田中圭が主演を務める舞台『夏の砂の上』のトレーラー映像が公開された。1998年に初演された『夏の砂の上』は、劇作家・演出家の松田正隆が生まれ育った長崎を舞台に描いた作品で、1999年に読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞した彼の代表作のひとつ。職をなくし妻に家出された主人公と彼を取り巻く人物たちの間で交わされる会話から、一見淡々とした日々に漂う、抗いようのない悲哀や心の乾きが滲みだす名作だ。今回演出を手がけるのは栗山民也で、松田とは2003年に新国立劇場で上演された『涙の谷、銀河の丘』以来のタッグとなる。出演者は主人公・小浦治役の田中圭、夫を捨て家を出ていく妻・小浦恵子役の西田尚美、川上優子役の山田杏奈に加え、尾上寛之、松岡依都美、粕谷吉洋、深谷美歩、三村和敬が名を連ねている。『夏の砂の上』は11月20日まで東京・世田谷パブリックシアターで上演後、11月26日・27日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、12月3日・4日に宮崎・メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)演劇ホール、12月10日・11日に愛知・刈谷市総合文化センター 大ホール、12月16日・17日に長野・まつもと市民芸術館 主ホールで上演される。舞台『夏の砂の上』トレーラー映像<公演情報>『夏の砂の上』11月3日(木・祝) ~11月20日(日) 東京・世田谷パブリックシアター作:松田正隆演出:栗山民也【出演】田中圭 / 西田尚美 / 山田杏奈 / 尾上寛之 / 松岡依都美 / 粕谷吉洋 / 深谷美歩 / 三村和敬※11月11日(金) は終演後に松田正隆、白井晃(世田谷パブリックシアター芸術監督)によるポストトークあり。【チケット料金】S席(1・2階席):8,500円(全席指定・税込)A席(3階席):6,500円(全席指定・税込)※1申込につき1公演1席種4枚まで※ほか高校生以下、U24など各種割引あり※託児サービスあり※車椅子スペース取り扱いありチケット購入リンク:【お問い合わせ】世田谷パブリックシアターチケットセンターTEL:03-5432-1515(10:00~19:00)【ツアー情報】■兵庫公演11月26日(土) ・27日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール■宮崎公演12月3日(土) ・4日(日) メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)演劇ホール■愛知公演12月10日(土) ・11日(日) 刈谷市総合文化センター 大ホール■長野公演12月16日(金) ・17日(土) まつもと市民芸術館 主ホール公式サイト:
2022年11月09日俳優の岡本圭人が5日、大阪・カンテレ本社で行われた主演舞台『4000マイルズ〜旅立ちの時〜』の取材会に出席した。同作品は、2011年にオフ・ブロードウェイで初演され、12年にオビー賞のベスト・ニュー・アメリカンプレイを受賞、13年にはピューリッツアー賞の最終候補となるなど高い評価を受け、世界各地で上演されているヒューマンドラマの傑作。心に傷を負った大学生・レオ(岡本)と、夫を亡くした喪失感から抜け出せない祖母・ヴェラ(高畑淳子)が久々に再会したことから始まる再生の物語を描く。レオはアメリカ西海岸から東海岸までの4000マイル(約6400km)を自転車で横断する旅の途中に不幸な事故に遭遇。癒しがたい思いを抱えたまま、マンハッタンで暮らすヴェラを訪ねる。岡本は「レオの気持ちが少しでもわかるかなと思って」と先ごろ、日本海を臨む新潟県の町を出発し、千葉県の幕張公園へと至るおよそ400kmを「4日かけてロードバイクで縦断」する自転車旅にチャレンジしたことを告白。「トンネルとかめちゃめちゃ怖かったし、標高1000mぐらいの山を越えるのが辛くて辛くて。山の中でサルが5匹ぐらい出てきて“サル! サル! やっぱりいるんだ!”って驚いたり(笑)」とハプニングも多かった道中を語り、「すごく大変だったし、もう二度と行きたくない! とも思うけど(笑)、すごく“いい旅”だったんです!」とニッコリ。「レオがヴェラに旅の感想を聞かれて“いい旅だったよ”と言うシーンがあるんですけど、その気持ちが実感としてわかった」と役柄への理解を深めた自転車旅を振り返った。また、祖母役の高畑とはただならぬ縁が。今から25年ほど前、父で俳優の岡本健一と高畑が舞台で共演した際に「暴れ回っていた当時3〜4歳の僕の面倒を、高畑さんがみてくださっていたそうで(笑)」とほほえましいエピソードを明かし、「子どものころから僕のことを見てくれていたんだと、言葉にできないほどの親近感を覚えています。この思いを生かしつつ、“おばあちゃんと孫”のいい関係性を作っていけたら」と意気込んだ。祖母と孫が互いの年齢や時代を超えて共感し合い、それぞれの人生を取り戻していく姿を描く本作。岡本は「人と人が関わることで、お互いに救われていく。大きな出来事が起こるわけではないけど、心が浄化されていくようなカタルシスを感じてほしい」と見どころをPRしていた。なお、同作品は全国4都市で公演。12月12~28日に東京・シアタークリエ、来年1月7~9日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、1月11〜12日に愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、1月15日に香川・レクザムホール大ホールで上演される。
2022年11月05日史上最大規模となる岡本太郎の回顧展『展覧会 岡本太郎』が、東京都美術館で12月28日(水)まで開催されている。先に開催された大阪会場とは大きく異なる構成で、代表作のほか新発見された作品も公開される。《太陽の塔》や《明日の神話》などの巨大なパブリックアート、人々を鼓舞する数々の著作、そして積極的なテレビ出演などで、没後25年以上経過してもなお強い存在感を持つ岡本太郎(1911~1996年)。CMに出演した歳、彼が叫んだ「芸術は爆発だ!」のフレーズは流行語にもなった。同展は、この岡本太郎について網羅的に紹介するもの。大阪、東京をへて愛知へも巡回するが、どの展覧会も構成を変えていくという。上:《光る彫刻》1967年 川崎市岡本太郎美術館蔵下:《若い夢》1974年 川崎市岡本太郎美術館蔵東京展は制作年代順に6章構成をとる。しかし、第1章に入る前に通されるのは岡本太郎のエッセンスが詰まった作品群がならぶ空間。代表作の《森の掟》や《重工業》などが展示された空間は、特に順路を定められていない。鑑賞者は制作の背景や文脈を気にすることなく、自由に岡本太郎の作品そのものと向き合うことができる。《重工業》は1949年、《森の掟》は1950年に東京都美術館で開催された二科展にそれぞれ出品された作品だ。《重工業》1949年 川崎市岡本太郎美術館蔵第1章「岡本太郎誕生ーパリ時代」では、漫画家の岡本一平を父に、歌人で小説家の岡本かの子を母に持つ太郎のパリ時代に焦点を当てる。残念なことに、パリ時代の作品は青山の自宅が空襲で焼失してしまったため、現在まで残っている作品は多くない。しかし、先日、岡本太郎の作品と推定される作品3点がパリで発見され、この巡回展で初公開されることとなった。本章では、この新発見された作品3点と再制作の初期作品4点で太郎のパリ時代を振り返る。(左から)推定 岡本太郎《作品B》、《作品A》、《作品C》1931〜33年頃 コペール・ル・ガールコレクション《痛ましき腕》1936年/1949年 川崎市岡本太郎美術館蔵第二次世界大戦が勃発し、日本に帰国した太郎は中国で4年にわたる軍務と俘虜生活を送ることとなった。第2章「創造の孤独—日本の文化を挑発する—」では、復員後の彼の精力的な活動を振り返る。対立する要素を矛盾したまま共存させる「対極主義」を掲げて前衛芸術運動を始めた太郎は、芸術だけでなく執筆も盛んに行った。著書『今日の芸術』はベストセラーとなるなど、その力強いエネルギーは早くも人々の心を掴んでいた。岡本太郎の著作、画集《燃える人》は、1954年に起こった第五福竜丸事件に取材した作品のひとつ。左下には、《明日の神話》にも登場する、擬人化したされた第五福竜丸も見える。《燃える人》1955年国立近代美術館蔵岡本太郎は、1951年に訪れた東京国立博物館で縄文土器と出会い、そのフォルムに圧倒され、日本文化への関心も深めていく。第3章「人間の根源」では、興味関心の世界を貪欲に広げていく太郎を追っていく。国内外の文化や様々な芸術の潮流から影響を受け、うねるような黒くて装飾的な線が覆う作品の変化にも注目したい。左:《竹富島の道》1959年 中:《角巻の女》1957年右:《縄文土器(長野県出土)/東京国立博物館》1956年いずれも川崎市岡本太郎美術館蔵左:《生成》1961年 高松市美術館蔵中:《黒い生きもの》1961年 川崎市岡本太郎美術館蔵右:《装える戦士》1962年川崎市岡本太郎美術館蔵大衆にダイレクトに語りかける岡本太郎のパブリックアート岡本太郎は、所有されることにより作品が公開されなくなることを懸念し、生涯、その作品をほとんど売らなかったことで知られている。作品が広く公開されることを望んだ太郎は、積極的にパブリックアートを手掛け、全国各地70ヶ所以上に設置されることとなった。第4章「大衆の中の芸術」では、パブリックアートやプロダクトデザインなど大衆に寄り添った太郎の姿を見ていく。展示風景より「殺すな」の意見広告は1967年にワシントン・ポスト紙に掲載された反戦メッセージ広告。「殺すな」の文字を岡本太郎が揮毫している。「殺すな」意見広告 1967年 岡本太郎記念館蔵第5章「ふたつの太陽―《太陽の塔》と《明日の神話》」は、岡本太郎の代表作となっている《太陽の塔》と《明日の神話》をあわせて紹介する。生物の進化、そして進化した人類が開発した核がそれぞれのテーマの二つの巨大プロジェクトは、同時進行で構想されていたという。展示風景より《明日の神話(ドローイング)》1967年岡本太郎記念館蔵そして、最終章となる第6章「黒い眼の深淵—つき抜けた孤独—」は、80年代の作品を中心に紹介。絶筆となった《雷人》は未完の作品であるものの、力強い描線が印象的だ。《雷人》1995年(未完) 岡本太郎記念館蔵《午後の日》1967年 川崎市立岡本太郎美術館蔵常に力強く、人々の心をひきつけてきた岡本太郎。彼の全貌に迫ることができる、充実した内容の展覧会だ。取材・文:浦島茂世【開催情報】『展覧会 岡本太郎』2022年10月18日(火)~12月28日(水)、東京都美術館にて開催※日時指定予約制
2022年10月26日《太陽の塔》や《明日の神話》などで知られる芸術家・岡本太郎。彼は海外で前衛表現に影響を受け、芸術家としてのアイデンティティを確立。帰国後は前衛芸術運動を開始し、戦後には「芸術は爆発だ!」のCMが流行語にもなり、TV番組でも人気者だったことを知る人も多いだろう。破天荒、革命児などと語られる岡本太郎の生き方に、いま注目が集まっている。そんな彼の全貌を紹介する過去最大規模の展覧会『展覧会 岡本太郎』が始まった。最高傑作は岡本太郎自身。その生涯に迫る展覧会。展覧会は川崎市岡本太郎美術館と岡本太郎記念館、海外の美術館からの全面協力のもと、代表作や重要作が集合。太郎が中学2年のときに描いた水彩画から、晩年に描いた絵画まで約300点が一堂に集められた。また、残っていないと思われていた若き日の太郎がパリで描いたとみられる3点が展示されるのも朗報だ。全6章で構成された展示からは、太郎の表現領域が驚くほど広いことに気づかされる。絵画はもちろん、日用品、スカーフからこいのぼり、お寺の鐘、時計、飛行船、近鉄バファローズのシンボルマークまで!こうした作品を太郎が手掛けたのは「芸術は大衆のもの」という信念から。芸術とは生活の中にあり、金持ちやエリートのものでなく、民衆のもの、社会のものだと考える太郎は、絵画を売らない生涯を貫いた。「今日の芸術は、うまくあってはいけない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない」という彼の名言通り、作品から感じられるのは不気味な熱。すべてを生命体として描いた彼の表現は、猛烈なその生き様をも伝えてくれるはずだ。芸術家・岡本太郎の誕生19歳の冬に家族とヨーロッパに渡った太郎は、ピカソの作品に衝撃を受け、前衛芸術家や思想家たちと深く交わり、自身も最先端の芸術運動に邁進するようになる。パリ大学では民族学を学び、自身の土台となる思想を深めていった。岡本太郎《傷ましき腕》1936/49年川崎市岡本太郎美術館蔵力を入れた前衛美術芸術運動日本美術界の変革を目指し、太郎は「夜の会」を結成。また抽象と具象など対立要素が生み出す「対極主義」を掲げ前衛運動を開始する。さらに著書『今日の芸術』がベストセラーとなり文化人としても注目される。左・岡本太郎《森の掟》1950年川崎市岡本太郎美術館蔵右・岡本太郎《夜》1947年川崎市岡本太郎美術館蔵魅了されてきた呪術的な世界観前衛芸術を推す一方、日本文化にも目を向けた太郎。1951年に出合った縄文式土器をはじめ、日本各地に残る神事など現地調査を実施し洞察。民族学から日本文化の新しい価値を提唱。この見聞が《太陽の塔》へと繋がってゆく。左・岡本太郎《イザイホー》(沖縄県久高島)1966年12月26‐27日撮影川崎市岡本太郎美術館蔵右・岡本太郎《縄文土器》1956年3月5日撮影(東京国立博物館)川崎市岡本太郎美術館蔵大衆芸術への眼差し芸術とは生活そのもの。そう考える太郎の表現は画廊や美術館を飛び出し、壁画や屋外彫刻などパブリックアートから、時計や植木鉢、生活用品にまで広がった。左・岡本太郎《光る彫刻》1967年川崎市岡本太郎美術館蔵右・岡本太郎《犬の植木鉢》1955年川崎市岡本太郎美術館蔵ふたつの太陽1970年の大阪万博。そのテーマ館として太郎が手掛けた《太陽の塔》は、生命の根源的エネルギーの象徴。これと並行して描かれたのが現在、渋谷駅に設置されている巨大壁画《明日の神話》。太郎が残したドローイングや資料とともにこの2作品の意味を紹介する。上・【参考図版】岡本太郎《太陽の塔》1970年(万博記念公園)下・岡本太郎《明日の神話》1968年川崎市岡本太郎美術館蔵『展覧会 岡本太郎』東京都美術館東京都台東区上野公園8‐36開催中~12月28日(水)9:30~17:30(金曜~20:00、入室は閉館の30分前まで)月曜休一般1900円ほか日時指定予約制TEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)画像はすべて、©岡本太郎記念現代芸術振興財団おかもと・たろう1911年、神奈川県生まれ。人気漫画家の岡本一平、歌人で小説家のかの子の長男。東京藝大を半年で中退し、10年間渡仏。現地の画廊で出合ったピカソの作品に衝撃を受け、抽象画を志す。『今日の芸術』ほか、著書も多数。※『anan』2022年10月22日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2022年10月25日女優の高畑淳子が20日、大阪・北区のカンテレ本社で行われた舞台『4000マイルズ~旅立ちの時~』の取材会に登場し、意気込みを語った。2011年にオフ・ブロードウェイにて世界初演、2012年にオビ―賞のベスト・ニュー・アメリカンプレイを受賞、2013年にはピューリッツアー賞の最終候補となり“ヒューマンドラマの傑作”と絶賛された同作。孫と祖母のめぐり逢いを描いた物語の日本初演版に高畑、岡本圭人、森川葵、瀬戸さおりの4人で挑む。高畑が演じるヴェラの年齢設定は91歳。実年齢よりはるか上のおばあちゃんを演じることに対して「台本の最初が、まず私が入れ歯をつけるところから始まりますからね(笑)。フガフガしゃべりながら補聴器もつけて……。おばあちゃん役なので、地毛を白髪にしているんですけど、さすがに歯を抜いて入れ歯にはできませんので、歯がないときの顔の作り方を練習しています。あとは、背中が丸いほうがいい気がしていて、本番では背中に座布団を入れようかなと思っています」と語り、自身初となる“91歳のおばあちゃん役”の役作り方法を明かした。孫役・岡本の印象を聞かれると「読み合わせで集まった時には、もうすでに小さい手帳に細かい字でびっしりと調べものをしていましたね!」と舞台への姿勢を明かし、「読み合わせが終わってから『アメリカの左から右までってどのぐらいの距離なんだろうね~?』と呑気に聞いたら『……4000マイルですよ』って言われちゃった(笑)」と息のあったエピソードを披露した。高畑は10月から始まった連続テレビ小説『舞いあがれ!』で演じる五島列島に住むおばあちゃん・祥子役でも話題だが、“朝ドラ”と“舞台”2つの場所で演じる“おばあちゃん”を比較して「朝ドラのおばあちゃんは多くを語らないけど孫に自分の考えをしっかりと伝えるタイプ。でもヴェラは逆に孫とたくさん語り、一緒に悩み、怒り、考える、とにかく人間臭さがありますね」とヴェラの魅力を語り、続けて「おばあちゃん役って面白いキャラが多いんですよ! しかも『おばあちゃん×若者』の作品は名作が多いですし。例えば『ハロルドとモード』とか『6週間のダンスレッスン』とか……。でも、そういう時の“おばあちゃん役”って草笛光子さんか、黒柳徹子さん。今回の舞台がうまくいったら、そろそろ“おばあちゃん役”の市場が回ってくるのかな……なんて(笑)」とアピールする一幕も。最後に、舞台を楽しみにしているお客さんへ「孫・レオは“羽”にケガをして休めたくて遠くからやってきた。それを何も聞かないで休めさせてあげるのが祖母・ヴェラ。今の時代、自分の“羽”が飛びにくくて悩んでいる若者は多いと思いますので、何がきっかけでもいいので興味を持って観にきてくれたらうれしいです。そして、できれば『お年寄り×若者』で観に来てもらえたらいいのかなと思います。観た後にレオとヴェラのように語らってほしいです。年齢も考え方も違う2人が思い合う姿を観たら、『人を想うってこんなことなのかな?』と思わずにいられない、心が温まる作品です」とメッセージを送った。舞台『4000マイルズ~旅立ちの時~』は、12月12日~28日に東京・シアタークリエで、2023年1月7日~9日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで、その後、愛知・香川でも上演される。
2022年10月21日公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団 岡本太郎記念館(所在地:東京都港区南青山6-1-19、館長:平野暁臣)は、企画展「弓指寛治 “饗 宴”」を2022年11月23日から2023年3月21日まで開催いたします。《眠る太郎》岡本太郎記念館はかつて太郎さんと敏子さんが住み、生活と制作をしていたところだ。1996年に太郎さんが亡くなり、1998年に敏子さんによって開かれた場所になった。その記念館にもう一度「生活」を立ち上げ、敏子さんや太郎さんが何を見ていたのか、かつてここに居た人たちに思いを馳せる空間を用意したい。弓指寛治はそう言います。太郎と敏子の“生活”と“思い”…。重心はむしろ敏子にあるし、敏子をとおして太郎を見ている。かつてないユニークな視点を引っさげ、ここ岡本太郎記念館に乗り込んできました。「敏子さんが何を見ていたのか、どんなことを考えていたのか」「芸術や芸術家を後世に残すことって何なのか」……。半世紀にわたって太郎と併走し、太郎没後は岡本芸術復活に向けて奔走したひとりの女性の人生をテーマにした弓指寛治の問いは、岡本太郎を美術史の視座とは異なるレイヤーでグリップしようとする試みであると同時に、この展覧会のコンセプトを支える創作動機そのものです。2018年に岡本敏子賞を受賞した彼は、翌2019年に第1展示室で特別展示「太郎は戦場へ行った」を、2021年には庭で壁画「焼夷弾は街に一発も落ちない」を制作するなど、当記念館を舞台に岡本太郎と対峙する作品をつくりつづけてきた作家です。本展は、これからを嘱望される若い感性が、斬新な視点で岡本太郎に挑むプロセスを記録したもの。これまでにない世界観が立ち現れるにちがいありません。岡本太郎記念館館長 平野暁臣リアルタイムの岡本太郎を知らないのでいろいろ調べてみたところ、昭和に大活躍し、TVにいっぱい出て、世間様から「変な文化人」枠にカテゴライズされ、平成にこの世を去った。残った岡本敏子さんは、太郎さんはそんなんじゃないから、と本を復刊したり美術館やTARO賞をつくったり、明日の神話を探したりして、令和に語られる僕の知っている「岡本太郎」のイメージが出来上がったんじゃないかと思う。人は死ぬからいつかは忘れられていく。運よく作品が残ることもあるけど、たとえ美術館に収蔵されたって、ほとんどの作品はほぼ日の目を見ず眠り続ける。岡本太郎はそうなっていない。芸術や芸術家を後世に残すことって何なのか。敏子さんがやろうとしたことは重要なことだと思う。おかげで僕も今アーティストと名乗って活動できているし。一方でそれが何なのかを言い表すのはむずかしい。だから敏子さんが何を見ていたのか、どんなことを考えていたのか、想像したり推測したりしてみたい。弓指寛治弓指寛治■弓指寛治名古屋学芸大学メディア造形学部映像メディア学科卒業、名古屋学芸大学大学院 メディア造形研究科修了。母親の死をきっかけに「自死」や「慰霊」をテーマとし創作活動を続けている。ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校(第一期生)にて金賞受賞。2017年、第21回 岡本太郎現代芸術賞(岡本敏子賞)受賞。2019年あいちトリエンナーレ招聘作家。2021年、VOCA展佳作賞受賞。■開催概要会期 : 2022年11月23日(水・祝)~2023年3月21日(火・祝)開館時間 : 10:00~18:00(入館は17:30まで)休館 : 火曜日(祝日の場合は開館)会場 : 岡本太郎記念館(東京都港区南青山6-1-19)アクセス : 銀座線・千代田線・半蔵門線『表参道』駅より徒歩8分入場料 : 一般 ¥650/小学生 ¥300公式サイト : 公式ツイッター: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月19日20世紀日本の前衛芸術運動を牽引し、多方面で活躍した岡本太郎。「芸術は爆発だ!」の言葉でも知られる不世出の芸術家、過去最大規模の回顧展が、10月18日(火)から12月28日(水)まで、東京・上野の東京都美術館で開催される。1930年、18歳でパリに渡った岡本は、シュルレアリスムなどヨーロッパの前衛芸術に接して国際的な活動を続けるも、第2次世界大戦により帰国。従軍を経て、戦後日本の前衛の旗手として活躍する一方で、民族学的な視点から土着的な風景や風俗を紹介し、縄文土器の魅力を再発見するなど、日本の文化や伝統に対する視座によっても社会に影響を及ぼした。さらに、1970年の大阪・日本万国博覧会では《太陽の塔》をプロデュースするなど、表現活動は実に多岐にわたっている。多彩な活躍ぶりゆえに、全貌がつかみにくかったという岡本太郎の、その全貌をとらえるべく企画されたのが今回の『展覧会 岡本太郎』だ。多くの作品を所蔵する川崎市岡本太郎美術館と、生前の住居とアトリエを公開している岡本太郎記念館が全面的に協力した同展は、さらに国内各地の美術館からの出品作も加え、絵画のみならず、立体やパブリックアート、デザインした生活用品など、最初期から最晩年までの多様な作品を、代表作・重要作を網羅して展観する。注目作のひとつは、ニューヨークのグッゲンハイム美術館から出品される初期の代表作《露店》だ。岡本が1930年代にパリで制作した初期作はすべて戦禍で焼失したが、戦後に重要作4点が再制作されている。《露店》はその1点で、岡本自身が同館に寄贈したもの。今回は、40年ぶりの里帰りをはたした同作が、他の初期作3点とともに並ぶ貴重な機会となる。「芸術は大衆のものだ。芸術は自由だ」と主張した岡本は、既成の美術の概念を飛び越え、人々の生活のすべてを表現のフィールドとして、ダイナミックかつエネルギッシュに活躍を続けた芸術家だった。同展では、その芸術の本質や根底にある岡本太郎という人間を、会場の空間体験を通して感じ取れる体感型の展示も行なわれる。ぜひ、会場に足を運び、常に未知なるものに向かって挑み続けた岡本太郎の芸術と人生を体感したい。岡本太郎《傷ましき腕》 1936/49年 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団岡本太郎《燃える人》 1955年 東京国立近代美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団岡本太郎《愛撫》 1964年 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団岡本太郎《イザイホー》(沖縄県久高島) 1966年12月26-27日撮影 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団岡本太郎《光る彫刻》 1967年 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団【参考図版】 岡本太郎《太陽の塔》 1970年 (万博記念公園) Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団【開催概要】『展覧会岡本太郎』会期:2022年10月18日(火)~12月28日(水)会場:東京都美術館企画展示室時間:9:30~17:30、金曜は20:00(入室は閉館30分前まで)休館日:月曜料金:一般1,900円、大学1,300円、65歳以上1,400円※日時指定予約制展覧会公式サイト:
2022年10月17日『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』が2022年9月21日(水)から有楽町よみうりホールほかで上演される。本作は、アメリカの人気作家リック・リオーダンにより2005年から09年にかけて年1冊ずつ発行され、ニューヨーク・タイムズのベストセラーにも選ばれた大人気ファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズの第1作を原作としたミュージカル。日本初上演となる今回、岡本圭人が主演で、小南満佑子、水田航生、木内健人、宮原浩暢(LE VELVETS)、壮一帆らが出演する。初日を前にオンラインで稽古が公開され、作品冒頭のM1「Prologue/The Day I Got Expelled」が披露されたほか、出演者がインタビューに応えた。ミュージカル初出演となる、パーシー・ジャクソン役の岡本は「オンライン公開稽古という新しい試みで、たくさんの方に稽古を見ていただき、作品の良さが少しでも伝わると嬉しいです」とコメント。「ギリシャ神話をベースに、といっても『自分は普通ではない!?』と感じていた少年が、ある日突然、自分の父は神様だったと知って仲間と冒険の旅に出る......という物語。神話の世界の登場人物が親しみやすいキャラクターとして登場するテンポの良いコメディで、分かりやすく描かれています」と作品を紹介し、「ザ・王道のファンタジーで、疾走感あふれる冒険を楽しんでいただけると思います。ぜひ劇場へお越しください」などとPRした。そんな岡本に対し、サリー役の壮は「メロメロです」と笑顔。その上で「パーシーは葛藤を持ちながら『自分とはなんだろう』ということをテーマにしている。それは母親のサリーも同じで、互いに完璧ではないのが魅力的」と話す。アナベス役の小南は「M1はストーリー性が盛り込まれているキャッチーな楽曲。他の楽曲も素晴らしい楽曲がたくさんあるので、観てくださるお客様もノリノリになっていただけると思います」と楽曲について話し、ルーク役の水田は「パーソナリティが分からないと、コメディ作品は作りにくいので、積極的にコミュニケーションをとりながら稽古をしています。(感染症予防の観点から)空間的な距離は取りながら、心は密に稽古に励んでいます」と稽古場の様子を語る。グローバー役の木内は「岡本くん演じるパーシーとの関係性も大事な要素なので、二人でわちゃわちゃしながら、友情を見せられたら」と意気込み、ブラナー先生役の宮原は「キャラがそれぞれ立っていて、いいメンバー。とても面白い作品になっています」と自信を見せた。翻訳・訳詞・演出は荻田浩一。東京公演は10月5日(水)まで。京都公演は10月9日(日)、10日(月・祝)、京都劇場。取材・文:五月女菜穂
2022年09月22日岡本圭人が主演を務めるミュージカル『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』が、9月21日に有楽町よみうりホールで初日を迎えた。本作は、アメリカの人気作家リック・リオーダンにより2005年から2009年にかけて年一冊ずつ発行され、ニューヨーク・タイムズのベストセラーにも選ばれた人気ファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズの第1作を原作としたミュージカル。疾走感あふれるテンポの良いストーリーで、コメディー要素あり、笑いありの青春冒険物語となっている。出演者は岡本のほか、小南満祐子、水田航生、木内健人、宮原浩暢(LE VELVETS)、壮一帆らが名を連ねている。開幕に先立ち公開ゲネプロおよび取材会が行われ、キャストからのコメントが到着した。■岡本圭人 コメント子供の頃から大好きだったパーシー・ジャクソンを自分が演じることになるなんて、と最初は不安やプレッシャーでいっぱいでしたが、素敵なキャスト・スタッフの方々とお稽古をしていくうちに、パーシー自身の持つ勇気や強さが、自分自身の中にも湧いてきました。この勇気をたくさんの方に届けたいと思います。とてもギミックの多い作品で、稽古中みんなで話し合って創り上げていきました。そして、心に響く曲がたくさんあって、初めて生バンドの演奏で歌ったときに、感情が高まり、この作品の力はこれだ!と感じました。冒険の旅を届けられるよう、一生懸命頑張ります。劇場でお待ちしています。■小南満祐子 コメント今日初日を迎えられてとてもワクワクしています。普段は力強く正義感の強いアナベスですが、脆さや弱い部分もあって、仲間と旅に出ることで強くなっていくので、成長していく部分をお客様に伝えられるよう演じたいと思います。力強い役は初めてなのですが、素の自分で演じられていると思います(笑)。岡本さん演じるパーシーがお稽古場でも皆を引っ張ってくれていたので、相乗効果でエネルギーが高まっていい作品になっていると思います。12色の個性豊かな役が冒険を彩りますので、楽しんで頂けたらと思います。■水田航生 コメントこうして初日の幕を開けられることは奇跡のようなことで、とても幸せです。僕の演じるルークは、顔にも心にも傷がある半神半人ですが、作品に出てくる役の中で一番人間らしい役です。キャラクターへのアプローチの仕方など皆で意見を出し合いながら笑いの多い現場でした。ルークの人間くささを最後のシーンにぶつけたいと思います。「盗まれた雷撃」の如く、お客様の心を盗んでいきたいと思います!宜しくお願いします。■木内健人 コメントこの間稽古が始まったような気がして、今日が初日ということがまだ信じられません。役へのアプローチや感情の作り方などを皆でアイデアを出し合って、作品を作っていくクリエイティブなお稽古場でとても楽しかったです。パーシーの親友でありボディガードとしてパーシーのやり遂げたいことを叶えたい、そして一人前になりたいという臆病者を楽しんで演じていきたいと思います。■宮原浩暢 コメントこの作品はみんなで作る舞台で、芝居を根っこから学んできた圭人君が皆を引っ張ってくれていて皆が素晴らしく高めあって面白い作品となりました。僕は子供を演じませんが、茶目っ気のある良い先生だと思ってもらえるような先生を演じたいと思います。神々の話でありますが、難しい話ではないので、是非、親子で楽しんで観ていただきたいです。お客様の反応を感じながら幕が開いてからも成長していきたいと思いますので、どうぞ期待していてください。■壮一帆 コメントやっと初日を迎えられるという期待で胸がいっぱいです。お客様の反応を見ながら色々と変化していくんだろうなと思うととても楽しみです。マスクをしていますが面白いと思っていただければ笑って、ストーリーに参加していただきたいです。色々と迷いながら息子を愛していく、という役ですが、誰よりも早く稽古場にきて一番最後に帰る圭ちゃん(岡本圭人)を見守ってきた母として、役を深めていきたいと思います。母親役で我慢している分、他の役ではっちゃけている壮一帆を楽しんでいただければと思います。<公演情報>『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』■東京公演2022年9月21日(水)~10月5日(水) 有楽町よみうりホール※9月25日(日) 13:00、10月1日(土) 17:30、10月2日(日) 13:00の終演後にスーパーミニライブあり■京都公演2022年10月9日(日)・10日(月・祝) 京都劇場※10月9日(日) 15:00の終演後にスーパーミニライブあり原作:Rick Riordan楽曲:Rob Rokicki脚本:Joe Tracz翻訳・訳詞・演出:荻田浩一音楽監督:森亮平振付:三井聡出演:岡本圭人 / 小南満佑子 / 水田航生 / 木内健人 / 菜々香 / 小野妃香里 / 村井成仁 / Ema / 横山賀三 / 小原和彦 / 宮原浩暢(LE VELVETS)/ 壮一帆■バンドキーボード:森亮平ギター:坂田善也 / 原嶋純平ベース:花村智志ドラム:遠藤勝彦【東京公演】9月21日(水) 18:309月22日(木) 14:00 / 18:309月23日(金・祝) 13:009月24日(土) 13:00 / 17:309月25日(日) 13:009月26日(月) 休演日9月27日(火) 14:00 / 18:309月28日(水) 18:309月29日(木) 14:00 / 18:309月30日(金) 18:3010月1日(土) 13:00 / 17:3010月2日(日) 13:0010月3日(月) 休演日10月4日(火) 14:00 / 18:3010月5日(水) 14:00■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:発売中チケットはこちら:※セブン-イレブンで直接販売【京都公演】10月9日(日) 15:0010月10日(月・祝) 12:00 / 16:30■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:発売中問:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~16:00 ※日祝休業)公式サイト:公式Twitter:
2022年09月22日ミュージカル『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』の公開ゲネプロが21日に東京・有楽町よみうりホールにて行われ、岡本圭人、小南満佑子、水田航生、木内健人、宮原浩暢、壮一帆が登場した。同作はアメリカの人気作家リック・リオーダンによる人気ファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のミュージカル化作。オリンポスの神々やギリシャ神話に出てくる怪獣たちが次々と現れるファンタジー要素たっぷりなストーリーとなる。初ミュージカルとなる岡本は「子供の頃から好きだったパーシー・ジャクソンをやらせてもらえると聞いたときに不安やプレッシャーがあったんですけど、稽古を重ねるごとに素晴らしいスタッフの皆さん、たくさんの皆さんと一緒にどんどん変化をしていき、パーシー・ジャクソンの持っている勇気や強さが自分の中に湧いてきて、たくさんのお客様に届けられたらいいなと思っています」と意気込む。もともとHey! Say! JUMPのメンバーとして活動をしていたため、「人前で歌うのはいつぶりか」という質問に、「 ニューヨークでたまにストリートライブはしてたんですけど。留学してからだから、2018年ぶり?」と答えるが、まるで長生きをしているかのような響きに「4年ぶりです」と改めてアピールしていた。水田は「『盗まれた雷撃』なので、お客様の心を盗んでいきたいと思います」との発言で周囲を沸かせ、小南は「今まではカゴの中の鳥のような役が多くて、基本白い衣装を着せ褪せていたくことが多かったんですけど、今回はパンツスタイルで。普段サバサバしてるので、素の私のまま出ているような感覚もあった」と振り返る。木内も「毎日とてもクリエイティブな稽古で、日々みんなが『こういうおもしろいことやってみたい』と持ち込んだ」と様子を明かした。ケンタウロス役の宮原は「まさか自分が馬を背負いながら……」と苦笑しつつ、「もっとおもしろくしてやろう、もっとかわいくなるかなあと考えながらやっています。みんないじるんですよ、尻尾掴まれたり、抜かれたり、お尻叩かれたり。神経通ってないのでわからないんですけど」と意外な苦労もあった様子。岡本の母親役の壮は「圭ちゃんは誰よりも早く稽古場に来て、みんなが帰った後も1人残って稽古してるんです。それに釣られてみんなも入り時間が早くなり、キャスト全体に及ぼした影響って大きいんだな」と褒めつつ、ずっと見守っていたことを語った。岡本は「うちの母親も『圭ちゃん』って呼ぶんです」と共通点を見つけ、壮に対し「いつも会うとすごいテンション上がります。本番前にアップする場所がいつも隣同士で。いつもストレッチしながら、母さんといっしょにストレッチしてるのは素敵だなと思い」と"母親愛"を見せる。初ミュージカル挑戦については「誰にも相談しなかったです。なかなか人と相談することがない。でも、よく『した方がいい』って怒られます」と語りつつ、「僕自身歌うことも大好きですし、体を動かしながら歌って表現する、セリフを音楽に乗せるということについても、演劇留学した時にミュージカルの授業で学んでいたので、(挑戦は)夢でもあったので、その夢がこれから叶えられると思うと一生懸命頑張らないとと思います」と改めて思いを強くした。東京公演は有楽町よみうりホールにて2022年9月21日(水)~10月5日、京都公演は京都劇場にて10月9日〜10日。
2022年09月21日岡本健一と成河、魅惑この上ない顔合わせの二人芝居がこの冬を熱くする。挑むはスペイン出身の劇作家フェルナンド・アラバールによる奇想天外な不条理劇だ。絶海の孤島に現れた皇帝(岡本)と先住民の建築家(成河)の出会いから繰り出される駆け引き、愛憎、欲望のぶつけ合い……。文学座所属の新鋭・生田みゆきの演出のもと、強烈過ぎる劇世界に没入する覚悟を決めたふたり。語るほどに熱量が増すスペシャルトーク後編!衝撃的なふたりの出会い――今回で3回目の共演となるおふたりに、お互いに対する率直な思いをぜひ語っていただきたいです。岡本最初に成河を見たのは、TPT(シアター・プロジェクト東京)の『エンジェルス・イン・アメリカ』で……、あれっていつだっけ?成河2004年の上演だって!すごい昔だね〜。まだ20代前半の頃かな。岡本あの舞台でエンジェルを演じていた成河を見て、本当にクレイジーだなと…。成河またそういう言葉を!(一同笑)岡本いや、ホント、すげえな〜って。真っ白で、素っ裸で羽をつけて……。それまで、俺よりも年配のクレイジーな人はいっぱいいたけど、若い世代ではなかなか見たことなかったから、コイツ誰だ!? って思ったんだよね。見終わってすぐ友達に「誰、アイツ!?」「ソンハって、つかこうへいさんのところにいたらしいよ」「だからあの声が出るのか!」って。成河ハハハハハ!岡本ものすごく印象に残って、今でも覚えてるもん。現実離れしているというか、男の子があの役をやっているのも斬新だったし。何か、超越したものを生身で見せられた感じがあって。それから舞台でちょくちょく観るようになって。共演は『スポケーンの左手』が最初だけど、『エンジェルス・イン・アメリカ』以降は注目していましたね。『ブルー/オレンジ』(2010年初演、千葉哲也演出)とか観に行って……。成河その時に、話す機会がありましたね。岡本『スポケーン〜』で一緒になっても、そんなに絡みはなかったよね。成河ただ演出が小川絵梨子さんで、2回目の『森 フォレ』は上村聡史さんだから、両方ともかなりコミュニケーションを重視する現場だったんですよ。全体のことをいっぱい話し合う現場だったのはすごくよかったなと思う。岡本うん、いいことだった。その時の稽古を思い出しても、さっき( インタビュー前編:想像を超える戯曲『建築家とアッシリア皇帝』にどう挑む?() )、俺に言ってたことをそのまま成河に返す、みたいな感じだよね。腑に落ちないと始められない、とか(笑)。お互い、まったく気を遣うこともないし、気分のムラがあろうが何をしようが別にどうでもいい、本番さえちゃんとやってくれれば……みたいなところがあるし。そういう意味では、本当に作品に集中出来る仲間ではありますよね。「何かおかしくない!?」を見過ごせない人成河じゃあ今度は僕から!かましますよ!(一同笑)健一評に関しては一貫してるからね。年齢が離れているから、僕は健一さんの10代、20代での活躍とかそこまで詳しくは知らなくて。健一さんが二周、三周くらいしてから出会っている感覚なので、その前の健一さんは想像することしか出来ない。これはあくまで僕の中のイメージですが、健一さんは“そもそも論”の人なんです。岡本何なのそれ、分かんない(笑)。成河ようするに、どんな時も「いや、ちょっと待って。そもそもさ…」って言い出すのが、この人の口癖なんですよ。岡本そうなの!? 言ってる?成河言ってる言ってる!もう初日も間近に迫っている時に「いや待って、そもそもさ…」って言い出す人!そんな人を僕はもうひとり知っています。それはサイモン・マクバーニー(イギリスの俳優・演出家。成河出演舞台『春琴』を演出)って人で。岡本へええ〜!成河劇場で場当たりやってる時に「そもそもやりたいシーンがひとつ足りないから、作っていいか?」って言ったからね。(一同笑)“そもそも論”を忘れないと締め切りには間に合わないですよね。でも、本当に“そもそも論”を全部追い出していいモノが作れるのかと言ったら、そんなわけはないんですよ。だから、健一さんが、三周も四周もしていろいろと周りを見たうえで、「いや、ちょっと待って、そもそもさ……」って言い出した時の輝きといったら!岡本ハハハハ!全然分かんない。成河周りはドキッとするわけですよ。でね、僕もどっちかというとそうありたいと思っていて、いかに“そもそも論”に立ち帰れるかをつねづね考えていたんだけれど、必ず健一さんに先を越されるの!ああ〜今言おうと思っていたのに〜! って。それがすごく共感出来るし、リスペクトも出来る部分で。そもそも何でこの作品だっけ?そもそも何で演劇だっけ?そもそも何で生きてるんだっけ? って、考えなくていいことまで考えちゃうんですよ。何かおかしくない!? ってことを見過ごせない人なんです。8割の人は見過ごしてとりあえずは行こうとするけど、それが出来ない人。でも誤解のないように言っておきたいのは、現場が嫌な空気になる言い方はまったくしないから。周りがハッとするような止め方をちゃんとしてくれるんです。で、皆が健一さんの味方になっていくんですよね。実はすごく単純なことしか言ってないけれど、単純で当たり前だからこそ、理屈がメチャメチャ強固なんですよ。誰も反論出来ない。だから場を動かす人になり得るし、幹になり得る。でもね健一さん、この作品で“そもそも論”やり出すと、マジで3年くらいかかるかもしれないよね。(一同笑)分からないものを、座って観ていられるようにするのが僕たちの仕事――見過ごせないふたりがとことん探求する不条理な劇世界を、はたして観客はどのように受け止めるのか。反響が楽しみですね。岡本演劇好きな人たちは興味を持って観に来てくれるんじゃないかなと思うけれど、演劇に興味のない人に、いかに劇場に来てもらうかが肝心で。舞台って生で観ると、本当に人生が変わるくらいの力を持っているし。劇場にいる時間は、普段の生活、普段の自分を忘れる時間でもあって。目の前で人が生きていて、そこで物語が繰り広げられていくのを生で感じた場合、劇場に入る前と後では確実に何かが変わると思っているんです。あと、上演した生の舞台を観た人以外は、その作品について語っちゃダメ、絶対(笑)。成河うんうんうん!岡本その空間で、ちゃんと自分の目で観ていないんじゃ、話が出来ないはずだよ。劇場に来た人じゃないと味わえない、すごく贅沢な時間なんです。今のこの時代だから、余計にそのありがたみを感じるよね。だからこそ、まだ演劇を観たことがないなら、ぜひ来て! って強く言っていかないと、と思ってますね。成河そうだよね〜!岡本初めて観た舞台がこの『建築家とアッシリア皇帝』だ、っていうのはちょっと自慢になるんじゃないか?って(笑)。そういう人たちがこれを観て、何を思うのかもすごく興味があるよね。でもそれを聞けないところが面白さだったりもするしさ。成河分かるっ! 僕ね、話を変えるつもりはないんだけど、日本の演劇界の今後が心配なんです。このままチケット代がどんどん値上がっていったら、演劇は特権的な人たちだけのものになってしまう。今すでに、なろうとしているんですよ。そこは何とかジタバタして、今回も学生料金とかあるので(世田谷パブリックシアターでのみ受付)、若い人に向けてプッシュしたいですね。これは心療内科の人に聞いた話なんですけど、僕ら現代人が抱えている大きなストレスのひとつが“自分が自分でなきゃいけない”って思うこと。自分なんてものは、別になくてもよくて(笑)。私は私じゃなきゃいけない、って突き詰めて考えたところで、私なんてないわけですよ。それが若い人たちに与えるストレスってとんでもなく大きいんじゃないかと、僕は割と昔から思っていて、専門家がそう言っておるのを聞いてすごく納得したんです。で、演劇の話ですけど、たとえば今回の舞台だと、ふたりの俳優がある種“ごっこ遊び”のように、コロコロ役を変えながらやるわけですよ。それは何にでもなれるし、何者でもないってことの証明なんですよね。つまり演劇や劇場って、“あなたはあなたでなきゃいけない”っていう呪縛から解き放たれるための場所なんですよ。自分らしくなんていなくていい、誰よりも俳優自身が“私”なんて失くして、目の前でメチャクチャ遊んでいるじゃないかと。何をやっているのか分かっても、分からなくてもいいし、それ自体に価値があるから「エンタテインメント」と言って来たと思うんですよ。で、無理矢理つなげてナンですけど(一同笑)、こういう何か一見分からないものを、座って観ていられるようにするのが僕たちの仕事だから。座っていられなかったら、もう帰っていいよ!岡本ハハハハ!成河でもね、その自由をお客さんに与えなきゃいけないんですよ。「分からなかった自分が悪い、勉強不足だった」なんて言わせてはいけないんですよ。それはこっちが反省しなきゃいけない。絶対にその時間、座っていられるようにいろんなことをするから、そこはこのお兄さんたちを信じていただきたい!だから若い人のための割引チケットも活用して、ぜひトライしてください(笑)。岡本語ったね(笑)。いや、絶対にすごい劇になりますよ。メチャクチャになる僕らを、その空間を覗きに来てください。取材・文:上野紀子撮影:You Ishiiインタビュー前編は こちら()★9月19日(月・祝)まで、『建築家とアッシリア皇帝』ぴあ貸切公演のチケット先行発売中!<公演情報>『建築家とアッシリア皇帝』2022年11月21日(月)~2022年12月11日(日)会場:東京・シアタートラム作:フェルナンド・アラバール翻訳:田ノ口誠悟上演台本・演出:生田みゆき出演:岡本健一、成河公式サイト:
2022年09月17日岡本健一と成河、魅惑この上ない顔合わせの二人芝居がこの冬を熱くする。挑むはスペイン出身の劇作家フェルナンド・アラバールによる奇想天外な不条理劇だ。絶海の孤島に現れた皇帝(岡本)と先住民の建築家(成河)、ふたりの出会いから繰り出される駆け引き、愛憎、欲望のぶつけ合い……。文学座所属の新鋭・生田みゆきの演出のもと、強烈過ぎる劇世界に没入する覚悟を決めたふたり。作品に、演劇に対する思いは語り出したら止まらない!こんな台本、読んだことないというくらいすごい世界――岡本さんと成河さん、そして演出の生田みゆきさんの繋がりは、昨夏の舞台『森 フォレ』(ワジディ・ムワワド作、上村聡史演出)ですよね。おふたりが共演し、生田さんが演出助手を務めていらっしゃいました。その際にもう今回のお話は出ていたのでしょうか?岡本いや、その時は何も話していませんね。成河うん、話はしていないけど、でもさすがに今回の戯曲は、演出家を含めて完全に「初めまして」の3人でやれ、って言われてもキツいかもね(笑)。岡本そうだね〜。制作側から、候補として『建築家とアッシリア皇帝』という戯曲があるけどお読みになりませんか? と戯曲を送ってもらったんです。でも別の舞台の本番中だと、やっぱり「読んでる場合じゃないから〜」となるわけですよ(笑)。ただ、この戯曲を昔、山崎努さんがやっていらしたんですよね。僕は山崎さんのことをすごく崇拝していて、戯曲を読む前に山崎さんに連絡して「今度これをやる予定なんです」って言ったんです。そうしたら山崎さんが「あの舞台は自分にとって大冒険だった」っておっしゃって。山崎さんが大冒険って、どういうことだろう!? と。それで、今日この取材があるので昨日読み終えたんですけど(笑)、いや、コレ冒険どころじゃないなと。成河ハハハハ!岡本こんな台本、読んだことない……っていうくらい、すごい世界だった。――軽々しく受けてしまった……という一抹の後悔が!?(笑)岡本いや、僕、基本的に来た仕事は全部受けるスタンスだから。(一同笑)これを今、上演するのか……、いろんな世界があるなと。それで相手役が成河だと分かって、男ふたりで喜怒哀楽、いろんな感情をぶち撒けて、性別も超えて、立場も超えて……、どこに進んでいくのかまったく分からない、“演劇ならでは”みたいな戯曲だなと。そこには不穏な空気も、悲しみも混ざっていて、もちろん愛もあったり。とにかく、ひたすら喋り続けているんですよ。ここまで喋り続ける戯曲は……、以前サルトルを上村聡史さんの演出でやった時も(『アルトナの幽閉者』2014年上演)異常に喋っていて、ずっとそれが俺の中での長台詞ナンバーワンだったけれど、今回がダントツの台詞量だね。二人芝居で、って言っても……。成河そう、ほぼ一人芝居のパートがドーンとありますよね(笑)。岡本そこがある種、面白いところでもあったり、ちょっと想像を超えるところでもあるし。一体これをどうやったら……って全然分からない。だけどまあ、成河がいるしね。成河出た出た!(一同笑)岡本成河と俺が一緒にやったら、何かになるだろ〜みたいな感じですよね(笑)。健一さんの、結構面倒臭いところも知ってるから成河健一さんとは3回目の共演になりますね。最初は『スポケーンの左手』(マーティン・マクドナー作、小川絵梨子翻訳・演出、2015年上演)で、2回目が『森 フォレ』。ただ、ふたりでガッツリと稽古して作る、みたいなシーンは2作品ともそんなになかったんですよ。僕、二人芝居がすごく好きなので、今回はもうすごく嬉しくて。健一さんの、結構面倒臭いところも知ってるから〜。岡本え、俺、面倒臭い?成河いやいや、こだわり抜くところを知ってるから!簡単に答えを出さない、答えを急がないところが好きなんです。誰かが止めないと、ずっと答えを探り続けちゃうんだけど、僕もブレーキをかけないので(笑)。ふたりでブレーキをかけないでずっと悩んでいたら、どうなるんだろう……って楽しみで。で、生田さんともあらためてお会いして、さらに楽しみになりました。この作品に向けて本当にワクワクドキドキされていて、それが周りの人もワクワクさせるくらい真実味があるんだよね。演劇の勉強もしっかりとされて来て、ご自身の方法論も持っているにも関わらず、それを一回脇に置いて、皆をすごく楽しませようとしてくれる。健一さんとふたりで延々と悩んでいれば、生田さんがどこかで「ハイッ、おしま〜い!」って止めてくれるような気がしますね(笑)。楽しそうに演劇を作る人と一緒にやれるのは、すごく嬉しいです。岡本オペラを演出していた、っていう話とか聞くと、ちょっと面白いなと。成河とくに今回の戯曲は、ある方法論でとりあえず何か作れるようなものじゃないからね。演劇が好きで、人と話すのが好きじゃないと、とてもじゃないけど出来ない(笑)。この座組を作ってくれてありがとう〜って思いましたね。手強い戯曲でも楽しんでドツボにハマっていく――成河さんにも、戯曲の感想を伺いたいです。成河僕も昨日、ちゃんと取材のために読みましたよ(笑)!読んで、次の日にあんまり捏ねくり回さずに喋ることがすごく大事なプロセスだと思っていて。だから取材はありがたいんですよね。読みながら僕、3回くらい、声を出して爆笑したんですよ。やっぱり不条理な笑いってすごく威力があって。予想もしないところからドーン!と来るから大笑いしちゃうんですよね。そういうふうに仕掛けて、楽しんで書いているのが読んでいて分かるので。そこを取っ掛かりに楽しみたいなと思っています。作者のアラバールについては『戦場のピクニック』という戯曲くらいしか知らなくて。ただ壮絶な出自を持つ人で、その経験が作品に書き込まれていたりする。いわゆる不条理劇作家の中でも、とても社会性も政治性もあるからこそ、手強いなと感じます。たとえば『森 フォレ』のワジディを読んだ時も「難しいな〜」って言ってたけど、ちょっと次元が違うんですよ。ある種、理解させる気がないから、なかなか歯が立たない(笑)。でも、まだ時間があるので、いろんな方向からいろんなことを勉強して、挑んでいきたいですね。岡本完全に不条理という感じにも思えないんだよね。登場人物の、彼らの喋っている内容に引き込まれていくと、いろんな世界が見えて来て。成河も言ったように作家のことを調べると、母親と父親との関係とか、ちょっと考えられないな……みたいな壮絶なことを経験して来た人で。また戦争であったり、革命的なことであったり、それこそ、この戯曲に書かれている以上のことを自身が経験して来て、それを演劇として提示して観客に伝えていった……と考えると、これから俺たちに起こる大変さだとか、肉体的な辛さとか、大したことじゃないんじゃないかなと思うんですよ。成河ああ〜確かに!岡本この作家が経験して来たことに比べたら……、まあそれはワジディ・ムワワドの時もそうでしたけど。成河そうですね。ここに書かれていることをひとりで経験したのかと思うと、どれだけのストレスなのかと……。この作品、ものすごい力を背負って生まれて来たってことになるね。岡本そう、ここに出て来る登場人物の人生を考えたら、今この平和な日本で生きている俺らはどうなのよ、って話に行き着いちゃうんですよね。どんなに大変な作業だとしても、まず死は直接的には絡んでないし、家族は誰も殺されてない、そんなふうに考えたら、こうして作品に挑めるのは何て幸せな時間なんだろうと。絶対に乗り越えられるはずですよね。まあ、稽古場でどれくらい揉みくちゃになるかは想像つかないけれど(笑)。でもね、演劇、“プレイ”ですから、楽しんでドツボにハマっていこうと思います。成河そう、“プレイ”だよね。思いっきり遊ばないと、見えて来ないものがあると思う。岡本“遊ぶ”って文字にすると、本当に遊んでいるみたいだけど、そういうんじゃなく……なんでしょうね。成河真剣に遊ぶ、というか。岡本本気で怒り狂う、本気で泣きむせぶ、本気になって愛するといったような……。成河遊びだから出来る本気、というかな。岡本うん、そうね。役者とか演劇関係の人にしても、これを劇場で、実際に生で観たらびっくりすると思うんですよね。本当にこれまで見たことのない、そんな作品になりそう。成河遊びよりも、もっといい言葉があったらいいんだけど……。俳優が“プレイ”をしている姿に何かを感じさせるものがある、その受け皿として戯曲が用意されているといった感じかな。だからやっぱり、俳優冥利に尽きますよ。――お話を伺って、本当にとてつもないチャレンジに向かおうとしているのを感じます。やり遂げた暁にはどうなるのか……。成河どうなるんでしょうね!? やり遂げた暁には……何もない気もするけど(笑)。岡本やり遂げられるのか、やり遂げるということがどういうことなのか、それも分からなかったりするよね。成河やっぱり、過程が一番重要なんですよ。ゴールを目指しているわけじゃなくて、ず〜っと過程のまま。その一部を切り取ったのが稽古スタートと千穐楽なだけであって。ずっと考えたり、遊んだりしている途中だといいなと思いますけどね。(後編に続く)取材・文:上野紀子撮影:You Ishiiインタビュー後編は9月17日(土) 10時公開! 岡本さん、成河さんがさらに語りつくします!★9月19日(月・祝) まで、『建築家とアッシリア皇帝』ぴあ貸切公演のチケット先行発売中!<公演情報>『建築家とアッシリア皇帝』2022年11月21日(月)~2022年12月11日(日)会場:東京・シアタートラム作:フェルナンド・アラバール翻訳:田ノ口誠悟上演台本・演出:生田みゆき出演:岡本健一、成河公式サイト:
2022年09月16日9月から10月かけて上演される岡本圭人主演ミュージカル『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』のオンライン公開稽古が行われ、併せてキャストからコメントが到着した。本作は、アメリカの人気作家リック・リオーダンによるファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズの第1作を原作としたミュージカル。2010年には『ホーム・アローン』や『ハリー・ポッター』シリーズで知られるクリス・コロンバスが監督、ローガン・ラーマン主演で映画化された。海の神ポセイドンの息子である主人公の少年パーシー・ジャクソンを演じるのは、『Le Fils 息子』や『M.バタフライ』に出演するなど、確かな演技力を培い、初のミュージカル出演となる岡本圭人。主人公と共に旅をするアテナの娘アナベス役に、連続テレビ小説『エール』でヒロインのライバル役を務めた小南満佑子。ヘルメスの息子ルーク役には、抜群の存在感と確かな演技力で数々の舞台やミュージカルに出演する水田航生。そして、パーシーをそばで支えるブラナー先生役は、男性4人のヴォーカルグループ「LE VELVETS」のメンバーとして活動しながら数々のミュージカルに出演する宮原浩暢が務める。また、パーシーの母親役は宝塚歌劇団雪組のトップスターを経て、2014年の退団後もミュージカルやストレートプレイ、朗読劇など幅広く活躍する壮一帆が務めるほか、木内健人、菜々香、小野妃香里、村井成仁、Ema、横山賀三、小原和彦が神やパーシーと共に旅をする仲間を演じる。演出はファンタスティックな世界観に誘う手法に定評があり、1994年から2008年まで宝塚歌劇団で演出を務め、退団後も音楽劇やミュージカルの演出を手掛けている荻田浩一が担当する。■パーシー・ジャクソン役 岡本圭人 コメントオンライン公開稽古という新しい試みで、たくさんの方に稽古を見ていただき、作品の良さが少しでも伝わると嬉しいです。ギリシャ神話をベースにした……、といっても、『自分は普通ではない⁉』と感じていた少年が、ある日突然、自分の父は神様だった! と知って仲間と冒険の旅に出る、という物語です。神話の世界の登場人物が親しみやすいキャラクターとして登場する、とてもテンポの良いコメディなので、とても分かりやすく描かれています。演出の荻田さんとは、意見を出し合ったり話し合ったりして、支え合いながら一緒に作品を作り上げている感覚があり、とても楽しく、刺激的です。ファンタジーの世界を、想像力とマンパワー、役者の体を使って表現する、ザ・王道のファンタジー! 疾走感あふれる冒険を楽しんでいただけると思います。稽古場では、共演の皆さんに本当に支えてもらっていて……! 感謝の日々です。皆様にこの作品を届けられる日が楽しみです。ぜひ劇場へお越しください! お待ちしています。■アナベス役 小南満佑子 コメントこの作品では、本読みに何日も時間をかけてキャストのみんなで理解を深め、共通認識を持てるよう演出の荻田さんが導いてくださいました。お稽古場で、キャストのみんなで試行錯誤しながら作品を作り上げている最中です。本日披露したM1は、とてもゆたかなストーリー性があり、キャッチーな楽曲となっています。他の楽曲も素晴らしく、お越しいただいたお客様もノリノリになっていただけると思いますので、楽しみにしていただけたらと思います。■ルーク役 水田航生 コメントコメディ作品を作るうえで、キャスト同士の性格を知ることがお芝居をするときに重要になってくると思うので、稽古初日から皆、コミュニケーションを取りながら、入り込んでお稽古していると思います。これからも空間的なディスタンスは取りつつ、心のディスタンスは取らないよう、心は密にお稽古に取り組んでいこうと思います(笑)。■グローバー役 木内健人 コメントみなさんもお話しされていましたが、キャストの皆さんと毎日楽しくお稽古しています。僕が演じるグローバーは、若くてドジで茶目っ気のある役です。パーシーとの関係性も大事な要素なので、パーシー役の岡本君と2人でわちゃわちゃやっていきたいと思っています(笑)。■ブラナー先生・ほか 宮原浩暢(LE VELVETS)コメント本日披露したM1の楽曲は、作品のスタートの曲で、まだまだ始まりの曲ですが、コメディの面白さがすでに匂ったのではないかと思います(笑)。ここからどんどんお話も楽曲も面白くなっていきます。キャストの皆さんも個性豊かなキャラばかりなのでこれから一層、僕も特徴を出せたらと思います。■サリー・ほか 壮一帆 コメントこの作品の予習をしてくださっている方は、ギリシャ神話は少し難しそう……など壁を感じていらっしゃる方も多いと思いますが、私たちの役柄をプレゼンするように演じられるよう、荻田さん含め皆で話し合いながら作品を作っています。その空間がとても心地いいなと感じる日々です。パーシーは自分の中で色々と葛藤している役なのですが、パーシーの母として感じることは、「かわいらしい!!(笑)」圭人君は、稽古場では寡黙ですが、芝居の中で、表情など表現がとても豊かで「饒舌」だなと感じます。圭人君とは芝居を通してもっと交流していきたいと思います!<公演情報>『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』メインビジュアル■東京公演2022年9月21日(水)~10月5日(水) 有楽町よみうりホール■京都公演2022年10月9日(日)・10日(月・祝) 京都劇場原作:Rick Riordan楽曲:Rob Rokicki脚本:Joe Tracz翻訳・訳詞・演出:荻田浩一音楽監督:森亮平振付:三井聡出演:岡本圭人 / 小南満佑子 / 水田航生 / 木内健人 / 菜々香 / 小野妃香里 / 村井成仁 / Ema / 横山賀三 / 小原和彦 / 宮原浩暢(LE VELVETS)/ 壮一帆■バンドキーボード:森亮平ギター:坂田善也 / 原嶋純平ベース:花村智志ドラム:遠藤勝彦【東京公演】9月21日(水) 18:309月22日(木) 14:00 / 18:309月23日(金・祝) 13:009月24日(土) 13:00 / 17:309月25日(日) 13:009月26日(月) 休演日9月27日(火) 14:00 / 18:309月28日(水) 18:309月29日(木) 14:00 / 18:309月30日(金) 18:3010月1日(土) 13:00 / 17:3010月2日(日) 13:0010月3日(月) 休演日10月4日(火) 14:00 / 18:3010月5日(水) 14:00■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:発売中チケットはこちら:※セブン-イレブンで直接販売【京都公演】10月9日(日) 15:0010月10日(月・祝) 12:00 / 16:30■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:発売中問:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~16:00 ※日祝休業)公式サイト:公式Twitter:
2022年09月10日株式会社DHOLIC FBL(本社:東京都渋谷区)が運営するオリジナルコスメ「VAVI MELLO(バビメロ)」は、日本のアニメ界を牽引する伊東健人・岡本信彦・西山宏太朗の人気声優3人とコラボ。それぞれの想いやこだわりが詰まったアイテムを9月3日(日)よりCREE`MAREオンラインストア(楽天・Qoo10公式ストア含む)、韓国コスメセレクトショップCREE`MARE by DHOLIC9店舗、DHOLICルミネ大宮店にて発売致します。発売記念として限定ノベルティもプレゼント!12「無垢のキャンバス」をコンセプトに掲げ、心地よさを大切に自分らしい美しさを提案するブランドVAVI MELLO。今回、ファッション・美容への見識も広くマルチに活躍する声優3人とコラボレーションし、声優それぞれのこだわりが濃縮されたアイテムを発売。全てのアイテムはカラーや香り、商品名に至るまで声優たちが携わり、ホワイトとクリアを基調としたVAVI MELLOらしいパッケージに詰め込みました。ラインナップはハンドクリーム、パフュームミスト、リップバーム、ネイルポリッシュの4種類。二種類の香りで発表するレストタイムハンドクリーム・パフュームミストは伊東健人おすすめの癒しのひと時に使える香りを閉じ込めて、忙しい日々の中での“Rest Time”を感じられる一品に仕上がりました。岡本信彦コラボアイテムはほんのりピンク色の年齢を問わず使える色つきリップバーム。ルビーチョコレートという商品名に合わせてチョコバニラの香りがするリップに仕上げ、いつでもどこでもルビーのように輝き、しっとりとした唇を表現してくれます。普段からネイルアートを楽しんでいる西山宏太朗は「感動の解釈」「日々の一瞬一瞬」からインスピレーションを受けたカラーでネイルポリッシュを制作。明るく透き通った淡いカラーから、大人っぽいシックな色合いのものなど6色展開で指先に“ムード”を纏わせます。■コラボアイテムへのこだわりを語るスペシャルインタビューをお届け!3〈伊東健人〉あまり僕にこういったイメージはないと思いますが、実はフレグランスや香りは勉強したいなと思っていたジャンルのひとつでした。そんな時にタイミング良く声をかけて頂いたので、これもご縁だなと思ってオファーを受けました。数回やりとりをして、実際に使用感も試したり、今回のコラボアイテムはかなりこだわれたと思います。僕の気に入った香りということで主観にはなってしまうのですが、使いやすくリラックスできるものになっていれば嬉しいです。テクスチャーもパッケージも、とても細かい部分に至るまで提案を頂き、何回もやりとりができました。ストレスなく使いやすいものになっていると思いますし、持ちやすさや持ち運びやすさも考えてのデザインに仕上がっています。4〈岡本信彦〉何度かグッズは何があったら嬉しいかというアンケートをインスタグラムで行ったところ、アクスタとリップが多かったので、この機会にファンの皆さんと一緒に使えるリップがほしいなと思いました。自分の好きな香りがほしいと思い、仕上がりはチョコレートというよりは少しバニラ感もある甘くて可愛い香りです。今回は塗ると唇に彩りが出るピンク色にしました。健康的に見えるだけで鏡を見た時、少し気分が上がりますね。5〈西山宏太朗〉コスメを作りませんか?とお誘いいただいた時に真っ先にネイルが思い浮かびました。自分の手元がかわいいとテンションが上がりますよね!今回は発売が秋だったので、秋に纏いたくなるカラーもチョイスしました。また、ネイルポリッシュのネーミングも担当させていただきまして、僕なりに想いを込めたので注目していただけると嬉しいです。更に今回はポーチも作っていただいて、中に何が入っているか一目で分かるクリア素材で、内ポケットがついています。中にお好きなカードや写真などをいれてオリジナリティ溢れるポーチにしてくださいね♪■商品概要【伊東健人コラボアイテム】6商品名:バビメロ レストタイムハンドクリーム価格 :1,400円(税込)香り :COMFORT・REFRESH・手指にうるおいを与え心を満たす香り付きハンドクリーム 7商品名:バビメロ レストタイムパフュームミスト価格 :1,700円(税込)香り :COMFORT・REFRESH・“癒しのひと時に”オススメする心地よい香りのパフュームミスト 【岡本信彦コラボアイテム】8商品名:バビメロ ルビーチョコレート価格 :1,500円(税込)カラー:ピュア・唇にやさしく触れ血色感を与えてくれるチョコバニラの香りのリップバーム 【西山宏太朗コラボアイテム】9商品名:バビメロ マイフェイブネイル価格 :1,300円(税込)カラー:01 日光浴・02 鐘の音・03 シティボーイ04 オーラ・05 ベリームース・06 トゥシューズ・“指先に感動を与える”こなれたアースカラーのネイルポリッシュ ■発売日2022年9月3日(土)DHOLICオンラインサイト(楽天・Qoo10公式ストア含む)・CREE`MARE by DHOLIC9店舗・DHOLIC大宮店販売開始■限定ノベルティプレゼント【伊東健人コラボアイテム】「バビメロ レストタイムハンドクリーム」「バビメロ レストタイムパフュームミスト」を香りごとのセットでご購入いただいたお客様に限定ポーチをプレゼント!※楽天・Qoo10公式ストアは対象外となります。 SET(1):COMFORT〈商品内容〉バビメロ レストタイムハンドクリーム 香り:COMFORTバビメロ レストタイムパフュームミスト 香り:COMFORTSET(2):REFRESH〈商品内容〉バビメロ レストタイムハンドクリーム 香り:REFRESHバビメロ レストタイムパフュームミスト 香り:REFRESH※異なる香り同士の組み合わせ、同一アイテムの購入は対象外となります。【西山宏太朗コラボアイテム】「バビメロ マイフェイブネイル」をセットでご購入いただいたお客様に限定ポーチをプレゼント!※楽天・Qoo10公式ストアは対象外となります。 SET(1):POWER〈商品内容〉03 シティボーイ・04 オーラ・05 ベリームースSET(2):WISH〈商品内容〉01 日光浴・02 鐘の音・06 トゥシューズ※他カラーの組み合わせは対象外となります。■伊東健人10月18日生まれ。東京都出身。81プロデュース所属。2011年声優デビュー。アニメ・ゲーム・ナレーション・朗読公演など数々の作品に出演するかたわら、出演作に関連する形やユニット活動など、アーティストとして作曲や歌唱なども積極的に行っている。代表作品:『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』/観音坂独歩 役『ヲタクに恋は難しい』/二藤宏嵩 役『アイドルマスター sideM』/硲道夫 役『2.43 清陰高校男子バレー部』/小田伸一郎 役『SHOW BY ROCK!!STARS!!』/ヤス 役『ディズニー ツイステッドワンダーランド』/デイヴィス・クルーウェル 役『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』/青柳冬弥 役『沼にハマってきいてみた』/ナレーション(ぬっしー 役)■岡本信彦10月24日生まれ。東京都出身。2006年デビュー後、数々の作品に出演。2009年第3回声優アワード新人男優賞、2011年第5回声優アワード助演男優賞を受賞。2012年Kiramuneレーベルよりアーティストデビュー。現在、自身も所属する株式会社ラクーンドッグの代表取締役も務める。代表作品:『青の祓魔師』/奥村燐 役『僕のヒーローアカデミア』/爆豪勝己 役『ハイキュー!!』/西谷夕 役『とある魔術の禁書目録』/アクセラレータ 役『暗殺教室』/赤羽業 役『鬼滅の刃』/玄弥 役『東京ミュウミュウ にゅ~♡』/キッシュ 役『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』/ノヴァ 役■西山宏太朗10月11日生まれ。神奈川県出身。81プロデュース所属。2011年声優デビュー。アニメ・ゲームなど数多くの作品に出演しながら、2015年にはエンターテイメント集団「大井町クリームソーダ」を発足し、その一員としても活動している。2020年にはアーティストデビューもするなど、多方面にわたって活躍の場を広げている。代表作品:『ダンス・ダンス・ダンスール』/田倉大和 役『アオアシ』/中野淳之介 役『RE-MAIN』/岡栄太郎 役『あんさんぶるスターズ!』/深海奏汰 役『アイドリッシュセブン』/棗巳波 役『A3!』/皆木綴 役『学園ベビーシッターズ』/鹿島竜一 役『オハ!よ~いどん』/オハロー 役■VAVI MELLO無垢のキャンバス:混じりけのない、純粋なロマンチックカラー「無垢」どんな色とも調和できる最も純粋な色で清潔、現代的、新しい出発と始まりなどをキーワードとしている。Variety visual_VAVI 色とりどりの自分を表現するすべてのものMellow color_MELLO 柔らかいメロウカラーで自分を染めていける ■CREE`MARE上質&お手頃価格の韓国コスメを厳選。150ブランド以上取り扱うDHOLICのコスメショップ。メイクアップ化粧品・スキンケア・ヘア・ボディ・メイクブラシまで幅広くセレクト。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月06日ピアニスト 岡本知也 presents『両国門天ホールで、この曲をこの人と〜vol.2 クラリネッティスト 本濱寿明』が2022年10月9日(日)に両国門天ホール(東京都墨田区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 室内楽やオーケストラで豊かな音楽性を培ってきた、アンサンブルピアニストとして定評のある岡本知也。彼がプログラムディクターを務めるシリーズ第二弾。【プログラム】ベルク:4つの小品(1913)レーガー:ロマンス ト長調(原曲 ヴァイオリン)(1902)ブラームス:ソナタ op. 120-2(1894)アンリ:かすかな息吹(2011)サン=サーンス:ソナタ(1921)吉松隆:鳥の形をした4つの小品(1983)公演概要ピアニスト 岡本知也 presents『両国門天ホールで、この曲をこの人と〜vol.2 クラリネッティスト 本濱寿明』公演日:2022年10月9日(日)会場:両国門天ホール(東京都墨田区両国1-3-9ムラサワビル1-1階)■出演者出演: 岡本知也(ピアノ)、本濱寿明(クラリネット)■スタッフプログラムディレクター: 岡本知也 / 主催: 一般社団法人もんてん(両国門天ホール)■タイムテーブル10月9日(日)16:00※開場は、開演の30分前■チケット料金全席自由:3,000円(税込)■団体概要両国門天ホール(一般社団法人もんてん)2013年に惜しまれながら閉館した門仲天井ホールの志を引き継ぎ、場所を両国は隅田川のほとりに移して再出発。これまで培ってきたホール運営のノウハウ、様々なジャンルのアーティストや地域とのパートナーシップをいかして邁進しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月23日「3回目のNY州司法試験に挑んだ小室圭さんですが、試験直前にNYの街中を眞子さんとのんびりと歩く姿からは“次こそは!”という気迫が感じられず、結果が心配されます」(皇室担当記者)私立の音大附属小学校から中高一貫のインターナショナルスクール、そして国際基督教大学と、なかなか“高額歴”な道を歩んだ小室さんだが、いまだ夢に驀進中。一刻も早く、合格して妻の眞子さんを安心させたいところだ。皇室ジャーナリストの近重幸哉さんが語る。「結婚や恋愛において自由は尊重されるべきですが、眞子さんは将来的には天皇の姉となるのですから、国民に納得されるような結婚生活が送れるのが理想。まだまだ、小室さんはその途上だと思います」過去にも、降嫁する女性皇族の夫の仕事や学歴が話題になることはあった。これまでの事例を振り返りつつ、その後の経歴を追ってみよう。■池田隆政さん(厚子さん夫)昭和天皇の四女で、伊勢神宮の前祭主の厚子さんと結婚したのは、旧岡山藩主・池田侯爵家16代当主の隆政さん。学習院高等科を卒業後、岡山の池田牧場で家畜の改良研究に従事していたという。1951年、学習院女子短期大学を卒業した厚子さんが中国・四国地方を訪問したのをきっかけに交流が始まり、翌年結婚。「1960年に池田動物園を開園し、隆政さんが園長に。厚子さんはチケットもぎりをしたり、売店にも立ち、支えたそうです」(近重さん)日本動物園水族館協会会長なども務めた隆政さんは2012年に亡くなった。その後、厚子さんが園長を引き継いだが、現在は来場者の減少から経営危機に。「園を存続させたいと、厚子さんは私財を投じているともいわれています」(皇室担当記者)■島津久永さん(貴子さん夫)昭和天皇五女の貴子さんの夫は、薩摩藩主島津家の末裔・島津久永さん。1957年に学習院大学政経学部を卒業した久永さんは、日本輸出入銀行(現・国際協力銀行)に就職し、1960年に結婚した。学習院では上皇陛下とご学友。同じく同級生で、ジャーナリストの橋本明さんが寄稿した、当時の『女性自身』の記事では《島津の話しぶりには抑揚といったものが欠けている。冷静で、低く、一本調子だ。元々几帳面で慎重な男》と評されている。アメリカ、オーストラリアなどの海外赴任も経験し、銀行では部長職まで出世。その後はソニーの取締役、山階鳥類研究所の理事長など、輝かしい経歴を築いた。■近衞忠煇さん(甯子さん夫)「三笠宮家長女の甯子さんの結婚相手は近衞忠煇さん。近衞家といえば、公家の名家中の名家といえる五摂家の一つです」(近重さん)1964年に日本赤十字社に就職。1966年、甯子さんと結婚。『女性自身』は、忠煇さんが独身最後の夜につづった“妻への6つの注文”を掲載。家計簿はつけてほしいという注文もあり、《日赤からもらう月給は2万8千円だから、生活費はおふくろに出してもらうことになるだろう》と苦しい懐ろ事情を明かしている。当時の大卒の初任給は月2万円ほどだから安月給ではないが、元皇族を迎えるとなれば心もとなかったのかもしれない。甯子さんの内助の功もあってか、2005年には同社社長に就任。東日本大震災が発生した際には同社の名誉総裁だった美智子さまに現地の状況を伝えた。2019年には名誉社長に。【後編】裏千家の家元、出雲大社の神職…小室圭さんで注目「元皇族女性の夫のお仕事」に続く
2022年07月29日小室圭さん。一刻も早く、合格して妻の眞子さんを安心させたいところだ。「結婚や恋愛において自由は尊重されるべきですが、眞子さんは将来的には天皇の姉となるのですから、国民に納得されるような結婚生活が送れるのが理想。まだまだ、小室さんはその途上だと思います」皇室ジャーナリストの近重幸哉さんはこう語る。過去にも、降嫁した女性皇族の夫が話題になることはあった。これまでの事例を振り返りつつ、その後の経歴を追ってみよう。■千政之さん(容子さん夫)三笠宮家次女の容子さんが結婚したのは、千政之さん。現在、千利休を祖とした茶道裏千家の家元である16代千宗室を名乗っている。「容子さんが4歳上の姉さん女房ということも当時は話題になりました」(近重さん)長男の妊娠が判明したときの本誌取材に、政之さんは《(生まれてくる子供の性別は)どちらでも……。ただ理想をいえば、男の子だと裏千家17代目ということになりますから、私も安心して飛行機に乗ることができます》と語った。願いはかなったが、「自由な発想をお持ちになっている」(皇室担当記者)という容子さんの性格を受け継いでか、長男は裏千家を継がずに詩人に。次男が家元修業中だ。■黒田慶樹さん(清子さん夫)「上皇陛下の長女、清子さんの夫・黒田慶樹さんは、秋篠宮さまの学習院初等科からのご学友。とはいえ、サラリーマン家庭に育ち、庶民感覚をお持ちです」(近重さん)三井銀行にいったん入行したが、31歳で退職し、東京都庁の職員に。「カメラが趣味で、都庁のある新宿のカメラ店に立ち寄ることもあるそうです」(近重さん)都内“億ション”を購入した際の、3000万円の住宅ローンも完済。都庁では都市整備部門を担当し、2021年に統括課長職へ出世した。■千家国麿さん(典子さん夫)「高円宮家次女の典子さんと、出雲大社の権宮司・国麿さんとの結婚は2014年。千家家は、皇室と同じように古い歴史をもつ家。歴史的な慶事と話題に」(近重さん)國學院大學文学部神道学科卒の国麿さんは、乃木神社、石清水八幡宮を経て、’05年に出雲大社へ。「結婚後、公の場で国麿さんの姿はあまりお見かけしません。でも、元気で仕事をしているという話も聞きます」(地元関係者)■守谷慧さん(絢子さん夫)高円宮家の三女・絢子さんと結婚した守谷慧さんは、日本生まれのフランス育ち。帰国後は私立高輪中学・高校、慶應義塾大学文学部を経て、2009年に日本郵船に就職。NGO「国境なき子どもたち」での活動を通じ、絢子さんの母・久子さまと慧さんの母・季美枝さんにご交流があった縁で2人は知り合った。2015年に季美枝さんは亡くなるが、母の遺志を継ぎ、慧さんは「国境なき子どもたち」理事に。2018年、2人は晴れて結婚する。仲むつまじく、8月には第2子が生まれる予定と報じられている。3人が旧華族、4人が学習院出身と同質的だった元皇族女性の結婚相手も時代を経るごとに多様になっている。新時代の小室圭さんと眞子さん夫婦がどのような道を歩むか温かく見守りたい。
2022年07月29日『4000マイルズ~旅立ちの時~』が、12月12日から28日にかけて東京・シアタークリエで上演されることが決定した。2011年にオフ・ブロードウェイで初演された本作は、大学生レオと祖母のヴェラが、長い時を経て再会することでふれ合うヒューマンドラマ。2012年にオビー賞のベスト・ニュー・アメリカンプレイ賞を受賞、タイム紙のベストプレイに選ばれ、2013年にはピューリッツアー賞の最終候補に。その後世界各地で上演され、2020年春にはロンドンのオールド・ヴィック劇場にて、ティモシー・シャラメ主演で上演されることが発表され話題となった。主人公のレオ役を演じるのは、舞台『M.バタフライ』での好演が記憶に新しい岡本圭人、ヴェラ役は、映画・ドラマ・舞台とジャンルを問わずその存在感を放つ高畑淳子が務める。また、レオのガールフレンドである大学生のベック役に森川葵、レオがアパートに連れてくる女子学生のアマンダ役に瀬戸さおりを迎え、実力派キャスト4名で上演される。演出を手がけるのは、読売演劇大賞最優秀演出家賞を二度受賞した演出家である上村聡史で、シアタークリエでは『大人のけんかが終わるまで』『ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~』『ガラスの動物園』に続き、本作が4本目となる。『4000マイルズ~旅立ちの時~』は東京公演を上演後、2023年1月には大阪、愛知、香川と巡演する。■岡本圭人 コメント人生という旅を続けていると、時に現実から目をそむけたくなるような出来事に遭遇することもあります。僕がそんな経験をしたときには、いつも家族や友人に支えられて乗り越えてくることができました。初めて台本を読んだとき、僕は自分のおばあちゃんのことを思い出しました。子供の頃、僕を自転車の後ろに乗せて公園まで連れていってくれた思い出、おばあちゃんが作ってくれたご飯の味、誰よりも人の気持ちを考えるおばあちゃん。いつも何も聞かず、深い愛情でそっと僕を見守っていてくれたおばあちゃんは、ヴェラと同じでした。「4000マイルズ」は僕が大好きなお芝居を通して、家族の愛、信頼することの大切さを確認することができる作品です。エイミー・ハーツォグの綴る台詞は優しいユーモアと思いやりに溢れています。レオが、おばあちゃんと一緒に暮らしていくうちに、自分の問題と向き合い、解決し、成長していったように、僕自身もレオと一緒にヴェラを演じる高畑さんを支えられる存在になっていきたいと思います。この作品を演出の上村聡史さん、そして高畑淳子さん、森川葵さん、瀬戸さおりさんを含めた素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと共に作り上げ、皆様と劇場で共有出来る日を楽しみにしています。■森川葵 コメント海外の戯曲で、シアタークリエで、そして上村聡史さんの演出ということで、嬉しい気持ちと大きなプレッシャーを感じています。本作の登場人物たちは、冷静に話しているように見えますが、発している言葉と抱いている感情が異なる部分があります。それぞれが平気なふりをしているけれど心の中では複雑な心境を抱いているところにおもしろみを感じました。コロナ禍で人の気持ちを汲み取るのが難しい現代において、本作はどのように人と向き合っていくのかを考えるきっかけになる部分もあると思います。■瀬戸さおり コメント出演が決まって、まずはとても嬉しかったです。アマンダは、若くて陽気で大きな野心を持った魅力的な役柄で、私自身が今までに演じたことのないキャラクターなので、挑戦できることが何より楽しみです。物語の中で、主人公のレオは3人の女性から影響を受けたり、影響を与えたりします。他の2人と比べると、アマンダの存在はレオの人生にとっては一瞬かもしれませんが、そんなアマンダが、レオにどんな影響を与え、またアマンダ自身も何を受け取るのか、稽古を通して探っていきたいと思っています。本作は人と人との関わりや、人と触れ合う大切さを改めて気づかせてくれる作品だと思います。■高畑淳子 コメントヴェラという役は、台本を読むとたくさん喋るので大変だなと身構えておりますが、演出の上村さんとはいつかご一緒したいと思っておりましたので、今回実現してとても嬉しいです。本作は、これから人生を模索するレオと、十分人生を模索してきた91歳のヴェラが、お互いを見守りながら人生と向き合って暮らすというドラマです。“おばあちゃんと若い人”という組み合わせは、これまでの数多くの作品を見ても、おもしろいドラマが生まれる最強の組み合わせだと感じています。作品をご覧になった方が劇場を出られる際に、温かいものを持って帰っていただき、価値観の違う者同士が生きていかなければならない社会で、優しい気持ちになったり、お互いを見守り合えたりする、そんな作品になりましたら幸いです。<公演情報>『4000マイルズ~旅立ちの時~』東京公演:12月12日(月)~28日(水) シアタークリエお問い合わせ:03-3201-7777(東宝テレザーブ)大阪公演:2023年1月7日(土)~9日(月・祝) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティお問い合わせ:06-6377-3888(梅田芸術劇場)愛知公演:2023年1月11日(水)・12日(木) 日本特殊陶業市民会館ビレッジホールお問い合わせ:052-972-7466(キョードー東海)香川公演:1月15日(日) レクザムホール(香川県県民ホール)大ホールお問い合わせ:087-823-5023(県民ホールサービスセンター)
2022年07月28日9月から10月かけて上演される岡本圭人主演ミュージカル『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』のメインビジュアルが公開された。本作は、アメリカの人気作家リック・リオーダンにより2005年から2009年にかけて年一冊ずつ発行され、ニューヨーク・タイムズのベストセラーにも選ばれた大人気ファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズの第1作を原作としたミュージカル。2010年には『ホーム・アローン』や『ハリー・ポッター』シリーズで知られるクリス・コロンバスが監督、ローガン・ラーマンが主演で映画化もされた。2014年にオフ・ブロードウェイで公演、2017年には新曲なども加わった改訂版がオフ・ブロードウェイ作品のトニー賞ともいわれているドラマ・デスク賞の3部門にノミネートされ、その後全米ツアーが行われた。主演は『Le Fils 息子』や『M.バタフライ』に出演するなど確かな演技力を培い、今回が初のミュージカル出演となる岡本圭人。共演者には小南満佑子・水田航生・宮原浩暢・壮一帆ほか、実力と個性あふれるキャストが脇を固める。<公演情報>『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』■東京公演2022年9月21日(水)~10月5日(水) 有楽町よみうりホール■京都公演2022年10月9日(日)・10日(月・祝) 京都劇場原作:Rick Riordan楽曲:Rob Rokicki脚本:Joe Tracz翻訳・訳詞・演出:荻田浩一音楽監督:森亮平振付:三井聡出演:岡本圭人 / 小南満佑子 / 水田航生 / 木内健人 / 菜々香 / 小野妃香里 / 村井成仁 / Ema / 横山賀三 / 小原和彦 / 宮原浩暢(LE VELVETS)/ 壮一帆■バンドキーボード:森亮平ギター:坂田善也 / 原嶋純平ベース:花村智志ドラム:遠藤勝彦【東京公演】9月21日(水) 18:309月22日(木) 14:00 / 18:309月23日(金・祝) 13:009月24日(土) 13:00 / 17:309月25日(日) 13:009月26日(月) 休演日9月27日(火) 14:00 / 18:309月28日(水) 18:309月29日(木) 14:00 / 18:309月30日(金) 18:3010月1日(土) 13:00 / 17:3010月2日(日) 13:0010月3日(月) 休演日10月4日(火) 14:00 / 18:3010月5日(水) 14:00■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:2022年8月5日(金)チケットはこちら:※セブン-イレブンで直接販売【京都公演】10月9日(日) 15:0010月10日(月・祝) 12:00 / 16:30■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:2022年9月4日(日)問:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~18:00 ※日祝休業)公式サイト:公式Twitter:
2022年07月26日7月23日(土)から大阪中之島美術館で『展覧会岡本太郎』が始まった。岡本太郎と言えば、万博記念公園内にある《太陽の塔》の作者として、大阪人にとってはなじみ深い芸術家だ。【参考図版】岡本太郎《太陽の塔》1970年(万博記念公園)Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団しかし岡本太郎は、大阪出身のアーティストではない。しかも実は、大阪で岡本太郎の作品を幅広く紹介することさえ、初めてに近い。この展覧会は、「何かと不安を感じざるを得ない今だからこそ、何か漠然としたものに対して戦い続けてきた、エネルギーあふれる岡本太郎を見せたい」という思いから、企画された。そもそも岡本太郎とは何者だろうか? 6章立ての展覧会場を通して、私たちは知ることができる。岡本太郎《空間》1934/54年 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団岡本太郎(1911~1996)は、漫画家の父・岡本一平と歌人で小説家の岡本かの子の長男として生まれる。1930年から、両親とともにフランス・パリに渡り、《空間》シリーズや《傷ましき腕》を制作し、現地の展覧会で発表した。岡本太郎《傷ましき腕》1936/49年 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団第1章では、岡本のパリ時代の作品を紹介。新たに発見された、パリ時代に制作したと思われる作品3点も見ることができる。展示風景より左から、推定岡本太郎《作品C》、《作品B》、《作品A》、いずれもca.1931-33年ユベール・ル コレクション(パリ)蔵戦後、岡本太郎は日本に戻った。第2章、第3章では、岡本が改めて日本を見つめる中で、つくられた作品が並ぶ。展示風景より左から、岡本太郎《娘と犬》1953年 株式会社 大林組蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団、岡本太郎《森の掟》1950年 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団、岡本太郎《重工業》1949年 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団これらの作品は、日本の戦後まもない1940年代後半から50年代に描かれている。作品と向き合うと、その力強い色や筆づかい、表現された形に圧倒されるだろう。岡本はどれだけあふれるエネルギーを持っていたのだろうか。展示風景岡本太郎は、絵画や立体といった表現形態にとらわれることなく、文章を書いたり、書籍の装丁をするなど、さまざまな活動をしていた。展示風景第3章を見終わると、いったん美術館の通路へ。岡本太郎のフィギュア、天井から吊られた《光る彫刻》、実際に座れる《坐ることを拒否する椅子》などが置かれて、また違う岡本ワールドを体感できる。展示風景第4章からさらに、岡本ワールドは進化(あるいは深化)していく。大きな画面の絵画、FRPの立体やモザイク・タイルをつかったパブリックアート、家具やインテリアといったプロダクトまで、他ジャンルの表現者と交流しながら、世界を広げていった。展示風景また、大阪ならではの展示もなされている。あの近鉄バファローズのロゴマークが、岡本太郎デザインだったなんて!展示風景より、中央 岡本太郎《みつめあう愛》1990年 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団、右 岡本太郎《近鉄バファローズ関連資料》ドローイング 1959年 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団そして第5章では、皆さんご存じの《太陽の塔》と東京渋谷駅にある《明日の神話》についての展示空間が広がっている。模型、ドローイングや映像資料で、作品の制作背景も理解できるようになっている。展示風景《太陽の塔》の展示空間を抜けると、《明日の神話》の空間だ。岡本太郎《明日の神話》1968年 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団太陽の塔が1970年、岡本太郎が亡くなったのは1996年。その間の岡本太郎は何してたの?というのが、最後の第6章でギュッと分かる。たえず探求を続けた岡本太郎の姿勢が、作品となって表れている。岡本太郎《娘と犬》1953年(その後加筆) 岡本太郎記念館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団注目したいのは、過去の作品に上描きされた作品群だろう。会場のキャプションでは、元の作品と今見える作品の両方を紹介。元のものに加筆しただけなのか、まったく別のものとして上描きしたのかなど、研究はこれからだというが、とても興味深い。岡本太郎 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団展覧会場には、約300点の作品や資料が並んでいるが、岡本太郎の画業だけを紹介する内容ではない。作品の背景には、岡本太郎が実際に足を運んだ場所、彼の行動力、考え、思い、さらに多くの人たちとの関わりが含まれている。展覧会を見終わった後、私たちは岡本太郎がどういう人間であったか、ということを改めて知ることができるだろう。なお、この展覧会は東京都美術館(2022年10月18日~12月28日)、愛知県美術館(2023年1月14日~3月14日)に巡回される。それぞれの会場でしか見られない作品もあるので、チェックしてほしい。取材・文:藤田千彩【開催概要】『展覧会 岡本太郎』会期:2022年7月23日(土)~10月2日(日)会場:大阪中之島美術館4F展示室時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(9月19日は開館) *日時指定制料金:一般1,800円、大高1,400円公式サイト:
2022年07月25日公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団 岡本太郎記念館(所在地:東京都港区南青山6-1-19、館長:平野暁臣)は、企画展「岡本太郎の1世紀」を2022年7月20日から11月20日まで開催いたします。題不詳(1947 年)本年7月から、当財団も主催者の一員として参画する展覧会『岡本太郎』がスタートします。質・量ともに岡本太郎史上例のない規模で展開する回顧展で、大阪・東京・名古屋を巡回。太郎の代表作が勢ぞろいするだけでなく、岡本芸術の全体像を一望に収める貴重な体験を提供するものです。本展では、この回顧展にちなみ、84年にわたる岡本太郎の芸術人生はもとより、没後のさまざまなプロジェクトや20年を超える当記念館の活動を一覧します。第一展示室では、1940年代から1980年代までの創作の歴史を、第二展示室では没後の活動を紹介。太郎が日本での活動をはじめた直後に描いた秘蔵の作品(1947)もお目見えします。「岡本太郎の1世紀」をめぐるショート・トリップをどうぞお楽しみください。岡本太郎記念館館長 平野暁臣『母と子』(1981 年)■開催概要会期 : 2022年7月20日(水)~2022年11月20日(日)開館時間 : 10:00~18:00(入館は17:30まで)休館 : 火曜日会場 : 岡本太郎記念館(東京都港区南青山6-1-19)アクセス : 銀座線・千代田線・半蔵門線『表参道』駅より徒歩8分入場料 : 一般 ¥650/小学生 ¥300公式サイト : 公式ツイッター: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月29日内野聖陽、岡本圭人出演、劇団チョコレートケーキの日澤雄介が演出する舞台『M.バタフライ』が6月24日、東京・新国立劇場 小劇場にて開幕。開幕を前に内野、岡本、日澤による舞台挨拶と、約13分間のプレスコール(一部シーンの上演)が行われた。あるフランス人外交官が国家機密情報漏洩という大罪を犯すほど愛に溺れた相手が、性別を偽った中国のスパイだった。という驚愕のニュースに着想を得たアメリカの劇作家・デイヴィッドヘンリーファンが、オペラ『蝶々夫人』を劇中に取り入れながら創作した本作。1988年にトニー賞最優秀演劇賞を受賞しており、日本では1990年に劇団四季で上演されて以来32年ぶりの上演となる。出演は内野、岡本のほか、朝海ひかる、占部房子、藤谷理子、三上市朗、みのすけ。マスコミ向けに公開されたのは実直な外交官ルネ・ガリマール(内野)が、エキゾチックで美しい衣装を纏い京劇の舞を披露するスター女優ソン・リリン(岡本)に心を奪われ、彼女と一緒に街を歩き会話しただけの事実を伝えられず初めて妻に嘘をつくという場面。そして夢の中で同級生マルク(みのすけ)とソンについて対話するという一連のシーン。舞台挨拶で「演出プランとしてはルネ・ガリマールの頭の中にお客様をいかに連れていけるか、いかに共有できるか、という事を軸にした」(日澤)、「彼の脳内劇場で起こるさまざまなストーリー」(内野)と語る通り、観客はルネの脳の中を覗くように、このエキゾチックで興味深い登場人物たちの物語をたどる。(参照: 『M.バタフライ』ルネ・ガリマールの頭の中を探る日々-主演・内野聖陽×演出・日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)対談() )また、「(翻訳の)吉田美枝先生の編み出した日本語の美しさ、素晴らしさにあらためて気づいた」(内野)としつつ、30年前の翻訳戯曲という事で、「日本語に対してすごくうるさい俳優」という内野が今の時代の言語に合うように1年程かけてすべてを見直し、日澤らの助けも借りながら今回の上演に漕ぎつけたと明かし、「この壮大な作品をなんとかクオリティをあげて楽しんでもらえるように、『M.バタフライ』が日々成長していけるように皆様の心に想像力をはばたかせるような物語になっていければ」。そんな「日本語にうるさい」内野からはイントネーションをよく注意されると語った岡本は今回、舞台出演2作目にして、性別を偽ったスパイであり、京劇のスター女優という難役に挑む。「所作指導の先生、京劇の先生、メイクさん、衣裳さん、日澤さん、内野さん、その他スタッフ、沢山の方に支えていただいた。ひとりではできなかった」と語り、「舞台というのはお客さんに観ていただいて初めて完成するので、この『M.バタフライ』がどう完成するのか楽しみです」と期待を寄せた。東京公演の上演は7月10日(日)まで。その後7月13日(水)から15日(金)まで、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて大阪公演を予定している。撮影:岡千里<公演情報>『M.バタフライ』原作:デイヴィッド・ヘンリー・ファン翻訳:吉田美枝演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)出演:内野聖陽、岡本圭人、朝海ひかる、占部房子、藤谷理子、三上市朗、みのすけ
2022年06月25日俳優の岡本圭人が、ミュージカル『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』の主演を務めることが20日、明らかになった。同作はアメリカの人気作家リック・リオーダンによる人気ファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のミュージカル化作。オリンポスの神々やギリシャ神話に出てくる怪獣たちが次々と現れるファンタジー要素たっぷりなストーリーとなる。原作は2010年に映画化もされ、ミュージカル版は2014年にオフ・ブロードウェイで公演、2017年には新曲なども加わった改訂版がオフ・ブロードウェイ作品のトニー賞ともいわれているドラマ・デスク賞の3部門にノミネートされ、その後全米ツアーを行った。岡本はミュージカル初挑戦となり、ギリシャ神話の海の神ポセイドンの息子だと知らされる少年パーシー・ジャクソンを演じる。パーシー・ジャクソンと一緒に旅をする知恵と戦略を司るアテナの娘アナベス役に小南満佑子、幸運と富を司り知識者でもあるヘルメスの息子ルーク役に水田航生、パーシーをそばで支えるブラナー先生役に宮原浩暢(LE VELVET)、パーシーの母親役壮一帆が蹴って。さらに木内健人、菜々香、小野妃香里、村井成仁、Ema、横山賀三、小原和彦が神やパーシーと共に旅をする仲間を演じる。演出は荻田浩一が務める。東京公演は有楽町よみうりホールにて2022年9月21日(水)~10月5日、京都公演は京都劇場にて10月9日〜10日。○荻田浩一 コメントこの作品を初めて知ったのは映画でした。将来、自分が関わる事など露知らず、少年少女のアドベンチャーを楽しく拝見しました。アメリカンなヒーロー活劇がギリシャ神話の道具立てで展開されるのが面白かったですね。舞台版は物語のギミック感はそのままに、より想像力を膨らませて頭の中で遊んでもらう「お芝居」の大胆な面白さが際立っているようです。爽快な楽曲に乗せて、些か悪ノリの冒険譚を楽しんで頂けますよう取り組みます。○岡本圭人 コメント実は、この作品の原作である小説を幼い頃イギリスに留学していたときに愛読していたので、今回のお話をいただいたときに、不思議なご縁と使命感に駆られました。世界中の誰もが知っているパーシーを自分が演じるということにプレッシャーを感じましたが、僕も、彼のような人々を導いていくヒーローになれるよう一生懸命、パーシー・ジャクソン役を務めさせていただきます。今回が初めてのミュージカル出演になる為、正直なところ、僕自身が一番わくわくしています。このミュージカルの心が躍るような素晴らしい音楽に乗せて、パーシーの言葉を、そしてこのファンタジー溢れる素敵な物語を皆様に届けられる日を楽しみに、稽古に励んでいきますので、楽しみにしていてください。ファンタジーは想像力を豊かにしないと創れませんが、それを可能にできるのが劇場だと思っています。日常から離れて、リフレッシュしたい方、元気をもらいたい方、一人でも多くのお客様に、パーシーの世界をお届けしたいと思います。劇場で皆様と一緒にパーシー・ジャクソンの楽しい冒険に出かけられる日を心待ちにしています!○小南満佑子 コメント冒険をする作品に初めて挑戦するので、お稽古からどういう風に作り上げていくのか、とても楽しみです。素敵な出演者の方々ばかりなので、色々と刺激をもらいながら、賢く正義感のあるアナベスを、強く生きていきたいと思います。作品を作り上げていく過程は、ある意味冒険ですので、初日までみんなで切磋琢磨・試行錯誤しながら素敵な作品に仕上げていきたいと思います。日本初演ということでお客様の期待に応えられるよう、役としての成長や仲間意識などお稽古場から作っていきたいです。ギリシャ神話やファンタジー、冒険、コメディ、全てが詰まった盛りだくさんの作品となるので、楽しみにしていただけたらと思います。○水田航生 コメントこの度、出演させていただくことが決まり、とても光栄です。出演するにあたりブロードウェイ版の音源や映像を調べたのですが、良い意味で、真面目な神々の話なのになんてチープな作り方なんだ、と思いました(笑)。人が何か魅力を感じる“B級感”をこの作品でも感じていただけると思います。そして、この作品はコメディ要素もあるのですが、コメディは演じるのが難しい分、やりがいやお客様に伝わったときの達成感がとてもあるので、お稽古から果敢にトライしていきたいと思います。荻田さんがコメディをどういう風に演出されるのか今からとても楽しみです。B級感はありつつも、ミュージカルとしての素晴らしい楽曲や、圧倒的なパフォーマンスを楽しんでいただけるよう、後悔させない演劇をお届けしたいと思います。劇場でお待ちしています。○壮一帆 コメントサリー役を演じます、壮一帆です。今作では久しぶりの荻田さんの演出、久しぶりのファンタジーミュージカルになります。そしてお母さん役のプロになれるのではというくらい、何回目かになる母親役です(笑)。サリーは今まで演じてきた母親とは一味違うので、皆様に楽しんでいただけたらと思います。荻田さんは独特な世界観をお持ちで、ご一緒できることがとても楽しみなのですが、その分役者としてのスキルが問われるので、前回ご一緒したときよりスキルアップした自分で挑めるように頑張りたいと思います。ファンタジー作品はとても大好きで私の原点です。大人になったからこそ見える視点があると思うので、昔と違う角度でファンタジー作品に挑めることがとても楽しみです。皆様と一緒に冒険の旅に出て、わくわくできる、そんなひと時の夢を楽しみにしていただけたらと思います。
2022年06月20日公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団 岡本太郎記念館・川崎市岡本太郎美術館は、第26回岡本太郎現代芸術賞への応募作品を7月15日から9月15日まで募集いたします。第26回岡本太郎現代芸術賞1954年、岡本太郎43歳のときに出版された『今日の芸術』。この本には、「時代を創造する者は誰か」というサブタイトルがつけられていました。1996年、岡本太郎没、享年84歳。その直後、岡本太郎記念現代芸術大賞(2006年 岡本太郎現代芸術賞に改称)、通称「TARO賞」が創設されました。彼の遺志を継ぎ、まさに「時代を創造する者は誰か」を問うための賞。今年は第26回をむかえます。「時代を創造する者は誰か」――この半世紀前の太郎の真摯な問いかけを胸に刻んで、創作活動に邁進する方々の、幅広い応募を呼びかけたいと思います。応募規程に沿う作品であれば、その形状、技法等はまったく自由。美術のジャンル意識を超え、審査員を驚かす「ベラボーな」(太郎がよく使った言葉です)作品の応募を期待しています。◆賞及び賞金◆・岡本太郎賞 200万円 1名・岡本敏子賞 100万円 1名(上記受賞者2名には岡本太郎記念館にて作品展示の機会が与えられます)・特別賞 総額50万円 若干名◆入選作品の公開◆入選並びに入賞作品は、様々な機会をとらえて公表するとともに、2023年2月中旬~4月中旬(予定)に川崎市岡本太郎美術館で開催予定の「第26回岡本太郎現代芸術賞展」に展示されます。なお会期中には、来館者による入選作品の人気投票も行います。上位の方には記念品を贈呈いたします。詳細は、川崎市岡本太郎美術館HPをご確認ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月16日アイドルグループ・NMB48の岡本怜奈、眞鍋杏樹が29日、ライブ配信アプリ「17LIVE」の企画 「NMB48の2Sトーク 〜一緒におしゃべりしよ〜」に出演。パフォーマンスをする上で参考にしているという人物を明かした。同企画のコンセプトは「2S(ツーショット)でおしゃべり」。チームや年齢の垣根を越え、普段あまり見ることのない組み合わせの2人が、リスナーからの質問に答えながら“2人だけの”トークを繰り広げる。29日の配信には、岡本怜奈と眞鍋杏樹が登場した。配信冒頭、“普段あまり見ることのない組み合わせ”というポイントに対し、岡本が「最近よく(一緒になる)」「昨日も一緒やったもんなあ?」と確認すると、真鍋も「公演が一緒になった時お話させてもらいます」「だから(普段あまり見ることのない組み合わせとして選ばれたことに)ビックリしました」とうなずいていた。そして、ツイッターで事前にリスナーから募集した質問に答えるコーナー「#NMB48とおしゃべり」では、「またぎ出演しているチームMのユニット『She’s gone』。レナたんは大人っぽく、杏樹ちゃんは色っぽく表現するために参考にしていることは?」という質問を最初にピックアップ。真鍋は「上西怜さん、前田令子さん、ちっひー(川上千尋)さんが3人で(パフォーマンス)されているのを見て、大人っぽい表現の仕方だなと思っていたので、すごい勉強してます」と明かした。一方の岡本は「今までこういう曲を全然してこなかったから、全部が不思議(笑)」と前置きしながら、「杏樹ちゃんとシンメが多いから結構見ます」と回答。「杏樹ちゃんの最初のポーズとかめっちゃキレイで、どうしてんのかなと思って。胸を張るようにしたら、次の日から腰が筋肉痛で(笑)」と真鍋のパフォーマンスを絶賛していた。配信を終え、二人はそれぞれ「杏樹ちゃんと趣味が一緒なことが発見できて、一緒にお出かけしてみたいなと思いました!」(岡本)、「れなたんさんとこんなにゆっくりお話しすることがなかったので、とても楽しかったです! りんご飴を一緒に食べに行きます!」(真鍋)とコメントを寄せている。
2022年06月01日俳優の渡邊圭祐が3日、都内で「渡邊圭祐 2022.4-2023.3 カレンダー」発売記念イベントを開催。イベント前に行われた取材会に応じた。今年のカレンダー撮影テーマは、ART&CULTURE ZINE「FOCUS」。渡邊の2022年は、日常の何に焦点をあてるか、何を目標とするか、何に気を配って生活するか…。その「何」にフォーカスしたさまざまな写真とテーマに沿った渡邊のメッセージとともに、渡邊をもっと好きになる仕上がりとなっている。そんな同カレンダーのこだわりを聞かれた渡邊は「男性目線からすると好きな芸能人だったり推してる人のポスターとかカレンダーとか、顔写真バーンというのを部屋に飾るのってちょっと恥ずかしかったりする」という理由で、「僕のカレンダーで僕メインではあるけど、僕メインではないみたいなところを目指して、"でもいるよね"ということで、今年も"日々の暮らしに渡邊を"ということで、テーマとしてはそんな感じで設定させていただきました」と説明。具体的には「映画のポスターってすごくオシャレですよねってなったときに、一枚絵で見られるような、絵として飾れるようなテンションのものを作れるように、雑誌の切り抜きなどからから着想を得て、今回は作らせていただきました。渡邊圭祐という部分を消していく作業にこだわりを持って、誠意を持って取り組みました」と明かした。お気に入りには3月の顔がブレているカットを挙げ「これもまさに渡邊圭祐であって渡邊圭祐ではないみたいな、1番目指していたところかなと思います。ぱっと見、誰だかわからなくて、これが飾ってあったら『この写真いいね』って会話の種にもなると思いますし、今回のカレンダーの中だと、僕が目指した部分がここに表れているのかなと思います」と紹介し、カレンダーに自己採点をするよう求められると「見出し的に100点って言ったほうがきれいですけど90点で。"また次に出すときのほうがいいよね"というテンションのことをきれいにまとめていただけると助かります」と今後の伸びしろに期待を込めた。また、写真のほかに文章も書かれているが、将来的にエッセイや小説執筆の可能性はあるか追求された渡邊は、1度目の緊急事態宣言時に時間ができ、ちょうど連載も始まったことから文章を書くことに興味を持ったそうだが「小説か何かを書いてみようと思って書き出してみたら、収拾がつかなくなってしまったので、より小説家の方の偉大さを知ったというか、文を扱う方の偉大さを知ったので、書かないと思います。書けないんだと思います」と小説家デビューの可能性を否定した。さらに、この4月から新たにチャレンジしたいことを聞かれると「例えば格闘技だったり、役が来たタイミングでやれたらいいなとかぼんやり思っていたんですけど、(役とは関係なく)そういうのをやっておくだけでも、次に仕事が来たときにそのままスッと入れたりするので、できることはできる限り触れていこうかなと思っています」と声を弾ませ、趣味として釣りも始めたいそうで「自分、子どもができたときに"お父さんってかっこいいんだな"って何となく思ってもらえるような、子どもも一緒に楽しめるような、結婚の予定は全然ないんですけど、そういうのを持っていたらかっこいいなと。それだけです」と理由を明かした。
2022年04月04日俳優の渡邊圭祐とお笑い芸人のヒコロヒーが初共演する、ハウスウェルネスフーズ「ラクシテ」の新CM「渡邊圭祐&ヒコロヒー登場編」が、4月1日より放送される。新CMでは、「さ、ラクシテこ!」というキャッチフレーズを用いて、ラクできない日々に同商品を取り入れて、日常生活での疲労感を軽減してほしいというメッセージを表現。ドラマや映画で活躍中の渡邊と、バラエティを中心に活躍中のヒコロヒーという、まさに「ラクできない」 二人が、根を詰めすぎず、ほどよく肩の力を抜いてラクシテいく様子が描かれる。■渡邊圭祐コメント毎日の生活でどうしても頑張りすぎてしまうことも多いと思います。今回のCMを見て、あ、もっとラクしてもいいんだ。と少しだけ肩の力を抜いてもらえたら嬉しいです。もうすぐ春の新生活も始まりますが、気負いすぎず、ラクシテいきましょう!■ヒコロヒーコメント商品名のとおり、リラックスした雰囲気の現場で楽しく撮影に臨めました。慌ただしくなってくると、ついつい余裕がなくなってしまいがちですが、そんなときこそひと息ついていきましょう。この春から新しい生活が始まるみなさんも。さ、ラクシテこ!
2022年03月30日俳優の田中圭が主演を務める、映画『女子高生に殺されたい』(4月1日公開)の予告映像が29日、公開された。同作は漫画家・古屋兎丸の画業20周年記念作品として発表された同名コミックの実写化作。女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人(田中)の9年間に及ぶ、前代未聞の “自分”殺害計画を描く。この度、本編映像の第1弾が公開された。新年度がスタートした二鷹高校に新しく赴任してきた、34歳の日本史教師・東山春人(田中圭)のスマートで端正なルックスに色めき立つ女子生徒たちのなかで、春人はたちまち校内の人気者となり、恋を夢見る彼女たちの熱いまなざしを一身に浴びていく。そんな生徒たちの中には、心優しくも引っ込み思案で、どこか影のある正統派美少女・真帆(南沙良)、男子ウケ抜群の快活な美少女・京子(莉子)、強くなりたい一心で、ひたむきに柔道の稽古に打ち込む孤高の美少女、愛佳(茅島みずき)が映し出される一方、保健室のベッドの上では、対人関係が苦手で、親友の真帆にだけ心をひらく異端の美少女・あおい(河合優実)が、何かを予見し怯える姿が。「僕は殺されるために、この学校に赴任してきた」という春人の心の声と共に、春人が実行しようとしている完全犯罪の4人の“登場人物”が揃い、“自分”殺害計画の始まりを予感させる映像となっている。(C)2022日活
2022年03月29日世界 30ヵ国以上で上演されてきた戯曲『M.バタフライ』が、32年ぶりに日本で上演されることが発表された。1960年代、文化大革命前夜の中国・北京。駐在フランス人外交官のルネ・ガリマールは、社交の場でオペラ『蝶々夫人』を披露した京劇のスター女優ソン・リリンに出会う。「東洋人らしい」慎み深さと奥ゆかしい色香を湛えたソンに、瞬く間に魅了され恋に堕ちていくルネ。やがて心を通わせ、人目を忍びつつ男女の仲になっていくが、その実、ソンは毛沢東のスパイであり、男だった。あるフランス人外交官が国家機密情報漏洩という大罪を犯すほど愛に溺れた相手は、性別を偽った中国のスパイだった。本作は、この驚愕のニュースに触れた劇作家・デイヴィット・ヘンリー・ファンがその事実をヒントに、オペラ『蝶々夫人』を劇中に取り入れながら創り上げた戯曲。ブロードウェイで上演されると、 京劇のもつエキゾチシズムや興味深い登場人物たち、そして、重層的な戯曲の構成が絶賛され、1988年トニー賞最優秀演劇賞を受賞。日本では1990年に上演されて以来の上演となる。本作の主人公、ルネ・ガリマールを演じるのは、徹底した役の掘り下げに裏付けされた演技力と圧倒的な存在感を放つ、内野聖陽。物語では、投獄されたルネが観客に、自身の「正しさ」を『蝶々夫人』と対比させながら観客に説いていくうちに、やがてその全貌が浮かび上がる。エネルギッシュでありながら細やかに丹念に人物を表現する内野の、まさに真骨頂が発揮されるだろう。毛沢東のスパイでありながら、京劇女優に身分を偽るソン・リリンは、岡本圭人が務める。アメリカ最古の名門演劇学校であるアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツへ留学、帰国後に主演した舞台『Le Fils 息子』では、思春期の絶望と不安に苛まれながら必死でもがく青年を見事に演じ切り、称賛された。演じるソンは、性別も身分も、そして京劇女優の立ち振る舞いも表現することが求められ、また新たな挑戦に挑む。そして、ルネの妻ヘルガは、凛とした佇まいが魅力の朝海ひかる、ソンの監視役の共産党員、チン同志に占部房子、ガリマールの浮気相手役に藤谷理子、ルネの駐在中の上司、トゥーロン役に三上市朗、ルネの幼なじみ、マルクにみのすけといった、実力派が揃った。演出を手がけるのは、劇団チョコレートケーキの座付き演出家、日澤雄介。歴史的・社会的なテーマを掲げた作品を手がけることを得意としている。会話を中心に、ていねいに人物を描き出す手腕は、演劇界から高く評価されており、第49回紀伊國屋演劇賞 団体賞、第29回読売演劇大賞 優秀演出家賞など、受賞も多数。硬派なテーマを含みつつ、生々しい人間ドラマ、愛の物語をどのように展開させていくのか、こちらも大きな挑戦となる。演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)あまりにも荒唐無稽な実話を、劇作のデイヴィット・ヘンリー・ファンは様々な事象を重層的に組み入れることによって、現在我々が拭い切れていない問題にまで昇華することに成功しました。『蝶々夫人』が生きた国で『M.バタフライ』と向き合う事が我々の立ち位置を明確に照らし出してくれることを 期待しています。妥協を許さない内野聖陽さん、瑞々しい感性の岡本圭人さんをはじめ、個性豊かな職人肌の俳優が揃いました。7名の俳優がどの様に化学反応を起こしていくか。俳優のぶつかり合いにご期待ください。内野聖陽実際に起こったセンセーショナルな事件。それを元にした全くのファンタジー作品です。僕はガリマールの中 にある、一見特殊なものの中にある普遍性みたいなものを、いかに表現できるかを大切にしたいと思っています。彼のメンタリティーを生々しく掘り起こしていくこと。まずはそこからだと思っています。現実と虚像、男と女、裏切りと誠実さ、愛と幻想、などなど様々なテーマを投げかけてくれるとても素晴らしい エンターテイメント作品です。素敵な役者さんたちといっぱいお稽古して、お客様を幻想の世界に誘えたらと今からワクワクしています!どうぞご期待ください!岡本圭人僕が『M.バタフライ』と出会ったのは、ニューヨークの演劇学校でした。「圭人は東洋と西洋の文化や演劇を肌で知っているから劇作家デイヴィット・ヘンリー・ファンの描くこの世界観を届ける力がある」と先生から勧められて勉強していたのが、ソン・リリンの役でした。今回、その役でオファーを頂けたことに驚いているのと同時に、ソン・リリンとの偶然の再会を心から嬉しく思っています。とても挑戦的な役です。ですがその先に役者として、どう成長していけるのか?ソン・リリンとして彼の人生を 舞台上で生き抜けた時にどのような景色が見えるのか?その答えを探るべく役作りに没頭していきます。いつかご一緒したいと思っていた日澤さんが演出される舞台に参加できる喜び、そして尊敬する内野さんをはじめ素晴らしいキャストの皆様とご一緒できるご縁に感謝をして、この作品を皆様にお届けできる日まで、歩み続けていきたいと思います。公演タイトル:『M.バタフライ』“M. BUTTERFLY” By David Henry Hwang出演:内野聖陽 岡本圭人 朝海ひかる 占部房子 藤谷理子 三上市朗 みのすけ原作:デイヴィット・ヘンリー・ファン翻訳:吉田美枝演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)美術:山本貴愛 衣裳:前田文子 照明:松本大介 音響:角張正雄 ヘアメイク:宮内宏明 京劇指導:張春祥 所作指導:飛鳥左近 演出助手:長町多寿子 舞台監督:藤崎遊公式サイト: 企画・制作: 梅田芸術劇場<SCHEDULE>■東京公演日程:2022年6月24日(金)~7月10日(日)会場:新国立劇場 小劇場チケット料金:S席 10,500 円 バルコニー席 8,500円(全席指定・税込)主催:梅田芸術劇場お問合せ:梅田芸術劇場 0570-077-039(10:00~18:00)■大阪公演日程:2022年7月13日(水)~7月15日(金)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティチケット料金:10,500円(全席指定・税込) 主催:梅田芸術劇場お問合せ:梅田芸術劇場 06-6377-3888(10:00~18:00)■福岡公演日程:2022年7月23日(土)、24日(日)会場:キャナルシティ劇場チケット料金:10,500円(全席指定・税込)主催:キャナルシティ劇場 / サンライズプロモーション東京お問合せ:キョードー西日本 0570-09-2424(平日・土日 11:00~17:00)■愛知公演日程:2022年7月30日(土)、31日(日)会場:ウインクあいち 大ホールチケット料金:10,500 円(全席指定・税込)主催:メ~テレ、メ~テレ事業お問合せ:メ~テレ事業 052-331-9966(祝日を除く月-金 10:00~18:00)<TICKET INFORMATION>【一般発売日】2022年5月21日(土) AM10:00~◇取り扱いプレイガイド チケットぴあ イープラス ローソンチケット◇梅田芸術劇場チケットカウンター一般発売日翌日以降 10:00~18:00◇主催先行実施案内 梅田芸術劇場ネット会員(有料会員のみ)
2022年03月10日俳優の内野聖陽が、舞台『M.バタフライ』の主演を務めることが10日、明らかになった。同作は劇作家 デイヴィット・ヘンリー・ファンによって創作され1988年トニー賞最優秀演劇賞を受賞、世界30カ国以上で上演されてきた。1960年代、文化大革命前夜の中国・北京が舞台で、駐在フランス人外交官のルネ・ガリマールはオペラ『蝶々夫人』を披露した京劇のスター女優 ソン・リリンに魅了され恋に堕ちていくが、ソンは毛沢東のスパイであり、男だった。あるフランス人外交官が国家機密情報漏洩という大罪を犯すほど愛に溺れた相手は、性別を偽った中国のスパイだったという事実をヒントに、オペラ『蝶々夫人』を劇中に取り入れながら創り上げられた同作。ブロードウェイで上演されると、京劇のもつエキゾチシズムや興味深い登場人物たち、そして重層的な戯曲の構成が絶賛された。日本では1990年に上演されて以来、この度、32年ぶりの上演となる。内野は主人公のルネ・ガリマールを演じ、投獄されたルネが観客に自身の「正しさ」を『蝶々夫人』と対比させながら説いていくうち、全貌が浮かび上がっていく。毛沢東のスパイでありながら、京劇女優に身分を偽るソン・リリンは岡本圭人が務め、京劇女優の立ち振る舞いも表現するなど、新たな挑戦となる。ルネの妻ヘルガ役に朝海ひかる、ソンの監視役の共産党員 チン同志役に占部房子、ガリマールの浮気相手役に藤谷理子、ルネの駐在中の上司 トゥーロン役に三上市朗、ルネの幼馴染 マルクにみのすけといった実力派が揃い、演出は劇団チョコレートケーキの座付き演出家、日澤雄介が務める。東京公演は新国立劇場 小劇場にて6月24日~7月10日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて7月13日~15日。ほか、福岡・愛知公演を予定している。○日澤雄介 コメントあまりにも荒唐無稽な実話を、劇作のデイヴィット・ヘンリー・ファンは様々な事象を重層的に組み入れることによって、現在我々が拭い切れていない問題にまで昇華することに成功しました。「蝶々夫人」が生きた国で『M.バタフライ』と向き合う事が我々の立ち位置を明確に照らし出してくれることを期待しています。妥協を許さない内野聖陽さん、瑞々しい感性の岡本圭人さんをはじめ、個性豊かな職人肌の俳優が揃いました。7名の俳優がどの様に化学反応を起こしていくか。俳優のぶつかり合いにご期待ください。○内野聖陽 コメント実際に起こったセンセーショナルな事件。それを元にした全くのファンタジー作品です。僕はガリマールの中にある、一見特殊なものの中にある普遍性みたいなものを、いかに表現できるかを大切にしたいと思っています。彼のメンタリティーを生々しく掘り起こしていくこと。まずはそこからだと思っています。現実と虚像、男と女、裏切りと誠実さ、愛と幻想、などなど様々なテーマを投げかけてくれるとても素晴らしいエンターテイメント作品です。素敵な役者さんたちといっぱいお稽古して、お客様を幻想の世界に誘えたらと今からワクワクしています! どうぞご期待ください!○岡本圭人 コメント僕が「M.バタフライ」と出会ったのは、ニューヨークの演劇学校でした。「圭人は東洋と西洋の文化や演劇を肌で知っているから劇作家デイヴィット・ヘンリー・ファンの描くこの世界観を届ける力がある」と先生から勧められて勉強していたのが、ソン・リリンの役でした。今回、その役でオファーを頂けたことに驚いているのと同時に、ソン・リリンとの偶然の再会を心から嬉しく思っています。とても挑戦的な役です。ですがその先に役者として、どう成長していけるのか? ソン・リリンとして彼の人生を舞台上で生き抜けた時にどのような景色が見えるのか?その答えを探るべく役作りに没頭していきます。いつかご一緒したいと思っていた日澤さんが演出される舞台に参加できる喜び、そして尊敬する内野さんをはじめ素晴らしいキャストの皆様とご一緒できるご縁に感謝をして、この作品を皆様にお届けできる日まで、歩み続けていきたいと思います。
2022年03月10日