とともに好きな香りが変わってきますね。久々に頭の中が疲れて…――音声ガイドの収録はいかがでしたか。小泉さん学生のころの世界史の授業を思い返すような感じで、気をつけることがたくさんありました。中世ヨーロッパのカタカナの名前などは、普段の会話で話すのと音声ガイドに吹き込むのとは違って神経を使います。久々に頭の中が疲れる感じがありましたが、やりがいがありました。――最後に、メッセージをお願いします。小泉さん一枚の絵画の前に立った時、ひとつの陶磁器の前に立った時の、そのぜいたくな時間というのをぜひ味わってほしいです。忙しい日常のなかで、日常を忘れてどこか旅に行くような気分になれます。まさに宝石箱に包まれるような感覚がありますので、そういう時間をたくさんの方に味わっていただきたいです。ヨーロッパの宝石箱へ!小泉さんのメッセージにもありましたが、本当に宝石のような作品たちが会場にそろっています。ルーベンスをはじめとした北方芸術の巨匠たちによる宗教画や、グイド・レーニなどイタリア・バロックの作品もあり、絵画ファンも満足できるラインナップです。また、ウィーンの磁器工房で製作された華やかな陶磁器も必見。絵画と一緒に展示されている空間はまさに宝石箱のような美しさです。ぜひ一度、足を運んでみてくださいね!Information会期: 〜 12月23日(月)※休館日は11月12日(火)、12月13日(火)時間:10:00〜18:00(毎週金曜、土曜は21:00まで)*入館は各閉館30分前まで会場:Bunkamura ザ・ミュージアム料金:一般¥1,600/大学・高校生¥1,000/中学・小学生¥700※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。
2019年10月19日小泉進次郎環境大臣(38)が9月23日、ニューヨークの国連本部で開催された「気候行動サミット」に出席。気候変動への対策について「セクシーに」と発言した。その言動に否定的な声が上がっている。温暖化対策に関して、国際社会での批判が強まっている日本。その主な理由はG7諸国の中で唯一、石炭での火力発電を国内外で増やそうとしているためだ。各メディアによると現地で小泉大臣は「半年から1年かけて化石燃料脱却へどのように取り組むのか」との質問に「減らす」とコメント。続けて「どうやって?」と訊ねられると、しばし沈黙。そして「環境相にとどまらず政府として減らそうと話し合っています」と返した。さらに気候変動の問題に取り組むには「すべてが楽しくなければいけない」と発言したという小泉大臣は「そしたら彼女が『それにセクシーもね』と付け足したのです」とコスタリカの外交官であるクリスティアナ・フィゲレス氏に笑顔。「僕も全く同感の意見です」と返答し、こう続けたという。「政治には多くの場合、つまらない時が多い。しかし、気候変動のような大問題に対抗するためには楽しくなければならない。クール、それにセクシーにね」そして「若い人が鍵となります。彼らを動かし、勇気付けるためには楽しくなければ」と話したという。「気候行動サミット」は各国首脳ら60名以上が参加し、演説や施策の表明などを行う。朝日新聞によると、サミットに先立って若者を中心にしたデモ「グローバル気候マーチ」が今月20日に世界各地で行われたという。このデモはスウェーデンのグレタ・トゥンベリさんが昨年8月に学校を休み、1人でストックホルムの議会前に座り込んで政府の環境対策に抗議したことからスタート。地球温暖化への取り組みが遅れている各国のリーダーに若者たちが抗議するというもので、日本でも東京や大阪といった6都市で開催。今月27日までに156カ国以上で行われる見込みだという。そんな温暖化対策について日本が世界的に厳しい評価を受けるなか、サミットで小泉大臣は化石燃料の脱却について「政府で減らそうと話し合っている」と報告。いっぽう「楽しくクールに、セクシーに」と具体性のない話に始終し、若者たちがデモに参加するなかで「若い人たちを動かし勇気付ける必要がある」と発言したのだ。また11日の会見で記者がグレタさんを例に挙げ、「若い環境を訴える人たちは、大臣にとってどのように見えますか」と聞いた際にこう返答している。「野球しかやってこなかった僕からするとすごいですよね。本当に授業は休むものだと思ってましたからね。授業が終わってから本番だと思って野球ばかりやってましたから。すごいね」そんな小泉氏について、大臣としての資質を問う声が上がっている。《小泉進次郎は何も分かっていないのだろう。支えるべき官僚も》《環境大臣としての資質の前に政治家としてどうなんだろうか?》《小泉進次郎さん。残念です》
2019年09月25日日本の映画づくりのシステム、エンターテインメント界の変革を志し、小泉今日子らと共に映像制作プロダクション「新世界合同会社」を設立し、映画『ソワレ』で初めてプロデュース業に挑戦している豊原功補。インタビュー【後編】では、クリエイティブ面からスケジュールの管理、資金調達に至るまで、プロデューサーとしての仕事について、さらに“黒船”と呼ばれるNetflixなどの配信事業が興隆する中で、日本映画のクオリティを世界に伍するものとするためには何が必要なのか? その可能性についても話を聞いた。村上虹郎、芋生悠(いもう・はるか)という若き2人を主演に据え、この夏に和歌山で撮影が行われた映画『ソワレ』。撮影自体は無事クランクアップしたものの、2020年秋の公開に向けて、やるべきことは多い。予算面でも、既に600万円を超える金額がクラウドファンディングサービス「Makuake」で集まってはいるが、劇場での上映や宣伝活動などに必要な費用も多く、現在もなおサポーター募集が行われている(締切は9月27日)。作品づくりの土台は「支援者ひとりひとりの気持ち」豊原さんはプロデューサー、そして小泉さんはアソシエイト・プロデューサーとして本作に携わっているが、プロデューサー・豊原功補の具体的な仕事は?「まず自分が知ってる範囲での『プロデューサーはこれをやるべき』ということをひとつずつやってる状況なんですが、やること多くて驚いてます(笑)。重圧もすごいです…」。「お金のことに関しても『こんな大変なのか!』と身をもって知っている最中で、そのことを考えると、恐ろしくなって夜、眠れないですよ(苦笑)。巻き込んでいる人も多いし、自分ひとりが借金を背負って何とかなるもんじゃないわけで」。「クラウドファンディングの利用に関しては、映画を作るにあたって、いろんな人と話をする中で、ごく自然に幾人もの方から『クラウドファンディングはどうでしょう?』という言葉が出てきました。いくつかある中で、どこがいいのか? ということを考える中で、Makuakeさんの名前が出てくることが一番多かったんですが、実際に見てみるとシステムが非常にちゃんとしているし、僕が当初、非常に原始的な“寄付”のようなものとして考えていたものよりも、ずっと顧客目線で作られていて、“支援”がしやすいんですよね」。「いい意味で“重み”を感じ過ぎずに、自分の生活の中で『あんな映画があったらいいな』『これくらいの金額でいいかな?』くらいの感覚で支援してもらえるんじゃないかなと」。「とはいえ、そうやっていろんな方からお金を出していただけることに、ありがたさと共にプロデューサーとして恐ろしさも感じています(苦笑)。制作費に宣伝、デジタルプリント…本当に流しそうめんのように、すごい勢いでお金が流れて消えていくんですよ。もちろん、作品づくりに関して、僕らは自分たちの“主観”で決断していくわけですけど、その決断を支える土台になっているのは、支援してくださったひとりひとりの気持ちであって、そういう方々のメッセージを読むと『絶対に侮っちゃいけないな』と思います」。大事なのは「作り続けること」資金面やスケジュールの管理などだけでなく、豊原さんは積極的に作品の中身そのものにも関わっているという。自らを「うるさい、古いタイプのプロデューサー(笑)」と語る。「自分が俳優として現場にいたら、確実に『うるさいヤツだなぁ』って思ってるでしょうね(笑)。もちろん、外山監督が自分で脚本を書かれていて、やりたいことのベースはあるので、それをどうやって形にするか? こちらにそれがどう伝わっているのか? 伝わっていないのか? 『こういうことをやりたいのかもしれないけど、そうなってないよ』といったことをどんどん口出ししていますね。そこはやはり、質のいいものを作っていかないと、自己満足になってしまうのでね」プロデューサーという立場として当然、具体的な「観客動員数」や「興行収入」といった数値が頭をよぎらないわけではない。だが、何より大事なのは「作り続けること」だと考えている。「単なるマスターベーションで終わらせないためにも、事業として見合うか? という考えは常について回っていて『これは善をなそうとして悪に組み込まれていく一歩なんじゃないか?』って思ったりもしてます(笑)。いまのは岩松了さんの戯曲のセリフなんですけど」。「やっぱりこの1作で何かを変えられるほど簡単じゃないですから、さっきも言いましたが、いくつもの『点』のひとつになれたらいい。それがいくつもつながって『波』を起こせたら…ホントにね、1回じゃ変わらないですから」。「今回、こうして新世界合同会社を作ったけど、『ソワレ』の公開は2020年の秋の予定だからまだまだ先です。じゃあこの1年、答えが出るまで黙って見ているかと言えば、それじゃきっと心が離れちゃう。この映画を見届けるためにも、“次”を始めないといけない。この場所に立ち続けるには、ここで遊び続けなきゃいけないと思っています。もちろん、この作品に関してやるべきこともまだまだ残ってるんですけど(笑)」。日本映画の質を高めるには?その1「技術」近年、日本映画の「ガラパゴス化」が指摘されている。一方、つい最近の話だが、ひとつの光明と言うべきか、“黒船”と呼ばれるNetflixの台頭の中で「全裸監督」のような作品がそこにラインナップされ、地上波ではできない作り方、表現方法なども含め、業界内でも注目を集めている。「僕もNetflixはよく見ますし『全裸監督』も見ました。面白かったです。日本の作品の質をどう上げていくか?という点に関しては、2つの方向性があって、ひとつは“技術”の部分、もうひとつは“マインド”の問題になってくると思います」。「技術に関して言うと、まだまだ日本に、世界で通用する技術を持ったスタッフはたくさんいますよ。ただ最近は便利な機材のおかげで、カメラ技術や編集ひとつとっても、楽にできることが多くなり過ぎちゃったと思います。撮影後に寄りや引きを調整できるようになったりして、現場での能力というのが落ちているのかなと」。「そこはもう少しアナログな感覚で『いまあるものが全てだ』という感覚でやっていかないと技術は下がっていってしまう。それは俳優も同じで、デジタル化によって、以前のような『いまあるロールの中のフィルムに収めなきゃ』という気合が以前と比べると全然違う。そういう細かい部分での技術力って日本の武器だったはずなのに、それを自分たちで手放してるところがある」。「でもそこは、ちゃんと頑張れば取り戻せると思います。それこそ、昔の怖い先輩を現場に呼び戻して、きちんと技術を継承していけば、まだ間に合うと思っています」。日本映画の質を高めるには?その2「マインド」「厄介なのはもうひとつの“マインド”の部分ですね。それは作り手や観る人の社会との距離感の問題と言えるかもしれませんが、例えばNetflixの欧米を見ると、やはり、日本の社会とは宗教や人種問、貧富といった問題が比較にならないほど大きくて、それが日常と混じり合っているからドラマが生まれるんですね。逆に日本は日常の非常に狭い部分を描くことになってしまって、だから四畳半の物語ばかりになっちゃう」。「『全裸監督』はその点、村西とおるという独特の人物を主人公にしていて、セックスが題材のひとつとして扱われているという点で特別といえるかもしれないし、すごく面白いなと思います」。「そういう社会との距離感を意識して作っていかないと、単に海外の作品のマネをしてもダメだし、そういう意味で今後もNetflixの欧米のオリジナル作品と肩を並べるって、大変だとは思います。ただ、先ほども言いましたが、日本の社会もいろんな問題がいま、露わになってきているわけで、そういう意味では描くべきドラマが増えていると言えると思います。そこで本当に恐れずに自由度の高い作品を作れるか?『日常の苦労を忘れられるようなドラマ、エンターテインメントが見られる』と思ってもらえる器(プラットフォーム)を作ることができれば、見てくださる方々の意識も変わってくると思います」。そしてもうひとつ、豊原さんが指摘するのは“俳優”のマインドである。「平成という時代、俳優が俳優としてあるべき“鍛錬”の時間から離れてしまった部分があって、それこそ演技というもの、俳優という立場がコマーシャルにたくさん出たりするためのものになっていたり、ドラマや映画にたくさん出演することがゴールになってしまっていたりする」。「どこかの時期からか、俳優の仕事が事務所に入って、車で送り迎えされて、終わりの時間を気にしながら演技して…という“形”になり過ぎて、イージーなものになってしまったというか。僕自身、そこには憤りを感じていたし、言ってしまえばいまやっている活動は全て、自分が俳優として現場で感じていたことから派生しているんです」。「演技をしていて時折、自分が志しているものと求められているものの“出口”が全く違うことが多くて。俳優の演技だって求められれば求められるほどよくなるはずなんです。ただ、最近は20代の若い俳優さんでも勉強している人は多いし、少しずつまた意識が変わってきていると思います」。「僕自身、こんな風にえらそうなことを語ってて、いま作ってる映画をその言葉や志とかけ離れた作品にするわけにはいかない。まだほんの第一歩であり、わかんないことだらけですが、もっと“嫌われる勇気” を持って、やっていきたいと思ってます」映画『ソワレ』Makuakeクラウドファンディングは9月27日(金)まで実施中。(text / photo:Naoki Kurozu)
2019年09月25日「ニュージーランドなら(育児休暇取得は)当たり前。早くああなればいい」9月20日、記者会見でこう述べた小泉進次郎環境大臣(38)。世界で初めて首相在任中に産休と育休取得したニュージーランドのジャシンダ・アーダーン大統領と会談したことを受けての発言だった。8月に滝川クリステル(41)と結婚した小泉氏。2020年初めに、第一子が誕生予定であることでも世間を驚かしたが、9月11日にはご祝儀とばかりに環境大臣として初入閣。以来、福島第一原発の汚染水放出問題での発言や、台風15号の被害を受けた千葉県への訪問など、その一挙手一投足が報じられて注目を集めてきた。だが、そんな小泉氏をもっとも悩ましているのは原発でも台風でもなく、「育児休暇」問題なのかもしれない。結婚発表後時から小泉氏は育児休暇の取得を検討していることを明言してきたが、直後から賛否が別れた。たとえば小池百合子知事は9月13日に「堂々と取るべきだ」と賛意を表明。「男性の育休『義務化』を目指す議員連盟」会長の松野博一元文科大臣も「社会意識変革の大きな推進になる」と歓迎した。さらに作家の乙武洋匡さんはTwitterで《制度は整っているのに空気的に取れないという方も多くいるなか、小泉議員のような方が取得することで、そうした“空気”の打破につながる》とその意義を説明している。一方で、批判の声も多い。9月9日には国民民主党の泉健太政調会長が「育休を取りたくても取れない人がたくさんいる。国民が先」と語れば、日本維新の会の代表で大阪市の松井一郎市長も、育休中に議員報酬が満額でることを問題視。9月11日、小泉氏の入閣直後に「もう内閣の一員になったんだから、育休を言っている場合じゃなくなった」と語った。問題が問題なだけに表立って批判する者は少ないが、9月14日の朝日新聞では「大臣の仕事はそんなに甘くない。国家の仕事が最優先でしょう。それができないなら、大臣をうけちゃだめだ」という自民の閣僚経験者の声も紹介されている。Twitterでも《税金で奉仕させてもらってる身なんだから、国民に対する裏切りなんじゃ?》《議員になった以上、自分の事や家族は三の次》《一般の仕事じゃなく、任期があるんやから一旦政治家を辞めるべき》など育休取得を批判する声は多い。また作家の百田尚樹氏の《子供が成人するまで、休んどけ》と揶揄する声も……。取得しても、取得しなくても批判を受けそうな小泉氏の育休問題。じつは国会議員には育児休暇の規定がないことが問題を複雑にしている。政治部記者からは「現実的には数日から1週間程度休んで、“育児休暇を取った”とするのが落としどころ」という声も上がっている。仮に小泉氏が育休取得を断念したり“かりそめ”の育休に終わったりした場合に懸念されるのが、世の中への影響だ。小泉氏と同様、来年度に育児休暇の取得を予定している男性はこう懸念を示す。「もし小泉さんが職責を理由に育休取得を断念するとしたら、“職責が重い人は育休を取るべきではない”というメッセージを世に発することになります。また“育休を取れる人間は楽な仕事をしている”というイメージも生みかねない。仮に数日や数週の休みで“育休を取った”とした場合でも、男性の育児休暇はそういうものという印象を世に広めることになる。育児において女性と同等の責任を負おうとするなら、数日や数週の休みでは足りませんよね。“小泉進次郎は〇日だったけど、お前はそんなにとるのか”と言われるような男性も出ると思います。断念したり中途半端に取ったりするなら、男性の育児参加を阻害したことになる。そんなことをするくらいなら、初めから育休なんて言い出さないでほしい」批判も多い国務大臣の育休取得。だが世の男性のためにも、小泉大臣には長期間の育児休暇を堂々と取得してほしいものだ。
2019年09月21日小泉進次郎環境大臣(38)が9月17日、除染廃棄物の最終処分にまつわる質問に答えた。ただその内容が意図の読めないものだったため、ネットでは「何言ってるのかわからない」といった声が上がっている。同日、福島県に訪問した小泉大臣。記者から福島第一原発事故で発生した除染廃棄物について「45年3月までに県外で最終処分をすることは大きな課題」「その最終処分場の検討が進んでいない。現状や見通しについて見解をいただきたい」と問われた。「これは福島県民の皆さんとの約束だと思います」「その約束は守るためにあるものです。全力を尽くします」と発言したところ、記者が「具体的には?」と再び訊ねた。すると、こう返したのだ。「私の中で30年後を考えた時に、30年後の自分は何歳かなと発災直後から考えていました。だからこそ私は健康でいられれば、30年後の約束を守れるかどうかという、そこの節目を見届けることが、私はできる可能性のある政治家だと思います」さらに「だからこそ果たせる責任もあると思うので」と続けた小泉大臣は、同県のふたば未来学園について「その思いがなければ取り組んでいません」と発言。「教育というのは、一過性の支援ではできません」「生徒たちが社会に羽ばたいた後の人生も含めて、責任を負うんだという思いがあるからこそ取り組んできました」と語った。そして「この30年の約束もその思いで、ライフワークだと言ってきたことをしっかり形にするために全力を尽くしたい」と結び、会見は終了した。30年後の自身について語り、教育の持論を展開。そして最後まで「何にどう全力を尽くすのか」を明かさなかった小泉大臣にネットでは「言ってる意味がわからない」といった声が上がっている。《ごめん、進次郎のポエムが何言ってるのか全くわからない》《それっぽい感じで何か語りつつ、実は何も言っていない小泉進次郎。こういう人を雰囲気で持ち上げるのは、いい加減にしたほうがいい。ろくなことにならない》《自分の意見すら持ってるか怪しいよね》6日、仙台市で「震災からの復興」をテーマに講演をした小泉大臣。そのなかでもこんな漠然とした発言をしている。「支援をされる側でなくて、未来の被災地を支援する側に回るような発想ができれば、私は日本人らしさを発揮できる復興や国づくりができるんじゃないかと思います」また11日の就任会見で原子力発電に対する考えを問われた際も、「どうやったら残せるかではなく、どうやったらなくせるかを考えたい」と返している。小泉大臣は11年3月の東日本大震災以降、復興に精を出してきた。自民党の青年局長だった12年には被災地を巡回する「TEAM-11」を発足。翌年、復興政務官に就任。野党議員から与党議員ともなり、この8年間で様々な立場となって現地と向き合ってきた。しかし前述のように、壮大に聞こえるものの具体性のない返答を繰り返している。朝日新聞が17日に発表した世論調査によると、小泉大臣は「次の自民党総裁にふさわしい」という問いに対して22%から支持。石破茂議員(62)や河野太郎防衛大臣(56)、菅義偉内閣官房長官(70)を差し置いてトップだった。さらに16日の産経新聞でも、最も活躍を期待する閣僚として48.9%がその名を挙げたという。
2019年09月18日俳優の小泉孝太郎が、28日に放送されたTBSラジオ『伊集院光とらじおと』(毎週月曜~木曜 8:30~)に生出演し、弟で自民党の小泉進次郎衆院議員とフリーアナウンサーの滝川クリステルの結婚について言及した。小泉は「本当に滝川クリステルさんは素晴らしい方なんで。もうなじんでいるんですよ、普通に」と明かし、自身については「僕も週1の勢いで、いきなり滝川クリステルさんとお会いすることになった。なんで僕は滝川クリステルさんのマンションピンポンしてるんだろうと思いながら、今でもピンポンするわけですよ」と語った。続けて、「でもそこに進次郎がいて、滝川さんがいて、すっとなじんでいる。(結婚とは)こういうことなんだなと思いますね」と述べた。パーソナリティの伊集院から「孝太郎さんも憧れる感じ?」と聞かれると、「いいなと思いますね。弟を見て、刺激をされることは正直ありますね」と明かしていた。
2019年08月28日8月8日に入籍した小泉進次郎議員(38)と滝川クリステル(41)。2人の交際は昨年の’18年1月からスタートしたという。首相官邸や横須賀市での会見では、そろって外出したことがないと強調していた。「発表にいたるまでは、一度も2人で外に出たことがないし、いっしょに移動することもありませんでした」(進次郎)「外で食事したことがないので、いっしょに行きたいし、いっしょに散歩したい」(滝川)だが全国紙の政治部記者は次のように証言する。「昨年12月4日、西麻布にある隠れ家的レストランで、進次郎さんと滝川さんの姿が目撃されていたのです」昨年12月といえば、交際スタートから1年ほどたったころ。「レストランの個室にいたのは、進次郎さんを含めた男性3人ほどと、滝川さんを含めた女性3人ほど。一般でいうところの“合コン”だったようです」2人は自分たちが交際していることを隠して食事会を企画したのか?それとも厳重に口止めをしていたのだろうか?「それは定かではありませんが、合コンはかなり盛り上がり、深夜1時まで続いていたようです。実は隣の個室に某テレビ局の報道チームがいて、進次郎さんと滝川さんのグループを偶然目撃したそうです。彼らは官邸会見で2人の交際を知り、“スクープを逃した!”と、悔しがっています」
2019年08月20日自民党の小泉進次郎衆院議員(38)が7日、自身のブログを更新し、フリーアナウンサーの滝川クリステル(41)との結婚を報告した。小泉氏は「横須賀・三浦のみなさんをはじめ、日頃から応援してくださっているみなさんへ」と書き出し、「『いつ結婚するんだ』『はやく嫁もらえ』『いい歳なんだから…』などと地元でも、国会でも、全国でも言われてきた私ですが、この度、結婚することをご報告致します。お相手は、滝川クリステルさんです」と報告。「私たちは昨年からお付き合いを始め、お互いに結婚を意識するようになり、彼女が福島県から引き取った保護犬のアリス(ラブラドールレトリーバー)と一緒に2人+1匹の時間を過ごしてきました。彼女に対する理解が深まっていくにつれ、彼女は肩書きや職業では説明できない、『滝川クリステル』という生き方を選択していると思うようになりました」と馴れ初めを明かし、「それは、自分勝手な考え方かもしれませんが、政治家を職業ではなく、生き方として捉えている私にとって『この感覚を話さなくてもわかってくれる人がいたんだ』という、同志を見つけたような気持ちでした」と打ち明けた。そして、「彼女といる時は、政治という戦場から離れ、鎧を脱いで、戦うことから解放され、ふっと力を抜いて、無防備な自分でいることができ、救われる思いがします」と告白。「参院選が終わってから、横須賀の実家にクリステルさんとアリスを連れて行きました。それまで一度も恋愛中に外で会ったり、一緒に移動したこともなかった私たちにとって、一緒に移動できるだけでも本当に嬉しく、幸せな気持ちになりました」とつづった。また、「そんな日常の中の、当たり前に思える一つ一つがいかに幸せなことか、これからもその気持ちを大切にしていければ、良い時も、そうではない時も乗り越えていけると思います」とし、「これからは二人で助け合い、支え合い、時には周りにも頼りながら、私たちらしい結婚生活を送っていきたいと思います」と意気込みを記した。さらに、「幸いなことに子どもも授かりました。愛する人と時を重ねる中で、自然と妊娠し結婚という流れになったことを本当に嬉しく思っています。クリステルさんは、年明けに初産を42歳で迎えることになります。高齢出産になるので、心身両面の負担が重くなることなく、無事に出産の日を迎えることができるよう、全力で守る決意です。静かに、温かく見守って頂けますよう、心よりお願い致します」と滝川の妊娠も報告。「日頃より応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。これからも、より一層政治家として努力と精進を重ねて参りますので、どうぞよろしくお願い致します」と呼びかけた。
2019年08月07日フリーアナウンサーの滝川クリステル(41)が7日、自身のインスタグラムを更新。自民党の小泉進次郎衆院議員(38)との結婚と妊娠を報告した。滝川は「この度、私、滝川クリステルは、小泉進次郎さんと結婚することになりました」と報告し、「進次郎さんとは、数年ほど前に友人として知り合うご縁があり、良き友人として過ごしていました。しかし、昨年から徐々に友人としてではなく、人生において大事なパートナーという存在に自然と変わっていきました」と経緯を説明。また、「私が今までイメージしてきた『政治家の妻はこうあるべき』という形に捉われず、私らしく、ありのままの生き方、スタイルを尊重してくれることを話し合う中で感じることができたことも心強く感じました」と打ち明け、「私はこれからも仕事を続けながら、滝川クリステル、小泉進次郎という個人を同志のような気持ちで高め合えるような夫婦関係を築いていきたいと思っています」とつづった。さらに、「今年42歳を迎える私ですが、幸いにも新しい命が舞い降りてきてくれました。おかげさまで無事に安定期に入り、年明けの新しい命との対面を二人でいまかいまかと心待ちにしている毎日です」と妊娠も報告。「これから二人で新しく描いていく未来、山あり谷ありの未来かと思いますが、願わくばこのご縁がたくさんの笑顔や絆に繋がり、私たちも周りの多くの方々の笑顔に支えられながら明るく愛情たっぷりの家庭を築いていけたらと思っています」と決意を記した。■滝川クリステル コメント全文いつも応援してくださっている皆様へこの度、私、滝川クリステルは小泉進次郎さんと結婚することになりました。進次郎さんとは、数年ほど前に友人として知り合うご縁があり、良き友人として過ごしていました。しかし、昨年から徐々に友人としてではなく、人生において大事なパートナーという存在に自然と変わっていきました。そして、共に時間を過ごしていくうちに、恋人でもあり、同志、そして親友のような存在になっていきました。私自身も立場上、生活をする上でプライベートが制限された環境に身を置いていますが、私以上に制限された環境の中で、政治家小泉進次郎として息つく暇もなく日々の責任ある仕事に向き合う彼の姿に尊敬の念をもつ一方で、せめて一緒にいる空間、時間の中では心から解放されるように、パートナーとしてできることはないか、日々考えるようになりました。それは、肩の力を抜いた自然体の彼を見出していくことでした。そんな彼を見出していくたびに、フワッと優しく包み込んでくれるとても穏やかで優しく、無邪気でチャーミングな人柄をより感じる機会が増え、どんどん惹かれていく自分がいました。また、私が今までイメージしてきた「政治家の妻はこうあるべき」という形に捉われず、私らしく、ありのままの生き方、スタイルを尊重してくれることを話し合う中で感じることができたことも心強く感じました。私はこれからも仕事を続けながら、滝川クリステル、小泉進次郎という個人を同志のような気持ちで高め合えるような夫婦関係を築いていきたいと思っています。最後に、今年42歳を迎える私ですが、幸いにも新しい命が舞い降りてきてくれました。おかげさまで無事に安定期に入り、年明けの新しい命との対面を二人でいまかいまかと心待ちにしている毎日です。これから二人で新しく描いていく未来、山あり谷ありの未来かと思いますが、願わくばこのご縁がたくさんの笑顔や絆に繋がり、私たちも周りの多くの方々の笑顔に支えられながら明るく愛情たっぷりの家庭を築いていけたらと思っています。突然のご報告となりましたが、変わらず温かくみなさまに見守っていただけましたら幸いです。これからもどうぞよろしくお願いします。滝川クリステル
2019年08月07日「つい先日、小泉さんと恵比寿駅で会ったんです」と語るのは、小泉今日子(53)の古くからの知人。現在は制作会社『明後日』の社長としても活動している小泉。恵比寿駅といえば、会社の最寄り駅でもある。知人が続ける。「久々に会ったので、すごく懐かしかったのですが、驚いたのは彼女が電車で移動をしていたこと。会社の社長さんになりましたし、昔とは経済感覚なども変わってきているのかな、と思いましたね」’18年2月に、事務所からの独立と、妻子のある豊原功補(53)との恋愛関係を公表した小泉。それから1年半が経過し、2人は新たな試みに挑もうとしている。プロデューサーとして映画の製作を手がけているというのだ。ある映画プロデューサーは言う。「豊原さんも小泉さんも映画のプロデュースは初めての体験だそうですが、なかなか映画がヒットしない時代に思い切った決断だと思います。昨年は製作費300万円という低予算映画『カメラを止めるな!』が大ヒットして話題になりました。でもお2人の映画『ソワレ』は主演の1人が若手人気俳優の村上虹郎さん(22)で和歌山県内のロケも1カ月弱おこなったそうですから、製作費用は少なくとも1~2千万円はかかるのではないでしょうか」彼らは製作費や広告費を集めるために、クラウドファンディングサービスを利用している。8月5日時点で支援金は350万円を超えており、かなり反響を呼んでいるようだが、小泉と豊原の“捨て身の作戦”も功を奏したようだ。「2人で経済誌のインタビューに応じ、豊原が“創造の世界はもっと自由であるべき”など映画製作について熱く語ったのです。2人で取材に応じたのは初めてのことで、7月末に配信された記事では和歌山県の海岸で撮影されたツーショットまで公開しています」(芸能関係者)豊原はインタビューではこんな発言も。《テレビに出られなくなる、CMに起用されなくなる、生活ができなくなる、映画が撮れなくなる。無言の圧力をみんな勝手に自分の中に感じてしまっているわけです。自分自身もそういう思いをすることはあるんですが》(『Forbes JAPAN』)現在の豊原は経済的に苦境にある。小泉への不倫愛を宣言して以降、テレビドラマや映画のオファーは激減しているのだ。ある舞台関係者は語る。「いまの収入の大部分が、『明後日』から支払われている演出料や出演料で、いわば小泉さんが捻出したお金です。その収入から、奥さんの生活費やお子さんの養育費を払っているわけですが、豊原さんも金欠状態に苦しんでいるのでしょう」この関係者は、2人のこんな場面も目撃したという。「楽屋で豊原さんが、ふと『飲み物がなくなったなぁ』と、つぶやいたんです。するとすかさず小泉さんが財布から千円札を渡して『私の分もこれで買ってきて』と……。すごく自然で、お金のことは小泉さんが全部面倒をみているんだな、と思いました」金欠苦に耐えながらも、“自由な創作”を目指し、映画製作という新たな夢に向かって走り出した恋人のために、実は小泉は大きな決断を下していた。“お気に入りの我が家”を売却したのだ。以前、小泉が住んでいたのは都心の一等地に所有するマンションだった。彼女を知る音楽関係者は言う。「小泉さんが50歳の誕生日を迎えたときに、『MEKURU』という雑誌が、彼女の大特集を組みました。すっぴんで撮影に臨んだことも話題になりました。広いリビングルームにたたずむ姿や、ソファに横たわる姿が印象的でしたが、その撮影現場となったのが、彼女の自宅マンションだったのです」部屋の広さは190平方メートル!その重厚なたたずまいが外国人にも人気の物件で、地元の不動産関係者によれば「売却金額は3億円と聞いています」とのこと。この決断の理由について、前出の知人は次のように語る。「女としての意地というのでしょうか。豊原さんを妻子から引き離し、公の場で“恋人宣言”もさせてしまったわけですからね。『彼の夢は私が支える!』という思いにとらわれているのでしょう。交際を公にしたころ、小泉さんは賃貸マンションに引っ越していました。所有している物件を売却して当面の活動資金を調達することで、豊原さんの創作を支えていきたいと考えていたのでしょう」“男の夢”と“女の意地”をかけた映画は、来年公開されるという。
2019年08月06日俳優の豊原功補と女優の小泉今日子が立ち上げた制作会社の初プロデュース作品で、村上虹郎・芋生悠が主演する映画『ソワレ』。現在、その制作応援サポーターを募集するクラウドファウンディングがMakuakeにて実施されている。2020年秋公開を目指す和歌山県を舞台にした『ソワレ』のサポーターを募集するための本プロジェクト。『ソワレ』は短編映画『春なれや』の外山文治監督作品で、村上虹郎・芋生悠主演、若きふたりの逃避行を追ったロードムービー。豊原氏、小泉氏ら数人で昨年立ち上げた、映画製作会社「新世界合同会社」の第1作目の作品となる。支援枠は3,000円~50万円まで。本プロジェクトを支援したサポーターには、ロケ地・和歌山や東京で行われる試写会に参加できる権利や、ホームページ/映画エンドロールへの名前記載、豊原氏・小泉氏によるクリエイターズトークイベントへの参加権など、様々なリターンが用意され、集まった資金は製作費およびPA(プリント+広告)費として活用していくという。豊原功補&小泉今日子、初プロデュース作に込めた映画業界への思いとは…我々は、もとより日本映画の興行システムにおける大小の差に疑問を感じておりました。よく耳にし、実感としても伴っていたのはオリジナル脚本の企画の通りづらさ、また、キャスティングにおける発想の自由度の狭さです。映画事業、ビジネスといったところをからすれば、国内でのヒットとその中での製作と回収を考えることは至極当然のことなのでしょうが、そこで後回しになるのは国内のみの需要にとどまらぬ作品の質の追求や、認知優先ではない本当に役柄に適したキャスティングの追求なのでないかと思うところがあります。しかし、独自性を打ち出し、自由度を求める企画にはなかなか資金が集まりません。結果インディペンデントの精神を持ちながら小さな映画を目指すことになります。決して悪いことではありません。目指すべき映画を作り公開して観ていただくという点では、映画作りをしている者すべてなんら変わりはありません。ただ、これからはもっとアジアや世界に広がる独自性と作家性を感じる作品を、日本のいろんな映画館でたくさんの方に観てもらえる環境になればと思うのです。日本には本当に優れた俳優や監督、技術スタッフがたくさん存在します。その一人一人にもっと多くの創造する機会、場所を作り、色とりどりの新たな映画が生まれることを願い、はじめの一歩を踏み出してみました。初プロデュースは初めて知り得ること、困難の連続を思い知りながらの日々となることとは思いますが、覚悟を持って、精一杯頑張ります。注目の若手俳優2人のキャスティング理由主人公の翔太役には、瞬時に村上虹郎くんの姿が浮かびました。外山監督とも『春なれや』という短編で組んでいた経験もあり、彼の内面から発する危うげながらも繊細かつ熱量のある躍動感はこの役に不可欠だと感じました。タカラ役の芋生悠さんは100人を超すオーデションからの抜擢となりました。監督が台本を書き上げる上で想像力を膨らませる大きな要因ともなったようです。今作の直前に作・演出した舞台での仕事が初の顔合わせでしたが、彼女の瞳の奥にある儚くも憂いのある光と、大きく飛躍する演技への底力をとても強く感じました。この二人でしか作り得ない時間が生まれるだろうととても期待しています。ストーリー東京で役者を目指す翔太は、噛み合わぬ実人生に自分を見失いそうな日々の中にいた。そんな中、小さな劇団のツテから、演劇を通したレクリエーションを行うために向かった先は、故郷の和歌山にある老人養護施設。終の住処になるであろうその施設に住む老人たちの中で、自分と変わらぬ年若いタカラは働いていたが、彼女は何か失い切って諦めたように佇んでいた。数日後、一緒に祭りに行こうと誘ったタカラを迎えに行った翔太は、そこで驚くべき光景を目にし、2人は事件を起こしてしまう。タカラの手を取り駆け出した翔太。そして2人は“かけおち”とも呼べる逃避行の旅を始めることになる――。『ソワレ』は2020年秋、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年07月30日世代随一の実力派・村上虹郎を主演に、インディーズ映画で最注目の新星・芋生悠をヒロインに迎えた映画『ソワレ』が始動。豊原功補、小泉今日子らによる「新世界合同会社」が初プロデュースを手掛ける。本作は、役者を目指し上京した若者・岩松翔太が、生まれ育った海辺の街の高齢者施設で演劇を教えることになり、そこで働く山下タカラと、ある事件をきっかけに先の見えない逃避行を始める――というストーリー。主人公の翔太を演じるのは、外山文治監督とは短編映画『春なれや』以来二度目のタッグとなる村上虹郎。また、同じくタカラはインディーズ映画界の新星・芋生悠(いもうはるか)が100人以上のオーディションから大抜擢。地元住民らでつくる「御坊日高映画プロジェクト実行委員」らのサポートで7月5日にクランクイン、7月末にアップ、そして秋の完成を目指していく。短編『此の岸のこと』(’10)が「モナコ国際映画祭2011」で最優秀作品賞など5冠を達成し、長編デビューとなった『燦燦―さんさん―』(’13)で「モントリオール世界映画祭2014」から正式招待を受けた外山文治監督が、和歌山市出身のプロデューサー・前田和紀氏の依頼で幾度となく和歌山を訪れ、オリジナル台本を執筆、当地の名所・道成寺にまつわる「安珍清姫伝説」なども取り込み、夏の御坊市、日高エリア、そして和歌山市を横断するロケを敢行する。タイトルの“ソワレsoiree”とはフランス語で「陽が暮れた後の時間」「夜会」、または劇場用語で「夜公演」のこと。本作に関してプロデューサーの豊原氏は「誰もが心の奥底に秘める癒えることのない傷や大切な想いを“一夜かぎりのソワレ(夜会)に閉じ込め、次のまた新しい朝を迎え歩き出す」というメッセージがあると本作への意気込みを語っている。また、撮影中の7月18日よりMakuakeによるクラウドファウンディングがスタート。現場のリポートや動画、和歌山情報などを発信しながら、この映画のサポーターを募っていきたいという。村上さんは既にインスタグラムのフォロワーが17万人。彼の発する言動やビジュアル、関わる作品は多くの人々の関心の中にあり、芋生さんはインディーズ映画を中心に活動しているが、彼女の将来に期待を寄せる人はこれからも増えていくはず。そして外山監督は、まだ三十代ながら『此の岸のこと』『春なれや』『わさび』など短編集の上演はユーロスペース動員数で記録を出すほど。海外での受賞経験もあり、その才能は少しずつ認知されてきている。この若き表現者たちを見守り、育てることもクラウドファンディングの意味を広げていくことになる。豊原功補:プロデューサーコメント外山監督の人の営みに対する深い観察眼を感じさせる『此の岸のこと』に強い感動を覚え、その時からすでに何かに導かれるように新世界の立ち上げ、プロデュースへと至った気がします。唸るような繊細さと躍動を併せ持つ村上虹郎、儚げでありつつも芯のある瞳の奥へと惹きつける芋生悠、この二人の疾走する生命の瞬間を捉えさせたらどうなるのかと、とても胸がざわつく思いです。その構図の力強い背景となる和歌山と我々を繋げてくださった前田プロデューサー、そして全スタッフとともに、新しい扉を開くべくこの映画に挑みます。たくさんの人々の心に届けばと願っています。クラウドファンドの実施も決定し、広く皆様のご参加を募ります。応援宜しくお願い致します。小泉今日子:アソシエイトプロデューサーコメント『此の岸のこと』に感銘を受け、僭越ながら外山文治監督の存在を世に知らしめたいと思った。その思いが長年の夢だった映像作品のプロデュースという挑戦へと背中を押してくれました。縁も所縁もない和歌山県と我々を引き合わせてくれたもう1人のプロデューサー前田和紀さん(和歌山県出身)と共に全力でこの夏を駆け抜けたいと思っています。村上虹郎さんと芋生悠さん。実存と幻想を行き来するような2人の眼差しや透明感はいつか失われるかもしれない儚さの元に醸し出されるものかもしれません。そんな今の2人をそのままこの映画に閉じ込められたらと思います。主人公・岩松翔太役/村上虹郎コメント皆さまお元気ですか村上です。待望の外山監督長編作です。きっと僕等が体感したことのない色やリズムによって未知なる感情とその旋律に出逢えることと予言致します。乞うご期待。主人公・タカラ役/芋生悠コメントソワレの主演をやるということは自分の人生においても大きな出来事になると感じています。W主演の村上虹郎さんは、目の前にするとより一層凄みを感じます。絶対にこの人には嘘をつきたくないと思う何かがあります。心を裸に。一緒に演じられるのが楽しみです。監督の外山文治さんは、リアルにそこに存在するかのような人物を描き確かに映画にされます。ソワレは現実と映画の結びつきの核みたいな存在になるんじゃないかと。台本から読み取った愛を信じて監督ついて行きたいです。そしてプロデューサーの豊原功補さん小泉今日子さんへの信頼もあり、いい環境の中で映画がつくれることに感謝しています。ソワレの未来は何も見えないですが、今は今ここにある全てを捧げられたらと。和歌山の土地のエネルギーと現地の皆様のお力添えをお借りして最後まで生き抜きます。脚本・監督/外山文治コメントこれまで流行に背を向けて、「生活者」の心の在りようを撮り続けてきました。時代が大きく変化し、作品主義・作家主義を今いちど掲げられる時に、この度の機会とご縁を頂くことができましたことを大変嬉しく思います。舞台となる和歌山県の魅力と、村上虹郎と芋生悠という若いふたりの放熱を余すところなく撮ることを約束し、プロデューサー陣の志を羅針盤に、ささやかながらも一石を投じるような骨太な映画を目指して歩を進める所存です。『ソワレ』は2020年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月04日Tシャツにスパッツというラフな格好で、無造作に髪を束ねたすっぴんの女性。5月中旬の午後4時ごろ、自ら車を運転して都内のスタジオにやってきたのは、小泉今日子(53)だった。しばらくしてスタジオから出て来た小泉は、車から差し入れのお茶が大量に入った重そうな段ボールを1人で運び出す。さらにスクリーンのような機材も搬入するなど、孤軍奮闘していた。この日、5月25日から東京・紀伊國屋ホールで始まる舞台『後家安とその妹』の稽古が行われていた。企画・脚本・演出・出演の4役を務めるのは、恋人で俳優の豊原功補(53)だ。小泉は、この舞台を企画した制作会社『明後日』の社長でもある。小泉が甲斐甲斐しく裏方仕事に立ち働いているのをよそに、豊原は何度かスタジオから外に出てきたものの、タバコを美味しそうに一服するだけだった――。昨年2月、小泉は所属事務所から独立し、妻子ある豊原との恋愛関係を公表した。同時に豊原も会見を開き、小泉との恋愛関係を認めるコメントを発表。以降、2人は公然と愛を育んできた。しかしあれから1年3カ月の月日が経ち、2人の蜜月に陰りが見えてきたという。「昨年末から小泉さんの“お節介焼き”が原因でよくケンカするようになったようです。彼女は裏方として豊原さんの出演する舞台をプロデュースしてきましたが、今回の舞台に向けてお互いの考えがぶつかり合い激しい言い争いになったんだとか。2人は私生活でもパートナーなので、24時間365日ベッタリ一緒。さらに小泉さんが豊原さんの仕事以外のことにも口を挟んでくることが増えたそうです。そんな生活が続き、豊原さんが『いい加減にしてくれ!』と猛反発。束縛のキツさに耐えられなくなってきたようです」(舞台関係者)そんな大ゲンカのすえ「2人は最近、同棲を解消した」と親しい知人が明かす。「今年に入ってから、豊原さんは小泉さんの自宅マンションを出ていき、近くに“仕事部屋”と称して新しいマンションを借りたと聞いています」愛の巣を“飛び出した恋人”を仕事場まで追いかけてきた小泉。だが、その献身ぶりはまだまだ“序の口”で――。稽古を終えて2人がスタジオから出てきたのは、午後7時半過ぎ。小泉が車に乗り込んでエンジンをかけ、しばらくすると豊原が助手席へ。小泉の運転で発車すると、20分ほど走ってコインパーキングに停車した。車から降り立った2人が向かった先は、帰り道にある老舗焼き肉店だった。席につくと、小泉はウーロン茶、豊原はマッコリを注文。2人で仲良くサラダを分け合っている。注文した肉がテーブルに並べられ、豊原がせっせと焼いていく。いっぽう小泉はほとんど焼き肉に手をつけず「あの映画、観た。悪くなかったけど……」と、映画や小説などの話題を振っていた。食事が終わると、2人でタバコを一服。そんな沈黙の時間も自然で、長年連れ添った夫婦のような雰囲気だ。会計時は、当然のように小泉が財布を出す。小泉がレジで支払いをしている間、豊原はトイレに立っていた。約2時間後、店を出た2人は、また車に乗りコインパーキングを発車。帰りも運転するため、小泉は食事中もアルコールを我慢していたのだろう。小泉の自宅方面に向かうが、途中の交差点で車は止まり、豊原だけが降りる。そして一軒のマンションに入って行った。豊原を送り届けた小泉は、かつて豊原との同棲が報じられ、本誌もたびたび豊原の出入りを確認していた自宅マンションへと1人で帰宅。豊原のマンションは、小泉の自宅から徒歩10分ほどの距離だった。運転手や荷物の搬入などをマネージャーのようにこなし、食事代も小泉持ち。これだけ尽くしているにも関わらず、豊原は別居生活を選んだのだった。こんな状態でも小泉が豊原との関係を続けるのには“ある計画”があるからだという。「豊原さんはあと1年ほどで奥さんとの別居生活5年目を迎えます。一般的に、離婚調停で婚姻関係の破綻が認められるのは、5年以上の別居ケースが多いんです。小泉さんは本格的に女優復帰する20年までに、豊原さんが“何らかの決着”をつけることを望んでいるといいます」(前出・知人)焼き肉店での楽しげな様子とは一転、豊原の出て行った自宅に独りで帰っていく小泉の背中は、どこか寂しげに見えた。その切ない痛みも“略奪愛の代償”なのだろうか――。
2019年05月21日早見あかりが“ラーメン大好き”な女子高生を演じた「ラーメン大好き小泉さん」が3年ぶりに復活。「ラーメン大好き小泉さん 2019春SP」として4月5日(金)今夜オンエアされる。本作は鳴見なるによる同名コミックをドラマ化。早見さん演じるラーメン好きな謎の美人女子高生“小泉さん”がひたすらラーメンを食べて食べて食べまくり“ラーメンうんちく”を語るというスタイルで、2015年にフジテレビ“土ドラ”枠で最初の連ドラがオンエア。その後2016年に2度にわたりSP版が放送され、この度3年ぶりに復活を遂げる。主演の早見さんは10代半ばまでアイドルとして活動、その後女優に転進しNHK連続テレビ小説「マッサン」や『百瀬、こっちを向いて。』などで注目を集めると映画『銀魂』や『走れ!T校バスケット部』などに出演。最近では「女の機嫌の直し方」も好評だった。早見さんのほか「プリキュア」シリーズなどの美山加恋、朝ドラ「「半分、青い。」の古畑星夏、「ようこそ、わが家へ」などの田中美麗が続投。そこにSKE48出身で女優として活動する木崎ゆりあが転校生役で新たに参加。ゲストとして小泉さんに対抗心を燃やす自称・カリスマラーメンブロガー「ロングアイランド」役でバラエティでの自由なキャラが人気の長嶋一茂、悠の従姉・大澤絢音役で「人生が楽しくなる幸せの法則」の夏菜、ラーメンフリーク白河役で「三四郎」小宮浩信らも出演。豪華なメンバーが本作の復活を彩る。今回はミシュラン1つ星の名店「金色不如帰」に日本一のつけ麺の呼び名高い「中華蕎麦 とみ田」、北海道から横浜進出した味噌ラーメンで有名な「すみれ」など“いま食べるべき”名店が続々登場。さらにもうすぐ平成が終わるということで平成ラーメン史もふり返る。ラストを飾る小泉さんのラーメンへの感謝とリスペクトを込めた感動のスピーチも必見。昨年結婚を発表した新婚ほやほやの早見さんのウエディングドレス姿も注目だ。「ラーメン大好き小泉さん 2019春SP」は4月5日(金)今夜23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年04月05日鳴見なるによる漫画「ラーメン大好き小泉さん」の実写化シリーズが、前回から3年ぶりにSP復活。引き続き早見あかり主演で「ラーメン大好き小泉さん2019春SP」として放送されることが分かった。早見さん演じるラーメン好きな謎の美人女子高生“小泉さん”が、ひたすらラーメンを食べて食べて食べまくる、前代未聞のラーメンドラマ。2015年に全4回の連続ドラマを放送し、23時の放送ながら8.2%の高視聴率を獲得。その後、2016年に2回放送されたスペシャル版を経て、今回3年ぶりの復活を遂げる。主演を務めるのは、昨年12月に結婚したことでも話題となった早見さん。小泉さんは女子高生のため、制服を着用。早見さんは「まさかまさかの小泉さんが帰ってくる!!」と喜びつつも、「結婚したけど制服!?不安はありますが、こうしてまた小泉さんが復活するのはとても喜ばしいことです」とコメントしている。ほかにも、全3作に出演した美山加恋、SP版に登場した元「SUPER☆GiRLS」田中美麗の出演も決定した。もちろん、今作にも実在の人気有名ラーメン店が多数登場。“世界で一番美味しいラーメン”との呼び名も高い「金色不如帰」、今年2月に満を持して横浜に出店し話題沸騰中の「すみれ」、昨年ドキュメンタリー映画も公開されたつけ麺の超有名店「中華蕎麦 とみ田」など、ドラマを見れば、役立つラーメン情報まで知れてしまう!?そして、平成の有名ラーメン店を一気におさらいする場面も。「なんでんかんでん」「麺屋武蔵」「中華そば青葉」「東池袋大勝軒」…など、平成の歴史を彩る有名ラーメン店をふり返る。さらに、ドラマ内ではウェディングドレスを着るシーンも予定されているそうで、なぜ女子高生がウェディングドレスを着るのか?その内容も楽しみだ。「ラーメン大好き小泉さん2019春SP」は4月5日(金)23時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年03月05日常盤貴子主演、唐沢寿明、小泉孝太郎らの共演でおくる日曜劇場「グッドワイフ」。3月3日に放送された第8話では小泉さん演じる多田が嫉妬から“ある行動”に。その姿に視聴者から様々な声が寄せられている。東京地検特捜部長である夫が汚職で逮捕され不倫スキャンダルも発覚、16年ぶりに弁護士に復帰した蓮見杏子を常盤さんが演じ、杏子の司法修習生時代の同期で彼女に想いを寄せ続ける神山多田法律事務所の代表・多田征大に小泉さん、杏子の夫で元東京地検特捜部長の壮一郎に唐沢さん。また杏子と採用枠を巡り争いながら共に働く新人弁護士・朝飛光太郎に北村匠海。多田の事務所のパラリーガルで壮一郎の元・部下だった円香みちるに水原希子。壮一郎の不倫相手とされる元新聞記者・遠山亜紀に相武さん。壮一郎の後任の特捜部長・脇坂博道に吉田鋼太郎、元壮一郎の部下だった佐々木達也に滝藤賢一、官房副長官の南原次郎に三遊亭円楽といった俳優陣も共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。これまでの展開で壮一郎が南原の汚職をもみ消すために逮捕されたらしいこと、壮一郎の浮気相手とされる亜紀もその事件を追っていたらしいことが判明。杏子は亜紀とコンタクトを取ろうとするが彼女は口を開かない。裁判が始まり、不利な状況のなか壮一郎たちは“本当の情報提供者”を見つけようと動き出す。みちるの元にはDVで別れた元夫が現れ金を要求するが金の受け渡し場所に現れたのは脇坂、脇坂はみちるの秘密を知っていると告げ自分に協力するよう求める。その後杏子の説得で真実を語り出した亜紀。亜紀は南原の汚職の証拠となる文書を所有、また壮一郎との間に不貞行為はなかったと告白するが、文書受け渡しの直前、亜紀は階段から転落し意識不明になってしまう。さらに別ルートで文書を入手した多田が、壮一郎の無罪を“阻止”しようと杏子にウソをつく…というストーリー。小泉さん演じる多田が壮一郎と杏子の復縁を阻止しようと“闇堕ち”する展開に「嫉妬に燃え狂う小泉孝太郎かっこよすぎ」「旦那に対する嫉妬心ももうズルいくらい表情いい」などの声多数。さらに“内通者”の存在が仄めかされたことで「裏切り者ってもう小泉孝太郎・滝藤さん・北村匠海くんくらいしか候補なくない?」「タイトル通り常盤貴子だけ良い人って事かな」など“裏切り者”探しにも拍車がかかっている模様だ。(笠緒)
2019年03月04日2月9日(土)、サントリーホールで行われる東京都交響楽団プロムナードコンサートでは、小泉和裕と川久保賜紀による、季節を彩る演奏が楽しめそうだ。【チケット情報はこちら】川久保賜紀がチャイコフスキー国際コンクールで最高位、サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝してから、15年以上が経つ。その後、同世代の音楽家とピアノ・トリオを結成したり、タンゴの演奏に取り組んだりと演奏家としての幅を広げつつ、現在もソリストとして第一線で活躍しているのは多くの方がご存知の通りだ。ヴァイオリン協奏曲のなかでチャイコフスキーと並んで人気の高いシベリウスは、川久保が昔からレパートリーにしている作品のひとつ。続いて演奏される《冬の日の幻想》と曲の冒頭がそっくり、という共通点をもった凝ったプログラミングと合わせてお楽しみいただきたい。チャイコフスキーの交響曲第1番を小泉和裕が都響で取り上げるのは、今回を含めてなんと3回目。同じチャイコフスキーの交響曲でも第2番や第3番より演奏している点を鑑みれば、小泉の思い入れが伝わってくる。初期の作品ではあるが、チャイコフスキーらしい哀愁と情熱が詰まった名曲であることを、小泉による重厚な音楽づくりで気づけるはずだ。公演のチケットは発売中。文:小室敬幸(音楽ライター)
2019年02月01日常盤貴子主演、小泉孝太郎、北村匠海らが共演する「グッドワイフ」の第3話が1月27日にオンエアされ、ラストでみせた小泉さんの“ハグ”に視聴者からの興奮の声が続々と寄せられている。『ハンニバル』『プロメテウス』などのリドリー・スコットが製作総指揮を務め、ミー賞やゴールデン・グローブ賞を多数受賞したアメリカの大ヒットドラマ「グッド・ワイフ 彼女の評決」を原作に日本版としてアレンジ。常盤さんが演じるのは、東京地検特捜部長である夫が汚職で逮捕され不倫スキャンダルも発覚、家族のために16年ぶりに弁護士に復帰した蓮見杏子。杏子の司法修習生時代の同期で彼女の復帰を後押しした神山多田法律事務所の代表・多田征大に小泉さん。杏子と採用枠をめぐって争いながら共に働く新人弁護士・朝飛光太郎には北村さん。元々杏子の夫の元で働いていたがクビになり、現在は多田の事務所のパラリーガルをしている円香みちるには水原希子。逮捕されながらも裏で何かを画策してる様子の杏子の夫・壮一郎には唐沢寿明。その部下・佐々木達也には滝藤賢一。壮一郎の後任の特捜部長・脇坂博道には吉田鋼太郎といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。第3話は鉄道事故を巡る驚愕の真実に迫るストーリー。回送列車が脱線、運転士が死亡し杏子らは遺族代理人として過重労働による事故で1億円の賠償金を提案するが、相手側となる東神鉄道の代理人を務める河合映美(江口のりこ)は運転士の居眠りだとして50万円の見舞金を提案。あの手この手で翻弄してくる映美にてこずりながらも事件の真相に迫っていくと、当初過重労働での居眠り運転が原因だと思われた事故は、実際にはブレーキの整備不良が原因だったことがわかる…というもの。さらに遺族が杏子を弁護士に指名していたことがわかる。遺族に杏子のことを勧めたのは壮一郎の弁護士でもある林(博多華丸)で、事件を以前脇坂が捜査していたことも判明。壮一郎は杏子を利用して脇坂を窮地に陥れたのだった…。ラストで悔し涙を流す杏子をそっと抱きしめる多田、そんな多田を演じる小泉さんに「最高だったよー今週の小泉孝太郎」「今日も小泉孝太郎ヤバみ」「知的でかっこいいのに一途なところにやられる」などの感想が殺到中。「パーカー&メガネ姿好き」とラフなスタイルにも好感が続出している模様で、なかには「パーカー小泉孝太郎国宝」という声まで上がるほど。小泉さんの新たな魅力が開花した本作に視聴者も大きな注目を寄せているようだ。(笠緒)
2019年01月28日「カウンターに座った2人は、リラックスした雰囲気で店主との会話を楽しんでいました。小泉さんがずっと豊原さんを立てている様子が印象的でした」(居合わせた客)小泉今日子(52)と豊原功補(53)が、東京都内の寿司店で目撃されたのは’18年12月中旬のこと。この直前には、小泉がNHK大河ドラマ『いだてん』に出演すると発表されたばかりだった。「小泉は、ビートたけしが演じる古今亭志ん生の“敏腕マネージャー”だった長女・美津子役。脚本を担当した宮藤官九郎が、小泉をイメージしたキャラクターづくりをしています。’18年2月に豊原との不倫関係を公表した小泉はさらに6月には女優を休業して裏方に転身することを発表しました。しかし大河出演は休業宣言前から決まっていた仕事だそうです」(芸能関係者)本誌は豊原が演出を務めた舞台で観客からアンケートを回収するなど、裏方に徹する小泉の姿を目撃している。スポットライトの当たらない立場も彼女にとっては逆に新鮮なようで、楽しんでいるようにも見えたが、早々に女優復帰を目指さなければいけない状況にあるという。ある舞台関係者は言う。「東京都内の老舗劇場に、小泉さんが’20年の使用を申請しているそうです。小泉さんは自身が社長を務めている会社『明後日』のHPで《2020年以降は弊社制作のイベントや舞台などから復帰出来たらと考えております》と発表していましたが、’20年早々にも再び表舞台に立つつもりだそうです」彼女の焦心の理由は経済状況にあるようだ。小泉の知人は言う。「不倫公表以降、豊原さんのテレビ出演の依頼は激減しており、収入もかなり減っています。しかも豊原さんの奥さんは離婚に同意しておらす、生活費やお子さんの養育費なども払っています。その豊原さんの収入の大部分が明後日から支払われている演出料や出演料で、社長である小泉さんが捻出しなければいけません。好きな裏方に専念しているだけでは、豊原さんやその家族の生活は支えられないというのが実情。小泉さんも『やっぱり私が稼がなければ、いまの2人の関係は維持できない』ということに気づいたのでしょう」不倫相手の家族を養うため、夢だった裏方生活をあきらめざるをえないという小泉。大河ドラマの役のような敏腕ぶりで、この苦境を乗り越えることはできるか。
2019年01月10日公演迫る東京都交響楽団による「第九」は、終身名誉指揮者小泉和裕が登壇し、日本屈指のソリストと二期会合唱団の出演でひときわ注目を集めている。ベートーヴェンの9つの交響曲を「自分の聖典のような存在」と語る小泉和裕に「第九」の神髄を尋ねた。【チケット情報はこちら】「ベートーヴェンの音楽には、向き合う度に自分の足りないものを突きつけられるような感覚があります。いわゆる到達点が非常に遠いのです。特に、内なる感情や葛藤、意志を投影した交響曲は実に雄弁で、多くのことを語りかけてきます。こちらに追究心や情熱がある限り、どこまでも自分自身を高めてくれる。そんな作曲家をベートーヴェンのほかに僕は知りません。交響曲第9番は若い頃から40年以上、毎年のように振ってきましたが、これで完成した、掌中に収めた、などと思ったことは一度もありません。もちろんその時々で達成感はありますけれどね。何が難しいか?それは、このパートのこの箇所といった『技術』的な問題ではもはやなく、楽曲全体を通してベートーヴェンの意志をいかに伝えるかという『構成力』に尽きます。フレーズの一つひとつに至るまで、どう解釈しどう表現すればベートーヴェンに近づけるか。終わりのない挑戦です。この試練に今年も挑めるというのは、大きな喜びですね。」「年末に演奏されるようになった背景はさておき、純粋に音楽について考えれば、『第九』で一年を締めくくり来年に向けてエネルギーを得たいという気持ちはよく分かります。実際、世界中の人の心を動かす力を持った作品ですからね。面白いのは、人生の局面や心の状態によって、作品の受け取り方は変わるということ。聴き手のいまを映し出すという一面も、この作品にはあるのだろうと思います。思えば、200年も前に生まれた音楽から、現代を生きる我々が力をもらうというのは、とてつもないことですよね。もしベートーヴェンという灯がなかったら、この世界はいまさぞかし寂しいものになっていたことでしょうね。」「指揮者というのは、作曲家がしたためた楽譜からその意図を正確に読み取り伝える、いわば“伝道師”のようなものです。僕はいつも指揮台に立つとき、作曲家の存在を頭上に感じ、彼らと共鳴するような感覚があるんです。これでよろしいでしょうか、と。今回、都響と僕の演奏を聴いて『ベートーヴェンへの理解が深まった』と感じていただけたら何より嬉しいです。それこそ僕の目指していることですからね。そうやって音楽の神髄をお届けするために、指揮者は一生涯、勉強を続けるわけです。ホールにいらっしゃるお客様がどんな日々を送り、どんな思いで演奏を聴かれているのか、僕には分かりません。でも時折『勇気が湧いた』『気持ちが慰められた』といった声を耳にすると、音楽の持つ影響力にあらためて責任を感じますし、音楽家として生きていることを幸せに思いますね。」小泉和裕がタクトを振う、都響スペシャル「第九」は12月24日(月・振休)東京芸術劇場、25日(火)東京文化会館、26日(水)サントリーホールにて行われる。
2018年12月07日ダンボール箱を1人で抱え、劇場から車へと運ぶ小泉今日子(52)。10月8日、豊原功補(53)が演出、小泉がプロデューサーを務めた舞台『またここか』が千秋楽を迎えた。観客が帰った劇場で、小泉は後片づけをしていたのだ。車に段ボールを積み込むと、豊原と同棲中と報じられたマンションまで車を運転。荷物を下ろすと休む間もなくタクシーで打ち上げ会場の居酒屋へ。豊原や役者陣、スタッフも加わり、打ち上げは翌朝の6時まで続いた。2月に事務所からの独立と、妻子ある豊原さんとの恋愛関係を公表した小泉。『またここか』は、その豊原との“共作”だ。6月に“女優休業”を宣言した小泉は、制作会社『明後日』の社長として裏方に徹している。力仕事から事務処理までこなす小泉には、欠かせないものがあるという。「最近の小泉さんはいつも、首から老眼鏡を下げています。16歳でデビューしたキョンキョンもいまや52歳。脚本や会社の書類にもしっかり目を通すために、老眼鏡は欠かせなかったのでしょう」(演劇関係者)劇場のロビーでは、豊原との“堂々ツーショット”で観客を出迎えていた小泉。上演後にはこんな場面もあったという。「キョンキョンは業界人の方から名刺を差し出されると、首から下げた老眼鏡をさっとかけました。そして名刺を受け取ると、丁寧にお礼を言っていましたよ」(公演を観た男性)デビューから36年にして、事務仕事をこなすようになった小泉。「文字が小さすぎて読めない!」と心の中で叫びながら、老眼鏡をかけているのかもしれない――。
2018年10月18日満面の笑みで観客一人ひとりに頭を下げる小泉今日子(52)。小泉は自ら、舞台の感想が書かれたアンケートを回収し、記念撮影にも応じるなど忙しく歩き回る。同じロビーには、満足げな表情を浮かべながら観客と談笑する豊原功補(53)の姿が――。10月8日、豊原が演出を務める舞台『またここか』が千秋楽を迎えた。プロデューサーとしてこの公演を支えたのが、小泉だった。「小泉さんは2月に、事務所からの独立と、妻子ある豊原さんとの恋愛関係を公表しました。その豊原さんとの“共作”ですから、特別な思いもあったのではないでしょうか。脚本は豊原さんと長年親交のある坂元裕二さん(51)による書き下ろし。大勢の芸能人も観劇に訪れ、千秋楽まで連日のように満席となる大盛況でした」(演劇関係者)6月に“女優休業”を宣言した小泉は、制作会社『明後日』の社長として裏方に徹している。演劇関係者が、その驚くべき変貌ぶりを語る。「いまはマネージャーもいないので、小泉さん本人が問い合わせの電話や取材の対応にあたっています。豊原さんと車に乗るときも小泉さんがハンドルを握っています。稽古場では役者たちが帰った後、いつも小泉さんが黙々とモップ掛けをしていました。周囲の人が手伝おうとしても『私の仕事だから』と、1人で“掃除係”を続けていたそうです」稽古場では豊原が役者を厳しく指導するなか、小泉はスタジオの隅で静かに見守っていたという。「豊原さん自身はこれまで、たった1回しか舞台演出の経験がありません。しかし役者に対しては、納得いくまで何時間も同じシーンを練習させたり、声を荒げたりすることも少なくなかったといいます。小泉さんは叱られる役者たちを励ましながら、少しでも稽古場の雰囲気が明るくなるように気遣いを欠かさなかったそうです」(前出・演劇関係者)小泉は9月21日に公開された主演映画『食べる女』のプロモーション活動にもほとんど不参加。小泉が豊原を全力サポートしていた一方で、豊原は演出の仕事に専念するため、俳優業をセーブしているという。インタビューでも「身体と精神がフルに活動できるのはあと10年、15年だと思うと、今やりたいことをしなければという思いです」と語っているのだ(9月28日『朝日新聞デジタル』)。「小泉さんとの交際も舞台での共演がきっかけですし、豊原さんが演劇に打ち込みたい気持ちも理解できます。しかし、豊原さんはいまだに現在の奥さんとの離婚も成立していない状態です。そんな豊原さんとの不倫関係を続ける小泉さんは、世間から猛バッシングを受け続けています。仕事を選り好みして自分の“やりたいこと”をする前に、まず“やるべきこと”をすべきではないでしょうか。それにもかかわらずインタビューで“俺様”ぶりを宣言する豊原さんに、小泉さんがこれ以上振り回されなければいいのですが……」(前出・演劇関係者)すべては敬愛する彼のため……。女優を捨てて雑用係に徹するキョンキョンだったが、その瞳は変わらず輝いていた――。
2018年10月17日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。そんなメンバーに話を聞いた。■大沢逸美(52)/デビュー当時のキャッチフレーズは「グッドガール it’s me」「背が高かったし、中性的なイメージで勝負しようとしていたので、運動神経もいいと思われたんでしょうね。アイドル恒例の『水泳大会』のリレーではつねにアンカーを任されたものの、遅すぎて画面から消えてしまうほどでした(笑)」大沢さんが『ジェームス・ディーンみたいな女の子』で歌手デビューしたのは16歳のとき。当時全盛だった“ぶりっこタイプ”とは正反対の男装の麗人風で、「ポスト百恵」としても注目を集めた。しかし、アイドルは水に合わなかったのか、3年ほどでピリオドを打ち、以降、女優として多くの役を演じてきた。「転機は26歳でした。昼ドラ『約束の夏』でヒロインを演じたとき、相手役を本気で好きになるほど、役にのめり込んで。やっと職業欄に『女優』と記せる、と思えたし、“魅せる喜び”に目覚めていきました」一方で、私生活では25歳で父親が他界、母親を北海道から呼び寄せ、同居を開始していたという。「仕事への充実感は増していきましたけど、’02年に母が他界するまでの2年間は特に、介護に軸を置く日々でした。介護保険もない時代でしょ。私は一人娘だったし、母はほかに頼るところがなかったから」地方ロケなどは断るようになり、徐々に仕事から遠のいた。「母とは昔から折り合いが悪かったんですよ。でも、要介護になるちょっと前に、恋人との別れも重なって。介護が始まってからは『お母さんがいてくれさえすればいい』と腹をくくって向き合うことができました。母の頭を洗ってあげたりしていると、『ああ、自分もこうして育ててもらったんだな』なんて。笑顔を見せてくれれば『やっぱり愛おしいな』と思えたし。介護状態にならなければしてあげられなかった親孝行かもしれませんね」介護経験は本にもつづられ、現在は講演活動も行っている。そして私生活では、このまま独身でいくのか、この先結婚するのか――。「50代は、どこに進むのかまだわからないんですよね。でも、何かあったときにガシッと支え合える仲間たちとつながれたこと、心強く思っている自分がいます」
2018年10月14日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。そんなメンバーに話を聞いた。■森尾由美(52)/デビュー当時のキャッチフレーズは「レモンチックな17歳」「デビュー時に作られたキャラクターと、実際の私が融合したのは、結婚がきっかけかなあ。わりと冷静な性格というか(笑)」そう話す森尾さんは、26歳で結婚、母となり、10年におよぶ日米遠距離通勤で35年間、メディアに出続けてきた。「月イチの撮りだめに対応いただくなど、まわりの理解に感謝するばかり。私自身も、段取りやスケジュールを調整するのが上手になった歳月でしたね。お神セブンのみんなにはその調整力を買われて、“由美P(プロデューサー)”と呼ばれています(笑)」■松本明子(52)/デビュー当時のキャッチフレーズは「アッコ、とんがってるね」「デビューして1年後に謹慎騒動を起こしてしまって、どうしようもなくて母にSOSの電話をしたら、『よかったわねぇ、名前が売れて。これからは何でもできるじゃない』って。その言葉でスコーンと吹っ切れたんです。それからは、芸人さんに混じってコントでも、レポートでも、求められることは何でもやりました」こうして、バラドル松本明子が確立されていった。私生活でも……。「突撃精神で息子の学校行事にズンズン参加するから、同級生の女の子まで“アッコさん”と声をかけてくれて。うれしいですよ」
2018年10月14日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。それにしても、花の82年組と不作の83年組。わずか1年の違いが、なぜそこまで大きな差になったのか。コラムニストの中森明夫さんが解説してくれた――。思い当たるのが、オーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ系)の変容です。花の中三トリオやピンク・レディーら、スーパーアイドルを世に送ったスタ誕は、’81年末に番組が様変わり。審査員として長く番組を支えた阿久悠さん、都倉俊一さん、中村泰士さんらがいっせいに退陣するのです。振り返れば、彼らこそがアイドル発掘の目利きでした。彼らが最後の年に番組で見つけた原石こそが、ともに82年にデビューを果たす小泉今日子と中森明菜です。もし、目利きたちがスタ誕に残っていたら、もっと華々しく活躍する83年組アイドルが誕生したかもしれません。また、当時はアイドルに求められるイメージが、松田聖子に代表される“かわいい歌手”一辺倒だったのも、83年組には不幸でした。その後定着するバラドル、グラドル、アイドル女優など、世間に多様なアイドル像の受け皿があれば、もっと活躍の場があったはずです。
2018年10月14日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。そんなメンバーに話を聞いた。■木元ゆうこ(51)/デビュー当時のキャッチフレーズは「ときめいて、謎めいて16歳」「デビュー曲は、作詞が阿木燿子さん、作曲が“スタ誕”の審査員でもあった中村泰士さんという、素晴らしい作品をいただいたんですが……結果はオリコン最高位124位。レコード会社も、設立30周年記念の大型新人として大々的にPRしてくれて、駅にも大型ポスターがバーン!と。売れずに申しわけなかったですね」続くセカンドシングルも順位がつかず、サードシングルの予定はとうとうお蔵入りになった。「もうダメだ、と思って。18歳で樹本由布子に改名して、大胆なグラビアに挑戦しました。まだ10代でしたから、正直、勇気のいる決断でしたけれど。そのころから、お芝居をやりたいという思いが芽生えていて、役者としての幅を広げてくれるような気がしたんです」その後は映画『ブレイクタウン物語』に出演。『毎度おさわがせします』など人気ドラマにも出演し、軌道にのったかに見えたが……。「アイドルをやって、グラビアも女優もやって、自分を模索しているつもりが、かえって将来が見えなくなっていました。何をやっているんだろう?気持ちが疲れて。それで24歳のとき、思い切って引退を決めたんです」すると直後、何を思ったか、インドやトルコなどへバックパックひとつの放浪に出る。「いまだに『謎めいた行動だ』って言われるんですが(笑)。でも、芸能界とは対極のおおらかな自然に身を置いたことで初めて、自分と向き合うことができました。そして思ったんです。今までのことは、全部好きでやってきたことだし、全部自分で決めたこと。自信を持とうって」やがて29歳で結婚し、1男1女の母となる。「子どもたちには、芸能活動をしていたことは話していませんでした。でも、今はパソコンで何でも検索できる時代でしょう?『お前の母ちゃん、グラビアアイドルだったんだ』なんて、周囲から好奇の言葉で伝わるのを避けたかった。だから、83年組の仲間と再会して本格復帰を決めたとき、きっちり伝えました。『もし、人から何か言われたら、うちのお母さんは、自分の意志で決めて堂々と仕事していたんだと言ってやりなさい』って」今は、自宅のある神戸と東京を往復し、舞台などで円熟したバイプレーヤーぶりを発揮している。「83歳になる母が浅草で一人暮らしですから、新幹線での“お江戸行き”は親孝行でもあるし、私自身のエネルギー充電なんです」
2018年10月13日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。そんなメンバーに話を聞いた。■桑田靖子(50)/デビュー当時のキャッチフレーズは「これは、16歳の戒厳令だ」「同郷の松田聖子さんに憧れて、同じ事務所に入りたい!と願っていたら、本当にかなってしまって」13歳で上京した桑田さんは、中学卒業を待って『脱・プラトニック』で歌手デビュー。新人離れした歌唱力で、その年の音楽新人賞を総なめにした……まではよかったが、3年目以降は新曲のリリースがまばらに。活動の場はバラエティ番組がメインとなっていた。「街で『靖子ちゃん』と声をかけていただいて、ありがたかったですね。でも、子どものころから歌うことが何より好きで上京したのに、という葛藤はずっとつきまとっていて--」やはり夢があきらめきれないと、20歳のときに事務所を退所。翌年渡米し、ボイストレーニングに励んだ。’90年には本名の「咲恵子」や「Sea」名義で再出発し、アニメソングやコーラス業にも挑戦したが……。「事務所の大きな傘を抜け出たばかりでしょ。とにかく独立独歩で、自分探しの日々でした。不安や焦りもあったし、ストレスなのかな、30代目前で声が出なくなってしまったんです。ライブもドタキャンしてしまったようなんですが、じつは、このときの記憶がなくて……」そこから自信も目標も失い、歌うことを完全にあきらめた。「十数年くらい?地元の福岡に戻った時期もあるし、もう人前で歌うことはないと思っていました。それが、震災前から偶然の再会が重なって。今の事務所のボスに遭遇したり、『また歌いたいでしょ』と誘ってくれる人が現れたり。きっとまだ遅くない!と、ステージに上がることを決めたんです」かつてのボーイッシュなショートカットから一転。女らしくなったね、と言われることも。「恩師に復帰のご挨拶に行ったとき、ラフすぎる姿を指摘されたことから、今のスタイルになりました。よし!と思いたって、次に会うとき変身して行ったら“正解”をもらえたんですよ(笑)」50代を迎えた今、生きるのは「ライブの世界」。自分のスタイルを確立し、思い切り歌えている。「反応がそのまま伝わってくるのが幸せ。昔に戻りたいと思うことは一日もありません。回り道したぶん、今がいちばんいいし、未来に向けて歌うのが楽しみなんです」
2018年10月13日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。そんなメンバーに話を聞いた。■小林千絵(54)/デビュー当時のキャッチフレーズは「フレッシュルッキング」「高校1年で『スター誕生!』に落選した時点で、憧れの(桜田)淳子さんと同じ“16歳からスター街道を突っ走る”という青写真が崩れて。年齢的にもアイドルはあきらめていたんですよ。なのに?」19歳の“遅れてきた新人”に用意されたデビュー曲は、バリバリのアイドル路線だった。「キャッチフレーズが“フレッシュルッキング”って、そんな英語あります!?(笑)。そのデビュー曲はオリコン99位止まりで、2曲目以降も鳴かず飛ばず……『不発の千絵』なんて呼ばれるようになって。仕事ではフリフリの衣装だったけど、終わると黒い服に着替えて、こっそりパチンコに通い始めたのは、ハタチのころからなんです」その後は、アイドルならぬ“パチドル”として活動することになるのだが、それでも芸能界にしがみついたのは、ある出来事があったからだという。「デビュー2年目に、某テレビ局に新曲の挨拶に行ったら、ディレクターが目の前で、資料を見もせずにバサリとゴミ箱に放ったんですよ。泣けました。せめて、私のいないところで捨ててよ。そうか、売れないと、アイドル以前に人間扱いもされないんだ、って」くじけたままでは終われない。大阪育ちの“じゃりんこチエ”は、「やったるで、負けへんで!って。悔しさは胸におさめて、がむしゃらに働こう」と誓った。「以来、地方のイベントなど、どんな小さな仕事も、いつか自分の血肉になるんだと思って、真剣に取り組んできました、40歳手前までは。というのも、38歳で結婚し、子宮内膜症や子宮筋腫が見つかって。翌年に高齢出産するまでの間ですね。歌こそ売れませんでしたが、長いこと芸能界で頑張れたのは、あの体験があったからかな」今、母親として、反抗期を迎えた高校1年の息子に、アイドル時代の体験を聞かせることも。「『人生の悔しいことは、ガソリンだよ』って話すんですが、平成生まれの息子には、古臭い“昭和の教訓”に聞こえるようで、ちっとも響きませんけどね(笑)。その息子が未熟児で生まれたときに初めて、母親は私しかいないんだ、と仕事はあきらめて育児に集中しました。喪失感はあったけど、悔いはありません。何より子どもが大事だと思えたから」現在、東京の勝どき在住。わが子も、よその子も分け隔てなく「コラーッ!」と叱る姿に、地元では“肝っ玉チエちゃん”の新キャッチフレーズが付いている。
2018年10月12日前回【私の知らぬ間に離婚が成立していた!? 元夫との壮絶法廷記②】では、元夫のよし夫に、離婚を白紙に戻す調停を申立てたまゆこ。有利に見えた調停は、よし夫のとんでもない主張で一転してしまい、勝つか負けるかわからない紙一重の戦いを強いられることになるのでした。 長引く調停の中、よし夫や調停委員・裁判官の立会のもと、まゆこは子供との『試行的面会交流(しこうてきめんかいこうりゅう)』を果たすのでした。 まゆこと子供の交流は、親権獲得に影響を与えるのでしょうか。1年半の間、問題なく養育してきたよし夫。監護実績のあるまゆこ。裁判所が見極める『親権者としてふさわしい親』の判断基準とは、どのようなものなのでしょうか? まゆこが行う『試行的面会交流』とは『試行的面会交流』は別居期間が長く、その間に一度も面会交流が行われなかった場合や、一方の親が面会交流に反対している場合に行われ(まゆこの場合、両方の理由が当てはまります…)、実際に面会交流をして子供に影響はないか、交流に問題はないかを確認します。 面会交流の様子は、調停委員や裁判官、親権者(よし夫)が見守ります。これは、子供が嫌がったり、親が不相応な態度(暴力など)を取ったりした場合に、注意・中断するためです。 また、今後の面会交流の回数や方法を決める基準になったり、親権について争っている場合には、よりふさわしい親権者がどちらかなのかを判断する1つの要因になったりします。 泣くことは許されない!?面会時のルールとは強制的に子供を引き離されて以来、1年半以上話すことすらできなかったまゆこは、子供の姿を遠目に見るだけでも涙があふれそうです。 しかし、泣くことはできません。試行的面会交流が始まる前、まゆことよし夫は『子供の前で泣かない』と約束していたからです。 約束を破った場合、調停委員や裁判官に注意・中断されてしまうかもしれません。最悪、子供への悪影響を懸念され、今後の面会交流の回数や方法が厳しく制限されたり、親権獲得が不利になったりする可能性もあります。 親権獲得へ影響を少しでも小さくするため、歯を食いしばって泣くのを耐えるまゆこ。子供は、幼いながらにまゆこを母親と覚えており、面会交流は無事終了しました。 裁判所が見極める『親権者としてふさわしい親』の判断基準とは裁判所が親権者を決める基準として、以下のようなものがあると考えられます。 子供の監護実績が多い経済的に安定している身体的・精神的に健全である今後の子育ての計画がしっかりしている今までの監護で子供の成長に悪影響を与えていない子供が両親の愛情を感じられるように、適切な面会交流をする意思がある 日本では、『母親である』ということは、親権を争う上で有利になる大きな条件の1つです。理由は様々ですが、子供が幼い内は、父親より母親と一緒にいることが望ましいと考えられていることが大きいでしょう。 また、特別な事情(母親がすぐに働き出した、父親が専業主夫など)がない限り、日本では母親が一日中子供の傍で世話をします。そのため、自ずと母親は監護実績を積むことになりますので、監護実績の長さという側面からみても、母親は有利になるのです。 その他、親権の判断基準について、高島総合法律事務所の理崎 智英弁護士にお聞きしました。 理崎弁護士:裁判所は、子供の幸せを1番に考えていますので、その他にも子供に対する態度も重要になります。例えば、子供に対する虐待などはもちろんですが、一方がもう一方の親の悪口を子供に吹き込んだり、子供がもう一方の親のもとに行かないように、目の前で泣いたりするなど、両親の間で子供が板挟みになってしまうような行いは、親権者としてふさわしくないと判断される可能性があります。 まとめ理想的ともいえる面会交流を行ったまゆこに、よし夫は危機感を覚えます。面会交流を重ねて、子供が母親と住むことを望み、離れたくないという想いが強くなれば、調停で離婚が白紙になったときに親権獲得するのも夢ではないかもしれません。 次回はいよいよ最終回。よし夫の今までの行いを金額にすると、どれくらいの慰謝料を請求できそうか、弁護士に聞いてみました! 次回につづく… *監修弁護士:理崎智英弁護士(高島総合法律事務所。弁護士登録以来、離婚や不倫問題を中心に取り扱っており、多数の解決実績がある。)私の知らぬ間に離婚が成立していた!? 元夫との壮絶法廷記③はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。私の知らぬ間に離婚が成立していた!? 元夫との壮絶法廷記③はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年10月09日