『木下大サーカス岡山公演』が2022年6月26日(日)~9月7日(水) に岡山ドーム東隣 特設会場(岡山県岡山市)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 公演概要『木下大サーカス岡山公演』公演日:2022年6月26日(日)~9月7日(水)会場:岡山ドーム東隣 特設会場(岡山県岡山市)■開演時間[月][火][水][土]:11:00、14:00[金]、6/26(日):13:00、15:50[日][祝]:10:10、13:00、15:50※休演日=木曜日と6/29(水)、7/6(水)・20(水)、8/3(水)・10(水)・17(水)※ただし8/11(木・祝)は開演■チケット料金◆自由席 入場料金前売(大人):3,000円前売(こども3歳~高校生):2,000円前売(大学・専門学校):2,400円※コンビニのみ当日(大人):3,500円当日(こども3歳~高校生):2,500円当日(大学・専門学校):2,800円◇指定席料金リングサイドA席:上記各種入場料金+3,000円リングサイドB席:上記各種入場料金+2,500円リングサイドC席:上記各種入場料金+2,000円ロイヤルブルー席:上記各種入場料金+2,000円ロイヤルイエロー席:上記各種入場料金+1,500円※カンフェティでは指定席の取り扱いはございません。<カンフェティ取扱チケット>◆自由席 入場料金前売(大人):3,000円前売(こども3歳~高校生):2,000円※期間中1名様1回限り有効※自由席は先着順のため、満員の際はご入場をお断りする場合がございます。■主催山陽新聞社■協賛森永製菓/スズキ/コカ・コーラボトラーズジャパン/サントリー酒類/山九 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月02日岡山県最大級のいちご・ぶどうの観光農園を運営する有限会社 美作農園(所在地:岡山県美作市、代表者:小川 博巳)は、2022年5月より、湯郷温泉街に「湯の華ガーデン」を本格オープンします。※当社調べクロワッサンサンドやピザをガーデン内で楽しめます湯の華ガーデン: 楽しみ要素(1) 手ぶらで楽しめる「おしゃピク」スポット!・美作農園が提案する、ニューノーマル時代の最新カフェ!・開放感のある1,300m2のガーデンに彩る季節の花々を見ながら食事ができます。・園内にはSNS映えするフォトスポットが数多くございます。楽しみ要素(2) 湯郷温泉の足湯でまったりできる!・園内には、湯郷温泉を使った足湯コーナーがあり、ガーデンを見ながらゆっくりできます。・湯郷温泉は美人の湯とも呼ばれております。楽しみ要素(3) 湯郷温泉の新名物「美作craft」が味わえる!・美作農園×吉備土手下麦酒の共同開発で完成した「いちごビール」が湯の華ガーデンで味わえます。フォトスポット湯の華ガーデンプレオープンは、2022年4月21日木曜日の予定です。(飲食中心の営業で、ガーデン内には入場規制を設けます。)湯の華ガーデングランドオープンは、2022年5月14日土曜日の予定です。■美作農園について岡山県下最大級のいちご農園・ぶどう果樹園である美作農園は岡山県の南北の境に位置し日中は日差しが暖かく、朝夕はピリッと冷える果物作りに最適な美作市で果物栽培を行っています。12月から5月はいちご狩り、8月から10月はぶどう狩りを開催しており、毎年たくさんのお客様にお越しいただいております。この地で育った果物は寒さでゆっくりと熟すため、果実が大きく、風味が濃厚で、ビタミンCなどの栄養素も凝縮されています。また、美作農園では食の安全にも配慮し果物が健全に育つよう微生物や天敵昆虫を利用し、化学農薬を最小限に抑える栽培を行っております。■会社概要商号 : 有限会社 美作農園所在地 : 〒701-2605 岡山県美作市奥585-1責任者 : 代表取締役社長 小川 博巳電話番号: 0868-74-3887FAX番号 : 0868-74-2471URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月20日岡山トヨペットによる『止まろう岡山』のワンシーン。撮影は千葉県の自動車教習所で行われた。同動画の啓発ポスターは岡山県内の各教習所にも掲出され、岡山の意識改革につなげたいという毎年恒例の「春の全国交通安全運動」週間は4月15日まで。交通事故ゼロを目指して、さまざまな動画が公開されている。ドライブレコーダーの普及により、事故の瞬間を捉えた動画が目立つなか、遺族や加害者のセリフで構成するものも。免許更新で見るものとはひと味違うオリジナル動画とは―。 「春の全国交通安全運動」週間が今年も始まった。アイドルグループ・ももいろクローバーZの佐々木彩夏さんやM-1ファイナリストのインディアンスなどの芸能人も各イベントに参加し、交通ルールの順守を呼びかけている。国内の交通事故死亡者数のピークは1970年の1万6765人。そこからは緩やかに減少したものの、1992年には2回目の山を迎え、1万1452人の“交通戦争”の犠牲者が出ている。「2016年以降は交通事故の発生件数・死亡者数ともに年々減っていて、5年連続で過去最少を更新しています。生活者の交通安全意識が向上したことはもちろんですが、車自体の安全性能が日々進化していることも事故減少の一因といえますね。ただし、件数こそ減ってはいますが、やはり毎年悲惨な事故は起きており、特に死亡事故については若年層よりも高齢者が引き起こす件数が多くなっています。事故死亡者数ゼロを達成するまでは、引き続き交通安全の啓発が不可欠です」そう語るのは、交通安全フォーラムのパネリストも務める、自動車ジャーナリストの川端由美さん。近年は動画による交通安全意識の普及効果にも注目しているという。「ここ数年は特に、ドライブレコーダーの普及によって、事故発生現場のリアルな動画がSNSなどに上がるようになりました。横断歩道上で歩行者が通り過ぎたと思って車を発進させたところ、急にUターンして戻ってきた歩行者を避けられず衝突してしまう動画など、さまざまな原因で事故が起こることがわかります。ショッキングな映像ではありますが、加害者側の視点を疑似体験することで、事故の恐ろしさや交通マナーの大切さを再認識させられます」(川端さん、以下同)交通安全に注目してほしい危険運転に遭遇したドライバーがYouTubeなどに投稿した“ヒヤリハット系動画”もネット上やニュース番組で度々話題に上がるようになった。近年問題視されているあおり運転の一部始終や、歩行者の急な飛び出しなど、あわや重大事故につながるシーンを切り取ったそれらの動画からは学ぶことも多い。「普段運転をしない人にとっても“車にはこんなに死角があるんだ”といった発見がありますね。特にトラックや大型自動車視点の動画では、死角に入った歩行者や自転車がいかに見えていないかということもわかります。こういった動画から目を背けず、交通安全の意識が広く定着するといいなと思います」衝撃映像系の動画が数多く存在するなか、遺族の声をドラマ仕立てに再現したり、キャッチーなコピーと映像で交通安全を促すクリエイティブ系動画の力も大きい。特に近年、インパクトのある交通安全啓発動画を発信し続けているのが、自動車ディーラーである岡山トヨペットだ。「車を販売する当社にとって、交通安全は決して無関係ではありません。安心安全な街づくりのために、まずは交通安全について知ってもらうことが重要だと考え、創立60周年にあたる2016年から交通事故ZEROプロジェクトの一環として、動画の制作を始めました。今年も第9弾となる新作動画を4月6日から公開しているので、ぜひご覧いただければと思います」そう教えてくれたのは、岡山トヨペットの営業部・総合企画室の川北秀明さん。最新動画『止まろう岡山』は、自動車教習所でのマラソン大会が舞台だ。各県名を想起させるゼッケンをつけたランナーが一斉に走り出し、レースは徐々にヒートアップ。しかし、ゴール手前には信号のない横断歩道があり、いまにも渡ろうとする少女の姿が……多くの選手が足を止めるなかで「岡山」と書かれたゼッケンの選手だけが独走。周囲の人々に白い目で見られていることにも気づかずに、ひとり笑顔でゴールテープを切る。「JAFにより行われた2021年の調査で、岡山県は信号機のない横断歩道での一時停止率がワーストワン。まずはその事実を知ってもらうため、制作会社との打ち合わせを重ねてこういった動画が生まれました」(川北さん)岡山トヨペットは、過去にも岡山県の交通事情を取り入れた動画をたくさん発信しており、ウェブサイトやYouTubeチャンネル「Toyopet Okayama」でも見ることができる。忍者をモチーフに日本の交通環境のシビアさを訴えた『Road to Ninja―一億総忍者の国―』や、スマホのながら運転防止を訴える『2seconds』など、ユニークな視点で作られた動画は多くの人に視聴されている。「県内に向けた動画ではありますが、これまでたくさんの方の目に留まり、国内の広告賞などをいただいたこともあります。国内のみならず、世界中の方にも気軽に見ていただけて、さらには時を経て未来のドライバーにも届く動画というコンテンツの力を実感しています」(川北さん)秋田のまもるくん2019年に秋田県警によって制作・公開された『自転車の交通ルール』という動画も、今なお語り継がれる名作だ。秋田県警のマスコットキャラクター・まもるくんが友人の家に遊びに行こうと自転車に乗るも、外はあいにくの雨。しかし「あんで行ぐのめんどくせな(歩いて行くのめんどくさいな)」と、傘差し運転をするまもるくん。そして歩いてくるおじいさんにぶつかってしまい……ドーンという衝撃音とともになぜか火柱が上がり、おじいさんが救急車で運ばれるなか、泣き顔のまもるくんが自転車の交通ルールを改めて学ぶという内容となっている。味のある秋田弁と、無料で使えるイラスト素材を駆使した手づくり感たっぷりの動画は「天才」「センスしかない」「中毒性がある」とSNSで人気に火がつき、現在では27万回を超える再生数を誇る。「公開当初は2週間で350回程度の再生数でした。ところが、あるユーザーにツイッターで紹介されたことにより、わずか数日で再生数が12万回を突破し、大変驚きました。動画には数多くのコメントが寄せられており、動画を通じて多くの人の興味を引きつけ、交通事故防止の周知が図られたものと思っています。今後も各種活動を通じて自転車利用者に対する交通ルールの周知と安全利用対策を推進していきます」(秋田県警察本部・交通部交通企画課)まさに「百聞は一見に如かず」の交通安全動画。あなたのワンクリックが、交通事故ゼロにつながるかもしれない。一度見たら忘れられない 事故防止バズリ動画●岡山トヨペット『Road to Ninja~』の1シーン。横断歩道で止まらない車に対して《忍者にならざるを得ない国、日本》という痛烈なコピーが刺さる●岡山トヨペットの『2seconds』。さまざまな人の横顔が2秒ずつ映し出され、そのたった2秒のわき見が重大な事故を引き起こすことを実感させられる●秋田県警の『自転車の交通ルール』もYouTubeで視聴できる。まもるくんが口ずさむ「ちゃっちゃらちゃちゃちゃ♪ おんちゅ♪」という歌が話題に〈取材・文/吉信 武〉
2022年04月13日株式会社ブランジスタメディアは、岡山デスティネーションキャンペーン推進協議会と提携し、ローカルの旅の魅力を発掘する「旅色FO-CAL」岡山県特集を3月18日に公開いたしました。電子雑誌・動画・紙冊子のナビゲーターを務めるのは、女優の大友花恋さんです。■ 「旅色FO-CAL」岡山県特集/スペシャルナビゲーター・大友花恋さん「こころ晴ればれ ハッピーに旅をする 晴れの国おかやま」 電子雑誌「旅色」は、岡山デスティネーションキャンペーン推進協議会( )と提携し、7月から9月に同県で開催される、JRグループ6社との大型観光キャンペーン「岡山デスティネーションキャンペーン」に向けたプロモーションとして「旅色」の特別編・「旅色FO-CAL」岡山県特集を公開いたしました。今回が岡山初上陸という、スペシャルナビゲーターの大友花恋さんが、見どころ&食べどころに恵まれた岡山を味わい尽くす欲張りな旅に出かけました。岡山県は、晴天に恵まれた気候から「晴れの国おかやま」の愛称で親しまれ、山や川、海など一年を通して豊かな自然を身近に感じられるのが特長。温暖な気候を生かしたフルーツ栽培が盛んで、特に白桃やマスカットなどのブドウは全国的に知名度が高く、夏から秋にかけての旬の時期には県内各地で新鮮なフルーツが味わえます。その他にも、夏から秋の観光キャンペーンに向け、県内で様々な特別企画が目白押しの岡山県。そんな晴ればれとした岡山の旅の魅力を紹介しています。また、電子雑誌を紙冊子にしたパンフレットも制作し、今後イベントなどで配布いたします。■ 第一特集「アート・フルーツ・まち歩き 岡山県のカラフルな旅」 好奇心や探究心を刺激したり、非日常の癒しや豊かさに気づかせてくれたり、さまざまな表情をみせてくれる岡山。大友花恋さんが持つ岡山のイメージはフルーツ!ということで訪れた日本三名園の岡山後楽園近くの「cafe Antenna」では、契約農家から届けられるフルーツを主役にしたボリューム満点のパフェを味わい、「果汁に溺れそう……」と大友さんもご満悦。瀬戸内市牛窓では瀬戸内海の絶景を堪能し、情緒ある町並みの倉敷美観地区では古い建物をリノベーションしたカフェや美術館、なまこ壁や柳の並木が美しい町並みを散策します。瀬戸内国際芸術祭の会場のひとつである玉野市の宇野港では点在するアート作品に触れて、レンタサイクルとして実際に乗ることもできる作品「終点の先へ」に跨り、海沿いをサイクリング。岡山県の特産品として有名な備前焼のカップでコーヒーも味わい、岡山ならではの旅をたっぷり満喫しました。また、終始笑顔の絶えない大友さんの旅は動画でも配信!大友花恋さんの旅ムービー: 動画1: ■ 第二特集「県北美作エリアの自然豊かなロケーションでリラックス・リトリート」 岡山県北部の美作エリアには癒しのスポットがたくさん。夏のキャンペーンに合わせて運行を開始するJR津山線の観光列車「SAKU美SAKU楽」、豊かな自然を五感で感じられるスターウォッチングやトレッキング、一歩進んだ森林浴などリトリートができるスポット&アクティビティなどを紹介します。■ 第三特集「行き先は、感性が磨かれる場所。岡山県の小粋なスポット5選」 旅先での出会いや体験は一期一会。普段できないことに挑戦するのも旅を楽しむ方法のひとつです。美術館や天文台、観光農園など好奇心の赴くままに、旅をより豊かにしてくれる5つの小粋なスポットへ出かけてみましょう。■スペシャルインタビュー / 大友花恋さん 意思を感じる真っ直ぐな眼差しや屈託のない少女のような笑顔が印象的で周りの視線を釘付けにする大友花恋さん。旅に対してポジティブなイメージをもつ彼女に、初めての岡山のこと、旅にまつわるあれこれを聞きました。さらに、旅のマストアイテムを紹介する限定ムービーも公開しています。これがあると安心するという大友さんの、お守りのような旅の必需品とは…!?大友花恋さんの旅アイテム動画: 動画2: <旅色FO-CAL 概要> 「日本のどこかであの女優が旅をしている」をコンセプトに、大人の女性に上質な旅を提案するトラベルウェブマガジン「旅色」の特別号として、日本のローカルにフォーカスしています。定番の観光地だけでない、はじめて訪れる土地で見つけた感動や興奮をお届けします。<株式会社ブランジスタメディア 会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者 :代表取締役社長 井上秀嗣事業内容 :電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月18日株式会社ブランジスタメディアは、岡山デスティネーションキャンペーン推進協議会と提携し、ローカルの旅の魅力を発掘する「旅色FO-CAL」岡山県特集を3月18日に公開いたしました。電子雑誌・動画・紙冊子のナビゲーターを務めるのは、女優の大友花恋さんです。「旅色FO-CAL」岡山県特集 / スペシャルナビゲーター・大友花恋さん「こころ晴ればれ ハッピーに旅をする 晴れの国おかやま」 電子雑誌「旅色」は、岡山デスティネーションキャンペーン推進協議会( と提携し、7月から9月に同県で開催される、JRグループ6社との大型観光キャンペーン「岡山デスティネーションキャンペーン」に向けたプロモーションとして「旅色」の特別編・「旅色FO-CAL」岡山県特集を公開いたしました。今回が岡山初上陸という、スペシャルナビゲーターの大友花恋さんが、見どころ&食べどころに恵まれた岡山を味わい尽くす欲張りな旅に出かけました。岡山県は、晴天に恵まれた気候から「晴れの国おかやま」の愛称で親しまれ、山や川、海など一年を通して豊かな自然を身近に感じられるのが特長。温暖な気候を生かしたフルーツ栽培が盛んで、特に白桃やマスカットなどのブドウは全国的に知名度が高く、夏から秋にかけての旬の時期には県内各地で新鮮なフルーツが味わえます。その他にも、夏から秋の観光キャンペーンに向け、県内で様々な特別企画が目白押しの岡山県。そんな晴ればれとした岡山の旅の魅力を紹介しています。また、電子雑誌を紙冊子にしたパンフレットも制作し、今後イベントなどで配布いたします。「旅色FO-CAL」岡山県特集表紙:大友花恋さん■ 第一特集「アート・フルーツ・まち歩き岡山県のカラフルな旅」 好奇心や探究心を刺激したり、非日常の癒しや豊かさに気づかせてくれたり、さまざまな表情をみせてくれる岡山。大友花恋さんが持つ岡山のイメージはフルーツ!ということで訪れた日本三名園の岡山後楽園近くの「cafe Antenna」では、契約農家から届けられるフルーツを主役にしたボリューム満点のパフェを味わい、「果汁に溺れそう……」と大友さんもご満悦。瀬戸内市牛窓では瀬戸内海の絶景を堪能し、情緒ある町並みの倉敷美観地区では古い建物をリノベーションしたカフェや美術館、なまこ壁や柳の並木が美しい町並みを散策します。瀬戸内国際芸術祭の会場のひとつである玉野市の宇野港では点在するアート作品に触れて、レンタサイクルとして実際に乗ることもできる作品「終点の先へ」に跨り、海沿いをサイクリング。岡山県の特産品として有名な備前焼のカップでコーヒーも味わい、岡山ならではの旅をたっぷり満喫しました。また、終始笑顔の絶えない大友さんの旅は動画でも配信!「旅色FO-CAL」岡山県特集:大友花恋さん「旅色FO-CAL」岡山県特集:大友花恋さん大友花恋さんの旅ムービー: ■ 第二特集「県北美作エリアの自然豊かなロケーションでリラックス・リトリート」 岡山県北部の美作エリアには癒しのスポットがたくさん。夏のキャンペーンに合わせて運行を開始するJR津山線の観光列車「SAKU美SAKU楽」、豊かな自然を五感で感じられるスターウォッチングやトレッキング、一歩進んだ森林浴などリトリートができるスポット&アクティビティなどを紹介します。「旅色FO-CAL」岡山県特集第二特集県北美作エリアでリラックス・リトリート■ 第三特集「行き先は、感性が磨かれる場所。岡山県の小粋なスポット5選」 「旅色FO-CAL」岡山県特集第三特集岡山県の小粋なスポット5選旅先での出会いや体験は一期一会。普段できないことに挑戦するのも旅を楽しむ方法のひとつです。美術館や天文台、観光農園など好奇心の赴くままに、旅をより豊かにしてくれる5つの小粋なスポットへ出かけてみましょう。■スペシャルインタビュー / 大友花恋さん 意思を感じる真っ直ぐな眼差しや屈託のない少女のような笑顔が印象的で周りの視線を釘付けにする大友花恋さん。旅に対してポジティブなイメージをもつ彼女に、初めての岡山のこと、旅にまつわるあれこれを聞きました。さらに、旅のマストアイテムを紹介する限定ムービーも公開しています。これがあると安心するという大友さんの、お守りのような旅の必需品とは…!?「旅色FO-CAL」岡山県特集インタビュー:大友花恋さん「旅色FO-CAL」岡山県特集インタビュー:大友花恋さん大友花恋さんの旅アイテム動画: <旅色FO-CAL 概要> 「日本のどこかであの女優が旅をしている」をコンセプトに、大人の女性に上質な旅を提案するトラベルウェブマガジン「旅色」の特別号として、日本のローカルにフォーカスしています。定番の観光地だけでない、はじめて訪れる土地で見つけた感動や興奮をお届けします。<株式会社ブランジスタメディア会社概要>URL: 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者:代表取締役社長井上秀嗣事業内容:電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月18日岡山トヨペット株式会社(取締役社長:末長一範)は、SUV車の拡販に向けて、岡山トヨペットのキャラクター「くまる」を活用した「SUVレンジャー」を2022年1月1日(土)より展開します。それを記念して、1日(土)~16日(日)に声優・中尾隆聖氏の声が収録された目覚まし時計が当たるキャンペーン「SUVレンジャーデジタルガチャ」を開催いたします。SUVレンジャー((C)ハッピープロジェクト/岡山トヨペット)■SUVレンジャーとは岡山トヨペットのキャラクター「くまる」がSUVレンジャーに扮した新ヒーローです。岡山トヨペットの全SUVラインナップがSUVレンジャーとなって集結し、キャラクターを通して各車種の特徴や魅力を発信します。【SUVレンジャープロフィール】万能型 カローラ クロス色 :センシュアルレッドマイカ性別:レンジャーの中で一番俯瞰で物事を考え、分析できるリーダー的な存在。パワーの ランクル色 :ホワイトパールクリスタルシャイン性別:逞しく懐の深い父のような男性、世界を股に掛ける冒険家でもある。漢気!! プラド色 :アバンギャルドブロンズメタリック性別:兄であるランクルに憧れる弟。しかし家族を愛する一面をもち、兄とはまた違った新たな成長をみせる漢気のあるナイスガイ。インテリジェンス ハリアー色 :プレシャスブラックパール性別:上司にしたいNo.1の頼れる存在。都会的でクール&リッチ。遊びの天才 RAV4色 :アッシュグレーメタリック-グレイッシュブルー性別:やんちゃで流行に敏感な若者。海から山、街中も駆け抜けるアクティブ派。タフな荷物も気合もお任せ ハイラックス色 :オキサイドブロンズメタリック性別:常軌を逸した遊びを標榜する超ワイルドな存在。デッキにはあらゆるツールを載せている。クールビューティな C-HR色 :イエロー性別:理智に富み、元気なビジネスウーマン。ジムやヨガも欠かさない。小回りはまかせて ライズ色 :レーザーブルークリスタルシャイン性別:常に賢く冷静で、無駄のない動きを心掛けている。ヤリスギ娘!! ヤリス クロス色 :プラスゴールドメタリック性別:女性とか男性の垣根を超えた、やんちゃな若い女性。なんでもトコトン拘ってしまう。■SUVレンジャーデジタルガチャで「声優・中尾隆聖の声で起きよう!目覚まし時計」を当てよう!岡山トヨペットの店舗でガチャをまわすと、確率ブーストが出現します。(※1)当選の確率が上がり当たりやすくなるので、ぜひ岡山トヨペットへお越しください。※1 確率ブーストはGPS許可が必要です。【SUVレンジャーデジタルガチャ】・開催期間 : 2022年1月1日(土)~16日(日)・当選人数 : 抽選で300名様・参加賞 : 外れた方にはSUVレンジャーの壁紙をプレゼント・賞品 : 声優・中尾隆聖の声で起きよう!目覚まし時計・参加方法 : 特設サイトにてご参加ください。(1日1回まで)・申込方法 : 当選後、取得した当選IDを申込みフォームにご入力ください。・特設サイトURL: SUVレンジャーデジタルガチャの流れ【中尾隆聖プロフィール】中尾隆聖(なかお りゅうせい)81プロデュース所属。2018年11月から岡山トヨペットのCMナレーションを務める。受賞歴:第25回日本映画批評家大賞 アニメ部門最優秀声優賞、第11回声優アワード 富山敬賞主な出演作品:それいけ!アンパンマン「ばいきんまん」、ドラゴンボールZ「フリーザ」など■会社概要会社名 :岡山トヨペット株式会社本社所在地 :岡山県岡山市南区古新田1233-2代表者 :取締役社長 末長一範設立 :昭和31年8月資本金 :2,000万円売上高 :302億円(2020年3月期)新車販売台数:7,300台(2020年3月期)店舗 :新車14店舗/中古車3店舗/レクサス倉敷従業員数 :500名事業内容 :(1)トヨタ系新車及び各種中古車販売(2)レクサス車の販売・整備(3)自動車の車検、点検、修理及び鈑金塗装(4)自動車用品、部品及びオイル類の販売(5)各種保険の販売(6)JAF取扱窓口(7)各種情報通信機器の販売関連会社 :岡山土地倉庫株式会社岡山通運株式会社トヨタL&F岡山株式会社トヨタホーム岡山株式会社株式会社トヨタレンタリース新岡山株式会社ジェームス岡山TOYOTA OKAYAMA DA NANG Co., Ltd.株式会社TOCH HOLDINGS 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月01日俳優の岸谷五朗と岡山天音、女優の岸井ゆきのが出演する、Amazon Originalドラマ『No Activity/本日も異状なし』(17日よりAmazon Prime Videoにて独占配信、全6話)の特別映像が公開された。同ドラマは、出世を諦めたバツイチの万年ヒラ刑事・時田信吾(豊川悦司)と、元教習所の教官で人たらしな新米刑事・椎名遊(中村倫也)のバディが、麻薬捜査の張り込み中にやりたい放題ふざけまくり、騒動を巻き起こしていくコメディ。岸谷と岡山は、麻薬取引に絡む犯人グループで、お人よしで風変わりな小悪党・諌山(岸谷)とサイコパスな犯罪ストーカー・一条(岡山)を、岸井は偶然、麻薬取引を知ってしまい拉致されるSNS依存症の人質・茉莉を演じる。オーストラリアで大ヒットしたドラマ『No Activity』のリメイク版である同作のメガホンを取ったのは、映画『東京リベンジャーズ』(21)や『賭ケグルイ』シリーズを手掛けた英勉監督。脚本はお笑いコンビ・シソンヌのじろうが手掛ける。今回公開された特別映像では、岸谷らが3人での芝居について語っている。岡山、岸井と初共演となる岸谷は、「一条(岡山)や茉莉ちゃん(岸井)の芝居にかき乱された結果、とても素敵なキャラクターが生まれました。初共演だったということも良かったし、それが我々チームの面白さになったと思います」と初共演でいい化学反応が起こったことを明かした。岡山は同作について、「連続ドラマなのに同メンバーで、ワンシチュエーションで進行するエッジの効いた作品」と分析しつつ、「その中でどこに醍醐味があるかというと、3人の関係性の変化。こっちが変なこと言ったと思ったら、あれ? こっちのほうが変か? みたいにちょっとずつ関係性が変わっていったり、それぞれのキャラクターも最初の認識から変化していったりする」と魅力を説明。岸井にとっても、「事前にここでこうしようとかやっていくと、いやらしくなるかなって思ったので、この3人で“よーいはい”でやってみたときにどう感じるかを大事にしています。面白いです毎日(笑)」と共演が刺激になったようだ。また、撮影中のエピソードを聞かれた岸谷が、「ゆきのちゃんはセリフをとちると、カットもかかってないのにその前からやり始める。普通、自分で始めるってないでしょ(笑)」と舌を巻く場面も。それに対して岸井は、「以前、英監督とお仕事させていただいたときに、共演者とそういうことをやり始めて……そこで学んじゃったんですよね(笑)。そのとき監督から『おれの組以外じゃだめだよ』って言われて、今回はいけるか! と思ってやったら、ダメでした(笑)」と弁解。岡山も「岸井さんが戻るたびに、こっちも顔作り直してました。あ、戻るんだって(笑)」と対応していたことを打ち明けていた。
2021年12月08日岡山県出身のシンガーソングライター・さとうもかが、12月3日に行われた岡山県警察の行事に参加した。この日さとうは、地元である岡山の県警察1日広報大使に任命され、横断歩道での歩行者優先を呼びかける出発式および歳末特別警戒出発式における県警察音楽隊とのミニコンサートに参加し、岡山県警察の広報活動に努めた。岡山県では、信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとする際に車が一時停止する割合が10.3%で全国ワースト(※JAF(日本自動車連盟)調査)であるため、広く注意を呼びかけている。出発式でさとうは「私は今日、車を運転してきましたが、普段から横断歩道のある道路では、特に歩行者に注意して運転しています。一緒に“横断歩道は歩行者優先”を県民の皆様に広めていきましょう」と呼びかけ、交通取り締まりに向かう交通機動隊26人による白バイ13台とパトカー4台の出発を見届けた。出発式後の取材では、「(岡山県がワーストである)この状況が、少しでも良くなるようにそれぞれが気をつけて、安全に運転などができたらいいなと思います。」と話し、自身のSNSなどでも今後呼びかけていきたいと語った。なお岡山県警は、人出が増える年末にかけて夕暮れ時の取り締まりなどを強化するとしている。また歳末特別警戒出発式における県警察音楽隊とのミニコンサートでは、自身の楽曲である「オレンジ」「Weekend」や、影響を受けたアーティストの1人でもある松任谷由実の「恋人はサンタクロース」のカバーを披露した。<ライブ情報>さとうもか Spring Live 20222022年3月23日(水) 東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE1st Stage:開場 15:30 / 開演 16:00 ※ゲストあり(後日発表)2nd Stage:開場 19:00 / 開演19:30 ※ワンマン【チケット情報】自由(一般):税込4,500円自由(学割):税込3,500円※ドリンク代別途必要※4歳以上チケット必要※お一人様2枚まで(複数公演申し込み可能)■オフィシャル先行受付期間:12月12日(日) 23:59まで詳細はこちら:<リリース情報>さとうもか メジャー1st Album『WOOLLY』(読み:ウーリー)Now On Sale●通常盤(CDのみ)税込3,300円UNIVERSAL MUSIC STORE盤(CD+DVD+マグカップ)税込5,500円【CD収録内容】01. Weekend02. Woolly03. Cupid’s arrow04. ながれぼし05. Love Buds06. いとこだったら feat.Mom07. Destruction08. Sugar Science 先生09. いちごちゃん10. melt bitter(Album ver.)11. 運命の糸12. 歌をとめない13. アイロニー※UNIVERSAL MUSIC STORE盤には+Piano ver.2曲を収録14. ながれぼし Piano.ver15. 運命の糸 Piano.ver【DVD収録内容】※UNIVERSAL MUSIC STORE盤のみ・Documentary of "WOOLLY"(制作メイキング映像)『WOOLLY』購入リンク:『WOOLLY』配信リンク:関連リンクさとうもか HP:さとうもか ユニバーサルミュージック HP:さとうもか YouTube:さとうもか LINE:さとうもか Twitter:さとうもか Instagram:さとうもか TikTok:さとうもか リンクまとめ:
2021年12月06日千鳥も岡山弁の魅力を広めた立役者?藤井風(ふじい・かぜ)というシンガーソングライターをご存じだろうか。2019年にシングル『何なんw』、『もうええわ』を配信し、2020年1月に正式にデビュー。その後、数々の音楽賞を獲得するなど、その評価はうなぎのぼり。■甘いルックスの藤井風が放つ岡山弁彼を知らないという人も、車 (ホンダ ヴェゼル)のCMで彼の歌が流れているから、楽曲は耳にしたことがあるという人は多いのでは。注目すべきは彼の曲の多くが岡山弁で書かれ、さらに普段の話し言葉も岡山弁丸出しだということ。甘いルックスから放たれる、やや舌ったらずな「ワシは言うたが」「何じゃったん」。新鮮で心地よく、藤井風をきっかけに岡山弁に親しみを持った、という人も多い。エンターテイメントの視点から方言について考察している芸能ライターの田辺ユウキ氏は、「かつては、方言はかっこ悪い印象を持たれる時代がありました。上京したら、まず標準語をマスターしなければ“田舎臭くてモテない”なんてこともあったかもしれません。T.M.Revolutionの西川貴教さんも、ご自身の書籍で、東京に出て言葉の壁を感じたと語っていらっしゃいます。それが1990年代中盤以降になって、インターネットが普及し、人と人がコミットしていく方法が変わりましたね。発信する側も受け手側も、それぞれの個性を認め合い、方言もその人のパーソナリティとして受け止められるようになっていきました」確かに生まれ育った土地の言葉は、自分の気持ちをダイレクトに表現できる。地方出身者にとって自然にスッと出てくる言葉が、方言なのはあたりまえ。方言を標準語に直せば、別モノになってしまう感は否めない。たとえば、前述の藤井風の歌詞にしても「ワシかてずっと一緒におりたかった」を標準語にして「僕だってずっと一緒にいたかった」では、心に刺さる強さ、切なさ、優しさが違ってくるというものだ。日本のどこにいても欲しいものが手に入り、ビジネスができる時代。いわゆる“方言を話す=田舎者”のイメージではなく、アイデンティティーを示す1つの手段へと変化しつつあるのかもしれない。■地方出身者は方言と標準語のバイリンガル地方出身者の多くが、なんとか標準語をマスターしなければと苦労しているときに、関西弁使用者は、東京であろうと、はたまた日本のどこに行っても、関西弁を使い続けている人が多いと感じる。それは関西人の地元愛なのか、東京に対する対抗意識なのか、それとも標準語は話せないという居直りなのか。滋賀県出身で、大阪在住の田辺氏に聞いてみると「僕はよく、『関西出身なのに関西弁が出ませんね』と言われます。標準語で話すこともあれば、関西弁で話すこともあるわけで、両方使い分けられるんです。地方出身者の中には標準語と方言を使い分ける人は少なくないと思います。そのときの場面や相手によって、話しやすいほうの言葉で話しますから。ただ関西弁圏の人間は、地元以外では関西弁を使わないようにしようという気はさらさらないので、口から出る率が高く、目立つということでしょうね」関西弁を標準語と同じくらいメジャーにしたといわれる明石家さんま。関西弁漫才で東京に乗り込んできたダウンタウンの松本人志と浜田雅功も、東京在住歴が長くなりプライべートでは標準語で話をしていると聞く。「関西弁の面白さって、ゆっくり話すと、相手は“なめられてるんじゃないか”と感じたり、語気を強めると“怖い”と感じたりするんですよね。話すスピード感やテンションで、聞こえ方が違ってくるのが、お笑いに向いているんじゃないでしょうか。もう少し分析してみると、江戸では100万人の人口のうち半数が武家だったそうで、身分の上下が厳しくあり、言葉もまた上下関係に即して使われてきていたそうです。一方、大阪は商人の街で、人と人とは対等に接するという文化があった。しかも商売をするために、立場に関係なく親しみやすい言葉で人々が接してきた。“言葉をも商売道具に”というルーツがあるんだと思います」■岡山弁は“クセがちょうどいい”漫才ブームとともに、親しみを込めて全国区として受け入れられた関西弁。そして2021年になって突然、注目を浴びているのが岡山弁だ。なぜ岡山弁がここまで人気になったのか。田辺氏は、お笑い芸人の千鳥の影響も大きいと語る。昨年からは冠番組も多く組まれ、今や押しも押されもせぬ大人気芸人だ。「先日、M-1グランプリの1回戦を見てきたのですが、素人出場者の中に千鳥っぽい口調のコンビがけっこういました。皆が岡山出身とも思えませんので、“な~んちゃって岡山弁”だと思いますね(笑)」これまでも方言人気ランキングが次々に発表されてきたけれど、その基準はたいがい「女子が使ってかわいい方言」であることが多い。女子の口から出る方言が「ちょっと田舎っぽい」「あかぬけていない」ところがかわいいというものだ。言ってみれば男性目線からのかわいい方言なのだが、岡山弁はむしろ女性からの好感度が高い。田辺氏は、「言葉はきつくて強いけれど、イントネーションが優しくて、押しつけがましさがないですよね。千鳥は岡山弁を話す自分たちのことを“クセが強い”と言いますが、むしろ岡山弁は“クセがちょうどいい”という女性たちがいるんだと想像しています。女性は一般的に人間の機微に敏感で、個性とか、本音を察知する力に長けていると思うんです。岡山弁という言葉の中に、そうしたものを感じ取っているのではないでしょうか」藤井風のルックスと方言のギャップ萌えした人も多いなか「このルックスだから許せるけど、ブサイクだったら絶対に嫌」「しゃべり方を聞いた瞬間に嫌になった」「友達ならいいけど会社にいたらいや」などなど賛否両論あるのもまた事実。藤井風や千鳥人気にあやかって、なんちゃって岡山弁を使ってもモテるわけではなさそうだ。〈PROFILE〉田辺ユウキ:大阪を拠点に芸能ライターとして活動。映画、音楽、アイドル、お笑い、YouTubeネタなどを幅広くリサーチ&考察する。初出:Webメディア『fumufumu news』(主婦と生活社)
2021年12月04日エレベーターなくベビーカーで「心が折れた」川島菜月さんオフィシャルブログより岡山で仕事の予定があった川島ofレジェンドさん。妻の菜月さんの地元であるため、子どもたちの顔を家族に見せる良い機会として、一家で岡山入りしたそうです。川島さんの仕事中、菜月さんは子どもたちを連れて動物園へ行ったり、家族や友人と会ったり久々の地元を満喫。ただ、困ったこともありました。というのも、まだ1歳の息子をベビーカーと抱っこ紐の併用で移動していたところ、エレベーターがなく立往生してしまったのです。「岡山の地下はエレベーターが少ないのね車社会だからかベビーカー使ってる人がたしかに少ない!!なので地上に上がるエレベーターがなく(あるんだけど中止してますとかで…)また1キロくらい歩いて戻ってエレベーターだけ乗ってまた1キロ歩かなきゃーって歩くの好きだけどさすがに心が折れた…」(川島菜月さんオフィシャルブログより)6歳の長女は「もう歩けない」と言い出し、息子は「いつも通りグズりだし」……大人はママ1人で、2人の子どもたちにグズられるという状況、しかも外出先。これはしんどすぎる!そんな状況を救ってくれたのは、二人の警察官だったと言います。菜月さんが「エレベーター中止されてたんですがベビーカーとか車椅子用のエレベーターとかないですかね?どうにか地上にでたくて…」と“半泣き状態”で相談すると、警察官は「僕らでよかったらお手伝いさせて下さい!」と申し出てくれ、ベビーカーを担ぎ、階段を使って地上まで上げてくれたそうです。子どもたちにも優しく接してくれ、「じゃあお気をつけて」と颯爽と業務に戻っていったという警察官たち。菜月さんは、「(息子も)背中越しの警察官に頭下げてたわ!!!」と、大きな感謝を綴っています。「なんだよ…この優しさ…岡山の警察の優しさハンパじゃないこんな優しい警察官に出会ったことないよ…」「岡山県民として誇りに思うよありがとう、ギリギリだった私のメンタルが回復した瞬間だった」(川島菜月さんオフィシャルブログより)ベビーカー移動で困った経験のある人は多いベビーカーでの移動中、階段しかない場所で立往生してしまった経験のある人は多いのでは。階段やエスカレーターでは持ち上げるのが大変なので、大人1人で赤ちゃんを連れているときは、エレベーターのない場所で困ってしまいますよね。ベビーカーは人の多い場所や狭いお店の中などでは動きづらい側面もあります。また、ベビーカーを押して電車やバスに乗るのをためらうというママも少なくありません。段差が多いところ、階段しかなくて不便な場所には行かないなど意識し、気軽には外出しづらい部分もあるようです。しかし、だからといって子連れ外出のときにずっと抱っこ紐では、大人の足腰が悲鳴をあげます。赤ちゃんを抱っこした状態で重い荷物を持って歩くのも大変ですし、子どもが降りたくてグズることも。ベビーカーなら足腰の負担は軽減できますし、荷物も載せられます。ベビーカーも抱っこ紐も、どちらもメリット・デメリットがあるので、上手に使い分け出来ればよいのですが、子連れ旅行では想定外のハプニングがつきもの。今回、川島菜月さんは地元とはいえ「山の方に属していた私は正直街中のことは全くわかっていない!!」とも綴っていて、車社会の街と電車移動メインの街とでは、勝手も大きく違いますよね。遠くの旅先ではなくても、ベビーカーでの外出中に困った経験をしたというママやパパは多いでしょう。でも、SNSでは「階段でベビーカーを持ち上げてもらったorおろしてもらった」という経験をつぶやく人も多く、知らない人の温かいサポートの輪は少しずつ広がっているようです。
2021年11月22日とっとり・おかやま新橋館1階ショップにおいて、鳥取・岡山両県の特産品を取りそろえた冬のギフトを販売中です!例年の店頭見本に加え、今年はご自宅からでもご注文いただけるよう、オンラインショップでの取り扱いも開始しました(酒類を除く)。鳥取県からは旬の味覚松葉ガニやずわいがに、岡山県からは和牛のルーツと言われる特選千屋牛の入ったセットなど、他にもバラエティに富んだ品揃えとなっております!大切な方へのお歳暮ギフトなどにぜひともご利用ください♪【受注期間】令和3年11月2日(火)~令和3年12月19日(日)※オンラインショップでの受付は12月18日(土)まで。【カタログギフト内容】○2022年冬のギフトカタログは下記リンクをご覧ください。 ○とっとり・おかやま新橋館公式オンラインショップ冬のギフトは下記リンクをご覧ください。 ※電話やメールでの注文受付は出来ません。店頭もしくはオンラインショップからお申し込みくださいますようお願いいたします。<場所>東京都港区新橋一丁目11番7号 新橋センタープレイス1階・2階(JR新橋駅銀座口、東京メトロ銀座線新橋駅3番出口)電話03-6280-6474(1階ショップ)電話03-6280-6475(2階レストラン)<営業時間>1階ショップ:10:00~21:002階レストラン:11:00~22:00(L.O. 21:00)※東京都の方針に準じて営業しております。最新の情報はとっとり・おかやま新橋館の公式HP等をご確認ください。<とっとり・おかやま新橋館の公式HP> 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月06日アトモス(atmos)から、「岡山デニム」を使ったアシックス(ASICS)のスニーカー「ゲルライト III OG(GEL-LYTE III OG)」限定モデルが登場。2021年8月20日(金)に発売される。岡山デニムを使った「ゲルライト III OG」アトモス限定モデルベロ部を縦に大きく2分割した“スプリットタン”を特徴とする「ゲルライト III OG」の基本シルエットはそのままに、素材に岡山産のホワイトデニムを採用し、シューズ全体をアイボリーのワントーンに。スプリットタンとヒール部分には、デニムパンツを思わせるレザーパッチをあしらうなど、国内外で高い評価を得ている「岡山デニム」の味わい深い生地感が楽しめる一足となっている。商品情報アシックス「ゲルライト III OG(GEL-LYTE III OG)」アトモス限定モデル発売日:2021年8月20日(金)※8月17日(火)より、アトモス公式WEBサイトにて抽選受付スタート。価格:14,300円サイズ:23.0cm〜29.0cm,30.0cm【問い合わせ先】アトモス カスタマーTEL:03-6629-5075
2021年08月19日新グランピング施設「せとうちグランピング(SETOUCHI GLAMPING)」が2021年8月18日(水)、岡山県倉敷市のリゾート旅館「鷲羽山下電ホテル」の敷地内にオープンします。瀬戸内の絶景を望むグランピング施設「せとうちグランピング」瀬戸内海国立公園の特別地域内に位置する「せとうちグランピング」は、瀬戸内の絶景を望む新たなグランピング施設。2020年9月に行われた実証実験、その後4ヶ月間のプレオープンを経て、今回遂にグランドオープンを迎える運びとなりました。自然×貸切がテーマの空間で気軽なキャンプ&多彩なアクティビティ体験まるで海沿いの森に囲まれたような施設の目の前に広がるのは、瀬戸大橋と瀬戸内の多島美を目前に望む抜群の景色。「自然」と「貸切」をテーマにした開放的かつプライベートな空間で、気軽なキャンプ体験と、無人島(釜島)ツアーやホテルビーチ付近でのフィッシング、星空観察、パエリア作りなどの多彩なアウトドアアクティビティが楽しめます。地産素材をふんだんに使ったバーベキュー&空間デザイン宿泊用のドームテントは、大人4名までの「スタンダード」が4棟と、大人8名までの「スイート」1棟の計5棟を設置。ドームテントと同じく海沿いに設置されたパーゴラでは、料理研究家・大原千鶴が監修する、岡山県産サワラや岡山森林どり、黄ニラなどの地産素材をふんだんに活用したバーベキューが味わえます。地産品を活用しているのは食事だけに留まらず、地元名産の倉敷帆布やデニム生地を使ったインテリア、地元企業が手がける照明や床材など、様々なポイントで地域の魅力を感じられる空間デザインに仕上がっているのも本施設の魅力の一つです。施設情報「せとうちグランピング(SETOUCHI GLAMPING)」オープン日:2021年8月18日(水)場所:鷲羽山下電ホテル 敷地内販売方法:・関西、広島、福岡エリア発着のJR券付き各旅行会社商品での販売・鷲羽山下電ホテルウェブサイト等での販売料金:各旅行商品により異なるチェックイン方法:JR児島駅からグランピング利用者専用送迎バスでチェックイン(参考)新大阪~岡山(山陽新幹線)最速44分、岡山~児島(瀬戸大橋線)最速18分 ※区間最速時分。
2021年08月16日持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、優れた取り組みを行う都市「SDGs未来都市」に選定された岡山県・真庭市に、サステナブルの価値を発信する新施設〈GREENable HIRUZEN(グリーナブル ヒルゼン)〉が誕生しました。“自然共生と洗練”をコンセプトにした、サステナブルを体感できる施設です。今回は、7月15日に開催されたオープン記念式典に参加し、その見どころを探ってきました。〈GREENable HIRUZEN〉の“里帰り”ストーリー。自然や緑を意味する“GREEN”と持続可能を意味する“Sustainable”を掛け合わせた造語“GREENable(グリーナブル)”を冠したサステナブルブランドを立ち上げ、サステナブル・地域振興に関する取り組みを行ってきた、岡山県・真庭市。そして7月15日、この〈GREENable〉に込められた想いと、持続可能な循環型社会を世界に発信する拠点施設として、〈GREENable HIRUZEN〉が真庭市の高原リゾート・蒜山(ひるぜん)高原の中心地に誕生しました。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。ここで注目したいのは、〈GREENable HIRUZEN〉は今回まったく新しくできた施設というわけではなく、東京から“里帰り”をしていること。というのも、2019年11月に真庭市産の「CLT」という木材を使い、CLTの魅力と木材の文化・情報発信をするため東京の晴海に建設され、その役目を終えた〈CLT PARK HARUMI〉が、CLTの故郷である蒜山高原に移築されたから。このストーリー自体も、まさにサステナブルを体現しているんです。里帰りしたあとは、パビリオンのほか、ミュージアムやショップ、サイクリングセンターなど、サステナブルを楽しみながら体感できる場所に生まれ変わっています。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。〈CLT PARK HARUMI〉に続き、〈GREENable HIRUZEN〉のデザインを監修したのは、現代日本の代表的な建築家の一人である、隈研吾さん(写真左)。オープン記念式典では、施設について「SDGsの聖地になってほしい」と語りました。また、真庭市市長の太田昇さん(写真右)は、「訪れた人が自然を感じ、リフレッシュできる場になってほしい」とお話しされていました。風が吹き抜けるシンボル〈風の葉〉。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。ここからは、〈GREENable HIRUZEN〉の施設をひとつずつご紹介していきます!まずは、木の葉をイメージし、空へ向かって舞い上がるように建てられたパビリオン〈風の葉〉。のびのびとした蒜山高原の自然に溶け込むようなデザインは、「CLT」という真庭産の木材が使われています。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。「CLT(直交集成板)」は、ひき板(ラミナ)を並べたあと、繊維方向が直交するように積層接着した重厚な木製パネル。欧米を中心に建築物の壁や床に利用されている木材で、断熱性や遮炎性、遮熱性、遮音性に優れています。さまざまな建造物にCLTを活用することは、木材の需要拡大につながり、林業・木材産業の活性化・CO2排出量削減・森林保全につながると考えられています。昔から林業が盛んな“木の国”真庭市は、サステナブルな社会の実現や地方創成を目指して、CLTの普及促進に取り組んでいるそうですよ。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。〈風の葉〉の中に入ると、一瞬で心地よい木の香りに包まれます。一面に芝生が敷かれていて、木の隙間からはスーッと風が通り、まるで森の中にいるような感覚に。隈さんは風の抜け方にもこだわったそうで、「エアコンではなく、自然の風を利用するのも、これからの時代のテーマだと思います」とお話しされていました。また、木材を“木の葉”の形にしたことで、本物のこもれびのような光が入ります。子どもたちの遊び場や、若者の創作活動の拠点など、使い方は訪れた人たちの自由です。建築模型や現代アートを展示する〈蒜山ミュージアム〉。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。次にご紹介するのは、隈研吾さんの建築模型や、現代アートを展示する〈蒜山ミュージアム〉。ミュージアムの建物も、国産杉材とヒノキ材を使ったCLTで建設されています。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。木は建物の外部だけではなく内部までふんだんに使用されていて、特にCLTをモチーフにデザインされた階段は圧巻です!ミュージアムでは、展示されている模型やアートを通して、隈研吾さんの建築思想や、〈GREENable〉の思想・哲学を学ぶことができます。現在は、展示会の第一弾として『隈研吾展 ハコからの解放 ‐たし算、ひき算、かけ算、わり算‐』が10月10日(日)まで開催中。今後も、さまざまな展示会が実施されていく予定なので、お楽しみに!蒜山の観光情報発信&サステナブルなアイテムを販売する〈ビジターセンター・ショップ〉。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。続いて、蒜山へ観光に来た際にも楽しめる施設が〈ビジターセンター・ショップ〉です。ショップでは、蒜山の観光情報の発信と、自然と人との共生につながるサステナブルなアイテムを販売しています。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。店内には、地元・真庭で生まれたオリジナルビールや、蒜山ならではの工芸品、大量生産・消費されるARMY Tシャツを加工したリメイクTシャツなど、思わず手に取りたくなる商品がずらり。お土産にはもちろん、サステナブルに貢献するきっかけとして、お気に入りの商品を見つけてみては?自転車で高原の自然と一体になる〈サイクリングセンター〉。『GREENable HIRUZEN オープン記念式典 』。そして最後は、サイクリングツアーやレンタサイクルが楽しめる〈サイクリングセンター〉です。低環境負担な移動手段である自転車で、高原の大自然を肌で感じることができます。〈サイクリングセンター〉の軒はすべて茅で、建物内のカウンターなどにも使われています。現代の建築材料からは失われてしまった茅をふんだんに活用することにより、日本の里山や草原の生態系を保つことができるそう。現代の技術である「CLT」と、日本の伝統である「茅」が一体となった、世界でも類を見ない建設物です。このように、〈GREENable HIRUZEN〉はさまざまなコンテンツでサステナブルを体感できます。蒜山に足を運んだ際は、ぜひ自然と調和する感覚を味わってみてくださいね。〈GREENable HIRUZEN(グリーンナブル ヒルゼン)〉岡山県真庭市蒜山上福田1205-2200867-45-0750公式サイト
2021年07月26日岡山県最大級レジャー宿泊施設「サントピア岡山総社」にて、グランピングの新エリアが2021年8月1日(日)にグランドオープンする。快適な”海外リゾート”風ドームテント今回オープンするグランピングエリアの客室は、「エキゾチックアフリカン」と華やかなヨーロッパ風の「ロマンティックフレンチ」の2種類で、どちらも海外リゾートの雰囲気を演出したドームテントだ。ドームテント内は冷暖房が完備されているうえ、グランピング利用客は本館の大浴場が無料で利用可能となっており、初めての人でも快適にグランピングが体験できる環境が整っている。旬の食材のBBQ客室の専用スペースで楽しめるオリジナルバーベキューも用意。夏の期間は、岡山県高梁川でとれた鮎のパエリアや国産牛に加え、スモア・クリームブリュレなどのオリジナルデザート3種が並ぶ豪華な品揃えだ。県内最大級レジャープールなど充実のアクティビティ施設内では、県内最大級のレジャープール、テニスコートやフットサルコートなど、1日を通して遊べる全23種のアクティビティが充実。また、同施設内に位置する古墳が散策できるという少し珍しい設備も。古墳からは高梁川の景色が一望できる。【詳細】サントピア岡山総社 グランピングエリアオープン住所:岡山県総社市秦1215予約受付開始日:2021年6月9日(水)※2021年6月9日(水)~6月30日(水)の予約で8月1日(日)~8月30日(月)の宿泊期間が割引。オープン日:2021年8月1日(日)宿泊棟数:・「エキゾチックアフリカン」6棟・「ロマンティックフレンチ」1棟料金:大人 25,560円、子供(小学生) 19,929円、幼児(3歳~小学生未満) 13,218円、子供添い寝(5名以上) 10,370円、幼児添い寝(5名以上) 7,840円
2021年06月13日竹内涼真が主演を務めるミュージカル『17 AGAIN』が、5月16日に開幕した。初日前に行われた最終舞台稽古の様子をレポートする。ザック・エフロンが主演したコメディ映画『セブンティーン・アゲイン』(2009年)が、マルコ・ぺネットの脚本、アラン・ザッカリーとマイケル・ウェイナーの作曲・作詞でミュージカル化される本作。世界初演となる今回の日本版では、翻訳・演出を谷賢一が手がける。本作が初舞台にして初ミュージカルとなる竹内が演じるのは、人生に行き詰まった35歳のマイク・オドネル。高校時代はバスケットボールのスター選手として将来を有望視されていたが、恋人スカーレット(ソニン)の妊娠を機に結婚し、家庭を持つ。18年後、仕事を失い家族にも見放された彼は不思議な力で17歳の頃の姿に戻り、娘マギー(桜井日奈子)や息子アレックス(福澤希空:WATWING)と同じハイスクールへ通うことに──。竹内涼真(マイク役)そこで目の当たりにしたのは、離婚を切り出してきた妻の夜遊びや、素行不良の彼氏スタン(有澤樟太郎)と付き合う娘、そのスタンからいじめを受ける息子といった家族のトラブル。これまで彼らと向き合ってこなかったマイクが現実に直面し、家族の絆や自分の人生を取り戻す決意を歌い上げる一幕ラストの「人生がくれた奇跡」は特に必聴だ。昨年11月末に行われた製作発表で「The Greatest Prize」のタイトルにて披露された同ナンバーだが、今回の劇中ではマイクのひたむきな“感情”がロックチューンに乗って客席に届けられ、歌い手として竹内の成長が伝わった。「本格的な歌唱は初めて」ということもあって、全体稽古の1年半以上前からボイストレーニングを開始したという。左から_竹内涼真(マイク役)_ソニン(スカーレット役)マイクを取り巻く個性豊かなキャラクターからも目が離せない。妻を演じるソニンは「新しい人生を」で、夫に対する諦念と訣別を美声に滲ませる。17歳に戻ったマイクの保護者代わりとなる親友ネッド役にはエハラマサヒロ。SF映画グッズに囲まれながらマイクと歌う表題曲「17 AGAIN」でポップな世界観に貢献する。そのネッドが一目惚れするマスターソン校長を演じる水夏希は「マスターソン校長の主義」で貫禄の歌声を披露。日本版だけに登場する楽曲「今を楽しもう」では、娘マギー(桜井)と彼氏スタン(有澤)による“めくるめく”刹那的な愛がコミカルに歌い上げられた。左から_有澤樟太郎(スタン役)_桜井日奈子(マギー役)上演時間は約170分弱(休憩含む二幕)。公演グッズのペンライトを使った無発声の客席応援レクチャーをはじめ、竹内による館内放送メッセージも。両方チェックしたい方は、ぜひ開演10分前に着席を。取材・文:岡山朋代撮影:宮川舞子/提供:ホリプロ公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年6月6日(日)まで会場:東京建物Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座チケット情報
2021年05月17日昨年、公演延期となったWAHAHA(以下:ワハハ)本舗全体公演『王と花魁』全国ツアーの開催が決定。構成・演出の喰始、キャストの柴田理恵、久本雅美、梅垣義明に現在進行形の想いを尋ねた。ピリオドを打った『ラスト3~最終伝説~』から4年ぶりの全体公演となる本作。枠にとらわれることのない多彩なパフォーマンスで客席に全力の笑いを届ける。延期が決まっても喰は「中止は念頭になく絶対にリベンジしたかった」と語り、その言葉に柴田・久本・梅垣の3人も頷く。ワハハ本舗の特徴といえば、“過剰”ともいえる客席とのコミュニケーション。「ろくでなし」を歌って鼻から豆を飛ばし、「愛の讃歌」でステージを降り観客をハグしにかかる梅垣の芸に代表され、これを目当てに訪れる人も多い。しかしコロナ禍では“濃厚接触”。得意技を封じられた一同はどうやって客席を魅了するのか。そう聞くと、喰は「梅垣は今までお客さんをひどい目に遭わせてきたけど、今度は梅垣がひどい目に遭う番」とほくそ笑む。制限を逆手に取った笑いを追求する一方で、無観客配信を行った梅垣は画面の向こうにいる観客の反応がわからない心もとなさを経験した。「自分がいかにお客さんから助けられてきたか、コロナ禍で“観客の力”を実感しました」と語ると、喰は「今回のお客さんはおかしくても笑い転げるのは難しいから、マスク上でアピールしてもらう?」とその場でアイディアを出す。一度目の緊急事態宣言が明けてから、さまざまな舞台を観に行った柴田は「ワハハみたく底が抜けたような笑いって今見かけないよね」とひと言。「だからこそ我々がやる意義は大きいんじゃないかな」と万全の対策で観客を迎える覚悟を語る。久本も「私たちを待ってくださっているお客さんの存在を感じています」と続き、「その気持ちに応えて全力で“バカ”やる所存です!」と意気込んだ。最後に喰は「エンターテインメントは精神のワクチン。接種の無理強いはしません。でもワクチンを体に入れて心が軽くなるのであれば、ぜひお越しください」「我々も年齢を重ねましたから。いつまでもあると思うな、ワハハ本舗ですよ」と呼びかけ、インタビューを結んだ。なお、取材中に喰が思いついた案は「マスクdeエール」プロジェクトとして進行中だ。演劇人に対するメッセージを寄せたマスクの着用姿を写真・動画に収めてワハハ本舗に送ると応援動画として編集され、劇中や記者発表イベントにて上映されるという。BGMには『王と花魁』応援隊長・泉谷しげるが書き下ろしたオリジナル楽曲が予定されている。公演は10月28日(木)~31日(日)に東京・新宿文化センター 大ホールで行われたあと、11・12月に全国12会場を巡演する。取材・文:岡山朋代
2021年05月07日“世界初”となる歌川国芳(うたがわくによし)のミュージアム「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館」が岡山・倉敷に開館。浮世絵師・歌川国芳とは歌川国芳は、江戸時代末期を代表する浮世絵師の一人。江戸日本橋の染物屋の家に生まれ、15歳の頃に初代歌川豊国の弟子になり修行をスタートした。長い下積み時代を経て、30歳を過ぎた頃に中国の伝奇時代小説「水滸伝」をモチーフにした「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」シリーズを発表。同作品で一躍脚光を浴び、“武者絵の国芳”と呼ばれるほどの人気絵師となった。その後は、武者絵にとどまらず、役者絵や美人画、風景画、ユーモアあふれる戯画など幅広いジャンルを手掛け、江戸期の浮世絵だけにとどまらず近代以降の日本画にも影響を与えた。“世界初”歌川国芳のミュージアムで約100作品を公開そんな歌川国芳の“世界初”となるミュージアム「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館」では、デビュー作から代表作まで約100作品を公開。出世作「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」シリーズはもちろん、巨大な骸骨を描いた代表作『相馬の古内裏(そうまのふるだいり)』も紹介する。月岡芳年や歌川芳艶の作品もさらに、国芳の弟子たちの作品も展示。“血みどろ絵師”と呼ばれた月岡芳年をはじめ、歌川芳艶や歌川芳員、河鍋暁斎が手掛けたダイナミックな浮世絵も楽しめる。なお、「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館」は、倉敷美観地区から浮世絵の魅力を世界に向けて発信するプロジェクト「UKIYO-E KURASHIKI」第1弾として、倉敷美観地区を一望できる旅館を再生してオープンした。【詳細】ミュージアム「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館 」オープンオープン日:2021年3月31日(水)住所:岡山県倉敷市本町1-24開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:火曜日(祝日の場合は翌日に振替)観覧料:・一般 1,300円(1,000円)・大学生・高校生 1,000円(800円)・中学生・小学生 500円(300円)※()内は20人以上の団体料金TEL:090-8242-1443
2021年05月03日竹内涼真の初舞台にして主演作となる、ミュージカル『17 AGAIN』。この振付を手がけ、竹内と伴走するようにダンスレッスンを繰り広げてきたのが、ダンサー・コレオグラファーのAKIHITO(ENcounterENgravers)だ。開幕を約1ヵ月後に控えたタイミングで、AKIHITOの目から見た竹内の魅力や、クリエーションの舞台裏を聞かせてもらった。ダンスレッスンを通じて感じた「竹内涼真は根っからのパフォーマー」──初舞台にして主演を務める竹内涼真さんの“歌って踊れる”ミュージカルスターとしての魅力を、AKIHITOさんはどんなところに感じていらっしゃいますか?半年間ずっと涼真くんにレッスンしながら一緒に踊ってきました。彼って本当に“突破力”があるんですよ! 表現者が目指すべき境地でもあると思うんですが、練習でどんなにカッコ悪くても本番でバシッと決められたらそれでいいのかなって。レッスン中に解決できないこと、たくさんありますよ? 時に「できねえ無理!」って叫ぶこともあるけど、最後の最後はちゃんとカッコよく決めて終わる。誰かに見せる……つまり本番に対しての嗅覚が鋭いというか、腹のくくり方・肝の据わり方がハンパない。根っからのパフォーマーだと感じました。──竹内さんの、ミュージカルスターとしての独自性はどこにあるんでしょう?彼がもともと持っている素質かもしれませんが、思考する力がすごくある方ですよね。たとえばダンスの振付をひとつお渡ししたら、じーっと考え込んで「どうやって見せたら映えるかな」ってレベルまで自動的に掘り下げる。指示待ちじゃなくて「観客に届けるには」って視点から「こう見せるなら、こう動いた方がよいのでは?」ってプラスアルファの提案もできるんです。だから、ご自身の中で腑に落ちればとことん突き抜けられるんだろうなって。その思考に体が追いつけば無敵ですよ!作品の持つフレッシュさを、現代的なストリートダンスに乗せる──ミュージカル『17 AGAIN』上演のお話が持ち上がって、振付・コレオグラファーとしてAKIHITOさんに白羽の矢が立ったのはどういった経緯だったのでしょうか?プロデューサーの吉永千紘さんからオファーいただきました。振付師のコンテストで、ダンスチーム(ENcounterENgravers)として活動している僕らを初めて評価してくださったのが、吉永さんだったんです。僕の振付で作品の世界観が伝わりやすくなるのであれば……と二つ返事でお引き受けしました!──ご自身が辿ってきたキャリアの、どんな点を期待されていると考えていらっしゃいますか?僕、ストリートダンスにどっぷり浸かってきた人間なんですね。なので『17 AGAIN』という作品が持つ“フレッシュ”な要素を、現代的なダンスに乗せることが求められているのかな……と感じています。横浜流星さんが主演された舞台『ダンガンロンパ2』やミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(いずれも2017年)など最近は演劇作品の振付もやらせていただいたので、その経験とうまく融合させることも必要なのかなって。バレエやジャズダンスが主流のミュージカル作品にストリートダンスを取り入れることは珍しいので、「その色全開でよければ……」という控えめな姿勢です(笑)──『ダンガンロンパ2』の現場に臨まれていた時のインタビューで、AKIHITOさんは「セリフや物語……強いては作品の世界観をしっかり表現するために振付することが大切」とおっしゃっていました。ではAKIHITOさんは『17 AGAIN』が放つテーマやメッセージをどのように捉えて、何を心がけながら振付していらっしゃるのでしょうか?僕は演出でなく“振付”なので、根底に横たわるテーマやメッセージはあえて掘り下げないでおこうかなって。そういったことを考える、演出・谷賢一さんのご意向に添いたいと思っています。僕が演出の観点で掘り下げすぎてしまったら「ここで普通、こんな動きにならんよな」と不自然な振付になってしまうかもしれない。ダンスとしての目新しさも無くなってしまう気がして、あえてライトな感覚で振付しています。──演出の谷さんと、振付を通じてどんなクリエーションを繰り広げていらっしゃいますか?曲の振付に入る前に「こんな風に見せたい」というイメージを谷さんから頂戴し、それを僕なりに噛み砕いて形にしていきます。提案して、谷さんからコメントをもらってブラッシュアップしていく……の繰り返し。その中で自分の役割は、この作品に“フレッシュさ”をもたらし続けることかな、と。バスケットボールを使ったダンス表現の必然性──“フレッシュさ”がダンス面に表れた、具体的なシーンをご紹介いただけますか?冒頭に設けられたバスケットの試合シーンは、谷さんから「ここでは試合を展開して欲しい」「ここは登場人物の関係性を見せて欲しい」「クライマックスでダンスを存分に」というオーダーをいただきました。最初にして、いちばん打ち合わせが少ない楽曲だったような。──最初のすり合わせが肝心な気もしますが、どうして?演目を左右するナンバーだからこそ、あえて託してもらったのかな……と。僕が“フレッシュさ”をどこまで的確に捉えて形にできるか、腕試しさせてもらったような感覚です。──谷さんのオーダーに、AKIHITOさんはどう応えていったのでしょうか?このシーンは、涼真くん演じる主人公マイクが「バスケットボールのスター選手である」ことを観客の皆さんにしっかり伝えなければいけません。その説得力を出すために、実物のボールを使ったダンス表現を考えました。キャストは楽曲のリズムに合わせてボールを弾ませながら、試合を展開していきます。その中で歌にお芝居、最後にはダンスシーンを繰り広げていく。──ステージ映えしそうなシーンですね! 一方でボールを扱うのはリスクもあると思いますが、実物を用いる狙いは?単にボールを持って踊ればいいってわけではないんですよね。涼真くんのパフォーマンスが「バスケットのスター選手」に見えるように。そのために実物のボールを使います。いつも「このタイミングで踊る理由」というか、ダンスの“必然性”を掘り下げながら振付しているんですけど。開幕初日にその意図がお客さんにしっかり伝わるか、今はワクワクよりドキドキの方が強いかもしれません。マイクの同級生になったつもりで手拍子を──製作発表で竹内さんがアンサンブルキャストとダンスを展開した「#BRANDNEWDAY」は明るくノリノリのナンバーでした。お客さんに何を感じ取ってもらいたいと考えて振付されたのでしょうか?これはマイクが若返った直後に繰り広げられる楽曲ですね。容姿やバスケットボールの才能など彼が持っている周りの人を惹きつける魅力が、どんどん人の噂になっていく様子を歌ったナンバーというか。イケてた17歳に戻ったマイクがいきなりモテだして、周囲からキャーキャー言われる。──「#イケメン転校してきた」と頭に“#(ハッシュタグ)”をつけてSNSで拡散されるような?そうです!まさに「ハッシュタグってキーワードがポイントになりそうだな」と楽曲タイトルから連想して、「ハッシュタグ」と歌っている箇所で観客の皆さんが手拍子できるように振付しました。このナンバー自体も爽やかでハッピーな曲調でしたし、お客さんもマイクの同級生になったつもりで“参加”してもらいたいなって。前向きなメッセージを自然に受け取って──AKIHITOさんご自身は『17 AGAIN』という作品の魅力をどのように受け止めていらっしゃいますか?とてもハッピーな作品です。一度どん底を味わった主人公が、どんな風に人生をやり直していくのか。自分の生き方を貫いて、まっすぐ生きるとはどういうことか──。その問いかけに応えようともがくマイクを見届けるうちに、観客の皆さんも前向きなメッセージを受け取れる気がしますね。──最後に、ダンス面での見どころを教えてください。ダンスを見てもらうというより、作品の世界観にどっぷり浸かってもらいたいですね。お客さんがナチュラルに劇世界へ入り込めるような振付にしているので、むしろ「ダンスを感じてもらえない方が嬉しい」くらい。お客さんに「なんか始まったな」と思われてしまったら、キャラクターに不自然な動きをつけていることになる。そんなわけないけど、「あれ、この演目ダンスあったかな?」って感じさせることができたら僕の勝ちだな、と密かに思っています。この『17 AGAIN』におけるダンスは、歌とお芝居に自然と溶け込んでいるような存在であって欲しい。そう願いながら、稽古場で日々創作し続けています。取材・文:岡山朋代撮影:源賀津己★『17 AGAIN』連続インタビュー第3弾(5月7日公開予定)は、翻訳・演出の谷賢一さんが登場!公演グッズプレゼントもあります! ぜひチェックしてください。公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年5月16日(日)~2021年6月6日(日)会場:東京建物 Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座チケット情報
2021年04月30日コンバース(CONVERSE)は、「岡山デニム」を使用したスニーカー「オールスター 100 オカヤマ デニム HI/OX」を2021年5月より発売する。「岡山デニム」のオールスター 100コンバースの新作は、世界有数のデニム「岡山デニム」をアッパーに起用。洗いをかけたブラックデニムに、レトロな雰囲気の生成りのソールをコンビネーションさせ、光沢感のあるシルバーハトメで仕上げた。デニムの上質な素材感が感じられる一足は、いつものコーディネートにプラスするだけでワンランク上のスタイリングを演出。ホワイトのシューレースだけでなく、アッパーのデニムと同色のシューレースも付属するので、気分に合わせてチェンジして楽しむこともできる。「倉敷帆布」のジャックパーセルまた、2021年5月には新モデルとして、岡山・倉敷の一級帆布「倉敷帆布」とコラボレーションしたジャックパーセルも新登場。アッパーに「倉敷帆布」を使用し、シュータンには「倉敷帆布」の織りネームを添えた。カラーはナチュラルなホワイトと爽やかなセルリアンブルーの2色。コットン地のシューレースとの相性はよく、どこか懐かしいクラシカルな表情に仕上がっている。【詳細】コンバース2021年5月新作シューズ■オールスター 100 オカヤマ デニム HI/OX 各9,900円(税込)カラー:ブラックサイズ:22.0~28.0、29.0、30.0cm■ジャックパーセル クラシキ ハンプ RH 9,350円(税込)カラー:セルリアンブルー、ホワイトサイズ:22.5~28.0、29.0cm【問い合わせ先】コンバースインフォメーションセンターTEL:0120-819-217受付時間:月~金曜日(土日・祝日除く) 9:00~18:00
2021年04月25日ザック・エフロンが主演したコメディ映画を、世界で初めてミュージカルとして上演する『17 AGAIN』。この作品で初舞台を踏み、主演を務めるのが竹内涼真だ。“負け組”としての人生を受け入れていた35歳の主人公マイクがバスケットボールのスター選手だった17歳の頃の姿に戻り、家族の絆を取り戻そうと奮起する様子を、彼はどのように立ち上げるのか──。昨年11月末に行われた製作発表を経て、カンパニーでの全体稽古に入って約2週間というタイミングで話を聞く機会に恵まれた。演出・谷賢一と二人三脚で「演劇の“筋肉”を鍛える」──製作発表の前から、歌とダンスの自主トレに励んでこられたそうですね。ドラマ撮影の合間を縫ってレッスンに取り組んでいました。そこでベースはできた気がしますけど、実践として吸収できているのはカンパニーでの稽古に入った最近ですね。初舞台ということもあって「自分がいちばんこの現場で何もできない」状況に置かれています。──演出を手がける谷賢一さんは、初舞台の竹内さんにどう働きかけてくださっているんでしょうか?役のこと、場面ごとの感情、観客への届け方……舞台に初めて出演する僕の視座に立って一緒に考えてくださるので、本当にありがたいです。まだ何も始まっていないし終わってもいないのに、谷さんにはすでに何度も感謝していますね。──映像と演劇で、お芝居のやり方に違いを感じました?全然違いますね。これまで映画やドラマでしてきた演技が、舞台だと通用しないことがよくわかりました。映像だと、セリフは”相手”に伝えるもの。でも舞台の場合、相手だけにセリフを言っても観客の皆さんに届かないんですよ。「いま相手にこんなセリフを伝えています」って状態を見せなきゃいけない。自分と相手役の方だけで完結させず、観客に届けるための意識も必要だとわかった時には一瞬パニックになりましたね。──その考え方、谷さんがツイートされていた世阿弥の能楽論「離見の見」ですね。演者が、自分から離れて観客の立場で自身の姿を捉え、演技についても客観的な視点を持つことが大切である、と。谷さんは「立ち稽古初日で“離見の見”が話題に挙がった」とおっしゃっていました。まさに! でも僕、最近ドラマで客観的に自分を捉えることをやめていたんですよ。観客の視点を取り入れて演じると、どうしても「こう見られたい」って自意識が入り込む。それってキャラクターを演じる軸がブレてしまうことでもあるんです。だから客観は監督に託そう、って。ただ、演劇の世界では役者も観客の立場から自分を捉えて表現しないと届かない。映像におけるお芝居の考え方とまったく違うことに、稽古の早い段階から気づかせてくれた谷さんにはやっぱり頭が上がりません。──具体的に、どんなシーンを稽古していて気づいたんですか?驚き、怒り、悲しみ……マイクの感情が大きく動いた瞬間ですね。映像だったらカメラがアップしてくれるから、表情でその変化を見せられる。たとえば日本人を演じる場合、喜怒哀楽や本音は“隠す”お芝居がリアルなんですよ。それでもこぼれてしまう瞬間に、ドラマがある。一方で舞台は映像と違ってカメラに“寄って”もらえないから、体全体で表現する必要があります。でも場数を踏んでいない僕には、まだその引き出しや筋肉が圧倒的に足りなくて。──演劇におけるお芝居の“筋肉”を、谷さんと二人三脚で鍛えている最中なんでしょうか?そうですね。たとえば「ここで一度立ち止まってみたら、マイクの悲しみが伝わるんじゃない?」と実際に谷さんに演じていただく場合もあります。そこからイメージを膨らませる作業を繰り返していくような。──1ヵ月半後、開幕の時にどれだけ筋肉がつくか楽しみですね!僕らしく演じるということももちろんですが、まず基本動作を徹底したいですね。そこから自分のスタイルがにじみ出ればいいな、と思っています。さえない35歳は「映画よりダサい仕上がり」──原作映画でザック・エフロンとマシュー・ペリーが二人で扮した主人公マイクを、竹内さんは一人で演じます。過去のインタビューで「それぞれの年齢でしっかり役づくりを行い、その差が大きいほどおもしろくなる」とおっしゃっていましたが、現時点でどのように取り組んでいらっしゃいますか?35歳のマイクは「こんなお父さんにハグされたくないわ……」ってイメージで清潔感がなく、映画よりかなり太っています。容姿を整えることを諦めてそんなに腹も出ていたら、そりゃマギー(娘)もアレックス(息子)もイヤだろうって人物造形。パンツ一丁でいびきかきながら寝てるんだろうな……とか、酔っ払って帰ってきて「ねぇママ〜」とか言いながらスカーレット(妻)にウザ絡みしてそうだな……とか。一度ポスター用にビジュアル撮影しましたけど、「やり直した方がいいんじゃない?」ってくらいダサい仕上がりになりそうです(笑)──映画の中年マイクは、人生と家族に疲れ果てた哀れな男に見えました。そうなんですよ。僕も、映画の大人マイクは妻との不仲と子どもたちの思春期が重なってしまった不幸な男に見えました。会社では新人の女性社員に先に昇進され、自分の席が無くなってしまって。でもミュージカルでは「うまくいかない結果を招いた原因は、すべてマイクにあった」って描き方になるかもしれません。──ミュージカル化に際して設定をアレンジするんでしょうか?いちばん最初の家族シーンで、35歳のマイクがどれだけダメな父親で、家族の抱える悩みやトラブルに気づけていないか……ということを観客に伝えておく必要があるんですよね。谷さんいわく、「その方が17歳に戻った時に『うーわ、俺って周りがこんなに見えていなかったのか』って彼のショックを強く伝えられると思うから」って。──一方で、バスケットボールのスター選手だった17歳のマイクはどのように演じますか?劇中のほとんどが17歳の姿で、冒頭の35歳と見た目も振る舞いも変わるから……それほど強く意識しなくても演じ分けができる気がしています。大切なのはコメディ要素をどこまで出すか。見た目はイケてる17歳だけど中身は35歳だから、どうしてもオヤジくさい言い回しが出てくるんですね。お客さんにも「わ、オッサンくささ全開だけど大丈夫?」って感じてもらった方がよいのか、それとももっと隠して演じた方が伝わるのか……そのバランスはこれから稽古場で見つけていきたいですね。キーをひとつ上げたら感情が乗って突き抜けられた──製作発表で披露されたミュージカルナンバーのうち、「The Greatest Prize」が印象的でした。どんな楽曲なんでしょうか?一幕ラストを飾る楽曲ですね。トラブルを抱える娘・息子を前にしたマイクが、「17歳に戻れた奇跡を無駄にせず、みんなの絆を絶対に取り戻すぞ!」と家族の“再生”を誓って一幕が終わります。──マイクの想いが炸裂するナンバーを、竹内さんはどのように歌おうとしていらっしゃいますか?実は一昨日、製作発表で披露したキーよりひとつ上げて歌ったら……ものすごい感情が乗って突き抜けられたんですよ! ピアノの伴奏がない自宅では、おのずと歌いやすいキーで発声していたようで。それを先生にお伝えして個別レッスンでも高いキーで歌ってみたら、うまく行って嬉しかったです。──製作発表の直後にお話をうかがった時も、主人公の感情を表すのに「ハンドマイクだと違和感があったからヘッドセットに変えてもらった」とおっしゃっていましたね。今回も竹内さんなりの試行錯誤が、うまく作用した?ミュージカル出演の目標として「セリフのようにメロディを紡ぎたい」、もっと言うなら「歌とセリフの境界線が曖昧になるほど融合できたら」と考えていたんですけど。でも最近、すべてセリフのようによどみなく歌ってしまってはもったいない……と感じるようになって。主人公の伝えたいメッセージが明確なナンバーではあえて“歌”を強調したパフォーマンスを繰り広げ、お客さんを圧倒する瞬間も大切なのかな、と。一幕ラスト、二幕に向けて爆発できるところはひとつ音程を上げて、体の内側から湧き出るエネルギーをすべて歌の中に詰め込んだ方が観客の皆さんに刺さる気がした。谷さんへの相談結果次第ではありますが、そんな気づきがありましたね。家族の再生を誓うオヤジから、元気を受け取ってもらえたら──ミュージカル『17 AGAIN』のテーマや発するメッセージについて、全体稽古が始まったいま改めて竹内さんが考えていることは?身近な存在の価値を再発見することで人生は好転する……という前向きなメッセージが込められた作品だけに、だいぶ明るい作品になりそうな予感がしています。稽古場のテンションがとにかく高い!──映画よりも明るい?はい! しかも映画よりだいぶ笑えるんじゃないかな。たとえば17歳に戻ったマイクが、自分を父親と思っていない息子アレックスと接するシーンはコメディ要素満載です。──映画だけ拝見すると、マイクとアレックスの場面にコメディ要素は感じられませんね。ですよね? でもミュージカルでは一線を画していて。今日やった稽古では、アレックスが歌っている背後でものすっごく僕(マイク)が応援していたり。息子に対して「もう花びら撒いちゃえ!」みたく突き抜けた親バカ精神が発揮されているシーンです。──姿かたちは17歳なのに、どうしても中の人35歳パパがにじみ出てしまう?そうそう! 映画のマイクはずっと正体を隠しているけど、ミュージカルでは父親バレバレなんですよ。演劇のおもしろさって、たとえばアレックスがメインの歌唱シーンでも、マイクが違う世界線にいる設定が同じステージ上につくれること。これが成立するから、マイクが父親を全開にしちゃっても平気になる。そこがすごく興味深いなって。だからこそ家族を再生しようと一生懸命もがくマイクに対して、お客さんも「がんばれオヤジ!」って声援を送れるんじゃないかな。彼のどうしようもなくダサい部分を惜しみなく晒け出すことで、映画より感情移入しやすくなっている気がします。マイクから元気をもらって、笑い飛ばしていただけたら。取材・文:岡山朋代撮影:渡邊明音★『17 AGAIN』インタビュー第2弾は、本作で振付を担当するダンサー・コレオグラファーのAKIHITOさんにインタビュー! 近日公開予定です。公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年5月16日(日)~2021年6月6日(日)会場:東京建物Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座チケット情報
2021年04月23日チームラボの展覧会「Teamlab: Tea Time in the Soy Sauce Storehouse」が、岡山の「福岡醤油ギャラリー」にて開催される。会期は2022年3月31日(木)まで。チームラボによる”光の共鳴”茶室アート「Teamlab: Tea Time in the Soy Sauce Storehouse」は、明治時代に醤油が貯蔵されていた地下空間を茶室として作り上げた展覧会。黒い液体で満たされた空間には、淡い光を放つ茶と無数のランプが置かれる。訪れた人が茶を持ち上げたり、ランプを揺らしたりすることで、それぞれの光のリズムが変化していく。光のリズムをテーマとする《旧醤油蔵の共鳴する浮遊ランプ》は、ランプどうしの”引き込み現象”を表現する。”引き込み現象”とは、異なるリズムが互いに影響を受けて次第に揃っていくこと。人に揺らされてバラバラのリズムで光を放っていたランプたちが、次第に近くのランプどうしで同じリズムに統一されていく。そして再びランプを揺らすと、またリズムがずれていき、近くのランプどうしでリズムを整えていく……という光の共鳴が空間全体で演出される。《共鳴する茶- 動的平衡色》も、ランプと同様に共鳴する光を持った茶の作品だ。茶を持ち上げるたびに、チームラボが「動的平衡色」として提唱する4つの色で変わっていき、光の共鳴に色の変化を加える。【詳細】Teamlab: Tea Time in the Soy Sauce Storehouse会期:2021年4月15日(木)~2022年3月31日(木)時間:10:00~17:00(最終入場 16:30)休館日:毎週水曜日会場:福岡醤油ギャラリー住所:岡山県岡山市北区弓之町17−35入場料:1人 1,000円(税込)※EN TEAのお茶(1杯)が含まれる。※チケットは現地当日券のみ(先着順)※事前予約不可※キャッシュレス決済のみ※再入館不可主催:公益財団法人 石川文化振興財団、チームラボ【問い合わせ先】公益財団法人石川文化振興財団TEL:086-235-8020
2021年04月19日1981年から老若男女に支持されてきたブロードウェイミュージカル『ピーターパン』が、日本上演40周年を迎える。そこで4度目のタイトルロールを務める吉柳咲良と、新たに23代目フック船長役を演じる小西遼生に話を聞いた。アニバーサリーイヤーの目玉となるのは、森新太郎による演出のリニューアルだ。時節柄、新型コロナウイルス感染症対策を視野に入れながらの上演となるが、どのような形で演出されるのだろうか。そう尋ねると、吉柳が“アナログ化”のキーワードを挙げてくれた。「小道具や美術、舞台機構など最大限使って表現するのではなく、観客の皆さんの想像力にお任せできるものにしたらどうか──と森さんは考えていらっしゃるようです」と新演出家による構想の一端を覗かせ、「私たちの芝居や歌、アクションで観てくださる方の想像力を掻き立てられたら」と意気込む。リニューアルに際して衣裳も刷新される。ビジュアル撮影を終え、衣裳でインタビューに応じた二人だったが、特にフック船長姿の小西を目にした報道陣の一人から「今までの小西さんの演じてきたタイプにない出で立ち。でも不思議と似合う!」と声が上がるとリモート取材の雰囲気が一気に和んだ。個性派俳優が揃い踏みした歴代フック船長の中で、果たして小西はどんな“色”を打ち出すのか。この問いかけに「気品があって格好いいという今までのフック船長でなく、森さんと“ピーターパンの頭の中にいるキャラクター”というイメージで打ち出せたらと話しています」と答えた小西。豪華絢爛な海賊のコスチュームに合わせて体を鍛えることも考えていたが、「衣裳合わせで豪華な衣裳をどんどん身ぐるみを剥がされた感じで、丈が短くなったり、帽子のボリュームも減ったり……しまいに撮影では埃をかぶることになりました(笑)」と笑いながら舞台裏を明かす。当時13歳だった2017年からピーターパンを演じている吉柳は、自身の成長にしたがい役のイメージも「永遠の少年でありながら、実はいちばん考え方が大人な存在」という考え方に変化したという。「複雑な感情を持ち合わせたピーターパンの奥深さにも注目頂けるよう挑戦していきたい」と新たな挑戦に胸を躍らせるほか、『デスノート THE MUSICAL』出演を機に広がった音域で「いろんな声色を使い分けてフック船長を翻弄できたら」と含み笑いを見せた。公演は、7月22日(木)〜8月1日(日)に東京・めぐろパーシモンホールにて。その後、8月7日(土)・8日(日)に神奈川・相模女子大学グリーンホールでも上演される。その後、8月29日(日)にかけて大阪、仙台、名古屋公演も予定されている。取材・文:岡山朋代
2021年04月16日エターナルプロデューサーをジャニー喜多川、演出を滝沢秀明が手がける『滝沢歌舞伎ZERO 2021』が、4月8日(木)に開幕。これに先立ってゲネプロが行われ、初日前会見には主演を務めるSnow Manの9人が登壇した。2006年に『滝沢演舞城』として誕生し、滝沢がプロデュース業に専念した19年に『滝沢歌舞伎ZERO』の名でSnow Manに受け継がれた本作。CDデビュー後、昨冬に公開された映画『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』を経て初めての劇場公演となる。第1部は「ひらりと桜」の歌唱でスタート。約300万枚の“青桜”の花びらが舞う中で、青と白の衣装に身を包んだSnow Manがオープニングを飾る。ピンクから青へのカラー変更について、岩本照は会見で「医療従事者の皆様に対する感謝とエールの想いを込めた」と明かした。続いて披露された新曲「One Heart」はしっとりとしたバラード。“僕らは一人じゃない”という前向きなメッセージが観客に贈られる。その後は、歌・ダンス・殺陣など、身体能力の高さを活かしたSnow Manらしい演目が揃い踏み。中でも回転するメカ太鼓を中心に繰り広げられる“腹筋太鼓”のパフォーマンスは圧巻だ。「滝沢歌舞伎ZERO」に向けて自らの顔に白塗りと隈取りを施す“生化粧”のシーンでは、後輩のジャニーズJr.・IMPACTorsも躍動。初々しいトークや新曲「Wildfire」で先輩を盛り上げる。芝居パートの第2部では「満月に散る鼠小僧~残した夢は『笑いあり、涙なし』~」が上演された。江戸の粋を感じさせる岡っ引き、しっかり者の町娘、残酷な悪党、頼りない兄弟に、とある“動物”──と9人それぞれに持ち味を発揮する見せ場が設けられている。ゲネプロ後に行われた会見で、岩本は「このような状況で初日を迎えられることが本当に嬉しい」と挨拶。ラウールも「感激で泣きそうだった」と続き、笑顔を覗かせた。腹筋太鼓での苦労を問われると、メカ太鼓でのアクロバティックな動きが光る佐久間大介は「パネルが開く前にバチで互い(向井康二・目黒蓮)を鼓舞し合っている」と舞台裏を明かす。一方で、腹筋でなく股間を痛めたという深澤辰哉が「これまでやり方を間違っていた」というと、他のメンバーからすかさず「何年目よ?」とツッコミが入った。記者のお気に入りシーンに自身のキューブフライングが挙がった宮舘涼太は「お目が高い!」といって会見場の笑いを誘い、雨や噴水に10トンの水を使用するダンスシーンについて渡辺翔太は「サウナ後の水風呂みたいで“ととのう”」とボケを炸裂。天気予報士の資格を持つ阿部亮平は、劇中のとあるシーンについて佐久間から「リハで“曇り”しか言わん」、向井から「なのに外めっちゃ晴れてるやん」とツッコまれていた。公演は5月16日(日)まで、東京・新橋演舞場にて。その後、6月2日(水)〜27日(日)に愛知・御園座へ巡演する。取材・文:岡山朋代
2021年04月09日熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2021『白鳥の湖』が、3月24日に開幕。ひと足早く鑑賞したゲネプロの様子をレポートする。芸術監督の熊川による演出・再振付で2003年に初演され、レパートリーとなった本作。今回の目玉は新プリンシパルとして1月に入団した日髙世菜のほか、カンパニーの次代を担うダンサーが集結したことだろう。取材日にオデット / オディールを演じていたのは、成田紗弥。王子ジークフリードには2020年10月にプリンシパルへ昇格した堀内將平、悪魔ロットバルトに栗山廉がキャスティングされた。ゲネプロは、オデットがロットバルトに翻弄される紗幕越しのプロローグから幕開け。成人祝いのパーティーを抜けたジークフリードは、湖で舞う白鳥オデットに出会う。彼女に惹かれながらも城へ戻り、花嫁探しの舞踏会に参加した王子は、ロットバルトに伴われて現れたオデットそっくりの黒鳥オディールに求婚してしまう。彼らが選んだ愛の結末とは──。白鳥に姿を変えられた身の上を嘆くオデットに対して、自信たっぷりに王子を誘惑するオディール。一人二役に扮する成田は、この二面性を全身で表現する。指先から爪先まで意識を張り巡らせながらも、はかなさと気高さを両立させる繊細なオデット像を覗かせた。一方で、オディール時は口元に絶えず笑みを浮かべる勝気な表情を見せ、王子の気持ちを手に入れた勝利宣言といえる30回転以上のグラン・フェッテ・アン・トゥールナンで観客の心も躍動させる。堀内は、王子の感情の起伏を体現するようなバラエティ豊かな踊りで劇世界を支える。特に空中でもう一段高く弧を描くような跳躍力に目を見張った。初役でロットバルトに扮する栗山は常に妖しさをたたえ、チャイコフスキー作曲の有名な旋律に乗せて舞う2幕冒頭のシーンで客席を魅了。このほか、完成度の高いコール・ド・バレエを繰り広げる白鳥たちの静謐な美しさにも思わず息を飲んだ。クラシックバレエの代名詞といえる定番の演目を、熊川はレパートリー化に際して再構成。オデットと出会って恋に落ちる高揚感、オディールに翻弄された挙げ句の絶望など、ジークフリードの心の軌跡を主軸に置いたストーリーテリングが最たる特徴だ。なお、このKバレエ版を小説化するアートノベル『白鳥の湖 Swan Lake』の巻末には、熊川によるインタビューも収録。クライマックスの意図やオリジナリティの発揮方法など舞台裏を明かしている。公演は3月28日(日)まで、東京・Bunkamuraオーチャードホールにて。ぴあでは、座席指定できるチケットを販売中。取材・文:岡山朋代
2021年03月24日3月20日に開幕した舞台『サイドウェイ』のゲネプロを鑑賞する機会に恵まれた。2005年の米アカデミー賞5部門にノミネートされ、最優秀脚本賞を獲得した映画『サイドウェイ』。原作者レックス・ピケットが手がけた戯曲で舞台化された本作が、箱庭円舞曲を主宰する古川貴義の日本語上演台本・演出によって繰り広げられる。40代に突入し、人生の転機を迎えた中年男・マイルスとジャックの旅路がバディ・ロードムービー的に綴られる。結婚を控えた友人ジャックのために、一週間にわたるカリフォルニアのワイナリー巡りを企画したマイルス。「独身最後に女の子を“テイスティング”する」と豪語するジャックに対して、純粋にワインを愛好するマイルスは呆れ顔だ。このバチェラーパーティーに対するふたりの温度差もさることながら、行く先々で出会う女性陣とのかけ合いが何とも味わい深い。ワイン好きの脚本家マイルス役には藤重政孝。夢である小説家として突き抜けられず、バツイチで元妻に未練のある屈託にまみれた役どころをリアルに造形する。口に含んだワインの取り扱い方や、皮肉混じりに講釈を垂れる姿は特に「こんなおじさん日本にもいて、蘊蓄語り聞いたことある!」という既視感に見舞われるほどだった。テレビ番組のディレクターで生計を立てている俳優ジャック役には、体調不良で降板した石井一孝からバトンを受け取った神農直隆がキャスティング。鳴かず飛ばずの役者業を断念して家庭に落ち着くか、新たな環境で心機一転するか。わずかな稽古期間にもかかわらず、神農はプレイボーイ然とした振る舞いで周囲を翻弄する彼を掴み取っていた。ふたりがワイナリーで出会う女性陣には、壮一帆と富田麻帆。いずれの役もクセのある中年男と張り合えるほどの強烈な個性の持ち主で、マヤ役の壮にはワインを艶っぽく活用した男女の駆け引き、テラ役の富田には終盤に抑えきれない激情を爆発させるシーンが用意されている。ボトルやグラスを陳列した美術にコルクの開封音を印象的に用いる演出など、世界中にピノ・ノワールの魅力を伝え、ワイン産業に多大な影響を与えたといわれる原作を活かした試みも。聞けば、キャストはプロのソムリエからワインレクチャーを受けたとか。説得力ある注ぎ方やスワリングを目の当たりにしたら、終演後にはボトルを開けたくなること必至だろう。マイルスもジャックも、実際に対面したら接し方に戸惑う面倒な中年男だ。しかし悪態をつきながらも人生の岐路で悩み苦しむふたりの姿には、不思議と共感が寄せられる。ワインに飲み頃があるように、人生にも押さえるべきタイミングがあるーー。年度末の春、彼らによる悲喜こもごもの“サイドウェイ(寄り道)”を見届ける上演時間150分の珍道中に出てみては。「ヴィンテージワインのように日々熟成していくことと思います」キャストほか開幕コメント藤重政孝ついに幕が開きました。やっとここまで辿り着けましたが、これがすべての始まりなので、残りの公演を千秋楽へ向けて頑張りつつ、作品と共に我々も育っていきたいと思います。育てていただくのはお客様のパワーの部分が大きいです。出歩きにくいご時世ではありますが、感染症対策もバッチリしていますので、お芝居を楽しみに足を運んでいただけたらと思います。キャスト・スタッフ共にいい雰囲気で現場を走らせています。それが作品の空気に繋がっていくと思いますので、ぜひその空気を感じに遊びにいらしてください。マイルスでした。神農直隆無事にゲネプロが終えられてほっとしています。色々ありましたが、カンパニーの皆さんに助けられながら、いまこの時を迎えられて本当に嬉しいです。あとはお客様がどれだけ楽しんでいただけるかですが、ちょっと時間が長いかもしれませんが、僕らも集中して観ていただけるように頑張っていきたいと思います。破茶滅茶で下品でお下劣な言葉も出て来るんですが、友情だったり愛情だったり恋愛だったり、色々な情が出てくる物語なので、ワインを通して、見ていただけるように努めていきたいです。凄く楽しいので笑えるところがあったらどんどん笑ってください。壮一帆最初この作品の本をいただいて読んだ時から、幕が開くのをとても楽しみにしていました。実際に衣裳をつけて、動いて喋ってみると、舞台の上でサイドウェイの人たちが息づいていて、興奮を抑えられない気持ちでいっぱいになります。この楽しさ、胸に突き刺さるような言葉の数々が皆様の心にも届く事を願っています。まだまだ予断を許さない状況下ではありますが、ほんのひと時でも心が和らぐような時間にできたらいいなと思いますので、観終わって、家に帰って、美味しいワインを飲みながらこの舞台を想い返していただければ嬉しいです。富田麻帆まずは初日の幕が開けられる事、この場所まで来られた事を嬉しく思います。この昨今なかなか思うように舞台が出来ない中で、ひとつづつ作品を作り上げられる喜びを改めて噛み締めています。この作品はとにかくワインを飲みたくなります。そして欠点を持った登場人物たちがたくさん出てきますが、人は誰しも何かしらの欠点を持っていて、だからこそ愛おしくて素敵なんだなと思える作品です。そんな愛おしくなる登場人物を観ながら、美味しいワインを飲んで、この作品に浸っていただけたらとても幸せです。ぜひ劇場で、そして配信でもお待ちしています。古川貴義(上演台本・演出)まずは、無事に初日の幕を開けられることに感謝です。社会情勢をはじめ、色々と心配事の尽きない日々でしたが、何とか幕を開けることが出来ました。限られた時間の中で尽力してくれたキャスト、スタッフのお蔭です。そして、ご来場くださるお客様のお蔭です。皆さん、本当にありがとうございます。奥深いようで気軽な、バカバカしいようで身につまされる、好きだけど憎たらしい、愛おしい作品になりました。これからステージを重ねるごとに、ヴィンテージワインのように日々熟成してくことと思います。ただし、飲み頃はいつも今。演劇は、いつも今。今まさに目の前で起こっていることを、お楽しみいただけますように。取材・文:岡山朋代撮影:岩田えり『サイドウェイ』原作・脚本:レックス・ピケット翻訳:主計大輔日本語上演台本・演出:古川貴義(箱庭円舞曲)キャスト:藤重政孝、神農直隆、壮一帆、富田麻帆、江浦優大、嶋村亜華里、片桐はづき2021年3月20日(土)〜3月25日(木)会場:東京芸術劇場シアターイースト※3月22日(月)休演配信公演あり、詳細は以下conSept movieにてご確認ください。
2021年03月22日新時代を牽引するダンサーが集結する、熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2021『白鳥の湖』。昨年1月、同演目にてプリンシパルに昇格したジークフリード役の山本雅也にその魅力を尋ねた。芸術監督の熊川による演出・再振付で2003年に初演され、レパートリーとなった本作。今回は、オデット / オディール役に新プリンシパルとして1月に入団した日髙世菜のほか、小林美奈、成田紗弥、毛利実沙子、ジークフリード役に堀内將平、石橋奨也、髙橋裕哉、ロットバルト役に栗山廉、杉野慧、西口直弥、グレゴワール・ランシエもキャスティングされている。熊川が「Kバレエ カンパニーは世代交代という大きな転換期を迎えました」と述べるように、次世代に託された期待は大きい。初日を約2週間後に控え、稽古に明け暮れる山本自身も「キャストが全員20代なので、熊川ディレクターは僕たちの年齢に合わせた演出を意識している気がします」と自覚がある様子。具体例を聞くと「30代なら大人の風格が醸し出されるポイントで、こう……フレッシュに?」と若さを前面に押し出した上半身の動きを実践しつつ、「初役だった去年から進化した姿をお見せできたら」と意気込む。クラシックバレエの代名詞といえる定番を、熊川は再構成。白鳥オデットと出会って恋に落ちる高揚感、黒鳥オディールに翻弄された挙げ句の絶望など、山本らが演じるジークフリードの心の軌跡を主軸に置いたストーリーテリングが、熊川版の最たる特徴といえるだろう。なお、この熊川版『白鳥の湖』を小説化するアートノベルが開幕に合わせて刊行されるが、王子の感情を丁寧に描くことはどんな劇効果を生み出すのか──。そう問いかけると、山本は「物語の“運び手”であるジークフリードの感情の起伏が伝わるほど、観客の皆さんに緻密かつ説得力ある人間ドラマが届けられると思うんです」と即答。アートノベルの王子像が「初役の時に自分が想像して演じようとしたキャラクターと似ていたんですよね」と続き、役づくりの舞台裏を明かす。昨年、ジークフリードを演じ終えた直後のカーテンコールで熊川からプリンシパル昇格を告げられた山本。客席からも祝福されたサプライズ任命は「3位入賞したローザンヌ国際バレエコンクールで熊川ディレクターと初めてお会いした瞬間(2013年)と重なり、今までのバレエ人生がフラッシュバックしました」と振り返るほどだった。今回はどのようなパフォーマンスで観客を楽しませてくれるのか、本番を見届けたい。公演は、3月24日(水)~28日(日)に東京・Bunkamura オーチャードホールにて。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2021年03月19日KAAT神奈川芸術劇場の新芸術監督就任会見、ならびに2021年度ラインアップ発表会が行われ、現芸術監督の白井晃、芸術参与で次期芸術監督の長塚圭史が登壇した。3月末で任期を終える白井は、KAATに携わった7年の歳月を「身に余る重責に自問自答する日々でした」と振り返る。その中で、長塚の演出作である新ロイヤル大衆舎『王将』(2017年)を東京・下北沢で鑑賞した時に「小劇場からあふれ出るエネルギーや企画力をぜひKAATでも活かして欲しい」とオファーの経緯を明かした。続いて壇上に立ったのは、4月に白井からバトンを受け取る長塚。芸術監督としてのテーマに“劇場をより開いていく”を掲げ、実現に向けた3点の新方針を打ち出した。1.シーズン制の導入新国立劇場などですでに取り入れられているシーズン制だが、その狙いを「劇場に季節感やリズムをもたらしたい」と語った長塚。4〜6月にはプレシーズンとして、実験的なトライアル公演を多数投入する。その後、初夏に恒例のキッズプログラムを配置。8月からのメインシーズンには毎年タイトルを設け、今年は「冒(ぼう)」がアナウンスされた。「飛び出す・はみ出す・突き進むイメージで“冒険心”いっぱいにやっていきたいですね」2.ひらかれた劇場を目指してKAATは今年で開館10周年。長塚は「演劇界で存在感が増してきたKAAT自身を財産に、これまで芝居を観たことのない人にも届けたい」と意気込む。手始めに、新ロイヤル大衆舎『王将』の再演を開放的なエントランス(1階アトリウム)に特設劇場を設けて行う試みを発表。タニノクロウとは『虹む街』で神奈川県民とのクリエーションを企画中だ。自身が上演台本・演出を手がける最遊記モチーフの『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』では県内を西に向かって巡演し、「KAATを飛び出して多くの県民にお会いできれば」と笑顔を覗かせた。3.豊かな創作環境作り・劇場の未来を考える「上演がない期間もクリエーションが常に続いている劇場でありたい」という思いを込め、長塚は任期スタートとともに「カイハツ」と題したプロジェクトを始動させる。もともと“つくる劇場”を掲げていたKAATを「アーティスト同士の相互交流、国内外・新旧問わない戯曲との出会いや開発の場にできれば」として、さらなる創作環境の発展に努める構えだ。このあと、2021年度のKAATラインアップが発表された。「オリンピック前の上演がふさわしい」と長塚が懇願し、昨年度に公演中止となった『ポルノグラフィ』『未練の幽霊と怪物 ―「挫波」「敦賀」―』が持ち越されたほか、自身が演出する『近松心中物語』、2020年頭に草彅剛が主演し話題を集めた白井の演出作『アルトゥロ・ウイの興隆』再演も。心機一転したKAATの充実ぶりから、引き続き目が離せない。取材・文:岡山朋代
2021年03月05日ローカルブランドが増え、国内旅行先としても注目を集めている岡山県。岡山旅行に行くなら知っておきたい、ツウしか知らないようなスポットをご紹介します。1.〈五味の市〉の「カキフライソフト」を食す。#カキソフト #甘塩っぱさがたまらない岡山県は牡蠣の名産地。日生漁港にある大きな魚市場〈五味の市〉で味わえるカキソフトは仕上げのさしみ醤油が良いアクセント。2. 〈倉敷意匠アチブランチ〉で掘り出し物を発見!倉敷意匠アチブランチの外観。林源十郎商店の1階にあり。カタカタ「印判手の小皿」1,080円~トラネコボンボン「豆皿」874円(各税込)全国各地の作家や職人とコラボし、別注でオリジナル商品を作っている〈倉敷意匠〉計画室と分室のアイテムがほぼそろう唯一の直営店。印判という古いプリント手法をあえて使う〈カタカタ〉の小皿など誤差の出る作り方を楽しんでいる作家ものがキュート。〈倉敷意匠アチブランチ〉岡山県倉敷市阿知2-23-10 林源十郎商店内086-441-771010:00~18:00月休(祝の場合は翌火休)(Hanako1174号掲載/photo : Noriko Matsumoto text : Asami Asai, Saki Ikuta (Kokohore Japan))3.欲しいガラス食器がきっと見つかる〈ヒロイグラススタジオ〉岡山県備前市で吹きガラス工房〈ヒロイグラススタジオ〉を主宰する花岡央さん。淡いブルーガラスのオリジナルシリーズ「GRICE」は、お米を発色原料のひとつとしてガラスに溶かし込んだ人気作。涼感がありながらも凛とした佇まいで、ギフトにもぴったり。オンラインでは「on apartment」ほか、工房併設のショップでも取り扱いあり。ミニワイングラス1脚4,200円。www.hiroyglass.com(Hanako1186号掲載/photo:Kozue Hanada text&edit:Yoshie Chokki)4.お土産には〈石挽カカオissai〉のクラフトチョコレートを。左・粗挽きカカオキューブ各520円(各税込)。右・コロンビア、マダガスカル、ガーナの3種入りテイストセット1,950円。石の街・矢掛町に誕生した店が作るのは、昔ながらの石臼で仕上げる薫り高い本格クラフトチョコレート。原材料はカカオ豆と和三盆のみ。地元産白花崗岩の石臼を使い、カカオ産地ごとの味わいを大胆に表現したチョコは、石臼形のフォルムも特徴。〈石挽カカオissai(イシビキカカオ イッサイ)〉岡山県小田郡矢掛町矢掛3074-10866-63-424512:00~17:00火水木休4席/禁煙(Hanako1193号掲載/photo : MEGUMI styling : Mari Nagasaka text & edit : Kimiko Yamada)
2021年03月01日“ダンス×演劇×J-POP”を掛け合わせ、セリフを使わず身体表現をメインに物語を立ち上げるダンスエンタテインメント集団・梅棒。彼らの新作、11th STAGE『ラヴ・ミー・ドゥー!!』が東京・サンシャイン劇場にて現在上演中だ。3rd STAGE 『男なら、やってやれ!!』の数年後が描かれ、代表の伊藤今人を中心に、鶴野輝一、遠山晶司、塩野拓矢、櫻井竜彦、楢木和也、天野一輝、野田裕貴が出演する本作。昨夏メンバーに加わった多和田任益のお披露目公演で、ゲストの押田岳、新垣里沙らが華を添えている。アイドルオタクの内気な少年(多和田)、パーカーを特徴的に着こなすストリートギャング(押田)、歌とダンスをこよなく愛する少女(新垣)は、ある共通項から熱い友情を育むものの離れ離れに。数年後に再会を果たした3人の住む世界は、当時と圧倒的に異なっていて──。劇中は、これらの人間模様とアイドルオーディションの行方が同時進行で描かれる。梅棒EXTRAシリーズ『ウチの親父が最強』へのゲスト出演を経て、メンバーとして初参加する多和田は終始、ネルシャツをボトムスにインしたオタクスタイル。頭にバンダナを巻き、デコうちわ&サイリウムを掲げるヲタ芸ダンスで“推しのいる尊さ”を全身で体現する。作・総合演出を務める伊藤が開幕に際して寄せた「愛するもののためならどんな困難も乗り越えられる」というコメントを象徴する存在に感じられた。正統派のアイドルダンスで客席を魅了する新垣には、元・モーニング娘。である彼女らしい見どころも。本作のベースとなった『男なら、やってやれ!!』には新垣をモデルとする役が存在し、今回の続編に本人が出演するとあって、伊藤も「いよいよこの作品に魂が宿る」と感激しきりだ。喜怒哀楽を爆発させる巧みな表情にも注目したい。主人公もヴィランも、愛する者を応援したい気持ちは一緒。これらが舞台上をほとばしる圧倒的なエネルギーや牽引力となって、ストーリーは輝きを増しながらぐんぐん進んでいった。“推し”のいる人すべての心に刺さるであろうステージ、ぜひご賞味あれ。東京公演は2月28日(日)まで。その後、3月6日(土)〜7日(日)に愛知・ウィンクあいち、3月11日(木)〜14日(日)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールと巡演する。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2021年02月22日