声優の置鮎龍太郎が1日、自身のXを更新し、娘が声優事務所に所属したことを報告した。Xでは「我が子が、声優事務所アクセルワン(代表森川智之氏)に、新人(ジュニアタレント)として本日(4/1)よりお世話になる事になりました。長澤水萌(ながさわみなも)と言います」と報告。「明日をも知れぬ職業、ポジション故に、将来への不安は拭えませんが(汗)以後お見知りおきを先日、久しぶりにお酒を飲みました♪」と伝え、2ショット写真で祝った。置鮎はテレビアニメ『SLAM DUNK』三井寿役、『新機動戦記ガンダムW』トレーズ・クシュリナーダ役、『地獄先生ぬ~べ~』鵺野鳴介役、『テニスの王子様』手塚国光役、『鬼滅の刃』黒死牟役などで知られる人気声優で、青二プロダクションに所属している。娘の長澤水萌が所属したアクセルワンは、トム・クルーズ専属吹き替え声優などで知られる森川智之が代表を務めており、日野聡、寺島拓篤、折笠愛、水瀬いのりらが所属している。
2024年04月01日「5月19日に逝去された上岡龍太郎さん(享年81)を偲んで、和田アキ子さん(73)や、ビートたけしさん(76)、今田耕司さん(57)などが、それぞれの冠番組で生前の交流を明かしていました。また6月11日には追悼特別番組『さようなら 上岡龍太郎さん』(ABCテレビ)が放送されました」(芸能関係者)6月2日に肺がんと間質性肺炎のため亡くなったことが発表された上岡さん。`00年にタレント業から引退していたにもかかわらず、訃報には大きな関心が集まった。「幼い頃、がんを患っていた実母のもとに霊媒師や霊能者を自称する人たちが押し寄せたが、誰も病気を治すことはできなかったことから、上岡さんはオカルト嫌いになったといわれています。占いにたいしては、上岡さんが占い師に『あなたを殴るか占え』といい、占い師が『殴らない』といい終わる前に殴ったという逸話は、たびたび伝えられています」(前出・芸能関係者)しかし、上岡さんを知る演芸作家は、「占いや、占い師そのものを嫌っていたわけではないのです」と断言する。「上岡さんは、町などで活動するテレビに出演しない占い師は社会に必要な仕事として認めていました。占いに頼る人もそれで救われるならと考えていました。彼が許せなかったのは、占いそのものではなく、社会的影響力のあるテレビで占い師がなんの科学的な根拠もないことを、まるで確実に起きる真実であるかのように軽々と語ることです。発言の真意や影響を検証せずにテレビで垂れ流すことは、社会的に危険だと警鐘を鳴らしていました。そういった考えから、一連の占い師批判を行っていた訳です。決して占い師や占いそのものを否定したり嫌ったりはしていませんでした」“占い批判”の裏には上岡さんなりの哲学があったーー。
2023年06月14日2023年6月2日、元タレントの上岡龍太郎さんが同年5月19日に亡くなっていたことが分かりました。横山ノックさん、横山フックさんとのお笑いトリオ『漫画トリオ』で活躍するほか、長けた話術を生かしてさまざまなテレビ番組に出演していた、上岡さん。中でも、1988~2000年にレギュラー出演したバラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)での司会は、関西在住の人を中心に多くの人から人気を博しました。桂小枝、上岡龍太郎さんから渡された『形見分けの手紙』を公開翌3日、落語家の桂小枝(かつら・こえだ)さんがSNSを更新。桂さんは、かつて『探偵!ナイトスクープ』で上岡さんとレギュラーとして共演しており、逝去が明かされた日は、うっかりコップを落として割ってしまったといいます。共演を経て、生前の上岡さんと交友関係があった桂さん。その仲は、上岡さんから形見分けをされるほどだったのだとか。本来、形見分けは故人が生前に愛用していた物を親しい人に渡す行為を指しますが、芸能界の引退が上岡さんにとっての『人生のひと段落』だったのでしょう。桂さんは、上岡さんが芸能活動を引退する直前にくれたという、直筆の手紙を公開しました。引退される直前に上岡さんから頂いた形見の中に入ってた手紙です〜 pic.twitter.com/JYtOtajQ3C — 桂小枝 (@koedanokai2014) June 3, 2023 丸みを帯び、丁寧な字でつづられた、桂さんへのメッセージ。上岡さんは引退をする前から、形見分けとして大切なのれんを桂さんに贈ることを約束していたのだとか。手紙に添えられたのは、歌集『万葉集』に掲載されている、狭野茅上娘子(さののちがみおとめ)の歌。女性が「再び会う日までの形見としてほしい」という想いを込め、縫った衣を贈る一首です。本来であれば、上岡さんと桂さん以外は目にすることがなかった、形見分けのメッセージ。貴重な手紙の公開に、多くの人から反響が上がっています。・なんという家宝!万葉集の一首を手紙に添えるだなんて、まさに粋だ…。・上岡さんがこんなにもかわいらしい字を書くことに衝撃!イメージと違いすぎる!・「いつかまた会いましょう」という気持ちのこもった手紙に、涙…。手紙を通して、『上岡龍太郎という人』について多くの人が知り、その姿に改めて尊敬の念を抱いたようです。[文・構成/grape編集部]
2023年06月04日上岡龍太郎さんが亡くなっていたと6月2日に発表された。81歳だった。米朝事務所によると上岡さんは5月19日、肺癌と間質性肺炎のため大阪市内の病院で死去したという。「上岡さんは横山パンチの芸名で、’60年に横山ノックさん(享年75)や横山フックさん(現在は青芝フック・85)と共に『漫画トリオ』を結成。’68年の解散後はテレビやラジオ番組の司会などで活躍し、人気番組『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)の初代局長を務めるなど関西では“お笑い界のドン”と呼ばれるほど絶大な人気を誇りました。近年では漫才コンビ『ミキ』の伯父として話題になることもありました」(スポーツ紙記者)そんな上岡さんだが、現役時代に「僕の芸は20世紀まで」「落語や講談と違って、テレビの場合は年を取ったら老醜をさらすだけ」と口にしていたように’00年4月に芸能界を引退。テレビからもステージからも完全に姿を消した。58歳での引退を惜しむ声が相次いでいた。以降、表舞台に姿を見せることはほとんどなかった。師として仰いでいた落語家・桂米朝さん(享年89)の葬儀で取材を求められたところ「一般人ですから」と言って、一度断ってから取材に応じたほどで“隠居者の美学”をずっと貫いていた。「引退後の楽しみは、奥さんと一緒に演芸や舞台を観に行くことだったそうです。それも、関係者席ではなく一般席で鑑賞していたといいます。とある落語家が一般席で上岡さんを発見し、驚きのあまり後日、『一言言うてくださったらチケットをお送りしましたのに』というと、上岡さんは『いやいや、僕はもう一般人だから』と謙遜したそうです」(芸能レポーター)■愛弟子の独演会チケットを自腹で購入また上岡さんは義理堅く、隠居後も友人や知人の晴れ舞台にたびたび顔を見せていた。何より、かつての弟子のことを気にかけていたようだ。「上岡さんにはテントさんというお弟子さんがいました。自らがパチンコ台になる『人間パチンコ』など天才肌タイプの芸風に、上岡さんは惚れ込んでしまい、自ら『師匠をやらせてくれ!』と志願したほどです。なかなか公の場に姿を見せないことから“ツチノコ芸人”と呼ばれていたテントさんが’15年、3年ぶりに独演会を開催。すると上岡さんはやはりそのチケットを自腹で購入し、大勢の一般客に混じって弟子の健闘を見守っていたそうです。しかし、テントさんは独演会の翌年に交通事故で急逝。上岡さんは『君は70歳になったら売れる』といってテントさんを励ましてきた分、憔悴していたといいます」(別の芸能記者)訃報に際し、ネットでは《この方の番組は全て面白かった。この人の番組を見られる年代に生まれてよかったと思います》《キレイに引退し、キレイに旅立ったんやな》《21世紀に入ってからの上岡龍太郎さんも見てみたかったです》と追悼の声が絶えない上岡さん。これは引退から23年経っても、人々の心に「上岡龍太郎」という存在が残り続けた証だ。
2023年06月03日元タレントの上岡龍太郎さんが5月19日に肺がんと間質性肺炎のため死去したことが2日、明らかになった。これを受け、間寛平と桂小枝が同日、所属事務所を通じてコメントを発表した。間寛平は「上岡さんにはすごくかわいがっていただいたので、訃報を聞いてショックでした」と心境を吐露。「『探偵!ナイトスクープ』でも大変お世話になりました。個人的には38年前に初めてフルマラソンを走ったホノルルマラソンでタイムが3時間13分57秒やったんですけど、上岡さんからお祝いをいただき、封筒を覗いたら3万1千357円入ってました。アースマラソンではゴール地点のNGKにそっと出迎えに来てくれていました。本当に残念です」と悼んだ。桂小枝は「信じられません、上岡さんはパーフェクトな人で死なないと思ってました」と驚きを隠せず。「怒りの上岡と言われましたがボクは怒られた事がありません、何でも自由にやらせて頂きました、今の桂小枝があるのは上岡さんのお陰です」と感謝し、「上岡さんが引退される前に弱ってからでは遅いので形見分けを下さいってお願いすると楽屋暖簾を下さいました。中に手紙が入ってました。上岡さん、本当に有り難うございました。これからも見守って下さい」と偲んだ。
2023年06月02日2023年6月2日、元タレントの上岡龍太郎さんが81歳で亡くなっていたことが分かりました。産経ニュースによると、上岡さんは同年5月19日に、肺がんと間質性肺炎のため息を引き取ったといいます。横山ノックさん、横山フックさんとのお笑いトリオ『漫画トリオ』の経験によって培った、高いトークスキルが人気を博した上岡さん。逝去を受け、上岡さんのトークに魅了された多くの人から「独特の話術が素晴らしい人だった」「天才的な話術とは、まさにこの人のこと」といった声が上がっています。上岡龍太郎さん逝去を受けた、息子・小林聖太郎のコメントに称賛の声逝去が明かされた日、上岡さんの息子であり、映画監督として活躍する小林聖太郎さんは、コメントを発表。上岡さんのファンや、これまで仕事でお世話になった人たちに向けて、息を引き取るまでの経緯を明かし、息子から見た『上岡龍太郎という人間』についてつづりました。お世話になった方々にも突然のお知らせとなってしまったことを深くお詫びいたします。昨年秋頃、積極的治療の術がなく本人も延命を求めていない、と知らされた時に少しは覚悟しておりましたが、あれよあれよという急展開で母も私もまだ気持が追いついていない状態です。とにかく矛盾の塊のような人でした。父と子なんてそんなものかもしれませんが、本心を窺い知ることは死ぬまでついに叶わなかったような気もします。弱みを見せず格好つけて口先三寸......。運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生だったと思います。縁を授けてくださった皆様方に深く感謝いたします。産経ニュースーより引用独特かつ軽快なトークで、多くの人から「聞いていて気持ちがいい言葉選び」と評されてきた、上岡さん。どうやらその才能は、息子である小林さんにも受け継がれているようです。コメントからは、上岡さんに対する強い想いが伝わってきますね。タレントの私生活は、ファンには分かりません。しかし、多くの人が小林さんのコメントを読み、「上岡さんは、やっぱり自分の印象通りの人だったのだ」と感じたようです。・知性とユーモアセンスの塊だな。さすがは上岡さんの息子さん。・感動した。自分も、運と縁に恵まれた『勝ち逃げ』をしたいと思いました。・龍太郎さんも粋だったけど、息子さんも負けず劣らずの粋!これが血筋か。上岡さんの歩んだ人生とその美学に、多くの人が改めて尊敬の念を抱いた模様。息子である小林さんのメッセージは、きっと雲の上の上岡さんにも届いていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年06月02日切れ味鋭いトークなどで人気を集めた、元タレントの上岡龍太郎さんが、2023年5月19日に亡くなっていたことが分かりました。81歳でした。産経ニュースによると、肺がんと間質性肺炎のため、大阪府内の病院で息を引き取ったとのことです。京都府京都市左京区に生まれた上岡さんは、1959年に横山ノックさん、横山フックさんと共に『漫画トリオ』を結成し、お笑いタレントとしてデビュー。『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)の初代司会者を務めるなど、関西地域を中心に活躍し、2000年に芸能界を引退しました。ネットでは、「えぇー!ショック!!」「天才的な話術が大好きでした」など、別れを惜しむ声や、感謝を伝えるコメントなどが投稿されています。上岡さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年06月02日日本屈指のアートコレクターである精神科医の高橋龍太郎氏が所有するコレクションを紹介する『高橋龍太郎コレクション「ART de チャチャチャ ー日本現代アートのDNAを探るー」』展が4月28日(金)から8月27日(日)まで東京・天王洲のWHAT MUSEUMにて開催される。高橋龍太郎氏は1997年より本格的に現代美術の収集をスタート。現在その作品数は3000点を超え、日本の現代アートの多様性を包括的に見ることができる充実した内容となっている。同展では、高橋氏のコレクションから1990年代以降の日本の現代アートシーンを語るうえで欠かすことのできない約30作家による約40点の作品をセレクト。作家たちが日本の伝統文化・芸術の中に何を見出し、どのように自らの表現へと昇華させたのか。展覧会を通して、日本の現代アートのDNAを探求し改めてその魅力を探るという試みだ。会場では、岡村桂三郎の大型作品と杉本博司、井上有一、操上和美らの作品が、光と陰の中に浮かび上がる展示空間が創出されるほか、小沢剛、鴻池朋子、天明屋尚、山口晃、横尾忠則など、日本の伝統的な技術や素材、モチーフなどを取り入れつつも新しい表現を生み出した作家たちの作品を紹介。さらに榎倉康二、菅木志雄、関根伸夫、李禹煥ら、日本の現代美術を語る上で欠かすことのできない「もの派」の作家たちの作品も展示される。なお、同展の音声ガイドのナレーションは、俳優・歌手の柴咲コウが担当。WHAT MUSEUMの公式アプリをダウンロードすれば、無料で聴くことができる。■出展予定作家青山悟、井上有一、岩崎貴宏、榎倉康二、岡村桂三郎、小沢剛、小谷元彦、華雪、金子富之、熊澤未来子、操上和美、桑田卓郎、鴻池朋子、指田菜穂子、菅木志雄、杉本博司、須田悦弘、関根伸夫、田代裕基、束芋、天明屋尚、橋本雅也、畠山耕治、町田久美、松井えり菜、見附正康、村山悟郎、森村泰昌、山口藍、山口晃、山口英紀、横尾忠則、李禹煥【開催情報】『高橋龍太郎コレクション「ART de チャチャチャ ー日本現代アートのDNAを探るー」』展2023年4月28日(金)~8月27日(日)、WHAT MUSEUM にて開催
2023年03月22日映画『MY (K)NIGHT』が、2023年に公開される。監督・脚本は中川龍太郎。新鋭・中川龍太郎が紡ぐ完全オリジナルストーリー『やがて海へと届く』や『わたしは光をにぎっている』を手がけた新鋭の監督・中川龍太郎が手がける映画『MY (K)NIGHT』が公開へ。横浜を舞台に男女3組の小さな冒険を描く物語の舞台は横浜。ある夜、三組の孤独な男女に訪れた、たった一晩の小さな冒険を描く完全オリジナルストーリーを映し出す。2022年公開の『やがて海へと届く』では、実写化困難ともされていた原作小説を唯一無二の世界観で描き出した中川龍太郎が、『MY (K)NIGHT』ではどのようなストーリーを紡ぐのか。出演者などの詳細はまだ明らかになっていないため、続報を待ちたい。【作品詳細】映画『MY (K)NIGHT』公開時期:2023年監督・脚本:中川龍太郎
2023年03月03日置鮎龍太郎、宮野真守、古川登志夫、鳥海浩輔という豪華声優4名が、本日より上映がスタートした『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』に新キャストとして出演していることが明らかになった。炭治郎たちの新たな物語を描くテレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編の放送開始に先立ち、遊郭編から刀鍛冶の里編へと繋がるアニメ「鬼滅の刃」の新たな挑戦として、日本での公開を皮切りに、『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』を開催中。そして今回、最新映像を使用したPVと共に、上弦の鬼のキャストが発表され、上弦の壱[いち]・黒死牟[こくしぼう]役を置鮎さん、上弦の弐[に]・童磨[どうま]役を宮野さん、上弦の肆[し]・半天狗[はんてんぐ]役を古川さん、上弦の伍[ご]・玉壺[ぎょっこ]役を鳥海さんが演じることが決定。また、2月12日(日)には、鬼舞辻無惨と上弦の鬼を演じる計8名のキャストが参加する、『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』鬼舞辻無惨/上弦の鬼集結舞台挨拶の開催とライブビューイングの実施も明らかに。上弦の弐童磨また、“鬼”に焦点をあてた入場者特典 「上弦集結本」が本日より配布開始となっている。そして、TVアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編のOP主題歌が「MAN WITH A MISSION」とmiletのコラボによる「絆ノ奇跡」に決定。楽曲の一部を使用した映像も公開中だ。Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)は「作中ノキャラクターノ人生ト命ガ交錯シ、紡ガレ繋ガル絆トソノ奇跡ノ物語ヲ、是非本楽曲ト合ワセテオ楽シミ下サイ」と呼びかけ、miletさんは「世界中で愛され続けているこの作品を、MAN WITH A MISSIONさんという無敵の方たちとともに『絆ノ奇跡』で支えられたらと思います。濃密で儚い絆と愛の物語。心を込めて、大切に歌わせていただきます」とコメントしている。なお、すでに発表されているロサンゼルスで開催予定の舞台挨拶の様子が、アニプレックス公式YouTubeチャンネルにて無料生配信することも決定した。『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は上映中。(cinemacafe.net)■関連作品:ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ 2023年2月3日より上映©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
2023年02月03日中川龍太郎監督最新作『やがて海へと届く』が、2022年春に主演・岸井ゆきの、出演・浜辺美波で公開されることが決定した。本作は、彩瀬まるによる同名小説『やがて海へと届く』(講談社文庫)を映画化したもの。突然消息を絶った親友の死を受け入れられずにいる主人公が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を見つめる、喪失から再生へと向かう物語だ。主演は『愛がなんだ』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その演技力の高さでドラマ・映画・舞台と幅広く活躍する岸井ゆきの。自分にないものを持つ親友への密かな憧れ、そんな彼女の死を受け入れられずにいる主人公・真奈の繊細な心の機微を、魂のこもった演技で挑み圧倒させる。共演には『映画 賭ケグルイ』をはじめ、映画のみならずテレビやCMなど引く手数多の活躍で『シン・仮面ライダー』のヒロインにも抜擢された浜辺美波。自由奔放で不思議な魅力を持つ真奈の親友・すみれを存在感たっぷりに演じている。両者の映画での共演は初。現場では演技とは思えないほどの空気を作り出し、他では観ることのできない、強い絆を感じさせる親密な表情が全編に散りばめられるだろう。かつては深く繋がるも12年を経て離れ離れになっる人間模様の切なくも愛おしい物に期待だ。監督・脚本は、モスクワ映画祭で国際映画批評家連盟賞、ロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞するなど国内外で注目される、『四月の永い夢』『わたしは光をにぎっている』の中川龍太郎が務める。原作の壮大なスケールや描写から実写化困難とも囁かれていたが、詩人としても活躍する監督の世界観と圧倒的映像美が見事に融合。祈りのような心に寄り添う感動作が誕生した。また写真家・木村和平によるフィルムカメラで撮影された撮り下ろし写真も合わせて解禁となっている。<岸井ゆきの・コメント>自分を満たしていた存在が力づくで奪われたとき、自分は何を感じてどう喪失と向き合うのだろうと考えました。愛しい記憶をつなぎ合わせてもここには何も無いこと、忘れないと決めても「今」が抗いようもなく押し寄せてしまうこと。胸が詰まるような思いの先で、息が出来る場所をさがす物語です。やがて海へと届く。映画館でお待ちしています。よろしくお願いします。<浜辺美波・コメント>どんなに親しく時間を共に過ごしていても人と人である限り、みえているのは側面でしかないことばかりです。そんな側面をつなぎあわせて友人をさがす物語でもあって。エンドロールが流れた瞬間にもう1度はじめから観返したくなりました。どんな物語なのか言葉にするのが難しいお話ではあるのですが、『やがて海へと届く』喪失を悲しみとしてだけ残さない作品です。ぜひ劇場でお待ちしております。<原作:彩瀬まる・コメント>原作を丁寧に型どりして空白の領域を埋め、飛躍が必要な箇所では血が通った真摯な創造を行い、まったく新しい物語を産み出してくれた中川龍太郎監督とチームの皆様に、心よりお礼を申し上げます。ただ当たり前に、うまくいかない日常を生きている彼女ら、彼らの、結実しなかった願い、誠実であろうとしたもがき、そのひとつひとつが、愛おしかったです。<中川龍太郎監督・コメント>誰かに憧れ、恋慕う感情は、この世から居なくなった誰かに想いを馳せる感情と似ていると感じます。僕は、この物語が岸井ゆきのさん演じる真奈と、浜辺美波さん演じるすみれの時間や空間を超えた「ラブストーリー」だと思っています。ぜひ、映画館の暗闇でこの喪失と憧れの物語を体験してみてください。これまでにないタイプの愛の物語として、観客の皆様にとってきっと新しい映画体験になるはずです。『やがて海へと届く』2022年春公開予定
2021年10月22日1年間の公開延期を経て、現在絶賛上映中の劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』。物語の中心となる“赤井一家”赤井秀一のもう一つの姿である沖矢昴を演じる置鮎龍太郎さんにインタビューしました。出来上がった作品を観て、改めて、昴くんの活躍に感動しました(笑)。沖矢 昴 as 置鮎龍太郎さん――今回、赤井秀一と、そして沖矢昴が重要な役どころになると聞いたときの感想を聞かせてください。最初は、「またまたご冗談を~。赤井さんがメインでも、『純黒の悪夢(ナイトメア)』みたいに昴くんの出番はない映画があったことを、僕は知ってますよ~!」と思っていたのですが。シナリオを読み、収録台本を受け取り、そこでやっと信じられました(笑)。今年になって出来上がった作品を拝見しまして、改めて、昴くん、めっちゃ活躍してたんだと感動しました。――沖矢昴をどういうキャラクターだと理解され、役作りをされていますか?正体が明かされる前は、ミステリアスな雰囲気にひたすら重点を置いて、演技をしていました。中身が赤井さんだと明らかになった後は、探偵団の子供たちの前で見せる普段とのギャップや、素をさらしてもいいコナンくんとの会話など、出番の度に、やれることが確実に増えてきている気はしますね。――沖矢さんのカッコよさ、魅力的に感じているところがあれば教えてください!やはり、“中身が赤井秀一である”ところになるのでしょうか?蘭役の山崎和佳奈さんと私だけは、“沖矢昴の姿をしたまったくの別人がいる、あるいはいた”という説を提唱しているんです。何かまだ明かされていない謎があるのでは…と思っています。――別の顔がある(しかもその顔を演じるのは別のキャストさん)キャラを演じるのは、難しいですか?こんなに堂々と先輩のお芝居を盗んで皆さんの前で披露する役は、正直、精神的疲労が過ぎます(笑)。少しでも池田秀一さん演じる赤井秀一のニュアンスが出せるように必死ですが、楽しんでもやれているので、多少は成長した…いや、まだまだ修業中です。そういえば試写を観ながら、今回の劇場版に関して「いつもよりかなり(赤井要素を)マシマシで」と収録序盤にオーダーを受けたことを思い出したのですが、どう見えるかは、皆さんに判断を仰ぎたいところです。――待ち望んでいるファンへ、メッセージを!お客様はもちろんですが、演者をはじめ関係者も、いつ公開できるんだろう?と、当初は不安だったに違いありませんから、僕も公開は素直に嬉しいです。先んじて劇場公開された『緋色の不在証明』や、配信やTVでの緋色シリーズの放送などで、きっと皆さん予習復習万端だと思います。1年間の想いと努力を、劇場でぜひ昇華させてくださいませ!おきあゆ・りょうたろう声優、ナレーター。出演作に『テニスの王子様』手塚国光、『地獄先生ぬ~べ~』鵺野鳴介、『スラムダンク』三井寿など。『名探偵コナン 緋色の弾丸』4年に一度の祭典〈WSG〉が開かれる東京。開会式にはリニアの開通も。スポンサーを集めたパーティで企業のトップが相次いで拉致される。コナンの推理により、15年前米国で起きた拉致事件との関連性が浮かび上がり…。原作/青山剛昌監督/永岡智佳脚本/櫻井武晴音楽/大野克夫主題歌/「永遠の不在証明」東京事変©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会※『anan』2021年5月5日-12日合併号より。作画監督・須藤昌朋レイアウト・山本泰一郎原画・かわむらあきお仕上げ・藤原優実背景・福島孝喜(石垣プロダクション)(by anan編集部)
2021年05月01日岡田龍太郎(おかだ・りゅうたろう)さんは、特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)に出演し、注目を集めている俳優です。また、YouTuberとしても活動しており、『仮面ライダーゼロワン』をネタにした『ポテトチップス開封動画』を公開したことが話題に。さらにツイッターでは早稲田大学を卒業したことを報告し、ファンから祝福されています。そんな岡田龍太郎さんのさまざまな情報を紹介します!岡田龍太郎は『仮面ライダーゼロワン』に出演!髪型にも注目集まる岡田龍太郎さんは2019年9月から放送されている特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』に不破諫(ふわ・いさむ)/ 仮面ライダーバルカン役で出演。俳優・高橋文哉さん演じる主人公・飛電或人(ひでん・あると)とともにテロリストと戦う、対人工知能特務機関『A.I.M.S.(エイムズ)』に所属する頼れる隊長を演じています。不破諫は主人公と肩を並べるほどの人気キャラクター。中には、髪型を真似するファンもいるようです。 View this post on Instagram A post shared by 岡田 龍太郎 (@ryutarookada_official) on Feb 7, 2020 at 4:18pm PST不破諫のヘアスタイルは、若干ウェーブがかかった長めの前髪が特徴的。トップはボリュームを持たせ、ラフで自然な形に仕上げています。岡田龍太郎、YouTuberになる! ポテチを開封して話題に岡田龍太郎さんは2018年8月に公式YouTubeチャンネル『りゅうちゅーぶ』を開設し、ゲーム実況や雑談、ギターの弾き語りなど、さまざまな企画を展開しています。岡田龍太郎初ゲーム実況!2020年6月には登録者数が15万以上となり、俳優だけでなくYouTuberとしても注目を集めています。同チャンネルでは『仮面ライダーゼロワン』のストーリーの振り返りや、撮影の裏話が語られることも。特に2019年10月6日に公開した『ポテトチップスの袋を破り開ける』という内容の動画は、ファンの間で大きな話題になりました。岡田龍太郎ゼロワン6話振り返り動画これは、『仮面ライダーゼロワン』で見られた名シーンのパロディ。コメント欄には「本人がやるなんて最高です」といった声が寄せられ、ファンを喜ばせました。岡田龍太郎がツイッターで早稲田大学卒業を報告岡田龍太郎さんが、2019年3月25日にツイッターを更新。早稲田大学法学部を無事に卒業したことを報告し、多くの祝福の声が寄せられています。【ご報告】早稲田大学法学部を無事卒業しました!これからは社会人としての岡田龍太郎を、どうぞ応援よろしくお願いします!さらば学生生活!関わってくれた全ての人に感謝です!ありがとう! #早稲田 #卒業式 pic.twitter.com/LzrKHMDxEw — 岡田龍太郎 (@RyutaroOkada) March 25, 2019 岡田龍太郎さんは、これまで自身を支えてきてくれた人に感謝。これからは社会人として頑張ることを宣言しています。岡田龍太郎のインスタは仲間がいっぱい岡田龍太郎さんは2020年1月22日にインスタグラムを更新。『仮面ライダーゼロワン』の共演者との仲むつまじい写真を投稿しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by 岡田 龍太郎 (@ryutarookada_official) on Jan 22, 2020 at 5:52am PSTさらに同年3月1日の投稿では、変顔8連発を披露! View this post on Instagram ゼロワン25話ご視聴ありがとうございましたー! 変顔一部始終。 A post shared by 岡田 龍太郎 (@ryutarookada_official) on Feb 29, 2020 at 5:59pm PST気心の知れた仲間が近くにいるからこそ撮れる写真を、ファンは「爆笑」「いい雰囲気」と絶賛しています。このほかにも、岡田龍太郎さんはインスタグラムで友人たちに囲まれたショットを公開。どの写真でも素敵な笑顔を見せており、好評となっています。 View this post on Instagram ドラ恋男子! #今日は #夢でも #インスタライブ #してました A post shared by 岡田 龍太郎 (@ryutarookada_official) on Jan 6, 2019 at 4:30am PST View this post on Instagram . テジュが家に遊びにきてくれたよー! 一緒にスマブラしたよ動画お楽しみに! A post shared by 岡田 龍太郎 (@ryutarookada_official) on Feb 11, 2019 at 6:57am PST View this post on Instagram ジオウとゼロワンのひとたち A post shared by 岡田 龍太郎 (@ryutarookada_official) on Nov 26, 2019 at 4:47am PST岡田龍太郎さんのさらなる活躍に期待です!岡田龍太郎 プロフィール生年月日:1993年12月27日出身地:兵庫県血液型:O型身長:1753所属事務所:ケイダッシュ2016年に開催された『第29回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で準グランプリを受賞。2017年にドラマ『脳にスマホが埋められた!』(日本テレビ系)と『僕たちがやりました』(関西テレビ)の2本の連続ドラマに出演し俳優デビューを果たす。2018年にはドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)に出演。2019年から放送中の特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』で不破諫 / 仮面ライダーバルカン役を演じ、注目を集めている。[文・構成/grape編集部]
2020年06月11日女優の中村玉緒(80)と俳優の勝新太郎さん(享年65)夫妻の長男・鴈龍太郎さんが亡くなっていたと12月3日に発表された。55歳だった。日刊スポーツによると仕事関係者が自宅を訪れたところ、亡くなっているのを発見された鴈さん。死因は急性心不全。葬儀や告別式はすでに近親者で行われており、勝さんと同じ名古屋市内の墓に眠っているという。「鴈さんはかつて勝さんの付き人を務め、その後は息子であることを隠して役者修業をしました。そして89年、勝さんが監督・脚本・主演を務めた映画『座頭市』で映画デビュー。しかし真剣を用いた撮影中に誤って切りつけてしまい、斬られ役の役者が死亡。業務上過失致死の疑いで取り調べを受けましたが、後日に無罪となりました」(映画関係者)一人息子に期待していた勝さんからときには愛情深く、ときには厳しく指導されていたという鴈さん。しかし名優から英才教育を受けるようになってから30年余り、その才能が開花することはなかった。今年5月、中村の古くからの知人は本誌取材に「この2年間ほど鴈と玉緒さんは絶縁状態でした。玉緒さんから切り出したと聞いています」と明かしていた。「97年に勝さんが亡くなってから、玉緒さんは鴈とバラエティ番組で共演したり自分が出演する舞台のプロデューサーに頼み込んで役を与えてもらうなどのサポートをしていました。鴈にも勝さんの名前に恥じないようにと頑張る気持ちはあったのですが、プライドが高くあまり“使いやすい俳優”とはいえなかったそうです。くわえて玉緒さんの経済的援助もあったので、やる気も長続きはしなかったようです」(前出・中村の知人)06年1月の「婦人公論」で「私はちょっと贅沢をさせて、(子供たちの)育て方を間違えたかもしれません。でも、私にとっては、大事な子供たちです」と話していた中村。しかし、“縁切り”を言い渡した。「何十年も『きちんと仕事をしてほしい』と鴈に苦言を呈してきた玉緒さんですが、もう80歳。苦渋の決断を下さざるを得なくなったのです。鴈は17年、舞台に出演しました。実に2年ぶりの俳優仕事でしたが、その後も働く素ぶりを見せませんでした。玉緒さんは『私が面倒をみている限り、あの子が立ち直ることはない』と考え、娘さんとも相談したうえで絶縁を決意。そして、経済的援助を打ち切ったと聞いています」(前出・中村の知人)本誌は5月、中村に直撃し絶縁の真意を問うていた。すると“鴈龍太郎”の名前を聞いた途端に口をつぐんでしまった。いっぽう同席していた長女が「親子関係は悪くないです。それにプライベートのことですので……」と静かに返答。そして、2人は自宅に戻っていった。経済的支援を打ちきり、さらに絶縁状態となった矢先の孤独死。母の胸中はいかに――。
2019年12月04日松本穂香が主演を務める、前作『四月の永い夢』で世界的に注目を集めた中川龍太郎監督の最新作『わたしは光をにぎっている』が公開決定。さらに、中川監督としては2作品連続でモスクワ国際映画祭の特別招待作品として正式出品されることも決まった。物語宮川澪は、20歳。両親を早くに亡くした彼女は、長野・野尻湖のほとりのこじんまりした民宿を祖母と2人で切り盛りし、淡々とした日常を送っていた。しかし祖母の入院を機に民宿を閉めざるを得なくなり、父の親友であった京介を頼って上京、彼がひとりで経営する都内の銭湯の元で居候をすることになる。職を探すが、都会の空気にうまくなじめない澪は、徐々に銭湯の仕事を手伝うように。映画監督の夢を持つ銀次や会社員の美琴など、銭湯にたむろする常連客たちと次第に親密になる澪。銀次の映画を観たり、美琴に飲み会に誘われたりと、東京での日々が少しずつ楽しくなっていく。しかし、区画整理のため銭湯が近いうちに閉店する運命にあることを知った澪は、ある決断をするのだが…。2019年飛ぶ鳥を落とす勢いの松本穂香、主演映画が海外初出品主演を務めるのは、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロイン(有村架純)の同僚・澄子役を演じ、TBSドラマ日曜劇場「この世界の片隅に」では主人公すず役を務め上げ、一躍脚光を浴びた松本穂香。映画『チワワちゃん』『君は月夜に光り輝く』から『酔うと化け物になる父がつらい』『おいしい家族』、声優として『きみと、波にのれたら』など出演作が絶えず、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの実力派若手女優。また今回、本作は第41回モスクワ国際映画祭への正式出品も決定。メガホンをとった中川龍太郎監督といえば、1990年生まれの29歳の新進気鋭監督。東京国際映画祭の公式部門のひとつで、日本のインディペンデント映画を積極的に紹介する「日本映画スプラッシュ」部門で『愛の小さな歴史』、『走れ、絶望に追いつかれない速さで』と2年連続出品を最年少で果たし、注目を浴びた。今回は、第39回モスクワ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した前作『四月の永い夢』(’17)に続いて2作品連続での出品。さらに、松本さんは主演映画の海外映画祭上映は初めてとなり、大きな期待が寄せられている。松本穂香「監督が紡ぐセリフは優しくて、映画の中に溢れる光はとても美しい」松本さんは本作に参加し、「私たちの暮らす世界はとても儚くて、だからこそ美しいのだと、映画を通して改めて感じました。中川監督が紡ぐセリフは優しくて、映画の中に溢れる光はとても美しいです。色んな視点から楽しんでもらえる映画になっていると思います」と心を込めてコメント。この度のモスクワ国際映画祭出品については「海外での上映はひとつの目標でもあったので、とても嬉しくもあり、海外の人に受け入れてもらえるのかという不安もあり、ドキドキでいっぱいです。堂々と自信を持って参加したいと思います」と期待を寄せている。中川監督「ささやかな『魔女の宅急便』になっていますように」「祖母の代からずっと通っていた近所のお豆腐屋さんが潰れた。学生時代にいつも通っていた銭湯も潰れた。伝統的なものが高級な文化としてしか残らないのだとしたら、日本に暮らしている多くの高級なものとは無縁の僕たちは、この国で生まれ、生きていることの思い入れをどうやって守ったらいいのでしょうか。そんな想いをきっかけに、“子供のまんまでいたい”女の子が、自分の力でどうやって新しい居場所をつかみとるのかを描きました」と、中川監督は作品の経緯をコメント。「この小さな物語が現代日本を舞台にした、ささやかな『魔女の宅急便』になっていますように」と思いを込める。モスクワ国際映画祭については、「モスクワの皆さんと再会できることが楽しみです。今の日本以上に先の見えない世情にあって、ロシアは街の様相も刻々と変わっていると聞きます。この映画が、まさに激動の隣国・ロシアの人々にどう受け止められるのか、ドキドキしています」と言う。「この映画が、これまでの映画のように1つでも多くの文化で生きる人々に届きますように。そして、その声を養分にして、日本の観客の皆様と豊かなコミュニケーションがとれたら嬉しい」と語っている。『わたしは光をにぎっている』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月03日