「大奥 Season2」幕末編の追加キャストが発表された。本作は、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いた、よしながふみの「大奥」の実写化シリーズ最新作。今回発表されたのは、11月7日(火)放送の第16話よりスタートする幕末編のキャスト。家茂(志田彩良)を補佐するため、将軍後見職になる一橋家の当主・慶喜を大東駿介。和宮(岸井ゆきの)の母で、和宮降嫁に伴い、男装して側仕えとして大奥入りする庭田/勧行院を平岩紙。和宮の乳母で、庭田と同じく男装して大奥入りする土御門を山村紅葉。庭田(勧行院)の身の回りの世話をする能登/志摩を中村アン。徳川家を潰そうと画策する西郷隆盛を原田泰造が演じる。各キャストからコメントが到着した。キャストコメント■大東駿介最後の将軍、一橋慶喜を演じさせて頂き光栄です。今後の大奥の天候は、激動の時代、この物語に漂う浮雲のような掴みどころのない存在が、次第に不穏な暗雲に変わり、途轍もない嵐を呼ぶでしょう。現場で役が想像を超える成長をしているので、天に漂う慶喜の雲行きに注意してください。■平岩紙最初にお話を頂いた時、あの大奥に!とワクワクしました。重厚で煌びやかな世界観の印象で、実際現場に入ると、素晴らしい美術、扮装、凛とした空気に自然と背筋が伸びました。共演の皆様もとても魅力的で、貴重な時間を過ごすことができました。私が演じました観行院が口に出す言葉や行動を理解し、自分の腑に落とすには、すんなりとはいかず、毎シーン撮影ギリギリまで考えていましたが、彼女の、そうなってしまったであろう時代背景や家柄、その中で生きていた葛藤が少しでも出せていたら、と祈るような思いです(笑)■山村紅葉1月から放送された「大奥」をとても楽しみに観ていた私はホワイトデーの最終回で「大奥ロス」に。「そうだ、原作を読もう!」と、よしながふみ先生の「大奥」全19巻を取り寄せじっくり読みながら、18巻のお菓子(花びら餅)のくだりでの土御門の言動に「こんな深刻な時に!」と大笑いしていた時に、「土御門役で」との、とても嬉しいオファーをいただきました。土御門のコミカルな部分は生かしながらも和宮様のことを愛し、想う真摯な姿勢は大切に演じたいと思いました。■中村アン今回、「大奥」に参加させて頂けたこと、大変光栄でした。私自身初めての時代劇で、言葉遣いはもちろんのこと、話し方や佇まいなど新しいことの連続に戸惑いながら、たくさん学ばせていただきました。能登は、出戻りにある自身の身分をしっかりと理解し、お役目に努め生きると決めた芯のある女性です。私は能登がすごく好きで、この役を演じられてとても嬉しかったです!■原田泰造一視聴者として、楽しく観させていただいていたドラマ「大奥」。そのシーズン2に出演できるなんて!それも、ずっと念願だった西郷隆盛役。こんな夢みたいなことが起こるとは思わなかったです。嬉しくて嬉しくて堪りません。気合いです。気合いを込めて演じますので、みなさま楽しみにしていてください!「大奥」Season2は毎週火曜日22時~NHK総合にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月01日東京・六本木のサントリー美術館で、「激動の時代幕末明治の絵師たち」が開かれています。本展では、近年人気を集めている歌川国芳や河鍋暁斎、「血みどろ絵」で注目されている月岡芳年が手がけた個性的な作品などが集結。学芸員さんのお話や見どころなど、詳しくご紹介!迫力アートが集結!「激動の時代幕末明治の絵師たち」会場入り口※本記事の写真は、プレス内覧会で許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 316本展では、江戸後期から明治に移り変わる激動の時代に活躍した絵師たちに着目。江戸時代の伝統を受け継ぎながら、洋風の新たな表現なども取り入れた多彩な作品約170件が紹介されています。展覧会を担当されたサントリー美術館学芸員の内田洸さんは、次のように述べています。内田さん江戸後期は、天保の改革や流行り病、地震や災害、黒船来航、討幕運動など混沌とした時代でした。そのなかで、美術の世界では、劇的で迫真的な描写や怪奇的な画風が生まれ、西洋画の画法を本格的に取り入れた作品も出てきました。この時代に活躍した絵師は全国各地にいますが、本展では特に江戸・東京で活躍した絵師たちを特集しています。極彩色のアートからスタート!「激動の時代幕末明治の絵師たち」より、手前:狩野一信「五百羅漢図」百幅のうち六幅嘉永7~文久3年(1854-63)大本山増上寺所蔵【全期間展示】では、おもな見どころをご紹介。「第1章幕末の江戸画壇」では、19世紀の江戸で活躍した絵師たちの作品を展示。会場に入ると、鮮やかな極彩色で描かれた「五百羅漢図」が出迎えてくれます。これは狩野一信が描いたもので、増上寺が所蔵する全百幅のうち、選び抜かれた六幅が展示されています。伝統的な仏画ですが、洋風の陰影表現が取り入れられ、とてもインパクトのある作品です。江戸画壇で中心的な存在だった狩野派は、江戸後期になると、伝統を守るだけでなく、やまと絵や琳派、西洋画法なども幅広く取り入れるようになりました。その門下からは、狩野一信のように、従来の狩野派とは違う独創的な作品を描く絵師も出てきます。また、1章では、幕末の江戸で活躍していた谷文晁(たにぶんちょう1763~1840)一門の作品も展示。弟子のなかのひとり、「蛮社の獄」で捕らえられ、二年後に切腹した渡辺崋山の作品も出品されています。独特な洋風画も!「激動の時代幕末明治の絵師たち」展示風景「第2章幕末の洋風画」では、西洋画法を取り入れた絵師たちの作品を展示。葛飾北斎に学び、独自の洋風表現を確立した安田雷洲(やすだらいしゅう)の肉筆画などを見ることができます。当時の絵師たちについて、内田さんは次のように解説されています。内田さん江戸時代は、鎖国状態で海外の情報は限られていましたが、19世紀になると銅版画や洋書が流入し、陰影法や遠近法を取り入れた多彩な絵が描かれるようになります。当時の絵師たちは、それらを見ながら独特な洋風表現を生み出していきました。人気の国芳作品が登場!「激動の時代幕末明治の絵師たち」フォトスポット「第3章幕末浮世絵の世界」では、人気浮世絵師たちの作品が登場!19世紀になると、浮世絵の世界にも新たなジャンルが出てきます。それまでは役者絵や美人画が中心でしたが、葛飾北斎や歌川広重による名所絵や花鳥画が人気となり、さらに歌川国芳の武者絵も流行。彼らの弟子たちも含めて、多くの絵師たちが活躍しました。会場では、国芳が手がけた三枚続きのワイドな画面で構成された大判錦絵も楽しめます。さらに、国芳の人気作品《相馬の古内裏》がデザインされたフォトスポットもあります!遺体を観察して…「激動の時代幕末明治の絵師たち」より、左から、月岡芳年「風俗三十二相しなやかさう天保年間傾城之風俗」大判錦絵明治21年(1888)サントリー美術館蔵【展示期間:10/11~11/6】、月岡芳年「魁題百撰相菅谷九右ヱ門」大判錦絵慶応4年(1868)町田市立国際版画美術館【展示期間:10/11~11/6】最後の「第4章激動期の絵師」では、幕末明治期の作品を紹介。残酷な流血場面などを描いた「血みどろ絵」で人気を博した月岡芳年や、狩野派で学んだあと幅広い作品を描いた河鍋暁斎、幕臣として鳥羽伏見の戦いに参戦したあと浮世絵師となり、新しいスタイルの浮世絵「光線画」を生み出した小林清親など、近年注目を集める絵師たちの作品が集まっています。月岡芳年の作品について、内田さんは次のように解説。内田さん芳年は、歌川国芳の系譜を受け継ぎながら、幕末から明治に活躍した人です。今回展示している作品「魁題百撰相(かいだいひゃくせんそう)」は、彰義隊と新政府軍との間におこった上野戦争をモチーフにしたシリーズです。現実の戦争を描くことはできないので、歴史上の人物に重ねて表現しています。芳年は、実際に戦争のあと上野を訪れて、遺体が並ぶ様子を観察していたといわれています。12月3日まで開催本展では、作品保護のため、会期中に展示替えが行われます。「出品作品リスト」(PDF)は公式サイトでダウンロード可能。リストで展示期間なども確認できますので、気になる作品があればぜひご活用ください。会期は12月3日(日)まで。Information会期:2023年10月11日(水)~12月3日(日)会期中展示替を行います。休館日:火曜日※11月28日は18時まで開館開館時間:10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)※11月2日(木)、22日(水)は20時まで開館※いずれも入館は閉館の30分前まで会場:サントリー美術館観覧料:一般¥1,500 / 大学・高校生¥1,000
2023年10月27日サントリー美術館では、2023年10月11日(水)より、『激動の時代幕末明治の絵師たち』が開催される。江戸から明治へと移り変わる19世紀、日本絵画の伝統を受け継ぎながら新たな表現に挑戦した絵師や画派の作品を紹介する展覧会だ。時代のはざまということもあり、幕末明治期の絵画は長い間見過ごされてきたが、江戸から明治へのつながりを重視するようになった近年では、大きな注目を集めている。そうしたなか、まず確認しておきたいのは、幕末の江戸画壇の様相。この時期江戸画壇において二大流派をなしたのは、室町時代以来の画壇の覇者・狩野派と関東南画の大成者・谷文晁の一門であった。幕末期、すでに狩野派からは、伝統を墨守するだけではない個性的な絵師が生まれていたが、なかでも強いインパクトを放つのが、伝統的な仏画に洋風の陰影法を用いて極彩色の《五百羅漢図》を制作した狩野一信。また谷文晁の門下からは、蛮社の獄で知られる渡辺崋山などを輩出した。当時の日本は鎖国下であったが、舶載の銅版画や洋書を通して陰影法や遠近法を用いた西洋画の情報は入っており、多くの画家が洋風表現に挑戦した。なかでも葛飾北斎に学び、緻密な銅版画や、独得の洋風表現を持つ肉筆画を描いた安田雷州 などに注目したい。また浮世絵では、奇想の絵師・歌川国芳を筆頭に歌川派の絵師たちが、さまざまなジャンルで活躍。横浜の西洋風俗を主題にした横浜浮世絵など、新しい浮世絵も数多く手掛けた。江戸に生き、東京で活躍した画家としては、近代歴史画の祖・菊池容斎、血みどろ絵で知られる月岡芳年、あらゆる画題に挑み海外でも人気を博した河鍋暁斎、光線画で一世を風靡した小林清親らが群を抜いている。いずれも江戸絵画の伝統と新時代の感覚を武器に、御一新という時代の荒波を乗り越えて独自の立ち位置を獲得した絵師たちだ。同展では、ラーニングプログラムも各種開催。興味のある方は、美術館ホームページで確認を。<開催情報>『激動の時代幕末明治の絵師たち』会期:2023年10月11日(水)~2023年12月3日(日)※会期中展示替えあり会場:サントリー美術館時間:10:00~18:00、金土および11月2日(木)、22日(水)は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:火曜(11月28日は18:00まで開館)料金:一般1,500円、大高1,000円公式サイト:
2023年09月27日よしながふみ原作ドラマ「大奥」Season2<幕末編>のキービジュアルが公開された。男女が逆転した江戸パラレルワールド。吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが赤面疱瘡撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語が、この秋映像化。今回公開されたビジュアルには、福士蒼汰演じる家定の正室・天璋院/胤篤、古川雄大演じる最後の大奥総取締・瀧山らが登場。デザイン担当・清川あさみは「大切なのは『人の繋がり』という事なのだと、導きのあるような優しい光に包まれたビジュアルを目指しました」と話し、「終わりでなく始まりでもある、私たちの生きる現代と繋がる未来を見ている姿を描きました」とコメントしている。「大奥」Season2は10月3日より毎週火曜日22時~NHK総合にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年09月12日「大奥」Season2幕末編の主な出演者として、古川雄大、愛希れいか、瀧内公美の3人が発表された。男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いたよしながふみの「大奥」。これを原作に、3代将軍家光から8代将軍吉宗までの物語をドラマ化した。秋には、吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが赤面疱瘡撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を映像化する。古川さんが演じるのは、最後の大奥総取締・瀧山。年季明けは学問に励み、自分のやりたい事が自由に出来るようになる日を夢見ていたところ、阿部正弘に見いだされ、将軍・家定に仕えるため大奥入り。持ち前の器量と権勢を発揮し、大奥の男たちを束ねていく。瀧山「人を見抜く厳しい目を持ちますが、自分が認めた人物にはとことん愛情を注ぎ、天然で少し可愛らしい面もあります」と自らの役柄を説明した古川さんは、「時代劇でありながら現代にも通ずる問題が描かれているのも大きな見どころのひとつです」とコメント。「魅力あふれる瀧山を丁寧に演じ、皆様の心に響く作品になりますよう精進して参ります。ご期待下さい」とメッセージを寄せている。「宝塚歌劇団」出身の愛希さんが演じるのは、徳川家定。実父の虐待に苦しんだが、美しく聡明で現実を受け止める芯の強さを持っている。瀧山や阿部正弘と信頼を育み、己の人生を追求していく。愛希さんは「己の定めを受け入れ、人生を諦めかけているところに、自分を守ってくれる家臣達、そして愛する人との出会いで笑顔を取り戻していく家定を、心を込めて精一杯演じたいと思います」と意気込んでいる。徳川家定瀧内さんが演じるのは、家康に影武者として仕えた阿部正勝の子孫・阿部正弘。男性が再び要職に就くようになった世の中で、腰の重い兄・正寧に代わり家督を継ぐ。また、家定からの信頼も厚く、寺社奉行から老中へと出世を果たしていく。台本を読み「心が温かくなるお話にポロポロ涙が…」と物語の印象を明かした瀧内さんは、「愛すべき阿部ちゃん、お喋り大好き阿部ちゃん、阿部の忠義を見せねばなりませぬ!一所懸命に演じます」とコメントしている。阿部正弘「大奥」Season2は秋、NHKにて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年06月12日3月25日(土) 公開の映画『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』の完成披露舞台挨拶が、3月22日(水) に新宿バルト9で開催された。本作は、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【東映ムビ×ステ】の第五弾で、令和のヤクザが坂本龍馬になり代わるという現代と幕末を飛び越えた新感覚の“タイムスリップ歴史スペクタクルムービー”。4月から5月にかけては舞台『仁義なき幕末–令和激闘篇-』が、東京と大阪で上演される。イベントには、映画で主演を務めた松田凌をはじめ、和田琢磨、矢崎広、赤澤燈、石黒英雄、本田礼生、小野健斗、岡宏明、橋本一監督といったキャスト&スタッフ陣9名が登壇。完成披露を迎えたことに対し松田は「まず一言、本当に嬉しいです。本当にいろんな方々の力があってここまで来れました。そして今やっと実感が湧いております」と喜びを露わにした。また坂本龍馬と坂本龍馬になりすます役という難しい2役を演じたことに対しては「自分が二役を演じるとは思ってなかったので、演じてる時は必死でした。撮影クルーに助けられながら場面チェンジなどもなんとかできた」とスタッフへ感謝を述べた。松田凌ムビ×ステの出演のオファーを受けた時のことについて矢崎は「東映ムビ×ステ第一弾『GOZEN』の時は、どういうエンタメになっていくかわからない状態だったが、今ここまで続いていること、そしてまたオファーをいただけたことがすごく嬉しいです!」と話した。映画で松田の相方役を務めた和田は「ムビ×ステのシリーズも知っていたし、松田さんとご一緒してみたかったので本当に嬉しかった」と目を輝かせ、松田との現場について「短い期間でもお互いテストで気持ちを合わせられたし、居心地の良い現場でした」と大絶賛。そして赤澤は、映画出演時のチョンマゲヘアーと本日のマッシュヘアーのギャップをキャストにイジられ「出演者の皆さんの名前だけでも、撮影が楽しくなるなと思いました!」と少年のように元気良く挨拶し、会場は笑顔に包まれた。石黒は「監督とは実は18年ぶりで『白虎隊』以来。本当に嬉しかったです」と話し、過去に橋本監督に怒られたエピソードも披露し会場は大盛り上がり。本田は「こんなに偉大な先輩方がいらっしゃる中で出演できたことが嬉しい。新選組は男子の憧れでもあるので演じられて良かった」と力強く話した。また小野は本作について「WBCで熱い試合を見たように、この作品にも熱いメッセージが詰まってますので楽しみにしていてください」と話し会場に笑いが響いた。さらに本宮泰風とのシーンについて岡は「本宮さんが見た目はすごく怖いのに、本当に裏で優しくて、緊張していたのを悟って声をかけてくれてご飯に連れて行ってもらっていました。今日はいないですが本当に本宮さんありがとうございました!」と話し、他キャスト陣から羨ましがられる場面もあった。そして橋本監督は本作とムビ×ステという企画について「映画はこのキャストとキャラの魅力を見出せたらと思って作りました。でもムビ×ステならではの舞台での続編はノータッチなので、僕もある意味一観客として楽しみですよ」と話した。また舞台で主演を務めることに対して和田は「大好きなメンバーなので、大丈夫だなと思ってます。映画のエネルギーを舞台にも持っていきたいです」と意気込みを語った。最後に松田は「このメンバーで作れて本当によかった。様々な縁のもと、ムビ×ステという企画でしか揃わないメンバー。今後ともムビ×ステも『仁義なき幕末』もよろしくお願い致します!」と座長らしく力強い言葉を述べ、イベントは幕を閉じた。<作品情報>映画『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』3月25日(土) 公開映画『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』ポスタービジュアル (C)2023 toei-movie-st脚本:毛利亘宏(少年社中)監督:橋本一【出演】松田凌 和田琢磨矢崎広 鈴木勝吾 赤澤燈 荒川ちか石黒英雄 本田礼生 小野健斗 岡宏明 江戸川じゅん兵本宮泰風/剛力彩芽<公演情報>舞台『仁義なき幕末–令和激闘篇-』4月27日(木)~5月7日(日) 東京・サンシャイン劇場5月18日(木)~21日(日) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ作・演出:毛利亘宏(少年社中)【出演】和田琢磨 松田凌水谷果穂 石黒英雄 本田礼生 小野健斗 木津つばさ 吉田メタル 荒川ちか岡宏明 柏木佑介 赤澤燈 鈴木勝吾関連リンクムビステHP:映画HP:舞台HP:
2023年03月23日映画『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』の場面写真が公開された。本作は、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【東映ムビ×ステ】の第五弾で、令和のヤクザが坂本龍馬になり代わるという現代と幕末を飛び越えた新感覚の“タイムスリップ歴史スペクタクルムービー”。松田凌、和田琢磨、鈴木勝吾、剛力彩芽といったキャストが名を連ねている。公開された場面写真は全10枚で、坂本龍馬になり代わった令和のヤクザ・村田恭次(松田)と、村田の右腕で新選組に入った大友一平(和田)が幕末の抗争最中に再会する場面や、村田組・大友一平と敵対する暴力団が仕向けた狂犬ヤクザ・伊達唯臣(鈴木)が間近で抗争するシーン、さらにおりょう(剛力)が一点を見つめ思い耽る姿などを見ることができる。(C)2023 toei-movie-st(C)2023 toei-movie-st(C)2023 toei-movie-st『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』は3月25日(土) に公開される。<作品情報>映画『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』3月25日(土) 公開映画『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』ポスタービジュアル (C)2023 toei-movie-st脚本:毛利亘宏(少年社中)監督:橋本一【出演】松田凌 和田琢磨矢崎広 鈴木勝吾 赤澤燈 荒川ちか石黒英雄 本田礼生 小野健斗 岡宏明 江戸川じゅん兵本宮泰風 剛力彩芽<公演情報>舞台『仁義なき幕末–令和激闘篇-』4月27日(木)~5月7日(日) 東京・サンシャイン劇場5月18日(木)~21日(日) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ作・演出:毛利亘宏(少年社中)【出演】和田琢磨 松田凌石黒英雄 本田礼生 小野健斗 木津つばさ 荒川ちか岡宏明 柏木佑介 赤澤燈 鈴木勝吾関連リンクムビステHP:映画HP:舞台HP:
2023年02月22日映画『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』より、特報映像とキャラクタービジュアル、そしてストーリーが解禁され、併せて3月25日(土) に公開されることも決定した。本作は、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【東映ムビ×ステ】の第五弾で、令和のヤクザが坂本龍馬になり代わるという現代と幕末を飛び越えた新感覚の時代劇だ。特報映像では、松田凌演じる令和のヤクザ・村田恭次が幕末時代にタイムスリップし、自分そっくりの龍馬と出会うシーンが公開。ヤクザと龍馬の一人二役を完璧に演じ分ける松田凌の姿は必見だ。また、龍馬や新選組とともに“激闘の幕末”の中に存在する派手なスーツ姿のヤクザたちが、タイムスリップムービーの面白さを期待させるインパクトのある映像となっている。キャラクタービジュアルは、令和のヤクザ「村田組」の若頭である主人公村田役・松田凌や、村田の幼馴染で「村田組」の組員である大友一平役・和田琢磨、龍馬の妻で物語のカギを握る今作のヒロインおりょう役・剛力彩芽、そして西郷隆盛役の本宮泰風など、総勢13名の姿が公開された。映画『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』特報映像<作品情報>映画『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』2023年3月25日(土) 公開脚本:毛利亘宏(少年社中)監督:橋本一■出演松田凌/和田琢磨矢崎広/鈴木勝吾/赤澤燈/荒川ちか石黒英雄/本田礼生/小野健斗/岡宏明/江戸川じゅん兵本宮泰風/剛力彩芽<公演情報>舞台『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』2023年春 上演作・演出:毛利亘宏(少年社中)出演:和田琢磨/松田凌 ほか【ストーリー】「俺とお前でテッペン獲るぞ」そう誓い合った2人の男。ヤクザの若頭・村田恭次(松田凌)とその右腕・大友一平(和田琢磨)だ。インテリの恭次が“頭”、喧嘩の強い一平が“腕”となり、2人は裏社会の頂点に立とうとしていた。だが、敵対する暴力団が仕向けた狂犬ヤクザ・伊達唯臣(鈴木勝吾)との抗争のさなか、突然現れた不思議な童子(荒川ちか)の力により、恭次たちは幕末にタイムスリップ。そこで恭次はある1人の男と出会う。彼の名は、坂本龍馬(松田凌 / 2役)。なんと龍馬は恭次と瓜二つの顔をしていた。なぜ憧れの龍馬が自分と同じ顔をしているのか……?戸惑う恭次をさらに混乱に陥れるように、龍馬を狙う一味が来襲。恭次をかばい、龍馬が命を落としてしまう。龍馬がいなければ、西郷隆盛(本宮泰風)と桂小五郎(岡宏明)の手を組ませることもできない。この国に新たな時代は永遠に訪れない。憧れの男の死を目の前で看取った恭次は、自らが龍馬になり代わり、龍馬の目指した日本の夜明けを実現しようと決意する。一方、同じく幕末にタイムスリップした一平とその舎弟・高梨明(矢崎広)はひょんなことから新選組に入隊。鬼の副長・土方歳三(石黒英雄)、沖田総司(本田礼生)、原田左之助(小野健斗)らと行動を共にすることに。妻・おりょう(剛力彩芽)や土佐藩士・中岡慎太郎(赤澤燈)に支えられながら新しい国づくりのために奔走する龍馬=恭次。現代に戻りたいと願いながらも、重い鉄の掟に翻弄され引きずり込まれていく一平。時代の荒波は、かつてテッペンを獲ろうと約束した2人の運命さえ飲み込もうとしていた。はたして日本の夜明けはやってくるのか。2人のヤクザが相まみえたとき、激動の幕末にさらなる事件が巻き起こる――。ムビステHP:映画HP:
2023年01月24日欅坂46および櫻坂46の元メンバー・菅井友香が主演する舞台『新・幕末純情伝』が2023年1月28日(土)から東京・紀伊國屋ホールで上演される。つかこうへい作の本作は、幕末の京都を舞台に、新撰組の沖田総司が実は女だったというユニークな着想のもと、1989年8月に幕を上げた。それ以降『熱海殺人事件』『飛龍伝』と並び、つかの代表的な作品として愛され、これまで幾度となく上演を重ねてきた。今回、主人公の沖田総司を演じる菅井友香。『飛龍伝2020』で既につか作品を経験している菅井は「『飛龍伝』は自分にとって大きな経験になったので、今回またチャンスをいただけたことが嬉しくて、ありがたいです。グループ卒業後初めての舞台ということもあり、新たなスタートとして身が引き締まる思いです」と本作への意気込みを語る。脚本を読んだ感想を尋ねると「一言でまとめるのは難しいのですが......脚本を読んで、幕末の激動の時代に、登場人物たちは必死に生きて、戦っていたのだなと感じることができました。胸を締め付けられるような切ないシーンもあり、それらをどうやって受け取っていただけるか、私自身もしっかりと稽古で確立させたいなと思います」。沖田総司という人物については「剣術の優れた能力がある中、病におかされていたので、きっとご本人はいろいろと辛い思いをされていたのかなと。それでも、自分が仕えている人のために戦って......人気があるのがよく分かります。とても魅力的な方だなと思います」と話した。菅井は、今年11月の東京ドーム公演をもってグループを卒業した。7年間の活動について「本当に楽しかったんですけど、大変だった時期もありました」と振り返る。「きつかったことや思うようにいかなかった経験、そのときに知った感情が、もしかしたらお芝居のヒントになるかもしれないなと今は思うんです。いろいろな経験ができて、感謝しかありません」。11月29日で27歳になった。「やっぱりもう大人の年齢。芯がありつつも、周りの方々と協調して、意見を汲み取ることができる柔軟な女性を目指して、日々成長していきたいです」と語り、本作についても「つかさんの脚本を通じて、精一杯生きた方々の物語をしっかりお届けできるよう、また皆様に存分に浸っていただけるよう、私自身、作品と向き合って参りますので、楽しみに待っていてください」。東京公演は2月12日(日)まで、神戸公演は2月17日(金)〜19日(日)まで。取材・文・五月女菜穂
2022年12月22日俳優の松田凌、和田琢磨が主演を務める映画『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』(2023年春公開)の出演者が9日、明らかになった。同作は映画と舞台を展開する【東映ムビ×ステ】第5弾。令和の時代から幕末にタイムスリップしたヤクザものたちが数奇な運命をたどり、坂本龍馬や新選組、幕末志士ら史実上の偉大な人物たちと交わり、歴史を動かす奇譚劇を描く。この度、映画のサブタイトルが「龍馬死闘篇」に決定。 令和のヤクザ村田恭次(松田凌)は幕末へタイムスリップしてしまう。そこで恭次をかばって命を落としたのは憧れの坂本龍馬だった。恭次は龍馬の意志を継ぎ、坂本龍馬になり代わって「日本の夜明け」を目指す羽目になる。物語の鍵を握る志士・坂本龍馬の妻で今作のヒロイン・おりょうを演じるのは、剛力彩芽。さらに、大友の舎弟として幕末にタイムスリップし動乱の危機に挑む高梨明を矢崎広、村田率いる「村田組」と敵対する「錦旗会」の組員であり、血にうえたクールな冷血漢・伊達唯臣を鈴木勝吾、龍馬の友人・中岡慎太郎を赤澤燈、主人公たちを幕末へタイムスリップさせ翻弄する不思議な力を持つ蘭月童子を荒川ちかが演じる。その他、幕末の志士や武士を演じるのは、土方歳三役 石黒英雄、沖田総司役 本田礼生、原田左之助役 小野健斗、桂小五郎役 岡宏明、佐々木只三郎役 江戸川じゅん兵、そして西郷隆盛役 本宮泰風と、実力派キャストが揃った。○剛力彩芽 コメントほとんどの人が知っているであろう、坂本龍馬さんのお話…そこに現代の人間が現れてしまったら、、もうそれだけで、ワクワクドキドキすること間違いなしです。さらに舞台にはどう繋がっていくのか…もう見どころ満載です! ぜひ楽しみにしていてください。(C)2023 toei-movie-st
2022年12月09日明治学院大学法学部の佐々木雄一准教授が研究成果として『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』(中公新書)を刊行しました。詳細URL: 『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』(中公新書)◆本リリースのポイント・研究成果をコンパクトにまとめた最新の近代日本外交史論・1850年代から1945年にわたる日本外交の歩みを、国際秩序との関わりを軸に通観・国際秩序や外交・安全保障について、その参考となる知見を歴史的視座から考察し、提供◆研究内容明治学院大学法学部の佐々木雄一准教授が、著書『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』(中央公論新社)を刊行しました。明治学院大学での日頃の研究・教育の成果をふまえて、1850年代から1945年までという長期にわたる日本外交の歩みを、国際秩序との関わりを軸に通観したものです。佐々木准教授は博士学位論文を基にした初めの著書、『帝国日本の外交1894-1922 なぜ版図は拡大したのか』(東京大学出版会、2017年)が近年を代表する近代日本外交史研究の一つとして既に学界内で定着しており、以来、近代日本の外交や戦争に関する著作・論文を多数発表してきました。今回の著作は、そうした最先端の研究の知見をコンパクトにまとめ、広く世の中に伝えるべく執筆されたものです。昨今の国際情勢を受けて、国際秩序や外交・安全保障について日本でも論じられる機会が増えました。本書は、歴史的視座からその参考となる知見を提供しています。また、世界史や東アジア史の視点をふまえた近代日本外交論であり、高校で「歴史総合」科目が導入されるなど近代日本と世界の歩みをどのように総合的に理解するかが注目されるなか、現在の研究や大学教育の水準を知ることができます。◆書籍情報著者 :法学部・佐々木雄一書籍名 :『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』発行日 :2022年10月20日出版社 :中央公論新社IBSNコード:ISBN978-4-12-102719-1◆研究者プロフィール東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。2022年4月より明治学院大学法学部政治学科准教授。専門分野は日本政治外交史。これまでの研究成果についての詳細は以下をご確認ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月09日株式会社マミ/日本新作ミュージカル制作委員会、『幕末オペラ 新撰組外伝 【歳三を愛した女】』が2022年7月8日(金)~9月28日(水)に全国6都市(名古屋・京都・札幌・東京・仙台・函館)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて4月15日(金)10:00より発売開始です。カンフェティにて4月15日(金)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 激動の幕末~士道に生き抜こうとする男と、彼を愛した女の物語時は幕末。安政の大獄に続き、桜田門外の変が起こり、思想が入り乱れた改革の嵐が吹き荒れた。幕府か朝廷か、開国か攘夷か。激動の幕末に、信義を貫き、日本を守るべく奔走した熱き志を持った男たちがいた。「死を覚悟し、忠義を尽くす」これは、時代に逆らい武士として生き抜こうとする男・新撰組副長 土方歳三と、彼を愛した女の物語。「歳三を愛した女」は、あおい英斗作品第3弾として、2012年10月~12月に「エフエム愛知」・「エフエム北海道」でラジオ・ミュージカルとして放送されました。本作は、2020年、オペラユニット・ザ・レジェンドとタッグを組み、厳しくなるコロナ情勢を鑑みた選択として、舞台制作に先駆けてまずは映像作品として制作しました。続き、2021年6月の舞台初演【名古屋市千種文化小劇場(ちくさ座)】においては、その舞台機構に即して前年度・映像作品の演出手法を駆使して上演。歴史的人物の愛と友情を軸にした幕末ドラマにオリジナル音楽を乗せ、共感性とエンターテインメント性の高いステージとして好評を博しました。そしてこのたび、全国6都市8公演で開催いたします。進化し続ける本作品にどうぞご期待ください。公演概要『幕末オペラ 新撰組外伝 【歳三を愛した女】』公演期間:2022年7月8日(金)~9月28日(水)全国6都市8公演(名古屋・京都・札幌・東京・仙台・函館)■出演者菅原浩史内田智一志村糧一吉田知明吉武大地磯谷大樹三木佑真柿迫秀蘭乃はな青木萌山下禎啓、北沢洋、大井靖彦、大町知弘、篠原彰宏、谷口誠太郎原作・作詞:あおい英斗脚本・演出:吉田知明作曲・音楽監督:中村匡宏【名古屋公演】名古屋市千種文化小劇場(ちくさ座)7月8日(金)18:30開演(17:45開場)7月9日(土)15:00開演(14:15開場)<チケット料金>前売8,500円、当日9,000円【京都公演】ロームシアター京都・サウスホール7月21日(木)18:30開演(17:45開場)<チケット料金>前売8,500円、当日9,000円【札幌公演】道新ホール7月29日(金)18:30開演(17:45開場)<チケット料金>前売8,000円、当日8,500円【東京公演】渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール8月9日(火)13:00開演(12:15開場)8月9日(火)17:30開演(16:45開場)<チケット料金>前売8,500円、当日9,000円【仙台公演】日立システムズホール仙台・シアターホール8月24日(水)18:30開演(17:45開場)<チケット料金>前売8,000円、当日8,500円【函館公演】函館市芸術ホール・ハーモニー五稜郭9月28日(水)18:30開演(17:45開場)<チケット料金>前売8,000円、当日8,500円■全8公演通し券料金前売60,000円特大公演ポスター付き※※通し券はMBAイベント・クリエーション部にて7月7日(木)までの販売です。■注意事項・チケットは全指定席です・未就学児童の入場はご遠慮ください・前売りの時点でチケットが売り切れてしまう場合、当日券の販売はありませんのでご了承ください。・公演毎に出演者が異なります。事前にご確認の上、チケットをご予約ください。主催:株式会社マミ/日本新作ミュージカル制作委員会[札幌・函館公演] 道新文化事業社/[仙台公演] tbc東北放送協賛:株式会社メニコン後援:[名古屋公演] 名古屋市教育委員会/(公財)名古屋市文化振興事業団[京都公演] KBS京都特別協力:[札幌・函館公演] HBC北海道放送/[函館公演]FMいるか制作:株式会社カンパニーイースト/メニコンビジネスアシスト(MBA)イベント・クリエーション部制作協力:[札幌・函館公演] ダブルス 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月15日屈託のない笑いから福徳への願い、世の中への不安や不満まで、人々の感情がユーモラスに描き表された浮世絵を紹介する『吉例浮世絵大公開! 江戸の滑稽―幕末風刺画と大津絵― 田河水泡コレクションを中心に』が、3月18日(金)より町田市立国際版画美術館にて開催される。同展では、漫画『のらくろ』の作者・田河水泡(たがわすいほう)が収集したコレクションを中心に、混乱の時代をユーモアで乗り切ろうとする風刺画から、素朴な滑稽さが魅力の大津絵まで約140点を展示。変幻自在な表現を武器に幕末の世相を描いた歌川国芳をはじめ、 歌川広重、河鍋暁斎、一恵斎芳幾、月岡芳年、小林清親ら人気絵師たちの滑稽表現と、それを享受した民衆の本音を読み解いていく。毎年、桜の開花シーズンに合わせて開催する、町田市立国際版画美術館恒例のシリーズ「吉例浮世絵大公開!」。お花見も併せて楽しみたい。歌川国芳《人をばかにした人だ》弘化4年(1847)頃、町田市立国際版画美術館歌川広重《お菊・芋蛸》」天保(1830-44)末頃、町田市立国際版画美術館蔵歌川芳藤《はしか童子退治図》」文久2年(1862)、町田市立国際版画美術館蔵一恵斎芳幾《朝比奈ねむけざまし》、慶応4年(1868)、町田市立国際版画美術館蔵【開催概要】『吉例浮世絵大公開! 江戸の滑稽―幕末風刺画と大津絵― 田河水泡コレクションを中心に』会期:2022年3月12日(土)~4月10日(日)会場:町田市立国際版画美術館時間:10:00~17:00、土日祝は17:30(入場は閉館 30 分前まで)休館日=月曜日(3月21日は開館)、3月22日(火)料金:一般800円、大高生400円※ミニ企画展「奈良美智と版画のなかの子どもたち」も同時開催■公式サイト:
2022年02月24日劇団☆新感線の新作、いのうえ歌舞伎『神州無頼街』がコロナ禍での延期を経て、約1年半ぶりの上演が決定した。幕末を舞台にヒロイックな2人組がヤクザな猛者らに立ち向かう伝奇時代劇。合同取材会で開口一番、前のめりでやる気を吐露した福士蒼汰と宮野真守。「歌ありダンスありのド派手な新感線を楽しんで貰いたい。全身全霊で挑みます!」(福士)、「皆の気合もマックス。絶対に面白くなるのは間違いない!」(宮野)。演出いのうえひでのりも「相当ガンガンに音が出てくる(音楽重視の)Rシリーズに近い」と宣言。掲げるテーマも「うるさい、やかましい、しつこい」の賑やかさだ。2022年劇団☆新感線 42周年興行 春公演 いのうえ歌舞伎『神州無頼街』チケット情報時は幕末。駿河国で名を馳せる侠客・清水次郎長が快気祝いの席で、無慈悲な新参者の身堂蛇蝎(高嶋政宏)とその妻の麗波(松雪泰子)らに襲撃されたことから物語が動き出す。瀕死の次郎長を救った評判の町医者、秋津永流(福士蒼汰)は謎めいた身堂一家を探るため、お調子者で“口出し屋”の草臥(宮野真守)を相棒に一家の牙城、富士裾野の無頼街を訪れるが…。※高嶋の「高」ははしごだか当て書きに近い役柄を得たふたり。「お節介に口八丁で銭を稼いでいく。生業である声優としての部分も込められた役だと思うので、声でどう表現するか。変幻自在な感じを出せたら」と宮野。かたや福士は実直だがどこか食えない役どころ。いのうえいわく「そうきたか!と半笑いで驚くような、大どんでん返しのきっかけとなる」存在だ。「多分僕は笑顔の印象が強いんだろうなと。真っすぐだけど裏がある役。でも僕自身に裏はありません」と福士は笑う。高嶋政宏&松雪泰子が担う敵キャラも強烈で、「大ボスの変態夫婦は相当変だし、相当強い。ふたりのシーンは濃厚です」といのうえ。他にも猥雑で妖しく、摩訶不思議な役柄や展開がてんこ盛り。「最初に言っておきますが、情報量が多すぎる(笑)。お客さんも全部は拾わなくていい。何となく楽しい部分だけを感じ取っていただいて。どうしても気になる方は戯曲で読むか、2度3度と観に来ていただければ」と、見応えは重量級なようだ。上演を待つ間、福士は早乙女太一、友貴兄弟と殺陣の自主練に励み、宮野はミュージカル俳優として着実にステップアップしてきた。そんなふたりの頑張りを「活かさない手はない」と、いのうえは福士の殺陣の難易度を上げ、宮野が歌う楽曲数を増やした。さらに、いのうえ演出による少人数の舞台にもそれぞれ主演した福士と宮野。いのうえは、図らずも濃密な稽古期間を経たことで「ふたりの芝居も相当変わってきている。自信にもなっただろうし、成長した彼らの実力を今回の舞台でお見せできるのが僕もすごく楽しみです」と手応えを口にする。最後に観客に向け「お祭りに参加するような思いっきり楽しめる舞台になると思う。頑張ります!」と改めて決意を語った。公演は3月17日(木)から29日(火)まで大阪・オリックス劇場にて。その後、静岡、東京で上演。大阪、静岡公演のチケットは1月30日(日)、東京公演のチケットは3月5日(土)一般発売。取材・文:石橋法子
2022年01月27日創造広場「アクトランド」(所在地:高知県香南市、館長:小笠原 満)ではこの度、幕末土佐で活躍した絵師金蔵、通称:絵金の描いたものではないかと思われる未確認作品24点を発見しました。そして、鑑定の結果、この作品が絵金の真作と確認されたことをお知らせいたします。新しく発見された絵金の作品この発見された作品は、石川五右衛門が主人公の浄瑠璃で、後に歌舞伎化もされた「釜淵双級巴(注1)(かまがふちふたつどもえ)」を絵金が絵馬提灯(注2)として描いたものです。絵金筆の絵馬提灯は現存数が少なく、今回の発見で4作品目となります。これまで確認されていた絵金筆の絵馬提灯のなかで最多の連作となります。24点の中には、芝居の台本にない絵金の創作による場面もあり、絵金独特の視点がうかがえる貴重な作品といえます。(注1)釜淵双級巴・・・元文2(1737)年初演の人形浄瑠璃を描いたもので、歌舞伎好きはおなじみの盗賊・石川五右衛門が主人公。五右衛門がうけた刑にちなみ、釜風呂を「五右衛門風呂」というように、処刑場面がクライマックスです。(注2)絵馬提灯・・・芝居絵屏風と同じく神社の夏祭りの夜に飾られたもので、箱型の木枠に和紙を貼り、中に入れたろうそくの光で鑑賞します。ろうそくの揺れる光で見る絵馬提灯は、宵祭りの雰囲気をさらに盛り上げます。■鬼才絵師・絵金とは?絵師・金蔵(文化9~明治9/1812~1876)を略して絵金と呼ばれています。もとは狩野派絵師だったがのちに失脚して町絵師となり、芝居絵屏風を多数制作するようになります。当時の庶民の娯楽であった歌舞伎や浄瑠璃を題材とし、芝居の修羅の世界を極彩色で彩った芝居絵屏風は、ろうそくの揺れる光に映し出され、うごめくように息づいています。その独特の画風は「おどろおどろ」と表現され、近年の江戸絵画人気により全国的に注目され始めています。現在でも高知県各地の神社で年に一度の夏祭りの夜に飾られ、土佐の祭礼文化を彩っています。絵金筆「伊達競阿国戯場 累」(部分)赤岡町絵金祭りにて<高知県内の各地で行われる夏祭りにて展示される絵金の作品>高知県内で行われる夏祭りにて展示される絵金の作品絵金は、龍馬と並ぶ幕末土佐を代表する人物であり、年に一度、絵金の芝居絵屏風を町中に飾る「絵金祭り」(香南市赤岡町、7月第3土、日曜日開催)では、小さな町の商店街に国内外から2万人を集める祭りとなっており、高知の観光資源となっています。<赤岡町の絵金祭りの様子>赤岡町の絵金祭りでの展示風景創造広場「アクトランド」では園内にある展示館の一つ「絵金派アートギャラリー」にて、この新しく発見された絵金の作品24点を一堂に展示する企画展を開催しています。■企画展開催のお知らせ企画展「宵を彩る絵馬提灯の世界-釜淵双級巴(かまがふちふたつどもえ)-」企画展チラシ<企画展概要>開催日時:令和3年6月25日(金)~令和4年5月29日(日)10:00~18:00(入館締切17:30まで)開催場所:創造広場「アクトランド」絵金派アートギャラリー主催 :創造広場「アクトランド」入館料 :一般 1,000円(税込) 高校生以下 500円(税込) 小学生未満 無料<企画展開催の背景>2000年頃より日本美術ブームが続いています。幕末期、土佐で活躍した「絵金」も、そのブームで注目される絵師の一人。2020年に東京、大阪、山口で開催された「奇才展」では、伊藤若冲、歌川国芳、尾形光琳や円山応挙、葛飾北斎など日本を代表する絵師とともに、絵金の作品が全国巡回しました。今回の企画展では、新たに発見された絵金の作品を全国の皆様に見ていただきたく開催いたします。<今回の企画展の要点>・この度、絵馬提灯24枚が発見され、鑑定の結果、絵金の真作と確認されました。この新しく発見された絵馬提灯全24枚を初公開いたします。・その24枚は、石川五右衛門が主人公の浄瑠璃で、のちに歌舞伎化もされた「釜淵双級巴」の連作です。・芝居の台本にない絵金の創作による場面もあり、絵金独特の視点がうかがえる貴重な作品といえ、最後の24枚目は、石川五右衛門が釜煎りの刑になったその後を描いています。・お手持ちのスマートフォンで音声解説やARでの解説も体験できます。・展示室の照明が10分ごとに暗くなったり、明るくなったり、当時の宵祭りの雰囲気を再現します。10分毎に照明が切り替わります<様々な試み>今回の企画展をより楽しんでいただけるよう、ARアート体験やフォトスポットを用意しました。絵金の世界をより深く楽しめるARアート体験では、スマホをかざすと画面の中にAR学芸員が登場し解説します。フォトスポットとして用意した皆様ご存じの「五右衛門風呂」は、石川五右衛門の釜煎りが由来です。展示館前にフォトスポットとして釜を用意しましたので、こちらで記念撮影ができます。スマホで楽しめるAR体験とフォトスポット■今後の展開について高知大学教育学部の研究で、破損し大部分が失われた絵金派筆の芝居絵屏風が復元されました。令和4年1月より、この最新研究の報告・展示を企画展とあわせて展示室内で行います。■創造広場「アクトランド」について「アクトランド」のアクト(ACT)とは、Art(芸術)・Culture(文化)・Technology(技術)の頭文字を並べたもので、芸術に親しみ、文化を高め、科学技術を発展させる、という想いのもと開設しました。施設内には、坂本龍馬の蝋人形館「龍馬歴史館」や、土佐の鬼才絵師・絵金らの作品を展示した「絵金派アートギャラリー」、自動車黎明期の技術が見られる「世界クラシックカー博物館」などの8つの展示館に加え、日本最小で唯一の人力観覧車など、ユニークな遊具のある無料エリアを併設。豊かな感性と創造性を育むための魅力に満ちた空間となっています。創造広場「アクトランド」の所在地 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月16日永山瑛太が坂本龍馬、向井理が土方歳三を演じる正月時代劇「幕末相棒伝」。この度、海援隊や新選組などを演じる追加キャストが発表された。幕末の京都を舞台に、坂本龍馬と土方歳三の最強バディが将軍暗殺未遂事件の黒幕を48時間以内に探し出す様を描く本作。今回新たに発表されたのは13名。第十五代将軍・徳川慶喜役に渡辺大、幕府若年寄・永井尚志役に杉本哲太。薩摩藩の西郷隆盛と中村半次郎役には、谷田歩と奥野瑛太がそれぞれ決定。杉本哲太(永井尚志役)また、中岡慎太郎を和田正人、海援隊の陸奥陽之助を浅利陽介。新選組の近藤勇は阿部亮平、沖田総司は白洲迅。白洲迅(沖田総司役)ほかにも、駿河太郎が桂小五郎、近藤芳正が佐川官兵衛、佐藤隆太が伊東甲子太郎、堀田真由が仲居・おしの、中村梅雀が岩倉具視を演じることも分かった。堀田真由(おしの役)正月時代劇「幕末相棒伝」は2022年1月3日(月)21時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2021年10月04日松村武率いる劇団カムカムミニキーナの、下北沢ザ・スズナリ初お目見えとなる最新作『燦燦七銃士 ~幕末エクスプレス1867~』が10月31日(土)に開幕する。劇団旗揚げ30周年記念公演第1弾となった前回公演『猿女のリレー』が行われたのは7月。演劇そのものの存亡に関わる非常事態の中、稽古段階から徹底的に感染予防策を遵守し、是が非でも自分たちは「演劇」の路を突き進むのだという、強い決意に満ち溢れた舞台で観客を圧倒した。カーテンコール、「この状況で劇場を訪れてくださった皆さんも同志だ」と語る松村の言葉が印象的だった。そんな彼らがおくる、旗揚げ30周年記念公演第2弾。意外にも、小劇場の殿堂・下北沢ザ・スズナリには今回が初進出となる。歴史上の出来事や伝説を下敷きにした作品群に定評のある彼らが、今回選んだ題材は『ダルタニヤン物語』。小説『モンテクリスト伯爵』などで有名なフランスの小説家アレクサンドル・デュマの代表作のひとつだ。この物語を、幕末日本を舞台に、壮大な大河ドラマとして翻案する。黒船来航で鎖国日本が激震し、京の都では連日連夜の血の嵐。ついに世替わりを果たした日本だったが、その一方で祖国を遠く離れ、パリで開かれた万博に初参加した者たちがいた。中でも目玉は、当時のフランスでのベストセラー『三銃士』を和風に表現しようという、名も知れぬ幕末浪人たちによる「お芝居」の上演なのだった——。毎回そのバラエティ豊かさが期待されるゲスト俳優陣。今回はミュージカル『レ・ミゼラブル』等でも活躍を見せる内藤大希が参戦するほか、スタンダップコメディアンでもある俳優・清水宏、さらに池田有希子、今奈良孝行、谷知恵を迎え、八嶋智人ら劇団メンバーも血気盛んに顔を揃える。公演は11月9日(月)までザ・スズナリにて。日程後半の6ステージ限定で、オンライン配信が行われる。大阪・長野公演あり。文:小川志津子カムカムミニキーナ第70回公演『燦燦七銃士 ~幕末エクスプレス1867~』作・演出:松村武出演:内藤大希 / 清水宏 / 池田有希子 / 今奈良孝行 / 谷知恵 / 八嶋智人 / 亀岡孝洋 / 長谷部洋子 / 田原靖子 / 未来 / 渡邊礼 / 元尾裕介 / 福久聡吾 / 柳瀬芽美 / 梶野春菜 / スガ・オロペサ・チヅル / 松村武【東京公演】2020年10月31日(土)~2020年11月9日(月)会場:ザ・スズナリ【大阪公演】2020年11月14日(土)~2020年11月15日(日)会場:近鉄アート館【長野公演】2020年11月18日(水)会場:まつもと市民芸術館 小ホール【オンライン配信】対象公演:2020年11月3日(火・祝)12:30・17:002020年11月7日(土)13:00・18:002020年11月8日(日)12:30・17:00詳細→ カムカムミニキーナ公式YouTubeチャンネル→ では制作過程を公開中!
2020年10月31日2020年9月〜11月に再演が決定しているミュージカル『刀剣乱舞』〜幕末天狼傳〜。この頃には新型コロナウイルス感染も収まっているといいなあと願いながら、2016年の初演版を配信(dアニメストア、DMM.comで配信)で観た(若干ネタバレがあることをご了承ください)。はじまりは元治元年、京都、池田屋事件。近藤勇(郷本直也)、土方歳三(高木トモユキ)、沖田総司(栩原楽人)が大暴れ。その途中で沖田が血を吐いて倒れてしまう。史実では沖田は結核で亡くなるが、歴史修正主義者たちは沖田を生きながらえさせようと目論んでいるらしい。それを阻むべく編成された刀剣男士・第一部隊のメンバーは、沖田総司の打刀である加州清光(佐藤流司)、同じく沖田の打刀・大和守安定(鳥越裕貴)、土方の刀・和泉守兼定(有澤樟太郎)、土方の脇差・堀川国広(小越勇輝)、近藤勇の剛刀・長曽祢虎徹(伊万里有)、偽物と言われる長曽祢虎徹に対してホンモノの蜂須賀虎徹(高橋健介)の6振り。蜂須賀虎徹以外は新選組ゆかりの刀剣男士であるが、主(声:演出家の茅野イサム)はややアウェーな蜂須賀虎徹を隊長に任命する。その采配にはどんな狙いがあるのか……。大階段を使って刀剣乱舞する男子たち。長い刀がぶつからないように華麗に俊敏に踊ることには神経使うだろうなあと思っていつも観ているのだが、目下、ヒトとヒトとの距離を適切にとらないといけない状況下、剣先がぶつからない距離間っていいかもと不謹慎ながら思ってしまった。○■新選組を軸に展開する物語前作「阿津賀志山異聞」では義経と弁慶の主従関係と主と刀の「主従」関係とが重なって描かれていた。今回の「幕末天狼傳」では新選組の「同志」関係に光が当たる。新選組結成前の近藤、土方、沖田が部活(さながら剣道部)の仲間のように軽口をたたきつつ相手を深く思っている感じが素敵で、やがて共に京都に出て新選組を結成、京都守護にあたり、新政府軍と戦い続ける。彼らが愛用した刀たちも新選組の仲間たちと同じように飲んで歌って踊って……と仲が良い。みんなで歌う「かっぽれ」が愉快。一緒に死線をくぐり抜けて来たからこその関係性である。とすると、戦に出たことがなく飾られていた蜂須賀虎徹だけがその阿吽の呼吸に入っていけない。宴会でジョッキ一気飲みしてみる蜂須賀虎徹。意外な顔を見せ、次第に打ち解けていくか……と思わせつつ、蜂須賀虎徹の想いは根深くて……。新選組と刀剣男士の同志関係という並行した2本の軸を横軸とすると、歌にもある「選ばれぬ者」という軸が縦軸となると考えられる。蜂須賀虎徹は戦いに選ばれなかった刀であり、選ばれたのは偽刀と言われる長曽祢虎徹のほうである。蜂須賀虎徹は最初「なぜ偽物と組まないといけないのか」と嫌味を言うなど、長曽祢虎徹から距離をとってきた。自分がホンモノであると矜持を示しつつ、長曽祢虎徹にどこか引け目を感じている。また、大和守安定は加州清光と同じ沖田の打刀であったにもかかわらず、沖田の最期の死闘のとき選んでもらえなかったことをずっと残念に思っていた。沖田に想いが募る大和守安定は、新選組に潜入しようとする。そんなことをしたら歴史に抵触するのではと皆が反対するが、蜂須賀虎徹は隊長として許可する。蜂須賀虎徹と大和守安定、選ばれなかった者同士、ここで何かが繋がっているような気配が……。なんといっても、「選」という漢字に着目したところがニクイ。「選ばれるもの」と「選ばれないもの」そのふたつが人生には必ずといっていいほどある。刀自体が時代に選ばれなかったものである。「刀剣男士」は時代の進化に選ばれなかった刀の物語で、武器としての「役割」(このワードもよく出てくる)を終えた刀の喪失感が根底にあり、彼らがどんなに強く暴れていても拭えない悲哀となって立ち上って見える。とりわけ「幕末天狼傳」では、新選組のありし日のキラキラした青春の思い出が描かれ、近藤、土方、沖田がほんとうに仲良さそうなものだから、その悲劇的最期と、それを見つめる刀剣男士たちの眼差しが胸を打つ。○■個性豊かな刀剣男士が活躍哀しい宿命を彼らは歌うけれど、セリフでは互いに交わし合うことはあまりない。新選組の仲間たちは互いにわかりあっているのだけれど、言葉でなんでも伝えるのではなく、心で伝えるところがあって、からかったりもするけれど心のなかではすごく相手を思いやっている。そこがまたツボ。そういう言葉にしない美学を最も引き受けているのが長曽祢虎徹である。蜂須賀虎徹はそこに自分が求めても得られない強さの根源を見る。タイトルにある「天狼」は冬に最も大きく輝いて見える天狼星(シリウス)のこと。長曽祢虎徹は最初から最後までどこか孤独な狼のような強さを放ち続ける。クライマックス、白い照明の使い方がすこぶる効果的だった。長曽祢虎徹と近藤の絶叫芝居は圧巻。近藤の抑制しつつ力強い芝居は場を引き締めた。堂々たる長曽祢虎徹。華麗な外観に震える心をのぞかせたり、どこかとぼけた面も見せたりする蜂須賀虎徹(一気飲みはほんとうに重労働と思う)。単身、新選組に潜入し、でもばれてはいけないので沖田と口がきけないもどかしさがまるで「人魚姫」みたいな大和守安定。この3振りが「幕末天狼傳」では活躍する。今回は新選組の話だから「阿津賀志山異聞」ではややアウェーだった加州清光がメインにくるかと思いきや、今回も加州清光は傍観者的なところがある。ただ、彼の飄々とした明るさと、軽やかな動きが芝居を牽引していく。終盤、同じ沖田の刀同士の大和守安定と加州清光が並ぶシーンがあって、さりげないそこにグッとくる。和泉守兼定と堀川国広の活躍の場が若干少ない印象があるが、彼らは彼らでコンビとなってポイントポイントで引き締める。宝塚の男役のような見た目と発声とでドーンと構えた和泉守兼定に、「これでも僕、脇差ですから」と巧みにサポートする姿が宝塚の娘役のような堀川国広。ふたりが並ぶと大変麗しい。○■続きが気になる演劇の形第1部は2時間10分。密度の濃いものを見せてもらった後、第2部(40分)のライブは刀剣男士たちがまず、洋装で登場。ダンサブルなナンバーを歌い踊る。加州清光はライブのときのほうがリーダーっぽさを発揮している気がする(今回のミッションではリーダーでないとはいえ)。鍛錬を怠った者がかっこいいセリフを言う「禊」と呼ばれる罰ゲーム的なコーナーで会場をほぐした後、芝居の余韻を今一度蘇らせるような楽曲の数々。蜂須賀虎徹と長曽祢虎徹のデュエットがまたまた胸を締め付けた。6振りが客席に下りて、観客を煽りながら「KEY MAN」を歌ったあと、太鼓演奏の「漢道」。「阿津賀志山異聞」に続いて歴史パートの俳優たちは太鼓をやらないといけないから大変だなぁと思う。でも太鼓はやっぱり良いのである。お腹の底まで響く。太鼓とダンスと殺陣で劇場は熱狂のるつぼに。どの楽曲も良いので配信で見ていても体がついつい動いてしまう。やっぱり劇場に行きたい!今回も次回予告があり、次回のメンバーが発表された。連載漫画のような、連ドラのような、続きが気になる演劇って楽しいし、配信でも沼落ちすると思う。
2020年04月26日映画『サムライマラソン』が、2019年2月22日(金)に全国の劇場で公開される。土橋章宏の小説『幕末まらそん侍』を実写映画化原作は、160年以上に渡り受け継がれている史実「安政遠足(あんせいとおあし)」を舞台とする土橋章宏の小説『幕末まらそん侍』。時は幕末、迫る外国の脅威に備え、安中藩主・板倉勝明(いたくら・かつあきら)は藩士を鍛えるため、十五里(約58km)の山道を走る遠足(とおあし)を開催する。日本のマラソンの発祥といわれる出来事だ。行きはマラソン、帰りは戦「優勝者はどんな願いでも叶えられる」という夢のような大会に参加し、様々な思いを胸に走る侍達。しかし、とある行き違いによりこの動きが幕府への反逆とみなされ、藩士不在の城に安中藩とり潰しを狙う刺客が送り込まれてしまう。やがて危機を察知した彼らは、迫りくる幕府の刺客に立ち向かうために一致団結し、勝つためではなく守るために走り出す。主演・佐藤健、共演に小松菜奈、長谷川博己、森山未來ら主演の佐藤健が演じるのは、平凡な侍の姿を借りて幕府のスパイとして藩に潜入する忍び・唐沢甚内(からさわ・じんない)。藩に迫る危機をいち早く察知し、戦いを止めるために遠足に参加し奔走する。そのほか、遠足を命じる藩主・勝明役の長谷川博己、父である勝明に反発し藩を出ようとする雪姫(ゆきひめ)役の小松菜奈、雪姫を手に入れようとする傲慢な侍・辻村平九郎(つじむら・へいくろう)役の森山未來、誰もが認める俊足の足軽・上杉広之進(うえすぎ・ひろのしん)役の染谷将太、幕府大老・五百鬼祐虎(いおき・すけとら)役の豊川悦司ら、豪華キャスト陣が脇を固める。衣装はワダエミが担当衣装を担当したのは、映画『乱』でアカデミー賞衣装デザイン賞を獲得した世界的衣装デザイナーのワダエミ。物語に登場する、遠足を開催する安中藩方と、それに反対する幕府方、2つの派閥が観客から一目でわかるよう幕府方は赤、安中藩方は濃紺など、キャラクターの所属によって色分けを行っている。佐藤健の演じる唐沢甚内の衣装にも、黒と茶を基調にしつつ、青が差し色として用いられている。また、西洋文化が少しずつ入ってきた幕末という時代性を反映し、従来の時代劇よりも自由なアイディアが反映された衣装となっている。例えば、小松菜奈演じるヒロイン・雪姫の衣装は、和柄に洋風のブルーを組み合わせることで、西洋文化に憧れを持つ雪姫の人物像も投影したデザインに仕上げている。作品情報映画『サムライマラソン』公開日:2019年2月22日(金)出演:佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、木幡竜、小関裕太、深水元基、カトウシンスケ、岩永ジョーイ、若林瑠海、竹中直人、筒井真理子、門脇麦、阿部純子、奈緒、中川大志、ダニー・ヒューストン、豊川悦司、長谷川博己監督:バーナード・ローズ原作:土橋章宏「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)脚本:斉藤ひろし、バーナード・ローズ、山岸きくみ企画・プロデュース:ジェレミー・トーマス、中沢敏明音楽:フィリップ・グラス衣装デザイン:ワダエミ©”SAMURAI MARATHON 1855”FILM Partners GAGA.NE.JP/SAMURAIMARATHON
2018年12月17日マラソンの発祥とも言われる幕末に行われた“安政遠足”を舞台に描かれた『サムライマラソン』。佐藤健、小松菜奈、森山未來などの豪華キャスト共演でも話題を呼んでいる本作から、ポスタービジュアルと予告編が公開となった。日本のマラソンの発祥である史実「安政遠足」。幕末、迫る外国に備え藩士たちを鍛えるため、約58キロの山道を走る“遠足(とおあし)”が行われた。原作は、『超高速!参勤交代』や『引っ越し大名三千里』の原作者でもある、土橋章宏による『幕末まらそん侍』(ハルキ文庫)。監督は、イギリス人の映画監督、脚本家でもあるバーナード・ローズ。また、黒澤明監督作品『乱』でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したワダエミが衣装を手掛けた。主人公の唐沢甚内を演じるのは、佐藤健。唐沢は、幕府のスパイとして藩に潜り込み、戦いを止めるために遠足に参加することになった忍びという役柄だ。また、男装しながら遠足に参加する活発な娘・雪姫を小松菜奈、遠足を命じる藩主・勝明を長谷川博己、雪姫との結婚のためならなんでもする侍・辻村平九郎を森山未來、俊足の足軽・上杉広之進を染谷将太が演じる。そのほかに、青木崇高、竹中直人、豊川悦司など豪華俳優陣が名を連ねる。解禁された予告編では、登場人物それぞれにスポットが当てられ、次第に彼らが一致団結していく姿が映し出されている。スピード感のある映像からは、本作の壮大なスケールが伝わってくる。また同時に公開されたポスターでは「行きはマラソン帰りは戦」というコピーが使われ、これから始まる物語を予感させる。そして、登場人物ひとりひとりの表情からは侍としての勇ましい姿を見ることができる。『サムライマラソン』は2019年2月22日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サムライマラソン 2019年2月22日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©”SAMURAI MARATHON 1855”FILM Partners
2018年12月14日7月に舞台「新・幕末純情伝」FAKE NEWSが上演される。「新・幕末純情伝」は“新撰組の沖田総司が実は女だった”という、つかこうへいのユニークな着想のもと、1989年の初演以来上演され続ける人気作。今回は、つかの生誕70年を記念し、縁の深い紀伊國屋ホールにて上演。命日である7月10日(火)には特別公演も行われる。演出は河毛俊作。広末涼子や石原さとみ、昨年と一昨年には松井玲奈と、錚々たる顔ぶれが演じてきた主人公・沖田総司役に抜擢された北原里英に話を聞いた。4月18日に卒業公演を行ったばかりの元NGT48キャプテン・北原。初の本格舞台出演、そして舞台初主演への挑戦は「今まではAKB48グループが好きな方の前に立つことが多かったので、この舞台で私のことを全く知らない方、舞台が好きな方の目に触れると思うと、やはり緊張はあります」と明かしつつ、「もともとお芝居がしたくてこの世界に入ってきたので、こうやって舞台に挑戦できることが嬉しいです。もちろん不安もありますが、やはり嬉しさのほうが大きい」と笑顔。その作品が「新・幕末純情伝」であることは「最近では(同じAKB48グループ卒業生の)松井玲奈ちゃんが出演していましたし、たくさんの女優さんが出演してこられた作品なので、こういうインタビューでも“負けたくないですか?”とか聞かれるのかなと思っているのですが(笑)、それより自分にしかできない『新・幕末純情伝』ができればいいなと思っています。もちろん今まで続いてきたものも大切にしつつですが、作品ファンの方にも“また違うよさがある”と思ってもらえるように挑戦していきたいです」。ビジュアル撮影では「儚く、強く」をイメージしたといい、「どこか儚さ、切なさもある物語だと感じているので、自分もその世界に入り込んでいけたら」と北原。男として育てられた女性・沖田総司を演じることについては「今までは女性として、特にかわいく生きなければいけない仕事だったので、まず、男として育てられた沖田総司を舞台上で生きられることがすごく楽しみです。難しい感情の多い役なので、本番が始まってからお客さんに気付かされる部分も多いだろうなとも思っています」。共通点は「全然ない」と笑い、「まず何かを背負って生きてきてない。明るく幸せに生きてきたので(笑)。そこは全然違いますよね。ただ、お芝居で別人の人生を歩むのはすごく楽しいです」。北原の初挑戦、どのような姿が観られるのか期待したい。公演は7月7日(土)から30日(月)まで東京・紀伊国屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2018年05月09日ビートたけしと「関ジャニ∞」の村上信五の豪華タッグで贈る、今年の「FNS27時間テレビ にほんのれきし」。このほど、番組内でバカリズムが脚本を手がける幕末ドラマ「私たちの薩長同盟」の主演に剛力彩芽、相手役に桐山照史(ジャニーズWEST)、さらに川栄李奈、浜野謙太、藤井美菜、佐藤隆太といった豪華キャストが決定。桐山さんが坂本龍馬、その妻“お龍”を剛力さんが演じる。年に1度フジテレビ系列が総力をあげてお送りする長編特別番組「FNS27時間テレビ」では今回、バラエティー、ドラマ、情報、スポーツ、アニメと縦横無尽にジャンルをわたって“にほんのれきし”を掘り下げていく。総合司会のたけしさんとキャプテン・村上さんが番組を進行するほか、れきしサポーターの林修、にほんのれきし博物館館長のバカリズムさん、タビビト・波瑠らもメイン参戦し、先日は明石家さんま、所ジョージ、「ウッチャンナンチャン」、「爆笑問題」、池上彰といった豪華出演陣も発表されたばかり。そんな「にほんのれきし」内にある3本のドラマで大トリとなるのが、本作「私たちの薩長同盟」。幕末、禁門の変を終えて、乱世に突入していた日本。攘夷(じょうい)や倒幕、開国など各々の思惑がうごめく中、幕末のキーマンと言われる坂本龍馬(桐山さん)は薩摩藩の西郷隆盛(西郷吉之助/佐藤隆太)と京都の料亭で会うことに。長州征伐の気運が高まる中、「このままでいいのか」と悩む西郷を前に、「早く手を打たないと!」と迫る龍馬。緊迫の密談中、部屋に入ってきたのは…、おニューのかんざしにウキウキな龍馬の妻・お龍(剛力彩芽)だった。「これ、かわいくない?似合うかな」。お龍の女子ノリに面食らう龍馬と西郷。そして豆大福を頬張りながら、「幕府はいまフランスともズブズブでしょ。長州をつぶしたあとは薩摩をつぶしにかかると思うんですよね。もういっそのこと同盟組んじゃえば?」と、身もフタもないことを言う。絶句する大の男ふたり。そこへ、西郷の婚約者・糸子(川栄李奈)もやってきた。「ねえ、今日このあとご飯どうする?」。こうして、はっきりしない男たちに代わって、女たちが持ち前の女子トークで整えていく薩長同盟なのであった…。このドラマは、“薩長同盟の立役者は彼らの妻たちだった”という、まさかの新展開の“バカリズム流薩長同盟”。坂本龍馬、西郷隆盛、桂小五郎という3人の大傑が締結したといわれている幕末の重大事件。とはいえ、新しい日本を作り出したのは男性だけ?そこにはいつも女性の存在があったのかも!?男性ばかりが登場する幕末史に、“妄想”ではありながらも“ひょっとして”と思わせる余白を持ちながら、幕末をおもしろおかしく新解釈していく。剛力さん演じるチャキチャキと事を進める妻・お龍と、桐山さん演じるおおらかに妻にフォローする良い感じの夫・坂本龍馬の絶妙なコンビネーションには期待大。また、時代劇でありながら、バカリズムさんらしいユーモアあふれる現代語での会話劇も健在で、歯に衣着せぬ幕末女子たちと、あたふたする男たちの愛らしいやりとりにも注目だ。剛力さんは「初日から現場が楽しくて、この空気感はやばいな、面白くなるのは間違いないなと思いました」と激白。「かわいい着物に負けない、印象的なお龍さんになれたらいいな」と語りながら、「桐山さんがまさに頼れる坂本龍馬という感じで(奥さんとしては)好き放題やらせていただこうって。ドラマの端々にある現代の女性にもに通じるさりげない女性あるあるが見どころのひとつ」と語っている。また、坂本龍馬を務める桐山さんは、「今回のドラマは自分がイメージしていた(たけだけしい)龍馬とはまた違って、より人間味あふれる龍馬になっています」と明かす。「歴史って男の人が中心になっていた部分が多いですが、実は女性が裏で回していたのではないか、というところが、いまの時代ともリンクしています。ちょっとおとぼけで、ちょっとかっこよくて、いつもと少し違う龍馬ですが、見てくださる方にキュンとしてもらえる龍馬がお届けできたら」と期待が高まるコメントも寄せた。糸子役の川栄さんも、「バカリズムさん独特のテンポのいい掛け合いが面白く、実際、撮影でもテンポよくお芝居ができて、すごく面白い作品になっていると思います。個人的には龍馬さんの抜けた感じがツボですね」と、バカリズムさんの軽妙な脚本と桐山さんの新たな龍馬像に太鼓判。桂小五郎を務める浜野さんは「明治維新のころに女性が強くなってきたというのはありえそう」と語り、「そんな中、桂小五郎が妻・幾松に惚れ込んでいたという話は素敵だなと思います」とコメント。その幾松を演じる藤井さんは「芸者さんだったので、ちょっとした仕草の色っぽさなども研究しています」と役づくりにふれ、「女性陣のキャラクターがそれぞれ違っていて、彼女たちがどうぶつかって、どうまとまっていくかが一番の見どころ」と語る。そして、西郷役の佐藤さんは、「言葉も現代の標準語ですし、皆さんが思い描いている西郷さん像とは違うのですが、西郷さん含め男性陣が女性陣に振り回される設定で、そこが一番の見どころになっている」と説明、「いままでに見たことのない薩長同盟の経緯をみていただけると思います」と期待を込めている。「FNS27時間テレビ にほんのれきし」は9月9日(土)18時30分~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月18日俳優の鈴木亮平が、34歳の誕生日を迎えた29日、自身のブログを更新。幕末の志士のような情熱を持って役者に向き合うことを誓った。29日をまわった直後に「34才」というタイトルで更新した鈴木は、「夜分に失礼しますよ。たった今、34才になりました。鈴木亮平です」と書き出し、「なんだか、気恥ずかしいですね。いつもはあんまり誕生日を意識しない性格なのですが、今年はちょっと意識して前のめりに、こんな時間にブログをアップしてみました」とつづった。そして、意識した理由について「最近調べてみたんです。『34才って、幕末の志士たちは何をしていたのだろう』と。そうすると、びっくりしたのは、多くの人たちがその年にはすでに亡くなっているんですね」と説明。「橋本左内 享年25 久坂玄瑞 享年25 高杉晋作 享年28 吉田松陰 享年29 坂本竜馬 享年33」と列挙し、「気付けばいつのまにか、坂本龍馬よりも年上になっていました」と記した。さらに、「近藤勇・土方歳三・小松帯刀の3名はちょうど34才にして亡くなっています。恐るべきスピードで『生』を燃やし、歴史に名を残して散っていった彼ら」と続け、「一方、わたくし鈴木亮平。僕はもちろん長生きする気まんまんですが、それでも彼らに負けるわけにはいきませんので、同じくらいの激しい情熱を静かに腹に落とし込んで、これからの役柄に向き合っていきたいと思います」と、幕末の武士らと同じく情熱を持って役者の仕事に向き合っていくことを誓った。また、2018年NHK大河ドラマ『西郷どん』の新キャストが発表されたことを報告し、主人公の西郷吉之助(隆盛)役を演じる鈴木亮平は「最高のキャストが実現したと思っています」とコメント。「僕の好きな邦画トップ10には必ず入る『蒲田行進曲』の伝説的トリオ、松坂さん、風間さん、平田さん」「ずっと同世代の俳優として意識し、尊敬してきた瑛太くん」「黒木華ちゃん。皆さん知っての通り、花アンファミリーであり、天皇の料理番ファミリーでもあります。なんと二度とも彼女の義理の兄役だったのですが、今回は夫婦ということで、これまでに築き上げた信頼関係を活かして、素敵なシーンを作り上げていけたら」などと共演者への思いを記した。
2017年03月29日NHKのBSプレミアムで2017年1月10日よりスタートするプレミアムよるドラマ『幕末グルメ ブシメシ!』(全8話 毎週火曜 23:15~23:44)の試写会が20日、東京・渋谷の同局で行われ、瀬戸康史、田中圭、三吉彩花、草刈正雄が出席した。瀬戸康史にとってNHKの連続ドラマ初主演となる同ドラマは、幕末の江戸を舞台に、殿(草刈正雄)の参勤交代で訪れた江戸で包丁片手に料理を振る舞うことになった高野藩衣紋方・酒田伴四郎(瀬戸)とその周囲の騒動を描いた1話完結の時代劇。原作は、土山しげるの漫画『勤番グルメ ブシメシ!』。主演の瀬戸は「今、日光で毎日マイナス3度の中、料理を作っています。とても寒いんですが、スタッフさんや出演者の皆さんが素敵な方ばかりで癒やされながらほんわかして撮影しています」と撮影は順調だという。瀬戸が演じる伴四郎の妻・すず役の三吉も「皆さんとご一緒して2週間ぐらいですが、現場の雰囲気がとても温かくてチームワークが素晴らしい現場です。寒さにも負けず撮影しています」と満足げで、夫役の瀬戸については「以前別のドラマでご一緒した時は、出演者の皆さんやマネージャーさんと一緒に瀬戸さんの抜けているところを探しました。今回も探していたんですが全くなくて、『この人何者なんだろう』と思いましたね。優しく温かく現場を包んでくれます」と好印象の様子だった。瀬戸を絶賛していた三吉だが、会見の途中に瀬戸の「僕は『グレーテルのかまど』(NHK Eテレ)でスイーツ作りをやっているので料理が上手いっていうところがありますね」という言葉尻をつかまえて「ご自身が『(料理が)できちゃうんだよよな俺は』と1回言って、現場で盛り上がると何回も繰り返して言う癖があるんです。その日も切り方の手先が良かったので『もうちょっと下手に雑にやった方がいいよ』と皆さんが言ってたら『俺できちゃうんだよね』と何回も言うんですよ」と明かして笑いを誘っていた。
2016年12月20日歴史に強く深く惹かれるあなた。そんなあなたにピッタリなのは、やはり同じく歴史が好きで、好きな時代や武将、憧れのサムライがいるタイプ。男子は特に幕末に惹かれる傾向があるようですが、そんな幕末男はどうやって攻略する!?幕末男に出会えたら、食らいついて放さないことこんな貴重な出会い、モノにしない手はありません。歴史で話が盛り上がったなら、その彼と最後まで(ある意味スタートの)、ゴールインまで駆け抜けましょう!幕末男は血の気が多いタイプと、物静かに心の奥底に熱い思いを秘めているタイプがほとんど。そんな彼らのハートをガッシリ掴むには、まずはあなたが好きな時代や憧れの武将について、真剣に語ってみることです。彼ら幕末男は同じ「種」を強く求めています。なーんにも歴史に興味を示さない女子より、しっかり自分の考えや好みを自身が理解している、賢い系女子が大好物。「この子、勉強しているな、本を読んでいるな」と思わせて、彼の心にあなたという女子をきっちり刻み込むことです。幕末男は坂本龍馬の「おりょう」がタイプらしい幕末男は坂本龍馬に一目置いています。そんな彼らは龍馬の奥さまとなる「お龍」の芯の強さ、男顔負けの根性、行動力に惹かれる傾向が。ですので、あなたもおしとやかな女子であることをアピールしたりせず、「私はこう思う」などと自分の意見をどんどん言って良し。坂本龍馬がおりょうに対して「この女は面白い」と思ったように、彼にも「この子面白い」と思わせて下さい。自分を持っている子がいちばんモテる歴女のあなたなら、自分のポリシーや美学があることと思います。それをプライドにして良しです。そんなあなたを前面に出して、彼と渡り合ってください。嫌なものはイヤ、私はこう考える、と彼と議論してオッケー。ただの古風な尽くす女が好みの幕末男はニセモノです。歴男は、ポリシーのある女子を好みます。ちょっとウンチクをご披露しちゃって!あなたの好きな武将のエピソードなど、どんどん彼に話してみましょう。彼は自分の知らない時代にも興味はあります。例えばあなたが南北朝時代が好きなら、その時代の話を説いて聞かせてあげると彼は大喜び!もともと知識欲が強いタイプなので、あなたのお話に食らいついてくるでしょう。ちなみに椎名なら近藤勇の稽古着の刺繍について話すかも。近藤勇の決死の覚悟について、自分の思うところを熱く語ってみたりすると思います!まとめ幕末男に対しては、あなたはむしろ飾る必要はないかも知れません。なんちゃってなタイプには通用しませんが、本気で幕末の時代に熱い思いがある男子なら、外見、メイクやヘアスタイル、バッグやお勤め先なんかより、あなたの中に燃え滾っている熱い心がいちばんの武器です。彼らに興味を持たせ、また会いたいと思わせるだけであなたの恋はどんどん進んでいくでしょう。ちなみに同じ趣味を持ったカップルほど、10年後、20年後も仲良く暮らせるもの。歴女なら、歴史大好きな「同志」を結婚相手に選ぶべきです!
2016年07月04日「演劇界の風雲児」と言われ、戦後の演劇界に一時代を築いた劇作家・つかこうへいの、七回忌特別公演『新・幕末純情伝』が、6月23日、東京・天王洲銀河劇場にて開幕。そして、命日である7月10日(日)の追加公演が発表された。舞台『新・幕末純情伝』チケット情報幕末の京都を舞台に、「新選組の沖田総司が実は女だった」というユニークな着想で作られた本作。1989年の初演以来、『熱海殺人事件』『飛龍伝』と並ぶ代表作として愛され、繰り返し上演されてきた。これまで、広末涼子、石原さとみら錚々たる顔ぶれが主役を務め、魅力を開花させてきた本作。今回は九代目の沖田総司に、松井玲奈が抜擢され、坂本竜馬役・石田明(NON STYLE)との濃厚なラブシーンにも注目が集まっている。舞台は、徳川260年の泰平の世が、今まさに崩壊せんとしている文久3年。近藤勇率いる新選組の中にひとり、女がいた。その名は沖田総司。小さい頃から男として育てられ、ただひたすら剣の修行を強いられてきた孤独な女だった。勤皇、佐幕が入り乱れる動乱の京の街で、総司は愛する土方歳三のため、次々に勤皇の志士たちを斬り続ける。そんな総司の前に立ちふさがったのが、日本に新しい時代をもたらす男・坂本竜馬。裏切りと憎悪渦巻く暗黒の時代、総司と土方、そして竜馬の胸を焦がす熱い恋の行方とは…。そして新しい時代の夜明けとは…。公演は7月3日(日)まで、天王洲銀河劇場にて上演された後、7月6日(水)~17日(日)には、つかこうへいとの縁が深い紀伊國屋ホールへと劇場を移して行われる。さらに、7月22日(金)~24日(日)は大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。追加公演となる7月10日(日)のチケットは、6月25日(土)午前10時より販売スタートする。銀河劇場公演や大阪公演も絶賛発売中だ。つかの真髄を受け継いだ者たちが七回忌の年に魅せる舞台。日本を見据えるつかの熱い想いは、俳優たちの沸々と湧き上がるエネルギーのぶつかり合いにより、観客にも受け継がれていくはず。
2016年06月24日松井玲奈が沖田総司を演じる舞台『新・幕末純情伝』の制作発表会が5月18日、都内で開かれ、松井玲奈、石田明(NON STYLE)、細貝圭、早乙女友貴、味方良介、荒井敦史、伊達暁、永田彬、演出の岡村俊一が登壇した。舞台『新・幕末純情伝』チケット情報本作は劇作家・つかこうへいの代表作のひとつで、新撰組の沖田総司が実は女だったというユニークな着想のもと1989年に上演された。その後も、「この作品は代々、次代のヒロインと言われる方々が(沖田を)演じて、もう30年近くなります」(岡村)というように、広末涼子や石原さとみ、桐谷美玲らが演じ、松井は9代目。沖田の相手役・坂本龍馬は石田明が演じる。松井は本格的な舞台は初挑戦。すでにひとりで殺陣の稽古を始めているそうで「初心者なので。出演者の方々はアクションがすごくできるって聞いて、足を引っ張らないように、いいものを観ていただけるように殺陣の練習はしております」と気合を見せた。石田も「歴史のある舞台。今までやってきた方々に恥じぬよう、なんやったら今までの演者に勝てるように、一心不乱にがんばりたい」と話した。メインのふたり以外はまだ役が決まっていない、という話から岡村は「(石田が4月に)骨折したので、石田くんの役も今考え直してる」と発言。石田が「僕今必死ですよ。骨折を直すために松井秀喜とかベッカムがやっている治療法全部やってるんですから!」と慌てると、共演者は大爆笑だった。岡村は「力のあるものが勝つ、というのはつかさんの遺言」「これは殺し合いの物語なので、誰より誰が強いか、というのが重要」と配役について説明した。会見後、松井、石田、岡村の囲み取材では、岡村は「松井さんは頭がいいんですよ。台本を読んでの印象を聞いても非常に解析力がある」と絶賛。会見中に話題になった石田の骨折については「でも、右手がダメながら左手があるし、左手がダメなら(刀を)口でくわえてもいいし。そういういろんなことが起きても立ってる姿を見せるのが演劇だと思っている」と話した。松井も「(本作の出演が決まり)周りの方からすごいね、楽しみにしてるよって言われて、初めてことの重大さに気付いて。みなさんの期待以上のものにできるように頑張らないといけない」と決意を述べた。つかこうへい七回忌特別公演舞台『新・幕末純情伝』は、6 月23 日(木)に東京・天王洲 銀河劇場で開幕。命日でもある7月10日を挟みつかこうへい縁の東京・紀伊國屋ホール含む3会場で上演。取材・文:中川實穗
2016年05月20日元SKE48の松井玲奈、NON STYLEの石田明、俳優の細貝圭、早乙女友貴、味方良介、荒井敦史、伊達暁、永田彬、演出家の岡村俊一が18日、都内で行われた「つかこうへい七回忌特別公演 舞台『新・幕末純情伝』制作発表会」に出席した。同舞台は、戦後の演劇界で一時代を築いた劇作家・つかこうへいの代表作でもある『幕末純情伝』のリバイバル公演作。主人公の沖田総司を松井玲奈、相手役の坂本龍馬をNON STYLEの石田明が務める。主演の松井は「とても歴史のある作品でつかさんの作品に主演として参加できて本当にうれしく思います。舞台がとても好きなので、一番好きなステージに立てることを楽しみにしています。アクションもあるので、皆さんに驚いてもらえるように一生懸命頑張りたい」と気合十分。その松井の相手役を務める石田は4月に右腕を骨折したばかりだが、「今は松井秀喜さんやベッカムがやっている治療法をやっています。お医者さんに『早く治したいんです!』と言ったら『渡米してください』と言われたんですけど、日本で出来る限りのことはやっています」と笑わせながら「これで骨折は12回目。リハビリのタイミングとかどれぐらいで回復するか何となく分かっていますので、お金をかけて治療に専念しますので大丈夫です」と強調した。これまでに、広末涼子や石原さとみ、桐谷美玲らが『幕末純情伝』の沖田総司を演じてきたが、9代目となる松井は「プレッシャーはないです。周りの方から言われたりするとすごいことなんだと思うんですが、事の重大さに気づいていません。今までの人というよりは、自分なりにやっていきたいと思っています」と自然体。また、15歳年上のIT会社員とデート報道があった高橋みなみについては「今知りました。私、他の人のプライベートは分からないので、何とも言えません」と話すにとどめていた。つかこうへい七回忌特別公演 舞台『新・幕末純情伝』は、6月23日~7月3日(6月27日は休演)に東京・天王州 銀河劇場、7月6~17日(7月11日は休演)に東京・新宿 紀伊國屋ホール、7月22~24日に大阪・梅田芸術劇場メインホールにてそれぞれ公演される。
2016年05月18日超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』の新作が2016年夏、京都・東京にて上演されることが決定した。原作の『幕末Rock』は、"幕末"という時代設定のもと、志士(ロッカー)たちが音楽で新しい時代を創るという、斬新で魅力的なキャラクターにあふれたコンテンツで、2014年2月にゲームがリリースされ、7月にはTOKYO MXほかにてTVアニメが放送された。そして同年12月には、超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』として、吉谷光太郎氏の脚本・演出で舞台化。Rockの楽曲の数々と雷舞(ライブ)演出を、若手実力派俳優たちがミュージカルで表現したステージは大きな注目を集めた。原作ゲーム、アニメの世界観をそのままに、劇中の演出シーンの一部として、観客が実際にペンライトを振りながら公演を楽しむ観客参加型のライブ要素も話題を呼び、2015年8月には東京・大阪で再演され、千秋楽は全国でのライブビューイングが行われた。ペリー・ジュニアの来航決定など、さらなる期待の高まる超歌劇『幕末Rock』の新作は、2016年夏の上演予定。詳細は公式サイトをチェックしてほしい。(C)2014 Marvelous Inc./幕末Rock製作委員会(C)2014 Marvelous Inc./超歌劇『幕末Rock』製作委員会
2016年04月02日東京都・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムは、幕末の歌川派の人気浮世絵師、国芳と国貞の兄弟弟子による名品の数々を紹介する「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」を開催する。会期は2016年3月19日~6月5日。開館時間は10:00~19:00(金・土は21:00まで)。入館料は一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円。同展は、世界有数の浮世絵コレクションを誇るボストン美術館より、1万4,000枚超の中から選りすぐりの国芳・国貞作品170件(約350枚)を展示するもの。国芳・国貞の二人は兄弟弟子でありながらその作風は対照的で、国芳は豪快な武者絵と大胆な構図、国貞は粋な美人画や緻密な表現で一世を風靡した。展示される作品は、ボストン美術館のその膨大な収蔵点数ゆえに近年までほとんど一般公開されることがなかったため保存状態がよく、摺りたてのような鮮やかさを保っているという。同展では、幕末の歌川派の人気浮世絵師、国芳と国貞の兄弟弟子による名品の数々を同一テーマで比較展示することによって、彼らが消費者に対し、いかにして創意工夫を凝らしてきたかを知ることができる。また、作品を通じて、江戸の粋と当時の人々の暮らしを味わうことができるということだ。さらに、身近な感覚をもって理解するために、江戸と現代をつなぐよう、歌舞伎の演目になぞらえた各章タイトルには「髑髏彫物伊達男(スカル&タトゥー・クールガイ)」や、「今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)」などのように現代的でポップなルビがふられている。また同展では、浮世絵師たちの工夫・趣向のひとつ「色彩表現」においても、多様な作品を見ることができる。精巧で豪華な多色摺りの錦絵は、色別に彫られた版木をもとに一枚一枚を摺り、色を重ねていくという高い技術を要求されるものであったが、同展ではこれら錦絵のなかで1点、特異な「藍摺」と呼ばれる作品も紹介される。「藍摺」とは、当時西洋から輸入された化学顔料「ベロ藍」(プルシャンブルー)の濃淡と、ほんの少しの紅などで表された作品で、今までになかった鮮やかな青の世界に、江戸の人々は魅了されたという。また、豪華さを演出するために、無地背景に雲母粉を用いた「雲母摺」と呼ばれる作品も見どころのひとつとなっており、現在でも、そのキラキラとした輝きが残されているのを見ることができるということだ。
2016年01月04日