木村拓哉が東京で三ッ星を目指すフランス料理シェフを演じた「グランメゾン東京」の最終回となる11話が、12月29日放送。尾花とリンダの“勝負”で見せた木村さんと冨永愛の演技に心が震えた視聴者から絶賛の声が寄せられている。尾花夏樹はパリに自分の店を持ち二つ星を獲得するまでに至るも、日仏首脳会談でアレルギー食材混入事件を起こし転落。そんな尾花が天才的な舌を持つシェフ・早見倫子と出会い、東京で「グランメゾン東京」を立ち上げ、再び三ッ星を目指す…という本作。尾花を木村さんが演じるほか、「グランメゾン東京」のシェフ・早見倫子に鈴木京香。ギャルソンの京野に沢村一樹。「グランメゾン東京」に参加する相沢瓶人に及川光博。平古祥平に玉森裕太。「グランメゾン東京」のパティシエ・松井萌絵に吉谷彩子。バイトとして「グランメゾン東京」の立ち上げメンバーとなる芹田公一に寛 一 郎。ソムリエの久住栞奈に中村アン。祥平の恋人で萌絵に嫉妬する蛯名美優に朝倉あき。尾花のライバルで東京で「gaku」のシェフをしている丹後学に尾上菊之助。「gaku」のオーナー・江藤不三男に手塚とおる。尾花の元カノで「グランメゾン東京」の星取りを妨害するリンダ・真知子・リシャールに冨永さんといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ミシュランの審査が近づくなか、フレンチ“禁断の食材”マグロで三ッ星を取れる料理を作ろうと試行錯誤する尾花だが、メニュー開発は一向に進まず、不安になった倫子はマグロに代わる魚料理を自分が作ると言い出す。そして完成した「ハタのロティ」を試食した尾花はいままでみせたことがない表情を見せるが、三ッ星はマグロ料理で行くといい、革新的な一皿を完成させる。そして来店した調査員に倫子はハタのロティを提供すると言い、尾花は店を辞めると言い出す。結果倫子は三ッ星を獲得、その様子を涙を浮かべ眺めていた尾花は「ハタのロティ、死ぬほど旨かった」と倫子を褒めたたえ、再び新たな挑戦をしようと言うのだった…というストーリーが展開した。グランメゾン東京に星を取らせまいとミシュランに裏工作するリンダに尾花が直談判。「いままでで最高!その感動を味わいたくてフーディーたちは世界中を旅する」も世界中の美食を味わい尽くしたリンダは「何を食べても心が動かなくなってる」と指摘し、首に手をまわし「もう1度経験したくないか。あの興奮を」と、ささやくように告げる。このシーンに「なんか洋画観てるみたいにカッコよかった」「首に手をかけながらウィスパーな尾花夏樹かっこよすぎ」などの声が相次ぐ。また木村さんの演技を「役柄にたくさんの記号を作ってる…話題やブームになりやすいよう自ら分かりやすく仕掛けてたのでは…!?って思って震えてる」と分析する声や「ハタのロティを食べた後、うっすら涙を浮かべて、わずかに微笑みを浮かべた後、感情を抑えて、素っ気ない対応をする木村拓哉の演技が素晴らしすぎた」と、繊細で微妙な表情を駆使した今作での演技を讃える声も。そして尾花の説得で再び来店したリンダに、グランメゾン東京のスタッフたちが総力を挙げて最高の料理を提供していく…リンダを演じた冨永さんにも「冨永さんだからこそ出せる凄み」「冨永愛さん、はまり役だな。セリフ言わなくっても顔だけでこの存在感 お見事」と絶賛の声が送られる。一方、伝説のジビエ猟師として尾花たちに食材を提供してきた峰岸(石丸幹二)の妻役でお笑いタレントの椿鬼奴が出演。トラックを運転しながら鬼奴さんがアニメ「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」を歌っていたシーンにも、多くの視聴者が反応。「グランメゾン東京でも鬼滅の刃のop熱唱しちゃうくらいハマってるんだねw声出して笑っちゃったww」「グランメゾン東京観てたら、椿鬼奴が紅蓮華歌ってて笑ったwww鬼滅ほんと好きなのね」などの反応が集まっていた。(笠緒)
2019年12月30日ゲストの食の話題から人生を掘り下げていく「人生最高レストラン」。その12月28日(土)今夜放送回にモデルの冨永愛がゲスト出演。フレンチをテーマにした「グランメゾン東京」もクライマックスを迎えるいま、冨永さんが語るトップモデルの“食”の世界とは!?この秋から庶民的な居酒屋として“新装開店”した本番組だが、今回より新オーナーとして加藤浩次を迎え、さらにパワーアップ。今回のゲストとなる冨永さんは、ティーン誌のモデルとして活動を開始し海外進出。モデル業のほか『デビルマン』や「オンナ♀ルール 幸せになるための50の掟」などで女優としても活躍している。今回は冨永さんが栄光を掴んだパリで出会った“モデル御用達”の焼き肉や、人生で最悪の時代を救った“最高の○○”。リアル「グランメゾン東京」の絶品フレンチなどトップモデルの知られざる食の世界に迫っていくほか、“原動力は、怒り” “絶対負けたくなかった”という想像を絶する厳しいモデル業界の裏側も激白。さらに「グランメゾン東京」で敏腕編集長に扮する彼女が目からウロコのテーブルマナーも伝授する。冨永さんが現在出演中の日曜劇場「グランメゾン東京」は、フレンチの世界を舞台にしたドラマで、木村拓哉がパリに自分の店を持ち二つ星を獲得するまでに至るが、首脳会談でアレルギー食材混入事件を起こし店も仲間も全て失ってしまう尾花夏樹を演じている。パリで落ちぶれていた尾花が出会う天才的な舌を持つ女性シェフ・早見倫子に鈴木京香。かつて尾花とともに世界一を目指した京野陸太郎に沢村一樹。フランスで尾花の弟子として働いていた平古祥平に玉森裕太。日本でWEB料理研究家をしていたがグランメゾン東京で働くことになる相沢瓶人に及川光博。尾花のライバルで東京で「gaku」のシェフをしていた丹後学に尾上菊之助。「gaku」のオーナー・江藤不三男に手塚とおる。冨永さんは尾花の元交際相手でアレルギー食材混入事件の真犯人を潰そうとする「マリ・クレール ダイニング」の編集長、リンダ・真知子・リシャール役で出演している。ミシュランの審査が近づき、グランメゾン東京の新メニュー開発は大詰めを迎えていた。そんな中、フレンチにとって禁断の食材である“マグロ”の料理に挑んでる尾花(木村拓哉)を見て、倫子(鈴木京香)は不安になる。そして、2人は口論した末に、尾花は「スーシェフを辞める」と告げる。突然の発言に倫子たちが動揺する中、倫子も魚料理を作り、美味しい方をメニューに加えようと提案。一方、丹後(尾上菊之助)がいなくなった「gaku」では、新しいシェフ・結月(馬場徹)の傍若無人な振る舞いで店はボロボロになっていた。そして、ある事件が起きる――というのが最終回のあらすじ。「グランメゾン東京」最終回は12月29日(日)21時~TBS系で30分拡大で放送。「人生最高レストラン」は12月28日(土)今夜23時30分~TBS系で放送。(笠緒)
2019年12月28日木村拓哉主演、東京に三つ星レストランを作り出そうとする料理人たちを描く「グランメゾン東京」の10話が12月22日放送。玉森裕太演じる祥平がゴーストシェフとしてグランメゾン東京に参加。改めて玉森さん演じる祥平の姿に注目が集まった。主人公の尾花夏樹を木村さんが演じ、尾花とともにグランメゾン東京を立ち上げる早見倫子に鈴木京香。かつての尾花の盟友・京野に沢村一樹。パリで尾花と共に働いていた相沢瓶人に及川光博。“アレルギー食材混入事故”を起こした平古祥平に玉森さん。尾花のライバル・丹後学に尾上菊之助。丹後がシェフを務める「gaku」のオーナー・江藤不三男に手塚とおる。アレルギー食材混入事件の真犯人を執拗に追うリンダ・真知子・リシャールに冨永愛。グランメゾン東京で働く芹田公一に寛 一 郎。松井萌絵に吉谷彩子。久住栞奈に中村アン。「gaku」のスーシェフ・柿谷光に大貫勇輔。祥平の交際相手だった蛯名美優に朝倉あきといったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。10話のストーリーはリンダの告発によって「gaku」を去ることになった祥平を、尾花が「グランメゾン東京」に誘う。祥平は店に迷惑がかかるからと断るのだが、京野らの説得でゴーストシェフとして新メニュー作りを手伝うことに。一方、丹後はメニュー開発に行き詰まり、江藤は丹後をシェフから解任。結月(馬場徹)を新たなシェフとして迎える。そんななか祥平を執拗に探すリンダがグランメゾン東京に来店。尾花は祥平のアイデアを採用した新メニューを試食させるが、リンダは料理を認めない。そしてミシュランの調査が始まる…というもの。終盤ではリンダと“直接対決”を繰り広げるなど、祥平が改めてフォーカスされた今回、「いつも私たちが見ているたまちゃんとは別人で涙出ちゃった」「本当に平古祥平を玉森裕太に任せてもらえて良かった」など、玉森さんの演技を讃える声が多数。一方「gaku」を追われた丹後には「グランメゾン東京に丹後シェフ加わるよね?」「最終的にやはり丹後さんはgakuに戻って立て直すとか?」と「グランメゾン東京」に加わってほしい視聴者と、「gaku」に戻ってほしい視聴者の両方からその行方を心配する反応も寄せられている。(笠緒)
2019年12月23日木村拓哉が三ッ星を目指すシェフを演じる「グランメゾン東京」の第9話が12月15日放送。アレルギー食材混入事件の真犯人であることが発覚し「gaku」を追われる祥平を演じた玉森裕太と、栞奈を演じる中村アンの演技に視聴者から大きな反応が集まっている。木村さんが3年前にアレルギー食材混入事件を起こし転落、東京で再起をかける尾花夏樹役で主演する本作。尾花とともに「グランメゾン東京」を立ち上げる女性シェフ・早見倫子に鈴木京香。2人とともに三つ星を目指す京野陸太郎に沢村一樹。かつて尾花と共に働き、再び「グランメゾン東京」に参加する相沢瓶人に及川光博。同じく尾花の弟子だったがライバル店「gaku」で働く平古祥平に玉森さん。尾花のライバルで「gaku」のシェフ・丹後学に尾上菊之助。丹後の店のオーナー・江藤不三男に手塚とおる。グランメゾン東京で働く芹田公一に寛一郎。パティシエの松井萌絵に吉谷彩子。フードライター・久住栞奈に中村アン。「マリ・クレール ダイニング」の編集長、リンダ・真知子・リシャールに冨永愛といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。栞奈がグランメゾン東京を辞めることに。改めて彼女の履歴書を見た尾花は何かに気づいた様子。一方ミシュランの審査開始時期まで1か月を控え、倫子はコース料理をリニューアルすることを決め、尾花は前菜に合うワインも変えたいと提案。栞奈に最後の仕事として試飲会を開くことを依頼する。その頃フランス大使館のフェルナン・文則・ベルナール(マイケル富岡)が「gaku」を訪ねてくる。文則は祥平に3年前のアレルギー事件について真犯人を見つけたと告げる。そして栞奈が選んだワインの試飲会で萌絵が突然体調を崩してしまう。萌絵はノロウイルスに感染していた。相沢は萌絵が倒れた際の栞奈の様子から彼女を疑う…というのが今回のストーリー。今回、リンダからのリークでアレルギー混入事件の真犯人であることが発覚、結局gakuを去る祥平。苦悩しながらも尾花たちに迷惑をかけまいと振る舞ったその姿に「玉森くんほんとすごい役をもらったんだなぁ…」「玉森いちばんかっこいい惚れた」「玉森くん秀逸。主役みたい。全部持ってってる。」など絶賛の声が相次ぐ。また栞奈を演じた中村さんにも「演技すごくてドラマに引き込まれる」「良い人柄が出ている良い演技」などの反応が寄せられている。(笠緒)
2019年12月15日木村拓哉主演「グランメゾン東京」の第8話が12月8日オンエア。今回は尾花の“師匠”潮卓が登場。潮のバイクを受け継ぐ尾花とそれを演じる木村さんの後ろ姿に「木村拓哉は世界で一番バイクが似合う」など絶賛の声が殺到している。パリに自分の店を持ち二つ星を獲得するが首脳会談でアレルギー食材混入事件を起こした尾花夏樹は、天才的な舌を持つ女性シェフ・早見倫子と出会い、東京で新たな店を立ち上げようとする。当初は尾花を憎んでいた京野陸太郎を味方につけ、WEB料理研究家をしていた相沢瓶人や、尾花の弟子として働いていた平古祥平らも仲間に加え、ライバルの丹後学を擁する江藤不三男の妨害もはねのけ「グランメゾン東京」をオープンする尾花。その後3年前の事件の“真実”が明かされ祥平は丹後の店「gaku」に移ってしまうが、「トップレストラン50」で「グランメゾン東京」は10位を獲得する…というのがこれまでのストーリー。尾花役にに木村さん。倫子に鈴木京香、京野に沢村一樹、相沢に及川光博、祥平に玉森裕太、丹後に尾上菊之助、江藤に手塚とおる、「マリ・クレール ダイニング」編集長・リンダに冨永愛といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。京野が倫子に告白した翌日、尾花が音信不通になってしまう。周りの心配をよそに戻ってきた尾花が連れてきたのは、彼の料理の師匠・潮卓(木場勝己)だった。潮は店の料理にほとんど手をつけず、帰り際に「一番の問題は京野にある」と言い残し怒って帰ってしまう。倫子たちが潮の店に行き、そこでお店定番のビーフシチューを食べると、その美味しさに衝撃を受ける。しかも潮は常連1人1人の好みや健康状態を把握し、アレンジした料理を提供していた。それを知った京野は自分のサービスが見失ったものに気づく。一方、グランメゾンに潜入していた久住栞奈(中村アン)は、祥平が3年前の事件の犯人だとリンダに報告。それを聞いたリンダはグランメゾンも祥平も業界にいられなくすると怒りをあらわにする…というのが今回の物語。ラストで潮が愛車のバイクを尾花に譲るのだが、バイクにまたがる木村さんの姿に「キムタク×バイクってほんといつの時代もかっこいいよね」「やっぱキムタクかっこいいなーバイク似合うわー」「キムタクドラマ恒例のバイクシーンきた」「木村拓哉は、世界で一番バイクが似合う」などの声が殺到。一方、「翔平グランメゾン東京に行くのかな?」「翔平は絶対グランメゾン来る」など、翔平がグランメゾン東京に戻るかどうか、その動向にも注目する声が多数上がっている。(笠緒)
2019年12月08日木村拓哉主演、鈴木京香、沢村一樹、及川光博らが出演する「グランメゾン東京」の第7話が12月1日オンエア。今回は相沢のもとに失踪した妻が現れるという展開。視聴者からは相沢への声援が送られるとともに京野の“衝撃告白”にも驚きの声が上がっている。パリで二つ星を獲得までに至るもアレルギー食材混入事故を起こしたことで全てを失った尾花夏樹を木村さんが演じる本作。鈴木さん演じる天才的な舌を持つ女性シェフ・早見倫子と出会った尾花は、沢村さん演じる京野陸太郎や、及川さん演じる相沢瓶人らとともに「グランメゾン東京」を立ち上げ、再び三つ星を目指す…というのがこれまでのおはなし。尾花のライバルで東京で二つ星を獲得した「gaku」のシェフ・丹後学に尾上菊之助。元々尾花の弟子でいったんはグランメゾン東京に力を貸すが、いまは「gaku」で働く平古祥平に玉森裕太。尾花たちを妨害する「gaku」のオーナー・江藤不三男に手塚とおる。尾花の元カノで「マリ・クレール ダイニング」の編集長・リンダに冨永愛。また寛一郎、中村アン、吉谷彩子、朝倉あきらも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。トップレストラン50発表の一週間前、グランメゾン東京に失踪していた妻・エリーゼ(太田緑ロランス)が突然現れ、娘のアメリー(マノン)をパリに連れ帰ろうとする。尾花や相沢らと口論の末、グランメゾン東京がトップレストラン50で10位を超えないとアメリーはエリーゼとともにパリに連れていかれてしまうことに…。トップレストラン50の発表セレモニーでグランメゾン東京は10位を獲得。日本のレストランでは不可能と言われた10位に沸く会場だが、10位を超えることがエリーゼの出した条件だったため、結局アメリーは相沢のもとを去ることになるというのが今回の展開。愛娘との別れに涙する相沢の姿に「相沢さんもエリーゼもアメリちゃんも幸せになって欲しい」「相沢さん、頑張って!!三ツ星取って、アメリちゃん迎えに行ってね」など声援の声が贈られる。さらにラストでは京野が倫子に「好きです」と衝撃告白。「京野さんの告白にビックリ」「あんな風にストレートに言われてみたい」など視聴者からも驚きの声が上がるとともに「倫子さんも夏樹も鈍感すぎない?!」といった感想も寄せられている。(笠緒)
2019年12月02日木村拓哉が東京で三つ星レストランを作り出そうとする「グランメゾン東京」の6話が11月24日放送。今回は寛一郎演じる芹田の成長を描くエピソードが展開。視聴者から寛一郎の演技に賞賛の声が集まっている。日仏首脳会談でアレルギー食材混入事故を起こし、日本で再起を賭ける尾花夏樹を木村さんが演じる本作。尾花がパリで出会った天才的な舌を持つ女性シェフ・早見倫子に鈴木京香。2人とともに「グランメゾン東京」の経営に参画する京野に沢村一樹。WEB料理研究家から再び尾花と共に働くようになる相沢瓶人に及川光博。“アレルギー食材混入事故”を起こした平古祥平に玉森裕太、尾花とは昔からのライバルで今は「gaku」のシェフ・丹後学に尾上菊之助。尾花たちの邪魔をする「gaku」のオーナー・江藤不三男に手塚とおる。「グランメゾン東京」でバイトしているが江藤とも通じている芹田公一に寛一郎さん。祥平と同じホテルブッフェから転身してきた松井萌絵に吉谷彩子。フードライター・久住栞奈に中村アンといったキャスト。マリ・クレール ダイニング」の編集長で尾花の元交際相手、リンダ・真知子・リシャールに冨永愛。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。祥平がgakuに入り、京野や相沢らがざわめくなか「トップレストラン50」の表彰式が東京で行われることに。ランク入りを果たすなら尾花は魚料理を作り直すべきだと言う。その頃丹後と祥平も魚料理の新メニューに取り組む。その陰で「グランメゾン東京」では芹田が、尾花に認めてもらえない焦りから勝手に鰆をさばき、それがきっかけとなって店を辞めてしまう。芹田は尾花のレシピをgakuにリークしgakuで働こうとするが、江藤たちは相手にする気はなかった。さらに「トップレストラン50」が近づくなかで、忙しくなる「グランメゾン東京」にスタッフとして栞奈が加わるのだが、彼女にも何か意図がありそうで――というのが今回のストーリー。京野が芹田を店に招き料理を振る舞い、自分の至らなさに気付いた芹田は謝罪、改めてスタッフとして迎えられるというラストに「芹田良かったね!の巻。だったね。本当良かったぁ!」「芹田君、よかったよね…いろんなことに気付けて」「京野さんの優しい愛情と、尾花さんの強く厳しい愛情がいい」などの声が相次ぐ。芹田役の寛一郎さんにも「このままキャリアを積んで年を重ねたら、いい感じの俳優になりそう」「自然な演技ですきだな」「存在感出てきた」などその演技を讃える感想が寄せられている。(笠緒)
2019年11月25日古代インドの国民的な叙事詩であり、「世界3大叙事詩」ともいわれる『マハーバーラタ』。演出家・宮城聰の代表作『マハーバーラタ』では、その中の『ナラ王物語』に焦点を当て、「語る」俳優と「演じる」俳優、そして生演奏の三位一体で再構築。語り継がれてきた“物語”としての壮大な世界観を、絢爛豪華な舞台絵巻として現出させてきた。本日11月23日(土・祝)に池袋西口公園 野外劇場のこけら落としとして上演されるのは、その宮城版に新たなクリエイティブを重ねた、1日限りの豊島区バージョン。野外劇場ならではの開放的な空間に、360度の大パノラマ舞台を設置して、祝祭的なステージを展開する。物語は絶世の美女ダマヤンティ姫が、美貌の貴公子・ナラ王を夫に選ぶところから始まる。だが嫉妬に狂った悪魔カリの呪いによって、ナラ王は弟との賭博に負け、ついには王国をも失うことに。それでもナラに付き従おうとするダマヤンティだったが、眠っている間にナラは去ってしまう。さまようダマヤンティと、運命に翻弄されるナラ。ふたりは再会して、かつての王国を取り戻すことが出来るのか……。初演は2003年、宮城が主宰するク・ナウカ(活動休止中)での公演で、第3回朝日舞台芸術賞を受賞。その後も、宮城が芸術総監督を務める静岡県舞台芸術センター(SPAC)がインドネシアやフランスでも上演し、それぞれの場所にアダプテーションしたステージで高い評価を得た。2014年には、演劇の祭典として名高いフランスのアヴィニヨン演劇祭でも上演、日本で凱旋公演が行われている。それを観劇した尾上菊之助の依頼で、2017年には物語の後半部分(王位の後裔争い)を新作歌舞伎に仕立て、宮城自身の演出で上演されたことも記憶に新しい。常に異文化との化学反応を取り込みつつ成長してきた、宮城版『マハーバーラタ』。今回の豊島区バージョンでは、「インドの叙事詩が、“今の今”の池袋と出会ったらどんなふうに見えてくるのか?!を、皆さんに目撃してもらうスペシャル版」(公式サイトより)と宮城は語る。猥雑な繁華街が熱気を放つ一方で、今年から来年にかけては劇場や映画館のオープンが続き、かつて小説家や画家、劇作家たちが闊歩した“池袋モンパルナス”の雰囲気を取り戻しつつある池袋。こけら落とし公演として、これほどふさわしい演目はないだろう。文・佐藤さくら
2019年11月23日木村拓哉がフランス料理シェフを演じる「グランメゾン東京」の第6話が11月17日放送。尾花を演じる木村さんが発した「セロリ」というワードに反応する視聴者が続出。アレルギー食材混入事件の“真犯人”祥平を演じた玉森裕太の演技にも改めて反響が集まっている。木村さんがパリで二つ星を獲得するもアレルギー食材混入事件を起こし転落、東京で再起をかける尾花夏樹役で主演。共演には、尾花がパリで出会った天才的な舌を持つ女性シェフ・早見倫子に鈴木京香。事件で尾花を憎んでいたが再び共に三つ星を目指す京野陸太郎に沢村一樹。WEB料理研究家をしていたが尾花と共に働くことになる相沢瓶人に及川光博。尾花の弟子だったが今はホテルで働く平古祥平に玉森さん。尾花のライバル・丹後学に尾上菊之助。丹後の店のオーナーで尾花を妨害する江藤不三男に手塚とおる。グランメゾン東京のバイト募集に応募してきた芹田公一に寛一郎。祥平と同じホテルブッフェのパティシエだった松井萌絵に吉谷彩子。議員の娘で祥平の交際相手・蛯名美優に朝倉あきら。フードライター・久住栞奈に中村アン。「マリ・クレール ダイニング」の編集長、リンダ・真知子・リシャールに冨永愛といった面々。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。リンダの記事でグランメゾン東京はオープン早々窮地に立たされる。そこで尾花はフードフェスでカレーを販売しようと言い出す。尾花を裏で支援していたことで美優の父から激怒され、ホテルを辞めることにした祥平も手伝ったことで、尾花たちのカレーは人気となり行列店となる…というのが今回のストーリー。フードフェスで提供するカレーの具材としてセロリを使おうとする尾花。尾花の口から「セロリ」というワードが発せられると、「キムタクさんがセロリなんて言うから山崎まさよしのアノ歌思い出しちまった」「セロリ!?確信犯だよね!」「木村くんがセロリと言っただけで嬉しくなる」など視聴者からの反応が続々。さらに今回は尾花に押された“烙印”、アレルギー食材混入事件の真相も明かされることに。丹後からの問いに尾花たちに迷惑がかからなくなったところで真実を公表するつもりだと、自らが“真犯人”だと明かす祥平。物語とキーとなる重要な存在である祥平を繊細な表情で演じた玉森さんにも「玉森くんの演技が繊細」「玉森本当に良い仕事してるよなぁ」と、改めて絶賛の声が上がっている。(笠緒)
2019年11月17日木村拓哉主演の日曜劇場「グランメゾン東京」の第4話が11月10日にオンエア。ついにプレオープンを迎えたグランメゾン東京。冨永愛演じるリンダはその味を認めるのか?デザートをめぐる“バトル”と、江藤からの刺客…怒涛の展開に視聴者の反応は!?パリに自分の店を持ち二つ星を獲得するも、首脳会談でアレルギー食材混入事件に加え暴行事件まで起こしたことでその座を追われ、仲間たちからも憎まれてしまった尾花夏樹を木村さんが演じる本作。尾花と「グランメゾン東京」を立ち上げる女性シェフ・早見倫子に鈴木京香。京野陸太郎を沢村一樹。相沢瓶人に及川光博。平古祥平に玉森裕太。祥平の働くブッフェのパティシエ・松井萌絵に吉谷彩子。グランメゾン東京にバイトとして応募してきた芹田公一に寛一郎。尾花のライバル・丹後学に尾上菊之助。丹後の店のオーナーで尾花の妨害をする江藤不三男に手塚とおる。フリーのフードライター・久住栞奈に中村アン。尾花の元交際相手で「マリ・クレール ダイニング」の編集長、リンダ・真知子・リシャールに冨永愛といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。グランメゾン東京のプレオープンにリンダが来ることになり、リンダを納得させるデザートを作り直すことに。早速尾花たちは祥平のいるホテルへ向かう。祥平をスカウトするのかと思いきや尾花は萌絵に声をかける。そして萌絵と尾花はそれぞれ栗を使ったデザートを作りどちらがおいしいか対決することに。その話を聞いた祥平は、萌絵のデザート作りを手伝う…というのが今回のストーリー。祥平が裏で萌絵を手助けしたことで、実質尾花対祥平の“デザートバトル”が繰り広げられた今回。これまでにない真剣な表情をみせた祥平に「優しさがあって負けず嫌いで努力家で男らしい平古祥平がただただかっこいい」、祥平を演じた玉森さんにも「本心を心に秘めて抑えて我慢するような演技が本当に上手い」といった声が相次ぐ。また江藤からの“刺客”として柿谷光が登場。料理人としてグランメゾン東京にもぐりこみ、調理を途中で放棄してプレオープンを妨害するという役どころだが、演じているのは「ルパンの娘」も記憶に新しい大貫勇輔。得意のダンスを封印してスパイ役を演じた大貫さんに「厨房で踊っていてほしかったのに」「柿谷さんこのポジションで終わらないよね?」などの反応も多数寄せられている。柿谷の妨害工作が失敗した江藤は芹田を買収、リンダは「グランメゾン東京」に尾花がいることを記事にしてしまう。新たな危機がせまる尾花と「グランメゾン東京」の今後に注目だ。(笠緒)
2019年11月10日木村拓哉主演、鈴木京香、沢村一樹、及川光博、玉森裕太、尾上菊之助らの共演でおくる「グランメゾン東京」の第3話が11月3日オンエア。尾花と丹後がジビエ料理コンテストで直接対決することに…今回は尾花の内面の変化に多くの視聴者が感動の声を上げている。パリで二つ星を獲得するも、首脳会談でアレルギー食材混入事故を起こしたことで店も仲間も全て失ってしまい、東京で再起を賭ける主人公・尾花夏樹を木村さんが演じる。パリで尾花が出会った天才的な舌を持つ女性シェフ・早見倫子を鈴木さんが、尾花を憎んでいたが再び共に店をはじめる京野陸太郎を沢村さんが、パリでは尾花の元で働いていたがいまは日本でWEB料理研究家をしている相沢瓶人を及川さんが、尾花の弟子だったが事故の件で彼を憎むようになった平古祥平を玉森さんが、尾花のライバルで東京で二つ星を獲得した丹後学を尾上さんが、尾花たちの店のオープンを妨害する江藤不三男に手塚とおる。そのほか寛一郎、中村アン、冨永愛、吉谷彩子、朝倉あきらが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はメインディッシュ作りに試行錯誤する「グランメゾン東京」が、鹿肉を使ったジビエ料理のコンクールにエントリー。このコンクールには「gaku」も参加することになっており、江藤は上質な鹿のロースを買占め尾花たちを妨害する。一方、尾花は伝説のジビエ猟師・峰岸(石丸幹二)に食材の提供を頼み込むが門前払い。京野が入手した鹿のモモ肉を使い、倫子のアイデアを発展させた料理で勝負を挑む「グランメゾン東京」だが、コンクール当日に尾花が姿を消す。その頃尾花は峰岸に自分達の考えたメニューを提供しようとしていた…というストーリー。倫子にコンクールを任せ、自らのジビエが世界一と豪語する峰岸との対決に挑む尾花。そんな尾花の姿に「尾花さん倫子さんを皆を信頼してる」「尾花さんは倫子さんを信頼したんだなーー。いい関係」「京香さんを信頼してるキムタクいいなあ」など、尾花の変化を感じた視聴者から喜びの声が上がる。一方、玉森さん演じる祥平と、吉谷さん演じる松井萌絵、朝倉さん演じる祥平のフィアンセ、蛯名美優との関係にも新展開が。祥平と萌絵の仲睦まじい姿を陰で見つめる美優。その後萌絵がロッカーを開けようとすると取っ手に画びょうが…。萌絵に対する嫌がらせ(?)には「が、画びょう!!やり口が昭和!!」などのツッコミが続々と寄せられている。(笠緒)
2019年11月03日木村拓哉が東京に世界最高の三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘するシェフを演じる「グランメゾン東京」の2話が10月27日放送。今回は相沢を演じる及川光博の“シングルファザー姿”に「素敵」「可愛い」の声が寄せられている。日仏首脳会談でアレルギー食材混入事故を起こしてしまい店も仲間も全て失った尾花夏樹は、たまたま出会った天才的な舌を持つ女性シェフ・早見倫子とともに東京で新たな店を開こうとする。尾花と倫子は、かつて尾花と共に働いていたが事件以降は尾花に怒りを憎しみを抱くようになった京野陸太郎を味方につける――。天才シェフ・尾花役で木村さんが主演。倫子には鈴木京香、京野に沢村一樹。WEB料理研究家をしている相沢瓶人に及川さん、以前は尾花の弟子として働いていた平古祥平に玉森裕太、尾花とは昔からのライバルだった丹後学に尾上菊之助、相沢の店の出資者・江藤不三男に手塚とおるといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。「グランメゾン東京」のオープン準備を進める尾花たちだが、開店には5,000万の資金が必要で、京野は銀行から融資を断られ続けていた。資金調達には名前で客を呼べるシェフが必要で、日本で人気の相沢に協力を求めに行くがシングルファザーで娘を育てていることもあり、オファーを断られてしまう。京野は「gaku」の時に懇意にしていた城西信用金庫の融資担当・汐瀬(春風亭昇太)に相談することを決意するが、汐瀬からは原価率の高さを理由に計画書の改善を求められる。一方相沢との料理対決に敗北した尾花は、日本人の舌に合う味を研究しようと相沢の家に泊まり込むことに――。日本人の口に合う料理を模索し作り上げたソースを、相沢を通じて祥平に託そうとする尾花。再会した相沢と祥平の姿に「織田信長(及川光博)とケン(玉森)じゃん!!!(笑)」「ミッチーと玉森君が出てる!半分、信長のシェフ」と、以前2人が共演した「信長のシェフ」を思い出した視聴者も。そんな相沢は3年前の事件後、娘を残して妻が去り、今では娘の保育園の送り迎えをするシングルファザーとして生活している。そんな相沢の“パパ姿”に「パパ役だかかしら?料理動画の貴公子さま私服はカジュアル」「及川光博の茶目っ気のある服装が素敵」「ミッチーのパーカーも新鮮すぎる!前髪も可愛い」などといった声も続々と集まっている。(笠緒)
2019年10月28日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務めゲストの願望・疑問・悩みを解決・実現していく「櫻井・有吉THE夜会」。その10月24日今夜放送回に、日曜劇場「グランメゾン東京」から木村拓哉と沢村一樹がゲスト出演。またミス・ジャパングランプリに輝いた土屋炎伽も登場する。「4週連続夜会フェス」第3夜目となる今回は先週に引き続き、「A LIFE~愛しき人~」で天才外科医、「BG~身辺警護人~」では非武装で要人警護にあたるボディガード、『無限の住人』では“死ねない”用心棒を、『検察側の罪人』では検事に、『マスカレード・ホテル』ではホテルマンに変装した刑事と、さらにバリエーションに富んだ役柄に意欲的に取り組み続け、俳優として成長し続ける木村さんがゲスト出演。また木村さんと「グランメゾン東京」で共演中の、モデルから俳優業に進出。バラエティでもそのトーク力を発揮し、2時間サスペンス「浅見光彦シリーズ」をはじめ、「ショムニ」シリーズに「働きマン」『十三人の刺客』など数多くの作品に出演。近年では「レンタル救世主」「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!」「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」「刑事ゼロ」など民放各局でドラマに主演しているほか、大河ドラマ「西郷どん」にも出演するなど多彩に活躍する沢村さんも登場。今回木村さんはMCに初挑戦。関係者への取材で判明した沢村さんへのタレコミを監修、紹介していく。さらに元女子バレーボール日本代表の木村沙織が登場。女優・土屋太鳳の姉で「2019ミス・ジャパン」の土屋炎伽も出演する。木村さん主演でおくる「グランメゾン東京」は、パリに自分の店を持ち二つ星を獲得するまでに至るも、アレルギー食材をVIPに提供してしまったことで店も仲間も全て失ったシェフの再起を描くストーリー。天才シェフ・尾花夏樹を木村さんが演じ、パリで尾花が出会った天才的な舌を持つ女性シェフ・早見倫子に鈴木京香。尾花と共に世界一を目指し、その後尾花を憎むようになるが、再び共に店を立ち上げる京野陸太郎に沢村さんというキャスト。そのほか玉森裕太、及川光博、尾上菊之助らも共演する。「グランメゾン東京」は毎週日曜21時~TBS系で好評放送中。「櫻井・有吉THE夜会」は10月24日(木)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年10月24日木村拓哉が再起を賭けたフランス料理シェフを演じ、鈴木京香、玉森裕太、沢村一樹、尾上菊之助らと共演する「グランメゾン東京」の第1話が10月20日から放送開始。木村さん演じる尾花の料理シーンに「手際がいい」「料理してる木村くん最高」と視聴者の声が寄せられている。パリに自分の店を持ち二つ星を獲得するまでに至るが、ある事件がきっかけで店も仲間も全て失ってしまう尾花夏樹を木村さんが演じ、尾花が出会った天才的な舌を持つ女性シェフ・早見倫子に鈴木さん。フランスで尾花の弟子として働いていた平古祥平に玉森さん、尾花と共に世界一を目指したが今は尾花を憎む京野陸太郎に沢村一樹、尾花とは昔からのライバルで今は東京に店を出す丹後学に尾上さん。尾花と共に働いていたがいまは日本でWEB料理研究家をしている相沢瓶人に及川光博。京野、丹後らが働いているレストラン「gaku」のオーナー・江藤不三男に手塚とおるといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。第1話では3年前のナッツ混入事件で落ちぶれた尾花が、三つ星レストランの面接に来ていた倫子と出会い、倫子に「一緒に店をつくらないか」と提案。帰国後、京野や相沢らに声をかけるがことごとく拒否されてしまう。さらに尾花が東京で店を開くことに危機感を感じた丹後は倫子を引き抜こうと画策。尾花に対し丹後の店に行くと告げる倫子だが、京野が背負った借金を肩代わりして逆に引き抜く。一方丹後の店も2つ星を獲得する…というストーリー展開。1話を見ていた視聴者からは「やっぱり木村さんは手際がいい」「料理してる木村くんたんまり観れて最高」「調理シーンがとても丁寧」「木村くんの料理の手際が良いのでずっと見てて飽きない!!」など尾花を演じた木村さんの料理シーンでの腕前を讃える声が多数。また「天才的なアウトローというTheキムタクは健在」「ちょっとやさぐれた木村拓哉って、好物かも」「彼の存在感と彼が放つインパクトは他の誰にも出せない」など、天才シェフという新しい役柄に挑んだ木村さんの演技を讃える声まで、様々な声がSNS上に寄せられている。(笠緒)
2019年10月21日歌舞伎俳優・尾上菊之助が新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』に挑む。宮崎駿の全7巻の漫画を原作に、映画版では描かれなかったすべてのストーリーを、昼の部・夜の部通しで上演。あの壮大な物語がどう歌舞伎になるのか。座頭として一座を率いながらナウシカを演じる菊之助の挑戦に、期待が募る。【チケット情報はこちら】宮崎駿が『風の谷のナウシカ』の連載を始めたのが1982年。原作の2巻の途中までを映画化して話題となったのが1984年だった。描かれているのは、戦争によって産業文明が滅んでなお、人間同士が争う世界。主人公の少女ナウシカは、人々が恐れる巨大な蟲や有毒な瘴気を発する腐海と親しみながらその世界に希望を求めていく。「宮崎監督が原作を書かれてから30年以上経ちましたが、このディストピア(反理想郷)のなかで描かれる、環境、エネルギー資源、遺伝子操作、核、戦争といった問題は、変わらず考えていかなければいけない普遍的なテーマだなと改めて思います。歌舞伎もまさしく普遍的なテーマを持つものが古典として残ってきました。また、歌舞伎には『仮名手本忠臣蔵』『菅原伝授手習鑑』『義経千本桜』など丸1日かけて上演する通し狂言という上演方法があり、この物語のスケールの壮大さはそれに匹敵すると思ったんです」。この作品を歌舞伎にしたいと考えた理由を菊之助はこう語る。確かに、歌舞伎と『風の谷のナウシカ』、意外に遠くないのかもしれない。では、具体的にどのように進めてきたのか。「たとえばナウシカの衣裳に関しては、パッと観た瞬間にナウシカだとわかるように漫画に寄り添っていこうと思っています。漫画そのままではなく、青い色、ブーツ、手袋などのエッセンスを抽出して歌舞伎と上手く融合できればと思っています。それから、王蟲や巨神兵といった大きな生き物たちは、歌舞伎でもキツネや猪などのいろんな生き物が出てきますので、その延長線上の表現方法で考え、登場させようかと考えています。また、映画版に登場した音楽も、古典歌舞伎の黒御簾音楽をベースに、一部和楽器の編成で演奏します」と、菊之助のなかにはすでに構想がある様子。そして何より頼もしいのが、「古典の技法が必ず力になると思っているんです」という言葉だ。「新作歌舞伎を創作するときに助けになるのは、やはり古典の蓄積だと思っています。『風の谷のナウシカ』のあらすじをざっと大づかみして来ていただければ、あとはもう歌舞伎の世界にどっぷり入って楽しんでいただけるはずです」。400年もの間、様々な人間と物語を表現してきた歌舞伎である。『風の谷のナウシカ』の真髄がそこに見えてきても不思議はない。公演は12月6日より新橋演舞場にて。チケットは10月19日(土)より一般発売。取材・文:大内弓子
2019年10月18日2017年に6年ぶりとなる大復活を遂げたTBSの名物番組「関口宏の東京フレンドパーク」が、この秋再び「関口宏の東京フレンドパーク2019」として10月6日(日)放送。今回は10月スタートのドラマ作から9名のキャストが熱戦を繰り広げる。今回は新日曜劇場「グランメゾン東京」から木村拓哉、鈴木京香、沢村一樹、新火曜ドラマ「G線上のあなたと私」から波瑠、中川大志、松下由樹、新金曜ドラマ「4分間のマリーゴールド」から福士蒼汰、菜々緒、横浜流星がそれぞれ“来園”する。本番組の代名詞ともいえる「ウォールクラッシュ」をはじめ、巨大シーソーでボールを運ぶ「ネヴァー ワイプアウト」にタイミングを合わせて光を止める「フラッシュザウルス」、2人乗りバイクを操りそばをゴールに届ける「デリソバエクストリーム」、インパクトあるコスチュームの「ホンジャマカ」と対戦する「ハイパーホッケー」など計7つのアトラクションが登場。アトラクションをクリアするごとにもらえる金貨の数をチームで競い合い、金貨を一番多くゲットしたチームが最後に行われる豪華賞品をかけたダーツに挑戦。勝利するのは果たしてどのチームなのか。ドラマでは見られない豪華俳優たちのカラダを張った挑戦をお楽しみに。新日曜劇場「グランメゾン東京」は木村さんが型破りなフランス料理のシェフ・尾花夏樹を演じる。パリに店まで持つも店も仲間も全て失ってしまった尾花が、再起し世界最高の三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する姿を描く。鈴木さんが女性シェフ・早見倫子を、尾花の元パートナー・京野陸太郎を沢村さんが演じるほか、玉森裕太、尾上菊之助らも出演。新火曜ドラマ「G線上のあなたと私」は寿退社間近に婚約破棄され、仕事も結婚も失った主人公・小暮也映子を波瑠さんが演じ、也映子が通い始める“大人のバイオリン教室”を舞台に繰り広げられる恋と友情を描いていく。中川さん、松下さんのほか鈴木伸之、桜井ユキらが共演。新金曜ドラマ「4分間のマリーゴールド」は手を重ねた人の“死の運命”が視えてしまう特殊能力を持つ救急救命士・花巻みことと、命の期限が1年後に迫った義姉・沙羅との禁断の恋を描く切ないラブストーリー。みことに福士さん、沙羅に菜々緒さん、みことの義理の弟・花巻藍役で横浜さんが、その兄・廉役で桐谷健太も出演。「グランメゾン東京」は10月20日より毎週日曜日21時~TBSにて放送。「G線上のあなたと私」は10月15日より毎週火曜日22時~TBS系で放送開始。初回15分拡大。「4分間のマリーゴールド」は10月11日より毎週金曜日22時~TBS系で放送開始。初回15分拡大。「関口宏の東京フレンドパーク2019」は10月6日(日)18時30分~TBS系で放送。(笠緒)
2019年10月06日ファッションやカルチャー雑誌に連載を持ち、ラジオパーソナリティーも勤める次世代の歌舞伎俳優、尾上右近。名優六代目尾上菊五郎を曾祖父、往年の映画スター鶴田浩二を祖父に持ち、父親は清元節の宗家・清元延寿太夫。昨年、自身も七代目清元栄寿太夫を襲名。現在、歌舞伎俳優にして清元の太夫でもある、初の“二刀流”を貫くパワフルな開拓者だ。「第五回 研の會」チケット情報「20代は特に限界を超えることで伸びしろが出てくる時期。無理と分かっていることも存分にチャレンジしたい」と右近。実践の場として、2015年より毎年上演するのが自主公演『研の會』だ。今年は第5回の節目とあって、四代目市川猿之助が芸術監督を勤める京都芸術劇場春秋座を会場に、シリーズ初となる東京・京都、2都市での開催を実現する。演目は、右近が弁天小僧を演じる『弁天娘女男白浪』と、猿翁十種より舞踊『酔奴』。『弁天娘~』は高祖父の五代目菊五郎が19歳で初演後、代々の菊五郎に受け継がれる音羽屋のお家芸だ。右近が10代前半で今の菊五郎の元へ勉強に入り、舞台袖から初めて観たのもこの芝居だった。「これから自分は尾上右近としてやっていくのだと、子供心にも意識した憧れの根本にあるようなお芝居です」。物語は痛快な義賊もの。5人の盗賊が七五調で名乗りをあげる演出は、秘密戦隊ゴレンジャーなど後のヒーロー番組にも影響を与える。片や『酔奴』は、雪の中で酔っぱらった男がいろんな人間に扮する様を踊りで表現する。右近の義太夫の師匠、鶴澤藤蔵ら文楽座の特別出演で贈る。「猿之助のお兄さんに澤瀉屋のお家芸をご提案いただき、春秋座でやらせていただけることに。ご縁として繋がりがあってありがたいなと。技術としては難しいですが、踊りは見る人の解釈に委ねられるのが最大の魅力。散々おどけていた男が最後はふと正気に戻ったような顔になる。流れる胡弓の音色も絶妙で。僕は田舎育ちの男の寂しさがほんのり香って切なくなるけど、どう感じていただけるのか楽しみです」。共演に中村梅丸ら後輩が出演するのも今回が初めて。20代後半となり、いずれは後輩を引っ張る立場になることも「ほんのり意識し始めた」と笑う。自身の生まれる以前と以後の2つのルーツに由来する演目を得て、さらなる高みを目指す。「『弁天娘~』は何百年も続く歌舞伎の古典が、現代の漫画にもありそうな面白さだったり、衣裳や舞台に見る色彩の美しさなど、歌舞伎を初めてご覧になる方にも楽しめる要素がいっぱい。チラシは『弁天娘~』が東映の任侠映画、洒落の踊り『酔奴』が三枚目なのに色気がある藤山寛美さんのイメージです。まったく違う面白さがあるので、存分に楽しんでもらえたらと思います」。公演は8月28日(水)・29日(木)京都芸術劇場春秋座、9月1日(日)・2日(月)東京・国立劇場小劇場にて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2019年08月23日昭和50年から、多くの古典芸能ファンに親しまれてきた「第46回NHK古典芸能鑑賞会」が、今年も東京・渋谷のNHKホールで開催される。日本の伝統芸能の各ジャンルを代表する方々の出演で、一夜限りの贅沢な舞台が繰り広げられる。【チケット情報はこちら】幕開きは箏曲で宮城道雄作曲の「越天楽変奏曲」。昭和3年、昭和天皇即位の大典の奉祝曲として作られた大合奏曲だ。雅楽の「越天楽」を主題にしており、令和に改まった年に相ふさわしい作品を、牧瀨裕理子ほか宮城合奏団の演奏で堪能できる。続いて、舞踊・清元「四季三葉草」。「式三番叟」を「四季三葉草」ともじった題名にし、四季の草花を詞章に詠み込んだ曲で、歌詞は「とうとうたらり」や「おおさえおおさえ」など、「三番叟」の定型句に、さまざまな草花をあしらい、洒落のきいたものだが、舞踊としては、ほかの「三番叟物」同様、品格を保った御祝儀的色彩の濃い作品となっている。今回は、芸術院会員の花柳壽應の翁、花柳壽輔の三番叟、花柳ツルの千歳という配役にて、素踊りで演じられる。次は、大蔵流の狂言「髭櫓」。新天皇が即位した際に行われる大嘗会にまつわる、夫婦の喜劇だ。立派な髭ゆえに大嘗会の犀の鉾の役を任された夫だが、妻と夫婦喧嘩となり、怒った妻は近所の女たちに加勢を頼み、夫の髭を剃ってしまおうと計画する。人間国宝の山本東次郎演じる夫を中心に、おおらかな笑いが繰り広げられる。そして最後は、文楽座特別出演による歌舞伎「義経千本桜・川連法眼館の場」で締めくくる。狐が親を思う情愛を描いた名作「川連法眼館の場」は、人形浄瑠璃文楽を先行作品として歌舞伎で繰り返し上演されているが、今回は一夜限りの豪華な舞台として、歌舞伎俳優と文楽座の共演が行われるのが、大きな話題だ。次々と大役を勤め、芸域を広げる尾上菊之助の忠信、立役・女方ともに芸を極める中村時蔵の義経に、文楽太夫の最高峰、豊竹咲太夫の浄瑠璃、華麗な撥さばきをみせる鶴澤燕三の三味線という配役が見どころだ。取材・文:七海友信
2019年08月20日「今春から、しのぶさんは自身も所属している芸能プロダクションに息子さんを所属させたそうです。これからは歌舞伎だけではなく、芸能界でも活躍させたいという思いがあるのでしょう」(芸能プロ関係者)2年前にデビューし、今年は3月と4月に東京・歌舞伎座に連続出演した、寺島しのぶ(46)の長男・眞秀くん(6)。「芸能事務所入りした眞秀くんを、しのぶさんはテレビ各局に売り込んでいます。その甲斐あって、4月6日放送の『サワコの朝』と5月17日放送の『A‐Studio』(ともにTBS系)で親子共演を果たしました。舞台慣れしているためか、眞秀くんはリラックスした様子で終始堂々としていましたね。歌舞伎のセリフを披露してみせたり、スタッフの持っていたカンペを見つけて『なんて書いてあるの!?』と言ってスケッチブックを奪ったり、子どもらしいお茶目な一面でスタジオを盛り上げていました(笑)」(テレビ局関係者)眞秀くんは4歳のとき、“将来の夢は仮面ライダー”と語っていたが、いまは“ライダー俳優”に憧れているという。「同じ事務所の俳優・菅田将暉さん(26)は16歳のころに『仮面ライダーW』で主演を務めました。眞秀くんは『いつかあのお兄ちゃんみたいになりたい!』と話しているそうです。今回の芸能事務所入りも、本人の希望をかなえてあげるためだったのだと思います」(前出・芸能プロ関係者)今年5月、『スポーツ報知』のインタビューで歌舞伎役者の夢について聞かれると「半分くらいなりたいかな」と答えていた眞秀くん。だが、寺島は人一倍、長男を歌舞伎役者にすることにこだわっていたはず――。音羽屋の第一子に生まれながらも、女性であるがゆえに歌舞伎役者にはなれなかった寺島。跡継ぎになれるのは、弟・尾上菊之助(41)だけ。彼女はその悔しさをこう振り返っている。《弟が6歳で初舞台を踏んだ時、「どうして年上の私が舞台に立てないの」と腹が立つやら悲しいやらで、それに男中心の梨園ですから、我が家は弟を中心に回っていて、私一人が取り残されていく気がして……》(『週刊現代』15年10月17日号)だからこそ、自分が継げなかった音羽屋の名跡を、なんとしても眞秀くんに継がせたかったのだ。実際、寺島は07年にフランス人のローラン・グナシア氏(51)と結婚した際、会見で「男の子ができたら歌舞伎役者にしたい」と語っていた。「まだ言葉も話せないうちから眞秀くんに父や弟の舞台映像を見せ続け、歌舞伎のイロハを叩きこみました。さらに眞秀くんが2歳のときから日本舞踊を習わせるなど、早くから英才教育に乗り出したんです。そして、17年5月の初お目見えでようやく夢がかないました」(梨園関係者)しかし一転、昨年4月のネットニュースのインタビューでは、寺島は息子の将来についてこう語っている。《歌舞伎の世界はそう簡単にいかないことはよく分かっています。本人がもしやりたいというのなら、やればいい。無理に歌舞伎の世界へ入ってほしいとは思っていません》(18年4月27日配信『仕事DeepDive』)いったい、彼女にどんな心境の変化があったのか――。「ローランさんは、自主性を重んじる教育方針だそうです。眞秀くんが幼いころは、その教育方針の違いから衝突することも多かったとか。でも最近では、しのぶさんも『本人がやりたいことを目いっぱいやらせればいいんだ!』と考え方が変わってきたといいます。また、眞秀くんが今年の4月から小学校に入ったことも大きかったようです。眞秀くんは出身者に歌舞伎役者が多いA学校ではなく、別の有名私立B学校に進学しました。梨園とはまったく関係のないB学校のママ友たちと交流するうちに、寺島さんは『子どもにはさまざまな経験をさせたほうがいい』と考えるようになったのでしょう」(前出・テレビ局関係者)いつの日か、“ライダー歌舞伎”が見られる日が来るかも!?
2019年06月07日山崎育三郎、尾上松也、城田優の3人によるプロジェクト「IMY」お披露目公演『IMY旗揚げコンサート~まだ色々曖昧なトリオの明確な門出~』が20日、東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われた。公私ともに仲の良い3人は、1月に「常識に囚われず、今までにない新しい日本のミュージカルや演劇を作り出し、常にチャレンジ精神を持って取り組んでいき、更にはこれからの日本のエンターテインメント界を支える新しい人材との出会いにも積極的に取り組み、演劇界の底上げに少しでも尽力出来たらと思っております」と、「IMY」プロジェクト立ち上げと今回の公演を発表した。オープニングでは、城田が台本を担当し、3人で演出を考えた「IMY」がこの日に向けた企画を練っているシーンをミュージカル調に表現する場面からスタート。尾上が歌舞伎の見得を披露したり、城田がコミカルな演技で客席を笑わせたり、山崎が"プリンス"ぶりを発揮したりと、3人のキャラクターを活かした演出で魅了した。このシーンが終了すると、フォーマルな衣装に着替えた3人が客席から登場。黄色い歓声が上がり、3人が出演したミュージカル『エリザべート』から「キッチュ」「最後のダンス」の2曲を力強く歌い上げた。MCでは、客席にどこから来たのか問いかけ、コミュニケーションを取る場面も。年齢を聞く城田と松也に対し、山崎が「女性に対して年齢を聞くのは良くないよ」と語りかけ、プリンスぶりに会場が沸いた。笑いを取りつつ和やかな雰囲気の中、「これまでの成り立ち」や「今後への展望」を熱弁。「いつか日本のオリジナルミュージカルとして世界にも発信していければ」と意気込み、「今日はそんなIMYの第一歩です」と語ると、客席から拍手が湧き上がった。後半では3人がディズニーメドレーを披露し、その後は3人とも出演経験がある作品『ロミオ&ジュリエット』から「世界の王/ロミオ&ジュリエット」を熱唱した。クライマックスには、城田が作詞作曲した「数多の未来と愛」を披露。尾上と城田はこの日のためにギターとドラムに初挑戦し、山崎もピアノに挑み、見事な演奏で魅了。「これからIMYで作り上げるものを楽しみにしていてください」とステージを後にした。エンドロールでは、2020年2月28日に東京国際フォーラム・ホールAで第2弾のイベントを開催すると発表された。
2019年04月23日「初世尾上辰之助 三十三回忌追善狂言」として『義経千本桜 すし屋』『暗闇の丑松』『名月八幡祭』を上演する二月大歌舞伎。尾上松緑が、父・初世辰之助(三世尾上松緑を追贈)への思いを、合同取材会で語った。【チケット情報はこちら】「父が死ぬまでの日数を、自分が超えるとは思っていませんでした。死ぬか、役者を辞めるかだと考えていた」と語る松緑。初世辰之助が40歳の若さで亡くなったのは1987年のこと。松緑(当時、二代目尾上左近)は12歳だった。2年後には祖父・二世尾上松緑も他界。2月に44歳となる松緑は「40を超えてから、父だったら、祖父だったらどうだろうと考えるようになりました。33年経ち、父をご存知ないお客様もいらっしゃるかもしれませんが、父という役者がこういうものを演じていた、ということを感じていただけるよう一生懸命勤めます」と意気込む。いがみの権太を演じる『義経千本桜 すし屋』は今回が初役。「権太には不良青年なりに親不孝を償わなければならないという気持ちがある。悪ぶっているけれどシャイなところが僕に近いと思います。祖父のイメージが強い役ですが、父の権太にも若さゆえの魅力がありました。(尾上)菊五郎のお兄さんのもとで音羽屋の権太をいちから勉強しながら、どこかに祖父、父、自分と続く“紀尾井町”らしさを出したいですね」『名月八幡祭』の縮屋新助役については「父は粋でいなせな役のイメージが強く、『名月八幡祭』なら(新助よりも)三次役の人だったかもしれませんが、2度か3度、新助をやった時、朴訥とした、人の良い田舎の商人が、恋をして自分の中で消化しきれなくなるという演じ方をしていました。最後は逆上する凄みもあり、強く印象に残っています。父は“陰”か“陽”かでいうと“陰”の強い役者で、後半に怒りを爆発させる役が得意でした。今回はその父と36年前に共演された(片岡)仁左衛門のお兄さんと(坂東)玉三郎のお兄さんが、三次役、美代吉役で出てくださいます。思いがけないことで有難いですし、おふたりにリードされながら自分なりの新助を作っていけたらと考えています」父が得意とした「後半に怒りを爆発させる役」として、松緑がほかに、自身も国立劇場で一昨年に演じた『坂崎出羽守』とともに例に挙げたのが『暗闇の丑松』の丑松。今回は菊五郎が演じる。「父は丑松や出羽守を演じる時、家でも機嫌が悪かった(笑)。一方、僕も昨年演じた『素襖落』のようなお狂言ものの時は祖父も父も普段からリラックスしていました。役者というのは演目によって変わるんだなと子供心に思った記憶があります。父、祖父が死に、自分も子供ができて感じるのは、実在の人物にしろ歌舞伎のために書かれた役にしろ、他人の人生を演じるのは結構な責任を伴うということ。だからこそ、『名月八幡祭』新助も『すしや』権太もそうですが、人間の心理を細かくえぐる役は面白いし、素敵だなと思うんです」公演は2月2日(土)より、東京・歌舞伎座にて。チケットは発売中。取材・文:高橋彩子
2019年02月01日12月23日(日・祝)に最終回が放送された日曜劇場「下町ロケット」。阿部寛ら“佃製作所”の面々が日本の農業の未来のために無人化、ロボット化に尽力してきた“その後”の物語が、新春ドラマ特別編「下町ロケット」として放送されることになった。最終回では、佃製作所は帝国重工と無人農業ロボットのエンジンとトランスミッションの性能をテストで競い、勝利。佃製のエンジンとトランスミッションを採用した農業用ロボットは「アルファ1」から「ランドクロウ」と名前を変え、発売に先駆け、まず米農家の殿村家に納品されることに。そして特別編では「ランドクロウ」がついに発売されるが、ギアゴースト&ダイダロスが手掛ける「ダーウィン」が好調で、売り上げに差が開いていくーー。佃役の阿部さんや立花役の竹内涼真、山崎役の安田顕、ギアゴーストから佃製作所にやってきた島津役のイモトアヤコなどが引き続き出演するほか、第1章「ゴースト編」、第2章「ヤタガラス編」に出演したあの人気キャストが再び登場。これまで描かれてきた物語のその後を描き、新たなステージへ。今期の放送を見てきた人はもちろん、今回、初めて「下町ロケット」を見る方も楽しめる内容となっているという。宇宙科学開発機構を追われ、下町工場の二代目社長となってもなお夢を追いかけ続けた男の挑戦の物語が、ついに完結を迎える。■特別編あらすじ全員の力を結集し、ようやく完成した佃製作所と帝国重工の無人トラクター「ランドクロウ」。しかし、発売から数週間経ったあとも売り上げが伸びずにいた。一方、ギアゴースト&ダイダロスが手掛ける「ダーウィン」は好調そのもので、差は開くばかり。形勢逆転を狙う帝国重工の次期社長候補・的場(神田正輝)は、ある手段に出る。それは、ダーウィンチームに力を貸し、なおかつ帝国重工の取引先である下請け企業に圧力をかけるというものだった。それにより、徐々にダーウィンチームから離脱企業が増え、ついにはダーウィンの在庫が底をつく。思わぬ形でライバルの勢いを止めた佃(阿部寛)ら佃製作所のメンバーだったが、自分たちの技術力による正当な評価ではないため、心境は複雑なものだった。逆に、窮地に立たされた重田(古舘伊知郎)と伊丹(尾上菊之助)は思わぬ一手を放ち…。新春ドラマ特別編「下町ロケット」は2019年1月2日(水)21時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年12月25日宮崎駿監督(77)の映画でおなじみ「風の谷のナウシカ」が歌舞伎作品になると12月12日松竹が発表。来年12月、東京の新橋演舞場で上演する。各スポーツ紙によると主人公で風の谷に暮らす少女ナウシカを尾上菊之助(41)が、同盟国トルメキアの皇女クシャナを中村七之助(35)が演じ、さらに尾上松也(33)、坂東巳之助(29)、尾上右近(26)も出演するという。宮崎作品にとって初となる歌舞伎作品。Twitterでは期待を込めた驚きの声が上がっている。《歌舞伎でナウシカ……!?歌舞伎らしいアレンジが加えられるのだろうなというところまでは想像できても、どう表現されるのかが全く想像つかない……!!》《ユパさまの動きは確かに歌舞伎的だと思った》《やっぱり途中でいきなり風の谷に源義経が出てきて「さしたる用もなかりせば、これにて御免」と引っ込むんだろうか》いっぽう同作といえば巨大な虫・王蟲がおなじみ。王蟲は有毒な菌類の樹海に住む“蟲”(むし)と呼ばれる生命体の一種で、人間と会話することもできる。その異様な姿形から、観客の胸に強く印象付けられている王蟲。“歌舞伎”で“虫”ということで、ネットでは「王蟲役は市川中車こと香川照之しか考えられない!」といった声が上がっている。《王蟲はカマキリ先生(香川照之様)でお願いします!!!!》《とりあえず、香川照之(中車)の出演は決定だな》《本人もノリノリな図しか浮かびません》さらに香川には、こんな期待の声も。《ワイヤーで吊られて宙を舞う王蟲姿の香川照之さんの姿しかイメージできない》《王蟲どころか蟲役が全部香川照之》《香川照之王蟲「きしゃー!うおおおんうおおおん」》蟲役でも名演を残すか?
2018年12月12日宮崎駿監督のアニメーション映画『風の谷のナウシカ』(1984年公開)が、新作歌舞伎となることが12日、わかりました。松竹株式会社が12月12日、公式ウェブサイト上で公表した公演情報によると、同作は2019年12月、新橋演舞場で上演されます。ナウシカ役を尾上菊之助さん、大国・トルメキア王国の皇女・クシャナ役を中村七之助さんが演じるほか、尾上松也さんに坂東巳之助さん、尾上右近さんの出演も発表されました。宮崎監督の作品が歌舞伎になるのは初めて。ここ数年、大ヒットした漫画作品が新作歌舞伎となる事例は少なくありません。Twitterでは、「ナウシカ歌舞伎化!?ワンピで驚いて、ナルトで納得して、ナウシカでまた驚いた」の声があがっているように、2015年には『ONE PIECE』が『スーパー歌舞伎II ワンピース』に、今年8月には『NARUTO -ナルト-』が新作歌舞伎として上演され、話題を集めました。他にも、「まさかナウシカ原作完全再現(?)化がアニメではなくて歌舞伎で行われる事になろうとは」「ナウシカの歌舞伎、チケット争奪戦だろうなあ」など、期待するファンの声が多数。昼の部・夜の部 通し上演となることから、「アニメしか知らない人は置いてけぼりにならない?しかも昼夜通して、8時間超えとかになっちゃうのでは…しゅごい」と大作を期待する声も挙がっていました。画像/Shutterstock
2018年12月12日「嵐」の大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤がゲストとともにトークやゲームで盛り上がるバラエティー「嵐にしやがれ」の12月1日(土)放送回に、歌舞伎俳優の尾上菊之助らをゲストに迎え漫画界のレジェンド・藤子不二雄A記念館などをオンエアする。女方から二枚目まで華麗かつ魅力的に演じる歌舞伎界の若手スター、尾上さんは1977年に生まれ、1996年に五代目尾上菊之助を襲名すると、「源氏物語」の紫の上などで大人気となり、蜷川幸雄を演出に迎えたシェイクスピアの「十二夜」の歌舞伎版「NINAGAWA十二夜」を公演するなど歌舞伎界の発展に尽力しながら、『犬神家の一族』などの映画をはじめ放送中の大河「西郷どん」や「下町ロケット」といったドラマまで幅広く出演。俳優としても活動している。今回、尾上さんは相葉さんの「隠れ家ARASHI」にゲスト出演。10年以上続けているという謎のトレーニングに相葉さんが挑戦するほか、持ち込み企画の蒸しざる料理作りなどを行う。また「オバケのQ太郎」や「忍者ハットリくん」、「怪物くん」「プロゴルファー猿」など当時の子供たちの心を掴む人気マンガを世に送り出したほか、「まんが道」や「笑ゥせぇるすまん」など大人向けの作品も発表。1987年にコンビを解消し藤子不二雄A名義で活動を開始してからも、黒澤明の『用心棒』をコミカライズするなど常にマンガの可能性に挑んできた藤子不二雄A氏が記念館に登場。今回は藤子さんが大人気作品の裏話を暴露するほか、自宅にあるテレビ初出しの品物なども登場。解説ゲストには千原ジュニア、バッファロー吾郎Aらを迎える。そのほか大野さんの実験企画では「ロッチ」中岡とともに「ネットでバズるリアクション実験」を実施する。今夜のゲスト、尾上さんは来年1月3日(木)から27日(日)まで、国立劇場で通し狂言「姫路城音菊礎石」(ひめじじょうおとにきくそのいしづえ)を上演。尾上さんは主水女房お辰・小女郎狐として出演する。「嵐にしやがれ」は12月1日(土)21時から日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年12月01日「ドラマ出演が決まったときは、素直にうれしかったです。でも、その役柄は、天才エンジニアでベンチャー企業の副社長!技術者としても、劇中で鍵を握ると聞いて、驚きでしたね」こう話すのは、池井戸潤原作の人気ドラマシリーズ・日曜劇場『下町ロケット』(TBS系・日曜21時~)に、今作からエンジニア・島津裕役で出演しているイモトアヤコ(32)。同ドラマは、町工場の二代目社長・佃航平(阿部寛)が、数々の挫折を味わいながらも社員らとロケットエンジン開発に挑戦を続けるエンタテインメント巨編だ。第1話、佃航平率いる佃製作所は、島津が所属する企業「ギアゴースト」のコンペに参加。佃製作所の部品(バルブ)に、島津が「細部にわたり手が込んでいる。こちらの要求する性能をすべて満たしている」と、涙をぽろぽろ流すシーンは、バラエティでは見せないその演技力にSNSなどで称賛の声が集まった。『下町ロケット』での共演者は、阿部寛、尾上菊之助、竹内涼真と、ものづくりにかける男たちだ。「ちょうど私がエベレストに行ったとき、阿部さんも映画の撮影で、ほぼ同じ場所にいたそうです。ベースキャンプや高山病はどうだったとか、共通の話題を見つけて話しかけてくださったのがうれしくて……」(イモト・以下同)ギアゴースト社長・伊丹役の尾上菊之助とは、長く撮影時間をともにしている。「演じている所作や、『島ちゃん』という呼び声や言葉、どれをとっても美しく見えるのが菊之助さん。休憩中は、いつも一緒に『どう芝居をしようか』と話しています」男性陣に囲まれて、慣れないドラマ撮影をこなすのは大変なはずだが……。「たしかに島津同様、私もピンチの連続です(苦笑)。『え?特許侵害!?』『訴訟!?15億!?』と、驚きの表情を浮かべる場面が多く、目がすごく疲れるんです。『イッテQ!』のロケは、筋肉痛になるだけなんですが(笑)。そんなとき、その悩みを菊之助さんに話したら、パイプ椅子を使った目のほぐし方を教えてくれたんですよ。この椅子をね……」というとイモトは立ち上がり、椅子の、下側のパイプを指した。「首の後ろに目のツボがあるので、床に寝転がり、パイプで首の後ろをグリグリ押すといいんですって。新潟の田植えロケのときに、安田(顕)さん、朝倉あきちゃん、菊之助さんと、みんなで寝転がって首をぐりぐりやってました(笑)。そんなアドバイスをくれる菊之助さんとの現場は、とても楽しかったのですが――」第5話(11月11日放送)では、過去の復讐心に火がついてしまった伊丹に裏切られる形で、島津はギアゴーストを退社することに。別れ際には、伊丹から島津へ、「島ちゃんはもう、必要ない」というせりふも――。「その撮影の日は、丸1日重たい気持ちでしたね。でも実は、撮影の前日、菊之助さんが、『いつものように話しかけるのは控えておきます』という旨のメールを事前にくださったんです。ヒドイせりふも言いますし、いつものように和気あいあいと話していると、別れ際の雰囲気に説得力が出ない、と考えてのことだと思います。『もう伊丹とは関わらない』と思って別れてるのに、そんな心配りがあったら、逆に嫌いになれないですよね(笑)」ナチュラルメークにシンプルなパンツスーツを着こなす島津役に、愛着が湧いてきたと話すイモト。自身との共通点も見いだしている。「私、腕時計が好きなんですが、女性用よりも、雑誌『LEON』に出てくるような、成熟した大人の男性が好むような時計が好きで、きっと島津もそういう時計が好きなんだろうなぁ、って(笑)。劇中で阿部さんを車に乗せて運転するシーンがあるんですが、島津が乗っている旧車がすごくカッコよかったから、“島津とは趣味が合うな”と」阿部を車に乗せたり、菊之助と間近で向かい合ったりと、“男前俳優”と2人きりで撮影する場面も多い。“イケメン好き”を公言するイモトに、「佃製作所メンバーで恋をするなら誰!?」と聞いてみた。「竹内涼真さんは、やはり誰が見てもカッコよくて、撮影で疲れたときに“チラ見”して目の保養をしていますね(笑)。安田さんは、男性陣の輪の中に、私を交ぜようと話をふってくれるんですが、ふとしたときにセクシーな色気があって……。色っぽいといえば、立川談春さんもカッコいいし、阿部さんもダンディーですし……あ~男前が多すぎる!(笑)」ギアゴーストを退社し、島津も新しい人生の岐路に立たされている。島津のこれからを聞いてみると――。「今は最終話の撮影中ですが、私も島津がこれからどうなっていくのか知らないんです。でも、退社後も、ドラマに登場してくることは確かです!」
2018年11月24日大ヒットしたスーパー歌舞伎II『ワンピース』で、市川猿之助さんと共に主役のルフィを演じた尾上右近さん。若手歌舞伎俳優として注目される存在だが、今年2月、清元栄寿太夫を襲名した。清元とは古典音楽の一流派。歌舞伎の舞台で「物語の人物の心の声を節にのせて歌う、ナレーションのような」役割で、右近さんはその家元の家の出身だ。「清元は小さい頃から聴いて育ってきていますから、一番身近な家族のような存在。役者は、歌舞伎役者だった曽祖父・六代目尾上菊五郎の映像を3歳の時に観てからずっと取り憑かれ続け、人生を共にすると決めたパートナー。ふたつにひとつの覚悟で役者をやってきましたが、清元の家元である実家の後継問題もあり、各方面に相談して、ふたつの道を歩ませていただくことになりました」とはいえ、厳しい伝統の世界。この選択には葛藤もあったはず。「ひとつの道だけでも、生涯をかけて追究して大成できるかどうかという世界なわけです。それを両方やるとなれば、2倍速で進んでいかなきゃいけない。それでも、どちらの道も諦めたくなかったんです」失敗は恐れない。むしろ、「失敗したらいいと思う」と話す。「かいた恥も利用していかないと成長のない世界です。そもそも六代目菊五郎も高祖父の五世清元延寿太夫も、伝統の世界で批判覚悟で新しいことを切り拓いていった人。新しいことを平気でやる血が、僕には流れているんだと思います(笑)」11月の歌舞伎座では、清元と役者、両方での出演が決定している。「本来歌舞伎は、大衆を楽しませるために、ぶっとんだことをやって人気を得てきた演劇集団です。知識なんかなくても絵画を楽しめるのと同じように、理屈なしに楽しんでもらえるもの。ぶっとんだ世界を面白がってもらえたらと思います」『歌舞伎座百三十年 吉例顔見世大歌舞伎』東銀座・歌舞伎座11月2日(金)~26日(月)昼の部11時開演、夜の部16時30分開演1等席1万8000円~3階B席4000円ほか(すべて税込み)チケットホン松竹TEL:0570・000・489役者としては、昼の部の一幕目『お江戸みやげ』と夜の部の『法界坊』に娘役で、清元としては、昼の部の三幕目『十六夜清心』に出演する。「こんな日が、こんなに早く来るなんて夢のようです」おのえ・うこん1992年生まれ。初舞台は7歳。芝居心のある子役として評判を得、七代目尾上菊五郎の元で研鑽を積み、’05年に尾上右近を襲名。写真は『石切梶原』の梢(’17年5月歌舞伎座)。©松竹※『anan』2018年11月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・白石義人(ima.)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年11月01日阿部寛主演、土屋太鳳、竹内涼真ら前作からの続投組に尾上菊之助、イモトアヤコら新キャストも加わって描く日曜劇場「下町ロケット」。この秋からスタートした新シーズンの第3話が10月28日に放送された。池井戸潤の小説を映像化した前シーズンから3年、今回はシリーズ第3弾「下町ロケットゴースト」をドラマ化。阿部寛が主人公・佃航平を演じ、その娘・利菜を土屋さんが、阿部さんが経営する佃製作所の技術開発部の立花洋介を竹内さんが演じるほか、佃製作所の社員として立川談春、安田顕らが出演。徳重聡、尾上菊之助、イモトアヤコらが新キャストとして参加している。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。佃製作所とギアゴーストは買収話を進めていた。佃製作所の顧問弁護士・神谷(恵俊彰)は「買収の件は内密に」と念を押すが、買収に関する書類がギアゴーストの社員の目に止まってしまい社員に話が広まる。一方買収の件は帝国重工にも伝わり、佃製作所は信用調査を受け入れなければならなくなる。信用調査の当日、殿村(立川さん)が自宅を出ようとすると父・正弘(山本學)が倒れ緊急手術をすることに。殿村が不在のなか帝国重工の審査部信用管理室の安本(古坂大魔王)が佃製作所に来社。厳しい調査の末、指示された覚えのない書類の不備で窮地にたたされる。そこに殿村が現れ、念のため準備していたという書類を提出。信用調査を乗り切る。ほっとしたのもつかの間、神谷は佃、伊丹(尾上さん)らに「ギアゴーストに内通者がいる」と告げるのだった…というのが3話のストーリー。今回は2016年に「PPAP」が世界的にヒットしたピコ太郎の“プロデューサー”としても知られる古坂大魔王がゲストで登場。佃製作所の信用調査を担当する帝国重工の審査部信用管理室・安本を演じた古坂さんに「今日の一番の役者は古坂大魔王だ!イヤミな役、見事にハマっていたよ!」「古坂大魔王この役ハマりすぎやろ」などの反応が視聴者から寄せられる。また信用調査の際、机をペンで叩くシーンに「リンゴとパイナップルにしかペンを刺さないと思ってたんですけど机にも刺してましたね」とツイートする視聴者もいた。「下町ロケット」は毎週日曜21時~TBS系で放送中。(笠緒)
2018年10月28日昨年、新橋演舞場で上演されたスーパー歌舞伎セカンド「ワンピース」では怪我で休演となった市川猿之助の代役として、主役・ルフィを演じた尾上右近。また今年8月には自身初となる現代劇『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~』で主演するなど活躍の場を広げている右近だが、「清元」として、今年2月に七代目 清本栄寿太夫という名を襲名していたことをご存知だろうか。【チケット情報はこちら】「清元」とは、語りを担当する太夫と、演奏の三味線方で構成された、歌舞伎舞踊の伴奏等を担当する「清元節」という浄瑠璃の一派。高い音域を持って、歌舞伎の世界を彩る詞章を、語る役割を持つ。その清元の家に生まれ、今年2月には清本栄寿太夫の名前も襲名した右近は、この襲名は歌舞伎俳優との異例の両立となるだけでなく、そして自身も「思っていたよりも早く実現した」と語るとおり、11月の歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」では歌舞伎俳優、清元の二刀流で歌舞伎座に立つことになる。今回の俳優、清元の両出演について右近は「父、菊五郎のおじさん、また諸先輩方の胸を借りて初出演ということになりました。菊五郎のおじさんの舞台で初舞台を踏める喜び、父の横に並べる喜び、そして『十六夜清心』という責任の大きい作品で初舞台を踏める喜び、いろんな喜びが重なりました」と語る。『十六夜清心』では太夫(語り)を務める。演目について、「名曲ですよね。お芝居の曲としての一面が強く、脇が清心の気持ちを歌う。役者として修行をつませていただいた、菊五郎のおじさんの気持ちを語る立場を担えると言うのがすごく嬉しい。こんな日が来るとは思わなかったです」と話す。9月末からすでに稽古をはじめており、その音域にのどを慣らしているという。「清元は、歌舞伎に使われる歌の中でも、ナレーションをかねた歌う役のようなポジション。音楽的にもオシャレで、節回しが細かかったり、高音が多かったり、音として楽しめると思います」昼の部では歌舞伎俳優として『お江戸みやげ』お紺役、清元として『十六夜清心』に、出演。夜の部では歌舞伎俳優として『法界坊』におくみ役で出演する。公演は11月2日(金)から26日(月)まで、歌舞伎座にて。チケットは現在発売中。
2018年10月12日ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』disc2 Produced by TBSの公開ゲネプロが9日にIHIステージアラウンド東京で行われ、尾上松也と大原櫻子が登場、取材に応じた。同作は2006年に劇団☆新感線と宮藤官九郎が初めてタッグを組んでシェイクスピア作品のアレンジに挑んだ作品。舞台を200年後の廃退した近未来と、空前のバンドブームに沸いた1980年代の日本を二重の構造に置き換え、ロックバンドが劇中で生演奏する。2017年3月30日に豊洲にオープンしたIHIステージアラウンド東京で、disc1は橋本さとし&濵田めぐみ、disc2は尾上&大原、disc3は浦井健治&長澤まさみのペアが、原典ではマクベス夫妻に当たるランダムスター夫妻を演じる。劇場に入って4日目という松也は「稽古場では理解できなかったことが体で実感できるようになって、劇場のスペシャルさを肌で感じています」としみじみ。また大原は「先日、disc1のご挨拶に行って、めぐみさんとさとしさんからエネルギーをいただいた」と語る。濱田からは「『死ぬ気で頑張ってね、死ぬ気で応援するから』というメールをいただきました」と内容を明かした。回転する舞台について、松也は「予想以上にハード、裏の方が一番動いてました。ほとんどダッシュですね」と苦笑。また10歳年下となる大原とのコンビについて「私が忘れることが多うございまして。その都度奥様がご指導を、ポンポン、って。『ここセリフ言うところだぞ』と、どんどん引っ張っていただいて、牽引力というか引っ張られている感じ」と語る。「稽古場で作っていく中で、年が上なんだけどグイグイ引っ張られる感じが自然と出てきているので、僕にとっては、心地よくさせていただいています」と感謝した。一方、作中ではかなり弾けた姿を見せている大原は、松也について「優しい方なので。わざと優しくされてるのかな? と思うときあります。それくらい、年上の先輩な俳優さんだから、私がわがままにいろいろやらせていただいている」と互いに感じるところがある様子だった。実はまだ「1幕が全部終わったところくらい」までしか劇場で通すことができていないというが、松也は「あと6日で2幕を仕上げて。必死に今やってます。今日なんとか1幕通すことできますので、舞台機構が特殊なものですから、初日までにはきっちりやります」と意気込む。最後に、先日恋人と報道された"菜々緒似の美女"が観に来るのか聞かれると、松也は「あ、出た!! わかりません!」と苦笑しながらきっぱり語った。公演はIHI ステージアラウンド東京にて9月15日〜10月25日。また10月4日には全国の映画館でライブビューイングを予定している。
2018年09月09日