株式会社デベロップ(本社:千葉県市川市、代表取締役:岡村 健史、以下「デベロップ」)は、鹿児島県薩摩川内市にコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 薩摩川内」を2023年10月6日(金)に開業します。当ホテルの開業により「ホテル アールナイン ザ ヤード」シリーズは67店舗、「R9 HOTELS GROUP」としては76店舗となります。また開業に先立ち、2023年10月2日(月)にレスキューホテルの出動に係る災害協定を鹿児島県薩摩川内市と締結、翌日10月3日(火)には薩摩川内市および報道関係者に向けた施設見学会を開催いたします。HOTEL R9 The Yard 薩摩川内 外観【HOTEL R9 The Yard 薩摩川内 施設情報】施設名 : HOTEL R9 The Yard 薩摩川内(ホテルアールナイン ザ ヤード サツマセンダイ)施設場所 : 鹿児島県薩摩川内市宮里町665-1オープン日 : 2023年10月6日(金)予約受付開始日 : 2023年9月29日(金)15:00アクセス : 【お車】南九州西回り自動車道「薩摩川内高江IC」より車で2分【電車】JR九州新幹線・鹿児島本線・肥薩おれんじ鉄道「川内駅」西口よりタクシーで8分駐車場 : 普通車/軽自動車35台(無料)敷地面積 : 2,506m2(758坪)客室数 : 34室客室構成 : ダブルルーム30室/ツインルーム4室<ダブルルーム>定員:2名 広さ:13m21名 6,200円/泊~ 2名 8,700円/泊~<ツインルーム>定員:2名 広さ:13m21名 6,200円/泊~ 2名 9,700円/泊~ホームページ : 客室(ダブルルーム)客室(ユニットバス)【オープン前施設見学会について】※締結式の実施はありません日時 :2023年10月3日(火)10時00分~10時30分場所 :HOTEL R9 The Yard 薩摩川内(鹿児島県薩摩川内市宮里町665-1)出席者 :薩摩川内市関係者、株式会社デベロップ 上席執行役員 山岸 栄作、他施設見学対象者:報道関係者申込方法 :事前申込制(「施設見学会申込書」参照)【ホテル開業の背景および鹿児島県薩摩川内市との災害協定締結の経緯】鹿児島県内で5店舗目の出店となる「HOTEL R9 The Yard 薩摩川内」が所在する鹿児島県薩摩川内市は、陸・海・空の交通網が交差する物流拠点として発展した地域です。当ホテルは、南九州西回り自動車道「薩摩川内高江IC」が至近であり、JR九州・肥薩おれんじ鉄道「川内駅」からもお越しいただけます。ホテル周辺には企業が集積し、薩摩川内港へは車で約15分とビジネス利用に便利な立地です。また、海水浴や釣りなどのレジャーが楽しめる海岸や、昔ながらの温泉地など市内の人気観光地にも近く、休日には観光の拠点としてもご活用いただけることを想定しています。当ホテルシリーズは、有事の際には「レスキューホテル」として避難所等の役割を担うホテルです。平時は宿泊施設として機能し、災害時には薩摩川内市の防災拠点として活用できる点にご関心をお寄せいただき、今回の災害協定締結に至りました。デベロップは、協定締結を機に、周辺の出水市や伊佐市で運営中のホテルをはじめとする県内の他拠点と連携を図り、地域防災の強化を目指します。レスキューホテル出動の様子【災害時には避難所等になるフェーズフリーのホテルで備えない防災を】デベロップが運営する「HOTEL R9 The Yard(ホテル アールナイン ザ ヤード)」シリーズは、斬新な外観と上質な空間を持ち合わせたコンテナホテルです。建築用コンテナモジュールを利用した独立客室は、隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシー性に優れます。13m2の室内には、良質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、加湿空気清浄機を備えており、シンプルながら高い快適性を実現。多くのお客様の好評を得て、全国67店舗2,266室(開業準備中店舗含む)を展開しています。また、有事の際には客室をすみやかに被災地へ移設し避難施設等にご利用いただく「レスキューホテル」としての役割を担うことで、災害に強い社会をつくり、未来の命や暮らしを守ることを目指します。尚「動くホテル」「レスキューホテル」との語および、それらの関連標章※は、各々、末尾のとおり、商標登録をしております。ホテル アールナイン ザ ヤード シリーズ ブランドページ: レスキューホテル ウェブサイト: 【東日本大震災の経験をもとに実現。レスキューホテル誕生の経緯】2011年の東日本大震災では、コンテナ型備蓄倉庫や復興従事者用宿泊施設の建設などで震災後間もなく現地に入りました。被災地の方が多くの避難所で生活に大きな負担を強いられている状況を目の当たりにし、発災後に安心安全なプライベート空間を迅速かつ簡便に提供したいという想いで誕生したものがレスキューホテルです。動くホテルの1例目として、宮城県石巻市で復興従事者用宿泊施設として利用されたコンテナを栃木県佐野市に移設し2017年10月「HOTEL R9 SANOFUJIOKA」としてリニューアルオープン。その後、更なる移設性を高めるべく1台1客室型に改良、2018年12月「HOTEL R9 The Yard(ホテル アールナイン ザ ヤード)」シリーズ1号店が栃木県真岡市にオープンしたことを皮切りに本シリーズを全国各地へ展開。全国どこへでもすみやかにレスキューホテルが駆けつける体制づくりを目指します。【レスキューホテル出動実績】2020年4月に長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてレスキューホテル初の有事出動を行いました。その後、東京都三鷹市および東京都千代田区、都内民間病院へPCR検査体制強化のために出動。空調を完備した客室は、季節や天候等に関係なく診療活動を行うことができ、医療従事者の負担軽減のために利用されました。2021年12月に栃木県へ新型コロナウイルス第6波およびオミクロン株の感染拡大対応のために臨時医療施設として126室を出動。さらに2月より、千葉県と東京都の臨時医療施設の付帯施設として計21室が利用されました。レスキューホテルは、1台1客室の独立した客室構造により、宿泊施設としてだけでなく診察室やナースステーション等にも活用可能なことから、自治体や民間の病院の有事インフラとして地域医療に貢献する機会が増えています。■レスキューホテルは「日常時」と「非常時」のどちらにおいても役に立つ商品として「フェーズフリー認証」を取得しています。■災害時の備えを全国へ展開し、強靭なまちづくりに貢献~SDGsの取り組み~レスキューホテルは、「SDGs事業認定」を取得しています。災害時の備えとして自治体との協定締結の輪を広げ、各自治体のBCP(事業継続計画)に寄与し、持続可能な開発目標の達成に貢献します。【運営会社】会社名 : 株式会社デベロップ代表者 : 代表取締役 岡村 健史所在地 : 千葉県市川市市川一丁目4番10号設立 : 2007年2月事業内容 : 建築・不動産事業、エネルギー事業、ホテル事業、施設管理事業、資産運用代行事業ホームページ: ※「レスキューホテル The Yard(商標 第6240114号)」、「災害支援型レスキューホテル(商標 第6394774号)」、「医療従事者支援型レスキューホテル(商標 第6394775号)」その他「レスキューホテル」の語を用いた商標、並びに「動くホテル The Yard(商標 第6240108号)」その他「動くホテル」を用いた商標は、当社の登録商標です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月05日草野心平生誕120周年 ~学芸員が解説 川内村発399号いわき旅~一般社団法人いわき観光まちづくりビューローは、「蛙の詩人」で知られる草野心平氏が生誕120周年を迎えることから、川内村から出発し、いわき市の心平ゆかりの地と名所をめぐるバスツアーを計画し、常磐交通観光(新常磐交通株式会社観光事業部)主催で募集・実施する運びとなった。樹齢500年と言われる「小川諏訪神社のシダレザクラ」背景令和4年9月、国道399号が開通していわき市と川内村の交通アクセスが便利になった。また、いわき市、川内村それぞれにゆかりがあり、生誕120周年を迎える草野心平氏は、「蛙の詩人」としても知られている。草野心平記念文学館では、専門学芸員による説明で分かりやすく解説。また、故郷小川町が誇る樹齢500年の「小川諏訪神社のシダレザクラ」や、いわき市の新スポット「いわき震災伝承みらい館」での施設見学やアクアマリンパーク等に行くバスツアーを催すこととした。阿武隈山脈の絶景が見渡せる「草野心平記念文学館」ツアーの特徴「蛙の詩人」とも言われる、福島県いわき市小川町出身“草野心平”の1903(明治36)年5月12日生誕から、本年2023年で120周年であることをを記念して、草野心平が携わった地といわき市を観光するバスツアーを行います。この時期にしか見ることの出来ない樹齢500年以上の「小川諏訪神社シダレザクラ」、学芸員が解説する「いわき市草野心平記念文学館」、震災について学べる「いわき震災伝承みらい館」、さらには「常磐もの」などのお買物を楽しみながらいわきを巡っていきます。川内村から小川町へ向かう国道399号線が2022年に開通してから、往来しやすくなった川内村-いわき市間を、「見て」「聞いて」「学んで」「買って」が丸ごと詰まったバスツアーです。1. 生誕120周年!「蛙の詩人」草野心平 YEAR川内村にとてもゆかりのある草野心平氏。生まれ故郷のいわき市草野心平記念文学館を巡れるバスツアーはこのツアーだけ!乗車して心平の120周年をお祝いしよう!2. いわき市が誇る樹齢500年の「小川諏訪神社のしだれ桜」いわき市小川町にある小川諏訪神社は、毎年福島県桜番付でも上位に入る樹齢500年のしだれ桜が有名。境内の石垣から垂れる桜は圧巻!3. いわき市で海産物などたっぷりお買い物いわき市は親潮と黒潮が交わる豊富な漁場であることからここで捕れる新鮮魚や魚加工品を「常磐もの」と呼んでおります。このツアーでは、福島県最大の観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」や市民の台所「やっちゃば」でたっぷりお買い物を楽しめます。福島県最大の観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」ツアー概要【出発日】4月2日(日)※小雨決行【行程】川内村 コミュニティセンター前(9:00頃) ~ 小川諏訪神社シダレザクラ → いわき市立草野心平記念文学館 → いわき震災伝承みらい館 → アクアマリンパーク 自由昼食・お買物 → いわきの台所鮮場やっちゃば お買物) ~ 川内村 コミュニティセンター前(16:30頃)【指定乗車地】川内村 コミュニティセンター前9:00発※ご希望の乗場より乗降ください。時刻は道路状況により変動する場合があります。【定員】20名(マイクロバス利用)<最少催行人数10名>※完全予約制(当日の参加申込不可)※定員になり次第募集を終了致します【参加費】お1人様大人(中学生以上)6,800円(税込)小人(小学生以下)6,500円(税込)※バス代、入館料込み【申込】電話受付TEL:0246-88-7780 (平日9:30~17:30)※WEB受付準備中URL: 【実施・企画・申込先】常磐交通観光新常磐交通㈱観光事業部TEL:0246-88-7780(平日9:30~17:30)※お隣りいわき市発着の別コースもご用意しております。 東日本大震災から12年いわきの新スポット「いわき震災伝承みらい館」会社概要法人名:一般社団法人いわき観光まちづくりビューロー(地域DMO)代表者:代表取締役井上 直美所在地:福島県いわき市常磐湯本町向田3-1設立:1993年4月1日URL: お問い合わせ先法人名:一般社団法人いわき観光まちづくりビューロー住所:福島県いわき市常磐湯本町向田3-1電話:0246-44-6545 (平日9:00~17:00) ※土日祝日休Twitter投稿 : 20230402-草野心平120周年記念いわき観光-全国支援割無し-最終.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月03日滋賀県立美術館(所在地 滋賀県大津市: )では、企画展「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」を、2023年1月21日(土)から3月26日(日)まで開催いたします。川内倫子《無題》(シリーズ〈4%〉より) 2011◆本展について川内倫子は1972年に滋賀県で生まれ、4歳までは滋賀で、その後は大阪で育ちました。川内の写真は柔らかい光をはらんだ独特の淡い色調を特徴とし、初期から一貫して人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さを撮り続けています。川内のまなざしは、身の回りの家族や植物、動物といった存在から、火山や氷河といった壮大な自然に対してまで等しく注がれています。日常にある儚くささやかな対象と、長い時を経て形成される大地の営みとが、独自の感覚でつながり、同じ生命の輝きを放っているところに、川内の作品世界の大きな魅力があるといえます。タイトルでもある〈M/E〉は、本展のメインとなる2019年以降に撮影された新作のシリーズです。〈M/E〉とは、「母(Mother)」、「地球(Earth)」の頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(Me)」でもあります。アイスランドや北海道で撮影した火山や流氷と、コロナ禍で撮影された日常の風景とは、一見するとかけ離れた無関係のものに思えますが、どちらもわたしたちの住む地球の上でおこっており、川内の写真はそこにある繋がりを意識させます。本展は、人間の命の営みや自然との関係についてあらためて問い直す機会となることでしょう。川内は写真集『うたたね』、『花火』(リトルモア、2001)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞し、今日まで精力的に写真集の刊行や個展の開催を行ってきました。2022年11月には、国際的な写真賞であるSony World Photography Award 2023特別功労賞を日本人としてはじめて受賞しています。本展は、国内では6年ぶり、そして故郷である滋賀でははじめての大規模個展です。この10年の活動に焦点を当て、未発表作品を織り交ぜながら川内の作品の本質に迫ります。◆見どころ1:故郷の滋賀でははじめての大規模個展国内では6年ぶり、そして故郷である滋賀でははじめてとなる大規模個展です。この10年の活動に焦点を当て、未発表作品を織り交ぜながら川内の作品の本質に迫ります。2:国内外で活躍する注目の作家川内倫子は、デビュー作で写真界の芥川賞とも称される木村伊兵衛写真賞を受賞。2022年11月には、国際的な写真賞であるSony World Photography Award 2023特別功労賞を日本人ではじめて受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。3:写真にとどまらない表現川内は、写真にとどまらず、これまでも映像作品の発表や文章の執筆を行ってきました。本展でも、写真に加え、映像作品やインスタレーションなど多彩な表現を展示します。4:建築家 中山英之による会場デザイン本展は、中山英之建築設計事務所が会場デザインを手がけます。川内の「自分が作品を制作する際に感じた感覚や経験を、展示空間において観賞者と共有したい」という想いに応えた空間が作り上げられます。5:西日本では当館が唯一の開催本展は、東京オペラシティアートギャラリー(2022年12月18日(日)までの開催)と当館の2館を巡回します。西日本では、当館が唯一の開催となります。6:常設展でも特集展示「川内倫子と滋賀」を開催本展の開催に合わせ、川内の作品の中でも特に滋賀との関わりの深いものを特集展示する「川内倫子と滋賀」を開催します。この特集展示では、川内が撮り続けた甲賀市の福祉施設「やまなみ工房」の作家たちの作品を川内の作品と同じ空間で展示します。◆開催概要会期 :2023年1月21日(土)~3月26日(日)開場時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)休館日 :月曜日会場 :滋賀県立美術館 展示室3料金 :一般1,300円(1,100円)、高大生900円(700円)、小中生700円(500円)※( )内は20名以上の団体料金※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料※同時開催中の常設展もご覧いただけます※年額2,400円(一般)で何度でも観覧いただけるお得な年間パス(滋賀県美メンバーズ)入会受付中◆関連イベント[学芸員によるギャラリートーク]2023年1月29日(日)、3月5日(日)※当日先着順[講演会 光と闇の連なりをめぐって]2023年2月12日(日)※事前申込制講師:篠原雅武(哲学者、京都大学特定准教授)[たいけんびじゅつかん(子ども向けワークショップ)]2023年2月26日(日)※事前申込制[写真とピアノによるセッションライブ]2023年3月18日(土)※事前申込制出演:川内倫子、haruka nakamura(音楽家)[滋賀県美メンバーズ限定イベント「川内倫子 スペシャル・ギャラリートーク」]2023年1月21日(土)※事前申込制解説者:川内倫子、当館担当学芸員※それぞれのイベントは都合により、内容・日時等が変更になる場合があります。イベントの詳細や最新情報は当館HP等で御確認ください。◆ご来館のみなさまへのお願い滋賀県立美術館では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、安全に配慮した取り組みを行っています。・発熱や咳などの症状がある方、体調がすぐれない方はご来館をお控えください。・入館にあたり、マスクの持参、着用、こまめな手洗い、消毒、来館者同士の距離の確保にご協力ください。展覧会については、感染症拡大防止対策のため、やむを得ず延期・中止する場合がございます。実施スケジュールや、詳細に関しましては、滋賀県立美術館のウェブサイト( )をご確認ください。◆問い合わせ先滋賀県立美術館〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1TEL : 077-543-2111(電話受付時間 8:30~17:15)HP : アクセス: JR瀬田駅から帝産バスに乗り換え「県立図書館・美術館前」または「文化ゾーン前」で下車、徒歩約5分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月22日淡く、やわらかな光を帯びたワンシーンを切り取り、世界がかけがえのない一瞬の連なりであることを見せてくれる写真家・川内倫子さん。美術館では6年ぶりに開催される写真展『川内倫子:M/E球体の上 無限の連なり』は、この10年ほどの間に制作した作品シリーズから、新作を中心に編んだ構成になる。展覧会のタイトル「M/E」の元となった「Mother Earth」という言葉は、撮影のために訪れたアイスランドで、ある特別な体験の最中に浮かんだもの。「休火山の中に入るというツアーに参加したのですが、火口から100m以上ゴンドラで降りていき、底から上を見上げたら、火口が女性器の形のようだった。まるで地球の胎内に入ったような感覚で、そのとき『Mother Earth』という言葉が自然に浮かびました」文字に書き出してみると、もう一つ、気づきがあった。「頭文字をつなげたら、“ME”。小さな“個人”という意味になるんだなと」“Mother Earth”の中に小さな“ME”がある。そのとき、「大きなものに包まれて、その一部になったような」、火山の中で感じた思いとつながり、しっくりきたのと同時に、小さな“個”である自分を一層強く感じることができたという。今回の展示は、この体験を見る人とシェアしたいという川内さんの思いが一つの出発点となっている。〈M/E〉では、アイスランドの氷山や風景、厳寒期の北海道の冬景色、パンデミック下で過ごした自宅やその周辺で撮影した写真を1つのシリーズにまとめた。一見、関連のない被写体を並べて、連なりで見せる手法は、第一作『うたたね』以来、ずっと用いているものだ。〈M/E〉シリーズの中でも、壮大な景色の中に身を置いて撮影した写真と、身近なできごとを丁寧にすくいとった写真が隣り合う。フォーカスの異なる2つの視点は、川内さんの中でどのように同居しているのだろう?「極小のものから広大なものへつながっていく視点には、すごくダイナミックな宇宙観があると思います。自分がそういうものの間で生かされているのだと思うと、広大な宇宙の中にいるんだという実感がわいてくる。ミクロからマクロへの振り幅が大きければ大きいほど、この世の中の不思議というか、謎みたいなところに迫れる気がするんですよね」宇宙から俯瞰すれば、人間もアリ同様、小さな存在。そうした存在がお互いに影響し合って生きている。「作品を作ることを通して、自分がそれを実感したいんだと思います。自分が生かされていて、いろんなものとつながりがあるということを」こうした眼差しを持つ川内さんにとって、地球環境や社会情勢に対する不安は大きい。「今、自分なりに危機感を覚えているのかもしれません。ついこの間も豪雨でパキスタンに大きな洪水が起こったというニュースを見ました。温暖化やCO2問題は1つの国だけの問題ではないし、今もどこかの国の工場から排出されているものが影響し合っている。そういう『つながり』の意識がなおざりになると、戦争になってしまったりもする」そうした気持ちが、無意識のうちに大自然の中へと川内さんを向かわせたのかもしれない。アイスランドの大自然や、北海道のハードな寒さの中に身を置いて、圧倒的な景色の中で、自分の小ささをひしひしと感じながらシャッターを切る。ある種の極限状態の中で、体が反応するまま、反射神経で撮っていったものを1つの作品として並べたとき、初めて自分が無意識の部分で何を考え、何を求めているのかがわかるという。「結局、そこで何に反応したかということが、作品をまとめるときに見えてくるんです。答え合わせみたいに、ああやっぱりそうだったんだという最後のピースは、展示にしたときにわかるんだろうな」会場では発表のたびに映像を追加していくことをコンセプトとした映像作品〈Illuminance〉、2018年に出版した写真絵本『はじまりのひ』を朗読したサウンドが流れるなど、写真にとどまらない表現も。会場デザインは建築家の中山英之さんが手がけ、展示空間が1つのインスタレーションのように体験できる点も注目。白色の柔らかな布地で空間をつくり、川内さんがアイスランドの休火山の中で感じた「包み込まれるような感覚」の再現を試みている。私たちもきっと、この星とのつながりを、展示の連なりとともに体験できるはず。M/E本展のタイトルにもなった新作シリーズ。アイスランドと厳寒期の北海道で撮影した氷河や冬景色、パンデミック下に撮影された身の回りの日常風景をまとめている。「母なる大地(Mother Earth)」から小さな「私(Me)」へと行き来する、写真家の視点に注目を。《無題》2020(シリーズ〈M/E〉より)《無題》2019(シリーズ〈M/E〉より)4%日本初公開のシリーズ。アーティスト・イン・レジデンス(アーティストが現地に一定期間滞在し、創作活動等を行う制度)により、2011年にサンフランシスコ、’12年にロサンゼルスにて制作。球体や水平線など、地球・宇宙への広がりをイメージさせるモチーフが登場。《無題》2013(シリーズ〈4%〉より)《無題》2013(シリーズ〈4%〉より)かわうち・りんこ1972年、滋賀県生まれ。2002年、写真集『うたたね』『花火』(共にリトルモア)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。近刊に『やまなみ』(信陽堂編集室)などがある。『川内倫子:M/E球体の上 無限の連なり』東京オペラシティ アートギャラリー東京都新宿区西新宿3‐20‐2‐3F開催中~12月18日(日)11時~19時(11/3~11/6は10時~。入場は18時半まで)月曜休一般1200円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2022年10月19日号より。写真・土佐麻理子取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2022年10月16日東京オペラシティアートギャラリーでは、10月8日(土)より『川内倫子:M/E球体の上無限の連なり』が開催される。2002年に『うたたね』『花火』(リトルモア刊)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞して以来、第一線で活躍する写真家・川内倫子(1972-)の、国内の美術館では約6年ぶりの大規模な個展である。柔らかい光をはらんだ淡い色調の作品が特徴的な川内倫子の写真は、一貫して人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さを撮り続けてきた。そんな彼女のここ10年の活動を紹介にする同展では、まず、展覧会タイトルにある〈M/E〉にスポットを当てる。「母(Mother)」、「地球(Earth)」の頭文字であり、「母なる大地(MotherEarth)」「私(Me)」とも解釈できる〈M/E〉は、川内が2019年にアイスランドで撮影した写真に、コロナ禍での身近な風景などを加えた新作シリーズで、今回初めてその全貌が明らかになる。北国の雪景色とコロナ禍の日常風景。一見無関係のように見える両者は、まぎれもなく地球で起こっている事象であり、お互いに繋がっていることが意識されることだろう。そのほか、球体や水平線など、宇宙をイメージさせる被写体が登場する〈4%〉や、川内の写真を象徴する6×6の正方形フォーマットで、日常にあるイメージや小さな命を捉えた〈Aninterlinking〉など、代表的なシリーズを未発表作品も織り交ぜ紹介。川内が2018年に出版した写真絵本『はじまりのひ』を朗読したサウンドや、映像作品など、写真以外の表現も公開される。ちなみに、これらが発表されるのは、建築家・中山英之のデザインによる展示空間。白を基調とした幻想的な会場は、「自分が作品を制作する際に感じた感覚や経験を、展示空間において鑑賞者と共有したい」という川内の想いに応えている。11月3日(木・祝)と11月4日(金)には、川内倫子と映像作品を制作したことがある兄妹音楽ユニットbaobabのミニライブも開催される。《無題》(シリーズ「4%」より)2012《無題》(シリーズ〈An interlinking〉より) 2012《無題》(シリーズ「光と影」より)2011《無題》(シリーズ〈あめつち〉より)2013【開催概要】『川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり』会期:2022年10月8日(土)~12月18日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー時間:11:00~19:00(入場は18:30まで) ※11月3日(木)~6日(日)は「アートウィーク東京」の開催にあわせ10:00開館休館日:月曜(祝日の場合翌日休)料金:一般1,200円、大高生800円※『収蔵品展074 連作版画の魅力』『project N 88 䑓原蓉子』同時開催公式サイト:
2022年10月06日株式会社ブランジスタメディアは、鹿児島県薩摩川内市と提携し、ローカルの旅の魅力を発掘する「旅色FO-CAL」薩摩川内特集・甑島特集を2冊同時公開いたしました。電子雑誌・動画・紙冊子のナビゲーターを務めるのは、女優の玉城ティナさんです。■ 「旅色FO-CAL」薩摩川内特集スペシャルナビゲーター・玉城ティナさん「ゆるやかな時間に心ほぐれる 薩摩川内、まち巡り」 電子雑誌「旅色」は、鹿児島県内で最大の面積を持つ薩摩川内(さつませんだい)市と提携し、アフターコロナ後の観光入込客数の回復を目的とした「旅色」の特別編を公開いたしました。玉城ティナさんがスペシャルナビゲーターとなり、電子雑誌と動画で薩摩川内の魅力を余すことなく紹介します。また、電子雑誌を紙冊子にしたパンフレットを制作し、市役所や都内のアンテナショップ「有楽町かごしま遊楽館」で配布いたします。東シナ海に面した海岸は白い砂と青々とした松で形成され、藺牟田池県立自然公園には国の天然記念物「浮島」があるなど、自然の美しさを目の当たりにできる薩摩川内の景色に癒されながら、地元グルメに感動する旅に出発です。■ 第一特集「1泊2日でいく 自然と歴史に抱かれる 薩摩川内のんびりトリップ」 どこかゆったりとした時間が流れる薩摩川内市。そこにいるだけで心が洗われるような、澄んだ空気に包まれます。7つの外輪山に囲まれた「藺牟田池」は、水面にいくつもの浮島が浮かび、幻想的な景色を見せてくれます。他にも「甲冑工房 丸武」で歴史情緒に浸り、「薩摩海食堂」で港町ならではの新鮮魚介に舌鼓。のんびり旅を楽しむ玉城さんをぜひご覧ください。また、薩摩川内の旅を満喫する玉城ティナさんのスペシャルムービーを公開しています。玉城ティナさんが薩摩川内を旅するスペシャルムービー 動画1: ■ スペシャルインタビュー / 玉城ティナさん 神秘的で、透明感が漂う玉城ティナさん。大の旅行好きで、以前は時間を見つけては旅に出ていたんだとか。鹿児島県には、これまで何度か来ていたそうですが、薩摩川内市には初上陸。「東京ではできない体験がしたい」と期待して訪れた今回の旅では、幻想的な風景に出合ったり、名産のキビナゴや金柑に感動したりするなかで、何を感じたのかを伺います。■ 第二特集「もっと魅力を深堀り! 薩摩川内学べるスポット」 薩摩川内市には、街の歴史がわかるスポットがたくさん。古い町並みと美人の湯を楽しめる温泉に、武家屋敷や神社に名産品の焼酎の酒蔵巡りと、ぜひすべて体験して薩摩川内の魅力を堪能してください。■ 第三特集「もっと知りたいうまかもん 薩摩川内の名産品」 肉も、魚も、酒もうまい! そんなグルメ王国・薩摩川内市のおすすめ名産品を厳選。ふるさと納税の返礼品としても人気があるので、気になったらぜひチェックしてみましょう。■ 別冊も同時公開!「8,000万年前まで50分 甑島で過ごすのんびり島時間」 本土から東シナ海の沖合に約30kmの位置にある「甑島(こしきしま)」。高速船に乗り約50分で到着するこちらは、上甑島、中甑島、下甑島と3つの島が連なっていますが、2020年8月に甑大橋が開通し、陸路で島を巡れるようになりました。甑島では、多種多様な自然環境に恵まれ、手つかずの圧倒的な景色を見せてくれます。さらに、キビナゴ、タカエビ、マグロといった豊富な海の幸や、断崖クルーズ、大自然を生かしたアクティビティなど、観光スポット・体験も満載の島です。甑島の魅力に触れてみませんか?<旅色FO-CAL 概要> 「日本のどこかであの女優が旅をしている」をコンセプトに、大人の女性に上質な旅を提案するトラベルウェブマガジン「旅色」の特別号として、日本のローカルにフォーカスしています。定番の観光地だけでない、はじめて訪れる土地で見つけた感動や興奮をお届けします。<株式会社ブランジスタメディア 会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者 :代表取締役社長 井上秀嗣事業内容 :電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月27日株式会社ブランジスタメディアは、鹿児島県薩摩川内市と提携し、ローカルの旅の魅力を発掘する「旅色FO-CAL」薩摩川内特集・甑島特集を2冊同時公開いたしました。電子雑誌・動画・紙冊子のナビゲーターを務めるのは、女優の玉城ティナさんです。「旅色FO-CAL」薩摩川内特集スペシャルナビゲーター・玉城ティナさん「ゆるやかな時間に心ほぐれる 薩摩川内、まち巡り」 電子雑誌「旅色」は、鹿児島県内で最大の面積を持つ薩摩川内(さつませんだい)市と提携し、アフターコロナ後の観光入込客数の回復を目的とした「旅色」の特別編を公開いたしました。玉城ティナさんがスペシャルナビゲーターとなり、電子雑誌と動画で薩摩川内の魅力を余すことなく紹介します。また、電子雑誌を紙冊子にしたパンフレットを制作し、市役所や都内のアンテナショップ「有楽町かごしま遊楽館」で配布いたします。東シナ海に面した海岸は白い砂と青々とした松で形成され、藺牟田池県立自然公園には国の天然記念物「浮島」があるなど、自然の美しさを目の当たりにできる薩摩川内の景色に癒されながら、地元グルメに感動する旅に出発です。「旅色FO-CAL」薩摩川内特集表紙:玉城ティナさん■ 第一特集「1泊2日でいく 自然と歴史に抱かれる 薩摩川内のんびりトリップ」 どこかゆったりとした時間が流れる薩摩川内市。そこにいるだけで心が洗われるような、澄んだ空気に包まれます。7つの外輪山に囲まれた「藺牟田池」は、水面にいくつもの浮島が浮かび、幻想的な景色を見せてくれます。他にも「甲冑工房 丸武」で歴史情緒に浸り、「薩摩海食堂」で港町ならではの新鮮魚介に舌鼓。のんびり旅を楽しむ玉城さんをぜひご覧ください。また、薩摩川内の旅を満喫する玉城ティナさんのスペシャルムービーを公開しています。「旅色FO-CAL」薩摩川内特集1泊2日の薩摩川内旅:玉城ティナさん「旅色FO-CAL」薩摩川内特集1泊2日の薩摩川内旅:玉城ティナさん玉城ティナさんが薩摩川内を旅するスペシャルムービー: ■ スペシャルインタビュー / 玉城ティナさん 神秘的で、透明感が漂う玉城ティナさん。大の旅行好きで、以前は時間を見つけては旅に出ていたんだとか。鹿児島県には、これまで何度か来ていたそうですが、薩摩川内市には初上陸。「東京ではできない体験がしたい」と期待して訪れた今回の旅では、幻想的な風景に出合ったり、名産のキビナゴや金柑に感動したりするなかで、何を感じたのかを伺います。■ 第二特集「もっと魅力を深堀り! 薩摩川内学べるスポット」「旅色FO-CAL」薩摩川内特集インタビュー:玉城ティナさん「旅色FO-CAL」薩摩川内特集インタビュー:玉城ティナさん■ 第二特集「もっと魅力を深堀り! 薩摩川内学べるスポット」 薩摩川内市には、街の歴史がわかるスポットがたくさん。古い町並みと美人の湯を楽しめる温泉に、武家屋敷や神社に名産品の焼酎の酒蔵巡りと、ぜひすべて体験して薩摩川内の魅力を堪能してください。「旅色FO-CAL」薩摩川内特集薩摩川内学べるスポット■ 第三特集「もっと知りたいうまかもん 薩摩川内の名産品」 肉も、魚も、酒もうまい!そんなグルメ王国・薩摩川内市のおすすめ名産品を厳選。ふるさと納税の返礼品としても人気があるので、気になったらぜひチェックしてみましょう。「旅色FO-CAL」薩摩川内特集薩摩川内の名産品「旅色FO-CAL」薩摩川内特集薩摩川内の名産品・黒豚■ 別冊も同時公開!「8,000万年前まで50分 甑島で過ごすのんびり島時間」 本土から東シナ海の沖合に約30kmの位置にある「甑島(こしきしま)」。高速船に乗り約50分で到着するこちらは、上甑島、中甑島、下甑島と3つの島が連なっていますが、2020年8月に甑大橋が開通し、陸路で島を巡れるようになりました。甑島では、多種多様な自然環境に恵まれ、手つかずの圧倒的な景色を見せてくれます。さらに、キビナゴ、タカエビ、マグロといった豊富な海の幸や、断崖クルーズ、大自然を生かしたアクティビティなど、観光スポット・体験も満載の島です。甑島の魅力に触れてみませんか?「旅色FO-CAL」甑島特集<旅色FO-CAL 概要> 「日本のどこかであの女優が旅をしている」をコンセプトに、大人の女性に上質な旅を提案するトラベルウェブマガジン「旅色」の特別号として、日本のローカルにフォーカスしています。定番の観光地だけでない、はじめて訪れる土地で見つけた感動や興奮をお届けします。<株式会社ブランジスタメディア会社概要>URL: 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者:代表取締役社長井上秀嗣事業内容:電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月27日若手作家の登竜門と言われる『VOCA展2022』の選考会が行われ、川内理香子が大賞の「VOCA賞」を受賞した。平面美術の領域で国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的に、1994年より毎年開催されている「VOCA展」。今年で29回目の開催で、これまでに延べ984名(組)の作家が出展している。過去の出展者には奈良美智、村上隆らがおり、ここから大きな躍進を遂げる作家を多く輩出している。大賞の他にも、「VOCA奨励賞」として、鎌田友介、近藤亜樹、「VOCA佳作賞」として谷澤紗和子、堀江栞の受賞が決定。また、大原美術館が同館独自の選考を経て決定する「大原美術館賞」を小森紀綱が受賞している。これらの作品は、2022年3月11日(金)から3月30日(水)までの20日間、上野の森美術館で開催される『VOCA展2022』にて展示される。【VOCA賞】・川内理香子(かわうち りかこ)《Raining Forest》【VOCA奨励賞】・鎌田友介(かまた ゆうすけ)《Japanese houses (Taiwan/Brazil/Korea/U.S./Japan) 》・近藤亜樹(こんどう あき)《ぼくここにいるよ》【VOCA佳作賞】・谷澤紗和子(たにざわ さわこ)《はいけいちえこ さま》・堀江栞(ほりえ しおり)《〈後ろ手の未来〉#2、〈後ろ手の未来〉#3、〈後ろ手の未来〉#4、〈後ろ手の未来〉#5、〈後ろ手の未来〉#6》◇選考委員(上記各賞については、以下の選考委員により選考)家村珠代(選考委員長/多摩美術大学教授)荒木夏実(東京藝術大学准教授)植松由佳(国立国際美術館学芸課長)川浪千鶴(インディペンデント・キュレーター)前山裕司(新潟市美術館館長)【大原美術館賞】※同美術館独自の選考を経て決定。・小森 紀綱(こもり あきつな)《絵画鑑賞》『VOCA展2022』上野の森美術館 : 2022年3月11日(金) ~ 3月30日(水)10:00~17:00 / 会期中無休VOCA展2022公式HP: 上野の森美術館HP:
2021年12月20日寺田倉庫株式会社が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT(ワット)」は、2020年12月12日から2021年5月30日まで、「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展を開催いたします。当社は、美術品保管を主軸に、美術品修復・輸配送・展示といった分野に加え、画材ラボ「PIGMENT TOKYO」・日本最大のギャラリーコンプレックス「TERRADA ART COMPLEX」などの芸術文化発信施設の運営を通じて、天王洲をアートの一大拠点にするための街づくりに取り組んでおります。近年、世界で活躍する現代アーティストが増えるとともに、美術館をはじめ、商業施設や病院、地域のアートイベント、街中のオブジェなど、現代アートが身近にある日常が当たり前の社会になりつつあります。しかし、その一方で「難しい」「敷居が高い」といったイメージを抱いている人も少なくはありません。来る12月12日にオープンする現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT」は、寺田倉庫がコレクターからお預かりし、保管する貴重なアート資産を公開し、その価値と魅力を広く開花させることを目的とした芸術文化発信施設です。オープニングとなる展示「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展においては、2名のコレクターが、それぞれの視点、価値観をもって収集した、新作、未公開作品を含む約70点にわたるコレクションに焦点を当て、現代アートの魅力に迫ります。なお会期中には様々なイベントも実施予定です。詳細は、公式ホームページにて随時発表します。【WHATについて】このたび天王洲に誕生する「WHAT」は、当社がコレクターからお預かりし、保管する貴重なアート資産の公開を目的とした新しい芸術文化発信施設です。倉庫会社ならではの視点で 「美術施設の在り方」 を模索し、たどりついたのは倉庫に眠る作品を開放し、日本を代表するコレクターが自らの価値基準で収集した作品との出会いを創出するアート展示施設でした。「WHAT(WAREHOUSE OF ART)」という施設名称には、「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」 というユニークなコンセプトが込められています。現代アートシーンで活躍する作家の作品をコレクターの思いと共に展示し、また、一般的な美術館の常設展示とは一線を画して随時作品を入れ替えることで、訪れるたびに表情を変える新たな鑑賞空間をつくってまいります。なお、2016年より保管・展示を行ってきた「WHAT」の先駆けである建築倉庫ミュージアムは、「建築倉庫プロジェクト」と名称を改め、同施設内で継続して建築に纏わる展覧会を開催します。【開催概要】展覧会名:-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション展主 催:寺田倉庫株式会社協 力:高橋龍太郎コレクション、A氏企 画:寺田倉庫株式会社会 期:2020年12月12日(土)—2021年5月30日(日)会 場:WHAT 展示室 1階、2階(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10)開館時間:火~日 (最終入場18時)月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)入 場 料 :一般1200円、大学生/専門学校生700円、中高生500円、小学生以下 無料*同時開催 建築倉庫プロジェクト「謳う建築」の入館料を含む建築模型倉庫見学(オプション)500円*オンラインチケット制*障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。ご入館の際、障害者手帳等をご掲示ください。*学生の方は、ご入館の際に学生証をご掲示ください。U R L :【本展の見どころ】■2名の現代アートコレクターのコレクションを展示高橋龍太郎コレクションは「描き初め(かきぞめ)」をテーマに、A氏コレクションは2000年前後の奈良美智作品を中心に紹介■新作や初展示作品を含む約70点を展示予定会期中、展示入替を1回実施予定(計70点の作品を展示予定)■作品の魅力やコレクションしたきっかけをコレクター目線で紹介■19作家の作品を展示(予定)■若手作家の作品を展示【展示コレクション(一部)およびコレクターについて】■高橋龍太郎コレクション作品点数:約30点出展作家:18作家(予定)(敬称略、五十音順)会田誠、今津景、梅沢和木、大山エンリコイサム、岡崎乾二郎、川内理香子、草間彌生、合田佐和子、近藤亜樹、鈴木ヒラク、佃弘樹、土取郁香、DIEGO、野澤聖、BIEN、水戸部七絵、村山悟郎、毛利悠子高橋龍太郎氏について精神科医、現代アートコレクター。1946 年山形県に生まれ、小学校から高校卒業までを名古屋で過ごす。東邦大学医学部を卒業後、慶應義塾大学精神神経科入局。国際協力事業団の医療専門家としてのペルー派遣などを経て、1990 年東京・蒲田にタカハシクリニックを開設、院長となる。1997年より本格的に現代美術のコレクションを開始し、所蔵作品は現在2000点以上に及ぶ。これまでに国内外21館の美術館等で高橋コレクション展が開催された。代表的なものに、2015年「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」(東京オペラシティアートギャラリー)、2015−2016年「Cosmos/Intime- Collection Takahashi~内なる宇宙-高橋コレクション展」(パリ日本文化会館)等がある。著書「現代美術コレクター」(講談社現代新書)他多数。川内理香子, “Forest of the night”, 2019 ©Rikako Kawauchi Courtesy of WAITINGROOMPhoto by Shintaro Yamanaka (Qsyum!)会田誠, “ちび (「ランチボックス・ペインティング」シリーズ)”, 2016 ©AIDA Makoto Courtesy of Mizuma Art GalleryPhoto by 宮島径大山エンリコイサム, “FFIGURATI #162”, 2017 ©️Enrico Isamu OyamaPhoto by Shu NakagawaBIEN, “Day For Night”, 2019 (*1)(*1 クレジット全文: BIEN, “Day For Night”, 2019Courtesy of Department of Arts Studies and Curatorial Practices,Graduate School of Global Arts, Tokyo University of the Arts.Photo by Masataka Tanaka.)梅沢和木, “ジェノサイドの筆跡”, 2009 Courtesy of CASHI■A氏コレクション作品点数:約40点(会期中に作品の入替を実施予定)出展作家:奈良美智A氏について日本の実業家、投資家。1969年生まれ千葉県出身。大学卒業後、投資会社に就職しベンチャー企業への投資・育成業務を担当。その後複数の企業を上場させ、現在も上場企業の代表を務める傍ら、様々なベンチャー企業のエンジェル投資家としても活躍。2001年に奈良美智の作品を美術館で鑑賞したことをきっかけに、コレクションをスタート。奈良美智作品を中心にコレクションしながらも、現代アートにこだわらずコレクションを続けている。“Slash with a Knife”, 1998 ©Yoshitomo NaraPhoto by Keizo KIOKU“I’m Swaying in the Air”, 1995 ©Yoshitomo NaraPhoto by Keizo KIOKU“悟空”, 1987 ©Yoshitomo NaraPhoto by Keizo KIOKU“If Your Hits All Miss”, 2000 ©Yoshitomo NaraPhoto by Keizo KIOKU“悲しみの炎・波の泉 I”, 1989 ©Yoshitomo NaraPhoto by Keizo KIOKU企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年11月14日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『When I was seven.』川内倫子アニエスベーのアイコニックアイテム「カーディガンプレッション」の40周年を記念して川内倫子が撮り下ろした作品。自身の愛娘をモデルに撮影された前編と、40年前の7歳だった自分を回想するように構成された後編からなる本書は、一人の女性の40年間という愛おしい時間が、過去と未来が交錯するなかで、ときに穏やかに、ときに躍動的に綴られる物語となった。【書籍情報】『When I was seven.』写真:川内倫子出版社:HeHe言語:英語、日本語ソフトカバー/64ページ/180×150mm発刊:2019年価格:2,800円■Shelfオフィシャルサイトで『When I was seven.』を購入する
2019年09月21日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、国内外から高い評価を受け多くのファンを持つ川内倫子の最新写真集『Halo』。東京・恵比寿の本店・ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff a/p/a/r/t 1階)によるご紹介です。■『Halo』川内倫子デビュー作「うたたね」「花火」で木村伊兵衛写真賞を受賞。また国内外での数々の展覧会を開催する日本を代表する写真家川内倫子。本書は2013年に刊行された「あめつち」から4年ぶりとなるファン待望の新作写真集である。「円光」や「後光」という意味のほかに、いくつもの星からなる球状星団が、銀河系の周囲を包み込む領域の呼称でもある「Halo」と題された本作。被写体として収められているのは、冬の空を覆う無数の渡り鳥の飛翔、出雲地方で旧暦の第十番目の月に行われる神事、中国・河北省の村で300年以上続く「打樹花」という祭りなど、神秘的なイメージが連なる。ひと時のきらめきののち消えてしまう美しくもはかない光の粒子、生命の放つエネルギー、自然と人間の潜在的な関係性など、ヴェールに包まれた世界の根源の領域に迫る川内倫子の新境地である。デザインを手掛けたのは前作「あめつち」に続きグラフィックデザイナーのハンス・グレマン。真っ黒な表紙にちりばめられたきらめくシルバーの箔は、本書に収められている中国の祭「打樹花」での溶けた鉄くずの花火を思わせる。ハードカバーの本体をスリーブケースで包んだ、黒を基調にした硬質なデザインも魅力的な1冊である。【書籍情報】『Halo』写真・テキスト:川内倫子デザイン:ハンス・グレマン版元:HeHe/Aperture言語:日本語発行年:2017年6月27日半型:ハードカバー/96ページ/315×230mm定価:7,800円■NADiffオフィシャルサイト『Halo』購入ページ
2017年09月14日写真家・川内倫子の写真展「The rain of blessing」が、5月20日から9月25日まで東京・港区のギャラリー916(Gallery 916)で開催される。同展では、川内倫子が2016年に熊本市現代美術館で発表した「川が私を受け入れてくれた」や、昨年ウィーンのKUNST HAUS WIENでの個展のために撮り下ろした国内未発表作品「Search for the sun」、さらに未発表の最新作までの近作を初期作品とあわせて展覧。川内の軌跡をたどる100点余りの写真作品を一度に見ることができる貴重な機会となっている。また、併設のスペースのGallery 916 smallでは新作の映像作品も上映される。川内倫子は、02年に「うたたね」「花火」で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家。09年にはICP(International Center of Photography)主催の第25回インフィニティ賞芸術部門受賞を、13年には平成24年度(第63回)芸術選奨文部科学新人賞、第29回写真の町東川賞国内作家賞を受賞しており、これまでにパリやイエテボリ、スウェーデン、サンパウロ、ウィーンなど世界中で個展を開催している。【イベント情報】川内倫子写真展「The rain of blessing」会場:ギャラリー916(Gallery 916)住所:東京都港区海岸1-14-24 鈴江第3ビル6階会期:5月20日~9月25日時間:11:00~20:00(土・日・祝日は18:30まで)料金:一般800円、大学生/シニア500円、高校生300円、中学生以下無料休館日:月曜日(祝日を除く)
2016年05月09日グッチ新宿3階イベントスペース(東京都新宿区新宿3-26-11)にて、写真家・川内倫子による「Let’s sing a song our bodies know」展が開催中だ。開催期間は12月13日まで。グッチと川内倫子氏との出会いは、雑誌『Numero』のファッションシューティングがきっかけだった。同誌の企画は、新クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが川内を直々に指名したことで実現した。今回グッチから二度目のオファーを受けた川内は、この展示のために新たに撮り下ろした作品を中心に、ひとつの空間インスタレーションにまとめ上げた。撮りためた写真と映像インスタレーションは、あえてシンプルな横長にレイアウトした会場の壁一面に配置。さらに、床には写真をライトボックスとしてとりどりに並べている。もちろん、展示方法を考案したのも川内氏自身。「会場の自由度が高かったので、配置できる場所が固定された美術館やギャラリーではできないことをやってみたいと思いました」と言い、床に配した写真に関しては「神様の視点から地上を見下ろすような感覚を感じてもらえたら」と想いを語った。また、静止画と動画を織り交ぜて展示されているため、来場者は視線を進行方向に向けて滑らせ続けるだけでなく、時に視線を行ったり来たりさせる楽しみを味わうこともできる。展示全体をひとつの作品として鑑賞することで、川内氏の写真の特長のひとつである「光」をいろんな角度から堪能できる構成となっている。川内氏自身も「光の反射が違えば、それだけで物事の見え方が変わってきます」と語るが、では光をどのようなものととらえていますか?と質問したところ、即座に「“生きる希望”の象徴なようなもの」と答えが返ってきた。「撮影をするたびに、なぜ自分が目の前のものを撮りたい衝動にかられたかを考える」との言葉と合わせて想像するに、川内にとって写真を撮ることは、生きることそのものなのかもしれない。また、新生グッチと自らのクリエーションに共通点があるかを尋ねたところ、「自然をモフチーフにすることが多い点は共通していますが、アレッサンドロの表現はより大胆ですよね。同じモチーフゆえに、そういうとらえかたがあるのかと気付かされることもあります」と、その世界観に強い共感していることを明かした。
2015年11月25日グッチ新宿3階イベントスペースで11月21日より、写真家・川内倫子による「Let’s sing a song our bodies know」展が開催される。同展では川内が新たに撮り下ろした作品による映像インスタレーションと写真作品を発表。ひとりの少女を通して、自然現象や東京、様々な場所で撮影したイ メージをつなぎ合わせたものを複数のモニターを用いて表現した。川内の新作は、グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレが提示した「とらえどころのない境界を表現する」というクリエイティブコンセプトからも共感を得て生まれたもの。 川内は「せめぎあいの中でしか生まれないもの。今回の展示では、それぞれの持つ記憶も潜在意識では様々なものとつながっていること、そこでひ とりの人間が持つ可能性について考えながら作っていきました」とコメントしている。【イベント情報】川内倫子「Let’s sing a song our bodies know」展会場:グッチ新宿 3階 イベントスペース住所:新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル会期:11月21日~12月13日(会期中無休)時間:11:00~20:00料金:無料
2015年11月16日グッチ新宿3階イベントスペースで11月21日より、写真家・川内倫子による「Let’s sing a song our bodies know」展が開催される。同展では川内が新たに撮り下ろした作品による映像インスタレーションを発表。ひとりの少女を通して、自然現象や東京、様々な場所で撮影したイメージをつなぎ合わせたものを複数のモニターを用いて表現した。川内の新作は、グッチのクリエイティブ ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレが提示した「とらえどころのない境界を表現する」というクリエイティブコンセプトからも共感を得て生まれたもの。川内は「せめぎあいの中でしか生まれないもの。今回の展示では、それぞれの持つ記憶も潜在意識では様々なものとつながっていること、そこでひとりの人間が持つ可能性について考えながら作っていきました」とコメントしている。【イベント情報】川内倫子「Let’s sing a song our bodies know」展会場:グッチ新宿 3階 イベントスペース住所:新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル会期:11月21日~12月13日(会期中無休)時間:11:00~20:00料金:無料
2015年11月14日カップルにとって一大イベントのバレンタインも目前。寒いこの時期は、屋内で楽しめる映画デートがおすすめ。バレンタインに向けて、2人の距離を縮めるべく、冬のあったかスイーツ&フードを食べながらのホットな銀座デートプランをご提案。2012年公開の『レ・ミゼラブル』や昨年大ヒットとなった『アナと雪の女王』など、ミュージカル映画が話題に上ることが多いこの頃だが、今月ピックアップする映画は、名作ブロードウェイ・ミュージカルの金字塔新たにリメイクされたミュージカル映画『ANNIE/アニー』。ストーリーは、携帯電話会社のCEOで次期NY市長選に立候補しているスタックス(ジェイミー・フォックス)は選挙キャンペーン中、車にはねられそうになった少女を偶然助ける。その少女の名前はアニー(クワベンジャネ・ウォレス)。彼女は産まれて間もないころ、レストランに置き去りにされ、現在は元歌手のアガサ・ハニンガン(キャメロン・ディアス)が営む施設で暮らしていた…。今回は、原作の世界大恐慌直後の1933年から現代のニューヨークへ舞台がうつり、人物設定も異なっているので、これまで同作品を知っている人でも新鮮な気持ちで楽しめるはず。銀座デートを楽しみながらの映画鑑賞には、有楽町マリオン内の「TOHOシネマズ日劇」などがアクセスに便利だ。銀座で人気のスイーツショップでカフェ併設のお店には、スイスのプレミアムチョコレートブランド「リンツ」がある。「リンツ ショコラ カフェ 銀座店」では、冬の期間限定ドリンクとして「リンツ・ショコラスペキュロスドリンク」(1,234円)を販売中だ。スペキュロスは、スパイスのきいたヨーロッパの伝統的なクッキーのこと。シナモン、グローブ、カルダモン、ナツメグ、ジンジャーと身体を温めるホットな5種類のスパイスが濃厚なダークチョコレートにブレンドされたドリンクを飲めば心も体も温まる。提供期間は、2月19日(木)までだが、なくなり次第終了となる。夜は、冬のあたたか料理お鍋をチョイスしてみてはいかが?1月15日(木)に新オープンの 「WASHOKU錦繍楼(きんしゅうろう)」では、「とり野菜味噌鍋」がおすすめ。「加賀コース」の中の1品として提供される。“新たなWASHOKUの世界を発信するスペシャリティーレストラン”をコンセプトに、「和」と「洋」を融合させたモダンでお洒落なメニューを揃える一軒だ。アラカルト、コースなど30種類以上の料理を用意。コース料理は「錦繍楼コース」や「加賀コース」(ともに5品/お1人様3,500円/2名様~)など、手頃な価格帯で楽しめてデートにおすすめ。また時間に余裕があれば、新進アーティストの作品を展示している「shiseido art egg (シセイドウ アートエッグ)」など立ち寄ってみてはいかが?現在、「食」をテーマにした絵画を制作している川内理香子さんの絵画展を開催している。ギャラリーの壁面を生かして食べ物の持つ存在感を表現した本展は、2月1日(日) まで開催中。『ANNIE/アニー』は1月24日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:Miwa Ogata)■関連作品:ANNIEアニー 2015年1月24日より全国にて公開(C) 『ANNIEアニー』
2015年01月23日資生堂ギャラリーは第9回「shiseido art egg」展を開催する。期間は1月9日から3月29日まで。「shiseido art egg」展とは、一般から広く公募した作家にギャラリーを解放するという、若手アーティスト育成のためのプログラム。今年は340件の応募があり、そのうち審査員に選ばれた3人の作品が、各21日間に渡って展示される。9日から2月1日にかけて開催される川内理香子の個展では、“食”をテーマとした絵画が出品される。身体に取り込んだ異物をエネルギーに変換し、体や精神を形作る食事。川内はその人間と食の不可分な有様を描き続けており、ギャラリーでは壁面を活かして食べ物の持つ存在感が表現される。その後、2月6日から3月1日には、“家族の記憶”をテーマに現代における家族の在り方を模索する彫刻家、飯嶋桃代の作品を展示。そのうちの一つ、家形のパラフィンワックスには、実際に使われていた古食器が閉じ込められた。表面に露出した部分は切断され、地縁や血縁が希薄となった現代社会を象徴している。3月6日からの最後の21日間に展示されるのは、狩野哲郎によるインスタレーション。その作品では陶磁器などの人工物、枝や果実などの自然物が本来の役割から解放され、狩野によって生み出される新たな風景のパーツとなる。今回の展示ではギャラリーに鳥が放たれ、その自由な振る舞いによって、コントロール不能な秩序を出現させる。各展示の2日目には、作家によるギャラリートークが開催される予定。さらに、4月下旬にはサイト上にて、shiseido art egg賞が発表される。【イベント情報】第9回「shiseido art egg」展会場:資生堂ギャラリー住所:東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階会期:1月9日から3月29日時間:11:00から19:00(日曜日・祝日は18:00まで)料金:無料休館日:月曜日
2015年01月09日鹿児島県薩摩川内市と富士通は9月26日、今年7月22日に締結した「次世代エネルギーを活用した市民サービス検討に関する基本協定」に基づき、家庭内で計測した電力使用量などの情報を活用した見守り支援サービスの事業化に向けた実証を開始した。同実証の目的は、同市全域で行ってきた声掛けや定期訪問などの高齢者見守り活動に、ICTを活用にすることによる効率化および質の向上を図ること。同市は、現在実施中のスマートグリッド実証試験(九州電力と共同で実施中)に参加中の一部の市民モニタに対して、本実証への協力を依頼するとともに、新たに高齢者モニタ約100世帯を市民から募る。具体的には、参加者宅に電力使用量の計測器、温度・湿度・照度・気圧などが測定できる複合センサーを設置し、データを収集する。収集したデータを富士通のクラウドセンターで蓄積・分析することにより、見守り対象者の生活リズムや住環境の状態を導き出し、行動推定を実施する。この行動推定情報をもとに、見守る側である薩摩川内市内の関連部門が、見守り対象者宅訪問の要否を判断する。2014年度はシステム環境の構築、モニタ宅の選定および機器設置などを行い、2015年度にフィールド実証を行う。
2014年09月26日