映画『風をつかまえた少年』が、2019年8月2日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次公開される。“風車”で村を救った少年の感動の実話本作は、アフリカの最貧国の一つであるマラウイに住む14歳の少年ウィリアム・カムクワンバが起こした奇跡の実話を元にしたもの。ウィリアムの体験を綴った原作本「風をつかまえた少年」は、世界23か国で翻訳されベストセラーとなった。物語の舞台は、2001年に大干ばつが襲ったマウライ。枯れ果てた畑と食糧難に苦しむ家族を救うべく、ウィリアム・カムクワンバは、風車を使って電力を起こし水を手に入れる方法を知る。しかし、科学ではなく、いまだに祈りで雨を降らせようとする村では最愛の父でさえウィリアムの行動に理解せず友達からも「あの風車はオモチャか?」と突き放されてしまう始末。それでも、家族を助けたいという真っ直ぐな思いで、実験を繰り返し挑戦をやめないウィリアムの姿に周りが徐々に動かされていく。『それでも夜は明ける』主演キウェテル・イジョフォー初監督作品メガホンをとるのは、第86回アカデミー賞において作品賞を受賞した『それでも夜は明ける』で、主演を務めたキウェテル・イジョフォー。本作で、ウィリアムの父トライウェル役と、自身初となる監督を兼任する。あらゆる困難を乗り越えていく少年の姿を、俳優としてキャリアを積んできたキウェテル・イジョフォーがどう描くのか、期待が高まる。ストーリー2001年、アフリカの最貧国マラウイを大干ばつが襲う。14歳のウィリアムは飢饉による貧困で学費を払えず通学を断念するが、図書館で一冊の本と出会い、独学で風力発電のできる風車を作り、乾いた畑に水を引くことを思いつく。いまだに祈りで雨を降らせようとする村で、最愛の父でさえウィリアムの言葉に耳を貸さない。それでも家族を助けたいという彼のまっすぐな想いが、徐々に周りを動かし始める。【詳細】『風をつかまえた少年』公開日:2019年8月2日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国公開監督・脚本・出演:キウェテル・イジョフォー出演:マックスウェル・シンバ、アイサ・マイガ原作:「風をつかまえた少年」ウィリアム・カムクワンバ、ブライアン・ミーラー著(文藝春秋刊)
2019年06月27日斎藤工演じる犯罪学者・火村英生と、窪田正孝演じる推理作家・有栖川アリスの最強コンビが数々の事件に挑むミステリードラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」。この度、ファン待望の2ndシーズンがHuluにて配信されることになった。有栖川有栖の作家生活30周年イヤーに、斎藤工&窪田正孝の名コンビ再始動人気作家・有栖川有栖の27年も続く大ロングセラーシリーズを初映像化した本作は、犯罪学者・火村英生(斎藤さん)と推理作家・有栖川アリス(窪田さん)のコンビが互いの欠陥を補完し合いながら複雑怪奇な難事件に挑んでいくミステリードラマ。2016年1月期に日本テレビ系で放送されるや熱烈なファンを獲得し、オンライン動画配信サービスHuluの配信でも記録的ヒットを打ち立てた。あれから3年――。いまなお人々の心をガッチリとつかんで離さない“奇跡のバディ”が初めて出会ったのが5月7日。火村とアリスが一緒に学食でカレーを食べたことから、ファンの間で「カレー記念日」とも呼ばれるこのメモリアルデイに今回の復活が判明。原作者・有栖川氏にとっても作家生活30周年イヤーでもある今年秋にHuluにて配信される。続編希望の声、およそ1万通!ファンが繋いだ続編への道「この犯罪は美しいか?」と殺人現場に快楽を求め、「人を殺したいと思ったことがある」とも公言しながら究極の犯罪を追い求める、かなりヤバそうな犯罪学者・火村。そして、「この犯罪はオモシロいのか?」と火村の捜査を観察しながら、時に的はずれな推理を繰り出しつつ、危なげな火村の保護者役も自認する、ちょっと頼りなさげな推理作家・アリス。そんな2人が複雑怪奇なトリックで固められた事件の真相を、世にも美しいロジックであぶり出す物語は、ドラマ版でも熱い視線を集めることに!とりわけ、火村とアリスの“軽妙さと切なさを併せ持つ友情”は多くの人々を“萌え”あがらせ、放送・配信後から続編を希望する熱烈なハガキが現在も寄せられ続け、その数は約1万通にも及ぶ。ファンからの熱い想いを受け止めた斎藤さんは、その全てに目を通し、Twitterで御礼コメントを投稿したことも。また、ファンが毎年1~3月にかけて毎週、2016年の地上波放送&配信と同日同時刻に全国一斉鑑賞会を行うという“異例の恒例行事”までも登場しており、今回の続編はまさにファンと“火村”の絆が紡ぎだしたともいえる。よりパワーアップした火村&アリスのビューティフル・ハーモニーが冴え渡る新章が、ついに開幕する!斎藤工/火村英生特別な日に特別な御報告があります。火村とアリスが、新たな時代に戻って来ます。この奇跡を現実にして下さったのは、絶えず応援し続けてくれた皆様です。火村とアリスの時間は、京の都の片隅で、あれからずっと続いていたのだと思います。3年と半年の月日経て、円熟度の増したバディで、更なる難事件に挑みたいと思います。今は何より、皆様に心から感謝致します。窪田正孝/有栖川アリスまた、火村に再会できることを嬉しく思います。アリスとして火村をしっかりサポートし、工さんと力を合わせて難解に挑みたいです。「臨床犯罪学者 火村英生の推理」は秋、Huluにて配信。(text:cinemacafe.net)
2019年05月08日『それでも夜は明ける』で主演を務めたキウェテル・イジョフォーの初監督作『The Boy Who Harnessed the Wind』(原題)が、『風をつかまえた少年』の邦題で8月2日(金)に日本公開されることが決定した。本作は、2001年に大干ばつが襲ったアフリカの最貧国マラウイを舞台に、飢餓による貧困のため、通学を断念した14歳の少年ウィリアム・カムクワンバが、図書館で出会った1冊の本をもとに、独学で廃品を利用した風力発電を作り上げ、家族と自身の未来を切り開いた奇跡の実話を映画化したもの。2018年ベルリン国際映画祭で上映された際はスタンディングオベーションが鳴り止まず、ロッテントマトでは満足度92%(4/15現在オーディエンス評価)を獲得し話題となっている。原作となるウィリアムのこの体験をもとにした本「風をつかまえた少年」(文藝春秋)は、瞬く間に話題となり世界23か国で翻訳。2011年社団法人全国図書館協議会の夏休みの本にも選出。そして出版当時に原作を読み、心を打たれたイジョフォー監督が、構想9年をかけ、脚本も手掛け、初の長編映画を完成させた。なお、イジョフォー監督は主人公ウィリアムの父トライウェルとして出演も。生死を左右する極限状態の中、息子に希望を託した父を熱演している。『風をつかまえた少年』は8月2日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2019年04月24日「今日は75食分作ります。ご飯は3升炊きますよ」1月末の土曜の午後。地下鉄有楽町線辰巳駅から徒歩1分の場所にある「Cafe LaLaLa」のキッチンがにぎやかだ。エプロン姿のカフェオーナー・中澤照子さん(77)を中心に、4人ほどの近所の主婦が手伝って、カレー作りの真っ最中だった。「大事な子どもたちに食べさせるものだから。ゴツゴツと具は大きく。特に牛肉は『肉食ったゾ』と思えるくらいの大きさにね」そう言うと、中澤さんは手際よく、牛ブロック肉を特大サイズのぶつ切りにしていった。「夜はまた冷えそうだわね。来た順にあったかいカレーを食べてもらいましょう」夕方6時からは、今年最初の「カレー会」。かつて、犯罪や非行問題を起こした少年少女たちが、中澤さんのカレーを食べにやってくる。中澤さんは、昨年12月23日に定年を迎えるまで、20年もの間、保護司として活動してきた。関わった少年少女は実に120人以上!彼らと真正面から向き合い、更生させ、社会復帰させたのだ。昨年11月14日には、保護司としての長年の功労が認められ、天皇陛下から、藍綬褒章が授与された。だから、中澤さんのカレーは「更生カレー」と呼ばれている。年に数回開かれるカレー会には、関わってきた子どもだけでなく、友人や家族も一緒に集まってくる。「ふと気がついたら、120人の子どもたちだけでなく、そのご家族ともご縁ができていた。やがて、結婚した、子どもができたと、新しい家族との関係も始まっていく。この関係はずっと続くわけです」6時をすぎて三々五々、中澤さんの“子どもたち”がやってきた。ほかほかと湯気の立つカレーを前に、3歳の男の子を膝に乗せたパパが感慨深げにこう言った。「僕はかつてお世話になった1期生です。親子2代で、このカレーを食べることになるなんて、当時は想像もしませんでした」その後も次々に“子どもたち”やその家族がやってきて、カレー会は夜10時まで続いた――。「保護司になりませんか」中澤さんに、そう声がかかったのは’98年。57歳のとき。33歳で一弘さん(78)と結婚し、江東区辰巳の団地で専業主婦をしていた彼女は、「保護司という言葉も、そのときまで知りませんでした」と、笑う。保護司は法務省の非常勤の国家公務員。無給のボランティアだ。各地域の保護観察所の監察官から、「この保護対象者を受け持っていただけますか?」と、連絡が入り、受け持った対象者と月2回、その親とも月1回、面談し、月1で報告書を書いて提出する。夫の一弘さんは、理解してくれたが、当時、25歳だった長女の綾子さん(46)は、猛反対だった。「正直、怖いという思いが先でした。だって、自分の家庭に、非行少年が入ってくるんですから」実際、真夜中に「拉致られる。助けて!」と、少年が3人も、団地に駆け込んで来たこともある。「母はそんなときでも、理由も聞かずに『入りなさい』なんです」最近では、中澤さんの活動が有名になり、綾子さんも「お母さん、すごいね」と、言われるそうだ。「でも、正直、ピントこないんですよね。だって、母が保護司になってしてきたことって、報告書を書く以外は、保護司になる前から、ずっとしてきたことでしたから」実は、中澤さん、綾子さんが小学生のころから、公園で一人で遊んでいる子や母子家庭の子どもたちを家に呼び、一緒にご飯を食べさせていたというのだ。「あと母親が忙しい子どもたちには、遠足だ、運動会だというときに、お弁当を作ってあげたり……」そんな日は朝から、「おはようございます。お弁当を受け取りにきました!」と子どもたちが中澤家の団地を訪ねてくる。中澤さんにとって、保護司は当たり前な日常の延長にすぎなかった。そればかりか、ときには、子どもだけでなく、その親の面倒までみてしまうのが、中澤さんだ。第1期生の1人、タカシさん(仮名・当時17)は、小2のとき、一家で中国から移住してきた。両親は日本語が片言しか話せず、母親が作る料理はギョーザばかりだった。「そんな家に帰りたくない」と、暴走族に入ったタカシさんの話を聞いて、中澤さんはこう思った。「タカシ自身は、とても優しい子。彼だけじゃなく、家族も一緒に変わっていかなければいけないな」そこで、タカシさんの母親との面談の日には、「タカシの好きな料理を、まず、5つ覚えましょうね」と、台所で一緒に料理を作ることにした。タカシには、「この間、お母さんと卵焼きを練習したんだよ。作りながら、あんたのこと心配して、泣いてたよ」と伝えた。面談を続けるうちにタカシさんの心もほぐれ、家族と一緒に食卓を囲むようになっていった。「家族との関係は絶対に大切です。家族、学校、地域。みんなが協力し、変わらないと、子どもはよくならないんです」そう考えた中澤さんは、地元の小中学校や児童館と情報交換をし、朗読のボランティアを始めている。地域とのつながりを作るため、保護対象の子どもたちに声をかけ、草むしりやゴミ拾い、夏祭りの櫓の設営などにも駆り出した。「’98年ごろは、暴走族の子が多かったから、こっちも『束になってかかってこい』の心意気ですよ」と中澤さん。「みんなで悪くなったなら、みんなで半歩ずつよくなっていこう」と、仲間ぐるみで更生の道を歩かせた。作業が終わると、手作りの「更生カレー」が、中澤さん宅で待っている。「このカレーを食べたら、もう、うちの子だよ」家庭に飢えた子どもたちの心を溶かす優しいカレーの味。秘伝の隠し味は、マヨネーズ、ケチャップ、そしてソースだ。どれも子どもたちが大好きな調味料ばかり。そんな中澤さんの手作りサポートが、カレー会につながっていった。カフェを始めたのは、昨年3月。保護司時代に縁のできた人たちが、いつでも気軽に立ち寄れる場所として、オープンさせた店だ。「こないだも15年前に面談した男の子から、久しぶりに電話があって。ずっと連絡がなかった子でしたから、その名前を携帯の画面で見て、鳥肌が立ちましたよ。保護司を定年しても、子どもたちとの付き合いは一生もんです」
2019年02月14日高杉真宙が江戸川乱歩の名著「少年探偵団」シリーズに登場する小林少年の“ひ孫”を演じる映画『超・少年探偵団NEO ーBeginningー』。この度、初映像となる特報とともにティザービジュアル・場面写真が解禁となった。本作は、少年探偵団の初代団長・小林少年こと小林芳雄のひ孫である芳狼(高杉さん)が、親友のワタリ(佐野岳)や明智小五郎のひ孫の小夜(堀田真由)とともに、怪人二十面相、そして自身の宿命と向き合っていくジュブナイルアドベンチャ-。解禁となったビジュアルには、少年探偵団のメンバーに加え、謎多き怪人二十面相の不穏な姿が…。併せて公開された場面写真には、怪人二十面相はもちろんのこと、夜の校舎に現れる不気味な青毛布の者、突如登場する謎の電人などが登場しており、新たな物語として生まれ変わった「少年探偵団」の壮大なアドベンチャーを予感させるものばかり。特報は、まるで昭和映画風の映像と昔懐かしい「少年探偵団のうた」をバックに、「少年探偵団」の面々が怪人二十面相や謎の電人らと対峙していく様子などが映し出されている。■高杉真宙&佐野岳、「仮面ライダー鎧武」以来5年ぶりの共演実現高杉さんと佐野さんは「仮面ライダー鎧武」以来、5年ぶりの再共演。少年から青年への成長物語がメインテーマとなる。そのほか、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」やNHK連続テレビ小説「わろてんか」の堀田真由、映画『ソロモンの偽証』の板垣瑞生、映画『海街diary』『奇跡』の前田旺志郎、ドラマ「ゆとりですがなにか」の長村航希と、次世代を担う個性的なキャストが顔を揃えた。■現代に放つ、なんでもありのジュブナイル映画!『グーニーズ』や『学校の怪談』『僕らの七日間戦争』など80年代~90年代の少年・少女向けのジュブナイル映画のような“なんでもあり”の感覚は、SNSでバズる現代的な情報拡散とマッチ。本作品ではそれらの作品の雰囲気を盛り込みつつ、次世代スターの共演で現代の若者層に届きやすい形に仕上げている。■異色のスタッフ陣が集結「Yes!プリキュア5」や「ノラガミ」などの脚本で知られる赤尾でこが実写映画初脚本に挑戦。さらに、新潟出身のスクリーモ・バンド「a crowd of rebellion」のメンバーとしてバンドのほとんどの楽曲を作曲するギターの丸山漠が自身初の映画音楽を担当、唯一無二の世界を描き出した。CG制作はCG界のトップランナー「白組」が担当、『シンゴジラ』などを制作したCGチームが摩訶不思議な二十面相世界を作り出しす。監督は『ジョーカーゲーム 脱出』やTVドラマ「マメシバ一郎」シリーズなど、ジャンルに縛られない作品を手掛ける芦塚慎太郎。なお、本作に登場する怪人二十面相のデザインは、「ファイナルファンタジー」や「タイムボカン」シリーズのキャラクターデザイナーとしても知られる天野喜孝が担当している。■物語少年探偵団初代団長・小林少年のひ孫・小林芳狼の前に、10年間行方をくらましていた怪人二十面相が姿を現す。二十面相は「約束の時は近い」とだけ言い残し去っていくのだった。果たして、二十面相の言う“約束”の真意とは…?揺れ動く芳狼の周りで次々と巻き起こる怪事件の数々。学園七不思議の1つ“青毛布の者”騒動、中等部生徒失踪事件、突如現れる謎の電人。そして、芳狼自身も知らない秘められた能力が覚醒する――。奔走する芳狼を支えるのは、明智小五郎のひ孫である小夜や幼なじみのワタリを始めとした個性豊かなメンバーたち。全ての謎が絡み合い、答えが見つかるとき、いまこそあの「少年探偵団」が復活する!『超・少年探偵団NEO ーBeginningー』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:超・少年探偵団NEO ーBeginningー
2019年01月29日劇団「少年社中」の20周年記念公演のファイナルを飾る「トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~」が1月10日に東京・池袋のサンシャイン劇場で開幕。上演を前に主演の生駒里奈、松田凌、少年社中の看板役者・井俣太良、劇団主宰で脚本・演出の毛利亘宏が会見を行なった。【チケット情報はこちら】世界を統治するトゥーランドット姫(生駒)の下、管理社会となった未来を舞台にした本作。レジスタンスの少年・カラフ(松田)は演劇で管理社会を打ち壊そうとするが、トゥーランドット姫と運命の恋に落ち…。少年社中作品への出演は2度目の生駒。「演劇で世界を変える」というコピーを掲げる本作で“座長”の重責を担うが「ついに初日を迎えるんだというワクワク感。“演劇で世界を変える”と稽古からたくさんのことを考え、作ってきました。見てくださるみなさまに想いとして、形として伝わればと」と強い思いを口にする。松田も「演劇で世界を変える」という強い決意表明に「ものすごく大きなものを掲げてサンシャイン劇場の板の上に立つわけですが、お客さまに少しでもいいので、毎日の出来事に変化を与えられる芝居になったら」と語り、見どころとして「生駒大先輩を筆頭にしたダンスは魅力的です!」と明かした。松田は初舞台出演作にして初主演作となった「ミュージカル『薄桜鬼』~斎藤一篇~」からここまで、たびたび毛利の演出作品に出演してきており「縁を感じる」とも。「いままで生きてきた人生のどの節目よりも、さらに大きな節目にしたい」と本作への並々ならぬ強い思いを語った。井俣は20周年に「自分たちがやっていること信じ抜いた結果、20年耐え抜いて今がある」としみじみ。その記念公演のファイナルを飾る本作だが「ふたりが感情をほとばしらせて走り回る姿が愛おしくて感無量です」と主演を担う生駒と松田に称賛を送った。毛利も「この作品を作るために20年やってきたという手応えを感じています」と語り「あとは演劇にとって一番大切な“お客さま”というパーツをお迎えして、爆発するんじゃないかと自信を確信に変えております」と力強く語っていた。「トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~」は1月20日(日)まで東京・サンシャイン劇場、1月24日(木)から27日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて、1月30日(水)・31日(木)に福岡・ももちパレスにて上演。
2019年01月11日少年社中20周年記念ファイナル 少年社中第36回公演「トゥーランドット ~廃墟に眠る少年の夢~」が2019年1月に東京・大阪・福岡で上演される。本作は今年旗揚げ20周年を迎えた劇団「少年社中」の20周年記念シリーズ第四弾にしてファイナルとなる作品で、主宰の毛利亘宏が脚本・演出を手掛ける完全新作。オペラ「トゥーランドット」をモチーフに、厳格に管理され人々が感情すら失う世界に疑問を抱き始める統治者トゥーランドット姫(生駒里奈)と、レジスタンスの少年カラフ(松田凌)が出会い、“演劇で世界を変える”と世界に立ち向かう物語を描く。出演者の生駒里奈と井俣太良に話を聞いた。【チケット情報はこちら】少年社中の創立メンバー・井俣は本作について「20周年記念シリーズでは、第一弾『ピカレスク◆セブン』で劇団の覚悟を描き、第二弾『MAPS』で弱さと共に決意も描き、第三弾『機械城奇譚』は劇団員だけで上演することで自分たちの培ってきたものを再確認しました。そのラストとなる今回は、そのすべてが集約された作品になると思います」と語る。また、サブタイトルにある『廃墟に眠る少年の夢』は少年社中が2005年から上演した三部作と同じもので「原点に返る作品になるのかなと思います。それを(W主演の)生駒里奈さんと松田凌さんに託せるのはすごく楽しみ」と共演経験があり信頼を寄せるふたりへと託す。生駒は2017年8月に上演された舞台「モマの火星探検記」ぶりの少年社中作品。当時を「自分でも『こういうことを思えたんだ、表現できたんだ』という発見が多かった。すごい場所に来れてよかったなと思いました」と振り返る生駒に、井俣も「僕も一緒にやってて本当に楽しかったです。その瞬間、思ったままの自分でいればいい、というような姿を見せてもらって。それは自分にとっても『演技ってそうか、こういうことでいいんだよな』と思えました」。そこからさまざまな経験を経ての今作を生駒は「『モマ-』は私にとって“芝居をやっていいんだ!”と思わせてくれた作品。また同じ場所で勝負したいです」と意気込み、「私的にはこの作品でやれなきゃこの先できないぞっていう挑戦」と強く語った。本作で掲げられているコピーは『演劇で世界を変える。世界は変わる。』。「私は演劇で世界を変えられた人なので。自分の経験を舞台で表現して誰かに伝わればうれしいです」(生駒)、「今作は、お客さんがそれを感じる芝居になるんだと思います」(井俣)という公演は、2019年1月10日(木)から20日(日)まで東京・サンシャイン劇場、1月24日(木)から27日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、1月30日(水)・31日(木)に福岡・ももちパレスにて上演。福岡での上演は少年社中として初となる。
2018年11月22日ジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を担う舞台「少年たち」が、来年春に『映画 少年たち』として映画化されることが決定。キャストには、次世代を担う東西ジャニーズJr.勢揃いする。■舞台「少年たち」1969年に初演された舞台「少年たち」。時を経て2010年、「少年たち 格子無き牢獄」として復活し、以降、幾度もの上演を重ね「少年たち」シリーズとして歴史をつないでいる。これまでに、いま活躍中の「Kis-My-Ft2」「A.B.C-Z」「ジャニーズWEST」らがジャニーズJr.時代に出演しており、若手の登竜門のような作品でもある。そして今回映画化にあたり、『超高速!参勤交代』シリーズ、『空飛ぶタイヤ』の本木克英監督がメガホンをとる。■ストーリー2012年、とある少年刑務所。ここは犯罪に手を染めた少年たちがそれぞれの事情を抱えて収監される場所。刑務所内にはいくつかの房がある。赤房と青房の少年たちは互いをライバル視して喧嘩を繰り返し、黒房はそれを面白がって傍観している。常に監視され抑圧された刑務所ではあるが、それでもシャバよりはましだ。ある日、刑務所に一人の新入りがやってくる。身寄りのない彼は誰とも馴染もうとせず、いつも独りぼっちで日記を 書いていた。そんな頃、新しい看守長が赴任。少年たちを暴力で支配し始める看守長。以来、地獄のような日々が少年たちを待っていた。新入りは、いじめを受けた自分を庇い、懲罰を受ける同じ雑居房の少年に心を寄せるようになっていく。いつしか2人は親友になり、仲間も増え、夢を語るようになる。しかし、看守長の圧制はいよいよ厳しさを増し…。■「SixTONES」「Snow Man」らが出演キャストには、ジャニーズJr.のグループ「SixTONES」ジェシー、京本大我、高地優吾、松村北斗、森本慎太郎、田中樹。「Snow Man」岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介。「なにわ男子」西畑大吾。関西ジャニーズJr.から向井康二、正門良規、小島健、室龍太が中心となる少年たち役に。それぞれ赤、青、黒のチームとなり、刑務所で親友とよべる仲間と出会い、明日への一歩を踏み出していく少年たちの成長と再生を、歌とダンスに昇華、連動して生き生きと演じる。■コメント到着「SixTONES」、「Snow Man」、「なにわ男子」、関西ジャニーズJr.のメンバーたちから、本作の見どころなどを語るコメントも到着した。「嬉しい限り」/「SixTONES」「映画化は夢にも思っていませんでした」と語るジェシーさんは、「髪型も人生初の短髪なのでそこも観てください!!笑」とアピールし、京本さんも「僕は新入り役として、『少年たち』の舞台に4年間出演させて頂いていますが、まさか映画でも新入り役を演じることが出来るとは、未だに夢のようです」とコメント。ほかのメンバーも「今までとは違った新しい『少年たち』になると思うので、完成がとても楽しみです」(高地さん)、「歴史ある舞台「少年たち」を映画化し、その一員であること、嬉しい限りです」(松村さん)、「臨場感を楽しんでいただけたら」(森本さん)、「歴史あるこの作品を、映像として残せることをとても嬉しく思います」(田中さん)と作品への思いを明かす。「アツいものになっています」/「Snow Man」「多くの方に何度も観て頂きたい」と話す岩本さんは、「歴史を感じる奈良の少年刑務所での貴重な撮影は、忘れられない経験になりました」と撮影をふり返り、深澤さんも「台本を頂き、セリフを覚えていくうちに楽しさに変わり、撮影を待ち望んでいたのを覚えています」と撮影前の心境を明かした。また、阿部さんと宮舘さんさんは「少年刑務所で暮らす少年たちの情熱や葛藤を表現した オープニングのダンスシーンは、極寒だった撮影日程を全く感じさせないアツいものになっています。楽しみにしていてください!」(阿部さん)、「ジャニーズらしく華やかで臨場感ある映像や、今を生きる少年達の気持ちや熱を映画館で見て感じて頂きたい」(宮舘さん)と見どころを説明し、佐久間さんは「舞台『少年たち』の全シリーズの『原点』になるんじゃないかな」と言い、渡辺さんは「きっと、すばらしい作品になる」と自信を見せている。「演出は舞台と全然違う」/「なにわ男子」「関西ジャニーズJr.」「なにわ男子」西畑さんは、「関西ジャニーズJr.代表としてこの作品に参加させて頂いたので身が引き締まる思いでいっぱいです。サプライズ好きのジャニーさんが何を仕掛けてくるのか、今から僕自身とても楽しみにしています」と完成が待ち遠しいとコメント。そして、向井さんは「若い人たちに勇気を与える作品になると思います。自分から積極的に行動することや、普段忘れている人との繋がりの大切さを改めて考えられる作品です」と本作について語り、事務所に入って初めて出演した舞台だったという正門さんは、「本当に皆さんにお見せできることが楽しみです!」と話す。さらに、小島さんは「『少年たち』の良さを映画に詰め込められたと思います。劇中歌なども、歌は同じでも、演出は舞台と全然違うと思うので、舞台をご覧になったことがある方はまたそういう点からも楽しめると思います」と観方を説明。嬉しさと不安が入り混じっていたと明かす室さんは、「世代に関係なく観て頂きたいですし、当時の事を少しでも知って頂ければ幸いです」と多くの人に見て感じてほしいと語っている。■メインキャストのほかにも、東西ジャニーズJr.勢揃いメインの少年たちのほかにも、「Travis Japan」宮近海斗、「なにわ男子」大西流星、「関西ジャニーズJr.」嶋崎斗亜、「7 MEN 侍」中村嶺亜、「5忍者」川崎皇輝。「HiHi Jets」「東京B少年」を始め、「7 MEN 侍」、「5忍者」、「ジャニーズJr.SP」、「なにわ男子」、「関西ジャニーズJr.」ら、東西のジャニーズJr.のメンバーが勢揃い。さらに、新任の看守役に「関ジャニ∞」横山裕、児童相談施設の後見人に「A.B.C-Z」戸塚祥太も参戦する。メインのロケ地は、舞台「少年たち」のセットの元となった明治時代の建築物「五大監獄」のひとつで重要文化財に指定されている旧奈良監獄。冒頭には1キャメ、1カットでの8分間に渡るジャニーズJr.たちの圧巻のダンスシーンが予定されており、見どころの一つとなりそうだ。『映画 少年たち』は2019年3月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年11月16日世界屈指の犯罪都市ロサンゼルスを舞台に、壮絶な銃撃戦を繰り広げる映画『ザ・アウトロー』。この度、全米初登場No.1のヒットを記録した本作から、思わず息をのむ射撃場でのシーン映像がシネマカフェに到着した。アメリカ合衆国カリフォルニア州にある都市・ロサンゼルス――。2000年代初めまで年間50万件もの犯罪が発生し、1992年に起こったロサンゼルス暴動のイメージも相まって、治安の悪い都市としてのイメージは現代に至るまで根強く残っている。しかし、一部地域では変わらず危険な場所が残っているものの、近年では犯罪発生率は大きく減少、その現状は大幅に改善されている。また、アンダーグラウンドなイメージがある一方で、ハリウッドやビバリーヒルズの持つ華やかなイメージもあるロサンゼルス。これまで、『雨に唄えば』や『プリティ・ウーマン』『(500)日のサマー』『her/世界でひとつの彼女』などロマンス映画、『ビバリーヒルズ・コップ』『ヒート』『L.A.コンフィデンシャル』などのクライムアクション映画と、そんな2つの顔を持つ街の特色を活かし、ロサンゼルスを舞台に様々な名作映画も作られてきた。そして、来週末公開となる映画『ザ・アウトロー』も、このロサンゼルスが舞台。クライムアクションな路線を継承し、警官と強盗という王道な構図を用いながらも、クレバーなキレ者犯罪集団の壮大な強盗計画を丁寧に描き、また『ヒート』を超える銃撃戦シーンをも盛り込み、ロサンゼルス映画の新たな代名詞とも言える作品になっている。今回到着したのは、射撃場でのシーンを切り取った本編映像。“伝説の強盗”メリーメンたち犯罪集団が銃の訓練をしていると、あろうことか、そこへジェラルド・バトラー演じる彼らの計画を阻止しようとする刑事ニックが入って来る!銃声が響き渡る中、互いの視線が交錯、緊張感高まり、射撃場内は一触即発な雰囲気…。そんな中、メリーメン(パブロ・シュレイバー)が唐突にターゲットに向かって銃を連射!そしてマガジン4つを使い切り去った後、ニックがメリーメンのターゲットを確認すると、全ての銃弾が中心を撃ち抜いていた…。圧倒的な射撃の技術と、自分への明確な殺意を感じたニック。果たして、綿密な計画を練りこむメリーメンと、その動向を次第に追いつめるニックたちの行きつく先とは――?まずは本作の緊張感溢れる場面をこちらから確認してみて。『ザ・アウトロー』は10月20日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ザ・アウトロー 2018年10月20日より新宿バルト9ほか全国にて公開© Motion Picture Artwork © 2017 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年10月14日1「性犯罪」被害に遭った場合にどうすればよいか女性が被害に遭う割合が高い犯罪類型として、「強制わいせつ」「強姦」などのいわゆる性犯罪が挙げられます。一方で、性犯罪は、被害に遭った方が警察に被害を届け出る割合が少ないというデータがあります(平成24年度「犯罪白書」犯罪被害についての実態調査)。その原因は大きく2つあります。1つ目は、誰に何を相談したらよいのかわからなかった、という点。2つ目は、相談すること自体が被害を思い出させることにつながり、被害の届出を断念する方が多い、という点です。1つ目の原因については、もしこの記事を読んでいる方で、ご自身が犯罪被害に遭ったという方や、周囲で被害に遭ったという方がいらっしゃれば、まずは弁護士に相談をしてみてください。全国には、犯罪被害者支援活動を行っている弁護士が大勢いますので、インターネットで、例えば「犯罪被害者支援弁護士」といったキーワードで検索してみると、支援弁護士や、支援弁護士が関与している支援団体のホームページにアクセスすることが可能です。「自分だけがつらい思いをしている現状はおかしい。」「被害に対する謝罪を受け、少しでも傷ついた気持ち回復したい。」「加害者にはきちんと責任を取ってほしい。」「自分の気持ちを整理して前向きになるために、何かできることはないだろうか。」…などの気持ちになったときは、まずは弁護士に相談をしてみてください。 2被害相談の不安を解消するために特に性犯罪の被害に遭われた女性は、被害を受けた事実そのものを思い出すことがつらく、誰かに話してみようという気持ちにすらなれず、被害以来、男性と顔を合わせることにも抵抗を感じる方もいらっしゃると思います。もし、弁護士や支援団体などの各種相談窓口で、犯罪被害に遭った事実を話す際には、「異性には話しづらいので、女性の担当者がいいです」と申し出てみることをおすすめします。法律事務所や支援団体の体制によっては、女性の被害者に対する支援体制が必ずしも完璧とはいえない場合もあります(そもそも男性しか担当者が所属していないなど)。しかし、犯罪被害者支援に力を入れている弁護士は、せっかく勇気を持って相談に来られる方については、できる限り負担のないような環境でお話をしてもらいたいと考えていますから、相談時のご要望があれば遠慮なく伝えていただくべきと思います。 3犯罪被害を警察に届け出たらどうなるか警察に犯罪被害を相談した後は、どのような流れになるのでしょうか。________________________________________①警察署での被害に関する話の聞き取り↓②警察署に「被害届」や「告訴状」を提出↓「刑事事件」として、捜査開始↓〔この間に一通りの捜査を終える〕③警察署から、検察庁に事件の主担当が変わる(「送致」と言います)↓④担当の検察官(検事)が、犯人の処分(正式な裁判にするか、罰金を科すかどうか)を決定する 4「刑事事件」にする場合に考えるべきこともしあなたが、警察に犯罪被害を届け出て、捜査が進み、加害者について裁判が開始されることになったとします。その場合、裁判は誰でも傍聴自由となっていますから、「〇〇さんが、いつ、どこで、性犯罪の被害に遭った」ということが、裁判の中で読み上げられるということになれば、自分の名前や居住地が公になってしまいます。ただ、心配はいりません。刑事裁判では、特に性犯罪の被害者について、検察官に申し出ることによって、被害者の住所や名前をはじめとした、被害者を特定する情報が、裁判の場で公にならないよう、取扱ってもらえます。例えば、検察官が刑事裁判で何かしらの書面を読み上げるとき、本名に代えて「A子」などの仮名を使ったりします。また、あなたが刑事裁判中に、被害者として証人尋問を受けることになった場合も、傍聴人や被告人との間についたてを設けたり(これを「遮へい措置」といいます)、法廷とは別の部屋で尋問を受けたりする(これを「ビデオリンク方式」といいます)こともできる制度があります。なお、遮へい措置やビデオリンク方式は、民事裁判において加害者に対して損害賠償請求をする際にも、利用することができます。※ビデオリンク方式(裁判所HPより)5犯罪被害者として裁判の情報が知りたいとき被害申告の結果、加害者について裁判が開かれることになったとします。しかし、被害者は、原則として、加害者を裁く裁判に出席しなければいけないわけではありません。実際に犯人がいつ起訴され、判決が出て、いつから普通の暮らしを始めるのか、まったくわからないのでは、不安になってしまうでしょう。そうした場合は、被害者は警察や検察庁に対し、加害者の捜査・処分状況、裁判の日程や裁判結果について、通知を求めることができます。 6身近な人から犯罪被害を受けた場合の相談配偶者や、同居中の交際相手からDVを受けた場合、離れて身の安全を守るにはどうしたらよいのでしょうか。夫や同居中の交際相手から身体的暴力を受けた場合、加害男性との接触を避けるため、法律上の手続きとして、「保護命令」の申立が行えます。申立てから10日~12日程度で、裁判所から夫や交際相手に対し、6ヶ月間の接近禁止や、同居中だった住居からの退去、子や親族への接近禁止、などの命令が下されます。保護命令に違反した場合、「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」の罰則が科されます。なお、保護命令の申立に至る可能性を考慮し、男性から身体的暴力を受けた際には、時間を置かずに医療機関を受診したり、警察や配偶者暴力相談支援センターなどへ相談したりして、被害を受けた状況を証拠として残しておくと後々役に立ちます。また、「加害者がいつ現れるか分からないので、同居していた自宅に戻るのが怖い」という方については、民間シェルターへの一時避難も必要に応じて検討した方がいいかもしれません。各地方自治体で、シェルターに関する相談窓口を置いている場合が多いので、事前に問い合わせをしてみましょう。 7加害者から身を隠す場合の注意点加害者に現在の居場所を知られたくない場合の方法・工夫として、以下のようなことが挙げられます。①実際の居場所を教えるのは、最低限の周囲の人間にとどめること②一時避難をする場合は、通常どおり学校や職場に出向くことは危険なため、避けること加害者があなたの学校や職場をすでに知っている場合には、あなたに会うために学校や職場にやって来る可能性があります。避難前後に、学校や職場に事情を話して連絡をするとともに、「加害者から問い合わせの連絡が来ても、居場所などを一切教えないように」と説明をしておくことが必要です。③自宅の電話やパソコンのメールの履歴を消去しておくこと自宅の固定電話やパソコンから知人などに連絡を取っていた方は、その履歴自体を消去しておかないと、加害者が後で通話履歴や送信履歴を調べてあなたの居場所を特定する可能性があるので、関係各所への連絡の痕跡をできるだけ消去しておくことが重要です。④住所録や手帳、子どもの学校の連絡網、病院の診察券など、あなたの行動範囲・交友関係がわかるものは、すべて持ち出して避難すること携帯電話のGPS機能をオンにしておくと、携帯電話の電波の発信場所から現在の居場所を加害者が特定する場合があります。細心の注意を払い、新しく携帯電話の契約をし直すことも検討しましょう。 8加害者との示談の意味・メリットについて犯罪被害に遭った際に、害者側の弁護士から、示談の話を持ち掛けられることがあります。被害者の方に代理人弁護士がついている場合であれば、示談の交渉自体を任せることができますが、そうでない場合は、示談の内容や意味合いについてよく理解しないまま、加害者側のペースで納得いかない示談をしてしまわないよう、注意する必要があります。示談というのは、被害者と加害者との間で、被害者が受けた損害(金銭的なものや精神的なものを含めて)についてのさまざまな約束事を決める、民事上の合意(契約)です。一般的には、「慰謝料」や「解決金」という名目で、加害者が被害者に対し、一定金額を支払う義務を負うことや、被害者が加害者を「許す」とか「加害者に対し処罰を望まない」といった言葉が合意に含まれることが多いです。刑事裁判では、こうした合意を記載した「示談書」が、加害者側にとって有利な証拠として裁判に提出されることになります。これにより、示談の成立を裁判官が認めると、最終的に加害者に下される処分(判決内容)も軽くなります。また、刑事裁判が終了しても示談の効力は生き続けるので、もし示談書に記載された約束事を加害者が反故にした場合、合意に反する行為をしたとして、加害者に対し、民事上の損害賠償請求を行うことも可能です。場合により、被害者の方は、加害者側が提示した条件をそのまま呑むのではなく、被害者の心情や生活状況などに配慮した内容を、合意に盛り込むこともできますので、弁護士に相談してみるとよいでしょう。また、加害者側から提示された慰謝料などの金額が、相場として適切なのかどうかについても、弁護士に尋ねてみてください。 執筆/シティ総合法律事務所奧野舞(「弁護士」というと、敷居が高く、話しにくいと思われるかもしれませんが、我々自身、そういう弁護士は苦手で、親身に温かく皆様のお悩みをお聞きする温かい法律事務所であると自負しておりますので、どうぞご安心して、何でもお気軽にご相談ください。)【女性必見!】もしも犯罪被害に遭った時、知っておきたい知識8選はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。【女性必見!】もしも犯罪被害に遭った時、知っておきたい知識8選はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年09月27日昨今、弁護士による犯罪が多発しています。記憶に新しいところでは、札幌市内のタクシーに乗っていた30代の弁護士が運転手に怒り、何度もイスを蹴るなどして暴れた事件があります。また、クライアントから預かった依頼金を着服し、飲食代や趣味へと流用した事件も発生。いずれもありえない出来事で、信頼を失うことになりました。このような状況のなか、弁護士は今後どうあるべきなのでしょうか?ともえ法律事務所の寺林智栄弁護士にお聞きしました。■弁護士はどうあるべきか?寺林弁護士:「一昔前までは、弁護士は、「違法な行為」とは縁のない存在であったと、一般の人からは思われていたかもしれません。しかし、昨今、弁護士が犯罪やその他法的な問題を起こすケースが報道されるようになってきました。例えば、依頼者から預かっている金銭を多額に横領したというケース。第三者に対して暴行をふるったというケース。盗撮をしたり、児童買春をしたりしたというケース。種々様々なものがあります。以上のようなケースは、単に、弁護士の数が増えて、種々様々な人が弁護士という資格を得るようになったからという単純な理由で生じているものではないと、個人的には考えています。ただ、従前の弁護士業界に比べて競争が激化していることは、大きな要因ではないかと思います。例えば、横領のケースでは、事務所の経営難が1つの理由になっているものと思われます。第三者に対する暴行や、盗撮、児童買春などは、ストレスが最も大きな理由でしょう」 ■弁護士も悩みを抱えることがある寺林弁護士:「事務所の収益を上げるためには、不本意な事件を受任しなければならないこともありますし、これまでであればだれも受けなかったであろう事件を受けて依頼者や相手方にひどく翻弄されることも少なくありません。そういう事件が多くなってくると、どうしても気持ちのやり場がなくなってきたりするものです。同業者の友人は、友人であるとともに、収益という点ではライバル関係に立つものですから、相談したり愚痴をこぼしたりするにも限界があります。そうやって、悩みを抱え込んだ結果、暴行や盗撮、児童買春などに走る結果になった人も少なくないのではないかと思います。このような厳しい業界の中で、弁護士はどうあるべきかを考えるのは、非常に難しいことです」 ■地道な努力をするしかない寺林弁護士:「ひとりひとりができることは、非常に地味で地道な努力しかないでしょう。まずは、一件でも多くの事件を受任できるよう常にアンテナを張り巡らせておくこと、次の紹介につながるように1つ1つの事件を丁寧にこなすこと、これが基本になると思います。また、業界全体としては、弁護士が参入できる領域を拡大していくことが必要ではないかと思います。最近では、高齢化社会に伴い、後見や信託、福祉の分野に弁護士が参入できうる領域を拡大してきましたが、それだけでは頭打ちになってしまうことでしょう。弁護士の不祥事を減らしていくためにも、業界全体として「稼げる領域」というものを開拓していくことが、必要なのではないかと考えています」弁護士といえども人間。「儲からない」「仕事がうまくいかない」などの壁に当たれば、心のバランスを崩してしまい、場合によって犯罪者となってしまうようです。競争が激しくなったといわれる業界ですが、弁護士を必要としている人が減っているわけではありません。弁護士の力を借りたい人と、仕事が欲しい人。その両者が迅速かつ適正にマッチングするようなシステムが求められているのかもしれません。 *取材協力弁護士:寺林智栄(ともえ法律事務所。離婚・男女トラブル、労働トラブル、交通事故、借金問題、遺産相続、詐欺被害、消費者被害、刑事事件などを扱う)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)増加傾向にある弁護士の犯罪世間の目が厳しくなるなかでどうあるべきなのか?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。増加傾向にある弁護士の犯罪世間の目が厳しくなるなかでどうあるべきなのか?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年08月12日ジャニーズJr.内ユニット・HiHi Jetsと東京B少年が出演するイベント公演『夏祭り!裸の少年』(20日開幕)の公開ゲネプロ(通し稽古)が20日、東京・EXシアター六本木で行われ、メンバーが取材に応じた。『夏祭り!裸の少年』は20日から8月26日まで、EXシアター六本木で全59公演を開催。動員数は約11万人を予定しており、チケットは即完売となっている。ゲネプロを終えた感想を問われると、HiHi Jetsの高橋優斗は「とうとう今年は僕たちメインで立てるということで、すごくうれしいですね」と感慨深げに話した。ただ、プレッシャーもあるようで、HiHi Jetsの橋本涼は「すごいプレッシャーもありますが、やってみると楽しく、全力でやります」と語る。また先日、東京・六本木ヒルズで行われた『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』開幕直前アリーナライブイベントに登場し、集まったファン1,000人を前に楽曲を披露したHiHi Jetsと東京B少年。HiHi Jetsの作間龍斗は「最初であんなに盛り上がってくれて、僕たちの緊張もちょっと和らいで、今日のゲネプロも安心した気持ちで取り組めました」とファンに感謝の気持ちを述べていた。お互いのグループについて問われると、東京B少年の岩崎大昇は「僕たちがHiHi Jetsに負けられないのは、やっぱり躍動感。そして飲み込み、吸収力。例えるなら"乾いた砂漠"のように」と発言するも、会場はややウケ。東京B少年の那須雄登に「大昇はギャグウケないと、楽屋で傷ついてる」と暴露され、高橋からも「砂漠とか訳分からないこと言ってるんですけど、本当は人見知りではないんですか」とツッコまれていた。また高橋は、「ぜひ暑い夏を感じに来てください!」と公演を楽しみにしているファンへメッセージを送った。そして会見では、公演に出演するジャニーズJr.のグループ名として、「少年忍者」(ショウネンニンジャ)、「ジャニーズJr.SP」(ジャニーズジュニアスペシャル)も発表された。
2018年07月20日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。16歳の頃、あなたはどんな毎日を過ごしていましたか?【シネマの時間】第30回は、イタリアの地方都市ウーディネを舞台に16歳の高校生3人の恋と友情をビタースイートに描き、本国イタリアでスマッシュヒット!ヨーロッパ各国の映画祭で多数の観客賞を受賞した話題作!映画『最初で最後のキス』をご紹介致します。SNSでのイジメ、LGBT、親子関係、デートレイプ、少年犯罪など現代の若者が抱える問題に鋭く切り込み、友情、恋、絆、青春の煌めきや残酷さなど日本の若者たちにも共通する多くの出来事を、レディ・ガガなどのポップな音楽にリズミカルに乗せて、イタリアらしいカラフルでファンタジックな映像で描いています。イタリア本土では、監督と俳優たちが全国各地の高校を訪ねてティーチイン上映会を行い、実に3万人の学生が本作を鑑賞し、「リアルな自分たちが描かれている」「両親に観て自分たちの考えを知ってほしい」といった感想や意見交換が持たれたそう。観るものは、主人公の3人の高校生のみならず取り巻く大人たちそれぞれの立場によって共感し、痛みを共有し、心からエールを送らずにいられないでしょう。もし無知ゆえの残酷さというものがあるのなら、この映画を鑑賞することで、あって欲しくない現実を未然に防ぎ、幸せな未来への手助けになるのではないか、そんなことを思わせてくれる映画です。監督は『ミラノ、愛に生きる』『あしたのパスタはアルデンテ』の脚本を務めたイヴァン・コトロネーオ。アメリカで実際に起きたラリー・キング殺人事件に衝撃を受け、自ら小説『UN BACIO』を執筆し、共同で脚本を手がけ監督も務めました。ぜひこの機会に映画館でご覧ください!映画『最初で最後のキス』あらすじー不器用な僕らが誰よりも輝いていた日々。16歳のスターを夢見る同性愛の孤児ロレンツォは、愛情深い里親に引き取られ、トリノの施設から北イタリアの地方都市ウーデネにやってきます。翌朝、義母と一緒に新しい高校に行ったロレンツオは、義母が帰るやいなや上着を脱ぎ捨て、お気に入りのカラフルなファッションとパフォーマンスで堂々と学校に入っていくものの、瞬く間に浮いた存在に。隣の席になった少女ブルーは、心ない噂から“尻軽女”とレッテルを張られていますが、そんなロレンツオと意気投合。帰り道、ロレンツォは、「ゲイなんだ」と伝えますが、ブルーは、「ゲイの知り合いは初めてよ」と自然に受け入れ友達になります。一方で、ロレンツオは、兄を亡くして心に闇を抱え、クラスで誰とも口をきかないアントニオという男子が気になり始めます。バスケ部のアントニオは、バスケットボールは得意ですが、みんなから「とろい」とバカにされていました。アントニオは、密かにブルーに恋心を抱いていますが話しかけることもできません。息子ひとりを亡くしたアントニオの両親は、そんな彼を必要以上に気にかけ、過保護に守ろうとしていました。ある日、ロレンツォはブルーと相談し、アントニオを食事に誘います。お洒落をしてレストランに出かけ楽しく語らい、ウィンドウショッピングに羽目を外し、仲良くなります。若者らしくふざけて他愛のないお喋りに花を咲かせ、友情を育んでいく幸せな3人の時間。しかし、なおもひどいサイトを立ち上げ、彼らをしつこく疎外しようとする生徒たちの存在がいて……。■映画『最初で最後のキス』作品紹介6月2日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー公式ホームページ:onekiss-movie.jp原題:Un Bacio監督・原案・脚本:イヴァン・コトロネーオ原案・脚本:モニカ・ラメッタ撮影監督:ルカ・ピガッツィ製作:ニコラ・ジュリアーノ、フランチェスカ・チーマ、カルロッタ・カローリ編集:イラリア・フライオーリー美術監督:イヴァナ・ガルジューロ衣装:ロッサノ・マルキ音楽:ジャンルカ・コスタマーニャ振付:ルカ・トマシーニ字幕:山田香苗制作年:2016年制作国:イタリア/イタリア語上映時間: 106分/カラー/シネマスコープ配給:ミモザフィルムズ/日本イタリア映画社提供:日本イタリア映画社後援:イタリア大使館/イタリア文化会館©︎2016 Indigo Film – Titanus映画『最初で最後のキス』キャストリマウ・グリッロ・リッツベルガー=ロレンツォバレンティーナ・ロマーニ=ブルーレオナルド・パッザッリ=アントニオトマ・トラバッチ=レナトスージー・ラウテ=ステファニアデニス・ファゾーロ=サントロ先生アレッサンドロ・スペルドゥーティ=マッシモジョルジョ・マルケージ=ダビデシモネッタ・ソルダー=ニナアートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年05月31日現在公開中の映画『友罪』に出演している俳優の生田斗真が5月30日(水)今夜放送の「TOKIOカケル」にゲスト出演。「TOKIO」と同じジャニーズの後輩としては番組最多出演を誇る生田さんが大好きな松岡昌宏をリスペクトする企画を実施する。ジャニーズJr.時代にNHK教育テレビ「天才てれびくん」に出演、NHK連続テレビ小説「あぐり」で子役としてデビューすると、ジャニーズでは珍しい俳優メインの活動を続け、2007年に「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」で大きな注目を集めた生田さん。その後ドラマだけでなく映画へも活動の幅を広げ『人間失格』に主演、『源氏物語 千年の謎』では主人公・光源氏を演じ、『僕等がいた』『脳男』『土竜の唄』シリーズなど立て続けに主演作を世に送り出し、そのルックスだけでなく演技力でも魅せる俳優として評価されるように。昨年公開の『彼らが本気で編むときは、』ではトランスジェンダーの介護士という難役を見事にこなすなど、常に進化を続ける俳優として知られるようになった。今回生田さんはまず恒例の「ジャニーズ年表」をしっかり整理。続いて、大好きな松岡さんをリスペクトした「生田斗真プレゼンツ僕の好きな松岡くんベスト5」では、“松岡モノマネベスト5”を披露し、スタジオを大きく盛り上げる。現在、親友がかつて少年犯罪を犯した“少年A”だったら…というテーマを描く『友罪』が公開中の生田さん。瑛太、夏帆、山本美月、富田靖子、佐藤浩市らと共演している。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田(生田さん)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太さん)。鈴木は周囲との交流を避け、過去を語りたがらない影のある人物だが、同い年の2人は次第に打ち解け、心を通わせていく。だが、あるきっかけと行動で、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める…。「TOKIOカケル」は5月30日(水)今夜23時~フジテレビで放送。(笠緒)■関連作品:友罪 2018年5月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2017映画「友罪」製作委員会 ⓒ 薬丸岳/集英社
2018年05月30日映画『友罪』(5月25日公開)の公開記念舞台挨拶が26日、都内映画館で行われ、生田斗真、瑛太、夏帆、山本美月、富田靖子、佐藤浩市、瀬々敬久監督が登場した。同作は薬丸岳による同名小説を実写映画化し、『64-ロクヨンー前編/後編』の瀬々敬久監督がメガホンを取る。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働く益田(生田)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太)。2人は心を通わせていくが、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める。少年犯罪の"その後"、そして極限の友情を描く物語となる。生田は冒頭から「この作品には僕たちの願いというものがたくさん込められています。たくさんの方に届いて欲しいと思いますし、特にこれから日本の社会を支えていくような若い世代の方々にご覧になっていただいて、友情とは何か、そういったことを議論するきっかけになっていたければ」と熱い思いを語る。佐藤はW主演の2人について「この役を自分の中に一回入れて吐き出すという瞬間の吐き気、そんなものを2人とも重々わかって吐き出してるんじゃないのかなというのは、完成した時に思いました」と表現した。対して生田が「浩市さんは撮影が終わられても、撮影現場にずっと残って本当に楽しそうにしてらっしゃって……」と明かすと、佐藤は「アホみたいじゃない!」と苦笑。生田「映画の世界が大好きな方なんだなと思ってすごく嬉しかったんですよ。ずっとウロウロしてる」と振り返り、和やかな様子を見せた。一方、瑛太は「達成感のようなものはないですけど、吐き出すことはできました」と振り返る。「結構、暴力を受けるシーンが多かったんですけど、本当にパンチが当たったりとか……」と撮影中の苦労を語った。もしこの2人で次回作を撮るとしたら? という質問に、瀬々監督は「次は立場を逆転して、ショーン・ペンの『デッドマン・ウォーキング』という映画が好きなんですけど、生田斗真さんが死刑囚で、それを見る拘置所の刑務官を瑛太さんにやってほしい」と希望。また重厚なテーマに、生田が「2人でよく話すんですけど、次やるならもう少しポップなものがいいね、と。ちなみにですけど! ありがたいんですけど!」とささやかに希望を述べると、会場からも笑いが起こっていた。
2018年05月26日生田斗真、瑛太共演で贈る、壮絶なヒューマンサスペンス『友罪』が5月25日(金)より全国公開される。その衝撃的な内容だけに、すでに各方面から注目が集まっているが、そんな本作のみどころや、制作秘話をここでまとめてお届け!■あらすじジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木。鈴木は周囲との交流を避け、過去を語りたがらない影のある人物だが、同い年の2人は次第に打ち解け、心を通わせていく。だが、あるきっかけから、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始め…。■薬丸岳のミステリー小説が原作かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の“その後”を描いた、薬丸岳のミステリー小説「友罪」の実写映画化となる本作。デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞し、ミステリー界の若手旗手として注目された薬丸氏は、2016年には吉川英治文学新人賞も受賞。本作の原作小説でも実在の事件に着想を得て、犯罪被害者と加害者、また少年犯罪など、重厚なテーマを人間ドラマで読者の心を揺さぶりながら、エンタメ性の高いミステリーで魅了している。■キャスト『64 -ロクヨン-』の瀬々監督のもと、友を想い、互いに疑心や後悔と向き合い葛藤する難役に挑むのは生田さんと瑛太さん、2人の主演を始め、実力派キャストが揃っている。夢破れた男・益田役/生田斗真映画や舞台での活躍も目覚しく、2017年の「ウディネ・ファーイースト映画祭」ではトランスジェンダーの女性役を熱演した主演作『彼らが本気で編むときは。』が最高賞となる観客賞を受賞した生田さんが、かつてジャーナリストを目指していた益田を演じる。最近では、広瀬すずとの純愛ラブストーリー『先生! 、、、好きになってもいいですか?』も公開され、2019年の大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」もクランクインしたなか、かなりテイストの異なる作品なだけに、どのような演技が見れるのか大きな注目が集まっている。かつての「少年A」…鈴木/瑛太『殿、利息でござる!』や、前回の瀬々監督とのタッグ作『64 -ロクヨン-』での演技も記憶に新しい瑛太さんが、本作では過去に重罪を犯し世間を騒然とさせた「少年A」ではないかと益田に思わせる、闇を抱えた青年を演じている。ともに心に闇を抱え、大きな罪に囚われ続けながらも、同じ時間を過ごす中で心を通じ合わせていく2人の友情、また疑心や後悔に囚われた人間模様を、圧倒的にリアルな演技で挑む。2人を支える強力なキャスト陣主演の2人を支えるキャストも強力な布陣が集結。息子が過去に犯した事件がきっかけで一家離散し、日々贖罪に向き合うタクシー運転手・山内修司役に、『感染列島』『ヘヴンズ ストーリー』『64 -ロクヨン-』以来、4作品目の瀬々監督作品出演となる佐藤浩市。さらに、あるきっかけで鈴木に助けられ、次第に好意を抱いていく藤沢美代子役には、『海街diary』では第39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した夏帆が演じる。本作でも、かつてAV出演を強いられた過去を持つ女性という難役に体当たりで挑んでいる。益田の元恋人であり、彼のジャーナリストとしての再起を願う杉本清美役に、モデルとしてだけでなく『少女』『ピーチガール』など話題作で次々主演を務める山本美月も出演しており、世代を問わず日本映画を支え続ける実力派キャストが集結した。■生田斗真が号泣…そして瑛太に謝罪…?予告をチェック元週刊誌ジャーナリストの益田と、他人との交流を頑なに避ける鈴木。そんな2人が仲良くカラオケを楽しむ姿から予告はスタート。しかし、すぐさま空気は一変。益田は、鈴木がかつて世間を震撼させた少年Aだと疑いはじめる。それに留まらず、2人に加えて加害者の父親として日々贖罪に向き合うタクシー運転手・山内や、AV出演を強いられた壮絶な過去を持つOLの藤沢、益田の元恋人でジャーナリストの杉本、鈴木の少年院時代の担当法務教官・白石(富田靖子)らの姿も見ることができる。そしてラストでは「抱えるしかないだろ。あいつらは死んで…。だけど俺たちは生きてる」と益田がつぶやき、意味深に微笑む鈴木と、咽び泣き鈴木に謝罪する益田の姿が。一体、彼の涙の訳とは…。■監督から雨男扱いされてしまう生田さん本作の完成披露試写会にて、瀬々監督から“雨男”扱いされてしまった生田さん。瑛太さんも「撮影時も結構、雨が降ったりして…。」と語り、さらに試写会当日も小雨が振るという徹底っぷり。監督も「晴れのシーンを撮ろうとギリギリまで待ったが、最後の最後まで雨だった」と生田さんの“雨男ぶり”を激白。すると会場にいる記者が一斉にキーボードを叩き始め、生田さんは「記者の皆さんも(キーボードを)カチャカチャしないで。風評被害が広がるから」と苦笑していた。■「この映画、ハッキリ言って問題作です!」「賛否両論巻き起こると思いますが、現場にいる全員が、尋常ではない覚悟をもって挑んだ作品」と意気込む生田さん。「俳優としても、最大限の表現をしなければと思った」と強い思い入れを話すと、「この映画、ハッキリ言って問題作です」と作品が持つ熱量を存分に語ってくれた。“少年A”という難役に挑んだ瑛太さんも「覚悟が必要だった」と回想。「衣装合わせの日に、瀬々監督から『僕が俳優なら、この役は受けない』って言われて(笑)。もちろん、犯罪は全面的に否定したいですが、脚本を読み、“少年A”に対してどこか光を感じてしまう部分も。演じる上では、それが大切だった」とふり返っていた。■生田さん&瑛太さん、特別授業にサプライズ登場!「少年犯罪」がテーマのひとつになっている本作。明治大学では生田さんと瑛太さん、そして瀬々監督がサプライズで「少年犯罪」を学ぶ大学生約100名らにサプライズ登場し、特別講義を行った。質疑応答の場では、「友達が犯罪を犯していたと知ったら、友達を続けるか」という質問が上がった。これに対し、生田さんは「一度2人の間で友情が芽生えたのであれば、関係を続けていきたいというのが本音だと思うけど、少し綺麗ごとのような気もするし、すごく難しいですよね」と語り、瑛太さんも「向き合うことはするかもしれないけど、警戒心が生まれてしまうのも確か」と意見を述べた。「心を許した友が、かつての凶悪事件の犯人だったら」――そんな答えの出ない極限のテーマに挑んだ『友罪』。2人の深層に生まれた “友情”を是非スクリーンでチェックして。『友罪』は5月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:友罪 2018年5月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2017映画「友罪」製作委員会 ⓒ 薬丸岳/集英社
2018年05月26日ジャニーズJr.たちがメインを務めた伝説のバラエティー番組「裸の少年」が、“アイドル成長系バラエティー”として装い新たに復活。ネクストブレイク必至のジャニーズJr.「HiHi Jets」と「東京B少年」が、アイドルに必要なスキルを身に着けるべく、先輩芸能人から本気で学んでいく。■注目のジャニーズJr.が先輩芸能人からアレコレを学ぶ!テレビ朝日では、2001年に放送開始した初代「裸の少年」をはじめ、「8時だJ」「ガムシャラ!」「真夜中のプリンス」など、これまで度々ジャニーズJr.とタッグを組んできた。そして今回、6月からは土曜の朝を舞台に、また新たなジャニーズJr.たちの挑戦が幕を開ける。本番組で主役となるのは、ネクストブレーク必至のジャニーズJr.「HiHi Jets」(橋本涼、井上瑞稀、猪狩蒼弥、高橋優斗、作間龍斗)と、「東京B少年」(那須雄登、佐藤龍我、浮所飛貴、岩崎大昇、藤井直樹、金指一世)。駆け出しの彼らにいま一番必要なことは、アイドルに必要なスキルを身につけ、ひたむきに精進すること。ということで、毎週、様々な分野で活躍する先輩芸能人をゲストに迎え、ゲストゆかりのグルメを巡りながら、芸能界で生きていくための知恵を学んでいく。■グループを代表して高橋優斗&那須雄登からコメント到着目標は中居正広!「HiHi Jets」高橋優斗バラエティーに挑戦したいと前々から思っていたという高橋さんは、「お話をいただいたときはものすごくうれしかったです。僕の目標は、中居正広さんのようにいろいろな人の魅力を引き出すことができるMC。この番組では芸能界の先輩方のお話を聞いて勉強し、どんどん自分の殻を破ってスキルアップしていきたいと思っています」と意気込み。また、最近メンバー個々の役割が見えてきたという彼は、「僕がMCとしてトークを回し、冴えている猪狩(蒼弥)くんがボケ担当。(井上)瑞稀くんは僕のサポートをしてくれる。(橋本)涼くんはコメント力があるし、作ちゃん(作間龍斗)は素が面白い…。そんなHiHi Jetsそれぞれの持ち味をこの番組で強化して、皆さんに愛されるグループになっていきたい!後輩の東京B少年には、負けられないですね!」とコメントしている。「東京B少年」那須雄登、「なんでも受けて立ちます」「不安が1割でやる気が9割」と心境を明かした那須さんは、「9年前の『裸の少年』と番組の色は違いますが、先輩方のときと同じぐらい盛り上げていけたら」と話し、「HiHi Jetsは、僕らとはまたスタイルの違う、カッコいい先輩!でも先輩だからといって譲らず、僕らも番組でしっかりコメントして、きちんと活躍していきたいと思っています」と意気込み。またメンバーについては「メンバーの個性が豊かで、(佐藤)龍我はわんぱくで純粋無垢、僕は冷静に物事をとらえるタイプで、浮所(飛貴)は元気いっぱい。(岩崎)大昇は柔軟にいろいろなことをやってくれる大事なポジションで、藤井(直樹)くんは最年長でまわりのことをよく見ているし、金指(一世)は最年少で愛らしい!」と説明。「視聴者の皆さんに土曜の朝から元気を出してもらえるよう、もし無茶ぶりが来ても、なんでも受けて立ちますよ!」と気合十分に語っている。■初回ゲストは石丸幹二記念すべき本番組第1回目のゲストは、「題名のない音楽会」の司会としても活躍するミュージカル俳優・石丸幹二。石丸さんが学生時代を過ごした東京藝術大学近くの上野の街を散策しながら、“失敗しないターニングポイントの乗り越え方”を学ぶ!さらに、メンバーが食レポやインタビューに初挑戦する。そして第2回目は、石原良純をゲストに自由が丘&目黒エリアを散策する。「裸の少年」は6月9日より毎週土曜日10時30分~テレビ朝日系にて放送。(cinemacafe.net)
2018年05月19日近日公開となる『友罪』で主演を務めた生田斗真と瑛太、そして瀬々敬久監督が5月14日(月)、明治大学にて特別授業を行った。■生田斗真&瑛太、特別授業にサプライズ登場!かつて世間を震撼させた事件を起こした少年Aの“その後”と、周囲の人々の葛藤を描いた本作。今回3人は、文学部文学科文芸メディア専攻、伊藤氏貴准教授による特別授業に集まった「少年犯罪」を学ぶ大学生約100名らと共に、罪を犯した友や家族との向き合い方、友情についてなど、本作が投げかける問いに対して、ディスカッションを行った。実は今回、特別授業としか聞かされていなかった学生たち。3人は颯爽と登場すると、学生たちは一同唖然。生田さんは「不慣れなところがあると思いますが、少しでも皆さんと楽しい話ができたら」と挨拶し、続けて瑛太さんも「皆さんに映画を観てもらえたことは嬉しい。ちなみに、今日、斗真と衣装の色が被っちゃったのは、特に狙いはないですからね(笑)」と会場を和ませていた。■映画化&役への思い…つらい過去を抱えながら、鈴木との友情関係に葛藤する元週刊誌のジャーナリスト・益田という役を演じるにあたり、生田さんはかなりの覚悟を感じたそう。「僕自身も映画化決定前から原作は拝読していて、どういった形であれ映像作品として残すべき題材だと感じていました。お話をいただいたときは、『ついにやるのか!』という気持ちがあった」と話す。一方で“元少年A”として世間を震撼させた鈴木を演じた瑛太さんは、「映画を通して、観てくれた方に“何を与えたいのか”についてはすごく疑問があった」「実際の少年Aの手記も読んで、色々と感じる中でどこか事件の背景を全否定できない自分がいました、どんな人間でもそうした想像を超えた衝動があるのでは、と。演じる上では、どんな役でも愛して演じていきたいので、鈴木に自分の想いを重ねていきました」とコメント。■友達が重大な犯罪を犯していたと知ったら…学生と“友情”について討論また質疑応答の場では、「もしも友達が重大な犯罪を犯していたと知ったら、友達を続けるか」という質問に、半数以上の学生が「友達関係を続ける」と回答する中、一方で「正直どう接したらいいか分からない」「友達を辞める」という声も。これに対し、主演の2人は「一度2人の間で友情が芽生えたのであれば、関係を続けていきたいというのが本音だと思うけど、少し綺麗ごとのような気もするし、すごく難しいですよね」(生田さん)、「向き合うことはするかもしれないけど、警戒心が生まれてしまうのも確か」(瑛太さん)と意見を述べた。■明らかになるラストシーンの誕生秘話映画の後半シーンでの益田の咆哮シーンに胸打たれたという女子生徒から質問が及ぶと、生田さんは、「台本では、『泣き叫ぶ』というト書きは無かった。現場で監督が『獣のような、慟哭をするのはどうか』と仰って、あのシーンが生まれました。友達を助けられなかった益田の後悔と無念があの叫びになったと思います」と映画史に残るラストシーンの誕生秘話が明かされた。■“俳優”生田斗真&瑛太へ質問も…俳優で行こうと決めたきっかけについて質問が飛ぶと、「SMAPが好きな母親が履歴書を事務所に送ったのがきっかけ」と明かした生田さんは、高校生のときにこの仕事を続けていくかの岐路に立ったそうで、「本当に自分がやりたい仕事である確信が欲しかったときに、演劇に出会った。そこで楽しそうに作品を作り、人を感動させている先輩の方々を目にして、感銘を受けた」と告白。瑛太さんも、「俳優という仕事はすごく中毒性があり、休日もなぜか現場にいないと落ち着かない」「学生のとき、アルバイトしながら趣味で映画を観ていましたが、一番現実逃避ができたのが、スクリーンの中の世界だった」と語っている。さらに、キャスト陣から学生に向けた質問会も開催。瑛太さんが「斗真と瑛太、どっちが好きですか?」と質問すると会場は爆笑。学生からは「瑛太さんの方がエロいと思うので好き」「瑛太さんのメンヘラっぽいことが好き」と会場は若干“瑛太派”が多い状態。そんな状況に瑛太さんは「斗真、ごめんな(笑)」と笑顔を見せると、「生田派の意見も聞きたい!」と生田さん。すると、「『脳男』を見て、演技の振れ幅がすごいなと感じた。あと、やっぱり顔がカッコいいです!」と女子生徒が答えると、「これからもよろしくお願いします!」と照れ笑いを浮かべる場面もあった。『友罪』は5月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:友罪 2018年5月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2017映画「友罪」製作委員会 ⓒ 薬丸岳/集英社
2018年05月15日映画『友罪』(5月25日公開)でW主演を務める俳優の生田斗真と瑛太が14日、明治大学文学部文学科文芸メディア専攻 伊藤氏貴准教授 特別授業に、瀬々敬久監督とともに登場した。同作は薬丸岳による同名小説を実写映画化し、『64-ロクヨンー前編/後編』の瀬々敬久監督がメガホンを取る。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働く益田(生田)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太)。2人は心を通わせていくが、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める。少年犯罪の"その後"、そして極限の友情を描く物語となる。授業で少年犯罪について学んでいる学生たちが対象となり、すでに映画も鑑賞済み。「もし友達が罪を犯していたら、関係を続けるか続けないか」などのテーマでディスカッションがなされた。また、就職活動が始まりかけている、という学生から「この職業で行こうと決めた時期」について質問されると、生田は「高校生の頃」と答える。SMAPファンの母親がジャニーズ事務所に履歴書を送り「なんとなく部活の延長のような感覚で、毎日楽しいなという思いで続けてきた」という生田。高校生の時に進路に迷い、「自分の中でやりたいことの確信が欲しくて模索し続けていた」ところ、演劇に出会ったという。「周りにいる演劇人の大人たちが本当に楽しそうに作品を作っていて、観たお客さんたちが本当に感動して劇場を後にする姿に感銘を受けて、自分はお芝居で生きていこうと思いました」と振り返った。一方瑛太は、サッカー推薦で入った高校で挫折、普通科に進むも「勉強が大嫌いなので、どうすることもできなくて」と語る。様々なアルバイトも「1カ月やって給料をもらうと、達成感があって、辞めてしまう」瑛太だったが、「現実から逃れられるのは映画のスクリーンの中の世界でしかないというところで、俳優なんじゃないかなと思った」と明かした。また、瑛太は学生に「生田斗真と瑛太、どっちか好きか」と質問。「結果がわかりきってるので、まずは瑛太」「次、生田斗真」と手を挙げさせると、若干瑛太の方が多い結果となり、予想外だったのか、瑛太は「ごめん……」と生田に謝る。瑛太派の学生からは「瑛太さんの方がエロい」「メンヘラっぽところが好きです」という意見が飛び出した。生田派の学生は「役が全然違って凄いし、顔がかっこいい」「『花ざかりの君たちへ』で好きになって、これからも応援させていただきます」とラブコールで、生田も頭を下げていた。最後に瀬々監督は「今でも思い悩んでる人を救えるのは、ちょっとしたかけがえのない時間。かけがえのない時間の大切さを知ったことで、加害者は自分が奪ってしまったと気付くんじゃないか」と作品のシーンについて触れながら語る。「かけがえのない時間を大切にして生きていこうという映画だと、撮った後に気づきました。よりよい人生をこれからも生きていってください」と学生たちにメッセージを送った。
2018年05月14日映画『友罪』(5月25日公開)の完成披露試写会が24日、都内映画館で行われ、生田斗真、瑛太、夏帆、山本美月、富田靖子、佐藤浩市、瀬々敬久監督が登場した。同作は薬丸岳による同名小説を実写映画化し、『64-ロクヨンー前編/後編』の瀬々敬久監督がメガホンを取る。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働く益田(生田)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太)。2人は心を通わせていくが、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める。少年犯罪の"その後"、そして極限の友情を描く物語となる。3度目の共演となる瑛太との関係について、生田は「やっぱり20代前半の頃から一緒に仕事してて、多くを語らなくてもどこか太い部分で繋がっているような関係値を築けている」と自信を見せる。「話す日もあれば全然話さない日もあって、それが心地よい現場でした」と振り返った。瑛太も「生田斗真という俳優が現場でどういう心持ちでくるかはわかっているので、集中してやっていれば、いろいろ反応が起きてくる。斗真に甘えて、委ねて演じることができました」と信頼を寄せている様子だった。生田はさらに「2人で取材を受けていて、『〇〇テレビをご覧の皆さん!』とか言うじゃないですか。この人自分の名前噛みましたからね。自分の名前を噛む人初めて見た!」と瑛太の失敗を暴露する。しかし瑛太から「それあんまり面白くないから」とつっこまれ、生田は「3文字しかないんだよ!? 暗い映画だからこういうのも言っとかないとね」と弁解。記者陣が反応していたために「(記事で)『生田滑った』ってね。やかましいわ!」とノリツッコミをしていた。一方で、作品については「この映画を本当に作って良かったんだろうか考えながら撮影していた」という生田。瑛太も「まず衣装合わせで監督にお会いしたら『僕が俳優だったらこの役は受けないけどね』と言われました」と告白する。佐藤も「この作品ですから、覚悟が役者には必要なものなんですよ」と説明。「この2人がどういう風に答えを出すのか非常に興味があった。ちゃんとこの2人が覚悟と答えをどう見出したのかが、わかっていただけると思います」と主演の2人を称賛した。
2018年04月24日アヴィーチーの死に「犯罪の疑いなし」との判断が下された。先日、休暇先のオマーン、マスカットにて28歳の若さで亡くなった、スウェーデン生まれの人気DJアヴィーチーことティム・バーグリングだが、死因については現在も不明で、今回地元警察によって犯罪の意図及び殺人の疑いが見られなかったことが発表された。アヴィーチー(C)BANG Media InternationalTMZの報道によると、先週末に行われたアヴィーチーの検死結果から「死に犯罪の疑いなし」となり、彼の遺体はスウェーデンへ搬送され、両親や兄弟ら家族のもとへと帰還する。先週20日の訃報を知らせる声明文にはこう記されていた。「深い悲しみと共に、アヴィーチーことティム・バーグリングが亡くなったことをお知らせします。今週、現地時間の4月20日金曜日午後にオマーンのマスカットにて彼の死亡が確認されました。この知らせに家族はショックで打ちのめされています。皆様には彼らのプライベートを尊重して頂きたく存じます。引き続きの声明は発表されない予定となっています」アヴィーチーは「ヘイ・ブラザー」や「ウェイク・ミー・アップ」などのヒット曲で知られ、グラミー賞最優秀ダンス・レコーディング賞に「サンシャイン」「レベルズ」で2年連続のノミネートを果たしたこともあったが、自身の長年にわたる健康問題を理由に、2016年のライブ以降、ステージパフォーマンスから引退していた。また、大量の飲酒によって引き起こされた急性すい炎との闘病でも知られていて、2014年には胆のうの摘出手術も受けていた。昨年発表された本人の声明にはこう綴られていた。「僕らには自分の人生とキャリアの中で、何が最重要事項なのかを悟る時が来る」「僕にとってそれは音楽を制作すること。それが僕の生きる術で生まれた意味だって思うんだ」「去年僕はライブパフォーマンスをやめた。多くの人は終わりだと思ったけど、それはアヴィーチーの、僕の音楽の最後なわけじゃなかった。代わりに僕は最も自分に適した場所、スタジオに戻ることとなったんだ」「次は、音楽を作る際の僕の愛を君たちに届ける予定だ。何か新しいことの始まりさ」「僕と同じぐらい君たちもその音楽を楽しんでくれることを願うよ」(C)BANG Media International
2018年04月24日生田斗真と瑛太が出演する映画『友罪』(2018年5月公開)の劇場ロビー用スペシャル映像、及び劇中カットが11日、公開された。同作は薬丸岳による同名小説を実写映画化し、『64-ロクヨンー前編/後編』の瀬々敬久監督がメガホンを取る。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働く益田(生田)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太)。2人は心を通わせていくが、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める。少年犯罪の"その後"、そして極限の友情を描く物語となる。この度公開された場面写真では、答えのない極限の友情にもがき苦しむ益田に、優しく手をかけ静かに微笑む鈴木の姿が映し出される。友達として鈴木の気持ちが知りたいと願っていたが、不本意ながら鈴木の存在を蔑ろにしてしまった益田が、涙を浮かべ「ごめん……」と謝ると、鈴木は何も語らずそっと肩に手をかける、というシーン。単なる友人関係を超えた空気感も醸し出す1枚となっている。また、劇場ロビー用特別映像に収録されたメイキング映像では、瀬々監督とともに真剣な表情で撮影に挑む生田斗真と瑛太の姿が捉えられた。緊張感漂うシーンの撮影中、益田が抱える様々な葛藤に共鳴し、自然と涙が止まらないこともあったという生田。「益田という人物も、友人の鈴木と同様に過去の罪を背負って生きている。一筋縄ではいかないキャラクターだったと思います」と語る。瑛太も「罪を背負いながらも、償うということが分からない人間でも映画の2時間位の中で変化していく。それは、自分の中で作っていきたいと思いながらやっていた」と振り返った。瀬々監督は「直観的な瑛太さんに対して、生田さんはテストから本番へ役を仕上げていく。そういう、ある意味存在として真逆な2人が化学反応を起こしている瞬間を、現場では何度も見ることができ、それは良い時間でした」と、2人の違いを語った。
2018年04月11日BTS(防弾少年団)の新アルバム『FACE YOURSELF』が、2018年4月4日(水)にリリース。BTS(防弾少年団)とはBTS(防弾少年団)は、韓国発のヒップホップボーイズグループ。メンバーは、ブイ/V、シュガ/SUGA、ジョングク/JungKook、アールエム/RM、ジン/Jin、ジェイホープ/J-hope、ジミン/Jiminの7人。2016年3月には、ForbesがTwitter設立10周年を記念して発表した「ここ30日間で最もリツイートされたアーティスト」で、カニエ・ウェストやジャスティン・ビーバーら名だたる著名人を抑えて1位を獲得。なお、「ギネス世界記録2018」には「モスト・ツイッター・エンゲージメント」としてその名を残している。2017年にはアメリカの3大音楽賞の1つであるBillboard Music Awardsで「トップソーシャルアーティスト」を受賞。また、同年11月に発売したリミックスアルバム「MIC Drop」がK-popグループの最高記録となるBillboard シングルチャート「Hot 100」で28位にランクインした。なお、プーマ(PUMA)とのコラボレーションを発表するなど、世界からも注目を浴びている人気グループだ。新アルバムには『[LOVE YOURSELF 承 ‘Her’』に続くメッセージを新アルバムのタイトルは『FACE YOURSELF』。ビルボード200で7位を記録し、iTunesアルバムチャートでは77の国と地域で1位を記録した『[LOVE YOURSELF 承 ‘Her’』に続くアルバムとして、同じ“YOURSELF”が付けられた。これまでの大ヒットシングル「血、汗、涙」、「Not Today」、「Spring Day」、「DNA」、「MIC Drop」のJapanese ver.、「Crystal Snow」を収録。さらに新録として、ザ・チェインスモーカーズ(The Chainsmokers)との共作「Best Of Me」と、「Go Go」のJapanese ver.、そして日本制作の新曲2曲も加わる。タワレコ&ルミネエスト新宿でパネル展「FACE YOURSELF」の発売を記念して、北は札幌、南は沖縄まで全国66店舗のタワーレコードでパネル写真展を開催。また、ルミネエスト新宿 2F連絡通路においてもパネル展を実施。そのほかオリジナルグッズが当たるプレゼントキャンペーンも行われる。詳細『FACE YOURSELF』発売日:2018年4月4日(水)・初回限定盤A CD+Blu-ray 5,000円(税込)内容:豪華スリーブケース付、32Pブックレット、デジパック仕様、ステッカーシート1枚DISC 1:CD※初回限定盤B・C、通常盤の内容と同一血、汗、涙 -Japanese ver.-Not Today -Japanese ver.-Spring Day -Japanese ver.-MIC Drop -Japanese ver.-DNA -Japanese ver.-Crystal SnowGo Go -Japanese ver.-Best Of Me -Japanese ver.-ほか、収録予定(順不同)DISC 2: Blu-ray(順不同)※初回限定盤BのDVD内容と同一血、汗、涙 -Japanese ver.- (Music Video)MIC Drop -Japanese ver.- (Music Video)MIC Drop -Japanese ver.- (Dance Music Video)2017来日Documentary 5days (2017.12.13-17)ほか、収録予定・初回限定盤B CD+DVD 4,000円(税込)内容:豪華スリーブケース付、32Pブックレット、デジパック仕様、ステッカーシート1枚※初回限定盤A・C、通常盤の内容と同一・初回限定盤C CD+フォトブックレット 4,000円(税込)内容:豪華スリーブケース付、豪華68Pブックレット、デジパック仕様※初回限定盤A・B、通常盤の内容と同一・通常盤 CD 3,000円(税込)内容:24Pブックレット※初回限定盤A・B・Cの内容と同一■タワーレコード パネル写真展展示期間:4月3日(火)~4月9日(月)予定展示場所:タワーレコード 全66店舗■ルミネエスト新宿 コラボレーション・パネル装飾期間:4月3日(火)~5月6日(日)・プレゼント期間:4月1日(日)~5月6日(日)応募要項:期間中、館内で1レシート税込5,000円以上の購入者にショップより応募券を1枚受け渡し。当選者の発表は賞品の発送にて返答。プレゼント商品:A賞 メンバー全員の直筆サイン入りポスター(10名)、B賞 オリジナル セルカ棒(50名)※その他公式オンラインサイト参照
2018年03月26日アシードンクラウド(ASEEDONCLOUD)は、2018年春夏コレクションを発表。道具を拾い集めては、研究を重ねる1人の少年をイメージしたコレクション。少年は、“道具は人の生活を豊かにするモノではなく人の心を豊かにするモノ”と信じ、自身の考察を、文章と図を使用して用紙いっぱいに書き連ねていく。道具を収集する時はワークウェアのように動きやすい服を選択。洗いこんだような質感のジャケットは、袖にボリュームを持たせることでゆったりとしたシルエットを描き、気取らずナチュラルな表情に仕上げている。前をリボンで留めると、身体をすっぽりと覆い、外気や汚れから守ってくれる。さらりと羽織ったストライプのワンピースは、クロップド丈のワイドパンツやシャツと組み合わせることでラフなレイヤードスタイルが完成。その他、透け感のある素材で仕立てたコートや生成りのワンピースからも、自然の光が差し込むような、穏やかな清涼感が漂っている。集めた物を持ち帰った少年は、物に対する敬意を表して装いを整える。ダブルのジャケットとパンツのセットアップ、シャツとニットベストの組み合わせなど、“よそ行き”の洋服を、道具達のために部屋の中で着用する。ノーカラーのジャケットには、ボタンを留める部分に、ステッチで縄のような模様をあしらい、民族調の雰囲気を演出。切り替えごとにストライプの線が異なる表情を見せる、ネイビーのストライプワンピースとシャツは、独特のリズムを生み出していく。ホワイト、ベージュ、アイボリー、ブルーグリーンといった柔らかいカラーの中に差し込まれるヴィヴィッドなピンクが目を惹く。自然の中に存在する果実や花の色のように、鮮やかな発色でシャツやスカートを染めていく。はさみやペンといった道具達を細やかにプリントした総柄のワンピースも登場。少年の好奇心を表すかのように、道具達が躍動感いっぱいに洋服を彩る。
2018年02月15日生田斗真と瑛太が出演する映画『友罪』(2018年5月公開)のティザービジュアル、特報映像、劇中カットが11日、公開された。同作は薬丸岳による同名小説を実写映画化し、『64-ロクヨンー前編/後編』の瀬々敬久監督がメガホンを取る。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働く益田(生田)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太)。2人は心を通わせていくが、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める。少年犯罪の”その後”、そして極限の友情を描く物語となる。ティザービジュアルでは親友2人の自撮り写真がモチーフに。緊迫感に満ちた特報では、疑心や後悔に囚われた者たちが人間ドラマを織り成す。劇中カットでは工場での勤務中、ふと冷たい視線で一点を見つめる鈴木(瑛太)、厳しい表情で電話を掛けているタクシー運転手・山内修司(佐藤浩市)などの姿が。さらに益田のジャーナリスト時代の同僚でかつて恋人だった杉本清美(山本美月)、鈴木に次第に好意を抱いていく藤沢美代子(夏帆)、鈴木の少年院時代に担当法務教官だった白石弥生(富田靖子)といった出演者陣の様子が明らかになった。
2017年12月11日もしも、あなたのそばにいる友だちが、かつて世間を震撼させた“あの事件”の元少年Aだったら…。生田斗真と瑛太が『64-ロクヨンー』の瀬々敬久監督のもと、少年犯罪のその後に迫るヒューマンミステリー『友罪』。このほど第2弾キャストとして、佐藤浩市、夏帆、山本美月、富田靖子ら、世代を超えた実力派キャストが発表になった。■豪華第二弾キャスト発表!原作は、ミステリー界の旗手として注目される作家・薬丸岳が2013年に発表した同名小説。瀬々監督のもと、友を想い、疑心や後悔と向き合い葛藤する益田役を演じるのは、今年のウディネ・ファーイースト映画祭で主演作『彼らが本気で編むときは、』が最高賞の観客賞を受賞し、5年ぶりの恋愛映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』から現在公演中の舞台「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」などまで、卓越した表現力でさまざまな難役を演じる生田さん。また、17年前の連続児童殺傷事件の犯人かもしれないと、益田が疑い始める鈴木役には、『64-ロクヨン―』『ミックス。』など話題作への出演が続き、生田さんとも3度目の共演となる瑛太さん。消せない過去を抱えながらも、それに向き合い、懸命にいまを生きる、彼らの想像を絶する葛藤と思いが交錯する慟哭の群像劇となる本作。今回、そんな彼らを支えるキャストとして発表された佐藤浩市は、息子が過去に犯した事件がきっかけで一家離散し、日々贖罪に向き合うタクシー運転手・山内修司役に。『感染列島』『ヘヴンズ ストーリー』『64-ロクヨン―』以来、4作品目の瀬々監督作品出演。逃れられない十字架を背負いながら、生田さん、瑛太さんと物語の中でどのように交わっていくのか、そして息の合った瀬々監督作品で再び重厚な演技を見せてくれるはずだ。さらに、あるきっかけで鈴木(瑛太さん)に助けられ、次第に好意を抱いていく藤沢美代子役には、現在ドラマ「監獄のお姫さま」で冤罪の“姫”を好演中、『海街diary』では第39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した夏帆。本作では、かつてAV出演を強いられた過去を持つ女性、という難役に挑んでいる。益田(生田さん)の元恋人であり、彼のジャーナリストとしての再起を願う杉本清美役に、モデルとしてだけでなく『少女』『ピーチガール』など話題作で次々主演を務め、女優としても活躍著しい山本美月。雑誌記者として児童連続殺人事件の犯人を調べる中で、益田のジャーナリズムをかき立てるキーパーソンを演じる。そして、鈴木の少年院時代に担当法務教官だった白石弥生役には、数々の映画や舞台で抜群の存在感を表現し続ける富田靖子。鈴木の出所後も接点を持ち続け、彼の過去と現在を知る唯一の人物として熱演を見せる。そのほか、奥野瑛太、飯田芳、小市慢太郎、矢島健一、青木崇高、忍成修吾、西田尚美、村上淳、片岡礼子、石田法嗣、北浦愛、坂井真紀、古舘寛治、宇野祥平、大西信満、渡辺真起子、光石研と、世代を問わず日本映画の“光と影”を支え続ける魂系実力派キャストが集結。それぞれの過去と現在が絡み合い、さまざま人間模様が交錯していくストーリーに、気の抜けない緊張と深みを与えてくれる面々が顔を揃えた。キャストからコメントが到着!■夏帆瀬々監督から、毎回「リミッターを超えてください」という演出をされて、頭がまっしろになり、監督が思う限界点まで到達できていたのか撮影が終わったいまでもよく分かりません。身も心もへろへろになって、答えが分からなくてもがいて。それでも、誰よりもまっすぐに全身全霊でこの作品にぶつかっていく監督をみていたら、弱音を吐いてる場合じゃないと、わたしも腹をくくって挑ませていただきました。■山本美月瀬々監督をはじめ、素晴らしいキャストの方々とご一緒できたことを、とても光栄に思います。監督から、清美は唯一普通の人だから普通の女の人を演じてほしいと言われ、普通ってなんだろうと、とても考えさせられる作品になりました。なにが間違いなのか、正しいのか、作品を観ていただいた方々それぞれの答えを見つけて頂きたいです。■富田靖子『友罪』のお話をいただいた。愕然とする。光のようなものは感じるが、闇があまりにもすざまじかった。私が日常で母親という存在であるからかもしれない。葛藤した。葛藤は瀬々監督のもと、「熱」にそして「祈り」に変化していく。どうか、この「祈り」が届くことを願って…。『友罪』は2018年5月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月17日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「性犯罪厳罰化」です。今年、性犯罪に関する刑法改正案が可決され7月に施行されました。性犯罪の大幅な法改正は、明治の制定以来110年ぶりのことです。内閣府の2014年の調査によると、異性から望まぬ性行為を強要された女性が警察に相談できた割合は約4.3%。これほど低い理由は、まず、相手が知人や家族など、身近な人の場合が70~75%で、告発するのが困難ということ。次に、「自分にも非があったのでは?」と思いとどまってしまうケース。第3に、行為に合意がなかったことを、証拠集めからすべて自分で立証しなければいけないという、高いハードルがあるからです。今回の刑法改正により「非親告罪化」され、被害者以外の第三者でも起訴できるようになりました。また、男性被害者のケースも鑑み、強姦罪を「強制性交等罪」と名前を変更。刑の下限は、懲役3年以上から5年以上へと引き上げられました。しかし、その服役の間に再教育プログラムが組まれているわけではありません。性犯罪の再犯率は6割といわれています。欧米では服役後はGPSをつけたり、州によっては去勢を課し、徹底した再犯防止対策を行っています。今回、残念ながら改正されなかったのが「本人の立証が必須」という点です。冤罪を生む可能性もあるので慎重にと見送られてしまいました。被害者が警察に訴える際、欧米では警官、医者、弁護士が一堂に会し、1回の説明ですませる配慮をしていますが、日本にはそれができる、被害者支援ワンストップセンターが各都道府県に1つしかありません。起訴のあとも、欧米は警察、検察官、裁判官が同席して一度話せばすむ司法システムを整えていますが、日本はまだまだなんです。「魂の殺人」といわれる性犯罪。今回の改正は一歩前進ですが、まだ課題を積み残しています。もしもあなたが性暴力を受けたなら、「私にも非が」などと決して自分を責めないでください。どんな状況であれ、犯罪は犯したほうが悪い。一人で抱え込まずに、性暴力被害者支援ワンストップセンターや性暴力救援ダイヤルを使って、助けを求めてください。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2017年8月30日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年08月23日生田斗真と瑛太が『土竜の唄 香港狂騒曲』に続いて共演し、『64 -ロクヨンー』の瀬々敬久監督のもと、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の“その後”を描く薬丸岳のミステリー小説「友罪」の実写映画化に挑戦。撮影初日を終えた2人から、コメントが到着した。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木。鈴木は周囲との交流を避け、過去を語りたがらない影のある人物だが、同い年の2人は次第に打ち解け、心を通わせていく。だが、あるきっかけと行動で、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始め…。本作は、デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞しミステリー界の若手旗手として注目され、2016年には吉川英治文学新人賞も受賞した作家・薬丸岳が、2013年に発表した同名ミステリー小説(集英社文庫刊)を映画化。薬丸氏といえば、実在の事件に着想を得た作品も多く、犯罪被害者と加害者、また少年犯罪など、重厚なテーマを取り扱い、人間ドラマで読者の心を揺さぶりながらも、エンタメ性の高いミステリーで魅了する作家として知られる。監督を務めるのは、『64 -ロクヨンー前編/後編』で興行収入36億円突破の大ヒットも記憶に新しい瀬々監督。その卓越した圧倒的人間描写は、観る者の心を鷲掴みにし、国内外で高い評価を受けている。瀬々監督のもと、友を想い、互いに疑心や後悔と向き合い葛藤する難役に挑むのは、映画や舞台での活躍も目覚しく、今年の「ウディネ・ファーイースト映画祭」ではトランスジェンダーの女性役を熱演した主演作『彼らが本気で編むときは、』が最高賞となる観客賞を受賞、広瀬すずとの純愛ラブストーリー『先生! 、、、好きになってもいいですか?』も待機する生田さん。そして、『64 -ロクヨンー』『殿、利息でござる!』など話題作への出演が続き、主演ドラマ「ハロー張りネズミ」も話題を呼んでいる瑛太さん。本作では、ともに心に闇を抱え、大きな罪に囚われ続けながらも、同じ時間を過ごす中で心を通じ合わせていく2人の友情、また疑心や後悔に囚われた人間模様を、圧倒的にリアルな演技で挑む。初日の撮影を終えた生田さんは、「うだるような暑さの中のロケで、『何が起こるのか』というワクワクさせてくれる現場」と感想を語る。瀬々監督については、「人間関係の描き方、生々しさというか、腹の底に堪っているものを表現として見せてくれる監督」というイメージを持っていたそうで、「現場では、すごく演出してくださることも的確な印象で、役者に対して明確な指示を下さるので、とても助かります。難しい役どころですが、この益田という役の進むべき道を提示してくれる、そんな監督に感じます」と厚い信頼を寄せる。また、瑛太さんとは今回が3度目の共演。「瑛太とは20代のころから何度も一緒に仕事をしていて、しょっちゅう会っていたりするわけではないけれど、久々に今回一緒に芝居をしていると、やっぱりゾクゾクさせてくれる俳優だと思います。僕と瑛太にしかだせない空気感を、今回の現場で出せれば、と思います。昔から一緒に仕事をしているし、友人関係でもあるので、そこをうまく映画に反映させたいですね」と期待を込めている。「少年犯罪のことなど調べたりしましたが、なかなか実際自分の立場に置き換えるのは本当に難しい」という生田さん。「共演の瑛太という俳優を信頼して、自分の考え方だけではなく、彼からもらえるものを信じていこうと、あまりがちがちに決めずにフラットな状態で挑めればと思っています」と明かしてくれた。一方の瑛太さんは、瀬々監督とは『64』でもタッグを組んだばかり。「ある意味、“お任せ”という感じです。どこかで監督の『お前、何かやってみろよ』という暗黙のメッセージというか、演出があるんです。今回の鈴木という役については、自分で台本を読んで、1シーンごとにおけるひとつひとつの感情は決め込んでいません。客観的にどう見えるか?ということと自分が何を感じるか?ということは、割と現場の空気と監督に任せている感じです」と明かし、「初日ですけど、瀬々組はやっぱりいいなって」とコメント。生田さんとの共演には、「彼はストイックですし、今日も前回『土竜の唄 香港狂騒曲』で一緒にやったときと顔の表情も全然変わっているんです。そういった微妙な変化に気付けるぐらい僕も彼を見てきているし、これからの撮影が楽しみですね」と、生田さん同様、期待を寄せる。「監督からは『鈴木というキャラをあまり私生活に持ち込まないように』と言われました。でも、僕は俳優なんで、仕事として、その切り替えはしっかり全うしたいですし、上手くやりたいなと思いますね。でも、ちょっと夢にも出てきたりします(笑)」と明かし、その壮絶なキャラクターをにおわせた。あなたは、“その過去”を知っても友だちでいられますかーー?人気、実力とも世代を代表する生田さん&瑛太さんの入魂の競演は、いまからも楽しみだ。以下、監督や原作者・薬丸岳からコメントが到着した。■監督:瀬々敬久日々の生活の中で報道される事件は次々に更新され続けるのですが、忘れてはいけない事件というものがある気がします。今回はそこから派生する問題を様々な群像に託し、答えを探し続ける映画だと思っています。果たして、答えは出ないかも知れません。でも、そこに至ろうとする行為こそが大切な気がします。その中心に存在するのが生田斗真さんと瑛太さんです。2人のしなやかな心と肉体、そして果敢に挑戦する心が、この映画を生々しくも光り輝かせる原動力になってくれることと思っています。そして、私たちスタッフも、一緒に愛情と勇気をもって走っていく所存です。■生田斗真映画「友罪」で益田純一を演じさせていただくことになりました。薬丸岳さんの小説が好きで、この友罪も数年前に読んでいた作品です。一生をかけて背負うべき過去の傷を持ちながら、それでも必死に生きようとする益田という人物を通して、多くの方に様々な事を感じ、思案していただきたいと思っております。瀬々監督とは初めてご一緒させて頂きますが、監督の描く生々しい人間模様をしっかりと演じていければと思います。瑛太さんとは今回で3度目の共演になります。瑛太さんが放つ獣のような鋭さと、ふとはにかんだ時の柔らかさに愛を持って対峙し、切磋琢磨しながら素晴らしい作品作りに励みます。どうぞご期待下さい。映画館の椅子から立てなくなるような作品になる予定です。■瑛太この時代にこのような題材を映画化することにまだ惑う自分もいます。とても大変な役を引き受けてしまった。でも、瀬々監督、生田斗真、スタッフを信じて最後まで演じ切りたい。■原作者:薬丸岳この作品を世に発表するとき、喜びよりも先に恐れを抱きました。世間の関心を集める題材ですが、同時にとてもデリケートで難しい問題を含む内容だったからです。ただ、たとえどんなにリスクがあったとしてもどうしても伝えたかったことでした。いま、この作品にこめたメッセージを映画としてより多くのかたがたに訴えかけようとされる瀬々監督はじめスタッフの皆様とキャストの皆様の勇気と気概に、ただただ敬意の念を抱きます。スクリーンでこの作品と再会できる日をいまから心待ちにしております。『友罪』は2018年5月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月31日俳優の生田斗真と瑛太が、映画『友罪』(2018年5月公開)に出演することが31日、わかった。同作は薬丸岳による同名小説を実写映画化し、『64-ロクヨンー前編/後編』の瀬々敬久監督がメガホンを取る。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働く益田(生田)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太)。2人は心を通わせていくが、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める。少年犯罪の”その後”、そして極限の友情を描く物語となる。瀬々監督は「忘れてはいけない事件というものがある気がします。今回はそこから派生する問題を様々な群像に託し、答えを探し続ける映画だと思っています」と同作について語る。そして「2人のしなやかな心と肉体、そして果敢に挑戦する心が、この映画を生々しくも光り輝かせる原動力になってくれることと思っています」と生田&瑛太に期待を寄せた。すでに撮影はスタートしており、瑛太との共演も3度目となる生田は「20代のころから何度も一緒に仕事をしていて、しょっちゅう会っていたりするわけではないけれど、久々に今回一緒に芝居をしていると、やっぱりゾクゾクさせてくれる俳優」と語る。「僕と瑛太にしかだせない空気感」があると言い、「友人関係でもあるので、そこをうまく映画に反映させたいですね」と意気込んだ。原作については、発売時から周囲で話題で読破し「演じる側としてチャレンジしたいなと思ったりするほど」だったという生田。「自分の周りに過ちを犯した人間がいるということは、世界中どこでも起こりうる可能性がある事で、その立場に自分をおいたときに何を感じるかということを大事にしながら挑みたいと思っています」と語った。『64』に続いて瀬々監督とタッグを組む瑛太は「どこかで監督の『お前、何かやってみろよ』という暗黙のメッセージというか、演出がある」と語る。生田とは「今回の役は『はい、やります』と簡単には言えない役なので、『またやるかもしれないけど、俺断るかもしれないからね』という話はしたりしました」とオファー時に話をしていたことも明かした。○生田斗真コメント映画「友罪」で益田純一を演じさせて頂く事になりました。 薬丸岳さんの小説が好きで、この友罪も数年前に読んでいた作品です。 一生をかけて背負うべき過去の傷を持ちながら、それでも必死に生きようとする益田という人物を通して、多くの方に様々な事を感じ、思案していただきたいと思っております。 瀬々監督とは初めてご一緒させて頂きますが、監督の描く生々しい人間模様をしっかりと演じていければと思います。 瑛太さんとは今回で3度目の共演になります。瑛太さんが放つ獣のような鋭さと、ふとはにかんだ時の柔らかさに愛を持って対峙し、切磋琢磨しながら素晴らしい作品作りに励みます。 どうぞご期待下さい。 映画館の椅子から立てなくなるような作品になる予定です。○瑛太コメントこの時代にこのような題材を映画化する事にまだ惑う自分もいます。とても大変な役を引き受けてしまった。でも、瀬々監督、生田斗真、スタッフを信じて最後まで演じ切りたい。
2017年07月31日玉山鉄二、谷原章介、渡部篤郎ら実力派俳優が揃い、東海テレビにて放送中のオトナの土ドラ「東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 犯罪症候群 Season1」。本作のバトンを引き継ぐ形で6月11日(日)からWOWOWでスタートする「連続ドラマW 犯罪症候群 Season2」に、木村多江、野間口徹、手塚理美、板尾創路の出演が決定した。警視庁から所轄に左遷された鏑木護(谷原章介)は、ある日、ビルの下で転落したと思われる少年の遺体の現場検証に立ち合う。やがて、この件は事故死として処理されるが、警視庁の環敬吾(渡部篤郎)は不審に思っていた。環は武藤隆(玉山鉄二)を呼び出し、ある資料を手渡す。それはこの1年で起きた「4人の死亡事故記録」だったが、実はその4人には過去に殺人歴があった。そして、今回、転落死した少年にも殺人歴があった。この1年間に殺人歴のある、いずれも未成年者ばかりが5人も“事故死”している。一連の出来事には裏があると感じた環は 武藤に捜査協力を要請。武藤は秘密裏に捜査をし、少年犯罪被害者遺族の団体「少年犯罪を考える会」の代表・牧田浩文と会員の矢吹響子にたどりつく。牧田と矢吹は大切な人を未成年者に殺されており、その加害者は共に亡くなっていた。一方の環は、さらなる疑念を抱く。それは、鏑木が“事故死”へ関与しているというものだった――。気になる展開を迎えるSeason2で、木村さんが演じるのは、未成年者に恋人を殺害された過去を持ち、鏑木とは旧知の仲で、「少年犯罪を考える会」会員・矢吹響子役。また、野間口さんは息子が同級生のリンチで死亡し、未成年の犯罪に憤る梶原智之役、手塚さんは臓器移植が必要な息子のためにドナーを探し続けている看護師・小島和子役、そして、板尾さんは少年犯罪被害者の遺族団体「少年犯罪を考える会」代表の牧田浩文役を演じる。未成年者に恋人を殺された過去を持つ鏑木は、Season1では亡き恋人の兄で、復讐心に苦しむ親友・武藤をいさめる存在だった。そんな彼がSeason2では所轄に左遷され、これまで秘められていた復讐心に取りつかれた“職業殺人者”としての裏の顔が明らかになる。彼は誰からの殺人依頼を請け負うのか、復讐心に取りつかれた鏑木にはどのような結末が待っているのか。そして、そんな鏑木に武藤、環はどのように関わっていくのか…。さらに、Season1の最終話には「少年犯罪を考える会」の矢吹(木村さん)、牧田(板尾さん)も登場するという。「犯罪症候群」の共通テーマである“復讐の是非、正義の意味”を、WOWOWらしく重厚さで描くSeason2にも期待が高まる。以下、新キャスト陣からコメントが到着した。■木村多江/矢吹響子大人のドラマが始まる、と思いました。深い怒りと悲しみに覆われたこのドラマに、私の中に生まれた憤り、怒りと狂気を、ぶちまけようと腹をくくりました。苦しく吐きそうな日々になるでしょう。でも皆さんの心にも何かが引っかかって欲しい。何かが変わる一歩のために、身を削るつもりです。■野間口徹/梶原智之子どもを持つ親にとって、これほど辛い役は無いと思います。復讐で心が晴れることなど皆無だと判っていても、実際に自分の子どもが被害に遭ったとしたら、冷静でいられる自信がありません。被害者ゆえの苦悩、葛藤、加害者へと転じてしまう危うさを、出来る限り理解し、丁寧に演じていければ良いなと思っています。■手塚理美/小島和子まず、企画書を読み、WOWOWさんと東海テレビさんとのコラボ企画ということに興味を持ちました。内容がとても面白い!そして台本を読ませていただき、ますます面白い!と。とんでもない内容(笑)なにより、私がオファーいただいた小島和子という女性像に惹かれました。息子のために、息子の命を守るために、いとも簡単に殺人を犯していく女性…。息子の命が助かるのかまったく保証もないのに…。でも、こういう母親の愛というのもあるのかもしれない…。いろいろな役を演じてきましたが、こんな女性の役は初めてで、この役をオファーしてくださったことも大変嬉しく思いますし、撮影に入ることをいまからとても楽しみにしております。■板尾創路/牧田浩文またもWOWOW連続ドラマWに参加出来て光栄に思います。脚本を読んで、心の襞が震えました。何が悪で、何が正義か?現代人に突き付けるテーマの様に思います。近い将来に、このドラマの様な事件が本当に起こるのではないかと恐怖さえ感じました。今回は役を創っていくだけではなく、色々と自分自身にも語りかけていくことになりそうです。WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ「連続ドラマW 犯罪症候群」Season2は、6月11日(日)22時~毎週日曜日放送(全4話・第1話無料放送)。「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 犯罪症候群」Season1・第7話は5月20日(土)、最終話は5月27日(土)、23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年05月17日