フリーキャスターでタレントの岡副麻希が18日、東京・渋谷MODIのHMV&BOOKS TOKYOで写真集『Maki Mermaid』(発売中 3,240円税込 小学館刊)の発売記念イベントを行った。写真集『Maki Mermaid』発売記念イベントを行った岡副麻希健康的に日焼けした肌で朝の情報番組『めざましどようび』(フジテレビ系)やバラエティー番組などで活躍中の岡副麻希。そんな彼女の初めてとなる同写真集は、常夏の島・ハワイで撮影された。ハワイの大自然をバックに、いつものあどけない表情からちょっぴり背伸びをした"オトナモード"の姿も披露するなど、彼女の魅力が詰まった一冊となっている。撮影地のハワイを意識したトロピカルな衣装で登場した岡副は「今まで写真がとにかく苦手で、七五三や成人式の前撮りの写真もなくて、いきなりいっぱい自分の写真が出てきたので驚きました(笑)」と当初は戸惑いもあったようだが、「コンセプトは"自由"です。それに私は元々競泳をやっていたので、競泳水着を着て出来るだけ太陽の下で伸び伸びと撮らせてもらいました」と写真集を紹介。お気に入りを「プールで撮った競泳水着の写真」とあげて「本当に筋を伸ばしたくなって、筋を伸ばしたら自然に撮ってもらいました。オフ感満載の1ページです」と説明し、貴重な水着姿のカットは「フィッティングの時は恥ずかしかったんですが、いざハワイへ行ったら開放的なところで出来るということで全然恥ずかしくなかったですね。むしろ爽快感があって最高でした。それもハワイという場所のお陰だと思います」と胸を張った。そんな彼女は、高校野球で強豪の大阪桐蔭高校出身。後輩にあたる藤浪晋太郎投手の話題となり、「ちょうど今はキャンプ中で大変だと思うので、ぜひこの写真集を見ていただいてトロピカルな気分で頑張ってもらいたいと思います」とエール。藤浪投手にも見て欲しいという同写真集は「本当にありのままを撮っていただいたので、(所属事務所が)セントフォースだし1010点(笑)」と満足げだった。
2018年02月19日フリーアナウンサーの岡副麻希(25)が9日、都内で行われた「セント・フォースカレンダー2018」(12月1日発売)の発売記念握手会に、伊藤弘美、阿部華也子と共に登場。イベント前に報道陣の取材に応じ、今年を振り返ると共に来年の抱負を語った。岡副は「今年は仕事面では周りの人に助けてもらってばっかり。普通に会話するのでも一人で完結したことがない。本当に助けてもらった25歳」と2017年を振り返り、「26歳は、自分がもてなされてきた分、少しでももてなす側にもなりたい。助けてもらった分、フォローを入れる側にもなれたら」と話した。また、「2018年は26歳になる。母が私を25歳で産んでいるので、中身も外見もアダルトというか大人になりたい。そのために一生懸命生きたい」と大人の女性を目指すと宣言。そのために、「引っ越したい。まず行動範囲を広げたくて。引っ越して、自転車を勝手、自分の趣味を見つけたい」と自由な発言で笑いを誘い、「あと、お酒いろいろ挑戦したい。少しずつでも飲めるようになりたい」と加えた。今年は、フジテレビ系『痛快TVスカッとジャパン』で演技にも初挑戦。新たに挑戦したいことを聞かれると、「高校生の役をやりたいです。制服が着たい。そのために黒髪にもします。部活に励む人の役をやりたい」と高校生役に興味。また、「高校野球が好きなので、いつか高校野球のお仕事に携われたらいいなと思っています」と話した。そして、制服は何歳までOKだと思うかと聞かれると、「いまだに年齢確認されるくらい幼く見られてしまう」と打ち明け、伊藤から「違和感ないと思う」と言われると、「着せて確かめてください」と要望。サッカーの三浦知良選手が50歳を迎えたときにインタビューしたことを明かし、「50歳だけど年齢を感じさせない。年齢は関係ないんだということを教わったので、それを私も制服を着て証明したい」と意気込みを語った。「セント・フォースカレンダー2018」は、各局で活躍する美人キャスター12人が一同に集結する卓上カレンダー。新井恵理那、皆藤愛子、川田裕美、阿部華也子、小菅晴香、高見侑里、小林麻耶、岡副麻希、柴田阿弥、伊藤弘美、長野美郷、望月理恵が月代わりで登場する。
2017年12月09日フリーアナウンサーの岡副麻希が9日、都内で行われた「セント・フォースカレンダー2018」(12月1日発売)の発売記念握手会に登場。イベント前に報道陣の取材に応じ、親知らずを抜いたエピソードを語った。岡副麻希岡副は今年印象に残っていることとして「親知らずを抜いたこと」を挙げ、「親知らずを抜いた日に永島(優美)アナと三上(真奈)アナとご飯食べに行く約束をしていて、お店でティッシュの入れ替えをしてお店の人にも気を遣ってもらって…」と抜いた当日の様子を説明。「その日は寝たんですけど、次の日枕が血だらけで。でも、唾液の分泌が多いから心配いらないと言われて」と仰天エピソードをさらりと披露した。もう一つ、「TSUTAYAカードを作ってTSUTAYAデビューしたこと」も印象に残っていることとして挙げ、「おすすめの映画を教えてもらって映画を見始めました。その時間がすごく幸せな2017年でした。借り放題入っちゃって」とうれしそうに話した。「セント・フォースカレンダー2018」は、各局で活躍する美人キャスター12人が一同に集結する卓上カレンダー。新井恵理那、皆藤愛子、川田裕美、阿部華也子、小菅晴香、高見侑里、小林麻耶、岡副麻希、柴田阿弥、伊藤弘美、長野美郷、望月理恵が月代わりで登場する。この日の取材には、岡副のほか、伊藤、阿部が出席した。
2017年12月09日「第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン」の決勝大会が29日、都内で行われ、沖縄県出身でコスメショップ店員の定岡遊歩さん(21歳)がグランプリに輝いた。深田恭子や石原さとみら数多くのスターを輩出している同オーディション。近年は女性限定のオーディションだが、第42回目を数える今年は1997年の第22回大会以来、実に20年ぶりの男女混合大会で、応募総数3万6,504人が応募した。WEB審査や全国9カ所で行われた地方予選、そして数度にわたる合宿審査を勝ち上がった男女10人のファイナリストが決勝大会に進出。決勝大会ではバラエティー審査と自己PRが行われ、自己PRで小学2年生の時から始めたというピアノを披露した男性の定岡遊歩さんが選ばれた。自分の名前を呼ばれて思わず表情が固まった定岡さんだったが、第1回の同大会でグランプリを獲得した榊原郁恵からトロフィーを渡されて思わず涙。榊原から「ホリプロはまたすごい人を見つけたと思います。すごい期待が掛かっているから頑張って欲しいですね。期待しているから一緒に頑張りましょう!」と温かい言葉をもらった定岡さんは、自分の名前を呼ばれた時のことを「えっ? まじで自分? という気持ちになっちゃいました」と告白。ピアノを弾いた自己PR審査では、審査員のヒャダインから「(ピアノのベダルを)踏みすぎ!」と注意されて「裏で半泣き状態でした」と自信を失くしたようだが、「まさかグランプリになれるとは思っていませんでした。初めて人生で1番をとったので、どうしたらいいか分からないですが、すっごく嬉しいし、今までで一番嬉しかったです」と喜びを爆発させた。2年前にアパレルの仕事に就くために沖縄から上京し、現在はコスメショップで店員として働いている定岡さん。同大会でグランプリとなり、今後は芸能人として注目が集まるが、しばらくは「両方頑張ります」としながらも、「夢はオールジャンルでみんなから愛されるタレントさんになりたいです」と芸能人としての目標も。また、報道陣から「りゅうちぇるに似ている?」と聞かれると「言われるんですけど、違います!」とあくまでもオリジナルであることを強調していた。なお、審査員特別賞には広島県出身の大学3年生・井上祐貴さん(21歳)が受賞。男性がグランプリと審査員特別賞のダブル受賞に輝いたのは、ホリプロスカウトキャラバン史上初めてのことで、男性がグランプリを獲得したのは1991年以来、26年ぶりとなる。
2017年10月29日JR九州のクルーズトレイン「ななつ星」の登場以来、観光列車が大ブームだ。7月21日には横浜と伊豆急下田間を走る「ザ・ロイヤルエクスプレス」が運行を開始。豪華な雰囲気にもかかわらず、1人2万5,000円からと手の届きやすい価格で、すでに申し込みが殺到している。旅行ジャーナリストの村田和子さんはこう話す。 「今年は『TRAIN SUITE 四季島』(JR東日本)や『TWILIGHT EXPRESS 瑞風』(JR西日本)など、豪華クルーズ列車の登場が注目されていますが、もっと手ごろな価格で楽しめる魅力的な列車も、たくさんあります。とくに最近は、女性をターゲットにした列車が増えています」 そこで今回、村田さんに紹介してもらった、料金も比較的手ごろで夏の絶景が満喫できる、女子旅にピッタリの列車をご案内! ■北海道・くしろ湿原ノロッコ号(JR北海道) 国立公園である釧路湿原の中を走り、大自然の景観を間近に眺められる。湿原の中を蛇行する釧路川と並走するポイントも。 「窓の広い展望車(指定席)がおススメ。窓を開けて爽快な風を感じながら雄大な景色を楽しめます」(村田さん・以下同) 釧路原駅で途中下車して、釧路湿原を見渡す細岡展望台へ行くこともできる。 運行区間:釧路〜塘路/料金例:540円(釧路〜塘路・片道)※指定席料金は別途520円/運行日:7〜8月は毎日運行。 ■関東・伊豆クレイル(JR東日本) 伊豆の東海岸の景色を眺めながら、お酒と食を楽しむリゾート列車。和モダンな落ち着いた内装の車内は、ゆっくりとくつろげる雰囲気。 「料理や器の監修も女性が手がけており、車内の雰囲気も女性好み。まさに女性同士の旅にぴったりの列車です」 デザート付きランチセットでは、ドリンクに伊豆のクラフトビールも選べ、お酒好きも満足できる。下り区間3号車限定で、ワイン飲み放題プランもあり。 運行区間:小田原〜伊豆急下田/料金例:1万1,600円(小田原→伊豆急下田・片道 ランチセット付き)/運行日:土・日曜、祝日中心に運行(詳細はHPなどを参照)。 ■北陸・のと里山里海号(のと鉄道) 通常は40分の能登半島沿岸の道のりを60分かけゆっくりと走る。沖合に能登島を望む七尾北湾は見どころの1つ。能登中島駅で一時停車し、全国的にも貴重な鉄道郵便車の見学ができる。 「車内には輪島塗や珠洲焼といった伝統工芸品が飾られ、シックな空間。居心地がいいです」 土日祝日に運行する「ゆったりコース」では有名パティシエのスイーツ、和倉温泉の名店が手がける寿司弁当、能登の地酒いずれかの飲食プランも選べる。 運行区間:穴水〜七尾/料金例:1,500円(穴水〜七尾・片道)※スイーツプランは3,000円(乗車運賃含む・予約は3日前の正午まで)/運行日:「ゆったりコース」は土・日曜、祝日および指定日運行。 ■近畿・天空(南海電鉄) 標高差443メートルの区間を走る山岳列車。終点の極楽橋駅まで急勾配の斜面を上っていく。 「移り変わる山の景色をワイドな車窓から満喫できます。ほとんどの座席が窓に向いているので、景色を楽しむには絶好の列車」 上古沢駅から紀伊細川駅の間は、山岳の険しいパノラマが広がる。終点に到着したらケーブルカーに乗り換え、世界遺産・高野山へ。 運行区間:橋本〜極楽橋/料金例:1,340円(橋本〜高野山・片道極楽橋〜高野山間のケーブルカー運賃含む)/運行日:水・木曜を除く毎日運行(ただし水・木曜が休日の場合は運行)。 ■九州・おれんじ食堂(肥薩おれんじ鉄道) 「ななつ星」のデザイナーで知られる水戸岡鋭治氏がデザインした豪華レストラン列車。変化に富む九州の西海岸を眺めながら、熊本、鹿児島の旬の食材を使ったフレンチや和洋折衷のコース料理などを味わえる。 「とにかく海の景色が素晴らしい。穏やかな不知火海とダイナミックな東シナ海の対照的な2つの海を満喫できます」 ディナーを提供する夕方の便では、地元出身のアーティストらによるピアノ演奏やジャズ演奏も。 運行区間:川内〜新八代/料金例:2万1,000円(川内→新八代・片道クルージングディナー付き)/運行日:金〜日曜、祝日。 この夏は、列車の中から優雅に絶景を堪能しよう!
2017年07月19日1989年のデビュー以降、『レ・ミゼラブル』など数々のミュージカルでメインキャストを務めてきた岡幸二郎が、コンサート『ベスト・オブ・ミュージカルⅢ』を上演する。これは3年前、デビュー25周年を迎えて製作された同名アルバムとコンサートが好評を博したことから、その後も続けられているステージの第3弾。ミュージカルの名曲をフルオーケストラ(日本フィルハーモニー交響楽団)で聴けるという、贅沢な内容も話題だ。岡幸二郎スペシャル・プレミアム・コンサート チケット情報第1部は1927年初演のブロードウェイミュージカル『ショウ・ボート』のコンサート・バージョン。岡は一昨年、〈富山市オーバード・ホール 名作ミュージカル上演シリーズ〉として製作されたこの作品に出演した。「現在の“ミュージカル”の源とも言われているだけに、楽曲の素晴らしさに改めて感銘を受けました」と言うが、「舞台セットの関係で、簡単に上演できない作品というのが分かって。それならばと、今回のコンサート形式での上演を思いついたんです」と本作への想いを明かす。「『ショウ・ボート』が初演された1920年代は、まだ楽曲にクラシック音楽の色が色濃く残っていた頃。実は本作の“コンサート形式の楽譜”というのも存在していたので、それをそのままオーケストラでやってみようということになりました」と岡は話す。これが日本初という貴重な試みとなるが、「一昨年のマリア役・土居裕子さんも出てくださいますし、バスバリトンの三戸大久くんには、あの名曲『オール・マン・リヴァー』を歌ってもらう予定です。このコンサートを観た方に“いつかミュージカルのほうも観てみたい”と思っていただければ本望ですね」と笑顔で語ってくれた。そして第2部では『レ・ミゼラブル』の楽曲を中心に、ミュージカルの名曲を歌い上げる構成。「“レミ”は日本初演30周年ということもあり、せっかくだから(岡が演じた)ジャベールの歌以外にも、バルジャンはもちろん、ファンテーヌ、エポニーヌの曲も歌ってしまおうと思っています(笑)」と茶目っ気たっぷりに岡は話す。そんな挑戦が成立してしまうのも、名曲がもつ“強さ”と岡の表現力、その両方がそろってこそだろう。ここでは若手注目株の中井智彦と渡辺大輔をゲストに迎えて贈る。「ダンスも歌もやる“ミュージカル俳優”という仕事は、日本だとおそらく僕たちの世代が初めて。それが今は、どちらも出来てイケメンでという若手がたくさんいますよね。それは本当に嬉しいことだけれど、そんな彼らにこそ、古くても良いミュージカルをもっともっと知ってほしい」と言う岡。ミュージカル界を牽引し続けてきた岡の、温かい魅力の一端が垣間見られたインタビューとなった。公演は3月28日(火)東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアルにて。取材・文佐藤さくら
2017年02月23日俳優の川岡大次郎が、テレビ朝日系バラエティ番組『イチから住』(毎週日曜18:30~18:57)で、9日の放送から栃木・那須高原での田舎暮らしに挑戦する。芸能人がゆかりもない地方に移住して、その田舎暮らし体験に密着する同番組。今回は川岡が、将来の本格移住を見据え、"おすすめの移住先25選"にも選ばれる栃木・那須塩原市に移住する。移住初日は、まず先輩移住者に出会って、その暮らしぶりを聞いて期待に胸を膨らませ、温泉宿に宿泊。翌日からは住居選びを開始し、550坪の敷地、別荘地の2LDK、地元住民の薪ストーブのある家など、さまざまな物件を見てまわる。今後は、生活基盤を整えて、那須塩原ならではの仕事を探す予定。川岡は「都会派の妻は、最初は『エッ!?』と驚いていました」というが、「僕も30代後半になりましたが、同世代の人たちの中には近い未来、移住を考えている人も多いと思う。そんな方々に向けて、住んでみたからこそわかる那須塩原のよさを伝え、移住ってよいなと思ってもらえるような時間にしたい」と意気込みを語っている。
2016年10月02日富士急行は16日、「富士山ビュー特急」の4月23日運行開始を発表した。特別車両1両・自由席車両2両の3両編成で、富士急行線大月~河口湖間を平日2往復・土休日3往復運行。3月23日から特別車両の予約受付を開始する。「富士山ビュー特急」は元JR東海371系を改造し、デザインは水戸岡鋭治氏が担当。外観は「富士登山電車」でも採用された色彩をモダンなメタリック塗装で表現し、車内は木を生かした心温まる色・形・素材で居心地良くデザインしたという。列車名が示す通り、車窓から世界遺産・富士山の雄大な姿を望める列車となる。同列車の運行ダイヤは、平日の上りが河口湖駅9時18分発(4号)・13時0分発(8号)、下りが大月駅10時48分発(5号)・14時55分発(9号)、土休日の上りが河口湖駅9時5分発(2号)・13時0分発(8号)・16時49分発(12号)、下りが大月駅10時48分発(5号)・14時55分発(9号)・17時44分発(13号)。停車駅は大月駅・都留文科大学前駅・富士山駅・富士急ハイランド駅・河口湖駅。なお、月1日程度、車両整備のため代替車両での運転となる。土休日に運行される3往復のうち、2往復(下り5・9号、上り8・12号)は「スイーツプラン」設定列車となり、特別車両にて"富士山ビュー特急特製スイーツ"を楽しめる。スイーツを手がけるのは富士急ハイランドオフィシャルホテル「ハイランドリゾートホテル&スパ」のシェフパティシエ、橋本道郎氏。山梨の味覚を取り入れた特製スイーツとなる予定で、メニューの詳細は後日発表される。特別車両(1号車)は26席のみ、全席指定席で、通常列車においてもコーヒーや紅茶などのウェルカムドリンクが提供される。自由席車両(2・3号車)でのスイーツ・ドリンクの提供はないものの、車内販売にて飲み物やお土産品、オリジナルグッズを購入できる。「富士山ビュー特急」の特別車両は3月23日以降、乗車日1カ月前から予約開始となる。「スイーツプラン」設定列車の特別車両は大月~富士山間・大月~富士急ハイランド間・大月~河口湖間のみの設定で、料金は4,000円(運賃・特急料金等込)。富士急トラベルのホームページまたは電話にて予約を受け付ける(乗車日3日前に予約受付終了)。通常列車の特別車両は富士急行線ホームページと富士急コールセンターで予約受付を行う(乗車前日に予約受付終了)。運賃と特急料金(400円。都留文科大学前駅発着は特急料金200円引き)の他に特別車両料金(900円)が必要となる。自由席車両は「スイーツプラン」設定列車・通常列車ともに運賃・特急料金で乗車できる。
2016年03月16日アークダイニングは1月25日、「じゃが肉めし」(税込640円)、「じゃが肉皿定食」(税込740円)を「岡むら屋」全店舗で期間限定発売した。期間は、2月下旬までを予定。両商品は、北海道産のじゃがいも(男爵いも)を使った新メニュー。じゃがいもとしらたきを合わせ、大鍋で牛バラ肉、豆腐とともに煮込んでいる。みそベースの味をしっかりと染み込ませ、ご飯がすすむ一品に仕上げたとのこと。
2016年01月27日京都丹後鉄道では、「海の京都」をイメージした新しい特急車両「丹後の海」の運行が開始される。「丹後の海」は、JR京都駅と京都府北部地域を結ぶ特急車両として運行予定。京都府では7月18日から11月15日まで、同府北部に位置する市町の旅の魅力を発信する「海の京都博」が開催されており、同イベントで高まった北部観光等の需要を拡大することも目的のひとつとなる。車両の設計・デザインはインダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治氏が手がけた。車体色は"藍色メタリック"で、多くの人に丹後の海を想起してもらえるように仕上げたという。また、金色のシンボルマークとロゴタイプも配し、なつかしく上品なデザインをイメージしている。車内は、木を使った和のテイストのデザインとのこと。なお、同車両は1編成2両を導入予定。平成27年度中には、さらに1編成2両を導入予定となっている。なお、運行開始日やルート等は追って発表される。Design and Illustration by Eiji Mitooka + Don Design Associates
2015年11月07日アークダイニングはこのほど、「チーズin煮込みハンバーグ肉めし」(税込640円)を「岡むら屋」2店舗にて発売した。「岡むら屋」は2013年3月に東京都・新橋で開業。看板商品の「肉めし」は、大鍋で角切りにカットした牛バラ肉とその他の具材を八丁味噌を使用して5時間以上かけて煮込んだメニュー。とろとろになるまで煮込んだ牛肉を、たまねぎや豆腐などの具材とともにご飯に盛りつけて提供している。「チーズin煮込みハンバーグ肉めし」は、同店定番のバラ肉の煮込みと、幅広い年代に人気のチーズ入りハンバーグを組み合わせたもの。バラ肉と同様、大鍋で煮込んで仕上げるハンバーグは、味がしっかり染みていて、ご飯がすすむ味わいだという。
2015年09月09日昭文社は7月16日に、全国の観光列車を紹介したガイドブック『にっぽん全国 観光列車に乗ろう』を全国の書店などで発売する。同誌ではレストラントレインをはじめ、人気キャラクターのアクティビティや様々な仕掛けが隠れているきっずトレイン、絶景をめぐるトロッコ列車、レトロ列車にSLなど全国86種類の列車を紹介する。さらに、乗車後に立ち寄れるスポットや本物の鉄道車両を自分の手で動かす運転体験、廃線跡を人力で走る鉄道体験スポットなど、鉄道旅が楽しめる情報も掲載。予約不要で乗車できる列車も紹介している。列車の運行スケジュールや予約方法も、列車ごとに異なる表記を統一して分かりやすく公開する。「もっと鉄たび」と題した番外編では、駅に焦点をあてた絶景が楽しめる全国の駅10選やクルーズトレイン「ななつ星in九州」のデザインで知られる水戸岡鋭治氏による観光列車も紹介。「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」といった、2015年春~2017年春に登場する7つの新車両も掲載する。価格は1,000円(税別)。また、同誌は発売を記念して、読者限定の無料旅行アプリ「まっぷるリンク」にてプレゼントキャンペーンを実施する。応募者の中から3人に「キヤノン コンパクトデジタルカメラ IXY640」が当たる。応募締切は9月30日まで。
2015年07月10日伊坂幸太郎の小説を大須賀めぐみが大胆にコミカライズした異色作、『魔王 JUVENILE REMIX』の舞台版に挑戦する池岡亮介、味方良介、影山達也、Ry☆、細見大輔、ラサール石井に話を聞いた。*pnish* vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』チケット情報「僕が演じる潤也はいちばん他者と関わり、関わることで兄の死の謎に辿り着きます。僕の動きひとつで相手の姿が浮き上がる役だと思うので、みんなとの関係性を大切に演じたいです」(池岡)。「兄、安藤は潤也を見守り影響を与える存在です。だからこそ真っ直ぐでいたい。お芝居の経験はまだ少ないんですが、とても刺激的でおもしろい舞台に立たせてもらっていると感じています」(影山)。「僕が演じるアンダーソンは情報屋で日系のアメリカ国籍という複雑な存在ですが、安藤さんを慕う気持を持つことで自分が見えるし、いろいろなことに気付きます。なので、その気持を大切に演じたい。これまではミュージカル作品といった『歌』で表現することが多かったので、台詞で感情を出すことはとても難しくて苦しいです。でも、そこに挑むことがとても楽しいです!」(味方)「舞台に立つのは今回が2回目で、前回は得意の踊りがありましたが、今回は踊りはなく、ストレートな演劇に挑戦します。スズメバチという殺し屋として、少しでもこの舞台の力になりたいし、なれるように努力します。今はテンパりながら稽古場で皆さんの姿を見ている日々で、毎日が発見です」(Ry☆)。「僕は殺し屋を斡旋する岩西を演じていて、ともすれば明るくひょうきんな役ですが、そのなかにも香り立つなにか怖さみたいなものを表現したいと思っています。演出の鈴木勝秀さんが『演劇は事件です』とおっしゃっていて、その言葉が自分の中にすごくストンと落ちました。確かに、今、僕らは僕らにしかできないことをやっている、そのことが毎日感じられてすごく新鮮です。舞台は日々変わるものなので、皆さんにはこの事件の目撃者になってほしいと思います」(細見)。「辰美という原作の新市長や政治家といった、いろいろな役をうまい具合にまぜあわせた、いわゆる『大人』の存在を演じています。いい意味で『権力バカ』な側面を見せたいと思います。今、この時代に上演するにはなかなかに刺激的な内容ですが、現政権の批判といったことではなく大きな流れの中で自分はどう抗っていくか?というお話だと感じています」(ラサール石井)。「舞台のキャッチフレーズにも『抗え。』とありますが、ただやみくもに反発すればいいわけではなく、個人が意思を持って抗う、ということが大切だと思うんです。今の時代がどうとか、僕自身がどうこう言える立場ではないけれど、この舞台を観ていただくことで、諦めちゃうのはちがうよ、というメッセージを受け止めてもらえたらと思います」(池岡)公演は4月18日(土)から東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、5月1日(金)から兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて。取材・文:おーちようこ
2015年04月17日アークダイニングが運営する「秋葉原 岡むら屋」は3月13日、「肉そば」を発売する。岡むら屋は、明治時代の牛鍋をヒントに完成させたメニュー「肉めし」を看板商品に持つ店舗。肉めしは、大鍋で角切りにカットした牛バラ肉などの具材を、八丁味噌を使用して5時間以上煮込んで作る。とろとろになった牛肉にたまねぎ、豆腐などの具材とともにご飯に盛って提供する。今回発売する「肉そば」は、同店の特製の煮込み肉とオリジナル麺を使用した汁なしラーメンを組み合わせたメニュー。玉ねぎや青ねぎ、白髪ねぎ、ニラ、水菜など野菜もたっぷり使用しているため、シャキシャキした食感が味わえる。タレは、肉めしで使用する割り下と牛脂に数種類の調味料を合わせた特製のまぜタレを採用。卵黄や魚粉を混ぜることで味の変化も楽しめる。価格は790円(税込)。そのほかにも、豆腐を乗せた「豆腐肉そば」や「肉そば(卵黄なし)」も提供するほか、麺の食べ終わりに楽しめる「追い飯」や「野菜大盛」なども用意する。
2015年03月12日アークダイニングはこのほど、東京都内2店舗(新橋、秋葉原)の「岡むら屋」にて、期間限定で販売していた「牛タレしゃぶ肉めし」を、「牛しゃぶめし」として定番商品に追加した。「牛しゃぶめし」は、牛バラ肉を通常のしゃぶしゃぶより厚めに切り、注文を受けるたびに牛肉の旨味の溶け込んだ鍋でほどよく火を通して提供する。煮込みすぎないため、肉が硬くならず肉本来の旨味を味わえる。また、大手チェーンでは、平均して牛肉の量が80g前後のところが多いが、同店ではそのおよそ2倍の150gとたっぷりと使用した。さらに豆腐をのせてボリュームをアップさせている。添えてあるわさびを使うと、さっぱりと食べることもできる。価格は690円。同時に「合盛(あいもり)肉めし」の販売も開始する。「合盛肉めし」は、同店の看板商品「肉めし」と、新メニュー「牛しゃぶ肉めし」を同時に味わえる丼。価格は790円。期間限定メニューとして「キムチ肉めし」(690円)、「キムチ牛しゃぶめし」(790円)も販売する。いずれも、同店特製タレで煮込んだ旨辛キムチをたっぷりと丼の上にのせた。各メニューとも定食も用意している。価格は税込。
2014年11月11日北近畿タンゴ鉄道は12月から、「丹後くろまつ号」の運行ルートと運転時間を変更する。「丹後くろまつ号」は、水戸岡鋭治氏のデザインによるリニューアル車両。漆黒のボディに金色のラインを施したクラシックな外観で、天然木を使用した車内には食事や飲み物を提供するためのキッチンを完備。今年5月25日以降、金土日と祝日に「丹後くろまつ1号」(福知山発天橋立行)、「丹後くろまつ3号」(天橋立発豊岡行)、「丹後くろまつ2号」(豊岡発西舞鶴行)の1日3本を運行している。このうち、福知山の各店から取り寄せた和洋菓子を味わうスイーツコースとして運行する「丹後くろまつ1号」については、天橋立駅への到着時刻を現行の11時44分から11時30分に早める。ランチコースとして運行する「丹後くろまつ3号」は、着駅を現行の豊岡駅から西舞鶴駅へと変更し、奈具海岸から眺める冬の日本海と由良川橋りょうからの雄大な景色を楽しむ内容にリニューアル。途中の東雲駅では、地元のそばやお茶などを販売する「駅市」を開くという。17~19時台に地酒コースとして運行していた「丹後くろまつ2号」は、現行の豊岡発西舞鶴行から西舞鶴発豊岡行へ変更され、運行時間も西舞鶴駅15時36分発・豊岡駅18時15分着へと繰り上げ、由良川橋梁や奈具海岸の景色を楽しみながら地酒と料理を楽しめる時間帯設定とした。運行ルートと運転時間の変更は、12月5日から2015年3月末まで。
2014年11月11日JR四国の予土線は今年、宇和島~近永間で開業100周年を迎えた。予土線は清流四万十川沿いの路線として知られており、「しまんとグリーンライン」の愛称がある。四国の南西部を横断するルートで、正式な区間は高知県の若井駅から愛媛県の北宇和島駅まで。列車は両側とも1つ先の駅まで乗り入れ、土讃線窪川駅と予讃線宇和島駅との間で運転される。「伊予」と「土佐」を結ぶから「予土線」というわけだ。予土線には、「しまんトロッコ」「海洋堂ホビートレイン」「鉄道ホビートレイン」というユニークな列車が活躍中だ。「しまんトロッコ」はディーゼルカーと貨車を改造したトロッコ車両の組み合わせで、水戸岡鋭治氏のデザインでリニューアルされた。「海洋堂ホビートレイン」はフィギュア制作で有名な海洋堂とのコラボレーション。「鉄道ホビートレイン」は東海道新幹線50周年を記念して、0系新幹線車両をモチーフとした外観になっている。JR四国はこの3つの列車を、「予土線3兄弟」と名づけてPRしている。今月18日には予土線100周年記念列車として、「しまんトロッコ2号」のダイヤで3兄弟連結列車を走らせたという。今回は予土線の列車ダイヤを作成し、「予土線3兄弟」の日常の運行を追跡してみよう。1日で3つの車両に出会いたいなら、日程作りの参考になるかもしれない。「しまんトロッコ」はすべて指定席。「海洋堂ホビートレイン」「鉄道ホビートレイン」は普通列車に使用され、乗車券のみで乗れる。JR四国は「予土線3兄弟」のサイトで、それぞれの列車の運行時刻を公開している。……あれ!? 「予土線3兄弟運行イメージ」として、ダイヤ図も掲載されているぞ。でも、この図だけでは他の普通列車との絡みがわからないから、やっぱりダイヤを作ろう。市販の時刻表をもとに、列車ダイヤ描画ツール「Oudia」に入力し、JR四国が公開している車両のスケジュールを参考に色分けしてみた。運行本数の少ない路線のダイヤは寂しいけれど、入力の手間が少なくて助かる(笑)。青色が「鉄道ホビートレイン」、紫色が「海洋堂ホビートレイン」、橙色が「しまんトロッコ」だ。これはJR四国の図に合わせている。ただし、土休日と指定日に「鉄道ホビートレイン」として運行される列車は赤にした。普段はキハ32形の一般車両で運行しているという。ちなみに、「しまんトロッコ」も土休日の運行で、11月末まで設定されている。ダイヤを作成してみると、詳しい運行状況がわかった。6時台の「鉄道ホビートレイン」と「海洋堂ホビートレイン」は、JR四国の図だと同時に江川崎駅を発車しているように見えるけれど、実際には時間差がある。11時台に「鉄道ホビートレイン」と「しまんトロッコ」がすれ違う駅は吉野生駅、20時台に「鉄道ホビートレイン」と「海洋堂ホビートレイン」がすれ違う駅は伊予宮野下駅になるようだ。江川崎駅はどの列車も停車時間が長め。記念撮影するならここがいいかも。3列車すべてに乗車するコースを検討してみよう。JR四国の表を見ると、「しまんトロッコ」のトロッコ乗車区間で四万十川の景色を楽しむなら、14時14分発の下り「しまんトロッコ1号」が良い。そうすると、窪川駅出発なら10時4分発の「鉄道ホビートレイン」で江川崎駅まで乗り、折り返して「海洋堂ホビートレイン」で戻る日程が良さそう。宇和島駅出発なら9時39分発「海洋堂ホビートレイン」で窪川駅に向かい、折り返して「しまんトロッコ1号」に乗った後、近永駅から「鉄道ホビートレイン」で窪川駅へ向かう。いや待てよ、せっかく予土線に乗るなら、「海洋堂ホビー館」(高知県四万十町)にも行ってみたい。日曜日に打井川駅と土佐大正駅からバスが出ているから、「予土線3兄弟」との組み合わせを考えてみようか……。
2014年10月19日JR九州は、2013年10月15日に運行開始したクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の運行1周年を記念し、出発式をはじめとする一連の記念イベントを実施する。出発式は10月14日10時20分から約30分間、博多駅3階コンコース内にて開催。JR九州代表取締役会長の唐池恒二氏と、「ななつ星 in 九州」のデザインを手がけたドーンデザイン研究所代表、水戸岡鋭治氏も出席する。博多駅3階コンコースではその他、13~19日にかけて1周年お祝いメッセージボードの設置、オリジナルカード配布、1周年記念グッズ販売、沿線住民による「ななつ星 in 九州」出迎え映像の放映などを実施。見学には入場券(大人140円・小児70円)が必要だが、19日は博多駅の「鉄道の日イベント」開催のため、入場券不要となる。期間中、博多駅博多口内イベントゾーンでもお祝いメッセージボード設置や出迎え映像の放映などを行うほか、「ななつ星」パネルやクルーの制服、調度品を展示するという。また、10月14~19日に「ななつ星」の停車駅で同列車を出迎えると、クルーから誕生祝いとして「ありがとうカード」がもらえる企画も。1周年記念オリジナルグッズも発売され、「ななつ星」車内やオンラインショップ「ななつ星Gallery」で購入できる。
2014年10月09日熊本市交通局は10月3日、水戸岡鋭治氏のデザインによる新型超低床電車「COCORO」の運行を開始する。開業90周年を記念して導入するもので、観光客にも利用しやすいように土休日は固定ダイヤで運行するという。新型超低床電車「COCORO」は2車体連接型の超低床電車。外観は熊本城の城壁をイメージした濃茶メタリック塗装の車体に、シンボルマークやロゴなどを金色で描いた印象的なデザイン。インテリアには色合いの異なる2種類の木材(メープル、ウォールナット)をふんだんに用い、1編成で雰囲気の異なる2つの空間を楽しめるように仕上げた。愛称の「COCORO」には、熊本市を訪れた観光客をおもてなしの心で迎えようとの思いを込めたという。車体長さ18.46m、幅2.4m、高さ3.4mで乗車定員86名。出入口付近の床面高さは30cmで、車いす用の電動リフトを装備している。車両製作費は3億1,900万円。熊本市が水戸岡鋭治氏に新型超低床電車「COCORO」のデザインを依頼したのは、同氏が800系新幹線「つばめ」をはじめ、「A列車で行こう」「あそぼーい!」「SL人吉」など、熊本県内を走るJR九州の鉄道車両を数多く手がけたことが理由。「水戸岡デザイン」の列車で熊本を訪れた観光客を、「水戸岡デザイン」の路面電車で迎え、旅の行程の連続感を持ったまま観光地や市街地への移動を楽しんでもらおうとの意図があるという。
2014年09月30日JR九州はこのほど、「おんせん県おおいたデスティネーションキャンペーン」(2015年7~9月)に先駆け、久大本線日田駅のリニューアル工事に着手すると発表した。駅舎デザインは、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」をはじめ、JR九州の列車や駅舎の数々を手がけている水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所代表)が担当。大分県産の日田杉をふんだんに使用し、木の暖かさで駅舎を包み込むように表現するほか、歴史的な町並みや伝統文化との調和を図り、地元利用者にも観光客にも愛される駅をめざす。駅舎外装は落ち着きのあるダークグレーとなり、1・2階の窓には日田杉を使用した格子を設置。駅舎内部には日田杉のフローリングを敷き、天井部にも日田杉を使用したルーバーを設置することで、杉の香り漂う駅舎内になるという。今年11月頃に着工し、2015年3月の完成を予定している。
2014年09月19日JR九州とTCエンタテイメントは、JR九州公式ブルーレイ&DVD『誰も知らないななつ星 ~密着500日「奇跡の旅」の物語~』の発売を決定し、このほどDVD取扱店にて予約受付を開始した。8月29日の発売を予定している。このブルーレイ&DVDは、今年1月12日にBSフジで放映された番組を再編集したもの。同番組では、運行開始の約1年半前、まだ「ななつ星 in 九州」の名前すら決まっていなかった時期から運行に至るまで密着取材を敢行した。「奇跡の旅」を誕生させるため、いっさいの妥協を許さない姿勢を見せたJR九州代表取締役社長の唐池恒二氏と、同列車のデザインを手がけたデザイナーの水戸岡鋭治氏もカメラは追っている。JR九州の代表的な特急列車のデザインのほとんどを手がけてきた水戸岡氏も、30億円を投じる列車のデザインにはかなり頭を悩ませ、完成したときには思わず男泣きしたという。今回のブルーレイ&DVDには、これらの光景をはじめ、人々の汗と涙が結集した夢の超豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」の背景が余すところなく収録されている。ブルーレイ1枚、DVD1枚の2枚組で、どちらにも本編と特典映像を収録。価格は4,600円(税別)。発売日以降、「ななつ星 in 九州」車内でも車内限定版を販売予定だ。
2014年05月30日九州旅客鉄道とJR博多シティ、ドーンデザイン研究所は12月2日より、「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」を開催する。同展は、JR九州の車両を始めとする公共交通デザインなどを25年間続けてきた水戸岡鋭治氏の活動を、アイディアスケッチ、ポスター、椅子やテーブル、車両模型などから360度俯瞰(ふかん)するパノラミック展示会。つばめ電車の運行や子ども向け遊戯施設の「木のプール」、JR九州のマスコット「くろちゃん」のコーナーなどを通じて、子どもたちにこれからの公共デザインに興味を持たせる企画が用意されている。会場はJR博多シティ9FのJR九州ホール(福岡県福岡市博多区博多駅中央街1番1号・博多駅直結)。開催日時は12月2日~2013年1月14日。平日11時~19時、 土日祝・年末年始(12月29日~1月3日)10時~19時(入場は18時30分まで)。初日となる12月2日は正午開館で、正午から開会式典を予定している。入場料金は、一般:前売り800円(当日1,000円)、中高生:前売り600円(当日800円)、小学生:前売り100円(当日200円)。未就学児は保護者同伴で無料となる。発売場所は、JR九州の主な駅、JR九州旅行支店、駅旅行センター、チケットぴあ他。その他、詳細は同展公式Webページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日JR九州は、12月2日より開催される「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」に合わせ、全車指定席の臨時列車「水戸岡鋭治の幸福な臨時列車」を限定運行する。同列車は「SL人吉」に使用される50系客車3両とディーゼル機関車による編成で、鹿児島本線の博多~門司港間を1日1往復運行。陣原~門司間では、通常は貨物列車しか運転しない貨物線を走行するという。運行にあたり、水戸岡鋭治氏がデザインしたヘッドマークを掲出。車内では記念乗車証の配布や九州の観光列車グッズの販売などを行う。運転日は、12月2・8・9・15・16日および2013年1月12~14日。きっぷは乗車日の1カ月前より、全国の駅のみどりの窓口や旅行会社の窓口で発売する。臨時列車は全席指定のため、乗車区間の通常運賃のほかに指定席料金が必要。なお、臨時列車の乗車を行程に含んだ旅行ツアー商品「貨物線(鹿児島本線)を行く! 水戸岡鋭治の幸福しあわせな臨時列車 乗車の旅」も企画しているとのこと。「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」は、12月2日から2013年1月14日まで、JR博多シティのJR九州ホールにて開催。JR九州のデザイン顧問でもあるデザイナー、水戸岡鋭治氏が手がけた車両や駅の数々を映像やパネル・模型などで展示し、「水戸岡デザイン」の真髄を探る。入場料は大人1,000円、中高生800円、小学生200円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日夜の東京駅から東海道本線を西へ、朝は東海道本線を上って東京駅へ、ちょっと変わった色の電車が走っている。車体の上半分が赤、下半分がベージュ。日中は品川~田町間にある車両基地で待機しており、他の電車とは違うデザインでひときわ異彩を放っている。この電車の形式は285系。愛称は「サンライズエクスプレス」。いまは東京駅を発着する唯一の寝台特急となった。運行される列車名は「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」だ。「サンライズ瀬戸」は東京~高松間、「サンライズ出雲」が東京~出雲市間を走る。下り列車は東京駅を22時ちょうどに出発する。このとき、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は連結されており、岡山駅で分離してそれぞれの目的地に向かう。逆に上り列車は岡山駅で連結され、東京駅に朝7時8分に到着する。285系の特徴は外観だけではない。内装も凝っていて、設計と製造には大手住宅メーカーのミサワホームも加わったという。客室の素材には難燃加工した木材を使用している。内装に難燃加工木材を使用した例といえば、水戸岡鋭治氏が手がけたJR九州などの車両が知られている。しかし初めて採用した鉄道車両はこの285系だ。この材料は天然木に燃えにくい樹脂を染み込ませて作る。木材というより、木質感のある複合材料といったほうが正しい。表面のつやは樹脂を染み込ませたためだ。客室は個室が中心で、A寝台1人用の「シングルデラックス」、B寝台2人用の「サンライズツイン」、B寝台1人用の「シングルツイン」「シングル」「ソロ」がある。「シングルツイン」は広めで、別料金の補助ベッドを使うと2人で利用できる。「シングル」「ソロ」は広さと料金の違いだ。料金は「ソロ」が従来の2段ベッドと同じ以外は高めの設定だ。カシオペアやトワイライトエクスプレスとまでは言わないけれど、かなり快適な夜行列車ともいえる。一方、サンライズにはカーペット座敷の「ノビノビ座席」も用意されている。こちらは大人が横になれるほどの細長い区画になっていて、寝台料金は不要。指定席特急料金で利用できる。短い区間の利用者に人気がある。かつて、長距離旅行といえば寝台特急が最も快適だった。ところが新幹線や旅客機が普及すると、寝台列車の利用者が減っていく。それでも寝台列車が優位に立てる場面がある。出発駅を新幹線の終列車や飛行機の運行終了時刻より後に出発し、翌朝、飛行機や新幹線の一番最初の便よりも早く目的地に到着するケースだ。これなら前日も翌日もまるまる使えて、寝ている間に移動できる。東京駅を発着する寝台特急のうち、その条件を満たす列車が「出雲」「瀬戸」だった。そこで、この2つの列車の価値を高めるため、電車化によってスピードアップを図り、より便利な時間帯で利用できるようにした。これが285系誕生の経緯である。「サンライズエクスプレス」運行開始は1998年からだ。7両編成で5編成が製造され、JR西日本とJR東海が保有している。「サンライズ瀬戸」の下りは東京発22時0分、高松着7時27分で、上りは高松発21時26分、東京着7時8分である。まさに効果的な時間帯だ。「サンライズ出雲」の下り出雲市行も、到着は朝9時58分とちょっと遅く、上りは出雲市発18時55分で飛行機に負けてしまうけれど、それでも下りは東京から朝一番の新幹線「のぞみ」と特急「やくも」を乗り継ぐより3時間ほど早く着く。また、岡山駅で「スーパーいなば1号に乗り継ぐと鳥取着が08:38となり、こちらの魅力も大きい。両列車が連結される東京~岡山間も、深夜発早朝着と便利な時間帯だ。とくに上り列車の場合は、姫路発23時35分、大阪発0時34分、そして東京着が朝7時8分。時間を有効に使いたいビジネスマンに人気だという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月23日JR九州は28日、水戸岡鋭治氏のデザインによるクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の運行について発表した。運行開始時期は2013年10月を予定している。同列車は機関車が牽引する客車7両編成で運転。1号車はラウンジカーで、車内にはピアノやバーカウンターが設置される。2号車はダイニングカーで、3~6号車にスイート12室(各車両3室ずつ。3号車の1室は車いす対応)、7号車にDXスイート2室を設置する。DXスイートとスイートはともに各室シャワー・トイレ付き。定員は28名となる。列車名は九州7県と7つの観光素材(自然、食、温泉、歴史文化、パワースポット、人情、列車)を表現したもので、コンセプトは「和」のクルーズ。JR九州は、「洗練されたデザインのクルーズトレインは鉄道による新しい旅を生み出すもので、ご乗車のお客さまが笑顔で結ばれ、旅の思い出を創ることをめざします」と発表している。2013年10月以降、同列車は3泊4日コースと1泊2日コースを週1回ずつ運行。3泊4日コースでは、由布院や宮崎、鹿児島、阿蘇などの観光地を周遊し、1泊2日コースでは長崎に立ち寄った後、阿蘇、由布院を周遊する。九州の旬の素材を使った料理や、ラウンジカーでのピアノ演奏、クルーによるサービスなど、最上級のおもてなしを提供するという。なお、両コースとも2014年3月まで運行される計画で、半年ごとのコース変更が予定されている。クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の運行開始に先立ち、今年10月からは観光、食事、宿泊などがセットになった旅行商品をJR九州専用窓口やおもな旅行会社にて販売開始。商品の詳細については、8月下旬にあらためて告知するとのことだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日1967年に有吉佐和子が小説として発表、すぐに大反響となって舞台化されて以来、数々の名優が演じてきたことでも知られる『華岡青洲の妻』。世界初の全身麻酔手術を成し遂げた華岡青洲の苦難や、その実母と嫁の青洲を巡る闘いを、高い文学性と共に描きだした名作だ。6月から行われる新派公演に出演するのは、水谷八重子と波乃久里子、そして新派初参加となる三田村邦彦。これまで山田五十鈴、杉村春子、淡島千景の演じる姑・於継のもと嫁の加恵を演じてきた水谷が、今回初めて於継に挑戦するのも見どころだ。都内で開かれた記者会見では、三者三様の意気込みが語られた。『華岡青洲の妻』公演情報江戸時代中期の紀州。名門の家から隣町の貧乏医者・華岡青洲(三田村)に嫁いできた加恵(波乃)は、華岡家を取り仕切る美しい姑・於継(水谷)や、口は悪いが優しい義妹・於勝(甲斐京子)、おとなしい義妹・小陸(瀬戸摩純)に囲まれて幸せな毎日を送っていた。京都にいる青洲の遊学費用のため今日も4人で機を織っていると、研究にひと区切りがついたという青洲が急に帰宅する。大喜びの於継はあれこれと青洲の世話を焼くが、新郎不在のまま式を挙げ、そのまま暮らしてきた加恵は出る幕がない。その後も研究に没頭する青洲は加恵に優しく接するものの、姑と嫁との争いは次第に激しさを増してゆく。数年後に青洲の麻酔実験が人体に及ぶと、我れ先にと自らの身を差し出すふたりだったが……。記者会見では、「これまで素敵な於継ばかりを見てきましたので、大きなお役すぎて自分が演じるなんて考えたこともありませんでした」と、率直な心境を吐露した水谷。「でもこれから稽古を通して、加恵に青洲を渡したくないという気持ちをどう感じていけるか。その実感を経て、初日までにまた違った於継を表すことが出来れば」と決意を語った。その横で「(水谷は)於継と性格的に似ているから大丈夫」と笑わせたのは波乃。小陸と加恵で4度の出演経験があり、「杉村先生に厳しく教えていただいたり、父(先代勘三郎)が惚れこんで青洲を演じたりと思い出の詰まった作品。今回はお姉ちゃま(水谷)が於継ということで、加恵として嫁姑の火花を散らさなければと思っています」と語った。「憧れの新派の舞台に出られるとは」と緊張気味の三田村も、「脚本の完成度が素晴らしくて、さすがは有吉先生と感動しました。テレビドラマによくあるような嫁姑の戦いに終始しないのも面白いですね」と感慨深げ。その言葉通り、美しい女同士の闘いを通して、人間の本質が丹念に描かれており、観劇後には深い余韻を残す。そして、於継や加恵、於勝、小陸とそれぞれに女の業を見せる姿に、観る者はつい共鳴してしまう。そこに、本作が愛され続ける理由はあるのだろう。6月4日(月)から23日(土)まら東京・三越劇場にて上演。チケットは4月30日(月)に一般発売開始。その後、栃木、岐阜、京都、岩手、静岡、滋賀、愛知、石川で公演を行う。取材・文:佐藤さくら
2012年04月20日映画『僕達急行 A列車で行こう』(森田芳光監督)が、24日から公開されている。鉄道好きの青年ふたりが意気投合し、恋に仕事に大活躍(!?)するストーリー。ありとあらゆるシーンに電車や鉄道模型が登場したり、登場人物の名前も列車名が由来だったり、セリフの隅々にまで鉄道用語が飛び出したり……。鉄道ファンを歓喜させてくれる作品だ。映画のタイトルにある「A列車で行こう」は、デューク・エリントン楽団によるジャズの名曲『A列車で行こう』を連想させる。1941年に発表され、耳にすれば誰もがわかる名曲だ。映画では主人公のひとり小町圭(松山ケンイチ)と、相馬あずさ(貫地谷しほり)がデートするバーでこの曲がかかる。名曲『A列車で行こう(Take The ”A” Train)』は、曲の雰囲気から、「アメリカ大陸を横断する長距離列車」を思い浮かべる人も多いようだ。しかしこの「A列車」は、ニューヨークに実在する地下鉄路線「8番街急行(A系統)」を指す。この曲はもともと歌詞が付いていた。作詞・作曲はデューク・エリントン楽団に所属していたビリー・ストレイホーンだ。その中で「ハーレムのシュガーヒル行」が登場する。ハーレムはニューヨークのマンハッタンにある街。シュガーヒルはハーレムの西にある高級住宅地である。その近く、ハーレム街125番地にアポロ・シアターがある。黒人ミュージシャンの聖地として知られ、多くの観光客が訪れる。ここを通る列車がニューヨーク地下鉄の8番街急行で、案内記号はA系統、つまり「”A” Train」だ。名曲『A列車で行こう』の内容は「ハーレムに行くなら『A』って書いてある列車に乗ろうぜ。早く着くぜ」の繰り返し。その真意は「ナイスな音楽を聞くならアポロシアターへ急げ」である。ニューヨーク地下鉄の8番街急行(A系統)は、ブロードウェイのインウッド(207丁目)から125丁目を経由してマンハッタン方面へ向かう。途中でいくつかの支線が分岐しており、ほとんどがJFK空港付近へと向かう。A系統が通過する駅は「8番街ローカル」のC系統またはE系統が停車する。ところで、日本には他にも「A列車」がある。ゲーム、鉄道車両、列車名など。このうち、最も歴史の長い「A列車」は、アートディンクが1985年に発売したゲーム『A列車で行こう』だ。富士通の8ビットコンピュータ「FM-7」用に作られ、その後はNECのPC8801シリーズなど他機種で展開。現在の最新作はWindows用の『A列車で行こう9』である。『A列車で行こう』シリーズは、鉄道会社を経営して都市を発展させるゲームだ。しかし初代「A列車で行こう」は、工事列車「A列車」を操作し、「アメリカ大陸に線路を敷き、大統領列車をゴール地点に導く」というパズル風のゲームだった。ここでの「A列車」の由来は、ジャズも意識しているようだが、「A」はアートディンクの「A」でもあり、ゲームで工事列車を示す記号でもあった。列車名の「A列車で行こう」は、JR九州が三角線で運行する観光特急列車だ。2011年10月から運行を開始した。鉄道車両分野で活躍するデザイナーの水戸岡鋭治氏が、「16世紀大航海時代のヨーロッパ文化」をテーマにキハ185系をリフォームした。木材をあしらった落ち着いたインテリアで、カウンターバーやソファーなどが設けられている。運行中のBGMは作曲家の向谷実氏が手がけており、ジャズの「A列車で行こう」のアレンジバージョンもある。列車名の「A列車」は、天草(Amakusa)へ行く列車として、大人(Adult)の雰囲気をイメージしたという。映画『僕達急行 A列車で行こう』のロケ地は九州で、JR九州も撮影に協力しているけれど、スクリーンに特急「A列車で行こう」は登場しない。残念ながら時期が合わなかったようだ。「A-Train」にすると、日立製作所が製造する鉄道車両技術「A-Train」もある。アルミ押出製法で車両の基本構造をつくる方式で、JR九州の815系で初めて採用され、つくばエクスプレスの車両や東武鉄道の50000系なども、「A-Train」方式でつくられた。「A」はアルミのほか、先進(Advance)、快適(Amenity)、性能(Ability)をイメージしているという。ちなみに、映画『僕達急行 A列車で行こう』というタイトルの理由については明らかになっていない。本作は昨年12月に急逝した森田芳光監督の遺作となってしまい、いまとなっては確かめる術もない。ただ、本作品を観ながら、「アクティブ(Active)に生きよう」というメッセージかもしれないな……、と感じた。あなたもぜひ映画館で、「A列車」の意味を探してみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月24日富士急行は2月29日から新型電車6000系の運行を開始した。1985年に国鉄山手線向けに製造され、その後、JR東日本が京葉線で運行した205系電車を改造したという。今回落成した2編成は日立製作所が製造した205系を改造したもので、今年度は川崎重工製と日本車輌製を改造した編成が1編成ずつ登場予定。改造工事はJR東日本系列の東日本トランスポーテックが担当した。6000系は富士急行の保有車両としては初の3両編成で、スイッチバック式の富士山駅側が1号車、大月 / 河口湖駅側が3号車に。1号車の「クモハ6000」はモーターと運転台付き、2号車の「モハ6000」はモーター付きの中間車、3号車の「クハ6000」はモーターなしの運転台付き車両となる。外観は205系の面影を残しつつ、運転席周りの黒と乗降扉の青を塗装し、そのほかの部分はカッティングシート加工となった。帯などに用いられた青色は富士山をイメージしたという。運転台窓下の黄色はこの青に似合うアクセント。黄色のアクセントラインは、かつての富士急行バスでも採用されていたとのこと。富士山の青と組み合わせて、ダイヤモンド富士を表現しているともいえそうだ。戸袋(ドア格納部)には「FUJIKYU COMMUTER TRAIN」の頭文字を組み合わせたシンボルマークを配置。乗降扉窓には水戸岡氏がデザインした富士急行のロゴが描かれた。また、前面と側面の行き先表示器は方向幕からLEDに変更された。客室は床やつり手に難燃加工した木材を使用し、ぬくもりや優しさを表現。シートのモケット柄は数種類あり、隣り合うロングシートで組み合わせを変えるという遊び心も。2号車「モハ6000」は1号車側の座席を1台撤去し、車いすスペースを設置。室内の乗降扉上部にはLED案内表示器も搭載し、千鳥式に配置された。車内放送の自動化も実施され、運転室に制御装置が新たに取り付けられている。自動音声はこの分野で活躍するクリステル・チアリさんが担当。1号車「クモハ6000」は、モハ205にクハ205の運転台を移植した車両。モハ205の床には台車点検用の蓋がある関係で、乗務員室の扉が右端から中央部へ変更されている。パンタグラフはシングルアーム形に変更された。これは、205系の菱形では積雪時に下がってしまうためとのこと。パンタグラフは2台搭載し、架線に霜が付いた場合の霜取り装置を兼ねているという。このほか、寒冷地仕様として「乗降扉の手動開閉ボタン」「室内暖房設備の追加」「耐雪ブレーキ」「床下機器の耐寒耐雪構造」が採用された。先頭車運転台側の台車には、スカートの内側にスノーブローと排障器を取り付けている。6000系の初営業列車は河口湖駅15時37分発の大月行だった。この日は2月29日「フジキュー」の日で、富士急ハイランドが入園料無料になっていたが、あいにくの積雪で訪問者は少なめ。しかし途中の富士山駅で大勢の高校生が乗車し、新しい電車に驚きの声を上げ、室内を珍しそうに見渡していた。もし晴れていれば、帰宅する高校生と富士急ハイランド利用客で混雑したはず。今後も3両編成のメリットが活きてくるだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月01日