発電マン株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役:岩堀 良弘)は、アスベストを含む古いスレート屋根にも、壊さずに太陽光発電パネルを設置することができる画期的な工法「発電マンNH工法」を開発しました。■開発背景エネルギー価格の高騰から電気代が急上昇など社会問題から、空きスペースを活用して太陽光パネルで自家発電することを検討する企業も多くいますが、屋根が古いためにパネルを設置できないというケースが、これまで非常に多くありました。発電マン株式会社では、この問題を解決すべく研究を重ね、屋根を壊さず、穴もあけずに太陽光発電パネルを設置する新たな工法「発電マンNH工法」(特許申請中)を開発しました。■「発電マンNH工法」についてこの工法は古い屋根を特殊な樹脂で固め、その上に太陽光パネルを設置するというものです。特に、これまで改修に高額を必要としていたアスベストを含む屋根などにも応用でき、長期にわたって再利用が可能です。電気代高騰や脱炭素経営に必須となる太陽光発電の設置の可能性を大幅に広げる技術として、注目を浴びています。ビフォーアフター■発電マン株式会社について当社は太陽光発電の施工経験が23年以上と、業界でも草分け的な存在であり、住宅用から産業用、近年は営農型(ソーラーシェアリング)でも多くの実績を作ってきました。代表取締役の岩堀は、「新しい技術の開発で、さらに太陽光発電の普及促進に貢献したい」と語ります。【会社概要】商号 : 発電マン株式会社代表者 : 代表取締役 岩堀 良弘所在地 : 〒420-0873 静岡県静岡市葵区篭上26-3設立 : 2003年4月1日事業内容: 発電設備の設計・施工、設備の保守管理事業、発電事業、農業資本金 : 2,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月05日今回は、木造である「木造軸組工法」「ツーバイフォー工法」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」について、その特徴を比較して解説していきます。いざ家を建てるとなると、どの住宅の構造・工法で建てるのがふさわしいか、気になりますよね。それぞれの住宅の構造・工法のメリットとデメリットを理解して、自分の家に取り入れたい性能を見つけてください。■ 日本で最も一般的な「木造軸組工法」ABC / PIXTA(ピクスタ)柱や梁、筋かいなどの木材で骨組みをつくる「木造軸組工法」は、日本で最も一般的な建て方です。構造上の制約が少なく、柱や壁の位置を調整しやすいため、設計や間取りの自由度が高く、変形敷地にも対応しやすい工法です。また開口部も大きく取れるので、大きな窓も設置しやすく、増改築のための部材も充実しているといえます。弱みとしては、湿気によるシロアリ対策が要ること、また、現場施工なので職人の腕で納まりや仕上げの精度に若干のバラつきがあることです。ひとり君 / PIXTA(ピクスタ)気密性・断熱性・遮音性に関しても、他の構造と比較すると劣るところがあるのが弱点です。■ 木の箱型で支える「ツーバイフォー工法」YNS / PIXTA(ピクスタ)「ツーバイフォー工法」とは北米発祥の工法で、2×4インチの断面寸法の木材で組んだ枠に合板を合わせて壁をつくる建て方です。木造軸組工法に比べると、“壁”で建物を支えるため壁の配置量や位置、窓が取り付けられる場所などに制約が出るというデメリットがあります。Photonn / PIXTA(ピクスタ)ただ構造が簡単で加工も少ないため、業者による品質の差は少なく、工期が短い点がメリットです。また、床と天井、壁の箱型で建物を支えるため、地震の揺れに対しそれぞれの面が分散して力を受け止めてくれるため、耐震性が高いといえます。構造的に隙間がないため、高い気密性・断熱性を持つところも強みです。しかし、前述の通り壁の位置が決まっていて動かせないなどの制約があるため、将来の増改築を予定している人は施工会社に問い合わせるなど検討が必要です。■ 狭小地でも広さを生み出す「鉄骨造」SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)「鉄骨造」とは、鉄骨でできた柱や梁で骨組みをつくる構造です。木よりも強度が高いため、柱や梁の間隔を広く取れ、また壁の位置も動かしやすいため、間取りの自由度が高いといえます。3階建てに対応しやすいため、狭小地でも広い床面積を取ることができます。材料は工場で生産して現地で組み立てるため、品質が安定しているのも安心な点です。ただし、鉄の特徴として、酸化しやすいためサビに注意することと、熱や火に弱いところもデメリットです。coffeekai / PIXTA(ピクスタ)また、基礎工事費が高いため、木造に比べ建築工事費が高くなりやすい点も要注意です。■ 頑丈で火災に強い「鉄筋コンクリート造」SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)柱・梁・壁・床を構成する鉄筋の周りに型枠を設け、コンクリートを流し込んでつくる構造です。引っ張りに強い鉄筋と、圧縮に強いコンクリートを組み合わせることで、耐久性・耐震性・耐火性に優れた建物が建ちます。重厚感があり、いわゆる「打ち放し」のコンクリートの住宅がこれにあたります。現場施工なので、変形地や狭小地にも対応できます。HHImages / PIXTA(ピクスタ)コンクリートを使用するため、建物自体の重量が大きく、場合によっては地盤強化が必要になる点、基礎工事にコストや時間がかかる点がデメリットです。また、コンクリートの品質や施工技術が適切でないと劣化しやすい場合もあるので、業者選びは慎重に行いましょう。ino masa / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか。住宅の構造・工法によって、丈夫さや機能性だけでなく、間取りにも影響があるので、各特徴を把握して住まいにあった建て方を決めるといいですね。自分たちの住まいにおける優先順位を整理して、納得できるベストな建て方を見つけてください。事前に少しずつ知識を蓄えておいて、プロの方と一緒に相談しながら進めていきましょう。
2019年03月06日ツーバイフォーとはツーバイフォー(2×4)工法とは、木造の建築工法のことをいいます。正式には「木造枠組壁工法」といい、ツーバイフォーはこのうちの1つの工法です。2×4の意味ですが、これは「2インチ×4インチ」のことを指しています。1インチあたり約2.54㎝なので、ツーバイフォーの角材は縦5.08センチメートル(2インチ)、横10.16㎝(4インチ)のサイズとなります。ツーバイフォー(2×4)工法以外にも、以下のような工法もあるので、おさえておきましょう。ツーバイシックス(2×6)ツーバイエイト(2×8)ツーバイテン(2×10)木造枠組壁工法とは?建物のことを、業界では「箱(ハコ)」とよんだりします。木造枠組壁工法の説明は、普段使用する(分厚すぎない)段ボールを想像すると、わかりやすいかと思います。木造枠組壁工法は6面で箱を作るイメージです。四方八方、面で囲んでいく感じですね。そして建物には窓も必要なので、面の一部をくり抜いたりして、窓を設けます。この木造枠組壁工法とは対照的なものに、日本の伝統的な住宅工法である「木造軸組工法(在来工法)」が挙げられます。「木造軸組工法(在来工法)」とは、ツーバイフォー工法などの木造枠組壁工法は、パーツを面で組み立てていくものでした。一方、木造軸組工法(在来工法)では、柱・梁といった、いわば“線”で家を組み立ていく工法となります。先述で木造組工法は、日本の伝統的住宅工法でもあると説明しました。築50年以上も昔からある民家の大半が、この木造組工法でできています。これらの建築物が、俗にいう「古民家」として広く世間に知られています。ツーバイフォーのメリット話をツーバイフォー工法に戻しましょう。実はアメリカやカナダを中心に、世界的に普及しているこのツーバイフォー工法ですが、そのメリットとデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。耐震性・耐風性に優れていること「面」による工法から、「線」によって家を組み立てる在来工法よりも、外的要因は優れているといえます。高断熱・高気密であることツーバイフォーの特徴として、「耐火性能が施されている」ことが挙げられます。工期が短いツーバイフォー工法は、建築前に材料を大量生産し、それを建築現場で組み立てる方式で工事施工するのが一般的です。そのため、通常よりも工期が短くなることが期待できます。ツーバイフォーのデメリット規格が統一されていること上記メリットでも挙げましたように、ツーバイフォー工法による材料は、建築前に大量生産しています。また建物の構造上、「面」で組み立てているため、間取りを変更するといったことに対しては、柔軟性を欠きます。(壁を壊してリビングを広くする、などが難しい)つまり、リノベーション工事がしにくいといったデメリットが考えられます。カビやダニが発生しやすいというのも、高気密・高断熱であるがゆえに、内外の温度差が大きくなるため、結露が生じやすくなります。結果、カビやダニが発生しやすい環境となるので、結露対策が必要といえます。まとめハウスメーカーなんかがこのツーバイフォー工法をよく取り扱っています。大手で安定性があり、ブランド重視の方はこちらが良いかもしれません。しかしリノベーションを考えているのであれば、自由度の高い木造組工法がお勧めです。こちらは工務店に依頼するのが良いでしょう。地域密着型なため、きめ細やかなデザインの相談にも応えてくれることが期待できます。理想とする住まいや現状の予算と相談して、ベストな選択をしましょう!
2017年12月17日小松精練の本社棟が11月13日、世界初の耐震工法で改築されたファブリック・ラボラトリー「ファーボ(Fa-bo)」として生まれ変わる。小松精練の旧本社棟は1968年に建築されたもの。今回の改築では、耐震補強材に熱可塑性炭素繊維複合材料“カボコーマ・ストランドロッド”が用いられた。“カボコーマ・ストランドロッド”は、芯地に先端素材の炭素繊維を使用し、外層を合成繊維や無機繊維でカバーリングしたもので、熱可塑性樹脂が含浸されている。今回は、この“カボコーマ・ストランドロッド”を内外装に用いることで、繊細かつ強靱な構造体を実現した。「ファーボ」では同社の製品を始めとした繊維産業について学ぶことが可能。新設されたアーカイブでは、繊維産業や同社に関する様々な展示などが行われる。また、2階には工場内部を見下ろせるオープンスペースを、3階にはワークショップスペースを設置。館内ではこれまで小松精練がニーズに応えてきた歴史や、未来を見据えたファブリックのビジョンなどを通じて小松精練の使命を体感出来るよう工夫されている。今回の建築デザインは、世界的に活躍する建築家の隈研吾が手掛けた。外観は、地面と既存躯体をつなぎ、ドレープをモチーフとすることで、建物がレースを纏っている様な涼しげなデザインに仕上げられた。また、外構や屋上庭園には断熱性や遮音性に優れたエコ建材である“グリーンビズ”を採用し、緑豊かな環境をつくりだしている。
2015年10月30日