大人気ギャグ漫画を佐藤二朗主演、水野美紀、岸井ゆきの、染谷将太らの出演でドラマ化した「浦安鉄筋家族」の4話が5月1日にオンエア。“しょーもない”小鉄の担任教師・春巻を演じた大東駿介の“原作再現度”の高さが話題になっている。「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中、シリーズ累計発行部数4,400万部を誇る同名原作をまさかの実写化。限りなく東京に近い千葉・浦安を舞台に“夢の国”から少し外れたところに住むパワフルでハチャメチャな大沢木家が巻き起こすエクストリーム・ホームコメディとなる本作。大沢木家の大黒柱、大沢木大鉄役に佐藤さん。スイッチが入ると暴走が止められない妻・順子に水野さん。まともそうに見えて恋には盲目な長女・桜に岸井さん。服がすぐ脱げてしまう天然変態で桜の彼氏の花丸木に染谷さん。大沢木家の“自宅警備員”長男・晴郎に本多力。次男・小鉄に斎藤汰鷹。祖父・金鉄に坂田利夫。また小鉄のクラスの担任・春巻龍に大東さん。松井玲奈、滝藤賢一といった顔ぶれに加え、豪華ゲストがサプライズ登場する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ある日の大沢木家の食卓で不審者が盗み食い。さらに小鉄を捕まえ…騒然となる一家だが正体は小鉄のクラスの担任・春巻だった。腹をすかせてはタダ飯を食らおうと生徒の家を訪ね、春巻は金欠ゆえに学校に住み着くろくでなしサイテー教師だった。小鉄がランドセルを忘れ登校、順子はランドセルを届けに行き小鉄のクラスの酷い有様を見てしまう。小鉄を叱り飛ばし教室を掃除、さらに算数の授業まで始めてしまう順子に小鉄は逆ギレするも、順子に返り討ちにあってしまい、春巻は悔しさからか行方をくらましてしまう…というのが今回のおはなし。原作の圧倒的“クズ感”を再現した大東さんの演技に「春巻上手く再現してる」「春巻、期待以上のクオリティ。」「語尾が完璧だなw」「キャスティング神がかってるなと思ってたけど、春巻はその中でも群を抜いて春巻そのもの!」など絶賛の声が相次ぐ。副担任役の広瀬アリスにも「ブラックで秀逸」「言葉遣いや言動がブラックなシーンイイナ」「黒いぞ広瀬アリス」など、その“腹黒さ”を讃える投稿が多数寄せられている。(笠緒)
2020年05月02日浜辺美波と横浜流星のW主演で安藤なつみの漫画「私たちはどうかしている」を夏にドラマ化する。この度、高杉真宙、岸井ゆきの、山崎育三郎、鈴木伸之ら個性豊かな登場人物たちを演じる11名のキャストが発表された。本作は、可憐で才能にあふれる和菓子職人・花岡七桜(浜辺さん)と、創業400年の老舗和菓子屋のクールな跡取り息子・高月椿(横浜さん)が、15年前に起こった和菓子屋「光月庵」主人の殺害事件を巡り、過酷な運命に翻弄されながらも、強く惹かれ合う。老舗和菓子屋を舞台にした、クールジャパンなラブミステリー作品だ。そんな中、今回新たに11名の出演者が一挙発表。「賭ケグルイ」『見えない目撃者』などに出演する高杉さんが演じるのは、七桜の同僚として「光月庵」で働く見習い職人・城島裕介。七桜とすぐに打ち解け、互いに励まし合い次第に距離を縮めていく。『愛がなんだ』で主演を務めた岸井さんは、結婚式当日に椿に婚約を破棄されてしまう名家のお嬢様・長谷栞を演じる。控えめで自己評価が低いが、まっすぐで芯が強く、ややおっちょこちょいな一面も。高杉さんは「少女漫画としての七桜と椿の関係性、そして少女漫画とは思えないほどのミステリー要素に惹かれ台本を読むページが止まらずあっという間に読み進めてしまいました」と原作の印象を明かし、「城島君がどのようにしてこの光月庵で絡んでいくのか、人一倍明るく元気な子に演じていけたらと思います」と意気込む。岸井さんは「ドラマチックな始まりですがその先を生きる彼女がどう成長していくのか。それぞれに復讐や陰謀があり、どうかしていると自覚している狂気はしたたかで、和菓子と相まって鮮やかだと思いました。視覚的にも楽しんでください!」とコメントしている。また、七桜の前に突然現れ、付かず離れず七桜を温かく見守る謎の男・多喜川薫役を山崎さん。七桜の母、大倉百合子役に中村ゆり。何者かに殺害されてしまう椿の父・樹役に鈴木さん。小料理屋の女将・宮部夕子役に須藤理彩。椿の祖父であり光月庵の大旦那・宗寿郎役を佐野史郎が演じる。山崎さんは「お茶や日舞など、日本の文化を愛する多喜川を演じる上で、美しい所作、日舞も学んでいきたいと思っています。この魅力的な役を楽しみながら、自分なりにしっかりと向き合っていきたいです」と意気込み、鈴木さんは「高月樹役を通して原作のイメージに近く演じられたらと思っております。和菓子だけでなく、茶道の世界も描かれていますので、先日茶道指導も受けさせてもらいました。是非そちらの方も楽しみにしていただけたらと思います」と呼びかけている。そのほか、「光月庵」の職人役として、和田聰宏、岡部たかし、前原滉、草野大成が決定した。<キャストコメント>高杉真宙今回、「光月庵」で働く新人菓子職人、城島裕介役で参加させて頂きます。少女漫画としての七桜と椿の関係性、そして少女漫画とは思えないほどのミステリー要素に惹かれ台本を読むページが止まらずあっという間に読み進めてしまいました。椿役の横浜さん、七桜役の浜辺さんとは再共演ということで読みながら「こんな感じかな?」と想像していたのですが、和菓子作りの練習時や撮影での立ち姿が凛とされていてまた違った雰囲気で自分も役で現場に溶け込むことが楽しみです。城島君がどのようにしてこの光月庵で絡んでいくのか、人一倍明るく元気な子に演じていけたらと思います。岸井ゆきの15年前のある事件をきっかけに人生をくるわされた人たちによって、決められた結婚を全うするはずだった長谷栞もまた、予想外の人生を突きつけられます。ドラマチックな始まりですがその先を生きる彼女がどう成長していくのか。それぞれに復讐や陰謀があり、どうかしていると自覚している狂気はしたたかで、和菓子と相まって鮮やかだと思いました。視覚的にも楽しんでください!和田聰宏"職人"という響きに憧れがありました。子供の頃、大工や佐官職人が自然と周りに多かったせいもあり、プロフェッショナルな仕事ぶりが好きでした。そんな憧れの職人、しかも和菓子職人を演じさせて頂く事になり、二重の喜びと共に、プレッシャーも感じでいます。「光月庵」という老舗和菓子店の職人として、繊細な部分を表現しつつ、人間模様をしっかり演じていきたいと思います。よろしくお願いします。岡部たかし和菓子と聞くと、歴史伝統、様式格式、四季調和などなどを想像し美しい。この美しさを伝承し築きあげてきたのは人間ですが、如何せん人間は美しさだけでなく醜さも持ち合わせているからややこしい。ややこしいことが起きる。でも僕はややこしいことはイヤなので和菓子職人として美しさだけを追求したい。と思っている。前原滉安部大吾役で出演させていただきます前原滉です。こんなに早く「あなたの番です」チームの方々と再びお仕事ができるなんて幸せです。そして、このチームで再びミステリーということは、次こそは犯人なんじゃないかとドキドキしております。原作ファンの方にも、未読の方にも、皆さんに楽しんで頂けるよう頑張ります!草野大成皆さま初めまして!杉田綾人役、草野大成です!今回、素晴らしいキャスト、スタッフの皆さまが関わる『私たちはどうかしている』に出演できる事を心から幸せに感じております。初めてやる役柄なので、役と共に成長していきたいと思います。皆さんに遅れをとらないように少しでも自分の良さを出して行きますのでどうぞよろしくお願いします!山崎育三郎この度、着物姿に髭が印象的な多喜川薫役を演じさせて頂きます。七桜と出会い、いつも彼女を見守り寄り添う心優しい男ですが、どこか繊細で掴みどころがなくミステリアスな部分も感じています。そして、お茶や日舞など、日本の文化を愛する多喜川を演じる上で、美しい所作、日舞も学んでいきたいと思っています。この魅力的な役を楽しみながら、自分なりにしっかりと向き合っていきたいです。「美しい和の世界」の一員になれる事をとても嬉しく思います。須藤理彩タイトルにある「どうかしている」。その名の通り、若い2人のどうかしている愛の形。憎しみ。裏切り。復讐。どうかしてます。そして、登場人物もほぼどうかしている人達です笑。そんな中、私演じる夕子は、数少ないどうかしてない人のはずです笑。真っ黒な腹の内を覆い隠す様な、豪華絢爛なお着物。そして、美しい和菓子も見どころのひとつです。ザ・日本!も満喫頂けるはずです。この夏、とことんドロドロとした愛憎復讐ドラマ。ぜひ楽しんで頂けたらと思います。1日も早くコロナが終息し、エンタメが皆様の力になる日常を取り戻しますように。。。中村ゆりこの度七桜の母、大倉百合子役を演じさせていただきます。和菓子、という自分が心から打ち込める職業と出会い、本来なら純粋にその道を探究していくべき人であったはずなのに…謎を残したまま散っていってしまった人ですが、天使のような娘を授かれた事、そんなかけがえのない輝いた時間を、忘れられない記憶として繊細に演じられたらと思います。鈴木伸之高月樹役で出演させていただきます!!原作を読ませていただきましたが、一つ一つの漫画のタッチが、すごく繊細で綺麗な印象を受けました。高月樹役を通して原作のイメージに近く演じられたらと思っております。和菓子だけでなく、茶道の世界も描かれていますので、先日茶道指導も受けさせてもらいました。是非そちらの方も楽しみにしていただけたらと思います。佐野史郎いつか和菓子屋さんの世界を演じてみたいとずっと思っていました。舞台となっている金沢は私の故郷、松江に似ています。日常、和菓子を食べお抹茶をいただく習慣があります。受け継がれてきた伝統を守ろうとする和菓子屋の大旦那の心情が自分自身とも重なります。古きをたずねて新しきを知る……。今の世に一番大切なことかもしれません。お菓子は心を癒し、お茶は身体の免疫力を高めるともいいます。みなさまも是非、ご一緒に!!佐野史郎「私たちはどうかしている」は7月期日本テレビ系水曜ドラマにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年04月27日佐藤二朗主演、水野美紀、岸井ゆきの、染谷将太らが共演する「浦安鉄筋家族」の第3話が4月24日放送。勉強デートで桜の自宅に行くも、大鉄にブリーフ姿で土下座挨拶してしまう花丸木を演じる染谷さんに「すさまじい振り幅」など絶賛の声が続出している。1993年から現在まで長期連載が続く浜岡賢次の同名漫画を、佐藤さんはじめ個性派キャストが集結して映像化。超テキトーでタバコ大好きなタクシー運転手・大沢木大鉄役で佐藤さん。暴走したら無敵(?)な大鉄の妻・順子役で水野さん。大沢木家で一番まとも(!?)に見える長女・桜役で岸井さん、その彼氏で肌の抵抗が少なく服が脱げやすい天然変態の花丸木に染谷さん。コスプレ好きなアニメ・発明オタクの長男・晴郎役で本多力。机の裏にハナクソをためている次男・小鉄役で斎藤汰鷹。小鉄達の祖父・金鉄に坂田利夫。大鉄とタクシー運転手仲間行きつけのファミレス店長・麻岡ゆみ役で松井玲奈。乗車するたびに空に飛ばされる大鉄のタクシー常連客で滝藤賢一といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。桜は大鉄から「花丸木と別れろ」と言われるが耳を貸さない。そんなある日、思いがけず花丸木と家で勉強デートをすることになった桜だが、花丸木から家に行きたいといわれてしまう。花丸木を家族と引き合わせたくない桜は、なんとかして自分の部屋に招き入れるが、そこにまさかの珍客=プロレスラー・真壁刀義が。その“残り物”を処理してる間に、花丸木が晴郎に見つかりズボンを脱がされ、さらに帰宅した小鉄にニットをほどかれ、ブリーフ一枚になったところに大鉄と順子も帰宅して…というのが今回のストーリー。ブリーフ姿で桜に助けを求めるところを大鉄に見つかり、プロレス技をかけられるが、桜に激怒されおとなしくなったところで、花丸木が「不束者ですが、どうかよろしくお願いします」と“土下座挨拶”。大河ドラマ「麒麟がくる」で織田信長を演じている染谷さんの、ブリーフ一枚での熱演に「大河とこれで同時期に染谷将太のすさまじい振り幅」「浦安鉄筋家族のハナマルキと麒麟が来るの信長が一緒なんて笑えるラム」「ギャップがありすぎて染谷将太すげえ」などの声が続出している。(笠緒)
2020年04月25日俳優の高杉真宙主演の映画『前田建設ファンタジー営業部』が24日、期間限定のオンライン無料上映を実施することを発表した。本作は、建設業界の新市場を切り開き「マジンガーZの格納庫」の建設設計に本気で挑んだ熱きサラリーマンたちの実話から生まれた感動の積算エンタテインメントで、アニメの世界の曖昧で辻褄の合わない設定に翻弄されながらも、技術の底力を駆使して無謀なプロジェクトに立ち向かう姿を描く。1月31日より全国公開となったが、新型コロナウイルス対策による緊急事態宣言の対象地域が全国に及び、作品を映画館で観ることができなくなったことを受け、製作委員会で協議を重ねたと結果、オンライン無料上映が決定。期間中、スタッフ・キャスト参加で、ビデオ会議アプリZoomを使用した生実況イベントの実施も予定している。オンライン無料上映期間は5月3日12時~5月6日23時59分。映画の公式サイト、もしくは公式Twitterの応募フォームから、1人1回に限り応募可能となっている。募集人数は1,000名で、当選者にはシリアルナンバーをメールにて配布、シリアルナンバー1つにつき1回限り視聴可能。特別サイトにアクセスのうえ、シリアルナンバーを入力することで、視聴開始(24時間有効)となる。シリアルナンバーは2つ送られるため、1つを友人にプレゼントして一緒に視聴したり、一緒に実況イベントを見ることも可能となっている。また、生実況イベントは5月6日15時より、ヨーロッパ企画 公式YouTubeチャンネルで行われる(Youtube上では本編の上映はなし)。ヨーロッパ企画の上田誠(脚本)・本多力が参加し、高杉、岸井ゆきののゲスト出演を予定している。○高杉真宙 コメント熱く夢があり元気になれるお話。今だからこそ観て頂きたい映画になっています。そしてそんな映画を今回、生実況させて頂けるということで、皆さんと一緒に映画を見る時間を共有出来るというのは初めてのことなので、少しでも皆さんの楽しみに繋がって頂ければ嬉しいです!○小木博明(おぎやはぎ) コメントこの映画を観て頂いたら、夢や、やる気が溢れて来てしまいます。こんな時期だから、慌てて外に出ないで下さいね。○上地雄輔 コメントこの作品は笑って泣けてホッとする作品になってます。ぜひ今、自分の中でモヤモヤやフラストレーションが溜まってる方はスッキリして素敵なゴールデンウィークを迎えて欲しいと思います!○岸井ゆきの コメント本当にあった前田建設"ファンタジー"営業部! 普段見ることのできない作り途中のトンネルのシーンがお気に入りです。今建っているもの全てに、想像して、計算して、実際に建てた人達がいて、そこには常にアツイ想いがある。熱量を感じられる作品です!○本多力 コメントとにかく熱が人から人へ伝播していく作品です。撮影現場も映画同様エネルギーに溢れてました。毎日もどかしい時間が続いていますが、お家でこの映画を観ていただいて、少しでもみなさんの日々の活力や楽しみに繋がったら嬉しいです!○町田啓太 コメントおうち時間にこの映画を!是非たくさん笑って気晴らしにしてください!ゆっくり楽しんでもらえることを願っています。○六角精児 コメントなかなか希望の持てない今日この頃ですが、この映画が少しでも皆様の明日への活力になることを願うばかりです。○上田誠(脚本) コメントいまこそ脳内に、いろんなものをおっ立てる時代がやってきたのではないかと思います。マジンガーZの格納庫なんか、おっ立ててみるのも面白いのではないでしょうか。おうちで見てください。あなたの脳を、大脳新皮質をこえ辺縁系の下、脳幹まで掘削し、ジャッキアップの夢をありありとお見せします。(C)前田建設/Team F(C)ダイナミック企画・東映アニメーション
2020年04月24日現在放送中の佐藤二朗主演ドラマ「浦安鉄筋家族」に出演する新たなパワフルすぎるキャストが決定。原作ファンの広瀬アリスをはじめ、MEGUMI、バッファロー吾郎A、シュウペイ(ぺこぱ)が参加する。「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)にて25年以上にわたり連載中のギャグ漫画シリーズ「浦安鉄筋家族」を、佐藤さんが主人公の大沢木大鉄、水野美紀、岸井ゆきの、本多力らが家族を演じドラマ化した本作。「探偵が早すぎる」や舞台「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」などコメディ作品で次世代のコメディエンヌとしても活躍が期待される広瀬さんが演じるのは、小鉄のクラスの副担任であり、担任・春巻の奇行に呆れ気味だが容赦のないツッコミを炸裂させる、真面目で優秀な長崎屋奈々子。「撮影をしてみて、最高の現場だなと思いました」と参加した感想を明かした広瀬さんは、「原作は小学生の時に読んでいたのですが、その時漫画自体に衝撃を受けて…だからニュースになった時に『あれ?出たいんだけど、聞いてないな話』って(笑)」とコメント。また「今回は思った以上に、ちょっと大きくやっちゃっいました(笑)何度もお世話になっている瑠東監督からも撮影前に『大人しめになると浮いてしまうかもしれないので』と言われたので、緩急を意識しつつ。いつか最終話あたりでちょろっとでいいので、どこかの後ろで春巻先生をめちゃくちゃ説教しているシーンがあったらいいなと思います(笑)あの先生は原作にも出てくる最高のキャラクターなんですけど…実際に演じる大東さんを見ていたら、本当に言い方悪いですけど、言葉選ばずに言うなら…腹が立ちます(笑)」と話している。また、MEGUMIさんが演じるのは、大沢木家の隣に引っ越してきた関西人一家・西川家のドケチ主婦であり、小鉄の同級生・西川のり子の母。「私テレビで、このセリフ言っちゃうんだ...と若干凹みましたが、皆様にただただ笑って頂けたら幸せです」と演じた感想を語り、「佐藤二朗先輩は素晴らしいです。この番組を見てる時は日常から離れて、底抜けに笑って頂けたら嬉しいです!」と呼びかけている。さらに、初代「キングオブコント」王者のバッファロー吾郎Aさんが、大鉄と同じタクシードライバーであり商売敵、西川のり子の父役。ドラマ初出演のシュウペイさんが、順子(水野美紀)とのり子母のケンカに巻き込まれ、なぜか絡まれてしまうスーパーの店員役を演じる。バッファロー吾郎Aさんは「こんなおいしい役をいただいて申し訳ないです(笑)佐藤二朗さんは、常に周りに気を配ってらっしゃる紳士で素敵な方でした。佐藤さんのおかげでだいぶリラックス出来ました」とふり返り、シュウペイさんも「出演が決まった時は早く友達に話したいぐらい嬉しかったです!バラエティじゃなくてドラマの現場自体初めてだし、女優さんと共演もほぼ無い中で、近くで女優さんの演技の凄さに毎テイク魅了されました!」と興奮気味に語っている。ドラマ24「浦安鉄筋家族」は毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送中。ひかりTV、Paraviにて配信。(cinemacafe.net)
2020年04月22日「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)連載の人気コミックを佐藤二朗主演でドラマ化した「浦安鉄筋家族」。その2話が4月17日放送。順子役の水野美紀がみせるアクションシーンと、“本人役”でゲスト出演した大仁田厚、アジャコングに視聴者が沸いている。実写化不可能と思われた超絶ギャグマンガをテレビ東京「ドラマ24」枠がドラマ化。限りなく東京に近い千葉、浦安。“夢の国”から少し外れたところに住むパワフルでハチャメチャな家族――大沢木家の日々を描いていく本作。とにかく超テキトーでだらしがない大沢木家の大黒柱の大沢木大鉄に佐藤さん。普段はおしとやかだが怒ると暴走する妻・順子に水野さん。彼氏の花丸木君のことになると盲目になってしまう桜に岸井ゆきの。大沢木家の自宅警備員を務める永遠の浪人生の晴郎に本多力。坊主頭がトレードマークで勉強嫌いな次男の小鉄に斎藤汰鷹。大鉄の父で小鉄達の祖父・金鉄に坂田利夫。肌の抵抗が少なく服が脱げやすい天然変態、かつベテランのいじめられっ子で桜の彼氏の花丸木に染谷将太。生徒の家で飯を食らうのが日課のクソザコサイテー教師で鉄の担任をしている春巻龍に大東駿介。さらに毎回多彩なゲストが登場する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話では息子の裕太(キノスケ)が発熱し、大鉄を起こそうとするも失敗した順子は裕太を連れ病院へ急ぐが、そこに小鉄の友達・フグ夫の両親や生徒指導の先生が立ちはだかる。公園を突っ切ろうとするとそこにたむろする主婦たちが“ベビーファイト”を挑んでくる…。藤田朋子演じる柳梅率いる主婦軍団相手に大立ち回りを繰り広げる順子。身体能力に定評のある水野さんらしいキレのあるアクションが繰り広げられる。このバトルに「まさかベビーファイトがドラマ化されるとはw」「順子のツームストンパイルドライバーはキツイ」「順子ママの強さが前より増してる」「浦安戦場すぎるわwwwwww」「順子の破壊力えぐい」など視聴者から喝采の声が多数。また警官の大谷暑司役で大仁田さん、江戸紫桃代(通称・ボボヨ)役でアジャコングさんもゲスト出演。2人とも本人をモデルにしたキャラクター役での出演となり、「アジャコングと大仁田厚が出る熱いな」「大仁田本人キャスティングは神やな」「警官、ダンプさん?笑笑」「ボボヨ、しかも本人役」「大仁田とアジャコング本人が出るなら、ジャッキーチェンとサモハンキンポーの本人出演もあるな」などこちらにも注目が集まっている模様だ。(笠緒)
2020年04月18日最新技術を駆使したエンタメ&カルチャースポットが続々とオープン中。今回は花をテーマにした施設「HANA・BIYORI」を女優・岸井ゆきのさんが体験しました!岸井ゆきのが体験レポート!エンタメ&カルチャースポット最前線。次々に東京にオープンする新施設のなかで、今回女優の岸井ゆきのさんに体験してもらったのは、先日オープンしたばかりの「HANA・BIYORI」。ここは「よみうりランド」に隣接する、花と自然がテーマの新感覚フラワーパーク。「このあたりは昔から家族や友達と何度も足を運んでいて、実は私にとって馴染み深い場所。今日久しぶりに来て、以前の思い出がよみがえってきました」と懐かしそう。元は「よみうりランド」内にあった日本庭園が装いを新たに新感覚のフラワーパークへ生まれ変わったと知ると「いつの間に。『よみうりランド』もバージョンアップしているんですね」と驚いた様子。未知なる施設に興味津々で「ガンガン歩いて詳しくレポートします」と宣言。早速、期待に胸を膨らませ園内へ!まず、やってきたのは施設の中心に位置する巨大な温室「HANA・BIYORI館」。この館を囲むように、園内には花の庭園と桜並木が広がっている。「この温室がメイン会場なんですね!中に入ってみましょう」と岸井さん。「HANA・BIYORI館」のクライマックスは、1日4~6回上映される花とデジタルのアートショー。こちらは実物の花とデジタル、音響など様々な演出技術を融合させた最新鋭のイマーシブ(没入型)空間がテーマ。投影された四季折々の景色の中を歩き回る岸井さんは、迫力満点の映像に驚きを隠せない様子。「もう、びっくりしました!前後から迫る音響はその振動が体に響くほど。シーンによっては雪まで降る。五感に訴える映像ってこういうことかも」。実は、このシアターはマルチエンディングシステムを採用。センサーが来場ゲストの感情を分析して、エンディングシーンが切り替わるのも画期的。「HANA・BIYORI館」で人気なのが、可愛いしぐさが胸キュンと評判のコツメカワウソ。餌穴を通してコツメカワウソと触れ合った岸井さんも、これには大興奮。「こんなに接近する機会ってあります?あの小さな手を出してくる姿が可愛くて、もう感激です!手が柔らかくて、めちゃくちゃ癒されました」。ここではスタッフからの生態トークや餌をあげる体験イベントも開催予定(現在は休止中)。同館でもう一つの目玉は巨大なアクアリウム。「花だけじゃなく、こんなにたくさんの魚も見られるんですね。色とりどりで綺麗です」と岸井さん。こちらは、沖縄の海を彩る魚が主役の長さ8mの水槽。一方には緑豊かな水草が拡がる3mの水槽が。岸井さんが見上げるのは温室内に併設のカフェテリア店内。「太陽の光がさんさんと降り注ぐ、花と緑に囲まれたボタニカルカフェって非日常的。天井いっぱいのフラワーシャンデリアを眺めながら、ゆっくりお茶できる時間って最高ですね。誰もがリフレッシュできると思います」屋外エリアの見どころのひとつ「四季の庭」には季節ごとに花が1万5000株も植えられ、“毎日がお花見日和”を体現。反対側の「セコイアの庭」に構える世界有数の大木センペルセコイアは象徴的な存在。「母がガーデニング好きなので、私もお花が大好きなんです。今日は自然に触れてマイナスイオンをたっぷり浴びました。またゆっくりと家族で訪れたいです!」HANA・BIYORI満開の花を毎日楽しめる次世代フラワーパーク。300鉢超の吊り花が咲き誇る1500平方メートルの温室では、花とデジタルが融合したアートショーが開催。温室外に広がる日本庭園には文化財も。ワークショップなどイベントも予定。東京都稲城市矢野口4015-1(よみうりランド隣接)TEL:044・966・87179:30~17:00※時期により変動不定休入園料¥1,200ほかきしい・ゆきの1992年、神奈川県生まれ。第43回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。4/10スタート、金曜深夜ドラマ24『浦安鉄筋家族』(テレビ東京系)に出演。ブラウス¥19,000スカート¥23,000(共にロワズィール TEL:03・6861・7658)ソックス¥2,100パンプス¥18,600(共にアデュー トリステス TEL:03・6861・7658)イヤリングはスタイリスト私物※『anan』2020年4月15日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・藤垣結圭取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年04月13日数々のヒット作を生み出してきたテレビ東京・金曜深夜「ドラマ24」枠で、大人気ギャグ漫画シリーズ「浦安鉄筋家族」がドラマ化、4月10日より放送開始となった。「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中、シリーズ累計発行部数4,400万部を誇る大人気ギャグ漫画を、佐藤二朗を主演に迎え実写化した本作は、限りなく東京に近い千葉・浦安、“夢の国”から少し外れたところに住むパワフルでハチャメチャな家族――大沢木家が巻き起こすエクストリーム・ホームコメディ。佐藤さんがとにかく超テキトーでだらしがない大沢木家の大黒柱、タバコ大好きなタクシー運転手の大沢木大鉄を演じ、スイッチが入ると暴走が止められない大鉄の妻・順子に水野美紀。彼氏・花丸木くんのこととなると盲目になってしまう長女・桜に岸井ゆきの、アニメ・発明オタクで大沢木家の自宅警備員を務める永遠の浪人生の長男・晴郎に本多力。勉強嫌いで机の裏にハナクソをためている浦安一のおバカな小学生の次男・小鉄には斎藤汰鷹。腰痛持ちの高齢だが、とっさにとんでもない反射神経を発揮する小鉄達の祖父・金鉄に坂田利夫。ベテランのいじめられっ子で、肌の抵抗が少なく服が脱げやすい天然変態な桜の彼氏・花丸木に染谷将太。小鉄のクラスの担任・春巻龍に大東駿介。大鉄やタクシー運転手仲間行きつけのファミレス店長・麻岡ゆみに松井玲奈。また豪華なサプライズゲストも多数出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話ではタバコ大好きなタクシー運転手・大鉄がある日、順子による家族裁判で「禁煙刑」を言い渡されてしまい、家族は総出で父の禁煙作戦に協力しようとするが、それがまさかの監禁・チェイスととんでもない大波乱を巻き起こす…。SNSには「まじで浦安でロケしてたんか」「ほぼ原作通りの構成で、ちゃんと浦安市で撮影してて、マジで素晴らしいドラマになりそう!」など原作ファンからの声とともに「実写になるとは噂で聞いてたけど、キャストがすごい豪華」「良い役者集め過ぎでしょ!特に水野さん、滝藤さん、佐藤さんは流石の極み」「朝ドラ女優さんが何人も揃って、とんでもなく馬鹿なドラマに出てる」とキャストの豪華さに驚く視聴者も多数寄せられている。(笠緒)
2020年04月11日佐藤二朗主演、水野美紀、岸井ゆきの、坂田利夫が家族に扮するドラマ「浦安鉄筋家族」。この度、染谷将太、大東駿介、滝藤賢一ら大沢木一家を取り囲む個性派キャラクターを演じるキャストが決定した。■花丸木/染谷将太大河ドラマ「麒麟がくる」では織田信長役で出演、「聖☆おにいさん」も話題となった染谷将太が演じるのは、大沢木家の長女、桜(岸井さん)の彼氏・花丸木。ベテランのいじめられっ子で、肌の抵抗が少なく服が脱げやすい天然変態。「出演する準備を勝手にしてきました」「浦安鉄筋家族」が大好きすぎて、子役時代、「浦鉄」が実写化した際は絶対に参加したいという思いから、ひらすら漫画を読みこみ自分なりに演じてみて、熱演のあまり親にうるさいと言われたりなどしながら、出演する準備を勝手にしてきました。そんな日から約20年。まさか、実現するとは!しかも花丸木!あの神がかったキラキラボーイを体現するとは!小指を正して演じさせていただいております。■春巻龍/大東駿介『クローズZERO』シリーズや大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」などに出演する大東駿介が演じるのは、小鉄(斎藤汰鷹)のクラスの担任・春巻龍。貧相、貧弱、貧乏で、生徒の家で飯を食らうのが日課。誰よりも威張れると思って教師になったというクソザコサイテー教師というキャラクター。「多少日常生活に支障をきたす覚悟で」間違いなく、僕の役者人生で、もっともバカで、もっとも愛おしい人物でしょう。学生時代から愛読してるとても思い出深い作品のもっとも好きなキャラクターを演じさせて頂くことはちびるぐらい嬉しい反面、高速道路の真ん中で遭難するぐらい怖いものですが、至高のバカ春巻龍に導いてもらい、多少日常生活に支障をきたす覚悟で挑みたいと思います。佐藤二朗さんはじめ、バカ真面目にバカをできる素晴らしいキャストの皆さんとつくる『浦安鉄筋家族』こりゃすごいことになるチョー■麻岡ゆみ/松井玲奈佐藤さんへ直に出演を熱望したほどの原作ファンだという松井玲奈は、大鉄(佐藤さん)やタクシー運転手仲間が行きつけのファミレス店長・麻岡ゆみ役に決定。長期喫煙滞在上等の大鉄たち、通称「アホヤニーズ」にツッコミまくりの天敵だ。「物語にはあっと驚く仕掛けも」兄の影響で小学生の頃から『浦安鉄筋家族』は親しんできた漫画の一つでした。とにかくはちゃめちゃな物語に触れると、気楽に楽しく、思うままに生きてもいいのではと思えます。べーやんの店長麻岡さんは、大鉄をはじめとする喫煙者「アホヤニーズ」と小さな攻防を繰り返す役どころです。ヤニーズの皆さんの押しと、ノリに負けないように、私もグイグイと立ち向かっていきたいと思います。10年程前にお芝居を始めた頃、そわそわして落ち着かなかった私に二朗さんが『お前はできる』と喝を入れてくださった事がありました。酔っ払って電話をかけてくる二朗さんですが、真面目なところ、お茶目なところも含め信頼のおける素敵な先輩だと思っています。ギリギリまで攻めた演出や展開は脚本を読んでいるだけで、笑わずにはいられません。物語にはあっと驚く仕掛けもあるので、ぜひ最初から最後まで楽しんでいただけたらと思います。松井玲奈の新しい一面にも触れていただけるのでは?!と思います。■仁ママ/宍戸美和公「痛快TVスカッとジャパン」に出演する宍戸美和公は、小鉄の同級生・土井津仁の母役で出演。超ド貧乏なため、自宅の隣の墓場からお供え物を奪って食らい、血肉とする、大鉄と並ぶMs.ノーコンプライアンス!「紛れます」。私が仁ママだなんて‥大丈夫?ダルビッシュ様が「誰がやるんや」とつぶやかれたとか‥‥恐怖です。どうか注目しないで。見ないで。やりたいけど、ダルビッシュ様には見られたくなーい‥‥と言っても、濃ーい方ばかりなんで紛れます。何処に出てたっけ?と通り過ぎてしまうでしょう。『浦筋』ファンの皆さま、不束者ですが、よろしくお願いします。(私、お金持ちより貧乏が似合うんです。それで、出ちゃうんです)佐藤二朗様・存在感!水野美紀様・器用塊!岸井ゆきの様・お菓子!本多力様・ご近所!斎藤汰鷹様・実物大!キノスケ様・無垢寝!坂田利夫様・伝説上! 4月10日、うんこを握ってテレビの前でお待ちください。■大鉄のタクシー常連客/滝藤賢一ドラマ24「コタキ兄弟と四苦八苦」の主演、滝藤賢一がリレー出演!ハチャメチャ大鉄タクシーに乗ってしまった不運すぎるタクシー客を演じる。「やりたい放題やらせていただきました(笑)」まさか、「コタキ兄弟と四苦八苦」の流れで「浦安鉄筋家族」に出られるとは…。2クール連続のドラマ 24。あまりにも品がないのでは?と、一瞬お断りしようか考えましたが2秒でやると決めました。私、滝藤賢一。もはやテレビ東京の回し者と思われても致し方ありません。化け物佐藤二朗さん。現場で納得いくまで何度も段取りを重ねる姿。面白さへのあくなき追求心。あまりのストイックさに恐怖しました…。こうやって芝居の化け物は産まれたんだな~。そして、我が戦友、水野美紀さん。化け物佐藤二朗を相手に、どんな大立ち回りを見せるのか!あ、勿論私もできる範囲でやりたい放題やらせていただきました(笑)ああ!コタキ兄弟と四苦八苦!終わってほしくない!ああ!でも浦安鉄筋家族!早く観たい!「浦安鉄筋家族」は4月10日より毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送、ひかりTV・Paraviにて配信予定。※テレビ大阪のみ翌週月曜深夜0時12分放送(cinemacafe.net)
2020年03月27日第43回日本アカデミー賞の授賞式が6日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、映画『翔んで埼玉』で最優秀監督賞を受賞した武内英樹監督が登場した。優秀助演女優賞を受賞した二階堂ふみ、優秀助演男優賞を受賞した伊勢谷友介、優秀主演男優賞GACKTと俳優陣も続々受賞していた同作。GACKTは「今回は高校生役と聞いて、断らせていただきました」と明かし、周囲を驚かせる。さらにGACKTは「魔夜(峰央)先生の大ファンで、魔夜先生から直々にGACKTじゃないとダメだという言葉をいただき、今ここにいて、断らなくてよかったなあと思っています」と語った。一方、竹内監督は「とっちゃいけない作品がとっちゃった...」と苦笑。しかし、第44回報知映画賞特別賞、第62回ブルーリボン賞 作品賞に加え、第43回日本アカデミー賞 最優秀監督賞、最優秀脚本賞を受賞するという結果を迎えた。○武内英樹監督 コメントとっちゃいけない作品がとっちゃった...。埼玉の733万5千人の県民のみなさん、映画を応援してくれて温かく見守っていただいて、ありがと うございました!■最優秀賞受賞リスト作品賞…『新聞記者』監督賞…武内英樹(『翔んで埼玉』)主演男優賞…松坂桃李(『新聞記者』)主演女優賞…シム・ウンギョン(『新聞記者』)助演男優賞…吉沢亮(『キングダム』)助演女優賞…長澤まさみ(『キングダム』)アニメーション作品賞…『天気の子』外国作品賞…『JOKER』新人賞…岸井ゆきの、黒島結菜、吉岡里帆、鈴鹿央士、森崎ウィン、横浜流星(C)日本アカデミー賞協会
2020年03月07日女優の岸井ゆきのが6日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第43回日本アカデミー賞の授賞式に出席し、新人俳優賞受賞の心境を語った。『愛がなんだ』で受賞した岸井は、「この作品の撮影前に、事務所の社長に『あなたの名刺になるような作品にしてきなさい』と背中を押してもらいました」と明かし、「そんな映画でこのような賞を頂けて、本当に光栄です。『愛がなんだ』のスタッフ、キャストならびに今まで関わってきた皆さまに感謝します」とコメント。また、「テルコという役は、大好きな人のそばにいながら、恋人になれない、でも、思い続けてそばにいるという役でした」と自身が演じた役柄を振り返り、「作品中に追いかけた手に入りそうで入らなかった希望を、今やっと少し手に入れたような気がします。本当にありがとうございました」と結んだ。(C)日本アカデミー賞協会
2020年03月07日第43回日本アカデミー賞の授賞式が6日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、最優秀主演男優賞を受賞した松坂桃李が登場した。昨年の第42回日本アカデミー賞では、最優秀助演男優賞を受賞した松坂。今年は映画『新聞記者』で最優秀主演男優賞に輝いた。優秀主演男優賞を受賞した菅田将暉と並ぶと、実は連絡先も知らないという2人の関係について「不思議な感覚なんですよね。僕はライバルという風にも思ってますし、同じ事務所の一人として、同志とも思ってますし」とコメントする一幕も最優秀賞の受賞が発表されると、驚いた様子で登壇し、「ハードルが高い役だなと思いましたが、ウンギョンさんと一緒にお芝居をすることがで きて最後まで駆け抜けることができました」とコメントすると、最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンも見守った。『新聞記者』はさらに、作品賞も受賞。松坂は「ここにいないスタッフとも、喜びを分かち合いたい」と喜び、ウンギョンは「計り知れません。本当に光栄です」と笑顔を見せた。○最優秀主演男優賞 松坂桃李 コメントこの作品は僕の知る限りでは実現するまでに二転三転四転、五転くらいおそらく色々なことがあって、それでもこの作品をしっかりと映画を見てくださる方に届けたいという人が一致団結し、藤井監督の舵の元、撮影を終えることができました。僕自身も、10年ちょっと(俳優を)やってきて、ハードルが高い役だなと思いましたが、ウンギョンさんと一緒にお芝居をすることがで きて最後まで駆け抜けることができました。何より、「この作品で頑張ってこい」「行ってこい」と行ってくれた事務所のマネージャーさん、社長含めて後押ししてくれて嬉しい気持ちでいっぱいです。今日という日を糧に、また新たに作品の一部に自分がちゃんとなれるようにいけたらと思っております。今回は本当にありがとうございました。■最優秀賞受賞リスト作品賞…『新聞記者』監督賞…武内英樹(『翔んで埼玉』)主演男優賞…松坂桃李(『新聞記者』)主演女優賞…シム・ウンギョン(『新聞記者』)助演男優賞…吉沢亮(『キングダム』)助演女優賞…長澤まさみ(『キングダム』)アニメーション作品賞…『天気の子』外国作品賞…『JOKER』新人賞…岸井ゆきの、黒島結菜、吉岡里帆、鈴鹿央士、森崎ウィン、横浜流星(C)日本アカデミー賞協会
2020年03月06日第43回日本アカデミー賞の授賞式が6日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、新人賞を受賞した横浜流星が登場した。『愛唄 ー約束のナクヒトー』『いなくなれ、群青』『チア男子!!』の3作品で受賞した横浜。「3作品を通して、たくさんのことを得たんですけど、それよりも自分の力不足を痛感し、正直まだ自分にこの賞は早いんじゃないかと思っています」と心境を吐露。しかし「いただけたからにはこの賞に恥じないように、心に残るような素敵な作品を作っていけたらと思いますし、またこの場に立てるよう、日々精進したいと思います」と真摯に語った。新人賞は他、岸井ゆきの、黒島結菜、吉岡里帆、鈴鹿央士、森崎ウィンが受賞した。○横浜流星 コメントこのような素敵な賞をいただけたのは『愛唄 -約束のナクヒト-』『いなくなれ、群青』『チア男子!!』で携わってくださった方々のおかげだと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。3作品を通してたくさんのことを得たんですが、それよりも自分の力不足を痛感し、正直 まだこの賞は早いのではないかと思っていますが、いただけたからにはこの賞に恥じないように心に残るような素敵な作品を作っていけたらと思っていますし、またこの場に立てるよう日々精進したいと思います。ありがとうございました。(C)日本アカデミー賞協会
2020年03月06日「第43回日本アカデミー賞」授賞式に先がけ、2月26日(水)から3月13日(金)まで、本年の「新人俳優賞」を受賞した6名の俳優を撮り下ろしたビジュアルを掲出する特別企画「NEW CINEMA FACE 2020」が、東京ミッドタウン日比谷にて実施されることになった。毎年、西武渋谷店の壁面に期間限定で掲出されると、多くの人々が現地に訪れ、ファンたちの交流・写真スポットの場として話題となっていた「NEW CINEMA FACE 2020」。8回目となる今年は、場所を渋谷から映画の街・日比谷に移して実施。次世代のスクリーンを担う新人俳優賞受賞者たちが一堂に会し、最新モードに身を包んだクール、かつゴージャスな装いで登場、新たな表情を見せている。なお、彼らが出演する各受賞作品(計7作品)が、渋谷ロフト横・渋谷シネクイントにて2月28日(金)から3月5日(木)の期間、特別上映されることも決定している。第43回 日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞者からコメント到着岸井ゆきの『愛がなんだ』(受賞について)日本アカデミー賞の新人俳優賞をいただけるとは考えてもみなかったので、しばらくは実感が湧かなかったです。これから受賞の重さに負けない、俳優としての筋力を鍛えていきたいです。(撮影を終えて)素敵なお洋服を着せていただいて普段しないようなお化粧で写真を撮っていただいて、「キラキラした場所にいるな!」って感じがして楽しかったです。黒島結菜『カツベン!』(受賞について)『カツベン!』は私にとって何か変わるきっかけになる作品だと思っていたので、その作品で今回の賞をいただけたことは、とても嬉しいですし、感謝しています。これから変わっていく自分に期待したいと思います。(撮影を終えて)素敵な衣装とヘアメイクでテンションが上がりつつ緊張もしていたので、大丈夫だったかなと。でも、なかなかこういった撮影はなかったので楽しかったです。吉岡里帆『見えない目撃者』『パラレルワールド・ラブストーリー』(受賞について)「本当に受賞したんですか?」と何度も聞き返しました。熱量が自分の中で上がりましたし、もっともっと新しい役に挑戦したいと思いました。多くの方に届く表現ができるよう頑張っていきたいです。(撮影を終えて)横顔の撮影の際、カメラマンの方に「瞳を上に向けてください」と言われたことが印象的で、新人俳優賞をいただいたということは上を向いていくことなんだなと感じることができた撮影でした。鈴鹿央士『蜜蜂と遠雷』(受賞について)20才になり、自分のプロフィールの中にこの賞がついてくるので名前に見合った俳優になりたいですし、ならなきゃいけないと思っています。日々努力、頑張ります。『蜜蜂と遠雷』を一緒に撮った皆さんと授賞式で再会できるのは、今からとても楽しみです。(撮影を終えて)あれだけ走ったり飛んだりした撮影はこれまでなかったですし、普段とは全く違った撮影でした。とにかく楽しい撮影でした。森崎ウィン『蜜蜂と遠雷』(受賞について)いろんな想いが駆け巡って号泣しました。色々な方への感謝の気持ちが湧き上がりつつ一番はおばあちゃんが頭に浮かびました。日本でちゃんとやっているよというのをこれで見せて安心させられるかなと思いました。(撮影を終えて)服がかっこいい!着こなせているのかな?って心配もあるんですけど、一流の方が揃っている現場で安心して楽しめました。なかなか自分が出たものはチェックするタイプではないんですけど、日比谷に見に行きたいですね。それ(掲出されたビジュアル)をバックに写真を撮りたいです。横浜流星『愛唄-約束のナクヒト-』『いなくなれ、群青』『チア男子!!』(受賞について)驚きと嬉しさで感情が、ぐわんぐわんとうごめいてました。歴史と名誉がある賞だと思っていましたし、その年の話題になった作品に携わっている方々が一堂に集まる式という印象がありましたので、いつかあの場に立ちたいなと強く思っていました。(撮影について)すごく楽しい撮影でした。テンションが高まりすぎました。躍動感もあり、とてもかっこよく撮っていただけたと思います。「NEW CINEMA FACE 2020」は2月26日(水)~3月13日(金)まで東京ミッドタウン日比谷日比谷ステップ広場2F 連絡通路ガラス面+B1F 日比谷アーケード柱面にて掲出。第43回 日本アカデミー賞授賞式は3月6日(金)にグランドプリンスホテル新高輪にて開催。(text:cinemacafe.net)
2020年02月25日佐藤二朗主演、4月放送のドラマ「浦安鉄筋家族」より、大沢木一家を演じる水野美紀、岸井ゆきの、本多力、斎藤汰鷹、キノスケ、坂田利夫の出演が明らかになった。シリーズ累計発行部数4400万部、実写化不可能といわれた浦安を舞台にパワフルな一家が大暴れする人気ギャグ漫画シリーズを、テレビ東京が地上波のギリギリに挑戦してドラマ化する本作。今回明らかになったキャストたちが演じるのは、佐藤さん演じる大鉄を取り囲む大沢木一家!料理上手で子煩悩、普段はお淑やかだがスイッチが入ると誰にも暴走が止められない大鉄の妻・順子役には、連続テレビ小説「スカーレット」で主人公のよき友人役を演じている水野さんに決定。「意気込みだけしかありません。それ以外はどうすれば良いのか分かりません」と今回の出演に関して正直な感想を述べた水野さんは、「大鉄役の佐藤二朗さんの印象はクレイジー。とにかくクレイジーな印象です。恐ろしいです。このドラマはコンプライアンスに抵触していそうなところが見どころ。岸井ちゃんの入浴シーンもあるかもしれません。ないかもしれません」とコメントしている。そんな水野さんは本作でアクションシーンもあるのだとか。また、大沢木家で一番まとも(!?)に見えるが、彼氏・花丸木くんのこととなると盲目になり、恋人関係を守るためなら全てを捨てて全力奔走するメルヘンかつ現実的な大沢木家の長女・桜役には、『愛がなんだ』で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した岸井さんが演じる。岸井さんは「数多くのファンの方がいるこの作品に関わることはプレッシャーが大きく、漫画を読み返しては悩んだりもしました」と不安を明かすも、「台本が届き、読みはじめた瞬間に文字から飛び出す楽しげな大騒ぎとそのハチャメチャさに、今はただワクワクしています」と撮影が楽しみだと話す。さらに、アニメ・発明オタクで大沢木家の自宅警備員を務める永遠の浪人生、長男・晴郎役に、「ヨーロッパ企画」所属で「俺の話は長い」の出演が話題となり、「知らなくていいコト」にも出演中の本多さん。坊主頭がトレードマークで勉強嫌いな次男・小鉄役に、『人魚の眠る家』で篠原涼子と西島秀俊の息子役を演じた汰鷹(たいよう)くん。趣味はロックを聴くこと、祖父・金鉄役に、アホの坂田こと坂田さん。そして三男・裕太役は、某スタッフの愛息子・キノスケくんが演じる。本多さんは「ほんとにどんなドラマになるか想像出来ないですが、とにかくうるさい、いや、騒がしいドラマになるはずです。脚本が同じヨーロッパ企画の上田くん・諏訪さん・酒井くんなので、3人の内に秘めたる騒がしさも現場に伝えられるように大きい声でのぞみたいです」と意気込み、汰鷹くんは「ママが昔、原作のマンガを読んでいたと聞いて気になって読んでみたら、面白すぎて一気に読んじゃいました!!キャラクターが自分とそっくりだったので絶対やりたいと思ってたから小鉄の役が決まった時は『っしゃぁぁぁ!!』って喜んじゃいました!!」と出演決定時の心境を明かす。「こんなにも自分に似ているキャラクターがいるのかと驚きました」と自身もびっくりだったと語る坂田さんは、「佐藤二朗さんをはじめ、共演させて頂く方たちと楽しく、明るく、にぎやかに撮影ができたらと思っています。大沢木家一丸となって視聴者に喜んでもらえるように頑張ります」と意気込んでいる。ドラマ24「浦安鉄筋家族」は4月、毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送予定。※テレビ大阪のみ翌週月曜深夜0時12分~毎週地上波放送終了後、ひかり TV&Paraviにて配信予定(cinemacafe.net)
2020年02月14日映画『前田建設ファンタジー営業部』(1月31日公開)の完成披露上映会が15日、都内で行われ、主演の高杉真宙、共演の上地雄輔、岸井ゆきの、本多力、六角精児、小木博明(おぎやはぎ)、メガホンをとった英勉監督とともに登壇した。本作は、建設業界の新市場を切り開き「マジンガーZの格納庫」の建設設計に本気で挑んだ熱きサラリーマンたちの実話から生まれた感動の積算エンタテインメントで、アニメの世界の曖昧で辻褄の合わない設定に翻弄されながらも、技術の底力を駆使して無謀なプロジェクトに立ち向かう姿を描く。イベント冒頭の挨拶時から、熱血な上司・アサガワを演じる小木が各キャストにちょっかいを出して笑いを誘うなど、キャスト同士が和気あいあいとした雰囲気を見せる中、撮影現場での思い出を尋ねられると、冷静な若手社員・ドイを演じる高杉は「毎朝、小木さんがセリフの練習をされていたんです。それが後半になるに連れて、みんなでセリフ合わせをするようになったのは覚えていますね」回顧し、「俺、できない子みたいじゃん」とぼやいた小木は、その後も客キャストへの質問が飛ぶたびに相槌を打ち、話に入ってくるなど暴走が続いた。同じ質問に優柔不断な先輩・ベッショを演じる上地は「こう見えますけど、最初この4人(高杉、岸井、本多、小木)、鬼のように人見知りをして、全然喋らなかったのでちょっかいを出して…。こっち(高杉)は下を向いてるし、こっち(岸井)はケータイいじってるし、この人(小木)は緊張しながらなんかボソボソ言ってるし、本多君は1人でブツブツ言っていて…」と暴露し、「こんなに喋るなんてあの頃、夢にも思わなかったくらい、4人ともシーンって」と目を丸くすると、小木は「明るい雰囲気を作ってくれたのはこのおバカタレント。よかったですよ、おバカが1人いて」と小木節で感謝した。また、小木が撮影終了時間の前に整体や焼肉の予定を入れていたことを明かした岸井は「でも、その時間の前に巻いて終わっちゃうんですよ。すごかった」と驚きの表情を見せ、上地からもクレームが飛ぶと、小木は「それは監督が優秀だから」と言い訳をしたが、英監督は「朝から『(予定までに)終わりますよね』とか言うんですよ」とプレッシャーがあったことを明かし、ベテラン社員・フワを演じる六角から「バラエティじゃないんだよ!」と一喝された。そして六角は、ほかのキャストより遅れてクランクインしたそうで「見てたらいろんなことを喋って、冗談言いまくって、監督の言うこと全然聞いてないんですよ。俺はそれを見て"この映画ダメだな"って思った」と吐露して観客を笑わせ、加えて「本番にいったらあんた(小木)が噛みまくってさ、皆さんはそれを見て笑いまくってさ、それでもう1回"ダメだな"って思ったんだけど、見たらすげー面白いの! これ、どういうこと? 監督。あなた魔術師ですよ」と絶賛。これに小木も賛同し「編集がすごい! スタッフがすごいんですよ」と舌を巻いた。さらにトークの順番が回ってきた小木は「いいですか、ゆきのちゃんの話」と切り出し、「マジで、やめて! やめて!! 何ですか?」と焦る岸井を横目に、小木は「ゆきのちゃんを見て、こういうことしていいんだって教わったんです」と続け、緊張の中、撮影初日に、岸井が自身の電話を衣装のポケットに入れていたことに驚いたという話をすると、岸井は「だからダメだって。ちょっと待って理由があるの…。事務所の方、大丈夫ですか?」と本気で制止をしたが、小木は「大きな仕事が入ったんだよね。映画の最中に大きな仕事が入ることをずっと考えていて、『よし!!』とか言い出して」と暴走が止まらず、岸井は「言っていない! 違うんですよ」と否定したが、その後も話をやめない小木に、岸井は「みんな私に対して引いてるから…」と涙目で訴えてガチ凹み。その後、別の質問を振られた小木は「今、(岸井を)傷つけちゃったから動揺しちゃって……。あまり言い過ぎるのも悪いなって」と猛省していた。
2020年01月16日2019年、映えある日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎新人賞をはじめとして、TAMA映画賞では最優秀新人男優賞を受賞したほか、ヨコハマ映画賞、報知映画賞など数々の映画賞を獲得した日本映画期待の星・成田凌に、ぶしつけながら、クズが似合う俳優賞をさしあげたい。クズの役が似合う俳優といえば、当たり役『カイジ』が9年ぶりに復活する藤原竜也が堂々君臨しているとはいえ、棲み分けは可能で、藤原竜也はやんちゃ系クズ、成田凌は色気あるクズ。誤解しないでほしいのは、藤原竜也に色気がないわけではない。カイジを筆頭に男臭いクズの役が似合うというだけである。成田凌は女たらし系のクズ役。ミニシアター系ながら多くの観客を呼びロングランした映画『愛がなんだ』(19年)で彼が演じたマモちゃんは最高に色気あるクズだった。けだるそうな感じが堪らないのだ。『愛がなんだ』のマモちゃんことマモルは、主人公テルコ(岸井ゆきの)と正式に付き合うと約束しないまま都合よく体のつきあいを続けるが、ほかに好きな女性(江口のりこ)がいる。テルコのような自分に絶対服従の子には強く出て、自分が敵わない女性には逆に服従。こういう世の中にいくらでもいる人物像をつまんなくてださい人物ではなく、みごとに愛らしく演じてみせる。だってそうでないとテルコが沼から抜けられない状態が成立しない。マモルのように本能の赴くままに生きる若者はあとを絶たない。いま現在、そんな“若気の至り”のロールモデル的な存在である成田凌を、『カツベン!』の主役に選んだ周防正行監督の眼力はさすがだ(100人もの若手オーディションから選んだ)。成田凌が演じる染谷俊太郎は活動弁士(映画のタイトル『カツベン!』はここからとっている)。少年時代、こっそり映画館に潜りこんで見た活動写真(無声映画に弁士が声をあてるライブ感覚の見せ物)に魅入られて活動弁士を目指す。あるとき、かつて一緒に活動写真を見た少女・栗原梅子(黒島結菜)と再会。活動写真がふたりの運命を変えていく。先輩弁士(永瀬正敏)、ライバル弁士(高良健吾)、映画館を経営する夫婦(竹中直人、渡辺えり)、ライバル映画館の娘(井上真央)、泥棒(音尾琢真)、泥棒を追う警官(竹野内豊)等々が入り混じっててんやわんや(死語?)の大騒ぎ。愉快で爽快なエンターテインメントはともすれば、日本映画の原点である活動写真の歴史回顧ものと思われてしまいそうなところ、成田凌が主役をやることで、がぜん現代の青春ものの雰囲気を帯びるのだ。主人公の活弁士がただの真面目な青年ではなく、生き延びるため清廉潔白とはいい切れない行動をとってきたところは、成田凌のこれまでのクズ役経験が生きるし、そのほうが親しみも湧くというもの。といって、100年前の大正時代でへんに浮いているわけではない。むしろハマっている。西洋からたくさんのものを取り入れて新しい価値観へと向かおうとするアグレッシブな人たちがたくさんいた大正時代の破壊と創造の熱のなかに生きる若者が、成田の身体を通して鮮やかに蘇る。○■スターになろうと育ち中の星屑成田凌、大正時代に縁がある。朝ドラこと連続テレビ小説『わろてんか』(17年)はちょうど『カツベン!』と同じ時代に、大阪で興行会社を作った女性の物語で、成田はそこではその女社長のひとり息子を演じた。いかにもボンボンだが外国のショーを日本に輸入しようと大きな夢を持つ。長い髪の毛が現代的過ぎるなどとうるさ型の視聴者の声もあったが、ちょっと頼りないお坊ちゃんをいい感じに演じていた。これがもうちょっと傾くとクズになるが、この役ではギリギリ保っていた。また、大正時代の文壇を描いた『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19年)では成田は生真面目な編集者(太宰の担当)役で全然クズじゃない。そこは小栗旬演じる太宰のほうに思い切り色っぽいクズ演技を譲る、後輩らしさを見せる(冗談です)。でも最後の最後で、許せる範囲のクズ化が……。やっぱり成田凌は期待に応えてくれた。フィクションの世界の恋愛場面は、やたら劇的に作り込み過ぎるか、気遣いが透けて見えてぎくしゃくし過ぎるきらいがあるのだが、成田は自然に見える。俳優になる前、美容師の専門学校に通っていたことがあり、プロ美容師として生計を立てていたわけではないとはいえ、美容師特有の他者への柔らかな接し方が、女性に接することの多い役の時に良いふうに作用するのではないか。美容師の学校に通っていたが、やがてオーディションを受けてモデルデビュー、それをステップボードに俳優活動を2013年からはじめた成田凌。デビューから6年、まだフレッシュさが残る。2019年の大ヒット作『翔んで埼玉』では熊谷在住で結婚したら東京に住もうと思っている、ある意味素朴な人物を、『さよならくちびる』では女性デュオに寄り添うローディ兼マネージャーなど、成田凌がいるだけで、俄然、物語にリアリティーが出る。5年以上、10年未満、この微妙なキャリアが『カツベン!』の主人公の、まだどこに帰結するかわからない彷徨える若さとなって映り、さらに映画の黎明期とも重なって、星屑のように煌めいた。そう、成田凌のクズはいつか大きなスターになろうと育ち中の星屑だ。(C)2019「カツベン!」製作委員会
2020年01月07日「第74回毎日映画コンクール」において、各賞のノミネート作品&ノミネート者が発表された。『火口のふたり』と『蜜蜂と遠雷』が最多8ノミネート、男優主演賞には池松壮亮、柄本佑、成田凌ら、女優主演賞には蒼井優、岸井ゆきの、シム・ウンギョンらが選ばれた。国内で最も歴史のある映画賞「毎日映画コンクール」。今回は、2019年1月1日から12月31日までに、国内で14日間以上劇場公開された映画(アニメーション、ドキュメンタリーは完成または上映した作品)が対象となっている。まず、「日本映画大賞・日本映画優秀賞」候補作にあがったのは、『火口のふたり』、『新聞記者』、『ひとよ』『蜜蜂と遠雷』、『宮本から君へ』の5作品。また「男優主演賞」には、池松壮亮(『宮本から君へ』)、稲垣吾郎(『半世界』)、柄本佑(『火口のふたり』)香取慎吾(『凪待ち』)、成田凌(『カツベン!』)。「女優主演賞」には、蒼井優(『宮本から君へ』)、岸井ゆきの(『愛がなんだ』)、シム・ウンギョン(『新聞記者』)、瀧内公美(『火口のふたり』)、筒井真理子(『よこがお』)、松岡茉優(『蜜蜂と遠雷』)。なお、成田さんは『愛がなんだ』と『さよならくちびる』で「男優助演賞」、シム・ウンギョンは『ブルーアワーにぶっ飛ばす』、松岡さんは『ひとよ』で「女優助演賞」にもノミネートしている。今回最多ノミネートとなったのは、『火口のふたり』と『蜜蜂と遠雷』。男優主演賞(柄本佑)、女優主演賞(瀧内公美、松岡茉優)、監督賞などで8ノミネートに。続く、男優主演賞(稲垣吾郎)など7ノミネートで『半世界』、『カツベン!』と『ひとよ』は5ノミネートとなった。ほかにも、「外国映画ベストワン賞」には『グリーンブック』や『ジョーカー』、『運び屋』など話題作が選ばれ、「アニメーション部門」では、『海獣の子供』『きみと、波にのれたら』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』『天気の子』が選ばれている。なお、発表は来年1月下旬の毎日新聞・スポーツニッポン新聞紙上にて、表彰式は2月13日(木)にミューザ川崎で行われる予定だ。「第74回毎日映画コンクール」主なノミネート【作品部門】日本映画大賞・日本映画優秀賞『火口のふたり』『新聞記者』『ひとよ』『蜜蜂と遠雷』『宮本から君へ』外国映画ベストワン賞『グリーンブック』『ジョーカー』『象は静かに座っている』『運び屋』『バーニング劇場版』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』【俳優部門】男優主演賞池松壮亮『宮本から君へ』、稲垣吾郎『半世界』、柄本佑『火口のふたり』、香取慎吾『凪待ち』、成田凌『カツベン!』女優主演賞蒼井優『宮本から君へ』、岸井ゆきの『愛がなんだ』、シム・ウンギョン『新聞記者』、瀧内公美『火口のふたり』、筒井真理子『よこがお』、松岡茉優『蜜蜂と遠雷』男優助演賞渋川清彦『半世界』、鈴木亮平『ひとよ』、成田凌『愛がなんだ』、成田凌『さよならくちびる』、長谷川博己『半世界』、吉澤健『凪待ち』女優助演賞池脇千鶴『半世界』、市川実日子『よこがお』、片岡礼子『楽園』、シム・ウンギョン『ブルーアワーにぶっ飛ばす』、松岡茉優『ひとよ』スポニチグランプリ新人賞(男性)佐藤結良『僕はイエス様が嫌い』、鈴鹿央士『蜜蜂と遠雷』、細田佳央太『町田くんの世界』、皆川暢二『メランコリック』、YOSHI『タロウのバカ』スポニチグランプリ新人賞(女性)秋田汐梨『惡の華』、佐久間由衣『“隠れビッチ”やってました。』、関水渚『町田くんの世界』、玉城ティナ『惡の華』、森七菜『地獄少女』(cinemacafe.net)■関連作品:蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会新聞記者 2019年6月28日より全国にて公開©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ火口のふたり 2019年8月23日より新宿武蔵野館ほかにて公開©2019「火口のふたり」製作委員会宮本から君へ 2019年9月27日より全国にて公開Ⓒ2019「宮本から君へ」製作委員会ひとよ 2019年11月8日より全国にて公開(c)2019「ひとよ」製作委員会
2019年12月26日第一次世界大戦中にオスマン帝国(現在のトルコ周辺)で起きたアルメニア人への迫害。それを題材に書かれた『月の獣』は、家族を失いアメリカへと亡命したアルメニア人の青年・アラムが、同じ境遇の孤児の少女・セタを写真1枚で選び、妻に迎える物語。アラムを眞島秀和さん、セタを岸井ゆきのさんが演じる。心に同じ傷を抱えた他人同士は、本当の夫婦になれるのか。眞島:ゆきのちゃんって、一見華奢に見えて実は芯が強い印象なんだよね。だから、少女から大人になっていくセタ役がぴったりだと思って。岸井:アラムとセタのふたりで担うものが多い作品だから、以前ドラマで共演した眞島さんがアラムで安心しました。そのときたくさん力を貸していただきました。今回もいっぱい頼ろうと思っています(笑)。眞島:最初に台本を読んだときは、壮大で重たい話という印象を持っていたんですよ。でも実際に稽古が進んでいくと、過去の虐殺事件が背景にありながらも、日常の夫婦の話を描いているんだなって感じてる。岸井:壮絶な過去を背負っているふたりだけど、軸にあるのは、育った環境の違う人同士がいかに家族になっていくかなんですよね。眞島:アルメニア人同士で、他に生きていく場所がない境遇は似ているけれど、育った環境が全然違う。岸井:同じ宗教を信仰しているけれど、セタは、お母さんはキッチンで歌を歌うし、お父さんはベッドで聖書を読みながら寝るような家で育っているんです。でも、アラムは厳粛な家で育っていて。眞島:彼は“こうあるべき”を強く持っている人で、それをセタに押し付けようとする。そのうち、手に負えなくなってきた彼女に反論されるようになるんですけど、そうなって動揺するアラムが面白くて。岸井:セタが諦めずにぶつかっていくんですよね。でも時どき力尽きちゃうことがあって、そうなって初めてアラムがハッとするんです。こっちからすると遅い!って(笑)。眞島:アラムとしては、僕の考えをきっと彼女もわかってくれるはず…だからね。でもそういう部分、男性としてわかるなっていう部分も多いんだよね。外国が舞台だけど、日本人にも共感してもらえると思う。僕がこの戯曲の好きなところは、久保(酎吉)さんのセリフの…。岸井:あー!それ以上はダメです。私がお客さんだったら、劇場でハッとなりたい!(笑)眞島:(笑)。では僕は、ハードルが高い芝居じゃないからということだけ申し上げておこうかな。岸井:私自身、舞台を観るのが好きなんですけど、編集がなく、話が進んでいくその過程ごとお客さんと共有できるところが面白い。映像とは違う空間が広がっているので、ぜひ体験しに来ていただきたいです。『月の獣』少女・セタ(岸井)と結婚したアラム(眞島)は理想の家族像を彼女に押し付けようとするが、幼い妻には理解できない。やがて月日が経ち、彼らの前に孤児の少年が現れ…。上演中~12月23日(月)新宿・紀伊國屋ホール作/リチャード・カリノスキー演出/栗山民也出演/眞島秀和、岸井ゆきの、久保酎吉、升水柚希全席指定8800円(税込み)サンライズプロモーション東京 TEL:0570・00・3337(月~金曜12:00~18:00)新潟、兵庫公演あり。ましま・ひでかず1976年11月13日生まれ、山形県出身。映画『青chong』でデビュー。近作に映画『愚行録』など。来年の大河ドラマ『麒麟がくる』に出演。きしい・ゆきの1992年2月11日生まれ、神奈川県出身。主演映画『愛がなんだ』で注目を集める。来年は映画『前田建設ファンタジー営業部』が公開。※『anan』2019年12月18日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年12月17日眞島秀和と岸井ゆきのが夫婦役を演じる舞台「月の獣」が12月7日東京・紀伊國屋ホールにて開幕した。リチャード・カリノスキーの作品でも最も有名な本戯曲は、第一次世界大戦中に起きたアルメニア人迫害を受けたふたりの男女について描かれ、フランス演劇界で最も権威ある演劇賞、モリエール賞を2001年に受賞。演出は栗山民也が手がける。【チケット情報はこちら】眞島が演じるのは、オスマン帝国(現・トルコ)からの迫害により家族を失ったアルメニア人の青年・アラム。アメリカへ亡命したアラムが、写真だけで選んだ、岸井演じる同じアルメニア人の少女、セタをアメリカへ呼び寄せることから物語ははじまる。それぞれ心に癒えない傷を抱えたまま、夫婦となったふたり。眞島は、その過去から家族に執着する青年を感情豊かに表現。怒り、悲しみを爆発させる痛々しい姿から、仕事での成功をセタに報告する明るい演技まで、感情の起伏にも不器用な男を丁寧に演じた。またもうひとりの主人公ともなるセタを演じる岸井は、アメリカに到着時は15歳の少女という彼女ならではの配役。歴史に翻弄された暗い記憶を持つ難しい役どころながら、少女から女性へと自身も苦しみながら成長をしていく熱演をした。そしてアラム、セタの元に現れ、ふたりの関係も変えていく孤児の少年・ヴィンセント役を演じたのは升水柚希。孤児ながら明るく振舞うヴィンセントに、ペースを崩されるアラムに、思わず劇場に笑いが起こるシーンも。夫婦にとって救いともなる少年を瑞々しく表現。また久保酎吉演じる老紳士は、「二人の証人」という印象的な言葉から物語をはじめるストーリーテラー。感情をぶつける3人と違い、アルメニア人迫害という実際にあった歴史と、アラム、セタ、そしてヴィンセントの物語を繋ぐ、作品の水先案内人を落ち着いた語りで務めた。自身の理想と現実に苦しむアラム、そしてまだ少女のセタがアラムに突きつけられる理想に、ふたりが常にぶつかりあって、関係を模索していく姿は痛々しい。しかしふたりがお互いの思いをぶつけ合い、掴み取った最後に見える希望を、ぜひ劇場で確認してほしい。公演は12月23日(月)まで東京・紀伊國屋ホールにて。また12月25日(水)にはりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場にて、12月28日(土)・29日(日)には兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールを巡演する。
2019年12月11日社会派作品から『おっさんずラブ』まで、硬軟自在の存在感を見せる眞島秀和。ダメ男にベタボレのヒロインを演じた映画『愛がなんだ』で、鮮烈な印象を残した女優・岸井ゆきの。このふたりが夫婦役を演じる舞台『月の獣』が本日12月7日より東京・紀伊國屋ホールで開幕する。アメリカの劇作家・リチャード・カリノスキーが、第1次世界大戦中に起きたアルメニア人迫害の実話に基づいて描いた本作。1995年の初演から20カ国以上で上演されてきた物語だ。演出は、2015年の日本初演時にも演出を手がけた栗山民也。共演に、百戦錬磨のベテラン・久保酎吉と、2006年生まれの有望株・升水柚希が名を連ねる。物語の舞台は、第1次世界大戦の終戦から3年が経った1921年、アメリカ・ミルウォーキー。生まれ育ったオスマン帝国(現在のトルコ)による迫害で家族を失い、アメリカへと亡命したアルメニア人の青年・アラム(眞島)は、同じアルメニア人の孤児・セタ(岸井)を写真だけで選び、結婚する。理想の家族像をセタに強制するアラムと、それに応えられないセタ。そんなふたりの前に、ひとりの少年(升水)が現れる。孤児である彼との出会いにより、アラムの「家族」に対する思いが紐解かれていく……。身をよじるほど悲しい過去があるからこそ、愛に飢え、それをうまく求められない。欲しくて欲しくて強要すればするほど、それは遠のく。そんな人生を生きていた者たちが、互いの悲しみを知り、やがて「家族」になっていく。そのグラデーションは決してたやすくない。けれど、決して、ありえないファンタジーではない。2019年の孤独を生きる観客の胸に突き刺さる一作だ。12月23日(月)まで紀伊國屋ホール、12月25日(水)に新潟市民芸術文化会館、12月28日(土)・29日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。文:小川志津子
2019年12月07日第11回TAMA映画賞授賞式が、17日に中央大学 多摩キャンパス クレセントホールで行われ、受賞者が登壇した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。映画『愛がなんだ』で注目を浴びた岸井ゆきの、成田凌はそろって最優秀新進女優賞・男優賞に。当日は今泉力哉監督がサプライズで駆けつけ、2人に花束を渡した。今泉監督は「素直に嬉しいです。今日はなんの受賞もしてないんですけどのこのこ現れました」と照れ笑い。岸井は「あまり成田凌くんと話さないようにしていて。できるだけ(成田が演じた)マモちゃん以外の情報を入れたくないというか。それでちょっと個人的なことをきかないようにしたりしてたんですけど、成田くんは気づいていなかった」と撮影を振り返り、会場を笑わせる。成田は「『この映画がヒットしなかったら日本はおかしい』と思ったくらいだったので、ほっとした、というのはあるかもしれません」と、作品への熱い思いを語った。また、『嵐電』で最優秀主演男優賞に輝いた井浦は「生まれ育った多摩、完全なる地元。中大の裏側で生まれ育って、中大をみながら通ってたので、感慨深いです」と会場にしみじみ。同作は最優秀作品賞にも選出され、フレッシュなキャスト一同がずらりと並んだ。井浦は「ここに並んでる若者たちの名前と顔をどんどん覚えて帰ってください。きっとここに立ってる人たちが、これから今、新進賞をとった成田凌くんたちを突き上げていく若者たちになっていくと思います」と紹介する。『嵐電』鈴木卓爾監督は、「京都にずっといて、学校の先生をやっているので、次にいつ映画を撮るのかわかりません。誰か仕事ください」とアピール。さらに「『嵐電』はきっともう1回観たくなる人も多いと思います。なぜなら、ストーリーがよくわからないから。途中でこの映画はストーリーがよくわからなくなるので、みなさま、あまりストーリーを追いかけないで観てください。でも、映画はぐいぐいいきます。何言ってるのかわからないかもしれないですけど、そうやって観ていただけたらと思います」とたたみかける。最後には「11月22日から公開される中村義洋監督の『決算! 忠臣蔵』という映画に、キャストの1人と私が赤穂浪士の役で出てるので、よかったらぜひ見つけてください」と他の映画の宣伝もするなど、自由なスタイルで会場を盛り上げていた。○受賞一覧■最優秀作品賞『嵐電』 (鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同)『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『天気の子』)藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『新聞記者』)■最優秀男優賞山﨑努 (『長いお別れ』)井浦新(『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)■最優秀女優賞蒼井優 (『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)前田敦子 (『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)■最優秀新進監督賞山戸結希監督 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)奥山大史監督 (『僕はイエス様が嫌い』)■最優秀新進男優賞成田凌 (『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか)清水尋也 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)■最優秀新進女優賞岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)シム・ウンギョン (『新聞記者』)
2019年11月18日第11回TAMA映画賞授賞式が、17日に中央大学 多摩キャンパス クレセントホールで行われ、最優秀女優賞に輝いた女優の前田敦子が登壇した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。黒沢清監督の『旅のおわり世界のはじまり』ではウズベキスタンロケを行い、帰国後、石井裕也監督の『町田くんの世界』で学生役に挑戦した前田。「『27歳で制服を着ます』と黒沢監督に行ったら、すごい笑われて。『楽しみにしてます』と言われたので、頑張ろうと思って入ったんですけど、同い年の高畑充希ちゃんだったり、年上の岩田(剛典)さんも学生として参加すると聞いたので、それはすごく心強くて」と振り返る。石井監督からは「『映画の中で進行役になってください。あなたの役は重要です』と言われたので、がんばるしかない、制服云々言ってる場合じゃないなと思いました」と同作への思いを表した。現在は一児の母でもあるが、前田は「映画の世界って、夢が詰まっていて、『なんてわくわくするんだろう』と、やればやるだけ思える。映画の世界の前向きさ、ひたむきさが尊敬できるし大好きなので。これからどういうペースでやるかはゆっくり決めながらではあるんですけど、がっつり映画の世界に携われる日がきたらいいなと。そのためにすべてをしっかりがんばって直向きにやっていきたいと思います」と語った。○受賞一覧■最優秀作品賞『嵐電』 (鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同)『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『天気の子』)藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『新聞記者』)■最優秀男優賞山﨑努 (『長いお別れ』)井浦新(『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)■最優秀女優賞蒼井優 (『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)前田敦子 (『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)■最優秀新進監督賞山戸結希監督 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)奥山大史監督 (『僕はイエス様が嫌い』)■最優秀新進男優賞成田凌 (『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか)清水尋也 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)■最優秀新進女優賞岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)シム・ウンギョン (『新聞記者』)
2019年11月17日第11回TAMA映画賞授賞式が、17日に中央大学 多摩キャンパス クレセントホールで行われ、受賞者が登壇した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。最優秀新進男優賞を受賞した清水尋也は「人生で初めての映画賞。光栄です」と喜びを表す。出演した『ホットギミック ガールミーツボーイ』では同世代との共演となったが、「特に今回は板垣瑞生。前に共演して、その子とまた共演できたことが僕にとってすごく大きくて、少しでも成長した自分を見せたかったし、映画を通して彼と高めあえたらと思いました。彼の存在はすごく大きかったですし、同世代と共演できたことは僕にとっても大きかったです」と振り返った。同作のメガホンをとった山戸結希監督も、最優秀新進監督賞を受賞。山戸は清水について「天才」と語る。「天才って誰でもできる役をやっても意味がなくて、地球上で清水さんしかできないんじゃないかという役をやっていただくのがいい。これからもどんどん、清水さんにしかできなかったな、という役をやっていただきたいです。才能の塊だと思うので、ゴリゴリと進んでほしいです」とエールを送った。清水は「嬉しいです。役者にとって、『あなたにしかできない役だ』と言われるのは、これ以上嬉しいことはないので」と喜びつつ、「今ぐっと気持ちが引き締まりました。こんな大勢の前で天才と言っていただいてすごく緊張しています。変な汗をかいています」と照れ笑いを浮かべた。○受賞者一覧■最優秀作品賞『嵐電』 (鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同)『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『天気の子』)藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『新聞記者』)■最優秀男優賞山﨑努 (『長いお別れ』)井浦新(『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)■最優秀女優賞蒼井優 (『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)前田敦子 (『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)■最優秀新進監督賞山戸結希監督 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)奥山大史監督 (『僕はイエス様が嫌い』)■最優秀新進男優賞成田凌 (『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか)清水尋也 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)■最優秀新進女優賞岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)シム・ウンギョン (『新聞記者』)
2019年11月17日映画『前田建設ファンタジー営業部』が、2020年1月31日(金)、新宿バルト9ほか全国で公開される。マンガやアニメの建造物を実現化!?“前田建設ファンタジー営業部”の挑戦を描く映画『前田建設ファンタジー営業部』は、実在する組織“前田建設ファンタジー営業部”の軌跡を描いた作品。“前田建設ファンタジー営業部”の社員たちと、彼らを支えた技術者たちの試行錯誤と七転八倒を繰り返しながらも取り組んできた活動を元にして描かれる。そもそも“前田建設ファンタジー営業部”とは、アニメ、マンガ、ゲームといった空想世界に存在する、特徴ある建造物を本当に受注し、現状の技術および材料で建設するとしたらどうなるか、について工期、工費を含め原則月一回の連載形式で公開するコンテンツだ。これまで、“夢は実現する”というスーパーポジティブな考えの下、昭和47年作品「マジンガーZ」格納庫や昭和57年作品「銀河鉄道999」地球発進用高架橋、昭和54年作品「機動戦士ガンダム」地球連邦軍基地ジャブローなどの検討を実施。また、ダムやトンネルなど数々の大プロジェクトに携わっている。キャスト主人公の若手社員に、高杉真宙無理難題とも思える数々の大プロジェクトに関わっていく“前田建設ファンタジー営業部”。その主役となるのは、『賭ケグルイ』や『見えない目撃者』などに出演してきた高杉真宙だ。現実世界の常識では到底理解できないアニメ世界の途方も無い設定や、あいまいで辻褄の合わない設定に翻弄されながらも、無謀なプロジェクトに立ち向かう冷静な若手社員・ドイ役を務める。個性派サラリーマンに、上地雄輔や岸井ゆきのまたドイを取り囲む個性派ぞろいの社員役には、『愛がなんだ』でヒロインを務めた岸井ゆきのをはじめ、上地雄輔や、小木博明(おぎやはぎ)らが抜擢。その一癖あるキャラクター像もチェックしておこう。ベッショ(上地雄輔)...優柔不断な先輩エモト(岸井ゆきの)...やる気のない部員チカダ(本多力)...アニメ好き部員アサガワ(小木博明)...熱血な上司ヤマダ(町田啓太 劇団 EXILE)...掘削オタクフワ(六角精児)...豊富な知識で無理難題の突破口を切り開くベテラン社員脚本に上田誠脚本を手掛けるのは、『夜は短し歩けよ乙女』などヨーロッパ企画代表の上田誠。そして、『賭ケグルイ』、『あさひなぐ』の英勉が監督を務める。主題歌に氣志團主題歌には、ヤンクロックバンド・氣志團が手掛ける楽曲「今日から俺たちは!!」が決定。もともと氣志團のギグのみで歌われる曲として、ファンの間からも人気を集めている一曲だ。氣志團團長の綾小路翔は、今回の主題歌起用 について「氣志團の活動の集大成とも言うべき、この『今日から俺たちは!!』が、この映画に携わったすべての皆さんの肩を抱 き、背中を押す楽曲になれたら、これ以上幸せな事はありません。 」と、喜びの声を寄せている。【詳細】映画『前田建設ファンタジー営業部』公開日:2020年1月31日(金)、新宿バルト9ほか全国公開出演:高杉真宙、上地雄輔、岸井ゆきの、本多力、町田啓太、六角精児、小木博明(おぎやはぎ)監督:英勉脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)原作:前田建設工業株式会社 『前田建設ファンタジー営業部1「マジンガーZ」地下格納庫編』(幻冬舎文庫) 永井豪『マジンガーZ』配給:バンダイナムコアーツ 東京テアトル<ストーリー>「うちの技術で、マジンガーZの格納庫を作っちゃおう!」上司のアサガワにムチャ振りされた広報グループのドイたち。ミッションは、“実際には作らない”が、設計図を出し、工期を立て、見積書を完成させ、実物を作るのと全く同じように取り組むこと。そう、これは日本の技術の底力を駆使したプロジェクトだった!現実世界の常識では到底理解できないアニメ世界の途方も無い設定や、あいまいで辻褄の合わない設定に翻弄されながらも、彼らは、無謀なプロジェクトに立ち向かう!
2019年11月14日眞島秀和&岸井ゆきのが夫婦役という新鮮な顔合わせで上演される『月の獣』。第一次世界大戦中に起きたアルメニア人迫害に基づいて描かれ、フランスでは2001年にモリエール賞を受賞した作品だ。演出を担うのは栗山民也。人間の本質や世界が抱える問題を投げかけて、常に観る者を揺さぶり続ける演出家は、今度は何を問いかけるのだろう。【チケット情報はこちら】栗山が『月の獣』を手掛けるのは、2015年の初演に続いて2度目になる。そもそもは、今は亡きパリの親友から紹介されて手にした戯曲で、上演して改めてその魅力を痛感。「演劇はやればやるほど強く美しくなっていくもの。ぜひもう1度やりたいと思っていた」と言う。しかも、迫害によってアメリカへ亡命した男と、彼が写真だけで妻に選んだ同じアルメニア人の少女の話は、世界が移民排除へと動いている今ますます切実にもなっている。「井上ひさしさんの作品もそうだけれども、演劇には、今のために書かれた作品だと思えるものがあるんです」。物語は、それぞれに孤児となったふたりがお互いの過去をどう受け入れつながっていくかが描かれる。栗山曰く、「悲劇の末端の傷ついた民たちが愛を求め再生していく話」だ。が、それはそんなに簡単にはいかない。男は理想の家族の姿を強制し、心に深い闇を抱えたまだ幼い妻はその期待に応えることができないのである。どこかゴツゴツしたその関係を託されたのは眞島と岸井。なかでも栗山にとって『チャイメリカ』で初めて出会った眞島は、この作品の再演を決めた要因となった人物でもある。「日本は誰もがはみ出すのを怖がる社会。そのなかで彼には自分はこうなんだという信念みたいなものを感じた」と話す。「しっかりと自分を持つ俳優が、こういう特異な人物を演じる。そこには多くが好む“共感”はないかもしれないけれども、だからこそ、人間というものが痛烈に突き刺さると思います」。続けて演劇について、栗山はこんな力強い言葉を発する。「きっと僕は演劇で世界を知りたいんだと思います。アルメニアのことは知らないけれども、でも、演劇という共通言語をもってすれば、同じ人間として、そこで何が起こり、どう生活していたのかを知ることができる。また、演劇には命が絶たれた人たちに言葉を与えるという力もあります。人間は忘れっぽいですからね。歴史をちゃんと見つめた作品を、記憶として残していくことが、演劇や小説といった芸術の責任じゃないでしょうか」。取材・文:大内弓子
2019年10月25日先ほど第1話が放送されついに物語が幕を開けたディーン・フジオカ主演ドラマ「シャーロック」。この度、来週放送の第2話(10月14日放送)に、岸井ゆきのと三浦透子が出演することが分かった。とある女性が急行電車にはねられ、死亡するという一件が起こる第2話。すでに、菅野美穂が敏腕弁護士・青木藍子役で出演することが発表されており、ある女性の死を巡り、獅子雄と藍子による白熱の心理戦が展開するという。そんな中、今回新たに明らかになった2人が演じるのは、藍子に関わる人たち。「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」『愛がなんだ』などに出演する岸井さんは、藍子が所長を務める「ダーリントン法律事務所」の事務アルバイト・河本美沙。『天気の子』の主題歌にボーカルとして参加したことでも注目を集めた三浦さんは、かつて藍子のクライアントだった山下佐和子を演じる。今回の出演に関して岸井さんは「人を守ろうとする思い、法律、犯罪…。色々なものが混ざり合った面白いストーリーになっていますし、何より大好きな『シャーロック・ホームズ』の世界に関わることができて本当にうれしいです」と参加を喜び、「獅子雄の手品のような仕草がとてもすてきなので、そのあたりにも注目いただきながら物語を楽しんでいただきたいです」と見どころを明かす。また、『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』以来の共演となるディーンさんやスタッフと久々に再会し「なんだか懐かしい気持ち」と喜び、同作で鼻血を出し泡を吹いて気絶するという強烈な演技を披露した岸井さんに対し、ディーンさんは「(今作の演技は)物足りなくない?(笑)」とジョークを交えて話しかけたという。一方、三浦さんは「普通に生きていただけなのに、急に目の前の景色が変わったり、いつも側にいた人がいなくなったり、知らない場所に放り出されたり。ほとんどの人には起こらないことだけれど、でも明日起こるかもしれない。私が演じた山下佐和子は、そんな突然の運命に翻弄(ほんろう)されながらも、真剣に人生の変化と向き合おうとする女性です」と役柄について説明し、「どんな世界観のドラマに仕上がっているのか想像ができません。完成をとても楽しみにしています」と自身もワクワクしていると話している。第2話あらすじとある女性が急行電車にはねられ死亡した。所有していた身分証から、亡くなったのは29歳の高橋博美だと判明。博美はかつて、とあるトラブルを抱えており、敏腕弁護士の青木藍子(菅野美穂)に弁護の依頼をしていた。藍子は、依頼を受けた人にはたとえ弁護が終わっても一生寄り添うことをポリシーとする弁護士であり、生きづらさを抱える人々に対しグループワークを開くなど、社会的弱者の側に立った活動を一貫して続けている人格者。そんな藍子と博美の関係を知った誉獅子雄(ディーン・フジオカ)は、調査目的で藍子のもとを訪ねる。そこで獅子雄は、弁護士としても女性としても完璧な藍子に興味を抱き…。「シャーロック」は毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送中。※第2話は15分拡大(cinemacafe.net)
2019年10月07日国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第11回TAMA映画賞」の受賞作品及び受賞者が決定。『長いお別れ』と『嵐電』が最優秀作品賞に選ばれ、『天気の子』『新聞記者』が特別賞を受賞、『愛がなんだ』で共演した成田凌と岸井ゆきのがそれぞれ最優秀新進男優賞・女優賞に選ばれた。毎年晩秋に開催されている映画ファンの祭典「第29回映画祭TAMA CINEMA FORUM」が今年も開催。併せて、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するTAMA映画賞も発表された(2018年10月~2019年9月に劇場公開された作品が対象)。映画ファンを魅了した事象を表彰する特別賞に選ばれた『天気の子』は、「少年・少女が緻密に描かれた東京の街並みから壮大な天空に放たれた開放感は、言葉に表せないほどの映像体験を観客にもたらした」、そして『新聞記者』は「昨今の政治的題材に取り組みながら苦悩する個人に光を当てたドラマを作り、終演で拍手が起こる『新聞記者現象』を引き起こした」との受賞理由。『嵐電』『こはく』などに主演した最優秀男優賞・井浦新には「経験に裏打ちされる思慮深さ、知性と品、色気を自在に調節し作品のカラーに溶け込む、映画界になくてはならない存在」、『長いお別れ』で認知症が進行していく父親を演じた山崎努には「一瞬みせる敬愛される家族の長としてのお父さんの姿は、俳優・山崎努の凄みを感じさせた」との声が寄せられた。最優秀女優賞を受賞した蒼井優には「『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』において、多岐にわたる役柄を演じ分け、観客の脳裏に鮮烈に焼き付けた」、同じく前田敦子には「『旅のおわり世界のはじまり』で演じた女性像は、女優・前田敦子の資質・魅力と鮮やかにシンクロし、稀有な存在感を放った」とのコメント。『愛がなんだ』から『人間失格 太宰治と3人の女』まで多彩な作品で大活躍を見せた成田凌には「身近にいそうな自然な佇まいで役に溶け込む一方、他方では誰もが持つ弱い部分を丁寧に演じ、多彩な表現力で観客を魅了した」、同じく『愛がなんだ』で主演をつとめた岸井ゆきのには「ヒロインを大胆な立ち居振る舞いと繊細な眼差しで体現し、リアルな恋愛群像劇のなかにキュートな魅力をもって立ち上がらせた」との受賞理由が寄せられ、『新聞記者』で松坂桃李とW主演をつとめたシム・ウンギョンも、「真実を追い続ける真剣な表情・確かな演技力は、観るものを強烈に作品に引き込み、初出演の日本映画で鮮烈な印象を残した」と最優秀新進女優賞を受賞した。<第11回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者>最優秀作品賞[本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰]『嵐電』 鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同『長いお別れ』中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同特別賞[映画ファンを魅了した事象に対し表彰]新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 『天気の子』藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 『新聞記者』最優秀男優賞[本年度最も心に残った男優を表彰]山崎努 『長いお別れ』井浦新 『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか最優秀女優賞[本年度最も心に残った女優を表彰]蒼井優 『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』前田敦子 『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか最優秀新進男優賞[本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰]成田凌 『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか清水尋也 『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』最優秀新進女優賞[本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰]岸井ゆきの 『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』シム・ウンギョン 『新聞記者』最優秀新進監督賞[本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰]山戸結希監督『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』奥山大史監督 『僕はイエス様が嫌い』「第11回TAMA映画賞授賞式」は11月17日(日)、中央大学 多摩キャンパス クレセントホールにて開催。「第29回映画祭TAMA CINEMA FORUM」各種上映プログラムは11月23日(土・祝)~12月1日(日)、東京都多摩市内の3会場にて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:長いお別れ 2019年5月31日より全国にて公開(C)2019『長いお別れ』製作委員会愛がなんだ 2019年4月19日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2019映画「愛がなんだ」製作委員会新聞記者 2019年6月28日より全国にて公開©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年10月03日日本が誇る伝説的アニメ「マジンガーZ」に登場する“格納庫”を現実に再現するとしたらどうなるかを、いたって真面目に検証する高杉真宙主演の映画『前田建設ファンタジー営業部』。この度、高杉さんを取り囲む“ファンタジー営業部員”として新たに小木博明(おぎやはぎ)、上地雄輔、本多力、岸井ゆきのの出演が決定した。本作の舞台は2003年、バブル崩壊後の建設業界。ある日、アニメ「マジンガーZ」の出撃シーンで目にする地下格納庫兼プールを、“現状の技術および材料で建設するとしたらどうなるのか?”を、マジンガーZが格納されている光子力研究所の所長・弓教授から発注を受けた……というテイで検証するウェブ連載がスタート。高杉さん演じる若手会社員・土井航は、いやいやながらプロジェクトに携わっていくうち、社内外の技術者たちの熱意、架空のものに対してどこまでも真剣に向き合う姿を目の当たりにして、“意味のないこと”だと思っていた業務に本気で取り組んでゆく。そんなファンタジー世界からの受注という奇想天外な企画を立案した破天荒な上司には、お笑いタレントの枠を越え多彩な活躍をみせる小木博明(おぎやはぎ)。その上司に翻弄されながらも、マジンガーZの格納庫の建設に挑む…というテイのブログを作るべく奔走するファンタジー営業部のメンバーとして、俳優、タレント活動のほか、歌手としても幅広く活躍する上地雄輔、劇団「ヨーロッパ企画」に所属し、個性的な演技で圧倒的な存在感を放つ本多力、そして朝ドラや大河ドラマにも抜擢され、大ヒット公開中の『愛がなんだ』の主演で注目を集める最旬女優・岸井ゆきのが登場する。小木博明「下手とか思っては駄目です」最初に内容を聞いた時に、ファンタジーか…と思ったのですが、よくよく聞いてみると、僕が何よりも大好きな実話を基にした映画だということで、がぜんやる気になりました。さらに僕の役柄のモデルとなった方にもお会いして忠実に役作りをさせて頂きました。だから、映画を観る方にご理解頂きたいのですが、下手とか思っては駄目です。上地雄輔「初めましての方が多い現場」初めて顔合わせる際に、多くのスタッフが楽屋に来てくださったのですごくこの作品に対する気持ちを感じました。ここまでスタッフさんや共演者の方と初めましての方が多い現場もこの20数年間無かったので、どういう作品でどういう現場になるのか楽しみな気持ちと、初心にかえる気持ちで撮影に臨もうと思いました。本多力「キャストを見て『どんな組み合わせ!?』」舞台化のときに思った「あの作品が舞台に!?」という驚きを超える「あの作品を映画に!?」という驚きがありました。キャストを見て「どんな組み合わせ!?」と更に驚きました。映画観て「こんなことに熱くなってる人達がいたんだ!?」と驚いて欲しいです。岸井ゆきの「SFですか! え?ウェブで…?」マジンガーZの格納庫を作ろう、って、SFですか! え?ウェブで…?最初はあまり意味が分からなかったのですが、大人のの自由研究みたいで面白そうだな、と思いました。実際に設計図や模型、掘削などを目の当たりにすると、もー少年の心が騒いで、「興味がなさそうなエモト」というト書きを忘れてうっかりワクワクしてしまうほどでした。なお、本作はモデルとなった前田建設工業株式会社をはじめ、日立造船株式会社、株式会社栗本鐵工所、株式会社前田製作所と、実在する企業の協力のもとに完成。各企業施設のほか、静岡県川根本町の長島ダム、福島県のいわき市と田村市をつなぐ県道吉間田滝根線広瀬1号トンネル工事など実際のインフラや施工中の現場などでもロケを行い、スケールを感じさせる作品となっている。『前田建設ファンタジー営業部』は2020年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年06月28日大阪市の淀川文化創造館シアターセブンにて、今泉力哉監督の過去作を上映する「今泉力哉監督 特集」が、6月29日(土)より開催されることが分かった。現在上映中の岸井ゆきの主演『愛がなんだ』に続き、三浦春馬主演『アイネクライネナハトムジーク』が9月に公開を控える“恋愛映画の名手”今泉監督。今回シアターセブンでは、監督の過去作より、“特別ではない人々”の愛や関係性に迫る作品群をスクリーン上映!代表作『サッドティー』をはじめ、韓国のアイドルグループ「NU’EST」のメンバーが出演する『知らない、ふたり』、福島と東京を舞台にした群像劇『退屈な日々にさようならを』、「乃木坂46」脱退後の深川麻衣初主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』の長編4作品を日替わり上映。さらに、「今泉監督セレクト」として、今泉監督が本特集に合わせて選んだ短編3作品『TUESDAYGIRL』『微温(ぬるま)』『最低』をまとめて観れるプログラムも用意されている。<今泉力哉監督コメント>微温(ぬるま)は、"のろま"の語源らしい。最低、サッド、知らない、退屈。。。ネガティブワードのオンパレード。映画「愛がなんだ」をきっかけに今までの私の映画がこうして見てもらえること。とても嬉しいです。パンとバス、そして、アイネクライネナハトムジーク(ちいさな夜の音楽)まで。どれもこれも大好きな映画。ちなみにTUESDAYGIRLはナンバガのあの歌からつけたタイトルです。火曜日の記憶。「今泉力哉監督 特集」は6月29日(土)~シアターセブンにて開催。(cinemacafe.net)
2019年06月24日