窪田正孝を主演に迎え、三池崇史監督が初めて挑んだラブストーリー『初恋』が明日より公開。欲望渦巻く歌舞伎町を舞台に、疾走する“純愛”が描かれる。カンヌ映画祭監督週間や、トロント映画祭ミッドナイト・マッドネス部門での上映で映画ファンを大いに沸かせ、異例の全米先行公開が成された本作。世界30以上の映画祭から招待され、米批評家サイトRotten Tomatoesでは“97%フレッシュ”という高評価を獲得(2月14日時点)している。物語の筋書きはこうだ。新宿歌舞伎町で、余命いくばくも無いと知らされたプロボクサーが、裏社会の陰謀から逃げる少女を助けるために、事情を知らずに悪徳刑事を“KO”したことから問題続発。彼はなぜか追われる身となり、ヤクザ、チャイニーズマフィア、そして警察組織が入り乱れ、大抗争に巻き込まれることになるのだ。しかし、「死んだ気になりゃ、やれるはず」。彼は少女を守ると心に決め、立ち上がる。そんな本作で、余命宣告されるプロボクサー・葛城レオを演じるのが窪田。余命いくばくもないと知り絶望する姿から、少女を守るため強大な存在に立ち向かっていく姿まで、繊細さと大胆さを自在に操ることができる窪田だからこそのキャスティングだ。そして、ヒロインのモニカ役を務めるのは超大型新人の小西桜子。公開されて間もない『ファンシー』にて商業映画初出演を飾ったばかりの彼女が、若手からベテランまでの豪華俳優陣に囲まれて、夜の世界に蝕まれるヒロインをみずみずしく演じ上げている。さらにふたりは『ファンシー』でも共演しているのだから、両作での関係性の違いにも注目だ。彼らを翻弄し、また彼らに翻弄される者たちを演じるのは、先述したように非常に豪華な面々。裏で手を組んでいる刑事の大伴と、ヤクザの策士・加瀬に、それぞれ大森南朋と染谷将太。そして、オールドスタイルの武闘派ヤクザ権藤役の内野聖陽をはじめ、恋人を殺されて復讐に燃える女ジュリ役にベッキー、組の核弾頭・市川役を村上淳、組長代行に塩見三省が扮する。濃厚なキャラクターたちが勢揃いだ。この並びからして、三池組だからこそ成し遂げられたものとも思える。世界中の映画ファンを虜にする三池監督による“初の”ラブストーリーとあって、そちらにばかり話題が集中するが、しかしそこはやはり三池作品。過激なバイオレンス描写も、絶妙なユーモアセンスとともに取り入れられている。そんな三池映画の真骨頂を、ぜひとも見逃さないでいただきたい。『初恋』2月28日(金)より全国公開
2020年02月27日2月28日公開の映画『初恋』の外国特派員協会試写会&記者会見が25日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で行われ、窪田正孝、三池崇史監督が出席した。本作は、三池崇史監督にとって初めての恋愛映画で、新宿・歌舞伎町を舞台に余命いくばくもないプロボクサーが、ヤクザに身売りされて囚われの身となった少女を助けようと奮闘するラブストーリー。主人公のプロボクサー・葛城レオを窪田正孝が、ヒロインの少女・モニカには新人女優の小西桜子が演じており、カンヌ国際映画祭の監督週間やトロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門で上映されて世界の映画ファンを魅了した。三池監督とは2008~2009年にテレビ東京で放送されたドラマ『ケータイ捜査官7』以来、実に約10年ぶりにタッグを組んだ窪田は「当時は19歳で右も左も分からない現場でひたすら芝居をしていました。10年経って三池さんと会って、サングラスもすごく柔らかくなって昔のキリっとした鋭利のようなものが丸くなり、僕も緊張が溶けたのか喋りやすかったです」と10年の変化を述べながら、「錚々たる役者さんが三池監督とやりたいと思う現場の魅力が監督の現場にはあります。違う現場に行って三池監督のすごさを改めて感じました」と感想を。三池監督は「鏡を見ると10年歳を取ったし、窪田くんは10年で出世したなと思います。神様って冷たいなと思いました」と笑いを誘っていた。ヒロイン役にはオーディションで選ばれた小西桜子を抜てき。演技経験はほとんどない小西を選んだ理由について三池監督は「10年前にオーディションで窪田くんを見た時、その瞬間からホッとしました。主人公がいたと。小西さんは演技の経験もないし技術的にはまだまだこれからですが、自分とこの作品にとって彼女はすでにこの企画が始まる前から存在していたと思えるエネルギーを持った人です。本当に出会えて良かったですよ」と満足げ。共演した窪田は「10年やってきて知らない間に芝居の答えを身に着けてしまったと彼女を見て心が洗われる感覚になりました。芝居をしたことがないからこそ、その答えが無限にあり、監督の演出に純粋に応える柔軟さを感じました。10年前の自分を思い出したし、彼女が10年経った時に僕が越されないように頑張らなければいけないなと思いましたね」と刺激を受けた様子だった。映画『初恋』は、2月28日より全国公開。
2020年02月26日窪田正孝主演×三池崇史監督で贈る映画『初恋』から、濃厚なキャラクターたちの魅力が凝縮された紹介映像が到着した。この度到着した映像は、<初恋編><陰謀編><アウトロー編>の3種。<初恋編>には、余命いくばくもない天涯孤独のプロボクサー・葛城レオ(窪田正孝)と、逃亡する少女モニカ(小西桜子)の2人が映されている。<陰謀編>では、そのタイトル通り、裏で手を組んでいる刑事の大伴(大森南朋)とヤクザの策士・加瀬(染谷将太)の姿が…。そして、<アウトロー編>にはオールドスタイルの武闘派ヤクザ・権藤(内野聖陽)をはじめ、恋人を殺されて復讐に燃える女ジュリ(ベッキー)、武闘派の弟分・市川(村上淳)、組長代行(塩見三省)と血の気の多いキャラクターたちが集結。本編にも登場するポップなネオンピンクとともに、それぞれの強烈なセリフが切り取られ、濃厚なキャラクターたちの魅力をぎゅっと詰め込んだ映像となっている。『初恋』は2月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:初恋(2020) 2020年2月28日より全国にて公開Ⓒ2020「初恋」製作委員会
2020年02月18日現在連載中の漫画を、「乃木坂46」齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波出演で実写映画化する『映像研には手を出すな!』。この度、映画公開に先駆けて同キャスト&同スタッフでTVドラマ化(全6話)されることが決定した。「映像研には手を出すな!」は、“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す3人の女子高校生の姿を独特な世界観と共に描き出す作品。作品設定のアイデアを湯水のように生み出す主人公・浅草みどり役を齋藤さん、超お嬢様でカリスマ読者モデルながらアニメーターを目指す水崎ツバメ役を山下さん、アニメに興味はないものの金儲けの嗅覚と持ち前のビジネスセンスでプロデューサー的立ち位置の金森さやか役に梅澤さんが決定しており、体当たりの演技で挑む。そして、ドラマ版のメインキャスト陣が新たに発表。“映像研究同好会”の創設を目指す浅草ら部員たちにとって、承認の権限を持ち、部活動の予算管理する“大・生徒会”。その会長を務める道頓堀透役を『初恋』の小西桜子。書記のさかき・ソワンデ役を、本作が演技初挑戦となるグレイス・エマ。大・生徒会の切り込み隊長・阿島九役を『思い、思われ、ふり、ふられ』に出演する福本莉子。映像研を見守る藤本先生役を高嶋政宏が演じる。演じるキャラクターについて小西さんは「道頓堀も自分なりの正義と情熱を持っているどこか愛おしいキャラクターなので、少しでも愛していただけたら嬉しいです」と語り、「ドラマでは、色々なことに半端ない情熱とこだわりを持った個性的な部活動がたくさん登場し、それぞれの対峙が本当に面白く、撮影中も笑いをこらえるのが大変でした。スタッフ・キャストの皆さんの情熱が溢れる明るい現場で、本格的なドラマ撮影が初めての私にとってもすごく楽しかったです」と撮影をふり返る。グレイスさんは「何より本格的な演技が初めてだったので不安でした。その反面、映像研の世界がどう表現されるのかワクワクしました!撮影現場はそんな私の不安も時飛んでしまうぐらい楽しかったです!監督をはじめキャストの皆さんも優しくて、そういった雰囲気も伝わるといいな、と思います」と話し、福本さんも「原作ではまだフォーカスされていないので皆様の中でも謎に包まれたキャラクターなのではないでしょうか。私も悩みながら、監督と相談して1からキャラクターを創り上げました。自由気ままな阿島をどうやったら面白く表現できるか、自分に何ができるのか、を意識しながら精一杯挑戦させて頂きました。私史上最高に、暴れに暴れた作品です」とコメントしている。さらに今回、映像研所属の3人が禁止マークごと壁に張り付けられている第1弾ビジュアル、場面カットも到着した。実写ドラマ「映像研には手を出すな!」は4月5日より毎週日曜日24時50分~MBS、4月7日より毎週火曜日25時28分~TBSにて放送。映画『映像研には手を出すな!』は5月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:映像研には手を出すな! 2020年5月15日より全国にて公開©2020 「映像研」実写映画化作戦会議 ©2016 大童澄瞳/小学館
2020年02月18日映画『ファンシー』の公開記念舞台あいさつが8日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子、廣田正興監督が出席した。廣田正興監督の長編デビュー作となる本作は、廣田監督が約20年間の構想期間を経て、山本直樹原作の短編『ファンシー』にオリジナル要素を大幅に付け加え、現実とファンタジーの狭間で揺れ動く男女3人の関係性をスリリングに描いたもの。元彫師の郵便屋(永瀬正敏)、ペンギン(窪田正孝)、月夜の星(小西桜子)の3人が、それぞれの愛を探し求める。前日が公開初日ということで、この日は公開記念舞台あいさつが行われ、本作で長編デビューとなった廣田監督と20年来の知り合いだという永瀬は「監督が商業デビューするならこの作品でと仰っしゃり、その際は出てくださいと言われたので軽く『いいよ』と言ってしまいました(笑)。約束を守れてよかったですし、監督が諦めない気持ちをずっと持ち続けていて素晴らしいと思いました。今回はお声を掛けていただいて即決でしたね」と廣田監督の夢が叶って満足そうだった。窪田は「原作にもありますけど、とにかく冷やしました。冷やしすぎて現場で高熱になり、撮影を一瞬止めてしまいました(笑)」と苦笑い。窪田と初めてガッツリ芝居をしたという永瀬は「人類を超えていますからね。鳥類を世界で演じられるのは2人か3人しかいないんじゃないんですか。自分のペンギン像を持っていて、ペンギンんにしか見えませんでしたよ」と絶賛すると、窪田も「永瀬さんとの共演は背筋がピリッとしました。すごい緊張もあったんですが、それを感じさせないように現場で努めてくださいました」と永瀬の心遣いに感謝しきりだった。廣田監督と同様に商業映画デビュー作となる小西は「映画で見ていた方々だったので緊張しました。こんな日が来るとは思わなかったですね」と喜び、「窪田さんは本当に優しくしていただいて、最初からフランクに話しかけてくださったので緊張がほぐれました。永瀬さんも優しくて、初めての映画がお2人がお相手で心から良かったと思います」と感謝の言葉。小西について永瀬が「原作から飛び出たような感じでピッタリだと思いました。最初が僕っていうのはすみませんね。もうちょっとイケメンの若い方が良かったかな(笑)」と自虐的に語り、窪田も「本当に真っ直ぐさでは誰にも負けないんじゃないかな。何者でもない透明な桜子ちゃんの心がそのまま役に浸透していて、それを真正面で受けた時に汚れたと思いましたね。汚れている俺がダメだと思ったし、真っ直ぐな桜子ちゃんに救われました」と賞賛していた。
2020年02月09日カンヌ、トロントに続いて異例の全米先行公開となり、世界30以上の映画祭から招待されている三池崇史監督×窪田正孝主演の映画『初恋』。三池監督“初”のラブストーリーで、ヒロイン・モニカを演じるのは応募総数約3,000名の中から抜擢された新星・小西桜子。今回、そのオーディションに立ち会ったプロデューサーや小西さんからコメントが到着した。小西さんはこれまで、モデル活動や、自主映画、MVへの出演はあったものの本格的な演技経験が殆どない中での大抜擢。キャスト発表時には、Yahoo!リアルタイム検索ランキングで1位になるほど大きな話題となった。主演の窪田さんとは現在公開中の映画『ファンシー』でも共演している。本作で演じるモニカは不遇な家庭環境からヤクザに身売りされ、囚われの身となっている少女。歌舞伎町で悪徳刑事の大伴(大森南朋)から逃げる際に偶然レオ(窪田正孝)と出会ったことで、物語は歌舞伎町を舞台に思いもよらぬ展開を迎える。モニカはこうした境遇にありながらピュアな心の持ち主という、相反する要素が求められる役柄。3,000人もの応募の中から、イメージのついていない真っ白な存在を探し続け、オーディション最終日が終わりかけたときに小西さんが現れたそう。彼女が会場に入ってきた瞬間、三池監督は「きたね」と笑みを見せていた、と明かすのは本作のプロデューサーを務める紀伊宗之。「三池さんいわく、芝居の上手い子はいっぱいいるんです。でも、いくら上手くてもそれはあくまで“芝居”でしかない。それよりは、本人の醸し出す雰囲気やムードが、どれだけモニカという役にフィットするかどうかを大事にしました」と語る。一方、役が決まった当時、「腰を抜かすくらい驚きました」と心境を明かす小西さん。映画の出演はほとんど初めてだったため、「キャストの皆さんにたくさんは助けていただいた」とふり返る。モニカを演じる上での不安もあったそうだが、「自分のまっさらな状態を引き出していただいたので、当時の私にしか出せないものが出せてたと思います」と自信をみせる。「“だからこそお芝居に正解はないし、失敗もないんだよ”という監督の言葉に支えられました」というように、彼女の自然な演技を引き出した三池監督の確かな演出力が発揮されている。本作に出演し「今までの人生で一番刺激的で、幸せな時間でした」と、まさに“人生で最高に濃密な一夜”を描いた映画さながらの経験を得た小西さん。今後の活躍に期待が膨らむ彼女が、等身大で演じた初めての大役に注目だ。『初恋』は2月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:初恋(2020) 2020年2月28日より全国にて公開Ⓒ2020「初恋」製作委員会
2020年02月09日永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子らが出演する、山本直樹の異色の短編漫画の実写化『ファンシー』。この度、本作の撮影現場の様子を写し出したメイキング写真が到着した。今作が長編デビューとなる廣田正興監督が、約20年間の構想期間を経て、原作にオリジナル要素を大幅に付け加え実写化する本作。永瀬さん演じる元彫師の郵便配達員と、詩人のペンギン(窪田さん)、少女のように夢見がちな月夜の星(小西さん)、現実とファンタジーの狭間を揺らめく3人の関係性をスリリングに描く。本作の撮影は長野県千曲市と東京近郊、半々で行われ、クランクインは小雨も散らつく千曲市の鷹巣(永瀬さん)が住む家屋兼彫鷹(=彫り師の仕事場)の前のシーンからスタートしたそう。そして、監督がこだわった温泉街である千曲市の上山田温泉街を中心に、普携寺やカラコロの湯、戸倉駅、上山田庁舎、上山田ホテルなど、様々な場所で撮影された。そんな撮影現場の様子を写した今回の写真では、キャストたちと監督の真剣な表情や笑顔も少し垣間見える。『ファンシー』は2月7日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファンシー 2020年2月7日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開Ⓒ2019「ファンシー」製作委員会
2020年02月05日映画『初恋』(2月28日公開)のジャパンプレミアが2日に都内で行われ、窪田正孝、内野聖陽、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、村上淳、三池崇史監督が登場した。同作は、希有の才能を持つプロボクサー・葛城レオ(窪田)が、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫したことから、人生の歯車が一気に狂い、アンダーグラウンドの世界で巻き起こる人生で最高に濃密な一晩を描く。第72回カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出された。2019年1月にプロ野球・巨人の片岡治大2軍内野守備走塁コーチと結婚、第一子妊娠を発表し、今春出産予定のベッキーは、ふっくらお腹を赤いドレスで包み登場。三池監督がエスコートしようかと振り返るも、しっかりとした足取りで登壇した。一方、同作では血塗れになりながら、歌舞伎町を裸足で雄叫びをあげ走るというシーンに挑戦していたベッキー。撮影は遠くから行われたたため、「離れたところで撮るとなると、『ベッキーが血を流して裸足で走ってる』と……」と苦笑すると、大森が「『またなんかあったのか』って」と茶々を入れる。ベッキーは「いいですよ、報道陣の皆様も喜んでる」と大物っぷりを見せ、「エゴサーチしてみたら案の定『ベッキーがクレイジーな感じで走ってた』と書いてあって、『撮影だといいな』と言われていたので、撮影だとお伝えできて嬉しいです」と公開を喜んでいた。
2020年02月02日映画『初恋』(2月28日公開)のジャパンプレミアが2日に都内で行われ、窪田正孝、内野聖陽、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、村上淳、三池崇史監督が登場した。同作は、希有の才能を持つプロボクサー・葛城レオ(窪田)が、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫したことから、人生の歯車が一気に狂い、アンダーグラウンドの世界で巻き起こる人生で最高に濃密な一晩を描く。第72回カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出された。アクション満載の同作だが、三池監督は「ラブストーリーですから、元気になります。いろいろ皆さん辛いことがあって、コロナウィルスとか心配だと思いますけど、元気になると思います」と太鼓判。内野がよく行くホームセンター・ユニディで撮影が行われたことを心配されると、三池監督は「ユニディの社長も喜んでくれて、『またお願いします』って。多分もう爆破しても燃やしても大丈夫だよ」とあっけらかんとしていた。作品名にちなみ、「2020年にしたい初〇〇」というお題のトークでは、窪田が「登山したいという話をずっとしてて、なかなか登れなかったので、自分の奥様と一緒に行きたいなと思います」と、2019年9月に結婚した妻・水川あさみに触れ、会場も共演者陣も冷やかしムードに。「皆様もよかったら一緒に」と誘う窪田に、大森は「気使うわ! 一緒に行ったら」と苦笑する。また、「登山だったんですけど、変えようかな」という染谷には、窪田が「一緒に行こうよ! 行った方がいいと思う!」と猛プッシュ。染谷は「ええ〜、気まずい」と断っていた。
2020年02月02日MBS/TBSドラマイズム枠にて放送される賀来賢人主演ドラマ「死にたい夜にかぎって」。この度、山本舞香、戸塚純貴、安達祐実ら追加キャストが発表。ポスタービジュアルも到着した。「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね。カナブンとかの裏側みたい」当時、高校で一番かわいい女の子からそう言われた小野浩史(賀来さん)は、この日を境にうまく笑えなくなった。母親には幼くして捨てられ、初恋の相手は自転車泥棒。女性に様々なトラウマを抱えた浩史が、橋本アスカと出会ったのは、音楽系のチャットルーム。アスカが入室してくるたびに高揚する浩史の気持ち。初めて直接彼女と出会ったとき、アスカは変態に“唾を売って”生活していた。その日から、人生最愛の彼女との最高で最低の6年間が始まった…。本作は、Webサイト「日刊SPA!」連載エッセイから「恋愛エピソード」を中心に再構築した小説「死にたい夜にかぎって」の実写ドラマ化。新たに出演が発表された『東京喰種 トーキョーグール【S】』「スカム」などに出演する山本さんが演じるのは、浩史の人生最愛の彼女で、変態に“唾を売って”生計を立てるヒロイン・橋本アスカ。「すごく可愛らしさもあるけど心の病を持っている子」とアスカについて明かした山本さんは、「このような役は初めてなので気合い入ってます!村尾監督とは9年ぶりにご一緒するので凄く楽しみです。監督はじめ、スタッフの方々もとても良い方ばかりなので楽しく撮影できそうです」と撮影を楽しみにしている様子。音楽系のチャットルームで知り合った浩史と付き合い、同棲を始めるアスカ。今回到着したポスタービジュアルでは、浩史とアスカの日々の様子が切り取られている。また、編集長を務める浩史の元で働く部下でラッパーの黒田役に戸塚純貴、レブロン役に今井隆文、CRAZY舌役に櫻井健人。浩史を振り回す女性陣として、「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね」と言い放った、高校で一番かわいい女子生徒・山村役を玉城ティナ。浩史の部下で、浩史に想いを寄せる赤毛のヤリマンラッパー・岡田役を小西桜子。初恋の相手で自転車泥棒の吉野役を中村里帆。浩史の初体験の相手で車椅子のミキ役を安達祐実。そのほか、高校時代の浩史役に青木柚、浩史を鉄拳制裁で育てる父に光石研が決定。さらに、本作のオープニング主題歌も決定。恋する2人の、時に虚しく、時に満たされ、日々漂い続ける刹那的な想いをそのまま封じ込めたラブソング、女性シンガーソングライター・ましのみの書き下ろし楽曲「7」を起用する。▼ましのみコメント未来どころか、目の前の今でさえ霧がかっていてよくみえない。向き合う事すら諦めたくなるような鬱々とした日々の中で急にとてつもない不安に襲われたりする夜もあります。----6でもないラッキーセブンの7(ナナ)----まだ何者でもない僕らが少しでも "まあいいか" の口癖で楽になれるように。見上げた夜空で輝く星のように、この曲があなたにとって1つの救いになれたら嬉しいです。ろくでもない僕らに幸がありますように。ましのみ「死にたい夜にかぎって」は2月23日より毎週日曜24時50分~MBSにて、2月25日より毎週火曜25時28分~TBSにて放送。TBSでの放送終了後からTSUTAYAプレミアムにて独占配信。(cinemacafe.net)
2020年01月24日窪田正孝主演、三池崇史監督がラブストーリーに初挑戦した映画『初恋』から、本予告編と本ポスタービジュアルが公開された。日本公開を前に、カンヌ国際映画祭の監督週間やトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で上映されると、映画ファンを大いに沸かせ、異例の全米先行公開。米批評家サイトRotten Tomatoesでは、96%フレッシュという高評価を獲得(12月24日時点)と、すでに世界中で話題の本作。そんな日本公開に期待高まる中、今回到着したのは窪田さん演じる天才ボクサー・レオが、医師から余命宣告を受けるシーンからスタートする予告編。そして、歌舞伎町で謎の少女・モニカ(小西桜子)との出会いから、悪をも牛耳ろうと画策する悪徳刑事・大伴(大森南朋)、オールドスタイルのヤクザ・権藤(内野聖陽)、ヤクザの策士・加瀬(染谷将太)、ボロボロの半グレあがりのヤクザの女・ジュリ(ベッキー)など、様々なキャラクターたちが続々と登場。それぞれの欲望をむき出しに繰り広げる裏切り、抗争、復讐に、孤独なレオとモニカが巻き込まれ“人生で最高に濃密な一夜”が幕を開けるのだ。また予告編と併せて公開された本ポスタービジュアルでは、上下に強烈すぎるキャラクターたちが配置され、その狭間でモニカを守るように身を寄せるレオ。「最期に出会った、最初の恋」というコピーとも相まって、儚さと力強さが感じられる一枚に仕上がっている。『初恋』は2020年2月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:初恋(2020) 2020年2月28日より全国にて公開Ⓒ2020「初恋」製作委員会
2019年12月26日山本直樹の異色の短編漫画を永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子らをキャストに迎え実写映画化した『ファンシー』。この度、予告編と新ビジュアルが解禁となった。今回解禁された予告編では、現実(エロス)と幻想(ポエム)の狭間で揺れる、男女3人のミステリアスな三角関係をスリリングに映し出している。とある地方の温泉街に、1日中サングラスをかけている鷹巣明(永瀬正敏)というニヒルな男が住んでいた。失踪した父親・竜男(宇崎竜童)の後を継いで彫師となり、昼は郵便配達屋もこなしている鷹巣の日課は、町外れの白い家に引きこもって暮らす若い詩人(窪田正孝)にファンレターを届けることだった。その詩人は“南十字星ペンギン”というペンネームで月刊誌に寄稿し、女子学生の絶大な支持を得ている。見かけからしてペンギン似の詩人は、いつもレトロな空調で室内をキンキンに冷やし、氷風呂に身を浸すという生態までペンギンのよう。そんなペンギンの浮世離れした日常を不思議がる鷹巣だったが、はみ出し者同士のふたりは奇妙な友情で結ばれていた。人付き合いが極度に苦手なペンギンは、月夜の星(小西桜子)と称するファンと文通を交わしていた。ペンギンの花嫁志願の熱狂的なファンの彼女は突然、ペンギンのもとに押しかけてくる。「妻として、先生をずっとお守りして差し上げるのが、私にとっての幸福なのです」と言って、月夜の星は強引にペンギン宅に住みつき、料理、風呂、洗濯などの身のまわりの世話を始め、すっかり奥様気取りだ。性的不能なペンギンは、盲目的に自分を慕ってくる月夜の星に惹かれながらも、彼女を抱くことができない。鷹巣はペンギンが性的不能である事実を月夜の星に告げ、2人は欲望に駆られるままに体を重ね合う。映像には、ペンギンが「一緒にお風呂入んないかい?」と月夜の星を誘う場面や、鷹巣と月夜の星の官能的な場面などが垣間見える。一方、温泉街には鷹巣のもとに刺青を入れにやってくる裏社会の男・新田(深水元基)、鷹巣の勤務先の郵便局長で風俗嬢を斡旋する射的屋でもある田中(田口トモロヲ)、鷹巣の後輩でグチばかりこぼしているヤクザ組長二代目の国広(長谷川朝晴)など、時代の流れに取り残されたような寂れた町で、孤独な男たちがそれぞれがあてどもない日々を生きていた。やがて、ヤクザのドンが狙われる血生臭い事件が続発。3人の関係と温泉街での事件がどのように絡んでいくのかにも期待が高まる予告編に仕上がっている。予告編と同時にプレス表紙ビジュアルも解禁。上段には明るい部屋の中でサングラス姿で佇む鷹巣と自身へのファンレターを読むペンギン、下段には暗い部屋の中で青い光に照らされた月夜の星の姿が配置され、それぞれ対照的な印象のビジュアルに仕上がっている。『ファンシー』は2020年2月7日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月24日連合赤軍をモデルにした「レッド」で文化庁メディア芸術祭漫画部門の優秀賞を受賞した山本直樹の同名短編漫画に独自の脚色を施し実写映画化した『ファンシー』から、メインビジュアルと新場面写真が解禁となった。1日中サングラスをかけている謎めいた郵便屋の鷹巣明(永瀬正敏)、ロマンティストなポエム作家のペンギン(窪田正孝)、ペンネーム“南十字星ペンギン”の熱狂的なファンである月夜の星(小西桜子)。交わるはずのなかった男女3人の奇妙な三角関係は、町のヤクザの抗争とも絡み合いながら激しく危うげにねじれていく…。今回解禁されたメインビジュアルは、永瀬さん、窪田さん、小西さんのメインキャスト3人による、ミステリアスな三角関係が伝わるビジュアルとなっている。山本直樹の原作漫画ではペンギンそのものとして描かれる、窪田さん扮する詩人。ビジュアルにはペンギンの被り物をして顔を隠している奇妙な姿が写し出されている。「だって おまえじゃ どうしようもないじゃないか。」というキャッチコピーは、盲目的に自分を慕ってくる月夜の星に対して、好意はあっても体を重ねることができない性的不能なペンギンに対し、鷹巣が冷たく現実を突きつける印象的な台詞。この後、鷹巣と月夜の星は運命に導かれるかのように、激しい情事に身を焦がしていくことになる…。メインビジュアルと同時に場面写真3点も解禁。永瀬さんが小西さんの首筋に顔をうずめる官能的なカットや、配達用バイクにまたがり一服する永瀬さんを捉えたカットなどが確認できる。『ファンシー』は2020年2月7日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月16日連合赤軍をモデルにした「レッド」で文化庁メディア芸術祭漫画部門の優秀賞を受賞した同名短編漫画を実写映画化した『ファンシー』から、メイン写真とキャラクター場面写真が解禁となった。山本直樹の同名短編漫画を実写映画化した本作。永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子らをキャストに迎え、性愛と暴力の世界に溺れる男女3人のポエジーな三角関係を描く。永瀬さんが演じるのは、ミステリアスな元彫師の郵便屋。虚無的にして粗暴でありながら、なぜか懐の深い人間味をも感じさせる役どころだ。窪田さんが演じるのは、ロマンティストで性的不能のペンギン。奇想天外なキャラクターを唯一無二の存在感で体現しているのも必見だ。小西さんは、対照的な2人の男性の間で少女から女へと艶めかしく変貌を遂げる月夜の星に扮し、体当たりの熱演を披露する。また、鷹巣が務める郵便局の所長に田口トモロヲ、鷹巣の父親役に宇崎竜童、鷹巣に入れ墨を彫ってもらう殺し屋役に深水元基、鷹巣の元後輩でヤクザの組員に長谷川朝晴、ヤクザの若頭役に坂田聡。鷹巣が働く郵便局の同僚役に吉岡睦雄、鷹巣の旧友役に榊英雄、鷹巣の元妻役に佐藤江梨子といった個性豊かなベテラン、中堅俳優たちが脇を固め、泥船のごとき人生を生きる人間たちのおかしみと哀感に満ちた群像ドラマを彩っている。今回解禁されたメイン写真には、部屋の中でファンレターに目を通す窪田さんと、その横に佇むサングラスに郵便屋の制服姿の永瀬さんの姿が。2人が織りなす摩訶不思議な友情劇に期待が高まる1枚に仕上がっている。『ファンシー』は2020年2月7日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月29日映画『ファンシー』が、2020年2月7日(金)にテアトル新宿ほかにてロードショー。山本直樹による短編漫画『ファンシー』を実写化原作は、第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞の受賞経験を持つ山本直樹による短編漫画『ファンシー』。彫師の郵便配達員と詩人、そして詩人のファンの女性を巡って奇妙な三角関係が巻き起こる“愛と暴力”を描いた作品だ。ストーリーとある地方の寂れた温泉街。時が止まったように昭和の面影を色濃く残すこの町で彫師稼業を営む鷹巣明は、昼間は郵便配達員として働き、町外れの白い家に住む若き詩人にファンレターを届けている。一日中サングラスをかけている謎めいた鷹巣と、ペンギンと呼ばれる浮世離れしたポエム作家はなぜかウマが合い、毎日たわいない雑談を交わしていた。そんなある日、ペンギンのもとに彼の熱狂的なファンである月夜の星という女子が「妻になりたい」と押しかけてくる。折しも地元の町では、ヤクザの抗争など血生臭い出来事が続発。やがてニヒルで粗暴な鷹巣、ロマンティストで性的不能のペンギン、少女のように夢見がちな月夜の星が陥った奇妙な三角関係は、激しく危うげに捻れていくのだった……。キャスト主演に永瀬正敏実写版では、主人公となる彫師の鷹巣明役に、『Vision』『パターソン』に出演した映画俳優・永瀬正敏が抜擢。ほぼ全編にわたりサングラスをかけて感情を消し去った永瀬が、凶暴な男を熱演する。窪田正孝が寡黙な詩人役にまた鷹巣の唯一の友人役で、人気ポエム作家のペンギン役を担当するのは、『東京喰種 トーキョーグール【S】』『初恋』で主演を務める窪田正孝。これまで派手なアクションシーンにも挑戦してきた窪田だが、本作では鷹巣との友情を言葉や態度に表さない寡黙な男に挑戦する。ヒロインに小西桜子そしてペンギンのポエティックな世界観に酔いしれるヒロイン・月夜の星役は、『初恋』でも窪田正孝と共演している小西桜子。さらに鷹巣が務める郵便局の局長役に田口トモロヲ、鷹巣の父親役に宇崎竜童が決定している。廣田正興監督によるデビュー作品監督は、本作がデビュー作となる廣田正興。これまで古厩智之、市川準監督の助監督や、大根仁、三池崇史作品などのメイキングディレクターを担当した経験を持つ人物だ。TV版『私立探偵濱マイク』の現場で廣田正興に出会った永瀬正敏が、その際に交わした“15年以上前の約束”に応え、今回の映画化の実現に至ったという。【詳細】映画『ファンシー』公開日:2020年2月7日(金)テアトル新宿ほかにてロードショー原作:山本直樹監督:廣田正興出演:永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子、宇崎竜童、田口トモロヲ配給:日本出版販売
2019年11月01日連合赤軍事件を題材にした『レッド Red』で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した山本直樹の同名短編漫画を実写映画化した『ファンシー』が公開されることが決定。併せて、特報映像が解禁となった。■ストーリー寂れた温泉街。彫師で郵便屋の鷹巣とペンギンと呼ばれる恋多き詩人がいつものようにたわいのない会話をしている。そんななんでもない1日を過ごしていた頃、月夜の星という名の女が詩人の世界に盲目的に酔いしれ、ペンギン宛てにファンレターを出し続け、ついには2人の前に姿を現した。郵便屋とペンギン、そして間に割って入った月夜の星。孤独な3人の奇妙な三角関係が動き出す。そして彼らは街で起きたヤクザ同士の抗争とあいまみえ、バイオレンスな事件とエロティシズムな世界が交錯し、それぞれの現実からの逃避が始まるのだった…。■永瀬正敏が彫師役で主演!窪田正孝&小西桜子と奇妙な三角関係に本作は、彫師の郵便配達員と詩人が、詩人のファンの初心な女性を巡って奇妙な三角関係を巻き起こす愛と暴力の作品。主演の彫師・鷹巣明を演じるのは、ジム・ジャームッシュ監督の作品などで世界的に活躍しており、『64 -ロクヨン-』や『後妻業の女』、11月1日(金)に公開を控えている『最初の晩餐』にも出演する永瀬正敏。ほぼ全編にわたりサングラスをかけ、感情を消し去りながらも凶暴な男を演じきっている。永瀬さん演じる鷹巣の唯一の友人役で、鷹巣との友情を言葉や態度に表さない寡黙な人気ポエム作家のペンギンを、『Diner ダイナー』『東京喰種トーキョーグール』「僕たちがやりました」に出演する窪田正孝が演じている。さらにヒロインには、三池崇史監督作品『初恋』でも窪田さんと共演している新人の小西桜子がこの作品でデビューを果たしている。また、鷹巣が務める郵便局の局長役に『パラレルワールド・ラブストーリー』『見えない目撃者』「この世界の片隅に」などに出演し、バイプレイヤーとして活躍する田口トモロヲ。鷹巣の父親役を『グラスホッパー』『破門 ふたりのヤクビョーガミ』などに出演し、歌手としても活躍する宇崎竜童が演じる。監督は、本作がデビュー作となる廣田正興。これまで古厩智之、市川準監督の助監督や大根仁、三池崇史作品などのメイキングディレクターを担当。永瀬さんが主演を務めたTV版「私立探偵濱マイク」に参加しており、15年以上前の約束に永瀬さんが応えて映画化が実現した。今回、永瀬さんらをはじめとするキャストの姿を収めた特報映像も解禁。入れ墨、銃声、淫らな姿の女性が随所に挟まれ、バイオレンスとエロティシズムが垣間見える映像に仕上がっている。『ファンシー』は2月7日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月22日小西康陽によるPIZZICATO ONEが本日10月15日、ビルボードライブ大阪で公演を行う。90年代に一世を風靡した「渋谷系」の先駆的存在といえば、小西と野宮真貴によるピチカート・ファイヴ。1984年の結成から2001年までの活動は、今もなお時代の1ページとして語り継がれている。リーダーであった小西は現在も作詞・作曲・編曲・プロデュース、DJや文筆家としても活躍。PIZZICATO ONE名義では、これまでアルバム『11のとても悲しい歌』と『わたくしの二十世紀』の2作を発表し、好評を得てきた。本日のバンド編成はピアノ、ダブルベース、ギター、ドラムス、ヴィブラフォン。客演ボーカルは呼ばずに、小西自身が歌を担当するという。ライブレコーディングも予定されているとのことで、ほどよい緊張感がただようライブとなるだろう。ぜひ現在の小西康陽を目撃してほしい。■公演情報PIZZICATO ONE日時:10月15日(火)1st Stage 開場17:30/開演18:302nd Stage 開場20:30/開演21:30場所:ビルボードライブ大阪
2019年10月15日小西康陽によるPIZZICATO ONEが本日10月11日、ビルボードライブ東京で公演を行う。90年代に一世を風靡した「渋谷系」の先駆的存在といえば、小西と野宮真貴によるピチカート・ファイヴ。1984年の結成から2001年までの活動は今もなお時代の1ページとして語り継がれている。リーダーであった小西は現在も作詞・作曲・編曲・プロデュース、DJや文筆家としても活躍。PIZZICATO ONE名義では、これまでアルバム『11のとても悲しい歌』と『わたくしの二十世紀』の2作を発表し、好評を得てきた。本名義でのビルボード東京における公演は2015年以来4年ぶりとなる。本日のバンド編成はピアノ、ダブルベース、ギター、ドラムス、ヴィブラフォン。客演ボーカルは呼ばずに、小西自身が歌を担当するという。ライブレコーディングも予定されているとのことで、ほどよい緊張感ただようライブとなるだろう。ぜひ現在の小西康陽を目撃してほしい。■公演情報「PIZZICATO ONE」10月11日(金)1st Stage 開場17:30/開演18:302nd Stage 開場20:30/開演21:30場所:ビルボードライブ東京10月15日(火)1st Stage 開場17:30/開演18:302nd Stage 開場20:30/開演21:30場所:ビルボードライブ大阪
2019年10月11日カンヌ国際映画祭監督週間やトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門での上映に沸いた三池崇史監督×窪田正孝主演の『初恋』。この度、超異例の全米先行公開を記念して、本作の“最高に濃厚な一夜”が詰まった場面写真が一挙に解禁となった。カンヌやトロントに続き、オースティンで行われたファンタスティック映画祭では三池監督が日本人初となる「特別栄誉賞」を受賞した本作。続々と海外の映画祭の出品が決まっており、世界中からの熱い視線を集めている。そんな中、9月27日(金)に全米公開となった本作は、2週目を迎えて40館に拡大、最終は100館程度の公開を見込んでいるという。初週の館アベレージは10,576ドルと好成績を収め、米レビューサイト「Rotten Tomatoes」では97%フレッシュという高評価を獲得(10月7日時点)。「三池崇史が心とユーモアを注ぎ込み、興奮する強力なカクテルを完成させた!」「様々なジャンルととんでもないキャラクターたちが絶妙なバランスを取っている!」「超暴力的でキュートな出会いを描いたサバイバルナイトだ!」など絶賛の声が相次ぎ、男女のキュートな出会いを表すジャンル“meet-cute”を使い、本作を“Miike meet-cute”と呼ぶ声も。三池監督“初”のラブストーリーは瞬く間に世界中へ拡散しているようだ。今回解禁となった場面写真には、モニカ(小西桜子)を守るかのように銃を構える天才プロボクサー・葛城レオ(窪田正孝)の姿が…。威厳を放つヤクザの権藤(内野聖陽)、血を流し叫ぶジュリ(ベッキー)、なぜか一緒に写る刑事の大伴(大森南朋)とヤクザの加瀬(染谷将太)など、濃厚なキャラクターたちの姿が収められている。彼らが一夜の中でどのように出会い、絡み合っていくのか、ますます期待が高まる。『初恋』は2020年2月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:初恋(2020) 2020年2月28日より全国にて公開Ⓒ2020「初恋」製作委員会
2019年10月09日金子大地と石川瑠華という注目若手俳優を迎えたラブストーリー『猿楽町で会いましょう』が、第32回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門正式出品作に選出。さらに2020年、物語が展開する渋谷のシネクイントから全国順次公開が決定した。その嘘は、本当ですか?本作は、ある地域を舞台にした“3分間の予告映像”から始まった、第2回「未完成映画予告編大賞MI-CAN」グランプリ受賞作を映画化。鳴かず飛ばずのフォトグラファー・小山田が、読者モデルのユカと出会い、しだいに距離を縮めていくが、ユカが小山田に体を許すことは決してなかった。そんな中、小山田が撮った彼女の写真が、2人の運命を大きく変えていくことに。フォトグラファー・小山田役には、「おっさんずラブ」「腐女子、うっかりゲイに告る。」など出演作が相次ぎ、この10月期は「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」がスタートするなど業界から注目を集める金子大地。また、どこか掴めないユカ役には、『イソップの思うツボ』に起用されたネクストブレイク必至の石川瑠華。そのほか、ユカの元恋人・良平役に柳俊太郎、ユカがタレント養成学校で出会う友人、久子役に小西桜子、雑誌編集長役は前野健太がそれぞれ脇を固める。監督は、本作が長編映画デビューとなる児山隆。いま変わりゆく渋谷の街を舞台に、若者たちの刹那の恋を流麗なカメラワークで切り取っている。金子大地「初の映画祭なのでとても嬉しい」喜びのコメント到着金子さんは「初めて予告編を観させていただいたとき、すごく惹きつけられるものがあり、小山田役を演じられることに喜びを感じました。いま東京で暮らしている若者のリアルな成長物語を描いていると思います」とコメント。「今回東京国際映画祭に出品が決まり、僕としては映画初主演で、初の映画祭なのでとても嬉しいです。児山監督を中心に一つ一つ丁寧に撮影した作品なので多くの方々に観ていただきたいです」と言う。また、石川さんも「予告編を作ることから始まり、本編が完成し、素敵な場所でスタートが切れることが嬉しい」と喜びをあらわにし、「今の時代や現実と向き合った映画だと思っています。一人でも多くの人に届きますように。楽しみにしててください」とコメント。児山監督は、「2020年の公開を目指していたのでこんなに早いタイミングで上映できる機会をいただけたことをとてもうれしく思っています」と言う。「金子大地さん、石川瑠華さんと一緒に映画を作ることはとても幸福な経験でした。猿楽町に瑞々しく儚なく、美しく存在する小山田とユカをどうか劇場で観ていただければと思います」とアピールした。『猿楽町で会いましょう』は2020年、渋谷シネクイントほか全国にて順次公開。「第32回東京国際映画祭」は10月28日(月)~11月5日(火)の期間で六本木ヒルズほかで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:猿楽町で会いましょう 2020年渋谷シネクイントほか全国にて順次公開(C)2019 オフィスクレッシェンド
2019年09月30日窪田正孝主演、三池崇史監督自身初のラブストーリー映画『初恋』から、特報映像と2種類のポスタービジュアルが到着した。今回到着した特報映像では、負けるはずのない相手にKOされ、さらに自分の余命が残りわずかだと突き付けられて自暴自棄になっていた天才プロボクサー・葛城レオ(窪田さん)と、刑事に追われて逃げるモニカ(小西桜子)の衝撃的な出会いからスタート。そして、刑事・大伴に強烈なパンチをお見舞いし、モニカを助けたことから彼の人生の歯車は一気に狂いはじめる。後半では、レオとモニカのほかにも、ヤクザきっての武闘派、権藤役の内野聖陽、刑事・大伴役の大森南朋、ヤクザの策士・加瀬役の染谷将太ら豪華キャストたちが次々に登場。一瞬だが、ただならぬ雰囲気を感じさせる。さらに、レオとモニカが写る初恋感が感じられるビジュアルと、鋭い眼光を向け、「誰ひとり欠けても、この恋は生まれなかった」と意味深なコピーが綴られたビジュアル、雰囲気の違う2種類のポスターもお披露目された。『初恋』は2020年2月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:初恋(2020) 2020年2月28日より全国にて公開Ⓒ2020「初恋」製作委員会
2019年09月20日SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』の公開ゲネプロが19日、東京・天王洲 銀河劇場で行われ、小西成弥、大平峻也、影山達也、長妻怜央が取材に応じた。同作は、1986~1991年にかけて『花とゆめ』(白泉社)にて連載されていた、那州雪絵の代表作。主人公・蓮川一也(小西成弥)は、初恋の女性が唯一の肉親である実兄と結婚してしまい、失恋のショックから全寮制の名門男子高校「緑都学園」に進学を決意。学園附属の寮・通称「グリーン・ウッド」は、寮長の池田光流(長妻怜央)・生徒会長の手塚忍(影山達也)・同室の如月瞬(大平峻也)を始め、“変人の巣窟”と噂される程、一筋縄ではいかない個性派な面子が揃っていた。初日公演を前に、「入学するときのようなどきどきとわくわくと緊張が入り混じってる感じ」と気持ちを表す小西。影山は「多くの方に愛されてる作品で魅力的なキャラクター、魅力的な役者が揃ったと思うので、楽しみにしていただければ」、長妻は「最初、皆さんに会った時は緊張して、僕自身がやっていけるか不安でした。しっかり演技についても教えていただき、このままずっと稽古していたいと思ったけど、やはり本番が来てしまったので、いい意味で稽古場と同じように。僕たちならやっていけると思います」とそれぞれ自信を見せた。稽古場で絆を深めたという4人だが、エピソードを聞かれると、小西は「怜央が、なんでかわからないんですけど毎日『ラーメン食べる?』って」と明かし、長妻も「僕もそれ、1番最初に思いつきましたね」と笑顔に。「毎日言われるんですよ。『成弥くん、ラーメン食べる?』『いや、今大丈夫……』って、それを1カ月くらい続けてました」という小西に、大平も「しかも朝、カップラーメン食べてるしね」と同意。長妻は「朝ごはんがカップラーメンに始まって、カップラーメンで終わる生活です」と振り返った。「これがナンバーワンエピソード」という4人だが、長妻は「(岡田)あがささんが、差し入れですごい量のラーメンをくださって。僕だけ食べちゃうと申し訳ないので、『成弥くん食べますか』と聞いてるんですけど、なぜか食べないんですよね」と理由を語る。さらに「人見知りと言ってたんですけど、めちゃくちゃ人のこといじる」と小西の印象を述べるが、大平は「稽古初日に、成弥が端っこの方で台本を開いてて、『すごいね』と言ったら、『人見知りで人としゃべれなかった』と言ってて、めちゃめちゃかわいいなと思いました」とエピソードを披露した。ほさかは、男性にも人気だという原作の魅力について「女性が書いたと思えないくらい、男子のわちゃわちゃ感が出ている。あの年代の男子たちの描き方が細かいし、キラキラしているだけでない」と分析。小西は改めて「約1カ月間稽古してきて、男子校、男子寮の感じがすでにカンパニー全体として出来上がっているので、あとはお客さんに楽しんで笑顔になって帰ってもらえれば」とアピールした。公演は天王洲 銀河劇場にて19日〜28日。
2019年07月19日舞台『ここはグリーン・ウッド』のキャストが1日、明らかになった。小西成弥、大平峻也、影山達也、の長妻怜央が出演する。同作は、1986~1991年にかけて『花とゆめ』(白泉社)にて連載されていた、那州雪絵の代表作。主人公・蓮川一也は、初恋の女性が唯一の肉親である実兄と結婚してしまい、失恋のショックから全寮制の名門男子高校「緑都学園」に進学を決意するも、入学前日に胃潰瘍を患い、1か月遅れで入学・入寮することに。学園附属の寮・通称「グリーン・ウッド」は、寮長の池田光流・生徒会長の手塚忍・同室の如月瞬を始め、“変人の巣窟”と噂される程、一筋縄ではいかない個性派な面子が揃っていた。国内のみならず海外でも高い評価を得ている同作だが、舞台化は初めて。蓮川一也役には『あんさんぶるスターズ! オン・ステージ』シリーズの小西成弥、如月瞬役にはミュージカル『刀剣乱舞』で第69回NHK紅白歌合戦にも出場経験のある大平峻也、手塚忍役にはハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」でメインキャラクター・影山飛雄を演じ切った影山達也、作品の中でも人気の高い池田光流役には今、舞台「7ORDER」で話題の長妻怜央が決定した。○小西成弥 コメントはじめまして、蓮川一也を演じさせていただきます、小西成弥です。学園ものということで制服を着られるので凄くワクワクしています。演出のほさかようさんとは何度もご一緒させていただいているので楽しみですし、素敵な作品になること間違いなし!だと思います。稽古に入る前にしっかり準備をして作品に取り組みたいと思います。皆さん、是非劇場でお待ちしております!!○大平峻也 コメントこの作品は、昭和、平成、そして令和、沢山の方の心に青春をくれた作品です。そんな偉大な作品に如月瞬役として出演させていただける事とても光栄に思います。原作ファンの皆様に当時の気持ちや、青春の香りを感じていただけるよう、初めてこの作品を知る方にはこの作品の世界を存分に楽しんでもらえるよう精進していきますので、ぜひ会場に足を運んでくだされば嬉しいです。○影山達也 コメント皆さま初めまして!「手塚忍」を演じさせていただきます、影山達也です!忍は冷静沈着、ポーカーフェイスな生徒会長という事で、僕とは正反対な性格の役どころを演じる事が今から楽しみです!皆さんに楽しんで頂けるように精一杯頑張ります!!夏の劇場に、いや、緑都学園のグリーン・ウッドに遊びに来て下さいね!○長妻怜央 コメントはじめまして、池田光流役を演じさせていただきます長妻怜央です。長く皆さんに愛されているこの作品に出演できるということでとても光栄です。原作も読ませていただいて、個性的なキャラクターが沢山いる中で、光流は、とにかく、かっこいい !というのが素直な感想でした!!こんなにかっこいい役で、僕よりも年上の方々と共演、さらに、年下の僕が先輩役をやらせて頂くのは不安もありますが、スタッフの方々に諸々ご指導いただきながら、しっかり役作りをしていきます。池田光流は、長妻怜央で良かったと思ってもらえるように、精一杯頑張ります!!!公演は7月19日~7月28日、天王洲銀河劇場にて。脚本・演出は、ほさかようが務める。(C)那州雪絵/白泉社
2019年06月01日第72回カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出された窪田正孝主演、三池崇史監督の映画『初恋』。すでに海外サイトや記者から続々と絶賛の声が相次いでいる本作で、主人公のボクサー・葛城レオを演じた窪田さんのコメントが到着した。初のカンヌに「役者として一つの形をもらった気がする」本作で初めてカンヌの地を訪れた窪田さん。「去年の冬、みんなで暖を取りながら、カーアクションシーンなどをずっと撮影していて、没頭していたのを思い出しました。みんなで頑張って作り上げたものが、こうやって海を越えてきたのが純粋に嬉しいです」と笑みを見せ、「カンヌというこの地に来れたことで、役者として一つの形をもらった気がしました」と手ごたえを明かす。主演をつとめた「ケータイ捜査官7」以来、約10年ぶりに三池監督とタッグを組むことに、「三池さんは誰よりも現場を楽しんでいて、どんなに疲れても投げない」と改めて監督への敬意を表し、「モニカ役の(小西)桜子が現場で頑張ってる姿を一番近くで見ていたんですが、監督の発する言葉がとても大きかったです」と語る。「“僕たちはモニカを監督としての目線でしか台本を読めない。でもモニカはあなたのものだから、あなたのモニカを演じてください。”って言葉が自分にも言われているようでした」と現場の様子を明かし、「変わっていない三池さんとまた10年前に戻れた感覚になれたのがすごく嬉しかったし、10年間頑張ってきてよかったって思いました。このカンヌもそうですけど、本当にご褒美をいただいた気持ちです」と喜びをあらわにした。さらに自身が演じるレオというキャラクターについては、「彼自身、中身がすごくピュア。でも、人と接することよりも、拳で語り合いたい感じ。周りから見ると接しずらいタイプかもしれないです」と語った。あるシーンで「構えていた心が変わった」そんな窪田さんとともに演じるのは、オーディションで3,000人の中からを抜擢された小西桜子。重要な役どころ、モニカ役を演じている。窪田さんは彼女について、「普段ぽわっとしているけど、本当にまじめでいい子。どこかにモニカのスイッチがあって、それを三池さんと一緒に作っている姿が印象的でした」と分析する。多くのシーンを小西さんと一緒に演じたことについて、「モニカと出会って彼の人間臭さが出るように彼女と出会う前は感情をあまり出しすぎないように抑えた」と語り、「彼女と出会ってからは感情をどんどん上げていくようにしました。彼女と一緒にいる中で生まれるいい意味での違和感も大切にしていましたね。なので、桜子が演じるモニカがなかったら、あのレオにはならなかったかもしれないです」と、レオを演じる上で小西さんの存在が大きかったという窪田さん。中でも印象的なシーンについて、「電車のシーンでの表情がとてもよかったんです。彼女がレオに心の引き出しを見せてくれた気がしました。その後のシーンで、モニカとの距離が近くなったような、構えていた心が変わったんです。そこに導いてくれたのは彼女の表情だったと思います」と語り、新人だからこその自然な小西さんの演技に、自らも影響を受けたことを明かしている。最後に、窪田さんは「レオとモニカが新しい人間に生まれ変わっていく様が、どの方が観ても心に響くんじゃないかなと思います。キャストそれぞれに生き様があって、それをすごく丁寧に、かつスピーディーに描いています。1時間48分、のめり込んで欲しいです!」と語り、自信たっぷりに本作をアピールした。『初恋』は2020年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:初恋(2020) 2020年、公開予定Ⓒ2020「初恋」製作委員会
2019年05月25日三池崇史監督と窪田正孝がタッグを組んだ映画『初恋』が、第72回カンヌ国際映画祭2019「監督週間」に選出。この度、三池監督や窪田さんらが渡航した現地記者発表の模様を写した写真が到着した。行われた記者発表には、主演の窪田さんをはじめ、今回オーディションで3,000人の中から物語で重要な役、モニカ(桜井ユリ)を射止めた小西桜子、三池監督らが登壇。今回初めてのカンヌとなった窪田さんは「聖地に連れてきてもらい感無量です」と心境を明かし、「カンヌは空気が違って、映画ファンも世界各国のメディアもたくさんいて…とても気分がいいです!テンション上がってます!」と笑顔。また「作品はパワフルでスピード感がすごくて、観る者の目を惹きつける力があり、自分自身も熱くなるものがありました。世界の人に観てもらいたい」と作品についても熱く語る。同じく、初のカンヌ参加となった小西さんは「今ここにいることが夢みたい。こんな機会滅多にないと思うので一生残る経験になると思います!」と緊張しながらも笑顔でコメントしていた。一方、カンヌ映画祭は2年ぶり7回目の参加、「監督週間」には4年ぶり3回目の選出となった三池監督は「みんなでつくり上げた作品が、自分たちを昨日と違う景色へ連れて行ってくれる。映画とは夢のあるもの。映画を観客と共に観るというのは格別な時間でありとても楽しみ」と上映を心待ちにしていると語り、「今の時代にしかつくれないものが、素晴らしいキャスト共につくれた。自分たちのつくりたいものがこの時代につくれて光栄」と自信をみせた。また、三池監督と窪田さんの再タッグについては「彼とは『ケータイ捜査官7』で出会った。ハードなスケジュールの中、カンヌに駆けつけてくれて非常に嬉しいし、やっぱり“映画の人間”なんだと思った」(三池監督)、「三池監督とは右も左もかわらない時にお会いしたんですが、第一印象は、すごく怖い人(笑)1年間もんでいただいて、指導というよりは現場で感じさせていただいた」「ずっとやりたかったボクサー役で、三池監督が言ってくださった10年後にまた、三池さんの世界に没頭できたことは幸せでした」(窪田さん)とそれぞれ思いを明かした。そして、先ほど発表された豪華キャストたちとの共演について、窪田さんは「他の共演者の方とほとんど絡んでいないんですが(笑)」と言いつつ、「皆さんそれぞれに誰も被らないカラーがあり、一緒に芝居をしている中で、本能的なものを非常に感じ、それがとても印象に残っています」とコメント。最後に、三池監督は「出来上がってしまえば、観る方の判断。今回の機会が、また違う作品をつくれるきっかけになればいいなと思っている。観客の反応は気になるけどそれはもうお客さん次第なので、ただ楽しでほしい」とこれから映画を観る人へ向けた。窪田さんは「三池さんの人柄は昔から変わってないです。“遠くない親戚のおじさん”のような存在」と言い、「三池さんがカンヌに行かれている記事を見る度に自分も行きたいな、三池さんと今度はいつできるんだろと思っていましたけど、やるべきことを自分はやるんだと思い続けていたんです。そしてまたこうやって再会できた。10年前が自分の原点です。三池さんは僕の恩師ですね」と監督への思いを明かしていた。なお、5月17日18時45分~(現地時間5月17日11時45分~)本作の公式上映も行われる。『初恋』は2020年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年05月16日三池崇史監督、窪田正孝、小西桜子が現地時間15日13時からフランス・カンヌで開催された第72回カンヌ国際映画祭に出席した。映画『初恋』(2020年公開)が「監督週間」に選出され、カンヌ国際映画祭に参加した3人。同作は、希有の才能を持つプロボクサー・葛城レオ(窪田)が、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫したことから、人生の歯車が一気に狂い、アンダーグラウンドの世界で巻き起こる人生で最高に濃密な一晩を描く。窪田以外のキャストも正式発表され、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、村上淳、塩見三省、内野聖陽と豪華キャストが集結。小西はオーディションで3,000人の中から、物語の重要な役どころ、モニカ(桜井ユリ)を射止めた。今回初めてのカンヌ参戦となった窪田は「カンヌという聖地に連れてきてもらい感無量です。作品はパワフルでスピード感がすごくて、観る者の目を惹きつける力があり、自分自身も熱くなるものがありました。世界の人に観てもらいたい」と熱く語り、「カンヌは空気が違って、映画ファンも世界各国のメディアもたくさんいて……とても気分がいいです! テンション上がってます!」と笑顔を見せる。同じく初カンヌの小西も「今ここにいることが夢みたい。こんな機会滅多にないと思うので一生残る経験になると思います!」と興奮。初のメディア取材で緊張の面持ちを見せながらも「この作品が初のカンヌの地で感無量です。三池監督に連れてきてもらい、私も感無量です」とコメントした。今回、カンヌ映画祭は2年ぶりで7回目の参加となる三池崇史監督は「みんなでつくり上げた作品が、自分たちを昨日と違う景色へ連れて行ってくれる。映画とは夢のあるもの。映画を観客と共に観るというのは格別な時間でありとても楽しみ。ジェレミー(プロデューサー)からも率直な感想もらいながらつくっていた。今の時代にしかつくれないものが、素晴らしいキャスト共につくれた。自分たちのつくりたいものがこの時代につくれて光栄」と自信を見せた。三池監督はさらに『ケータイ捜査官7』以来、10年ぶりの主演での窪田との再タッグについて「国民的スター窪田が主演をやってくださって、いいやつだな、と(笑)。彼とは『ケータイ捜査官7』で出会った。ハードなスケジュールの中、カンヌに駆けつけてくれて非常に嬉しいし、やっぱり“映画の人間”なんだと思った」と称賛。窪田も「三池監督とは右も左もかわらない時にお会いしたんですが、第一印象は、すごく怖い人(笑)。1年間もんでいただいて、指導というよりは現場で感じさせていただいた。『十三人の刺客』(10)の時も、先輩方の背中を見ながら、葛藤しながら、もっと頑張りたいと思っていました」と振り返る。窪田も「『ケータイ捜査官7』の時、“あいつを選んだ理由がわかる”と言ってくれたのがすごい印象に残っています。ずっとやりたかったボクサー役で、三池監督が言ってくださった10年後にまた、三池さんの世界に没頭できたことは幸せでした。映画やTVに出させていただいている中で演者としてフラストレーションが溜まることが、役者さんは誰しももっているかと思うのですが(笑)、今回そういった感情がみんなこの作品を通して爆発していて……観ていただいたらわかると思います。日本の映画はこうあるべきだと思うし、こういう生き方をしたいと思いました。感無量です」と感動を表した。三池監督は「役者で生きていこうと思う人間の根っこには、アウトロー的な血が流れてると思う。今回出演した役者たちは、それぞれの役に共鳴していたと思うし、だからこそリアリティが生まれた。今回の作品を通して、役者というのは、人間が抱える“喜び”と“ストレス”を生かすという職業なのだと、改めて感じた。そういう要素は、アウトロー的な映画をつくる我々にとってはとてもいい状況」と語る。窪田は「三池さんがカンヌに行かれている記事を見る度に自分も行きたいな、三池さんと今度はいつできるんだろと思っていましたけど、やるべきことを自分はやるんだと思い続けていたんです。そしてまたこうやって再会できた。10年前が自分の原点です。三池さんは僕の恩師ですね」とかみしめつつ、「明日日本に帰ってしまうので、観客の方々のリアルな反応を見れないのがすごく残念です」と心境を吐露。「だけど、錚々たる型にはまらない方々が揃っている映画です。そんな映画を三池さんがまとめている、それが『初恋』です」と改めてアピールした。(c) Kazuko Wakayama
2019年05月16日俳優の草なぎ剛(44)と女優の小西真奈美(40)が、京都劇場で上演される舞台『家族のはなし PART I』(5月4日~6月1日)で、つかこうへいさん演出の舞台『蒲田行進曲』以来19年ぶりの共演を果たす。長い年月を経て再会した2人に、お互いの印象や本作にかける思いを聞いた。『家族のはなし PARTⅠ』は2本の喜劇で構成。第1話「わからない言葉」では、草なぎが犬役に挑戦し、小西と池田成志が演じる佐藤夫婦に飼われている犬・ハッピーを演じる。第2話「笑って忘れて」では、草なぎと小西が夫婦役。草なぎは広告会社のプランナーの夫・兵頭弦太郎、小西は弦太郎の妻でフリーのイラストレーター・兵頭えみを演じる。○■お互いに抱き続けてきた“親近感”――3月に放送されたラジオ番組で再会されたそうですが、19年ぶりに対面していかがでしたか?草なぎ:真奈美ちゃんが可愛くてね! 19年前と変わってなくて。真奈美ちゃんすげーなと思って(笑)。マジで全然年を取ってないわけよ。恐ろしい人だなと。やばいですよね、この仕上がり!小西:とんでもない!草なぎ:僕は『蒲田行進曲』のつかこうへいさんが人生の大きな転機となる出会いだったんですけど、真奈美ちゃんもそうだったと伺っていて、すごく縁を感じている。なので、19年ぶりに会ったんですけど、つかさんがいてくれたおかげで僕の中で真奈美ちゃんはすごい密接につながっているんですよね。つかこうへいさんは、お芝居するとき以外もどんなときも心の中にいて、そのときいた真奈美ちゃんも勝手ながら親近感があって、当時の真奈美ちゃんの顔も覚えているんですけど、まったく変わってなくて。もちろん大人にはなっていますけど。小西:うれしいです!草なぎ:19年前、僕はつかさんと出会って、お芝居の扉が開いたんです。そこに真奈美ちゃんがいてのことだったので、真奈美ちゃんがいなかったら僕もヤスという役は演じられなかった。今回も、僕らがやるっていうことは絶対に何か起きるんじゃないかなとすごく楽しみにしています! すみません、熱くなってしまいまして(笑)小西:逆に光栄です。草なぎ:つかこうへいだけに“こーえい”だ!“こーへい”じゃないね(笑)小西:“こーえい”です(爆笑)――小西さんは19年ぶりの再会はいかがでしたか!?小西:「どうもー」みたいになったらどうしようかなと思いつつも、お会いした瞬間から「真奈美ちゃん!」っていうこの感じで、「あー草なぎさん変わってない!」と。あのときも優しくて毎日声をかけてくださって、「一緒に頑張ろうね」って言ってくださって。それを私もずっと覚えていたので、19年経ったと思えないくらいあっという間にそのときに戻りました。私も勝手にずっと親近感を持たせていただいていたし、草なぎさんがヤスさんだったから私も小夏という大きい役を乗り越えられたと思っているので、今回の夫婦役も、やっさんと小夏のときの愛情とはまた違うタイプのストーリーで、時を経て一緒にやらせていただいてどんな風になるのかすごく楽しみです。○■犬&飼い主役と夫婦役の役作り――台本を読んでどう感じましたか?草なぎ:19年ぶりに真奈美ちゃんとできるので、もうどんな本でもいいなと思って、すぐ『はい、やります』と(笑)。台本もとても家族愛があふれていたり、クスッと笑えるところもたくさんあるんだけど、ちょっと切なくじんわりとほろりとするところがあるので、これはもういい舞台になるんじゃないかとドキドキワクワクしています。小西:舞台が久しぶりで緊張しているんですけど、草なぎさんと19年ぶりなので率直にうれしい! またご一緒できるっていうのがうれしくて。台本を読ませていただいたら、草なぎさんと夫婦役をやらせていただく2話もすごく愛にあふれている話で、そして1話はわんちゃんをやられるので、どんなわんちゃんになるんだろうと(笑)、私自身も見る側の気持ちになって楽しく読ませていただきました。――1話と2話で役が違い、特に草なぎさんは犬役と夫役とまったく違いますが、それぞれ役作りをどう考えているか教えてください。草なぎ:犬っていう本当に初めての役。よく「今回は初めてのお医者さんの役なんですよ」とか言いますけど、マジで初めて。けっこういろんな役をやってきたけど『犬かよ!』って(笑)。考えもつかなかった役なので面白いなと思っています。僕自身も2年前からクルミという犬を飼っていて、役作りにもなるなと。クルミを飼っていてすごい疑問に思っているのは、一体クルミは何を考えているんだろうって常に思ってて、初めて犬を飼って毎日試行錯誤しながらの2年間。自分の愛犬を役作りに生かして頑張ろうと思っています。もう1つの真奈美ちゃんとの夫婦の役はすごくじんわりするというか、直感ですけど、これはすごくいいものになるんじゃないかなと。それこそ19年っていう月日があるからこそできるようなお芝居にもなるんじゃないかなと思って、これはじっくりと、じんわりとできたらと思いますね。2人の空気感とかで。小西:私はどっちも妻役で、1話は成志さんの妻で、2話は草なぎさんの妻。1話のほうが、台本のからくりが難しくて、成志さんと「どうしよう」って。とにかくやってみないと、という感じですけど、それを体に染み込ませたら2話の妻と1話の妻とまったく違う良さがそれぞれ出てきて、お客さんに違うことを感じてもらえるものになるんじゃないかなと。頑張ります! という感じです。2話は草なぎさんの妻の役で、日常レベルの話なので感情をどのくらいのレベルにするのかとか、演出がどうなるのか楽しみです。――草なぎさんは愛犬クルミちゃんを参考にされるとのことですが、草なぎさの表情や動きにどのように生かされそうですか?草なぎ:こっちの気配を感じて距離感を変える…落ち込んでいるときは少し寄って来てくれたり、朝起きたときから今日はお留守番なのか出かけられるのか何も言ってないのにわかるらしいんですよね。人間の気を感じるのかもしれない。すげーなって思う! だから、成志さんと真奈美ちゃんが言い合っているときは、どっちかに寄ったりするんだろうなって。小西:草なぎさんのわんちゃん役、楽しみです! 私はハッピーを愛している役ですけど、私自身はわんちゃんを飼っていないので、飼い主としていろいろ伝授いただきたいです。こう来たときはこう扱うよ、とか伺えたら。草なぎ:了解しました!■プロフィール草なぎ剛1974年7月9日生まれ。1991年にCDデビューして以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。2017年9月には稲垣吾郎、香取慎吾とともに「新しい地図」を立ち上げ、「雨あがりのステップ」など配信リリース。俳優としても、ドラマ『いいひと。』(1997)、『僕の生きる道』(2003)、『僕と彼女と彼女の生きる道』(2004)、『任侠ヘルパー』(2009)、『銭の戦争』(2015)、映画『黄泉がえり』(2003)、『BALLAD 名もなき恋のうた』(2009)、『クソ野郎と美しき世界』(2018)、『まく子』(2019)、舞台『蒲田行進曲』(1999・2000)、『バリーターク』(2018)、『道』(2018)など数々の作品で活躍。そのほか、AbemaTVのレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』や、“ユーチューバー草なぎ”としての活動も注目を集めている。小西真奈美1978年10月27日生まれ。『寝盗られ宗介’98』で女優デビューを果たし、舞台『蒲田行進曲』でヒロインに抜てき。映画『阿弥陀堂だより』(2002)で日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の映画賞を受賞し、2007年にはTBS系『きらきら研修医』で連続ドラマ初主演を務めた。そのほかの主な出演作に、ドラマ『ちゅらさん』(2001)、『小児救命』(2008)、『喰う寝るふたり 住むふたり』(2014)、『半分、青い。』(2018)、映画『UDON』(2006)、『のんちゃんのり弁』(2009)、『振り子』(2015)、『トマトのしずく』(2017)、『ミッドナイト・バス』(2018)など。歌手としても活動しており、2018年10月24日に自身が全曲作詞作曲を手掛けたメジャー1stアルバム『Here We Go』をリリースした。
2019年04月11日小西博之(57・以下小西)「僕が自分のがんを受け入れることができたのは、大将の教えがあったからです。大将は常々、『小西、人生は50対50だよ。どんな人でも幸せと不幸せは同じようにくるんだよ』と、話してくれていましたよね」 萩本欽一(76・以下萩本)「人は悪いことがあれば、嘆き、悲しむ。落ち込んでもいい。けれどその不幸せは拒絶せずに、きちんと受け止めなければいけない。人生とはそういうものだってね」 小西「大将の人生訓が僕の血肉になったんです。それだけじゃない。視点を変えることで心も変わること、言葉の持つ力を信じること。だからがんになったときも発想を変えたんです。『腎臓にがんができてしまった』を、『2つある腎臓でよかった』。『日本では3人に1人ががんで死ぬ』から『がんになっても3人に2人は助かって生きている』って」 師匠・欽ちゃんの前に日焼けした顔で、はにかみ笑いを見せる小西。欽ちゃんもうれしそうにほほ笑む。末期がんから奇跡の回復を遂げ、がんに立ち向かう心構えと、あきらめない気持ちの実体験をつづった『生きてるだけで150点!』(毎日新聞出版)を7月に出版した小西。その生きざまを大絶賛した師匠の欽ちゃんと、今回本誌で師弟の初対談が実現した。小西ががん告知を受けたのは’04年12月。45歳だった。 年明けにはがんは左の腎臓に縦20センチ横13センチの大きさだと判明。主治医から「この腎臓に圧迫された脾臓が腫れて破裂寸前。椅子から転げ落ちたりしたら、衝撃で破裂し、即死するかもしれない。この瞬間に死んでもおかしくない」と、余命ゼロ宣告を受けた。 小西「僕ね、大将、手術室で麻酔が効き始めたとき、こう挨拶したんです。『先生方に今日この手術室でお会いすることができたのも何かのご縁だと思います。僕は意識がなくなりますが、自分のがんは絶対に治ると信じています。ですからどうか、僕の命を救ってください。お願いします』」 萩本「(小西の言葉を聞いて大きくうなづき)なるほどね〜たくましい!!小西はずっと勇気がある。僕、その先生と同じ気分だよ。『(小西を)ぜったい助けたい』って、思わせる力があるんだよ」 小西「この挨拶で、医師、看護師さん、全員が泣き出して、手術の開始時間が遅れて仕切り直しになったんです。改めて執刀医の先生の『行くぞ!小西博之を助けるぞ!』という掛け声とともに手術がはじまったそうです」 9時間半に及ぶ手術で、みぞおちの下から脇腹、胸腔まで大きなV字を描くように50センチにわたり切開。無事に手術を終えた執刀医は「勝利のVサインをつけた」と話した。 萩本「(その傷に触れて)いやぁ、先生にそのせりふを言わせるって。小西は、がんという病を受け入れて、“がんちゃん”と友達になり、“コンビ”を組んで。そして主治医と信頼関係を築いて、それが“トリオ”になった!素晴らしい“コント”をつくってくれたね」 小西「そして5年後。定期検診で先生から『診断書。自分で読んでみてください』と手渡されたんです。いぶかしむ僕に『涙で読めないから』って。おそるおそる見ると、『異常なし。完治』。僕以上に先生が喜んでくれました」 萩本「治した先生を感動させて泣かせる。コレ小西だけの話じゃなく、多くの人に知ってもらったほうがいいね。そして涙はうれしい涙のほうがいい。粒の大きさも、悲しみよりも喜びの涙のほうが大きいんだ」 73歳で大学に入学し仏教を学んでいる欽ちゃん。6月には新刊『ダメなときほど「言葉」を磨こう』(集英社新書)を出版。11月には初となるドキュメンタリー番組が公開になる。 萩本「大学3年で来年の卒論に向けて準備中なの。70代になって思うのは、人はのんびり余生を過ごす『老人』と、自分がじいさんだと思わない『年寄り』の2手に分かれるね。でも、70ってまだまだ人生のスタートラインなんだよ。小西は病いを乗り越えて、きっと神様から『やることがある』と、何かバトンを渡されたんじゃないかな」 小西「今は、生きているだけで150点です」
2017年08月24日萩本欽一(76・以下萩本)「小西ががんになったという話は聞いていたんだよ。しかも完治が難しい腎臓だと……。もし見舞いに行って、それが最後みたいになるのも嫌だったもん。今日はこんなに元気な笑顔で会えてうれしいや」 小西博之(57・以下小西)「日本の腎臓がん史上5本の指に入るという大きさでしたが、大将に教わった心の持ち方で乗り越えられたんです」 師匠・欽ちゃんの前に日焼けした顔で、はにかみ笑いを見せる小西。欽ちゃんもうれしそうにほほ笑む。末期がんから奇跡の回復を遂げ、がんに立ち向かう心構えと、あきらめない気持ちの実体験をつづった『生きてるだけで150点!』(毎日新聞出版)を7月に出版した小西。その生きざまを大絶賛した師匠の欽ちゃんと、今回本誌で師弟の初対談が実現した。小西ががん告知を受けたのは’04年12月。45歳だった。 小西「先生が明らかにどう話そうか悩んでいて。僕から先生に『先生、僕は「がん」ですね?』と、尋ねたんです。帰りに事務所で仲間に伝えるとショックを受けて、みんな泣き出しました」 萩本「小西も泣いたの?」 小西「はい。その日から毎晩、風呂の中で顔がぐちゃぐちゃにして1時間ほど泣きました」 年明けにはがんは左の腎臓に縦20センチ横13センチの大きさだと判明。主治医から「この腎臓に圧迫された脾臓が腫れて破裂寸前。椅子から転げ落ちたりしたら、衝撃で破裂し、即死するかもしれない。この瞬間に死んでもおかしくない」と、余命ゼロ宣告を受けたのだ。 小西「そんな僕が自分のがんを受け入れることができたのは、大将の教えがあったからです。大将は常々、『小西、人生は50対50だよ。どんな人でも幸せと不幸せは同じようにくるんだよ』と、話してくれていましたよね」 萩本「人は悪いことがあれば、嘆き、悲しむ。落ち込んでもいい。けれどその不幸せは拒絶せずに、きちんと受け止めなければいけない。人生とはそういうものだってね。番組の収録の後、毎週のように、みんなに雑談として話していただけだよ〜」 2人の出会いは、’82年『欽ちゃんの週刊欽曜日』(TBS系)のオーディションだ。小西は3,000人のなかから合格。だがその直前、一度不合格になっていたという。 萩本「僕ね、『不合格』と言われてスタジオを去っていくときの小西の姿をずっと覚えてるの。てくてく歩いてスタジオを出た小西に、作家の大岩(賞介)が声をかけて。離れているから会話は聞こえないんだけど、落ちた小西が、デカい声で『大丈夫ですよ。ありがとうございます』って、笑顔で逆に大岩を励ましてるの。人はね、『不合格』など、ダメになったときに、その人の本性が現れる。小西は最後の最後に、自分じゃなく他人への思いやりがあったんだよ。あの笑顔が忘れられなくてね。名古屋に帰った小西を、すぐに呼び戻したの」 晴れて欽ちゃんファミリーの一員となった小西は、コニタンとして人気を博した。 小西「一事が万事、ものごとをいろいろな視点で見ることを、毎週収録後に3年間みんなに話をして教えてくれました。でも当時は、大将の教えを理解できていなかったんです。思い知ったのは、がん告知の3年前に、突発性難聴になり右耳の聴力を失ったとき。『悪いことも受け入れなければいけないと、大将も言ってた』と、思い出して」 萩本「小西、忘れてたの?(笑)」 小西「はい、それまで忘れてました(苦笑)。そのとき、大将の人生訓が僕の血肉になったんです。それだけじゃない。視点を変えることで心も変わること、言葉の持つ力を信じること。だからがんになったときも発想を変えたんです。『腎臓にがんができてしまった』を、『2つある腎臓でよかった』。『日本では3人に1人ががんで死ぬ』から『がんになっても3人に2人は助かって生きている』って」 萩本「僕の雑談を無駄にせずに、病いの治療という生きた体験に置き換えてくれたんだね。小西は主治医の先生に、『大丈夫ですか?』じゃなく『大丈夫ですかね?』って言ったんだよね。この『ね』がいいよ。その一語に先生への信頼がこめられている。『先生助けてください』じゃなく、先生に『助けよう!』と思わせたんだから」
2017年08月24日ファッション評論家のドン小西が、23日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』の3時間スペシャルに登場。資産60億から借金15億まで転落してしまったことを告白する。ワイドナショーなどでファッション評論家として活躍する小西だが、かつては日本を代表するファッションデザイナーとして世界に名を馳せ、独特の色使いから"色の魔術師"と呼ばれていたほど。しかし、"自分のセンスは絶対に正しい!"という過剰な思い込みが原因で、一時期60億円あった資産が消え、借金15億円を抱えることになってしまった。これにより小西は、自身のブランドだけでなく、実家も売却。精神的にうつ状態となった上、離婚して孤独な生活を送っていることを告白する。そこで今回、小西は、自らのすべてをさらけ出す覚悟で「自分のセンスが正しい!と勘違いしてドン底に落ちないための授業」を展開。自身の半生をひも解きながら、「自分は絶対に正しい」と思い込む人間ができ上がっていくメカニズムを紹介する。さらに、自分を過信するあまり周囲を虐げる人間がどんな末路をたどるのか、その悲劇の歩みも激白。最後は、"勘違い人生"を経験して得た人生の教訓を説く。同番組では、毎回先生が教科書をもとに授業を進行するが、今回はそれを小西がデザインしており、こちらにも注目だ。
2017年01月02日