俳優の窪田正孝、平原テツが24日、都内で行われたドラマイズム『滅相も無い』放送記念トークイベント&3~4話先行上映会に参加した。窪田は昨年8月に主演予定だった舞台『いつぞやは』を頚椎剥離骨折のため降板し、その代役を平原が務めていた。窪田は当時を振り返りながら、「2人とも同じ時期に坊主にしたので、髪の長さもちょうど同じくらい」と笑った。さらに窪田は「バーベキューのシーンで、テツさんがいつまでたってもテーブルを組み立てられなくて…」と明かし、平原が「それをこの場で言う!?」と制するなど、今作の撮影でも仲を一層深めたことを伝え、会場の笑いを誘った。イベント中には、あす25日に46歳の誕生日を迎える平原にバースデーサプライズも。窪田が「誕生日おめでとうございます!」と切り出し、ステージ上には作中に登場する“穴”を模したケーキが登場した。平原はファンやキャスト陣、スタッフに「ありがとうございます」と丁寧に感謝を伝えながら、あまりにも精巧なケーキを見やり「ちょっと怖い」とこぼし、「うれしいけど…おいしくなさそう(笑)」と本音もつぶやいていた。本作は、7つの巨大な穴が突如現れた日本を舞台に、「穴に入れば救済がある」と説く団体によって引き寄せられた8人の男女が“自分史”を語っていく“穴”ドラマとなっている。MBSで毎週火曜深夜0時59分から、TBSで深夜1時28分から放送。Netflixで見放題配信。イベントにはこのほか、古舘寛治(取り返しがつかない渡邊役)、中嶋朋子(好奇心の井口役)、ナレーションを務める津田健次郎が登壇した。
2024年04月24日シンガーソングライター平原綾香が2015年に設立した「平原綾⾹ Jupiter基⾦」のチャリティーコンサート<第8回 平原綾香 Jupiter 基金 My Best Friends Concert〜顔晴れ[がんばれ]こどもたち 〜with Orchestra>が、2024年3月20日に東京国際フォーラム ホールCにて開催された。編成は、ドラム則竹裕之、ピアノ大貫祐一郎、ギター&チェロ伊藤ハルトシ、指揮佐々木新平、演奏洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団。今回で8回⽬を迎える公演は、運営経費を除いた残⾦のすべて、また(有)OfficeMAMA.の収益⾦および平原綾⾹の出演料、コンサート会場での募⾦活動、そしてチャリティーグッズの製作費を除いた収益のすべてを寄付するというもの。「そのときに最も困っている人にエールを届けたい」という思いから寄付先は毎回変わり、今回は「医療の届かないところに医療を届ける」を活動理念とする認定NPO法人「ジャパンハート」を通じ、令和6年能登半島地震の被災地に対し、避難所での診療所運営と遠隔地への巡回診療で被災地医療支援を行うための支援金として寄付を行う。コンサートは静かなピアノ演奏の中、柔らかなブルーの衣裳で登場した平原の『明⽇』の歌唱から始まった。大きな拍手の中、やさしい歌声とハープの音色で始まり、オーケストラの演奏が加わると、温かで重厚感のある空気が客席を包み込む。そのままアイルランド民謡のカバー『Danny Boy』、『ありがとう』、『Don’t Cry』と続き、耳と心に音楽が満ちていくような時間に浸る。歌い終えた平原が客席に「こんばんは!」と声をかけると、観客も「こんばんは!」と返すとうれしそうな笑顔を見せ、「平原綾⾹Jupiter基⾦ の活動に賛同し、来てくださってありがとうございます。今日はみなさんに感謝の気持ち、そして能登半島地震で被災された方々に届けたいと思います。最後まで楽しんでください」と挨拶。ピアノ伴奏で『からっぽのハート』を歌いあげた。MCでは、Jupiter基⾦のチャリティーコンサートとしては初となるオーケストラも紹介。「私の母校です」と洗足学園のニューフィルハーモニック管弦楽団とのコラボを喜ぶ。さらに今回の寄付先である認定NPO法人「ジャパンハート」の事務局長の佐藤抄氏、高橋茉莉子氏から直接、支援活動の紹介が行われ、恒例の“あーやチャリティーショップコーナー”に。今回のチャリテーグッズは、平原自身がデザインしたオーガニックコットンTシャツ、ポケッタブルバッグに加え、「平原綾⾹ Jupiter 基⾦ Presents 平原まこと 50周年 メモリアルコンサート」Blu-rayも。Blu-rayは、平原の父であり、Jupiter 基⾦コンサートでは募金箱を持って会場に立った平原まことの意思を受け継ぎ、経費を除く販売の収益のすべてを寄付することが紹介された。一部の締めくくりは、『おひさま〜⼤切なあなたへ』と、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の楽曲メドレー『The Sound Of Music Medley』。観客はペンライトを振り、ステージと客席が一体感に包まれた。休憩を挟み第二部は『CARMEN〜Je t ’aime!』でスタート。平原のアカペラから始まり、楽器が加わり、平原の口笛も披露され、さまざまな音が重なり引き立て合う音楽の美しさを堪能する。さらに続く『アランフェス協奏曲〜Spain』ではボイス・パーカッションも披露され、『メリー・ポピンズ』でおなじみの楽曲『Supercalifragilisticexpialidocious』は観客も手拍子で参加。楽器や歌はもちろんのこと、人の奏でる音がつくりあげる音楽の楽しさを体感できるような時間となった。平原は「たくさんの方に応援していただいて今回を迎えることができました。本当にありがとうございます。Jupiter基⾦は来年も続けていけるようにがんばっていきたいので、変わらず応援していただけたらうれしいです。そして能登半島地震でいま復興に向けて、一日一日がんばっている人にしっかり届くように、これからも歌い続けていきたいです」と話し、「Jupiter基⾦チャリティーコンサート初のオーケストラということですごく嬉しい」「ここで一度、私たち2人(平原とギターの伊藤)だけで届けて、最後にオーケストラでガツンと終わろうと思います」と、歌とギターによる『マスカット』をしっとりと聴かせ、ラストは基金のタイトルでもある『Jupiter』で壮大に本編を締めくくった。アンコールでは、平原が「このJupiter基⾦を立ち上げて第1回目のコンサートから歌っています」と話す『あなたを忘れない』(ミュージカル『ウィキッド』より)、そして『キミへ』を披露。最後は観客が立ち上がり拍手喝采、平原は想いを届けるようにステージの端から端まで移動しながら手を振り、マイクを通さない生声で「ありがとうございました!」と手を振って終演となった。文:中川實穗写真:hiroki nishioka<公演概要>第8回 平原綾香 Jupiter 基金 My Best Friends Concert〜顔晴れ[がんばれ]こどもたち 〜with Orchestra【日時】2024年3月20日(水祝) 開場17:15 開演18:00【会場】東京国際フォーラム ホールC (東京都)【出演】 平原綾香ドラム 則竹裕之 ピアノ 大貫祐一郎 ギター&チェロ 伊藤ハルトシ指揮 佐々木新平 演奏 洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月22日ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』製作発表が1日に都内で行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真が登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。○■『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』について語る平原綾香昨年の公演について聞かれた平原は「去年がちょうど歌手デビュー20周年の年だったので、それと重なっちゃったもんだからけっこうバタバタしていて、本番が終わった後に生放送に出なきゃいけなかった。覚えなきゃいけない曲が、YOASOBIの『アイドル』だったんですね。どうしても練習しなきゃいけなくて、声出しがてら歌ってたら、まわりの楽屋の女の子たちがびっくりしたみたいで……」と振り返る。公演の話ではなかったため、井上が「そんな思い出ですか!?」とツッコみ、平原は改めて「今年は私にとってもミュージカルデビュー10周年の年だから、とにかく『ムーラン・ルージュ!』1本で、これにかけて。お漬物で言ったらサティーン漬けだけど、古漬けくらい染み込ませて、お送りしたいなと思います」と意気込み。井上は「なんで漬物で言ったのかわからないですけど、気持ちは伝わりました」と納得していた。衣装についても、平原は「とにかく赤いでしょ? 牛の気持ちがわかる。本当に高揚感で『うお〜!』ってなっちゃう」と表し、井上は「自分が赤いの着てても牛の気持ちがわかる!? 大変じゃない? 自分に向かって!」とツッコミ。25年2月でいったん休館し、リニューアルを迎える帝国劇場については「私は帝劇の匂いが好きで。臭いって意味じゃないですよ。入った途端に匂いを嗅ぐと演劇スイッチがグッと入るような気がして、あの匂いが大好きなんですね。リニューアルされてもぜひ匂いだけは引き継いでいただいて。新築の匂いしたらなんか違うってなると思うの」と平原。井上は「あーや(平原)の演劇スイッチが入らない可能性もあるもんね。おおごとですよ」と訴え、平原は「調香師の人に嗅いどいてもらって、(作成した香水を)シューっと。それくらいしないときっと帝劇じゃなくなっちゃう」と希望していた。平原はさらに「身にまとう布の面積がとても少なかった。20年の歌手人生の中でも1番少なかったんです。親戚や家族、友達から大丈夫なのか、本当にいいのかと。だってずっと下着じゃない?」と思い出を語る。「でも不思議と慣れていったのは、ずっとクラシックバレエを習っているからで、レオタードに慣れてるので意外にスコスコしなかった」という独特の表現で、「スカスカに近いですか?」(井上)、「スースーする?」(望海)を物議を醸した。それらの疑問を振り切った平原は「蝶々のシーンが好きですね。緑のシャンデリアの時。メデューサのイメージで、妖艶というよりもクリスチャンを捉えて食べちゃうくらいの強さを持った、目に何も宿っていない怖いサティーンをイメージしてるんですけど、あのシーンはクリスチャンの妄想なので、なんでも演じられたのが楽しかったですし、蝶々になれるなんてなかなかないから、嬉しかったです」とまとめる。井上は「最後、幼稚園生みたいなかわいい感想でありがとうございます」と拾い、結果的に平原の発言ほとんどにツッコミを入れていた。写真提供:東宝演劇部
2024年02月02日ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』製作発表が1日に都内で行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真が登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。2022年に日本初上演され、今回が再演となる。○■『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』製作発表に望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真登場昨年の公演について、望海は「もう覚えてない、あまり」と苦笑しつつ、「夢だったんじゃないかなと思うくらい非現実的な毎日だったんですよね。劇場の“赤”もそうですし、作品の内容もそうですし、夢の中で生きてた感覚なので」と心境を表す。同作の大ファンだという甲斐は「大好きですもん。2023年の秋にフランスのパリで観て来ました」と笑顔で、望海は「グループLINEにもパリに行った様子を送ってくれて」と明かす。井上は「(パリに行くのは)田代万里生か甲斐翔真。ちなみに田代万里生は出てないのに、『ムーラン・ルージュ』に行って、みんなにお土産配る。『あれ、万里生出てた?』って」とその場にいない田代いじりも。甲斐は「手元に(お土産が)来た時には、僕もうフランスに行ってた」というも、甲斐からのお土産はなかったそうで、平原は「全然もらってない」と訴えていた。物語の舞台になった本場の「ムーラン・ルージュ」に行った感想について、甲斐が「ショーでした。こっちは『ザ・ミュージカル』でしたけど、本場のはもっと“ナイト感”でした。高揚感があって、クリスチャンの気持ちがわかったんです!」と語ると、井上から「やっと?」というツッコミも。井上は「始まる前から詳しいし、やってる時も超楽しそうだった」と回顧しつつ、今夏の公演に対し「甲斐くんなんか、汗かきすぎてなくなるんじゃないですか? 実体が」と心配していた。井上自身は昨年の公演について「ぼんやりとした感覚ですね。『あんな若い役をよくやってたな』という。落差酷いですよ。舞台上ではキラキラ感を出そうとやってる分、終わった瞬間の疲れが」と苦笑。平原が「帝劇のエレベーターで会うと『疲れた、疲れた』と言ってた」と指摘し、井上は「なけなしの若さ。甲斐くんは溢れ出るもの、自前のやつがありますけど、(自分は)絞り出して。今年残ってんのかなという一抹の不安がありますよ」と弱音を吐く。望海が「そう言いながらも、本番始まったらやるじゃないですか。袖ですごいなと思って」と励ますと、井上は「そりゃやりますよ、仕事ですから!」と主張し、「いくら疲れてたとしても1回始まるとテンションがうわっ! てどんどん上がっていくみたいな作品の独特の魅力がありますよね」とまとめた。Wキャストの印象の違いについて聞かれると、甲斐は「望海さんはみんなで肩を取り合った真ん中にいて『一列になっていこうぜ』って感じ。平原さんは、あーや(平原)が行った道にみんながついて来てしまう感じ。放っておけない」と表現。逆にクリスチャン2人の印象を聞かれると、平原が「(望海は)すごい思い出すのに時間がかかって」と暴露し、井上が「いったん『イザボー』のことは忘れてもらっていいですか」と促す一幕も。改めて平原は「シーンで例えると、『Crazy Rolling』の時が違うなと思ってて、芳雄さんは裏切りがあったとしても、話し合ったら許してくれそうな感じ。だけど、翔真くんは銃で撃たれそうな感じ。話せないかなって。ヒートアップする場所が違う」とコメント。「思い出したんです」という望海は、「あーやと私に対してのクリスチャンも違うんじゃないかな、人が変わったら皆さんの動くものが違うのかなと思って。2幕のリハーサルシーンでの感情の漂わせ方も、芳雄さんはストレートに出すから『周りに気づかれちゃうからどうにかしなきゃ』『どうやって止めよう』となる、突っ走るタイプのクリスチャン。翔真くんのクリスチャンは負のオーラを全身から漂わせる、滲ませタイプ」と表す。甲斐が「陰湿ってことですか?」と尋ねると、望海は「陰湿とかじゃなくて! 出し方が違って、止め方が違ったなという印象があった。同じ怒りとか負のオーラでも出し方が違う」と説明した。改めて公演の意気込みについて聞かれると、井上は「体力的なこともありますし。2幕の冒頭で飛ばされるやつ、『クリスチャントス』と呼ばれている。あれやめたいんですよね。今年の目標はあれをやめる」とジョークを飛ばす。さらに「この先日本でも何十年も再演が続く作品になっていけるように。定着するかどうか、3回目4回目があるかは今年の再演にかかってると思う」と語り、「久しぶりの知人が『チケット取って』と連絡してくれるような作品に。もうそういう特別な作品になってると思うんですけど、確実にするべく、『やっぱすごいね』とお客さんに思ってもらえるようにしたいなというところが今年の目標です」と意気込んだ。東京公演は帝国劇場にて6月20日~8月7日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて9月14日~9月28日。写真提供:東宝演劇部
2024年02月02日世の中を震撼させた名曲「Jupiter」でデビューし、今年の12月で20周年を迎える平原綾香。これまで数々のコンサートやイベントのステージ、メディア出演の場に立ち、そのたびに一層磨かれ、エモーショナルな歌声を披露してきた。そしてその声の響きは、活動の場をミュージカルの世界にまで広げることで、さらに叙情的な魅力を持つようになった。この20年間で新たな分野への挑戦、最愛の父との別れを経た彼女の現在地は、ここから10年、また20年先の平原綾香が立つべき方向をきちんと捉えている。──デビュー20周年が目前です。平原さんはデビューからとにかく止まらずに走り続けているイメージがありますが、ご自身としてはどんな20年でしたか?次から次へといろんな課題が来るので、続けるとか止まるということについて、考える暇もなかったです。性格的に目の前のものに没頭してしまうタイプだから、今まで仕事して「疲れた」とか思ったことがなくて。もちろん身体は疲れているから、普通なら「休まなきゃ」とか思うんでしょうけど、私はそこらへんがもしかしたら不得意なのかもしれません。気づいたときには限界を超えてしまっていることもありました。──セーブすることを忘れてしまうのは、自分が思う以上に深掘りしすぎてしまったり、根を詰めすぎてしまうことが多いからでしょうか。うん、そういうときもあります。完成形までいっているのに、「この歌でいいのか?」って思い悩んだり。特にデビュー当時は、こだわらなくていいところと、こだわらなきゃいけないところというのがわからなかったんです。全部完璧にしなきゃいけないと思っていて。でも、いつしか自分の完璧と人の完璧は同じではないんだと気づいて、そこからコンサートツアーとかも気が楽になったんですよね。今は、自分が置かれている環境の中でどうやったら自分が楽しめるか、それをどうすればお客さんに共有できるのかというところにフォーカスを当てられるようになったんです。──そう思えるようになったのは、デビューから何年くらい経ってからですか?10年かかりました。私はもともとサックス奏者だったのでデビューするまでそんなに喉を使ったことがなかったし、サックスの奏法で歌を歌っていたから、人一倍の努力が必要だったんです。それでもやっぱり人前で歌うことが恥ずかしくて、自分が歌手だと思えるようになるまでに10年かかったんですよね。たぶんそこまでが、自分の中での下積み。私はみんなが普通は持ってる貴重な下積み経験を、「Jupiter」から始めたんです。でも、たくさんトレーニングを受けてからデビューしていたら、自分のしたい表現はできていなかったかもしれない。歌い方を自分で掴み取ることができてよかったなと思っています。──そして、ミュージカルやドラマなど、様々なことに挑戦されてきました。エネルギッシュで好奇心旺盛な平原さんは、新しいものに挑戦することに抵抗なさそうですよね。もともとサックス奏者だった私が歌手になること自体、チャレンジでしたから(笑)。この20年間、本当にいろんなことにトライさせていただきました。それまでと違う世界にいざ飛び込んでみると、世界がパーッと広がるんですよね。歌を歌うというチャレンジから始まって、次にミュージカルで誰かを演じるというチャレンジがやってきて、しかもオペラ歌手の役で。でも、その発声法を研究することで、ポップスが歌いやすくなったんです。ほかにも、スケートを滑りながら歌うという役を経て、滑らない床がどれだけ歌いやすいかを知ったり(笑)。新しい世界に挑戦するたびに、感謝できるものが増えていきました。──“歌”というものに対して、こういう歌を歌いたい、こうやって届けたいと思い描いていたものの形は、この20年で変わりました?変わってないかもですね。私は昔から洋楽が好きですが、デビュー当時の私はスタッフに「英語のかっこよさに頼らないで、日本語でちゃんと伝えられる歌手になる」と言ったそうです。歌詞の譜割りや歌い方で、同じ歌詞でも伝わり方がまったく違うので、デビュー曲の「Jupiter」の制作時もかなりこだわりました。海外作品のミュージカルに出るときは日本語訳の歌詞を、どれだけ英語を聞いたときと同じカッコよさで伝えられるかを研究します。これって、海外作品の日本上演においては、実はとっても大事な自分の任務なんです。なので、そういった自然なこだわりは、今も変わってないです。デビュー翌年の2004年に中越地震があったときに、新潟県の避難所から「Jupiter」のリクエストがラジオ曲にたくさん届いたと知った時は、何か私の中で歌うことの意味を授けてもらったような気持ちになりました。初めて自分の歌う意味や、どんな歌を歌っていきたいのかを教えてくださったのが、傷ついた人たちだったんですね。そこから、自分の歌やメッセージには社会的責任がある、と思って歌ってきたんです。そういう歌に対する根底の部分は今も何も変わってないんですよね。──その確固たる指針があるからこそ、新しいことにも臆せず向かえるんでしょうね。実は、あんまり深く知らないというのも、いいみたいです(笑)。たとえば2019年のラグビーワールドカップで国歌斉唱をやらせていただいたときも、なぜか私は、自分の国歌なんて誰も見てないだろうと思っていたんですね。私はただ、選手のみなさんと東日本大震災で傷つきながらも釜石鵜住居復興スタジアムというラグビー場を作られた方々や町の人々の思いを背負っていたので、その人たちのために歌おうと思っていたから緊張もなく、本番前にいつもの昼寝をしていたのですが、さあ出番だと思って外に出たらものすごい数の人が見てて、あれ?ってなったんですね。もし、歌う目的を忘れて見え方だけを気にしすぎていたら、ものすごく緊張していたのかも。きっと、“この人のために歌いたい”とか、そう思う気持ちって自分を救うんだなって思うんです。あと、私の父が、もともと緊張しないタイプで、私もそれを受け継いでるんです。父に、なぜ緊張しないのかを聞いたら、「僕はどうやって奏でようか、どうやって届けようかばかりを考えてるから、緊張する暇がないんだよ」と言ってて。自分がどう見えたいかではなく、どんな音楽を奏でたいか、どんなふうに届けたいかというのは、すべて自分に主導権があること。相手がどう思うかよりも自分がどうありたいかなので、緊張しないんですよね。相手の望む完璧は自分の完璧じゃないんだから、あとはそこでどうベストを尽くせるか、なんです。そういう謙虚な気持ちで歌を歌うことってすごく重要。この20年間で数多の窮地を乗り越えてきたので、まだまだでもあるんですけど、経験を積むことって大切だなと強く感じています。──9月から20周年を記念したツアー『平原綾香 20th Anniversary Concert Tour 2023 〜 Walking with A-ya 〜』が始まります。どんなツアーになりそうですか?20年間の私をお届けするというのも重要だと思うんですけど、今はベストアルバムではない新作のアルバムを作っていますし、やっぱり新曲入りのライブにしたいなと思っています。私がこの20年間背負ってきたもの、そこで獲得してきたものを新しい歌に乗せることが20周年の見せ方だと思っているので。今、ミュージカルの合間にレコーディングしているので、声帯にはかなり頑張っていただかなきゃいけない状況なんですけど(笑)、まあ、それもよしというか。生きて、歌えていることだけですごく幸せなんです。私、父を亡くして初めてそういうことを実感できたんですよね。私の父は一切弱音を吐かず、辛さも感じさせない人だったんですけど、私がいまミュージカルで演じている役も、最期まで弱音を吐かずに愛を貫く人物で、どこか父と重なるんです。そのおかげでとてもリアリティを持って演じられているし、とても楽しくて。そういうミュージカル歌手の平原綾香も、音楽家としての平原綾香も全部詰め込んだものを、新しいアルバムとこのツアーでお届けできたら本望ですね。Text:川上きくえPhoto:吉田圭子<ライブ情報>『平原綾香 20th Anniversary Concert Tour 2023 〜 Walking with A-ya 〜』9月23日(土・祝) 埼玉・和光市民文化センター(サンアゼリア)大ホール9月24日(日) 東京・たましんRISURUホール(立川市市民会館)大ホール9月30日(土) 群馬・太田市民会館 ホール10月1日(日) 神奈川・相模女子大学グリーンホール 大ホール10月9日(月・祝) 千葉・市川市文化会館 大ホール10月14日(土) 愛知・豊川市文化会館 大ホール10月15日(日) 兵庫・神戸国際会館 こくさいホール10月21日(土) 埼玉・サンシティ越谷市民ホール 大ホール10月28日(土) 埼玉・羽生市産業文化ホール 大ホール11月4日(土) 広島・ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ 大ホール11月6日(月) 福岡県キャナルシティ劇場11月12日(日) 長野県東御市文化会館 サンテラスホール11月18日(土) 栃木・とちぎ岩下の新生姜ホール(栃木文化会館)11月19日(日) 神奈川・茅ヶ崎市民文化会館 大ホール11月24日(金) 宮城県東京エレクトロンホール宮城11月25日(土) 茨城県水戸市民会館グロービスホール12月3日(日) 新潟県長岡市立劇場大ホール12月9日(土) 愛知県日本特殊陶業市民会館 フォレストホール12月15日(金) 静岡・静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ 中ホール・大地12月16日(土) 東京都東京国際フォーラム ホールA12月24日(日) 大阪・フェスティバルホールチケット料金:7,500円★詳細はこちら:★9月12日(火) 23:59まで2023年12月16日(土)東京国際フォーラム公演のチケット先行受付実施中チケットについてはこちら:()<リリース情報>平原綾香 20th Anniversary Album『A-ya!』9月23日(土・祝) リリース【収録予定楽曲】1. Back to Life2.Don’t Cry3. It’s You (여러분) feat. Ayaka Hirahara4. This is Me ~A-ya Version~5. Disney Music Parade Theme Song feat. Ayaka Hirahara6. Lone Star7. Wedding Day8. MOSHIMO (如果说) Japanese & Chinese Version9.からっぽのハート公式サイト:
2023年09月05日『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のプレビュー初日前取材が東京・帝国劇場にて24日に行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真、橋本さとし、松村雄基、伊礼彼方、K、バズ・ラーマンが登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。劇場の作り込まれた姿を見て、平原は「毎日見てても毎回感動します」、望海は「観る方がびっくりするというか。あの中に入ると世界観、セットに助けられてやってるんですけど、昨日ゲネを観させてもらって、客席から見るとこんなにすごいのかと」と驚いた様子。今回は声を出すことも可能ということで、井上は「さとしさんと雄基さんのジドラーという役が出てくる瞬間、拍手と歓声がないと本人たちもやる気が……」と説明し、登場シーンを再現する橋本を見ながら「(拍手と歓声がないと)ちょっとあまりにも辛いですよね。少なくともそこだけでも頑張っていただけたら。盛り上がるところいっぱいあるので」とお願いした。クリスチャン役の甲斐は「ゲネプロを拝見した時に、物語をクリスチャンが始めるんですけど、泣けたんです。なんでかというと『この世界が日本にやってきたんだ』『そしてこれを日本の観客の皆さんに届けられる場所ができたんだ』というのが鳥肌もので、待ちきれないですね」と感想。これに対し同じくクリスチャン役の井上は「冒頭の僕の演技で泣いたのかなと一瞬思ったんですけど……全然いいんです。『もう、翔真〜』と思いながら聞いてたらそっちかと思って」と苦笑する。「Wキャストを意識するか」という質問が投げかけられると、戸惑う甲斐に、井上は「僕がWキャスト意識するという芸風でやってるので。今回みんなかわいい、リスペクトしあってる。俺の歴史の中ではすごくいい方です」「年齢が全然違いますし、学ぶところも刺激を受けるところもあります」と軽妙なトークで盛り上げた。サティーン役の2人については、平原が「何度もごはんに行ってる。ずっとバレエ教室が一緒だったので、高校生の時から一緒にレオタードで踊ってました」と明かし、望海も「すごい再会なんです」と頷く。「再会してもレオタードだった」という平原は、「こんなあらわな姿を見せる日が来るとは思ってなかったけど、本当に美しい。衣装も靴もヘッドセットもキャスト全員オーダーメイドで、みんなの体にぴったり合うような。スタッフが全部手作業でやってくれてるので、衣装も見どころです」とアピール。宝塚歌劇の男役トップスターだった望海は「宝塚を辞めて、この格好で舞台に出るというのが、特にファンの方の心が心配ですけど、気にならないくらい、この世界観にマッチしてると思います」と太鼓判を押す。一方、井上が「お父さんは気にしてるんだよね」と話を振ると、望海は「父は気にしてます。『2階席じゃないと観れない』と言ってます。覚悟が必要みたい。息子が急に娘になったみたいな……」と説明し、井上は「お父さんの心が心配」と気にかけていた。ジドラー役の2人については、松村が「Wキャストが初めてなので、バディである橋本さとしさんに本当に助けていただいて、憧れと尊敬を持っている」と言ったものの、実は反面教師の面もあるとつっこまれ、橋本は「立ち位置とかすごく厳密なんですね。僕、そういう数字とかに弱いので、ナンバーに立てって言われたら、12番か14番か数字がわかんなくなるんですけど。松村雄基さんがばっちり稽古中から完璧な状態で仕上げてくださって」と感謝する。松村の「ジドラーという役は華やかでおおらかで、とてもユーモアのある人なんです。さとしさんは演じなくてそのままおおらかでユーモアがあってチャーミング。見習ってるんです。あの自由さ、台本にとらわれない」という言葉に、井上がすかさず「褒め言葉です」とフォローを入れた。デューク役の伊礼は、WキャストのKに芝居を教える場面もあったそうで、Kは「本当に伊礼さんとご一緒させてもらって良かった。(舞台が)2回目なので、何を見て勉強すればいいいのかもわからないんですよ。すごくいいお手本で、自分なりにレスポンスを交わしたりしてたんです。今日もプレビューなので、しっかり盗もうかな」と語る。また伊礼は演じる役について「新しいヒール役がきました。ミュージカル界のヒール役といったら伊礼彼方ですから。貴族枠、ヒール役、クズ枠、これぜひ伊礼彼方」と主張。NHK連続テレビ小説『らんまん』での高藤役も話題となったが「今すぐさらってしまいたか!」とセリフも披露するサービス精神を見せる。今回も「同じようなシチュエーションなんですよ。主役の恋敵で、朝ドラでもけっこう嫌な役」と紹介し、朝ドラでは「奪えなかった。逃げられたんですよ」と言いつつも、『ムーラン・ルージュ!』では「舞台が始まったら役者のものですから」と野望を覗かせた。この日は同作の生みの親であるバズ・ラーマン監督がサプライズ登場。前日のゲネプロを観たという監督は「日本語はわからないけど、本当に見てて素晴らしい訳だったのではないか。ユーモアは全部は伝わりませんけど少し伝わってきましたし、最後の悲劇的な場面がとっても感動的で、たぶん私が観た『ムーラン・ルージュ!』の中で1番感動した舞台だったと思いました」と絶賛する。「日本で1番楽しみなのは、有名なアーティストが訳詞をされたこと。特にユーミン(松任谷由美)さん。月曜日にお会いするので本当に楽しみにしています」と語った。公演は東京・帝国劇場にて6月29日〜8月31日(プレビュー公演は6月24日〜26日)。舞台写真提供/東宝演劇部
2023年06月24日重岡大毅主演「#家族募集します」の最終話が9月24日放送。平原綾香演じる倫子の“歌声”に絶賛の声が上がるとともに、仲野太賀演じる蒼介の「俺はありがとうに囲まれてるぞ」というセリフに「良い言い回し」「叫びたい」など感動の声も殺到している。悩みや秘密を抱える新米シングルファーザー&マザーたちが、共に過ごすなかで家族になっていく姿を描いてきた新時代のホームドラマとなる本作。妻のみどりが海外で事故死、シングルファーザーとして5歳の息子・陽を育てている赤城俊平を重岡さんが演じるほか、小学校教師をしながら5歳となる娘・雫を育てている桃田礼に木村文乃。住み込みで働いているお好み焼き屋の「にじや」をシェアハウス化する小山内蒼介に仲野太賀。シンガーソングライターを目指しながら、6歳の息子・大地を育てるなかで「にじや」にやってきた横瀬めいくに岸井ゆきの。8歳の娘・いつきを預かることになり「にじや」の“家族”となった黒崎徹に橋本じゅん。本当の家族の存在が明かされた「にじや」の店主・野田銀治に石橋蓮司。亡くなった俊平の妻で絵本作家をしていた赤城みどりに山本美月といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。蒼介が何かを抱えていることを察した俊平は「今度は自分が話を聞く番だ」と蒼介に語りかける。蒼介から銀治の見舞いに一緒に来て欲しいと言われ病院へ向かった俊平は、銀治が息子の妻・久実子(ヒコロヒー)と話しているのを目にする。銀治の家族の問題を解決すると、銀治の家族がにじやに戻ってくることになり、そうなれば礼やめいく、黒崎とのにじやでの暮らしは終わってしまう。一方「にじや」には黒崎の元妻でいつきの母、黛倫子(平原綾香)が現れ…というのが最終回の展開。「大地くんママの歌、聞いて欲しい」といういつきの言葉がきっかけで、めいくは倫子の前で歌うことに。その後、いつきを連れにじやを後にする倫子は、いつきに頼まれめいくが歌った「君の声が聞こえる」を歌う…平原さんの歌声に「さすがプロ。歌うま。平原さん」「平原綾香さんの歌をドラマでしかもあの歌を聞けるなんて贅沢すぎる」「平原綾香の演技だけでなく歌唱まで聴ける贅沢なドラマ」など、絶賛の声が相次いで投稿される。そして俊平たちは銀治の息子・達也(宇野祥平)と久実子ら“本当の家族”が「にじや」に戻ってきてもらうため、自分たちが「にじや」から出て行くことを決める。最後にベランダに集まった俊平、礼、めいくは蒼介に「ありがとう」と言葉をかけていく。その言葉を受け蒼介も「俺はありがとうに囲まれてるぞ!」と叫ぶ…。この「ありがとうに囲まれてる」というセリフにも「俺はありがとうに囲まれてるぞー!!!てめっちゃいいな、、、叫びたい」「ありがとうに囲まれてるっていいなぁ~いいなぁ~素敵」「良い言い回しやなぁ~」「なんて…なんて………幸せなドラマなの…」といった感想が。視聴者からも「でっかい愛しっかり受け取りました」「蒼ちゃんありがと!!」「私のありがとうも受け取れ~~!」など蒼介への感謝の言葉が次々と送られている。(笠緒)
2021年09月25日キャロル・キングの半生を描くミュージカル『ビューティフル』が東京・帝国劇場にて11月5日(木)に開幕する。主演の平原綾香(水樹奈々とWキャスト)に話を聞いた。本作は、世界的に知られるアメリカのシンガーソングライター キャロル・キングの半生を、その名曲と共に綴るブロードウェイ発のミュージカル。日本では’17年に初演され、今回の再演では平原と水樹、中川晃教、伊礼彼方、ソニン、武田真治、剣幸という初演キャストが続投する。開幕を約一週間後に控え、平原は「初演よりもさらにパワーアップしています」と笑顔。「今回一番違うのは演出チームで、前回は本国からシェリー(・バトラー)が来日してくれて、海外ミュージカルらしさを大切につくりました。今回はコロナの影響もあって(上田)一豪さんが演出リステージされるので、日本の演出家ならではの、より内面に迫るお芝居になっている気がします」。さらに「前回は私にとっては2作目のミュージカルで大変なこともあったのですが、今回で『演じるってこんなに楽しいんだ』とすごく思えるようになりました。音楽で感じてきた“心のやり取り”が、お芝居でもあるんだってことを実感しましたし、稽古場では一豪さんと(キャロルのパートナー・ジェリーを演じる)伊礼さんと演技について奥深いところまで話し、追及できました。自分にそんな話ができるようになったことも嬉しいです」と充実した表情をみせる。コロナ禍という大変な状況での上演となるが、平原はそこに本作と重なるものを感じているという。「私自身もコンサートツアーは延期と中止になり、2日間だけ開催したのですが、あの時はこの状況でしかできないものができたし、歌が歌えたと思います。これはきっと、今に限らずみんなそうだと思うんです。だからこそ生まれる美しいものがある。この作品の冒頭で『人生の面白いところって、望みどおりになる時もあればならない時もある。だけど、望みどおりにならないとき、それでも人は何かを見つける』というキャロルの台詞があるのですが、それはこういうことなのかなって」平原が「キャロル・キングって、いつもニコニコしているイメージがあるし、順風満帆な人生だと思ってしまっていたのですが、実は壮絶だったことをこの作品で知りました。特にジェリーには本当に辛い目に遭わされますが、その彼を許して愛したからこそ『YOU’VE GOT A FRIEND』という曲は生まれたんだとも思う。この作品を観るとやさしくなれます」と語る本作は、11月5日(木)から28日(土)まで帝国劇場にて上演。今作ならではの“美しさ”をぜひ劇場で体感してください。文:中川實穂
2020年11月04日平原綾香が本日2月19日、東京国際フォーラム ホールCで「第6回 平原綾香 Jupiter 基金 My Best Friends Concert ~ 顔晴れ(がんばれ)こどもたち ~」を開催する。平原綾香は昨年12月に『Jupiter』(2003年)でのデビューから16年を迎えたが、その人気は現在も衰えることがない。今年は新曲『MOSHIMO』がミャンマーの配信チャートで1位を獲得、さらに6月からの全国ツアー「平原綾香 CONCERT TOUR 2020 ~MOSHIMO~」の開催も決まっている。そして「平原綾香 Jupiter 基金」は2015年に立ち上がった、平原自身が主催する慈善活動。2004年に起きた新潟県中越地震の際に『Jupiter』がラジオで多くリクエストされていたことから着想されたプロジェクトだ。設立に際しては、苦しんでいる人々に音楽で「“顔晴る(がんばる)”力を届けていきたい」と設立に際して自身の声明を発表した。設立以降、毎年1回を目標に同基金にまつわるコンサートが続けられている。それが「平原綾香 Jupiter 基金 My Best Friends Concert ~ 顔晴れ(がんばれ)こどもたち ~」シリーズ。過去にはK、クリス・ハート、吉田山田、山崎育三郎など豪華なゲストが出演している。第6回目となる今夜の客演は森崎ウィン。そして本コンサートの基金はミャンマーにある、こどもたちの施設「Dream Train」に寄付される予定だ。今夜は平原の想いがこもった1年に1度きりのステージ。音楽を堪能すると同時に世界の問題に想いを馳せる機会にしてほしい。■公演情報「第6回 平原綾香 Jupiter 基金 My Best Friends Concert ~ 顔晴れ(がんばれ)こどもたち ~」日時:2月19日(水)開場18:00/開演18:30会場:東京国際フォーラムホールCゲスト:森崎ウィン
2020年02月19日シンガーソングライターの平原綾香(35)が、9月20日に開催された「ラグビーワールドカップ2019日本大会」開幕戦で日本国歌「君が代」を独唱。力強い歌声に、ネットで称賛の声が上がった。《国歌斉唱において平原綾香さんの右に出る人はいないね。感動の域》《平原綾香の国歌斉唱うますぎたわ…魂震える…》《なんで女性なのに低いキーで歌われるんですかという問いに対して、サポーターの男性の方も一緒に歌えるキーにしてもらっているんですとあーやさんは言っていました。その思いちゃんとサポーターさんに届いてます。みんなあーやさんと歌ってた!国歌独唱素晴らしかったです》平原といえば、06年に秩父宮ラグビー場で行われた「リポビタンDチャレンジ2006 日本代表対イタリア代表」で初めて国歌を独唱。その後、14年にも「アジア五カ国対抗(A5N)2014 ラグビー日本代表対香港代表戦」でその歌声を披露していた。また昨年には本大会唯一の新設スタジアムである岩手県「釜石鵜住居復興スタジアム」のオープニングセレモニーで、釜石東中学校生徒とともに「いつかこの海を越えて」を熱唱した。そんなラグビーとも縁が深い平原は、試合終了後にTwitterを更新。《ラグビーワールドカップ開幕戦で国歌斉唱させていただきました!国歌斉唱の時歌いながら泣いている選手がいらっしゃったそうですこの瞬間のためにどれだけ努力してきたか伝わってくるようでした「4年に一度じゃない。一生に一度だ。-ONCE IN A LIFETIME-」》と感想をつづった。本試合では、日本代表はロシアに30-10で快勝。その結果に、ファンからは平原にこんな声も上がった。《ノーサイド 日本勝った~ あーや ラガーマンを鼓舞する力強い国歌で勝利の女神》《日本30-10ロシア あーやの国歌独唱が日本選手勝利の原動力になったのは間違いない》
2019年09月21日東京・有楽町にある「コニカミノルタプラネタリア TOKYO」にて、春の新しい作品が上映されます。DOME1では『平原綾香 いのちの星の詩(うた)~SPECIAL EDITION~』を、DOME2では『天の川 アイランド・ヒーリング』を上映。みどころをご紹介します。有楽町「コニカミノルタプラネタリア TOKYO」「コニカミノルタプラネタリア TOKYO」は、映画や演劇の文化の発信地でもあった「有楽町マリオン」の日劇跡にオープンしました。日本初のツインドームを完備しているほか、体験型VRアトラクションやカフェ、ショップを兼ね備えた、これまでにないプラネタリウム施設です。DOME1:多目的デジタルドームシアター最大8Kの高解像度の全天周映像が楽しめるドームと、アクターがリアルなライブアクトを展開するステージが一体となったシアター。寝るようなスタイルでゆったりと座れる「クッションシート」と、ゆったり座れるひじかけつきの「椅子席」があります。DOME2:プラネタリウムドームシアター最新投影機「Cosmo Leap Σ」や43台のスピーカーと4台のウーハーが配置された、本当にその場にいるかような臨場感のある空間を演出するドームシアター。通常のリクライニングに加えて、前列には寝転んで見上げられるシングルとカップルの2タイプの「銀河シート」が用意されています。DOME1:『平原綾香 いのちの星の詩(うた)~SPECIAL EDITION~』2009年に「コニカミノルタプラネタリウム 満天 in池袋サンシャインシティ」で上映され、わずか3カ月あまりで4万人を動員したプラネタリウムの名作。テーマやストーリーはそのままに、惑星の地表画像を最新の映像に差し替えて一新し、さらにクリアな高解像度に。より美しく生まれ変わりました。音楽・ナレーションは平原綾香さんが担当はるかなときを越えてこの星に生まれ、大切な人と出会えた。その軌跡のストーリーを、歌手・平原綾香さんの深みのある歌ややさしい語りとともにお届けします。クライマックスは名曲「Jupiter(ジュピター)」をBGMに、壮大な宇宙への旅へ。きらめく星空のもと、いのちのストーリーを楽しんでくださいね。細谷佳正さんによる春の星空案内2019年3月2日(土)からは、10分間の春の星空案内が同時上映されます。声優・細谷佳正さんがナレーションを務め、春に見られる星座や星をご紹介。『平原綾香 いのちの星の詩(うた)~SPECIAL EDITION~』の上映とあわせて楽しめます。作品概要・上映期間:2019年4月10日(水)~・上映時間:約40分・場所:多目的デジタルドームシアター(DOME1)DOME2:『天の川 アイランド・ヒーリング』ストーリーに合わせて2種のオリジナルアロマが香る、人気の高いヒーリングプラネタリウム作品です。“天の川銀河の中心にラズベリーの成分が存在する”といわれていることから、ラズベリーをベースにブレンドした“天の川の香り”を使用。さらに、青ヶ島の村の花であるユリをベースにした香りを、プラネタリウムを鑑賞しながら楽しめます。限りなくリアルな美しい星空と、癒やしの香りを同時に体験してみて。東京で天の川に出合える「青ヶ島」の物語本作の舞台は、東京都「青ヶ島」。八丈島よりもまだ遠い、本州から360kmも離れた場所に位置する孤島です。光害に邪魔されないため、天の川がきらめく様子を見られます。風の音や波の音、降り注ぐような満天の星。太平洋に浮かぶ小さな島に、ゆっくりと流れるやさしい時間を体感してください。ナレーションは福山潤さんが担当本作のナレーションを務めるのは、『おそ松さん』の松野一松役や『弱虫ペダル』の岸神小鞠役など、数多くの作品で声優やナレーションを担当している福山潤さん。リラックスできる星空や香りだけでなく、耳にも癒やしのご褒美を与えてくれます。作品概要・上映期間:2019年4月13日(土)~・上映時間:約45分・場所:プラネタリウムドームシアター(DOME2)“宇宙はラズベリーの香り”フェアを開催!2019年4月12日(金)~5月31日(金)までの期間は、『天の川 アイランド・ヒーリング』の上映とともに楽しめる、“宇宙はラズベリーの香り”フェアが開催されます。ラズベリーにちなんだ、ドリンクやギフトなどが登場しますよ。「cafe Planetaria」にラズベリーのカクテルが登場“宇宙を味わう”がコンセプトのカフェ「cafe Planetaria(カフェプラネタリア)」では、ピンク色のカラーがかわいらしいラズベリーのカクテルが登場します。■おすすめカクテル・ノンアルコールカクテル(左)エータカリーナ (右)オメガ天の川のなかでも特に美しい「エータカリーナ星雲」をイメージした「エータカリーナ」は、ラズベリーとスパークリングワインを融合させた、甘く飲みやすいカクテル。天の川銀河の中心に輝く「オメガ星雲」の淡い赤を表現した「オメガ」は、ノンアルコールカクテルなので、お酒の苦手な方でも安心していただけます。「GALLERY PLANETARIA」でラズベリーのギフトを販売“花を贈るように星空を”をコンセプトにしたギフトショップ「GALLERY PLANETARIA(ギャラリープラネタリア)」では、ラズベリーのギフトが販売されます。■ラズベリーにちなんだギフトアイテム紅茶ブランド「ルピシア」とコラボレーションした紅茶や、アロマライトキャンドルなど、ラズベリーを使ったアイテムが登場。さらに『天の川 アイランド・ヒーリング』の上映中に香る、オリジナルブレンドのアロマ「milky way note(ミルキーウェイノート)」などを、ギフトショップで購入できます。「プラネタリア TOKYO」の春の新作に癒やされて春の訪れを感じる2作品を楽しめる「コニカミノルタプラネタリア TOKYO」。満天の星だけでなく香りの演出もなされ、甘酸っぱい果実の香りがあふれる宇宙に、本当に訪れているかのような体験ができます。期間限定の上映作品を鑑賞しに訪れてみませんか。スポット情報スポット名:コニカミノルタプラネタリア TOKYO住所:東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン 9F・10F
2019年03月19日第91回アカデミー賞にて歌曲賞、作曲賞など4部門にノミネートされた『メリー・ポピンズ リターンズ』。この度、本作の完全日本語吹替版でメリー・ポピンズ役を務める平原綾香が、アカデミー賞ノミネート曲「幸せのありか」、さらにワクワクのミュージカルナンバー「本は表紙じゃわからない」を歌う本編シーンの映像がシネマカフェに到着した。日本語吹替制作には、30年以上に渡りディズニー・キャラクター声優監修の総指揮を務め、全世界における外国語版のキャスティングを指揮するリック・デンプシーが来日、収録現場に立ち合うという力の入れっぷり。平原さんらキャスト陣は、劇中のアカデミー賞ノミネート楽曲「幸せのありか」を含む9曲すべてのミュージカルナンバーも吹き替えており、まさに完全日本語吹替版というに名にふさわしいクオリティーに仕上がった。特にエミリー・ブラント演じるメリー・ポピンズ役を務めた平原さんはミュージカル版でも同役を演じており、メリー・ポピンズとしての演技力と歌声の実力は日本でも知られるところだ。そんな平原さんが劇中で披露するバラード曲「幸せのありか」と、軽快で華麗な歌とダンスで贈るミュージカルナンバー「本は表紙じゃわからない」の映像2つが解禁。「幸せのありか」はメリー・ポピンズがバンクス家の子どもたちのために歌う曲。母親を亡くし、寂しさを感じる子どもたちにメリー・ポピンズは「永遠に消え去るもの、この世に何一つないわ。この場所にいないだけなの」と優しく歌う。目には見えないだけで、大好きな母は子どもたちの心の中で生きている、ということを歌で伝える、愛情が伺える感動的なシーンとなっている。そして、もう1つ解禁された楽曲は、トニー賞受賞者リン=マニュエル・ミランダ演じる街頭点灯夫ジャックとともに歌って踊るミュージカルナンバー「本は表紙じゃわからない」。ジャックと一緒に激しいダンスを踊りながら「表紙の美しさに騙されちゃだめ、中身が何より大切」とカラフルな衣装で歌うのだ。表紙を見て本を読んだら、想像していた中身と全く違うということを歌っているが、実は“人は見かけによらない”という教訓ともなっている。さらに実写とアニメーションが融合した映像美も見どころ。前作にも登場したキュートな4匹のペンギンたちも再び登場し、ファンにはたまらないワクワクするシーンとなっている。また、ジャックの日本語版声優を務めたのは俳優の岸祐二。「レ・ミゼラブル」や「ロミオとジュリエット」など数多くのミュージカル経験を持つ岸さんの歌声にも要注目。先日、主演のエミリー・ブラントが初来日して行われたジャパンプレミアで、日本版エンドソング「幸せのありか」を披露した平原さん。エミリーは平原さんの歌声に感動し、「本当に素晴らしい。もし平原さんが先に歌っている楽曲を聞いていたら、とても怖くて歌えなかったと思います。歌声を含めて平原さんがメリー・ポピンズ演じてくれて大変光栄です」と大絶賛を贈っていた。『メリー・ポピンズ リターンズ』は2月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年01月28日第76回ゴールデングローブ賞4部門にノミネートした映画『メリー・ポピンズ リターンズ』。この度、本作の日本語版声優として、メリー・ポピンズ役を平原綾香、マイケル・バンクス役を谷原章介が担当することが決定した。今作の声優のキャスティングは、30年以上に渡りディズニー・キャラクター声優監修の総指揮を務め、全世界における外国語版のキャスティングも指揮するリック・デンプシーに実力が認められたことで実現。ちょっと上から目線、エレガントな魔法使いのメリー・ポピンズを演じる平原さんは、今年日本で初上演されたミュージカル「メリー・ポピンズ」でもメリー・ポピンズ役を演じ話題に。「まさか(自分が)メリー・ポピンズの声を演じることができるとは思っていなかったので、最高に幸せです」と喜んだ平原さんは、新たに披露される9曲のミュージカルナンバーについて、「いい曲がたくさんあります!特にメリー・ポピンズが子供達に歌う子守唄が一番好きです。歌詞もメロディも良く、泣けてくる歌が多かった。踊りながら歌うシーンも多くて、これからこの歌が、何十年経っても色褪せない名曲になるんだなと思うと、その第一歩に参加できてとても嬉しいです」とコメントを寄せている。そしてバンクス家の長男、3人の子どもを持つ妻を亡くしたばかりのシングルファザー、マイケル・バンクスの声を担当するのは、洋画吹き替え声優初挑戦となる谷原さん。「マイケルというキャラクターが常に悩みを抱えているキャラクターだったので大変でした」と演じた感想を語り、今回は初歌唱シーンにも挑戦した谷原さんは、「歌いながらも心情を表現するのが難しかった」と話している。また今作においては、リックが各国の吹き替え収録現場に立ちあうという異例の対応が取られたそう。平原さんの収録現場に立ち会ったリックは「彼女はまさにこの映画に登場するメリー・ポピンズのイメージにぴったりだったよ!」と大絶賛し、谷原さんについても「マイケルの“父親としてあるべき姿”、そして自然と彼の中から出る“優しさ”の両方を表現している」とコメントしている。平原さんと谷原さんのほかにも、メリー・ポピンズの友人・ジャック役に岸祐二、マイケルの姉・ジェーン役に堀内敬子、メリー・ポピンズのまたいとこトプシー役に島田歌穂、マイケルの息子・ジョン役に加藤憲史郎が決定した。『メリー・ポピンズ リターンズ』は2019年2月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2018年12月13日ミュージカル『メリー・ポピンズ』の公開舞台稽古が23日、東京・東急シアターオーブで行われ、濱田めぐみ、平原綾香、大貫勇輔、柿澤勇人が登場、オリジナル演出のサー・リチャード・エア、日本プロダクション演出のジェームズ・パウエル、振付のジェフリー・ガラットとともに取材に応じた。同作は、パメラ・トラバースの小説をもとに1964年、ジュリー・アンドリュース主演で世界的大ヒットを記録したディズニー映画『メリー・ポピンズ』を、『オペラ座の怪人』『レ・ミゼラブル』などのサー・キャメロンマッキントッシュがプロデュースし2004年にミュージカル化。今回が日本初演となる。ロンドンのバンクス家にやってきたナニーのメリー・ポピンズと家族の物語を描く。出演者陣は「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」「チム・チム・チェリー(リプライズ)」「ステップ・イン・タイム(リプライズ)〜ハウス」の3曲を披露。サー・リチャード・エアは「素晴らしいと思います。ステージ上で日本語で見ることでとても感動しています」と熱く語り、パウエルは「オーディションで見たところから、役者さんたちの成長が信じられない位素晴らしい」と、日本キャストを讃えた。多くの歌・ダンスパフォーマンスとともに、傘で空を飛ぶメリーの姿も見所となっているが、世界各国で上演されている中でも今回の日本版はフライング距離、対空時間で「世界最長」だという。現在プレビュー公演を行っているが、メリー役の平原は「空を飛ぶ時にお客さんがすごく幸せそうな顔で。一番楽しみで、一番幸せな瞬間ですね」と語った。濱田も「通常、舞台と客席は分かれているじゃないですか。その中の登場人物が客席の方に入ってくるというのは、立体的に思えて。舞台上で動いているキャラクターが、実際にこっちに来るワクワク感はすごかったですね」と自身が観た時の感想も交えてアピール。さらに平原は「バート(大貫、柿澤)の逆さ吊りタップは本当にかっこいいので、本当に会場で、この機会を観ていただけたらと思います」と語りかけた。和気藹々とした雰囲気のキャスト陣だが、平原は最初、プレビュー公演のパートナーである柿澤に「あなたとはうまくやれない気がする」と話していたという。平原は「彼がとっても人見知り。最初の出会いが微妙な雰囲気で、私のこと嫌いなんだなと思った」というが、柿澤は「嬉しかったのが、プレビュー公演に入って『まさかカッキーに救われるとは思わなかったわ』と言ってくれた」と明かす。平原は「まさかあの出会いから一変、落ち込んでる時に『大丈夫?』と話しかけてくれるのがカッキーだと思わなかった」としみじみと感謝していた。一方の濱田は大貫について「非常に楽というか、ストレスが全くない。似てるんですかね、さっぱりした感じが。普通に仲良くやれている感じです」と語り、大貫も頷く。平原が「こっちがギクシャクしてるみたい!」とつっこみ、柿澤も「本番が始まったら(組み合わせを)シャッフルしますし、いろんな化学反応があると思う」と今後に期待を寄せた。東京公演は東急シアターオーブにて25日〜5月7日(プレビュー公演:3月18日〜24日)、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて5月19日〜6月5日。
2018年03月23日ミュージカル『ビューティフル』の開幕直前囲み取材が24日に東京・帝国劇場で行われ、水樹奈々、平原綾香、中川晃教、伊礼彼方、ソニン、武田真治、剣幸が登場した。同作は世界的シンガーソングライターであるキャロル・キングの半生を数々の名曲とともに描いたミュージカル。2013年にブロードウェイで幕を開け、今も世界中で上演されているヒット作で、今回が日本初演となる。声優・歌手・ナレーターとしてマルチに活躍する水樹と、デビュー作「Jupiter」がミリオンヒットとなった平原がWキャストで主演を務める。初ミュージカル初日を迎える水樹は「ついにこの日がやってくる! と緊張と興奮といろんな思いで、テンションが上がりまくっている状態でございます」と自身について語る。「初めてだからこそ、思い切りの良さを出せるように、全力投球で自分を信じて頑張りたいと思います」と意気込んだ。一方平原は「帝国劇場に入った時に圧倒されて、"なんかいるな"って感じ」と印象を語り、「いないいない!」と周囲からは総ツッコミが。ソニンが「いい意味でのでしょ?」、武田が「エネルギーみたいな感じ?」とフォローしたが、平原は「ファントムみたいなのがいる感じ」と表現し、武田から「エネルギーじゃないじゃん。怪人じゃん」とつっこまれていた。ミュージカル『エリザベート』『王家の紋章』で帝国劇場に立っている伊礼が「今まで帝国劇場でも、実働20分までしかいたことないので」と明かすと、共演者陣からも「ええ~!?」と驚きの声が上がる。伊礼は「計ったことあります」と苦笑し、「初めて2時間以上帝国劇場の舞台に立たせていただくということで、意気込んでおります」とやる気をみなぎらせた。また武田が「演劇、ミュージカルを志す者にとって最終目的地と言っていいくらい、聖地と言われるところで、この夏1ヶ月間舞台に立たせていただける喜びと興奮に溢れております」と真摯に語ると、伊礼からは「そのトーン、何!?」と耐えきれずにツッコミ。武田は「これがマジな私なんです」と弁解し、「アメリカの音楽史、世界のポップス史を彩った楽曲とともにこの物語を楽しんでいただけると思います」と力強くアピールした。
2017年07月24日水樹奈々と平原綾香がWキャストで主演するミュージカル『ビューティフル』の公開稽古が7月5日、都内にて行われた。ミュージカル『ビューティフル』チケット情報『ビューティフル』は、「ユーヴ・ガッタ・フレンド」「ナチュラル・ウーマン」などで知られるアメリカのシンガー・ソングライター、キャロル・キングの半生を、キャロルや同時代の作曲家らが生み出した60年代アメリカ音楽のヒットソングで綴るミュージカル。2013年にブロードウェイで初演され、トニー賞をはじめ、グラミー賞、オリヴィエ賞などを受賞した。日本では今回が初演となる。この日の公開稽古には、キャロル役の水樹と平原に加え、中川晃教、伊礼彼方、ソニン、武田真治らが参加。劇中歌5曲を含む5シーンが披露された。水樹は「ワン・ファイン・デイ」を情感豊かに歌うとともに、伊礼彼方扮する夫、ジェリー・ゴフィンとの間に少しずつ亀裂が入っていく様子を繊細に表現。平原は夫と別れたのち、傷心を乗り越え名曲「ナチュラル・ウーマン」を生み出すシーンを力強く歌い上げた。稽古披露後の会見では、水樹は「キャロルは常人には耐えられないひどい環境に置かれることもあるのですが、どんな時でも笑い飛ばして、諦めない心で前に進んでいくエネルギーがある。キャロル・キングのすごさを改めて感じています」と現在の心境を語り、平原は「彼女はどんなに傷つけられても常に愛を配っている。“すべての人に愛を”というのが、私がキャロルを演じる上でのテーマ。彼女の人間的魅力が出るような演技をしたい」と意気込みを語った。キャロルの友人である作曲家、バリー・マンを演じる中川晃教は「昨年自分が主演したミュージカル『ジャージー・ボーイズ』でも“音楽が主役”のミュージカルが熱いと再認識したが、(同じ流れを汲む)『ビューティフル』で、水樹さんと平原さんがキャロルを演じる。多岐に渡って活躍するおふたりがこのミュージカルシーンで花開こうとしているところに自分も携われることに縁を感じる」と熱弁。ジェリー役の伊礼は「ひと言お伝えしたいんですが…浮気はよくないです。浮気をしているのは(役の上であって)けして僕じゃないのですが、水樹さんと平原さんからすごい白い目で見られる」と語り、笑いを誘っていた。公演は7月26日(水)から8月26日(土)まで、東京・帝国劇場にて。チケットは発売中。
2017年07月06日歌手の平原綾香(33)が23日、自身のブログを更新。22日に34歳で死去したフリーアナウンサーの小林麻央さんを追悼した。平原は「小林麻央さん本当に大好きでした」と書き出し、「いろんな思い出があって1つ1つが かけがえのない瞬間だったと今 かみしめています」と悲しみをつづった。そして、「麻央さんと長岡花火の復興祈願花火 フェニックスを取材して一緒に泣いたこと」「麻耶さんと一緒にコンサートに来てくださったこと」「麻央さんのリクエストで結婚披露宴とコンサートを生中継で繋いでJupiter を歌わせていただいたこと」「お着物姿で、事務所までご挨拶に来てくださったこと」と一つ一つ大切に振り返った平原。「思い出のすべてが宝物です」とつづった。そして、「ご家族の方々のお気持ちを思うと何も言えませんけれど 麻央さんはこれからもずっと私たちの中にいます」と記し、「麻央さん本当に 本当にありがとうございましたこれからもずっと大好きです昔 麻央さんからいただいたモコモコのパーカー今でも 大切に着ていますどうか ずっと見守っていてください」と天国の麻央さんへメッセージを送った。
2017年06月23日ミュージカル『ビューティフル』の製作発表記者会見が12日に都内で行われ、水樹奈々、平原綾香、中川晃教、伊礼彼方、ソニン、武田真治、剣幸が登場した。同作は世界的シンガーソングライターであるキャロル・キングの半生を数々の名曲とともに描いたミュージカル。2013年にブロードウェイで幕を開け、今も世界中で上演されているヒット作で、今回が日本初演となる。声優・歌手・ナレーターとしてマルチに活躍する水樹と、デビュー作「Jupiter」がミリオンヒットとなった平原がWキャストで主演を務める。会見では、水樹と平原による「ビューティフル」、会見に参加した7名による「ユーヴ・ガッタ・フレンド」の歌唱を披露。熱い歌声を会場に響かせた。初ミュージカルに挑戦する水樹は「新人になった気持ちで」と意気込みを語る。ニューヨーク旅行の際に同作の評判を聞いてプレビュー公演を観劇していたと明かし、「胸に刺さったのが、キャロルの生き方だったんです」と印象を語る。自身とは「思い込んだら一直線なところはすごく似てると思います」と説明した。平原は、カンパニーの印象について「みんな学生みたいな感じで。歌うとすごいけど、話し出すとお笑い系で、すごい親近感を覚えて」と笑顔に。「私、このままでいいんだって思えた」と言うと、出演者陣も頷いたり笑ったりと自由に反応を見せる。平原は「そこがすごくうれしかったですね。みんなすごく優しくしてくれて素晴らしい人に出会えた」と感謝の気持ちを表した。キャロル・キングの好きな歌を聞かれた中川が「ナチュラル・ウーマン」歌い出す、伊礼があげた「ロコ・モーション」に全員がハーモニーを聴かせ出す、伊礼が足を組んでいると武田が注意する、などとにかく自由な振る舞いに、最年長の剣は「この子達をどう見守ってったらいいのかな」と不安そうな様子を見せる。ソニンも「こんな私語の多い製作発表は初めてで」と苦笑するなど、笑いの絶えない製作発表となった。水樹は改めて、「来月1泊3日で『ビューティフル』を見るためにニューヨークに行きます。いろいろ聖地巡礼もやってこようと思って」と宣言。すると、平原がその場で「行きたい、行こうよ」と水樹に本気で誘いをかけ、水樹は「後でLINEします!」と答えていた。
2017年04月12日女性同士の友情を描いた映画『マイ・ベスト・フレンド』が現在開催中の第29回東京国際映画祭の「特別招待部門」作品として27日(木)に公式上映され、歌手の平原綾香が出席。日本版テーマソング「STAR」を生熱唱し、日本のみならず海外のオーディエンスも魅了した。映画『ロード・オブ・ドッグタウン』『トワイライト~初恋~』のキャサリン・ハードウィック監督が、トニ・コレットとドリュー・バリモア共演で描く友情の物語。愛と感謝をテーマにした楽曲について平原さんは「映画のために書き下ろした曲ではないけれど、映画の内容にピッタリで運命だなと思った」と嬉しい偶然に喜びながら「実は曲が流れるエンドロールの所で“STAR”という文字がピッタリといいタイミングでキラッと光る。もちろん私の曲のためにエンドロールを作り替えたわけではないので、やっぱり運命ってことかな?」と数々の奇遇に驚き顔だった。本編を鑑賞した際には大号泣したというが「もう“うううう”みたいになってしまって…。何の映画を観に行くのか内容も知らずに観たので、終わった後は泣き過ぎてビックリするくらい感動しました」と照れ笑い。この日は小学校時代からの親友が客席におり「友達の大切さは、大人になればなるほど感じる。悩みを話せば慰めるというよりも大爆笑してくれて、笑い飛ばしてくれる。そういった気持ちにさせてくれる親友たちがいつもそばにいてくれる」と友情にシミジミしながら「友人や家族、スタッフのサポートによっていまがある。ダメなときや最悪なときに傍にいてくれるのが本当の親友。自分が悪いときは叱ってくれる、そういう人がいるのはとても大切なこと」と実感を込めていた。『マイ・ベスト・フレンド』は、11月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月27日トニ・コレットとドリュー・バリモアという実力派女優がW主演を果たした映画『マイ・ベスト・フレンド』から、特報とポスタービジュアルが解禁。日本版テーマソングに平原綾香の楽曲「STAR」が決定した。幼いころからの大親友で、ファーストキスから初体験まで、互いの全てを知っているミリーとジェス。この友情は何も変わることなく、永遠に続いていくと信じていた。ところがあるとき、ミリーに乳がんが見つかり、同じころにジェスの妊娠が発覚。不妊治療を続けてきたジェスは母となる喜びを誰よりもミリーと分かち合いたいが、ミリーのことを思うと、どうしても打ち明けられなかった。相手を想うがゆえ、言葉にできないことがふえていく、2人の友情のゆくえは――。圧倒的なカリスマ性で周囲を魅了するミリーを演じるのは、『リトル・ミス・サンシャイン』『イン・ハー・シューズ』などで現代女性を力強く演じてきたトニ・コレット。そんな彼女を大らかな優しさで包むジェスには、『チャーリーズ・エンジェル』シリーズなど数々の話題作で魅力的な女性を演じ続けているドリュー・バリモア。本作の共演で本当の親友になった2人のリアルな絆を、『トワイライト~初恋~』の女性監督キャサリン・ハードウィックがスクリーンに焼きつけている。そんな本作の日本版テーマソングに、平原綾香の「STAR」が決定。4月27日にリリースされた9枚目のアルバム「LOVE」に収録されている楽曲で、平原さん自身が作詞。友人や家族、普段から支えてくれている人たちへの感謝の気持ちを込めて作り上げられた、愛を歌った楽曲となっている。今回、歌詞に込められた想いと本作で描かれている“友情”のテーマがぴったり合っているということで提供が実現。平原さんの心に響く歌声と歌詞の内容が、ミリーとジェスの“限りない友情”を温かく包み込み、優しい余韻が残るテーマソングとなった。解禁となった特報映像では、その「STAR」が2人の人生を彩っていく。大親友のミリーとジェスにそれぞれ訪れた“乳がん”“妊娠”という大きな出来事と、そんな中でも笑顔でお互いを支え合う揺るぎない絆が感じられる、切なくも心揺さぶる映像だ。また、ポスタービジュアルでは、「あなたがいない明日を、あなたがくれた強さで生きる。」という力強くも切ないキャッチフレーズとともに、ミリーとジェスの明るい笑顔が印象的。2016年秋、命の尊さとつながりに笑顔と涙があふれだす、友情の物語が誕生した。<平原綾香コメント>『マイ・ベスト・フレンド』は30代で観た映画の中で、一番好きな映画になりました。この映画の日本版テーマソングを歌えるということはすごく喜びがありましたし、私が自分で作詞をした想いのこもった曲が選ばれたということもとても嬉しかったです。この映画は、女性同士の深い友情を綴った、そして笑顔と涙であふれてしまう、最高の映画です!最後は涙があふれて思わず声が出てしまうくらい感動しました。ぜひ大切な人と観ていただければと思っています。「STAR」は、いままで支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを込めていますが、まさにミリーとジェスの2人の友情が描かれているようで、この映画にぴったりの曲になったと思います。照れくさくていままで言えなかった分の「ありがとう」を伝えられる曲です。ぜひ自分の人生のテーマソングだと思って聴いていただければ嬉しいです!『マイ・ベスト・フレンド』は11月18日(金)、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月29日黒木瞳主演のWOWOWオリジナル連続ドラマ『スケープゴート』(4月12日スタート、毎週日曜 22時~)の主題歌に、平原綾香の「Prayer」が決定した。作家・幸田真音原作の社会派政界ドラマである同作は、権力と嫉妬が渦巻く永田町で女性政治家が総理大臣のポストに向けて突き進むサクセスストーリー。「Prayer」は、仕事と家庭の両立といった苦労に追われながら一生懸命働いている“羽ばたく”女性たちへのエールソングとなる。主演の黒木は「『スケープゴート』は、可能性を試し、大空に羽ばたこうとする女性の物語でもあります。主題歌『Prayer』から、何色にも染まれる勇気と、今を生きようとする強さを感じました」と、楽曲からのパワーを受けた実感をコメント。主題歌を歌う平原は「『飛べるはずがない』…そうやって心に鍵をかけているのは、運命でも、誰かのせいでもなく、自分自身かもしれません。ドラマを見て励まされるように、主題歌『Prayer』も、これから飛び立とうとしている人へのエールになればうれしいです」と語っている。出演はほかに佐々木希、山口紗弥加、小市慢太郎、相島一之、光石研、神保悟志、小林隆、西岡德馬。連続ドラマ『スケープゴート』はWOWOWプライムで4月12日(22:00~ 全4話)スタート。第1話は無料放送。
2015年03月11日12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のエンディングテーマを、シンガーソングライターの平原綾香が担当することが明らかになった。平原が歌う「Great Harmony ~for yamato2199」は、『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズの音楽を担当し、旧作の音楽を担当していた故・宮川泰氏の息子である宮川彬良氏が手がけた楽曲。平原が起用された経緯には、彼女の父親でサックス奏者の平原まこと氏が、宮川泰氏の率いる名匠宮川組のコアメンバーであり、"世代交代"という作品内容にも共通する事柄から、シリーズ企画プロデューサー・西﨑彰司氏と音楽スタッフの意向で、今回新作エンディングテーマへの参加が決定したという。楽曲タイトルについて、作詞を手がけた吉元由美氏は「日本古代の"やまと"と呼ばれていた頃の、みんなと調和して分け合いながら生きて来た精神性がこの時代に大事なんじゃないかと思い"大和"と書いて偉"大"な調"和"=Great Harmony に決め、この大きな調和で繋がっていくことが私たちにとって大事だという思いを込めた」と語っている。父親を通じて、幼少の頃から宮川泰氏や宮川彬良氏を知っていたという平原は、スタッフから今回の話を聞いた時に「時間がないから無理かもしれない」と言われたという。しかし、平原はこれも"縁"と感じており「『時間なくても歌うから!』と懸命にお願いしました(笑)」とオファー時を振り返っている。また平原は、歌詞を初めて見た時に震災のことを頭に浮かべ「傷ついても失ってもその悲しみを抱えながらももう一度故郷に帰りたいと思う人たちがいっぱいいて、そういう人たちに歌いたい」と楽曲に込めた想いを吐露。「悩んだり苦しんでいる人たちにも聴いていただきたいですし、子供たちにもこの歌を伝えてもらえるように、私も命がけで歌っていきたい」と明かしている。「平原綾香が歌うことを念頭においた曲」という宮川氏は、「僕は収録の時に自分の曲で涙がでたのは初めて」と語る。作詞を手がけた吉元氏とは、何度も何度も詞の内容でキャッチボールを繰り返し、「そうやっていじくると大体の場合ロクな曲にならないのですが、この歌にはもっと何かあるように感じた」と語っている。「それで最後に歌手というブロックがピタッとハマって、感動してしまったんです」と完成を喜び、「多分この歌の向こう側にあるところまで辿り着いたからだと思っています」と自信をのぞかせた。本楽曲は、「iTunes Store」「レコチョク」「mora」「e-onkyo music」などの音楽配信サイトにて12月3日より配信がスタートする。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破した。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』が、全国で順次上映中。完全新作劇場版となる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が、12月6日より全国公開される。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年12月03日札幌の味噌ラーメン、旭川の醤油ラーメンと並び、北海道3大ラーメンのひとつとされている、函館の塩ラーメン。全国的には札幌と旭川のラーメンほど知名度はないものの、逆にこれからドーンと一気にブレークする「伸びしろ」は大きいと言える。そんな期待大の函館ラーメンを現地で食べ歩いてみた。○ワンコインでおつりがくる!まず訪れたのは、昭和61年(1986)創業という「昭和苑」だ。「函館ラーメンの特徴?うーんそうだなぁ。やっぱり"あっさり"に尽きるかな」。そう語るのは店主の平原惣之助さん。平原さんによれば、函館は幕末に開港した国際貿易港で華僑とも深い付き合いがあった。資料によれば、そのルートから伝わったのが中国南部の塩味の湯麺だという。つまり、函館のラーメンは東京や横浜などを経由していない、中国から直系のものだったのだ。鶏ガラの澄んだスープはその頃からの伝統だという。とはいえ、今も鶏ガラだけでスープを作っている店は少数派だろう。昭和苑もベースはトンコツで香味野菜と昆布、カツオの一番ダシで風味をつけている。だが、伝統の"あっさり"は変わらず。そして麺はかすかにウエーブしただけの、ほぼストレートの細麺だ。ひと口スープをすするとどこまでも落ち着いて優しい味。刺激的ではないが癒やし感が十分だ。「塩ラーメン」は460円で、ココは「醤油ラーメン」(490円)も人気。醤油を煮詰めてうま味だけを取り出したタレがコク深く、「函館の人は圧倒的に塩ラーメンを注文するけれど、他のエリアの人には醤油ラーメンの方が人気なんだよね」とのこと。それにしてもリーズナブルなお値段。「最近の傾向は知らないけれど、たかがラーメンだもの。これぐらいが適正価格だと思います」とうれしいことを言ってくれる平原さんだ。●information昭和苑函館市昭和3丁目36-1昭和ビル1F○麺にも海藻を練りこんだ優しい味わいさて次の店に行こう。たどり着いたのは「新函館ラーメン」と看板を出す「マメさん」だ。一体何が「新」なのだろうか。「実 は当店のもとの店(マメさん)は1度閉店してしまっているんです。14年前に新横浜ラーメン博物館で函館塩ラーメンを出店しようということになりその時に、『新函館ラーメン』として復活させたんですね」と経緯を説明するのは、店主の岡田匡史(まさふみ)さん。「マメさん塩ラーメン」(730 円)は函館ラーメン伝統の鶏ガラをベースにとんこつや魚介類などを入れている。何よりも面白いのは麺だ。「塩ラーメンの麺には、海藻の"ふのり"を使っています」。食べてみると麺の風味がふわっと薫りコシもあるので、上品なスープによく絡む。ホッとする味だ。●information新函館ラーメンマメさん函館市宝来町 22-6○実はベトナム料理もオススメの店もう一軒行こうかと、ふらっと入った店は「大国屋(おおくにや)」だ。「ウチの味は40年間変えていない昔からの味だよ」と言うのはおかみさん。トンコツをベースにした「塩ラーメン」は480円とリーズナブルだ。長ネギやメンマ、チャーシューと具材もシンプル。でも味の主張はしっかりしていて飽きがこない。しっかりと函館ラーメンの輪郭をとらえた、伝統の味わいだ。ココの店のユニークな点は、店主の母国だというベトナムの家庭料理が食べられるということ。エスニックなオリジナルメニューも豊富なので、ぜひ試していただきたい。●information大国屋函館市弁天町13-6くどさのないあっさり系で、かつ食べ応えのある函館ラーメン。まだ食べたことのない人は、ぜひ挑戦してみてほしい。※本文中の情報・価格は2014年3月取材時のもの
2014年05月05日ヴァイオリニストの高嶋ちさ子とフジテレビアナウンサー軽部真一がプロデュースするコンサート「めざましクラシックス 15周年~サマースペシャル~」に、平原綾香と郷ひろみのゲスト出演が決定した。「めざましクラシックス 15周年~サマースペシャル~」の公演情報“クラシックをもっと身近に!”をコンセプトに、1997年にスタートしたコンサート「めざましクラシックス」(通称めざクラ)。クラシック初心者でも親しみやすい趣向、本格派の演奏、高嶋と軽部が繰り広げる絶妙の掛け合いで人気を博し、これまでに全国各地で200回以上の公演を開催してきた。今回、15周年記念へのゲスト出演が決定したのは、ニューアルバム『ドキッ!』を引っ提げて全国ツアー中の平原綾香と、芸能生活40年を経てますます精力的に活動する郷ひろみ。特に“めざクラ”初登場となる郷ひろみは、これがクラシックの演奏家とは初めての共演。高嶋ちさ子率いるアンサンブルをバックに、クラシックの殿堂サントリーホールで唄うという、贅沢なコラボレーションとなる。“郷ひろみ×クラシック”がどんな化学反応を起こすのか、注目したい。その他、すでにスペシャルゲストとして発表されている押尾コータロー(ギター)、東儀秀樹(雅楽)の両器楽奏者、そして高嶋ちさ子の妹分にあたる12人のヴァイオリニストが出演。“めざクラ”15周年記念を華やかに彩る。「めざましクラシックス 15周年~サマースペシャル~」は、7月24日(火)・25日(水)にサントリーホール 大ホールで開催。チケットは発売中。■めざましクラシックス 15周年~サマースペシャル~【日程】7月24日(火)・25日(水) 各19:00開演【会場】サントリーホール大ホール (東京都)【スペシャルゲスト】7月24日(火) 平原綾香、押尾コータロー7月25日(水) 郷ひろみ、東儀秀樹【ゲストアーティスト(両日)】12人のヴァイオリニスト
2012年06月13日倉木麻衣、平原綾香、aminが出演するライブイベント「Global Peace with Music 2012 Earth Day Special ~for Wangari Muta Maathai~」が4月22日(日)、東京国際フォーラム ホールAで開催される。「Global Peace with Music 2012 Earth Day Special」開催情報これは、TOKYO FM主催によるイベントで、「国連の友Asia-Pacific」とともに、TOKYO FMのステーション・メッセージ「アースコンシャス~地球を愛し、感じる心」「ヒューマンコンシャス~生命を愛し、つながる心」の理念とエンターテイメントを通じ、人々の「心の絆を結ぶイベント」として開催するもの。日中国交正常化40周年、及び中日国民交流年にあたる2012年、世界アースデーの4月22日に催し、日本、中国の実力派アーティストによる音楽を通じて人々の心を「絆」で結び、日本国内のみならず、アジアに向けて相互協力のメッセージを発信する。また、タイトルにある“for Wangari Muta Maathai”は、環境を守る言葉「MOTTAINAI」を国際語にまで広め、残念ながら昨年9月に故人となったノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイ氏へ追悼の意を込めてつけられたものだという。チケットの一般発売は4月7日(土)10:00より。なお、チケットぴあではインターネット先行抽選を実施中。4月4日(水)11:00まで受付。■Global Peace with Music 2012 Earth Day Special ~for Wangari Muta Maathai~4月22日(日)16時開場/17時開演会場:東京国際フォーラム ホールA出演:倉木麻衣、平原綾香、amin
2012年03月30日いよいよ開幕する第22回東京国際映画祭のオープニングを飾る海洋ドキュメンタリー『オーシャンズ』のテーマソングを平原綾香と藤澤ノリマサが担当することが決定。10月15日(木)、ベートーヴェンの「悲愴」をモチーフにしたこのテーマソングの公開レコーディングが行われた。デビュー曲の「Jupiter」に、自身が出演したドラマに使用された「ノクターン」など、クラシックのカバーの第一人者として高い評価を受ける平原さんと、ポップスとオペラを融合させた“ポップ・オペラ”という独自のスタイルで人気急上昇中の藤澤さん。共にデュエットは初挑戦となるが、この日のレコーディングでは息の合った様子で力強くテーマソングを歌い上げた。ちなみに、こちらの楽曲のタイトルはいまだ正式に決定していないが、2人によると「sailing my life」が有力とのこと。レコーディングを終えて、平原さんと藤澤さんは「気持ちよかったです」と共に笑顔を浮かべた。作詞は2人で行ったと言うが、その方法がなんとも独特。平原さんによると「交換日記のように(笑)、まず私が1行目を書いてメールで送って、というふうなやり取りの中で生まれました」とのこと。初挑戦となったデュエットについても平原さんは「1+1が無限の可能性を秘めている」、藤澤さんは「互いの声を聞きながら歌うのが醍醐味。結構自分は“Going my way”な性格なので(笑)、人の声を聞くという勉強になりました」と語るように大きな収穫となったようだ。映画に話が及ぶと俄然、興奮した様子で平原さんは「タコがすごいんです!ヒラヒラしてて」と熱弁。藤澤さんも「サメがでかい!」と子供のような表情でその魅力を語ってくれた。「レコーディング中に互いを熱い視線で見つめあいながら歌っていたが…」という報道陣の言葉に平原さんは笑顔…であっさりとマスコミが期待するような関係性を否定。「私の方が年下なんですが、ノリマサくんの方が年下のような気持ちになるんですよ、かわいらしいので」と満面の笑顔で語ると、藤澤さんは「ムカつきますねー。よろしく頼みますよ、“先輩”!」と返した。17日(土)に開幕する東京国際映画祭では、平原さんはジャック・ぺラン監督やナレーションを務める宮沢りえと共に、オープニングのグリーンカーペットを歩く予定。『オーシャンズ』の劇場公開は2010年1月22日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催オーシャンズ 2010年1月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Galatee Films - Pathe - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - JMH-TSR■関連記事:矢沢永吉が東京国際映画祭で舞台挨拶に登壇!世界のYAZAWA何語る?開催までカウントダウン!東京国際映画祭オリジナル「マイ箸」5名様にプレゼント東京国際映画祭、今年の見どころは?コンペ出品作15本を選んだ男に直撃インタビュー宮沢りえ、出産後初の本格映画復帰『オーシャンズ』のナビゲーターに大抜擢!是枝監督、真田広之登壇東京国際映画祭「映画人の視点」招待券を10組20名様にプレゼント
2009年10月16日