写真展「行ける工場夜景展 2019」が、2019年10月11日(金)から10月27日(日)まで、東京・浅草橋のギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO」にて開催。また、2019年11月9日(土)から12月1日(日)までの期間で、愛知・名古屋の「TODAYS GALLERY STUDIO NAGOYA」にも巡回する。工場夜景に焦点を当てた写真展数年前の工場ブーム以来、新たな鑑賞スポットとして定着しつつある”工場“。なかでも夜景の美しさと人気は群を抜いており、そのサイバーパンク・SF的な雰囲気に魅了される人は多い。「⾏ける⼯場夜景展」は、そんな工場夜景を写した作品だけを集めたユニークな写真展となっている。“行ける”工場のみを展示最大の特徴は、実際に“行ける”工場のみを集めているという点。各作品は、解説とともにアクセス情報も解説付きで展示されているため、鑑賞後に現地で写真と実物を見比べる、あるいは展示作品と同じ構図での撮影に挑戦する、というような2段階の楽しみ方が出来るのがポイントだ。プロ写真家からSNSで人気の作家まで19組が参加過去最大規模の展開となる今回は、全19組による250点以上の作品が一堂に集結する。SNSで⼈気の永冨詠⼆や東淳⼆などが、東京・名古屋ともに初参加。様々なメディアに工場写真を提供し、公式書籍の監修も務める⼤倉裕史や、写真展の受賞歴を持つ桑原⼤典も、新作を展示する。また、会場内特設スペースでは、ドローンを使⽤して撮影した⼭⽥俊久による空撮動画も公開。四⽇市市の⼯場地帯を中⼼に、空から⾒た⼯場夜景群のきらびやかな世界を紹介する。工場夜景の撮影ワークショップ初開催実際に⼯場夜景を撮影するワークショップが、2019年10月19日(土)に初開催される。講師は、「⾏ける⼯場夜景展」初回から出展を続ける⼤倉裕史が担当。初心者や撮影技術に自信がない人でも気軽に参加することができる。当日撮影した写真は、名古屋会場にて展示することも可能だ。開催概要工場夜景の合同写真展「行ける工場夜景展 2018」■東京開催期間:2019年10月11日(金)〜10月27日(日)会場:TODAYS GALLERY STUDIO住所:東京都台東区浅草橋 5-27-6 5F時間:11:00〜19:00休館日:10月21日(金)入場料:600円 ※3歳以下は入場無料・ワークショップ「⼤倉裕史が教える⼯場夜景の撮り⽅」⽇程:2019年10⽉19⽇(⼟)参加費 :7,500円最少催⾏⼈員:5名※名古屋展示する場合は、別途パネル代3,000円+送料が必要。※詳細は公式ホームページに記載。■名古屋開催期間:2019年11月9日(土)〜12月1日(日)会場:TODAYS GALLERY STUDIO NAGOYA住所:愛知県名古屋市中区新栄 1 丁目 17-12時間:11:00〜18:00休館日:月曜日・火曜日入場料:600円 ※3歳以下は入場無料
2018年06月16日日本でもファンの多いテキスタイルブランドmarimekko(マリメッコ)。本社はフィンランドの首都・ヘルシンキ市内にあります。実はオフィスの隣にプリント工場があり、本社で働くデザイナーさんたちは、実際にプリントされる様子を間近で確認しながら作業しているんですって!今回、特別に工場の中を見ることができたので、その様子をお届けします。鮮やかなテキスタイルに世界中がラブコール!魅惑のプリント工場に潜入マリメッコは、フィンランドを代表するテキスタイルブランドとして、国内をはじめ世界中で愛されています。1951年の創業当時は今とは違うところに本社とプリント工場があり、お互いも離れた場所にありました。その後1970年代に現在の場所に工場を移転、80年代には隣に本社機能も移り、全ての印刷工程を本社の隣で行っています。マリメッコの本社には一般の人でも入れるショップやアウトレットが併設されているので、観光客からも人気の場所として知られています。でも、本社の隣でプリントを行っているという事実は、あまり知られていないかもしれません。プリント職人さんとデザイナーさん同士が、色やデザインについてよく話し合って進めることができるし、何よりも働いている人たちがお互いのことをよく知っている。そんな理想的な環境だからこそ、間違いが発生しても、すぐに解決できるのだとか。「“間違いはハッピーミステイク”。つまり、次に繋がることとして捉えています。工場と本社が近くにあることは、すごくいいことね!」と、案内してくれたスタッフの方が話してくれました。そんな、ポジティブオーラが溢れた工場を、特別に見せていただきました!2種類のプリント方法で、ドリーミーなテキスタイルが完成マリメッコのプリントは「ローリングスクリーン」と「フラットベッド」という2つの方法で行われています。「ローリングスクリーン」とはローラー型の印刷機で、近代化された技術。「フラットベッド」は板状の型を使うやり方で、伝統的な手法だそうです。それぞれに特徴があるので、柄によって使い分けています。どちらの場合も、ベースはコットンやリネンの白い生地。これに様々な色を乗せていきます。こちらは「ローリングスクリーン」のプリント工程。マリメッコで使われている全ての色は、「カラーキッチン」と呼ばれる場所で、基本の10色から混ぜ合わせてつくられています。これまで作られた色は全て記録してあり、アーカイブとして保管されているのだとか。例えば「青」と言っても、いろんな「青」がありますよね。もしもデザイナーさんがアーカイブの中で使いたい色が見つからなかった場合は、新たな色が作られるというわけです。こちらは「フラットベッド」の型。見ての通り、型には枠があるので、この手法で染めたものは境目がわかることも。でも、伝統的な手染め風のニュアンスが残るというメリットもあります。マリメッコでは、「フラットベッド」はパターンの大きい柄、「ローリングスクリーン」はウニッコなどの細かい柄をプリントしているそうです。プリントされたものは色を定着させるためにスチームをあて、洗って乾かします。最後にシワを伸ばしたら完成です。デザインした通りにきちんと仕上がっているかどうかは、人の目で検品されます。仮に少し違う部分が見つかったとしても、それらは決して捨てられることなく、シルバーグレード(B級品)としてショップやアウトレットで販売するのだとか。できたてホヤホヤのものを見せてもらいました。ここから様々な商品に加工されて、世界中のファンの元へ届けられます。本社にはショップやアウトレット、社員食堂も!マリメッコ本社の1階には「Maritori」という社員食堂があり、一般の人も利用OK!社員さんたちに囲まれてランチ、なんていう、なかなか体験できないひとときを過ごすことができます。楽しそうに食事をする社員さんを見ていると、素敵なテキスタイルが生みだされる理由が、なんとなくわかる気がします。そして冒頭にも書いたとおり、ショップやアウトレットも併設されています。ショップには新作をはじめ日本未入荷のものもあるので、マリメッコファンならぜひ一度足を運んで欲しい場所です。アウトレットにはかなりの品数がそろっていて時間を忘れてしまいそう!お財布のひもが緩みっぱなしになるので、そこは要注意です。40ユーロ以上お買い物をしたら、免税の手続きをお忘れなく。まとめいかがでしたか?マリメッコの商品に触れることがあったら、ぜひハッピーオーラが溢れるプリント工場と本社のことを、思い浮かべてみてくださいね。マリメッコのオフィシャルサイトはこちら!マリメッコ本社の社員食堂の詳細はこちら!取材協力:マリメッコ本社フィンエアー●ライター河辺さや香
2018年02月20日総合家庭用品メーカーのマーナが、バス用品『泡工場背中も洗えるシャボンボール』と『泡工場シャボンボール』を11月下旬より新発売しました。たっぷりの泡でやさしく体を洗いたい方へ『泡工場背中も洗えるシャボンボール』と『泡工場シャボンボール』は、泡立ちと泡質を追求した「泡工場」シリーズの新アイテムです。ネットを二重にし、目の細かい「やわらかネット」を使用しているため、肌あたりが優しく濃密な泡立ちを実現しています。『泡工場背中も洗えるシャボンボール』は、両端のヒモを引っ張ると、ネット部分がぐーんと伸びて背中が洗いやすい構造です。『泡工場シャボンボール』は、泡立てネットとしても、体洗いとしても使えます。カラーはそれぞれ4色展開。たっぷりの泡でやさしく体を洗いたい人におすすめです。製品概要品名:泡工場背中も洗えるシャボンボールカラー:ブルー/グリーン/ピンク/イエロー希望小売価格:480円+税材質:ポリエチレンサイズ:約13×50×13cm品名:泡工場シャボンボールカラー:ブルー/グリーン/ピンク/イエロー希望小売価格:380円+税材質:ポリエチレンサイズ:約Φ14cm販売先専門店、量販店、マーナ公式オンラインショップ。マーナ公式オンラインショップ問い合わせ先株式会社マーナTEL:03-3829-1111※受付時間:9:30~17:30(土曜・日曜、祝日は除く)
2017年11月27日安心・安全で美味しくかつリーズナブルな高品質ワインを製造するメルシャン藤沢工場。ですが、メルシャン藤沢工場はそれだけでなく、焼酎やブランデーなどの製造も担っている縁の下の力持ちなのです。今回は、そんな満足度の高い商品を造りだす秘密をご紹介いたします!メルシャン藤沢工場へご招待メルシャン藤沢工場とは、〔メルシャン〕のワイン事業において重要な工程を担っている工場。今回は、満足度の高いメルシャン商品を作る工場の見学にいってきました!まずは、メルシャン藤沢工場が行っている3つの役割をご紹介いたします。甲類焼酎・甲乙混和焼酎・ブランデー・リキュール類・発酵調味料などの製造(ブレンド)と包装1つ目は「甲類焼酎・甲乙混和焼酎・ブランデー・リキュール類・発酵調味料などの製造(ブレンド)と包装」。〔メルシャン〕は〔キリングループ〕の製品製造とともに、〔MCフードスペシャリティーズ〕が販売する製品の製造も担っています。輸入ワインの国内ボトリング続いてこちらは「輸入ワインの国内ボトリング」。瓶詰めしない状態で輸入したワインをボトリングする工程です。この輸入ワインの国内ボトリングを実現させることで、いつでもどこでも安心・安全なワインを消費者に提供することが可能になりました。メルシャン藤沢工場では、品質維持と環境配慮からの新たなビジネスモデルの取り組みを担っているのです。国内製造デイリーワインの製造・包装最後にご紹介するのは、「国内製造デイリーワインの製造・包装」。藤沢工場では、安心・安全・高品質でリーズナブルなワインを製造しています。ブドウ濃縮果汁、バルクワインの2つの原料を用いたワイン醸造を行っており、満足感のある適正価格のワインを提供することが可能になっています。さらに、藤沢工場で製造されるワインはTPOやその時々のトレンドに基づいて商品設計を行っているとのこと。お客様の価値・意識を考慮した商品設計こそが、国内製造デイリーワインの最大の魅力とも言えますね。メルシャン藤沢商品の人気の秘密って?メルシャン藤沢工場のワイン技術研究所では、果実の美味しさや健康機能などの素材のポテンシャルを生かした技術開発から商品開発までを一貫して行っています。ブドウ品種の特徴的な香りや味わいの成分の同定、生成メカニズムの解明、そしてワイン中の含有量をコントロールする技術開発などの努力により、お客様のニーズに応える商品を提供しているのです。このように、メルシャン藤沢工場では、リーズナブルな価格ながらも満足度が高いワインを作る独自の製造技術や、一年中安定した味わいのワインを造り続けることが出来る独自のシステム、お客さんのニーズに合わせた商品設計を持ち合わせています。これこそが、メルシャン藤沢商品がお客様に人気な秘密なのです。そして、その人気の結果として、メルシャン藤沢工場が95%を占める神奈川県が、都道府県別ワイン生産量全国No.1になっています。ワインのテイスティング体験も!工場見学の後は、隣接するキリンワイン技術研究所による、ワインセミナーを受講しました。魚介料理とワインを同時に口にした時に時々感じる不快な“生臭さ”を解消する《ビストロシリーズ》の「フードマッチング製法体験」や、果実の美味しさ・健やかさを最大限に引き出す“ポリフェノールを操る技術”、熱抽出技術によって作られた《ボン・ルージュシリーズ》を体験しました。美白や美肌効果、老化を防ぐ効果、太りにくくする効果が期待できるポリフェノール。ですが、一般的にポリフェノールが多いワインは苦くて飲みにくいワインと言われています。そこで、メルシャン藤沢工場では、ポリフェノールを操る技術を開発して、ポリフェノール二倍でも飲みやすいワインを造りだしました。ポリフェノールを操る技術とは、苦味・渋味が強いタニタンと渋味・苦味が穏やかなアントシアニンのバランスをコントロールして様々な味わいを作り上げる技術のこと。それを使用することによって、コクがあり、まろやかで濃くリッチな味わいが特徴の健康的な《ボン・ルージュシリーズ》が完成しました。今回、メルシャン藤沢工場見学に足を運んで、満足度の高い商品作りを目の当たりにしてみました。今までのワインの概念が変化すること間違いなしですよ!※今回の工場見学は特別に開催されたものなので、通常は非公開です。
2017年09月27日昨今「工場夜景」として特集されることも多い工場の夜景。ライトアップされるわけではなく、あくまで実用性のため照らされるその地は一体どんな魅力があるのか。工場地帯へ向かった。 人間は、広い世界のほんの一部で生きている。全てを知ることはできない。世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。そんな人が集まると、小さなブームになる。誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。それが「うさこの覗いた世界」なのだ……! 観光のためにライトアップされた夜景よりも、輝く夜景がある。―――「工場夜景」だ。 石油化学コンビナート、製鉄工場、セメント工場……。わたしたちの生活を見えないところで支える化学工場は、夜になっても動き続ける。昼間は無骨なその姿も、暗い作業場を照らすためのライトによって何とも美しく映えるのだ。 「廃墟」や「ダム」、そして「工場」。無機質な機能美にときめく人が増え、写真集なども多く発行されている。見た目ではなく、テクノロジーを追求するための究極の形。媚びないからこそ、美しいものがある。 わたしも「橋」や「高速道路」など複雑で絡み合う構造にうっかり萌えてしまうタイプだ。 しかしそれを抜きにしても、美しいのが「工場夜景」。以前夜の高速道路を走るバスの中で「何これ?宝石箱でもひっくり返したの?」と思うような光に溢れた景色を発見した。位置を確認すると、そこは大きな工場地帯。それだけ一際明るくて、幻想的な場所なのだ。 日本にはいくつかの工場地帯があるが、中でも室蘭市(北海道)・川崎市(神奈川県)・四日市市(三重県)・周南市(山口県)・北九州市(福岡県)は「日本五大工場夜景エリア」と呼ばれ人気を集めている。わたしは上記に比べたらささやかながら関西圏を支える尼崎市(兵庫県)の工場地帯へ足を運んだ。 多くの化学工場は海のそばに展開する。材料を水路から運べる広い土地となると海沿いが好ましいようだ。わたしの持ち物はカメラ、望遠レンズ、そして三脚。 柵は越さない・人の迷惑にならない・不審者に間違われないというお約束を守り、「わぁ☆きれいだな~!」と浮かれながら撮影をした。 ライトに照らされるパイプ。赤く光るタンク。煙突から湧き上がる煙。恐らくひとつひとつが、重要な化学物質を運んでいるのだろうがなぜこんなにも複雑に絡み合い、なぜこんなにも美しいんだろう……?カメラの設定で光の色味やシャッターの速度を変えればまた全く違う世界にもなった。 いいね……すごくいいね……!まるで変態カメラマンのように、夢中でシャッターを切る。 この使用感のある錆びがまたグッと味わいを増すよね。まるで年代物のワインのような良さ。 水に反射した姿もこれまた幻想的な世界を作り出す! もう……巨大なアートに見えてくるね……! 多くの工場がそばには近寄れないため、慣れてない人が撮影スポットを探すのは思ったよりも難しい。工場同士も離れているため、今回は車で移動しながらの探検となった。しかし橋や向かい岸の公園など「ここなら見える!」という場所を探し出して撮影することは宝探しのような楽しさがある。 人気の夜景スポットはもちろん美しいが、人知れずこっそり楽しむ夜の工場にはオリジナルの魅力があった。
2017年08月17日大きなガリガリ君がお出迎え! 「本庄千本さくら『5S』工場」「本庄千本さくら『5S』工場」の顔とも言えるのが、存在感抜群のガリガリ君像。工場の入口でガリガリ君アイスを手に持ち、ピース姿でお客さんたちを出迎えてくれます。工場見学開催の目的は、ガリガリ君への関心を高めてもらうだけでなく、商品への安全管理や品質管理の部分もオープンにしたいという気持ちから。赤城乳業という企業を知ってもらうために、「見せる・観せる・魅せる」という言葉がコンセプトとして用いられています。「大人も楽しい工場見学」で人気のお出かけスポットに工場内の見学エリアに入ると、ガリガリ君が完成するまでの工程をすべて見ることができます。ガリガリ君の元となるアイスミックスの製造から商品を包装するところまで、普段は見ることができないガリガリ君の姿を公開。「本庄千本さくら『5S』工場」の工場見学には老若男女問わずたくさんの人が訪れますが、誰もがその製造過程に興味津々。アイスの試食もできちゃう「ガリガリ君広場」「本庄千本さくら『5S』工場」の目玉ともいえるのが、「ガリガリ君広場」と呼ばれるエリア。ガリガリ君の試食ができるだけでなく、ガリガリ君モチーフの様々なアイテムが取り揃えられたショップもあり、工場見学のお土産を買うこともできます。また、このエリアには「ガリガリ君大仏」なるアトラクションコーナーも存在。見て触れて楽しむことのできる、魅力たっぷりの工場です。テーマパークや商業施設に負けない、わくわくする楽しさが魅力のひとつ。ガリガリ君のアイスを知っている方も知らない方も、みんなが楽しめる工場見学スポットです。建物内での見学なので、雨の日のお出かけにもぴったり。一度は足を運びたい、話題の工場見学です。スポット情報スポット名:本庄千本さくら『5S』工場住所:埼玉県本庄市児玉町児玉850-10電話番号:0120-60-6092
2017年07月09日お金をかけずに楽しく学べる工場見学は、親子でのおでかけにぴったり。なかでも「ガリガリ君」の工場見学は、夏休み時期には当選確率500倍以上と言われるほどの人気を集めています。人気の理由は、アイスが作られる工程をガラス越しに見学できること、そしてなんといっても、アイスの食べ放題が体験できること! 工場見学の様子と、申し込み方法をご紹介します。■ガリガリ君のエレベーターに乗って工場見学がスタート!受付をすませたら、ガリガリ君が描かれたエレベーターに乗って2階へ。プレゼンテーションルームへと案内され、本庄千本さくら『5S』工場の概要や赤城乳業の歴史を映像で学びます。いよいよ見学通路へ! まずは、検査員が細菌の検査やアイスの試食を行っている検査室や、スタッフが着ている作業着の展示を見学します。「作業着にはICチップが埋め込まれ、洗濯の回数や入退室の情報まで管理されている」という説明に驚き! 衛生管理が徹底していることが分かります。■巨大なタンクや流れてくるアイスに、大人も夢中!続いて、製造ラインへ。「アイスの元を作り、冷やして型に入れ、包装する」という一連の工程を、目の前で見学できます。この日はガリガリ君のほかにも、棒アイスやカップアイスなど多彩なアイスが作られていました。巨大なタンクや次々と流れてくるアイス、色とりどりのパッケージに、子どもも大人も釘づけ! ガリガリ君に当たり棒を差し込む工程まで、見学できるんです。通路にもガリガリ君が描かれ、ユーモアたっぷり。途中にはモニターがあり、ガリガリ君が登場するアニメ映像で詳しく説明してくれます。ほかにも、ガリガリ君の匂い当てや、当たり棒がどれかを推理するクイズなど、子どもが喜ぶ楽しい仕掛けがいっぱい。 ■「ガリガリ君広場」で食べ放題! ガリガリ君大仏と記念撮影も!最後のお楽しみは「ガリガリ君広場」。ここでは30分間の自由時間があり、アイスの食べ放題が楽しめます。ガリガリ君はもちろん、ケースに入った15種類以上のアイスが選り取りみどり!アイスをつかめるクレーンゲームは、子どもたちに大人気。時間内なら、無料で何度でもチャレンジできます。自分で取ったアイスの美味しさは格別ですね。広場内では、各種ガリガリ君グッズも販売されています。マスキングテープや消しゴム、Tシャツなど、ここでしか買えないグッズも豊富。価格も手頃なので、お土産におすすめです。工場見学は基本的に月~金のみ。1日5回(9時30分~、10時~、13時~、14時30分~、15時~)、各90分間実施されています。申し込みは3カ月前の1日~2カ月前の20日まで、 ホームページ または往復ハガキで受け付け。当選すると、希望月の前月10日前までに当選通知が届きます。夏休み期間は応募が殺到するので、秋以降が狙い目です。本庄千本さくら『5S』工場アクセス:本庄児玉ICから車で15分住所:埼玉県本庄市児玉町児玉850-10電話:0120-60-6092(受付は月~金の10時~12時、13時~15時)協力: 「親子でおでかけ」 (交通新聞社)首都圏から日帰り、または1泊で気軽に行ける親子のおでかけプランを提案。「緑のなかへ!」「遊んで学ぶ」「おいしく体験」「水辺へGO!」「のりもの大好き」の5つのカテゴリーに分け、それぞれ親子で楽しめる体験施設や美術館、レストラン&カフェ、公園などの情報を多数掲載しています。次のおでかけの計画作りに、役立ててみては?
2017年06月14日はっと息を呑むほど美しい工場夜景、その場所に“行ける”ことをコンセプトにした、新たなアート体験が楽しめる写真展「行ける工場夜景展 2017」が、6月2日(金)~6月25日(日)、ギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO」で開催されます。きらめくリアルSFの世界をのぞいてみませんか?「行ける工場夜景展」とは数年前の工場ブーム以来、工場は新たな鑑賞スポットとして定着しつつあります。なかでも、群を抜いた美しさで人気を集めているのが「工場夜景」です。近未来を感じさせる美しく雄大な光景は、見る者を魅了してやみません。「行ける工場夜景展」は、2015年、2016年の開催において1万人以上を動員した人気の写真展(「変わる廃墟 VS 行ける工場夜景展」含む )です。●最大の特徴は、実際に行けること「行ける工場夜景展」最大の特徴は、作品とともに解説とアクセス情報が展示されており、その作品が撮られた場所に行けること。展示作品と同じ光景を自分の目で見ることができ、同じ構図の写真を撮ることもできるんです。さらに、各作家陣が携帯電話のカメラで撮影した作品の展示も予定されています。ハイスペックなカメラがなくても「工場夜景」が撮影できることが感じられ、さらに“行ける”、“行きたくなる”企画なんですね。●リアルに夜景を体感できる特設展示も会場には夜を再現した壁一面真っ黒の特設スペースが設けられ、円形に配置された大倉裕史氏のパノラマ作品を眺められるとのこと。眼前に広がるきらめく工場群をリアルに感じられます!●気に入った工場はお持ち帰り!気に入った作品をTシャツに転写したオーダープリントTシャツ、トートバッグなどのほか、撮影ポイントへのアクセスコードがついた公式図録、ポストカード、缶バッジなど、ここでしか手に入らないグッズが販売されるとのこと。図録は300部限定、ほかのグッズも数量限定ですので、ほしい方はお早めにどうぞ!《企画展詳細》企画展名: 工場夜景の合同写真展「行ける工場夜景展」開催日時: 2017年6月2日(金)~6月25日(日) 11:00~19:00(閉場)休館日: 月曜日会場: TODAYS GALLERY STUDIO所在地 東京都台東区浅草橋5-27-6 5F入場料: 500円 / 3歳以下は入場無料主催: 株式会社BACONURL :
2017年05月23日夢中になる楽しさ♪ オリジナルのデコポッキーが作れる体験も工場見学に訪れた際にぜひおすすめしたいのが、オリジナルのデコポッキー作り体験。こちらは有料(500円)で楽しめるサービスです。用意されたジャンボポッキー2本を溶かしたチョコレートでくっ付け、その上にお好みでデコレーションを施します。細かい作業は大人も思わず夢中に。オシャレにデコったポッキーは、食べるのがもったいない!貴重なアイテムが勢ぞろい!施設で買えるオススメのお土産3選また、「グリコピアイースト」では、施設内でお土産をゲットすることもできちゃいます。コンビニやスーパーでは、なかなかお目にかかれない貴重なアイテムばかり!おすすめの3つをご紹介します。メラミンカップ(972円)ポッキーやプリッツなど、お馴染みのお菓子がデザインされたカラフルなメラミンカップは、カップ以外にペン立てとしても大活躍!ちょっと贅沢プリン(1,296円)北海道産生クリームを使用したリッチテイストのプリンは、優雅なティータイムのお供にピッタリ♪グリコのキャラメルクリーム(432円)グリコのキャラメルをそのまま溶かしたような味わいの、なめらかなクリーム。アイスにかけたりパンに塗ったり、お好みに合わせて楽しめます。取材・文/恋する旅ライターかおり店舗情報店名:グリコピア・イーストTEL・予約:048-593-8811(9時~16時)住所:埼玉県北本市中丸9-55アクセス:JR北本駅からタクシーで約10分、または、けんちゃんバス北本駅東口発 グリコ工場方面行(循環バス)「グリコ工場前」下車すぐ営業時間:9時30分、11時、12時30分、14時の4回所用時間:約70分(別途、有料コーナーの所用時間は約30分)定休日:毎週金曜日、お盆休み、年末年始
2017年01月02日グリコの歴史をミュージアムで振り返る「子供たちの健康増進のために」、そんな思いから創業者の江崎利一氏が開発した、健康に配慮されたキャラメル「グリコ」。カキの煮汁から取り出したグリコーゲンを利用していることから、その名前が付けられたのだとか。グリコといえば、創意工夫を凝らしたおまけの「おもちゃ」も楽しみの一つ。これまでに開発されたおもちゃは、なんと2万数千種類にも及ぶそう。ミュージアムには、厳選された約1,500種類を展示。歴史を感じながら、じっくり鑑賞してみては。大人気!あのポッキー・プリッツの製造工程を間近で見学できる何年経っても変わらずに、絶大な人気を誇るポッキーとプリッツ。なんと、ポッキーの発売開始は1960年代まで遡るのだそう。ここでは、そんな国民的おやつの製造工程を間近で見学することができるんです。いくつもの機械が休みなく動き、ポッキーやプリッツが作られていく過程には、思わず見入ってしまうはず。工場内に立ち込める甘い香りも、ワクワクを掻き立ててくれますよ。引っ掛け問題も多数!?クイズツアーで子供も大人も白熱!工場見学を終えると、グリコの歴史やお菓子にまつわるクイズツアーが行われます。「子供向けにやさしく作られているのでは?」と侮ったら大間違い。中には引っ掛け問題も含まれており、全問正解するのはなかなかハードルが高いんです。1位になるとお菓子のお土産がもらえます。ぜひ本気でチャレンジしてみてください!取材・文/恋する旅ライターかおり店舗情報店名:グリコピア・イーストTEL・予約:048-593-8811(9時~16時)住所:埼玉県北本市中丸9-55アクセス:JR北本駅からタクシーで約10分、または、けんちゃんバス北本駅東口発 グリコ工場方面行(循環バス)「グリコ工場前」下車すぐ営業時間:9時30分、11時、12時30分、14時の4回所用時間:約70分(別途、有料コーナーの所用時間は約30分)定休日:毎週金曜日、お盆休み、年末年始
2017年01月01日ラッシュの工場(キッチン)を体験できるチャンスフレッシュな品質と香りの良さで幅広い層に人気のコスメブランド、LUSH(ラッシュ)がWEBサイトにて、2016年11月19日(土)開催分の工場見学ツアー「LUSH KITCHEN TOUR(ラッシュキッチンツアー)」の募集を10月7日(金)10:00より開始した。この工場見学は、店舗で販売していない限定商品を販売するオンラインサービス「LUSH KITCHEN」のPRをはじめ、ハンドメイドで行われている商品製造過程や選び抜かれた原材料について、環境への配慮や動物・人権擁護などの様々なラッシュの取り組みが紹介される。工場見学は不定期で開催されるため、今回の募集はラッシュの工場(キッチン)が体験できる数少ないチャンスとなる。開催日は2016年11月19日(土)午前の部8:45から14:15頃、午後の部13:15から18:45頃で参加費は無料。募集期間は10月16日(日)23:59までとなっている。ランチ付きで半日楽しめる!見学場所の工場「LUSH KITCHEN」では、「作りたて」と「新鮮さ」にこだわったオンライン限定商品が毎日手作りで製造されている。この「LUSH KITCHEN」にて、製造見学や参加者による製造体験などのワークショップが企画されている。また、商品に実際に使われている原材料を使ったランチも楽しむことができ、五感でラッシュを体験することができる。(画像はプレスリリースより)【参考】※ラッシュジャパン プレスリリース
2016年10月14日キリンビール横浜工場の操業90周年を記念し、「京急×キリンビール横浜工場 90周年記念ビール電車」を2016年10月14日(金)の夜に運行する。「京急×キリンビール横浜工場 90周年記念ビール電車」は、横浜駅を出発し、キリンビール横浜工場のある生麦駅で途中停車。そして、工場直送の生ビールを積み込んで、乗客に提供しながら京急川崎駅まで運行する。電車内では、「崎陽軒オリジナル弁当」やキリンビールおすすめのおつまみ類も用意される。また、横浜工場の工場長や醸造長とともにビールの作り方や歴史について語り合う企画も予定されているので、ビール好きには是非乗車してほしい。また、10月1日(土)にリニューアルオープンする横浜工場見学施設で「大人の夜の工場見学ツアー」も実施。今回のリニューアルによって、新たな映像技術などを導入し、来場者がこれまでよりも一層リアルに製造工程を体感できるようになったという。“金曜日の夜”を同僚や友人とを電車で楽しめる、これまでにないイベントとなりそうだ。【開催概要】「京急×キリンビール横浜工場 90周年記念ビール電車」開催日時:2016年10月14日(金) 18:30 ※横浜駅集合定員:先着80名(1組4名まで)対象:20歳以上運行区間:横浜駅発(18:49)~生麦駅~京急川崎駅~(大師線2往復)~京急川崎駅着(20:53)車内企画:横浜工場の工場長、醸造長との語り合い、横浜工場直送の生ビールの提供、ビールに合う「崎陽軒オリジナル弁当」&ビールに合うおつまみの提供、京急・キリングッズが当たるゲーム大会参加費:1人 3,000円(税込)応募方法:京急観光のホームページから先着受付(定員に達し次第終了)応募開始日時 2016年9月26日(月) 12:00~問い合わせ先:京急ご案内センターTEL:03-5789-8686/045-441-0999 (平日 9:00~19:00 土・日・祝日 9:00~17:00)※営業時間は変更になる場合あり。■キリン×京急オリジナル企画「大人の夜の工場見学」開催日時:2016年10月21日(金) 18:45~20:45定員:先着20名対象:20歳以上内容:通常は案内をしていない“夜の工場見学ツアー”を実施。・リニューアルオープンした横浜工場見学施設のツアー・レストランビアポートにて生ビールとお食事の提供参加費:無料応募方法:キリンビール横浜工場のホームページから先着受付(定員に達し次第終了)応募開始日時:2016年9月29日(木) 10:00※受付ページ内の情報公開は9月23日(金)から。問い合わせ先:キリンビール横浜工場 工場見学受付係TEL:045-503-8250(10:00~17:00 休館日を除く)※月曜日休館(祝日の場合は営業、次の平日が休館)
2016年09月17日『夢のチョコレート工場』のウィリー・ウォンカ役などで知られる俳優のジーン・ワイルダーが、アルツハイマー病の合併症により米コネチカット州スタンフォードの自宅で死去した。83歳だった。ジーンの甥ジョーダン・ウォーカー=パールマンが声明文を発表し、「この状況に対するすべての感情的、身体的なチャレンジにおいて私たちが幸運であったことを理解しています。たくさんのほかのケースとは異なり、この病気が、ジーンの最も近い人々のことを認識する能力を奪うことなく、また彼の核となる性格を保ちながらの温和な生活を支配することはありませんでしたから」と伝えた。そして、「これまで彼のこの病気について明かさなかった理由は虚栄心からではありません。病気または問題を連想させ、また喜びを心配、落胆、混乱へと変えてしまうような1人の大人を、ジーンに笑いかけ『ウィリー・ウォンカがいる』と呼びかけるだろうたくさんの子供たちの前にさらす必要はなかったからです。彼はただ世界から1つでも笑顔が少なくなってしまうことを避けたいと考えていました」と病気を公にしなかった理由を説明。さらに、「アートや音楽、過去25年間連れ添ったカレン(ボイヤー)にキスすることをジーンはずっと楽しんでいました。結婚式には教会のバージンロードで花婿の親として、指輪を運ぶ係として踊ったりしていました。午後には西部劇を見続けたり、愛する人たちに囲まれて過ごすことを楽しんでいました」とジーンとの思い出を明かした。1989年に非ホジキンリンパ腫と診断されたジーンは、『夢のチョコレート工場』以外にも『プロデューサーズ』『ブレージングサドル』への出演などで有名だった。1974年作『ヤング・フランケンシュタイン』では、出演以外に、友人のメル・ブルックスと共同で脚本も担当しており、メルは自身のツイッターで追悼のメッセージをつづっている。(C)BANG Media International
2016年08月31日日本の可愛いを求めに、越境北上。福島県の玄関口郡山から電車で1時間、野口英世ゆかりの地である会津若松にはすでに本格的な夏が訪れていたようだ。会津若松の伝統工芸品、会津木綿を使用してキュートなテディベア「あいくー」を作る庄子ヤウ子さんの元へ訪れる前に、会津木綿の織元「山田木綿織元」へと足を運んだ。明治38年創業の山田木綿織元は会津若松の駅から歩いて10分ほど、ノスタルジックな街並みが残る七日町にある創業100年を超える老舗の織元。小さな敷地の中で糸の染色から織り、製品化まで全て一貫して行っている。会津木綿は今から約400年前に誕生した。当時の会津藩主、蒲生氏郷公が産業振興のために綿花栽培を始め、木綿を織ったのが起源と言われている。丈夫で厚手の生地、地域によって異なる地縞と呼ばれる縞模様、ランダムに現れる横糸のぷっくりとしたふくらみが会津木綿の特徴だ。経糸と横糸の間に空気をよく含むため汗をしっかりと吸い保温性に優れる生地は、夏はうだるほど暑く、冬は雪で埋もれるほどの極寒という会津の盆地独特の気候にもよく合うのだそう。伝統工芸品として400年以上続いてきたが、明治末から大正にかけての木綿生産の最盛期には30以上あった工場も、現在は山田木綿と原山木綿工場の2社にまで減ってしまった。それでも続いてきた伝統を絶やさぬようにと、毎日工場は動き続けている。音を立てて織る優しい縞山田木綿織元では昭和初期の豊田式織機を使用し、昔ながらの風合いを今でも大事に受け継いでいる。しかし現役で動いているのは10数台程度で、修理が必要で稼働していないものもある。機械が古いため部品がなく、修理できないままになっているのだ。一反の大きさは横幅37cm、長さ約12メートル。織り機一台で1日に織り上がるのは約一反半だが、日本全国から発注が相次ぎ今では生産が追いつかなくなっているのだとか。工場で働くのは熟練した織職人のおかあさん、おばあちゃんたちで、中にはこれから工場を担っていくのだろう若い女性もいた。生地の生産から服や小物の製品化まで、現在は20人程度で回している。小さな部屋一面に置かれている織り機とは別に、糸を整える作業をする機械やボビンに巻きつける機械もある。大きな歯車に色とりどりの糸が巻きついているのは“整経”をする機械。一反の幅を織り上げるのに必要な経糸(たていと)を作りたい縞模様、長さに合わせて揃えていく作業である“整経”の工程が会津木綿では特に重要になる。ここであの鮮やかな縞模様の配列が決まっていく。作業途中で止まっていた機械を覗いてみると、縞が出るように途中で経糸の色が変わっているのがよくわかる。上、下、上、下、と交互に離された経糸の間に横糸を通すことで一段一段織られていく。ガシャンガシャンという大きな音とともに横糸を巻き付けた杼(ひ)と呼ばれる棒が規則正しく高速で往復していく光景はなかなかダイナミック。この横糸に凸凹としたアクセントがつくのが会津木綿の特徴であり、素朴な質感が出るポイント。「工場全体がまるで機械のように動くんですよ。スイッチを入れると、みーんな動くの」製品の制作や営業を担当している3代目の奥さんが、針と木綿を持った手を動かしながら嬉しそうに答えてくれた。工場の天井には織り機一つ一つに繋がるベルトを動かす機械が連なっており、一つのスイッチで全てが稼働するそう。まるでハウルの動く城のようだった。オリジナル商品も制作工場の隣には縫い場兼販売スペースがあり、山田木綿を使用して作られた雑貨やIIE(イー)のストール、山田木綿織元のオリジナルアイテムが並んでいる。この日も頼んだ品を取りに来たり、商品を見に訪れる人が多くいた。一軒家の居間がそのまま工房になっているのもどこか暖かい雰囲気を感じる。会津木綿を使用したぬいぐるみを作る會空(あいくう)の“しまくま”も山田木綿の生地を使用。キャスケットやネクタイなど、縞模様を活かしたポップなアイテムも並ぶ。山田木綿織元オリジナルブランド「Le Cotonnier d’Aizu」はフランス語で “会津の紡績工” という意味。工場で作られた会津木綿を使用したワンピースやシャツ、エプロンや帽子といった小物をその場で制作し販売している。「木綿って素朴なイメージがあって若い人には馴染みがないから、今っぽくも着れるようにね」と、ガウチョパンツやギャザーの寄ったフリルブラウスなど、若い女の子たちでも着たいと思うようなデザインも多くあることに驚いた。しっかりとした生地、しゃりしゃりと清涼感のある肌触りは今の季節にもよく合いそうだ。木綿というと少し野暮ったくて渋い色合いで、若い子が身につけるイメージはあまりなかったが、実際生地を見てみるとカラフルな色合い、ぷっくりとした糸が出す表情に思わず「可愛い!」と声をあげてしまった。この生地が、一体どんな可愛いものに変身していくのか。どんな思いを編みこまれ形になっていくのか。可愛いを求めに越境北上はまだまだ続く。続き:会津木綿のテディベア 「あいくー」が結ぶ、私の笑顔と故郷の空Text : Azu Satoh
2016年08月23日子どもたちの夏休みも後半戦。まだまだ遊び足りないお子さんにも、夏休みの宿題が終わっていないお子さんにもおすすめのレジャーのひとつが「工場見学」です。そこでつくっているものの試食・試飲ができたり、自由研究の題材にもなったりと大人気。自由研究の題材にもなるため、人気が高まりつつあります。でも、工場見学の予約は、ネットなどから2~3ヶ月以上前から受付を開始していて、8月末まで満席というところが多いのが現状です。そこで、小学生のお子さんがいるファミリーにおすすめの工場を紹介します。■思い立った日にいける! 予約不要のラスク工場「ガドーフェスタハラダ 本社工場」主力製品であるガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」の製造工程が見学できます。大量のラスクが次々とベルトコンベアで流れてくる様子は圧巻! 直売店もあり、ここでしか扱っていない限定商品も。夏休みの思い出に、会社の方やママ友に配ってもよろこばれることまちがいなしです。ガトーフェスタ ハラダ 本社工場 公式サイト 所在地:群馬県高崎市新町1207参加費:無料予約 :9名以下のグループは予約不要実施日:月~金(祝日含む)10:00~17:00■試食も楽しみ! 大自然に囲まれたお菓子の工場シャトレーゼ 白州工場南アルプス・白州の名水を使用した、お菓子やアイスクリームの製造工程が自由に見学できます。ガイドつきのコースもありますが、こちらは予約が必要です。お目当ては試食用のアイス。数種類あり、好きなものを好きなだけ食べられます。混雑時には入場規制の可能性もあるので、ゆっくり楽しみたい人は、オープン直後か、閉館1時間前ごろを狙って行くのがおすすめ。中央自動車道の小淵沢ICから車で約15分。限定ジャムやスイーツなどを購入できるお土産ショップも充実しているため、避暑をかねたドライブ観光の、たちよりスポットとしても人気です。シャトレーゼ 白州工場 公式サイト 所在地:山梨県北杜市白州町白須大原8383-1参加費:無料予約 :自由見学は予約不要実施日:工場営業日は公式サイトを要確認 9:00~16:00(最終受付15:00)■自宅から一番近い場所が探せる! 清掃工場夏休みの社会科自由研究として人気が高い清掃工場見学。どうして分別が必要なの? リサイクルってどうするの? そんな素朴な疑問も、清掃工場を見学することでリアルに学べ、「ものを大切にしよう」という意識も高まります。清掃工場は都内各所にあります。以下サイトURLからイベントカレンダーを確認して、ご自宅から最寄りの清掃工場を選択すれば、より身近な気分で見学ができますよ。東京二十三区清掃工場 公式サイト 所在地:東京都各区参加費:無料予約 :要予約(希望日の2日前までに、見学希望の清掃工場へ電話申込み)ほかにも、明太子の試食し放題の明太子テーマパーク「大洗めんたいパーク」も、館内にある明太子工場が予約不要で見学できます。夏休みもあとわずか。楽しい工場見学で家族のステキな思い出を残してくださいね。 ・かねふく 大洗めんたいパーク
2016年08月18日新潟県燕三条地域の名だたる企業が一斉に工場を開放し、ものづくりの現場を見学・体験できる年に1度のイベント「燕三条 工場の祭典」が、10月6日から9日まで開催される。小規模な企業が刃物や金属洋食器などの金属製品を中心に、世界に誇る多種多様な製品をつくり出す新潟県燕三条地域。今年で4回目を迎える同イベントでは、78社の「工場(KOUBA)」と14社の「耕場(KOUBA)」を合わせた計92拠点(7月5日時点)の工場を開放し、参加者がKOUBA(工場、耕場)で働く人々と気軽に触れあい、じっくりものづくりの現場を体感できる機会となっている。参加KOUBAは、800年、27代続く吉田本町のきゅうりとお米の農家・ひうら農場や、およそ400年前から続く三条の和釘造りを継承する火造りのうちやま、風呂屋にある昔ながらの体重計を製造する国内最後の工場・田中衡機工業所、鋳鉄製機械部品の製造を行う三条特殊鋳工所など。また、期間中は体験型のワークショップも開催。大泉物産によるカイボイスンのデザートスプーン製造体験や、山田ガレージによる自動車塗装体験、マルナオによる木を削って八角箸を作る体験などが行われる。その他、「燕三条 工場の祭典」オフィシャルバスツアーも実施。「鍛冶職人の伝統技術を体感」、「毎日の食卓を支えるキッチンツール」、「農具を使って農場体験」など、それぞれテーマを設けたバスツアーが用意された。各コースを担当する個性豊かなガイドたちの独自の視点により、訪問先の工場をはじめ、燕三条地域の様々な魅力に出会うことができる。さらに、今年も夜の工場をオープン。各工場を舞台にレセプションパーティを開催し、工場の作業から離れた職人たちとの交流の場を設けた昨年に続き、今年はより盛りだくさんの内容を企画している。また同期間中には、奈良の老舗・株式会社中川政七商店が、300周年 を記念して全国5地域で開催しているイベント「大日本市博覧会 第4回 新潟博覧会」が三条ものづくり学校(新潟県三条市桜木町12-38)も合わせて開催される。【イベント情報】「燕三条 工場の祭典」会場:新潟県三条市・燕市全域及び周辺地域会期:10月6日~9日時間:9:00~16:00(12:00~13:00を除く)
2016年08月16日ラッシュジャパンはこのほど、7月30日に開催する工場(キッチン)見学ツアー「LUSH Kitchen Tour(ラッシュキッチン ツアー)」の応募受付を同社ウェブサイトで開始した。同社では、新鮮で可能な限りオーガニックな野菜や果物を使ったバスアイテムやコスメ商品をハンドメイドで製造している。「LUSH Kitchen Tour」は、神奈川県愛甲郡愛川町の工場で不定期に開催している工場(キッチン)見学ツアー。店舗では購入できないオンラインサービス「LUSH KITCHEN」や、商品をハンドメイドする製造過程・原材料へのこだわり、環境への配慮や動物・人権擁護など、さまざまな同社の取り組みなどを知ってもらう機会として実施している。同イベントでは、オンライン向けに毎日限定生産を行っている「LUSH KITCHEN」に入室し、参加者の前で「LUSH KITCHNE」限定商品の製造を行う。参加者もラッシュ商品を作る体験ができるという。製造現場での体験のほか、商品製造に実際に使用している原材料を使ったオーガニックランチも楽しめるとのこと。開催日時は7月30日の8:45~14:15頃(午前の部)、13:15~18:45頃(午後の部)。募集人数は、各回12組24名。応募は、同社ウェブサイトにて7月3日の23:59まで受け付ける。なお今回のキッチンツアーは、ラッシュキッチン公式SNSアカウント(facebook、twitter、Instagram のいずれか)のフォロワー限定となる。参加費は無料。
2016年06月14日富士フイルムファインケミカルズ(富士フィルムFC)は2月24日、医薬品中間体・原薬の生産能力増強を図るため、福島県・広野工場内に約28億円を投資し、新工場となる第4工場を建設すると発表した。2016年4月に着工、2017年末に稼動予定。同工場は、マルチパーパス生産に対応するため、大容量の1万L汎用釜をはじめ2000L~1万Lの耐酸性を持つ「グラスライニング(GL)釜」、耐アルカリ性を持つ「ステンレス(SUS)釜」を導入。さらに今回、クラス10万を実現したクリーンルーム、数ミクロンレベルで原薬を粉砕できる原薬微粉砕機を備えることで、原薬の生産体制をより強化する。同社は今後、新工場の稼動により、医薬品中間体・原薬の大量生産から多品種少量生産までの幅広いニーズに応え、受託生産ビジネスの拡大を図っていく考えだ。
2016年02月25日日産自動車はこのほど、栃木工場第二製造部にファイルサーバのバックアップの迅速化や可用性の向上を目的として、既存のシングルサーバ環境からの移行とデルのデータ保護アプライアンスである「Dell DR4100 バックアップアプライアンス」を導入した。栃木工場第二製造部で扱うデータは動画や画像、音声など大容量マルチメディア系ファイルが多数を占めるだけでなく、多くの場合10年以上と長期にわたるデータ蓄積が必要となっている。そのため、全社共有のファイルサーバの割当容量が不足し、20年以上前から独自にファイルサーバシステムを導入・運用していた。しかし、既存のファイルサーバではデータ量の増大に比例してバックアップ時間に24時間以上を要して業務時間を越え、またレスポンスの低下も頻発していたほか、一部のサーバにはバックアップ装置がなくファイル消失時の復元ができず、ディスク障害発生時にはデータ復旧に膨大な時間と費用、その間の業務停滞を強いられていたという。こうした課題を解決するために、バックアップ時間が短く、見積もり価格が他社と比べて安価な点を評価し、デルのファイルサーバシステムへの移行とバックアップアプライアンスを導入。移行したファイルサーバシステムは「Dell PowerEdge R720サーバ」および「Dell Storage PS6210ストレージ」を中心に構成されており、最大81TBまで拡張が可能だ。そのため、災害復旧機能にも優れているだけでなく、バックアップアプライアンスが組み込まれていることで、大容量、長期間、多彩なファイル形式などを要求する同システムのスケーラビリティや可用性を向上させている。以下は導入効果。ディスク容量が導入以前の20倍となる40TBに増加し、各課の割り当て利用容量制限も150GBから1TBに増量。同時に1カ月だったバックアップデータの保存期間も導入後は3カ月に延長「VMwareによるクラスタ化」を選定した結果、サーバ単体での更新より費用が縮小、仮想化により追加サーバの購入が不要となり、物理サーバの台数が減り保守費用が低減するといったコストの大幅な削減を実現当初1TBあたり約30時間から8時間への短縮を目標としていたバックアップ時間が2時間未満という大幅短縮を実現し、サービス時間のピーク時までバックアップ作業が及ぶことによるレスポンス低下が解消計画停電以外のサーバ停止時間がほぼゼロとなったほか、スナップショットを用いたファイル復元、電源喪失時の自動シャットダウン機能による正常なシステム終了が可能となり、高い可用性と耐障害性を実現新システム導入から日常の運用までデルによる操作マニュアル、運用手順のサポートが提供され、高いレベルでの安定運用が可能となり、夜間・休日の問い合わせや呼び出しがゼロに改善今後、栃木工場第二製造部では取り組むべき対象は数多くあるとし、現在は紙文書で流通している重要な情報をPDF化してファイルサーバに保管、部署間を越えた検索・閲覧を可能にするシステムの構築を当面の目標として掲げている。また、ファイルサーバ以外にも情報収集・活用の実現に向けて設備修理や、標準作業の映像を保存・配信を行うYouTubeを例としたシステムの構築なども計画している。
2016年01月28日ファナックとシスコシステムズは1月21日、協業して製造業の工場で稼働している 産業ロボットをネットワークに接続し、製造業の顧客企業で効率的な運用を推進していくと発表した。今回、工場内に設置されたサーバでロボットの稼働状況を解析し故障予知を行うソリューションを共同で開発した。初めに、専務執行役員 シスコ コンサルティングサービス 戦略事業開発 兼 IoEイノベーションセンター担当の鈴木和洋氏が「2016年のビジネス戦略において、注力分野の1つに製造業を据えており、IoT Systemの日本での販売強化も柱としている」と、今回の発表が同社のビジネス戦略に沿ったものであることを明らかにした。シスコは製造業のほか、パブリックセクター(スマートシティ、社会インフラ)、サービス(スポーツ&エンターテインメント、O2O)においてIoTソリューションの提供を推進している。共同で開発したソリューション「ZDT」については、ファナック 専務執行役 ロボット事業本部長の稲葉清典氏が説明した。稲葉氏は「当社が提供している資本財は長期間にわたり安全に付けることが大切であるため、"止まらない工場"の実現を目指している。その具体策の1つとして、20年にわたり、知能ロボットの開発を続けている。われわれの知能ロボットの特徴は『見て』『感じて』『考える』ことができること。こうした機能により、工場の効率性に加え、信頼性を向上できる」と、知能ロボットにより、「止まらない工場」の実現を目指していると語った。実際、ファナックでは知能ロボットを導入することで、チョコ停(小さなトラブル)を10分の1にまで削減し、工場の連続稼働を実現したという。ただ、さまざまな働きをする知能ロボットだが、ロボットのギアに不具合が起きた場合など、発生した出来事に対処することは難しいという。そこで、故障を予知して対処することで、生産・製造ラインの停止、生産エリアや工場全体で生産業務の中断に至る事態を避けることを目指した。「ZDT」は、ロボットや制御装置、製造工程に何らかの不具合が発生する可能性をシステムが事前に検知し、ダウンタイムが生じる前に情報を提供するため、事前の保守スケジュールに基づく操業停止時間内に問題への対応を済ませることを可能にする。具体的には、「ZDT」において、ロボットはシスコのネットワークを通じて、工場内のエッジコンピューティングのデータ収集装置に接続する。保守管理に関連するデータが工場内の解析サーバに蓄積され、解析エンジンによって規定範囲を超えた例外事象がないかどうかがチェックされ、保守サービスの必要性を予測。部品の交換が必要な場合は解析サーバから通知が行われ、関連する作業内容の指示も合わせて表示される。ZDTにおいて、シスコの製品はUCSサーバ、各種スイッチのほか、米国のデータセンターにファナックのプライベートクラウドが構築されているという。ファナックは今後、同社のロボットが稼働している生産施設に対し、ZDTの導入を目指す。稲葉氏は、シスコを協業先に選択した理由について、「自動車企業をはじめとする顧客企業と話していると、『データを外に出して問題ないのか』といういわれることが多く、サービスを提供する上でセキュリティを担保できるかどうかが最大の課題となっている。こうした観点から、シスコシステムズを選んだ」と説明した。ZDTは、シスコの「IoE イノベーションセンター」のショーケースとして、設置される予定だ。シスコは同日、米国本社がIoT事業の拡大を目指すKiiに出資したことを発表した。両社は今後、それぞれのプラットフォームを組み合わせて、国内外のさまざまな業種の企業向けモビリティソリューションの提供やIoT事業の拡大を加速していくという。発表会に登壇したKiiの共同設立者兼会長の荒井真成氏は、「当社は2014年頃から、IoT関連のビジネスにフォーカスしてきた。IoTビジネスへのアプローチとして、これまではB to Cが多かったが、スマートハウスのエンドソリューションに採用されるなど、B to Bが増えてきた。今後は、シスコと共にデバイスのインターオペラビリティなどに取り組んでいきたい」と語った。
2016年01月22日富士フイルムは1月19日、半導体材料の製造・販売子会社である富士フイルム エレクトロニクスマテリアルズ(FFEM)が、台湾の台南市に先端半導体材料を生産する新工場を建設すると発表した。新工場は台南市の工業団地内に建設する。同地域にはFFEMの顧客の工場が集まっており、立地を活かして顧客サポート力の強化とサプライチェーンの短縮化を図る。また、生産拠点を複数にすることでリスクを分散し、安定的な供給を実現するとともに、今後も拡大が見込まれる同国での先端半導体材料需要に対応する。新工場は2016年8月からの稼働を予定しており、まずは現像液の生産から開始する予定。富士フイルムは「FEMは、静岡・台湾(新竹)・中国(蘇州)・韓国(天安)の既存生産拠点に台湾第三工場(台南)を加えた生産体制の下、先端半導体材料の安定供給と高い品質管理をより一層強化することで、顧客満足度をさらに向上させていきます。」とコメントしている。
2016年01月19日2/13(土)の見学予約開始株式会社ラッシュジャパンは、同社が展開するハンドメイドコスメブランドLUSH(ラッシュ)にて開催している工場(キッチン)見学ツアーの2016年2月13日(土)分の予約を開始した。同ブランドでは、こだわりの素材を使用したバス・スキンケアアイテムの製造過程を見る機会として、神奈川県愛甲郡愛川町の工場(キッチン)の見学ツアー「LUSH Kitchen Tour(ラッシュキッチン ツアー)」を月に1回定期開催している。ラッシュ製品の手作り体験やこだわりの素材でランチもツアーでは、製造過程の見学やワークショップの他、実際にラッシュ製品を作る体験や、ラッシュ製品に使用されている素材を使ったランチを食べることもできる。参加費は無料応募期間は2016年1月5日(火)10:00~2016年1月11日(月・祝)23:59まで。当日は午前と午後の2回で、各回12組24名が募集される。参加費は無料。家族と、友達と、パートナーと手作りコスメ体験に募集してみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・LUSH Kitchen Tour 応募サイト・株式会社ラッシュジャパン プレスリリース/PR TIMES
2016年01月06日ボーイングは現地時間の12月17日、米サウスカロライナ州のノースチャールストン工場で製造された787が100機目を迎えたことを発表した。同工場製造100機目となる787は787-8で、現在、フライトライン上でシステムチェックやエンジン始動作業に入っており、2016年になってからアメリカン航空に納入される。
2015年12月18日日産自動車は3日、インフィニティブランド初となるアクティブコンパクト「Q30」の生産を、英国サンダーランドに新設された同ブランド専用の組立工場にて開始したと発表した。同ブランドの欧州生産車は、Q30が初となる。サンダーランド工場でのQ30の生産は、同工場の従業員が長年に亘り築き上げてきた高い品質基準に鑑みて2012年に決定。以降、同工場はインフィニティ車生産に向けて、従業員4,000名を対象にした前例のないトレーニングプログラムを実施し、新世代のプレミアムカー組立専門のスタッフを育成してきた。プログラムを受けた従業員の中には、新たに任命された選りすぐりの熟練した職人グループも含まれる。彼らは、生産工程の各段階において、Q30一台一台が確実にインフィニティのプレミアム生産基準を満たすように管理するとのこと。サンダーランド工場内にある総敷地面積2万5千平方メートルの新生産工場は、完全自動ラインの車体工場を有し、そこでは精密なレーザー溶接を行う134体の新型ロボットが剛性の高い車体骨格を組み立てている。これによりQ30のキャビンは非常に高いレベルの静粛性を実現しているという。Q30の開発は、英国パディントンのデザインセンターおよびクランフィールドのテクニカルセンターがそれぞれ指揮してきた。サンダーランドでの生産開始は、英国内のインフィニティ販売店のネットワーク拡大と共に、同ブランドの英国市場に対する確固たる決意を証明するものだとしている。
2015年12月04日ルネサス エレクトロニクス(ルネサス)は12月1日、子会社であるルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリングの高知工場について、今後2~3年を目処に閉鎖を伴う集約の方針を決定したと発表した。同社が2013年8月に発表した方針では高知工場は「生産能力を縮小し、適正体格で運営継続」していく方向としていたが、現状の生産負荷状況および将来の生産負荷を再検討した結果、当初の想定以上に減少しており、収益性の維持が難しくなっていた。集約に伴う社員の処遇に関して同社は、今後労使で協議していく予定だが、高知県の協力を得て雇用が継続されるよう努力していくとしている。また、現在生産している製品は同社グループの他拠点へ生産を移管するほか、一部製品は生産を中止する。
2015年12月01日ルネサス エレクトロニクス(ルネサス)およびルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリング(RSMC)は11月30日、RSMCの鶴岡工場をTDKに譲渡すると発表した。ルネサスとRSMCはかねてより鶴岡工場を今年度末までに集約することを目指しており、一方のTDKは近年増加している薄膜製品の市場需要に応えるために同工場を取得することを決めたとしている。三社は11月27日に基本合意書を締結しており、今後、譲渡期日や鶴岡工場の従業員の承継を含む詳細な条件を協議し、2016年2月末を目処に最終契約を締結することを目指すとしている。
2015年12月01日普段口にしているものは、どうやって作られているのだろう? そんな疑問を持つのは子どもだけではありません。完成されたものしか目にする機会がなくても、工場見学に行けば「どんなもので、どう作られているか」が実際に体験できます。今回は、都内からも利用しやすい神奈川県内の工場見学スポットについて紹介しましょう!おやつに食べていた、あのお菓子に感動!「森永」の見学会鶴見にある森永の工場では、見学会に参加することができます。ここでは、最初に20分ほどの映像案内があり、その後チョコレートなどの包装工程を、窓越しで見学することができます。私が息子と見学した時には、作業している機械などを窓越しに見ながら、1人ずつに工場で作られたお菓子が配られました。食べながら見学することで「今食べているこのお菓子が、こうやってできているんだ」と製造工程と結びつき、より深くお菓子を知ることができました。見学は無料ですが、日程や時間の予定がすでに組まれているので、事前にインターネットや電話からの申し込みが必要となります。・ 工場案内 | 森永製菓株式会社 味のうまみを体感できる「味の素」の工場見学川崎市鈴木町にある「味の素」の工場見学は、「ほんだし」の製造工程、かつお節のけずり体験などが楽しめる「ほんだし」と発酵タンクや製造工程のジオラマ・歴史などを学ぶ「味の素」の2種類のコースがあります。所要時間はどちらも90分ですが、「味の素」コースは小学生以上が対象となっているようです。どちらのコースもマスコットキャラクターの像と記念撮影ができるほか、ショップでオリジナルグッズの購入ができるので、工場見学の記念にお土産を選ぶのもいいですね。・ 川崎工場 | 知る・楽しむ | 味の素株式会社 販売当時のパッケージも復元! シウマイの「崎陽軒」工場見学新横浜にある「シウマイ」でおなじみの「崎陽軒 横浜工場」は2003年に工場見学をスタートしています。これまでの歴史や昭和30年代の駅販売風景の再現、駅弁パッケージの復元展示、生産工程などを見学して、最後にはできたてのシウマイや横濱月餅を試食することができます。見学は午前と午後の1回ずつ実施されていますが、すでに予約がいっぱいで申し込みは至難のわざ! 気になる人は、予約ページをこまめにチェックしておきましょう。・ 崎陽軒の工場見学 想像とまったく違っていたり、思わぬ製法で作られていたり、工場見学では思わぬ発見や感動があるかもしれません。ぜひ、親子で楽しんでみてくださいね!(すだあゆみ)
2015年11月23日TowerJazzは11月18日(米国時間)、Maxim Integratedが米国テキサス州に保有する200mmウェハ工場を取得することで合意したと発表した。これによりTowerJazzは、月産2万8000枚の生産能力を増強できることとなる。取引の完了は2016年1月の完了を予定しており、4000万ドル相当のTower Semiconductorの普通株によって支払われるという。また、約500名の従業員は引き続き雇用されるとしている。なお同工場では130nmまでのアナログ半導体向けプロセスや、RF-SOIプロセスなどの提供がなされる予定だという。
2015年11月20日●シャープの液晶テレビ事業は大丈夫か?シャープは、液晶テレビ「AQUOS」の開発・生産拠点である栃木工場を報道関係者に公開した。シャープ栃木工場は1968年にカラーテレビの専門工場として操業を開始。総敷地面積は東京ドームの約7倍となる326,300平方メートル(約10万坪)を誇る。同工場の住所がシャープ創業者の早川徳次氏の名字と同じ「早川町」となっているように、矢板市にとっても、シャープ栃木工場が重要な拠点であることがわかる。○栃木工場は4Kテレビ生産の要第1工場では、国内向け液晶テレビ「AQUOS」の組立生産を行っているほか、第4工場までの生産棟を配置。東日本ロジスティクセンターも同敷地内にある。また、技術センターではAQUOSの開発も行っている。シャープ コンシューマーエレクトロニクスカンパニー カンパニーEVP兼デジタル情報家電事業本部長の小谷健一執行役員は、「栃木工場は4Kをはじめとした高品位テレビを生産するマザー工場。開発現場と生産現場が同じ場所で一体となっているからこそ、高品位なモノづくりができる」と紹介。「栃木工場でコスト力のある高品位な生産工程を確立し、それを中国・南京やマレーシアの生産拠点に展開する」という戦略を取っている。栃木工場では、開発、設計、生産部門が連携し、生産現場へのフィードバックを行う「コンカレントエンジニアリング」を推進。60型以上の大型モデルについては、液晶パネルからテレビ完成品までの一貫生産による工数半減、ネジ締め自動機を導入することによる省力化などに取り組んできた経緯がある。「2015年10月末から受注活動を開始している8K映像モニターは、栃木工場において培った生産技術力を集結した高効率生産システムによって実現しているものだ」(シャープ コンシューマーエレクトロニクスカンパニー デジタル情報家電事業本部生産統轄部・魚譲司統括部長)という。液晶テレビの生産ラインにおいては、アームロボットを活用した液晶パネル供給装置、液晶パネル移載装置、シート移載機のほか、狭額縁のベゼル部分のネジ締めを行うためのサイドネジ締め装置、バックカバーのネジ締め装置、さらには、最終検査工程における画像検査装置などを自ら組み立て導入を図っている。現在、栃木工場は1勤体制となっているが、24時間稼働にも対応できる工場づくりを進めている。さらに、IoTの導入などにより次世代工場への進化を目指すという。以下、シャープ栃木工場の液晶テレビの生産ラインを写真で追ってみる。○4K AQUOSが完成するまで組立ラインに投入される液晶パネルは、まずは人が直接触らないように、2台のアームロボットによって移送される。1台のアームロボットが保護紙を吸着盤で吸い上げ、もう1台のアームロボットが液晶パネルを移送する。保護紙であるか、パネルであるかは、小型カメラで自動的に判断する。モジュールの組立工程では液晶パネルとともにシートを投入する。シートは双腕ロボットによって1枚ずつ投入されるが、ここでは、シャープが空気清浄機などに活用しているプラズマクラスターイオンで除電している。狭額縁のベゼルと組み合わせるが、ネジ締めはサイドネジ締め機によって行われる。その後、基板や回路などを組み込み、背面カバーを取り付けて、ネジ締め機で固定。液晶テレビを立てて、検査工程に入る。検査工程では絶縁耐圧抵抗自動機や受信検査、画像検査、ホワイトバランス調整検査、最終電気検査、最終外観検査を経て、梱包を行う。なお、栃木工場では、量産試作機については300時間の環境検査を行うほか、初期ロットについては500時間、量産後の抜き取り検査では100時間の環境検査をそれぞれ実施する。●液晶テレビ事業の黒字化に自信○液晶テレビ事業の黒字化に自信今回の見学会では、同社の液晶テレビ事業戦略についても説明。2015年度下期のテレビ事業の黒字化に強い自信をみせた。同社の液晶テレビ事業は、2015年度第1四半期(2015年4~6月)には173億円の赤字であったが、2015年度第2四半期(7月~9月)は23億円の黒字。下期も黒字化を維持すると強調した。通期では赤字見通しだが、来年度での通期黒字転換を目指す。シャープの小谷健一執行役員は、「今後は安定した黒字体質へと持っていけると考えている。構造改革の効果のほか、4Kテレビの販売拡大もある。国内については、2015年度通期で黒字を目指す。アジアも今期は黒字化が図れる」とした。今後は中国での早期黒字化が課題となる。国内においては、2016年からは薄型テレビの買い替えサイクルに入ってくること、2016年には4K/8Kの試験放送、2018年には実用放送が開始されるなど、4K/8K放送のインフラが2020年に向けて整備されることもあり、今後はテレビ需要が回復に向かうと予測する。「2015年度は4Kテレビのラインアップを9機種にまで拡大。今年6月に発売した4KテレビのUS30およびU30が市場から受け入れられ、国内4Kテレビで30%のシェアを獲得。国内ではトップシェアだと認識している。とくに、50型以上の4Kテレビでは、40%以上のシェアを得ている」と説明した。また、IoTについては、ネットコンテンツやシャープが取り組むAIoTを搭載した機器などとの連携により、情報を最適に表示および視聴できる機器へと進化させ、新たなサービスを生むプラットフォームとして活用。「テレビに通信機技術を積極的に活用していくことになる」などと述べた。
2015年11月19日シュクレイは11月11日、「ミルクチーズケーキ」(税込1,836円)を「東京ミルクチーズ工場」の全店舗でリニューアル発売した。東京ミルクチーズ工場は、日本中・世界中から集めた材料で独自に開発した菓子を提供している。今回リニューアルした同商品は、チーズムースとミルクムースをしっとりとしたクレープ生地で包んだケーキ。フランス産クリームチーズと北海道産クリームチーズ、北海道産生クリーム、厳選したミルクをブレンドしている。また、上層部のチーズムース、下層部のミルクムースともに約7%の増量も実現したとのこと。
2015年11月14日