俳優の伊藤健太郎が14日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2022 SPRING/SUMMER」にサプライズで登場。会場がどよめいた。シャツとデニムというスポーティーなコーディネートの上に、黒ドットがあしらわれたロングコートを羽織って登場した伊藤。ランウェイを軽い足取りで進み、先端が近くなると大きく息を吸って吐き出す動作。はにかんだポーズを決め、帰りのウォーキングでは観客に手を振るなど歓声に応えていた。なお、伊藤がガルアワに出演するのは初めてとなる。「GirlsAward」は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。新型コロナウイルスの影響で過去2年は開催を延期しており、2019年9月以来2年半ぶりの開催となる。今回のテーマは、“女の子はきらきら輝き続ける”という思いを込めて「STAY GOLD ~Keep on girls story~」。人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを展開する。撮影:蔦野裕
2022年05月14日俳優の伊藤健太郎が14日、千葉・幕張メッセで開催されたファッション&音楽イベント『Rakuten GirlsAward 2022 SPRING/SUMMER』にシークレット出演し、会場は歓声で大きくどよめいた。「Top of the Hill」のステージでは、トップバッターを務めた伊藤。赤のアウター、ダメージデニムを着こなし、パーマを当てたヘアスタイルも相まってワイルドな魅力を全開。ランウェイトップでは、少し緊張気味(?)ながらも優しくほほ笑んでファンを沸かせた。ステージにはそのほか、齊藤京子、佐々木美玲、山之内すず、永瀬莉子、景井ひな、濱岸ひより、中町兄妹らが登場。豪華なランウェイ競演が実現した。同イベントは、過去2年は新型コロナウイルスの影響で開催を延期してきたが、2019年9月以来2年半ぶりに開催。ランウェイを彩るモデル陣は、トップバッターを務めた滝沢カレンをはじめ、“めるる”こと生見愛瑠、山之内すず、新川優愛、池田美優、貴島明日香、鈴木愛理、高橋ひかる、藤田ニコルら。櫻坂46、日向坂46、AKB48らのメンバーも多数出演し、お笑いコンビ・チョコレートプラネット、フリーアナウンサーの久慈暁子がMCを務めた。
2022年05月14日たくさんの人の胸をときめかせ続ける、俳優のソン・ガンさんと岩田剛典さん。それぞれが出演する、Netflixの恋愛ドラマについて伺いました。ソン・ガンシウはナイーブで少しどんくさい。そこが実際の僕とよく似ています。日本でも大人気の『わかっていても』など、数々のNetflixシリーズに出演し、韓国では“Netflixの息子”との異名を持つソン・ガンさん。「Netflixの現場は昔からやらせていただいていることもあり、すごく居心地がいいんです。他のコンテンツの時は緊張するんですけど、Netflixの作品はリラックスして臨めますね」新作『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』では、パク・ミニョンさん扮する先輩の気象予報官・ハギョンと恋に落ちる青年・シウを演じている。「シウはナイーブでちょっとどんくさい人。そこが自分と似ていて出演を決めました。役作りのために、髪も短く切って撮影に臨んだんです。苦労したのは専門用語。まったく覚えられなくて大変でした(笑)」過去に出演した作品の中で最もときめいたセリフは、Netflixの『恋するアプリ Love Alarm』の一節。「教室で居心地の悪さを感じているヒロインに対し、僕『手を貸して』ヒロイン『なぜ?』僕『つなぐ』と言って連れ出すシーンがあるんです。今でもこの作品を見続けているんですけど、ここでキュンとしちゃいますね」疲れている時の癒しは大好きな本。「なかでも僕にとって人生の書のような本『ある一日』は、つらいことがあるたびに必ず読み返しています。それくらい励まされる言葉が多いです」ライフスタイルのこだわりは「仕事前にジムに行くことと、水を毎日3L飲むこと」。それが持ち前の美肌にも繋がっているそう。「老廃物が排出されて肌がつるつるになるんです。いいことばかりなので、みなさんもぜひ試してみてください」Netflixシリーズ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』気象庁を舞台にしたロマンティックコメディ。結婚を約束した同僚とひどい別れ方をしたことで、もう二度と社内恋愛はしないと決めたハギョン(パク・ミニョン)。しかし、自分らしく生きる姿が魅力的なチームの新人・シウ(ソン・ガン)に出会い、一夜を共にしたことで、徐々に心が揺れ動いていく。出演/パク・ミニョン、ソン・ガン、ユン・バク、ユラほか。Netflixにて独占配信中。ソン・ガン1994年4月23日生まれ、韓国出身。2017年、ドラマ『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で俳優デビュー。Netflixシリーズ『Sweet Home ‐俺と世界の絶望‐』は配信開始後4週間で全世界、2200万世帯を魅了させたことでも話題に。岩田剛典攻めた描写になるのは覚悟の上で、腹をくくって参加を決めました。日本の恋愛作品に欠かせない存在となっている岩田剛典さんが、禁断の愛を描いた『金魚妻』でNetflixオリジナル作品に初出演。これまでになかった官能的なシーンにも挑んでいる。「人はみんな覗いてはいけないものを覗きたくなる気持ちがあると思うんですが、『金魚妻』はまさにそんな題材。Netflixオリジナルというところで、攻めた描写になることは覚悟の上でしたし、腹をくくって参加を決めました。でも完成した作品を見る瞬間のなんとも言えないドキドキ感は今までにない感覚で…(笑)。でもその緊張感が作品の良さだと思うので、見る人にも楽しんでもらえるんじゃないかなと」なかでも岩田さんが最も印象的だったというのが、第1話のあの名シーン。「やっぱり土砂降りの雨の中で篠原涼子さん演じるさくらさんを抱きしめるところですね。誰もが憧れるようなドラマティックなシーンなので、いい絵にしたいなと思って演じました」今号の特集「最先端の暮らし 2022」に寄せて、一番気に入っている自宅の家具を尋ねると、「全部好きだけど…」と前置きした上で、半円のソファをあげてくれた。「ちょうど自分の中で円形が流行っている時に買ったもので、テーブルでもなんでも円形の家具が多いんです。家にいる時はだいたいそのソファの端っこに座って、最近は睡眠不足になるくらいゲームをしてますね(笑)」モーニングルーティンは、なんとソン・ガンさんと同じく水を飲むこと!「ソン・ガンさんも?やっぱり似てるなぁ(笑)。今日も朝、1L飲んできました。毎日4Lくらいは飲みますよ。ただ好きで飲んでるだけですけど、むくみが取れてすっきりするんです」Netflixシリーズ『金魚妻』夫と誰もが羨む華やかな人生を歩んでいるかのように見えるさくら(篠原涼子)だったが、実は夫からのDVに苦しむ日々を送っていた。そんな時、偶然立ち寄った金魚屋で春斗(岩田剛典)と運命的な出会いを果たす。やがて、逃げるように家から飛び出したさくらは春斗と一線を越えてしまう…。出演/篠原涼子、岩田剛典、安藤政信、長谷川京子ほか。Netflixにて全世界独占配信中。いわた・たかのり1989年3月6日生まれ、愛知県出身。EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSパフォーマー。俳優としても活躍。映画『ウェディング・ハイ』が公開中のほか、『死刑にいたる病』『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の公開を控える。ジャケット¥97,900シャツ¥42,900パンツ¥58,300(以上STUDIO NICHOLSON/インコントロ TEL:03・6805・1082)シューズ 参考商品(NERD MIND/マドラス TEL:0120・30・4192)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年3月23日号より。写真・内田紘倫(The VOICE/岩田さん)スタイリスト・桶谷梨乃(W/岩田さん)プロップスタイリスト・青木静花ヘア&メイク・下川真矢(BERYL/岩田さん)取材、文・菅野綾子撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2022年03月20日篠原さんとのやりとりはアドリブでつくっていきましたこの世にたったひとり存在する魂の片割れを、“ツインレイ”と言う。そんな運命の相手を信じるだろうか。岩田剛典さんはそう尋ねられると、柔らかく微笑んだ。「僕は信じないですね。僕は運命というものを信じていなくて。この人は合うなって感じるのって、運命がどうこうというよりも、自分の持っている価値観と相手の価値観がどれだけ合うかという話でしかない気がするんですよ」穏やかな口調で理由を説明したあと、一拍置いて、こう付け加えた。「まあ、そう思うのも、僕がまだ運命の相手と出会っていないからかな(笑)」そうはにかむ岩田さんが演じたのは、運命の恋におちた女と男の物語。Netflixシリーズ『金魚妻』で、夫のモラハラ&DVに苦しむさくら(篠原涼子)の心の拠り所となる金魚屋の店主・春斗に扮している。「劇中にはセンシティブなシーンもありますが、基本的には純愛ストーリー。その中で、年下男子的な要素を求めて僕にオファーをいただいたと思っているので、演技の面ではそこを意識しながら演じていました」この3月には33歳となる。すっかり大人の男性となった岩田さんにとって、“年下男子”は新鮮ですらあった。「自分でも今回がギリギリじゃない?と思いました(笑)。でもこうした役どころを求められることももうなかなかないと思うので、いいチャンスかなと。年下男子の魅力は純粋で、母性本能をくすぐられるところ。僕自身に年下男子の要素があるかと言ったらどうでしょうね。多少なりともあるんじゃないですか。笑顔とかはよくそう言われる気がします」篠原さんとの何気ない会話のシーンは、アドリブによってつくられたものが多いと言う。「1話で船に乗ってるシーンがあるんですけど、あそこの台本はト書きだけで、話す内容は2人で考えました。まずはこうしようかという方向性を篠原さんと打ち合わせして、それからテストをして、段取りを決めて、いろいろ試しながらつくっていったという感じで。本番でもお互いアドリブを入れていました。その方が自然な笑顔が出るんですよね。2話の屋上でビールを飲むシーンもそうで。もう自分が何と言ったのか覚えていないですけど、ふざけていろいろやってたら、篠原さんが笑ってくれて、それがうれしかったです」実家のテレビで見たら気まずい空気になるかも(笑)息を呑むのが、1話のクライマックスで披露されるお風呂場でのラブシーンだ。タイル張りのレトロなバスルームで、ずぶ濡れの2人が見つめ合い、唇を重ねる。甘く幻想的な光景に、言葉も忘れ、見とれてしまう。「自分にとってああいうシーンは初めてだったので、すごく鮮明に覚えています。緊張したのもそうですけど、濡れてるから、ほっとくとすごい冷えるんですよ(笑)。直前までお互いあったかいシャワーを掛け合いながら本番に入りました」さくらの首筋に添えた手が、包み込むように大きくて、色っぽい。「手の位置は、並木(道子)監督にいろいろ指導をしてもらいながら、画角に合わせていちばんよく見えるものを目指しました。体のパーツをそれぞれ撮っていたので、そこはちょっと照れくさかったですけどね。その分、素敵なものが撮れたと思うので、手から足の指先までしっかり見ていただけたら」こうした恋愛作品は、視聴者が思わず恋してしまうような男性像でなければ成立しない。その難しさは、他の芝居とはまた違う独特さがある。「後半に入っていくにつれて春斗の葛藤が描かれていくんですけど、そこは感情に身を任せられたというか、すっと自分の感情が入って演じやすかったです。難しかったのは、前半のいわゆるキラキラカット。ここでキュンとしてもらうことも俳優として大事な役目なので、ある意味感情の流れというよりも、どう見えるかを意識して狙いながらやっていかなければいけないところはありますね」その美しい肉体も話題を呼んでいる。本人は「今回は体づくりは何もしていない」と言うが、最も自信があるパーツはどこだろうか。「背中ですね。『HiGH&LOW』をやっていたときに背中を丸出しにして拷問されるシーンがあって、そのために死ぬほど鍛えたんですけど、その名残が今も残っていて。自分でもいい背中をしているかなと思っています(笑)」近年、地上波では激しい性的描写が入った作品はなかなか放送しづらくなっている。女と男のエロスを描いた本作は、Netfilxだから実現できた挑戦作だ。「いきなりそういうシーン差し込まれるからびっくりますよね。見てはいけないものを見たいという、人のドキドキを求める気持ちに応えられる作品になっていると思います。ただ、実家のテレビで見たら気まずい空気になるので、そこは気をつけてください(笑)」しいたけ占いは、結構見ています(笑)恋におちる瞬間は、誰にもコントロールできない。たとえ決まった相手がいても、おちるときにはおちてしまうのが恋だ。岩田さんが恋におちる瞬間はどんなときだろう。「その人と一緒にいる自分をイメージできたときですね。理由なんてなんでもいいんです。自分にないものを持っているでもいいし、逆に自分にすごく似ているでもいい。ただ一緒にいて、いっぱい笑えて、楽しいな幸せだなと感じる未来が想像できる。何気ない普段の生活を楽しめる予感がする。そんなときに、この人のことを好きだと思うんじゃないかなって」あくまで内面重視。一目惚れはしない。「若い頃はやっぱりまず第一印象が大事だったんですけどね。第一印象って、意外と動物的な部分が反応しているからあながち間違ってはいないと誰かが言っていて、それもわかるんですけど。今はやっぱり価値観が合うかどうかの方が重要。自分がめちゃくちゃ面白いと思うものを、相手がぴくりとも笑っていないと気を遣うし、それが続くとどんなに見た目が好みでも一緒にはいられないじゃないですか。笑いのツボは大事です」誰かを愛するということ。それは、とてもかけがえのない感情だ。「恋愛は、自分の気分を上げるもの。好きな人がいると、パワーをもらえるじゃないですか。たとえば仕事にしても、好きな人が待っていたら今日は早く切り上げて帰りたいなというモチベーションになりますよね」だが一方で、こんな現実的な一面も。「僕自身は恋愛の比重がそんなに大きいタイプではないんですよ。それより今は仕事が大事な時期。プライベートでも仕事のことを考えちゃうくらい仕事に夢中だから。自分の脳内における恋愛の割合は、いいところ20〜30%くらいです」恋愛映画や恋愛ドラマも、「それほど多く観るわけではないですが、好きですよ」と明かす。岩田さんの心をとらえた、人生最高のラブストーリーはなんだろうか。「『きみに読む物語』ですね。とにかく主演のお2人の芝居が最高にいいんですよ。年とともに大人になっていく感じが現実的でリアリティがあって切ないところが好きです。あの時代のファッションも好きだし、今でもずっと心に残っている作品ですね」ちなみに運命を信じない岩田さんだが、“あること”は信じるようで…。「占いはいいことだけ信じます(笑)。しいたけ占いとか、俺のこと言ってるなと思いながら見ていますよ。と言っても、結局それも自分の気の持ちような気もしますけど。それに、占いに影響されて何かを決めるということは一切ないです。人の意見と思って聞いて、それで満足するだけ。最後に決断するときは、自分の意志に従うようにしています」そう口角をきゅっと上げて笑う顔に、ドキッとさせられてしまう。運命の相手を信じない“岩ちゃん”だけど、これだけたくさんの人が“岩ちゃん”に恋におちてしまうのは間違いなく運命だと思う。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント岩田剛典さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明Netflix シリーズ「金魚妻」全世界独占配信中原作:「金魚妻」黒澤R(集英社「グランドジャンプめちゃ」連載)出演:篠原涼子、岩田剛典、安藤政信、長谷川京子松本若菜、中村静香、瀬戸さおり、石井杏奈、眞島秀和、藤森慎吾、犬飼貴丈、久保田悠来監督:並木道子(フジテレビ)/楢木野礼/松山博昭(フジテレビ)脚本:坪田文/越川美埜子/的場友見撮影: 相馬大輔エグゼクティブ・プロデューサー:佐藤菜穂美(Netflix コンテンツ・アクイジション部門 マネージャー)/牧野正(フジテレビ)プロデューサー:中野利幸(フジテレビ)/浅野澄美(FCC)、小林和紘(FCC)制作プロダクション:フジクリエイティブコーポレーション製作:Netflix
2022年03月02日配信直後から話題沸騰のNetflixシリーズ「金魚妻」と「気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!」。このたび、「金魚妻」に出演の岩田剛典さんと、「気象庁の人々」に出演するソン・ガンさんの特別リモートインタビューが実施されました。既婚者の恋愛と社内恋愛、テーマは異なりますが、Netflixにおいて同時期に恋愛作品に出演するお二人。「金魚妻」で岩田さんは、篠原涼子さん演じる夫からのモラハラやDVに傷ついた主婦さくらを優しく包み込む金魚屋の店主・春斗を演じ、「気象庁の人々」でソン・ガンさんは、気象庁で気象予報士として働きながら10年職場恋愛をするも、結婚を約束したパートナーに浮気され社内恋愛に懲りている主人公チン・ハギョンと出会うイ・シウを演じています。春斗とイ・シウには、パートナーと別れた後、年上の女性主人公と出会い恋が始まるという共通点も。同じアジア圏で大活躍する俳優としても共通項を持つ、”ガンちゃん”(岩田さんの愛称)とソン・ガンさん。”ガンガン対談”の内容をたっぷりと紹介します。さくらと春斗。Netflixオリジナルシリーズ『金魚妻』(2月14日独占配信スタート)シウとハギョン。Netflixシリーズ『気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!』(2月12日独占配信中)俳優になったきっかけは?岩田剛典さん(以下、岩田):ソン・ガンさん、こんにちは。ソン・ガンさんが出演された『わかっていても』を拝見しましたが、実際にお会いするととてもカッコいいですね。ソン・ガンさん(以下、ソン・ガン):ありがとうございます(笑)。こちらこそ、お会いできてとても嬉しいです。岩ちゃんさんは本当にイケメンで優しそうで、笑顔もすごく魅力的です。岩田:ありがとうございます(笑)。僕は元々ダンサーで、お芝居のお話をいただいたことで俳優業がスタートしました。だから、自分が俳優になるとは思ってもいなかったんです。ソン・ガンさんが俳優を目指したきっかけは何ですか?ソン・ガン:『タイタニック』を観て、レオナルド・ディカプリオさんに憧れたのがきっかけです。その日に両親に「俳優になりたい」と相談しました。元々は飽きっぽい性格でしたが、演技の魅力にはずっとハマっていて、今日まで来ています。岩田:そうだったんですね!僕も映画が好きで、クリスチャン・ベールなどに憧れていました。でも自分にとっては別世界の存在だったので、ソン・ガンさんがそうやって行動に移したのはすごいと思います。ソン・ガンさんはNetflixシリーズ「わかっていても」や「気象庁の人々〜」などラブストーリー作品に多く出演されていますよね。僕もNetflixの「金魚妻」という作品に出演したのですが、恋愛作品を演じる際に気を付けていることはありますか?ソン・ガン:相手との呼吸を合わせて、相乗効果を出すことです。相手役の方とたくさん話して、どうしたらより切なく見えるか話し合ったり、そのシーンを演じる時の気持ちをできるだけ共有するようにしています。岩田:すごくわかります!作品によっては時間とのせめぎあいにもなるので、限られた時間でいいものを作れるように、僕も現場でのコミュニケーションは大切にしています。相手をときめかせる演技のコツは?ソン・ガン:僕からも岩ちゃんさんに質問してもいいですか?相手をときめかせる演技のコツを教えてほしいです!(笑)岩田:なるほど!(笑)そうですね、僕は自分の見え方の研究をしています。例えば、切なく見えたり、魅力的に映る角度を客観的に探っています。まばたきひとつでも映像では意味が生まれてしまうので表情やしぐさには常に気を付けています。ソン・ガン:僕は感情の演技をする際に、音楽を聴きながらその状況を考えて気持ちを集中させるのですが、岩ちゃんさんはどんな方法で気持ちを高めていますか?岩田:僕も音楽を聴く方法を試したことがあります。演技を始めたころは、泣くお芝居がすごく苦手で……。そこで、本番まで「自分が悲しかったこと」を頭の中で思い出して、泣く芝居を引き出しやすくしようとしていましたね。いまは役の気持ちや、その場の相手役の演技に反応して、感情を出せるようになりました。ソン・ガン:“生もの”であることを大事に、ということですよね。僕も元々ガチガチに台本を読んで作り込んでから撮影に臨んでいたのですが、いまは準備は80%、20%は現場で相手と合わせて作っていくようになりました。テイクを重ねるたびに、どうやったら違う表現ができるのか考えて演じています。岩田:わかります。僕は撮影前の段取りで準備して、リハーサルで方向性が見えたら本番は違うことをやったりします。家で何十回練習しても、現場で相手役がいてカメラが回っているのは全く違いますしね。僕も、色々な表現を探りたいなと常に考えています。逆にライブ感を大切にする分、本番で何が起こっても動じないようにするのが大事だなと思います。役作りの工夫ソン・ガン:勉強になります!「気象庁の人々〜」は専門用語が多く、セリフを覚えるのが大変でした。岩ちゃんさんは、ご本人と異なっているキャラクターを演じる際に、どんな工夫をされていますか?岩田:専門用語、大変ですよね!僕も刑事ものや医療もののときには苦労しているので、プロフィールを作るようにしています。その人物がどこで生まれて、どんな小学校に通っていてどんな中学時代を過ごしたのか……といったように、人物像を自分で考えるんです。そうすると、「どんなときに笑うのか?泣くのか?」など、お芝居をする際に迷わなくて済むんですよ。台本には書ききれなかったプロフィールをいただける場合はそれを活用しますし、ない場合は自分で作ります。あとは、今まで観てきた映画から得たインスピレーションを活用しています。リフレッシュには小さな幸せが必要ソン・ガン:ちなみに岩ちゃんさんは、食事制限をされていますか?僕は食べるのが好きで太りやすいので、なるべく運動をするようにしています。ジム通いはもはや日課になっています。また、撮影の2週間くらい前から鶏の胸肉やささみ、ブロッコリーを食べるようにして食事制限をしています。岩田:僕も体を動かすことは大好きで、ジムには週に3、4回は通っていますね。食事制限に関しては、お芝居とは別にライブのリハーサルや本番があって、毎日体を動かしているので今はあまり必要がないんです(笑)。オフの時は油絵を描いたりしてリフレッシュしているのですが、ソン・ガンさんはどうですか?ソン・ガン:僕はリフレッシュには些細な幸せが大事だと感じていて、買い物に行ったり料理をしたり、そうした小さなことで癒されています。あとは、本を読むことが多いです。岩田:いいですね!ソン・ガン:実は、僕は海外の俳優さんとお話しするのが初めてなのですが、勉強になる部分はもちろん、考えが共通する部分がたくさんあってとても不思議です。岩田:本当にそうですね。演技をする際に意識していることやプライベートの過ごし方など自分と重なるところが多くて、楽しかったです。こういう機会はなかなかないので光栄でしたし、これからも応援させていただきます!ソン・ガン:ありがとうございます!お話しする前は、育ってきた環境や国が異なるので考え方も違うのかなと思っていたのですが、同じ仕事をしている者として共感できることばかりで、とても楽しかったです。僕がたくさん質問しても親切に答えてくださって、ありがとうございます。岩ちゃんさんはお兄さんみたいで、うれしかったです。僕も、これからも応援しています!Netflixシリーズ「金魚妻」、Netflixシリーズ「気象庁の人々:社内恋愛は予報不能?!」はNetflixにて全世界独占配信中。Netflixシリーズ「金魚妻」出演:篠原涼子、岩田剛典、安藤政信、長谷川京子監督:並木道子(フジテレビ)/楢木野礼/松山博昭(フジテレビ)脚本:坪田文/越川美埜子/的場友見原作:「金魚妻」黒澤R(集英社「グランドジャンプめちゃ」連載)製作:Netflix━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Netflixシリーズ「気象庁の人々:社内恋愛は予報不能?!」主演: パク・ミニョン、ソン・ガン、ユン・バク、ユラ監督: チャ・ヨンフン脚本: ソン・ヨンエピソード数: 全16話 (土曜日と日曜日に1話ずつ、毎週2話配信)
2022年02月22日篠原涼子と岩田剛典らが共演、それぞれに秘密と想いを抱える女性たちの禁断の愛を題材に描くNetflixシリーズ「金魚妻」。この度、岩田さん演じる春斗が篠原さん演じる主人公・さくらを後ろからそっと抱きしめる“バックハグ”シーンが解禁となった。風情ある風景が残る下町に隣接する高層タワーマンションの最上階。平賀さくら(篠原さん)は、ある事故をきっかけに美容師としての夢を諦め、結婚。誰もが羨む華やかな人生を歩んでいるかと思われていたが、実は夫・卓弥(安藤政信)からのDVとモラハラ、さらに同じマンションに住むゆり葉(長谷川京子)から敵対視され苦しむ日々を送っていたーー。今回解禁された映像では、春斗の営む金魚屋「金魚のとよだ」の屋上で、金魚を見つめながら「金魚は自力じゃ逃げられないもんね」と物憂げな表情をみせるさくらの切ない表情に思わず、後ろから優しく抱きしめる春斗の姿が描かれている。金魚の姿に自分を重ね、物憂げな表情をみせるさくらと、そんな姿を見てさくらを救いたいと心から願う春斗。その姿は2人が“許されない関係”であることを忘れさせる、愛に包まれたシーンとなっている。Netflixシリーズ「金魚妻」は2月14日(月)よりNetflixにて全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年02月13日山本舞香と伊藤健太郎(写真右は本人インスタグラムより)伊藤健太郎と山本舞香の関係は終わっていなかった……!『週刊文春』(2022年1月30日号)は、山本がロックバンドの「MY FIRST STORY」のボーカルHiroとディズニーランドでグループデートをしたことを詳報している。肩に手を回すなどして“自撮り”する様子はいかにも親密そうだが……問題はその後だ。レンタカーを運転する山本はHiroらを都内まで送り届けると、彼女の愛犬を連れた伊藤健太郎と合流したというのだ!その後、ふたりで自宅に消えたと伝えているが、この光景に驚いた読者も少なくないだろう。「2020年1月に交際が発覚したふたりですが、10月に伊藤さんがひき逃げなどの容疑で逮捕されました。翌年の3月に不起訴処分になったのですが、彼の俳優人生に与えたダメージはあまりに甚大で、一時はすべての仕事がなくなった。CMスポンサーなどから請求された違約金は約8億円近いといわれています。事件後まもなく、伊藤さんと山本さんは破局していたと『週刊女性』が報じました」(スポーツ紙記者)■CM出演が見送りの過去破局したあと、伊藤はしばらく表舞台から姿を消したものの、2021年6月に有料のファンクラブを開設し、主演舞台が決定したことも発表していた。そんな彼だが最近ではさらに大きな仕事が舞い込むようになり、本格復帰もみえはじめているという。「今年の6 月に『冬薔薇(ふゆそうび)』という映画に主演します。監督は東映60周年を記念作品で吉永小百合さんを主演に迎えた『北のカナリヤ』などを手がけた大物、阪本順治さん。監督は伊藤さんをイメージして台本を当て書きするなど、相当入れ込んでいましたよ。ただ、大手事務所が“ウチの女優を(伊藤と)共演させるのは気が乗らない”との不満を漏らしていたというウワサも。まだ完全にイメージが払拭されたわけではないですからね……」(映画配給会社関係者)今回、『週刊文春』にコメントを求められた山本の所属事務所はHiroと伊藤との関係について聞かれ、「プライベートについては本人に任せております」と肯定とも否定ともつかない回答を残すばかりであったが、「報道によって伊藤さんとの関係がまた復活していることが明白になったことで、彼女を支える周囲の大人たちも内心穏やかではないと思いますよ。というのも、“伊藤さんの恋人”のイメージが強かったからか、事故当時、山本さんのすでに決まっていた“CM出演が見送りになる”というもらい事故に遭ったといいますから。現在はテレビCM も放映されるなど安定してきただけに、今回『文春』に撮られてしまったのは非常に痛いと感じているでしょうね」(広告代理店関係者)■仕事に影響するほど精神が乱れたから当時は「事故を起こした車の助手席に山本が乗っていたのでは?」と憶測が広まったこともあった。そんな苦い経験があるにも関わらず、所属事務所は「舞香の私生活にあまり口を出せない」といったウラ事情もあるのだという。映画業界関係者は語る。「舞香は仕事やプライベートに関しても“自分のやりたいこと”を優先させたいという思いが強い。恋愛に関しては特に我を通すみたいで、周りの意見は意に介さないという一面もある。以前、テレビ番組で伊藤さんの“元交際相手”だった若手女優さんが一緒に出演しているところをみて、嫉妬で大荒れしたみたいです。仕事に影響するくらい精神が乱れていたようで、なかなか指図はできないと聞きます。もちろん、“それでこそ女優”と多目に見ている部分もあるのでしょうけど」今回の報道を受けて最も気になるのは、鳥取県に住む山本の家族たちの反応かもしれない──。「山本さんは家族ととても仲が良く、恋愛などのプライベートのこともよく相談してきました。伊藤さんとの交際当時は、両親に会わせたりもしていたそうです」(前出・映画業界関係者)しかし、伊藤が事故を起こしたとき、父に破局を迫られたのだという。「事件当時、山本さんの父親が彼女に“別れるべきだ”と説得したという記事が週刊誌に出ていました。父の言うことは大抵聞いてきたという彼女でしたが、『彼とは別れない』と言い張ったといいます。今回の報道が出たことで、また世間からネガティブなイメージを想起されないか、心配しているでしょうね。ご両親は芸能人として活躍する姿をみるのを楽しみにしているといいますし、期待もかけていますから」(山本の知人)いろいろな経験を経て大人になったふたりなら、もう大丈夫……?
2022年01月06日俳優の伊藤健太郎が、映画『冬薔薇(ふゆそうび)』(2022年6月公開)の主演を務めることが29日、明らかになった。同作は阪本順治監督がオリジナル脚本で描く最新作。ある港町で専門学校にも行かず、半端な不良仲間とつるみ、友人や女から金をせびってはダラダラと生きる渡口淳(伊藤健太郎)だが、淳の仲間が何者かに襲われる事件が起きる。そこに浮かび上がった犯人像は思いも寄らない人物のものだった。人間の業を切なく儚く紡ぐ同作で、伊藤は主人公の青年・渡口淳を演じ、2年振りの映画出演となる。阪本監督が伊藤健太郎をイメージして当て書きしたという意欲作で、その他にも日本を代表する顔ぶれが出演。撮影は今年11月に行われ、30日にオールアップを迎える。完成は来春を予定している。○阪本順治(脚本・監督) コメント脚本執筆以前、伊藤健太郎に逢い、生まれてからこれまでのことを、SNS上の噂も含め、あれこれと執拗に訊いた。云いにくいことも多々あったと想うが、彼は、なにも誤魔化さずに応えてくれた。そして、こんな感想を持った。伊藤健太郎は、笑顔を絶やさない賑やかなやつだが、それはもしかしたら虚像かもしれず、実像は、心に捻れをかかえ、戸惑いのまま生きている青年だ、と。だから、その性質を、脚本に生かそうと想った。彼は怒るかもしれないが、いまはまだ辺境をうろつき、誰かを待っている途上だ。俳優とは、自身の中に他者の居場所をさがす仕事だ。不遜な云い方だが、そのお手伝いができるとしたら、光栄だと想った。それは、彼のことを気に入ったからだ。それ以外、なにもない。彼はいま、撮影現場で、俳優としてだけでなく、余力あれば、スタッフとしても働いてくれている。●伊藤健太郎(主演)阪本順治監督とは今作の本が出来上がる前に初めてお会いし、2時間くらい沢山の話をさせていただきました。監督に話した事が本に反映されている部分もあり、読んでいる時点で喜怒哀楽いろんな感情が僕自身の中に巻き起こりました。監督は、キャストに対してスタッフに対して作品に対して、本当に愛に溢れている方です。常に現場にいてカメラのすぐ横で僕達の芝居を見てくれていますし、いてくださるだけで本当に安心します。スクリーンで芝居が出来ること、カメラの前に立てる事に感謝しかありません。観てくださる方々に何かしら受け取って頂けるような素敵な映画に必ずなります。どうか、劇場で見て頂きたいと思います。よろしくお願いします。
2021年11月29日「EXILE/三代目J SOUL BROTHERS」のパフォーマーで俳優としても活動する岩田剛典の4th写真集のタイトルが、「Layer~Evolution from “Spin” and to the future~」に決定。掲載予定のカット3点も先行公開された。2019年発売の3rd写真集「Spin」に続き、今回も俳優・永瀬正敏が手掛けた本作。岩田さんと永瀬さんは「『Spin』発表後、たくさんのファン、知人から『もっと二人の世界を見たい』『トークショーで数万カット撮ったと聞きました。埋もれてしまった作品を世に出してほしい』と熱烈なラブコールが多数寄せられました。それも世界中から。その期待に応えたいと、常々二人で話をしていました」と前回ものすごい反響があったと話す。今作については「残念ながら『Spin』で紹介できなかった作品を新たな世界観に進化させ、またいまの未曽有の時代を切り取るべく、1日だけのスペシャルシューティングを決行。いわば今作は”もうひとつのSpin”であり、あれからの2年間--新型コロナウイルスと人類の闘い――を経ての二人の積み重ね、”Layer”によって新たに生まれた作品です」と説明し、「写真集には珍しい特殊なクラフト用紙を使っています。独特の手触りや、色の透け具合なども楽しんでいただけたら幸いです」と見どころを明かしている。岩田剛典写真集「Layer~Evolution from "Spin" and to the future~」より。 (撮影:永瀬正敏 / 講談社)今回の写真集は、B5変形の196P(カラー98P、モノクロ98P)で構成。本体価格は3000円+税。各販売サイトによって、表紙の異なる限定カバー版や特製ポストカード付属と、それぞれ仕様が異なることも予定されている。岩田剛典写真集「Layer~Evolution from "Spin" and to the future~」より。 (撮影:永瀬正敏 / 講談社)岩田剛典4th写真集「Layer~Evolution from “Spin” and to the future~」は11月29日(月)搬入発売。(cinemacafe.net)
2021年10月25日Netflixがフジテレビジョン、フジクリエイティブコーポレーションと企画・製作し、篠原涼子さんが主演を務めるNetflixオリジナルシリーズ『金魚妻』に、岩田剛典さん、安藤政信さん、長谷川京子さんが出演することが分かりました。本作は、さまざまな事情と想いを抱える女性たちの禁断の不倫愛を題材に、累計280万部を超える大ヒット同名漫画を原作にしています。篠原涼子さん演じる平賀さくらは、ある事故をきっかけに美容師としての夢を諦め、安藤政信さん演じる卓弥と結婚します。しかし、夫からのDV、そしてモラハラに苦しむ日々を送っていました。それでも夫から離れられないさくらは、偶然立ち寄った金魚屋で、岩田剛典さん演じる春斗と運命的な出会い、一線を越えてしまいます。また、ある事情からさくらに挑むような態度を取るゆり葉を、長谷川京子さんが演じます。岩田さんは、本作について「繊細な大人の恋愛ドラマ。それぞれの登場人物が持つコンプレックスを、男女のむき出しの人間模様と共に赤裸々に描いた内容になっていると思います」とコメント。本作では、さくら以外にも一線を越えてしまう妻たちが登場します。その愛は裏切りか、運命か。禁断の愛を描いた大人のラブストーリーを、ぜひあなたの目で確かめてみてください。■作品概要Netflixシリーズ『金魚妻』出演:篠原涼子、岩田剛典、安藤政信、長谷川京子製作:Netflix配信:2022年、Netflixにて全世界同時配信予定予告動画: (マイナビウーマン編集部)
2021年10月21日禁断の愛を描く、篠原涼子主演Netflixオリジナルシリーズ「金魚妻」に、岩田剛典、安藤政信、長谷川京子が出演することが明らかになった。ある事故をきっかけに、美容師としての夢を諦めて結婚した平賀さくら(篠原涼子)は、多数のサロンを手がける夫と誰もが羨む人生を歩んでいるかと思われていたが、実は夫からDV・モラハラを受けていた。しかし、夫から離れることが出来ないさくらは、偶然立ち寄った金魚屋で運命的な出会いを果たす――。今回新たに出演が明らかになった岩田さんが演じるのは、そんな傷ついたさくらを優しく受け入れる豊田春斗。「繊細な大人の恋愛ドラマだな」と本作の印象を語った岩田さんは、「それぞれの登場人物が持つコンプレックスを、男女のむき出しの人間模様と共に赤裸々に描いた内容になっていると思います。不倫というセンシティブなテーマですが、男女の愛の在り方や家族の大切さも伝わる脚本だと思いました」とコメント。さらに「小さな町の金魚屋の店長である春斗は、過去の自分にコンプレックスを抱えている役柄でした。さくらと出会い、お互いの関係性の構築に伴う衝突や偏見、厳しい道のりを乗り越えて成長していく様を表現できるように演じました」と撮影をふり返っている。また、愛していたはずの妻をいつしか支配するようになった夫・卓弥を安藤さん、ある事情からさくらに挑むような態度を取るゆり葉を長谷川さんが演じることも明らかになった。到着したティザー予告では、“不倫”という言葉に登場人物たちが色々な反応を示す。嫌悪や驚く表情を見せる彼女たちの中で、さくらは「不倫なんて考えられない」と笑顔で否定。そして、そんな彼女に不敵な笑みを浮かべるゆり葉…。彼女たちの見せる顔の裏側にある秘密にも注目だ。さらに、印象的な水槽越しに目が合うさくらと春斗のカットが使用されたティーザーアートも公開。2人の切ない思いが伝わるビジュアルが完成した。「金魚妻」ティザー予告Netflixシリーズ「金魚妻」は2022年、Netflixにて全世界配信予定。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年10月21日2021年8月17日、TBSで放送される10月期の秋ドラマが発表されました。毎週火曜22時に放送されている、火曜ドラマ枠では漫画が原作の『婚姻届に判を捺しただけですが』を放送。恋人はいないけれど、一緒に飲んでくれる友達はおり、独身を謳歌している27歳の大加戸明葉(おおかど・あきは)役に、俳優の清野菜名さんが抜擢されました!清野菜名さんがTBSの火曜ドラマでヒロインを務めるのは初めてなのだとか。また、とある理由から『既婚者』の肩書きを手に入れるため、30分前に出会ったばかりの明葉に偽装結婚を申し込む、広告代理店に勤める30歳のサラリーマン・百瀬柊(ももせ・しゅう)役に俳優の坂口健太郎さんが決まりました。『森田デザイン』で働く中堅デザイナーの大加戸明葉。いつか独立して広告で賞を取ることを目標に、やりがいを感じる日々を過ごしています。明葉がこれまで付き合ってきた恋人はダメ男ばかり…。結婚を意識した相手は過去に1人もおらず、現在恋人はいません。ある日、明葉は飲み会で出会ったばかりの百瀬から突然プロポーズされます。百瀬は、偽装結婚の相手として明葉に狙いを定めていたのでした。百瀬が偽装結婚をする本当の理由はなんなのか、一つ屋根の下で暮らすうちに、2人に変化が生まれるのか…今から放送開始が楽しみですね。清野菜名さん、坂口健太郎さん、原作者の有生青春さん、そしてスタッフからのコメントが届いています。【清野菜名さんコメント】原作を読んで、それぞれの条件を持ちながら偽りの結婚生活を続ける中での、ちょっとしたすれ違いにキュンとさせられました。2人の気持ちがどう変化するのかとても楽しみです。私が演じる大加戸明葉は、何事にも一生懸命で前向きな気持ちの良い女性です。私自身、見習いたいなって思うくらい明葉に憧れる部分があります。6年振りの共演とは思えないくらいフレンドリーな雰囲気を作ってくださる坂口さんと、火曜の夜10時という時間帯を楽しいものにできるよう頑張りますので、ぜひご覧ください!【坂口健太郎さんコメント】僕が演じる百瀬柊は、未熟で子どもっぽいところがある男性です。最初は何を考えているんだろうと感じる方も多いと思いますが、彼の不器用さだったり可愛らしさだったりが徐々に出てくると思うので楽しみに待っていてください。また、“偽装”と名の付いた結婚ではありますが、ひとつ屋根の下で暮らす2人の姿がとても可愛らしく見える作品です。僕が感じたそんな空気感をお芝居で表現できたらうれしいです。心地良くて風通しの良い雰囲気を持つ菜名ちゃんと一緒に、「明日も頑張ろう!」という気持ちになってもらえる作品にできたらいいなと思います。【原作者・有生青春さんコメント】ドラマ化!! うれしいです。大人になってもこんなにわくわくできること、また素晴らしいご縁に恵まれたことに感謝しかありません。1人でも多くの方にドラマを通して笑顔になってもらえますことを原作者として願いつつ、一視聴者として毎週火曜日を全力で楽しみにしております!【プロデューサー・松本明子さん、編成・宮﨑真佐子さんコメント】今秋お届けする火曜ドラマは、ちょっと奇妙な偽装夫婦の物語です。おひとり様最高! な大加戸明葉と変人カタブツイケメンの百瀬柊。価値観も性格も正反対の2人が共同生活をしていくうちに、お互いの想いや考えが変化していきます。このドラマを通して「夫婦とは何か? 幸せとは何か?」を考えていただけたらうれしいです。そんなちょっと奇妙な偽装夫婦を清野菜名さんと坂口健太郎さんに演じていただけることになり、今からとてもワクワクしております!清野さん演じる明葉はイマドキの等身大の女性で、清野さんならではの魅力的でキュートなキャラクターは視聴者の皆様に共感していただけると思います。そして坂口さんが演じる百瀬はイケメンだけどちょっと性格が残念な男性。おそらく今まで見たことのない坂口健太郎さんのこじらせに、なぜかキュンとしてしまうこと間違いなしです!視聴者の皆様に、火曜の夜を笑って楽しんでいただき、そしてとびっきりの胸キュンをお届けできるようにキャスト・スタッフ一同頑張ります! 火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』ぜひご覧ください!!10月スタートの火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』は、毎週火曜夜22時から放送です![文・構成/grape編集部]
2021年08月17日EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典が、ソロプロジェクト「Be My guest」を立ち上げることが16日、明らかになった。昨年11月10日に10周年を迎えた三代目 J SOUL BROTHERS。10周年イヤーである2021年に、パフォーマーの岩田がソロとして新たな挑戦を始めることとなった。デビュー10年を経て、日頃応援するファンへの感謝を表す場、おもてなしの空間を届けたいという思いから「Be My guest」と題しファンミーティング開催を中心とするソロプロジェクトが始動。これまで岩田が表現の場としてきたパフォーマー・俳優のフィールドに加え、ファッションや趣味で書き溜めていた油絵アート作品を披露するなど、ソロプロジェクトの利点を活かした、多面的な自己プロデュースに取り組む。そしてプロジェクト発足に伴い、ソロアーティストとしてのデビューが決定。9月15日に1st Single「korekara」がLDH Recordsからリリースされる。新たな挑戦として制作に臨んだオリジナル全3曲のシングルとなっており、まったりとリラックスして聴けるようなJazzyでチルポップな楽曲に仕上がっている。CDジャケットは岩田直筆の油絵アートとなっており、ソロとしては初のMusic Video撮影にも臨んだ。MVのアイデアや衣装等、自らもプロデュースに携わった、岩田の新たな一面が見られる作品となっている。さらに2021年冬に、1stシングルリリース記念イベントとして「1st Fan Meeting “Be My guest”-vol.0-」の開催が決定。来年以降に本格始動となるファンミーティングの世界観を、シングル購入対象者限定で今冬に先行して披露することになる。詳細は後日の発表を予定。これまでの活動で培ってきたパフォーマー・俳優としての経験を生かし、約2年間の構想準備期間を経て岩田が新たな挑戦を始める。○岩田剛典 コメントデビュー10周年を機に新たなチャレンジとしてソロプロジェクト「Be My guest」発足を発表させていただきました!いつも応援してくださるファンの皆様へ感謝の気持ちを込め、ファンミーティングを中心にファッション・アートなど様々なことに挑戦していきます。そして、ソロプロジェクトの一環としてソロアーティストデビューも決定し、今冬に第1回目のファンミーティングを開催します! 今後の活動を楽しみにしていてください!○岩田剛典 1st Single「korekara」パッケージ内容・Type-A ※紙ジャケ仕様形態: CD+DVD品番: XNLD-10104/B価格: 2,200円(税込)DVD収録内容:「korekara」(MVメイキング)「Let Me Know」(MVメイキング) and more...・Type-B形態: CD+DVD品番: XNLD-10105/B価格: 2,200円(税込)DVD収録内容:「korekara」(Music Video)「Let Me Know」(Music Video)・EXILE TRIBE FAMILY/LDH official mobile会員限定盤A形態: CD+DVD品番: XNLD-10106/B価格: 5,500円(税込)DVD収録内容:「korekara」(MVメイキング)「Let Me Know」(MVメイキング) and more...※Type-A+オリジナルTシャツ付き・EXILE TRIBE FAMILY/LDH official mobile会員限定盤B形態: CD+DVD品番: XNLD-10107/B価格: 5,500円(税込)DVD収録内容:「korekara」(Music Video)「Let Me Know」(Music Video)※Type-B+オリジナルロングスリーブTシャツ付き・収録楽曲 ※全形態共通1. korekara2. Let Me Know3. Distance・封入特典シリアルコード付きジャケットイラストカード(4種よりランダム1枚)※2つのシリアルコードで抽選特典「1st Fan Meeting “Be My guest”-vol.0-」に応募可能。
2021年07月16日《オフィシャルファンクラブ「GOLONDRINAS(ゴロンドリナス)」を発足いたします》6月9日、SNSにはこう綴ったのは俳優・伊藤健太郎(23)。さらに東京・表参道で写真展を開催することも発表された。昨年10月のひき逃げ事件から、約7ヵ月半。ついに本格的な再始動となりそうだ。ネットでファンは《ありがとうございます♪待ちかねてました》《おかえり!!健太郎くん!》《頑張ってください!大好きです》と大喜び。そのいっぽう《もう?って思ってしまうね》《たった数ヶ月で復帰ですか》《復帰早いなぁと感じた》のように、「早すぎる」とする声も多く見られる。先月1日、『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)のインタビューに応じた伊藤。事件後初のテレビ出演となり、話題となったことも記憶に新しい。「ですが反省の言葉を口にしながらも、インタビューでの話しぶりから『まるで他人事』といった声が続出。さらに事件で迷惑をかけた各所に事前連絡はなし。何より謝罪行脚のまえの“独占インタビュー”だったんです。ですから、業界的にも評判が良くありません」(テレビ局関係者)ひき逃げによって、伊藤の俳優人生は一転してしまった。しかし、復帰が時期尚早であれば元も子もない。「テレビ局からの損害賠償請求はトータルで約8億円と報じられています。所属事務所があまり大きくないのもあり、早めに動くことにしたのかもしれません。ですが彼は、“お寺で修行してみては?”との提案があったものの『そこまでしなくていいでしょ』と断ったといいます。自分を見つめ直す時間も必要に感じますが……」(前出・テレビ局関係者)かつて若手俳優の中で、抜群の人気を誇っていた伊藤。再スタートは吉と出るだろうか。
2021年06月11日伊藤健太郎昨年10月にひき逃げ事故を起こして芸能活動を自粛していた伊藤健太郎。先日、TBS系『新・情報7daysニュースキャスター』の取材に答えるも、まるで他人事のような受け答えに、視聴者からはさらなる顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまった。そんな伊藤に請求された “違約金”は7億9000万円にものぼると報じられている。インタビューでは返済について「働いて…」と言葉を詰まらせていたがーー。* * *■CM15秒の料金はいくらか7億9000万円――。昨年10月に道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕され、今年3月に不起訴処分となった俳優の伊藤健太郎(23)が、CMのスポンサーなどから請求された違約金として報じられた合計額である。平均的なサラリーマンの生涯収入は2億5000万円程度だから、莫大な金額だ。とはいえ、これを超える違約金の額もある。薬物事件で逮捕され、有罪が確定した女優は、約10億円に達したと言われている。伊藤の場合、後に7億9000万円からやや減額されたという。それでも数億円単位であるのは間違いない。なぜ、違約金はこんなにも高額になるのか。その理由はCMにある。本業ではやりたい仕事を選び、CMで高収入を得るというのが芸能人の理想像であるものの、一方でCMには人生を暗転させかねない危険が潜んでいるのだ。まず、CMの契約書には違反行為が記されている。その行いをしたら、契約解除となり、違約金が発生する。「犯罪はもちろん、反社会的行為や不倫などの反道徳行為もしてはならないことになっています」(芸能プロダクションCM担当者)簡単に言うと、CMが流せなくなるようなことはしてはならないというわけだ。では、なぜ違約金が発生するのかというと、伊藤が逮捕された時点でスポンサーはCMを流せなくなってしまった。だが、スポンサーは既にテレビ局からCM枠を買ってしまっていた。まず、この補償を迫られる。伊藤に限らず、昨年1月に唐田えりか(23)との不倫が報じられた東出昌大(33)や同6月に一般女性との不倫が露見した渡部建(48)もみんな同じだ。在京キー局のCM枠の料金はいくらかというと、番組と番組の間に流れるスポットCMの場合、15秒で約30万から約100万円。金額に幅があるのは、局や放送時間帯によって料金に違いがあるためである。この金額なら、そう高額ではないものの、CM枠は1本単位では売り買いされていない。しかもスポンサーは同時期に各局でスポットCMを流すケースが多いので、合計数百本単位になることが多い。仮にスポンサーが買っておいた30万円のスポットCM枠が100本無駄になったら、3000万円になってしまう。しかも逮捕前の伊藤は日の出の勢いで、昨年上半期(1月~6月)はマルハニチロや三井住友銀行など14社とCM契約を結んでいた。その数は広瀬すず(22)、橋本環奈(22)に次ぎ、3位だった。このため、無駄になったCM枠は途方もない金額になったはずだ。スポンサー1社につき買ってあったCM枠が3000万円分あり、14社で無駄になったら、4億2000万円。実際に無駄になったCM枠の料金と本数は違うだろうが、違約金の中で一番大きいのがCM枠の補償なのは間違いない。無駄になったCM枠では代わりにACジャパンのCMが流れる。ただし、あくまで空いたCM枠を埋めるだけだから、スポンサーに料金が返還されるわけではない。CMに登場している芸能人が法や道徳に反する行為におよぶと、難民援助や動物愛護などを訴えるACジャパンの道徳的なCMが流れる。なにやら皮肉な仕組みである。■再起はそう簡単ではない小売店や街頭に貼られたポスターの撤去費用も請求される。また、よくデパ地下や大型スーパーで行なわれる新商品キャンペーンの中止が余儀なくされたら、その損失も請求される。「損をさせた分、何から何まで請求されると思って間違いありません。その芸能人が所属する芸能プロが大きかろうが、小さかろうが、そんなことは関係ない。スポンサーとしては高いギャラを払って宣伝しようとしているのに台なしにされるわけですから、一切、同情してくれません」(前出・芸能プロCM担当者)芸能プロとスポンサーの間には広告代理店が入る。違約金の一部を負担してくれないのだろうか。「広告代理店は仲介料を(契約金の)15%得ているだけだから、そんなことはしてくれません。本人や芸能プロ側の肩を持つことは一切ない」(同・芸能プロCM担当者)違約金支払いの義務が生じるのはあくまで本人。伊藤や東出、渡部らだ。とはいえ、金額が数億円となると、支払えるはずがなく、所属芸能プロが立て替える。「だからCM契約に慣れた芸能プロは生活態度が浮ついていると判断した若手芸能人にはCMを入れません。話があっても本人に伝えない。本人が問題を起こしたら、こちらが立て替えることになるのですから。それだったら、マネージメント料をフイにしたほうがマシなんです」(同・芸能プロCM担当者)なにしろ違約金約10億円とされる前例もあるのだから、CM契約に慣れた芸能プロは慎重になる。「立て替えた違約金がのちに返済されればいいが、不祥事を起こした芸能人の再起は簡単ではないのですから」(同・芸能プロCM担当者)よく芸能人のCM契約金のランク表というものが報じられるが、実際にはランク表なるものは存在しない。芸能人のCMの契約金は契約によって違うからだ。考えれば分るものの、数百円のお菓子と高級乗用車の広告予算が同じはずはない。すると、同じ芸能人であろうが契約金は違ってくる。「違約金の目安は契約金の2倍から5倍」(同・芸能プロCM担当者)CMが多い芸能人ほど身ぎれいにしておかないと落とし穴に落ちてしまうわけだ。高堀冬彦(放送コラムニスト、ジャーナリスト)1964年、茨城県生まれ。スポーツニッポン新聞社文化部記者(放送担当)、「サンデー毎日」(毎日新聞出版社)編集次長などを経て2019年に独立
2021年05月28日「当たってしまったものがバイクなのかガードレールなのか、自転車なのか、それが何なのかわからない状態だったんですよ」こう話したのは俳優の伊藤健太郎(23)だ。5月1日、『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に登場した伊藤。昨年10月にひき逃げ事故を起こしたとして逮捕された彼は、当時を回想して冒頭のようにコメントした。さらに、「その時は、逃げているという認識はなかった」などと語った。逮捕以来、初めてのテレビ出演となった伊藤。しかし反応は芳しくなく、《この期に及んでまだ言い訳みたいな言い方》《取って着けたような言い訳や理由付けのオンパレード》《潔く自身の罪を認めた方が少しは心象が良かった》といった声がネットにあふれている。事故から5ヵ月後となる今年3月、不起訴処分となった伊藤。すでに俳優業の再開に向けて動き出しているようだ。「連続ドラマのオファーもあると聞きますし、事故前に決まっていた主演映画の計画も再スタートするそうです。この映画はある“大物監督”が手がけるといい、復帰に相応しいものとなるかもしれません」(映画関係者)しかしテレビ復帰が非難轟々だったように、待ち受けるのは茨の道となりそうだ。「まず、迷惑をかけた関係先への“謝罪行脚”からスタート。さらに打ち切られたCMの企業や穴を開けた舞台制作会社、そしてテレビ局からの損害賠償請求はトータルでなんと約8億円と報じられています。謝罪、違約金の返済、そしてイメージの回復……。伊藤さんの贖罪は始まったばかりです」(テレビ局関係者)
2021年05月02日EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの岩田剛典が25日、東京・渋谷のTHE CORNERで行われた「MOET&CHANDON×AMBUSHコンセプトショップ」オープニングセレモニーに出席した。シャンパン モエ・エ・シャンドンはこのたび、ブランド史上初となるグローバル コラボレーションボトルのデザインに、ファッションブランド「AMBUSH」クリエイティブディレクター・YOONを起用し、3月26日より「モエ アンペリアル DESIGN BY AMBUSH」を発売。これを記念し、東京・渋谷のTHE CORNERにて、3月26日~4月4日に「MOET&CHANDON×AMBUSHコンセプトショップ」を期間限定オープンする。オープンに先駆け、「AMBUSH」クリエイティブディレクターのYOON、CEOでありアーティストのVERBAL、“モエ アンペリアル DESIGN BY AMBUSH”フレンズ アンバサダーの岩田剛典、さらに、YOONと普段から親交があるモデル・女優の水原希子がスペシャルゲストとして登場した。岩田は、コラボレーションボトルの魅力を伝えるスペシャルムービーに出演し、自身初となるASMR動画に挑戦。「今流行っているASMRを使った映像ということで、すごく刺激的な撮影でしたし、こうしたプロジェクトに関わらせていただけてとても光栄でした」と語った。また、「YOONさんのアイデアで新しい見せ方をクリエイトしていただいて、そこに自分が乗っかって演じさせていただいた。無音空間の中で、独特の空気感で撮影が進んでいき、物音ひとつしない中で僕がひたすらボトルをさすったり、顔に近づけたり、その音を拾う撮影でしたので、何が正解かわからないまま進んでいった感じもあったんですけど、仕上がりを見たらすごくおしゃれな映像になっていてびっくりしました」と撮影を振り返った。同コンセプトショップは、ロボットのインスタレーションを通じてボトルを購入できるほか、パンデミック対応型の「シールド BAR SPACE」にて、モエ アンペリアル、オリジナル カクテル、YOON自らセレクトしたペアリング スナックが楽しめる。
2021年03月25日公開中の映画『名も無き世界のエンドロール』で初共演を果たした岩田剛典さんと新田真剣佑さん。今作は、幼い頃から絆を育んだ親友でありながら、ある出来事をきっかけに、岩田さん演じるキダは闇の交渉屋に、新田さん演じるマコトは会社経営者に…と、全く別の道へ進み、10年に及ぶ壮大な計画を実行するという物語。ここでは、自らの決断で人生を変える大きな選択をする役柄を演じた岩田さんに、ご自身の“選択力”“決断力”について語っていただきました。岩田剛典:失敗してもいいから後悔の残らない生き方をしたい。僕が大事にしている相田みつをさんの「道」という詩に、“人のつくったものはじぶんの道にはならない”という一節があるのですが、まさにその通りだなと思います。LDHに入ると決めた大学生の時、すでに就職先も決まっていたので、周りからは「バカじゃないの?」と言われることもあったんです。でも人生一度きりだし、“今ここで挑戦しなければ一生後悔するかもしれない”という自分の直感に従いました。その決断をこれまで一瞬でも悔やんだことはありません。自分の気持ちに従うことが、後悔の残らない生き方なのかなって。変な話、失敗はしてもいいと思っているんです。点で見れば失敗でも、その経験から自覚や責任感が備わって成長に繋がると思うから。そこは楽観主義なのかなと。昨年のステイホーム期間中は結構きつかったです。社会が回り始めてから、やっと呼吸できてる感じがしたほどで。僕は常に動いていないと元気がなくなる悲しい人間なんだと改めて感じました(笑)。家にいる間も今できるエンターテインメントは何かを考えたり、結構忙しくしていて。今作のキダとマコトの関係性のように僕には3歳の頃から腐れ縁の友達がいるんですが、この間もそいつと「成功しようぜ!」みたいな話をしていたんです。僕にとっての成功とは、人生をずっと充実させること。僕らの仕事は現状に満足してしまったら終わりだと思うので、物足りなさや満たされなさのような枯渇感をモチベーションに、20年後も水を得た魚でいられる環境作りはしっかりとしていきたいです。『名も無き世界のエンドロール』少年時代からの親友キダとマコトは、ある出来事をきっかけに、裏と表、それぞれの社会でのし上がり、壮大な計画へと身を投じていく。その先に待つ衝撃の結末とは…。原作は行成薫の人気サスペンス小説。監督/佐藤祐市出演/岩田剛典、新田真剣佑ほか全国にて絶賛公開中。dTVでは、岩田さん演じるキダのもう一つの物語が語られる連動ドラマ『Re:名も無き世界のエンドロール』も配信中。いわた・たかのり1989年3月6日生まれ、愛知県出身。EXILE兼三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEパフォーマー。現在公開中の映画『新解釈・三國志』では趙雲を演じている。(1枚目写真)レザージャケット¥395,000シャツ¥125,000パンツ¥57,000ベルト¥43,000(以上CELINE HOMME BY HEDI SLIMANE/セリーヌ ジャパン TEL:03・5414・1401)(2枚目写真・左)ニット¥100,000デニム¥90,000シューズ¥90,000(以上Saint Laurent by Anthony Vaccarello/サンローラン クライアントサービス TEL:0120・95・2746)その他はスタイリスト私物あらた・まっけんゆう1996年11月16日生まれ、ロサンゼルス出身。2014年に日本での俳優活動を開始。3月に映画『ブレイブ ‐群青戦記‐』、4月に映画『るろうに剣心 最終章 The Final』が公開予定。ニット¥134,000シャツ¥87,000パンツ¥98,000ブーツ¥78,000(以上ヨウジヤマモト/ヨウジヤマモト プレスルーム TEL:03・5463・1500)ピアス¥250,000(ティファニー/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク TEL:0120・488・712)※『anan』2021年2月24日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・渡辺康裕(W/岩田さん)櫻井賢之(casico/新田さん)ヘア&メイク・下川真矢(BERYL/岩田さん)カスヤ ユウスケ(新田さん)取材、文・菅野綾子保手濱奈美(by anan編集部)
2021年02月17日現在公開中の岩田剛典主演映画『名も無き世界のエンドロール』より、岩田さん演じる主人公のキダと、山田杏奈演じるヒロイン・ヨッチの本編映像が到着した。幼い頃からお互いを支え合い生きてきたキダとマコト(新田真剣佑)、そしてヨッチの幼なじみたち。今回公開された映像は、交差点でヨッチがキダに、慎重に言葉を選びながら正直な気持ちを伝える切なすぎる独白シーンだ。「キダちゃんとマコトは私にとっては神様みたいに特別なんだよ。ふたりがいない世界なんてあり得なくて…」と、ヨッチのこのセリフからは、3人の絆の深さが感じられる一方で、大人になるにつれ、別々の運命に踏み出さなければならない瞬間という青春時代の1ページを映し出している。また、そんな思いを受け止めるキダの優しい表情からは、キダならではのヨッチへの思いやりが見て取れる。本シーンは、岡山県の県道46号に位置する、見通しの良い十字路の交差点で撮影が行われた。劇中の象徴的なシーンで繰り返し登場し、まるで登場人物たちの運命の分岐点を示すようなこの交差点での撮影について、佐藤祐市監督は「あの交差点は車があまり通らないという設定で、2人の間を切り裂くように車が1台だけ通った後に無音となり、雨の降る音が響きます。キダの心情を雨音が表す印象的なシーンになりましたね」と語っている。また台本上では、雨のシーンではなかったが、佐藤監督の判断で変更に。結果、雨の雫が楽しかった青春時代との別れを感じている2人の切ない感情を上手く表現した。『名も無き世界のエンドロール』は全国にて公開中、オリジナルドラマ「Re:名も無き世界のエンドロール~Half a year later~」はdTVにて独占配信中(現在第2話まで配信中、毎週金曜日新エピソード配信、全3話)。(cinemacafe.net)■関連作品:名も無き世界のエンドロール 2021年1月29日より全国にて公開©️行成薫/集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
2021年02月08日EXILE/三代目JSOULBROTHERSの岩田剛典が主演を務める、dTVオリジナルドラマ『Re:名も無き世界のエンドロール ~Half a year later~』の本編映像が2日に公開された。同作は行成薫による同名小説の実写映画化作『名も無き世界のエンドロール』のその後を描いたオリジナルドラマ。映画の公開と同日の1月29日より映像配信サービス「dTV」にて全3話配信されている。この度、岩田演じるキダとドラマ版オリジナルキャスト・ミチル(松井愛莉)の出会いのシーンの本編映像が公開された。映画のラストから半年後を描いた同ドラマは、映画から引き続き岩田を主演に迎え、目の前に現れた1人の女性との出会いを通して、命を賭けた交渉に再び臨んでいくキダの姿を描く。映画でキダの幼馴染みでありバディでもあるマコト(新田真剣佑)との意外な繋がりを持つ謎の女性・ミチル役に松井、ミチルが働く裏組織のトップで恐怖で人を支配するケイ役に、ミュージシャンとしても熱狂的に支持され圧倒的な存在感を放つ金子ノブアキと、ドラマ版の豪華オリジナルキャストが出演。また新田真剣佑、山田杏奈、石丸謙二郎、柄本明と映画出演キャストも再び集結した。原案はキャラクターたちの生みの親である原作者の行成薫が書き下ろし、映画の”その後”を丁寧に描写。映画でも監督を務めた佐藤祐市が総監督を務め、映画の世界観をそのままに、ドラマとしてもう一つのエンドロールを作り上げた。尚、本作の主題歌も、映画同様に須田景凪の「ゆるる」を起用している。公開された映像では、”ある出来事”を経て闇の交渉屋の仕事からも遠ざかり、生きる希望を失っていたキダが空虚さを抱えビルの屋上にひとり佇むキダのことをミチルが見つけ、思わず「何があったのか知らないけど、死んじゃだめだよ」と励ましの言葉をかけるが、キダはその声には振り向きもしない。しかし初対面のはずのミチルが発した次の言葉はキダとマコト、そしてヨッチ(山田)の幼馴染たちにとって、運命を変えた大切な言葉だった。映画『名も無き世界のエンドロール』で幼馴染たちが口にした「一日あれば、世界は変わる」という言葉がキーワードとなり、再び運命が錯綜する。何故ミチルは幼馴染以外知るはずのないこの言葉を知っていたのか、そして偶然出会ったミチルとの関わりで再び危険な交渉に挑むキダの運命に注目となっている。
2021年02月02日「EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」のパフォーマーとして絶大な人気を誇る岩田剛典。昨年2020年、デビュー日に行われた10周年ライブでは「号泣」というニュースでも話題を呼んだ。アーティストとしての活躍は言わずもがな、彼のもう一つの顔である“俳優”としての飛躍も凄まじかった。岩田さんが出演した映画作品は、昨年だけでも3本。『AI崩壊』ではトレードマークの人懐っこい笑顔を封印しクールな警察庁の天才理事官役に挑み、『空に住む』では元来のスター性を活かした“悪い男”に、『新解釈・三國志』では自身初のコメディにも挑戦し、それぞれで新しい一面を見せながら演技の幅を着実に広げている。そして今年、2年ぶりの主演作となる『名も無き世界のエンドロール』が1月29日(金)に公開を迎える。そんな俳優・岩田剛典として活躍をふり返る上でマストチェックの作品に迫った。▼初主演作!“植物系王子様”岩田剛典にときめく『植物図鑑 運命の恋、ひろいました 』(16)岩田さんの記念すべき初主演となったのは、恋愛青春映画の名手・三木康一郎監督作。仕事もプライベートもなんだか上手くいかない普通の女の子・さやか(高畑充希)が、ある日お腹をすかせ、生き倒れていた青年・樹(岩田剛典)と出会うことから始まるラブストーリー。そして始まった“半年”という期限付きの2人の同居生活。しかし樹は、名前と、野草に詳しいということ以外は、謎に包まれている。さやかは、知らない世界を優しく教えてくれる樹と過ごすうちに「好き…」という気持ちを募らせていくが、樹は突然さやかの前から消えてしまう。彼には、ある秘密があった――。「EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」のパフォーマー、“岩ちゃん”の愛称で親しまれる岩田さんの爽やかなイメージにぴったりの作品で、ときめかずにはいられない!心が温まり、恋がしたくなる1作。▼熱演っぷりに驚愕!監督からの手紙に思わず涙。観客を見事に騙した『去年の冬、きみと別れ』(18)岩田さん演じる新進気鋭のルポライター耶雲恭介は、彼女との結婚を間近に控え、一大スクープを狙っていた。そんな彼が目を付けたのは、盲目の美女が巻き込まれた焼死事件と、その事件の容疑者である天才写真家・木原坂雄大(斎藤工)だった。事件の真相に近づくにつれて、耶雲も抜けることのできない木原坂の深みにはまっていき、ついには、婚約者の松田百合子(山本美月)まで巻き込まれていく…。伏線が張り巡らされた、予測不能のサスペンス作品だ。瀧本智行監督にみっちりと演技指導を受け、俳優としてのターニングポイントとなったという本作は、それまでの岩田さんのイメージからは想像もつかない“新境地”といえるダークな演技で、2面性を持つ耶雲を見事に演じ切ってみせた。当時行われた舞台挨拶では、監督からサプライズで送られた激励の手紙に感極まって涙する姿も。巧妙な仕掛けと岩田さんの熱演っぷりに騙されること間違いなし!▼華麗なダンスを披露!コメディ演技に初挑戦『新解釈・三國志』(20)いまから1800年前、中華統一を巡り三国“魏・蜀・呉”が群雄割拠していた時代。民の平穏を願い、のちに英雄と呼ばれる一人の男・劉備(大泉洋)が立ち上がった。激動の乱世を経て、物語はやがて魏軍80万vs蜀・呉連合軍3万という圧倒的兵力差が激突する“赤壁の戦い”に突入していく……という超有名歴史エンターテイメント「三國志」を新たな解釈で描いた完全オリジナルのエンタメ超大作。岩田さんは福田作品初参加で、自身初のコメディに挑戦。“鼻につく自称イケメン将軍”趙雲という役どころで、まさかの華麗なダンスで笑いを誘うという、パフォーマーとしてのイメージをも笑いに昇華する振り切った演技に注目。▼2年ぶりの主演!陰と陽2つの顔を披露する『名も無き世界のエンドロール』1月29日(金)公開複雑な家庭環境で育ち、さみしさを抱えて生きてきたキダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)は幼なじみ。そこに同じ境遇の転校生・ヨッチ(山田杏奈)も加わり、3人は支え合いながら家族よりも大切な存在となった。しかし20歳の時に、ヨッチは2人の元から突然いなくなってしまう。そんな彼らの元に、政治家令嬢でトップモデルのリサ(中村アン)が現れる。リサに異常な興味を持ったマコトは、彼女に近づくためキダの前から忽然と姿を消す。2年後。マコトを捜すために裏社会にまで潜り込んだキダは、ようやくマコトと再会を果たす。マコトは、リサにふさわしい男になるために、死に物狂いで金を稼いでいた。マコトの執念とその理由を知ったキダは、親友のため命をかけて協力することを誓う。以来、キダは〈交渉屋〉として、マコトは〈会社経営者〉として、裏と表の社会でのし上がっていく。そして、迎えたクリスマス・イブの夜。マコトはキダの力を借りてプロポーズを決行しようとする。しかし実はそれは、10年もの歳月を費やして2人が企てた、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった――。岩田さんにとって映画主演4作目となる本作。主人公・キダの10年もの年月を演じ、無邪気な笑顔を見せる学生時代から闇の交渉屋として変貌を遂げるまでの2つの顔を見事に表現、爽やかな岩田さんとクールな岩田さんを楽しめる作品となっている。『名も無き世界のエンドロール』は1月29日(金)より全国にて公開。「Re:名も無き世界のエンドロール~Half a year later~」はdTVで1月29日(金)より独占配信(全3話)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:去年の冬、きみと別れ 2018年3月10日より全国にて公開©2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会新解釈・三國志 2020年12月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2020「新解釈・三國志」製作委員会名も無き世界のエンドロール 2021年1月29日より全国にて公開©️行成薫/集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
2021年01月26日EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのパフォーマー・岩田剛典さん。近年は俳優としても活躍しており、2021年1月29日(金)には3年ぶりの主演作『名も無き世界のエンドロール』(佐藤祐市監督)が公開されます。『名も無き世界のエンドロール』劇中より2020年は岩田さんにとって、芸能活動10周年。この10年でどんなことを考えて、どんなふうに自分の道を切り拓いてきたのか?インタビュー後編は、「デビューから数年は、グループのために何ができるのか迷い悩む日々だった」という岩田さんに、自信をつけるために歩んできた道のりを伺いました。前編はこちら:岩田剛典を読み解く3つのキーワードグループ内での立ち位置を確立できずに、苦しんだ時期も——2020年は、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEにとってデビュー10周年の年でした。ここまでの10年は岩田さんにとって、どんな10年でしたか?岩田剛典さん(以下、岩田):僕にとっては芸能活動をはじめてからの10年になるので、人生そのものとしか言いようがないですね。もちろんデビューするまでの人生も僕の人格をつくったけれど、社会的なイメージや立場は、すべてこの10年で培われたもの。いまある自分は、この10年によって磨かれた自分です。決して短くはなかったし、いい経験を積ませてきてもらったし……積み重ねた道のりそのままの重さを、しっかりと感じます。——そのなかで、転機となった場面を挙げるなら?岩田:グループで言うなら、やっぱり『R.Y.U.S.E.I.』(2014年)のようなヒット曲に巡りあえたことですかね。ヒット曲ってなにがきっかけで生まれるかわからないし、CDもなかなか売れなくなってきている世の中でそういう楽曲に出会えたことは、やっぱり転機でした。普通なら経験できないようなことを、あの曲をきっかけにたくさんやらせてもらい、環境がガラッと変わったように思います。——岩田さんご自身にとっては、パフォーマーだけでなく俳優業をはじめたことも、ひとつの転機なのかなと推察していました。岩田:結果としてはそうですね。でも、当時はとにかくたくさんのことをやりたかったんです。たくさんのことをやってきた中で、俳優もやらせてもらった。——どういうことですか?岩田:デビューしてから数年、僕はグループのなかですごく肩身が狭かったんです。同じグループのメンバーは、幅広く活躍している。僕もLDHや見出してくれたHIROさんに対して恩返しがしたいのに、どうすればいいかわからない……という葛藤がありました。「自分は、会社やグループにただただ乗っかっているだけだ」という劣等感が、ずっとあったんですよ。(三代目のグループ内では)最年少メンバーだということもあるけれど、自分に引け目を感じていると、いろんな話し合いの場でも発言できなくなったりして……ローなマインドに入ってしまうこともあって。それでもいろいろ模索し続けて、自分の存在意義や自信をつくるためにはじめたことのひとつが、俳優という仕事でした。『名も無き世界のエンドロール』劇中より——そんな葛藤や試行錯誤があったなんて、とても意外です。岩田:だから実は、俳優をずっと続けていくということも、最初は考えてもいませんでした。グループに貢献することだけが目的だから、その先の自分個人の人生についてなんて、まったく考えていなくて。いま思えば、それってすごく視野が狭いですよね。ただ、音源に声が乗るボーカルと違って、僕たちパフォーマーは、自分なりの立ち位置を築くのがやっぱり難しいんです。HIROさんが「バックダンサー」を「パフォーマー」としてブランディングしてくださいましたが、自分自身でその幅を広げていかないと、グループに“ただ乗り”しているダンサーで終わってしまう。そんな危機意識が常にあったので、ラップをしてみたり、モノマネやバラエティを頑張ったり、必死にいろいろ試してきました。いま思えば、完全に迷走していた時期でしたね(苦笑)。わけもわからないまま頑張っていたら、道ができていた——そのようなスタートから、俳優という仕事に意志ややりがいを感じはじめたのは、いつごろだったんでしょうか。岩田:オーディションを受けて役をもらえてから、少しずつ意識が変わっていったんだと思いますね。自分で役を取りに行くという経験をはじめてしたのは、映画『クローズEXPLODE』(14年/豊田敏明監督)でした。それからは舞台を経験したり、ドラマ『ディア・シスター』(14年/フジテレビ系)や映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(16年/三木康一郎監督)に出たり……わけもわからないまま、とにかく頑張る時期に入って。そういう作品たちのおかげで、多くの方に自分を知ってもらうきっかけもつかめました。——新しい手ごたえを得て、自分で自分を見る目は変わりましたか?岩田:ありがたいことに芝居と出会えて、「自分らしさ」というものがつくられていったなと感じます。ただ、先の目標をしっかり決めて、まっすぐそこに行きつけたかというと全然そんなことはなくて……「自分なりの存在意義」はほしかったけど「こういう道筋で作っていこう」と明確な意思があったわけじゃない。でも、がむしゃらにやった結果としてついてきた実績が、自分自身の救いになりました。仕事が自分をつくってきてくれたなって、めちゃくちゃ思います。それでようやく、芝居そのものの楽しさにも気づけてきました。『名も無き世界のエンドロール』劇中より「HIROさんはメンバーにも敬語でメールをくれる」——いまは、自信も持てていますか?岩田:そうですね。自信をもってやらないといけない立場にもなってきているし。今回のような作品にオファーをいただけるようになったのも、一つひとつの作品や出会いを積み重ねてこられたからだな、と思います。——今後は「こんな役をやりたい」といった構想も生まれてきたんでしょうか。岩田:作品を選べる立場にはまだないけれど、いただいた作品にはこれからも真摯に向き合っていきたいですね。あんまり「自分がどうなりたい」とか口に出さないほうが、可能性を狭めなくていいかなとも思っているんです。——では最後に、仕事と誠実に向き合うためのマイルールを教えてください。岩田:仕事をするときは、毎回「これが最後になるかもしれない」と思ってやっています。そういう気持ちをつねに持っていることは、作品に対する誠実さなのかもしれません。あとは……「礼儀」と「態度」でしょうか。僕は自分が人より特別秀でたところがないと思っているからこそ、みんな当たり前にやってることだけど、礼儀と態度はちゃんと気を付けようと意識するようにしています。LDHは竹を割ったような体育会系なので、デビューする前から礼儀作法については口酸っぱく言われるんですよね。それを一番体現しているのはHIROさん。実は、ああいう立場なのに僕にメールくれるときは敬語なんですよ。——HIROさんが、メンバーに敬語!岩田:そうなんです。たぶん、20歳くらいのメンバーにもそうだと思う。そこもHIROさんイズムとして、見習っているところですね。どんな時代になっても、人を動かすのは絶対に人じゃないですか。だからこそ、人に対してきちんと感謝を持って向き合っていたいんです。■作品情報『名も無き世界のエンドロール』2021年1月29日(金)全国ロードショー(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会配給:エイベックス・ピクチャーズ公式サイト:映画の半年後を描いたオリジナルドラマ『Re:名も無き世界のエンドロール~Half a year later~』は映像配信サービスdTVで映画公開と同日の1月29日から独占配信。(ヘアメイク:下川真矢(BERYL) 、スタイリスト:桶谷 梨乃(W))(取材・文:菅原さくら、撮影:面川雄大、編集:安次富陽子)
2021年01月25日EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのパフォーマー・岩田剛典さん。俳優としても活躍しており、2021年1月29日(金)には3年ぶりの主演作『名も無き世界のエンドロール』(佐藤祐市監督)が公開されます。『名も無き世界のエンドロール』劇中より岩田さんが演じたのは、まじめで友達思いの青年・キダ。役と自分との共通点や、高校時代から大人になるまでを演じた苦労、共演者とのコミュニケーションなど、撮影の思い出をたくさん伺いました。キダとの共通点は「仲間を大事にするところ」——まずはキダ役について抱いた印象と、岩田さんご自身との共通点を教えてください。岩田剛典さん(以下、岩田):脚本を読んだときから面白そうな作品で、役にとてもやりがいを感じました。キダと僕の共通点といえば、仲間や友人をすごく大切にすること。僕も親友のためにひと肌脱いだり、何かしてもらったらちゃんとそのぶん返したりするタイプで、「親しき仲にも礼儀あり」という言葉を大切にしているんです。だから、キダが幼なじみのマコトのために力を尽くす気持ちは、少なからず理解できました。終始楽しく演じられましたし、この作品と出会えてよかったなと感じています。——大人になったキダは静かで落ち着いていて、感情の振り幅をあまり見せない人。気持ちの動きを演じていくのは、大変だったのではないでしょうか?岩田:そうですね。複雑な気持ちをずっと抱えてもいるし、感情のコントラストを出すのが難しい部分はありました。でもそのぶん、一番「人間らしい」キャラでもあるかな。キダの目線で物語が進んでいくから、観終わったあとに、改めてキダの気持ちを考えたくなると思います。——そんなキダ役は、どのようにつくっていったのでしょうか。岩田:入念なリハーサルをして臨むというよりは、現場に入ってから場面場面で芝居を合わせていく感じでした。だから、ある意味すべてのシーンを、キャストのみんなで話し合いながら作っていく感じ。監督もその場を見て「このカット使おうか」と柔軟に判断してくださったので、楽しい反面、現場の対応力が求められる仕事でした。——監督からは、キダ役についてなにか注文がありましたか?岩田:特にはなかったですね。なにも言われないから好きなようにやらせていただきました(笑)。監督の狙いと、僕が持っていった芝居が遠からずマッチしていたということだと思うので、よかったです。『名も無き世界のエンドロール』メイキングシーンより不安だった「高校生パート」——今回は、キダの高校時代から大人になるまでを、すべて岩田さんが演じられましたね。岩田:そうなんです。僕は「高校生パートをいかに自分が演じないか」に力を入れていて、プロデューサー陣にもめちゃくちゃ相談したのですが……最終的には折れました(笑)。でも高校生の役はもう無理です、本当。『名も無き世界のエンドロール』メイキングシーンより——そんなことなかったですよ!岩田:本当ですか?(笑)。僕自身はすごく違和感があったので、みなさんがご覧になるときに、ストーリーの邪魔にならなければいいなとだけ思っています。——大丈夫です(笑)。幼なじみのマコト役・新田真剣佑さんやヨッチ役・山田杏奈さんとは、現場でどんなふうに過ごされましたか。岩田:同級生の設定なんだけど、だいぶ年が違うから、実際は弟と妹みたいな感じですよね。でも、ふたりとも現場に入ると集中力がすごくて、めちゃくちゃ信頼して撮影に臨むことができました。地方ロケで一ヶ月くらいずっと神戸にいたので、撮影が終わったら、まっけんとはよくごはんに行きましたね。「今年は他になに撮ってるの?」とか「誰と仲良いの?」みたいな世間話をしたりして。僕とまっけんの関係性がすごく大事な作品だとお互いにわかっていたから、初日に連絡先を交換して、暇を見つけては誘い合っていました。——そうやって関係をつくっていくんですね。それから、キダを「交渉屋」へと育てる、川畑役の柄本明さんもさすがの迫力でした。岩田:柄本さん、クランクアップまでずっと僕のことをジャニーズだと思ってたんですよ。最後の最後に「なんだ、ジャニーズじゃないのか」とか言われて(笑)。ユーモアにあふれていて最高に素敵な方でした。グッときたサプライズは「花束」——キダは「交渉屋」という役柄ですが、岩田さん自身は、交渉や難しい人付き合いはお得意ですか?岩田:うーん……キダみたいに難しい交渉をしたことってあんまりないですね。そもそも、不特定多数の人とまんべんなく上手に付き合うタイプなんです。友人は数少ないんだけど、誰とでもよそ行きの顔でほどよく交流できる、八方美人なところがあるんで。人付き合いのうえで、誰かに「あの人苦手だな」って思われることは、あんまりないような気がします。たぶん。——八方美人って、大人になったらある意味では武器ですね。岩田:裏を返せば、ただの臆病者という一面もあるんですけどね。自分がよく思われたいとか、嫌われたくないからみんなに優しくしているだけなんじゃないか……とか。でも、僕なりに社会を生きていくコツだし、生きていくうえで必要なことだと思っているから、あんまり苦には感じていないです。——キダは、マコトからしょっちゅうドッキリを仕掛けられる役でした。岩田さんは、なにか印象的なドッキリの思い出ってありますか?岩田:酔っぱらって寝ている間に、顔に落書きされたことはありますね……。あと、LDHにはHIROさんイズムで、メンバーの誕生日や節目のお祝い事をしっかりやってあげる文化があるんです。部屋の灯りを暗くしてケーキを持ってくるみたいなことは、本当にしょっちゅうしてますね。誕生日なんかは、毎年やってくれるので勘づいちゃうし、もうドッキリにならなくなってきてるけど(笑)。あ、でも、先日三代目(J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)が10周年ライブをやったときに、先輩方から一人ずつ色の違うめちゃくちゃ大きい花束をいただきました。先輩から渡される感じも含めて、胸にグッとくるものがありました。■作品情報『名も無き世界のエンドロール』2021年1月29日(金)全国ロードショー(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会配給:エイベックス・ピクチャーズ公式サイト:映画の半年後を描いたオリジナルドラマ『Re:名も無き世界のエンドロール~Half a year later~』は映像配信サービスdTVで映画公開と同日の1月29日から独占配信。インタビュー後編は1月25日(月)公開予定です。(ヘアメイク:下川真矢(BERYL) 、スタイリスト:桶谷 梨乃(W))(取材・文:菅原さくら、撮影:面川雄大、編集:安次富陽子)
2021年01月22日岩田剛典と新田真剣佑が演じる幼馴染が壮大な計画を繰り広げる『名も無き世界のエンドロール』。本作の公開を前に、主演の岩田さんの3歳からの“リアル幼馴染”であるバンド「I Don’t Like Mondays.」のYUとの特別対談が実現した。岩田さん演じるキダと新田さん演じるマコトが10年もの月日を費やして“ある壮大な計画”に挑む本作。この度、特別対談が実現したのは、岩田さんとは“リアル幼馴染”で、現在も家族のような深い親交が続いている唯一無二の親友、「I Don’t Like Maondays.」のヴォーカル担当・YU。この2人は、今夜1月22日放送の岩田さんが地元・名古屋を訪れる「アナザースカイII」(日本テレビ系)で初共演することも発表されている。お互いに「ガン」「YU」と呼び合う2人の空気感が伝わる対談では、幼馴染から岩田さん演じる”キダ”というキャラクターをどう見たのか。幼馴染でありながらお互いが才能を活かしたアーティストで日本中を席巻している2人は、いま何を考えているのか。映画の中の“キダ”と“マコト”のような強い絆で結ばれた2人の注目の初対談となっている。★リアル幼馴染が観た『名も無き世界のエンドロール』YU:映画観ました。(岩田さんは)冷徹な中にも熱い親友を想う気持ちが裏側に流れている主人公。それってすごい本当のガンっぽいなぁと思いました。さすがにあそこまで冷酷ではないですが(笑)ガンは結構クールに見えたりドライな部分もあるけど、深いところに流れてる血液のような熱い友情を大切にするタイプなので、リンクしている部分があるなと思って。演じてる、というよりは自分が持っているものを吐き出すような演技だったなと思いました。岩田:嬉しいですね。実際「観たよ」って連絡ももらって。こうやって冷静に分析して言われるのはさすがに恥ずかしいけど!(笑)今回のキダは職業こそ”交渉屋”っていう設定なんですけど、原作小説の中でも“小心者で心優しく穏やか”な人物として幼馴染の(新田さん演じる)マコトと対比されて描かれているので、いまYUが言ってたみたいに意外と自分と大きくかけ離れてるところはなかったです。友情だったり、幼馴染がピンチになった時に助けたいっていうのは当然僕の中にもあるので、気持ちが分かるというか。確かにそこまで大きく自分の中で変えながら役に向き合わないといけない現場ではなかったです。★名古屋で共に過ごした幼馴染が、お互いを刺激しあうアーティストに成長岩田・YU:(お互いの最初の印象は)覚えてない(笑)。岩田:まだ赤ちゃんの時ですよ!小学校通い出す前なので。YU:彼は相当ヤンチャでしたね。ヤンチャでもあるんだけど、勉強もできましたし、絵も上手かった。高校生の時は、『名も無き』のキダみたいに爽やかじゃなくて、もっとイカツイ系だったような(笑)。岩田:YUは一緒に受験戦争を戦った戦友。休み時間に僕が親が作ったお弁当食べてる時に、よく温かいカレー食べてて羨ましかった(笑)。YU:その当時から受験戦争なのに変なライバル意識もなく、居心地が良かったよね。岩田:自然でいられる存在でした。育った環境も似ているし、共通点がこんなにも重なる幼馴染がいてくれて幸せです。知り合って何十年経つけど、大人になって久々に会った時にカラオケで歌ってるYUが一瞬誰か分からなくて。「YU、こんなに歌うまかったっけ?ちょっと待てよ…!」と。その時は嫉妬(笑)。YU:僕もガンが三代目(J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)として既に活躍してる時期に久々に会って、順風満帆に行ってるだろうと勝手に想像してたけど、実は会ってなかった期間に彼なりの苦悩や試行錯誤があったという話を聞いて。もちろん一緒に遊びに行って楽しい幼馴染ではあるけど、仕事の面でも刺激をもらえる友人が近くにいてくれるのは本当にありがたいことだなって思っています。岩田:YUは同世代で同じ業界に入って、しかも幼馴染っていうのが他にいないので。シンプルにすごく応援してますし、小さい頃から知ってるけど、作詞の才能とか感性とかは「こんなこと考えながら生きてるんだ」って不思議な感じがあって。元々YUは色んな国やアートとか、音楽も好きだし、自分のインスピレーションを掻き立てられるものを探している人なんですよ。僕も好奇心旺盛で常に自分にインプットできるものを探しているところがあるので、そういうところはシンパシーを感じるし、似た空気を持ってる幼馴染だからこそ、自分が持ってないものを持ってるところが疎ましくも思う。純粋にそれで自分の活動の基盤を築いてるっていうのは本当にリスペクトしています。『名も無き世界のエンドロール』は1月29日(金)より全国にて公開。「Re:名も無き世界のエンドロール~Half a year later~」はdTVで1月29日(金)より独占配信(全3話)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名も無き世界のエンドロール 2021年1月29日より全国にて公開©️行成薫/集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
2021年01月22日岩田剛典、新田真剣佑が“表裏一体”のバディ、山田杏奈、中村アンが2人のヒロインを演じる『名も無き世界のエンドロール』。この度、岩田さん演じるキダが裏社会の交渉屋として暗躍する姿をとらえた、緊張感漂うシーンの本編映像が解禁された。“ある壮大な計画”のため、命をかけて幼なじみのマコト(新田さん)に協力することを誓ったキダは、交渉屋として培った能力を活かし、手段を選ばずマコトに力を貸す。マコトは、住む世界の違う女性・リサ(中村さん)に近づくため表社会で必死にのし上がったが、リサに恋人がいることを知り、2人を別れさせて欲しいとキダに依頼する…。今回解禁された映像では、キダがリサの恋人の部屋に忍び込み、暗闇の中から姿を現すところからスタート。キダを演じる上で、本作の原作の一節に登場する映画『レオン』のジャン・レノをイメージして役作りをしたという岩田さんの低く響く「おかえり」の声はジャン・レノさながらの渋さで、交渉相手を瞬時に恐怖に陥れる。キダはリサと別れるよう交渉を始めるが、男がそれを拒むと、「いやなら殺すかどうかも視野に入れて交渉しなくちゃいけなくなる…」と男を壁にドンと押し付け、額に銃を突きつける――。別アングルからアップで抜かれた岩田さんの表情は、普段の爽やかなイメージからは想像もつかないほど冷淡で殺気を帯びている。岩田さんの新たな一面となるダークな演技は必見だ。『名も無き世界のエンドロール』は1月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名も無き世界のエンドロール 2021年1月29日より全国にて公開©️行成薫/集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
2021年01月14日岩田剛典と新田真剣佑が初共演する映画『名も無き世界のエンドロール』の完成報告会見が1月7日(木)に開催。サプライズ満載の本編にちなみ、岩田さんや新田さんらが二十歳を迎える山田杏奈にバースデーサプライズを行った。完成披露上映会として観客を入れる予定だったが、安全を第一に考え配信イベントへと変更。「本来はお客様との開催でしたが、無観客での開催となってしまったことお詫びいたします。今日は配信もされるということで、画面の向こうの皆さんと繋がっている時間を精一杯楽しみたいと思います。よろしくお願いします!」と岩田さんが挨拶すると、「マコトを演じた新田真剣佑です。今日は楽しんで行ってください!」(新田さん)、「いろいろお話でたらと思います。配信で見てくれている皆さんありがとうございます!」(山田さん)「リサ役を演じた中村アンです!よろしくお願いします!」(中村アン)とそれぞれ中継カメラに手を振った。岩田剛典、新田真剣佑&山田杏奈と同級生役も「意外と違和感なく」岩田さんが演じたのは、裏社会に身を置く交渉屋として危ない橋を渡っていきながらもマコトと共に計画を遂行していくキダ。「本当は心優しく穏やかな人物なんだけど、とある出来事をきっかけに人柄が丸ごと変わってしまう。“大人の時期”と“学生時代”のコントラストを表現できるように意識しました」と岩田さん。また、ブレザーを身に纏い学生時代も演じたことについて「幼なじみを演じたまっけんと山田さんとの学生シーンは、一番年上だし(馴染めるか不安で)考え過ぎていましたが、現場に入ったら意外と違和感なく、初日に連絡先を交換したり、和気あいあいとした雰囲気の現場で2人には感謝している」と撮影をふり返った。キダと共に10年間の壮大な計画を進めていくマコトを演じた新田さんは、「10年前から現在が描かれていて、過去を明るく出来ればラストが生きてくると思ったので、10年前のシーンはスクリーンを見てくれている人を笑顔にできるように意識して演じてましたね」と述懐。キダとマコトの幼なじみで鍵を握るヒロイン・ヨッチを演じた山田さんは「過去のパートにしか出ていないんですが、“衝撃のラスト”に深く関わっているのでヨッチという役を存在感のあるものにしたかった」とコメント。キダとマコトが10年の歳月をかけて近づこうとする政治家令嬢リサを演じ、これまでのイメージを覆すような熱演を見せている中村さんは「監督に撮影に入る前に『(演じきれるか)不安です!』と正直にお伝えしたんですけど『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』って言って下さって、無事(撮影現場の)神戸に向かえました」と背中を押してくれた佐藤祐市監督に感謝を述べた。“天真爛漫”新田真剣佑「岩ちゃんと呼ばせていもらってもいいですか!」本作が初共演である岩田さんと新田さんは、お互いの印象を聞かれると「まっけんは、イメージ通りの明るくて天真爛漫。撮影の最後の方には年の離れた兄弟のようだった」と岩田さんが仲の良さをアピール。新田さんもそれに続き、「クランクインして間もないころに岩田さんに『すみません!岩ちゃんと呼ばせていもらってもいいですか!』とお話しして、それ以降ずっと“岩ちゃん”と呼ばせてもらってます」と仲を深めるきっかけとなったエピソードを披露した。また、本作のメガホンをとった佐藤監督が、「さっき中村さんが『マスコミの皆さんを笑わそう!私が、今回のニュースヘッドラインをかっさらう』って意気込んでてね」と舞台袖でのエピソードを暴露するひと幕も。「そう今日はお客さんがいないからマスコミの方を笑わそうって話したんだけど、誰も賛同してくれなくて(笑)」とマスコミ陣を笑わせ、サービス精神旺盛な一面をみせた。今年の抱負は「エンタメ業界も復活して欲しいという希望を込めて」イベント中盤には、本作の「ラスト20分の真実」というキャッチコピーにちなんで、始まったばかりの今年をどう締め括りたいか、それぞれに新年の抱負を発表。中村さんは「ピアノを継続する」という抱負を挙げ、「元々習っていて、最近離れていたんですけど、また弾く機会があったので続けたいなと思って。集中力を高められるし、(自分は)アクティブなイメージがあるけど知的な雰囲気も出していきたい」とイメージチェンジへ意気込み。山田さんは「運動好きになる」として「私、運動をするんですけど、なかなか運動が続かなくて…そもそも運動を好きにならなくちゃいけないんだと気付いて…、続けられるよう運動の魅力を見いだせたらなと…」と悩みをぽろり。日頃から体を動かしている岩田さん、新田さんは、「興味があるものから始めていけばいいんじゃないかな」「目標を持つのがいいんじゃないのかな」とそれぞれアドバイスを贈った。そんな新田さんは「笑顔」を挙げ、「今年笑顔で終えるために仕事をひとつひとつ頑張る、という意味での笑顔です」と説明。最後に岩田さんは「復活」を挙げ、「昨年から(新型コロナの影響で)各業界の皆さんが苦しい状況で、自分もエンタメの携わらせてもらっている中でグループ活動もしているので、ライブであったりお客様と同じ環境で楽しめるものがあまりできなくて、発信したいものを100%では届けられない年でしたよね。まだ『復活』というには早いかもしれないけど、今年一年が終わるころには本当にエンタメ業界も復活して欲しいという希望を込めて『復活』にしました」と新型コロナの収束への切実な願いを語った。さらに終盤には、観る者を惑わすサプライズが登場する本作ならではの企画が登場。岩田さんと新田さんが声を揃え、「そうなんです!実は、サプライズがありまして…、せ~の山田杏奈さん!お誕生日おめでとう!」と明日1月8日に二十歳の誕生日を迎える山田をサプライズでお祝い!ケーキを模した美しいフラワーアートが贈られた山田さんはとびきりの笑顔を見せて喜びながら、「(誕生日)前日だからな~と思っていたんですけど、意外と誰も何も言ってくれなくてちょっと寂しいなと思ってたんです(笑)」と明かし、「こうしてサプライズしてもらえて嬉しいです!ありがとうございます!」と感謝。イベントの締めくくりには、岩田さんが「脚本をいただいてからこの映画が公開されるまで2年近くあったのですが、間もなく皆さんにお届けできることうれしく思います。サスペンスではありますが、自分としては、究極の純愛ラブストーリーと思っています」と語り、配信を見守る観客にメッセージを贈っていた。『名も無き世界のエンドロール』は1月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名も無き世界のエンドロール 2021年1月29日より全国にて公開©️行成薫/集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
2021年01月08日伊藤健太郎 多くの話題作に出演し、人気を誇っていた伊藤健太郎の人生は突然、大きく狂ってしまった。「10月29日に道交法違反容疑などで逮捕。都内を車で運転中に2人乗りのバイクと衝突したにもかかわらず、そのまま立ち去ったことで、世間からバッシングされました。“事件”の影響で、出演していた映画やドラマ、舞台は対応に追われましたね」(スポーツ紙記者)伊藤は’18年に出演したドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で演じたツッパリ高校生役でブレイクを果たした。同作で、伊藤の親友役として共演した賀来賢人は“マブダチ”の不祥事に思うところがあるようで……。「ドラマの撮影中は、伊藤さんを食事に連れて行っておごってあげたり、芝居のアドバイスをするなど、可愛がっていました。それだけにショックが大きかったのでしょう。2か月がたちましたが、まだ気持ちを切り替えることができないようです」(芸能プロ関係者)■賀来賢人、木村拓哉の嘆き11月中旬の夜に都内の居酒屋を来店した際には、そんな彼の心境が垣間見える場面があった。「北村一輝さんと柄本時生さんと食事をした際に、伊藤さんの話題が出たそうなんです。すると、賀来さんは“その話はやめましょう。あいつの話はしないでください”とさえぎったといいます。賀来さんとしては、楽しい食事の席で彼のことを話したくなかったのかもしれませんね」(同・芸能プロ関係者)“ひき逃げ事件”の傷が癒えないのは、賀来だけではない。1月3日と4日に放送されるスペシャルドラマ『教場2』(フジテレビ系)で共演していた木村拓哉もそのひとりだ。「木村さんが警察学校のカリスマ的な教官役を演じる人気作品。伊藤さんも生徒役として出演する予定で、10月中旬の撮影にも参加していたのですが、今回の件で降板になりました」(前出・スポーツ紙記者)撮影中に出演者が逮捕されるという異常事態に、撮影現場はバタバタだったという。「ほかの出演者やスタッフは愕然としていました。しかし、木村さんは動揺した様子は見せず、積極的にコミュニケーションをとって盛り上げていましたよ。座長として現場が暗い雰囲気にならないよう心がけていたのでしょう」(フジテレビ関係者)ただ内心、穏やかではなかったようで……。「仲のいい仕事仲間には、“俺がもっと注意してあげればよかったかな……”と漏らしていたそうです。伊藤さんは若手のスタッフに挨拶ができておらず、木村さんは気になっていたみたい。折を見て注意しようとしていたそうですが、その前に、こんなことになってしまったんですよ」(木村の知人)自らの過ちで多くの人を悲しませた伊藤。現実世界でつっぱることは“男の勲章”にはならない。
2020年12月29日岩田剛典撮影/矢島泰輔「声をかけていただけたことは、ものすごく光栄だと思います。1度、福田監督とお仕事がしてみたいという思いが前々からありましたので。それが叶って本当にうれしいです」コメディーの奇才・福田雄一監督のオリジナル脚本による映画『新解釈・三國志』で“鼻につく自称イケメン将軍”趙雲を演じている岩田剛典。オファーを受けたのは、2年ほど前。監督と食事に行ったときだった。「正直、僕で大丈夫かなと思いました(笑)。ほかにどんな方々が出演されるかも聞いていましたから、すごくプレッシャーを感じましたね。ただ、肩書だけでもう笑えるので、キャラクターに助けてもらえるかなと(笑)。福田監督からお願いされたのは、誇張して演じてほしいということ。ミュージカル調で話したり、独特の間を取ったり、あまりにもぶっ飛んだキャラだったので振り切って演じました」■プライベートでもやっぱりイケメン?三國志の中でも、もっとも有名な『赤壁の戦い』を描いた今作。劇中、中華統一を目指す英雄・劉備や、彼と義兄弟の杯を交わした関羽、張飛を前に得意げに「劉備軍イチのイケメンです」「モテます」というセリフが。「本当に、もう、なんでしょうね(笑)。なかなかこうストレートに表現することってないですから。撮影現場では、スタッフの方しかいないのでほぼ笑いがないんです。だから、手応えを感じることができなくて(笑)。劇場で見てくださる方には笑っていただけたらいいなと思いながら演じていました。これまで、プライベートでも自分のことを“イケメン”なんて、1度も言ったことがないです。世の中、カッコいい方がたくさんいますから、僕がそんなこと言ったら怒られちゃいますよ(笑)」劉備を演じた大泉洋や関羽役の橋本さとしとは初共演。張飛の高橋努とは、デビュー作品以来の共演だった。「高橋さんとは、僕の映画デビュー作になる『クローズEXPLODE』(04)以来でしたが、“久しぶり”ってすぐに打ち解けられました。橋本さんはEXILEに共演しているメンバーが何人かいたので“元気にしている?”と声をかけてくださって。大泉さんは、座長として真ん中でどしっといてくださって。でも、距離を感じさせないお人柄。思わず、打ち上げのときに“一緒に写真を撮ってください”とお願いしてしまいました(笑)。僕、緊張して、なかなかこういうことって自分から言えないんです。すごくいい思い出になりました。次に大泉さんと作品でご一緒できたら、今回以上にガッツリ絡めたらいいなと思います」■デビュー10周年飽きることがない仕事11月に所属する三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEがデビュー10周年を迎えた。「アーティスト活動以外のところで僕のことを知って、音楽番組で踊っている姿を見て“俳優じゃないの?”と驚かれる方も実際にいらっしゃって。自分が個人活動をしていることでの相乗効果を実感することがあります。この10年のキャリアは、俳優とアーティスト業、両方ないと形作られなかった。模索しながら、セルフプロデュースじゃないですけど、そういう意識で取り組んできた時間でした。こうして、デビューして10年たった今でも、いろいろな出会いや刺激を受けることができるということがこの仕事の魅力だなと思うし、飽きることがないですね」【コラム1】コメディーだけじゃない!アクションもすごいんです出演者の中でいちばんアクションが多かったと思います。槍を持った殺陣や、甲冑を着てのワイヤーアクションは初めてでした。それに、乗馬の練習もありましたし、意外とクランクインするまでにやっておかないといけないことが多かったです。乗馬は、小さいころにやったことがあるかもしれませんが、大人になってからは初めて。初日の稽古で、お尻が痛くて驚きました。すぐに、お尻に敷くパッドを買って。あと、馬の背中がちょうど痛いところに当たるんですよ。それには、苦戦しました(笑)。【コラム2】仕事への熱量この2年くらいで一気に出演作品が増えた感じがしています。かけていただける声に応えるだけの熱量を持っているつもりではいます。その熱量と比例して、いいお仕事をさせていただいているという充実感がありますね。休みたいとか、ゆっくりしたいとかって思うのは、まだ早いかな。やらないといけないこと、やりたいことがたくさんあるので。まだまだ、尻が青いですから(笑)。【コラム3】できたらいいなと思うこと新型コロナが落ち着いたら、旅行とか行きたいですね。海外だと、ヨーロッパとかニューヨークが好き。アートとかに触れて刺激をもらいたいなと思います。今は、友達と話すことで元気をもらえている気がします。まだまだ厳しい状況が続いていますから、うまく息抜きをしていけたらいいですね。 【コラム4】三代目JSBメンバーは作品を見ている?どうなんだろう?僕が出演しているというだけで全部の作品は見てくれていないんじゃないかな。でも、「劇場で見たよ」って感想をくれたりします。メールとかじゃなくて、直接、会ったときに。『新解釈・三國志』はみんなすごく楽しみにしていますね。僕が出演する情報が解禁されてすぐの打ち合わせで「やばいね」「趙雲やるの!?いいなぁ」「すごく楽しみにしてる」って口々に言われました(笑)。『三國志』って、男子はみんな好きだと思います。ゲームで触れている人も多いですし。僕、ゲームだとすらっとしてカッコいい趙雲と(最強の武将)呂布のキャラクターを使うことが多くて、だから、趙雲役はものすごくうれしかったです(笑)。映画『新解釈・三國志』(全国東宝系にて公開中)出演:大泉洋、ムロツヨシ、岩田剛典、小栗旬ほか配給:東宝
2020年12月18日伊藤健太郎と山本舞香「12月から上演する舞台『両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)』で主演を務める予定だった伊藤健太郎さんの降板が11月7日に発表されました。チケットの払い戻しも行うことになったので、舞台関係者は頭を抱えています」(スポーツ紙記者)都内で轢き逃げを起こし、道路交通法違反などの疑いで10月29日に逮捕された伊藤。その影響は各所に広がり、とどまるところを知らない。「彼は2018年の日テレ系ドラマ『今日から俺は!!』でブレイク。その影響で多くのオファーが入り、今年になってそれらの作品が形になり始めていた矢先の事故でした。12月下旬に放送予定だったNHKの『夜の連続テレビ小説「うっちゃん」』や、2021年新春に放送されるフジテレビ系のスペシャルドラマ『教場』の続編にも出演予定でしたが、いずれも降板が決定しています」(芸能プロ関係者)重ねてCMの打ち切りも相次いだ。「医薬品大手の『ジョンソン・エンド・ジョンソン』や食品会社『マルハニチロ』のなど複数のCMにも出演していましたが、いずれも契約解除。動画も削除され、完全になかったことになっています」(広告代理店関係者)本人や事務所の落胆ぶりは想像に難くないが、この事件でいちばん心を痛めているのは、女優の山本舞香かもしれない。「伊藤さんと山本さんは、映画『とんかつDJアゲ太郎』や『今日から俺は!! 劇場版』での共演がきっかけで交際に発展したんです。今年1月には写真誌に同棲が報道されて公然の事実となっていました。彼が逮捕された日は、号泣して憔悴しきっていたようです」(前出・スポーツ紙記者)■“もらい事故”で山本の仕事がーー恋人の不祥事は、彼女の仕事にも影響を及ぼしたようだ。「山本さんは自動車メーカー『HONDA』のCMに出演が決まっていたんですが、急遽見送りになったようです。 “伊藤さんの彼女”というイメージがあまりに強くなってしまったためだと思いますが、自動車の広告にとって“轢き逃げ”というワードは完全にアウトですからね……。双方の事務所は交際の事実について認めてはいないのですが、世間的には完全に交際していることになってしまっている。彼女にとっては、とんだとばっちりですね」(前出・広告代理店関係者)まさに“もらい事故”に巻き込まれてしまった山本だが、CMの起用と見送りについて、彼女の所属事務所に問い合わせると、「そのような事実はありません」と、否定のコメント。一方で『HONDA』の広報部にも同様の問い合わせをしたところ、「企画段階の広告の詳細に関しては、お答えできません」否定はせずに濁すような回答だった。「彼女が自動車のCMに出る予定だったというのは、業界内で知れ渡っていましたし、今の状況では頓挫するのもうなずけます。ほかにも山本さんが関わる新規の広告に関しては、再度検討している段階だと聞いています」(前出・広告代理店関係者)恋人の仕事にも影を落とした伊藤の轢き逃げ事件。彼は今、何を思うのか――。
2020年11月25日坂上忍“おまいう”という言葉がある。自分のことを棚にあげるような発言に対して使う「おまえがいうな」を略した俗語だ。■伊藤健太郎を擁護した坂上伊藤健太郎のひき逃げ事件をめぐって、ネット上などでこの言葉を浴びせられたのが『バイキングMORE』(フジテレビ系)のMC・坂上忍(53)である。というのも、彼は25年前、飲酒運転をして電柱に激突。近隣住民に救急車を要請したにもかかわらず、そのまま逃走して、パトカーと20分近くカーチェイスを繰り広げた。そのあげく、現行犯逮捕され、半年間、芸能活動を謹慎している。そのとき、同乗していたのが世界的デザイナー・山本寛斎の娘でもある女優の山本未來。最初は彼女が運転したが、初心者であるため、坂上が「信用して運転を代わってくれ」と言ったという。彼は釈放の際、メディアの直撃に、こんなコメントをした。「飲んでるのわかったうえで運転したわけですから。それはもう、自分がいけないですね」そんな過去があるからだろうか。歯に衣着せぬ毒舌が売りの坂上にしては珍しく、伊藤の件では腰が引けているようにも見えた。例えば、伊藤が最近、酒のにおいをさせたまま現場入りするなど“天狗”になっていたという報道について「天狗になって致し方ない時期もある」と擁護。「僕は天狗というか、クソ生意気、20歳そこそこのときは毎日、酒くさかった」と告白して「僕より全然マシです」とフォローしたのだ。たしかに、自分も27歳にして飲酒運転で逮捕されたくらいだから、偉そうなことは言えないわけだが──。ここでちょっと考えてみたいことがある。そもそも、そういうやんちゃな若者だった坂上がなぜ、今こうしてワイドショーのMCに君臨しているのかという疑問だ。その転機はズバリ、2003年の離婚である。彼はその事実を『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で公表し、明石家さんまにいじってもらった。これに味をしめたのか、その後も潔癖症やギャンブル好き、愛犬家といったキャラを全開にして、再ブレイク。しかも、彼には自分のプライベートだけでなく、他者のそれを商売にする才能もあった。おかげで、コメンテーターやMCとしてご意見番的な仕事もこなすようになるわけだ。’14年に『笑っていいとも!』が終了して『バイキング』がスタートすると、月曜日のMCに起用され、1年後には全曜日担当の総合MCに昇格。今年の秋には『直撃LIVEグッディ!』の終了とともに、番組が1時間拡大された。いわば、MC競争にひとり勝ちして、この道のプロというべき安藤優子の番組まで追いやったのである。ただし、もとはといえば、彼は俳優。天才子役として世に出て、10代後半には歌手にも本格挑戦した。当時はこんな夢を語っていたものだ。「俺の理想はデビッド・ボウイ、かな。彼は芝居と歌と両方やって、どちらもビッグ。俺もそうなりたい」残念ながらその夢はかなわなかったが、そのぶん、当時の言動には若気のいたり的な可愛げがあった。別の意味で「ビッグ」になった今のほうが、それこそ“天狗”に見えるという人もいるだろう。例えば、今回「クソ生意気」「(伊藤のほうが)全然マシ」と言われた20代の坂上が、今の坂上のMCぶりを見たら──。“おまいう”というツッコミを入れたくなるに違いない。PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2020年11月16日