「乱反射」の貫井徳郎による大ヒットミステリー小説「微笑む人」が、松坂桃李主演でドラマスペシャルとして映像化決定。秦建日子が脚本を担当し、ドラマオリジナルの展開も盛り込まれる。貫井徳郎の“最恐”ミステリーが待望の初映像化!原作は、2010年に「後悔と真実の色」で第23回山本周五郎賞、「乱反射」で第63回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した貫井氏が、2012年に発表した小説。誰もがうらやむエリート銀行員が、妻子を殺害するという世間を騒がせた事件を追ううちに、彼の過去に隠された衝撃の真実が判明。次々と明らかになっていく事実と、ラストには驚愕の展開が待つ…というあらすじ。ドラマ化では、「刑事・雪平夏見シリーズ」や「天体観測」「サマーレスキュー~天空の診療所~」脚本の秦建日子が脚本を担当し、「世にも奇妙な物語」シリーズや『呪怨 終わりの始まり』の落合正幸が監督を務める。「映像化不可能」と言われた本作を、テレビドラマの“巧者”とも言える秦氏がドラマオリジナルの衝撃的な結末を用意し、落合監督の作り出す独特の世界観と融合。視聴者を物語の世界へと引き込む。ストーリー「本の置き場所が欲しかったからです」。妻子を殺害した罪で起訴された仁藤俊美(松坂桃李)は、公判で衝撃の動機を明かす。1年半前、神奈川県相模原市の西北部を流れる安住川で、仁藤が妻の抄子(かんこ)と娘の亜美菜(池谷美音)を溺死させたとされる「安住川事件」。被告人の仁藤は、日本最難関の大学に現役合格し、大手都市銀行に就職。結婚後は順風満帆な生活を送っていた。そんな仁藤がなぜ妻子を殺害するという凶行に至ったのか。事件前から仁藤とは面識があった週刊海潮の記者・鴨井晶(尾野真千子)は、その真相を明かすべくデスクの井上肇(生瀬勝久)に直談判。巻頭特集を約束された晶は仁藤の関係者に取材を続け、彼の人物像を掘り下げていく。だが知れば知るほど、仁藤への疑念を深めていく晶。自分が以前から知っていた仁藤と、捜査関係者から聞く仁藤、いったいどちらの姿が本当の彼なのか…。やがて仁藤にまつわる衝撃の過去が明らかになり、これまでに彼に関わる何人もの人間が不審な死を遂げていたことを知る――。松坂桃李、母子殺人事件の容疑者役に『孤狼の血』の若き刑事、『娼年』の娼夫、『新聞記者』の官僚と、近年役柄の幅を広げてきた松坂さんが今回演じるのは、妻子を殺害したエリート銀行員・仁藤俊美。一流大学を卒業後、大手都市銀行に就職し、妻子と共に幸せな生活を送っていたはずが、突然妻と娘を溺死させた罪に問われる役どころ。「不思議な感覚」「今回のような役柄は初めて」柔らかな微笑みの裏には思いもよらない顔も…。そんな謎多きエリートサラリーマンを怪演する松坂さんは「仁藤という男がやってきた行為は、もちろん許されるものではないのですが、台本を読んだ最初の印象では、なぜか嫌な感じがしなかったんです。彼の振る舞いや言動は、ある種の正論を言っている部分もあるので、不思議な感覚でした」とキャラクターの印象を明かす。また「仁藤はどの局面、どんな場面においてもフラット。だからあまり『こうだ』と決めつけることなく、そのフラットであるという部分だけを心に留めていました。作品の全編を通して感情の揺れ動きやテンションが一定、という今回のような役柄は初めてだったかもしれません」とこれまでとはまた違った役柄だったと語る。さらに「この作品に出てくる言葉には、心に刺さるものがすごく多い。『自分だったらどうするだろう』ということを考える時間ができるような作品なのではないかと思っています。現場でもとても熱量を感じた落合正幸監督がどんな風に料理して完成させてくれるのか、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せている。尾野真千子がドラマオリジナルキャラクター! 事件を追う女性記者にドラマオリジナルキャラクターとして登場する、週刊誌の女性記者・鴨井晶は、「週刊海潮」の契約記者で夫に家事を任せ、再び第一線の記者として活躍しようと奮闘。ドラマ内で仁藤の事件は、“晶の目線”で語られていく。そんな晶役を演じるのは尾野真千子。「この世界の片隅に」以来2度目の共演となり、姉弟役から一転、殺人事件の被告人と彼を追う週刊誌記者という立場で相対することに。「異様だな」尾野さんは「この作品を読んで、まず湧き上がったのは『異様だな』という感情でした」と本作の第一印象を語り、「完全に理解できるわけではないのだけれど、『あぁ結局人間っていうのはこういうものなのかな』と思わせるような、とてもリアルな人間の感情が描かれている気がしました」とコメント。演じる役柄については「私が演じる鴨井晶という女性は、いわゆる“ジャーナリスト”なのですが、ごく普通の主婦だった女性が、家事を夫に任せ、外に働きに出ている――特別なことは何もない女性でいたいと考えて現場に入りました」と言い、「この作品で仁藤が語る『殺害の動機』って、一見しただけだと『え、それってどうなの』というものだけれど、実は誰しもが心の中に持ち得る感情なのかもしれないと思うんです。感覚というものは、人それぞれである、という面白さと、現実世界においても理由付けが難しい事柄が起きている怖さを、お見せできたらなと思いました」と他人事ではないのでは、と話している。脇を固めるキャストに注目ほかにも、晶の上司である「週刊海潮」のデスク・井上肇役を生瀬勝久。晶とは旧知の仲で、仁藤の事件を担当した所轄の刑事・佐藤役を福田転球。拘置所の刑務官・滝沢役を田中要次。阿部亮平、薬丸翔、小久保寿人、佐藤乃莉らも出演する。ドラマスペシャル「微笑む人」は今春、テレビ朝日日曜プライム枠(毎週日曜よる9時)にて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年01月09日話題のドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)で、人の彼氏を横取りしたがる“尾野ちゃん”を怪演した奈緒(24)。劇中で口から噴射した緑の液体について聞くと、「あれはマウスウオッシュという設定。実際はお水に緑の着色料を混ぜたもので、現場でスタッフさんと壁打ちの練習をしてから、本番に臨みました(笑)」とはにかんだ。数々の奇行を見せた“尾野ちゃん”から一転、初主演映画『ハルカの陶』(11月30日より、ユーロスペースほかにて全国公開)で見せたのは、「備前焼」に恋した小山はるかのまっすぐな情熱だ。はるか(奈緒)は、OLを辞めて陶芸家の修(平山浩行)に弟子入り。衝突しながらも心の交流を深めてゆくーー。「初主演という喜びより、歴史ある備前焼をテーマにした作品に何も知らない私が主演で大丈夫?という不安な気持ちでした」撮影前の1カ月間、土練りやろくろ回しを経験したことで備前焼の虜に。プライベートでも、イラストやウクレレ、プロレス観戦と多趣味なだけに、一度打ち込むと情熱も人一倍強い。劇中ではるかが備前焼に注ぐまなざしを見れば、その様子は一目瞭然であろう。「私自身、興味が湧いたことに対しては、ものすごく影響を受けやすい。それがはるかのまなざしにも出ているんだと思います。でも、自分のなかから湧き出した感情は絶対、嘘にはならないので」
2019年12月02日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/11/11(月)イラストレーション:高松啓二この週末に公開の作品は26本(ライブビューイングを除く)。全国のシネコンで拡大上映されるのは『ブライトバーン/恐怖の拡散者』『エンド・オブ・ステイツ』『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』『影踏み』の4本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が22本です。この中から厳選して、おとなの映画ファンにオススメしたい4作品をご紹介します。『ベル・カント とらわれのアリア』渡辺謙が主演のハリウッド映画です。海外で絶賛される俳優という意味で、かなりさかのぼり『グラン・プリ』の三船敏郎を思い出しました。その三船以来のかっこよさ。この作品ではジュリアン・ムーアを相手に、しっとりとラブシーンも演じています。1996年にペルーで起きた「日本大使公邸占拠事件」。それに発想を得たベストセラー小説を映画化しています。南米某国。大型工場建設を計画中のホソカワという日本企業のトップが渡辺謙です。政府は誘致への接待として、彼が敬愛する世界的なソプラノ歌手ロクサーヌ・コスのサロンコンサートを副大統領邸で開きます。ここをテロリストが襲撃、占拠。事件は長期化します。映画は、実際の事件で「リマ症候群」と名付けられた心の動きを描いています。長い監禁状態で人質と犯人とのあいだに、気持ちが通い始めるのです。それは様々な国籍、立場の違う人質たち同士も同じです。そのきっかけになったのがコスが歌ったアリアでした。歌を勉強したいという兵士や、ホソカワの通訳ゲンに外国語を教えてほしいという女性兵士も出てきます。ふたりはやがて親密な関係になっていきます。ゲンを演じているのは、加瀬亮。彼も外国映画の出演が多い国際派です。公邸の外を軍隊が取り囲み、緊張した日々が続くなか、人質とテロリストはくつろいでサッカーまで始めるのですが……。コス役ジュリアン・ムーアの歌声の部分は、「当代随一のソプラノ」といわれるルネ・フレミングが担当。こちらも大きな「聴きどころ」です。『影踏み』山崎まさよしが扮する主人公真壁は「ノビ師」。業界用語で、深夜に人の家に忍び込み金品を盗む泥棒のことです。彼は、ステータスのある家を専門に仕事をしているのですが、地元警察からは「ノビカベ」の異名で呼ばれています。ある時、忍び込んだ県会議員宅で殺人放火未遂事件に遭遇します。そこになぜか彼を尾行していた刑事が居合わせ、逮捕されてしまうのです。不可解な事件です。2年後、出所した真壁は、納得できない事件の真相を調べ始め……。つまりこれは泥棒が探偵役というミステリーなのです。警察小説の名手・横山秀夫による同名小説の映画化です。横山原作ですからいつものように舞台は群馬。地方都市らしい警察、検察、裁判所などのダークな人間関係がからむ事件の謎と、真壁の、幼馴染の恋人久子との屈折したラブストーリーが並行して進みます。久子役は尾野真千子。他にも、真壁の母親役に大竹しのぶ、幼馴染でありながら真壁を追う刑事役に竹原ピストル、滝藤賢一や田中要次、鶴見辰吾など個性的な役者が出演。それぞれの人間群像や、幾層ものドラマが重なり合った、観ごたえのある作品になっています。北村匠海演じる真壁を慕う「弟分」の、影のような存在も気になります。そのあたり、リアルな犯罪ものというだけではありません。ファンタジーの味わいもあります。篠原哲雄は、森田芳光や金子修介作品の助監督をしながら、自主制作もてがけ、PFFで特別賞を受賞したこともある監督です。1996年の初長編『月とキャベツ』の主役が山崎まさよし。それ以来のコンビ復活です。『完璧な他人』イタリア映画『おとなの事情』はよくできたブラック・コメディで、どこかでリメイクされると思っていましたが、ついに韓国で作られました。これがいい感じ!です。新居祝いということで、月食の夜に、幼馴染の男友達4人がカップルで集まります。美容外科医と精神科医、弁護士と専業主婦、失敗を繰り返す事業家と若手の獣医、今はニートの元教師は同伴者なしといった顔ぶれ。同じ郷里の料理を楽しみ、ワインやマッコリ、チャミスルで宴が進みます。月食が始まるころ、ふとしたことがきっかけでゲームが始まります。スマホを皆テーブルの上に置き、これから着信する電話やメール全てを公開するというゲーム。自分は秘密なんてありません、と、半ばその場の空気に押され、このゲームを始めたのですが……。それぞれの家庭のお恥ずかしい事情とか、個人の密やかなお楽しみ事情などが次々と露見し、ウソがウソをよんで、月が見えなくなる頃にはパーティは修羅場となってしまったのです。『毒戦 BELIEVER』のチョ・ジヌンや『タクシー運転手〜約束は海を越えて』のユ・ヘジンなど、実力派の役者たちが繰り広げるドタバタ会話劇。感情表現の豊かさは、イタリアも韓国もピカイチです。東京は11/15(金)からシネマート新宿ほかで公開。名古屋は11/16(土)からシネマスコーレで公開。関西は11/15(金)からシネマート心斎橋で公開。『盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲』こんなインド映画は初めて。盲目を装ったピアニストが殺人事件を目撃した、というサスペンスコメディです。理由はともかく「装った」というのがミソ。結婚記念日のサプライズとして往年の映画スターに出張演奏を頼まれた主人公アーカッシュが、邸宅で「見た」のは妻とその浮気相手の警察署長、そして銃弾に倒れたそのスターでした。署長は、彼の目の前で、死体をこっそり他の場所に運び、別の殺人事件をでっちあげるのですが……。どんどん深みにはまっていくアーカッシュ。予測がつかない展開の連発です。偽装殺人、拉致監禁、臓器密売までからんでくるのですから。つっこみどころもいっぱいなのがまた魅力。踊りはありませんが、インドで大ヒット。インド人もビックリ、です。
2019年11月11日11月15日公開の映画『影踏み』のプレミア先行上映会が10月31日、都内で行われ、主演の山崎まさよしをはじめ、尾野真千子、北村匠海、中村ゆり、滝藤賢一、鶴見辰吾、大竹しのぶ、篠原哲雄監督が出席した。『64-ロクヨン-』や『クライマーズ・ハイ』などで知られるミステリー作家の横山秀夫が描いた『影踏み』を、14年ぶりに映画主演となる山崎まさよしが主人公を演じた本作。深夜に寝静まった民家を狙い現金を盗み出す忍び込みのプロ"ノビ師"という孤高の泥棒役を山崎まさよしが熱演している。久しぶりに主演を務めた山崎は「本当に大役ですし、共演者の皆さんがすごいので、できるだけ失礼のないようにと心掛けていましたが、皆さん優しくて感動しながら現場にいました」と共演者に感謝の言葉。そんな山崎の魅力を大竹が「ふにゃふにゃな感じで優しいですね。初めて隣に立った時、立っただけで優しい人なんだと分かるんです」とあげ、北村も「優しいですよ。今回の撮影では僕が1人でホテルにいることが多く、夜に"コンコン"とノックして『一杯どうや?』と誘ってくれたのがまさよしさん。本当に助けられました」と山崎の気遣いに感謝した。劇中で山崎が演じた真壁修一は、深夜に寝静まった民家を狙い現金を盗み出す忍び込みのプロ。それにちなみ、「ここにいる共演者から盗みたいものは?」という質問に北村は「僕はまさよしさんの歌声ですね。この前オーガスタキャンプのステージで一緒に歌わせてもらったんですが、まさよしさんの声は痺れるものがあって感動しました」と回答。そんな北村について山崎は「すごく堂々としていましたよ。本人は緊張していたと思いますが、出て来た時の歓声がすごかったんです。すごい歓声で、オーガスタのアーティストが受けたことのないような歓声だったので呼ばなければ良かった(笑)」と笑いを誘うも「本当に堂々としていて楽しかったですね」と絶賛していた。映画『影踏み』は、11月8日より群馬先行公開、11月15日より全国公開。
2019年11月01日元SMAPの草なぎ剛が14日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた主演映画『台風家族』(公開中)の全国89館生中継舞台挨拶付上映イベントに、共演のMEGUMI、甲田まひる、藤竜也、市井昌秀監督とともに登壇した。「サンキューベリーマッチョ!」「I LOVE 剛、I LOVE 台風家族」「まんまん満足」と最初からハイテンションの草なぎは、「最初から空回り」と自分でツッコミ。そして、「ここ六本木も満員御礼で僕満足なんですけど、88館の地方のみなさんも足を運んでくれてありがとうございます」「公開も危ぶまれていて、こんなにたくさんの方が毎日来ていただいて、本当にうれしく思っています」と感謝の思いを語った。市井監督も「紆余曲折ありましたが公開され、たくさんの方に見ていただいて2週目を迎えられることをうれしく思っています。本当にありがとうございます」と観客に感謝し、「草なぎさんがいてこそシナリオが進んだ。小鉄という台風のような人物が草なぎさんで本当によかった。まだまだキャンペーンは続くし、また草なぎさんと全国を回れることをうれしく思います。ありがとうございます」と草なぎにも感謝の思いを伝え、2人でガッチリ握手を交わすと会場から拍手が。なお、全国で舞台挨拶を行っており、「先行上映から数えて今日で25回。草なぎさんとも23回」と明かした。草なぎにとっても特別な作品になったようで「僕自身も素敵な作品に出会えたのが本当に幸せなことで、これを機に頑張っていこうと思います」としみじみ。そして、「本当にたくさんの人に支えられて僕は作品に出演しています。今日も全国各地の劇場から応援してていただいて、みんなの力を借りて頑張っていくしかないので、これからも手を取り合っていい作品を。そして、台風家族あと13日間、最後まで手を抜かず、1人でも多くの方に幸せを感じていただけたら」と感謝の思いを込めながら語った。草なぎは去り際まで映画をPR。「サンキューベリーマッチョ!」「#台風家族あと13日」などとハイテンショントークで盛り上げた。本作は、主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、9月6日より3週間限定で公開中。世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語で、鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。
2019年09月14日元SMAPの草なぎ剛が14日、都内で行われた主演映画『台風家族』(公開中)の全国89館生中継舞台挨拶付上映イベントに、共演のMEGUMI、甲田まひる、藤竜也、市井昌秀監督とともに登壇。台風15号により被害を受けた千葉県の被災者に向けて、「心を強く持ってもらいたい」とメッセージを送った。草なぎは「『台風家族』ということで、先にお話したいんですけど」と切り出し、「千葉のほうがすごく大変なことになっていまして、今もなお大変な生活をされている方がたくさんいらっしゃると思うんですけど、心を強く持ってもらいたいと思っています」とエール。「『台風家族』のスタッフ・キャスト一同、心からお見舞い申し上げます」と伝え、登壇者全員で頭を下げた。本作は、主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、9月6日より3週間限定で公開中。世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語で、鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。草なぎは、「ここ六本木も満員御礼で僕満足なんですけど、88館の地方のみなさんも足を運んでくれてありがとうございます」と感謝し、「公開も危ぶまれていて、こんなにたくさんの方が毎日来ていただいて、本当にうれしく思っています」と喜びを語った。
2019年09月14日草なぎ剛主演×市井昌秀監督による映画『台風家族』(公開中)の新たな場面写真が12日、公開された。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した同作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家のめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。草なぎが今までの配役で“一番クズ”な役と称する鈴木小鉄の知られざるバックボーン・・・それは、稼業である葬儀屋は継がず、大好きな映画の世界に飛び込むべく、役者になるため家出をしたという過去。そんな小鉄が、売れない役者として多種多様な役柄に挑戦していた若手時代の写真がこのたび公開された。公開された場面写真で小鉄が演じているのは、カフェ店員の役(台詞は「お待たせしました。Bモーニングです」)、暴力団事務所前で掃除中の新人ヤクザ役、社長の逮捕を知って刑事に詰め寄る建設会社社員B役、ゾンビ役とさまざまだ。本作が公開して早くも1週間。公開4日目には、プロデューサー書き下ろしの制作の裏側などを赤裸々に語られたパンフレット1万部が完売の劇場が続出、さらなる販売を希望する声が配給会社に多く届き、1万部増刷を決定した。そして、公開6日目となった昨日の水曜日には、興行収入1億円を突破し、快晴ヒットスタートを切った。公開2週目となる今週末14日には、全国89館・生中継舞台挨拶付き上映を実施予定。「数回観ても常に新しい発見がある」と評判の市井監督の綿密に練られた脚本によって、“台風家族の謎”をさらに解き明かしたい全国の観客の質問を受け付ける“参加型イベント”として行われる。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月12日思いがけない事情で公開が危ぶまれていた草なぎ剛主演の映画『台風家族』が、この作品を観たいと訴えるファンの後押しもあって、9月6日に公開を迎えた。『箱入り息子の恋』(13)、『ハルチカ』(17)などの市井昌秀監督が12年間温めていたオリジナル・シナリオの映画化した本作は、銀行強盗をして行方をくらました両親の“見せかけ”の葬儀に集まった4兄弟とその家族が遺産分与をめぐって醜くも激しい争いを繰り広げる姿を炙り出すもの。兄弟だからこそ容赦なく炸裂するその剥き出しの感情は傍から見たら滑稽だが、当事者たちにとっては真剣そのもので、昨年7月11日に栃木市藤岡町の撮影現場に潜入したときも、一家の長男・小鉄を演じた草なぎ剛がいままでに見たことのないダメでクズな中年男を生々しい形相で演じている姿を目撃することができた(以下、一部ネタバレを含みます)。この日の撮影は、10年ぶりに実家に戻ってきた兄弟の骨肉の遺産争いを中村倫也の演じた三男の千尋が盗撮し、全世界に配信していたことが分かる面白いシーン。少し前まで実際におばあさんが住んでいたロケセットの日本家屋もぴったりの雰囲気だったが、気温が40度近くて、カメラが回る本番は扇風機も止めるため、現場はサウナ状態に。全員が汗だくなのが離れたところからでも分かったが、その極悪に環境が草なぎを始め、長女の麗奈を演じたMEGUMI、小鉄の妻に扮した尾野真千子ら出演者のイライラを募らせて、映画的にはいい効果になっていた。しかも、市井監督は長回しが多く、俳優陣から生の芝居が出てくるまで何度でもテイクを重ねるため、現場はどんどんヒートアップ。千尋の告白を聞いて「オマエ、盗撮していたのか?」と声を荒げる草なぎの声もどんどん迫力が増していったが、何度テイクを重ねても、当然のことながら誰も不平を言うものはない。それこそ草なぎは、撮影の合間には共演者たちに声をかけて現場の空気をやわらげたり、考え込んでしまう監督をほどよくイジッて緊張をほぐしたりして、座長として現場をさりげなくサポート。だが、カメラが回ると豹変したように汚い言葉で毒つき、千尋の配信が儲かると分かった瞬間に「いいじゃないか、配信続けよう」と絶妙な変わり身の早さを見せ、劇中の人物だけでなく取材陣も驚かせた。それにしても、この日の草なぎは舌好調で、囲みの取材の場では「このお茶、誰のか分からないけれど、栓が開いてないから飲んじゃおう、僕、このお茶のCMをやっていたから」と言って笑わせたり、市井監督に「草なぎさんと初めてお仕事をされていかがですか?」「小鉄役は僕をあてがきしたんですか?」と自ら質問したりして大暴走!完成した映画では、その充実ぶりが形になって全開しているのは言うまでもない。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月09日俳優の草なぎ剛が、映画『台風家族』(9月6日公開)で、世界一“クズ”な一家の長男役を熱演している。本作は、主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定。草なぎにインタビューし、公開決定の思いとともに、この作品によって引き出された新たな自分や、自身のクズな一面について話を聞いた。市井昌秀監督が構想から12年間あたためてきた“両親への想い”を形にした、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた本作。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田まひるが演じた。――上映を望む声が多く寄せられ、公開決定に至ったということですが、改めて心境をお聞かせください。みなさん心配してくださって、配給会社にお便りを送ってくれたり、SNSを通して声を上げてくれたり、そういう作品を期待してくださるファンの方がいなかったら公開は絶対無理だったので本当に感謝しています。ありがとうございます。――本作で、自分も知らない一面を市井監督から引き出してもらえるのではないかと話されていましたが、実際に引き出されたなと思う一面はありましたか?市井監督とは、“水と油”みたいな感じで最後まで分かり合えずに終わってしまったんですけど、それがよかったなと。――分かり合えず!?監督はすごい真面目で、すべてに真剣に向き合うタイプなんです。僕はいい意味でラフ、悪い言葉で言うと不真面目(笑)。適当にやるくらいのほうがお芝居もうまくいくタイプだったので、最初は監督のことが嫌で(笑)、でも仕事って面白いもので、「監督大丈夫かな?」みたいなほうが、完成したときに自分自身も見たことない表情に出会えたり、そういった面で監督と分かり合えなくてよかったなと。僕はいつも台本を読まないで現場に行くような感じなんですけど、今回は真面目にやるのもいいなと思って、台本を読んでいた時期もありました。『台風家族』のお仕事を決めるときも、尾野真千子ちゃんが出るって聞いただけでやるって決めて、本も読んでいるふりをしていたんですけど、尾野真千子ちゃんがOKするってことはいい本なんだろうと思って。でも、いろんな意味で監督には引き出されました。だんだん監督の熱意や真面目っていうのが僕の中に浸透してきて、すごいなこの人って尊敬するようになって。みんなを巻き込んでいて、それこそ監督は“台風の目”でしたね。うまいですね、今のコメント(笑)。――うまいです(笑)完成したものを見たときも、新たな自分と出会えましたか?そうです。この映画は、「新しい地図」という新しい環境になって初めての(単独)主演の映画でしたし、無意識の中で頑張ろうという自分もあったせいか、空回りしたり力が入りすぎるところもあるのかなと思ったんですけど、うまく監督が僕をコントロールしてくれて。僕の役はクズだけど最後はほろっとさせるあたりとか、新たな僕の表情がスクリーンに出ていると思います。初めて市井監督の世界に触れて戸惑うこともあったんですけど、それも結果的にめちゃくちゃいい方向に転び、監督に感謝しています。――クズでありながら憎めない小鉄との共通点はありますか? また、ご自身のクズだなと思う点を教えてください。基本的にクズです。すぐ帰りたいと思っているし(笑)。家に愛犬のクルミちゃんがいるからすぐ帰りたくて、それを言うと最近ファンの子が怒るんですよね。「剛くん仕事中なのにクルミちゃんのことばっかり考えている」って。申し訳ないと思いますが、やるときはちゃんとやるんで! でもそこがまずクズですよね、早く帰るために真面目を演じているわけですよ。真面目に監督の意見を聞いてその通りにやると早く帰れるので。僕は1秒でも早く帰りたいから話を聞いているだけなので、クズですよね。根っからのやばいヤツというか(笑)――クルミちゃんと生活するようになって早く帰りたいと思うように?でも、その予兆は昔からあったと思います。だいたい冷房効いているところが嫌いで、冷房を消すんですけど、そうするとみんなまたつけるんです。うちの(香取)慎吾ちゃんとかすごい冷房好きで、俺が消してもすぐつける。でも僕もつけないと嫌なときもあって、つける瞬間を見られると「あいつ冷房嫌いなのに」って思われる。そう思われるのが嫌で、見られるとめちゃくちゃ帰りたくなるんです。こんなこと言いつつ仕事は好きなので、皆さんお仕事ください(笑)――市井監督に引き出された“真面目な自分”はいかがでしたか?お芝居などは答えがないものだなって再確認できました。監督と離れると真面目ではない元の自分に戻ってしまうんですけど、つかんだつもりなのに一晩寝たら消えてしまうっていうのが人間なんじゃないかなと。真面目な自分も抱きしめておこうぜって思うけど、忘れていなくなっちゃったらまた探せばいいじゃんって。だから、正解とか答えってなくていいんだと、監督に教わりました。その現場現場で対応していくのが大事なんだって。だからこれからも不真面目に生きていこうかなと思います(笑)――より柔軟になったということですね?そうですね、より柔軟に! 私、ユーチューバ―ですから!■プロフィール草なぎ剛(くさなぎ・つよし)1974年7月9日生まれ、埼玉県春日部市出身。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。主な出演映画は『黄泉がえり』(03)、『日本沈没』(06)、『あなたへ』(12)、『まく子』(19)など。『僕と彼女と彼女の生きる道』(04)、『任侠ヘルパー』(09)など数多くの話題のドラマや『バリーターク』(18)、『道』(18)などの舞台作品でも注目を集め、演技力にも定評がある。17年9月には稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げ、18年には自身が主演した『光へ、航る』を収めた映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間の限定公開ながら28万人以上を動員する大ヒットを記録。YouTuberとしても活動している。
2019年09月07日元SMAPの草なぎ剛が主演を務める映画『台風家族』の初日舞台挨拶が6日、都内で行われ、草なぎ、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、甲田まひる、若葉竜也、長内映里香、榊原るみ、藤竜也、市井昌秀監督が登壇。MEGUMIは、中村倫也への劇中での暴力を謝罪した。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した同作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。舞台挨拶ではそれぞれ撮影エピソードを語り、MEGUMIは「中村くんに事あるごとに役で暴力を振るっていて、今回どうかなと思っていたら結果、暴力を振るう形になって、ごめんね」と謝罪。中村は笑い、「(暴力)3回目くらいなんですよね。過去2回は夫婦なんですよ。今回は姉弟」と補足した。そして、「MEGUMIさんには中村をはたかせたいというのがあるんでしょうかね?」と推測すると、MEGUMIは「そういう世の中の願望にこれからも応えていきたいと思います」と宣言し、中村は爆笑した。また、中村は、自身が演じた千尋が包丁を持って暴れるシーンを振り返り、「結構長回しで、映っていないところでもずっとやっていて。僕が包丁を向けると、若葉が声が枯れるまで叫んだり、草なぎさんがものすごい驚いてくれたり、それが楽しかったです」と包丁を手にしている動きをしながら説明。「素に戻ってニヤニヤしてやってましたね」とうれしそうに話した。
2019年09月06日元SMAPの草なぎ剛が6日、都内で行われた主演映画『台風家族』の初日舞台挨拶に、共演のMEGUMI、中村倫也、尾野真千子、甲田まひる、若葉竜也、長内映里香、榊原るみ、藤竜也、市井昌秀監督とともに登壇した。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した本作。草なぎは「いろいろなことがあって、公開にたどり着けることができるのは、みなさんの応援の声が大きく届いたおかげ。『初日公開おめでとう』という言葉がこんなにグッとくる日は初めてです」と心境を明かし、「この作品がみなさまのところに届けられるこの日を感謝しています」とあいさつした。市井監督も「公開を迎えられたこと本当にありがたく思っています。応援してくださったみなさんの声が後押しになって、こういった決断をしていただけたと思っています。本当にありがとうございます」と感謝。「スタッフ、キャストの力があって映画が完成したと思っていましたが、応援してくださるみなさんの力があって公開できたと思っています」と目を潤ませながら語った。監督の強い思いを聞き、草なぎは「本当に監督が台風の目になって僕らを引っ張ってくれて、最後は監督のためにこの役を演じようと思ったくらい。監督がうれしい顔をしているのを見ると僕らもすごくうれしいです」と優しい表情でコメント。そして、「ね! みんなよかったよね、できて。やったよね!」と突然、陽気なテンションに変えて笑いを誘った。また、草なぎは「倫也くん話してよ! 監督どうでした?」などと共演者に話を振り出し、中村は爆笑した後、「現場でも熱い思いを感じていました。多くの方に今日から見ていただけるというのは僕たちもうれしいですけど、何より監督良かったねっていう気持ちです」と心境を告白。そして、「今日は進行してくださる感じで?」と草なぎにツッコミを入れ、再び会場から笑いが起こった。本作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。
2019年09月06日福山雅治が企画・プロデュース・主題歌を手掛け、バカリズムが脚本を担当する“日テレの朝ドラ”「生田家の朝」が、10月から再びスタートすることが分かった。昨年12月に放送された「生田家の朝」。お茶の間とテレビの中がまるで合わせ鏡のように、同じ時間軸で進むドラマで、毎朝「ZIP!」内で約7分間という短い時間の中、“どの家族にでも起こりうるような朝の風景”を描いた。そんな生田家が、前回から何も変わらずに再び帰ってくる!ごくごく普通のサラリーマン・生田浩介役をユースケ・サンタマリア、サバサバ母さん早苗役を尾野真千子、中二の娘・美菜と小二の息子・悟役を関谷瑠紀と鳥越壮真が引き続き続投。そして再びバカリズムさんが手掛ける脚本も、「何も起きない朝をドラマにする」という方向性は変わらず、どんな家庭にも起こりうる出来事やモノを題材にしていく。また、放送の前日夜となる30日(月)24時19分からは、福山雅治×バカリズムの“朝ドラマ制作プロジェクト”を追う不定期特番「ご参考までに。5」が放送される。<出演者コメント>ユースケ・サンタマリア(生田浩介役)第2弾が決まったことで、「あ、前回は評判よかったんだ」と知りました(笑)前回もなかなか楽しい生田家でしたけど、今回はさらにパワーアップして、もっともっと楽しい生田家になります。ぜひともご覧ください。尾野真千子(生田早苗役)毎朝、視聴者の皆さんが朝一番に楽しい気持ちになってくださるように、現場も楽しんで撮影ができたらいいなと思っています!関谷瑠紀(生田美菜役)ドラマが面白すぎて、演技をしている途中に思わず笑ってしまうことがあるんです。だから撮影はすごく大変です(笑)鳥越壮真(生田悟役)撮影を頑張っていきたいと思います!よろしくお願いします!「生田家の朝」は10月1日(火)スタート。月曜~金曜毎7時50分頃~日本テレビ系「ZIP!」内にて放送、全20話(予定)。(cinemacafe.net)
2019年09月03日元SMAPの草なぎ剛が主演を務める映画『台風家族』(9月6日公開)の初お披露目イベントが31日、都内で行われ、草なぎ、MEGUMI、甲田まひる、市井昌秀監督が登壇した。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した本作。草なぎは「ようやく公開にたどり着けることができました。みなさんの応援のおかげだと思います。本当に感謝しています」と感謝し、「普通に映画が公開するのが当たり前だと思っていたんですけど、自分がこういうことになって、何事もなく公開できる映画って幸せなんだなと思っています」と感慨深げに語った。同作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。草なぎは、昨夏猛暑の中で行われた撮影を振り返って「本当に熱くて…。『あの撮影は暑かったんですよ』っていうのはよくあるので、あんまり言いたくなかったんですけど、本当に暑かったのでどうしても言ってしまう。言いたくないんですよ。でも本当に暑かったんです。熱中症にならなかったのが奇跡だっていうくらい」と吐露。「言いたくない」と言いながら「暑かった」と何度も繰り返して笑いを誘い、「でもその暑さが僕たちのチームワークを作ってくれたのかなと思います」と話した。甲田も「暑かったです。言いたくないけど」と打ち明け、MEGUMIも「私も言いたくないんですけど暑かった」と告白し、会場からは笑いが。市井監督は「汗も本物。狙いです」と説明した。MEGUMIは、役の細かい設定が書かれた資料をもらったことを明かし、そこに草なぎ演じるクズな長男・小鉄について「麗奈が12歳のときに、麗奈が履いていた下着を売った」と書いてあったと告白。その裏設定を読んで、小鉄をクズだと思えたという。この裏設定について、草なぎは「初めて聞いた。僕のやつには書かれてなかった」と知らなかった様子。だが、監督が草なぎの資料にも書いてあったと言うと、草なぎは「読んでないのがバレた。でも大丈夫です。問題ナッシングです」と笑いながら話した。
2019年08月31日元SMAPの草なぎ剛が31日、都内で行われた主演映画『台風家族』(9月6日公開)の初お披露目イベントに、共演のMEGUMI、甲田まひる、市井昌秀監督とともに登壇した。主要キャストの新井浩文被告が2月に逮捕・起訴されたことを受け、公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、9月6日から26日までの3週間限定で公開されることが決定。上映を望む声が多く寄せられ、公開決定に至った。草なぎは「紆余曲折あって延期になり、ようやく公開にたどり着けることができました。みなさんの応援のおかげだと思います。本当に感謝しています」と感謝の思いを伝え、「普通に映画が公開するのが当たり前だと思っていたんですけど、自分がこういうことになって、何事もなく公開できる映画って幸せなんだなと思っています」としみじみ。「少しでもみなさんに何か伝わればいいかなと思っています。いろんなデリケートな問題があると思いますが、去年の夏に僕たちがかけた情熱は、みなさんの心に触れるものがあると思うので、楽しんでご覧ください」とメッセージを送った。最後のあいさつでも「公開できることにすごく幸せを感じています。一番お蔵入りになることが悲しいことだったので」と公開を迎えられる喜びを語り、「本当にみなさんの応援のおかげで公開にたどり着けた。本当に感謝しています」と感謝。「とても面白い映画で、声を出して笑うところもたくさんある。大声で笑っていただきたい。最後に温かい感情が押し寄せてくると思うので、温かいものを持って帰ってほしいです」とアピールした。同作は、市井監督が構想から12年間あたためてきた“両親への想い”を形にしたオリジナルストーリー。銀行強盗を企て2000万円の大金と共に忽然と姿を消してしまった両親の“なんちゃって”葬儀を行うために、10年ぶりに集まったきょうだい達の、愛おしくも、めまぐるしい夏の一日の物語を描く。主人公で鈴木家の長男を草なぎ、次男役を新井、長女役をMEGUMI、三男役を中村倫也、草なぎ演じる長男の妻役を尾野真千子、娘役を甲田が演じた。
2019年08月31日先日、3週間限定で劇場上映が決定した草なぎ剛主演映画『台風家族』から、15秒特報映像が到着。主題歌は「フラワーカンパニーズ」の書き下ろし楽曲「西陽」に決定した。今回到着した特報映像では、草なぎさん演じる長男、尾野真千子演じるその妻、MEGUMI演じる長女、中村倫也演じる三男ら家族が登場。ドタバタの様子や、草なぎさんが「うるせえ!黙れー!」と叫ぶシーンあり、アップテンポな映像となっている。また、映像では本作の主題歌の一部も聴くことができる。本作の監督、市井昌秀からのラブコールを受け、完成前のラッシュを観て「フラワーカンパニーズ」のメンバーが快諾。「西陽」を書き下ろした。「フラワーカンパニーズ」は1989年結成し、今年4月に結成30周年を迎えた4人組のバンド。“自らライブを届けに行く事”をモットーに、メンバー自ら機材車に乗り込みハンドルを握り、年間100本近い怒涛のライブを展開。楽曲「深夜高速」が多数のミュージシャンにカヴァーされるなど、その活動が注目され話題に。今回の主題歌は、9月4日(水)リリースの最新アルバム「50×4」の中に収録される。フラワーカンパニーズ・鈴木圭介(Vocal)コメントオファーを頂いて、ラッシュを一回だけ物凄く集中して観て、その興奮と感触を忘れないうちに曲にしました。歌詞は映画の内容に沿わせ過ぎず、かつ離れすぎないように書きましたが、結果、自分の事を歌ってしまいました。偶然ながら同じ鈴木家だし、監督のOKが出たので大丈夫だったんですよね(笑)?市井昌秀監督コメント「攻めて下さい」そうお願いしたら、フラワーカンパニーズさんは泥臭く繊細な持ち味を残しつつも、自らの「好き」に忠実な曲を産み出してくれました。それは僕が、自らの「好き」に忠実な映画を作ったことと同じです。主題歌「西陽」が映画「台風家族」とこんなにも溶け合っているのは、そこにあると勝手に思っています。『台風家族』は9月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:台風家族 2019年9月6日より3週間限定公開©2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年08月05日元SMAPの草なぎ剛が主演を務める映画『台風家族』(9月6日公開)の主題歌に、フラワーカンパニーズの本作書き下ろし楽曲「西陽」が決定、その楽曲が使用された15秒の特報映像が5日、公開された。同作は、市井昌秀監督が構想から12年間あたためてきた“両親への想い”を形にしたオリジナルストーリー。銀行強盗を企て2000万円の大金と共に忽然と姿を消してしまった両親の“なんちゃって”葬儀を行うために、10年ぶりに集まったきょうだい達の、愛おしくも、めまぐるしい夏の一日の物語。主人公で鈴木家の長男を草なぎ、次男役を新井、長女役をMEGUMI、三男役を中村倫也が演じ、草なぎ演じる長男の妻役は尾野真千子が務めている。市井監督からのラブコールを受け、完成前のラッシュをみたフラワーカンパニーズのメンバーは、快諾して楽曲を書き下ろし。市井監督からの「攻めて下さい」との依頼に、作詞・作曲を手がけた鈴木圭介は「作品を観たその興奮と感触を忘れないうち」に製作、「結果、自分の事を歌ってしまいました」とコメントした。15秒特報は、騒がしい台風の一日の中駆け抜けた、本作にぴったりのアップテンポな映像となっている。なお、本楽曲は、9月4日リリースのフラワーカンパニーズ最新アルバム『50×4』の中に収録される。■フラワーカンパニーズ・鈴木圭介(Vocal)コメントオファーを頂いて、ラッシュを一回だけ物凄く集中して観て、その興奮と感触を忘れないうちに曲にしました。歌詞は映画の内容に沿わせ過ぎず、かつ離れすぎないように書きましたが、結果、自分の事を歌ってしまいました。偶然ながら同じ鈴木家だし、監督のOKが出たので大丈夫だったんですよね(笑)?■市井昌秀監督コメント「攻めて下さい」そうお願いしたら、フラワーカンパニーズさんは泥臭く繊細な持ち味を残しつつも、自らの「好き」に忠実な曲を産み出してくれました。それは僕が、自らの「好き」に忠実な映画を作ったことと同じです。主題歌「西陽」が映画『台風家族』とこんなにも溶け合っているのは、そこにあると勝手に思っています。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年08月05日元SMAPの草なぎ剛が2日、自身のツイッターを更新。公開延期となっていた主演映画『台風家族』が、9月6日から26日までの3週間限定で公開されることが決定したことを受け、「皆さんの気持ち、ありがとうこざいます。宜しくお願いします」と感謝の思いをつづった。俳優の新井浩文被告が2月に逮捕・起訴されたことを受け、公開延期となっていた同作。キノフィルムズ代表取締役社長兼『台風家族』プロデューサーの武部由実子氏はこの日、書面を通じて公開決定を発表した。本編の再編集は行わず、そのまま上映する。武部氏は、「必ず公開してください」という多数の声が寄せられた一方、「公開などすべきではない」という意見もある中、市井昌秀監督が夫婦で共著した原作小説となる『台風家族』が5月下旬に発売されたあたりから、より具体的な形で上映を望む声が集まってきたと説明。そして、「自問自答した結果の決断として、様々なご意見やご批判があるのは承知のうえ『事件と作品は別』という観点から公開に踏み切ることに決めました」と公開を決断した思いを明かした。『台風家族』は、ある一家の真夏の1日を描いた物語。主人公で鈴木家の長男を草なぎ、次男役を新井、長女役をMEGUMI、三男役を中村倫也が演じ、草なぎ演じる長男の妻役は尾野真千子が務めている。
2019年08月02日新井浩文の逮捕・起訴を受け上映延期となっていた映画『台風家族』が、9月6日(金)より3週間限定で劇場上映されることが決定。配給元の株式会社キノフィルムズが発表した。本作は、『箱入り息子の恋』の市井昌秀が、構想から12年間あたためてきた“両親への想い”を形にしたオリジナルストーリー。草なぎさんが長男、新井浩文が次男、MEGUMIが長女、中村倫也が三男、そして尾野真千子が草なぎさんの妻を演じ、ある一家の真夏の1日の物語を描く。今回公開決定に際し公開された文書では「皆様におかれましてもご存じの通り、出演者の1人である新井浩文氏が今年の2月に逮捕・起訴されたことを受け、弊社は6月公開予定であった本作の上映延期を決めました。延期を発表するやいなや、業界関係者の方々、俳優を生業にされている方々、そして多くのお客様から、『いつか公開される日を待っています。必ず公開してください』という多数のお声を頂いて参りました。またその一方で『公開などすべきではない』という厳しいご意見も多数頂戴致しました」とこれまでの状況について説明。続けて「市井監督がご夫婦で共著された原作小説となる『台風家族』が5月下旬に発売されたあたりから、より具体的な形で上映を望む声が弊社に集まって参りました」「どれもこれも、本作の上映を切に願うものであり、その全てに目を通させて頂きました。本当に有難く、胸が熱くなりました。これだけ多くの方々が『台風家族』の上映を希望されており、励みになればと、様々な形で想いをしたためてくださっている。この現実に、製作者である自分が何もアクションを起こさなくていいものなのか。仮に本作品が今回の事件を想起させるものであれば検討の余地もありませんが、そうでないならば公開するという判断もあり得るのではないか。このように自問自答した結果の決断として、様々なご意見やご批判があるのは承知のうえ『事件と作品は別』という観点から公開に踏み切ることに決めました」と公開決定の経緯を明かす。また、上映に関して「スタッフとキャストが積み上げフィルムに焼き付けた“一瞬、一瞬という時間”を大切にしたい、そして、それは二度と取り戻せない時間でもある、という想いから、本編の再編集は行わず、そのまま上映をさせて頂く事に致しました」とし、公式サイトから新井浩文の名は消えているものの、編集せずそのままの上映になるという。今回の発表を受け、Twitterでは早くも「必ず観に行く」「#台風家族 公開決定おめでとう」「待ってた!待ってた!」「公開決定してほんと良かった~」「作品に罪はない!」と喜びと安堵の声が飛び交い、そして主演の草なぎさんも自身のTwitterで喜びのコメントを寄せている。『台風家族』は9月6日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:台風家族 2019年9月6日より3週間限定公開©2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年08月02日俳優の新井浩文被告が2月に逮捕・起訴されたことを受け、公開延期となっていた草なぎ剛主演の映画『台風家族』が、9月6日から26日までの3週間限定で公開されることが決定した。2日、キノフィルムズ代表取締役社長兼『台風家族』プロデューサーの武部由実子氏が書面を通じて発表した。当初は6月公開を予定していたが、新井被告の逮捕・起訴で公開延期に。武部氏は「延期を発表するやいなや、業界関係者の方々、俳優を生業にされている方々、そして多くのお客様から、『いつか公開される日を待っています。必ず公開してください』という多数のお声を頂いて参りました。またその一方で『公開などすべきではない』という厳しいご意見も多数頂戴致しました」と延期発表時を振り返った。そんな中、市井昌秀監督が夫婦で共著した原作小説となる『台風家族』が5月下旬に発売されたあたりから、より具体的な形で上映を望む声が集まってきたという。「それは、ツイッターから始まり、上映を希望する投稿や賛同の拡散が数えきれないほど起こり、イラストも書き添えられた手書きのハガキやお手紙が連日、何通も届くようになりました。どれもこれも、本作の上映を切に願うものであり、その全てに目を通させて頂きました。本当に有難く、胸が熱くなりました」とつづった。そして、「これだけ多くの方々が『台風家族』の上映を希望されており、励みになればと、様々な形で想いをしたためてくださっている。この現実に、製作者である自分が何もアクションを起こさなくていいものなのか。仮に本作品が今回の事件を想起させるものであれば検討の余地もありませんが、そうでないならば公開するという判断もあり得るのではないか。このように自問自答した結果の決断として、様々なご意見やご批判があるのは承知のうえ『事件と作品は別』という観点から公開に踏み切ることに決めました」と公開を決断した思いを説明した。また、「上映に際しては、本作のプロデューサーとして、スタッフとキャストが積み上げフィルムに焼き付けた“一瞬、一瞬という時間”を大切にしたい、そして、それは二度と取り戻せない時間でもある、という想いから、本編の再編集は行わず、そのまま上映をさせて頂く事に致しました」とし、「勿論、我々のこの決断については様々なご意見もあるかとは存じますが、公開までの約1カ月における映画の告知に際しては、細心の注意を払って参ります」と伝えた。さらに、「今回の公開時期・期間につきましては、一部で報道されております新井氏の公判日程とは一切関係がなく決められたものであることを念のため付言させて頂きます」と補足。最後に「今回の我々の決断に対し、多数の劇場様より上映へのご協力を頂ける事となりました。本当に感謝しております。この場を借りて心より御礼を申し上げます。有難うございました」と感謝の言葉を記した。『台風家族』は、ある一家の真夏の1日を描いた物語。主人公で鈴木家の長男を草なぎ、次男役を新井、長女役をMEGUMI、三男役を中村倫也が演じ、草なぎ演じる長男の妻役は尾野真千子が務めている。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年08月02日山崎まさよし主演、映画『影踏み』が2019年11月に公開される。横山秀夫の人気ミステリー小説を実写化原作は、『64 ロクヨン』『クライマーズ・ハイ』を代表作にもつ推理小説作家・横山秀夫作の人気小説『影踏み』。警察小説の旗手である横山作品の中でも“犯罪者側”を主人公にした異色の物語で、忍びのプロ・通称「ノビ師」と言われる泥棒の目線から物語が描かれる。犯罪小説ならではの<謎解き>と、登場人物に隠された<秘密>、人間の奥深い<心理>を複雑に重ね合わせたストーリーは、やがて思いも寄らない予想外な結末へと進んでいくー。主演・山崎まさよし実写化に当たり主演に抜擢されたのは、シンガーソングライターや俳優として活躍する山崎まさよし。長編映画の主演を務めるのは、『8月のクリスマス』以来約14年ぶりとなる。そんな山崎が務める真壁修一役は、他の泥棒とは一線を画すスゴ腕のノビ師。とある事件をきっかけに、一度は逮捕された真壁が、探偵さながらに<事件>と封印された<過去>を解き明かしていく。豪華キャストが集結またそんな修一を取り巻く登場人物達には、豪華キャストが集結。修一の相棒であり弟でもある啓二役に『君の膵臓をたべたい』の北村匠海、修一と恋仲の関係にある久子役に『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の尾野真千子、またそんな久子に想いを寄せる謎の男・久能役に滝藤賢一が抜擢された。そのほか映画の中には、中尾明、大竹しのぶ、竹原ピストル といった豪華な顔ぶれが連なる。監督に篠原哲雄メガホンを握るのは、篠原哲雄監督。群馬県のとある映画祭で運命的な再会を果たした篠原監督と山崎まさよしは、すっかりと意気投合。監督作品『月とキャベツ』以来、約22年ぶりに山崎とタッグを組み、『影踏み』の実写化に踏み切った。山崎まさよしによる主題歌「影踏み」主題歌「影踏み」は、主演の山崎まさよしが書き下ろした一曲。撮影中に役を演じながら制作を始めたいうこの曲は、主人公の揺れ動く繊細な感情や、奥深い人間ドラマを連想させるミディアムバラードとなっている。【詳細】映画『影踏み』公開時期:2019年11月出演:山崎まさよし、尾野真千子、北村匠海、中村ゆり、竹原ピストル、中尾明慶、藤野涼子、下條アトム、根岸季衣、大石吾朗、高田里穂、真田麻垂美、田中要次、滝藤賢一、鶴見辰吾、大竹しのぶ原作:横山秀夫「影踏み」(祥伝社文庫)監督:篠原哲雄
2019年07月22日6月28日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、東野圭吾の“最も泣ける感動作”を原作に、「Hey! Say! JUMP」山田涼介を主演に迎え、西田敏行らの共演で映画化した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を地上波初放送する。「東野圭吾作品史上最も泣ける感動作」として高い支持を得ている同名小説を原作に映画化した本作。2012年。幼なじみの敦也、翔太、幸平の3人は、ある日夜を明かすため1軒の廃屋に忍び込む。そこはかつて悩み相談を受けることで知られていた「ナミヤ雑貨店」。いまはもう廃業しており、自分たち以外誰もいないはずの店内に、突然シャッターの郵便口から手紙が落ちてくる。なんとその手紙は32年前に書かれた悩み相談だった。敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書く――。次第に明らかになっていく雑貨店の秘密と、相談者たちと敦也たちの共通点。彼らがこの雑貨店に 忍び込んだのは偶然ではなかったのか?そして、敦也たちがある人物からの“最後の手紙”を受け取ったとき、彼らの運命が大きく動きだす――という物語。主演には『暗殺教室』『鋼の錬金術師』「カインとアベル」などの作品で俳優としても活躍する「Hey! Say! JUMP」の山田涼介。共演には『釣りバカ日誌』「ドクターX」シリーズなどの人気作をはじめ『アウトレイジ 最終章』や大河ドラマ「西郷どん」のナレーションなど数々の作品で知られる西田敏行。NHK連続テレビ小説「カーネーション」や「この世界の片隅に」『ミュージアム』などの尾野真千子。「仰げば尊し」や『二度めの夏、二度と会えない君』などの村上虹郎。『心が叫びたがってるんだ。』『チワワちゃん』などの寛一郎。連続テレビ小説「べっぴんさん」や大ブームとなった「おっさんずラブ」の林遣都。大河ドラマ「平清盛」や『ストレイヤーズ・クロニクル』などの成海璃子。連続テレビ小説「まれ」に先日公開された映画『さよならくちびる』も話題の門脇麦。「トレース~科捜研の男~」に『こんな夜更けにバナナかよ』などの萩原聖人。この春主演作『こどもしょくどう』が公開された鈴木梨央、「フルーツ宅配便」などの山下リオ、「警視庁ゼロ係」の手塚とおる、『沈黙 -サイレンス-』のPANTA、『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン』などの小林薫、『東京家族』などの吉行和子といった豪華な面々が揃った。オムニバス形式で綴られるドラマが世代を超えた感動を巻き起こす、金曜ロードSHOW!『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は6月28日(金)21時~日本テレビ系で地上波初放送。(笠緒)■関連作品:ナミヤ雑貨店の奇蹟 2017年9月23日より全国にて公開© 2017「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会
2019年06月28日『花戦さ』の篠原哲雄監督が手掛ける山崎まさよし主演のミステリー映画『影踏み』より、初映像となる特報映像とティザーポスタービジュアルが到着した。本作は、「64(ロクヨン)」「クライマーズ・ハイ」などで知られる警察小説の旗手・横山秀夫の“犯罪者側を主人公”にした異色の物語の映画化。今回山崎さんは、『8月のクリスマス』(’05)以来、約14年ぶりに長編映画の主演を務め、篠原監督とは『月とキャベツ』(’96)以来、約22年ぶりのタッグを組むことに。ほかにも、尾野真千子、北村匠海、鶴見辰吾、滝藤賢一、中村ゆり、中尾明慶、下條アトム、根岸季衣、大竹しのぶと、豪華キャストが出演している。尾野さん、北村さん、大竹さんら共演者の姿も解禁される今回の特報映像では、深夜に寝静まった民家に侵入し盗みを働く泥棒(通称:ノビ師)の真壁修一(山崎さん)が、ある日忍び込んだ県議会職員宅で、偶然放火殺人未遂を目撃するところからスタート。この事件をきっかけに、真壁がずっと心の奥底に押し込めていた20年前の事件の記憶が呼び醒まされ、彼を取り巻く運命の歯車が動き出す――。また映像では、真壁が「生きたまま焼かれるのがどういうことかわかるか」と言い寄る場面や、「まだ自分を許せない?」「自分が救われたいだけだろ?」「俺がお前を殺したんだ」と印象的なセリフが続き、そんな言葉たちは本作が描く重厚な人間ドラマを予感させるようだ。『影踏み』は11月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年05月29日「お酒は、家で好きなテレビを見ながら飲んだり、外だったら行きつけのバーでレコードを聴かせてもらいながら飲んだり。麦焼酎の炭酸割りが多いかなあ。夜、必ずちょっと飲んで寝ます。つまみは塩とかでいいですね(笑)」いま、最も脂の乗っている俳優といえばこの人、安田顕(45)。演じる役も個性的だが、お酒のたしなみ方も自分流だ。「役者仲間と飲む機会も大切だと思いますが、バーのマスターとかと音楽の話をする時間が何よりも楽しいんですよ。ビートルズや、テレビでたまたま聴いたサム・クックの歌を改めて聴き込むこともあれば、マスターが流す曲を『これ誰の曲?』とか言いながら楽しむ。自分とは違う職種の人たちとなにげない会話をするのが好きです」(安田・以下同)3月24日スタートの尾野真千子主演『連続ドラマW絶叫』(WOWOWプライムにて日曜22時~/全4話・第1話無料)に出演する。演じるのは、ホームレスを囲い込み生活保護費を奪う悪徳ビジネスに手を染める男・神代武。出演を決めた理由を尋ねると、「出演作を自分の意思で選んだことはない」と答えた。「自分の仕事は演じることで成り立っているわけですから、お仕事をいただいて、断る理由はどこにあるの?と。選ぶと、自分の役の幅が決まってしまう気がしますしね。だから、たとえ自分にはそういう要素はないと思った役だとしても、挑戦してみて、できれば、それでいいし、できなければ、そう世間さまに評価されるだけ。そういうスタンスでやっていけたらと思います」神代は、主人公の陽子に新たな道を示し、犯罪者へと変貌させる非情な男。役づくりのポイントは?「人って、人のどこに引かれるんだろう?と考えたときにギャップかなあと思ったんです。神代はそのままやると荒々しすぎるし、ステレオタイプになってしまう。そこで逆に、こわもての彼が物腰の柔らかいところを見せたら、“こういう一面もあるんだ!?”とプラスに転じるんじゃないかと思って、そういうアプローチを心がけました」陽子と神代の異質な関係の終着点も本作の見どころの一つ。「人生、笑ったもん勝ちや」と神代が陽子に語った言葉は、その後の彼女の人生に影響を与える。安田の人生訓は?「“他人は他人、自分は自分”という言葉です。20代半ばのころ、自分よりも優れた人がたくさんいるという現実を前に卑屈になっていたことがあって。当時は自分を奮起させる言葉だったんですけど、ともすれば冷たく聞こえてしまうと思い、ずっと封印していました。それが昨日とか今日ちらっと思ったんです。自分の生活の中で大切なのは、やっぱり“自分は自分”だ、と。最近、自分と違う生き方をする人を羨む感情がマイナスに展開していくときの怖さを感じることが増えました。“隣の芝生は青い”と思うのは仕方のないこと。ただ、人には人の理由があり、対する自分にも自分の生活があり、それを選択しているのも自分で、いまがある。そんなことを昨日とか今日、漠然と思いましたね」
2019年03月24日俳優の草なぎ剛が3日、自身のツイッターを更新。俳優の新井浩文容疑者が強制性交容疑で警視庁に逮捕されたことを受け、初夏に予定していた主演映画『台風家族』の公開が延期となったことについてコメントした。草なぎは、2日にツイッターで心境を打ち明けた市井昌秀監督の投稿をリツイートし、「僕も同じ気持ちです。しばらく時間はかかりますが、もう一度、スタッフキャストが気持ちを揃えて前に進んでいきましょう」とメッセージ。「この作品を応援してくれている皆さん本当に申し訳ありません」と謝罪し、「そして今後もよろしくお願いします」と呼びかけた。市井監督は自身のツイッターで「事実関係が全て明らかになっていないので深く言及することは避けますが、新井くんの件には大きな衝撃を受けています」と心境を告白。「映画はお客さんに届いて初めて完成です。だからまだ未完成。僕は監督として『台風家族』のためにやるべきことを、できることを進めます」とつづっていた。『台風家族』は、ある一家の真夏の1日を描いた物語。主人公で鈴木家の長男を草なぎ、次男役を新井、長女役をMEGUMI、三男役を中村倫也が演じ、草なぎ演じる長男の妻役は尾野真千子が務めている。
2019年02月03日俳優の新井浩文容疑者が強制性交容疑で警視庁に逮捕されたことを受け、初夏に予定していた公開が延期となった映画『台風家族』の市井昌秀監督が2日、自身のツイッターでコメントを発表した。市井監督は「台風家族を楽しみにしていて下さる皆様へ」と書き出し、「事実関係が全て明らかになっていないので深く言及することは避けますが、新井くんの件には大きな衝撃を受けています」と心境を告白。「映画はお客さんに届いて初めて完成です。だからまだ未完成。僕は監督として『台風家族』のためにやるべきことを、できることを進めます」とつづった。『台風家族』は、草なぎ剛が主演を務め、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子らも出演。ある一家の真夏の1日を描いた物語で、新井容疑者は一家の次男・京介を演じている。新井容疑者が1日に逮捕されたことを受け、配給を担当するキノフィルムズが同日、公開延期を発表していた。
2019年02月02日俳優・新井浩文が2月1日に逮捕されたことを受け、草なぎ剛が主演し、共演の中村倫也と兄弟を演じるはずだった映画『台風家族』の公開延期を配給元のキノフィルムズが発表した。本作は、『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督とそのスタッフがタッグを組んだ最新作。市井監督が12年間の構想を経て、自身のオリジナル脚本によって映像化を実現させたもので、ある一家の真夏の1日の物語を描く。草なぎさんを長男に、新井さんが次男、MEGUMIが長女、中村さんが三男、尾野真千子が草なぎさんの妻役を演じ、6月に公開されるはずだった本作。本日2月2日に解禁を予定していた主題歌の発表も中止となっていた。キノフィルムズでは1日23時すぎに公式ツイッターを更新し、「映画『台風家族』出演の新井浩文さんの逮捕報道を受け、2019年に予定しておりました同映画の公開を延期することと致しました。事件の経過を見ながら今後の対応を決めて参ります。公開を楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ございませんが、お待ち頂きたくお願い申し上げます。」と掲載。映画を楽しみにしていたファンからは「楽しみにしていたから、辛い」「公開は必ずして欲しい」「観られなくなるわけではないけど」との反応が相次いでいるが、時間がかかっても「いつまでも待ってます」という声が大多数。また、林遣都とW主演を務めた出演映画『善悪の屑』も2019年公開を予定しているが、配給元の日活も2月2日、「現在、関係各所と協議を続けております。捜査状況を確認しながら今後の対応を検討いたします」とのコメントを公式サイトに掲載した。原作の渡邊ダイスケ氏も太鼓判を押す“再現度”だったという本作だが、ファンのツイッターには「どーすんだよ。レイプ犯や殺人鬼に復讐代行する話だぞ。シャレにならんわ」との声も。渡邉氏は複雑な胸の内をツイッターで告白。映画公式ツイッターには「お蔵入りとかやめて」「心配です」「来年でも再来年でも待ちます」とのリプライが寄せられている。なお、フジテレビは再放送中の出演ドラマ「プライド」については、出演部分を一部編集して放送、ツイッターで集めた情報から日本各地の酒場を巡る深夜番組「美しき酒呑みたち」は番組差し替えを発表。WOWOWでは出演した映画『闇金ウシジマくん』の放送、および連続ドラマW「ヒトリシズカ」「イノセントデイズ」「贖罪」のオンデマンド配信を当面自粛することを発表している。(text:Reiko Uehara)■関連作品:善悪の屑 2019年、全国にて公開予定©2019日活台風家族©2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年02月02日俳優の新井浩文容疑者が1日、強制性交の疑いで警視庁に逮捕されたことを受け、2019年初夏に予定していた映画『台風家族』の公開が延期となった。同日、配給を担当するキノフィルムズがツイッターで発表した。キノフィルムズは「映画『台風家族』出演の新井浩文さんの逮捕報道を受け、2019年に予定しておりました同映画の公開を延期することと致しました」と発表。今後について「事件の経過を見ながら今後の対応を決めて参ります。公開を楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ございませんが、お待ち頂きたくお願い申し上げます」と伝えた。『台風家族』は、草なぎ剛が主演を務め、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子らも出演。ある一家の真夏の1日を描いた物語で、新井容疑者は一家の次男・京介を演じている。新井容疑者は昨年7月1日未明、自宅マンションで派遣型マッサージ店の30代女性従業員に対し、頭を押さえつけるなど暴行し、わいせつな行為をした疑いが持たれている。
2019年02月02日草彅剛主演の映画『台風家族』が、2019年9月6日(金)に全国ロードショー。監督は『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督は『箱入り息子の恋』『僕らのごはんは明日で待ってる』の市井昌秀。『台風家族』は市井が構想に12年かけたオリジナル脚本となっており、ブラックユーモア溢れる"ある一家の真夏の1日"を描いた。たった1日の中に“苦笑”と“共感”そして“衝撃の愛のラスト”が詰まっているという。ストーリー2000万円の銀行強奪をし、一時世間を騒がせた鈴木一鉄とその妻・光子の夫婦。2018年夏、その事件から10年経って、鈴木家のきょうだいが集まることを決めたのは、事件後行方不明になった両親の仮想葬儀で財産分与を行うためだ。どんな仕事も長続きしない小鉄が妻の美代子と娘のユズキを引き連れて10年ぶりに実家へやってきた。しばらくすると長女の麗奈がやってくる。遅れて次男の京介がやってきた。そして始まる見せかけだけの葬儀。居間の中には大きな空っぽの棺が2つ。待てど暮らせど末っ子の千尋はやって来ない。とうとう葬儀が終わった時、実家のインターホンが鳴る。ドアの外には千尋ではない、チャラチャラした男が立っていた・・・。草彅剛など個性豊かなキャストが集結"世界一クズ"な一家を演じるキャストには、個性豊かな俳優陣が集結した。続編制作も決まっている『クソ野郎と美しき世界』に出演し、現在はユーチューバーとしても活躍する草彅剛が、一家の長男・小鉄を担当。次男・京介役は新井浩文、長女の麗奈役は、『アイネクライネナハトムジーク』への出演も決まっているMEGUMI、三男・千尋役は、『美人が婚活してみたら』『屍人荘の殺人』の公開を控える中村倫也が演じる。小鉄の妻には、尾野真千子を起用。『クソ野郎と美しき世界』でも共演した草彅とは、2度目の夫婦役となる。小鉄の一人娘役には、甲田まひるを抜擢。プロのジャズピアニスト、ファッションサイトでの人気ブロガー、2つの顔を持つ17歳が、女優デビューを果たす。長女・麗奈の彼氏役は『愛がなんだ』などに出演する若葉竜也が、観客を驚かせることになる物語の重要人物・謎の女は、蜷川幸雄演出作品に過去多く出演している長内映里香が演じる。鈴木家兄弟の両親役は、「帰ってきたウルトラマン」でのヒロインなど多くのドラマ・映画に出演してきた榊原るみと、『龍三と七人の子分たち』や『空母いぶき』などで演技を続ける藤竜也が担当する。主題歌にフラワーカンパニーズ主題歌「西陽」を担当するのは、名古屋出身の4人組バンド・フラワーカンパニーズ。市井監督からのラブコールを受けて作成したという楽曲は、騒がしい台風の中を駆け巡る本作にぴったりなアップテンポに仕上がっている。【詳細】映画『台風家族』公開時期:2019年9月6日(金)監督:市井昌秀出演:草彅剛、新井浩文、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、甲田まひる、長内映里香、若葉竜也、榊原るみ、藤竜也
2019年01月25日草なぎ剛(44)が主演を務める映画「台風家族」が6月に公開されると、1月21日に発表された。ネットで大きな話題を呼んでいる。各メディアによると草なぎが演じるのは、銀行強盗をした夫婦の長男・小鉄。小鉄を中心に、クセの強い4兄妹が両親の財産分与を行うドタバタ劇だという。草なぎは各メディアによると、自身の役柄について「本当にダメダメな奴なんですけど。逆にそういうところが魅力的で、愛くるしく、むしろ愛すべき人物だな、と思えました」と説明しているという。SMAP解散後、草なぎが映画に出演するのは3作目。Twitterでは喜びの声が上がっている。《ヤッタァー 役者=草なぎ剛が観れる!》《つよぽんを大スクリーンで見られることが本当に本当に嬉しいです》《ダメダメのつよぽん、早く観た~い》また同作で小鉄の妻を演じるのは、昨年公開されたオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」の「光へ、航る」でも草なぎと夫婦役を演じた尾野真千子(37)だ。各メディアによると尾野は「草なぎさんとの2度目の夫婦役。また違った草なぎさんに出会えてもっともっと違う草なぎさんに会いたくなりました!」と再びの夫婦役を喜んでいるという。Twitterでは2人の共演に期待の声が上がっている。《クソ野郎で本当にお似合いだったから嬉しい。新たな夫婦像に期待しかない》《2人の掛け合いめっちゃはまってたからまた共演するの見たいと思ってたのよね》《もっともっと違う草なぎさんに 会いたくなりました!って嬉しいねぇ》「2人は前回の共演時、記者会見でも息ピッタリの様子を見せていました。当時、草なぎさんのInstagramに尾野さんが登場した際も、2人の仲良しぶりがファンの間でも話題になるほど。そのため今回の期待値は相当高いようですね」(映画関係者)
2019年01月22日草なぎ剛が主演する映画『台風家族』が6月に公開決定。本作は、『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督と、そのスタッフによる最新作。草なぎさんのほか、新井浩文、中村倫也、尾野真千子ら豪華俳優陣が出演する。■ストーリー2000万円の銀行強奪をし、一時世間を騒がせた鈴木一鉄とその妻・光子の夫婦。2018年夏、その事件から10年経って、鈴木家のきょうだいが集まることを決めたのは、事件後行方不明になった両親の仮想葬儀で財産分与を行うためだ。どんな仕事も長続きしない小鉄が妻の美代子と娘のユズキを引き連れて10年ぶりに実家へやってきた。しばらくすると長女の麗奈がやってくる。遅れて次男の京介がやってきた。そして始まる見せかけだけの葬儀。居間の中には大きな空っぽの棺が2つ。待てど暮らせど末っ子の千尋はやって来ない。とうとう葬儀が終わったとき、ドアの外にチャラチャラした男が立っていた――。■長男・草なぎはじめ、“めまぐるしい家族”の真夏のたった1日の物語本作は市井監督が12年間の構想を経て、自身のオリジナル脚本によって映像化が実現した、ブラックユーモアあふれるある一家の真夏の1日の物語。たった1日の中に、苦笑と共感、そして衝撃の愛のラストが凝縮されている。一家の“長男”・小鉄を演じるのは、最近、YouTuberとしても人気を博す草なぎさん。「僕が演じた小鉄の役は、本当にダメダメな奴なんですけど。逆にそういうところが魅力的で、愛くるしく、むしろ愛すべき人物だな、と思えました」と今回演じた役柄について明かす草なぎさんは、「ラストカットの撮影は、なんかすごいジーンときちゃいましたね。映画を観てくれた人には、必ずあの真夏の暑さと、僕らの“パッション”がスクリーンの中から『ぶわ~ん』と伝わると思います!」とアピールしている。■兄弟に豪華顔ぶれ!また“次男”の京介役には、日本映画界に欠かすことの出来ない俳優・新井浩文。鈴木家兄弟の3番目、“長女”の麗奈役にはMEGUMI。“三男”の千尋役には、朝ドラ「半分、青い。」や『孤狼の血』、「今日から俺は!!」に出演し、いま大人気の俳優・中村倫也。新井さんは「MEGUMIさんのすっぴんと、うちの顔は非常に似ているので、兄妹設定は説得力があるかと思われます」と意外な共通点を明かし、一方のMEGUMIさんは「エンディングに向かうにつれて分かりやすく役者陣やつれていきます笑。それくらい汗かいて、ぶつかって、剥き出しで演じました」と体当たりで演じたとコメント。また末っ子を演じる中村さんは「映画のタイトル通り、気温も湿度も風速も高い『濃ゆい』作品に参加できて、思い出の多い夏を過ごすことができました。ワケありまくりの暗雲立ち込める鈴木家に、果たして台風一過は訪れるのか。ぜひご期待ください」とアピールしている。■尾野真千子、草なぎ剛と2度目の夫婦役!兄弟キャストのほかにも、豪華な面々が登場。小鉄の妻・美代子役には、『クソ野郎と美しき世界』でも共演し、草なぎさんと2度目の夫婦役となる尾野真千子。小鉄の一人娘・ユズキ役には、ファッショニスタでジャズピアニストの甲田まひるが抜擢。尾野さんは「共演者との真夏での撮影、大変でしたが助け合いながら和気藹々と楽しい撮影でした!」とふり返り、「草なぎさんとの2度目の夫婦役、また違った草なぎさんに出会えてもっともっと違う草なぎさんに会いたくなりました!」と共演を語っている。さらに甲田さんは「父親を嫌悪する女の子の役がすっと自分の中に入ってきて、自然にユズキとしてその空間にいることができたと思います」と演技初挑戦した感想を語っている。■MEGUMIの彼氏に若葉竜也長女・麗奈の彼氏・佐藤登志雄役には、『曇天に笑う』『パンク侍、斬られて候』「ブラックスキャンダル」の若葉竜也。本作で重要な人物として観客を驚かせる存在となる謎の女・富永月子役には、蜷川幸雄演出作品に過去多く出演し確な演技力を評価される長内映里香。さらに、鈴木家兄弟の両親、光子と一鉄役を、榊原るみと藤竜也が演じる。自身、5人兄弟の三男だという若葉さんは「なかなか僕が出てる映画を観てくれない兄や弟にも、観てほしいなぁと思う作品」と自信をみせ、長内さんは「皆さんのエネルギーをバシッと受けて、その後の作品への姿勢に影響するほど、有難い現場でした」とコメント。劇中では「初めてのノーメークで、髪も白髪を増やして、よりリアルな役作りをしてみました」と明かす榊原さんは「ラストに近いシーンでは、私達の世代にとって憧れの藤竜也さんに手を握ってもらうカットがあったのです。NGが出たお陰で、なんと3回も握って頂き、まあ、嬉しくて、心臓がドキドキ、ドキドキ」と嬉しいシーンもあったとか。一方、藤さんは「草なぎさんをはじめ、良い俳優さんたちとの現場は楽しかったですね。ひさしぶりに殴り合いのシーンなんかあって昔を思い出しましたよ。試写を観たんですが、とても短く感じました。面白い映画の証拠ですね」と興奮気味に語っている。『台風家族』は6月初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年01月22日