イマドキの集合住宅“コーポラティブハウス”を舞台にした、「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」の中谷まゆみが手掛けるオリジナルストーリー「隣の家族は青く見える」。深田恭子と松山ケンイチが妊活に励む夫婦役を演じることで話題の本作だが、この度、新たに北村匠海、眞島秀和、真飛聖、野間口徹の出演が決定した。舞台となるコーポラティブハウスとは、様々な家族が自分たちの意見を出し合いながら作り上げる集合住宅。本作は、そこに住む家族たちを描くヒューマンドラマだ。主人公夫婦が住むことになるコーポラティブハウスの隣近所の住人役として、すでに“子どもを持たない事実婚カップル”平山浩行&高橋メアリージュンが決定している。■“同性カップル”として北村匠海&眞島秀和連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」や『愚行録』などに出演する眞島さんが演じるのは、“コーポラティブハウス”を設計し、自身も自分好みにデザインした部屋を購入して住むことになる一級建築士・広瀬渉。自分がゲイであることを隠しながら生活している役柄だ。そんな渉と知り合い付き合うことになるのが、「DISH//」のリーダーとして活躍し、『君の膵臓をたべたい』や『恋と嘘』などで俳優としても注目を集める北村さん演じる青木朔。朔はある日突然、渉の部屋に転がり込んできて、関係を隠したい渉は、ほかの住人には“甥”と嘘をついて同居を始めるのだが…。■北村匠海(青木朔役)この度“隣の家族は青く見える”に出演させていただきます北村匠海です。チャレンジングな役なので、全力で挑んでいこうと思います。役に染まり、作品に染まり、微力ながら鮮やかな花を添えられるように北村の全てをぶつけていきます!■眞島秀和(広瀬渉役)今回、役者としてやりがいのある役を頂いて、大変光栄に思っております。いままであまり演じることがなかった役柄なので、現場に行くのが楽しみです。自分にとっても新鮮な挑戦になります。コーポラティブハウスの住人の一人として、スタッフ、共演者の方々と作品を盛り上げていけたらと思います。■“虚栄心の強い専業主婦と失業夫”に真飛聖&野間口徹また、元宝塚歌劇団花組トップスターの真飛さん演じるのは、毎日の食事の写真をSNSにアップするなど、子どものいる幸せいっぱいの家庭を見せることにいそしむ専業主婦・小宮山深雪。そしてその夫・真一郎を、名脇役の野間口さんが演じる。長年社宅暮らしをしていた2人は、念願のマイホームとして“コーポラティブハウス”を購入し、幸せいっぱいの深雪だったが、引っ越し直前、真一郎が度重なる単身赴任と出張に嫌気がさし、会社を辞めてしまう。深雪はそんな夫が失業したことを周囲にひた隠しにして、理想の家族を演じ続けるという役どころになる。■真飛聖(小宮山深雪役)この度、私は現実から目を背け理想の家族像を演じ続ける主婦を演じます。はたから見たら自分の意見を押し付ける厄介な人物かと思います。しかし、実は繊細が故にそうとしか生きていけない彼女の心の内を少しずつでも感じていただけるよう、この役に挑戦していきたいと思います。■野間口徹(小宮山真一郎役)家を購入したばかりで無職になり、そしてそれを周囲に隠し、普通の家庭という外見を保とうとする夫婦を演じます。多様性を認めるようになってきた社会で、果たして自分はいまのままで良いのか。一度きりの人生を、どう送るのか。本当に大切な物は何なのか。ということを考えさせられるドラマになっていると思います。きっと、登場人物の誰かに感情移入しながらご覧頂けるはずです。楽しみながら、丁寧に演じていきたいと思っています。木曜劇場「隣の家族は青く見える」は2018年1月より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年11月22日深田恭子と松山ケンイチが妊活に励む夫婦役を演じる、来年1月放送の新木曜劇場「隣の家族は青く見える」。この度、主人公たちが住むことになる「コーポラティブハウス」の隣近所の夫婦役に、平山浩行と高橋メアリージュンが決定した。本作は「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」の脚本家・中谷まゆみによるオリジナルストーリー。近年注目されてる、様々な家族が自分たちの意見を出し合いながら作り上げる集合住宅“コーポラティブハウス”に住む家族たちを描くヒューマンドラマだ。■気になる役どころは?“子どもが欲しいカップル”深田さんと松山さん演じる五十嵐奈々・大器夫婦とコーポラティブハウスに住むのは、“子どもが欲しくない女性とバツイチ男性のカップル”、“子どもと理想の家族像に執着する主婦と会社を辞めてしまった夫のカップル”、“男性同士のカップル”など、それぞれ現代的な悩みを抱えた家族たち。そして今回新たに、婚約中の川村亮司・杉崎ちひろという、“子どもが欲しくない女性とバツイチ男性のカップル”を平山さんと高橋さんが演じることが決定。ドラマには欠かせないイケメン名脇役、平山さん演じる川村は、ちょっとチャラいところもあるが仕事のできるスタイリストで、バツイチ男性という役どころだ。また、『闇金ウシジマくん』「東京アリス」に出演した高橋さんが演じるちひろは、一生子どもを持つ気がないネイリスト。2人は婚約中で、ちひろはバツイチの亮司とは子どもを持たない約束をしており、コーポラティブハウスを2人だけの住居として購入。結婚式も間近に控え、ドレス選びなど式の準備に追われる日々を過ごしていたそんなある日、亮司に元妻の実家から連絡が入り…。さらに2人のほかにも、大器の母・五十嵐聡子を高畑淳子。夫・五十嵐健作と一緒に焼き鳥屋を営むちゃきちゃきした性格の女性で、息子夫婦に子どもが産まれてほしいと願っている。また、奈々・大器夫婦が診察を受けることになるクリニックの敏腕医師・片岡を伊藤かずえが演じる。■キャストのコメント到着平山浩行(川村亮司役)様々な家族の物語で私は再婚を控えたバツイチ男性の役を演じます。舞台となるコーポラティブハウスという設定も興味深いですし、近しい中での人間関係も楽しみです。家族の形というのはそれぞれありますが、視聴者の方々に楽しんで見ていただけるように一つの家族を表現できたらと思います。高橋メアリージュン(杉崎ちひろ役)私が演じる杉崎ちひろがなぜ子どもが欲しくないとそこまで強く思ってるのかに興味を持ってもらえたら。何が正解とかはないと思うので、役の心に寄り添って彼女なりの答えと幸せを見つけれたらなと思います。伊藤かずえ(片岡役)婦人科医役を演じるのは初めてです。なかなか予約が取れない評判のよい婦人科医という役柄なので、親身であたたかく、患者に寄り添う優しさが出せればと思っています。深田恭子ちゃん、松山ケンイチくんとは共演したこともありますが、今回の共演も楽しみにしています。高畑淳子(五十嵐聡子役)人と関わりたくない現代人が、時代と逆行するかの様に、人と関わらずにはいられない、現代版・長屋?の様なコーポラティブハウスで暮らす様が面白いです。6組に1組が不妊治療をしているという台本の台詞にびっくり!!現代人は変化しているのか、それとも、人間の根幹はやはり、焼き鳥屋のお母さんの様にシンプルなところにあるのか。楽しみです。木曜劇場「隣の家族は青く見える」は2018年1月より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年11月15日俊英から陰のある男まで、幅広い役で存在感を放つ俳優・平山浩行さん。その素顔は己のスタイルを貫く男気と、心配りのあふれる、極めつきのナイスガイでした。『anan』での大人の男特集は3年ぶりの登場となる平山浩行さん。前回は芸能界に入る前にバーで腕を振るった経験を生かし、華麗なるバーテンダー姿を披露してくれた。その話を向けると「あれからそんなに経ちますか」と微笑む。その後、映画やドラマでの存在感は強まるばかりだが、気さくな人柄は当時のままだ。――渋みを増し、さらに“大人の男”ぶりに磨きがかかりましたが、実はこの10月に40歳になられたばかりとか。平山:そうなんです。40歳になったからといって自分に変化はないですが、俳優としては若手ではなく中堅。周りから求められるハードルが上がっているのは日々実感します。難しい役も「できて当然」で、監督から叱咤されることも減ります。でも遠慮される存在になっては、課題に気づくチャンスも失ってしまう。だからできるだけスタッフとは垣根なく、何でも言い合える関係でいたい。もちろん現場では集中力も大切なので、共演者のじゃまにならないように。――その紳士的な振る舞いは、やはり「空気を読むプロ」であるバーテンダーの経験で身についたものなのですか?平山:確かにバーで磨いた洞察力は今も生きています。例えば目の前のお客様が一人で思いに耽りたい方なのか、会話を楽しみたい方なのかを察する…とかね。でも役者は空気を読みすぎても面白くない。いい作品を作るためには、時には現場でぶつかり合うことも必要です。納得いく芝居のためなら、ためらわず意見交換すべき。コミュニケーションって、単に仲良くすることだけじゃないですから。――その作品への情熱が、存在感ある演技の源なのですね。平山:そういう意味では、どの現場にも学びがあって俳優業は飽きません。でも、もともと僕はそういう刺激的な環境は苦手だったし、実は人前に立つことも得意ではなくて。ただ映像作品が好きで「あの世界に行きたい」と思って俳優を目指したんです。今でも「好き」という気持ちが、演じる原動力になっていますね。――最近は一筋縄ではいかない個性的な役が続いています。今年公開された映画『昼顔』でもヒロインを追い詰める役柄が印象的でした。平山:確かに『昼顔』で、屈折ある役柄を演じられたことは、新鮮な経験でした。監督から仕草や視線にまで繊細な演技指導を受けることで、今までにない自分を画面を通して見られたような…。以前はエリート役が多かったのですが、最近はクセのある役ほど燃えるというか、面白い。犯人役も経験しましたが、これほどやりがいのある役はないですね。やりたい放題、決まり事がない(笑)。「狂気とは何か」と考えながら、役に入り込んでいく瞬間を、ぞくぞくしながら楽しんでいます。――そういった、ある種の“悪役”としての演技も魅力的で、驚くほどリアルです。さわやかな平山さんの中にも、そんな秘めたる闇があるのかと勘ぐってしまいますが…?平山:それは、あるんだと思いますよ(あっさり)。自分の中にネガティブなものがなければ、闇を抱えた役の気持ちはわかりませんから。例えば別れのシーンでも、別離の辛さを知っていればこそ、演技に深みが生まれる。そういう意味では常に人生経験が芝居の引き出しになっています。普段は喜怒哀楽のバランスを保って平常心でいて、芝居では自分の中の悲しみや弱さなど、負のエネルギーを爆発させる。そのメリハリが大事です。ひらやま・ひろゆき1977年10月17日生まれ、岐阜県出身。俳優の他、モデルとしても活躍。現在はドラマ『ブラックリベンジ』(読売テレビ・日本テレビ系)、『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)に出演中。ポロコート¥198,000(ボリオリ/ボリオリ 東京店 TEL:03・6256・0297)タートルネックケーブルニット¥39,000(タリアトーレ/トレメッツォTEL:03・5464・1158)パンツ¥14,000(アンルート/アンルート 二子玉川TEL:03・5797・3184)時計は本人私物※『anan』2017年11月15日号より。写真・網中健太スタイリスト・久保コウヘイヘア&メイク・服部さおりインタビュー、文・大澤千穂(by anan編集部)
2017年11月12日「自分のことは客観的に見られないので、そう見られているかと思うと不思議な感じです。でも、たくさんの方から応援していただけるのは、本当にありがたいことですね」 そう語るのは、先日、40歳の誕生日を迎えたばかりの平山浩行。最近のトレードマークであるひげやガッチリとした体形、そこに大人の男の渋さも加わり、女性たちから熱視線を注がれている。役者デビューは’03年。さわやかな好青年からクセのある人物まで、イメージにとらわれず幅広い役を演じてきた。 この秋も『ブラックリベンジ』(読売テレビ・日本テレビ系・木曜23時59分〜)、『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系・土曜22時〜)と、2本のドラマに出演中。『ブラックリベンジ』では、週刊誌のデスク・天満龍二を演じている。理知的でどこかミステリアス、本人と通じるところのある役柄だ。 「監督には『ふだんの平山くんを演じてくれれば大丈夫』と言われています。僕はブログとかもやっていないし、素顔があまり見えないという意味では、ミステリアスという部分があるのかもしれませんね」(平山・以下同) 彼が自分を表現する仕事を目指したのは、中学生のころだったそう。 「『寅さん』シリーズや『トラック野郎』シリーズなど、往年の日本映画を親と一緒に見て育ちました。テレビやスクリーンで活躍する、俳優、役者という仕事に、漠然とあこがれが芽生えて、年を重ねてきてどんどん具体化していきました」 上京後、アルバイトでバーテンダー生活。そこからオーディションを経て役者の道へ。 「役者になるため上京し、バーテンダーをしていました。まず事務所に入ろうとオーディションを受け、その1週間後にはドラマ『高原へいらっしゃい』(TBS系・’03年)のオーディションの話をいただきレギュラー出演が決定。アルバイトから役者の仕事に切り替わり、ゼロから教えていただき、どうにか撮り終えました」 以降、出演作を重ね、いまやドラマや映画に欠かせない実力派に。そしていま、円熟期ともいえる年代にさしかかった。 「気づけば40代に突入した、という感覚なのですが、チャレンジする気持ちは常にもっていたいです。楽しみながらやっていきたいですね。ただ、世間的には大人の年代ですから、しっかりしなければ、とは思います」 役者としての理想像は、どう描いているか聞いてみた。 「あこがれの役者さんは数多くいますが、僕は僕のオリジナルの演技ができたらいいなと常々思っています。『この役は平山くんしかいない』と言ってもらえることが理想というか。小さいころに見た作品やセリフが記憶に残っているように、僕も誰かの心に残る芝居をしたい。『子どものころに見た、○○の作品の平山さんのシーンがいまも印象的で……』なんて言ってもらえたら最高ですね」 そんなアラフォー俳優の、理想の女性も気になるところ。以前、雑誌のインタビューにはこう答えている。 「家で待っているんじゃなくて、自分の好きなことをしつつ、家のことも大切にしてくれる人です」 女性たちを引きつける独特のオーラが、これからどのような変化を見せて行くのだろう。ミステリアスな横顔に、これからますます注目だ。
2017年10月26日女優・木村多江が、事実無根のスキャンダルで死に追いやられた夫の無念を果たすべく復讐劇を繰り広げる新ドラマ「ブラックリベンジ」。木村さん演じるヒロインの亡き夫役として、高橋光臣が出演することが発表されたが、続けて、DAIGOの出演が決定した。週刊誌の契約ライター・沙織(木村多江)は、身の危険も恐れずにスキャンダルを暴くために奔走している。スキャンダルに執念を燃やす彼女には、ある目的があった。将来有望な政治家だった沙織の夫は、身に覚えのないスキャンダルをでっち上げられ、それを苦に自殺。その事実を知った沙織は、スキャンダルによる復讐を決意。大胆にして情け容赦ないやり方で、夫のスキャンダルをねつ造した人物たちが隠す黒い秘密を暴いていく――。本作でDAIGOさんが演じるのは、沙織の上司である週刊誌編集部デスク・天満(平山浩行)に雇われ、沙織の身辺を探る腕利きの情報屋・城田純一。沙織の正体に迫り、彼女を脅かす不気味な存在となっていくようだ。物語のスパイスとなる重要な役どころにDAIGOさんは「僕にとって30代最後の作品になるかもしれないので、気合い入ってます。共演者のみなさんやスタッフのみなさんに力をお借りして全力で取り組んでいきたいと思っています。今回見せたいのはまさに『BD』ブラックDAIGO。ブラックな役なので、どれだけブラックな存在になれるか。一日も早く、城田という役を演じるのではなく、感じたいです」と意気込みを寄せた。さらに「『リベンジ』という言葉は、使い方によって良いイメージにもなるし、悪いイメージにもなる言葉。『ブラックリベンジ』はとてつもなく深い闇を感じる『リベンジ』だと思います。今作は、この現代に一石を投じる作品になるのではないでしょうか」と作品への期待を明かし、「木村多江さんとの共演は、とても光栄なことです。以前、多江さんが出演されていたドラマに僕も出たのですが、一緒のシーンがなかったのが悔しかったので、今作でリベンジできます!」と、気合い十分!物語を一層盛り上げる注目のキャラクターを魅力的に演じそうだ。「ブラックリベンジ」は10月5日より毎週木曜日23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月19日女優・木村多江が、数々のスキャンダルで世間を翻弄する“週刊誌”の世界に挑むジェットコースター復讐劇「ブラックリベンジ」。この度、9月7日放送のドラマ「脳にスマホが埋められた」内にて、特別動画が初公開された。週刊誌の契約ライター・沙織(木村多江)は、身の危険も恐れずにスキャンダルを暴くために奔走している。スキャンダルに執念を燃やす彼女には、ある目的があった。将来有望な政治家だった沙織の夫は、身に覚えのないスキャンダルをでっち上げられ、それを苦に自殺。その事実を知った沙織は、スキャンダルによる復讐を決意。大胆にして情け容赦ないやり方で、夫のスキャンダルをねつ造した人物たちが隠す黒い秘密を暴いていく――。世間を揺るがすスクープを連発する週刊誌編集部を舞台に、かつて夫をスキャンダルによって死に追いやられた過去を持つ敏腕記者のヒロイン・沙織を木村さんが熱演。そのほか、佐藤二朗、平山浩行、堀井新太、岡野真也、中村映里子、 鈴木砂羽ら実力派俳優陣が脇を固める。復讐に身を捧げる悪女という新境地に臨む木村さんは、役作りのために髪を25cmカット!気合も十分で、これまで見たことのない表情を見せる木村さんの熱演は必見だ。放送開始に先駆けての特別動画では、木村さん扮する沙織が燃えたぎる情念を激白…。スキャンダラスで波乱の物語を予感させる、必見の内容に仕上がっている。あまりのリアルさとその迫力に、思わずドキッとすること受け合いだ。「ブラックリベンジ」は10月5日(木)より毎週木曜23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月08日女優・木村多江が、数々のスキャンダルで世間を翻弄する“週刊誌”の世界に挑むジェットコースター復讐劇「ブラックリベンジ」が、10月5日(木)よりスタートすることが決定。木村さんは本作で民放の連続ドラマ初主演を果たすことになった。週刊誌の契約ライター・沙織(木村多江)は、身の危険も恐れずにスキャンダルを暴くために奔走している。スキャンダルに執念を燃やす彼女には、ある目的があった。将来有望な政治家だった沙織の夫は、身に覚えのないスキャンダルをでっち上げられ、それを苦に自殺。その事実を知った沙織は、スキャンダルによる復讐を決意。大胆にして情け容赦ないやり方で、夫のスキャンダルをねつ造した人物たちが隠す黒い秘密を暴いていく――。本作のテーマは、スキャンダル。不倫議員、ハニートラップ、罵倒音声など、いままさに世間を騒がせているスキャンダルのエッセンスを取り入れ、生々しくゲスな人間の本性を赤裸々に描き出す。かつて夫をスキャンダルによって死に追いやられた過去を持つ敏腕記者・沙織が、世の中の裏に巣くうスキャンダルに迫り、夫を陥れた人間を次々と追い詰めていく痛快な復讐劇となり、それだけにはとどまらない予測不可能なジェットコースターストーリーも展開していく。薄幸の女性を演じたら右に出る者はいない、といわれる木村さんが、今回は亡き夫のために“復讐の鬼”と化し、新境地ともいえる“カッコいい悪女”ぶりを披露。元「週刊文春」のエース記者として知られるジャーナリスト・中村竜太郎氏が監修を務めるだけあり、スキャンダルの裏側をリアルに活写。劇中では、スクープ獲得のために記者が駆使する驚くべきテクニックが披露され、視聴者の興味を引く内容が盛り込まれていく。週刊誌編集部の編集部員たちをはじめ、沙織をめぐる登場人物もすべてがクセ者ぞろい。そのキャストには佐藤二朗、平山浩行、堀井新太、岡野真也、中村映里子、 鈴木砂羽らが決定。木村さん演じる沙織と個性的なキャラクターたちの関係性も、ストーリーを盛り上げる。今回の“スキャンダルで復讐をする悪女”・沙織について、木村さんは「怒りを内包する役はあるけれど、怒りをあらわにする役はあまりないので、『私には、新たな挑戦だ』と思いました」とコメント。「けんかのシーンなど、赤裸々な台詞の激しさにびっくりし、人間の怖さを感じるドキドキする台本でした」と、台本を目にしたときの興奮を語りながら、そんな沙織を「深い悲しみと狂気、弱さ、人間の様々な部分が見えるように演じたいです」と意気込んでいる。さらに、「最後に毎回、決め台詞があるので、沙織という人がどんな風に決め台詞を言うのか楽しみ」と明かす。その決め台詞とは、「骨の髄まで炎上しなさい」。木村さんは「闘う女を、そして、最後の決め台詞をぜひ真似して、楽しんでいただきたいです」とアピール。ご自身で「私って悪女だな」と思う瞬間は、「見た目も良く全て揃っていて、何も欠点がなさそうな人がいると、この人は、絶対に足が臭いはず、と妄想して安心するとき(笑)」と笑顔で語った。また、本作のプロデューサーは、昨今の予想だにしないスキャンダルについて、「そのスキャンダルの裏には常に、愛とか憎しみといった人間の生々しい感情がくっついているからだと思います。『ブラックリベンジ』は、そんなスキャンダルに潜む“ドス黒い”人間模様をとことん描いていきます」と言う。「そんな世の中のゲスたちに復讐する主人公は、どん底の不幸の果てに最強の悪女に変貌します。そんな主人公を、本当に念願だった木村多江さんに演じていただけるので、今回、日本一不幸な役が似合う女優の日本一怖い悪女をお見せすることをお約束します」と、自信たっぷりに語っている。「ブラックリベンジ」は10月5日より毎週木曜23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月30日俳優の斎藤工が10日、都内で行われた映画『昼顔』(6月10日公開)の初日舞台挨拶に、共演の上戸彩、伊藤歩、平山浩行、西谷弘監督とともに登場した。同作は2014年夏に放送された連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の続編。”平日昼顔妻”として社会現象にもなった主人公・紗和(上戸)と、不倫相手の高校教師・北野(斎藤)は、ドラマ版の最終回で引き裂かれたが、映画で再び出会ってしまうこととなる。「『昼顔』に会って、役者として人生が変わったんじゃないかな」という斎藤。監督からは「色気とか艶とか、そういうものを一切排除すると宣言していただいて」と明かし、「カメラや周りの目線を意識しない人間にしていたのが北野なんです」と役作りについて語った。西谷監督は、斎藤について「かっこ良すぎる」と思ったものの、実際に会うと「すごくフラットで。佇まいがナチュラルだった」と語る。「もうこのままで、あんまり自己演出とかプランを立てないで、キャラクターは見る人に決めて貰えばいいくらいの気持ちで」と方向性を決めていったという。とはいえ、北野がかっこよくなかったら、紗和も惹かれないのでは?という意地悪な質問に、上戸は「きっと心で惹かれているので、もっとかっこ悪かろうが、臭かろうが、多分紗和は好きになってると思います」ときっぱり。すると斎藤は「臭さにも種類がある。酢の物系なのか、ボイラー室なのか、靴・部室系なのか……」と”臭さ”の方の話を広げ、周囲を笑わせる。上戸は「そういうクセがある方が、紗和は北野先生を余計に好きになってるかもしれない」と受け止めていた。終盤には、『昼顔』への思いが溢れ感極まって泣き出してしまった上戸にハンカチを差し伸べ、段差があれば優しくエスコートしていた斎藤。紳士な一面と、若干変態よりのネタでトークを盛り上げるお茶目な一面、そして役者として真剣に取り組む一面と、様々な面を見せ会場を釘付けにしていた。
2017年06月10日上戸彩が6月10日(土)、斎藤工らと共に主演映画『昼顔』の初日舞台挨拶に登壇。斎藤さんからの言葉にこらえきれず涙を流した。主婦と教師の不倫を扱い、大きな話題を呼んだ連続ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の劇場版。ドラマから3年後を舞台に紗和と北野の再会、その後を描く。この日は上戸さん、斎藤さんに、北野の妻を演じた伊藤歩、映画からの参加となる平山浩行、西谷弘監督が登壇した。ドラマから3年を経ての映画公開となったが、上戸さんは「この3年、しんどかったし、つらかった。(紗和として)不倫であること、これだけ苦しいものを背負わないといけなかった3年でした。それでもせめて、もう1度、紗和と北野に会いたいと思った」と「決して、もう2度と。せめて、もう1度。」という映画のキャッチコピーを引用しつつ、胸の内を明かした。そんな上戸さんについて、斎藤さんは「決して短くない時間をかたわらで過ごして、上戸さんの覚悟、背負ったものがあり、紗和として十字架を背負って、この作品が成り立ってると思った」と称賛。上戸さんは、紗和について「周りにどう思われても自分を貫く女性」と語ったが、斎藤さんは「現場での上戸さんは、それとは逆で、周りに尽くす方。一番大変な立場でこの作品を背負っているにもかかわらず、疲れているスタッフにも気さくに声を掛けていた」と明かし「みんなでここにたどり着けて幸せです」と語った。上戸さんは斎藤さんの言葉に思わず声を詰まらせ「不倫というテーマに対して毎日考えさせられました。今日で紗和とお別れするのが寂しいし、『昼顔』と出会えて幸せでした。たくさんの人に愛してもらいたい映画じゃないかもしれないけど、心に残る映画になれば」と語った。上戸さんが涙をぬぐうと一斉にカメラマンのシャッターが切られたが、上戸さんは「そういうとこばっかり撮らないで…」と苦笑。斎藤さんにハンカチが手渡された上戸さんは、後ろを向いて涙をぬぐう間、「工くんが脱ぎます」とこの状況でまさかの無茶ぶり!斎藤さんもすぐさまこれに応え「脱ぎます!」と上着を脱ぎ始めるなど、こんな場面でも2人の息はピッタリ!会場はまさに笑いと感動に包まれていた。『昼顔』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:昼顔 2012年11月17日よりMOVIE ONやまがたにて公開昼顔 2017年6月10日より全国東宝系にて公開(C) 2017フジテレビジョン東宝FNS27社
2017年06月10日女優の上戸彩が10日、都内で行われた主演映画『昼顔』(6月10日公開)の初日舞台挨拶に、共演の斎藤工、伊藤歩、平山浩行、西谷弘監督とともに登場した。同作は2014年夏に放送された連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の続編。”平日昼顔妻”として社会現象にもなった主人公・紗和(上戸)と、不倫相手の高校教師・北野(斎藤)は、ドラマ版の最終回で引き裂かれたが、映画で再び出会ってしまうこととなる。上戸について、斎藤は「一番大変な立場でこの作品を背負っているにもかかわらず、日々疲れきったスタッフの男の子女の子に気さくに声をかけたり、メイクをしてあげたり、服をあげたり。この人のエネルギーってすごいなと思いました」としみじみ。「普段もお母さんですし、いろんな大変なことはあると思うんですけど。現場に一切持ち込まず……」と語っていると、上戸は「なんでそんなに褒めてくれるの? 後でラブレターくれたらいいよ~。こんなみんなの前で。ありがとうございます」と照れた様子を見せた。改めて斎藤が「同じ船、みんなで辿り着けたことを幸せに思ってます」と振り返ると、上戸は「泣きそうになりましたね。触れないでくれないでほしいくらい」と苦笑。「(斎藤に)本当に支えてもらったんで……」と話しながら声が震え、その目には光るものが。カメラマンの激しいシャッター音に「そういうとこばっか撮らないでもらっていいですか」と声を震わせながら、可憐に抗議した。上戸が「そうやって、いい記事じゃない時にこの顔使うんだよね。わかってるんですけど」と不満を言うと、斎藤も「そういうとこあるよ!マスメディアというのは」と同意する。止まらない涙に斎藤が「さっき僕、お尻拭いたかもしれない」と言いながらハンカチを渡すと、上戸は「いい匂いです。ありがとうございます」と涙をぬぐった。改めて上戸は「本当にテーマがテーマなので、背負うものもたくさんありました。でも、紗和を演じることによって、仕事を通じて、すごく疑似体験させてもらったというか」と振り返り、「いろんな方の立場の考え方もあるので不倫というテーマについて毎日考えさせられた感じでしたね」と涙をぬぐいながらも話し続ける。「これからこの映画が独り立ちしてくれるのもすごく嬉しいですし、最高の現場だったので『昼顔』との出会いはすごく幸せでした」と語った。しかし止まらない涙に、上戸は「泣きやめないんだけど、斎藤さん……。そうですね、斎藤さんがちょっと、脱ぎます」と無茶振り。斎藤が本当に脱ぎだすと、上戸は「そこばっかり使ってもらえるね」と喜び、斎藤は「(上戸が)泣いてる姿の方が美しいんで、着ます」と服を着直した。これらの流れで涙の止まった上戸は「鼻水も止まりました!」と晴れ晴れとした顔を見せた。
2017年06月10日上戸彩演じる普通の主婦が、斎藤工演じる既婚男性と道ならぬ恋に溺れていく様子を描き、社会現象にもなったドラマの劇場版『昼顔』が、6月10日(土)より公開されます。熟成期間を経て、映画ではドラマの3年後を描く、芳香な大人のラブストーリーに仕上がりました。今回は、連ドラファンもうなりそうな見どころ、そして恋の行方を占ううえでも重要なポイントを3つにわけてご紹介します。映画冒頭で目にする、いまの2人の状況を示す1枚の合意書。3年前、道ならぬ恋に落ちた笹本紗和(上戸彩)と北野裕一郎(斎藤工)でしたが、2人は弁護士を交えた示談の後、別れざるを得なくなりました。夫と離婚した紗和は、誰も知らない海辺の街へ引っ越し、レストランで見習いをしながらひっそりと暮らしています。北野は大学で非常勤講師を務めていますが、ある日、紗和の住んでいる街で蛍に関する講演をすることになり、そこで2人が再会! 運命に引き寄せられた紗和たちは、再び逢瀬を重ねていくようになります。■切なすぎ! “蛍”が道ならぬ恋の行方を暗示ドラマと同様に、人気脚本家・井上由美子の熟達したストーリーテリングとモノローグにご注目。ドラマでは、北野の生物教師という役柄上、生物絡みの名セリフが多数登場しました。たとえば「昆虫は痛みを感じる必要がないぐらい命が短いから、痛覚がないと言われているんだ」といったセリフも話題になりました。映画では「蛍」が2人の許されない愛のメタファーとして使われています。再会後に2人がよく会う場所も、蛍のいる清流。「鳴かぬ蛍が身を焦がす」(口に出さずに心の中深くで、相手のことを思っていること)ということわざは、まさに2人の悲恋そのもの。闇夜でしか存在感を示すことができない光は、蛍の生態うんちくも織り込みながら物語を盛りたてていきます。たとえば日本の童謡の「ほたるこい」の歌詞「こっちのみずは、あまいぞ あっちのみずは、にがいぞ」も意味深に映画に登場。北野の講演に行くかどうかを迷っていた紗和は、“にがい水”があるとわかっていながら、あっちへ踏み出してしまうんです…。さらに、この蛍、クライマックスでも大活躍! そこは観てからのお楽しみということで。■禁断の恋なのにプラトニック!? でもエロティシズム漂う!最初は北野に会いに行くことをためらっていた紗和ですが、燃え盛る胸の炎を鎮められず、北野の下へ駆けつけます。2人は蛍のいる清流で何度も会いますが、そこでは“アンタッチャブル”なまま。抱擁したり、唇を重ね合ったりすることはなく、前半はプラトニックのまま物語が進みます。でも、お互いに心から求め合っている空気感がそこはかとなく漂ってしまう。プラトニックなやりとりだからこそ、じつにそそられるのは、ドラマから続投の西谷弘監督による演出の妙ですね。劇中で、上戸彩と斎藤工の手と手が絡み合う妄想めいたシーンがインサートされますが、こちらも手だけなのに、なんともいえないエロスが! 上戸の細い手と、その手を覆う少し武骨な斎藤の手のビジュアル的相性が抜群です。美しい手の代表格、長谷川博己や豊川悦司の骨ばった長くて美しすぎる指の手とは違い、斎藤の手はどこか不器用な北野らしい手。手でキャスティングされたとは思えませんが、本当に役柄とぴったりです。■北野の妻・乃里子の嫉妬が炎上! さらに第三の男も出現そして、ドラマファンのみなさま、朗報です! 紗和と北野の恋を阻んできた北野の妻・乃里子(伊藤歩)の“恐妻力”は映画でも健在です(笑)。2人の姿を目撃し、車のクラクションを長押し…なんて序の口ですよ。後半の怒涛のような見せ場はさらにすごい!また、紗和が働く海辺のレストランを営むオーナーの杉崎尚人が、第三の男として登場。いかにもモテ男的という感じの手あかのついたイケメンではなく、野性味あふれるセクシーさを醸す平山浩行をもってきたところがナイスキャスティングです。この謎めいた男が、紗和と北野をおおいに揺さぶっていきます。“禁断の恋”に対して反発的な世の中の風潮がありますよね。はたして紗和と北野には、いかなる未来が待ち受けているのでしょうか? その結末をしかと見届けていただきたい。『昼顔』出演:上戸彩 斎藤工 伊藤歩 平山浩行監督:西谷弘脚本:井上由美子2017年6月10日 全国東宝系にてロードショー公式サイト:
2017年06月07日6月10日公開の映画『昼顔』で、待望の女優復帰を果たす上戸彩さん。平日昼間に夫以外の男性との道ならぬ恋に落ちる主婦を描き、社会現象にもなったドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』から3年後を舞台に、禁断の再会を果たす2人を描いた本作。並々ならぬ覚悟で臨んだ映画、そして女優という仕事について、今の想いをたっぷりと語ってもらいました。■『昼顔』の映画化は最強の仲間とできるチャンス―「やらなきゃ」と思いました――大ブームとなった『昼顔』がついに映画化されましたね。何度か続編のお話をいただいていましたが、1年は育児に専念させてもらっていたので、その1年が過ぎたとき、映画のお話をいただきました。『昼顔』という自分の好きな作品、しかも映画というのはすごく嬉しかったですね。――以前、「『昼顔』ならやりたいと思った」ともおっしゃっていましたよね。井上由美子さんの脚本、西谷弘監督の演出、そして斎藤工くん、伊藤歩ちゃんという最強の仲間とできるチャンスですよね。このチャンスを活かしたい、やってみたいと思えるタイミングが来たので「やらなきゃ」と思いました。不安もありましが、家族が『昼顔』の続編を観たいと背中を押してくれました。――映画が完成した心境はいかがですか?見る角度によって、物語の捉え方が全然違う映画だと思います。きっと今回も、「汚い」とか「信じられない」とか言われちゃうだろうけど、2人(紗和と北野裕一郎)なりのドラマがあることは事実。そうは言っても、乃里子(裕一郎の妻)からすると「何言ってるの!?」という話でもあるし…。イライラして途中で劇場を出てしまう人もいるかもしれないし、そういう人がいても当たり前の内容。けれど、作品を通して自分なりの愛を見つめ直してほしいなと思います。特に主婦のみなさまには是非“一人映画デビュー”してほしいですね! 自分の恋愛や愛についてじっくり考えることができると思うし、ちょっと空いた時間があれば、“お一人様タイム”に使っていただきたいですね。■3年前のドラマ撮影を振り返って――連ドラ撮影時の役作りについて、エピソードなどはありますか?撮影前にお稽古みたいな日が1日あって、それは監督が思う役に近づけていく時間だったような気がします。紗和は不倫反対派だったので、基本的に私は私のままでやらせてもらいました。ただ、初めは実年齢より3、4つ上の設定でしたが、私が世間的にそういうイメージがなかったので、監督と話して少し下げてもらいました。1、2歳の違いですが、観ている人が自然にストーリーに入れるように考えましたね。――北野先生はとにかく主婦のみなさんから大人気でしたが、魅力はどこにあるのでしょう?本当にすごい人気でしたよね! 北野先生の魅力は…不器用なところじゃないですかね。紗和からすると、どこが好きとかではなくて、北野先生が好きと言うか、存在が好きと言うか、すべてが好きと言うか…。一緒に居ると、お互い自分の中でも知らない自分と向き合える。自分にない世界を持ってる人なんでしょうね。――紗和は離婚、北野先生は妻の元に戻るという結末についてどう思いましたか?個人的には何も思わなかったかも…ただ、結構不評だったんですよ。「なんで紗和だけ一人なの?」って。だけど私はそうは思わなくて、むしろ紗和の方が自分の好きなように生きてスッキリしていたかもしれない。北野先生にとって、心の無い奥さんと一緒に過ごさなきゃいけないのは大きな罰だし、それを罰と思ってしまうのも悲しいこと。けれど、それが夫婦のあり方なのかもしれないと思いましたね。人間の心理を深いところを突かれている感じですよね。「こうなるよなぁ」とか「そうするよなぁ」とか、私も思いながら撮影していました。もちろん紗和もこの3年、ちゃんと責任を感じて乃里子のことを想ってまっすぐ生きてきたと思います。でも、その責任は最後まで貫かないといけないので、またやってしまった紗和ちゃんも紗和ちゃんなんですけどね…。■映画での再会シーンは「北野先生しか見えなくて、涙をこらえることしかできなかった」――今回、紗和と北野先生が禁断の再会を果たすわけですが、キャスト同士の再会という意味で『昼顔』ならではの秘話はありますか?クランクインは再会のシーンでした。2年というブランクの不安もあったけど、扉を開けて北野先生の声を聞いた瞬間、連ドラで北野先生の放送の声を聞いてさよならを決めた紗和の気持ちに一瞬でフラッシュバックして、涙が止まらなくなっちゃって…。50cmぐらい離れたところに監督の顔があったんですけれど、それすら気にならないくらい北野先生しか見えなくて、涙をこらえることしかできなかった。そのぐらい胸が苦しかったですね。そのシーンは映画の中で“パッ”と音がなくなるのですが、自分の心の中でも“パッ”と音が消える…そんな気持ちになりました。――北野先生に会いに行ってしまった紗和の気持ちは理解できますか?これは経験者にしかわからないので。「ダメだよ」って首根っこ掴んで止めたいと思いますけど、こればっかりは。もし自分が紗和ちゃんだったら…バッチリ化粧で行っちゃうかもしれないけど(笑)。――(笑)。紗和が北野先生に会いに行く前に、洋服の蝶々結びをするシーンがすごく印象的でした。3年間、蝶々結びをするたびに北野先生のことを思い出していたのかなって。そうですね。紗和にとって、久々に楽しい蝶々結びの時間だったんじゃないかな。もしかしたら、3年間はいつもみたいな縦結びにして、「北野先生結び直しに来てくれないかなぁ」なんて思いながら、わざと間違えていたかもしれないですよね。――なるほど、たしかにそうかもしれないですね。連ドラに引き続き出演する乃里子についてはどう思いますか?連ドラの時は、まだ題材について他人事でしたが、不倫というものが世間に取り沙汰され続け、今回の映画の本を読む時は乃里子の気持ちも理解できる、乃里子目線でも本が読めるようになっている自分がいた。そこに恐ろしさも感じたし、3年の歴史というものも紗和にプラスできたかなとも思います。乃里子の気持ちは、誰よりも理解しているつもりだし、乃里子が一番可哀想だと思うんですけどね。乃里子は乃里子で頑張っているんですよね。――映画版には、紗和が働く飲食店のオーナー・杉崎尚人(平山浩行)が登場します。紗和は、ずっと自分の過去を隠して生きてきて、誰とも口を聞けない精神状態だったと思うんです。そんな中、オーナーとだけはどこか通じるものがあったのか、急に隣に座られても避けなかった。そこもまた、人間にある“素直な心“だと思います。今回は悪人が出て来ないというか、みんながみんな心苦しいところがあって、それぞれの考え方がある。ボタンの掛け違いでもつれてしまっているので、本当はみんなを救ってあげたいですよね。――みんな素直で誰も悪くない。だからこそ、胸に迫るものがあるのかもしれませんね。では、映画の見どころを教えてください。“愛のかたち”ですかね。内容については否定も肯定もできないのですが、違う角度で恋愛を見てもらうことができたらいいなと思います。やっぱり恋愛とか人間関係になると、誰でも頑固さって絶対に出てくるし、それがまた恋愛のこじれにもなると思うんですけど…なにかの免疫になるかもしれないですしね、予防接種代わりに(笑)――でも、予防接種も100%予防できるわけじゃないですからね(笑)そうですよ~、怖い怖い!(笑)■自分がボロボロになるくらいの役と向き合いたい――『昼顔』のテーマについて意識は変わりましたか?きっと変わっていたら、この作品は受けていないと思います。やっぱり、こういう役と向き合えた時こそ女優という仕事にやりがいを感じるし、そんな背中を子どもに見てもらうためにも、立ち向かって行かなきゃいけないのかなと。もし悪い方向に進んだとしたら、自分一人が批判されるわけではないし、自分だけの人生じゃない。それを考えた上でも、胸を張れる作品だと思ったのでやらせていただきました。――それって、すごい覚悟ですよね。そうですね。いい人の役ばかりやっていれば、いいことしか言われないけど、それだと仕事への野心がなくなると思って 。――「やるからには仕事にも誇りを持ちたい」というのは、働くママはみんな思っていることかもしれませんね。本当にそう。やっぱり自分がボロボロになるくらいの役と向き合っていきたい。子どもが大きくなってその作品を見たときに「すげーな、母ちゃん」と思われたいなって思っています。――仕事とプライベートとの両立、とてもお忙しいと思うのですが…?もう日々、働く先輩ママ達に頭が上がらないという感じです。まだ私も新米で毎日が初体験だし。想定通りにいかないこともしばしば…。ただ、現場でも家でも100%の自分でいるっていうのは、自分が後悔しないためにも昔から決めているんです。私の場合、ありがたいことに仕事はリフレッシュにもなっています。――それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。きっと皆さん、疲れない人はいないと思うので、息抜きのタイミングを自分なりに見つけてもらいたいですね。あとは一人で抱え込まないで、たくさん周りの方に甘えて…頑張りましょうっ!!とびきりの笑顔でインタビューを締めくくってくれた上戸さん。トップ女優に上り詰めた今なお力強く歩み続ける彼女が、映画『昼顔』で魅せる儚くも美しい紗和の姿…“お一人様タイム”に是非、劇場でご覧ください。映画「昼顔」公式HP
2017年06月07日女優の上戸彩が11日、都内で行われた映画『昼顔』(6月10日公開)のファンミーティング&完成披露舞台あいさつに、共演者の斎藤工、伊藤歩、平山浩行、西谷弘監督とともに出席した。同作は、平日昼間に夫以外の別の男性と恋に落ちる主婦のことを指す造語「平日昼顔妻」をテーマにした、道ならぬ恋に人生を狂わせてしまった女性を描いた連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系にて2014年夏に放送)の完結作。連続ドラマが大反響だったことについて上戸は「ビックリしましたね。こうして3年経っても熱が冷めなかったご時世がすごく複雑ではあります」と吐露し、映画化されると思っていたか尋ねられると「連ドラで出し切りましたし、続編の話も何回かいただいて、すごく嬉しかったんですけど、自分のモードになれなかった時期もあって、2年経ってもこうして声をかけてくださるスタッフの皆さんがいて感謝しています」と感慨深げに語った。そんな作品の完結作となる同作の公開を直前に控え、斎藤は「ドラマのときも放送されるんですけど、誰も見ていないような秘め事のような撮影だったので、映画もまさにそういうもので不思議な感じです。公にしたい気持ちと、誰にも見てほしくない気持ちがあります」と心境を語った。また、クランクインした日のことについて聞かれると、上戸は「撮影期間が2年空いていたので、容姿もそうですけど(役柄の)紗和に戻れるのかという不安は当日までありました」と打ち明け、「連続ドラマでは(斎藤演じる)北野先生の学校の放送の声を聞いて、私は一方的に北野先生と別れているんですけど、(同作の)段取りで北野先生の声が聞こえた瞬間に、その2年前の自分の気持ちに、一瞬にしてフラッシュバックしちゃって、涙が止まらなくなってしまいました」と告白。「そのときに自分の中にいた紗和が蘇ったし、自分の中には北野先生が生き続けていたという実感があって、その日からすべてが始まった感じでした」と回顧した。スタジオ撮影の待ち時間に、"バーバー上戸"なるものができたそうで、斎藤は「僕はそこでアシスタントを務めていました。僕はヘア担当で、上戸先生はメイク担当でした」と明かし、上戸は「(女性スタッフが)クランクインのときは気合いを入れてバッチリメイクで初日を迎えるんですけど、(過酷な撮影環境で)どんどん女子じゃなくなるんですね(笑)。それで私たちのメイク台に1人ずつ呼び出してメイクをしました」と説明。斎藤がスタッフの髪を巻き始めたことがキッカケで始まったそうで、斎藤は「とにかく僕は巻きたいんです。長髪の方だったらみんな巻きたくてしょうがないんです」と癖を明かして笑いを誘っていた。
2017年05月12日映画『昼顔』の完成披露試写会が5月11日(木)に開催され、主演の上戸彩に斎藤工、伊藤歩、平山浩行、西谷弘監督が揃って舞台挨拶に登壇。TVドラマから3年を経ての映画の完成に、上戸さんは揺れる思いを口にした。2014年に「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」として放送され、平日昼間に夫以外の男と恋に落ちる妻たちの姿をセンセーショナルに描き、社会現象ともなった人気ドラマの完結編。ドラマの3年後を舞台に紗和と裕一郎の許されざる愛の結末を描く。割れんばかりの拍手と歓声に迎えられた登壇陣だが、上戸さんは禁断の愛を描く作品の内容を踏まえつつ「拍手で迎えられていいのかな?という不思議な謎の気持ちでここに立っています(苦笑)」と複雑な胸中を明かす。昨年来、“不倫”はドラマの中だけでなく、様々に世の中をわかせることになったが、上戸さんは3年前のドラマ終了時「出し切った」という気持ちで、続編や映画などは考えてなかったそう。「続編のお話は何度かいただき、嬉しかったですが、(続編に参加する)モードになれなかった」を述懐。それでもまだ世間の“熱”が冷めることはなく「2年経ってもまた声をかけていただけることが嬉しかった」とふり返った。斎藤さんにとっても、本作は世間での知名度を大きく上げ、“セクシー”の代名詞とまで言われるようになるきっかけとなった作品。「TVという小さな箱で始まり、井上(由美子/脚本)先生と西谷監督にここまで連れてきてもらった」と大スクリーンでの上映に感慨深げ。連ドラは「どう続けられるのか?可能性を秘めた終わり方だと思っていた」と続編や映画化の可能性を感じていたようで「今回、僕らに渡された台本も、直しが何度も入り、いろんな結末があり、登場人物もいたり、いなくなったりした人もいた」と様々な変更や試行錯誤が繰り広げられたことを明かす。「最終的に僕らの手元に届いた台本は、理想とする映画の本でした」と自信を口にした。上戸さんも今回の映画について「胸が苦しくなったし、読み終えて本を閉じたとき、涙がぶわっと出たけど、私の中でも腑に落ちるものでした」と完結編にふさわしい“決着”となっているとうなずき「禁じられた恋愛ですが、2人なりのドラマがあります。見ていただいて、胸に響くといいなと思います」と語った。舞台挨拶終了後、ステージから去り際には、先に降壇した斎藤さんが上戸さんの手を取り、エスコートする姿も見られ、2人が手をつなぐ様子に客席からは歓声が上がっていた。『昼顔』は6月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:昼顔 2012年11月17日よりMOVIE ONやまがたにて公開昼顔 2017年6月10日より全国東宝系にて公開(C) 2017フジテレビジョン東宝FNS27社
2017年05月11日2014年放送の連続ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」から3年後、再び出会ってしまった2人の物語を描き出していく映画『昼顔』。この度、上戸彩や斎藤工らキャスト陣が写る、本作の抒情的な本ポスタービジュアルと劇中カットが到着した。お互いに結婚していながら、惹かれあい愛し合うようになった笹本紗和(上戸彩)と北野裕一郎(斎藤工)。その一線を越えた関係はいつしか明るみになり、ついに2人は別れざる得なくなってしまった。そして、紗和は夫とも別れ一人になった…。あれから3年――。紗和は海辺の町で慎ましく暮らしていた。オーナーの杉崎尚人(平山浩行)が営むレストランでの見習いと狭いアパートの往復が日課で、北野の夢を見る事さえすでに無くなっていた。海岸沿いの小さな町には、彼女の過去を知る者は誰もいない。一方、大学の非常勤講師となっていた北野は蛍に関する講演を、ある街で行うことに。講演中、客席に目を向けたとき、彼は言葉を失ってしまう。そこには、紗和の姿があった。「神様は、私を試していたのでしょうか」運命のいたずらか、再びめぐり会う2人。あのときに交わした愛を忘れられず、どちらからともなく逢瀬を重ねていく。清流ながれる蛍の住処が“約束の場所”。そんな中、2人の前に現れたのは、北野の妻・乃里子(伊藤歩)だった…。主人公・紗和を演じるのは、自身の代表作と語る上戸さん、紗和と愛し合う北野を斎藤さんが続投するほか、北野の妻・乃里子を伊藤歩、紗和の勤めるレストランのオーナー役で今回初登場となる平山浩行が参加。そして監督には、『県庁の星』『容疑者Xの献身』の西谷弘、脚本を井上由美子、音楽を菅野祐悟が担当するなど、ドラマスタッフ陣が再び集結している。2人がきつく抱きしめあうビジュアルで話題沸騰となり、さらに先日解禁された予告映像は、Youtube内で急上昇映像として取り上げられ、1日で約100万回再生を記録する驚異的な広がりで各所盛り上がりを見せている本作だが、このほどついに、本ポスタービジュアルと劇中カットが解禁!劇中カットでは、会うことが許されない紗和と北野が再会し、もどかしい距離を保ちながらも、お互いを想いあう姿が。紗和の心情的な表情や北野の指に光る指輪が、本作を物語っているようだ。そして、北野と北野の妻・乃里子とのツーショットや、紗和と紗和が働くレストランのオーナー・杉崎との新カットも公開されている。なお、本作がイタリアにて開催される「ウディネ・ファーイースト映画祭」コンペティション部門での上映がこのほど決定!4月24日(現地時間)に上映され、さらに上戸さん、斎藤さん、西谷監督が現地入りし、舞台挨拶が行われる予定だ。『昼顔』は6月10日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:昼顔 2012年11月17日よりMOVIE ONやまがたにて公開
2017年04月14日上戸彩・主演、相手役・斎藤工で社会現象を巻き起こしたTVドラマの劇場版『昼顔』。その主題歌が、唯一無二のデュオ「LOVE PSYCHEDELICO」の書き下ろし新曲「Place Of Love」に決定。さらに内容に踏み込んだ予告映像とともに解禁となった。お互いに結婚していながら愛し合った木下紗和(上戸彩)と北野裕一郎(斎藤工)。その一線を越えた関係はいつしか明るみになり、ついに2人は別れた。紗和は夫とも別れ、1人に。あれから3年――。紗和は海辺の町で慎ましく暮らしていた。オーナーの杉崎尚人(平山浩行)が営むレストランでのアルバイトと、狭いアパートの往復が日課で、北野の夢を見ることさえすでになくなっていた。一方、大学の非常勤講師となっていた北野は、蛍に関する講演を、ある街で行うことに。講演中、客席に目を向けたとき、彼は言葉を失ってしまう。そこには、紗和の姿があった。「神様、私を試しているのでしょうか」。運命のいたずらか、再びめぐり会う2人。あのときに交わした愛を忘れられず、再び逢瀬を重ねていく。清流ながれる蛍の住処が“約束の場所”。そんな中、2人の前に現れたのは、北野の妻・乃里子(伊藤歩)だった……。2014年夏に放送された連続ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」。平日昼間、夫以外の別の男性と恋に落ちる主婦のことを指す造語「平日昼顔妻」をテーマに、道ならぬ恋に人生を狂わせてしまった女性を描き出し、「昼顔」はその年の流行語大賞にノミネートされるなど、社会現象にまでなった。本作では、それから3年が経ち、再びめぐり会う紗和と北野の物語を描く。そして今回、本作の主題歌として、現在4年ぶりにリリースとなるオリジナルアルバムを制作中の「LOVE PSYCHEDELICO」による新曲「Place Of Love」が完成。「LOVE PSYCHEDELICO」の映画主題歌は、草なぎ剛が主演を務めた2004年公開『ホテルビーナス』、2012年公開『任侠ヘルパー』、さらに竹中直人が監督した2013年公開『自縄自縛の私』に続いて4作目。『任侠ヘルパー』は本作の西谷弘監督がメガホンをとっており、5年振りのタッグとなった。今年の初頭に西谷監督からのイメージオファーを受け、書き下ろされた新曲「Place Of Love」は、オリジナリティあふれるギターリフが特徴的な楽曲が多い「LOVE PSYCHEDELICO」のいままでの楽曲とは一味違う。映画『昼顔』の世界にインスパイアされて生まれ出た、深く壮大なストリングスアレンジが印象的であり、叙情的な世界を綴ったメロディアスな楽曲に仕上がっている。また、「LOVE PSYCHEDELICO」と上戸さんとの関わりも深く、連続ドラマ「絶対零度 Season1~未解決事件特命捜査~」、同「Special」、「絶対零度 Season2~特殊犯罪潜入捜査~」において、メインテーマやオープニングテーマを担当してきた縁がある。その主題歌の完成にあわせ、本作の予告映像もついに解禁。再会を果たし、禁じられていながらも再び逢瀬を重ねる紗和と北野。「今度こそ、ちゃんとする」という北野の言葉もむなしく、2人は先に進むことができない。それぞれの葛藤、乃里子の激しい嫉妬、紗和に対する杉崎の関心なども描き出され、「昼顔」の世界観を後押しする楽曲が交錯する紗和と北野の運命を彩っていく。<以下、コメント>■LOVE PSYCHEDELICO西谷監督とは映画『任侠ヘルパー』で、上戸彩さんとは以前ドラマ「絶対零度」でご一緒したこともあり、皆さんと作品の中で再会できることを大変嬉しく思います。「Place Of Love」の制作中に何度もパイロット版を観させていただき、監督とは何度も打ち合わせを重ねてきました。この映画に深く関わらせていただけたことを、光栄に思います。―――KUMI(Vo)素晴らしい作品に参加させていただいたことに、心から感謝しております。作品からのインスパイアもあり、「LOVE PSYCHEDELICO」としてはいままでにない壮大なストリングスを主軸にした新しいサウンドを描くことができました。監督との綿密なやり取りもまた、この「Place Of Love」を作り上げていく上で大きな原動力となりました。貴重な制作体験に感謝しております。エンドロールでの監督の映像と「Place Of Love」のコラボレーションを、楽しみにしております。―――NAOKI(Gt)■上戸彩最初に聴いたときは曲調がすごく「昼顔」っぽいと思いました。特にイントロ部分が「ザ・昼顔」という感じで、歌詞の内容も「昼顔」の主題歌以外としては考えられないほどその世界観にぴったりだと思います。「LOVE PSYCHEDELICO」さんは以前ドラマの主題歌でもご一緒させていただいて、よく聴いていました。私は映画『昼顔』を観終わったとき大きく深いため息をついてしまったのですが、その余韻に浸れて切なくなれる、そして心が苦しくなるような、とても世界観を大事にしてくださった主題歌だと思います。是非劇場で映画と共に感じていただきたいです。■西谷弘 監督「LOVE PSYCHEDELICO」は映画作家として存在した。一方通行的な楽曲提供で終わることはなかった。2人の魂が、哲学が、惜しむことなく何度もスクリーンにぶつけられた。そして生まれたのは永遠に色褪せることのない“茜色の愛の詩”だった。KUMIさん、NAOKIさん、2人のチームメイトに感謝しています。映画『昼顔』は6月10日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:昼顔 2012年11月17日よりMOVIE ONやまがたにて公開
2017年03月28日昨年9月に放送された、女優・天海祐希と石田ゆり子がMCを務めるスペシャル番組「天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋」が、4月12日(水)に再び開店。今回は、新ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」で共演することでも話題の小栗旬と西島秀俊をはじめ豪華な顔ぶれが登場する。「天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋」は、天海さんがママ、石田さんがチイママをつとめる架空の「スナックあけぼの橋」に、ドラマ・映画で活躍するイケメン俳優たちが訪れ、謎めいた彼らのリアルな私生活をお酒の力を借りて聞き出すスナックトーク番組。第1回目には佐々木蔵之介、玉木宏、速水もこみちらイケメン俳優が登場し、恋愛トークなどに花を咲かせていたが、それが好評を博し早くも第2回目が放送決定。今回スナックを訪れるのは、浦井健治、小栗さん、鈴木浩介、滝藤賢一、田中哲司、西島さん、平山浩行という豪華な顔ぶれ。チイママ・石田さんが作ったお酒や手料理を片手に、様々話を繰り広げるのだが、さらに近所のベテランママ・友近も加わり、波乱の予感が…。4月スタートの新ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」でも共演する小栗さん、西島さん、田中さんには、天海さんから「お酒が強い女性と弱い女性はどちらが好き?」や「学生時代のタイプは?」や「2人をデートに誘うならどんなプランにする?」などするどい質問が飛び、たじたじに。また、鈴木さんと滝藤さんは「初めてのデート」や「男らしいプロポーズ」など“結婚”にまつわるエピソードを披露したり、浦井さん、平山さんからも様々な話を聞き出したりしていく。さらに、前回も登場したスナックママのJUJUが飛び入りし、素晴らしい歌声を披露!天海さんと石田さんも振り付きカラオケを披露し、大盛り上がりをみせる。収録を終え、「ほっとして魂が抜けちゃいました(笑)」とやり切った様子の天海さんは、「いつも自分たちが話を聞いてもらうという反対の立場なので、相手の気持ちが分かるはずなんですが、改めてMCはとても大変でした。でもゲストのみなさんがとても優しくてすごく楽しかったです」とコメント。一方石田さんは、「今回も天海さんに本当に助けられました。前回、わたしがあまりにもグダグダでしたので反省を踏まえて、天海さんが中心になって話を回してくださいました。ゲストの皆様にも本当に助けられました」と感謝を語った。また天海さんは、「前回の反省をふまえ“あそこはこうしよう、ああしよう”といろいろ考えていたのですが、いざあの場所に立つと緊張してぜんぜんダメでした…。見ている方も楽しんでいただけたらいいな…と思います」と話し、石田さんは「ぜひ第3弾が実現できたらいいなと思います。もし次があったら、料理はずっとシチューなどをコトコト煮込みみたいな感じで、ゆったり余裕をもってやりたいです」と早くも次への目標を挙げていた。小栗さん、西島さん、田中さんが出演する「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は、小栗さん演じる稲見朗をはじめとする“公安機動捜査隊特捜班”の活躍を、直木賞作家の金城一紀が描いた骨太なアクションエンターテインメント。稲見とともに特捜班に所属する田丸三郎役を西島さん、特捜班メンバーには田中さん、野間口徹、新木優子らが顔を揃えている。「天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋」は4月12日(水)22時~フジテレビにて放送。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は4月11日(火)より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※初回15分拡大(text:cinemacafe.net)
2017年03月21日上戸彩&斎藤工を迎え、社会現象となった連続ドラマを映画化する『昼顔』。この度、本作のポスタービジュアルと特報映像が到着した。平凡な主婦だった笹本紗和は、担任教師の北野裕一郎と出会い不倫関係に陥り、いつしか2人の関係は本気の恋愛に発展。しかし、紗和の存在は北野の妻の知るところとなった。弁護士も交えた話し合いの結果、別れざるを得なくなる紗和と北野。北野は勤務先の高校を退職し、離婚しない意志の妻と遠く離れた場所へ引っ越した。しかし紗和は結局、夫と離婚してひとりになった。紗和と北野に残ったのは、忘れがたい愛の記憶だけだった。あれから3年、紗和は海辺の町で慎ましくひとりで暮らしていた。その町に偶然講演のため訪れた北野。それを知った紗和は想いを抑えることが出来ず、秘かに会場に向かうのだった…。運命のいたずらにより再会してしまった、会ってはいけない2人。3年前に交わした愛が忘れられず2人は逢瀬を重ねていくのだが――。本作は、2014年夏に放送された連続ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の映画化。平日昼間に夫以外の別の男性と恋に落ちる主婦のことを指す造語「平日昼顔妻」をテーマにした、道ならぬ恋に人生を狂わせてしまった女性を描いたドラマ「昼顔」は、その年の流行語大賞にノミネートされるなど社会現象にまで発展。今回映画では、ドラマ版の決夏から3年後、再び出会ってしまった2人の物語を描き出していく。キャストには、もちろん主人公・紗和役の上戸さん、紗和と愛し合う北野役の斎藤さんが映画でも続投するほか、またドラマに引き続き北野の妻・乃里子役に伊藤歩、紗和の勤めるレストランのオーナー役で今回初登場となる平山浩行が出演する。そして監督には、『容疑者Xの献身』『任侠ヘルパー』『真夏の方程式』など数々人気作を世に送り出してきた西谷弘。さらに、脚本を井上由美子、音楽を菅野祐悟が担当するなど、ドラマスタッフ陣が再び集結した。このほど解禁されたのは、ドラマ版のポスターよりも、今回はより踏み込んで、きつく抱き締め合う2人が写し出されたポスタービジュアル。脇には「決して、もう二度と。せめて、もう一度。」というコピーも挿入され、離れることが出来ない2人の様子が伝わってくる、とても印象的なビジュアルに仕上がっている。『昼顔』は6月10日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年01月26日公開初日を迎えた映画『本能寺ホテル』の舞台あいさつが14日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木で行われ、綾瀬はるか、堤真一、濱田岳、平山浩行、田口浩正、高嶋政宏、近藤正臣、風間杜夫、鈴木雅之監督が出席した。綾瀬はるかと堤真一がダブル主演を果たした本作の初日舞台あいさつに、綾瀬と堤を含めた総勢8人のキャストと鈴木監督が勢揃い。戦国時代を舞台にした本作にちなみ、8人のキャスト陣は和装姿で登場した。晴れやかな振り袖の綾瀬は「(着物を着れて)うれしいです。男性陣に囲まれて恥ずかしい気持ちもありますが、お正月気分を引きずった感じですね」と笑顔を見せながら、昨夏に行われたロケの話題となると「すごく熱い真夏の撮影だったので、アブやブヨが一瞬の内に私の足に…。お寺の撮影も多く、藪の中だったので足が8カ所ぐらいボコボコになり、痒くて眠れない夜が続いてました。人生で1番痒かったですね」と告白。そんな綾瀬について堤は「それが綾瀬さんだけだったんです。本人は蚊に刺されただけだと言ってましたが、血がでるまでボリボリかいてました」と明かした。織田信長ら戦国武将が登場する本作にちなみ、「このメンバーが戦国武将だったら、誰が天下統一を成し遂げる?」という質問に、登壇者のほとんどが綾瀬を指名。「俺は嫌だな。こんなすっとこどっこい」と堤だけ否定したが、鈴木監督が「リーダーなんて綾瀬はるかぐらいフラフラしてないとダメなんです。変わらないカリスマ性を持っていますので」と絶賛すると、当の綾瀬は「え~! いいんですか?」とすっかりその気に。とはいえ、近藤から「初日の撮影が終わってから固いみたらし団子を渡されて『これ召し上がってください。カチカチになっているからチンすれば食べられますよ』と。ホテルに"チン"あるか?(笑)」と暴露され、風間からも「女優らしからぬ言葉を口にするんです。お腹痛いという時に『水みたいなの~』って言うんです。そういうことは言っちゃダメ! 状態まで言わなくていいんです(笑)」と指摘されたが、当の綾瀬はあっけらかんとしていた。同映画は、戦国時代と繋がる不思議なホテル"本能寺ホテル"に宿泊したことをきっかけに、綾瀬はるかが演じる主人公・倉本繭子が、天下統一を目前に控えて本能寺に滞在していた織田信長(堤真一)と出会い、騒動が巻き起こるというストーリーが展開する。
2017年01月15日映画『本能寺ホテル』が1月14日(土)に公開を迎え、主演の綾瀬はるか、堤真一をはじめ、濱田岳、平山浩行、田口浩正、高嶋政宏、近藤正臣、風間杜夫、鈴木雅之監督が舞台挨拶に登壇。相変わらずの綾瀬さんの天然ぶりや、濱田さんの意外な酒の失敗の連続が暴露された。『プリンセス・トヨトミ』のスタッフ、キャストが再集結した本作。本能寺跡地のホテルが戦国時代とつながっていた!という奇想天外な展開で、現代と戦国時代を行き来することになったヒロイン、そして織田信長らの奮闘、奔走がコミカルに描かれる。登壇陣は和装で登場。紅一点の綾瀬さんは、あでやかな着物で歓声を浴びたが「お正月気分を引きずっているような感じですね」と毎度の(?)ふわふわした発言で場を和ませる。そんな綾瀬さんと初めて共演し、現場でメロメロだったというのがベテランの近藤さん。初日撮影の後に、綾瀬さんから「ホテルで召し上がってください」とみたらし団子を渡されたそうで「『ええコやなぁ…』と思ったんですけど、『カチカチになってますからチンしてください』って…。ホテルにチンあるか(苦笑)?でも、もらったんだから大事にせなと思って、マネ―ジャーとひとつずつ食べたら…カチカチ!よくあんなものを『いいものあげるわ』みたいに…」と明かす。「フォローしますと、撮影が終わったとき、できたてホヤホヤのみたらし団子を持って来ていただき、それはおいしかったです」とニッコリ。綾瀬さんは、なぜ時間が経ってカチカチの団子をわざわざ渡したのか?と問われ「私も食べてすごく固くて…。こんなみたらしがあるのか?そういうものなのかなって思ったんです。この店のみたらしはこの固さなのかって。有名なお店のものだったので(笑)」と弁明。近藤さんはこの仕打ちにも「そういうところが面白くて素敵。好きです」と公開告白で会場は笑いと拍手に包まれた。一方、綾瀬さんを上回る失敗談を暴露されたのは濱田さん。堤さんは、岡山での撮影のために、濱田さん、田口さんと共に同じ新幹線に乗ったそう。「僕は別車両だったんですが、2人は酒盛りしてて、僕も参加したかったけど、眠かったので寝たんです。岡山について降りても、2人が下りてこないので、もしやと思って、2人の車両まで走っていったら、2人ともゲラゲラ笑いながら(車内でまだ)酒盛りしてて…。窓をドンドンと叩いたら、田口さんはサッと降りたけど、岳くんはそのまま広島まで行っちゃいました(笑)」と驚きの濱田さんの大失敗を明かす。濱田さんは「本当です。参りました」と苦笑い。堤さんが窓を叩いてわざわざ知らせてくれたのに「トントントントン日野の2トンかと思いました(笑)」と飄々と語り、会場は爆笑に包まれた。ちなみに、高嶋さんも、京都で濱田さんと共にプロモーションのために番組収録があったが「僕だけ光秀の鎧兜で、京都を歩くってものだったんですが、岳くんが前の晩に飲み過ぎて遅刻してきて…。僕は始発で京都に来たのに2時間くらい遅れて来た」と暴露!濱田さんは「お待たせしましたけど2時間はうそ!」と言いつつも、遅刻は事実のようで、壇上での公開暴露に苦笑を浮かべていた。また、この登壇者の中で戦国時代に天下を獲りそうなのは?との問いに、堤さんが監督を、そして高嶋さんが堤さんを指した以外、全員が綾瀬さんを指すという展開に!綾瀬さん自身、意外だったようで「いいんですか?私で…」と驚いていたが、堤さんがこれに「俺は嫌だ!こんなスットコドッコイはたまらん!」と正面をきって否定し、再び会場は笑いに包まれていた。『本能寺ホテル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:本能寺ホテル 2017年1月14日より全国東宝系にて公開(C) 2017 フジテレビジョン 東宝 ホリプロ
2017年01月14日女優の篠原涼子がこのほど、主演を務める読売テレビ・日本テレビ系スペシャルドラマ『愛を乞うひと』(1月11日21:00~)の取材に応じ、虐待シーンの裏話などを語った。このドラマは、下田治美の同名小説が原作。幼少時代に母・豊子から凄惨な虐待を受け、愛に飢えていた女性・照恵が、本当の自分を取り戻していくストーリーだ。現代の照恵を軸に、幼少時代の回想シーンも並行して描いていくが、篠原は、現代の照恵と、幼少時代の照恵の母・豊子の2役に挑戦。照恵が控えめな女性である一方、豊子は気性の激しい役柄という両極端な性格で、篠原は「先に豊子を撮ってガンガンやりたい放題大きい声で怒鳴ったりとか、身振り手振りで暴行もやっていたので、引っ込み思案な照恵は、物足りないな、みたいな気持ちになりました(笑)」と、冗談めかして語る。照恵の幼少時代を演じるのは、子役の鈴木梨央。篠原は彼女への虐待を演じたが、最初のリハーサルの時に「本当にごめんね、そんな人間じゃないんだよ」と伝えていたという。しかし、虐待シーンの気持ちの入り方を考え、本番の撮影の際は、言葉でのコミュニケーションを意識的に抑えたそうだ。それができたのは、鈴木があまりにも大人びていたからだそうで、「子供の着ぐるみに入って、実は大人なんじゃないかと思うくらい」と表現。そんな中、ケータリングが焼き肉だったときに「わーお肉だ!」と無邪気に喜んでいる様子を見て、「良かった、子供だ。うちの息子とも遊べそうだ」と、安心したことを振り返った。そして、広瀬アリスが演じる、大人になった現代の照恵の娘・深草に対しては「照恵にとって救いの立ち位置で、それを本当に見事に、ボーイッシュに演じてくださったので、自然な親子という感じに見えてるんじゃないかな」と手応え。普段の広瀬については「私と同じサバサバしているタイプだったので、すごく話が合ってて楽しかったですね」と印象を語った。同作は、1998年に原田美枝子主演で映画化されているが、「虐待をここまで見せてしまうんだということに衝撃があって、それを原田さんが抜群の演技で見せている姿に、同じ女優として挑戦してみたいという気持ちがありました」と感化されたことを紹介。当時助監督だった谷口正晃監督が、今回メガホンを取っているが、さなざまな演出プランを提案されて、「いろいろ引き出しを開けられちゃったなという感じです」と見どころを話している。重いテーマの作品だが「あんまり構えないで見てほしいですね。そして、これを見て自分のことだなと思ったときに、1人でも思い直してくれる人がいたらいいなと思います」と要望。ほかにも、ムロツヨシ、平山浩行、杉本哲太、寺島進、豊原功補、木村多江、上川隆也らが共演し、主題歌は、詞を書き下ろした中島美嘉の「Alone」となっている。
2016年12月12日映画『昼顔』が2017年6月10日(土)に公開される。本作は、2014年放送の連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の続編となる。衝撃のストーリーから3年後、出逢ってはいけない2人が再会する平日昼間に夫以外の別の男性と恋に落ちる“昼顔妻”の人生とその人間関係を描いたドラマは、社会現象をも巻き起こした話題作。上戸彩が演じる主人公の紗和と、斎藤工が演じる相手役の北野が、それぞれに夫、妻がいるにも関わらず不倫関係となってしまうというストーリーだ。いつしかそれは明るみに出てしまい、弁護士を交えた示談の末に2人は引き離され、一生接触を持たないという契約を交わす。紗和は夫と離婚して一人になり、北野は離婚したくない妻と共に遠く離れた場所に引っ越し、ドラマは幕を閉じた。映画はそれから3年後、出逢ってはいけない2人が、遠く離れた海辺の町で再び出会ってしまうところから始まる。監督は、ドラマの演出からの続投となる西谷弘監督。これまで『容疑者Xの献身』『任侠ヘルパー』『真夏の方程式』など数々の作品で、その演出力を高く評価されてきた。また、脚本もドラマ版と同じく井上由美子が手掛ける。キャストも台本を読んで驚いたという衝撃の結末に期待したい。上戸彩、本作で本格的女優復帰出産を経て、本作が本格的な女優復帰作となる上戸彩は、「この『昼顔』は私の中でも新境地を開けた作品だと思いますし、映画『昼顔』ではもうひと踏ん張りして、皆さんにもう一歩新しい“上戸彩”を見ていただけるように、そしてまわりの方々に代表作として認めていただけるように頑張っていきたいなと思います。」とコメント。並々ならぬ意気込みで、日本中の女性がうっとりするような美しく、濃密なラブシーンにも臨むという。公開された劇中カットでは、会うことが許されない紗和と北野が再会し、もどかしい距離を保ちながらも、お互いを想いあう姿が切り取られている。紗和の心情的な表情や北野の指に光る指輪が今回の物語を暗示させる。そして北野の妻である乃里子と、紗和が働くレストランのオーナー杉崎の新カットも。許されぬ恋が辿りついた、大人に捧げるラブストーリーに期待したい。ドラマ「昼顔」振り返り映像映画の公開に向けて、「ドラマ『昼顔』振り返り映像」も公開された。ドラマのあらすじと魅力が詰まったPVとなっており、ドラマを観ていない人でも「昼顔」の世界観を感じることができる。主題歌はラブ サイケデリコの書き下ろしラブ サイケデリコ(LOVE PSYCHEDELICO)の新曲「Place Of Love」が映画主題歌となる。2017年の初頭に西谷監督からのイメージオファーを受け、書き下ろした新曲は、壮大なストリングスアレンジが印象的であり、叙情的な世界を綴ったメ ロディアスな楽曲に仕上がっている。【詳細】映画『昼顔』公開日:2017年6月10日(土)監督:西谷弘脚本:井上由美子出演:上戸彩、斎藤工、伊藤歩、平山浩行他©2017 フジテレビジョン 東宝 FNS27社【映画ストーリー】あれから3年、紗和は海辺の町で慎ましく一人で暮らしていた。その町に偶然講演のため訪れた北野。それを知った紗和は想いを抑える事が出来ず、秘かに会場に向かうのだった…。運命のいたずらにより再会してしまった、会ってはいけない二人。3年前に交わした愛が忘れられず二人は逢瀬を重ねていくのだが…。
2016年10月01日綾瀬はるかと堤真一が共演する映画『本能寺ホテル』の公開日が2017年1月14日(土)に決定。併せて、本作の特報映像とチラシビジュアルが到着した。時は1582年。天下統一を目前に控えていた織田信長(堤真一)は蘭丸(濱田岳)、大塚(田口浩正)ら少数の家臣団と共に京都・本能寺に滞在している。冷酷非道なお館様を前に、戦々恐々とした日々を過ごす家臣たち。そんなとき、風変りな女(綾瀬はるか)が寺に迷い込んでくる。噛み合わない会話を繰り広げているが、その女・繭子は400年後の未来から来たと言う。泊まっていたホテル「本能寺ホテル」のエレベーターが1582年と繋がっていると…。繭子は自身も訳のわからぬまま信長と小姓・森蘭丸との交流を深める中で、次第に信長の人間性に惹かれていく。やがて繭子は、1582年の迷い込んだその日が「本能寺の変」が起きる前日である事に気づき――。興行収入16.2億円の大ヒットを記録した2011年公開の映画『プリンセス トヨトミ』。本作は、そのキャストと製作・出演チームが再集結し、京都を舞台に完全オリジナルストーリーを描く。偶然宿泊したホテルで不思議な体験をする主人公の繭子役の綾瀬さんを始め、冷酷非道ながらも人情味のある織田信長役に堤さん、信長に仕える小姓・森蘭丸役に濱田岳。そのほか、平山浩行、田口浩正、高嶋政宏、近藤正臣、風間杜夫など実力派俳優が脇を固めている。このほど到着したのは、日本の歴史上最も有名で謎に包まれた大事件である“本能寺の変”が描かれる本作ならではの、炎に覆い尽くされた本能寺や合戦のシーンなど大迫力のシーンが盛り込まれ、壮大なスケールを感じさせる特報映像。エレベーターや金平糖、胃腸薬、ぶりぶりぎっちょう…。謎のアイテムやキーワードが飛び出し、どのようなストーリーになっているのか、30秒という短いながらも期待煽る映像となっている。また、素朴な見た目ながらもどこか愛らしさ感じさせる綾瀬さん演じる繭子や、馬にまたがる甲冑姿の堤さん演じる信長など登場人物たちのビジュアルもここで見ることが出来る。さらに、併せて大迫力のチラシビジュアルも2種類が解禁!ひとつは本能寺ホテルの前に佇む繭子。そして、もうひとつは燃え盛る本能寺を眺める織田信長の後姿が描かれているビジュアル。どちらもそれぞれの時代を象徴するビジュアルとなっている。なお、本チラシは10月8日(土)より全国の劇場にて順次掲出予定だ。『本能寺ホテル』は2017年1月14日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月27日海上保安庁に所属する海難救助のエキスパートたちが命を賭けて決死の救助劇を繰り広げる海洋エンターテインメント第4弾となる『BRAVE HEARTS海猿』が8月5日(金)フジテレビ系「金曜プレミアム」で放送される。2004年公開の劇場版第1弾『海猿』から始まり、連続ドラマ「海猿 UMIZARU EVOLUTION」を経て劇場版2作目となる『LIMIT OF LOVE 海猿』の公開。また先週7月30日に「土曜プレミアム」で放送されたシリーズ3作目となる『THE LAST MESSAGE海猿』と公開を重ねるごとに前作を上回る人気を得てきた『海猿』シリーズ。本来3作で終了するはずだったシリーズを新作を求めるファンの声に応える形で再び映画化した『BRAVE HEARTS海猿』は2012年7月13日(金)に全国公開されシリーズ最高の動員を記録した。主人公の仙崎大輔を演じる伊藤英明をはじめとして加藤あい、佐藤隆太、時任三郎らシリーズを通してのキャストのほか、前作から続投の三浦翔平、佐藤さん演じる吉岡の恋人役として仲里依紗、そのほか平山浩行、伊原剛志らが出演。本作では原作コミックの最終話であるシリーズ最大の海難事故“ジャンボジェット機の海上着水”の映像化に挑戦。世界最大級の天然ガスプラント「レガリア」の爆発事故から2年。仙崎大輔(伊藤さん)と後輩の吉岡(佐藤さん)は海難救助のエキスパートであり最も危険な事案に従事する「特殊救難隊」として海難現場の最前線にいた。大輔の妻・環菜(加藤さん)は2人目の子を身ごもり、吉岡にはキャビンアテンダントの美香(仲さん)という恋人ができ、2人は充実した生活を送っていた。そんな折、美香の搭乗するジャンボ旅客機のエンジンが炎上、飛行が困難な状況に。総合対策室の下川救難課長(時任さん)は前代未聞の東京湾への着水を提案。しかし海上着水に成功したとしてもジャンボが浮かんでいられる時間はわずか20分。機体が沈む前に乗員乗客346人全員を助け出す事が出来るのか!?特救隊や現場に駆け付けた第五管区の服部(三浦さん)たち、警察、消防、現場周辺の関係機関を巻き込んだ空前の大救出計画を日本中が固唾を飲んで見守るなか、G-WING206便の村松機長(平山さん)は東京湾着水に向けて降下を始めるが、予想だにしない事態が仙崎たちを待ち受けていた…というのが今回の物語。金曜プレミアム『BRAVE HEARTS海猿』はフジテレビ系で8月5日(土) 21時~放送。(笠緒)■関連作品:BRAVE HEARTS海猿 2012年7月13日より全国東宝系にて公開(C) 2012 F/R/P/T/S/A/FNS
2016年08月05日アーティストの平山昌尚による個展「ゲーム|Game」が、7月16日から8月14日まで東京・目白にあるタリオンギャラリー(TALION GALLERY)にて開催される。平山昌尚は、黒ペンと紙などありふれた道具を用いて、寓意とセンチメント、記号的なおかしみと仕掛けに満ちたドローイング作品を継続的に制作しているアーティスト。国内外で展覧会を開催しており、アートブックも多数出版している。同展ではトランプ、なぞなぞ、すごろく、迷路など、ゲームとして一般的に親しまれているものや、カラスのゴミ漁り、エイプリルフールに付く嘘など、日常のささいな場面や出来事からインスピレーションを得て制作された作品の数々を展示。ユーモアと無意味さ、ルールや拡張性をテーマに、アクリル絵具も用いて描かれた新作のドローイングと立体作品が登場する予定だ。【イベント情報】「ゲーム|Game」会場:タリオンギャラリー住所:東京都豊島区目白2-2-1地下1階会期:7月16日~8月14日時間:11:00~19:00定休日:月・火曜日、祝日
2016年06月26日女優・綾瀬はるか(31)と俳優・堤真一(51)が、映画『プリンセス トヨトミ』(11年)でメガホンをとった鈴木雅之監督と再タッグを組み、映画『本能寺ホテル』(2017年公開)でW主演を務めることが24日、明らかになった。本作は完全オリジナルストーリーで、舞台に選ばれたのは、現代の京都。結婚という人生の岐路に立つ主人公・繭子は、ふとしたきっかけで戦国時代へとつながる謎のホテル"本能寺ホテル"に宿泊することになり、天下統一を目前にした織田信長と出会うが、やがて彼女は、その日が"本能寺の変"の前日であることに気づいてしまう。信長が本能寺の変を事前に知らされていたらどうなるのか、そして現代の女性・繭子は信長を救えるのかといった物語を描く歴史ミステリーとなっている。綾瀬が演じるのは、勤めていた会社が倒産し、彼氏・吉岡の両親の祝賀パーティーへ京都にやってきた繭子。堤は、秀吉の中国攻めの援軍に向かうために本能寺に滞在中、未来から来た繭子に出会う信長役を務める。メガホンを取る鈴木雅之監督や脚本を執筆する相沢友子氏をはじめ、スタッフ陣も興行収入16.2億円を記録した『プリンセス トヨトミ』の面々が再集結。キャストには新たに、濱田岳、平山浩行、風間杜夫らの姿もある。「これまでも何度かご一緒した堤さんや鈴木監督はじめみなさんと、作品を作れるということでとても楽しい夏になりそうです!」と喜ぶ綾瀬。本作を「繭子が、鳴かぬなら殺してしまえホトトギス…あの織田信長と奇想天外なやりとりをするのが見どころ」と紹介しながら、「キャスト、スタッフみんなで、笑っていただける作品をお届けできるよう頑張ります!」とアピールしている。一方の堤も「再び『プリンセス トヨトミ』のスタッフが集まり、新作映画を作ることができてうれしく思います」と、その再会に歓喜。初めて信長を演じることについては、「プレッシャーも感じます」としながらも、「今までにない新しい信長を作っていきたい」と意気込み、「誰もが知る歴史の謎に迫るミステリー映画を、この最高のスタッフとキャストで盛り上げていきたい」と力強く口にする。土屋健プロデューサーは、『プリンセス トヨトミ』チームで「『もう一度映画を作りたい』という思いから、企画がスタートしました」と製作背景を説明。また、「チームが再結集するということで、綾瀬はるかさん、堤真一さんにも出演に快諾を頂き、ストーリーを作りあげました」とも明かし、「綾瀬さんに当て書きとも言えるチャーミングな現代の女の子が、堤さん演じる織田信長に会い…何が起こるか、今からワクワク」「堤さん演じる織田信長は今まで見たこともないぐらいすてきな信長になると思います」と期待を寄せた。映画は、7月上旬から8月下旬までの撮影を予定。場所も物語に沿って、全編を京都で行う。(C)2017「本能寺ホテル」製作委員会
2016年06月24日2011年、大阪城を真っ赤に染め上げ大きな話題を生み、興行収入16.2億円の大ヒットを記録した映画『プリンセス トヨトミ』。今回は、綾瀬はるかと堤真一の強力タッグほか、その製作・出演チームが再集結し、完全オリジナルストーリーで新作映画『本能寺のホテル』を製作することが決定した。これまでの人生、何の疑いもなく流れに任せ日々を過ごしてきた倉本繭子(綾瀬はるか)。勤めていた会社が倒産し、あての無い生活を送っていたところ、彼氏・吉岡恭一(平山浩行)から、「それなら、結婚しよう」とプロポーズをされる。そんないい話はないと周りからも薦められ、流されるままに婚約。そんな時、恭一の両親の金婚式の祝賀パーティに出席するため京都を訪れる。しかし予約していたはずのホテルは繭子の手違いで泊まることが出来ず、途方に暮れた繭子がたどり着いたのは、路地裏にひっそりと佇む”本能寺ホテル”だった。「ようこそ、本能寺ホテルへ」。出迎えた支配人(風間杜夫)に導かれるように、繭子は不思議な世界へと迷い込む。そして、突如、彼女の前に現れたのは天下統一を目前とした名将…織田信長(堤真一)。繭子は自身も訳のわからぬまま“本能寺ホテル”と1582年の本能寺を行き来しながら、信長と信長に仕える小姓・森蘭丸(濱田岳)との交流を深める中で、次第に信長の人間性に惹かれていく。やがて繭子は1582年の迷い込んだその日が、“本能寺の変”が起きる前日であることに気づき――。誰もが知る「本能寺の変」を、事前に信長が知っていたらどうなっていたか?現代の女性(繭子)が、もしも本能寺の変の前日にタイムスリップしたら、どうなるのか?果たして信長を救えるのか? 本作は、現代の女の子と天下統一目前の信長が繰り広げる、時代を超える奇想天外なストーリー。また、監督には『HERO』『プリンセス トヨトミ』などを手掛ける鈴木雅之。大ヒット作品を次々に作り出してきた名監督が、“日本史上最大の謎”を劇中で描く。そして、キャストも『プリンセス トヨトミ』の強力タッグが復活した。 ヒロイン・繭子役には、『プリンセス トヨトミ』では鳥居忠子役を好演し、『海街dialy』『高台家の人々』などの話題作が続く綾瀬さん。そして『プリンセス トヨトミ』では松平元を熱演した堤さんが、自身初の織田信長役に挑戦する。今回の決定に綾瀬さんは「これまでも何度かご一緒した堤さんや鈴木監督はじめみなさんと、作品を作れるということでとても楽しい夏になりそうです!」と喜びを語り、「私が今回演じさせて頂きます繭子が、鳴かぬなら殺してしまえホトトギス…あの織田信長と奇想天外なやりとりをするのが見どころです。キャスト、スタッフみんなで、笑って頂ける作品をお届けできるよう頑張ります!」と意気込んだ。一方、連続テレビ小説「マッサン」や『日本のいちばん長い日』などに出演し、シリアスからコミカルまで多彩なキャラクターを演じ分ける堤さんは、「いまから作品の完成が楽しみ」と話し、また初挑戦の信長役については「プレッシャーも感じますが、いままでにない新しい信長を作っていきたいと思います」と気合十分に語っていた。さらに、織田信長に仕える小姓・森蘭丸役には、「HERO」や現在公開中の話題作『ヒメアノ~ル』など、ドラマに映画に引っ張りだこの濱田岳。濱田さんは「“蘭丸、お前かよ”とガッカリからスタートしているはずなので、あとは上がるだけだと思っております」と自虐しつつも、撮影への強い意欲をみせていた。またそのほか、繭子の婚約者・吉岡恭一役に平山浩行、思わせぶりな言動をする本能寺ホテル支配人役に風間杜夫が出演する。なお本作は、全編京都にて撮影予定しており、7月上旬にクランクイン、8月下旬にクランクアップを予定しているという。『本能寺ホテル』は2017年、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年06月24日堀北真希が特殊能力を持つ女性刑事を演じるドラマ「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」の最終回が16日(水)今夜、放送となる。同作は2014年10月に特別ドラマ企画で放送された作品を連続ドラマ化。女性刑事だけで構成されている部署・捜査第七課を舞台に堀北さんらの活躍が描かれてきた。最終回では、前回の放送で久米警視副総監(寺泉憲)らにより解体の危機にある七課が、圧力を感じながらも真実を追い求める様が描かれる。資産家の長井(久保晶)の殺害事件で、長井の娘だと言い張って遺産の相続を主張していた優香(新妻聖子)とその弁護士・道重(山中聡)が逮捕。しかしDNA鑑定で実の娘だと証明された優香が容疑者のはずはないと雪乃(檀れい)は反発。警視庁上層部からの圧力を無視して“真実”を追おうとする渚(堀北真希)たちに、このままだと“ヒガンバナ”が解散することになると知った幸子(YOU)と凛(高梨臨)も同調。長井の家政婦をしていた晴子(斉藤由貴)の捜査を続行する。捜査によって晴子が家政婦を担当した資産家が10年間で複数人亡くなっていることが判明。渚と雪乃はそのなかで晴子と同姓の顧客だった男性の遺族を訪ねる。そして男性の息子・裕喜(飯田基祐)から、喜一郎は晴子と結婚を約束、全財産を譲るという遺言を遺して死亡していたことをつきとめる。一方、晴子が所属する派遣会社社長で警視庁OBの海原(ダンカン)について調べていた謙人(DAIGO)は、渚の父・悟が所属していた警察署で20年前に行われていた裏金作りの首謀者が海原だったことを突き止める。その事実が報道された直後、悟の事件が発生。事件はマスコミからも世間からも忘れられ、現警視副総監をはじめとする関係者は“不問”に処されたという。さらに当時裏金事件の処理に追われていたすみれ(大地真央)が判断を誤らなければ、悟は死なずに済んだのかもしれなかった。神藤(佐野史郎)の制止を振り切って“ヒガンバナ”と共に捜査を続ける決意を固めた北条(平山浩行)たちの協力で徐々に明らかになる晴子と海原の策略。渚たちは長井殺しの“犯人”とその背後にある真実を明らかにできるのか……!?本作には堀北さんのほか、檀れい、知英、高梨臨、YOU、斉藤由貴、ダンカン、DAIGO、市川知宏、木本武宏、高橋惠子、平山浩行、佐野史郎、大地真央が出演する。ドラマ「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」は日本テレビ系で16日(水)22時~放送。(笠緒)
2016年03月16日堀北真希を主演に迎え、檀れい、知英らが出演のドラマ「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」。ドラマも終盤に差し掛かった本作だが、先日主演の堀北さん、檀さん、DAIGOらが無事クランクアップを迎えたことが明らかとなった。政府の女性登用の機運に乗って、女性犯罪者及び女性被害者対策を目的に設置された非公式の課・警視庁捜査七課。メンバーは、外見は美しいが男性刑事たちを出し抜く一癖も二癖もある女たち。彼女たちは、美しくもその根に猛毒を持つ花“ヒガンバナ”と揶揄される。物語はこの捜査七課を舞台に繰り広げられる――。本作は、昨年10月に金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画にて放送していた「ヒガンバナ~女たちの犯罪ファイル~」が新たに連続ドラマ化されたもの。主人公の刑事・来宮渚役の堀北さんをはじめ、檀さん、知英さん、高梨臨、YOUらが続投。さらに渚の過去のカギを握るキーマンとしてDAIGOさんが出演している。ドラマも終盤に入り、残すところあと2話となった本作。撮影現場では、クランクアップとなる定食屋「さくら」でのシーンが撮影されていた。先にアップしていた一課係長・黒田役の木本武宏も現場に駆けつけ、監督やプロデューサーから俳優陣に花束が贈呈された。キャストたちは無事終了した撮影に、喜びもひとしおの様子。定食屋「さくら」のさくらさん役・大島蓉子は「(出演は)一回くらいかな?と思っていたら、最後まで出させていただいて、もう二度と会えないようなすごい人ばっかり!ありがとうございました。もしPART2があったらよろしくおねがいします」と話し、捜査一課長・北条光佑役の平山浩行は「途中でキャラクターが変わってしまったんですけれども、おかげでこのように楽しくできました。ありがとうございました」と振り返った。また渚の過去を握る謎のフリージャーナリストから、最後はなぜか定食屋「さくら」の従業員になっていた菊池謙人役のDAIGOさんは「本当に7年ぶりの連ドラで素敵なみなさんと共演させていただいてほんとこの素敵な作品に携わることができて。わかりやすく言うとIYって感じですよね!」とお決まりのDAIGO語で感想を述べると、木本さんから「IYってなに?」とすかさずツッコミが。DAIGOさんは「生(I)きてて よ(Y)かった!」と満面の笑みでこたえた。さらに渚とは衝突しながらも最高のバディとなった峰岸雪乃役の檀さんは「11月20日からのインで今日まで本当に長丁場みなさんお疲れ様でした。臨ちゃんと知英ちゃん、YOUさんはあと1日撮影が残っていて、花束持ってないのは悲しいんですが…冬のドラマの撮影ということでみなさん体力的にもすごく大変で辛かったと思います」とインフルエンザにより、YOUさんが撮影に参加することができず残念そうな様子もみせていた。最後に、壮絶な過去とシンクロという特殊能力を抱え、事件解決へ強い使命感を持つ渚役を演じきった主演の堀北さんが「年が明けてからは特に本当にあっという間でした。スタッフのみなさんの大きな愛情に包まれて最後まで頑張れたと思います。ありがとうございました!」とその場を締めて終了した。残りわずかとなった本作だが、物語はいよいよ衝撃のクライマックスへ突入していく…。“ヒガンバナ”たちの活躍は、最後まで見逃せない。「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」は毎週水曜日22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月09日蝶の羽ばたきのような些細なことが大きな出来事を引き起こすことをバタフライ効果という。平山瑞穂さんの新作『バタフライ』のタイトルの意味は、そこにある。「自分のなんでもない行動が誰かの人生に影響を与えているのに、本人はまったく自覚していない。自分たちの日常にもそういうことが起こっているのではないか、という発想がはじまりでした」本作はたった1日の間に、いろんな人の行動が重なって思わぬ出来事が起きる過程を描いた群像劇。登場するのは継父を憎む女子中学生、不登校の少年、正義感の強い元教師の老人、上司に不満を持つOL、小さな工務店の2代目社長、ネットカフェで暮らす青年…。「事実上の主人公は中学生の2人。この年頃は自意識が芽生えているのに自分の力では何もできず、虐げられやすい立場にいる。そこで苦しんでいる子たちは結構いるのではないかと思い、彼らが救われるように描きたかったんです」他の登場人物は、最終的に起きる事件から逆算して生み出したという。彼らの一本の電話が、路上での会話が、公園でのやりとりが、ある出来事を引き起こす。といってもみな駒のように配置されているのではなく、一人一人の事情が奥行きとリアリティを持って描かれているのが魅力。「結局いちばん書きたいのは個々の人間とその人生模様。そこは手抜きをしなかったつもりです。頑張っているのに納得のいく人生を送れていない人ばかりになったのは、意図したことではありません。自分が潜在的に、そういう人たちを書きたかったんだと思います」また、バタフライ効果という仕掛けについては、あるルールを設けた。「一人の人物が何度も少年たちの人生に関わるのは話ができすぎていますよね。ですから一人が2回以上、事件に結びつく役割を果たすことはしない、と決めました」すべてを知るのは作者と読者のみ。全員が幸せになるわけではないが、「いつもその人物の人生の一部を切り取っているにすぎない、と意識して書いています。そのなかで、いい方に向かっていくことが描けたら」あなたも日常のなかで、誰かの人生を変えているかもしれない。そう実感できる一冊だ。◇中学生の七海は、母親の再婚相手から性的虐待を受け苦しんでいた。彼女が心許せるのは、オンラインゲームのチャット相手で…。幻冬舎1500円◇ひらやま・みずほ作家。1968年生まれ。’04年『ラス・マンチャス通信』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。著作に『あの日の僕らにさよなら』『忘れないと誓ったぼくがいた』など。※『anan』2016年3月2日号より。写真・岡本あゆみ(平山さん)森山祐子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2016年02月29日