岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「みんなのうた」です。ヒャダインさんと一緒にやっていたEテレの音楽番組『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』のシーズン3が終了しました。この番組の最後の企画で『みんなのうた』とコラボしました。10月の放送で今月の歌として流れていたのですが、YOASOBI with ミドリーズの「ツバメ」のパラデータ(楽器だけ、ボーカルだけなどそれぞれ個別の音源データ)を提供し、視聴者のみなさんに自由にリミックスやアレンジしてくださいと募集。そこで集まったものを、僕とヒャダインさん、そしてYOASOBIのお二人と一緒にミックスをして、新しい「ツバメ~ワンルームミュージックver.」を作り上げました。『みんなのうた』は日本で暮らしていたら必ず通る、子供のころに最初に出合う音楽番組ではないでしょうか。僕は京都の宇治市出身ですが、僕の住んでいるエリアでは12チャンネルが教育テレビ(今のEテレ)でした。NHK総合は2チャンネルです。僕はおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らしていたので、テレビといえばこのどちらかのチャンネルがついていることが多かった。だから、学校から帰ってきてふとテレビを見ると『みんなのうた』が流れている、なんていう場面がすぐに思い出されます。そうやってずっと見てきた番組に参加できたことはうれしい経験でした。聴いてきた曲で思い出に残っているものもあるのですが、タイトルがどうしても思い出せません。声変わりするギリギリ前くらいの男の子が歌うバラードソング。メロディラインが不思議だけど美しかった。たぶん、ここ10年以内に聴いたものだと思います。もし、この曲じゃないかな?と思うタイトルがあれば、こっそり僕に教えてください。『みんなのうた』は、“みんなのうた”というくらいですから老若男女に愛されるような曲じゃないといけないですよね。最近の楽曲のラインナップをみると、けっこういろんなミュージシャンの方が制作されているので、どういう選択基準なんだろうというのは気になります。オリジナル曲も多いのでしょうか。岡崎体育も『みんなのうた』に合う楽曲は得意だと思います。NHKさんとは『ワンルームミュージック』をはじめ、デビュー以降7年間いい関係を構築できていると思うので、ぜひ楽曲制作者選びで困った時には、声をかけてほしいです。おかざきたいいく現在、自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。12月まで、17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年11月9日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年11月05日岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「顔出しNG」です。最近、注目を集める顔出しがNGのアーティストたち。Adoさんや、先日共演させていただいたyamaさんなど活躍されている方がたくさんいます。過去を振り返れば、KISS(キッス)やSlipknot(スリップノット)など顔塗りや覆面タイプのバンドはこれまでもいました。顔を明かさないでいると、ミステリアスであったり、素性が明らかになってないというベールに包まれたアーティスト性を守ることができて、バンドやアーティストの方向性を打ち出しやすい、演出しやすい効果があると思います。また、今の時代だと私人としてのプライバシー保護にも役立っていますよね。SNS時代ですから、顔出ししているとどこにいてもすぐに見つかってネットに晒されてしまう危険性がある。そもそも顔出ししていなければ、そのリスクを減らすことができます。さらに言うと、ネットでの誹謗中傷を避けることだってできます。今は匿名でなんでも言えてしまいます。容姿や体型の部分でいらぬ決めつけをされたり、ひどい先入観のあることを言われてしまう可能性も高い。だったら、顔出ししなければそういったフィルターを取っ払って“歌”だけ、“音楽”だけを聴いてもらえる。時代が進むにつれて、そこはどんどん変わっていくと思いますし、変わっていくことがいいことだと僕は思っています。ミュージシャンだって漫画家や小説家の方々と同じです。別にどんな顔をしているか、どんなルックスかなんて関係ない。作品がおもしろければ読まれるし、評価される。それと同じで、いい音楽であれば音楽そのものだけで評価されるというのはいいことだと思います。僕は自分自身が表に立ってやるのが好きですし、このスタンスが自分に合っていると思っていますが、もしそうじゃない別路線でやるとしたら、顔出ししないでVTuberとして活動するのもいいなとか思ったりします。『風の谷のナウシカ』に出てくる巨神兵みたいなルックスのVTuberで、しゃべるたびに肉がだらだらとただれ落ちるタイプのキャラクターです。岡崎体育とはまったくの別人格でやりたい。声もワンオクターブくらい低くしてゲーム配信とかしたいですね。名前ももう決めています。真の神と書いて「真神(しんしん)」です。岡崎体育が楽曲提供して歌わせてもいい。誰か技術的にできる方がいたら組んでやりませんか?おかざきたいいく現在、自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年11月2日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月28日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「日本武道館」です。東京に住み始めて3年たちましたが、実はつい先日初めて日本武道館の中に入りました。というのも、8月に僕の盟友ミュージシャンであるヤバイTシャツ屋さん(以下ヤバT)が初の武道館ライブを開催したんです。僕はそのライブを観に行ったのですが、それで初めて日本武道館の地を踏むことになりました。ライブは当然ですがとても良かったです。全国のさまざまな“ぶどうかん”を回るというコンセプトのツアーファイナルとしての日本武道館。そんなアイデアも面白いですし、SNSでいろんな方策を打ち、ツアーファイナルは見事にチケット完売。メンバーたちの努力が実ったステージを僕も目撃できてよかったなと思いました。彼らはやりきっていました。その一方で、やっぱり日本武道館ってバンドの聖地なんだなと感じました(いや、本来は武道の聖地なのですが……)。ここで初めてロックコンサートを行ったのがビートルズなのだそうです。それ以来、世界にその会場の名が知られるようになり、日本だけでなく世界中のミュージシャンが「日本でロックコンサートをやるなら日本武道館で!」と、ひとつの象徴としての場所になっていったとか。今では、アイドルグループなども日本武道館のステージをひとつの目標とすることがありますが、そのスタートにはビートルズがいた。僕はソロミュージシャンなので、なんだかその波には乗れていないような感じがしています。そもそも、「さいたまスーパーアリーナでライブをする」という目標を立てて活動をしていたので、日本武道館という場所のことをじっくり考えることがこれまでありませんでした。でも、今回、ヤバTのライブで訪れてみて、僕もこの歴史深いステージに立ってみたいなと思いました!ヤバTのメンバーたちは僕とのツーマンをやってもいいと言ってくれているみたいです。それもいいかもしれません。あと、やっぱりこういう音楽の殿堂といえるような歴史ある場所に、もっと若い人たちに行ってほしいとも思いました。今やオンラインライブも当たり前になって、家にいても観ることができるし、それもいいことです。でも、錚々たるミュージシャンたちが踏んできたステージに自分の推しているアーティストも今、立っている。そういう歴史の価値やカルチャーの蓄積を現場で、目で、肌で、感じるのもいいものだなと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」がスタート。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年10月26日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月22日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「体力作り」です。10月1日の「奈良NEVERLAND」を皮切りに、岡崎体育史上最多公演数となるライブハウスワンマンツアーが始まりました。長い期間をかけて回るツアーです。体調管理をしっかりしないといけないと感じています。ツアーだけでなく、提供楽曲の制作やレギュラーの仕事などももちろんみっちりと入っています。どうしてこんなに入っているのだろうか、と不思議に思うくらいに入っています。これは途中で倒れるわけにはいきません。ならばと、なにか体を動かして体力作りをしたいなと思うのですが、地道に続けるトレーニングが僕はどうも苦手みたいです。筋トレも嫌だし、ただ走るだけとか、プールで泳ぐだけとかが向いてない。誕生日に自転車を買って自転車に乗るというプランも立ててみたのですが、結局買わずに今日に至っています。家にはエアロバイクもあります。このあいだ、『ストレンジャー・シングス』の新しいシリーズをぶっ通しで見たのですが、見ている間、エアロバイクに乗ればよかったなと思いました。ドラマの中の子どもたちと一緒の気分で自転車を漕いだら、それだけで2kgは痩せたやろうな、と思います。でも、ソファにしっかりと座って見てしまいました。基礎体力をつけるには地道なトレーニングがいちばん。それはわかっているのですが、どうしても体を動かすことにゲーム性を求めてしまいます。もっと言えば、球技が好きです。子どもの頃は少年野球をしていましたし、学生時代はテニスをしていて、最近はミュージシャン仲間たちとフットサルをしていました。そういう類のスポーツは楽しくてのめり込むことができます。でも、コロナ禍以降はフットサルも友人たちと集まって試合をすることがなかなか難しくなってしまい、今はほとんど球技もできていません。これでは体力は落ちていく一方です。でも、よく考えたらライブハウスはアリーナやホールのステージと比べて狭いです。ステージの端から端まで走らないといけない、ということもない。「奈良NEVERLAND」なら端から端まで2歩でいけます。ということは、ライブで疲れることはないのではないか?という仮説を今、思いつきました。……いや、そんな言い訳をしないといけない精神状態がよくないですね。とにかく早急に体を動かして邪念を浄化し、長いツアーにしっかりと取り組みたいと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」がスタート。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年10月19日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月15日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「マクドナルドのCM」です。10月から放送が始まったマクドナルドの新CMをみなさんご覧になっていただけましたでしょうか?木村拓哉さんがビジネスマンを演じる「ひるまック」シリーズのCMに、僕が木村拓哉さんのかわいい後輩役で出演させていただいております。昨日もマックの商品を食べたくらい、マクドナルドが大好きな僕。出演させていただいて、本当に光栄でした!しかも木村拓哉さんとの共演ですよ。これってもう最高峰ちゃうんか?と思いました。こんなちょっと変わったおもしろミュージシャンに、こんな大きなチャンスをいただけるなんて、と信じられない気持ちで今もいます。木村拓哉さんと一緒にハンバーガー食べたのは、かなり自慢できる思い出なのではないでしょうか。木村拓哉さんとの現場は、最初はかなり緊張しました。もちろん、木村さんとはこれが初対面です。やっぱり大御所の方です。現場の緊張感も、これまで僕が経験した現場とはまったく違う!半端なかったです。さらに、ご本人が現場に登場したときの空気というかオーラもすごかった。ピリッと静電気が走るような痺れる感覚がありました。あれは忘れられません。でも、実際にご挨拶をさせていただいてお話をしてみると、ご本人はめちゃくちゃフランクな方で、あれこれと話しかけてくれて、楽しくボケてくれたり、たわいもない話をいろいろしてくれたり、すごく距離を縮めようと木村さんのほうからしてくださった。撮影の合間とかも、演者のたまりの場所にいらっしゃるんです。それでずっとお話をしてくれる。木村さんクラスなら特別な控室とかあっても不思議じゃない。でも全然そういう感じじゃないんです。演技を一緒にするのもすごく楽しかった。いろんなアドリブを次々考えて入れてくる。はっきり言って僕はそれについていくのに必死。でもそのついていく感じも、かわいい後輩役としてええ感じで映っているんじゃないかな、と思います。なんだかすっかりサラリーマン役が板についてきたなと感じています。おいしそうにマックの商品を食べることだけはマジでうまくできたと思っています。これに続いてもっと岡崎体育にいろいろ食べさせてみたい、と思っていただけたらうれしいです。お茶漬け、冷凍シューマイ、カレーライスなんでもおいしく食べますので、オファーお待ちしています!おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」がスタート。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年10月12日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月08日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「好きなモノの話」です。僕は誰かが、こだわりを持っている“好きなモノ”について語っているのを聞くのが好きです。自分が知らないことや興味がなかったことをその世界に詳しい人に教えてもらえるだけでなく、好きなモノの話を目を輝かせて嬉々として語っている、その人の顔を見るのが好きなんです。だからTVの『マツコの知らない世界』を見るのが大好き。僕もああいう番組をやって、いろいろな人のこだわりの世界を教えてもらいたいです。なぜそう思うかというと、僕自身にそういうこだわりがあまりないからなんです。10年以上も何かを追っていたり集めていたりするような、特別好きなモノってないような気がします…。なんでもかんでも満遍なく、広く浅くでいいかなと思ってしまうタイプなので、何かにのめり込んで偏愛することって自分では経験できないと感じています。だから、人の話を聞いて「そうなんや…!」と感動したいんだと思います。先日も、競馬が好きな友だちに大井競馬場に連れていってもらいました。もちろん、競馬について僕は何も知らない。だからあれこれと教えてもらって、すごく楽しかったです。当日は、雨が降っていて馬場状態が悪かった。ぬかるんでいるときは先行逃げ切りタイプの馬が勝ちやすいとか、あとはパドックで白い汗をかいている馬はあまり状態が良くないとか、長い頸(くび)を鶴のように曲げているツル頸の馬は調子がいいかもしれないとか、好きだからこそ知っている情報や専門用語ってあるじゃないですか。そういうのを教えてもらうのが面白かった。もっと教えてほしいから僕もいろいろ質問をして、競馬ってすごく奥が深いんだなと感じました。好きな人と一緒に行くと世界が広がるのが早い。どんなジャンルでも、そういう話が聞けると足を踏み入れやすいですよね。そうやって好きなモノを少しずつ増やして、いろんな英知を広げていきたいなと思っています。そもそも、ずっと何かを好きでいられるってすごいことです。僕もミュージシャンをしているので、僕の音楽を好きでい続けてもらうことが活動の中でとても大事なことだと思っています。年月が経てばファンの方だってライフステージが変わりますから、音楽の聴き方も応援の仕方も変わってくるはず。それでも「好きだ」って、目をキラキラさせて語っていただけるようなアーティスト活動を続けられたらと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年10月5日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月01日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「『スッキリ』のマンスリーMC」です。日本テレビ系列の朝の情報番組『スッキリ』のエンタメコーナー「SHOWCASE」マンスリーMCとして8月に4回、生放送に出演させていただきました。レギュラーを務めているテレビ東京系列の『おはスタ』も同じ朝の生放送。さらにNHKの『テンゴちゃん』でも生放送は経験しているし、生の歌番組にも出演させていただいたことがあります。なのでそんなに不安はなかったのですが、実際にその現場に飛び込むと驚くことがたくさんありました。すっかりカルチャーショックを受けて帰ってきました。『おはスタ』は、台本の流れがとてもしっかりしています。子どもたちが見る番組ですし、きちんと一つ一つのコーナーを回していくことを第一に考えています。はっきりと進行が決まっていて、僕たち演者もしっかりリハーサルをして生放送に臨みます。一方、今回参加させていただいた『スッキリ』はとにかく自由!もちろん台本は用意されています。番組の流れ自体は、『おはスタ』と同じようにしっかり決まっています。でも、もし今話していることが盛り上がったり、メインMCの加藤(浩次)さんが全然違う質問をして、それが面白かったりすれば、ライブで起きていることが最優先で進められる。用意していたコーナーが放送時間内に入りきらず飛んでしまうこともありました。『おはスタ』のようなきっちり進行がすっかり身についている僕は、「ここでCMに振る台詞を俺が言わないといけないんだけど、今の流れだと言わなくていいのか、言ったほうがいいのか…どっち!?」と頭の中でぐるぐると考えてしまって、最初のほうはちょっとふわふわとしていたと思います。性格的に僕は台本がきっちり決まっていて、それに沿ってやるほうが向いているタイプなんです。就職活動でもグループディスカッションが得意だった。話が脱線したらとにかく本筋に戻したい。今回も「戻さないと」とつい考えてしまい、加藤さんや天の声さんなど超一流のMCたちによるフリースタイルのアドリブ合戦にまだまだ力及ばず、番組の流れに乗り切れなかったなと感じました。でも、4回出演させていただいて、最後のほうは流れに乗るコツを少しは掴めたかな!?という感触もあったので、ぜひまた番組に呼んでいただきたいです。次こそはフリースタイルで、ビシッとゴールをたくさん決めたいです!おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年9月28日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年09月24日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「新曲」です。楽曲ができたら、まず誰かにそれを聴いてもらいます。実家に住んでいたころは最初に母親に聴いてもらっていました。なんで友達でも音楽関係の知り合いでもなく母なのかというと、いちばん衒(てら)いのない率直な意見を言ってくれるからです。お茶の間的な一般のリスナー層に近いというところもいい。「分からん」と言われたら、これでは大衆に伝わらないんだ、もっと工夫をしないと、と納得できます。母も楽曲については手厳しいので「このネタ曲は今、歌詞カード見ながら聴いているから分かるけれど、ライブで音だけで聴いたらゴチャついてしまって伝わらないと思う」などクリアにはっきりとした意見をくれるので、本当に参考になっていました。でも、母に最初に聴いてほしいというのは自分が作った曲を母に褒めてほしいという気持ちが根底にあるからだと思います。僕は一人っ子なので、学校の工作でも一人遊びでも、何かもの作りをしたら母親に見せるというのが小さいころから染みついています。作って見てもらって褒めてもらう。それがうれしいから繰り返す。今もその延長線上にいるんだと思います。上京してからは、楽曲ができ上がったら所属レーベルの岡崎体育チームのグループラインに音源を送ってまず聴いてもらっています。それもできれば常に褒めてもらいたいと僕は思っています。いつも「これはどういう感じで褒めてもらえるんやろ…」と期待を込めて送ることが多いです。そして期待通りにだいたい褒めてもらえるのですが、先日珍しく「これはボツにしましょう」とはっきり言われました。褒められたい性分なのでちょっとショックを受けましたが、それを言ってくれたのが僕の担当になってまだ1年たってない新しいディレクターの人。しかも僕より2歳年下のスタッフです。彼が「この曲は今出すタイミングではない」と言ってくれたのですが、それが僕も納得できる意味合いだった。褒められたいと日々思っているものの、的確に否定してくれるというのもなんだか安心できるものだなと思いました。なんでも褒められて、裸の王様になることがいいことではないですから。僕には、年齢や上下関係で忖度せずに意見をはっきり言ってくれるスタッフが付いてくれている。それが分かったことで、僕も気持ちを切り替えて、次はめちゃくちゃ褒めてもらえる曲を作ろうと思えるようになりました。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年9月21日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年09月17日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「機材車」です。突然ですが、僕には機材車がありません。機材車というのは、ライブ会場まで、アーティストが演奏する楽器やステージで使用するアンプなどの機材を運搬するための専用車です。夏フェスのシーズンなどは、アーティストごとそれぞれの機材車が会場まで機材を次々と運び込みます。一方、岡崎体育はといえば、僕の機材は先週ご紹介したお立ち台とパソコンを置くための台だけです。どちらも単なる“台”で、繊細な楽器でも精密機器でもありません。なので、ライブ会場へは宅配便を使って送ってもらっています。台なので、横にしても縦にしても、上に何か積んでいただいても大丈夫です。パソコン本体は僕が手持ちで運んでいます。こんな感じなので、デビューしてもう6~7年経ちますが僕には専用の機材車というものがありません。レーベルメイトのマハラージャンは、デビューしてまだ1年ですが、年末のツアーでは機材車が用意されるとの噂を聞きました。「同じソロアーティスト同士なのに、この差はどういうことやねん」と、ちょっとモヤッとします。まあ、マハラージャンはバンドスタイルでパフォーマンスをしますから、僕とはスタンスが違います。ここはグッと大人になって、「僕は、台を配送していただくので何も問題ないです」と、この場を借りてレコード会社にあらためて申し上げておきたいと思います。モヤッとするというのも冗談で、本音を言えばレコード会社に「じゃ、岡崎くんにも機材車を用意するよ」と言われても困ってしまいます。だって、まったく必要ないですから。僕は倹約家で通っていますから、会社に余計な経費をかけずにやっていけるならそれに越したことはないです。インディーズバンドも機材車を持っていることが多いです。でも専用の運転手などいないので、メンバーが交代で夜通し運転して日本を縦断してツアーを回ります。いわゆるバンドワゴンですよね。僕がカバーをさせていただいたフラワーカンパニーズさんの「深夜高速」も、自分たちの夢を乗せて深夜に高速を疾走するイメージがあります。実をいうとこういうバンドワゴンなシチュエーションも僕は体験したことがありません。飛行機と新幹線移動ばっかりです。機材ないですし、一人きりなので。でも憧れはあります。いつかバンドセットでツアーを回ることがあったら体験できるでしょうか。いや、僕はやっぱり新幹線に乗ってしまいそうです。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年9月14日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年09月11日秋の味覚を引き立てる深みのある味わい清酒製造販売を手掛ける白瀧酒造株式会社(所在地:新潟県南魚沼郡、代表者:高橋 晋太郎)は、「ひやおろしの上善如水 純米吟醸」を2022年9月1日に発売開始しました。酒米「越淡麗」から生まれるふくらみのある味わいとじっくりと低温熟成させることで生まれた深みが、旨みの乗った秋の食材を引き立てます。ひやおろしの上善如水 純米吟醸<商品の味わい>新潟県が15年かけて開発した「越淡麗」で仕込む日本酒は、ボリューム感がありながらすっきりとしたあと味も楽しめる日本酒に仕上がります。「ひやおろしの上善如水」はこの越淡麗100%で仕込み、タンクの中でじっくり低温熟成させることでさらに旨みが深まりました。加熱殺菌をしない「生詰(なまづめ)」で出荷するため、コクと深みがありながら純米吟醸らしい華やかな香りが楽しめるのも魅力の一つ。サンマの塩焼やキノコのバター炒め、茄子の煮びたしなど秋の味覚と相性抜群です。紅葉をイメージした真っ赤なクリアボトルが鮮やかで贈り物にも喜ばれます。季節限定のためご用意した本数がなくなり次第販売終了となります。ご購入はお早めに。<商品概要>商品名:ひやおろしの上善如水 純米吟醸希望小売価格:720ml/1,628円 (税込)、300ml/748円 (税込)日本酒度:プラスマイナス0(中口)アルコール分: 16度以上17度未満精米歩合 : 55%販売先:白瀧酒造株式会社 公式オンラインショップ他、全国の取り扱い店白瀧酒造 公式オンラインショップはこちら : ■会社概要商号:白瀧酒造株式会社代表者:高橋 晋太郎所在地:〒949-6101新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢2640番地創業:安政2年(1855年)設立:昭和26年(1951年)事業内容:清酒製造販売(主な銘柄「上善如水」、 「湊屋藤助」、 「魚沼」)、化粧品販売URL:www.jozen.co.jp■本件に関するお問い合わせ先白瀧酒造株式会社お客様窓口フリーダイヤル:0120-85-8520(平日9:00~17:00)E-MAIL: tosuke@jozen.co.jp 「ひやおろしの上善如水 純米吟醸」オンラインショップはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月06日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「お立ち台」です。ライブではいつも、ステージのセンターにお立ち台を置いています。お客さんを煽るときにはやっぱり、一段高いところから煽ることが大事ではないかと思うからです。古代ギリシャの時代から、デマゴーグするのは一段高いところからと相場が決まっています。そもそもステージは見やすいように観客席より高い位置にあります。お立ち台はそこからさらに一段上がる。ただ上がるだけでなく、今からお立ち台に上がるぞというパフォーマンスを見ていただくことも大事です。一段高いところに上がることで、「この人は今から大切なことを言ったり、したりするに違いない」と、観客に視覚情報で認識してもらえます。だから、お立ち台に上り下りする行為は、ステージパフォーマンスにおいてとても意味があると思います。僕の専用お立ち台ができたのはデビュー後です。レコード会社の方が用意してくれました。専用のお立ち台があるとええな、と思ったのはデビュー前のこと。対バン相手のバンドの方がステージにお立ち台を置いていて、それを「岡崎くんも使っていいよ」と言ってくれたんです。お借りして使ってみたらめちゃくちゃ安定していて、上がりやすかったんです。それまでのライブでは、ビールケースとかライブハウスにある箱馬を使ってやっていた。そうするとグラグラするし、ちょっと跳んだり跳ねたりするとライブ中に軋んだりして怖かったんですね。それに比べて専用のお立ち台はとても安定していて、安全に踊ったりジャンプしたりすることができました。それで、デビューするなら僕も専用のものを作っていただこうと思いました。今使っているお立ち台はショッキングピンクのカラーリングがしてあります。僕のステージってバンドもいないし、機材の黒っぽい色かシルバーっぽい色しかない。少しでも映える明るい色がいいなと思ってこれを選びました。でも、色こそ派手ですがとてもシンプルです。他のバンドの方々もいろいろなお立ち台を使っています。ゴールデンボンバーのお立ち台とか、めっちゃ高さがある。3段くらいあって飛び乗る感じです。僕にはそれはちょっとしんどいので、すっと上がれるくらいの今のサイズが気に入っています。あえて苦言を呈すなら、横幅ですかね……。踏み外しそうになることがあるので、安心して踊れるくらいの横幅があると本当はうれしいです。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年9月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年09月03日大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(日曜20時からNHK総合ほかで放送中)で、主からの命令に「へぇ」の一言で殺しを重ねる善児がラストを迎えた。頼家の息子・一幡の殺害に「できねぇ」「わしを好いてくれている」と顔をゆがませ人間らしさを見せたことから、“いい人描写は死亡フラグ”という本作の定説に視聴者がざわついた。迎えた33話、一幡の文字に動揺し、最後はトウにとどめを刺された。「まさか善児で泣くとは……」。誰もが驚いた人の心を持ってしまった善児の姿。多くの視聴者の予想どおり、善児は修善寺で命を落とした。数少ないオリジナルキャラとして抜群の存在感を示していた善児。そのアサシン(暗殺者)の足跡をプレーバック!【千鶴丸】「川遊びをいたしましょう」という言葉がトラウマに伊東祐親の下人だったころ、頼朝と八重の子・千鶴丸を「川遊びをいたしましょう」で殺める。【北条宗時・工藤茂光】義時の兄は休憩中に背後から音もなく祐親の命令で義時の兄・宗時を討つ。このとき奪った宗時の形見の巾着袋が義時の手に。【江間次郎】妻の八重をかばった次郎を“秒”で始末嫁いできた八重の殺害を夫の次郎に命じた祐親。次郎は八重を逃したために殺害された。【伊東祐親・祐清】かつての主人の誅殺も躊躇なし梶原景時にスカウトされ、勢力を失った元主人の祐親と息子の祐清を表情を変えずに暗殺。【義経の息子】生まれたばかりの静御前の子を由比ヶ浜に生まれてすぐに静御前から引き離し由比ヶ浜で殺害。感情を挟まず粛々と任務を遂行。【藤原頼衡】義時に同行した平泉にて無表情でブスリ義時に同行し平泉へ向かった善児。泰衡と国衡の弟である頼衡を、息を吐くように殺めた。【源範頼・トウの父母】流罪先の修善寺で農民夫婦とともに殺害修善寺へ流罪となった範頼は癒しキャラで人気が高かった。瞬殺された村人の子がトウ。■33話、因縁の修善寺でトウの刃に倒れる!善児にとって修善寺は因縁のある場所。「ずっと待っていた、このときを」と話すトウに「父の仇、母の仇」と刺し貫かれ、絶命。冷酷非道だった善児。最期に頭をよぎったものは何だったのか……。予想以上の人気となった善児に対し、脚本家の三谷幸喜は「これだけ存在感が大きくなったことを踏まえて退場シーンを書きました」と話していたが、人間の心を取り戻した直後に親の仇としてトウに殺させるなんて……、ひどすぎませんか?
2022年09月01日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「今年の夏フェス」です。今年は、久しぶりにフェスの夏が帰ってきました。全国各地で開催されていますね。まだマスク着用で声出しはNG、ソーシャルディスタンスをとって客席を区切るなどフェスごとに規定があると思いますが、それでもみんなで集まって、音楽とダンスを楽しめる場所というのが帰ってきたのはよかったなと心から思っています。僕も今年の夏は5~6本ほどの夏フェスに呼んでいただきました。僕にしては多めのフェス参戦です。フェスで全国各地に行くのも楽しいです。今年は、北は福島、南は鹿児島まで行きます。夏フェス用に新曲もいくつか用意しました。僕のフェス用の盛り上げ曲は、お客さんに移動をしていただいたり、声を出していただくものが多かったので、コロナ下でやるのが難しいという問題がありました。でも、だったらこの状況下でもオーディエンスが楽しめる曲を作ったらいい、と考えたのが「フランスパーン」という曲です。歌詞の中に「フランス」というワードが出てきたら、みんながタイミングよく「パン!」とハンドクラップするという曲です。ハンドクラップにより一体感を出せるはずです。“はず”というのは、この曲は実はまだ完成していません。完全にアイデア先行で、今こうして発表をしていますが、たぶん、いや絶対に盛り上がる曲になるはずなので、今後の夏フェスで聴くことができると思います。楽しみにしていてください。もう一曲「サブマリン」という曲はもう完成していて、すでに静岡のフェスとエビ中とのツーマンライブで披露させていただきました。心地いいレゲエ曲です。ルーツロックレゲエ的なサウンドで、僕自身やっていて気持ちよくなれる曲です。力んで盛り上がるというより、力を抜いて、体を揺らすのにぴったりです。こちらもフェスで耳にしたら、ぜひ一緒に踊ってみてください!コロナの状況下で、僕たちミュージシャンもいろいろ楽しんでいただくために工夫をしています。お客さんのみなさんも以前のように声を出したり、大勢で肩を組んで踊ったりできなくて、残念だなと思うかもしれません。でも、そのおかげでできることもあるはずです。ディスタンスがあるならその分、今までとは違う聴き方ができるかもしれない。この夏、久しぶりのフェスで、みなさんが新しい発見をできることを願ってます。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年8月31日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年08月27日岡崎ビジネスサポートセンター(以下 オカビズ、愛知県岡崎市、センター長・高嶋 舞)は、愛知県立岡崎商業高等学校(以下 岡崎商業高校)と連携し、総合ビジネス科3年生の授業として、創業111年の麩屋万商店とリアルな「商品開発」に取り組んでいます。起業家教育の一環として商品開発に取り組むことで、チャレンジ精神や既成概念にとらわれない創造力などを育む狙いです。2022年7月7日(木)の初回授業では、オカビズ相談員の松田と麩屋万商店・峯田社長が商品アイディアの考え方などについて講義を実施。さらに2023年1月まで7回にかけてオカビズの相談員が登壇し、商品開発の一連の流れを実践的に学びます。岡崎商業高校 商品開発■経緯と背景/起業家支援を起業家育成へつなげ、地域のチャレンジを誘発する土壌づくりへ2013年に商業高校の学習指導要領が改訂され、「商品開発」科目が新設。これまで地域の事業者様の協力を得ながら実践を交え進めてきましたが、コロナ禍や燃料高騰などもあり、高校も取り組み方法や連携先、授業内容を検討していました。こうした課題をお聞きしたオカビズでは、これまでの企業サポートのノウハウを生かした若年層の起業家教育として連携し、地域の若者のチャレンジを支援したいと、取り組むことになりました。日々経営者や起業家と向き合う私たちが、次の世代の起業家育成を担うのは使命の一つだと感じ、相談員が各専門分野を生かした学びを一連でサポートします。■授業詳細/約半年かけ地域食材「角麩」の新商品を開発、販売まで実践するプログラム<連携授業の概要>科目名 「商品開発」趣旨 地域事業者の実際の新商品開発の過程を、市場調査から企画、マーケティング、販売まで一貫して実践し、起業家教育の一環として学ぶ対象 岡崎商業高校 総合ビジネス科 3年生 37名内容 オカビズ相談員による講義、地域事業者との実践型ワークショップ【テーマ】「地域食材『角麩』をZ世代に販売せよ!」愛知・岐阜で食べられている地域食材の「角麩」は、中高年世代には馴染みがあるものの、若い世代は一部の人が鍋の具材として食べたことのある程度で、あまり浸透していません。そこで今回、Z世代がZ世代に向けて全く新しい角麩を使ったメニューを企画し、新商品として販売します。講師 オカビズ・センター長/高嶋 舞オカビズ・ビジネスコーディネーター/株式会社ARAWAS 代表 松田 広宣オカビズ・デザインアドバイザー/株式会社RW 代表取締役 稲波 伸行麩屋万商店 代表取締役 峯田 和幸氏<授業スケジュール>(1) 2022年7月7日(木)13:25~14:15(50分間)内容 商品コンセプトを発表、ゴールの設定、今後のスケジュールについて講師 オカビズ・ビジネスコーディネーター/株式会社ARAWAS 代表 松田 広宣麩屋万商店 代表取締役 峯田 和幸氏(2) 9月8日(木)13:05~13:50(45分間)内容 コンセプト設計、ターゲットの設定、商品開発のイメージをより具体的に講師 オカビズ・ビジネスコーディネーター/株式会社ARAWAS 代表 松田 広宣(3) 9月22日(木)13:25~14:15(50分間)内容 中間プレゼンテーション、コンセプトとターゲットへのフィードバック講師 オカビズ・センター長/高嶋 舞(4) 9月29日(木)13:25~14:15(50分間)内容 最終プレゼンテーション、商品選定講師 オカビズ・センター長/高嶋 舞(5) 10月13日(木)13:25~14:15(50分間)内容 商品ネーミング、キャッチコピー考案講師 オカビズ・ビジネスコーディネーター/株式会社ARAWAS 代表 松田 広宣10月25~26日(火・水) 岡商祭(文化祭)にてテスト販売(6) 11月18日(金)8:55~10:45(110分間)内容 パッケージデザイン講師 オカビズ・デザインアドバイザー/株式会社RW 代表取締役 稲波 伸行(7) 11月24日(木)13:25~14:15(50分間)内容 SNSを活用したPRの実践講師 オカビズ・ビジネスコーディネーター/株式会社ARAWAS 代表 松田 広宣2023年1月 マックスバリュ岡崎美合店にて販売 ※予定。<協力企業>麩屋万商店(株式会社麩屋万)代表取締役: 峯田 和幸事業内容 : 角麩/生麸/細工麩/麩まんじゅう 製造販売所在地 : 〒444-0916 愛知県岡崎市日名本町11-26URL : ■リアルなビジネスを学生に届け、起業家精神を育むために:オカビズ・センター長/高嶋 舞経済産業省だけでなく文部科学省においても、「起業家教育=アントレプレナーシップ教育」の重要性が解かれています。起業家教育は決して起業家だけに必要な能力ではなく、これからの社会で差別化し生き抜くために必要な基礎能力の一つとして文部科学省は位置付けています。日々、経営者や起業家と向き合うオカビズにとって、まさに次の世代の起業家育成やこれまでの企業サポートのノウハウを生かした若年層の起業家教育は、私たちが取り組む使命の一つではないかと感じてきました。岡崎商業高校はビジネスに特化した高校でありながら、それに留まらず、学生の生きる力を育てる意欲に溢れていると感じています。今回、私たちが日々行っているリアルなビジネスの一部を授業の場で提供することで、高校生の起業家精神=挑戦する行動力や創造する力を育み、地域のチャレンジを喚起していけたらと考えています。<これまでの岡崎商業高校とオカビズの取り組み>2020年5月、コロナ禍の休校期間を活用し「起業家教育」をテーマにしたオンライン講演を連携して実施。「学びを止めて欲しくない」という教師たちの熱い想いを受け、ヤフー株式会社 Yahoo!アカデミア学長の伊藤 羊一氏や、TED『世界の12人の若者』に選ばれた若き社会起業家の牧浦 土雅氏と学生の自宅を繋ぎ、創業者のチャレンジやそのためにできる行動などのエッセンスをお聞きしました。<参考:起業家教育とは>高い志や意欲を持つ自立した人間として、他者と協働しながら新しい価値を創造する力など、これからの時代を生きていくために必要な力の育成のための教育手法です。チャレンジ精神、創造性、探究心等の「起業家精神」や、情報収集・分析力、判断力、実行力、リーダーシップ、コミュニケーション力等の「起業家的資質・能力」の育成を目指すものです。出典: ■事業者概要▼愛知県立岡崎商業高等学校国際ビジネス、情報処理、総合ビジネス、情報会計の4つの学科から編成されています。全校で847名の生徒が在籍をしています。学校の教育活動として、「ぎゅーっと肉味噌」の開発などを手がけ、ビジネス教育に力を入れています。校長:加藤 千景>>ホームページ: ▼中小企業のための無料の経営相談所「岡崎ビジネスサポートセンター・オカビズ」岡崎市経済の底上げを図るため、2013年10月に開設した産業支援施設。岡崎市が設立・運営をし、売上アップに特化した相談所として岡崎の中小企業・起業家のチャレンジをサポートしています。開設から8年間で約2万件、3千社の相談を受けています。2015年内閣府「女性のチャレンジ支援賞」受賞。2016年「第11回ニッポン新事業創出大賞」支援部門特別賞受賞。2018年度総務省「ふるさとづくり大賞」地方自治体表彰受賞。>>ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月24日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「他のアーティストのライブ」です。最近、よく他のアーティストのみなさんのライブに遊びに行くようになりました。以前はライブを観に来てくださいとお呼ばれしても、遠慮させていただくことが多かったんです。ライブを観に行くよりも自分の曲を作る作業を優先させたいと思っていましたが、よくよく考えると、その2~3時間の間で制作をしていたかというと、それよりも寝てたり、ゲームをしたりしてたなと思い至り、だったら自分によい影響を与えてくれるライブを観たほうが自分にとって有益だ、と思うようになりました。先日お伺いしたのはGirls2と阿部真央さんのライブです。Girls2は、パフォーマンスの質やレベルが高い。ダンスがとにかくかっこいいので観ているだけで元気をもらえます。阿部真央さんも歌がとにかくうまい。日本のメジャーシーンで活躍しているアーティストの中でもトップクラスに歌がうまいと思います。J‐POPにR&Bやブラックミュージックの要素を取り入れて新しい見せ方を提示してくれている。この進化の先に何があるのか楽しみだな、といちファンとして思いました。ライブではセットリストの流れにこだわって観るようにしています。あ、ここでバラード系を入れるのか、もうひと盛り上がりさせるタイミングはここなんだな、とか。それと、どのアーティストのお客さんにも必ず、会場が“待ってました!”となる曲がある。それが一体どんな曲で、どこにその曲を持ってくるのか?MCを入れる位置なども気になります。あと、アイドルのライブでは、お客さんのことも見てしまいます。どんな曲で盛り上がるのか、その盛り上がり方はどんな感じなのかなどに注目しています。Girls2は、同世代かつ同性のファンがすごく多いことに感心しました。同性に憧れられるアーティストっていいですよね。客席を眺めて、彼女たちをキラキラとした視線で応援している女の子たちにとても感動しました。メンバーたちにとっても、そういうお客さんがたくさんいることはすごく自信になることだと思います。誇りに思ってほしいですね。今年はサマソニにも出演するので、フェスでもいろんなアーティストのライブを観たいですね。大好きなクーラ・シェイカーも出演するので観に行きたいと思いましたが、タイムテーブル的に微妙に移動できない時間帯でちょっとがっかりしています。仕方ないことですが…。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』8月17‐24日合併号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年08月20日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「夏の曲」です。暑いですね。夏真っ盛りです。夏になると夏の曲を書きたくなります。でも、それではミュージシャンとしては間違っています。時すでに遅しなんです。夏の曲を今書いたとしても、それを夏にリリースできるのは来年になってしまう。今年の夏にリリースするためにはその前の冬、遅くとも春先までに「夏の曲を書きたい、書くぞ!」と思わないといけない。ざっくりとしたスケジュール感を説明します。夏に曲をリリースするためには、2~3月には着想し、3月中に楽曲完成、4~5月にレコーディング、6月にプレス、7月にリリースが理想です。これを実践できないといけません。しかし、これがなかなかに難しいです。それを今年やってのけているのが、同期デビューのヤバイTシャツ屋さんによる「ちらばれ!サマーピーポー」です。驚きの6月29日リリースです。めっちゃ夏を先取っています。これを聴かせていただいたときに、季節感を読み切ってやり抜けていると、そのプロ魂に感動しました。めっちゃ夏を盛り上げてくれています。同期なのにどうして僕はまだそれができないのでしょうか?僕にも「八月の冒険者」という夏の歌がありますが、これはまさに8月に書きましたので、リリースできたのは10月。アルバム『FIGHT CLUB』に収録されていますので、今こそ、ぜひ聴いていただきたいです。僕は、ネタ曲も多いですし先読みして書くことが得意と思われているかもしれません。しかし、実は意外と苦手です。想像して、「この時期にはこういうことを思ってそうやな」と書くことができない。今自分が考えていることや感じていることしか書けないタイプなんです。だから今の気持ちで夏の曲を書いても、できたときにはもう夏は終わっています。というか、もはや今考えるべきことは、冬にリリースする冬の曲のことなんですよね。「雪が舞い散る」とかの歌詞を今考えないといけない。それはなかなかに大変です。なので、夏シーズンに大活躍する夏曲や、夏が売りのバンド…それこそTUBEさんのような方々は本当に素晴らしいと感動します。だって、冬場に絶対頑張っていらっしゃいますから!夏が来る前から夏に聴きたいだろう曲を用意してくださっている。僕も真似できるようになりたいです。盛り上がる夏の歌作りたいです。そのために今年の夏の思い出をしっかりとストックしておきたいと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年8月10日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年08月06日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「才能」です。自分に音楽の才能があるかもしれない、と気づいたのは小学校の5年生くらいの時です。音楽の授業でリコーダーをやるようになって、昼休みも好きに吹いていました。で、そういう時に僕はテレビで聴いていたアニメの曲とかをメロディを思い出せば吹くことができた。それを同級生たちがすごい、すごいと褒めてくれたんです。それからは「『ポケモン』や『デジモン』『ONE PIECE』の曲を吹いて」と言われて、友達の前で吹くようになりました。みんなも吹きたいというので、学級だよりの裏に自分なりの吹き方をカタカナのドレミで書いて、「これで吹きなよ」とみんなに配っていました。なので一時期、5年2組の男子には、給食後のお昼休みに校庭でドッジボールをせずに教室の後ろで延々とリコーダーを吹く、というブームがありました。女子には「うるさい!外で遊んでこい」と、かなり不評でしたね。でもそれが僕の活動の礎になったと思います。あと小学校時代にもう一つ、これはインタビューなどいろいろなところで話していますが、6年生のころに作曲をする授業があり、担任の先生に「盗作しただろう」と放課後に呼び出されたことがあります。100%自作の曲だったのですが「こんな曲、6年生に作れるわけがない」と否定されたんです。これが僕にとって2度目のターニングポイントになりました。ちょうど卒業アルバムを制作している時だったので、僕はそこに「作曲家になって世界中の人に曲を聴いてもらう」と、先生へのあてつけも込めて将来の夢を書きました。自分は音楽ができるんだ、というのをわかってもらいたかった。今にして思えばこの挫折がすごく良かった。自分の思いに火をつけてもらったと思います。先生や親にも褒められてばかりだったら、あそこで「やってやるぞ」という気持ちになれなかったかもしれない。僕はたまたま自分の才能が義務教育の中に組み込まれていたのでラッキーでしたが、自分には何が向いているのか、どんなことに才能があるのかを見つけるのはなかなか難しいことですよね。やっぱり、興味や好きなことから手繰り寄せるしかない。僕も音楽に関しては自信を持って才能があったと言えますが、たとえばお芝居のことになると、ちゃんとできているのかな…と不安になります。これは、周囲が「できている」と言ってくれるので、それを信じてやるしかないと思っています。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて全国17か所18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年8月3日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年07月30日明治44年(1911年)創業の老舗タオル専門商社 小杉善株式会社(本社:大阪府箕面市、代表取締役:小杉 啓生、以下 小杉善)は、創業以来初のSPA(製造小売)事業として、暮らしに心地よいタオルが手軽な値段で購入できるWEB通販サイト「we LiOru online shop」を2022年7月22日(金)にグランドオープンします。we LiOru online shop: Macaroni-数量限定セット バナー■開設背景創業110周年を迎える老舗タオル専門商社 小杉善は、2021年9月よりSPA事業「weLiOru(ウィーリオル、以下 weLiOru)」をスタート。この度、かねてより準備を進めておりました小売専門サイト「we LiOru online shop」が整い、7月22日(金)9:00より、グランドオープンいたします。「LiOru」とは、[生活=Life 織る=Oru]の造語です。時代のトレンドや若手社員の自由な発想・感性を取り入れながら、長年培ってきた確かなモノづくりと価格競争力の優位性を融合させた商品展開を通して、生活者の皆さまに「自分になじむぴったりな1枚を選んでほしい」、そんな思いを込めています。普段あまり気にしなくても、タオルは日々の暮らしになくてはならないもの。タオルに触れずに一日を終えることは、あまり無いのではないでしょうか。そんな風にあたりまえにあるタオル、あたりまえの毎日。あたりまえの中で、自分の暮らしに馴染む1枚にであえたら。「気づいたらいつも使っている、お気に入りの1枚に」。タオルを通し、心地よい日常を提案いたします。■サイトターゲット及び取り扱い商品「we LiOru online shop」の主な顧客ターゲットは、暮らしにこだわりを持った30~40代の女性を中心に、幅広い顧客層の獲得を目指しています。また昨年、応援購入サイト「Makuake」で先行販売し、売り上げ目標対比1,081%を達成してご好評をいただきました身に着けるフェイスタオル「Mikketa」のほか、暮らしに馴染むタオルを目指した「higotoni(ヒゴトニ)」、北欧テイストで温かいデザインが特徴の「Onnela pieni(オンネラ ピエニ)」、大人向けの贅沢タオル「otona cotton plus(オトナコットンプラス)」、お洋服のようにタオルをコーディネートできる「Coordi Hours(コーディアワーズ)」など4つの商品ブランドを展開。タオルサイズも、ハンドタオル、フェイスタオル、バスタオルなど日常使いにちょうどいいサイズ展開を行っております。▼higotoni(ヒゴトニ)日毎に(ひごとに)くらしの中になじむ、一緒に過ごしたくなるタオル。既存の枠組みにとらわれないオルタナティブなタオルを。あたりまえにあるタオルをもっと楽しく、もっと気持ちよく。URL: ▼Onnela pieni(オンネラ ピエニ)~小さな幸せの住むところ~オンネラとは、フィンランド語で「幸せの住むところ」という意味があります。商品を使用していただくお客様の日常に少しでも幸せが訪れるように、この名前をつけました。北欧風のデザインが、キッチンや洗面周りの空間を華やかに演出してくれます。URL: ▼otona cotton plus(オトナコットンプラス)「オトナコットン」は毎日の暮らしのちょっとしたアクセントになるようにと願いをこめて作りました。日々に寄り添い心地よいおだやかな生活を。we LiOruが考えるこれからのタオル選びをご提案させていただきます。URL: ▼Coordi Hours(コーディアワーズ)お洋服をコーディネートするように、毎日の暮らしをコーディネート。鏡の前でファッションショーをする様なわくわくした気持ち。つい、だれかに見せたくなるタオル。今日より明日がもっとわくわくする1日になるように。生活のアイテムをあなたのだいすきで溢れさせたい。そんな思いからCoordi Hoursが生まれました。URL: ■通販サイトのUIおよびデザインについてwe LiOru online shopは、スマホファーストのレスポンシブな画面設計を行うと同時に、タオルのある心地よい暮らしをイメージしていただきやすいようライフスタイルを重視した商品イメージ写真を大切にデザインしています。サイト内では、今後も継続的に新商品を発表していくほか、タオルのある暮らしをブログで綴る読み物コンテンツなども展開していく予定です。■グランドオープン時のキャンペーン内容(1)Mikketa10%OFF+全品送料無料(7/22~8/5)(2)その他商品(Mikketa以外)5%OFF+全品送料無料(8/6~8/20)(3)お得なセット組(higotoni商品)を数量限定で発売(8/22~8/31)■サイト概要サイト名 : we LiOru online shopURL : 取り扱い商品: ハンドタオル、フェイスタオル、バスタオルなどタオル各種開設日時 : 2022年7月22日(金)9:00小売単価 : Mikketa~身に着けるタオル770円(税込)~ECサイト運営: 小杉善株式会社■会社概要商号 : 小杉善株式会社代表者 : 代表取締役 小杉 啓生所在地 : 〒562-0035 大阪府箕面市船場東1丁目10番地1号創業 : 明治44年4月設立 : 昭和9年4月事業内容: タオル専門商社資本金 : 4,500万円URL : ■本プレスリリースに関するお問い合わせは当社ホームページ( )よりお問い合わせください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月21日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「33歳」です。7月3日に誕生日を迎えて33歳になりました。デビューしてから7つも歳をとりました。自分が思い描いていた33歳と九分九厘相違のない、思った通りの33歳の感じがしています。自分が29から30になったときは特に何も感じなかったのですが、30から31になったときはけっこうずっしりと、「俺もついに30代を歩み始めたな」というのを感じました。で、32、33歳となってくると、「もう30代慣れてきたな」という感覚がしています。そして30代半ばが近づいていますが、僕は“アラフォー”などと言われる“アラ(=アラウンド)”って言葉があまり好きではありません。35歳~44歳が四捨五入してアラフォーだと思うのですが、基本的に上の年齢にかぶせていく感じに使いがちですよね。35歳になったらアラフォーだからもう40歳を意識しないといけない、その覚悟をする/させる方向に使いがちです。まあ、「先々を読んでいこう!」といういい意味もあるかもしれませんが、気持ちを実年齢より早く老けさせてしまうのはもったいないなと思います。なので今後も“アラ”制度は導入せずに、ジャストのその年齢で感じること、思うことを大事にしていきたいと思います。僕自身はどんな33歳を目指したいかというと、まだまだ感覚的には若くて、いろんなことを吸収できるようにありたいと思っています。とはいえ、闇雲になんでも取り入れることはしない。落ち着きと錆びない感覚を同時進行で持ち続けたい。「おっさん」という僕の曲で“素敵に歳をとりたい”という歌詞がありますが、まさにこの気持ちがまず第一にあります。このフレーズはイチローさんがあるTVCMの企画で一般の方の質問に答えているシーンがあって、そこで「年齢を重ねることに不安がある」というお悩みに対してまさにそんなふうに答えてらっしゃった言葉で、それがすごく素敵だなと感じました。若い人たちに媚びるようにその感覚を真似るのではなく、素敵に歳をとりながら“若さ”を体現できるようになりたいです。「おっさん」を発表したときには「若者に迎合したくない」というような意見もいただきましたが、それでも僕はいろんな人に好かれる“おっさん”になりたい。年下だけじゃなく、20も30も年上の先輩にも「面白いやつやな」と感心してもらえるような、“素敵なおっさん”をこれからも目指したいと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて全国17か所18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年7月20日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年07月16日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「こだわり」です。人間誰しも、何かをするとき「こうでないといけない」というこだわりがあると思います。靴下は右足から履くとか、朝食はパン派だとか。僕にはこだわりが何かあるかなと考えたんですが、本当に暮らしの中でのこだわりがまったくない。打ち上げの居酒屋は、座敷じゃないほうがいい(胡座をかくのが苦手なので)くらいです。でもそれもスタッフが予約してくれた店が座敷だったとしても、別に怒ることもありません。「(もし座敷だったら)ちゃぶ台ひっくり返すぞ」と常日頃、冗談を交えつつもけっこうマジの口調で6年間ずっと言っているにもかかわらず、座敷を予約されることがあります。それでも実際にひっくり返したことはありません。そろそろ一回くらいひっくり返してもいいかも、とは思いますが。音楽制作においてもこうでないといけない、ということはないように思います。唯一こだわっているとしたら、楽曲を作るときは他の仕事は入れてほしくないというのがあります。丸一日何も入ってないときでないと、制作に向き合うことができません。「収録と収録の隙間時間が2時間あるから」と作れるものではないし、もっと時間に余裕があっても「あと5時間後に家を出ないといけない」という縛りを考えてしまうと、もう作業に向き合うことができなくなってしまいます。作業にとりかかるまでのアイドリングの時間も長いので、制作をするときは十分な余裕を持ってそれだけに集中するのが、ひとつ僕のこだわりかなと思っています。でも、それも昔からそうだったわけではありません。デビュー前はどんな状況、時間帯でも楽曲制作をしていました。ライブ後も打ち上げに参加せず家に帰って延々と曲作りをしていた。野心があってストイックだったので、それができたんだと思います。当時は曲を量産するというのが僕のこだわりだった。今はある意味、その強い思い入れを下ろしている状態なのかもしれません。自分が無理しないで作れる環境でないと作らないとしているので。以前はアレンジも、アレンジャーに頼まず全部自分で打ち込みすることにこだわっていました。でも、素晴らしい才能の方々との出会いがあって、人に編曲を頼むということもできるようになった。それで自分の楽曲の可能性を広げられるようになったと思います。こだわりも大事ですが、こだわりすぎないのも大事だなと思います。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年7月13日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年07月09日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「学園祭」です。先日、佐賀大学医学部の学園祭「医大祭」に招かれて学園祭のライブに出演しました。学園祭でライブをするのは5年ぶりくらい。かなり久しぶりです。学園祭は、やはり普通の公演とは感覚が少し違います。楽屋のスタッフもセキュリティの係もみんな学生さん。よくお笑いのコントなどで不手際ばかりしてしまう学生スタッフネタとかありますが、実際はそんなことはほぼないです。みんなちゃんとしています。よく考えればそれは当然で、みんな大学の名前を背負って学園祭を仕切っているわけですから、丁寧だし、しっかりやってくださる。それにこちらも音楽のプロ相手じゃないわけですから、無茶な要求もしません。正直、誠意さえ見せていただけたらいいなって思っています。わからないことがあったり、できてないことがあってもそんなの問題ないです。がんばって、熱意を持ってやっていてくれれば、こちらも気持ちよくライブをするだけです。佐賀大学医学部のみなさんもまさにそうでした。みんな丁寧で気持ちよく出迎えてくれた。おいしい佐賀牛のお弁当も用意してくれて、リスペクトがあって招いてくれたんだと感じました。普通のライブと違ってええなあと感じたのはライブ中のこと。「撮影禁止」のプラカードを出していただいてたのですが、それを掲げているスタッフさんももちろん学生さん。その方がめっちゃノリノリでライブを楽しみながらプラカードを上げてくれていたんです。普通のライブだったら、セキュリティはステージに背を向けて直立不動で立っています。きちんと監視をしたり、何か緊急事態があったときに対応するのが仕事なので、ライブを楽しむことがないのが当然なんですが、でもここは学園祭。プラカードを持っているスタッフもお客さんと一緒に僕の音楽にノッて会場を盛り上げてくれていた。それがうれしかったですし、アットホームでなんかほのぼのとしました。なので、学園祭に好きなアーティストを呼ぶためには何が必要かと聞かれたら、それはもう熱意だけだと思います。アーティスト側からプロの現場と同等のものや高度な対応を要求することはないと思います。ポジティブな感情を受け取って、こちらもそれに報いることができればベスト。実行委員とかやるとめちゃくちゃ勉強になることがあるので、音楽に興味のある学生さんにはぜひやってみてほしいですね。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年7月6日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年07月01日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「メロディの思いつき方」です。先日、佐賀の学園祭に出演する機会がありマイクや機材を用意しようとキャリーケースを引っ張り出しました。四角形のキャリーケースのジッパーを勢いよく開けたときにひとつのメロディが思い出されました。「らんらーん、じゃらん」です。そう、旅行サイトや雑誌でおなじみの『じゃらん』のTVCMで流れているあのフレーズです。キャリーケースを開けるとき、ジッパーを引っ張る速さと長さで音のキーが変わります。最初の短い横のところは勢いのある高い音「らん」の部分。その次は上辺のジッパーの長い部分で、長い分だけキーが下がり「らーん」に。その辺の終わり、キャリーケースの角で力が入る「じゃ」。最後に、ジッパーを引き落とす「らん」です。みなさんも一回やってみてください。「らんらーん、じゃらん」のリズムとメロディでキャリーケースを開けることができます。で、これに気づいたときにしみじみ、メロディを思いつくってこういうことなんだなと思いました。僕はあまり“メロディが天から降ってくる”という説を信じていないんです。それより、日常生活の中にいろんなヒントがあって、それに気づいてそこから音楽を生み出せるかどうかが、音楽家としての才能や技量なんじゃないかと感じています。もし「普段からそれ私もやってる!」という方がいたら、そういう人って音楽家的な才能があると思います。『じゃらん』の企業フレーズを作った方が、キャリーケースきっかけでこのメロディを作ったかは存じ上げませんが、キャリーケース開けるときにこのメロディを口ずさめるのはなんかええなあと思いました。音楽は、そういう普通の生活の中にあるものの発想を転換することで生まれるんです。お風呂に入っているときに並んだ水滴の高さの違いが音符に見えてくるとか、洗濯物を干していて竿に対する洗濯バサミの配置がいいリズムだなと感じるとか…。僕の「MUSIC VIDEO」という曲の「揺るぎなき制作意欲は作り手の願い」という歌詞がありますが、この「揺るぎなき」の高音で声が裏がえる部分は、そのとき遊んでいたゲームのキャラクターの鳴き声からヒントを得ています。実家の階段を上り終えたときにふっと思いつきました。忘れないように階段で慌てて録音をしたことを覚えています。作曲を「夢の中で全部した」とか憧れますけど、僕はそれよりさまざまな外的刺激を大事にしたいです。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月29日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月25日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「川島明さん」です。先日、麒麟の川島明さんがやられているラジオ番組『SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~』に出演させていただきました。川島さんといえば京都の宇治出身。そう、僕と同郷なんです。お互いの実家の場所もめちゃくちゃ近くて自転車で7分くらいあれば余裕で行けます。中学校も、同じ宇治市立宇治中学校出身です。川島さんとはちょうど10歳年が離れているので共通して知っている先生とか友達はいないのですが、僕からしたら学生のころから『M‐1グランプリ』などで活躍されているのを見ていましたから、偉大な地元の先輩と誇りに思う存在です。これまでお会いしたことは、実は1回だけあるんです。フジテレビのメイク室で一緒になって「同じ宇治出身だよね」と話しかけていただきました。でも、川島さんはメイク中だったので、ドライヤーの音と川島さんの美しい低音ボイスがちょうどピッタリいい周波数でかぶってしまい、ほっとんど何言っているか聞き取れませんでした。なので、今回じっくりお話をすることができてうれしかったです。やはり地元が一緒だと急に距離感が縮まる気がします。川島さんの話す言葉に、「宇治の人やなあ」としみじみ感じながら会話をしていました。これは僕の私感ですが、宇治の人は関西弁の中でも音符の振れ幅が大きい。会話のときのキーの幅が広いと思うんです。低いだけじゃなくて、アクセントつけるときに高くいってひっくり返る癖があります。その話し方を川島さんもされていて、「ああ、やっぱり宇治の人や」と話していてほっとしてしまいました。ラジオの収録では、地元の話で盛り上がりました。僕が学生のころ通っていたゲームショップ『ドラゴンヒーロー』の話とかを普通にできるのが、すごく不思議な感覚でした。当時の生活圏がほぼほぼ同じなので、思い出の場所とかが全部共有できるんです。花火大会の話やお祭りの話などもっと地元の話をしたかったです。なので、ぜひ次回は同じく宇治出身のヤバTのこやま(たくや)くんも誘って、ごはんでも食べながら、まだまだあるいろいろな地元の話をしたいです。川島さんはとても謙虚で誰に対しても配慮のある方なので、ずっと敬語で話しておられました。でも、宇治の先輩やし、次会ったときはぜひタメ口で話してほしいです。尊敬する先輩なのでもっともっと距離を縮めたいです!おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月18日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「Sexy Zone」です。Sexy Zoneの最新アルバム『ザ・ハイライト』に楽曲提供をさせていただきました。「休みの日くらい休ませて」という曲で、働いている人なら誰もが感じる思いを曲にしました。休みの日も、ちょっとメールしたり何かの確認でパソコンを開いたりと、なんやかんや仕事してしまうことってありませんか?休みの日くらいちゃんと休みたい、そんな切実な実体験を元にしたためた一曲です。すべての社会人への応援ソングになっていると思います。アルバム発売前に特設サイトで楽曲の試聴ができたのですが、ファンの方々がそれを聴いて「共感した」とか「いい曲!」だとか感想をSNSなどにあげてくれていたのもうれしかったです。今回のSexy Zoneのアルバムはコンセプチュアルなアルバムで、参加アーティストもとても豪華。めっちゃシュッとしていておしゃれです。そんなアルバムの中で、ファンの方々がいい曲と言ってくれているとはいえ、「岡崎体育楽曲、浮いてない?」とちょっと心配にもなっています。ジャニーズ界隈で言うところの“トンチキソング”すぎないか、と。でもまあ、それがフックになってなんか逆に目立つ感じもします。なので個人的にはとてもありがたいなと思っています。あと、これは後日知ったのですが、メンバーの松島聡さんが「岡崎体育さんに曲を書いてもらいたい」と会議でおっしゃってくださって今回のオファーが叶ったのだそうです。よくこの業界では「本人たっての希望で」と言われることがありますが、まさに今回はそれだったみたいで。なんだかとても特別な感じがしてうれしいです。Sexy Zoneは正統派アイドルグループのイメージ。だからこそ、僕が作るようなコミックソングをメンバーが全力でやりきってくれるのを聴くと感動しますね。楽曲提供の一番の楽しみはそれなんですが、曲ができたら自分がデモを歌ってメンバーのみなさんにお届けします。それを元にみなさんがレコーディングをして、今度はできあがった楽曲が僕のところに届く。この、メンバーの声に入れ替わって届くときが特別にうれしい瞬間です。今回もとても良かったんです。歌詞と歌詞の合間のガヤの部分も僕のデモ通り……いや、それを跳び越えたテンションでやってくれていた。こんなに声張ってくれるんや、叫んでくれるんやとうれしくなりました。ぜひたくさんの方に聴いてほしいです!おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月10日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「辞めどき」です。ラジオで悩み相談を受けることがあります。仕事に行くのがツライという話を聞くと僕は「やりたくないことは一切やらなくていい」と、いつもはっきり答えるようにしています。これは、自分がこれまで生きてきた結果論ですが、自分が前向きに意欲を持って取り組めないことはやらないという選択をしてもいいんじゃないか、と思っています。僕自身も、新卒でせっかく採用していただいた会社を半年で辞めてしまった経験があります。いわゆる脱サラです。なんで会社を辞めてしまったかというと、まさに前向きに意欲を持って仕事に取り組めない、と感じてしまったからなんですね。たった半年ですけど、サラリーマンとしての忍耐力がなかったのだと思います。友達にも会社の先輩にも相談することなく辞表を出しました。当然会社には、かなり難色を示されました。それでも、辞めたいという気持ちを貫き通したのは、“人生は時間が決まっている”と思ったからです。どんどん年をとっていきますし、やりたいことがあるのならそれを早めに始めたほうがいい。向いてない、ツライと思いながら続けることほど無駄なことはない、と思ってしまったからです。僕は、会社を辞めてでも音楽を本気でやってみたかった。結果、ミュージシャンになれました。不思議なことにミュージシャンという仕事をする中でも、しんどいことやツライこと、逃げ出したいと思うことはたくさんあります。でもそういうプレッシャーは耐えられるんですよね。自分が選んだこと、良しと思ってやっていることであれば、人はツライことも耐えられる、乗り越えられるのではないかと思います。でも今これを読んでいる新社会人の方や仕事がしんどいと感じている方の中には、自分にはやりたいことなんてないし…と思っている方もたくさんいるのではないかと思います。でも僕はそれって、しっかり自分と向き合えてないだけなんじゃないかな、と思います。己の心の声をよく聞いて、それを素直に受け止めてみるのも大事です。とにかく迷っている方がいるなら岡崎体育がはっきり言います!「今が辞めどき、すぐ辞めましょう」。労働はツラくてしんどいことのほうが多い。だからこそ、やりがいを感じられることをやっているほうが幸せではないでしょうか。まず、辞めることから始めてみてください。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月8日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月03日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「脱力期間」です。レギュラーキャストとして参加したドラマの撮影と全国ツアーが終わった4月の初めに、少しだけほっと一息つくことができ、久しぶりに丸一日、24時間なにも仕事をしなくていいお休みの日がありました。ドラマの収録など長時間かかる仕事はなくなったものの、提供曲の制作やリミックスの依頼、レギュラー番組の収録など、日々やらないといけない仕事はたくさんあります。その中で丸一日のお休みはとても貴重でうれしいです。休みとはいえそれはインプットの時間で、遊びなどの予定を詰め込みたいという人もいるでしょう。でも僕は休みの日はとにかく脱力して過ごしたい。なにも考えずにぼんやり過ごすことも大事だと、最近思うようになりました。これはそれぞれのモチベーションやキャリアによって考え方が変わるんじゃないかなと思います。僕もデビュー前は休みが怖くて仕方なかった。スケジュールにオフの日があると、大丈夫なのかなと不安になっていましたが、デビューして5年が経ち日々絶え間なく仕事をしていて、きちんと休むことの重要性にようやく気づけたんですね。それこそ子どもの頃は、ピッチャーが1日投げて6日休むとか意味わからんと思っていました。休みすぎちゃう?と。でも、今ならわかります。体力を回復し、調子を整えたり気持ちを切り替える“表(おもて)に出ない”時間はすごく大事なもの。じゃあ、脱力期間と割り切って上手に休めるのかというとそうでもないんです。なんか歌詞を書いてみたり、覚えないといけない台本を読んで覚えてしまったり、なんかしてしまう。これは日本人の悪いところです。24時間なにもしない脱力期間をフルに満喫するのって、なかなかできない。「脱力しないと」と焦っている時点で脱力ができてない証拠です。だから、僕は“休み”の定義を前倒しすることにしました。明日は休みなんだって思ったときが一番ウキウキと解放されますよね?そのときは心が休まっているはずです。脱力期間は、その瞬間にもう始まっている。丸一日の休みが始まる直前、僕はこのananの連載というお仕事をしていましたが、それが終わったら24時間休みで、「なにしようかな?映画でも観たいな…」と、心がちょっとウキウキとしていた。それはすでに脱力期間なんです。休みの定義を前倒しして受け止めると、ちょっと心に余裕ができるのでおすすめです。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月1日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年05月27日「今の善君の役は本当に極悪で冷酷。テレビ見ながら『善、ひどいわ~!』って言ってます」そう語るのは中華料理店「珉亭」先代オーナーの長女・二瓶真弓さん。彼女が“善君”と呼ぶのは『鎌倉殿の13人』(NHK)で“死神”善児を演じる梶原善(56)のこと。「善児は、頼朝と八重の間に生まれた千鶴丸、北条宗時、以前の主である伊東祐親らの命を無表情で奪う暗殺者として、視聴者に恐れられています」(テレビ誌記者)実は梶原は東京・下北沢の同店で約40年前にアルバイトをしていた。そんな彼が昨秋に突然、宇都宮店まで訪ねてきたという。「会うのは約30年ぶりでした。1人で食べに来てくれたんです。宇都宮近くで撮影があって、仕事帰りに寄ってくれたと。善君いわく、仕事場で豊君に会ったときに『店に行ってるのか?』と聞かれ、『全然顔出してない』と言ったら『ダメだよ~』って怒られたっていうんです(笑)」“恐ろしい善児”を叱った豊君とは松重豊(59)。当時、「珉亭」には松重、梶原、甲本ヒロト(59)ら夢を追う若者たちが働いていた。「甲本さんを頼って岡山から上京した梶原さんは、この店で出会った松重さんと、三谷幸喜さんの『東京サンシャインボーイズ』旗揚げ公演に参加するのです。松重さんはその後すぐ、蜷川幸雄さん主宰の劇団に移りますが、梶原さんは“三谷組”の不動メンバーとなります」(劇団関係者)松重は『週刊朝日』’21年3月12日号でこう振り返っている。《僕は当時、三谷幸喜には才能がないと思ったんです。(略)あのころ僕が「才能がない」と思ったのは大間違いですけど、今も仲良くしてますよ。何者でもないときに同じ釜のメシを食ってた感覚があるので、全然違うところでやってますけど、常に僕の励みになっています》松重、梶原、三谷が出会う契機となった「珉亭」時代について、松重はテレビでこう語っている。「行列のできるラーメン店の走りみたいな店だったんで。とにかく忙しかった。声のでかいやつは役者かバンドマンだろうって入ってきて、たまり場みたいになって……」今も家族団欒は「珉亭」で培った餃子を手作りするときだと公言する松重。前出の二瓶さんは言う。「豊君は本当に義理堅い。以前一緒にお店で働いてた人が亡くなって3年ほど前に偲ぶ会を開いたときも来てくれました」肉汁ほとばしるような松重の「珉亭」愛ゆえ、退職後食べに行かない梶原に“孤独グルメ”はダメだと力説したのだろう。梶原は同店では最長の3年半勤めたという。「みんな(辞めるまで)1~2年だったかな。だから本当に短いけど濃密な感じ。でも善君がいちばん長かった。本人に確認したらそうだって言うから(笑)」(二瓶さん)これからも「珉亭」から「令和の名優」が生まれるかもーー。
2022年05月25日福田靖脚本ドラマ「オールドルーキー」より、綾野剛演じる主人公が働くスポーツマネージメント会社「ビクトリー」の社長秘書役で岡崎紗絵が出演することが分かった。本作は、サッカー以外のスキルや経験が何もないどん底主人公・新町亮太郎が、新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語。新町を綾野さんが演じるほか、上司役に高橋克実、愛娘役に稲垣来泉と泉谷星奈が決定している。今回新たに発表された岡崎さんは、『シノノメ色の週末』「パーフェクトワールド」「ナイト・ドクター」「ドクターホワイト」やバラエティ番組などに出演、モデルとしても活躍し、マルチな才能を見せている。本作で演じるのは、「ビクトリー」の社長が絶大な信頼を置く凄腕社長秘書・真崎かほり。夜な夜な飲み会を開いては優しい言葉を投げかけることから、社員たちにとって女神のような存在で、一目置かれている。一方で、社長秘書として社長の辛辣な社員評価を知り尽くしているが、そのことは決して社員には明かさないという小悪魔系女子でもある。「名だたる俳優の皆様とご一緒できるのはとても光栄です」と出演を喜んだ岡崎さんは、「葛藤するけども、持ち前の明るさと強さで打開し、新たな道を切り拓いていく。今までにない考え方や行動で、周りをも巻き込んで影響させていく。熱を伝導していくパワーを持った主人公に、私も熱く感化されて、希望溢れる作品の一員になりたいです」と意気込んでいる。「オールドルーキー」は7月期、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月24日中小企業のデジタルマーケティングを支援する株式会社マーケティング・エッセンシャルズ(本社:愛知県名古屋市)代表取締役 栃本 常善は2022年4月、バンタンテックフォードアカデミー名古屋校講師に就任いたしました。1年間にわたりマーケティング講座を担当し、IT業界・職種を志す学生たちに活きたマーケティング知識とスキルを提供していく予定です。◆講師就任の背景実践型教育に定評があるバンタンテックフォードアカデミー名古屋校より、株式会社マーケティング・エッセンシャルズとしてマーケティング講座提供の依頼をいただきました。「社会にいちばん近いスクール」というコンセプトのもと、現場ですぐに活躍できる人材を輩出している同校の理念に共感し、代表である栃本が講師に就任する運びとなりました。名古屋校においては、マーケティングの対面授業は初の展開となります。それぞれが高いポテンシャルを持つ学生たちの育成に携わることにより、企業活動だけでなく広く社会へ貢献できるよう取り組んでまいります。◆担当講座の概要開講校 :バンタンテックフォードアカデミー名古屋校 IT専門コース講座名 :マーケティングクラス人数:30名開講期間 :2022年4月~2023年3月開講数 :週2コマ◆実践型カリキュラムで「活きたマーケティング」を学ぶ授業のカリキュラムは、基礎を固めつつ実践を豊富に取り入れる形で展開予定です。マーケティングの本質を理解し視座を高め、「ただ作るだけのエンジニア」ではなく、マーケティング視点を持ち自ら動ける「一生食いっぱぐれない人材」となることに主眼を置き、以下のような特徴を持つカリキュラムを1年間にわたり提供していきます。1) マーケティングの本質を知るマーケティングにはさまざまな手法や戦略がありますが、それらを有効に活用するには、マーケティングの本質を理解していることが不可欠です。代表・栃本が経営者となってから学んできたことを、先回りして学生たちにお伝えします。彼ら・彼女らが社会に出た際に、「こういうことだったのか」と腑に落ちるような授業を目指します。2) 現役マーケターならではの豊富な実例紹介第一線で働くプロならではの視点で選んだ、身近な企業のマーケティング事例を紹介していきます。事例をもとに考察やリサーチを行い、発表してもらう場も設けていく予定です。また、Webマーケティング企業である当社の事例や取り組みも紹介。それぞれに専門性を持つ当社社員も、ゲスト講師として授業に参画していきます。3) 自分でメディアを作り、育てる経験を提供カリキュラム後半では、自身で独自ドメインを取得しブログを立ち上げ、運用してもらうプログラムを展開予定です。戦略を立ててアクセスを集め、分析し、収益化していく過程における一連の取り組みを経験していただきます。マーケティングを自ら実践し、活きたスキルとして身につけていく試みです。◆バンタンテックフォードアカデミーについてバンタンテックフォードアカデミーは、東京・名古屋で実践的IT教育を提供する専門学校です。講師は全員が第一線で活躍する現役プロであり、最先端の技術とスキルを学ぶことができます。プログラミング、AI、Webデザイン、マーケティングなどの幅広い科目から、志望や興味に合わせて自らカリキュラムを組み立てられることも大きな特徴です。実践に徹した人材育成により、IT業界・職種に幅広く優れた人材を送り出しています。同校URL: ◆会社概要商号 : 株式会社マーケティング・エッセンシャルズ代表者 : 代表取締役 栃本 常善所在地 : 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3丁目4-12 SUZU1 O2ビル4F設立 : 2017年8月事業内容: Web制作事業/Webコンサルティング事業/セミナー・研修事業 などURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月24日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「土佐兄弟の有輝という男」です。お笑いコンビ土佐兄弟の有輝くんとは、ドラマ『DCU』で共演して以来、公私ともに仲良くさせてもらっています。先日の僕のツアーでは幕間(まくあい)に流すライブ映像にも出演してもらいました。僕は、性格上そんなにすぐに人と打ち解けるタイプではないのですが、有輝くんとはドラマ撮影というかなり濃密な時間を共にしたせいか、もう何年もの付き合いがあるような特別な関係が築けたように思います。実際に、彼はとても素晴らしい男なんです。なにが素晴らしいのかというと、人付き合いの仕方、コミュニケーション能力が抜群にある。誰とでも楽しく会話ができるし、誰かの懐に入るポジショニングとかタイミングがいつも完璧。有輝くんと話すと、変な間ができたり、無言で困ったりすることがなく、時間を気にせず会話が続きます。ポンポンといろいろな話題が出てくるし、それが無理に作った感じがしない。何か聞かれてもそれも気持ちよく答えられるようないい質問ばかりなんです。それが僕だけじゃなく、誰に対してもそうできるのが本当にすごい。ドラマの座長である阿部寛さんとも有輝くんはサシでおしゃべりしていましたから。阿部さんも、なんか有輝くんと話しているときめちゃくちゃ楽しそうなんですよね。とにかく誰とでも分け隔てなく接することができる。そんな雰囲気を持っている男なんで、見習いたいなと思いましたね。僕とは、ドラマでの役柄のポジションが似ていたので、お互いバディのように感じていました。メインキャストのお芝居のうしろで、即興で何か動きをつけないといけないときなど、2人でアドリブで演じたこともいい思い出です。たいていアドリブを仕掛けるのは僕なのですが、彼はそれをいつもうまく返してくれます。軽いボケも全部拾ってくれるので、信頼して自由にお芝居できたと感じています。撮影の合間の休憩時間に二人で買い物に行ったこともありました。休憩時間くらい一人になりたいとかもなくて「一緒に買い物行きましょうよ!」と気さくに誘ってくれたのもうれしかったです。ちょうど有輝くんのお母さんの誕生日が近かったので、ロケ場所の近くにあったアウトレットに二人でお母さんの誕生日プレゼントを買いに行ったんです。僕が見立てて、かわいいパジャマを買いました。有輝くんのお母さん、喜んでくれているかな。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年5月25日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年05月22日