オウチーノ総研はこのほど、「『子どものお小遣い』に関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は10月7日~9日、子どもがいる首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の30~59歳の既婚女性696名を対象に、インターネットによるアンケートを実施したもの。はじめに、「いつ頃から子どもにお小遣いを渡し始めたか」を質問した結果、「小学1年生」が最も多く19.6%、次いで「中学1年生」が8.5%となり、「入学」という節目にお小遣い制度をスタートさせる親が多いことが分かったという。「なぜその年齢でお小遣いを渡し始めたか」聞いたところ、全年齢を通して最も多かった理由は「お金の価値や管理の仕方が分かり始める年齢だから」だった。具体的には「お金の価値が分かり始め、自分で管理できるだろうと思う年齢になったから」(59歳 / パート・アルバイト)や、「まずは小額から、お金を使うことを覚えていってほしかったから」(47歳 / パート・アルバイト)などが挙がったとのこと。一方、「お小遣いを渡していない」と回答した人は39.2%を占めた。その理由としては、「年齢的にまだ早いから」という理由が最多で、他には「必要な時に必要な分だけ渡しているから」が多かった。例えば、「買いたい物をその都度申請してもらい渡していたから」(59歳 / パート・アルバイト)や「必要な時にその都度親が判断しているから」(48歳 / 専業主婦)などの理由があった。調査では、お小遣いを渡している人を対象に質問した「各年代の時に、毎月いくらぐらいを渡したか」の結果を集計し、相場の割り出しも行った。その結果、小学校低学年は500円以内、小学校高学年は1,000円以内、中学生は1,000~3,000円、高校生は3,000~1万円ということがわかった。続いて、「お小遣いはどのように渡しているか 」を聞いたところ、「定期的に定額を渡す」という人が77.8%、「必要な時に必要な分を渡す」が16.3%、「お手伝いの対価として渡す」が10.6%を占めた。「定期的に定額を渡す」という人の理由で最も多かったのは、「自分で管理できるようにするため」で、具体的には「決まった期間内に決まった額をやりくりする方法を学んでほしかったから」(47歳 / 経営者・役員)、「自分で使う額に応じてためたり、残額を管理したりできるようにするため」(55歳 / 公務員)などが挙がったという。「お小遣い制度(渡し方、金額など)はどのようにして決めたか」との質問では、「夫婦で話し合った」(54.1%)と、「子どもと話し合った」(42.1%)が上位。同社は、「意外にも子どもの意見も反映されていることが分かった」とコメントしている。最後に、「お小遣いを渡し始めた目的は何か」という質問を実施。結果は、「金銭感覚を身につけるため」が47.3%、「お金の管理能力を養うため」が46.8%、「お金の使い方を知るため」が31.7%となった。「金銭感覚を身につけるため」と回答した理由では「物の値段を知ってほしいから」という声が最も多く、「お金の管理能力を養うため」と回答した理由では「上手なやりくりを学んでほしかったから」が最も多かった。
2015年10月20日ビザ・ワールドワイドはこのほど、「お小遣いに関する調査」を実施し結果を発表した。調査は8月7日~12日、妻から夫へのお小遣い制である全国の30代~50代の既婚サラリーマン1,854名と既婚女性618名を対象に行われた。○サラリーマン約2人に1人が、お小遣いに不満はじめに、自身の"お小遣い"に満足しているサラリーマンがどのくらいいるのか調べた結果、半数以上が「かなり不満(14.8%)」「どちらかといえば不満(37.5%)」と回答した。昼食を含むお小遣い平均は3万1,091円と、希望金額4万8,477円との間に1万7,386円もの差があることが判明した。その一方で妻が妥当と考える夫のお小遣いは3万1,193円と現在の夫のお小遣い平均とほぼ同様の結果だった。○サラリーマン46.2%に"副収入"アリ現状のお小遣いに不満を抱えているサラリーマンが多いことから、「これまでに"お小遣い"の値上げについて交渉したことはありますか?」と尋ねたところ、「はい(35.3%)」「考えたことはあるが、実行はしたことない(36.5%)」と、7割超がお小遣いの値上げを望んでいることが分かった。さらに、"副収入"についても聞いたところ、「NISAや株などへの投資(18.7%)」や「クラウドソーシング等のアンケートサイト回答(18.0%)」をはじめ、「オークションやギャンブル(9.7%)」「FXなどの外国為替取引(7.2%)」など、46.2%ものサラリーマンがさまざまな方法で給与以外の収入を得ていることが判明した。○お小遣いの平均値上げ額、3,480円次に、自身のお金の意識について聞いたところ、約65%が「かなり倹約家(14.7%)」「どちらかというと倹約家(49.5%)」と回答した。そこで、デビットカードの保有者と非保有者でお小遣い管理に違いがあるか調査した結果、デビットカード保有者がスマートホンのアプリやパソコンのExcel、通帳やお小遣い帳など何らかの形で管理をしている割合が約4 割に対し、非保有者は75%以上がお小遣いの管理をしていないことが判明した。続いて、値上げ交渉の経験がある人を対象に、結果いくら上がったかを調査。その結果、平均額は3,480円となった。この値上げ額についてもデビットカード保有者と非保有者とで比較したところ、保有者は「30代/3,015円」「40代/2,824円」「50代/6,695円」に対し、非保有者は「30代/2,796円」「40代/1,767円」「50代/3,866円」と、全ての年代において保有者が非保有者を上回った。
2015年08月25日ビザ・ワールドワイド・ジャパンは24日、「お小遣いに関する調査」の結果を発表した。それによると、お小遣いに不満を抱えるサラリーマンは5割超を占めた。○希望金額は4万8,477円現状のお小遣いについて、「満足している(計)」人は47.7%。反対に「不満(計)」がある人は52.3%に上った。30代~50代のサラリーマンの昼食を含むお小遣い平均は3万1,091円で、希望金額4万8,477円との間に1万7,386円もの差があることが判明。一方、妻が妥当と考える夫のお小遣いは3万1,193円で、現在の夫のお小遣い平均とほぼ同額だった。これまでにお小遣いの値上げの交渉を考えたことがある人は36.5%、実際に交渉した人は35.3%。値上げ交渉した人は平均3,480円値上がりしたものの、中には値上げ交渉をしたことで1万円も値下げされた人もいた。給与以外の副収入を得ている人は46.2%。主な内容は、NISAや株などの投資が18.7%、オンラインアンケート等の回答が18.0%、オークションやギャンブルが9.7%となった。調査期間は2015年8月7~12日、有効回答は30~50代の既婚者2,472人。
2015年08月24日ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は21日、JR品川駅(東京都港区)構内にて、ファイナンシャルプランナーの横山光昭氏監修の元、お小遣いや家計に関するカウンセリングを無料で受けられる「サラリーマンお小遣い診療所」を26日に開設すると発表した。○お小遣い診断ツールで個別診察を実施同診療所では、ファイナンシャルプランナーの横山氏が今回のために監修・制作した「サラリーマン適正お小遣い診断ツール」を使用し、診療所内のブースでカウンセラーによる個別診察を実施する。診察ブースでは、サラリーマンの金銭感覚やお金の使い方をヒヤリングし、適正お小遣い価格の判定とともに、個々のお金の使い方をタイプ別に診断する。診断結果は「診断書」として発行し、お小遣い額の見直しや値上げ交渉、今後のお金の管理に役立てることができる。さらに、横山氏本人に対して、直接悩みの相談や改善のアドバイスを受けられるブースも時間限定で設置する。会場はJR品川駅 中央改札内イベントスペース。開催日時は2015年8月26日11:00~21:00。なお、横山氏との個別相談は12:00~13:00、18:00~19:00のみとなる。
2015年08月21日結婚して家庭をもつと、お金のルールを夫婦で決める家庭も多いかもしれません。特に、夫のお小遣いについては、家計を担い管理する側である妻と、お小遣いをもらう側の夫が納得のいくかたちで取り決めたいものです。では、このように「お小遣い制」にしている家庭は、どのくらいあるものなのでしょうか?「夫がお小遣い制」の家庭は全体の7割超え先日、株式会社エイチームが運営する女性向け体調管理アプリ・サイト「『ラルーン』」の 会員アンケート調査 が公開されました。「夫のお小遣い事情」というデリケートなテーマ調査によれば、「お小遣い制」の夫は全体の7割にのぼることが明らかになったのです。夫のお小遣い、金額は?家庭の事情に踏み込むお金の話題は、仲のいいママ友同士でもなかなか踏み込めないゾーンです。そして、さらに聞きたくても聞けないのがその金額。夫を「お小遣い制」にしている家庭において、お小遣いの金額はいくらくらいが多いのでしょうか?「夫のお小遣いはひと月あたりいくらですか?」というアンケートで最も多かった回答は、「20,001~30,000円」で32.7%。次いで「10,001~20,000円」が20.2%、「30,001~40,000円」が19.0%という結果となりました。「5,000円以下」は全体の2.2%、反対に最も金額の多い「600,001円以上」は2.3%。自分の家庭と照らし合わせてみると、「多いほう」なのか「少ないほう」なのかがわかりますね。お小遣いアップの要求は、叶えられないことが多い「お小遣い制」は毎月額が決まっているため、夫側は思いきった使い方ができないものです。不満がたまるのは仕方がないことなのか、お小遣いアップを要求したことのある夫は意外と多いようです。では、夫の勇気ある「賃上げ要求」に妻はどう答えているのでしょうか?「夫からお小遣いアップを要求されたときどうしましたか?」というアンケートで、59.3%の妻が「上げなかった」と回答しています。実に半数以上の妻が、お小遣いアップを拒否したようです。次いで「多少上げた」という回答が27.9%、「希望の額まで上げた」という回答が6.4%となり、家計のやりくりを担う妻の渋いお財布事情が明らかになりました。妻のお小遣いは、夫の半分一家の大黒柱である夫にとって、自由に使えるお小遣いのアップは、モチベーションアップに直結します。お小遣いアップに応じない妻が半数を占め、厳しい現実が目の当たりになりましたが、妻が自由に使えるお小遣いは一体いくらなのでしょうか?アンケート調査では、全体の約6割が「夫より低い」と答えています。美容やファッション、趣味などお金がかかることも、少ないお小遣いでやりくりしているようです。家計を支えているのは、夫も妻も同じなのかもしれませんね!
2015年08月04日専業主婦のママの中には、お小遣いが少なく「自分のものなんて、久しく買ってない…」なんて人もいるのではないでしょうか? 家族のための節約は大切なことですが、削ってばかりではママの心も満たされないもの。そこで、空いた時間を使って、ちょっとしたお小遣いがおうちで稼げる方法をご紹介します。「え、ちょっと怪しい…」なんて心配はご無用! 私が実際に利用し、「ここは安全」「良心的」と感じたサービスや方法のみをご紹介します。チリも積もれば必ず山に♪ アンケートは日課にするのがコツ某大手アンケートサイトは、換金速度がイマイチ。おすすめは「ライフメディア」というアンケートサイトです。・ ライフメディア 日々送られてくるメールアンケートの中には、高ポイントがつくものが混じっています。アンケート対象者に選ばれ、毎月定期的に答えていけば、どんどんポイントが貯まります。アンケートに答える以外にも、このサイト経由で商品を購入したり、見積もりをお願いしたりするなど、サービス利用によるポイントもつくので、気になった商品を利用していると、知らず知らずのうちにポイントが貯まっていることもありました。・ ディムスドライブ 「ディムスドライブ」はポイント制ではなく、抽選で商品券などが当たるシステムですが、これまでに4度ほど当選し、商品券が送られてきた経験があります。手があいた時にササッと答えられるので、手間もほとんどありません。クリックしてもらうと収入! 人気ブログ所有者なら期待大ブログを運営しているなら、アフィリエイトはいかがでしょうか? 「それってもう古くない?」と思うなかれ、まじめに気長に取り組めば、必ず収入となります。おすすめは「グーグルアドセンス」や「リンクシェア」です。・ グーグルアドセンス ・ リンクシェア 「グーグルアドセンス」は自分の運営するブログに広告をはりつけ、クリックされることで報酬が発生します。商品購入タイプのアフィリエイトと比べて、クリックさえしてもらえればお金になるので、とっかかりやすく感じますが、ブログの質が問われます。何度でも訪れたくなるような、良質なサイトでなければ成果が出ないのは、ご想像の通りです。「リンクシェア」は商品購入タイプのアフィリエイトですが、頻繁に行っているキャンペーンに参加することで「優良ブログ」と評されて賞金がもらえたり、年に一度広告主がブースを出展し、直接情報交換をする交流イベントが行われたりと、楽しめる要素がたくさんあります。上記のアフィリエイトで、私は月に数千円の収入があります。額は小さいですが、自分の書いた記事に影響を受けた誰かがいる、という実感が継続につながっています。買い取り店のチョイスが重要! 簡単査定のみもOK大手オークションサイトのなかでも、私が良心的と感じるのは「楽天オークション」です。・ 楽天オークション こちらは利用手数料がかかりません。ほかの大手オークションと比べると利用者は少ないですが、それでも安定した取引量があり、匿名のやり取りもできるので、名前や住所を明かしたくない場合にも便利です。また、「ブランディア」や「ZOZOUSED」などは、対象のブランドであれば、着なくなった衣類を買い取ってくれます。・ ブランディア ・ ZOZOUSED これまで私が売買成立したのは、夫のジャケットや、不要になったアクセサリー、20代の頃に結婚式の二次会などで着ていたミニワンピなどです。不要な衣類は、ただ捨てるのではなく、まずオークションに出品し、買い手がつかなければ買い取りサイトへ…という流れが、効率的ですね!たくさんの収入ではなく、ちょっとしたお小遣いを稼ぐのであれば、子育ての合間でできることが、意外とあるものです。一度にすべてやろうとするのではなく、「自分でもできそうなもの」から徐々にトライしていくと、懐事情も違ってくるかもしれませんよ!(※紹介した情報は2015年7月時点のものです。サービス内容が変更になっている場合もありますので、詳細につきましては個別にご確認ください。)
2015年07月21日新生銀行は6月29日、20代から50代の有職者の男女約2,300名を対象に実施した「2015年サラリーマンのお小遣い調査」の結果を発表した。男性会社員の毎月のお小遣い額は、昨年より1930円減少し、3万7642円と1979年の調査開始以降2番目に低い金額となった(最低額は1982年の 3万4100円)。年代別では、20代、30代はほぼ昨年の水準を維持したが、40代と50代は4000円以上の減額となった。女性会社員も、男性会社員同様に、小遣い額は昨年から2244円減少し、3万4468円となった。年代別では、20代・30代は3万円台半ばだったのに対し、40代・50代は3万円台前半と、やや小遣い額に開きが出ている。小遣い額は減少した一方、男性会社員の1日の平均昼食代は、昨年の541円から601円に上昇。その理由について、消費税や物価の上昇から、外食などの値上げが広がったことによるものと指摘されている。女性会社員も男性会社員と同様に、昼食代は昨年から上昇し(昨年512円から154円の上昇)、666円となった。年代別に見ると、男性同様、20代が最も高く、738円だった。いずれの年齢においても、男性に比べて女性の方がやや高い傾向が見られるという。また、男性会社員の1回の飲み代は、外に飲みに行く人が4954円、自宅で飲む人が2861円となった。女性会社員の1回の飲み代は、外に飲みに行く人が4082円、自宅で飲む人が2291円となった。
2015年06月30日妻の小遣い、「夫より低い」が約6割周りには尋ねにくいお小遣い事情。ラルーンがリサーチしたところによると、約7割の家庭がお小遣い制を採用しており、夫のお小遣いの金額はひと月あたり20001~30000円が1番多いことがわかった。過半数の夫は家計をおもってか、妻に小遣いアップの要求をしないことが判明。要求をしたことがある約4割の夫も、その約6割がお小遣いを上げてもらえなかった。そして、妻の小遣いはというと、「夫より低い」と回答した妻が約6割で、少ない小遣いのなかでやりくりしている現状が浮き彫りとなった。1位は「美容・化粧品」自由に使えるお金のなかで、妻は何を買うのか。気になる1位は「美容・化粧品」と女性であれば1番お金をかけたいジャンルが選ばれた。続いて「ファッション」、「友達と遊ぶ」が僅差でランクインし、オシャレも友人も大事にする現代女性の姿がうかがえる結果に。また、4位の「その他」の内訳をみると、スイーツや外食といった「食べ物」にお金をかける女性が多いことが判明した。夫婦といえどお金の問題はトラブルになりやすい。同リサーチは、不満が爆発する前に、「2人でよく話し合って決めていけたらいいですね」とまとめている。(画像はプレスリリースより)【参考】・ラルーン リサーチ
2015年06月10日幼稚園、小学生の子を持つママたちにとって、“子どもたちにお小遣いをあげるかどうか”は難しい問題です。毎月決まった額をあげる、お手伝いをしたらあげる、ほしいものがあるときに必要な分だけあげるなど、家庭ごとにルールが違います。ちなみに、金融広報中央委員会が平成22年に行った調査では、小学校低学年児童の79%がお小遣いを「もらっている」と回答。内訳は、「ときどき」が最も多く58.5%、「月に1かい」が13.2%、「1しゅうかんに1かい」が9.2%。1回にもらう金額は中央値で300円でした。イギリスにも“お小遣い論争”は存在しますが、日本とはちょっと様子が違うよう。今回は、イギリスのニュースサイト『The Telegragh』を参考に、イギリス流の“お小遣い論争”をご紹介します。(1£=191円で計算)■イギリスは現金よりキャッシュレスが多い最近の調査で、イギリスの8~15歳の子どもたちのお小遣いが2年連続で下落していることが明らかになりました。長期的に見ても、2005年をピークにお小遣いは下落傾向。2000年台後半、リーマンショックに端を発する世界不況がありましたが、お小遣いの水準も不況による親たちの懐事情と関連しているようで、ホッとしている、といった声もちらほら。しかし、悩ましい問題もあります。子どもたちのお小遣いの金額が下がっただけでなく、定期的にお小遣いをもらっている子どもの数自体も減っているのです。調査によると、お小遣いを毎週もらっている子は昨年の82%から4ポイント減の78%でした。これにはデジタル化も影響しています。イギリスは今や、キャッシュレスが現金払いを上回るデジタル社会。学齢期前の子どもでさえ、オンラインでお金を使えることを知っています。現実のお菓子屋さんやおもちゃ屋さんと違い、そうしたお金のやりとりには現金を使わないので、“お金を使う”という感覚が育たないのです。■子どもの金銭感覚を育てたい“現金”派の声そんなデジタル化の弊害が見え隠れする現状ですが、伝統的な意味でのお小遣いを重視する向きもあります。たとえば英国国教会では、将来借金で苦しむ人を減らすためにも、お金にかかわる教育は非常に重要だと考えています。国際銀行・INGグループがヨーロッパ全土で行った調査では、子どもの頃お小遣いをもらっていた人ほど大人になって貯金する傾向にあることが判明しました。当座預金残高を超えて銀行から振り出すことも少なかったといいます。この調査を受け、国教会は「早い時期から子どもたちにお金の大切さを教えなければいけないが、カードやネット上でやりとりされるお金には現実感がない。現金を自分で扱えば、現金を渡さないことよりもずっと、子どもたちにお金の使い方を学ばせることができる」との見解を示しています。■金銭感覚が身に付く決済アプリが大ヒットしかしイギリスでは、この“お小遣い論争”に終止符が打たれる日が近づいています。この2年で現金からデジタル会計へと移行している動きに対応して、2つのアプリが開発され、急速に普及しているのです。8歳以上の子どもたち向けのとても基本的なオンライン決済アプリ、『Osper』と『goHenry』です。このアプリは、子どもたち自身が預金口座やデビットカードを通じて、そして両親が口座を通して、どちらも使用可能。『goHenry』はVisaカード、『Osper』はマスターカードと連携し、子どもたちはプリペイドカードを使ってオンラインや店舗で決済します。月に2£(382円)ほどの手数料がかかりますが、スマホやタブレットで支出記録も確認でき、親がお店やサイトを制限したり、1回の会計での上限金額を設定したりできます。このアプリの登場で、もはやイギリスでは子どもにお小遣いを現金で手渡す親は少数派になってきているのだそうです。いかがでしたか?小学校低学年くらいの子どもたちが決済アプリを使っているという現状は、日本ではまだ現実味がないかもしれません。しかし、デジタル化は急速に進んでいます。ちなみに、冒頭でご紹介した金融広報中央委員会の調査では、日本の子どもたちの堅実さが伺える回答も。「お小遣いがたりなくなったとき、どうしますか?」の質問に、「かいたいものを、がまんする」(48.2%)に次いで多かった答えは「おてつだいをして、お小遣いをもらう」で、22.6%。「ほしいものをがまんすることもひつようだとおもいますか」には87%が、「たかいものがほしいときには、お金をためるべきですか」には62%が「そうおもう」と答えているのです。イギリスのようなデジタル化の波はいずれ、日本にも押し寄せるでしょう。子どもたちには、その波に飲まれず健全に成長していってほしいものです。(文/よりみちこ)【参考】※Pocket money – why it needs to survive in the digital age―The Telegragh※子どものお金とくらいに関する調査(第2回)平成22年度―金融広報中央委員会
2015年06月05日エイチームはこのほど、女性向け体調管理アプリ・サイト「ラルーン」が、会員を対象に実施した「夫のお小遣い事情」に関する調査結果を発表した。調査は5月に行われ、1,021名のサンプルを得た。○夫73.3%が「お小遣い制」「今現在、夫が使うお金はお小遣い制ですか?」と質問した結果、7割以上(73.3%)の夫がお小遣い制であることがわかった。お小遣いの金額についても聞いたところ、「20,001~30,000円(32.7%)」が最多回答となり、次いで「10,001~20,000円(20.2%)」「30,001~40,000円(19.0%)」と続いた。○妻6割が、夫のお小遣いアップ要求にNO!次に、夫からお小遣いアップを要求されたことはあるか尋ねたところ、「ある(43.0%)」「ない(57.0%)」という結果に。過半数の夫がお小遣いアップのお願いをしたことがないことが分かった。また、夫からのお小遣いアップの要求に対して、妻はどのような対応をとったのか調べた結果、およそ6割が「上げなかった(59.3%)」と回答。「多少上げた(27.9%)」「希望の額まで上げた(6.4%)」という人は3割強だった。夫のお小遣いについてのエピソードを募ったところ、「月初に全額渡すと、すぐにお金がなくなると言うので、支給日を月に数回に分けてほしいと言われた。そのくらい自分で管理できないの? と思った」(30代後半)、「出産で家を開けたときにキャッシュカードを渡していたら、普段のお小遣いの倍以上に使っていて大げんかした」(20代後半)、「家事を手伝えば小遣いアップです」(20代前半)、「以前は2万円渡していたが、使ってないのに無くなっていると言ってくるため、月5千円にした」(20代後半)など、さまざまなエピソードが集まり、中でも「月初めに全てのお小遣いを使ってしまう」という夫が多数報告された。○お小遣いが「夫よりも低い」妻、57.4%次に、妻のお小遣いについても調査を実施。その結果、57.4%が夫よりも低いお小遣いでやりくりしていることが分かった。お小遣いの使い道については、「美容・化粧品(26.9%)」「ファッション(25.0%)」「友達と遊ぶ(23.5%)」が上位となった。
2015年06月01日「うちではこうしてるけど、よその家庭はどうなんだろう?」と感じること、ありますよね。特にお金が絡む内容だと、いくら仲の良いママ友同士でも聞きづらいこともあるでしょう。子どもがそろそろ小学生というママは「小学生になったら、お小遣い制にしたほうがいいのかしら…」と悩んでいるのでは?そんなママの疑問を解決してくれそうな調査結果を発見! 金融広報中央委員会が平成22年度に調査したアンケート結果を見ると、世の家庭の「子どものお小遣い事情」が見えてきました! ■お小遣いをもらっている子供の割合は? 同機関の調査によると、小学生の低学年でお小遣いをもらっている子どもの割合は79.1%。小学生になると、約8割の子どもがお小遣いをもらっているのですね。お小遣いをもらう相手としては、もっとも多かったのが「親」で67.7%、次いで「祖父母」が44.4%という結果に。基本的にほとんどの家庭で、お小遣いは家族または親族から支給されているようです。■子供がお小遣いをもらう頻度と金額は? お小遣い事情で気になるのは、子どもに与えている金額と頻度ですよね。まず、子どもがお小遣いをもらうペースは、「ときどき」が58.5%、「月に1回」が13.2%、「1週間に1回」が9.2%。「ときどき」が圧倒的多数という結果になりました。ちなみに、1回にもらうお小遣いの金額として、もっとも多かったのが「100円」。「100円~200円未満」と回答したのが32.6%、「100円未満」が21.5%でした。小学校低学年の場合は、何かのご褒美や、お手伝いをしてくれた時のお礼として、「ときどき」お小遣いをもらうことが多いようです。なお、月に1回、定期的にお小遣いをもらっている子どもの場合、もっとも多かった金額は「500円」、次に多かったのが「100円~200円」でした。定期的なお小遣いでは、家庭によって金額に若干の差があるのですね。■家族で話し合ってお小遣いのルールを決めようお小遣い制度を導入することで、子ども自身でお金をどう遣うかを考えたり、お金を遣う時に頭で金額を計算したりするようになります。子どもにお金を持たせることは、我が子に社会勉強をさせる第一歩となるので、将来に備えて、いまのうちに家族で話し合ってみてはいかがでしょうか? 子どもにとっては、お小遣いの金額うんぬんよりも「お小遣いをもらえる」ということ自体がうれしいはず。ママも、自分が子どもの時のことを思い出してみてください。幼い頃、両親からお小遣いをもらう時、心がワクワクしていませんでしたか? お小遣いをもらえる日が待ち遠しくなったり、「お金をためてコレを買おう!」と目標を立てたりと、自分なりの楽しみを持つことにもつながっていたはずです。次はその楽しみを我が子にも体験させてあげる番。今回紹介した、金融広報中央委員会のデータを参考にして、お小遣い支給を前向きに考えてみましょう! 参考: 子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度[1]:知るぽると
2015年05月23日妻が財布のひもを握り、夫にお小遣いを渡す「お小遣い制」。日本ではよく見られる家計の管理方法だが、海外ではどうなのだろうか。日本に住む外国人20人に、結婚後の「お小遣い制」があるかどうか聞いてみた。Q.あなたの母国には妻が家計を握って夫にお小遣いを渡す「お小遣い制」ってありますか? 夫婦の家計はどのように管理するのが一般的ですか?○「お小遣い制」はある!・「『お小遣い制』が一般的でしょう」(韓国人/48歳/男性)・「似たような制度があると思います。夫が妻に給料を渡すことが多いと思います」(シリア人/35歳/男性)・「あります。奥さんが家計を管理する事が多いです」(タイ人/30歳/女性)・「あります。女性は家計を握っているのが一般的です。支出が必要なとき、夫婦で相談した上でお金を出します」(ベトナム人/31歳/女性)・「家族により違いますがその習慣があります」(ミャンマー人/32歳/女性)・「共働きですので、家計の管理はいろいろですが、妻が管理するのが多いと思います」(中国人/28歳/女性)○「お小遣い制」はない!・「その制度は母国では聞いたことありませんが、妻の方が家計に強いとは言います。母国での理想的な管理のしかたは二人同士で一緒にします」(アメリカ人/26歳/男性)・「一般的にはないだろう。カップル(夫婦)が共通の口座を使うのは一般的だろう」(カナダ人/31歳/男性)・「ありません。夫が管理します」(インドネシア人/37歳/男性)・「ありません。同じ口座にお金を入れて、同じ口座で全ての支払いをします」(フランス人/30歳/男性)・「ありません。一緒に管理することが多いと思います」(ドイツ人/39歳/男性)・「母国ではない」(イギリス人/30歳/男性)・「あまりありません。普通は男が家計を握ります」(トルコ人/39歳/男性)・「ありません。二人とも自分の金を持ち、だれか何を払うのを決める」(フィンランド人/27歳/男性)・「お小遣い制はありません。夫婦は50:50で家計にお金を出すことが多い」(ウクライナ人/42歳/女性)・「夫へのお小遣い制はないです、共働きだとそれぞれのお金の管理ですし、専業主婦だと夫が生活費を渡します」(ブラジル人/30歳/女性)・「夫がお金を管理するのが一般的である」(マレーシア人/36歳/女性)・「ありません。二人で管理することが一般的だと思います」(イタリア人/38歳/女性)・「一般的ではありません」(スペイン人/32歳/女性)・「ありません」(オランダ人/44歳/女性)今回のアンケートでは、「お小遣い制はない」という声のほうが圧倒的に多かった。興味深いのは、財布のひもを妻・夫のどちらが握っているのか。「奥さんが家計を管理する事が多い」(タイ)、「女性は家計を握っているのが一般的」(ベトナム)、「妻が管理するのが多い」(中国)、「妻の方が家計に強い」(アメリカ)といった"妻派"の国、「夫が管理します」(インドネシア)、「普通は男が家計を握ります」(トルコ)、「夫がお金を管理するのが一般的」(マレーシア)といった"夫派"の国に意見が分かれた。さらに、「共通の口座を使う」(カナダ)、「同じ口座にお金を入れる」(フランス)、「一緒に管理することが多い」(ドイツ)、「夫婦は50:50で家計にお金を出すことが多い」(ウクライナ)といった、財布のひもを2人で握っている国も。「二人とも自分の金を持ち、だれか何を払うのを決める」(フィンランド)という、そもそも財布を分けている派もいた。
2015年03月03日4月から消費税があがり、支出は増える一方。家計をになうママとしては、責任重大ですね。いろいろ工夫をしているママも多いと思いますが、夫へのお小遣いはどうしていますか? 変化がありましたか?ソフトブレーン・フィールド株式会社が、30~40代の主婦を中心とする同社サービス登録の既婚女性会員を対象に、6月に行った「夫のお小遣い」についてのアンケートの結果を見てみましょう。まず、夫のお小遣い額(自由に使える金額)について聞いたところ、最低額0円から最高額300,000円(!)まで幅広い金額となりました。全体での平均は35,686円でしたが、前回(2013年6月実施)の調査結果では平均35,947円でしたので、全体平均では261円の減額に。次に、夫のお小遣い額について世代別で見てみると、20代は「10,000円以内」が最多で35.3%、30代は「20,001円~30,000円」が最多で30.8%、40代、50代以上は「30,001円~50,000円」が最多で、それぞれ38.9%、37.4%でした。また、夫のお小遣い額が30,000円以内の比率は、20代で88.2%、30代で66.8%、40代で53.4%、50代以上で40.3%と年齢が上がるにつれて低くなる傾向。やはり世代ごとにだんだん高くなるようですね。そして気になる夫のお小遣い額の増減ですが、2013年と比較して夫のお小遣い額に増減があったかを確認したところ、全体では増えたが6.2%、減ったが6.9%で減った人の割合がやや多い結果に。減った理由としては、新たに出費項目が増え、その分、夫のお小遣いが減ったというパターンが多く見受けられました。逆に増えたパターンでは「基本給が増えたので、お小遣いにまわした。(日々の感謝をこめて)」(40代、昼食代別30,000円、増額10,000円)というように夫の励みになるコメントも。そして、今後、夫のお小遣い額を変更するのかについては、「増やしたい」と回答した方が6.3%、「減らしたい」と回答した方が14.5%と、全体で見ると減らしたいと回答した方の割合が多くなりました。やはり家計が厳しいお家が多いのかもしれません。最も増やしたいと回答した妻の比率が高かったのは20代で35.3%、最も減らしたいと回答した妻の比率が高かったのは30代で17.8%夫のお小遣い額の増減について、減らしたいと回答した妻からは、お小遣い以外にも飲み代などさまざまな費用を夫に渡していることに対する不満が見受けられました。一方、働いている夫の頑張りに応えたいので増やしたいと回答した人も。今回の調査では、2014年の夫のお小遣い額増減については、やや減額傾向にあり、夫側にとって厳しい結果となりました。あなたのお家ではいかがでしょうか? お互いに協力し合って、消費税増税や物価の上昇に負けずに、家計を守っていきたですね。【調査実施概要】調査方法:当社リサーチサイト「リサれぽ!」を活用したインターネットリサーチ調査地域:全国調査期間:2014年6月18日~6月24日 (7日間)有効回答者数: 972名属性:女性:20代 2%、30代28%、40代48%、50代以上22%引用元: @Press
2014年08月23日好きな人との結婚生活は憧れるけれど、結婚したら自由になるお金が減ってしまうのでは? そんな不安を漠然と感じている人もいるのではないだろうか。現に、結婚後に共働きをしている女性たちからは、「家計収入は増えたはずなのに、なんだかいつもお金が足りない!」とか、「結婚してから自分のお小遣いが減った……」という意見もちらほらと耳にする。そこで、女性のライフプランに沿ったお金のアドバイスに定評があるファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんに、働く女性のお小遣い事情について伺った。■独身女性と既婚女性の家計簿で判明! 共働きなら結婚後もお小遣いは減らないそもそも、20代後半から30代前半の働く女性は、月にどのくらいのお小遣いを得ているのだろうか。氏家さんによると、適正な額は収入の25~28%、年収350~400万円の女性ならば月に7万円前後のお小遣いがあるのが標準的だという。もちろん独身者の場合、一人暮らしか実家暮らしかによって月の支出額が大きく変わってくる。実家暮らしならば、収入のほとんどを自分のお小遣いにできるという人も少なくないからだ。だが、一人暮らしの独身者と、実家暮らしでない共働きの既婚者を比較した場合、実際のお小遣いの額にはそれほど開きは出ないはずだと氏家さんは言う。■独身時代と結婚後の家計簿比較(結婚後の支出は全項目を夫と割り勘した場合)「一人暮らし同士が結婚した場合、家賃や光熱費、食費、日用雑貨といった生活費は、それぞれが別々に暮らしていた時代に比べて格段に減るはず。ですから理論的には、自由になるお金が減ることはないんです」しかしながら、「共働きなのに、独身時代より自由になるお金が減った気がする」「なんだかいつもお金が無くて不安」、という悩みを抱えている既婚女性からの相談は多いと氏家さんは語る。家計収入が増えて自由になるお金は事実上増えているはずなのに、共働きの既婚女性が「お小遣いが減ったのではないか」と不安に思ってしまう理由とは何なのだろうか。 >>続きを読む
2014年06月15日子どもの小遣いをいくらにしたらいいのか、何歳から渡せばいいのか迷っている。そんなパパ、ママの相談をよく受けます。金融広報中央委員会「子どもの暮らしとお金に関する調査 平成22年度調査」によると、1ヶ月あたりの子どもの小遣い(最頻値)は小学生500円、中学生1,000円、高校生5,000円です。しかしその水準の小遣いを渡しておけばいいかというと、そうではありません。大切なのは金額ではなく、渡し方。大人になってお金に困らない暮らしを続けられている人の多くは、小遣いを通じてユニークな体験をしています。事例をもとに、金銭感覚を高める小遣いの渡し方を紹介します。4歳で1日100円+消費税。高校生になっても同額の小遣いでやりくりしているA君A君のママはA君が4歳のときから「1日100円+消費税(以下、100円)」の小遣いを渡すようにしていました。理由は、お金の価値をリアルに体験してもらいたいから。小遣いを通じて、マーケティングの仕組みや貯蓄の重要性、資金源となる親への交渉術を自ら体得できるように、おままごとでお金の数え方を覚えた頃から小遣いを渡すようにしました。ルールは次に挙げる2つ。毎日100円+消費税を渡しますお菓子は自分で買いましょう4歳の子どもに1ヶ月3,000~3,100円の小遣いは多すぎると思う人は多いでしょう。でも、彼は毎日100円をもらって、毎日買い物に行くうちに、彼は自分を満たすためのお金の使い方を考えるようになりました。たとえば、定価100円を超えるお菓子の場合、コンビニではなくスーパーに行くと、100円以下で売っていることがたまにあることを知りました。10円のお菓子を1個ずつレジに持って行くと消費税は払わなくていいけど、それを5個、10個とまとめて払うと消費税がとられることを知りました(※消費税は1円未満が切り捨てになる)。300円のゲームカードパックを買うために、「小遣いを貯める」ことも覚えました。あるだけ使っていては大きな買い物ができないことも、おじいちゃん、おばあちゃんからもらったお年玉がどんなに貴重なモノかも、小遣いが教えてくれたのです。A君ママのファインプレーは、お金に興味を持ち始めた4歳の頃からスタートしたことでした。小学生の高学年以上になると、友達の中には月1万円の高額な小遣いをもらっている子がいたり、小遣いはないけど、欲しいモノは何でも買ってもらえる子がいたりします。100円で買い物をすることを楽しめる時期というのは、小学校に進学する前の時期なのです。幼い頃は計算を間違えて、レジでお金が足りなくて恥ずかしくて泣き出していたA君ですが、高校生になった今でも月3,000円の小遣いで生活しています。友達に言うと「ありえない!」と驚かれるそうですが、お年玉等を有効活用したり、通信教材の課題提出ポイント等を貯めたりして、欲しいモノはほぼ自分で買っていると笑います。小遣いのルールは親子で決める!決めたルールは徹底して守ること!小遣いをいくら渡せばいいのか、というのは、子どもの金銭感覚を育てるのに重要ではありません。月1万円の小遣いでも、それで洋服や雑貨等すべてやりくりさせるのであれば、高額な金額とは言い難いからです。「子ども時代の小遣いの額は親へのプレゼンで決まっていて、その経験が社会人になって活きてきている」とか「娘がお年玉や小遣いを貯めて投資をはじめるようになりました。経済に興味をもつようになったし、親子でニュースを見て話し合うことができて楽しい」という家庭もあります。ただ小遣いを渡すのではなく、小遣いを使って子どもが育つ環境を整えることが大切だといえるでしょう。子どもの金銭感覚を育てるには、小遣いのルールを決めて例外を認めないことです。ルールはできるだけシンプルに、そのときの子どもの能力、環境、経験をベースに決めることが大切になります。たとえば、A君のように幼児期から小遣いを渡す場合は、親が一緒にお店について行き、少し離れたところで見守ることが重要です。ただし、欲しいモノが買えなくて子どもが駄々をこねて泣き出してもルールを変えてはいけません。A君のママはお金が足りなくて泣いていたA君に「お金が足りなかったので、もう一度買うモノを考えます。買うのをやめてもいいですか?と、レジの人に聞いてみたら?」とアドバイスをしています。工夫をすればピンチを乗り切ることができることも教えられるなんて、小遣いは奥が深いですよね。すでに、お子さまが小学生高学年~高校生になっているのであれば、子どもと一緒に小遣いルールを決めることをオススメします。ファッションに興味のあるお子さまなら、洋服代を含めてやりくりさせてみては?一緒に予算を決めて、その範囲内で買い物をするのです。洋服にお金をかけたかったら、友達とはお金のかからない遊びを取り入れたり、服の一部に古着を使って出費を抑えたりすることも覚えていくはずです。携帯電話を使っているなら、小遣いで携帯電話の通話料等を払うようにするのも一案。たとえば、小遣いを毎月1万5,000円にして、その月に支払う携帯通話料等を差し引いた残りを小遣いとして渡すのです。小遣いを増やしたいなら、携帯の使い方を考えるようになります。どうやったら通話料等を抑えられるかは、親がヒントを与えたり、ショップに一緒について行ったりプラン変更を検討したりして、サポートしてあげるといいでしょう。お金に興味がなく、ほとんど使わないというお子さまなら小遣いを無理に渡す必要はありませんが、少し渡して「貯金してみては?」と提案するのも一案です。今は必要なくても、将来何か欲しいモノが出てくるかもしれません。そのときのために「こうやって貯めるのよ」と、一緒に預金口座を作りに行って、ATMの使い方を教えればいいのです。こういった経験も、できるだけ早く体験しておくと、お金を貯める効果が実感でき、お金に対する苦手意識も少なくなります。気をつけたいのは、子どものモノをすべて親が決めて買い与えること。自主性が育たないばかりか、自分の所有物がいくらのモノなのかがわからなくなり、金銭感覚を麻痺させる要因となります。少しずつ子どもの判断でモノを買う機会を増やし、生活力を高めておきましょう。そのために小遣いはあるのです。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2014年03月27日新生銀行は24日、「サラリーマンのお小遣い調査30年白書」を発表した。同調査は、1979年に開始した「サラリーマンのお小遣い調査」について、調査結果の変遷を取りまとめたもの。それによると、サラリーマンの1カ月のお小遣いは、バブル絶頂期である1990年の7万7,725円をピークに徐々に減少し、2012年は1981年(4万833円)と同程度の3万9,756円まで減ったことが明らかになった。お小遣いと収入との関係を調べたところ、2001年までは高い相関関係にあったが、近年は月収の下げ幅を超えて減少していることが判明。2010年の場合、収入はバブル期の1989年とほぼ同程度であったが、お小遣いの額は1989年の5万3,000円と比べて2割以上も少ない4万1,910円だった。昼食代の変遷を見ると、ピークである1992年の746円から減少傾向にあり、2005年以降は500円前後で推移。これは1979年と同水準。昼食の内容については、1993年には41.1%が外食中心であったが、2012年には「社食」や「持参弁当」「購入弁当」が上位を占め、中でも「持参弁当」は5割以上に上った。また、昼食にかける時間は、1983年の平均23分に対し、1993年は27.6分、2012年には19.6分と約3分の2まで減少している。1カ月の飲み回数を見たところ、1999年には6.0回だったのに対し、2012年には2.4回まで減少。これを週に換算すると、1999年の週1.5回から2012年には0.6回まで減ったことが分かった。1回の飲み代も、2001年の6,160円から2012年には2,860円と半分以下に激減し、調査史上最低額を記録。さらに、仕事の後に外食しない人も2012年には37.9%を占め、家飲みが定着しつつあることがうかがえる。「お小遣い対策・節約のためにしていること」としては、1981年以降「昼食代」と「飲み代」が上位に常にランクイン。そのほかの節約術は時代とともに変化しており、1982年以降からバブル期にかけては「タクシー乗車」が上位に入っていたが、バブル崩壊後は下位に沈んでいる。また、近年は「弁当持参」に加えて「水筒持参」も増えており、2012年には各世代で20%前後の人が水筒を持参していることが分かった。「給料以外の収入」がある人は、2005年の調査開始以降(2011年、2012年は未実施)年々多くなっており、2005年の29.8%に対し、2010年には41.5%と4割を超えた。副収入の内訳は、「株式」「投資信託」「為替・FX」などの運用が主であるほか、「ネットオークション」による収入も増えつつあり、副収入がある人の3分の2以上が利用している。加えて、2010年には「副業」する人が19.0%、「アルバイト」する人が10.8%と、2足のわらじを履く人が増えつつあることが明らかになった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日