ミュージカル『アナスタシア』のプレスコールが11日に東京・東急シアターオーブで行われ、葵わかな、木下晴香が取材に応じた。同作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカルで、2017年にブロードウェイで初演を迎えた。帝政ロシア時代の最後の皇帝一族が殺害されたが、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」にもとづいた物語で、記憶をなくした主人公アーニャ(葵/木下 ※Wキャスト)が、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描く。他、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴、堂珍嘉邦、田代万里生、大澄賢也、石川禅、朝海ひかる、マルシア、堀内敬子、麻実れいが出演する。○ミュージカル『アナスタシア』2020年の公演は大半が中止、待望の再演プレスコールでは「パリは鍵を握っている」(葵、相葉、大澄)、「すべてを勝ち取るために」(海宝、石川)、「ネヴァ川の流れ」(田代、木下)、「俺のペテルブルク」(内海、木下)、「遠い12月」(木下、内海)、「それでもまだ」(堂珍)、「過去への旅」(葵)が披露され、フォトセッションにはステファン・フラハティ(音楽)、リン・アレンス(作詞)も登場した。2020年の公演はコロナ禍で大半が中止となり、今回が待望の再演に。葵は「決まる前から絶対やりたいと思っていたというか、もう私の中でも半分以上決定事項だったというか。絶対に自分の人生の中でもう1度この演目をやるぞと決めていたので、再演のお話をいただいた時は、制作の方も他のキャストの皆さんも同じ心づもりでいてくれたんだなということが感じられて、作品をいい風に消化できるようなチャンスをいただけたと、希望を持てるような気持ちになったのを覚えています」と心境を明かす。木下も「作品との巡り合わせとタイミングが大事だったりするから、連絡をいただいた時はほっとした感覚があったというか。『よかった、もう1回アーニャとして旅路を届けられるチャンスをもらえる』とすごく嬉しく、稽古場からみんなとそういう思いをシェアしながら取り組んでこれたなと思っています」と振り返った。2人は稽古中から助け合っていたそうで「これまでに全て同じ役を演じていて、もともと信頼関係がある私たちだと思うので、図らずとも常に共有し合うことは多かったですし、気持ちの面でも支えてもらうことが多くて、きっとこれは本番が始まってからも千秋楽まで続いていくことかなと思うので、いつも頼りにしています」と感謝。木下も「やっぱり普段からなんでも話せる仲であることが大きくて、役のこと、お芝居のこと、ちょっとしたことでも(話せる)。昨日もセリフのことを聞いたくらい、引っかかったことがあったら共有して解決したり、2人でアーニャに向き合ってこれた実感があるので、感謝しています」と返していた。同作の見どころについては、葵が「アニメーションがすごく有名で、それを具体化するにあたって、大人のミュージカルにしないといけないと思っていたと聞いて。『アナスタシア』が持つ夢のある世界はすごく魅力的だなと思うんですけど、大人が演じて大人も観に来て下さるような作品になっている。歴史的事実や役作りも含めて、夢と現実のバランスが常に存在している世界観が、特徴なのかなと思うんです」と表す。「きらびやかな反面、みんなが共感できるような泥臭い一面もあって、そういう二面性がお客様の背中を押したり、心に寄り添ったりしてくれると思うので、自分もそれを大切に生きたいなと思います」と熱く意気込んだ。また木下は「舞台稽古になったときに、改めて舞台装置と衣装というものの力を感じて。もちろんミュージカルって総合芸術で、音楽お芝居とダンスと含めて作品だと思うんですけど、いつもより助けられて、一つ一つの要素が持つ力が大きくて、莫大なエネルギーを届けられる作品だと思います」と見どころについて語った。東京公演は東急シアターオーブにて9月12日〜10月7日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて10月19日〜31日。
2023年09月11日アイドルグループ「Bety」の百川晴香さんが、自身のInstagramにハイレグ水着姿のセクシー画像を公開しました。メンバーセレクトの水着姿を披露 この投稿をInstagramで見る 百川晴香(@momokawaharuka)がシェアした投稿 百川さんは、先日、「TOKYO GRAVURE IDOL FESTIVAL 2023」(TGIF)に初参加。「西永彩奈セレクトの水着最強すぎん?」と、水着をメンバーから借りたことを明かし、「競泳水着」「ハイレグ」などのハッシュタグをつけて、その姿を公開しました。際どい角度のハイレグで紫のラインが特徴的な黒の水着は、太ももが大胆に露出したセクシーな1枚となっています。投稿を見たファンからは、「水着良いね」「競泳ハイレグ最高最高」「永久保存」「めちゃ可愛い」「セクシー」と熱いメッセージが寄せられています。童顔制服グラビアから一転、最強のエチエチ画像を投稿した百川さん。かわいいい表情とセクシーさのギャップに、これからもドキドキさせられそうですね!
2023年08月30日“くどはる”こと声優・工藤晴香が、ファースト・フルアルバム『流星列車』を3月30日(水)にリリースする。この度、本作の発売記念としてインターネットサイン会の開催が発表された。工藤は『ハチミツとクローバー』の花本はぐみ役をはじめ、『BanG Dream!』の氷川紗夜役など、人気作品のキャラクターを多く演じ人気を博している。彼女の初となるアルバムは「列車、乗客、人生、旅」がテーマ。昨年7月にシングルとしてリリースした「Under the Sun」、既にライブで披露され音源化が熱望されていた新曲「Cry for the Moon」、「Supernatural」をはじめとし、全曲が作詞・工藤晴香 / 作編曲・平地孝次のコンビで制作された12曲が収録される。発表されたインターネットサイン会は3月25日(金)と3月28日(月)の2回を予定しており、ファンクラブ会員先行販売はすでに受付中だ。なお工藤は、3月6日(日)に開催される「EJ My Girl Festival 2022」にも出演。会場で『流星列車』(初回限定盤又は通常盤どちらか1点)を予約すると、先着で予約特典のポスターがプレゼントされるという。こちらも併せてチェックしてほしい。<イベント情報>「工藤晴香 ファースト・フルアルバム『流星列車』発売記念イベント・インターネットサイン会」3月25日(金)19時スタート3月28日(月)19時スタート※一般先着販売は3月21日(月)12:00からを予定。詳細は決定次第、追って発表。<リリース情報>工藤晴香『流星列車』3月30日(水)リリース初回限定盤〈CD+M-CARD〉CRCP-40640 / 5,000円(税込)通常盤(CD)CRCP-40641 / 3,000円(税込)<CD収録内容>初回限定盤、通常盤共通1号車 旅立ち2号車 Cry for the Moon3号車 Utopia4号車 Supernatural5号車 HOPE6号車 家路7号車 Real me8号車 ROCK STAR’s Brand new song9号車 No scenario10号車 Under the Sun11号車 Scar12号車 Tread this Earth※初回限定盤のM-CARD収録内容は後日発表をお待ちください<CDショップ特典>アニメイト※アニメイト全店(通販含む):トレーディングカード【アニメイトVer.】+ピックAゲーマーズ※ゲーマーズ全店(オンラインショップ含む):トレーディングカード【ゲーマーズVer.】+ピックBとらのあな:トレーディングカード【とらのあなVer.】+ピックCタワーレコード:トレーディングカード【TOWER RECORDS Ver.】HMV:トレーディングカード【HMV Ver.】Amazon:トレーディングカード【Amazon Ver.】+メガジャケセブンネットショッピング:L判ブロマイド楽天ブックス:A4クリアファイル楽天ブックスファミリーマート受け取り限定特典:デカ缶バッジ【初回限定盤購入特典】※ご注文情報入力時における配送方法は「コンビニ店頭受取(ファミリーマート)」。※「コンビニ店頭受取(ファミリーマート)」をご選択されていない注文はキャンセル。再注文頂く際は、「コンビニ店頭受取(ファミリーマート)」を確認のうえ注文。※当商品に、上記楽天ブックス特典のA4クリアファイルはなし。※発売日前日15時以降のコンビニ受け取り開始を予定しており、準備が整い次第メールにて連絡。※地域によっては発売日以降の受け取り開始。※その他、ファミリーマート受取便 ご利用方法についてはこちら。 ※数量に限りあり。無くなり次第、当ページ上で終了告知。その他店舗:トレーディングカード【一般店 Ver.】※特典は先着のためなくなり次第終了。※その他詳細及び追加情報に関しては決定次第追って発表。
2022年03月03日声優・工藤晴香が、1stフルアルバムを3月30日にリリースすることを発表した。今作は、ライブでも既に披露されている新曲「Cry for the Moon」や、昨年7月にシングルとしてリリースされた「Under the Sun」を始め、工藤本人作詞による全12曲を収録。「列車、乗客、人生、旅」をテーマにした物語と平地孝次が織りなすサウンドによって、さらに進化&深化したアルバムになるとのこと。アートディレクションはここ数作を手掛けている木村豊(セントラル67)が担当した。併せてCDショップ特典も発表されており、絵柄等の詳細は後日発表される。<リリース情報>『タイトル未定』2022年3月30日(水) リリース●初回限定盤【CD+M-CARD】価格:5,000円(税込)●通常盤【CD Only】価格:3,000円(税込)【CD収録】※全形態共通・Cry for the Moon・Under the Sunほか、全12曲※初回限定盤のM-CARD収録内容は後日発表をお待ちください【CDショップ特典】■アニメイト ※アニメイト全店(通販含む)トレーディングカード(アニメイトVer.)+ピックA■ゲーマーズ ※ゲーマーズ全店(オンラインショップ含む)トレーディングカード(ゲーマーズVer.)+ピックB■とらのあなトレーディングカード(とらのあなVer.)+ピックC■タワーレコードトレーディングカード(TOWER RECORDS Ver.)■HMVトレーディングカード(HMV Ver.)■Amazonトレーディングカード(Amazon Ver.)+メガジャケ■セブンネットショッピングL判ブロマイド■楽天ブックスA4クリアファイル■楽天ブックス ファミリーマート受け取り限定特典デカ缶バッジ(初回限定盤購入特典となります)※ご注文情報入力時における配送方法は「コンビニ店頭受取(ファミリーマート)」を必ずご選択お願いします。※「コンビニ店頭受取(ファミリーマート)」をご選択されていない注文は、キャンセルとさせて頂きます。※再注文頂く際は、「コンビニ店頭受取(ファミリーマート)」をご確認のうえ、改めてご注文ください。※当商品に、上記楽天ブックス特典のA4クリアファイルは付きません。※発売日前日15時以降のコンビニ受け取り開始を予定しており、準備が整い次第メールにてご連絡します。※お届け地域によっては発売日以降の受け取り開始となります。※数量に限りがございます。お早めにご注文ください。無くなり次第、当ページ上で終了告知をさせていただきます。※その他、ファミリーマート受取便 ご利用方法についてはこちらをご確認ください。■その他店舗トレーディングカード(一般店 Ver.)※特典は先着のためなくなり次第終了となります。※その他詳細及び追加情報に関しては決定次第追って発表致します。『KDHRemix』(くどはるりみっくす)発売中価格:2,500円(税込)※初回生産分のみ三方背スリーブケース付き『KDHRemix』ジャケット『KDHRemix』初回生産分3方背スリーブケース【収録内容】1. MY VOICE [ナユタン星人 Remix]2. GROOVY MUSIC TAPE [いよわ Remix]3. 君へのMHz [tofubeats Remix]4. KEEP THE FAITH [TeddyLoid Remix]5. Memory Suddenly [☆Taku Takahashi (m-flo, block.fm) Remix]6. メルティランドナイトメア7. Don’t Stop KDHR DJ Mixed by TeddyLoid関連リンク工藤晴香 公式HP:工藤晴香 Twitter(@kudoharuka910):工藤晴香 Instagram(@kudo_a.k.a_910):工藤晴香 Official YouTubeチャンネル
2022年01月31日松下洸平主演、白洲迅、木下晴香が共演する新作音楽劇「夜来香(イエライシャン)ラプソディ」が、来年3月よりBunkamuraシアターコクーンを皮切りに、名古屋、大阪、長岡で上演されることが決定した。1945年、日本で人気作曲家であった服部良一は、軍から召集を受け、上海に渡っていた。そこでは、中国人作曲家・黎錦光や人気女優で歌手でもある李香蘭と知り合い、とある人物の計らいで彼らを中心に人種や思想を超えた人々が集まり、大規模な西洋式コンサートを開催する計画が持ち上がる。しかし、そのコンサートの実現には、日本軍や中国国内の政治勢力、また上海の裏社会の思惑が絡み合い、多くの困難が待ち受けていた――。株式会社キューブの創立25周年記念作品となる本作は、音楽劇「魔都夜曲」に続く、魔都・上海を舞台としたドラマティックな群像劇。第二次世界大戦末期、人種やイデオロギーの壁を乗り越え、コンサートを開催しようとした人々の物語だ。日本軍の支配下にも関わらず、租界という名の治外法権が存在し、嵐の中の台風の目のように様々な国の文化が行き交い育まれていた上海。同時に、日本軍に対抗する中国国内の政治勢力の思惑も蠢き、魔都とも称される都市だった。その上海にやってきた「蘇州夜曲」や「別れのブルース」などのヒット曲を世に送り出した新進気鋭の作曲家・服部良一を中心に、音楽を通じて絆を結び合う人々の葛藤と夢を描く。現在放送中の「最愛」に出演し話題の松下さんが演じるのは、人気作曲家・服部良一。また、名曲「夜来香」を作曲した黎錦光を、「私の夫は冷凍庫に眠っている」「どうせもう逃げられない」の白洲さん。絶世の歌姫・李香蘭を木下さんが演じる。松下洸平演出を手掛けるのは、華やかさの中に毒を含む独特な演出で多彩な作品を生み出し、演劇ファンの信頼も厚い河原雅彦。「魔都夜曲」に続き、上海歴史劇に挑む。音楽もまた、「魔都夜曲」に続き本間昭光が担当し、至極の服部メロディーをはじめ、オリジナル曲も加えたエンターテインメント性豊かな日本オリジナルの音楽劇を誕生させる。なお、本公演のチケット一般発売は、来年2月を予定している。▼キャストコメント松下洸平5年前、所属事務所キューブの20周年記念公演である音楽劇『魔都夜曲』に参加させて頂き、5年経て再び25周年企画に出演することが出来て非常に嬉しいです。『魔都夜曲』の時も、役名は違いましたが服部良一さんをモデルにした役を演じさせて頂き、その役がさらに広がるように今回の『夜来香ラプソディ』で再び服部良一さんを再び演じることができる事が凄く光栄ですし、何か責任を感じます。調べれば調べる程、服部さんは本当に魅力的で素敵な方だったんだなと実感します。そのイメージや服部さんが創り上げて来たものを僕が壊さないようにしっかり演じていかねばならないなと、今ちょっとドキドキしております。今は無事に舞台初日を開け千秋楽まで終えること自体も難しいご時世でありますが、まずは我々も日々しっかりと感染対策しながら稽古し本番に臨んでいきたいと思います。お客様が全力で楽しんで頂ける、明るくて楽しくて、そして笑って泣ける音楽劇になると思いますので、是非劇場に足を運んで頂けたらと思います。白洲迅僕にとっては久しぶりの舞台、そして音楽劇、来るべき時に大きな挑戦が来たと思っています。来年でちょうど30歳になりますので、この舞台を大きな節目に出来たら良いなと思います。そして今回、黎錦光(れいきんこう)という実在する中国の音楽家を演じさせて頂きますが、時代背景的にも厳しい時代、第二次世界大戦終戦間近の上海で、日本と中国間の複雑な状況の中にあって、音楽というものを見つめ突きつめてゆくことは、どれだけ大変だっただろうかと思います。そういう時代背景も含めて、これからしっかりと勉強し掘り下げて、実在する人物を演じるという大変さと楽しさと、色々なものを味わいたいと思っています。木下晴香李香蘭役を演じさせて頂くにあたり、実際の映像なども拝見し、哀愁や色気など歌声に詰まっていらっしゃる方だと思いました。日本でも中国でも活躍された大スターですので、その説得力を持たせられるよう、私の歌声に私なりの表現を乗せ、良い歌をお届けできるよう頑張りたいと思います。現代は様々なツールで世界中の音楽を聴くことが出来、“音楽には国境が無い”という言葉にも実感を持つことが出来ますが、李香蘭の生きた時代は戦時下であり、複雑で難しい環境に置かれている中でも、音楽の力を信じて真っ直ぐ歩もうとする主人公たちの姿に、音楽を通じて生まれる人と人の繋がりやエネルギーを感じて頂けるのでは思います。cube 25th presents音楽劇「夜来香ラプソディ」は2022年3月、Bunkamuraシアターコクーンにて上演予定。4月上旬~中旬、名古屋、大阪、長岡にてツアー予定。(cinemacafe.net)
2021年12月03日昨年3月にミニアルバム『KDHR』でアーティストデビューを果たした工藤晴香が、自身初となるシングル『Under the Sun』を7月7日にリリースした。キャラクターとライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!(バンドリ!)』などで声優としても活躍する彼女が、今回のシングルで挑戦するのは初の胸キュンソング。「離れていても同じ太陽の下でお互いの幸せを願う」というポジティブな失恋が、工藤自身の作詞によって表現されている。また、カップリングには過去のミニアルバムからのリード曲がナユタン星人、TeddyLoidによってリビルドされたリミックストラックも収録。アーティスト工藤晴香に初めて触れるビギナーにも、そして彼女を熱心に応援するディープなファンにもアピールする濃厚なシングルに仕上がっている。今年3月には待望のワンマンライブも実現し、ソロアーティストとして着実に経験を積み重ねている工藤。このインタビューでは最新作の話題はもちろん、デビューから1年数ヶ月を経て得た自信、そして7月25日に控えたZepp Hanedaでのワンマンライブへ向けた意気込みなどたっぷり語ってもらった。──昨年3月のアーティストデビュー以降、『KDHR』『POWER CHORD』と2枚のミニアルバムを発表しましたが、現在の手応えはいかがですか?工藤晴香(以下、工藤)2020年はリリースのみで、ライブがなかなかできなくて。でも今年3月にようやくライブができて、ファンのみんなの前で曲を生で披露できたことで、「ああ、アーティストデビューしたんだな」っていう実感が湧いてきて、そこでようやく手応えみたいなものは感じられました。工藤晴香──お客さんに曲を届けることができたことで、楽曲の伝え方が明確になってきたところもあるのかなと思いますが?工藤確かにそうですね。1枚目のミニアルバムを作っていたときは世の中がこんなことになる前だったので、それこそ「ここで一緒に声を出してほしい」とか「ここはみんなで暴れてほしい」みたいな願望を込めて作ったんですけど、声出しだとかそういうことができない世の中になってしまった中で実際ライブを経験して、声は出せなくてもみんなにもっと楽しんでもらえるような曲やライブを、これから作っていきたいという創作意欲がより増しました。──では、今回のシングル『Under the Sun』にもそういった工夫が反映されているんでしょうか?工藤例えば、コール&レスポンスとかコーラスを一緒に歌ってほしいみたいな要素を極力外して、よりシンプルなアレンジというのは意識しましたね。──今作は工藤さんにとって初のシングルになります。この曲で届けたかった思い、表現したかったことはどういったものでしょう?工藤1stシングルということで、私のことを知らない人にも工藤晴香というアーティストを知っていただくとっかかりの1枚になると思うので、キャッチーさやわかりやすさを意識して制作しました。これまで、ミニアルバムのリード曲である「MY VOICE」や「KEEP THE FAITH」はわりと強めなテーマや曲調だったこともあって今回はスタッフさんから「恋愛ソングを書いてみてはどうでしょうか?」という提案があって。私としては初チャレンジのテーマですけど、誰しも経験したことがある恋愛の喜びや悲しみというエッセンスを入れることで、幅広い人に聴いてもらえるんじゃないかなというのはありました。世の恋愛ソングをたくさん聴いた──「Under the Sun」というタイトルはこれからの季節にぴったりですよね。工藤リリースが7月というのは曲を作る前から言われていましたし、(作曲&アレンジの)平地孝次さんから届いたデモも明るくてポップなサウンドだったので、「夏をテーマにしよう!」というのは歌詞を書く前から決めていました。これまでの自分の曲を振り返ると、季節曲みたいなものが1曲もなかったので、「季節曲を作るチャンスだ!」と思いっきり振り切ってみたんです。でも、夏ソングというわりに、あまり夏を感じるような言葉が入っていなくて。──確かに、具体的な言葉はないですよね。工藤夏って言葉自体も入っていませんし。でも、やっぱり“太陽=夏”と私の中では刷り込まれているので、それだけでも十分に夏を感じられるんじゃないかな。なので、最終的には夏感はあまり前面には出ていなくて。あとは、失恋がテーマのひとつでもあるので、実際に「恋愛をテーマに書いてみたらどうですか?」と言われたときに、「じゃあ恋愛ソングの研究をしよう」ということで世の恋愛ソングをたくさん聴いたんです。そうしたら、失恋ソングが異常に多いことに気づいて。「私たち幸せ、ハッピー!」という曲よりも、悲しいとか切ないとかつらいというほうが響くのかな、そういう経験をしている人が多いのかなと。「だったら私も失恋ソングにしよう!」と決めて書いたんですけど、いかんせんサウンドがポップでキャッチーなロックなので、そことのバランス感はすごく意識しました。──言われてみると、確かに日本のポップスにおいて失恋ソングはすごく多いですよね。あれは国民性なんですかね?工藤なんですかね。みんな失恋を求めているのかなあ(笑)。──「Under the Sun」は「MY VOICE」や「KEEP THE FAITH」といった過去のリード曲とは異なり、非常にストレートな楽曲です。歌に関して、工藤さんの中でこだわったポイントは?工藤今まではトリッキーな楽曲が多かったので、「ここは男の子っぽく歌う」とか「ここは大人の女性らしく歌う」とか結構演じ分けをして歌っていたんですけど、今回に関しては本当に普段の自分が喋っているような、素のトーンで歌うことを意識しました。作り込みすぎていない、等身大の自分ですね。──ちょうどソロデビューのタイミングにお話を伺ったとき、歌うことに対してより意識的になったのがソロデビューが決まって以降だとおっしゃっていましたが、この1年ちょっとで歌い手としての工藤晴香らしさって、ご自身の中で掴めてきましたか?工藤やっぱり声優のお仕事をずっとしてきているので、歌というよりは、もしかしたら演じることが近いのかもしれないですね。──その歌の中の主人公を演じるような?工藤ですね。それはより感じるようになりました。──ソロアーティストとしては、すべての楽曲をご自身で作詞していますが、となるとソロアーティストとしての活動は脚本(=作詞)と主演(=歌)を一手に引き受けているわけですよね。工藤確かにそうですね。自分でストーリーを考えて、自分で演じているわけなので、そこに対して「こういう感情だ」という正解が自分の中にあるので、それ自体はすごくやりやすいです。振り切ってて最高に面白いMV──MVも拝見しましたが、すごく面白い内容でした。歌詞の中に〈モノクロの映画〉や〈擦り切れたフィルム〉といったフレーズがありますが、それにちなんでMVの中には工藤さん主演のゾンビ映画も登場します。工藤監督さんと最初にミーティングをしたときは、「恋愛ソングだし、この歌詞に沿って物語を撮ります?」みたいな感じだったんですよ。私を主人公にして、相手役の人がいて。でも、そもそもこの曲は私の経験を歌っているわけではないので、そうすると私の物語、私の経験の曲になってしまう。「それはちょっと避けたいです。映画というアイデアは素晴らしいので、まったく別モノにしてください」とお願いしたら、その数日後に字コンテが届いて、「ゾンビと戦う工藤晴香」とすごく極端な方向に振り切っていて(笑)。でも、最高に面白いと思って、これでお願いしますということになりました。──にしても、この歌詞からゾンビにはなかなか到達しないですよね(笑)。工藤そうなんですよね。当初の予定は、歌詞に沿って私がずっと巻き戻され続けて、最後に無事成功するというストーリー設定だったんですけど、そういう要素をちょっと残してゾンビものになっていたので、びっくりしました。でも、私自身はゾンビ映画が大好きだったので、うれしかったですよ。「ゾンビと戦える、やったー!」と夢が叶いましたし(笑)。──そういえば、工藤さんがギターを弾かず、演じて魅せるという内容も新鮮ですよね。工藤それは私も思いました。今までのMVではギターを持って歩きながら歌う映像が多かったんですけど、今回は完全に映画仕様だったので、新しい自分を見せられたんじゃないかな。完成したMVを自分で観ても、「映像のお芝居をしていると、なんだか女優さんみたいだな」と思いましたから(笑)。工藤晴香「Under the Sun」Music Video──カップリング曲についても聞かせてください。今回はこれまでのミニアルバムからのリードトラック2曲を、ナユタン星人さんとTeddyLoidさんがリミックスしています。これはどういう経緯で決まったんですか?工藤シングルを出すと決まったときに、カップリング曲をどうしようかという話になりまして。短期間でミニアルバムを2枚リリースしているし、今ここで新曲を複数発表しても新鮮さに欠けるんじゃないか、だったら既存曲にいい曲がたくさんあるから、それを新しくリミックスしてみようという案が上がったんです。で、ずっと私の制作に携わっているスタッフさんがTeddyさんと何度か一緒にお仕事をしていて、1枚目のときから「一緒に何かやりたい」という話をしていたんですよ。なので、リミックスの話が出たときにはすぐ「じゃあ、Teddyさんで!」と(笑)。そこから、もうひとりは全然違うジャンルの方にしようという話になりまして、ボカロ界隈の方にオファーしようということで、メーカーの方にいろんなボカロPさんをリストアップしてもらいました。私もひととおり目を通したんですが、「この人とかこの人かなあ」と選んだときに自然と完成形が見えちゃったんですよね。となったときに、私が選んじゃいけないなと。新しいものを見たいし聴きたいし、ちょっと想像がつかないものにしたかったので、であればメーカーの方に「選んでください!」とお願いした結果、選ばれたのがナユタンさんでした。けど、すごくいいものができたので、満足しています!ライブではエンタメ要素を増やしたい──では、リミックスに関しては特に工藤さんから注文というのは?工藤してないですね。ボーカルの録り直しもしてないですし。聴いた関係者の方からもよく「録り直ししたんですか?」と聞かれるんですが、まったくしていないんですよ。それぐらい、リミックスの効果でボーカルも新鮮に感じられるんだなと思いました。2曲とももちろん知っている曲なんですけど、Teddyさんらしさ、ナユタンさんらしさもありつつも、平地さんの原曲のトリッキーな部分も活かされていて、原曲の良さとリミックスの良さがバランスよく出ているなと思いましたね。──リミックスではボーカルを素材のひとつとして遊ぶケースもよくありますが、ナユタン星人さんによる「MY VOICE」なんて完全に歌ありきのリミックスですよね。工藤そうなんですよね、びっくりしました。リミックスというアイデア自体、本当に面白いと思いましたし、これで味をしめて「またやりたい!」と思ったくらいで、なんならリミックスアルバムとか作りたいなと思っちゃいました(笑)。──それは面白そうですね!以前インタビューしたときに、工藤さんの声はしっかりした主張があると同時に、素材としての勝手の良さもあるとお話したことがあって。このリミックスって、まさにそこにつながるのかなと思いました。工藤ありがとうございます!改めて、声も楽器なんだなと実感しましたね。本当にこの声でよかったです。──このシングルを携え、7月25日にはワンマンライブも控えています。工藤今回は『PLANET SUMMER』というタイトルが付いているので、夏の惑星にみんなを招待するような、ちょっと非日常的な空間にできたらいいなと考えています。──工藤さんの中でのライブの見せ方、伝え方でのこだわりって、今どのようなものがありますか?工藤今年3月に『Road to ROCK STAR』『Adventure of My Tape』と題した2本のライブをやりましたが、そのときに大切にしていたのがストーリー性やテーマ性。『Road to ROCK STAR』は私がロックスターになるまでの道のりをみんなで歩もうというテーマで、『Adventure of My Tape』はロックスターになった私と一緒に音楽の冒険に行こうというテーマだったんですけど、やっぱりいろんな方のライブを観て研究した結果、テーマがあるほうがライブの世界に入りやすいんですよね。なおかつ、「次もまた観たいな、次はどんなことをやるんだろう?」と思えるんじゃないかなと。そこはすごく考えました。──さっきの自分で作詞をして歌うことを「脚本と主演」と例えましたが、さらにライブの演出や構成もご自身で考えているとお聞きすると、見せることや届けることへの強いこだわりが伝わってきます。工藤そうですね、こだわっているんだと思います。曲をつらつらっとやるだけというのもシンプルでいいんですけど、私はエンタメ要素を増やしたくて。今回の『PLANET SUMMER』もテーマ付けストーリー、構成はすごく練りに練ったので、みんながびっくりするようなライブになるんじゃないかなと思います。取材・文 / 西廣智一写真 / 川島彩水工藤晴香のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!応募方法ぴあ音楽編集部Twitterをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、ぴあ音楽編集部アカウントよりDMをお送りします。ぴあ音楽編集部Twitter()対象ツイート:※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。【応募締め切り】2021年7月25日(日) 23:59まで※期間中は何度でも応募可能です。<リリース情報>工藤晴香 1st Single『Under the Sun』2021年7月7日(水) リリース●初回限定盤(CD+Blu-ray+100P写真集「MUSIKDHR Memories of My Tape」):10,000円(税込)※三方背BOX仕様工藤晴香 1st Single『Under the Sun』初回限定盤ジャケット●通常盤(CD):1,200円(税込)工藤晴香 1st Single『Under the Sun』通常盤ジャケット【CD収録曲】※全形態共通01. Under the Sun(テレビ朝日系全国放送「musicるTV」 7月度 オープニングテーマ)02. MY VOICE(ナユタン星人 Remix)03. KEEP THE FAITH(TeddyLoid Remix)【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ『MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~』2021.3.14 @KT Zepp Yokohama01. GROOVY MUSIC TAPE02. MY VOICE03. IRON SOUND04. My StoryMy Life05. 君へのMHz06. それぞれのPLANET07. KEEP THE FAITH08. Thunder Beats09. ROCK STAR10. アナタがいるから11. Magic Love12. Cry for the moon13. Memory Suddenly14. MY VOICE・ライブ・ドキュメンタリー・「Under the Sun」Music Video・Music Videoメイキング映像【100P写真集】「MUSIKDHR Memories of My Tape」関連リンク工藤晴香 公式HP:(@kudoharuka910):(@kudo_a.k.a_910):
2021年07月11日“くどはる”こと声優・工藤晴香が7月7日に発売する1stシングル表題曲「Under the Sun」のMUSIC VIDEOが、7月6日(火)22:30よりYouTubeにてプレミア公開されることが決定した。「Under the Sun」は、工藤晴香本人が作詞を担当し、離れていても同じ太陽の下でお互いの幸せを願う、ポジティブな失恋をテーマにした楽曲。MVは加藤マニ監督による、ゾンビと戦う工藤晴香が描かれた映画仕立ての作品に仕上がった。フルサイズでの公開となり、その結末にも注目して欲しい。工藤晴香「Under the Sun」Music Video今作は初回限定盤、通常盤の2タイプでのリリースとなり、初回限定盤には、2021年3月14日KT Zepp Yokohamaで開催されたワンマンライブ全14曲とドキュメンタリー映像、新曲「Under the Sun」MUSIC VIDEOとメイキング映像が収録されたBlu-rayが付属。さらに100ページの写真集が付いたBOX仕様となる。また、工藤晴香直筆宛名入りサイン告知ポスターが抽選で当たるプレゼントキャンペーンが、タワーレコード秋葉原店、アニメイト全店(通販含む)、AKIHABARAゲーマーズ本店、とらのあな全店(一部店舗除く)・通信販売(ご予約者のみ)での開催も決定している。全ての購入者イベント情報は、日本クラウン(レーベル)の 工藤晴香ページ() にまとめられている。なお工藤晴香は、7月25日にリリース記念のワンマンライブ「PLANET SUMMER」をZepp Hanedaで開催する。<リリース情報>工藤晴香 1st Single『Under the Sun』2021年7月7日(水) リリース●初回限定盤(CD+Blu-ray+100P写真集「MUSIKDHR Memories of My Tape」):10,000円(税込)※三方背BOX仕様工藤晴香 1st Single『Under the Sun』初回限定盤ジャケット●通常盤(CD):1,200円(税込)工藤晴香 1st Single『Under the Sun』通常盤ジャケット【CD収録曲】※全形態共通01. Under the Sun(テレビ朝日系全国放送「musicるTV」 7月度 オープニングテーマ)02. MY VOICE(ナユタン星人 Remix)03. KEEP THE FAITH(TeddyLoid Remix)【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ『MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~』2021.3.14 @KT Zepp Yokohama01. GROOVY MUSIC TAPE02. MY VOICE03. IRON SOUND04. My StoryMy Life05. 君へのMHz06. それぞれのPLANET07. KEEP THE FAITH08. Thunder Beats09. ROCK STAR10. アナタがいるから11. Magic Love12. Cry for the moon13. Memory Suddenly14. MY VOICE・ライブ・ドキュメンタリー・「Under the Sun」Music Video・Music Videoメイキング映像【100P写真集】「MUSIKDHR Memories of My Tape」関連リンク工藤晴香 公式HP:(@kudoharuka910):(@kudo_a.k.a_910):
2021年07月05日“くどはる”こと声優の工藤晴香が7月7日にリリースする1stシングルのタイトルが『Under the Sun』に決定し、収録内容とジャケット写真、新アーティスト写真を公開した。表題曲「Under the Sun」は、自身初の胸キュンソングに挑戦した楽曲でこれまで同様に工藤本人が作詞を担当。離れていても同じ太陽の下でお互いの幸せを願うポジティブな失恋がテーマとなっている。そのほかカップリングにはデビューミニアルバム『KDHR』収録曲「MY VOICE」のナユタン星人リミックス版、2ndミニアルバム『POWER CHORD』収録曲「KEEP THE FAITH」のTeddyLoidリミックス版の2曲が収録される。100ページの写真集が付いたBOX仕様となる初回限定盤には、3月14日にKT Zepp Yokohamaで行われたワンマンライブ『MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~』の全14曲とドキュメンタリー映像に加え、「Under the Sun」MUSIC VIDEOとメイキング映像が収録されたBlu-rayが付属。また法人別購入者特典としてブロマイド、ブロマイドフォルダ、ステッカー、ポスターなどがプレゼントされる。なお工藤晴香は、今作のリリースを記念したワンマンライブ『PLANET SUMMER』を7月25日にZepp Hanedaで開催することが決定している。<リリース情報>工藤晴香 1st Single『Under the Sun』2021年7月7日(水) リリース●初回限定盤(CD+Blu-ray+100P写真集「MUSIKDHR Memories of My Tape」):10,000円(税込)※三方背BOX仕様工藤晴香 1st Single『Under the Sun』初回限定盤ジャケット●通常盤(CD):1,200円(税込)工藤晴香 1st Single『Under the Sun』通常盤ジャケット【CD収録曲】※全形態共通01. Under the Sun02. MY VOICE(ナユタン星人 Remix)03. KEEP THE FAITH(TeddyLoid Remix)【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ『MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~』2021.3.14 @KT Zepp Yokohama01. GROOVY MUSIC TAPE02. MY VOICE03. IRON SOUND04. My StoryMy Life05. 君へのMHz06. それぞれのPLANET07. KEEP THE FAITH08. Thunder Beats09. ROCK STAR10. アナタがいるから11. Magic Love12. Cry for the moon13. Memory Suddenly14. MY VOICE・ライブ・ドキュメンタリー・「Under the Sun」Music Video・Music Videoメイキング映像関連リンク工藤晴香 公式HP:(@kudoharuka910):(@kudo_a.k.a_910):
2021年06月04日工藤晴香が3月6日(土)にZepp Haneda(TOKYO)、3月14日(日)にKT Zepp Yokohamaで自身のバースデーを記念したライブ「MUSIKDHR」を開催する。この度、2公演共通のキービジュアル2点が公開された。“くどはる”こと声優・工藤晴香。昨年は3月にソロとしてのミニアルバム『KDHR』、10月に『POWER CHORD』をリリースするなど、歌手としても精力的な活動を展開している。「MUSIKDHR」は彼女にとって初となるワンマンライブ。予定される両ライブとも、前掲作品からのセットリストが予定されており、工藤のソロパフォーマンスが存分に楽しめる、貴重な機会となるだろう。そしてKT Zepp Yokohamaでの「MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~」(1部)とバースデーイベント「くどはるーむ ~BIRTHDAY PARTY & MY VOICE MY LIVE~」(2部)のプレイガイド先行抽選が、2月17日(水)18時より受付スタート。また1部にRoseliaとして一緒に活動している相羽あいながゲスト参加することも発表となった。■公演情報1部:「くどはるーむ ~PLANET910へ空の旅~」2部:「MUSIKDHR ~Road to ROCK STAR~」3月6日(土)1部:開場 13:15 / 開演 14:002部:開場 17:00 / 開演 17:45会場:Zepp Haneda(TOKYO)出演:工藤晴香・大塚紗英(1部ゲスト)チケット:各部7,500円(全席指定、税込、ドリンク代別途必要)1部:「くどはるーむ ~BIRTHDAY PARTY & MY VOICE MY LIVE~」2部:「MUSIKDHR ~Adventure of My Tape~」3月14日(日)1部:開場 13:15 / 開演 14:002部:開場 17:00 / 開演 17:45会場:KT Zepp Yokohama出演者:工藤晴香・相羽あいな(1部のみ)チケット:各部7,500円(全席指定、税込、ドリンク代別途必要)<プレイガイド先行抽選受付>2021年2月17日(水)18:00~2月23日(火)23:59<公演詳細・お申し込みはこちら><公演に関するお問い合わせはこちら>(受付時間:平日11:00~18:00)
2021年02月17日“くどはる”こと声優の工藤晴香が、3月6日(土)にZepp Hanedaにて1部『くどはるーむ ~PLANET910へ空の旅~』2部『MUSIKDHR ~Road to ROCK STAR~』と題した、初単独ライブの追加公演を開催することが決定した。現在ファンクラブでチケット先行受付中の3月14日にKT Zepp Yokohamaにて開催される、工藤晴香バースデーイベント『くどはるーむ 〜BIRTHDAY PARTY & MY VOICE MY LIVE〜』、初の単独ライブとなる工藤晴香バースデーライブ『MUSIKDHR 〜ADVENTURE OF MY TAPE〜』の振替公演がSOLD OUT必須となり、急遽追加公演の開催が決定した。両日公演とも、ソロ・メジャーデビュー・ミニアルバム『KDHR』(2020年3月25日発売)、2ndミニアルバム『POWER CHORD』(2020年10月7日発売)からのパフォーマンスが予定されており、工藤晴香のソロ・パフォーマンスが存分に楽しめる、貴重な機会となりそうだ。本日発表された追加公演のチケットは、ファンクラブ一次先行抽選受付が1月25日(月)18:00よりスタートする。公演情報2021年3月6日(土)開催1部:「くどはるーむ ~PLANET910へ空の旅~」2部:「MUSIKDHR ~Road to ROCK STAR~」1部:開場 13:15 / 開演 14:002部:開場 17:00 / 開演 17:45会場:Zepp Haneda(TOKYO)●出演者: 工藤晴香 and more…●チケット:各部 7,500円(全席指定、税込、ドリンク代別途必要)●チケット販売FC一次先行抽選受付【先行期間】1月25日(月)18:00~2021年3月14日(日)開催1部:『くどはるーむ 〜BIRTHDAY PARTY & MY VOICE MY LIVE〜』2部:『MUSIKDHR 〜ADVENTURE OF MY TAPE〜』1部:開場 13:15 / 開演 14:002部:開場 17:00 / 開演 17:45会場:KT Zepp Yokohama●出演者: 工藤晴香 and more…●チケット: 各部 税込7,500円(全席指定、ドリンク代別)●チケット販売:【FC一次先行抽選受付】2021年1月12日(火) 18:00~2021年1月24日(日) 23:59リリース情報2nd Mini Album『POWER CHORD』2020年10月7日 発売TYPE-A(CD+M-CARD): 税抜3,182円TYPE-B(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-C(CD):税抜2,273円<CD>※全タイプ共通1. GROOVY MUSIC TAPE2. ROCK STAR3. KEEP THE FAITH4. 君へのMHz5. Magic Love6. My StoryMy Life<M-CARD>TYPE-A:1. GROOVY MUSIC TAPE (Music Video)2. ROCK STAR (Music Video)3. KEEP THE FAITH (Music Video)4. 君へのMHz (Music Video)5. Magic Love (Music Video)6. My StoryMy Life (Music Video)TYPE-B:1. KEEP THE FAITH (Music Video)2. KEEP THE FAITH (Music Video Making Movie)3. Poetry Reading工藤晴香『POWER CHORD』全曲試聴トレーラー工藤晴香「KEEP THE FAITH」MUSIC VIDEO(short ver.)Major Debut Mini Album『KDHR』(読み:くどはる)2020年3月25日発売TYPE-A(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-B(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-C(CD):税抜2,273円<CD> ※全タイプ共通1. MY VOICE ※テレビ朝日系全国放送「musicるTV」3月度オープニングテーマ2. IRON SOUND3. それぞれのPLANET4. Thunder Beats5. アナタがいるから6. Memory Suddenly<M-CARD>TYPE-A:・「MY VOICE」Music Video・Music Video メイキング映像・工藤晴香バースデーライブ 「KDHA ROOM〜MY VOICE MY LIVE〜」 LIVE映像TYPE-B:・「MY VOICE」Music Video・工藤晴香バースデーライブ 「KDHA ROOM〜MY VOICE MY LIVE〜」 ドキュメント映像・ デジタル・フォトブック工藤晴香『KDHR』全曲試聴トレーラー工藤晴香「MY VOICE」MUSIC VIDEO(short ver.)関連リンク工藤晴香 公式HP(@kudoharuka910)(@kudo_a.k.a_910)
2021年01月22日“くどはる”こと声優・工藤晴香の初単独ライブが、2021年3月14日にKT Zepp Yokohamaで開催されることが決定した。工藤晴香はソロ・メジャーデビュー・ミニアルバム『KDHR』(3月25日発売)のリリースと誕生日を記念したバースデーイベント『くどはるーむ~BirthDay Party』とバースデーライブ『KDHA ROOM~MY VOICE MY LIVE』をこの春に開催予定だったが、コロナ禍の影響で延期に。本日発表されたライブは両公演の振替公演となる。【関連インタビュー】「勇気やポジティブさを伝えたい」工藤晴香、自身のルーツを昇華させた新作『POWER CHORD』を語る()本公演のチケットは、ファンクラブ一次先行抽選受付が2021年1月12日(火) 18:00からスタート。なお、ミニアルバム『KDHR』 TYPE-A付属のM-CARDには工藤晴香バースデーライブの模様が、TYPE-B付属のM-CARDには工藤晴香バースデーライブのドキュメント映像が公開される予定となっている。公演情報工藤晴香バースデーイベント『くどはるーむ~BirthDay Party』工藤晴香バースデーライブ『KDHA ROOM~MY VOICE MY LIVE』日時:2021年3月14日(日)会場:KT Zepp Yokohama●出演者: 工藤晴香 and more…●チケット: 各部 税込7,500円(全席指定、ドリンク代別)●チケット販売:【FC一次先行抽選受付】2021年1月12日(火) 18:00~2021年1月24日(日) 23:59リリース情報2nd Mini Album『POWER CHORD』2020年10月7日 発売TYPE-A(CD+M-CARD): 税抜3,182円TYPE-B(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-C(CD):税抜2,273円<CD>※全タイプ共通1. GROOVY MUSIC TAPE2. ROCK STAR3. KEEP THE FAITH4. 君へのMHz5. Magic Love6. My StoryMy Life<M-CARD>TYPE-A:1. GROOVY MUSIC TAPE (Music Video)2. ROCK STAR (Music Video)3. KEEP THE FAITH (Music Video)4. 君へのMHz (Music Video)5. Magic Love (Music Video)6. My StoryMy Life (Music Video)TYPE-B:1. KEEP THE FAITH (Music Video)2. KEEP THE FAITH (Music Video Making Movie)3. Poetry Reading工藤晴香『POWER CHORD』全曲試聴トレーラー工藤晴香「KEEP THE FAITH」MUSIC VIDEO(short ver.)Major Debut Mini Album『KDHR』(読み:くどはる)2020年3月25日発売TYPE-A(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-B(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-C(CD):税抜2,273円<CD> ※全タイプ共通1. MY VOICE ※テレビ朝日系全国放送「musicるTV」3月度オープニングテーマ2. IRON SOUND3. それぞれのPLANET4. Thunder Beats5. アナタがいるから6. Memory Suddenly<M-CARD>TYPE-A:・「MY VOICE」Music Video・Music Video メイキング映像・工藤晴香バースデーライブ 「KDHA ROOM〜MY VOICE MY LIVE〜」 LIVE映像TYPE-B:・「MY VOICE」Music Video・工藤晴香バースデーライブ 「KDHA ROOM〜MY VOICE MY LIVE〜」 ドキュメント映像・ デジタル・フォトブック工藤晴香『KDHR』全曲試聴トレーラー工藤晴香「MY VOICE」MUSIC VIDEO(short ver.)関連リンク工藤晴香 公式HP(@kudoharuka910)(@kudo_a.k.a_910)
2020年12月13日ソロ・アーティストとして今年メジャーデビューしたばかりの工藤晴香が、早くも2ndミニ・アルバム『POWER CHORD』をリリースした。今作は、デビュー作『KDHR』に続き、PassCodeのサウンド・プロデューサーとしても知られる平地孝次が作/編曲を担当。エレクトロニアを基軸に、彼女自身も初のラップや作曲に挑戦した意欲作となった。キャラクターとライブがリンクする次世代ガールズ・バンド・プロジェクト"バンドリ!"(以下、『バンドリ!』)に登場するリアル・バンド、Roseliaのメンバー(氷川紗夜役/Gt)としても注目される彼女だが、声優でもなくグループでもない“ソロ・アーティスト”としてシーンに立つことで、自身の音楽ルーツに原点回帰したという。そして、彼女自身のロックスピリットが色濃く投影された今作では、そのロックスターとしての顔つきも増した。彼女を突き動かす鮮烈な音楽、そしてエネルギーの根源とは一体何処にあるのだろうか。その理由に迫った。90年代のロックがドンビシャに来た── 2ndミニ・アルバム『POWER CHORD』が遂にリリースされました。タイトルが持つ、“純粋で力強い音”という意味どおり、等身大の作品に仕上がりましたね。工藤晴香(以下、工藤)ありがとうございます。── 改めて工藤さんの音楽ルーツを知りたいと思ったのですが、音楽に目覚めたのはいつ頃から?工藤高校生の頃に洋楽に凄くハマりまして…毎日のようにCDをレンタルしていました。学校帰りによく借りて洋楽をたくさん聴いてる中で、ギターボーカルのバンドにハマったんですよね。そこから、“ギター弾きながら歌うってかっこいいな”って思って。── ニルヴァーナのカート・コバーンにも影響を受けたそうですね。当時どんな部分に惹かれたか覚えてますか?工藤ギター・ボーカルのバンドがいくつかある中で、彼の雰囲気や佇まいが他と違ったのは覚えてますね。ライブ映像を観ていても、彼って常に気だるそうで。エネルギッシュなギター・ボーカルが多い中で、やるせなさや切なさ、怒りを感じたんですけど、そこが凄くカッコいいなって思って、どんどんハマっていったんですよ。── 当時アメリカの音楽シーンで、グランジ・ムーブメントを起こし歴史に名を残したアーティストですよね。音楽はその辺りを中心に?工藤そうですね。音楽に関しては、90年代のロックがドンビシャに来ました。70年代から80年代の音楽も遡って聴いていたんですけど。── 最初から洋楽がお好きだったんですか?工藤いえ、最初は映画が好きでDVDを毎日のように借りに行ってたんです。でも、ある時CDコーナーで当日レンタルが安いことに気がついて(笑)。そこからは邦楽をいっぱい借りました。ASIAN KUNG-FU GENERATIONさんやTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTさんだったり、日本のロックバンドを借りていく中で、“スタッフ一押し!”のコーナーがあって、そこで70〜80年代のオススメがあって洋楽ロックを聴いて惹かれました。ヒップホップも聴いてたんですけど、当時はギターサウンドが凄く好きだったんだと思います。Red Hot Chili Peppers、Green Dayとか有名どころは聴いていましたね。── そうだったんですね。工藤ニルヴァーナと同じくらいハマったのがNine Inch Nailsで、ライブも一番行っていると思います。無機質な感じとか…当時は衝撃でしたね。RAMMSTEINも聴いてましたね。暗いのが好きだったんだなって思いました!(笑)。女優になると思っていて全く描いていない未来だった── 映画もお好きなんですよね。工藤そうですね。昔は70年代の映画にめちゃめちゃハマって。あとスタンリー・キューブリック監督の作品とか。最近は『TENET テネット』も観に行ったんですけど、信じられないくらい疲れていたのか寝ちゃって!(驚)。タイムスリップものじゃないですか…だから途中で目が覚めて、自分の中で“時間が飛んだ!”って訳がわからないことになってると思ったんですけど。映画が好きなので、それがすごく幸せだったりしました(笑)。── それは、贅沢ですね(笑)。工藤昔映画館でアルバイトしていた経験もあるんですけど、その時は暇になると「ぴあ」を読んだりしてました。本当に映画は好きで、最近はジョナ・ヒル監督の『mid90s ミッドナインティーズ』も観たんですけど、とても良かったですね!── そうだったんですね。工藤さんは音楽や映画に対する探究心が深いですね。工藤子どもの頃から、テレビで放送される映画を家族で観る機会が多くて。そこから『ターミネーター』を観て、これ『エイリアン2』と同じ監督が撮ってるんだって気がついて、他の作品もって調べて観ていましたね。映画のサントラがキッカケで聴くようになった音楽も結構ありました。── それだけ映画も音楽も好きだと、幼少の頃に抱いていた夢も気になります(笑)。工藤夢は漫画家でした!── わりと内気なタイプでした?工藤(漫画家って言うと)インドアなタイプなのかなって思いますけど、幼少の頃はほとんど外で遊んでいましたね。弟がいるので、ジャンプ作品とか少年漫画を読んでました。── 業界に入るキッカケはモデルだったそうですが、今の活動に至るまでの経緯も教えてください。工藤中学生の頃はもともと芸能事務所には入らずに、サロンモデルや青文字系雑誌『Zipper』『CUTiE』の読者モデルをしていました。撮影の際に交通費をいただけるんですが、そのお金で漫画を買うのが幸せでしたね(笑)。そこでわたしが載ってる雑誌を見てくれた方が、“うちで芸能活動しませんか?”と声をかけてくれて。めったにないことだし、契約してみたんです。当時の事務所の方針は女優を目指すところで、映画のオーディションをいくつか受けていたんですが、なかなか縁がなくて。“今後どういう仕事がしたいの?”と聞かれた時にアニメや漫画が好きだから、そういう仕事がしたいとは自分でも言っていましたね。── 当時は声優という選択肢は無かった?工藤漠然としてましたね。好きなアニメや映画を紹介したいから“そういう仕事がないかな?”って思ってる中で、当時のマネージャーさんがアニメの声優オーディションを持ってきてくれました。── TVアニメ『ハチミツとクローバー』では花本はぐみ役、『それいけ!アンパンマン』のポッポちゃん役、さらに現在では『バンドリ!』でも声優アワード歌唱賞を受賞しましたが、好きを仕事にすることに対してはどう感じますか?工藤実際に声優を始めて、大変だと思いました。今でもそうなんですけど、難しくて壁にぶち当たることはいっぱいあるけれど、やり甲斐はあります。好きゆえに苦しい時もあるんですけど、それを乗り越えた時の達成感は“病みつきになるな!”って思います。今でこそギターを弾いてステージに立っていますが、始めたての頃はまさかそんな未来がくるとは思ってもみなかったので、人生って面白いですね。今は最高に楽しいけど、当時は女優になると思っていて全く描いていなかった未来だったので、“来年はどうなってるんだろう?”って楽しみではあります。── ソロ・アーティストとして活動したい気持ちが芽生えたキッカケは?工藤『バンドリ!』の声優として、ギターを弾いてステージに立つというキャラクターを演じて、また別の角度から音楽に触れる機会が増えた時ですね。“もしキャラクターではなく、工藤晴香として作品をつくってステージに立ってみたら…”って考えて、音楽が好きが故に欲が出てきて、“こういう挑戦がしたい”とか“ソロでやりたい”というふうに明確に思い始めました。自分の音楽と人生の原点を見つめ直した── 『バンドリ!』との出会いがまた一つ、大きな変化をもたらしたんですね。今作はいつ頃から制作に取りかかりましたか?工藤3月に前作をリリースして、アルバムかシングルかも定まってはいなかったんですが、次の週には“とりあえず作ろう!”と(笑)。制作期間は前作よりかなり短くて大変だったんですが、前作よりかは書き上げるのは早かったです。── 今作にも未来への希望や自身のロックスピリットがたくさん散りばめられていますよね。等身大の着飾らない歌詞が印象的で、「GROOVY MUSIC TAPE」はカセットテープならではの歌詞も面白かったです。工藤ありがとうございます。前作をリリースした際も好きな音楽について必ず聞かれたんですけど、そこで話すうちに、“初めて買ったCDはV6だった”とか“小学生の頃に皆んなでラジカセを囲んで福山雅治を聞いたな”とか、音楽に関する楽しい思い出がどんどん溢れてきたんですよ。これは誰しもが経験したことがあると思うんですけど、そういうふうな音楽との出会い方や初期衝動を曲にしたらいいんじゃないかなと思って、今思えば当時はこうだったなって振り返って作りました。小学生の頃はカセットテープ世代だったので、クリスマスにラジカセをサンタクロース…というか、親にもらったことを曲にしたいなという気持ちで書きました(笑)。未だにそのラジカセは使っています。── そうなんですね。当時はどんなふうにラジカセで音楽を楽しんでいたんですか?工藤J-POPをよく聴いていて、カセットにダビングする時はずっとラジカセの前にいなくちゃいけないから歌詞カードをめちゃくちゃ読んだり。カセットテープを知らない世代のファンの方も多いんですが、そういった方が聴いてもワクワクするようには意識しましたね。自分の音楽も、そんなふうに思い出や人生の一部になってくれてたらいいなとは思います。あと、この曲はイントロのギターもお気に入りです。── ちょうどコロナ禍の中で3月はステイホーム期間でもありましたが、今作では「ROCK STAR」をはじめ、世の中に対するメッセージも多く歌われています。工藤ステイホーム期間は世の中でいろいろなことが起こっていて、未だかつて経験したことがない時代に突入しているなと私自身感じました。人種差別や誹謗中傷、前々から問題になっていることでも、より浮き彫りになったこともあって、そういった問題に向き合う時間が多くなって思うところはありました。ずっと家にいるのに、外の情報が物凄いスピードで動いていて、SNSで発信されている方も多かったんですけど、140文字で投稿は簡単に出来てしまって、私はそこで間違って知らない人に広がっていくのも怖いと思って。── 確かに、簡単に残せてしまうからこそ、間違って伝わってしまった時の怖さはありますね。工藤前作は声優・工藤晴香として曲を発表するというような感じもあったんですが、今作はそんな中で、いち表現者として私が伝えたいこと、未来に残したいことを曲にしました。SNSで流れていってしまうのがもったいないなと思っていたので、歌詞で、曲として残せたらいいなって。自分の音楽と人生の原点を見つめ直しました。── 自身がロックスターから受け取ったものが曲にも投影されているようにも感じます。工藤親の影響でビートルズが好きだったんですけど、ジョン・レノンが残したかったものが令和の今でも私の中で生きて響いてるのは衝撃的で、私もそういうふうにアーティストとして残したかったものはあります。憧れはとても強いですし、自分もそんな人たちのように同じことがしたいし、そういう存在になりたいと思って。私にとってはジョン・レノンはロックスターで、『Revolver』が一番好きなアルバムなんですけど、各メンバーが実験的なことをしていて面白いし、未だに好きで聴いてますよ。── そんな工藤さんが表現者として未来に残したいものって?工藤進んでいく力、そして勇気ですね。過去に囚われていたり後悔とか、先が見えないことに対する恐怖は誰しもあると思うんです。でも、それを恐れずに過去を受け入れて、前に進んでいく。やっぱり今と未来は一番大事で、過去はやり直せないけれど、今のこの瞬間と未来って自分で作り上げていくものだし、未来は誰にでも平等なので、前に進む勇気やポジティブさをずっと伝えていけたらなと思います。(「KEEP THE FAITH」は)後の自分を支えてくれる曲にもなる── もとからご自身はポジティブな性格でしたか?工藤実は自分に自信が全くない時期もあって、負のオーラを出しすぎて周りの人たちを不快にさせていたこともありました。覇気がなさすぎて芝居も怒られたこともあって、自分を信じられなくなった時期もあるけれど、それを振り切って今がありますね。── 新しいことにはどんどん挑戦していく姿勢も、工藤さんが表現者として伝えたい想いに通じた部分がありますね。表題曲「KEEP THE FAITH」では、初のラップにも挑戦しています。工藤今作は前作と違うテイストにしたかったんです。1枚目と同じことをしても意味がないんじゃないかなと思って、この曲では、日本語ラップが以前から好きだったので、他の声優さんでしている方も少ないし、“ラップしたい!”とお伝えして初めて挑戦しました。発音だったり、韻を踏む歌詞を書くのも難しかったですね。工藤晴香「KEEP THE FAITH」MUSIC VIDEO(short ver.)── 日本語ラップはどんな方を聞いていたんですか?工藤昔からDragon AshさんやRIP SLYMEさんもすごく聴いていましたし、最近だとKOHHさんも好きで聴いていますね。可愛くラップするよりはカッコいい感じでやりたい気持ちはずっとあったので、今回はうまくできたかなと思います(笑)。── 《可能性に終わりなどない数字で決めつけていく世の中にspit out》という歌詞にもロックスピリットを感じました。工藤女性は年齢で決めつけられてしまうことが多くて、20代の時から自分も年齢で色々と言われてきました。私も将来のことを考えた時に、年齢で言われることが多かったので、自分でもすぐ決めつけちゃうところがあって。自分に対しても、自分と同じように感じてる人たちにも、“年齢なんか気にすんな!”と言いたかったんですよね。何をするにもやりたいことに関して、“他の人や意見は関係ないよ”って伝えたいんです。新しいことに挑戦することは悪いことではないし、いつだって人生スタートラインが切れる。この曲をずっと歌い続けるんだろうなと思った時に、後の自分を支えてくれる曲にもなるんじゃないかとも思って書きました。「Magic Love」では初の作曲に挑戦── 今作は背中を押してくれるような曲も多いけれど、「君へのMHz」も孤独に寄り添ってくれる曲でした。工藤さんにとってラジオってどんな存在?工藤もともと、趣味でよく聴いてました。ステイホーム期間中にラジオだけはいつも通りに放送していたので、すごく救われました。改めてラジオの良さを発見したんですけど、この曲の《夜明けが近づいてる》って歌詞は深夜番組の後に早朝の番組が流れる時に感じた思いというか、“夜はいつか明けるんだよ”ってことを伝えたくて。部屋で一人で聴いていても、私と同じように今ラジオを聴いている人が日本中にたくさんいるんだと思うと、“一人じゃないんだよ”って気付けたし、ラジオの暖かさみたいなものがあるなって感じます。── とても暖かくて優しい声でした。工藤そうですね。バラードなので、優しく囁くような。距離感が近いラジオの雰囲気を意識して歌いました。── 「Magic Love」では、初の作曲に挑戦しています。工藤ステイホーム期間中に、予定していたライブの延期もあって不安を感じていたときに、外で子供たちがすごく無邪気に遊んでいるのを見たんです。世の中を今の子供たちがどう思ってるかは分からないけど、自分の子供時代を思い出した時に、毎日がすごい楽しくて、公園に行っては缶蹴りを無限にしていたなって。子ども時代は、隣町の公園に行くだけでも冒険で、そういうことを思い出した時に“子供になって作ってみよう”と思ったんですよね。毎日が新しくて、毎日が冒険という、“ピュアな心になろう!”と思って書きました。── そこは自然とイメージして制作に取り掛かれましたか?工藤声優の仕事をさせて頂いているからかもしれませんが、すぐイメージできましたね。歌詞は曲を書いてる途中に思い浮かんだ言葉を書き留めて。── 実際に音楽の魔法にかかったような素敵な楽曲で、ギターソロもカッコ良く仕上がってました。工藤実際は超シンプルなパワーコードで作って、アレンジはいつもお世話になっている平地さんにお願いしたんですけど、理想の曲が返ってきたので、“さすがだな!”と思いましたね。今回はレコーディングのタイミングでここはスラップ・ベースを入れて欲しいとか、音をバキバキにして欲しいとか、イントロのギターを強くして欲しいとか色々と注文しましたね。今回は歌詞以外で曲と向き合う時間が出来たんですけど、“こういう曲が欲しいな”って思ったら自分でまた作るかもしれないです。楽しいことも悲しいこともひっくるめて、あなた自身を肯定したい── 最後の「My StoryMy Life」は歌はじまりの曲で、とても胸に響きました。工藤私、映画はもちろん好きなんですけど、読書も凄く好きで。映画は絵がある分、想像が出来ないんですけど、小説は凄い想像が出来るからそこも好きな理由で、“こういう家に住んでるのかな”とか、“こういう気持ちだからこういう表情をしてるのかな”って考えた時に、自分が主人公と同じ気持ちになれるし、その人生を生きることができる感覚があって…電車で目の前の席にいる人たちは、きっと私が経験したことないことを経験しているんだろうなと思って。この人たちの人生も一つの小説みたいなものだし、私の人生も誰かからしたら小説みたいなものなのかなと思った時に、それを曲に出来たら面白いなと小説をテーマに書きました。── インスピレーションを受けた小説はあるんですか?工藤その時ちょうど読んでた小説が、『サラバ!』や『Story Of My Life』(映画)の小説で、わりと小説から影響されることはあって、過去にも『E.T.』とかにも影響を受けましたね。── 《スローテンポな寄り道しようよ》という歌詞も、工藤晴香さんらしいですね。工藤そうですね。聴いてる方の人生の楽しいことも悲しいこともひっくるめて、あなた自身の人生なんだよっていう愛溢れる、暖かい曲にしたいというものはありました。私は否定することが嫌いで、人のことも、自分のことも、この世界も肯定したいんですよね。尚且つ、勝ち負けを絶対に曲にしたくないんです。スポーツの歌だったり試合やゴールに向かって書かれる曲は良いんだけど、人生に勝ち負けをつけるのが嫌だなと思っていて。幸せの価値観って、人それぞれで、本人はそれが幸せだったり、それを選んで進んでいる以上、そこにもいろんな過程があったんだろうなと私は想像するんです。なので、私はやっぱり相手を肯定したいなって。それは、ずっとテーマで、曲でも意識していますね。── 最後になりますが、これからの目標は?工藤まだライブができていないので、ライブがしたいですね。ダイレクトに自分の曲を人前で演奏したら、そこからまた何か変わる気がするんです。まずはZepp全制覇して、ファイナルで日本武道館が目標なんじゃないかなって思います(笑)。編集 / ぴあ編集部取材・文・写真 / 後藤千尋工藤晴香さんのサイン入りチェキを3名様にプレゼント!ぴあ音楽編集部Twitter()対象ツイート:※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。【応募締め切り】2020年10月25日(日) 23:59までリリース情報2nd Mini Album『POWER CHORD』2020年10月7日 発売TYPE-A(CD+M-CARD): CRCP-40608 / 税抜3,182円『POWER CHORD』TYPE-AジャケットTYPE-B(CD+M-CARD):CRCP-40609 / 税抜3,182円『POWER CHORD』TYPE-BジャケットTYPE-C(CD):CRCP-40610 / 税抜2,273円『POWER CHORD』TYPE-Cジャケット<CD>※全タイプ共通1. GROOVY MUSIC TAPE2. ROCK STAR3. KEEP THE FAITH4. 君へのMHz5. Magic Love6. My StoryMy Life<M-CARD>TYPE-A:1. GROOVY MUSIC TAPE (Music Video)2. ROCK STAR (Music Video)3. KEEP THE FAITH (Music Video)4. 君へのMHz (Music Video)5. Magic Love (Music Video)6. My StoryMy Life (Music Video)TYPE-B:1. KEEP THE FAITH (Music Video)2. KEEP THE FAITH (Music Video Making Movie)3. Poetry Reading工藤晴香「POWER CHORD」全曲試聴トレーラー関連リンク工藤晴香 公式HP(@kudoharuka910)(@kudo_a.k.a_910)
2020年10月11日木下晴香さんの舞台を観たのは、グランドミュージカルデビュー作となった『ロミオ&ジュリエット』。その時、その圧倒的なヒロイン力に魅了された。新人とはいえ、ミュージカルのヒロインならば、歌が歌えて当然といえば当然。しかし、この“ヒロイン力”は何かの努力や経験ではなかなか身に付くものではなく、その人の資質によるところが大きい。木下さんは、もとよりそれを持ち合わせた人だ。舞台の上にいるだけで目を引く華と、清楚で品のある立ち姿。そして一番は、可憐さとピュアさを感じさせる、その澄んだ歌声だ。『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット、『ファントム』のクリスティーヌ、『アナスタシア』のアーニャ…。どれも観客が自然と共感し、応援したくなってしまうようなヒロイン力を必要とされる役。ここではあえて挙げないけれど、ほかにも多くの大作ミュージカルにそういう役柄が存在しており、それだけでも木下さんの今後に期待が膨らんでしまう。しかも次回作は『プロデューサーズ』のウーラ役。これまでにないセクシーでコミカルな役どころ。新たな魅力を開花させ、今後のミュージカル界を牽引してほしい。取材中、「人生ってどうなるかわからないということを体験しています」と呟いた木下晴香さん。確かにそうだ。高校在学中、まったくの新人ながらミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役に大抜擢。そしてわずか3年後の今年、日本初演の『アナスタシア』で初主演も果たした。「小さい頃はすごく恥ずかしがり屋だったんです。でも当時、ダンスを習っていて、踊っている時は人前も平気だったんですよね」小学2年生からは地元のキッズミュージカルの劇団に通い、2年目には主役も経験したというのだから、当時から抜きんでたものがあったよう。でも、それ以上に勝っていたのは、うまくなりたいという情熱。なにせ、「配役決めのオーディションでも、クラス分けのオーディションでも上にいきたくて頑張りました」と言うくらい。おっとりしているようでいて、じつは相当な負けず嫌いのよう。「ものっすごい負けず嫌いだと思います(笑)。周りに対してというよりも、自分との戦いって感じなんです。普段はわりと臆病で、何か新しいことに挑戦するのも躊躇しちゃうほう。でも、いざ壁が目の前に現れちゃうと、エイッて飛び込めちゃったりする。その思い切りはすごいかもしれません」デビューのきっかけの素人参加の歌番組への出演がまさにそれ。「いまの自分の歌って、どれくらいの方々に届くんだろうなっていう、興味というか勝負だめしのようなつもりだったんです。まさか福岡の大会で優勝して決勝に進めるとは思ってなかったです」その決勝大会での歌が、『ロミオ&ジュリエット』演出家の小池修一郎さんの目に留まり、オーディションを経て役を手にした。ただ、当初は壁にぶつかりっぱなし。「稽古場では、同じシーンを何度もやってはやめての繰り返し。悔しいから泣きたくなくて、その場では必死に食らいつきましたけれど…さすがに落ち込みました」そこから稽古休みの数日間ずっと、台本と向き合い過ごしたそう。「悔しい気持ちを原動力にして、ずっとジュリエットのセリフひと言ひと言に向き合っていました。休み明けに通し稽古をしたら、みなさんから『何があったの?』と聞かれて…。自分では何か大きく変えたつもりはなかったんですけれど、少し自信になりましたね」ミュージカルの力を信じて、進んでいきたい。ここまで、「出演してきた作品すべてがターニングポイント」と言う。初めて声優を経験したディズニー実写版映画『アラジン』のジャスミン役では「声だけで感情を表現する難しさを感じた」そう。また、『ファントム』では「自分にしかない個性を考えるきっかけをいただいた」とか。「じつは稽古の最中、一回心が折れたんです。Wキャストの愛希(まなき)れいかさんのクリスティーヌがあまりに素晴らしくて、自分との差を感じてしまって…。その時、演出の城田(優)さんとお話しさせていただき、ないものねだりするより、いま自分にあるものを伸ばすことを考えるようになりました」そしてもちろん初主演作となった『アナスタシア』でも。「それまで、役の感情を自分に寄せて考えていました。でも、アーニャはパンッて怒っちゃうことが多い役で、自分のなかに怒りの感情がすぐに湧いてこなくて苦戦したんです。それである先輩に、自分にない要素の役をどう演じるか相談したら、『自分にない要素なんてない。ただ比率が違うだけだ』と言われて…すごく納得したんです。そこから少し役作りに対する発想の仕方が変わりました」そう聞くと、次に控えるミュージカル『プロデューサーズ』のセクシーだけど、ちょっとおバカな美女・ウーラ役がより楽しみに。「これまでにやったことがないタイプの役です。新しい一面を楽しみにしていただきたいです」まだ先の見えない状況にいるが、木下さんは「ミュージカルの持つ力を信じている」と語る。「高校の時、進学するか進路を迷ったことが一度あったんです。その時にちょうど『レディ・ベス』を観劇して、逆境に負けずに自分を貫くベスの姿を見て、自分の本当にやりたいことって何だろうって考えるきっかけをもらいました。あの時にエネルギーをもらったから、いまの私がいる。だからこそ、その力を信じて進みたいです」転機となった出演作葛藤しながらも自らの個性を役の魅力へと昇華させた。’19年『ファントム』のクリスティーヌ役はハマり役と評判に。「演出の城田優さんに『余計なことを考えずに周りに翻弄されろ』と言われて、雑念を捨てて役に飛び込めた作品です」念願のミュージカル初主演。役の前向きな力が励ましに。’20年、初主演の『アナスタシア』の自ら運命を切り拓くアーニャは、「新しい挑戦ができた」役。「元気をもらえたとおっしゃるお客様が多く、エンタメの力を再認識できました」きのした・はるか1999年2月5日生まれ、佐賀県出身。11月9日からミュージカル『プロデューサーズ』に出演。昨年の紅白歌合戦で『アラジン』のテーマ曲を披露。※『anan』2020年5月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・山田安莉沙ヘア&メイク・大矢朋美(eclat)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年05月26日ミュージカル『アナスタシア』でミュージカル初主演を果たした木下晴香さんに、作品や役への思いを聞きました。ミュージカル界が注目する逸材。念願の主演舞台は、あの話題作。昨年公開のディズニー実写映画『アラジン』で、ヒロイン・ジャスミンの吹き替えを担当したことで木下晴香さんを知った人も多いはず。じつは‘17年に『ロミオ&ジュリエット』のジュリエットに大抜擢されて以降、ミュージカル界を担う新しいヒロインとして注目を集める存在。「地元佐賀から上京して、ちょうど3年になるんですけれど、ここまで濃い時間を過ごさせてもらっていると思います。やりたいことをやらせていただけている今の状況に感謝もありますが、幸せすぎてときどき不安になることも…。その不安を拭うためにも、自分でこれだけ頑張っているんだからと思えるくらいの努力をしないとなって思っています」と、ピュアすぎるほどの真面目ぶり。その木下さんがついにミュージカル初主演を果たす。実在した帝政ロシアの皇女アナスタシアを題材にした『アナスタシア』だ。「この世界に入った時から憧れていた作品です。しかも、同時に日本初演の作品に携わってみたいという願いも叶えられ、今は覚悟と緊張で身の引き締まる思いでいっぱいです」今作は、幼い頃に過去の記憶を失った皇女アナスタシアが、孤児のアーニャとして成長し、自らの過去を求めて旅に出る物語。「壮大なスケールで展開される物語に素敵な衣装と映像。物語もロマンティックで、この物語の世界で生きるのがすごく楽しみなんです」そう言った後、「とくに自分を探す旅というところが、私の中ですごく響くんですよね」とも。「私はわりと受け身で、人の意見に左右されやすいタイプ。それゆえに自分ってどこにあるんだろうって悩むことが結構あるんです。アーニャは、過去の記憶を一切なくしたうえで生き抜いてきたからか、チャーミングだけど強くてとてもたくましい。そんな彼女の姿に勇気をもらいますし、彼女を演じることで私自身も強くなれたらいいなと思っています」小学校3年生から地元のキッズミュージカル団体に所属、16歳の時に全国規模の大型作品のオーディションに受かり、全国ツアーを体験。公演をしながら、「自分の実力がどこまでなのか挑戦してみたいという気持ちが湧き上がって」、各県の代表が競うテレビの歌番組に出場。そしてそこで上位に残ったことをきっかけに、現在の事務所に所属することに。おとなしい印象だけれど、夢に向かう意志の強さと熱量、そして行動に移すアグレッシブさは、アーニャ並みでは?「普段はフワフワしているってよく言われます。はっきりとした意見もなくてブレブレだし、自分に自信がないタイプ。でもそのぶん、気持ちが整理できて“私はこれをやりたいんだ”って意志が定まったら絶対に曲げない(笑)。そこはアーニャに負けないくらいの強さがあるかもしれません。ただアーニャは、穏やかなところで生きてきた私のような人間には簡単に想像できないくらい過酷な状況を生き抜いてきた人。そのたくましさや人としての厚みみたいなものを、本番までに自分の中に築いていかなくちゃと思っています」誰かの力に頼るのではなく、自らの力で運命を引き寄せていく。そんな木下さん=アーニャの姿に、勇気づけられる女性も多いはず。「女性も働いて自分の人生を掴み取っていく現代に、共感したり、心に響くものがきっとあるはず。とくに今、何かに挑戦しようと頑張る女性に観ていただけたらと思います」ミュージカル『アナスタシア』革命から逃れフランスに亡命した皇太后(麻実れい)は、行方不明の孫娘のアナスタシアを捜すため多額の賞金を懸ける。その皇女によく似たアーニャ(葵・木下/Wキャスト)を利用しようとした詐欺師が…。3月1日(日)~28日(土)/渋谷・東急シアターオーブ4月6日(月)~18日(土)/大阪・梅田芸術劇場メインホール出演/葵わかな・木下晴香(Wキャスト)ほかS席1万3500円A席9500円B席5500円*すべて税込み梅田芸術劇場(東京) TEL:0570・077・039(大阪) TEL:06・6377・3800きのした・はるか1999年2月5日生まれ。佐賀県出身。‘17年にオーディションでミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役に抜擢。その後、『モーツァルト!』『ファントム』などの大作ミュージカルのヒロインも演じた。※『anan』2020年3月4日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・岡本純子(afelia)ヘア&メイク・Nicoインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年02月26日ミュージカル『アナスタシア』の製作発表会見が12日に都内で行われ、葵わかな、木下晴香、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴、山本耕史、堂珍嘉邦、麻実れいが登場した。同作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカル。2017年にブロードウェイで初演を迎え、日本で初上演となる。1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースがあふれる中、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」にもとづいた物語で、記憶をなくした主人公アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描く。製作発表会見では、ディミトリ役の海宝・相葉・内海による「My Petersburg」、葵・木下による「Jorney to the Past」が披露された。葵は「晴香ちゃんとは、『ロミオとジュリエット』のジュリエット役をトリプルで演じていたので、1年また自分が次のステップに行こうという時に、切磋琢磨し合っていた晴ちゃんがいて『やってやろう』というプラスの気持ちにできた。親友でもあり同士でもありライバルでもある、本当に良い関係でいられるので、これからアナスタシア役で責任も増えてくと思うんですけど、お互い良いところ悪いところ見つけながら頑張っていきたい」と意気込む。木下も「本当に、『切磋琢磨できるってこういうことなんだな』というのを常に感じられるくらい、プライベートでもよく会うんですけど、気も合うしなんでも話せる。今回Wキャストがわかなちゃんと知った時はすごくほっとしましたし、真ん中に立つことを経験されてるので、作品全体のことを考えられる人。私も初めて主演を務めさせていただくので、そういう意味でも心強いなと思っています」と互いに良い関係の様子だった。会見後は、舞台衣装である豪華ドレスで登場した葵と木下。葵は「これもスケール感のひとつかな。日本にはなかなかない色味だったり、きらびやかさ、豪華絢爛さも見て楽しめる部分だと思うので、ぜひ楽しみにして欲しいなと思います」とアピール。木下は「着るのを楽しみにしていました。本当に全員の衣装がすごくこだわりがあって、きらびやかで。アーニャとして素敵に着こなせたら良いなと思います」と語った。
2019年11月14日女優の木下晴香が13日、東京・カレッタ汐留で行われたディズニー映画『アラジン』MovieNEX発売記念「Caretta Illumination 2019 ~ アラビアンナイト~」点灯式に出席した。木下は今年6月に公開された同作で、ヒロイン・ジャスミンの日本版吹き替え声優を担当。この日はその劇中歌「ホール・ニュー・ワールド」「スピーチレス~心の声」を披露した。同所では11月14日から翌年2月14日の間、映画『アラジン』の世界観をイメージしたイルミネーションが輝き、期間中は「ホール・ニュー・ワールド」と「スピーチレス~心の声」を使用したスペシャルイルミネーションショーが、1時間ごと楽曲を入れ替えながら、15分に一度上演される。木下は、過去に同所のイルミネーションを見たことがあると言い、点灯式に出席できたことに「不思議な気持ちですね」と感慨深そうに目を輝かせた。また、きらびやかなイルミネーションの下、美声を響かせると「ジャスミンが見ていたのかなと思うような、素敵な景色を見ながら歌っている気分」と満面の笑みを浮かべていた。なお、現在ミュージカル「ファントム」に出演し、来年には葵わかなとWキャストでミュージカル「アナスタシア」に出演する木下だが、「またジャスミンじゃない私も見にきてくれたら嬉しいです」と呼びかけていた。
2019年11月14日近年、高い歌唱力を武器に数々の大型ミュージカルでヒロインを務める20歳の新星、木下晴香。「自分を高められるような作品を前に、奮い立つような気持ち」と、またもやオーディションを勝ち抜き、ミュージカル『ファントム』のヒロイン、クリスティーヌ役を射止めた。この冬、元宝塚歌劇団月組トップ娘役、愛希れいかとのWキャストに挑戦する。ミュージカル「ファントム」チケット情報自らを「オペラ座の怪人」と名乗り、精神世界に閉じこもる青年エリックが、父親との関係性を軸に人間性を取り戻す物語。ガストン・ルルー原作のミュージカルとしては、すでにアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲版『オペラ座の怪人』が先行していたが、作詞・作曲したモーリー・イェストンは「それでも創りたいと思ったのは、まったく新しい解釈の作品を創れると確信したから」と語っている。事実、奥深い人間心理に迫った愛と再生の物語は、1991年の初演以来世界中で親しまれ、日本でも宝塚歌劇団などが繰り返し上演するなど、人気作として定着している。今回、城田優が加藤和樹とのWキャストで主演し、同時に演出を務めることでも話題の本作。オーディションで木下は、城田から「怖がらずにすべてを出して」と背中を押されたという。「まだ頭で考えた範疇でしか表現できない自分にとって、城田さんはその考え方さえも広げてくださるような方。本作で自分の知らなかった自分が見つかるんじゃないかな」。Wキャストは役を客観視できるのが利点という。「負けず嫌いな性格なので、相手のすごさを見ることで力が沸くし、逆に自分はこうだなと演技の軸が定まりやすい」。相手役がWキャストの場合も自らの軸はぶらさず、その都度沸き起こる感情を大切にしている。「加藤さんは優しさの中にも憂いを感じる方なので、エリックの悲劇性をどう表現されるのか楽しみ。城田さんは歌の言葉がすごく心に入ってくる方なので、聞いていて力をもらったり、気づいたら泣いていたこともありました。最近表現者として、お客様に伝わったものがすべてだなと感じることが多く、城田さんには心に響く表現の仕方をいろいろと教わりたいです」。進路に迷っていた学生時代、ミュージカル『レディ・ベス』を見て進むべき道が定まった。「力強いヒロインの姿が、本来の自分を目覚めさせてくれました。ミュージカルにはそういうパワーや熱量があると思うので、今回も『こんな衝撃を受けたのは初めて!』と言っていただけるような作品にしたいなと思います」。公演は11月9日(土)から12月1日(日)まで東京・TBS赤坂ACTシアター、12月7日(土)から16日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。ともにチケットは9月7日(土)発売開始。チケットぴあでは8月26日(月)10時より2次先着先行を受付。取材・文:石橋法子
2019年08月23日今年「ロミオ&ジュリエット」でミュージカルデビューした葵わかなと、大ヒット中『アラジン』で話題の木下晴香がWキャストで主演する、ブロードウェイミュージカル「アナスタシア」。この度、新たに12人の豪華キャストと公演日程が発表された。本作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、音楽賞にノミネートされたアニメ映画「アナスタシア」に着想を得て制作されたミュージカル。1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースがあふれる中、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」に基づいた物語で、ブロードウェイ公演は2017年3月にプレビュー公演を経て、4月24日に開幕。以降、2019年3月まで2年間にも及ぶロングラン上演となっている。そのほか、2018年10月からのスペイン公演、北米ツアー、11月からのドイツ公演に続いて、本年9月にはオランダ公演の開幕も予定され、世界各国での上演も続々と決定。アメリカメディアの劇評でも絶賛されるなど、ブロードウェイで高く評価された本作を、本国クリエイティブ・スタッフと日本キャストで上演。主演のアーニャ役を葵わかなと木下晴香の2人が主演(Wキャスト)。さらに、アーニャに出会い、ともに旅をする若い詐欺師・ディミトリ役は3人の若手実力派が起用。「レ・ミゼラブル」など大作ミュージカル作品から、「アラジン」「ライオンキング」などの劇団四季ディズニーミュージカル作品にも出演する海宝直人、戦隊ドラマなどを経て近年では声優としても活動し、「レ・ミゼラブル」「ダンス オブ ヴァンパイア」などミュージカル作品に引っ張りだこの相葉裕樹、近年「テニスの王子様」「黒執事」などミュージカル作品で目覚ましく活躍し、今回グランドミュージカル初出演となる内海啓貴。ボルシェビキの将官・グレブ役は、映像作品はもちろん、ミュージカル「RENT」(日本初演)、「ロックオペラ モーツァルト」、舞台「劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season花」などに出演し、様々なジャンルで存在感抜群の演技を魅せる山本耕史、デュオ「CHEMISTRY」やソロとしても精力的な歌手活動を続ける一方、ミュージカル「RENT」などにも出演し圧倒的な歌唱力を持ち合わせる堂珍嘉邦、「モーツァルト!」「キンキーブーツ」「エリザベート」などの話題のミュージカルに出演し、注目を集める遠山裕介が務める。ディミトリの相棒、かつては宮廷にも出入りしていたヴラド役にはミュージカル出演は多数、ブロードウェイが認める振付家&ダンサーでもある大澄賢也、「レ・ミゼラブル」「エリザベート」など数々の名作ミュージカルの舞台に立ち活躍を続ける石川禅。マリア皇太后に仕え続ける伯爵夫人リリー役には宝塚歌劇団退団後もミュージカル・ストレートプレイなど、舞台を中心に活躍を続ける朝海ひかる、今年デビュー30周年を迎え、歌手、舞台、ドラマ、バラエティなど多方面で活躍するマルシア、劇団四季退団後も舞台のみならず、映画、ドラマなど様々なジャンルで名バイプレイヤーとして存在感を発揮する堀内敬子、そして、孫娘アナスタシアを探し続けるマリア皇太后役には宝塚歌劇団トップスターとして活躍し、退団後は現代演劇を中心に出演、数々の賞を受賞し、この度22年ぶりのミュージカル出演となる麻実れいと、豪華出演者が集結。記憶をなくした主人公アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描いた愛と冒険に満ちた作品となっている。ブロードウェイミュージカル「アナスタシア」は2020年3月1日(日)より東京・東急シアターオーブ、4月6日(月)より大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。(text:cinemacafe.net)
2019年07月31日6月21日(金)今夜の「ミュージックステーション」は中村倫也と木下晴香が初登場、映画『アラジン』の名曲を披露するほか、山下智久がソロとしては6年ぶりの出演を果たし人気ドラマ主題歌をパフォーマンス。「IZ*ONE」も新曲を引っさげ2度目の出演を果たす。6月7日に封切られ怒涛の快進撃を続ける映画『アラジン』で吹き替え版キャストを務める中村さんと木下さんが今回「Mステ」に初登場。アニメ版の主題歌でもあり、それ以来20年以上にわたり世界中で愛され続けてきた「ホール・ニュー・ワールド」をSPデュエットする。ジャスミン役の木下さんは昔からカラオケで同楽曲を歌っていたといい、「この曲はデュエット曲なのでいつも寂しくひとりで歌っていました。この作品に携わって、アラジンとデュエットさせてもらえることが本当にうれしいです」と感激もひとしおの様子。木下さんは「憧れ続けてきた外の世界に初めて飛び出したジャスミンのときめきや喜びを感じていただけるように、私自身も楽しんで歌うことを心がけています」とコメントしてくれた。今回の放送では「Mステ」のスタジオに駆け付けられないアラジン役の中村さんと“魔法の力”で共演する木下さんだが、中村さんについて「本当に優しくて、常にユーモアを欠かさない素敵な方。取材等の現場で、いつどんな面白い言葉と行動が出てくるかわからないので、いつも楽しみにしています」と話す木下さんは「『ミュージックステーション』でも、素敵なアラジンを思い浮かべて、心を通じ合わせて歌えるように頑張ります」と意気込む。興収100億も視野に入る大ヒット作の主人公を演じる2人による“魔法”のデュエットをお楽しみに。ソロ6年ぶりの出演となる山下さんは自身が主演のドラマ「インハンド」のOP曲「CHANGE」を、スタジオでファンを前に生パフォーマンス。今作では作詞にも挑戦しているという山下さんは「6年ぶりには感じていないですが、心を込めて作った曲なので凄く楽しみ。『CHANGE』を通して、誰かの光になるよう精一杯思いを込めたステージにしたいと思います」と出演の意気込みを語ったほか、ファンを前にしてのパフォーマンスに「人数が限られてはいますが、ファンの方々とお会いできることはとてもうれしいです」「いつも応援していただき、逆に力をもらっているので、スタジオに来られないファンの方々含め、最高のパフォーマンスを届けられる様にベストを尽くしたいです」とメッセージを寄せた。今年2月以来、今回が2回目の登場となる「IZ*ONE」は6月26日(水)発売のシングル「Buenos Aires」を披露。今作は「タンゴ調でラテンの雰囲気溢れるクールな曲」だという宮脇咲良は「私たちIZ*ONEの楽曲では今まで挑戦したことのないジャンルなので新しい一面を見ていただけると思います」と楽曲をアピール。メンバーいわく「“顔面国宝”のミンジュが初のセンター」を飾る点が見どころだという「Buenos Aires」にいまから期待が高まる。そのほか、「サカナクション」が話題のCM曲「忘れられないの」を、高嶋ちさ子は大ヒットディズニー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の劇中歌「彼こそが海賊<パイレーツ・オブ・カリビアン>」をイケメンチェリストと共に、「ゆず」は弾き語りドームツアーに向けて作られたアコギだけで奏でる最新曲「SEIMEI」をパフォーマンス。徳永英明はデビュー曲「レイニー ブルー」を特別に「Mステ」初披露する。またMステスーパーライブをふり返る「Mステ一気見せ!あの年のスーパーライブ」は、CDがもっとも売れた1998年のMステスーパーライブをフィーチャーする。「ミュージックステーション」は6月21日(金)今夜20時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2019年06月21日実写映画『アラジン』の大阪プレミアイベントが5月27日に行われ、本作の「プレミアム吹替版」に参加したアラジン役の中村倫也とジャスミン役の木下晴香が登場し、名曲「ホール・ニュー・ワールド」を披露した。あのウィル・スミスが魔人・ジーニー役を演じることで話題の実写映画『アラジン』。全米では、日本よりひと足早い、先週5月24日より4476のスクリーンで公開。週末3日間の興行収入は約8610万ドル(約94億2000万円※1ドル:109円換算)に達し、全米初登場No.1を記録と好スタートを切った(Box Office Mojo調べ5/27現在)。今作は、一流の演技力と歌唱力を兼ね備えた豪華キャストたちが、台詞だけではなく歌まで完全に吹き替える「プレミアム吹替版」も公開される。今回行われた大阪でのプレミアムイベントには、そんな「プレミアム吹替版」で特に注目が集まっている2人、人生を変えたいと願う貧しくも清らかな心を持つ青年・アラジン役の中村さん、王宮の外の世界で自由に生きることに憧れを抱く王女ジャスミン役の木下さんが、白いスーツとジャスミン風のドレスでそれぞれ登場。“日本で一番空に近い場所”である、あべのハルカス「ハルカス 300(展望台)」の58階「天空庭園」が今回の会場となっており、吹き抜けのスペースでのイベント実施について、中村さんは「僕が高所恐怖症と知っててここにしたのでしょうか?」と笑いを誘った。そして、劇中でも重要なシーンで使用される名曲「ホール・ニュー・ワールド」を披露。中村さんが木下さんの手を取り、歌いながら舞台上の魔法のじゅうたんへ乗り込む姿は映画さながら、演出と2人の美しいハーモニーに観客も魅了されていた様子。また、披露し終えた中村さんは「気持ちよかった!大阪を飛んだね!」と笑顔で語った。さらに、先日来日したジーニー役のウィルとイベントで対面した中村さんは、「すごくフレンドリーな人で、隣でずっと“フレンド・ライク・ミー”を歌っていた(笑)」と明かすと、木下さんも「カーペット歩く間もずっと歌っていて、本当のジーニーみたい!」とふり返った。また本作について中村さんは「ホール・ニュー・ワールドや魔法のじゅうたんに乗って飛ぶシーンなど迫力満点!実写ならではの映像を楽しんでいただきたいです」「是非どなたかを誘って一緒に劇場で観てください。吹替えを観たら字幕も観ていただきたい」とアピールし、木下さんも「実写ならではのスケールの大きさ、また人が演じるからこその表情の細かさにも注目して欲しいです」「心躍る冒険とロマンス。この映画の魅力に気付いて頂きたいです!」と実写化ならではの世界観を楽しんで欲しいとコメントしていた。『アラジン』は6月7日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年05月28日実写映画『アラジン』で“プレミアム吹替版”を担当する、中村倫也と木下晴香が歌う名曲「ホール・ニュー・ワールド」のMVが到着した。本作で最も重要なシーンのひとつでもある、“魔法のカーペット”のシーンを彩る映画史に輝く名曲「ホール・ニュー・ワールド」。数々のディズニー音楽を手掛けてきた作曲家アラン・メンケンが作曲し、アカデミー賞最優秀歌唱曲賞とゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞にも輝いた。貧しいながらも、ダイヤモンドの心を持ち、本当の自分の居場所を探す青年アラジンが、王宮の外の世界に憧れる王女ジャスミンと初めて心を通わし、魔法のじゅうたんに乗って夜空をかけるこのシーン。“プレミアム吹替版”では、アラジンを中村さん、ジャスミンを木下さんが担当。「僕を信じて」とアラジンがジャスミンの手をとり始まる本映像。ジャスミンの生き生きと伸びやかな歌声と、それを包み込むアラジンの甘く優しい歌声との見事なハーモニー、そして新たな翻訳で蘇る歌詞にも注目だ。『アラジン』は6月7日(金)より全国にて公開。「アラジン オリジナル・サウンドトラック」は6月5日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年05月21日女優の木下晴香が22日、都内で行われた映画『アラジン』(6月7日公開)の“ホール・ニュー・ワールド”お披露目イベントに、俳優の中村倫也とともに登場。胸元がセクシーな王女ジャスミン風衣装に身を包み、生歌を披露した。映画史に残る名曲「ホール・ニュー・ワールド」を生んだディズニーの名作アニメーション『アラジン』を実写映画化した本作は、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジン、自由に憧れる王女ジャスミン、3つの願いを叶えることができる“ランプの魔人”ジーニーの運命の出会いと冒険を描いた物語。台詞だけではなく歌まで吹き替える“プレミアム吹替版”で、中村が主人公アラジン役、木下が王女ジャスミン役を演じる。イベントで木下は、胸元がセクシーなジャスミン風の衣装に身を包み、アラジン役の中村と“魔法のじゅうたん”に乗って「ホール・ニュー・ワールド」を生歌唱。「出た瞬間にすごく緊張したんですけど、生演奏で歌わせていただいて、じゅうたんに乗れる機会を楽しもうと思いながら歌いました」と感想を述べた。また、今回の起用について、木下は「本当に“信じられないわ~”って感じですね。涙を流して喜びました」と歌を交えて心境を表現し、「もともとディズニーもアラジンも大好きで、良いものにしたいという思いが強かったので、責任を感じつつ、それをパワーに変えて挑戦させていただきました」と本作への強い思いを明かした。さらに、物語にちなんでこれまで経験した“運命の出会い”を聞かれると、「この役ですね」と答え、「もともと好きだったので、この作品のオーディションがあるって知ったときに自分から『受けたいです』って申し出たんですね。それで本当に願いが叶っているので、この運命に感謝しています」と語った。
2019年04月23日俳優の中村倫也と女優の木下晴香が22日、都内で行われた映画『アラジン』(6月7日公開)の“ホール・ニュー・ワールド”お披露目イベントに登場し、生歌を披露した。映画史に残る名曲「ホール・ニュー・ワールド」を生んだディズニーの名作アニメーション『アラジン』を実写映画化した本作は、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジン、自由に憧れる王女ジャスミン、3つの願いを叶えることができる“ランプの魔人”ジーニーの運命の出会いと冒険を描いた物語。台詞だけではなく歌まで完全に吹替える“プレミアム吹替版”で、中村が主人公アラジン役、木下が王女ジャスミン役を演じる。イベントでは、アラジン&ジャスミン風の衣装に身を包んだ中村と木下が「ホール・ニュー・ワールド」を歌いながら登場。歌唱途中にステージ上の“魔法のじゅうたん”に乗り込み空中へ。“夜空”に浮かぶ大きな三日月をバックに、アラジン&ジャスミンになりきり、起用の決め手になったという美しい歌声で名作の世界へ誘った。中村は「尋常じゃないくらい喉が渇いています。あと、尋常じゃないくらい汗をかいています。緊張しました」とおでこの汗を見せ、「出ていくだけで帰りたくなりました。ちょっと待ってもらいたいって。一生懸命やらせていただきましたけど」と照れ笑い。木下も「普段は舞台に出る前に緊張するんですけど、今日は出た瞬間にすごく緊張しました」といつもの舞台とは違う緊張があったようだが、「生演奏で歌わせていただいて、じゅうたんに乗る機会を楽しもうと思って歌いました」と話した。また、今回の起用について、中村は「ひと言で言うなら“ぶったまげ”ですね。まさか人生でアラジンを・・・ディズニーさんと仕事をすると思っていなかった」とオファーを受けたときの驚きを振り返り、「アラジンは好きなので、これは頑張らなきゃなって思いました」とコメント。木下は「本当に“信じられないわ~”って感じですね。涙を流して喜びました」と歌を交えて喜びを表現し、「ディズニーもアラジンも大好きで、良いものにしたいという思いが強かったので、責任を感じながら、それをパワーに変えてやらせていただきました」と本作にかけた思いを語った。
2019年04月22日声優の工藤晴香が16日、1st写真集『910hr』(発売中 3,000円税抜き 講談社刊)の発売記念イベントを行った。アニメ『BanG Dream!』(バンドリ!)の氷川紗夜役など声優として活躍している工藤晴香が、初めての写真集を発売。今年10月に初めて訪れたという沖縄でロケが行われ、これまで見せたことがない無邪気な表情や無防備で大人っぽいグラビアカットが収録されるなど、意欲に充ちた1冊となっている。工藤は「すごく海が綺麗でしたね。沖縄に行った方からはよく聞いていたお話でしたが、想像以上に青くて透明で、空も青くてブルーの印象が強い場所でした」と振り返り、初めての写真集を手にして「元々10代の頃にファッション雑誌の専属モデルをしていましたが、その後に声優に転身し、今29歳という20代最後の歳にこういった写真集が出せて本当にうれしかったです」と笑顔を見せた。写真集については「肌が出ているワンピースやミニスカートもそうですが、普段は着ないような服も着させてもらいました。初めての沖縄ということもあって、今まで行ったことがない場所で撮影するという新しい挑戦の1冊になったと思います」と紹介し、「応援してくださるファンの方はもちろんですが、私のことを知らない方にも見ていただきたいと思います」とアピールした。同写真集は1万字にも及ぶ彼女のロングインタビューも掲載されている。29歳ということで結婚についても話しており、「30歳までに結婚したい」という願望も語っているが、「あと3カ月ぐらいで30歳になってしまいます。実現不可能なことは分かっていますが、子供の頃から言い続けてきたことなので、今回も言っちゃいました」と照れ笑い。今後の活動については「映像のお仕事にも興味があります。今回、写真集を出すにあたり、たくさん写真を撮られるのが久しぶりだったので、改めてポージングの勉強をもう一度研究し直したいなと思いました」とモデルやグラビアに意欲を見せ、具体的な仕事として「女優さんは背が低いのでちょっと難しいかな。CMや広告のお仕事は気になっています」と話していた。
2018年12月16日女優の立石晴香が映画『40万分の1』(2018年夏公開)のヒロインを務めることが15日、わかった。副島和樹が主演を務める。同作は大卒の就職活動をテーマにしたオリジナル作。何事にも本気になれなかった大学生・中西徹(副島)は、初めて付き合った美人な彼女・真美(立石)に振られてしまったことから、業界No.1広告代理店の内定獲得を狙っていると嘘をついてしまい、「働くこと」と向き合うようになる。副島は2014年にミスター九州大学 グランプリ受賞、2015年に全国ミスターキャンパスコンテスト審査員特別賞受賞、2016年に第29回ジュノンスーパーボーイコンテスト 審査員特別賞受賞と数々の受賞を経て今回が映画初出演にして主演となる。ヒロインの立石は『動物戦隊ジュウオウジャー』でアム役を好演し、15日から放送開始されるAbemaTVオリジナルドラマ進出記念作品 『#声だけ天使』にもレギュラー出演中と、フレッシュな2人が揃った。また、"伝説のOB”として徹を指導する先輩・荻野晴彦役佐藤輝、「就活」のトレーニングで通う演劇ワークショップで徹に大きな刺激を与える元女優・大川美海役に久保陽香が出演する他、菊池修司、朝見心、鈴木祐真、津村和幸、元田牧子、米山穂香、結城貴史が脇を固める。○副島和樹主演をさせていただく徹と共に、自分とは何なのか、苦しみながら捻り出し演じました。遅足ながら自分のやりたいことを本気で考え、俳優として生きていく決意を与えてくれた作品です。小さな一歩ですが、僕一人では決して踏み出すことができなかったこの大きな一歩を、僕を育ててくれた両親や応援してくれた方々にこそ観てほしいと思います。中西徹の自信のなさや優柔不断な対応など彼のネガティブな性質を演じるときは、ありのままの副島を出せば難しくありませんでした。しかし、そんな彼も就活を通して一歩一歩成長していきます。苦難に直面しても逃げず、困った人に手を差し伸べられる男になっていきます。僕自身の演技力と人間力も彼と共にもっと成長していく必要性を感じ、頑張りました。○立石晴香コメント今回わたしは主人公 徹の元彼女 真美を演じさせてもらいました。真美は負けず嫌いで不器用なところをうまく消化できずダイレクトに表に出してしまうので、共感できる気持ちを自分の中で存分に引き上げて演じました!物語の中で徹が変化したいと思うきっかけを作る人物なので見てる人にもその出来事や様子が伝わるように、徹にもいいパスが送れるように考えて撮影に臨みました。今回は就活がテーマですが、わたし自身一般企業への就職経験もあり同じような想いをしたことがありますし、今の役者の仕事もうまくいかない事があれば努力して挑戦しての繰り返しです。落ち込む気持ちや人と比べて余裕がなくなる気持ち、きっと誰もが経験あるんじゃないかなと思います。なので就活生の方はもちろん社会人の方だったり、学生さん、いろんな方に見ていただきたいです。登場人物の誰かに共感できるほっとする作品だと思います。私も作品見るのが楽しみです。お楽しみに。
2018年01月15日AKB48の島田晴香がこのほど、東京・ディファ有明で行われた、テレビ朝日系深夜ドラマ『豆腐プロレス』(21日スタート、毎週土曜24:35~25:00)の取材会に出席し、役づくりのために体重を5kg増量したことを明かした。このドラマは、現役女子高生だけで構成されるプロレスリーグが舞台。出演メンバーは演技を超えたガチンコ勝負を繰り広げ、この取材会には島田のほか、宮脇咲良(HKT48/AKB48)、向井地美音(AKB48)、横山由依(AKB48)、松井珠理奈(SKE48)、兒玉遥(HKT48/AKB48)、松村香織(SKE48)、白間美瑠(NMB48/AKB48)が出席した。島田は松村とともに、ジャイアントスイングや、ブレインバスターを繰り出すヒール役を演じ、第一線で活躍したプロレスラーのコーチのもと、厳しいトレーニングを受けながら撮影中。12kgのダイエットに成功した島田だが、今回の役のために5kg増量し、現在の体重は約51kgになったと報告した。さらに、「もう少し増やそうかなと思ってまして、ヒール役に合う体づくりをして、プロレスのファンの皆さんにもっとAKB48を好きになってもらって、AKBファンもプロレスを好きになってもらえるように、一生懸命頑張っていきたいと思います」と意気込み。悪役を演じるにあたり、「今、AKBでもアンチは多いので変わらないかなと思いながら、プロレスをやるんだったらもっとアンチを増やしていきたいです」と、嫌われ役を徹底していく姿勢を示した。一方で、このメンバーの中で最も体が小さい向井地は「子供の頃から運動神経が本当になかったので、プロレスをやるというのはすごく不安なんです」と、少し声が小さめ。握手会では多くのファンから「島田さんに踏み潰されないように気をつけてね」と心配されていることを明かしたが、「私もやれば強いんだぞ!ってところを、このドラマを通して見せていけたら」と、力強く宣言した。横山は、そんな向井地がトレーニングで泣いてしまったことを暴露し、「私と島田と美音の3人で慰め合いながら帰ったのがいい思い出。そういう感じで、メンバーの絆も深まってきてるかなと思うので、AKB48の活動の何かにプロレスがつながればなと思います」と、総監督の視点で期待を込めた。取材会を終えると、島田は松井とガチンコの試技を披露。鬼気迫る表情で本格的に組み合い、リングサイドのメンバーも真剣に見守っていた。
2017年01月13日女優の立石晴香が、フジテレビ系ドラマ『Chef~三ツ星の給食~』(毎週木曜22:00~22:54)に出演することになり、雑誌「ニコラ」時代の友人で同ドラマレギュラーの川口春奈との2ショット写真が16日、アメブロで公開された。立石は、川口の同級生役で出演。「ニコラ」の表紙を一緒に飾ったこともある2人は、"はるハル"と呼ばれており、ファンからは「はるハルだぁ~ うれしすぎる」「2人ともおとなっぽくなりましたね」「うれしすぎる~!2人ともホント可愛い」「ふたりとも美しすぎます!」といった反響が寄せられている。「ニコラ」卒業以来、約5年ぶりとなる共演に、川口は「久しぶりに会えて嬉しかったです。お互い『大人になったね!』とお話していました。ニコラファンの方にも是非見て欲しいです!」と呼びかけ。立石も「当日は昔と変わらずほんと数日前まで一緒に撮影してたみたいに自然な空気感で撮影できたのが印象深くて、改めてこういう存在がいることを幸せに感じました」と喜んでいる。このドラマは、主演の天海祐希演じる三つ星レストランの天才女性シェフ・星野光子が、店のオーナー(小泉孝太郎)とトラブルでクビになってしまったことから、多くの壁にぶつかりながら学校給食作りに挑む姿を描くストーリー。立石は、17日放送の第6話に登場する。
2016年11月16日女優の岡本杏理(22)が11日、東京・新宿ピカデリーで開催された映画『インターン!』(11月5日公開)の完成披露試写会に出席し、主演の新木優子(22)ら共に舞台あいさつを行った。同作は、就職を目前に控えた大学3年生が、インターンシップを通して成長していく姿を描く物語。新木演じる川倉晴香は、親友・浜崎真希(岡本杏理)に誘われて参加したインターンシップ説明会の帰りに車にはねられそうになるが、同企業のCEO・牧野正幸(風間トオル)が身代わりとなって一命を取り留める。この日は岡本、新木のほか、佐野岳(24)、青木玄徳(28)、栗原類(21)、鈴木友菜(24)が登壇した。劇中で登壇者全員との絡みがあったのは、主演の新木ではなく岡本。CEO・牧野は晴香に代わって死ぬ運命になってしまうが、佐野演じる死神は2人とも助かる唯一の手段として「晴香の運命を変える」というヒントを与える。それを受け、牧野は晴香の親友・真希に乗り移り、晴香が成績優秀者となって入社パスを手に入れるよう必死で導こうとする。台本を受け取る前、監督から「今回はすごく大変な役になる」と言われていたという岡本。「新しい挑戦」と前向きに受けとめ、"心は中年男性"になりきれるよう人間観察などで役作りをして本番に臨んだ。司会者から本作の感想を求められた岡本は、「『脚、開いてるなぁ』と思いました」「(自分の)感覚と、映像で見た時の脚の開き方が全然違ったりして」と照れ笑い。「キャラクターの個性が強い」とそのほかの登場人物への注目も促し、「誰かに感情移入して、映画の世界に入った感覚になって楽しんでもらえれば」と呼びかけた。
2016年10月12日女優の新木優子(22)が11日、東京・新宿ピカデリーで開催された主演映画『インターン!』(11月5日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。同作は、就職を目前に控えた大学3年生が、インターンシップを通して成長していく姿を描く物語。新木演じる川倉晴香は、親友・浜崎真希(岡本杏理)に誘われて参加したインターンシップ説明会の帰りに車にはねられそうになるが、同企業のCEO(風間トオル)が身代わりとなって一命を取り留める。この日は新木のほか、岡本杏理(22)、佐野岳(24)、青木玄徳(28)、栗原類(21)、鈴木友菜(24)が登壇した。2度目の本格主演映画に挑むにあたって「不安でいっぱいだった」という新木。岡本、鈴木ら女性ファッション誌『non-no』の専属モデル仲間の存在は心の支えになったようで、「すごくリラックスして撮影に入ることができましたし、男性陣の方々もすごく気さくに話しかけてくださって。撮影を無事に乗り切ることができました」と感謝の言葉を述べた。一方、インターンシップで互いにライバル視する役どころを演じたのが青木。新木は、「本当に青木さんの眼力がすごくて。ドキッとしてしまうというか。見つめられると時が一瞬止まってしまうというか」と共演時を振り返り、「眼の表現力って、こんなに大事なんだと学ばせていただいた」と絶賛。褒めちぎられた青木は、「なんか……妙に緊張してきました」と恐縮して笑いを誘っていた。
2016年10月12日「non-no」専属モデルで、8代目ゼクシィガールを務めた若手女優の注目株・新木優子が、就活を控えるゆとり世代の大学生として主演する『インターン!』が、今秋公開されることが決定。共演に、同じく「non-no」モデルとして活動する岡本杏理をはじめ、鈴木友菜、泉はるといった若手女優陣に、「仮面ライダー鎧武」で人気を得た佐野岳と青木玄徳、モデルの栗原類、ベテランの風間トオルらが集結する。大学三年生の川倉晴香(新木優子)は、親友の浜崎真希(岡本杏理)に誘われて、ワークスアプリケーションズ(WAP)のインターンシップ説明会に行く。代表取締役CEOの牧野正幸(風間トオル)の講演を聞くもののあきらめようとした晴香を、真希は無理やりエントリーシートを彼女に提出させる。そんな春香は、帰りがけに車にはねられそうになったが、それを助けようとしたのは牧野だった。目を覚ました牧野は、病院の集中治療室で横たわっている自分自身を見て驚くが、そこに現れたのは、死神(佐野岳)と名乗る若い男。死神曰く、交通事故で死ぬ運命だった晴香を助けたことで、牧野が死ぬ運命に変わってしまったと説明する。死神は、2人とも助かるには、晴香の未来を変えることだと言う。彼女がインターンで成績優秀者となって入社パスを手に入れれば、未来を変えることができると思いついた牧野は、友人の真希に憑依し、晴香のインターンをサポートしていくことにーー。8代目ゼクシィガールとして注目を集め、『家族ごっこ』『風のたより』『僕らのごはんは明日で待ってる』など出演作が続く次世代の若手女優、新木さんが、自分自身を変えるためにインターンシップの難関に挑む大学三年生のヒロインを演じる本作。近年、会社で実際に取り入れられている、大学生向けのビジネス実践型プログラムとして仕事を体験する“インターンシップ”制度をテーマに、ゆとり世代であり、優柔不断で自信のないヒロインが、実在のワークスアプリケーションズのインターンにチャレンジしていく中で、自分の可能性に気づきながら成長していく物語となっている。劇中で登場する就活生たちと同世代の新木さんが、リアルにインターンに取り組む姿は必見。また、就活ものという堅い内容を、死神が登場するファンタジーさも取り入れて、飽きさせないストーリー展開に。『怪談新耳袋劇場版』や「ケータイ刑事」シリーズ、また「わたしを離さないで」「表参道高校合唱部!」などTBSのヒットドラマを数々手がけた吉田秋生がメガホンを取ることにも注目だ。<主演・新木優子コメント>初主演作『風のたより』から、こんなにも早くまた機会をいただけてすごくありがたいことですし、とても嬉しかったです。前作よりも成長していないと、という違ったプレッシャーがありましたが、 今作では″焦らない”ということを意識することで前よりもスムーズに役に入ることができました。私自身この3月まで大学生だったので、友達がインターンを受けているのを見て応援していましたが、どうしても自分に置き換えることができなくて…。でも今回の役を通して企業のインターンを体験することができ、少しですが社会人としての一歩を踏み出せたかなと思います。10代からお仕事をさせていただいていたとはいえ、学生を卒業して社会人1年目なので気持ちを改めて仕事に向き合っていきたいと思いました。<出演・岡本杏理コメント>真希という役を演じながらも、本編でのほとんどが、牧野という男性に憑依されてしまった真希として演じています。いままで1人の人物として生きるお芝居しかしたことがなかったので、台本を読んでびっくりしました。やりがいのある役だなと思って、嬉しい気持ちとやる気が溢れてきました。小さな仕草や脚の開き方など男性の特徴を勉強することから始め、映画では晴香を信用していく過程、憑依した牧野自身の成長などがうまく観た方に伝わればいいなと思っています。大学生という、人生の大きな決断をする時期。様々な葛藤があったり、迷いや不安があると思います。そんなことをリアルに表現し、全ての人物が少しづつだけど成長していく。『インターン!』は観た後にはよしっ!頑張ろう!と誰もが思える作品になったと思います。ぜひ楽しみにお待ちください。『インターン!』は今秋、シネ・リーブル池袋、シネ・リーブル梅田ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月10日