教えて、しいたけ.さん!読者のリアルなお悩みに、しいたけ.さん流のカウンセリングで答えていただきました。【お悩み】家族や恋人…、気持ちを伝えることが苦手です。身近な人から、「思っていることをちゃんと伝えてほしい」とよく言われます。とくに考えていることもなく、何か隠しているつもりもないのですが…。どうしてこう思われてしまうんでしょう。(31歳・自由業)持ち前の末っ子キャラが、むちゃぶりを回避するカギ。水色の人にこういう特徴が見られやすいのですが、水色はたとえるなら、ぼんやりした水彩画のような世界。なぜぼんやりしているのかというと、前日に読んだ本のことや、さっき友達と話していたことなど、“今”に集中していないからです。相手のペースで自分の領域に入られるのも苦手なので、「心の内を明かして」と言われても困りますよね。それなら自分のマイペースな性質を生かして、末っ子キャラでいったほうがラク。相手に会話をリードしてもらうなど人に甘えるのが許されるタイプなので、末っ子を意識すれば、むちゃぶりを回避できるはず。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究する傍ら占いを学問として勉強する。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)、『しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢』(KADOKAWA)など。※『anan』2019年11月27日号より。イラスト・100%ORANGE文・保手濱奈美(by anan編集部)
2019年11月25日占い師のしいたけ.さんに、読者のリアルなお悩みに答えていただきました。しいたけ.さん流のカウンセリングで、肩の力を抜いてみては?【お悩み】友達が欲しいのに、つくるのが下手です。友達が欲しいと思いつつ、人付き合いすると結局悩みが生じます。深く付き合おうとしたこともありますが、大概相手がルーズだったり、ワガママだったりして、自分から疎遠にしてしまうんです。(34歳・公務員)気楽に付き合えるのが友達。重く考えすぎているのかも。友達ってたとえば遊びに誘ったら「今日はダメだけどまた今度ね」ってくらい、ある種の気楽な存在だと思うんです。でもこの方は、もしかしたら友達を重く定義しているのかもしれませね。そういう方に多いカラーは青なのですが、「自分はこんなにしてあげているのに」とか「友達なら期待に応えてくれるはず」という思いが強いと、それが相手に伝わり、窮屈に感じられてしまうのです。友達をつくる前に、人付き合いに対する力みを取ることから始めてみては?下町の飲み屋さんなど人情味の溢れる場所で軽い会話を楽しむ、なんておすすめです。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究する傍ら占いを学問として勉強する。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)、『しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢』(KADOKAWA)など。※『anan』2019年11月27日号より。イラスト・100%ORANGE文・保手濱奈美(by anan編集部)
2019年11月25日占い師、しいたけ.さんの「カラー心理学」。その日、その時の直感で好きな色の靴紐を選んでみて!おみくじ感覚で、今日のあなたの運勢と幸運のカギが見つかりそうなスポットを教えます。朝起きた時や家を出る前に、心を落ち着けて選んでみてください。今日履いてみたい靴紐の色は何色ですか?赤の靴紐を選んだあなたは…恋愛の壁を突破する時。憧れの人を誘ってみよう!心の奥底で、恋愛に対する前向きな意識がむくむくと湧き上がっているようです。赤を選んだということは、「憧れの人を思い切って誘ってみて」と背中を押されていると捉えてください。今はそういう相手がいないという人は、友達でもいいので、誰かとどこかに出かける計画を立てるのがおすすめです。【ラッキースポット】遊園地、レストランピンクの靴紐を選んだあなたは…ファンシーなものに触れて、童心を満たしてあげて。誰かに甘えたい気持ちがある半面、強くなろうとする決意も感じます。こんな時は、自分で自分をかわいがってあげましょう。ファンシーなキャラクターやパッケージを見るなど、子どもの頃の自分が喜ぶだろうな、ということをすると心が満たされるはず。そして、そんな“かわいい”をみんなにもおすそ分けしましょう。【ラッキースポット】お菓子売り場オレンジの靴紐を選んだあなたは…新旧、入れ替えの時。思い切った行動に出てOK。今いる環境が窮屈で、とにかくここから抜け出したい!と思っているのでは。人間関係など、マンネリから新規開拓へと入れ替えていく時期にきているようです。その勢いづけに、今日はパッと目についた気になるお店に飛び込みで入ってみましょう。そうやって直感をどんどん磨いていってください。【ラッキースポット】初めての美容室や洋服店黄色の靴紐を選んだあなたは…自分に刺激を与えてあげると、おもしろい発想が生まれそう。クリエイター気質が高まっています。たとえば陶芸教室に行くなど集中して何かものをつくると、仕事でもなんでもおもしろい発想が生まれそうです。もうちょっと手軽なところでは、作家ものの雑貨を見るのも好奇心の刺激につながります。今は平凡な自分の殻を破ろうとしている時期なのです。【ラッキースポット】手づくりのものが置いてある雑貨店ベージュの靴紐を選んだあなたは…格好から戦闘力を上げて、結果を出すまでの速度アップ。ベージュを選んだあなたは今、ちょっぴりお疲れ気味なのかもしれません。そのため、つい自分の殻に閉じこもろうとしてしまいがちですが、実は結果を出すまでの速度を上げなければいけない時にきているのです。ここはひとつ重い腰を上げるため、ピシッとスーツを着るなど形から気持ちを引き締めましょう!【ラッキースポット】ビジネス街の書店緑の靴紐を選んだあなたは…ムリな誘いは断る勇気を。それより体をいたわりましょう。テーマは人間関係の整理整頓。広がりすぎたお付き合いを、少し縮小したほうがいいと思います。今日は誰かに誘われても、気が乗らなかったら断ってしまって大丈夫。それより健康と向き合うべき時期でもありそうなので、定期健診がご無沙汰という人は、健診の予約を入れたり、メンテナンスを。【ラッキースポット】屋上庭園、夜景が見える高層階エメラルドの靴紐を選んだあなたは…人付き合いはちょっと苦手…。でも、今日は楽しめそう!エメラルドを選ぶ人には、人見知りタイプが多いようです。今後自分の可能性を広げてくれる人とのお付き合いまで避けてしまいがちですが、今日はアウェイの集まりでも楽しめそうなので、誘いがあったら乗ってみてください。また、賑やかな店に行くと新しい世界が拓けるかも。【ラッキースポット】ハンバーガーショップなど、アメリカンな雰囲気の店青の靴紐を選んだあなたは…出かける前に鏡をチェック。服装のキメすぎには要注意。きちんとおしゃれをして出かけようとしているあなた!今日はそれをあえて崩したほうが、物事がいい方向に進みそうです。なんなら本気のスポーツウェアを着るぐらい遊びを入れてほしい。そうでないと「完璧でいなければいけない」という気負いが空回りして、逆に足をすくわれやすくなってしまいますよ。【ラッキースポット】昔ながらの喫茶店水色の靴紐を選んだあなたは…行きたい場所は周りに宣言。とくに夜の街に出会いあり!?誰にも干渉されず、自由に行動したいという気持ちが高まっている時。だからといってコソコソしていると、「どこに行くの?」とむしろ人から興味を持たれてしまいます。行きたいところがあったら、周りに堂々と宣言しましょう。そうすれば応援される立場になりますし、行った先で楽しい出会いもありそうです。【ラッキースポット】夜の街、バーターコイズの靴紐を選んだあなたは…今の自分に迷いなし。アイデアを形にする好機。ネクストステージに行こうというバイタリティに溢れています。これまで温めてきたアイデアがあるなら、今こそ発表するチャンス。「おもしろそう」と興味を示してくれる協力者が現れやすいタイミングです。そして、言ったからには弱音は厳禁。計画をやり切るなど、攻めの姿勢オンリーでいいと思います。【ラッキースポット】飲食店の個室、駅シルバーの靴紐を選んだあなたは…目立ちたい願望がふつふつと。個人的な意見は口に出そう。目立ちたい、注目されたい、という願望が強くなるとともに、その思いが叶えられやすい状況にいます。人生観など自分の価値観に関わることを発言すると、あなたを見る目が一変。一目置かれる存在になりそうです。たとえ今、相手に響かなくても、「ユニークな人」と印象づけられ、その後じわじわ注目されるようになるでしょう。【ラッキースポット】靴屋白の靴紐を選んだあなたは…好きor嫌いを精査する時。嫌いな人には社交辞令で対処。白の靴紐は、物事に対してある程度白黒をつけたほうがいい、ということの表れです。まずは今日会う人を「好き」または「嫌い」の2つに分けてください。嫌いな人には社交辞令のみなど、それ相応の態度をとること。それと、もしもパートナーに不満があるなら、今すぐ言ったほうが、今後の関係がもっとよくなりますよ。【ラッキースポット】スーパー銭湯紫の靴紐を選んだあなたは…“悪口カード”をきっかけに、あの人との距離が近づくかも。気になる人との仲が深まる暗示。一歩踏み込むには、「ぶっちゃけ好きなタイプは?」なんてストレートな質問をするのも今日はアリです。あるいは、“悪口カード”を使うべきかも。嫌いなものの共有は心の距離をぐっと縮める秘策でもあるので、まずは苦手な食べ物など軽いところから攻めてみては?【ラッキースポット】居酒屋、立ち話ができる場所ネイビーの靴紐を選んだあなたは…戦闘力が高くて勝負強さ。下着を買うにもいい日。ずばり勝負の日!戦闘力が高まっていて、たとえば仕事のプレゼンなど、頭の中で思い描いていたことが強気で実行できそう。ただし、その過程で周りの人と接触があったら、あとで「今日はありがとね」など感謝やフォローは入れてください。また、戦闘力が高い状態で下着を買うと、それを着けた日は勝負強くなります。【ラッキースポット】下着売り場茶色の靴紐を選んだあなたは…甘いものを食べるなどして、心をほっと落ち着かせよう。安心したい気持ちが出ています。こういう時は、思いきって幼児返りしてしまいましょう。甘い物を食べるとか、子どもの頃に好きだったものを大人買いするとか、そんなことでいいと思います。あとは、苦手なことを自分で解決しようとしないで、人に頼ってみること。今日は甘えてもいい日です。【ラッキースポット】スイーツ店、子どもがいる公園森の色の靴紐を選んだあなたは…疲れがたまってやる気減退。自分を最優先していたわろう。森の色は「隠れたい」の色。やる気が出ないし、責任を取りたくもないし、なんならずる休みをしたいくらい。でもそれは、あなたがいろいろがんばってきたからこそ、パンクしそうになっているっていうことです。今日は誰かのために自分をがまんする必要がない日。自分がやりたいことを、最優先しましょう。【ラッキースポット】カジュアルな中華料理店黒の靴紐を選んだあなたは…協調性ゼロデー。雑音はスルーして自分を貫く。今日のあなたは、「反抗期」みたいです。自分の美学を追求しようとするあまり、人の意見はブロック。というとネガティブなことのように聞こえるかもしれませんが、今日はそれでいいのです。ただ、喧嘩っ早くもなっているので、注意が必要に。周りの雑音をスルーするのはいいけど、攻撃はしないでくださいね。【ラッキースポット】動物園、猫カフェ金色の靴紐を選んだあなたは…自分へのご褒美にいい日。華やかな気分を味わおう。お姫様願望が募っている日。キラキラした生活に憧れるのは大切なことなので、今日はそれを叶えてあげましょう。すてきな服を見に行くのもいいし、いつかご褒美にと思っていたものを買うのもいいと思います。ゴージャスなアメリカのホームパーティみたいなことをするのもおすすめです。特別な日にしてください。【ラッキースポット】華やかなデパートしいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究する傍ら占いを学問として勉強する。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)、『しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢』(KADOKAWA)など。※『anan』2019年11月27日号より。イラスト・100%ORANGE文・保手濱奈美(by anan編集部)
2019年11月24日これまでたくさんの人の心の内に触れてきたしいたけ.さんに読者のリアルなお悩みに答えていただきました。カラー心理学をもとに、ちょっと視点を変えてみる。そんなしいたけ.さん流のカウンセリングで、肩の力を抜いてみては?【お悩み】ライフステージが変わっていくなか、人間関係の変化についていけません。30歳で独身です。この年代になると仕事や結婚、出産など女性の選ぶ道はそれぞれで、子どもがいる友達からは距離を置かれるように。違うライフステージの人とも良好な人間関係を続けたいのですが…。(30歳・会社員)変化は恐れなくて大丈夫。まずは自分の幸せを大切に。ライフステージの変化は、誰にでも訪れるもの。それを不安に思わず、むしろお祝いしてしまうことが、運をよくするための一つのルールのような気がしています。あとは小さなことでいいので、自分が幸せを感じる時間を確保すること。“幸せのにおい”って人間の魅力の中でも最上級に素敵なものだと思うのですが、それがあると周りの人が惹きつけられて、物事がうまく回りやすくなるんです。それにアラサーくらいから本来のカラーが出てくるので、いったん離れてしまった相手でも、共鳴し合う色同士なら、自然とまた付き合えるようになりますよ。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究する傍ら占いを学問として勉強する。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)、『しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢』(KADOKAWA)など。※『anan』2019年11月27日号より。イラスト・100%ORANGE文・保手濱奈美(by anan編集部)
2019年11月24日2020年は、どのような年になるのでしょうか。しいたけ.さんの「カラー心理学」でご紹介します。改めて、日本という国日本はとても面白い文化と歴史を持ち、その文化や歴史が大きく動く時には、「海外の国々」が大きく関わることが多いです。なぜ日本が大きく変わる時に、海外の国や、そこの人々の存在が大きくなるのか。それはやはり、日本の人々が持つ意識が「内向き」であることが大きいからだと思います。良く言えば、やさしい。そして、気づかいができる。しかし、デメリットとしては「“私は私”とはなかなか言いにくい」。「はみ出ると排除される」という恐怖感が常にあるのかもしれません。そこに、海外の人たちの空気に触れると「あ、個人個人が変わっていても別にいいんじゃん」と思える。「今を楽しむ」という姿勢は海外の人の方が圧倒的に上手だったりするでしょう?そういう、「みんなが違っていて当たり前だし、それぞれの楽しみ方がある」と感じることで日本に変化が起きるのだと思います。「違っていていい。でも、一緒にいるこの一時を、それぞれの感じ方で一緒に楽しみましょう」と、お祭りに参加をする色が金色なのです。来年の2020年はこの「お祭り」を表す金色に象徴される年でもあります。だから、もしできたらでよいです。ひとりじゃなくて、友達と一緒でもいいから、ぜひ海外から来た人に話しかけてみてください。「どこから来たの?」って。それで話が数秒で終わってしまってもいいです。でも、海外の人がこちらに向ける笑顔って、どこか日本のそれとは違う。旅人ってこともあるかもしれませんが、みなさんけっこう「笑いたいように笑う」のです。日本の笑顔は「合わせた笑顔」であったりもする。笑うことにも遠慮が入る。自分とは違った文化の人に話しかけると、そこから世界が変わったりします。「あ、こんなふうに笑ってもいいんだ」と、自分の中に大きな思い出として残っていくからです。「関わるのは怖い。でも、関わってみてよかった」自分と遠い場所に暮らしている人たちの空気と共にあってください。それを知った時に、どこかで「もっと自分も遠くに行っていいのかも」という気持ちが起きてくるから。僕が来年の2020年の色でもうひとつ注目したいのがオレンジです。オレンジは「とりあえず動いてみる」という色です。2020年って、もっと「参加型」の世の中になっていきます。今の2019年でも、ネットを通じて色々な世界にアクセスできます。でも、ネットの世界だけだと、どこか頭でっかちになってしまいます。「今年行きたい旅先」を調べている最中に「あ、この人から連絡きたか」と、気が合わない人から連絡が入り、そこからさらに、「あ、明日までに終わらせなければいけない仕事があるんだよな。あー、やだな。ちょっと気晴らしにネットの漫画でも読むか」と、スマートフォンを通じて繋がる世界は、充実することもあるけれど、どこか忙しく、「地に足を下ろしていない」という感覚になるからです。「空虚に気忙しい世界から、リアルな体験を求める」2020年はネット社会の便利さを享受しながら、その反動がもっと起きてくると思うのです。完全に「繋がること」から自分を離す必要はないと思います。でも、誰か大事な人と話をする時間だけは、スマホを見ないようにする。そして、何かのお祭りや旅行に参加をしている時は、そこにどういう人たちがいて、どういう景色があって、自分が何を感じるかを確かめてみる。これは僕の私見なのですが、「ついついずっと、スマホを見続けてしまう」という人たちは、常にアイデアとか答えを求められている人です。いわゆる「ネタ」を探し続けなければいけない人。そして、そういう「答えを出していかなければいけない世界からの逃避」としても、スマホは使われます。「ここではない、どこかへ」に、みんな行きたいのかもしれません。「ここではない、どこかへ」は大事なキーワードで、それをぜひリアルな世界の中でもやってほしいのです。「この建物は最近建ったんだ。上の方の階はどうなっているんだろう。行ってみよう」とか。「みんなと違ってよい自分」がどんどん出てくる時に、どれだけ「自分の中にルールを設けるか」という意味で、ネイビーもとても大切な色になります。「自分のために生きる」という言葉は、「今まで我慢してきたり、抑圧されてきた私自身の、世間に対する復讐」という意味も少し出てきてしまっています。「私だけが良いと感じればいい」とするのではなくて、「自分の動きを通して、周りの人たちに何を贈っていくことができるか」。Noblesse oblige(ノーブレス・オブリージュ)という言葉があって、これは僕がもっとも好きな言葉の一つでもあるのですが、「高貴たる義務」という意味があります。「今、これを言おうと思えばできる。ぶちまけることもできる。弱くなることもできる。でも、あえてそれをしない。何を言うかは能力で、何を言わないか、何をやろうとしないかがその人の持つ品位」。そういう意味がネイビー、そしてnoblesse obligeという言葉には含まれているのです。これまでのことをまとめると、2020年は「直接行ってみる。直接会ってみる。直接体験してみる」がそれぞれの人にとって大事なキーワードになってくると思います。技術が発達しすぎた、顔が見えない時代から、再び、顔が見える時代へ。技術的にも、世界的にも、確実に新しい時代に入ってきています。その中で、日々スピードアップする世の中で、本当に誰もが「自分はこの世の中に適応できるのか?生き残ることができるのか?」という不安を抱えています。「自分がコントロールできない、色々な世の中のこと」までを考え、怒ったり、不安になったりする時間もあります。でも、誰かと顔を合わせて「しんどいね」、「あー、もう、しんどいね」と言い合うだけで、「あ、この人も同じ状況なんだ」と安心することもあります。すごくシンプルだからこそ、自分の隣にいる人に直接声を掛ける時間とか「あれ、昨日のプレゼンとても良かったよ」とか、話し合う時間は大事になってきます。自分ひとりで完璧な解答を出そうとするのではなくて、「こういう問題、先輩はどうやりました?」と尋ねること。人は、誰かに直接質問をされたり、頼りにされたりすると嬉しかったりするから。知らない人、そして、もう知っている人にも、「どうしました?」と話しかけてみてください。知らなかった世界に対して、リアルな体験として、参加していく。2020年は「こんな世界があったんだ」と、大きな体験と感動に出合っていく年です。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究する傍ら占いを学問として勉強する。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)、『しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢』(KADOKAWA)など。※『anan』2019年11月27日号より。イラスト・100%ORANGE(by anan編集部)
2019年11月24日今、多くの人が悩む「浮かれることについていけない」というお悩みについて、いつも優しい言葉で、私たちの悩みを受け止めてくれるしいたけ.さんにそっと聞いてみました。「浮かれる」ことが苦手でつい冷めてしまう人へ。こんな人はぜひ!おめでたいことに、心が反応しない。人混みを想像するだけで気持ちが鬱々とする。友達の誘いを断ることが多い。キーワード2020イベントSNSスポーツ「浮かれる」という言葉に、みなさんどんなイメージがありますか?僕は、ワールドカップで盛り上がったり、ハロウィンで仮装をしたり、というようなことを思い浮かべますが、もしかしたらそういったお祭り騒ぎに拒否反応を示してしまう人もいるのではないでしょうか。そもそも真面目で勤勉な人が尊ばれる日本では、浮かれるってあまりいいイメージではないかもしれませんね。でも僕は、浮かれることはとても大切だと思っています。なぜこんな話をするのかというと、それは、「幸せとは何か」につながることだと思うから。浮かれるって、言ってしまえばあまり意味のないことなのですが、僕はそういうことにこそ、幸せの本質があるような気がしています。今の世の中に生きている人たちは、勉強ができるとか、収入が高いとか、「商品」としての価値を求められることが、どうしても多くなってしまいますが、それは終わりのない戦いを常にしているようなもの。ずっとその渦中にいると、やっぱり幸せって感じられなくなっちゃいます。だから、商品としての価値から離れた生産性のない時間、「それやって何になるの?」っていう時間が人には必要だと思うんです。そしてもうひとつ、「浮かれる」と「幸せ」の関係について、お話ししたいことがあります。僕は、幸せって、実はちょっとしたうしろめたさや罪悪感が潜んでいるからこそ、感じられるものだと思っているんです。たとえば深夜のラーメンに幸福感を抱くのは、「ほんとはこんな時間に食べちゃいけないのに」という気持ちが、ちゃんとどこかにあるからなんですよね。そういういけないことをするような感覚は、「浮かれる」にも共通すると思っていて、浮かれるのが苦手な人って、たとえば「ワールドカップで騒ぐくらいなら英単語を覚えたほうがいい」みたいな子ども時代を過ごしてきたんじゃないかって。そんなふうに勤勉で成績がよかったり、親の言うことを聞いてほめられる子であったりっていうのは、若いうちはそれで幸せが保証されていたかもしれませんが、大人になると、案外、「適度にろくでなし」だった人のほうが仕事ができる、なんてことはけっこうあるんです。逆に、冷めた気持ちで他人のアラを探し続けてしまうクセは、どこか「浮かれ」のブレイクスルーを体験してこなかった人に多いのではないでしょうか。カラー心理学でいうと、浮かれ上手なのは赤やオレンジ、ピンクなど暖色系。一方で、寒色系は浮かれるのがちょっと苦手です。ネイビーは自分に厳しく浮かれることを許さないし、緑は自分からは浮かれないけどのってはくれる。エメラルドは浮かれたいのに、浮かれ方がわからない…という感じです。もちろん、浮かれたくないなら無理する必要はありません。でも、浮かれてみたい気持ちが少しでもあったら、心にブレーキをかけずにえいっとのってみてほしいのです。来年は特大の浮かれ祭り、オリンピックが東京で開催されます。せっかくの機会なので、それをナナメに見ていないで浮かれちゃってもいいと思います。でもだからといって、浮かれを強要されるのは違うと思うんです。今年、元号が平成から令和に変わった時も、「さあ、みんな喜びなさい」っていう世の中に漂っていたムードに、のれなかった人もいるでしょう。浮かれるって、なにもみんなでやらないといけないことではない気がしているんです。むしろ一人のほうが、浮かれることの出発点としては幸せなのかな、と思うことも。というのも、ここでちょっと僕が好きな星野源さんの話をしたいのですが、星野さんはよくコンサートで「バラバラになってほしい」と言ってくれるんです。日本だと、「踊って」って言われると、つい周りを見て正しい踊り方をマネしたくなったりしますよね。でも、「合っていなくていいから、好きな動きをしてほしい」と。僕は星野さんのそういうところが、すごく好きなんです。確かに楽しみ方を決められてしまうと、それはもう楽しみじゃないっていうか。僕は数年前から趣味を探す活動をしているのですが、その時にも一人のほうがいいかもと思ったことが。釣りをやってみたいと思って、釣りが好きな友人に連れていってもらったことがあるんですけど、いきなり上級者のやり方を教えてくれたものだから、大変な思いをしてしまったんです(笑)。もちろん友人はよかれと思っているし、その方法を覚えたほうが上達は早いに違いない。でも、その道のプロに最初からくっついていっちゃうと、その人の好みに染められることになるし、自分で徐々にうまくなっていく感覚も楽しめない気がするんです。だから、「浮かれる」という言葉を聞いた時、僕みたいにみんなと一緒に盛り上がらなきゃってプレッシャーに感じる人は、まずは一人で浮かれることから始めてみるといいと思います。浮かれるのが恥ずかしい者同士が「今度一緒に浮かれてみない?」と言い合ったら最高です。それに浮かれるって、オリンピックみたいにいわゆる祭り的なことだけではなく、周りの人には理解できないような個人的な趣味にハマるのも浮かれの一つ。今はネットでいろんな情報に触れられるので、自然と心が動く浮かれスイッチも探しやすいんじゃないでしょうか。あるいはタピオカブームみたいにちょっとミーハーな祭りにのってみるのもすごくいいと思います。今のところとくに興味を持てるものがないという人には、家で一人でダンスを踊ることをおすすめします。音楽が流れて体が動くということは、ある種のノリのよさにつながっていくと思うから。浮かれ方は人それぞれ、自由でいいと思います。ただ、人目を気にせず、無邪気に楽しめる場所を持ってほしい。浮かれることに素直になれると幸せの感度が上がりますし、自己満足はけっこう大事なんです。「私はなんて愉快な人なんだ」と一人で笑えたらハッピーになれるから。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究する傍ら占いを学問として勉強する。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)、『しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢』(KADOKAWA)など。※『anan』2019年11月27日号より。イラスト・100%ORANGE文・保手濱奈美(by anan編集部)
2019年11月23日今年も残すところあと少し。2020年を迎えるにあたって知っておきたい、しいたけ.さんの「カラー心理学」を紹介します。2020年を迎えるにあたってこんにちは。しいたけ.です。今年もこのアンアンの「しいたけ.カラー心理学」で皆さまにお会いできる季節になりました。「カラー心理学」は自分でやっていてとても嬉しいし、楽しいお仕事なのです。何回か僕の話を聞いたことがある人がいたら「あ、またいつもの話かな」と思われてしまうかもしれないのが恐縮なのですが、僕は自分の普段の占いで「カラーによってその人を見る」という方法を使っています。これは別に生まれつきの能力でも、僕のおばあちゃんが予知夢を見ていたとかそんなことは一切なくて(おばあちゃんは干し芋をよく僕にくれました)、技術として習ってやっているものです。僕が「カラーで占う」やり方を紹介しますね。人は、自分の目の前にいる人、そして、隣にいる人のことを「あなたは何者ですか?何を考えているのですか?」と、そういう言語的な説明で知ることは少なく、“雰囲気”によって察知します。その雰囲気を技術的にカラーに還元して見ていく。たとえば、あなたが友達のA子さんに「ねぇ、今週末飲み会あるんだけど来ない?あなた彼氏探してたじゃん。商事の人が来るから来なよ」と言われて、乗り気じゃないけど行ったとします。そしたら、一番端っこに眼鏡をかけた、面白い話を自分から言うわけではないけれど、受け答えが誠実な人がいたとします。少し前の元気いっぱいの自分だったら全然そういう「やさしそうな人」に興味を持たなかったし、この飲み会でも存在感が途中まで薄かったけど、その人の笑い方に次第に可愛らしさを感じたり、ホッとしたとします。飲み会で出会った「やさしそうな人」は、僕だったら「茶色の人」と占います。派手ではないけれど、安心できて落ち着くイメージ。そういう、人とかモノが持つ「雰囲気」を、カラーという個性で表現する。それが僕がやっている占いなのです。茶色の逆として、「あ、この人はけっこう言いたいことをその場でバシッと言う人だな」という人は赤というカラーの人ですね。カラーが持っている魅力を、読んでくださる人たちの新しい楽しみや、新しい世界が広がるきっかけにできたら。それを一緒に楽しんでもらえたら、これほど嬉しいことはないです。前置きが長くなってしまったのですが、令和という時代が始まり、そして、「オリンピックが東京で開催される」と決まった時は「まだまだ遠い先の未来だ」と思っていた2020年が、見える距離にまでやってきています。まずは、どういう時代になるのか、カラーを用いてお話をしていきたいと思います。2019年から圧倒的に強かった水色僕の中で、今年も含めて来年も世の中を席巻する色の一つに水色というカラーがあります。水色は、清潔感があり、ベタベタするのは好きではないどんなに仲の良い人とでも、四六時中一緒なわけではないなんでも話し合いたいわけではない淡々と自分のことをやる自分の目標に向けては妥協しないような熱い心の持ち主と、そういう信条を含んだ色なのです。今までの時代は、どちらかと言うと、「声の大きさ」で勝負をしなければいけない場面が多くありました。「私、やってみます!」と声を出して、上の人に可愛がられて、売られた喧嘩は買う、仲間を大事にするなど、そういう「熱血とか根性型」の文化ですね。僕自身はそういう熱い世界も大好きですし、身近でそういう友達に会うとやはり大きな刺激をもらえます。でも、水色の文化ってもっと各個人が淡々としているのです。「自分の仕事をきっちりやる。多少の無理も引き受けてくれるけど、各自の世界観を大切にして、無駄なお付き合いはしない」だから、有名人の方でも、今人気がある方はどこか「中性的」であったりします。この中性的で、見かけからは強烈な欲望を感じない、マイペースで生きているというのが水色の最大の特徴であり、「自分の欲求を満たすために、自分や他人の人生を破壊することを良しとしない」のです。水色は「この年代の女性だったらこういうことをやる」とか、そうした「外部から勝手に決められた役割」にとらわれたりはしません。「自分の人生は自分で考えて、自分で行動し、自分で責任を持つ」。そういう淡々とした姿勢が「個人主義」にも見えるのですが、「自分のやり方で約束を果たす」という熱さをかなり強く持っています。だから、反対に「大きな声を出して周りを否定し、マウントし、自分のやり方が正しいと豪語する人」は、どこか時代的に「古さ」を感じられてきてしまっています。2020年の水色時代はどこか「痛み」や「傷」を抱えている人が多いです。「自分の利益のためなら、自分が注目を集めるためには、誰かを攻撃したり、否定したりしてもよい」という価値観を良しとせず、「みんな、色々ある。何か事情を抱えていない人なんていない。だから、距離感を大切にしつつ、自分のことを一生懸命やって、時々ちゃんと協力し合えたら」という道徳心と「それぞれの世界観の中で、小さな幸せをきちんと作っていこう。協力するよ」という観念が強くなってきているのです。誰かと自分との間で考え方が違うのは当たり前。考え方の違いで揚げ足を取り合ったり、否定し合うのではなくて、「一緒の考えにならないところはならない。でも、協力し合うのは大事」みたいな、穏やかなクールさを水色は強く持っているのです。「口だけでがなり立てる正しさではなく、実績やビジネスの世界で淡々と結果を出して信用を集めていく」というのが、2020年により強く、広がっていく価値観の一つになっていくと感じています。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究する傍ら占いを学問として勉強する。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)、『しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢』(KADOKAWA)など。※『anan』2019年11月27日号より。イラスト・100%ORANGE(by anan編集部)
2019年11月23日いつも優しい言葉で、私たちの悩みを受け止めてくれるしいたけ.さん。元号が変わり、2020年という節目の年を迎える今、心がもやもやしている人も多いと思います。今、多くの人が悩んでいる「マウンティングされる」「心の傷を引きずっている」「浮かれることについていけない」という3つのテーマと、読者の具体的なお悩みについて、しいたけ.さんにそっと聞いてみました。しいたけ.の部屋SNSやネットを使って、世界や多くの人とつながることが容易になった昨今、なんだか息苦しさを感じている方も多いようで…。「みんなが、無意識のうちにがんばることを求められていると感じている。そして、間違えてはいけないという空気は確かに感じます。しかも、真面目だから、休むことに罪悪感を抱いてしまう。これは、日本人にとても多いことだと思うんです」(しいたけ.さん)「マウンティング」「心の傷」「浮かれられない」という3つの大きな悩み。「この3つって、共通点があって、どこか愛情に対する恐怖心が関わっている気がするんです。うまく、伝えられないとか、受け取れないとか。ちょっと体がこわばっているようにも感じます。だから、この部屋でちょっとお茶でも飲む気分で読んでほしくって、それで体を少しゆるめてほっとしていただけたらいいなと思います」それでは、お邪魔します!今回は「マウンティング」について。仕事場や友人、初対面の人…。マウンティングされやすい人へ。こんな人はぜひ!人から下に見られやすい。理不尽なことをよく言われる。「あなたにはわからない」という前提で話されることがある。先日、よくお仕事をご一緒しているスタッフさんから、こんな相談を受けました。「マウンティングされやすくてつらいです」そこで僕も、この問題について少し考えてみましたので、お付き合いいただけると幸いです。マウンティングとは、相手よりも自分のほうが優位であることをアピールする行為とありますが、一口にマウンティングと言っても、その背景にある原因はさまざまだと思います。たとえば、マウンティングをする人って、その人の親からの扱いが強く影響している場合も多いです。親からお姫様のように扱われている人は、外でも同じような扱いを人に求めるようになるからです。あなたのお母さんは寝床までおかゆを持ってきてくれるかもしれないけれど、他の人は違います。これはマウンティングという名の甘え。こんなふうに、自分以外の人間は自分を際立たせる背景としか思えない人は、マウンティングしてしまう可能性が高いです。また、職場で起きがちなのは、「あいつだけがいい思いをしているのが許せない!」という種類のマウンティング。芸人さんがよくテレビで「自分が売れていない頃、テレビに出ている同期が許せなかった」という話をしているのを耳にしますが、人はとくに同業の人の活躍はやっぱり恨めしい(笑)。同じような努力をしてきたのに何かの機会で当てちゃう人はうらやましいです。一方、友達同士の間では、自分の親友の友達が許せないみたいな気持ちが起きて、「あの子のことを一番理解しているのは私!」みたいな、三角関係マウンティングが勃発したりします。また、女性の場合、そこに利害関係が絡んでいたりすると、「付き合う相手=自分の価値」になってくるので、「そういう服、着ないで。あなたが汚い格好していたら、私までそう見られるから」みたいな審査型のマウンティングになる場合もあります。と、ここまで話をしていると、マウンティングをする人がいかにも“悪の心を持った人”という印象を受けるかと思います。でも僕がマウンティングを根深い問題だと考えるのは、誰でも気がつかない間にマウンティングをする側になってしまう恐れがあると思うからです。というのも、マウンティングは悪意から生まれるものだけではなくて、愛情のねじれたカタチでもあると思うからです。人が誰かに恋愛感情や愛情を抱いた時、一番最初にやってくる感情は「この人を失いたくない」という恐怖心です。相手と対等な関係でいたら、いつ「もう会いたくない」と言い出すかわからない。だからその人を失わないように、あらかじめ支配下に置いて「あなたに会いたくないです」と言い出せない関係を作っておく。相手をちょくちょく否定するのも、自分が答えを持っていることを示して、また問い合わせにきてもらいたいから。そんな支配欲や操作欲、歪んだ愛情が原因となることも多い気がします。また、「人の役に立たなければ」という強迫観念がマウンティングという行為として表れることもあります。とくに日本は役割社会。課長に任命されたら課長らしく振る舞わないといけないし、子どもを産んだら親らしく振る舞わないといけない。そこで自分の個性を殺すことにも慣れています。だから、「課長なのに、親なのに、そんなことも知らないの?」と言われることを恐れるあまり、自分より下の立場の人を予め傷つけておく、みたいなことが起こってしまうし、なんとかしてこの人を導かないといけないと勝手に役割を請け負って、「ちゃんは、ここを直せばよくなるよ」と、自分でも気がつかない間にプロデューサー型のマウンティングをしていることもあります。こうやって考えてみるとマウンティングをしてしまう人って、努力家でもあると思うし、仕事ができる人なのだと思います。物事を秒で決定することを人生訓としているようなところがあるから、戸惑っている人を見ると「あなたはこうだから」とすぐに決めつけてしまうし、自分にも隙を作りたくない。今の時代は、社会全体にそんな“即レス”を求められる風潮がある気もしていて、そうなるとマウンティングは個人の問題ではなくて、ある種の“社会現象”といえるのかもしれません。しかし、理由や背景はどうであれ、マウンティングをされたほうは、心にもやっとした気持ち、ざわっとした気持ちが残ります。マウンティングする人は、相手の心にその“もや”や“ざわ”を残すためのテクニックを日々磨いているので、そういう気持ちになるのは仕方がないことです。では、そんな時どうしたらいいか。ここで少しカラーの話をしたいのですが、18色のうち、一番マウンティングに強いのは何色の人だと思いますか?それは、白の人です。なぜかというと、白の人って「この人とはどうせこの場限りの関係だし」とか、「こいつによって自分の人生が損なわれるわけがない」とか、強い自負心のようなものを持っています。ですから、マウンティングされやすくて困っている人も、白の人のように、どうか心に一本、日本刀を持っていてほしいのです。実際にマウンティングをする人は、人間不信で人から好かれている自信がないかわいそうな人。ですから、「この人はなんてかわいそうな人なのだろう」と、哀れむまで消化できたら最高です。そうすればきっと、そつない対応ができるようになります。とはいえ、誰もがそこまで強くなれないし、人からの悪意や攻撃を真正面から受けてしまうと、すごくダメージを負ってしまうもの。ですから、そんな時は心の中で自分の背後に海や仏像があると思ってください。そして、マウンティングをしてくる人が自分を通り越して海や仏像に向かって喋っているとイメージする。そうやって人からの攻撃をスルーするクセをつけてほしいのです。マウンティングは決して、相手が“あなただから”起こるわけではありません。マウンティングをする人からしたら、相手なんて誰でもいいんです。たまたま言いやすくて攻撃を真正面から受け止めてくれるあなたが選ばれてしまっただけだから。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究する傍ら占いを学問として勉強する。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)、『しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢』(KADOKAWA)など。※『anan』2019年11月27日号より。イラスト・100%ORANGE文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年11月21日11/20(水)発売のanan2177号「しいたけ.カラー心理学2020」特集の表紙作成エピソードを紹介します。anan編集部今年も表紙は、100%ORANGEさんが描く、ポップでかわいいしいたけ.さんです!昨年秋の特集、今年春のMOOKに続き、しいたけ.さんのカラー心理学といえば、100%ORANGEさんのイラストがきらり光ります! 今年も、ご快諾いただき、カバーから中面まで全面的に描いていただきました。秀逸なのが、カバーイラスト。今年はメガネをさらっと外す、動きのあるしいたけ.さんが登場! メガネ萌えの方々にはたまらなく愛らしいしいたけ.さんが見られます。さらに、18色のカラーガールのそろった姿も壮観! 各色の個性が豊かに描かれています。100%ORANGEさんも、昨年のカラー心理学を楽しんでくださったようで、年末にご親戚が集まった際には、みんなでチェックしたとか…。今年も、新しいテストがぎっしり! ひとりで、友だちと、そして家族で…、それぞれの持つ色をチェックして楽しんでください。(N)
2019年11月19日匂いに敏感な次男は動物園や牧場が苦手です。そんな次男には動物以外にも苦手な匂いがありました。匂いも防げるけど、味もわからないんじゃ…苦手な匂いを克服して食べてくれるのは嬉しいけど、複雑な心境の母でした。
2019年06月19日“元年”だからこそ、今しておきたいことを、しいたけ.さんが教えてくれました。2019年後半にやってほしいこと令和という新時代の流れにどう対処していくべきか。少し考えてみましたので、もしよろしければ取り入れてみてください。明るいだるさを持つ。だるいって、ひと昔前まではネガティブな意味しかなかったと思うんですけど、今となっては“だるい”と思える感覚って、結構大事なような気がしています。例えば、「夜の8時まで働くのはもうだるい」。だったら、7時までに終わらせるためにどうしたらいいか。「素敵な自分を見せ続けるのもうだるい」。だったら、生活感のある逃げ場所を探すとか。そんなふうに、だるいと思う感覚を追求していくことが、肩の力を抜くために大事になってきそうです。ロー入りのすすめ。これは僕自身の話なのですが、ここ最近ずっとスランプでした。その少し前までは、ただ歩いているだけでもブログに書きたいことが5個くらい浮かんでいたのに。でもそれって、ハイ・ローでいう完全なハイだったような気がします。若い時は体力があったので、ハイがずっと続いて、一気にローがやってきていたけど、今ではある程度自分でコントロールできるようになってきたので、スランプを感じたら自ら2か月くらいロー入りをするようにしています。そうすると、また適度なハイテンションが自然とやってくるんです。そんなふうに、自分でうまくコントロールすることって、結構大事な気がしていて。ですから、疲れたなと感じたら、ヒーローやヒロインになるのはやめて、自らエンジンを切ってロー入りをしてみてください。みんな嫌いで、みんな信じられなくなって、今の自分は偽物なんだ!と感じる期間があっても大丈夫。こまめに自分でスイッチを切れる人のほうが、意外としぶとく生きていけるような気がします。流すことを覚える。この新時代のムードを、“新しい時代になったから、何かをしないといけない”みたいな強迫観念として捉えるのではなくて、“まぁ、もう新しい時代になっちゃったし、終わったことはもういっか”と、今までの後悔を水に流せてよかったくらいの気持ちで捉えるといいと思います。新しい時代のムーブメントに半分は付き合うけど、半分はマイペースに。流すという意味を持った令和なだけに、どんなことも半分は流すことを覚えると生きるのがラクになります。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。『anan特別編集 しいたけ.カラー心理学2019春・夏編』(小社刊)が発売中。※『anan』2019年6月19日号より。監修・しいたけ.イラスト・100%ORANGE取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年06月17日“元年”だからこそ、心に留めておきたい、これからのこと。しいたけ.さんの「令和論」です。恋愛のありかたここ最近、僕の周りで、同性愛カップルのほのぼのとした日常を描いたドラマ『きのう何食べた?』を見るとすごく癒される、という声をよく聞きます。確かにこの作品って、今の時代の恋愛観をすごく象徴しているような気がするんですよね。これまでの恋愛ドラマって、すれ違いがあって別れて、それでも忘れられなくて結婚式に殴り込んだり、誤解があってもそれを乗り越えてお互い成長していくみたいな展開が王道だったと思うんですけど、この作品ではそういったエネルギーの消費量が多いことが起こりません。その他にも、今うけているコンテンツって、そこに成長や目標といった要素をはらまないものが多い気がしていて。今の時代、人はもう何かを乗り越えることがだるくなってきている気がするし、ある種、幸せって目標がないことだとも思うんです。だからこれからは、もう少し恋愛における“成長予算”を減らしてみてもいい気がします。例えば、一緒にいる理由を追求しないとか、ゴールを明らかにしないとか。ただ、なんとなく気が合うから一緒にいるみたいな、もっと感覚的なものを大事にしてみてください。何か大きな目標に向かって頑張ることって、仕事や社会に十分求められすぎているから、恋愛ではもうそこまで頑張れないし、もう少しゆるくなっても大丈夫。その時、“引退したらこうしたいね”みたいな価値観が一致する人と一緒にいるとうまくいく気がします。それに向かって頑張ることって、二人にとって何よりも健全な指針になっていくと思うから。仕事との向き合いかた仕事との向き合いかたを時代の流れで説明すると、まず昭和のキーワードは戦争。幸せになるためには犠牲がつきまとうものみたいな感覚があって、どれだけ残業をするかとか、どれだけ自分が犠牲になるかみたいなところが重要視されていました。続く平成は、誰かのために自分が犠牲になるのではなく、ようやく自分のために仕事を楽しめるようになってきた時代。アスリートやオリンピック選手が大きな大会に出て、インタビューで“楽しみたい”と発言していたのが、まさに平成の働き方の象徴だったように思います。そして令和は、人生をより楽しみたいという感覚がもっと加速して、週4で会社勤めをして週3で農業をやるみたいな、“インターン気分”がキーワードになってきます。これまで、何を仕事として選んでいくかとか、どこの会社に入るかとか、1人1つの選択を迫られていたものが、ネットワークや通信の発達によって、誰でも2つ以上の選択肢を持っていくことが可能な時代になって。それこそ、先ほども少しお話ししたように、個人のフリーランス化が進んで、何かの組織に属さない人も増えてくるでしょうし、趣味が仕事になって、本業の他に副業を持つようになったり。あるいは、30代まで商社でバリバリ働いていた人が、40代で農業に転向して、50代になったらまた商社に戻ってくるというようなことも可能になっていくかもしれません。一つの場所で一生働くという今までの常識を超え、人生の中で2つ以上の選択も可能になっていく時代になりそうです。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。『anan特別編集 しいたけ.カラー心理学2019春・夏編』(小社刊)が発売中。※『anan』2019年6月19日号より。監修・しいたけ.イラスト・100%ORANGE取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年06月16日新しい元号になり、そろそろ2か月。“今”どう過ごしていけば、もっと幸せになれるのか。そして、この時代の“幸せ”な状態ってどういうことなのか。しいたけ.さんが語ってくれました!“令和”という時代のキーワードついに元号が変わり、今の日本は独特のふわふわ感に包まれています。たしかに一つの区切りではあったのですが、あまりにも周りが勇み足で、“私も違う自分にならないといけない”“何か大きな目標を立てなきゃいけない”みたいな強迫観念に疲弊している人も多いのではないでしょうか。目標を立てることはもちろんすごくいいことなのですが、どこかピリッとした目標って、僕の感覚的にはもう飽和状態のような気がします。それよりは、もっと逃げ場所を探すような目標を持つことのほうが大事なんじゃないか。では、それって具体的にどういうことなのか。ここで少しお話をさせていただければと思います。「二重生活」キーワードとなるのは、二重生活。これはどういうことかというと、「いいね!」からの逃げ場所を持つという意味です。今はほとんどの人がフリーランスで働いているかのようになってきていて、自分のブランディングをしなければいけない。ただ物を知っているだけでは足りなくて、それを自分の言葉で説明することを求められる時代になっています。そうなった時に何が起こるかというと、プライベートの時間まで仕事の人格が侵食してきてしまって、境目がなく緊張が絶えません。そこにある種の限界というか疲れを感じる人が増えている。だから、どこか“素でいられる場所”を求めているような気がしています。だからといって、SNSを覗けばピリッとした目標を持った人たちばかりだし、下手なことを呟けばすぐに炎上してしまう。趣味でさえ、SNSの自己紹介欄に書くためのものになってしまっているから、いちいち写真に撮ってアップしなければいけないし、純粋な趣味といえるものがなくなってしまった。だからこそ、いい逃げ場所の開拓や、自分の生活感を取り戻していくという作業が、この令和の時代に本格化するような気がするんです。例えば、完全に引っ越すのは無理でも、夏休みだけの移住場所を作っておくとか、友達同士で空き家を借り、そこをシェアハウスみたいにしてワンシーズンに何回か一緒に暮らしてみるとか。それが難しいという人は、小さなテーブルでも箱でもいいから、自分の好きなものだけ集めた宝箱のような空間を作ってみる。それだけでも自分の居場所ってできてくるものなんです。そんな自分が子どものようになれる場所や非生産的な時間を慈しむことが新時代のテーマになってきそうです。「調和」令和の“令”という字には、攻撃性の高いものを流していく、みたいな感じがあります。ですから、令和という元号は、それ自体が災害に対する呪力のようなものになっていると僕自身は感じています。平成の時代まで、自然は人が生きていくために活用するものだったけれど、自然災害の恐ろしさを目の当たりにしたことで、“どう共存していくか”というように変わってきました。それはどういうことかというと、自然はどうしたって暴れるものだから、もう逆らわない。それよりは、とにかく迅速に避難するという意識を持つ、ということ。いい意味で人間側がしぶとくなる必要に迫られたということでもあると思います。これは普段の生活においてもいえることで、問題は自分の意に反して起こるもの。例えば、新しく入ってきた上司とそりが合わないとか。でも、そこで激しく戦ったり、ただ絶望に打ちひしがれるのではなくて、そうなった時に相談する相手を見つけておくとか、自分だけの逃げ場所を作っておくとか。そういうリスクヘッジをしながら共存し、調和をはかっていくことが、これからの時代は求められていきそうです。任せるところは任せて、尖りすぎず、したたかにやっていく姿勢を大切にしてみてください。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。『anan特別編集 しいたけ.カラー心理学2019春・夏編』(小社刊)が発売中。※『anan』2019年6月19日号より。監修・しいたけ.イラスト・100%ORANGE取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年06月15日今年を120%活かすために…占い師・しいたけ.さんの幸運メッセージが届きました。キーワード“平成最後”と“自宅がスタジオ”の2つ。今回はそのうちの、“自宅がスタジオ”について解説していただきました。「インターネットが発達した社会では、“みんなが表現者であって、みんながプロ”という時代になってきていると思うんです。例えば、音楽が好きな人が自分の演奏をネットで発信してみたら、そこからイギリス人の友達ができちゃった、なんてこともよくある話ですよね。つまり、ネット社会がこれだけ浸透したことによって、遠く離れた場所から応援される可能性が誰にでも出てきたということ。だからこそ、今の時代の“開運”を考えた時に、“応援される力”というのがすごく大切になってくると思うんです。例えば、企業のプロモーションの一環でSNSをやるにしても、一昔前だとあえてキャラクターを持たせないのが普通だったのですが、今は“中の人”が前に出てくるのが主流になっている。そうやって、見ている側が“なんか好きだから見ちゃう”っていうのって、今の時代の象徴的な流れですよね。それは個人にとっても同じことで、良くも悪くも“表現者だらけ”の世界だからこそ、“自分らしさ”を上手に表現する能力を今まで以上に磨いていく必要があると思います」もう自分を、抑えなくても大丈夫です。しいたけ.さんの言う“自宅がスタジオ”化した社会では、何が大きく変わるかというと…「まず、自分の“所属先”にこだわる必要はなくなりますよね。人間って、今いる場所とか地域とか、レベルに合わせてある程度自分を抑え込むという術を持っているものなので、例えば今までなら、学校や会社の人たちとは、ある程度気を合わせていないとしんどかったはずなんですけど、これからはそういう人たちと無理に歩調を合わせる必要もなくなってくるはず。“半径5mの中の世界”がつまらないと感じるなら、より広い世界に向けて発信すればいいだけなんですから。つまり、身近にいる合わない人と友達になるよりは、例えばSNSを見て、“この人の写真が面白いな”とか“自分の感覚に合う”と思う人がいたら、ダイレクトメールを送って友達になってしまえばいい、ということ。そんなふうに、まるでサブとメインが入れ替わるみたいな感覚は、今の時代ならではの新しいアイデンティティの一つかもしれません」好きなもののことを説明してみませんか?ネットの力を借りることで、人と人とのコミュニケーションが距離を超えるようになった時、より必要となってくるのが“自分の好きなこと”を説明する能力。「今ってもう極端な話、言葉の力を持っている人がすごく強い力を持ってきてますよね。例えばなんですけど、今までは『お店を出す』という目標を持った人がいたら、何年もずっと一人で地道な努力をすることが求められた。でも、今って努力と並行して、SNSなどで自分のお店に対する思いを発信して、その表現によってどうやって共感を得られるかがより大事になってきています。“表現者だらけ”の世界では、いかに“自分らしさ”を表に出すかがカギになってくるので、このことは個人レベルでも無視できないと思うんです。だからせめて、自分の好きなことやモノについては、“なぜそれが好きなのか”という理由も含めて愛情深く説明できるようになっておくこと。そうやって自分の言葉の力を磨くことが、運を開くきっかけになるはずです」無理にでも居場所をつくることが大切。いくら時代が変わって、以前より人間関係の自由度が高まってきているとはいえ、目の前のことを完全に無視することができないのも、また事実。今まさに悩みを抱えて苦しんでいるという人は、せめて自分の“居場所”を確保して。「例えば職場で上司にいじめられていても、自分の“居場所”がどこかにある人は、それだけでいくらか救われた気分になれるもの。変な話、自販機の前だったり、ベンチ、階段の踊り場でもいいんです。そこにいるだけで自分を立て直せるような、物理的な居場所を勝手につくってみてください。ちなみに僕は歯医者に行った時、心の中で“今日もよろしく。一緒に頑張ろう”って、椅子に声をかけるようにしているんです。そうすると、気持ち的には2対1になれるので、辛い治療にも立ち向かっていける。開運とは“誰かに味方されること”でもあるのですが、その“誰か”は別に、人でなくてもいいと思っていて。これからはじまる新生活に不安があるという人は、ぜひ試してみてください」運はあったかい温度の人のところにやってくる。「この特集で僕がいちばん伝えたかったことは、開運する人というのは結局、“人に頼るのが上手い”ということ。なぜなら、開運って“人から持ってきてもらうもの”でもあると思うので、人としての“温度”が高い人に訪れることが多いんです。例えば、自分でわかっているようなことでも『どう思います?』とか『わからないので教えてもらえますか?』と意識して他人に尋ねられる人や、レストランで店員さんにためらいなくおすすめが聞ける人は、間違いなくこのタイプ。一人ですべてを決めようとせず、積極的に相手を巻き込んでいくことができる人は、周りを笑顔にすることができるし、自分自身も人から応援されていくはず。ところが、真面目な人ほど他人の表情を気にしてしまうところがあるので、コミュニケーションの温度が低くなってしまいがち。そういう人は、心の中にいつも“!”をつけるイメージで、リアクション一つとっても、自分が思っている以上に“大げさ”を心掛けてみるといいと思いますよ」しいたけ.さん占い師。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。『anan特別編集 しいたけ.カラー心理学 2019 春・夏編』(小社刊)が発売中。※『anan』2019年4月10日号より。イラスト・100%ORANGE文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年04月06日新しい年度が始まるだけでなく、元号が変わるタイミングでもあるし、なんだかソワソワしてしまう…。そんな春に、占い師・しいたけ.さんからスペシャルメッセージ到着!「開運って、なんとなく“ゲン担ぎ”みたいに思っている人が多いかもしれませんが、実は自分の行動次第で運は開くものなのです」と、しいたけ.さん。「例えば、日頃から自分のことを『運がいい』と言っている人は、運に味方されやすい、という話。これはなぜかというと、“運がいい”と思っていると、心理的にも物事のいい側面を観察するようになるからなんです。そんなふうに、開運ってある意味、“自己申告制”なところがあって、運を引き寄せるのも遠ざけるのも自分次第。ある程度訓練することで、身につけることができるものなんです」そこで、「今年こそ自分の運を開きたい!」という人のために、しいたけ.さんが注目している開運キーワードを発表。「’19年は特に、“平成最後”と“自宅がスタジオ”の2つが柱になってくると思います。めまぐるしい時代の変化から取り残されないためにも、常に新しい自分にアップデートしていってください」今回は、その2つのキーワードのうち、“平成最後”についてお聞きしました。「まもなく元号が変わって新しい時代が訪れ、ついに来年にはオリンピックも開催されます。それって多くの日本人にとって、意識せざるを得ない出来事だと思うんです。そうした時代の変化の流れの中で人々がどういう気持ちになるかというと、“やり残したことをやらなければ”という心理状態。いわば大掃除をする感覚で、今までやりたかったことや、先延ばししていて実行できなかったことに手を出す一年になっていくと思います。ただ、今の自分が置かれている環境や立場を考えると、すぐに取り掛かることが難しい場合もあるはず。そういう人は、この’19年を、3年後の’22年くらいから本格的にやりたいことをするためのファーストステップとして捉えてみてください。例えば、スポーツをはじめたいなら、今年は体力づくりをしてみるとか。いきなり本格化させる必要はないので、“3年後くらいに本気でやる”という意識で、今の状況を少しずつ整理していくといいと思います」やりたいことは、「節目の年」に戻って探して。「’19年は新しいことをはじめるにはもってこいの年」と、しいたけ.さん。でも、そもそも“自分がやりたいこと”がわからない人は、どうすればいい?「そういう人は、自分の節目の年齢を振り返って探してみるのがおすすめです。例えば、今年34歳の人は30歳という年齢に戻って、その時の自分が“どんな30代になりたい”と考えていたか、思い出してみるんです。すると、“この4年間でもっとこうしておけばよかった”という点が見えて、今の生活に何が足りないのかもわかります。同じく28歳なら20歳に、32歳なら30歳、という具合に、10年を一つの節目と考えて振り返ってみてください。ちなみに、40歳など今が節目の年齢だという人は、マイナス10歳で考えてみるのがおすすめです。というのも、未来に対する目標を立てると、どうしても焦りが出てきてしまうけれど、過去を振り返ることは、あったかもしれない“もう一つの物語”のように思える。そんなふうに、気軽に考えることが大事です」褒められることではなく、「好きでやれる」ことを。「“やりたいことを過去にさかのぼって考えてみる”ことの意味って、実は“自分が好きなことを探す”ことでもあると思うんです。というのも、人は年齢を重ねるにつれて、“立派にならなきゃ”とか“年齢相応の自分にならなきゃ”とか“早く結果を出さなきゃ”とか、人から褒められる自分になろうとするので、本当に好きなことからは遠ざかってしまう傾向があるんです。それで気づいたら、今の自分がやっていることの大半が、義理人情や社会的な立場上、仕方なく続けていることばかりになってしまったり。でも、本当の意味で開運する人というのは、“褒められることをしている人”ではなくて、“自分が好きなことをやっている人”だと思うので、過去を振り返ることで、自分自身の本来の願望を探し当てることこそが重要になるわけです。なので、どんな些細なことでもいいから、自分が心から楽しめること、好きなことを見つけていってください。それはきっと、今からはじめても遅くはないはずです」開運は「遊び心」から生まれます。“自分のやりたいこと”を考える時、もう一つ大事にしたいのが、“遊び心を忘れない”こと。「そもそも開運って、言ってしまえば“遊び”のようなものなんです。深刻に考えて目標を叶えていくというよりは、それを思い浮かべて楽しいと思えるかどうかが大事。だから残念なことに、真面目な人ほど開運しづらい傾向にある。というのも、真面目な人って他者目線で生きてしまうからなんです。“自分がこれをしたら失礼にならないか”とか“変に思われないか”ということを考えすぎてしまうから、どんどん表情がなくなっていって、結果的に“の資格を取ればよかった”“もっと計画を立てておけば…”と、ネガティブな感情で自分を追い込んでしまう。それより『ダイエット中だけど今日はラーメン食べちゃえ!』って笑いながら言える人のほうが幸せだと思うんです。究極を言えば、“もっと遊びたい”でもいい。今の自分の生活に付け加えるとしたら、どんな楽しいことが実践できるか考えてみてください」ちょっとわがままでも「幸せを大切にできる人」の存在感が増す時代へ平成の世が終わり、新しい時代に入ろうとしている今、私たちに求められているのは“幸せを感じられる力”と、しいたけ.さん。「これまでの時代を振り返ると、どこか“幸せを犠牲にしてもいい時代”だったように思うんです。“自分にとっての幸せ”よりは、むしろ競争に負けないこととか、人から尊敬されることのほうが重要視されていたはず。そうした価値観が最近では少しずつ変わってきて、幸せを追い求めることが生きていくうえでの指標になると、みんなが気づきはじめた。さらに、自分が幸せになるためには、少しくらいわがままになっても仕方がない、とも。なぜなら、自分が幸せを感じることって、誰かしらが眉をひそめることでもあるので、例えば“ケーキを死ぬほど食べたい”と言う人は、真面目な栄養士さんから怒られる運命にあるだろうし、誰かに『何やってるんですか!』と言われる時が、いちばん楽しいことをしている時でもあるから。それを封印してまでできる開運はないと思っています」しいたけ.さん占い師。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。『anan特別編集 しいたけ.カラー心理学 2019 春・夏編』(小社刊)が発売中。※『anan』2019年4月10日号より。イラスト・100%ORANGE文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年04月03日「言葉選びは、プレゼントやお土産選びに似ていると思うんです」としいたけ.さん。しいたけ.さん流気持ちを正確に伝えるコツを教えていただきました。「プレゼントってやっぱり、自分のテンションが上がるものじゃなくて、相手のテンションを上げるもの。言葉選びもその側面があるので、ただ真面目に事実だけ述べていても、相手のテンションが下がってしまう気がして。だから例えば、喧嘩してしまった相手に謝罪の気持ちや感謝の言葉を伝えたい時は、実際に買わなくてもいいので、その人へのプレゼント探しに出かけてみてください。“あの人だったら何が似合うかな”とか、その人がいない時間に思いやる“下ごしらえ”を挟むことで、観察力が鋭くなり、言葉の選び方や伝え方が自然と変わってくると思うんです」相手にお茶を出す気持ちで話す。本題に入る前に、まずは相手がほっと一息つける“前菜”からスタート。「今の時代って、ツールの普及により、話を聞く人より、表現者のほうが多くなってしまっているんですよね。だから聞く人間からすると、“他はいくらでもある”という状況になっていて。そうなった時、やっぱり自分だけが気持ちいい話をしていても、聞いてはもらえません。だから僕はブログやコラムを書く時に、“もしよろしければ”みたいな、飲んでも飲まなくてもいい、お茶を出すようなイメージで書いています。読んでも読まなくてもどっちでもよくて、ただ読んでいる人に“じゃあ、ひと休みしようかな”と思っていただけるような文にできたらいいな、と。そのために、本題の前に必ず前置きというか、近況報告的な“前菜”を入れています。そうすることで、自然とそこの温度感に入っていただけると思うんです」結論は急がず、共感から始める。相手の心に寄り添うことが、伝わる会話の第一歩。「占いの記事で『失恋をしたら』みたいな項目を書く時も、“じゃあどうすればいいか”という結論は急がないようにしています。僕はそういう効用の言葉って、個人的にはあまり好きではありません。目標を持って今日から◯◯をするとか、ビジネスや競技の世界では正しいんですけど、人間ってやっぱり、それだけではないと思うんです。大失恋をした時、いきなり“恋愛相手なんて星の数ほどいるから、気持ちをポジティブに持って動きましょう”と言われても何も響かないと思うし、僕自身、そういう発言を聞くと“それってあなただからできるんですよね?”と思ってしまうことがある。そこで距離を取られてしまうと伝えたいことも伝わりづらくなってしまうので、僕はいつも“そういう時もありますよね”から言葉を繋いでいくようにしています」頭の中に中学生を置く。人に何かを伝える時は、明快でわかりやすい表現を。「僕はいつも頭の中に中学生を置き、“それって要はどういうことなの”?と、自分に突っ込みを入れながら文章を書いています。仲間内で通用する言葉が、必ずしもそれ以外の人に簡単に受け入れられるとは限らないし、本当に話が上手な人は、中学生でも納得させられるレベルのような気がしていて。だから僕も、自分の言っていることが中学生でも興味を持って聞いてくれるかどうか、考えながら書いたり、話したりしています。例えば、紅茶を飲んでいるとして、大人だったら、その紅茶のフレーバーや葉っぱの良さを説明しても、ある程度“ああ、そうですか”とお付き合いしてくれるんですよ。でも、相手が中学生だと鼻クソをほじり始めてしまう(笑)。だから、美味しいか、まずいか、中学生でも飽きないようなテイストの話から始めるようにしています」※『anan』2019年2月13日号より。イラスト・100%ORANGE取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年02月10日独特の間合いと言葉の柔らかさで多くの人の心を掴んでいるしいたけ.さん。気持ちを正確に伝えるために、見習いたいコツから、SNSでの心構えまで教えていただきました!自分のエゴを押し付けない。否定、命令、説教はエゴの押し付け。そこに相手を思う心がなければ伝わらない。「会話って、絶対的な正解もなければ不正解もない。だからそこで“それは違いますよ”って否定してしまうと、どっちが正しいか合戦になってしまうんですよね。あと、これは偏見かもしれませんが、“ちゃんとしなよ”みたいな説教や命令って、言っている自分が気持ちいいだけなんじゃないかと思うことがあります。おもしろいことに、自分がつらいと思いながら言っている時って相手にも伝わるんですけど、“だからダメなんだよ”という、いわゆるマウンティング的な説教って、全然伝わらなかったりするんですよね。アーティストを見ていても思うのですが、伝わる歌を歌うプロの方って、エゴを押し付けるのではなく、そこにいる人が疲れてないかとか、聞き手のことを常に気にかけているような気がします」心と一致する言葉を使う。言葉と心は繋がっているもの。だからこそ、心にもない言葉は相手にも届かない。「例えば、僕のところに占いに来て、“今、充実しています”“仕事楽しいです”と、ポジティブな言葉を使っているのに、そこにまったく表情が伴っていないという方が、結構たくさんいらっしゃいます。でも、緊張感や幸福感って、話をしている相手にも伝染するもの。なので、その人が心から“楽しいです”って言っている時は、聞いているこっちも楽しい気分になったりするんです。仕事とかは、楽しくない部分があってももちろんいいわけで、そういう時に無理して心と正反対の言葉を使うのではなく「今ちょっと仕事がつらいんですよね」と、弱音でもいいから自分の心と一致する言葉を使ってみてください。そうすることで、本当の思いが伝わりやすくなるのはもちろん、自分自身を救済することもできると思うんです」物語を紡ぐ言葉を使う。しいたけ.さんの文章の中にも度々登場する例え話。それこそが、物語を紡ぐ言葉。「例えば、『自己肯定感の低さとは何か』を説明する時、専門的な言葉を使えばいくらでも説明できると思うんですけど、それって、読んでいて飽きてくるんですよね。どこかで聞いたことある話だし、自分とはまるで繋がらない。でも、“親友にはなんでも話せるけど、そこに親友の友達が入ってくるとまったく喋れなくなってしまうような感覚”というと、“わかります!”と言ってもらいやすくなる。相手に共感してもらえたほうが書き手としても楽しいし、そこにそういうストーリーがないと、わかるやつだけついてこい!みたいな、ちょっとしたマウンティングになるような気がして。その例え話が、夜中の2時にラーメンを食べる罪悪感くらい、誰でも共感できる日常レベルの話であると、より伝わりやすくなると思います」しいたけ.さん占い師。毎週月曜更新の「WEEKLY! しいたけ占い」で注目を集める。著書に『しいたけ.の部屋 ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)、『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)がある。※『anan』2019年2月13日号より。イラスト・100%ORANGE取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年02月09日ウェブマガジン「VOGUE GIRL」の「しいたけ占い」でおなじみの占い師・しいたけ.さん。先月アンアンで特集した「ソウルカラー心理学」も好評と、大人気のそのワケは、占いの内容はもとより、読後になんだかほっと心が和らぐような独特の語り口。そんな“しいたけワールド”が堪能できる初のエッセイ集『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』が、このたび発売に。「ブログとかではちょこちょこ書いていたんですけど、いつかは本にできたらいいな、と思っていたんです。というのも、占いもソウルカラー心理学も、読んでもらえるのは、その人に関係のある項目が中心になりますよね。12星座とか18カラーとか、膨大な量の文章を書くのに、必要とされるのは一部だけ…。でも、エッセイなら、そういう枠組みをとっぱらって、これまで僕がいろんな星座や人を見てきた中で感じたことを、なんと全員に読んでもらえる!僕にとっては、そんなお得感というか、“おやつ感”のある一冊です」本書は、運を味方につける方法や、逆境からの回復法、恋愛問題との向き合い方など、いわば幸せになるためのヒント集。とはいえ、そこはしいたけ.さん。マニュアルではなく、読者に寄り添い、そっと背中を押してくれるような言葉が心に染み入る。「それはたぶん、僕が占いの個人鑑定をしていた時の体験が、もとになっていると思うんです。そこに来る人たちってほぼ疲れていたので、たとえば『早起きしましょうね』って言っても、99%通用しない。そんな正論より、『とりあえず、あったかいものを食べてください』って声をかけたい。自分の経験からしても、そのほうが嬉しいと思うんです」かく言うしいたけ.さん、実は以前は筋金入りの“コミュ障”だったとのこと。それが22歳の時に、「女の子にモテたい!」と一念発起。「まずは、飲み会へのスタンスを改めました。僕はお酒が飲めないので、飲み会に行く人を『翌朝眠いのに、なんで行くんだ』っていう目で見ていたんです。でも、視点を変えると、初対面の人を盛り上げるとか、みんなすごいことをしている。本のサブタイトルで表しているのも、まさにそれ。ドアを開けるって風が入って寒い行為ですが、一方で、閉め切ると何も入ってこなくなってしまう。ドアを開けることは、怖くないかもしれない。この本から、そんなことを感じてもらえたら、と思います」本書には、好きな子の前での失敗談や、飾らないホンネも、ユーモラスにちりばめられている。「占い師さんって、僕も含めて、どこか謎に包まれているじゃないですか。そのぶん、どの立場でアドバイスをしているのか、お伝えしたほうがいいと思ったんです。たとえば、『宿題をやりなさい』って言うにしても、宿題を完璧にこなしてきた人が言うのと、苦労して宿題をしてきた人が言うのとでは、響き方が違う。もちろん僕は後者ですが(笑)」それにしても膝を打つのが、例え話の豊かさと妙。本書は「歯科医院の待合室に置かれるのが野望」とのことだけど、その心は?「ちょっと緊張する場面で、手に取る」とほっとする。そんな一冊になってくれたらいいなって思います」『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』恋愛、仕事、人間関係など、しいたけ.さん流の開運アドバイスが一冊に。それぞれの具体的なお悩み解決法や、“五感タイプ”も必読。KADOKAWA1300円占い師、作家。2014年より、「VOGUE GIRL」で連載を開始。「note」で、月間占いなどを発表。『有田哲平の夢なら醒めないで』(TBS系)ではリーディングを担当。※『anan』2018年12月26日号より。インタビュー、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年12月19日スーパーやコンビニなどで手軽に買うことができる干し芋です。干し芋はほどよい甘みで食べ始めるとだんだん癖になる味になっていて、手軽に小腹を満たすことができるものとなっていますよね。栄養が高い食べ物としても知られている干し芋ですが、干し芋は健康に良いだけでなく、他にもどういった効果があるのでしょうか?女性にとって嬉しいヘルシースイーツである干し芋を食べるメリットとは一体どういったことがあるのか、ご紹介します!さつまいもを蒸して乾燥させて作られた干し芋は、スーパーやコンビニなどで売られており、手軽に買うことができます。スーパーやコンビニに行った時に干し芋が売っているのは知っているけれど、なかなか買って食べることはないという方もたくさんいらっしゃるかもしれません。地味な見た目で素朴な味をしている干し芋ですが、一度食べるとその程よい甘みが癖になり、なかなか食べるのをやめることができなくなってしまうとても美味しいものとなっています。甘すぎずに手軽に食べることができるだけでなく、食べ応えもあって満腹感を得ることができるというのも干し芋の良いところですよね。出典:byBirth栄養が高い食べ物としても知られていて、ダイエットにも効果的だと言われている干し芋ですが、干し芋には健康に良いだけでなくその他にもどういった効果を持っているのでしょうか?そんな女性にとって嬉しいヘルシーなスイーツである干し芋を食べるメリットとは一体どういったものがあるのか、ご紹介します!干し芋のカロリーは?食べ始めたらほどよい甘さがとても美味しい干し芋は、ついついたくさん食べてしまいがちとなっていますよね。そんな干し芋の気になるカロリーですが、干し芋100グラムあたりのカロリーは約300キロカロリー程度となっています。出典:byBirthダイエットをしているという方たちは、ダイエット中にはあまり食べないようにしている食材となっているイモ類です。干し芋は糖質もなかなか高く、カロリーもそこまで低いわけではないので、ダイエット中だという方は干し芋を1食の代わりにして食べるのではなく、ダイエット中の栄養補給として小腹が空いたときに食べるようにすれば、ダイエットの邪魔をすることなく良い効果を得ることができます。干し芋に含まれている栄養素健康に良いといわれている干し芋には、ビタミンB1やビタミンC、ビタミンEなどといった美容には欠かすことができないビタミン類がたくさん含まれています。出典:byBirthさらにビタミン類だけでなく、貧血防止となる鉄分やカリウムなどといった不足しがちのミネラル成分、便秘解消にも効果的な食物繊維も含まれており、干し芋は手軽に食べられて高い栄養素のある食べ物となっています。干し芋を食べるメリットとは?便秘解消干し芋はさつまいもを乾燥させて作っているため、本来の栄養素がギュッと凝縮された状態となっています。干し芋に含まれいてる食物繊維の量は、普通にさつまいもを食べた時と比べると2倍もの量になっているので、便秘解消にとても効果的となっています。ダイエットのサポートしっかりと歯ごたえのある干し芋は、量をたくさん食べなくても、よく噛んで飲み込めば少量で満腹感を感じることができます。干し芋をたくさん食べすぎてしまうと逆にダイエットには効果的ではありませんが、ほどよい甘さのある干し芋なので、ダイエット中でもストレスを感じることなく食べることができます。また干し芋には不溶性食物繊維が含まれているので食べると腹持ちが良く、ついついいろんなものを食べてしまう暴食を防ぐこともできます。顔痩せ噛みごたえのある干し芋なので、しっかりと良く噛んで食べることを続ければ、顔の筋肉が使われることにより、顔痩せの効果を実感することができるかもしれません。干し芋の上手な食べ方食べる量を調節するとても素朴な味となっている干し芋は、食べ始めると程よい甘さが癖になってしまい、ついつい食べすぎてしまう傾向にあります。小腹を満たすことができて間食を防ぎながらダイエットのサポートをしてくれる干し芋ですが、美味しいからと食べすぎてしまうと糖分の摂りすぎで逆に太ってしまう原因となってしまいます。干し芋を食べるときは夢中で食べてしまわないように注意しながら、1回に食べる量をちゃんと調節しておくことで、ダイエットに良い効果を与えてくれます。しっかりと噛んで食べること干し芋を食べるときは、しっかりと噛んで食べるということがポイントです。一気に食べてしまうのではなく、少量ずつよく噛んで食べていくことで満腹感を感じることができて、食べすぎ防止にも繋げることができます。干し芋で小腹を満たしながら美容効果も!いかがでしたでしょうか?栄養不足を補いながら美容効果も得ることができる、女性にとってはとても嬉しい食べ物となっている干し芋です。主に女性たちの間で人気を見せ始めている干し芋ですが、美容大国である韓国でもダイエットや美容のために干し芋を普段からたくさん食べているという女性が多くなっているようです。出典:byBirth干し芋は栄養がたくさん入っていて健康に良いだけでなく、積極的に食べることでデトックスや美肌などといった高い美容効果も期待することができるヘルシースイーツとなっています。今まで普段はあまり干し芋を食べることはなかったという方も、お菓子やスイーツの代わりに干し芋を食べて、いろいろな健康&美容効果を実感してみてくださいね!
2018年12月10日なんなく生きづらさを感じている人たちに向けて、「日頃、こんなことを心がけてみるといいのでは?」という、気持ちがふと軽くなるヒントを占い師・しいたけ.さんと精神科医・名越康文さんに教えてもらいました。ひらめきが形になると人生はもっと楽しく!N(名越さん):いいアイデアとか、これは危険とか、しいたけ. は、ひらめきを信じている?S(しいたけ.さん):はい、信じているほうだと思います。N:占いはどうやって書いているの?言葉がひらめく感じ?S:うーん。ひらめきというとおこがましいんですけど、まずはそういったものが先にあって、そこから引っ張られるように最後まで押しきっちゃう、みたいなところはありますね。N:やっぱり。文章から、そんな気がしていました。僕もカウンセリングをしていて、ひらめくことがあるんですよ。ぱっと見た瞬間に、確信するというか。S:そうなんですね!N:でも、「その根拠は?」なんて言われると、言葉にするのはなかなか難しい。だって、直感なのだから。ただ、本人と話しているうちに、やっぱりそうなんだ、とあとから理屈がついてくる。S:そのひらめきは、これまでのカウンセリングの蓄積が、もとになっているということもありますか?N:そういう学術的な側面もありますよ。でも、それは半分くらいで、あとの半分は、「これだ!」という答えがパンと外側からやってくるような、本当に説明しづらい感覚なんです。S:ひらめきは、誰にでも起こり得るものなのでしょうか?N:起こり得るんですけど、それをほとんどの人が使えていないんです。ある有名大学の理系の教授と話した時に、日本人の多くは、どんなにエリートでも、脳の半分の機能しか使えていないんじゃないか、と。そして、その残り半分の重要な機能を司っているのが、実はひらめき。それなのに、とかく実務主義の日本人は、ひらめきのような実態のないものを信じられず、ウソだと思ってしまうんですね。彼と深く意見が一致したのが、もっとひらめきを使いなさい、ということ。S:でも、どうやったら使えるんでしょう。N:一見、本筋とは関係のないことをするのがおすすめです。たとえば仕事の企画で煮詰まったら、散歩をしたり、自然と触れ合ったりしてみてください。世界的な発明も、研究者がお風呂に入っている時にひらめいた、なんて話もあるでしょう。ひらめきを作動させるには、無駄だと思うことでもやってみる必要があります。S:僕の場合はどうなんでしょう。それこそ理屈はわからないんですけど、ひらめきがあって、それを誰にも咎められなかったから、自分の占いのスタイルが出来上がったというか。ひらめきがあっても、目の前の人に面白くないと言われたら、それが正解になってしまうわけですよね。僕はずっとひとりだったので、そういうこともなく、自分の考えを熟成できたっていうのが、かえってよかったんだと思います。N:そう。ひらめきって、ひらめくだけじゃダメなんです。それによって、たとえばしいたけ. みたいに占いに活かせた、とか成功体験がないと、ひらめきなんて信じられないでしょ。だから、1回でいいんです。若いうちに成功体験をしてほしい。そうすると人生が変わるから。ただ、ひらめきを得るためには、無駄なことをやらないといけないんですよ。騙されたと思って、まずはいっぺん森でぼーっとしてみて!S:旅に行って、不思議な味のカレーとか食べてほしいですね(笑)。N:そういえば、しいたけ. の占いには、無駄というか、読者が想像を膨らませる余地のようなものがあるよね。S:え、そうですか?N:僕は蟹座なんだけど、しいたけ. の占い当たっているなぁって思って読んでいたら、僕とはまったく性格の違う蟹座の人が次に読んで「とっても当たっている!」って。それってやっぱり、それぞれの読者が自分のことだ!と直感するような余白が、というか表現のゆらぎのような幅が文章の中に息づいているからだと思うんです。それともう一つ、しいたけ. の占いが読者をひきつけているのは、一般の感覚とは微妙に違う特有のズレ。S:それは僕も感じたことがあります…。N:そうなの?ズレているなんて言うと傷つけてしまいそうで言っていなかったんだけど、自分で気づいていたの!?S:…はい。僕は目の前にいない人に向かってシャドウボクシングのような会話をずっとしてきたので、生身の人と話をする時は、きっと論点がズレているんだろうなぁ、と。N:気づいていたと知って、ほっとしました(笑)。でも、これはもちろん褒め言葉なんですよ。とにかく感性が独特なので、いつも話している時、僕の中のクリエイティビティが問われていると思って、わくわくしますから。S:そう言っていただけると、こちらもほっとします(笑)。N:彼は幸いにもその才能を摘まれずに済んだけど、ひらめきは誰かに話した時に、最初は訝しがられることもあると思うんです。でも、ズレていてもいいと思って前に進み、一度成功体験を味わってください。クセになりますよ!なこし・やすふみ精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。NTV系『シューイチ』ほか、さまざまなメディアでコメンテーターとしても活躍。著書多数しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)ほか。最新刊『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)が12月15日に発売予定。名越先生から「体癖」について学ぶなど師弟関係にある。ツイッターでのふたりのやりとりに注目者多数※『anan』2018年11月28日号より。写真・大嶋千尋イラスト・100%ORANGE文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年11月27日日頃から親交のある、話題の占い師のしいたけ.さんとテレビでもお馴染み、精神科医の名越康文さんが“生きづらさ”を感じる人たちへアドバイス。ふと気持ちが軽くなる幸福へのヒントを教えてくれました。周りを意識しすぎて、自分の軸がブレていない?S(しいたけ.さん):僕は長い間、家にひきこもっていたので、ひとりで過ごす時間にも慣れていますが、昨今はSNS などの影響で、ひとりより誰かと一緒にいるほうが、よしとされる風潮があるようですね。N(名越さん):しいたけ.とはたびたび“想像力”の大切さについて話すけど、それはひとりでいる時間にこそ、磨かれるものなのに…。S:人と一緒にいると、僕の「ひとり密着番組ごっこ」(※)のように、架空の相手と話す余裕もないですしね(笑)。N:そう、そう。S:あと、架空の相手といえば、最近は仏壇に手を合わせる習慣も、なくなってきているじゃないですか。昭和の古い映画を観ていると、親が子供に「おばあちゃんの仏壇に、ご挨拶した?」なんて言うシーンがけっこうあるんですけど、僕はあれが好きなんです。というのも、仏壇に手を合わせるのは“見えない相手” との対話であって、自分の核を形成していくうえで、すごく大切な気がするから。N:それこそ「ひとり密着番組ごっこ」でお年寄りインタビュアーと対話している感じ。S:そうなんです。それと同じように、亡くなった方との対話も、目の前にいらっしゃらないぶん、思いきって本音が話せるという利点があります。N:一方で、相手が生身の人だと、そうはいかない。S:やっぱり、何の話がウケるんだろう、何に食いついてくれるんだろうって、探りながら話しちゃいますよね。視聴率を稼ぎにいく、みたいな…。N:それももちろんコミュニケーションとして必要なことなんだけど、あまりにも相手を意識しすぎると、自分の本質からは、どんどんズレてしまうからね。要はバランスで、ひとりでいる時間もきちんと持って、自分と楽しくつきあって、自分の納得の“軸”を養っておくことが大切です。S:その点、僕がよかったのは、ひきこもっていた期間が長かったこと。今こうして文章を書くとか、いろいろできているのは、まったく友達がいなくて、その間、ずっとひとりで日記を書いていたからだと思うんです。まさに仏壇に報告する、みたいな感じで日記を書いているうちに、自分の考えが熟成されていったような気がします。N:しいたけ. の独特な感性は、そうやって出来上がっていったんだね!S:名越先生はいかがですか?普段、ひとりでいる時間をどれくらい持っていますか?N:僕は、自覚的に8割方ひとりかな。S:自覚的に?N:そう。人としゃべっていても、“ひとりでいる”と設定することがあるんです。S:それは、面白いですね。N:たとえば行きつけのカフェで店主としゃべっているでしょ。2時間お店にいたとして、そのうち1 時間半、店主としゃべっていても、それは僕の中ではひとりの時間なんです。だって、そのカフェは僕のホームグラウンドで、そこで起こっていることは、すべて自分と同化しているというか、違和感がないわけだから。S:なるほど。そんなふうに考えられたら、ひとりでいる時間も、ぐんと広がりそうですね。N:いろんなところを、パーソナルな空間に変えてしまうんです。とはいえ、人といる時間も大切だと思いますよ。だからといって誰でもいいというわけではもちろんなくて、僕の場合は、独特な話を仕掛けた時に、とりあえずノッてきてくれる人が基準です。それこそ、しいたけ.とかね。S:ありがとうございます(笑)。それでいうと、僕もブログやツイッターを書いている時に、世の中の人全員を対象にしていないというか…。過去に出会った人も含めて、自分のことを面白がってくれる人たちに向けて、書いているような気がします。N:わかる、わかる。S:僕が仕事をするうえですごく参考にしているのが、村上春樹さんが、ジャズ喫茶と小説家の経営理論について書かれていたこと。村上さんは小説家になる前にジャズ喫茶を経営されていましたが、それと小説家の経営の仕方は、あんまり変わらない。10 人のうち、3人のコアなファンをつくればいい、と。つまり、ほかの人たちからは嫌悪されるかもしれないけれど、お店でも表現でも、エッジが立っていないと、面白がってくれる人がいないから。N:みんなに好かれる必要はない、と。S:はい。有名な映画監督の方も言っていたんですけど、一番やってはいけないのが幕の内弁当をつくることだって。偏りまくれって。そうじゃないと言いたいことがぼやけて、むしろ誰からも注目されなくなってしまうから。N:そんなふうに自分の個性を見極めるためにも、自分と向き合う時間を持つことは、やっぱり必要ですよね。集団から離れることを恐れず、ひとりの時間をうまく取り入れてもらいたいですね。※しいたけ.さん流自問自答メソッド「ひとり密着番組ごっこ」自分がドキュメンタリー番組の取材班に密着されるという妄想を開始。インタビュアーは、ある時は血気盛んな若手、ある時はライバルとなり得る同年代、そしてある時は定年間近の年配…。こうして架空という片肘張らない世界の中で、さまざまな相手から取材を受けるうちに、本心を探り当てられる。なこし・やすふみ精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。NTV系『シューイチ』ほか、さまざまなメディアでコメンテーターとしても活躍。著書多数しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)ほか。最新刊『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)が12月15日に発売予定。名越先生から「体癖」について学ぶなど師弟関係にある。ツイッターでのふたりのやりとりに注目者多数※『anan』2018年11月28日号より。文・保手濱奈美©UygarGeographic(by anan編集部)
2018年11月27日なんだか不安&同じことでずっと悩んでいる…。そんなあなたは占い師・しいたけ.さん&精神科医・名越康文さんがおススメする自問自答メソッドにトライしてみては?現代人が感じている生きづらさ。そのもやもやを解決する一つの方法として“架空の第三者との対話”をおススメしている名越さん。しいたけ.さんも実は自分の悩みと向き合う際にその方法を行っていました。S(しいたけ.さん):架空の人物と対話する…。それ、実は僕もよくやっています。僕の日常を架空の取材班が追ってくれる、いわば「ひとり密着番組ごっこ」です。なんかつらいなぁという時に、自分を整えるためにやるんですけど、昨日なんかは朝起きた時から、もう密着取材が始まっている。そして、ちょっと不機嫌な感じでスタッフさんに「おはようございます」って挨拶して。N(名越さん):わかる、わかる。カメラの存在にも慣れてき始めている感じ(笑)。S:今日もずっと一緒かって思って。「仕事、何時からですか?」「13時からなんですよ」みたいな。N:密着、3週目に入った朝くらいかな。S:この「ひとり密着番組」のいいところは、たとえ架空でも、対話の中に第三者が入ることなんです。自分の本意って、自分がわからないところにあったりもするから、誰かに聞いてもらうことが大切な気がしていて。そういう時に番組のディレクターが、「どうしたいんですか!?」って突っ込んできたりする。すると、「仕事やりたくないよ。でも、この原稿を書ききりたいよ!」とか、自分のまっすぐな意見をぶつけられるという。これは僕が誰も友達がいない時に編み出した技なんですけど…。N:けっこうギリギリの人生。S:そうですよ、ほんとに(笑)。ただ、生身の人が相手だと、結局、格好つけてしまったりして、本心が言えない部分もあるから、友達がたくさんいる人でも、自分の気持ちに素直に耳を傾けたい時は、「ひとり密着番組ごっこ」はおすすめですよ。N:確かに。自分で自分の問題を解決する“セルフカウンセリング”って、実はきちんと教育を受けたことがあるプロでないとできないくらい、とても難しいんです。でも、「ひとり密着番組ごっこ」のような飛び道具を使えば、自分を癒すこともできるかも。そうやって、ある意味、自問自答していくうちに、たとえば「なんだかもやもやする」といった漠然とした悩みの本質にも行き着くのでは。S:行き着きます!N:言いきったねー!(笑)論理的ではないけど、とにかく説得力がある。S:これ、すごく恥ずかしいんですけど、「ひとり密着番組ごっこ」も、僕の中ではもう何段階も熟成されているんです。DVD化できるくらいまでいっていて、そうすると場面によってインタビュアーが変わってくる。N:(爆笑)S:最初は経験の浅い若者で、「何を悩んでいるんですか?」「私もわかります」とか、どんどん突っ込んでくるんです。勢いづけたい時はそういう人でもいいんですけど、本音を探りたい時は、おじいちゃんインタビュアーの登場。すると肩の力が抜けて、「実はあの仕事のプレッシャーを受け止められるか不安なんですよね」とか、ぽつりぽつりと話しだす。N:そうやって設定がしっかりあると、リアリティも増すよね。S:そうなんです。あと、“老人”っていうところも僕の中ではポイントになっているようで、「ひとり密着番組ごっこ」以外にも悩んだ時にやっているのが、50~60年後の自分を思い浮かべることなんです。N:それはどうして?S:問題の渦中にいると夫婦喧嘩のように、「今日のごはんはいい加減なものだったし」みたいな生々しい感情が入ってきちゃうけど、そこからいったん離れて、老人になった自分の視点から見ると、いろんなことが、いい意味でどうでもよくなっているというか。極端な話、“老い先が短い”みたいなところまでいって、やっとシンプルに、大切な答えが見つかるような気がするんです。N:なるほど。たとえば渦中から離れるなら、茶道とか華道とか、日常の自分とはまったく関係のない趣味を持つことでも、できそうですよね。そういう“別の場所”があると、自分を整えられたり、あるいは人と理解し合えたりもするのかな。S:そうですね、そんな気がしますね。N:しかし、「ひとり密着番組ごっこ」の話は、「しいたけ.一代記」を聞いているようで面白かったなぁ(笑)。カメラで撮られている時点で、冒頭で話した“日常の底上げ”にもつながるし、非常にいいと思います!しいたけ.さん流自問自答メソッドひとり密着番組ごっこ密着取材の主人公になり、あれこれ質問を受けよう。自分がドキュメンタリー番組の取材班に密着されるという妄想を開始。インタビュアーは、ある時は血気盛んな若手、ある時はライバルとなり得る同年代、そしてある時は定年間近の年配…。こうして架空という片肘張らない世界の中で、さまざまな相手から取材を受けるうちに、本心を探り当てられる。なこし・やすふみ精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。NTV系『シューイチ』ほか、さまざまなメディアでコメンテーターとしても活躍。著書多数しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)ほか。最新刊『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)が12月15日に発売予定。名越先生から「体癖」について学ぶなど師弟関係にある。ツイッターでのふたりのやりとりに注目者多数※『anan』2018年11月28日号より。写真・大嶋千尋イラスト・100%ORANGE文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年11月26日どうしても気が合わないとか、友だちができないとか、大人になってもお付き合いの悩みは消えず…。人付き合いがうまくなるコツを占い師・しいたけ.さんにお聞きしました!お悩み:職場に気が合わない人がいます。先月、社内人事で他部署から異動してきた先輩。仕事はデキるらしいのですが、休憩中などにやたら話しかけてきて、昨日あった出来事や自慢話、他の同僚の陰口など…くだらない話ばかりしてきます。一応相手は先輩だし、こちらも頑張って耳を傾けるのですが、基本的に波長が合わないのか、話を聞いててもイライラ。職場の人間だと毎日顔を合わせざるを得ないので、正直仕事に行くのがツライです…。(28歳・経理)しいたけ.さんのアドバイス:正面から向き合いすぎているのではないでしょうか?人間誰にだって好き嫌いはあるもの。職場に一人や二人くらい、反りの合わない人がいたからといって、気に病む必要はありません。「誰に対しても丁寧に対応しなくてはいけない」と考えるのは、現代人特有の生真面目さから。しかし、時には仕事と割り切った態度を取ることも、自衛のテクニックとしては必要です。苦手な相手に対しては、あえて感情を無にすると楽。使えるフレーズは、「へーそーなんですか」と「ですです!」。目を合わせない感覚で、少し笑顔を硬直させるのがポイント。言葉では相手を受け入れながら、態度で2割拒絶するのです。実際に、世渡り上手な人をよく観察してみると、いい意味で“適当”です。女優になったつもりで、鏡を見ながら練習してみてください。しいたけ.金言:態度で2割拒絶する。お悩み:友だちができません。学生時代は自然と友だちができたのに、大人になってふと、周りに“仲良し”と呼べる友だちが一人もいないことに気が付きました。もちろん職場などで会話をする人はいるのですが、昔みたいに心からは打ち解けられず、お互いに気を使ったまま。だんだん人と接するのが苦手になり、エレベーターで同僚と2人っきりになるだけで緊張してしまう始末…。実際、友だちってどうやって作るんでしょうか?(32歳・SE)しいたけ.さんのアドバイス:「いい話をしなきゃ…」と無理していませんか?現代ではメールや電話で用件を済ませられることが多いため、かえって自分以外の他者と接することがプレッシャーになっている人が増えてきているようです。そこで試してもらいたいのが、“人類皆友だち”作戦。例えば、初対面の相手と話すときに、「いい話をしなきゃ」と思うとプレッシャーを感じるもの。しかし、相手が昔からの友だちだったら、どうでしょうか?その一瞬、嘘でも相手を“友だち”と思い込むだけで、より軽い空気感で話すことができるはずです。身近な人に、いきなりフランクになるのが難しければ、ふらっと入ったお店の店員さんで練習してみては。気軽に会話できる関係性の中から、たまたま同じ趣味を持つ相手だったり、気の合う人が自然と見つかることもあるはず。しいたけ.金言:人類皆友だち。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)ほか。最新刊『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)が12月15日に発売予定。※『anan』2018年11月28日号より。イラスト・サヲリブラウン文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年11月25日最近のアンアン世代の女性たちが抱えている悩みとは?数々のクライアントをカウンセリングしてきた、占い師・しいたけ.さんと精神科医・名越康文さんがananカウンセリングルームを開設します。「SNS上でブランディングしたり、面白いことを言わなくてはいけないという思い込みや、常に自己表現を求められる圧迫感です。自分を表現できる場所があるからこそ、1対1でわかり合うよりも、数多くの人の反応を求めてしまう。だから、この人と結婚していいのかとか、自分が行う選択に確信が持てなくなっている人も増えている気がします」(しいたけ.さん)「気にしすぎて、自己表現の中に“自己”が込められなくなってしまっているわけですよね。昔は表現をする場所は限られていたので練り上げる時間があった。でも今は常に必要とされてしまっているから、次々に出さなくちゃならない。揚げ句、その場所を離れて実生活に戻ると自分が誰かわからなくなってしまうんでしょう」(精神科医・名越康文さん)「そんな中で溜まったストレスを吐き出すのに、悪口にのっかることを自己表現にしてしまっている人もいる気がして。そこに自虐を加えて笑いに変えられればいいんですけど」(しいたけ.さん)より具体的な悩みや、自分との向き合い方をおふたりがアドバイスします![お悩み]変われない!転職やイメージチェンジに興味はあるのですが、失敗が怖くて、行動できません。N(名越さん):まず転職するにしても、本当にそれがやりたいのか、ただその職に就いた自分がかっこいいからなのかっていう確認が必要だよね。S(しいたけ.さん):そうですね。あと、そもそも論なんですけど、「彼氏できた?」って周りから言われ始めたら、それはもう彼氏ができる前兆であるように、目の前にある職場が過去のものとして見えていたら、それはもう辞める時期なんですよね。100%でやってきて、これ以上実入りがないから次に行くっていう。「変わりたい」って言ってる人は、まだ思いが100%まで届いていない気がして。転職が逃げになっちゃうと、活路ってなかなか開かれないと思うんです。N:「私は今のままでいいの」と口では言いながら、心の中では、新しい自分になりたい、という思いでいっぱいで、フラストレーションが溜まっていたり。そういう分裂した状況にあるのかもしれないね。S:僕も昔、ずっとモテたいって叫んでた時があって、それでマネージャーに「じゃあ、デパートに行こう」って言われたんですよ。ジャージーの自分を愛してもらいたいと思っていた僕が、年相応の清潔感ある高級ブランドの服を汗だくで震えながら人に見てもらって買わされて(笑)。今まで一番着たくなかった服を着る“高級デパートチャレンジ”を越える覚悟はあるのかという試練を与えられたんですよ。そこで僕の本気度が試されたわけです。自分が変わりたいという気持ちが、それまでいかに自分本位だったかということを思い知らされました。僕はこのチャレンジを経て、変われたわけですが。N:だから、「沸点まで行け!」っていうことだよね。S:でも難しいですよね。はたして、変わることが幸せなのか。N:「勇気とは何か」という話になるんだけど、夢に向かって階段を駆け上がるぞっていう時は、ただの自己愛。でも上りきって、自分くらいのセンスのやつなんて吐いて捨てるほどいるってわかった時、それでもやりたいって言えるのが勇気なんですよ。その“踊り場”を越えられるか越えられないか。S:踊り場を越えると今度は攻撃されたりもしますから、踊り場にいることも大事ですよね。別に変わらずとも、同じ場所で手堅くやるってことも必要だと思います。[お悩み]厳しすぎ!完璧を目指しすぎて、自分に厳しく他人にも厳しい性格を変えたい。S:これは年代によって誰でも経験することだと思うんですよね。僕はお酒が飲めないので、若い頃は終電間際でフラフラになってる酔っ払いが許せなかったんですよ。N:間口が狭かったんだね(笑)。S:でもやっぱり、自分に厳しい時って他人にも厳しくなりますよね。とくに能力を伸ばしていく時期は、すごく排他的で人を許せなくなって、理想の自分と、少数ながら自分が認める人しか受け入れられなくなる気がするんです。でも、そういう時期も必要かな、と。N:本当にそうですよ。S:若い時は好きなお笑い芸人は誰かで揉めたりするじゃないですか。「あんなの笑いじゃねぇ」とか。でも、それぞれの味というか良さの棲み分けがわかる頃って、尖ってた時期を越えてからなんですよね。N:こういう方はもしかしたら上手く褒めてもらいたいのかもしれない。S:だから、どっかで“B級”を取り入れてほしいんですよ。原材料がすごく安いラーメンを食べるとか。N:そういうものをたまに食べると、なんか自分に戻れるんだよね。S:「なんでこんなの食べてるんだ」って途中で我に返るくらいなんの感動もない味を食べると、やっぱり自分のことを「頑張ってるな」って思えたりするので。N:あとこういう方って、大人ってすごいと思っているんですよ。たとえ30歳の女性でも。だから大人に近づこうと頑張りすぎて、完璧しか許せなくなってしまう。それで、大人になりきれないコンプレックスを他人に投影して「あなたはなんで子供のままなの!」って。でも、本当はこの人もまだ子供なんですよね。ただ、それを非難するつもりは全然なくて、僕は「大人って意外とたいしたことないよ」ってことを教えてあげたいんです。S:本当にそうですね。N:チームで仕事をしてる時とか、完璧主義の人から見たら75点のレベルのものしかつくれてないって思うかもしれないけど、成果として75点って結構すごいし、世間的には90点くらい行ってるんですよ。みんなでやってるんだから、不備があって当たり前。どんな名作映画だって、同じシーンなのに服が変わっていたりといった不備が必ずある。だから“完璧”なんてないし、名作になるのに、実は完璧なんて必要ないんですよね。なこし・やすふみ精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。NTV系『シューイチ』ほか、さまざまなメディアでコメンテーターとしても活躍。著書多数しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)ほか。最新刊『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)が12月15日に発売予定。名越先生から「体癖」について学ぶなど師弟関係にある。ツイッターでのふたりのやりとりに注目者多数※『anan』2018年11月28日号より。イラスト・100%ORANGE文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年11月25日“人付き合い”にまつわる悩みの数々。陥りがちなお悩み沼にどっぷりつかる前に脱出する術を、占い師・しいたけ.さんから伝授してもらいましょう!お悩み:他人にどう思われているのか気になってしまいます。何をするにも、他人の目が気になってしまいます。例えば、批判されるのが怖くて自分の意見が言えなかったり、SNSの“いいね!”の数を常に気にしてしまったり…。先日も、友だちの態度が急に冷たくなった気がしたので、「私が何かしたのかも…」と勝手に妄想して、あえて自分から距離を置いてしまいました。他の人にどう見られているか不安で、いつまでも“本当の自分”を出せずにいます。(26歳・アパレル)しいたけ.さんのアドバイス:正解を探って、迷子になっているのでは?他人の目が気になって自由に発言ができない、人から「正しい」と思われそうなことしかSNSに投稿しなくなる。それは“正解を探る文化”の弊害ともいえるでしょう。ソーシャルメディアが発達した現代では、自己表現やコミュニケーションの場に“他人の目”が多少なりとも入り込むのは仕方がないです。しかし、正解を選ぼうとするほど、相手の反応が気になって、自分自身が疲弊してしまいます。その人の価値は、“いいね!”の数で決まるものではありませんし、人生のほとんどは“不正解”の連続です。優秀に思える人ほど、実は間違いも数多く経験しているもの。常に正解を求めるのではなく、多くの不正解の中から自分なりの正解を見つけることが大事。怖がらずに挑戦していきましょう。しいたけ.金言:人生のほとんどが不正解。お悩み:大嫌いな人がいます。仕事を通じて知り合った同年代の女子たちと仲良くなり、よくグループで集まって遊ぶのですが、その中に一人だけ、どうしても好きになれない人がいます。飲み会などの集まりには平気で遅刻してきて、約束を破ることもしばしば。相手も私に対して敵意を持っているのか、会えばイヤミなことばかり言ってきます。一緒の空間にいることすら苦痛で、もはや“苦手”というレベルでは片づけられません。(33歳・受付)しいたけ.さんのアドバイス:わかり合おうと努力しすぎていませんか?これは私が独自に編み出したテクニックですが、嫌いな相手に対しては、“イヤミ星で育ったエリート”“とにかく約束を破る星の王女”といった具合に、心の中でオリジナルの肩書をつけるようにしています。同じ人間だと思うと、どうしても負の感情が出てきてしまいますが、最初から“違う星から来た人”と思い込むと、案外許せてしまうことも。「エリートだから仕方ないか」と(笑)。…真面目な話、こうした事態に目を背けられない人の多くが、相手のことを何とか理解しようとして、正面からぶつかってしまうのです。でも相手とはそもそも文化が違うので、それも時間の無駄。いい意味での“諦め”、方針の転換をすることも、人間関係でストレスを溜めないためには必要と考えるべきでしょう。しいたけ.金言:違う星から来た人もいる。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)ほか。最新刊『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)が12月15日に発売予定。※『anan』2018年11月28日号より。イラスト・サヲリブラウン文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年11月24日財布の選び方次第で、理想の「カラーパワー」を手中に!教えてくれたのは、占い師・しいたけ.さんです。財布選びは、「高ければいい」というものではないけれど、“どんな自分になりたいか”を想像してデザインやブランド選びをすることは大切。そこで、“なりたい自分”のイメージを4つの色で説明し、それぞれにふさわしい財布の特徴を紹介。「ここで言う“色”は、財布の色でなく、それを持つ人が醸し出すパワーのこと。例えば、チャレンジ精神を表す赤のカラーパワーを持ちたい人にふさわしいのは、わかりやすいブランドロゴがある財布、というように。自分の理想に当てはめてみたり、あえて自分と正反対のタイプを選んでみるのも面白いでしょう」「オレンジ系の安定感」を手に入れたい→長い歴史を持つメーカーのシンプルなデザインの財布。“センス”というものをきちんと大事にしたいと考えている、大人の女性。そんなオレンジのカラーパワーを求める人にふさわしいのは、老舗ブランドの財布。誰もがそれと見てわかる特徴的なモノグラムや、安定感のある落ち着いたデザインは、あなたの信頼度をより高めてくれるはず。「金色の豪胆さ」を手に入れたい→瞬時にお金を取り出せる、マネークリップ。行動に一切の迷いがなく、常に身軽でいたいと願う、根っからの自由人。そんな金色の豪胆さは、自分の周りから余計な所有物を減らすことで身につけられます。究極を言えば、財布ではなくマネークリップで十分。財布からお金を出す手間も省けるので、決断力にもより磨きがかかるでしょう。「赤系のチャレンジ精神」を手に入れたい→わかりやすいブランドロゴやチャームがついた財布。常に刺激を求め、困難に立ち向かっていくチャレンジ精神の持ち主です。このタイプが好むのは、一にも二にも“わかりやすさ”。つまり、赤のカラーパワーを味方につけたいなら、ブランドロゴやチャームが目立つ財布を持つのが近道。アピールすることがその人にとっての活力となるはずです。「青の分析力」を手に入れたい→素材や縫製にこだわっているとひとめでわかる長財布。モノに対するこだわりが強く、いいものを身につけることで戦闘力を強化できるタイプ。冷静で分析力に長けた青のカラーパワーを手に入れるには、あからさまなブランド物はむしろNGとなります。「見る人が見たらわかる」質の良い財布、特にラグジュアリー感のある長財布がおすすめです。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)ほか。最新刊『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)が12月15日に発売予定。※『anan』2018年11月28日号より。イラスト・山中玲奈文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年11月24日生活のベースでもある“金運”をアップさせるための方法を占い師・しいたけ.さんに伺いました!財布にひと工夫するだけでお金の流れが良くなるかも!?上がった金運をキープするには、財布にひと工夫を。しいたけ.さんのアドバイス:香りをしのばせて財布にも色気をプラス新しい財布は、自分の意外な一面を引き出してくれるラッキーアイテム。そうはいっても、毎日使うものだからこそ、徐々にその価値が薄れていってしまうのも事実。「財布って、自分が暮らすうえで必要なものがたくさん入っています。それはあなた自身の努力によって手に入ったものですが、ともすると、人はその大切さを忘れてしまいがちですよね。なので、自分の意識を少し変えるためにもひと工夫を。金運アップのコツは、財布に“色気”を纏わせることなんです。お気に入りの香水をシュッとひと吹きするだけで、財布に艶感をプラスすることができます。バッグから財布を出すたびにほのかな香りが漂うので、いつもいい気分に。お金の流れも良くなるはず」チャンスが欲しい、変化をしたいときに、やってほしいことがあります。しいたけ.さんのアドバイス:友だちや恋人に財布を選んでもらうクリスマスや自分の誕生日に、友だちや恋人から財布をプレゼントされたことがある、という人は少なくないはず。そして、そのデザインを見て、「あんまり趣味じゃないんだけどな…」と思ってしまうのも、意外とよくある話。でも実は、“人に財布を選んでもらう”という行為は、金運をアップさせるのに有効な手段の一つでもあるそう。「選んでもらったアイテムから、相手が自分に何を求めているかがわかるからです。例えば、オレンジなら安心と安定感を、青であれば上品さを、といった具合に。『自分ではつい無難なデザインを選んでしまう』という人は、思い切って他の人に選んでもらうといいでしょう。そこで得た新しい発見が、チャンスを生むきっかけになるかもしれません」しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)ほか。最新刊『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)が12月15日に発売予定。※『anan』2018年11月28日号より。イラスト・山中玲奈文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年11月23日年末年始の懐事情も気になるこの頃…。お金回りを良くするために悩んでいる人も多いのでは?金運アップの方法を占い師・しいたけ.さんが教えてくれました!財布は仕事のモチベーションを表します。しいたけ.さんのアドバイス:財布を変えたいときは、仕事に対する意識に変化があなたは今、どんな財布を使っていますか?買ったのはいつ頃で、見た目や状態は…?しいたけ.さんによると、金運を読み解くカギは“財布との付き合い方”にあるのだとか。「現金はもちろん、カードや免許証などを保管する大事な“器”である財布。実は、財布にはその人の仕事のモチベーションが表れているんです。質のいい財布や、手入れの行き届いた財布を使っているなど、財布へのこだわりが強い人ほど、“稼ぐ”ことへの意識も高いんですよ。一方で、『財布を変えたい』と思うタイミングは、仕事に対する自分の考え方に変化が起こっている証拠でもあります。新しい運気を呼び込むきっかけにもなるので、2年に一度など、定期的に変えてみるというのも効果的です」金運を上げる財布との付き合い方をお伝えします。しいたけ.さんのアドバイス:少し派手で遊び心のあるデザインを財布を選ぶ際の、いちばんのポイントは“色”。「人目につきやすい洋服と違って、財布は色選びで冒険しやすいですよね。できれば黒や茶色といった無難な色ではなく、少し派手めのカラーや、遊び心あるデザインのものを選んでみてください。例えば、見た目はおとなしそうな女性がバッグから赤い財布を取り出したら、『どこの財布だろう?』『もしかしたらこの人、話してみたらもっと面白いかもしれない』と相手も感じると思うんです。そんなふうに、財布は短時間で最大の自己アピールをするのに最適なツール。使っている自分の意識も財布によって変化するので、立ち振る舞いに自信が持てたり、行動的になれたりします。すると、自ずとチャンスも巡ってきますよ」しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)ほか。最新刊『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)が12月15日に発売予定。※『anan』2018年11月28日号より。イラスト・山中玲奈文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年11月23日占い師・しいたけ.さん直伝、もっと良い恋をするための考え方とは?“今”の時代の恋愛事情も知って、幸せな恋を手に入れましょう。結婚相手の判断基準とは?しいたけ.さんのアドバイス:経済的パートナーとして成り立つかどうかです。恋愛の次なるハードルとして立ちはだかるのが、結婚。「SNSやLINEでのやり取りも含めて、これだけ多くの人と連絡をしたり、個人情報を知り得る時代で、『この人と生涯を共にしよう!』と決断する結婚って、一昔前よりもすごく選択が難しい。『この人は私を幸せにしてくれるのかどうか』という基準で選ぼうとすると、男性側もそのプレッシャーをもろに感じ取ってしまいます。今の結婚って、お互いにある程度自立した人同士がするもの。もちろん、完全な自立なんてないのですが、自分自身が『何を大切にしていきたい人生なのか』を決めてみてください。パートナー以外に大切なものを持っている“自立組”が、結婚という『協力生活』を可能にしてくれます」結婚をする、させるための切り札とは?しいたけ.さんのアドバイス:「1年後に決めて」と、あらかじめ宣言しておく。自分はいつでも結婚OKなのに、相手がなかなかプロポーズしてくれない、そもそも彼に結婚する気があるのかわからない…という場合。曖昧な関係をズルズルと長期化させないためにも、あらかじめしっかり対策しておく必要が。「よっぽどスキルの高い女性でない限り、男性側からアクションを起こさせるのは難しいでしょう。少しムードは薄れますが、同棲するタイミングや記念日などを区切りに、『あと1年したら、お互いの将来を決めましょう』と事前に宣言しておくことをおすすめします。なにも“今すぐに”という話ではないので会話も重くなく、それでも言われた男性側は少しギクッとすること間違いなしです(笑)。ちょっとした危機感を相手に持たせることが肝心です」心の感度が上がらない…。今の時代の恋愛について。現代は、恋愛以外にも仕事やSNSなど、あらゆる場面で自己表現を求められる厳しい時代。結果的に、恋愛まで手が回らなくなってしまっている人も多いと思うんです。昔は男性がしっかり稼いで、お姫様である女性を迎え入れる、ということが一般的でした。仲のいい両親に育てられた人ほど、そういう古い価値観に縛られてしまうのかもしれません。だからこそ、「いいな」と思う相手がいても、自分からはアプローチせず、相手が連絡してくるのを待ってしまう。でも今は男性にとっても女性にとっても、恋愛することは当たり前ではなくなっています。常にスキルアップを求められる現代では、ある程度自分が「完成した人間だ」と思わないと、恋愛なんてできないのかもしれません。どうしても恋に臆病になってしまうという人は、どんな些細なことでもいいので、自分が今日一日で達成できた“褒めポイント”を書き出してみてください。まずは自分を肯定してあげることが、恋するための第一歩なのです。しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)ほか。最新刊『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)が12月15日に発売予定。※『anan』2018年11月28日号より。イラスト・原田桃子文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年11月23日恋愛で傷ついたり、そもそも恋愛と縁がなかったり…恋愛の悩みは尽きないもの。“幸せな恋”をするための行動学を占い師・しいたけ.さんに聞いてみました!よいお付き合いができる相手の条件とは?しいたけ.さんのアドバイス:お互いの“どうでもいい話”が無理なくできる人。恋はしたいのに、そもそも人を好きになりにくい。もしくは、恋愛しても長続きしないと悩んでいる人は多いもの。そこで、いいお付き合いができる理想的な恋人の条件をしいたけ.さんに聞いてみると…。「『素敵な相手を見つけなくちゃ』『相手を常に喜ばせなくちゃ』と構えてる人、すごく多いんです。その真面目さが、自分自身を苦しめているのではないでしょうか。本当の意味での“いいパートナー”とは、お互いが“どうでもいい話”を無理なくできる間柄だと思うんです。試しに、近所の喫茶店に行って、カップルの会話を聞いてみてください。きっと、オチのない話を延々としているはずです(笑)。『恋愛って気軽なものなんだ』ということがわかると、案外肩の力も抜けてきますよ」よい関係を続けるためにすべきこととは?しいたけ.さんのアドバイス:相手の気分が上がるワードを意識して使う。お互いが肩の力を抜き、楽しい話もどうでもいい話も二人で共有できるのが恋愛の醍醐味。とはいっても、相手と良好な関係をキープするためにはちょっとした気配りも必要に。「それが“褒める”ことです。恋愛が苦手な大部分の方は、正直すぎてサービストークができないようです。すぐに『私には無理だから』とか『興味ない』なんて言ってしまう。でも、恋愛とは相手のテリトリーに入っていくことでもあるので、少しでも興味があるなら、『面白いですね』と褒めてあげることが大切なんです。別に少しくらい盛っても、嘘でもいいんです(笑)。せめて、『ありがとう』『嬉しかった』の感想だけでも伝えてあげると、恋も進みやすくなります。『言うのはタダだ』と思って頑張ってください!」しいたけ.さん占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。著書に『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(小社刊)ほか。最新刊『しいたけ.の部屋ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』(KADOKAWA)が12月15日に発売予定。※『anan』2018年11月28日号より。イラスト・原田桃子文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年11月22日