アークダイニングはこのほど、「チーズin煮込みハンバーグ肉めし」(税込640円)を「岡むら屋」2店舗にて発売した。「岡むら屋」は2013年3月に東京都・新橋で開業。看板商品の「肉めし」は、大鍋で角切りにカットした牛バラ肉とその他の具材を八丁味噌を使用して5時間以上かけて煮込んだメニュー。とろとろになるまで煮込んだ牛肉を、たまねぎや豆腐などの具材とともにご飯に盛りつけて提供している。「チーズin煮込みハンバーグ肉めし」は、同店定番のバラ肉の煮込みと、幅広い年代に人気のチーズ入りハンバーグを組み合わせたもの。バラ肉と同様、大鍋で煮込んで仕上げるハンバーグは、味がしっかり染みていて、ご飯がすすむ味わいだという。
2015年09月09日伊坂幸太郎の小説を大須賀めぐみが大胆にコミカライズした異色作、『魔王 JUVENILE REMIX』の舞台版に挑戦する池岡亮介、味方良介、影山達也、Ry☆、細見大輔、ラサール石井に話を聞いた。*pnish* vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』チケット情報「僕が演じる潤也はいちばん他者と関わり、関わることで兄の死の謎に辿り着きます。僕の動きひとつで相手の姿が浮き上がる役だと思うので、みんなとの関係性を大切に演じたいです」(池岡)。「兄、安藤は潤也を見守り影響を与える存在です。だからこそ真っ直ぐでいたい。お芝居の経験はまだ少ないんですが、とても刺激的でおもしろい舞台に立たせてもらっていると感じています」(影山)。「僕が演じるアンダーソンは情報屋で日系のアメリカ国籍という複雑な存在ですが、安藤さんを慕う気持を持つことで自分が見えるし、いろいろなことに気付きます。なので、その気持を大切に演じたい。これまではミュージカル作品といった『歌』で表現することが多かったので、台詞で感情を出すことはとても難しくて苦しいです。でも、そこに挑むことがとても楽しいです!」(味方)「舞台に立つのは今回が2回目で、前回は得意の踊りがありましたが、今回は踊りはなく、ストレートな演劇に挑戦します。スズメバチという殺し屋として、少しでもこの舞台の力になりたいし、なれるように努力します。今はテンパりながら稽古場で皆さんの姿を見ている日々で、毎日が発見です」(Ry☆)。「僕は殺し屋を斡旋する岩西を演じていて、ともすれば明るくひょうきんな役ですが、そのなかにも香り立つなにか怖さみたいなものを表現したいと思っています。演出の鈴木勝秀さんが『演劇は事件です』とおっしゃっていて、その言葉が自分の中にすごくストンと落ちました。確かに、今、僕らは僕らにしかできないことをやっている、そのことが毎日感じられてすごく新鮮です。舞台は日々変わるものなので、皆さんにはこの事件の目撃者になってほしいと思います」(細見)。「辰美という原作の新市長や政治家といった、いろいろな役をうまい具合にまぜあわせた、いわゆる『大人』の存在を演じています。いい意味で『権力バカ』な側面を見せたいと思います。今、この時代に上演するにはなかなかに刺激的な内容ですが、現政権の批判といったことではなく大きな流れの中で自分はどう抗っていくか?というお話だと感じています」(ラサール石井)。「舞台のキャッチフレーズにも『抗え。』とありますが、ただやみくもに反発すればいいわけではなく、個人が意思を持って抗う、ということが大切だと思うんです。今の時代がどうとか、僕自身がどうこう言える立場ではないけれど、この舞台を観ていただくことで、諦めちゃうのはちがうよ、というメッセージを受け止めてもらえたらと思います」(池岡)公演は4月18日(土)から東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、5月1日(金)から兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて。取材・文:おーちようこ
2015年04月17日アークダイニングが運営する「秋葉原 岡むら屋」は3月13日、「肉そば」を発売する。岡むら屋は、明治時代の牛鍋をヒントに完成させたメニュー「肉めし」を看板商品に持つ店舗。肉めしは、大鍋で角切りにカットした牛バラ肉などの具材を、八丁味噌を使用して5時間以上煮込んで作る。とろとろになった牛肉にたまねぎ、豆腐などの具材とともにご飯に盛って提供する。今回発売する「肉そば」は、同店の特製の煮込み肉とオリジナル麺を使用した汁なしラーメンを組み合わせたメニュー。玉ねぎや青ねぎ、白髪ねぎ、ニラ、水菜など野菜もたっぷり使用しているため、シャキシャキした食感が味わえる。タレは、肉めしで使用する割り下と牛脂に数種類の調味料を合わせた特製のまぜタレを採用。卵黄や魚粉を混ぜることで味の変化も楽しめる。価格は790円(税込)。そのほかにも、豆腐を乗せた「豆腐肉そば」や「肉そば(卵黄なし)」も提供するほか、麺の食べ終わりに楽しめる「追い飯」や「野菜大盛」なども用意する。
2015年03月12日とんかつ専門店「かつや」など飲食店を運営するアークランドサービスの子会社で、天ぷら専門店「あきば」などを運営するアークダイニングは8日より期間限定で、東京都内2店舗の「岡むら屋」にて「肉ダレ肉めし」「肉ダレ肉皿定食」の販売を開始する。○辛味の効いた特製肉ダレの「肉めし」2013年3月に新橋で開業した「岡むら屋」は、明治時代の牛鍋をヒントとした「肉めし」を提供する専門店。看板商品「肉めし」(490円・税込)は、大鍋で角切りにカットした牛バラ肉その他の具材を、八丁味噌を使用し5時間以上かけて煮込む。大鍋で煮込まれた牛肉はとろとろになり、それをたまねぎ、豆腐などの具材と共にご飯に盛り提供する。別途、定食も用意している。期間限定商品「肉ダレ肉めし」「肉ダレ肉皿定食」は、ニンニク醤油ダレに、肉そぼろとたまねぎを加えじっくり煮込んだ特製肉ダレを使用。辛味の効いた特製肉ダレを「肉めし」にかけ、歯ごたえの良いシャキシャキの白髪ねぎを乗せて提供する。価格は、「肉ダレ肉めし」が690円(税込)。「肉ダレ肉皿定食」は、ご飯・みそ汁・漬物付き790円(税込)で、単品も用意している。提供店舗は、新橋、秋葉原の東京都内2店舗。
2015年01月07日コトブキヤが展開する人気フィギュアシリーズ「キューポッシュ」より、『キューポッシュ 暁美ほむら -制服Ver.-』が2015年4月に発売されることが決定した。価格は4,536円(税込)。「キューポッシュ」は、2、3頭身のデフォルメキャラクターによるポケットサイズの新しい可動フィギュアシリーズ。小さな体に首、肩、肘、手首、腰、股、膝、足首の豊富な可動域と足裏のマグネットによって専用ベース上での自由なポージング、充実の付属品でさまざまな表情や印象的なシーンを再現できる。これまでに『魔法少女まどか☆マギカ』『とある科学の超電磁砲S』『中二病でも恋がしたい!』『ソードアート・オンラインII』といった人気作品のキャラクターが立体化されている。シリーズ第19弾として登場する『キューポッシュ 暁美ほむら -制服Ver.-』は、2014年8月に発売された『キューポッシュ 暁美ほむら』(魔法少女Ver.)の「制服Ver.」となり、三つ編み&メガネ姿を再現。魔法少女Ver.と合わせてプレイバリューの高い「キューポッシュ」に仕上がっている。付属パーツは、メガネ、学生鞄、ゴルフクラブ(べこべこ)など豊富に同梱。表情パーツは笑顔、泣き顔、にっこり顔の3種類が用意されている。差し替え用手首一式(平手、握り手、持ち手)、専用台座(足裏マグネット対応)、可動アームスタンド一式(支柱、支柱用アーム、延長パーツ細/太、収納用チャック袋も付属する。原型製作は、村上はるひ氏が担当。商品価格は4,536円(税込)で、現在コトブキヤのショッピングサイト「コトブキヤダイレクト」にて予約受付中。商品の販売および発送は、2015年4月を予定している。(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion
2014年11月17日アークダイニングはこのほど、東京都内2店舗(新橋、秋葉原)の「岡むら屋」にて、期間限定で販売していた「牛タレしゃぶ肉めし」を、「牛しゃぶめし」として定番商品に追加した。「牛しゃぶめし」は、牛バラ肉を通常のしゃぶしゃぶより厚めに切り、注文を受けるたびに牛肉の旨味の溶け込んだ鍋でほどよく火を通して提供する。煮込みすぎないため、肉が硬くならず肉本来の旨味を味わえる。また、大手チェーンでは、平均して牛肉の量が80g前後のところが多いが、同店ではそのおよそ2倍の150gとたっぷりと使用した。さらに豆腐をのせてボリュームをアップさせている。添えてあるわさびを使うと、さっぱりと食べることもできる。価格は690円。同時に「合盛(あいもり)肉めし」の販売も開始する。「合盛肉めし」は、同店の看板商品「肉めし」と、新メニュー「牛しゃぶ肉めし」を同時に味わえる丼。価格は790円。期間限定メニューとして「キムチ肉めし」(690円)、「キムチ牛しゃぶめし」(790円)も販売する。いずれも、同店特製タレで煮込んだ旨辛キムチをたっぷりと丼の上にのせた。各メニューとも定食も用意している。価格は税込。
2014年11月11日2013年10月に公開されたアニメーション映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』に登場する「悪魔ほむら」が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。価格は4,167円(税抜)。「悪魔ほむら」は、『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』にて、暁美ほむらがあるきっかけによって悪魔のように変貌した姿。「ねんどろいど」シリーズでは、これまでに『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズのさまざまなキャラクターが立体化されてきたが、待望の悪魔ほむらのねんどろいど化となる。妖艶な漆黒のドレスや悪魔の羽もねんどろいどサイズで再現し、表情パーツには「通常顔」「微笑み顔」を用意。そのほか、ソウルジェムの破片が変化した「ダークオーブ」や、ほむらにつままれた「キュゥべえ」も付属し、劇中のさまざまなシーンを再現することができる。原型制作は西部秀寿氏が担当。商品価格は4,167円(税抜)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は2014年10月22日21:00。商品の発売および発送は、2015年1月を予定している。なお、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約特典として「ねんどろいど追加パーツ(イヤーカフス)」が付属する。(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion
2014年09月26日すがすがしいハーブの恵みで、明るい肌印象へイグニス(IGNIS)は、すがすがしいハーブの恵みで、心の内側から浄化されたように、明るい肌印象へと導く、むらさき色の美白スキンケアシリーズ「ホワイトハーバル」の、乳液、化粧水、クリームを、3月18日に新発売する。“印象まで澄みわたる”美白スキンケアシリーズ「ホワイトハーバル」は、美白有効成分のほかに、 可憐なハーブの恵みをつめ込んだ、“印象まで澄みわたる”美白スキンケアシリーズ。「イグニス ホワイトハーバル ミルク」は、洗顔の後に使用し、なめらかなコクとうるおいに包まれ、やわらかく、しなやかな肌へと導く薬用美白乳液。「イグニス ホワイトハーバル ウォーター」は、乳液の後に使用し、やさしくマイルドな感触で、満たされたキメ細やかな肌へと導く、ハーブが香るうるおい薬用美白化粧水。「イグニス ホワイトハーバル クリーム」は、お手入れの最後に使用。するりとなじんで、みずみずしく肌を守るように、なめらかに包みこむという薬用美白クリーム。元の記事を読む
2013年03月04日すがすがしいハーブの恵みで、明るい肌印象へイグニス(IGNIS)は、すがすがしいハーブの恵みで、心の内側から浄化されたように、明るい肌印象へと導く、むらさき色の美白スキンケアシリーズ「ホワイトハーバル」の、乳液、化粧水、クリームを、3月18日に新発売する。“印象まで澄みわたる”美白スキンケアシリーズ「ホワイトハーバル」は、美白有効成分のほかに、 可憐なハーブの恵みをつめ込んだ、“印象まで澄みわたる”美白スキンケアシリーズ。「イグニス ホワイトハーバル ミルク」は、洗顔の後に使用し、なめらかなコクとうるおいに包まれ、やわらかく、しなやかな肌へと導く薬用美白乳液。「イグニス ホワイトハーバル ウォーター」は、乳液の後に使用し、やさしくマイルドな感触で、満たされたキメ細やかな肌へと導く、ハーブが香るうるおい薬用美白化粧水。「イグニス ホワイトハーバル クリーム」は、お手入れの最後に使用。するりとなじんで、みずみずしく肌を守るように、なめらかに包みこむという薬用美白クリーム。▼外部リンクイグニス 「リコメンド/ハーバル」【関連リンク】たった90日で-18kg!元アイドル小阪由佳が行った驚きの簡単ダイエットとは?(3月3日)農家のおもてなし、新業態 農園カフェ&バル「Daichi & keats」(2月24日)実年齢よりずっと若く見える!?今話題の驚異のコスメとは?(2月17日)驚愕の事実が発覚!復活愛を叶える方法とは?(2月10日)元の記事を読む
2013年03月04日たむらぱんの「TAMURAPAN ワンマンライブ全国ツアー」千秋楽である東京公演が11月30日にSHIBUYA-AXで行われた。今年は1月に『mitaina』10月に『wordwide』と1年に2作のアルバムをリリースするなど、これまで以上に積極的な音楽活動を行ってきたたむらぱん。今回のツアーは『wordwide』のリリースツアーで、全国7か所で行われた。積極的だった2012年の活動を象徴するかのように、ライブは序盤からエンジン全開。『ヘニョリータ』『スポンジ』『ジェットコースター』とアップテンポな曲を立て続けに披露した。そしてたむらぱんは「今日のライブをもっと盛り上げるためにスペシャルゲストに来ていただきました!」と発言。一部では情報が公開されていたため、その言葉のみで会場は大盛り上がり。呼び込みでグループ名を噛んでしまい、登場したメンバーが一度ハケて、もう一度呼び込みをし直すというハプニング(?)があったものの、私立恵比寿中学のメンバーが登場すると、会場からは歓声が巻き起こった。私立恵比寿中学お馴染みの自己紹介にたむらぱんが参加したり、彼女が楽曲提供した『結果オーライ』『大人はわかってくれない』の2曲を生演奏でコラボ。この日しか見られない豪華な共演に観客は酔いしれた。「花が全部摘み取られたかのような」とエビ中が去った後のMCで自虐的に言っていた彼女。しかし実際にそう感じた人はいなかっただろう。ニューアルバムに収録された『ふれる』そして人気の高い曲『ラフ』『ゼロ』を披露すると、それまで賑やかだった会場を一気に彼女の空気に変えてしまった。その姿はまさに花のようにとても凛として鮮やかであった。圧巻だったのは「言葉が大事という事に改めて気づかされた」と語った新作『wordwide』から『ぼくの』そして『でもない』を続けて披露した所。まるで搾り出すように歌い上げる彼女の姿に、畏怖に近い感情を覚えた。改めてシンガーとしての彼女の凄みを感じた瞬間であった。アンコールまで全編2時間の長丁場をやりきった彼女。最後まで決して大きくないその体からは想像もつかない、大きく透き通るような歌声と、体全部を使って行うパフォーマンスは衰える事はなかった。最後の曲を終えると、バックバンドのメンバーと共にステージ前に出てきて歓声に笑顔で応えていたたむらぱん。2013年の活動にも大きく期待を持たせる、まさにライブの醍醐味というものが凝縮された公演だった。★以下のリンクより「たむらぱん」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2012年12月05日九州旅客鉄道とJR博多シティ、ドーンデザイン研究所は12月2日より、「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」を開催する。同展は、JR九州の車両を始めとする公共交通デザインなどを25年間続けてきた水戸岡鋭治氏の活動を、アイディアスケッチ、ポスター、椅子やテーブル、車両模型などから360度俯瞰(ふかん)するパノラミック展示会。つばめ電車の運行や子ども向け遊戯施設の「木のプール」、JR九州のマスコット「くろちゃん」のコーナーなどを通じて、子どもたちにこれからの公共デザインに興味を持たせる企画が用意されている。会場はJR博多シティ9FのJR九州ホール(福岡県福岡市博多区博多駅中央街1番1号・博多駅直結)。開催日時は12月2日~2013年1月14日。平日11時~19時、 土日祝・年末年始(12月29日~1月3日)10時~19時(入場は18時30分まで)。初日となる12月2日は正午開館で、正午から開会式典を予定している。入場料金は、一般:前売り800円(当日1,000円)、中高生:前売り600円(当日800円)、小学生:前売り100円(当日200円)。未就学児は保護者同伴で無料となる。発売場所は、JR九州の主な駅、JR九州旅行支店、駅旅行センター、チケットぴあ他。その他、詳細は同展公式Webページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日メジャーデビュー5周年を迎えるシンガーソングライターのたむらぱんが、アコースティックワンマンライブツアーを開催し、6月1日の渋谷区文化総合センター大和田さくらホール公演でツアーファイナルを迎えた。本ツアーは、アコースティックギター、ウッドベース、ドラムス、ピアノ、コーラスという構成で東名阪で開催。厳かな雰囲気の中、ステージにたむらぱんが登場すると拍手が鳴り響いた。そんな中、ライブは、忙しく過ごしがちな日常生活を歌った『バンブー』からスタート。言葉ひとつひとつを大切に、語りかけるように歌い始めると、詞が観客ひとりひとりへしみ込んでいく。そして、たむらぱんとして初めて作った曲『アイノウ』、最新アルバムに収録の『ファイト』、5月23日にリリースしたばかりの8枚目のシングル『new world』と、実に淡々と、時間の流れを遅らせたように、ゆっくりと演奏は進行していく。曲の前には、茶目っ気たっぷりなトークで観客を楽しませ、澄み渡る歌を聴かせていった。ライブの中盤を過ぎると、ステージの明かりを抑えて、観客をさらに深い歌の世界へいざなう。ステージの彼女を照らすのは、和テイストの照明と淡い光のスポットライト。「昔の曲をやります」と切り出したたむらぱんは、インディーズの頃にリリースした『欲しい物際限無く』を披露。さらに、スピッツの名曲『空も飛べるはず』や、「半年前くらいからライブでやり始めました」というさだまさしの『関白宣言』をしっとりとカヴァーした。本編のラストは、ピアニストとたむらぱんだけが残り、さらに暗さを増したステージで『ゼロ』を熱唱した。アンコールでは、未発表の新曲『ぼくの』も披露し、大盛況となった。そして、「また、みなさんに会える日を楽しみにしています」と、全国ワンマンライブツアーの開催を発表。11月9日(金)北海道・KRAPS HALLよりスタートし、15日(木)愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO、16日(金)大阪・BIGCAT、24日(土)宮城・SENDAI CLUBJUNKBOX、25日(日)新潟・LOTS、28日(水)福岡・DRUM Be-1、30日(金)東京・SHIBUYA-AXまで全7公演。チケットは、たむらぱんのオフィシャルモバイルサイトにて6月15日(金)23:59まで予約受付中。また、6月16日(土)10:00よりオフィシャルHP先行を実施予定。
2012年06月13日1967年に有吉佐和子が小説として発表、すぐに大反響となって舞台化されて以来、数々の名優が演じてきたことでも知られる『華岡青洲の妻』。世界初の全身麻酔手術を成し遂げた華岡青洲の苦難や、その実母と嫁の青洲を巡る闘いを、高い文学性と共に描きだした名作だ。6月から行われる新派公演に出演するのは、水谷八重子と波乃久里子、そして新派初参加となる三田村邦彦。これまで山田五十鈴、杉村春子、淡島千景の演じる姑・於継のもと嫁の加恵を演じてきた水谷が、今回初めて於継に挑戦するのも見どころだ。都内で開かれた記者会見では、三者三様の意気込みが語られた。『華岡青洲の妻』公演情報江戸時代中期の紀州。名門の家から隣町の貧乏医者・華岡青洲(三田村)に嫁いできた加恵(波乃)は、華岡家を取り仕切る美しい姑・於継(水谷)や、口は悪いが優しい義妹・於勝(甲斐京子)、おとなしい義妹・小陸(瀬戸摩純)に囲まれて幸せな毎日を送っていた。京都にいる青洲の遊学費用のため今日も4人で機を織っていると、研究にひと区切りがついたという青洲が急に帰宅する。大喜びの於継はあれこれと青洲の世話を焼くが、新郎不在のまま式を挙げ、そのまま暮らしてきた加恵は出る幕がない。その後も研究に没頭する青洲は加恵に優しく接するものの、姑と嫁との争いは次第に激しさを増してゆく。数年後に青洲の麻酔実験が人体に及ぶと、我れ先にと自らの身を差し出すふたりだったが……。記者会見では、「これまで素敵な於継ばかりを見てきましたので、大きなお役すぎて自分が演じるなんて考えたこともありませんでした」と、率直な心境を吐露した水谷。「でもこれから稽古を通して、加恵に青洲を渡したくないという気持ちをどう感じていけるか。その実感を経て、初日までにまた違った於継を表すことが出来れば」と決意を語った。その横で「(水谷は)於継と性格的に似ているから大丈夫」と笑わせたのは波乃。小陸と加恵で4度の出演経験があり、「杉村先生に厳しく教えていただいたり、父(先代勘三郎)が惚れこんで青洲を演じたりと思い出の詰まった作品。今回はお姉ちゃま(水谷)が於継ということで、加恵として嫁姑の火花を散らさなければと思っています」と語った。「憧れの新派の舞台に出られるとは」と緊張気味の三田村も、「脚本の完成度が素晴らしくて、さすがは有吉先生と感動しました。テレビドラマによくあるような嫁姑の戦いに終始しないのも面白いですね」と感慨深げ。その言葉通り、美しい女同士の闘いを通して、人間の本質が丹念に描かれており、観劇後には深い余韻を残す。そして、於継や加恵、於勝、小陸とそれぞれに女の業を見せる姿に、観る者はつい共鳴してしまう。そこに、本作が愛され続ける理由はあるのだろう。6月4日(月)から23日(土)まら東京・三越劇場にて上演。チケットは4月30日(月)に一般発売開始。その後、栃木、岐阜、京都、岩手、静岡、滋賀、愛知、石川で公演を行う。取材・文:佐藤さくら
2012年04月20日