映画『寄生獣』×ふなっしーのコラボレーションイベントが、11月20日に東商ホールで開催され、染谷将太、山崎貴監督、『寄生獣』に登場する寄生生物のミギー(着ぐるみ)、ゆるキャラのふなっしーが登壇した。岩明均の同名人気コミックを、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『永遠の0』(2013年)の山崎監督が、二部作として実写化した『寄生獣』。空から飛来した謎の生物に右手を寄生された少年・新一(染谷将太)の数奇な運命を描く。登場したふなっしーは、「映画見たら、右手から生えてきたなっしー。みぎっしーだと思うなっしー」と、右手の寄生生物を元気いっぱいに見せ、会場は大爆笑。ふなっしーがミギーとコミュニケーションをとると、山崎監督は「キャラクター同士の友情が芽生えています」と感心した。ふなっしーは、『寄生獣』の原作の大ファンでもあるようで「原作が大好きで、見た感想がやべえー!原作に忠実なのに、スリリングな作品になってる!」と大絶賛。さらに「染谷さんの役柄が良かったなっしー」と称えると、染谷は「普通にほめてもらいました」と笑顔を見せる。また、次回作の完結編はもうすでに撮影が終了していると聞いたふなっしーは「ふなっしーの出番なっしー? チキショー!」と雄叫びを上げ、山崎監督たちも大ウケ。ふなっしーは、ミギーについて「最初どぎつい感じがしたけど、見慣れると徐々にかわいくなってくるなっしー。毛の生えてない感じがいいなっしー」と、かなり気に入った様子。そこで、ふなっしーは、ミギーに人気者になれるというお決まりのフレーズを提案。染谷たちと共に、「寄生汁、ぷっしゃー!」という掛け声で、イベントを締めくくった。『寄生獣』は11月29日(土)より全国公開。
2014年11月21日国民的人気を誇るキャラクターのふなっしーが11月20日(木)、都内で行われた『寄生獣』の公開直前イベントに登場。「映画を観ていたら、こいつが生えてきたなっしー」と、“寄生”された右手を見せながら、「寄生汁ブシャー!!」と大興奮で飛びはねていた。累計発行部数1,100万部を突破する岩明均の人気コミックを2部作で完全実写化。人間の脳を乗っ取り、人間を捕食する“パラサイト(寄生獣)”と人類の壮絶なバトルを軸に、右腕だけパラサイトに寄生され、パラサイトと人間の中立的な存在となった主人公・新一(と彼の右腕のパラサイト“ミギー”)の冒険とサバイバルを描く。イベントにはふなっしーに加えて、映画の主演を務める染谷将太と、相棒・ミギーの着ぐるみ、そしてメガホンをとった山崎貴監督が登場。終始ハイテンションなふなっしーに、3人(?)ともタジタジだった。ふなっしーは原作の大ファンだと言い、「原作に忠実かつスリリングな展開なっしー。さすがは山崎監督なっしー!」と映画にお墨付き。「お互いに感化し合う様子を、見事に表現しているなっしー」と染谷さんの演技も大絶賛していた。さらに、来年公開される『寄生獣 完結編』への“出演”にも意欲を見せたが、これには山崎監督から「もう、撮り終わってるし」と出番は“なし”の非情な通告。演技を褒めたばかりの染谷さんからも、「映画みたいに、ふなっしーがパカッと割れたら、人間が出てくるとか?」とデリケートな部分に切り込まれ、ガクッと肩を落としていた。やはり染谷さんは相棒・ミギーのほうが息が合うようで、「こう見るとスイートでかわいいですよね。くちびるも色っぽい」とミギーの魅力をコメント。当のミギーは照れくさそうに、体を揺らしていた。映画『寄生獣』は11月29日(土)より全国東宝系にて公開。『寄生獣完結編』は2015年4月25日(土)に公開される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寄生獣 2014年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 映画「寄生獣」製作委員会
2014年11月20日伝説的コミックを実写映画化した『寄生獣』と、人気のゆるキャラ・ふなっしーとのコラボイベントが11月20日に都内で行われた。主演の染谷将太、山崎貴監督、最重要キャラである“ミギー”とともに登場したふなっしーは、「映画を観ていたら、これが生えてきたなっしー。ふなっしーに寄生したから“みぎっしー”なっしー。寄生汁ブシャー!!!」と大はしゃぎだった。その他の写真人間の脳に寄生し、他の人間たちを捕食する“パラサイト”の脅威を描き、発行部数1100万部を突破する岩明均氏の人気漫画を2部作で完全実写化した。脳の乗っ取りに失敗し、主人公・泉新一(染谷)の右腕に住み着くことになったパラサイトのミギー。彼らの奇妙な“共闘”が“人類VSパラサイト”の戦いに波紋をもたらす。原作の大ファンだというふなっしーは、「原作に忠実かつスリリング。観ながら『ヤベー』と叫んでしまったなっしー。さすが山崎監督なっしー」と作品に太鼓判。すかさず、来年公開される『寄生獣完結編』への出演に色気を見せたが、「もう完結編、撮り終わってるし」(山崎監督)、「ふなっしーがパカッと割れたら、人間が出てくるんですか?」(染谷)とつれない返事。出番“なし”の結論に、ふなっしーは落ち込む素振りを見せていた。一方、ふなっしーのハイテンションに終始押され気味だったミギーは、染谷から「こんな見た目だけど、スイートでかわいい。くちびるも色っぽい」と褒められると、照れた様子でモジモジ。ふなっしーからも「最初はどぎつい印象だったけど、よく見ると毛が生えていない感じが素敵なっしー」とお墨付きを得ていた。『寄生獣』11月29日(土)全国東宝系にてロードショー『寄生獣完結編』2015年4月25日(土)全国東宝系にてロードショー取材・文・写真:内田 涼
2014年11月20日ロックバンド、BUMP OF CHICKENのライブツアー“WILLPOLIS 2014”の模様を収録したブレーレイ&DVDのリリースに先駆けて、『BUMP OF CHICKEN“WILLPOLIS 2014”劇場版』が12月5日(金)より2週間限定上映される。公開初日は、メンバーらが登壇するスペシャルトークショーがTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催される。その他の写真『BUMP OF CHICKEN“WILLPOLIS 2014”劇場版』は、バンドが今年4月から7月にかけて行ったライブツアー“WIILPOLIS 2014”を追ったドキュメンタリー。彼らのMVを手掛けてきた番場秀一が監督を務め、メンバーの本音や素顔をとらえた記録映像と、『寄生獣』の山崎貴監督が手がけたツアー・オープニング・アニメーションの完全版『WIILPOLIS』を同時上映する。なおブレーレイ&DVD『BUMP OF CHICKEN WILLPOLIS 2014』は、来年2月4日(水)にリリースされる。TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われる公開記念スペシャルトークショーには、メンバー(藤原基央、増川弘明、直井由文、升秀夫)と、山崎監督、番場監督が登壇する。チケットは、11月22日(土)0時(21日(金)24時)より一般発売が開始される。『BUMP OF CHICKEN“WILLPOLIS 2014”劇場版』公開記念スペシャルトークショー12月5日(金)会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ16:25の回上映後/19:45の回上映前登壇者(予定):BUMP OF CHICKEN、山崎貴監督、番場秀一監督(19:45の回のみ登壇)料金:2500円(税込)※特別興行のため、前売券・割引券等の使用不可チケット発売:11月22日(土)0:00より(21日(金)24:00より)
2014年11月19日TANAKAホールディングスは11月4日、田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業が、スパークプラグの外側電極材として、白金合金とニッケルをクラッド(異種金属接合)したチップを発表した。自動車エンジンなどに用いられるスパークプラグの放電部となる電極には、長寿命化を図るために白金合金チップが使われている。従来製品はチップ全体が白金合金の無垢材だったが、同製品はクラッド技術を活用することで、放電に寄与する部分にだけ白金合金を使用し、放電に寄与しない部分を電極の台座と同じニッケルで構成することができる。これにより、従来製品と同じパフォーマンスを有しながら、材料コストを最大で5割削減することができる。開発にあたっては、2010年から大阪大学 マテリアル生産科学専攻の藤本公三教授、福本信次准教授と共同で、接合のプロセスウィンドウや、生産ラインでの接合モニタ因子などの接合条件についての研究を行い、同接合方法の実用性を確認してきたという。なお、2015年1月よりサンプル出荷を開始する。また、同製品はバリエーションとしてテープ形状でクラッド材を提供することも可能であり、顧客のプラグ設計と生産プロセスに合わせた製品形状、サイズに対応するとしている。
2014年11月05日10月30日(木)、現在開催中の第27回東京国際映画祭にて、クロージング作品『寄生獣』のワールドプレミアが行われ、主演の染谷将太、深津絵里、橋本愛、東出昌大、山崎貴監督、さらに主題歌「パレード」を書き下ろしたロックバンド「BUMP OF CHICKEN」のメンバーが舞台挨拶に登壇した。累計1,200万部を超える岩明均の大ヒットコミックを、2部作で実写映画化した本作。人間に寄生し、捕食する謎の生物“パラサイト”に襲撃されたものの、危うく脳の乗っ取りを免れた高校生の新一(染谷さん)が、右腕に寄生したパラサイトのミギー(阿部サダヲさん)と共に、彼らを敵と見なすパラサイトたちと戦いを繰り広げていく…。『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の主題歌も手がけ、山崎監督とは旧知の仲の「BUMP OF CHICKEN」。映画の舞台挨拶に登壇するのは初めてとあって、ボーカルの藤原基央は「手汗がすごいです…」と打ち明け、会場を笑いに包んだ。そんな彼らだが、主題歌のオファーを受けた時のことを「原作は僕たちが10代の頃から語り合った作品だったし、監督の大ファンだったので、主題歌のオファーをいただいた時はビックリしましたけど、すごく嬉しかったです」とふり返ると、「でも、時間足りるのかな…と思いました」と切羽詰まった状況だったことを告白。山崎監督は、その時のことを「いろいろと政治的なやりとりを超えてBUMPにお願いしたかったので、交渉事などがあって本当にギリギリな状況になってしまったんです。しかもいろいろなプロジェクトを抱えているところだったのに、無理やり友達枠でやっていただいて。本当にすみません」と明かしつつ、「でも、あの時間でよくここまでカッコいい曲を書いていただいたなと思います」と感謝。「すごい状況の中で、それでもがむしゃらに走っている新一の姿が浮かぶ曲。疾走感が半端なくて、『パート1』から『パート2』への橋渡しという意味でもすごくいい仕事をしてくれたと思います。何よりカッコよくて、頼んで良かったなと思いました」と手放しで褒めちぎり、その苦労をねぎらっていた。映画『寄生獣』は11月29日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日11月29日公開の映画『寄生獣』の完成報告会見が30日、東京・六本木ヒルズで行われ、主演の染谷将太をはじめ、深津絵里、橋本愛、東出昌大、山崎貴監督が出席した。第27回東京国際映画祭のクロージング上映作品でもある本作は、1990年より『月刊アフタヌーン』(講談社刊)で連載され、単行本が累計1200万部を突破して世界中に熱狂的なファンを持つ岩明均の同名漫画が原作。ハリウッドが原作権を獲得したものの映画化されず、"手の出せない原作"としてお蔵入りとなっていたが、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『永遠の0』などを手掛けた山崎貴監督の手により待望の映画化となった。本作の映画化が念願だったという山崎監督は「VFXの仕事を始めた頃からいつか映画されたらスタッフとして参加したいと思っていた作品。監督できてとても喜びを感じています。大事に大事にこのメンバーと丁寧に時間を掛けて作りました」と感慨深げ。その監督から望まれて主人公の高校生、泉新一を演じた染谷は「ミギーと感動的なシーンの芝居をした時、感極まった監督に『ミギーが見えました!』って言ったら、『頭大丈夫か?』と言われましたよ。見えるぐらいのやり取りが出来たような気になったんです!」とエピソードを。「本当に長い長い道のりで、ミギーとともに歩んできました。自分もミギーと出会って、涙が出そうになりました。僕も楽しめましたので、たくさんの方に楽しんで欲しいです」とアピールした。この日登場した深津と橋本の女性陣も、染谷や東出と同様に山崎監督からの出演オファーを受けたという。顔面が割れるパラサイト女教師の田宮良子を演じた深津は「(顔面が割れることへの)抵抗は全くなかったです。むしろ『もっと割れろ!』と思いましたね。人間って欲があって嫌ですよね(笑)」と女優魂も。一方の橋本は「新一くんとの日常のシーンが多かったんですが、戦いのシーンを見た時に『こんなことやってるんだ!』と興奮しました。1人のお客さんとしての気分になったし、あれだけエンターテイメントに徹しているのに重いものが残っていて、凄いと思いました」と山崎監督の手腕を絶賛していた。映画『寄生獣』は、11月29日より全国公開。
2014年10月31日10月30日(木)、第27回東京国際映画祭にてクロージング作品『寄生獣』の完成報告会見が行われ、主演の染谷将太、深津絵里、橋本愛、東出昌大、山崎貴監督が登壇した。原作は、人間に寄生し、支配と捕食を行うパラサイトとの共生と戦いを描いた、累計1200万部の売上を誇る岩明均の大人気コミック。パラサイトの襲撃を受けながら、脳だけは乗っ取りから免れた高校生・新一(染谷さん)と、新一の右腕に寄生したパラサイトのミギー(声:阿部サダヲ)が、さまざまなパラサイトたちと遭遇し、戦う姿を描く。「VFXの仕事を始めた時から、いつかVFXを担当したいと思っていた作品で、まさか監督を務めることになるとは」と、長年にわたる念願が叶った喜びを語り、感無量の面持ちを浮かべた山崎監督。一度はハリウッドが映画化権を獲得した経緯などをふり返り、「アメリカに嫁に行ったものと思っていたものが戻ってくることになって、だったら自分のところに嫁に来てほしいと思った」と、本作への熱い想いと執念を感じさせた。だがその一方で、劇中でパラサイトの寄生によって“顔が割れる”ことになる深津さんにオファーをするのは「怒られるんじゃないかと思って、言いづらかった」と告白。これに対し、深津さんは、顔が割れた自分の映像を観た時のことを「抵抗はありませんでした。気持ち悪かったですが、欲が出てしまって、『もっと割れろ』と思ってしまいました」と述懐し、笑いを巻き起こした。さらに、右手を乗っ取ったミギーがCGで描かれるため、ミギーとのやりとりをパントマイムのように演じた染谷さんは「阿部さんがアクション・キャプチャーで魅力的なミギーを作ってくれたので、ミギーが自分を魅力的に見せてくれるし、僕もミギーを魅力的に見せられるようにと思って演じました」と語り、「長い道のりだったけど、(完成した映画で)ミギーに出会えて涙が出そうでした」と喜びを語った。そして、「あっという間に終わってしまって、早く完結編を見せろと思いました」と、完結編への期待ものぞかせ、「ミギーが右手にいるのは世界で自分だけなので自慢なんですけど、ちょっと顔も割れたいです…」と茶目っ気たっぷりに語り会場を沸かせていた。映画『寄生獣』は11月29日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月30日伝説的コミックを実写映画化した『寄生獣』の主題歌に、人気ロックバンドBUMP OF CHICKENが本作のために書き下ろした新曲『パレード』が起用されることが10月30日に明らかになった。同日、第27回東京国際映画祭のクロージング作品として、本作が東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでワールド・プレミア上映され、主演の染谷将太、共演する深津絵里、橋本愛、東出昌大、山崎貴監督が記者会見に臨んだ。その他の写真過去に『ALWAYS 続・三丁目の夕日』『ALWAYS 三丁目の夕日’64』でも、山崎監督とタッグを組んだBUMP OF CHICKEN。今回は山崎監督からの熱烈オファーを受け、メンバーの藤原基央が「衝撃の『前編』を締めくくり、感動の『完結編』を予感させ繋げていけるような楽曲」というテーマのもと、新曲を書き下ろした。山崎監督は「ヒリヒリした映画にしたかったし、バンプがもつ本流である“生々しさ”を出してもらえればと思った。彼らには『ALWAYS』の時にも助けられたし、今回も映画に寄り添いつつ、楽曲が別の角度から照射し、作品そのものを立体的にしてくれた」と楽曲の出来ばえに大満足の様子だった。累計発行部数1100万部を突破する岩明均氏の人気漫画を2部作で完全実写化。パラサイトと呼ばれる謎の寄生生物が、突如人類を襲撃し、人間の脳を乗っ取ることで、肉体を操り、他の人間たちを捕食し始める。両者の戦いが激化する中、あるパラサイトが主人公・泉新一(染谷)に寄生するが、脳の乗っ取りに失敗し、仕方なく新一の右腕に住み着くことに。新一に“ミギー”と名付けられ、彼らの奇妙な共同生活が始まる。「原作と映画に流れるのは、『人類とは何か』という哲学的なテーマ。3.11以後の日本でこそ語られるべきテーマで、運命を感じている。自分にとっても念願の企画だった」と山崎監督。染谷は「エンターテインメントとして純粋に楽しめたし、早く完結編を見せろという気分になりました」と完成したばかりの本編に興奮しきりだった。『寄生獣』11月29日(土)全国東宝系にてロードショー『寄生獣完結編』2015年4月25日(土)全国東宝系にてロードショー取材・文・写真:内田 涼
2014年10月30日第27回東京国際映画祭が23日、開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナに敷かれたレッドカーペットに、上映作品の監督・出演者をはじめ、アイドルグループの嵐、女優の中谷美紀、安倍晋三内閣総理大臣など多彩なゲストが登場した。先頭を切って現れたのは、同映画祭のスペシャルアンバサダーを務める嵐の5人。サプライズ登場に大歓声が響く中、手を振りながら笑顔でレッドカーペットを歩き、ステージに登壇した。そして、松本潤が「映画が好きな方はもちろん、ふだん映画をあまり見ないという方にも、すてきな出会いを用意してお待ちしてます」と呼びかけ、櫻井翔はそれを英語に訳してアピール。続いて、大野智が「本日より開幕します!」と宣言し、華やかに幕を開けた。その後、フェスティバル・ミューズの中谷美紀が黒いロングドレスで登場。ステージでは「多くのお客さまがいらしていただいて。本当に映画が好きでいてくださっているんだなと思い、うれしい」と感激を示した。また、ドラえもんや、くるみ割りキティ、ウルトラマンなどキャラクターたちも会場を盛り上げ、『花宵道中』主演の安達祐実はおいらん姿、『紙の月』主演の宮沢りえはセクシードレスで、カーペットに華を添えた。クロージング作品の『寄生獣』からは、山崎貴監督、染谷将太、深津絵里、橋本愛、そして、ミギーが登場。オープニング作品の『ベイマックス』からは、日本語吹き替え声優を務めた菅野美穂、小泉孝太郎、製作総指揮のジョン・ラセター氏、ドン・ホール&クリス・ウィリアムズ監督らが、ベイマックスと共に登場した。ラストを飾ったのは、安倍晋三内閣総理大臣。『寄生獣』『ベイマックス』の出演者・監督らと共にステージに上がり、「すごい熱気ですね。この熱気を感じると今年もスタートしたなと思います」と開幕を喜んだ。また、敵に立ち向かうというストーリーの『ベイマックス』にちなみ、「孝太郎さんのお父さん(小泉純一郎氏)は、そういうタイプでございました。どう行動するか予測しにくい方だった」と昔を思い返し、小泉(孝太郎)と握手を交わした。第27回東京国際映画祭は、10月23日~31日の9日間にわたって、六本木ヒルズをメイン会場に開催。「コンペティション部門」をはじめ、国内外の作品約300本が上映され、出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。撮影:蔦野裕
2014年10月23日第27回東京国際映画祭が10月23日に東京・六本木ヒルズで開幕。オープニング作品『ベイマックス』を引っさげ来日したジョン・ラセター、日本語吹替えキャストの菅野美穂と小泉孝太郎、クロージング作品『寄生獣』の山崎貴監督、染谷将太、深津絵里、橋本愛、フェスティバル・ミューズの中谷美紀、スペシャル・アンバサダーに就任した人気グループ嵐らが駆けつけたファンの歓声を浴びていた。その他の写真今年は同映画祭のトレードマークであったグリーンカーペットが、レッドカーペットに改められ、最高賞の名称も東京サクラグランプリから“東京グランプリ”に変更されるなど、新たな方向性の模索が始まった。その主軸が日本のカルチャーを世界に発信する“アニメシフト”のプログラム構成だ。映画祭の先陣を切る『ベイマックス』はディズニー・アニメーション・スタジオの最新作。日本文化へのオマージュを捧げた冒険アドベンチャーは、同スタジオ史上初として日本がワールドプレミアの地に選ばれた。また、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』を手がける庵野秀明氏のキャリアを総括する特集上映『庵野秀明の世界』も大きな目玉企画だ。特別招待作品には『アップルシード アルファ』『劇場版 進撃の巨人前編~紅蓮の弓矢~』、押井守監督の最新実写作『GARM WARS The Last Druid』、押井氏が総監督を務める『THE NEXT GENERATION パトレイバー/エピソード10:暴走!赤いレイバー』などが並ぶ。ディレクター・ジェネラルを務める椎名保氏は「国内外のクリエイターが東京を目指し出品し、国内外での評価とビジネス的成功をもたらし、映画祭のブランド力を上げる」ことを目標に掲げており、アニメーションへの注力にも積極的だ。それだけに今回の成否は、今後の東京国際映画祭にとって重要なターニングポイントとなりそうだ。期間中はコンペティション、特別招待作品など自主企画と提携企画を含めた約250本、ワールドプレミア32本、インターナショナルプレミア3本が上映される。第27回東京国際映画祭10月23日(木)から31日(金)まで会場:六本木ヒルズ(港区)、TOHOシネマズ 日本橋(中央区)ほか取材・文・写真:内田 涼
2014年10月23日幅広い世代から熱狂的人気を獲得している日本のロックバンド「BUMP OF CHICKEN」の初のドキュメンタリー映画が2週間限定で公開することが決定。さらに『永遠の0』『寄生獣』の山崎貴監督が手掛けたツアーオープニングアニメーション完全版である短編映画『WILLPOLIS』も同時上映することが分かった。今年4月から7月にかけて行ったライブツアー“WILLPOLIS 2014”を映像化した本作。2014年3月に発売した7枚目のアルバム「RAY」の発表直後に行われたツアーは、全20公演でおよそ25万人を動員。最終日にはバンド初となる東京ドーム単独公演を行い、山崎貴や蜷川実花、チームラボ、AR三兄弟など各ジャンルのトップクリエイターたちが演出チームとしてそれぞれ参加したことでも注目を浴びていた。今回発表されたのは、2015年2月に発売を予定している本ツアーのBlu-ray&DVDのリリースに先駆け、新たに編集された劇場用ドキュメンタリー映画。ツアーを追ったドキュメンタリーと、ツアーオープニングアニメーション映像の2部構成になっている。ドキュメンタリーパートを担当したのは、彼らのMVを数多く手掛けてきた番場秀一。そしてツアーオープニングアニメーション映像を山崎監督が担当する。3DCGアニメーションの短編映画『WILLPOLIS』は、架空の街“WILLPOLIS”を探す一人の少年の壮大な旅を描いた冒険物語。声優には、松坂桃李、杏、水田わさび、山寺宏一、平幹二朗ら豪華俳優陣を起用している。『WILLPOLIS』を手がけた山崎監督は「『BUMP OF CHICKEN』とのコラボレーションはいつも禅問答みたいなんです。たとえばこの短編映画を制作する発端になったミーティングでは、ツアータイトルとして思いついた“WILLPOLIS”とはどういう街なのか、そしてどういう人たちが住んでいるのか、なんてことはあまり具体的には話してくれなかった。でも彼らの心のうちで表現したいことは分かるように話してくれる。それがすごく面白いですね。4 人の思い描いていることを具現化するのが、僕の仕事なんです」とコメント。声優を務める松坂さんは「『BUMP OF CHICKEN』のみなさんの中で3年前から始まった“WILLPOLIS”という概念を表現する作品に自分が出られた喜びを、いま強く感じています。監督から絵コンテをいただいたときから、自分が寝る前に想像するような、ワクワクする物語になるだろうなと感じていて。自分の中で勝手にキャラクターの仮設定を作ったりして、現場に臨みました」と語った。役柄については「主人公の“モーリ”を演じるにあたっては、パフォーマンスキャプチャ用のスーツとヘッドカメラを着けたのですが、初めての経験でとても面白かったです。ですがメンバーみなさんが同じスタジオにいて観ていたので、最初はすごく緊張しました(笑)。完成した短編映画『WILLPOLIS』を観ると、確かに自分が演じたキャラクターなんだけれど、自分とは別の存在としてちゃんと命が宿っているように見えて、すごく不思議でもあり、感動もしました」と仕上がりに満足の様子だ。豪華キャスト&スタッフが手がける本作に「BUMP OF CHICKEN」のメンバーは、「2014年、僕たちはライブツアーをしました。全国各地で最高のお客さんたちに迎えて頂き、最高のツアーになりました。その模様を番場監督がドキュメンタリーにしてくれました。山崎監督がつくったライブのオープニングムービーの完全版も上映します。みなさんに見て欲しいです」とコメントを寄せている。『BUMP OF CHICKEN“WILLPOLIS 2014”劇場版』は12月5日(金)より2週間限定上映。 LIVE DVD&Blu-ray『BUMP OF CHICKEN「WILLPOLIS 2014」』は2015年2月4日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2014年10月22日ロックバンド・BUMP OF CHICKEN初の映画『BUMP OF CHICKEN"WILLPOLIS 2014"劇場版』が12月5日より2週間限定で公開されることが22日、明らかになった。同映画は、2014年4月から7月にかけて行われたライブツアー"WILLPOLIS 2014"を追ったドキュメンタリーと、ツアーオープニングアニメーション映像完全版の2部構成。2月に発売するBlu-ray&DVDのリリースに先駆けたドキュメンタリー映画となっている。ライブツアー"WILLPOLIS 2014"は、2014年3月に発売した7枚目のアルバム『RAY』の発表直後に行われ、全20公演でおよそ25万人を動員した。バンド初となる最終日の東京ドーム単独公演には、山崎貴監督や蜷川実花、チームラボ、AR 三兄弟など各ジャンルのトップクリエイターたちが演出チームとして参加し、ライブを盛り上げた。ドキュメンタリーパートを担当したのは、BUMP OF CHICKENのミュージックビデオを数多く手がけてきた番場秀一監督。気心知れた間柄だからこそカメラに収められた、メンバーたちの本音や素顔を捉えている。ツアーオープニングアニメーションを手がけたのは、映画『寄生獣』(11月29日公開)や『永遠の0』(2013年)、『STAND BY ME ドラえもん』(2014年)の山崎貴監督。オープニングアニメーション完全版の短編映画『WILLPOLIS』も同時上映する。架空の街「WILLPOLIS」を探す1人の少年の壮大な旅を描いた冒険物語で、松坂桃李、杏ら豪華俳優陣が声優に起用された3DCGアニメーションとなっている。BUMP OF CHICKENのメンバーは「2014年、僕たちはライブツアーをしました。全国各地で最高のお客さんたちに迎えていただき、最高のツアーになりました」とあらためて報告すると共に、「その模様を番場監督がドキュメンタリーにしてくれました。山崎監督がつくったライブのオープニングムービーの完全版も上映します。皆さんに見てほしいです」と本作に込めた思いを語った。一方、短編映画『WILLPOLIS』で主人公のモーリを演じた松坂は、「パフォーマンスキャプチャ用のスーツとヘッドカメラを着けたのですが、初めての経験でとても面白かったです。ですがメンバー皆さんが同じスタジオにいて観ていたので、最初はすごく緊張しました(笑)」と現場を振り返り、「完成した短編映画『WILLPOLIS』を見ると、確かに自分が演じたキャラクターなんだけれど、自分とは別の存在としてちゃんと命が宿っているように見えて、すごく不思議でもあり、感動もしました」と充実感をうかがわせる。また、山崎貴監督は「BUMP OF CHICKENとのコラボレーションはいつも禅問答みたいなんです」と語り、「普段の僕の仕事ではいろんな人にわかってもらえやすいような作品を作っていると思うんですけれど、BUMP OF CHICKENとのコラボレーションはバンドの流儀にのっとった、一元的に捉えられる作品ではないものにしたい、といつも感じます」とコラボレーションへの思いを寄せている。(C)TOY’S FACTORY / LONGFELLOW
2014年10月22日映画『永遠の0(ゼロ)』が12月21日(土)に公開初日を迎え、主演の岡田准一、三浦春馬、井上真央、原作者の百田尚樹、山崎貴監督が舞台挨拶に登壇し、約900名もの観客にスタンディングオベーションで迎えられた。原作は、刊行から7年で470万部突破の大ベストセラー。「原作がこれだけ読まれているのは、時代に求められているから」と語った岡田さんは、「苦しい役でした。山崎監督が本当に神がかっていて、『どうしようかな?』と思うことがあると、自分から言わなくてもアドバイスしてくれる。心を読まれていると思うほど心が通じていて、監督についてこれてよかったです」と山崎監督に感謝。さらに、井上さんも「私は(撮影期間の)最初と最後に撮影があったので、時間を置いてからまた現場に行ったのですが、監督たちが神がかった感じでした」と、山崎監督始め撮影現場の鬼気迫る様子を明かすと、この日、客席で映画を観ていたという百田さんも、「これが7回目の鑑賞でした。試写室は小さいですから、大画面で観て本当に感動しました。最高の映画でした。山崎監督は日本一の監督です!」と山崎監督を大絶賛した。それに対し、山崎監督は「僕が原作を読んだ頃はまだ文庫になる前でそんなに売れていなかったのに、映画をやらせていただくことが決まってからどんどん売れてプレッシャーに。エラいものに手を出してしまったと思いました(笑)。脚本を書き始めたのが2012年のクランクインの1年前なので、ここまで長かったです」と、笑って回想。三浦さんが「どんどん成長していく健太郎を演じていて、すごく頼もしかったし、気持ち良かった。自分が今ここにいる意味を知りたくなるようなパワーが込められた映画なので、僕と同じ世代の人にこそ観てほしい」と力強く語りかけると、岡田さんも「時代を積み重ねた愛のある作品。劇場で愛を体験してほしい」と笑顔で呼びかけた。なお、2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で岡田さんが、2015年の大河ドラマ「花燃えゆ」で井上さんがそれぞれ主演を務めることから、来年の抱負を聞かれた岡田さんが「井上さんにいいパスが出せれば」と語ると、井上さんが「いいパスではなく、そこそこのパスをいただければ。いいパスだとプレッシャーがかかってしまうので(笑)」と返す一幕も。大河主演俳優のエール交換に会場は拍手と笑いに包まれていた。『永遠の0(ゼロ)』は全国東宝系にて公開中。(小島弥央(cinema名義))■関連作品:永遠の0 2013年12月21日より全国東宝系にて公開(C) 2013「永遠の0」製作委員会
2013年12月21日「V6」の岡田准一が主演する感動巨編『永遠の0』の完成披露試写会が2日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、岡田をはじめ、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、山崎貴監督が舞台あいさつに立った。岡田は「命を削りながら、大切に撮影した作品。たくさんの愛が詰まっている」と胸を張り、駆けつけたファン5000人に作品をアピールしていた。その他の画像原作は現在までに累計発行部数400万部を突破している百田尚樹氏の同名小説。特攻により戦死した天才パイロット・宮部久蔵(岡田)の60年間封印された真実が、現代を生きる孫の健太郎(三浦春馬)によってひも解かれる。岡田が演じるのは天才零戦パイロットでありながら、“海軍一の臆病者”と呼ばれた謎多き男という役どころで「当時を生きた方々に認めていただきたいという気持ちもあり、しんどい役ではありました」と振り返り、「壮大な愛を受け継いでいく物語。皆さんにとっても大事な作品になれば」と語りかけた。片や、現代を生きる青年を好演した三浦は「すごく刺激を受けた」と、橋爪功、平幹二朗、今年5月に亡くなった夏八木勲らベテラン勢との共演に感激しきり。4年前に他界した祖父は、戦時中に多くの仲間を失ったと明かし「自分のルーツに触れる機会にもなった」としみじみ。久蔵の妻・松乃を演じる井上は「戦争ものを敬遠される方もいると思うが、誰かを大切に思う気持ちは、時代を超えて共感できる。ぜひ女性にも観ていただければ」と話した。人気コミック「寄生獣」の映画化でも話題を集める山崎監督は、「悔しいほどに感動して泣いてしまった。ぜひ映画化という形で“対抗”したかった」と原作との出会いを述懐。2012年夏、猛暑の中で撮影に臨んだスタッフ、キャストの労をねぎらっていた。『永遠の0』12月21日(土)、全国東宝系ロードショー
2013年12月03日岡田准一(V6)が12月2日(月)、主演作『永遠の0(ゼロ)』の完成披露試写会に出席。共演した染谷将太を「可愛くてしょうがない」と評し、「撮影中『この映画は、君にかかっているよ』と追い込むと、いいリアクションをしてくれた」とデレデレだった。百田尚樹の同名ベストセラーを映画化。現代を生きる青年が、誰よりも「生きて帰りたい」と願いながらも戦場に赴き、いまの自分と同じ年で特攻に散った祖父の人生について調べ上げていくさま、60年の時を超えて明かされる深い“愛”を壮大なスケールで描き出す。東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された完成披露試写会には、5,000人のファンが駆けつけ、岡田さんや染谷さんを始め、出席した三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、山崎貴監督に熱い声援を送った。岡田さんは“帝国海軍一の臆病者”と称された天才零戦パイロット・宮部久蔵を演じ、「しんどい役でした。当時を知っていらっしゃる方に認めてもらいたいという思いがあったので」と胸中を告白。その分、本作への思いは格別で「壮大な愛の物語。現場が命を削りながら、大切に撮りあげた作品なので、みなさんにとっても大事な作品になれば」と期待を寄せていた。現代を生きる青年役の三浦さんは、戦時下に生きた自身の祖父のエピソードを披露しながら「自分のルーツに触れるきっかけになった」と感慨深げ。また、田中泯、橋爪功、今年5月に亡くなった夏八木勲さんらと共演し、「素晴らしいキャリアを積み上げたみなさんのお姿に、刺激を受けました」としみじみ語った。また、井上さんは久蔵の妻・松乃を演じており「誰かを大切に思う気持ちは、時代を超えて共感できる部分。愛に包まれた絆を感じられる作品なので、ぜひ女性にも観ていただければ」とアピールしていた。『永遠の0』は12月21日(土)より全国東宝系にて公開。(内田涼(cinema名義))■関連作品:永遠の0 2013年12月21日より全国東宝系にて公開(C) 2013「永遠の0」製作委員会
2013年12月02日俳優の岡田准一が22日、都内で行われた主演最新作『永遠の0』の完成報告会見に出席した。本作で“海軍一の臆病者”と呼ばれた謎多き天才零戦パイロットという難役に挑み「重たい役ですし、眠れない日々が続きました。襟を正して丁寧に演じた」と述懐。劇中では丸坊主も披露し「戦争を描いた作品ですし、(坊主になるのは)わかっていたので。ぜひ記者の皆さんには『気合いの表れ』と書いていただければ」と余裕も見せた。その他の写真会見には共演する三浦春馬、井上真央、メガホンを執った山崎貴監督、原作者の百田尚樹氏が出席した。100万部を突破したベストセラー著書を映画化した本作は、現代を生きる青年(三浦)が、太平洋戦争の時代を生きた祖父(岡田)の足跡をたどり、60年間封印されてきた真実に迫る。以前から山崎監督とのタッグを熱望していたという岡田は「細かい描写まで、とにかくこだわりがすごい。他の監督からは『CGが多いと、芝居の技量も出るぞ』と言われたが、監督の的確な演出のおかげで何とか乗り切れた」と振り返った。一方、岡田演じるパイロットの妻を演じた井上は「作品を観て感動と衝撃を受け、私自身は女優として幸せを感じている。映画に描かれる愛と真実が、若い世代にも受け継がれれば」と感無量の面持ちだった。また、三浦は「役者として成長できた。それにこの作品をきっかけに、自分の祖父が(特攻隊の)予備学生だったと知った。ぜひ自分のルーツを知る機会にしてもらえれば」とアピール。劇中では今年5月に亡くなった故夏八木勲さんと共演しており「素晴らしい時間を過ごさせていただいた。現場ではとてもパワフルで、ご病気を抱えている素振りは一切見せなかった。ですから、この映画を観終わった後は、言葉にならない思いを感じましたし、空に向かって感謝の気持ちを放ちました」と故人をしのんだ。山崎監督は「以前から特攻に関しては関心があり、映画監督としても一度戦争と向き合い、取り組んでみたいと思っていた」と本作への思いを語り、「素晴らしい原作の感動に負けないように、いつもよりハードルを上げ、CGスタッフにはかなり厳しいことを言ったが、本当によくやってくれた」と手応え十分。百田氏は「これまで映画化のオファーは、ずっと断り続けてきた」といい、それだけに「こんな素晴らしい作品に仕上がり、感無量。試写では隣に岡田さんがいるのに、ボロボロ泣いてしまって…」と感激しきり。岡田は「隣に百田先生がいるので緊張していたが、涙を見て安心しました。涙のせいで、ちょっと集中できませんでしたが(笑)」と安堵の表情だった。『永遠の0』12月21日(土)、全国東宝系ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2013年07月22日岡田准一(V6)主演で百田尚樹の同名ベストセラーを映画化した『永遠の0(ゼロ)』の完成報告記者会見が、7月22日(月)に行われ、岡田さん、百田さんに共演の三浦春馬、井上真央、監督の山崎貴が出席した。「海賊とよばれた男」で本屋大賞を受賞した百田さんのデビュー小説を、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎監督が映画化。現代を生きる青年が、誰よりも「生きて帰りたい」と願いながらも戦場に赴き、いまの自分と同じ年で特攻に散った祖父の人生について調べ上げていくさま、60年の時を超えて明かされる深い“愛”を壮大なスケールで描き出す。天才飛行機乗りでありながら、“帝国海軍一の臆病者”と称された宮部久蔵を演じた岡田さん。宮部を「人の人生のために生きる大きな愛を持った人物」と評し、「重い役であり、眠れない夜、考える日々があったしプレッシャーも感じた」と役を引き受ける上での苦悩を明かした。軍人を演じる上で当然、頭を丸めなければいけなかったが、「この役をやらせていただけるなら」と岡田さん自身は全く気にしなかったようで、「“気合いの表れ”と書いていただければ(笑)」と集まった報道陣に“注文”し笑いを誘った。原作者の百田さんはこれまで幾度も本作の映画化、ドラマ化の話を断ってきたそうだが、今回の山崎監督による脚本を見て映画化を承諾したという。完成した作品を観て「気がついたらボロボロ涙が出ていた」そうで、「隣りに岡田くんがいたんですが、『始まってすぐに泣いてらっしゃいました』と言われました(笑)」と照れくさそうに明かす。岡田さんは「百田さんがいて集中して観れなかった(苦笑)」と語りつつも、その号泣ぶりを見て「安心しました」とホッとした表情を見せた。三浦さんは、祖父・宮部久蔵について調べていく青年・健太郎を演じたが「この作品に出会って、役者として成長できたと思います」と手応えを口にする。また本作をきっかけに、もしかしたら戦闘機乗りになっていたかもしれなかったという自身の祖父についても知ることができたと告白。撮影では、自身の出演シーンがないにもかかわらず「少しでも役が膨らむのではないかと思った」と岡田さんの撮影現場にも足を運んだそうで、役柄・作品に対する真摯で強い思いを伺わせた。井上さんは久蔵の妻を演じたが、大変だったシーンとして久蔵が束の間、家に帰ってきて共に過ごしたシーンを挙げる。決して長いシーンではなく、また岡田さんとゆっくりと言葉を交わす時間もなかったそうだが、2人の距離を縮めてくれたのが娘の清子役の赤ちゃん!「監督の『よーい!』で泣き出してなかなか笑顔を見せてくれないので、いかに泣かせずに笑顔を見せるかで、心が一つになりました」と述懐。岡田さんも「そんなに話す時間はなかったけど、(赤ちゃんを)あやすことで役作りになりましたね」と楽しそうにふり返っていた。メガホンを握った山崎監督は「一度、戦争というものに取り組んでみたかった」と語り、「襟を正して真面目に取り組んだ」と真剣な表情。零戦や空母「赤城」などが監督の代名詞とも言える緻密なVFXで再現されているが、「特にCGのハードルが高い作品だった。CGが作り物っぽいとそれは失礼でもあるし、(役者の)仕事を台無しにしてしまうので。時に厳しいことも言いましたが、スタッフはいい仕事をしてくれたと思います」と満足そうに頷いた。『永遠の0』は12月21日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:永遠の0(ゼロ) 2013年、公開予定(C) 2013「永遠の0」製作委員会
2013年07月22日2006年の発行以来、幅広い世代の男女から支持を集め、累計100万部突破のミリオンセラーとなった百田尚樹の小説「永遠の0」が、『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督により映画化されることが決定!主演に岡田准一(V6)、共演に三浦春馬、井上真央と引く手数多の人気俳優陣が集結する。原作は太平洋戦争を題材にした戦争小説にも関わらず、その斬新な内容で発売以来じわじわと口コミで人気に火がつき、20代から高年齢層まで幅広い男女に支持されベストセラーとなった。現代に生きる青年・健太郎が戦時に生きた祖父の足跡をたどるというミステリーを軸に、時代を超えて感動を呼ぶ壮大なラブストーリーが展開する。本作で主人公・宮部久蔵を演じるのは、『SP』シリーズ、『天地明察』と幅広い役をこなす岡田准一。この宮部という男は、妻と娘を愛し、生きて帰ることを望んだ強さ、優しさ、温かさを持つ人物であり、仲間には“海軍一の臆病者”、“何よりも命を惜しむ男”という証言がある一方で、“とんでもない凄腕のパイロット”とも語られる、謎多き零戦パイロットである。岡田さんは「(山崎)監督と以前からご一緒にお仕事をしたかった」と語っており、山崎監督からのラブコールに即座に快諾したのだとか。さらに、「戦争を実体験していない私たち世代にも、家族のために“生きる”ということにこだわった男を演じることで、何かしら感じとっていただける作品にできるよう、撮影に臨みたいと思います」と意気込みを語る。クランクインに向けて、軍事教練や現存する零戦パイロットたちへのヒアリングを重ね、リアリティを求め、徹底した役作りに没頭しているようだ。岡田さん扮する祖父・久蔵の驚愕の真実を解き明かしていく現代の若者・佐伯健太郎役には、「ごくせん」や『君に届け』など映画にドラマにと話題作への出演が続く三浦春馬。久蔵が生涯愛し続けた妻・松乃役には、『八日目の蝉』でアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した井上真央と、若手実力派の共演が実現。「山崎監督が作り出す世界の中で『永遠の0』という作品がもつメッセージを、僕のようなリアルに戦争を知らない世代の方々にも感じとっていただけるよう、誠実に真剣に役に臨みたい」(三浦さん)、「語り継ぐべき真実や大きな愛をいまの時代を生きる方たちに広く知ってもらいたい」(井上さん)と、共に“体当たりで挑む”気迫がうかがえる。山崎監督は原作で描かれる壮大なラブストーリーに加えて、戦闘シーンではCG技術をフル活用して徹底再現することを掲げており、「原作の持つダイナミズムに負けないよう、映画で戦っていきたいと意気込んでおります。戦争の臨場感を映像でリアルに表現し、戦争や零戦、特攻というテーマをこの作品で伝承していければ」と言及している。撮影は6月よりクランクインし、鹿児島県奄美大島などで大規模な撮影を行うほか、アクロバティックな空撮も行うなど、3か月間に及ぶ壮大な撮影が敢行される予定。『永遠の0』は2013年春頃に完成、同年公開を予定している。■関連作品:天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会永遠の0 2013年、公開予定© 2013「永遠の0」製作委員会■関連記事:岡田准一をアカデミー賞『おくりびと』滝田監督が大絶賛「仕事への姿勢素晴らしい」岡田准一と宮崎あおいが夫婦に!本屋大賞映画化『天地明察』で2度目の共演
2012年05月21日100万部を突破したベストセラー著書『永遠の0』の映画化が決定し、『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズを手がけてきた山崎貴監督がメガホンを執り、岡田准一、三浦春馬、井上真央が出演することがわかった。その他の写真『永遠の0』は、太平洋戦争の時代と現代を舞台に、“海軍一の臆病者”と呼ばれていた謎多き天才パイロットの宮部(岡田)を祖父に持つ健太郎(三浦)が、60年間封印されてきた宮部の秘密を明らかにしていく物語。岡田は本作で凄腕のパイロット役に挑戦するが、リアリティを追求するため、6月のクランクイン前にトレーニングや軍事訓練を積み、現存する零戦パイロットたちにヒアリングを重ねているという。岡田は、「ベストセラー原作の映画化ということで、ファンの方の期待を裏切ることのないようにしたい。戦争を実体験していない私達世代にも、家族のために“生きる”ということにこだわった男を演じることで、何かしら感じとって頂ける作品にできるよう撮影に臨みたいと思います」と意気込みを話しており、アクロバティックな空撮や、近年の実写映画ではまれにみる3か月間に及ぶ撮影に対しても「楽しみ」とコメントしている。また、祖父の謎を追う現代に生きる健太郎を演じる三浦は、「山崎監督がつくりだす世界の中で、本作が持つメッセージを僕のようなリアルに戦争を知らない世代の方々にも感じとって頂けるよう、誠実に真剣に役にのぞみたい」と語っている。「読み始めたら手をとめることが出来ないほど、作品に引き込まれた」と話す山崎監督は、本作で命の意味を問うドラマを作りあげ、零戦によるダイナミックな空戦は、実物大の零戦を新たに製作するほか、これまで手がけた作品の中で最多ともなりうるCG技術を活用し、迫力満点の戦闘シーンを徹底的に再現するという。「今までで一番過酷な撮影現場になるだろう」という言葉通り、原作のダイナミズムを損なうことなく、当時の戦争の“臨場感”をスクリーンで表現してくれることに期待が高まる。『永遠の0』2013年公開
2012年05月21日オープニングから3週連続で週末興行ランキングで1位を記録し、大ヒットを続けている『ALWAYS三丁目の夕日‘64』。この大ヒットを記念し、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて2月22日(水)、育児に大忙しでなかなか普段は劇場で映画を鑑賞できないお母さんたちを招待した“ママさん上映会”が開催され、先月無事に出産を終え子育てに奮闘中の小雪と山崎貴監督によるトークショーが行われた。この日、会場には6か月から5歳までやんちゃ盛りの子供たちとそのママさんたちが参加。小雪さんは元気いっぱいの子供たちの歓声に「初めて見る光景ですね(笑)」と困惑しながらも優しげな笑顔で手を振った。先月、俳優で夫の松山ケンイチとの間に男の子を授かった小雪さんは自身と同様に、劇中で妊娠と出産を経験し母になっていくが、実際に出産を経験した後に映画を観て「意外と“妊婦さん”してるなと思いました」と明かし、「作品と自分の実体験が重なることはあまりないことなので、運命を感じております」と、自身と役を重ねて照れ笑い。山崎監督も「いろんなキャスト、スタッフとの人生と被ってくることも多い映画だったので、本当に運命の映画だったんだなと思います」と喜びの胸中を明かした。本作は、東京オリンピックに沸き立つ1964年の日本を舞台に、日々の暮らしに幸せを見つける夕日三丁目の人々の悲喜こもごもを描くヒューマンドラマ。会場に集まったママさんからは小雪さん扮する芥川ヒロミ&竜之介(吉岡秀隆)夫妻の子供について、さらに実生活についての質問も飛び出した。「ヒロミと竜之介の間に生まれた子供は(ヒロミと竜之介の)どちらに似ているか?」という質問が飛ぶと「まだ分かんないですね。小雪さんのお子さんはどうですか?」と山崎監督が小雪さんに直撃。これに対して小雪さんは「(顔の)上は私で、下は夫って感じですね(笑)」と返すと、「ハイブリッドですね」とすかさず山崎監督がツッコミを入れ、会場は笑いに包まれた。さらに、「家事は旦那さん(松山さん)も手伝ってくれますか?」という質問に、小雪さんが「暇があれば手伝ってくれます。ただ私は男性も参加すべきだと思います」と語ると、客席のママさんたちは大きく頷いてみせた。映画『ALWAYS三丁目の夕日‘64』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ALWAYS三丁目の夕日‘64 2012年1月21日より全国東宝系にて公開© 2012 「ALWAYS三丁目の夕日‘64」製作委員会■関連記事:吉岡秀隆『三丁目の夕日’64』大ヒットに大喜び…でも「地元の友だち誰も観てない」堤真一、映画完成の喜びのあまり13万円分も痛飲!小雪から幸せいっぱいの手紙も吉岡秀隆「なでしこもいいけど、魔女も最高」本物の金メダルに大興奮!東京タワー上空に「333」東京五輪開幕式再現に吉岡秀隆、堀北真希ら感動!小出恵介「僕を恨まないで」“朝ドラ”ヒロイン堀北真希に平謝り
2012年02月22日俳優の吉岡秀隆が2月5日(日)、東京・日比谷のTOHOシネマズスカラ座で開催された『ALWAYS三丁目の夕日‘64』の大ヒット御礼舞台挨拶に、共演する堀北真希、堤真一、山崎貴監督、阿部秀司プロデューサーと共に出席した。先月の全国公開以来、大ヒットを記録し、同日には観客動員150万人突破が確実となった本作。「本当にありがとうございます」と大喜びの吉岡さんだが、「先日、地元の友だちと飲んだんですけど、誰も観てないんですよ!どうせ(堀北さん演じる)六ちゃんが結婚する話だろって。それだけじゃないのに…」と嘆き節。気を取り直して「前2作は、このためにあったと言っても過言ではない。ぜひまた三丁目に遊びに来てください」と熱っぽくアピールした。日本中が東京オリンピックに沸き立つ中、変わらぬ暮らしを続ける夕日三丁目の人々の悲喜こもごもを最新VFXを用いてノスタルジックに描き出した本作。シリーズ初の3D公開だが、「企画を聞いたときは『えっ、三丁目が3Dかよ。3Dはねーだろ』ってプロデューサーにずっと文句を言っていた」という堤さん。それでも完成した本編を観るなり「もうオープニングから号泣した」そうで、当初の不安や戸惑いは一掃。「本当にごめんなさい」と見事な3D演出に白旗をあげていた。また、堀北さんは「いまだから謝りたいこと」として、前作『ALWAYS続・三丁目の夕日』(’07)の撮影秘話を告白。当時、高校卒業を間近に控え「とにかく勉強しなくちゃいけなかった」のだとか。撮影の合間には、セット裏に置いた机で勉強に勤しんでいたそうで、「撮影中も頭の半分はそっち(勉強)でいっぱいだった」と山崎監督らに平謝り。そんな堀北さん演じる六ちゃんも、本作ではすっかり大人の女性に成長し、ついに結婚!六ちゃんのウェディングドレス姿はもちろん、第二の故郷である「鈴木オート」を巣立つ感動のエピソードは大きな見どころだ。舞台挨拶後には、吉岡さんらキャスト陣がヒット御礼のくす玉割り。この日は会場に駆けつけた約640人のファンにも“ミニくす玉”が配られ、お祝いムード一色だった。『ALWAYS三丁目の夕日‘64』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ALWAYS三丁目の夕日‘64 2012年1月21日より全国東宝系にて公開© 2012 「ALWAYS三丁目の夕日‘64」製作委員会■関連記事:堤真一、映画完成の喜びのあまり13万円分も痛飲!小雪から幸せいっぱいの手紙も吉岡秀隆「なでしこもいいけど、魔女も最高」本物の金メダルに大興奮!東京タワー上空に「333」東京五輪開幕式再現に吉岡秀隆、堀北真希ら感動!小出恵介「僕を恨まないで」“朝ドラ”ヒロイン堀北真希に平謝り妊娠9か月の小雪、深紅のドレスで登場!母になる実感「ひしひしと感じる」
2012年02月06日映画『ALWAYS 三丁目の夕日 ’64』が1月21日(土)に公開を迎え、吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、堀北真希、森山未來、三浦友和、須賀健太、山崎貴監督が舞台挨拶に登壇。また、1月5日に第一子となる男児を出産した小雪からは手紙が届けられた。西岸良平のロングセラーコミックを映画化したシリーズの第3弾。東京オリンピックの年を迎え活気づく日本、そして変わらぬ温かさを持ち続ける三丁目の人々の暮らしを描き出す。吉岡さんは本作への特別な思いを「客観視して、お客さんと一緒に観られる映画。『バカだな』と思いながら自分を見ることができるのは初めて」と語る。堤さんも本作を「自分にとってホームグラウンドのようなもの」と感慨深げに語る。2人は初めて完成した本作を観た日、山崎監督と3人で飲みに行ったそうだが、堤さんは「あまりに幸せすぎて飲み過ぎました」と告白。吉岡さんが「堤さんは13万円も使っちゃったんですよ!」と暴露すると、会場は驚きに包まれた。堤さんは「ボラれましたよね…幸せじゃねーじゃん!」と苦笑を浮かべていた。劇中で吉岡さんとの間に第一子を授かる小雪さんは、手紙の中で舞台挨拶を欠席することを詫びると共に「我が家にも新たな家族が加わり、忙しくも楽しい毎日を送っています」と報告。文面から伝わる幸せムードに登壇陣からも笑みがこぼれた。シリーズを通して出演している三浦さんは「僕は(映画で描かれる)昭和30年代を体験している人間」と胸を張るものの、ほかの出演者と比べて出演シーンが短いことが不満のようで「毎回、もうちょっと出たかったって思うんです」と2度にわたって語り、会場の笑いを誘っていた。須賀さんはシリーズを通じて「身長が40センチも伸びました」と報告。「『大きくなったんだな』と自分でも思います。僕は昭和を体験していないので、(本シリーズは)タイムマシンのようなもの」と思いを明かしてくれた。堀北さんも本シリーズと共に成長してきたことを感じているようで「(演じた)六ちゃんは青森から上京しますが、私も15歳で家を離れて仕事を始めたので重なる部分が多く、大切に演じました。今回ばかりはお嫁に行くということで経験したことのないことでしたが、みなさんと過ごした時間を大切に演じました」と“巣立ち”に込めた思いを語った。その堀北さんのお相手となる医師役で本作からシリーズに参加した森山さんは「パッと出てきてパッと六ちゃんと結婚するということで幸せです」とニンマリ。会場は笑いに包まれた。本作を撮影中には東日本大震災が発生。山崎監督は「『(撮影を)続けるべきなのか?』と悩みましたが、みなさんにこうして届けることができて感無量です」と語り、客席からは拍手がわき起こった。『ALWAYS三丁目の夕日‘64』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ALWAYS三丁目の夕日‘64 2012年1月21日より全国東宝系にて公開© 2012 「ALWAYS三丁目の夕日‘64」製作委員会■関連記事:吉岡秀隆「なでしこもいいけど、魔女も最高」本物の金メダルに大興奮!東京タワー上空に「333」東京五輪開幕式再現に吉岡秀隆、堀北真希ら感動!小出恵介「僕を恨まないで」“朝ドラ”ヒロイン堀北真希に平謝り妊娠9か月の小雪、深紅のドレスで登場!母になる実感「ひしひしと感じる」NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら
2012年01月23日俳優の吉岡秀隆が1月17日(火)、都内で開催された『ALWAYS三丁目の夕日‘64』のプレミア試写会に、共演する薬師丸ひろ子、三浦友和、須賀健太、山崎貴監督とともに出席した。東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)を舞台にした、待望のシリーズ最新作。この日は同大会の女子バレーボールで優勝し“東洋の魔女”の異名をとった磯部サダさん(現姓・丸山)、篠崎洋子さん(現姓・田村)、佐々木節子さん、藤本佑子さん(現姓・内田)が登場し、吉岡さんらに本物の金メダルをお披露目。「なでしこ(ジャパン)もいいけど、魔女も最高ですね」(吉岡さん)と大興奮だった。映画の中には三丁目の面々がテレビを囲んで、魔女たちの熱戦を応援するシーンも。64年当時、中学1年生だったという三浦さんは「去年のなでしこもすごかったが、あのときの感動は10倍、いや20倍はあったんじゃないでしょうか。まさに“国をあげての応援”という言葉がぴったりだった」としみじみ。穏やかな表情を浮かべる魔女たちに「最強チームで怖いというイメージもあったが、こうしてお会いするとみなさん、優しいお母さん方ですね」としみじみ語っていた。また、薬師丸さんと山崎監督は奇しくも同じ64年生まれで「みなさんいい笑顔で、素敵な方々ですね。それにみなさんの身長で世界と戦ったのは、本当に誇るべきこと」(薬師丸さん)、「当時、僕はまだ“バブ~”って感じでしたが、大きくなってから、両親に何度もみなさんの話を聞かされたもの。今日はこうしてお会いできたので、早速自慢したい」(山崎監督)とこちらも感激を隠せない様子。須賀さんは中学時代にバレーボール部員だったそうで、栄光の名選手たちと対面し、少し緊張していた。日本中が東京オリンピックに沸き立つ中、変わらぬ暮らしを続ける夕日三丁目の人々の悲喜こもごもを軸に、三丁目で成長した六子(堀北真希)や淳之介(須賀さん)の巣立ちがシリーズ初となる3Dで描かれる。会場には、60歳以上のシニア層が約250人招待され「日本が一番元気だった64年を描いたこの映画が、復興元年の2012年に公開されるのは運命だと思う。僕らは“親孝行映画”と呼んでいるので、今日はみなさんに観ていただけて本当に嬉しい」(吉岡さん)、「私の父は宮城県石巻市の出身。昨年の震災はニュースの出来事ではなく、まさに家族に起こったことでした。この作品を通して、誰かの役に立つことが日々の喜びだとつくづく思います」(薬師丸さん)と思いを込めてアピールしていた。『ALWAYS三丁目の夕日‘64』は1月21日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ALWAYS三丁目の夕日‘64 2012年1月21日より全国東宝系にて公開© 2012 「ALWAYS三丁目の夕日‘64」製作委員会■関連記事:東京タワー上空に「333」東京五輪開幕式再現に吉岡秀隆、堀北真希ら感動!小出恵介「僕を恨まないで」“朝ドラ”ヒロイン堀北真希に平謝り妊娠9か月の小雪、深紅のドレスで登場!母になる実感「ひしひしと感じる」NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら
2012年01月17日大ヒット・シリーズを初の3Dで描いた最新作『ALWAYS 三丁目の夕日’64』の公開を記念して、12日に東京都港区にある芝公園で飛行機3機を飛ばす大規模なイベントが開催され、主演の吉岡秀隆、堀北真希、薬師丸ひろ子、須賀健太ら出演者と山崎貴監督が登場した。その他の写真『ALWAYS 三丁目の夕日…』は、オリンピックが開催された昭和39年(1964年)の東京下町を舞台に、そこで暮らす人々の姿を描いたシリーズ第3弾。劇中に登場する高さ333mの東京タワーの下で、3丁目の夕日、3作目、3D公開の“3”にちなみ空に飛行機3機のスモークで“333”を描く“スカイ・ライティング”を行なった。茨城の空港からやってきた3機が見事に青空に“333”を描くと、歓声と拍手が起こり「僕らのためにやってくれているなんて胸がいっぱいです。良い年になりそう」(吉岡)、「感動しました」(堀北)、「空に文字を描くなんてロマンチック」(薬師丸)、と感激。山崎監督は「僕はCGで作ったんですけど、本物には勝てない」と感慨深そうに空を見上げ、「無謀な企画だと思ったけれど、全部上手く行くとは思わなかった。この作品はやっぱりなにか持っていますね。昭和33年から物語が始まりますし、“3”に縁のある作品なんです」と笑顔を見せた。吉岡は「この作品のために、1作目と続編があったのかもしれない、というくらい誇らしい作品になった」と胸を張り「パワー・スポットに行くのもいいですが、ぜひ映画館でパワーをたくわえて「1年乗り切っていくぞ」という気持ちになっていただければ」とPRした。『ALWAYS 三丁目の夕日’64』1月21日(土)全国東宝系ロードショー
2012年01月12日映画『ALWAYS三丁目の夕日‘64』の劇中にも登場する、1964年の東京オリンピックの開会式で行われた飛行機雲で模様を描く“スカイ・ライティング”を再現したイベントが1月12日(木)に開催され、主演の吉岡秀隆を始め、堀北真希、薬師丸ひろ子、須賀健太、山崎貴監督が出席。3機のプロペラ機が東京タワーの後ろに広がる青空に「333」の文字を描いた。人気シリーズの第3弾で、東京オリンピックに沸きつつも、変わらぬ暮らしを続ける夕日三丁目の人々の悲喜こもごも、三丁目で成長した六子(堀北さん)や淳之介(須賀さん)の巣立ちが描かれる。’64年の東京五輪の開会式では、航空自衛隊のチーム「ブルーインパルス」が華麗なアクロバティック飛行を披露し、飛行機雲で空に五輪のマークを鮮やかに描き出したが、劇中ではCGでこの様子を再現している。今回、公開を前にスカイ・スポーツ活動を行なっている「チームディープブルース」の3人のパイロットが参加し、「三丁目」、「シリーズ3作目」、「3D」にちなんで東京タワーを背景に「333」の文字を描くことにチャレンジした。この日は午前中から空は厚い雲に覆われていたが、イベントが始まる頃には青空に。これには山崎監督らも「さすが“持っている”作品です」と笑顔を見せた。茨城県の基地から飛び立った3機の飛行機はまず、東京タワー上空でデモンストレーションとして上空に飛行機雲で花を咲かせる“空中開花”を披露。続いて上空2,000メートルの高さに大きな「333」の文字を浮かび上がらせた。寒空の下でのイベントということで、震えながら「早く来てほしい」と語っていた登壇陣も見事に描き出された「333」の文字に大興奮!吉岡さんは「僕らのためにやってくれているというのが本当に嬉しい。胸がいっぱいになりました」と感動しきり。堀北さんは「(飛行機が)近づいてくる感じがワクワクしますね」と満面の笑みを浮かべた。東京五輪の年に生まれ、競技場の近くに家があったという薬師丸さんは「両親はTVに釘づけで空を見るのを忘れていたそうです。こういう形で見られて嬉しい」とニッコリ。須賀さんは「オリンピックのときもこういう感覚だったのかな」としみじみと喜びを語った。劇中でブルーインパルスを再現した山崎監督も「本物はすごい!CGで作ったけど、これは勝てないなぁ」と感動をあらわにしていた。さらにイベントの最後には三丁目の“夕日”を再現すべく、オレンジ色の風船約2,000個が空へ。吉岡さんは間もなく公開となる本作を「この3作目を作るために1作目と続編があったと思えるくらいです」と自信をうかがわせる。堀北さんは「1作目のとき、私は16歳で私もちょっとずつ大人になりながら六ちゃんを演じてきました」と寂しさものぞかせた。『ALWAYS三丁目の夕日‘64』は1月21日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ALWAYS三丁目の夕日‘64 2012年1月21日より全国東宝系にて公開© 2012 「ALWAYS三丁目の夕日‘64」製作委員会■関連記事:小出恵介「僕を恨まないで」“朝ドラ”ヒロイン堀北真希に平謝り妊娠9か月の小雪、深紅のドレスで登場!母になる実感「ひしひしと感じる」NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら
2012年01月12日3Dアニメーション映画『フレンズ もののけ島のナキ』が12月17日(土)に公開を迎え、声優を務めたSMAPの香取慎吾、山寺宏一、YOU、阿部サダヲ、子役の新堂結菜に山崎貴&八木竜一両監督が舞台挨拶に登壇した。また、本作が12月29日(木)より韓国で220スクリーン規模で公開されることも明らかになった。浜田廣介の名作童話「泣いた赤おに」を原案に、ひょんなことから人間の子供・コタケの面倒を見ることになった人間嫌いで乱暴者の赤鬼のナキが、コタケとの触れ合いの中で変化していくさまを描く。キャスト陣はそれぞれキャラクターのイメージに合わせた色のサンタの衣裳で登場。赤いサンタの香取さんは、ナキの声を織り交ぜつつ公開を迎えた喜びを語った。もしも香取さんからコタケにクリスマスプレゼントを贈るなら?と聞かれ「来年のSMAPのコンサートのチケット」と答えると、会場からは「いいなぁ」とリアルに羨む声も。また物語にちなんで「香取さんにとって鬼のように怖い存在は?」という問いには「つよぽん?吾郎ちゃん、中居くん…木村くんも怖くはないか…」とSMAPのメンバーの名をブツブツとつぶやきつつ「お客さんですかね。完成したものを観てもらうまで、『面白かった』と言ってもらうまで怖いです」と素直な心情を吐露。プロ意識の高さを垣間見せた。一方、YOUさんは同じ「怖いものは?」という問いに「ダウンタウンさんです」と即答。リアルな答えに会場は笑いに包まれた。コタケの声を演じた結菜ちゃんはもうすぐ6歳の幼稚園児。映画を観た観客の中にはコタケの声優は男の子だと思っていた人も多かったようで、黄色いサンタの衣裳に身を包んだ結菜ちゃんが姿を現すと「かわいい!」と歓声が飛んだ。結菜ちゃんは劇中さながらに“ナキ”香取さんのサポートを受けて「今日は観に来てくれてありがとうございます」と堂々の挨拶。客席は温かい空気に包まれた。ちなみに、韓国における220スクリーンでの公開は、日本での350スクリーンにも相当。韓国の10スクリーンに1つの割合で上映されることになるという。阿部さんは「何だか僕の手に負えないことになってきまして…」とビビり気味?現在、北米やヨーロッパでの公開に関しても話が進められているそうだが、山崎監督は「先日もロスで『アイス・エイジ』や『怪盗グルーの月泥棒』のプロデューサーと話したんですが、すごく褒めてもらって『行けるよ、お前ら』という感じでした」と手応えをつかんでいる様子。香取さんは「僕の韓国の“フレンズ”のチャン・グンソクにも観てほしい!」と意気込んでいた。『フレンズ もののけ島のナキ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:フレンズ もののけ島のナキ 2011年12月17日より全国東宝系にて公開© 2011「friends もののけ島のナキ」製作委員会■関連記事:MISIAから被災地の子供たちにクリスマスプレゼント!『フレンズ』主題歌を初披露大迫力の3Dアニメにもご注目『friends もののけ島のナキ』試写会に5組10名様ご招待女性誌のインタビューの答えは嘘?YOUの衝撃告白に香取慎吾も驚愕!こども店長、香取慎吾の怖い話で「夜、眠れなかった」香取慎吾、主演3Dアニメの収録で服を脱ぎ捨てての熱演!?
2011年12月19日東日本大震災発生から9か月、12月17日(土)より公開される映画『フレンズ もののけ島のナキ』の主題歌を手がける女性アーティストのMISIAが、被災地の子供たちに笑顔を届けたいという想いのもと、12月11日(日)に行われた自身のライヴツアーの仙台公演に東北の少年少女合唱団を招待。笑顔になれる映画として、5,000名の被災地の子供たちに本作の劇場鑑賞券をクリスマスプレゼントとして贈ることを発表した。映画『フレンズ もののけ島のナキ』は、浜田廣介の名作童話「泣いた赤おに」を原案に、『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督と気鋭のクリエイター・八木竜一の共同監督で映画化したオリジナル3DCGアニメーション。ある日、島に迷い込んでしまった人間の子供・コタケと、そこに棲む赤おに・ナキの心温まる交流を描いている。本作の主題歌となっているのは、MISIAさん初となるカバー・アルバム「MISIAの森−Forest Covers−」(12月14日<水>より発売)のリード曲として収めれているチャーリー・チャップリン作曲の名曲「Smile」。この楽曲のコーラス部分には、東北の少年少女合唱団が参加している。レコーディング後日、合唱団の先生から届いた「被災してずっと暗い表情だった子供たちがレコーディングに参加して以来、笑顔が増え元気を取り戻すことができました」との言葉を受け、今回MISIAさんはより多くの子供たちに笑顔を取り戻してほしいという願いから、合唱団の子供たちを自身のライヴに招待することを決めた。この日、被災地の方々に一番最初に届けたいという想いから、本作の主題歌「Smile」を初めて披露したMISIAさん。さらに、山崎貴・八木竜一両監督がもののけたちを引き連れて応援に駆けつけ、それぞれの映画への想いや被災地への想いを語った。MISIAさんは映画について「何度観ても、たくさん笑ってたくさん泣いてしまいます。この映画は友情と絆の物語です。誰かを大切にしたい気持ちやその想いが“Smile”を生むのだと思います」と語り、「『Smile』を聴いて、この映画を観て、より多くの子どもたちに元気になってほしい、笑顔になってほしい」とあふれる想いを口にした。またライヴ直前には、両監督の厚意で合唱団の子供たちを招待しての映画試写会も実施されたが、子供たちの姿を目にして山崎監督は「我々はMISIAさんと東北の子供たちの歌う『Smile』を聴いてこの映画を製作する勇気をもらいました。そして今日、その子供たちが目を真っ赤にして映画を観てくれたことに、ようやくみなさんからいただいたものを返せたという感慨深いものを感じます」とコメント。「少しでも多くの東北のみなさんに作品を観ていただいて、楽しんでもらいたいと思いますし、MISIAさんがその手助けをしてくださったことに感激しています」と感謝とエールの言葉を贈った。『フレンズ もののけ島のナキ』は12月17日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:フレンズ もののけ島のナキ 2011年12月17日より全国東宝系にて公開© 2011「friends もののけ島のナキ」製作委員会■関連記事:大迫力の3Dアニメにもご注目『friends もののけ島のナキ』試写会に5組10名様ご招待女性誌のインタビューの答えは嘘?YOUの衝撃告白に香取慎吾も驚愕!こども店長、香取慎吾の怖い話で「夜、眠れなかった」香取慎吾、主演3Dアニメの収録で服を脱ぎ捨てての熱演!?
2011年12月13日前作から5年ぶりとなるシリーズ最新作『ALWAYS 三丁目の夕日’64』の完成披露舞台あいさつが8日にTOHOシネマズ六本木で行なわれ、主演の吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮ら出演者と、脚本&VFXも手がけた山崎貴監督が登壇した。その他の写真『ALWAYS 三丁目の夕日…』は、昭和39年(1964年)、オリンピック開催を目前に控えた東京を舞台に、下町で暮らす人々の人間模様を描いたシリーズ第3弾。前2作では、昭和30年代の風景をVFX技術を用いて再現したが、今作ではさらに3D化を試みている。吉岡は「大変長らくお待たせしました。“ALWAYS”史上最高の作品がようやく出来上がりました。多くは語りません。三丁目に行って元気を出しましょう」とあいさつ。小学生だった前作から高校生として登場する須賀が「作品と一緒に成長してきたような気持ちです」と話すと、吉岡と堤は「本当に大きくなって、しっかりとあいさつできるようになって、頼もしい」と成長を喜んでいた。「最初から最後まで臨月というなかなかない役だった」という小雪は、実際に現在妊娠9ヶ月を迎える。「作品を通して、腰痛など疑似体験ができた。想像でしかわからなかた部分を今、ヒシヒシとリアルに感じています」とニッコリ。「出産予定日も公開日のあたりなんだよね」と山崎監督が明かすと、場内からは拍手が起こった。劇中でウエディング姿を披露しているという堀北は「実際に着たときは、みんなの目が『もう行っちゃうの?』という雰囲気で、たくさんのお父さんに“ありがとう”を言うような感じでした」とコメント。堤は「8年前から六ちゃん(掘北)を見てきたわけですから、彼女の横にいる男を見ているだけでムカムカした」と語り、笑わせていた。「撮影の終わりかけに震災があって、続けていいのかと悩みました」と山崎監督は明かし、「おこがましいかもしれませんが、この時期を選んで生まれてきたような作品。“本当の幸せって何だろう?”と、もう一度考え直すきっかけにしてほしい」と語った。『ALWAYS 三丁目の夕日’64』2012年1月21日(土)全国東宝系ロードショー
2011年12月08日人気シリーズの5年ぶりの新作にして完結編となる『ALWAYS三丁目の夕日‘64』の完成披露試写会が12月8日(木)、都内で開催され吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、山崎貴監督が舞台挨拶に登壇。現在妊娠9か月で来月出産予定の小雪さんにとっては、これが出産前に公の場に登場する最後の機会となったが、元気な様子を見せた。西岸良平の人気漫画を原作に、2005年に公開されてロングランヒットを記録した『ALWAYS三丁目の夕日』、その2年後に公開され前作を上回るヒットとなった『ALWAYS続・三丁目の夕日』に続く第3弾。東京オリンピック開催の昭和39年を舞台に、高度成長の真っ只中でも以前と変わらず人情味あふれる夕日三丁目の人々の喜怒哀楽を情感たっぷりに描き出す。小雪さんは夫役の吉岡さんに手を引かれて深紅のドレスで登場。腰痛のせいか壁に手をつきながらゆっくりと歩く姿が見られたが、客席の歓声に笑顔で応えるなど元気な様子を見せた。劇中では出産を体験しており「疑似体験でいい経験をさせてもらいました」とニッコリ。「自分以外のものを守ろうとする気持ちが自然に芽生えてきました。神様が決めた10か月という月日は、母になるための準備の時間なんだな思います。(撮影中に)想像でしかなかったのが、いまはリアルにひしひしと感じています」と改めて母親になる心境を明かした。予定日は映画の公開初日から2日しか離れていないこともあり、監督が「1月21日(土)に産んでほしい」と語ると「(客席の)拍手の音に反応しています」とお腹に手をやり微笑んだ。一方、「鈴木オート」ではついに今回、堀北さん演じる六子がお嫁に行くことに…。堤さんは「(第1作の)8年前から見てるわけで、その中での思いがあって…脚本読んだ時点でダメでした(苦笑)。現場では僕だけでなく、スタッフのおじさんたちも同じ気持ちだったと思う。(結婚シーンで六子の)隣にいる男を見るだけでフツフツと怒りがわいてきて、演技している気がしなかった」と“父”の思いを吐露した。堤さんの妻を演じた薬師丸さんも、娘同然の六子の結婚に「『えー?もういっちゃうの?』という感じで喜ぶというよりも悲しみをこらえて送り出す感じでした」と寂しそうに明かした。堀北さんは「次のステップに進むときに希望を持って行かなくちゃいけないけど、いままでの場所に置いていかなくちゃいけないものがたくさんありました。みなさんの目が『いっちゃうの?』という感じで(笑)、たくさんのお父さんたちに『いままでありがとうございました」と言う気持ちでした」とふり返った。本作ではビッグイベントとして東京オリンピックが描かれるが、もたいさんは「出演者の中で実体験で経験したのはおそらく私と三浦(友和)さんだけ。私は代々木でブルーインパルス(※五輪でアクロバティック飛行を披露した航空チーム)を見まして、本当に見事で感動しました。映画でもう一度みなさんに見てもらえるのは嬉しい」としみじみと語った。また、この日は前作に続き主題歌「グッドラック」を担当した「BUMP OF CHICKEN」の姿も見られた。『ALWAYS三丁目の夕日‘64』は2012年1月21日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ALWAYS三丁目の夕日‘64 2012年1月21日より全国東宝系にて公開© 2012 「ALWAYS三丁目の夕日‘64」製作委員会■関連記事:NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら
2011年12月08日