1979年から放送されたTVアニメ『サイボーグ009』で主人公・島村ジョー(009)を演じた声優の井上和彦が13日、都内で開催された『サイボーグ009VSデビルマン』(2015年10月から2週間限定でイベント上映)の公開記念イベントに参加し、原作者・石ノ森章太郎氏との知られざるエピソードを明かした。この日のイベントには、井上をはじめ、永井豪氏原作のTVアニメ『デビルマン』で主人公・不動明/デビルマンを演じた声優の田中亮一、そして『サイボーグ009VSデビルマン』で新たに不動明/デビルマンを演じる声優の浅沼晋太郎、フランソワーズ・アルヌール(003)役のM・A・Oらが出席。「新旧キャストトークバトル」と銘打ち、それぞれが役柄に対する思いを語ったほか、映画の一部映像も先行公開された。MCから、石ノ森氏との交流について尋ねられた井上は、「よくお電話をいただいて、『和彦、飲みに行くぞ』と誘っていただきました」と振り返る。そして、「行くと、先生は『ちょっと待ってろ』と言いながら作品を描いているんです。ペンを2本持って描くんですが、それがすごい速い。それで『もうちょっとだからな……よし、行こう!』となるんです」と、「1人の著者が描いたコミック出版作品数の世界最多記録」でギネス世界記録に認定されるなど、多作で知られる石ノ森氏らしいエピソードを披露。飲みに行くと、後輩の酒も準備するなど気遣いの人であったという石ノ森氏。井上は「先生が店に行くと、いつも色紙がたくさん待ってるんですよ。だから飲みながらずっとイラスト入りのサインを描いてる。どんなに色紙が積まれていても、ひとつも嫌な顔しないんです」と、当時に立ち返るように振り返った。また、当時の井上は「いろんな人が(石ノ森氏の作品を原作にしたアニメなどを)作ると、先生が考えていたイメージと違うことはないんですか?」と石ノ森氏に尋ねたことがあるという。すると石ノ森氏は、「和彦、この作品に何人の人が関わっていると思う? その人たちの後ろにはみんな家庭があるんだぞ。僕は、自分の作品については自分で描いてる。(アニメなどについては)それを作ろうと思ってくれている人たちが集まっているんだから、僕はみんなを信頼していればいいんだよ」と回答。その言葉に「なんてすごい人なんだ」と胸を打たれたという井上は、同様に石ノ森氏の答えに感動した様子の声優陣に向けて「それからは先生の誘いを断らないで飲みに行くようになりました(笑)」と語り、最後をきっちりと笑いで締めていた。悪魔の力を手に入れた主人公・不動明が、襲い来るデーモンと戦う姿を描く『デビルマン』と、9人のゼロゼロナンバーサイボーグたちが世界から争いを無くすために戦う『サイボーグ009』のコラボレーションである本作は、両作それぞれの新作アニメが、2015年秋に公開されることから実現。本作の監督は、2001~2002年に放送されたTVアニメ『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』を手がけた川越淳氏が務め、人気アニメ『ガールズ&パンツァー』で知られるアクタスが制作を担当する。劇中に登場するキャラクターの新キャストも発表され、009と同等の加速装置を持つミュートス・サイボーグのアポロンを声優の石田彰が、アポロンの姉・ヘレナを本名陽子が演じ、さらに009の父親的存在のギルモア博士を牛山茂、デビルマンの前に立ちはだかるデーモン・ジンメン役に大塚芳忠、明が牧村家に居候する前に家の近所に住んでいた女の子・サッちゃん役を榎本温子が務める。映画『サイボーグ009VSデビルマン』は、2015年10月より新宿バルト9ほかで2週間限定でイベント上映される。(C)2015「サイボーグ009VSデビルマン」製作委員会
2015年08月14日大分県・大分市の大分県立美術館は、戦後から現在までの、マンガというメディア文化の展開と可能性に焦点をあてた展覧会「『描(か)く!』マンガ展 ~名作を生む画技に迫る――描線・コマ・キャラ~」を開催する。会期は8月1日~9月23日(9月1日休展)。開館時間は10:00~19:00(金曜・土曜は20:00まで、8月1日は12:00から、入場は閉館の30分前まで)。観覧料は一般・大学生800円、小中高校生600円。同展は、マンガを「描く」、「人に見せる」、「たのしむ」という、マンガの本質的な営為に着目し、優れたマンガ家たちの卓越した作画技術を紹介するとともに、その時代背景をさまざまな視点から改めて見つめ直すもの。日本人は、プロの作家のみならず多くのひとが「絵」を描いており、マンガ読者の多くは、愛好するマンガ作品の「絵」をまねて自らも「描く」という体験を一度はしている。同展では、現代マンガの隆盛を支えてきたのは「描く読者」が分厚い層として存在し続けてきたことと分析し、戦後から現在まで、マンガというメディア文化の多様な展開とさらなる可能性を探る。会場では、手塚治虫など、不朽の名作を生み出した巨匠たちの子ども時代やデビュー前後の貴重な作品の数々を紹介。また、現代マンガの最前線を走るマンガ家8名(さいとう・たかを、あずまきよひこ、竹宮惠子、陸奥A子、諸星大二郎、島本和彦、平野耕太、PEACH-PIT)の作品を展示。独自の描線や画面構成の「技術」を原画や拡大パネル等で紹介。マンガ家・田中圭一による技法解説も見どころのひとつとなっている。そのほか、マンガを「描く」ための様々なガイドやツールを紹介。アナログから最新のデジタルツールまで、いろんな「描く」を体験することができるということだ。
2015年07月13日5月1日に発売された漫画誌『月刊ヒーローズ 6月号』(ヒーローズ)にて、OAD(オリジナルアニメDVD)化される島本和彦氏の漫画『ヒーローカンパニー』のアニメスタッフとキャストが明らかになった。『ヒーローカンパニー』は、街の人々と平和を守りながら利益も追及する会社「ヒーローカンパニー」に入社した主人公のアマノ・ギンガを描く等身大のヒーロー物語。本作は、今年秋頃に発売されるコミックス第8巻にOAD同梱版としてアニメ化される。監督は『緋色の欠片』『ヘタリア』を手がけたボブ白旗氏、シナリオは『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』『弱虫ペダル』の広田光毅氏、キャラクターデザインは『これはゾンビですか?』『夢をかなえるゾウ』の田頭しのぶ氏といったスタッフが名を連ね、アニメーション製作は『幕末Rock』『ログ・ホライズン』のスタジオディーンが担当する。キャストは、アマノ・ギンガ役に入野自由、ハドウ・ダイチ役に杉田智和、ブソウ・シュン役に浪川大輔、ヒューガ・ヒカル役に渕上舞、ツルギ・サキ役にLynn、キバ・キハン役に小西克幸、カカオ・バレンタイン役に関智一、ギンガの母役に井上喜久子といった、こちらも豪華声優陣が名を連ねている。なお、『月刊ヒーローズ』6月号では、今回のアニメ化製作スタッフ&キャスト発表のほかに、未知のウイルスによる人類滅亡の危機に現れたニューヒーローを描いた『T-DRAGON』(桜谷シュウ・著)による新連載や、『Smoking Gun 民間科捜研調査員流田縁』などの作者・竹谷州史氏の読み切り作品『災厄乙女パン子』も掲載。5回目を迎える、円谷プロ作品を愛する作家たちによるトリビュート付録ポスター企画『総天然色円谷オールスターズ』では、『日常』などの作者・あらゐけいいち氏がトリビュートイラストを手がけている。さらに、先月号よりスタートした本格声優ストーリー『VOICE CUSSION』の連載を記念し、人気声優をゲストに迎えた新企画「声優魂!」がスタート。第1回目のゲストは、『HUNTER×HUNTER』のゴン=フリークス役などで知られる潘めぐみが登場し、『機動戦士ガンダム』のララァ・スン役などを演じた潘恵子との母娘関係など、赤裸々なインタビューが掲載されている。また、飲食店情報検索サイト「ぐるなび」の"みんなのごはん"コーナーに連載中の『酩酊!怪獣酒場』(青木U平・著)が出張掲載されるほか、『ULTRAMAN』の異星人デザイン募集キャンペーンや、5月号から連載スタートした『VOICE CUSSION』と連動した声優インタビュー企画も掲載。本誌は、全国のセブン-イレブンとセブンネットショッピングで発売中で、価格は200円。
2015年05月01日●Ingressの世界を展示で再現文化庁メディア芸術祭実行委員会は4日より、「平成26年度(第18回)文化庁メディア芸術祭受賞作品展」を開催している。会期は2月15日まで(2月10日休館)、メイン会場の開館時間は10:00~18:00(金曜日は20:00まで)。東京・六本木の国立新美術館をメイン会場に、東京ミッドタウン、シネマート六本木、スーパー・デラックスをサテライト会場として展開され、いずれの催しも入場無料となっている。本稿では、会期前に行われた内覧会の様子をお届けする。○Ingressの世界を展示で再現内覧会には各部門大賞の受賞者が出席し、作品解説や受賞の抱負を語った。エンターテインメント部門大賞のゲーム「Ingress」の開発会社「Google’s Niantic Labs」からは、Dennis Hwang氏と川島優志氏が出席。史上初となるIngressの"リアル展示"について解説を行った。本件とはやや話が逸れるが、この両名、今やおなじみとなったGoogleトップページの記念日ロゴ「Doodle」のデザインを手がけてきたことでも知られている。Ingressは壮大なバックストーリーが魅力のひとつではあるだが、ゲーム内容をごく単純化して説明すれば、現実世界を舞台に陣取り合戦を行うもの。スマートフォンで取得したGPS情報を利用して、青陣営(レジスタンス)と緑陣営(エンライテンド)が陣地を奪い合うのが基本的なルールだ。メディア芸術祭の会場では、ゲーム内に登場する「Power Cube」を立体オブジェとして制作、Ingressの世界観を再現した。これまで世界各地でイベントを行ってきたIngressだが、こうした展示を行うのは今回が初めて。アート部門優秀賞を受賞したメディアアーティストで、大のIngressファンでもある真鍋大度氏が協力し、IngressのAPIを活用して場内演出を手がけた。ブース内には3つのポータル(会場である国立新美術館から2カ所、展示ブース)の様子が投影されており、この3つのポータルの状態がある条件を満たした場合、条件に応じた映像が上映される仕掛けが施されている。また、このゲームの初期ビジュアルやUIを手がけたHwang氏は、マクロスシリーズ、鉄人28号など「日本のアニメ」の影響を多分に受けてきたといい、Ingressのデザインを手がけた際は、大好きだという「攻殻機動隊」などがインスピレーションの源になっていたとも語った。●6mの巨大な"三脚"がうねるパフォーマンス○アート部門今年度は大賞該当なしとなったアート部門。入り口から入ってすぐのところに、優秀賞のメディアインスタレーション「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」(坂本龍一/真鍋大度)を展示。携帯電話やラジオなどから発せられる電磁波を音と映像で表現したもので、札幌国際芸術祭2014で展示されたものをそのまま東京へと移設した。六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、青山公園、東京タワーから取得したレコーディングデータを元にしており、来場者が周波数を自由に変更し、東京を飛び交う電磁波を「可視・可聴」にした映像を見ることができる。また、同じく優秀賞の「Nyloid」は、兄弟で結成したアートユニット「Cod.Act」による作品。6メートルもの巨大な構造物が目を惹きつけるが、これは単なるオブジェではなく「音響彫刻」。会期中複数回設けられているパフォーマンスタイムには、巨大なトライポッド(三脚)がエンジンの回転によりのたうちまわり、肉声を分解した音源が動きに合わせて発せられるさまは圧巻だ。公式サイトにタイムスケジュールが掲載されているため、合わせて来場することをお勧めしたい。○エンターテインメント部門大賞「Ingress」の特設展示のほかにも、意欲的な作品が多く展示されていたエンターテインメント部門。優秀賞のインタラクティブインスタレーション作品「3RD」は、来場者が実際に作品を体験することができる。鳥を模したデザインのヘルメットをかぶると、その内部にあるモニターで、外部のカメラを通じて俯瞰された自らの姿が映し出されている。ゲームのように感じられる風景だが、紛れもなくそこに映っているのは自分自身。係の方にうながされるまま歩き回ってみたが、奇妙なズレや浮遊感があり、筆者は2度ほど壁にぶつかった。頭にかぶって異なる視点を得る、という点では、近年活用めざましいヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」を活用したコンテンツを連想させるが、この作品がもたらすのは、同デバイスによる没入感とはまた異なる体験だった。そのほか、「のらもじ発見プロジェクト」では現地でタイピングした任意の文字列を「のらもじ」で表示できる展示ディスプレイが用意され、スライムを楽器にしたサウンドデバイス「Slime Synthesizer」は実際に演奏してみることができるなど、体感型の展示が複数見られた。○アニメーション部門アニメーション部門は、作品(あるいは予告映像)の上映のほか、手描きの原画や設定資料などが展示されているブースが作品ごとに設けられていた。短編アニメーション『The Wound』はモニターでの上映ではなくシアタースペースが設置され、来場者が腰掛けて鑑賞することができるようになっていた。また、新人賞の劇場アニメーション『たまこラブストーリー』コーナーでは、さまざまなシーンの原画を複数用意するのではなく、特定のシーンの原画を複数並べて展示。そのほか、キャラクター設定画を詳細に掲示するなど、鑑賞後のファンの視線を意識した展示構成となっていた。○マンガ部門マンガ部門もアニメ―ション部門と同様作品ごとにブースを設けた展示形態だが、各々の作品性を強く押し出した挑戦的な展示が行われていた。大賞「五色の舟」(近藤ようこ/原作:津原泰水)では同作を構成する膨大な直筆原稿に着目し、第1話~第4話までを直筆原稿で読ませる仕掛けが展開された。デジタル作画が普及してきた漫画界において、これだけの量の直筆原稿を読む機会というのは非常にまれだといえる。また、ドラマ化もされて話題となった優秀賞「アオイホノオ」(島本和彦)は、作品テーマとなっている「80年代のマンガ業界」の熱気を演出する意味あいで、作者の仕事机や使用している画材、ネームと完成版の比較などが行われている。今年度は展示の密度が濃く、体験型の企画も多く用意されるなど、来場者が楽しめるインタラクティブなものとなっていた。4分野で話題を呼んだ注目作品が無料で一覧できる機会となっているため、ぜひ足を運んでみてほしい。
2015年02月04日文化庁メディア芸術祭実行委員会は、平成26年度[第18回]メディア芸術祭の受賞作品・受賞者を発表した。「文化庁メディア芸術祭」は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰すると共に、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。今年度の同芸術祭には、前述の4部門に対して過去最多となる世界71カ国・地域から3,851作品が寄せられた。例年は部門ごとに大賞1作品、優秀賞4作品、新人賞3作品が選出されるが、本年度は「アート部門」の大賞が「該当なし」となったことで、同部門のみ優秀賞が5作品選出された。また、功労賞として、メディア芸術分野に貢献のあった4名を決定した。アート部門以外の大賞について、エンターテインメント部門は、スマートフォンのGPS機能を使った仮想世界の陣取りゲーム『Ingress』(グーグルズ ナイアンティック ラボズ = 米国)。同社の創業者・ジョンハンケ氏はビデオレターで「千と千尋の神隠し」や「ゼルダの伝説」、ソニーの「AIBO」など、アートやエンターテイメント、テクノロジーの世界を、新しい、革新的な方法で広げてきた偉大な業績と同列に並べたことを恐縮するとともに光栄に思います」と述べるとともに、「世界の何百万のプレイヤーたちに感謝したい」とコメントした。なお、同賞をゲームが受賞したのは、第11回の「Wii Sports」以来6年ぶりで、通算5作品めとなる。アニメーション部門では、心の傷に苦しむ少女と、彼女が空想の中に棲息する毛むくじゃらの生き物が繰り広げる、悪夢のようでありながらも美しい友情を描いた9分21秒の短編アニメーション『The Wound』(アンナ・ブダノヴァ氏 = ロシア)が受賞した。監督のアンナ・ブダノヴァ氏はビデオレターで「こんなに素晴らしい賞をいただけるなんて夢にも思いませんでした。この賞が次のプロジェクトのための力になってくれることを願っています」と感謝の意を表した。また、マンガ部門は、戦時下に見世物小屋の一座として生計を立てる異形の者たちの哀切な運命を描いた『五色の舟』(近藤ようこ氏/原作:津原泰水氏 = 日本)が選ばれた。マンガを描いた近藤氏は「原作の評価を損なわないように、マンガとしての表現をどのようにしていいのかを考え、35年間学んできたことを投入して描いたつもりです。このような形で評価して頂き、大変嬉しいです」とお礼を述べた。原作者の津原氏は、「マンガのために書いた原作ではありませんが、近藤さんによるマンガとしての的確な演出があっての結果だと思います」とコメントした。なお、各部門の「優秀賞」について、アート部門はメディアインスタレーション『これは映画ではないらしい』(五島一浩氏 = 日本)、同『センシング・ストリームズ-不可視、不可聴』(坂本龍一氏/真鍋大度氏 = 日本)、グラフィックアート、ウェブ『Drone Survival Guide』(ルーベン・パーテル氏 = オランダ)、メディアパフォーマンス『Nyloid』(コッドアクト氏 = スイス)、同『《patrinia yellow》for Clarinet and Computer』(福島論氏 = 日本)の5作品が受賞。エンターテインメント部門は、ウェブ、オープンソースプロジェクト『のらもじ発見プロジェクト』(下浜臨太郎氏/西村斉輝氏/若岡伸也氏 = 日本)、ガジェット『handiii』(近藤玄大氏/山浦博志氏/小西哲哉氏 = 日本)、映像作品『Kintsugi』(アポトロピア アントネッラ・ミニョーネ氏/クリスティアーノ・パネプッチャ氏 = イタリア)、インタラクティブインスタレーション『3RD』(ヘドウィッヒ・ヘインスマン氏/ニキ・スミット氏/シーモン・ファン・デル・リンデン氏 = オランダ)が、アニメーション部門は、劇場アニメーション『映画クレヨンしんちゃん「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」』(高橋渉氏 = 日本)、同『ジョバンニの島』(西久保瑞穂氏 = 日本)、短編アニメーション『PADRE』(サンティアゴ・ブー・グラッソ氏 = アルゼンチン)、同『The Sense of touch』(ジャン チャルル・ムボッティ マロロ氏 =フランス)が選ばれた。また、マンガ部門では、『アオイホノオ』(島本和彦氏 = 日本)、『チャイニーズ・ライフ』(李昆武氏/フィリップ・オティエ氏/訳:野嶋剛氏 = 中国/フランス/日本)、『春風のスネグラチカ』(沙村広明氏 = 日本)、『羊の木』(いがらしみきお氏/原作:山上 たつひこ氏 = 日本)が受賞した。
2014年11月28日平成仮面ライダーシリーズの第1作として2000年~2001年にテレビ朝日系で放送された特撮TVドラマ『仮面ライダークウガ』の漫画連載が、現在発売中の月刊漫画誌『ヒーローズ』12月号(ヒーローズ)にてスタートした。『ヒーローズ』の創刊3周年を記念した新連載『仮面ライダークウガ』は、『仮面ライダーアギト』や『仮面ライダー龍騎』『仮面ライダー555』『仮面ライダーディケイド』など数々の平成ライダーを手がけた東映の白倉伸一郎プロデューサーが企画し、その盟友であり『超光戦士シャンゼリオン』『仮面ライダーアギト』『仮面ライダー555』などでタッグを組んだ脚本家・井上敏樹が脚本を担当。そして『悪徒-ACT-』や漫画誌『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中の『ガンロック』(ともに原作:猪原賽)などで独自の存在感を示す俊英・横島一が作画を担当する。月刊『ヒーローズ』は、ヒーロー漫画を連載作品とする月刊漫画雑誌として2011年11月1日に創刊。2008年にアニメ化もされた人気作『鉄のラインバレル』の著者・清水栄一×下口智裕がハヤタ隊員の息子を主人公に描いた『ULTRAMAN』のほか、『逆境ナイン』や『アオイホノオ』の島本和彦による『ヒーローカンパニー』、『GTO』の藤沢とおるがプロデュースする『ソウルリヴァイヴァー』など、あらゆるジャンルのヒーローが活躍する作品が連載されている。また、現在はヒーローズコミックス第1巻(電子書籍版)の無料配信も実施中で、『天元突破グレンラガン 男どアホウ!編』や『天元突破グレンラガン 男一匹編』、『セーラーゾンビ』『ULTRAMAN』『ソードガイ』などを29タイトルをラインナップ。さらに『ヒーローズ』12月号には、特別付録として人気5作品の「特製ブックマーカー」が封入される。(C)石森プロ・東映
2014年11月05日コミック・コミュニケーションは7日、人気漫画の吹き出しを書き換えて送信できるコミュニケーションツールアプリ「コミコミ」の提供を開始した。LINEやTwitterなどで利用できるほか、KDDI Eメール(@ezweb.ne.jp)でも使用可能。アプリは、Android版のみの提供で価格は無料(アイテム課金制)。「コミコミ」は、漫画の吹き出しにあるセリフを、自由に書き換えて送信できるコミュニケーションツールアプリ。専用のストアから好きな漫画のコマが入っているパックをダウンロードすることで利用できる。価格は、1パック税別200円。月額税別300円で2パック分利用できるコースも用意する。また、KDDIのAndroidスマートフォン向けメールサービス「KDDI Eメール」(@ezweb.ne.jp)とも連携する。同メールアプリ内に「コミコミ」の起動ボタンが設置され、漫画のコマに好きなメッセージを入力して送信することができる。送信した画像は添付画像として送信されるため、フィーチャーフォン(従来型携帯電話)やPCにも送信可能。そのほか、auスマートフォンユーザーであれば、「コミコミ」で配信されるコンテンツの一部を無料で利用できる。対応機種は、2012年11月以降発売の4G LTE対応auスマートフォン。「KDDI Eメール」アプリをアップデートすることで利用できるようになる。なお、「AQUOS PHONE SERIE SHL21」、「AQUOS PAD SHT21」、「AQUOS PHONE SERIE SHL22」については対応していない。配信されるパックの作品は以下の通り(本稿執筆時点)。講談社の作品行け!稲中卓球部(古谷実)寄生獣(岩明均)FAIRY TAIL(真島ヒロ)ちはやふる(末次由紀)海月姫(東村アキコ)神さまの言うとおり(金城宗幸・藤村緋二)シドニアの騎士(弐瓶勉)グラゼニ(アダチケイジ・森高夕次)アゲイン!!(久保ミツロウ)へうげもの(山田芳裕)鬼灯の冷徹(江口夏実)さばげぶっ!(松本ひで吉)甘々と稲妻(雨隠ギド)いとしのムーコ(みずしな孝之)小学館の作品まことちゃん(楳図かずお)伝染るんです。(吉田戦車)東京ラブストーリー(柴門ふみ)バケツでごはん(玖保キリコ)逆境ナイン(島本和彦)医龍(永井明・乃木坂太郎)なぜか笑介(聖日出夫)お~い!竜馬(武田鉄矢・小山ゆう)今日、恋をはじめます(水波風南)正義警官モンジュ(宮下裕樹)釣りバカ日誌(やまさき十三・北見けんいち)焼きたて!!ジャパン(橋口たかし)高校アフロ田中(のりつけ雅春)オンナミチ(北沢バンビ)僕等がいた(小畑友紀)なお、配信予定のパックは順次拡大していくという。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月07日