夫妻の会社が近いことから、多摩エリアに絞って物件を探した佐々木さん夫妻。空間社に同行内覧から依頼し、築32年、専有面積83平米の大規模マンションの一室を購入。施主支給やDIYを組み込みつつ、予算とほぼ同額の1,070万円(税・設計料込み・施主支給は含まず)で、愛着のある家をつくり上げました。■ ヘンリボーンの床とDIYの漆喰壁が調和するLDKのびのびとしたLDは、既存の和室とLDの間仕切りを撤去して実現。梁や一部の壁は残っていますが、遮られる感じはまったくありません。そして、佐々木邸を語るのに、床・壁の漆喰塗りのDIYは欠かせません。躯体に塗った漆喰のムラ感とヘンリボーンの床、使い込んだ風合いのソファが良く馴染んでいます。床はバルコニー側の一部を土間仕様とすることで、戸外との一体感を創出しています。キッチンは、位置はそのままで設備を一新しました。シンプルな箱状のレンジフードはオリジナル。妻が向かうカウンターの腰壁は、羽目板を1枚ずつ張り合わせて造作しました。キッチンの壁にはタイルを貼って模様替えをしています。ハケで手塗りしたような色ムラと素朴な質感が、ク ールなキッチンに温もりをプラス。LDやホールのヘリンボーン張りの無垢フローリングは、独特の存在感が空間のレトロ感を際立たせています。「ヘンリボーンは寄木状に張り込むのに手間がかかり、通常のフローリングの3倍程度のコストになりますが、その分お客様の満足度も高いです」と、空間社の朝倉さんは話します。ダイニングも壁と天井をDIYで漆喰塗りに。テーブルは、建築家・谷尻誠さんがプロデュースするデザイン家具のDIYキット「MaKeT」のもの。椅子は、あえてバラバラなデザインのものを組み合わせています。■ こだわりのアンティークドアを施主支給佐々木邸のリノベーションにおいて、費用を特に費やしたのは内装と建具。ホール周りの部屋のドアはいずれもアンティークで、この家の顔としても機能しています。また玄関の靴収納は、足場板を棚板として利用しました。そして寝室のドアも、施主支給によるアンティークです。「アンティークは少し高いけれど探すこと自体が楽し く、金額だけで評価できない魅力があります」と夫。■ DIYと施主支給で理想の空間に洗面とトイレのドアは合板ドアにDIYで塗装し、ローコストながら楽しい仕上がりに。壁上部のガラスブロックが、人の気配を伝えてくれます。また、トイレは手洗器の横に小物が置ける棚と横長の鏡を配して、利便性をアップさせました。棚に沿って壁に貼られたモザイクタイルがおしゃれ!洗面室は、白いタイルを壁の隅々まで貼って上質感あふれる空間に。ペデスタルシンク、混合水栓、サイド収納は施主支給で好きなものを用意してつくり上げました。また、浴室は在来工法を選択し、壁と床に好みのタイルを貼りました。そのデザイン性の高さと清潔感はもう格別。最後に、施主支給やDIYは、結果的にコストを下げるのに役立ったけれど、むしろ一緒につくり上げることでいっそう家に愛着が生まれた、と夫妻は語ってくれました。このリノベーションをもっと詳しく見たい方は、ぜひ「リライフプラスvol.18」も参考にしてみてくださいね。※物件価格、工事費、ご家族の年齢等は取材時のものです設計・施工 空間社撮影山田耕司
2018年08月20日「築年数にこだわらず、広さを優先して、子どもがのびのび暮らせる住まいにしたい」と考え、住み慣れた代々木上原エリアで物件を探していたAさん一家。はじめは新築、中古問わずに探していましたが、リノベーションという選択肢が大きく浮上。不動産の仲介からリノベーションの設計、施工までワンストップで依頼できるエキップの存在を知り、「子育てリノベ」を任せることに。築44年、専有面積約100平米のマンションを5,200万円で購入し、1,500万円(設計料込み)をかけてリノベーションし、広さを十分に生かした住まいを実現させました。■ 可変性のある広々としたLDK子どもたちがのびのび暮らせるように、と考えていたAさんの「寝室は最小限でいい。とにかくリビングを広く」という要望が叶い、LDKは開放感あふれる家族の場となりました。ソファはIDÉE、ダイニングテーブルはCLASKAのもので、いずれも岡嶌要さんのデザイン。壁の差し色は妻のアイデア。リビングはやや暗めの青、キッズコーナーの一部は明るい水色に。青に張り替えたソファやカラフルでユニークな雑貨がリビングを彩ります。開口部が大きく、明るいLDK。キッチンに立つと、LDとキッズコーナーを見渡せます。天井に変化をつけている板張りの部分は、梁を隠すという役目も。ダイニングにはflame(フレイム)の照明を採用しました。子どもがまだ小さいので子ども部屋はいらないと考え、LDKに隣接していた和室をキッズスペースに。引き戸で仕切ることもできますが、普段は開け放って空間全体を広く使っています。そしてキッズスペースには「秘密基地」が。物件を見にきたとき、長男が押入れの中で遊んでいたことをヒントに、エキップ代表の伊達さんが発想したのだそう。ハシゴや黒板などの楽しい仕掛けもあり、まさに「秘密基地」のような空間に。■ リビングの広さを優先させ、寝室は最小限に既存の間取りはLDKを中心に、左右に洋室と和室が振り分けられていました。その構成は基本的には変えないまま、洋室にあった壁面収納を取り払って床面積を広げ、 内装を新しくして寝室に。現在はベッドを2台並べ、家族4人で使っています。以前の間取りだと、寝室とLDKはドアで仕切られていましたが、なるべく空間を広く使えるように引き戸へと変更。そして既存のクローゼットは内装を一新。棚やパイプハンガーを活用することで使い勝手を改善することができました。■ かつて暮らしたメキシコを感じる、鮮やかなタイル使い玄関を入るとまず目に飛び込んでくるのは、扉に色鮮やかなタイルを埋め込んだ大容量の壁面収納。その収納に沿って左に曲がると、LDKにつながる鮮やかな青いリビングドアがあります。Aさん夫妻は、長男が誕生する前、メキシコに駐在していことがあり「新しい住まいのどこかにメキシカンタイルを使いたい」という想いがありました。そこで、タラベラ焼きのタイルをアメリカのサイトから購入し、伊達さんが玄関収納の扉にうまく生かしてくれました。また、背が低かった玄関の靴収納は、上に伸ばすことで収納力をアップさせています。水回りの位置も基本的にはそのまま。玄関脇にあるトイレは、細いカウンターを1枚取り付けただけのシンプルなつくりです。床はトーヨーキッチンリビングのベネチアンモザイクタイルで、ウロコのような美しい光沢を放っています。浴室は少しだけ拡張させ、子どもたちと一緒でもゆったり入れるユニットバスにサイズアップ。洗面室は、広いカウンターを造作し、システムミラーボックスを取り付けることで使いやすくなりました。商社勤務のAさんは、近い将来、海外駐在の可能性が高いとのこと。「その間は賃貸に出して、帰ってきたらまたリノベーションすればいいかな」と考え、将来の変化を見据えつつも、家族の「今」を存分に楽しんでるようです。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「リライフプラスvol.17」も参考にしてみてくださいね。※物件価格、工事費、ご家族の年齢等は取材時のものです設計・施工エキップ撮影山田耕司
2018年08月03日インターネットで情報収集することも大切ですが、たまにはちょい郊外の広々としたインテリアショップに足を運んでみませんか。リアルな商品に触れることで刺激を受けたり、家づくりのヒントが見つかったり、と思いがけない発見がきっとあるはずです。神奈川県座間市にある「リクラマ・ショールーム & ストアー」はスタッフのセンスが光る瀟洒な店内で、アジアを中心とする世界各国のヴィンテージ家具を、ゆったりと見られるショップです。見た目はクール、話すとハートフルな、イケメンスタッフを発見しました!■ 「公式Instagramの中の人です」遠目に見ても、イケメンオーラ全開なこちらの方にさっそくお話を聞いてみました。公式Instagramの中の人、でもあるスタッフの上田晃二さん−−お仕事中すみません! 販売員さんですか…?販売員というよりは、実は裏方で。今は営業が中心ですが、広報の窓口をしたり。公式SNSも僕が更新してます。−−マルチにご活躍されてるのですね(ドキドキ)。ちなみにおいくつの頃から「オールドメゾンファクトリーストア」に?もともと建築関係の会社に勤めていましたが、27歳のときにここでアルバイトとして働きだして、出荷作業を中心に、検品やコンテナの荷下ろしを3〜4年やりました。−−それから社員さんに昇格された、と! ここで働き始めたのはどうして?もともとインテリアが好きで。あと、自宅からも近くて(笑)。すごく風通しのいい職場で、気付けば働き始めて8年経ちました。作業姿も絵になる……−−どういったときに仕事のやりがいを?業者さんとのやりとりの場合は、ご提案した家具やレイアウトを喜んでいただけたときですね。一般のお客さまの場合は、Instagramの投稿をきっかけにお店に来ていただけると、すごく嬉しいです!結構頑張って更新してます(笑)。■ ちょっと踏み込んで、プライベートなことを聞いてみました本館2階のイメージルームにて−−上田さんは休日はどう過ごすのがお好きですか? ずっと神奈川県内に……?いえ、新宿や表参道、原宿など都心に出かけることが多いですね。自転車に乗るのも好きなんです。−−アクティブですね!学生の頃は何部でしたか?サッカー部です。FWでしたから前線で攻めてました。−−勝手にバンドを組んでいそうなイメージを抱いてました!そうですか?読書も好きで特に小説はよく読みますよ。ベタかもしれませんが、誉田哲哉さん『ジウ』は最高でした!■ 推しアイテムと自宅で使っているアイテムを教えて!−−上田さんの推しアイテムも気になります!繊細なデザインのアイテムも好きですが、この無骨な雰囲気のスツールに惹かれます。ヴィンテージ加工がスタイリッシュ−−ヴィンテージな風合いが素敵ですねありがとうございます!もともとシンプルな木材のチェアーでしたが、弊社が誇る塗装職人がこんなニュアンスに仕上げました。−−上田さんのご自宅にある家具も知りたいです!僕が愛用してるのは、チーク材のテーブルです。2年くらい前に購入しました。このダイニングテーブルの小さいサイズのものを上田さんは愛用中−−木の質感がリッチですね僕もそこに惹かれました。無垢のチーク材なので、使い続けると味わいが増していくのが楽しみです。グラスの水滴でシミができても、それも家具の風合いになると思うんです。終始オトナの対応で、にこやかに質問に答えてくれた上田さん。事務的なお仕事がメインのため、月に数回しか実店舗には立たれないそうですので、会えた方はラッキーかも!上田さん、ありがとうございました!(撮影山田耕司)【リクラマ・ショールーム & ストアー】神奈川県座間市ひばりが丘4-25-11電話番号046-256-2750営業時間11:00〜17:00休館日日曜
2018年07月26日インターネットで情報収集することも大切ですが、たまにはちょい郊外の広々としたインテリアショップに足を運んでみませんか。リアルな商品に触れることで刺激を受けたり、家づくりのヒントが見つかったり、と思いがけない発見がきっとあるはずです。今回訪れたのは東京都町田市にある「ダルトンファクトリーサービス」。「ダルトン(DULTON)」という名前から、海外のメーカーと思っている方もいるかもしれませんが、れっきとした日本の会社で、デザインも社内で手掛けています納得のいくアイテムに加えて、イケメンスタッフとの出会いが待っていました!気さくでフレッシュな“彼”にすっかり目が釘付けに……!■ 「働き始めて1年目、23歳です!」入口から左手に広がる、さわやかなグリーンが溢れるゾーン。どれどれ、と近寄ると、横顔からも爽やかオーラ全開なイケメンさんを発見! さっそくお話を聞いてみました。森島大真さん(23)。静岡県出身(ちなみに「ダルトン」の本社は静岡県!)−−最近植物を部屋に置きたいと思っていて…。素敵ですよね!当店の植物担当をしておりますので、何でも聞いてください!−−(え、笑顔がまぶしすぎる) どの種類がオススメです?僕はこのユーフォルビアがいいと思います。グリーンも綺麗ですし、ちょっと葉がプ二プニしているのも、個人的に好きなんですよね。写真中央の植物がユーフォルビア−−たしかにプヨプヨしていてキュート!!私でも育てられるかなあ……。相手(植物)の特徴をきちんと知って、適切にケアすれば大丈夫だと思います。「僕は葉と同系色なこの黄緑色が好きです」(森島さん)−−あら、これ何ですか? かわいい!ホースなんです。バリエーションもいろいろありまして、選ぶのも楽しいと思いますよ!■ 「3年後には店長になるのが目標です」−−「ダルトン」のアイテムで、森島さんが愛用してるものは?この手りゅう弾ケースです!僕は開けたままにして、ピアスなどのアクセサリーを入れてます。「この無骨なデザインもかっこいいですよね」(森島さん)−−オシャレ〜!森島さんはシティボーイなオーラありますよね。いえいえ。そんなことは特に……。−−休日はどのあたりで遊びますか?えっと、中目(中目黒)です(笑)。一人で家具を見に行くことも多いので。もともとインテリア好きなんですよ。「このミリタリー感あふれるテーブルにも惹かれています」(森島さん)−−DIYしたり?はい。そんなスゴいものではないですけど、社会人になる前からDIYはちょくちょくしてましたね。最近はハンガーを作りました。−−この業界に入るべくして入った方なんですね。どうでしょう……。今は接客が中心なので、自分がすすめたものをお客さんが気に入ってくださったり、豆知識を披露したときに“え〜そうなの!”と喜んでいただけると、“お役に立てたかな”と嬉しくなります。「このスチール製のボックスもタフで遊び心があって好きです」(森島さん)−−今後のキャリア上の目標は?キャリア的なビジョンとしては、3年後には店長になるのが目標です。−−最近、プライベートで感動の涙を流したのはいつですか?おとといです。高校のとき所属していた卓球部でダブルスを組んでいた友達の赤ちゃんが生まれて。“お前〜親父になったか〜”って泣けました(笑)。本当におめでとうって。最後に「ダルトン」の魅力をたずねると……、「便利さだけにこだわらず、デザインがかっこよかったり、色使いが華やかだったり、使っていると心が豊かになるアイテがたくさんあるところです!」とキラキラした瞳で答えてくれました。フレッシュで最高にイケメンな森島さん、どうもありがとうございました!(撮影山田耕司)【ダルトンファクトリーサービス】東京都町田市鶴間7-6-1電話番号042-788-3490営業時間11:00〜20:00休館日無休(年末年始を除く)
2018年07月16日「生まれ育った町で子育てしたい」という妻の思いから始まった津川家の家探し。長女の小学校就学前のタイミングで中古マンション購入+リノベを検討し始め、物件探しからトータルで依頼できる会社を探しました。候補だった3社から選んだのは、「最初から色々と説明してくれて親しみやすかった」という、nu(エヌ・ユー)リノベーション。スタッフと内見して一目で気に入った港南台にある築26年のマンションを購入し、1170万円(設計料込み)をかけてリノベーションをしました。■ 夫妻の希望で広々とした玄関土間とLDKを実現トレイルランニングが趣味の夫は、アウトドアグッズを置ける玄関土間を希望し、玄関はゆったりと余裕のあるスペースを確保。靴や装備品などをまとめて置くのに重宝しているそう。窓際のボックスは靴入れで、賃貸住まいの頃から使っていたものを利用しています。「建物の裏手に高速道路があるため、元から二重サッシになっていました。閉めるとすごく静かです」と夫。シックなネイビーのリビング扉はオリジナル。その先には、無垢のフローリングが素足に心地いい空間が広がります。「好きなテイストの写真を集めていたら木ばっかりだった」というふたりの好みを反映して、フローリングには優しいカラマツの無垢材を採用。土間はモルタル、ウォークインクローゼットはコルクタイル、寝室はカーペット、キッチンは磁器質タイル、と異なった床材を使い分けることで、フラットな空間をゆるやかに分けています。夫妻の要望は、個室を小さくする代わりにLDKを広くとること。それに対してデザイナーが提案したのは、ウォークインクローゼットから寝室、リビング・ダイニングへと通り抜けできるプランでした。そのおかげでゆったりしたスペースを確保できたLDKは、ベランダが南向きで、前方に建物がないため2階でも明るさは十分。木製のブラインドをつけたダイニング側の窓は元々台つきで、グリーンなどを飾って楽しんでいるそう。ベランダ側に張り出したスペースは、グリーンを置きたかったのでモルタル敷きのインナーテラスに。リビングに置いたUNICOのソファをはじめ、優しい風合いの木の家具が無垢材の床となじんみ、LDKはやわらかい空気に包まれています。バルコニー側からLDK全体を見た様子。妻はキッチン、子どもはダイニングがお気に入りの場所。夫はリビングにビーズクッションを置いてくつろぐのが定番だそう。■ 北欧風のぬくもりを感じるキッチンキッチンとバックカウンター、ダイニングテーブルと壁付けのテーブルはそれぞれ高さを合わせ、美しく収めました。キッチンとひとつながりになったダイニングテーブルは、nu(エヌ・ユー)リノベーションの施工例を見てオーダー。食事やお茶を楽しむだけでなく、長女が折り紙やお絵描きをしたり、時にはあやとりをしたり、さまざまな場面で活躍しているそうです。壁は少しくすみがかった空色に塗装し、北欧風のぬくもりを感じさせる空間に。キッチン背面には圧迫感が出やすい吊戸棚をつけず、バックカウンターと一枚板のオープン棚で見せる収納に。コンロ横の壁はメンテナンスもしやすいタイル張りにしました。カタログで見てひと目ぼれした蜂の巣のような六角形のデザインがキュート!■ 光と風が通り抜ける寝室LDKに隣接する寝室の床は、落ち着いたトーンのカーペット敷きにしました。LDK側にある引き戸を開けると、バルコニーに面した窓からの光が寝室、その奥のWICまで届きます。寝室と引き戸でつながっているWICは、IKEAの収納パーツをフル活用して使いやすくカスタマイズ。寝室と廊下からアクセスできて、出入りがスムーズなうえ、風もよく通るとのこと。子ども部屋の壁は一面を鮮やかなピンクに塗装しました。現在はあまり使っていないため、ソファなどを置いて予備室的に使用していますが、いずれはベッドなどを入れる予定だそう。キッチンから寝室とサニタリーをつなぐ廊下を見たところ。カーテンの奥は収納になっていて、 トイレ裏にできたスペースを有効に活用しています。キッチン横の通路からアクセスする洗面脱衣所の洗面台は、木製カウンターやミラーキャビネットを造作してシンプルに仕上げました。無垢フローリングの上を冬でも元気に素足で走りまわる長女は、4月から小学生。妻と同じ通学路を通って小学校へ通う日を、心待ちにしているそうです。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「リライフプラスvol.17」も参考にしてみてくださいね。設計・施工nu(エヌ・ユー)リノベーション撮影山田耕司
2018年07月05日インターネットで情報収集することも大切ですが、たまにはちょい郊外の広々としたインテリアショップに足を運んでみませんか。リアルな商品に触れることで刺激を受けたり、家づくりのヒントが見つかったり、と思いがけない発見がきっとあるはずです。今回訪れたのは東京都町田市にある「ダルトンファクトリーサービス」。「ダルトン(DULTON)」という名前から、海外のメーカーと思っている方もいるかもしれませんが、れっきとした日本の会社で、デザインも社内で手掛けています■ スタッフおすすめ!“買い”なアイテム2つ今回はスタッフお墨付きのアイテムと、編集Kとライター・門上が気になったアイテムをご紹介します。まずスタッフの方がおすすめしてくれたのが、ダルトンの定番アイテムとして人気の高い「Trash can」(2段のDoubledeckerは30,240円・税込)。特に人気なのは、どんなテイストにも合うアイボリーだそう。もうひとつのおすすめしてくれたのが、これからの季節アウトドアシーンでも大活躍してくれそうなビーチチェア(15,984円・税込)。シックな無地(全4色)からスタイリッシュな柄ものまで充実しており、あえて違うものを複数買うのも一つの手。無地のものを購入してステンシルでオリジナルデザインに仕上げる人もいるそうです。■ 編集Kがキュンときたアイテム3つありそうでなかなかない、両面表示の「D.FACE CLOCK」(10,584円~・税込)に、編集Kは即座に反応。「これだけで海外っぽい雰囲気になりそう!両面表示はいつも時間を気にしてる私にぴったり・笑」。続いて注目したのがアウトドアシーンで活躍しそうなテーブル・チェア一体型のこちら。折り畳めば3分の1のサイズに。「こういう合理的な商品ってつい惹かれてしまいます」。冷たいドリンクが美味しいこれからの季節にぴったりな「BEVERAGE SERVER」(2,376円・税込~)。「家にドリンクサーバーがあるのって憧れませんか。置くだけでカフェっぽくなりそう!」。今ブームのフルーツやハーブを漬け込んだ“フレーバーウォーター”を入れたらインスタ映えもしそうですね。■ ライター・門上がときめいたアイテム3つ洋梨のようなフォルムとただならぬ重厚感でひときわ目を引いたのが「MARBLE BOARD PALACE」(4,536円・税込)。「フルーツなど小さなものをカットするときのボードにぴったりかも!」。はチーズやフランスパンなどを切って、ボードごとサーブすればテーブルが華やぎそう。屋外でのパラソルとしても、もちろん傘としても使える便利なCLAMP UMBRELLA(写真右 972円・税込)とCLAMP BEACH UMBRELLA(写真左 1,944円・税込)。クランプ付きなのでテーブルなどに固定できて何かと便利。元気が出そうな鮮やかなビタミンカラーも魅力的ですね。どんなジャンルのお料理を盛りつけてもサマになる「DEEP CREAM STONE WARES」のシンプルな食器にもときめきました!「牛乳みたいに真っ白でアクセントカラーもかわいいので、一式揃えたいな〜。ほとんどが1,000円以下とリーズナブルなのも魅力的」。適度な厚み・重さがあり、クラシックで上品な印象です。ぜひお買い物の参考にしてみてくださいね!(撮影山田耕司)【ダルトンファクトリーサービス】東京都町田市鶴間7-6-1電話番号042-788-3490営業時間11:00〜20:00休館日無休(年末年始を除く)
2018年06月25日子どもの誕生を機に家を持とうと考えていた千葉県千葉市にお住いの黒川さん夫妻は、新築マンションを検討していたものの、費用とプランが納得できる物件がなかなか見つからなかったそう。そこで中古マンションをリノベーションして自分たちらしい空間にしようと考えました。すでにウサギを飼っていたので、特にウサギ専用のスペースを作ることはマストでした。そこで、築17年のマンションを、こだわりのウサギ専用のインナーバルコニーが付いた1LDKにリノベーションしました。■ ウサギが自由に遊べる空間に!ウサギLOVEな夫婦黒川さん一家が暮らすのは、30階建てマンションの23階。2000年築で広さは97平米。オープンなLDKを、ソファでくつろぐリビングスペースと、家族で食卓を囲むダイニングスペースに、家具で緩やかにゾーニングしています。そしてLDKの一角に、「ウサギ専用のインナーバルコニー」と小上がりをつくりました。子どもやウサギたちの様子をいつも見守れる間取りになっています。光がたっぷりと注ぎ込むインナーバルコニーは、モルタル仕上げの床に人工芝を敷き詰め、ウサギたちが走り回っても足裏を傷つけないように配慮しています。「以前はケージに入れている時間が多かったんですが、ここでは思い切り遊ばせられます」と妻はほほえむ。■ ウサギカフェでの運命的な出会いが、飼うきっかけ!?子どもの頃にもウサギを飼っていたという妻。そんな彼女が夫とウサギカフェへ行ったことが、飼い始めるきっかけだったという。そのカフェで手乗りサイズの茶色い子ウサギのかわいさに、妻のハートは射抜かれた!それが、現在4歳のミニレッキスのオリーブ。その後、ラテ(3歳)が加わり、一時は5羽と暮らしていた、ウサギLOVEな夫妻。しかし、こちらのマンションの規約で小動物は2羽までしか飼えないため、3羽は妻の実家に預けているそう。「以前はLDKに出して遊ばせていたんですが、毛がすごく抜けて掃除が大変だったんです」(妻)。そこでウサギ専用のインナーバルコニーをつくること。ガラス張りにして、いつでもウサギたちの様子を見ることができるようにしました。■ ウサギのお部屋は、夫が愛情込めてDIY!ケージを置いている棚は夫がDIYしました。オリーブもラテも、睡眠、ご飯、トイレはすべてケージの中。エサは牧草と、牧草を原料にしたペレットをメインにしているそう。ちなみに、ニンジンは食べないのだとか。意外!おやつは、ビタミンCなどのサプリメント。ウサギだって、栄養バランスは大事なんです!「子どもがもう少し大きくなったら、ウサギと遊ばせてあげたい」と妻。家の中がウサギのキュートな仕草で明るい雰囲気に包まれているお宅でした。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「リライフプラスvol.23」も参考にしてみてくださいね。設計・施工/リノベる。撮影/山田耕司
2018年06月21日インターネットで情報収集することも大切ですが、たまにはちょい郊外の広々としたインテリアショップに足を運んでみませんか。リアルな商品に触れることで刺激を受けたり、家づくりのヒントが見つかったり、と思いがけない発見がきっとあるはずです。神奈川県座間市にある「リクラマ・ショールーム & ストアー」はスタッフのセンスが光る瀟洒な店内で、アジアを中心とする世界各国のヴィンテージ家具を、ゆったりと見られるショップです。今回はスタッフが太鼓判を押す逸品のほか、編集Kやライター門上が気になったオリジナルアイテムを3つご紹介します。■ ロングセラーで人気のIron Stool海外で買い付けたアイテムに加え、オリジナルアイテムも充実している「リクラマ・ショールーム & ストアー」中でもスタッフがこれ!とオススメするのが、種類豊富な「Iron Stool」です。お値段も1万円台とリーズナブルシートや脚の色、高さなが異なる様々なタイプのスツールが揃っています。割れを防ぐため、体重が分散される構造になっていて、長持ちするのも魅力の一つ。キッチンでのちょい掛け用や、荷物の一時置き用にエントランスに置いたり、様々な使い方ができそうですね。■ 編集Kが注目!アルファベットオブジェ続いてDIY向きの商品や建材向けの商材など、オリジナルアイテムが充実している別館「Rope Walk」へ。年間70軒以上のお宅取材に飛び回る編集Kが見つけたのが、取材先のお宅でよく目にするというアルファベットオブジェ。「こういうワイヤータイプのはあんまり見たことないなあ。男前でカッコイイ!」3,400円。在庫わずかなので、気になる人はお店に問い合わせをインドで買い付けたというこちらのオブジェは、表札代わりに玄関に飾ったり、オープン棚のアクセントに、とアイディア次第でいろいろと楽しめそう。■ ライター門上うっとり。オンリーワンの「写真・切り抜き」類とっておきの写真やイラストを壁に飾って楽しみたい。そんな方にオススメなのが、一点ものの写真や、海外の古雑誌の切り抜きが集まるこちらのコーナー!カメラ好きの現社長が撮影した写真や、海外の古雑誌の切り抜きなどがドッサリ。お値段は驚くほどリーズナブル!レコードや古本を探す感覚でお気に入りを探す時間も楽しい!気に入ったものは額などに入れてもらえるので、プレゼントにもぴったり。大型家具から写真まで、多彩なラインナップが楽しい「リクラマ・ショールーム & ストアー」宝探し気分で出かけてみませんか。(撮影山田耕司)【リクラマ・ショールーム & ストアー】神奈川県座間市ひばりが丘4-25-11電話番号046-256-2750営業時間11:00〜17:00休館日日曜
2018年06月19日インターネットで情報収集することも大切ですが、たまにはちょい郊外の広々としたインテリアショップに足を運んでみませんか。リアルな商品に触れることで刺激を受けたり、家づくりのヒントが見つかったり、と思いがけない発見がきっとあるはずです。今回訪れたのは東京都町田市にあるDULTON FACTORY SERVICE (ダルトンファクトリーサービス)。1988年の創業時に掲げたコンセプトは、現代の“シンプル”“ミニマル”嗜好に対する一つのクエスチョンでした。「ダルトン()」という名前から、海外のメーカーと思っている方もいるかもしれませんが、れっきとした日本の会社で、デザインも社内で手掛けています。■ 便利ではない(かもしれない)ものもアリ!?モノを持たない暮らしを提唱される現代人にとって、かえって新鮮でワクワクさせられる「ダルトン」のブランドコンセプト。“便利ではないかもしれないが、心に豊かさを感じさせる物を創っていこう”心に豊かさを感じさせる物って、いったいどんなもの?その答えを求めて、南町田にあるDULTON FACTORY SERVICE (ダルトンファクトリーサービス)へ行ってみました!■ 倉庫のような広い店内に、色とりどりの商品がぎっしり最寄りの南町田駅から徒歩10〜15分ほど、“DFS”のロゴがお店の目印です。駐車場スペースにあるガーデニングゾーンのデザインは、まるで海外のような雰囲気です。この広い建物の中はどんな空間?さっそく店内に入ってみましょう。物・物・物!色・色・色!原色の雑貨や家具、キッチンウェアや文具、洋服に至るまで、3フロアに色とりどりのオリジナルアイテムがぎっしりと並びます。15年前にオープンしたこのお店は、空間を埋め尽くすほどの豊富なアイテムのラインナップが自慢。都内では自由が丘や神南などにも店舗がありますが、ここ南町田店はヴィンテージやミリタリーなど、ちょっとコアなアイテムが人気だそう。以前中古車販売のflexdreamとのコラボカーを販売したことも(現在は取り扱い終了)創業時のコンセプトについて尋ねてみると「今もそのスタイルです」と店長の松澤さん。たとえばチェアーにしても、使い勝手のいい軽量のものが主流ですが、DULTON FACTORY SERVICE (ダルトンファクトリーサービス)ではアイアンの重たいチェアーも多数取り揃えているそうです。ミニマリズムこそ一番!と言わんばかりの時代においても、「ダルトン」は自らの打ち出したテーマを大切に磨き続けています。また新商品が店頭に登場するのも3か月に一回程度ととても頻繁。それに合わせて、実店舗のレイアウトもチェンジするうえ、コーナーを入れ替えることもしょっちゅうあるのだとか。3フロアあり、吹き抜けの構造が開放的な町田店は、ジャンルごとにコーナーがつくられています。おおまかな区分としては、1階はアウトドア、ガーデニング、アパレル、インテリア、ステーショナリーなどが充実。2階にはちょっとしたアウトドア雑貨や老眼鏡などの小物が揃い、3階はキッチンウェアやキッチン周りの雑貨がぎっしり。駐車場も広いので、ドライブの途中に立ち寄るのもいいかもしれません。次回はスタッフや編集部員も目をつけた、とっておきのアイテムを厳選してご紹介します!(撮影山田耕司)【DULTON FACTORY SERVICE (ダルトンファクトリーサービス)】東京都町田市鶴間7-6-1電話番号042-788-3490営業時間11:00〜20:00休館日無休(年末年始を除く)
2018年06月18日「いつかは戸建てを新築」と思っていた愛知県日進市にお住まいのTさん一家は、エイトデザインと出合ってリノベーションでの家づくりに方針転換。中2と小5の男の子がいるので、学区が変わらない住み慣れたエリアが希望でした。エリアを絞って中古の戸建てとマンションを並行して探していたところ、築20年の理想的な条件のマンションを購入することに成功。1,100万円(設計料込み)をかけて、インダストリアルなインテリアが似合う家へとリノベーションしました。■ クールでハードな内装に統一階下を気にせずのびのびと子育てをしたかったTさん夫妻は、はじめこそ戸建てにこだわっていましたが「マンションなら周囲に気兼ねせずに暮らせる1階角部屋を」 とリクエスト。高台にあるので1階でも日当たりが良く、周囲からの視線も気にならないLDKは、元々あった和室をなくして開放感を持たせました。木、スチール、レンガなどの素材や家具が、インダストリアルな雰囲気を演出しています。リビングはどこか懐かしく、味わいのあるパーケットフローリングを採用。「男の子をふたり育てているうちに、ボーイッシュなインテリアが好きになりました」という妻のインテリアセンスを活かして、クールかつハードな内装に仕上がっています。そこに合わせたちょっと無骨な雰囲気の家具がよく映えて、さりげなく配されたグリーンも効果的です。大きな木のカウンターが印象的なキッチンはテーブル一体型のスタイル。「壁を向いて料理をするのが嫌だった」という妻の声を反映して、キッチンは家族の顔が見えるオープンなスタイルに変更しました。無骨な感じの工業系スツールがよくマッチしています。木のカウンターの向こう側は、飾り気がなくクールなオールステンレスキッチン。マルゼンの業務用キッチンは機能美にあふれていて、天井のむき出しの配管、無造作に吊り下げられた照明、黒いエアコンなど、空間全体の雰囲気とも見事に調和しています。汚れやすいキッチンの床は、黒い塩ビ製長尺シート貼りに。ダイニングやリビングとは、床の高さや材を変えることで変化をつけています。キッチン背面はブリックタイルがアクセントになっていて、その向こうはパントリー。冷蔵庫も食器棚もストック食品もすべて収められています。壁に取り付けたフックもさりげなくおしゃれな雰囲気。■ LDKの各所に散りばめた、こだわりのスペースリビングの一角には、スチール製パーテーションで仕切られた、趣味のDIYなどを楽しむアトリエがあります。こちらは床を一段下げ、大量の本やマンガ、雑誌を収納する本棚を造り付けました。棚の中の壁はシックなブルーグレーに塗装しています。アトリエからはパーテーション越しにLDKの様子がうかがえます。上部はスチールの枠でゆるやかに仕切られており、コンパクトなスペースながら圧迫感はなく、明るさも十分伝わってきます。LDKにあるエアコンの配管を利用したおしゃれなインテリアは、妻のアイデア。「枝は子どもたちに拾ってきてもらいました」とのことで、センスの良さが光っています。そんな妻の要望によりLDKの一角に設けられたのは、 南と西の両方のバルコニーに出られる土間テラス。洗濯物の出し入れに便利な物干しバーも設けました。サンダルが雨に濡れる心配がなく、グリーンのお手入れにも便利とのこと。そして、夫妻の寝室はキッチンの背後に設けました。キッチンをLDKのセンターに配置したことでやや奥まった部屋に。収納力の高いウォークインクロゼットを設けて室内をスッキリ保てるようにし、コンパクトながら落ち着ける空間を演出しました。■ 玄関と水まわりは既存を利用をし、インダストリアルな空間にガラス入りリビング扉から光が降り注ぐ明るい廊下沿いに、水まわりは集約されています。手前側の両サイドの個室が兄弟それぞれの子ども室で、どちらもカーペットだった床をフロアタイルに替えるなど、仕上げをやり直してリフレッシュしました。シンプルな下駄箱は、既存のものを黒く塗装して再利用。Tさんの家らしいインダストリアルな雰囲気を感じる玄関に生まれ変わりました。トイレは白い壁と黒い床のコントラストが印象的です。位置は以前と変わっていませんが、内装と便座を新しくして、洗練された空間へと一新。小物までモノトーンでまとめ、すっきり整えています。そしてトイレの向かいにある洗面室に入ると、妻がどうしても使いたかったという白いサブウェイタイルに囲まれた空間が。「目地を黒にしたので、汚れが目立たないのも気に入っています」と妻。壁に取り付けられたクラシックなデザインの水栓や、鏡に映るフック、鏡の両サイド取り付けられた存在感のあるガラスのウォールランプまで、ひとつひとつこだわって選びました。どの空間にも妻のインテリアセンスが光るTさん一家のインダストリアルで無骨な家。「以前はふたり一緒だった子ども室も、それぞれの個室を確保できました。クールでハードな内装に、インダストリアル系の照明や家具が映え、とても気に入っています!」(妻)と大満足の様子でした。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「リライフプラスvol.17」も参考にしてみてくださいね。設計・施工エイトデザイン撮影山田耕司
2018年06月16日インターネットで情報収集することも大切ですが、たまにはちょい郊外の広々としたインテリアショップに足を運んでみませんか。リアルな商品に触れることで刺激を受けたり、家づくりのヒントが見つかったり、と思いがけない発見がきっとあるはずです。今回訪れたのは、神奈川県座間市にある「リクラマ・ショールーム & ストアー」。スタッフのセンスが光る瀟洒な店内で、アジアを中心とする世界各国のヴィンテージ家具を、ゆったりと見られるショップです。■ 静かな住宅地にある、広々とした建物の正体は?相鉄線「さがみ野」駅から徒歩7〜8分。または国道246バイパスから100mほどのところにある「リクラマ・ショールーム & ストアー」。ここにはインドやインドネシアを中心に、世界各国から仕入れたヴィンテージ家具が充実しています。敷地内には2階建ての店舗が二つあり、家具や小物を中心とするショップと、DIY向きの雑貨やオリジナル家具のほか、奥に工場があるショップに分かれています。取材当日は桜がちらほら開花し始めた時期でした。きれい!■ メインの「RECLAMA SHOWROOM & STORE」へ!まずは敷地に入って左側にある、本館「RECLAMA SHOWROOM & STORE」(リクラマ・ショールーム & ストアー)に入ってみましょう。1階はオリジナルやヴィンテージの家具、雑貨がずらり!海外から買い付けた一点もののほか、ヴィンテージアイテムにもしっくりと馴染む、独自にリメイクしたオリジナルアイテムが充実しています。スタッフが海外へ買い付けに行くのは、だいたい半年に一度。1週間ほどの滞在で、だいたい20フィートのコンテナ10本分のアイテムを集めるのだとか。■ 注目は2階のイメージルーム。ここ、インテリアのミュージアムですそして、この建物の一番の見どころが、2階にある全5室の“イメージルーム”。ここは商品をただ陳列しているのではなく、自社アイテムなどを使ってデザインした空間を見られます。一部屋を四等分、壁一面分のスペースをそれぞれ担当スタッフがコンセプトのもと飾り付けた部屋も。個性が出てて面白い!家具の実際のサイズ感をイメージしやすいく、空間自体がスタイリッシュ!テーマは“ナイロビの社長室”。以前はこの部屋、“空港ロビー”がモチーフだったそう。振り幅広い!部屋作りのヒントもたくさんあり、つい家具屋であることを忘れてしまうほど。ちなみこちらの“イメージルーム”は、早ければ2〜3か月に1回、遅くても半年に1回は模様替えするそうです。訪れるたびに新しい空間を楽しめるのは嬉しいですね!テーマは“ハワイアン”。空間に使われてる家具はもちろん購入も可能■ DIY好きにはたまらない。工場も併設する「Rope Walk」へ向かいにある別館「Rope Walk」も見ごたえたっぷり。こちらにはDIY向きの商品や建材向けの商材など、オリジナルアイテムが充実しています。所せましと家具が置かれた空間は、まるで倉庫のよう。どこかエキゾチックな雰囲気もある、異国テイストの家具が揃う「リクラマ・ショールーム & ストアー」。中でもインドやインドネシアのアイテムが多いのは、もともとインドから民芸品を仕入れて百貨店に卸していたルーツがあるからだそうです。現社長に代替わりしてから、異国情緒がありながらも、現代人の暮らしになじむ家具にフォーカスするようになったとか。創業1969年、まもなく50周年を迎える「リクラマ・ショールーム & ストアー」。新旧問わず、また国境を超えて、本当に上質で暮らしにしっくりマッチするアイテムが揃っています。次回はスタッフや編集部員も目をつけた、とっておきのアイテムを厳選してご紹介します!(撮影山田耕司)【リクラマ・ショールーム & ストアー】神奈川県座間市ひばりが丘4-25-11電話番号046-256-2750営業時間11:00〜17:00休館日日曜
2018年06月13日結婚を機に現在の住まいでもあるマンションを新築で購入したKさん一家。その後、夫の転勤によりイタリアで約5年間を過ごしたのちに帰国し、ほどなくして長女が誕生しました。「小学3年生くらいまでには部屋を持たせてあげる」と約束していた夫。学区が変わらず、夫妻の通勤にも便利な今の家に住み続ける選択をベストとし、テレビ番組を通じて知ったブルースタジオに連絡。工事費1,120万円(設計料別)で築20年の住み慣れたマンションを、今のライフスタイルに合わせてリノベーションしました。■ 約60平米の空間を活用するための収納術玄関から入るとまず目に飛び込むのは、縦に伸びるキッチンカウンター。カウンターを中心に右手側がLDK、壁面収納をはさんで左側がプライベートスペースとなっていて、視線の抜ける空間が広がります。リノベーションで使い勝手が向上したという壁付けのキッチンは、「ダイニングテーブルがすぐそばなので、つくったものを配膳するのも、食べ終わった食器を片付けるのもすごく楽なんです」と妻。「娘さんの部屋をつくるためのリノベーションでしたが、ご主人が長年コレクションされてきたミニカーをどうするかということも、ミッションのひとつでした」と設計を担当したブルースタジオの石井健さんは振り返る。ブルースタジオは、約60平米という空間を有効活用すべく、廊下をなくして大きな壁面収納でLDKとプライベート空間を仕切る提案をしました。そしてミッションのひとつでもあったミニカーは、もともと夫が所有していたコレクションケースごと壁面収納に組み込んでしまうことに。このケースの色に合わせて、棚や床の色も決めていきました。サイドから陳列するデザインのコレクションケースのため、壁面収納から前に引き出して使えるように設計されています。200個以上コレクションしているというミニカーは、勤務先の車種をはじめ、世界各国の名だたる自動車メーカーのものがそろいます。壁面収納は、どこに何を入れるかをかなり細かく計算したうえで造作しました。そのおかげで、棚のサイズに合った収納ボックスや本が整然と収めることに成功。右側の扉はスライド式になっていて、中には掃除機や薬箱などを収納しています。■ ダイニングテーブルと一体化したキッチンカウンター照らし出されたガラスブロックが美しいキッチンカウンター。キッチン側の下部はすべて収納になっていて、食器やレンジなどが整然と収まっています。「重い買い物袋を下げて帰宅しても、すぐにカウンターの上で仕分けできるのがいいんです」と妻。スペースが広いので、長女が友人を招いてお菓子づくりをするときなどにも重宝しているそうです。キッチン家電などを使う際のことを考えて、卓上にコンセントを設置しています。スタイリッシュなメタルボディが美しいコーヒーメーカーは、イタリアの家電メーカー デロンギのものです。ダイニングテーブにはイームズのサイドシェルチェアを3脚色違いで合わせました。K邸では各自にテーマカラーがあるそうで、それに沿ってチェアの色も決められているとのこと。■ 差し色には鮮やかなカラーを大胆にこちらは夫が趣味で描いているという絵画が飾られた空間。正面の白い壁の向こうがエントランスです。ティファニーブルーで塗装された壁にはワークスペースを設置しています。そのワークスペースのデスク部分の蓋を持ち上げると、中には長女の電子ピアノが収められていました。同じくティファニーブルーで彩られた空間は他にもあります。北側に位置する夫妻の寝室は、ダークブラウンのカーペットとリネン類が用いられ、落ち着いたトーンでコーディネートされています。こちらの壁の一面だけに、ワークスペースと同じティファニーブルーを取り入れています。ベッドの右側にはクローゼットがあり、夫妻の衣類はすべてそこに収納しているそうです。LDKと長女の部屋をつなぐ小窓には、雑貨や小物などもディスプレイすることができ、お互いの気配をさりげなく伝えるのに一役買っています。日当たりのいい場所につくられた長女の部屋は、青空をイメージしたというU字型の天井が印象的。大きな梁を生かした折り上げ天井の内側は、本棚として使用しています。長女の部屋の真向かいには洗面室と浴室があります。洗面台はLDKの壁面収納と同じゴム集成材で造作し、床を石張りにすることで高級感のある雰囲気に仕上げました。また、シンプルなデザインで統一されたトイレには、サンワカンパニーの吊り棚「グロッシー」を組み合わせました。壁には夫が海外で撮影した風景や写真、家族の思い出を大小さまざまなフレームに入れて飾っています。Kさん宅は角部屋に位置するため、西側には広々としたルーフバルコニーも。リビングから出入りが可能で、 夏には花火も楽しめるとか!夫はリノベーションを振り返って、「環境を変えずに、娘には念願の個室を持たせてあげることができましたし、私自身も大事なミニカーのコレクションを飾ることができるようになって、非常に満足しています」と嬉しそうに話してくれました。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「リライフプラスvol.17」も参考にしてみてくださいね。設計ブルースタジオ撮影山田耕司
2018年06月09日日刊Sumaiで「丁寧な暮らしを楽しむ木の家つくり」を好評連載中のaipooowさん。「シンプルに、丁寧に、暮らしを楽しみたい」と願うaipooowさん夫妻が建てた理想の家を、【住まいの設計】が取材しました。完成した住まいは、無垢のカラ松を張った床や群馬県産の無垢の杉板を使った階段のほか、水回りに用いたコルクの床、珪藻土の塗り壁など自然素材がふんだんに用いられているのが印象的です。今回は、aipooowさん夫妻が家に込めたこだわりや、住み心地などを紹介します。※憧れの「木の家」はこうして完成した!aipooow さんの家づくり・前篇を読む■ 家族が楽しく快適に過ごせるアイディアが満載!玄関から順番に見ていきましょう。かわいいデザインのポストは、グリーンの外壁に映えるように赤系を選びました。玄関土間は豆砂利を使って、自然の温もりをプラスしています。玄関収納には靴や夫の仕事道具、釣り道具などを収納。玄関収納と外のデッキを直線でつなぐことで、釣りから帰ってきた夫が玄関を抜けてデッキへ直行し、釣り竿などの道具を手入れできるようになっています。リビングとの間仕切り戸は、日差しや人の気配が伝わるように、光を通すポリカーボネートを採用しました。玄関には観葉植物や小物を飾り、季節を味わう憩いのコーナーにしています。1階には、LDKを中心とした大空間が広がります。「居酒屋風に」という夫の希望で、ダイニングとは別にキッチン側に檜のカウンターテーブルを造り付け、掘りごたつのように座れるつくりにしています。カウンターの板壁は、べんがら色に塗ってアクセントをつけました。畳スペースは子どもたちが昼寝をしたり、腰掛け代わりに使ったりと大活躍しているそう。畳の下は収納になっています。キッチンは、畳スペースに向かって立つ対面式に。オール電化の家にしたので、コンロはIH調理器を採用しています。造作した背面収納には、ゴミ箱を置けるスペースをつくってもらったので、キッチンはいつもすっきりして使いやすいそうです。床には吸水性があり掃除もしやすいコルクを貼り、天井はグレーで空間を引き締め、個性的な印象に仕上げました。木の家と馴染むように、カウンターのペンダントライトには、シェードに木をあしらったシンプルなデザインの照明を選びました。ダイニングキッチンの近くには木製のデスクや壁面収納を造り付け、aipooowさん専用のデスクコーナーにしています。LDKの一角にあるので、家事もはかどりやすいそうです。デッキは2か所にあります。玄関やダイニングから出入りするデッキは物干し用、リビングの前のデッキは遊び場用に設け、家族の団らんスペースにもなっています。脱衣室には、タオルなどをしまえる扉付き収納を造作しました。ワイドサイズの洗面台はオリジナルです。収納扉を兼ねた鏡はスライドでき、「使いたい位置で鏡が見られて便利」とaipooowさん。サニタリーの横には、家族全員の服をしまえる大きなファミリークロゼットがあります。両側の壁にパイプや棚を造り付け、家族それぞれにコーナーを分けて収納できるようにしています。■ 子どもたちが思いっきり遊べる空間がいっぱい!「圧迫感を出したくない」と、階段は蹴込み板を張らないスケルトンタイプを採用しました。階段下は子どもたちの遊び場にしていますが、階段自体も遊び場になっているそうです。手すりは子ども用と大人用に、高さの違う2種類を取り付けています。2階は子ども室など、ほとんどのドアに明かり取り用のスリットガラスをはめ込んでいます。光とともに、人の気配も廊下に伝わるので安心です。2つの窓やロフトを設けた子ども室。将来は、梁の部分に壁をつくって2部屋に区切る予定ですが、今は大空間のまま遊び場にしています。家づくりを終えたaipooowさんに、感想を聞いてみました。「2階からでも家族を迎えられる吹き抜けや、釣り道具の手入れがしやすいデッキなど、憧れの暮らしができる木の家が完成しました! ときには子どもが無垢の床にお絵描きをしてしまうけれど、それはのびのび暮らす証しと割り切って。床は、ミツロウワックスでメンテナンスするつもりです」木の家の暮らしを心から満喫している様子でした。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2018年1・2月号」も参考にしてみてくださいね。山田耕司=撮影※憧れの「木の家」はこうして完成した!aipooow さんの家づくり・前篇を読む「住まいの設計2018年1・2月号」こちらの記事は、「住まいの設計2018年1・2月号」にも掲載しています。豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「ハウスメーカーで建てる家」「平屋ハウスで暮らそう」
2018年05月24日日刊Sumaiで「丁寧な暮らしを楽しむ木の家つくり」を好評連載中のaipooow さん。でもお馴染みのほのぼのとしたイラストは、aipooow さん自身によるものです。取材当日の模様や家族の様子も、イラストで紹介してくれました。左は、イラストが得意でお掃除が好きなaipooowさん。すっきり片付いた家で、レモンのシロップ漬けをつくったり、子どもと遊んだり。家族との時間を大切にしているそうです。右は、朝早く出勤して夜遅く帰るため、寝ている子どもを起こさないように気遣いする家族思いの夫。魚釣りが好きで、休みの日は朝4時から近くの川に出かけるそうです。お子さんは、4歳と2歳の姉妹。長女はお絵描きや歌がとっても好きで、妹とも遊んであげるやさしいお姉ちゃん。次女は何でもまねするくらいお姉ちゃんのことが大好きで、家族の中でいちばんの食いしん坊です。まず今回は、依頼先との運命的な出会いや突然始まった土地探しなど、心温まるエピソードをダイジェストでお届けします。■ ステップ1.家づくりの現実味が増した“工務店”との出会い「都会を離れて田舎暮らしを」と考えていたaipooow さん夫妻は、長女の入園を機に群馬へ引っ越しをすることにしました。「いつかは木の家に」と思っていたので、地元の展示場見学をしつつも、その頃はまだ家を持つことに現実味を持てなかったと振り返ります。そんな夫妻を後押ししたのが、偶然目にした小林建設の施工写真でした。「建具なども既製品がほとんどない木の家で、どの家も住む人のことを考えてつくられていることが伝わりました。実際に会って相談すると、営業担当はいないようで、どの人も丁寧で謙虚。そんな人柄にも惹かれて依頼しました」。■ ステップ2.見つけた土地は◯◯のすぐ近く!早速、家づくりを相談したところ、「まずは土地を見つけましょう」と、アドバイスされた夫妻は、その日のうちに土地探しをスタートしました。わずか1、2 か月で候補を4件に絞り、検討の末に購入。決め手は、駅近で日当たりがよく、夫の通勤や子どもの通園・通学がしやすい環境だった点でした。それに、近隣の住人がやさしかったことも大きな魅力になったそうです。「ただ、線路に近かったので電車の通過音が気になって」と、購入を決める前に、時間帯を変えて電車の音などを確認。「許容範囲でひと安心! 逆に、電車を身近に感じる暮らしを楽しもう」と、胸が弾んだと言います。■ ステップ3.やる・やらない?“地鎮祭”をして気づいたことたくさんの夢を詰め込んだ設計プランが完成し、いよいよ地鎮祭の日を迎えます。期待を胸に、敷地に張られた地縄を見ると、「思っていた以上に狭くて、不安を感じるほど驚いた」と苦笑いを浮かべるaipooow さん。でも気を取り直して、夫妻は地鎮祭を粛々と執り行ってもらったそうです。「やっぱり地鎮祭をしてよかったです。ご近所にきちんとご挨拶するきっかけになりましたから」。これを機に近隣とのコミュニケーションはますます深まり、今では互いに挨拶するのはもちろん、庭で収穫した野菜をいただくなど、心温まる交流が続いています。■ ステップ4.何事も体感が大事!楽しいショールーム巡り工事が進む中、水回りの設備機器を決めるためにショールーム巡りも行いました。システムバスでは、スタンダードからゴージャスな仕様まで幅広く見るうちに、「こんなお風呂に入れたら」と贅沢な路線に心が奪われかけたそう。しかし優先したいのは、掃除のしやすさと居心地の良さだと思い直します。「床の程よいやわらかさやヒンヤリしない点が、体験を通してよく分かり、カウンターなどが掃除しやすい点も気に入って」と、TOTO のサザナに決定しました。また、システムキッチンでは、「油性ペンでホーローに落書きしてもサッと拭き取れる実演を見て、タカラスタンダードに決めました」とaipooowさん。浴室もキッチンも、“体感”がひとつの判断材料になったようです。次回は、完成した住まいのこだわりポイントや住み心地などを紹介します。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2018年1・2月号」も参考にしてみてくださいね。山田耕司=撮影「住まいの設計2018年1・2月号」こちらの記事は、「住まいの設計2018年1・2月号」にも掲載しています。豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「ハウスメーカーで建てる家」「平屋ハウスで暮らそう」
2018年05月18日東京都多摩市にある、築33年(昭和59年築)の団地を購入したTさん夫妻。高台に位置するため眺望がよく、ペットの飼育が可であることなども気に入っての購入だったそうです。購入後は自分たち好みの空間にするために、工事費830万円(税・設計料込み、施主支給品は含まず)をかけてリノベーションしました。設計・施工は、「シンプルで上質な雰囲気の施工例をHPで見て、いいなと思いました」(夫)という空間社に依頼しました。■ 夫妻の愛犬への思いや気遣いが伝わるリノベ玄関に入ってまず驚くのは、玄関土間と床との段差がないということです。ヘリンボーン貼りのタイルが、玄関土間からそのままフラットにリビングまで続くユニークなスタイルになっています。そんな、まるで戸外のようなつくりの廊下を元気に走り回るのは、ミニチュアダックスの愛犬・こむぎです。リビングやダイニングの床に、木目を浮き上がらせる「浮造り(うづくり)」という表面に凹凸のあるフローリングを採用したのも、こむぎが走りやすく、足腰への負担が軽くなるように配慮したためです。ダイニングのインナーテラスのそばには、こむぎ用のハウスも完備されています。■ 広さや天井の高さを生かした開放感のある空間にダイニングは白を基調としていて、手前に張り出し圧迫感のあった梁を取り払ったことで現れた排気ダクトも、白い塗装を施して空間に馴染ませています。壁の仕上げは、珪藻土です。珪藻土は防臭効果も高く、カレーのにおいも残らないほどだそうです。リノベーション前の様子専有面積は81.59平米と広いだけでなく、最上階にあるT邸。ダイニングは勾配天井になっていて、いちばん高いところで4m近くもあります。その広さや高さを十分に生かして、夫は「なるべく間仕切り壁を取り払って、開放感のある広いワンルーム感覚の空間にしたかった」と言います。ところが、Tさんのお宅は壁で建物を支えるつくりの団地のため、残さざるを得ない構造壁が多かったそうです。■ 使い勝手のよい機能的な収納をたっぷりとそこで、ネックだった構造壁を逆に上手く利用してWICやパントリー、ランドリールームを設け、収納を充実させることにしたそうです。収納スペースが充実していれば、居室内に収納が必要なくなるため、可能な限り広くとったリビングやダイニングの開放感が妨げられないというわけです。ランドリールームと隣接するキッチンをつなげて、通り抜けられるようにする案もありましたが、採用しなかったのは、収納スペースを少しでも多く確保するためだったそうです。各所の収納内部には、棚を多めに取り付けているのも特徴的です。こうすることで、どこに何があるのかが分かりやすく、出し入れもしやすくなるからです。「収納は苦手だったのですが、ストック食品などはカゴに入れるだけで絵になるから、雑多な入れ方でも夫にほめられます(笑)」と妻。また、ダイニングからパントリー内部や冷蔵庫が見えないように設計されているのもポイントです。寝室は、パープルの塗装壁で安らぎのある空間になっています。隣接するWICにはあえて建具をつけず、出入りしやすいつくりにしています。WICの中もやはり、可動棚やハンガーバーで使いやすくカスタマイズされています。スペースがゆったりしていて、出かけるとき、帰ってきたときの心のオンとオフを切り替える場所にもなっているそうです。最上階なので、グルニエ(小屋裏収納)も付いています。グルニエは12畳もの広さがあり、季節外のものや布団などを収納しても、まだまだ余裕があるほどです。■ 隅々までこだわれるのもリノベのメリット!洗面室は照明やミラー、水栓もひとつひとつ夫妻のこだわりで選ばれました。トイレ奥の壁や洗面・脱衣室、寝室の壁、ドアは夫妻がDIYで塗装したものです。ゲストルームの壁では、珪藻土塗りにもチャレンジしたそう。リノベを終えて、「珪藻土の壁など、やりたいと思っていたことがほぼできてよかったです」という夫。妻も「住むほどに、日々愛着が湧いてきます」と話してくれましたが、実は当初、新築への憧れもあったとか。けれども今では、夫が勧めてくれたリノベのよさ、古いもののよさを実感しているそうです。もっと詳しく見たい方は、ぜひ『リライフプラスvol.24』も参考にしてみてくださいね。設計・施工空間社撮影山田耕司
2018年05月16日結婚と妊娠を機に、中古マンションを購入してリノベしたHさん夫妻。築39年、約74平米の中古マンションを、1,180万円かけて自分たち好みにリノベーションしました。妻の妊娠がわかった時、今後の暮らし方についてよく考えたという夫妻。街の雰囲気や住み心地、その後の子どもの学区のことなども考えて、住みたい街を絞り込みました。見つけたのは、ふたりの職場から近く、両家の実家とも適度な距離にある大規模マンション。旧耐震基準ながら耐震基準適合を取得しており、管理に熱心なマンションだったことも背中を押しました。すでに何度かリフォームされていたようで、個室は大きな寝室がひとつだけという1LDKの間取り。リノベーションは物件探しや同行内覧からお願いしていた空間社に依頼。広いLDKはより開放的に、寝室と子ども室、さらに将来もうひとり子どもが増えた場合のための部屋も欲しい、玄関は広く収納もたっぷり、と希望を出しました。■ リビングには憧れていた壁面いっぱいの本棚を!家族が集まるリビングダイニングは、広さはほぼそのままに、閉じていたキッチンをリビング側に向けてオープンにして、開放感を出しました。夫もよく料理をするため、ふたりで立てる広いキッチンを要望したHさん夫婦。引き出しや扉はイケアのものを利用してコストダウンを図っています。キッチンの奥にはパントリーが。手持ちの家電や食器の数に合わせて棚を造作。左側には2面に可動棚もあり、かなりの大容量です。夫が以前から憧れていたという壁面収納は、リビング一面の壁を使い、上部にオープンな本棚、下部には奥行きの浅いテーブルとテレビ台を造作して、機能的な空間に。くつろげる場所がたくさんある、魅力的なリビングダイニングとなりました。■ 大容量の収納と、家族の変化に対応するフリースペース狭く窮屈だった玄関は、下駄箱を撤去し、代わりに設けた収納スペースと一体化させることでゆとりが生まれました。床にはモザイクタイルを取り入れて個性をプラス。写真左は収納スペースの奥につくったフリースペース。もうひとり子どもが生まれたときには追加工事をして子ども室としても使えるよう、ベッドがギリギリ入る大きさにしました。壁面の棚は既存のものをそのまま利用しています。玄関から奥のフリースペースまでを見たところ。廊下側の収納に使ったルーバーの折り戸は、既存の建具を白く塗装することでコストカットを実現しました。収納とフリースペースの間はあえて壁の上部を開けたことで、圧迫感がありません。■ シンプルな水回りにはブルーのアクセントカラーをリビングダイニングを広くとった代わりに、個室は最小限の大きさに。まだ子どもが小さいので、この寝室で家族3人で寝ています。寝室には室内窓も設けました。アール型に抜いた壁の向こうはウォークスルークローゼットで、そこからさらにフリースペースへと通り抜けできるように設計されています。上の写真は寝室とフリースペースをつなぐウォークスルークローゼットから寝室を見たところ。寝室とリビングの間に室内窓を設けたので、ベランダからの光と風が寝室だけでなくフリースペースにまで届きます。クローゼットは両側にハンガーパイプと棚をつけて、空間をフル活用。上部に布団も置けて便利です。水回りの位置は変更していませんが、風呂と洗面の位置を入れ替えたことで、バスルームがサイズアップ。洗面はシンプルでミニマムですが、素材や設備を厳選しました。洗面ボウルは大きくて使い勝手がいい病院用の流しを採用しました。さらに、洗面の横には引き戸で仕切ったトイレが。どちらも壁の一面を爽やかなブルーにして、アクセントカラーとしています。通勤のしやすさ、実家との距離、住みやすさを考慮して選んだ場所で新しい生活を始めたHさん夫婦。結婚式と出産、物件探しとリノベーションが同時進行という、ものすごく忙しい1年でしたが、快適な暮らしに大満足しているようです。もっと詳しく知りたい人は『リライフプラスvol.26』をぜひ参考にしてみてください。設計・施工空間社撮影山田耕司
2018年04月24日唯一無二の個性を放つ俳優・山田孝之の“謎”に迫る「緊急生放送!山田孝之の元気を送るテレビ」が10月6日(金)今夜、テレビ東京でオンエアされる。当初の予定から急きょ番組内容を変更、スタジオで山田さんが行なう前代未聞の壮大な実験の模様を生放送するという。山田さんといえば2003年にフジテレビ系「ウォーターボーイズ」でテレビドラマ初主演。2005年には当時大きな話題となった『電車男』で映画初主演も果たすと2007年の『クローズZERO』ではそれまでのイメージを一新するワイルドな役柄に挑戦。2010年には「闇金ウシジマくん」シリーズで丑嶋馨を演じ主演、翌年にはドラマ「勇者ヨシヒコ」に主演、この両シリーズがロングヒット作となったほか、最近では『テラフォーマーズ』や『銀魂』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』といったビッグタイトルから、「山田孝之の東京都北区赤羽」「山田孝之のカンヌ映画祭」などのドキュメンタリードラマまで、役柄はもちろんジャンルも含め、ほかに類を見ないほど幅広い作品に出演。さらにこの夏には新ブランド「FORIEDGE(フォリエッジ)」の立ち上げや、トランスコスモスと新会社を設立、CIOに就任するなど、俳優業に留まらない活躍をみせている。本番組は当初、そんな山田さんが役作りの基本から、俳優のあり方まで説く番組「山田孝之の演技入門」として放送される予定だったという。しかし番組の司会を務めるいとうせいこうが水面下で進めていた取材により、山田さんの周辺で科学的に説明できない不思議な現象が次々と起きていることが明らかになったことで、急遽番組内容を変更。その不思議な現象を解明すべく山田さん自らスタジオで前代未聞の壮大な実験を行う生放送番組としてオンエアされることになったとのこと。テレビ東京が総力を結集して送る山田さんの“奇跡の瞬間”をぜひその目で確かめて欲しい。周囲で“不思議な現象”が起きまくっているという山田さんだが、この秋は声優を務めた映画2本が公開となる。まずは10月21日(土)から公開される映画『DCスーパーヒーローズVS鷹の爪団』でバットマン役の声優を担当。同作は『ワンダーウーマン』などで知られるアメコミ界の老舗「DCエンターテイメント」の人気キャラクターが、日本の低予算Flashアニメ「秘密結社鷹の爪」とのコラボレーションした話題作で、山田さんのほか、知英、安田顕をはじめ、鈴村健一、浪川大輔ら人気声優が出演している。さらに11月3日(金・祝)からは『ゴッホ~最期の手紙~』が全国公開。こちらは実写映像をもとに、ファン・ゴッホの名画さながらのタッチで描かれた約6万5,000枚におよぶ油絵をアニメーション化した体感型アートサスペンスで、山田さんはゴッホの死の真相を追う主人公の青年の吹き替え版声優を担当している。常に新たな挑戦を続ける山田さんの“謎”と“奇跡”を生放送で解き明かす「緊急生放送!山田孝之の元気を送るテレビ」は10月6日(金)24時12分~テレビ東京にて放送。(笠緒)
2017年10月06日11月22日から舞台『三途会〜私の人生は罪ですか?〜』で初めて共演する今田耕司(51)とベッキー(33)。今田の出演は3年ぶりだが、ベッキーはなんと14年ぶりだ。そんな2人がいま抱えている悩みをとことん語り合ったーー。 ベッキーといえば昨年の騒動で活動休止を余儀なくされ、復帰後も折に触れて不倫ネタでいじられてきた。いっぽう今田といえば“最後の大物独身芸人”と言われるなど、すっかり結婚できないイメージが定着。そんな今田のいちばんの悩みは“結婚できない”こと。そのため、今田がベッキーに“悩み”を打ち明ける展開になっていった。 今田「いや〜彼女ができん。ちょっとヤバいと思うわ」 ベッキー「イチ今田耕司ファンとしては、今田さんは不幸せのほうが面白いと思っちゃいますけどね(笑)」 今田「でも、それも飽きられると思うねん。“結婚したいしたい詐欺”みたいやん(笑)。失恋してもええから、せめて付き合いたいわ……。オカンも最近はあきらめてるくらいやし。俺が30代とか40代のころは、まだ入院先の看護師さんを薦めてきたりしててん。けど今は全然。バレンタインのチョコはくれるけど」 ベッキー「素敵!」 今田「素敵ちゃうよ、ナメんなって思うわ(笑)。ただ俺が独り者やから、オカンは80過ぎても元気なんちゃうかな。もし結婚したら『思い残すことないわ……』とか言って死んでしまいそうやし(笑)」 ベッキー「ちなみに、私のまわりで彼氏のいないハーフ女性が2人いますよ」 今田「マジで!?芸能人?」 ベッキー「はい。20代の前半と後半です。今田さん、絶対好きなタイプだと思います」 今田「紹介して!食事会をセッティングしてくれるだけでええから。後で詳しく教えてな。よっしゃ、俄然やる気が出てきたわ!」 ベッキー「わかりました!それで舞台が良くなるのなら嬉しいです(笑)」 ハーフ女性好きの今田の目はキラキラ!“独身生活との決別”も期待できるまさかの展開となった。そんな悩みを分かち合った2人は最後に、互いへエールを送り合う。 今田「俺はベッキーに『人のことを裏切ってもいい』と言いたいね。裏切ったらダメだと思いすぎると、『あの人もこの人も裏切れない……』ってなってしまうでしょ。そうなると身動きが取れなくなるから、どんどん裏切ってほしい」 ベッキー「今日、ノートに書こうと思います(笑)。じゃあ、私からも今田さんに一言。今田さんは『彼女がほしい』とあまり言いすぎないほうがいいと思います。女子は余裕のある男性が好きなので」 今田「ってことは、『彼女いらんわ』と言えばいいの?」 ベッキー「そう。『俺は仕事があればええ。それでおいしいご飯が食べられれば満足』とか言われると、女性は『その生活に私も入れてほしい』となりますから!」 今田「なるほどね〜。めっちゃ勉強になったわ!」
2017年09月07日11月22日から始まる舞台『三途会〜私の人生は罪ですか?〜』で初共演となる今田耕司(51)とベッキー(33)。今田の舞台出演は3年ぶり、ベッキーはなんと14年ぶりだという。 今田といえば“最後の大物独身芸人”と言われ、結婚できないイメージが定着。ベッキーも昨年の騒動で活動休止を余儀なくされ、復帰後も不倫ネタでいじられてきた。今回の舞台会見でも報道陣に「最近の芸能界で“不倫は罪”という風潮がありますが?」と聞かれ、「すみませんの一言です」と自虐的に答えている。そんな悩める彼女に、今田が切り込む。 今田「あれはウケてたね。みんな大爆笑やったやん!」 ベッキー「そうですか?ああやって突っ込まれると、答えに困ってしまいます。何も言える立場じゃないですし。もう人に迷惑をかけたくないし、傷つけたくないので。言葉選びは慎重になります」 今田「でもベッキーにしか言えんことがあるし、もっと発言してもええと思う。今日の会見なんて、ベッキーの人の良さが出てたやん。メディアはカットせず使ってほしいと思ったくらい。活動休止中も『ブレるな』とアドバイスしてくれた人がいたんでしょ?」 ベッキー「はい。心が揺らいだり挫けそうなとき、いつもその言葉が浮かんできました。ほかにも数え切れないくらい、多くの方から言葉をいただきました。それらは全部、ノートに書き留めてあります」 今田「ブレるなというのは、具体的にどういう意味?」 ベッキー「仕事復帰したいという思いを持ち続けて頑張れということだと思いました。あとは手を差し伸べてくれる人への感謝を忘れるなということでもあった気がします」 今田「そうやな。でも人間って、ブレてもええんちゃう?ビルといっしょで『こうじゃないとあかん』と思ったらポキンと折れてしまう。揺れて揺れても軸さえしっかりしてればいいねん。月亭八方師匠(69)の『壁は越えるな、迂回しろ』という名言もあるし」 ベッキー「素晴らしいです」 今田「みんな壁を越えようとするから、しんどい思いをするねん。ベッキーはすごく真面目やから、人一倍しんどい思いをしてる気がする」 ベッキー「でもあの一件があったことで、人生の幅を広げられたとも思うんです。仕事でもそうだし、自分自身が変わった部分もありますし」 今田「ちなみに今回の舞台のことは両親に話した?」 ベッキー「はい。実は母が『いっしょに練習したい』と言ってくれたんです。初めてのことでした。これまで私が家で台本を読んでいても、母は絶対に手伝ったりしませんでした。そんな母が『いっしょにやりたい。力になりたい』と言ってくれた。すごく驚いたし、嬉しかったですね」 今田「いろんな人がベッキーを支えてくれてるんやろうね。あとは新しい恋をしたほうがええと思うな……。やっぱ、恋愛のいいオーラが、俺、誰が誰に言うとんねん(笑)」 ベッキー「アハハハッ」 “夫婦漫才”のような絶妙な掛け合いを繰り広げた今田とベッキー。初共演の舞台でもきっと阿吽の呼吸で沸かせてくれることだろうーー。
2017年09月07日主演・今田耕司、作/演出・鈴木おさむによる舞台「三途会~私の人生は罪ですか?~」の制作発表会見が8月30日(水)、都内にて行われ、今田さん、共演するベッキーが出席した。ここ最近、熱を帯びている様々なタレントの不倫報道や、「不倫は罪」という風潮について、意見を求められたベッキーさんは「私は本当に言える立場じゃない」と口を閉ざそうとするも、「すみませんでした、の一言です」と続けた。すると、今田さんは「禊は終わっているから(笑)!(不倫の)代表者みたいになっている!ベッキーが作ったブームじゃない(笑)」と、温かくフォローしていた。今田さんと鈴木さんは過去に、5回タッグを組んでおり、今回で6回目となる。これまで、第1弾には千原ジュニア(千原兄弟)・小木博明(おぎやはぎ)、第2弾は堀内健(ネプチューン)、第3弾は宮川大輔、第4弾は立川談春、第5弾は大久保佳代子(オアシズ)・徳井義実(チュートリアル)と組んでおりベッキーさんとは初共演となる。「三途会~私の人生は罪ですか?~」は、三途川の手前に死ぬ直前の人間の意識が集まっており、人生で様々な罪を抱えた人たちが、そこで会議を開くという物語。14年ぶりの舞台出演となり、さらには今田さんとお芝居では初共演となるベッキーさんは、「バラエティで共演するときはお互い笑顔。シリアスがないので、頑張らないと。気を引き締めないといけないと思いました」と気合いを入れていた。稽古をするうちに急接近という可能性もあるかと尋ねられると、今田さんは「あり得るかもわからない。内容次第。恋愛するような内容だったら、あり得るかも」と期待を込めるが、ベッキーさんは「あり得るかもしれない…。でも98%ないです。結構高めです(笑)」とやんわり否定していた。今田さんが「おさむさんも、共演者を(恋愛に)発展するかも、みたいな人を入れてくれればいいのに…」と願望をこぼせば、ベッキーさんから「仕事を何だと思っている!」と喝を入れられ、負けじと「出会いの場じゃ!」と叫んでいた。また、タイトルの「三途」にかけて、三途の川の前では何を思うかという話になると、ベッキーさんは「三途の川の前に行くことになったら、出会った皆に『ありがとう』と伝えたい」と心を込めた。しかし今田さんは、「三途の川手前で、独身だとしたら…、自力で絶対生き返ります!自信あります!絶対に渡らない」と、並々ならぬ勢いで、生きている間に結婚したいと息巻いていた。「三途会~私の人生は罪ですか?~」は11月22日(水)~26日(日)まで東京グローブ座にて上演。(cinamacafe.net)
2017年08月30日俳優・山田孝之が、お馴染みの「PlayStation(R)4」の新CMに出演。「ドラクエXI、山田孝之のすごい駄々篇/すごい我慢篇」と題した本CMで、山田さんは息子の前でもゲームへの愛情が抑えられず、全力で駄々をこねて、おねだり(!?)する父親役に挑戦。7月22日(土)よりオンエアが開始される。先日、PlayStation(R)YouTube公式チャンネルにて山田さんが「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」をプレイする模様や対談を収めた特別映像が公開され話題となったが、今回オンエアされるCMでは、山田さんが父親役で出演。まず「すごい駄々篇」では、「ドラゴンクエストXI」が欲しくて、「やりたい、やりたい!」と、地べたに寝そべり全力で駄々をこねる山田さん。そんな人目をはばからず大声でゲームを欲しがる父の姿に、困った表情を浮かべる息子だったが、根負けした様子で息子が購入を許可すると、歓喜の表情で小躍りしながらレジへ。そして帰宅後、興奮気味で息子と一緒にプレイ。親子関係が逆転した様子をコミカルに描いている。また「すごい我慢篇」では、ゲームを楽しむ息子の横で、自分もやりたいと葛藤する山田さん。コントローラを奪い取りたい衝動を必死に抑えようとするのだが、抑えきれずアクロバティックに息子の頭上をまたぎ、二人羽織の姿勢に。実はこのアクロバティックな脚さばきは、山田さんの提案から生まれたものだそう。このゲームをやりたい衝動を抑えきれない気持ちを、全身で表現した山田さんの渾身の表情は必見だ。実際の撮影にて、駄々をこねる演技では、想像以上の大きな動きと大声に出演者も周りのスタッフも笑いをこらえるのに必死だったそう。また、心の葛藤を表情だけで演じた山田さん演技には、一同感服。台詞を発しない中でも、様々な表情でゲームをやりたい衝動を見事に表現している。「PlayStation(R)4」のCMはいつもテンションが高いので覚悟はしていたと言う山田さん。「今回は体力的にも頑張らなきゃなぁと思っていましたが、実際にやってみるとその通りでした」とふり返り、「実際に駄々をこねる子は周囲にもアピールすると思うのですが、短い時間でわかりやすく表現するために大きく動き、小学生低学年の子の気持ちで演技しました」とコメントした。PlayStation(R)4「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」新CM 「ドラクエXI、山田孝之のすごい駄々篇/すごい我慢篇」は7月22日(土)よりオンエア。「ドラゴンクエスト XI 過ぎ去りし時を求めて」は7月29日(土)より発売。(cinemacafe.net)
2017年07月19日俳優の山田孝之が17日、都内で行われた主演映画『映画 山田孝之 3D』(6月17日公開)の公開記念舞台挨拶に、芦田愛菜、松江哲明監督、山下敦弘監督とともに登場した。同作は、テレビ東京系ドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』をきっかけに生み出された。「山田孝之」とは何者なのか、思考にダイブする、脳内スペクタクル3D映画となる。『山田孝之の東京都北区赤羽』『山田孝之のカンヌ映画祭』、そして『映画 山田孝之 3D』と、作品を続けてきた松江&山下両監督。山下監督は「最初は赤羽の山田くんを記録するところから始まって、振り回されていろんなことがあった3年間。いろんな景色を見せてもらって。カンヌにも行けたし、今日はTOHOシネマですごい景色を見せてもらった」と振り返った。松江監督は、自分たちのことを「教室のすみでこそこそ男子が変なことしゃべってるグループ」と表し、「テレ東さんで深夜で放送していただいてて、こそこそ話が、いつの間にか学校の集会の、全校生徒いる前で立たされている感じというか」と分析。独特な感覚を表現した。また山田の魅力について、山下監督は「力があるというか。山田くんに見つめられて説得されると、その瞬間は正しいと思うんですよ」と心境を吐露。「でも帰り、家の前あたりでなんかおかしいって気づくんですけど、半径5mくらいの時はそれが正しいと思わせる山田力というか。それをずっと感じてて、そこがすごい」と淡々と、しかし熱を込めて語ると、客席も納得した様子だった。一方、松江監督は同作を通して「一人一人、自分と山田孝之がつながる瞬間がある」と明かす。松江監督は「人によっては、自分の中にも山田孝之の部分があるというか。そこが、山田くんが18年間俳優をやってて、特別な位置にいるところかな。面白いことをしていることのヒントがありました」と述懐。「そういうところが、伝えたかったところです」と、同作に込められたテーマを説明した。
2017年06月18日山田孝之主演の『映画 山田孝之3D』(6月16日公開)の、公開記念舞台挨拶が実施されることが2日、わかった。同作は、テレビ東京系ドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』をきっかけに生み出された。「山田孝之」とは何者なのか、思考にダイブする、脳内スペクタクル3D映画となる。公開を記念して、行われる舞台挨拶には、山田、芦田愛菜、松江哲明監督、山下敦弘監督らオールスタッフが登壇。『山田孝之のカンヌ映画祭』から始まる制作秘話や、「山田孝之」について語り尽くす。TOHOシネマズ 新宿にて、13時30分の回上映後と、16時10分の回上映前に行われる予定だ。チケットは「チケットぴあ」より販売される。
2017年06月02日『映画 山田孝之3D』が2017年6月16日(金)に公開される。主演はもちろん、俳優「山田孝之」。『映画 山田孝之3D』は、山田の思考に迫る、脳内スペクタクル3D映画だ。イリュージョンのような言葉と映像で「山田孝之」を3Dで体感する作品。観客を奇妙で恍惚な「山田孝之ワールド」へと誘う。本作は、テレビ東京他で放送されたドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」をきっかけとして、俳優・山田孝之×監督・松江哲明&山下敦弘によって生み出された。さらには、「山田孝之のカンヌ映画祭」にも登場した芦田愛菜が友情出演。ドキュメンタリードラマの中でも掲げていた「カンヌ映画祭で賞を獲る」という目標を継続。最終話(3/24オンエア)にて、本年度のカンヌ映画祭にも「正式応募」を果たした。山田自身も「この映画には僕の今までの人生とこれからの全てが詰め込まれています。」と語る意欲作。監督した松江・山下両監督は「3Dだからこそ効く体感映画が完成してしまったと自負しています。(松江監督)」「これは人間、山田孝之と山下敦弘のけじめとしての映画です。(山下監督)」と自信を見せている。また前売券として山田孝之肖像画(by漫☆画太郎)スマホ用壁紙を特典としたムビチケオンラインが限定発売。また、5月17日発売「山田孝之のカンヌ映画祭」Blu-ray&DVD BOXには初回限定で本映画の舞台挨拶付き上映に抽選で333名様を招待する応募抽選券はがきが封入されることも決定している。■山田孝之のコメント2016年、僕と山下さんは手を取り合い、衝突を重ね、決別し、再び手を取り合い一つの映画を完成させました。この映画には僕の今までの人生とこれからの全てが詰め込まれています。それを引き出せたのは山下さんとの関係無しでは成せないことでした。そして、その全てを見届けてくれた芦田さん。僕は芦田さんと出会ったことでたくさん失い、たくさん発見することができました。いつか芦田さんのような大人になるため、山田孝之は現実をぶち壊し続けて生きていきます。■松江哲明監督のコメント山下くんから「山田くんが自分を題材にした映画を撮りたいと言ってるんだけど」と相談され、カメラ目線でこれまでの人生を語る山田孝之を見た時、この映画は彼の脳内にダイブするようなドキュメンタリーにしなければならないと覚悟を決めました。山田くんが目からビームを発しながら訴えてくるからです、「もっと飛べ!」と。僕の勘違い、または洗脳されていただけかもしれませんが、3Dだからこそ効く体感映画が完成してしまったと自負しています。あの目力に注意してご覧ください。■山下敦弘監督コメント山田孝之くんとこの三年間いろいろなことがありました。「真剣じゃないと芝居が出来ない」から始まり、しまいにはナパーム爆破してからの逃亡…。山田くんとは二度と映画は作れないんじゃないかと諦めていましたが、この度、芦田愛菜さんのおかげで一本の映画を作ることが出来ました。これは人間、山田孝之と山下敦弘のけじめとしての映画です。どうか皆さま劇場で見届けてください。この映画を芦田愛菜さんに捧げます。【映画情報】『映画 山田孝之3D』公開日:2017年6月16日(金)出演:山田孝之 友情出演:芦田愛菜監督:松江哲明 山下敦弘制作:テレビ東京 C&Iエンタテインメント配給:東宝映像事業部©2017「映画 山田孝之」製作委員会劇場:[北海道]札幌シネマフロンティア [東京]TOHOシネマズ 新宿 [東京]池袋HUMAXシネマズ[愛知]TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ [大阪]TOHOシネマズ 梅田 [福岡]T・ジョイ博多■前売情報3月24日(金)25時30分よりムビチケオンライン限定発売特典:山田孝之肖像画(by漫☆画太郎)スマホ用壁紙料金:一般¥1,800(税込/3D鑑賞料金含む)取扱い詳細は、ムビチケサイトまで。
2017年03月28日俳優・山田孝之の映画『映画 山田孝之3D』が公開されることが25日、わかった。6月16日より、全国6カ所での上映を予定している。同作は、テレビ東京系ドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』(毎週金曜24:52~)をきっかけに生み出された。番組内では、山田が山下敦弘監督とともにカンヌ映画祭を目指して映画を撮っていく様子が放送されたが、『映画 山田孝之3D』を実際に本年度のカンヌ映画祭に正式応募。「山田孝之」とは何者なのか、思考にダイブする、脳内スペクタクル3D映画となる。『山田孝之のカンヌ映画祭』の山下監督、松江哲明監督がメガホンをとり、芦田愛菜も友情出演。イリュージョンのような言葉と映像で、「山田孝之」を3Dで体感できるという。山田は「2016年、僕と山下さんは手を取り合い、衝突を重ね、決別し、再び手を取り合い一つの映画を完成させました」と振り返り、「この映画には僕の今までの人生とこれからの全てが詰め込まれています」と作品について語った。また山田は、友情出演となる芦田について「芦田さんと出会ったことでたくさん失い、たくさん発見することができました」と感謝の気持ちを表す。「いつか芦田さんのような大人になるため、山田孝之は現実をぶち壊し続けて生きていきます」と目標を述べた。松江監督は「この映画は彼の脳内にダイブするようなドキュメンタリーにしなければならないと覚悟を決めました。山田くんが目からビームを発しながら訴えてくるからです、『もっと飛べ!』と」と意図を明かす。「3Dだからこそ効く体感映画が完成してしまった」と自負し、「あの目力に注意してご覧ください」とアピールした。「山田孝之くんとこの3年間いろいろなことがありました」という山下監督は、「『真剣じゃないと芝居が出来ない』から始まり、しまいにはナパーム爆破してからの逃亡……」としみじみ。一度は山田との映画を諦めたものの「この度、芦田愛菜さんのおかげで一本の映画を作ることが出来ました」と改めて感謝し、「これは人間、山田孝之と山下敦弘のけじめとしての映画です」と宣言した。そして「この映画を芦田愛菜さんに捧げます」と語った。上映館は北海道・札幌シネマフロンティア、東京・TOHOシネマズ新宿、池袋HUMAXシネマズ、愛知・TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、大阪・TOHOシネマズ梅田、福岡・T・ジョイ博多の6カ所。前売り券のムビチケオンラインには、特典として漫☆画太郎が描いた山田孝之肖像画のスマホ用壁紙がついてくる。
2017年03月25日本日3月24日(金)最終回を迎えたドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」。この度、本作をきっかけとして、山田孝之×監督・松江哲明&山下敦弘によって生み出された『映画 山田孝之 3D』が、6月16日(金)より公開されることが決定した。様々な顔と数々の名演で人々を魅了し続ける、「俳優・山田孝之」。俳優として変化し続け、視聴者を煙に巻き続ける「山田孝之」とは何者なのか?本作は、そんな彼の思考にダイブする、脳内スペクタクル3D映画。イリュージョンのような言葉と映像で「山田孝之」を3Dで体感する映画は、観客を奇妙で恍惚な“山田孝之ワールド”へと誘う…。「山田孝之のカンヌ映画祭」をきっかけとして生み出されたとあって、ドキュメンタリードラマに登場した芦田愛菜も友情出演。ドキュメンタリードラマの中でも掲げていた、「カンヌ映画祭で賞を獲る」という目標も継続され、最終話では本年度のカンヌ映画祭にも正式応募を果たしている。本作は、山田さんが「この映画には僕のいままでの人生と、これからの全てが詰め込まれています」と語る意欲作。松江監督は、「3Dだからこそ効く体感映画が完成してしまったと自負しています。あの目力に注意してご覧ください」と自信を見せ、3年の間、山田さんといろいろあったとふり返る山下監督は、「山田くんとは二度と映画は作れないんじゃないか」と諦めていたそうだが、「芦田愛菜さんのおかげで一本の映画を作ることが出来ました。これは人間、山田孝之と山下敦弘のけじめとしての映画です。どうか皆さま劇場で見届けてください。この映画を芦田愛菜さんに捧げます」とコメント。また山田さんは、「僕は芦田さんと出会ったことでたくさん失い、たくさん発見することができました。いつか芦田さんのような大人になるため、山田孝之は現実をぶち壊し続けて生きていきます」と新たな意気込みを見せた。そして今回、「山田孝之全告白」というコピーが書かれた本作のポスタービジュアルと、予告編も併せて解禁。なお、本作の前売券として本日より「山田孝之肖像画 (by 漫☆画太郎)スマホ用壁紙」を特典としたムビチケオンラインが限定発売開始され、5月17日(水)発売の「山田孝之のカンヌ映画祭」Blu-ray&DVDBOXには、初回限定で本映画の舞台挨拶付き上映に抽選で333名様を招待する応募抽選券はがきが封入されることも決定した。『映画 山田孝之 3D』は6月16日(金)よりTOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ梅田ほかにて公開。「山田孝之のカンヌ映画祭」DVD&Blu-rayBOXは5月17日(水)より発売。(cinemacafe.net)
2017年03月25日俳優・山田孝之がフジファブリックの新曲『カンヌの休日 feat. 山田孝之』にボーカルとして参加。そのミュージックビデオが公開された。テレビ東京・テレビ大阪ほかで放送中のドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」のオープニングテーマとなっている『カンヌの休日 feat. 山田孝之』。ミュージックビデオのコンセプトは「映画祭」。タキシードに身を包みブラックのサングラスをかけ、爽快にレッドカーペットを駆け抜ける山田の姿が映されている。彼が進むその先にはフジファブリックが待ち受け、合流するやいなや無数のカメラのフラッシュを浴びながら山田が熱唱する。そこに現れた怪しげな謎の老人は、ミュージックビデオを監督、そしてドラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」も手掛ける映画監督の山下敦弘というコミカルな内容だ。フジファブリックの新曲『カンヌの休日 feat. 山田孝之』は2017年2月15日(水)より発売。ニューアルバム『STAND!!』を掲げた全国ツアーでも同曲は演奏されている。2017年2月24日(金)に中野サンプラザで行われた全国ツアーの追加公演では、タキシードに身を包んだ山田孝之がサプライズで登場し、会場を沸かせた。なお、2017年6月と7月には、4回目となる自主企画イベント「フジファブリック 2マンツアー フジフレンドパーク2017」を開催することが決定した。過去の企画では「ウルフルズ」や「キュウソネコカミ」、「Suchmos」、「クリープハイプ」、「KANA-BOON」といった話題のバンドと対バンしていることから、今年の相手が誰になるのか期待が高まる。【詳細】■『カンヌの休日 feat. 山田孝之』発売日:2017年2月15日(水)<収録曲>1.カンヌの休日 feat. 山田孝之2.Here3.カンヌの休日4.カンヌの休日(Instrumental)価格:・通常盤(CD)AICL-3261 1,500円+税・初回盤(CD+DVD)AICL-3259-60 1,700円+税 ※Music Video収録■フジファブリック 2マンツアー フジフレンドパーク2017・2017年6月26日(月) 大阪・Zepp Osaka Bayside・6月30日(金) 東京・Zepp DiverCity TOKYO・7月1日(土) 東京・Zepp DiverCity TOKYOチケット:スタンディング/2F指定席 5,400円(税込)+1Drink一般発売日:5月20日(土)FAB CHANNEL会員限定最速チケット先行受付期間:2月17日(金) 22:00~2/26(日)23:00
2017年01月24日人気俳優・山田孝之が「カンヌ映画祭」を目指す映画制作の過程を記録したドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」が、1月6日(金)今夜からテレビ東京系にて放送がスタートする。1999年に俳優デビューし、映画初主演を務めた2005年公開の『電車男』が大ヒットした山田さん。その後も『クローズZERO』シリーズや『十三人の刺客』、『GANTZ』シリーズや『バクマン。』『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』などに出演。『闇金ウシジマくん』シリーズで見せるハードなスタイルから「勇者ヨシヒコ」シリーズで見せるコミカルさまでその演技のふり幅の広さ、多彩さは他の追随を許さない。いまや日本を代表する俳優に成長した山田さんが今回挑むのは、自身2年ぶり2度目となる「ドキュメンタリードラマ」。前回のドキュメンタリードラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」では、スランプに陥った山田さんが親交のある映画監督・山下敦弘を呼び出し「赤羽での自分を撮影してほしい」と依頼、そこにドキュメンタリー監督・松江哲明が加わってドラマが生まれたのだが、今回も山田さんが山下監督を呼び出し「世界最高峰のカンヌ映画祭で賞をとりたい」と言い出し、2人で「カンヌ映画祭」に向け映画制作をスタートさせる。松江監督も参加して“映画制作に奔走した山田孝之の2016年夏の記録”として作品化したという。放送にあたり山田さんは番組公式サイトで「今回カンヌを目指して、大切なことをたくさん学びました」とコメント。「ふり返って見ると、決してベストとは言い切れない決断があった」としながらも「行動したことにより気づくことができ、次に役立てることができます」と続け「これからも“山田孝之の”やり方で頑張っていこうと思います。しっかりと注意してご覧ください」と視聴者へメッセージを寄せている。また山下監督も山田さんと過ごした昨夏をふり返り「修行のような毎日で、結果お尻に変なおデキが出来たり…山田孝之は変な魔法をもっているので皆さんも気をつけてください」。松江監督も「とんでもない映像は撮れていることは保証できます。おそるべし、山田孝之。無事、最終回まで放送されますように」とそれぞれコメント。「山田孝之がつくる映画」とは一体どのような内容なのか…本放送で確かめて欲しい。ドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」は1月6日(金)より毎週金曜深夜0時52分~放送。(笠緒)
2017年01月06日テレビ東京とテレビ大阪では、来年1月クールにて、ドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」を放送することが決定した。2016年夏、山田孝之は映画監督・山下敦弘を呼び出す。山田は山下に、世界最高峰のカンヌ映画祭で賞をとりたいと告げる。後日、とある場所で集まった山田と山下は、早速映画の内容について話し始めた――。本作は、映画『電車男』や『クローズZERO』を始め、『十三人の刺客』『土竜の唄潜入捜査官REIJI』『バクマン。』『信長協奏曲』『何者』『闇金ウシジマくんザ・ファイナル』など、作品ごとに全く違う顔を見せてきた日本を代表する俳優・山田さんが、「カンヌ映画祭」に向けた映画製作の過程を記録したドキュメンタリードラマ。映画製作に奔走した山田さんの今年の夏の記録として、山下監督と友人のドキュメンタリー監督・松江哲明と共に作品化した。山田さんがつくる映画とは一体どのような内容なのかを、この「山田孝之のカンヌ映画祭」として放送する。山田さんは「今回カンヌを目指して、大切なことをたくさん学びました。ふり返って見ると、決してベストとは言い切れない決断があったと思います。しかし、行動したことにより気づくことができ、次に役立てることができます。これからも“山田孝之の”やり方で頑張っていこうと思います。しっかりと注意してご覧ください」とコメント。山田さんから連絡があり、ひと夏を一緒に過ごしたという山下監督は、そんな日々をもはや修行のような毎日だったと語り、「結果お尻に変なおデキが出来た」と明かす。「山田くんと一緒にいると自分の中の何かが壊れてしまうのでこれからは誘われても山田くんの話に乗らないようにします。山田孝之は変な魔法をもっているので皆さんも気をつけてください」と呼びかけた。この企画決定時、「一体、何人の先輩監督たちに怒られることになるんだろう」と思ったと話す松江監督は、「実際すでに怒られています。かなり本気で(それも撮りました)。けど仕方がないのです。山田孝之が先頭に立っているのだから」と語り、「迷惑をかけた分、とんでもない映像は撮れていることは保証できます。嗚呼、おそるべし、山田孝之。無事、最終回まで放送されますように」と最後は祈りを込めた。「山田孝之のカンヌ映画祭」は2017年1月6日より毎週金曜日深夜0時52分~テレビ東京にて放送(cinemacafe.net)
2016年12月08日モデルで女優の中条あやみがバラエティ番組「アナザースカイ」5代目女性MCに抜擢され、26日(月)、同じくMCの今田耕司と囲み取材を行った。中条さんは初回収録の自己採点が「80点」と高得点であったことを嬉しそうに報告。今田さんは中条さんのフレッシュな魅力に終始デレデレだった。本番組は、ゲストが海外にある第2の故郷“アナザースカイ”を訪れ、その魅力を紹介するもの。瀧本美織からバトンを受け取り、キャリア初の司会業を務めることになった中条さんは、オファーを受けた当初をふり返り、「嬉しいと同時に頑張らなといけないと思いました」と述懐。「いまでも緊張や不安はありますけど、今田さんと一緒に頑張って、旅を通して生きる場所が広がるワクワクやドキドキといった感動を伝えたい」と初々しい笑顔で決意を表した。そんな中条さんは、ゲストの宮根誠司が韓国・ソウルを紹介する初回収録(10月7日放送)について、「良すぎると思うけど80点くらい。すごい楽しかったので」と伝えると、「『関西人はお金が好き』なんて余計なことを言ってしまいました…」と反省の弁も。というのも、中条さんは大阪出身のため、大阪生活が長く関西人と言っても過言ではない宮根さんの“フリ”にも関西人特有の旺盛なサービス精神で応えていたため、ついつい口が滑ったとか。しかし、それすらも中条さんのフレッシュな魅力。今田さんは、2人の実家が二駅しか離れていないことを明かしながら、中条さんの印象を「東京生まれの格好良いモデルというより、家の近所の可愛らしい娘さん」と語ると、「いままでの女性MCの中で距離感が一番近い」としみじみ。また、「標準語の顔をしているので関西弁は違和感があると思う」と関西弁で話すことをためらう中条さんに、「ギャップやで。要所要所に語尾で(関西弁を)出したらモテルで~」と悪い笑顔で勧めると、「せっかくバラエティーに出てもらっているから、女優でもモデルでもない一面を出したい」と先輩らしく頼もしい一面ものぞかせて、中条さんの背中を後押した。始めたばかりのMCについては「決して上手ではないけど、いましか出せない等身大の感じを出して、緊張しつつ楽しんで」とアドバイスを送ると、スタッフが出すカンペに対応できなかったことも「カンペを知らないフレッシュさ!」とご満悦で、頬を緩めっぱなしだった。「アナザースカイ」は毎週金曜23時より日本テレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月27日