“バディ”はいつの時代も憧れの関係性ではあるけれど、なぜいま改めてバディなのか――。女性同士のゆるやかな連帯を描く作家の山内マリコさんがツレを求める気分を解き明かします。「ツレ!」文・山内マリコ(作家)わたしにとって運命のツレは、大学時代の親友Aちゃん。彼女に出会う以前と以後で、大袈裟に言うなら世界の見え方が変わった……そんな存在です。それまで誰とも共有できなかった自意識にまつわるうじうじした醜い気持ちも、好きなものを心ゆくまで熱く語り合えるよろこびも、Aちゃんとだから分かち合うことができました。たった一人でいいのです。たった一人、この世に自分を全肯定してくれるような存在がいるだけで、十九歳のわたしは顔を上げて外を歩けるようになり、自分のことが好きになっていきました。そういう効能は、一般には恋愛や恋人によってもたらされるものと思われていたけれど、わたしの場合、そうではなかった。友情がスパークする瞬間をはじめて味わったことが、自分の中のエポックメイキングな出来事となりました。このことを描きたい!シスターフッド(女同士の連帯)という言葉を知ったのはそれからずっとあとのことですが、作家になったわたしはあちこちで、女同士の友情は恋愛にも勝るほど素晴らしいのだと、Aちゃんが「美化しすぎだよお」と困惑するほど、書き散らかしているのでした。あれから二十二年――。かつてAちゃんがいた、わたしのとなりにいるのは、夫です。Aちゃんとは大学卒業と同時にはなればなれになり、蜜月はわずか三年で強制終了に。現実世界に戻されたわたしたちは、それぞれにつらい婚活を経て、結婚という平凡な枠組みの中に収まっていきました。わたしにとってツレ用の席は一つしかないので、夫は夫でありながら、親友でもあります。最初からそうだったわけではなく、はじめのうちはよそよそしい他者だった存在が、だんだん親友に“昇格”していきました。けどそれも、Aちゃんのおかげなのです。彼女とみっちり三年つき合ったことで、心の開き方や、人と人との関係の築き方、仲直りの仕方、そういったコミュニケーションのいろはを身に付けていたから、うまくやれているんだと思います。ツレとうまくやるにもスキルが必要で、それをわたしは知らず知らずのうちに、Aちゃんとの関係をとおして、学んでいたようなのでした。ああ、だけど……。夫のことは大好きだけど、それが「夫」という立場で、異性愛に基づく関係であることに、わたしは言い様もなく、テンションが下がってしまう。わたしは、家族や血縁、そういったものの外側にある、純粋な友情というものを信じたいのです。戸籍に載らない、子孫が繁栄するわけでもない、社会的には無用とされるような関係の中で築かれる、人と人とのかけがえのない繋がりこそが、真に尊くて美しいものだと信じたいのです。やまうち・まりこ2012年『ここは退屈迎えに来て』でデビュー。著作に『アズミ・ハルコは行方不明』『あのこは貴族』など。女の子同士のゆるやかな連帯を描いた『一心同体だった』(光文社)が好評発売中!※『anan』2022年7月27日号より。イラスト・カトウトモカ(by anan編集部)
2022年07月20日7月1日(金)に公開される映画『バズ・ライトイヤー』の吹替声優として、かまいたちの山内健司が出演することが決定した。本作は、『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤーのオリジンストーリーで、世界で最も有名なスペース・レンジャーの誕生の秘密を描く物語。1995年の映画『トイ・ストーリー』で、アンディが夢中になった流行のテレビアニメ『バズ・ライトイヤー』の主人公をモチーフにしたおもちゃとして登場したバズ。バズ自身も当初自分はおもちゃではなく、本物のスペース・レンジャーと信じこんでいたが……。“もしもアンディが夢中になったバズ・ライトイヤーの物語の世界が実在したら?”という世界観を舞台に繰り広げられる。山内が演じるのは、バズの相棒で、キュートで万能な猫型の友だちロボット・ソックス。有能なスペース・レンジャーのバズは自分の力を過信したために、1200人もの乗組員と共に危険な惑星に不時着してしまう。みんなではるか遠い地球に帰還するため、バズはたったひとりで困難なハイパー航行を繰り返すが、何度も失敗。ハイパー航行中の時間経過は、数分で通常の数年分にあたるため、バズは62年以上もの時間を失い、その間に大切な親友もこの世を去る。希望を失いかけたバズに手を差し伸べたのは、猫型の友だちロボットのソックスだった。山内は、バズ・ライトイヤー役の鈴木亮平、イジー役の今田美桜と同様にUSオーディションを経てソックス役を射止めた。家族と共に大の『トイ・ストーリー』好きだという山内は、自身で猫専用のYouTubeアカウントを運営するほど猫好きでも知られる。そんな猫好きの山内に“猫”型の友達ロボットのソックス役に決まった時の心境を聞くと、「最初は本当ドッキリかなって……。猫のYouTubeもそこまで反響なかったんで……ここに来てすごい大反響が来たなっていう。めちゃめちゃ嬉しかったです」と喜びを明かした。知らせを聞いた際には相方の濱家も同席していたようで、「マネージャーから話を聞いた時、濱家も聞いていたんですけど、めちゃめちゃ悔しがっていました。“俺は!?”って。めちゃめちゃ出演したかったんだろうなっていうぐらい、大絶叫してましたね。“すげぇっ!”って」と振り返り、今回の山内の声優起用の一報に、悔しさも滲ませながらも喜ぶ相方の濱家の様子も教えてくれた。本作で描かれる“スペース・レンジャー”のバズの相棒・ソックスについては、「猫型のロボットと言っているけれど、パッと見はほんまの猫ちゃんと変らなくて、リアルな猫ちゃんの動きをする。でも人の言葉を喋ったり、バズに寄り添って気持ちが通じ合ってたりとか、ロボットっぽくない一面もあるんです。そこがすごく魅力です。ソックスはバズにとって本当にかけがえのない親友というか、運命共同体のような存在なんです」と明かした。また、アフレコについて聞かれると、「台本を見たら、“ニャーニャー”だけじゃないぞ、めちゃめちゃセリフがあると驚きました。ロボットなので感情がこもっていてもロボットじゃなくなる、かといって淡々と言うと“ソックスにはもうちょっと感情があるので……”と吹替演出の方に言われ、“どないしたらええねん!”と大パニックになりました。自分のコントではわかりやすいキャラクターしかやったことがなかったので、ソックスの絶妙な感情表現をするのが初めての体験でしたし、難しかったです」と、猫型ロボットというキャラクターならではの苦労を明かした。劇中でソックスは唯一バズと時間を超えた冒険をする相棒として描かれているが、自身にとってソックスのような相棒はいるかと聞くと、「いません!」と即座に回答すると、続けて「濱家はソックスには全然及びません。靴下ですね。足袋かなぁ……。股引にしておいてください」と笑いを交えながらコメント。最後に、「自分の家族、嫁に観てほしいのと、相方の濱家に観てもらって、思う存分に歯ぎしりをしてほしい。“キィーッ”って悔しがってほしいです。『トイ・ストーリー』のファンな方はもちろん、かまいたちのお笑いが好きな方に是非、“僕が声優しているから観ました!”という声をSNSであげていただくと非常に助かります(笑)」と、ファンに向けてメッセージを送った。『バズ・ライトイヤー』7月1日(金)全国ロードショー(c)2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年06月07日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が、ディズニー&ピクサー最新作『バズ・ライトイヤー』(7月1日公開)で、バズの相棒・ソックスの日本版声優を務めることが7日、発表された。ディズニー&ピクサーの大傑作「トイ・ストーリー」シリーズで誰よりも仲間思いのバズ・ライトイヤーの原点を描く最新作『バズ・ライトイヤー』が、ディズニー&ピクサー作品として約2年ぶりに映画館の大スクリーンに帰ってくる。バズ・ライトイヤー役に鈴木亮平、バズが出会う仲間イジー役に今田美桜が発表され話題となっている本作だが、このたび、オリジナル版では『アーロと少年』の監督ピーター・ソーンが声を務めるバズの新たな相棒、キュートで万能な猫型の友だちロボット・ソックス役の日本版声優が発表された。「トイ・ストーリー」シリーズでアンディ少年のお気に入りの“おもちゃ”バズ・ライトイヤーは、実は、彼の人生を変えるほど夢中になった大好きな映画の主人公であり、本作はその映画の物語である。有能なスペース・レンジャーのバズは自分の力を過信したために、1200人もの乗組員と共に危険な惑星に不時着してしまう。みんなではるか遠い地球に帰還するため、バズはたったひとりで困難なハイパー航行を繰り返すが、何度も失敗。ハイパー航行中の時間経過は、数分で通常の数年分にあたるため、バズは62年以上もの時間を失い、その間に大切な親友もこの世を去る。希望を失いかけたバズに手を差し伸べたのは、猫型の友だちロボットのソックスだった。キュートな見た目だけでなく、ハッキングを始め、様々な能力を持つ万能な相棒で、バズの冒険をサポートしていくソックスの日本版声優を担当するのは、『キングオブコント2017』で王者に輝き、テレビを中心に大活躍しているお笑いコンビ・かまいたちの山内健司。山内は、バズ・ライトイヤー役の鈴木亮平、イジー役の今田美桜と同様にUSオーディションを経てソックス役を射止めた。家族と共に大の『トイ・ストーリー』好きだという山内は、自身で猫専用のYouTubeアカウントを運営するほど猫好きでも知られる。そんな猫好きの山内に“猫”型の友達ロボットのソックス役に決まった時の心境を聞くと、「最初は本当ドッキリかなって…。猫のYouTubeもそこまで反響なかったんで…ここに来てすごい大反響が来たなっていう。めちゃめちゃ嬉しかったです」と喜びを語った。知らせを聞いた際には相方の濱家隆一も同席していたようで、「マネージャーから話を聞いた時、濱家も聞いていたんですけど、めちゃめちゃ悔しがっていました。“俺は!?”って。めちゃめちゃ出演したかったんだろうなっていうぐらい、大絶叫してましたね。“すげぇっ!”って」と、濱家の様子も明かした。本作で描かれる“スペース・レンジャー”のバズの相棒・ソックスについては、「猫型のロボットと言っているけれど、パッと見はほんまの猫ちゃんと変わらなくて、リアルな猫ちゃんの動きをする。でも人の言葉を喋ったり、バズに寄り添って気持ちが通じ合ってたりとか、ロボットっぽくない一面もあるんです。そこがすごく魅力です。ソックスはバズにとって本当にかけがえのない親友というか、運命共同体のような存在なんです」と紹介。山内といえばコント内の幅広い演技力に絶賛の声が多く挙がっているが、アフレコついて聞かれると、「台本を見たら、“ニャーニャー”だけじゃないぞ、めちゃめちゃセリフがあると驚きました。ロボットなので感情がこもっていてもロボットじゃなくなる、かといって淡々と言うと“ソックスにはもうちょっと感情があるので…”と吹替演出の方に言われ、“どないしたらええねん!”と大パニックになりました。自分のコントではわかりやすいキャラクターしかやったことがなかったので、ソックスの絶妙な感情表現をするのが初めての体験でしたし、難しかったです」と、猫型ロボットというキャラクターならではの苦労を明かした。劇中でソックスは唯一バズと時間を超えた冒険をする相棒として描かれているが、自身にとってソックスのような相棒はいるかと聞くと、「いません!」と即座に回答し、続けて「濱家はソックスには全然及びません。靴下ですね。足袋かなぁ…。股引にしておいてください」と笑いを交えながら話した。最後に、「自分の家族、嫁に観てほしいのと、相方の濱家に観てもらって、思う存分に歯ぎしりをしてほしい。“キィーッ”って悔しがってほしいです。『トイ・ストーリー』のファンな方はもちろん、かまいたちのお笑いが好きな方に是非、“僕が声優しているから観ました!”という声をSNSであげていただくと非常に助かります(笑)」と、ファンに向けてアピールした。(C)2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年06月07日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司、濱家隆一が出演する、ウェブシャーク・Yogiboの新CM「かまいたち with Yogibo 初めてのYogibo Double」編ほか3本が、27日から放送される。新CMでは、かまいたちの2人が、同商品との出会いやプライベートのエピソードを台本なしで披露する。「かまいたち with Yogibo 初めてのYogibo Double」編は、かまいたちが快適なYogiboの使い方を模索する様子が描かれており、同商品を抱きかかえた濱家が思わず、「このロールマックスが山内だったら最高やのにな」と山内への愛があふれるコメントを口にしてしまう。撮影は4月に行われ、普段から同商品を愛用している2人は、「Yogiboさんに認めていただけるところにきたんだ」という実感を得ることができたと喜びをあらわに。また、今回のCMオファーがきた際には、「Yogiboをつかった漫才形式のCMがくるか」と撮影を楽しみにしていたことを明かした。
2022年05月27日平庫ワカの同名コミックを映画化したタナダユキ監督作『マイ・ブロークン・マリコ』より、特報とティザーポスターが解禁された。本作は、SNSでトレンド入りし爆発的な反響を呼んだ平庫ワカによる同名漫画の映画化。鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨ(永野芽郁)がニュースで親友・イカガワマリコ(奈緒)の死を知り、マリコの魂を救うため遺骨を強奪し逃走。マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出る姿を描く。タナダ監督の力強さと繊細さを兼ね備えた演出、永野芽郁のこれまでのイメージを大胆に覆す役柄と演技、そして原作の持つ物語の力がひとつになり、人間の儚さと逞しさが、優しく熱をもって描かれる。解禁された特報映像では、シイノの思いつめた表情、無謀にもマリコの父親に闘いを挑む必死さ、マリコを想い荒々しく走り続ける姿が映し出されている。OL・シイノトモヨは、ラーメンを食べながら見ていたテレビのニュースで、親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。「その日死んだイカガワマリコという人はあたしのダチだった」というシイノのナレーションの後、「あんたにはあたしがいたでしょうが!」と叫び、タバコをふかし踏み消し、「離しやがれー!」とマキオ(窪田正孝)を怒鳴りつける、荒々しいシイノの姿が続く。向かった先はマリコの実家。マリコを学生時代から虐待し続けた父親(尾美としのり)から遺骨を強奪、包丁を手に「マリコの遺骨はあたしが連れてく!」と言い放ち、ベランダから飛び降りる。裸足で逃走するシイノ、そして嬉しそうに笑うマリコが映し出される。シイノとマリコ、“ふたり”の旅が始まる様子を切り取り、シイノの親友マリコを突然失った衝撃、悔しさや怒り、悲しみ、マリコへの強い思いがうごめく、疾走感あふれる仕上がりとなった。また、併せて解禁されたティザーポスターは2種類。1枚は「あんたの遺骨は、あたしが連れてく。」というコピーとともに、マリコの遺骨を抱いたシイノの強い意志を感じさせる表情が印象的だ。もう1枚は、マリコの実家のベランダから遺骨を抱え飛び降りるシイノの姿を切り取ったもの。デザインはグラフィックデザイナーの大島依提亜が担当した。『マイ・ブロークン・マリコ』は秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年秋、全国にて公開予定©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年05月25日ロンドンを舞台にムスリム女性だけで構成したパンクバンドが繰り広げる青春音楽コメディ「絶叫パンクス レディパーツ!」が字幕版・吹替版ともに「スターチャンネルEX」にて独占日本初配信中。この度、本作のパンクなガールズパワーに著名人からコメントが到着、さらに「いつかティファニーで朝食を」「スケッチー」作者、漫画家・マキヒロチが描き下ろしたオリジナルイラストも公開された。英国アカデミー賞(BAFTA)TV部門にて6部門ノミネート、3部門を受賞した本作。ロンドンを舞台にムスリム女性たちが日頃の不満をパンクにぶつけて絶叫、音楽を通じて次第に自分らしく生きることの素晴らしさに気づき輝いていく主人公たちを清々しく描いている。今回到着したのは、マキヒロチが描き下ろしたカラフルで繊細、インパクト大の“レディパーツメンバー”のイラスト。マキヒロチの漫画に描かれている我が道を力強く突き進む女性たちと、本作のレディパーツメンバーには共通点が多く見受けられる。そして本作を観た各界の著名人からも、ガールズパワーとパンクス精神、コメディセンスに大絶賛のコメントが続々と寄せられた。国内外で大人気のガールズバンド「CHAI」のマナからは「自分の居場所は自分だ、夢をみろとねありがとう“We are Lady Parts”」と本作への素敵なラブコールが到着。タレントの関根麻里は「ガールズパワー 炸裂で爽快」と称賛を贈り、児玉美月(映画執筆家)は「ロールモデルで在れ、とされる期待がある。犠牲者に落とし込められる抑圧がある。マイノリティを悲劇にいざなうお約束がある。そんな世界を蹴散らすように、彼女たちは彼女たちのためだけに歌う」とコメント。作家の山内マリコからは「日本の女性たちも、もっとハジケていいんだよと鼓舞してくれる。パンクってこういうこと!」と女性たちへの応援も込めた絶賛の声が。バングラディシュにルーツを持つモデル・文筆家のシャラ ラジマは「ムスリム女性の実態を知ることができる上に、なによりもロンドンという、もはや多民族国家になりつつある空気感を生で感じるような作りでとっても面白かった」と多様性を丁寧に描いた点に注目。漫画家・コラムニストの辛酸なめ子は「ムスリムガールズがヒジャブの下に、こんなに強烈な個性とギャグセンスとパンク精神を隠し持っていたとは......」と本作を貫くコメディセンスに絶賛を寄せている。(text:cinemacafe.net)
2022年05月23日タナダユキ監督×永野芽郁のタッグで贈る映画『マイ・ブロークン・マリコ』に、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊が出演していることが分かった。奈緒さんが演じるのは、主人公・シイノトモヨ(永野さん)の親友・イカガワマリコ。学生時代から父親の虐待を受け、ある日突然、命を絶ってしまう。幼馴染みのシイノは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決心。親友を亡くしたシイノの旅路と、共依存とも受け取られかねないふたりの関係が、過去と現在を行き来しながら紡がれていく。「読む手が止まらず読み終わった後は涙が止まりませんでした」と原作を読んだ感想を語った奈緒さんは、「盲目的な2人の友情と愛がどこまでも哀しく優しく、この作品はきっと誰かの救いになると感じました」とコメント。永野さんと奈緒さんは、連続テレビ小説「半分、青い。」に続き、今回2度目の親友役。撮影が始まる前から本作についてたくさん話し合っていたという2人。永野さんは「初めてマリコになった奈緒ちゃんを見て感動しました。マリコが奈緒ちゃんじゃなかったら私はシイノになれなかったと思います。最高で最強な相棒でした!」と熱い思いを語り、奈緒さんも「『いつかまた一緒に2人でお芝居をしよう』と約束をした、あの日の夢を叶えることができてとても幸せです」と喜びを語っている。また、シイノが旅先で出会うマキオを窪田さん。マリコの実父を尾美さん。その後妻・タムラキョウコを吉田さんが演じることも決定。窪田さんは「衝撃的な原作に心打たれました。脆くても仲睦まじい2人。簡単に壊れてしまう心と身体。周りになんて理解されなくたっていい。どこまでも2人で突き進む強さに応援してしまう感情が湧き上がってきました」と話し、尾美さんは「永野芽郁さんの新たな一面が観られます!とても良い気分になれると思います是非観てください」とアピール。吉田さんは「永野さんの"シィちゃん"は、原作の激しさに純粋さと可憐さが加わりなお愛おしく、奈緒さんの"マリコ"は諦めと背中合わせの渇望が色濃く、より哀しく見えました。タナダ監督の優しい世界に生きるシィちゃんとマリコの、愛と友情を超越した魂の結びつきが、この世界の誰かの希望となりますように」と祈りにも似た思いを綴った。『マイ・ブロークン・マリコ』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年秋、全国にて公開予定
2022年04月24日4月17日に放送された『超無敵クラス』(日本テレビ系)で、MCを務めるかまいたち・山内健司(41)が披露したエピソードが物議を醸している。本番組はティーンエイジャーを「生徒」として迎え、「学校」の設定で進行するトーク番組。同日は「オトナの皆さん…怖いモノはなんですか?」と題するコーナーで、街頭インタビューが紹介された。コーナー終盤で、“みちょぱ”こと池田美優(23)が「エレベーターのギリギリドア前で待てないんですよ」「3歩くらい下がって待たないと」と“怖いモノ”を明かす一幕が。すると、濱家隆一(38)が「なんか山内さん、昔あったよね?」と相方に質問を投げかけた。山内は、「女性の方が先に(エレベーターが到着するのを)待っていて、僕が後から1階で乗ろうとしたら、なんでかわからない、警戒されたんでしょうけど、『どうぞ』って言って俺を乗せて、その人乗ってこなかったんですよ」とコメント。さらに、こう続けたのだった。「『俺のこと疑ってるやんけ』って思って。1回、自分の部屋の5階まで行ったんですけど、『もう1回降りて行ったろ』と思って」「ウィーンって(扉が)開いた時に、『向こうどんな顔するかな』って思って、下に降りて扉開いたら誰もいなくて。『誰もいない!?え、じゃあさっきの女性何?』って」この山内の“報復”エピソードに、指原莉乃(29)やみちょぱは「怖い!」と驚愕。劇団ひとり(45)も、「何でそんなことするんだよ!」と嗜めていた。Twitterでも山内が披露したエピソードは話題に上り、苦言を呈する声が上がっている。《俺のこと警戒してるって思ったなら、何故余計に怖がらせる行為に出たの?笑い話になると思ったのかな。相手が誰であろうとそんなの怖いよ》《これやられたら私なら怖くて絶対にトラウマになる。たとえ男性側が不快に感じたとしても戻る行為はダメだ》《この、“戻ってやろう”“どんな反応するか見てやろう”、警戒してるのかと“腹が立つ”というところこそ女性が狭い密室で男性と2人きりになることを避ける理由だよね。だってただ同じエレベーターに乗らなかっただけでこんな攻撃的なこと考える相手、普通に怖いでしょ》さらに、山内が過去に投稿したツイートにも批判が。11年7月24日、山内はこう投稿している。《先ほど自宅マンション一階で、女の人とエレベーター待ちが一緒になった。一階にエレベーター降りてきた瞬間、「お先にどうぞ」と言われ1人でエレベーターに乗せられた。レイプされる思われたんかなぁ。上にあがって、また一階に降りてきたエレベーターに僕がまだ乗ってたらどんな顔してたんやろなぁ。》そのため、「アップデートすべき」といった声も上がっている。《かまいたちの山内さん2011年からずっと変わってないのか…配偶者を得て認識も変わったかと思ってたけどアップデートしないままきちゃったのか…山内さんを否定したんじゃなくて男性と2人きりになる状況を回避したんだよ…万が一があるからほんとに…》《かまいたちの山内さんのエピソードトークが流れてきたけど、マンション内でのバラバラ殺人事件とかあったの知らないのかな…?あれからマンションの中でも油断できず怖いって認識がある。過去の発言は許されるべきだが、そこからアップデートしてほしい。これで笑いのとるのは違うと思う》本番組では「担任」の立ち位置にあるかまいたち。果たして、生徒たちの見本といえる言動だっただろうか。
2022年04月18日2022年4月4日、映画監督である園子温(その・しおん)さんに性的関係を迫られたという、複数の女性の証言を、一部の週刊誌が報じました。また、同年3月には俳優や映画監督として活躍する榊英雄さんや、俳優の木下ほうかさんの性行為強要疑惑が報じられています。原作者「映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます」同月12日、作家の山内マリコさんと、柚木麻子さんが、「映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます」という声明を発表しました。過去には、山内さんの作品『ここは退屈迎えに来て』『あのこは貴族』や、柚木さんの作品『伊藤くん A to E』が映画化されています。山内さんたちは、「物語がスクリーンに映し出される感動は、作者として何物にも代えがたい幸せ」とつづりました。一方で、「その作品がいかなるものであっても、自分の生み出した物語である責務を負う」と訴えています。原作者の名前は、映画の冒頭にクレジットされ、その作品がいかなるものであっても、自分の生み出した物語である責務を負います。映画制作の現場での性暴力・性加害が明るみに出たことは、原作者という立場で映画に関わる私たちにとっても、無関係ではありません。不均等なパワーバランスによる常態的なハラスメント、身体的な暴力、恫喝などの心理的な暴力等が、業界の体質であるように言われるなかで、今回、女性たちが多大なリスクを背負って性被害を告白したことは、業界の内外を問わず、重く受け止めるべきと考えます。声をあげてくださった方々の勇気に応えたく、私たちは、連帯の意志を表明します。原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます。ーより引用また、「映画業界の内部にいる人たちは声を上げづらい状況にあることを目の当たりにした」という、山内さんたち。映画業界と特殊な関係性を持つ原作者だからこそ、連帯し声を上げられると考えたことが、今回の声明を発表したきっかけだそうです。今後は、契約の段階から適切な主張を行っていくとともに、万が一、被害があった場合は原作者としてしかるべき措置を求めていけるよう、行動するそうです。映画界が抱える問題は、出版会とも地続き声明では、「映画界が抱える問題は、出版界とも地続きです」ともつづっています。これからは、出版界のハラスメント根絶のためにも、声を上げていくという、力強い意志を表明しました。声明には、数々の作家が賛同しています。山内マリコ「さすがにここでアクションを起こさないのは」声明とは別に、山内さんは自身のTwitterで、このように想いをつづっています。ステートメント【原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます。】公開しました。小説家は自作が映画化される際、蚊帳の外というか、直接なにか意見を言える機会はとても少なく、言っても反映されることはまずない無力な存在(わたしだけか)ですが、 — 山内マリコ (@maricofff) April 12, 2022 一連の性加害報道を受けて、さすがにここでアクションを起こさないのはどうなんだと思い、映画化経験のある知人作家まで、という小さな括りで賛同者を集めました。— 山内マリコ (@maricofff) April 12, 2022 また、「ここから何かが変わることを心から望みます」ともつづりました。山内さんたちの力強いメッセージに、ネットからも賛同の声が上がっています。・映画ファンとして、賛同します。勇気ある行動に拍手を送りたい。・声を上げることは大切なことだよね。一時的なニュースとして話題になるだけじゃなく、いい方向に変わっていかないと。・「素行は悪いけど、あの人の作る作品は素晴らしいから」ということがなくなることを祈ります。・素晴らしい、大切な一歩だと思う。作品を楽しむ側も、ハラスメントに対しては厳しい声を上げたいね。まずは、原作者として声を上げた18名の作家たちの勇気ある行動に拍手を送りたいですね。そして、この声明が、映画業界や出版業界のみならず、さまざまな業界によい影響をもたらすことを願います。[文・構成/grape編集部]
2022年04月13日『あのこは貴族』『ここは退屈迎えに来て』の原作者である作家・山内マリコと「伊藤くん A to E」や「ナイルパーチの女子会」などで知られる作家・柚木麻子が発起人となり、「原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます。」と題した声明を、4月12日に発表。山内さんは「一連の性加害報道を受けて、さすがにここでアクションを起こさないのはどうなんだ」として「映画化経験のある知人作家まで、という小さな括りで賛同者を集めました」とコメントした。声明は、原作者である作家と映画業界は「特殊な関係にあります」との書き出しで、「私たちは、映像化のお話をいただき、許諾することはできても、制作に関わることはほぼありません。演者の方々が登場人物に息を吹き込み、想像でしかなかった物語がスクリーンに映し出される感動は、作者として何にも代えがたい幸せです。けれどそれが、どのような環境で作られるか、私たちは知り得ないのです」と制作現場までは踏み込めない事実を語る。しかし、「原作者の名前は、映画の冒頭にクレジットされ、その作品がいかなるものであっても、自分の生み出した物語である責務を負います」と作品に対する責任があることを示し、「映画制作の現場での性暴力・性加害が明るみに出たことは、原作者という立場で映画に関わる私たちにとっても、無関係ではありません。不均等なパワーバランスによる常態的なハラスメント、身体的な暴力、恫喝などの心理的な暴力等が、業界の体質であるように言われるなかで、今回、女性たちが多大なリスクを背負って性被害を告白したことは、業界の内外を問わず、重く受け止めるべきと考えます。声をあげてくださった方々の勇気に応えたく、私たちは、連帯の意志を表明します」と断言した。「映画業界の内部にいる人たちが、今回の件について意思を表示しづらい状況にあることを、関係者を通じ、目の当たりにしました。外部にいて、なおかつ特殊な関係性を持つ原作者である私たちならば、連帯し、声をあげられるのではないか」とステートメントを発表したきっかけを明かすとともに、「この声明が、閉じた世界で起こる性加害の抑止力になることを願います。同時に、出版界でのセクシュアルハラスメントを根絶するために、これまで我々が立ち上がってこなかったことへの自戒と反省でもあり、今後は変えていきたいという意志表明でもあります。そしてまた我々自身も、ハラスメントの加害者になりうるという意識を持たなくてはなりません。映画界が抱える問題は、出版界とも地続きです」と出版界についても言及。「環境そのものを大きく変えてゆく必要がある」とし、「二度とこのような事態が起きないよう、私たちも、契約の段階から、適切な主張をしていきたいと思います。今後、万が一被害があった場合は、原作者としてしかるべき措置を求めていけるよう、行動します。また、このことについての理解と協力を、出版業界にも求めます」とした。「物語を安心して委ねられる映画業界を望みます」との言葉で締めくくられた声明には、山内さん、柚木さんほか、賛同者として芦沢央、彩瀬まる、井上荒野、小川糸、窪美澄、津村記久子、西加奈子、蛭田亜紗子、ふくだももこ、三浦しをん、湊かなえ、宮木あや子、村山由佳、山崎ナオコーラ、唯川恵、吉川トリコ(五十音順)といった、数多くの映画・ドラマの原作者として知られる錚々たる女性作家たちが名を連ねている。(text:Reiko Uehara)
2022年04月13日平庫ワカの漫画『マイ・ブロークン・マリコ』が実写映画化。2022年9月30日(金)に公開される。主演は永野芽郁、監督はタナダユキが務める。人気漫画『マイ・ブロークン・マリコ』を実写映画化平庫ワカの『マイ・ブロークン・マリコ』は、2019年にオンラインコミック「COMIC BRIDGE」で連載されるやいなや、毎話SNSでトレンド入りするなど注目を集めたコミック。「輝け!ブロスコミックアワード 2020」大賞や「2021年 文化庁メディア芸術祭」マンガ部門新人賞を受賞、「この漫画がすごい!2021年オンナ編」第4位にランクインするなど、ほぼ無名に近い新人作家の初連載作にも関わらず、異例の快挙を成し遂げてきた。『マイ・ブロークン・マリコ』の物語は、主人公のシイノトモヨが、親友の遺骨を持って旅に出るというもの。ドラマチックで疾走感溢れるストーリー展開や、人間の儚さ、逞しさが、多くのファンの心を惹きつけている。<『マイ・ブロークン・マリコ』あらすじ>鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨは、テレビのニュースで親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決心する。「差し違えたってマリコの遺骨はあたしが連れて行く!」マリコの実家から遺骨を強奪、逃走したシイノは、マリコの遺骨を抱いてふたりで旅に出ることに。マリコとの思い出を胸にシイノが向かった先は・・・永野芽郁が泥臭く生きる“やさぐれOL”に主人公・シイノトモヨを演じるのは、永野芽郁。2021年に『地獄の花園』『キネマの神様』『そして、バトンは渡された』など出演作が立て続けに公開され、第46回報知映画賞主演女優賞、第45回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど、映画界に欠かせない存在となった実力派女優だ。また、シイノの親友役を演じるのは奈緒。加えて、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊といった豪華な俳優陣が脇を固める。主⼈公・シイノトモヨ…永野芽郁鬱屈した毎日を送るやさぐれたOL。突然命を絶った幼馴染・親友のマリコの魂を救うため、遺骨を奪って旅に出る。永野芽郁はシイノを演じるにあたり、これまでの清純派イメージを封印。役作りに向け、「クランクインする3、4ヶ⽉前から喫煙者になった」と語り、原作でシイノが履きつぶしている「マーチンを常に履いて過ごした」という。劇中では、タバコをふかし、荒々しい口調や態度で、泥臭く人間味溢れるシイノを演じている。親友マリコを失った悔しさや怒り、悲しみ、喪失感、そしてマリコを想う愛おしさ、めんどくささなど、人間の内側でうごめく様々な感情を体当たりで表現した。シイノの親友・イカガワマリコ…奈緒学生時代から父親の虐待を受け、ある日命を絶ってしまう。マリコを演じる奈緒とシイノ役の永野芽郁は、NHK連続テレビ小説『半分、⻘い。』に続き、2度目の親友役。『マイ・ブロークン・マリコ』では2人がどのような関係性を見せてくれるのか、注目だ。マキオ…窪田正孝シイノと旅先で出会う。マリコの実父…尾美としのりマリコが幼い時から理不尽な暴⼒をふるい、マリコを苦しめた実⽗。マリコの実父の後妻・タムラキョウコ…吉田羊マリコの⽗の再婚相手。マリコの⽗から逃げることなく向き合う。『百万円と苦虫女』のタナダユキ監督監督を務めるのは、『百万円と苦虫女』で日本映画監督協会新人賞を受賞し、その後も『ロマンスドール』『浜の朝日と嘘つきどもと』など話題作を世に送り出してきたタナダユキ。脚本はタナダユキと『愚行録』『ピース オブ ケイク』の向井康介が担当しており、『ふがいない僕は空を見た』以来10年ぶりの共作となる。The ピーズ「生きのばし」がエンディングテーマに監督のタナダユキたっての希望で、The ピーズの「生きのばし」が『マイ・ブロークン・マリコ』のエンディングテーマに。この選曲について、タナダユキは「昔、この曲を初めて聴いたとき、〈死にたい朝 まだ目ざましかけて 明日まで生きている〉という歌詞が脳天に来たというか、ダイレクトに心に響いてきて。クソみたいな日常で、クソみたいな思いを抱えながら、でも、死ぬ時まではしょうがないからなんとか生きていくしかないじゃん、という。この作品の世界観を表現できる曲として、これ以上の楽曲はないと思っています」とコメント。まさにシイノそのものを表現しているかのような、ストレートな歌詞と力強くも爽やかなメロディが映画のラストを彩る。尚、「生きのばし」も含む映画のサウンドトラックを収録したCDも、映画公開に合わせ発売される予定だ。【詳細】映画『マイ・ブロークン・マリコ』公開日:2022年9月30日(金)出演:永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊監督:タナダユキ脚本:向井康介、タナダユキ原作:平庫ワカ『マイ・ブロークン・マリコ』(KADOKAWA)■『マイ・ブロークン・マリコ』オリジナル・サウンドトラックCD発売日:2022年10月5日(水) ※9月30日(金)~劇場先行発売想定発売元:メロディーパンチレコーズ収録楽曲:劇伴10曲+The ピーズ「生きのばし」価格:1,320円商品番号:MPCS-00038
2022年01月24日永野芽郁主演映画『マイ・ブロークン・マリコ』の公開が決定。鬱屈した毎日を送るやさぐれたOL役で、これまでのイメージを覆す。鬱屈した日々を送るOLのシイノトモヨは、ニュースで親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないかと考えたシイノは、マリコの魂を救うため、その遺骨を奪うことを決心。マリコの実家から遺骨を強奪、逃走したシイノは、マリコの遺骨を抱いてふたりで旅に出る――。本作は、2019年にオンラインコミック「COMIC BRIDGE」で連載され、毎話SNSでトレンド入りし、翌年出版された単行本(全1巻)は即重版が決定するなど、爆発的な反響を呼んだ同名漫画の映画化。“親友の遺骨を持って旅に出る”という、いままでにない斬新な物語設定と、見る者に投げかける答えの見つからない問いかけが、多くの読者の心に刺さった本作。「輝け!ブロスコミックアワード2020」大賞を受賞、「この漫画がすごい!2021年オンナ編」第4位にランクインするほか、2021年に文化庁が主催するメディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞と、異例の快挙を成し遂げている。監督は、『百万円と苦虫女』『ロマンスドール』のタナダユキ。脚本はタナダ監督と、『愚行録』『ピース オブ ケイク』の向井康介。『ふがいない僕は空を見た』以来、10年ぶりの共作だ。主人公・シイノトモヨを演じるのは、近年では『地獄の花園』、『キネマの神様』、『そして、バトンは渡された』、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」への出演が注目を集めた永野芽郁。今作では、タバコをふかし、荒々しい口調や態度で泥臭く人間味溢れるシイノを全身で表現。泣いたり、怒ったりと、次々に去来する感情や衝動を見事な緩急で演じ、永野さんの新境地が垣間見える映画となっている。永野さんは「自分の中でも大きな挑戦だったので不安もありとても葛藤しましたが、全てを受け入れ一緒に乗り越えようと言ってくれたタナダ監督に、ついていきたいと思いました」とふり返り、「初めて原作を読ませていただいた日から虜です。その気持ちを大事に、リスペクトを込めて、日々体の芯が熱くなるのを感じながら、心から声を出しました。今までにない私を観ていただけると思います」と自信も見せた。また「シイノ役には、絶対的な芝居の力はもちろんのこと、それとはまた別の魅力、重いテーマを軽やかに背負える、その俳優自身が持つチャーミングさも作品にとっては必要不可欠」と語るタナダ監督は、「この人しかいないと思えたのは、永野芽郁さんでした。彼女ならば、シイノの衝動を、シイノの感情を、無様さを晒せる最高に格好いいシイノという一人の人間のデコボコとした魅力を、余すところなく表現できると感じたのです」と永野さんについてコメントしている。『マイ・ブロークン・マリコ』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年秋、全国にて公開予定
2022年01月21日フジファブリックの山内総一郎が、1stアルバム『歌者 -utamono-』を3月16日にリリースすることが決定した。今作はヴォーカリスト兼ギタリストとして経験を積んだ山内が“歌”に焦点を当て制作したアルバム。本人とも親交の深い様々なアレンジャーや作家、プロフェッショナルなミュージシャン達が参加し、山内が生み出す楽曲の新たな魅力が引き出されている。リリース形態は初回生産限定盤と通常盤の2形態。また2月10日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催されるフジファブリックのワンマンライブ『フジファブリック HALL LIVE 2022』にてアルバムを予約すると、「オンラインミート&グリート」の参加権もしくは「アーティストフォトセット」のどちらかを特典として選択することができる。<リリース情報>山内総一郎 1stアルバム『歌者 -utamono-』2022年3月16日(水) リリース●初回生産限定盤(CD+Blu-ray):4,400円(税込)●通常盤(CD only)3,300円(税込)【店舗別特典】・楽天ブックス:特製クリアファイル・Amazon.co.jp:メガジャケ・TOWER RECORDS:アザーアーティスト写真ポストカード・オフィシャル会員サイト「FAB CHANNEL」限定特典:メガアクリルキーホルダー付きバンドル盤・『フジファブリック HALL LIVE 2022』限定特典:「オンラインミート&グリート」参加権or「アーティストフォトセット」※どちらかを選択可能。※各特典は先着順となります。※各特典絵柄、内容および詳細は後日随時発表。※『フジファブリック HALL LIVE 2022』限定特典の詳細に関しても後日発表いたします。『歌者 -utamono-』特設サイト:初回生産限定盤 予約リンク:通常盤 予約リンク:<ライブ情報>フジファブリック HALL LIVE 20222022年2月10日(木) 東京・LINE CUBE SHIBUYAOPEN 17:00 / START 18:00チケット料金:前売6,600円(税込)一般発売日:2022年1月22日(土)~お問い合わせ:ディスクガレージ(050-5533-0888)関連リンクフジファブリック オフィシャルHP:フジファブリック オフィシャルYouTube:()フジファブリック オフィシャルFacebook:フジファブリック オフィシャルTwitter:フジファブリック オフィシャルLINE:
2022年01月07日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が、27日配信のABEMA『ぜにいたち』(毎週月曜23:00〜)に出演。ロケに現金500万円を持参し、相方の濱家隆一を驚かせた。番組では、山内の「マンションを一棟買いしたい」という夢を叶えるべく、マンション投資の極意を不動産業者から学びながら物件を巡るロケを敢行。不動産経営の先輩として、アパート経営歴12年のお笑い芸人・コウメ太夫も登場する。今回のロケに際し、山内は「嫁に相談なしですぐに動かせるお金の500万円」を持参する本気ぶり。濱家も「アホちゃう……」と驚きを隠せない様子だった。そして東京・浅草駅から近い人気のエリアに建ち、入居率9割を常に維持するマンションを訪れた一向。築1年の綺麗な外観を目にすると、山内の口からは「収入的にはペイできる。買う買う」と早々に購入宣言が飛び出す。さらに、「合計家賃収入が年間で5,000万円となる」と明かされると、山内は「投資型不動産の代表じゃないですか」と冷静な口調でボソリ。あまりに熱心な取り組みように、濱家から「リアルに買いに来てる。お笑いを忘れてしまっている!」とツッコミが入れられる場面もあった。なお、今回の配信は「ABEMAビデオ」にて1週間無料で視聴できる。(C)AbemaTV,Inc.
2021年12月28日いちはらプロモーション大使の山内鈴蘭さんが、12月26日まで市原市内で開催中の“房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+”を巡りました。山内さん自身が体験した本芸術祭の見どころを写真とコメントでご紹介します。メイン画像■房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+とは養老川の恵みがもたらす美しい田園風景や里山、紅葉など四季折々の風を感じることができるトロッコ列車が走り、都心からもほど近い立地に位置する千葉県市原市。いちはらアート×ミックスは、市原市の歴史・文化・自然・人の暮らし・食・スポーツなど、地域の持つ様々な資源を現代アートと融合(ミックス)し、里山に活力を漲らせ、より魅力的な「いちはら」を再発見する新しい形の芸術祭です。3回目となる今回の芸術祭では、“房総の里山から世界を覗く”をテーマに、小湊鐵道を軸とした五井から養老渓谷までの市内9エリアに17の国と地域から参加した約70組のアーティストによる約90点の作品を展開。【会期】2021年11月19日から12月26日まで(月・火は休場)【公式ウェブサイト】 1. 駅舎プロジェクト(上総村上駅)国登録有形文化財の駅舎等を有する小湊鐵道。五井駅から養老渓谷駅までの全17駅で展開する駅舎とのコラボ企画「駅舎プロジェクト」も本芸術祭の見どころの一つ。上総村上駅ホームには宇宙服を着て月行きの列車を待つ人の姿が。レオニート・チシコフ【作家名】レオニート・チシコフ【作品名】7つの月を探す旅 第二の駅「村上氏の最後の飛行 あるいは月行きの列車を待ちながら」【鈴蘭さんコメント】レトロな雰囲気と近未来の宇宙旅行が融合していながら自然に溶け込んでいて、非日常感が味わえました。フォトスポットとしておオススメ!宇宙服の中はどんな顔の人なのか想像するのも楽しいです。私の想像では、“ひげのおじさん”なんだよね。2. 旧平三小学校2016年に閉校した旧平三小学校に12のアートが集結。触れることができる作品もあるので、子どもはもちろん大人も童心に帰って遊べる。栗 真由美【作家名】栗真由美【作品名】ビルズクラウド【鈴蘭さんコメント】すごく幻想的でおしゃれ。素敵な写真が撮れる!市原市の古い町並み、レトロでかわいいお店、小学校、古いカメラ屋さんなど、よくこんな写真残っていたなっていうのがいっぱいあって、見ているだけで温かい気持ちになりました。キム・テボン【作家名】キム・テボン【作品名】ドリームキャッチャー3. 月出工舎山間部の険しい道を抜けた先にある月出工舎。2007年に閉校した旧月出小学校をアート×ミックス2014で芸術発信拠点として再生。本芸術祭では隣接する森や空き家を使った“月出の森構想”もスタート。作家が滞在しながら地元の素材を使って制作したダイナミックな作品が並ぶ。田中 奈緒子【作家名】田中奈緒子【作品名】彼方の家【鈴蘭さんコメント】私のイチオシは「彼方の家」。“本来の家の姿”みたいなものを感じました。私たちの周りでは、どんどん便利なものが増えて、自分の力でなんとかしようってことが減って、物に頼る時代になっている。けれど、本当は自然に生かされてるんじゃないかな。鍛冶 瑞子【作家名】鍛冶瑞子【作品名】The Traces of the Environment and Textures - TSUKIDE -【鈴蘭さんコメント】写真や動画もすごくきれいに撮れました!森の映像と、小鳥の声が聞こえてきて、本当に森の中にいるような感じ。マイナスイオンも感じるくらい溶け込んでしまいました。自分が空に舞い上がっていくような感覚だったり、ずっと同じ部屋にいるのにいろいろなところに行った気分。岡 博美【作家名】岡博美【作品名】その内に持つ色■今回のコース12:20~12:50 上総村上駅(鑑賞時間約30分)↓移動(車)40分13:30~14:30 旧平三小学校(鑑賞時間約60分)↓移動(車)20分14:50~16:00 月出工舎(鑑賞時間約70分)■山内鈴蘭さんプロフィール1994年12月8日生まれ(27歳) 市原市出身でホリプロ所属のタレント。2009年 AKB48 6回研究生(9期生)オーディション合格2014年 SKE48チームSへ移籍2021年 11月30日SKE48を卒業【いちはらプロモーション大使】 【市原市公式HP】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月15日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が、6日配信のABEMA『ぜにいたち』(毎週月曜23:00〜)に出演。妻の許可なしで自由に使える金額を明かし、相方の濱家隆一を驚かせた。番組では、仮想通貨で総資産9億円超となった投資家の男性が、かまいたちの2人に投資方法を伝授。山内が「我々も仮想通貨買ってましたけど……なかなかうまくいかない」と経験談を明かし、濱家も「損したことで有名。損する売り買いをしていた」と自虐した。投資家の男性から「そんなに売れっ子なのに、まだお金欲しいんですか?」と聞かれると、山内は「めちゃくちゃお金欲しいですよ」と切望。「売れてるのと、入ってくるお金は見合っていないです」と吐露する。さらに「遊びで使えるお金はどのくらいありますか?」の質問に、山内は「嫁の許可なく使える金額となると、500万円」と回答。一方の濱家は「僕は20万円くらいですかね」と答え、山内から「少な!」「ネットニュース恐れて」とツッコミを入れられていた。なお、今回の配信は「ABEMAビデオ」にて1週間無料で視聴できる。(C)AbemaTV,Inc.
2021年12月07日本市の魅力や施策について、本市にゆかりのある著名人と連携したプロモーションをするため、新たに「いちはらプロモーション大使」を創設し、タレントの山内鈴蘭さんを任命しました。山内鈴蘭さん1 役割ゴルフやアート、SDGs未来都市など、多様な顔を持つ本市の事業に参加してプロモーションに協力していただくとともに、自身の活動の中で、SNSによる発信などをしていただきます。2 山内鈴蘭さんプロフィール市原市出身でホリプロ所属のタレント。(現在、女性アイドルグループSKE48に所属しているが、11月末での卒業が決定)特技はゴルフで、ゴルフ場デビューは、9歳の頃の市原市のCPGカントリークラブ。ベストスコアは76。テレビのゴルフ番組にも出演。最近では、自身のYouTubeチャンネルで「いちはらゴルフ場巡り33」を紹介し、1ラウンドプレーする様子を発信。3 市原市との関係令和2年 市原市の魅力を紹介する動画「山内鈴蘭のロケハンin いちはら」に出演令和3年 広報いちはら1月号の特集記事「ゴルフの街いちはら」で市長と対談4 任命式令和3年11月1日(月)に市原京急カントリークラブ(市原市馬立3022-13)にて、任命式を行いました。任命式任命式5 小学生のゴルフ体験教室任命式当日、午後1時から小学生対象のゴルフ体験教室でゴルフを指導してもらいました。小学生対象のゴルフ体験教室は、ゴルフの街いちはらの事業として平成29年度から実施している事業で、市内11校325人(令和2年度実績)の小学生に対し、実際のコースでゴルフを体験してもらう取組です。当日は、有秋東小学校の6年生20名が参加しました。小学生のゴルフ体験教室小学生のゴルフ体験教室小学生のゴルフ体験教室※詳細はこちらをご覧ください。QRコード 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月19日フジファブリックが、ライブ『フジファブリック 山内総一郎生誕祭』を10月25日にZepp Hanedaで開催することが決定した。本日9月17日に行われたフジファブリックのツーマンライブ『フジフレンドパーク2021』にて発表された本公演は、ボーカル・ギター山内総一郎の40歳の誕生日に開催される生誕記念ライブとなっている。チケットはオフィシャルモバイル会員サイト「FAB CHANNEL」にて最速先行受付がスタートしている。<ライブ情報>『フジファブリック山内総一郎生誕祭』10月25日(月) 東京・Zepp HanedaOPEN 18:00 / START 19:00チケット料金:前売6,600円(税込)+ドリンク代別途一般発売日:10月16日(土) 10:00~お問い合わせ先:ディスクガレージ 050-5533-0888■FAB CHANNEL会員限定チケット先行受付期間:9月17日(金) 21:00~9月26日(日) 23:59受付URL:※お申し込みにはFAB CHANNEL会員登録(有料)が必要です※本公演受付分につきましてはカラーチケットではなく、電子チケットのみでの販売となります関連リンクフジファブリック オフィシャルHP:フジファブリック オフィシャルYouTube:()フジファブリック オフィシャルFacebook:フジファブリック オフィシャルTwitter:フジファブリック オフィシャルLINE:
2021年09月17日沢口靖子が京都府警科学捜査研究所の法医研究員・榊マリコを演じて人気を博し、1999年のスタートから20年を越えてなお人気シリーズの映画『科捜研の女 -劇場版-』の公開がスタートした。世界各地で科学者が高所から飛び降りる連続不審死事件が発生し、マリコは京都府警・捜査一課の土門薫刑事(内藤剛志)らと史上最強の敵である天才科学者・加賀野亘(佐々木蔵之介)と対決することになる。劇場版ならではのクレーン車を使っての撮影や、沢口が挑んだワイヤーアクションの感想にはじまり、小さな子供たちからもファンレターが届くというファンへの思いなどを沢口に聞いた。また、プライベートでの無意識の言動に、友達から「さわ、マリコさんみたい」と言われたというエピソードも飛び出した。○■映画版撮影は、クレーン車を使って一発勝負の撮影からスタート——「まさか映画化される日が来るなんて」とコメントされていましたが、初の劇場版ということのほうが驚きです。映画の撮影でドラマ撮影との違いは感じましたか?ありがとうございます。そうですね。まず兼崎(涼介)監督やスタッフさんたちのワンカットにかける意気込みがすごかったです。たとえば映画での登場シーンはビルの屋上でしたが、ワンカットの長回しで、クレーン車を使って、夕日狙いのカットを撮影しました。夕日ですから、本番は一発勝負です。リハーサルを繰り返して日が暮れるのを待って、いざ本番!と。私にとっては初日の撮影だったのですが、熱量がすごかったです。——時間のかけ方、プラス緊張感が違うんですね。クレーン車といえば、クライマックスのところで、こちらはスタジオでの撮影でしたが、やはりクレーン車を使って、ワンカット長回しでの3ページほどにおよぶシーンがありました。ここは役者さんたちのお芝居と、カメラの動きとを何度も何度もあわせてから本番に挑みました。——クレーン車での撮影もすごいですが、今回、沢口さんはワイヤーアクションにも挑まれています。はい、そうなんです(笑)——台本を読まれた時点で、「ワイヤーアクションがあるわ!」と気合いを入れたのでしょうか。いえいえ、台本では3行くらいの表現だったので、まさかあそこまでとは思っていなかったんです。ワイヤーアクションがあるとは聞いていましたが、当日現場に行くまでは詳しい説明がなかったので、私もそこまで考えていなかったんですね。どちらかというとワクワクしながら行ったら、4メートルも吊られてしまって!——(笑)。見事な映像になっていました。私も予想以上の出来栄えだったので、非常に満足です。挑んでよかったです(笑)。○■マリコと土門が手を繋いだ絵が描かれたファンレターも!——さて、『科捜研の女』は、現在放送されているドラマの中で、最も長寿の人気シリーズです。当然、ファンの支持があってのことですが、これほど愛されている理由はどこだと考えますか?毎年進化していく最新の科学で事件が解明されていく面白さ、その新鮮さに惹かれているのかなと思います。それから人間ドラマですね。登場人物みんなが、弱さであったり愚かさであったり、未熟だったり、でも愛おしいという、だれもが共感できるようなところが丁寧に描かれている。そうした部分で長年愛していただいているのかなと思っています。——沢口さん演じるマリコが愛されていることも大きいと思います。マリコという人物が、みなさんの想像のなかで生きている感じがしますね。有難いことです。お声をかけていただくこともありますし。ファンレターをいただくこともあります。小さい方からのファンレターも増えていて、支持していただく方の年齢層も広がっているのかなという感触があります。——お子さんからはどんなファンレターが来るのでしょうか。まだ本当に小さなお子さんが、お母さんと一緒に絵を送ったりしてくださいます。白衣を着たマリコとかね。なかには土門さんと手を繋いでいるものも。——わー、そうなんですね! やはりマリコと土門の恋の行方が気になるんですね。沢口さん自身は、こうなってほしいという希望はありますか。あの、恋はしてないんですよ。——そ、そうですね(笑)。それでも観客側は気になってしまいます。マリコと土門さんは見ている方向が同じなんです。使命感、価値観が一致している、とても頼れるし信頼できる相手なんですね。事件が起きるたびに絆が深まっているパートナーです。マリコがとても心を許せる相手なので、きっとみなさんザワザワしてらっしゃるのかなと。うふふ。今回、最後のほうでマリコがある決意をするんです。そこで土門さんとは一切会話をしていません。でも意思を感じ取って、バックアップしてくださっている感じがありました。言葉を交わさずとも、マリコがやろうとしていることを分かってくださっているのだと思います。——クライマックスもとてもステキでした。これからもファンはやきもきしながら関係を見守ります。そうですね(笑)。ファンレターの続きでいうと、小中学生の若い子には、ドラマを見て科学に興味を持ったとか、「科捜研を目指しています」といった方も増えています。——実際にマイナビが大学生にアンケート調査をしたことがあるんです(「2015年卒 マイナビ大学生のライフスタイル調査」)。そこで「将来の選択に影響を受けたドラマや小説」を聞いたところ、『科捜研の女』が理系女性に圧倒的な人気がありました。そうですか。有難いですね。そうしたことを意識して演じていたわけではありませんが、結果的に、マリコを応援して、カッコいいと思っていただけている。マリコは本当に心の底から科学が好きで、真実を突き止めたいという情熱を持って、純粋にまっすぐ突き進んでいる人です。きっとそこが素敵に映ったのだと思いますので、みなさんも科学を好きになって、どんどん突き進んでいってもらえたら嬉しいです。頑張ってください。○■「佐々木さんがものすごい迫力で、食べられちゃいそうでした」——ちなみにこれだけひとつの役柄を長く演じられていると、沢口さん自身がマリコと同化してくることもあるのでしょうか。日常生活でマリコが出てしまうとか。お友達の家で、会ったこともない人のことを分析してしまったことがあります。新築のお友達のお家に遊びに行って、インテリアの話題になったんです。それで、友達がある家具を見ながら「これはコーディネーターさんが勧めてくださったのよ」と言うので、「きっとこれは、こういうお考えで、こうこうだから、これを勧めてくださったんじゃないかしら」と言ったら、「さわ、マリコさんみたい!」と言われてしまいました(笑)——あはは。ついつい論理だてて物事を考えてしまったんですね。マリコの影響ですかね。そうかもしれないです。マリコの思考がね。うふふ。——血や標本などを見るのも平気になったといったことはありますか?やっぱり怖いかなと思います。たとえば学校に置かれている人体模型とか。小学生の頃は怖くて逃げていましたね。でも今行ったらどうでしょうね。もしかしたら興味を持って見ちゃうかも。「ここが何番の肋骨ね」とか。——あはは、そうかもしれませんね。科学への意識が変わっていそうですね。そして今回の映画は科学者同士の対決です。加賀野教授(佐々木蔵之介)の研究室がまるで舞台のセットのようでした。マリコは何度も証拠を突き付けるのですが、まるで動じない人物で、最終的な切り札を持って立ち向かいに行ったとき、彼と至近距離で向かい合ったんです。そこで挑戦状を叩きつけられまして、それにマリコは挑むのですが。——燃えましたか?燃えましたね。でも佐々木さんがものすごい迫力で吠えてきますので。食べられちゃいそうでした。でも食べられないように、負けないように心を強く持って挑みました。佐々木さんはカットがかかると、関西弁でざっくばらんにお話しされる、とても面白い方なのですが、本番になるとガラリと変わられていました。私自身は敵対する役柄ということもあって、あまりお話はしませんでしたが、内藤さんとしょっちゅうにぎやかにおしゃべりされていましたよ。——見ごたえのある対決でした。改めて、映画公開へのメッセージをお願いします。先の見えないスリリングな展開、美しい京都の映像美、そして元レギュラーのみなさんのにぎやかなご登場に、シリーズ最強の敵役である天才科学者との対決、さらにマリコの最後の決断と盛りだくさんです。ぜひ観ていただきたいです。——特に「マリコのここに注目して!」という部分を最後にお願いします。ドラマシリーズでは、事件があって解決に向かって割とシリアスな表情で進んでいくことが多いのですが、今回はマリコと色々な関係にある懐かしい方たちが登場しますので、そういった人間的な触れ合いや、ちょっとした表情の変化も意識しました。そんなところもぜひ観ていただけたらと思います。■沢口靖子1965年6月11日生まれ、大阪府出身。第1回東宝シンデレラでグランプリに選ばれ、映画『刑事物語3 潮騒の詩』(84年)で女優デビューした。連続テレビ小説『澪つくし』(85)年でヒロインを演じ、全国に人気が浸透。テレビドラマを中心に映画や舞台、テレビCMなどで活躍し続けている。1995年には主演映画『ひめゆりの塔』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した。主な出演作に、現在放送中のドラマとして最長寿のシリーズとなっている『科捜研の女』(99年~)をはじめ『鉄道捜査官』シリーズ、劇場アニメ『千と千尋の神隠し』、映画『小津の秋』『校庭に東風吹いて』などがある。(C)2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会
2021年09月12日門脇麦が主演、岨手由貴子監督のもと山内マリコの同名小説を映画化、都会の異なる環境を生きる2人の女性が人生を切り拓く姿を描いた『あのこは貴族』。その興行収入が1億円(5月16日時点で累計興行収入1億127万140円、動員7万4,062名)を突破、期間限定で先行レンタル配信が決定し、門脇さんと岨手監督からコメントが到着した。2回目の緊急事態宣言中の2月26日(金)に公開となった本作は、興収ランキング15位(初週土日:1,535万4,700円、初週金土日:1,912万400円)でスタート、同時期に邦画話題作がひしめき合う中、3月5日(金)には緊急事態宣言延長が発表され、上映回数の減少、レイトショー中止などがあった。しかしながら、邦画ではまだ珍しい女性の連帯(シスターフッド)を描き、生まれ育ちと向き合う登場人物たち、衣装や小道具にこだわり抜いた丁寧な描写、キャスト陣の演技と、多くの話題と共感を呼び、SNSを中心に絶賛評が続出。「こんな映画が観たかった」「暫定今年1位」などの感想がアップされたほか、「絶対に観た方がいい」という後押しの声も多く寄せられた。公開直後から開始したオーディオコメンタリーやトークイベントなどの効果もあり、リピーターも相次いだ。東京、大阪のミニシアターを中心に、興行収入が徐々に上昇。2週目、3週目と初週を上回った劇場もあり、公開から2か月以上にわたる粘り強い興行となった。3回目の緊急事態宣言が発令された4月25日(日)まで上映が続いた劇場もあったほか、再上映になるケースも。現在は緊急事態宣言中のため、休館している劇場もあるものの、地方を中心に上映が続いており、GW中の5月5日(水)に1億円を突破し、ロングラン上映が継続中となっている。主演:門脇麦「愛される作品になったことを日々実感」私も大好きで大切な作品が多くの方に届いていること、本当に嬉しく思います。素敵な感想や反響もいまだに沢山聞こえてきて、『あのこは貴族』が多くの方に愛される作品になったことを日々実感している次第です。この度、先行配信も始まるそうで、さらに輪が広がっていくのかと思うとこれ以上嬉しいことはありません。なかなかエンターテイメントの場に足を運びづらい世の中の状況ではありますが、だからこそ映画の素晴らしさや豊かさを私自身も改めて考え直す毎日です。これからも『あのこは貴族』が愛され続ける作品でありますように。そして1人でも多くの方にこの作品が届きますように。監督:岨手由貴子「映画を観る/観てもらう喜びを改めて感じ」2月26日の公開から2ヶ月半、たくさんの方に『あのこは貴族』をご鑑賞いただくことができました。緊急事態宣言中の公開ということもあり、公開直後は(正直)苦戦しまして、SNS上で「『あのこは貴族』、お客が全然入っていないらしい」と心配されていました...。が、リピートしてくださる方、熱い感想をあげてくださる方のおかげで、じわりじわりと客足が増え、大きな数字を達成することができました。劇場に足を運んでくださった皆さまのおかげです。また、上映を続けてくださった劇場様、再上映してくださった劇場様にも感謝しております。コロナ禍でさまざまな判断があったと思いますが、映画を観る/観てもらう喜びを改めて感じ、そのタイミングに監督として立ち会えたことは良い経験になりました。5月26日から先行配信も始まり、これまで上映を届けられなかった地域の方、見逃した方にもご覧いただけるようになります。今後も『あのこは貴族』が多く観客に出会えることを祈っています。『あのこは貴族』は5月26日(水)より期間限定先行レンタル配信開始、全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年05月19日1999年の放送開始から20年以上愛され続けている人気シリーズ初の映画化『科捜研の女 -劇場版-』の公開日が9月3日(金)に決定。併せて主人公・マリコが横たわるティザービジュアルも到着した。京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心に、捜査一課の刑事・土門薫(内藤剛志)や、科学技術を駆使する科捜研メンバーたちが事件の真相に挑む姿を描く本シリーズ。今回の劇場版では、世界同時多発不審死事件から始まる最難関の事件、現代最新科学では絶対に解けないトリックを操るシリーズ史上最強の敵がマリコたちの前に立ちはだかる。そして、公開日決定と併せて到着したティザービジュアルは、鮮やかな赤の紅葉の上に横たわるマリコがさかさまに配され、さらに「衝撃の最終実験、はじまる。」というコピーも添えられており、意味深な1枚となっている。『科捜研の女 -劇場版-』は9月3日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:科捜研の女 -劇場版- 2021年9月3日より公開(c)2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会
2021年03月29日SNSを中心に「バラバラの立場でも信じあう彼女たちの姿が胸に響いた」「“最初の一歩”になる勇気をくれるラーヤに拍手!」など、魅了される人が続出している『ラーヤと龍の王国』。人との繋がりを無意識に求める、いまの時代だからこそ、仲間と共に突き進むラーヤの懸命な姿が胸に響いているようだ。また、下着のプロデュースや町おこし、さらには自ら生理との付き合い方について発信するなど、その情熱的な行動力で多くの女性から支持を集めるバービーや、ストイックに美を追求し、“誰もが憧れる女性”像を確立した田中みな実など、“自分らしさ”や“信念”を貫き、輝きを放つ女性たちの活躍が光る昨今。そこで今回は、観る者に勇気を与えてくれる女性たちが光るシスターフッドムービーに注目。新生活を控え、“自分をアップデートしたい”と感じる人にもオススメしたい話題作を紹介する。異なる“階層”で生きる2人の女性の生きざまが胸を打つ『あのこは貴族』公開中東京の一等地で生まれ育ち、“結婚=幸せ”という価値観の中で育てられたお嬢様の華子(門脇麦)と、地方都市から名門大学に進学するも学費が続かず中退した美紀(水原希子)。違う“階層”に生まれ、出会うはずのなかった対照的な2人が交わるとき、それぞれに思いもよらない世界が拓けていく…。決して嫉妬し合ったり、いがみ合ったりすることなく、お互いを認め合う華子と美紀の間には終始心地よい空気が流れる。ままならない日々の中でもそれぞれに希望を見出しながら未来を切り開く、逞しくも美しい2人の女性の生きざまが胸を打ち、きっと前向きな気持ちを与えてくれるはず。“私の未来は誰にもわからない”――諦めない野球少女の懸命な姿が観る者の心を揺さぶる『野球少女』公開中主人公は、プロの野球選手を目指す天才野球少女チュ・スイン(イ・ジュヨン)。“女性”を理由にプロテストに挑む資格さえ得られないスインだったが、それでも懸命に夢を追いかけ続ける彼女の姿は、やがて“プロになれなかった”コーチら周囲の心を動かし、ついにテストを受けるチャンスを掴むことに。“野球をしたい”という情熱を胸に、何度も立ちはだかる理不尽な逆境を乗り越えながら、ひたむきに走り続けるスイン。そんな彼女の傍らには、K-POPアーティストを夢見るもうまくいかない親友(チュ・ヘウン)、一家の稼ぎ頭として働く母(ヨム・ヘラン)らが寄り添う。それぞれの懸命な姿や、女性であることで多くの犠牲を強いられてきた母の言動もまた観る者の心を揺さぶり、胸を熱くさせること間違いなし。魔法よりも“本当に大切なもの”…仲間を信じ、一歩踏み出す新ヒロイン・ラーヤに勇気をもらえる『ラーヤと龍の王国』映画館 and ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中『アナと雪の女王』『モアナと伝説の海』のディズニー・アニメーション待望の最新作であり、“龍の王国”を舞台に繰り広げられる少女ラーヤの戦いと成長を描く壮大なスペクタクル・ファンタジー『ラーヤと龍の王国』もまた、いま多くのファンから熱い支持を集めている。主人公は、父を失い他人を信じることをやめてしまった“ひとりぼっち”の少女・ラーヤ。舞台となる<龍の王国>クマンドラは、かつて龍と人が共存する平和な1つの国だったが、邪悪な魔物により人々が“信じあう心”を失ってしまったことで、バラバラになってしまう。世界を救うため、ラーヤは相棒のトゥクトゥクと共に、かつて魔物を退けた最後の“伝説の龍”シスーを見つけ出す。彼女の失われた力を蘇らせるべく再び旅路を進めていくが、シスーの助言や個性豊かな仲間たちとの出会いにより、ラーヤは“魔法よりも大切なもの”に気づかされていく。ディズニー・アニメーションといえば、王子様と運命的な恋に落ちるシンデレラや白雪姫といったヒロインたちの印象も強いが、本作の新ヒロイン・ラーヤは、たとえ“ひとりぼっち”でも決してブレることなく、自らの使命を全うしようと戦い続ける、これまでとは一線を画すヒロイン。心に傷を抱え、誰も信じることができずにいたラーヤだったが、シスーをはじめとする仲間たちとの関わり合いの中で心に変化が生じ、やがて彼女は世界を救うために大きな一歩を踏み出していく。また、ラーヤの運命を変えるきっかけとなる少女ナマーリとの関係性にも要注目。それぞれの輝きを放つ女性たちの生きざまと連帯から、“生きるためのヒント”を掴んでみては?『ラーヤと龍の王国』は映画館 and ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中。※プレミア アクセスは追加支払いが必要。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会ラーヤと龍の王国 2021年3月5日より映画館 and ディズニープラス プレミア アクセス 同時公開© 2020 Disney. All Rights Reserved.野球少女 2021年3月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。© 2019 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED
2021年03月22日2020年12月10日付にて、YouTubeチャンネル『かまいたちチャンネル』で、かまいたち山内さんの『10キロダイエット成功』に関する動画が配信中です。確かに、動画に登場した山内さんは、全体的にシュッと引き締まった印象。それもそのはずで、2020年9月15日に74kgあった体重が、11月15日には、64.3kgまで減ったのだそうです。ちなみに、山内さんは6~7年前から「痩せよう」といっていたにもかかわらず、結局、痩せられなかったとか…。芸風にもどこかストイックな印象のある山内さんは、「今日からダイエット」というと、急に『サイゼリア』のグリンピースサラダしか食べないなど、急に無理なダイエット方法を始めて挫折していたそうです。そんな山内さんが、今回たった2か月の間にどうやって痩せたんでしょうか。まずは、早速、動画をご覧ください。ダイエット方法の1つという、1回5千円の湯治『ルフロ』は、一般人にとってはややお高めですが、金森式の糖質カットやMCTオイルは、このコロナ禍に自宅でこっそり試すのもアリかも…。一方、濱家さんの『痛風式ダイエット』は、その経緯を聞くと大変だったようですが、20代にして痛風とは、芸人としてブレイクして急に贅沢できるようになったからなんでしょうか。いずれにせよ、2人には体型を健康的にキープしながら、今後も面白い芸を披露して欲しいものですね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年03月22日東京に生きる、境遇の違う女性たちを描いたシスターフッドムービー『あのこは貴族』から、“上京組”の美紀と平田を演じた、もともと旧知の仲である水原希子&山下リオの特別映像を独占入手した。東京生まれ、東京育ちの箱入り娘・華子(門脇麦)と、大学進学をきっかけに上京してきた地方出身の美紀。同じ空の下、まったく違う世界を生きてきた2人が出会い、交差することで、それまで囚われていた価値観から抜け出し、思いも寄らない人生を切り拓いていくシスターフッドムービーの新境地である本作。公開直後からSNS上では「『これしかない』と納得の感動ものだった」「かけがえのない1本に出会った」「傑作です」といった絶賛の声が相次いでいる。そんな本作で、上京組の美紀と平田を演じた水原さんと山下さんの2人が、自身の上京当時のエピソードやお互いの印象などをオープンに語り合う特別映像が到着。もともと仲が良かったという水原さんと山下さんだけに、終始笑顔が絶えず、笑い合いながら思い出話に華を咲かせる楽しそうな様子が映し出されている。水原さんは、山下さんと初めて会った作品で彼女が演じていた一風変わった役柄を思い出し、「変な人の役でそこがスタートだからこんなに曝け出せるのかも」と馴れ初めを明かしつつ、山下さんも「あまりに気さくだった」と当時の水原さんの印象について答えている。さらに、映画で演じた役柄同様、地方から東京へと上京してきた2人は、自身の上京エピソードを披露。髪が長かったという山下さんは、都内の原宿近辺を歩いていて美容師から声をかけられるのが怖かったと明かすと、水原さんも共感、2人の仲の良さが伺える一幕が映し出されている。一方、水原さんは上京したことで“それまで隠していた自分自身を出してもいいんだ!”と実感したそう。「もっと自分のままでいいんだと思ったのは衝撃的だった」と、劇中の華子や美紀、平田さながら、人生の一歩を踏み出せた思い出について語っている。『あのこは貴族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年03月16日門脇麦主演、監督・岨手由貴子×原作・山内マリコで贈る映画『あのこは貴族』。本作で門脇さん演じる箱入り娘の主人公・華子の良き相談相手を演じた石橋静河が、ヴァイオリンに挑戦するメイキング映像が解禁された。昨年、ドラマ「この恋あたためますか」で中村倫也の元カノ役を演じ、洗練された存在感を見せたほか、4月からは松たか子、高橋メアリージュンとともに連続ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」に出演。『きみの鳥はうたえる』や『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』でも映画ファンを魅了してきた石橋静河。本作で演じたのは、東京生まれ、東京育ちの主人公・華子の良き相談相手であり、自立した世界観を持つヴァイオリニスト・逸子。本作では世界で活躍するヴァイオリニスト役ということで初めてヴァイオリンにチャレンジした石橋さんは、「撮影に入る1カ月前から練習を始めて、それからは毎日していました」と明かす。「すごく難しい楽器だと思うのですが(逸子は)海外でプロとして活躍している役だったので、(実際にヴァイオリンをやってる方がみて、あれは嘘だと簡単に思われないように)ある程度そう思わせる説得力がないとダメかなと思い、まずはプロの演奏家に見えることを大事にして一生懸命やりました」と撮影をふり返る石橋さん。本来であれば数回のレッスンで、ヴァイオリンの持ち方などの練習の予定だったが、石橋さんの熱意が勝り、急遽15回以上のレッスンがみっちり組まれることに。それまでヴァイオリンに触ったこともなかった石橋さんは猛練習の末、ラストシーンのカルテット演奏では実際に音が出せるようになっていた。今回解禁されたメイキング映像でも、石橋さんがヴァイオリンを演奏している姿が確認できる。「最後の演奏シーンは自分の撮影アップの日でそれまでに練習ができたことと、カルテットでの演奏でしたので私の他に3名のプロの方たちがいらっしゃってみんなで演奏する感じだったので楽しかったです」と、楽しみながら演奏するまでに成長したよう。逸子が劇中で演奏しているヴァイオリン曲は、本作で様々なシーンを彩るテーマ曲。この楽曲について音楽を担当した渡邊琢磨は、「石橋さんのレッスン(初歩的な楽器の持ち方など)を楽曲の完成に先立って進めていったのですが、その練習に立ち会った際、逸子が演奏する音が映画の主題とどのようにかかわっていくべきかを掴んだような気がします」とコメント。「逸子の個性をなぞるだけに留まらず、本作固有の時間感覚の中でヴィヴィッドに変遷していくような音ではないかと。練習スタジオから帰宅後すぐに数小節のモチーフを書き、岨手監督にリファレンスをお聞かせして以降、石橋さん、須原(杏)さんはじめ指導にあたられたヴァイオリニストの方々が、逸子の演奏を圧倒的な集中力と感性で作り上げていきました」と語り、「最終的にその練習模様を収めた動画を、当初から劇伴の演奏をお願いしたいと思っていたヴァイオリニストの梶谷裕子さんにお見せし、石橋さんの演奏やニュアンスを踏まえた上で録音を行いました」と楽曲制作の裏側を明かした。華子と美紀(水原希子)、全く違う境遇に生きる2人の女性が自らの足で人生を切り拓いていく姿に、優しくエールを送るかのように流れる音楽も本作の魅力の1つとなっている。『あのこは貴族』は全国にて公開中。『あのこは貴族』オリジナル・サウンドトラックは発売中。定価:¥2,200+税発売・販売元:P-VINE(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年03月09日現在公開中の門脇麦主演映画『あのこは貴族』のオーディオコメンタリー付き上映が3月5日(金)より公開されることが決定した。今回公開が決定したオーディオコメンタリーに参加したのは、主人公の箱入り娘・華子役を演じた門脇さん、地方から上京し自力で生きる美紀役の水原希子、華子の友人でバイオリニストの逸子役の石橋静河、美紀の地元の友人・平田役の山下リオ、そして本作の監督の岨手由貴子。収録では、映画の本編に合わせて撮影当時の裏話や爆笑エピソードを思い出し、和気あいあいと行われ、門脇さんは、錚々たるキャストが集った榛原家の会食のシーンについて「重厚感があってゴッドファーザーみたいだった」とふり返り、食事シーンが多かったものの食べられないシチュエーションばかりだったそうだが、「蓋が締まっていた小鉢はこっそり中身を食べていた」と明かす場面も。そんなキャスト陣が撮影時の裏話を語りつくすオーディオコメンタリー付き上映は、主に視覚障がい者向けに音声ガイドを提供している仕組みを使用して、全ての上映劇場・上映回で利用可能。スマートフォンなどの端末を使って専用アプリから副音声データを事前にダウンロードすれば、上映中はネットの接続なしで利用できる。そして今回、コメンタリー収録時に一番の盛り上がりを見せたという「華子と美紀の初対面」のシーンが到着。逸子がそれぞれを紹介し、お雛様展の話題から、幼少期のそれぞれの家庭の差が垣間見える。「希子ちゃんが小鹿みたいに震えているんだよね」という岨手監督に、水原さんは「東京のお嬢様たちを目の前に緊張しました」とふり返る。一方、華子と美紀を会わせる仲介役となった逸子役の石橋さんは「華子ちゃんがフワ―としているのに意外とボス感がある」と印象を語った。また山下さんは、美紀との印象的な自転車のシーンについて「希子ちゃんに自転車を漕がせるのは私の体重が支えられるかどうかと思って不安だった」と明かしている。お昼帯の収録だったため、途中お腹が鳴るハプニングに見舞われつつも、終始、和やかな雰囲気だったという。『あのこは貴族』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年03月03日●影響を受けた人は三浦貴大『愛の渦』『二重生活』『止められるか、俺たちを』『さよならくちびる』など、20代にして、多くの代表作を持ち、演技派女優としてまい進している女優・門脇麦の最新主演映画『あのこは貴族』が2月26日より公開になった。山内マリコ氏の原作小説をもとに、結婚こそが幸せという価値観で生きて来た良家の子女の華子(門脇)が、全くことなる人生を生きて来た美紀(水原希子)と出会い、自身の人生を模索し始める。自らの生き方を見つめていくヒロインを演じた門脇に、自身の仕事や人への向き合い方を聞いた。また、昨年開始したInstagramのことやSNSの活用法からは、素顔がちらりと覗いた。○■『あのこは貴族』はヒロイン解放の物語――親の敷いたレールの上を歩いてきた華子ですが、大人になってから、自分自身を見つけようともがき始めます。本作から、どんなメッセージを受け取りましたか?華子という女性を主人公にしてはいますが、女性に限らず、人は生まれ育った場所や環境、仕事、出身校といったことで、知らず知らずのうちに自分のことをカテゴライズしているってことあると思います。学校や結婚など、確かに華子は両親が敷いたレールの上を歩かされてきたかもしれない。でも、そこを実際に歩いてきたのは華子です。外れることなしに。大人になればなるほど、敷かれたレールの上を歩いたままのほうが楽ですよね。ということは、歩かされているようでいながら、その上を歩くことを選択してきたともいえる。でも、自分を見つめ直したり、人との出会いや経験によって新しい自分を見つけてあげたりすること、認めてあげること、自分のことを許してあげることで、そこから外れることが可能になり、解放されていく。そうした人間の物語だと思いました。○■以前は“やってる感”の中で安心していた――門脇さんは、ご自身のキャリアや年齢について考えることはありますか?あんまりないですね。ただ、今が一番楽しいです。経験を積むことによって、だんだんバランスが取れるようになって、今まで力み過ぎていたんだなとか、そうしたことが分かるようになりました。最近は釣りをしたり山に行ったり、休みの日は外に出るようにしてますが、以前はそうした余裕がありませんでした。ストイックに追い込むことで安心感を覚えていたのでしょうね。でもそれはある意味で自己満足というか、“やってる感”の中で安心してたんだなと気づいたんです。それでやめようと。今の方が想像以上に楽だし、すごく精神的にも健康で以前よりもアイディアも作品欲も自然と湧いてくる感じがします。プライベートも仕事もいい感じで両立できるようになりました。――本作の華子ではありませんが、門脇さん自身も解放されたんですね。仕事現場でどなたか影響を受けた人はいますか?三浦貴大さんです。わたしが仕事への向き合い方に悩んでいる時期に、たまたま何度か共演する機会があって。三浦さんの作品への取り組み方が本当に素敵で、ものすごく影響をうけた先輩です。○■人と向き合っている感覚を忘れたくない――多くの人と関わるお仕事ですが、仕事人として、何か気を付けていることはありますか?真心を持つこと。ちょっとしかいられない現場もありますし、大河ドラマのように期間をかけて向かい合う仕事もありますが、どの現場でも変わらず真心を持つこと。誠実に人と向き合うこと。たくさんの人と会えば会うほど、適当におざなりにしようと思えばできると思うんです。でもちゃんと真摯に向き合う。エネルギーを使うことだけれど、そこは心掛けています。――常に、対象が人であることを意識している。そうですね。分かりやすく具体的に例を出すならば、たとえばこうした取材でも、どうしても同じ質問が出てきますよね。でも、質問内容は同じでも、質問して下さる方は毎回違うわけだから、目の前にいる方とお話しているんだという感覚になれば、全然大変じゃない。ちゃんと人と向き合うという感覚を持っていると毎回新鮮な気持ちでしゃべれるわけで。撮影の現場には本当にたくさんの人がいて、さらに現場によってスタッフさんが変わるので皆さんのお名前を覚えるのは確かに大変ですが、そういう部分を今後も大切にしていきたいです。●大河ドラマの撮影途中に手術○■昨年の夏にICLの手術をして、よりパワー全開――それも経験を積むことによって、見出してきたことですか?そうですね。昔は全然余裕がなくて。周りを見たりできていませんでした。あと、単純に目が悪くて見えていなかったのもあります。特に芝居中はコンタクトを外して、見えない状態でお芝居をしていました。それが、去年の夏くらいに、ICL(眼内コンタクトレンズ)の手術をして、すごく見えるようになったんです。見えない方が芝居しやすいと思って10年間やってきましたが、見えた方が間違いなく楽だと知りました。(笑)。――見え過ぎて疲れませんか?全然疲れないです。大河ドラマの撮影の途中に手術したので、視界の悪い大河も、すごく見えている状態での大河も、両方経験しました(笑)。以前は、カメラの向こう側の人まで見えてしまったら、集中できないんじゃないかと思っていたのですが、むしろ一緒に頑張っている感じがして、パワーが出るんです。目が見えるってすごいです。――なぜこのタイミングに?昔から興味はあったんです。ただ怖くて。でも、やっぱりやりたいことはやっておこうと。ちょうど同じくらいの時期に引っ越しもしました。何か行動を起こしたい時期だったのでしょうね。○■趣味の情報収集はもっぱらTwitterで――ちなみに「行動」といえば、昨年はInstagramも始めましたよね。SNSとはどう付き合っていますか?今まで自分のコンテンツを持っていなかったので、ファンの方との交流の場になればいいなと思って始めました。でも、どうやって活用していいのか、まだ分かってません。もっと素敵な活用法があるんじゃないかなと思って模索中です。――では今は発信より、情報を見たり集めたりするツールとして使っている感じですか?それはもうお世話になりっぱなしです。ニュースも何もかも、情報収集はTwitterです。私が大好きな釣りとか、キノコとかって、情報戦なんです。今年はここの太刀魚がとか、富山でこのキノコが出たとか。そうした趣味仲間がTwitterを使っているので、わたしも使っています。――すごく謳歌している感じが伝わってきて、プライベートの充実が女優としてのお仕事にも反映されていきそうで、これからの活躍も楽しみです。最後に主演作公開へのメッセージをお願いします。生まれた環境だったり、こういう自分でいなきゃいけないとか、こう生きていくべきなのだと、自らを囲ってしまった人たちがたくさん出てくる物語です。もう少し自分をいい意味で諦めたり許してあげたり、そうした勇気を持ったり、人との出会いを重ねることで、もっといい自分が見つけられる、そう思える映画になっていたらいいなと思っています。■プロフィール門脇麦1992年8月10日ニューヨーク生まれ、東京育ち。幼少期よりバレリーナを目指し、クラシックバレエに勤しむが、その後、芸能界へ。2011年に女優デビューを果たし、翌年公開された映画『愛の渦』での果敢な演技により、多くの賞を獲得。16年、『二重生活』で映画単独初主演。近年は『止められるか、俺たちを』(18)で第61回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。また『さよならくちびる』(19)で第41回ヨコハマ映画祭主演女優賞を受賞。第59作大河ドラマ『麒麟がくる』ではヒロインを務めた。今後は、主演舞台『パンドラの鐘』が、4月14日~5月4日、東京芸術劇場シアターイーストで上演予定。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2021年02月28日門脇麦と水原希子が都会の異なる環境を生きる2人の女性を演じる『あのこは貴族』。この度、門脇さんと水原さん、それぞれの友人役を演じた石橋静河、山下リオの4人が見事なカルテットで魅せたメイキング映像が到着した。東京生まれ、東京育ちの箱入り娘・華子(門脇さん)と、大学進学をきっかけに上京してきた上京組の美紀(水原さん)。同じ空の下、まったく違う世界を生きてきた2人が出会い、交差することで、それまで囚われていた価値観から抜け出し、思いも寄らない人生を切り拓いていく。そんな女性2人の姿を小気味よく、清々しく描いた本作。門脇さんと水原さんがいまを生きる女性たちの葛藤と成長を見事に表現する中、本作には華子と美紀、そして門脇さんと水原さんにとっても欠かせない重要な役を担った女優がいる。華子の友人であり、プロのヴァイオリニストとして海外でも活躍、上流階級の家庭に生まれ育ちながら、地に足つけた独自の価値観で華子に良きアドバイスを送る逸子役を演じた石橋静河。そして、美紀と同郷で同じ大学に進学、一時は疎遠になっていたが、美紀と同窓会で再会したのを機に意気投合、美紀の良き相談相手となる平田役を演じた山下リオだ。華子にとっては、自分の素直な本音を明かせる唯一の友人といえるのが逸子であり、美紀にとっては、共に地方から上京し、支え合いながら東京を生き抜く戦友ともいえる役どころの平田。先日行われた公開直前イベントの中で、門脇さんは「この2人(華子と美紀)の友達に逸子と平田がいて本当によかったと思う」と口にしており、劇中では絶妙な距離感で心地よい空気感を作り出し、抜群の存在感を放っている。今回解禁となる映像では、そんな4人の女優に焦点を当てたメイキングシーンが切り取られている。門脇さん、水原さんの初共演シーンとなるホテルのラウンジでのひと幕や、タブレットを見ながら和やかな雰囲気で撮影の合間時間を過ごす門脇さんと石橋さんの姿、さらに、以前共演して以来、プライベートでも仲がいいという水原さん、山下さんは本当の親友のように和気あいあい。勢いあまって頭をぶつけるちょっとしたハプニングも映し出された。それぞれが演じた華子、美紀、逸子、平田という4人の女性。それぞれが抱える生き辛さを共有し、支え合いながら、自らの足で人生を切り拓いていく劇中の姿が浮かび上がるメイキング映像となっている。『あのこは貴族』は2月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年02月25日21歳にして『愛の渦』で大胆な演技に挑み、表現することへの果敢な姿勢で観客の心を奪った門脇麦さん。東京に生きる2人の女性がそれぞれの人生を切り拓いていく『あのこは貴族』では、大きな愛に胸を熱くさせてくれる。愛する表現の深さは、私自身の生き方で決まる。門脇さんが演じるのは、東京生まれの箱入り娘・榛原華子(はいばら・はなこ)。結婚こそが幸せと信じて育った彼女は、良家の青年・青木幸一郎と出会うのだが、甘くない現実に息苦しさを感じる。そんななか、地方出身で自分とは違う世界に生きる時岡美紀と人生が交錯する。「華子と美紀は育った環境も価値観も違うし、気が合う者同士ではないかもしれません。でも、ひょんなことから出会い、ほんの一瞬、人生が交わるなかで共鳴し合う。すごい人間賛歌ですよね」結婚や恋愛だけではない人生を見つめる作品の根底に流れるのは、大きな愛。幸一郎への「恋」から始まった華子の成長は、ラストシーンで彼を見つめる眼差しに「愛」を感じさせる。「幸一郎への最後の眼差しは、男女の関係性を超えた人類愛ですよね。ふたりは似た環境に育っているので、おたがいの息苦しさをより感じ合える。あの表情は、華子が自分自身という人間を少し受け入れることができたから生まれたものなのかな」そう、自分を認められない人間は、誰かを愛することなどできない。華子は、それに気づかせてくれる存在でもある。「愛する」という表現で、門脇さんが大切にしていることは?「表現しようと思って出てくるものではないですからね。自分を愛せないと人を愛せないのと同じように、現場を丸ごと愛さないと愛情は溢れてこないと思っていて。脚本も監督も、共演者もその役も、自分の役もそうですし、現場の空気やスタッフさん全員に愛情がないと、そこが太くならない。愛をどう表現するかというよりは、作品丸ごと愛情を注ぐというのが、自分の中ではいちばん演じやすい方法です」演技の話をするときには、「役になりきる」という表現がよく使われる。けれども、門脇さんの感覚は、それとはまったく別物なのだそう。「役になりきるという感覚になったことがなくて。もちろん相手役の人にだんだんと情が湧いたり、その役を愛おしく感じたりもしますけれど。でも、私、そもそも恋愛の“愛する”みたいな役はそんなにないんですよね(笑)」恋愛の「愛する」表現も見てみたい。門脇さん自身は、ラブストーリーを演じてみたい?「とてもやってみたいです。『天安門、恋人たち』みたいな骨太なラブストーリー。時代に翻弄されて関係性が変わらざるを得ないけど、それでも一緒にいるみたいな話が好きなので。結局、男とか女とかじゃなくて、そこに人類愛を感じるんですよね」そんな門脇さんが「愛する」という表現に思うのは?「お芝居でいうと激しい愛でも穏やかな愛でも、使う言葉や肉体表現、瞬発力や表現の大小が違うだけで根っこのスイッチは一緒な気がします。愛の種類よりも発動スイッチがいかに深くて大きいかのほうが大事なのかなと思います。その深さや大きさは、今まで自分が生きてきた全部によって決まってくるから、自分で深くしようと思ってできるものじゃない。自分がどれだけ真剣に物事に取り組んできたかにもよりますよね。だから、その表現は役じゃなくて、完全に私自身の私生活で決まってくる。子供を産んだら、もっと深くなるんでしょうし、新しい出会いや別れによっても育ってくる。どういう表現がしたいかというよりは、自分の生きていく人生の中で、そのスイッチをどう深められるかに尽きるのかな」門脇麦1992年8月10日生まれ。東京都出身。2011年に女優デビューし、『愛の渦』(‘14年)で数々の新人賞を受賞。主人公・榛原華子を演じた『あのこは貴族』(監督:岨手由貴子、原作:山内マリコ)は2月26日公開。ワンピース¥67,000(マメ クロゴウチ/マメ クロゴウチオンラインストア TEL:0120・927・320)サンダル¥17,200(スタッカート/バロックジャパンリミテッド TEL:03・6730・9191)イヤリングはスタイリスト私物※『anan』2021年2月17日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・小谷雄太(UM)ヘア&メイク・草場妙子取材、文・杉谷伸子撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2021年02月11日門脇麦と水原希子が対照的な2人の女性を演じる『あのこは貴族』。この度、その2人の女性をつなぐ幸一郎役を演じた高良健吾の特別映像が解禁となった。東京の上流階級に生まれ育った華子(門脇さん)と、大学への入学を機に地方から東京へ出てきた美紀(水原さん)。異なる世界を生きてきた2人を結びつけることになるのが、高良さん演じる弁護士の幸一郎。華子とはお見合いを経て、後に結婚。美紀とは大学時代の同級生であり、お互い社会人となってからも、つかず離れずの関係を続けているキーパーソンだ。代々政治家を輩出してきた名家の子息であり、将来も約束されているほかに類を見ない最高の“ハイスペ男子”である幸一郎。高良さんはそんな役柄に対して、「一流のものが生まれたときから用意されている」と明かしており、演じてみて「あまり感じたことのないドキドキ」を感じていたとか。華子と美紀、2人の女性にはそれぞれ違う表情をみせ、上流階級の家庭に生まれたからこその葛藤や悩みを抱える様を嫌味なく表現した高良さん。幸一郎が素直なキャラクターとして受け止められるのは、高良さんが演じればこそ。映像内には、実際に高良さんと対峙した門脇さんと水原さんも、「高良さんが幸一郎を演じることでどこかチャーミングな人になる」と語り合っている様子も映し出されている。幸一郎との出会いをきっかけに、引き合わされた華子と美紀。同じ東京という街でまるで違う世界を生きる互いの存在に驚きながらも、それぞれを受け入れることで自らの世界を切り拓いていく彼女たちの人生の選択に注目だ。『あのこは貴族』は2月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年02月02日