グローバルボーイズグループ・JO1が5日、都内で会見を開催し、1stアルバム『The STAR』を11月25日に発売することを発表。その魅力をメンバーが語った。○■センターは川西拓実“スターダンス”を命名JO1は、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で“国民プロデューサー”と呼ばれる視聴者の投票により練習生101人の中から選ばれた11人(豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨)によって結成。金城は、『The STAR』について「その名の通り“輝く星”という意味もあって、輝く自分たちに出会えるよというコンセプトになっています。僕自身、初めて自分たちの曲で、聴いたときに『僕たち輝いているな』って思うくらいすごくいい曲です」とアピール。大平は「1stシングル、2ndシングルの収録曲以外に、『PRODUCE 101 JAPAN』のコンセプトで披露した『やんちゃ BOY やんちゃ GIRL』、『Happy Merry Christmas』などの新曲7曲が入っています」と説明した。表題曲「Shine A Light」のセンターを担当する川西は「すごいうれしい気持ちと同時に責任感もこれまで以上に芽生えて、緊張感を持って練習できたと思います」とコメント。また、「今回はどんなダンスを用意しているのか?」と聞かれると、「名前はまだ決めてないですけど、星をイメージした振り付けがあるので、楽しみに待っていただけたらと思います」と答え、佐藤から「拓実がパッと考えればいいんじゃないの?」とムチャぶりされると、「スターダンス」と命名した。○■鶴房・白岩・大平・木全、アルバム収録曲のお気に入りを紹介アルバムの中でおすすめの曲を聞かれると、鶴房は「SAFETY ZONE」を選び、「“女性を俺が守るぜ”みたいな歌。曲が落ち着くところまではボーカルばっかりで、ラップ陣はラップせえへんのかい! って思ったら最後にラップがゴーンと来るので素晴らしいです」とアピール。白岩は「Happy Merry Christmas」を選び、「オーディション中にセンターを務めさせていただいた曲でもありますし本当にロマンティックなラブソング。今日も行きに聴いてきたくらい好きなのでおすすめしたい。冬にぴったりの曲です」と魅力を伝えた。大平は「やんちゃ BOY やんちゃ GIRL」を挙げ、「『PRODUCE 101』で僕が成長を特に感じられた曲。思い入れが強いですし、『PRODUCE 101』のメンバーもいいけど、JO1のメンバーで作ったのも素晴らしいので、比べず僕たちの楽曲として楽しんで聴いてほしいです」と説明。木全は「KungChiKiTa」を挙げ、「オーディションの最中は時間がなくて、作曲家さんとちゃんと話し合えなかった。今回は時間があったので作曲家さんの意図も聞けて、声もちゃんと聞いてもらって割り振ったりしたので、もともとのものとは違う魅力があると思います」と伝え、「ですよね?」と佐藤に同意を求めると、佐藤も「ですね」と返した。○■河野純喜が新衣装を元気いっぱいにアピールまた、新衣装について、河野は「僕たちが輝く姿を表現できるぴったりな衣装だなと思うし、メンバーそれぞれいろんなところにキラキラが散りばめられていて、かっこいいし、かわいさもあるし、すごい気に入った衣装です」と絶賛。木全が「純喜くんの衣装めちゃくちゃかっこいい」と合いの手を入れると、「ありがとうございます! 僕の衣装がみんなから人気です。そこも注目していただけたら」と元気いっぱいにアピールして会場から笑いが起こった。会見では、1stアルバム『The STAR』のリリース記念 ショーケースオンライン生配信イベントを11月14日に開催、初のオンライン単独ライブ「JO1 1st Live Streaming Concert『STARLIGHT』」を12月19日に開催することも発表された。與那城はライブについて「ずっとJAM(JO1ファンの呼称)の方の前でライブはしたかったんですけど、この状況がありますので、僕たちができることとして、JAMの皆さんへ、オンラインを通じて新しい見せ方ができたらなと思います」と意気込みを語った。なお、会見ではお笑いコンビ・かまいたちの濱家隆一と山内健司が進行を務めた。
2020年10月06日定評のあるネタはもちろん、最近はそれぞれの個性あるキャラクターにも注目が集まる、かまいたち。お茶の間への浸透率も絶賛急上昇中。そんな中、「かまいたちチャンネル ねおミルクボーイ」を開設。YouTubeらしい企画動画から、かまいたちの真骨頂といえるロケ動画までYouTuber並みのハイペースでお届け中。すでに登録者数は50万人を突破。これから目指すは金の盾!かまいたち「かまいたちチャンネルねおミルクボーイ」チャンネル登録者数:51.8万人濱家隆一:僕ら芸歴16年目で、これまでキングオブコントやM-1という賞レースを目標にずっと活動をしていたんです。それが昨年のラストイヤーで全部終わってしまった。そしたら何もやることないな、となったんです。だったら新しいことやりたいとYouTubeを始めることにしました。山内健司:チャンネル名は『ダウンタウンDX』の番組内で松本さんに命名してもらって。その場にいたYouTuberのねおちゃんとミルクボーイからいただきました。濱家:だから、ねお師匠とミルクボーイ師匠には足を向けて寝られません。山内:チャンネル開設にあたっては、ねおちゃん……あ、ねお師匠に、どんなことやったほうがいいか相談もしたんです。濱家:モーニングルーティンやったほうがいいよ、と言われて実際にやったら120万回再生を超えて、めっちゃ驚きました。山内:それで調子に乗って、ねお師匠のアドバイス無視して濱家のバスタイムルーティンやったら、そっちは全然再生数伸びなくて。濱家:なんでやろな……。今のところ何が当たって何がハズれるのかわかってない。だからこそ手当たり次第やりたいな、と。山内:地雷メイクとか、流行ってることをド直球でできるのも楽しい。あと、登録者数が50万人を超えたので僕と濱家それぞれ個人のチャンネルも開設したんです。そちらも、ぜひ見てほしいです。濱家:個人の得意なことを自由にやったらええかなと思ってます。僕だったら酒と料理。山内のチャンネルでは、主に猫のことをお伝えするそうです。山内:「ニャンチューバーねこうちさんの部屋」です。最終的には、そうですね、猫に見てほしい。濱家:……何言うてんの?かまいたちチャンネルは登録者数100万人を目指したい。金の盾をいただけるまで、がんばります!山内:金の盾もらったら、その喜びを特別に生配信します!濱家:そこは普通なんや……。かまいたちボケの山内健司(やまうち・けんじ)とツッコミの濱家隆一(はまいえ・りゅういち)によるコンビ。キングオブコント2017で優勝。M-1グランプリは3年連続決勝進出。昨年ミルクボーイに敗れ準優勝に終わるも、強い印象を残す。衣装協力・KOH’S LICK CURRO TEL:03・6427・1405※チャンネル登録者数、視聴回数は、6月25日時点のものです。※『anan』2020年7月15日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・嶋岡 隆(Office Shimarl)ヘア&メイク・藤井陽子(cheeks)取材、文・梅原加奈(by anan編集部)
2020年07月16日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が、公式YouTubeチャンネル「かまいたちチャンネル」を通じ、お笑いコンビ・千鳥のノブから回ってきた「祈るおむすびバトン」を無視している理由を語った。山内が真相を明かしたのは、5日に投稿した動画「【初告白】かまいたち山内が千鳥ノブおむすびリレーを無視した理由を語ります」。「祈るおむすびバトン」とは、新型コロナウイルスの終息を願いながら人と人との縁をむすんでいくSNSリレー企画。ノブは歌手・藤あや子からのバトンを受け、インスタグラムを通じて山内を指名したものの無視され、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)の公式Twitter動画で「山内に止められてしまいました。本当に今までの方、すみませんでした」と謝罪。改めておむすびを握り、「次のチャレンジャーは、かまいたちの山内です」と再指名していた。ノブからの執拗なラブコールに、「無視した件について、真相をお話したいと思います」と沈黙を破る決心がついた様子の山内。相方・濱家隆一とのリモートのやりとりで、「昨今流行っているリレー形式のバトン。まず、リレーというものを、よく思ってないです」「最初に始めることに対しては、すごいなというリスペクトはあります」「おむすびリレー全体を否定するものではなく……」とした上で、正直な思いを神妙な面持ちで打ち明けた。身も蓋もない主張に思わず吹き出してしまった濱家だが、「でも、握ればいいだけの話やんか」「一致団結して同じ目的をもって、みんなでおむすびを握る」と切り出し、神田うのやデヴィ夫人、美川憲一らから繋がってきたバトンであることを伝えながら、「それを止めたのが、いち三流芸人のかまいたち山内というのは、ちゃんとわかってほしい」「握ると何かなったかもしれへん。何にもやってないのに何にもならへんっていうのは違うと思う」と語りかけた。果たしてこの説得に山内は応じるのか。約10分にわたる動画では事の真相を赤裸々に告白したほか、おむすびを握って改めてバトンを回すか回さないかの決断を下す。
2020年06月06日全く異なる生き方の女性たちの自立を描いた、山内マリコによる同名小説を映画化した『あのこは貴族』。この度、主要キャストとして門脇麦と水原希子が出演することが決定した。主演を務めるのは、「トドメの接吻」や『愛の渦』、本作と同じ山内マリコ原作の『ここは退屈迎えに来て』などに出演し、本年度のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、長谷川博己演じる明智光秀に生涯にわたって影響を与えるヒロイン・駒役を好演している門脇麦。本作では都会に生まれ、婚活に余念がない箱入り娘の華子を演じる。共演には、『ノルウェイの森』や『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』などに主演し、また女優だけでなくモデル、デザイナーと多彩に活動し、常にその動向から目が離せない水原希子。本作では地方から上京し、自力で都会を生き抜く美紀を演じる。監督を務めるのは、『グッド・ストライプス』で新藤兼人賞金賞を受賞した岨手由貴子監督。同じ都会に暮らしながら、全く異なる生き方をする2人の人生が交差したとき、それぞれが自分の居場所を見つめ、恋愛や結婚だけではない自分の人生を切り開こうとするシスターフッドムービーの新境地を描く。■コメント門脇麦(榛原華子役)この度、映画『あのこは貴族』で榛原華子役を演じさせて頂きました。家柄の事、出身の学校、職業。私達は無意識のうちに世間から、そして自ら自分の人生に線引きをし、それを全うすべく日々を過ごしている部分が少なからずあるのではないかと思います。この物語は、そんな窮屈さを感じながら生きる2人の女の子が、少しづつ自分を解き放っていくお話です。『グッド・ストライプス』を観てから、いつかご一緒したいとずっと思っていた岨手監督。さり気ないト書き1行が監督の手によって、みるみるうちに胸をきゅっと掴まれるようなシーンに変わっていく様に何度も高揚しました。皆様が映画館に足を運べる日常が、1日でも早く訪れることを祈っています。『あのこは貴族』がたくさんの方に届きますように。水原希子(時岡美紀役)この度、『あのこは貴族』で地方生まれの時岡美紀役を演じさせて頂く事になりました。そして大好きな門脇麦さんをはじめとする素敵な共演者の方々に沢山刺激を受けながら共演させて頂けた事をとても嬉しく思います。初めて岨手監督とお会いした時、とても柔らかい印象。でも現場に入ると、明確に指導して下さり、全てのシーンにおいて、フラットにディスカッション出来た事、疑問や不安から解放してくれて、監督の包容力で等身大の自分として、素直な感情を制限なく自由に表現する事が出来たと思います。この映画は境遇の全く違う2人が、自分らしく生きる事、自分にとって本当の幸せとはどういう事なんだろうと葛藤しながらも、悩みと変化の中で成長し、自立していく事でより自由になり解放されていく。29歳、地方育ちの私にとって、とても共感の多い作品でした。女性のみならず、色んな方が自分で自分の人生を選択していく事の大切さに共感して頂ける作品になっていると思います。岨手由貴子(監督)監督を務めた岨手由貴子です。『あのこは貴族』は出自も生きる階層も違う二人の女性が、これまでどんな風に生きてきて、これからの日本をどう生きるのかを描いた作品です。多くの選択肢が用意されているわけでもなく、器用にベストな選択ができるわけでもない。それでも自分の足で立ち、生きていく。そんな原作の持つスピリットを、素晴らしい俳優陣が血の通った物語に昇華してくれました。タイプの違う二人の女性、「華子」と「美紀」を演じた門脇さんと水原さん。お二人は芝居や役柄へのアプローチも異なる、まさに“タイプの違う”役者さんでした。けれど、対峙するのではなく、お互いを認め、共存する。そうやって、それぞれのやり方で「華子」と「美紀」の人生を生き、体現してくれました。そんなお二人の在りようは、まるで劇中の彼女たちそのもので、初号試写のあと普通の女の子に戻って楽しくおしゃべりする姿に、とても幸福なキャスティングだったことを実感させられました。普通に生きることすら困難な時代だからこそ、これまで頑張ってきた自分を肯定してあげたくなるような、誰かにとっての特別な一作になることを願っています。ぜひ、多く方に見ていただきたいです。『あのこは貴族』は2021年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2020年06月02日2020年にデビュー20周年を迎えた山内惠介(36)。現在、新型コロナウイルスの影響で予定していたコンサートやイベントが次々と延期に……。逢えない皆さまへ「『女性自身』で語ります!」と話す“演歌の貴公子”に、これまでの20年について質問しました!――デビュー前の学生時代はどんな過ごし方をされていましたか?「小学校からスイミングスクールに6年通って、中学でも水泳部に入りました。ただ、団体練習が苦手なので幽霊部員でしたね(笑)。放課後は友達と学校の近くのたこ焼き店によく寄って帰ってました!カラオケに行ったときは1曲目から演歌は歌えず、帰る間際に入れるようにしてたんですけど、どちらにせよみんな引いてましたね(笑)」――デビュー後は6年間両親と連絡を絶っていたそうですが、ご兄弟とは会えていたんですか?「僕は3人兄弟の末っ子なんですけど、両親との唯一の接点が次兄でした。出張で近くに来たときに『今、実家はこんな状況』とか報告も兼ねて2人で何回か会っていましたね」――ご兄弟は仲がいいんですか?「気持ち悪いくらいいいんですよ。よく3人で飲みに行って両親のこととかそれぞれの近況を報告しあってますね……。みんな歌が好きなのでカラオケにもよく行くんですけど、やっぱり僕がいちばん上手だと思いますよ(笑)。小さいころは変わらなかったけど、ぐんと差がひらきましたね(笑)」――苦労していた時期の忘れられない出来事はありますか?「デビューして6年目。なかなか芽が出ずに夢と現実は違うんだなとギャップを感じていたんです。そんなとき、キャンペーンでお会いしたお客さんに『あ、まだ歌ってたのね。辞めたと思った』って言われたんです。それがすごいショックで……。もう辞めようかなと考えていました」――そんな時期を乗り越えて現在。当時の歌っている姿を見てどこが変わったと思いますか?「’08年以前は振りがなかったので『マイクを回さないで止めて歌いなさい』とかよく叱られていました。余計な動きをしないために振りを覚えさせたのかも(笑)」――髪形も変化をしてきましたね。「僕の頭って作るのが難しいんですよ……。デビュー当時はおでこを出すと老けて見えちゃうと思っていたので前髪を下ろしてましたね。今の髪形はちょうどよく上げていて、すごく計算されてるんですよ!」――トークでよくダジャレを言いますが、昔から言っていたんですか?「昔はダジャレ大嫌いだったんですよ!『布団が吹っ飛んだ』とか『鳩がハッとした』とか周りの大人が言ってて『こんな大人になるもんか!』って思っていました(笑)。そんなとき、コンサートで演出家の先生の助言があって仕方なく使ってみると、“ドッカーン”ってウケたんですよ。それからもう、ダジャレの口になっちゃった(笑)。コツは歌うようにハッキリ、堂々とリズムよく(笑)」――最近、YouTubeを始められましたね。「もともと始める予定だったんですけど、コンサートが中止になって皆さまに逢えなくなってしまったので時期を早めました。何本か動画をあげたんですけど、まだガラケーなのでコメントは小さい画面で一生懸命見てます(笑)。今後は対談とかもしてみたいな!」――3月11日にはニューシングル『残照』が発売。11月6日には初の武道館コンサートが控えていますね。「新曲のテーマは命。深いどっしりとしたメッセージソングになっています。みんながそれぞれのシチュエーションで味わった人の生死を重ねながら、人の命は消えてもちゃんと残っているものはあるんだと。僕自身も歌いながら亡くなったおじいちゃん、おばあちゃんの顔を思い出すようになりましたね。武道館公演もこういう状況ですが無事に開催できることを願っています」「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年04月24日お笑いコンビ・かまいたちのモーニングルーティン動画が話題となっている。動画はYouTubeチャンネル「かまいたちチャンネル・ねおミルクボーイ」に投稿。3月1日に公開されたツッコミ担当・濱家隆一(36)の動画は、急上昇ランクで1位を獲得。3月5日時点で65万回再生されている。ボケ担当・山内健司(39)の動画も3月4日に公開され、再生数は42万回にのぼる。動画は互いに撮影した映像を2人で鑑賞し、気になる部分につっこむという形で進行。濱家は朝起きたばかりの寝癖のついた髪や髭が伸びかけた姿で登場。“地味なルーティン”になんとか笑いどころを作ろうとするなか、山内がツッコミを入れるという動画。そして山内は冒頭でベッドから起き上がると、レスリングのユニフォーム姿になっているというボケを披露。随所にボケをちりばめながらも、妻や子どもが写り込むというほっこり要素も盛り込まれていた。飾らないモーニングルーティン動画に、笑いの要素を盛り込んだかまいたち。その内容に、ファンからは喜びの声が上がっている。《2人のルーティン面白すぎた!》《濱家さんのルーティン可愛すぎて今日も見た。ほっこりする》《山内さんのやつ、モーニングルーティン動画で1番笑ったわ》芸能人のモーニングルーティンといえばモデルのローラ(29)が手作りの飲み物やサプリ、バスルームなどをお洒落に紹介し話題となっている。そこに割って入ったかまいたちだが、新たなブームを作ることができるのだろうか。
2020年03月05日3月18日に発売されるアイドルグループ・AKB48の57thシングル(タイトル未定)のセンターに、16期生の山内瑞葵が抜てきされた。20日、東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催された「AKB48グループリクエストアワーセットリストベスト50 2020」の2日目公演でサプライズ発表され、涙を見せた。リクエストアワーのすべてのランキングが発表されたのち、アンコールにて、最新シングルリリース決定がサプライズ発表され、次々に選抜メンバーの名前がモニターに流れ、最後にセンターが発表。「山内瑞葵」の名前が映し出されると、観客、メンバー、そして誰よりも本人が驚く新センター誕生の瞬間となった。先輩や仲間たちから「おめでとう」と祝福されステージ中央に立った山内は、総監督の向井地美音からセンターへの意気込みを聞かれると、「本当に今の状況を理解できていない。私は入っていないのかなって思ったら、まさかの(センターが)私だったので、本当に震えが止まらないんですけど、選んでいただいたからには本当に全力で、必死に、私らしく、前向きに、AKB48を、楽しく元気に、みなさんに見てもらえるように頑張りたいと思います! ありがとうございます!」と、たどたどしくも初々しく謙虚に意気込みを伝えた。なお、選抜メンバーは岡田奈々、岡部麟、小栗有以、柏木由紀、久保怜音、白間美瑠、須田亜香里、瀧野由美子、田中美久、福岡聖菜、本間日陽、峯岸みなみ、向井地美音、武藤十夢、村山彩希、山内瑞葵、横山由依、吉田朱里の18人。(C)AKS
2020年01月20日映画化もされた「ここは退屈迎えに来て」「アズミ・ハルコは行方不明」などで地方に生きる女子のリアリティを描き続けてきた作家・山内マリコが、東京の異なる階級に生きる女性たちの葛藤を描いた長編小説「あのこは貴族」の映画化が決定した。東京生まれ東京育ち、家族からよい相手との結婚を望まれ、その教えを信じて生きてきた箱入り娘の華子は、20代半ばにして婚約者に別れを告げられ人生の岐路に立たされた。焦って始めた婚活が長引きうんざりしていた矢先、ついに理想的な相手、弁護士・幸一郎と出逢う。一方、地方出身の美紀は、慶応大学を中退し一時期水商売を経験しながらも、どうにか生き抜き、現在は都内のIT企業で働いていた。水商売時代からの腐れ縁である幸一郎に伴ってパーティーに出席し、そこで知り合った女性に誘われて向かった先で、思いがけない出逢いを果たす。生まれも育ちも全く違う2人が巡り逢い、互いの世界に触れたとき、その先には――。監督・脚本を務めるのは、マンネリカップルが妊娠をきっかけに互いの背景や関係を見つめ直す初監督オリジナル長編作品『グッド・ストライプス』で新藤兼人賞金賞を受賞した岨手由貴子。その『グッド・ストライプス』を観たという山内氏は「シンパシーとともにものすごい才能を感じました。こういう作品をもっと観たいんだよ!と心から思いました。以来ずっと次回作を待ち望んでいた彼女の新作が観られることに、一ファンとしてとても喜んでいます」とコメント。また岨手監督は「収入、容姿、出自で住み分けされ、同じ場所にいてもそれぞれが違う世界を生きる、特異なマナーが存在する街。そこで生きるある世代のレクイエムとして、また2019年の東京の記録として、この映画を作り上げたいと思っています」と意気込みを語っている。なお、キャストや公開時期などは現時点では未発表となっている。(cinemacafe.net)
2019年04月10日●ツイッターで「売れてません」と嘆き今年4月に東京進出し、『M-1グランプリ2018』でも決勝に進出したお笑いコンビ・かまいたち(山内健司、濱家隆一)。12月21日には、パーソナリティを務めるTBSラジオ『かまいたちのヘイ!タクシー!』(毎週水曜 21:00~)の番組初となるイベント『かまタクフェス~この世で一番やばいヤツ~』を開催する。しかし山内は、自身のツイッターで「チケットが高過ぎて売れてません」「売れなくて話題になっとんねん」とつぶやき、チケットが売れないことが一部で話題を呼んだ。今回、そんなイベントについての話題はもちろん、先日終わったばかりの『M-1グランプリ』などについても話を聞いた。○「転売ヤーつぶしのイベントです」――まず、イベント開催に至った経緯をお聞かせください。山内:11月に行われた『ラジフェス』(TBSラジオのイベント)に僕らは呼ばれなかったんですよ。「番組を応援している」といつも言ってくれる吉野(達也)局長と内田(寛之)プロデューサーが、フェスに関わっているにもかかわらず。「え? どうなってるねん」というのがあった直後に、それをリカバリーするためなのか、「フェスをすることになりました」と事後報告が来ました。――そうだったんですね(笑)。山内:値段設定、キャパの相談もなし。それで「何かしてください」と。やばいでしょ?(笑)。濱家:番組としての幅を見せるために、内田さんが組んでくれたイベントではあるんですけどね。山内:「お客さんがこんなに集まる。だからラジオを続けましょうよ」と持っていきたかったらしいですけど、集まっていない(笑)。逆に打ち切りの材料になってしまっているという。濱家:それは僕らも悪いんですよ。イベントが集まっていないのは。吉野局長と内田さんはちゃんと協力してくれているのは大前提です(笑)。――山内さんはツイッターで、「値段設定した内田が今のところ1番ヤバイ奴です」とつぶやいていましたね。前売券は4,000円(税込)となっています。山内:4,000円のことを僕が言ったら、内田さんは「宇多田ヒカルさんのチケットが10,800円だったから大丈夫だと思います」と謎のコメントをしていました。濱家:タレントランクが7万くらい違う(笑)。○イベントでは新ネタも披露――チケットが売れない件は、ネットニュースにもなっていましたね。山内:『キングオブコント』で3位になった2016年ぐらいから、ありがたいことにイベントのチケットが即完するようになりました。ただ、今回は得体の知れないイベントということで、みんなが躊躇し、チケット代も4,000円という。僕らは単独ライブでもそんなに取ったことないんですよ。久しぶりに「手売り」という言葉を聞きました。チケットの転売ヤーが転売サイトに出しても売れなくて、定価まで下がっても売れていないそうです(笑)。転売ヤーつぶしのイベントです。濱家:最近、チケット転売を規制する法律もできたじゃないですか。そういう時事的なことにも一石投じる狙いで立ち上げたイベントでもありますね。山内:そんなん絶対ない(笑)。――確かにイベントの内容について、詳しく発表されておらず、「得体の知れないイベント」となっています。ただ、お話できる範囲で、イベントでどんなことをやるのかお聞かせください。山内:お客さんを巻き込んだ、ラジオならではのコーナーがありつつ、新ネタも1本やるということは明言しておきます。――山内さんのツイッターでは、チケットの売れ行きが悪いために、「いま (スタッフが)新ネタ漫才して下さい言うてきてます。助けて下さい」とぼやいてました(笑)。山内:『M-1』が終わった直後に、なんで新ネタせなアカンねん(笑)。濱家:1年間戦って、ボロボロになった戦士にもう1回戦場に行けと(笑)。●5位だった『M-1』は「内容は良かった」――12月頭に『M-1』が行われたので、本当にすぐですよね(笑)。改めて『M-1』を終えて、今の心境をお聞かせください。山内:M-1は順位(5位)だけ悪くて、内容は良かったなという感じです。ホンマに決勝のメンバーは全員面白いですし、「笑神籤(えみくじ)」も含めて運も大事なので、そこが上手くかみ合わなかったです。○バイきんぐ小峠・ノンスタ石田らが絶賛――12日放送の『かまいたちのヘイ!タクシー!』では、『M-1』終了後、他の芸人さんからの反応が良かったと話されていましたね。山内:バイきんぐの小峠(英二)さんには直接「めっちゃ面白かった」「漫才とコント、どっちメインでやってるの?」って言っていただきました。小峠さん的には、僕らが『キングオブコント』で優勝していることもあり、コントがメインで漫才もやるという感じだと思っていたらしいんです。でも、「僕らは半々くらいでやってるんです」と言ったら、「すごいね」と驚いていました。濱家:「なんてコンビだ!」って。山内:「なんてコンビだ!」までは言ってなかったな。濱家:NON STYLEの石田(明)さんにも言っていただきましたね。――石田さんは『岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にゲスト出演した際、「手を叩いて一番笑ったのが、かまいたちと敗者復活戦のプラスマイナス」とおっしゃていました。濱家:そうですね。石田さんの『M-1』の話、めっちゃ面白かったです。山内:『M-1』は運が大事だとみんなにより伝わればいいですね(笑)。運や実力、全部を兼ね備えたコンビが優勝すると。濱家:『M-1』後の打ち上げでも、運が大事やなと思いました(笑)。山内:そっちの方が運を発揮してたやん。――濱家さんは例の騒動が起きた現場に同席していましたが、寝つぶれていました。インスタのコメントには「危機管理王子」と書かれていたそうですね(笑)。濱家:優勝していたら、あそこで寝れてなかったと思うので。山内:優勝した直後に、さらに文句言うヤツって終わってるけどな。文句言う必要ないし。○松本人志の“しまった顔”の真相は「聞けていません」――審査員に関する話題だと、立川志らく師匠が『M-1』後、ツイッターで「今日かまいたちと収録が一緒になった。私に低い点をつけられて腹も立っていようがそれをちゃんと笑いにしていた」「売れていく若手芸人は謙虚で健気。縁があって芸を見たのだから彼らをずっと応援していくよ」とつぶやいてました。山内:『M-1』の2日後に番組で一緒になりました。後頭部にエルボーはしといたんですけど、気づいてないみたいです。濱家:いやいや、してない(笑)。してたら大問題になってる。――そしてかまいたちさんの点数発表の際には、松本(人志)さんが「しまった」という表情をされており、「どういう理由かは後で言う」とおっしゃっていました。その後、この件について、話されましたか。山内:放送が終わった後、松本さんが「面白かった。あんな~」って言おうとしてくれたんですが、後ろから来た上沼(恵美子)さんに押し出されるようにはけてしまって、聞けていません。この後、松本さんと収録で一緒になるので、その時に聞く予定です。●4月からの東京進出は「楽しい」○『かまいたちのヘイ!タクシー!』は「ありがたい番組」――かまいたちさんは今年4月から東京進出し、そのタイミングで『かまいたちのヘイ!タクシー!』がスタートしました。ここまでの番組の手ごたえをお聞かせください。濱家:スタッフさんも込みで、ホンマに一番楽しいなという仕事です。東京に出てきて何にもなかったですけど、この『かまタク』をレギュラーでやらせてもらい、自分たちの軸になっているので、ありがたい番組です。聴いていただいた方にも「面白いね」と言ってもらえます。山内:薄いリスナーは一切ついていないですね。本当にお笑いが好きな濃い人が多く聴いてくださっています。――番組スタート時にインタビューさせていただいた際、濱家さんが『不毛な議論』を例に挙げ、「リスナーが山里さん大好きなことがもろに伝わるので、そういうラジオにしていきたい」と話していました。そういった意味では、リスナーとの関係性が濃い番組になっているんですね。山内:そうですね。大喜利とかのレベルがホンマに高いです。大阪時代からずっと食らいついてきている、「異次元の豚バラ」というハガキ職人は、大阪ではすごい目立っていたんですけど、東京来ると2枚くらい下ですね。濱家:言うな、それ。ずっとついてきてくれているのに。○東京進出で実感「これが全国区になるということか」――お2人も、4月から東京進出されました。ここまでを振り返り、いかがでしょうか。濱家:東京に出てきて、「楽しいな」というのが一番ありますね。大阪で育ててもらい、それをちょっとずつ答え合わせしている感覚です。やったことのない仕事もやらせてもらっているので、新鮮さもありますし。アカンかったなと思うときもありますが、大阪でやらせてもらったことが通用するんだなという部分もあります。山内:実家が島根なので、大阪では結構出させてもらっていたんですが、島根は放送エリア的に映っていなかったんです。東京に来てからの方が、「ちょこちょこ見るけど」と両親が言ってくるので、これが全国区になるということかと。濱家:て、思ってたの?(笑)――それでは最後に、改めて番組イベント『かまタクフェス~この世で一番やばいヤツ~』についてコメントをお願いします。濱家:どうか『かまタク』存続のために、人を助ける気持ちで4,000円を握りしめて来て欲しいなと思います。山内:来てくれている人は4,000円も払ってもうてるので、満足度を優先して色んな企画を考えています。濱家:山内が言ったように、4,000円を取ってしまっているので、僕たちの「これ、おもろいやろ」というセンスを押し付けることはしません(笑)。みんなが楽しめる、損だけはさせないイベントにします。まさか普段の単独ライブより力入るとは思ってませんでしたけど(笑)。僕らのライブはライブ感がすごいあると思うんで、そこを楽しみに来ていただきたいなと思います。■かまいたち2004年5月にコンビ結成。第28回「ABCお笑い新人グランプリ」(2007年)最優秀新人賞、第43回「上方漫才大賞」(2008年)新人賞、第33回「ABCお笑いグランプリ」(2013年)優勝、第10回「キングオブコント2017」優勝など、受賞歴多数。今年4月より東京進出。『かまタクフェス ~この世で一番やばいヤツ~』出演者:かまいたち他日程:2018年12月21日(金)時間:19時00分開場/19時30分開演会場:ヒューリックホール東京(千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F)チケット料金:前売券4,000円(税込)/当日券4,500円(税込)チケット販売:チケットよしもと
2018年12月19日お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が、15日に放送されたTBSラジオ『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送』(毎週土曜 9:00~)に出演し、『M-1グランプリ2018』の最終決戦における投票を振り返った。『M-1グランプリ2018』で審査員を務めた塙。この日の放送でゲスト出演し、同大会にも出場したお笑いコンビ・かまいたちの山内健司が「塙さんは最終決戦で霜降り明星に入れていた。何が決め手だったのか」と質問した。これに対して、塙は「やっぱり、その日の一番好きだった人に入れたんだけど」と明かし、続けて「入れた後に後づけでいっぱい生まれてきたけどね」と述べた。相方の土屋伸之が「後づけ? やっぱり霜降り明星に入れて良かったという?」と聞くと、塙は「そう思うように…。やっぱり優勝して喜んでるし。自分の中で同じ点数だったら、やっぱり若い人の方がいいかなとか」と話しつつ、「霜降り明星は同じパターンが2つだから、同じパターンを評価したほうがいいのか、和牛みたいに色んなことをやってる人を評価するのか別れるじゃない」と難しさを明かす。さらに「唯一、自分の中で救いになるのが、2008年に『M-1グランプリ』で最終決戦まで行ったんだけど、1票も入らなかったの。だからジャルジャルの気持ちもすごい分かるし。後は『THE MANZAI』で誰かが入れてくれたら優勝だったのよ。だから和牛の気持ちも分かるんだよね。その日、自分が一番ウケたと思っても、審査員が決めることだから、僕はそれに対して文句はないし。色んな人の気持ちが分かるから、その分つらかったよね」と明かした。その上で、塙が「だけど、霜降り明星があんなに喜んでくれたからいいんじゃないかな」と語ると、土屋も「良かったと思うよ」と相づちしていた。
2018年12月17日お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダル(33)が21日、自身のツイッターを更新し、22日に結婚することを発表した。ナダルが発表する前に、かまいたちの山内健司がツイッターで「ナダル結婚おめでとうー幸せになって下さい今年は結婚ラッシュですなぁ!ええこっちゃええこっちゃ!」とフライング祝福。山内に続いて、ミキの亜生が「ナダルさんご結婚おめでとうございます!前日ナダルさんと奥さんとの新居行かせてもらいましたが、すごく幸せそうでした!!奥さんもいい方で、すごいいい夫婦!!ナダル夫婦最高!!」と祝福し、ゆりやんレトリィバァも「ナダルご結婚おめでとうございます!!私も新しい家の写真見せてもらいましたが、めっちゃきれいでした!!ご結婚生活もおちついていきやーーーーーー!!!!」とメッセージを送った。芸人仲間のフライングに、ナダルは「山内さんと亜生とゆりやんがなぜか僕より先に報告しましたが」と反応した上で、「わたくしコロコロチキチキペッパーズナダルは明日11/22に入籍します!!」と発表。「これからは奥さんと2人で笑いの絶えない幸せな家庭を築いていきます!これからもっと頑張っていきますのでどうか皆様よろしくお願い致します!!!!」と決意をつづった。
2018年11月22日早いもので、今年がデビュー18年目。“演歌界の貴公子”として多くのファンに愛される山内惠介が、10月に福岡、愛知、北海道、大阪、東京の5大都市でツアー(以上、日程順)を開催する。10月25日(木)のファイナル公演の会場は、東京国際フォーラム・ホールA。約5000席の同会場で彼が公演を行うのは、昨年に続いて2度目になる。【チケット情報はこちら】「スケールの大きな歌声を届けられるからこそ、ファンひとりひとりのために歌いたい。2階席の最後方でもはっきりわかる色やデザインの衣装を選んだり、MCを少しゆっくり目にしゃべったりなど、工夫を色々と考えています」今回は、通常6人のバックバンドを倍にした12人のゴージャスな編成。第1部の演目には、松任谷由実、宇多田ヒカル、DREAMS COME TRUE、尾崎豊など、多彩な歌手のカバーが並ぶ。「好きな音楽のジャンルが多いほど人生は豊かになるという持論から、様々な時代を彩った名曲を選びました。それらのイメージを大切にしたいので、歌い方はオリジナルになるべく忠実にするつもりです」各々の選曲理由を尋ねると、次のような答えが。「僕はジブリ映画の大ファンで、『ひこうき雲』が主題歌になった『風立ちぬ』のサウンドトラックを、楽屋の支度中にいつも流しているんです。また、2017年に松任谷さんのラジオ番組に初出演した時にもかけていただいた“特別な1曲”ということもあり、今回選びました。宇多田さんはおそれ多いですが僕と同い年なので、ジャンルは違えど一緒に“今”を頑張ろうという想いで選曲。吉田さんの曲を歌うのは今回が初ですが、演歌のコブシが楽譜にならないのと同じような独特の歌い回しが多く、その難しさと吉田さんの凄さが改めてよくわかりました。そして尾崎さん。僕には9歳上の兄がいて、その影響で尾崎さんの曲をよくカラオケで歌うんです。聴いた方々が、尾崎さんとは違うけれどいいねとおっしゃるので、お楽しみに(笑)」そして第2部は、ほぼすべて山内のオリジナル。折しも10月10日(水)に、2001年のデビュー曲『霧情』から、2018年の最新ヒット曲『さらせ冬の嵐』までの全シングルを収めた『The BEST 18 Singles(ザ・ベストオハコシングルス)』がリリースされ、その収録曲が数多く歌われるというから嬉しい。「全シングルを改めて聴き直してみると、録音を重ねる度に楽曲のクオリティが着実に高まっていることに喜びを感じます。特に転機だったのが30歳になった時。自分はもう若くないのだから、ここから心機一転、性根を入れ直して頑張ろうと思えたことで、逆に若返ることができました。それから5年を経た自分の“今”をひとりでも多くの方にお届けできれば幸いです。あと、“ある1曲”で、東京国際フォーラムの大空間ならではの特別な演出を考えていますので、こちらもご期待ください!」取材・文:渡辺謙太郎(音楽ジャーナリスト)
2018年10月05日演歌歌手の山内惠介と女優の南野陽子が、2日に東京・明治座で行われた『山内惠介 東京・明治座初座長公演』公開舞台稽古に出席し、絶妙なコンビネーションを見せた。同公演は5日から15日まで、明治座で行われる。山内は63年にタイムスリップし、母親(南野)と結婚する前の父親と体が入れ替わってしまう役を演じる。作中には2人が抱き合うラブシーンもあるといい、南野は「お母さんの、子どもを抱くような感じ」と明かす。しかし山内が「抱き慣れてらっしゃるのかな」と感想を漏らすと、南野は山内の頭を軽く叩き、ツッコミを入れていた。また、南野が「まだ出会って数日ですが、10何年前から仲良しなくらい距離が近い。(山内の)良いところです。私は逆のタイプで"ツンケン"が得意」と明かすと、山内は「ツンデレですもんね。何かあったら(『スケバン刑事』のように)ヨーヨーを投げられるんじゃないかヒヤヒヤしてます」と話すなど、息の合った掛け合いを見せていた。
2018年08月03日黒肌ギャル集団・Black Diamondの中から“2000年からタイムスリップしたギャルサーメンバー”をコンセプトに活動する4人組ユニット「Black Diamond-from 2000-」と、同ユニットの仕掛け人である“ギャル神様”ぇりもっこりの5人が、コント日本一を決めるお笑いコンテスト『キングオブコント2018』に初挑戦することを表明。4日、都内で会見を行い、意気込みを語った。Black Diamondは、1990年代後半から2000年代にかけて一世を風靡したコギャル・ガングロ文化を継承。東京・渋谷のガングロカフェで働く傍ら、SNSでの情報発信やイベント出演などの活動をしている。4人組ユニット「Black Diamond-from 2000-」は、6月6日に「チョベリグ Lucky Day」でCDデビューも果たした。リーダーのあおちゃんは「2000年から来たという斬新なうちらなんで、2000年っぽい笑いを出せればいいかなみたいな。新しいことできればいいかなみたいな、そんな感じです! 深い理由は特になくて、ノリで頑張れば優勝できるんじゃない、みたいな感じで」と参戦理由を説明。ぇりもっこりも「何でもやっぱ新しいことしたいので。ギャルが出たら話題になるのでノリと場面で」と話した。5人の師匠として、昨年の『キングオブコント2018』で優勝したかまいたちの山内健司と濱家隆一も登場。ガングロギャル姿で現れた山内は「先ほどネタを見させてもらったんですけど、ジャンポケに並んでいました。すごいー!」とギャル口調で5人を絶賛し、濱家が「並んでいるわけない。ジャンポケに申し訳ない」とツッコむも、山内は「今年の3強は、ジャンポケ、さらば青春の光、Black Diamond。要チェック要チェックー!」と太鼓判を押した。5人はその場で、かまいたちが昨年優勝したときのネタを披露。山内は「オリジナルを超えるクオリティ。ツッコミの子に関してはちょいちょい濱家を超えている。すごいセンスですから」とべた褒めし、「ここからマジのトーンで言いますけど、3位は固いと思います」と笑いを誘った。そして、濱家が冷静に「マジのテンションで言いますけど、1回戦受かって2回戦で終わり」と予想するも、山内は「Black Diamondはいく! 間違いない!」と言い切った。山内に褒められ「やったー! お墨付きー!」と大喜びの5人。優勝賞金1000万円の使い道について聞かれると、あおちゃんは「1人200万円。日サロ(日焼けサロン)マシン買えない。優勝してほかの仕事もやって、300万にして日サロマシン買います!」と答え、「ギャルは古いとか汚いとか言われるんですけど、ギャルもやればできるじゃんと思わせたいので頑張ります!」と意気込みを語った。『キングオブコント2018』は、7月2日から1回戦が行われ、2回戦、準々決勝、準決勝を勝ち残ったユニットが決勝に進出。決勝は今秋に開催予定で、TBS系で生放送される。
2018年07月04日お笑いコンビ・かまいたちが4日、東京・新宿の吉本興業東京本部で行われた『キングオブコント2018』の会見に登場。山内健司が衝撃のガングロギャル姿を披露した。このたび、黒肌ギャル集団・Black Diamondの中から、“2000年からタイムスリップしたギャルサーメンバー”をコンセプトに活動するユニット「Black Diamond-from 2000-」の4人が、同ユニットの仕掛け人である“ギャル神様”ぇりもっこりと共に、コント日本一を決めるお笑いコンテスト『キングオブコント2018』に挑戦することを表明。会見で意気込みを語った。昨年の『キングオブコント2018』で優勝したかまいたちは、5人の師匠として登場。山内は、ミニスカートのへそ出しファッションにガングロメイクを施したギャル姿を現れた。会場から爆笑が起こる中、山内はパラパラ風の動きを見せ、「かわいい~!」などとギャル口調でトーク。相方の濱家隆一は「やめろ! チャンピオンの名前に傷がつく。断れ!」とツッコんだ。そして、Black Diamond-from 2000-のメンバーから“ボロネーゼ”というギャル名をつけてもらうと、山内は「ボロネーゼです」とうれしそうにあいさつ。濱家は「2017年に僕たちが倒してきたお笑い芸人に申し訳ないです」と言うも、山内は「ウケるー。アゲ―」と好き放題。なお、ギャルへの変身時間は「体も込みで20分くらい」とのこと。「文句なし。これでネタ1本やりたいなと思います」と仕上がりに満足していた。『キングオブコント2018』は、7月2日から1回戦が行われ、2回戦、準々決勝、準決勝を勝ち残ったユニットが決勝に進出。決勝は今秋に開催予定で、TBS系で生放送される。
2018年07月04日●タクシー内でのルールを明かす4日にスタートしたTBSラジオの番組『かまいたちの ヘイ!タクシー!』(毎週水曜 21:00~21:30)でパーソナリティを務めるお笑いコンビ・かまいたち。4月から東京進出する彼らにとって、初東京レギュラーのラジオ番組となる。かまいたちの2人に、新ラジオ番組への思いはもちろん、東京進出の話題についても聞いた。○異例なラジオ収録での苦労を語る――ラジオ番組といえば、ラジオブースからトークを展開するのが一般的ですが、『かまいたちの ヘイ!タクシー!』はタクシー内でトークを繰り広げたりと、かなり異例の形ですよね。濱家隆一(以下濱家):ほんまに芸歴14年でいろんなことをやらせてもらってきましたけど、初めての感じですね。山内健司(以下山内):やる前からいろんな人に「あの番組、どんなん?」って聞かれて、めちゃくちゃ楽しみにされてました。ハードルが上がりすぎて、僕らからすると側だけ奇抜で、中身追いつくんかなとすごい不安なスタートでした(笑)。――3月までやられていたABCラジオの『俺達かまいたち』もスタジオ収録でした。やはりスタジオとタクシーとでは、かなり違いがありますよね(笑)。濱家:そうですね。一回撮録ってみたんですけど、後ろに僕たちとスタッフさんの3人で座るんですよ。とにかく狭いですね。山内:狭いので、暑くなって「冷房つけて」って言ったら、「音が入るから(ダメ)」と言われてました。もちろん窓も開けられないですしね。だからスタジオの方が良いですね(笑)。――タクシーの中だと、そんな苦労もあるんですね。ところで、かまいたちの構成作家さんがタクシー運転手もされているんですよね。濱家:僕らが大阪にいたとき、一緒に単独ライブで付いてくれてた子なんですけど、何年か前にその子が東京行っていて、僕らが東京来たらいつの間にかタクシードライバーの正社員にもなっていて(笑)。そこから話が盛り上がって、今回の内容に繋がったんだと思います。○かまいたちが気になる東京のスポット――番組では、タクシーで都内のいろんなスポットに行くとのことですが、お2人が気になっているスポットはありますか?山内:白金とか麻布十番とか、お金持ちのエリアですね。社長が多いんで、スポンサーをオンエア中に見つけたりとか、いろんな可能性があるなと思います。濱家:僕は下町的なところですね。結構、ディープなところ行きたいです。狭くて古い立ち飲み屋が好きなので、酔っ払いのおっちゃんとかとしゃべってみたいです。――とあるバラエティ番組でバナナマンさんが「タクシーの奥側に乗るか、手前側に乗るか、ジャンケンで決めた」と話してました。かまいたちさんはそういったルールはありますか?山内:濱家がいつも奥ですね。濱家:これに関してはそんなに話したことないですけど、いつも山内がネタ書いてくれてるからという、ちょっとした細かい心配りです。奥の方が座るの面倒くさいので。他にもそういった心配りをいくつかしてるんですけどね。――山内さんはそういう理由だったことをご存知でしたか?山内:いや、知らなかったですね、「いつも奥乗るなー」と思ってました(笑)。『かまいたちの ヘイ!タクシー!』前代未聞! スタジオを飛び出してタクシーでお喋りするラジオ番組! パーソナリティーを務めるのは、キングオブコント2017王者のかまいたち! この春 満を持して東京へ進出したかまいたちが、タクシーに乗って、都内を知り尽くす! 様々な街、人、モノ!?と触れ合いながらエンジン・フル回転で喋る! 初のかまいたち東京レギュラーラジオにして、神出鬼没ラジオ!●とろサーモン久保田&千鳥ノブからのアドバイス○参考にする番組は山里亮太の『不毛な議論』――TBSラジオでは多くの芸人さんがラジオ番組をされています。番組をやるにあたって、参考にしたものはありますか?濱家:TBSラジオは100期連続1位という化け物じみた成績なので、まずやるにあたって、ちゃんとせなアカンと(笑)。この前、山里(亮太)さんの『不毛な議論』に出させてもらったんですけど、リスナーが山里さん大好きなことがもろに伝わるので、そういうラジオにしていきたいなと思いますね。――それでは少しラジオのことから離れまして、東京進出についてもお聞きします。まずこのタイミングでの進出が決まった理由をお教えください。山内:17年の『キングオブコント』で優勝したことで決定しました。ただ、関西でレギュラーがあったんで、そのレギュラーを卒業するために、半年間の猶予をいただいた形です。――東京進出にあたり、先輩からアドバイスはありましたか?濱家:とろサーモンの久保田(かずのぶ)さんにデビュー当時からお世話になっていて、「東京行きます」と話したときに、「最初に高い家賃のところに住むなよ。絶対に後悔するから」と言われました。山内:僕は一番お世話になっている千鳥のノブさんに「一年は潜るぞ。そんなすぐにテレビ出ることはないから、そう思ってるんやったら気をつけろよ」と言われましたね(笑)。――4月からの東京進出は、ダイアンや和牛さんなどと同じタイミングです。彼らと東京進出についてのお話はされましたか?濱家:「どこ住むん?」ってのはありましたね。ダイアンの津田(篤宏)さんに「どこ住むんですか?」って聞いたら、「めっちゃ良いとこあってんけど、家の前が小学校で、子供思い出して泣いちゃうから」って(笑)。そういう40手前で上京する人のリアルな話をしてました。山内:ダイアンの西澤(裕介)さんが「大阪でレギュラー6本あったうち、4本残して東京来る」って言ってて、「それ、大阪やん」と(笑)。「大阪の方がウエイトデカないですか」と思いました。○「ザ・東京」の番組といえば『逃走中』――今後、出てみたい番組はありますか?濱家:知名度が上がるような番組に出してもらいたいなと思ってますね。ロケを大阪でよくやってたので、それを活かせる『ヒルナンデス!』に出られたらありがたいですけど、すごい狭き門やなと(笑)。山内:僕は「ザ・東京」の番組に出たいです。『逃走中』ですね、東京といえば。濱家:そんなイメージなん?山内:『逃走中』と『開運!なんでも鑑定団』の2つに出たいです。『なんでも鑑定団』はお話をいただいたことあって、ばあちゃんの掛け軸をお宝で出したかったんですけど、ばあちゃんに断られて。でも、多分もうちょっとでばあちゃんも亡くなるので、そうなったら出ようかなと。濱家:待つな! そんなもん。――では最後に、『かまいたちの ヘイ!タクシー!』への抱負をお聞かせください!濱家:珍しい形態のラジオなので、そこに注目してもらいたいです。それと、スタジオよりすごい自然体というか、リアルな普段の感じを見てもらいたいですね。街ゆく人との絡みなど、スタジオでできないことがホンマにたくさんあるので、そういった点をぜひ見てもらいたいです。山内:かまいたちといえば、あのタクシーのラジオやってるコンビと言われるくらいの番組にしたいです。タクシー系の仕事が全部僕らのところに来るようになればいいなと思います。濱家:どんな仕事やねん、14年間でタクシー系の仕事1回もないやろ。かまいたち左:山内健司(やまうちけんじ)1981年1月17日生まれ、B型、島根県出身。右:濱家隆一(はまいえりゅういち)1983年11月6日生まれ、B型、大阪府出身。2004年5月にコンビ結成。第28回「ABCお笑い新人グランプリ」(2007年)最優秀新人賞、第43回「上方漫才大賞」(2008年)新人賞、第33回「ABCお笑いグランプリ」(2013年)優勝、第10回「キングオブコント2017」優勝など、受賞歴多数。今年4月より東京進出。
2018年04月17日女優・橋本愛が、山内マリコ原作の映画『ここは退屈迎えに来て』にて主演を務めることが決定。また門脇麦と成田凌も出演していることが明らかになった。ストーリー何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく地元に戻った27歳の「私」(橋本愛)。実家に住みながらフリーライターとしてタウン誌で記事を書いているけれど、親からはフリーター同然の扱いで、何だか冴えない日々。高校時代に仲の良かった友だちと久々に会った勢いで「とにかく格好良くって、背が高くって、サッカー部のエースで、不良とも適度に仲がいい」憧れの椎名くん(成田凌)に連絡し、みんなで会いに行くことに。道中、「私」の中に椎名くんとの高校時代の忘れられない思い出が蘇る――。元彼「椎名」を忘れられない、東京に憧れと怖さを持ちながら地元を出ないまま暮らす「あたし」(門脇麦)。椎名がいなくなった途端に彼氏面してくる、椎名の取り巻きの中でも特に冴えない男と、断る方が面倒くさいから適当に遊んでいるけれど、心は彼といたときの青春の輝かしい記憶にいまもとらわれている。ここではないどこか――東京には「あるはずの」、自らの退屈を埋めてくれる何かを「椎名くん」に追い求めたその先には?「椎名くん」の大人になった姿とは…?橋本愛主演!!×門脇麦×成田凌ら新世代スター集結!原作は、『アズミ・ハルコは行方不明』の原作者・山内氏のデビュー作で、「R-18文学賞」読者賞受賞作「十六歳はセックスの齢」を含む連作小説。紀伊国屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!」にもランクインし、「ファスト風土」小説としてネット上でも話題騒然となった。そんな小説を、今回『ストロボ・エッジ』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『ママレード・ボーイ』の廣木隆一が映画化。何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく戻ってきた主人公「私」を演じるのは、『告白』で脚光を浴び、『桐島、部活やめるってよ』で第86回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞し、その後、連続テレビ小説「あまちゃん」、『さよならドビュッシー』『渇き。』『美しい星』など話題作に出演する橋本愛。さらに、元彼「椎名」を忘れられない「あたし」を、『愛の渦』で体当たりの演技が注目を浴び、『オオカミ少女と黒王子』『二重生活』や、現在放送中のドラマ「トドメの接吻」ではヒロイン役で出演している若手実力派女優・門脇麦。また、高校時代みんなの憧れの存在だった「椎名くん」を、「人は見た目が100パーセント」「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」に出演し、今後も『ニワトリ★スター』『ラブ×ドック』の公開を控えるいま人気急上昇中の俳優・成田凌が演じる。キャスト&監督からコメント到着!そして今回、キャストや監督、原作者からコメントも到着!橋本愛(私役)原作を10代のときにお風呂で読んで、ああ好きだなあと思って好きな小説の映像化に関われたのはとても幸せなことでした。以前から廣木監督の現場にも興味があったので、ダブルで夢叶って嬉しかったです。田舎の景色や帰郷したときの思いとか、体が知ってることが多かったから地方出身で良かったと思いました。御縁の塊のような作品に携われて最高です。早く見たいです!門脇麦(あたし役)誰かに強く憧れて自分を認められなかったり、誰かに固執することでしか自分の存在意義を見いだせなかったり。歳を重ねるにつれて削がれていくであろう苦しくて退屈な時間もいつかは愛おしく感じられるのかな、そんな風に思える瑞々しい作品になるのではないかと思いました。廣木さん、そしてやっと橋本愛ちゃんとご一緒出来たことがとても嬉しいです。完成を観られるのを楽しみにしています。成田凌(椎名くん)一歩先にいるのか後ろにいるのか、存在したのかしなかったのか、どこか愛せるようで愛せない、椎名役を演じました。富山の地に力を借り、廣木監督をはじめスタッフや共演者の力を借り、美しい青春と草臥れた白秋の日々を過ごさせていただきました。美しい映像と混沌とした感情の中のどこかにあったであろう愛を探す人間たちの物語です。山内マリコ(原作)青春のすべてを注いだデビュー作が映画化されるなんて感無量です(しかもオール富山ロケ!)。出演者決定しました~と担当編集さんから聞き、その顔ぶれを見た日の喜びは忘れられません。橋本愛ちゃんと門脇麦さん、そしてななな、成田凌!?最高のキャスティングに震えました。本当に公開が待ち遠しいです。公開に合わせて写真集とか出してほしいです。廣木隆一(監督)ありふれた日本のどこかの風景の中、ありふれた会話。退屈きわまりない日常、でもそこにいる者たちにとってはとても特別で刺激的な時間が流れてる。いまを生きる事は決して楽しいことではないかも知れない。自分の人生がいま、どの辺なのかも。もがきながらハートを揺り動かしてくれるキャストと富山の町を走りぬけた映画です!!!!『ここは退屈迎えに来て』は2018年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月20日12月3日の「M-1グランプリ2017」(テレビ朝日系)。注目はやはり、『かまいたち』だろう。 濱家隆一(36)と山内健司(34)が04年に結成したこのコンビ。10月に行われた『キングオブコント2017』(TBS)で優勝し、「M-1」も決勝に進出。史上初の2冠を狙っている。 だが「キングオブコント」で優勝したにもかかわらず、大ブレークしたのは準優勝の『にゃんこスター』。そんな彼らだが、実はちゃっかり”特需”を受けているという。 「優勝後、彼らはイベントやテレビ番組へ頻繁に呼ばれています。もちろん優勝の効果もあるのでしょうが、『にゃんこスター』についてのコメントを求められているのです。『俺らが優勝したのに!』と自虐ネタを話すことで、盛り上がりますからね。ちゃっかり”にゃんこ特需”に乗っかっているともいえるでしょう」(テレビ局関係者) 11月に「M-1」決勝進出を決めた際もライバルを聞かれた際、その場にいない「にゃんこスター」の名前を連呼。会場を大爆笑させていた。 「優勝も夢ではないしょうが、今回も他のコンビに注目が集まったとしても『なんでまた!』とボケることができるので美味しい。彼らは結成13年とキャリアは長く、実力は折り紙つきです。今年以降、意外と息の長い活躍が期待できそうです」(芸能関係者)
2017年12月03日10月26日に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に、にゃんこスター・アンゴラ村長(23)が初出演。『キングオブコント2017』で優勝を争ったかまいたち・山内健司(36)との共演が、話題を呼んでいる。 この日はゲスト芸人たちが自身の「捨てられない物」をトーク。「なわとび」が捨てられないというアンゴラ村長は、キングオブコントでも話題となった華麗な縄跳び技を披露した。 跳んでいるように見せかけて「実はこれ跳んでないんですよ」と明かすと、共演者から「え、手品なの?」と疑問の声が。するとアンゴラ村長は「はい、……手品ですよね?」と山内に質問。突然聞かれた山内が「俺、知らない!」と慌てて否定すると、「お前担当やぞ!」「仲間やろ!」とヤジが飛ぶくだりが繰り返されることに。スタジオは笑いに包まれた。 さらにオリジン弁当のレシートが捨てられないほどお気に入りな理由を「ロゴが太い眉毛みたいな感じしません?」と説明するも共感を得られなかったというアンゴラ村長。すると再び隣の山内に「さ、どうにかしてください!」と笑顔で無茶振り。山内は「無理です無理です!……あんま不思議なことせんといて!!」と悲鳴をあげていた。 このフリーダムに出演者を翻弄するアンゴラ村長の空気感がネットで話題に。放送終了後も、Yahoo!急上昇ワードの4位に「アンゴラ村長」がランクインしていた。 Twitterでも、 《かまいたちの山内がアンゴラ村長のお世話係w》《コンビみたいでクセになるwwww》《かまいたち山内は、アンゴラ村長の取扱説明書をオリジナルできちんとこさえて、飼育係としてきちんと芸させたほうが、かまいたちの為なのでは(笑)》《やり取りがほのぼのとしてて、内さんのツッコミはじわじわと面白いしで結構好き。》 と“盟友”コンビのやり取りは好評だった。 にゃんこスターの衝撃に「ブレーク格差」と言われていた、かまいたち。今後共演が増えることで、更に爆発的な化学反応が見られるかもしれない。
2017年10月27日身長204cm!大活躍中のバレーボール山内晶大選手にお話を伺いました!バレーボール選手になるなんて、想像すらしてなかったんです。204cmという身長を生かし、全日本男子バレーボールチーム「龍神NIPPON」や所属の「パナソニック パンサーズ」で、ミドルブロッカーとして活躍する山内晶大選手。高校入学後にバレーボールを始め、6年目で日本代表に選ばれた才能の持ち主だ。「小中とやっていたバスケをと思ったけれど、想像以上にボディコンタクトが激しくて体の線が細い僕には無理だと。そこで体育の担当だった先生に誘われてバレーボール部に入部したんです」けっして積極的とはいえず、始めたものの、すぐに面白さに目覚めたという。「できることが増えるのが楽しくて。高校3年で国体の愛知県選抜に選ばれて、練習も含めてレベルの高いバレーに触れることができた。そこで大学に進学してバレーを続けたいと心が決まりました」愛知学院大学に進学後はチームで練習すると同時に、複数の企業チームでの練習にも積極的に参加。後に日本代表監督となった南部監督にもそこで出会う。小中学生から活躍してきた選手も多いバレーボール界で、まるでキャリアを補うようにして急速に経験を積んできた。やがて大学3年の’14年に全日本入りを果たす。「もちろんびっくりしました。自分は本当に、出会いを積み重ねた縁でここまで来れたんだなって」振り返る山内選手からは、謙虚で穏やかな人柄が伝わる。ただ与えられた大きなステージでの役割をきっちり果たし、今も大きな伸びしろを持つチーム期待の選手であり続けるのは、彼の実力ゆえ。「心がけているのは常に平常心でいること。プレー中は一連の流れで打ったり止めたりしますが、サーブは個人プレーなので、余計意識しますね。観客席に近いから応援の声も聞こえ、やるぞと思う半面、プレッシャーもある。磨きたいのは、ブロックやクイック。課題であり、目立ってもいきたい」今年9月に行われたグラチャンバレーでは残念ながら全敗。「強豪国はレベルが高かったけれど、課題も見つかり克服するためにやることもわかったのが収穫」と前を見据える。3年後にオリンピックを控えて、目指す方向は?「今はまだ全日本でもパナソニックでも若い方で先輩に頼っている部分があるけれど、これからはチームの主軸となって支えられるようなプレーヤーになっていきたいです。できることを増やして、東京オリンピック代表に選ばれるようになりたい。存在的にもパフォーマンス的にも、そして体も大きくすることを目標にしています」プライベートも気になります!・オフの日の楽しみは?「アウトレットに行ったり、家で漫画を読んだり海外ドラマを見たりしています。出かけるのは京都が好き。海外の観光客が多いから、背が高くても目立ちすぎることもなくて過ごしやすいんです」・どんな漫画を読んでる?「少年漫画が好きなんですよ。『スラムダンク』『あひるの空』『MAJOR』『GIANT KILLING』『キングダム』『ジョジョの奇妙な冒険』『宇宙兄弟』。家でゆったり読むのが楽しみです」やまうち・あきひろ1993年11月30日生まれ。愛知県名古屋市出身。パナソニック パンサーズ所属。高校から始め、大学時代から日本人では希少な大型のミドルブロッカーとして全日本代表で活躍。※『anan』2017年11月1日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・大和まこ(by anan編集部)
2017年10月26日アイドルグループ・AKB48兼NGT48のメンバー・柏木由紀が20日、東京・中目黒のナカメアルカスで行われた「レモンサワーフェスティバル2017 in 中目黒」(同所にて10月22日まで開催)の乾杯式に、お笑いコンビ・かまいたち(山内健司、濱家隆一)、ホットペッパーグルメ外食総研の有木真理氏とともに出席した。同フェスティバルは、若者を中心に人気に火が付いているレモンサワーの魅力を、もっと多くの人に知ってほしいという思いから開催。イベントでは、キッチンカー形式で出店した話題の名店がこだわりのレモンサワーを提供し、レモンサワーに合った料理とともに楽しむことができる。スペシャルゲストとして同イベントに登場した柏木は、レモンサワーについて聞かれると「(AKB48の)メンバーにもレモンサワーを飲む人がけっこういますね。健康的なイメージもありますし、レモンサワーで乾杯もあります」とコメント。開会を記念した乾杯の音頭を取り、レモンサワーを一口飲んだ柏木は「おいしい!」と目を輝かせ、「この時間(お昼)に飲むのはちょっと罪悪感がありますね(笑)。最高です!」と笑顔を弾けさせた。同じく、スペシャルゲストとして登場したかまいたちは、お酒は好きかと聞かれた濱家は「めちゃくちゃ飲みます。(レモンサワーは)1軒で10~15杯は飲みますね。それを3件くらい」と酒豪であることを明かし、山内は「僕は1杯飲むかどうかで十分です」とコメント。お酒での失敗談を聞かれると、若手の頃に濱家が大先輩のお笑いコンビ・今いくよ・くるよのラジオに酔っ払ってきたことを明かし、山内は「集合場所に来なかったので探したら、駅の階段のところで新聞紙を掛けて寝ていて、その新聞紙もホームレスの方にかけてもらったみたいで…」とエピソードを明かして笑いを誘った。また、『キングオブコント2017』で優勝した2人だが、準優勝したにゃんこスターがブレイクしていることについての心境を尋ねられると、山内は「僕らが見ていても華があるなと思いますので、悔しいとかは全然なくて、僕らは僕らなりの売れ方ができればいいかなという風に思っています」と落ち着いてコメントした直後に、後ろを向き「クソー! おかしいやろ! 俺らが優勝したんや!」と怒号を上げていた。
2017年10月20日歌手の山内惠介が29日、東京・渋谷のNHKホールで、『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 31日19:15~23:45)のリハーサルを行い、終了後の囲み取材に応じた。今回「流転の波止場~究極の貴公子編~」でコラボレーションする乃木坂46について、山内は「去年、初出場の記者会見でご一緒した皆さんと2年目でコラボレーションできるというのは、とってもご縁があるなと思ってます」と喜びを語る。さらに「かわいいし、見とれちゃいますよね。皆さん20代とかですし、ああいいなぁと思います。(自分と)10歳くらい違いますから、もうおじさんですね」とデレデレだったが、報道陣から「(演歌界の)貴公子ですよね?」とツッコまれると、「ああっ!そうでした。彼女たちに貴公子に見えるように頑張らなきゃいけないな」と、気を引き締めなおしていた。乃木坂46とのコラボにあたり、同グループの"公式お兄ちゃん"であるお笑いコンビ・バナナマンにも演出を相談した山内。乃木坂46自身もノリノリだそうで、「いっぱい案を出してくれました」と顔をほころばせた。今後コラボしてみたいアーティストを聞かれると、「NHKさんで『R.Y.U.S.E.I.』をやらせてもらったので、三代目J Soul Brothersさん。本家とできたら、すごく夢のあるステージになるんじゃないかな」と、期待が膨らむ。さらに最近、松任谷由実が、山内の曲をラジオでかけてくれているそうで、「ユーミンさんとも共演させてもらえるといいな…紅白に出させていただいたことで、夢は広がる一方ですね!」と目を輝かせていた。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」で、紅組23組・白組23組の計46組が出場。紅組の司会は有村架純、白組の司会は嵐の相葉雅紀で、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。昨年は、紅組が優勝し、通算の対戦成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月29日地元、友情、恋愛、結婚……とさまざまな“居場所”について語ってきた作家・山内マリコさんのインタビューもあっという間に最終回。今回は、いよいよ家族というやっかいな“居場所”について考えます。そしてSNS全盛の時代、誰もが複数の所属先や依存先を使い分けていますが、マリコさんはこの“つながり至上主義”とも言える昨今の風潮に異議をとなえます。果たして、おひとりさまが行き着く“居場所”はどこにあるのでしょうか?第一回インタビュー<地元を出て親友と出会えた経験が恋愛よりも自分を救ってくれた>第二回インタビュー<結婚するなら“彼氏”ではなく“親友”と思える相手がいい>はこちらから“結婚/家族はいいものだ”という考えは社会からの押し付け――恋愛に向いてない人もいれば、結婚に向いてない人もいると思うのですが、結婚が“絶対しなければいけないもの”ではなくなったことで、かえって自分がどうしたいのか選択・判断する材料がなくて迷っている人も多いような気がします。山内マリコ(以下、山内):私も結婚しろと親からプレッシャーをかけられたことはなくて、逆に自分一人で「どうにかしなきゃ」と焦ってた時期がありました。選択肢があるのはいいことだけど、答えの出ない悩みが増えるということでもあるから、キツいです。昔の映画なんかを観ていると、みんなベルトコンベアに乗せられているかのように異性を紹介されて、結婚して子どもを産んでいきますからね。それが幸せかはともかく、自分で考えなくていいという意味では、楽だったかもしれない。――以前、鈴木涼美さんにインタビューしたときにも、同じようなことをおっしゃっていました。人生の選択肢が増えたせいで、その道を選んだ責任を個人が問われるようになってしまった、と。今はまだ、「結婚しないのは自由だよ、でもそのせいで損したり困ったりしても君の責任だよ」と言われているような状況だと思うんです。そんな空気のなか、結婚せずにおひとりさまでいることを選べるかと言われたら、すごく勇気がいると思います。山内:その勇気がなくて、私は「彼氏欲しい!誰か紹介して!」と言いまくってましたからね。おひとりさまの道を行くぞと腹を決められたら、そんなことは言わずに済んだけど。結婚の形って時代によって変わって当然だけど、根強い昭和モデルが現状に全然マッチしなくなったことが問題かなぁと思います。みんながみんな結婚して家庭を持つわけじゃなくなった時代なんだから、国がどんどんそれに適応していくべき。――いまだに結婚を前提とした社会の仕組みや制度は多いですよね。山内:これまでの日本は、家事や子育てや介護などの“人をケアする役割”を、家庭に押しつけてきたんですよね。妻や母親といった女の人に、それを無給で担わせてきた。同じ仕事なのに、家族以外の人に頼めば給料が発生する仕事を、タダでしてもらってきた。結婚してなくても困らない社会にするためには、そこを変えなきゃと思います。――家庭を持たないと生きていくのが不利で不便になってしまうのも、おひとりさまにとっては生きづらい要因ですね。山内:『家族という病』(幻冬舎)という本も出ましたけど、検挙された殺人事件のうち、約半数は親族間で起きているんですよね。しかも、年々その割合は増えている。だから、「家族はいいものだ」「家族は仲良くあるべき」という押し付けも危険だと思います。家族と仲がいい人はどんどん大事にすればいいけど、「うちの家族はダメだ!一緒にいたらおかしくなる!」と思えば、遠慮なく逃げていい。そして家族から離れておひとりさまを選択しても、セーフティーネットがしっかりしてるから安心、というふうになればいいんですけどね。――会社だけ、家庭だけに押し込められ、追いつめられないようにするために、最近では「逃げ道をいくつか作って、依存先は分散させた方がいい」といった考え方が提唱されるようになりましたが、それについてはどう思いますか?山内:所属先や取引先をひとつにしないっていう意味なら賛成です。定年退職後の男性は、ちょっと気の毒なくらい人生のリスタートを迫られているし、専業主婦も実はリスクが高い。昭和モデルって男女がすごく偏っているから、そこのバランスを探るのは大事なことです。ひとつの仕事がダメになったときに経済的に困らないようにするため、複数の仕事を持つとか、そういうのはいいと思う。ただ、“依存先”と言われると、「ん?」と引っかかりますね。――と、言うと?山内:自分の精神バランスをいい状態でキープするために、人やコミュニティを使い分けるみたいな考えは、あんまり好きじゃない。いざというとき、孤立しないようにいろんなコミュニティにちょこちょこ顔を出す、みたいなやり方は、性格的に苦手なんです。1人の人と仲を深め合うのは好きだけど、大勢とそこそこ仲良くするのってあんまり得意じゃないので。人間関係を自分本位にコントロールしようとする人には、抵抗があるし、警戒します。1:1の関係が向いているなら居場所をたくさん持つ必要はない――居場所を複数持つ必要はないということですか?山内:私、友達に対してもそうなんですよ。すごく仲の良い親友が、別の人とも同じくらい仲良くしていたらちょっと嫌だなって思っちゃう。心が狭いのかもしれない(笑)。今はいろんなSNSを使い分けて別々のコミュニティに所属するのが当たり前なのかもしれないけど、私はポケベル世代なので(笑)。そんなにいろんな人に心開けないし、そんなにいろんな人と気が合うはずもないんで。しかも、ネットではそれが全部見えちゃうじゃないですか。Twitter上で知り合った人が、あっちにもこっちにも話しかけて仲良くなっていくのを見ると、なんか冷めてしまう。クラスで私が最初に声をかけた子が、いつの間にか私をすっ飛ばして人気者グループに割り込んで仲良くなっていくのを見ちゃった気分というか。やっぱり心が狭いんですかね(笑)。――1人の相手と濃密な関係を築きたいタイプなんですね。山内:昔から人間関係のキャパシティがものすごく狭いから、そのときどきで仲良くしている人が本当に1人とかしかいなくて、グループで仲良くっていうのができなかったんです。単純に、性格的に1対1の関係の方が私にとっては居心地がいいから、結婚も性に合っているのかも。――とはいえ、1人の人間の中にも多面性がありますよね。平野啓一郎さんが提唱した「分人化」(表面的な「キャラ」や「仮面」ではなく、「人格」と呼べるレベルで人間にはいくつかの顔があり、相手によってそれを使い分けているという考え方)のように、たとえば夫婦という関係性を維持するために夫に見せられない一面を、親友や別の人との関係で発散したい、という人もいるのではないでしょうか?山内:それってただの浮気じゃん(笑)。別の人が同性の友達だったらいいけど、そうでないパターンの方が多い気がする。リスクヘッジ、みたいなご大層なこと言っておきながら、結局ただのズブズブな不倫してそうな感じ。「分人」って、自分探しで答えの出なかった挫折感を抱えた世代への慰め、鎮魂、みたいな側面は好きなのですが、あんまりラジカルに人格を使い分けられたら困りますよ。私は、その人としかできない話をするような関係は、すごくいいと思うんです。その人とでしか達せない深みに行けるような関係性は、大いにアリだと思います。苦手なのは、それほど深い話ができるわけでもない人と、孤立したくないからと、だらだら一緒にいること。――入れ替え可能な人と浅く付き合っていても仕方ない、と。山内:私は信頼する相手には自分を全部丸出しにするので、1人で充分足りるんですよね。やっぱり親友と出会って、腹の底まで見せ合えるような付き合いをしたっていうのが大きくて、そのおかげで夫に対してもそういう付き合いができるようになった。親友と出会う前は、心の開き方とか、腹の底まで見せる付き合いとか、あんまりわからなかった。人に心を開くには訓練が必要で、それをせずにいきなり結婚してたら、夫にいいところを見せようとしたり、思ってもいない性格の良さそうな発言をしたり、無理してたと思います。親友との蜜月のおかげで、人と深く付き合う方法みたいなものを、知らず知らずのうちに学んでたってことですね。――心を開ける相手は1人いれば充分ってことですか?山内:私の場合はね。仕事じゃないんだから、人間関係をマルチタスクでやっていこうと思ったらキリがないし、逆に気が休まらない。友達のうち、本当に胸襟を開いた付き合いができていると思える相手って、片手で収まる人数だけど、それでも「多いな、ありがたいな」と思います。でもその人たちと、毎日メールしてるわけじゃない。何年も会ってない人もいます。なので、今のレギュラーメンバーは夫、という感じですかね。人脈が豊富な方が偉いという“つながり至上主義”の風潮はしんどい――最近は“コミュ力無双”というか、SNSとかでたくさんつながってる人の方が偉いみたいな風潮があって、疲れることもありますね。山内:それってなんか地元に帰ったみたい。地元ってそういう人いない?異常に人脈が豊富な人が、偉いオーラを出してる(笑)。携帯にどれだけ登録してあるかでランク付けしようとしてくる感じ。「友達100人できるかな」っていう昭和の強迫観念に、ツールがちょうどフィットしたんでしょうね。人数が露骨に可視化されるし。私も昔はTwitterでツイートしまくっていたけど、だんだんフェードアウトしてきました。Twitter上で知り合った人たちの飲み会に、私だけ撤退して参加しない、なんてこともある(笑)。コミュニティが大きくなりすぎると、居心地が悪くなって抜けちゃうんですよ。Facebookもやってないし、mixiもパスワード忘れてログインできないけど、今くらいがちょうどいいかも。人間が安定した関係を築ける仲間の数は150人が限界だっていう“ダンバー数”という考え方があるけど、私のダンバー数は、もっと定義がシビアなので、数も少なくて充分です。――つながりすぎはよくない、と。山内:楽しければいいけど、窮屈だなぁ、面倒くさいなぁと感じたら、やめた方がいい。やめて本でも読む方が、よっぽど自分のためになると思います。“つながり至上主義”に振り回されてるのは若い人が多いと思うので、なおさら。sacaiのデザイナーの阿部千登勢さんがインタビューで言っていたんですけど、結婚・出産をしたあとにブランドを立ち上げて、子育てしながらどうやって両立させたんですか、という質問に、「私、友達に一切時間を使っていないの」ってあっさり答えていたんです。仕事上で仲良くする人はいるけど、純粋な意味での友達には時間を割かなかったんだって。――そういう割り切り方もあるんですね。山内:私は“友情至上主義”を標榜してきましたけど、実際は、仕事と主婦業でてんてこまいで、最近は友達とろくに電話する時間もないんです。それぞれの環境も変わって、「寂しいなぁ」と思うこともあったんですけど、阿部さんのインタビューを読んで、逆にすっとしました。その時々の状況で、変わっていってもいいんだなぁって。――人間関係におけるマルチタスクやリスクヘッジは、かえって維持や管理が面倒くさかったりしますもんね。山内:いい友達がたくさんいるのは素晴らしいけど、どうもそう簡単にはいかない世の中になってるのでね。昔は、孤独や寂しさを豊かに埋めるためのものとして小説や映画や音楽があって、その世界の中に自分と近い人を探したり、孤独を分かち合えるようなものを見つけたりしていたけど、今はそのためのツールが、すべて誰かとのコミュニケーションとか関係性を通したものになってる。それってとても疲れるし、しんどいと思います。やればやるほど、落ち着かないんじゃないかな。無理に誰かとつながろうとせず、一人でいられる強さを持ってる方が、はるかにかっこいいですよ。――おひとりさまにも心強いアドバイスをありがとうございました!(了)Text/福田フクスケ(プロフィール)山内マリコ(やまうち・まりこ)1980年、富山県生まれ。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。主な著書に『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』『さみしくなったら名前を呼んで』(いずれも幻冬舎)、『パリ行ったことないの』(CCCメディアハウス)、『かわいい結婚』(講談社)など。『anan』(マガジンハウス)『TV.Bros』(東京ニュース通信社)など連載も多数持つ。8月17日に最新小説集『東京23話』(ポプラ社)が発売。
2015年08月28日前回、恋愛よりも親友との出会いの方が人生にとって豊かな経験だったと語ってくれた作家の山内マリコさん。そんなマリコさんが、今の旦那さんと結婚したいと思えたのには、意外な方の助言があったようです。一方で、実際の結婚生活を営む上ではさまざまなジレンマも感じているようで、その葛藤が『かわいい結婚』(講談社)という小説にも反映されています。さて、マリコさんが思う“結婚相手の条件”とは……?対等なつもりでも気付くと夫の専属トレーナーに……――山内さんはご結婚されていて、現在は夫婦での生活が大きな“居場所”になっていると思います。今の旦那さんとはどういう経緯で結婚されたんですか?山内マリコ(以下、山内):付き合って2年くらいは別々に住んでいて、3年目に震災が起きたのをきっかけに同棲を始めました。どっちも地方出身だったから、肝心なとき近くに頼れる人がいないと怖いなと思って、「セーフティネットとして同棲しましょう!」と。それからさらに3年一緒に住んで、とりあえず籍だけ入れようと昨年結婚しました。――交際→同棲→結婚とフェーズが移行する過程で、やはり自分の“居場所”や役割が変わったという実感はありますか?山内:変わりましたね。交際の段階では超フリーダムでしたが、同棲始めたあたりで友達に割ける時間が圧倒的に少なくなってきて、結婚した今は、夫の専属トレーナーみたいな状態です。――結果にコミットしなきゃいけない、と。山内:ホントそんな感じ(笑)。もちろん自分が望んでしたことなんだけど、結婚するとなんだかんだで女の人に課せられる役割が重くて大変ですね。ゴキブリが出たら殺してくれるし、いるだけでセコムのような安心感はあるけど、基本は私がお世話係みたいになってて。家事分担の理想は5:5だけど、気が付くと8:2くらいになってるし。腹立たしいです。ごはんの好みもうるさいし、言わないと風呂に入らないし。大きなゴールデンレトリバーが抱きついてきてるような、重い荷物を背負っている感じがしますね。――大型犬と一緒(笑)。山内:犬だと思えばギリ可愛いから許せるかなぁ?という感じで(笑)。まあ、夫が家事をがんばっている時期と、サボっている時期によって、私の心のバランスもだいぶ変わってくるんですけどね。あまりにも夫がなってない時期は、腹をくくって一人で生きていくと思えたらどんなに楽でどんなに自由だろう……って考えたりもします。ないものねだりですね。“妻の役割”を果たしていない自分に後ろめたさを感じてしまう――でも、旦那さんは決して保守的な考えの持ち主というわけではなく、家事を分担してやることもお2人で了解して決めているんですよね?山内:ええ。夫は決してオラオラしてないし、亭主関白でもないし。生活費も折半しているので、別に養ってもらってるわけじゃないし。だから家事分担は5:5であるべきなんです!それでも、気が付くと怠けているから、私が自然とお世話係になってしまっている。あまりにもなってないと、「今月は家賃を払いません」とストを起こします(笑)。ただ、夫は勤め人で夜しか家にいなくて、私は一日中家で仕事をしているので、こっちの分が悪いんですよね。「これからは自分の洗濯物は自分で洗え!」と宣言しても、やってないと気になっちゃって、結局私が洗ってる。――私も以前、友人とルームシェアをしていたからわかるんですが、家事の分担って事前にきちんと決めていても、結局は衛生観念が低い方が得をするんですよね。山内:そうなのそうなの!(笑)気にならないもん勝ちなんだよね。気になるからやっちゃうんだけど、そうすると自分の時間が奪われたっていうストレスがすごい積もるんです。本当は、自由時間はすべて、本を読んだり映画を見たり、といったことに使いたいのに。(c)『かわいい結婚』(講談社)でも、別居婚や週末婚を選択するほど合理的に割り切ることはできなくて。こんな状況が一生続くのかな……とやりきれない気持ちになって書いたのが、『かわいい結婚』(講談社)という小説です(笑)。――ひょっとすると山内さんの中にも、心のどこかで「私がやらなきゃ」という役割を背負ってしまっている部分があるのかもしれませんね。山内:良妻賢母教育の呪いですよね。私たちの世代は親がたいてい専業主婦で、身の回りのことを全部お世話されて育ってきたから。自分がしてもらったのと同じように私もお世話してあげなくちゃ、と刷り込まれている部分は大きいかも。――“同棲”から“結婚”になっても、生活自体は変わらないと思うのですが、意識の上で変わったことはありましたか?山内:以前よりも、「もっと実家に顔を出そうよ」とか「お母さんに電話した?」とか、うるさく言うようになりました。放っておくと男の人って、親のことを完全スルーで生きてしまうので。夫の家族のことはすごい好きだし仲もいいんですけど、夫に皿を洗わせていると、夫のお母さんに悪いなあ……みたいな気持ちもちょっとあるんですよね。根本には、昭和の価値観が染み込んでるので。――旦那さんとはフェアな関係でありたいのに、一方では内面化してしまった“妻の役割”みたいなものに縛られ、後ろめたさを感じている自分もいる。そうして結局お世話してしまう自分にもまたいらだってしまう……引き裂かれた悩みですね。山内:ええ、今後の大きな創作テーマです(笑)。そういえば何年か前、『クローズアップ現代』で、「なぜ中高年女性が山登りにはまるのか」という特集をやっていたんです。そこでゲストの女性が、「家で皿洗いをずっとやっていると、たとえ夫が手伝ってくれてもそのやり方が気に入らなかったりして、小さなことでイライラしたりくよくよしてしまう自分が嫌になる。そういう日常の些細なもやもやをすべて忘れさせて解き放ってくれるから、山に惹きつけられるんだ」と言っていて、「超わかる!」と思った。ああ、これは私も10年20年経ったら、山行くなって(笑)。腹を割って話せる関係でないと結婚は難しい――同棲生活を経てご結婚された山内さんですが、「結婚って本当にした方がいいの?」「この人と結婚して大丈夫?」「もっといい人に出会えるのでは?」などと考えていくと、結婚するかどうしようか、なかなか決断に踏み切れない人も多いと思います。山内さんが結婚を決断された決め手はなんだったんですか?山内:実は、きっかけはジェーン・スーさんなんです。2014年の夏に、雑誌『TV Bros.』(東京ニュース通信社)でスーさんに誌上相談したときに、「こういう彼氏と同棲してるんですけど、このまま同棲でもいい気がするし、結婚するか決められないんです」って。で、東京では新しい友達もそんなにいないし、彼氏が一番親しくしている人だって言ったら、「なら、今のマリコさんには、彼氏が親友なんだよ」ってスーさんに言われて。その瞬間、彼氏だと思うとこの先どうしようともやもやするけど、同じ人を親友だと思って見てみたら、「ずっと一緒にいられるかも!」とポジティブな気持ちになれたんです。親友だったら、結婚しちゃってもいいかもなって。――“彼氏”とは結婚できないけど、“親友”となら結婚できると思えた、その違いはなんですか?山内:恋愛って、相手と腹割って話せなくないですか?腹の底を見せずに一種のまやかしを演じるのが恋愛だから、長続きさせるにはすごくエネルギーが必要だし。利害関係や支配関係が絡んで、フェアな関係でいるのは難しいと思うんです。恋愛感情をベースに結婚したら、それこそ夫に嫌われないように奴隷みたく家事をする生活になってしまう。関係性が恋愛ベースだと、より好きな方が負けだから、パワーバランスがすごくいびつで、不平等なんですよね。でもその点、友情はフェア!腹を割って話せる“親友”だと思えば、文句も意見も言えるなと、一気に結婚が「アリ」になりました。――対等であるためには“親友”にならないといけない、と。山内:夫のことは男性としても人間としても大好きだし、もちろん恋愛感情もあるけど、だからと言って機嫌とったりおもねったりはせず、バンバン主張します。彼にとっては耳の痛いことも(笑)。だから、あくまでも、気分的にはマブダチです。マブダチだと思ってからは、ケンカしてもすぐ仲直りするようになりました。前はいちいち「別れる!」とか言ってたのに。――最近さまざまな方に取材やインタビューをしていて、みなさんおっしゃるのは「恋愛感情と結婚生活は矛盾するもので、両立は難しい」という話。親友として成り立つ関係の人と結婚するのがいいという意見は、いろんな方から聞きます。山内:出発点は恋愛感情だけど、途中から友情という新たなフェーズに入って、腹を割れる関係性にならないと結婚は難しいですよね。その関係性だって流動的なものだから、毎日毎日きちんと会話をしてメンテナンスしていかなきゃいけないし。それと、恋愛にはどうしても「相手から性的に承認されることで自分の価値を確認する」みたいな側面があるけど、その欲望にはキリがないし、やり続けるのはしんどいから、自己承認をベースにするような関係は、どこかでやめた方がいい。若いうちはそんなこと言われても、「ハァ?」って感じだと思いますけど。――次回「心を開ける相手がいれば、無理して“居場所”を増やす必要はない」に続きますText/福田フクスケ(プロフィール)山内マリコ(やまうち・まりこ)1980年、富山県生まれ。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。主な著書に『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』『さみしくなったら名前を呼んで』(いずれも幻冬舎)、『パリ行ったことないの』(CCCメディアハウス)、『かわいい結婚』(講談社)など。『anan』(マガジンハウス)『TV.Bros』(東京ニュース通信社)など連載も多数持つ。8月17日に最新小説集『東京23話』(ポプラ社)が発売。
2015年08月20日地方在住の女性が感じる退屈や閉塞感を描いた『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)で一躍注目を集めた作家の山内マリコさん。8月17日には、擬人化した東京23区が自分語りをするユニークな小説集『東京23話』(ポプラ社)が刊行されます。そんな山内さんに、地元と東京、恋愛と結婚、家族、そして友情……と、ライフステージによって移り変わる女性の“居場所”のあり方について、全3回にわたってお伺いしました。地元のマジョリティの感覚からズレていた負い目があった――山内マリコさんの作品に登場する女性たちは、しばしば“東京との距離感”“地元への違和感”を常に抱き、自分の居場所を決めかねているように見えるのですが、その微妙な感情はどこに由来するのでしょうか?山内マリコ(以下、山内):私の場合は、単純にそこまで気の合う人が周りにいなかったのが大きいかも。仲のよい友達はいるんだけど、私以上に都会志向だったし、高校時代に付き合った人と結婚を考えるとかも、ありえなかった。「この人と離れたくないから地元に残りたい」みたいな出会いをしなかったぶん、地元を離れて一度リセットするのは、織り込み済みって考えていた気がします。大学を卒業した後のことなんてその時点では考えてなかったけど、たった4年の間にどんどん地元の街なかが寂れちゃって、4年生になったときに、地元に戻ろうとは思えなかったです。もう少し自由な空気を吸っていたい!って感じで。――寂れていく街を目の当たりにすると、確かに未来や希望は感じにくいですよね。山内:もう目に見えて寂れてましたからね。地元にいた頃よりも、明らかに店とか減ってるし。郊外には大型店がどんどん進出して買い物に困ることはないんだけど、飽きるんです。街自体が単調にできてるから、行動がどうしてもパターン化してくるというか。それが苦にならない人にとっては快適だし、まったく気にならない人もいるんだろうけど。地元は富山市なんですけど、戦争でかなり焼けてしまって、作り直しているから、歴史から分断されちゃったようなところがあるんですよね。車優先のつくりになっていて、生活するにはすごく便利なんだけど、その代わり単調で、情緒がない。それで十分居心地がいいと思っている人もたくさんいるけど、私はそうじゃなかった。ものの考え方とか、何が好きかとかも、大多数の人からはズレていたし、話の合う人も少なくて。そういうはみ出し者が、自然と地元を出るんです(笑)。居場所に“しがらみ”が生まれるのは地元もネットも同じ――地方にいても情報はどんどん入ってくるし、東京との文化資本の差を感じている人もいる一方で、地元にあるもので十分満足できる、いわゆる“マイルドヤンキー”みたいな人もいると思うんですが、その違いは何だと思いますか?山内:それ、私もわからないんですよね。私の兄が、同じDNAで同じように育ったはずなのに、どこで何をどうしたらこんなに違ってくるのかっていうくらいタイプが違うんですよ。確実に言えるのは、地元で堅実にやってる兄みたいな人の方が、マジョリティってこと!東京で地方出身者の人と話すと、それが逆転して、都会で仕事が楽しくて結婚とか後回しにしてる女子が主流、みたいになるんですけどね。でも地元基準では、私の方がおかしいんだ、ズレてるんだと、忘れないようにしなきゃいけないという(笑)。マイルドヤンキーを東京目線で批判的に見たりするのは、すごく傲慢だとも思っていて。地元になじんで楽しくやっている大多数の人たちの人生を否定する気はないし、あくまでも、私はそこでうまくやれなかったという負い目があるんです。――そういう人たちにとって、大きな“居場所”の役割を果たしてきたのがインターネットですよね。SNSなどの普及によって、地元でははみ出し者だと思っていた人も、ネットには同じ気持ちの人がたくさんいるんだと連帯できるようになった恩恵ははかりしれないと思います。山内:そうですね、私の場合はちょうどmixi全盛の時代で、映画の感想を書くと全然知らない人から感想がきたり、趣味が縁になってどんどんつながっていくのがすごく楽しかった。でも、その喜びってほんの一瞬で、すぐに面倒くさいしがらみになっていっちゃうんですよね。Twitterもそう。始めたばかりの頃は楽しくて無邪気にやっていたのに、すぐに「あ、この人めんどくさい」みたいな人が出てくるし、新しい出会いのツールのはずが、しがらみだらけの使い方をしてたりして、「なんだかなぁ~」って気持ちになる。――閉塞感から解き放たれていたはずのオンラインのつながりにも、必ずしがらみが発生しちゃいますよね……。山内:東浩紀さんの『弱いつながり』(幻冬舎)という本にも、ネット上のつながりの方がむしろ強固でしがらみが強い、といったことが書かれていました。“つながり至上主義”みたいになっているところを、いかに自分がちょうどいいと思える距離感で付き合うかはすごく大事。SNSもいいけど、近所の人にニッコリあいさつする方が、精神衛生的にはかなり健全ですから。“恋愛”による自己承認より縛り付けない“友情”に救われた――自己承認を得られる“居場所”というと、特に女の人はどうしても恋愛に走りがちだと思うのですが、山内さんは、恋愛よりもシスターフッド的な女性同士の友情を、小説では描きたいとおっしゃっていますよね。山内:バブルの頃から脈々と続く恋愛至上主義に毒されていると、「どれだけドラマチックな恋愛をしたか」が自分の価値、みたいな考えになりがちですよね。特に若い女の子は、恋愛を通して自分を承認してもらったり、自己を確立させようとするんだけど、そんな恋愛をさせてくれるほど、男の人も都合よくできてない。恋愛を否定する気はさらさらないけど、私の場合は、恋愛よりも女友達と味わった経験の方が全然楽しかったし、自分のためになったし、救われたんですよね。だから、それを書きたいという気持ちがあります。もし最高の大恋愛を経験していれば、その素晴らしさを説得力満点で書けたのかもしれないけど、してないし(笑)!でも、それを「人として劣っている」とか「女として可哀想」なんて、思う必要はないんです。――もしかすると、マイルドヤンキーのように地縁でつながった地元仲間との友情を大切にする人たちも、それと同じ感覚なのかもしれませんね。山内:たしかにそうかも。ただ私の場合、気の合う大事な親友と出会えたのは大学時代で、「その子とずっとそこにいるわけじゃない」という、流動的な関係性だからこそよかったと思っているんです。当時は、同じ大学に通って、住んでいる部屋も徒歩1分くらいの距離で、寝るとき以外はずっと一緒に過ごしていました。それこそ家族みたいに濃密な関係で、このまま離れたくない、この関係がないと生きていけないと思っていたんですが、卒業したら別々の場所で、自分の人生をはじめなくちゃいけない。結局、一緒にいたのは3年くらいでしたが、その3年間で十分大事なことは分かち合えた。離れてから、お互いがそれぞれの人生に飛び立って行けた。ずっと一緒にいたら、きっとお互いを縛り付けて、苦しくなってたと思います。――“居場所”は流動的に変わっていく方が健全だということでしょうか?山内:気が向いたらパァーッと別の土地に移って、そこでゼロから生活するっていうのが好きなんですね。関係性どころか、物理的にもその方が性に合っていて、「夢はマイホーム!」みたいな志向も一切ないです。ただそれって、地元に実家があって、そこでしっかり根が張られているからこそ、思えることなのかも。そのときの縁やタイミングで出会う人や“居場所”は変わる――そういえば最近、女子会やルームシェアといった女性同士のシスターフッド的な友情を描いた作品って多い気がします。漫画でいうと東村アキコさんの『東京タラレバ娘』(講談社)とか、鳥飼茜さんの『地獄のガールフレンド』(祥伝社)とか。ドラマ『問題のあるレストラン』も、女性だけのコミュニティを作ってレストランを営む話でしたし。山内:見てた見てた!大好きなドラマでした。『地獄のガールフレンド』もついこの間読んだばかりです。『アナ雪』あたりからちょっとしたブームですよね。世界的にそういう流れみたいで、アメリカでも恋愛映画を成立させるのは難しいらしいです。――山内さんにとって理想的なシスターフッドを描いた作品って、他に何かありますか?山内:『SEX and the CITY』が、今のこの流れの源流じゃないかな。それこそ大学を卒業して親友と離れた当時は、丸一年ひたすら『SATC』をくり返し見て、彼女たちのことを勝手に友達だと思っていました(笑)。――ただ、『問題のあるレストラン』も最後はレストランがつぶれてしまったように、楽園のようなコミュニティも永遠には続かなくて、やはり流動的な関係として描かれることが多いですね。山内:人と人が出会うタイミングって、奇跡みたいなもので、その奇跡が永久に続くことはないってことでしょうかね。それこそ私、まだ若くて心がスポンジみたいに柔らかい状態の頃に、親友と思える子と出会って、仲を深め合えたけど、今はもう人間として成型の段階でかなり固まってきてて(笑)、最後にヤスリをかけるような時期だから。もしも今、彼女と出会っても、そこまでの関係にはなれなかった気もします。やっぱり、引き寄せ合うタイミングが重要なんですよね。――そのときの自分のライフステージによっても、出会いたい人、出会うべき人は変わっていくし、“居場所”も変わっていいってことですよね。山内:うん、変わりますね。たぶん私、今はもうそんなに大きく価値観を揺さぶられるような人とは、かえって出会いたくないかもしれない。今そんな出会いがあっても、面倒くさくなって「ちょっと忙しいんで」とシャットアウトしてしまうかも(笑)。――次回「結婚するなら“彼氏”ではなく“親友”と思える相手がいい」に続きます。Text/福田フクスケ(プロフィール)山内マリコ(やまうち・まりこ)1980年、富山県生まれ。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。主な著書に『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』『さみしくなったら名前を呼んで』(いずれも幻冬舎)、『パリ行ったことないの』(CCCメディアハウス)、『かわいい結婚』(講談社)など。『anan』(マガジンハウス)『TV.Bros』(東京ニュース通信社)など連載も多数持つ。8月17日に最新小説集『東京23話』(ポプラ社)が発売。
2015年08月14日6月13日(土)、お笑い芸人の極楽とんぼ・山本圭壱と、元広島カープの投手で現在はプロ野球解説者として活動する山内泰幸が、広島市内のスポーツバーでトークショーを開催する。復帰後初のメディア登場が、広島カープ公認ファンブック「WE LOVE CARP 2015」内での金本知憲氏との対談となるなど、再開後もカープ愛あふれる活動が続いている山本圭壱。今回のトーク相手は、変則的なフォームと快刀乱麻のピッチングで今でもファンにも愛される山内泰幸とあり、突っ込んだカープ語りになることは必至だ。前評判に反し苦しい序盤戦となった今シーズンについてはもちろんのこと、山内泰幸が活躍した2000年前後のチームについてもたっぷり話を聞くことができそうだ。山内泰幸と山本圭壱の「だってカープが好きなんだもん」は6月13日(土)、LOUID SPORDEにて開催。チケットは好評発売中。
2015年06月04日ヒット舞台をスクリーン上映するゲキシネ『蛮幽鬼』の初日舞台挨拶が10月2日(土)、東京・新宿区の新宿バルト9で行われ、主演の上川隆也、共演の山内圭哉がトークショーを行った。昨年9月〜11月に東京、大阪で上演された「劇団☆新感線」の舞台で、アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」をモチーフに無実の罪で幽閉されていた監獄島から脱走した男・伊達土門(上川さん)の復讐を描く物語。山内さんはMCを務め、冒頭、上川さんの「取材の方もいらっしゃっていて…」の言葉に思わず「今日、内野さんは来ませんよ」と本作とは関係ない、W不倫と飲酒運転疑惑の渦中にある、俳優仲間の名を口走り、上川さんから「止め!」と一喝されて苦笑い。一方で、観客から事前に寄せられた質問に回答する場面も。謎の殺し屋を演じた堺雅人との共演の感想について、山内さんは「(堺さんは学生時代)体育が2やったんですって。リー・リンチェイ(=ジェット・リー)みたいな役なのに。最初の本読みの日、真っ青になっていましたよ」。上川さんも「ひとつ公演が終わるたびに、必ず堺とお風呂に入っていた堺の全てを知る男として君臨していますが…」と前振りし、「だんだんマッチョになっていくんです。いわゆる細マッチョです。モヤモヤと想像してください、堺の穏やかな顔の下にマッチョな体ですよ」と暴露合戦。満場の女性ファンを悩ましい気持ちに誘った。『蛮幽鬼』は新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:蛮幽鬼 2010年10月2日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2010 松竹、ヴィレッヂ■関連記事:『蛮幽鬼』上川隆也×稲森いずみ舞台に立つ“覚悟”と舞台裏の意外な“素顔”ゲキ×シネ『蛮幽鬼』で堺雅人の魅力的な“ギャップ”が際立つ!アンケート結果発表「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節迫力の映像と音で演劇を堪能せよ!『蛮幽鬼』特別試写会に40組80名様ご招待「殺陣の振り付けを一度で覚えちゃう」上川隆也早乙女太一を大絶賛
2010年10月02日