学生時代からの長い付き合いの友だちには、昔からある点において気になることがありました。それは「友だちの友だちはみんな友だち」という考えの持ち主であること。しかし、この考えが後に私に不信感を抱かせ、友だちと距離を置くきっかけとなりました。今回は、長年の友だちの信じられない行動によって友だちと距離を置いた体験談をお話しします。一緒に遊びに行くと常に知らない人が小学・中学と仲が良く、高校からは離れたものの、それでも定期的に会っていた友だちA。昔からAと遊ぶ約束をすると、遊ぶ約束をしていない別の友だちが来ていたりすることがよくありました。しかし、そのときは同じ小学、中学の友だちで私も知っていたため、特に気にせず一緒に遊んでいました。高校はAと進学先が別になったため、休みの日に一緒に買い物に行ったりお茶をしに行ったりすることが多かったのですが、そこでもAと2人で会うつもりで行くと、Aの高校の友だちが同席していた……ということがしばしばありました。Aの友だちが一緒に来ていることはもちろん事前に知らされておらず、その友だちも私が来ることを知らされていないようで、お互いを見て「え、誰?」という反応になることがしばしば起こりました。Aには、二人で約束しているときは知らない友だちを呼ぶのをやめてほしいと伝え、本人も「わかった!」と返事をしてくれたのですが、やはり知らない友だちを連れてくることがその後も度々ありました。本人いわく「私の友だちだから気が合うと思って!」と、まさに”友だちの友だちはみな友だち”主義で自分の友だちを連れてくるのだと言うのです。しかし実際に、Aが連れてきた友だちの中には気の合う人もおり、そしてAなしで遊びに行ったこともあったため、新しい友人が増えるのはいいことなのかな、と次第に気にしないようにしました。手土産のケーキの数が足りないお互いに大学進学、就職を経て、私も友だちを交えてAの友だちと一緒に合コンに行ったりする機会などが増えました。その後しばらくしてAが結婚し、結婚式ではこれまで会ったことのあるAの友だち一同が集合しましたが、どの人もある程度顔見知りだったため、結婚式や二次会も盛り上がり、知り合いが多いことはやはり悪くはないなと思ったのです。その後、Aが結婚式の手伝いのお礼に新居に遊びに来てほしいと声を掛けてきました。手土産にケーキを持って行こうと思ったものの、きっと私だけじゃないだろうな……2、3人くらいはまた誰か呼んでるんだろうなと、A夫妻と自分のにプラスして3つほど多めのケーキを購入し、新居を訪ねました。インターホンを押してAに玄関ドアを開けてもらうと、なんと玄関には「え、何人来てるの?!」と目を疑うほどの靴の数……。結婚式に呼ばなかった会社の同僚やその旦那さん、友だちなどを呼んだということで、7人ほどの靴が並んでいたのです! そして、その呼ばれていたAの友だちや同僚たちは、私が呼ばれていたことを知らされていなかったようで、「どちら様?」といったようなポカンとした表情で私を見てきました。さすがに手土産のケーキが足りなさ過ぎる……ということで、「予想外のゲストの数で全然ケーキの数足りないから、旦那さんと食べて」とこっそりAに渡しました。しかし、Aは私を紹介することもなく、「ケーキ持ってきてくれたけど数が足りないから、適当に食べて~!」と大っぴらにリビングのテーブルに置いたのです。いやいや、見ず知らずのあなたの友だちのために買ってきたんじゃないんだけど! しかも自分も食べたかったから、割といいお値段のお気に入りのケーキ屋さんで買ってきたのに! と、一気に意気消沈してしまい、その場にいてもまったく楽しめなくなってしまいました。友だちと距離を置くことにAの新居に招待されたものの、予想外の見知らぬ人たちに手土産を食べ尽くされてしまった一件以来、一度Aと距離を置くべきかと悩みました。Aの結婚後は、以前ほど会うことも減ったため、これを機に少し会う機会を減らそうと、お誘いがかかっても何かと理由をつけて、距離を置くことにしました。やがて私自身も結婚が決まりましたが、夫と私の意向で家族だけでこじんまり式を挙げたいということになったため、Aを結婚式には呼びませんでした。お互いに結婚し、Aは子どもが生まれたために会う機会もめっきり減り、連絡自体もあまり取らない状態になったのです。しかしある日、Aから「子どもに会ってほしいから家に遊びに来て」と久しぶりに連絡がありました。さすがに赤ちゃんに会いに来てと言われると、断るわけにはいかないと、お祝いを持ってAの家に向かいました。Aの家に到着すると、ベビーカーが3台ほど並んでいます。以前に感じた嫌な予感がまた蘇ってきて、玄関ドアを開けると、またまたAのものではない靴や子どもの靴が数足並んでいます。そしてAが「〇〇さんと△△さんと××さんも呼んだの!」と、私も知っている学生時代の友だちの名前を出し、リビングに子どもを連れた懐かしい顔ぶれが座っていました。私以外は全員子持ちでしたが、しかし呼ばれた同級生たちは、学生時代は特にAと仲がよかったわけでもないメンバーで……。Aによると、たまたま公園や子育てサロンで久しぶりに会い、私が来るからと声を掛けてみたとのことでしたが、さすがに話題は子どもの話ばかり。当時まだ子どもがいなかった私は、居心地の悪さから、1時間ほどして用事があるからとその場を後にしました。この出来事を機に、Aとは連絡を取るのをやめようと心に誓い、その後も何度かあった誘いはすべて断りました。Aは夫の仕事の関係で地元を離れ、その後は連絡もほぼなくなりました。まとめAとまだ付き合いのある友だちによると、引っ越し先でも多くのママ友ができ、ホームパーティーなどをよくしているとのことでした。しかし社交性はあるものの、若干八方美人ぶりや空気を読まない点などは、大丈夫なのかしら……と不安に思っています。仲が良いといえども、ある程度の配慮は必要だなとつくづく感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/山口がたこ著者/IWON(46歳)小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
2024年01月12日結婚願望が強かった私。知り合いの紹介で理想の人と出会って婚約したものの、自分の病気が判明した途端にまさかの音信不通、そして破談に……。あまりのショックと、治療の大変さで気落ちしていましたが、その後ついに運命の人との出会いが! そんな私のお話です。結婚願望があるのに出会いに恵まれず…子どもが大好きだった私は、昔から若いうちに結婚したいと思っていました。大学卒業後に留学も経験し、周囲よりやや遅れての社会人デビュー。仕事に慣れて生活も落ち着いてきたころに婚活を始め、趣味の集まりや合コンに顔を出していましたが、なかなか良い出会いがありませんでした。そんなとき、友人からとある男性を紹介されました。私たちは出会ってすぐに打ち解け、趣味も価値観も合い「この人とならうまくいくかも!」と思っていました。その後、その理想の人とはわりとトントン拍子で婚約まで進みました。ところがそのころ、何となく体調が気になり病院を受診したところ、病気が見つかりました。最初はショックでしたが、適切な治療を受ければ悪化は防げるだろうとのことでした。病気を知った彼からの音信が途絶え…そのことを彼に伝えると、私以上に焦燥した表情を見せてオロオロしてしまい、何だか違和感を覚えました。それから数日後、いつもはすぐに返ってくるメッセージの返事がなかなか来ません。心配してこちらからメッセージを送るも、既読スルー。そのうち既読すらつかなくなり、一体どうしたんだろうと不安に思っていると、本人ではなく相手のご両親から、「婚約を破棄したい」との電話が……。理由ははっきりとは言われませんでしたが、恐らく病気のことが原因だと思います。治癒率も高いのに、なぜそれで破談になるのか。なぜ本人からは何の連絡もなく、一方的に切られてしまうのか。やり場のない怒りと悲しさでいっぱいになりました。病気を克服し、現在の夫と出会う その後、私は休職し、家族のサポートと共に治療に専念しました。つらい時間でしたが、復職してからは徐々に気力も取り戻し、再び充実した日々を送っていました。子どもを諦めたくなかった私は婚活も再開し、とある集まりで現在の夫と出会いました。彼は笑顔のすてきな人で、私の過去もすべて受け入れてくれ、全力で私のことを守ると約束してくれました。まとめ紆余曲折ありましたが、今は娘2人と共に忙しいながらも幸せな日々を送っています。病気になったことと、それが原因で婚約破棄になったことはショックでしたが、逆にそれまで気付かなかった相手の本性が浮き彫りになり、結果的によかったのかもしれません。最終的に人生を共にしたいと思える人と出会えたことに感謝しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/葡萄蒟蒻マンガ/山口がたこ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年12月30日年齢を重ねていくと、以前よりも性欲が次第に落ちてきた気がします。パートナーに求められたら断ることができずに困ることも。ですが、そんな私の態度が2人の関係をギクシャクしたものにしてしまったのです。心と体の変化その変化に気が付いたのは、40代半ばのころでした。彼から誘われても、うれしく感じられなかったのです。でも、気まずくなるのが嫌で断ることができませんでした。体も、いつもより感じにくくなっていて、行為の間はかなりつらく感じました。なんというか、濡れるのにすごく時間がかかった気がしたのです。そのときは、たまたま寝不足だったからとかストレスがたまっていたからとか、体調のせいにした私。ですが、数カ月たっても同じような傾向が続きました。セックスが苦痛にキスをされても、体に触られても以前のようにドキドキすることがなくなり、それどころか、行為の最中は「早く終わってほしい」と、そればかり考えるようになりました。そのため、彼から誘われたときには「忙しいから」「疲れている」と、できるだけ断るようにしたのです。彼から、「最近、変だ」と指摘されたときには、適当な言葉でごまかしました。ですが、そんな私の態度が彼には不満だったようで、かなりギクシャクしてきました。次第に会話も減ってきて、このままでは破局しかない状態になってしまったのです。時には勇気も必要そこで私は、本やインターネットなどで、自分の体調の変化について調べてみました。やはり、40代になり女性ホルモンが減ってきたことが考えられました。彼とは別れたくありませんが、正直に言えば嫌われるような気がしたのです。友人に相談したところ、「パートナーなんだから何でも話したほうが良い」と言われました。さらに、「肉体的なつながりも大切だけど、精神的なつながりも必要だ」と言われて、勇気を出しました。彼に、自分が性的に興奮しづらくなったことや濡れにくくなったことを丁寧にわかりやすく伝えたのです。彼はかなり驚いたようですが、ちゃんと理解してくれました。それからは、彼もいろいろと調べてくれるようになり、無理に誘うようなこともなくなりました。行為のときには、私の体がつらくならないように潤滑剤を使うなど工夫してくれるように。改めて彼のやさしさを知ったような気分で、以前よりも関係は良くなりました。彼に正直に話してみて、本当によかったです。まとめ性的な話をパートナーに相談するのは、かなり勇気がいることだと感じます。でも、黙っていても心と体がつらくなるだけ。ひとりで悩むよりも、きちんとパートナーに話したほうが解決策も見つかりやすくなると思った出来事でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/望月涼子マンガ/山口がたこ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年12月22日2024年の始まりに、山口祐一郎の歌とトークを堪能する。これまで山口ともたびたび共演してきた人気・実力共に折り紙つきの俳優たちによるトーク&コンサートは、まさに新年を祝うにふさわしいひと時となるに違いない。今回山口のもとに集まったのは、石川禅、浦井健治、大塚千弘、今拓哉、涼風真世、中川晃教、平方元基、平野綾、保坂知寿、吉野圭吾(以上、50音順)という顔ぶれ。山口と日替わりキャスト4名、計5名でどのようなステージを繰り広げるのか。そして、どのようなナンバーを歌う予定なのか。取材に応じてくれた山口と平方・平野に尋ねてみたのだが……「それは言えない」と口をそろえる。どうやら想像を超えた驚きが待っているらしい!?3人の公演についての思いや、お互いをどうとらえているのかなど、和気あいあいとしたトークを聞きながら探ってみた。日本演劇界、とりわけミュージカルにおいて、山口祐一郎がずっと最前線に立ち続けていることは言うまでもない。その長いキャリアの中で、『エリザベート』や『レディ・ベス』、『レベッカ』などで共にステージに立ってきた平方・平野を、彼は「息子」「娘」と呼ぶ。ふたりとハグして「息子と娘がこんなに立派になって。お父さんは嬉しい」と話す山口……そう、彼の目線は“父”なのだ。泰然と構え、おおらかに人を受け入れる懐の深さと、多分に漂わせている茶目っ気と。自然と周りの人に敬愛されている父親像を感じさせる。それを裏づけるかのように、平方も「祐さん(山口)がいると安心感が全然違うんですよね。もちろん舞台上の祐さんも好きですけど、舞台裏での優しさやチャーミングさが大好きなんです。すごく憧れるし、自分もそういうふうになりたいと思うけど、自分じゃ絶対無理だなとも思う。本当に素敵なんですよね」と語った。ふたりの初共演は、2012年の『エリザベート』。当時の稽古場での山口の姿を、平方は「ほかの人が(トートを)演じている間も、祐さんは柱の向こう側でずっと演じていた。当たり前のことかもしれませんけど、当時の僕はその姿を見て『こういう芸事に携わって稽古をする時には、こんな気持ちでいないといけないんだ』と思いました。今でも、どこの稽古場に行っても祐さんのあの姿を思い出す」のだという。そして、その後舞台袖などで交わすようになった何げない会話が嬉しい、とも。「『どうやって緊張をといてますか?』とか、自分が思っていることを素直に話すことができる。誰も見ていない、秘密の時間です」。さて、今回ふたりは舞台裏でどんな会話を交わすのだろう。そして、平野と山口の初共演は2014年の『レディ・ベス』。初対面だった製作発表の際、声優でもある平野の声は山口にとって非常にインパクトのあるものだったようだ。当時の映像を見ると「二度見されている」のだと、平野は笑った。帝国劇場初主演だった平野は公演中も緊張しっぱなしだったそうだが、そんななかでも頼りになったのがロジャー・アスカムを演じた山口の存在だったという。「私が舞台に登場する前、アスカム先生が最初に出ていくんですよね。だから舞台袖で祐一郎さんの背中を見て『よし!』と思ってから出て行くことを習慣づけていました。そうすると、すごく安心感があるので」その後ふたりが共演した作品の中では、特に印象的だったものとして2016年『エドウィン・ドルードの謎』、2019年『レベッカ』の話題に。『エドウィン・ドルードの謎』でヒロインのローザ・バッドを演じた平野には、終盤に観客の度肝を抜くようなシーンがあった。「ローザ・バッド」ならぬ「パッド」だと、貴婦人の衣裳の中からパッドを外して投げつけるのだ。その際の思い切りの良さが、山口には印象的だったのだろう。「こんな女優さん見たことありません!自分はまだまだ世の中を知らないな、世の中にはいろいろな人、いろいろな考え方があるんだと深く学んだコメディーでした」と笑みを浮かべた。そこからの『レベッカ』での夫婦役。平野は「真面目な作品(『レディ・ベス』)や愉快で楽しいコメディー(『エドウィン・ドルードの謎』)をやらせていただいてからの夫婦役」だったので、なおさら思い入れが強いようだ。中でも、カーテンコールで「宇宙人」と山口に紹介されたことが印象に残っているという。『レディ・ベス』の際にも二度見された声質のユニークさに加え、保坂知寿が演じたダンヴァース夫人との激しい対決シーンを「宇宙人VSゴジラ」と、東宝作品ならでは(?)の表現で称えたようだ。こうしたエピソードを挙げるふたりを見つめ「優しくて思いやりのある娘や息子に囲まれて、お父さん、本当に幸せです」と話す山口は、既に一人称が「お父さん」。お父さんとその弟妹、そして子どもたちによるファミリー・コンサートという側面もある……のかもしれない。劇場という空間に、その時・その場だけの“何か”を求めて今回の『Yuichiro & Friends』については、既に「傑作ミュージカルの数々のナンバーは勿論、これまでに聴いたことのないジャンルも登場予定」と明かされている。セットリストは初日までシークレットのお楽しみとしても、ヒントくらいはもらえないものかと聞いてみたのだが、「教えてあげないよ!」と山口はにっこり。ただ、構成・演出を担う山田和也は数々の作品で山口とタッグを組んでいるだけに、彼の魅力を知り尽くしている。それだけに、選曲にも大いなる仕掛けが施されていそうだ。実際、平方・平野もラインナップを見て「『えっ!? 』ってなった」と口をそろえた。「そういう発想も、考え方もあるんだ。それを聴いてみる、または歌わせてみる、そしてそういう歌っている現場に自分も参加してみる。それが楽しい、または特別な時間になるかもしれない。そんな山田さんのアイディアにびっくりですよ。ひとつの曲も、アレンジや楽器の編成、テンポなどによってまるで変わるじゃないですか。だから(用意されている曲も)ジャンル分けはできません」と山口が語るナンバーとは、いったい何なのだろうか。平方が明かす。「聴きたいけど、でもないだろうなと思っていた曲がリストの1曲目に来ていたので『えぇっ!?』と驚きました。きっとお客様はびっくりするだろうし、僕も傍で聴けるのが本当に嬉しい。祐さんが自分では選ばない曲をどういうふうに歌ってくれるのか、本当に想像つかないです」。平野も「その曲名を見た時の衝撃がすごすぎて、自分が歌いたい候補曲を出す時に迷ってしまって。これまでの共演作品で祐一郎さんとデュエットさせていただいた曲はたくさんあるし、すごく歌いたいんだけど、今回のコンサートの方向性を考えるとそういうことじゃないな、『これをやったら面白いだろうな』というふうに考えないといけないんだな、と思って。だからどんな曲が来ても『どんとこい!』と思ってなきゃ」という。3人にそこまで言われてしまうと、これは楽しみにせざるを得ないだろう。一方で、コンサートとなると従来の舞台公演のようにひとつの世界観・ストーリーがあり、それに即したキャラクターを演じるわけではない。1曲ごとにそれぞれの作品の世界を背負うことになる。その難しさ・面白さも、経験豊富なメンバーだけに重々承知のことのようだ。実際、平野は「歌い出した瞬間に、その作品・その場面を想像していただくことを常に心がけて歌っています。ただ、今回はゲストの組み合わせによっていろいろ変わってくるだろうし、『このふたりでこれを歌うんだ』という意外な組み合わせもあると思います。その時、その瞬間に歌える曲を歌えたらいいですね」、平方も「作品の中ではその曲・その場面の感情を吐露しますけど、コンサートではその1曲だけを切り取るのでやっぱり難しい。だから役柄だけでなく、その場面に通じるようなことでの自分の経験やそこからくる気持ちものせて、お客様に届けたいし、共鳴できたらいいですね。そういう意味では、普段の舞台とは別の楽しみ方を心がけている部分はあります。でもあまり素の平方元基感が出てきてしまうとそれもどうかと思うので、きちんとやりたい」と話す。そうしたふたりの声を受けつつ山口が語ったのは、コロナ禍に著名なチェロ奏者が自宅での演奏をインターネットで配信した時のこと。偶然だったのか、それとも演出だったのか、演奏中にキッチンでやかんのお湯が沸いた音が鳴ったのだそう。「彼は最初から最後までずっと弾き続けた。そして終わった時にゆっくりと湯気を出しているやかんを見て、にっこりした。それが何を表しているのかは、観た方によって全部(解釈が)違う。コロナ禍や戦争の影響で現実の方がリアリティーがなくなって、演劇やミュージカルの表現は『こういうものだ』と思われていたものがあっさり取り払われてしまいました。でもそこで言えるのは、例え舞台装置などを何も使わなかったとしても、劇場という空間は本当に魅力的で、その時間と空間に参加した人たちしか理解できない、経験できない“何か”がある」その“何か”を見出す、必見の公演は1月6日(土)~26日(金)、シアタークリエにて。2月に大阪公演あり。取材・文:金井まゆみ撮影:藤田亜弓<公演情報>『Yuichiro & Friends-Singing! Talking! Not Dancing!-』演出:山田和也出演:山口祐一郎石川禅 浦井健治 大塚千弘 今拓哉 涼風真世 中川晃教 平方元基 平野綾 保坂知寿 吉野圭吾(50音順/日替出演)※公演期間中の1月18日(木)から、一部セットリストが変更になります。【東京公演】2024年1月6日(土)~26日(金)会場:シアタークリエ【大阪公演】2024年2月3日(土)・4日(日)会場:大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティチケット情報:()公式サイト:
2023年12月22日当時長男が生後11カ月のころ、私は長男をベビーカーに乗せて、自宅近くのショッピングセンターに2人で出かけました。しかし買い物中、急に私はおなかを下してしまい、多目的トイレへ駆け込むことに。そのときに感じた、ちょっと悲しい気持ちをお伝えします。 おなかが痛くなる私が日常的に訪れていたショッピングセンターは、ベビー用品の取り扱いが多く、授乳室やプレイルームなどの赤ちゃん向け施設も充実しており、いつも何の不安もなく長男を連れて買い物をしていました。その日もいつものように長男をベビーカーに乗せて行ったのですが、買い物の最中に急におなかが痛くなった私。 近くにあった女性用トイレの個室を見てみたものの、ベビーカーで入れるほどの広さはなく、別の場所にある多目的トイレへ。運よく空いていたので、ホッとしながら入りました。 トイレから出ると……しかしおなかの痛みが治まらず、私はなかなかトイレから出られませんでした。結局何分間トイレにいたのかわからないのですが、やっと落ち着いてトイレから出ると、赤ちゃんを抱いたママと、ベビーカーで赤ちゃんを連れたママが並んでいました。 「やっと空いたわ」というひとり言が聞こえ、ドキッとした私。長時間占領してしまって申し訳なく思い、2人に「すみません」と言いながら通り過ぎたのですが、2人は私をじっと見ていました。特に赤ちゃんを抱いたママはとても怖い雰囲気で、私をにらんでいる感じでした。 どうすればよかったのか悩む確かに、おむつ替えをしたいときや親自身がトイレに行きたいとき、多目的トイレが空いていないと困るのはわかります。私が逆の立場でも、長時間待たされたらイライラしたと思います。 もちろんその日も、私は待たせてしまって申し訳ない気持ちは大きかったのですが、「どうしたらよかったんだろう?」と思い、複雑な気持ちになりました。今になって振り返ってみると、ベビーカーをどこかに置いて、ベビーチェア付きのトイレに行けばよかったのかもしれないと思いました。 この日は自分の体調が悪くなったせいで、人に迷惑を掛ける結果になってしまいました。私はそれ以来、おむつ替えだけなら多目的トイレを使わない、可能な限り一般のトイレを使うなど、多目的トイレだけに頼らないよう心掛けています。そして、多目的トイレや授乳室で長く待たされることがあってもお互い様と思って、イライラしないようにしています。 作画/山口がたこ著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2023年12月12日私はインスタグラムやフェイスブックといったSNSをよく利用しています。友人たちと子どもの写真を見せ合うなどSNSを楽しんでいた私ですが、ある日を境にSNSに子どもの写真をあげるのはやめることにしました。恐怖を感じたその出来事についてお話しします。 SNSにわが子の写真を載せまくる子どもが生まれてからというもの、わが子のかわいさを記録として、そしてわが子をちょっと自慢したくてSNSに写真をアップするのは、私の日常生活の一部。友人からのコメントやいいねもうれしく、また友人たちの子どもの成長を見るのも興味深く、SNSを楽しんでいました。 私のSNSのフォロワーは数が少なく、リアルでも知っている人としかつながっていなかったため、子どもの顔を隠したりとか、背景をぼかしたりといったことは特に気をつけていませんでした。 「モデルの仕事をしているの?」と聞かれ……娘が2歳をすぎたころ、友人から「娘さんはモデルの仕事をしているの?」と聞かれました。突然の質問に混乱しつつ「そんなことないよ」と答えた私。友人になぜそんな質問をしたのか聞いてみると、私の娘の写真が載っているある商品の広告で見たというのです。 慌てて教えてもらったサイトに行くと……なんと娘の写真が勝手に使われていたのです。娘の写真が載っていたのは、子ども向けのおもちゃの販売をおこなっているサイト。写真のなかで娘が遊んでいたおもちゃがそのサイトで販売されており、そのおもちゃのイメージ画像として使われていました。 運営者に削除依頼すぐにそのサイトにメールを送り、写真を削除するように依頼。幸いなことに、そのサイト運営者はすぐに私の娘が載っている写真を削除してくれました。 その後インターネットで「子ども 写真 無断使用」で検索したところ、私と同じように無断使用されているケースはたくさんあるようです。不幸中の幸い、私の娘の写真を無断使用したサイトは写真をすぐ削除してくれましたが、まったく対応してくれないところも多いと読みました。 インターネットに写真を載せる怖さSNSの写真をもとにストーカー行為や誘拐につながったという話も時々聞きます。今回のことは、私にインターネット上に写真を載せる怖さを教えてくれました。私のフォロワーは現実でも顔見知りなので大丈夫だろう、フォロワーも少ないし大丈夫だろう……とそんなふうに過信をしていたのだと反省しています。 インターネットに写真を載せる=その写真はどこか自分の知らない誰かの目にふれる可能性があるということを改めて学びました。それ以来子どもの写真をSNSに載せなくなりました。SNSは楽しいツールですが、写真を載せるときは特に慎重にしようと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
2023年12月11日家庭用のたこ焼き器が普及している昨今。最近では、たこ焼きパーティーもポピュラーになり、『たこパ』と略して呼んでも通じるぐらいになりましたよね。せっかく焼くのなら、おいしいたこ焼きを作りたいもの。そこで、たこ焼きをおいしく焼く方法について取材しました。火力の強弱を見極めながら焼く!東京都練馬区に『浪花』という、お好み焼き・たこ焼きの名店があります。このお店は、たこ焼きを自分で焼かせてくれるのが嬉しいところ。なんと、たこ焼き用の鉄板プレートが備わった席があるのです。『浪花』に聞いたところ、「タネを流し込んで、ある程度火が通ったら、井の字型にタネを切って中にうまく折り返しましょう。気を付けてほしいのは、場所によって火力の強弱があるので、それをよく見ることです。火の通りをよく見て、くるっと回してください」とのことでした。タネを流し込んでしばらく待ちます。竹串などで井の字にタネを切って中に折り返します。ぐちゃぐちゃになっても大丈夫!何回も回して丸くします。ほら!なんとか丸くなりますよ。おいしそうなたこ焼きが完成です。「火の通りが十分でなく、外側が固まっていないのに回すと崩れてしまいます」とも。筆者は気が短いので、すぐ回してしまうのですが、外が焼けて固まっていないとぐちゃぐちゃになってしまいます。ちなみに、「店名は出さないで」ということで書けませんが、某有名たこ焼き店にも聞いてみました。某有名たこ焼き店がいうには、「家庭でたこ焼きを焼くのは難しい」とのこと。というのは、「電気たこ焼き器を使っている人が多いと思うけれど、ガスを使う業務用の鉄板とは火力が違います。がーっと火を入れて、外をカリッとさせて、中はふんわりトロッという仕上がりは難しいのです。べしゃってなってしまうことが多い」といいます。たこ焼き器メーカーおすすめの焼き方は?もっとも高性能とされる家庭用たこ焼き器『炎たこII』を開発した、岩谷産業株式会社(以下、岩谷産業)にも聞いてみました。同社の商品はカセットボンベを使うタイプで、ガスの強い火力が利用できます。岩谷産業によると、家庭でおいしいたこ焼きを焼くために注意してほしいことは、以下の点だそうです。外側がまんべんなくカリッと焼き上がると、中身が密封状態になります。中の蒸気が外側の生地を突き破って噴射すれば、たこ焼きがおいしく焼けたサインです。ちなみに、生地は冷蔵庫で1時間程度寝かせるとサクッと焼き上がります。家庭でのたこパでは、まず電気式のたこ焼き器なのか、ガス式のたこ焼き器なのかで焼き方を変えたほうがいいようです。電気式の場合にはじっくり焼くのが基本。ガス式の場合には、強い火力が利用できるのでより楽です。どちらも火の通り具合に気を付けて、タネを回すようにしましょう。今度、家族や友人とたこパをする時は、本記事を参考にしながら楽しんでみてくださいね![文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]取材協力岩谷産業株式会社取材協力浪花
2023年12月11日ある日、1歳の息子をおんぶしながら家事をしていると、4歳の娘が新品のクレヨンをすべて半分に折っていました。思わず「物を大事にしないなんて!」と怒ってしまった私。しかし娘がクレヨンを折った理由を聞いて、衝動的に怒ったことを激しく後悔した出来事をお話しします。 寝不足が重なりイライラしていた私息子が夜に何度も起きて、よく眠れない日が続いていたときのことです。私は寝不足からくる頭痛と闘いながら、グズる息子をおんぶして家事をしていました。そんな中、娘がおばあちゃんに買ってもらった新品のクレヨンを出して遊びたいと言ってきました。 娘のイレギュラーなお願いに、「忙しいのに面倒だな……」と心の中で少しイライラしながら新品のクレヨンを出し、娘に渡してから私はキッチンへ。クレヨンを使って何かの作業をしている娘の後ろ姿を見ながら家事をし、一段落着いてので覗きに行くと……。 新品のクレヨンを全部折った娘新品のクレヨンが全部半分に折られていました! それを見て私はつい「物を大事にしないなんて!」という思いから、「なんで折ってんの!?」ときつい言葉を娘にぶつけてしまいました。その言葉に驚き、「え?」という顔でこちらを見た娘。 その顔を見て、「あ、しまった、これはいたずらじゃない。娘なりに理由があっての行動だ」と察知。「ごめん、本当にごめん、ちょっと待って」と言い、深呼吸を何度かして改めて「クレヨンを折って何かするの?」とやさしく聞きました。 クレヨンを折ったやさしい理由私に怒鳴られて泣きそうになっていた娘は、おずおずと「半分にしてね、違う色と組み合わせてテープでとめれば、弟くんと同じ色使いたいって喧嘩にならないでしょ」と話してくれました。娘なりに弟のことを思いやった行動だったとわかり、余計に自分が衝動的に怒ってしまったことを反省。 「うん、そっか。ママ勘違いしちゃった。本当にごめんね。弟のこと考えてくれてありがとう」と言うと、娘の顔も明るくなり「この色の組み合わせいいね!」などと言いながら、いそいそと折ったクレヨンをテープで止め始めました。 育児中は常に寝不足で、うまく頭が働かないことが多々あります。そのしわ寄せが子どもにいってしまうこともしばしば。自分は母親としてまだまだだなと思いつつ、今回はすぐに気づきリカバリーができてよかったとホッとしました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年12月09日私たち家族はたまに娘の希望があると、自宅の小さなお風呂に3人で入ります。いつもは私と娘が先に入って、後から夫がくるという感じです。しかし、この日は先に夫と娘が先に入り、私が後から入るという流れだったのですが、そこで事件が起きたのです。 パパとお風呂に入りたいいつもお風呂は何度聞いても「パパきらい、かーちゃんと入る」という3歳の娘。たまにパパと入りたいと言うのですが、この日は3人で入りたがっていました。まず、先に夫と入ってもらい、後から私が行くようにしました。 バスルームからの娘の楽しそうな声を聞きながら夕飯の準備をして、そして私も一緒に入ったのですが、すぐに「あがるー」と言って夫と先にあがっていったのです。そこでもキャッキャッと声が聞こえ、私は久しぶりのひとりの入浴を楽しみました。 娘がすっぽんぽんで何かをうったえる私は何かを感じ少し早めにお風呂から出ると、なぜかまだ娘はすっぽんぽん。しかも近くに夫はいなくて、「パパは何やってんのー?」と聞くと「着替えてるー」と言いました。 私は「え?」となって娘を見ると、娘はカーペットを指さして何かを訴えています。そこでよく見てみると、なんとおしっこをしていたのです。そのときの娘の切なそうな顔は忘れません。きっと、おしっこが出そうだけど、パパがいなかったので、あー出ちゃったという感じだったのかなと思うと、私もとても切ない気持ちになりました。 夫は何度も娘に謝罪夫は慌てて戻ってきて、おしっこで汚れてしまった娘にシャワーを浴びさせてきれいにしてくれました。シャワーからあがった娘を私が着替えさせていたら夫が来て、何度も「ごめんなー、本当ごめんなー」と謝っていました。 私も夫に「自分が着替える前に、まずは娘の着替えをさせてからだよ!」と言うと、夫はまた娘に謝って「パパのこと許してくれる?」と聞いていました。すると、「いいよー」と娘は許してくれたようです。正直私は夫の行動にビックリしましたが、かなり反省していたので、きっともう娘にこんな切ない思いをさせる行動はとらないと思います。 私が当たり前にやっている行動でも、夫にとっては違うようなので、これからは娘のためにもしっかりとお願いしようと思いました。私自身にとっても、夫にやってほしいことを言葉で伝えることの大切さを実感する出来事となりました。このハプニングがキッカケで夫自身も変わってくれたらと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ著者:のろ ゆうこ結婚3回目にして幸せを手に入れた北海道出身ライター。23年前に息子を出産し、20年ぶりの出産を経て現在は3歳の女の子をワンオペで育てています。美味しいものを食べ歩くことが大好きなアラフォーです。
2023年12月08日現在私は2人の子育てをしていますが、第2子出産時に義母から言われたひと言が忘れられません。産後の気が立っていた時期だったから余計に衝撃的だったとも考えるのですが、子どもが大きくなった今思い出しても、出産直後の母親にかける言葉としてはヒドいな……と恨みを通り越し、笑えてくるほどです。 妊娠34週で突然の早産第2子は妊娠9カ月の早産児として生まれました。なんの前触れもなく出血とおなかの張りが起きて緊急入院し、出産。刻一刻と変化する状況に私は呆然としていました。やっと小さなわが子を腕に抱けたとき、安堵感から涙が止まりませんでした。 とはいえ、出生体重は保育器が必要とされる基準値をわずかに超える2,580g。正期産で生まれた第1子とはまったく違うか細い姿に、「もっと大きく産んであげられなくてごめん」という思いがこみ上げ、ますます涙が止まりませんでした。 「あと少しだったのにね!」出産翌日に義両親が産院までお見舞いに来てくれました。予想外に早かった孫の誕生に驚いてはいたものの、無事を喜んでくれていた義母が満面の笑みで「あと少しだったのにね!」と言ったのです。 私は最初「あと少しで臨月だったのにね」という意味だと思い、母親として1日でも長くおなかで育ててあげたかったという私の気持ちに寄り添ってくれた言葉だと捉えました。しかし会話を続けていくと、それは勘違いなことに気づかされたのです。 あと少しで臨月、という意味ではなく……義母によると最近自分の友人のところにも孫が誕生し、その赤ちゃんの出生体重が2,500gを下回っていたということでした。幸い赤ちゃんの健康状態には問題がなかったものの、ママが入っていた保険から保険金が支払われたというのです。 つまり、義母が言いたかったのは「あと少し小さく産んでいればお金がもらえたのに」という意味だったのです。もちろん冗談だとわかっていても、赤ちゃんの出生体重という非常にセンシティブな話題を笑い話にするセンスには思わず耳を疑いました。 義母は陽気な性格で、このときも場の空気を和ませようと思い「小さく産んでしまった」と落ち込んでいた私を励ますつもりで言ったひと言なのだと理解しています。そうはいってもやはり産後すぐの母親にかける言葉として適切だとは思えないので、私自身は他人にこうした発言は慎もうと思っています。 イラストレーター/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:川木みさ7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。
2023年12月07日わが家の役割分担は、家事育児は私が9割、夫が1割といった具合。夫も私も亭主関白制を望んでいるわけではありませんが、夫の仕事が忙しいため自然と私が家事と育児のほとんどをおこなう生活になっていて、家での夫の動かなさに憤りを感じることもしばしば。そんな様子の私たちを見て娘が放った一言が、夫を動かすきっかけになったエピソードをご紹介します。 家事分担の比率を変えられない現状子どもが生まれる前、仕事が多忙なために家事をまったくやらない生活をしていた夫。さすがに出産後は子どものお世話が大変になり、私の訴えもあって夫は余裕があるときには、お風呂掃除やゴミ捨てなどの家事を手伝ってくれるようになりました。 しかし、今現在も仕事が立て込んでくるとやはりまったく家のことにはノータッチになります。そこで年に数回ある夫の仕事の繁忙期には私が育児と家事全般、また、時間差で食べる夫の食事の用意など、ちょっとした夫のお世話的なこともすべてやるのが当たり前の日々が続いていました。 動かない上に態度も高圧的になってきた夫しかし下の子はまだ3歳で手がかかるので、正直私もいっぱいいっぱいだと日々感じながらやっています。どちらかといえば謙虚な性格の夫ですが、結婚して10年近く経ち、私にいろいろやってもらうのに慣れきってしまっていることに加え、仕事のストレスなどもあるのか、時々家での態度に高圧的な部分も感じられるようになってきました。 そんなときにはこちらも頭に血がのぼり、食ってかかりたくなりますが、夫も仕事で大変なのだろうと思い、我慢しながら折り合いをつけて生活していたのですが……。 娘のひと言に一石を投じられ……そんなある日、夫が仕事で遅くなり、家族とは一足遅れて夕飯を食べ始めたときのことです。夕飯のおかずである煮物の温まりが弱く、「これ温まってないよ」と告げる夫。子どもたちをお風呂に入れる時間だったこともあり、内心「そんなことぐらい自分でやってよ」と思いながら私は煮物を手に取りレンジに入れました。 すると、その様子を見ていた7歳の娘が「ママってパパの召使いみたいだね」と笑いながら言ったのです。「ほんとだよねー」と私も笑いながら応えましたが、夫がハッとした様子でドギマギしているのがわかりました。 私が言うより効果大だった娘の言葉その後バツが悪くなったのか、夫は温まった煮物を自分で取りに行き食事をしていました。そして私たちがお風呂から出ると、いつもは食べっぱなしになっている食器もきれいに後片付けされていたのです。その様子を見て、私は娘のひと言に救われたなと思いました。 令和のこの時代、女性であるお母さんは召使いのようにお父さんのお世話をするものだと子どもにはそのような印象を持ってほしくありません。そのためにも、夫婦のあり方を考え直さなければいけないなと感じる出来事でした。 娘の言葉で、日々の生活の中で無意識に当たり前になってしまっていたよくない面に、夫自身も気づかされたのかなと思います。そしてその後の夫の私への態度や家事への参加率も改善されたと感じています。子どもの教育のためにも、男だからとか女だからとかではなく、1人の人としてフェアな立場でお互いを尊重した家庭生活をおくって行けるといいなと感じます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ著者:澤崎 凪1男1女の母。4歳差の姉弟の子育てに奮闘しながら、自身の体験をもとにした子育て関係記事を執筆するママライター。その他、アパレル、地域情報関連記事も執筆中。
2023年12月05日弟夫婦から渡されるプレゼントが高額なものばかり。正社員の仕事をやめて節約しながら生活したいわが家にとってはお返しや、甥っ子へのプレゼントが少し負担に感じるようになっていました。その後の弟夫婦との付き合いかたについてのエピソードです。 プレゼントがいつも高額で困惑高所得世帯の弟夫婦は、わが家に子どもが生まれてから、誕生日やお節句などの節目にプレゼントを持ってきてくれます。ただ、お返しをしようと値段を調べると1着3万円の服など、わが家にとっては高額だと感じるものばかりなのです……。 プレゼント自体はとてもうれしいのですが、フード付きやワンピースなどが多くて保育園に通っている娘にはあまり着させられないし、お返しにもお金がかかるし私は経済的に少し負担に感じていました。 お返しの品も高額そんな中、弟夫婦に子どもが生まれて私たち家族はお祝いに行くことになりました。お祝いのお金を包み、ブランドの服や小物を添えてプレゼントしました。すると後日弟夫婦からお返しが届いたのですが、私があげたお金やプレゼントよりも高額なお返しの品々。それに加えてまた娘にプレゼントを頂いてしまったのです……。わが家の経済事情はというと、私が正社員をやめたこともあってこれからはうまく節約しながら家計を管理していきたいといった状況でした。そのため、頂くプレゼントと金額を合わせてこちらもプレゼントを渡すとなるとちょっと家計が苦しいし、私としてはお金をかけずにもっと気軽に会いたいなぁというのが正直な気持ちでした その後の付き合い方その後も弟夫婦は会うたびに娘にプレゼントをくれますし、甥っ子が着ている服を見ると海外の有名ブランドの服ばかりです。私は、さりげなく「わが家は○○(リーズナブルなお店)でばかり買い物しているよ!」とか、「高額な服ばかりもらっちゃってごめんね。あまり気を使わないでね!」とかわが家はそんなに裕福ではないアピールはしていますが、あまり効果は出ませんでした。 弟夫婦はお金に余裕があるから金額はあまり気にせず、渡したいものをプレゼントしているのかも知れません。頂くプレゼントと渡すプレゼントの金額を合わせていたら経済的にきついので、わが家は節目節目(誕生日など)にはこちらでプレゼントできる金額のものを渡すことに。経済状況はその家庭それぞれですし、無理に金額を合わせる必要はないのかなと考えることにしました。 弟夫婦からの高額なプレゼントに私は正直戸惑い、初めはプレゼントの金額を合わせるのがつらいなと感じていました。ただ、経済状況は人それぞれですし、これからも続いていく親戚付き合いなので、無理に金額にこだわらず甥っ子が喜びそうなものを渡せればいいのかなと感じた出来事でした。 作画/山口がたこ著者:本田 ひな2歳女児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
2023年11月23日現在3歳と1歳の子どもたちが2歳と生後8カ月のころ、注文住宅を建てることになり、ハウスメーカーと打ち合わせをしていた私たち。しっかり話し合いたいところですが、遊びざかりの子どもたちは当然じっとしていてくれず、私や夫が席を立たなければならない場面もしばしばありました。そんな子どもたちへの対応をきっかけに、私と夫の意見は対立することに。夫婦と言えども「報告・連絡・相談」が大切だと気付く経験になりました。 スタッフさんに任せきりにはできない!ハウスメーカーとの打ち合わせのとき、子どもたちを見ていてくれるスタッフさんがいたので、はじめは安心していた私と夫。しかし私は、そのスタッフさんが妊婦さんであることに気付きました。当時子どもたちは2歳と生後8カ月。特に上の子はすぐに走り回るので、妊婦さんだけで面倒を見るのは負担が大きいはずです。 私はスタッフさんに見てもらいながらも、子どもが走り出したり、他の子とおもちゃを取り合ったりしたら席を立つようにしました。しかし夫は打ち合わせに集中しているのか、ほとんど子どもたちのほうを見ません。 意見が対立!夫の言葉に苛立つ私その後私たちは、キッチンのメーカーについて意見が分かれてしまいました。いつも打ち合わせでいろいろなことを決めているのは夫なのだから今回は私に譲ってほしいと言いましたが、夫は「そっちが子どもにばかり構って打ち合わせに参加しないからだろ。スタッフさんがいるんだから任せればいいのに」と不満そうに言ったのです。 「あなたが全然子どもを見ないからでしょ!? 」と私は苛立ち、しばし冷戦状態に。そこで私はふと、夫はスタッフさんが妊婦さんだということや、他の子と揉めることもあると気付いていないのではないかと考えました。 言葉にして初めてわかる相手の考え冷静になって話してみると、やはり夫はスタッフさんのことなどに気付いておらず、驚いていました。私も、夫は打ち合わせに夢中で子どもたちのことを見ていないと思い込んでいましたが、夫は「家は大きな買い物だし、家族のために中途半端な打ち合わせはできない」と責任を感じていたのです。 お互い相手の考えを理解していなかったと謝り、関係は改善。その後の打ち合わせでは、夫も積極的に子どもたちの様子を見てくれたり、私に意見を聞いてくれたりするようになりました。 夫婦と言えども、1つのことに対して違った視点を持っているということを私たちは忘れていました。感情的になるのではなく、冷静に話し合うことで相手の考えを理解することができました。今ではどんなことも「報告・連絡・相談」が基本と考え、私たちは小さなことでも言葉にして話し合うようにして良い関係を築いています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ著者:香川えりか3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。
2023年10月29日現在2歳の息子は明るく好奇心旺盛で、人見知りせず誰にでもあいさつをして話しかけるタイプです。「天真爛漫」という言葉がとてもぴったりで、通っている保育園では園長先生から「あいさつ大臣の〇〇くん」と呼ばれるほど。そんな息子の、夫から聞いたちょっと感動した話を紹介します。 明るい先生や子どもたちばかり!でも……息子は2歳児クラスにあがるタイミングで現在の保育園に転園しました。園の見学に行ったとき、家から近く通いやすい点やプールや園庭があるところ、そして働いている先生方や通っている子どもたちがみんな明るくイキイキとした雰囲気なのが印象的でした。地域でも人気の保育園だったので入園許可の通知が来たときは本当にうれしかったです。 基本的には朝は夫が保育園に送り、お迎えが私で、毎朝夫と息子、そして下の娘の3人で登園する時間は園内の掃除をしてくれるおばさんに会うとのこと。先生方はすれ違う際に笑顔であいさつをしてくれる人ばかりですが、おばさんは不愛想な感じ、無言で掃除をしているそうです。 毎日元気にあいさつをし続ける息子そんな少し話しかけづらい雰囲気の掃除のおばさんにも、息子は遠慮なく、「おはよ! おはよ~!!」とあいさつをしたそうで、夫は焦った様子。おばさんも息子を一瞬見たものの、そのまま無言で掃除を続けます……。 しかし息子は気にせず先生やお友だちにあいさつをしながら自分の教室に入っていったそうです。そして息子はおばさんに無視されてもそんなことは気にせず、毎日毎日「おはよ~!」と元気にあいさつし続けたそうです。そんな日々が続いていき……。 すると、掃除のおばさんが……!息子がおばさんにあいさつを始めて2週間ほど経つと、突然おばさんも「おはよう」とあいさつを返してくれたそう!夫はおばさんが言葉を発するのを初めて聞いて驚いたとのこと。 そしてあいさつしあう日々が過ぎ、今では息子を見るとおばさんから声をかけてくれ、不愛想だったのがマスクの上からでも微笑んでいるのがわかるやさしい表情に変わっていったそうです……! 息子の天真爛漫で明るい態度と笑顔が、おばさんの心を開いたのかなと思います。誰にでも笑顔であいさつをしっかりする息子に感動しました。これからも子どもたちにはあいさつがきちんとできる人に育ってほしいので、母である私も周りの方に明るいあいさつを忘れないように過ごしていこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ著者:森まり子1歳3カ月差の兄妹ママ。ワーママとして時短勤務をしつつ、ライターとしても活動中。
2023年10月24日義実家と私たちの自宅は車で1時間ほどの距離にあります。わが家の上の子どもは義母にとって初孫で、大変かわいがってくれています。しかし子どもが2歳を過ぎ、お話しができるようになると電話が頻回にかかってくるようになり、困るようになりました。 義母からの頻繁な連絡が重い……当時、1週間に3回以上、義母から電話が必ず来ていました。決まって孫とテレビ通話を毎回30分以上していて、孫の顔を笑顔で見る義母の様子は本当に孫がかわいく愛しいのだと、私は痛いほど感じるようになりました。 しかし、徐々に義母の孫への愛情が重いと思うようになってしまった私は、義母に申し訳ない気持ちがありましたが、義母からの電話に出る回数を減らすようになってしまったのです。私が電話に出なくても、変わらず義母からの着信は続き、鳴り響く着信音に私は心が疲弊していきました。 止まらない義母からの電話私が義母からの電話に出る回数が減ったため、義母は私ではなく夫に電話をかけるようになりました。そして、義母は夫が帰宅する時間を見計らって電話をかけてきました。しかし、夫が仕事から帰宅する時間は、私が子どもの寝かしつけをしていることが多い時間帯。 そのため子どもの就寝時間が遅くなってしまうことが多々ありました。また電話のあとは子どもも興奮してしまうようで、なかなか寝てくれなくなったのです。困った私は夫に相談しましたが、義母からの電話を日中にしてもらうようにするしかないという答えでした。 作戦を実行!そこで、私のほうからも電話をし、義母からのビデオ通話中も、ある程度の時間が経ったら用事があるからと電話を切る作戦をとることにしました。 これまで義母から私たちに連絡をしていたのが、私から連絡をするようになったことで、義母は大変うれしいと打ち明けてくれました。これまで自分ばかり連絡をしていたので、なぜ私のほうから連絡をしてくれないのかが気になり義母は不安だったそうです。 頻回にかかってくる義母からの電話が負担になっていましたが、頻回にかけてくる理由は不安だったからだとわかり、私はその後もこちらから電話をするようにしています。忙しいときは電話ができないことも伝え子どもの写真を義母にメールで送ると大変喜び、義母から頻回に連絡してくることもなくなりました。義母の不安が解消されたようでよかったと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 作画/山口がたこ著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2023年10月18日4歳の娘と生後8カ月の息子と、娘の幼稚園のお友だち、3家族と公園で待ち合わせて遊んでいたときのことです。男の子2人のママに仕事の電話がかかってきて、一度職場に戻らなければいけないことになりました。そのとき、子どもをどうするかという話になり……。 やんちゃな男子2人! どうする?電話がかかってきたママの職場はすぐ近く。用事を済ませて戻ってくるだけなら30分ほどで済みます。問題はその間、4歳と2歳のやんちゃ兄弟をどうするかということでした。兄弟のママは連れて行くつもりでしたが、当の兄弟は「やだ! 遊んでる!」と主張。すぐに行かなければいけないのに兄弟は動きません。何とか説得しようとしても頑なです。 困り果てていたときに声を上げたのは、Uちゃんママ。4歳の女の子のママで「それならここで見てましょうか?」と言いました。急いでいたママは迷った挙句、「すみません! すぐ戻ります!」と急いで公園を後にしました。 見てるって言ったよね!?残った大人は私とUちゃんママ。Uちゃんはおとなしい女の子なのでそこまで手がかかりません。しかし問題はここからでした。兄弟を引き受けると発言をしたUちゃんママが、まったく兄弟の面倒を見ないのです! なんせやんちゃな男の子たち。石を投げたり、木に登って降りられなくなったり、公園の外に出ようとしたり、水道の水を全開にしたり……。 私は生後8カ月の息子を抱っこしながら、2歳の弟君が悪さをしようとするのを制し、石を投げるお兄ちゃんを注意し、追いかけまわしました。これに加えて私の娘にも目を配りつつ、兄弟を安全な遊びに誘いましたが、一緒に遊んでもすぐに別々のところへ走っていってしまう始末。私は「ママのいない間に何かあっては大変」と、いつも以上に気を遣いました。その間、Uちゃんママは自分の娘とずっと優雅にブランコ。 それ、あなたが言うの?30分ぐらいして兄弟のママが戻ってきました。「すみません! ありがとうございました! 大丈夫でしたか?」と兄弟のママが言うと、Uちゃんママが「全然! いい子で遊んでましたよ~」とのほほんと答えていました。 私は心の中で「あなたは1ミリも兄弟の相手してなかったよね?!」とツッコミ。わざわざ口にすることではないと思い言葉にはしませんでしたが、Uちゃんママに非常にモヤモヤしました。 どんなにいい子でも、他人の子どもを預かるのはとても気を遣います。最初から最後まで責任を持って見られると確信できない限り、他人の子を預かったり、逆にママ友に自分の子どもを預けたりするのはしないほうがいいなと思った体験でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年10月02日結婚当初から子どもは3人欲しいと考えていた私。1人目が1歳になったころ、3人目まで計画的に出産するために妊活を始めることにしましたが、妊活は計画通りにいかず……。無計画で1人目が妊娠できたがために精神的に不安定になった私の体験と、それを救ってくれた夫からの言葉についてご紹介します。 計画通りにいかない妊活32歳のときに娘を出産したので、38歳までに子どもをあと2人授かるためには、1歳半から2歳差くらいで産めたらと夫婦で計画していました。しかし、現実はそううまくはいかず、まったく避妊をしていないにもかかわらず、1年半ほど妊娠しない日々が続きました。 1人目が無計画で妊娠できたので、2人目もすぐに妊娠できるものと甘く考えていた私。生理がくるたびに落ち込み、順調に妊娠していく友人に対して素直に心から祝福できない気持ちになっていました。 焦りからくるネガティブな感情簡単ではないとはわかっていたものの、それでもどこかすぐに妊娠できるだろうと安易に考えていたため、思い通りに妊娠できない現状に不満が募っていきました。娘を公園に連れて行ったときも、きょうだいで仲良く遊んでいる子どもたちを見ると、ひとりで黙々と遊ぶ娘が不憫でたまらなくなりました。 早く一緒に遊べる弟か妹をつくってあげたいのに、ごめんねという気持ちで涙が出ることも。子育てにおいてさほどネガティブに考えるタイプではなかったのに、年齢的な焦りと、思った通りにいかないというストレスが溜まっていくばかり。誰にも何も責められていないのに、ひとり暗い気持ちになる日々が続きました。 気持ちをラクにしてくれた夫のひと言そんな私の様子を察してか、ある日夫が私の落ち込んでいる理由を尋ねてくれました。思ったように妊娠できないこと、このままでは3人どころか2人目もあきらめなければいけないかもしれない、ということを話しました。 すると夫が、「まだ妊活を始めてからたった1年半しか経っていない。まだまだ時間はあるんだから気長に待とう」と言ったのです。その言葉を聞いて、計画通りにいかない焦りから自分自身を追い詰めていたということに気がつき、私の心が救われました。 娘との時間を楽しめるように夫と話をしてから、気持ちがすっかり軽くなった私。2人目の妊娠に必要以上にプレッシャーを感じ、その結果今ある幸せを忘れていたことに気づきました。仮に2人目ができなくてもかわいい娘までいなくなるわけではありません。 2人目が授からなかったときはその分娘をかわいがればいいだけのこと、と前向きに考えられるようになりました。妊活は継続しつつも、2人目ができたあとのことを考えるより、今そばにいてくれる娘の成長にもっと目を向け、これから娘とやりたいことを考えるようになりました。 ありがたいことに、それから間もなくして妊娠することができました。あのとき順調に計画通り妊娠していたら、子どもができることを簡単に考え、当たり前のことだと感謝せずにいたのではないかと思います。そして何より、子どもは授かりものだという意味がわかった気がします。そのことを忘れないよう、2人目の子育ても楽しんでおこなっていきたいと思います。 イラストレーター/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:山口まなみ2歳の女児の母で、5月には双子を出産予定。韓国人の夫と家族3人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2023年09月24日私は授かり婚です。妊娠が判明して義家族へ報告をしに行くと、義父母にとって初孫ということもありすごく喜んでくれて、私はとてもうれしい気持ちになったのを覚えています。その後入籍をし、義父母との関わりが増えていく中で、デリカシーがないのではないかと感じることが少なからずありました。中でも、初めての出産の際、配慮のない義父母の行動にとてもショックを受けました。 変だな……と感じる義父の行動私と夫は授かり婚で貯金も多くなかったこともあり、義実家にお世話になり生活をすることに。とても良くしてもらっていたのですが、私が仕事でいない間に義父が私たちの部屋に入っていたり、入浴中に脱衣所に入ってきたりと気になる行動がありました。 特に部屋に入られたときは、洗濯物も部屋にしか干すところがなく下着も干していたこともあり、私はとても不快に感じました。ですが、部屋を借りている立場で何も言うことはできないうえに、義父の行動も特に意味ないだろうと思い気にしないことに……。 出産のため入院妊娠期間は大きな問題もなく、出産当日。私は実母と夫に付き添いをしてもらい、義父母には、当日の来院は控えるよう伝えていました。しかし、私が陣痛に耐えている最中に義父母は仕事を抜けては2人で訪れ、「まだか……」と言い、仕事に戻るという流れを2回ほど繰り返したのです。私はしんどかったため、夫から義両親へ「生まれたら連絡するから、それまで来ないでほしい」と伝えてもらいました。 その後分娩室へ入り、いざ出産。子どもが大きかったこともあり、ダメージは大きかったですが、無事に元気な男の子が生まれて感動の中、夫と共に義父母が分娩室へ……。 デリカシーのない義父母私自身、立ち会いを希望しなかったこともあり、出産直後に夫と感動を共有できると思っていたのです。ですが、義父母まで分娩室へ入ってきて、義父はスマホでたくさん撮影をし、分娩室を出て私が処置を終え病室に帰ってきてからも、長い時間病院に滞在していました。 私は大変な出産だったこともあり、その日は絶対安静に加えて高熱でうなされていました。 しばらくして義両親は帰宅しましたが、すぐに親戚を引き連れて大勢で面会に……。夫も帰るよう促してくれましたが、聞く耳持たずで帰ろうとしてくれず、精神的にもしんどい時間でした。義両親はナースステーションにいる息子を見ては夫に似ているのをうれしそうに自慢して帰って行きました。 考え方を変えることにあとになってから義父の撮った写真を見ると、はだけた衣類に、お股に布を被せただけのクタクタな姿の私にドン引きしました。いくら孫が生まれてうれしかったとは言え、とても腹が立ちます。ですが、もう今さらどうにもならないので、今回のことを教訓にし、「今度出産するときには、生まれるまで連絡をしない。夫以外の付き添いもなし」と決めました。 その約2年後、次男を出産しました。新型コロナウイルスの影響により、そもそも面会や立ち会いは禁止でしたが、念を押し、来ないようにと夫から義父母に伝えてもらうことに。義父母が病院に来ることはありませんでした。 初孫ということで楽しみな気持ちが強かったこともあると思いますが、普段から義父母はデリカシーに欠けており、人の言うことを聞かず、自分の行動を正当化して通そうとするところがあります。今回の出産の件で、そのことを一番に痛感し、私にとって出産そのものが少し嫌な思い出として残ってしまいました。素敵な出産にするためにも、嫌なことは嫌だと、相手がわかってくれるまで伝えることは大切だと学びました。義父母は息子のことをかわいがってくれており、その後の関係は良好です。 イラストレーター/山口がたこ著者:松本 茉奈2歳男児と0歳男児の母。整形外科の病院で看護師として勤務し、現在は育児休暇中。いずれ転職も視野に入れているため、さまざまな分野を学習中で、韓国語にも挑戦。趣味は音楽鑑賞や、スポーツをすること。
2023年09月21日2人目の息子を出産したときのお話です。1人目は陣痛が始まってから出産まで18時間かかったので、2人目もそんなにすぐには生まれないだろうと思っていました。そのため陣痛が来てからも「どうせまだまだかかるし」とたかをくくっていたところ、まさかの事態に……。 前駆陣痛?出産予定日を1日過ぎた日の朝4時ごろ、断続的なおなかの張りを感じ、目が覚めました。「予定日は過ぎたし、もしかしたらそろそろかも?」と思いつつも、まだまだ軽い生理痛のような痛み。 前日の健診でも子宮口は2cm程度しか開いておらず、先生からもまだかかりそうだと言われていました。そのうえ妊娠37週に入ってからはしょっちゅう前駆陣痛があったので、また前駆陣痛かもしれないと、そのまま眠りにつきました。 これはもしや陣痛?再び眠りについたあと、午前7時半ごろ息子に起こされ、目が覚めました。そのころにはおなかの張りもなかったので、やはり朝方の痛みは前駆陣痛だったんだと思い、普段通りに食事をして、息子、夫、私の3人でショッピングモールへ出かけることに。その後たまにおなかの張りを感じつつも、昼食をショッピングモールで購入してから里帰り先である私の実家に帰宅したのですが、家に着いた瞬間、なんとなくダルさを感じた私はすぐにベッドに横になりました。 するとおなかの張りがどんどん強くなり、痛みも出てきました。「これは陣痛かもしれない!」と思いましたが、「本格的な陣痛はこんなもんじゃない、もっと痛いからこれではまだまだ生まれないはず」とたかをくくっていた私は、そのまま実家で様子を見ることに。 これはやばい! いきみたい!陣痛かもしれないと自覚してから30分程、ベッドで痛みに悶えつつも、「こんな痛みじゃまだまだだ」と我慢していました。ですが突然「やばい! いきみたい! 」とまで感じるように。 子宮口が開いていないうちはいきまないようにと助産師さんに言われていたので、深呼吸をしながら必死にいきみ逃しをしていましたが、さすがに焦った私はすぐに産院に電話をし、夫や息子、両親とともに車で産院へ向かいました。 助産師さんが放った衝撃のひと言産院に到着し、先生が診察室に到着するのを待つ間、助産師さんに内診してもらうことになりました。すると私の腟を見た助産師さんがすぐさま、「え! もう頭見えてる! 子宮口全開してるよ! もう生まれる!」と衝撃のひと言。まだ弱い痛みだと感じていた私は、まさかの事態に動揺していましたが、すぐに助産師さんが車椅子を持ってきてくれ、そのまま分娩台へ。 そしてそれから30分後、何度かいきんだあと、息子が生まれてきてくれました。陣痛が弱く感じたことを先生や助産師さんに伝えると、「微弱陣痛というのもあるから、それだったのかもね」と言われ納得。1人目の出産のときはもっと強い痛みでしたが、「痛さ」に基準はないんだと感じました。 1人目のお産に時間がかかった私は、陣痛が来てもまだ弱い痛みだからとすぐ産院に行くことはせず、自宅で我慢していました。でも実際は産院に着いて1時間もしないうちに出産。あと30分でも行くのが遅かったらと思うとゾッとします。出産はそのときによってまったく異なるもの。「こうだろう」と決めつけずに、早めの行動がいかに大切かを痛感しました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2023年09月16日私は週に5日働きながら4歳の息子を育てています。夫は仕事が激務で家には不在がちなため、私はワンオペ育児。育休から職場復帰をするとき、保育園の開園・閉園時間を考えるとフルタイムでの復帰は難しいため、夕方までの時短勤務を希望しました。当時の上司は事情を理解してくれてスムーズに復帰ができたのですが……。 困った! 勤務時間を延ばすよう打診され…職場復帰して1年ほど経ったとき、直属の上司が異動し、他部署から明るく元気で仕事に熱意がある上司が着任されました。高校生の娘さんを育てるママです。 着任後すぐに、私を含む時短勤務をしている社員だけ呼び出されました。そして、「今後はフルタイムで働いてほしい」「残業もできるだけしてほしい」と言われたのです。私が勤める会社で時短勤務をしている人は、全員が小さい子どもを育てているママ。みんなが勤務時間を増やすことは現実的に難しい旨を伝えると、上司は厳しい表情になりました。 時短勤務はやる気がない証拠!?さらに、上司はこのように言いました。「私の子どもが小さいとき、早朝から夜遅くまで保育園へ子どもを預け、保育園が休みの土日は両親に頼り、仕事をしていました。工夫をすればできます。時短勤務しかできないのは仕事にやる気がない証拠です」。あぜんとして何も言えない空気が流れました。 両親に助けてもらえる環境ではない人、子どもを長時間預けられる保育園が近くにない人もいます。そして、私は仕事も大切ですが、子どもと過ごす時間も大切に思っています。会社の制度として時短勤務は認められており、時間内は一生懸命に働いている私たちに対し「やる気がない」と言い切られ、理解してもらえない悔しさが残りました。 さまざまな考え方の人がいるということその後、別の上司から「各々の家庭事情があるので、フルタイム勤務の強要はできない」と話があり、私たちは今まで通り時短勤務で働いています。しかし直属の上司の考えを知り、ママたちの中にはモチベーションが下がり退職をしてしまった人もいます。 確かに勤務時間が短い方がいると、他のフルタイムで働く方へ少なからず業務負担の皺寄せがくるとは思います。そんな中で時短勤務の私たちは申し訳ないと思いながらも、一生懸命に働いています。上司が自分の経験だけで私たちを「やる気がない」としたことは悔しいことではありますが、同じママでもそのような考えの方がいるということを知ることができました。 最終的には上司に自分たちの意見を言うこともできず、現状は何も変わっていません。しかし、大きな学びはありました。同じママでも考え方は人それぞれだということ。私も無意識に自分の経験だけで物事を断定するようなことはしていないか、見直す機会にもなりました。今回のことがあって以来、自分の経験がすべてではなく、常に相手のことを考えた言動ができるよう気をつけています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ著者:海原えめ4歳の男の子を育てるアラフォー母。幼児食インストラクターの資格を保有。育児において食生活を大切にすることを重視している。
2023年09月03日第一子を妊娠し、初めての出産後に私が後悔したことがありました。その1つが、「断捨離」です。産前にしっかり身の回りの物を整理しておくべきだった……と、学んだ経験をお伝えします。 出産前、甘かった私の考え妊娠時、わが家は1LDKの賃貸マンションに住んでいて決して広いとはいえない間取りでした。産後すぐは子どもの部屋も必要ないし、経済的にもマイホームの購入はまだ早いと考えていました。 出産準備においても、ミニマリストへの憧れから買う物は必要最低限に抑え、どうしても必要なら買い足そうと思っていたのです。夫婦2人の物もさほど多くなく、リビングが子どもの部屋になるくらいだから大丈夫なはず、と想像しました。まさかこんな考えが覆されるとは知る由もなく……。 藁にもすがる思いで……いざ育児が始まってみると、初めての子育ては想像以上にてんやわんやとなりました。右も左もわからず、困ったことはネットに頼り情報収集。ママたちの体験談を見れば見るほど足りない物・欲しい物・あったら助かる物が湧いて出てきて、買い足してしまうのです。 出産前は必要ないと思っていた物も、子どもと私がお互いにラクになるならとついポチッ。さらに出産祝いもいただき、産後増えた物はおもちゃ、バウンサー、家電などなど数知れず。子育てがぐんと快適にはなったものの、部屋自体の収納スペースが少ないため収納ボックスを購入して応急処置をすることにしました。結果、部屋がとんでもなく狭くなってしまったのです。 引っ越さないと無理?!そんなわけでミニマリストとは程遠い生活となったわが家は、急きょ引っ越しを決意。3LDKで一部屋を子ども部屋と想定し、広めのリビングの家に決定しました。 大急ぎで引っ越し準備を進める中で、邪魔になっていた物に気づきました。それは妊娠前に着ていた洋服などです。子育てで自分の時間もろくに取れない環境でおしゃれを楽しむ余裕は私にはなくなっていたからです。 子どもが生まれた当時は初めてのことばかりでうまくいかないことも多く、余裕も自信もなくしてしまっていたと思います。私は便利なグッズに頼ることで時間も心もゆとりができることは確かだと感じたので、出産前に身の回りの物を整理をしておけばよかったと後悔しています。 イラストレーター/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:山崎 飛鳥3歳女の子のママ。芸術系大学に在学中の学生主婦。「芸大生で学生ママ」ならではのリアルな体験を執筆中。
2023年08月31日息子が幼稚園の年少に入園してからのお話です。義実家とは車で1時間の距離で1カ月に1度、泊まりで訪問していました。そのころ、義母の友人にもお孫さんがいて、私の子どもと同じ年齢で保育園に通所していると聞きました。そして義母は、なぜか友人のお孫さんと私の息子を何かにつけて比較する発言が多くなっていったのです。 なぜか友人の孫を自慢してくる!息子は食が細く自宅でも食事を残すことが多いですが、それでも順調に成長していました。幼稚園ではお弁当を食べていますが、完食することの喜びを知ってほしいため、毎回息子の好物ばかり入れていました。それを知った義母は、「友人の孫は保育園の給食を毎食完食しているのよ。保育園の給食は、ママが作った好きなものばかりが入ったお弁当とは全然違うからね。子どもが苦手な野菜も入っていても完食しているのよ? 本当にえらいわ!」と言ったのです。 次は体力自慢?また幼稚園では昼寝の時間はありません。幼稚園から帰宅後も昼寝をすることなく過ごしているので、疲れて早めに就寝します。義実家に宿泊したときも、いつも早めに就寝していました。 すると、義母は「友人の孫はこんなに早く寝ないわ。本当にうちの孫は体力がなくて驚くわ。友人の孫は保育園に行っているから体力があるのね。朝から晩まで遊んでいるのよ。保育園から帰っても元気で全然寝ないんですって!」と私に言ってきました。 義母から耳を疑う言葉が!これまでの義母の友人の孫と比較してくる言葉に不快感があった私は思わず、「保育園は昼寝があるから、夜も元気なのでは?」と言葉に出してしまいました。すると義母は「違うわよ! あなたの息子が食は細いし、すぐに寝てしまうし! 子どもらしくないわ! つまらないのよ!」と言うのです。 私は、その言葉に唖然としてしまいました。話しを聞いていた義父が、「子どもにも個性がある。よその孫と比べちゃいかん」と言ってくれたのです。 義母は「そうよね。比べちゃだめよね……」「私たちの大事な孫なのよね……」と言い義父の言葉で思うところがあったようです。息子が義母の思う理想な孫ではないため、イライラしていたように私は感じました。それから義母は他人の孫と自分の孫を比較する言葉を言わなくなり、ありのままの孫を見てくれるようになりました。義父の言葉には今でも感謝しています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2023年08月27日東京日本橋の山口県アンテナショップ「おいでませ山口館」にて、「第9回周南地域うまいっちゃフェア」を開催します。山口県周南市が認定する「しゅうなんブランド」認定品や、旬のフルーツである梨やぶどう等、地域の美味しい逸品を販売、PRします。この機会にぜひ、山口県アンテナショップ「おいでませ山口館」にご来場ください。第9回周南地域うまいっちゃフェア周南地域うまいっちゃフェアについて山口県の周南地域(周南市、下松市、光市、田布施町)が連携しながら、特産品等を通じて、首都圏にお住いの方々に故郷を懐かしんでいただくとともに、周南地域の魅力の発信・拡散を図り、事業者の販路拡大につなげることを目指します。開催場所山口県アンテナショップ おいでませ山口館(東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル1階) 開催期間2023年9月1日(金)から9月14日(木)10時30分~19時まで(初日は14時から開始、最終日は14時で終了)2023年9月2日(土)、3日(日)は、集中イベント開催1,000円以上のお買い上げで、特産品が当たるスピードくじに挑戦できます。(各日先着50名様)問い合わせ先〒745-8655山口県周南市岐山通1丁目1番地周南市役所産業振興部農林課6次産業化・地産地消担当藤村、磯村TEL (0834)22-8369 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月25日4歳になる娘は食べたいお菓子が食べられないとき、見たいテレビが見られないとき、手に持っている物を投げたり、電化製品の下に隠して自分の怒りを表現します。やりたくないことを強いられるときは、親の気を逸らすような言動をします。そんな娘と外出した際に起こった、とても恥ずかしい体験をご紹介します。 頭を使って親を困らせる娘娘は気に入らないことが起きると手に持っている物を投げたり、電化製品の下に隠したりして、反抗の意思を表現します。また、自分がやりたくないことを強いられると「おしっこがしたい」と言ってきます。最初は私も「早く行こう!」と言ってトイレに連れて行っていました。 しかし本当はトイレに行きたいのではなく、強いられていることから逃れるために私の関心を逸らせようとする娘の作戦だったのです。 恥ずかしい娘の行動そんな娘と新型コロナウイルスのPCR検査を受けに行ったときのことです。私は娘を抱っこして検査待ちの行列に並んでいました。しかし抱っこし続けていた私の腕が限界になったため、「ちょっと休憩させて」と娘に言い、嫌がられましたが無理やり降ろしました。 その間、携帯に届いたメッセージを少し確認し顔を上げると、なぜか一緒に並んでいる人たちの視線がこちらを向いていました。不思議に思って視線の先を追うと、そこにはパンツと肌着姿になった娘がいたのです。 娘の新たな作戦に負けた私娘は抱っこから降ろされたのが気に食わなかったのでしょう。その怒りを表現するために、服を脱ぐという作戦に出たことに私は驚きでいっぱい。パンツに手をかけ、今にもパンツを下ろそうとする娘の手を止め、急いで服を着せました。 たくさんの人が見ている中、恥ずかしさでいっぱいになった私は怒ることも忘れて「ごめんね、嫌だったね」と言い、すぐに娘を抱きかかえました。服を脱ぐと親が焦って嫌がるということをどこで学んだのか、娘の作戦にまんまと負けてしまった私です。 それ以来、自宅でも嫌なことがあると服を脱ぐようになった娘。私たち親が動揺を見せたら娘の思う壺だと思ったので、自宅で服を脱ぐときは「風邪をひくよ」と声掛けをするだけにしています。しかし、外出先で脱ぎ出したらそれだけでは済みません。「外出先で服を脱ぐと効果がある」ということに娘が気づかないことを祈っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:山口まなみ3歳の娘と双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2023年08月23日これは、娘が4歳のときのお話です。娘と同じクラスの男の子Aくんのママと仲良くなりました。家が近く迎えの時間も同じだったので、自然と一緒に毎日帰るように。Aくん親子と休日に遊んだとき違和感を覚えた出来事と、その後の付き合い方にどう影響したかをお話しします。 Aくんのママは節約ママ?同じ保育園に通う、娘と同年齢のAくんという男の子がいました。家が近く、お迎えの時間もかぶることが多かったので、よく一緒に帰るうちにAくんのママとも仲良くなっていきました。ある日、いつものようにAくんのママと保育園から一緒に帰っているときに子どもの洋服の話に。 Aくんのママは、「基本全部おさがり。保育園帽子も。キャラクターものなんて高いだけだから絶対買わないけど、唯一サンタさんのプレゼントとしてあげてる。お菓子も基本的に自分のしか買わない」と言っていて、節約しているのかなぁ……という、印象でした。 他の子のジュースを横取りするAくん保育園が休みの日に、娘とAくん、同じクラスの男の子とそのママたちで昼食を持参して遊ぶことになりました。お昼の時間になり、Aくんは早々に食べ終わり「足りない! 」と言いましたが、Aくんのママは「これでいいって言ったのAなんだから、買わないよ」と言いました。 公園の向かいにはコンビニもあったのですが、Aくんが他の子のサンドイッチを「これ食べる~」と勝手に手を付け出しても、Aくんのママは「ありがとうって言った? 」と言うだけ。 お昼ごはんを食べ終わり、みんなで遊び始めたときにAくんが「ママ、水筒のお茶なくなった! ジュース欲しい! 」と言っても、Aくんのママの返事は「公園の水飲んでな! 」と言い、それ自体は理解できるのですが、Aくんが他の子のジュースを勝手に飲んでいても知らんぷりなのです。 その後、Aくんのママとの付き合いは?Aくん親子とファミレスに行ったとき、娘はチョコペンでパンケーキに絵を描くタイプのお子様セットを頼み、Aくんはオムライスのお子様セットを頼みました。それぞれ注文した物がテーブルにきて、娘はチョコペンで1枚のパンケーキに顔を描き食べていました。するとAくんが娘のチョコペンに直接口をつけて吸ってしまいました。そのときもAくんのママは苦笑いをするだけで止めようとはしませんでした。 せっかくの楽しい遊びの場でも、また同じようなことが起きるとモヤモヤするので私はAくん親子とは休みの日に遊んだりするのはやめることに。Aくんのママとは保育園の帰りに会うママ友という付き合い方が私にとってはちょうどよかったです。 他のママがAくんのママに対してどう感じていたかはわかりませんが、私はAくんが他の子のジュースや昼食を横取りしても、知らんぷりというAくんのママの態度にずっとモヤモヤ……。それからAくん親子と休みの日に遊ぶことはなくなりました。保育園から一緒に帰る、帰り道で話をするのは楽しかったので、卒園までAくんのママとの付き合いは続きました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年08月22日4歳の娘は比較的好き嫌いなく食べる子です。しかし時々、「これおいしくない」といって少し口に入れただけでペッと出してしまうことも。作った私としては「この味付けは好きじゃなかったか……」と反省するのですが、夫が一緒に食事をしていると神対応を発動してくれ助かっています。 娘の「これおいしくない」普段何でも食べる娘も「なんかコレきらい」と言って、食事に手をつけないことがあります。そんなとき私は今まで「お母さんせっかく作ったのにな」と言ってみたり、「ちょっとだけでも食べてくれるとうれしい」と伝えてみたりしていました。 これで娘が食べることもあるのですが、顔はしぶしぶといった表情。納得していないのがはっきりとわかるので、「おいしくない」と言われたときに何と声をかけるのがよいのかずっと悩んでいました。夫の対応が神!ある日夫と3人で食事をしているとき、娘がまた「これおいしくない」と言いました。私は「またか……」と思っていると、夫が「え?! うそだ! おいしくない?? 」とびっくりした表情。そして「もしかして娘ちゃんは、右から食べた? 」と聞きます。娘が不思議そうな顔で「うん」というと、「あーそれじゃダメだ。これはね左から食べるとおいしいんだよ。知らなかった? 」と言って食べ方を変えるように促しました。 娘は夫のテンションに引っ張られて「え? そうなの? 食べてみる! 」とワクワク顔。パクリとひと口食べると「本当だ! おいしい!! 」とパクパク食べ始めました。 苦手でも食べられちゃう娘の「おいしくない」に効いた、夫の「食べ方を変えてみるとおいしい理論」。あるときは「1回転させてから食べると甘くなる」だったり、「スプーンで食べる場合とお箸で食べる場合を比べてみよう」だったり、夫なりにいろいろパターンを変えてくれています。最終的に「やっぱりおいしくなかった」と言うこともありますが、何だか娘が楽しそうなので私もうれしい気持ちになります。 「作ってくれた人がいるからおいしくないなんて言わないで」と伝えるのも大切だと思います。ただ、しぶしぶ食べる娘の姿を見ると「何だかしっくりこないな」と感じていました。娘がこれから大きくなったら、おそらく効かなくなるであろうこの「食べ方を変えてみるとおいしい理論」。娘が楽しいと思ってくれる限りは続けていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子作画/山口がたこ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年08月20日9月16日(土)・17日(日)・18日(月,祝)に山口県にて開催される野外フェス「WILD BUNCH FEST. 2023」のタイムテーブルが発表された。WILD BUNCH FEST.2023 公式HP初日は10-FEET、2日目は [Alexandros]、そして最終日はYOASOBIがトリを務める。また、オープニングアクトとしてbokula.、超能力戦士ドリアン、BiTE A SHOCKの出演が決定。「Bandits Stage」、「Pirates Stage」、「Tube riding」、「Alley oop」の4つのステージで、3日間で総勢66組のアーティストが出演する。入場チケットは、8月19日(土)10:00~より一般発売。★往復シャトルバス券も発売中!新山口駅 ⇔ 会場(山口きらら博記念公園)Pコード:246-842※セブン-イレブン「マルチコピー機」にて直接販売のみ■WILD BUNCH FEST. 20239月16日(土)・17日(日)・18日(月,祝)10:00開場 / 11:30開演 / 20:00終演予定会場:山口きらら博記念公園(山口県)※オープニングアクトは開場中の出演
2023年08月18日女優の山口智子(58)が7月31日、都内で行われた映画『春に散る』のイベントに登場。27年ぶりの実写映画出演となった山口は、この日が50代以上の観客による「大人試写会」だったこともあり、“エイジング”に関する話題で会場を盛り上げた。会場で注目を集めたのは山口の金髪ヘアスタイル。黒髪ストレートのイメージが強い山口だけに、その“激変”ぶりはネット上でも様々な意見が投稿された。《ドラマ『ロングバケーション』のイメージから時が止まってたので、ちょっとビックリ》《58歳なんだから、シワなどあるのは普通。それでも綺麗です》《この髪型似合ってない!!せっかくのストレートが》また、「大人の悩み相談」コーナーでスタイルを維持するためのエクササイズについて聞かれた山口は、「エクササイズというものが大っ嫌いなんですよね。ジムも大嫌い」と回答。さらに、「私にとって一番効果があるのは脳みそを使うことで、ものすごいエネルギー消費量があると実感している」「おすすめはむっちゃ頭を使うことと、むっちゃ感動すること」「夢中になれることでむちゃくちゃドキドキすると、すごくカロリーを消費すると思う」などと熱弁した。そんな人気女優でありながら飾らない姿や話しぶりに対しては、歳をとっても変わらない“山口らしさ”が感じられた。ネット上でも好感の声が数多く上がっている。《あの山口智子さんがもう2年すると60歳か…。ずっと、良い年のとり方をしたいなーと思うときには思い浮かべる人の中の1人です。これからも色々な演技を見たいな。おばあちゃん役とかもいずれ見てみたいかも。》《顔が変わるくらいの過剰なエイジングケアはしてないだけ。歳を重ねただけのシワなどがあって、その時に合う役柄を演じる。ステキな女優さんの生き方だと思います。》
2023年08月03日息子がちょうど1歳のときに、夫の海外転勤が決まりました。夫が先に日本を出国し、私と息子は数カ月間夫と離れて暮らすことに。数カ月後、夫と再会したときには強烈なパパ見知りになっていた息子。夫は息子の態度に耐えられず、息子とのお風呂を拒否するようになったのですが……。 パパ見知りになってしまった息子本来なら私と息子も夫のあとを追ってすぐにでも日本を出国したかったのですが、コロナ禍の影響で入国手続きがうまく進まず、夫と離れてから数カ月が過ぎました。やっと夫に再開できたときには、ハイハイをしていた息子も歩けるようになり、自分の意思をしっかり伝えられるまでに成長していました。 夫は息子を溺愛しているため、久しぶりに会えたことに感激して抱っこをしたがっていましたが、息子は全力で拒否。のけぞりながらしばらく大泣きして物を投げる、私の顔を叩くなど夫との距離感に困惑していました。 ギャン泣きされた夫の心が折れるもともと息子はパパ大好きっ子。日本で生活していたころは、キャッキャッと楽しそうに夫と一緒にお風呂に入っていました。夫が仕事から帰宅すると高速ハイハイでお出迎えするなど、2人は相思相愛だったのです。 夫と離れて暮らしていた期間、息子がパパのことを忘れないようにとビデオ通話をよくしていました。しかし、効果はあまりなかったようで、息子はしばらく夫と目を合わせることも嫌がりました。特に夫と2人きりの空間になるお風呂を息子は全力で拒否。 夫と話し合い、息子が慣れるまでは私がお風呂を担当することにしました。そして、家族一緒に暮らすようになって2カ月後には、息子のパパ見知りはすっかり直ったのでした。 嫌がる夫を説得「〇〇くん(息子)もすっかりパパに慣れてきたし、そろそろ一緒にお風呂に入ったら?」と夫に聞くと、「泣くから嫌だ。対処方法がわからない」と今度は夫が息子とのお風呂を拒否。そして夫は泣かれるのがトラウマになり、息子を避けるようになってしまったのです。息子にギャン泣きされてしまった夫を気の毒にも思いましたが、育児に協力してくれなくなったことに私はイライラ。何度言っても夫は息子とお風呂に入ろうとしないので、夫婦喧嘩になることも。 家族みんなで暮らせるようになったのに、夫と息子の距離が開いたままではいけないと強く感じ、「このまま拒否していると、〇〇くんはもうパパとお風呂だけじゃなく一緒に何もしてくれなくなるよ。手遅れになる前にもっと関わろうとして」と夫を説得。すると夫は「それは嫌だ……」と深刻そうに呟き、息子とのお風呂を決意。すると息子は意外にもすんなりパパとお風呂に入ってくれて楽しそうでした。 夫は息子と一緒にお風呂に入れるようになってから、仕事が休みの日は必ず息子とお風呂に入り、男2人でのコミュニケーションを大事にしています。息子にギャン泣きされる歯磨きもお願いするとしてくれるようになりました。あの日を境に少しずつですが、夫は息子のパパとして頑張ってくれています。 作画/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2023年07月30日ある日の夜、寝る時間が近付いているのにおもちゃの片付けもせず、違う遊びを始めたいと言い出す息子。一緒に遊んでいた夫は一度は断ったのものの、なかなか折れずぐずりだす息子に対してこんな声かけをしたのです。 息子にデレデレの夫私たち夫婦には3歳半の息子がいて、夫は息子にデレデレ。0〜3歳のときにはパパイヤ期が長く、何か悪いことをして私に怒られたあとでも、夫の抱っこは拒否して私のほうに抱っこを求めてきていました。夜の寝かしつけも、もちろん私オンリーでした。 しかしここ最近は息子のパパイヤ期が落ち着き、夫の寝かしつけでも大丈夫になってきたのです。さらに息子が「パパのこと大好き」と言ったりしていたので、夫は息子に一層デレデレするようになりました。 夫の「ママに聞いてみよう」にイライラわが家では、息子を21時までには寝かしつけるようにしています。一緒におもちゃを片付けたり、見ているDVDを終わりにして息子と寝室に向かいます。ある日、息子が「今日はパパと寝る」と言い、夫とおもちゃを出して遊んでいました。 20時50分になりおもちゃの片付けを促すと、息子が「DVDを見たい」と言い出しました。それに対して夫は「でももう寝る時間だよ」と一旦は断ったものの、「でもDVDを見たい」とグズる息子に、「じゃあママに聞いてみよう。ママ、DVD見てもいい?」と、私に判断を委ねてきたのです。 私を悪者にしないでくれる?私は、「もう寝る時間だし、おもちゃも片付け終わってないからだめ。どうしてもDVDを見たいなら明日見ようね」と伝えました。息子が見たいと言ったDVDは1時間弱のものなので、そこにおもちゃの片付けが加わると、確実に寝る時間は22時を過ぎてしまいます。 夫に「今はあなたが息子と遊んでいるんだから、そこで私を出さないで。あなたが自分で判断して、息子にいいかダメか伝えて」と言うと、私の怒りを感じ取ったのか静かに息子と片付けを始めました。 息子と一緒に遊んでいた夫が断ってくれると思っていたら、私に判断を委ねてきたので一喝してしまいました。最近、息子がパパ大好きなので嫌われたくなかったのだと思いますが、自分で判断して断ってほしいと感じた出来事でした。この一件以来、同じようなことがあっても夫は自分で判断して息子に返事をするようになってくれたのでよかったです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ著者:吉川 みきな13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年07月28日