お笑いコンビ・はんにゃ.の川島ofレジェンド(川島章良)の妻・川島菜月さんが16日に自身のアメブロを更新。感受性が豊かな息子・吉平くんが“ブチギレ”た理由を明かした。この日、菜月さんは「ぜひ将来に活かして欲しい」というタイトルでブログを更新。吉平くんについて「幼稚園で作った自作の塗り絵おしばいを披露してくれた」と報告。吉平くんが作ったという「塗り絵おしばい」の内容について「プリンセスたちが喧嘩したけど最後はみんな王子様と踊って楽しくなるという物語」と説明し「うまいことできてるじゃん 映画ヲタクなだけある!!」とつづった。続けて、吉平くんについて「感受性がだいぶ豊か」と明かしつつ「将来の仕事に活かすことができるのか!」とコメント。一方で「今日は帰り道に転んでブチギレてたよ トホホ…」と吉平くんの写真とともにつづり、ブログを締めくくった。
2024年04月18日サッカー元日本代表で、J1リーグ「ジュビロ磐田」所属のゴールキーパー・川島永嗣選手(41)が10日、自身のインスタグラムを更新。「夜桜デート」とつづり、妻“顔出し”のラブラブ夫婦2ショットを公開した。先週末に花見をしたときの自撮りショットで、しっかりと桜が写るように2人は“密着”。夫婦の仲むつまじさがあふれ出た1枚となっている。この投稿に対し、ファンからは「可愛い」「美男美女」「美しすぎます」「わぁ~夜桜デート素敵 ラブラブですね~」「ステキご夫婦」など、さまざまな反応が寄せられている。川島選手は2014年9月に結婚。15年12月に第1子となる長男、20年5月に第2子となる長女、21年11月に第3子となる次女が誕生した。
2024年04月11日今回、ご紹介するのは、TVアニメ『夜桜さんちの大作戦』。愛と笑いのスパイ家族コメディです。朝野太陽役の川島零士(かわしま・れいじ)さんと、夜桜六美役の本渡楓(ほんど・かえで)さんにお話をうかがいました。「いろんな要素が詰め込まれている作品です」左から川島零士さん、本渡楓さん【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 178TVアニメ『夜桜さんちの大作戦』は、「週刊少年ジャンプ」で好評連載中の同名コミックをアニメ化したものです。主人公は、家族を事故で亡くし、心を閉ざすようになった高校生・朝野太陽。クラスメイトからの印象は「超・人見知り」。 唯一、話せるのは幼なじみの夜桜六美、ただひとりでしたが、彼女はあるヒミツを抱えてました。彼女の正体は、代々続くスパイ一家の当主。しかも、様々な敵から命を狙われていました。さらに、彼女の兄・凶一郎は最凶のスパイで、異常なほど六美を溺愛。そんな兄・凶一郎から、命を狙われる太陽が唯一生き残る道は、六美と結婚して夜桜家に婿入りすること!?個性豊かなキャラクターたちが織りなす、愛と笑いのスパイ家族コメディです。ーー原作のどのようなところに魅力を感じましたか?本渡さん子どもの頃から、ジャンプを読んで、夢をもらっていました。なかでも、ひとりひとりが持っている特技を生かして戦うジャンルがとても好きで。そういうジャンルをやりたいなと思っているうちに声優という職業に就いていたほどです。その意味でも、『夜桜さんちの大作戦』はドンピシャな作品でしたので、原作を読んだときに「携わりたいな」と思っていました。六美は当主なので、特技を生かして戦うというものとは少し違いますが(笑)。兄妹やスパイなど、周りの人々がかっこいい戦闘シーンで六美を守ってくれるので、アフレコ中も気持ちが高ぶることがありました。川島さんジャンプは、僕らの脳の一部分を占めています。本渡さんそうですね。川島さん『夜桜さんちの大作戦』には、夜桜が用いるスパイ道具やワクワクする要素など、僕らが子どもの頃に読んでいた、ジャンプ王道の魅力を感じました。原作の楽しさをアニメを通して、今のキッズたちに伝えたいと思いました。川島零士さんーーちなみに、おふたりが子どもの頃にハマったジャンプ作品は?本渡さん私は本当に『NARUTO-ナルト-』が大好きで、なかでも我愛羅(ガアラ)が好きなんです。『NARUTO-ナルト-』だと暁(あかつき)のメンバーたちも好きです。闇を抱えたキャラクターが好きなのかもしれません。子どもの頃は、『NARUTO-ナルト-』の世界に行けると信じていました。ーー川島さんはいかがでしょう。『マッシュル-MASHLE-』(※川島さんがフィン役でレギュラー出演中の人気アニメ)以外で(笑)。川島さん子どもの頃ですからね(笑)。僕はどれにしようかな……やはり『アイシールド21』ですね。中学生の頃、友だちの間でも流行っていて、堤防でアメフトボールを使って、ごっこ遊びをしていました。ガチで遊び過ぎて、修学旅行寸前に鎖骨を骨折したことがあります。『アイシールド21』の影響もあって、水泳部からアメフト部に転部したこともありました。本渡さん転部されたんですか?私も忍者部があれば、入りたかったです。川島さん忍者部?気になる~。僕はデビルバットゴースト(『アイシールド21』に登場するテクニックのひとつ)を出したくて、何度も練習しましたが、できませんでした。あれは本当にできるのかな。本渡さん私も砂を動かせると思って、試したことがあるんですが、動かなくて。それから念力の仕方について調べました。まゆげの間に1円玉を5枚重ねて、前を向いて落ちなかったら一段階クリアなんですが、当時は、それができたんです!本渡楓さんーージャンプ愛にあふれたコメント、ありがとうございます!『夜桜さんちの大作戦』にお話を戻します。太陽をどのようなキャラクターだととらえていらっしゃるのか、教えてください。川島さん太陽は自分が家族を失くしているからこそ、ほかの誰かに大切な人を失う気持ちを味あわせたくないと思っています。周りの人を守るために強くなろうとする、優しい男です。本渡さん太陽は、最初は人と接することを怖がりますが、大切な人を失いたくないという気持ちから、いろんなことを乗り越えていきます。まっすぐで熱い、素敵な人だと思っています。ーー六美に関しては、いかがでしょう。川島さんほかの兄妹たちが、特殊能力で戦うなか、六美は覚悟で戦っていると思います。本渡さんそうですね。彼女は、守られるだけの人ではない。すべてを俯瞰して、太陽を支えようとする、心が強い人です。今回は、お芝居をするときにのめり込み過ぎず、冷静さを保って周りを見ながら、彼女の当主としての使命感を表現する、新しい挑戦を行っています。川島さん太陽は六美の支えを得て立ち直り、彼女を守ろうとします。そこは意識して演じています。ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。川島さん夕方に放送すると聞いた後、演じるマインドが少し変わりました。良い意味で重過ぎず、キャッチーさを意識して、家族や仕事終わりのかたなど、いろんな状況で楽しむかたに刺さる作品をお届けできたらと思っております。本渡さんいろんな要素が詰め込まれている作品です。あの家族って良いな、好きだなと思っていただけるアニメーションになっていると思いますし、誰もが安心して観ていただけると思うので、楽しんでいただきたいです。インタビューのこぼれ話劇中、夫婦役を演じているおふたりは、なんと、川島さんが用意したおそろいの衣装で取材現場にご登場!その場にいたスタッフ陣、取材陣から思わず「かわいい~!」の声が次々と挙がっていました。「取材の現場でおそろいの衣装を着たことがないので、とっても恥ずかしいです」(本渡さん)。「(本渡さんが)すごく恥ずかしがっているなと思いました(笑)。こういう感じに楽しく、仲良く演じさせてただいています」(川島さん)。InformationTVアニメ『夜桜さんちの大作戦』2024年4月7日から、毎週日曜午後5時~MBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始!BS日テレ4月8日から毎週月曜夜10時30分~AT-X4月9日から毎週火曜夜10時~※リピート放送毎週木曜午前10時~、毎週月曜午後4時~配信情報:Prime Video/Netflixにて、毎週日曜午後5時30分~見放題最速配信月額見放題サービス:4月10日(水)より毎週水曜日17:30以降、順次配信開始予定ABEMA、アニメタイムズ、アニメ放題、auスマートパスプレミアム、バンダイチャンネル、dアニメストア、DMM TV、FOD、Hulu、Lemino、MBS動画イズム、milplus、TELASA、Tver、U-NEXT個別課金サービス:バンダイチャンネル、FOD、HAPPY!動画、J:COM STREAM、MBS動画イズム、milplus、ニコニコチャンネル、Prime Video、TELASA出演:川島零士、本渡楓、小西克幸、鬼頭明里、興津和幸、悠木碧、松岡禎丞、内山夕実原作:権平ひつじ『夜桜さんちの大作戦』(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)監督/シリーズ構成:湊未來キャラクターデザイン/総作画監督:髙橋瑞紀美術監督:中原英統色彩設計:山口真奈美撮影監督:佐藤敦(スタジオシャムロック)3D 監督:遠藤誠(トライスラッシュ)編集:近藤勇二(REAL-T)音響監督:鐘江徹音楽:藤本コウジ(Sus4 Inc.)/ササキオサムアニメーション制作:SILVER LINK.製作:夜桜さんちの大作戦製作委員会©権平ひつじ/集英社・夜桜さんちの大作戦製作委員会・MBS写真・園山友基文・田嶋真理写真・園山友基 文・田嶋真理
2024年04月07日大のマンガ好きとして知られる麒麟・川島明さん。彼が惹かれるマンガの主人公とは?『寄生獣』泉 新一高校生の等身大の主人公を通していろいろ考えさせられる作品です。泉新一は、マンガ界において数多くいる“普通の少年”といわれる主人公の中でも、本当に一番なんでもない人物ではないでしょうか。だって、ほんまにただ寝ていただけの、できるだけ何もしたくない高校生が、寄生生物であるミギーに寄生されるところから物語がスタートしますから。でも、戦う使命が生まれたことやミギーの影響もあり、どんどんワイルドになり、周りの人から雰囲気が変わったと言われるくらい、すごい男になっていきます。本作には無駄な描写が一切なく、また、えげつないシーンもたくさん出てきます。“なぜ動物は食べるのに人間は食べないのか”という問いを寄生獣が投げかけてくるなど、世界や人が抱える問題を泉新一という等身大のキャラクターの目を通じて描いた、考えさせられる作品でもあります。メッセージ性は強いのに難しくなく読めるというバランスも、すごくいいんですよね。『新装版 寄生獣』岩明 均突如、宇宙から地球に飛来した、人間の脳を乗っ取り他の人間を食い殺す寄生生物たち。その一つであるミギーと共存関係になった新一は、寄生生物と激しい戦闘を繰り広げることに。アフタヌーンKCDX全10巻各770円/講談社©岩明均/講談社『ジョジョの奇妙な冒険 PART4 ダイヤモンドは砕けない』東方仗助(ひがしかた じょうすけ)虹村億泰(にじむら おくやす)ヤンキーで未熟な二人ですけど、「ジョジョ」で一番好きなキャラ!「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズはどれも大好きなんですが、主役という意味ではPART4の東方仗助が一番ですね。『ビー・バップ・ハイスクール』のようなヤンキー漫画も読んでましたが、それを“ジョジョ風”に味付けすると、仗助や(虹村)億泰みたいになるんだろうなと。メルヘンチックでSF的な架空の街で巻き起こるスタンド使いの話に、非常に昭和なリーゼントと短ラン姿のやつがいる(!)というのは面白いですよね。それに、リーゼントをけなされるとキレたり、妙な罠に簡単に引っかかってしまう仗助と億泰は、すごくかわいいんです。ダメで未熟な二人やからこそ力を合わせたらすごいというところも魅力的やし、僕は二人ともが主役やと思っています。亡くなったと思われた億泰が、空間を削り取るという強いスタンドである“ザ・ハンド”と共に登場するシーンなんて、しびれますから。登場人物が全員いい!「PART4の登場人物たちはみんな、個性豊かで魅力的。全員がいいんですよね」と川島さん。PART3の主人公であり、仗助に迫る危機を伝えるため杜王町にやってきた空条承太郎、真面目な広瀬康一と彼に想いを寄せる狂気的な山岸由花子などが登場。また、スピンオフが作られるほど人気を博すキャラクターである漫画家の岸辺露伴や、仗助とラストバトルを繰り広げることになる殺人鬼の吉良吉影など、クセの強い人物が揃っている。『ジョジョの奇妙な冒険 PART4 ダイヤモンドは砕けない』荒木飛呂彦ジョースター一族の運命を綴る、壮大なスケールの物語。PART4は、スタンド使いが集まる杜王町と、そこに暮らす温厚な高校生である東方仗助に迫る危機を描くサスペンス。ジャンプコミックスDIGITAL全12巻各792円/集英社©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社『機動警察パトレイバー』泉 野明(のあ)運命のライバルと1対1で戦う主人公を応援したくなります。小学生の頃、兄貴がハマっていたのをきっかけに途中まで読んでいたのですが、40歳になってようやく全巻読み終えました。主人公の泉野明は、“レイバー(汎用人間型作業機械)”による犯罪を取り締まるために開発された“パトレイバー”の新人操縦士。仕事の面ではあまり優秀ではないけど、勝ち気で強い女の子です。彼女にはバドという敵というかライバルがいて、最後まで読むとわかるんですけど、本作を簡単に言うと二人の喧嘩の話なんですよね(笑)。ずーっと決着がつかない状態が根底にあるなかで、いろいろな出来事が起こるんですけど、最後は、野明vsバドの戦い、いわゆる武蔵と小次郎みたいな展開に。やっぱり、この戦いをやらなければいけなかったんやな…としびれます。最後までこの二人で走りきる勇気もすごいと思うし、ストーリー的には単純なんですけど、野明を応援したい気持ちになります。ここが鳥肌シーン!川島さんがめちゃくちゃ心を掴まれたという、野明と最強のライバルであるバドとのラストバトルがこちら。「特に最後の2巻は、すべてを取っ払った二人だけの戦いになるので必見です。しかも、取っ組み合いで終わるというところも、すごくいいんですよね」『機動警察パトレイバー』ゆうきまさみレイバーが普及した近未来の東京。新たな社会的脅威となったレイバーの犯罪に対処するため、警視庁は特殊車輌二課を創設。そこの第2小隊に配属された警察官たちの活躍の物語。少年サンデーコミックス全22巻各528円/小学館©ゆうきまさみ/小学館『ひらやすみ』生田ヒロトマイペースにゆったりと過ごすヒロトくんを見て癒されています。最近の作品ですごく好きなのが『ひらやすみ』です。周りに慌ただしくしている人が多いなかヒロトくんだけマイペースに過ごしているんです。ボーッと釣り堀で働いていたり、ちょっと気になる子ができたりと、ゆったりと日常を送る姿を見ているだけでホッとするし、癒されてます。また、真造圭伍先生だからこそ描ける、コマをぜいたくに使った画を見ていると、呼吸が整うというか、深呼吸ができるというか。それでもたまに、キュッと胸を締め付けてくるような表現や展開もあったりして。それも先生らしいなぁと思います。このシーンが好き!マイペースに過ごすヒロトだが、過去に何かがあったことを匂わせるような描写も登場する。「芸能界にいて、とんでもないショックを受けたことがあるようです。これから明らかになるんでしょうけど気になります」このコマ割りが好き!読んでいて気持ちがいい構図やコマ割りにも癒されているという川島さん。「ヒロトくんが働く釣り堀のワンシーンを見開きで描くなど、ページをゆったりと使った、真造先生にしか描けない画が本当に素晴らしいです」『ひらやすみ』真造圭伍人柄の良さだけで、近所に住むおばあちゃん・和田はなえから家を譲ってもらったヒロト。お気楽に暮らす彼と、その周りに集まってくる、生きづらさを抱えた人たちの物語。ビッグ コミックス1~6巻各715円/小学館©真造圭伍/小学館かわしま・あきら1979年2月3日生まれ、京都府出身。『ラヴィット!』『ベスコングルメ』(共にTBS系)、『川島・山内のマンガ沼』(読売テレビ系)などレギュラー番組多数。※『anan』2024年3月20日号より。写真・土佐麻理子取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2024年03月20日大のマンガ好き芸人として有名な、麒麟・川島明さん。好きな作品は「今でも読み返しますね」と言う川島さんに、今も魅了され続けるバイブル的な名作の主人公を教えていただきました!大のマンガ好きとして知られる麒麟・川島明さん。今や朝の顔にもなり多くの人を魅了している彼が惹かれるマンガの主人公とは?「『あしたのジョー』の矢吹丈や『ピンポン』のペコなど、どんなにすごい人間でもスランプやエアポケットがあり、それを乗り越えて初めてヒーローになれると教えてもらえる主人公が好きです。圧倒的に強すぎる人もいいんですけど、絶対的エースじゃないからこそ応援したくなるし、欠点やコンプレックスなどの人間味が、ファンが魅了される部分になると思うんです。僕自身、そうした主役の“欠片(かけら)”を持ちながら、日々、頑張っている感じがしています」『あしたのジョー』矢吹 丈背中を押してくれるジョーはずっと一番好きな主人公です。小学生の時に出合った矢吹丈が、原点というか、いまだに一番好きですね。ジョーは特殊能力で悪を懲らしめるような絶対的主人公ではなく、人道に反する少年で未熟なところから始まるけれど、強くなりたいというピュアな思いがあり、また、力石徹やカーロス・リベラなどとの出会いを通じて負けられない理由もできる。そんな成長物語を読むのが初めてで、こんな主人公もいるんだと衝撃を受けました。力石と戦い、彼が亡くなって生きる目標を失い、長いスランプ期間に陥りますが、その長さや行動の描写はめちゃくちゃリアル。一度どん底まで落ちたことで、カーロス・リベラと戦って野性を取り戻すというその後の展開がよりドラマティックになるし、深みも増すんですよね。本作がなければ芸人になっていなかったかもしれないと思うくらい背中を押してくれた作品で、自分がブレていると思った時に読み返します。『あしたのジョー』原作/高森朝雄漫画/ちばてつや矢吹丈が、力石徹やホセ・メンドーサなどの強敵と戦い、葛藤しながらも成長する様を描く。魅力あふれる登場人物、名台詞や名場面がめじろ押しの、ボクシング漫画の金字塔。講談社コミックス全20巻各385円/講談社©高森朝雄・ちばてつや/講談社『ピンポン』ペコとスマイル復活をとげたペコと幼馴染みのスマイルの決勝戦に胸打たれます。主人公のペコは天才でありながら、次第に、どんどん潰れていきます。彼がいなくても卓球界は当たり前に回り続けるけれど、彼を意識しているドラゴンやアクマなどの選手たちみんなが、ヒーローの戻りを待望し続け、復活するというストーリーがすごくいい。そして最後に、幼馴染みのスマイルとやり合うという展開も胸を打つ。単純にスポーツ漫画とはいえない素晴らしい作品です。卓球って、描くには結構スピード感が求められる展開が続くんですけど、一枚一枚の絵が素晴らしくて画集のようだし、躍動感もある。NSC時代に出合い、マンガの概念を覆されました。当時、自分たちでネタを作って先生に見せていましたが、発表前日の夜に本作を読んだせいで“もっとちゃんと深く描かないとダメだと”思い、作ったネタを一回捨てたことも(笑)。あれだけクオリティの高い作品を読むと、背筋が伸びますよね。このキャラも好き!川島さんが「お気に入りのキャラです」と名前を挙げたのが、ペコとスマイルの前に立ちはだかる強豪校の主将であり、卓球に人生を捧げてきたドラゴン(風間竜一)。最後の大会でスランプを克服したペコと戦うことに。この表紙が好き!川島さんが所有するビッグ コミックス版の表紙は、1巻はスマイルで、5巻にペコが登場する。「最終巻にようやくヒーローであるペコが出るところも、物語と同じ“おまたせ”感があって好きです。松本先生が計算していそうです」『ピンポン』松本大洋卓球に絶対的な自信と愛を持つペコ(星野裕)と、暇つぶしだというスマイル(月本誠)はじめ、卓球に打ち込む5人の高校生を描いた青春ドラマ。ビッグ コミックス全5巻 961円~、小学館文庫全3巻各734円/小学館©松本大洋/小学館『BLUE GIANT SUPREME』宮本 大(だい)夢に向かってピュアに走る大は、令和の時代にこそ必要な人です。本当に真っすぐな意味で大好きなのが「BLUE GIANT」シリーズ。今は第4部が連載中ですけど、どれも最高でしかないです。主人公の宮本大は“久しぶりに昭和のど真ん中の気持ちいいやつが出てきたな”と思いました。勢いと努力だけで夢に向かって突き進んでいく彼は、何かを諦めていた周りの人をも引っ張っていく。根拠のない“大丈夫”という言葉がなかなか言いづらくなった令和の時代に、すごく必要な人なんだろうなと思わされました。とにかくピュアに走り続ける姿も“これぞ主役”という感じだし、ある種、『ドラゴンボール』の孫悟空みたいともいえる存在です。そして、大を見て心が熱くならないなんて嘘やろ!と思うくらい、見ているだけで何かを始めたくなるカンフル剤みたいな人物でもあって。僕自身、初めて読んだ時は思わず走り出しましたし、なんならサックスも始めましたから(笑)。このキャラも好き!大が単身で乗り込んだドイツで出会った、ウッドベーシストのハンナが好きだと川島さん。「女がジャズをやるな、体が小さいから向いてないなどいろいろ言われながらも、努力を重ねる姿に感銘を受けます。ぶつかり合うけど最終的に大と組んだバンドがうまくいってよかった」『BLUE GIANT SUPREME』石塚真一ジャズに魅了されサックスプレイヤーになった宮本大の挑戦の物語。川島さんが特に好きという第2部にあたる本作は、ドイツはじめヨーロッパが舞台となっている。ビッグ コミックス スペシャル全11巻各770円/小学館©石塚真一・NUMBER 8/小学館かわしま・あきら1979年2月3日生まれ、京都府出身。『ラヴィット!』『ベスコングルメ』(共にTBS系)、『川島・山内のマンガ沼』(読売テレビ系)などレギュラー番組多数。※『anan』2024年3月20日号より。写真・土佐麻理子取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2024年03月20日お笑いコンビ・麒麟の川島明、テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が26日、都内で行われたデリバリーサービス「menu」新CM発表会に出席した。デリバリーサービスを運営するmenuは、麒麟・川島明と森川葵が出演し、佐久間宣行氏がプロデュースを手掛けた新CM「取り調べ」編、「訓練兵」編、「恋愛ドラマ」編が3月1日より関東・関西エリアで放映スタート。セリフは「デリバリーはmenu!」のみだが、どれも映画のワンシーンを思わせるような内容ながらも笑えるCMとなっている。イベントには森川葵が欠席したものの、川島と佐久間氏が登場。報道陣と同じようにこの日初めてCMを見たという川島は「撮影している時も攻めたCMだなと思ったんですが、上手いこと編集してくれると思ったら中々のインパクトがありますよ。佐久間さんにやっていたいだいたので、印象深いCMになっているんじゃないですかね」と振り返り、「結構佐久間さんと一緒に仕事している芸人さんが多い中、選んでいただいたのはすごくうれしいです」と喜んだ。初めてCMをプロデュースした佐久間氏は「『デリバリーはmenu!』という言葉を色んな声で聞きたいと思った時に川島さんが一番最初に浮かびました」と川島を起用した理由を説明し、「狙い通り面白いCMになったんじゃないかと思います。僕が想像していた以上に川島さんは何倍も演技力がありました。その演技力を活かしたCMになっていますね」と自信を見せた。menuのようなデリバリーサービスをよく利用しているという川島と佐久間氏。コロナ禍からよく利用するようになったという川島は「子どもが6歳と3歳なので、なかなかお店に行きづらいんですが、子どもや妻と共有できるのでめちゃくちゃ頼んでます」と家族で楽しんでいるといい、「3歳の子どもは誰が運んでくれているのか分からないみたい。スマホを触って30分で来るので、めちゃくちゃ疑問に思っていますよ。パパはすごい権力を持っていると思われています(笑)」と子煩悩な一面を覗かせた。今年は4年に一度の閏年ということで、MCから「4年後の目標は?」と問われた川島は「もう1本帯番組」と回答。その理由として「ありがたいことに朝(TBS系の『ラヴィット!』)をやっています。昼か夜か分かりませんが、もう1本やって"たすき芸人"と呼ばれるように頑張りたいです」と意欲を見せ、「『ぽかぽか』(フジテレビ系)の準レギュラーとかもやってみたいですね」と具体的な番組名も飛び出した。川島は帯番組『ラヴィット!』のMCを務めていることもあって寝る暇もないと思いきや、「僕は佐久間さんと対照的。めっちゃ寝るんですよ。夜の9時には布団に入り10時に寝て、6時には起きてます。それをここ3年。人生で一番定期的に寝ています。健康が一番ですよ」と明かしていた。
2024年02月26日お笑いコンビ・はんにゃの川島ofレジェンド(川島章良)の妻・川島菜月さんが15日に自身のアメブロを更新。並ぶ気が起きなかった凄い行列だった店の様子をつづった。この日、菜月さんは「お昼ごはんはせっかく新宿まで出たのでウロウロしてみた」と述べつつ「すごい行列!!」と店の様子を写真とともに説明。「しかし並ぶ気が起きない」といい「私は孤独のグルメを勝手にやってるのでどうしても美味しいものが食べたい この値段でこれ みたいなハズレを引きたくない」とコメントした。続けて「その思いでたどり着いたのが『かのや』」と訪れた店を紹介し「添加物、化学調味料使ってないってとこが勝負してる感あって吸い込まれていったよ」と説明。「天丼セット」と注文した品を公開し「美味しい 蕎麦自体も美味しいしつゆはちょっと濃いけどこれはこれでいい」と満足した様子でつづった。また「サラリーマン風のおじさんたちの間で無心で食べ続けた」と食事中の自身の様子を明かし「隣の男性はリアルに3分くらいで完食して出て行った」と説明。「昼どきの激混み状態のときは子供と入ることが許されそうにないお店」と述べつつ「蕎麦と向き合う幸せを噛み締めました」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「美味しそう」「今度行ってみます」「めっちゃ悩みますよね」などのコメントが寄せられている。
2024年02月16日お笑いコンビ・麒麟の川島明が10日、福岡PayPayドームで開催されたお笑いイベント「博多華丸・大吉 presents 華大どんたく supportedバイ 洋服の青山」に出演した。「華大どんたく」は、コンビ結成33周年を迎えた博多華丸・大吉が、地元・福岡と、芸能生活を支えてくれたすべての人々への愛を込め、33年間で培った人脈をフルに生かした、“愛と人脈の総力戦”となる大型イベント。PayPayドーム初のお笑いイベントで、中川家、ナインティナイン、フットボールアワー、千鳥、かまいたちら、50人以上のお笑い芸人が出演する。川島は、相方・田村裕とともにネタを披露したほか、「ほぼ同期チーム vs 若手チームどんたく大運動会」と「大喜利ステージ」にも参加した。大喜利ステージ後に笑い飯・西田幸治、ロバート・秋山竜次とともに取材に応じた川島は「運動会の解説もやらせてもらったり、漫才出番があったり、そして大喜利ステージ、ここまでやらされると聞いてなかったので、ちゃんと3回分のギャラがもらえるのか、1発で入ってくるのか、今大吉先生に確認しているところ」と話して笑いを誘った。大運動会の二人三脚では、昨年アキレス腱を断裂したナインティナイン・岡村隆史を、華丸がおんぶして走った。川島は「華丸さんが岡村さんをおんぶしてドームの中を走り回っていたんですけど、あれが吉本の山笠だなと。ええもん見たなと。おんぶしながら大吉先生に華丸さんが『大ちゃん見て!』と言っていて、いつまで経ってもかわいらしいお二人だなと思いました」としみじみ。「華大さんじゃないとここまでのメンバー集まらないと思うので、呼んでもらってうれしいです」と語った。
2024年02月10日お笑いコンビ・はんにゃの川島ofレジェンド(川島章良)の妻・川島菜月さんが6日に自身のアメブロを更新。“絶体絶命”で婦人科を受診したことを報告した。この日、菜月さんは「数日前からカウントダウンされ…残り1日だったピル…」と写真とともに説明し「絶体絶命だったので婦人科へ行ってきた」と婦人科を訪れたことを報告。「PMSは特に変化ないけど」と述べ「ピル飲んでると定期的にちゃんと生理がくるから安心感がある」とつづった。続けて「前は半年こないとかあったから」と告白し「聞きたいこと聞いてトリキュラーを5枚処方してもらったよ」と報告。「近々検査もしに行かなきゃな!」と述べつつ「子宮がんとか婦人科系の検査は年1だっけ?」とつづった。最後に「駅までの道のりでてんやを発見するも時間の都合で入れなかった」と明かし「くそお、てんや…」と残念そうにコメント。「スタバへ!」とコーヒーチェーン店『スターバックスコーヒー』を訪れたことを報告し「カモミールラテ(シロップ半分、豆乳に変更)初めて飲んだけどめちゃくちゃ美味しかった」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年02月08日お笑いコンビ・はんにゃの川島ofレジェンド(川島章良)の妻・川島菜月さんが6日に自身のアメブロを更新。癌封じの寺に行くも既に末期だった父親についてつづった。この日、菜月さんは「チェックアウトして今日は電車に乗り移動」と駅の写真とともに説明し「前にも行った癌封じの無量寺へ」と愛知県蒲郡市にある無量寺を訪れたことを報告。「父の癌は封じられることはなかったけど(行った時すでに末期だった)」と明かし「気持ち的にすごい元気になってその後も旅行に行ったりできたしご利益があったよ」とつづった。続けて「もうすぐ癌手術する友達に渡すお守りもゲット」と写真とともに報告。「今日もたくさんの人がガン封じ祈祷に来ていた」と寺の様子を明かしつつ「年齢とか関係なく誰がいつなるかわからないからみんなも健診に行ってね」と呼びかけ、ブログを締めくくった。
2024年01月07日女優の川島海荷が21日、インスタグラムを通じ、所属事務所・レプロエンタテインメントとのマネージメント契約が終了したことを報告した。今後も芸能活動は続けていくという。川島は、「いつも応援してくださっている皆様、支えてくれている関係者の皆様」に向けて、「私、川島海荷はこの度レプロエンタテインメントとのマネジメント契約が終了したことをご報告させていただきます」と発表。「いままで沢山のことに挑戦させていただき、気がつくと19年目になっていました」と振り返り、「これからも私がやっていきたいことは変わらず女優業ですが、まだまだ今の自分には満足できていません。挑戦したいことがたくさんあります。このタイミングで18年いた環境を変えることは怖くもあり不安だらけですが、まずは私が私のことを信じてあげてそして周りの方に私を信じていただきまた新たな環境で頑張っていきたい思います」と決意を新たに。「ずっとお世話になってきたレプロにはとても感謝しています。わたしが大好きなエンタメの世界に引き入れてくれ、わがままな小娘を育ててもらい、、あのとき事務所に入っていなければ今の私はいないと思います」と支えられた事務所への感謝の気持ちを記しながら、「急なご報告、申し訳ありません。年の瀬が押し寄せる中、いろんなイベントや行事でみなさんお忙しいと思いますが、くれぐれも体調には気をつけてください」と結んでいる。2006年にTBS系ドラマ『誰よりもママを愛す』で子役としてデビューし、2007年に『Life 天国で君に逢えたら』で映画初出演。以降、TBS系ドラマ『ブラッディ・マンデイ』(08)やNHK大河ドラマ『天地人』(09)、『花燃ゆ』(15)、『いだてん~東京オリムピック噺~』(19)など、数々の話題作に起用された。近年の主な出演作に、映画『ヤウンペを探せ!』(20)、ドラマ『僕らは恋がヘタすぎる』(20/ABC)、『liar』(MBS・TBS/2022)、舞台『きっとこれもリハーサル』(22)、『キングダム』(23)など。
2023年12月21日来月7日に60歳の誕生日を迎えるニコラス・ケイジが、近いうちに映画俳優業からの引退を考えているようだ。「UPROXX」のインタビュー記事で明らかにした。「現時点で45年間俳優をやってきて、100本以上の映画に出演した。映画を通じて言うべきことは言えた気がする。ピークの時に『アディオス』と言って去りたい。そこに行きつくにはあと3,4本出演してからかな」と語っている。映画に関しては今年主演したA24×アリ・アスター製作『Dream Scenario(原題)』が自身にとって最盛期の作品にあたると考え、最後にしたかったようだ。しかし、すでに出演契約を結んでいる作品がいくつかあり、それについてはしっかり出演するとのこと。ニコラスは「来月60歳になる。父は75歳で亡くなった。私に運があれば父よりもう少し長生きできるかな。あと15年間でなにができるだろう。大切なものは?大切なのは子どもたちだ。私には小さな娘もいる」と今後の人生について考えている模様。そこで、映画俳優を引退後はテレビ俳優として生きる道も示唆している。家族と離ればなれにならず、一か所にとどまって撮影できるようなドラマが見つかれば「個人的に最高だ」と期待を寄せている。昨年、ニコラスと妻リコ・シバタの間に第1子オーガストちゃんが誕生した。ニコラスにはオーガストちゃんのほかに息子2人がいる。(賀来比呂美)
2023年12月05日A24のコメディ映画『Dream Scenario(原題)』の予告編が初公開された。主演はニコラス・ケイジ、製作は『ミッドサマー』のアリ・アスター。ニコラスも製作に参加している。キャストはジュリアン・ニコルソン、マイケル・セラ、ノア・センティネオ、アンバー・ミッドサンダーら。監督・脚本はノルウェー出身のクリストファー・ボルグリ(『シック・オブ・マイセルフ』)。ニコラスが演じるのは大学教授で所帯持ちのマシュー。ある日突然、何百万もの人々がマシューの夢を見るようになり、一躍有名に。見知らぬ人たちからたくさんのメッセージが届いたり、ニュース番組に出演したりと思いがけず注目を浴びることになり、インタビューで「なぜみんながマシューの夢を見るのか」と聞かれると、「なぜぼくかって?どうでしょう。ぼくが特別だからだろうね。」と有頂天だった。家族には「ついにクールなパパになったか」と語り掛けて喜ぶ。ところが、そんな喜ばしい時間はずっと続くわけではなかった。「名声には望ましくない副作用もある。それに備えなければ」と人に諭される展開に…。映画ファンは予告編に「すでにこの作品を観た者として言えるのは、今年一番好きな映画だっていうこと」「ニック・ケイジは本物のアーティストだ。最近彼が出奇抜な映画に出演したり、それを楽しんでいるのがうれしいよ」「オリジナリティのある映画は死んだと言われるけれど、A24やNEONのような製作会社はいまもがんばってくれている!」などの感想を寄せている。『Dream Scenario』は今月初めにトロント国際映画祭でワールドプレミアを迎えた。(賀来比呂美)
2023年09月20日ニコラス・ケイジ主演のアクションコメディ『The Retirement Plan(原題)』の予告編が公開された。ニコラスが演じているのは、退職して一日中ビーチでのんびり過ごす“ビーチバム”のマット。しかしその生活は「両親がトラブルに巻き込まれているかも」という孫娘の知らせを受けて一転。娘(アシュリー・グリーン)を犯罪組織の手から守ろうとする暗殺者の顔を見せることになる。予告編だけでも様々な方法でどんどん悪人を殺めていき、娘から「あなた、だれ?」と驚かれてしまうマット。テンポの良いアクションに映画ファンの期待は高まるばかりのようだ。「これはめちゃくちゃおもしろそう」「本物のアクション映画が帰ってきた!」「地味なおじさんがジョン・ウィックになる映画」などの感想を寄せている。近年、『PIG/ピッグ』『マッシブ・タレント』『Renfield(原題)』といった映画で、立て続けに個性的な役を演じて印象を残しているニコラスは、「またニコラス・ケイジの映画?ありがとうございます。うれしい!」とファンを喜ばせている。ティム・ブラウン(『トレジャー・ハウンドこちらワンワン探検隊』)が監督・脚本を担当した『The Retirement Plan』は、8月25日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年07月13日連続テレビ小説「舞いあがれ!」のスピンオフドラマ、FMシアター「歌をなくした夏」が、八木莉可子と川島潤哉を迎え、放送することが決定した。歌人の卵・秋月史子(八木莉可子)は、コンビニと喫茶店のバイトをしながら、第一歌集の出版を目指している。最近、歌が作れなくて悩む史子の前に、妙な少女(毎田暖乃)が現れ、何かとからんでくる。編集者のリュー北條(川島潤哉)は、史子が新しい歌を作れるように、楽しい記憶を聞き出そうとするが、史子が思い出すのは父との悲しい記憶。しかし、そこには史子が気づいていなかった父の思いがあった――。登場するのは、短歌賞の佳作を受賞した歌人の卵・秋月史子と、くせ者編集者・リュー北條。ある少女との出会いが、孤独からしか短歌は生まれないと思っていた史子に変化をもたらす。そこにリュー北條も関わってくるという、テンポのよい掛け合い、史子の新しい短歌が楽しめる。「再び演じることになってとてもうれしいです」と今回の出演を喜んだ八木さんは、「注目してほしいところはたくさんあるのですが、(脚本の)桑原さんがすごくすてきな短歌を作ってくださいましたので、ぜひ最後まで聞いていただけたらなと思います」とアピール。川島さんも「今回は秋月さんを中心に魅力的なキャラクターがそろっていて、いい意味で別の話です。楽しみにしていてください」とコメント。「舞いあがれ!」のヒロイン・岩倉舞を演じた福原遥は、今回の放送に関して「秋月さんにまた会えること、そして、優しさであふれている桑原さんの世界観にまた戻れることが、今からとても楽しみで仕方ありません」と語り、歌人・梅津貴司を演じた赤楚衛二は「本編でも彼女はこれからどんな人生を歩んだのか気になっていました。秋月さんのいろいろな想いを紡いだ短歌をまた聞けると思うと楽しみです」と放送に期待を寄せている。なお、FMシアターへの福原さん、赤楚さん2人の出演予定はない。連続テレビ小説「舞いあがれ!」スピンオフドラマFMシアター「歌をなくした夏」は8月26日(土)22時~FM・全国放送。※放送後1週間NHK「らじる★らじる」で聞き逃し配信(シネマカフェ編集部)
2023年07月07日パティシエの鎧塚俊彦さんが2023年7月3日に、自身のInstagramを更新。2015年9月に亡くなった、妻で俳優の川島なお美さんが名付けた『NAOMIの日』を、日本記念日協会に申請することを報告しました。鎧塚俊彦「『NAOMIの日』を日本記念日協会に申請いたします」『7月3日』の語呂合わせにちなんで名付けられた『NAOMIの日』。川島さんが亡くなった後も、鎧塚さんは毎年7月3日になると「今日はNAOMIの日」といい続けていました。投稿の中で、鎧塚さんは『NAOMIの日』を日本記念日協会に申請する理由について、次のようにコメントしています。女房が発案したNAOMIの日が世の中の老若男女全てのNAOMIさんにとって公式な記念日になり祝って頂ける様になれば何て素敵な事でしょうか\(^o^)/。toshiyoroizukaーより引用 この投稿をInstagramで見る Toshihiko Yoroizuka(@toshiyoroizuka)がシェアした投稿 鎧塚さんによると、日本記念日協会への申請書はすでに書き終え、後はポストに投函するだけとのこと。またファンに「すべての申請が認可される訳ではありませんので、ぜひ皆様も認定されますように、応援よろしくお願いいたします」と呼びかけています。鎧塚さんの投稿には、さまざまな応援コメントが寄せられていました。・本当に素晴らしいご夫婦ですね。・朝からホロッとしました。・胸が熱くなります。川島さんもきっと、鎧塚さんの行動をとても喜んでいるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年07月03日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんが、2023年4月スタートのテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)の見どころをつづります。ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(毎週木曜よる9:00~)がついに最終回を迎えた。「チームの団結力は共通の敵を作ると簡単に高まる」と一般的によく言われているが、まさにその言葉を体現する、素晴らしい最終回であった。これまで幾度となくぶつかりあってきた刑事、検事、判事が、ラスボス・闇バイトの指示役「キング」と名乗る人物を捕まえるために一つになった。特に立場がそれぞれ異なるため、ギスギスすることが多かった刑事と検事。キングが新たに殺しの闇バイトを募集したシーンでは、仲井戸(桐谷健太)はキングの尻尾をつかむため、闇バイトに応募した。おとり捜査は禁止されているため、周りから「これ以上はダメだ」と言われるも、これ以上被害を出したくない仲井戸は捜査の続行を必死に訴えていた。すると、二階堂(北村有起哉)が捜査の責任は自分が請け負うと言い出す。これまで少し頼りないようにも見えていた二階堂が、とても頼もしく見えた。おとり捜査という危険な行動に恐れず立ち向かう仲井戸。そして、またこれまであまり事件中には活躍が少なかった原口(岡崎紗絵)や岸本(長井短)も、華麗なアクションを見せるなど、それぞれのキャラクターが犯人逮捕に向け、必死に行動していた。今までにないほどの勇敢でエネルギーのある姿はとても印象的であった。最終回でチームの一致団結が描かれたことで、これまでのストーリーを見てきた視聴者にとってはやはり熱い気持ちになったことは間違いないだろう。せっかくなので、このドラマを盛り上げたキャラクターたちが特に活躍した回を振り返る。主人公・仲井戸の魅力が光った第2話第2話では人気俳優が地元の横浜で何者かにスパナで殴られ、顔を蹴りつけられるという傷害事件。俳優として売れていない田中克也(橋本淳)に「なあ、田中。どこの世界でもイケてるやつもいれば、そうじゃないやつもいるんだよ」と情に訴えかけるシーンなどが印象的である。どんな人間でも話す相手には気を遣うものだろう。それを、良い意味で気を遣わず、近い距離で接することができるのが仲井戸の良さであると思う。自分の思っていることを発言したり、たとえ上司だろうと間違っていることは、はっきりと「間違っている」と伝える。そうやって、等身大で相手にぶつかることができる人は、なかなかいないだろう。そして、そんな態度をとろうとも、なんだか憎めないのがすごい。羨ましいとさえ思う。だから視聴者は仲井戸のキャラクターに惹かれてしまうのかもしれない。そんな仲井戸の良さを見ることができたのが第2話である。新係長になった目黒がかっこいい第5話主人公の次にこのドラマを盛り上げたのは間違いなく、目黒元気(磯村勇斗)である。第4話で退職した江戸係長(古田新太)の後任として、第5話からは目黒が横浜みなとみらい署の係長となった。誰よりも自信とプライドを強く持ち、仕事に専念していた目黒が役職に就くことで、より責任感が増したのだろう。係長になってからの目黒は男らしくたくましかった。仕事のできるエリートな姿、おもしろ流暢な英語を喋るお茶目な姿、恋愛不器用な姿、いろんな顔を見せてくれた彼は最高のキャラクターであると思う。3か月間、視聴者を楽しませてくれた『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』。特徴的なのはテンポの良い会話劇。シリアスなシーンも描きながら、時にはクスッと笑いを誘う場面が豊富に含まれていた。テンポの良い掛け合いやコミカルなシチュエーション、言葉選びもやはり一味違う。涙と笑いあり、そして自分も頑張ろうと思える元気をくれた本作には、とてつもない魅力がある。またいつか、横浜みなとみらい署の刑事たちと検事と判事らが、一緒になって事件を解決する姿を見れる日が来ることを願っている。素敵な作品に出会えた今期に感謝します。コラム連載に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。[文・構成/grape編集部]
2023年06月21日美里町(埼玉県児玉郡美里町、町長 原田 信次、以下 美里町)、川島町(埼玉県比企郡川島町、町長 飯島 和夫、以下 川島町)は、2023年4月、「こども家庭庁」の開設に伴い、こどものデータを活用する連携プラットフォームを使用した実証事業(以下 当事業)を2023年6月より開始いたしました。株式会社両備システムズ(岡山県岡山市、代表取締役社長 松田 敏之、以下 両備システムズ)は、自治体内の関係部署、医療機関、子育て関連施設などの情報を連携し、潜在的に支援が必要な家庭やこどもを早期発見し、自治体など関係機関よるプッシュ型の支援へつなげる仕組みとして「こどもに関する連携プラットフォーム『こどもの杜』」を開発しました。実証事業を通して支援すべき対象の抽出、見える化するための情報連携ツールとして使用します。市町村への導入実績約700団体の健康管理システムで蓄積した知見を活かし、今回の実証事業では、「虐待」の他、「産後うつ」「発達障がい」等の支援が必要なこどもや家庭の早期発見につながる情報を可視化します。当事業は、地方自治体がこどもに関するデータ連携に取り組むためのガイドライン作りを目的としており、こども家庭庁が実施する令和5年度「こどもデータ連携実証事業」(※1)9件の一つとして実施されるものです。令和4年度実証事業と合わせ、自治体クラウド(※2)の利用形態である共同利用で行う事業は初となります。両備システムズのこどものデータを活用する連携プラットフォームが、 埼玉県美里町と川島町の実証事業に採用 潜在的に支援が必要なこどもや家庭を早期に発見●背景2022年6月に成立した改正児童福祉法で、地方自治体では、虐待対策など児童福祉を目的として設置されている「子ども家庭総合支援拠点」、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を提供する目的として設置されている「子育て世代包括支援センター」の役割を維持したうえで、組織を見直し、全ての妊産婦、子育て世代、こどもへ一体的に相談支援を行う機能を有する機関として、2024年度以降「こども家庭センター」の設置を各市町村に設置する事が努力義務として定められました。美里町では、2020年9月11日に0歳3か月の女児が亡くなるという重大事件が発生しました。虐待のリスクについて、客観的事実に基づいた判断がなされるよう関係機関と協力し、転入前の情報収集や介入の判断、情報共有など、二度と起こらないよう再発防止に徹底して取り組んでおり、美里町要保護児童対策地域協議会が中心となり、関係者における情報共有システムの構築に取り組んでいます。また、美里町・川島町は、埼玉県内20町村で構成する「埼玉県町村情報システム共同化推進協議会」に参加しており、平成24(2012)年度より積極的に自治体クラウド導入に取り組んできました。2022年10月にはデジタル庁「ガバメントクラウド先行事業」で、ガバメントクラウド上に共同で基幹業務システムを稼働しています。●データ連携による早期発見の仕組み支援を必要とするこども、家庭を抽出するために連携し、情報分析を行うことが必要と想定しているデータは以下になります。管理する部門がそれぞれ異なっているデータを連携し、組み合わせを変えて分析することで潜在的なリスクを可視化、支援を必要としているこどもや家庭を早期に発見できる仕組みを構築します。実証事業で連携するデータ【事業概要】●実施期間2023年6月~2024年3月●目的・システム面(1) スケールメリットによるシステム調達・運用費用の削減(2) クラウド技術・環境の導入による災害対策等の充実(3) システム費用削減及び広域連携強化を通じた住民サービスの向上(4) 情報システム担当等の職員の負担軽減と情報システムに関する知見の向上・業務面(1) こども、家庭の自治体をまたいだ異動におけるデータの引き継ぎ、連携の検証(2) データ分析の対象母数を拡大することによる、幅広いリスクの洗い出し(3) 自治体ごとのデータ管理方法の差異を検証し、最適な入力方法の検討例)学校職員による児童観察結果の入力ルールの統一例)学校職員から教育委員会への特別支援児童への対応状況報告頻度(4) 目的が同じ自治体において、同じシステムで実証する事による「虐待」「産後うつ」「発達障がい」に関するリスク条件のキーワード等に対する把握タイミングや客観的なリスク抽出手法の確立を行い、集約した情報の重要度・抽出タイミングの検証を実施●実施体制・統括管理主体、データ保有・管理主体、活用主体…美里町、川島町・支援組織(地方公共団体以外)…群馬大学・データ分析主体…両備システムズ【今後の展開】複数自治体での実証結果をもとに、将来的に「埼玉県町村情報システム共同化推進協議会」(美里町及び川島町含め21町村)に参画している自治体への展開を見据え、データの他町村への引継ぎ、アクセス権の設定については、改めて課題を整理し、対応策の検討を行います。【事業への町長の想い】●埼玉県美里町 町長 原田 信次 様令和2年に美里町内で児童虐待の死亡事案がありました。この件は要保護児童対策協議会の対象案件でしたが防ぐことができませんでした。その検証をする中で、警察に連携していたにもかかわらず、亡くなってしまったということについて、美里町としては、児童相談所が動かなくても役場は躊躇なく介入するという判断を独自にするしかないと結論を出しました。そのために、行政が持つ相談記録などの情報をもとに、必要な時には迅速に介入の判断を支えるシステムがあればと思っていました。今回のこどもデータ連携実証事業には新たな可能性を感じています。また、発達障がいで支援を必要とするケースが増えています。今回、両備システムズの提案をいただいて、母親の妊娠期、出生後から一生を通じたデータを管理・分析することで、新たな気づきを得ることができることを知り、またその気づきを専門職につなぐことで、早期発見、適時に適切な支援につなげられるのではと期待しています。●埼玉県川島町 町長 飯島 和夫 様川島町の子育て応援プランとして、「子どもの未来を地域で支えるまちづくり」を基本理念としてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で生活困窮世帯が増加し、子育て支援が子どもの日々の食事や、学校給食の議論まで波及するような事態が起きました。これからは、保育園や幼稚園、役場の福祉部門、教育部門、それぞれが単独で支援するのではなく、何とかまとめて総合的に支援をしなければならないのですが、様々な情報は縦割りで管理されています。もっと横軸が必要ということで、今年度から子ども未来推進室を立ち上げ、総合的に横糸を束ねる中核を作って取組を始めようとしています。その中で両備システムズのデータ連携プラットフォーム「こどもの杜」のアイディアをお聞きし、まさにそのとおりだと思いました。いち早く、一人ひとりの子どもの状況を把握して、早期対応をすることが重要と考え、原田町長とも話してぜひ参画しようとなりました。この実証事業をたたき台にして、意見交換しながら良いものを作り上げていきたい、そして早く現場で対応したいという思いでいます。●こどもの杜について公共部門、医療部門、教育部門など、両備システムズにおける子育て関連のノウハウを集約させた、子育て関連データ連携プラットフォームです。自治体、医療機関、保育園・幼稚園、学校、児童相談所、その他子育て関連施設より必要な情報を集約させ、フォローが必要な家庭・こどもを早期発見し、プッシュ型の支援を実施できるようなサービスを実現します。こどもの杜イメージ図「こどもの杜」製品ページ< >(※1)こども家庭庁「こどもデータ連携実証事業」本事業は、デジタル庁実証事業等を踏まえ、地方公共団体がデータ連携に取り組むためのガイドライン策定に向け、「(1) 困難の類型(虐待・貧困・不登校・いじめ・ヤングケアラー等)に応じて、潜在的に支援が必要なこどもや家庭を早期に発見するために連携が必要なデータ項目を整理し、困難の類型との関連性及び連携方法を明らかする」等、計5点について、検証することを目的としています。引用元:こども家庭庁 こどもデータ連携実証団体(令和5年度実証開始団体)公募要領< >令和4年度実施団体(デジタル庁実証事業からの継続)・埼玉県戸田市・東京都昭島市・兵庫県尼崎市・広島県・府中町・福岡県福岡市令和5年度実施団体・福島県会津美里町・埼玉県美里町・川島町・千葉県印西市・神奈川県横須賀市・神奈川県開成町・新潟県佐渡市・岐阜県山県市・大阪府和泉市・宮崎県延岡市引用元:こども家庭庁 こどもデータ連携 実証事業採択団体< >(※2)自治体クラウドにおける共同利用についてクラウドを電子自治体の基盤に利用して、2団体以上の自治体が共同でシステム運用をしている状態を自治体クラウドと言い、共同利用は、自治体クラウドの利用形態を言います。令和3(2021)年3月時点で713団体(市町村数全体1,724団体のうち)が共同利用による自治体クラウドを導入しています。引用元:総務省「クラウド導入状況(令和3年4月現在)」< >【美里町と川島町の人口・面積】美里町人口:10,849人 令和5年6月1日現在面積:33.41km2川島町人口:19,052人 令和5年6月1日現在面積:41.63km2【株式会社両備システムズ 会社概要】社名 : 株式会社両備システムズ本社所在地 : 岡山県岡山市北区下石井二丁目10-12杜の街グレースオフィススクエア4階代表者 : 代表取締役社長 松田 敏之設立 : 1969年12月資本金 : 3億円事業内容 : 公共、医療、社会保障分野および民間企業向け情報サービスの提供(システム構築、アウトソーシング事業)、ソフトウェア開発、データセンター事業、ネットワーク構築サービス、セキュリティ事業、ハードウェア販売および保守サービス、AI・IoTなど先端技術研究開発コーポレートサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月16日67か国で初登場TOP10入りのスマッシュヒットとなった、ニコラス・ケイジ主演『マッシブ・タレント』のBlu-ray&DVDが、9月6日(水)にリリースが決定した。ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジを演じる本作。『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、『ザ・ロック』、『フェイス/オフ』などのアクション大作にも次々と出演。彼のキャリアは栄華を極めるが、その後、出演作の興行的失敗が続いたことで、ハリウッドからのオファーも途絶え、多額の負債を抱えてしまう。だが、ニコラス・ケイジは決して諦めなかった。何十本もの低予算映画へ出演し、借金を完済した彼の下に本作のオファーが舞い込む。演じたのは、彼の分身と言えるどん底の俳優ニック・ケイジ。公開を迎えた本作に対し、批評家や観客からの大絶賛の声は鳴り止まず、さらには全世界67か国で初登場TOP10入りのスマッシュヒットを記録、華々しいカムバックを果たす。ニコラスとタッグを組むのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」、「マンダロリアン」のペドロ・パスカル。ニック・ケイジに心酔するスペインの大富豪に扮し、ニコラスとの見事なケミストリーを結実させている。『マッシブ・タレント』Blu-ray&DVDは9月6日(水)発売。(cinemacafe.net)■関連作品:マッシブ・タレント 2023年3月24日新宿ピカデリー、渋谷シネクイント、グランドシネマサンシャイン 池袋、アップリンク吉祥寺ほか全国ロードショー© 2022 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.
2023年06月10日桐谷健太主演「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」が6月8日の放送回でフィナーレを迎えた。桐谷さんとゲスト出演した佐野玲於さんとの“共演”に「インフォーマ」を連想する視聴者が続出。「二人の共演が再び見られて嬉しかった」などの声が上がっている。桐谷さんが出演、福田靖が脚本を手がけ2020年に放送された「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」の続編として、元体育教師という異色の経歴を持つ刑事の仲井戸豪太と、その妹の立会事務官・仲井戸みなみを中心に、彼らを取り巻く刑事と検事、判事たちの姿をコミカル&ビターに描いてきた本作。仲井戸豪太を桐谷さんが演じ、怒ると関西弁が出る立会事務官・仲井戸みなみに比嘉愛未。アメリカに2年間赴任していた目黒元気には磯村勇斗。豪太らの同僚刑事・原口奈々美に岡崎紗絵。同じく同僚の刑事・岸本凛に長井短。検事の矢部律子に中村アン。みなみが好きな検事・二階堂俊介に北村有起哉。目黒が想いを抱く横浜地方裁判所みなと支部判事の諸星美沙子に吉瀬美智子。みなとみらい署初代署長になった牛島正義に伊藤淳史といったキャストも出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。一軒家に押し入って老夫婦を拘束、金庫から500万円を奪う強盗事件が発生する。豪太たちは犯行に及んだ3人組の男を次々と割り出し、スピード逮捕する。ところが3人は闇バイトの募集サイトで集められた、互いに面識のないメンバーだったことが判明。彼らに犯行を指示した“キング”は、この1年の間に少なくとも15件の強盗事件に関わり、警察がマークし続けるも未だ正体不明の存在だった。豪太たちは実行犯が起訴されるまでにキングの正体を突き止めようとするが、最大20日間の勾留期間が終了してしまう。そんななか被害に遭った老夫婦のもとに突然500万円が送られてくる。送り主はモデルの森野さやか(横田真悠)と判明するが、さやかに事情を聞いた豪太らは彼女の婚約者・阿久津守(佐野さん)がキングではないかとにらむ…。当初は優しくさやかに接していた阿久津だったが、さやかの様子を不審に感じ途端に表情を変える…視聴者からは「阿久津守がキングなの?」「阿久津守!女の子泣かせたらダメでしょー!」「インフォーマのポンコツ2号君とはエライ違いの冷酷な男の雰囲気ね…」などといった声が。阿久津役の佐野さんは「インフォーマ」でも桐谷さんと共演していることから「桐谷健太と佐野玲於ちょっと前まで一緒に悪を成敗してたのに、対立関係になっちゃった」「あんまり佐野玲於さんと桐谷健太さんの対決にはならなかったけど、お二人の共演が再び見られて嬉しかった」「阿久津くん(佐野玲於初の犯人役)を逮捕してくれたのが仲井戸刑事(桐谷健太)で良かった」など、2人の再共演に触れたコメントも多数SNSに投稿されている。(笠緒)
2023年06月09日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんが、2023年4月スタートのテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)の見どころをつづります。毎週、木曜の夜を楽しませてくれたテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)が、次の放送で最終回を迎えようとしている。本作の他の刑事ドラマと一味違う面白さは、テンポの良い会話劇が繰り広げられるところだろう。上司と部下、刑事と検事、兄と妹、さまざまな関係において展開される、小ボケとなめらかなツッコミのテンポに気付けばハマってしまい笑顔になっている。また本作は、事件のトリックや犯人探しではなく、人間関係に重きを置いているところも他の刑事ドラマとは違った良さがあった。犯人とその犯行手口はわかりやすく描かれているのに対して、動機や人間関係が複雑で「なぜ事件を起こした?」「どうしてやってしまった?」と興味を掻き立てられる構図になっている。そもそも事件はすべて人間が起こしたものなのだ。そこには必ず動機があって、理由がある。人間関係や人間の心理の複雑さが丁寧に描かれているところが、なんといってもこのドラマのポイントだろう。本作の良さを語ったところで、最終回に向けこれまでの名場面を振り返る。第1話:横浜みなとみらい署強行犯係の始まりなんといってもあの個性的なメンバーが集まった初回は忘れられない。ここからすべては始まったのだ。アメリカ赴任から戻ったばかりの目黒(磯村勇斗)の英語や、原口(岡崎紗絵)や岸本(長井短)のクセの強さを感じさせられる自己紹介が印象的である。そして第1話はゲストにアイドルグループ『なにわ男子』の大橋和也が登場した回でもある。事件について何かを隠していることが伝わる絶妙な演技を見事に演じてみせた。仲井戸(桐谷健太)との取り調べシーンで少しずつ心を開いていく様子も丁寧で、大橋和也の演技がもっと見たくなる、そんな回でもあった。第3話:諸星美沙子が腕を切りつけられる事件第3話にて初めて、身内が被害者となる回があった。被害者は『氷点下100度の女』の異名を持つ、諸星(吉瀬美智子)。その異名を改めて認識させられた回でもあった。見知らぬ相手に切りつけられたというのに、諸星は仕事中に感情を一切見せず、怯えたり、動じたり、感情的にならない彼女の芯の強さが伝わった。そんな彼女の護衛を担当していた目黒。その際、さりげなく諸星に食事を誘われてから、彼女の虜になったのだろう。目黒の「これからは僕が判事を守ります」「彼女のこと理解してますから」といった発言に仲井戸も視聴者も、皆が驚かされた。この回を機に、目黒と諸星の関係は少しずつ進展していく様子が描かれる。モテる女の余裕を見せる諸星に対して、ガチガチに緊張している、いかにも恋愛初心者な目黒が対比的でまた面白い。「この恋は進展するのか?」と気になるところだが、最終回に期待しようと思う。第8話:仲井戸の兄妹愛ドラマの中でも幾度となく私たちを楽しませてくれていたのは、仲井戸兄妹だ。検事に無礼な発言をする豪太を叱りつける妹のみなみ(比嘉愛未)と、反抗期の子供のように言い換える兄の豪太。テンポの良い兄妹の口喧嘩が始まり、最後はみなみの力の入った怒鳴りで収束する流れも見どころであった。そんな喧嘩ばかりの二人であったが、第8話では深い兄妹愛が感じられた。みなみが被疑者の女性の車に乗り込み、行方がわからなくなった状況で、誰よりもみなみを心配していたのは豪太だった。そして事件の真相を暴くため、「弱い人を助けるために刑事になったんだから、助けてよお兄ちゃん。お願い」と泣きながら豪太に頼むみなみの姿は、兄を信頼し、誰よりも頼りにしている様子が伝わってきた。喧嘩ばかりの二人だったが、お互いを想いあっている姿を見ることができた良回であったといえる。以上、これまでの『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』を振り返ってみたが、「ああ、そんな場面もあったな」と少しでも思い出し、懐かしんでもらえていると嬉しい。最終回はいったいどんな展開で私たちを楽しませてくれるのか、非常に楽しみだ。2023年6月8日(木)よる9:00~、横浜みなとみらい署強行犯係のラストミッションを一緒に見届けよう!『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』Tverで配信中視聴はコチラから[文・構成/grape編集部]
2023年06月05日2023年4月から放送を開始したテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)の最終回に、佐野玲於さんと横田真悠さんが出演することが発表されました。ダンス&ボーカルグループの『GENERATIONS from EXILE TRIBE』のメンバーでもある佐野さんが最終回で演じるのは、投資家の阿久津守役。同作の主人公・仲井戸豪太を演じる桐谷健太さんとは、配信ドラマ『インフォーマ』(Netflix)で共演経験がある佐野さんですが、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』では、お互いに敵対する役どころです。また、モデルに俳優と多岐にわたる活躍を見せる横田さんは、佐野さん演じる阿久津の婚約者でもある、モデルの森野さやか役として最終回にゲスト出演。森野の行動が引き金となり、新たな凶悪事件の幕が上がってしまうという、重要な役を演じます。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』出演、佐野玲於・横田真悠コメント物語の最終回という、注目度抜群の回に出演する2人は、それぞれ意気込みを語っています。佐野玲於コメント最終回にゲストとして出演させていただけることになり、とてもうれしく思っています!自分もこのドラマを拝見していますが、物語自体ワクワクしますし、登場人物のキャラの強さや、それぞれのやり取りの関係性など、最後には気持ちがあったかくなるようなところも好きです。何より、大先輩の桐谷健太さんとまた共演させていただけること、とても光栄でうれしいです(個人的には磯村さんも好きです)!少しでもドラマが盛り上がるように楽しみながら頑張りたいと思います!横田真悠コメント私の両親も見ているドラマなので、出演が決まった時はうれしかったです!今回は最終話のゲストということで、短い撮影期間と完成された空気感の中に入るのは不安ではありますが、森野さやかとして精一杯頑張りたいと思います。最後にして最凶の事件が描かれる『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』の最終回は、2023年6月8日、夜9時から放送予定です。また、最終回については同作のプロデューサーにインタビューした記事でも触れているので、こちらもあわせて読めば、よりいっそう放送が楽しめることでしょう。桐谷健太を、木曜ドラマの主役に選んだ理由をプロデューサーが明かす[文・構成/grape編集部]
2023年05月31日●家族との喧嘩に懐かしさ「一緒に住んでいたときは…」近年、映像作品のみならず舞台でも活躍している女優・川島海荷。6月1日~11日には主演舞台『君しか見えないよ』が東京・浅草九劇で上演される。本作は、演劇作品を上演し、その物語が後にテレビドラマとしても放送される「演劇で、テレビドラマで、」シリーズの第1弾。ドラマは7月9日(21:00~23:00)にBS松竹東急(BS260ch/全国無料放送)にて放送される。新たなプロジェクトに挑む川島に、同舞台の魅力を聞いた。本作は、喜怒哀楽がたっぷり詰まった笑いと愛が溢れる家族の物語。脚本は、『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・演出家の山本卓卓氏、演出は、劇団かもめんたるの主宰として数々の舞台を手掛けている岩崎う大(かもめんたる)が務める。川島が演じるのは、熊野家の長女・熊村亜寿。そして、亜寿の父・丸慈役を岩谷健司、母・美都役を郡山冬果、美都の父で亜寿の祖父・憲役をベンガル、ピン芸人・タランチュラ米櫃役を浜名一聖、テレビディレクター役を岩崎う大が演じる。物語は8年前と今を行き来しながら進んでいくが、川島は「時間って儚いな」と稽古をしている中で感じたという。「8年前の出来事を演じているのですが、その瞬間は戻ってこない。今と過去のギャップを感じ、時間が過ぎていくのは儚いなという気持ちになりました」そして、時間の儚さを感じたことで「日々を大切にしよう」と改めて感じるとともに、「家族に会いたくなりました」と話す。「見た方も家族に会いたくなると思います。家族のお話ですし、家族関係も描かれ、過去では言えなかった家族に対する思いなどがどんどん演劇の中で吐露されていくところがあります」亜寿はなかなか思っていることを言えないキャラクター。「1人で抱え込んで、しっかり物事を考えて、家族に対しても、言っていいのかブレーキをかけながら生きている」と捉えている。川島自身は、亜寿とは異なり「思ったときに言っている」とのことで、川島だけでなく家族みんな思ったことを言えるタイプだという。「作品の中でぶつかり合うシーンがあるのですが、私の家ではしょっちゅうそういうことが起こります。みんな思ったことを言う家族なので、日常茶飯事だなと。もう一緒に住んでいないので最近はあまりないですが、一緒に住んでいたときはしょっちゅう喧嘩していて、それすらも懐かしいと思いました」そして、本作で描かれる家族の喧嘩シーンに共感。「脚本がリアルで、私もこういう言い合いスタイルというか、売り言葉に買い言葉ってやっちゃうなと思います。ここまでは言いたくなかったけど、挑発されているわけではないのに相手が何もさせてくれないからどんどん言ってしまう。傷つくことを言いたくないのに言ってしまうというのは、家族のリアルな会話だと思うので、自分に当てはめながら演じられるのかなと思っています」家族以外の人にもはっきり言えるタイプなのか尋ねると、「どちらかというと……どちらかというとでもなく、言うタイプです(笑)。感情が全部100伝わるタイプなので」と回答。「今回の役は自分とは違うタイプの人なので、自分に当てはめながらも彼女の気持ちもちゃんとつかめるようになりたいです」と話した。●役に引っ張られ「最近少しおとなしくなりました(笑)」亜寿の魅力については「すごく優しくて、優しさにあふれているなと感じています」と語る。「演出家のう大さんに『ここは家族に対してそんなに強く当たらなくていい』と言われたときにそう思いました。私の普段が出てしまって、ちょっと強めにセリフを言ってしまうときがあって(笑)。私は言葉を強く言いがちですが、亜寿はそうではないんだなと思いました」川島は役に引っ張られることが多いそうで、亜寿の影響を受けて「最近少しおとなしくなりました(笑)」と明かす。「作品によって変わることがあり、活発な役を演じると普段も動きたくなるのですが、今回はごく静かに生活できている気がします。セリフに追われているからというのもあるのですが」また、本作について「世界観が2つか3つぐらいある」と言う。「演劇がテーマになっているのですが、演じる人自身の本心が見えてくるというか、登場人物たちの表の姿と、裏で感じていることや思っていることの両面が見える作品になっていると思います。また、ファンタジーな部分、現実の部分、演劇チックな部分というように、この物語の中に何個か世界観があるので、その切り替えがすごく難しくて。自分の中でも整理し、今自分はどこにいるんだろうと確認しながらやっています」舞台のあとに、ドラマも放送される本作。演劇の模様を放送するだけでなく、ドラマのために撮影した新たな映像もプラスされるそうだ。川島は、舞台を見たことがない人にもこのプロジェクトをきっかけに興味を持ってもらいたいと期待している。「舞台は一度見るとすごくハマっていく沼のようなエンターテインメントだと思いますが、見たことがないという方が多いと思います。そういう方たちにも今回のドラマで舞台の生感が伝わったらいいなと。そして、舞台に興味を持ってもらえたら、それが一番理想ですしうれしいです」■川島海荷1994年3月3日生まれ、埼玉県出身。2006年にTBS『誰よりもママを愛す』で子役としてデビュー。2007年に『Life 天国で君に逢えたら』で映画初出演。以降、TBS系ドラマ『ブラッディ・マンデイ』やNHK『天地人』など話題のドラマに出演。近年の主な出演作に、映画『ヤウンペを探せ!』(20)、ドラマ『僕らは恋がヘタすぎる』(20/ABC)、『liar』(MBS・TBS/2022)、舞台『きっとこれもリハーサル』(22)、『キングダム』(23)など。6月1日~11日に主演舞台『君しか見えないよ』が上演(7月9日にBS松竹東急でドラマとしても放送)。8月7日に開幕するPARCO劇場開場50周年記念シリーズ『桜の園』にも出演。撮影協力:COFFEE BAR 桟敷
2023年05月31日所轄の刑事と地検検事、そして裁判所の判事の人間模様を描く『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』に主演中の桐谷健太さん。演じるのは、元体育教師の刑事・仲井戸豪太。人情味に溢れ一本気で、とにかく熱い!「豪太は自分の感覚を信じられる男。愚直ゆえに、人から煙たがられ、つまずいたり転んだりもするんですけど、すぐ立ち上がる!そうした泥くさくも逞しいところや『こう生きたい』という強い想いが、豪太の魅力でありカッコいいところですね」豪太は、磯村勇斗さん演じるエリート刑事・目黒、通称メグちゃんとバディを組む。「メグちゃんの合理的な性格との比較によって、豪太という人間がわかってくるのがバディの楽しさ。ただ、このドラマって実は、刑事も検事も判事も、キャラクターそれぞれとバディなんです。考えや立場の違いからぶつかっても、犯罪をなくしてよりよい世界にしたいという想いは同じ。僕ら役者も、良質な作品を作りたいという、同じところに向かっているから『ここはこういう間でいこう』とか事前に話し合わなくても、自然とピタッと息が合うんですよね。本当に素敵な現場です」芸達者で豪華な共演者の面々。あえてひとりを選んでいただくと…。「先輩刑事役の古田新太さんは、びっくりするくらいふざけたことを話す人なんですけど(笑)、ふわっとしていると思ったら急にガツンとした芝居を入れて起爆剤になってくれます。カンフー映画で、掃除してたおっちゃんが実はものすごいカンフーの使い手だったみたいなことあるじゃないですか。あんな感じです。いまや珍しく貴重な存在なので僕は役者界の絶滅危惧種と呼び、たくさんのことを学ばせてもらってます」1話完結で、毎回さまざまなゲストがドラマを盛り上げるのも見どころ。第1話には、なにわ男子の大橋和也さんが登場した。「自分で考えてきたプランなのか、その場でパッと出たのかわからないんですけど、大橋くんが演じた役の心情が見える芝居をリハーサルでやってくれたのが嬉しくて、『台本にはないけど、本番もそれでやってね』って伝えました。どのゲストの方に対しても、芝居に集中できる気持ちのいい空気を保ちながら、待ち時間も楽しくいられたら最高!でも、誰よりも僕自身が撮影が楽しくて幸せだから、無理してやっていることは何もないですよ」本作は2020年1月期に放送された連続ドラマの第2弾。前回はコロナ禍が始まった時期と重なった。「とにかく最後まで撮り切ることに必死でしたね。経験値を上げることができたことに、すごく感謝しています。その後、緊急事態宣言が発令されて仕事が一気になくなり、どんな自分が好きなのか、どう生きたいのかといったことをたくさん感じた時間になりました。そして、苦しいことや辛いことがあったとしても、結局は、好きなことをやるために生まれてきたんちゃうん?みたいなシンプルな感覚に気づけたんです。この3年で桐谷健太自身が大きく進化をしているので、自信を持って豪太を演じれば、おのずと豪太の成長も見せられると思っています」『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』人情派刑事の仲井戸の前に立ちはだかるのは、日本屈指の頭脳を持つ検事チームと判事チーム。サスペンス要素に、濃いキャラクター陣のコミカルな会話を織り交ぜ、大人のビターな群像劇が軽快に描かれる。テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~放送中。きりたに・けんた1980年2月4日生まれ、大阪府出身。2002年、『九龍で会いましょう』でデビュー。今秋、北野武監督作『首』が公開。歌手としても活躍し、’16年、NHK紅白歌合戦に出場。昨年「夢のまた夢」を発表。※『anan』2023年5月31日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2023年05月30日女優の川島鈴遥(かわしま・りりか / 21)が、芸能プロダクション・レプロエンタテインメントとマネジメント契約したことが30日、事務所公式ツイッターと川島の公式インスタグラムを通じて発表された。2002年3月17日生まれの栃木県出身で、幼い頃から女優として活動してきた川島。2019年に公開された映画『ある船頭の話』でヒロインを演じ、「第34回高崎映画祭」最優秀新人女優賞を受賞した。近年では、オダギリジョーが脚本・演出・編集を務めたドラマ『オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ』(NHK)や、2022年に公開された映画『ぜんぶ、ボクのせい』でヒロインを務めるなど、話題作にも数多く出演している。川島は今年4月30日、約11年にわたって所属していたスウィートパワーとの専属契約が終了。これまでの活動を支えた同事務所とファンへの感謝の言葉とともに、「もっともっと自分自身が成長し大きくなれるよう、これから新たな気持ちで頑張ってまいります」と意気込みを公式サイトなどでつづっていた。レプロエンタテインメントには、羽田美智子、池内博之、真木よう子、中村蒼、内田理央、川島海荷、宮沢氷魚、藤間爽子、久間田琳加、南沙良といった第一線で活躍中の俳優が多数所属しており、川島のさらなる活躍が期待される。
2023年05月30日6月1日(木) より浅草九劇にて『君しか見えないよ』が上演される。脚本に山本卓卓、演出に劇団かもめんたるの岩崎う大を迎え、川島海荷、ベンガルらが出演するこの作品は、株式会社レプロエンタテインメントが運営する浅草九劇と、BS松竹東急のタッグによる「演劇で、テレビドラマで、」シリーズ第一弾。演劇作品を制作・上演し、その物語が後にテレビドラマとしても放送されるというもの。この新しいプロジェクトに挑む岩崎う大、川島海荷に話を聞いた。「久しぶりに切羽詰まっています(笑)」――『君しか見えないよ』は演劇として公演が行われたあと、そのドラマ版が放送されるというなかなかない試みですが、おふたりは最初にこのお話を聞いたとき、どう思われましたか?川島すごくいい挑戦だなと思いました。舞台作品はどうしても、映画やドラマに比べると限られた人しか見られないエンタメだと思うんです。それがテレビで見られると、舞台に親近感を持ってもらうきっかけになる。しかも舞台をそのまま流すのではなく、ドラマにすることで新しい魅力を持った作品になり得るんじゃないかな、と思います。岩崎僕は最初、何度聞いてもよくわからなくて(笑)。いまも、舞台とドラマが融合したものがテレビ画面を通して届けられたとき、どんな感覚をもたらしてくれるのか想像がつかないままです。もちろん、楽しみではあるんですけど。ただ、自分がやれることは舞台の演出なので、僕はあまり他に意識を向けず、ただ舞台のことだけを考えるつもりです。きっとそのほうが面白い融合になると思うんですよ。だから、僕は理解しきれていないままでいいのかなと。――現在(5月中旬取材時)は舞台の稽古がスタートしたばかりだそうですね。岩崎今回は稽古期間が短めなので、助走もなく一気に稽古が始まった感じです。このままの勢いで本番を迎えるのか、一度転ぶのか……。大人なチームなので、経験でバランスをとって進み切るかもしれないし、転んだとしても「雨降って地固まる」になるかもしれないし。川島久しぶりに切羽詰まっています(笑)。でも、だからこそ生まれるもの、鍛えられる部分があるのかなと思いながら取り組んでいます。岩崎山本卓卓さんが書かれた脚本が、なかなか難しいんですよ。全体を作ったところから見えてくるものとあるかもしれないと思って、まずはこの作品世界を体験しているところです。川島う大さんがおっしゃるように脚本が難解で、自分がいまどこにいるのかわからなくなるような作品なんです。でも、稽古を進めていくほどにこの作品の魅力に気付くので、このまま何度も繰り返して理解を深めたいなと思います。岩崎最初に読んだ時の印象よりも、やっぱり何回か読むにつれてこの本の意図してることがわかってきました。稽古場で「これ、こういうことだったのか!」と発見することも多いです。もちろん観客のみなさんはふつう一度しか見ないわけで、そこでちゃんと楽しめるように作るので安心していただきたいですけど(笑)。川島やる側はたいへんかもしれないけど、見る側はかなり面白いはずです!頼りがいのある川島海荷――岩崎さんはこれまで、ご自分の戯曲を演出することがほとんどだったと思いますが。岩崎ここまでちゃんと他の人が書いたものを演出するのは初めてかもしれないですね。――難しい部分はありますか?岩崎普段からコントでいろんなキャラクターを作って、自分からは出てこない言葉も取り入れるようにしているので、他の人が書いたセリフだから難しい、ということはあまりないです。ただちょっとメタファーを使った展開なんかは自分では書かないものなので、新鮮に面白く挑戦させてもらっています。ーーおふたりは今回初めての顔合わせですが、お互いの印象は?川島一言一言、細やかに演出してくださるので心強いです。この前やっていた舞台がとても大きな劇場で、かなり大きく動いて演技をしていたんです。でも今回は見て下さる方に生々しいお芝居が届く距離なので、全然違って。緊張もしますし、「どんな感覚だったっけ?」と膜がかかったような感覚になったりもするんです。でもそこで、う大さんがきっちり方向性を示してくださるので、助かります。ただ、一気にいろいろ言われて「ちょ、ちょっと待ってください!」となることもありますけど(笑)。そんなことも楽しみながら。岩崎それは全然違うだろうね。僕は一緒にやらせてもらって、話が通じやすいなと思います。演出の言葉に対する理解が早い。川島さんは本当に大変な役なんですよ。主人公の亜寿(あず)という女の子は、本当にいろんな側面がどんどん出てくる人で。それが川島さんの超絶テクニックで七変化のように見えると、この作品のエンタメ要素を一気に担えるなと思っているので、一緒に頑張って辿り着けたらいいなと。……芸歴何年ですか?川島17年です。岩崎ありがたい。やっぱり、この若さでこれだけの芸歴を持っている人ならではの頼りがいがあるんですよ。川島そんなことないです、ずっと誰かに頼っていたいです。岩崎いや、かなり助けられてますよ。川島この浅草九劇に立つのは3回目なんですが(編注:2017年の同劇場こけら落とし公演『あたらしいエクスプロージョン』、2020年『PINT』に出演)、以前より「いけるかもしれない」という気持ちになる瞬間もあるんです。自分が少しは成長したのかな、と思ったりして。でも稽古で実際に立ってみると、客席との近さに恐怖を感じることもあるんです。芸歴を重ねても新しいことは出てくるな、楽しい挑戦をさせてもらっているなと思います。「ジェットコースターのような」演劇――岩崎さん、この作品の見どころを教えてください。岩崎今回の芝居は家族というとても日常的なところがテーマではあるんだけれども、その中に非日常があって、その非日常にリアルな人間が放り込まれているのが面白さかなと思っているんですよ。だからこれまで「難しい」と言ってきましたけど、人同士のやりとりが本当に行われている、そのことを頼りにお話に入っていくという楽しみ方を提供できたらと思いますね。――川島さんは、舞台のあとに今作のドラマも控えていますが。川島う大さんの演出が映像寄りというか、いまおっしゃったように生々しい感情やリアルな会話を舞台上で繰り広げるものなんですね。だから、案外舞台とドラマのギャップはないのかなと。描かれている先や裏にあるものへの想像がかきたてられるような作品にできたらなと思います。岩崎僕らもわからないことがたくさんあるから、お客さんも難しく考えすぎず、目の前で起こることを楽しんでもらえたらと思います。川島たしかに、フラットに楽しんでほしいですね。岩崎「ジェットコースター演劇」というと次から次へといろんなことが起こるものと捉えられちゃうけど、体を委ねて躍動を感じる、という意味でジェットコースターのような感覚で見てほしいですね。取材・文=釣木文恵撮影=藤田亜弓撮影協力:COFFEE BAR 桟敷川島海荷さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!応募方法など詳細はぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) してご確認ください。<公演情報>舞台『君しか見えないよ』2023年6月1日(木)~6月11日(日)会場:東京・浅草九劇チケットはこちら:
2023年05月29日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんが、2023年4月スタートのテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)の見どころをつづります。現在放送中のドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(毎週木曜よる9時)は、スカッとする事件解決とテンポの良い会話劇がなんともクセになるドラマだ。第7話は、これまでと少し違い、別々のストーリーが同時に進む2本立ての構成となっていた。宅配業者を装った男が水原多恵(丘みつ子)の家から現金20万円と仏壇の金製おりんを強奪する事件が発覚。一方、強行犯係の新係長・目黒元気(磯村勇斗)は、以前取り調べた傷害事件の被疑者が、起訴後に容疑を否認。検察側の証人として出廷することになった。磯村勇斗のストイックで男らしい一面と、思いのほか恋愛は不器用な二面性が、このドラマにさらなる深みを与えていることを確信した回でもあった。かっちりしたスーツに足元はスニーカー。そんな、フォーマルとカジュアルをミックスしたスタイルを着こなすのが、目黒元気を演じる磯村勇斗だ。磯村勇斗といえば、『きのう何食べた?』(テレビ東京系)『今日から俺は!!』(日本テレビ系)『ひよっこ』(NHK)など、数々のヒット作に出演している今大注目の若手俳優である。彼の役作りは素晴らしい。まるで原作の漫画から抜け出たような仕上がりに、毎回驚かされる。同性愛者の役だろうとヤンキーの役だろうと、「もしかして本当に経験があるのでは…?」と思ってしまうほどの出来だ。本作も同様、アメリカ赴任から帰国したばかりで係長に昇進したというエリート刑事役を、「まるで磯村勇斗のために作られたのではないか」と思うほどに、演じきっている。そんな目黒元気のエリートキャラが時折見せるストイックで頼れる係長としての顔、また、年上女性に緊張しながらも必死にアプローチする少し不器用な姿。これらが掛け合わされることで、素晴らしい相乗効果が発揮されており、それを磯村勇斗が演じるからこそ、目黒元気の強みが生まれていると思う。これが磯村勇斗が演じてこそ生まれた目黒元気の強みだと思う。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』は事件の展開の他に、さまざまな個性を持つキャラクターたちの人間模様が視聴者を楽しませてくれるのだが、今回は『異様な三角関係』がドラマをさらに盛り上げていた。それは目黒と彼が想いを寄せる、判事・諸星美沙子(吉瀬美智子)、そして諸星の元カレである検事・二階堂俊介(北村有起哉)の関係である。少しずつ進展しているように見える目黒と諸星。刑事と判事という立場のため、偶然を装って食事を重ねているものの、やはり諸星の前だと目黒がガチガチに緊張しているように見える姿がとても愛おしい。徐々に仲良くなっている2人が気になって仕方がないのが、検事・二階堂俊介(北村有起哉)。もう諸星に未練はないと断言しているものの、どうしても諸星に近づく目黒が気かがりなのだろう。2人の邪魔をするような言動がコミカルに描かれている。今回、目黒が『検察側の証人』として出廷することとなった裁判。相手は敏腕弁護士で、苦戦することが考えられていた。そのため、目黒は二階堂に呼び出され、尋問に備えて練習をすることになったのだが、二階堂検事による模擬練習の尋問は、徐々にエスカレートしていく。しかし、模擬練習の尋問が徐々にエスカレートしていく二階堂検事。私には、日頃溜まっていた個人的な感情を目黒にぶつけているように見えた。待て待て、完全に私情が入ってしまっているではないか…!目黒も多少の動揺は見せたが、しっかりと返答。真面目に練習に取り組む姿が、なんとも素直で真面目な目黒らしさを表していて、魅力的であった。そんな練習尋問のシーンは今回の大きな見どころといえる。今後もこの3人の三角関係の行方が気になるところだ。練習の甲斐あり、裁判は無事に勝訴することができた。仲井戸豪太(桐谷健太)らから、ねぎらいの言葉をかけられた目黒は、謙虚ながらも、とても清々しい表情をしていた。その表情からは、プライベートで見せる奥手な姿とは異なる、係長の名を背負った、頼もしさを感じた。目黒のギャップを存分に楽しむことができた第7話。まだ見ていない方は、見逃し配信にて彼の表情に注目しながら、ぜひチェックしていただきたい!『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』Tverで配信中視聴はコチラから[文・構成/grape編集部]
2023年05月28日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんが、2023年4月スタートのテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)の見どころをつづります。現在放送中のドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(毎週木曜よる9時)。サスペンスとユーモアを組み合わせた軽快なスタイルで描かれるドラマで、主人公の仲井戸豪太(桐谷健太)は、最近では重要視されているコンプライアンスなどにはあまり気を使わず、「とにかく犯人を逮捕して被害者から感謝されたい」という熱心な元体育教師の刑事である。脚本は『オールドルーキー』(TBS系)、『まんぷく』(NHK)、『龍馬伝』(NHK)、映画だと『容疑者Xの献身』などを手がけた福田靖である。「人生を描く」福田靖脚本の魅力彼の脚本には社会的や心理的なテーマがあり、人間の関係や社会の問題について考えさせられる要素が含まれており、特に人生の挫折や成功を描く作品が印象的だ。『オールドルーキー』ではサッカー選手として挫折した主人公が、裏方のスポーツマネジメントにやりがいを見つけ、スポーツ選手たちを支えるというストーリー。主人公の辛い挫折の経験や、新しく歩む道での葛藤、やりがいを見つけ情熱で溢れていく姿を見ることができる。同様に連続テレビ小説『まんぷく』も、インスタントラーメンを世界で初めて開発した日清食品の創業者・安藤百福と妻をモデルとした物語であるが、開発するまでの苦難や喜びを描いている。見る側の受ける印象としては、どの作品も不思議と『元気が出る』作品であるということ。その理由はきっと、『人生を一生懸命に歩む』主人公が描かれているからではないだろうか。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』これも同様である。元体育教師の仲井戸はデリカシーもなく、刑事として光る才能も今のところないが、捜査の一つひとつに一生懸命であることが伝わってくる。特に取り調べシーンは、被疑者に厳しい反面、若者には諭すように語りかけるところも、なんだか自分に言われているような気持ちになり、また、仲井戸に親近感を持つことができる。そんな人の情熱や人間らしさを感じることができるのが福田靖脚本の良さではないだろうか。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』福田靖と俳優陣の相乗効果もう一つ、彼の作品で特徴的なのはテンポの良い会話劇である。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』ではシリアスなシーンもありながら、笑いを誘う場面が豊富に含まれている。性格も様々で個性溢れるキャラクターが多く描かれていることに加え、キャラクターの間の掛け合いやコミカルなシチュエーション、言葉選びにセンスが光る。ストーリーの展開や会話のテンポが速く、リズミカルであることがわかるだろう。素早いジョークや二転三転する展開が視聴者を惹きつける良さであると思う。そんなテンポを魅力とした福田靖脚本では俳優陣の演技力が重要だ。タイミングの良い演技や表情、身振りなどが笑いを生み出す要素となる。本作に出演する俳優は表情や身振り、会話のトーンといい、どのキャラクターもしっかり演じられている。事件だけでは重くなるところを、仲井戸や目黒(磯村勇斗)、仲井戸の妹(比嘉愛未)との会話でクスッと笑いを誘うことで、視聴者を飽きさせない工夫がほどこされている。福田靖脚本の良さと俳優陣の演技の相乗効果が生まれることでドラマが成立しているといってもいいだろう。どちらかが欠けていても成り立たないと思う。これらの要素が組み合わさったドラマは、視聴者に楽しい時間を提供し、娯楽を与えてくれる。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』の視聴者を引き込み、各回、「明日からまた頑張ろうかな」そんな心軽やかな気持ちにさせてくれるところが素敵だ。第6話でぐっと近づいたように思える、二階堂(北村有起哉)と、みなみの心境の変化も気になるところである。恋愛要素も含んだ本作の今後の展開にも注目だ!『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』Tverで配信中視聴はコチラから[文・構成/grape編集部]
2023年05月22日「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第6話が5月18日放送。二階堂を「素直で純真な人」と言いながら瞳を輝かせるみなみに「キュンとしちゃったのかよw」「恋する乙女だった…」などの声が上がっている。「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」の続編となる本作は、元体育教師という刑事とその妹の立会事務官を中心に、彼らを取り巻く刑事と検事、判事たちの姿をコミカル&ビターに描く群像劇。キャストは横浜の私立高校で8年間体育教師を経験し、生徒たちを悪の道に誘う悪人たちを根絶するため警察官となった情熱あふれる仲井戸豪太に桐谷健太。豪太の妹で、検事とともに事件を調べる立会事務官の仲井戸みなみに比嘉愛未。かつて豪太のバディだったが海外赴任、英語の発音がきれいになって帰ってきた目黒元気には磯村勇斗。東京地検特捜部に上がろうと野心を抱いている検事の矢部律子に中村アン。みなとみらい警察署初代署長に抜擢された牛島正義に伊藤淳史。枯れ専の刑事・原口奈々美に岡崎紗絵。刑事ドラマに憧れて警察官になった岸本凛に長井短。二階堂の元カノで今は目黒から思われている諸星美沙子に吉瀬美智子。諸星の元カレ判事・二階堂俊介に北村有起哉といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。高架下の広場で矢口久志(舟津大地)という男がケンカの末に暴行を受ける事件が起こる。加害者の男は止めに入ったホームレスを突き飛ばして逃走。強行犯係の面々は覚醒剤の売買をめぐるトラブルだとにらむが、早々に捜査は暗礁に乗り上げる。ホームレスが黙秘に転じてしまったのだ。そんななか110番通報した近隣住民が、制服姿の女子中学生が一部始終を目撃していたと証言。目撃者候補の中学生たちへの聞き込みするのだが、原口と岸本はなぜか警察官を拒絶するような態度を取る生徒・松原未央(北里琉)のことが引っかかる…というのが今回の物語。捜査の途中経過を報告に来た豪太にぞんざいな態度を取り、みなみから怒られる二階堂。さらに豪太から「人間が小さいんやあんたは!」と言われ激しくショックを受け落ち込むのだが、同僚の検事に八つ当たりする姿にSNSでは「みなみちゃんにズバッと言われて落ち込んでて可愛いwww」「八つ当たりすんなよ二階堂検事w」「人間らしいよね、うんうん。そういう時もあるよ」など叱咤激励の言葉が並ぶ。その後、OKAZU-YAを訪れた二階堂は、さっきまで豪太と原口が店にいたことを聞いて「ちゃんと捜査してるのか」と口にするが、同席していた美沙子から「ちゃんと捜査してますよ!お酒も飲まないで」と反論され、警察のことを下に見ているとたしなめられる。そして終盤では豪太に「ご苦労をおかけしました。ありがとうございました」と頭を下げる。そんな二階堂を見たみなみは「二階堂検事って本当はすごく素直で純真な人なのかも…」と、目を輝かせながら横浜の夜景を見つめる…。この展開にも「おい、みなみちゃん、まさか……!?」「お礼言った二階堂検事にキュンとしちゃったのかよw」「あれ?みなみ、まさか二階堂に惹かれ始めたかな?」「みなみちゃん恋する乙女だった…恋の行方気になる…!」といった反応が集まっている。【第7話あらすじ】交番巡査の田口(湯江タケユキ)はパトロール中、首輪をつけた柴犬とすれ違う。その犬は管轄内の住人・水原多恵(丘みつ子)の愛犬・小太郎で、怪訝に思った田口は多恵の自宅へ行き、居間で手足を縛られている多恵を発見した直後、何者かに背後から襲撃されてしまう。犯人は多恵の家から現金20万円と仏壇の金製おりんを強奪するが、逃走に使ったワゴン車の足取りもつかめず…。「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2023年05月19日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんが、2023年4月スタートのテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)の見どころをつづります。「過去は変えられない」…ドラマや映画でよく耳にする言葉がある。自分が過去にしてしまったことは後悔しても、変えることはできない。しかし、それを受け止めることで、その失敗を糧に、自分自身を成長させることができる。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』第5話は、そんなメッセージが込められているようだった。今回はドラマが伝えたかったメッセージと共に、係長となった磯村勇斗演じる目黒元気にも注目する。目つきが違う!新係長になった目黒ドラマ冒頭、第4話で退職した江戸係長(古田新太)の席に座っていたのは、なんと横浜みなとみらい署のエース、目黒(磯村勇斗)だった!いつもは思わず英語を口にしたりと少しお茶目だった目黒だが、今日はなんだか雰囲気が違う。変わらず馴れ馴れしく話しかける仲井戸(桐谷健太)に険しい顔をしていた。もともと、誰よりも自信とプライドを強く持ち、仕事に専念していた目黒だが、着実に昇進し、責任感も強くなっているのだろう。磯村勇斗の鋭い目つきはとても魅力的だ。江戸元係長の席につく彼の目は、早くも係長の貫禄が見えた。思わず息をのむ、磯村勇斗の取り調べのシーン係長となった目黒の責任感が見ることができたのは、犯人候補である唐沢吾郎(忍成修吾)の取り調べシーン。被害者に抱いていた恨みを述べる唐沢に自白を求め「唐沢!」と怒鳴るシーンは思わず息をのむ場面となった。こんなに怒りの感情をあらわにした目黒は初めてである。「確かなのは、お前が殺人犯で最低な人間だってことだ」と一喝する姿は、係長という役職を背負い、また一つ成長した目黒なのだと感じた。恋に仕事に順調な目黒の変化に今後も注目していきたい。淡い初恋の結末今回は、伊藤淳史演じる横浜みなとみらい署の署長・牛島正義の高校の同窓会が舞台となっていた。牛島は高校時代に片想いをしていた城山由希子(黒川智花)と再会し、39歳で署長になったことを褒められ、嬉しく思っていたが、事件が起こり、捜査をしていくうちに、城山が被害者と不倫関係にあり、さらに妊娠していることが発覚。あんなに可憐で、清楚で、透明感のあった彼女が結婚していないなんて何か理由があるとは思ったが、まさか不倫だったとは…。牛島がショックを受けたのは確かだろう。しかし、事件解決後も「印象は変わらない」と告げる彼は、なんだか初恋の思いに区切りをつけたような気がした。ドラマ冒頭のおどおどした印象はまるでなく、彼女を見送る眼差しは、優しいものであった。ドラマが伝えたかったメッセージ同窓会での殺人事件、王道の展開であったが、その分『変えられない過去と変わり続ける未来』というメッセージ性が伝わりやすいストーリーになっていたと思う。最後、別れを告げた牛島も城山も過去にケジメをつけ、きっとこれから未来へと進んでいくのだろう。ドラマは生きることや人との関わり方、人生の意味や価値、社会問題などについて考えるきっかけを提供してくれる。クスッと笑えて、疲れが癒されるような場面ももちろん良いが、ドラマを通して、自分と向き合い、新しい気づきや価値観を得ることができると思う。人情味溢れる『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』、これからも私たちに様々な気づきをくれるに違いない。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』Tverで配信中視聴はコチラから[文・構成/grape編集部]
2023年05月17日