イ・ジェフン&イ・ドンフィら実力派俳優と、韓国のヒットメーカーが集結した「捜査班長 1958」がディズニープラス スターにて4月19日(金)より独占配信開始。この度、刑事4人が集結したキービジュアルと大迫力のティザー予告も到着した。「捜査班長 1958」は、破天荒な若手刑事が個性溢れる同僚3人とチームを組み、権力の腐敗を暴くために奮闘するクライム・サスペンス。韓国で記録的大ヒットとなった犯罪捜査をテーマにした伝説的ドラマ「捜査班長」の前日譚となる。1958年、田舎からソウルに赴任し、個性溢れる同僚3人とチームを組むことになった主人公のパク・ヨンハン刑事。人々のために新たな人生を歩む刑事たちの姿を描き、捜査ドラマのロマンスとユーモアが詰まったストーリーが現代に復活する。主人公のパク・ヨンハンを演じるのは、「復讐代行人~模範タクシー~」シリーズでは悪を成敗する“復讐代行人”を演じて人気を集めたイ・ジェフン。根性があり人間味のある刑事役を熱演する。警察署の狂犬といわれるほど恐ろしい警察官キム・サンスンには、イ・ドンフィ。「カジノ」シリーズで見せた鋭い表情が記憶に新しいところだが、今回も存分に狂気を放つ。「九尾の狐とキケンな同居」など新人俳優として注目度の高いチェ・ウソンは、怪力の持ち主青年チョ・ギョンファンに、「ラケット少年団」「ワンダフルデイズ」のユン・ヒョンスは、エリート警察官のソ・ホジョンに扮する。また、大ヒットドラマの復活にスタッフ陣にも韓国のヒットメーカーが集結しており、演出は『コンフィデンシャル/共助』『王宮の夜鬼』などのキム・ソンフン監督、ヒット作を企画するMBCドラマIP開発チームが発掘した新人脚本家のキム・ヨンシンが執筆を担当。さらにクリエイターとして、ドラマ「ヴィンチェンツォ」「キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~」「熱血司祭」などを執筆した作家のパク・ジェボムが参加している。ティザー予告は、冒頭で老人となったパク・ヨンハンが映し出され「俺の名を知ってるか?」と問いかけるところから始まる。「刑事パク・ヨンハン」というテロップとともに、時代は1958年へ。若き頃のヨンハンがこちらへ向かってジャブを打ちながら現れると、スーツに身を包んだ4人の刑事たちが、ガラスを粉砕、殴り込んで大暴れ!本気モードにギアがかかったヨンハンがロッカーの扉を盾に刀と戦うシーンや、「なぜ殺した!」と犯人に詰め寄りながら頭に拳銃を突き付けるシーンは大迫力。「この世に捕まえられないヤツはいない」というテロップの通り、どんな手を使ってでも犯人を探し出す4人の熱きチームプレーが映し出されている。キービジュアルには、パク・ヨンハンを筆頭に、キム・サンスン、チョ・ギョンファン、ソ・ホジョンら4人が1950年代を再現した街並みをバッグに登場。「あの頃、正義を貫く熱血刑事たちがいた」というキャッチフレーズは、大ヒットドラマ「捜査班長」に次ぐ、新たな熱い伝説を予感させるものとなっている。ストーリー時は1958年、野蛮な時代の韓国ソウル。地方から赴任してきた牛泥棒専門の田舎者刑事パク・ヨンハンが、狂犬とあだ名される後輩のサンスン、怪力を誇る青年ギョンファン、エリート新人のホジョンの3人とチームを結成し、醜悪な犯罪に立ち向かう。汚職にまみれた刑事たちの中で、信念を貫くヨンハン。彼の型破りな捜査と熱い信念で、チームは堕落した権力に立ち向かい、人々のための刑事に生まれ変わるべく成長していく。「捜査班長 1958」は4月19日(金)より毎週金・土曜1話ずつディズニープラス スターにて独占配信(全10話)。(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日俳優の山崎賢人(崎=たつさき)が28日、都内で行われた『サントリー生ビール』新CM発表会に登場した。今年パワーアップしていきたいことを問われた山崎は「これまでアクション作品を多くやっているのですが、今年もやるので、アクションスキルをパワーアップアップさせて、いろんな形で表現できるようにしていきたい」とさらに高い目標を掲げた。そして普段のトレーニングについても聞かれ「筋トレもしてますし、体を細かく動かす練習もしています」と明かした。また、山崎は「ずっとやりたかったキャンプを今年できた」と笑顔で明かし、「料理を作るのが醍醐味だと思うのですが、料理を普段しないので、料理スキルもアップさせたい」と意気込みを語った。新CM「雨が上がる」編は、4月1日から全国で順次放送される。イベントにはほか、同CMに出演する俳優の上白石萌音、お笑いコンビ・オズワルド(畠中悠、伊藤俊介)、今回のCMソング「川の流れのように」の歌唱も担当するアイナ・ジ・エンドが登場した。
2024年03月28日映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」では「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」としてイ・チャンドン監督自ら指揮を執ったレストア作業により新たな命を吹き込んだ全監督作6作品と、彼の制作と人生の原点を語るドキュメンタリーを4Kスペックで独占初配信中。この度、ある女性の魂の喪失と再生を描いた『シークレット・ サンシャイン 4Kレストア』の配信に合わせ、イ・チャンドン監督、チョン・ドヨン、ソン・ガンホが撮影当時の想いやタイトルに込めたメッセージについて明かすインタビューが到着した。『イ・チャンドン アイロニーの芸術 4K』イ・チャンドン監督は「メンター」名優ソン・ガンホが出会い語る「私のメンターです」イ・チャンドン監督に対し、絶大な信頼を寄せる名優ソン・ガンホ。『パラサイト 半地下の家族』や『ベイビー・ブローカー』など、いまや世界に知られる名優の1人だが「『グリーンフィッシュ』の撮影現場に足を踏み入れたときのことを覚えています」と、イ・チャンドン監督のデビュー作当時の撮影現場を懐古する。『グリーンフィッシュ4Kレストア』「『グリーンフィッシュ』は、韓国で最高の俳優たちが出演していました。ハン・ソッキュ、シム・ヘジン、ムン・ソングンです。私は最初の撮影に立ち会っており、監督が私を皆に紹介してくれました」と思い起こす。「彼は私を褒め続け、人々に紹介してくれたのですが、 私は恥ずかしかったです」というソン・ガンホ。そして「皆、監督が私を褒めているのを聞いていましたが、それが私に自信を与えてくれたと思います。その自信は撮影が終わるまで続きました」と言い、「彼は私に自信を植え付けてくれた、そして私のキャリアは彼のおかげであるようなものです。本当に貴重な時間でした。彼は特別な人です」と感謝する。本作の脚本については「読んでいてとても楽しかった」と語る。「演じたジョンチャンは普通の男のように話し、行動しますが、イ・チャンドン監督は彼をとても興味深い人物に変えました」と解説。「彼は自動車修理工場を営んでいますが、自分で手を汚しはしません。彼はオーナーであり、常に清潔で身だしなみを整えることを心がけているのです」と言う。そして「これは(チョン・ドヨンが演じる)シネの物語です」と加える。「ラブストーリーですが、その中心にシネがいます。私の役はどちらかというと助演だと思います。彼女のキャラクターは感情が極端です。私のキャラクターは普通の男です。彼はシネが感じていることを、同じように感じることができません」。そして、そのことを監督に正直に打ち明けると「『正直でいてくれてありがとう』と感謝してくれました」と明かす。「『私は自信がない』と話すと、監督は私を信頼していると言ってくれました。もし私ができると言っていたら、彼は私に信頼を置いてはくれなかったでしょう。無理にやらなくても良いと言ってくれました」と、当時の貴重なエピソードを語った。チョン・ドヨン「自分を超えるチャンスをもらえた」本作で、韓国人として初めてカンヌ国際映画祭で女優賞を獲得したチョン・ドヨン。出演を決める前に「脚本を読む必要を感じませんでした。この作品はイ・チャンドンが監督し、ソン・ガンホが出演するのです」「私はただ出演したいと思いました」という。「自分を超え、さらに上を目指してほしい」と撮影時、イ・チャンドン監督からそんな言葉をもらったことも明かしたチョン・ドヨン。「当時、その意味が私にはわかりませんでしたし、いまでも正確には分かっていません。この作品は精神的にも肉体的にも消耗が激しかったのですが、自分を超えるチャンスをもらえたと思います」とふり返る。それでも「上達したと自分でもわかりました」と話し、「観客の皆さんにもそれを感じて頂ければと思います。それが私にとっての『シークレット・サンシャイン』の意味なのです」とメッセージを送る。また、ソン・ガンホとの共演については「ガンホさんは常に我々の一歩先を行っています」と言う。「役者としてもっと頑張ろうという気にさせてくれます。尊敬せずにはいられない人です」と語り、「彼と一緒に仕事ができてうれしいです。長い間、 一緒に仕事がしたいと思っていたのです」と夢が叶ったことを感謝した。映画の舞台が密陽(ミリャン)である理由ほとんどがミリャンという都市で撮影されている『シークレット・サンシャイン』。「なぜ、この街を選んだのか?」と質問を受けたイ・チャンドン監督は「主たる理由はこの都市の名前にあります」と明かす。「ミリャン(密陽)の漢字である『密』はを意味しますが、またという別の意味も持っています」と言い、「基本的に、都市の名前を訳すとなのですが、我々はという意味も与えました。ミリャンは韓国の典型的な中規模の都市です」と語る。「ミリャンについて我々は何も知りません。この都市の情報は何も持ち合わせていません。大都市の粗雑なミニチュアに過ぎません、この都市がかつて持っていた美しさ、優美さが奪い取られ、この都市で美しかったものが隠されてしまったのです」と話し、「このメッセ―ジを表すものが、作品中のジョンチャンの台詞にあります。『ここはよそと同じだよ』。そのため「『なぜそこに住まなければならないのか?』という疑問が生じます。にも関わらず、生きる理由はその都市自体にあり、理由は壁の中に隠されていると私は思いました。その中に救いが見いだされなければなりません」と監督。「現実が特別美しいとか意味があるということではなく、この残酷で陰鬱な都市の中にさえ、生き続けなければならない理由があるからなのです。もし神が存在するならば、神は我々にこう言うでしょう。そしてそれが本作を通して私が伝えたかった物語なのです」とその想いを語っている。『シークレット・サンシャイン 4Kレストア』はJAIHOにて配信中。『イ・チャンドン アイロニーの芸術 4K』※常時配信『バーニング 劇場版4K』※常時配信『ポエトリー アグネスの詩4Kレストア』※常時配信『シークレット・サンシャイン 4Kレストア』※常時配信『オアシス 4Kレストア』【配信開始3月5日】※常時配信『ペパーミント・キャンディー 4Kレストア』【配信開始3月13日】※常時配信『グリーンフィッシュ 4K レストア』【配信開始3月23日】※常時配信(シネマカフェ編集部)■関連作品:シークレット・サンシャイン 2008年6月7日よりシネマート六本木ほか全国にて順次公開© 2007 CINEMA SERVICE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVEDポエトリー アグネスの詩 2012年2月11日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010 UniKorea Culture & Art Investment Co. Ltd. and PINEHOUSE FILM. Allrights reserved.バーニング 劇場版 2019年2月1日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved
2024年03月03日イ・ジェウクと、「U-KISS」出身のイ・ジュニョン、「都会の男女の恋愛法」のホン・スジュが共演するディズニープラス「スター」オリジナル韓国ドラマシリーズ「予期せぬ相続者」が、本日2月28日(水)より独占配信開始。それに先立ち、2月26日(月)、韓国・ソウルで制作記者会見が行われ、主演の3人とミン・ヨンホン監督が、ドラマの見どころやキャラクターの魅力について語った会見の様子が到着した。今作は、巨大財閥グループのオーナーの隠し子イナと、“殺人者の息子”のレッテルを張られた青年テオ、貧乏育ちのヒロイン・ヘウォン。社会の頂点に立つべく、危険なプロジェクトを画策した3人の若者の運命を描くリベンジ・ミステリー。まずは作品の見どころについて、ミン監督は「韓国トップの座に立つという欲望を持ち、同盟を結んだ若い男女が、成功のために何を選択し、どんな風に困難を乗り越えていくのか、その先にはどんな未来が待っているのか。それを推理しながら観ると楽しいドラマです。視聴者の方が、"自分だったらどんな選択をするだろうか"と考えながら観ることができるよう、見せ方にこだわりました」とコメント。続けて「“韓国最大の財閥グループのトップにつく"ということがどれだけすごいことなのかを感じていただくため、財閥家の人々の家のセットや小道具にも気を遣いました。華やかな財閥世界にも注目していただきたいです」と語った。続いて、野心家のテオ役を演じたイ・ジェウクは「台本を読んだとき、とてもおもしろく興味深いと思いました」と明かす。「演じる僕たちも推理しなければいけない部分も多く、次の内容が気になるあまり、監督に続きのストーリーを聞きに行ったりもしました。トップにのしあがるべく3人が経験する熾烈な戦い、環境の変化と成長も見どころです」と台本のおもしろさに言及した。また、「テオは感情を表に出さない人物なので、ちょっとした表情や手の動きで感情や状況を見せるよう演じました。監督が細かい動きまでキャッチしてくださったおかげで、上手く表現することができたと思います。これまで演じてきた役柄とは180度違う役なので、新しい僕の姿を見ていただきたいです」と自信を覗かせた。財閥家の婚外子として生まれ、本家に疎まれて育ったイナを演じるイ・ジュニョンは、「僕は“クムスジョ(裕福な家の子供)“役とは縁がないと思って生きてきましたが、今回台本を受け取ってみたら、クムスジョでとても驚きました。イナは、表向きは天真爛漫でテンションも高く何も考えていなそうに見えるけれども、実は裏の顔があるという設定なので、演じていてとても楽しかったです。特別な役作りをするというよりも、台本の流れにうまく乗ってストーリーに入り込むことを優先し、常に“イナならどうするか”“イナならどう考えるか”を想像しながら演じました」と説明。近年悪役の印象が強いイ・ジュニョンだが、今回は笑顔も多いそうで「明るく自由奔放な姿、僕の等身大の姿が見られると思います」と付け加えた。今作で初めてヒロイン役を演じたホン・スジュは、大きな記者会見に参加するのもこれが初めてということで、少々緊張気味に「シリーズものへの出演は、初めてと言っていいくらいだったので、撮影現場でもとても緊張していましたが、監督が配慮してくださったおかげで楽しく撮影できました」とコメント。「役作りについては、大学生時代のへウォンと5年後に社会人となったヘウォンを演じ分けるために声のトーンを変えたり、ヘウォンの心理変化や感情変化をスタイリングの違いで見せたりしました」と答えた。そのチームワークの良さから、配信前にもかかわらず、ドラマを待ち望むファンから早くも「ロロズ」(原題「ロイヤルローダー」の頭文字をとって)という愛称で呼ばれている3人。ムードメーカーのイ・ジュニョンを中心に、撮影現場も和気あいあいとしていたそうで、特に、イ・ジュニョンとイ・ジェウクは、監督に「これからも長く友達でいられそう」と言わせるほど息ぴったりだったという。イ・ジュニョンが「僕はこれまで同世代の俳優さんたちと共演した経験があまりないので少し心配もしましたが、心配していたのがウソのように、とても楽しく撮影ができました。あまりに楽しすぎて、ジェウクさんとはお互い目を見るだけで笑ってしまって、NGを連発したことも。僕たちの抜群のケミストリーは、映像で確認していただきたいです」と自信たっぷり。MCがイ・ジェウクにもケミについて質問を投げると、イ・ジェウクが話している間も、隣でじっとイ・ジェウクの目を見つめるイ・ジュニョン。その視線に気づいたイ・ジェウクが「プレッシャーだよ」と苦笑いする様子に、会場からも笑い声が起こっていた。高校時代の同級生という設定の2人は、劇中、学生服姿も披露。イ・ジュニョンは「撮影で制服を着るたびに“これが最後かな”と思うんです。今回も感謝しながら着させていただきました。努力したことと言えば、高校生に見えるように1日2回ずつ髭を剃ったことかな。でも、思ったよりもすぐに生えてくるんですよ(笑)普段はしない顔パックをしてみたりもしました。色々な挑戦をした作品でしたね」とユーモアを交えてコメント。イ・ジェウクは「僕は申し訳ない気持ちで制服に腕を通しました(笑)実際の校舎で撮影したので、撮影の合間には学生気分に戻ってジュニョンさんと無邪気にバトミントンをしたりしていました」とふり返った。ホン・スジュが、「今までお2人の出演作品を楽しく観ていたので、共演することになってとても期待をしていました。現場では、お2人からたくさんのことを学びました」と言うと、MCから「では今、その感謝を伝えてみましょうか?」との振りが…。「どうすればいいですか?」と戸惑うホン・スジュに対して、背筋をピンと張ってようやくひと言。「……ゴマウォ(ありがとう)」と言うと、あまりにもシンプルすぎる言葉に一瞬、会場には気まずい空気が……。しかし、イ・ジェウクがとっさに「(スジュさんは)普段から照れ屋なんですよ」とフォローを見せた。最後に、監督が「楽しく撮影した雰囲気をそのまま視聴者の皆さんにお届けするべく、映像の中に閉じ込めました。一つ一つを感じ取りながら、楽しくご覧いただけたら嬉しいです」と語り、約1時間の記者会見の幕を閉じた。「予期せぬ相続者」は2月28日(水)よりディズニープラス スターにて初回2話、以降毎週水曜2話ずつ独占配信(全12話)。(シネマカフェ編集部)
2024年02月28日「還魂」「もうすぐ死にます」のイ・ジェウクと、「U-KISS」出身のジュンことイ・ジュニョン、「都会の男女の恋愛法」「Sweet Home -俺と世界の絶望-」S2のホン・スジュらの共演で贈るディズニープラス「スター」オリジナル韓国ドラマシリーズ「予期せぬ相続者」が、2月28日(水)より独占配信開始決定。日本語版本ポスター、本予告が解禁された。本作は、韓国の財閥オーナーの隠し子、そして野心家の幼なじみが手を組み、社会の頂点に立つことを目的に繰り広げていく非情な権力争いと復讐劇。冷酷な継父から長年虐待を受け続けたハン・テオ(イ・ジェウク)は、鋭い頭脳と冷徹な理性で継父を刑務所に入れると、別の街で新たな生活をスタートさせる。しかし、転校の高校では大成功を収めたカンオグループの会長の婚外子であるカン・イナ(イ・ジュニョン)がコネと端正な顔立ちを武器に、周囲を威圧していた。そんなイナは財閥家の婚外子として捨てられた恨みから自分の存在を認めさせようと、幼い頃から会社を乗っ取り、トップに立つ計画を企てていて…。転校早々、アカデミックな才能を発揮するテオは真っ先にイナに目をつけられるも、その圧力に屈することなく、いつしか、それぞれの目的のために2人は同盟を結ぶことに。時は経ち、韓国最高の財閥家のトップを狙う計画を立て早々に成功を収めたイナとテオ。順調に出世街道を歩み始めたようにみえたが、大学在学中に出会い、借金まみれの母親に育てられるも取り立ての高利貸しと戦いながら這い上がろうとする野心的な女性ナ・ヘウォン(ホン・スジュ)と運命的な再会を果たし、2人の運命が大きく変わっていく…。この度解禁となったポスターは、チェ・ジノ演じるカンオグループ会長のカン・ジュンモらしき人物に鋭い眼差しを向けるテオ、イナ、ヘウォンの3人が描かれたビジュアル。「俺たちがどこまでできるか見せてやるよ」というメッセージから、同盟を結んだ彼らがどんな手を使いトップに上り詰めるのか、人間の欲望と心理戦が繰り広げられるハラハラドキドキの展開に期待が高まる。さらに解禁となった本予告は、カンオグループの巨大なビルをテオが下からみつめる冒頭シーンから始まる。殺人犯の父親の存在が付きまとい、そこから“抜け出したかった”テオ。婚外子として実の父であるカンオグループの会長に近づき“認められたかった”イナ。そして、“這い上がりたい”ヘウォンとそれぞれの役柄が映像を交えて紹介される。「どん底の負け犬たちの反乱が始まる」というメッセージが浮かび、最上階の扉が開かれるシーンへ。複雑な関係図が書かれたボードが映り込場面からも、彼らの綿密な計画が垣間見える。血まみれの人物が横たわり、血を浴びたテオの姿からも波乱の展開が予想される中、一番低いところから一番高いところを目指して、3人が野心と自信に満ち溢れ、冒頭の姿とは見違えるスタイリッシュな人物に変わっていく姿も見どころだ。主演のテオ役には、注目の若手俳優と呼び声の高いイ・ジェウク。ヒョンビンとパク・シネ共演のドラマ「アルハンブラ宮殿の思い出」でデビューし、わずか2年で「ドドソソララソ」の主演に抜擢。さらにファンタジーロマンス活劇「還魂」でも主演を務め大ヒットし、その演技力の高さからいま注目されている俳優の1人。日本でも昨年初めてファンミーティングを開催し、国内でも人気急上昇中。そして、イナ役にはイ・ジュニョン。最近では「D.P.-脱走兵追跡官-」や「マスクガール」に出演し、俳優として活躍する彼が善と悪が共存する複雑な役柄を演じる。2人と同様、幼い頃から貧困に苦しみ、その人生から抜け出そうと野心をむき出しに玉座を狙う女性ヘウォンをモデルとしても活躍するホン・スジュが演じる。「予期せぬ相続者」は2月28日(水)より毎週水曜日2話ずつディズニープラス スターにて独占配信開始(全12話)。(シネマカフェ編集部)
2024年02月21日名作『ミツバチのささやき』『エル・スール』で知られるスペインの巨匠ビクトル・エリセ監督の最新作『瞳をとじて』から、名作映画へのトリビュートといえる貴重な場面をとらえた本編映像が解禁された。先週の2月9日に公開を迎えた本作。エリセ監督は映画監督になる前、映画批評雑誌「ヌエストロ・シネ」などに批評を寄稿しており、かなりの映画通。この度新たに解禁された本編映像には、そんなシネフィル(映画狂)のエリセがある名作映画へのリスペクトを込めたオマージュが隠されているという。海辺の撮影でのビクトル・エリセ監督(左)22年前に失踪した、親友で人気俳優だったフリオをあるきっかけで再び捜すことになった元映画監督のミゲル。彼はフリオの失踪後、監督を引退し現在は執筆の仕事をしながら、海辺の町で愛犬のカリと一緒に暮らしている。ある晩、海辺の住人たちと砂浜の上のテーブルを囲み、隣に座っているトニから「俺たちが好きな曲を歌ってくれ」とギターを渡され、ミゲルはうろ覚えの歌詞を思いだしながらある歌を歌い始める。歌われているのは、数々のハリウッドの名作映画を生み出したハワード・ホークスの西部劇『リオ・ブラボー』(1959)の「ライフルと愛馬」という曲。俳優だけでなく歌手としても活躍したディーン・マーティンと当時ロックンロール歌手として有名だったリッキー・ネルソンの哀愁あふれる歌声が印象的なシーンを彩った1曲。また「ライフル、トニ、そして私」と歌っている部分は、本来「ライフル、ポニー、そして私」という歌詞で、本作では海辺の住人である“トニ”の名前がポニーにかけられており、エリセのちょっとした遊び心がうかがえる。エリセ監督はインタビューで、本作に取り入れられたオマージュシーンについて聞かれた際に、「影響を受けた名作はたくさんあるが、本作で登場するのは計画的ではなく、ほぼ無意識に行ったもの」と明かす。「映画のアイデアは私の想像から生まれたものなのだから、映画監督という登場人物について描く場合、自伝的な人物になってしまう可能性はほとんど避けられないと思っている。しかし、主人公のミゲルは私より、ずっと歌がうまい」とユーモアも交えて明かしている。このシーン以外にも、ミゲルが訪れる映画技師の友人マックスの部屋には、チャップリンの『殺人狂時代』とニコラス・レイの『夜の人々』のポスターが飾られていたり、リュミエール兄弟の初期作品『ラ・シオタ駅への列車の到着』が意外な形で登場するなど、様々な形で映画史に刻まれる名作映画について言及している。『瞳をとじて』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2024年02月16日現在上映中の映画『ゴールデンカムイ』より、山崎賢人のアクション練習映像が公開された。山崎さんが演じているのは、日露戦争でめざましい武功をあげ、その闘いぶりから“不死身の杉元”と呼ばれる元軍人・杉元佐一。今作では元軍人の杉元を演じるに当たり、約10kg体重を増量。真冬の川に飛び込むシーンや深夜の氷点下の中、馬そりに引きずられるシーンをスタントなしで演じた。そんな彼の努力が垣間見えるアクションの練習映像が公開。空手や日本の武道に基づいた動きや、軍事練習にも励み、インタビューにて「模擬銃を買って、家でも銃を手に馴染ませるようにした」と語っていた通り、役作りに真摯に取り組んだ様子が映し出されている。また、馬そり上での二階堂役の柳俊太郎と激しいアクションを繰り広げるなど、練習ながらも手に汗握る映像となっている。なお本映像は、『キングダム』「今際の国のアリス」シリーズなどでもタッグを組んできたアクション監督・下村勇二自らが編集を担当している。2月13日までの公開25日間で観客動員数142万人、興行収入20.8億円を突破した本作。アクションが存分に堪能できる4DXは、明日16日(金)上映がスタートとなる。4DXでは、壮絶な二〇三高地をよりリアルに、猛き動物たちの強さをより近くに、大迫力のアクションシーンを最大級に体感することができる。『ゴールデンカムイ』は全国にて公開中。※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴールデンカムイ 2024年1月19日より全国にて公開©2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
2024年02月15日5個セットになっているボックスティシュー。バラバラにならないようまとめてありますが、「このビニールが外しにくい…」と思っている人も多いのではないでしょうか。日常生活に潜む小さなストレスを解消してくれる豆知識を紹介します。するっと1周引っ張るだけでOK5個セットのボックスティシューのビニールを簡単に外す方法を紹介しているのは、ティシューブランド「エリエール」の公式Instagram「エリエール【公式】(elleairofficial)」です。「わざわざはさみを持ち出していた」「箱と箱の隙間に爪先を突っ込んでいた」という人は、ぜひ以下の方法を試してみてください。まず注目するのは、パッケージの表側です。あまり目立ちませんが、実はビニールを閉じるための継ぎ目があります。指先で触れてみると、ざらっとするのですぐに分かるでしょう。見た目で判断できない場合は、ぜひ触れた時の感覚に注目してみてください。継ぎ目が見つかったら、指でつまんで引っ張ります。継ぎ目の向きに合わせて、ぐるりと1周回しましょう。カッターやはさみを使わなくても、簡単にビニールを取り除けます。※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。 この投稿をInstagramで見る エリエール【公式】(@elleairofficial)がシェアした投稿 道具を使わないから誰でも安心エリエール【公式】が紹介している方法なら、ビニールを切るための特別な道具は必要ありません。継ぎ目を見つけて引っ張るだけと簡単なので、子供からお年寄りまで誰でも手軽に実践できるでしょう。思わぬケガも予防でき、中身を傷付ける恐れもありません。爪が短い人やネイルを傷付けたくない人にとっても、知っておくと便利な裏技だといえるでしょう。子供から大人まで家族全員が使うティシューだからこそ、忙しい時にかぎって「ママ開けて」と子供から頼まれてしまうことも。家族全員が簡単かつ安全に開ける方法を知っていれば、忙しい場面でイライラすることも少なくなります。一度実践してコツをつかめば、2回目からは迷わず実践できるはずです。普段イライラしていた作業をスムースに終えられる快感を、ぜひ味わってみてくださいね。日々の生活で使用する機会が多いアイテムほど、「誰でもストレスなく使える環境」を整えておきたいところです。ボックスティシューのビニールを外す方法も、そのための工夫の1つといえるでしょう。ティシューを自宅に持ち帰ったら、試してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2024年02月10日『ミツバチのささやき』『エル・スール』で知られるスペインの巨匠ビクトル・エリセ監督の31年ぶりの新作『瞳をとじて』がいよいよ2月9日(金)より公開。この度、エリセ監督の自撮りによる日本のファンに向けたメッセージ動画が到着、日本と日本映画への愛情を語った。本作は、元・映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優、2人の記憶をめぐる【人生】と【映画】の物語。監督のビクトル・エリセといえば、1985年に日本で公開された『ミツバチのささやき』(73)、『エル・スール』(83)が日本の映画ファンに大きな衝撃をもたらし、一躍その名を日本に轟かせた。彼の作品に影響を受けたと語る日本映画人は多数存在しているが、ビクトル・エリセもまた日本映画に深く影響されたという。特に溝口健二監督においては、スペイン初の溝口監督に関する長文論考を執筆・出版するほど。そして2011年には東日本大震災を受け制作されたオムニバス作品『3.11 A SENSE OF HOME FILMS』に参加し1編を担当した。そんな監督が超貴重なビデオメッセージを日本のために自撮り。これまでに5度の来日実績があるエリセ監督と日本が深い関係性を築いているからこそといえる。映像の中でエリセ監督は「日本は、いつも私の作品に最も愛と理解を示してくれる国で、私は心から感謝しています」と日本の観客へ感謝をコメント。続けて「生涯を通して、私は過去の偉大な映画監督たちの教えを追い続けてきました。中でも日本映画の巨匠たちは、常に私の中で重要で不可欠な存在でした。謹んで言えば、私は彼らとおなじものを自分の映画に求めてきたのです」と日本映画界の巨匠監督たちへの敬意も。「私の一番の喜びは、皆さんがこの映画を観て、自分の物にして下さることです」と語り、映像の冒頭では「おはようございます」、結びには「元気でな!」と粋な日本語も披露し、エリセ監督の日本の観客への愛と温かな人柄が滲み出ている映像となった。今回のメッセージは本作の日本配給を担当するギャガが、監督とご子息に直接依頼したことで実現。『瞳をとじて』の公開を心待ちにする日本のファンの期待の声やエリセ作品への熱い想いと共に依頼をしたところ、すぐに監督から本動画が届いたという。『瞳をとじて』は2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2024年02月07日2月9日(金) から上映される映画『瞳をとじて』より、監督ビクトル・エリセの映画愛が詰まった本編映像が公開された。本作は、『ミツバチのささやき』『エル・スール』で知られるエリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で発表した31年ぶりの長編新作。元映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優、ふたりの記憶をめぐる「人生」と「映画」の物語を描く。エリセ監督のデビュー作『ミツバチのささやき』の主演に5歳で抜擢されたアナ・トレントが、50年ぶりに同じく“アナ”の名前を持つ女性を演じることも話題に。かつて失踪した元人気俳優の娘役という重要な役どころを演じる。撮影中のビクトル・エリセ監督公開されたのは、衰退したフィルムに思いを巡らす映画愛にあふれたシーン。22年前に自身が監督し、主演俳優の失踪によって未完に終わった映画のフィルムを求めて、主人公のミゲルは友人の映写技師・マックスの自宅を訪れる。フィルムを保管している部屋に入ると、マックスはミゲルに今や忘れられつつある“フィルム”についての思いを語りはじめる。データで映像を管理するのが当たり前になった現代だが、マックスは「映画の歴史の9割以上はフィルムに焼き付けられている」とフィルムの重要性を訴えながらも、「フィルムはもう用なしだ」「フィルムに興味がある人々はいる、だが映写機を持っていない」などと衰退したフィルムに対して、やるせない気持ちを告白するのだった。フィルムについて、エリセ監督は「映画を撮る者の記憶は、ブリキ缶の棺に大切に保管されたフィルムだ。映画館のスクリーンから遠く離れて、映像視聴メディアによって社会における居場所を奪われた、それぞれの物語の亡霊たち。この文章を綴る者の記憶と同じように、長く刻まれる」と語っている。『瞳をとじて』本編映像(映写技師マックス)<作品情報>『瞳をとじて』2月9日(金) 公開公式HP: La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2024年02月06日『ミツバチのささやき』(1973)のスペインの名匠ビクトル・エリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で31年ぶりの長編新作として発表した『瞳をとじて』。この度、『ミツバチのささやき』にも出演していたアナ・トレントが登場するシーンの本編映像が解禁、監督が語るキャスティングエピソードも明らかになった。本作は、元・映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優、2人の記憶をめぐる【人生】と【映画】の物語。アナ・トレントは失踪した元人気俳優の娘役という重要な役どころを演じている。『ミツバチのささやき』で、映画『フランケンシュタイン』の怪物に魅せられる少女“アナ”を演じたアナは、その愛らしくつぶらな瞳で観客たちを魅了、世界から注目を集めた映画史に語られる伝説的な存在だ。『ミツバチのささやき』当時6歳だったアナ・トレント彼女は同作で子役としてデビュー後、カルロス・サウラの『カラスの飼育』(1976)などに出演し、さらに演劇を学ぶためにニューヨークにも留学。現在も継続的に俳優として活動しており、今回、エリセ監督の最新作『瞳をとじて』で再びタッグを組むことになった。厳密にいえばエリセが監督した短編映画にもアナは出演していたが、長編作品でのタッグはなんと50年ぶりとなる。この度解禁となった映像は、失踪した俳優フリオの親友で22年ぶりに彼を捜すことになった主人公ミゲルが彼の娘、“アナ”に会いに行くシーンが切り取られている。彼女は現在プラド美術館で働いており、館内のカフェで2人は落ちあうことになった。久しぶりの再会となったミゲルとアナはこの失踪事件を扱うことが決まったテレビ番組のことや、フリオが失踪した当時のことについて言葉を交わす…という場面だ。エリセ監督はインタビューで『ミツバチのささやき』以降、アナとは連絡を取り続けており、約50年間友情を育んできたと話している。さらにキャスティングの経緯に関して、「2021年末のある夜、彼女が出演していたマドリードの劇場の出口で、彼女に話しかけた。“映画の脚本を書いていて、登場人物の一人をぜひ、演じてほしい”と。彼女は即座に承諾した。それぐらい簡単だった」と語り、直接アナとコンタクトを取り、その場で出演が決定するという驚きのエピソードも明かした。ビクトル・エリセ監督とアナ・トレント当時6歳だったアナとエリセ監督の親交が続いており、このような2人の関係性があったからこそ今回の出演が成立したようだ。また、彼女は今回も『ミツバチのささやき』と変わらず、本名と同じ名前“アナ”の役を演じている。なお、『瞳をとじて』の公開にあわせて、『ミツバチのささやき』と『エル・スール』の特別上映も決定。彼女の初出演の作品を合わせて鑑賞することもできる。『瞳をとじて』は2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。『瞳をとじて』公開記念 ビクトル・エリセ特別上映『ミツバチのささやき』『エル・スール』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2024年02月05日映画史上の名作『ミツバチのささやき』から50年、前作『マルメロの陽光』から31年。寡作の巨匠、ビクトル・エリセ長編第4作目になる『瞳をとじて』が2月9日(金)、日本公開される。昨年開催された第76回カンヌ国際映画祭カンヌプレミア部門で上映され、世界中のファンを歓喜させた待望の新作は、記憶をめぐる、人生のミステリー。『瞳をとじて』主演の人気俳優が失踪し、撮影が中断され、お蔵入りとなった『別れのまなざし』というスペイン映画の、わずかに残された映像が映し出される。パリ郊外の富豪の邸宅、この家の主人が、上海で行方不明になった娘の捜索をある男に依頼する、そんなシーン。撮影は始まったばかりだった。俳優の名前はフリオ・アレナス(ホセ・コロナド)。現場近くの海に面した崖に、そろえて置かれた彼の靴が発見され、投身自殺と推定されたが、遺体はみつからなかった……。それから22年。『未解決事件』というテレビの番組が、この失踪事件を取り上げることになり、フリオの親友で、『別れの…』の監督でもあるミゲル(マノロ・ソロ)にインタビュー出演と取材協力の依頼がくる。ミゲルは、そのインタビューをきっかけに、フリオの消息を探し始める。昔からの仕事仲間の映画編集者、ふたりの共通の女ともだち、フリオの娘と、ミゲルは数少ない昔なじみと久しぶりに再会する。それは、フリオと過ごした青春時代の思い出や、抑圧されたスペイン・フランコ独裁時代のつらい記憶とももう一度向き合うことになる、過去への旅でもあった。今年84歳になるビクトル・エリセ。31年ぶりの新作、という気負いは感じられない。冒頭の未完の映画が鍵を握るミステリー仕立ての展開は、見事なストーリーテリングで退屈させないし、詩情豊かな映像美も、さすがと思わせる。「物語は、半分は経験したこと、半分は想像から生まれた。私は映画の脚本を、自分で書いている。だから、私が人生において最も関心を抱いていることが、作品のテーマだと考えるのは自然なことだ」とエリセは語っている。主人公が元映画監督という設定そのものが、エリセ自身の投影だろうし、フィルムが重要な役割をになったり、映画好きに刺さるセリフも散りばめられている。海辺の自宅に帰って、親しい仲間たちと楽しい酒を酌み交わしながら、ミゲルがギターを弾き、口ずさむ歌は、なんと、ハワード・ホークス監督の西部劇『リオ・ブラボー』で酔いどれガンマン、ディーン・マーティンが歌った『ライフルと愛馬』だ。さらに、シネフィル(映画通)の皆さんにとって、感涙ものなのは、エリセの代表作『ミツバチのささやき』で、透き通った瞳が印象的な少女を演じたアナ・トレントが、フリオの娘役で出演していること。しかも役名は今回も「アナ」なのだ!『ミツバチのささやき』の日本公開は1985年。いまでいうと六本木ヒルズの入り口あたり、WAVEというビルの地下にあったオシャレなミニシアター、シネヴィヴァン六本木でロードショーが始まり、11週のロングランヒットになった。その年のキネマ旬報ベストテンでは、外国映画部門の第4位と高評価。その頃のミニシアターファンの多くが「生涯のベスト」にあげる作品といわれている。本作の公開に先立ち、この『ミツバチのささやき』と、エリセの長編2作目『エル・スール』が、ヒューマントラストシネマ渋谷やシネ・リーブル神戸などで特別上映されている。2月4日(日) の回に足を運んでみたが、ほぼ満席。若い男女が多かった。「ソイ、アナ(わたしは、アナよ)」、同じセリフをいうアナ・トレント。2本の映画のあいだに、50年の月日が横たわる。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】樋口尚文さん(映画監督、映画評論家)「……人生も映画もミステリーのようではあるが、ミステリーというジャンルにはおさまらない何ものか……」樋口尚文さんの水先案内をもっと見る()立川直樹さん(プロデューサー、ディレクター)「……巨匠ビクトル・エリセの創作に対する情熱とパワーに僕は心から拍手を贈りたい。」立川直樹さんの水先案内をもっと見る()高崎俊夫(編集者、映画評論家)「……まるで彼の映画的遺言とでも称すべき格別なまでの美しさを湛えている……」高崎俊夫さんの水先案内をもっと見る()(C)2023 La Mirada del Adios A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2024年02月05日調理から掃除まで、幅広い用途で使えるのが「キッチンペーパー」の魅力です。布製のふきんとは違って、使ったらそのままゴミにできるため、各種作業をスムースに進めやすくなるでしょう。用途が広いアイテムだからこそ、みんながどう活用しているのか気になるところです。意外な活用法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。メーカーが紹介するおすすめ活用法Instagram上で、キッチンペーパーの意外な活用法を紹介しているのは各種生活用品を販売するエリエール【公式】(elleairofficial)です。エリエールといえば、吸収力に優れた「超吸収キッチンタオル」の販売元として知られています。フォロワーからキッチンタオル活用術を募ったところ、以下のような意見が寄せられたそうです。・落とし蓋として使う・薬味大葉などの保存用に活用する・魚の水分を拭き取る・サラダの上にキッチンタオルを敷き、その上からラップをかける・フライパン使用後の油取りとして使う・おやつや軽食のお皿の代わりに使う水分や油分を拭き取るのが一般的な使い方ですが、食品の水分を飛ばさないためにも便利に使えます。少量だけ残りやすい薬味である大葉は、水で濡らしたキッチンペーパーで包み、その上からラップをかけておくのがおすすめです。普通に冷蔵庫に入れるよりも、長持ちするでしょう。またキッチンペーパーは、落とし蓋の代用品としても使えます。食材に味を染み込ませるのに効果的な落とし蓋ですが、「鍋にぴったりのサイズがない」と思うこともあるでしょう。キッチンペーパーなら、自由に大きさを変更できます。食材の上に直接キッチンペーパーをかぶせることで、アクも取り除けて便利です。適度な厚みがあり、吸収力に優れた「超吸収キッチンタオル」だからこその技だといえますね。キッチンペーパーは掃除にも大活躍キッチンペーパーが活躍するのは、「調理」だけではありません。上手に活用すれば、日々の掃除も楽になります。エリエール【公式】で紹介されているのは、「食器拭きや拭き掃除、結露のお掃除など」に活用するというアイディアです。汚れた部分をさっと拭き取れるので、掃除でストレスを感じることはないでしょう。寒い時期に悩まされがちな結露ですが、放置するとカビや腐食の原因になりがちです。手が届きやすい場所にキッチンペーパーを常備しておけば、気付いた時に気付いた人がこまめにお手入れできるのではないでしょうか。エリエールの「超吸収キッチンタオル」は、吸収力に優れているからこそ、生活のあらゆる場面で便利に使えます。公式が発信する活用方法も参考にしつつ、自身の生活を快適にする使い方を検討してみてくださいね。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る エリエール【公式】(@elleairofficial)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2024年01月27日ファン・ビンビンとイ・ジュヨン共演による香港映画『緑の夜』より、主演ファン・ビンビンのメッセージ映像が解禁。自身が共演を熱望したイ・ジュヨンとの撮影や監督のハン・シュアイについて語った。2023年ベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映され、テディ賞/パノラマ観客賞にノミネートされた本作。中国から韓国に渡り、抑圧された生活を送る主人公ジン・シャを演じるファン・ビンビン。俳優復帰作となった本作で、華やかなパブリックイメージとは真逆のジン・シャという役柄と共にスクリーンに戻ってきた。「『女性たちの連帯』というテーマにとても惹かれた」と語っていた彼女は、共演者のイ・ジュヨンに直筆の手紙で出演をオファーするなど、並々ならぬ意気込みと共に主演作に挑んだ。今回は、シンガポール映画祭でのアフターパーティーでのきらびやかな衣装そのまま、本作について語ってもらった。「こんにちは!」という日本語での挨拶に始まり、演じるジン・シャについて「ある事情から韓国に渡る女性で、ある女性(イ・ジュヨン演じる緑の髪の女)と特別な絆が生まれます」と述べるファン・ビンビン。初タッグとなるハン・シュアイ監督については「映画や芝居に独自の流儀があり、いろいろなアイデアが生まれた」と語り、熱望したイ・ジュヨンとの共演については「彼女と仕事をすることで大きく成長できたと思う。監督やジュヨンとの撮影はすごく楽しかったし、深い友情を築けました」とふり返る。そして、ファン・ビンビンが例に挙げた見どころは映画後半の海鮮市場のシーン。「現地の生活に溶け込んだかのような感じを味わえる」とのことだが、物語的にも大きな展開を迎える場面だけに要注目。「日本のファンの応援にはとても感謝しています。東京国際映画祭での最優秀女優賞受賞(『ブッダ・マウンテン ~希望と祈りの旅』)がとても励みになりました。本作を気に入ってくれると嬉しいです」と、映像を結んでいる。『緑の夜』は1月19日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:緑の夜 2024年1月19日より新宿武蔵野館、 ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイントにて公開© 2023 DEMEI Holdings Limited (Hong Kong). All Rights Reserved
2024年01月15日世界中を魅了した「イカゲーム」のイ・ジョンジェが初監督を務めた『ハント』をはじめ、話題の韓国映画が日本公開された2023年。イ・ジョンジェは「イカゲーム」シーズン2の撮影合間を縫って日本に駆けつけてくれた。同作で共に主演を務めた長年の親友チョン・ウソンも、念願の企画となる日本の名作ドラマのリメイク「愛していると言ってくれ」がついに配信開始に。また、ソン・ガンは「Sweet Home-俺と世界の絶望-」シーズン2の記者会見にて、同作が“入隊前最後”の作品となることを発表。キム・ユジョン共演の「マイ・デーモン」も絶賛配信中となっている。「Sweet Home-俺と世界の絶望-」から「セレブリティ」まで驚異の振り幅を見せるパク・ギュヨンも、今年話題を集めた1人。そして2023年下半期、社会現象となったのがディズニープラス韓国オリジナル作品のヒット作「ムービング」だ。そのキャストたちも含め、眩いばかりの活躍を見せた韓国俳優たちをピックアップした。イ・ジョンジェ&チョン・ウソン25年ぶり共演監督やプロデューサーの顔も第75回カンヌ国際映画祭(2022年)ミッドナイトスクリーニング部門から世界中の映画祭への出品され、青龍映画賞や釜日映画賞で新人監督賞も受賞したイ・ジョンジェ。2024年は『スター・ウォーズ』の前日譚ドラマ「The Acolyte/アコライト」(原題)でジェダイナイトを演じる。「イカゲーム」シーズン2にも期待が高まるところだ。自身で執筆し4年間温めてきたシナリオで自らメガホンをとった映画『ハント』は軍事政権下、安全企画部に所属する海外次長パク(イ・ジョンジェ)と国内次長キム(チョン・ウソン)が“北”の二重スパイ「トンニム」の潜入を知り、お互いに対する疑いを深めていく。『ハント』1999年の『太陽はない』以来のチョン・ウソンとの共演。全カットの絵コンテを自ら描いていたというイ・ジョンジェ監督による本作は、冒頭のワシントンDCや完全再現した80年代の東京を舞台にしたアクションシーン、親友同士が演じる2人の男の対立と暴政への抵抗が胸アツ。『ハント』そんなイ・ジョンジェ監督とチョン・ウソンのもとに、実在の北の亡命者“リ中佐”役ファン・ジョンミンはじめ、キム・ナムギル、チュ・ジフン、イ・ソンミンら錚々たる俳優たちがカメオ出演を果たしたのは、2人のそれまでの俳優人生と人間力の賜物だろう。そして、チョン・ウソンは日本のドラマ「愛していると言ってくれ」(1995年/脚本:北川悦吏子、制作:TBSテレビ)の版権を自ら購入し、一度は断然したものの今年ようやく韓国リメイク化が実現。日本版で豊川悦司が演じた、ろうの画家に扮しているが、年月がかかった分キャラクターたちの年代も上がり、常盤貴子が演じた相手役に「賢い医師生活」シン・ヒョンビンを迎えた大人のラブストーリーとなっている。「愛していると言ってくれ」© 2023 KT Studio Genie Co., Ltd原作 日本のテレビドラマ「愛していると言ってくれ」(脚本 北川悦吏子・製作 TBS)2024年1月26日(金)には初監督映画『ザ・ガーディアン/守護者』(原題:保護者)も公開。本国ではファン・ジョンミンと共演し、韓国現代史の転換期の1つとなった軍事クーデターを描いた『ソウルの春』(原題)が大ヒット中となっており、盟友とともにキャリアの充実期に突入している。入隊直前、ソン・ガンが存分に魅力を発揮先日RM&V、ジミン&ジョングクが相次いで入隊し、「BTS」は全メンバーが兵役へ。また、「ヴィジランテ」『復讐の記憶』で新境地を見せたナム・ジュヒョクや、「ユミの細胞たち」『聖なる復讐者』のパク・ジニョン(GOT7)なども今年入隊した。次なる若手俳優といわれているのがソン・ガン。Netflixシリーズ「わかっていても」や「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」「恋するアプリ Love Alarm」などの話題作を通して日本でも絶大な人気を誇る。「マイ・デーモン」ではNetflix映画『20世紀のキミ』のキム・ユジョンが演じる“悪魔のような”財閥令嬢と契約結婚し、次第に心を動かされていく悪魔グウォンを演じている。あざとすぎるほどのナルシシズムは、ソン・ガンだからこそ成立するというもの。一方、「Sweet Home-俺と世界の絶望-」シーズン2では“感染”して怪物化しながらも人間の心を失わないヒョンスを熱演。グリーンホームから脱出したものの、混沌とした絶望の世界では様々な人々の思惑が交錯していく。シーズン3も2024年夏に配信予定。世界的ヒットドラマで真逆の魅力を振りまいている。「Netflixの娘」パク・ギュヨン、インフルエンサーから「イカゲーム2」までソン・ガンが「Netflixの息子」ならば、「Netflixの娘」として韓国メディア「Wikitree」に紹介された1人が、「サイコだけど大丈夫」「ロマンスは別冊付録」などを経て、グローバルTV部門(非英語)1位を獲得した「セレブリティ」で主人公ソ・アリを演じたパク・ギュヨン。平凡な会社員から130万人のフォロワーを抱える上位1%のセレブとなって人生が一変、野心と競争、誹謗中傷が渦巻く世界へ飛び込んでいくソ・アリと同様、“時の人”となった。大学在学中に学生向けフリーペーパーで表紙モデルをしてスカウトされたというだけに、スラリとしたスタイルに煌びやかなハイブランド・ファッションがハマり、切りっぱなしの“ソアリボブ”は話題の的に。「Sweet Home-俺と世界の絶望-」シーズン2でも再び“怪物”だらけの世界で様々な試練に巻き込まれ、ついに戻ってくる「イカゲーム」シーズン2では、イム・シワンやカン・ハヌル、チョ・ユリ、イ・ジヌクらとともに新たにキャスティングされている。また、チャウヌと共演した同名ウェブ漫画のドラマ化「ワンダフルデイズ」は、“キスをすると犬になってしまう”高校教師を演じたファンタジーロマンチックコメディで、虚勢を張っていた「セレブリティ」とは打って変わってキュートさ全開。「ワンダフルデイズ」©2023 Lifetime & Group8そんなチャウヌも、OSTを担当しキム・レウォンやイ・ジョンソクらと共演した映画『デシベル』や、除霊アクションファンタジー「アイランド」でも活躍した。「ザ・グローリー」の憎まれ役でブレイクイム・ジヨン「Netflixの娘」の1人としても名前があがり、2022年末に配信がスタートした「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」で校内暴力を首謀したセレブ、ヨンジン役で殻を破ったような演技を見せ、今年大ブレイクしたのがイム・ジヨン。同ドラマで共演し、現在入隊中のイ・ドヒョン(「良くも、悪くも、だって母親」)との交際も話題だ。「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」でも韓国版オリジナルキャラクター、ソウルで強い印象を残していた。「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」さらに日本では、2作のサスペンス・スリラーが配信中。一気見必至のHuluプレミア「庭のある家」では3年ぶりのドラマ復帰作となるキム・テヒと共演、壮絶なDVに遭う女性を演じ、Amazon Original「国民死刑投票」では投票結果に従って悪質な犯罪者に死刑を執行する“犬仮面”を追う、警察サイバー捜査班の正義感に尽くす警部補に。作品ごとにまったく違った姿を見せ、その演技力も支持されている。「庭のある家」©2023 KT StudioGenie.,Co.Ltd『バレリーナ』で切れ味抜群のアクション!チョン・ジョンソ「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」トーキョー役のチョン・ジョンソは、いま世界が注視する韓国俳優のひとり。Netflix映画『バレリーナ』では、『ザ・コール』イ・チュンヒョン監督と再タッグ、NetflixグローバルTOP10の映画(非英語)で1位を記録した。同監督とは“公開恋愛中”でもある。Netflix映画『バレリーナ』演じたのは、親友が残した最期の願いを叶えるため、たった1人で無慈悲なまでの復讐に身を投じていくオクジュ。怒りと慟哭が入り交じった、そのアクションは誰にも止められないほど。また、チン・ソンギュ、チャン・リュル共演「身代金」(原題)ではデビュー作のイ・チャンドン監督『バーニング 劇場版』(18)以来、カンヌの地を踏み、作品は第6回カンヌ国際シリーズフェスティバルにて見事脚本賞を受賞した。さらに、“次世代のタランティーノ”と呼ばれるイラン系女性監督アナ・リリ・アミリプールに抜擢され、『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』でハリウッド進出。他人を操るスーパーパワーを持つ〈モナ・リザ〉として、12年間隔離されていた精神科病院を逃げだし、バイアスのない鋭い洞察で初めての世界を知っていく役どころがハマった。世界的ヒット「ムービング」を牽引したのは?スーパーヒーローを描く作品は幾多あるなか、他者を操る力や飛行能力、怪力、治癒など多種多様な特殊能力者たちが親子で登場したウェブ漫画原作「ムービング」は、2023年を代表する韓国ドラマの1つとなった。ディズニープラス(アメリカではHulu)の配信開始から7日間(視聴時間ベース)で、“最も視聴されたディズニープラスの韓国オリジナル作品”を記録するなど世界的なヒットとなり、「アジアコンテンツ&グローバルOTTアワード」では最多6部門を受賞。今作とともに、「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」「マスクガール」「身代金」は全米放送映画批評家協会賞(クリティクス・チョイス・アワード)の外国語シリーズ部門にノミネートされている。「ムービング」© 2023 Disney and its related entities今作で30kg増量して飛行能力を持つ高校3年生のボンソクを演じたイ・ジョンハは、最旬新人俳優の証といえる音楽番組のMC(ショー!K-POPの中心)に起用されるほど人気となったが、その母親で強感覚の持ち主イ・ミヒョン役を演じて世間を驚かせたのがハン・ヒョジュだ。第59回大鐘賞映画祭にて今年初めて設けられたシリーズ部門の女優賞を受賞した。「ムービング」© 2023 Disney and its related entities人気ドラマ「トンイ」や映画『ビューティー・インサイド』のイメージで時が止まっていた人たちには、華やかさを封印し、幼いボンソクが“飛ばないように”背負う母親の姿は衝撃的に映っただろう。イ・ジョンハ演じるボンソクとの親子愛、夫キム・ドゥシク役チョ・インソンとのラブストーリーに涙した方も多いのでは。ハン・ヒョジュのInstagramよりそしてNetflix映画となった『毒戦 BELIEVER 2』では、麻薬王“イ先生”に近づく奴は許さない側近のビッグナイフに扮し、まったく異なる空気を纏って本格的なバイオレンスアクションに身を投じている。なお、イ・ジョンハとともにアジアコンテンツ&グローバルOTTアワード新人賞を受賞したのがチャン・ヒス役のコ・ユンジョン。「保健教師アン・ウニョン」「Sweet Home-俺と世界の絶望-」「還魂」と話題性を高めてきた彼女も、いわばNetflixの申し子。イ・ジョンジェ監督の『ハント』では、スパイと疑われる学生役で凄惨なシーンにも挑んでいる。「ムービング」© 2023 Disney and its related entitiesソ・イングク&パク・ソダムら豪華共演の「もうすぐ死にます」や、次回作の「賢い医師生活」スピンオフドラマなどで、さらなる飛躍を遂げそうだ。(上原礼子)■関連作品:ハント 9月29日より新宿バルト9ほか全国にて公開ⓒ 2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED.モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン 2023年11月17日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開© Institution of Production, LLC
2023年12月28日スペインの名匠・ビクトル・エリセ監督31年ぶりの最新作『瞳をとじて』が2024年2月9日(金)より公開されることに合わせ、2月2日(金)より過去作『ミツバチのささやき』、『エル・スール』の再上映が決定した。記念すべき長編デビュー作である『ミツバチのささやき』は、日本では1985年に、いまはなき六本木のミニシアター“シネ・ヴィヴァン・六本木”で記録的な動員を打ち立て、当時のミニシアターブームを牽引した1本としても知られる“不朽の名作”。『ミツバチのささやき』撮影当時5歳のアナ・トレントがアイコン的人気を博し、その姿に多くの観客が心を奪われ社会現象にもなった。いまもなお多くの映画人、映画ファンの「オールタイムベスト」に選ばれ、愛され続けている本作を、いま再びスクリーンで味わえる。『ミツバチのささやき』そして、同時に公開されるのは、当時世界的には1973年公開の『ミツバチのささやき』から10年後の1983年に発表された長編2作目『エル・スール』。『エル・スール』本作も世界的に高い評価を得た名作として知られ、現在神奈川剣鎌倉市、川喜多映画記念館で開催されている是枝裕和監督の特別展「映画監督・是枝裕和のまなざし」(~2024年1月14日)にて、“是枝監督が影響を受けた映画“の1本として選出されており、多くの作家や監督に愛されている。『エル・スール』が再上映で全国を回るのは約7年ぶり。『エル・スール』スペインが誇る伝説の巨匠ビクトル・エリセによる新作に映画界は歓喜する声で溢れ、映画祭では絶賛評が並ぶ『瞳をとじて』。さらには、『ミツバチのささやき』のアナ・トレントが50年ぶりに同じく“アナ”の名前を持つ女性を演じることも話題となっている本作。新作公開を記念する今回の上映は、はじめてエリセに触れる方も、何度も鑑賞しているファンも貴重な機会となっている。『瞳をとじて』「『瞳をとじて』公開記念ビクトル・エリセ 特別上映」は2024年2月2日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて順次公開。『瞳をとじて』は2024年2月9日(金)より全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2023年12月21日俳優・山崎賢人の自身8作目となるカレンダー「山崎賢人カレンダー2024」が、12月19日(火)発売。この度、その撮影の裏側を撮り収めたメイキング映像が公開された。今年は、7月に主演映画『キングダム 運命の炎』が公開され、今年公開された邦画実写映画興行収入No.1を獲得。来年は、シリーズ第4弾となる最新作『キングダム 大将軍の帰還』をはじめ、『ゴールデンカムイ』、『陰陽師0』など次々と主演作が公開を控える山崎さん。来年のカレンダーは、山崎賢人×モノクロームがテーマ。企画段階から山崎さんが打ち合わせに参加し、撮影コンセプト、スタイリング、シチュエーション、さらに、写真セレクトや全体の構成に至るまで、全体的なクリエイティブ面にも携わり、自身のアイディアを詰め込んだこだわりの一冊となっている。写真自体をモノクロで撮影しており、スタイリングは、スパンコール、スウェード、ファー、レザー、ニットなど素材感にこだわった衣装をセレクト。29歳リアルな等身大の魅力を余すことなく切り取った。クールでアンニュイな色気を纏った表情や、スタイリッシュでエレガント、かつアダルティなオーラを醸し出す大人な雰囲気、エモーショナルでアーティスティックなセンスが際立つ目を引くカレンダービジュアルに対し、今回公開された映像では、ナチュラルな彩りのある現実世界とクールなモノクロの世界の2つが交差する中で表現される、山崎さんの直感的で繊細な表情や自然体で飾らないありのままの姿が収められている。また発売を記念して、発売当日から12月31日(日)まで、東京 HMV&BOOKS SHIBUYA、大阪 HMV&BOOKS SHINSAIBASHIでカレンダーの特設コーナーが展開。同2店舗では、購入者対象特典として、会場限定オリジナルポストカードがプレゼント。ビジュアルに使用されたカットは、幻想的な青みが漂う空をバックに繊細な眼差しで佇む姿が印象的な一枚だ。「山崎賢人カレンダー2024」発売日:2023年12月19日(火)価 格:2,750円(本体2,500円+税)サイズ:B5サイズ リング式卓上タイプページ数:13ページ(表紙1枚+カレンダー12ページ)ISBN:978-4-910528-41-0発行:SDP※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」(シネマカフェ編集部)
2023年12月19日スペインの名匠ビクトル・エリセ監督の31年ぶりの最新作『瞳をとじて』から、叙情的な余韻を残す予告編が解禁。監督を敬愛する濱口竜介、岩井俊二、細田守ら映画監督や著名人のコメントも到着した。1985年、伝説のミニシアター“シネ・ヴィヴァン・六本木”で公開されると記録的な動員を打ち立て、いまもなおタイムレスな名作として多くの映画ファンの「人生ベスト」に選ばれる『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で31年ぶりの長編新作としてカンヌプレミア部門にて発表した本作。長らくの不在を経て語られるのは、元・映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優、ふたりの記憶をめぐる【人生】と【映画】の物語。この度、その予告が完成。映画監督を引退した主人公ミゲルは、22年前、映画の撮影中に突然姿を消した俳優で親友のフリオの失踪事件の真相を辿り、旅に出る。ミゲルの人生を大きく変えてしまった出来事の記憶を遡る中で、彼が見つけ出した答えとは――。【人生】と【記憶】をヒントに、エリセが長年見つめ続けてきた変わりゆく時代と人々の営み、そして【映画】への想いが詩情豊かに綴られたヒューマンミステリー。映像では、『ミツバチのささやき』から50年の時を経て再び“アナ”の名を持つ、フリオのひとり娘を演じたアナ・トレントの姿もとらえている。また、予告編にはひと足先に本作を鑑賞した著名人のコメントも到着。日本のミニシアターブームを牽引したビクトル・エリセの作品には多くの映画人が影響を受けたとを公言していることでも知られているが、予告でも細田守、岩井俊二、濱口竜介と日本を代表する映画・アニメーション映画監督たちがコメントを寄せる。さらに、映画監督の三宅唱、岨手由貴子、スタジオジブリの鈴木敏夫、作家の池澤夏樹、ゲームクリエイターの小島秀夫、さらには『ミツバチのささやき』を日本で初上映し、1館のみの上映で約5万人の観客を動員した“シネ・ヴィヴァン・六本木”の元支配人・塚田誠一氏など、映画を心から愛する人々からエリセの帰還に歓喜し、最新作を絶賛している。『瞳をとじて』は2024年2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2023年12月08日イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨンら出演の『コンクリート・ユートピア』から、イ・ビョンホン演じる“マンションの住民代表”ヨンタクの冴えない男が冷徹な支配者へと豹変していく様を捉えた場面写真がシネマカフェに到着した。本作で、マンションの住民たちにより選ばれた代表・ヨンタクを演じるのは、『G.I.ジョー』などハリウッドでも活躍し、『非常宣言』『白頭山大噴火』など、近年はディザスター大作での名演も記憶に新しいイ・ビョンホン。本作では韓国で最も権威ある映画賞の1つで、“韓国のアカデミー賞”とも称される「第44回青龍映画賞」にて主演男優賞を獲得し、日本での公開にもさらなる期待が高まっている。今回解禁されたのは、ヨンタクが住人に囲まれ、にこやかな笑顔を見せる姿から一転、マイクで住民へ発言する様子や、誰に向けてのものなのか冷たい眼差しを向ける姿が収められている。ヨンタクは崩壊を逃れたマンションの902号室に住む冴えない住人だったが、火事が起きた一室にためらうことなく入り、一気に火を消したことで住民たちから注目を浴びる。その献身的な態度が認められ、新しい住人代表に選ばれたヨンタク。マンションに隠れ住む外部から来た人間を“排除”する過程で、さらに住民たちからの厚い信頼を獲得していくが…。当初は子どもたちにも笑顔を見せていたヨンタクだが、権力を手にするにつれ徐々に表情を失い、狂気的な男に豹変していく。唯一、大災害から残った“ユートピア”で権力をふるう謎の男・ヨンタクの本当の姿とは――。韓国を代表するイ・ビョンホンが見せる狂気の演技から目が離せない。『コンクリート・ユートピア』は2024年1月5日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コンクリート・ユートピア 2024年1⽉5⽇より全国にて公開© 2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CLIMAX STUDIO, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年11月30日『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督31年ぶりの長編新作『瞳をとじて』より場面写真が解禁された。前作『マルメロの陽光』以来31年ぶりの長編映画となるビクトル・エリセの最新作となる本作。物語は22年前、映画撮影中に突如姿を消した俳優・フリオの失踪事件を軸に、当時の映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルは消息の謎を辿るなかで自身の半生を追想する、というもの。この度解禁されたのは、場面写真12点。映画『別れのまなざし』を撮影時、主演俳優フリオと監督のミゲルの2ショットや、失踪後22年の歳月が経ち、未解決事件を扱う番組に出演するミゲルの様子など、主人公の過去と現在が描き出されている。さらに、80年代にミニシアターブームを巻き起こしたビクトル・エリセの代表作『ミツバチのささやき』(73)で純粋無垢な少女・アナを演じ、一世を風靡したあのアナ・トレントの姿も。本作では、失踪したフリオの一人娘“アナ”として登場する。そのほかにも、崖の岩場に腰掛け、靴にたまった水を落とす意味深なフリオの様子や、愛犬のカリとともに、物憂げな表情を浮かべながら船に乗るミゲルの姿、美しい白浜と青々とした海を柵越しにみつめるふたりの男、本作のポスタービジュアルにも映し出されている謎の少女の顔などが切り取られている。物語の重要なアイテムとして用いられる未完の“フィルム”をはじめ、フィルム缶や映写機、古びた映画館など、劇中から溢れる映画愛は映画史を見つめ続けてきたエリセ監督だからこそのものだろう。『ミツバチのささやき』からの往年のファンはもちろん、本作で初めてビクトル・エリセに触れる人にも、“静謐の魔術師”とも呼ばれるエリセの魅力が十分に伝わってくる場面写真となっている。『瞳をとじて』は2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2023年11月27日名作『ミツバチのささやき』や『エル・スール』で知られる、スペインの巨匠ビクトル・エリセ監督の31年ぶりの新作『瞳をとじて』が2024年2月9日(金)に公開決定。日本版ポスターが解禁となった。1985年、伝説のミニシアター“シネ・ヴィヴァン・六本木”で記録的な動員を打ち立て、いまもなおタイムレスな名作として多くの映画ファンの「人生ベスト」に選ばれる『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で31年ぶりの長編新作をカンヌプレミア部門にて発表。スペインが誇る伝説の巨匠復活のニュースに世界が騒然となり、待望の新作に歓喜する声が溢れる中、カンヌで公開されると「エリセの切実で完璧な帰還」(VARAETY)、「30年以上待つだけの価値ある傑作」(eCartelera)と評されるなど、絶賛を集めた。描かれるのは、元・映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優、ふたりの記憶をめぐる【人生】と【映画】の物語。監督のデビュー作『ミツバチのささやき』撮影当時5歳で主演に抜擢されたアナ・トレントが、50年ぶりに同じく“アナ”の名前を持つ女性を演じることも話題となりファンを再び沸かせている。彼女はかつて失踪した元人気俳優の娘役という重要な役どころを演じる。ポスターには、映画館のスクリーンに投影された目を閉じた少女の顔に手を伸ばした元・映画監督ミゲルのシルエットが映し出されたビジュアルとなっている。この少女は誰なのか、そしてタイトル『瞳をとじて』(英題:Close Your Eyes)とは何を意味するのか。31年ぶりにビクトル・エリセ監督が描き出す記憶を巡る壮大な叙事詩は、ラストに圧倒的映画体験がもたらされるという。『瞳をとじて』は2024年2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月01日ミュージシャンの山崎まさよし(51)が10月23日、水戸で行われた公演のチケット払い戻しを行うと発表した。そんななか、ネットでは当日の山崎の“異様さ”に心配する声が相次いでいる。21日、水戸市民会館 グロービスホールで『YAMAZAKI MASAYOSHI“ONE KNIGHT STAND TOUR 2023”』を行った山崎。この公演について23日、山崎の公式サイトで所属事務所「株式会社オフィスオーガスタ」は《当初予定していた内容と異なる公演となりましたため、ご希望のお客さまにおかれましては、チケット払い戻しの対応をさせていただきます》とし、《この度は、みなさまにご迷惑とご心配をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます》と謝罪した。“当初予定していた内容と異なる公演”とは、どういうことか。実はこのライブ、終演直後からSNSで物議を醸していたのだ。「一部X(旧Twitter)アカウントによると、この日のライブは歌よりもトークをメインにした構成でした。ところが山崎さんのトークにたどたどしい部分があったため、ライブが進むにつれてヤジが飛ぶこととなり、なかには『もっと歌ってほしい。そうでなければお金を返して』と涙ながらに訴えるお客の姿が……。実際、途中退席するお客もいたといいます。結局、山崎さんが歌ったのは2時間で8曲。ただ公演中、山崎さんが『歌うことは体力的に疲れる』などと漏らす場面もあったそうです」(音楽関係者)これまで精力的にライブをこなしてきた山崎の「歌うことは疲れる」発言――。『ONE KNIGHT STAND TOUR 2023』でも10か所を巡る予定となっているが、そんな山崎に起こった“異変”に、Xでは山崎を心配する声がこう上がっている。《山崎まさよしのライブの件、私は10年来のファンクラブの会員ですが、山崎まさよしが「ライブがしんどい」とか言うタイプでないことをよく知ってるだけに今回のことは意外、というか心配です》《山崎まさよし普通に心配だよ、大丈夫かな…》《山崎まさよしさんのライブの話題が物議を醸してるようだけど、どこか体調が悪いんじゃ。体調というより心がお疲れとか。人間だもの》
2023年10月24日イ・ジョンジェが初監督、激動の1980年代を舞台に潜入した“北”のスパイを巡る壮絶な諜報戦を描いた『ハント』。この度、イ・ジョンジェ、チョン・ウソンをはじめとするキャストが撮影の裏側を語るインタビュー&メイキング映像が解禁された。先週ついに封切られた本作に、X(旧Twitter)では「初監督作でここまで撮れちゃうイ・ジョンジェすごい」「なんて凄まじい映画」「面白くてあっという間の2時間」「東京の銃撃戦がまさに『ヒート』で鳥肌」「クライマックスで度肝を抜かれた」「一番アガッたのファンジョンミン登場シーンかも」といった絶賛のコメントが続出。イ・ジョンジェ監督の手腕に称賛の声も多く、すでに複数回鑑賞する人も現れている。今回解禁されたのは、観ると作品をより楽しめる監督、キャストのインタビューとメイキング映像。“DIRECTOR”、“CASTING”、“WELLMADE”の3部構成となっており、イ・ジョンジェが脚本と監督も担当することになった経緯、撮影現場の雰囲気などが明かされる。チョン・ヘジンが「監督はたくさん任せてくれたし、いつもそばにいて頼りがいがありました」と話す通り、スタッフやキャストと緻密に対話を行う姿が映し出されている。チョン・ウソンに対して、イ・ジョンジェは「ウソンがそばにいるだけでパワーをもらえました」と語り、ホ・ソンテは「“私を信じてついてこい”と言ってくれた。そのおかげで心地よく演じることができました」と頼りになる先輩だったと話し、W主演としてイ・ジョンジェをサポートし現場を引っ張っていたことが伺える。また、ドローンやロシアンアームなど様々な機材を使用したカーチェイス、銃撃戦などアクションシーンのド迫力の撮影風景が捉えられている。ほかにも小道具を6か月前から海外から取り寄せるなど、リアルを追求した演出の見逃せないポイントとなっている。『ハント』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月05日スジ主演、Netflixの大ヒットラブロマンス「愛の不時着」を手がけたイ・ジョンヒョが監督を務める「イ・ドゥナ!」。この度、自身もアイドル経験を持つスジとヤン・セジョンの秘密の恋を予感させる本予告とキービジュアルが解禁となった。本作は、韓国の大人気ウェブトゥーンを原作にしたラブロマンス。上京したての平凡な大学生ウォンジュンが引っ越したシェアハウスで同居人となったのは、人気絶頂の中、突如引退した元K-POPアイドルのイ・ドゥナとの共同生活だったーー。解禁された予告編映像では冒頭から「ウォンジュン、私はほれないよ。絶対にね」と言い、ウォンジュンを試すように見つめるドゥナの姿が映し出され、2人の間に“恋愛禁止”の関係が結ばれたことが描かれる。それに対して、はじめは「君と僕は住む世界が違う」と冷静に距離をとっていたウォンジュンだったが、授業中に突然「(外に)行こう」「いつでもいいんでしょ?今がいい」と距離を縮めてくるドゥナに心をかき乱される。ドゥナもまた“アイドルではない自分”を引き出してくれるウォンジュンが気になり始めるが…。映像では「ウォンジュン、嫌いにならないで」と本音を漏らしたり、華奢な腕でぎゅっと抱き寄せたり、無邪気な笑顔ではしゃいだりとドゥナの可愛いらしさが映し出される。そんな彼女が最後には涙も…?互いに惹かれ始めた2人の運命はどうなるのか。“陶器のような肌と滑らかな黒髪、透き通った瞳”をもつイ・ドゥナを演じるスジは、かつて自身も一世を風靡したK-POPアイドルで「miss A」出身。映画『建築学概論』で“国民の初恋”と呼ばれ、近年では「スタートアップ: 夢の扉」で主人公ソ・ダルミをエネルギッシュに演じて人気となった、まさにイ・ドゥナを演じられる唯一無二の存在。監督を務めるイ・ジョンヒョも「スジのほかに、いったい誰がドゥナを演じることができるでしょうか?」と絶賛している。そんなドゥナの運命の相手ウォンジュンを演じるのは、普通の学生からオーディションを勝ち抜き、人気シリーズ「浪漫ドクター キム・サブ」で俳優デビューを果たし、「愛の温度」「30だけど17です」などで幅広い演技力が絶賛された人気俳優ヤン・セジョン。それぞれ役柄にピッタリな彼らが好演する本作について、監督は「『イ・ドゥナ!』を観たみなさんが、不器用に恋をしていた20代の日々を懐かしく思い出せるような作品にしたいです」と熱い思いを語っている。Netflixシリーズ「イ・ドゥナ!」は10月20日(金)より独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月04日映画『ハント』記者会見が8月31日(木)、都内にて行われ、監督・脚本・主演を務めたイ・ジョンジェが来日、記者からの質問に応じた。およそ3年半ぶりの来日となったイ・ジョンジェは、その間に「イカゲーム」で世界的スターとなったことについて「目まぐるしいのがずっと続いていたので、時間がどう過ぎていたのかわからない感じでした。けど、うれしくていいことだなと思っていた」とにこやかに振り返っていた。『ハント』はイ・ジョンジェが、4年間温めてきたシナリオを基に初監督したスパイ・アクション。1980年代の韓国を舞台に、安全企画部の海外次長パク(イ・ジョンジェ)と国内次長キム(チョン・ウソン)が、組織内に入り込んだ“北”のスパイを探し出すうちに、巨大な陰謀に巻き込まれていく。W主演の相手には、長年の朋友チョン・ウソンを抜擢したイ・ジョンジェ。1998年に『太陽はない』で共演以来、ずっと作品をやりたいねと言い合っていたという。「『ハント』を(自分で)書くことになり“ぜひ一緒にやりましょう”と言ってキャスティングしました。彼はヒューマニズムがあり、折り目正しくいいイメージがある人。普段から心を分かち合う人で知られています」とチョン・ウソンのよさをトーク。「彼の魅力を最大限に映画の中で引き出したいという気持ちがあったので、決まってからそのキャラクターを活かすためにシナリオを修正しました」と最大限によさを引き出すべく脚本を熟考したと明かした。近年では「イカゲーム」の大ヒットのほか、次の『スター・ウォーズ』の出演も報道されており、激動の日々を過ごしていたのではと予想される。イ・ジョンジェは「『イカゲーム』で多くの国の方々から人気を博すことになるという大事件が起きました。アメリカでは大きな賞をたくさんいただきましたし、こんなに大きな福がもたらされるんだなと、信じられない状況で、どう受け止めていいかわからないくらい実感の湧かない状況でした」と世界的スターになった気持ちを吐露、「こんなめまぐるしいときこそ、体調管理もしっかりしないと」と謙虚に微笑んでいた。『ハント』は9月29日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月31日『華麗なるリベンジ』のイ・イルヒョン監督による復讐劇『復讐の記憶』より本編映像が解禁された。映画やドラマで大活躍の名優イ・ソンミンと人気俳優ナム・ジュヒョクが初共演し、老人ピルジュによる60年前から準備していた復讐計画と、彼に巻き込まれた青年インギュの逃走劇が描かれる本作。この度、解禁となった本編シーンは、人生最後の願いである復讐計画を続けるピルジュ(イ・ソンミン)が、運転手として雇ったことで事件に巻き込んでしまったインギュ(ナム・ジュヒョク)にこれ以上迷惑をかけられないと離れて行動することに。しかし、その2人を巡回中のパトカーに発見されてしまう…。鋭い眼光でそれに気づいたピルジュは、インギュの呼びかけに答えず、路地に逃げ込み、「名残惜しいからお茶でも飲もう」と言って喫茶店へ。ある策を思いついたピルジュは頼んだアイスコーヒーをわざと床にぶちまけ、そのコップを窓からパトカーに向かって投げる。それに気づいた警官が手配中の犯人逮捕と意気込み、店に乗り込んでくるが、そこには2人の姿はなく、ビルから脱出していた。しかし、80代のピルジュは年齢のため足が遅く、警官が迫り大ピンチ!そこにインギュが運転する赤いポルシェが駆け付け、ピルジュを助け、狭い路地をもうスピードでバックで走行、間一髪パトカーを振り切っていくのだった…!ナム・ジュヒョクはこの印象的な赤いポルシェでの運転シーンについて「正直とても大変でした。ポルシェの車内での視野がとても狭く、ずっと足にハンドルが当たった状態で運転していて、何とか楽な姿勢を探そうと努力しました。でも大変でしたが楽しかったです」とふり返る。一方イ・イルヒョン監督は、年の離れた主人公2人を描くにあたり「ピルジュという人物は動作が非常に遅いのですが、いろんなアクションやポルシェを利用して少しスピード感を与えました」と演出意図を明かす。その狙いどおり、ピルジュの風格ある機転とインギュの若さ、年の差バディの絶妙な連携が見事に発揮された、目の離せない逃走シーンとなっている。『復讐の記憶』は9月1日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月26日80年代の韓国、安全企画部を舞台にしたイ・ジョンジェ初監督・脚本、チョン・ウソンとW主演を務めたスパイ・アクション『ハント』。この度、イ・ジョンジェが監督デビュー作を引っ提げて待望の来日決定、さらに緊迫感MAXのアクションシーンが解禁となった。Netflixオリジナルドラマ「イカゲーム」の主演を務め、一躍世界のトップスターとなったイ・ジョンジェ。「イカゲーム」シーズン2でも続投するほか、「スター・ウォーズ」シリーズの前日譚を描く新ドラマ「The Acolyte」(原題)でジェダイ・マスターを演じることも決定しており、デビュー30年目にして活躍の幅はとどまることを知らない。本作で、盟友チョン・ウソンとW主演を務めて監督デビューを果たしたイ・ジョンジェ待望の来日が決定し、ジャパンプレミアに登壇することが分かった。脚本作業に 4 年もの時間を費やした本作について「観客が、今この映画を見るべき理由を考えるとともに、共感してもらえるようにたくさん悩んだ」と明かしている。併せて到着したのは、1983年のワシントンD.C.、米韓首脳会談が行われる会場の周辺で、大統領退陣を要求する韓国系移民によるデモが激しく繰り広げられているシーン。安全企画部(旧KCIA)のパク・ピョンホ次長(イ・ジョンジェ)率いる海外チームと、キム・ジョンド次長(チョン・ウソン)率いる国内チームが警護にあたっていた。ただならぬ雰囲気の中、CIAが大統領暗殺を目論むテロの動きを察知したと連絡が入り、一同は犯人グループが潜む劇場へと急ぐが、激しい銃撃戦が勃発。パク次長とその部下であるパン・ジュギョン主任(チョン・ヘジン)らも必死に追うが、狭い楽屋での犯人の抗戦に苦戦。なんとか銃撃を避けて、さらに追い詰めようとした瞬間、手榴弾が爆発、パク次長は大きく吹き飛ばされてしまう…。奇跡的に無事だったパク次長だが、その後の展開が気になる映像となっている。『ハント』は9月29日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月22日韓国で公開初日ボックスオフィスNo.1を記録した、イ・ソンミンとナム・ジュヒョクが初共演する異色の復讐劇『復讐の記憶』。この度、イ・ソンミン演じるピルジュの復讐計画に期せずして同行することになる青年インギュを演じるナム・ジュヒョクが、役作りについて明かした。数々の人気ドラマを経て映画デビュー作『安市城 グレート・バトル』で青龍映画賞、韓国映画評論家協会賞など多くの新人男優賞に輝き、韓国版『ジョゼと虎と魚たち』やドラマ「二十五、二十一」(Netflix)など話題作に次々と出演しているナム・ジュヒョク。本作で彼が演じたインギュは、アルバイト先では明るくポジティブで人懐っこい20代の青年だが、実は奨学金の返済や大けがを負った父の治療費などで抱えた借金に苦しむ一面もあり、光と影を併せ持つ複雑なキャラクターだ。今回出演を決めた理由として「何よりもイ・ソンミン先輩と共演できるということだけで心がときめきました」と明かしたナム・ジュヒョク。役作りについて「シナリオをもらってイ・イルヒョン監督と話をした時、監督からは『いまを生きる20代の青年を演じてほしい』と言われました。しかし実際撮影に入り、演技をしながら、これはなかなか難しいなと感じました。というのも、インギュが巻き込まれる状況というのは平凡な状況ではないので、その点に注意しながら演じました」とふり返る。その上で「観客がインギュの目線でこの物語を見てくれたらいいなと思いました。もしインギュならどうするか、ピルジュをどのように受け止めるか、いま自分が置かれた状況をどのように受け止めるだろうかなど考えながら、シンプルに演じるよう努力しました」と明かす。また憧れのイ・ソンミンとの共演は「最初の撮影の時からイ・ソンミン先輩との撮影があり非常に緊張しましたが、先輩が本当にフランクに接してくださり、撮影が続くにつれシナジーが出てきた様でした。撮影に行くのが楽しみで幸せな日々でした」と語る。そんな彼をイ・ソンミンも「完成した映画をみて、インギュが観客の関心を一気に引っ張っていくように感じた地点からのナム・ジュヒョクの演技が素晴らしかった」と絶賛を送る。今回、併せて解禁となった追加場面写真からもナム・ジュヒョク演じるインギュの“光と影”が垣間見られ、今年3月兵役のため入隊中のジュヒョクの新たな魅力をスクリーンで発見できるだろう。『復讐の記憶』は9月1日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月07日8月25日(金)より開催される、イ・チャンドン初の特集上映「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」より、上映される6作品の特別ビジュアルが解禁された。解禁されたのは、「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」で上映される『シークレット・サンシャイン』『バーニング 劇場版』など、フィルモグラフィ全6作品の特別ビジュアル。作品の印象的なシーンが切り取られ、イ・チャンドン監督作品の鮮烈な世界観が広がる。さらにこの度、イ・チャンドン監督が8月に来日する際の先行上映イベントに、俳優の仲野太賀が登壇することが決定した。また本特集上映では、製作の原点と人生を語るドキュメンタリー映画『イ・チャンドン アイロニーの芸術』も上映され、イ・チャンドンの映像世界を存分に堪能できる本格的なレトロスペクティヴとなる。『イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K』は8月25日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月26日展覧会「映画監督 山崎貴の世界」が、長野・松本市美術館で2023年7月15日(土)から10月29日(日)まで開催される。映画監督・山崎貴の作品を紹介山崎貴は、2000年に『ジュブナイル』で監督デビューを果たした、長野県松本市出身の映画監督。CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現、“VFX(ビジュアル・エフェクツ/視覚効果)”の第一人者と言われている人物だ。2005年に発表した映画『ALWAYS 三丁目の夕日』では、東京タワーの建設や東京オリンピックが行われた昭和30年代をVFXで表現し、第29回日本アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞をはじめ、13部門中12部門を受賞。多方面から話題を集めた。その後も『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『永遠の0』『DESTINY 鎌倉ものがたり』などにおいて、CG合成とは思えない緻密な映像で多くの人々を魅了。共同監督を務めた『STAND BY ME ドラえもん』では、3DCGアニメーションの分野でも高い評価を獲得した。デビュー作~最新作まで「映画監督 山崎貴の世界」は、そんな山崎貴のデビュー作から最新作までを紹介する展覧会。『ジュブナイル』や『永遠の0』の絵コンテ、『アルキメデスの大戦』のために作った平山案戦艦の模型をはじめ、デザイン画、出演者の衣裳、実物大のセット、VFXの制作過程、完成映像などを通じて、山崎貴がつくりあげてきた映像の魅力に迫る。【詳細】展覧会「映画監督 山崎貴の世界」期間:2023年7月15日(土)~10月29日(日)※月曜休館(祝日の場合翌平日)、ただし8月中は無休会場:松本市美術館 企画展示室住所:長野県松本市中央4-2-22開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)観覧料:大人1,300円、大学高校生900円前売券:大人1,100円、大学高校生700円※20名以上の団体は200円引き。※大学高校生は、観覧当日、学生証の呈示が必要。※本展観覧券では松本市美術館3階コレクション展示室と記念展示室は鑑賞できない。別途、コレクション展示の観覧券が必要。※前売券の取り扱いは7月14日(金)まで。【問い合わせ先】松本市美術館TEL:0263-39-7400
2023年07月10日