人気漫画家・西原理恵子(57)の長女・Aさんの“告発”が話題を呼んでいる。単行本の売上は累計240万部を記録し、映画化もされた西原の大ヒット子育てエッセイ漫画『毎日かあさん』。その中で“ぴよ美”の名前で書かれ、多くの読者に親しまれてきたのがAさんだ。しかし、Aさんは昨年7月にブログを公開。そこで、『毎日かあさん』での自身の取り上げられ方について「無断で私の本名、仕事歴、外見、精神病をコンテンツとして扱い親が大儲けしていた」と告発したのだ。現在ブログは削除されているが、Aさんの“コンテンツ化”された苦しみはTwitterで改めて取り上げられることに。すると、大きな話題を呼ぶこととなった。SNSの発達によって、子供の姿を一瞬で全世界に披露することが可能になった昨今。著名人はもとより、一般人の親子がSNSを通して一瞬で人気者になることもある。子供の愛らしい姿を見て、幸せな気持ちになるひともいるだろう。しかしAさんのように、コンテンツ化されることは子供にとって必ずしもメリットがあるわけではないようだ。そこで、母娘関係改善カウンセラー・横山真香氏に子供をコンテンツ化することの問題点について話を聞いた。横山氏は「発信者との連帯感や共感は読み手にとってもハッピーなものです」と子供をコンテンツ化することのポジティブな面を認めた上で、こう切り出す。(以下、カッコ内はすべて横山氏の発言)「例えば赤ちゃんに『この写真、公開してもいい?』と聞いても『嫌だ』と答えることはできません。ですから、『子供にも人権やプライバシーがある』という考えを念頭に置くことが大前提です。いくら自分の子供とはいえ、子供のことを他者に伝える際に『自分は子供の人権やプライバシーを守っているか』としつこいほど言い聞かせるべきです。大人でも赤の他人が自分の写真を見ていたり、持っていたりすることを『気持ち悪い』と感じる人が多くいます。背景に特徴的な風景などが入り込んで『個人情報が守られているか』と気をつける必要もあります。それは子供のケースでも同じです」■自我が芽生えたころから、子供の意思を確認すべきその上で、大人だけの視点で考えないことが重要だと説く。「大人が想像する以上に、子供は“他者に自分のことが知られている”ということを大変嫌がります。親戚や近所の人の前で子供に関する些細な話をしても、『なんで言うの?』と不快に思うこともあります。子供にはそれぞれ独特の世界観があるわけで、それを脅かすような言動は大変嫌がられます。そして子供の反応は、兄弟姉妹の間でもわかれるくらいそれぞれ違います。子供なので『嫌だ』と思う理由がうまく言えません。しかし、その『嫌だ』という感覚を大人は認めましょう。『大したことないのに、いいじゃん』と思うのは、身勝手な大人の言い分にすぎません」‘16年2月、バイオリニストの高嶋ちさ子(53)がコラムで「息子が言うことを聞かないから、ゲーム機を壊した」というエピソードを明かしている。横山氏はこの件を引き合いに出す。「恐らく、高嶋さんの息子さんも学校で“お前の母さんすごいな”なんて言われたりして話題になったのではないでしょうか。子供には子供のコミュニティーがあるので、そこで話題になることを嫌がることも当然あります。有名人でなくても話題になることはあるので、そういうところにも親は気をつけるべきです」年を重ねるにつれ、子供は次第に繊細な年ごろになっていく。“コンテンツ化の上限”は果たしてあるのだろうか?「まず物心ついた子供に、SNSなどで親が情報を公開するということがどういう意味を持つのかを説明しましょう。その上で『やめて』と断られたら、それが上限です。幼稚園の年長くらいからはっきりとした自我が芽生えますから、そのあたりから子供の意思を確認すべきです。また、子供が大きくなってから『コンテンツ化されていた』と知ることで問題が生じる可能性もあります。『記録をつけてくれたんだ』と思う子供もいるでしょうが、『なぜ、こんなことをしたの?』と思う子供だっています。親の物差しで考えることが一番よくないです」■“なぜ公開するのか”について、誠意を持って答えられるかまた漫画やエッセイで子供について書く際にも、細心の注意が必要だという。「漫画や小説の場合、『このエピソードは取り上げてほしくなかった』『自分とは認識が全然違う』と子供が感じることもあるでしょう。親からしたら微笑ましい出来事でも、子供からしたら『どうして黙っていてくれなかったの?』と受け取ることも。“子供と親では捉え方が違う”と認識しておくべきです。信頼関係が崩れている場合、コンテンツ化していたことが関係悪化の燃料になることもあります。子供からしたら、子供をダシにして“いい親アピール”しているように見えるでしょう。コンテンツ化は、子供が年を重ねてもついて回る問題です」“うちの子はきっと大丈夫”、そんな油断こそが危ないようだ。「子供が小さいと『将来、子供との関係が悪くなる』なんて誰も思いません。でも、実際には小学4~5年生くらいから、親に『お前』という子も出てきます。なので、小学生になればコンテンツ化がキッカケで問題が起こる可能性もあると覚悟しておいた方がいいでしょう」そして、横山さんは最後にこう結ぶ。「コンテンツ化は家族だけでなく、不特定多数が子供のことを知る機会となります。大切な思い出を残す場合とは全く違います。“なぜ公開するのか”について、誠意を持って答えられるようにしておくべきです。それができないならば、子供について発信することを思いとどまるべきです」“毎日子供”として暮らすうちに、子供は親と異なる考えや感受性を持つようになる。そのことを理解し、親が丁寧に子供と向き合うことが大事なのかもしれない。
2022年06月18日(左から)白石まるみさん、寺田理恵子さん、大場久美子さん1日1日と、寒さが増しているこの時期、多くの女性が身体の“冷え”に悩まされている。「冷えは万病のもと」といわれるように、放置すると、肩こりや腰痛、肌荒れ、不眠など、さまざまな不調を招く。そこで、いまだに驚くほどの若さを保つ芸能界の“アラ還”美女お三方に、健康に過ごす秘訣を伺った。■20代からの寒がりを「いす」スクワットで改善最初にご紹介するのは、ドラマ『家政婦は見た!』シリーズなどで知られ、何十年と変わらず愛らしいルックスをキープしている白石まるみさん(59歳)。冷えを自覚するようになったのは20代のころ。「当時は平熱が35.8℃くらいと低く、極度の寒がりで冷え性でした。手足が冷たくてなかなか寝つけないし、身体を丸くして寝るので、肩は内側に丸まってしまうし、腰痛にもなって」それが、35歳のときに学生時代にやっていたバトミントンを再開すると、筋肉量が増え平熱も上がっていく。しかし、3年ほど前に50肩と変形性膝関節症を患ったことで、運動をやめざるを得ず、それに伴い筋肉も落ち、再び体調や健康面に不安を感じるように。そんなときに着目したのが、手と足を温めること。「手足が温かいとよく眠れるんですよね。まず朝起きたら、布団の上で仰向けになって手と足を上に上げてブラブラ~とふるんです。“ゴキブリ体操”っていうんですけど、全身に血液が巡ってあっという間に温まるんです。時間があれば、さらに両手の小指同士、人差し指同士、左右の指の股同士をトントンと20回ほど叩き合わせたり、足の指を1本ずつクルクル回したりすると、ポカポカになりますよ」ほかにも、チェアスクワット(イスの前に立ち、あごを上げながらお尻を後ろに引き、腰掛ける寸前でストップし元の態勢に戻る)を1日50回行うようになった。「冷え性には下半身の筋肉をつけることが大事だと思うんです。しかも、これのおかげでウエストがめっちゃ細くなったんです!この年になってもスタイルがよくなるうえに足腰も強くなるし、冷え性の対策にもなる。いいことづくめ」来年、60歳を迎えるにあたっては、無理なく続けられるこれらの運動に加え、年齢的に不足しがちな栄養素はサプリで補うことも必要だと考えているそう。さらに、「赤いパンツをはくと身体が温まる気がするので、60を過ぎたら下着は赤にしようと思っています(笑)」とこっそり教えてくれた。数年後にその効果を聞くのを楽しみに待ちたい!■「ちょい運動」で身体の芯から温める元祖アイドルアナとして一世を風靡した、フリーアナウンサーの寺田理恵子さん(60歳)。現在でも若いころと体重が変わっていないというスレンダーボディーの持ち主だ。だが、子どものころからやせ型で運動嫌いだったせいか、昔から冷えに悩まされてきたという。「局アナ時代には、冬場に街頭ロケに出ると、翌日に高熱を何度も出しましたね。今でも冬は、夜寝るときに靴下をはかないと寝られないんです。はかないと決まって夜中に目が覚めてしまいます」と話す。そんな体質を改善すべく、コロナ禍に一念発起して始めたのがウォーキング。「根っからの運動嫌いでしたけど、やっぱり運動が必要だと認識して。週に2~3回、片道5kmくらいずつ歩くようにしています。歩くとこんなに身体が温かくなるんだ~、と快感ですね」ただ、年齢的にひざに負担がかからないように、自宅で定期的にステッパーに乗り、ひざ周りに筋肉をつける運動も同時に行っている。「喉を使うのが仕事なので、首元は冷やさないようにしています。冬はタートルネックやマフラーは欠かせないですね。さらに、毎日続けている音読や発声前のストレッチも、集中してやると全身が温かくなって血行がよくなるのを感じます」ほかにも、意識して温かい飲み物や身体を温める食材をとったりと、身体の内と外、両方から温めることを習慣にしている。「遠赤外線のグッズなんかも試しますし、いいと言われるものはなんでも取り入れるようにしています。冷えが改善したら、身体を動かすのがラクになったんです。50肩になってからは、両手を後ろで合わせることもツラかったのが、また届くようになったんですよ!」冷えによる血行不良で硬くなっていた身体が、温めることでやわらかさを取り戻したのだ。身体の柔軟さは血流をよくし、ケガの予防や、肩こり・腰痛の軽減などにつながり、さらにいい循環を導く。■痛気持ちいい“足裏刺激”でポカポカに最後に紹介するのは「体温管理士」という資格を持ち、エステティシャンやフットリフレクソロジスト(足底反射療法士)としても活躍している女優の大場久美子さん(61)。大場さんご自身、10年ほど前までは、末端冷え性で、全国どこへ行くのにも電気毛布やマットを持参しないと夜眠れないほどの冷えに悩んでいた。それが、足底反射療法士の勉強を始めてから、冬でも素足や薄着でも平気なくらい平熱が上がり、風邪ひとつひかない身体になったそう。「足裏の反射区を刺激すると、冷えに効果が高くおすすめですよ。冷え性にきくのは、足裏の半分から下の土踏まずのあたり。クリームをつけてグーの手でゴリゴリと押したり、イスに座ってその部分にゴルフボールをゴロゴロと押しあてるんです。痛いようならテニスボールでもOK。痛気持ちいいくらいがベストです」さらに、首・手首・足首の3首を温めると、全然温かさが違うとも。「ストールやスカーフを1枚バッグに入れておくと体温調節とオシャレが兼ねられておすすめです」ただ、冷えの改善にはトータルのバランスが大事と語る。「結局は普段の生活習慣が響いているんですね。朝はしっかり起きて太陽の光を浴びる、ねぎやしょうが、旬の野菜など身体を温める食事をする、シャワーではなく低めの温度の湯船にゆっくりつかる、寝る前は携帯をいじらず脳と心を休めて質のいい睡眠をとる……。すべてを実践するのは難しいかもしれませんが、できる限り取り入れてみるといいですね」大場さんも、生活習慣が崩れて冷えを感じるときは、足湯をしたり、握りこぶし大のしょうがを鍋に入れて食べたりと、即効性のある対策で帳尻を合わせることも。そんな温活習慣を取り入れるようになって、体調の変化だけでなくイライラすることが減ったり、気持ちまでも違ってきたという。3人に共通するのは、自分の身体をいつもご機嫌な状態にしておきたいという気持ちと、「いいものはなんでも取り入れる」という柔軟な姿勢。そんな考え方も若さや元気の秘訣だろう。冬は知らず知らずのうちに身体の先端や芯が冷えてしまう。3人の温活習慣を参考に、いつまでも巡りのよい健康的な身体を手に入れたい。
2021年11月28日寺田理恵子撮影/近藤陽介テレビが今より話題の中心だった時代、ニュースやワイドショーの時間の「顔」は、みんなの関心ごとでもありましたーー。時代の変遷や衝撃、ワクワクを伝えてくれたあの人は、今、どうしているの?還暦を迎えた寺田理恵子さんの今を取材しました。寺田理恵子(てらだ・りえこ)1961年、東京都出身。聖心女子大学卒業後、フジテレビに入社。結婚を機に退社しフリーになるも離婚。再婚後に引退したが、死別し復帰。フリーアナとして活躍するほか、認知症サポーターとして朗読ボランティアや教室を開催。9月に『「毎日音読」で人生を変える―活力が出る・若くなる・美しくなる』(さくら舎刊)を刊行予定。■夫と死別、仕事を探すも難航7月に還暦を迎えた寺田理恵子さん。「高齢者のお仲間に入れていただくと、60歳は若いと言われます(笑)。60代という新しいスタートラインに立てて、これからが楽しみです」フジテレビ時代は『オレたち!ひょうきん族』の“2代目ひょうきんアナ”として人気だったが、5年で寿退社した。「その後フリーとなり仕事を続けるも、レギュラー番組を持っていると、『子どもの入学式だから休みます』というわけにはいきません。子どもの成長を見届けていきたいという思いがあり、何度か、レギュラー番組を自ら降板しました」しかし、結婚から9年で離婚し、その後、再婚して仕事は引退することに。ところが51歳のときに夫とは死別してしまう。「お風呂場で倒れてそのまま亡くなったので、心の準備もなく、しばらくはうつのような状態でした。でも、収入が途絶えて、子どもを養っていかないといけないので、仕事を探したんです。アナウンサーの仕事は14年もブランクがあり、とても復帰できるとは思えなかったので、興味のあった介護の仕事をしようと思いました。でも、ことごとく採用されず、やっと採用されたのは事務職。ここでもパソコンが使えず、自分のスキルのなさを悟りました。そんなとき、以前、お仕事を一緒にしていた生島ヒロシさんが声をかけてくださり、もう一度、アナウンサーの仕事をすることになったのです」現在は、「心とからだ磨きの朗読」を主宰し、声に出して文字を読むことの大切さを伝えている。「文字を読むというのは、実はとても奥が深いんです。そのときの自分の気持ちが声に出てしまうので、同じ文章でも人によって読み方が異なります。私は毎日、新聞を声に出して読んでいるのですが、ぜひみなさんもやってみてください。声を出すと脳を刺激して認知症予防にもなりますし、口を開けることで口角が上がって、お顔のたるみ防止にもつながります。腹式呼吸で声を出すので、姿勢もよくなり、お腹もへっこみますよ。9月には『「毎日音読」で人生を変える─活力が出る・若くなる・美しくなる』という音読本も出版し、音読のすばらしさを広めていきたいと思っています」認知症サポーターとして朗読ボランティアも行っている寺田さん。「私の母は認知症を10年患って亡くなりました。あのとき、もっと認知症について学んでおけばよかったと思うことが多く、これからも朗読の力で認知症の方に寄り添っていければと考えています」(取材・文/紀和静)
2021年08月22日グラビアアイドルの山岸楓が、最新イメージDVD『maple smile』(発売中 4,180円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。今年デビューした山岸楓は、上からB98・W58・H89のスリーサイズにIカップバストと抜群のスタイルが魅力の21歳。6月に発売した1stDVD『ミルキー・グラマー』では、圧倒的なスタイルを露わにしてグラドルファンを沸かせた。それに続く同DVDは、髪の毛も短くして自慢のスタイルを大胆に披露している。本作の設定は先生に恋する女子高生役。制服を脱ぎ捨てて三角ビキニや眼帯水着、Y字形水着といった露出の高い水着姿になるなど、破壊力のあるIカップのバストが画面いっぱいに映し出される。特にマッサージのシーンではカメラが急接近。上下左右に揺れたバストを楽しむことができる。キュートな笑顔も見逃せないが、セクシーなシーンも本作の見どころだ。Y字形水着を着た夜ベッドやメイド服を着用しながら飴舐めを披露したシーンでは、これまでにないセクシーな仕草も。前作から着実にグラドルとして成長した姿を見せている。なお、同DVDの発売を記念したイベントが11月15に東京・秋葉原のソフマップAKIBA1号店 サブカル・モバイル館6F(16:00~)で開催予定(中止・延期の可能性あり)。
2020年11月09日グラビアアイドルの山岸楓が、最新イメージDVD『ミルキー・グラマー』(発売中 4,180円税込 発売元:竹書房)をリリースした。今年3月にデビューしたばかりの山岸楓は、上からB98・W58・H89のスリーサイズにIカップバストと抜群のスタイルを誇る21歳。本作は彼女にとっては記念すべき1stグラビアDVDとなるが、フレッシュ感を出しながらも際どい衣装や水着姿を披露している。グラビアの王道的なビーチのシーンをはじめ、随所でバストを上下左右に揺らすシーンが展開。特にバスルームやマッサージ-のシーンでは露出度の高い水着を着用し、バストをあらゆる角度から楽しめるシーンとなっている。初のグラビアDVDということで、全体的に新人らしい笑顔が収録。時折見せる色っぽい視線も注目で、後半には婦警のコスプレ姿となって拘束されながら攻められるシーンも。初めてのDVDながらセクシーなシーンにも果敢にチャレンジしている。
2020年07月06日ミスFLASH2019の山岸奈津美がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『夏と約束』(発売中 4,180円税込 販売元:イーネット・フロンティア)の発売記念イベントを行った。グラドルの登竜門的ミスコン「ミスFLASH2019」で阿南萌花、沙倉しずかとともにグランプリに選ばれ、今後の活躍が期待される山岸奈津美。上からB85・W60・H88というスレンダーボディーに小ぶりのバストが魅力で、今年4月にリリースした1stDVD「ミスFLASH2019」ではスタイリッシュなボディーを披露した。通算2枚目となる同DVDは、今年5月に初めて訪れたというバリ島で撮影。彼氏とデートをするというシチュエーションの中、スレンダーボディーをたっぷりと披露している。最近購入したというお気に入りのワンピースと帽子を被って登場した山岸は「今回は彼氏とデートしている風で撮影しました。それにコスプレも好きなので、今回は猫耳のシーンも入っています。普段はオシャレでメガネをかけてませんが、スーツ姿でメガネをかけた真面目そうな私も見られますよ」と最新作を紹介。山岸が説明してくれた「スーツ姿でメガネをかけたシーン」が一番のセクシーシーンだといい、「メガネをかけながらスーツを脱いでいきます。そこが一番セクシーだと思います」とアピールし、「1stDVDはすました顔が多かったんですけど、今回は私らしく可愛らしい笑ったシーンもあります」と山岸の魅力が詰まっているという。かつてはNMB48のメンバーとして活躍していた山岸。2015年3月に卒業してからグラビアはもちろん、アイドルグループ・虹色の飛行少女のメンバーとしても活躍している、「以前は人数が多すぎて前に行けませんでした。今回の2ndDVDもそうですが、自分に色んな人が関わってくれるので、本当にありがたいですね」と周囲に感謝しながら、「前のアイドル時代の自分を越えていきたいと思います」と意欲満々。虹色の飛行少女の目標としては「武道館に行きたいと言っているので、その夢を叶えたいですね」と掲げながら、「この前、横浜アリーナのメインステージでライブが出来ました。いい調子かなと思うので、2~3年で武道館に行きたいです」とプランも明かしていた。
2019年10月09日平成が終わり、令和時代が幕を開けた2019年。日本のどこかにあるベッドタウン「あさひが丘」を舞台にくり広げられる、3人のママたちの日常ストーリー。 前回 からのあらすじ子どものころから親の喜ぶ方を選んできた山岸みさ。もし自分の好きな道を選んでいたらと考えると…■第13話 唐揚げの配分いつの間にか“母親らしいふるまい”が板についてきた自分。ふとした瞬間に、なんだか不思議な気持ちになるのでした。>> 「山岸みさ」のエピソード一覧
2019年08月20日「王子様を待たないで。社長の奥さんになるより、社長になろう」——。2017年6月に発売され30万部を突破した、マンガ家の西原理恵子さんによるエッセイ『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(KADOKAWA)がマンガ化され、4月3日に子ども向けウェブサイト「小学館キッズパーク」でプロローグとなる2話が公開されました。【関連記事】西原理恵子「もらったプレゼントが自慢の80歳にならないで」「ダイヤも、お寿司も、自分で買おう」名言が続々『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』は、西原さんが当時16歳の娘に宛てて書いたメッセージという体で、女性が生きていく上で覚えておいてほしいこと、知っておいたほうがいいこと、心に留めておいてほしいことをつづったエッセイ。「ダイヤも、お寿司も、自分で買おう」「王子様を待たないで」などの名言が共感を呼び、大人の女性の間でも話題になりました。2人の少女が主人公マンガを担当するのは、級友たちや大人たちと触れ合う中で成長していく小学生の少女の姿を描き、「THE BEST MANGA 2013 このマンガを読め!」で6位にも選ばれるなど、高い評価を得た『すみれファンファーレ』の松島直子さん。松島さんによるマンガ版では、シングルマザー家庭で育っている「とりこ」と、アルコール依存症の父親に悩む「るりか」のダブル主人公で物語が展開。明るい性格で少しがさつな「とりこ」と、美しい容貌を持ちながらもどこか陰のある「るりか」という、一見正反対の2人が『女の子が生きていくときに〜』を通じて、仲を深め、成長していくというストーリーです。「小さな女の子の、自分を守る鎧の一つになれたら…」原作者の西原さんは「女の子の生き方にはいろんな形がある。このマンガを読んでくれる小さな女の子の、自分を守る鎧の一つになれたら、すごくうれしいです」とコメントを寄せています。マンガ家の西原理恵子さんマンガ版は、より幅広い層に届けるために子ども向けウェブサイト「小学館キッズパーク」で不定期連載。4月3日の連載開始では、プロローグとなる2話が掲載されています。■西原理恵子さん『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』インタビュー【1回目】30歳の女の子たちへ「下の世代のためにわがままになってください」【2回目】「わかり合おう」とかやめない?家族がしんどい女の子たちへ【3回目】「もらったプレゼントが自慢」の80歳にならないで。すべての女の子へウートピ編集部
2019年04月04日ミスFLASH2019の山岸奈津美、阿南萌花、沙倉しずかが30日、東京・神保町の書泉グランデで写真集『ミスFLASH2019「2162」』(発売中 2,700円税込 光文社刊)の発売記念イベントを行った。グラドルの登竜門的ミスコンとしてグラドルファンはもちろん、関係者から注目を集めている「ミスFLASH」。13回目を迎えた今年の「ミスFLASH2019」は、元NMB48の山岸奈津美、女優の阿南萌花、そして現役レースクイーンで史上最年長となる32歳の沙倉しずかが受賞した。そんな彼女たちが、「ミスFLASH」史上初めてとなる写真集を発売。昨年10月にタイ・パタヤで撮影され、グラビア初体験の彼女たちの魅力が詰まった1冊となっている。同写真集は、今年4回行ったイベントで「FLASHを1600冊売ったら写真集発売」という目標を達成して実現。それについて3人は「皆さんのお陰で写真集を出すことができました。本当にうれしいです」と異口同音にファンに対して感謝の言葉を口にし、阿南が「撮影から半年経ちますが、ついこの前のような気もします。ミスFLASH2019になって時間が早く過ぎている感じで、改めて紙でこうやって手にすることができ、幸せなことだとしみじみ家で読んでいますよ」と素直な心境を語った。また、お気に入りの写真を山岸が花を持ったアップの写真をあげて「お花で自分を可愛く見せようとしています」と説明すると、2人から「あざとい~」と指摘され苦笑い。最年長の沙倉が三つ編みをした写真をあげて「周りから好評なんです。歳が分からない。年齢不詳な感じが(笑)」と自虐的にその理由を説明すると、2人が爆笑して場を盛り上げた。ミスFLASH2019のグランプリに選ばれて、もうすぐ3カ月が経とうとする彼女たち。今後の目標を問われ、山岸が「グラビアをするのがあまり好きじゃなかったんですが、自分の殻を破りたくてオーディションに応募しました。それからどんどんグラビアが好きになり、色んな人に見て欲しいと思うようになりました。グラビアをしながらファッションも好きなので水着の撮影もできたらと思います」と抱負を。女優として活躍している阿南は「グラビアという経験を通してさらに表現の場を広げ、役者としてグラビアの活動も合わせてどんどん羽ばたいていきたいと思っています」と語れば、沙倉も「レースクイーンがどんなお仕事をしているのか知られてないことが多いので、グラビアで活躍しながらレースクイーンの活動を知ってもらえるように頑張っていきたいと思います」と意欲を見せていた。
2019年03月31日現代水墨画家・山岸千穂の個展「前へ」が、東京・銀座のギャラリー無門にて開催される。会期は2019年3月28日(木)から4月27日(土)まで。山岸千穂は、幼少期より自然と筆に親しみ、書の道で研鑽を積んだ、現代水墨画家。美術史家の山下裕二は「素晴らしい筆の技術は大人になってから習って身に付くものではなく幼少のころから慣れ親しまないと習得できない」とした上で、彼女のことを「筆ネイティブ」と評している。約2年半ぶりの個展では、「筆ネイティブ」と称される高い水墨画の技術と、若干30歳という瑞々しい感性を融合させた水墨画作品を展示。勇ましい獅子を力強く描いた「東風」や、墨の濃淡や滲み、かすれを自由自在に操り、大胆な構図で仕上げた「刃」など代表的な大型屏風作品や、新作を展開する予定だ。【詳細】山岸千穂 個展「前へ」会期:2019年3月28日(木)~4月27日(土)営業日時:火~土 11:00~19:00 ※日・月、展示替えの期間は休業。場所:ギャラリー無門(Gallery MUMON)住所:東京都中央区銀座4-13-3TEL:03-6226-2555
2019年03月03日元NMB48の山岸奈津美(24)が14日、自身のブログを更新し、芸能事務所「Enter Vision」への所属が決まったことを報告。また、「ミスFLASH2019」グランプリに選ばれた喜びをつづった。山岸はまず、芸能事務所「Enter Vision」への所属が決まったことを報告。「新しくできたばかりの会社なんですけれど、私のやりたいことを叶えて行きたいと思い、ここの方たちと頑張って行くことを決めました」と決意を記した。続けて、「2015年に卒業してからバイト生活を送っていました。2017年からは舞台や再び期間限定アイドルだったり、グラビアだったり、無所属フリーで色んなことを経験させて頂きました」と卒業後を振り返り、「今まで学べなかったこと、色々なことが当たり前じゃないことを改めて知り、自分の力で自分が行動を起こして行かなきゃ何も始まらないんだと知りました。ただ、用意された大人たちに言われたレールに乗るだけじゃなく、自分が作ったレールに乗っていきたい」とつづった。そして、今後の活動について「再び音楽活動を始める感じになります。上京してから、沢山の方々のライブを観にいくようになり、やっぱり私はこれがしたいんだ。って思いました」と説明。「もちろん、モデルのお仕事も個人のお仕事もして行きたいと思っています!!ただ、音楽を中心に活動して行きたいと思っていますので、もう少しだけ待っていて下さると嬉しいです」と伝えた。2つ目の報告として、「ミスFLASH2019」グランプリ獲得を報告。「去年から長い間、サバイバルオーディションで戦い、結果が出て、やっと皆様にご報告することかできました!!」と喜びをつづり、受賞の際の写真とともに「ご協力して下さったみなさん、本当にありがとうございます。みなさんがくれたグランプリ 最高に最高に嬉しくて幸せです!!」と感謝した。さらに、「グラビアに抵抗はあったけれど、新たな自分が見つかるかなあと思い受けたオーディション。だいぶ自分に自信がつきましたあ!!!」とコメント。1月7日発売の『FLASH』では他の受賞者達と表紙を飾ったことも明かし、「2019年最高のスタートです!!!」「これからも山岸奈津美の応援をよろしくお願い致します」と呼びかけた。
2019年01月16日マンガ家の西原理恵子(さいばら・りえこ)さんが「女の子の人生で、覚えていてほしいこと」をテーマに講義する「最後の講義漫画家西原理恵子」(NHK BS1)が8月25日(土)の深夜24時(日付は26日)に放送されます。西原理恵子から30歳の女の子たちへ「下の世代のためにわがままになってください」NHK提供テーマは「女の子の人生で、覚えていてほしいこと」「最後の講義」は、知的最前線に立つスペシャリストたちが「もし今日が最後だとしたら、何を語るか」という問いのもと、講義を行う番組。ナレーションを務める女優の上白石萌歌さん=NHK提供去年6月にエッセイ『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)を発売した西原さんが、貧困と隣り合わせだった少女時代やエロ本イラストからスタートしたマンガ家生活、アルコール中毒の元夫との壮絶な日々など激動の人生を振り返りながら100人を前に講義。「過去の男に赤ペンを入れてみてください」「女の一途っていけないことだと思うんです」「ダンシャリのダンは男のダン」といった“西原節”が炸裂します。NHK提供語りは女優の上白石萌歌さんが務めます。「最後の講義」は、NHK BS1で8月25日(土)深夜24時(日付は26日)放送。(ウートピ編集部)ウートピ編集部
2018年08月25日マンガ家の西原理恵子(さいばら・りえこ)さんが4月15日、「セシオン杉並」(東京都杉並区)で開催された「区民健康フォーラム2018」に登壇し、「自立した女子の生き方、育て方」をテーマに講演しました。西原さんが去年6月に発売したエッセイ『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)は累計27万部を突破。発売から約1年たった今も書店に平積みされ、売れ続けています。講演は同書の制作に携わったフリーライターの瀧晴巳(たき・はるみ)さんが聞き手となり、西原さんとの対談形式で行われました。第1〜3回は講演の様子をお届けしました。4回目と最終回の今回はウートピ編集部が西原さんにインタビューした様子をお伝えします。【第1回】「食事はお惣菜でいい」がんばりすぎなお母さんへ【第2回】専業主婦の「幸せ」はもろい【第3回】失敗しない人はいないから…「転び上手なおばさんになって」【第4回】「家事の外注は家族の必要経費です」お金の“本当の”使い方私たちは北川景子じゃないから…——講演で「『女の一途』は相手の悪いところが見えない病気」というお話がありましたが、本当にそうだなと思いました。一方で、婚活に励んでいるんだけれど、なかなかうまくいっていない女性もまわりに多くて。みんな真面目で仕事もできるのになぜだろうって思うんです。西原理恵子さん(以下、西原):ほとんどの男は3等賞だからねって。それを6等賞にしないようにがんばっているのが女だからねって田舎のスナックのママが言っていた。「なるほどな」って思ったの。芸能人のカップルみたいな1等賞同士ってない。そもそも自分が3等賞なんだからさ。——確かに。だって私は北川景子じゃないですもんね。西原:そうそう。自分のとこにはこないからね、DAIGOみたいな男前俳優は。だったら3等賞同士でよくない?その代わり、内緒の貯金だけ持っていれば、いつでも別れられるから。あと、子どもを作る気があるのなら、付き合っているうちにオムツを替えてくれるかどうかはわかるでしょ?家にも帰ってこれないような激務の旦那さんは会社と結婚しているようなものだから。2人で暮らす分には激務だろうが何だろうがいいんだろうけれど、子どもが欲しいんだったら、オムツ替えられる男がいる漁場に行くっていうのも大事かもね。——そうですね。相手の年収や仕事など条件にばかり気を取られすぎているのかなという気もします。西原:あれもこれもって言ってもダメなんだよ。フェアトレードで。自分が持っているものと向こうが持っているもののベスト3を出し合って、それでお互いに譲れないものが何かっていうのを話し合うことから始めない?——そうですね(笑)。西原:基本、女の人のほうが売り手市場なんで。彼氏作りやすいよね。でも皆さん立派だから「この歳で自分からなんていけない」とか「このウエストを見せるのなんてやだ」とか言うんだよね。——そうなんですよ!西原:でもね、私と仲良くなりたくて寄ってくる男はウエストを気にしてない男なんだよ。——どういうことですか?西原:女のウエストを気にしていたらもっと若い子にいくでしょ?だから、私にくるってことはそもそもウエストなんて気にしてないの。——な、なるほど……。西原:だからさ、自分と同じくらいのまったりした相手を見つけるのがいいと思う。3等賞同士で仲良くやろうよって。だから気軽に「飲みに行かない?」っていう男の人がいたら、行けばいい。同時進行もアリ——講演で西原さんがおっしゃっていた“同時進行”もアリですか?西原:ありあり。講演でも話したマイルドなヤリマンでいいんですよ。——最近は不倫が叩かれている風潮もあるから「同時進行もいいんじゃない?」って女子に言ったら「ふざけないで」「そんなの無理!」って返ってきそう。西原:だって結婚してないし不倫じゃないから。女の人が一途になると「私さえ我慢すれば」と思いがちなんですよ。自分が幸せになるためには同時進行していても大丈夫だから。——「女の一途」は相手の悪いところが見えなくなる病気っておっしゃっていましたけれど、同時進行なら比べられるし、効率的ですよね。西原:相手のいいところも悪いところも見えるからね。だいたいね、彼氏とうまくいっていない相談に乗ってくる男って“次の座”を狙っているからね。——なるほど!まあ自分でもそうですもんね。あわよくばっていう。西原:そうそう。あわよくばってね。そのくらいでいいんだと思いますよ。(取材・文:ウートピ編集部・堀池沙知子)
2018年05月11日マンガ家の西原理恵子(さいばら・りえこ)さんが4月15日、「セシオン杉並」(東京都杉並区)で開催された「区民健康フォーラム2018」に登壇し、「自立した女子の生き方、育て方」をテーマに講演しました。西原さんが去年6月に発売したエッセイ『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)は累計27万部を突破。発売から約1年たった今も書店に平積みされ、売れ続けています。講演は同書の制作に携わったフリーライターの瀧晴巳(たき・はるみ)さんが聞き手となり、西原さんとの対談形式で行われました。第1〜3回は講演の様子をお届けしました。4回目の今回は、ウートピ編集部が西原さんにインタビューした様子をお伝えします。【第1回】「食事はお惣菜でいい」がんばりすぎなお母さんへ【第2回】専業主婦の「幸せ」はもろい【第3回】失敗しない人はいないから…「転び上手なおばさんになって」外食は家族の必要経費——素敵なお話をありがとございました。「食事はお惣菜でいい」「手を抜けるのは食事」というのがハッとしました。私は家庭を持っているわけではないですが、同世代の友人は家庭を持っている子も多いので。この前、既婚の読者に「家事代行サービスは利用しないんですか?」って聞いたら「利用したいけれど、罪悪感がある」って言っていたんです。西原理恵子さん(以下、西原):罪悪感が沸くのは結構なんですけれど、片付けたり汚したりして叱られて割を食うのは子どもなんですよ。仕事していると考えたら、正社員だったら時給2000円か3000円ですよね。食材を買いに行って、調理して、食べさせて、残り物くるんで、洗い物するのに何時間使う?外食のほうが割安なんです。それにデパートのお総菜みたいなの作れる?って。スーパーの高いお惣菜でさえ割安です。食事の用意と片付けで3時間は無駄にするね。その分、子供と遊んであげたほうがよくない?旦那さんとビール飲んだほうがよくない?って。外食や家事の外注にかかるお金は家族が仲良くするためのお金です。そのための時間にはお金を払いましょう。夕暮れの、家族が疲れた時間に、旦那と後片付けのことでケンカになってごらん?1ヶ月は長引くよ。仲良くなるための経費だって思ってください。本当のお金の使い方——仕事をしていれば時間はすごく大事だなって思います。お掃除だってたまには外注してもいいのかも。西原:月に1回お掃除を外注にしたら夫婦って本当にケンカしなくなると思うんですよ。腹が立っているときに相手のウンコがついた便器を洗ったり、洗面所の隠毛を掃除したりするとすごくイライラする。相手が1回顔拭いただけのタオルを洗濯機に放り込んだら「私なんて何回も使ってから洗うのに!」って思うでしょ?(笑)——はい。ちょっと心当たりあります。西原:でしょ?家族が仲良くゆっくり過ごせるせっかくの休みに掃除しなければいけないんですよ。ケンカしない見えない時間って大切。自分のために家族のために。お金ってそういう時間を買うことに使うんだと思います。——そうですね、そしてそのために働くのかも。西原:だから、最初の話に戻るんだけれど、外食したり家事を外注したりするというのは罪悪感じゃない。「もったいない」っていう気持ちなんだと思います。でもね、一番もったいないのは、その時間を片付けに使ってイライラすること。仲良くするために働いているんですよ、家族は。(取材・文:ウートピ編集部・堀池沙知子)
2018年05月09日『パーマネント野ばら』『ぼくんち』など、映画化された作品も多い漫画家の西原理恵子さん。『毎日かあさん』のようなエッセイマンガも人気ですよね。筆者もファンなのですが、西原さんの著作には「常に女子の味方」と感じるものがたくさんあるなと感じています。そして、女性のためのサバイバル戦術を解く作品も豊富。そこで今回は「女のけもの道」を語る西原さんの著作を3つご紹介します。■母から娘へ、愛のあるアドバイス『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(KADOKAWA)こちらは、西原さんが娘さんへのアドバイスとして書かれたエッセイのようです。でも、内容はティーンから社会人まで、女性全般に知ってほしいこと、いろいろ。例えば「ダイヤも、お寿司も、自分で買いましょう」とか「王子様を待たないで」……。特に10~20代の人におすすめですが、アラサー、アラフォーの女性の心に響く言葉もたっぷり詰まっています。■波瀾万丈の人生で培った処世術を伝授『生きる悪知恵正しくないけど役に立つ60のヒント』(文芸春秋)西原さんが赤裸々に語った、生きる知恵にまつわるエッセイです。「おカネ」「男と女」「ビジネス」「家族」「トラブル解決」まで、西原流の生きるヒントが満載!「夫が浮気しているようです。追及すべきでしょうか」「頼まれるとイヤと言えない性格をどうにかしたい」といった読者の悩みを募り、人生相談の体裁で構成されています。著名人の相談にマンガで答えるコーナーも。楽しくて役に立つ1冊です。■読んでスッキリ!生きる上での参考にも『スナックさいばらおんなのけものみち』シリーズ(KADOKAWA)理恵子ママが、ざっくばらんに女子たちの相談に乗るという「スナックさいばら」シリーズ。『七転び八転び篇』『バックレ人生大炎上篇』『ガチ激闘篇』など、西原節が炸裂しています。筆者のおすすめは『男とかいらなくね?篇』。もうこのタイトルがすごいですよね。ちなみに裏テーマは「女の自立篇」となっています。これは特にアラフォー以上の女性に響く内容だなと。西原さんご自身はオーバー50なので、これから女性として人生を歩んでいく上での参考になりそうです。特筆すべきは、第2章の『男だらけの男祭り、開催!女たちにダメ出ししてください』。男性のダメ出しに、西原さんがナイスな解説をつけていて、名言の連投なんです。「恋愛は面倒くさくて当たり前。相手のトリセツを作るべし」とか「オカンのふり見て、わがふり直せ」「おかまとおかんに勝る者無し」……とにかく、読んでいてスッキリする本音トークがいっぱいです。■終わりに最近ちょっと落ち込んでいる、元気がない、という女性は、ぜひ西原理恵子さんのエッセイを手に取ってみましょう。背中を押されたり、パワーをもらえたり、いろいろな意味でシビレます。GW中にまとめて読んだら、連休明けには少し晴れやかな気分になっているかも!?
2018年05月04日マンガ家の西原理恵子(さいばら・りえこ)さんが4月15日、「セシオン杉並」(東京都杉並区)で開催された「区民健康フォーラム2018」に登壇し、「自立した女子の生き方、育て方」をテーマに講演しました。西原さんが去年6月に発売したエッセイ『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)は累計27万部を突破。発売から約1年たった今も書店に平積みされ、売れ続けています。講演は同書の制作に携わったフリーライターの瀧晴巳(たき・はるみ)さんが聞き手となり、西原さんとの対談形式で行われました。今回は、講演の模様と西原さんのインタビューを全5回にわけてお届けします。【第1回】「食事はお惣菜でいい」がんばりすぎなお母さんへ【第2回】専業主婦の「幸せ」はもろい「区民健康フォーラム2018」に登壇した(左から)瀧晴巳さんと西原理恵子さん自分がやりたいことは絶対に譲らないで瀧晴巳さん(以下、瀧):『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』の中で、「優しくていい子」は幸せを取りっぱぐれるよ、ということも言っていますね。西原理恵子さん(以下、西原):いい嫁っていうのはいいお手伝いさんなんですよ。どっかの家にもらわれて、付属品のように一番いいように使われて、じゃあ、あなたの幸せはどこにあるの? って。私たちの母親が「あんたたちのために離婚しない」ってことばかり言って、自分の幸せを全部先送りにしちゃった。女は家の付属品じゃないんですよ。自分が幸せになるためには自分の主張、やりたいことを譲っちゃいけないの。お菓子でも、譲っちゃったら、その人たちは感謝するかって言ったらしないんですよ。「得した」って思っちゃう。譲ってもらって「当たり前」になっちゃうんですよ。「女の一途」は相手の悪いところが見えない病気西原:女の子の場合は出産の適齢期もあるし難しいですよね。本当にいろいろタイムキーパーが必要で。だって「ハタチまで貞淑でいなさい」って言っておきながらハタチになったらクソみたいな男がウヨウヨ泳いでいる大海原に放りだして、「いいの見つけなさい」って言ってもさ、3人ハズレに当たってみ?10年経ってるよ。キツイよね。男にはわかんないんだから二股、三股かけとけよって!瀧:女の人ってね、「この人は私がいないとダメかもしれない」って思っちゃう。西原:うん、「女の一途」は相手の悪いところが見えなくなる病気なんで。ちょっと“マイルドなヤリマン”でいいから、って言っているんですけれどね。いい“受け身”のとれるおばさんになってほしい瀧:「転ばないこと」がいいことじゃないんだよ、ってことですよね。西原:この歳になって、私もいい受け身を取れるようになったんです。背中にいい感じの背脂もついて。50歳くらいになるとどんなに失敗しても笑って起き上がれる。ヤワラちゃんみたいないい受け身が取れるようになった。娘もね、早くたくさん転んで受け身の練習をして早く笑ってほしい。失敗しない人はいないんで。人間はみんな転ぶので。笑ってればどうにかなるから。動きのいい転び上手なおばさんになってねって。この本のあらすじを他のところで書こうとしたときに「世の中は腐れちんぽばかりですから、うっかりくわえても決して恥ではないんですが、くわえているうちにどうにかなると思ってクチャクチャいつまでもくわえているのが一番いけません。ダメだと思ったらすぐに吐き出してください」って言ったんです。そしたら出版社の人に怒られちゃった。「もっと品よく言ってください!」って(笑)。瀧:品よく要約すると「転んでも、また立ち上がれる、取り返せる」というのが大事ってことですよね(笑)。西原:(ルパン三世の)石川五ェ門じゃないけれど「またつまらぬものを食うてしもうた」ってね(笑)。瀧:自立をするために娘さんや女の子たちに伝えたいことは?西原:よく失敗してほしい。元気でやってくれればいい。でも男に依存しないでねって。自分だけの人生を歩んでほしい。人生の舵取りを人に任せないこと。うまくいかない自分の人生を、あの人のせいでこうなったって言い続ける人にならないで。自分で幸せはがっつり取りにいく。そういう女の子になってほしいですね。※次回からは西原理恵子さんのインタビューを掲載します。お楽しみに!(取材・文:ウートピ編集部・堀池沙知子)
2018年04月30日マンガ家の西原理恵子(さいばら・りえこ)さんが4月15日、「セシオン杉並」(東京都杉並区)で開催された「区民健康フォーラム2018」に登壇し、「自立した女子の生き方、育て方」をテーマに講演しました。西原さんが去年6月に発売したエッセイ『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)は累計27万部を突破。発売から約1年たった今も書店に平積みされ、売れ続けています。講演は同書の制作に携わったフリーライターの瀧晴巳(たき・はるみ)さんが聞き手となり、西原さんとの対談形式で行われました。今回は、講演の模様と西原さんのインタビューを全5回にわけてお届けします。【第1回】「食事はお惣菜でいい」がんばりすぎなお母さんへ「区民健康フォーラム2018」に登壇した(左から)瀧晴巳さんと西原理恵子さん「専業主婦の幸せ」はもろい瀧晴巳さん(以下、瀧):西原さんは娘さんに子どもの頃から「社長の奥さんじゃなくて社長を目指そうよ」って言ってきたとか。西原理恵子さん(以下、西原):専業主婦だと家もキレイだしおやつもあるし躾も行き届いていていいんですよ。でもね、専業主婦って、夫が浮気しない、暴力を振るわない、 病気もなくて会社も潰れない。そういう条件がすべてそろった上での“お仕事”なんですよ。「専業主婦の幸せ」ってもろいんです。人って病気になって治ってもなかなか元に戻らない。現役に戻るのが大変なんですね。そういうことを考えたときに何があっても仕事は続けてください。人ってお金がないと獣になる。お金がなくて憎しみ合うっていう一番の地獄ですね。瀧:女の子も若くて威勢がいいうちは、なかなか、うまくいかなくなったときのことまで気づけないから。西原:結婚相談所だと、若くておっぱいとお尻がキレイな女の子たちってチヤホヤされますよね。でもそこから10年、20年経ったらすごく惨めな思いをします。どうしてそんなことでしか自分を測れないのかってね。若いうちに「やだ、困っちゃった」って言えば誰かが助けてくれますよね。でも40歳を過ぎて「やだ、困っちゃった」なんて言ってもツバ吐かれますからね。そうなるまでにやっておかないといけないことってたくさんあるんですよ。仕事のキャリアとか人間としての優しさを磨くとか。若い男の子はほら、ハタチ過ぎて外出たらボロッかすにやられてそれなりに修行が積めるんだけれど、女の子のスタートって誘惑が多い。私は、地方でキレイな女の子たちがあっという間に中出しされていなくなっちゃうのをいっぱい見てたのね。キレイな子ほどあっという間にやられちゃう。その地区一番のイケてる不良に。でもその地区一番のイケてる不良ってその地区一番の無職のバカってことだからね。で、18歳で離婚してまた20歳くらいでダメな男に引っかかってって、人生がガタガタになっていく。お金がないと男も捨てられない瀧:西原さんだって地元でそんな女の子を散々見てきて「私はそんな轍(てつ)は踏まない」って上京したはずなのに、半年で無職の男の人と暮らしてたんでしょ?西原:そうなんです。散々苦労して、浪人してやっと武蔵美に受かったのに、無職の男と同棲しちゃうっていう初っ端からやらかすんです。高知にいたから「無職」ってそんなに抵抗なかった(笑)。私がもろかったのはそういうところで、なんでもいいから家に誰かにいてほしかった。一人でいることがすごく寂しくて、新しいバッグがないと出かけられないとか、新しい靴がないと外へ行けないっていう女の人、いるでしょ?私です(笑)。で、新しい靴(男)が見つかるまで古い靴(男)を履き続ける……私です(笑)。無職の男と同棲して、それでも自分で一生懸命売り込みをして大学3年生のときに月収30万になった。それで新しい部屋に移ろうってなったときにやっと気づいたんです。でっかいゴミ(男)がいたって。だから娘に言うんです。「“ダンシャリ”の“ダン”は男のダン。お金がないと男も捨てられない」って。それで大学3年の時にやっと“男捨離”できたんです。※次回は4月28日(土)更新です。(取材・文:ウートピ編集部・堀池沙知子)
2018年04月25日マンガ家の西原理恵子(さいばら・りえこ)さんが4月15日、「セシオン杉並」(東京都杉並区)で開催された「区民健康フォーラム2018」に登壇し、「自立した女子の生き方、育て方」をテーマに講演しました。西原さんが去年6月に発売したエッセイ『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)は累計27万部を突破。発売から約1年たった今も書店に平積みされ、売れ続けています。講演は同書の制作に携わったフリーライターの瀧晴巳(たき・はるみ)さんが聞き手となり、西原さんとの対談形式で行われました。講演の模様と西原さんのインタビューを全5回にわけてお届けします。【人気】西原理恵子さん「もらったプレゼントが自慢の80歳にならないで」「区民健康フォーラム2018」に登壇した(左から)瀧晴巳さんと西原理恵子さん子どもを怒らないので精一杯だった瀧晴巳さん(以下、瀧):西原さんには上は男の子、下の女の子のお子さんがいらっしゃいますが、小さいころは男の子にはこういうふうに、女の子にはこういうふうに育てようとか考えていたんですか?西原理恵子さん(以下、西原):そんな余裕なかったですね。(元夫の鴨志田穣さんが)アル中で暴れているときにそんな余裕ないですよ(笑)。それこそ食事はお総菜でした。仕事して子どもを育てているときに食育なんてできなかったですね。子どもを怒らないので精一杯、八つ当たりしないので精一杯。手を抜くとこは抜く。一番抜いていいのは食事だった。子どもが事故に巻き込まれないように見ているので精一杯で手作りなんてできないですよ。私が料理上手になったのは子どもが中学生になったときからです。子どもが自分のことを自分でできるようになってから、自分もちゃんと下ごしらえをするお料理を作るようになりました。子どもが小さいときはまずは生命とか健康を守らないといけない。で、仕事もしている。それなのに(世間では)どうして「食育、食育」言うのかなって。世界中を旅してわかったのが、ほとんどのお母さんはお料理なんて作っていませんよ。手作りじゃないと子どもがグレるとかバカになるって言うけれど、韓国とか香港とかみんな外食で日本より学力高いです。ドイツなんて台所で火を使わないですからね。朝から晩までチーズとパン切るだけですから。ドイツのキッチンがキレイなはずだよって(笑)。お母さんたちはがんばりすぎ瀧:それでも「怒らない」というのは大事にされていたんですね。西原:怒らないっていうのを決めたのは、この状況で怒ったら地獄になっちゃう。私が怒られて育ったから。父親と母親は仲が悪かった。母親が再婚した二番目の父親はギャンブル依存症で、最初の父親はアルコール依存症でした。それで母親が怒鳴り散らしながら子育てをしていたんです。それでも私がここまで育ったのは、母親が何があっても仕事をして育ててくれたから。どんなクソみたいな男に引っかかっても仕事を辞めなかったから。だったら、私はもう一つ上を目指そうと。「怒らない」っていう。まあアル中の夫と結婚したんだから、同じことになっているんだけれど(笑)瀧:でもお子さんが何かしたときに「怒らない」というのは難しいのでは?西原:怒る原因が見えるから怒るんですよね。怒るのって、一生懸命に作ったお料理を残されたりとか、キレイに掃除した家を汚されたりするからでしょ。だったら、怒る理由を排除しちゃえばいい。私は「勉強しなさい」をやめました。朝に「早くしなさい」って怒るのであれば、遅刻していい。私は子どもを怒るために仕事をがんばってきたんじゃないから。手作りのお料理が残されて怒るんだったら、お惣菜を買ってくればいいの。残ったものを自分が食べればいい。そういう感じで怒らないで育ててきたつもり。成功したかどうかはわからないんですけれど。瀧:「早くしなさい」って言っても子どもはモタモタするし、寄り道するし、だいたい同じことで怒っちゃうんでしょうね。西原:同じ時間帯で喧嘩しているってことを発見したんです。夕飯前、お風呂に入る前、寝る前。一番喧嘩するのは月曜の朝。でも「卒母」したときに朝起きないって決めた。(高校生の)娘には冷蔵庫に食べ物入っているんだから食べなさいって。お弁当はおばあちゃんが作ってくれているか、学食で食べるか。更年期がきたので夜中に眠れなくて、朝のお弁当と朝食のために起きると6時起きになっちゃう。それをやめると仕事がちゃんと回るようになってきたので、これは受け入れてもらおうと。(娘は反抗期なので)お互いにWin−Winでいいかなと。これなら朝から顔も合わせないしって。瀧:西原さんは「お母さんたちは十分がんばっているよ」って言ってくれたんですよね。西原:そうです、お母さんはがんばりすぎです。がんばりすぎはやめましょう。※次回は4月25日(水)更新です。(取材・文:ウートピ編集部・堀池沙知子)
2018年04月23日仕事と並んで、女性の人生で大きな痛手となるのは、恋愛のつまずき。生涯独身の不安、ダメ男との交際…そんな窮地からどう脱する?漫画家・西原理恵子さんと俳優・安田顕さんが語ります!未婚女性が増えている今。普段の生活が楽しく、独り身でも問題ない、という人はいいけれど、ふと将来のことを考えて、「このままずっと一人で大丈夫…?」と、不安になりがちなのも、また現実。西原:そもそも結婚って、みんなどうしてしたいんでしょうね?結婚は、子どもを高校、大学まできちんと通わせるための罰則規定ですよ。それ以外には、する意味ない!安田:でも、一人は不安とか、何かあるんじゃないでしょうか。西原:いや、女性のほうが長生きする可能性が高いんだから、結局は一人になるでしょ?その前に、先に倒れた男の看病しなきゃいけなかったり、相手の家族の面倒も見たり、大変なことしかないですよ。安田:西原先生は、高須先生(高須クリニック院長)とお付き合いされているそうですが、“結婚”という形はとられていないんですよね?西原:高須先生は、菩提寺まで持っているようなでっかい家の人だから、結婚するなら、ちょっとした歌舞伎の家に嫁ぐようなもの。いくら好きでも、家族全員ドイツ語とか英語とかしゃべる人たちがついてくるなんて、恐ろしくて…(笑)。結婚って、相手の家を背負わなきゃいけないところがあるから、女の人にとってメリットはどこにもないと思うけどね。安田:そんな重責を負うより、独り身のほうがいい、と?西原:女の人って、とかくマイナスな面ばかり見がちだけど、独り身の自由って素晴らしいんだから!金銭的にきちんと自立していれば、心配する必要なんてないんです。男に頼らなくたって、生きていけます。安田 顕さん俳優。1973年12月8日生まれ、北海道室蘭市出身。西原理恵子さん漫画家。1964年11月1日生まれ、高知県高知市出身。※『anan』2018年3月7日号より。写真・芹澤信次イラスト・西原理恵子スタイリスト・村留利弘(安田さん) ヘア&メイク・西岡達也(安田さん)高松由佳(西原さん)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年03月02日仕事は、生活の糧であり、生き甲斐にもなり得る人生で重要な存在。もしもそれがなくなったら…?いざという時の心得を漫画家・西原理恵子さんと俳優・安田顕さんが考えます。経済が不安定な今の時代。契約や派遣といった雇用形態の人も多く、もちろん正社員でも、いつ仕事がなくなってもおかしくない状況。失業した…!そんな窮地に陥ったら?西原:私もずっと契約とか派遣みたいなものですからね~。安田:役者も同じです(笑)。西原:もちろん失業しちゃったら大変だと思いますよ。でも、仕事は選ばなければいくらでもあるんです!安田:確かに。西原:私が最初に始めたのは、エロ本のカット描きですからね。大切なのは、身の程知らずの夢を叶えることじゃなくて、自分ができることや、やりたいことで、どう稼ぐかということ。安田:選り好みをしている場合じゃない、と?西原:そう、そう。失業したっていう時の例えとしてはアレですけど、もしその人がミュージシャンになりたかったとしたら、じゃあ、あなたの音楽は「どうしたらお金に換えられるの!?」って。バンドマンでもいいし、居酒屋で演奏する人でもいい。時給800円もらえるところで探せば、ミュージシャンになれますよ!紅白に出るとか、アリーナを埋めるとか、そういうことじゃなくて、明日が期限のガス代3000円を稼ぐことのほうが大事じゃん。だって、止められちゃうんだから。1日3000円とか稼げたら、もうプロなので、それを探すことがまず必要だと思いますね。安田:なるほど。そう考えておけば、失業した時も、自分のやれることから次の仕事を探していけそうですね。西原:上を見てもキリがないし。ダメならダメで次に行けばいいんです。「ここならイケる!」って道が、必ずあるから。プライドなんて、さっさと捨てちゃって!安田 顕さん俳優。1973年12月8日生まれ、北海道室蘭市出身。西原理恵子さん漫画家。1964年11月1日生まれ、高知県高知市出身。※『anan』2018年3月7日号より。写真・芹澤信次イラスト・西原理恵子スタイリスト・村留利弘(安田さん) ヘア&メイク・西岡達也(安田さん)高松由佳(西原さん)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年03月01日生きていくうえで軸となる、仕事と恋愛。そのどん底からの抜け出し方を、数多の荒波を乗り越えてきた漫画家・西原理恵子さんが指南。迎え撃つのは、人生の流れに身を任せてきたという、チームナックスのメンバーでもある俳優・安田顕さん。捉え方次第で、ピンチはチャンスに!波瀾万丈な西原理恵子さんの人生。転んでも、立ち上がる。その濃厚で逞しいサバイバル経験を、安田顕さんとお聞きすることに。西原:私が最初につまずいたのは、19歳で美大の予備校に入った時ですね。安田:どうされたんですか?西原:課題で描いたデッサンが、成績順に貼り出されたんですけど、私は最下位。その時点でプライドはぺしゃんこだった。それなのに、いざ武蔵美に入ったら、まわりはもっとスゴい人たちだらけで…。その上には東京藝大っていうのがあって、さらに院とかになるとチョモランマみたいなものでしょ。でも、予備校で最下位からスタートしたおかげで、自分の実力がどんなものか、もうわかっていたんですよね。だから、卑屈にならず、「そんな自分にできることは何なのか」って、考えることができたんです。安田:冷静ですね。西原:で、始めたのが、1カット500円のエロ本のカット描き。本当は、芸術家とかイラストレーターとか、かっこいいのになりたかったんですけど、私はとにかく絵で食べていきたかったから、身の程知らずの夢にはしがみつかなかった。“自分には才能がある”と思っている人たちが絶対にやらないことにこそ、自分にできることがあるんじゃないか。そう思って行ったのが、エロ本でした。安田:でも、それが今の足掛かりになったんですよね。西原:はい。ただ、その頃、男でもつまずいています(笑)。安田:そうなんですか!西原:当時、大学の学費から生活費まで自分で稼がないといけなくて、居酒屋とかいろんなアルバイトをしていたんです。歌舞伎町で水商売のバイトもしていたんですけど、お客さんにセクハラされたり、「バカ女」扱いされたり。時給1400円もらえるからいいやって思ってたはずなのに、なんか寂しくて…。そういう時に、無職の男が転がり込んでくるという(笑)。もともと田舎でヤンキーと付き合ってたから、無職ってわりと平気だったんです。安田:免疫があったんですね(笑)。でも結局、無職はダメだと?西原:そう。自分が稼いだら、相手も稼いでくれるなんて思い込むのは大間違い!むしろやらなくなっちゃう。私がバイトでへとへとになって家に帰ると、ぐちゃぐちゃに汚した部屋で無職の彼が待っていて、「靴下どこ?」って。安田:それはイラッとしますね。西原:でも、そんな男でもそばにいてほしかったのは、自分に自信がなかったから。「いらない」って思えるようになったのは、絵の仕事で食べていけるようになった時。引っ越そうと部屋を片づけていたら、そこに“働かない男”っていう粗大ごみがあることに気づいて。ただ、その後もそういう“腐れチ○ポ”ばかりと付き合っちゃうんですけどね(笑)。安田:腐れチ○ポ!?西原:ダメ男のことです。ユーモアをまぶした勢いある西原さんの語り口に、少々押され気味の安田さん(笑)。そんな中、ちょっと聞いてみたいことがあるようで…。安田:西原先生は、刺激的な言葉で人を惹きつけて、本質に持っていくっていう印象を受けたんですけど、それはもともとの感性なのか、あるいは生きていくうえで必要な技術として作り上げてきたものなのか、気になります。西原:典型的な、南方のウソつき文化です。安田:え!?西原:南国の人って、陽気な感じでウソついたりするでしょ?かまして、ウソついて、笑わせて。私の地元の高知では、そういう黒潮文化が染みついているというか。何しろ、人を笑わせたら勝ち。安田:そういえば、僕らチームナックスが人生相談に乗るっていう企画をやったとき、「人見知りが直りません」という相談に対して、うちの大泉洋は、「おもしろければ、なんとかなる。それを磨けばいい」って言ってたんですよね。僕は真面目に、「相手と真摯に向き合う」なんて答えたんですけど、今の西原先生のお話を聞いて、大泉のほうが正解かなっていう気がしてきました(笑)。西原:確かに、“おもしろい”はサバイバル術の一つになるかも。わが家でも大事にしているのは、笑いだったりしますしね。いくらどん底の状況でも、エグるようにツッコんで笑いに変えちゃう。それが明るい方向に向かっていくためのコツなんだと思います。安田 顕さん俳優。1973年12月8日生まれ、北海道室蘭市出身。西原理恵子さん漫画家。1964年11月1日生まれ、高知県高知市出身。※『anan』2018年3月7日号より。写真・芹澤信次スタイリスト・村留利弘(安田さん) ヘア&メイク・西岡達也(安田さん)高松由佳(西原さん)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年02月28日マンガ家の西原理恵子さんによるエッセイ『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)が先月発売されました。発行部数は3刷り5万部突破(7月7日現在)と順調に版を重ねています。これから巣立とうとしている16歳の娘に宛てて書いたメッセージという体で、女性が生きていく上で覚えておいてほしいこと、知っておいたほうがいいこと、心に留めておいてほしいことをつづっています。“女の子”たちが自分の足で立って、誰の顔色もうかがうことなく自由に自分の人生を歩いていくためには——?西原さんに3回にわたって話を聞きました。【1回目】30歳の女の子たちへ「下の世代のためにわがままになってください」【2回目】「わかり合おう」とかやめない?家族がしんどい女の子たちへマンガ家の西原理恵子さん「若くて美人」は目減りの資産です——本の帯にある「王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう。」という一文がすごく好きなんです。そうだよね、人に買ってもらうんじゃなくて自分が稼いだお金で買ったほうが楽しいし気持ちいいに決まっているよねって。でも、この前若くて美人の後輩が「私は早くお金持ちを捕まえて結婚したいんです」って言っていて。本来だったら「仕事を続けていれば辛いこともあるけれど、あとでリターンとして自分に返ってくるよ。仕事って面白いよ」って“先輩”として言いたかったんですが、ふと「この子なら美人だし、確かにお金持ちの男性と結婚できるかもな」って思っちゃって。何も言えなかったんです。西原理恵子(以下、西原):若くて美人だと短期レンタルになりますね。——短期レンタル?西原:最大瞬間風速の株価が高い時なら宝石ももらえるけれど、そういう男はすぐ次に行きますよ。若くて美人な子も10年たったら古くなりますよね。金持ちは目減りの資産は持たないんです。だから損切りされます。——ひえっ、損切り!西原:都会の専業主婦になりたいって子をなめちゃダメですよ。例えば相手がお医者さんだったら、自分も医大に入って医師免許を持って、もちろん語学もできる。実家もお医者さん一族かなんかで、子どもを夫以上の大学に入れられる遺伝子を持っていて、夫の完璧な秘書ができる。そういうのが本物の専業主婦なんです。財力のあるところに行くんだったら、子どもをきちんと育てられないといけないですよね。高須先生も、お見合いのお免状に医師免許持っている子がすごく多いって言ってました。例えば、夫が医師だったら24時間帰ってこなくて、やっと帰ってきたと思ったらすごく疲れている。そういう状態を理解できるのは実家や自分が医師だから。夫がドイツ語を喋ってもわかるような女じゃないと務まらない。つまり、美人で若いだけでは資産にならないんですよ。——確かにそうですね。でも、若くて美人の後輩が「東京カレンダー」に載っているようなお店でお金を持っていそうなおじさんとご飯を食べている様子をSNSにアップしているのを見ると「いいなー」って思っちゃうんです。西原:キャリアを積めば自分で稼いでそういうお店も行けるんだよ。今、私は52歳なんだけれど、人生80年としたら、あと30年いいお店に行けるんです。当たり前だけど自分のお金で。そのほうが楽しいに決まっているじゃない。おじさんのつまんないお説教聞かなくて済むし、「知らなかったー」「すごーい」とか言わなくて済む。「全然大したことないですねー」って言いながら鼻ほじくりながらお酒飲めるよ(笑)。——それ最高ですね(笑)。「おばさん」になったらおしまいって思ってない?西原:若いときってさ、おばさんになったらおしまいって思ってるでしょ?——うーん、おしまいとは思っていないけれど「おばさん」って言われるのが怖いってのはあります。西原:だよね。おばさんになったらおしまいって思っている。若いときなんて特に「今のうちに楽しまなきゃ」って。でもね、それが間違いなの。私を見てねって言いたい。今が人生で一番楽しい。だから、女の子たちには「20歳が一番いい」なんて思わないでほしい。人生80年でしょ。そうすると30歳から50年生きないといけないんですよ。「私は若い頃は本当にキレイでアッシー君もメッシー君もいたのよ」って言っている同世代の女性もいるけれど、生涯の最大の自慢が人にものをもらったことなんて惨めじゃない?おばさんになっても幸せな人いっぱいいるし、自分で稼いだお金で好きなドレスや靴を買うってすごく気持ちいい。ちゃんと仕事をしてキャリアを積み上げればそうなれるんです。——はい。西原:男に稼いでもらおうと思ったら大変な貧困が待っています。自分の舵取りができるようになるのが大人の始まり。あなたがさっき言った「若くて美人でおじさんにごはんを奢ってもらっている後輩」は大事な時間をおじさんに与えて自分はキャリアをなくしているわけですよね。『アリとキリギリス』じゃないけれど、がんばってきた女の子は幸せになれるから。それだけは覚えておいてほしいですね。——本当にそうですね。「もらったプレゼントが自慢の80歳にならないで」西原:今ね、私は人生のハッピーアワーに入ったなって思っているんです。——ハッピーアワー?西原:夕暮れのビールが半額になる時間帯ってあるでしょ?——ああ、早い時間に入ればビール半額ってよくやっていますね。西原:そうそう、人生で52歳ってそのくらい。もう私は夕方の4時くらいからビール飲んでいいの。ここまでがんばってきたから。子どもは独り立ちしたし。そんな人生が待ってるって思ったらちょっとはがんばれるでしょ?——はい。すごく素敵な人生だなって思います。西原:だから、今がんばらなかったら誰からも助けてもらえないし、生涯愚痴だらけになりますよ。若い頃もらったプレゼントが自慢の80歳にならないでください。私のまわりのおばさんたちはみんな「なくしたのはウエストだけ」って言ってる。「ウエストと引き換えにキャリアのない若い頃に戻りたいか?」って聞かれたら、戻りたくない、おばさんでいいって言うの。そんなふうに歳をとってください。「私の若い頃は〜」なんていう大人にはならないで。自分を振り返ってみても、20歳の頃なんて何も持ってなかったもんね。——確かに。私も20代、ましてや何もなかったハタチの頃なんて戻りたくないです。西原:でしょ?今からハタチの男の子と話したい?男は熟練工に限るよ、プロのほうが絶対いいって。「心の中にひとりのデヴィ夫人を」——インタビューも今回で最終回です。改めて「30歳の女の子たちに覚えておいてほしいこと」をお願いします。西原:「心の中にデヴィ夫人を飼っておけ」ということですかね。——その心は?西原:女の子は我慢しちゃうんです。大事なおやつから時間まで他人にあげちゃうの。でもデヴィ夫人ならあげないでしょ。自分が幸せじゃないとまわりが幸せになりません。辛かったらとにかく逃げて。それだけは覚えておいてほしいです。(聞き手:ウートピ編集部・堀池沙知子、写真:宇高尚弘/HEADS)
2017年07月10日マンガ家の西原理恵子さんによるエッセイ『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)が先月発売されました。発行部数は3刷り5万部突破(7月7日現在)と順調に版を重ねています。これから巣立とうとしている16歳の娘に宛てて書いたメッセージという体で、女性が生きていく上で覚えておいてほしいこと、知っておいたほうがいいこと、心に留めておいてほしいことをつづっています。“女の子”たちが自分の足で立って、誰の顔色もうかがうことなく自由に自分の人生を歩いていくためには——?西原さんに3回にわたって話を聞きました。【1回目は…】30歳の女の子たちへ「下の世代のためにわがままになってください」マンガ家の西原理恵子さん田舎の親に相談しても根性論しか返ってきません——前回は、仕事でも「我慢をしてしまう女性が多い」というお話でした。仕事以外でも、我慢をしてしまう女性は多いのかなって思います。西原理恵子さん(以下、西原):子どものためにって我慢しちゃうお母さんだらけ。でも、まずは自分が幸せになってから子どもを幸せにしようねって提案したい。逃げ出せなくなる前に、知識をちょっとでも入れておけば、転んだ時の立ち上がり方が違ってくるんです。例えば、「夫がモラハラだから離婚したい」って田舎の親に言っても根性論とか精神論しか返ってこないよ。「あなたにも悪いところがあったんじゃないか」とか「もうちょっと我慢しなさい」とか。そういうこと言うでしょ。私なんてDVとアル中に苦しめられたけれど、暴力と貧困は専門家しか介入しちゃいけない。“親戚のおばさん”が最も介入しちゃいけない案件なんです。——私もDVとかアル中ほどではないにしても、実家に帰るたびに「早く子どもを産んだほうがいいわよ」って“アドバイス”してくるおばさんいますね。うちの両親のほうが私に気を遣ってるくらい。西原:そういうおばさんって平気でガセネタを飛ばしてくるからね。「だから実家に帰りたくないんだよ!」ってなる。でもそんな人たちをいくら教育しても時間とお金の無駄なので、次の世代の子に教えてあげるのが一番効率がいい。若ければ価値観って簡単に変わるから。私たちの上の最初の世代の自営でバリバリやっていたような女性はおっさんになったつもりで怒鳴って怒鳴って、やっと小さい道を開いてくれたんです。だから、私たちもちょっとずついい方向に知識を伝えられたらなって。暴力や貧困に陥った時、渦中にいる人たちには知識が届かないんです。洗濯機の中でぐるぐる回っているみたいなもんだから。だから、ちょっとでも先に知っていることが大事なんです。——確かに。西原:赤ちゃんが産まれたら責任が生じます。万が一の時に男もさっさと変えられるように人生の舵取りをすることですね。「この男ムリ」って言ったり、離婚したりするのも金がなければ言えないしできない。だから、今は踏ん張って仕事を辞めないで。——お金がなければ離婚する自由もないってことですね。「自分の人生が楽しくないから子どもに介入しちゃう」——実家の話に戻るんですが、私は両親とあまり仲がよくなくて。1年に1回、3日間だけ帰るくらいがお互いにとってちょうどいい距離かなって思っているんです。私だけではなくてまわりの友人や知り合いにも実家とうまくいっていなかったり、帰省が憂鬱だったりする子が多い。ウートピでも帰省シーズンに「無理に実家に帰らなくてもいいよ」という記事を掲載するとドーンとアクセスが増えるんです。西原:「親子仲よくなくてそれでよし」ってね。親子って必ずしも仲よくなくてもいいんですよ。「わかりあおう」とかやめない?仲よくなくても息子や娘が元気で幸せだったらそれでいいんです。——みんな西原先生みたいな考えだったらいいのに……。娘さんが羨ましいです。西原:うちは息子も娘も16歳になったら勝手に自分の世界に出て行っちゃったからね。寂しいけれど喜ばしいことだなって。日本中の子供が引きこもっている時代に、うちの子は外に出てブイブイ言わせているのって誇らしいですよ。まあドアを開けたら外が楽しかったんでしょう。——そうですね。西原:だから、話を戻すといつまでも大人になった子どものことが心配ってのは、自分の人生が楽しくないから介入しちゃうんだよね。まずはおばさんが楽しまないと。私は彼氏いるから全然気にならないもんね!——西原先生と高須(克弥)先生のカップルを見ていると、こういうふうにいくつになっても恋も人生も楽しめたらいいなって思います。親もそうですけれど、娘自身も「親のために」「家のために」結婚しなきゃ、親に孫の顔を見せなきゃ、って思っちゃってる。西原:「家のために」ってどこぞの貴族ですか?(笑)。まあ老人を説得しようなんて思わないことですね。わかりあおうなんて思わないほうがいいです。その分の時間で恋人作るなり、男をあちこちに作るなりして忙しくしたほうがいいです。自分の余暇を親に割かないのが賢明ですね。——はい、実践します。※次回は7月10日公開です。(聞き手:ウートピ編集部・堀池沙知子、写真:宇高尚弘/HEADS)
2017年07月08日マンガ家の西原理恵子さんによるエッセイ『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)が先月発売されました。発行部数は3刷り5万部突破(7月7日現在)と順調に版を重ねています。これから巣立とうとしている16歳の娘に宛てて書いたメッセージという体で、女性が生きていく上で覚えておいてほしいこと、知っておいたほうがいいこと、心に留めておいてほしいことをつづっています。“女の子”たちが自分の足で立って、誰の顔色もうかがうことなく自由に自分の人生を歩いていくためには——?西原さんに3回にわたって話を聞きました。マンガ家の西原理恵子さん失敗や苦労はスターターキットです——このたびはインタビューに応じてくださりありがとうございます。ウートピは働く女性がターゲットのウェブサイトです。読者層は「都会で働く30歳前後の女性」が中心です。西原理恵子さん(以下、西原):30歳前後かー、まだまだ心のどこかに王子さまがいて、でも現実はそうでないってわかっているけれど「思うくらいいいでしょ?」っていう世代ですかね。——う、そうかもしれないです。西原:まず東京で一人でやっていこうなんて女は真面目ですからね。そういうところに働かない男がつけ込むんだよ。家に帰ったらイヌやネコが欲しい。そこに無職の男がつけ込んじゃう、心の隙間に入っちゃう。私がそうだったから、これだけは気をつけてほしい。今からでもタイムマシンに乗って20歳の自分を殴りに行きたいもん(笑)。——もしかしたら、50歳の私がタイムマシンで今の私を殴りに来てるかもしれないです……。なので、いっそう、これから大人になっていく娘さんもだけれど、20代、30代といった大人の女性にもこの本を読んでほしいなって思ったんです。西原:ありがとうございます。この本で言いたかったのは、失敗も苦労もたくさんしていいということ。世の中、失敗とろくでもない男ばかりだから。そんな男で失敗するのは基本中の基本、スターターキットなんです。でもそれって3か月でよくない?ってこと。それを1年も2年もズルズル引きずっちゃうのは時間がもったいないよね。——失敗や苦労はデフォルトってことですね。って言われると気が楽になります。私もそうなんですが「もう大人なんだから失敗しちゃいけない」「苦労するのは自分が未熟なせいだ」って自分を責めちゃう。そういう女性って多いなあと思うんです。西原:世の中には立派な言葉がたくさん並んでいるけれど、「あなたはもっと素敵に輝ける」っていうのではなくて、苦労して転んでからの立ち上がり方を伝えたかった。30歳過ぎまで悪い男に引っかかって貴重な時間を使っちゃって、「せっかくの時間を返して」とか、「若さを返して」とか、そういうことがないように早くきり返そうよってことを言いたかったんです。——なるほど。「自分の幸せも譲っちゃうの、女の子って」西原:あとはもっと自分中心でいいよってことかな。進学で地方から東京に出てくる女の子なんて、実家の親がいい人で真面目なので、いい子が多い。そうすると自分の幸せも譲っちゃうの、女の子って。自分の幸せを好きな人に譲っちゃって我慢しちゃうんです。——あー、それは本当にそう思います。仕事で理不尽なことがあっても「私にも落ち度があったにちがいない」「私さえ我慢すれば」って思っちゃう。そんなの本人はもちろんまわりのためにもならないのに。西原:そうそう、会社の働き方もそうだね。まあこれは男子も女子も変わらないんだけれど、結局我慢したほうが偉いってなったら、どんどん犠牲になっちゃうよね。いい子ほど我慢しちゃって理不尽なことも言い返せない。人の2倍働いて、ひとりひとりがブラック企業化しちゃう。遅刻しないとか真面目なのは日本人のいいところなんですけれど、その反面苦しいってのも事実で。でもね、昔よりだいぶ変わってきているんですよ。相変わらず保育園は狭き門だけど、共働きも普通になっている。それは上の世代の女性が死ぬ気でわめいてくれたおかげ。「はい、タッチ」ってバトンを受け取って、自分たちも下の世代や若い子たちのためにわがままになってください。頭がかたいオヤジに文句言うより下の世代を育てましょう。30年後にはもっとよくなっているはずだし、後輩のためにがんばるほうが効率がいいでしょ?——そうですね、おじさんたちに文句言っても変わらないですもんね。※次回は7月8日公開です。■連載一覧【2回目】「わかり合おう」とかやめない?家族がしんどい女の子たちへ【3回目】「もらったプレゼントが自慢」の80歳にならないで。すべての女の子へ(聞き手:ウートピ編集部・堀池沙知子、写真:宇高尚弘/HEADS)
2017年07月07日7月2日(日)、9日(日)の2週連続スペシャルドラマとして復活を遂げる「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」のスピンオフ「山岸ですがなにか」が「Hulu」にて配信されることになり、“主演”を務める俳優の太賀が取材に応じた。岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥らが出演した昨年4月期ドラマ「ゆとりですがなにか」に登場し、その“ゆとりモンスター”ぶりが話題を集めたのが、太賀さん演じる山岸ひろむ。今回、まさかの主人公抜擢に、太賀さん自身「そんなことあるんですか?えーーーー!って(笑)」と驚いたのだとか。ただ、宮藤官九郎さんによる台本が手元に届くと「本当にやるんだと、うれしくなりました」としみじみ喜びを実感したそうだ。「山岸ですがなにか」での山岸は、会社を辞めた先輩・正和(岡田さん)を引き継ぎ、エリアマネージャーと居酒屋「鳥の民」の店長を兼ねる多忙な日々を、相変わらずのゆとりぶりでこなしている様子。久々に山岸を演じ「あの頃の感覚やリズムを取り戻すのに時間がかかった」とふり返る。また、山岸を演じたことによる“悪影響”もあるといい「どこに行って、何を言っても『山岸、出た~』って感じで、イラつかれるようになってしまって(笑)。笑顔で挨拶するだけで、『ムカつく』って言われることも…。割とシリアスな話をしていても、信じてもらえない日々が続きました」とこぼしていた。それでも、役柄に対する思いは格別で「(山岸を)演じる前と後では、反響が全然違いますね。もし演じていなければ、いまとは違う状況でしょうし、自分を引っ張ってくれたという意味でも、転機になった」と感謝を示していた。Huluオリジナル連続ドラマ「山岸ですがなにか」は7月2日(日)の「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」放送終了後よりHuluにて独占配信開始。以降毎週日曜日に配信(全4話)。SPドラマ「ゆとりですかなにか 純米吟醸純情編」は7月2日、9日(日)22時30分~日本テレビにて2週連続放送。(text:cinemacafe.net)
2017年07月02日ライオンはこのほど、「至福の時間」に関する調査結果を発表した。同調査は6月17日~20日、20~59歳の女性1,200名を対象にインターネットで実施したもの。自身にとって、"至福の時間"はどのような時か尋ねたところ、最も多かったのは「寝ているとき」(40.8%)だった。次いで、「食べているとき」(32.3%)、「寝る前にごろごろしているとき」(29.1%)、「昼寝をしているとき」(24.8%)で、上位には睡眠にまつわることが多くランクインした。良質な睡眠をとる準備としてこだわっていることについて聞くと、1位は 「部屋の照明を暗めにする」(51.2%)、2位は「リラックスできるねまき・パジャマに着替える」(42.3%)だった。寝るときの着衣について尋ねると「ジャージ・Tシャツ・スウェット」(50.7%) と「パジャマ」(42.8%)が大半を占めた。着ているねまきの種類別に快適な睡眠が得られているかについて調べると、「パジャマ」を着て寝ている人のほうが「ジャージ・Tシャツ・スウェット」を着ている人より、快適な睡眠が得られていることがわかった。続いて、寝具にこだわりがあると回答した人に選ぶときの重視ポイントを尋ねた。その結果、「敷き・掛け布団カバー/シーツ類」「枕カバー」「肌掛け・タオルケット/掛け布団」の項目では、「肌触り」と答える人が最も多かった。唯一1位ではなかった「ねまき」でも、50.2%が「肌触り」と回答し、2番目に多かった。現在使っている寝具(ねまき、枕カバー、布団・シーツ、肌掛け・タオルケットなど)の肌触り別に、快適な睡眠がとれているか尋ねた。その結果、「シルクのようになめらか」な肌触りの寝具を使用している人は、快眠が得られていると回答する割合が高かった。「理想の男性の腕枕で眠る」と「誰にも邪魔されず1人で眠る」のどちらが究極の「至福の時間」かを質問したところ、79.7%が「誰にも邪魔されず1人で眠る」と回答した。ライオン ヘルスケアマイスターの山岸理恵子さんによると、快眠のためには、吸放湿性・透湿性に優れた素材のスリープウェアを選ぶといいという。また、寝返りを妨げないよう、しめつけの少ないゆったりしたものがおすすめとのこと。今回の調査では、「シルクのようになめらか」な寝具を使用している人は、快眠が得られていると回答する割合が高かった。山岸さんは、「寝具の肌触りが不快だと、睡眠を妨げる要因にもなると言われています。柔軟剤などをうまく活用し、現在の寝具を自身の好きな肌触りに整えてみるのも良いのではないでしょうか」とアドバイスしている。また、快適な睡眠を手に入れるには、生体リズム(脳や臓器の活動と睡眠をつかさどる体内時計のリズム)を整えることも大事だという。「寝る1~2時間前に38~40℃のぬるめのお風呂で体を温め、寝る1時間前には照明を落とし、テレビやスマホも控えましょう。朝は日光をしっかり浴び、朝食を摂(と)ることも大事です」と山岸さん。
2016年09月09日年齢を重ねるごとに魅力が増す、三浦理恵子さんアイドルグループ「CoCo」のメンバーとして1989年にデビューし、現在は女優として活躍する三浦理恵子さん。今年で43歳になる三浦さんは、年齢を重ねるごとに美しさが増していることで、魅力ある40代として男女問わず人気を集めている。そんな三浦さんが、美容情報サイト「毎日キレイ」で連載する「三浦理恵子の美容ライフ」にて、自身の化粧ポーチの中身を公開した。三浦さんの美しさの秘密を紐解く鍵となりそうだ。気になるポーチの中身は?愛用スキンケアグッズ今回公開されたのは、2016年夏バージョンのポーチ。季節に合わせて持ち歩くコスメを変えているという。気になる中身のまず1つ目は、「JOMALONE」の「E ハンド トリートメント」というハンドクリーム。こちらは基礎化粧品を作っていたブランドで、最近では香水やルームフレグランスも人気ということで、使用感と香りがピカイチとのこと。ミストとして持ち歩いているのは「Eau de RoseGRASSE FRANCE」のローズウォーター。ダマスクローズ100%の化粧水のため、香りがとても良くリフレッシュできるそうだ。そして必ず持ち歩いているというアロマオイルは、「SHIGETA」の「ラベンダーファイン」と「ゴールデンドロップス」、「オダシテ」の「セラムコンセントレートワイルドキャロット」。疲れた時のリフレッシュや、化粧水に混ぜて使用しているという。香り重視のコスメたち化粧直しに使用するのは、「THREE 」のUVプロテクターとリップ。こちらも香りと使用感にこだわっているブランドだ。フェースパウダーはCHANELの「レ・ベージュ・プードゥル・ベル・ミン」。全体的に香りと使用感にこだわりを持って、スキンケアを重視しているようだ。これら三浦さんオススメのアイテムを、日々のリフレッシュや女子力アップのための参考にしてみてはどうだろうか。【参考】※三浦理恵子の美容ライフ
2016年08月16日第2回「ベストハリ肌ニスト」男性が最も魅力的に感じる40代女性タレントとは?10月30日、ドクターシーラボは、第2回「ベストハリ肌ニスト」に三浦理恵子さんが選ばれたと発表した。同賞を選考する上で、20代から50代女性を対象に、「最も、男性をとりこにしてしまう」程魅力的な40代女性タレントについてアンケートを実施。1位「三浦理恵子」、2位「高岡早紀」、3位「森高千里」という結果になった。同社では、ハリのある肌の女性を表彰することで、“美肌”を目指す女性を増やすことを目的として、同賞を昨年から開催している。秒速リフトケアで“三浦理恵子”級の美肌をそして、うるおいのあるハリ肌になるためのアイテムとして、リニューアルされたばかりの同社人気商品「アクアコラーゲンゲルエンリッチリフトEX」を紹介。リニューアル記念として、同商品とフェイスライン集中ケアバンド、メイクしながらリフトケアができるBBクリームがセットになった「エンリッチリフトセット」を、先着3万人限って無料プレゼント中だという。秒速リフトケアを体験して、“三浦理恵子”級の美肌を手に入れてみてはいかがだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】・ドクターシーラボ プレスリリース(DreamNews)
2015年11月04日デスクワークの人を中心に腰痛に悩む人は多い。改善したいと思う一方で、知らず知らずのうちに腰痛を悪化させるような姿勢をしてはいないだろうか。今回はライオンのヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんに、腰痛が悪化してしまう姿勢とはどのようなものかを教えてもらった。○スマホ姿勢は腰痛の元!電車などでスマートフォンを見て移動時間をつぶしているときに、背中を丸めてうつむいて操作していることに気づくことはないだろうか。腰痛の原因にはさまざまなものがあるが、このような普段の姿勢や動作が原因になる場合も多いという。「スマートフォンを使っているとどうしても前のめりの姿勢になりがちですが、これは背中や腰に大きな負担になります。背骨の生理的カーブを崩すような姿勢は腰痛の原因になるんです」と山岸さん。スマートフォンの利用世代から考えると、腰痛は若い世代でも気をつけたい症状だ。実際にライオンのアンケート調査(2014年)によると、20代から70代以上までの幅広い世代で腰痛の自覚があることがわかった。特に30・40代のワーキング世代で腰痛に悩む人は多く、仕事や家事、子育てなどハードな日常が腰に負担をかけていることがうかがえる。このほか、デスクワークや運転などで同じ姿勢を続けてしまうことが腰痛を悪化させてしまうという。「PCに向かうとつい長時間同じ姿勢を続けてしまいますが、1時間に1回くらいを目安に、伸びをしたり、ストレッチをしたりするとよいでしょう」。さらに、運動もポイントに。「現代人は慢性的に運動不足の傾向があり、中でも肥満の方は腰痛になりやすいといわれます。適度に運動をして、筋肉をつけることも腰痛の予防になります」。○正しい姿勢が腰痛解消の近道それでは、腰痛を予防できるような正しい姿勢とはどのようなものだろうか。まずは、正しい「立ち方」ができているかどうかをチェックしてみてほしい。立ち姿は、横から見たときに、耳・肩・股関節・膝・くるぶしを結んだ線が直線になっていればOKだという。「背骨を横から見たときに、ゆるやかなS字になっているのが正しい姿勢になります。横から見るのは難しいので、目安としては壁を背にして立ったときに、後頭部、背中、おしり、かかとが軽く触れているような感じで壁についているとよいでしょう」。座り姿勢でも、この背骨の形を維持することが大切だ。基本姿勢として、イスには深く腰掛け、背筋を伸ばしてお腹を少し引き締め、軽くあごを引いて座る。膝がおしりよりもわずかに高くなるのが理想的とのこと。もしイスが高すぎる場合は、足元に台を置くなどして調整し、うつむくような姿勢にならないようにPCモニターなどの高さも変えるとよいという。「普段のクセで座りながら足を組む人も多いと思いますが、背骨のカーブを崩してしまうので注意しましょう」。また、床や畳などに座るときは、背筋を伸ばして座ることができる正座がベスト。あぐらや足を投げ出して座る姿勢は腰に負担をかけてしまうので注意だ。ただし、膝に痛みがある人は無理をしないこと。「正座は膝に負担がかかるので、痛みがある場合は避けて、正座イスを使うなど工夫をしてみましょう」。つらい腰痛を解消するには、普段の姿勢を正しくするのが一番。腰が痛くなるような姿勢になっていないか、日常の動作から気をつけてみてほしい。○取材協力: ライオン ヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんボディーソープほか、スキンケア商品の開発に長年携わった後、現在のヘルスケアマイスターとなる。商品開発の経験を生かし、主にライオン快適生活研究所にて健康で快適な暮らしのための情報発信に尽力している。
2015年11月03日ライオンはこのほど、「就職に伴う生理痛の変化」についての調査結果を明らかにした。調査は6月、「生理痛(生理のときに起きる腹痛や腰痛、頭痛)がある」と答えた入社1~3年目の女性400名を対象にWEB調査にて実施したもの。「生理痛への対処」を具体的に聞くと「市販の薬(痛み止めなど)を飲む」が67%と最も多く、以下には「あたたかいものを飲む・食べる」(29%)、「睡眠時間をしっかりとる」(28%)が続いた。入社年次別に見ると、年次が上がるほど「市販の薬(痛み止めなど)を飲む」「睡眠時間をしっかりとる」が増えることがわかった。生理痛の程度が社会人になる前と比べて変わったか尋ねると、45%が「かなり重くなった」「やや重くなった」と答えた。年次別では、年次が上がるほど生理痛が「重くなった」と感じている人が増加している傾向にある(1年次34%、2年次49%、3年次54%)。生理痛が重くなった原因について聞くと、69%が「ストレス」と回答。続いて「運動不足」(46%)、「忙しくなった」(44%)、「不規則な生活」(41%)が挙がった。生理痛が重くなった原因として、学生時代とは異なる生活や環境を挙げている人が多いことがわかる。続いて鎮痛薬に対する考えを尋ねると、「痛みを無くしてくれるので頼りになる」(45%)という回答が最多。そのほか、「痛みががまんできないときだけ飲む」(39%)、「ずっと使い続けると効かなくなりそう」(37%)なども上位に入っている。そこで「生理痛のつらい症状」の種類について聞くと「腹痛」(79%)、「腰痛」(63%)、「頭痛」(45%)などが多かった。それらが原因で生理時に感じたことのある不具合について尋ねると「仕事に集中できない」(53%)や「仕事中に眠気を感じる」(48%)といった意見のほか、「プライベートな付き合い(女子会など)に参加できない」(34%)などもあった。ライオンヘルスケアマイスターの山岸理恵子さんは、生理痛との上手な付き合い方として、「軽いストレッチ」「身体を冷やさない」「生理痛を和らげる栄養素を摂取」「鎮痛薬で"早め"の対処」を挙げている。山岸さんによると、生理の時の軽い運動は血行をよくし、気分転換にもなるという。ただし、運動するのがつらいほどの痛みがあるときは、無理は禁物とのこと。また、女性の身体は一年中冷えがちであるため、夏でも冬でも、身体を冷やさない工夫が必要だという。「お腹と腰を冷やさないように使い捨てカイロなどを使用したり、温かい飲み物を摂取したりすることもおすすめです」と山岸さん。加えて、生理時の痛みを和らげてくれる栄養素「マグネシウム」「ビタミン B6」「エイコサペンタエン酸(EPA)」「ドコサヘキサエン酸(DHA)」などの摂取も有効だという。さまざまな工夫を試みても痛みがつらい時は、鎮痛薬を服用するのもひとつの方法とのこと。痛みを少し感じたタイミングで薬を飲むがポイントで、「用法・用量を守れば、身体に影響したり、効かなくなったりすることもありません」と、早めの対処をすすめている。
2015年10月30日