モダンスイマーズの蓬莱竜太が作演出を担い、藤原竜也と鈴木亮平がダブル主演を務める新作舞台『渦が森団地の眠れない子たち』。そこでビジュアル撮影中の藤原と鈴木を直撃、現在の心境を聞いた。【チケット情報はこちら】骨太な人間ドラマを、笑いとリアリティのある会話で紡ぎ出してきた蓬莱。その魅力について、「お客さんに対していろいろな変化球を投げてくるんですけど、訴えかけてくるメッセージはとても強い。物語のつくり方が非常に優れている作家さんだと思います」と藤原。また鈴木は、「セリフがとにかくうまいですよね。伝えたいことをはっきり見せるのではなく、その一歩手前、想像の余地は残しつつもしっかりと伝わる。そのバランス感覚が素晴らしいと思います」と絶賛する。藤原は2013年に蓬莱が書き下ろした『木の上の軍隊』に出演。それを機に親交を深め、今回の企画が実現したという。今回蓬莱から提案されたのは、“団地の王座を争う少年ふたりの物語”。小学生役だと聞かされたふたりは…。「特に違和感はありませんでしたね。皆さんは僕の体の大きさや顔の老け方が気になるでしょうけど、僕からは見えませんから(笑)」と鈴木。そんな鈴木を見つつ、「こんな小学生いたよね」と笑う藤原。だが「たぶん蓬莱さんは、竜也くんを見てこの設定を思いついたんだと思いますよ。だってここまで童心を持ち続けている人ってなかなかいないですから」と鈴木も笑う。内容としては、蓬莱いわく「団地の子供たちのスペクタクルものになる」と。そんな本作の主軸となる子供たちについて、藤原は蓬莱にこんなことを言われたと明かす。「“すごく力のある俳優に直接声をかけて集めるから。きっと彼らにとってもビッグチャンスになるだろうし、いい芝居をしてのし上がるための土台を僕はつくるんだ”って。それって企画として本当に面白いと思いますし、僕らにもいい化学反応が起きると思います」。さらに10年ぶりの共演となる藤原と鈴木が、いかなる化学反応を見せてくれるかも楽しみのひとつだ。「僕と藤原くんはキャリアが全然違いますから。こうしてふたりで並んでやらせてもらえるということで、自分の成長を見せられたらなと。そして竜也くんを受け止める、キャッチャー的な存在でいい仕事ができればと思っています」と鈴木。藤原も「10年ぶりの共演でがっちり組ませてもらえるということで、亮平の存在は本当に頼もしいです」と久々の顔合わせに期待を寄せていた。取材・文:野上瑠美子
2019年06月21日藤原竜也(36)と鈴木亮平(35)が10月に都内で上演される舞台「渦が森団地の眠れない子たち」でW主演すると、一部スポーツ紙が報じた。記事によると、同作は舞台版「世界の中心で、愛をさけぶ」で知られる脚本家の蓬莱竜太氏(43)が2人のために書き下ろしたオリジナル作品。同じ団地に住む仲良し小学生2人(藤原、鈴木)がささいなことがきっかけで仲違いするストーリー。団地内での王座を争う人間ドラマで、小学生が主人公ながら昼ドラ並みの“ドロドロ悲劇”が描かれるという。「藤原さんと鈴木さんは10年ぶりの共演。同じ事務所に所属する2人ですが、その経歴は対照的。藤原さんは若かりしころから脚光を浴び、鈴木は遅咲き。しかし鈴木は昨年のNHK大河ドラマ『西郷どん』で主演をつとめるなど、役者としての“格”で藤原と並んできました。今回はそんな2人の壮絶な演技バトルが注目されています」(演劇担当記者)鈴木といえば、ハリウッドスターのロバート・デ・ニーロのように役に合わせて体型を変化させる「デニーロ・アプローチ」で役づくりすることで知られている。「西郷どん」では西郷隆盛のイメージに少しでも近づけるため、筋骨隆々のボディだったが……。「藤原さんの体型と対照的でおもしろいですが、今のままの体型だとジャイアンのような小学生になりそう。鈴木さんが小学生役のためにどんな役作りをするのか。業界内でも注目を集めています」(前出・演劇担当記者)稽古は5月からスタートするという。そのころ、いったい鈴木はどんな体形になっているのだろうか。
2019年01月30日12月5日にNHKで大河ドラマの主演を引き継ぐセレモニーが行われ、出席した俳優の鈴木亮平(35)が「もう痩せている!」とSNSを中心に話題になっている。セレモニーは、今年の大河ドラマ『西郷どん』の鈴木と来年の『いだてん~東京オリムピック噺~』の中村勘九郎(37)と阿部サダヲ(48)が出席。鈴木から2人に主演の証しとして黄色い「たすき」が手渡された。鈴木の体重コントロールは有名な話だが、今回も『西郷どん』で西郷隆盛を演じていた鈴木は役柄のため体重の増量に臨んでいた。「鈴木史上、最高に重い」と発言したことがあったが、同イベントに参加した鈴木はブラックスーツに身をつつみスッキリと着こなしていた。これに対しネットでは「鈴木亮平くんもう絞れてるの凄いな本当」「亮平さん、もう体型が元に戻ってるのね。やっぱり凄い…」「もう痩せてる!すごい!」「鈴木亮平きゅんもう身体絞られてノーマル体型に戻ってるんだけど何なのこの人どんな身体してんの?」など、鈴木の体型が戻っていることに驚きの声が相次いでいる。
2018年12月05日俳優の大谷亮平が4日、大阪の御堂筋で行われた「御堂筋オータムパーティー2018(御堂筋ランウェイ)」に登場した。大阪のメインストリート・御堂筋から大阪の魅力を国内外にアピールする同イベント。繊維デニムの街・大阪のパワーを見せる「繊維の街・大阪デニムファッションショー」では、大谷亮平と森星がゲストモデルとして400メートル超のランウェイを歩き、大谷は、オールデニムのタキシード姿で観客を魅了した。その後、ステージで行われたスペシャルトークショーに大谷と森が登場。大阪出身の大谷は「大阪人です」と伝え、「母校もここから近いです」と明かした。すると、MCの今田耕司と高校が同じであることが発覚。今田は「大谷さんは昼で僕は夜間でしたけど」と補足しつつ、「同じ同じ!」と驚きの共通点に興奮していた。現在、出演中のNHK連続テレビ小説『まんぷく』の撮影で大阪に滞在しているという大谷は「よく(共演者と)飲みに行ったり、友好を深めています」とにっこり。さらに、グランドフィナーレに登場した際には、「地元でたくさんパワーもらったので『まんぷく』の撮影、頑張れそうです」と語った。同イベントには、お笑いコンビ・ダウンタウン、千鳥も登場。大阪のストリートから誕生し、今年結成20周年を迎えたアーティスト・コブクロによるスペシャルストリートライブや、全国優勝常連の梅花女子大学チアリーディング部レイダースによるパフォーマンスなども行われた。
2018年11月05日アンアン誌上で’15年から続いている人気連載「鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat. Steve Soresi」が書籍になりました!ノンネイティブの英語使いが伝授する“伝えるコツ”。海外旅行中はもちろん、日本で外国人と話す際に便利な英語フレーズ満載の本ですが、これが一般的な英語本と少し違うのは、鈴木さんとカリスマ英会話コーチのスティーブ・ソレイシィさんとの掛け合いの中にちりばめられる解説の妙。訳文だけではなかなか伝わらないニュアンスが、鈴木さんの実体験を交えて説明されていく。「英語のネイティブスピーカーではない僕だからこその視点で、気づいたこと、身につけてきたコミュニケーションのコツみたいなものをみなさんと共有できたらと思ってやってきました。例えば海外のレストランで、頼んだものと違った料理が出てきた場合、きっぱり『違います』って言えなくてそのまま食べちゃうシャイな人も多いと思うんです。でも“Actually…” (あのー)ってひとこと挟むだけで、言いにくかったことが言えるようになる。あるいは店員さんに“I’ll think about it.” (ちょっと考えます)って言えたら、欲しくないものを買わずに済む(笑)。そういう、日本人的なマインドに沿った言い方も意識しています」15歳の時に、交換留学生としてアメリカ・オクラホマ州へ。日本人どころかアジア人さえひとりもいない典型的な田舎町で1年を過ごし、高校卒業後は東京外国語大学(英語専攻)に入学。今では英語で記者会見もこなす英語エリート、鈴木亮平。そんな彼の英語観を聞いてみると…。「英語を学ぶ際のゴールは、“ネイティブのようにしゃべること”ではないと僕は思っているんです。そもそも、日本で生まれて育っている僕たちにそれは不可能ですし。それよりも、日本人としてどう英語を使っていくかを目指すべきじゃないかと。英語を学ぶ目的は、言葉の壁を越えて、他の国の人とコミュニケーションをとること。英語って、そのための一番便利なツールなんです」鈴木さんが「英語、全然ダメなんです」と言う人に対して声を大にして言いたいのは「100%を目指さなくていい」ということだそう。「この本のタイトルにもなっている“中学英語”って、平たく言えば学校で習ってきて今も記憶にある単語や文法、つまり手持ちの英語知識のこと。それを駆使しながら言いたいことを伝えるのが英会話。最初は50%ぐらいしか伝えられなくてもいいんです。僕もそうでしたから。英語を話す全人口の中で、英語ネイティブはほんのわずか。多くは不自由な中で英語をしゃべってるんです。特に日本に来ている外国人の大半は英語圏出身ではない。自分も相手もお互いに第2言語同士だと思えば、気がラクになりませんか?」“英語”と聞くだけでつい防戦態勢をとってしまう人の、心の壁を取り除いてくれる一冊だ。『鈴木亮平の中学英語で世界一周!feat.スティーブ・ソレイシィ』鈴木さんによる初の英語書籍。「海外旅行編」「国内ガイド編」「受け答え編」の他、スペシャル対談では、洋楽を使った英語勉強法や、映画の台詞について、鈴木さんとソレイシィさんが熱く語ります。鈴木さんのお宝写真も!マガジンハウス1400円すずき・りょうへい1983年生まれ。兵庫県出身。東京外国語大学卒。2006年、俳優デビュー。現在NHK大河ドラマ『西郷どん』で西郷隆盛を熱演中。映画『羊と鋼の森』が6月8日公開。※『anan』2018年5月30日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・臼井 崇(THYMON Inc.)ヘア&メイク・宮田靖士(THYMON Inc.)文・東海林美佳(by anan編集部)
2018年05月29日ブリティッシュメイド(BRITISH MADE)青山本店にて、“イギリスの夏”をテーマに専門店が集結する「第4回 ブリティッシュ コレクターズ マーケット」が、5月20日に開催される。会場には、「アンジー ララ ヴィンテージ(Angie La La Vintage)」や「ストレイシープ(STRAY SHEEP)」、「イルミネイト(Illminate)」が提案するヴィンテージクローズや、ハンガーから紳士の国のイギリスらしさが感じられる「ハンガーホリック(HUNGERHOLIC)」、グランピングの火付け役となったベルテントを扱う「キャンピングウィズソウル(Camping With Soul)」やホームフレグランスブランドなど、服飾・生活雑貨からアウトドアグッズまで、バリエーション豊かなイギリスにまつわる専門店が一堂に会する。また、国産の真鱈を贅沢に使用し日本風にアレンジした「フィッシャーマンズキッチン(FISHERMAN’S KITCHEN)」のフィッシュアンドチップスや、「ディーニーズ(DEENEY’S)」のスコットランドの伝統料理“ハギス”(羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でたもの)のサンドウィッチ、ビールや紅茶、お菓子など、イギリスの食を会場で楽しめるのも魅力だ。さらに会場では、スコットランドのレザーグッズブランド「グレンロイヤル(GLENROYAL)」のワークショップやトークイベントも開催。ワークショップでは、小銭やイヤホンなどを入れるのに丁度良い大きさのマルチケース、またはキーホルダーのどちらか好きなレザーグッズを、ステッチとレザーをお好みのカラーを選んで作ることができる。トークイベントは、テーマを「とっておきの夏のロンドンの過ごし方ベスト3」と題し、英語インタビュアー・ライター、 通訳・翻訳者の川合亮平と、旅行ライター&フリーランスエディターの木谷朋子を迎えて、それぞれのとっておきを語る。なお、出店者一覧やワークショップ・トークイベントの詳細は、公式サイト()にてチェックができる。今度の週末は、夏のイギリスムードを体験しに出かけてみては。【イベント情報】ブリティッシュ コレクターズ マーケット会期:5月20日会場:BRITISH MADE 青山本店および隣接会場住所:東京都港区南青山5-14-2 Kizunaビル1F時間:11:00〜18:30料金:無料ワークショップ「GLENROYALのブライドルレザー・キーホルダーorマルチケース作り」時間:1回目 13:00~14:30、2回目 15:30~17:00(所要時間約90分)定員:各回6名 計12名参加費:税込 5,000円 (材料費込・お土産付き)※事前予約制()トークライブ「とっておきの夏のロンドンの過ごし方ベスト3」時間:11:10~12:20定員:20名参加費:税込 1,500円※事前予約制()
2018年05月10日海外旅行の際に知っておきたい英語のお役立ちフレーズ。このたび書籍化されたananの人気連載「鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ」のなかから厳選した、リアルに役立つフレーズをお届けします。旅先でのコミュニケーションには、難しい単語や長い構文は不要です。少しの機転とわずかな中学英語を駆使するだけで言いたいことはしっかり伝わります。質問が聞き取れなかったら…Sorry?/はい?鈴木亮平:飛行機を降りて次にぶつかる英語の壁といえば、入国審査。想定外の質問をされて困ることって、みんな結構あるみたいです。スティーブ・ソレイシィ:審査官に何を質問されるかなんて、完璧には予想できないものだからね。鈴木:早口だったり、訛りがあったりで、聞き取れないこともあるし。ソレイシィ:そこで大事なのは、聞き返すこと。わかったふりして下手に“Yes”とか“No”とあいづちを打つと、理解してるって思われちゃうことが多いんです。鈴木:ただ、とっさに聞き返す言葉が出てこなかったりするんですよね。簡単で便利な聞き返しのフレーズはぜひ知っておきたいところですね。ソレイシィ:ついつい、“え?”とか“What?”(何?)って言いがちですが、僕がおすすめする聞き返しは“Sorry?”。語尾を上げて言えば、「すみません、もう一回言ってもらえますか?」という意味になって、格段に印象がよくなります。入国審査官への印象はいいに越したことはないからね。道を上手に聞くコツは…Where am I now?/(地図を見せながら)私は今どこにいますか?鈴木:道を聞くことって旅行中必ずあるけど、なかなか厄介なんですよね。“Where is ◎△×?”(◎△×はどこですか?)って聞いて、わかりやすい答えが返ってきたためしがない(笑)。ソレイシィ:親切な人ほど細かく教えてくれようとして、結局聞き取れない。鈴木:僕は地図を片手に“Where am I now?”(私は今どこにいますか?)って聞いちゃいます。ソレイシィ:へえ、面白いね。鈴木:地図上で自分がいる地点がわかると、たいていのことは解決するんです。グーグルマップでも最初に確認するのは自分の現在地でしょ。なので僕はこれを「グーグルマップ作戦」と呼んでいます(笑)。ソレイシィ:指をさして“This way?”(こっち方向?)も使えますよ。鈴木:実は、日本人にとって一番高いハードルは最初のひとことかも。知らない人に声をかける勇気。ここを乗り越えれば、その後のやりとりは難しくないと思うんです。クレジットカードが使えるか聞くときに…Do you take this credit card?/このクレジットカードは使えますか?鈴木:海外での買い物のトラブルって、クレジットカード関係のことも多いですよね。ソレイシィ:そうだね、旅行先でクレジットカードは今や必須だもんね。特にアメリカは、ほとんどの場所でカードOK。だけど、種類によって使える場合と使えない場合があるんだよね。鈴木:日本ではポピュラーなカードでも使えないっていうケース、確かにありますよね。ソレイシィ:そのカードが使えるか確認したい場合の聞き方は“Do you take this credit card?”(このクレジットカードは使えますか?)。鈴木:なるほど、“take”を使うんだ。ソレイシィ:“take”には、「受け入れる」という意味があるからね。鈴木:日本語の感覚だと、“Can I use this credit card?”のほうがスッと出てくるんですが…。ソレイシィ:ネイティブが使うのはどちらかというと“Do you take”だけど、“Can I use”も問題なく通じるよ。Ryohei Suzuki1983年生まれ。兵庫県出身。東京外国語大学卒。2006年、俳優デビュー。’14年、連続テレビ小説『花子とアン』で注目を集める。現在、NHK大河ドラマ『西郷どん』で主人公の西郷隆盛役を熱演中。映画『羊と鋼の森』が6月8日公開。Steve Soresi英会話コーチ、「ソレイシィ研究所」代表。アメリカ出身。NHKラジオ第2『英会話タイムトライアル』メイン講師。『英会話なるほどフレーズ100』(アルク)、『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』(文響社)など著書多数。『こんなに簡単! 鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ」』鈴木亮平さんによる初の英語書籍。鈴木さんが実体験を通して身につけた実践的な英語フレーズが満載。スティーブ・ソレイシィさんとの掛け合いが楽しい対談では、言葉の持つ細かなニュアンスや使い方も学べます。※『anan』2018年4月25日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・八木啓紀ヘア&メイク・宮田靖士(THYMON Inc.)イラスト・長場 雄文・東海林美佳(by anan編集部)
2018年04月25日ananの人気連載「鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ」が、とうとう書籍になりました! 英語が苦手だと感じている人にこそ手に取ってもらいたい一冊。書籍化を記念して、鈴木亮平さんとスティーブ・ソレイシィさんが対談をしました。鈴木:ついに本が完成しましたね!ソレイシィ:しましたねー。この連載がスタートしてからもう3年経つなんて信じられない。鈴木:こうして書籍として一冊にまとまると、感慨深いものがありますね。ソレイシィ:意外なんだけど、鈴木さんにとってはこれが初めての英語本なんだそうですね。鈴木:そうなんです。なんだか緊張しますね。たくさんの人に読んでもらいたいな。ソレイシィ:この本を作るにあたって、細かく読み返したんだけど、この本は英語本としても、俳優さんやタレントさんが出す本としても、異色だと改めて感じています。鈴木:そうなんですか?どんなところが?ソレイシィ:鈴木さんは英語の専門家の気づかない部分を突いているんです。その視点がとてもユニーク。だからいわゆる“定番”の表現だけにとどまらない内容になっている。鈴木さんの発想があったからこそできた本だと思います。鈴木:照れますね。ソレイシィ:例えば病気を訴える場合、定番表現は“I have a problem with~.”(~に不具合があります)なんですけど、それに加えて“I feel~.”を使うといいっていう発想は、僕にとっては目からウロコでした。鈴木:ああ、“I feel bad.”(気持ち悪い)とか“I feel dizzy.”(めまいがする)とかのことですね。ソレイシィ:そう。言われてみれば確かに僕らネイティブもそういう言い方をしているんですが、無意識なのでなかなか気づかない。これこそが、現役の英語学習者としてのリアルな視点なんです。鈴木さんが英語を学ぶプロセスの中で自分のものにしてきた言葉という気がした。僕自身、気づかされたことがたくさんありました。鈴木:僕が迷いながら英語を学んできた過去の試行錯誤を詰め込んだつもりではあります。通じなくて苦労したこと、誤解されて失敗したこと、ブレイクスルーした瞬間とか、「あ、この単語はこういうふうに使うんだ」とか、「このフレーズを使えば楽だな」とか。自分がたどってきた道のりを思い浮かべながら話してきましたね。ソレイシィ:鈴木さんみたいに、ネイティブじゃないのに英語が話せるようになる人には、共通点があるんです。鈴木:え、どんなことですか?ソレイシィ:ひとつは表現意欲があること。「この言葉を使って自分の気持ちをこう表現してみよう」、と。もうひとつ、使おうとする意欲も旺盛。「あの場面でこのフレーズを使ってみよう」と思っている。鈴木:実は連載の対談でも、面白いフレーズを仕入れたら、どこかで絶対使ってみようと思っている部分がありますね。ソレイシィ:そうそう、それがいいんです。常に好奇心を持っているし、使う前提だから、新しい表現もどんどん自分のものになっていく。現役の英語コミュニケーターなんですよね。だから常に英語に対して好奇心のアンテナを張っていられるし、進化していけるんです。僕が日本語を覚えたのもまさに同じような感覚だったし、もっと言えば母国語だってそう。新しい言葉は常に生まれているから、覚えたり、忘れたり、思い出したり、その繰り返しなんですよね。鈴木:新しく覚えた言葉を駆使して、今まで表現できなかった次元のことが通じたときの気持ちよさってありますからね。ソレイシィ:そう、伝わる気持ちよさって、確かにある。その快感にハマると語学が楽しくなってくる。鈴木:僕は大学で言語学を学んできたので、言語そのものも好きなんですけど、実際通じるかどうかっていうのは言葉以外の部分も大きい。顔の表情とかジェスチャーとか、声のトーンとか。そういったコミュニケーション術みたいなものを身につけることも大事なんですよね。そこも含めた内容になっていると思います。ソレイシィ:僕が感心したのは、機転の利かせ方。道を聞くときに行き先ではなくて現在地から聞くとか、そういうのはもう、コミュニケーション術を超えた発想力の高さだと思いますね。Ryohei Suzuki1983年生まれ。兵庫県出身。東京外国語大学卒。2006年、俳優デビュー。’14年、連続テレビ小説『花子とアン』で注目を集める。現在、NHK大河ドラマ『西郷どん』で主人公の西郷隆盛役を熱演中。映画『羊と鋼の森』が6月8日公開。Steve Soresi英会話コーチ、「ソレイシィ研究所」代表。アメリカ出身。NHKラジオ第2『英会話タイムトライアル』メイン講師。『英会話なるほどフレーズ100』(アルク)、『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』(文響社)など著書多数。『こんなに簡単! 鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ』鈴木亮平さんによる初の英語書籍。鈴木さんが実体験を通して身につけた実践的な英語フレーズが満載。スティーブ・ソレイシィさんとの掛け合いが楽しい対談では、言葉の持つ細かなニュアンスや使い方も学べます。※『anan』2018年4月25日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・八木啓紀ヘア&メイク・宮田靖士(THYMON Inc.)文・東海林美佳(by anan編集部)
2018年04月20日放送中のNHKの大河ドラマ「西郷どん」で俳優の鈴木亮平(35)が大河初主演をつとめている。 また今月スタートしたNHKの連続テレビ小説「半分、青い」では、女優の永野芽郁(18)が朝ドラ初ヒロインをつとめている。 そして今月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」では、俳優の坂口健太郎(26)が連続ドラマ初主演をつとめている。 いずれも18年に入ってから大役をつとめているブレーク中の3人だが、実は“ある作品”で共演。年齢差があるにもかかわらず、同じ学年の高校生役を演じていたのだ。 「3人が共演したのは15年公開の映画『俺物語!!』です。人気コミックを実写化。永野さんと坂口さんは原作のキャラクターのイメージそのままでしたが、大変だったのは鈴木さん。身長推定2m・体重推定120kgで人間離れした運動神経の主人公を演じるべく、撮影に向け筋トレと食事で体重を40キロ増量。もみあげまでしっかり主人公に寄せ、完璧に役になりきりました」(映画関係者) 同作は鈴木演じる主人公と永野演じるヒロインのラブストーリーが軸。そして、終盤での意外な“キスシーン”も見どころとなっている。 「とはいえ、あの時点で3人がまさかここまで“出世”するとは思いませんでした。『俺物語!!』は“出世映画”だと囁かれていますよ」(前出・映画関係者)
2018年04月18日俳優の鈴木亮平が9日、オフィシャルブログを更新し、2015年公開の映画『俺物語!!』で共演した永野芽郁と坂口健太郎とのプリクラを初公開した。鈴木亮平がブログで初公開したプリクラ(手前に永野芽郁、後列左から鈴木亮平、坂口健太郎)NHK大河ドラマ『西郷どん』放送から一夜明け、「昨日の『西郷どん』の余韻も冷めやらぬ中、今日は嬉しいお知らせです」と鈴木。同作が12日から韓国で公開されることを報告し、韓国版のポスターをアップした。「暖かくて切なくて、誰も悪い人が出てこない、『俺物語!!』の世界観を表した素敵なポスターだと思っております。これを見たときに、韓国の配給チームの、この作品への大きな愛を感じました」と感謝の思いを伝え、「Neutral(鈴木のブログ名)を韓国から読んでくださっている皆さん、もしくは近いうちに韓国に遊びに行く予定のある方々、もし機会がありましたら、是非劇場で『俺物語!!』を観ていただけたら嬉しいなぁと思います」と呼びかけた。さらに、「では最後に、韓国公開記念ということで」「仙台で映画の撮影中に三人で撮ったプリクラを初出ししておきますね」に続いてプリクラをアップ。「加工がすごいね(笑)」と笑いを誘われたようで、永野のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』と坂口のカンテレ・フジテレビ系『シグナル長期未解決事件捜査班』の2作についても「こちらも、是非観てくださいねー!」とアピールしている。奇しくも同じタイミングに、主演という立場でドラマを背負っている3人。コメント欄には、「朝ドラ主人公 大河主人公 民放初主人公 同時期にって凄い」「俺物語!!の三人が今大河に朝ドラにそして連ドラ主演と大活躍」「三人の共演見たい」など飛躍し続ける3人をたたえる声があふれた。この投稿前夜、『西郷どん』13話「変わらない友」では吉之助(鈴木)と正助(瑛太)の熱い友情が話題に。コメント欄には、「友の番宣までしちゃう亮平どんも優しい」など鈴木の思いやりについても感動の声が書き込まれている。
2018年04月10日鈴木亮平(34)主演大河ドラマ「西郷どん」(NHK総合)の新キャスト発表会見が2月14日、東京・渋谷の同局で行われた。会見では鈴木の“亮平スマイル”をキャスト全員が絶賛する一幕があり、チームの結束力がうかがわれた。 風間俊介(34)は“亮平スマイル”をこう称えている。 「撮影が苛酷でみんなが疲れてきた時に、一番大変であろう亮平君がスマイルで和ませている。現場に素敵な雰囲気が流れているのは、亮平君のおかげ」 続けて内田有紀(42)も「スマイルに胸打たれています」と鈴木を絶賛。まさかの展開に鈴木は照れ笑いを見せたが「本当に恐縮です。本当はそんなにできた人間ではないですけど、そうならなければならない社会的要請を感じました」と話し、会場は笑いに包まれた。 そんな“亮平スマイル”の秘密は、下積み時代にあるようだ。 鈴木は出世作となる14年「花子とアン」(NHK総合)に出演するまで、脇役を演じることばかりだった。その分、「主役の人たちを下から見てきている」と今年1月、テレビのインタビューで明かしている。 「『主役の人にこういうことをされてうれしかったな』とか、『こういう主役はステキだな』という知識や経験、引き出しだけはたくさん持っている自信はあるので、いろんな人を見て勉強できたことは良かった」 当時の経験や気づきが、”亮平スマイル”につながっているようだ。 「『花子とアン』では、初めて心優しい役柄を初めて演じることになった鈴木さん。当初は馴染めないあまり、『役者としておしまいだ』と追い込まれることもあったそうです。それでも見事に最後まで演じきりました。14年9月、彼は自身のブログで『全てを包み込む本当の強さというものを教わった』と明かしています。共演者を包み込む”亮平スマイル”の優しさは、このときの経験を経てさらに磨かれたものなのでしょう」(NHK関係者) 視聴者だけでなく共演者も魅了するそのスマイル。演技を通して、さらに多くの人にその笑顔を届けてほしい!
2018年02月15日中園ミホ(以下=中園)「西郷(隆盛)さんはお相撲が好きだったので、鈴木亮平さんには『いつでもお相撲が取れるように鍛えてくださいね』とお願いしていたんです。お相撲のシーンはもう……」 林真理子(以下=林)「本当に素敵です!私は主役が鈴木亮平さんに決まったと聞いたとき『わっ、いいな』と思いました。若いころの西郷さんは精悍で、鈴木さんにぴったりですもの。ただ、『目は細いな』と思ったけど(笑)」 西郷隆盛が主人公の’18年NHK大河ドラマ『西郷どん』が、いよいよ7日にスタート。原作者である林真理子さんと脚本家の中園ミホさんは、これまでに幾度となくタッグを組み、ヒット作を世に送り出してきた名コンビだ。 林さんと中園さんは日大芸術学部の先輩・後輩の間柄で、プライベートでも旅行に行くほどの仲。そんな2人が、大河ドラマ『西郷どん』の出演者について語り合ってくれた。 ドラマの前半では、西郷や大久保利通ら薩摩の若き下級武士たちが結成した「精忠組」が活躍する。 中園「『精忠組』の面々のエネルギッシュな戦いぶりは、ときめきますね」 林「撮影にお邪魔したとき、精忠組のお相撲シーンで本当にドキドキしました。鈴木亮平さんの鍛えあげた肉体はもちろん、精忠組のメンバーがキラキラしていて、おばさん、正視できないくらい(笑)」 中園「まさに旬の俳優さんが勢ぞろいですからね」 林「鈴木亮平さんはじめ、北村有起哉さん、堀井新太さん……。みなさん、本当にキラキラ。ジャニーズのようにキレイな男のコたちというより、野性的で、男っぽさがむんむん」 中園「精忠組は下級武士なので着物も粗末なもので、はだけていたりする。そこがいい」 林「そう、日本の男性のカッコよさの結晶です」 中園「当時の薩摩武士は、すぐに『俺を斬って行け!』とか、『殿の後を追って死ぬ!』とか、つねに死が隣り合わせにある。そして危機を感じると、男の人はフェロモンが過剰に出るそうです。ある番組で、いろんな職業の男性を並ばせ、目隠しをした女の人に『いい香り』は誰かを聞くという実験がありました。結果、ほとんどの女性がスタントマンの男性を選んだんですよ。死に近い熱い男たちを演じていると、すごく色っぽくなるということなんです」 林「だからみなさん色っぽいのね(笑)。色っぽいといえば、阿部正弘も外せない」 中園「江戸幕府の老中・阿部正弘は実際に大奥でワーキャー言われていた人でしたから、キャスティングも美男子の藤木直人さんですね」 林「正弘は実際、相当な美男子だったの。大奥で好かれるか好かれないかは、当時の政治にはものすごく重要だった。現代の政治家が、茶の間の女性に好かれるかが大切なのと一緒です。藤木さんが演じるなんて、素敵じゃないですか」 中園「ベテラン陣も素晴らしい。鹿賀丈史さんも本当に素敵です」 ’90年の大河ドラマ『翔ぶが如く』で大久保利通を演じた鹿賀は、今作では島津斉彬の父、島津斉興役。 中園「斉彬や西郷の側から描けばヒールです。一癖も二癖もある困ったおやじを演じていただいていますが、鹿賀さんはすごくチャーミング!」 林「困ったおやじといえば、今回は私の大好きな風間杜夫さまも出ていらっしゃる!」 中園「隆盛の父・西郷吉兵衛役ですね。林さん、大ファンなんですよね(笑)。風間さんのどういうところがいいんですか?というか、風間さんは元カレに似ているんでしょ?」 林「いやいやいや……。顔が赤くなりますね」 中園「あははは」 林「まあ、好きなタイプの顔なんですよ」
2018年01月06日1月7日、いよいよNHK大河ドラマ「西郷どん」がスタートする。 ドラマに先駆けて3日には「もうすぐ!西郷どん」が放送。そこで主演を務める俳優・鈴木亮平(34)と、90年の大河ドラマ「翔ぶが如く」で西郷隆盛役を演じた西田敏行(70)の“新旧・西郷隆盛”対談が実現。今回の「西郷どん」では語りを担当する西田は「僕は鈴木亮平君に初めてお会いしてこれぞ『西郷どん』を演じる唯一無二の役者さんだと確信しました」と鈴木を絶賛している。 また視聴者からもTwitterで《鈴木亮平の西郷さんって、キャスト発表された時に「分かる!」となったので楽しみです》《型にはまらない西郷さんになると思う》《1年間大河主演を任せられる若手で西郷どんのイメージに合うのは鈴木亮平しかいなかったよ…!》と期待の声があがっている。 いったい彼の何が、周囲を惹きつけるのだろうか。その秘密は、彼の“懐の深さ”にあるのかもしれない。 鈴木といえば役に応じて体型を変えるストイックさがあるいっぽう、バラエティ番組での気さくなトークもたびたび話題になってきた。メディケア生命保険株式会社の企画した「イマドキ女子の結婚観・仕事観に関する調査2017」でも「理想の人生のパートナーランキング」部門で1位に輝くなど、好感度も抜群だ。 そんな鈴木だが、13年に公開された映画「HK 変態仮面」では主役の”変態仮面”を熱演。パンツをかぶる衣装で話題を呼んだ。 「鈴木さんは『変態仮面』のオファーを受けたのではなく、自ら出演を志願。もともと原作漫画をリスペクトしていたそうです。昨年12月31日放送の『スタジオパーク 大みそかスペシャル』に出演した際も渡辺直美(30)から『パンツかぶりたいと思っていたんですね』と聞かれ、鈴木さんは『そういうことです』と告白して笑いを誘っていました。そんな型にはまらないところが、彼の幅広い演技力を生んでいるのでしょう」(ドラマ関係者) 変態仮面から西郷隆盛へ。その演技の幅広さで、ますますファンを魅了しそうだ。
2018年01月03日第57作目となる大河ドラマ「西郷どん」の第1回完成試写会がNHK局内にて行われ、主演の鈴木亮平、鈴木さんの子ども時代を演じた渡邉蒼が揃って会見に出席した。「顔が似ているんですよ(笑)」と渡邉さんと顔を見合わせた鈴木さんは、「今日、不思議と緊張やドキドキがなく、それは間違いなく僕の中で自信があるからです。1話を見たら全47話を見たくなる作品なので、1年間、応援よろしくお願いします」と気合いの入ったメッセージを送った。明治維新を成し遂げた西郷隆盛の物語…林真理子原作、中園ミホ脚本で手掛けた「西郷どん」は、2度の島流しと3度の結婚を経て、徳川幕府を転覆させ明治維新を成し遂げた西郷隆盛の物語。男にも女にも「日本史上最もモテた男」という異名を持つ西郷の素顔は、脇が甘く、愚直でうかつで愛嬌あふれる唯一無二の男。第1回目「薩摩のやっせんぼ」では、まだ少年の西郷小吉(渡邉さん)が、恨みを持たれたほかの街の少年から刀で肩口を切られ、二度と剣が振れなくなるという宿命を描いた。渡邉蒼、鈴木亮平は「強いし、優しくて」元々、正座さえできなかったという渡邉さんだが、劇中では立派に小吉として躍動している。渡邉さんは、「思い入れがすごくあって、初めての経験がいっぱいあります。スタッフさんや鈴木さんの優しさに、いっぱい助けられて撮影してきました」と、隣に座る鈴木さんへ笑顔を向けた。共演前の鈴木さんの印象について、渡邉さんは「初めて会う前に『俺物語!!』を観て、強くてピュアでというイメージでした。実際に会ってみたら本当に強いし、優しくて、そういう本当の性格って映画とかを観てもわかるんだと思いました」と素直な感想を口にして、鈴木さんを照れさせる。そんな渡邉さんについて、鈴木さんは「蒼くんや、ほかの若い役者たちに拍手を贈りたいです。肩の傷に伴うコンプレックスを紡いで背負っていき、最後、(西郷)隆盛になっていく話なので、子どもたちの作ってくれた空気感がドラマに輝きを与えています」と、手放しで称賛。鈴木亮平、歴代“西郷隆盛”を観て「負けるわけにいかない」本作では、語りを『翔ぶが如く』で西郷を演じた西田敏行が務めた。鈴木さんは「撮影に入る前、歴代の人がやってきた西郷隆盛を一通り見たんですが、やっぱり西田さんの西郷さんが強烈で…」とプレッシャーを感じていたと吐露。「鹿児島弁も完璧ですし、じゃあ僕はどうやろうと。負けるわけにいかないので、(西田さん)以上を目指してかかろうとやりました」と言い、「目標でもあり、ライバルでもある西田さんにナレーションをやっていただけるのは心強かったです」と、しっかりとした口ぶりで決意を新たにしていた。2018(平成30)年大河ドラマ「西郷どん」は2018年1月7日(日)より放送開始、初回60分。(cinamacafe.net)
2017年12月06日俳優の鈴木亮平が、2018年6月公開の映画『羊と鋼の森』(橋本光二郎監督)に出演することが4日、発表された。映画『羊と鋼の森』に出演する鈴木亮平同作は、宮下奈都による同名小説の映画化作品。舞台は北海道、主人公の青年・外村直樹(山崎賢人)が、高校でピアノの調律師・板鳥宗一郎(三浦友和)に出会ったことをきっかけに、板鳥のいる江藤楽器店で調律師として働くことになる。外村が、悩み、迷い、挫折を経験しながらも、調律師として一歩一歩前へ進んで行こうとする成長物語。今回、鈴木が演じるのは、外村が勤める江藤楽器店の調律師で、外村にとって一番年齢の近い先輩であり、成長のきっかけとなるアドバイスをしていく兄貴分・柳伸二を演じる。鈴木は、撮影前からピアノ調律の練習を重ねていき、役に挑んだという。ほか、江藤楽器に勤める事務員で、ムードメーカー的存在の女性・北川みずき役は堀内敬子、同じく江藤楽器に勤め、口は悪いが調律師としての腕は優秀な男・秋野匡史役は光石研、柳の恋人役であり、外村に柳の過去を伝える女性・濱野絵里役は仲里依紗。柳の顧客であり、ジャズバーで演奏するプロピアニスト・上条真人役は城田優が演じる。さらに、外村の顧客であり、悲しい過去によってピアノを引けなくなってしまった青年・南 隆志役は森永悠希、厳しく接しつつも、外村を見守り続ける祖母・外村キヨ役は吉行和子、そして、外村の弟・雅樹役は、佐野勇斗がそれぞれ演じる。
2017年12月04日NHK大河ドラマの主演バトンタッチセレモニーが11月30日に行われ、柴咲コウ(36)と鈴木亮平(34)が出席した。 大河ドラマ『おんな城主 直虎』は12月17日で最終回。来年1月7日からは新たに『西郷どん』がスタートする。柴咲が『直虎』撮影秘話として“台詞練習と寝るためだけの狭い部屋へ引っ越していた”と告白をすると、あまりのストイックさに鈴木は「そこまではできないですけど、考えます」と語っていた。 そんな鈴木に今、心配の声があがっているという。 「鈴木さんはバトンタッチセレモニーだと弱気な発言をしていましたが、過去にはストイックすぎる役作りで話題になっています。15年放送のドラマ『天皇の料理番』(TBS系)では、病に冒された役を演じるべく20キロ減量。その直後に15年公開の映画『俺物語!!』で巨漢の男子高校生を演じるため30キロ増量したのです。あまりの増減ぶりに、ファンから体調を心配する声があがっていました」(テレビ局関係者) そんな命を削るような役作りをしてきた鈴木だからこそ、今回も過酷な増量に臨むのではないかと言われているのだ。 「バトンタッチセレモニーに登場した際の鈴木さんはそれほど太っていませんでしたが、今回演じるのはあの西郷隆盛。実際の写真は残っていませんが、一般的にはかなりどっしりとしたイメージです。今回、柴咲さんから発破をかけられたことで『鈴木さんがいつも以上に気合を入れて、体重を激増させるのでは……』と心配されているのです」(芸能関係者) NHKは記者の過労死などをきっかけに、働き方改革に着手。『西郷どん』を全50話から47話に減らしたことを明かしている。主演の鈴木も役作りのためとはいえ、くれぐれも体調には気をつけてほしい。
2017年12月02日完成されたルックスと佇まいで、ドラマ界に彗星の如く現れたこの人。スポーツでの挫折。韓国でのキャリア。“大谷亮平ができるまで”を伺います。23歳の時に韓国で出演した『ダンキンドーナツ』のCMが反響を呼び、以降11年間、韓国でモデルや俳優として活躍。’16年からは日本でも活動を始め、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や『奪い愛、冬』など、話題作に立て続けに出演。30代後半を迎えた今、生まれ育った日本の芸能界でも“逆輸入型俳優”として脚光を浴びている。偶然にも取材当日は、大谷さんの37回目の誕生日だった。――お誕生日おめでとうございます!今日で37歳ですね。大谷:ありがとうございます。でも、小さい頃に思い描いてた37歳と今の自分があまりにも違いすぎて。いざなってみたら、37歳ってこんなに子供なんだなってびっくりしています。――昔思い描いてた“大人の男”はどんなイメージでした?大谷:完璧な男。何事にも動じず、何を聞いても的確な答えをくれるイメージ。どんなアトラクションにも乗れ、おばけ屋敷も怖くない、みたいな(笑)。でも、全然そんなことないっていうのが、今ならよくわかります。――大谷さんは自分を大人の男だと思いますか?大谷:いや、まったく。――でも、すごく落ち着いた雰囲気で、“大人の男”という表現がぴったりですけど。大谷:そのギャップがすごく歯がゆいんです。顔も濃いし、大学生の頃から老け顔なので、周りからは落ち着いて見られるんですけど、本当は全然そんなことなくて。まだまだ子供です。――なぜそう思うんですか?大谷:周りの同年代の友達は、父親になってるやつも多いんですよ。家族がいるから好き勝手できるような状況ではなくて、自分本位な生き方をちゃんと改めている。そういうやつを見ると、本当に立派だなと思います。覚悟を決めて生きている感じがするし。でも僕はまだ、やりたいことや夢を諦めきれない。それが許されない年齢になってることはわかってるんですけど。――放送中の『WOWOW 連続ドラマW東野圭吾「片想い」』では、感情に左右されない冷静な大人の男、早田幸弘を演じられていますが、大谷さんとのシンクロ率はどれくらいですか?大谷:僕自身もあまり感情を表には出さないタイプです。心の中では結構ふつふつとしてることもあるんですけど。周囲には、僕のそんな態度を寂しいと感じる人も多いみたいで。興味ある女性にも、全然その気がないフリをしてしまう(笑)。シャイなんでしょうね。――それは昔から?大谷:いや、むしろ昔は表に出すほうでした。喜怒哀楽も激しくて。人から見たら短気って思われるようなやつだったと思います。気に食わないことがあったら、すぐにふてくされたり。よく親にも言われてました。「お前は感情を表に出しすぎだ!」って。とにかく調子にのっていたので、僕が寝ている時に姉が腕をへし折ろうとしたことがあるらしくて(笑)。「この子は口で言っても言うこと聞かんから」って。――そんな(笑)!?その後、何か変わるきっかけがあったんですか?大谷:小学生の頃からやっていたバレーボールを通して変わったと思います。バレーに関しては、何でも思い通りにいく時期があったんですよ。それで天狗になってたんですよね。でもそれがだんだん、上に行けば行くほど通用しなくなってきて。その挫折を経て、性格が変わったような気がします。自分よりも実力が上の人がいっぱいいる環境になって初めて、弱い立場の人の気持ちを知った。いま振り返ってみると、なんでそんなことがわかんなかったのかなって思うんですけど。最近聴いた小田和正さんの「風の坂道」という曲の中にも、“弱いから立ち向かえる哀しいからやさしくなれる”といった歌詞が出てきて。本当にその通りだなって。――スポーツの世界はもちろん、異国の地での芸能活動も厳しい環境だったと思うのですが…。大谷:海外に11年いると、みなさんそういう印象を持たれるみたいですけど、そんなに苦労した感覚がないんですよね。たしかに、日本と韓国は似ているようで些細な違いがたくさんあります。どうしてもわかり合えない部分もある。それで何度もきついなと思ったり、日本が恋しくなることもあったんですけど、その度に韓国の人たちの打算のない情け深さだったり、優しさに救われて。プラスの部分のほうが多かったから、あまり苦労したと思わないのかもしれません。――今の大谷さんが思う大人の男は、どんなイメージですか?大谷:無条件に明るくて、周りの人を楽しませるのが上手な人。自分にはそういうところがまったくないので、憧れますね。あとは、それこそこれまでアンアンの大人の男特集に出ているような、振る舞いひとつをとってもかっこいい人っているじゃないですか。僕もそんな“ダンデー”な男になりたいです。――ダンデー(笑)。具体的に大人の男と聞いて、思いつく方はいらっしゃいますか?大谷:福山雅治さんはダンデーでしたね。ドラマ『ラヴソング』で共演させていただいたんですけど、第5話から合流した僕に気を使っていろいろ話しかけてくださって。プライベートでも一度呑ませていただいたことがあるんですけど、振る舞いがとてもダンデーでした。「大谷くんは立たなくていいから」と言って、福山さん自らお酒を持ってきてくださったり、こちらが硬くならないように気を使って、くだけた話もしてくださったり。さすがですよね。――次の節目は40歳かと思いますが、それまでにはこうなっていたい!というような夢や目標は何かありますか?大谷:今よりはもっと、落ち着いていたいですよね。あとは、英語を習得したい。いま出演しているドラマ『片想い』の監督や台湾の芸能界で活躍している日本人の親友は、韓国語と中国語の2か国語が堪能。僕はもう中国語は挫折したので(笑)、せめて英語を。今後も韓国はもちろん、機会さえあれば他の国でも活動したいですし。とはいえ、40歳なんてまだまだ先のことのように思えて、あまり具体的にイメージができないんですけど(笑)。おおたに・りょうへい1980年10月1日生まれ、大阪府出身。俳優。’16年の『ラヴソング』で日本のドラマに初出演。現在は『WOWOW 連続ドラマW東野圭吾「片想い」』(毎週土曜22:00~)に出演中。ニット¥20,000(トゥモローランド)パンツ¥22,000(ノット メン)シューズ¥140,000(ヴァーシュ)以上トゥモローランド TEL:0120・983・522その他はスタイリスト私物※『anan』2017年11月15日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)スタイリスト・伊藤省吾ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年11月14日来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』を絶賛撮影中の鈴木亮平(34)。多忙のなか並行してこの秋挑むのは、新国立劇場開場20周年記念の主演舞台『トロイ戦争は起こらない』(10月5〜22日まで)。稽古場に潜入すると、以前よりがっちりした姿が!そんな彼に、『西郷どん』への意気込みを聞いた。 ーー昨年末の『西郷どん』の会見時よりも体が大きくなっているような気がしますが。 鈴木「体重は量ってないのですが、おそらく過去最大です。(腹をパンとたたいて)着物姿も、これで貫禄十分!」 ーー大河ドラマの主演が決まったときは、どんな気持ちでしたか? 鈴木「『本当ですか?』って、ちょっと笑っちゃったんです。いつかはやりたいという夢はありましたけど、僕にはまだまだだろうと。その半面、僕にオファーをいただけたということは、『今ならできるかもしれない』という思いもあって、不思議とプレッシャーを感じなかった」 ーー座長として考えることは? 鈴木「僕がとてもストイックだという噂があるみたいで。現場でも緊張感があるんじゃないかと誤解されちゃうんです(笑)。みんながリラックスできて、やるときはやる、そんな現場の空気が作っていけたらと。目指すは、楽しく、ほがらかな現場です」 ーー大河と並行して主演舞台もお稽古真っ最中。セリフを覚えるのが大変じゃないですか? 鈴木「ですです(笑)。鹿児島の人って、何でも2回言うんですよ。セリフは、実は全然違う作品のほうが切り替えはしやすい。特に大河の薩摩弁は外国語を話しているような感じですしね。イントネーションが想像以上に難しいんですが、苦労している姿は見せたくなくて」 ーーやはりストイックですよ。 鈴木「高いハードルを与えられるのは好きですね(笑)」
2017年09月25日『ライ王のテラス』以来、1年半ぶりの舞台に出演する鈴木亮平。フランス演劇の巨匠、ジロドゥの傑作『トロイ戦争は起こらない』(10月・新国立劇場)で戦争を止めようと奔走するトロイの英雄、エクトールを演じる。【チケット情報はこちら】「トロイの遺跡は世界遺産ですし、好きなジャンル!と思ったのですが、戯曲を読んだら、全く違っていました」と、歴史好きで世界遺産に詳しい鈴木亮平は笑顔で言う。1935年に初演された『トロイ戦争は起こらない』は、ふたつの世界大戦の間に書かれている。作者のジロドゥはフランス外交官でもあり、情報局長にもなった人物だ。「ジロドゥは当時の世界情勢や、もっと普遍的な戦争について、そして人間について書いているんだと思います。古代のスペクタクルな物語として捉えるのではなく、とても現代的なところが新鮮です。戦争とは何か、なぜ人間は戦争を起こしてしまうのか、人間の愚かさや哀しさを描いているのが面白いですね」トロイの王子・エクトールは人望が熱く、歴戦の戦士だが、戦争の無残さを痛感しているからこそ、平和を願っている。「かっこいいというイメージはなくて、とにかく戦争を止めるために必死になっているひとりの男と感じました。古代の英雄をやるんだ!と思ってはいけないなと(笑)。衣裳は現代になるみたいで、ヴィジュアルで伝わることも多いと思います。」物語のクライマックスとなるのが、ギリシャの知将オデュッセウス(谷田歩)との会談シーンだ。「オデュッセウスも戦争はしたくないと思っているのでは。敵同士なのに、とても穏やかに話し合うんです。一対一なら分かり合えるのに、政治が絡むと戦争になってしまうというのは怖いなと思います。ジロドゥは外交官として、こうした交渉の場を経験してきたはずで、そういう人が書いたと思うと、いろいろな読み方ができて、ワクワクします」“交渉”と言えば、来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』で鈴木が演じる西郷隆盛は、勝海舟と会談し江戸城無血開城が決まる役どころだ。歴史の大きな流れを作る役が続く。「僕は会談キャラ?(笑)。自分とは全然違いますけど、エクトールが器の大きな人物に見えたら光栄です。でも、まだ全てはこれから。演出の栗山民也さんに身を捧げるつもりで稽古に臨みます。疑問がまだまだあるので、栗山さんにどんどん聞いていきたいです。分からないまま、演じることは出来ないので」。戯曲の奥深くへ分け入ろうとする姿勢が、豊かな人物像へとつながっていく。公演は10月5日(木)から22日(日)まで東京・新国立劇場中劇場、10月26日(木)・27日(金)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:沢 美也子
2017年08月15日俳優の鈴木亮平が6月15日(木)、都内で行われたWOWOW「連続ドラマW宮沢賢治の食卓」の完成披露試写会に出席。若き日の賢治を演じる鈴木さんは「共通点ですか?マニアックなところが似ていると思います」と話していた。「賢治は夢見がちで空想好きというイメージもあると思いますが、実際には世界に対する知識があふれ出ていた人。例えば、石に詳しかったり」と賢治像について語る鈴木さん。自身も世界遺産検定1級に合格するなど、幅広い知識の持ち主として知られており「僕も遺跡が大好きですし、地質や地層を見るのも大好き」と賢治に負けない“マニアック”ぶりを披露していた。魚乃目三太による同名コミックをもとに、「銀河鉄道の夜」「雨ニモマケズ」などの代表作で知られる国民的な詩人、童話作家の宮沢賢治が食やクラシック音楽を愛した青春時代を描く。鈴木さんは「誰もが知る人物で、皆さんの中にもそれぞれのイメージがあると思いますが、おそらく誰も描いたことがない宮沢賢治が映し出されているはず」と強い手応え。“食”を題材にした内容にも言及し「いま流行のグルメもので、たぶん一番質素な内容だと思います。第1話の主役はコロッケですし(笑)、最終話に至っては雪ですから…。ドラマを通して、身の周りにある食事のおいしさを改めて実感していただけるはず」とアピールしていた。完成披露試写会には、賢治の一番の理解者である妹・トシを演じる石橋杏奈、演出を手がけた御法川修監督が出席した。ドラマには鈴木さん、石橋さんをはじめ、山崎育三郎(女学校音楽教師の藤原嘉藤治役)、市川実日子(賢治の運命の人である櫻小路ヤス役)、神野三鈴(賢治の母・宮沢イチ)、平田満(賢治の父・宮沢政次郎)らが出演している。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月17日(土)、毎週土曜日22時~WOWOWにて放送予定(全5話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年06月16日あるときは“銭形警部”、またあるときは“変態仮面”、そして来年には、NHK大河ドラマで幕末~維新の志士・西郷隆盛を演じる鈴木亮平。これまで、さまざまな役柄に果敢に挑み、ときにはかなりハードな肉体改造も行ってきた鈴木さんが、6月17日(土)22時よりスタートするWOWOW「連続ドラマW宮沢賢治の食卓」では、なんと“ヤング宮沢賢治”を演じる。多くの人がそれぞれ抱いている国民的作家の“宮沢賢治像”。だが、本作を見るかぎり、鈴木さんが体現する賢治は、「雨ニモマケズ」と遺したような従来のイメージをいい意味で裏切っているように思える。「僕の中にも宮沢賢治像が確かにあって、清貧で聖人のようなイメージがあったんですよね。それは、残っている有名な写真のせいもあると思うんですが、話を聞いたら、あの写真はベートーヴェンに憧れマネをして『ベートーヴェンっぽく撮ってくれ』と言って撮影したものらしく、面白い人だなって」と鈴木さん。「一番びっくりしたのは衣装合わせです。史実に基づいて作ってはいるんですが、洋風の、貴族が猟に出るかのような格好で…。僕の中にあった賢治像がまたひとつ崩れ、一瞬混乱しました(笑)」と笑顔で明かす。「痩せっぽちの“耐える”人かと思いきや、実はお金持ちの長男で、生活に困ってもいないし、写真をよく見ると、ぽっちゃりしてる(笑)。病弱ではあったんだろうけど…、意外と抱いてきたイメージと違う。それならば僕なりの、今回の作品なりのものを作っていってもいいのかなと」と語り、実際には「こんな感じの人だったんじゃないかな?って思ってもらえるような賢治像を作れたらと思って役に臨んでいます」と言う。本作の賢治は、東京に家出をしていたが、妹・トシ(石橋杏奈)の病気の電報を受け、岩手・花巻に帰郷、母・イチ(神野三鈴)や弟妹たちには歓迎されるも、厳格な父・政次郎(平田満)とは折り合いがつかない。土産代わりにコロッケを家族に振る舞い、喜ばれたことをきっかけに、“幸せを分かち合うこと”こそが自らの理想とする生き方だと気づき、農学校教師として働き始める。慎ましく、孤高の存在として語られる印象とは裏腹に、実はユーモアにあふれ、食やクラシック音楽などを愛する“好奇心の人”だったという賢治。「子どもがそのまま大人になったような印象で、現場でもそのイメージで演じています。ある種、モラトリアムのような生活から始まって、自分も何かの役に立ちたいけど、何をしていいのかわからないという、あふれ出るような想像力を持て余している状況にいる。ここ最近は大人の役柄が多かったんですけど、宮沢賢治を演じる上で少し幼くさせて、嬉しいことがあれば身体をピョンピョンさせるような感じでやってますね(笑)」と朗らかに語る鈴木さんは、すでに賢治そのもの。「僕も子どものまま大人になったようなところがあるので(笑)。普段、仕事の場では、それをひた隠しにして生きてますけど(笑)、実は基本的に子どもです。空想したりすることも多いですし…彼ほど天才的な何かがあるわけではないですけど、似ているものを感じます。ひとつのものから思考がどんどん広がっていき、それを周りの人に話すと、話が飛びすぎていてポカンとさせてしまうってところもありますね」と明かす。そんな「空想好き」も、賢治に定着しているイメージといえるが、「実はその根底には圧倒的な科学による裏付けや知識があってすごいんです」と鈴木さん。「学者肌で、気になったらとことん調べるところは、僕も少しあるかなって気もします。石ひとつ見ても、賢治には何ていう種類の石で、どういう風にできていて…ということが全てわかって、周りの地形も見えてくる。それだけの知識量があるということは本当に尊敬します。空想だけじゃないんです」と、熱く語りだす。彼自身も英検1級はもちろん、世界遺産検定1級を有しており、博識、学者肌はまさにぴったり!?しかし、鈴木さんは「いかんせん演じる上で、天才を相手にするのは難しい。僕みたいな凡人が作り上げるものなので、その難しさを一番感じています(苦笑)。天才・賢治にこちらのレベルまで『降りてきて』もらわないといけないんです。むしろ、天才に僕らのサイズにまで小さくなってもらわないと、リアルな演技ができないんです。だからこそ、自分自身のサイズを大きくしようといつも思っていますが」と謙遜する。「僕は彼の音感は持ち合わせてないので…。『賢治ならどんな音を口ずさんだんだろう?』と自分なりに考えつつ演じています」と言う。そんな試行錯誤から生まれた“賢治”は、見る側にとってはむしろ親しみやすいのでは?「その点は自信があります。みんなに愛されるチャーミングな賢治になっているんじゃないかなと思います」と、自信を込めて断言する鈴木さん。「賢治は濁った溜まり水を見て、この中にうごめいてる微生物がたくさんいるから濁っていて、それを想像して楽しそうにはしゃいでいる。すごい感性だなと思います。それは、ありのままを何もかも受け止めるってことですよね。いろんな角度から見て、良さを感じられる感性は、賢治さんが持っているものの中でもすごく好きなところですし、自分も持っていたいと思います」とも語る。また、劇中には、“食”のシーンも数多いが、登場するのはコロッケやアイスなどで、「グルメドラマにしては、こんなシンプルでいいのかと…」と苦笑する鈴木さん。「焼きリンゴなんて、子どもの頃に食べて以来ですが、ただ焼いただけっていうのが美味しかったりして、発見でした。子どものときから『亮平は、おいしそうに食べるのはすごいね』って親から言われていたので(笑)、そこは活かせるかなと」。しかも、賢治の場合は「食べたものに対する感謝がすごい人なんじゃないか」と鈴木さん。「想像力と知識があり、感性も豊かなので、コロッケひとつでも、イモがどうやって作られて、この甘さの元は…といったことが全部わかる。育てる上での苦労、どのように改良されてきて…ということも知っているので、食べたときにただ『おいしい』だけじゃなく、歴史から何から全てが入ってきて『あぁ! いまこれを食べられるってなんて幸せなことなんだろう!』って感じるんじゃないかと思います」と独自に分析。「僕も減量中においしいものを食べた経験がありますが、芝居では絶対にこんなリアクションはしないよってくらい『メチャクチャおいしい!』というリアクションをするんです。絶対に目を閉じるんですよ(笑)。本当に体が求めて『食べたい!』と思って食べると、感覚を全部、味覚に集中させるんです。今回、その経験を活かせる部分があるなと思います」と、これまでのストイックな肉体改造が役立ったよう。「僕自身、映画やドラマを見るときは食べるシーンがすごく好きなんです。食べ方、何を食べるかにその人の人生が出ている気がするし、演技のときも食事のシーン、気をつけるようにしてます」と語る鈴木さん。では、自身にとって忘れられない味とは?「ありきたりですけど、肉ジャガがいいですね、やはり。うちは共働きで父が料理を作る家だったんですが、でも肉ジャガは母親が作ってくれて。関西の肉ジャガは牛肉なんです。いまでもそれが好きです」と明かしてくれた。さらに、「食事って生物学的には単なる“栄養摂取”かもしれないけど、それ以上の意味を持っていますよね。親交を深めたりするきっかけにもなる。それは不思議だなって思います。なんで一緒に食べると仲良くなれるんだろう? って」と言う。同じ食卓で、同じものを分かち合って食べる。賢治が生きた時代はごく当たり前のことだったが、“個食”や“孤食”という言葉も生まれるほど、現在の日本では若干難しい部分があるのかもしれない。「“分かち合う”というのが今回の作品のテーマですが、それを大事にしていくとより良い社会になっていくだろうと思いますね。個人の社会になっていきがちですが、だからといって、人々の愛情が希薄になっているわけじゃないと思う。周りへの愛情を大事にすることって、いつの時代でも求められている気がします」。(text:cinemacafe.net)
2017年06月14日俳優・鈴木亮平を主演に迎え、6月よりWOWOWの連続ドラマW枠で放送される「宮沢賢治の食卓」。この度、“ヤング宮沢賢治”に扮する鈴木さんの場面写真が初解禁となった。大正10年。青年・宮沢賢治(鈴木亮平)は、岩手・花巻の裕福な実家から東京へ家出していた。8か月に及んだ東京暮らしの間も、 心を捉えて離さないのは最愛の妹で女学校の教師を務めるトシのことだった。夏の終わりのある日、実家からトシの大病をほのめかした電報が届く。急ぎ帰郷するが、大したことがなさそうなトシ。賢治は家業の質店を継がせたい父・政次郎の策略に引っ掛かったのだった。久々に帰郷したものの、打ち込むべきものが見つからない賢治。そんな中、手作りしたコロッケを家族に振る舞い喜ばれたことをきっかけに、“幸せを分かち合うこと”こそが自らの理想とする生き方だと気付く。そして、その具体的な形として、教師になり 子どもたちに幸せを分かち合うことを教えたいと思うように。トシの陰日向からの尽力もあり教師になれた賢治。だがその一方で、トシの体が病魔に侵されていることを賢治はまだ知らなかった――。「銀河鉄道の夜」「雨ニモマケズ」などで知られる、国民的作家・宮沢賢治。彼は、孤高の存在として語られる印象とは裏腹に、実はユーモアに溢れた好奇心の人だった。一体彼はどんな人物で、如何なるものを食したのか。本作は、若かりし頃の天真爛漫な宮沢賢治の青春時代を、彼の愛した食やクラシック音楽を通して、家族や親しい人たちとの関わりを描いた感涙物語。監督には『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』『泣き虫ピエロの結婚式』の御法川修、「アルジャーノンに花束を」「砂の塔~知りすぎた隣人」の池田奈津子が脚本を担当する。この度、主演の鈴木さんが演じる宮沢賢治の場面写真が初公開。これまでの映像作品ではなかなか描かれなかった、泣いて笑って躍動する、瑞々しい“宮沢賢治の新たな一面”を感じさせるビジュアルに仕上がっている。また本作を制作するにあたり、「宮沢賢治=岩手県を愛する人たちにぜひ応援していただきたい!」という番組スタッフの想いから、本編エンドロールで紹介する岩手県の風景写真の公募企画も決定。岩手県の“いま”を、番組で紹介していく。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月、毎週土曜日22時~WOWOWにて放送予定(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年04月08日俳優の鈴木亮平が、34歳の誕生日を迎えた29日、自身のブログを更新。幕末の志士のような情熱を持って役者に向き合うことを誓った。29日をまわった直後に「34才」というタイトルで更新した鈴木は、「夜分に失礼しますよ。たった今、34才になりました。鈴木亮平です」と書き出し、「なんだか、気恥ずかしいですね。いつもはあんまり誕生日を意識しない性格なのですが、今年はちょっと意識して前のめりに、こんな時間にブログをアップしてみました」とつづった。そして、意識した理由について「最近調べてみたんです。『34才って、幕末の志士たちは何をしていたのだろう』と。そうすると、びっくりしたのは、多くの人たちがその年にはすでに亡くなっているんですね」と説明。「橋本左内 享年25 久坂玄瑞 享年25 高杉晋作 享年28 吉田松陰 享年29 坂本竜馬 享年33」と列挙し、「気付けばいつのまにか、坂本龍馬よりも年上になっていました」と記した。さらに、「近藤勇・土方歳三・小松帯刀の3名はちょうど34才にして亡くなっています。恐るべきスピードで『生』を燃やし、歴史に名を残して散っていった彼ら」と続け、「一方、わたくし鈴木亮平。僕はもちろん長生きする気まんまんですが、それでも彼らに負けるわけにはいきませんので、同じくらいの激しい情熱を静かに腹に落とし込んで、これからの役柄に向き合っていきたいと思います」と、幕末の武士らと同じく情熱を持って役者の仕事に向き合っていくことを誓った。また、2018年NHK大河ドラマ『西郷どん』の新キャストが発表されたことを報告し、主人公の西郷吉之助(隆盛)役を演じる鈴木亮平は「最高のキャストが実現したと思っています」とコメント。「僕の好きな邦画トップ10には必ず入る『蒲田行進曲』の伝説的トリオ、松坂さん、風間さん、平田さん」「ずっと同世代の俳優として意識し、尊敬してきた瑛太くん」「黒木華ちゃん。皆さん知っての通り、花アンファミリーであり、天皇の料理番ファミリーでもあります。なんと二度とも彼女の義理の兄役だったのですが、今回は夫婦ということで、これまでに築き上げた信頼関係を活かして、素敵なシーンを作り上げていけたら」などと共演者への思いを記した。
2017年03月29日「天皇の料理番」や『俺物語!!』など、演じる役柄でストイックな肉体改造を行い、様々な役どころを演じ分けてきた俳優・鈴木亮平が、今度は宮沢賢治を演じることが決定。本作は、「思い出食堂」より魚乃目三太の「宮沢賢治の食卓」を原作に、6月よりWOWOWの連続ドラマW枠にて放送される。大正10年、若き青年・宮沢賢治は裕福な実家を飛び出して、東京へ家出してきていた。自活の道を歩みながら8か月に及んだ東京暮らしの間も、心をとらえて離さないのは最愛の妹・トシのことだった。夏の終わりのある日、ふいに届いた電報には「トシ ビヨ ウキ スグ カエレ」とある。大慌てで帰郷する賢治を待っていたのは、元気な様子のトシ。賢治の身を案じた父・政次郎の目論見にまんまと騙されたのだった。久々に帰郷した賢治は、自分の胸を熱くする“何か”を見つけられずにいた。そんな中、東京で味わったコロッケを手作りし、家族と“分かち合う”ことから気づきを受け、“幸せを分かち合うこと”を自らの理想であると自覚し始める。それは、賢治の代表作「銀河鉄道の夜」の一節にある、「ほんとうのさいわい」であり、賢治の思想の根幹にあった「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」に通じるものだった。そして賢治はトシの志を受け継ぎ、新設され たばかりの稗貫農学校で教職に就くことを決心する――。本ドラマは、賢治が愛した食や音楽を切り口とする“ヤング宮沢賢治、愛と青春の旅立ちの物語”。特に傑作詩篇「永訣の朝」にうたわれた最愛の妹・トシとの死別に描かれる兄妹愛の行く末は、涙なくして観られない。いままでの映像作品ではなかなか描かれなかった、泣いて笑って躍動する、瑞々しい宮沢賢治が描かれる。そして今回、主人公・宮沢賢治を演じるのは、これまで執事役、刑事役、高校生役、うさぎの着ぐるみを着た死神役、西郷隆盛役と幅広い役柄を演じてきた鈴木さん。宮沢賢治には朴訥(ぼくとつ)としたイメージを勝手に持っていたと話す鈴木さんは、「当時の資料を調べていくと、とても熱くて人間臭い人だったようで驚きました。時には周りをも巻き込んでしまう、子どものように豊かな感受性と情熱を持った”宮沢賢治”という一人の人間を、まるでいまそこに生きているかのようにのびのびと演じられたらと思います」と持っていたイメージとは違ったと語る。また、「いわゆるグルメドラマの枠をはるかに超える濃厚な感動作」と脚本を読んだ印象を明かし、「“宮沢賢治”の詩の世界と、当時の東北の人々の暮らしと、素朴で美味しい料理が混じり合って、絶妙なマリアージュが生まれています。この企画、この脚本に巡り会えたことに感謝しています」とコメント。さらに「宮沢賢治のファンはもちろん、宮沢賢治の作品を全く知らない方でも存分に楽しん でいただけるドラマです。“生きる”とは。“人を想う”とは。ただ泣けるだけでなく、心の深い場所まで揺さぶられる感動作になりそうです」とアピールした。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送予定(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年03月15日ドラマ「東京タラレバ娘」出演中の俳優・鈴木亮平が、2月2日(木)今夜放送の日本テレビ系人気バラエティ「ぐるぐるナインティナイン」の人気企画「ゴチになります!18」にVIPゲストとして登場。北陸の旬の味覚を味わいながら“ゴチバトル”を繰り広げる。食べた料理の合計金額が設定金額と同額だった場合はピタリ賞として100万円もらえるが、設定金額から最も離れた金額を食べてしまった人は全員分を自腹で支払うという過酷なルールの“ゴチバトル”。今回“ゴチバトル”の舞台となるのは南青山の「ふくい、望洋楼」。スペシャルメニューをかけた料理争奪ゲームはカニさん棒を手で持ちワカメ障害を避けながらカニさん歩きで進んで、先にあるマシュマロを食べることで次の走者と交代できるというリレー形式の2チーム対抗戦のレース対決「カニさん横歩き!スラローム対決?!」。2年前に挑戦した際にはニアピン賞で2位という好成績だった鈴木さん。今回はどんな成績を残せるのか!?そして今回自腹を切るのは一体誰なのか?“ゴチバトル”の結果をお楽しみに。今回ゲストで登場した鈴木さんは、現在放送中の日本テレビ系ドラマ「東京タラレバ娘」に出演中。東村アキコが講談社「Kiss」で連載中の同名コミックを原作に、主演の吉高由里子が30歳、独身、売れない脚本家で彼氏もおらず、親友らと3人で居酒屋で女子会ばかり繰り返す日々を送る主人公を演じる。また、親友には榮倉奈々と大島優子。彼女ら3人を現実に目覚めさせる年下の金髪イケメン人気モデル役で坂口健太郎が出演。鈴木さんは主人公にかつてふられたことがあるドラマプロデューサー役で出演している。ドラマ「東京タラレバ娘」は毎週水曜日22時~日本テレビにて放送。また、鈴木さん主演で日本テレビとWOWOW、Huluが共同制作するドラマ「銭形警部」が2月10日(金)に日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠で放送される。連載50周年を迎えるモンキー・パンチの名作「ルパン三世」に登場する人気キャラクター・銭形警部の知られざる真の姿にスポットを当てるプロジェクトとなり、日本テレビで基軸となるストーリーを放送した後、WOWOW、Huluでそれぞれ独自のストーリーが展開。地上波、衛星、配信が連動したこれまでにない試みとなる。日テレ「金曜ロードSHOW! 銭形警部」は2月10日(金)21時~日本テレビ系にて放送(※一部地域を除く)。Hulu「銭形警部 真紅の捜査ファイル」は2月10日(金)より配信スタート(全4話)。WOWOW連続ドラマW「銭形警部 漆黒の犯罪ファイル」は2月19日(日)22時~スタート(全4話、第1話無料放送)。鈴木さんをVIPゲストに迎えた「ぐるぐるナインティナイン」は2月2日(木)19時56分~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2017年02月02日日本テレビとWOWOW、Huluが共同制作するドラマ「銭形警部」の完成披露試写会が1月25日(水)、都内で行われ、主人公・銭形警部役の鈴木亮平、警視庁捜査一課の刑事を演じる前田敦子と三浦貴大が出席した。連載50周年を迎えたモンキー・パンチ原作の名作「ルパン三世」に登場し、神出鬼没の大泥棒・ルパン三世逮捕に執念を燃やす銭形警部。そんな誰もが知るキャラクターの、知られざる真の姿にスポットを当てる本プロジェクトは、日本テレビで基軸となるストーリーを放送した後、WOWOW、Huluでそれぞれ独自のストーリーが進行していく。局の垣根を越えて地上波、衛星、配信という異なるデバイスでひとつの作品を展開するのは、日本では初めての試みだ。今回のオファーに、鈴木さんは「最初は純粋に、観てみたいなと思って楽しみにしていたんですけど、『えっ?俺がやるんだよな』ってだんだん怖くなって(笑)。正直、しまったと思いました」とまさかの後悔!?それでも、「アクが強いし、役者にとっては自由度が少ない役ですが、皆さんが知る銭形でなければ意味がない。一番意識したの声。それに銭形の“普段のテンション”を編み出さないといけなかったので、難しくもあり楽しかった」と持ち前のストイックな役者魂を発揮した。そんな銭形=鈴木さんについて、前田さんは「(役作りの)熱心さがすごくて、やっぱりすごい役者さんだと思いました。刑事役は初めてですが、すべて乗っかればいいかなと」と全幅の信頼。三浦さんも「鈴木さんなら大丈夫だなと。もう丸投げです」と話していた。また、アニメ版「ルパン三世」で主人公を演じる栗田貫一が駆けつけ、鈴木さんのなりきりぶりに「感動しましたね。やるな~、とっつぁん!」。さらに「(アニメ版の銭形役)山寺宏一よりいい!」と最上級の太鼓判を押していた。日テレ「金曜ロードSHOW! 銭形警部」は2月10日(金)21時~日本テレビ系にて放送(※一部地域を除く)。Hulu「銭形警部 真紅の捜査ファイル」は2月10日(金)より配信スタート(全4話)。WOWOW連続ドラマW「銭形警部 漆黒の犯罪ファイル」は2月19日(日)22時~スタート(全4話、第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年01月25日俳優の大谷亮平が16日、東京・代官山の結婚式場で行われたテレビ朝日系ドラマ『奪い愛、冬』(20日スタート、毎週金曜23:15~24:15)の制作発表会見に出席し、共演者たちに天然ぶりを暴露されてしまった。このドラマは、主演の倉科カナ演じるデザイン会社社員・池内光が、三浦翔平演じる婚約者・康太がいるにもかかわらず、かつて死ぬほど愛した元カレ・信と出会い、心が奪われていくストーリー。大谷は、この元カレ役を演じ、水野美紀演じる妻がいるという、ドロドロ・キュンキュンが売りの作品だ。韓国で俳優活動をしていた大谷は「韓国もドロドロした作品が多いんですけど、それを超えてきているな」と印象をコメント。ところが、「1人の女性を奪い合う状況は、小さい頃たまにあったと思うんですけど、大人になって1人の女性を奪い合うことが、これほどすさまじいことなのかと感じました」と発言し、会場をざわつかせた。大谷の次にあいさつした水野は「大谷さんが実生活で奪い合った話は、詳しく(撮影)現場で聞きたいと思います」と興味津々。脚本の鈴木おさむは「大谷君の話を聞いて、急きょ後半の物語を変えなきゃと思いました(笑)」と発言をイジった。それでも大谷はキョトンとしており、三浦は「普段の大谷さんはものすごく天然なんです」と暴露。大谷は「天然ではないんですけどねぇ…。『それを分かってないのが天然なんですよ』って倉科さんから言われたんですけど…」と悩ましい表情を見せたが、倉科は「その大谷さんに(自分が)天然って言われて、『天然に天然って言われた!』って思いました」とショックを振り返っていた。会見では、恋愛に関するゲーテの名言の穴埋めクイズを出題し、これに大谷は「二十代の恋は『わがまま』である。三十代の恋は『思いやり』である。人は四十代に達して初めて真の『オシャレ』な恋愛を知る」と回答。「40代は経験を生かして、気楽にオシャレに行こうぜっていう…」と理由を明かすと、またもや会場をざわつかせ、バラエティ番組の放送作家でもある鈴木は「僕は『オシャレ』が好きですけどね(笑)」と、すっかりお気に入りの様子だった。他にも大谷は、鈴木のラジオに生出演した際、当時出ていたドラマの最終回の大事な部分をしゃべってしまい、本番中に慌てて「しまった!」と言ってしまったそう。また、最近でキュンとしたエピソードを聞かれて、「僕のオヤジはすごい無愛想で、ムッとしている感じなんですけど、(最近大谷の出演している)ドラマを見たり、情報をネットで探してたりしているというのを家族から聞いて、キュンとしてました」と、ほっこりエピソードをしていた。
2017年01月16日俳優の大谷亮平が、15日(13:55~15:20)に放送されるテレビ朝日系『あなたは今幸せですか?』で、ドキュメンタリー番組のナビゲーターに初挑戦する。この番組は、街で出会った「幸せです」と回答した人に、その幸せの中身を円グラフで書いてもらい、その理由を可視化するほか、密着も行い、その人の暮らしぶりや仕事・趣味・人生観などを探っていくというもの。昨年4月から半年間深夜番組としてレギュラー放送されていたが、スペシャルとして復活することになった。そこで今回、番組ナビゲーターを大谷が担当。「番組のトーンにマッチするようにコメントを言わなければいけないので、その点で難しさとかプレッシャーを感じました」と言うが、「すごく身近にあるテーマだったところは楽しかったです」とも話す。大谷は、自身も幸せの円グラフを描いてみたが、「仕事」「家族・親族」「友人」に加え、小学生から続けている「バレーボール」の4等分に。「自分で頑張ってきたという思いと、家族に支えられて続けてこられたという思いもあるので。バレーボールはこの先も出来るところまで続けたい、という思いがあります」と、思い入れを語った。番組では、東日本大震災の被災地・宮城で牡蠣の養殖を行う男性や、神奈川・小田原で400年続く祭りを執り行う山伏の男性、けん玉世界大会の優勝経験者、渋谷を歩く大正生まれの老婦人などに出会う。
2017年01月13日鈴木亮平を主演に迎え「ルパン三世」でお馴染みの国民的人気キャラクターを実写化、日本テレビ×WOWOW×Hulu共同製作で贈る話題のドラマ「銭形警部」。このほど、ポスタービジュアルとともに、上川隆也、安田顕、要潤、大野拓朗、原田泰造、渡部篤郎など、話題の実力派俳優による豪華ゲストキャストが明らかになった。地上波の日本テレビ(以下、日テレ)、衛星放送のWOWOW、配信のHuluが共同製作し、それぞれ独自のストーリーを描いていくビッグドラマプロジェクトとなる本作。今回、主人公の銭形警部を演じる実力派・鈴木さん、そして警視庁捜査一課の若き女性刑事・桜庭夏希役の前田敦子、同じく捜査一課の刑事・国木田晋太郎役の三浦貴大というメインキャストによる、ポスタービジュアルが完成。余裕たっぷりのニヒルな笑顔をした鈴木さんの銭形警部は、ダンディズムと可愛いらしさを追求したキャラクターにマッチ。それとは対照的に、桜庭と国木田の緊迫感ある表情からは、共に難事件に立ち向かっていく姿が目に浮かぶかのよう。また、今回のドラマのために「ルパン三世」のアニメチームが特別に描き下ろした銭形警部のイラストも初お披露目!漫画・アニメファンにとっても注目のビジュアルとなっている。「捜査も、正義も、型破り。」というキャッチコピーのとおり、キャスト、ストーリー、放送・配信形態も型破りとなる“痛快刑事ドラマ”には期待が増すばかり。また、鈴木さん、前田さん、三浦さんに加え、日テレ「金曜ロードSHOW! 銭形警部」に出演する渡部篤郎(友情出演)、袴田吉彦、渡辺いっけい、上川隆也ほか、各局・各話のエピソードを飾る豪華ゲストキャストが決定。WOWOWの連続ドラマW「銭形警部漆黒の犯罪ファイル」には渡部さんほか、芦名星、原田泰造、堀部圭亮、関めぐみ、安田顕らが登場。Huluの「銭形警部真紅の捜査ファイル」には、要潤、大野拓朗、神保悟志、羽場裕一、マイコらが参戦。さらに、銭形警部たちとともに難事件に挑む警視庁捜査一課のレギュラーメンバーとして、袴田さん、渡辺さんの活躍にも注目が集まる。ちなみに、日テレ版では、警視庁国際捜査課に所属するエリート警部・銭形の部下としてサポートをする桜庭と国木田、WOWOW版では銭形と国木田のバディ感がより描かれ、Hulu版では銭形に対して信頼感が増した桜庭が、銭形をいじるユニークなシーンもお目見えするという。日テレ版ではスペシャルドラマらしい大規模な難事件が展開、謎解き要素も多く、銭形たちが犯人の巧妙な手口を暴いていく痛快さが見どころとなる。WOWOW版ではアクションシーンも多くハードボイルドな銭形に、Hulu版では銭形の初恋の女性や子どもとのエピソードもあり、より人間味あふれる銭形の姿が楽しめることになりそうだ。そしてこのたび、3か月の撮影を終え、新たな“銭形警部”像を魅せつけた主演・鈴木さんからクランクアップ・コメントも到着。国民的キャラクターであるだけに「クランクイン前はものすごいプレッシャーがありました」という鈴木さん。「そのプレッシャーを除々に解きほぐしてくれたのは、スタッフのみなさんの温かい支援でした。また、『銭形警部にしか見えない!』と監督が呪文のように何度も言ってくれたので、さらに安心して演じ切ることができました。言葉にせずとも伝わる、とても愛のある現場で、自分自身も『銭形警部』を愛し抜きました」と撮影現場の様子に言及。「連続ドラマの主演を単独で務めたのが初めてでしたが、その“初めて”が、『銭形警部』で本当に幸せでした。役者としても人間としても成長できる機会を与えてくださったプロデューサーにも感謝しています。そして、共演した前田敦子さん、三浦貴大さんと共にいいケミストリーが生まれ、特に3人の共演シーンは視聴者を惹きつける自信があります!」と手応えを覗かせ、「全局で結果を出したいと思います!」と意気込んでいる。熱血で人情に厚く、ダンディズムと可愛らしさを表現する鈴木さんの銭形と、彼を取り巻く個性的なキャストたちとの共演を楽しみにしていて。日テレ「金曜ロードSHOW! 銭形警部」は2017年2月10日(金)21時~日本テレビ系にて放送(※一部地域を除く)。WOWOW連続ドラマW「銭形警部 漆黒の犯罪ファイル」は2017年2月19日(日)22時スタート(全4話、第1話無料放送)。Hulu「銭形警部 真紅の捜査ファイル」は2017年2月10日(金)より配信スタート(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2016年12月26日俳優の大谷亮平が、17日に放送されたTBS系情報番組『王様のブランチ』(毎週土曜9:30~14:00)の「ごはんクラブ」コーナーに登場。出演中の同局系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(毎週火曜22:00~)について語った。韓国で活躍しており今年4月から日本でも活動を開始した大谷は、同ドラマが初の日本での連続ドラマレギュラー出演。星野源演じる津崎平匡の会社の後輩・風見涼太を演じている。3~4カ月の撮影を振り返り、「日本で連ドラをガッツリするのは初めてだったので、『逃げ恥』はこの先すごい思い出の作品になるんじゃないですかね」としみじみ。「ひとつひとつが重いです」と語った。また、撮影中に主演の新垣結衣から「お肌ツルツルですね」と褒められたことを告白。「もっと頑張ろうと思いました」とうれしそうに話し、「ちょっと演技が変わったくらい」と振り返った。また、「ポテトチップスの食べ過ぎには注意です」という星野からのメッセージが紹介されると、「源さんらしいですね」と笑い、「お酒飲み始めたときから、ポテトチップス、チョコレート、カップラーメンは常に常備されていた。それが楽しくて」と説明。お菓子が「すっごい好きです」と明かした。
2016年12月17日