株式会社文藝春秋は、司馬遼太郎の傑作歴史小説『竜馬がゆく』のコミカライズ第1巻を発売しました。漫画化を手がけるのは、産科医療漫画『コウノドリ』の作者・鈴ノ木ユウさんです。「週刊文春」で現在連載中の坂本竜馬作品の原点『竜馬がゆく』のコミカライズ。原作を読んだことがない若い世代の読者から、古くからの司馬遼太郎ファンまで老若男女楽しめる作品になっています。第1巻は竜馬の幼少期から岡田以蔵や武市半平太との出会い、そして高知からの旅立ちまでが収録されています。作者の鈴ノ木ユウさんの『コウノドリ 新型コロナウイルス編』(講談社)も同時発売されます。著者プロフィール司馬遼太郎(原作者)1923年、大阪府生まれ。産経新聞在職中の1960年に『梟の城』で第42回直木賞を受賞。1966年の『竜馬がゆく』『国盗り物語』での第14回菊池寛賞はじめ、多くの賞を受賞。主な著書に『燃えよ剣』『坂の上の雲』『翔ぶが如く』『関ヶ原』『功名が辻』『菜の花の沖』など多数。1996年没。鈴ノ木ユウ(漫画)1973年、山梨県生まれ。2007年、『東京フォークマン/都会の月』で第52回ちばてつや賞に準入選。2010年に『エビチャーハン』で第57回ちばてつや賞に入選。2011年、『おれ達のメロディ』を「モーニング」(講談社)に短期集中連載。同誌に2013年から2020年にかけて連載した、産科医療を題材とする『コウノドリ』は第40回講談社漫画賞の一般部門を受賞。累計800万部超。綾野剛主演で二度テレビドラマ化された。公式Twitter @ryoma_bunshun商品情報『竜馬がゆく 1』司馬遼太郎/鈴ノ木ユウ 文藝春秋刊 B6判定価748円(本体680円+税10%) ISBN 978-4-16-090130-8 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月23日株式会社文藝春秋コミック編集部は、司馬遼太郎の傑作歴史小説『竜馬がゆく』のコミカライズを「週刊文春」で連載開始いたします。漫画化を手がけるのは、二度もテレビドラマ化された産科医療漫画『コウノドリ』(講談社)の作者・鈴ノ木ユウさんです。連載は4月28日発売の「週刊文春」(5/5・12合併号)から開始します。初の漫画化となる、坂本竜馬作品の原点『竜馬がゆく』。原作を読んだことがない若い世代の読者にも、古くからの司馬遼太郎ファンにも楽しめる作品になっています。原作小説の大ファンだと話す、鈴ノ木ユウさんからコメントをいただきました。「大役を任せられました。プレッシャーしかありませんが、司馬遼太郎先生の作品はしっかり読んできました。楽しんで描かせていただきますので、応援をよろしくお願いします」なお、作者の鈴ノ木ユウさんは4月28日発売の「モーニング」22・23合併号から『コウノドリ』の新シリーズ「新型コロナウイルス編」の集中連載を開始します。また、シンガーソングライターの絢香さんによる楽曲『百年十色』から生まれた、描き下ろしスピンオフコミックを4月2日よりコミックDAYS(講談社)で無料公開します。著者プロフィール司馬遼太郎1923年、大阪府生まれ。産経新聞在職中の1960年に『梟の城』で第42回直木賞を受賞。1966年の『竜馬がゆく』『国盗り物語』での第14回菊池寛賞はじめ、多くの賞を受賞。主な著書に『燃えよ剣』『坂の上の雲』『翔ぶが如く』『関ヶ原』『功名が辻』『菜の花の沖』など多数。1996年没。鈴ノ木ユウ1973年、山梨県生まれ。2007年、『東京フォークマン/都会の月』で第52回ちばてつや賞に準入選。2010年に『えびチャーハン』で第57回ちばてつや賞に入選。2011年、『おれ達のメロディ』を「モーニング」(講談社)に短期集中連載。同誌に2013年から2020年にかけて連載した、産科医療を題材とする『コウノドリ』は第40回講談社漫画賞の一般部門を受賞。累計800万部超。綾野剛主演で二度テレビドラマ化された。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月02日株式会社文藝春秋コミック編集部は『新選組血風録(一)~(三)』(原作・司馬遼太郎、作画・森秀樹)の完結を記念して、文春オンラインにて10月11日(月)から17日(日)の期間限定で各巻の巻頭話、合計300ページ分を無料公開します。 文春時代コミックス『新選組血風録』は、司馬遼太郎の没後25年を記念して、『墨攻』や『戦国自衛隊』で知られる時代劇画の第一人者・森秀樹が満を持してコミック化したものです。維新前夜の京都の治安維持を任務として結成された新選組。腕に覚えのある浪人らが「鬼の副長」土方歳三の厳しい規律のもと、最強の剣客集団に鍛え上げられます。剣のみを信じ、時代の奔流に抗い続けた男たちの苛烈なる運命とは──。今回、無料公開するのは、「芹沢鴨の暗殺」(全12話)、「虎徹」(全9話)、「池田屋異聞」(全9話)の3篇です。「芹沢鴨の暗殺」は、新選組の筆頭局長となった剣豪・芹沢鴨が、その粗暴で傍若無人な振る舞いが災いして、近藤勇や土方歳三らによって謀殺されるまでを描きます。芹沢の死によって、近藤・土方体制が確立されることになります。「虎徹」は、新選組局長・近藤勇の愛刀虎徹が実は贋作だった、という話。新選組の評判が洛中で高まるにつれ、近藤の虎徹も浮浪志士たちの間で恐れられるようになります。偶然、近藤は本物の虎徹を入手しますが、ところが実戦ではまったく斬れなかった……。「池田屋異聞」は池田屋事件を新選組監察・山崎蒸の視点から描いた一篇。山崎には他人には言えない秘密がありました。曾祖父が赤穂浪士の一人でしたが、討ち入り前に命が惜しくなり、逃走していたのです。折しも内偵していた尊王攘夷派志士たちのなかに、赤穂浪士の末裔を鼻にかけた旧知の剣士がいることを山崎は知って……。10月15日公開の映画『燃えよ剣』やNHK大河ドラマ『青天を衝け』など、幕末時代を描いた映像作品がいま話題です。コミック版『新選組血風録』を併読することで、司馬遼太郎が描いた幕末世界への理解が深まるのでは、と考えております。■書誌情報■書名:新選組血風録(一)販売価格:900円(税別)体裁:B6判 並製カバー装詳細URL: 書名:新選組血風録(二)販売価格:900円(税別)体裁:B6判 並製カバー装詳細URL: 書名:新選組血風録(三)販売価格:900円(税別)体裁:B6判 並製カバー装詳細URL: ■著者プロフィール■司馬遼太郎(しば・りょうたろう)1923年大阪府生まれ。産経新聞在職中の60年に『梟の城』で直木賞を受賞。66年の『竜馬がゆく』『国盗り物語』による菊池寛賞はじめ、多くの賞を受賞。主な著書に『坂の上の雲』『翔ぶが如く』『花神』『関ヶ原』『功名が辻』『菜の花の沖』など多数。幕末時代を扱った作品としては、『燃えよ剣』『幕末』『最後の将軍』『十一番目の志士』『峠』などがある。96年、逝去。森秀樹(もり・ひでき)1961年鳥取県生まれ。82年、「増刊少年サンデー」に掲載の「チェイサー」でデビュー。95年、『墨攻』(原作・酒見賢一)で小学館漫画賞を受賞。主な著書に『ムカデ戦旗』、『新・子連れ狼』(原作・小池一夫)、『戦国自衛隊』(原作・半村良)など。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月11日司馬遼太郎さんの命日となる2月12日の「菜の花忌」を迎えたことを受け、原田眞人監督が岡田准一主演で映画化する『燃えよ剣』(5月22日公開)への思いを語った。岡田とタッグを組んだ『関ヶ原』(17)に続き、再び司馬さんの原作を映画化する原田監督。『燃えよ剣』と出会ったのは高校時代だったが、すぐにファンにはならなかったという。「土方の夜這いに抵抗を感じてしまって……。むしろその頃は『新選組血風録』の方が好きでした。近藤の虎徹や、土方の和泉守兼定、沖田の菊一文字で男を競い合うところ、沖田の初恋のエピソードなどが好きでした。『燃えよ剣』を本当に好きになったのは50歳を過ぎてからです。『燃えよ剣』の魅力はたくさんありますが、土方と近藤の関係性はもちろん、それ以上に土方と沖田の関係性に惹かれるものがありました。改めて読み直して、新選組を映画化するとしたら『燃えよ剣』を中心に『新選組血風録』と合体させてやりたいと思っていました。なおかつ、子母沢寛さんのエピソードもいくつか入れたいと考えていたのですが、実際に脚本にしてみると、ボリューム的にカバーしきれない。そこで、『燃えよ剣』に絞って、土方の日野時代から箱館(函館)までを描く話にしよう、と」(原田監督・以下同)年齢を重ねる中で、心酔していった司馬遼太郎さんの世界。その魅力はどこにあるのか。「司馬先生の語り口には体温を感じます。作家として上から目線ではなく、語り掛けてくれるようなところが魅力です。時代小説ですが閑話休題も多く、司馬先生の考えていることが温かい言葉で聞こえてくる。それが、昔の話を身近に、文章を多面的に見せている。司馬先生はもちろん素晴らしい文章力をお持ちだし、話し言葉の面白さもある。でも、一番すごいのはリサーチ力。それに加え記憶力に長けている。司馬先生の作品を読むと、個人教授で色々なことを教わって、知識を得られたような気分になります。常に読者の近くにいてくれるように思えます」原田監督自身、映画『検察側の罪人』(18)では主演の木村拓哉から「監督に膨大な量の知識があって」と絶賛されるほど、その圧倒的なリサーチ力や知識量には定評がある。これまでも『日本のいちばん長い日』(15)では終戦、『関ヶ原』(17)では天下分け目の戦い、と「日本の変革期」をテーマに力作を生み出してきた。「幕末」を描いた『燃えよ剣』にも、原田監督のこだわりが随所に散りばめられている。「映画化するにあたっては、そもそも新選組はどう生まれたのか、それをはっきりさせるために、松平容保公をきちんと描くことは意識しました。会津藩との関わりの中でしか新選組は生まれなかった。容保を主人公にした司馬先生の『王城の護衛者』のストーリーも取り入れています。また、池田屋事件に関しては、当初からその全貌を捉えなくてはならないというところからこの映画は始まりました。司馬先生は事件に関わった人物について細かく書かれているので、それを踏襲しています。その後に間違いも発見されましたが、この映画ではあくまでも司馬史観の中の池田屋事件を描いています。ただ、事件の顛末をしっかり書いている割には、近藤と土方が二手に分かれたというのが『燃えよ剣』を読んだだけでは理解できなかった。最終的に腑に落ちたのは、『ビン・ラディンはどこだ』というキーワードが自分の中に浮かんだときでした。ビン・ラディンが宮部鼎蔵です。他の人間は取り逃していますが、宮部鼎蔵だけは逃さずに殺す。それが池田屋事件だったのだと解釈し、脚本を進めていきました」「ロケ地の中でこだわったのは、お雪(柴咲コウ)と土方(岡田准一)が逢引する西昭庵のシーン。時代劇によく出てくる寺社仏閣は避けたかったのですが、そのときに岡山の頼久寺を見て、『あぁここだ』と思いました。抜けに少しだけ映っていますが、江戸時代の小堀遠州の手による庭園がとても美しい。また、土方と岡田以蔵(村上虹郎)が河原で殺陣をやるシーンがありまして、それも岡山で撮りました。最初は鴨川の脇の場所を探したいと思いましたが、岡山県真庭市勝山の旭川沿いに建つ家屋で撮りました。気に入っているシーンのひとつです」撮影前、「世界勝負の本格的時代劇を目指したい」と意気込んでいた原田監督。原作への敬意と並々ならぬ熱意をもって手掛けた本作は、5月22日に公開を迎える。(C)2020 「燃えよ剣」製作委員会
2020年02月12日司馬遼太郎の小説『燃えよ剣』が、主演に岡田准一を迎え実写映画化。2021年10月15日(金)に全国ロードショー。燃えよ剣とは?「燃えよ剣」は司馬遼太郎の長編小説で500万部を超えるベストセラー。新選組副長・土方歳三を主人公に、近藤勇、沖田総司など新選組の志士たちの人生と、彼らが生きた激動の時代・幕末を描いた作品だ。新選組の結成から、大政奉還後の各地での戦い、そして土方と恋人お雪との愛を描いている。1966年にも同じタイトルで映画化された。登場人物&キャスト映画『燃えよ剣』に登場するキャラクター&キャストを紹介。俳優勢には、これまでも大河ドラマ「軍師官兵衛」『関ヶ原』など時代劇を豊富に演じてきた主演・岡田准一を筆頭に、柴咲コウ、伊藤英明、山田涼介など、豪華な顔ぶれが揃う。主人公・土方歳三(岡田准一)剣豪、類まれなる手腕で組織を作り、軍才をも持つ土方歳三。もともとは武州多摩郡の悪ガキ、ならずものだった。新選組では副長として厳格な戒律で組織を統率した。お雪(柴咲コウ)お雪は、土方歳三と恋に落ちる女性であり、小説のオリジナルキャラクターでもある。熱烈に惹かれあいながらも時代に引き裂かれていく。新選組局長・近藤勇(鈴木亮平)維新動乱期の象徴的な存在で、攘夷派の武士を恐れさせた「新選組」の局長。土方の盟友でもある。ドラマ「西郷どん」で幕府を倒す西郷を演じていた鈴木が、『燃えよ剣』では全く逆の立場で幕末を迎える人物を演じる。沖田総司(Hey! Say! JUMP山田涼介)美男子と言われ最も人気が高いと言われる剣士。一番隊組長。芹沢鴨(伊藤英明)徳川幕府の後ろ盾のもと、市中を警護する新選組を結成、初代筆頭局長となる。やがて近藤や土方と対立し新選組を追われる。松平容保(尾上右近)会津藩主。京都守護職に命ぜられ新選組を預かることとなる。演じる尾上右近は歌舞伎界で注目を集めている。一橋慶喜(山田裕貴)幕末の騒乱の中、京都の治安を維持するため、過激浪士の駆逐を命じる。徳川幕府 15代将軍。その他、土方・近藤・沖田と共に幕末を駆け抜けた新選組の隊士を、たかお鷹、安井順平、谷田歩、松下洸平らが演じるほか、髙嶋政宏、市村正親、金田哲(はんにゃ)らが出演する。気迫溢れるアクションシーン予告映像には、“新選組”史上最も有名な「池田屋事件」の完全再現シーンなどを収録。中でも、土方が故郷で“バラガキ”と呼ばれていた頃の勇ましい剣裁きは、圧巻のスピード感と気迫あふれる怒涛のアクションとなっている。新選組初代筆頭局長である芹沢と土方による、一触即発の決闘シーン映像も公開。岡田准一は主演に加え、殺陣の構築・指導も兼任しており、岡田のこだわりが詰まった決闘シーンとなっている。岡田から指導を受けた伊藤は「(岡田が)何十年という歳月をかけて習得したものをわかりやすく、芹沢鴨というキャラクターを織り交ぜつつ、殺陣をつけてくださって、本当に感謝しています」とコメントした。『燃えよ剣』<あらすじ>開国か倒幕か―動乱の幕末でわずか6年だけ存在した「新選組」。彼らはいかにして、歴史に名を刻む【伝説(レジェンド)】となったのか―?江戸時代末期。黒船が来航し開国を要求した。幕府の権力を回復させ外国から日本を守る佐幕派と、天皇を中心に新政権を目指す倒幕派の対立が深まりつつあった激動の時代-。武州多摩の”バラガキ“だった土方歳三(岡田准一)は、「武士になる」という熱い夢を胸に、近藤勇(鈴木亮平)、沖田総司(山田涼介)ら同志と共に京都へ向かう。徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨(伊藤英明)を局長に擁し、市中を警護する新選組を結成。土方は副長として類まれな手腕と厳しい法度で組織を統率し、新選組は倒幕派勢力の制圧に八面六臂の活躍を見せる。お雪(柴咲コウ)と運命的に出会い惹かれあう土方だったが時流は倒幕へと傾いていき・・・池田屋事件、鳥羽・伏見、五稜郭の戦い・・・変革の世で剣を手に命を燃やした男たちの、信念と絆。愛と裏切り。そのすべてを圧倒的スケールで描き切る、スペクタクル・エンタテインメント作品。■作品詳細映画『燃えよ剣』公開日:2021年10月15日(金)全国ロードショー原作:司馬遼太郎 「燃えよ剣」(新潮文庫刊/文藝春秋刊)監督・脚本: 原田眞人出演:岡田准一、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、尾上右近、山田裕貴、たかお鷹、坂東巳之助、安井順平、谷田歩、金田哲、松下洸平、村本大輔、村上虹郎、阿部純子、ジョナス・ブロケ、大場泰正、坂井真紀、山路和弘、酒向芳、松角洋平、石田佳央、淵上泰史、渋川清彦、マギー、三浦誠己、吉原光夫、森本慎太郎、髙嶋政宏、柄本明、市村正親、伊藤英明配給:東宝アスミック・エース
2019年02月14日司馬遼太郎の小説『峠』が実写化。主演に役所広司を迎え、映画『峠 最後のサムライ』として2022年6 月17日(金)に公開される。司馬遼太郎『峠』初の映像化累計発行部数284万部以上を記録している司馬遼太郎の『峠』が、54年の時を経て初映像化。幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助を描いた小説で、それまでほとんど名前を知られていなかった河井の名、そしてその人となりを一躍世間に広めた作品だ。敵軍50,000人、たった690人で挑んだ“最後のサムライ”大政奉還により徳川幕府が終焉。その後、新政府(西軍)と旧幕府勢力(東軍)による戊辰戦争が勃発した。越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助は、民の暮らしを守るため、東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指した。しかし、談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名としての義を貫き、東軍として戦う道を選ぶ。『峠 最後のサムライ』では妻を愛し、国を想う継之助の、最後の戦いを描いていく。“知られざる偉人”河井継之助役に役所広司実力ゆえに一介の武士から越後長岡藩の筆頭家老に抜擢された、“知られざる偉人”河井継之助を演じるのは、俳優・役所広司。『蜩ノ記』に続き2本目の小泉堯史監督の作品となる本作では、自分の命を顧みず、妻、仲間、そして国を守ろうとする継之助を魅力的に演じ、「サムライ」としての生き方を体現する。脇を固めるのは、豪華なキャスト陣。おすが役 - 松たか子:継之助を支え続ける妻。代右衛門役 - 田中泯:継之助の父。貞役 - 香川京子:継之助の母。小山良運役 - 佐々木蔵之介:継之助の良き相談相手。山本帯刀役 - EXILE AKIRA:継之助の良き理解者として共に新政府軍と戦う越後長岡藩の家老。松蔵役 - 永山絢斗:河井継之助の臣下。岩村精一郎役 - 吉岡秀隆:開戦を迫る土佐藩・軍監。黒澤明の助監督を務めた小泉堯史が監督『峠 最後のサムライ』の監督・脚本を務めるのは、黒澤明監督の助監督として数々の名作に携わり、『雨あがる』『阿弥陀堂だより』『博士の愛した数式』などの監督作品で知られる小泉堯史。2018年に没後20年となる黒澤監督の系譜を継ぐ本作で、黒澤組ゆかりのスタッフと共に、これまでの小泉作品と同様にフィルムでの撮影を敢行。第33回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した黒澤明の『影武者』で助監督としてキャリアをスタートさせた小泉が、監督としては初めて本格的な合戦アクションに挑む。<小泉堯史コメント>「司馬遼太郎さんは『峠』のあと書きに記している。『幕末期に完成した武士という人間像は、その結晶のみごとさにおいて人間の芸術品とまでいえるように思う』私もこの映画において侍とはなにか、捉えてみたい。」『峠 最後のサムライ』あらすじ慶応3年(1867年)、大政奉還。260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎え、諸藩は東軍と西軍に二分していく。慶応4年、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発した。越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助は、東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指す。戦うことが当たり前となっていた武士の時代、民の暮らしを守るために、戦争を避けようとしたのだ。だが、和平を願って臨んだ談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す。妻を愛し、国を想い、戦の無い世を願った継之助の、最後の戦いが始まった……。【詳細】映画『峠 最後のサムライ』公開日:2022年6月17日(金)出演:役所広司、松たか子、香川京子、田中泯、永山絢斗、芳根京子、坂東龍汰、榎木孝明、渡辺大、AKIRA、東出昌大、佐々木蔵之介、井川比佐志、山本學、吉岡秀隆、仲代達矢監督・脚本:小泉堯史原作:司馬遼太郎「峠」(新潮文庫刊)
2018年09月07日歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が、幕末の風雲児、越後長岡藩家老・河井継之助を描いた作品「峠」が、役所広司主演で映画化されることが決定。併せて、豪華キャストも発表となった。■ストーリー徳川慶喜による大政奉還も奏上され、260年余りに及んだ江戸時代が終焉を迎えた幕末。そんな動乱の時代に、幕府にも官軍にも属さず、小藩・越後長岡藩の中立・独立を目指した男、河井継之介。彼の壮大な信念は、混沌を迎えた日本を変えることができるのか?藩の運命を賭けて混乱期を生きた“最後のサムライ”と、彼を支え続けた妻との深い愛情。そしてリーダーとしての彼を信じ、運命を共にしようとする男たちの熱い絆。リーダー不在が謳われるこの時代にこそ、必要とされる“知られざる偉人”の全てを、圧倒的な迫力と共に描く、大型時代劇が誕生する!■司馬遼太郎の名作を初の映像化!司馬遼太郎が手掛けた「峠」は、これまでフォーカスされることがほとんどなかった越後長岡藩家老を描いた超大作。150年も前に壮大な野心を藩の運命に賭して、幕末の動乱期を生き、最後には武士として、新政府軍に対抗する道を選んだ英雄の悲劇は、1966年~68年まで「毎日新聞」にて連載され、1968年に新潮社より初版刊行。多数重版され、その累計発行部数はなんと284万部を超える大ベストセラーとなっている。彼の生涯を通して、改めて「サムライ」=日本人の生き方、リーダーとしてのあるべき姿を問う超大作を『峠 最後のサムライ』のタイトルで初の映像化。■「黒澤組」の系譜を継ぐ名匠と豪華キャストが集結!本作の監督・脚本を務めるのは、黒澤明監督の助監督として数々の名作に携わり、初監督作品『雨あがる』で第24回日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか、計8部門で最優秀賞を受賞した経歴を持つ小泉堯史。デジタル撮影が全盛の中、本作ではこれまでの小泉作品と同様、フィルムでの撮影を敢行し、黒澤組ゆかりのスタッフも集結。2018年に没後20年となる黒澤監督の系譜を継ぐ、新たな名作を送り出す。主演を務めるのは、『蜩ノ記』に続き2本目の小泉監督作品となる役所さん。『日本のいちばん長い日』『関ケ原』など、歴史映画での演技に定評があるだけに、実力ゆえに一介の武士から越後長岡藩の筆頭家老に抜擢される、“知られざる偉人”河井継之助を演じる姿に注目が集まる。そんな継之助をいかなるときも信じ、支え続けた妻おすがには、『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞し、『告白』『夢売るふたり』ではこれまでのイメージを覆す役にも挑んだ松たか子が演じる。継之助を最後まで想い続けた、その夫婦愛も本作の見どころのひとつ。また、継之助の父・代右衛門は『羊の木』の田中泯、母・お貞には香川京子が扮し、継之助の良き相談相手となる小山良運に『空飛ぶタイヤ』の佐々木蔵之介、良運の息子、正太郎には坂東龍汰が抜擢。従者の松蔵には『海辺の生と死』の永山絢斗、なじみの娘、むつに『累-かさね-』の芳根京子、継之助と生死を共にする川島億次郎に榎木孝明、側近の花輪求馬に渡辺大といった顔ぶれも。さらに、幕府軍松平定敬に『検察側の罪人』の矢島健一、継之助に戦争の虚しさを思い知らせる老人に山本學、月泉和尚には井川比佐志。徳川家最後の将軍となった徳川慶喜に『寝ても覚めても』の東出昌大、敵対する官軍の岩村精一郎には吉岡秀隆。そして、継之助を重用した前藩主・牧野忠恭(雪堂)には、日本映画界・演劇界における長年の功績により文化勲章など数々の賞を受賞、『雨上がる』以来の小泉組参加となる仲代達矢が演じるなど、黒澤監督作品常連の演技派俳優から、新進気鋭の若手キャストまで、錚々たるメンバーが名を連ねた。■主要キャスト&監督からのコメントも到着!役所広司/河井継之助役美しい映画を求め続ける小泉監督作品に再度参加できることはこの上ない幸運です。世界中で知られている「サムライ」という美的人間の代表でもある河井継之助を背筋を伸ばし、気持ちを引きしめて撮影に臨みたいと思います。松たか子/おすが役出演させていただけること、大変光栄に思っています。継之助さんの夢の邪魔をせぬよう、役所さんの足を引っ張らぬよう、、、先輩方から学べることに感謝しながらつとめさせていただきます。仲代達矢/牧野忠恭(雪堂)役時代劇の中ではよく信長や信玄がもてはやされますが、私はタヌキオヤジと言われながら二百五十年余の日本の平和を築いた家康の方が本来の侍の様な気がしています。今回の作品でもそうした侍の在り方が問われるでしょう。小泉堯史監督司馬遼太郎さんは「峠」のあと書きに記している。「幕末期に完成した武士という人間像は、その結晶のみごとさにおいて人間の芸術品とまでいえるように思う」私もこの映画において侍とはなにか、捉えてみたい。自然に、爽やかに、そして美しく。『峠 最後のサムライ』は2020年公開予定。(text:cinemacafe.net)
2018年09月04日この度、司馬遼太郎の累計部数580万部超えを記録した「関ヶ原」(新潮文庫刊)が来年秋、映画化されることが決定。主要キャストには「V6」岡田准一、役所広司、有村架純を迎えることも分かった。西暦1600年10月21日。長く混迷を極めた戦国時代に終止符を打ち、その後の日本の支配者を決定づけた、戦国史上最大の天下分け目の決戦“関ヶ原の戦い”。その決着に要した時間はたったの6時間だった。 豊臣家への忠義から立ちあがり、史上最大の合戦に挑んだ石田三成。権力に燃え、天下取りの私欲のために戦う徳川家康。圧倒的に有利と言われた三成率いる西軍はなぜ負けたのか? そこには “封印”された真実が隠されていた。そして、三成を命を懸けて守り、愛し続けた忍び・初芽との許されない、淡い“恋”の行方は…。様々な権謀が渦巻く中、多勢に流されず己の「愛」と「正義」を信じ、貫き通そうとした“純粋すぎる武将”三成を中心に、「愛」と「野望」の激突が、いま幕を開ける――!原作は、世代を超えて熱烈なファンを数多く持つ歴史小説界の巨星・司馬氏の戦国史上最大の合戦・関ヶ原の戦いを描き「国取り物語」「新史太閤記」と並ぶ“戦国3部作”。「覇王の家」「城塞」と並ぶ“家康3部作”のひとつでもあり、これまでにも、1981年にTBSでドラマ化されたが、今回待望の初映画化。司馬遼太郎作品の実写映画化は、1999年公開『梟の城』以来、実に18年ぶりとなる。脚本及び監督を務めるのは、『日本のいちばん長い日』で第39回日本アカデミー賞優秀作品賞、及び優秀監督賞を受賞した日本映画界の名匠・ 原田眞人。25年もの長きにわたり熱望し続けたという歴史超大作の映画化がついに実現。監督自身が紆余曲折を経て辿り着いた「関ヶ原」は、司馬遼太郎が小説で描いた石田三成の義を貫く様。いまを生きる日本人の指標とすべき生き方として、新しい「関ヶ原」を作り、日本初の“世界戦略時代劇”として放たれるようだ。キャストには、己の正義を強く信じ、愛を貫き通そうとした“純粋すぎる武将”石田三成に、「日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞にも輝き、『エヴェレスト 神々の山嶺』『海賊とよばれた男』そして来年公開予定の『追憶』と、主演作が目白押しの岡田さん。また、豊臣秀吉亡きあとの天下取りに野望を抱き、三成と相対する徳川家康には、原田監督作品では常連の役所さんが好演する。原田監督作品には初参加となる岡田さんは、今回の出演に「日本で一番の大合戦『関ヶ原』が映画化されることを僕自身、いまから楽しみにしています。歴史好きとして、本来の人物像に近いであろう石田三成を演じることができ嬉しく思います」と喜び、「原田眞人監督のもと役所広司さん、有村架純さんを始めとするキャストの皆様、スタッフの皆様と全力で撮影に挑みたいと思います」と意気込んだ。またこれまで数々の歴史上の人物を演じてきたが、家康役は初挑戦となる役所さんは「信長、秀吉など、数々の戦国武将の成功と失敗を間近に見て学んできた家康が、人生最大の大博打“関ヶ原の戦い”に挑み、勝利するまでの心の動き、いまからワクワクしています」と心境を語った。そして、三成の下で忍びとして、また女性として支え続ける初芽(はつめ)には、来年の連続テレビ小説「ひよっこ」に主演が決定し、『僕だけがいない街』『何者』『3月のライオン』など映画・ドラマに引っ張りだこな有村さん。共演の岡田さん、役所さんとは初共演となり、また本格時代劇初、さらには殺陣などのアクションにも初挑戦と初めてづくしとなっている。そんな有村さんは「言葉や所作、アクション、一から覚える事がたくさんありますが出演されるキャストの方々のお芝居を見て勉強しながら、その時代を生きた人物として、石田三成の腰元として女を忘れしっかりと役目を果たしたいなと思います。精一杯頑張ります!」と気合十分だ。激動の戦国時代、表立っては言えない恋心を秘めながら、命を懸けて主君三成を守る初芽の姿には感涙必至となることだろう。撮影は8月中旬より約2か月半、滋賀・京都などを中心に国宝級の歴史的建造物での映画初撮影も予定。さらに、天下分け目の決戦を描くために約3,000人規模のエキストラも参加しての非常に迫力のある撮影もされるとのことだ。『関ヶ原』は2017年初秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年08月10日V6・岡田准一、俳優・役所広司、女優・有村架純が、司馬遼太郎の原作をもとに邦画史上初めて"関ヶ原の戦い"を真正面から描く映画『関ヶ原』(2017年秋公開)に出演することが10日、発表された。原作は、司馬遼太郎の同名小説。『国盗り物語』『新史太閤記』と並ぶ"戦国三部作"で、『覇王の家』『城塞』と並ぶ"家康三部作"の1つでもあり、単行本と文庫を合わせた累計発行部数は580万部を記録している。司馬原作の実写映画化は『梟の城』(99年)以来18年ぶりで、『日本のいちばん長い日』(15年)で第39回日本アカデミー賞優秀作品賞および優秀監督賞を受賞した原田眞人監督がメガホンを取る。岡田が演じるのは、己の正義を強く信じ愛を貫き通そうとした"純粋すぎる武将"・石田三成。正義を重んじるあまり融通が利かず不器用で人間味あふれる姿を見せ、これまで悪賢く計算高い人物として捉えられることの多かったイメージとは異なる新たな三成像を披露する。岡田は、「日本で一番の大合戦『関ヶ原』が映画化されることを僕自身、今から楽しみにしています」とし、「歴史好きとして、本来の人物像に近いであろう『石田三成』を演じることができうれしく思います」と歓喜している。一方の役所が務めるのは、豊臣秀吉亡きあとの天下取りに野望を抱き三成と相対する徳川家康役。策略を巡らし反三成の大名を多く取り込みながら三成を追い詰めていく、権力欲に燃える東軍大将を熱演する。これまでさまざまな歴史上の人物を演じてきたものの、家康には初挑戦となる役所は、「数々の戦国武将の成功と失敗を間近に見て学んできた家康が、人生最大の大博打『関ケ原の戦い』に挑み、勝利するまでの心の動き、今からワクワクしています」と期待を寄せる。そんな2人と初共演となる有村は、三成の下で忍びとして、また女性として表立っては言えない恋心を秘めながら支え続ける初芽(はつめ)役を担当。今回が初の本格時代劇で、殺陣などのアクションも初挑戦となるため、「言葉や所作、アクション、1から覚える事がたくさんあります」と吐露しつつも、「その時代を生きた人物として、石田三成の腰元として女を忘れしっかりと役目を果たしたい」と意気込みを見せた。撮影は8月中旬より約2カ月半にわたり、滋賀や京都を中心に約3,000人規模のエキストラも招集して敢行。25年に及んで映画化の構想を温めてきた原田監督は、自身が出演した「『ラストサムライ』(03年)を超える日本発の世界戦略時代劇を作りたい!」と強い思いを語っている。(C)2017「関ヶ原」製作委員会
2016年08月10日